「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2008年04月

ナイスな日本名をつけてくれ!

前回の記事
アニメの中に出てくる「これは無い」と思った名前の中国人キャラ
に引き続き、名前ネタでございます。

今回は逆に中国人的に良いと思われている(?)日本名について。
中国の掲示板では
「カッコイイ日本名ってない?」
「良い響きの日本名を教えてくれ」
「私の考えたナイスな日本名」

といったスレやトピックが有ったりします。

まぁ、当然ながら
「お前みたいなのは小日本子でいいだろ、クズが」
といったアレな反応も混じっておりますが、色んな意味でイイ感じの名前が挙げられておりますので、(たぶん)ネタや何やらでないであろうレスの一部を紹介させていただきます。


「奈良火輪」「奈良銀宮」なんかどうだろう

上田桜子

黒田如水とか滝川一益はカッコイイ

森田俊之郎

桂田小香

天香小桜

桜井瞳

江戸川明月

とりあえず、名前の後ろに「子」をつけて置けばいいんじゃない?

衣霊漂雪

望月若香

静夜桜

辰弥がいい。日本語の読み方も含めて

浅田未然

上野宸星

滝豪は?日中両方で使えるぞ

田夏沫沫

水樹ハナビ

桜川雅芸

清揚里居

長島神奈川

桜井川

江戸川芹洋子



他には、
「小説書こうと思うんだが、日本人キャラの名前考えてくれ。殺し屋っぽいの」
なんていうのも有りました。
回答は
音原九兵衛 八重野大助 速水智樹 坂井龍馬 能登武藏 宮部刹那 服部全藏 綱板日川 朝日剣太郎 小島中慶 小本刺之 岡田正信
といったものが。

女性の名前では「桜」が出てくる頻度が高いみたいです。
それから、なんとなく良いと思う漢字を並べるという傾向は日本も中国も似たようなものなのかもしれませぬ。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。

アニメの中に出てくる「これは無い」と思った名前の中国人キャラ

アニメの中に出てくる「これは無い」と思った名前の中国人キャラ

「日本人が作った中華系キャラの名前って中国人からするとどうなのか」

という質問を頂きました。
アニメや漫画に結構出てくる中華系キャラ。名前が漢字表記ということで、日本人からすると何となく流してしまっているかと思いますが、実際の所どうなのか。
ソッチ系の掲示板を探したら答えになりそうなスレを見つけたので紹介させていただきます。
以下、例によって適当な訳でお送りします。


ネギまの超鈴音とかありえない。ある意味現実を超えている

珊璞(シャンプー)と沐絲(ムース)。それから可崘(コロン)。

李小狼はねえよ。てか、普通は狼を名前に使うわけがない
(注:狼はあまり良いイメージが無いので)

李苺鈴もアレだ

小狼、実際にいるらしいぞ?80後(80年代生まれの世代)の親がつけたらしい・・・

ゼーガペインの美炎,美舞,路賢はどうかと

諸葛亮とか、有名人はさすがにちょっと

作中のこととはいえ、三国志の武将の名前そのまんまのキャラは正直引く
女子高生だとか言う以前に!

王留美。古い名前だな。

一応、超さんっているぞ?

超鈴音は読み方もよく分からないよな。方言でも「音」をシェンとは読まないはずなんだが

張五飛とか。あと、サイ・サイシーって漢字でどう書くの?薩塞西?それとも塞塞斯?どこの少数民族だ

紅美鈴

楊文理、違和感有るなぁ。

楊文理が違和感有るとか言ってるやつ。これは田中芳樹オフィシャルの名前だぞ?

中国で一般的な楊威利は台湾訳だな。発音というかスペルが原作と違うから誤訳。この間出た大陸版でも修正されてねぇし・・・

オフィシャルは楊文里じゃなかったっけ?

ここで黎星刻

ところで、本当に「春麗」という人はいるのか?

確か宋春麗というのはいる

紫劉輝。紫姓は有り得んし、劉が姓じゃないのもアレだ

一応、紫とかの姓は有るみたいだぞ。色で珍しい姓だと橙というのが有るらしい

浩瀚とか揺籃とか、日本人はちゃんと意味分かって使ってんのか?

椎拳崇

張、王、李、趙あたりは外人に人気有る姓だよな

童虎さんはマジでいた

アニメと離れるが、「高 倉健」さんも実在する


印象は人それぞれでしょうから一概には言えませんが、ざっと見た所では彩雲国物語の評判が悪かったですね。
日本人は適当に流せるんでしょうけど、中国人からすると気になってしょうがないのかもしれません。
私も映画や小説に出てくるヘンな日本人のせいで、作品の中に入り込めないとか有りましたし。
あと、字面の他に音が微妙だというケースも有るようです。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。

日本と中国の「ヘンな名前」の感覚について

アニメやマンガの中の「中国人」

ナイスな日本名をつけてくれ!

中国で70〜80年代に放映された名作アニメを振り返るナイスな手書きアニメ

Youtubeで面白い動画を見つけたので、今回はその紹介を。
中国で70年代末から80年代初頭にかけて放映された名作アニメのOPをナイスな手書きアニメとナレーションで振り返る作品です。



紹介している作品は以下の通り。

聡明的一休(一休さん)
花仙子(花の子ルンルン)
藍精霊(スマーフ)
非凡的公主希瑞(She-Ra Princess of Power)
変形金剛(トランスフォーマー)
鉄臂阿童木(鉄腕アトム)
咪咪流浪記(家なき子)
麦克瑞1号(Macron 1 ゴーショーグンとスラングルの合体作品)
酣警長
葫芦兄弟
小飛龍(海のトリトン)
恐竜特急可塞号(恐竜戦隊コセイドン)


この作品がどういった経緯で作られたのかはちょっと分かりませんが、
こういった作品が作られているのを見ると、中国も結構面白い事になっているもんだと感じます。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。

ニコニコ動画流星群への中国オタクの反応

ニコニコメドレーシリーズ最新作
「ニコニコ動画流星群」
が公開されました。


ニコニコ動画をチェックしている中国オタクは結構な数がいると思われます。
そんな彼等ですので、「ニコニコ動画流星群」にもばっちり食いついている模様です。

以下、ソッチ系のBBSでの発言をイイカゲンに訳したものです。


ニコニコ組曲の後継が来たぞ!

アップして8時間で三万か。すげぇなぁ

17曲しか分からなかった。どうやら俺はまだニコ厨になれていないらしい

新曲入って、カットされたのも有るんだな

「やらないか」は入ってるな。吹いたwマイリストに入れねばなるまい

「歌ってみた」はまだ?

もう来てるぞ

仕事早っ!
(ここ、原文そのままです)

うーむ。こどものじかんと団子大家族とシャナとG線上のアリアと・・・あんまり知っている曲ないなぁ

東方系も多いから、そっちのカバーが出来てないと難しいかもね

今回裏組曲も合わせて来たのか

今回の編曲、うまいんだけど複雑だな。とりあえず3回聞いて分かったのは25曲・・・

真ん中当たりとか、組曲よりパワーアップしてるように思う

俺はもうダメだ。ほとんど分かってしまったorz

そろそろ重くなる時間帯か?もう、見れない・・・

こっちも弾かれてばかり。今日はもうダメかもorz

もう10周目。やばい

中毒確定、高音質のmp3マダー?

9割分かった俺は人としてどんなレベルでしょう?まだ戻れますか?

mad系を見てるかどうかで分かるかどうかの差が出るな

空耳系はやはり難しいな。歌えそうに無い

とりあえず、歌詞のまとめをクレ

中国の勇者が突撃したようだぞ。




なんか微妙に間違ってるっぽい所も有るみたいだが、真の勇者なのは間違いない!

kkryuも新曲来たな。メドレーの二次元か。動画流星群もやってくれることを期待だ!




ほんこーん来たぞ?



ほんこーんマジで凄すぎ囧

ほんこーん人気有るなぁ。今ニコニコに出てる中国語系だとトップなんじゃね?



とまぁ、こんな感じで。
しかしこの元になったレス、
「吹了w」「仕事早!」とか普通に中国語に混ざって書かれていたりしまして、
何と言うか、見ていて非常にアレな気分に襲われます。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております

「さよなら絶望先生」の「さよなら」を中国語にすると

今回は頂いた質問を絡めてちょっと小ネタを。
頂いたのは

「さよなら絶望先生」
を中国語名にする場合
「再見!絶望先生」
となっているようですが、さよなら=再見!では無いのでは?


という質問です。
確かに、この場合「さよなら」を「再見」とだけ訳すのはちょっと違う様に思えますな。

「再見」は文字通りまた会おうといった意味の挨拶です。
しかし、別れの言葉を言うシチュエーションは様々なものが考えられます。
また明日会うといったものから、二度と会わない、縁を切る、といったものまで。

では、二度と会わないといった時にはどういう言い方をするかといいますと
「別了」「永別了」
といったものが有ります。

これ、使い方を間違えると結構アレな事になります。
昔、ある日本人留学生が中国人学生と付き合って破局に至る,ということで
中国人学生の方にはまだ未練が有ったようですが留学生の方は「もう顔も見たくない」という事だったとかで、お別れの手紙をつたない中国語で書いて出したというのが有りました。
ですがこの日本人留学生の方、最後のお別れという意味でのサヨナラに授業で習ったとおりの「再見」を使ってしまったのですな。
それを誤解したもう片方。
「貴方は再見と最後に書いてくれたから」
とヘンに希望を抱いてしまったとかで今でいうストーカーになってしまったという話も有ったり……


日本語の別れの挨拶といえば「さよなら」が真っ先に来ます。
外国語の学習で真っ先に習うのが挨拶ですが、
中国語と日本語だと
さよなら=再見
と教わるかと。
それだけに最初すりこまれた挨拶の言葉と形式に縛られやすいといったものがあるようにも思えます。

ですが、様々なシチュエーションの挨拶がどの言葉にも有りますので名詞と違って単純に
さよなら=再見
と変換したり、別れの挨拶を全て「再見」としてしまうと、ちょっと首をかしげてしまうような訳になってしまう事も有るかと思います。
「おさらばでございます」
といったものを再見の方で訳すのはアウトでしょうし。

「さよなら絶望先生」という題は「さらば」といった、縁を切る、二度と会わないといった完全な別れという意味と、また会おうといった意味の両方に取れる所が面白いとも取れます。
そんな訳で、私としては単純に再見、或いは永別了と訳してしまっていいのか、なんとも言えないというのが正直なところですね。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。


と、ここまで書いてから知り合いのツッコミというかネタ提供が有ったので蛇足を
日本では「別了」を知っている人、結構いるかもしれないとかなんとか。
「らんま1/2」で、
最初にシャンプーが来日し、男乱馬と女らんまが同一人物と知って帰国するときの挨拶が「別了」で、その意味を良牙が解説してくれる
というのが有ります。
ここから「再見」と「別了」を知った日本人、案外多いんじゃないかという話で。
・・・どーなんでしょうねぇ。

中国制作の実写版テニスの王子様、6月から放映開始

先日遂に完結してしまった「テニスの王子様」ですが、中国でも大人気でございます。
どれくらいの人気かと言いますと、実写のドラマが作られてしまうくらいです。
この実写ドラマ、ちゃんと版元の許可を取ったオフィシャルな作品です。
そして、このドラマが今年の6月から放映スタートと発表されたそうです。

ドラマのキャストは中国の視聴者参加型オーディション番組「加油(ガンバレ)好男児」の入賞者のカッコイイお兄さん達だそうで。
↓は中国の動画投稿サイト「土豆网」にアップされていたドラマの動画です。



放映が近づくにつれ、ネットではドラマ化肯定否定のバトルが激化しており、例によって原作至上主義の声があがっておりますが、否定派の勢いは思ったより多くないように感じますな。
この辺は、アニメやゲームだけでなく、ミュージカルや実写映画まで広げてのメディアミックスに成功しているこの作品ならではという事なんでしょうか。

否定の声の中には

日本のミュージカルのようにちゃんとやってくれるんだろうか

「加油(ガンバレ)好男児」は確かにイケメン揃いだが、役者としては不安だ

ネタ企画に終わらないだろうか

タイアップで稼ごうとしているのが露骨に透けて見えてイヤだ。俺のテニスの王子様が汚されないか心配だ


といった様に、オーディション番組とのタイアップ企画に対する不安というのも有りました。この辺、どんな感じになるのか私もちょっと気になりますな。

それから、否定の声の中に有った

なんで周星馳(チャウ・シンチー)に監督をさせないんだ!テニスの王子様の試合を実写で再現できるかもしれないのに!

というのには、同意でございます。


とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。


「テニスの王子様」の実写ドラマが上海でクランクイン

日本と中国の「ヘンな名前」の感覚について

異なる言語間では、片方の言語ではどうという事も無い発音や単語が、もう片方の言語ではトンデモナイ意味になったり、なんともおかしな音に聴こえるといった事があります。

そして、これが人の名前だったりするとかなり困ったことに。
誰が悪いわけでもないのに、色んな悲喜劇が巻き起こってしまいます。
今回はこういった事から思いついた話を、例によって私の独断と偏見に基づき書いてみます。

日本語圏ではパピプペポ等の半濁音が多く含まれたり、同じ音が連続するとちょっとヘンな感じに聴こえたりするようですね。こういった「感覚」は他の言語圏で育った人には中々ニュアンスがつかめなかったりするようです。

そんなわけで「苺ましまろ」で「コッポラ」(中国語表記だと「科波拉」でしょうか?)という姓にコンプレックスを抱くといったネタなんかは中国オタクのツワモノ達をもってしても理解し難いようです。

ですから、
ペッペッペ・ソーランアレマ
とか
アンネナフ・タンポポホフ
ペッチョチョ・チョチョリゲス
ムッシュゴリグリ鈴木ド・ヤコペッティ

なんかについては伝えるのがちと難しいかもしれませぬ。


では中国語圏の感覚がどんなもんかと言いますと、
私が知り合いの中国人から聞いた話では、日本語のハヒフヘホの音や母音の強調がちょっと気になるといったもの等が有りました。
ただ、どの音が特にヘンな感じに聴こえるといった感覚は日本に比べると薄いみたいです。
中国語圏では地方ごとの方言というか発音の癖が色々有るからなんですかね?

で、中国語から見た日本の名前はどんなのが「ヘンな名前」に取られるかといいますと、
「単語や地名としての意味を持った日本人の姓」
山田、田中、山本等等、いわばポピュラーな日本人の姓がかなりヘンな感じに思えるそうです。
例えば中国でもベストセラーになっている村上春樹が、中国では何かしら意図的なペンネームだと思われているなどという話を聞いたことも有ります。

「李」等の中国の漢字にも姓として以外の意味は有りますが、あまり日常的な言葉ではなかったりしますし、「解」の様に姓の時だけ読み方が変わるものも有り、また現在では二文字の姓が珍しかったりします。
こういった事なんかが影響しているのですかね。


ダラダラと書き連ねましたが、とりあえず、感覚的なものを伝えるのは難しいもんですな、という言葉で〆させていただきます。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国では厳しいコメディ、ギャグ作品

中国でウケたコメディ、ギャグ作品

日中翻訳の悲劇 エロゲ編

アニメ事業における海賊版以外のチャイナリスク その2

前回の記事では中国のアニメ事業のリスクの政策面について触れました。
今回はその続きを。次の問題は何かといいますと

内容への規制

でございます。
内容への規制については日本がフリーダムすぎるだけで、他の国で厳しいところは厳しかったりします。ただ、これは政策とも関連するのですが、中国では作品の内容についての規制の具体的な範囲が不明瞭なんですよね。
さすがに一定の範囲での規制は必要かと思いますが、それが不明瞭でしかも拡大解釈できたりするというのが結構怖いです。

最近では「ホラー」がダメという事になっており、ホラー関連の規制が加速しているようです。この規制にはバイオレンスにサスペンス、サイコものなんかも含まれているとか。

さすがに血がドバドバ飛び散って人がバカスカ死にまくるようなグロ作品なんかについては一定の規制、というかお子様お断りとかにする必要は有ると思いますが、特定のジャンル全てアウトにするのもどうかと思います。
デスノートなどもアウトらしいですね。

この流れのまま子供に悪影響を与えるからと「怖い」作品を除いていくとなると
「ピンチからの大逆転」
とかもアウトになりそうなのが私としては怖いです。
それから、中国で公開された2作目のドラえもん映画「のび太の魔界大冒険」なんかもホラーにひっくるめられないか心配になったり。
私は公開されているリメイク版の方は未見なのですが、旧作の方では導入に出てくる「雷雨に打たれるのび太とドラえもんの石像」なんかはかなり怖く感じた覚えが有ります。

言ってしまえば、アレですな。
「世界中の子供たちに愛と勇気をね! 与えてあげる前提で、まず怖がらせるだけ怖がらせてあげちゃうよ−ん! 一生残る恐怖と衝撃で、一生残る愛と勇気をね!」
という某富士鷹先生のお言葉の様な名作が作れなくなるのではないかと。


・・・・・・とまぁ、そんな訳で長々とまとまりの無い事を書き連ねましたが、こういったリスク等の要素により中国でのアニメ事業は市場規模はうたえるものの、事業における具体的な数字を予測するのが難しいという問題が有ります。

やってやれないわけではないと思うのですが、
こういったリスクも存在すると思いますので、中国市場を語る時に出る景気の良い数字だけでなく、収益があげられるという有る程度具体的なモデルを確定してから動くといったことも必要なのではないでしょうか。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。

アニメ事業における海賊版以外のチャイナリスク その1

アニメ事業における海賊版以外のチャイナリスク

この数年では中国のアニメ市場が大きく変わったと言われております。
昔は中国といえばまず海賊版の問題などが出て、まともな展開など望めないと言われておりました。私地震としても、中国に初めていった十数年前の状況を思うと結構変わったもんだと感慨深いものが。

で、

版権問題やビジネスモデルへの理解は有る程度進んだものの、中国のアニメ事業のリスクは海賊版等の著作権的な問題以外だとどんなものが有るのか?

といった質問を頂きました。
そんな訳で今回は海賊版問題以外でどんなリスクが有るのか、例によって私の独断と偏見に基づき適当に書かせていただきます。

まず、アニメに限らず中国におけるビジネスでリスクとなるのが
国の政策
でございます。
中国では政治的な理由で国の方針ががらっと変わったりしますし、現場の声よりも政治優先で筋を通そうとするといった事が結構有ります。
アニメに関してはここ数年で広電局の締め付けが広がっているのが分かりやすいですかね。フランスなんかでも自国のコンテンツ保護はやっていたと思いますが、中国ではゴールデンタイムにおける外国産アニメの放映禁止などかなり極端な国産アニメの保護を行っています。

コレ自体はかなり極端ですが、アリと言えばアリな制度です。しかし問題はこういった規制が議論無しでいきなり出たりする事で、先が読めない怖さがあります。
また、制度の内容についても大まかなだったり抽象的な内容だったりする事が多く、対応するのが難しかったりします。

例えば「国産アニメ」の範囲等については結構混乱したようで、当初は「国産」の定義する範囲についてイロイロと現場で揉めたりしたそうです。ちなみに、現時点ではとりあえず

中国現地会社との共同制作でなければならず、
共同出資、共同制作(企画、脚本などを中国側が占めなければならない)、共同収益としなければならない。


といった定義となっている模様です。
制作委託作品や、企画、脚本等を海外が担当し、設備、機材、場所人材を中国側が担当するというケース、海外が出資し中国に制作委託するケース等はアウトだそうで。

こういった諸々の規制、細かい部分の定義がコロコロ変わるので、事業計画通りに進められなくなる可能性が有ります。

また更に制度変更に伴い関連する審査・申請手続きも変更となったりしますので、制作にかかる期間についても不透明になってしまいます。
かかる時間が分からないというのは計画において結構痛い問題になりますな。


ちょっと長くなってしまいそうなので今回はこの辺で。
続きは次の更新の時にでも……

ツッコミ&情報提供お待ちしております。


アニメ事業における海賊版以外のチャイナリスク その2

コードギアスR2 第一話への中国オタクの感想

コードギアスの第二期

コードギアスR2

が始まりました。
コードギアスは中国でも人気が高く、その先の読めない展開に毎週色んな叫び声があがっておりました。
第一部の終わり方が物凄く後を引く終わり方だったのも有り、第二部の開始を待ち望んでいた中国オタクも多いようです。
色んな感想が飛び交っていますが、
以下、掲示板から適当に抜き出して適当に翻訳した現地の声を。


9ヶ月待った!遂に来た!

前の内容かなり忘れてるんだが、ゼロ死亡の明確な描写ってあったっけ?

いや、黒の騎士団壊滅の直接の描写も無かったはず

まぁ、第2話が実質的な第1話ってことで

ヴィレッタは何で先生やってるの?

ギアスの暴走とかどうなったんだっけ・・・・・・

やはり皇帝もギアス持ちか。

ブリタニアに占領される日本の描写はなんか元ネタ有るの?

中華連邦の高官、どうにかならんのかorz

OOよりヘンな中国描写になるのは確定か

でも、武官は美形で緑川だぞ?流川でマサキ・アンドーだ!

中華連邦は高官以外はいいキャラデザだな。そこは期待できる。

EDいいなぁ。綺麗な画がスバラシイ

お姫様のキスで王子様が目を覚ましたわけか。いいね。

前期の第1話と同じ流れにしてるのか・・・

カレンのムチムチ具合が良い。

ギアス復活の所を良く見るんだ!C.Cのヌードがバッチリ見えるぞ

ナニィ!!?

放映時間が深夜じゃなくなったのが気になっていたが、心配ないようだな!

スザクはどうなってる。皇帝の走狗になったのか?

新キャラのルルーシュの弟。あれはやはり腐女子向けか?

ナナリーが消えているからソッチの方の伏線じゃないの?腐女子が喜びそうな描写は確かに有るが

ルルーシュの戦う理由はどうなるんだ?ナナリーいないみたいだぞ?

記憶の書き換えとか謎が多すぎる。また毎週の放映を渇望する日々が始まりそうだ・・・



とまぁ、こんな感じで。
コードギアスは今回も中国オタクの心を掴みそうな気配にございます。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタクのコードギアス24,25話への反応

中国オタクのコードギアス感想、ナイス一言

「全力で見逃せ」を中国語にすると

中国ではPSP優勢、モンハンもかなり受けている模様

モンスターハンターP2Gが発売から6日で百万本の売り上げに達したそうで。

「モンスターハンターの人気って中国ではどうなんですか?」

という質問も頂きましたので、今回はモンハンについて私の知っている範囲で書いてみます。

まず、中国では携帯ゲームはDSよりPSPの方が人気が高く、売れている様です。
これは中国のゲームを遊ぶ世代が学生等の若い世代だというのも影響しているのですかね。

中国ではPSPの「カッコヨサ」と、携帯端末としての優秀さ、PDAや、ノーパソ、携帯に比べて価格面機能面で若者の心をガッチリ掴んでいるとか。
恋人へのプレゼントなんかの選択肢になったりもするそうです。

そしてモンハンですが、MMOではなくMOという今の中国では珍しいプレイスタイルが受けている理由だとかなんとか。
ゲーマー同士のちょっとしたコミュニケーションツールになったりしている側面も?

最近の中国ではゲームと言えばMMOのネットゲームがメインですが、モンハンはまた別の遊び方をもたらしたという話も聞いたことがあります。
ゲーム系の掲示板でもモンハン関連スレが一番勢いが有りますな。
家庭用ゲーム機全体でも一番かもしれません。
攻略関連の翻訳や、中国語化パッチも出ている模様です。

更には、モンハンを題材にしたwebコミック(?)も

モンハン漫画「狩猟季節」
第一話 第二話
2G特別編

こちらが作者の方のブログ
モンハンの漫画はコチラから行けるようです。

モンハンが受けているのはゲームを皆でワイワイやるのがいいんでしょうかね。
私の場合、ワイワイやるというのではくにおくんやマリオカート、桃鉄なんかが頭に浮かびます。
そういえば、この間出張で行った上海でも高校生だか大学生だかが集まって頭を寄せあってモンハンをプレイしていました。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。

ガンダムOO第一部終了、中国オタクの雑感

ガンダムOOの第一部が終了しました。
私はちょうどラスト2話の辺りで中国出張が入ってしまい、昨日やっと終わりまで見る事ができました。

で、ようやくネタバレを気にしないでソッチ系の掲示板にいけるぞと思い、紹介できるネタはないかと見て回ったのですが……
なんか、関連するスレの数もレスの数も長さもとんでもない事になっておりまして、このブログで適当に纏めて紹介するのは無理っぽいですorz

全般的に見て、ガンダムOOの評価はかなり良いみたいですね。
SEED DESTINYの時、というかSEED系の様に信者とアンチの罵り合いも無いですし。
それから、終わり方が「第二部に続く」ですし、まずは一休みで続き待ちといった印象も受けました。

以下、抜粋可能だった発言を……


かなり良かったよ。MSも戦闘もなかなかだった。

アレルヤが好きだったから、アレルヤハレルヤ合体はちょっと複雑だ。その後の負傷によるハレルヤ離脱っぽいのも複雑・・・

あのステイメンだか金色のジム。思ったよりよくなかったなぁ

俺は百式を思い浮かべた。だがMA有っても無くても攻撃効かない強さにすぐ考えを改めた。

アレハンは強かったけど、単純だし中ボスだったか。最終ボスはアムロ?強すぎだ。

ラストのグラハムは・・・ちょっと。何で出てきたのか分からん。仮面装備での今後に期待だ。

グラハム、最後の最後でダメになったな。蛇足だ。

熊のオッサンが生き残ったのがうれしかった。

おお!コーラサワーが生きてるじゃないか。良かった。だがロックオンの兄貴は・・・

コーラサワーは生きていると信じていたぜ!

俺のスメラギさんはどうなったんだ・・・orz

最後にCB全滅して全員死んで終わるのかと心配だったが、結構生き残ったみたいだね。

刹那の射撃は最終回でやっとマトモになった

マリナと刹那の関係はどうなるのか。第二部では刹那の性格が変わるらしいけど・・・

刹那の手紙は遺書って事かな?俺はちょっと泣けた

マリナはあんまり存在感なかったな。ピンクみたいな女王もまた問題だが

ネーナが生き残ったのは釘宮だからか?

思ったより中国が悪者にならなくて安心した。最初に人革連に武力介入とかなった時はかなり憂鬱だったよ

最後にルイスと一緒に出たキャラ誰?やはり女装キャラでOK?

ティエリアではないよな。声は朴璐美だし。

左慈が重要人物になるんじゃないの?1部だと結局被害者でしかなかったけど、4年後なら・・・

鉄人とか、中華系ロボでまともなのが出て良かった。あとは主役級のが出ると嬉しいんだが、そうなると龍がついたり武術で戦ったりしそうだからなぁ

続きは早くて9月か?忘れそうだorz

で・・・結局誰と誰が死んだんだ?

ロックオンとかアレハンみたいに死んだと描写されてなければたぶん生きてるんじゃないかなぁ。気になる



えー、これはあくまで色んな発言の中の一例ですし、分かり易いのを集めただけでございます。
長文の感想とかもかなり有りまして、そっちの紹介はさすがにムリですorz
何はともあれ、ガンダムOOは中国でもかなりウケたというのは間違いないようです。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国ではなぜネタとしか思えないアニメが横行するのか

先週行った中国出張で、中国のアニメ雑誌や中国版コロコロコミック「龍漫」を買って参りました。しかし、久しくホコリをかぶったままだったスキャナが動いてくれませんorz
中国版コロコロなんかは中国の作家の作品が予想以上にレベルが高かったので是非画と一緒に紹介したかったのですが……

スキャナの事はそのうち考えるとして、今回の出張の役得で見学することができた中国のアニメスタジオ、ホテルで見たテレビ番組。
この辺から見えてきた中国のアニメ制作の現状について、例によって私の独断と偏見に基づきちょっと纏めてみます。

まず、中国のアニメの特徴に一つに国の政策と投資の基に建設された「動漫基地」が有ります。アニメ制作関連の設備がババーンと揃っているわけですな。
ただ、これは具体的にどんな事業を展開していくかという詳細な計画と方向性の基に作られたわけではなく、いわゆる「箱物」的なものだったりします。
言ってしまえば、
「必要に応じて作るのではなく、大体の方向で作ってから具体的な中身を考える」
といった所かと。
この場合の目的は「アニメコンテンツビジネスでウハウハ」といった辺りですかね。
このやり方、製造業の外資誘致等の方面では一定の成功を収めておりますし悪いやり方ではありません。
しかし、アニメビジネス等の「当たりを読み難い」コンテンツ産業とは相性が悪いのも確か。
投資して設備を整えて、上から制作ノルマを課してもアニメや漫画ではそれがすぐに成功へ結びつくわけではないのですよね。

更に、先に設備ありきなのでコンテンツの方向を設備に合わせなければならなくなります。
そんな訳で、中国では作りたい作品の為に設備を揃えるのではなく、作った設備を活用する為に作品が有るといった状態になっている様です。
こりゃ現場の人間も、何を創ればいいのか混乱するでしょうな。

しかしまぁ、これについては良いとも悪いとも言えません。
何事もゼロから構築していくのは時間がかかります。
最初から先端のフォーマットを整えてしまえば、道のりを短縮できるのも確かです。
特に中国の様にアニメで利益を回収できるかどうかまだ微妙な社会で、アニメ産業を打ち立てる為の国の援助というのは有り難い、というか無いと何時までかかるか分かりません。

ただ、こういった「既存のフォーマットと制作ノルマ」といった方向では昨今の
「既存の作品を安直にパクッたネタとしか思えない作品」
が出てくるのも避けられません。
有る程度の基盤が構築されるまで、中国のアニメの迷走はもうしばらく続きそうに思えます。この辺については気長に、生暖かく見つめるしかなさそうですな。

最近評価の上がっている中国映画も、
改革開放後の海外映画の流入にショックを受け、海外の手法を取り入れるも当初はやはり迷走し

砂浜で恋人同士が追いかけっこする
死に別れた恋人との思い出の場所に訪れると、恋人の声が聞こえてきて恋人の顔が浮かんでくる


など、今ではギャグに思える、当時としても時代遅れ気味だった表現がそのまま使われていたそうです。
これが最近の作品だと、例えば日本でも公開された「北京ヴァイオリン(原題:和你在一起)」などは「砂の器」の影響を受けていると思われる演出が有るものの、きちんとオマージュになっています。


そんな訳で、中国のアニメについては気長に構えるのが良いかと思われます。
作品を多く作ればそれだけ経験も蓄積されますし、そのうち良い作品が出てくるのではないでしょうか。

長文になってしまいましたが、とりあえずこんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
表紙は日本鬼子&小日本、帯の推薦は岡田斗司夫様と、本の外側については管理人が怖気づくようなレベルになっています。中身も表紙サギにならないようできる限り頑張ってみましたので、よろしくお願いします。 ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

中国オタク的に気になる(らしい)アイテム

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