「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2010年11月

中国オタク「日本で抱き枕売って中国人留学生が捕まったらしい」

ちょっと前の話になりますが、
中国人留学生が無断で他人のイラストを使用した抱き枕を販売して捕まったという事件がありました。

「日本人はアニメ好き」 「猫耳少女」抱き枕カバーを販売目的所持の中国人を逮捕(産経ニュース)

ありがたいことにこの件について
「中国オタクの間での反応はどうなのか」
という質問をいただきましたので、今回はそれについて少々。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


やはり日本は版権を重視している。
海賊版抱き枕カバーを売った中国人留学生が捕まったぞ……!?

だから日本でやるのはリスクが高すぎると……

なんで中国国内でやらんのかねぇ。
海賊版がウチの国の人間の数少ない福利なのに。

海賊版が簡単に手に入るという利点がウチの国にはあるからな!
オリジナル商品はホント手に入らないんだけどね……

これは悲劇……と言っていいものなのかな?
てか売りすぎだろ。ニュースで大量の抱き枕画像が出てるぞ……

ウチの国の人間がまた日本にネタニュースを提供してしまったのか。

あんだけ商品を集めたこの留学生のことをちょっとすごいと思ってしまう。

これ、日本の基準ではどの辺が問題になってるんだ?
版権ホルダーに対して無許可で作ったのがまずいのか?
同人二次創作ってわけにはいかんのだろうか?

これは主に大量に売って利益が出たのが問題なんだろうね。
あと使用画像が基本的にコピーらしいからそこも問題になったのかな?
コミケとかの同人イベントについても版権ホルダーがオタク市場を考慮して「何も言わない」だけだから、悪質と判断されたら訴えられたり捕まったりするはず。そして日本において「悪質」と判断される基準は非常に厳しい。

ウチの国には抱き枕売ってるサイトがイロイロとあるが、ああいう所はまず版権取ってねぇだろうなぁ……

ウチの国のパクリ商品を海外に持ち出すんじゃない!
あれは国外だと捕まるブツが多いんだって!

このニュースを聞いて、なんか初めて中国にいてよかったと思えました。
今日はどの抱き枕で寝ようかな……

これは国外に行く前に何が悪いかというのを学ばなかったのが原因だと思われる。こういった人間が出るのを防ぐために、「日本国内限定」とプリントされている日本のエロゲのように、パクリ商品に「中国国内限定」と記しておくべきなのではないだろうか?

自分で使ってるだけなら良かったんだろうけど、売っちゃったらダメだろ。

コイツの商才は評価してもいいんじゃないか?
さっさと中国に帰ってきて、何か商売始めるべき。

商才と言っても、中国と日本の違いが分からなかったんだからダメじゃない?
日本で生活していて制度上のリスクを考慮できなかったのはねえ……

日本のオリジナル抱き枕の値段を考えると、ちょっと同情。
こいつは抱き枕を安く普及するという仁の心を持っていたのだと思ってしまう。

こういうのはちゃんと取り締まるべきだよ。
海賊版が出現により負の価格競争が発生して版権側にダメージが行くのが一番恐ろしい。ウチの国のアニメ漫画産業と市場を見てみろよ。

こういうの、ウチの国だとほとんど管理していないからね。
やはり日本だとちゃんと捕まるんだなぁ。

パクリ商品や海賊版に関しては安全。
これは我が国の良さと、我が国に住む人間の幸福さを実感できるニュースではないかね?

なぜ日本でやるんだ!?
日本はウチの国と違うというのに……盗用とかマジで自重するべき。

このニュースからは日本と中国の習慣や感覚の違いなどを感じたが、何より痛感するのはウチの国でももう少し版権を重視してほしいということだ……

ウチの国だとこれは悪いことにならないからな。
パクリ商品とかそこら中にある。

いやいや、そもそも人のモノ勝手に使って金稼ぐのはダメだろ!?
中国の版権管理もそうだけど、ウチの国の人間(含む俺)の版権についての意識の低さはかなりのもんだと思うわ。

まぁ、中国国内だと「捕まらない」のは確かだからな。
数がモノスゴイ多くなったらまずいかもしれないが、
ポルノでもないしこの抱き枕の数くらいだとまず捕まることは無いよ。



とまぁ、こんな感じで。
「なぜ日本でやった」という発言が多くみられましたが、
それと同時に「日本はやはり版権を大事にしている」という声が少なくありませんでした。
日本ではこういったレベルの事件でもキチンと対応しているということには驚いているようでしたね。

一応中国でも海賊版なんかは「悪いこと」になっているのですが、実際には余程大規模にならないと捜査が入ったり、実刑が下ったりはしないといった事情があります。
そんな訳で、日本では版権管理と違反者への対応が中国に比べて厳しいということを知ってはいても、実際に
「ネットで海賊版抱き枕を売る」
といったレベルでも捕まるというニュースを聞くとやはり驚くようですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本では海賊版が高く売れるけど、やっぱり捕まるらしい」

日本鬼子イメージソング、中国オタクのボーカロイドファン層へ飛び火

イロイロと盛り上がりの続いている萌えキャラ「日本鬼子」ですが、
「HAKUMEI」


というナイスなイメージソングまで作られてしまったそうです。
そしてこの件に関して「中国オタクの反応はどうなのか?」という質問もいただいております。ありがたやありがたや。
そんな訳で、今回はそれについて一つ。

さて、さすがに日本鬼子関連の動きも広く、長期になってきましたし、題材が題材なもんで中国オタクの面々も追っかけるのに疲れてきているようです。

しかし、このテーマソングは「ニコニコ動画発」「ボーカロイド」ということで、ボーカロイドファンとニコニコ動画視聴関係の中国オタクの方に飛び火しちゃったようで、今までとはまた違った層から反応が出ていますね。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本鬼子イメージソングか……まぁ、出来は良いと思うが。
もうそろそろ、こっちも気にしたりムキになったりしないでいいんじゃないかね。
俺としては今の日本鬼子デザインは認めてもいいと思うんだ。

ニコニコ動画でこんなに素早く再生数が伸びて殿堂入りなんておかしい。
誰かが故意に不正操作しているんじゃねぇの?

いや、さすがにそれは無いだろ。
ニコニコ動画はランキング操作が難しくなってきているし、殿堂入りレベルだとなおさらだ。普通に話題性と人気があるってことだろ。

日本鬼子の流行は歌一曲によるものじゃない。
日本のネットの色んな所で話題になってる。痛いニュースにだって載ってるし。
再生数が不正操作だとかの被害妄想はやめとけ。

ぶっちゃけた話、ニコニコ動画って中国人に見せるためのもんじゃないしな。
日本向けのサービスなんだから文句言うのが間違ってるよ。ウチの国のテレビ番組やネットのような感じで削除してコントロールしているわけじゃないしね。

萌える歌だし悪くないのは認めるけど、普通に楽しむのはさすがに無理だ。

確かに萌える歌ではある。でもこんなんが殿堂入りするなんて終わってる。

日本人の面の皮が厚いのか、それとも自分に箔をつけようとしているのか。
何考えているのかマジで分かんなくて困る。

もう無視するべきか……でも、ニコ動の殿堂入りだからなぁ……

こんな曲、それほど影響あるようには思えないよ。
別にそこまでいい曲ってわけでもないし。

歌詞はなんて意味?中国批判?

いや、なんかふつーの歌……感じとしてはヒーローモノに近いかなぁ。

ボーカロイド萌えの俺としてはどうすればいいんだろう……

ボーカロイドの威力を思い知った。
考えてみればこういうやり方にも使えるツールなんだよな。

日本の連中は万物全てを萌えにできる……

もうこうなったら静観するか、楽しむしかないんじゃね?
こっちが騒げば騒ぐほど向こうはネタにしてくるみたいだし。

そんな萌えて大丈夫か?

大丈夫だ、問題ない!

やり方が汚ねぇよ。恥知らずの日本人どもが。
特に関係ないから萌えて楽しめとかいう奴いるけど、どういうことだか本当にわかってんのか!?
今後ネットで日本鬼子を検索したらオタク絵の少女しか出てこなくなるかもしれないんだぞ!?それでもお前らは問題ないと言えるのか!?

だからこれは、マジになったら負けというやつなんだから怒っても無駄だって。
てかお前が怒って動向をチェックすればするほど日本鬼子のネット上の重要度は上がってしまうから逆効果だ。ホント、これは現在のネットシステムに合った効果的なやり方だよ。
一番効果的なのは無視することだろうがそれも難しいし、もうネタとして楽しんじゃうしかないよ。

そういや、Googleどころか百度でも日本鬼子の萌え画像の順位が上がってきたな。百度だとまだ50位以内にはそれほど無いが、Googleはもうどうしようもねぇな。流行によるものとはいえ、アクセス数の増加と新しい関連画像が次々にアップされるのは強いね。

前にあった「侵略シナ娘」なんかより、よほどいいんじゃね?
ただ、侵略シナ娘の方は何か普通の反中系の創作っぽかったが、日本鬼子の方はその方向性についてやどうしてここまで日本人が楽しめるのかがホント理解できない。

日本人のニヒリズムか、それとも自嘲精神の極みか……

あー、もういいよ。うん、いい曲だよ。それで俺の評論終了。

以前日本は神を敬うだけでなく、鬼も敬うという話を聞いたことがあるが、こういうことなのか……



とまぁ、こんな感じで。
最近ではニコニコ動画をはじめ、中国オタクが日頃チェックしているオタク系のコンテンツやサイトにも日本鬼子関連のネタが混じるようになって、ちょっと複雑な気分になったりもするようですね。

それにしても、この「日本鬼子」に関する中国オタクの面々からの戸惑いというのはかなり珍しい類のものに感じられます。
日本のオタク関係でのディープさに驚いたりすることはそれほど珍しくないのですが、今回の「日本鬼子」については、本当に理解できないといった感じの戸惑いが見て取れます。

中国オタク的には、日本のオタク関係の動きというのはわりと「分かったつもり」になっている所があるのですが、この「日本鬼子」では、改めて日本のオタク分野の不思議さというのを感じたりしているようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本鬼子だけでなく、小日本も日本のオタクの魔の手からは逃れられないのか……」

「日本鬼子」中国オタクへ侵攻開始

中国オタク「女の子の着替え本が日本では良心に恥じることなく手に入るらしい」

萌え系の解説書にもイロイロとありますが、
女の子の服の着替えをイラストで解説した
「ころもゆうぎ2」

が先日発売されたそうです。

内容や日本での反応に関してはアキバblogさんの記事などをご参照ください。
晴れ着、ロリ服、チャイナドレス・・・女の子の着替え実演本 「ころもゆうぎ2」(アキバblog)

それでこの本、「着替え」などといった所に変態センサーが刺激されたらしい一部の中国オタクの間でちょっとした話題になっているようです。
そんな訳で、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


おい!また日本ですごい本が出たらしいぞ!
メイド服、セーラー服、巫女服、ロリ服まで、女の子の着替えの詳細を紹介した本らしい!!

日本では女の子の着替え本が良心に恥じることなく手に入るらしい。これはウラヤマシイ。

変態だ!日本人はやはり変態だ!
あ、俺はあくまで資料としてほしいんだからな!

この本は男女どちらを購買層として考えているのだろう……
女性が資料として買うのか、男が興味から買うのか……

こ、これは……すごい!

別におっぱいが露出しているとかではないんだろ?
エロシーンやエロく見える描写が無いから男でほしいのはそれほどいないだろ。

下着どまりで最後まで脱ぐわけじゃないし、別にエロくない。
正直退屈な本でしかないように思えるが。
話題にするほどのことかね。

「着替え中」の良さが分からないのか。
女の子の服の中を妄想することのエロさが分からないのか。
帰れ。

これは漫画やコスプレの資料本という位置づけなのかな?
コスプレに役立つような方向の資料って少ないから気になる。

うーむ、まぁこういうの出すのはやはり日本だとちょっと納得。

あの国はホントなんでも本になるんだよなぁ。
市場の需要があるからなんだろうけど……

さすがにコーナーギリギリをついてくるようなネタでは萌えられない。
日本のヘンタイレベルにはついていけん。

エロさを求めるのとはちょっと違うが、好奇心は確実に刺激されるよね。

俺は着せ替えゲームを期待していたのに……!
本ではガッカリだ!

脱ぐとか脱がせるとかじゃダメなのか……!
日本人の変態っぷりには上限が存在しないのか!?

そうか……こんな方向性が存在したのか。
日本は私にイロイロな新しいことを教えてくれるな!

気になる……しかし、もし持っているのがバレたら普通のエロ本よりダメージがでかそうだ……

さすがにこれは変態すぎるよね。のぞき魔だとか思われそうだ。
資料という言い逃れが通る可能性も絶望的に低そう。

これにエロさを感じない俺は、まだ大丈夫だ。
しかし日本ではきっとすごい需要なんだろうな。

僕はピュアだから、エロが目的じゃないよ。
純粋に知識を求めるという方向で見たいだけだ!

まぁ実際の所、エロ目的以外の用途も多いんじゃないか?
コスプレしている身としてはかなり気になる。

セーラー服の構造とか気になるよ。ギャルゲーの制服は特殊すぎてイマイチ参考にならないしね。

何でだろう……こういう本に手を出したら負けだという感じがしてしょうがない。

この本をエロ目的で手に入れたら変態のレベルが上がってしまうからじゃないか?それにしても、よくこういうの考えるよなぁ……



とまぁ、こんな感じで。
ドン引きしているのも多かったですが、わりと「くる」ものを感じちゃっているようなのもちらほらと。あとコスプレ資料として気になるというのもいるようです。

資料としてですが、中国におけるオタクの活動ではコスプレが日本に比べてかなり賑わっているので、こういった本はあると便利でしょうね。

中国のイベントで見かけた和服系のコスプレのなかには明らかに資料不足による衣装のミスとかをちょくちょく見かけた覚えがあります。着物のあわせや袴の身に着け方、作り方などかなり混乱しているようです。
そんな訳で、この本を資料的な面でも欲しいと感じる人もわりといるのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本鬼子だけでなく、小日本も日本のオタクの魔の手からは逃れられないのか……」

先日の記事で、
中国語では日本人に対する最大級の罵倒語となる
「日本鬼子」
を萌えキャラにしてしまったことへの、
中国の反応というか驚愕を紹介させていただきました。

この件はその後更に動きがあったようで、
中国語の日本人に対するメジャーな蔑称の一つ(?)である
「小日本」
まで萌えキャラになってしまったそうです。

これについて、詳しくはまとめサイトの方をご参照ください。
日本鬼子って萌えキャラ作って中国人を萌え萌えにしてやろうぜ まとめ@wiki

ありがたいことに、この件について
「中国の反応はどうなのか」
という質問をいただいております。

そんな訳で、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本鬼子に続いて小日本もどうやら日本のオタクに萌え化されてしまったようだ。なんか2ちゃんで投票やって決めるような話にまでなってるらしいぞ!?

日本鬼子だけでなく、小日本も日本のオタクの魔の手からは逃れられないのか……

日本鬼子のときもそうだが、もう俺の理解を超えている。
いったい、これは自虐ネタなのか、それとも美化なのかどっちなんだ。

これがマジになったら負けというヤツなのか……
もう、開き直って楽しむしかないのかもしれん。

実際のところ、冷静に見てみると良いデザインのキャラもいるよね。
てか騒動が広がったせいで初期に比べてキャラも増えてデザインも向上したし、俺の好みのキャラも出てきてるんだよなぁ……

やはりあの国は何でも萌えにしてしまう国だ。トンデモナイ。

「日本鬼子」の次は「小日本」まで萌え化かよ。
次はいったい何がやられるんだ!?

日本人の萌え化能力にはほとほと感服した。
俺はもう作品をゆっくり楽しむことにしよう……

なんだろう、もうため息しか出ない。
罵倒をこういう形で返されると反応に困るよ。

畜生、なんだこれ!無茶苦茶萌えるキャラじゃねぇか!!
年上キャラとロリキャラの組み合わせなんて、もう最高じゃないか……!

私は日本鬼子と小日本の百合を希望いたします。

ずっと「小日本どもは萌えを売っている」とバカにしていたら、ホントに萌えになってきやがった……

これはもう自分の好きなキャラに萌えて、他のことは全部記憶から消しておくのが良さそうだ。

抗日戦争に参加した爺さん達がこれ見たらなんて言うやら……

こんなのに萌えられるわけがない。
ネタにしてバカにしてるだけだろ?どうせ作者には愛が無いからこんなの意味が無いよ。

いや、かなりしっかり描かれているし、作者自身が楽しんで描いているっぽいのもあるよ。楽しめる萌えイベントとして成立しちゃった時点で、これはもう勝ちなんじゃないかね。

萌え化したって本質が変わるわけじゃない。
このキャラはきっと腹黒かったりするんだよ!

腹黒萌えな俺としては、それはそれでアリだ……!
特に腹黒いロリキャラなんて最高じゃないか!

おい、ちょっと待て!
今回の作品には女装キャラが混じっているぞ!
うっかり萌えたらダメージがでかいのもいるから気を付けるんだ!

ぐああああ、よく見たら俺の萌えたのが男だ!
靴で身長をごかましている所なんて最高だと思ったのに……!

やはり日本の連中はロリキャラを描くのがうまい。
小日本は日本鬼子より萌えが集まっている。

そうか?
俺はお姉さまが好きなんで鬼子の方が好みのデザイン多かったぞ。

ロリコンの私にとっては非常にありがたい動きです。スバラシイ。

日本はやっぱトンデモナイ国だよ。
しかし、こういったことをやる精神は評価するべき。

私はでっかい鈴に小さいキャラってデザインが好みだ。
それにしても、あの国はやはりとても不思議な国だ……

日本の伝統的なお姫様の意匠にロリ要素を合わせてオリジナルキャラをどんどん作れるのはすごいよね。正直言って感心する。ウチの国でこういう反応を返すのはやはり難しいかな。



とまぁ、こんな感じで。
呆然というか反応に困っているような感じでしたね。

中国語における「小日本」は、
「日本鬼子」に比べて罵倒の度合いがかなり落ちますし、
「日本鬼子」という前例があるということで、
そこまで驚かれているというわけではないようです。
しかし、それでもやはり罵倒を萌えで返されるというのには慣れないようですね。


例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


「日本鬼子」中国オタクへ侵攻開始

同人誌とか中国語版ラノベの現物はこんな感じ

実は今、私の友人の中国オタクの一人が仕事で日本に来ておりまして、
同人誌や中国語版ラノベなど色んなお土産を持ってきてくれました。

そんな訳で、私のヘッポコデジカメの写真で恐縮ですが、
現在の中国の同人誌や中国語版ラノベの現物がどんな感じなのかの紹介を。

まず、同人誌ではないですが今回もらった面白いものに
「連環画版ジャングル大帝」がありました。
(連環画とは絵本の一種。中国漫画のプロトタイプとも言われています)

連環ジャングル大帝01連環ジャングル大帝02




手のひらサイズの本で、中身は漫画をそのまま連環画サイズに調整したものですね。背表紙になぜかついている日立のテレビの広告や、1冊0.19元という値段が時代を感じさせます。

そして、先日中国本土で発売された中国語ラノベ「罌籠葬」の簡体字版。
「罌籠葬」は第一回台湾角川ライトノベル&イラスト大賞の金賞を獲得した作品です。(台湾角川ライトノベル&イラスト大賞の賞は上から順に金銀銅なので、金賞は日本の感覚では大賞にあたるかと思います)

サイズの比較に文庫を並べてみましたが、大きさ的には青年コミックの単行本と同じくらいでしょうか。値段は26元(約350円)
簡体字ラノベ01




ちなみに、中は横書きで読む方向が違うくらいで構成は日本のラノベと同じような感じですね。
簡体字ラノベ07





刀語の中国語版。大きさを比較したら、ちょうど「このラノ」と同じでした。
値段は22元(訳300円)です。
中国本土で発売された中国語版刀語は、中国オタクの間では翻訳の評判が悪く炎上気味なのでその辺についても気になります。
簡体字ラノベ05




それと、本の厚さはこんな感じです。
簡体字ラノベ06





同人誌、左が北京大のサークル「元火」、右が清華大のサークル「次世代」の本です。
中国同人01




ついに手に入った、
PC検閲ソフト「グリーンダム」を萌え擬人化した「グリーンダムたん同人誌」
中国同人02




それから、個人的にかなり驚いたのがこの塊魂同人誌でした。クオリティもさることながら、作者の方によるメイツアレンジなキャラとかがかなりいい味出しています。
中国同人04中国同人05




とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国本土で角川系ライトノベルが正式に発売 高橋弥七郎先生と葵せきな先生のサイン会も開催だそうで

取り付け義務化のPC検閲ソフトを萌えキャラ化する中国オタク

中国オタク的疑問「日本のゲームで日本語はうまくなるのか?」

「楽しみながら学べる」ということはある種の理想ですが、実際はなかなかそうはいかないかと思います。
特に語学は基本的に「暗記する」ものですから、なかなかにメンドクサイところがあるかと思います。

それについてメンドクサイと感じるのは、中国オタクの面々も変わらないようで、先日中国のソッチ系の掲示板を巡回していたところ
「日本のゲームで日本語はうまくなるのか?」
といったことについてのやり取りを見かけました。

そんな訳で、今回はそれについて紹介させていただきます。
それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳になります。


アニメを見て日本語がうまくなったって話をよく聞くけど、日本語のゲームの場合はどうなんだろう?
どうせだったら楽しく学びたいんだが。

ゲームの種類によるんじゃないか?
ストリートファイターで日本語がうまくなるとは思えないが、RPGならいけそうな気もする。

そりゃ勉強できるけど、あんまり良い方法じゃないだろ。
ゲームやアニメで「慣れた」と思っても、実際に使えるとは限らない。

ゲームって一応テキストと音声があるうえに没入感も強いから結構良い教材だと思う。

ゲームでちゃんと勉強できるのは発音くらいじゃないの。
ゲームに出てくる日本語って独特の表現があったりやたら長い文章だったりする。そういうので学ぶのは正直どうかと思う。

ゲームで勉強しようなんて意味ないだろ。
ゲームって直感で楽しめる所があるし、翻訳サイトなんかもあるから楽な方向に流れて終わりになることが多い。

オンラインゲームとかはどう?
日本人のプレイヤーがたくさんいる所で遊べばレベルアップできるようにも思えるが。

語感を鍛えるにはいいと思うんだけどね。日本語の歌を聴くのとかと一緒で。

ゲームで勉強しようなんてのは勉強したくない口実。
まず日本語の教科書読め。

ぶっちゃけて言えば、お金使って日本語教室に行って時間をかけて勉強して、そこから更にゲームを遊ぶのはかなりメンドクサイよね。ゲームだけで勉強できるなら、それに越したことは無いんだが……

でもゲームやっていると日常会話のレベル上がるぞ。
ソースは俺。

アニメと漫画とゲームのために大学で日本語を選択した俺が通りますよ。
やはり最初に日本語の基礎を身に着けておくのを勧める。
日本のゲームは中学、高校と遊んでいたけど言葉については大学で勉強するまでほとんど身につかなかった。
幾つかの頻出単語を覚えておけばゲームって遊べちゃうんだよ。

ゲームで日本語学習ってのは現実的じゃないよ。
俺は結局いくつかの単語を聞き取れるのと、必殺技が叫べるようになっただけだ。

DSの日本語学習のソフトなんかはどう?
あれ正直気になってるんだが。

DSの日本語学習ソフトだと「かいておぼえる ドラがな」が良かった。
とっかかりの基礎レベルの練習になって助かったわ。

ちょっと待て、目的と手段が入れ替わってないか?
普通日本のゲームを遊ぶために日本語を勉強するんだろ?日本語を覚えるために日本のゲームを遊んでどうすんだよ。最初はちゃんと教科書読んで覚えた方がいいぞ。

ゲームやる場合は、まず読解能力が必要なんだよね。
ただオタクの場合読む方はわりといける人間が多いし、漢字もあるからゲームで発音やリスニングを鍛えるのは悪くないんじゃないかい。

ゲームより小説読んだ方が効果高いぞ。
最近はラノベという選択肢があるからそっちから入るのも良いと思う。

うーん、補助教材として考えるなら……

日本のテキスト系のゲームを遊べばリスニングと読解能力は上がる!
しかし文法については注意が必要だ。

語学って継続して学習しないといけないから、目的や楽しみがあった方がいいと思うんだよね。そういう面から考えればゲームってのは悪くない。

いいか、お前らは「勉強のために」親に買ってもらったPCで自分が何をやっているか考えてみろ。ゲームで勉強というのも結局はそういうことだ。



とまぁ、こんな感じで。
ゲームで勉強になればいいなーと思いつつ、やはり勉強するならきちんとやるべきだという人間が多いようです。

考えてみれば、私が今まで接した中国オタクのうち、
ゲームで日本語がうまくなったのはいましたが、
「ゲームだけ」で日本語を覚えたというのには会ったことがありませんね。
日本語が話せるという中国オタクはやはりどこかで日本語教育を受けたりしているかと思います。

ゲームについては日本語を勉強するきっかけや、継続するためのモチベーションとしては悪くないコンテンツだと思いますが、ゲームをメインにして言葉を覚えるというのは少々難しそうですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタクとアニメと字幕

中国人は如何にして日本語のRPGを遊ぶか

中国オタクの子供の頃の記憶が「忍たま乱太郎」劇場版で蘇ったり

「忍たま乱太郎」が14年ぶりに劇場版アニメになるそうです。

劇場版アニメ「忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段」公式サイト

「忍たま乱太郎」は昔中国で「忍者乱太郎」というタイトルで放映されていまして、当時はかなりの人気になっていました。
「忍たま乱太郎」は吹き替え版で放映されていたので、子供の頃にこれを見てハマったという中国オタクも結構いるようです。

そんな訳で今回の映画化の情報は中国オタク的にかなり驚くニュースだったようでちょっとした話題になっていたので、今回はそれについてを。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


うお、忍たま乱太郎が劇場版化!?
あれかなり古い作品だろ。

俺も今調べてはじめて知ったんだが、日本ではまだ放映中らしい……

忍たま乱太郎は名探偵コナンより昔から続いている作品だぞ。
ただ劇場版はかなり昔に一回やっただけらしい。

てか乱太郎に劇場版なんてあったのか……そして更に新作の劇場版作成だと……?
これは気になる。

古典的名作の劇場版化か。いいね!

久々に見たらキャラデザが随分と古く感じられる。
昔テレビでやっていたときはよく見ていたなぁ。

確かに、今の自分の感覚で見るとちょっとヘンな感じがする。
自分の趣味は変わってしまったのか。昔はあんなに楽しんでみていたのになぁ。

そういや、忍たま乱太郎って日本語版のがほとんどネットに無いんだよね。
以前ちょっと日本語版が気になって探してみたことがあるんだけど標準語と広東語のばかりだったし、俺はいまだに日本語版を見たことが無い。
劇場版で日本語を聴いたら、きっと違和感あるんだろうなぁ。

所詮子供向けの作品だろ?
見る価値なし。興味もなし。

これは見たい……ずっと前に大好きだった作品だ。

忍たま乱太郎なら中国国内でも上映できるんじゃない?
名探偵コナンみたいにやってくれないもんだろうか。

おお……子供の頃の美しい記憶が……!
俺、この仕事が終わったら乱太郎の劇場版を見に行くんだ……

いつの間にか自分は大学生になっちゃって、それももうすぐ卒業だけど、あいつらはまだ昔のままでやってるのか……久々に見たくなってきた。

ずーーーーーっと昔に見た作品が、今劇場版になるってのはすごい不思議な感じがする。
機会があれば見てみたいね。

なんかすごい幼稚な作品。俺は小さいころにほんの少し見たくらいだよ。
これ見るくらいならNARUTO見るし、そもそも今の俺はNARUTOなんか見てられないから、こんなの見てもね。こんな頭身の低い忍者のどこが良いんだか。

お前、実はこの作品小さい頃も見てないだろ。
この作品は現在流行っているような作品とはまた別の方向の名作だよ。
非常に楽しく見ることができる作品だ。

この作品の記憶が無いとはカワイソウなヤツ。
当時の子供はこのアニメで爆笑していたもんだよ。

あれ?乱太郎たちの声って、コナンとルフィじゃないか!!
私はこのことをずっと知らないままだったのか……ちょっとショックだ。

このニュースを見たら、子供の頃の思い出がよみがえってきたよ。
あの時は家に急いで帰ってチャンネルを回したんだよなぁ。

ホントに懐かしい。しかし当時のまだ自分が純真だった頃を思い出してしまってちょっと憂鬱。

うーん、俺がもう10歳若ければ見たろうけど、今だと見る気が起きないかなぁ。

俺はこのニュースで忍たま乱太郎に関することを一気に思い出したよ。
これは見たい。いや、見なければならない。

おおおお!公式サイトの予告動画、主題歌が昔と一緒じゃないか!!
懐かしい、ガキの頃を思い出すよ。

100%勇気だったな。私が今でも最初から最後までちゃんと思い出せる数少ない主題歌だよ。



とまぁ、こんな感じで。
子供の頃の思い出と一緒に記憶しているのも多いようで、しみじみとした発言も多かったですね。

ちなみに、初期の頃を除いて中国で放映された日本のアニメは本編は吹き替えになっていてもOPはそのままということが多く、忍たま乱太郎も主題歌はそのまま日本と同じ「勇気100%」が流れていました。

そういったことから、「勇気100%」を聞いてすぐに
「忍たま乱太郎の曲だ!」
と分かるのも少なくないようです。

それにしても、「忍たま乱太郎」は私が中国に留学していた時期に放映していたのですが、この作品を「子供の頃見た」という世代が多くなってきているのを見ると、自分がおっさんになったのだというのを改めて実感してしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


サザエさんの長寿番組っぷりは中国オタクの想像の遥か彼方

中国オタクのオタ婚活への反応

「らき☆すた」の聖地としてオタク関連イベントが盛んな(?)埼玉県の鷲宮で
「オタ婚活 鷲宮出会い編〜三次元の君に届け〜」
が行われるそうです。

[オタ婚活]主催者びっくり参加希望者500人殺到 男性20倍、女性5倍超の狭き門に(マイコミジャーナル)

ありがたいことにこの件について
「中国オタクの反応はどうなのか?」
という質問をいただきましたので、今回はそれについてを。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


これはまた、スゴイイベントだ……実際にどの程度効果があるのか興味がある。

よく見たらまた埼玉の鷲宮か。
らき☆すた神輿や神社やら、あそこ本当にスゴイ所だよなぁ。

日本のオタクも三次元に目を向けるようになったのか。

これに来るのって、男のオタクと腐女子とかじゃね?
男のオタクと腐女子って一般的な感覚では同じ分野に属するかもしれないけど、ハーレムを夢想する男とBLを夢想する女が同じ空間で話せるとは思わんのだが。

女性のオタクが115名か……ちょっと驚いた。
こんなに応募があるもんなのか。

中国の状況から考えると、日本でそれだけの数になってもそれほどおかしくないだろ。
同人イベントでも腐女子の方が元気だしね。

これ、男のオタクが釣られまくっているだけのように思えて仕方がない。
イベント自体が罠に見える。

婚活と言われてもなぁ……オタクの討論会になっちゃうんじゃない?

実際、何か口実を設けてのイベント開催なんじゃないの?
参加者が本気で結婚を求めているとは想像できないんだが。

いや、これはいい機会なんじゃないか?
出会いのきっかけとしては悪くないと思うが。てか俺も行ってみたい。

ネタにしか思えないがこれは盛り上がる……のかな?
まぁ、成功の可能性が無いわけじゃないか。

男のオタクと腐女子の間には深い溝が存在しているというのに……このイベントはそれを打ち破ることができるのだろうか?

案外いけるんじゃない?
女のオタクにBL好きな腐女子は多いけど、それだけが守備範囲ってわけじゃないだろうし。

これは事前に好きなジャンルやキャラクターの情報を交換しておかないとダメだろ。
片方の好きなジャンルやキャラが相手の嫌いなジャンルやキャラだったら最悪だぞ。

男女関係なくオタクがこういうイベントに参加するってのは意外だ。どうなるんだろう。

これはナイスなイベントだ!
日本の政府は出生率の減少に気を使っているに違いない。

主催者がどれだけ本気なのか、実際に効果があるかは分からないけど、こういうイベントってちょっと面白そうだ。オタクの大規模オフ会みたいな感じに思えるし、私も行ってみたい。

もしやこれは脱オタ支援プロジェクトでは……

こいつら、所詮は二次元を愛しきれなかった人間だろ。
日本人は二次元とも結婚できると聞いていたんだが……がっかりだ。

ちゃんと結婚までいくのは少ないだろうね。でも、オタクのカップルってのは祝福したい。

男の応募が女性の3倍か。
余った男の情報も女の参加者に渡してBLのネタにすると資源が有効活用できるように思える。

主催者は喜ぶのが早すぎる。
いくら応募者が多いと言っても、男同士とか女同士になる可能性もあるんだから、まだ安心してはダメだ。


とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的にはあまり現実感のあるイベントには思えないようです。

この辺については、
中国語における「オタク」を意味する「宅」に「ひきこもり」のイメージがついていることや、中国オタクの大部分は学生で恋愛ならともかく結婚を考えるにはちょっと早いというのもあるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

日本人はなんであんなにカレーが好きなの?

カレーと言えば日本で人気のある料理の代表格と言っても過言ではないと思います。
ただ、日本におけるカレーの人気の理由についてはなかなか伝わらないようで、日本関連の情報に詳しい中国オタクの面々でもちょっと不思議に感じるとか。

最近は中国のスーパーでもカレールーが売られていますからカレーという料理については中国でも普通に認識されているようですし、日本文化関連に興味のある中国オタクなら、基本的にカレーがどういった食べ物であるかは把握している模様です。

しかし中国オタクの面々も、日本の様々なコンテンツのイロイロな場面でカレーが出てきたりするのを見るにつけ、なぜそこまで人気なのかと疑問に思ったりもするようです。

先日その辺についての議論をしているのを中国のソッチ系の掲示板で見かけましたので、今回はカレーについて一つ。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた発言を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


カレーってアニメや漫画ではしょっちゅう出てくるし、日本ではかなりの料理店がカレーをメニューに入れているらしい。
ハッキリ言って、ウチの国の「盖飯」と同じにしか見えないのに、なぜあそこまでの人気があるんだ?

(訳注:「盖飯」は、おかずをご飯に乗せたぶっかけ飯のようなものです)

確か以前見たアニメでも日本の男は肉じゃがとカレーが大好きだとか言っていたが、なぜそんなに人気があるのか、言われてみれば確かに不思議だ。

日本のアニメや漫画の中の学校で作る料理ってカレーが非常に多いよね。
カレーって普通の日本料理と比べるとかなり異なる存在なのに、日本では普遍的な料理として人気があるのがかなり不思議。

日本人は無駄を省くから、安くて簡単に食えるカレーが良いんだろ。
味については悪くなければそれでいいんじゃない?

俺はカレー好きだぞ。中国人の感覚でもかなりいけると思うんだが。
俺が日本に行ったときはカレーを注文して外れたことなかったし、迷ったらいつもカレーを食ってたよ。

日本人がカレーを食うのは単純に時間を節約するためだ。そもそも本当にカレーを好きなのってインド人だろ。

確かにカレーはインド原産だけど、日本のカレーって実はインド料理とはまた別モノらしいぞ。現在中国で売られているカレーなんかも日本人好みの形態になっていた商品を、中国市場向けに調整したもののはずだし。

正直私はカレーが美味しいとは思えないんだが。
まぁ私が美味しいカレーを食ったことが無いだけかもしれないが……

カレーは唐辛子なんかと一緒で、慣れてくるとそれがとても良いものに感じるようになってくるんだよ。ずっと食べてると分かるぞ。

カレーは香りがいいよね。
以前食べたレトルトのはどうも美味くなかったけど、カレー粉と材料でじっくり煮込んだのはかなり美味かった。

カレーっていわゆるソースの一種ととらえればいいんじゃないかな?
カレー系の食品って香辛料の風味が強いし、ちょっとした調理の失敗もごまかせるし、まずい食品もある程度食えるようにできる。
現代の日本人がカレーを重宝するのは、調理の簡単さとソースとしての安定性というか失敗の無さだと思う。

日本では戦争中の食糧難の時代にカレーで食事をごまかした結果広まって、戦後の経済復興の時期に時間と金を節約できるということで更に流行した。今の人気はその習慣の延長線上にあるんだよ。

作るのが簡単だからだよ。カレーは便利だから流行ったんだ。
まぁ私だったらインスタントラーメンを作るけどね。

個人的に不思議なのが、日本ではおかずを白米に乗せた料理の中でカレーが突出した人気になっていることだ。
普通はある程度人気が分散するように思えるんだが、カレーだけに人気が集中しているのは何故?

カレーは手間を省けるから日本で人気になっているんだって聞いたことある。材料を適当に鍋に放り込んで調味料と一緒に煮ればいいんだからね。
正直、ウチの国の中華料理に比べりゃうまいもんじゃないよ。

中華料理と比べてどうとは言わないが、私はカレーって簡単に作れて美味しい料理だと思ってるよ。スーパーでカレー粉を買ってきて、材料をレシピ通りに調理すれば簡単に美味しくできるから助かる。
結局は、簡単で分量を間違えなければ誰でもおいしくできるというのが日本の家庭に広まった理由じゃないかい?

香辛料が好きな人間からすれば、辛いカレーはスバラシイ食べ物だ。でも中国で売っているカレー粉だとそういった味のが無いんだよね。
だから私はスーパーで売っているカレー粉に自分でスパイスを足して作ってる。母親にも美味しいと言ってもらえてるし、ちょっとした自信作。

てか俺が以前食ったカレーは随分甘かったんだが……日本のカレーってそんなに辛さに幅があるものなの?

一応食べたことあるけど、普通の味という感じだった。日本での流行の理由は分からなかったなぁ。やっぱり日本人は好きだから食ってるんじゃなくて、便利だから食ってるんじゃない?
ウチの国のおかずを飯にかけた弁当のように。

いやいや、日本のカレーはうまいぞ。俺もしょっちゅう食ってた。
実際日本ではどこでもカレーが食べられるし、テレビのCMなんかでもしょっちゅう宣伝してる。アニメや漫画でもよく使われるのは、別に特別なことじゃないんだよ。カレーは日本人にとって普通の食べ物になっている。

私は日本のカレーが好きだね。インド式のやタイ式のも食べたんだがイマイチ合わなかったわ。日本のカレーではハンバーグカレーが特に良かった。

カレーは便利であると同時に、時間をおけばさらにうまくなる。作った次の日に温めて食うカレーがうまいんだよ。
カレーの便利さについて言うなら、作り易さの他に長期的に食えるというのも重要だぞ。

どう見てもカレーってウチの国の「盖飯」とかの類にしか見えないんだよな……悪くない味だろうけど、日本で大人気というのがマジで理解できない。
日本人も手間を省きたいときはインスタントラーメンやカップラーメンを食うはずだから、カレーの人気について「手軽さ」だけが原因ということはないと思う。
やはり日本独自の食生活の一種なのかね。

普通の日本人なら嫌いにはならない味なんだろうね。あと、肉も野菜も入るから栄養もあるだろうし。
そしてやはり簡単に食えるのが大きいんだろう。日本人はいつも忙しいから、食事にかける時間が少ないし、味が好みで栄養豊富ですぐに食えるなら流行らない理由は無いんじゃないかな。



とまぁ、こんな感じで。
中国では外で売られている食事ではポピュラーな、おかずをご飯にかける「ぶっかけ飯」のような「盖飯」などと言われるものがあるのですが、それと似たようなものなのに見えるのに、なぜカレーが日本で人気になるのかが分からないといった声が多かったですね。

カレーが流行った理由については、
日本人の「忙しい」というイメージから来るのか、
「便利だから」
「作るのも食べるの簡単だから」

日本で広まったという見方が多いようで、
「カレーの味が日本で好まれている」
という見方はあまり無いようです。

ただ、実際に食べてみてハマる人間もいるようで、そういった辺りからはカレーはうまいもんだという声も上がっていました。

それから、中国におけるカレーについての状況を、
北京でずっと続いているとんかつとカレーの店「ばんり」の店長に聞いてみたところ、プロの目から見た中国のカレー事情について詳しく教えてもらえました。
(ばんりは先日ついに15周年を迎えたそうです。ちなみに、このブログの親玉的存在の漫画喫茶B3の店長と同一人物です。B3やばんりについて詳しくはブログの左の方にあるLINKからどうぞ。)

それでは以下、ばんりの店長による中国カレー事情解説の紹介を。


中国でもカレーは外から入って来たものということは
はっきり認識されていると思います。

ボクは世界のカレーを大まかに
3つの血統でとらえています。
1)インド インドとインド周辺諸国
2)タイ タイと周辺諸国
3)日本 イギリス人がインドから持ち帰ったカレーが
     明治に日本に輸入され、独自の発展を遂げたカレー
     韓国、台湾で普及しているカレーも血統的には日本のカレー

中国にもcoco壱がありますし日本の固形ルーも販売されています。
日本と大きく違うのは、カレーを主力商品にしている一店舗経営の店が殆どないことです。

北京でも麺食ではなく米食のファーストフードチェーンがいくつかありますがカレーライスもメニューにあります。
そこで出されているカレーは日本血統のカレーです。

スーパーで売られている固形ルーやレトルトカレーも日本血統のカレーです。
ですから、中国でカレーを食べたことがある人のほとんどは日本血統のカレーを食べていることになります。

ただ北京、上海は国際都市ですからインドカレーや東南アジアのカレーを出している専門店も多数存在します。
それらのお店にはちゃんと外人さんのシェフがいて内装も異国情緒にあふれちょっと敷居の高い感じ(お値段的にも)です。
こちらはチェーン展開をしてるというよりも一店舗ごとにじっくりしこんでいる感じです。
あっても分店で、フランチャイズではないです。

いずれにせよ普及度からみれば日本血統のカレーが大きくリードしています。

ちなみに「ばんり」はレトルトや固形のカレールーを使っていません。
インドカレーや東南アジアのカレーと比べると日本カレーよりですが普通日本人が考える「家庭の味」とは全然違うものです。
なので「日本人が経営しているカレー屋だから」ということで「日本の家庭の味」を期待してご来店頂いた
日本人のお客様には不評です。



以上、ばんりの店長の解説でした。

今回はちょっと長くなってしまいましたが、とりあえずこんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国人「杏仁豆腐ってどんな食べ物?」

中国オタク的に考える「最強のキャラ」

様々な作品を見ていると、作品の枠を超えて
「一番強いのはどのキャラか」
といったことを考えたりすることがあるかと思います。

日本ではもう2ちゃんの「最強スレ」
全ジャンル主人公最強スレまとめ
全ジャンル敵役最強スレまとめ
(ちなみに最強スレ独自の少々カオスなルールについては泳ぐやる夫シアターさんが纏めてらっしゃる「やる夫で学ぶ最強議論」が分かり易くて良いです)

などでかなりの所まで語られているかと思いますが、
中国オタク的にはどういった感覚なのかがちょっと気になったので、
「アニメや漫画なんかに出てくるキャラで最強のキャラって誰?」
といった内容についてのやり取りをちょっと調べてみました。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画の強いキャラの中で誰が一番強いか考えたことのあるやつは多いと思うけど、普通に考えてドラゴンボールの孫悟空じゃね?

ドラゴンボールの孫悟空と聖闘士星矢のどっちが強いかとかは気になるよね。
とりあえず黄金聖闘士の光速での戦闘くらいじゃ超サイヤ人には勝てそうにないから、あとは個別の必殺技次第かな?

聖闘士星矢は一応、銀河系クラスだとかいう表記もあるんだが描写から考えるとドラゴンボールの話に勝てるとは……

ウルトラマンと仮面ライダーのどっちが強いのかとかは考えたことあるなぁ。
以前だったらウルトラマンだと簡単に考えられたんだが、最近のライダーは特殊能力が増えているからなぁ。

そもそも作品ごとに世界観が違うんだから、どうやって比較するんだよ……

その辺はうまく認識を調整するしかないだろう。
ただ、戦う場所については考えた方がいいかもね。ウルトラマンなんかは地球上だと絶対的な制限時間あるし。

宇宙空間で戦うというなら、サイヤ人は全部ダメだろ。

孫悟空の父親のバーダックは宇宙に飛び出していなかったっけ?
まぁそういった細かい点は気にしてもしょうがないかな。

俺はNARUTOが好きなんだが、さすがにナルトが孫悟空に勝てるとは思えんからなぁ。

少々考えてみたが、とりあえず星を壊せるくらいの戦闘力が無いと、別作品のキャラと比べるような場合はダメっぽい。

ガオガイガーと孫悟空はどっちが強いのかね。
なんとなくドラゴンボールの孫悟空の方がすごそうだが、ガオガイガーって宇宙規模だからわりといけそうな気もする。

俺はガンダムが好きだがスーパーロボットと比べるとキツイよね。
物理法則を超越できるGガンダムならいい勝負になるか?

スーパーロボットだとゲッターロボが強いと思う。
どんどん描写がすごくなってきて星なんかまっ二つだし、ゲッターエンペラーとかはもうトンデモナイことになっているらしい。

一応、「現在の人気」という戦闘力ならONE PIECEだと思うんですが……

涼宮ハルヒとかどうなの?
あれは世界を自分の想像通りにできるぞ。

ハルヒ個人は戦闘力無いだろ。長門もちょっと厳しいかなぁ。

名前さえわかるならデスノートで決まり。
アニメや漫画の主人公は有名人が多いからな!

ドラゴンボールが強いと思っているやつ多いけど、近いうちに魔法先生ネギま!がドラゴンボール超えそうな感じだぞ。嘘だと思うヤツは原作見てみろ。もう以前の面影は全く存在しない。

それでもやはりドラゴンボールが一番強いんじゃないか。
登場人物自体も強いが、それ以外にもドラゴンボールで神龍が使えるというのが強い。

最近の作品だとグレンラガンがかなり強いと思う。
最終形態の天元突破グレンラガンになるともう宇宙とか銀河とかいうレベルじゃない。

やっぱドラえもんかな。
道具をうまく使えれば全部終わりそうだ。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的に、ぱっと思いつく最強の存在はやはりドラゴンボール系のようですね。

もちろん比べる際の前提条件が決まっていなので異論も少なくないようですが、
この辺のやり取りについては、設定やら何やらの水掛け論になり易い日本の最強談義に比べると随分と平和的(?)な気もします。

それにしても、
日本の最強スレのランキングとかを眺めていると、そのカオスっぷりにはクラクラしてきますね。
なんで最強スレの談義のキャラに「阿Q」とかまで入っているんでしょうか。
全ジャンル主人公最強スレ まとめ 阿Q


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本のメイド文化は進みすぎている……」

海外における日本のオタク文化のアイコンの一種になっているような気もする
「メイド」「メイドカフェ」
ですが、最近もまたイロイロなイベントがあるようです。

「おばあちゃんメードカフェ」 池袋に出現(朝日新聞)

【西武鉄道】特急「レッドアロー号」がメイド喫茶に!? 「メイドトレイン」12月運行(マイコミジャーナル)

こういった日本のメイド文化(?)に驚いている中国オタクの面々の反応を見かけましたので、今回はそれについてを。
それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近は中国におけるメイド文化も発展し、コスプレしたり、メイド喫茶が開店するという話を聞いてもそれほど目新しさを感じなくなってきた。しかし、日本のメイド文化はもっとすごい所に行っているらしい。
あの国では「おばあちゃんメイド喫茶」に「メイド列車」なんてものまであるらしいぞ!?

ああ……やはり日本人の考え方についていくのは不可能だ。
我々には理解できない!

列車全部メイドって……マジで?
あと24〜70歳って……上限が高すぎるなんてレベルじゃない。
24歳はともかく、俺は40とかでも無理だ……

おばあちゃんメイド喫茶ってどの辺に需要が存在するんだ?
メイドへの幻想が壊れるだけだと思うんだが。

メイド列車っていうのは所詮金儲けの手段だろうと思ったが、ニュースを見たら鉄道会社がやってるしかなり本格的っぽいな……揺れる電車の中でのサービスなんてできんの?

日本の長距離移動用の電車は制御システムが優れているから揺れがかなり少ないそうだ。てか失敗したらそれはそれでご褒美だぞ。
それにしても、俺の夢想した「移動式メイドカフェ」がこんな形で実現されていたとは……!

おばあちゃんメイド喫茶って、「それでも町は廻っている」の影響とかじゃない?
あれは老人メイドが出てるし。

よく分からんが、メイドって若くないといかんのではないか?
正直人気が出るとは思えないんだが。日本のオタクの趣味が更に分からなくなってきた。

おばあちゃんメイド喫茶って、やはり老人の方が技術はあるんだろうか?
おばあちゃんメイドに怒られる若いメイドが見れるなら行きたい。

ずっと接客やってたとかじゃなければ普通は若い方が体力もあるし上手だろ。
ただ考えてみれば、この年齢層のメイドカフェの方が本当の意味でのメイドカフェなのかもしれない。

よく見たらこれ全部池袋が関連しているのか。
デュラララも池袋が舞台だったし、池袋は腐女子の街というだけでなく、総合オタク都市という顔も持っているのだろうか。

さすがは日本だ!
どこにでも、どんな年齢層のメイドでもいるんだな。

日本には「12歳以上はみんな老人」という言葉があると聞いていたが、上の方になればなったでそれを求める人間がいるんだなぁ。

おばあちゃんメイド喫茶って、老人のオタク向けなんじゃないか?
日本はオタクの歴史が長いから老人のオタクもかなりいるはずだし。

日本はメイドに満ちている。きっと日本の人民は幸福に違いないな。
どうにかして一度は行ってみたいよ。

メイド列車はまだ分かる。
オタクならきっと降りたくなくなるような車両になるに違いない。
しかしおばあちゃんは……どこに需要があるんだ?

日本人の萌えのパワーの広さを改めて認識した。

あー、その、何と言うか、おばあちゃんの前で萌えとか叫ぶのはさすがに恥ずかしいと思うんだが……

メイド列車より、俺は痴漢電車というのを希望したいんだが。

さすがに公共交通機関でエロは無理だろ。
しかし、公共交通機関でメイド……信じられん。喫茶店からそこまで発展していたのか。
中国国内でメイドカフェに喜んでいる場合じゃないのかもしれん。

うーむ、日本のメイド文化の発展がウラヤマシイ。ウチの国の状況に目を向けると、もうね……

日本のメイド文化は進みすぎている……次はいったいどの方向へ歩みを進めるのだろうか。

日本はとても不思議な国だね。
メイドがいない場所はもう存在しないように思える。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々も、想像の斜め上を行く日本のメイド関連のニュースにはかなり困惑している模様です。
ニュースだけがどんどん飛び込んでくるので、日本の現状をどう見ればいいのか混乱しているような印象も受けますね。

それから、中国オタクはオタク文化経由で「メイド」を知った人間がほとんどなので、メイドと言えば若い女の子というイメージが強いようです。
おばあちゃんメイドカフェのイメージだという「アルプスの少女ハイジ」のロッテンマイヤーさんなんかは知られていませんし、メイドのイメージ(?)が伝言ゲーム的に変化しているようにも感じられますね。


それにしても、私はメイドが流行していく時期に日本にいなかったので、現在のメイドがオタク文化のなかで重要な位置を占めるようになっている状況についてちょっと不思議な感じがしてしまいます。

今のような形のメイドが流行りだしたのは90年代半ばくらいからかと思いますが、そのころ私は中国にいまして、当時はネットも発達していなかったので日本のオタク関連の情報についてかなり遅れていました。
そんな中で一時帰国してみたら日本ではメイドがすごい流行っており、当時の私はオタク的な意味で浦島太郎になってしまった自分を感じてしまいましたね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国に行って(オタク的に)後悔していること

中国オタク「平野綾ってなんで人気が無くなったの?」

最近日本では声優の平野綾さんについてゴタゴタしているようですが、
この件について「中国オタクの反応はどうなのか?」という質問をいただいております。ありがたやありがたや。
そんな訳で、今回はその辺りのことについてのやり取りを調べてみました。

中国オタクの間では「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」は非常に知名度が高く、この作品からオタクに足を突っ込んだという人間もかなりいますので、それらの作品の主役を演じた平野綾さんの知名度は中国オタクの間でもトップクラスかと思います。

「声優ファン」をやる場合「日本語を聞き取れる」という能力が必要になるため一定以上のレベルの日本語能力が求められますし、中国オタク内で声優ファンといったらディープな部類になります。
しかし平野綾さんは「ハルヒ」「らき☆すた」という中国オタク内でトップクラスの知名度の代表作を持っているので一般の中国オタクでもイメージしやすいようですね。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


平野綾について日本では最近なんだかおかしなことになっているよね。
以前は良い情報もあったが、最近はネガティブな話ばかりだ。

平野綾ってなんで人気が無くなったの?
平野綾はもう声優じゃないという発言まで見かけたんだが、どういうことなんだ?

声の仕事をやっていれば声優なんじゃないのか?
俺にはその辺の違いが分からないんだが……水樹奈々や坂本真綾も歌手としての活動も活発だけど、それと同時に声優としても評価されているのに。

平野綾は声優として成功したのに、現在の仕事の重心が声優に置かれていないから、声優じゃないという指摘が出るんだろう。
水樹奈々は声優に重心を置いているから「声優」だと認められているんだろうね。
坂本真綾は昔から歌手としても声優としても活躍してきたから、あえてどっちかを宣言する必要も無いんだろう。

平野綾の事件関係で、個人的にはバーでエロい発言をして出入り禁止になったという話が気になります。せめてハルヒの声で叫んだのか、こなたの声で叫んだのかだけはハッキリしてください!

声優分野以外での売名行為がヒドイと思われているらしいね。
人気が必要な職業だからある程度はしょうがないと思うんだが、人気が高かっただけに反発が強いんじゃないか?

最近の日本における平野綾の行動についてはよく知らないんだが、彼女の人気は声優から来てるんじゃないの?現在でもテレビアニメでレギュラー役あるし。

私の知る限りでは最近の日本における平野綾の人気は自爆発言とテレビ出演から来ているものだよ。
「声優じゃない」という指摘は、声優の仕事で人気が得られなくなっているというのも一因。

それはあくまで一過性のものだろう。
結局は声優で有名になったんじゃないの?

「声優という仕事」をやっているときは、歌手だろうが俳優だろうが全部「声優」だろうけど、最近の日本ではテレビ出演や写真や歌が平野綾の主なイメージになってるようだから、本人が声優と自称しても「芸人」のカテゴリにされてしまうんじゃないかね。

俺の中の印象では平野綾はやはり声優なんだがなぁ。
まぁ平野綾はキレイだし、女優の方向を目指してもいいんじゃないかな?

代表作もあるしアニソン歌手と声優やっていればかなり長くやっていけると思うんだが、なぜそれを選ばないんだ?

日本国内では声優の立場はまだ弱いんだよ。二、三流の芸人でも一流の声優より有名だ。
ゴールデンタイムのテレビ番組に出るには芸人になるしかない。
そしてゴールデンタイムの番組の視聴者層はオタクより多く、更に声優ファンという層は日本のオタクでも多数派ではないから、安定と上昇のためにそちらでの成功も目指しているんだろう。

平野綾はもともとアイドル芸人で失敗して声優になったはずだから、また芸人の方向に戻りたいんじゃないか?
ただそれが声優としての彼女についたファンの望みと異なっていたから今の混乱につながっているんだと思う。

平野綾なら娯楽分野での更なる成功という上昇への道が見えているんだろうし、声優からの路線変更もアリなんじゃないか?ファンならアンチにならないで彼女が有名になるのを応援すればいいのに。

平野綾がテレビに出るようになって、表に出る平野綾のイメージがハルヒやこなたと全く違うから声優としての平野綾のファンは戸惑っているんじゃない?

そういや俺も作家が表に出るようになってしかも人間的にイマイチなのを知り、作品そのものは変わっていないのに前のようには見れなくなったことがあるな。最近の平野綾の事件もそういうことなんかね。

平野綾は自分で自分の幻想をぶち壊しちゃったんだよ。
今後の発展の方向がどうなるか分からないけど、現段階では彼女の歩いている路線はうまくいっていないようだね。

ここ最近の事件の情報を知って、俺の心のSOS団団長はダメになってしまったのだと感じてしまう。まぁ彼女が声優でなくなっても、AVに出るとかじゃなければ私は耐えられる……

こんなこと考えるなんてファン失格かもしれないが、日本で人気が無くなったらアジア展開、特に香港、台湾や中国本土での展開の可能性が出てくるんじゃないかと思ってしまう。
実際こっちではハルヒからオタクになったヤツ多いし、日本に比べて情報量少ないから人気も落ちない。
競争の激しい日本国内よりもやりやすいんじゃないかな。

そう言えばアジア圏ではかなり有名でイベントも多い下川みくにとか、実は日本ではあまり知られていないらしいんだよね。
平野綾の人気はそれ以上だから、もし日本以外のアジアでも活動するならかなりいけると思う。

正直私にはよく分からないんだが、平野綾は声も演技も悪くないし、容姿も女性声優の中ではトップクラスなのに、なんでその自分の特性を活かしてやっていこうとしないんだ?芸人としては既に一度失敗しているんだろう?
声優の中での成功を目指せばいいのに。

いや、日本の声優の層の厚さを考えれば女性声優としてこれ以上の成功は難しいだろう。私は平野綾好きだけど、今後10年経ったとしても林原女王を超えられるとは思えない……

結局、ハルヒとらき☆すたの新作アニメが出ないのが最大の問題なんじゃないか?平野綾の出演が少ないわけじゃないけど、その2作以外の代表作が無いままずっと続いている。

私は平野綾ファンなので、小西寛子みたいなことにならないように祈っております。



とまぁ、こんな感じで。
やはり声優にまで興味をもつような層はかなりディープなようで、日本の情報についても詳しいようです。
ただ、そんな彼らでも最近のゴタゴタについてはちょっと戸惑い気味のようです。

基本的に男性の中国オタクは広く浅くなライト寄りの傾向があり、日本でいう所の「声優ファン」レベルというのはかなり少ないようです。
例えば「ハルヒやこなたの中の人」というイメージはあっても、
なかなか声優個人のキャラについてまでは意識しないという話を聞いたこともあります。

またアニメなどの作品に関する情報に比べ、
声優の情報というのは伝わってくる量が少ないうえに調べるのも難しいですから、ここしばらくのゴタゴタについても困惑してしまうのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
声優関連については私もイマイチなので、何時にも増してツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国における日本の声優のファンについて

富野由悠季監督が北京大学で講演

富野由悠季監督の講演が11月23日に北京大学で行われるという情報を教えていただきました。ありがたやありがたや。
中国のオタク系の掲示板でもちょっとした話題になっているようですし、今回はそれについての紹介を。

富野監督の講演については中国のニュースサイトでも記事になっているようです。
騰訊網の記事(中国語)はコチラ。

今回の富野監督の講演は北京大学の日本語言文化系と明治大学の国際日本学部の共催で、北京大学のオタクサークル「元火動漫社」も協力しているそうです。
「元火動漫社」は北京でも最大規模の大学オタクサークルで、以前私が聞いた話ではサークルの参加者は800人以上という話でした。
ちなみに北京の大学のオタクサークルは、この北京大学の「元火」、清華大学の「次世代」、人民大学の「臨界」といった所が大手ですね。どれも数百人単位の規模です。

さてそれでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ガンダムの父が北京に来るぞ!

これは行きたい。富野監督の講演が聞けるなんてスバラシイ。

おい、なんで俺が北京を離れた直後にこんなイベントをやるんだよ!
去年までだったら絶対に行ったのに……!

現場に行けた人間はレポ頼む。マジで。

北京大学すげぇな。
中国にはガンダムファンも多いし、呼ぶことができればまず成功するだろう。

ああ、ウラヤマシイウラヤマシイ。
北京大学は良い所だな……

憤青(憤怒する青年)みたいなのが来ないといいが。
何もなく終わることを祈る。

最近の緊張ぶりはまずい状況だからな。
無事成功してくれればいいが……

ウチの地方の大学なんか国のお偉いさんとか科学技術分野のお偉いさんとかしか来ねぇよ!
北京はいいよなぁ。

正直ウラヤマシイ。嫉妬する。

北京大学だったら近いな。
ところで団体参加とかはできるのかね?サークルの知り合いで行きたい人間もかなりいるんだが。

講演の内容はどんなものになるんだろう?
アニメ産業についてか、それともアニメ制作についてか。
ロボット、できればガンダムについても語ってくれると嬉しいが。

講演の場所は理教212?
あそこは大きくも小さくも無いという所だな。収容可能人数は400人弱くらいかね。

ウチの実験室のオタクな先輩が北京出張を喜んでいたのはコレが理由だったのか!?

やはり入場券を手に入れなければならないのだろうか。
どうにかして手に入れねば。

講座の通訳のレベルも気になるね。
アニメ分野の専門用語や固有名詞をちゃんと把握している人間にやってほしい。

北京大学だから大丈夫じゃない?
うちの国のトップレベルの大学だからそういう人材はいるだろ。
事前に内容が分かっているから準備の時間もあるだろうしね。

公開質問の時間とかあるの?
ガンダム関係でお聞きしたいことがたくさんあるんだが。

もし可能なら俺は∀の黒歴史についてとか、最近のことでは00劇場版の異星人との戦いについてどう思っているかを聞きたいなぁ。

富野監督はザンボット3も作っているし、1stの初期の企画が宇宙人と戦う話だったから案外アリだと思ってるんじゃない?にしても上海は商業イベントが多いが、北京はこういった分野の講座があるのがいいよね。

中国から日本へはハゲが仏教を伝えたが、今度は日本からハゲがガンダムを伝えに来るわけか。とても楽しみだ。


とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの間でも富野監督の名前のパワーはスゴイようです。
北京大学は以前幾原邦彦監督の講演も行っていますし、日本のアニメ関連の動きが結構あるようですね。

それから富野監督の北京の大学での講演は、私が知る限りですと2005年に人民大学で行われたのに続いての2回目でしょうか。

2005年のときは私もまだ北京にいたので聞きに行くことができたのですが、
ちょうど劇場版Zガンダム第二部公開直前の時期で劇場版Zについても
「あれは唾棄すべき作品です」
などと富野節でガンガン語ってらっしゃったのが印象的でした。
一緒に講演を聞きに行った中国オタクの面々も、富野節を生で聞けて大喜びしていましたね。
今回の講演も富野監督の作品のファンの学生がかなり集まるんじゃないでしょうか。

中国の大学の学生はオタク趣味に足を突っ込んでいる人間が少なくないので、日本のクリエイターによる講演というのはかなり注目されるようですし、こういった講演が今後も行われていくといいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国でQQと360の戦い激化、一部萌え化

現在中国のネットでは
「QQと360の戦い」
というのが盛り上っているというか泥仕合化しているのですが、
ありがたいことにメールやコメントでそれに関する質問をいただいておりますので、今回はそれについてちょっとばかり紹介させていただきます。

まず背景についてイイカゲンに説明させていただきますが、
問題の中心となって対立しているのは
インスタントメッセンジャーソフトの「QQ」と、インターネットセキュリティソフト「360」です。

「QQ」(正式名は「騰訊QQ」、日本名はテンセントQQ)は中国人の使っているPCにはほとんど入っているインスタントメッセンジャーのソフトで、このソフトを通じて交流したり様々なコミュニティが作られたりするなど、中国人のネット生活には欠かせないツールです。中国市場におけるネットコミュニケーションツールとしては完全な一人勝ち状態ですね。

そして「360」(正式名は「360安全衛士」)は中国市場で最近伸びてきているインターネットセキュリティソフトで、マルウェアなどの悪意のあるソフトウェアに対してのセキュリティで評価の高いソフトだそうです。

それで今回の騒動の直接の原因は、先月末に360に追加された機能の一つが
「QQに付帯する機能、ポップアップや広告、音楽、ペット、アバターなどの機能を制限してQQを高速化できる」
というものだったことだそうです。

これにより制限される機能はQQにとっては主要な収入源となるもので、QQが主力にして最大の商品であり、関連サービスの基幹となっているテンセントとしては無視できないものだったようです。


QQは中国のネットユーザーにとって欠かせないソフトウェアなのですが、
中国の全PCユーザーをカバーしているといっても過言ではない規模だけにイロイロとあるようで、以前からセキュリティやプライバシーの問題等が取りざたされていました。QQを対象としたトロイの木馬なんてのも珍しくないですしね。

そして360には以前からQQ向けのセキュリティや補助ツール的な機能があり、
ステルス状態で監視してくるフレンドに対しステルスを無効化する機能が実装されたりするなど、QQとの火種がくすぶっていたそうです。
そしてそれが、先月末の「QQのポップアップ等の抑止」でついに爆発となったとか。


そしてその後、
QQ側が360の特定機能がインストールされているPCからはQQを使用できないようにするという措置をとったり、互いのトップによる双方の罵倒合戦が続いたり、更には他のネット関連のIT企業がテンセントに同調して対360の包囲網を形成したりと、中国のネットを舞台にしたIT企業同士の戦いでは前例の無い規模での泥仕合になっている模様です。

ちなみに、ユーザーに関してはほぼ置いてきぼり状態だそうです。

一応この騒動においては、商業ルールだとか独占禁止だとかプライバシー保護といった理屈が出ているのですが、QQと360はどちらもデスクトップの右下の方でポップアップニュースをやったりしているそうで、実際のところはユーザーのデスクトップの陣地の奪い合いという側面もあるのだとか。

そんな訳でユーザーからすれば、この中国のIT大企業同士のケンカについては、アホらしいというか良い娯楽になってしまっているようで、今のところたいして実害は無いことからやじうま気分の人間も多いようですね。

そして、このブログ的に重要なのですがこれに対して中国のネットでは
「萌えネタ化」
の動きが出ている模様です。
そんな訳で、前置きが長くなりましたがやっと当ブログ的な本題、
中国のネットで出回っているこの騒動関連の萌え画像を紹介させていただきます。

対360包囲網
360包囲網

360のアイコンが緑の盾に十字マーク、QQのアイコンがペンギンということから作られたキャラのようです。
ちなみに囲んでいる方は左から順に可牛、金山(キングソフト)、騰訊(テンセント)、百度(バイドゥ)、傲遊(Maxthon)だそうで、他の会社もそれぞれのアイコンをもとにしたデザインになっているようです。


秋の新番組
秋の新番組

10月27日というのは、今回の騒動が始まった日です。
妄想CVに中国オタクの好みが透けて見えますね。

それから今回の騒動に合わせて作られたものではないかもしれませんが、関連登場人物
QQ娘
QQ娘


度娘(百度)
度娘


とまぁ、こんな感じで。

この騒動でどちらが正しいのかなどについてはとりあえず置いておくとして、
当ブログ的に見た場合、こういった萌え化するような反応が出てきたりするのを見ると、日本のオタクネタというかオタク的思考がかなり中国に浸透しているもんだと感じてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
今回の騒動については私もイマイチ把握しきれていないので、何時にもましてツッコミ&情報提供お待ちしております。


取り付け義務化のPC検閲ソフトを萌えキャラ化する中国オタク

中国オタク「キュベレイってなんで評価が高いの?」

今回はガンダムネタで一つ。

このブログにもアンテナを伸ばしてくださっている
泳ぐやる夫シアターさんの、
ガンダムを宇宙世紀から00まで、各作品のあらすじや名場面だけでなくツッコミやネットにおける各種ネタやとんがった見方まで網羅して紹介するナイスな連載
「やる夫で学ぶガンダム」
が先日完結しました。

面白いガンダムネタを読むと私もテンションが上がってしまいますし、以前から
「ガンダム関連で何か反応は無いか」
という質問を幾つかいただいていたのでここ数日何か中国オタク的に盛り上がっているガンダムネタはないもんかと探していたのですが
「キュベレイはなぜ評価が高いのか?」

といった話題についてイロイロとやり取りをしているのをみつけました。

そんな訳で、今回は中国のソッチ系の掲示板で見かけたキュベレイについてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「最高のMS」っていうとよくキュベレイを挙げるやつがいるが、あれのどこがスゴイんだ?
正直全く理解できないんだが。

キュベレイって武器はファンネルしかないし、別に強いMSってわけじゃないよな。

いいか、「強い」じゃなくて「最高」という点が重要なんだよ。
強さだけなら結局月光蝶の∀か量子化のダブルオーライザーで決まってしまうじゃないか。

強さに関して言うなら、同時代、同作品、同世界の中での評価も考慮すべきだ。Zの時代とZZの時代を通して最強クラスのMSだったのは間違いないだろ。

とりあえず、同時代やバランスということも含めて考えるべきか。
ファンネル、ビーム、ビームサーベルと高機動。
これを全て高いレベルで備えているんだから、キュベレイが優秀なMSなのは間違いないだろ。

同時期のMSサイズの機体で10基のファンネルを自在に使えるMSは無いぞ。
キュベレイはMSの武装としてのオールレンジ攻撃の優位性を知らしめた功績もある。

ファンネルの数なら後のMk-IIや量産型の方が多いぞ。
キュベレイも悪くはないが、後に開発された方が優秀な機体なんじゃないか?

ガンダムでは一般的に量産型が初期のエース用の試作型より優秀なことはない。この法則から考えて、キュベレイは後のMk-IIや量産型より優秀な機体なのは確実。

ファンネルの火力だけならゲーマルクの方が上だ。
てかファンネルファンネル言う奴いるけど、あれは結局パイロットの資質次第だからそこまで評価できないように思うんだが。むしろ同時代なら汎用性の高いZの方を最高とするべきだ。

まぁ、ガンダムの世界の量産型はソ連みたいに性能犠牲にして数を作るという方式なんだろ。
あと現在の設定では公式にキュベレイの性能は後の機体より高いということになったんじゃなかったっけ。

確かにZはどこでも戦えるが強さとしてはどうなんだろう?
TV版ではかなり苦戦しているし、カミーユの最高のNT能力が前提の戦闘力は評価し難い。

ファンネルに注目が集まりやすいが、キュベレイはZZのハイメガキャノン受け止めたりもしているから、潜在的な強さもかなりのもんだと思うが。

ハイメガキャノンは銃身が短いから長射程だと威力が減少するし、ハマーンのNT能力も関係しているから一概に判断はできないよ。あとキュベレイはZZの時代でも強いのは確かだが強化型ZZとジュドーと比べるとやはりキツイ。
ZZの最後でファンネルを多用しなかったのはハマーンの潔さもあるだろうけど、ジュドーにはファンネルが通用しない可能性が高く、射撃戦では基本的な火力と耐ビーム性能で不利だということから来る戦術的な選択という面も見て取れる。

ところで、ZZの時代のキュベレイって改修されたりしていないの?
資料によればMK-IIになってファンネルが10基から12基に増えたりしているんだけど。

ファンネルの数は資料によって違うからあまり深く考えない方がいいぞ。
そもそもどの機体のファンネルも威力やコントロール精度や充填のエネルギー量などが全て同じとは限らないし。

キュベレイはZの時代なら最強だろうけど、ZZの時代だったらクィン・マンサが最強なんじゃないの?

キュベレイがZの時代最強ってのは何を根拠に断言できるんだ?
火力だってZに及ばないじゃねぇか。

単純に火力で判断するやつはスキウレにでも乗ってろ。
キュベレイの武装が少ないのは必要ないからだ。十分な戦闘能力を発揮できるだけのものがあれば他にはいらない。

白キュベレイはZ時代最強ではないよ。アクシズの技術的にも資源的にも隔絶した環境による開発がアナハイムより上になるはずがない。結局キュベレイの強さはファンネルというビットの小型化に成功した兵器によるものだ。ファンネル対策が整ったりファンネルの発展形が多数投入されるようになった意味がない。

結局は総合性能だろ。Z時代の最強候補のジ・Oも武装の種類は少ないし。
あとキュベレイはサイコミュによる高い機動性や空間機動力も特徴だが、これはアナハイムや連邦の方が遅れている技術だ。量産型については資源的な問題からネオジオンのMSには限界があるが、エース専用機に関してはアナハイムがネオジオンより優れているとは限らない。

キュベレイの評価ってほとんどがハマーンの人気だろ?
百式もそうだけど、機体がどうこう以前に偶像化されちゃっているような気がする。

まぁハマーン様の能力による影響が強いのは認めるが、それでも突出した完成度のMSだと思うぞ。
そもそもデザインからして違う。あの優美なシルエットとカラーリングはスバラシイ。私は肯定的な意味でMS界のアイドルという言葉を使いたい。

ハマーン様が乗るMSはガザCだろうがアッガイだろうが強いのは間違いないが、ハマーン様にふさわしいMSはキュベレイ以外無い。そしてハマーン様が乗るからこそ、キュベレイは最高のMSになる。だからMS単体だけで考えるべきではないのだよ。
あと、あのリックドムは専用機としては絶対に認めんからな。



とまぁ、こんな感じで。
ガンダムについてはホントどっかで見たような空気のやり取りが飛び交っていたりしますね。

ガンダムはディープなファンが多いことに加え、設定やスペックなどについても中国語化された資料や中国語でデータを纏めたサイトなどのかなりしっかりとした情報があるようで、あーでもないこーでもないと、日本と同じような感じで熱く、そして不毛な議論が交わされている模様です。

機体についてや、作品について、更には宇宙世紀とSEED等、火種もとい話のネタは尽きないようですが、こういうのを見るとガノタはやはりわかり合えないものなんだとしみじみ感じてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


ガンダムパイロット最強談義in中国オタク

お台場に立った1/1ガンダムへの中国オタクの反応

中国にウルトラマン型麺削りロボ「機甲厨神」現る

先日ナイスなネタのタレコミをしていただきましたので、
今回はそれを紹介させていただきます。ありがたやありがたや。

先日、中国の国営放送CCTVの「我愛発明」という番組で、
中国の街角発明家が作ったスゴイロボットが紹介されたそうです。
ネットで拾った画像によれば、そのロボの姿はこんな感じになっています。
機甲厨神01
機甲厨神02
機甲厨神03

はい、明らかにM78星雲から来た方々の影響を受けていますね。
「機甲厨神」
などと呼ばれたりしているらしいこのロボ、
作ったのは中国山西省の大同の刀削麺屋の店主さんだそうで、
その能力はズバリ
「刀削麺を削る」
というものらしいです。

その機能とデザインが街の人達、特に小さなお友達にも評判となっているそうで、
刀削麺が大好物な私としても非常に気になるロボットでございます。

情報によれば、
このロボは店主さんがスクラップから作ったもので、
可動部分は基本的に腕部分のみではあるものの、
効率よく麺を削るためにイロイロと工夫されているのだとか。

それから、周囲の目をひくために
「カラータイマーと目が光る」
らしいです。

それからデザインについては紹介された番組中でも
「ウルトラマンみたいな」
と言われたり、
「ウルトラマン麺削りロボット」
とか言われているそうですし、そもそも作った刀削麺屋の店主さん自身が
「子供が見ていたウルトラマンを見てデザインを思いついた」
とハッキリ言っているとか。


ちなみに、さすがにこのデザインと機能は中国でもネタ扱いされているようで
中国のネットでは

「ウルトラマンに刀削麺って……」
「良い動きしてるよね、“手”は。デザイン?ナニソレ?」
「一瞬権利侵害な気もしたが、このレベルだったらたぶん許してもらえるんじゃないかな」
「まぁコイツならきっと数分でエネルギー切れてすぐに帰ったりできないし大丈夫なんだろう」

といったような反応が見受けられました。

なんかイロイロとあるツッコミどころも含めて良い味出していますよね。
個人的にはこういうの結構好きです。


しかしそれにしても、中国ではウルトラマンが人気ですね。
以前も中国の温家宝首相が
「孫がウルトラマンばっかり見ている。彼はもっと中国のアニメを見るべきだ」
という発言をして話題になったりしたことがありましたし、人気は今も相変わらずのようで。

考えてみれば私が中国に行ったばかりのころから今に至るまでずっと人気を保っていますし、もう二十年近く中国の子供の心をつかんでいることになります。
中国でも定番キャラとして、大人から子供まで広く認識されているのも当然のことなのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。



温家宝総理の発言の影響でウルトラマンが槍玉に・・・・・・そして

中国オタク興奮と困惑、新房、虚淵、蒼樹うめ、そしてシャフトな「魔法少女まどか☆マギカ」

監督新房昭之、脚本虚淵玄、キャラクター原案蒼樹うめ、
制作シャフトによるオリジナルアニメ
「魔法少女まどか☆マギカ」(公式サイト、音が鳴るのでご注意を
が発表されましたが、この件について
「中国オタクの反応はどうなのか?」
という質問をいただいております。そんな訳で、今回はそれについてを。

この豪華なスタッフは皆中国オタクの間でも人気が高いので、
まだ作品のについての情報がほとんど出ていない現段階でも結構反応があるようです。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なにぃぃぃぃぃ!?
シャフトの新作、しかも新房監督に脚本が虚淵玄だと!?
いったいどんな動きなんだ!?

この情報、ホントなのか?
似たような偽情報に何度も踊らされたからにわかには信じられないんだが。

たしか4月に同じ情報が出たよね。続報が無かったからてっきりデマだと思っていたが。

咎狗の血のCMで発表されたらしい。今回は本当の情報ということで確定だよ。

咎狗の血はキャベツのスタジオが制作に入っているからネタとしてしか期待していなかったのに、まさかこんな情報を出してくるとは……!もしやこれは日本のアニメ会社による新たな視聴率向上の手段だったりするんだろうか。

ちょっと待て、キャラクター原案蒼樹うめだと?
どういう作品になるのかマジで想像が出来ん。

虚淵新作の字を見て期待して、更に新房監だと知って更に喜び、蒼樹うめ先生の名前に自分の好きなキャラデザだと嬉しくなったが、全部並べてみたらなぜこんなに不安を感じてしまうのだろう。

俺は虚淵玄はほとんど知らないんだが、新房監督がまた何か新しいことをやるんじゃないかと楽しみ。

なんかかなり悪趣味なことになりそうだよね。
まぁ俺は新房監督の作風が大好きなので期待していしまうんだが。

どれも作品含めてよく知っている名前だけど、一緒に並ぶとすごいヘンな感じがする。

俺は逆に新房監督の作風が苦手だからちょっと不安。
蒼樹うめは好きだけど、あまり極端な作品にはなってほしくないなぁ。

新房監督の作品だし猟奇的なものを期待してしまう。
他の豪華なスタッフからして俺の想像を超えるものが出てくれるんじゃないかと思えてくる。

PhantomかFate/zeroか沙耶の唄のようなストーリーを、ひだまりスケッチのような画でやるということなのか!?

最近のエロ描写過多の作品ってもういい加減見るのがつらくなってきたから、オリジナルでしっかりとした作品になりそうなんで楽しみ。ただ、ひだまりスケッチのような癒しではなさそうだな。

救いようのない話になりそうだなぁ。
蒼樹うめの癒し要素がどう影響するのかが問題だ。

新房監督の作品には毎回期待してしまうが、今回は何時にも増して期待したくなる。ただ、内容が本当に想像できないのが少々不安でもあるな。

すごい組み合わせだ。これはきっと恐ろしい作品になるに違いない。

オリジナル作品でこんな豪華なスタッフってのは楽しみだ。

続報によれば、どうやら魔法少女らしい……もう何が何だかわからない……!

ドクロちゃんやなのはに続く、新たな魔法少女のジャンルを創造するつもりか。

この組み合わせだと、癒し系電波猟奇魔法少女って方向性の作品だと理解していいよね?



とまぁ、こんな感じで。
やはりスタッフの名前とその組み合わせに驚いている反応が多かったですね。

中国オタクの間では新房監督のファンが多いので、完全オリジナルの新作はかなり嬉しかったようです。また、虚淵玄先生も蒼樹うめ先生も熱心なファンがいるのでかなり期待されているようです。
ただ、期待している人間の誰もがいったいどんな作品になるのか想像できず、期待半分不安半分といった具合でもあるようですね。

ちなみに私はこの情報を聞いたとき、
魔法少女→変身→ヴェドゴニアという変換が脳内で行われたようで
「デスモドゥスにまたがってサド侯爵の愉悦をかまえるご機嫌なゆの」
というアレな絵が浮かんできてしまいました。

何はともあれ、さらなる続報が待ち遠しいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


11/3修正:「咎狗の血」を間違って表記しておりました、申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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