「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2007年08月

何故中国ではネトゲで死人が出るのか

今回日本に来た中国オタク軍団と話していて、イロイロと面白い事を聞きました。
今日はその一つ「中国人がなぜネットゲームにはまるか」というのを。

中国人とネットゲームの組み合わせというのはあまりいい話を聞きませんよね。
プレイスタイルの問題も有りますし、RMTに絡む出稼ぎゴールドファーマー、
更にはゲームにはまった挙句遊びすぎで死亡したり、PKされてキレて殺人事件に発展したなんてのも有ります。

確かにネトゲは面白いものでしょうけど、なんでここまではまるのかと常々疑問に思っていた所、その答えを彼等が教えてくれました。
結論から言えば

「ネトゲほど安くて面白い遊びは無い」

ということが理由らしいです。

中国の物価や遊興費などはズンドコと上昇しています。
現在、例えばビリヤードを遊んだとすると1時間15〜30元、カラオケやボーリングだと一人30〜50元くらいになるそうです。
コレに加えて飲み食いすると更にかかります。
最近の北京の大学生は一ヶ月諸々コミで600〜800元程度で暮らすのが一般的らしいのですが、この中から遊ぶお金をひねり出すのは結構厳しいものが有ります。
そして、これよりもっと厳しい経済状況の人も少なくありませぬ。

しかし、ネットゲームは非常に安く済みます。
自前のPCがあれば通信費用と基本料金だけですし、ネットカフェで遊んだ場合でも1時間2〜3元くらい。
ネットカフェの一晩コースでも10元程だそうです。
このくらいだったら毎週週末をネットカフェで過ごしたりするのもそんなに難しくありません。

中国経済が成長して様々な「遊び」が増えましたが、基本的にどれも楽しむにはお金がかかります。
その中でネトゲは抜群にコストパフォーマンスが良いという訳で。

「他の遊び」という選択肢も有るには有るものの、それを楽しむにはお金がかかりますから、懐具合によっては無いも同然です。
そんな時ネトゲは唯一の選択肢であり、しかも面白い。
必然的にネトゲにはまってしまう訳ですな。
それこそ遊びすぎで死人が出るほど。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。


何故中国ではネトゲで死人が出るのか 続き

中国オタク、コミケへ 漫遊編

コミケも無事終了し、現在関西方面へ行っている中国オタク軍団。
彼等が東京にいた間どんなところに行ったりしたか?
という質問を頂きました。
というわけで、今回は彼等が遊びに行った場所についてをw
私は今回仕事があったので土日以外は付き合えなかったのですが、彼らから教えてもらった事をざっと書いてみます。

まず、一般的なところでディズニーシーや花火大会も行ったそうです。

そしてオタ関連。最初に
「メイド喫茶に行きました」
とのこと。
もう、なんか日本が世界に誇るアレな文化になっちゃってますな>メイド喫茶

とりあえず、秋葉原には頻繁に通っていたようです。
宿泊先からも近い、というか秋葉原との距離で宿泊先を決めたような感じで実質1日1秋葉原。
目的は主にPC系ですが、
秋葉原のNAGOMIと@homecafe和風に行って萌え萌えジャンケンをやったそうです。
というか、萌え萌えジャンケンが如何なるものかを日本語で解説してくれました
その説明を聞きながら、彼等の日本語が本当に上達したと実感しました。
実感したネタはアレですが。
それから、メイド喫茶の客に女性客やカップルがわりと多かったのが意外だったとも。

池袋にも行ったそうです。
そして、そこのロールプレイ喫茶に感心しておりました。
ただ、池袋では乙女ロードで頼まれたBLCDを買うというミッションが有ったそうで。
かなりキツイ局面もあったようですな、うむ。
池袋ではゲーセンにも行ったそうで、日本のカードゲームの増殖ぶりに驚いたとのこと。三国志大戦などは知っていたようですが、サッカーまでカードでやるのは想像していなかったそうです。

それから、今回初めて行ったのですが中野ブロードウェイもいい感じだったようです。一つの建物に纏まっているのでわかり易いのが良かったとか。
(といっても、例のエスカレーターでは迷ったのですが)
あと、まんだらけのプレミア価格なんかも面白かったみたいですな。


とりあえずこんな所で。
彼等曰く「本当に寝る間も惜しい」とのこと。
どんな感じであれ、日本を満喫して行ってほしいものでございます。

中国オタク、コミケへ 反省編

現在中国オタク軍団は売れ残りの本や戦利品のまとめ作業でドタバタとやっております。
その横でブログを更新。

今日は彼等のコミケの感想を反省点メインで紹介を。

まず、普通の感想

前回やりきれなかったことはやった。満喫した。
買い物するだけで精一杯だった前回と違い、挨拶も出来たし、ゆっくりとコミケを見て回れた
(彼等は前回一般入場で入ってます)
サークル入場と一般入場の差を物凄く実感した。
頑張って「うたわれるものラジオ」のものを手に入れられたのがうれしい


次に反省点

売り物大混乱
今回彼等のスペースは少年創作にあったのですが、せっかくだからと他のサークルから託されたものがイロイロと増え、最終的には非常に雑多なものになってしまいました。
しかも直前になって増えたものがほとんどで売り物の把握すらままならない事態に。
当日来て頂いた方はご覧になったと思いますが

新刊
新刊のおまけDVD(コスプレ画像に自作アニメや歌)
前回売れ残った本
カードゲーム
ドラマCD
自作ロリータ服


が並んでいたと思います。
コレについては彼等も頭を抱えておりました。
特にロリータ服はどーするべきかと本気で悩んでました。

少年創作なのに、コスプレ写真にロリータ服……どうすれば?
服は看板の代わりにはなったけど、いよいよもってどんなサークルか分からなかった

とかなんとか。

他にもカードゲームは事前に渡されたルール説明が日本語版中国語版両方とも「よく分からない」ものだったので売ってる方がルールをちゃんと把握できていなかったのも厳しかったとのこと。
このカードゲームについては、ルール説明のためにリプレイを作ろうかと考えている
そうです。
コスプレ写真も評判自体は悪くなかったので、次回参加するならその辺をちゃんと分けておきたいとか。

とりあえず、こんな所で。
中国オタク軍団は明日から関西の方へ進撃するそうです。


中国オタク、コミケへ コミケ当日

中国オタク、コミケへ 準備編

中国オタク、日本へ!コミックマーケット72編

中国のアニメ放送

PCのディスプレイが故障するというアクシデントに見舞われましたorz
昔使っていたのを引っ張り出して、どうにかやっております。

それはそうと、今日は中国のテレビのアニメ放送についてを。
中国でアニメ鑑賞といえばP2Pやネット動画といったグレーというかブラックなイメージがありますが、大人気になるアニメはやはりテレビで放送されたものが多いですな。

まず、中国のテレビについてざっと。
中国のテレビ局は
省レベルのテレビ局-市(省会城市)レベルのテレビ局-地方都市レベルのテレビ局
に分けられています。
国営テレビ局の中央電視台(CCTV)も省レベルのテレビ局に位置づけられ、北京市や上海市など四つの直轄市と五つの自治区のテレビ局も省レベルのテレビ局です。
各テレビ局はニュース、経済、スポーツ、ドラマ、映画、音楽、児童向けなどの内容の分野ごとに分けられており、いくつものチャンネルがあります。
この中で主に児童チャンネルやアニメチャンネル、たまに総合や映画チャンネルでアニメが放送されています。

最近は政府の指導も有りますし、中国国産のアニメも増えているので外国産のアニメの放映は減少傾向にある様です。
それから、海外のアニメを紹介する番組でアニメクリップの様な形で国外のアニメを流すことも有るそうです。アニメクリップだとそんなに問題ないんでしょうかね?

日本のアニメがどれだけ放送されてるか、今ちょっと調べた所ではハッキリしなかったのですが、昨年はドラゴンボールやCAT'S EYE、頭文字Dとかの放送をしていたみたいです。
他にも名探偵コナン、テニスの王子様、中華一番、スラムダンクなどは人気が高かったとか。

それから、中国と日本では放送するペースが違ったりします。
日本は基本的に週一の放送ですが、中国では基本的に「毎日」放送されます。
周5〜7になるわけですな。これはドラマ等も同じです。
日本の1、2クールで完結する作品は尺が短すぎるから輸入されないといった話をどこかで聞いた事があるのですが、この放送ペースからすると正しい話のかもしれませんな。

かなり適当な内容になってしまいましたがとりあえず、こんな所で……
ツッコミ&情報提供大歓迎にございます。

中国オタク、コミケへ コミケ当日

というわけで、中国オタクのコミケ参加についての報告を。
遅れて申し訳ありませぬ。

今回は単独サークル参加となった彼等。
しかし、予定していた応援が来れないということで私も売り子として手伝いに行く事に……

前回は一般入場で始発に乗って会場に向かったのですが、今回はサークル入場となったので比較的ゆっくりと会場へ。
私も6時半に秋葉原で合流し、大崎でりんかい線というルートを選択。
しかし、一年で最高の乗車率を誇る埼京線に押しつぶされ全員青息吐息状態。
今回は去年売れ残った本や他のサークルから委託されたもので荷物が増えたのも苦労した原因だったり。

その後どうにか無事入場し、自分達のサークルの場所まで辿り着き本が届いているのを確認して彼らもかなりほっとしたようです。
海外からの間接的な連絡ばかりだったので、直接見るまではイマイチ実感が沸かなかったとも。
それからイロイロと店を広げていたら開場時間まであっという間。
ふと周りを見ると、既に壁サークルを目指す列がずらーっと出来ていたのにはさすがに驚いていましたw

そして開場の合図と拍手。
彼等のコミケが始まりました。

開場直後はどうせ客も来ないし比較的空いているだろうからと交代でコミケを回る……はずだったのですが開場直後から始まる猛ダッシュの前に呆然w
この時点で、買ってくるよう頼まれた壁サークルの本は
「無理だ」
と諦め気味に。
場所のチェックはしていたものの、移動にどれだけ困難が伴うかまでは想定していなかったようで。
正に怒濤の如く流れる人の波に、どこで通り抜ければいいのかおっかなびっくりでした。北京で信号に関係なく車道を渡ることに慣れている彼らも、さすがにあの人の波は無理だった模様。

とりあえず
「壁はアレだったけど、ゴルカムさんの本を入手して目的の一つは叶った」
とかなんとか。

交代で売り子をする予定だったのですが、やはり誘惑が多かったり移動が難しかったりでなかなか予定通りにはいかなかった様ですなw

それから、彼等の本ですがそこそこは売れましたし委託されたモノもぼちぼちと売れてくれたので全員まずは一安心。

他に印象的だったのはkkryuさんのCDでしょうかね。
興味を持つ方は結構いたのですが、内容がBLということで迷う方も。
というか、男の方基本的に悩んでましたなw
「聴いてはみたいが、内容が……」
というお言葉も。

とりあえず、今日はこんな所で。
彼等の詳しい感想についてはまた後日書かせていただきます。
今回は私も売り子をしていたのですが、このブログを見てくれている方がいらっしゃってくれたのはモノスゴイ嬉しかったです。
アリガタヤアリガタヤ。


中国オタク、日本へ!コミックマーケット72編

中国オタク、コミケへ 準備編

中国オタク、コミケへ 反省編

中国オタク、コミケへ 準備編

遂にコミケが始まりました。

そして、それに参加するために中国オタクどもも日本へと到着しました。
17日の夜の便で到着、宿泊先へと移動してとりあえず売るもののチェックを。

しかし、ここに来てある事実が判明。
今回「次世代文化与娯楽協会」が出す新刊自体は7月の時点で完成していたのですが、直前になって「せっかくだから」とオマケDVDをつけると言う話が出たそうです。
それについて、あれよあれよという間に色んな中国のオタク達の作品が集まってしまったそうです。

そのオマケの中身、予想外に豪華でして……

中国のコスプレイヤーのコスプレ写真100枚以上
清華大学の野球部(?)の自作アニメ(制作期間1年)
中国のアニソン歌姫ChrisFoxのアニソンメドレー
中国人作家による漫画(80P)&イラスト集


と、かなりの量になっていました。
今回日本に来た、サークル次世代の代表によれば
「本がオマケになっちゃったよorz」
とのこと。
「ジャンルとか合わないし、宣伝も間に合わなかったし、もったいない……orz」
と嘆くことしきり。

中国のオタク達は
「誰でも、自分のものをコミケに出したい」
という願いが有ります。
今回はそれがアレな勢いで暴走してしまったようです。
ジャンルを分けられればよかったのですが、時間もないため今回はごちゃごちゃで出すことになりそうです。

うーむ。

と、とりあえず。
明日、コミケ会場

三日目
東メー34b
サークル名 「次世代」


でお待ちしております、とのことです。

今回日本に来る中国オタクサークルは

C72に参加するために中国からオタク軍団が来ると何度か書いておりますが、
「サークル周辺の諸々についてもうちょっと詳しく説明してくれ」
と質問が。
紹介ページとかブラウザによっては見れないようですね。

コミケ直前になっちゃいますが、概略だけでも

「次世代文化与娯楽協会」は中国の清華大学のサークルで、日本の漫画やアニメの鑑賞やら品評、それに関する交流がメインの活動です。
サークルの人数は約600人、毎年150人程度が入るというかなり大きなサークルです。
清華大学内のサークルでも、二番目に大きかったりします。
現在、中国の大学では「動漫社団」(アニメ漫画サークル)が増えているのですが、次世代はその中でもかなり古参の部類です。


それから、今回委託販売となる「Zephyrus Wings」は清華大学のとなりの中国科学院大学院のサークルです。
こちらとは私も直接の面識は無いので詳しくないのですが、やはり北京では古参のサークルですね。

ホントに概略だけになってしまいましたが、とりあえずこんな所で。

台湾の翻訳ライトノベル作品

最近はライトノベルが随分と認知されるようになりました。
ラノベ原作アニメも珍しくない、というか涼宮ハルヒの様な大ヒット作品まで出てきており、海外のオタクの注目度も急上昇。
当然、中華圏のオタクも注目しています。
ラノベ関連のニュースが物凄い早さで流れたり、ファンサブで翻訳した文章がアップされています。

そして、日本の作品の商業レベルでの翻訳が真っ先に行われる台湾ではかなりの作品が訳されています。
翻訳出版している所は幾つか有るのですが、その最大手(たぶん)の台湾角川には、ラノベ専門のページも有りますな。
更に太っ腹な事にここでは一部の作品の試し読みが可能だったりします。

試し読みが可能な作品は(例によって一部の漢字を日本のものにしています)

狼與辛香料 (狼と香辛料)
薔薇的瑪利亜(薔薇のマリア)
学園奇諾(学園キノ)
南方之島、夢境之中(ミナミノミナミノ)
消極的快楽、電鋸的邊縁(ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ)
糖果子彈(砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない)
彩雲國物語 紅風乍現(彩雲国物語 はじまりの風は紅く)
驚爆危機 當戦闘的男孩對上女孩
(フルメタル・パニック 戦うボーイ・ミーツ・ガール)
歡迎加入NHK(NHKにようこそ!)
機動戰士鋼彈SEED DESTINY 1憤怒之瞳(機動戦士ガンダムSEED DESTINY 1 怒れる瞳)
聖魔之血 Reborn on the Mars I 悲歎之星
(トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars 1「嘆きの星」)
涼宮春日的憂鬱(涼宮ハルヒの憂鬱)
蟲之歌 1 乘夢的螢火蟲(ムシウタ 01.夢みる蛍)
GOSICK 1
七姫物語 1
我們倆的田村同學 1(わたしたちの田村くん 1)
犬神! 1(いぬかみっ!)
我家有個狐仙大人 1(我が家のお稲荷さま。)
TIGER×DRAGON!(とらドラ!)
小説 艾瑪 1(小説 エマ 1)
吉永家の石像怪 1(吉永さん家のガーゴイル)←「の」が普通のひらがなです
卡莉〜金塔之國、鴨子、小千金〜(カーリー〜黄金の尖塔の国とあひると小公女〜)
龍的温柔殺伐 1(やさしい竜の殺し方)

とまぁ、これだけの作品の試し読みが出来ます。
どんな感じに翻訳されているのかが分かっていいですな。
アリガタヤアリガタヤ。
しかし贅沢を言えば「狼と香辛料」のホロのセリフがどう訳されているのかまで見せて欲しかったです、はい←アツカマシイ
ちなみに、今月発売の目玉は「涼宮ハルヒの分裂」と「狼と香辛料2」
来月の目玉は「とらドラ!4」だとか。

それから、台湾角川と言っても、角川系列だけというわけではないようです。
台湾では角川系、ファミ通、MFJ等は作品ごとで、GA文庫やHJ文庫は独占となっているとか。

他にラノベを出している出版社は
尖端出版
青文出版集団
東立出版社
といった所だそうです。

とりあえず、こんな所で。
いつか時間を作って行ってみたいものでございます。

中国オタク、日本へ!コミックマーケット72編

もうすぐコミケという時期になりました。
そして、今回サークル参加する中国オタクの精鋭達の訪日も近づいております。

彼等のサークルの配置は

三日目
東メー34b
サークル名 「次世代」


でございます。
店番の人間は、日本語ぺらぺらの中国オタクだったりします。
私もちょっとばかり手伝いに行く予定です。

それで、今回のコミケにあわせての宣伝サイトも開設したとのことです。

次世代文化与娯楽協会

今回出す本の紹介などもあります。
それから、委託で出す同人ドラマCDのサイト

RE-公式HP

そして、作者のkkryuさんのサイト
こっちではまた、イロイロなものがアップされております。
kkryuさんは中国で声優を目指しているそうで、先日は
Robotech: The Shadow Chronicles
の中国語吹き替えにMaia Sterling役で正式に参加したそうです。
ロボテックはつぎはぎして新しい話を作っているの、もう別の話になってしまっていますから同じというわけではないのですが、Maia Sterlingはマクロスで言えばコミリア・ファリーナ・ジーナスにあたります。
作中では確かスカルリーダーやってますなw

とりあえず、こんな所で。
コミケについてはボチボチと情報追加していければと思っております。


マクロスは中国だと超時空要塞ではなくロボテックの方

中国オタク、コミケへ 準備編

中国オタク、コミケへ コミケ当日

中国オタク、コミケへ 反省編

漫画にありがちなパターン(中国語版)解答編

先日紹介した「八卦」の「ありがちなパターンランキング」について、
解答を書け!
という声を頂きましたw
そんな訳で、今回はその解答についてを。
ただ、訳をそのまま説明しても野暮ったいですからそのパターンの例として挙げられている作品を紹介させていただきます。

青春校園型
I's プリティフェイス イタズラなkiss 花ざかりの君たちへ
天才伝説型
海皇紀 修羅の門 るろうに剣心 トライガン BLACK CAT
小強必勝型
聖闘士星矢 幽遊白書
時空穿梭型
犬夜叉 不思議遊戯 王家の紋章 天は赤い河のほとり
仁者無敵型
覇王伝説 驍 Hunter × Hunter
帥哥氾濫型
最遊記 Weiß kreuz 
角色扮演(RPG)型
ドラゴンボール 烈火の炎 YAIBA (ようは、主人公がどんどん強くなって、ボスを倒しまくる話だそうです)
霊異接触型
Petshop of Horrors BUD BOY 百鬼夜行抄 雨柳堂夢咄
後宮三千型
ラブひな 天地無用 ああっ女神さまっ 藍より青し 花右京メイド隊 まほろまてぃっく
妖怪来襲型
エヴァンゲリオン ラーゼフォン アルジェントソーマ

とまぁ、こんな感じです。
中国ではこういう風に括られることもあるとでも言いますか。
例によって、ツッコミや御意見お待ちしております。

中国のアニメ漫画サイトの「八卦」と「排行」

中国のアニメ、漫画系のニュースサイトやポータルサイトにある「八卦」と「排行」とは何か?
と質問を頂いたので、それをネタにさせていただきます。

まず、八卦の意味なんですが一般的な意味は易経のアレですね。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」の八卦です。

しかし、ニュースサイトで使われる「八卦」というのはテキトウな記事とかゴシップとか四方山話とかそんな感じの意味になります。
何でこの意味になったか確かな話かは分かりませんが、台湾家香港でゴシップの訳語に八卦をあてているのが元だ、というのを聞いた事が有ります。

で、この八卦話ですがアニメや漫画のファンが好き勝手な事を綴ってネタというか記事を作っていたりします。
その中で多いのが「排行」の形式ですな。
「排行」は日本語だと「ランキング」といった辺りの意味なんですが、「八卦」のネタ記事では厳密に順位をつけているわけではないようです。
あと、厳密には「排行」ではないのですが「十大○○」といった形のもあります。

ついでに、騰訊動漫に載っている「八卦」のタイトルを幾つか書いてみます。

イヤなヒロインランキング
必殺凶器ランキング
ドラゴンボール強力必殺技ベスト10
女装キャラランキング
アニメや漫画のありがちなパターンランキング
強いヒロイン
貧乏人ランキング
名探偵コナン十大作中矛盾


とか、こんな感じのものが出ています。
このネタ記事、かなり好き勝手書いているようで筆者の趣味の傾向や守備範囲が透けてみえて結構いい感じですw

個人的に面白かったのが「ありがちなパターンランキング」。
いわゆるお約束な展開を中国語にして解説を加えているのがなかなかにツボをついてきます。
これは雰囲気を感じて欲しいので訳さずにそのまま原文の各項名を。

青春校園型
天才伝説型
小強必勝型
時空穿梭型
仁者無敵型
帥哥氾濫型
(これだけちょっと説明を。師哥はカッコイイ男といった意味です)
角色扮演(RPG)型
霊異接触型
後宮三千型
妖怪来襲型


と、こんな感じで。
どれがどの「お約束」なのか、何となく分かるかと思います。
どの単語もいい味出ていますな。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ、情報お待ちしております。

牧野由依&樹海ライブin北京は大盛り上がりだったそうで

今日はちょっとしたメモ代わりに。

今年は日中国交正常化35周年として日中文化・スポーツ交流年ということでイロイロな日本関連のイベントが中国で行われています。

そんな中「北京アニメ音楽イベント」が7月28日に開催されたそうです。
このイベントの目玉となるのが、牧野由依&樹海のライブでした。
私の直接の知り合いでこのイベントに参加できたのはいなかったのですが、かなり盛り上がったとかなんとか。

アニメ系の掲示板では、ライブについてのアツイ声が書き込まれていたりします。
ライブの歌一曲一曲の感想や解説、司会者へのダメだしとかその他諸々。
よくもまぁ、ここまでチェックをしてるというかw


オタク関連のイベントが、日中交流の看板の下で行われる様になったというのをかなり感慨深く思う今日この頃でございます。
この調子でイベントが増えるといいですな。


日中スーパーライブに影山ヒロノブライブ

中国でアニソンを熱唱
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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