連ドラのゲゲゲの女房が面白かったりした今日この頃ですので、今回は水木しげる先生の影響の大きい妖怪ネタを一つ。
ここしばらくの間で、中国オタク的にアタリとなった作品の中に
「ぬらりひょんの孫」(中国語名:滑頭鬼之孫)
があるのですが、タイトルにもなっている
「ぬらりひょん」
がどんなものなのかということでちょっと混乱しているようです。
現在の日本における「ぬらりひょん」などの妖怪のイメージは水木しげる作品の影響が大きいかと思いますが、中国オタクで水木しげる作品を読んでいる人間はかなり少なく、「日本の妖怪」についての知識やイメージの個人差がかなり大きかったりします。
そんな訳で「ぬらりひょん」についてのやり取りも混乱してしまうようですね。
それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけたやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ぬらりひょんっていったいどういう妖怪なんだ?
中国語の訳では「滑頭鬼」になってるけど、いったいどこが滑なの?
アタマがツルツルなの?性格が狡猾なの?
(訳注:中国語の「滑」は「滑る」「つるつるした」という意味の他に「狡猾な」という意味があります)
ぬらりひょんは日本で有名な強力な妖怪らしいよ。
名前については俺も分からんが、伝承の過程で変化があったとかで現在の伝承と直接の関係は無いんじゃないか?
ぬらりひょん良いよね。カッコよくて強くて好きになった。
日本の妖怪でぬらりひょんが有名だなんて、俺は初めて聞く話だが本当なのか?
なんか調べたらぬらりひょんの能力って「飯をたかる」ってものらしいけど、なんでそれが強力な妖怪で有名になってるのか分からんのだが……
ぬらりひょんって日本でそこまで有名な存在じゃないだろ。
確か「地獄先生ぬ〜べ〜」にもぬらりひょんの話があったはずだから、それなりに有名なんじゃないの?
ぬらりひょんは百鬼夜行っていう作品で有名だ。
検索してみろ、いっぱい情報出てくるから。
私も百鬼夜行は読んだけど、ぬらりひょんなんていなかったような……
私の読んだ版が違うのかな?
私が日本の妖怪で知っているのって天狗、河童、妖狐、化け狸、猫娘、雪女とかのレベルだから、ぬらりひょんがどんな妖怪でどれだけスゴイのかいまいち分からない。
ぬらりひょんがわからんとか言うヤツはまずきっちり原作を読め。説明されているぞ。
作中でもぬらりひょんの由来についてはちゃんと説明されていないよ。
この作品のために作られた妖怪という認識でいいんじゃないのか?
妖怪について分からないなら水木しげる先生の妖怪大全見ると良いぞ。あれには日本の一般的な妖怪が全て載っている。
「滑頭鬼」と訳したのがそもそもの間違い。「滑瓢」と書くべきだった。
でも「滑瓢」なんて中国ではほとんど知られていないから、それだとどんなモノなのか分かってもらえないんだよな……
ちなみに、ぬらりひょんは日本で有名な妖怪の親玉。天狗みたいに同族がたくさんいたりせず、一体しか存在しない。
俺も一応リクオに妖怪の血、ぬらりひょんの血が1/4流れているのは設定として理解しているんだ。でもなんで長髪の美形になるんだ?そこが不思議。
別におかしくないだろ?
祖父の若いときに似ているという設定なわけだし。
リクオの頭が今後どうなっていくのかちょっと興味があるけど。
いや、伝統的なぬらりひょんはリクオの祖父の姿でぬらりひょんの若い姿なんてのは存在しないはず。だからリクオの変身は作品独自のなんだかよくわからない状態なんだよ。
そうなの?
作中ではリクオの姿は祖父の若い頃そっくりという話だから、ぬらりひょんは成長して年老いる妖怪だと思っていた。
まぁ妖怪そのものが空想の産物だし「ぬらりひょんの孫」に作品独自の設定を加えるのもアリなんじゃないかね。
とまぁ、こんな感じで。
やはり妖怪モノについての前提知識というか日本では一般的な妖怪の知識が無いので、ぬらりひょんについてのイメージは混乱しているようです。
また、今回中国のソッチ系の掲示板を見て感じたのですが、
「ぬらりひょんの孫」の影響で、どうやら中国オタクの間では
「ぬらりひょんとはイケメンでカッコよくて強い妖怪」
というイメージが広まっているっぽいです。
何と言いますか、アニメの影響はでかいなーと改めて思ってしまう今日この頃にございます。
ちなみに記事の内容から話がずれますが
「ゲゲゲの鬼太郎」の中国語名は「怪怪怪的鬼太郎」または「鬼太郎」、
「ゲゲゲの女房」の中国語名は「怪怪怪的妻子」
となっているようです。
「怪」の中国語発音は「guai」(カタカナで強引に表記すると「グァィ」というのが近いでしょうか)なので、「ゲゲゲ」を音でも意味でもうまく訳しているように思えますね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
ここしばらくの間で、中国オタク的にアタリとなった作品の中に
「ぬらりひょんの孫」(中国語名:滑頭鬼之孫)
があるのですが、タイトルにもなっている
「ぬらりひょん」
がどんなものなのかということでちょっと混乱しているようです。
現在の日本における「ぬらりひょん」などの妖怪のイメージは水木しげる作品の影響が大きいかと思いますが、中国オタクで水木しげる作品を読んでいる人間はかなり少なく、「日本の妖怪」についての知識やイメージの個人差がかなり大きかったりします。
そんな訳で「ぬらりひょん」についてのやり取りも混乱してしまうようですね。
それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけたやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ぬらりひょんっていったいどういう妖怪なんだ?
中国語の訳では「滑頭鬼」になってるけど、いったいどこが滑なの?
アタマがツルツルなの?性格が狡猾なの?
(訳注:中国語の「滑」は「滑る」「つるつるした」という意味の他に「狡猾な」という意味があります)
ぬらりひょんは日本で有名な強力な妖怪らしいよ。
名前については俺も分からんが、伝承の過程で変化があったとかで現在の伝承と直接の関係は無いんじゃないか?
ぬらりひょん良いよね。カッコよくて強くて好きになった。
日本の妖怪でぬらりひょんが有名だなんて、俺は初めて聞く話だが本当なのか?
なんか調べたらぬらりひょんの能力って「飯をたかる」ってものらしいけど、なんでそれが強力な妖怪で有名になってるのか分からんのだが……
ぬらりひょんって日本でそこまで有名な存在じゃないだろ。
確か「地獄先生ぬ〜べ〜」にもぬらりひょんの話があったはずだから、それなりに有名なんじゃないの?
ぬらりひょんは百鬼夜行っていう作品で有名だ。
検索してみろ、いっぱい情報出てくるから。
私も百鬼夜行は読んだけど、ぬらりひょんなんていなかったような……
私の読んだ版が違うのかな?
私が日本の妖怪で知っているのって天狗、河童、妖狐、化け狸、猫娘、雪女とかのレベルだから、ぬらりひょんがどんな妖怪でどれだけスゴイのかいまいち分からない。
ぬらりひょんがわからんとか言うヤツはまずきっちり原作を読め。説明されているぞ。
作中でもぬらりひょんの由来についてはちゃんと説明されていないよ。
この作品のために作られた妖怪という認識でいいんじゃないのか?
妖怪について分からないなら水木しげる先生の妖怪大全見ると良いぞ。あれには日本の一般的な妖怪が全て載っている。
「滑頭鬼」と訳したのがそもそもの間違い。「滑瓢」と書くべきだった。
でも「滑瓢」なんて中国ではほとんど知られていないから、それだとどんなモノなのか分かってもらえないんだよな……
ちなみに、ぬらりひょんは日本で有名な妖怪の親玉。天狗みたいに同族がたくさんいたりせず、一体しか存在しない。
俺も一応リクオに妖怪の血、ぬらりひょんの血が1/4流れているのは設定として理解しているんだ。でもなんで長髪の美形になるんだ?そこが不思議。
別におかしくないだろ?
祖父の若いときに似ているという設定なわけだし。
リクオの頭が今後どうなっていくのかちょっと興味があるけど。
いや、伝統的なぬらりひょんはリクオの祖父の姿でぬらりひょんの若い姿なんてのは存在しないはず。だからリクオの変身は作品独自のなんだかよくわからない状態なんだよ。
そうなの?
作中ではリクオの姿は祖父の若い頃そっくりという話だから、ぬらりひょんは成長して年老いる妖怪だと思っていた。
まぁ妖怪そのものが空想の産物だし「ぬらりひょんの孫」に作品独自の設定を加えるのもアリなんじゃないかね。
とまぁ、こんな感じで。
やはり妖怪モノについての前提知識というか日本では一般的な妖怪の知識が無いので、ぬらりひょんについてのイメージは混乱しているようです。
また、今回中国のソッチ系の掲示板を見て感じたのですが、
「ぬらりひょんの孫」の影響で、どうやら中国オタクの間では
「ぬらりひょんとはイケメンでカッコよくて強い妖怪」
というイメージが広まっているっぽいです。
何と言いますか、アニメの影響はでかいなーと改めて思ってしまう今日この頃にございます。
ちなみに記事の内容から話がずれますが
「ゲゲゲの鬼太郎」の中国語名は「怪怪怪的鬼太郎」または「鬼太郎」、
「ゲゲゲの女房」の中国語名は「怪怪怪的妻子」
となっているようです。
「怪」の中国語発音は「guai」(カタカナで強引に表記すると「グァィ」というのが近いでしょうか)なので、「ゲゲゲ」を音でも意味でもうまく訳しているように思えますね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。