「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2006年12月

海底ケーブル切断の余波で中国のオタクもピンチ?

台湾で26日に地震があり、海底ケーブルが損傷し、その状態がしばらく続く模様です。
1月2日から修復工事を開始し、完全に復旧するのは1月中旬以降。
それまではネットや国際電話などで若干の不便が続くとの事です。

……が、実はこれ中国のオタクにとっては結構でかいダメージだそうで。
海外、特に日本のサイトへのアクセスがかなり遅くなってしまったとのこと。
知り合いの中国オタクからは

「コミケも始まるっていうのに、年末年始は実質アクセス不可能かよ!?」
「この忙しい中(中国の学生はこの時期、学期末の真っ最中です)の俺の心の安らぎっつーか癒しがorz」

という魂の叫びが聞こえてきたりなんだりもw

それから、良いんだか悪いんだかなんとも言えませんが日本のPCとやりとりする事が多いwinnyやshare等のP2Pファイル交換ソフトも使えなくなっているようで、アニメの最終回が見れない!、最新の雑誌の画像ファイルが手に入らない!という悲鳴も。
うーむ。

ちなみに、日本から中国へのアクセスはどうかというと、私がネタ収集で巡回しているサイトはもともと規制がかかっていたのでケーブル損傷前とそんなに変わったようには感じられませぬ……
もともと非常に遅かったわけですし。
ただ、MSNなんかも調子が悪くなっていますから不便な面も結構有ります。

何はともあれ、復旧が出来るだけ早い事を祈っております。

やっと復活

どうにか体調も戻って、仕事の方も今年の分は終わりました。
これからまた、ぼちぼちと更新していきます。

日本の12月は久々

ちょっと体調を崩しているので更新はお休みをorz

気が付いたら13回ほど日本で年末を過ごしていないといった事になっていました。
今年は久々に日本で年末を過ごす事になります。特に予定があるわけではないのですが、何となくダラダラするだけでも楽しみだったりします。

中国だと12月は春節(旧正月)の長期休暇直前な上に学期末だったりするわけで、休みとかなんとかいうのはほとんど無いというか。
一応1月1日は休みになりますが他はほぼ平常運行。
ただ、最近は小中高の学校は正月前後で7日くらいの休みにする事もあるそうです。

中国オタクの涼宮ハルヒの憂鬱オフィシャルサイトでの消失ネタへの反応

今年のアニメでは最大のキラータイトルになった「涼宮ハルヒの憂鬱」ですが、現在オフィシャルサイトで作中のネタを使ったイベント(?)が進行中です。
詳しくは
「涼宮ハルヒの憂鬱 オフィシャルサイト」における、消失ネタを巡る大まかな流れを参照ということで。

この作品、当然中国のオタクの間でも大人気でして今回のイベントにも中国のオタクは反応しております。
中国のアニメ関連の掲示板ではコレに関連したスレが立っていたりもするのでちょっとその紹介を。
例によって訳は物凄いテキトウです。


今日、ハルヒの公式サイトが消えた……
小説持ってるやつは4巻を見てみろ!涼宮ハルヒの消失だ!
そうだ!今日は12月18日だ、世界の変わる日だ!
(イベントの内容紹介なので一部省略)
HPのソースの最後に長門の残した情報がある。
「-- プログラム起動条件・鍵をそろえよ。最終期限・三日後 --」

オフィシャルの連中もよくやるよな……

中国語のFirefoxだとその文字出ねぇよ……

うお、ネタだったのか?俺はネットワークの設定見直してたよ

3日後どうなるのかね

京アニ、すげぇぇぇぇぇぇ!!!

どうやってこの世界から脱出すればいいんだ

エラーが出てデバッグするかとか出てるんだが、どうすればいいんだ!?
yes押しちゃって良いのか?

世界を変える鍵を手に入れたな……

マジレスするが、落ち着け。それは単なるランタイムエラーだ。

見れねぇ、中国語OSじゃダメなのか

オフィシャルサイト、ホント何やってくるかわからねぇな

キャラクター紹介も消えたぞ

ハルヒって誰だ?ウチのクラスにそんなやつはいないぞ

おい、文芸部にすげぇ萌える子がいるぞ、入部だ!



とまぁ、こんな感じでイロイロ反応が。
中国語のブラウザでソースを表示すると文字化けしてしまうことがあり、当初は混乱したみたいです。
他にも作品の内容にあわせたやりとりが行われていたり、かなり楽しんでいますね。

ちみに、知り合いの中国のオタク曰く
「涼宮ハルヒを作った京都アニメーションはこっちでもアホだ(ほめ言葉)と皆思ってるぞ」

とのことですw

北京の携帯ゲーム市場はPSPが優勢・・・・・・しかし

先日の「中国での次世代機」で中国では携帯ゲームの方にはまだ勝負が付いてないと書きましたが、これ少なくとも北京では決着が付いてるらしいです。
それも、「PSP優勢」で。

最近若い年代の人はPSPを持ち歩いてるのがかなり目に付くみたいです。
何故PSP持ちが増えたかというと、ぶっちゃけていえば「メディアプレイヤーの代わり」という答えを頂きましたw
残念ながらゲーム機として優位に立ったというわけではないようで。

動画を見たり、ダウンロードしたコミックを画像ビューアでみたりするのが便利だとか、ipodよりも画面が大きくてキレイだからとか、mp3プレイヤーの代わりだとか、多機能フラッシュメモリだとか、そんな感じで使ってるみたいです。
ニンテンドーDSの方は基本的にゲーム機の機能だけですからその辺で差が。
PS2が発売されたばかりのころDVDプレイヤーのついでにということで買う人が結構いましたが、それと似たような所も有るんでしょうね。

ただ、肝心のPSPのゲームについてはどうかというと
「あんまり数がないからちょっと……」
という身も蓋もない意見が。
また、最近発売したウイニングイレブンのPSP版なんかはキラーソフトにならないのかと聞いても
「あれは操作性が悪くてダメ」
とこっちも厳しい意見。

ゲームソフトについては、DSの方が評判良いみたいですね。
マリオカートなんかは大人気ですし。
他にも動物の森や牧場物語、悪魔城ドラキュラなんかが人気タイトルだとか。
あと、最近ではFF3も人気だそうです。

PSPの方が優勢とはいえ、ゲーム機として見るとDSの方が評判いいというのは何というか、かなり微妙な所ですな。

少年サンデーの方も中国に出ているみたいです

前回コロコロが中国本土に上陸しているという事を書きましたが、それについて公式サイトが有るというのを教えて頂きました。

龍漫

定期購読の申し込みも出来るようなのでもし見つからなければココを通じて手に入れるというのもアリですな。

このサイトによると、どうやら少年サンデーも中国に上陸しているようです。
それと中国の少年サンデー「少年星期天」の発行ペースですが、さすがに週刊ではなく月刊での発行の様ですね。

中国本土の方ではジャンプとマガジンは単行本形式では正式に権利を取って発刊されている作品はありますが雑誌ベースではまだ出ていない(はず)なので、こちらではサンデーがジャンプとマガジンの先を行っているみたいです。
台湾などではジャンプとマガジンの現地誌が週刊ペースなのに対しサンデーが隔週だったのでサンデーが頭一つ低いといった印象も受けたのですが、大陸の方では先手を取った模様です。

内容はコロコロの時と同じで中国系漫画と日本の漫画が半々くらい。
ただ、現在サンデーで連載されている作品は犬夜叉と名探偵コナンだけです。もう一本、何が入るかといいますとなんとサンデーGXの方で連載されている新暗行御使がw
これはちょっと羨ましい組み合わせかもしれませんね。

コロコロコミックは中国にも進出

私が小さい頃は漫画雑誌といえばコロコロで次がボンボン。
特にコロコロはおもちゃや遊びの情報の発信源としてかなりの影響力を持っていました。
ミニ四駆やポケモンなど、コロコロが関与した(?)流行も少なくないですね。
最近は昔ほどの勢いは無いとも聞きますが、まだまだ影響力は大きいかと思います。

そんなコロコロコミックですが、中国の大陸の方にも進出しているのをつい最近知りました。
台湾の方では「快楽龍」の名前で売られているのを知ってはいたのですが、大陸の方で売っているというのは初耳。
コロコロの中国語名は「龍漫 coro-coro」で、表紙はこんな感じです。


コロコロ大陸版













6,700Pくらいあった日本のほど分厚くはなく、大体2,300Pくらいみたいです。漫画のほかに企画やホビーの紹介があるのは日本と同じ。
連載されている漫画は日本の作品と中国の漫画家の作品が半々くらい。
現在日本の漫画で連載されいているのは
「ドラえもん」「コロッケ!」「ロックマンエグゼ」の3本。
それと、別冊付録としてポケモンのコミックが付いたりなんて事も有るようです。

コロコロの大陸版は売り始めてから結構経っているみたいです。
現在の公称部数は中国全土で16万部、北京だけで2万部だそうで。
ただ、この間北京に行った時も売ってるのを見た記憶がないのですよね。
中国の雑誌は街頭スタンドで売られている事が多いので、書店メインで回ってしまったのが原因かと思いますが。

中国のコロコロも主なターゲットは小中学生かと思います。
今の所、中国ではまだ子供向けのジャンルの漫画はそれほど確立されていません。
そんな中でキッチリと作家を抱えている(らしい)コロコロは面白い事になるのではないかと思います。
中国では今後この層の読者の獲得が熾烈になってくると思いますが、コロコロがどんな地位を築く事が出来るのか、とりあえず要注目ですね。

中国では厳しいコメディ、ギャグ作品

先日「中国でウケたコメディ、ギャグ作品」というのをやりましたので、今度は中国ではウケない、反応が悪い作品についてを。

それで、中国で日本のギャグ漫画はどの辺りまでがOKなのか。
私の周りの中国人のオタクに聞いたりしたことや、経験をちょっと書いてみます。
まず、
言葉の「受け」というか「ノリ」でやるタイプのギャグ
は難しいらしいです。
一発ギャグなんかもこの範疇に入るのかな?シェーとか、ぐわしとか。

例えばこの間ネットを爆笑の渦に叩き込んだポエム「サマー」はダメでした。
それと同じで空耳アワーなんかも厳しいようです。
画のインパクトがあるタイプの空耳はそこそこいけるみたいですが、例えば某プリンスの「Don’t stop dancing」が「農協牛乳」と聞こえてしまう事のインパクトはやはり通じ難いみたいです。
逆に「ブレイク工業」の様な社歌というマジメであるはずの曲がアニソンばりの歌になっているというのはOKのようで、私の知り合いの中国人オタクにもカラオケでこれを熱唱してくれるナイスガイがいたりします。

知り合いに中国へ来ている作品を例に挙げていくつか聞いてみましたが、
「あずまんが大王」
などは分かると分からないの差が出ている様に感じられました。
他に久米田康治の作品や木多康昭の作品も少々厳しい感じがしましたが、作中のネタについての知識をクリアすれば理解できるみたいです。
そして、最終ラインが多分「魁!クロマティ高校」
一応、クロマティ高校を理解できるのもいるにはいるのですが、やはりここまでくると非常に厳しいようです。

クロマティ高校については、以前海賊版アニメの市場状況を調べていた時に印象的なことが有りました。
一連のアニメの海賊版でクロマティ高校だけがなぜか一巻目だけで続きが出てないというのがあり(当時は日本のアニメはほぼ出ていました)、留学生仲間が疑問に思って海賊版売りのおばちゃんに聞いてみたところ
「中国人看不懂!(中国人、これわかんない!)」
と断言されなどということがw

そして、うすた京介作品あたりになるともうアウトの様です。
マサルさんやジャガーには理解不能との声があがっていました。
以前マサルさんの「よろしく仮面のテーマ」を流したとき、日本人オタクと中国人オタクの反応がはっきりと別れたなんてことも。

とりあえず、笑いというのは単純に思えて難しいものですな、という言葉で今日は〆させていただきます。

中国からの救援物資到着

本日、中国のオタクより救援物資が到着しました。
具体的には中国のライトノベル(?)と向こうの絵師の画集。
ありがとう、スネーク&ブライアン!

中国の中高生辺りの層が読んでる小説とかが読みたい、と駄々をこねている私を見かねて送ってくれたようですw
中国にいる間文字媒体の方はほとんど調べられなかったので後悔してたのですよね。(私が金庸とかの武侠小説を読んでばかりだったのが原因という話も有りますがorz)

届いた小説は「人鬼降」と「九州羽伝説」。

「人鬼降」の方はちょっと前のジュブナイル小説というか、伝奇小説みたいな感じですね。次々と展開するバトル描写が熱いというか。
「九州羽伝説」は中華系ファンタジー世界での戦記モノといった感じでしょうか?以前ちょっと記事でふれた事も有る西遊記二次創作のネット小説「悟空伝」の作者が書いてます。ネットゲームのノベライズ?みたいですがちとハッキリしません。巻末に世界設定がついてたりします。

画集の方はshelの「風色四葉草」。
水彩系の繊細なタッチの絵ですな。
主に小説の挿絵等で活躍しているイラストレーターの人みたいです。
この人の絵なら日本のライトノベルやってても違和感無いですね。

とまぁ、こんな感じのモノが届きました。
とりあえず読書開始ということで。

中国でウケたコメディ、ギャグ作品

笑いは世界の共通言語といわれることも有りますが、コメディやギャグといったジャンルの漫画やアニメは簡単なようで難しいジャンルだと思います。
自分が面白いと感じるものがそのまま他人にとっても同じとは限りません。
昔読んだ漫画を今読んでみると当時ほど面白いと感じなくなったり、時代や年齢によっても違いは出ると思います。
自分にとって面白いことが他の人にとっては面白くなかったり場合によっては不謹慎になってしまたりする様な事もよくあります。

それはまぁさておき、そんな諸々の事にも負けずに中国で受けているコメディ、ギャグ作品は有ります。しかも、日中関連のことを考えるとやばそうなのがw

中国でここしばらくの間にウケたコメディ、ギャグ作品というので挙がるのは「ケロロ軍曹」と「フルメタルパニック? ふもっふ」かと思います。
ケロロ軍曹は香港で映画が上映されていますし、ふもっふの方は外伝とはいえ本編そっちのけの大人気です。

ただ、この二つの作品はおもしろいけど中国人に薦めるのはまずいんでない?という作品だったりもします。

「ケロロ軍曹」はもうキャラの造詣や名前からして日本軍ネタに直撃していますし、作中に出てくる「ポコペン」星人が当時の日本軍が使った中国人の蔑称だったりします。
この「ポコペン」は日本でも問題とされ、アニメ化されるときに「ペコポン」に変更されたという過去なんかもあります。

「フルメタルパニック? ふもっふ」の方は現代日本を舞台にした軍事モノ(ギャグですが)ということで、まず二の足を踏んでしまうといいますか。日本の軍備については中国は敏感ですし。
そしてもう一つ問題なのがこの作品の世界設定。
作中の世界は現在の世界とは少々違い、冷戦が終結していません。そして中国が分断されているのですね。しかも香港にいたっては分割統治。
中国はそれぞれ東側の人民解放委員会(北中国)と西側の中華民主連合(南中国)という名前の陣営になっています。
もう、なんつーか危険です、おもいっきり。
中国の領土問題はシャレになりませぬ。

この二つの作品について、最初のころは中国のオタクの面々も微妙に自粛していたみたいです。イベントでケロロ軍曹を看板に描くのはやめておく、といった事をやっていたそうですし。
ただ、最近のブロードバンドの普及によって日本のコンテンツを見る頻度も上がりオタクの数も増えてきており、何時の間にやら気にしなくなってきた様に感じられます。
ここまでファンの数が増えてくると皆が皆これの作品の設定を理解したうえで楽しんでいるわけではないかと。
翻訳を通した段階で消えている情報なんかもありますしね。
例えば、ケロロ軍曹のアニメの「ペコポン星人」は「藍星人」という地球人に似たようなニュアンスになっていますし、ふもっふの方はそもそも外伝ですから舞台は主に主人公たちの通う学園で世界情勢などは出てきません。

もちろん、これらの問題の色眼鏡を通して作品を見たり否定したりすることはつまらないことだと思います。
ただ、こういった事を知られずに作品が広まってしまうのもなんというか。
いつか風向きが変わって批判の対象になるのではないかと思うと、ちと不安になりますなw
普通に作品を楽しんでもらえるというのが一番良いんですけどね。


中国では厳しいコメディ、ギャグ作品
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
表紙は日本鬼子&小日本、帯の推薦は岡田斗司夫様と、本の外側については管理人が怖気づくようなレベルになっています。中身も表紙サギにならないようできる限り頑張ってみましたので、よろしくお願いします。 ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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