「あゆ」という字面から何を連想するかでその人の趣味が分かる、という話があったと思います。
何を思い浮かべるかは人それぞれですが、オタク方面に足を突っ込んでいる方はギャルゲーのキャラを思い浮かべたりするのではないでしょうか?
この記事のタイトルにもある「Kanon」の「月宮あゆ」は恐らくオタク方面で思い浮かぶキャラの中では上位に入るキャラでしょう。
この月宮あゆの出るKanonは今期に2度目のアニメ化となり、現在好評放映中です。中国でも原作ゲームの知名度が高く、更に京都アニメーション制作ということでかなりの人気を集めている模様です。
中国ではアニメを翻訳し字幕をつけてネットにアップするファンサブグループ「字幕組」があり、一つの作品で同時に何組の「字幕組」が翻訳を行うかというのが人気のバロメーターの一つにもなっています。
このKanonは現在十数組が翻訳を行っているようで、これはかなりの人気作品ということになります。
ちなみに同系統の作品「Air」の時は最大18組、「ああっ女神様っ」の時は最大で21組、「涼宮ハルヒの憂鬱」の時は二十数組が作品の翻訳を行っていたそうです。
ただ、このKanonには中国語に翻訳する上で非常に頭の痛い問題が存在するそうです。
それが作中のヒロインの一人月宮あゆの名前だとか。
ある字幕組がつけた字幕には
「本作品に出る月宮ayuの名前の部分は全て外字のため、亜由、あゆ、歩、雅、愛雪、鮎の中からどうぞお好きなものを選んで見てください」
というなんだかもう半分ヤケクソの様な注釈がついているそうで。
キャラの名前は非常に重要です。どんなに感動的な作品であろうと脱力する様な名前のキャラでは台無しです。例えばRPGでキャラの名前を「ああああ」にしてしまったり、ヒロインになるとは知らずにネタの名前や男の名前をキャラにつけてしまったといった悲劇は枚挙に暇がありませぬ。
日本の作品を翻訳する場合、仮名表記のキャラの名前をどういった漢字にするかで毎度毎度紛糾しているそうです。
これについては色んな悲喜劇が有りますが、なかでも中国語に翻訳された日本の作品における最大の悲劇といわれている作品に
「きまぐれオレンジロード」
があります。
この傑作青春漫画のヒロイン鮎川まどかは中国でも「心に残るヒロイン」といったランキングを行えば必ずベスト5には入るくらいの人気キャラになっています。
しかし、この鮎川まどかの名前が中国語表記では「鮎川丸子」になってしまってるんですね。日本では「まどか」という字でしたら大体「円」という漢字を当てると思いますが、中国には「円」の字はありません。恐らく悩んだ末にこの「丸子」になったのだとは思いますが、これはかなり厳しい。
青春モノのヒロインが「ちびまる子」になってしまったというか。また、この「丸子」という言葉は中国語だと肉団子の意味が有ります。更に、翻訳とはちょっと違いますが中国語だと「鮎」の字の意味が「ナマズ」になってしまったりします。
そんな訳で鮎川まどかの中国語名の意味を日本語に訳すと
「ナマズ川肉団子」
というのになってしまうのですな。これを悲劇といわず何を悲劇というのかorz
それから考えると↑の方の字幕組の注釈はある意味サービス精神に溢れているのかもしれません。一種の脳内ヒロインセレクトシステムですかね、うむ。
Kanonについている字幕については
こちらのブログ(中国語)
でキャプ画像が紹介されているのでどうぞ。
↑の字幕組の挙げている脳内変換例以外にも阿柚、愛夢といったのが出ています。
ちなみに一番下の二つはパロディというかコラですね。
こういった感じで月宮あゆの中国語表記の候補は亜由、歩、雅、愛雪、鮎、阿柚、愛夢と結構な数が挙がっています。
「亜由」は普通に変換した時の名前候補だと思います。
「歩」は、恐らく浜崎あゆみの中国語表記が「浜崎歩」なのでそっちから来ているのではないかと。
雅はなんで候補になったのかちょっと分かりませんが「みやび」と読む方ですね、マサと読んではいけません。
鮎は他のゲームにこの字を使っているキャラがいるので無難にも思えますが、中国語ではナマズの意味なので少々問題が有るようで。
残りは翻訳サイドが頭をひねって作った当て字だったりするみたいです。
キャラの名前は作品の大事な部分です。うっかりおかしな名前が定着してしまうと非常に厳しいといいますか。今回の「月宮あゆ」も響きや字面のいい表記が定着することを祈らずにはいられませぬ。
何を思い浮かべるかは人それぞれですが、オタク方面に足を突っ込んでいる方はギャルゲーのキャラを思い浮かべたりするのではないでしょうか?
この記事のタイトルにもある「Kanon」の「月宮あゆ」は恐らくオタク方面で思い浮かぶキャラの中では上位に入るキャラでしょう。
この月宮あゆの出るKanonは今期に2度目のアニメ化となり、現在好評放映中です。中国でも原作ゲームの知名度が高く、更に京都アニメーション制作ということでかなりの人気を集めている模様です。
中国ではアニメを翻訳し字幕をつけてネットにアップするファンサブグループ「字幕組」があり、一つの作品で同時に何組の「字幕組」が翻訳を行うかというのが人気のバロメーターの一つにもなっています。
このKanonは現在十数組が翻訳を行っているようで、これはかなりの人気作品ということになります。
ちなみに同系統の作品「Air」の時は最大18組、「ああっ女神様っ」の時は最大で21組、「涼宮ハルヒの憂鬱」の時は二十数組が作品の翻訳を行っていたそうです。
ただ、このKanonには中国語に翻訳する上で非常に頭の痛い問題が存在するそうです。
それが作中のヒロインの一人月宮あゆの名前だとか。
ある字幕組がつけた字幕には
「本作品に出る月宮ayuの名前の部分は全て外字のため、亜由、あゆ、歩、雅、愛雪、鮎の中からどうぞお好きなものを選んで見てください」
というなんだかもう半分ヤケクソの様な注釈がついているそうで。
キャラの名前は非常に重要です。どんなに感動的な作品であろうと脱力する様な名前のキャラでは台無しです。例えばRPGでキャラの名前を「ああああ」にしてしまったり、ヒロインになるとは知らずにネタの名前や男の名前をキャラにつけてしまったといった悲劇は枚挙に暇がありませぬ。
日本の作品を翻訳する場合、仮名表記のキャラの名前をどういった漢字にするかで毎度毎度紛糾しているそうです。
これについては色んな悲喜劇が有りますが、なかでも中国語に翻訳された日本の作品における最大の悲劇といわれている作品に
「きまぐれオレンジロード」
があります。
この傑作青春漫画のヒロイン鮎川まどかは中国でも「心に残るヒロイン」といったランキングを行えば必ずベスト5には入るくらいの人気キャラになっています。
しかし、この鮎川まどかの名前が中国語表記では「鮎川丸子」になってしまってるんですね。日本では「まどか」という字でしたら大体「円」という漢字を当てると思いますが、中国には「円」の字はありません。恐らく悩んだ末にこの「丸子」になったのだとは思いますが、これはかなり厳しい。
青春モノのヒロインが「ちびまる子」になってしまったというか。また、この「丸子」という言葉は中国語だと肉団子の意味が有ります。更に、翻訳とはちょっと違いますが中国語だと「鮎」の字の意味が「ナマズ」になってしまったりします。
そんな訳で鮎川まどかの中国語名の意味を日本語に訳すと
「ナマズ川肉団子」
というのになってしまうのですな。これを悲劇といわず何を悲劇というのかorz
それから考えると↑の方の字幕組の注釈はある意味サービス精神に溢れているのかもしれません。一種の脳内ヒロインセレクトシステムですかね、うむ。
Kanonについている字幕については
こちらのブログ(中国語)
でキャプ画像が紹介されているのでどうぞ。
↑の字幕組の挙げている脳内変換例以外にも阿柚、愛夢といったのが出ています。
ちなみに一番下の二つはパロディというかコラですね。
こういった感じで月宮あゆの中国語表記の候補は亜由、歩、雅、愛雪、鮎、阿柚、愛夢と結構な数が挙がっています。
「亜由」は普通に変換した時の名前候補だと思います。
「歩」は、恐らく浜崎あゆみの中国語表記が「浜崎歩」なのでそっちから来ているのではないかと。
雅はなんで候補になったのかちょっと分かりませんが「みやび」と読む方ですね、マサと読んではいけません。
鮎は他のゲームにこの字を使っているキャラがいるので無難にも思えますが、中国語ではナマズの意味なので少々問題が有るようで。
残りは翻訳サイドが頭をひねって作った当て字だったりするみたいです。
キャラの名前は作品の大事な部分です。うっかりおかしな名前が定着してしまうと非常に厳しいといいますか。今回の「月宮あゆ」も響きや字面のいい表記が定着することを祈らずにはいられませぬ。