「中国で名探偵コナンの劇場版が公開されたそうですが、どんな感じでしょうか?」
という質問をいただいております。劇場版コナンについてはタレコミ情報などもいただいておりますので、今回はそれをネタにさせていただきます。ありがたやありがたや。
さて、日本でも報道されている通り、現在中国では
「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」
が上映されています。
中国で映画「名探偵コナン」の人気過熱、一部劇場ではチケット完売も。(ナリナリドットコム)
この時期に上映となったのは、中国の冬休みである春節(旧正月)に合わせたのでしょうね。また地下鉄などで積極的な広報活動を行ってはいるものの、やはり手探り段階ということなのか最初は大都市に絞っての上映を行ってからの全国展開という流れになっている模様です。
1月第4週の中国本土の興行成績については新民網のコチラの記事(中国語)に載っていましたが、記事によれば1月第4週のコナンの興行収入は320万元(約4200万円)で、現在(公開11日目)までの累計は415万元(約5500万円)となっています。
ちなみに、現在の中国における映画の興行成績は完全にアバターの一人勝ちといった状態です。 週間ではトップのアバターの興行収入が1億7200万元(約23億円)になっており、2位には中国映画界の冬休み大作と言われている「孔子」が公開直後の週末での興行収入2800万元(約3億7000万円)で入っています。
コナンは1月第4週時点ではまだ本格的な全国展開をしていませんから今後の展開でもう少し勢いがつくかもしれませんが、不安材料として今月29日から公開となる、中国国産アニメ最大の成功作品と言われている「喜羊羊与灰太狼」の劇場版が有ります。
「喜羊羊与灰太狼」は現在中国のアニメ市場を席巻している大人気作品で、上映規模も段違いです。低年齢層や親子連れがそちらに流れるでしょうし、コナンは苦戦しそうですね。
しかしまぁ、あくまで個人的な考えですが今回の劇場版コナンは随分と善戦しているように思えます。
あくまでネットで見た限りですが、公開以前の反応はかなり悪く、特に中国オタクの濃い層からの反応はズタボロでした。
「日本の声優じゃない吹き替え版はダメだ」
「海賊版は売られているしネットに流れているのをダウンロードできるような作品を今更持ってこられても見に行く気なんか起きない」
「そもそもコナンよりもっと見たい作品が有る、てかハルヒかなのはを持ってきてくれ」
とかなんとか。
そういった反応や、海賊版が既に溢れているという悪材料からすれば今回の興行成績は悪くないんじゃないかなーと。
この劇場版コナンの中国における公開は
「ネットで既に出回っちゃっている作品が劇場版展開をしてどの程度人が入るのか」
といった側面も有りましたが、とりあえずアニメが好きというレベルの一般寄りの層がそこそこ見に行っているらしいです。なんだかんだでマニア向けだけでは商売になりませんから、一般層に有る程度ウケているらしいというのは好材料でしょうか。
また、名探偵コナンは中国の親御さん的に「比較的安心して子供に見せられる作品」という位置付けらしいので、その辺も影響しているのかも?
ただ、私は今回の件の採算については全く分からないので、今後の日本の劇場版アニメの中国への展開にどう影響するかなどについては何とも言えません。
それから、もし他の作品が中国へ展開するとなると、配給関係抜きで中国での人気のみを考えた場合、他に採算の取れそうな作品はNARUTO辺りが思い浮かびますがどうなんでしょうかね。
NARUTOの場合はバトルシーンが多く、暴力的だということでドラえもんやコナンに比べると難しい気がしますが、非常に幅広い層に支持されている作品なので、もしきっちり宣伝しての上映となればそこそこ良い感じになるようにも思えますが。
グダグダになってしまいましたがとりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
1/31修正:参照した記事のリンクをミスっておりました。申し訳ありません。
という質問をいただいております。劇場版コナンについてはタレコミ情報などもいただいておりますので、今回はそれをネタにさせていただきます。ありがたやありがたや。
さて、日本でも報道されている通り、現在中国では
「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」
が上映されています。
中国で映画「名探偵コナン」の人気過熱、一部劇場ではチケット完売も。(ナリナリドットコム)
この時期に上映となったのは、中国の冬休みである春節(旧正月)に合わせたのでしょうね。また地下鉄などで積極的な広報活動を行ってはいるものの、やはり手探り段階ということなのか最初は大都市に絞っての上映を行ってからの全国展開という流れになっている模様です。
1月第4週の中国本土の興行成績については新民網のコチラの記事(中国語)に載っていましたが、記事によれば1月第4週のコナンの興行収入は320万元(約4200万円)で、現在(公開11日目)までの累計は415万元(約5500万円)となっています。
ちなみに、現在の中国における映画の興行成績は完全にアバターの一人勝ちといった状態です。 週間ではトップのアバターの興行収入が1億7200万元(約23億円)になっており、2位には中国映画界の冬休み大作と言われている「孔子」が公開直後の週末での興行収入2800万元(約3億7000万円)で入っています。
コナンは1月第4週時点ではまだ本格的な全国展開をしていませんから今後の展開でもう少し勢いがつくかもしれませんが、不安材料として今月29日から公開となる、中国国産アニメ最大の成功作品と言われている「喜羊羊与灰太狼」の劇場版が有ります。
「喜羊羊与灰太狼」は現在中国のアニメ市場を席巻している大人気作品で、上映規模も段違いです。低年齢層や親子連れがそちらに流れるでしょうし、コナンは苦戦しそうですね。
しかしまぁ、あくまで個人的な考えですが今回の劇場版コナンは随分と善戦しているように思えます。
あくまでネットで見た限りですが、公開以前の反応はかなり悪く、特に中国オタクの濃い層からの反応はズタボロでした。
「日本の声優じゃない吹き替え版はダメだ」
「海賊版は売られているしネットに流れているのをダウンロードできるような作品を今更持ってこられても見に行く気なんか起きない」
「そもそもコナンよりもっと見たい作品が有る、てかハルヒかなのはを持ってきてくれ」
とかなんとか。
そういった反応や、海賊版が既に溢れているという悪材料からすれば今回の興行成績は悪くないんじゃないかなーと。
この劇場版コナンの中国における公開は
「ネットで既に出回っちゃっている作品が劇場版展開をしてどの程度人が入るのか」
といった側面も有りましたが、とりあえずアニメが好きというレベルの一般寄りの層がそこそこ見に行っているらしいです。なんだかんだでマニア向けだけでは商売になりませんから、一般層に有る程度ウケているらしいというのは好材料でしょうか。
また、名探偵コナンは中国の親御さん的に「比較的安心して子供に見せられる作品」という位置付けらしいので、その辺も影響しているのかも?
ただ、私は今回の件の採算については全く分からないので、今後の日本の劇場版アニメの中国への展開にどう影響するかなどについては何とも言えません。
それから、もし他の作品が中国へ展開するとなると、配給関係抜きで中国での人気のみを考えた場合、他に採算の取れそうな作品はNARUTO辺りが思い浮かびますがどうなんでしょうかね。
NARUTOの場合はバトルシーンが多く、暴力的だということでドラえもんやコナンに比べると難しい気がしますが、非常に幅広い層に支持されている作品なので、もしきっちり宣伝しての上映となればそこそこ良い感じになるようにも思えますが。
グダグダになってしまいましたがとりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
1/31修正:参照した記事のリンクをミスっておりました。申し訳ありません。