「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2010年01月

中国で公開された劇場版コナンについて

「中国で名探偵コナンの劇場版が公開されたそうですが、どんな感じでしょうか?」

という質問をいただいております。劇場版コナンについてはタレコミ情報などもいただいておりますので、今回はそれをネタにさせていただきます。ありがたやありがたや。

さて、日本でも報道されている通り、現在中国では
「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」
が上映されています。
中国で映画「名探偵コナン」の人気過熱、一部劇場ではチケット完売も。(ナリナリドットコム)

この時期に上映となったのは、中国の冬休みである春節(旧正月)に合わせたのでしょうね。また地下鉄などで積極的な広報活動を行ってはいるものの、やはり手探り段階ということなのか最初は大都市に絞っての上映を行ってからの全国展開という流れになっている模様です。

1月第4週の中国本土の興行成績については新民網のコチラの記事(中国語)に載っていましたが、記事によれば1月第4週のコナンの興行収入は320万元(約4200万円)で、現在(公開11日目)までの累計は415万元(約5500万円)となっています。
ちなみに、現在の中国における映画の興行成績は完全にアバターの一人勝ちといった状態です。 週間ではトップのアバターの興行収入が1億7200万元(約23億円)になっており、2位には中国映画界の冬休み大作と言われている「孔子」が公開直後の週末での興行収入2800万元(約3億7000万円)で入っています。

コナンは1月第4週時点ではまだ本格的な全国展開をしていませんから今後の展開でもう少し勢いがつくかもしれませんが、不安材料として今月29日から公開となる、中国国産アニメ最大の成功作品と言われている「喜羊羊与灰太狼」の劇場版が有ります。
「喜羊羊与灰太狼」は現在中国のアニメ市場を席巻している大人気作品で、上映規模も段違いです。低年齢層や親子連れがそちらに流れるでしょうし、コナンは苦戦しそうですね。

しかしまぁ、あくまで個人的な考えですが今回の劇場版コナンは随分と善戦しているように思えます。
あくまでネットで見た限りですが、公開以前の反応はかなり悪く、特に中国オタクの濃い層からの反応はズタボロでした。
「日本の声優じゃない吹き替え版はダメだ」
「海賊版は売られているしネットに流れているのをダウンロードできるような作品を今更持ってこられても見に行く気なんか起きない」
「そもそもコナンよりもっと見たい作品が有る、てかハルヒかなのはを持ってきてくれ」

とかなんとか。
そういった反応や、海賊版が既に溢れているという悪材料からすれば今回の興行成績は悪くないんじゃないかなーと。

この劇場版コナンの中国における公開は
「ネットで既に出回っちゃっている作品が劇場版展開をしてどの程度人が入るのか」
といった側面も有りましたが、とりあえずアニメが好きというレベルの一般寄りの層がそこそこ見に行っているらしいです。なんだかんだでマニア向けだけでは商売になりませんから、一般層に有る程度ウケているらしいというのは好材料でしょうか。
また、名探偵コナンは中国の親御さん的に「比較的安心して子供に見せられる作品」という位置付けらしいので、その辺も影響しているのかも?

ただ、私は今回の件の採算については全く分からないので、今後の日本の劇場版アニメの中国への展開にどう影響するかなどについては何とも言えません。
それから、もし他の作品が中国へ展開するとなると、配給関係抜きで中国での人気のみを考えた場合、他に採算の取れそうな作品はNARUTO辺りが思い浮かびますがどうなんでしょうかね。
NARUTOの場合はバトルシーンが多く、暴力的だということでドラえもんやコナンに比べると難しい気がしますが、非常に幅広い層に支持されている作品なので、もしきっちり宣伝しての上映となればそこそこ良い感じになるようにも思えますが。


グダグダになってしまいましたがとりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

1/31修正:参照した記事のリンクをミスっておりました。申し訳ありません。

中国オタク的に気に入っている中華系キャラ2010?

「日本のアニメや漫画に出てくる中国人や中華系のキャラで中国のオタクに人気が有るのは?」

といった質問をちょくちょくいただいております。
考えてみると日本の作品に出てくる中華系キャラについて、このブログでは名前についてだとか男女それぞれからの反応だとかちょっと外れた方向のものは書いていますが、人気そのものについてはちゃんと書いていませんね。
そんな訳で、今回はそのネタでやらせていただきます。ありがたやありがたや。

では以下に、中国のソッチ系の掲示板で見かけた現時点での人気を反映していると思われる「好き」「気に入っている」キャラについてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ちなみに今回はかなりキャラの数が多かったので、挙げるキャラが重複する発言は特徴的な発言のみを紹介する形にさせていただきました。

中国人キャラで良いキャラと言えばやはり天秤座の童虎だろう。

大航海時代4のマリア・ホアメイ・リーはかなり良かったね。

Dr.スランプの摘一家は結構好きだ!

ガンダムのアムロ・レイやDARKER THAN BLACKの李瞬生は中華系でいいのか?

アムロは姓が中華系っぽいけど諸説が有ってハッキリしない。李瞬生は偽名で中国人というのも便宜上名乗っているだけで本当の所は不明だな。

基本的に女性の中華系キャラはわりと良い感じだと思うぞ。

リン・ミンメイにランカ・リーだ!

中華一番のキャラ全部とかはダメ?

中華っぽいというのでいいなら、私は東方の紅美鈴が好き。

スクライドの劉鳳。

コードギアスの黎星刻。

俺は黎星刻は漢奸だと思うぞ。国内問題に外国勢力引き込んだわけだし。

ブラクラの中華系はかっこいいよ。そのなかでも張さんは特に良い。

正直な所、日本の作品に出てくる中国人や中華系キャラは何かしら問題が有るから嫌だね。

描写に問題有るのは分かるが、それでも俺は乱馬のシャンプーが大好きです。

ゴーストハントの林興徐だね。カッコイイし、日本人を排斥する所なんかは非常に痛快。

ヘタリアの中国は良いキャラだ。設定的にもOK。

ハガレンのシン国の皆さんとかはどうだろう。

CCさくらの李小狼かなぁ。

日本の作品に出てくる中華キャラって古代の中国のイメージを誇張したのがほとんどだから興醒めするんだよな。

藤田和日郎作品の中国人はカッコイイぞ。ヒョウや梁師父は描写も強さも非常に良い。

師匠キャラは結構良いよね。俺は最強の弟子ケンイチの馬剣星が好き。

Gガンダムの師匠は最高だ!

いや、東方不敗師匠は元ネオジャパン代表の日本人だぞ。俺もてっきり中国人かと思っていて、その後日本人だと知ってちょっとガッカリした。

十二国記と比べると劣るが、近頃は彩雲国物語もアリだと思うようになってきた。

ガンダムWの張五飛は悪くないね。ただ作中の名前の読みや英文表記が標準語と広東語混在なのが残念。

お団子ヘアーにチャイナドレスの記号つきのキャラってなんか受け入れられない。でもなぜか銀魂の神楽だけは問題ない……

お前らヤン・ウェンリーを忘れるなって。あれは多分最強の中華系キャラ。

いやいや、なんで春麗を出さないんだよ。あれはオタク関連では世界で最も人気の高い中国人キャラだろ。

俺も真っ先に思い浮かんだのは春麗だなぁ。

俺はカウボーイビバップのスパイクが大好きなんだが彼の場合はどうなんだろうなぁ。中華系マフィアの関係では有るし、拳法も使うし格好もそれっぽいけど作中では明示されてない。

私は鉄拳チンミのチンミが好きです。

ところで、恋姫?無双のキャラって全部中華系でいいかい?それで問題なければ、俺としてはそのキャラ全部ってことで……



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的には、やはり日本の作品に出てくる中国人または中華系のキャラについてのイロイロと複雑な思いを抱いているようです。中国人からしてみれば描写に問題が有ることも少なくないようですし、それによって白けることも有るそうです。ただ、中国人または中華系のキャラが活躍することについては嬉しいといった話も有ります。

今回見かけた反応の中で印象に残ったのは漢奸呼ばわりまでされていたコードギアスの黎星刻の人気の転落っぷりですかね。彼の場合作中の扱いがそこまでヒドイわけではないと思うのですが、最初に登場したときの期待が高すぎたのが影響しているのでしょうか。

それから、設定では中国人ではないとされているGガンダムの東方不敗とDARKER THAN BLACKの李瞬生を中国人だと思っているのも結構いるようです。確かにこの二人は作中での描写のみだと中国人だと思ってしまいそうですね。

あと、今回ついにうしおととらのヒョウ、からくりサーカスの梁師父を挙げる発言を見つけたのが個人的に結構嬉しかったりします。中国のソッチ系の掲示板におけるこういったやり取りはちょくちょく見かけてはいたのですが、藤田作品への言及はなかなか見かけなかったもので。
少年サンデー系の作品って伝統的に拳法使いなんかの中華系のキャラが強いように思えますが、藤田作品はその辺の描写が特にカッコイイですよね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


アニメやマンガの中の「中国人」

アニメの中に出てくる「これは無い」と思った名前の中国人キャラ

黎星刻への中国オタクの反応(星刻が登場したばかりの頃の反応です)

フルメタル・パニック!最終巻を待ち望む中国オタクの面々

中国で人気の有る日本の作品は幾つかありますが、そのなかでも
「フルメタル・パニック!」
はオタク寄りの層において根強い人気を誇っています。この層は接する情報が多いため人気の流行り廃りがかなり激しいのですが、そんな中でずっと人気を保っているのはかなり珍しいですね。

中国では原作の短編をアニメ化した「フルメタル・パニック?ふもっふ」
の人気が特に高いのですが、それ以外にも長編のアニメ、原作のライトノベル、コミカライズ、アニメの主題歌と広い分野で人気が有るのも特徴でしょうか。

「フルメタル・パニック!」は作中の設定において中国が南北分裂しているなどといった要素から、中国本土での正式展開はかなり難しいと思われます。
ただ、非正規ルート以外でも最近は通販が使い易くなっていますし、それに加えて中国語に翻訳されたラノベが台湾経由で入ってきているようで、作品を楽しむこと自体は結構なんとかなるらしいです。

しかし、そんな「フルメタル・パニック!」も2008年2月に原作の長編新刊が出た後に続きが出ないといった状態になってしまい、中国オタクの面々もやきもきしていたようです。
そんな中で、今年の初めに作者の公式ブログで最終巻への執筆についての発言が有りました。
GATOH.COM blog style(賀東招二オフィシャル・ブログ)

この発言に中国オタクの面々もかなり色めき立っているようです。
それでは以下に、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


や、やっと終わるのか……本当に終わるんだよね?

良かった……ライトノベルでキッチリ完結する作品は少ないから、フルメタル・パニック!もダメかと思っていたよ。

ずっと待っていました。
願わくば、今回の執筆開始の情報が本当であるように……

賀東先生はフルメタのことを忘れていたわけではなかったんだな!感動した!

おお!今年に入ってから最も嬉しいニュースだよ。

俺の青春時代と共に有った作品がついに終わるか……ちょっと残念だが、とりあえず続きが出ることを喜ぼう。

ついに終わるのか……生きているうちにフルメタル・パニック!の続きが読めるとは思わなかったぜ。

長編は全11巻になるのか。賀東先生も大変だったろうな。
私は短編の方も好きなので、何時の日か学園を舞台にした作品も書いてください。

以前はフルメタル・パニック!は大好きな作品だから終わって欲しくないと思っていた。でも、2年間全く新作無しで待っているうちに何でも良いから続きが欲しいと感じるようになった。
終わるのは残念だけど続きが出たことは嬉しいね。

嬉しい知らせだ!
フルメタル・パニック!も消失するかと思っていたからとても安心したよ。

谷川流と比べると賀東招二は仕事しているし活動情報が出ていたけど、フルメタについてはずっと不安だったね。

春予定か。最近は台湾で中国語版が出るのも早いから、うまくいけば夏には正規の中国語版が読めるかもしれないな。

ラノベって原稿が出来てから出版まで半年くらいかかるんじゃなかったっけ?
とらドラがそれくらいかかっているらしいし、フルメタル・パニック!も実際の出版は夏か秋になるんじゃないか?

小説完結!?よし、そのままの勢いで続きをアニメ化だ!

小説の続きが確定すれば、アニメの方の動きも有るのかな?
新作アニメを作って欲しい。そしてスパロボ参戦だ!

アニメの続きもやって欲しいね。GONZOはもう無いし、ぜひ京アニでやってくれ!

フルメタル・パニック!を最初に見てから10年近く経ったが、ついに終わりか……

ううむ、これは期待するしかない。早く出てくれないかなぁ。

ところで、終わり方はどうなるんだろう?
これだけ長い間追っかけ続けてきた作品だしグッドエンドで終わって欲しいな。

続きをずっと待っていたが、この情報を聞いて少し複雑な気分になった。古い友人が去っていくような感じがした。
でもまずは、かなめと宗介が幸せになってくれることを祈っています。

俺、フルメタの新作が出たら故郷に帰って結婚するんだ……



とまぁ、こんな感じで。
「フルメタルパニック!」は中国オタク的に続きを渇望する作品のようですね。
中国では学校で軍事訓練などの国防教育が有りますから、軍事ネタというのは比較的とっつき易く、分かり易いジャンルです。
「フルメタル・パニック!」は学園モノ+軍事、そして更にコメディ要素も有るので中国オタク的にかなり分かり易く面白い作品となっているという話も。

それにしても「フルメタル・パニック!」の原作が始まったのは98年ですが、その当時私は中国にいて1,2ヶ月遅れでドラゴンマガジンを読んでおりました。その作品の長編がついに完結するのかと思うと、私も何かこう感慨深いものが有りますな。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国パクリ事情、らき☆すた編

今回はタレコミをいただいたものをネタにさせていただきます。
ありがたやありがたや。

それでは今回は画像から行ってみることにしましょう。
脳残01脳残01


脳残03脳残04


はい、こんなもんです。
ちなみにここで言われている「生態文明」というのは直訳すると「エコロジー文明」という感じです。ただこれについては日本で一般的にイメージされる「人と自然の調和・共存」以外にも「人と人、人と社会の関係」が含まれているので、社会的なモラルやマナーのような要素も有ります。広義の意味での「エコロジー」でしょうかね。
それで、この件に対しての中国オタクの反応は

今度はらき☆すた、しかもらっきー☆ちゃんねるかよ!

もう、慣れた。

それにしても、公共の広告でコレは無いよな……

あーあーあー、ウチの国のクリエイターさんの創造能力は非常に高いですな!

さすが我が国。怖いものは何も無いということか。

もうこれはあきら様に出演していただいたと喜んでごまかすしかない。

うむ。我が国のテレビにかがみんが出たのは歴史的に価値が有る。とりあえず動画をupするように。

俺はこういう同人好きだぞ。制作者GJ!

公益のための広告でパクリか。笑えるネタだな。

どうしてこうなったんだろうな。スケジュールが混乱して楽な所をパクッたんだろうか。

かがみに「大声で騒いじゃだめ」と言わせてるあたり、作者はちゃんと原作を「分かっている」みたいだがテレビでやるのは無しだろう。

俺は何知らないし、俺は何も見なかったからな!

世界のモノは全てウチの国のものだ……

韓国が有名ではあるが、実情についてはウチの国もかなりダメだよな。名は韓国、実は我が国ということかね。

パクリ文明の起源は我が国だ!

こ、これはパクリじゃないんだ!手書きの愛の有るMADなんだ……そうなんだろorz

またウチの国は某国にネタを提供してしまうのか!?

もういいよ、誰かさっさとニコニコ動画に流せって。恥を知るべきだ。

また世界に笑いをもたらすことになるな。「また」だ。

涼宮ハルビンに比べると、単にコピーしているだけでイマイチだよな。あっちはまだ手が加わっていたしネタ度も高かった……



とまぁ、こんな感じで。
いい加減勘弁してくれというような空気が漂っていました。

これについては
順調に進むケロン星人の中国侵略・・・?
のような感じの、校内新聞や地域の連絡用の掲示板にちょちょっと描くネタのようなノリだったのかなーとか思ったりもするんですが、公共の電波を使うモラルやマナー向上の番組だかCMだかでこういうことをやっちゃうのはさすがにアレですな。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国の新作ロボアニメAstro Planがかなりトンデモない

中国のパクリアニメ。今回は秒速5センチメートルから

涼宮ハルビンへの中国オタクの反応

中国オタク的にアニメ化して欲しい作品2010?

「中国オタク的にアニメ化して欲しい作品って何?」
といった質問を以前からいただいておりましたので、今回はそれをネタにさせていただきます。ありがたやありがたや。

最近は少々価値が落ちているという話も有りますが、「アニメ化」というのはやはり特別なものだと思います。
アニメ化によって原作のイメージが壊れてしまうといったような心配も有りますが、ファンとしては純粋に動いているアニメで作品を楽しめるのは嬉しいことですよね。また、アニメ化はほぼ確実に作品が盛り上がり、ファンも増えますし、作品に勢いがつきます。

そしてそういった事情は中国オタクにとっても同じようで、色んな作品に対して
「この作品はアニメ化しないのだろうか」
という声が出たりしていますね。
それでは、以下に中国のソッチ系の掲示板で見かけた中国オタク的に「アニメ化して欲しい作品」についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

西尾維新の作品をもっとアニメ化して欲しい。
偽物語とか、きみとぼくの壊れた世界とか。

神のみぞ知る世界をアニメ化してくれ!原作はもうあんなにたくさん有るじゃないか!

よつばとはなんでまだアニメにならないんだよ……

よつばとは作者がアニメ化しない方針らしいね。でも俺はアニメで見たいなぁ。

20世紀少年はアニメになってないよな?あと怪物王女を原作通りでまたアニメ化してください……

高橋留美子や藤子・F・不二雄の短編をアニメ化して欲しいな。

原作漫画通りのストーリーのデビルマンって出来ないかな?

医龍。原作を再現したアニメにしてくれ!

難しそうだが奈須きのこのDDDのアニメ化を。

もしできるなら、香港の武侠やバトル系の漫画をアニメ化して欲しいね。

ファイブスター物語のシリーズでのアニメ化をずっと待ち望んでいます。

レベルEだな。

昔はたくさん有ったけど、最近は特に無いな。

アニメ化すると原作レイプになりそうだから、好きな作品はアニメ化して欲しくない。

仮面ライダーspiritsのアニメ化は……やっぱ無理かな?

コータローまかりとおる!をアニメで見たい…・・・

ラノベ系はアニメ化されると嬉しいね。
今期のバカとテストと召喚獣はかなり良い。「フルメタル・パニック」や「十二国記」の新作が見たいがやはり原作が足りないんだろうか。

プリティフェイスとかエム×ゼロって何でアニメ化しないの?非常にアニメ向きの作品だと思うが。

GUNSLINGER GIRLの2期はちょっとガッカリだったからリメイクとかしてもらえないだろうか。

アニメ化してほしいのはベルセルクの続きかな。以前のアニメも良かったけどね。

ジョジョの奇妙な冒険の第二部を劇場版前後編くらいでやって欲しい。

機動戦艦ナデシコの続きは無いのか!?宇宙のステルヴィアじゃなくて!

未来日記はアニメ化しないの?ゲームはもうすぐ出るけど。

FATE/ZEROだ!もちろん主役はライダーとウェイバーな。

寄生獣をアニメ化してくれないかなー

マブラヴとかフルメタル・パニックのような作品をアニメにして欲しい。

フルメタル・パニックは原作が終わらないなら長編の一つを劇場版とかにしてくれないかね。

GS美神のアシュタロス編。

俺の妹がこんなに可愛いわけがないのアニメ版を見てみたい。

ジョージ・R・R・マーティンの氷と炎の歌シリーズをアニメ化してくれ!

アイドルマスターを「原作通りに」アニメ化してください。ゲームの特典の短編もイマイチだった。

シェンムーの続きをアニメにしてもらえないでしょうか?もうゲームは無理だというのは分かっているので……



とまぁ、こんな感じで。
最近は中国でも通販などの手段で日本の本やゲーム、グッズを手に入れるのも難しいことではありませんし、日本の作品を楽しむのが随分と楽になっています。
中国オタク個人レベルで見ると、ホントに色んな作品が知られているようで何でこんなもんまで知っているのか不思議に思ったり、私が分からない作品について熱く語っていたりすることも少なくありません。ただ、それだけに好みが細分化してしまうようで中国オタクの誰もが知っている、ハマっている作品については少なくなっているようにも思えます。
中国オタクの間ではアニメ化の有る無しで作品への知名度はもう天と地の差が有りますし、アニメ化については、そういった自分の好きな作品がもっと盛り上がって欲しいという気持ちも有るように感じられますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

SDガンダムBB戦士三国伝への中国オタクの反応

武者ガンダムや騎士ガンダムなど独特の世界観を持つ作品が多いSDガンダムシリーズですが、現行のシリーズに三国演義をモチーフとした「BB戦士三国伝」が有ります。
BB戦士 三国伝(公式サイト)

三国伝はアジア圏への展開も視野に入れているようで、
中国語の公式サイトも有ります。
BB戦士 三国伝(公式サイト中国語版)
また、広東語のPVなども公開されていますね。
こちらが広東語の三国伝PVです。
それから一応、日本語の方も。

ただ中国本土への展開はあまり無いようで、中国本土での作品への注目はそれほどでもないといった状態が続いていたようです。中国本土でもガンダムの人気は有りますし、三国伝シリーズのプラモも一応中国本土の方へ入っているようなのですが、この辺については「SD」というのが難しいところなんでしょうかね。中国オタクのメインとなる層は大学生ですし、中国にはコミックボンボンのようなものも有りませんから。
こういったことから、三国伝への反応については何度か質問をいただいていたのですが、お答えすることが出来ないままでした。

しかしそんな三国伝ですが、2月に劇場版が公開されるということで中国本土の方での知名度もぼちぼち上がってきているようです。
そんな訳で、今回は中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

SDガンダムでアニメ作るの?それも劇場版で三国志だと……!?

ガンダムまで三国志かよ!もう桃園の誓いは飽きた!

日本のアニメって、女にするのも多いけどロボにするのも多いよね。
三国志もついにロボ化か……

また三国志か!日本人は何でも三国志パロディにするんかい。

SDガンダムってそもそもなんだ?小さくしたガンダムで良いのか?

Gジェネレーションに出てくるような、頭身を小さくしたデザインのガンダムだね。あとガンダムにパイロットが乗らないで、そのままキャラクターになっているのが多い。

ナニコレ。設定やイラストも見たけど吐き気がするよ。

Gジェネレーションや前にアニメで有ったSDガンダムフォースとは違うのか?

SDガンダムって可愛くて結構良いんじゃないかい?

劉備までガンダムか……なんかわけが分からん。
最近は何でも改造すんだな。

なんか刻の涙を見ることになりそうな作品だ。
新しいシリーズを作るために何でもやるといっても、コレは無いだろ。

俺はSDガンダムシリーズ好きなんだけどなぁ。劇場版と言ってもケロロ軍曹と同時上映の短編らしいが、とりあえず期待。

ガンダム三国志とか、さすがにこれは理解できない。

この作品にはSDになったアムロとかは出るの?

俺はこのデザイン結構好きだぞ。普通のMSとは違うよさが有る。

言われれば元の機体のイメージが残っているのが分かるが、ほぼ別物だよな。どうやってこんなデザイン考え付くんだろう。

ここまで来ると、もう俺の想像を超える世界だ……

ストーリーはやはり子供向けの単純なものになるのかな。デザインは結構良いから、興味は有る。

これを見たとき、何となくサムライトルーパーに似てると思った。

俺はこの組み合わせはさすがに受け入れられないなぁ。

ネタとしては興味が有るな。マジになったら負けだぞ。

私はロボ化よりも女体化の方が好きです。

プラモは見たことがあったけど、まさか劇場版が作られるとは思わなかった。

三国志とガンダムをくっつける日本人の考えがよく分からん。

小日本どもの妄想力は無限だというのを改めて痛感した。

関羽だからガンダムにヒゲつけてるのか。なんか∀とはまた違った違和感が有るな。それでえーと、赤いのが張飛か?

ところで、最初の敵が胡軫でギャンみたいだが、なんでそんなマイナーな武将なんだ?


とまぁ、こんな感じで。
さすがにSDガンダムや武者ガンダム等を経由せず、一足飛びに三国伝という流れでは理解できなかったり拒否感を覚えてしまうことも有るようですね。

ちなみに私はこの間アバターを見に行ったときにうまいこと三国伝の予告編を見ることが出来たのですが、動くSDガンダムへ非常に懐かしいものを感じてしまいました。
私の子供の頃はSDガンダム全盛の時期だったので、その当時の記憶が思い浮かんだというか。

当時の私は武者ガンダムや騎士ガンダム、あとちょっと知名度は落ちますがガンドランダーなんかにも手をだしていまして、玩具で考えるとBB戦士以外にもガシャポン、カードダス、元祖シリーズといった辺りを集めていました。
昔の武者ガンダムシリーズの中にも武神頑駄無のような中華っぽいデザインのがいましたが、三国伝のキャラは最新作だけあって随分と進化したデザインになっているようですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国と日本の「三国志一般常識」についての差

日中で違う三国志についての認識 曹操編

中国で人気の徳川家康、その原因は三国志品評の著者かも?

5pb.代表取締役志倉千代丸氏のイケメンっぷりに中国オタクも驚き

中国の年末と言える春節(旧正月)前ということで、私も身の回りが少々ごたついてまいりました。とりあえず、今日は軽めのネタで一つ。

ゲームやアニメ、漫画などのメディアでの認知が高まるとともに、クリエイターや関係者の姿が前に出てくるようになりましたが、最近はなんかカッコイイ方がかなり増えたような気もします。
私のゲーム関係者のイメージが飯野賢治氏やファミ通で連載していたドキばぐに引っ張られまくっていたのも問題かもしれませんが、特にゲーム関係の方はカッコイイ方が増えたように思えますな。

先日、例の如く中国のソッチ系の掲示板を巡回していたところ、5pb.代表取締役志倉千代丸氏のイケメンっぷりに驚いたりしているスレを見かけました。
そこで出ていた画像の多くはアルファルファモザイクさんの記事に有るものでしたので、そちらもご参照ください。
漫画家(イラストレーター含む)イケメンランキング 2010初頭 暫定版

そんな訳で、今回はそこで見かけた日本のクリエイターの方の容姿に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なんてこった、あの感動的な作品を作った会社のトップはこんなにイケメンだったのか……!

志倉千代丸はメモリーズオフの音楽もやってたよね。
こんなカッコイイとは思わなかった。

シュタインズゲートで泣いた俺としては、そのクリエイターがカッコイイのは嬉しい。

ゲームクリエイターだと麻枝准も結構カッコよかったぞ。
作品のイメージとはちょっと違ったが。

志倉千代丸は芸術分野の人だしカッコよくても納得できる。
あとKIDの遺産を買い戻してくれたのには当時ものすごい感動した。

志倉千代丸はメモリーズオフの音楽をずっと担当しているからギャルゲーマーの中では有名だぞ。メモリーズオフでは声優もやっていて、声もカッコイイ。非常に多くのものを兼ね備えた人物だ。

クリエイターの中には昔と今でかなり容姿が変わっている人もいるよね。
それにしても5pb.代表のカッコよさには驚くぜ。

志倉千代丸は人生の勝ち組だな……無敵じゃないか

芸術的才能が有って、カッコよくて、しかも代表取締役だからなぁ。
負けを認めるしかない。

実は俺、ずっと志倉千代丸は女だと思ってたが……こんなにカッコイイんなら問題なし。

美水かがみが男だと知ったときの俺に比べればダメージはずっと少ないだろうな。

そういや俺も昔は美樹本晴彦を女性だと思っていたな。
画風もそうだし、「晴彦」の発音が女性っぽく思えてね。彦という字が有ると男性の名前だといことを知ったのはかなり後だ。

けいおん!の作者の画像はコラが多くてどれが本人だか分からんな。

けいおん!の作者は確かちゃんとした画像は出てなかったはずだぞ。今ネットに有るのは基本的に全部加工したネタ画像だと思う。

カッコよさならずっと歳をとらない荒木飛呂彦じゃないかと思う。彼のここ数十年の写真を見たとき驚いたよ。

画像を見た感じでは谷川流も結構カッコイイな。

マンガやイラスト系の人でベレー帽をかぶった人って今はいないの?個人的に結構憧れるんだが。

押井守も昔の写真はカッコよかったよ。しかし、荒木のようにはいかなかったらしい。

今はどうなっているか分からないけど、昔見た桂正和の写真は結構カッコよかった。

荒木飛呂彦は作品のイメージと作者本人のイメージがほぼ同じだよね。



とまぁ、こんな感じで。
実は中国では恋愛アドベンチャーとしてMemories Offシリーズがかなりの知名度を誇ります。このシリーズは中国語版が出た珍しい作品なので、かなり広い範囲の中国オタクがプレイしたようです。
5pb.はMemories Offシリーズを開発したKIDの流れに有る会社なので、中国オタクでギャルゲーマーな人間には結構知名度が有るようで、代表取締役の志倉千代丸氏についても、言われればすぐに分かる人が少なくないようです。

あと、荒木先生の不老っぷりは向こうにも伝わっている模様ですな。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


1/18修正:本文&タイトル中で志倉千代丸氏のお名前を間違って記述している所が有りました。まことに申し訳ありません。
また、ご指摘いただき有難うございます。

公開が迫る劇場版Fateへの中国オタクの反応

来週公開予定の
劇場版「Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS」(公式サイト)
ですが、この作品への中国オタクの反応はどうなのかという質問をいただいておりますので、今回はそれをネタにさせていただきます。
ありがたやありがたや。

劇場版ということで当然ながら中国ではすぐに見ることは出来ないのですが、ちょうど先日劇場版のPVが公開されたりしているので結構反応が有るようです。
それでは以下に、中国のソッチ系の掲示板を巡回していて見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

公式PV来たか!俺の最も好きなルートが映像化だ!待ってたぞ!

PVはかなり良いね。俺が映像化して欲しいシーンは全部入っていた。

アーチャーの背中がかっこいいね。俺の知る中で最も背中がかっこいい男の一人だ。

ずっとFateからは離れていたが、このPVを見て昔の興奮が蘇ったよ。

DVDが何時出るか分からんからな……もう別に見ないでもいいよ……このアーチャーの背中だけで俺は満足することにした。

告知画像とかで士郎とセイバーは背景か。こりゃもう凛とアーチャーが主役扱いだね。

Heaven's Feelの要素は無さそうだな。桜が好きな俺は今回も涙目。

結局、今回はどのルートの話になるの?

Unlimited Blade Worksだから凛ルートだと思う。実質的な主人公はアーチャーだから、公式での主役扱いは妥当だろう。

Fateの士郎はあまり好きになれなかったから、アーチャーメインだっていうこの劇場版には期待している。

アインツベルンの城でアーチャーの腕を移植した士郎とアーチャーの一騎打ちか。期待できる。

おい、腕については桜ルートのHeaven's Feelの方だ!UBWはアーチャー生きてるよ!

公式画像でアーチャーの背中に燃えている方が多いみたいだし、俺は凛の絶対領域の方に萌えておこう。

期待したくなった。なるたけ早くダウンロードできることを祈るよ。

イリヤルートマダー?劇場版クオリティで虐殺シーンとかになったら、俺はどうすれば……

DVD出るのはまだ先だろうけど、この予告編のクオリティを見たら「無限の期待」をしないわけにはいかんな。

PVのセイバーの甲冑装着を見て聖衣の装着を思い出した。

PV良いね。Fateの魅力は戦闘シーンだと思うからそこが華麗描かれるのは嬉しい。奈須きのこのストーリーは実はそんなに面白くないと思う。

士郎の声ってNARUTOのサスケだったのか!見たくなる要素がまた増えた……

劇場版は戦闘シーンがすごいことになりそうだな。ランサー対アーチャーの戦いを見たい。

DVDが出るとしたら早くて夏か?先は長いなぁ。

あのう……僕の期待する魔力補給シーンは無いんですか?ちょっとだけ、サービス的なものでも構わないのですが……

秋葉原にはFate劇場版となのは劇場版のでかい看板が立ったらしいな。ウチの国では何時になったらそういうのが出来るようになるんだろう。



とまぁ、こんな感じで。
Fateが日本で大流行していた時期は、中国ではネット環境が整い日本の最新オタク情報が入りやすくなってきた頃でもあります。
中国オタク的には涼宮ハルヒの前に来ていた有名作品といった位置付けでしょうかね。

Fateは2006年にアニメ化されたことにより中国オタク内における知名度も更に上がったようですが、最も評価が高いと言われるUBWルートの根幹となるアーチャーの正体等の内容はアニメ化されていないため、当時かなりの消化不良だったようです。

また、Fateを制作したTYPE-MOONについては同人から商業、そして大成功という伝説も同時に伝わっており、奈須きのこはクリエイターとして、中国オタクの間でも有名です。
TYPE-MOON関連では他にも「空の境界」が台湾で翻訳されており、そっち経由で入っているようでこっちもかなりの知名度です。私の知り合いの中国オタクの面々も日本に来る目的の中空の境界の劇場版を見るというのが含まれていましたね。
それから外伝の「Fate/Zero」は小説媒体であるにも関わらず、ファンサブ翻訳がみょうに盛り上がっていた覚えが有ります。

しかし、Fateの原作はエロゲで更にテキスト系のゲームということで、中国オタク的にかなり高い知名度の割にちゃんとゲームをプレイして内容を楽しんだ人間は案外少ないようです。
コミックの方を読んだり、ネタバレ込みのあらすじを読んだり、シナリオ部分のテキストのファンサブ翻訳を読んで知識を得たりしたのがかなり多いという話を聞いたことも有ります。

そんな訳で今回の劇場版について中国オタク的には、原作を詳しく知っている人間もあらすじだけ知っている人間も、更にはアニメから入った人間もかなり注目しているようですし、公開されているPVのクオリティも高いということで結構盛り上がっているようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


今年の劇場版アニメの多さに嬉しさ半分悲しさ半分な中国オタクの面々

プリキュアのキュア○○は中国語で「○○天使」、じゃあキュアエンジェルは?

今回は以前いただいた質問をネタにさせていただきます。ありがたやありがたや。

プリキュアシリーズは香港や台湾といった中華圏でも放映されており、「プリキュア」の中国語名は
「光之美少女」
となっています。
そして、プリキュアシリーズで活躍する主人公はキュアブラック、キュアホワイトといったように基本的にキュア○○という名前になっており、これを中国語名にした場合
キュアブラックなら「黒天使」
キュアホワイトなら「雪天使」

といった○○天使という形になるようです。

しかし最新作の「フレッシュプリキュア!」において、主人公のパワーアップ形態に「キュアエンジェル」が出てきてしまったのでさぁ大変。
まさか「天使天使」にするわけにもいかないだろうということで、
「キュアエンジェルの中国語名はどうなるのか?」
というのが以前いただいた質問でした。

それでキュアエンジェルの中国語名ですが、とりあえず
「光之聖天使」または「聖潔天使」
となっているようです。
ちなみに必殺技の
「プリキュア・ラビング・トゥルー・ハート」は「光之美少女潔淨真心」
になるとか。

ただ「フレッシュプリキュア!」は日本でも放映が終了していませんし、中華圏ではまだ放映されていませんので、今後の放映で別の名称になった場合はそちらで定着することになるかもしれません。この名称は暫定といった位置付けっぽいですね。
wikipedia中国語版には「フレッシュプリキュア!」の項目が有り、他の色んな中国語名についての記述も有りますので興味の有る方はぜひご覧下さい。
英語表記と日本語表記も混じっているのでなんとなく分かるかと思います。
「フレッシュプリキュア!」(wikipedia中国語版)


さて、これだけじゃちょっと寂しいのでついでに日曜の朝にやっている他の番組「スーパー戦隊シリーズ」と「仮面ライダーシリーズ」の中国語名についてもイイカゲンに紹介させていただきます。

スーパー戦隊シリーズの中国語名は基本的な法則として、
「○○マン」は「○○人」
「○○レンジャー」は「○○連者」
「○○ジャー」だと「○○者」

となるようです。
「連者」という字は中国語の発音でもかなり「レンジャー」に近い音になるので、これはうまい字をあてていますね。
また、スーパー戦隊シリーズの中国語名の特徴としては後ろに「連者」や「者」、「人」という中国語としても意味が通じる言葉が来るので意訳が多くなっているようです。

とりあえず、以下に幾つかの例を

五連者(ゴレンジャー)
炸薬人(ダイナマン)
五人組(ファイブマン)
噴射人(ジェットマン)
車連者(カーレンジャー)
百万連者(メガレンジャー)
真剣者(シンケンジャー)


ファイブマンは少々法則と異なるようですが、さすがに「五人」だけじゃまずかったんですかね。
こちらもwikipedia中国語版の方に項目が有りますので、ご興味の有る方はご覧になってみては如何でしょうか。○○戦隊の所は同じ漢字なのでなんとなく分かると思います。
「スーパー戦隊シリーズ」(Wikipedia中国語版)


仮面ライダーシリーズの中国語名は幾つか有るようですが、
「假面騎士」
「巾蒙面超人」
(巾蒙は日本語に無い字で、巾へんに蒙で一字です)
とすることが多いようです。
字が異なりますが「假面」も「巾蒙面」も日本語の「仮面」に近いものですね。

仮面ライダーの中国語名はV3やBlack、龍騎や響鬼のように元がアルファベットだったり漢字表記な名前はそのまま使っているようですが、カタカナの場合は意訳音訳更にはアルファベット表記と色んな訳名が有ってちょっと混乱しますね。
これが昭和ライダーだとまだ人数も多くないのでそれほど大きな問題ではないのですが、平成ライダーは数が多いのでもう大変です。
そういった事情も有るからなのか、wikipedia中国語版には
「仮面ライダー訳名リスト」(wikipedia中国語版)
という、平成ライダーの訳名についてまとめられた項目が有ったりします。


日本の番組が中国語圏で放映される場合、放映された時期やルートが異なると翻訳も異なることが有り、それに伴って中国語名も変わる場合が有ります。
また、オフィシャルな中国語名が必ずしも一般的に使われているとは限らないようです。
そういったことから、中国語名を一つだけ確定するのはなかなか難しいのですが、今回紹介させていただいたものは比較的よく使われる中国語名かと思われます。
それにしても、こういった訳語を見るとカタカナ表記って便利なもんだと感じますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

ケンシロウは健次郎

秋葉原の化物語&刀語献血ルームコラボへの中国オタクの反応

今回はちょっと軽めのネタを。
秋葉原に在る献血ルーム「akiba:F」で「化物語」&「刀語」の展示が行われているそうです。
吸血鬼が出てくる作品と献血のコラボというのは合っているのか間違っているのかよく分からない組み合わせですが、とりあえず面白そうな話ですね。
このコラボ、具体的な内容についてはアキバblogさんの記事をご参照下さい。
化物語&刀語 まさかの献血ルームコラボ実現!

で、このコラボの情報が中国オタクの方へも伝わっているようです。化物語は昨年のアニメでは中国オタク的にかなりの人気でしたし、結構な反応が出ているようです。
そんな訳で、中国のソッチ系の掲示板を巡回して見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

オタクと献血……なんとも奇妙な組み合わせだ。

日本のオタク文化はイロイロとすごいと思いました。

うーむ、金銭を吸われるという意味での吸血ではなく、本当の吸血か!

確かに俺もこのルームに展示されているものを見るために献血に行きたいと思ってしまうぜ

なんか献血する場所には思えないなぁ

看護士じゃなくてメイドがいる献血ルームとかは無いの?

恐ろしいことに、メイド献血は既にやったらしいぞ……

忍に吸われるというなら、献血も悪くないように思えます。

これは対オタの罠だ!献血しすぎで身体を壊さないように祈るよ。

あんまり動かないで栄養過多なオタクはこういうところで献血してバランスを取るのも良いかもしれんな。

エッチなアニメを見て流れる鼻血で献血とか出来ませんか?

化物語のアニメを見たり主題歌を聴きながら献血できるんだろうか。
とてもスバラシイ環境に思える。

てか、オタクの血って使えるのか?あんまり良いもの混じってないと思うんだが……

スゴイ!やはり小日本のやつらだな!ここまでやるとは思わなかったぜ……

オタク故に血を搾取されるというようにも見えるな、なんか献血じゃなくて売血っぽい気もするぜ。

献血したら期間限定で3000セットのグッズがもらえるだと!?
俺も献血したい!

医者は卑怯だ……こうやってオタクを騙すなんて。

限定グッズはスゴイし、とても効果的だ。
血を集める人はいろんな事を考えるもんだなぁ。

金だけじゃなく、血まで吸われる……オタクって騙されやすい人間だね。悲しいね。

ううむ……コレはズルイ。しかし効果的な方法だと認めないわけにはいかない。

グッズをえさにされるのはキツイよね。罠だと分かる、分かるが俺も献血したい!

これはもう売血だろ。小日本どもが騙されるのがちょっとかわいそうだ。

血で買うグッズ……欲しいが、恐ろしい。だが作品と吸血鬼の関係を考えるとまた価値が出るような気もする。忍に吸われるというなら十分にアリだ。

次はぜひ月姫でやってください。

血と汗という言葉が有るが、秋葉原では文字通りそれを吸われるのか……!



秋葉原で献血、しかもオタクに人気の作品との組み合わせというのは中国オタクのツワモノたちでもさすがに想像しなかったようで、驚いているのが結構いるようです。
行ってみたいという声も有りますが、グッズや展示をエサにして行われる献血ということに引いている声も有りますね。
献血とそれにまつわるボランティア的なものをオタグッズという誘惑でやってしまっていいのか、という感情も有るようです。

中国の献血事情はやはり日本以上に難しいようで、中国ではいわゆる日本のような献血は「無償献血」と言われています。またそれだけに、無償献血は高潔なボランティアといった感じの扱いになっていますし、無償献血を行った人とその家族及び直系の親族は臨床治療における血液使用費用の減免などの優遇が法律で規定されていたりします。

そしてそれに加えて、中国では政府が献血を呼びかける大きなキャンペーンを行ったり、自然災害が起こったりすると被災地支援の為に献血しようといった運動が巻き起こったりもします。
そういったことから今回のコラボのような、日本での献血に対する軽め(?)の扱いには違和感が有るのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国の新作ロボアニメAstro Planがかなりトンデモない

今回は複数の質問やタレコミをいただいている、中国の新作SFロボットアニメ
太空暦険記(英語名:Astro Plan)
についてをネタにさせていただきます。ありがたやありがたや。

さて、このアニメのトンデモない点についてですが画像を見てもらえばだいたい分かると思います。
astro plan01

astro plan02


なんか明らかにどこかで見たような機体が出るらしいこの作品ですがPVも公開されておりまして、そのどっかで見たような機体がどっかで見たような必殺技を繰り出すPVは既にニコニコ動画に上がっているようです。
【ニコニコ動画】中国製SFアニメ:星原?? 。。。。。マクロスFの姉妹編??

それから、中国のニコニコ動画ことacfunの方にも上がっていますね。
某国産神作,本月15号放映

それでは、以下に私が中国のソッチ系の掲示板を巡回して見かけた反応を紹介させていただきます。


ガンダムとマクロスのパクリですか

とりあえずこの状況に俺は涙目

ガンダム、マクロス、ナデシコ、テッカマン、トアスフォーマー等の名作をパク……じゃない、名作の要素を吸収して出来た中国初の国産SFロボットアニメ!
広電局の連中から賜った名前は太空暦険記だとよ!!

ざっと見た感じではマクロス+00でいいんかね。

国産の神作だ!

えーと、バルキリーか……それとアクエリオン?

ロボのデザインはパクリだがそこそこ。キャラデザはダメ。

同人とかそういう話だったらいいな、と思いました。

こいつらが、「俺がガンダムだ!」と言い出したらどうしよう……

国産パクリマクロス、トランスフォーム!

このパクリゴミアニメ何とかしてくれよ。

ああ……なんだかとても懐かしい、そして違和感の有る作品だ!

携帯はパクリ、ソフトは海賊版、だからアニメがこんなんになっても不思議じゃ無いよ。

前よりは随分レベルは上がったと思うよ。でも題材がもろガンダムのパクリってのはどうかと。

技術の向上は見て取れるよ。とりあえず追っかけるだけ追っかけてみるかなぁ。

日本だって国内で散々パクリあってるじゃないか。ポケモンとデジモンの関係みたいなもんだから問題無い。俺は見る。

ウチの国のクリエイターの「創造力」はホントにスバラシイものだね……

海外アニメをゴールデンタイムに放映できないようにして、流すのはパクリアニメですか。

なんか思いっきりマクロスっぽい記号とか有るし、どーすれば

これで何もしらない子供を騙すつもりかよ。

中国の特色有るSFアニメですね、分かります。創造は模倣から始まるとか言ってるやついるけど、模倣っつっても限度が有るだろ。

ところで、シェリル様とランカちゃんは何時になったら出てくるんですか?それが楽しみで仕方ありません。

また一つ、パクリ国家として中国は有名になれるようだな!

もう既にニコニコ動画に上がったらしい。また有名になっちまうぜ……
土豆は日本から見れないからもうちょっとかかるかと思ったが、早かったな。

じゃあ2chでネタにされるのも時間の問題だな。

やはり河森正治に謝らないといけないんじゃないだろうか。

どいつもこいつも光の翼で!

キャラクターで紫のティエリアっぽいのが女性キャラみたいだが、ティエリアは女じゃないから良いんじゃないか!
パクった制作者は何も分かっていない。

仮面かぶった美形の敵の発表はまだですか?

スーパーロボット大戦にこっそり参戦とかできないもんでしょうか。
このデザインなら混じってても見逃してもらえるような気がほんのちょっとだけする。

ウチの国は、マジンガーZをテコンVにした国と同じ道を進もうとしているというのか……

まぁ、デザインとパクリは今更俺が言ってもしょうがない。
あとはストーリーがどうなるかだ。歌姫とか三角関係とか男の娘とかBLとかNTRとかは入っているのかい?

子供向けだしストーリーは期待できないだろ。

断空斬、龍舞天翔、流星箭とかいう必殺技の名前はとりあえず良いけど、ロボの動作がなんか鈍いなぁ。

どうせ、主人公は後半で赤くて3倍だかファイヤーな機体に乗り換えて断空光牙剣が使えるようになるんだろ。赤はウチの国だと正義の色だしな。



とまぁ、こんな感じで。
さすがに分かり易すぎるということで、向こうでも放映前からかなりのネタになっているようです。中国大手検索エンジンの百度に有る百度版ウィキ「百度百科」にもこの項目が既に出来ています。
百度百科「Astro Plan」
現在編集されている内容では
「中国初のSFアニメ(中国第N作目のパクリアニメ)」
といったものになっておりますな。

中国のCGアニメのレベルが上がっているのが見て取れるものの、メカデザインが全てを持っていってしまった感も有るこの作品、もうこうなったらどこのアニメから持ってきているとかいうのを探しながら見るのもいいかもしれませんね。ちなみに私は何となくヴァンドレッドっぽいなーとか思ってしまいました。

それから、ファイナルフォームの必殺技(?)の時に表示される漢字ですが、簡略化されている簡体字だとなんかイマイチカッコ良くないですね。
子供をメインターゲットにしているのでしょうがないとは思うのですが、カッコよさ重視で難しい方の繁体字の演出でやってくれないもんかと勝手なことを思ったりも。
中国のイベントでも、カッコよく見えるからという理由で繁体字を使うとかいうのが有るわけですし。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

神戸新聞の中国字幕組の記事に微妙な気分になる中国オタクの面々

今日はコメントの方でいただいた神戸新聞に載っちゃった中国オタクファンサブグループによる字幕組の活動の実態についての記事をネタにさせていただきます。
ありがたやありがたや。

こちらがいただいたコメントです。

103. Posted by 2010年01月06日 22:56
やられやくから持って来たんだけど
神戸新聞に中国のアニメ翻訳チームが載ったみたいですね
http://amatawarui.up.seesaa.net/image/www_dotup_org530837.jpg
コメントは差し控えますw


さてこの記事の内容ですが、かなりよく調べてあるなーと思ったらインタビューに答えている人間の名前に思いっきり見覚えが……
えー、なんかもう、本当にいろいろとスイマセン、この人たぶん私も知っている人ですorz
と言うか、この間の冬コミで頒布した同人誌に寄稿してますな。ぬぬぬぬぬ。

そんな訳で、とりあえず手近な知り合いの中国オタクの面々にこの記事について聞いてみたところ

「なんかものすごい微妙な記事だ」
「反応に困る」
「間違っているわけではないんだが……」
「あからさまな叩き記事じゃないし客観的な内容なのは良いんですが……」
「認めたくないものだな、若さゆえの過ちは」


といった微妙な感じの、戸惑った反応が返ってきました。
中国オタク全体とは言えませんが、一部の層はファンサブ活動があんまりおおっぴらに言えるようなことではないと考えるようになっているのは昔とかなり変わってきていますね。
以前は本当に皆無で、ファンサブ活動=すごいオタクであることの証明みたいな考えばかりでした。
コンテンツを扱う日系企業への就職活動における日本語能力のアピールで、ネットのファンサブ活動で字幕つけて放流してますというのを得意気にアピールされた方がいるという話を聞いた時はなんかもう、クラクラしたのを覚えております。

しかし、中国オタクのかなりディープな層でもこの記事にでてくるような感じでやらかしているのが存在するというのを見ると、「ファンサブ活動がよろしくないこと」であるといった認識がちゃんと根付くには、まだまだ時間がかかりそうだと改めて実感してしまいます。昔よりは良くなったとは言え、やはりいまだに難しい状況っぽいですね。

あと、当サイトのネタによく出てくるクロ氏もOBということで名前が出ちゃってますな。
中国でオタクやっている以上、必ず海賊版やらP2Pファイル共有、youtube、優酷、土豆なんかの動画サイトに投稿された違法アップモノと関わらざるをえないといったことになるのですが、現在の彼は日本に来たときに購入したり日本からの通販やらで取り寄せしたりしているので、昔のことを引っ張り出されているのはちょっと気の毒にも思えたり。

それと記事の内容についてはソースがソースなんで大筋ではホトンド間違ってないと思います。
細部については「日本の動画共有サイトに違法投稿された動画を加工して〜」というルートが無いわけではないものの、shareやBitTorrentといったP2Pファイル共有ソフト経由の方がメインになっているというくらいですかね。
それにしてもまぁ、なんと言いますか、中国オタクで日本との交流をやっていく限り、こういったことはずっとついて回るでしょうから、めげずに地道にやっていくしかないんでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

今年の劇場版アニメの多さに嬉しさ半分悲しさ半分な中国オタクの面々

ここ最近のアニメはDVDなどのソフト販売だけでなく劇場版などの展開も広がっているようで、日本のアニメ業界のビジネスモデルが変わりつつあるようにも思えます。
昨年は劇場版アニメの当たり作品も多く、そっちについては個人的にかなり良い年でしたが、今年の公開予定を見た感じでは今年も劇場版アニメに期待できそうに思えますね。
今年公開予定の劇場版アニメについては、私もよくお世話になっている
MOON PHASEさんのアニメ予定表
をご参照下さい。

しかし、日本国外にいる中国オタクにしてみれば日本国内における劇場版の増加は少々悩ましい問題のようです。
そんな訳で、今回は中国のソッチ系の掲示板で見かけた今年の劇場版アニメの増加についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


公開予定表を見たが、2010年は劇場版の数がかなり多いね。

1月23日はスゴイな。なのは、FateのUBW、遊戯王の新作か……

予定に有る2月6日の涼宮ハルヒの消失という文字を見ると、嬉しくなると同時に悲しくなる。

俺はその2月6日が待ち遠しくてしょうがないぜ!

毎年そうだけど、夏公開のアニメもスゴイね。
今年はジブリアニメが来るみたいだし。

なんで最近こんなに劇場版が多いんだ。ガンダム、マクロス、ハルヒ、文学少女……俺の好きな作品が劇場版になってばかりだ。

劇場版で作品のクオリティが上がるのは良いんだが、最大の問題はすぐには見れないということだよねorz

個人的にはなのはと文学少女が気になるなぁ

うーん、さすがに全部見に行くのは不可能だ。公開期間が事前に確定していればまだ予定を組むのが楽なんだが。

銀魂にも劇場版が?しかも新約紅桜篇!?
意外だ。しかしこれは見たい。

マクロスFの劇場版前編はかなり良かったらしい。後編も期待できそうだ。
しかし俺はまだ前編すら見れない状況だ。

良さそうな作品とか、好きな作品も多い。問題は何時頃DVDが出るかだ……

てか日本ってこんなに劇場版アニメ有ったのか。ドラえもんは知っていたが、クレヨンしんちゃんとアンパンマンってもう古い作品じゃなかったっけ。

俺は見にいくの無理だからDVD待ち。00とFateに期待している。それにしても、昨年公開されたEVA破のDVDはいったい何時になったら出るんだ!

俺の期待作が今年の上半期に集中している。しかし、俺は待たなければならないんだろうな……

春節(旧正月)の長期休暇は実家に帰省するのを遅らせて消失を見に行くべきか。

Fateやなのは、ハルヒが来る1月23日と2月6日は両方ともちょうど冬休み中だからなんとかして見に行くかね。

(中国の冬休みは旧正月前後でだいたい1月中旬〜2月中旬くらいになります)

2010年は劇場版に良い作品が多そうだけど、ウチの国には入ってこないだろうからなぁ。

本当に2月6日に涼宮ハルヒの消失が公開されるのか半信半疑だったけどもう決まっているみたいだね。ただ、私がソレを見ることが出来るという希望の消失はエンドレスなまま。とても憂鬱です。

Fateと消失、それから東のエデンが見たい。頼む、早くDVDかBDを出してくれ!

トライガン劇場版だと!?
あの作品が復活するのは嬉しい、しかし俺の身体は中国だorz

良いね、これだけの作品が出てくるとは。FateのUBWが楽しみだ。

EVA劇場版のQはやはり今年公開ではないのかな?まぁ、破がすごい良かったんであと数年は待てるが。

完全新作じゃなくて、ちょっと前の名作が劇場版で復活している感じだね。こういうのは良いな。

面白い作品が出るのは嬉しい、しかし劇場版でというのは同時にとても悲しくなる。

劇場版公開ということは、DVDになるまで最低半年は待たなければならないということだよな。消失は2月公開でだから、DVDが発売されるのはうまくいけばちょうど夏休みの時期だろうし、それを期待するか……

2010年は良い作品が多そうだ。スバラシイ。しかし中国に入ってくるのは何時になるんだろう。ポケモンとコナンくらいは入ってきてくれないかな……

ところで、これだけ劇場版の公開予定が有って、しかもユニコーンと00の情報も有るのにガンダムSEEDの劇場版の情報が無いのはナゼなんでしょうか……



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的にも人気の高い作品が劇場版になるのを喜ぶと同時に、劇場版公開ではすぐに見ることができないということに嘆いていたりもするようです。
ここ数年の間ネット環境とファンサブ環境が整うにつれ、日本とのタイムラグはどんどん減少していました。しかし劇場版の場合、日本国外では何時見れるか分からないということでネット視聴に慣れた中国オタクからしてみれば、去年から今年にかけての劇場版ラッシュについてはかなりモヤモヤとした気分になっているようです。

学生や若い社会人の多い中国オタクにとって、日本への旅行というのはかなり費用と手間のかかるものですし、映画1本のためだけに日本へ来るというのはさすがにハードルが高すぎる話でも有ります。そんな訳で、中国オタクにとって今年の劇場版の多さは嬉しくもあり、悲しくもありといった感じのようですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

アニメ版ムダヅモ無き改革、アニメオリジナル展開「中」の巻の情報への中国オタクの反応

さて、今回は質問をいただいている
アニメ版ムダヅモ無き改革(公式サイト)
についての反応をネタにさせていただきます。ありがたやありがたや。

読んでいてイロイロと心配になってくるこの作品ですが、さすがに美少女もガンダムも出ないので、中国オタクでもかなりディープな層が知っているくらいですね。
ただ、今回のアニメ版ではアニメ独自の要素として小泉ジュンイチローが中国のお偉いさんと戦うらしいという情報が出てきているので、中国オタクのなかの「濃い」面々もさすがに何時ものような反応とはいかないようです。
では以下に私が中国のそっち系のサイトを巡回して見かけた反応を、例によってイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

麻雀で世界を救うというのか!?
相変わらずヘンな話だよな。

麻雀の用途が極めて広い分野に影響を及ぼすと言う作品だったな。

小泉が大活躍する日本人にとって痛快な作品ってとこなんだろうね。
あんまり気分が良くないけど、作品のクオリティが高いのは認めざるをえない……

「北」編の次は「中」編。字牌ですか……って、まさかウチの国のあの御方が出るのか!?

「中」編ってオリジナル部分か!?
ナゼ危険なものを加えるんだ!

アニメのオリジナル要素で原作に無い、しかも危ない展開をやるなよ……
コレが無ければ普通に話題にできる作品だったろうに。

アニメの方は原作と違う展開だね。小泉が戦闘機で生きて帰ってきたし、「北」はもう終わったから更に北にあるロシアのプーチン編はやらないのか?

最後の予告編で驚愕した。コキ○トウを出すなんて、この作品もう作品の存在という意味では終わったんじゃないか?

小泉が主人公の作品だからコキ○トウが負けるのか?現実世界ではコキ○トウが日本に負けたことなんて無いのにね。

ウチの国の指導者が次回の敵だと!?こんな敏感な話題を使うなんて、この作品の制作者は何を考えているんだ……

コキ○トウが銀河万丈でオン○ホウが納谷六朗か!
ここだけはスバラシイ。だがストーリーや演出はとても不安だ。

タイゾー役の福山潤を見て彼の演技の幅の広さに感心していたんだが、最後の次回予告で全てが吹っ飛んだ……
あれはマズイだろ……

あー、俺はとりあえずこのアニメに関わるのはやめておこう。

原作の第四帝国との戦いなんかはまだ笑っていられたんだが……こっちの政治ネタに関係するとなると、さすがにヤバイ。

さすがにやりすぎ。

まぁ、こういう作品を作れるのが日本という国なんだろうね。ウチの国でこういうネタ作品をやれるのは何時になるやら。

とりあえずこの作品が日本で消されるようなことにならなければいいよ。ウチの国についてはもうしょうがない。

日本が麻雀発祥の地である中国に挑むなど、笑止千万。

まて、脱衣麻雀ルールで来られたらいくらウチの国の指導者の方々でも勝てないぞ。

おいおい、コキ○トウがボスかよ。小日本どもはやっていいことと悪いことの区別がつかんのか?

それはともかく、コキ○トウの必殺技はどうなるんだ?

第三世界は全部取り込んでオトモダチという清一色とかどうよ。
あとは何時ぞやの潜水艦問題とかで海底撈月とかかね。

見ていて気分の良い作品にはなりそうにないし内容もヤバそうなんで、この危険牌はとりあえず切ろう。



とまぁ、こんな感じで。
アニメ版オリジナルの展開におけるネタのやばさに中国オタクの濃い連中もかなり引いているようですね。
ちなみに、中国ではネットの検閲に引っかかってしまうため、特定の政治家の名前につきましては伏字かあて字にすることが多く、今回見かけた発言でもそうなっていましたので、私もその辺はそのノリで訳しております。

それと、最近P2P関連の諸々による一斉取締りの余波を受けてそこら中のアニメ系BBSやオタク系のサイトが潰されたり一時的にアクセス不能になったりしているからなのか、政治関連の、しかもヤバイなネタが多くなりそうなアニメ版ムダヅモ無き改革についてはどう反応すればいいのか迷っているような印象も受けました。

中国のオタク系サイトやBBSなんかでは
「敏感な話題禁止」とか「政治的な話題禁止」
といった規則を掲げていることが珍しくありません。
うっかりヤバイ単語を書いてワード単位での検閲に引っかかったらサイトごと……という可能性が非現実的だとは思われていないので、面倒事は避けようとしているのでしょうね。

中国は政治ネタに踏む込むと問答無用で上が潰しに来る所がありますし、この間の年末に有った政府機関による取り締まりで中国オタクは痛い目にあっています。
そんな訳で、中国オタク的にこの件は「シャレで済まないんじゃないか」と感じているのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


現在中国でP2Pファイル共有の情報交換サイトが潰されまくっている模様

ムダヅモ無き改革への中国オタクの反応(マンガ版についての反応です)

男の中国オタクと女の中国オタクのちょっとした違いというか傾向について

新年でだらけきっておりますがこのままずるずるいくと危険なので、更新を……
という訳で、今回も埋もれたネタの再発掘のようなもので一つ。

オタク文化が若者に蔓延している今日の中国では、結構な数のオタク趣味にハマっている人間がいます。ただ、そういった中国オタクの面々にも世代や男女による違いというか傾向のようなものが存在します。
今回は中国オタク的男女の違いについて、私の独断と偏見に基づきちょっと書いてみようかと思います。

まず、中国オタクの大まかな傾向として、
「男は広く浅く」
「女は狭く深く」

といったものが有ります。

男性の中国オタクは広く浅く、オタク文化全般をカバーしようとするところが有り、流行の情報についてはとりあえず把握しておこうという方がかなり見受けられます。新しい情報を手に入れ、新しいものを手に入れたいという欲求も強いようです。

日本だと男性のオタクには「信者」とも言えるようなディープな層が結構いますが、中国オタクの間ではそういったディープな層は少なく、
「アニメもマンガも一番好きな趣味ではあるけどそこまで一つのことには拘らない」
といったライトなオタクが多いとも言えるかと。
また男性の中国オタクは交流に関しても積極的で、ネット上のコミュニティでもオープンなところで不特定多数相手に行うことが多いようです。


女性の中国オタクは狭く深く、自分がファンになったジャンルやキャラ、更には声優といった対象を追いかけるといった傾向が見受けられます。
もちろん、ジャンルの流行り廃りは有りますし、最近ではヘタリア人気が大爆発してジャンル間の大移動のようなことも起こっていますが、全般的に見て男の中国オタクに比べると息の長いファンが多いのも特徴でしょうか。

それともう一つ特徴的なのが創作活動についてですね。女性の場合ファン同士の交流でも創作活動を介したものが多く、コミュニティも非公開の身内的なもので行われることが多いそうです。またイベントにおける同人活動など創作全般についても基本的に男性より女性の方が盛んです。女性の中国オタクの間で巻き起こっているヘタリアの爆発的な人気も女性ファンによる創作活動から起こったものだそうです。


また、オタク関連商品の購入やイベント参加など、オタク趣味へのお金の使い方についても男女の違いがわりとハッキリしています。
あくまで大雑把に見ての話ですが、女性の方が自分がファンになっている対象の関連商品などを積極的に手に入れようとするところが有り、欲しいグッズが有れば積極的に購入しているようです。これはオフィシャルグッズに同人グッズ、関連イベントへの参加、更には海賊版グッズなど全ての範囲に渡っての話です。

これについては基本的に女性の方が使えるお金が多いという地力の差も有るのですが、男性の中国オタクの「欲しい物」、つまり最新のアイテムが中国の手近な所に無いというのも影響しているかもしれません。
それに加えて男性の中国オタクは好みの移り変わりが激しく、一つの作品に対するこだわりが女性に比べると薄く、日本で言う「信者」的な存在も非常に少ないといった点が有り、そういったことも男性の中国オタクの「趣味に使うお金」が女性のオタクより少ないということに関係していると思われます。


思いつくままにグダグダと書き散らしてみましたが、中国オタクの男女の違いについてはこんな感じでしょうか。
日本のオタクの間にも似たような傾向が見受けられる部分も有りますが、中国オタクの間ではそれが更に極端になっている印象も受けますね。

それから、個人的にちょっと面白いと感じているのが男の中国オタクの「最新流行」を追いかけるという姿勢についてです。
オタク文化は現在の中国の若者世代共通の「カルチャー」としてわりと重要なものにもなっており、そのカルチャーの「最新流行」を知っているというのは非常にカッコイイことだとするところが有り、オタク文化に慣れ親しんでいる若者の間ではオタク文化の日本の「トレンド(既に死語でしょうか?)」を知っているのがある種ののステータスになっているようです。

流行のジャンルや人気作品を追っかけるというのは日本のオタクの間でもそう珍しくは無いと思いますが、中国ではその傾向がかなり顕著です。そういった最新流行を追っかける良い意味でも悪い意味でも「ミーハー(これも死語ですな)」なところは、日本以外の国で広まったオタク文化に属するからなのかもしれません。海外ということで直に作品や関連情報に触れることが難しく、「オタク文化の最先端」ということの価値が日本で感じられるものよりかなり高くなっているようです。

とりあえず、こんな所で。
今回はホントに私の独断と偏見によるものなので、何時にも増してツッコミ&情報提供お待ちしております。

新年明けましておめでとうございます&冬コミについての感謝と謝罪

新年明けましておめでとうございます。
昨年はこんなブログをたくさんの方に読んでいただけたのが、非常に嬉しくも冷や汗ものな一年でした。
それにしても、我ながら内容のレベルもそうですが、書いちゃってから間違いに気付いたり間違いを教えていただいたりして慌てたり、いただいたコメントの方が本文より明らかに面白くて落ち込んだりといったダメなところが一向に改善されていないような……
な、何はともあれ今年もどうにか頑張っていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

さて昨年末、というか昨日ですが冬コミお疲れ様でした。
お陰さまで今回持ち込んだ新刊は無事完売することができましたし、既刊や委託していただいた本もかなり良いペースで頒布することができました。
毎回のようにグダグダな対応になってしまいますが、中国オタクネタにご興味の有る方や、ブログを見てくださっている方にお会いできるので非常に楽しいです。

新年早々うまいことネット上で「次世代」のクロ氏とイカ氏を捕まえることができたので、今回の冬コミについてのコメントをもらいました。
以下、彼等のコメントです

クロ氏:
意気揚々と申し込んで新刊を作れても、ビッグサイトに行けないのでやはり少々落ち込み気味な次世代本部ですが、管理人さんを含め日本組のお陰で、今年の冬コミも無事参加できて非常に嬉しいです。本当にありがとうございました。
寒い中わざわざ次世代のブースに足を運び、また関心を持ち続けていただいて、ありがとうございます。私達次世代は今年もまた色んな試みを兼ねて多方面に向かって頑張ろうと思っていますが、サブカルチャー的に日中交流を行う!という基本の指針は変わらないつもりです。今年もまた夏にコミケでお会いできるのを楽しみにしています。
では、今年もよろしくお願いします。

イカ氏:
「日中文化交流」と書いてオタ活動と読むをご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます、今年も宜しくお願いするアル。
今回は残念ながら日本にいけなかったのですが、管理人の百元様を始め、友人のパンダ氏や大学のOBの皆にご協力をいただき、冬コミに参加することが実現しました。ご関心をお持ちの皆様、当日ブースにお越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。
2009年には、皆様のお陰様でいろんな夢を実現できて、とても充実して過ごさせていただきました。
今年も上海万博などで大変な一年だと思いますが、周りを気にせず日中文化交流(オタ活動と読む)を徹底したいと思います。
何卒よろしくお願いいたします。また夏にお会いしましょう。


以上、中国からのコメントでした。

しかし、今回は私のミスでいろいろとやらかしてしまい本当に面目ないですorz
私は当初、日本に届いた新刊は2種類(中国オタク情報本と民族萌え娘本)だと思っていたのですが、早朝他の関係者の面々と合流した時に実は民族萌え本が私の想定していた方に届いていなかったと判明、結局新刊は中国オタク情報本だけでスタートということに……

この時点で私は新刊が中国オタク情報本だけだと思ってしまい、来てくださった方にも
「新刊は中国オタク情報本のみになってしまいました」
と説明させていただいたのですが、
実は別の方の所へ民族萌え本が届いていたようで、昼過ぎにその方がわざわざ会場へ持ってきてくださいました。

しかしスペースに居た人間(含む私)は、もう新刊は中国オタク情報本だけだと思いこんでいたので、そこでまた混乱という事態になってしまい、その結果更にイロイロなご面倒をおかけしてしまうことに……

いやもう、これは年末のゴタゴタを理由にCCのメールによる状況説明と簡単な確認をしただけで全部終わった気になり、個別に確認をちゃんと取らなかった私のミスですね。
冬コミでわざわざ来てくださった方、関係者の皆様まことに申し訳有りませんorz

こんな感じで新年最初の更新で管理人が謝罪しなければならないようなブログですが、どうか見捨てないで、たまに思いついたときにでも読んでいただけたら幸いです。
今年もどうぞよろしくお願いします。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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