「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2010年07月

中国オタク的「初めてのライトノベル」

今週は戦国BASARA3やメタルマックス3など私の待っていたソフトが発売されて嬉しかったのですが、それ以上に嬉しかったのがプレイステーションのゲームアーカイブスで
「奏(騒)楽都市OSAKA」
が配信されたことでした。まさかあのゲームが配信されるとは。

私が昔買ったPSのディスクには傷が付いて読み込めなくなっていたので遊ぶのは諦めていたのですが、そこに配信ということで嬉しさもひとしおでした。

「奏(騒)楽都市OSAKA」は同名のライトノベル作品の外伝的な作品で、
小説の2年後が舞台になっています。
正直かなりクセの強いゲームで万人向けではないと思いますが、
現在刊行中の境界線上のホライゾンシリーズなどの川上稔作品が好きな方は楽しめるのではないかと思います。
作中のテキストとか、ホント川上稔作品のノリなので。

ちなみに都市シリーズはラノベ離れした分厚さとクセの強い内容で初心者お断りのオーラが漂う川上稔作品の入門としてもいいのではないかと思います。
最近の川上稔作品ほど分厚くないので読みやすいですし、基本的に1シリーズ(都市)ごとに独立した話なのでどこからでも読めます。
個人的には、都市シリーズ最終作ではありますが「電詞都市DT」がきれいにまとまっていて入門としてはいいんじゃないかなーと。



前置きが長くなりましたが、思いついたがなんとやらで今回はライトノベルつながりで一つ。

最近、中国オタクの間ではライトノベル読者がかなり増えてきている感があります。
そんな彼等がラノベにハマるきっかけが気になったので、彼等のライトノベル「最初の1冊」はどんな作品なのか、中国のソッチ系の掲示板をまわってちょっと調べてみました。
そんな訳で、以下にその反応などを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最初に読んだ一冊って結構印象深いと思うけど、みんなどんな作品からラノベに入った?
俺は昔ドラゴンランスとかにハマッていたんだが、そこからの流れで「涼宮ハルヒの憂鬱」に出会ってラノベにハマった。

私は「銀河英雄伝説」かな。
その後アルスラーン、創竜伝と田中芳樹作品を読んでいるうちにラノベにという流れ。

とりあえず「イリヤの空、UFOの夏」。
実は最初に読んだ本はよく覚えていないんだが、記憶の中で一番古くて印象に残っているのはこの作品。

「今日からマ王!」に出会ったおかげで、今ではBL小説が生活の一部に……

最初はやはり「涼宮ハルヒの憂鬱」かな。
こんなジャンルがあったのかと驚いた。その後は、ゼロの使い魔やシャナという流れ。

「トリニティ・ブラッド」に惹かれたのが最初です。

keyのゲームのノベライズでむちゃくちゃ感動して泣いたのが自分のきっかけ。

私も最初は「銀河英雄伝説」かな。その当時はまだライトノベルという概念は無かったし、ジャンルについて意識したことも無かった。

昔はライトノベルとか考えたこともなかったよね。
今の定義から言えば、たぶん「吸血鬼ハンター"D"」が自分の最初のラノベになると思うんだけど、その当時は日本のファンタジー小説という捉え方だった。
ラノベというジャンルを意識して読んだのは、十二国記からかな。

なぜか「あそびにいくヨ!」を読んで、
「こんなに気楽に読める小説があったのか!?」とおどろいたのがきっかけ。
最近アニメ化もされて幸せです。

自分は「灼眼のシャナ」に衝撃を受け、10巻以上を一気に読んで、ラノベにズッポリと……

最初に読んだのは「半分の月がのぼる空」で、その次に「イリヤの空、UFOの夏」。どっちの作品もラストで大きな喪失感を覚えたね。で、気が付いたらラノベの世界が大好きに。

自分の最初に読んだラノベが「彩雲国物語」というのは、一生背負っていかなければならない十字架じゃないかと思う。そこまで悪い作品ではないけど、最初の一歩としては……

じゃあ最初の一冊が「撲殺天使ドクロちゃん」な俺はどうすれば。

私も実は「彩雲国物語」が最初。あのライトなノリが気軽に読めて、何時の間にかハマった。その後は「フルメタル・パニック」とかかな。

イロイロ読んでいるんで、最初の一冊がもう思い出せないんだけど、自分がラノベにハマっていると自覚したのは授業中にこっそり「狼と香辛料」を読んでいるときだった。

俺の最初の1冊は「星界の紋章」。あの世界観に魅了されてラノベの世界に入っていったんだが……森岡先生、今何をなさっているんでしょうか……

自分の最初のラノベは「フルメタル・パニック」だね。アニメ版の「ふもっふ」を見て、原作が気になって読み始めた。

もう記憶が曖昧だが、たぶん最初は「涼宮ハルヒの憂鬱」だったんじゃないかな。現在は「ムシウタ」にはまっています。

ロードス島戦記が最初に読んだ作品。
個人的に気に入っているのは「イリヤの空、UFOの夏」とか。

自分は「氷と炎の歌」とかのファンタジーを読んでいたんだが、その近くにラノベがあったのがきっかけ。
はっきり覚えていないが、たぶん「涼宮ハルヒの憂鬱」か「トリニティ・ブラッド」のどっちかが自分の最初のラノベだと思う。

自分は「銀盤カレイドスコープ」。
アニメが微妙な出来で、原作はもうちょっと面白いと聞いたのがそもそもの始まり。

俺も「涼宮ハルヒの憂鬱」かな。アニメからラノベの流れ。

TYPE-MOONのノベルゲーから「空の境界」という流れ。個人的にはFateのテキストが一番好き。

えーと、たぶん「キノの旅」か小説版ガンダムだと思うんだが……

十二国記が最初かな。その後は同じようなファンタジー作品を求めてロードス島戦記。ラノベというジャンルを意識したのはかなり後になってからだわ。

私は戯言シリーズ。当時、あの作品を読んで受けたモノスゴイ衝撃は今でも覚えている。



とまぁ、こんな感じで。
「銀河英雄伝説」、「十二国記」、「涼宮ハルヒの憂鬱」、
「灼眼のシャナ」、「イリヤの空、UFOの夏」、「半分の月がのぼる空」
といった辺りの作品がきっかけという人が多いようです。

なかでも「涼宮ハルヒの憂鬱」がきっかけという人は特に多いようで、中国オタクの間におけるラノベ読者の広がりについてはハルヒ前後でかなり違うのかもしれません。
中国語では「軽小説」と言われるライトノベルですが、そのジャンルの広がりに関して「涼宮ハルヒの憂鬱」の影響はかなり大きそうです。

また、古い時代からの読者の場合「銀河英雄伝説」からという人が多く、読んだ当時はライトノベルというジャンルは意識していなかったようです。
銀河英雄伝説をライトノベルに含めるかどうかについては、日本でもちょっと異論があるかもしれませんが、中国ではとりあえずライトノベルの範疇になっているようですね。


ちなみに私の場合、初めて読んだライトノベルは
「NG騎士ラムネ&40 外伝 ダ・サイダ―伝説」だったと思います。
深みにハマるきっかけになった作品については、
「偽書信長伝」「コクーン・ワールド」
「わたしの勇者様外伝」「大久保町の決闘」「風の白猿神」
といった作品に出会ってしまったのがいけなかったように思います。

とりあえず、こんな所で。
今回は余計な話が多くなってしまいスミマセン。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク達の人生を変えてしまった作品

中国オタク的に読むのがキツイラノベ

中国学校体育事情 プールの授業編

梅雨が明けたら一気に暑くなった今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
私はジメジメしている方が苦手なので暑い方がまだマシとはいえ、連日35度超えというのはさすがにキツイですね。

さて、今回はちょっと思いついた中国の学校事情についてを。
以前「学校のプール」について、
中国の学校ではかなり珍しい施設だと書きましたが、
その辺について詳しく書いてみようかと思います。


学校のプールは日本でも場所によっては無い所もあるかと思いますが、一般的な施設の一つかと思います。
しかし、中国の学校ではプールのあるところは非常に少なく、学校の授業で水泳を教えることもかなり珍しいようです。

学校にプール設備があるところでも日本に比べると水泳の授業はかなり少ないようですし、プールが無い場合は外部のプールを使ってせいぜい数回、全くやらない所も少なくないそうです。

今ではどうだか分かりませんが、
私が中国にいた頃は
「水泳だけは絶対にダメ、できない」
という体育の先生がいたりしましたから、
水泳についてはあまり重要なモノと考えられていないのかもしれませんね。

また学校の授業で教えないからか、中国では泳げない人、
特に「全く泳げない」人の割合は日本よりかなり高いように思えます。
中国では水泳の技能が人によってかなり違うというか、そもそも基本ができてない人も少なくないとかなんとか。

そのような背景があるので、プールがある大学で学生がプールを利用する場合、事前に泳げるかどうかちょっとした試験を受けて許可証をもらわなければならないといった所もあるようです。

そしてそういった学校生活を過ごしているからなのか、
中国オタク的な認識では
「日本のアニメや漫画の舞台となる学校のプール」
に関しても、日本の学校には必ずプールがあるというわけではなく、
「あれは主に設定の都合上のもの(水着のサービス回などのためにある)」
とか思われていたりもするようです。

こんな感じで、中国の学校ではプールや水泳の授業にあまり馴染みがありません。
しかし、なぜか学校指定の水着、いわゆるスクール水着(特に女子用)は有名でして……

たぶんこれはもう、日本のアニメや漫画の影響なんでしょうね。
私の知り合いにも
「スク水、ブルマ、セーラー服が日本の三種の神器なんだよな!?」
と爽やかに言う中国オタクもいますし。

ただ学校指定の水着を学校生活で使うということがちょっとイメージしづらい、という話もあるようです。
例えば、日本では夏の体育の授業のかなりの時間が水泳になるというのがあまり知られていないようで、学校指定の水着が体育や夏休みの水泳の授業などで頻繁に使われるものだと思われていなかったりするようです。

私も知り合いの中国オタクから
「毎日着る制服ならともかく、少しの水泳の時間のために学校でスクール水着を作るなんて日本の学校はすごいね」
などと言われたことがあります。

この辺の認識の違いについては、
「学校」という同じ言葉で表される場所での生活でも、
実際にはかなり異なる部分があるというのを感じますね。


例によって思いつくままイイカゲンに書いてしまいましたが、
とりあえずこんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


学園モノに出てくる、中国の学校だと珍しい日本の学校施設

ラーメン擬人化ドラマCDに女性中国オタク(たぶん)も興奮気味

オタク界隈では様々なものが擬人化されていますが、なかには中国オタクの間に伝わって人気になったりするものもあったりします。
ここしばらくですと、国を擬人化したヘタリアなどは女性の中国オタクのハートを鷲づかみにして大ブームを巻き起こしています。

先日この擬人化ジャンルについての質問&情報提供をいただいたのですが、
それによると、この擬人化ジャンルにおいて今度は
「ラーメン擬人化」
という新たなジャンルが開拓されたそうです。

このラーメン擬人化作品はドラマCDが今年の夏コミで先行販売予定で、公式サイトも既に出来上がっているとか。
麺クイ! −擬人化ら〜めん 恋の争・奪・戦−(公式サイト)

そんな訳で、
ちょっと私の守備範囲からは外れるのですが今回はこのネタについてを。
それでは以下に、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


さすがにラーメン擬人化というネタを聞いた時は困惑したが、イラストを見て間違いなく萌えられると思いました。

トンコツとシオがショウユを巡って争うって。
笑えばいいのか、マジメな話にとればいいのか分からないよ!

麺クイ!というタイトルはうまいよね。イロイロ妄想できる。
ところで、キャストにある天の声って何?
キャストが野島さんだからとても気になる。

天の声って脇台詞の一種じゃないかね。
たぶんちびまる子ちゃんのアレみたいなものだと思う。

マジでラーメン擬人化するのか……
私は国擬人化からこの世界に入ったが、重要に思えるのは性格設定かな。
味でキャラ付けってどんな感じになるんだろう。

あの国に擬人化できないものは存在しないようだ。
しかしラーメンか……食った食われたという関係……なんて18禁な。グヘヘヘヘ

私は普通に擬人化ジャンルが好きだし、小西克幸と遊佐浩二も出ているから楽しみ。売り上げが良かったら別の麺類も出てシリーズ化されるんだろうか。

そういや以前は電車の擬人化とかもあったよね。
最初この情報を知ったとき、さすがにコレはないと思ったけど、キャストがこんなに豪華ならいいかなー。

考えてみれば、ヘタリアの連合国と同じ声優だよね。
個人的には杉山紀彰が主役なのが嬉しい。更に小西遊佐小野寺野島と、もう最高!

ラーメンで擬人化……トンコツとかショウユで、擬人化!
小西克幸ファンの私に今後トンコツラーメンを食べる時にはどんな気持ちで食べろというのか!
どれだけ太るか分からないじゃないか!

シオが遊佐浩二……今後料理をするときに危険な気分になりそうだわ。フフフ

これが売れて、料理擬人化作品がシリーズ化されたらどんなのが出るかな。
寿司擬人化とかもありそう。あの国にできないことはない。きっとやってくれる。

また遊佐浩二でメガネ!
キャスト見る前からメガネキャラは遊佐浩二だろうと思ったら、やはり遊佐浩二だった!マンネリかもしれないが、私は大好物!
私はラーメンはあまり食べたことが無いけど、擬人化には期待。

キャラの服装もカッコイイね。
ラーメンだから、服装にちょっと中華要素入ってるのかな?

中の人は英米仏か……
そして、三角関係。なんか嬉しくなってくる。
ラーメンがモトネタというのには絶句したが、このキャストならば期待しないわけにはいかない。

あの島国にはいったいどれだけの妄想がつまっているのか。
あの国に擬人化できない物質は存在しないというのは本当だったようだ。
ところで、私はトンコツとシオの関係がとても気になるのですが……

あ、このラーメン擬人化の作者さん知ってる。
HPではラーメン以外の麺類も擬人化しているよ。
キレイな絵とぶっ飛んだ題材が印象深かったが、まさかドラマCD化するとは。

キャラデザがいいなと思って、よく見たらラーメンの擬人化だった……
しかし、ラーメンということは中の人がラーメンをすする音も収録されちゃったりするの!?
これは嬉しい企画。

擬人化ネタが広がっているのは面白いね。
それにしても、味=キャラ名という分かり易すぎる名前のせいで、今後調味料を見たら笑うか妄想してしまいそうな気がする。

このタイトルはヒドイ!見た瞬間に笑ってしまった。
でも考えてみれば「面食い」で「ラーメン」というのは非常にウマいタイトルだよね。



とまぁ、こんな感じで。
今回反応を見かけたところは女性ユーザーが多いと思われる掲示板がほとんどだったので、発言者の多くは女性の中国オタクだと思われます。たぶん。

それにしても、ちゃんと「面食い」という言葉を知っていて、このタイトルのダブルミーニングに笑えるレベルの人間がいるのはスゴイですね。
それから女性の中国オタクは声優ファンも多いからか、ネタにぎょっとしつつもキャストの名前を見て「OK、イケル」と思う人も多いようです。

ラーメンは中華料理をもとに日本で発達したものですが、中華のフリをした日本料理と言われたりするように、中華の本場中国には無い麺料理です。

しかし最近はラーメンが中国に逆輸入され、「日式拉面」と呼ばれて微妙にローカライズされてはいますがラーメン屋もでてきたりと、そこそこ人気が出ているようです。
日本に仕事や旅行で来られる中国の方にもラーメン好きな人が多いそうで、中国からお偉いさんが来たとき、その人がラーメン好きだったもんで接待側は夜な夜なラーメン屋めぐりに付き合わされたなんて話もあります。

また日本のアニメや漫画では定番メニューですから、中国オタク的にもかなり知られています。そんな訳で、ラーメン擬人化についてもモトネタのラーメンとその味によるキャラ付けについても結構分かるみたいですね。


ちなみに、本題とは関係ありませんがラーメンと中国、そして漫画やアニメという組み合わせとなると「ラーメンマン」

を思い浮かべる方も多いかと思います。
しかし「キン肉マン」が現在の中国オタクの間ではほとんど知られていないので、ラーメンマンについても知っている人間は非常に少ないようです。

ただまぁ正直な話、昔はともかく今のご時世の感覚ではラーメンマンのデザインってある意味国辱モノだとされかねないモノなので、中国の多くの人にとりあえずバレていないというのはありがたい話に思えたりも……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


ラーメンマンは中国だとほとんど知られておりません・・・・・・

中国オタクのラブプラスアーケード版への反応

恋愛SLGに新たな形を創造したゲーム「ラブプラス」ですが、

今度はアーケードゲーム化になったそうですが、その件についての質問をいただいております。ありがたやありがたや。

ラブプラスはプレイするために日本語の会話能力が必要ということでハードルが高く、中国オタクで実際にハマる人間は少ないものの、関連ニュースは何かと話題になっているようです。
なんだかんだで中国オタク的に気になる作品となっているのは確かなんでしょうね。そんな訳で、今回はその紹介などで一つ。

ラブプラスのアーケードゲームについては、以下のニュースなどをご参照下さい。

アーケードでもいちゃいちゃしたい!――「ラブプラスアーケード(仮)」ロケテスト実施(ITmedia Gamez)
水着で目隠しなデートはいかがですか? 「ラブプラス アーケード(仮)」ロケテリポート(ITmedia Gamez)
『ラブプラスアーケード(仮題)』ロケテストリポート(ファミ通)

既にアーケード版のロケテストも行われているようですね。
さてそれでは以下に、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ラブプラスがついにアーケードゲームに進出か……!

ラブプラスは俺の知り合いがドハマリしているんで、ネトゲよりもっと怖いゲームだと感じている。

でも、アーケードってどうすんだ?
育成要素や恋愛SLG要素あるの?

やっと自分の理解できる分野に来た気がするな。
DSのヤツはホント分かんなかった。

アーケードだとスゴイ勢いでカネを吸い取られそうだな。

時間を費やすのに加えて、今度は財布の中身も費やすのか……
二次元が嫌な意味で現実に近付いてきやがった。

コナミがついにカネを稼ぎに来たか!
ラブプラスファンというパイは大きそうだね。

日本のオタクからカネを騙し取るという方面から考えた場合、アーケード化はむしろ遅かったように思える。

DSの恋愛SLGとアーケードが結びつかないなぁ。どうやって遊ぶんだろ?
イベントを短時間で遊ばせて、脳内補完させるのかね。

アーケードってセーブできないじゃん。
その場限りの恋愛とか、日本のラブプラスユーザーは許せるの?

アーケードでは彼女との恋愛感情を育てるという要素が再現できないじゃないですか。
マジでどうすんの?

継続的にカネを吸い上げるためには、恋愛感情を育てるという要素は必須だと思うんだがなぁ。
コナミはどんな感じの戦略を立てているんだろう。

やはり出してきたか!
ラブプラスは社会現象になっているらしいし漫画化くらいで終わるとは思っていなかった。
さすがは日本だ。

ラブプラスプラスを買って熱海旅行行っちゃった俺でも、このアーケードゲームがどうやって遊ぶのか想像がつかん。
でも目の前に機械があったら遊んでしまうんだろうな……

DSみたいにタッチ機能を使って、人前でキスをしたりするのか!?
俺には無理だ!

ギャルゲーでアーケードって、どれだけの忍耐力が必要なんだろう……
これを遊んでいる時のプレッシャーは考えたくも無い。

周りを人が囲んでプレイしているのをじーーーっと見つめられるのか。
恐ろしいな。

ラブプラスファンって外で遊ぶのもOKみたいだし一緒に旅行するのもいるくらいだから、周囲の視線とかは問題にならないんじゃね?

もし中国のゲームセンターにあっても怖くて遊べないね。
ただ、遊んでみたいのは確かだし、いつか日本に旅行に行ったら遊んでみたいと思う。

こういうゲームを出すコナミも恐ろしいが、よく考えてみたらそれを問題なく遊べる日本のユーザーはもっとスゴイよな。



とまぁ、こんな感じで。
アーケードと言ってもどんな形になるのかがイマイチ想像できないようです。

確かにラブプラスというDSで継続的に遊ぶスタイルのゲームと、
アーケードのコイン投入で1回ずつ遊ぶというスタイルはあまり結びつきませんよね。
私もこのアーケード化の情報を聞いたときは、キャラだけ使ってぱずるだまかクイズゲームにでもなるのかと思ってしまいました。

ロケテストの記事によれば、
内容はミニゲームを遊んでカードがもらえるという感じらしいので、
どうやら昔あったときメモのアーケード版っぽいもののようですね。

さすがにあの「ときめきセンサー」はついていないようですが、10年の時間の流れによる技術の進歩(?)でタッチパネル形式になっているというのはちょっと気になったり。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的にラブプラス表紙のテレビブロスは不思議な現象らしい

「アニメで日本語を学ぼう!」という中国の教材

中国の知り合いからネタ物資をもらったので、今回はその紹介を。
中国で出版されている日本語教材に、
「アニメで本場の日本語を気軽に学ぼう!」
などというのが出ているそうです。
教材の表紙はこんな感じで、音源のCDもついています。
動画教材01動画教材02








こういった教材が出てしまうというのは、それだけ需要があるということなんでしょうね。ちなみに中で使われている作品は

ピンクの表紙の方が、
おもひでぽろぽろ
ハウルの動く城
ホーホケキョとなりの山田くん
耳をすませば
となりのトトロ
風の谷のナウシカ
名探偵コナン・紺碧の棺
魔女の宅急便
ちびまる子ちゃん


青い表紙の方が、
S・A〜スペシャル・エー〜
あまつき
風の谷のナウシカ
キャプテン翼
クレヨンしんちゃん
スラムダンク
千と千尋の神隠し
タッチ
ちびまる子ちゃん
となりのトトロ
ドラえもん
猫の恩返し
ハウルの動く城
ヒカルの碁
魔女の宅急便
耳をすませば
名探偵コナン
ヤマトナデシコ七変化


となっています。
一応教材ということで、宮崎アニメやちびまる子ちゃん、コナンなど中国でもメジャーで、あまりオタクっぽくない作品を持ってきたのかと思いきや、あまつきとかヤマトナデシコ七変化とかも混じっているのがちょっと謎ですね。編集側の趣味なんでしょうか。

そしてそういった作品の、例えば
「花道がバスケ部に入るシーン」
「ナウシカがユパ様に会ってキツネリスに話しかけるシーン」
などを教材にして、日本語を学ぶという感じになっています。

また、例の如くポコポコと版権素材が使われているのに不安になったりしますが、それ以外にも「アニメで学ぶ日本語」で「超実用」というのが不安になってしまいますね。色んな意味でいいのかなーと。

ただ、考えてみればオタク分野で日本語を活用したいというのが日本語を学ぶ動機ということだったらまさに実用と言えるのかもしれません。
ドラマにもなった日本語教育の現場を描いた名作「日本人の知らない日本語」

でもイロイロと日本人が想像しない方向から日本に興味を持って日本語を学ぶ人が出てきますが、中国でもやはりそういった感じです。そして中国ではアニメや漫画などのオタク関連に興味を持ってというのがかなり多いとか。

私も最近の中国では日本語を学ぶ動機が
「自分のキャリアアップ」
というものから、
「日本のアニメや漫画で興味を持った」
「日本のアニメや漫画をもっと知りたいから」

というものにシフトしているという話をよく聞いたりします。

もちろん現在でも「自分のキャリアアップ」というのが無いわけではないのですが、中国での就職における日本語の価値というのは下がり気味で、昔ほど就職に「使える」ものではなくなっています。

現在日本語を学んでいる中国の若者の多くはアニメや漫画を見ている世代ですし、そんな彼等にすれば日本語を学ぶというのは
「英語ほど便利ではないが、語学習得は損にはならない」
「自分の好きなアニメや漫画、ゲームがもっと楽しめる」
「アニソンが歌えるようになる」

などということで、まさに
「趣味と実益」
を兼ねているのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

日本語能力試験1級にエヴァっぽい問題やドラクエっぽい問題が出た模様

高級痛車に中国オタク驚愕

日本のオタクの趣味につぎ込む金額については、中国オタクの感覚からすると想像の斜め上を行くことも少なくないという話があります。

例えば関連グッズやタイアップ企画などについてはその多くが
「メーカーに搾取されている」「金を騙し取られてる」
というような感じに思われているようで、この辺の認識の違いはわりと大きいように思えます。

そんな日本のオタクの散財っぷりに驚き呆れる中国オタクですが、
先日秋葉原に現れたという高級痛車に驚いたらしく、ちょっとした話題になっておりましたので、今回はその紹介を。

高級痛車については
アキバOSさんの記事
駐車違反の切符を切られていた痛フェラーリ 警官やパトカー集まる
モエヨドットコムさんの記事
価格2541万9000円のフェラーリの痛車がアキバにきてました
などをご参照ください。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


これは……スゴイ!ここまでやれるものなのか。

これフェラーリだろ?いいの!?

金持ちによるオタク趣味とはこういうものなのか……

うーん、フェラーリの痛車か。
想像したことも無かったが確かにカッコよく思える。
それにしてもカネあるね。

愛があってカネもあるなんて羨ましい。

これはさすがにフェラーリが気の毒に思えてきた。

ここまでやられると、財力としてもオタクとしても差がありすぎて何も感じなくなるなぁ。

高い方はF430で2500万円?
何かもうカネを燃やしてるのか愛を燃やしてるか分かんなくなってくる。

俺の感想は一言だけ。
日本のオタクってカネ持っているんだな!

自分の愛好するものに対して金をつぎ込むとはこういうことなのか……

こんなの愛じゃないよ。
単に自分がカネを持っているのを見せびらかしているだけだ。

見せびらかしたいという考えが根底に含まれるのは間違いないと思うが、オタクってわりと表現願望とかあるからこれも一種の愛じゃね?
オタクが痛車に限らず自分の「痛さ」を見せびらかすとか、自分の知識が如何に他人より優れているかを宣伝するとかは普遍的なことだからね。
俺はこのフェラーリを「愛のために自分がどこまで痛くなれるかという表現」だと感じた。

スゴイとか羨ましいとか思うけど、ここまで来るとあんまり現実感無いよね。
それにしてもこれは……痛いな!!

日本のオタク、マジでカネ有るんだな……
そりゃオタク産業が発展するわけだ……

このフェラーリはさすがに最上級クラスだと思うが、日本のオタクって一般的にどれくらいカネを使うもんなんだ?
日本であれだけ大量に出ているDVDやグッズの市場がずっと維持できているし、自分が想像している「日本のオタクが使う金額」が実情に比べてかなり少ないんじゃないかと思えてきた。

マジで羨ましくなんか無いんだからな!
あ、でも秋葉原駅前で駐車違反になって警察にキップ切られてるのにはなぜかほんのちょっと嬉しくなっちゃいましたよ?

日本だと中国よりも関税安いからフェラーリも手に入れ易いとは思うが、さすがに痛車にするのは……
あと、日本の警察の制服って特撮に出てくるような感じで結構カッコイイね。

俺はカネがあってもフェラーリを痛車にしちゃう勇気は無いなぁ。
あの国はやはりトンデモナイ。

車の金額もそうだけど、フェラーリというブランドを痛車にしてしまうという行為が……
フェラーリに乗るような人間って車が趣味だと思うんだが、そこにオタク趣味を融合させて痛車に改造してしまえるというのが怖い。

こういう車に改造して、その後はどうするんだろう?
一般の道路を走るのか、それとも秋葉原やイベント参加などで見せびらかすだけになるんだろうか。

こういうのを見ると、オタクとしての表現の差を感じてしまう。
やはりグッズをそろえるだけでは高いレベルにたどり着けないのだろうか。

次は何やるんだ?
もう痛ヘリコプターとかしか無いんじゃね?



とまぁ、こんな感じで。
日頃から日本のオタクの金遣いに驚いたり呆れたりしている中国オタクの面々ですが、このフェラーリ痛車については想像の斜め上だったようです。

中国ではボーカロイド、特に初音ミクは人気が高いですし、
グッズなんかもわりと出回っているようで、ざっと見た感じでもこんな感じのグッズが話題になっています

しかし、グッズを買うのではなく自前で痛車のようなグッズを作ったりするのはまだあまり考えられていないようです。
そしてそういったこともあってか、この痛車、しかも高級車というのには度肝を抜かれた模様ですね。

また昔に比べて随分と便利になったとは言え、そもそも中国では日本のようにオタク関連のアイテムや情報が溢れているわけではないので、中国で暮らしている場合オタク関連の散財と言うか金をつぎ込む方向性がイマイチ見えてこないという話もあります。
グッズの購入や、自作にしてもそういったことに関わる人間のつながりや環境が無いか整備されていないわけですしね。

私も中国から日本に帰ってきて、趣味や欲しいモノに散財できる日本はありがたいというのをしみじみと実感しているのですが、それに伴って寒くなってくる懐具合がちょっと恐ろしくなったりもしますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


7/24修正:リンクさせていただいた記事を別窓で開くようにしました。

天使ちゃんの激辛麻婆豆腐って日本風?中華風?

先日のまとめ記事
2010年上半期よりぬき日中オタ活動
で餃子ネタが今年上半期一番のアタリだったと書いたのですが、
そのせいなのか食べ物関連で何か面白い話は無いかと複数の方から聞かれております。

ただ、食べ物ネタとなると私もたいして詳しくないので悩んでしまいますね。
私が中国の生活で身につけたスキルで、最も有用だと自負する「刀削麺の汁を飛ばさずに素早く食べるコツ」についてとかはさすがに狭すぎる話ですし。
そんな訳で、困ったときの知り合いネタということで今回もまた一つやらせていただきます。

中国の人間が日本で食べてカルチャーショックを受ける日本風中華料理の上位に入ると思われるのが
「麻婆豆腐」
だそうです。

このブログで以前記事にした餃子と同じようように、実は麻婆豆腐も日本と中国でかなり違うところがあります。
そして、日本のアニメや漫画などでは激辛料理として麻婆豆腐が出てくることも多いので、日本と中国の麻婆豆腐の違いを知るオタクの間でたまーに話題になったりするのが
「日本のアニメや漫画の中で出てくる激辛麻婆豆腐は果たして日本風のマーボーなのか中華風のマーボーなのか?」
というものです。

ようは、Angel Beats!の天使ちゃんや、Fate/stay nightの言峰などが愛する激辛麻婆豆腐は果たしてどっちなのかということで、あーでもないこーでもないという空想というか妄想が飛び交うのですね。

それでその日本の麻婆豆腐と中国の麻婆豆腐の違いですが、大雑把に言えば「辛さの種類」の違いです。
日本の麻婆豆腐は基本的に豆板醤やラー油などによる唐辛子系の辛さだけですが、中国のものはそこに花椒(サンショウの一種)が加わるので、中国語で「麻(マー)」と言われる舌が痺れるような辛さが加わります。

この「麻」の舌の痺れるような味が加わるので、基本的に唐辛子系の辛さになる日本のモノとは違う味になります。

日本の中華料理屋でも「麻辣何々」という料理を見かけることがあるかと思いますが、その系統の料理に混じっている味ですね。
ただ、この「麻」という味は日本だと馴染みが無く、日本で営業している中華料理屋でもかなり押さえるか使わないようにしているところが多いようで、「麻辣」という名前でもぜんぜん「麻」じゃないといったことも少なくないとか。

それからもう一つ、日本の麻婆豆腐の特徴として「とろみが強い」というのもあるかと思います。中国の麻婆豆腐でも片栗粉を使わないわけではないのですが、日本の一般的なものに比べてとろみが少ないです。
日本の麻婆豆腐はとろみがあってご飯にかけて食べ易くなっている感じがしますね。

日本と中国の違いについてはこんな所でしょうか。
ただ、日本風アレンジも別に悪いわけではないんですよね。
「麻」の味が強すぎると舌が痺れちゃってご飯を食べるどころじゃなくなったりするなど、「麻」の味は日本の「ご飯とおかず」的な食べ方にはイマイチ向いてない所がありますし。

しかし、本場中国の味に慣れた人間からすれば想像の斜め上を行く味になるようで、全く警戒無しに食べた「日本の麻婆豆腐」の不意打ちに目を白黒させるなんてことが少なくないそうです。
日本食で例えれば
「海外で寿司を頼んで出てきたのを無警戒に食べたらカリフォルニアロールだった」
というような感じでしょうか。

そしてこういった背景があるので「激辛中華料理」のカテゴリで麻婆豆腐を考えた場合、日本風のものか中華風のものなのかで議論になってしまい

「天使ちゃんの食べている麻婆豆腐は学食のものである以上、日本風の唐辛子ベースで旨みととろみ重視のものに違いない!」

「しかし、あえて激辛というからには花椒を使って麻な味を出しているのではないだろうか?本場そのままをウリにしている可能性も……」

「言峰は八極拳を使うし、中国関連の知識も豊富だろうからヤツが満足するのはやはり麻辣な中国風だろう」

「日本のクリエイターの作品である以上、基本的に日本のマーボーを念頭においているのではないだろうか?日本の激辛というのも基本的には唐辛子系だし、やはり日本風ではないかと」


といった感じのグダグダと結論の出ないムダ話が展開されることになってしまうのですね。

とりあえず、こんな所で。
私は料理については適当に食べたり作ったりしている程度なので、今回はツッコミ&情報提供を何時にもましてお待ちしております。

追記:記事を書いているときに教えてもらったのですが
Angel Beats! 天使の激辛麻婆豆腐の素
こんなのが既にあるようで……
これが発売されれば、少なくともAngel Beats!の方の議論には決着がつきそうですね。


餃子でご飯を食べる日本の人ってありえない

中国オタク「今度は実物大エヴァだと!?」

富士急ハイランドの新アトラクションとして出現した実物大エヴァンゲリオンについての質問をいただいております。ありがたやありがたや。
そんな訳で中国のソッチ系の掲示板をのぞいて見たところ、やはりちょっとした話題になっているようです。

実物大エヴァについては、以下のニュースなどをご参照下さい。
「なぜガンダムがあってエヴァがないのか」の声に押し切られ…… 夏の富士急ハイランドは「アキバと近く」(ITmedia News)
「EVANGELION:WORLD-実物大初号機建造計画-」で出会った実物大エヴァの衝撃(マイコミジャーナル)

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今度は実物大エヴァだと!?

作られたのはケージの初号機頭部だけなのかな?
それでもやはりレベル高いなぁ。

顔でけぇ……
そういやエヴァは設定上40m以上200m以下だからガンダムよりでかくなるのか。

周囲も含めてエヴァっぽいのはスバラシイね。
これは実際に見に行きたい。

コスプレしているおねーちゃんがなかなかに良い。

いや、俺はプラグスーツの方がエロイと思うんだが……
でもあれは現実じゃあ無理っぽいよね。コスプレにすると安っぽかったり、身体にフィットしていなかったりするし。

コスプレしてるおねーさんもかなり良いけど、俺は実物大のレイアスカフィギュアの方が好き。あとカヲルフィギュアもちょっと気になる。

確かに悪くは無いんだがプラグスーツを改変するくらいなら、コスプレは制服にした方が良かったんじゃないか?

コスプレは現実だとプラグスーツが素材的に難しいから、露出度上げてセクシーにするしかないのかもね。

俺の想像よりもオモチャっぽいのはちょっと残念かな。
距離が近いからガンダムに比べて細かい粗が目立つのかもしれないけど。

胸像だからそれほど大したもんじゃないかと思ったが、こりゃ迫力あるね。
塗装が微妙に思えるが、それでも見に行きたくなるよ。

うーむ、良いシーンだ。この場所に行って見上げてみたい。

9mの頭部が暴走モードになる演出があるのか……見たいなぁ

迫力ある顔だね。首から下はLCLに浸かっているということなのか。
欲を言えば色つき液体だけでいいからLCLも実現してほしかったかな。

外にある痛車も気になる。
展示する場所は遊園地らしいけど、どんな感じになっているのか気になるね。

さすがにコレは強奪しに行けと言える大きさじゃねぇな。

なんという力強さ……初号機はやはり良い……実物を見たくなる
あと真希波のコスプレしている人も実物を見たい。

実物大ガンダムや鉄人28号により日本の軍事力がどんどん強化されている!我が国も早く実物大ロボを作ってくれ!

エントリープラグには座れるの?
エヴァはレバーで動かすわけじゃないから意味は無いかもしれんが、座ってみたい。

エヴァもいいが、モノリスに囲まれてゲンドウポーズをとってみたい。

ちょっとリリスになってロンギヌスの槍に刺されに行ってくる!



とまぁ、こんな感じで。
初号機を見てみたいという声が結構ありましたが、それと同時にエヴァンゲリオンレーシングのレースクイーンについても話題になっていました。

こちらについてはレースクインーンというのが伝わっていないようで、コスプレ談義になっていましたがレースクイーンさんはともかく、衣装の方はイマイチ評判が良く無かったですね。

中国オタク的にはやはりできるもんなら作中のプラグスーツの方が良い

という感じっぽいです。
まぁ確かに、単純に露出上げるよりプラグスーツの方がイロイロとエロイというのは同意でございます。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


お台場に立った1/1ガンダムへの中国オタクの反応

エヴァ破の特典フィルムの高騰っぷりに驚く中国オタク

2010年上半期よりぬき日中オタ活動

今回は通常の更新ではなく、整理というかまとめのようなものを。

以前のまとめ記事
よりぬき日中オタ活動
は今年分の記事が入っていないので今年の分を追加しようかと思ったのですが、
数が多くて見難くなってしまったので、新しい分については半年ごとにまとめてみようかと思います。
とりあえず以下に、今年上半期のオススメというか良い評価をいただいた記事を並べてみました。


中国オタクと日本のオタク文化

中国パクリ事情、らき☆すた編

中国の海賊版の画集、中国オタク的にはどう思っている?

キャラの名前の漢字、中国オタクはどう読んでる? 日本語?中国語?発音は?

メガネ萌えについて議論する中国オタクの皆様

サザエさんの長寿番組っぷりは中国オタクの想像の遥か彼方

中国オタクは受験で一度死ぬ

風呂上りの牛乳がウマそうに見えてしょうがない中国オタク達

自衛官募集の萌えポスターに中国オタク困惑

ある中国の学校の制服がときめきメモリアルっぽいと話題に

中国オタク「ベジータが日本の代表的ツンデレキャラ……だと……?」


中国オタクとアニメと漫画とゲーム

中国にはなぜ、セガファンが多いのか

マンガ大賞2010「テルマエ・ロマエ」の内容に戸惑う中国オタク

VIPが作ったけいおん!の新キャラに釣られる中国オタク

律ちゃんに彼氏ができた!?中国オタクに衝撃走る

らき☆すた埼玉新聞連載のニュースで中国オタクコミュニティにおける埼玉県の知名度が上昇

中国オタクのヱヴァンゲリヲン新劇場版:破Blu-ray&DVD発売についての諸々の反応


歴史古典関連とその他の内容

日中で違う三国志についての認識 呂布編

餃子でご飯を食べる日本の人ってありえない

俺たちの掲示板に日本人が来たぞ!とワクワクする中国オタクの皆さん

水滸伝女性化の本が中国にばれた模様


とりあえず、こんな所で。
ちなみにこの中で一番のヒットは
餃子でご飯を食べる日本の人ってありえない
です。

実はこの当時私は風邪をひいておりまして、
書き溜めていた分を使い果たし、翻訳する気力も無かったので、
この記事はとっさに頭に浮かんだ中国関連ネタを勢いで書いたものだったりします。
そんな訳である意味一番の手抜き記事とも言えますね。

もちろん多くの人に楽しんでもらえたのは嬉しいのですが、これが一番のアタリになってしまったというのはちょっと複雑でございます。うーむ。

まとめについては今後も定期的にやっていこうかと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

中国オタク的に読むのがキツイラノベ

中国オタク達の中には「文学青年」と言えるような層が存在します。
現在の中国では青少年向けの娯楽小説が全般的に不足しているのですが、そんな中でこの「文学青年」寄りの中国オタクの面々はアニメや漫画だけでなく、日本の小説やライトノベルにまで手を出しているようです。

中国で人気のある日本の小説は村上春樹作品などが有名ですが、ライトノベルも主に香港台湾経由で入っていますし、それ以外にもネットのファンサブ翻訳というちょっと頭の痛くなるルートもあります。
最近では西尾維新の「刀語」の中国本土での正規翻訳刊行が始まるなど、中国本土でも新しい動きが出ているようです。

しかし、なんだかんだで翻訳を待っていられなかったりそもそも翻訳されない作品もあるということで、中国オタクの中には日本語の原著をそのまま読んでしまうという人間もいるようです。

そんな彼等が「読むのがキツイ」と感じるライトノベルの作品について語っているのを見かけましたので、今回はその辺りについてを一つ。
それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


俺はそこそこ日本語ができるけど、ネイティブレベルには遠く及ばないという微妙なレベルだ。そんなレベルの語学能力だと読むのがキツイライトノベルの作品って結構あるよね。

俺は最近読んだ「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」のみーくんの嘘混じりの言葉がイマイチ理解しきれなかった。
作品自体はかなり面白いと思っただけに残念。

物語シリーズの日本語原著は難しいわ。
てか西尾維新はどれも難しい。
戯言シリーズとかは既に翻訳されてるんだが、何か感じが違うんだよな。

確かに物語シリーズは難しいね。
日本語特有の駄洒落や言い回しも多いから、細かい部分まで理解しようとすると難度が急上昇する。
恐らく版権の問題が大きいのだろうけど、中国語版がいまだに出ないのは翻訳が難しいからじゃないかと思ってしまう。

「とある魔術の禁書目録」も難しい。
外来語多すぎ。

「とある魔術の禁書目録」は翻訳刊行ペースに我慢できなくて原著の新刊に手を出してしまったんだが、いざ読んでみると漢字の振り仮名の外来語が難しくて頭を抱えている。

日本語とは関係ないけど、話が広がりすぎている作品も難しいね。
「伝説の勇者の伝説」とか本編と外伝がごちゃごちゃしすぎて、どの順番でどれを読み続ければいいのか分からなくなる。
あと、本編と外伝の一部だけ翻訳済とかいうのも困るなぁ。

本編と外伝の同時平行というのはキツイよ。
こっちでの刊行予定や日本での刊行状況を見て絶望感をおぼえることもある。

俺も西尾維新の物語シリーズかな。
西尾維新の作品って原著を読みたくなるし、物語シリーズはアニメの出来がスバラシイから特にそう感じる。
でも難しいんだよね。

一番厄介なのはこっちでの翻訳刊行が途中で止まったり、マイナーで翻訳すらされない作品だよ。俺は断章のグリムをずっと待ってるんだが……

気になってるけどこっちじゃ手に入らない作品とか、難しそうな作品とかも多いよね。私は氷室冴子の「なんて素敵にジャパネスク」が昔から気になっている。

エロ要素のある作品のあえぎ声とかを中国語に訳しちゃうと妙に萎える。
そういう部分は原著で読む方がいいと思うぞ!

「とある飛空士への恋歌」で挫折しました。
設定は好みだし、日本での評価も高いから読みたかったんだが……

作中に多数のキャラの一人称視点が存在する作品はちょっと難しいかな。
日本語の原著だと混乱するし、中国語の訳だと一人称が全部「我」になっちゃったりしてそれはそれで混乱する。

「マリア様がみてる」を日本語で読みたいんだが、巻数多いし、独特の言い回しも多いから難しい。
作中の言い回しは好きなんだけどね。

「空の境界」の原著に挑戦して挫折した私が通りますよ。

俺はTYPE-MOONの設定関係の本を探してようやく手に入れたのに、難しくてちゃんと理解できなかったぜ。

読み始めてから日本での刊行が止まっているのに気付くというのもキツイぞ。
薬師寺涼子シリーズの続きはまだなんでしょうか……

「とある魔術の禁書目録」は外来語の理解が最大の関門だ。
外来語を辞書で調べてみると漢字表記と内容が違ったりして混乱するよ……

「とある魔術の禁書目録」って、アニメと書籍それぞれ違う難しさがあると思う。
アニメだと上条さんの説教が長くて聴き取るのが難しいし、本だと文章になっているから説教部分は理解しやすいが、今度は多くの外来語に悩まされる。

翻訳刊行のスペースが遅かったり、中止になったり、そもそも翻訳されなくて続きが気になるから原著に手を出すというのが多いよね。
そして原著が難しいのに気付いたりする。
あと、私は原著のサイズが携帯に便利で移動中や出先でも読みやすいから可能ならば原著で揃えてる。

(訳注:中国語に翻訳されたライトノベルは日本の文庫本より大きいA5くらいのサイズの本になっているそうです)

個人的には生徒会シリーズかな。
理解に必要な日本語能力はそこまで高くないんだが、問題は作中にちりばめられているネタの多さだ……

作中のネタや背景設定については難しいよね。
アニメや漫画、ゲームに限らず、歴史や地理、民俗的なことまで様々な知識が必要になる。
それと韻を重視している部分は翻訳で消えてしまうことが多いから、原著を読んでいてそういった部分の発見があると嬉しいね。

やはり総合的に難しいのは西尾維新かね。
原著と翻訳を見比べてみると翻訳の段階で消えてしまった意味や内容があるのはなんとなく分かるんだが、自分の日本語能力ではその詳細を理解できないのがもどかしい。

原著を読んでいていつも最後に思うのは、自分の日本語能力がもっと高ければということだよ……



とまぁ、こんな感じで。
日本語が難しいとうことの他に、続きが出ないといったことが読むのが「キツイ」理由になるようですが、好きな作品の続きが出ないことに絶望するのはやはりどこでも同じなんでしょうね。

ざっと見た感じでは「西尾維新作品」と「とある魔術の禁書目録」シリーズを難度が高いと見なす人が多いようで、この2つは中国語に翻訳しきれない部分も多いようです。

またそれと同時に、この難しいとされる西尾維新作品と禁書シリーズが両方とも中国オタクの間で人気が高い作品になっているというのはちょっと面白いですね。

考えてみればどちらの作品も雰囲気や勢いが大きな面白さになっているところがあるので、細部の情報が翻訳で欠落したとしても致命的なことにはならないのかもしれません。
逆に細部まで気になりだすと読むリズムが狂いそうな気もしますね。

禁書シリーズの外来語と言うかカタカナ部分や、西尾維新作品の語呂合わせや当て字とそれを用いた造語などについては、考え出すときりが無いですし、あまり深く考えない方が良いペースで読めるのではないかと。

この辺に関して日本人ならある程度割り切って読み飛ばすことも簡単だと思いますが、中国オタクが日本語を習得して読む場合、分からないカタカナ言葉や造語が引っかかって苦労するといった話を聞いたことも有ります。

ライトノベルを直接日本語で読めるようなレベルの語学力を身に着けても苦労のタネは尽きないようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国本土においてエロゲの広まった時期について

アダルトPCゲーム、いわゆるエロゲーについての質問をちょくちょくいただいております。ありがたやありがたや。
そういった質問に簡単にお答えさせていただいているうちに、
「中国でエロゲーが広まった時期について」
というネタを思いつきましたので、今回は中国でエロゲーが広まった時期と、それに関連した中国エロゲー事情について少々書いてみようかと思います。

当然ながら中国本土ではエロゲーはアウトですから、
基本的に裏というか違法モノ割れモノになりますので、
前提が真っ黒けな話になってしまいますが、
今回の内容についてはその辺についての問題は置いておくということで進めさせていただきます。


中国本土におけるエロゲーの広がり方については、
2回ほど大きな変化がありました。

まず最初は、Windows95の登場とPCの普及、そしてそれに伴った海賊版ソフトの爆発的な広がりがあった、90年代後半です。
当時の中国では一般家庭層でPCを購入するのが一種の文化的ステータスのような感じになっていまして、かなりの勢いでPCが普及していった覚えがあります。

またそれと同時に海賊版ソフト市場もポコポコと広まってしまい、なかには勝手に作られちゃったWindows95のアップデート中文版「Windows97」(しかも本家より安定していたとか)が広く出回ったりなどということもありました。

そして、海賊版ソフト市場で扱われていたPCソフトの中に、海賊版エロゲーも混じっていたようです。
ただ、この当時はエロ画像の延長線上だったようでエロCGなどのエロ要素目的というのがメインで、ストーリーについてはほとんど意識されていなかったとか。

この時期にはイリュージョンの3Dエロゲがやたらと流行っていたそうです。
一応「同級生2」、「下級生」、「ドラゴンナイト4」、「鬼畜王ランス」といった比較的ゲーム性の強いソフトがちょっとした人気になるといったこともあったようですが、やはりエロ要素の強いというか分かりやすいソフトの方が売れるからか、当時日本で人気が高まっていたノベル系のゲームなどはあまり入らず、実際にプレイしたことのある人間も少ないようです。


次の大きな変化はP2Pファイル共有ソフトの普及と、
中国国内におけるブロードバンド環境の整備、
そしてそれに伴った国内FTPサーバの増加でした。

中国国内では地域差もありますし具体的な時期についてハッキリとは言えないのですが、私の印象では2004年前後から中国オタクの間のエロゲー事情は一変したように思います。
この辺りから、ネットを通じて中国に入る日本のオタク情報も一気に増加しましたし、そのオタク情報によりエロゲーに興味をもつユーザーも増えていったように思います。

この時期は中国オタクの間に日本のエロゲーや同人ゲーム界隈における最新の情報が大量に入ってくるようになった時期ですし、P2Pによる違法ダウンロードと、国内FTP環境の向上により多くのゲームの入手、共有が出来るようになったということで、エロゲーユーザー、同人ゲームユーザーが一気に増加することになりました。

また、こういった背景があるのでこの時期以前のPCゲームについては、
中文翻訳版が出ているといったソフトでもない限り、
日本で有名なソフトでも中国オタクの間ではあまり知られていないようです。

一応「Fate/stay night」のような現在でも動きが続いているような大作には勝手に中国語化パッチを作っちゃうようなツワモノが出て、その後ある程度広まったりするようですが、過去の名作についてはアニメ化などの新たな展開がないと中国オタクの間で知名度が上がることは無いようです。

日本から発信されるエロゲーの情報量は膨大なものがありますし、
現在の新しい流れを追いかけるのに手一杯でそれ以前の作品に遡ってというのはなかなか難しいようで、アニメを見たりwikiや中国語化されたあらすじなどを見て大まかな事情を把握して終わりということも多いようです。

例えば中国ではアージュの人気が非常に高いのですが、実際にプレイされているのは主にマブラヴ以降で、「君が望む永遠」といったその前の人気作品までプレイし内容を把握している人間は少ないとか。


グダグダと書いてしまいましたが、とりあえず中国におけるエロゲーの広がり方と、それに関連した中国エロゲー事情についてはこういった所ではないかと思います。
もちろんこれはあくまで私の主観による大雑把な見方ですし、中国オタクの中にはDOSやPC-98時代のエロゲーから遊んでいるというようなトンデモナイ人間もいます。

中国オタクにとってはエロゲを中心としたテキスト系のゲーム関連はアニメや漫画などに比べるとハードルが高めなので、その結果知識の差が出やすいジャンルになり、ネットで検索すれば分かるレベルの情報以外に、作品の理解や考察などでオタクの「濃さ」の差を見せることができるジャンルになっているとか。
またそういったことから、中国オタクの中でも比較的濃い層が集まってしのぎを削っているようなところもあるそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
ただ今回は話題がアレな内容なので、どうかお手柔らかにお願いします……

ガンダムジェットに中国オタクは驚きつつもなんだか納得

今年はガンプラ発売30周年ということで、それに関連したガンプラやコラボ企画が出ているようですが、そんなコラボ企画の一つとして全日本空輸(ANA)が機体側面に実物大のガンダムをデザインした“ガンダムジェット”を7月16日より就航させるとのことです。
このガンダムジェットはANA、バンダイ、創通、サンライズが共同で実施するコラボレーション企画「ANA×GUNDAM SKY PROJECT」によるものだそうです。

ANA:7月からガンダムジェット運航 オリジナルのガンプラ販売も
(毎日新聞)


翔べ! ガンダム――ガンプラ生誕30周年記念“ANA×GUNDAM JET”を就航
(ITmedia)


それで、この実物大ガンダムが描かれた飛行機というのが中国オタクの心のアンテナにも引っかかったようで、中国のソッチ系の掲示板で話題になっていました。
そんな訳で、今回はその反応についてを。
それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今度は痛飛行機か!
しかもガンダム!スバラシイな。

全日空は以前もポケモンジェットをやってたよね。ナイスな会社だ。

実物大ガンダムと言い、今回の飛行機と言い、日本のガンダム関連の動きはスゴイよね。
あの国はそのうちホンモノのガンダム作るんじゃないかと思ってしまう。

ついにガンダムが飛ぶのか……!

これは強力な飛行機だな。
機長の額に閃光が出たり、種が弾けたりしそうだ。
そして武力介入を開始するに違いないぜ。

飛行機にまでなるってことは、ガンダムはやはり日本の国民的作品なんだね。

マジで!?
前にちらっとニュースを見た時はてっきり模型飛行機だと思ってたんだが、実物で飛ばすのか!

この飛行機、実は中身がガンダムで、AパーツとBパーツに分かれたり、変形機構付いてたりするんじゃね?

飛行機だったらZのデザインでやって欲しかったな……

さすがだ。やはり、日本でしかこういうことは有りえない。

皆、騙されるな!これは日本が密かに開発している可変MSだ!

この飛行機の武装はどうなってるの?
ガンダムだからビーム兵器は有るよな!?

次は宇宙船か?それともホンモノを飛ばすのか?

日本ではもうガンダムと組み合わせられないものは無いのかもしれない。

日本では赤いものは全てがシャア専用で3倍になるらしいぞ。
日清がカップヌードルで辛さが3倍のシャア専用カップヌードルを出すらしいし。

次はどんな痛飛行機が来るのか楽しみ。初音ミクの飛行機とかは出ないかね。

これはちょっと乗ってみたくなる……もしかしたら私もNTに覚醒できるかもしれないし。

こういうのが作られるってことは、日本という国は様々な分野にオタクが入り込んでいるということなんだろうな……

あの国はホント、何でもありだよなー

やっぱ出撃というか離陸の時はアニメの主題歌が流れるのか?
でも燃え上がったらまずいんじゃないの?

哀・戦士を流しても死んじゃうしな。難しいね。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的にも、「ガンダム」と「飛行機」というメカ同士の組み合わせはかなりツボにハマるものがあるようですね。

また、このガンダムジェットについて中国オタクの多くは驚きつつも
「あの国ならやりかねない」
と納得してしまっているようです。

1/1ガンダムなんかを作っちゃったりしたのが影響しているのか、
ガンダム関連での様々な動きについては、
「驚き」はあるものの理解というか納得はできるという感じになってきているのかもしれませんね。


それにしても、今年はガンプラ関連でイロイロあるようですが、実際の商品の発売はどんな感じになるんでしょうかね。
RGのガンダムもいいですが、まさかV コアブースター Ver.Kaなんてものが出るとは思いませんでしたし、今後も何か面白いものが出てこないかと思ってしまいます。


ちなみに、個人的にはガンダムUCの勢いに乗って、いまだにキット化されていないネェル・アーガマがキット化されないかしらんとか祈っております。UCのネェル・アーガマはカトキハジメデザインですし、ここは是非「ネェル・アーガマ Ver.Ka」を……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

お台場に立った1/1ガンダムへの中国オタクの反応

1/1ガンダムが持つであろうビームサーベルに心ときめく中国オタク

海外のオタクにも読んで欲しい本「ダメ人間の世界史・日本史」

今回はちょっと軽めの更新を。
先日読んだ本が日本国内に留まらず、海外のオタクにとってもかなり楽しめるのではないかと思いまして、ちょっと紹介させていただきます。

「ダメ人間の世界史」「ダメ人間の日本史」
という本なのですが歴史上の偉人について、功績と共にその偉人の変人っぷりを、偉人の偉大さを語る上での肯定的な観点から見るのではなく、身近な、言ってしまえば「ダメ人間を見る」観点で解説しています。

作者の方のブログはこちらです。
とらっしゅのーと

この本、萌え絵な表紙からよくある擬人化萌え本や萌え絵解説本のようなノリの本かと思いきや、中身は全て字がぎっしり詰まっていてかなり読み応えがあります。萌え絵はホント表紙だけですね。

この、なんともダメな人間性やら趣味を持つ偉人の紹介ですが、歴史関係にちょっとでも足を突っ込んでいる(例えば三国志とか)オタクにとって非常に楽しめるのではないでしょうか。

オタクな趣味にハマってしまっている人間なら、人間のダメな部分に対して、「どーしようもない」「しょうがない」といった生暖かい視点(?)で接することができるのではないかと思います。

なんせオタク趣味にハマるということはイロイロとダメな方向に足を突っ込んでしまうということでもありますから、歴史上の偉人の苦しみというかダメな部分をより身近なものとして感じることができるのではないかと。

この偉人にはこんなダメなところがあるからとその偉人を全否定してしまうのではなく、一方では
「しょうがねーなー」
「なんてダメなヤツなんだ」
「こいつ……ダメダメだ」
と親しみの感情を抱きつつも、その一方で歴史に残る功績について把握し、またそういった観点から偉人を知ることにより多面的に物事を知り、ダメ知識……もとい雑学を蓄えることもできるかと思います。

そして、この「ダメさ」を見る感覚は海外のオタクにも通じるのではないでしょうか。
例えばこの本でも紹介されているマルクスは、中国においては学校教育でそのマルクス思想を学ぶなど、極めて重要かつ身近な偉人ですがそんなマルクスに対して中国オタクは


マルクスについて語るんなら、マルクスとメイドの話について語ろうぜ!

マルクスとエンゲルスのやおいとか、有りそうだよな。

おい、マルクスの話は危険だ。マルクスのファンはインターナショナル的に多いんだぞ!

マルクスだったら幼馴染の話とか、貴族の娘だとか良いテーマがたくさん有るな。

確かメイドとの間にできた自分の子供をエンゲルスに預けていたよね。

マルクスって引きこもりだよな。もしエンゲルスが養ってくれなかったらとっくにミイラになってたに違いない。

エンゲルスの無私の奉仕は普通じゃない。
マルクスの為に、最も嫌いなブルジョワになるなんて……
これは愛だろ。

昔某掲示板のスレッドで、有名哲学者の英霊化をやってたな。アリストテレス、プラトン、ソクラテス、ウィトゲンシュタイン、ショーペンハウアーとかイロイロ挙がってたんだが、マルクスとエンゲルスだけ無かったなぁ

なにぃ!?エンゲルスはともかくなぜマルクスが無いんだ!

とりあえず、マルクスのスキルと宝具妄想しようぜ。
……こんな事やってるから月厨はなんであんなにアレな生物が多いんだとか言われるんだろうな……

ずっと思っていたんだが、マルクスって人生の勝ち組じゃないか?資産家の親友がいる上に貴族令嬢と結婚してるし。

マルクスとエンゲルスの性別反転百合ドラマはまだですか?

マルクスは人生の勝ち組だよ。貴族令嬢との結婚に加えて、メイドの愛人までいるんだぞ!!



といった発言もしています。
しかし、これは彼等もあくまでネタにして楽しんでいるだけで、そんな発言をしているからといってマルクスの業績を否定しているわけではありません。

そんな訳で、この本は日本の方だけでなく、海外のオタクな方々にも読んでもらいたいもんだと思ってしまいました。
日本史の方は当然日本の歴史に興味を持った方に読んでいただきたいですし、世界史の方もオタク的な趣味を持っている方なら新たな視点や雑学に出会えるのではないかと思います。

ちなみに、当ブログとして嬉しいこと(?)に「世界史」の方に収録されている偉人63人中27人が中国からとなっています。
さすがは数千年にわたる悠久の歴史を誇る中国、偉人もその偉人に関するダメな情報量も圧倒的です。

中国関連だと、個人的にはニートの大将劉邦を筆頭に張良、韓信、陳平のニート三連星による漢王朝関連の所なんか笑いのツボに入ってタイヘンなことになりました。既に得ている知識も、視点が変わればまた別の面白さになりますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

7/11修正:記事タイトルがなんだか恥ずかしくなってきたので修正しました……

蟹工船のドラマCD化にどよめく中国オタク
(記事内の中国オタクの発言は、このネタからです)

中国オタク「最萌トーナメント2010が始まるぞ……!!」

「2ちゃんのアニメ最萌トーナメントって中国ではどうなの?知られているの?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてやらせていただきます。ありがたやありがたや。

アニメ最萌トーナメントについて詳しくは以下のサイト様などをご参照下さい。

アニメ最萌トーナメント2010公式サイト
アニメ最萌トーナメント2010、7/9から1次予選開始(黒い天使のブログ)
【アニメ最萌トーナメント2009】最萌トーナメント出場キャラ紹介MAD(Youtube)
アニメ最萌トーナメント2009を、勝手に応援するサイト。

さて、2ちゃんのアニメ最萌トーナメントですが中国オタクの間では「萌戦」「最萌大賽」などと呼ばれ、もの凄く注目されているようです。

日本のアニメを網羅した非常に広範囲に渡る作品が出てくることや、それに伴って飛び交う数多くの支援などから日本のオタク関連における動きの集大成と見られているところもあります。

また、この最萌トーナメント式の大会は中国オタクの間にも入ってきており、中国でも各オタク系掲示板ごとの最萌トーナメントが開催されたりもしています。
そして、オタク文化の本場日本における最萌トーナメントはその頂点の大会ということで、中国でもかなりの注目を集めています。

各オタク系の掲示板では最萌トーナメント関連の板が作られたり、海外投票の為のルールの説明スレや、観戦スレなどが乱立したりといった動きが出てきます。
また、中国語によるトーナメント速報を行っている所なんかもあります。
最萌日報(中国語速報サイト)

7月8日からアニメ最萌トーナメント2010がスタートしましたが、中国のソッチ系の掲示板でも段々と最萌トーナメント2010関連の反応が出てきていますので、とりあえず現段階での彼等の反応について紹介させていただこうかと思います。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今年の最萌トーナメントがいよいよ始まるな!
まずは組み合わせがどうなるかだよね。

今年ももうそんな時期になったんだなぁ。
長年観戦している俺に言わせれば、最初の予選の組み合わせは非常に重要だ。支援活動よりも影響がでかい。

ゲェェェェェ!?
予選15組がヤバイ。紬にシャナにゆりに唯にハルヒだと!?

まぁ一次予選は上位16名だから、人気キャラは大丈夫だと思うが……

昨年の澪の敗退に心を痛めていた私としては、今年の彼女の活躍を祈らずにはいられない。
でも予選12組で天使ちゃん、ヒナギク、片岡優希、遠坂凛、間桐桜等とぶつかっている。今年も楽な戦いではないな。

ぬぅ、俺の好きな白井黒子も12組。さすがに予選通過は問題ない……よね?

私が気になるのは01組の梓と撫子かな。
これは番組が現在放映中だし梓が有利と見て良いのだろうか?
でも撫子は化物語最強のキャラだしなぁ。

また毎日最萌の速報を眺める日が続くんだな……

とりあえず自分の好きなキャラが決勝トーナメントに出場できればそれでいいと思っている。一次予選の順位は気にしてもしょうがない。
今年のW杯のようにダークホースが出てくる展開を期待する。

難しい戦いになりそうなのは12組と15組か。
俺の応援する藤林杏のいる02組は御坂美琴がいるが、全体的にそこまで厳しくないから突破は問題ないかな?

今年になってからの動きが少なかったり、無かったりする作品のキャラについては心配になるよ。
あと個人的にはヘタリアのキャラがどうなるか、ちょっと気になっている。
あの作品は女性ファンが非常に多いが、こういった大会ではどれだけ活躍できるのだろうか。

昨年の大会の傾向からすれば、予選段階では放映直後や放映中の人気新番組のキャラは思ったほど活躍できていない。
禁書と咲が苦戦していたし、今年だとけいおん!やAngel Beats!も圧倒的勝利ということは無いだろう。
そういうことから考えれば、最も展開が予想し難いのは12組だ。

うーん、古手梨花は12組か。予選で消えることは無いと思うが結構厳しそうだ。12組は天使と澪の対決が最大の山場になるのかな。

03組では阿良々木姉妹が直接対決になっている。残酷な組み合わせだ。

08組の三千院ナギにはトップ通過をしてもらいたいが同組の戦場ヶ原ひたぎは強敵だ。あと11組の長門と真宵が気になる。

01組始まったね。
梓、撫子がいるけどWORKING!!の種島ぽぷらも気になる。あと、化物語の羽川翼もこの組なんだよなぁ。

俺は撫子を応援している!トップで通過してくれ!!

種島ぽぷらが上がってきて、撫子と梓と戦えているのは意外だ。
悪くない作品とキャラだったけどここまで伸びるとは。

今年は無言の投票は無効なのか。えーと、何を書き込もうかな……

ぐは。中国の大陸の方のIPは投票ダメなのか?
どうすれば……

投票数思ったより伸びてないね。やはり応援発言が必須になったのが影響しているのかな。投票フォーマットが全体的に厳しいみたいだし。

01組の結果出たぞ!
トップは梓の362票、2位は種島ぽぷらで355票、3位が撫子で336票。
撫子は3位だった……orz

昨年の01組1位と今年の1位の得票数はあまり変わらないし、それ以外にも違反で弾かれた投票も有るだろうから今年は去年よりも熱いのかな。

次は02組か。
有力キャラの予選突破は大丈夫だろうけど、やはり順位は気になるね。
02組だと藤林杏の人気がどれだけ保たれているのか。
そういう意味では御坂美琴という相手はちょうど良い試金石だ。

ところで06組のけいおん!の「一文字とみ」って誰だ?
そんなキャラいたっけ?

一文字とみはけいおん!の9話に出てきたおばあさんらしい。
けいおん!は他にも唯の隣の席のクラスメイトだとか母だとか、出場キャラが細かいね。



とまぁ、こんな感じで。
なんかもうすっかり観戦モードに入ってますね。

ざっと反応を見た感じでは、中国オタクの応援キャラは新作では化物語、けいおん!、Angel Beats!といった辺りが多いようです。
中国オタクの観戦組はどうやらあの細かい組み分け表までちゃんとチェックしているようで、組み分けに一喜一憂したり、今後の展開を予想したりしていました。
最萌トーナメントの最終的な決着が付くのは10月ですが、それまでの間中国オタクの面々もじっくりとこのトーナメントを楽しむつもりのようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク的疑問「日本で中国の古典ってどのくらい研究されてるの?」

「日本における中国古典の扱いについて、中国ではどう思われているのか?」
という質問をいただきました。ありがたやありがたや。

中国オタクの間でも、三国志をはじめとした中国の古典名著が日本でどの程度まで知られているのかというのは気になっているようで、中国のソッチ系の掲示板でもそういった話題に関連したやり取りを見かけることが有ります。そんな訳で、今回は中国オタクの考える「日本における中国古典」に関するやり取りについて一つ。
それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で中国の古典ってどのくらい研究されてるのかね?
とりあえず三国志は多いみたいだけど。

三国志以外の作品を研究していない方がおかしいだろ。
この間も確か水滸伝で娘化画集出たらしいし。

中国で小説書いてる人間で、源氏物語の名前を知らない人間はいないだろうし、日本でも詳しい内容は伝わってないにしろ、中国古典の名前は知られているんじゃないかね。

日本の漫画は何でもネタにするよね。東西の歴史や神話、聖書などの宗教、古典作品。三国志ネタの作品も多いし、我が国の他の作品もかなり知られていると見ていいと思う。

三国志は日本で最も著名な中国の書籍らしい。
確かにアレは中国の古典書籍の神髄の結晶的なものだし、日本でも自国の文化に中華文明の影響があるとちゃんと認めている。

中国には悠久な歴史があるからな。
日本は初期の頃に中国の影響をかなり受けたから、現在でも中華系の神話や故事をネタにした漫画やアニメが多いんじゃないかな。

ちょっと不安なのは、日本で中国の古典が研究されているということと、中国文学が面白いということが直接結びついていないのではないかということだ。
「歴史」と「文化的な距離」が理由の大きな部分を占めるんじゃないかとも思ってしまう。四大名著以外の書籍は日本でどれくらい知られているのだろう。

日本で表に出てくるのって三国志の作品がほとんどだ。
他の時代の作品ってほとんど無いし、日本では三国志以外研究されていないのではと不安になるのも確か。それにしても、日本であそこまで三国志が偏愛されるのが不思議だよ。

現在は多くの人間がゲームを遊ぶ為に日本史を学んでいたりするけど、実際に勉強している俺はちょっと卑屈になってしまう。
日本人は他の中国の名著をほとんど研究してないよ。

やはり三国志ばっかりだよな。アニメや漫画、ゲームの数から明らかだ。
他の著作はどれもたいして変わらん。特に紅楼夢なんかほとんど分かってない。

小説にしても明代と清代を舞台にした作品か、その時代に書かれた作品ばかりだよね。三国志や水滸伝も明代の作品だし。他の時代については田中芳樹が岳飛伝を書いているくらいじゃないか?
紅楼夢なんてほとんど知られてないみたいだし、水滸伝を知る人間もごくわずかだ。
中国ではわりと熱心に日本語を勉強している人間も少なくない。私達は日本の歴史の古代の大国主の時代、平安時代や戦国時代、江戸時代の幕末、何でも知っているのに……

書籍として研究しているのか、文化として研究しているのかという違いはあるかもね。
中国でも外国の文化をそういったルートで研究しているし、日本が中国古典を研究する理由に歴史や地理的な要因が含まれるのは否定できない。

三国志の日本における地位は確かにオドロキだが、他の作品からの影響も見受けられるよ。
私は以前十二国記を読んだとき、作者が「山海経」を深く研究しているのに驚いた。

日本は伝統的に中国の古典を研究しているぞ。
江戸時代の武士階級の基礎教養では漢詩や古典が必須だったそうだ。
中国の古典は日本の娯楽と教養にかなり影響があったのは確かだろうね。

日本がウチの国の文学を研究した時間は非常に長い。その研究行為は既に彼等の歴史になっているいう言い方も出来ると思うね。

名著というものは世界中で読まれるからこその名著だし、日本で読まれたり研究されたりというのも、著作自体にそれだけの力があるからじゃないかな。
私は川端康成の「花は眠らない」を高校の教科書で知ったが良い作品だと感じた。三国演義の日本での扱いもそういったものがあるんじゃないかと。
日本文化だとか中華文化だとかにこだわりすぎる必要は無いと思うよ。

日本がずっと中国の歴史や著書を研究していたのは間違いない。
日本では年号を四書五経からとっているくらいだしね。
ただ、現代の日本の人間が中国の歴史をどれだけ知っているかについては疑問が残る。

気になるのは今の日本の若者の考える中国のイメージがどうなっているかだね。
お姉ちゃんがチャイナドレスを着て、パンダがいっぱいいて、老若男女全員がカンフーが使える場所とか思われているんじゃないかと不安。
まぁ、中国の方でも日本のイメージが秋葉原と同人誌とかになっちゃってる気もするが……

彼等がウチの国の歴史文化を研究しているように俺たちも彼等のオタク文化を研究しているからな!
文化とは相互に影響しあうものだ。

そもそも名著を研究するというのは世界規模の話しだし、そのなかで中国の文化に興味を持ってもらえるのはいいことだと思うよ。
それに、ウチの国の若者が書いている同人誌ってほとんどが日本の作品をネタにしているか、その影響を受けているものだぜ。



とまぁ、こんな感じで。
こういったことをじっくり考える層は比較的冷静なのか、どこもある程度落ち着いた議論となっていました。

とりあえずざっと見て感じたのは
「日本人は三国志しか知らない」
というのがある種の決まり文句になっているところですね。

それと、日本の歴史についてかなり詳しい中国オタクも多いようでそういった人からは
「こっちはこんなに日本の歴史を知っているのに、日本では中国の歴史が知られていない」
とも思われているようです。

日本における中国歴史分野についてはプロアマ問わずスゴイレベルの人間が多いことや、三国志以外でも中国関連の作品が少なくないということ、日本の国語教育で中国古典が学ばれているといったことなどはちゃんと伝わったいないようですね。
ただこれは日本でも中国に「日本の歴史に詳しい人間がいる」とはあまり思われていませんし、お互い様でしょうか。

この辺についての情報のやり取りは難しいもんだと思いますが、
個人的には日本側も中国側も
「相手はこっちの国の歴史を知らない」
というイメージを抱いているのがちょっと面白いとも感じてしまいますね。

考えてみれば、自国の歴史が別の国でどのくらい知られているかについて知る機会というのは案外少ないのではないかと思います。
恋姫無双や乙女絵巻水滸伝などの「とんがった」情報

はニュースになりますが、一般の社会における認識と言うのは「あたりまえ」のことですから、なかなか「ニュースになる情報」としては出てこないかと思います。
そういったことからも「どうせ知られていないだろう」と思ってしまうのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

7/9修正:日本語の間違いを修正いたしました。ご指摘ありがとうございます。

中国と日本の「三国志一般常識」についての差

中国オタク「シェリル汁が日本で出るらしいぞ!?」

中国において長期に渡って人気を保っている作品は幾つか有りますが、その中でも「マクロス」は初代やロボテックの頃から人気が続いているので、ファンについても非常に歴史があると言えます。
ディープなファンも多く以前日本に来た中国オタクの中にはマクロス関連の資料を手に入れたい、特にマクロスFのラノベが欲しいというのがいたりしました。曰く、ラノベ版マクロスFはPSのゲームのマクロスVF-X2とのつながりもあるので、ぜひともおさえておきたいものだとか。

マクロスシリーズ最新作のマクロスFも高い人気を得ましたが、その人気はいまだに根強く、5月末に上海で開催されたMay'nライブでもマクロス関連の歌で非常に盛り上がったそうです。

そんなマクロスF関連で、中国オタクの間でちょっと話題になっているものがありましたので、今回はそのネタで一つ。
中国オタクの間で話題になっている商品は、先日発売された「シェリル・飲〜む?」という飲料水です。

これはマクロスFのシェリルの服装をかたどった形のボトル(?)に入った飲料水だそうです。詳しくはコラボ元の東京アニメセンターに紹介記事が有りましたので、そちらなどをご参照下さい。

劇場版マクロスF ボディウォーター「シェリル・飲〜む?」新発売のご案内

ついに入荷!!
(東京アニメセンター)

なんといいますか、非常にインパクトのある商品です。
この商品、中国オタクの間における呼称がどうやら
「雪莉露汁」(「シェリル・ノーム」の中国語表記は「雪莉露・諾姆」)
「シェリル汁」
となっているようで、この名前と共に中国のソッチ系の掲示板ではこの商品への反応がポコポコと見受けられました。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた発言を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なんか日本でまたすごいのが出たらしいな……シェリル・ノームのボディ型の容器を使った飲料らしい……

これはトンデモナイ。
もう猟奇的というか、手に持って飲むのに勇気のいる形だ。

街中でこれを飲むヤツは間違いなく勇者だな。

「雪莉露汁」ってことか。
いや、これは……コレクションとしてみるべきなのか?

怖いよ!違和感あるよ!

さすがにキモイと思うんだが、こういうのが日本では売れるのか!?

そういえば、以前にエヴァのプラグスーツでもこういうのあったな。
日本はやはり俺の想像を超えるところらしい。

すまん、このシェリル汁だが俺はちょっと欲しくなっちゃった……

個人的にはもうちょっと工夫が欲しいかな。
衣服だけだと、イマイチ「シェリル・ノーム」というキャラを表現しているように思えない。

うーん、身体だけだから違和感があるのかな?
顔まで設計したら……いや、それだと首が取れるのか。
どちらにしろ恐ろしいデザインにしかならなそうだ。

中国語だと「雪莉露飲」……「雪莉露汁」……「雪梨汁」
うん、悪くない、悪くないということにしよう。欲しくなった俺は間違っていないと、思う。

このボトルはその辺に投げ捨てることができないボトルだ。

実物を見てみたいとは思うが、持っているところを人に見られるのがちょっと怖いアイテムだなぁ。

また日本では俺の想像を超えるアイテムが出現したわけか……シェリル汁という名前といい、形状といい、ちょっと理解しきれない。

仮にこのシェリル汁のボトルを手にしたとして、俺はそれに口をつけて飲むことができるのだろうか?分からない。

ボトルは身体だけで顔だけが無いし、これを飲んでる姿を客観的に見たらヤバそうだ。

うーん、人体ボトルとでもいうシリーズが流行っているのか?
以前もエヴァや仮面ライダーがあったよな。正直かなり怖い。

いくらシェリルに人気があっても、こんなのが実際に売れるもんなのか?
さすがに購買意欲が失せると思うのだが。

なんで普通に缶やボトルにキャラをプリントして痛汁とかにしなかったんだろう。

まぁいろいろと疑問や恐怖もあるが、とりあえずこのボトル飲料を飲んだらどんな感じの味がして、どんな気分になるかはとても気になるね。



とまぁ、こんな感じで。
やはりドン引きしている反応や、わけが分からんという反応が多かったですね。

ちなみに、中国語では一般的にジュース類は「何々汁」とされることが多く、
例えばオレンジジュースは「橙汁」グレープジュースは「葡萄汁」となります。

そんな訳で中国語に訳された「雪莉露汁」という名前について、
中国オタク的にはそこまで意識はされていなかったのですが、
掲示板で日本語中国語ちゃんぽんで「雪莉露汁」「シェリル汁」という言葉が飛び交っている光景は、日本語の感覚だと非常にインパクトのあるものでございました。

とりあえず、こんな所で。
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JR山手線劇場版マクロスF痛電車への中国オタクの反応

中国オタク的にラブプラス表紙のテレビブロスは不思議な現象らしい

ラブプラス+について中国オタクの反応はどうなのかという質問をいただいておりますので、今回はそれに関する話題で一つやらせていただきます。
ありがたやありがたや。

それでざっと中国のソッチ系の掲示板を巡回していた所、
テレビ番組情報誌「TV Bros.」の6月26日号の表紙をラブプラス+が飾った件についての反応が結構出ていました。

「ラブプラス+」でテレビブロスが「ご当地表紙」×5種類 北海道は愛花、中部は寧々……(ITmedia News)

この件について
「ラブプラスが今度は一般の雑誌にまで進出した」
というのが中国オタクの間で話題になっているようです。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた発言を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ラブプラス+を表紙にした雑誌が出たらしいぞ!
しかも全ヒロインで複数のバージョンがあるらしい。

限定版だったりするの?
それとも普通の雑誌?

一般のテレビ雑誌らしい……
限定と言っても販売地域の限定らしいね。普通と限定版という分け方じゃなく、関東、関西という分け方だ。

マジで?画像見たけど、これコラじゃないよな!?

値段見たら1冊210円か。そんなに高くないんだな。
俺も一冊欲しくなった。でももう残ってないんだろうなぁ……

ちょっと調べたが全国向けのテレビ情報誌らしいな。
こういう雑誌って流行を発信しているものだから、ラブプラスが日本で流行しているというのは確実なんだろうね。

人気が高いといっても、ゲームと関係ない普通の雑誌の表紙になるなんて……理解できない。

雑誌の内容はどうでもいいが、表紙はスバラシイ。これは欲しくなるな……

やはり日本の連中はこれを全種類そろえるんだろうか?
ところでなんで愛花だけ複数種類あるの?日本では一番人気無いキャラだと思っていたけど。

愛花ファンの俺はこの表紙に歓喜だ。
しかし、北海道までいくのは不可能だ……ゴメンナサイ……

全種類揃えるのは難しそうだ……雑誌は安いけど交通費がどれだけかかるのか。
いや、でも通販で買うことができるのかな?だとしたら海外向けの発送はあるのだろうか。

日本のオタクの金を騙し取るのは簡単、特にラブプラスファンはチョロイと常々思っていたが、こういった全国規模の情報誌にまで出てくるとは……
日本の社会のオタクの浸透ぶりはスゴイな。

今度のラブプラス+では、日本全国を「実際に」移動しないとコンプリートできない要素があって、更に旅行業界とも組むらしい。
いったいこのゲームはどこまで広がるんだろう。

全国って……そんだけ金を騙し取ろうとしてきているというのに、日本のオタクは怒らないのか?

こういったグッズを出しまくれいいんだから、日本のオタクから金を騙し取るのは簡単だよね。全くバカなオタクどもだ!
……ところで、この雑誌を全冊セットで取り寄せる方法を誰かご存じでしょうか?

ラブプラス関連のニュースは何度か見たが、今ではこんなにスゴイことになっているのか。
いったい何が理由でここまで広がっているんだ?

日本におけるラブプラスの人気はマジで分からん。
この雑誌にしても表紙をギャルゲーにした場合、オタクは買うかもしれないけどギャルゲーを遊ばない一般の読者は離れるんじゃないか?

ラブプラスは危険なゲームだぞ。
ゲームに時間を拘束されるという感覚に、時折「自分は何てバカなんだろう」と思うこともあるが、それについてむしろ「バカな自分でいいや、スゴイ幸せだし」と思ってしまうからな!

俺も中国語化パッチの完全版が出たらやってみよう。

海賊版でラブプラスを遊ぶヤツはクズだ。
彼女が「海賊版」でかまわないと宣言しているわけだからな。

でも、確かにこの表紙は良いよ。
最新のじゃなくて、ちょっと前の空気の感じられる絵だし、一般の雑誌にも合っているんじゃないかな。



とまぁ、こんな感じで。
ざっと見た感じでは
「スゴイことになっているらしい」「なんでこんなに流行っているんだ」
という反応が多かったですね。

中国オタク的にラブプラス関連の日本の熱狂っぷりについてのニュースやトンデモナイ作品らしいという周辺の知識は入っているものの、何故そこまでハマるのかということについては、ちょっと理解できないという話もあります。
中国のソッチ系の掲示板でも、ごく一部のハマっている人間と、それ以外の大多数との温度差がかなりあったりします。

ラブプラスは遊ぶというか「ハマる」ためには「日本語の会話能力」が必須なので、実は中国オタクにとってかなりハードルの高い作品になっているとか。

漢字という共通の文字があるので、なんとなく日本語の文章を理解することのできる中国オタクは結構いるようですが、その上のレベル、実際に聴いたり喋ったりというのはやはり難しいようですね。

ただ一応気にはなっているようで、ラブプラス関連の動きはチェックしているようでちょくちょく話題になっていますし、最近も

といったねんどろいどなんかにはわりと注目が集まっていました。

それから、高いハードルをクリアしてハマってしまうとやはりトンデモナイことになるようで、自分の体験を熱く語ったり、ラブプラスで苦労する自分を嬉しそうに語ったりするのがポコポコと出ています。

また上の発言にもありますが、そういったユーザーの間では海賊版ユーザーや中古ユーザーは唾棄されているようで
「ラブプラスの彼女を海賊版や中古でなんて、ありえない」
「海賊版彼女だったら嘲笑される、というかする」
などという認識になっているようで、海賊版天国な中国では非常に珍しい扱いのソフトになっているようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


ラブプラスに戸惑う中国オタク

ラブプラスの寧々さんと結婚式を挙げた人への中国の反応

台湾の絵師さんのW杯参加国絵がスゴイ

W杯観戦のために睡眠不足になっている皆様、如何お過ごしでしょうか。
私はまだグダグダな状態が続いております。そんな訳で今回も軽めの更新で……

日本は残念ながらベスト16まででしたが、事前の期待をはるかに上回る活躍でしたし、今後の日本のサッカーに希望が持てる戦いぶりにとても感動しました。
日本のサッカーがちゃんと世界相手に戦えるというのを見て、非常に心が軽くなったと言いますか。
自分の中では4年前のドイツ大会での負けをずっと引きずっていたんだなぁと気付いたりも。

さて、W杯について中国の反応はどうなのかという質問を幾つかいただいております。

中国はサッカーが大好きな国ですし、もちろん大いに盛り上がっていまして、
社会人は寝不足ですし、時期的に受験真っ最中だったり期末真っ最中だったりする中国の学生さんもW杯に引っ張られまくるなど、悩ましい生活を送っているようです。
中国では全試合が普通にテレビ中継されますし、W杯熱は恐らく日本以上ではないかと思われます。

ただ、今大会の中国W杯事情についてはサーチナでかなりの勢いで紹介されているので、正直このブログで紹介できるようなネタは残ってないように思えます。
サーチナワールドカップトピックス

で、何かしらW杯に関係したものを紹介できないかなーと考えていた所、
中国のソッチ系の掲示板で紹介されていた台湾の絵師さんのサイトがすごかったので、そちらの紹介をさせていただこうかと思います。

その絵師さんのサイトはこちら
FERMENT★FACTORY
もちろん中国語のサイトですが、イラストを見ればだいたい分かるかと思います。

コチラのサイトでは現在W杯参加国のチームをテーマにした(?)イラストを連載されています。
直球の萌え絵ではないのですが、非常にイイ感じです。
以下は各国代表の絵の記事へのリンクです。

スペイン
カメルーン
ナイジェリア&コートジボワール
メキシコ
スイス
オランダ
アメリカ
オーストラリア&ニュージーランド
韓国&北朝鮮
ホンジュラス
スロバキア、セルビア
スロベニア、ギリシャ&デンマーク
日本
南アフリカ&アルジェリア、フランス
ドイツ
ガーナ&チリ、パラグアイ&ウルグアイ
アルゼンチン&ブラジル
イングランド
イタリア、ポルトガル

絵もスゴイですし、32ヶ国全部描いてらっしゃるのもスゴイですね。
個人的にはオランダのクールっぽい人とホンジュラスのメガネおねーさんが好みでした、はい。

それにしても、前回の記事もそうですが「海外オタク文化最先端の地」台湾のすごさをイロイロと感じる今日この頃です。
台湾オリジナルの良質な作品もばんばん出ているようですし、今後更に面白いことになりそうですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


台湾最高研究機関公認の萌え軍事本

台湾最高研究機関公認の萌え軍事本

今回はタレコミをいただいたネタを紹介させていただきます。ありがたやありがたや。

台湾は日本国外のオタク文化では最先端を突っ走っている感がありますが、その台湾の最高研究機関である中央研究院公認(?)の萌え軍事本が出ているそうです。

こちらが台湾のTVBSの記事(中国語)です。
報道されたニュースのキャプ画像はこちら
萌え台湾01萌え台湾02




ちょっと調べてみたのですが、どうやらこれは台湾の中央研究院が行っている数位典藏(デジタルアーカイブ)プロジェクトの一環で作られた冊子のようで、
数位典藏サイト(中国語)
の方でコンテンツの閲覧もできるようです。

同人ベースや民間の商業ベースでやっているのではなく、中研院という台湾の最高学術機関がバックについての公式な萌え本(?)ということでニュースになったようですね。

この萌え軍事コンテンツの載っている冊子
「Creative Comic Collection 」
の第2号のコンテンツもデジタル化されていて閲覧可能です。
CCC2 日本時代的那些事
中身は萌え軍事モノに限らず、どれも非常に高いクオリティの作品ですね。

そして、報道でも紹介されている萌え軍事モノは
「陽炎少女 丹陽」
という作品です。その内容は

台湾の駆逐艦丹陽を主人公とした、
日本海軍の駆逐艦雪風として第二次世界大戦を生き残り、中華民国に引き渡された後に丹陽となって戦いを潜り抜けたストーリーと、その後の陽字型駆逐艦系列についての紹介


のようです。
萌え擬人化軍事モノとしてはかなりのレベルで、日本のイカロス出版から出ている「MC☆あくしず」

といったような萌え軍事本と比べても十分なクオリティではないかと思います。

ちなみにこの作品の絵師の方のHPはコチラ。
GIRL ARMS SPY
どうやらプロでも活躍してらっしゃる方のようで、日本でも以前本が出ています。


それにしても、日本では「萌え軍事本」というのは既にある程度確立されたジャンルかと思いますが、台湾でもかなり進んでいるというか、トンガッタ方向に行ってしまっているような気もします。
さすがは「海外オタク文化最先端の地」台湾という感じですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


自衛官募集の萌えポスターに中国オタク困惑
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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