「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2011年04月

中国オタクの「中国でタイムトラベル作品が禁止」についての反応

現在北京に来ています。
livedoorのメールは中国では使えないので、申し訳ないのですがメールの返事はかなり遅れます。気長にお待ちいただければ幸いです。

さて、ちょっと時間ができたので簡単な更新を。

とりあえず質問を多くいただいている
「中国でタイムトラベル系の作品が禁止された」
ことについてちょっとばかり書いてみます。

この規制についてですが、
4月初めに中国の広電局から出た通達のようで、
中国四大名著の翻案撮影と、「時空穿越」(タイムトラベル)作品の撮影がしばらくの間許可されなくなるようです。

中国語ですが捜狐にこの件についてのニュースを見つけましたので、よろしければご参照ください。

日本の最近のドラマで言えば、
「JIN -仁-」
なんかは撮影許可が下りなくなりそうですね。

今回の規制の範囲が含まれている
「穿越」
は中国ではかなり人気の高いジャンルでして、
日本のネット創作(二次含む)を知っている方なら
「トリップ」「異世界召喚」「転生」
といった辺りをイメージしていただけばだいたい間違っていないと思います。

パターンとしては
「主人公や主要登場人物が自分の住んでいる世界とは違う世界や時代に飛ばされる」
といった形になっているものが多いようです。

飛んだり飛んで来たりするのは過去や未来の歴史だけでなくファンタジーやら武侠やらSFだったりする異世界、果てはネットゲームなんかまで含まれます。
中国のネットコンテンツの中でも屈指の盛り上がりを見せるネット小説などでもおなじみのジャンルとなっていますね。
現代知識を持ち込んで活躍したり、異世界に飛ばされる時に特殊能力を得て活躍したりといったお約束ももちろんあります。

そんな訳で、テレビでもこの「穿越」、更には多くの視聴者に共通知識がある歴史モノの「時空穿越」が人気となっていたようなのですが、さすがに人気になりすぎたというか、このジャンルの粗製濫造などがひどくなってきたそうです。

今回の規制の背景には中国が「歴史の改変」ということについて何かと敏感なところがあるのに加え、こういった背景があるので、中国のネットでも賛否両論な反応が見受けられます。
私がちょっと見ただけでも


広電局の「穿越」の規制なんだが、外国でもかなり注目されているというか、ネタにされているっぽんだが……

さすがにどうかと思うような描写の作品が増えすぎてたからな。
規制はアリなんじゃないか?

歴史モノで現代の流行語混じりの台詞しゃべるのとかはさすがにね。
そういうのって一部だけだとは思うが、その一部が有名になったりしちゃうからなぁ……

トリップする先が歴史のどこかの時代と区切らなきゃいけるんじゃない?
例えば犬夜叉みたいな過去っぽい時代というだけにするとか。

この広電局の判断は間違っていない。名著を安っぽく改変した作品が多すぎる。
そもそも穿越なんてのはネット小説だけでやっていればよかったんだ。テレビでそれをやるとくだらない話になるだけだったし。

もういい加減女性主人公がトリップして辮髪な男と出会うというストーリーは勘弁してください。

今まで様々な規制をしてきた広電局にはイヤな思い出しかない。
しかし今回は初めて正しいことをしたのではないだろうか。
もっとも、広電局自身が多くの名作映画やテレビ番組を「尊重」していないけどな!

いくら明確な取締りの理由が見つからないからって、
「歴史文化を尊重していない」
から取り締まるってのはどうよ?
広電局がどのツラさげて「歴史文化の尊重」とか語るわけ?

広電局の日ごろの行いはともかく、これはちょっと支持してしまう。
最近はヒドイのが多すぎる。テレビも受けるネタに走るからどんどんひどくなるし……

歴史文化を尊重するって言われてもね。
「三国演義」なんかは原著を尊重すると歴史を尊重しないことになりかねんよな。
正しい歴史のために「三国演義」を規制したりすんの?

あと水滸伝とか原著尊重して改変なしにやると今のテレビでは放映できないよね。
かと言ってこの間のリメイク版水滸伝みたいにストーリー改変しまくったり、原作に皆無な恋愛要素追加しまくったりするのは問題ありすぎだしなぁ……
穿越も名作の翻案もなんで極端なことになるんだろう……

もう有名な作品は大体ヒドイ翻案や穿越ネタを受けた後だから、この規制に意味は無い!

お前らがこの規制を喜ぶのはいいけど、どこか別の時に別の規制で泣き喚いたりしなければいいけどな。
規制ってのは一度前例ができると範囲がどんどん広がっていくのを忘れるなよ。



といった反応が見られました。
規制やその理由など納得いかないことは多いものの、
最近中国の歴史関係のテレビドラマではイイカゲンな歴史考察や、
安直で雰囲気の壊れる改変が溢れているのも確かなようで、
そういったドラマが減ることについては歓迎したくなってしまうようです。

なんと言うか今回の規制は
「悪貨が良貨を駆逐したら悪貨も良貨も規制された」
というようないかにも中国っぽい流れですね。

また、
「雰囲気を壊さない程度のアレンジがうまくできていない作品が溢れている」
というのと同時にやはり
「中国における歴史モノの改変の許容範囲が狭い、厳しい」
というのもありそうです。

ちなみに、この件について知り合いの中国オタクに聞いてみたところ
「イイカゲンなタイムトラベルモノの番組があまりにも多いので政府のお偉いさんがキレちゃったから規制になった」
という見方が有力だとかなんとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国のテレビアニメの管理が厳しくなる前のことについて語る中国オタクの面々


中国オタクの間で「ソードアート・オンライン」が中国のネット小説っぽいと話題に

中国人「スイカに塩をかけるなんて信じられない!」

ちょっと北京行きの準備でゴタゴタしているので、思いついたら書いてみる食べ物ネタで一つやらせていただきます。
質問を多くいただいている「まどか☆マギカ」の最終回については向こうで時間があれば更新したいのですが、ちょっと難しいかもしれません。


自分が小さい頃から属する食文化で培われた感覚から外れたものが奇異に思えたりすることはあるかと思います。
例えばこのブログでも書かせていただきましたが、中国の感覚からすれば主食+主食な日本の「餃子定食」なんかはありえない組み合わせに思えたりもするようです。

さて、今回は
「スイカに塩」
について中国のネットで見かけた反応を紹介させていただきます。
それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳になります。


聞いた話では日本人はスイカに塩をかけて食べるのを好むらしいんだが……なんでだ?

本当にそんなことがあるのか?スイカに塩をかけるなんて信じられない!

肉とか野菜とかじゃなくて、果物、しかもスイカに塩……?
何を考えてんだ。

うーん……本当のことなのか?ネタじゃないの?

私も正直やりたいとは思わないけど、ホントに日本ではスイカに塩をかけるのが一般的みたいだよ。アニメや漫画でもスイカの出るシーンで普通に塩が描写されているし。

スイカの皮まで塩かけて食うとかそういう話?それとも普通に果肉に塩かけんの?

消毒じゃないか?スイカは残留農薬が多いとか。

日本って塩かけるの好きだよね。トマトにまで塩かけて食べるんだろ?
中国ではトマトと言えば砂糖なのに。

トマトに塩か……唐辛子を愛する四川人ですらトマトに唐辛子はかけないんだが、日本人はそこまで塩が好きなんだろうか?

これはあれか、パイナップルを塩水につけるようなもんか?

確か私が昔聞いた話だと塩をかけるとスイカが更に甘く感じるからというのが理由らしい。日本のスイカって甘くないの?

日本の土地では良いスイカが育たないとかで珍しいものなのかもね。基本的に輸入の果物になってるとかそんな感じなんじゃない?
ウチの国ではいくらなんでも塩かけないと甘く感じられないようなスイカは無いんだがなぁ。

なるほど。塩かけて味わいを増加させようとするほど貴重だってわけか。納得した。
確かにそれくらいでないとスイカに塩かけて食おうとは思わないよね。

いや、日本はスイカに関しては基本的に自給できてるはずだぞ。日本のスーパーに並んでいるスイカは日本産のばかりだ。あと私の食べた印象では日本のスイカはかなり甘い。
ただ日本のスイカはむちゃくちゃ高いから、貴重ってのはあるかも……

果物に塩……しかもスイカの味にってのは分からないなぁ。せいぜいパイナップルに塩くらいしかないだろ。

一応南方の一部地域ではスイカに塩と言うのはあるらしいよ。ただ一般的なレベルなのはパイナップルに塩くらいだろ。

大学のクラスメートに海南島のヤツがいるんだが、そいつは子供の頃からずっとスイカに塩かけて食べてるらしい。そうやって食べる方が美味しいんだとか。
あと周囲の人もみんなそうやってスイカを食べているという話だった。

うーん……イチゴにコンデンスミルクやクリームをかけるような感じだと思えばいいのかなぁ……でもあれは甘さに甘さを足すものだし……

やはり訳が分からん。スイカをもっと甘くするために塩を足す?それならばなぜしょっぱいものをもっとしょっぱくするために砂糖を足したりしないんだ?

オイ!既にしょっぱいものを更にしょっぱくしちゃったら誰も食えなくなるだけじゃないか!

料理していると分かるけど、単純に砂糖だけで味付けするよりも塩を少し加えた方が甘味を強く感じるんだよね。私はやろうとは思わないけど、日本人がスイカに塩をかけるってのもそういうことなのかもね。



とまぁ、こんな感じで。
やはり慣れ親しんだ食習慣から外れるということで、
「ありえない」「不思議」
という感覚が強いようです。

それから上で紹介させていただいた発言の中に
「パイナップルに塩」
というのが出ていますが、中国では塩でパイナップルを食べたときの口の痺れを抑えられる(いつどこから広まったのか、根拠は何なのか等は不明ですが)とされていることから、パイナップルを塩水に浸したりするようです。

他にも日本のスイカの高さについて言及しているものもありますが、中国ではスイカは水の代わりに食べられているような所があるので、いくら中国のインフレが凄まじいとは言っても今の日本の感覚に比べるとまだかなり安いです。
私の知り合いの中国オタクの中にも
「日本に来て果物が高いのには驚いたが、なかでもスイカの高さには驚いた」
ということをぼやいたりしてるのがいます。

それにしてもこういうのを見るとやはり食べ物に関しては、
「受け入れられるモノ」と「受け入れられないモノ」
があるんだと感じてしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


餃子でご飯を食べる日本の人ってありえない

北京で関智一&杉田智和の声優イベント開催!

声優の関智一さんと杉田智和さんをお招きしてのイベント
Tomo2 in Beijing 声優祭 2011次世代中日動漫交流活動
(公式ページは中国語です)

が5月1日に北京の北京国際会議センターにて開催されます。

今回は株式会社アトミックモンキーさんのHPに日本語でのイベントの紹介や中国のファンに向けたお二人のビデオメッセージなどもありますのでそちらもご覧ください。
= information = of TOMO2 in Beijing


このイベントは当ブログのネタモトとしてもお世話になっている北京の清華大のオタクサークル「次世代文化と娯楽協会」通称「次世代」が中心となっての開催となっています。

最近中国オタクの若者達が中心となって声優イベントを行うという流れが出てきていますが、次世代はその流れの発端となったイベントを行ったサークルで、今回は2009年の5月、2010年の9月に続いて3回目の声優イベント開催になりますね。

今回のイベントでお招きする関智一さんと杉田智和さんはどちらも中国での人気が非常に高い方で、中国の主催サイドもイベントに参加する予定のファンもかなりテンションが上がっているようです。

お二人の演じたキャラは中国で人気が高いキャラがかなり多く逆に「どの作品のどのキャラで有名」というのが難しくなってしまうくらいなのですが、中国オタク的にあえて挙げるとするなら、
関智一さんは「フルメタル・パニック」の「相良宗介」
杉田智和さんは「銀魂」の「坂田銀時」
でしょうか?
他にもドモンやバァン、キョンや土見稟、更には乙女ゲー系の方でも中国オタクに知られているキャラがたくさんありますね。

ちなみに、今回のイベントのポスターはこんな感じだそうです。
声優イベントポスター

どうやら色をそろえて「戦国BASARA」の石田三成と「銀魂」の銀さんのイメージで描かれたっぽいですね。相変わらず気合が入っています。

それからこのイベントは前回に続き、当ブログでもお世話になっているニコニコ動画のパンダ氏ことkkryuさん改め、劉せいらくさんが司会です。
劉せいらくさんは今回プロとしての参加です。もう「声優志望」ではなく「声優」になられましたので、声優としてのご活躍が楽しみですね。


私は今週の水曜から1週間程北京へ行く予定なので、このイベントに関してもイロイロとネタを仕入れて紹介できたらいいなーなどと考えております。

とりあえず、こんな所で。

中国人「ウチの国のサッカーが強くならない理由はなんだろう」

今回はサッカーについてのネタで一つやらせていただきます。

中国のサッカー事情に関して
「中国はあれだけ人がいてしかもサッカーの人気が高いのになぜサッカーが強くならないのか」
という疑問をいだいている方は少なくなかと思います。
これについては私としてもちょっと不思議だったりします。

そんなこんなでずっと疑問が残っていたのですが、先日中国のソッチ系の掲示板で
「中国のサッカーが強くならない理由」
についてちょっと気になるやり取りを見かけましたので今回はそれを紹介させていただきます。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳になります。


外国人も、ウチの国の人間もみんな
「中国の人口は13億もあるんだから、11人の優秀なサッカー選手を選ぶくらい簡単なはず」
とよく言うけど現実はあんな状態だ。なんでウチの国のサッカーは強くならんのだろうか。

人が多すぎるのが逆に問題なんじゃないか?
サッカーの訓練も行き渡っていないし、一定以上の経済レベルの子供は将来のために受験の競争に参加しなければならないから身体能力は落ちるし、子供がサッカーに力を入れるのを喜ぶ親や、体育学校に入れてもいいと考える親は極めて少ない。

人口が多すぎるってのは重要な問題にはならないだろ。ブラジルだって人口多いんだし。あと都市計画のせいでサッカーをする場所が少ないという話も聞くが、南米なんて街の中でボール蹴ってたりするぞ。
サッカー文化が育っていないことや、サッカー協会がダメなこととかが原因なんじゃない?

ウチの国のサッカー協会や国内リーグの八百長問題は根本的な問題じゃないようにも思えるんだよね。ヒドイことはヒドイけど、他の国にも無いわけじゃない。
問題はウチの国のスポーツ戦略じゃないかな。オリンピックで金メダルを取るのが第一の目標だから、世界的に見てあまり人気が無い上にそこまで発展していないスポーツ、プロスポーツが発展していない種目に力を入れている。こういったスポーツではウチの国のやり方は非常に効果的だ。
しかし市場も影響力も大きいスポーツになると単純な方向でのやり方が通じなくなってダメになる。

確かにウチの国が「スポーツ大国」になってるのはあまり人気が無かったり、まだそれほど研究されていない分野に先に投資するからだよね。で、他の国が発展しだすとウチの国はダメになる。
人気があって流行しているのはホントどれもイマイチ。サッカーなんかはまさにそれ。
女子サッカーでも昔はそんなに人気なかったからウチの国も大活躍したけど、最近はメッキがはがれてきているし……

そもそもウチの国はサッカーファンは多いけど国の方針がサッカーを重視していないよね……

中国の子供がサッカー選手になろうという夢を抱けないのが大きな問題だよ。
俺の周りではもう誰もサッカーができるヤツはいないし、サッカーをやろうとするヤツもいない。みんな死ぬほど勉強して、勉強の次にはテストで死にそうになる日々だ。

ウチの国って人口やサッカー人気の割には競技人口少ないよね。

中国の子供は勉強ばかりでどんどん体育関係がダメになってるからな。
豊かになったし身体的な条件は昔より良いはずなんだが、受験教育で結果的に潰れてしまっているように思える。サッカー選手になる子供も減っているんじゃないか?

中国ではサッカーをやって将来の成功につながるとは考えられないからね。ブラジルなんかだとサッカーは成功の手段だけど、ウチの国ではサッカーは学業の妨げになってる。
サッカー文化に関しては、中国の発展は遅すぎる。

自分の子供をサッカー選手にしたいと考える親は少ないからなぁ。
実際中国のサッカー選手の層はアジアの強い国と比べても薄いよね。日本や韓国は青少年に対する優れたサッカー育成のシステムがあるけど、現在ウチの国には受験勉強しかない。

人口比率的にはウチの国もメッシやマラドーナのような人材が出ているかもしれないが、それをサッカー選手にすくい上げる体制も文化も出来ていないよ。

北朝鮮はどうなんだ?
あそこは競技人口もウチの国より少ない上に貧しいし、それに加えて選手の育成体制も社会主義国の方針で行われていると思うんだが……

考えてみれば北朝鮮はプロリーグの規模もウチの国より小さいよな。どこで差がついたんだろう。

北朝鮮はサッカー選手として活躍したときに得られるものの価値が中国よりも相対的に大きいんだろう。あの国で何の問題も無く暮らせるってだけで必死になるんじゃないか?
正直北朝鮮と中国で選手や戦術にそこまで大きな差は無いと思う。ただ精神的な面で劣っているようには思える。

てかいったい何を理由にすればいいんだ!
中国より生活レベルの貧しい国に対しては「精神的に負けている」、中国より生活レベルの豊かな国に対しては「サッカーの環境」、中国よりもサッカーの歴史が長い国には「サッカー文化」という話が出てくる。逆に中国に足りているものって何よ?

中国のサッカーファンが代表チームを罵倒しすぎなんじゃないか?中国のサッカーファンの質が低いとでも言うべきか……
中国のサッカーがプロ化する前はもっとダメな負け方もあったけど、当時は今のようにメディアを挙げて叩くなんてことはなかった。中国より弱いところは少なくないが、中国のように代表チームを罵倒するところは無いんじゃないか?

普段みんなが見てるのは欧州リーグだし、欧州リーグに慣れた目で中国代表チームを見るとがっかりするよな。代表チームへの失望はそういったことも影響しているんじゃないだろうか。

代表チームなんて結果出せないとどこの国でも叩かれるだろ。どこだって代表チームは毎回不満の的になってる。韓国だって日本だって代表チームの成績が悪いとすぐに批判のニュースがメディアに流れてるぞ。

最大の問題は選手を「専門的」に扱っていることじゃないか?
サッカーのように試合の相手がいて、個人の求められる能力や役割も違い、更に戦術も次々変わっていく競技に対して中国式の育成は相性が悪いように思える。
ウチの国では大学入試で加点がもらえるような「国家運動員」レベルの人間以外はスポーツを放棄して受験勉強だけに集中してしまうから、サッカー選手の競技人口数はかなり小さい。これでは基礎身体能力はともかく、規格外の才能を持った選手を見つけるのは難しいと思うんだが。

ウチの国はサッカーは「見てるだけ」の人間が多いからね。子供の頃から受験勉強するしかないからサッカー選手になろうなんて考える人間はほとんどいない。

てかあれだ。「見てるだけ」の人間より更に多いのが「騒ぎたいだけ」の人間だろ。



とまぁ、こんな感じで。
中国のサッカーファンにとって、最近の中国代表チームの低迷は非常に頭の痛い問題のようで、イロイロな意見が出ていました。

今回紹介させていただいた中で個人的に気になったのは
「中国のサッカーの競技人口はそれほど多くない」
という点でしょうか。

私も中国のサッカーの競技人口についてハッキリした数字は分からないのですが、13億の人口から想像される数字よりも少ないのは確かなようです。
コチラの騰訊網に転載された東方体育日報の記事(中国語)によれば、中国のサッカー協会に登録されている青少年サッカー選手(恐らくU-18だと思います)は7000人しかいないとされています。また記事内では
「日本サッカー協会の18歳以下の登録選手は50万人いるのに」
と嘆かれています。

一応補足しますと、日本では上から下まで様々なレベルの人が登録されていますが、中国でサッカー協会に登録されるような人は基本的に「選ばれたエリートスポーツ選手」なので、一概に比較するのは難しいです。

ただ、さすがにこれだけ差があると
「中国はサッカー選手の層が厚い」
と言うのは難しそうです。

考えてみれば、中国では「スポーツ競技のやり方を学ぶ」のは一部の才能がある人間だけです。
学校などでサッカーやバスケ、卓球などのスポーツをやらないわけではないのですが、一般の生徒はあくまで遊び止まりで「サッカーのやり方」を学ぶことはありませんし、試合にでることもありません。
学校の運動会などでも選ばれた優秀な選手のみが参加して一般の生徒は応援するだけという形になります。

もちろん中国の学校にも体育の授業はあるのですが、受験勉強に関係ないということで重視されていません。
私が中国の学校に通っていたときの授業も陸上競技をちょっとやって後は自由時間という感じで、この自由時間で各自が勝手にサッカーをやったり卓球をやったりバスケをやったりしていました。

ちなみに私が留学中に通っていた中国の中学、高校でも「サッカーのやり方を学ぶ」ということはありませんでしたね。サッカーを楽しんでいるのは多かったのですがほとんどが自由時間にボールをポコポコ蹴ってるような感じでした。

そしてそんな状態でしたから、私の在学中に一度修学旅行で日本から来た高校と交流時間を使ってサッカーの試合が行われたときなどは「ちゃんとサッカーをやる」日本の学生チーム(サッカー部の人も混じっていたそうです)に対して勝負になりませんでしたね。

中国におけるスポーツ選手の育成方針がサッカーの強さにどれくらい影響するのかハッキリしたことは分かりませんが、一般の人間とサッカー選手の距離を大きなものにしてしまうところはあるのではないかと思います。

中国においてサッカーの人気は高いですしサッカーを遊ぶ人間も多いのですが、実際にサッカーを練習して試合もしたりして続けていくような人間は少なく、また趣味でやっている人間がプロを目指すというような流れについても一般の中国人にとってはイマイチ実感がわかないといったことになっているのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


キャプテン翼と中国オタクとがんばれ!キッカーズ

中国オタク的フィギュア野外撮影

うまい具合に時間が空いたのでちょっと軽めの更新をやらせていただきます。

以前から
「中国ではフィギュアがどれくらい流行っているのか?」
「中国ではフィギュアをどのように楽しんでいるのか?」

といった質問をいただいております。

近年中国オタクの間ではフィギュアに関する人気が高まり続けており、現在では
「代表的なオタクグッズ」
といったような扱いにまでなっているようです。

中国のソッチ系の掲示板をのぞいてみると、日本でフィギュアの新作が発表されるとすぐにそれを紹介するスレが立ったりしています。

中国オタクの嗜好の傾向には

「デジタルなはコピーが簡単にできるので人気が無い」
「形があって実感しやすく、周囲に見せることが可能で、デジタルコピーがし難いグッズを好む」


といった所があります。そんな中国オタクの面々にとってフィギュアは格好のコレクションアイテムとなっているようです。

最近ではPVC完成フィギュアやねんどろいどのようにユーザーが手を加えないでも非常にクオリティが高いという商品が出ていますから、コレクション欲を刺激されるようです。

特にねんどろいどは周囲の人間に対してそんなに気を使わないですむうえに、値段的にも手軽に揃えられるということでかなり広い層が手を出しているようです。
ただねんどろいどはコピーするのが簡単なのか海賊版フィギュアも多く、ちょっと頭の痛いジャンルになってもいますね。

そんなこんなでフィギュアを集める中国オタクが着々と増えているようですが、自分の戦利品というかコレクションの画像や、持っているフィギュアを撮影してアップしたりするのも出てきています。

そして中にはフィギュアの野外撮影を行っているツワモノもいるようです。
以前ちょっと教えていただいたのですが、西門子さんという方がブログの方でフィギュアの野外撮影写真をアップされています。(画像が多くてやや重いのでお気を付け下さい)

広州華南植物園の竹林にて
中山大学の杜鵑花

西門子さんのブログでは他にも作品を公開されていますが、背景が中国ということで日本とはまたちょっと違った雰囲気になったりもしていますね。
中国のソッチ系の掲示板でも

これは綺麗な所で綺麗に撮ったもんだ!
あとこんなとこまで出張るフィギュアもオツカレ!

なんか背景の場所もフィギュア視点になると一層キレイだね。


といった感じの好意的な反応が出ているっぽいです。

中国オタクのフィギュア熱がどんな方向に行くのか私もイロイロと気になっていますので、今後もそういった情報を見つけたら紹介させていただこうかと考えております。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的にフィギュアにはどれくらいお金をつぎ込むのか

中国の重慶でフィギュア販売店が保護者の批判を受ける

中国オタク「日本の連中がついに四川のパクリガンダムで同人誌出しやがったぞ!?」

以前日本のネットを騒がせた(?)中国は四川のテーマパークに出現した謎のガンダムっぽいロボですが、その後日本の作家さん達による同人誌が出たそうです。

同人誌について、詳しくはアキバblogさんの記事などをご参照ください。
中華ガンダム(偽ガンダム)同人誌 「作家さん達の悪ノリがステキすぎる!」 (アキバBlog)


また、以前の反応についてはよろしければ当ブログの昔の記事などもご参照ください。
ニセガンダム四川に立つ?
中国オタク「四川のあのガンダムが改造されて復活しやがった……!」
中国オタク「四川のガンザフが日本でどんどん強化されているぞ……!」

あの妙に味の出てしまった改修後の二号機、中国オタクの間ではガンダムとザクとグフで「ガンザフ」などという呼び方でネタ扱いされているようですが、日本でクオリティの高い同人誌が出るというのはやはり想定外だった模様で中国のソッチ系の掲示板でちょっとした話題になっていました。

そんな訳で、今回はその辺の反応についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の連中がついに四川のパクリガンダムで同人誌出しやがったぞ!?

あー、もうここまで来たのか。ウチの国のネタっぷりがまた世界に宣伝されるんかい。

ザクとは違うのだよ、ザクとは!
そうあれはガンザフだ!たぶん。

同人誌で描かれているあのパイロットは誰をイメージしているんだ?
ウチの国のお偉いさんの誰か?

やっぱあれ胡錦濤じゃないの?
胡錦濤がガンザフで大地に立つ日が来るとは……

四川に住んでいる自分としては、こういうことで日本における四川のイメージが拡大されていくのはちょっと困る……

俺も四川人としてちょっとキツイわ。日本語の検索エンジンだと四川の同時検索ワード候補にガンダムとか出てくるんだぜ?

こういうので同人誌出せるというのはちょっと驚き。
日本は版権に厳しい所だから怒るだけだと思っていたんだがなぁ。

同人関係だから版権侵害については大きな問題じゃないのかもね。
ただ日本では同人作品に普通にプロの作家が発表している作品とかが混じるんだよな。やはりその辺の感覚が分からん……

この本マジで欲しいわ。ただ、最近日本で代理購入を請け負う人間が激減しているから同人誌を手に入れるのも不便になっているんだよな……

こりゃ、いいな。明らかに元のガンザフよりカッコよくなっているが、元のガンダムもアニメ放映時からどんどんカッコよくなっていったし大丈夫だ!そして次は立体化して模型の販売を!

以前日本人は創造についての才能は劣るが改良して付加価値をつける才能は豊富だという話を聞いたことがある。今回もその能力が発揮されたという訳か。
しかし……あんなもんまで改良しないでもいいだろうに!!

MGで模型を出してくれ!いやいっそPGでも構わない!

変形合体機能まで追加されている……日本による改造はどこまでいけるんだ!?

日本でこんなにスバラシイ反応が出ているんだからバンプレスト……はもうないからバンダイナムコは早くこのロボをスパロボに参戦させてくれ!
ほら、デザインもガンダムの美しさにザクの力強さを加えたものになっているじゃないか!

そんなことやってたら版権的にマジで「バニシングトルーパー」にされかねんぞ。

そういやアニメ化というかOP動画はかなり良かったな。「真マジンガー 衝撃! Z編」の主題歌のヤツ。
先行者も昔同人ゲームになってたし、スパロボは無理でも同人ゲームになる可能性はあるんじゃないか?

これは笑えばいいのか、それとも嘆けばいいのか。

ウチの国の創造力の宣伝の機会とでも思っとけばいいんじゃね?
中国のガンダムがどんだけスゴイ方に行っちゃったかがよく分かるっつーか。

RX-78ガンダムみたいに分離するアレンジいいな。Gブルっぽいのはミリタリーっぽい感じがして特に良い。

このガンザフなら戦える!俺も1機欲しい!

正直最初にこれを見たときは権利侵害とかそういう方面のことを心配していたんだが、日本から来た反応はあのガンザフをいかにかっこよく改造するかというようなものだった……もう何が何だか。

実際、最初は権利侵害だという反応が多かったよね。ただ二号機に改造されてからは日本の反応がかなり変わってどちらかと言えば好意的になってこういった創作が盛り上がるようになった。
二号機の方がネタ度が高いのは俺も理解できるが、日本の反応がなぜここまで変化したのがイマイチ理解できない。

これで分かった。男ならやはりガンザフだ!



とまぁ、こんな感じで。
やはり日本での反応に戸惑ったりしているようですが、中国オタクの面々も日本で行われたパワーアップ(?)をなんだかんだで楽しんでいるみたいですね。

それと今回の反応を見ていて感じたのですが、中国オタク的なロボットの評価では「模型化」「スパロボ参戦」がかなり大事だと思われているっぽいですね。

それにしても、改良前の1号機のような単純劣化コピーはつまらないですけど、改良後の2号機のようにヘンな方向に突っ走った結果妙な味が出てしまっているようなのは正直私も嫌いにはなれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「四川のガンザフが日本でどんどん強化されているぞ……!」

あだち充のH2について語る中国オタクの面々

今年は横浜ベイスターズが開幕からここまで調子が良いのが何やら落ち着きません。いや、嬉しいことは嬉しいのですが。
とりあえず横浜の貯金が残っているうちに野球ネタをということで、今回は以前いただいた
「何か野球系の作品についての反応を教えて欲しい」
という質問についてやらせていただきます。

ガチガチの野球ものではありませんが以前中国のソッチ系の掲示板で
「H2」

に関する反応を見かけたのでそれをちょっとばかり紹介させていただきます。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳になります。


最近「H2」を読み返してみたんだが、小さい時に見たのとは異なった面白さがあった。ちょっと「H2」について語らない?

私が野球に興味を持つようになったのは「H2」からだな。もうちょっと上の世代だと「タッチ」になるみたいだけど。

あだち充作品で有名なのは「タッチ」だけど個人的に好きなのは「H2」の方。

「H2」はなんか橘英雄が嫌われているところがあるよね。ストーリーの主軸が国見比呂視点で、雨宮ひかりに関する三角関係になっているからだろうか?
国見比呂は古賀春華とくっつく方がいい派の橘英雄の評価もイマイチだし。

橘英雄はひかりとの恋愛についても全く悪いことやってるわけじゃないしいいヤツのはずなんだけど、なんか嫌われている傾向があるんだよな。

「H2」は面白い作品なんだけど、読んでいるとモヤモヤというかイライラするような感覚にもなるんだよね。初めて終わりまで読んだときはなんか主人公が寝取られて終わりという印象だった。
てかウチの国では比呂がくっつくのはひかり派と春華派どっちが多いんだろ?

あれはNTRじゃなくて失恋だろ。比呂の恋は始まってもいなかったんだから。
最近感じるんだが「H2」は歳をとるほど面白く感じるようになる所があると思う。
初恋の終わりというストーリーを距離を置いてみれるようになったからだろうか。

比呂はひかりとくっつくべきと思っている私が来ましたよ。
なんか英雄とひかりは幸せになれそうに思えないんだよね。

「H2」はあだち充作品の中でも読み返して面白い作品だよね。なんか読むたびに違ったものを感じる。結局原著での表現も気になって日本語版と台湾翻訳版を両方揃えてしまったよ。

あだち充作品だと他にも「みゆき」や「ラフ」なんかも良い。特に「ラフ」のエンディングはとてもいい終わり方だと思う。

私は逆にしっかり告白を描き切って欲しいと思ってしまうので「ラフ」はちょっと不満が……
「H2」もエンディングが不満だって人間多いよ。私も比呂とひかりがくっつくわけでもなく、甲子園で優勝するでもないという終わりに納得できなかった。今でも私は「H2」にキッチリとエンディングを描いて欲しいと思っている。

確かに「H2」は悪くない作品だけど比呂とひかりがくっつかなかったのがいまだに納得いかない。読後感が正直残念だ。

個人的には佐川周二が好きなキャラかな。あまり人気ないけど。
あだち充の描く悪人顔のキャラって、ホントに悪人というケースは少ないように思う。

そういや栄京の広田も最終的には良い感じのキャラになっているよね。ああやって変わっていくキャラにはちょっと感情移入してしまう。

古賀春華の人気というか、比呂と春華カップルを推進する派閥は劣勢だが古賀春華はいいヒロインだと思うんだけどな……自信に満ちたヒロインの多いあだち充作品では珍しいタイプだからだろうか?

ウチの国のファンの間ではひかり優勢だけど、春華もあだち充作品の中では人気高いヒロインだと思うよ。浅倉南とかは完成度高いヒロインだけどアンチも多いし。
ちなみに私は「ラフ」の二ノ宮亜美が一番好きだ!

浅倉南はアニメの大学編とかでマイナスのイメージがついたりしているしどうも好きになれない。
あと新田くんはいい人だと思います。

以前あだち充作品のヒロインについて話し合ったことがあるんだが、「KATSU!」の水谷香月が案外人気高かったな。あと完璧なヒロインということなら、浅倉南よりも「みゆき」の若松みゆきだと思うんだが。

「H2」だと英雄がどうも嫌われているんだよね。それに関してはひかりとの関係が影響しているのは明らかだが。
ひかりの幼馴染である上に主人公的立ち位置の比呂が恋愛の競争相手になっちゃったのがいけなかったのかね。彼は何も悪くないはずなんだが。

「H2」で英雄がちょっとダメに見えるのは、英雄の方がどんどん恋愛への自信を失っていくからじゃないかな。ひかりはずっと英雄の方を向いていたのに。
比呂と春華に比べれば自分の気持ちをちゃんと理解していたはずなのに難しいもんだ。

俺はひかりが英雄にイマイチ心を開いていないように思える。あのカップルが長く続くのはちょっと難しいんじゃないかね。

いや、ひかりの比呂に対する感情は家族に近いもんだし英雄に対するそれとは違うだろ。あと恋愛ってのは何でもオープンにすればいいもんじゃないし、英雄とひかりのカップルも普通に続いていくんじゃないか?

結局千川高校の甲子園決勝戦は描かれないで終わったけど、俺は決勝まで見たかったな……

おいおい、甲子園決勝に向かう途中で比呂か英雄のどっちかが交通事故にあったりしたらどうすんだよ!

H2において野球やその試合は重要な存在だし、甲子園での対決が目的の一つになっていたのは確かだけど甲子園の優勝はそこまで重要ではなかったのかもね。
野球漫画なのに甲子園優勝をそういった扱いにするのはちょっと不思議。

そういえば島本和彦はネタ混じりに作中で「あだち充は野球漫画を分かっていない」とやったそうだが、実際「タッチ」や「H2」は野球漫画の主流とはちょっと違うらしいね。野球よりも恋愛のカテゴリに入るんだとか。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的に「H2」の評価はかなり高いようです。
ただ、終わり方についてはいまいち納得いかないという意見も結構あるようですね。

「タッチ」は中国のテレビで放映されたアニメを見たというのが多いそうですが、「H2」はアニメよりも漫画をじっくり読みこんだというのが多いそうですし、物語についてもイロイロと考えることになるのかもしれません。

それと中国オタクの間では何やら橘英雄の人気がイマイチなようですが、これは中国オタク的には国見比呂に感情移入して読んでいたのが多かったってことなんでしょうかね。


とりあえず、こんな所で。

それにしても、本題とは関係ないのですが今年の横浜はどうしちゃったんでしょうかね。村田があんなに走るとか。
あと私はパ・リーグだと西武を応援しているのですが色んな意味で印象に残る選手の大沼がトレードで横浜に来て試合を引っかき回している(?)のを見ると何やら複雑な気分になってしまいます。まだ投げているのは嬉しいのですが……

例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「甲子園ってなんであんなに特別な扱いなの?」

中国オタク的「性別を男性だと勘違いしていた漫画家」

中国オタクの間では少年漫画系の作品の人気が高いのですが、「少年向け」ということで描いている漫画家の性別については
「基本的に男」
という認識が強いそうです。

先日中国のソッチ系の掲示板を巡回していた所、
「実は女性だったと知って驚いた漫画家」
についてのやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてを。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本は漫画が非常に多い所だから男女問わず漫画家が活躍しているけど、男性だと思っていた漫画家が実は女性だったなんてことも少なくないんじゃないかな?
私は「鋼の錬金術師」の荒川弘が女性の漫画家だということを連載終了まで知らなかった。みんなはそんなことってない?

荒川弘は私も男性だとずっと思っていた。
名前の「弘」を日本語では「ひろし」って読むんだとずっと思っていたけど実際は「ひろむ」って読むらしいね。日本人の名前で「ひろむ」は響き的に女性の名前になるそうだ。

あー……言われてみれば私は今まで作家の性別とか気にしたこと無かったな。とりあえず大事なのは作家の性別よりも作品の面白さだし。

名前だけでは判断できないことが多いな。正直「子」とか「美」とかいった明確に分かる字が入ってない限りどの漫画家も男の名前に思える。

「最遊記」の峰倉かずやも男性の名前だから昔は男性が描いているものだと思っていた。女性ファンの好みをよく分かっていると感心していたが、性別を知って納得。

自分が一番驚いたのは田辺イエロウかな。「結界師」の作風からして女だなんて思いもしなかった。
てか中国語での漢字表記が「田辺伊衛郎」になっていたから余計に男だと……

俺は今まで作者の性別に関して気にしたことはないし、別にどっちが描こうと関係ないでしょ。大事なのは面白い作品が描けるかどうかだし。

これって、声優がどうなのかと同じような話なのかもね。普段は気にしないけど、一旦気になり出したら前と同じではいられないという感じ。
演じている役や描いている作品と関係ないのは確かだけど、知識が入った以上どうしても影響が出る。

「荒川弘が出産していた」というニュースを聞いたとき私はスゴイおどろいた。
漫画家で出産?連載止まってなかったはずなのに?てかそもそも本人が出産?女だったの?とか私の脳内は大混乱した。

私が勘違いしていたのは「蟲師」の漆原友紀だね。いや、うるし原智志のイメージが有ったので同じような感じでてっきり男かと……

「金田一少年の事件簿」の何かの宣伝の時だったと思うけど、その時に出た関係者の写真のなかでさとうふみやが紹介されて、そこではじめて女性だと知った。
私も私の知り合いも全員さとうふみやは男性だと思っていたからホント驚愕したよ。

さとうふみやは私も驚いた。探偵で推理系の話を書く作家って男だとばっかり……いや、いないわけじゃないというのは理解しているんだが、「金田一少年の事件簿」は女性っぽさを感じなかったんだよね。キャラの関係とか。

もしかしたら「金田一少年の事件簿」は原作者がついているからってのもあるのかも。もちろん男女関係ない作風の漫画家だってだけなのかもしれんが。

俺が驚いたのは「荒川アンダー ザ ブリッジ」の中村光かな。少年漫画系でしかもギャグ系のマンガをバンバンかける女性漫画家がいるとは想像もしなかった。

逆に竹本泉が男だと知ったときはちょっとショックだった……いや、作品そのものが変わるわけじゃないんだが、その……

女性漫画家だって言われてみると納得する作品も一応あるんだけどね。人物関係がなんか「腐」っぽいという感じが……
ただ荒川弘「鋼の錬金術師」とかはBLも人気だけど作中はスゴイ熱血していて、女性が描いているというのは全く分からなかった。

「D.Gray-man」の星野桂は女性だと知って逆に納得したかな。早く休載から復活してくれるといいんだが……

そういや私が荒川弘を女性だと気付いたのは中国語翻訳されたニュースで「她」とされていたことからだね。最初はニュースの誤字だと思っていたんだが、気になって調べてみてニュースの表現が間違いでないことが分かった。

(訳注:「她」は中国語の女性三人称代名詞です)

中国のファンの間では荒川弘のことを「牛媽」と呼んでたりするから、そこから荒川弘の性別を知ったのも少なくないんじゃないかな?
(訳注:「媽」はおかあさんやおばさんといった意味があるので「牛媽」は牛おばさんといった所でしょうか)

作者の性別なんて気にしたこと無かったけど、実際知ってしまうと作品への見方が変わってくる。あと怖いのは自分の中で作品への不満を性別に置き換えてしまう可能性が出てくることかな。
日本では表に出てないだけで少年漫画描いている女性漫画家や少女漫画描いている男性漫画家とか結構いそうだ。

ウチの国の同人作家も女性が多いし男性向け描いているのも多い。漫画家の性別に関しては少年漫画や少女漫画といったジャンルはそこまで関係ないのかもな。



とまぁ、こんな感じで。
「鋼の錬金術師」や「金田一少年の事件簿」など、中国でも大人気になった作品が実は女性漫画家によって描かれていたというのに驚いたことがあるののが結構いるようですね。


中国オタクの間で日本のアニメや漫画が大人気とはいっても、まず作品ありきな話ですし作家まで意識されることは日本に比べると少ないようです。
またそういったことから中国オタク内で人気の少年漫画系の作品についてももなんとなく男の漫画家が描いているというイメージが固まっているのだとか。

そしてそんな認識の中で
「実は女性漫画家」
ということを知ったりするわけですから、その驚きは日本の読者よりも大きくなるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

日本語の「さん」って呼び方は良いと思う中国オタク

中国オタクと日本語についてはイロイロなことがあるようですが、ありがたいことにそれについて
「中国オタクは日本語の一人称の多さや関西弁などに苦労しているという話を聞きますが、敬称についてはどうなんでしょうか?」
という質問をいただいております。

中国語では日常的な関係の場合、相手の名前を呼ぶときは基本的にそのまま名前だけで呼びます。日本語で「誰々さん」や「誰々くん」と呼ぶような状況でも、「誰々」とだけ呼ぶわけですね。

ただ、もちろん中国語でもそれほど親しくない相手や仕事上の付き合いの相手などの場合は敬称や役職つきで相手を呼んだりします。
比較的広い範囲で用いることができる上に多く使われるのは「先生」と「女士」でしょうか。英語の「Mr.」「Ms.」と似たような感じです。

日頃私が巡回している中国のソッチ系の掲示板でその辺の認識や反応などを調べてみましたので、今回はその辺について少々やらせていただきます。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳になります。


日本語の敬称ってちょっとめんどくさくないか?
日常的に使うなら「さん」をつけておけばいいんだろうけど、アニメや漫画では呼び方でキャラ付けされてたりもするからたまに混乱する。

「ちゃん」なんかはわりとキャラ付け的なところもあるから理解するのも楽だよね。
中国語でが一応ネタ的に音訳した「醤」をつけることもあるし。

(訳注:「醤」の中国語発音は「jiang」になります)

敬称じゃないけど「あずにゃん」を「梓喵」と訳したのはかなりうまいやり方だと思う。
(訳注:「喵」は中国語の猫の鳴き声で発音は「miao」になります)

日本だとそれほど親しくない場合の呼び捨ては失礼になるらしいね。
また友人同士でも年齢差が有れば「さん」をつけて呼んだ方が安全だって聞いたことがある。

アニメや漫画のなかで日本の学校は上下関係が厳しく、上の学年の人間には必ず「先輩」と呼び尊重しなければならないというのを知ったとき、日本の学校はなんてめんどくさい所なんだろうと思った。
ただ、よく考えてみたら中国の学校では学年間の交流なんてほとんど存在しないのに気づいた。そして、そもそもそんな問題に出会う機会すらないということにも気づいてちょっとガッカリしたことがあるなぁ。
頼りになる年上の先輩というのには今でもちょっと憧れている。

そういえば日本語の「君」というのをそのまま中国語の「君」と訳すのは実はちょっと違うんだよね。日本語の「君」って口語でも使うけど、中国語だと文章みたいな感じになる。

漢字が同じだからって、意味や語感まで完全に同じってわけじゃないからな。安易な訳は失敗する。昔「キャプテン翼」で全部のキャラが「君」で呼ばれているバージョンの翻訳があったが、かなりカオスなことになってた……試合の緊張した空気がおかしな感じになってしまっていた。

日本語の一人称はめんどくさいけど、敬称はそこまで気にしないで良いと思うよ。とりあえず上下関係を把握しておけば間違いないし。

てか中国語でも敬称は結構めんどくさいときあるぞ。
名前で男性か女性か判断し難い場合、電話で担当者を呼び出してもらうときやメールのあて名とかで「先生」と「女士」のどっちを使うかで迷うことって少なくないぞ。

最近よく感じるようになったんだが、日本語の「さん」っていいよね。
男女どちらにも使えるし、日常生活から仕事まで全てカバーできるからとても便利。
ウチの国の人間の名前って男女の区別ができない人結構いるから、そういうときに「さん」みたいなのがあれば便利だと思ってしまうよ。

相手に肩書きがついてればそれでOKだけど、それが無いと姓+肩書きという呼び方できないから難しいよね。普通にフルネームで呼ぶと失礼に思えるし。
日本人は「さん」という最終手段があるからこういう苦労をしないんだろうなぁ……

最近ウチの国では「老師」が使い易いと思う。男性女性どっちでもOKだし、言われた方も悪い気はしないし。

(訳注:中国語の「老師」は日本語で「先生」の意味になります)

中国語の「老師」って学校や教育関係者ならともかく一般にはそこまで使われていないんじゃないか?
あと日本語の「先生」も男性女性の区別が無いから、「さん」に比べると用途の範囲は狭いけど使い易いね。中国語の「老師」と同じような教師的な立ち位置の人や、文化活動をやっている人全般に男性女性関係なく尊称として使えるのが楽。

私も最近は初対面の人やフルネーム呼ぶのはちょっとマズイと思う相手には「老師」って使ってるな。嫌味にならないから空気が悪くならない。「師傅」も使えるけどあっちは技術者の意味が混じるから、「老師」の方が相手も気分良いよね。

初対面だと名前だけで呼ぶわけにはいかないことが多いからめんどくさいよね。
役職が分かっていればそれ使えばいいけど、こっちで把握している役職と現在の役職が違ったりすることもあるしなぁ。敬称にしても「先生」と「女士」で最低限男女は判断しないといけないし。

とりあえずエライ方の役職や立場を想定して言っておけば問題ないんじゃね?「経理」とか。

(訳注:中国語の「経理」は日本語の支配人や経営者といった意味になります)

俺は下っ端だから連絡相手も現場の人間かせいぜいその上ってのが多いから、あんまり上の呼び方をすると混乱するわ。
小売り業者相手ならまあいいかもしれんが、企業の人間相手だとイイカゲンな呼び方はできんよ。

伝統的な「同志」とかどう?

昔は「同志」で全て良かったらしいけど、ウチの国が資本主義路線を走り出してからは違ってきている。

てか「同志」は今だとゲイの意味があるからうかつには使えん!

なんかもう、最近の中国語と社会の変化が大きくて疲れる……
普通に相手を尊重しようと「您」を使って話しても相手によっては皮肉に思われるし、「同志」はゲイになってるし!

(訳注:「您」は中国語の基本的な二人称の「你」の敬称バージョンです)

仕事の関係とかめんどくさいよね。呼び方も増えているしそれによるめんどくさい摩擦も出ているような気がする。俺の周りは工程師(エンジニア)が多いから「工」をつけて呼ぶことが多いけど、その人の姓によってはへんな意味が出てくるからなぁ

日本の「さん」は非常に使える敬称だというのは認めざるを得ない。男性女性、クラスメートや友人などに上下関係や老若関係なく使え、更には相手へある程度の敬意まで示せる。
正直ちょっと年上の人とか女性でそこまで親しくない相手とか、どう呼べばいいか迷うときが少なくないよ。「哥」や「姐」で呼ぶほど親しくないときとか結構困る。

(訳注:中国語の「哥」と「姐」は同年輩から少し年上の人相手に使われることが多い呼び方で、日本語では「〜〜兄さん」「〜〜姉さん」というのが近いでしょうか)

中国では普通の関係では敬称つけたりしないし、日本語の敬称込での呼び方はめんどくさいと私は思っていたんだけど、最近ちょっと考え方が変わってきた。「さん」を含む日本語のやりとりは、ある方面においては中国よりも便利に思える。
現在の中国では初対面や上下関係のある状態でのやりとりでは「さん」ほど汎用性のある失礼にならない呼び方ってないよね。最低限男女は判別しないといけないし。

中国も昔は「字」(あざな)があって、それが礼儀の上で活用されていたんだが今はもう使われなくなってしまったからな。
中国語には日本語の「さん」にあたる言葉が無いということがたまに恨めしく思えたりする。



とまぁ、こんな感じで。
何やら敬称に関しては中国オタクの面々も苦労しているようです。
そしてそういったことからか、日本語の「さん」という敬称の使い勝手の良さに感心しているような所も見受けられました。

それにして言葉の意味や社会関係が変化してきたことにより、中国語の敬称や呼び方の使われ方も変わってきているようですね。
特に「同志」などは昔の中国では非常に安全な呼び方だったのが、今では裏の意味を持ってしまって使い難くなるなどというのは昔は想像もしなかったことでしょうし。

またそんな昔とは違う状況になってきているということで、「さん」などの日本の敬称についてイロイロと考えてみるような中国オタクが出たりもしているのでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。



狼と香辛料から始まる一人称の問題

中国オタク「ゲームのOPの最高傑作はTOD」

ゲームのOPはゲーム性に直接関係することは少ないですが、
「ゲームに入っていく」
という意味では大事な存在かと思います。

そんなゲームのOPですが、中国オタクのゲーマー層にとっては主に日本のゲームなどでOPが印象に残っている作品も少なくないようです。

先日中国のソッチ系の掲示板でその辺についてのやり取りを見かけたので、今回はそれについて一つやらせていただきます。
それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近は3Dが主流だし、JRPGも元気が無いから2DアニメのOPが少なくて残念だが、昔はイロイロと良い2DアニメのOPがあったと思うんだ。みんなはどんなのが好きだった?
俺はやはりテイルズシリーズが良いと思う。特に「テイルズ オブ デスティニー」。ゲームのOPの最高傑作はTODだと今でも思っている。

昔は日本語が分からなくてゲームの内容がイマイチ理解できなくても、OPだけですげぇワクワクしたな……

私もTODが素晴らしいというのには同意。
「テイルズ オブ デスティニー」のOPは1も2もいまだに色褪せない。

TODは1も2もOPアニメがいいよね。歌もあっているし。ホントに数えきれないくらい繰り返し見たよ。

OPなら「サクラ大戦」もすごかったね。あの主題歌もイラストも衝撃的だった。
当時はそこら中の海賊版ゲーム屋がサクラ大戦の絵を使うようになったりしてたなぁ。

「サクラ大戦」だと3のOPの出来が特にスゴかったかな。1と2は歌は非常に良かったんだけどアニメの画質についてはサターンの限界があったし。

最近の作品だと「ペルソナ4」が良かったかな?

うーむ、真っ先に思いついたのは「ToHeart2」かな。ギャルゲーのOPが「一枚絵が続く幻灯アニメ」ではないちゃんとしたアニメだとテンション上がる。

TODは歌の雰囲気もアニメとあっているよね。ただ、私も日本語を勉強してから気づいたんだが、実は歌詞の内容自体は後ろ向きな失恋の歌だったりする。
歌詞までゲームの内容に合っていて良いOPというなら「テイルズ オブ ジアビス」かな。TOAの主題歌は主人公のストーリーそのもの。

私はゲームとしては「ワイルドアームズ セカンドイグニッション」の方がTODより上だと思っているけど、OPに限っていえばTODの方が上だと認めざるを得ないかな。WA2も十分良いOPなんだけどね。

クオリティ的にはちょっと劣ったけど「クロノ・トリガー」のPS版でOPアニメがついてくれたのは嬉しかった。

OPアニメのクオリティは高ければ高いほど良いんだけど、ゲーム本編との差が大きいとそれはそれでキツイものがあるよな。

ゲーム本編との差が無くて、しかも良いOPということなら「幻想水滸伝」とかかな。
私は1〜3のOPが好き。1や2は止め画で表現したり、エフェクトを使うようなわりと単純なものなんだがゲーム音楽と世界観描写の雰囲気が非常に良い。3で一気にアニメのクオリティ上がったしそっちも嫌いじゃないけど、私は2の方がワクワクしたなぁ。

俺は幻想水滸伝3のOPが良いアニメになって嬉しかったね。あのシリーズはもう出ないのだろうか。

ゲームが盛り上がるOPということなら「NAMCO x CAPCOM」だろう。あれは見てるとテンション上がるよ。やっぱヒーローの共闘はいいよな!
それにしても、続編出てほしい……やはり版権問題が難しいんだろうか。

新海誠制作のゲームOPアニメ良いよ。個人的には「イースIIエターナル」がおすすめ。

テイルズだと最高なのはやはりTODかな。最近の「テイルズ オブ ヴェスペリア」はなんか絵が崩れ気味に思えたし微妙だったね。
初めてTODのOPを見たときのような衝撃はスゴイものだった。あんなに震えた体験はそれ以降無い。

衝撃的というなら「センチメンタルグラフティ」だろ。どっちの方向性なのかよく分からないが、スゴイのは確かだ。

私が印象的なのは「QUOVADIS 2〜惑星強襲オヴァン・レイ〜」かな。ロボありのアニメだと一番良かった。

ゲームを手に入れたけどイマイチ面白くない、でもOPアニメは良かったって作品結構あったよね。俺はそういう作品はたまに起動してOPだけ見たりとかしてた。

PS改造ツールの動画ファイル再生機能はありがたかったね。
当時のPCの性能ではPSの動画を吸い出すのはかなり大変だったし、HDの容量も少なかったから。

テイルズシリーズはなんだかんだで各作品とそのOPに思い入れがあるファンがついているよね。ゲーム自体の面白さが重要だというのは理解できるけど、良質なOPも作り続けて欲しいというのが私の正直な気持ち。

ウチの国でのテイルズシリーズの人気、特にTODの人気の高さは間違いなくOPの影響がでかい。日本ではTOD2とかストーリーが悪いせいで評価もあまりよくないが、こっちだとそういうのあんまり影響しないし。
TOD2のOPによって作品に好感を抱いたヤツはきっとかなりいる。俺も含めて!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクのゲーマー層はPS&SS〜PS2辺りで一気に育ったという背景があるので、その辺りの時代での名作が印象に残っているのが結構いるようですね。

なかでも「テイルズ オブ デスティニー」のOPアニメは印象深いようです。


そういえば、私が北京にいたころの話ですが、一時期北京のゲーム街ではTODのOPがそこら中で流れていたりしましたね、
また中国オタクの間でもDEENの人気がわりと高く、「夢であるように」を歌える人間が結構いるのですが、恐らくそれもTODの影響なんでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国人は如何にして日本語のRPGを遊ぶか

中国オタク「日本でウィルスが萌え化……それならウチの国だってあるぜ!」

日本のオタク分野で行われる萌え化や萌え擬人化については想像の斜め上を行くものが少なくありませんが、先日ついにコンピューターウィルスの萌え擬人化まで現れたそうです。


このウィルス萌え本「カワイイセキュリティ」の内容についてはアキバblogさんの記事などをご参照ください。

コンピューターウイルス萌え擬人化 カワイイセキュリティ 「なんてエロゲ」 (アキバBlog)


中国オタクの面々は日本の萌え擬人化ネタにアンテナを向けているのが少なくないようで、この本についての情報も伝わっているようです。
ただ、今回は中国オタクにとって非常に身近(?)なコンピューターウィルスがネタということで、いつもの萌え擬人化とはちょっと違った反応も見受けられました。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本でコンピューターウィルス萌え本が出たらしいぞ。1980年から現代に至るまでの有名なウィルスを開設しているらしい。あと日本でよく使われているセキュリティソフトも萌え化したらしい。

ウィルスなんてまたなんでそんなヤバイものを……!!
こんなもんまで萌えにするなんて、いったい何考えてるんだ!?

日本は何でも萌えにするというのは変わっていなようだな……
それにしてもこういう企画やるとPCのウィルス駆除がやりにくくなったりしないのだろうか?

いや、これはきっとウィルス被害の精神的ダメージを軽減するためだろう。日本には二次元の萌えキャラにならやられても我慢できるとかいうオタクが多いのではないかと。

そうか、俺のPCにはこういう女の子達が住んでると思えばいいのか!

また西又葵が表紙?量産できるからこういう企画には強い作家なんだろうか?

OSアイドルWinちゃんやOS娘の宿敵がついに萌え化か……!
百合ネタはまだですか?

こういう話を聞くと日本は何でも萌え化できるというのを実感するが、よく考えてみればウィルスやセキュリティソフトならばウチの国でも既にあるな!
QQと360の戦いの時には萌え化がたくさん出たし、お祈りパンダのウィルスがずっと前に大流行しちゃったし……

ウィルスを萌え化?
ウチの国ではとっくの昔にお祈りパンダが蔓延している!
日本は反応遅すぎるぜ!

そうか、お祈りパンダは萌えウィルスの一種か!
擬人化ではないが、この分野では日本より先を行っていたという見方もできるのではないだろうか。

ウチの国だとPCのウィルスは非常に身近だからな。
この手の話題に関しては日本人よりよほど実感しているはずだ!

おお、ウチの国で毎月26日のPC稼働率を激減させたあのチェルノブイリウィルスなんかも萌え化されているのか!これは見てみたい。

お祈りパンダは収録されていないっぽいね。もし萌え擬人化になったらパンダ+ロリキャラみたいな感じになったんだろうか。

コードレッドはあるのか。画像は紹介されていないが、たぶんチャイナドレスのキャラになってるんじゃないかな?
気になるから注文しようかな……

セキュリティソフトも萌え化されているみたいだが、その分野なら既に我が国にもある!

厳密に考えるとお祈りパンダはウィルスに萌えを感じられる絵がついていただけであって、ウィルスというデータに萌えを感じようってのとはちょっと違うんだよね。
正直コンピューターウィルスなんて危険なものに対して好感や萌えの感情を抱くなんて考えられん。ホント、あの島国の人間の思考はどうなっているんだろう……

まったく日本人とは恐ろしい。コンピューターウィルスなんて凶悪なものまで萌えにするなんて……
こういうのを見ると実はあの国が一番凶悪なんじゃないかと思ってしまう。

日本は暴力を萌えにしてしまうからなぁ……あの対応はホントにスゴイと思うよ。
俺はPCにダメージくらった経験が何度かあるから、ウィルスなんて迷惑というか恐ろしいものでしかなかったから萌えにするなんて想像もできない。

日本がパニックに強いのはそういった形で恐怖やプレッシャーを抽象化したり記号化したりして感情を処理しているからなのかもね。日本は古代から災害などの負の存在を神の一種として扱うという文化があったそうだし。
この間の大地震による原発事故の放射性物質漏れをうんちの話にして説明しまうとか、ウチの国ではまず有り得ないが、実は悪くない対応なのかもしれん。

PCがウィルス感染するのは困るが、萌えが感染するということなら悪くないのかも。

それにしても、日本でまだ萌えになってないものって何があるんだろう……
あの国が萌えにできないものはあるのだろうか……



とまぁ、こんな感じで。
海賊版PCソフトの使用が当たり前になっている中国ではコンピューターウィルスの被害は身近なものですし、そういったものに「萌え」を感じるというのはちょっとありえないと思ってしまうようです。

ただ、中国はウィルス関係の話題も多い国ですから
「ウィルスならこっちが本場だ!」
とばかりに何やら盛り上がっているような雰囲気もありましたね。

上の発言にも出ている「お祈りパンダ」は中国で大流行したウィルスで、感染するとPCのアイコンが「線香を持ったパンダ」の絵になってしまいます。そのアイコンがアニメ調だったことから、ウィルスの萌え擬人化というものについてちょっと関連を見出したりもしているようです。
お祈りパンダについては以下のニュースなどもご参照ください。

お祈りパンダに要注意――McAfeeがウイルス警告 (ITmedia)

「お祈りパンダ」ウイルス、中国で猛威をふるう (CNET Japan)


またセキュリティソフトの萌え化については、当ブログでも以前の記事で紹介させていただいておりますので、そちらもご参照ください。
中国でQQと360の戦い激化、一部萌え化


現在の中国ではPCが仕事や娯楽なども含む社会全般の活動において極めて重要な存在になっています。中国オタクにしても、PCが使えなくなったらそのオタク関係の活動のほとんどが停止してしまうと言っても過言ではありません。
そういったことから、コンピューターウィルスの恐ろしさやその被害についての認識は日本よりも強いように思えます。またそれだけに、コンピューターウィルスを萌え化してしまうというのは中国オタクにとっても想像の斜め上な所があるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国でQQと360の戦い激化、一部萌え化

シュタインズ・ゲート第1話に戸惑う中国オタク

今期の新作アニメもぼちぼちと始まっている今日この頃ですが、ありがたいことに
「中国オタクのシュタインズ・ゲートへの反応はどうなのか?」
という質問をいただいております。そんな訳で、今回はそれについてやらせていただきます。

「シュタインズ・ゲート」

は中国オタクの間でも原作のゲームが「日本で名作と言われているらしい」というのは知られているようですが、その内容に関してはあまり伝わっていない状況が続いていました。

一応中国オタクの中にも原作ゲームに手を出してハマってしまったのがいないわけではないようですし、私も中国のソッチ系の掲示板で何度か布教活動が行われているのを見たこともあります。
しかし、ネタバレをせずに良さを伝えるのが難しいゲームですし、
パッと見で分かる作品についての情報が
「主人公が重度の中二病」
「登場人物はオタクばかり」
「2ちゃんねる関係をはじめとするネットスラングが頻出」
ということで印象も良くなかったようで今に至るまでイマイチな扱いが続いていました。

しかしそれだけに、今回のアニメ化では
「日本における高い評価の理由が分かるのではないか?」
ということで、ちょっとした注目が集まっていたようですし、中国のソッチ系の掲示板でも作品の感想をイロイロと見かけることが出来ました。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で評判が高い名作のアニメ化ということだから期待していたけど、なにこれ?全然意味が分かんないんだけど。

SF系で時間を超えるとかそういう話なんじゃないの?
牧瀬紅莉栖の発言で俺もそれが分かった。メール送ると時間が戻るってところなんだろうな。

おい!ネタバレやらヘンな考察すんなよ。この手の作品はそういうのが痛いんだから。

原作半分くらいやった俺の印象だと、再現度はわりと高いと思うよ。

とりあえず、タイムトラベルモノで確定か。歴史を変えるか戻すかが今後の展開になるのかな?
あと岡部倫太郎の発言は全部中二病ってことでいいのかね?何か後に影響するようなことあるのかな?

俺も一応ゲームの方はちょっとやったんだが、このアニメダメじゃね?ヘンな言葉や行動が続くだけだし、ロジックもなんか意味不明。OPもEDもイマイチだし。

なんか、聞いていた話から想像していたのに比べるとひどく差がある内容だった……この後もこんな盛り上がらない展開がずっと続いていくの?

俺はゲームについては全く知らないが、第1話でこれじゃあ続きを追っかける気にはならんよ。なんか原作ゲームを遊んだ人間からはモノスゴイ評価が高いから期待してたのに。

あー……まぁ、ゲームの方も最初はこんな感じでグダグダなんだよね。ただ大転換する所がいずれ来るんで、もうちょっと見る価値はあるんじゃないかと思う。

俺はゲームの方は第3章まで遊んだけど投げた。主人公のキャラに耐えられなかった。アニメもその辺全く変わってないみたいだから見てられん。

おーい、第3章ってまだ超展開になる前じゃないか……もったいないぞ……
ただアニメは岡部倫太郎の視点ではなく第三者的視点になっているからゲームほど没入感はないかな。
後の展開もゲームほどの衝撃は無いかもしれんなぁ。

意味が分からん。面白くない。
見終わった後に残っている印象が人面アルパカだけってのはどうなんだ……

第1話見てよく分からないのは正常。でも第1話の描写はほとんどが後々意味を持つようになるよ。ただすぐに影響するものでもないし、ちゃんと関連付けた説明があるからそんなに気にしないでもいい。
それと一つだけ言わせてもらおう、絶対にネタバレは見るなよ!
ゲームを遊んでいない人間はこの作品を何も知らずに最初から楽しめるというスバラシイ状態にあるんだからな!

あー……私もゲームの途中で理解できない所があったから中国語翻訳で紹介している所を探したら、後の展開まで知ってしまい非常に後悔したね。
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗したあたしは失敗した。

OPはゲームの方が良かったかな。ただOPが終わったらゲームの最初と同じ構図になったのは嬉しかった。

正直言って、何がテーマなのか分からん……第1話はオタクな男が騒いでいるという印象しかない。

私は「シュタインズ・ゲート」のゲームは途中で投げ出してしまったから、アニメの方に期待かな。一応おっかける。

主人公は中二と聞いていたけど、ちょっと中二キャラとは違わない?
中二キャラって上条当麻や八神和麻みたいに自分の論理を相手に強制したり、世界を自分中心に動かそうとするというタイプだと思っていたんだが。

うーん、主人公とデブが喋っている言葉が分かり難い……中国語のファンサブ字幕では普通の意味になってるけどあれでいいのだろうか?

岡部達がしゃべっているのは2ちゃんねるの用語だな。ウチの国のネット用語みたいなもん。耳で聴くのはかなり難しいから、とりあえずは流しておけばいいと思う。

おおい、デブの声優は関智一かよ!
あんなキャラもできるのか……!

なんか独特な単語が多くて難しいな……俺の日本語レベルだと作品の内容に関わる単語と、日本のオタクで一般的な単語や言い回しの区別がつかないのでキツイ。作品関係の用語調べるとネタバレ踏みそうだし……

なんか霧の中にいるような気分になる話だな……これホントに面白くなるの?

俺も正直何とも言えない感じだなぁ。主人公が中二病とかは理解できるが、他はどうにも。花澤香菜出てなけりゃ投げてる。

アニメの第1話って視聴者を引き付けるために色んなことをやるんだが、この作品は全く違うやり方で来てるからゲーム知らないと厳しいかもな。ゲームだったら一気に進められるんだがアニメだとそうもいかないし。
ただ、ストーリーを知っている人間にとってこのアニメ第1話は非常に納得のできるものだったとは言える。

確かに1話は何も知らないと微妙に思えるかもしれないが、「Ever17」とか を楽しめたりした経験があるならもうちょっと続けて見る価値はあるぞ!考えてみろ、「Ever17」も最初の導入部分は微妙だったじゃないか。
5bp.はKIDの流れにある会社だし「シュタインズ・ゲート」もナイスな驚きを提供してくれるはずだぜ。



とまぁ、こんな感じで。
ゲームの内容に関する知識が無い中国オタクにとっては、第1話を見た段階ではイマイチ面白さが分からないといった感じでした。

またそれに対して、ゲームにハマった層が
「もうちょっと待って。面白くなるから!」
という布教活動(?)というか引き止めを行っていたりするようです。

それから本筋について以外には、作中に出てくる2ちゃんねる用語は文字で見るのではなく音で聴く形になるのでちょっと難しいなんて反応もありました。


それにしても「シュタインズ・ゲート」の中国における知られ方を見ると、やはり一般のアドベンチャーゲームは中国語化されないと人気が出難いという傾向があるように思えます。

中国オタクのゲーマー層の間では、KID系の作品であるメモリーズオフシリーズやinfinityシリーズの人気が高いのですが、そのどちらも中国語版が出ています。
いくら中国オタクにツワモノが多いとはいっても、やはり日本語アドベンチャーゲームのハードルはちょっと高いのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「甲子園ってなんであんなに特別な扱いなの?」

先日終わった春の甲子園や、ゴタゴタしたプロ野球も開幕が近づいてくるなど、なんだかんだで野球が楽しみな今日この頃です。
あとは横浜ベイスターズに関してもうちょっと良いニュースがあれば言うことは無いのですが……

それはそうと、ありがたいことに野球関係についての質問を幾つかいただいております。
そんな訳で何か野球関係のネタはないかと見て回っていた所、甲子園に関してのやり取りを中国のソッチ系の掲示板で見かけましたので、今回はそれについてちょっとばかりやらせていただきます。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画を見ていて感じるんだが、甲子園ってなんであんなに特別な扱いなの?
野球を題材にした作品の多くは県の大会を勝ち上がって、甲子園に出場して栄誉を勝ち取るってストーリーだけど、甲子園出場が作品における目標になっていて他の学校スポーツ作品とはちょっと位置が違うように思えるんだが。

スラムダンクでも全国大会出場が目標になってはいるけど、甲子園が目標の野球漫画とはなんか違うんだよね。確かにあれは不思議。
甲子園出場って予選に勝っただけのはずなのに、なんであんなに栄誉に思われてるんだろう?

甲子園ってウチの国で卓球やってる人間が全国大会に出るとか考えればいいのかな?

考えてみれば最初から甲子園でチーム同士が潰しあいみたいな作品ないな。まず甲子園に出るための活動というのがほとんど。

日本では甲子園は特別だという話を聞いたことがある。考えてみれば浅倉南を甲子園に連れて行くというだけでかなりスゴイ告白という扱いになっているしなぁ。

なんか甲子園の話になるといつの間にかあだち充の話になるよな−

まぁ、ウチの国の人間の野球のイメージって「タッチ」が大きいからな。甲子園に対してのイメージが日本の社会の一般的な感覚とはちょっと違うのかもしれない。
あと最近だと「おおきく振りかぶって」や「ROOKIES」から野球と甲子園を知るってのも少なくないみたいだね。

甲子園予選がストーリーの中心になるっていうのは話を作り易いからじゃないか?
甲子園に出ちゃったらもう試合の話しかなくなるけど、予選なら学校やその地方の関係での交流やイベントを描写できるわけだし。

日本は小さいっつっても人口は1億いるし、野球は日本でもトップクラスの人気なわけだからそりゃ競争も激しいし、特別扱いにもなるだろ。県の代表になるのもそりゃ大変だ。日本の学校って野球部が盛んな所は部員が100人超えているのは珍しくないらしい……
ウチの国で例えれば卓球の選手が国家レベルの大会に参加するにはどれくらい大変かとかそういうレベルなんじゃないか。

最近、高校野球漫画は日本で育った経験がないと理解するのが難しいんじゃないかと思うようになってきた。日本では一般の人間でも子供の頃から甲子園の存在を知っていて、しかも学校には野球部があるような生活をしているから甲子園にも燃えるものがあるんだろう。
ウチの国だと一般の人間は自分が選抜されて試合に出るなんて考えない。ウチの国では一般庶民にとっては運動は選ばれた「スター」がやるもんだという距離のある認識になっているから、日本の部活動の大会やその中で最大級のものである甲子園の感覚は分からないんじゃないかな……

日本で甲子園出場が特別なのは、その規模の大きさだね。
4000校以上がまず地方予選を戦って49の代表を選ぶんだからそりゃ出場するだけでもスゴイ光栄なことになるよ。

うーん……例えとして合っているかどうかわからないけど、甲子園出場って俺達が大学受験で有名な学校に合格するようなもんなのかな?
俺達の多くは大学入学を目標に戦ってきたわけだし、学校に合格したらそれだけで非常な栄誉となるわけだし。

日本の甲子園はホントに特別なんだろうな。
以前動画サイトで見たんだが、負けたチームはどこも泣きながら甲子園の土を袋に入れて持って帰っていたよ。甲子園に出場する選手は誰もが非常に強い思いを抱いているんだろうね。

漫画の構成から考えてみると、甲子園って数試合で優勝までいっちゃうし、毎回違う相手、しかも野球だからかなり多数の人間を出して消さないといけないから作りにくいんじゃないの?
「スラムダンク」の全国大会とか2試合で終わっているけど、野球で甲子園だったらもっと大変なことになりかねん。

さすがに全部細かく設定して描写する必要ないだろ。あと甲子園の大会は毎年あるから続きなんてどうとでもなるだろ。
てか一応甲子園までの過程ではなく、甲子園での試合がメインな作品もあるんじゃないか?
「H2」とかは甲子園連覇が後半の目標になってなかったっけ。

「H2」の目標になっていた連覇は春と夏の甲子園連覇だな。春の甲子園は地方大会の成績や甲子園の成績で選抜されるが、夏は完全にトーナメントでの戦い。あと夏の連覇は選手の入れ替わりが大きくなる上に試合も多く勝ちあがるのが難しいから春夏連覇よりも更に難しい。

4000チーム以上が最終的に49チームになるんだから甲子園は残酷だよね。ただそれだけに、甲子園に出場するっていうのはスゴイ輝きを持つんだろう。

おお……日本の夏の甲子園出場ってそんなに難しかったのか。それが連覇となるともうトンデモナイことになるわけか。なんか話聞いてるだけで俺も燃えてきた!
なんか最近での燃えるエピソードとか無い?

ここ最近の熱いエピソードだと04〜06年かな。
北海道代表の駒大苫小牧が04、05年と夏大会を連覇し、3連覇を目指した06年も甲子園決勝まで進んだんだけどそこで早稲田実業のハンカチ王子斎藤佑樹の前に敗れたというのがある。
しかもその時は最初の試合では延長しても決着がつかず、再試合でやっと勝負がついた。ちなみにその試合で斉藤祐樹と投手戦をした駒大苫小牧の田中将大は今日本のプロ野球界のトップクラスのエースの一人になっている。
私はちょうどその頃から甲子園をチェックするようになったから、よく覚えているよ。
あと甲子園とは関係ないけど北京オリンピックの中国代表の台湾戦は熱かったね。延長12回に4点取られる大ピンチから逆転したのは本当に燃えた。

駒大苫小牧の他にもなんかなかったっけ?
確か年代的にもそう変わらない頃で、普通の学校が野球名門校を倒して優勝したとかいうのがあったと思うんだが……

たぶん07年夏優勝の佐賀北かな。野球部関係の背景がない公立高校なのに甲子園で優勝した。
甲子園に出てくる学校は漫画でよくあるように野球の特待生が入っていることが多いんだけど、佐賀北は本当に普通の学校で、野球名門校のような特別の設備なんかも無い。
その佐賀北が甲子園において引き分け再試合や延長戦などギリギリの戦いを勝ち上がり、決勝戦では逆転満塁本塁打で勝利した。

甲子園ではピッチャーでもバッターでも活躍する選手が出てくるのが印象的。
プロになったら選手のレベルが上昇するので両方やるのは不可能に近いらしいが、ああいった活躍は見ていて面白い。

日本やアメリカの体育って全員が参加できるから、大会も非常に激烈なものになってるよね。
実現することはないだろうけど、もしウチの国で同じようなことをやったら省の代表になるのがどれだけ難しいか……
そりゃ甲子園出場が目標になるわけだ。



とまぁ、こんな感じで。
甲子園のイメージについてはピンとこないのも多いようですが、なかには甲子園をチェックしているようなツワモノもいることはいるみたいですね。
最近は甲子園の試合がネットで視聴できますしデータについてもネットで調べることがきますから、中国で甲子園に興味を持って楽しむというのも、それほど難しいことではなくなっているのかもしれませんね。

ちなみに、中国では「タッチ」を見て野球を知ったというのが結構多いそうです。

中国ではスラムダンクが社会現象になるほど大ブームになったのですが、その後テレビ側も二匹目のドジョウを狙ったのか日本のスポーツアニメをどんどん輸入した時期があります。
「タッチ」もその流れの中で放映されたそうです。さすがに「スラムダンク」ほどの人気は得られませんでしたが、野球が知られるきっかけにはなったそうです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的に日本の部活動は二次元世界の夢物語?

中国オタク的に「衝撃的だったストーリー展開」

現在放映未定となってしまっている「まどか☆マギカ」ですが、既に放映されている10話までだけでも非常に衝撃的なストーリーが続いていますよね。

この「まどか☆マギカ」のストーリー展開には中国オタクもかなり話題になっていたようですが、ありがたいことに
「まどか☆マギカのように中国オタクもストーリー展開に衝撃を受けた作品はどんなものがあるのでしょうか?」
という質問をいただきました。

そんな訳で、今回は中国のソッチ系の掲示板を巡回して見かけた
「中国オタク的に衝撃的だったストーリー展開の作品」
についての反応をちょっとばかり紹介させていただきます。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳になります。


「まどか☆マギカ」の第10話は非常に衝撃的だったし、多くの人間が盛り上がったよね。他になんかそういう「衝撃的だったストーリー展開」の作品ってない?

「エヴァ」の旧劇場版とかはスゴかったぞ。アスカが食われる所とか、もうね……
当時は悪夢にうなされたよ。

ストーリーじゃないけどエヴァはテレビ版の戦闘シーンを初めて見たときは驚いたな。あとストーリーでは最後の2話が衝撃的だった。あの時は何が起きたのか分からなかったなぁ。

エヴァは中国のテレビで放映されるときに内容に修正や改変が入ったけど、あとからその違いに気づいた時が一番衝撃的だったわ。

Zガンダムの最後。「大きな星が点いたり消えたりしている」って……
ただ、最近になって見返してみるとZガンダムは作中の空気がずっと緊張しているんだよね。カミーユの崩壊も話の方向から考えると十分アリだと思うようになった。

「ひぐらしのなく頃に」の展開は怖かったわ……
あの衝撃を味わってから自分のホラー系統の作品への見方が変わった。

「鋼の錬金術師」はキャラがどんどん死ぬし、厳しいシーンも多いから衝撃的かな。ただ全体を通してみるとどれも非常に意味のある要素だというのも分かるからスゴイ作品だよ。

「コードギアス」の「血染めのユフィ」の
「日本人を名乗る皆さん、お願いがあります。 死んでいただけないでしょうか?」
というセリフとその後の虐殺には驚いた。当時はこんな展開やっていいのかと呆然としてしまった。まさか日本のアニメでああいう描写が来るとは思わなかったし。

「コードギアス」は最後まで驚きの連続だったね。
R2のラストがあんなことになるなんて、見始めた当初は全く予想できなかった。

「まどか☆マギカ」と「コードギアス」は両方ともストーリーが驚きの連続だったけど、「まどか☆マギカ」の方はある程度予想通りの展開ではあるんだよね。
3話はさすがに分からなかったけど、10話で判明した内容はある程度みんな予想していたと思う。しかしストーリーの見せ方や細部の内容がこっちの予想を完全に上回っていた。本当に衝撃的だったよ。

最近の作品だと「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」とかも凄かったね。第二期はちゃんとやってくれるんだよな?

「天元突破グレンラガン」は兄貴が死んで第二部になったのにも驚いたし、シモン達が成長して第三部が始まったのにも驚いた。

「ルー=ガルー」の矢部祐子は突然な展開に思えたわ……

衝撃的なストーリー展開といえば個人的には「sola」かな。あとタイトルも含めて日本語を理解できてよかったとも思った。

ストーリーに関してはゲームの「Ever17」とかスゴイよ。缶を蹴ったのは誰かとかモノスゴイ考えてしまった。疑問に思ったことが次々と分かって、最後に収束するのは衝撃的だったね。

「Ever17」の展開は確かにすごかったね。てか、缶蹴ったの結局誰?
あと生体反応の数についてがいまだによく分からない。1になるのはBWの視点ってことでいいのかね?

個人的に「ever17」で最も驚いたのは鏡を見る所かな。プレイヤーの認識の錯誤まで利用してくるのはスゴイよ。

ロボットモノ作品を探していた時に見た「銀河帝国の滅亡・外伝 蒼き狼たちの伝説」は何かアレな方向で衝撃的だった。ロボとかの描写は良いんだけどストーリーはBL……なんであんな作品が作られたんだ?

「マブラヴ オルタネイティヴ」はああいう展開になるとは思わなかったわ……色んな意味で。

「ブラック・ラグーン」のヘンゼルとグレーテルの死亡シーン。気持ち悪さと爽快感と不条理さを感じてしまった。

「君が望む永遠」で、ヒロインが事故に遭った挙句、ドロドロの三角関係になるというのは想像もつかなかった。普通のギャルゲーっぽいハーレムか純愛モノを期待していたのに……!

衝撃的だったということですぐに思いつくのはやはり俺も「Ever17」かな。アレはネタバレしないで遊んで欲しい作品。てか、ネット見てるとネタバレ含んだ紹介を見かけるし、そのネタバレが微妙に間違っていたりすることもあるのでちょっとイライラしてしまう。

私は「ベルセルク」のストーリーが印象深い。鷹の団があんな形で終わるとは思いもしなかった。

私がイロイロとダメージを受けた作品は「School Days」だね。言葉さんは怖いです。

衝撃的ということで頭に浮かんだのはゲームの「ドラッグオンドラグーン」のエンディング。どれもこれもバッドエンドなんだが、その中でもEエンディングは他を超越している。あの終わり方を私は受け入れることが出来なかった。

「デスノート」の第一部の頭脳戦のところかな。「私はLです」と名乗る所なんかは本当にドキドキしたよ。

私は「オナニーマスター黒沢」を挙げよう。最初はネタ作品だと思っていたのに……!

「トライガン」のウルフウッド死亡シーン。なんとなく死ぬのは予想できたけど「まだ死にたくない」とあんなにカッコよく言うキャラは初めてだった。

「機動警察パトレイバー 2 the Movie」はそれまでに私が見ていたパトレイバーと空気が全く違って驚いた。いや、面白かったのは確かなんだけどね。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々もイロイロと衝撃やらトラウマやらを受けた作品があるようですね。

それから、アニメ以外ではゲームの「Ever17」を挙げているのが結構多く見受けられました。

実は「Ever17」はPCで中国語版が出ていまして、中国オタクのゲーマー層にとっては衝撃的なストーリーのソフトとして印象深いようです。
「Ever17」以外にもKID系のADVは中国語版がかなり出ており、infinityシリーズの他にもメモリーズオフシリーズなどが出ていますし、どちらも中国オタクから高い評価を受けていてコアなファンが多いそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタクが読む日本の小説(ラノベ以外)

このブログではライトノベルと中国オタクについてちょくちょく紹介させていただいていますが、ありがたいことに
「日本の小説は、ライトノベル以外ではどんな作品が読まれているのでしょうか?」
といった質問をいただきました。

最近はライトノベル原作のアニメも珍しいものではなくなってきていますし、正式に翻訳出版されるライトノベルの数も結構な量になってきています。漫画よりちょっと読み応えのある物を求めてライトノベルに手を出す中国オタクも結構いるようです。

またそんなラノベ読みの中国オタクは、中国の文学青年層(?)と微妙に重なるところもあるようで、ラノベ以外の日本の小説にも手を出しているのが少なくないようです。
先日私の巡回先でそういったことに関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺りを。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


私が日本の小説に本当にハマるきっかけになったのはライトノベルだけど、それ以前から日本の小説は読んでいたし心に残る面白い作品も少なくなかった。みんな非ラノベな日本の小説では誰の作品読んでる?
とりあえず私は川端康成の「伊豆の踊り子」とかが良かった。

すぐに思いついたのは東野圭吾かな。「悪意」や「白夜行」が面白かった。

俺は太宰治の「人間失格」に夢中になったね。あの作品はスゴイ。読んでいる時私はモノスゴイ没入感を覚えたよ。

日本語分かるなら川端康成は原著を読むといいよ。「伊豆の踊り子」はまだいいんだけど「雪国」は翻訳で読むと良さがあまり分からないと思う。私も中国語翻訳版で初めて読んだときはイマイチに思えたし。

夏目漱石の「吾輩は猫である」かな。考えてみればあれが私の動物萌えの最初の一歩だったのかな……

村上春樹の「ノルウェイの森」。高校の時にハマった。

俺、実は村上春樹は買ったけど読んでない……流行に踊らされてしまった。とりあえず非ラノベだと東野圭吾が好きかな。「白夜行」なんかの推理物が好きなんで。

うーん、パッと出てくるのは芥川龍之介かな。黒澤明の映画見た後に原作が気になって読んだ。

宮部みゆきかな。社会モノとしても推理モノとしても読めるのが面白い。
推理モノとしては他にも東野圭吾や西澤保彦なんかも好き。

ちょっと自分の本棚を調べたら、私は渡辺淳一を結構読んでるのが分かった。

私は「落窪物語」が結構印象に残ってる。アレの作者は10世紀頃の貴族ってのが通説らしいね。

星新一のショートストーリーは面白い。時々ふと読み返したくなるんだが、読みたい話がどこに収録されていたか分からなくなってることが多いので困ったりもする。

小林多喜二の「蟹工船」がなんか印象に残っているわ。

私はラノベ以外だと語文の教科書で川端康成を読んだくらいかな……当時結構面白く感じたのは覚えている。

(訳注:「語文」は中国の学校の「国語」にあたる教科です)

あー……私も推理モノ好きではあるけど小説よりもアニメや漫画だなぁ……江戸川乱歩とかをちょっと読んだくらいでしかない……

最近読んだのでは万城目学が面白かった。

あえてあげるなら太宰治と東野圭吾。
太宰治の「人間失格」はもちろん名作だが、私は「東京八景」とかも好き。
私の読んでいる日本の小説はラノベ以外だとだいたいが本格推理系の小説だね。

今ではラノベばかりな俺も、昔は日本の推理小説にハマってた。古い作品だと松本清張や江戸川乱歩、最近のだと東野圭吾。あと推理とはちょっと離れるが石田衣良なんかも読んだわ。

私はやっぱ村上春樹の「ノルウェイの森」かな。あとは宮部みゆきとかが好き。

個人的には星新一の短編は素晴らしいと思う。
「おーい でてこーい」とか今の時代に読んでも全く問題ない。

いろいろ思い浮かんだけど好きなのをあげるとなると私も村上春樹かな。隠喩表現がかなり好み。
周りで人気が高いのは「ノルウェイの森」だけど私は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の方が面白かった。

桜庭一樹と乙一はラノベと一般の小説どっちに入れればいいんだ?
私はどっちも好きなんだけど。特に乙一の黒い作品とかが好き。

田中芳樹もどっちだろ?
ライトノベルの概念が出てくる以前から活躍しているし、本格推理小説と同じレーベルから出たりしているんだが……
まぁどっちにしろ私は田中芳樹作品が大好きだ。

東野圭吾がいいと思う。てか最近東野圭吾人気だよね。中高生の間もで人気になってるらしいし。

私は太宰治の作品が好きかな。太宰治の作品ってなんとなく自分に重なる所が出てくるんだよね。他に読んでるのは江戸川乱歩とかの推理モノかな。

京極夏彦が大好きです。東野圭吾の本って結構前から中国語版があったけど、最近になって人気がどんどん高まってる気がする。あと伊坂幸太郎とかも結構いいよ。

正統派の推理作家で好きなのは島田荘司と東野圭吾。
あとそれとはべつに京極夏彦も大好き。

名作はもうあがっちゃってるな。ここに出てないのだと私は山田悠介の「リアル鬼ごっこ」とかちょっと好き。

日本の文学作品っていうと推理小説が真っ先に思い浮かぶね。個人的には東野圭吾、横溝正史、島田荘司が好き。
それにしても、気が付いたら自分の本棚におけるライトノベルの領土がものすごいことになっていた。その他の日本文学作品は片隅に追いやられている……

村上春樹をエロ小説としても楽しんだヤツは俺だけじゃないはずだ……!

森博嗣や司馬遼太郎が好きな自分はおっさんの世代に入ってしまうんだろうなぁ。

俺はライトノベルの「文学少女シリーズ」から太宰治を読み始めてハマってしまった……それまで日本の小説なんてライトノベルしか読んでなかったのに……



とまぁ、こんな感じで。
イロイロな名前が挙がっていましたが、やはり人気なのは村上春樹、それからちょっと古い作品だと川端康成や太宰治といった辺りも評判がいいみたいですね。

それからミステリー系が全般的に人気があるようで、最近では東野圭吾の人気が特に高いようです。また東野圭吾の作品では「白夜行」が気に入っているという発言をわりと多く見かけました。

中国に入っている日本の小説ではミステリーの人気が高いという話をよく聞きますが、中国オタクの間でもそれは同じなようですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


4/3修正:誤記誤訳を修正いたしました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「なんで日本のアニメで男女の関係が発生すると竹から水が流れて音が鳴るの?」

ある文化の中で育った人間にとっては見慣れたものでも、その文化の外にいる人間からすれば不思議に見えるものは少なくないと思います。
中国オタクは一般の中国人に比べてかなり日本の文化に詳しいという傾向があるのですが、そんな彼らでもたまに戸惑ってしまうアイテム出てきたりするようです。

そんな中国オタクから見ると不思議に思えるアイテムの一つが
「ししおどし」

のようです。
ししおどしは中国オタクの見るアニメや漫画などの作品にもちょくちょく出てきますが、それがどういったモノなのかはいまいちハッキリしていなかったようです。

先日私の巡回先でこの「ししおどし」についてのやり取り、しかも議論の方向が妙な方向にいってしまっているのを見かけましたので、今日はその辺についてを。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけたやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメとかにたまに出てくる、一本の竹から水が流れてもう一本の竹に落ちて音が鳴るやつ。アレいったい何なの?

ああ、アレか。私も昔から気になってた。なんで日本のアニメで男女の関係が発生すると竹から水が流れて音が鳴るの?なんか特殊な意味があるのかね?

私もよく分からんが、アレはなんかのイメージというか比喩表現の一種なんじゃないの?

ぼく子供だからよく分からないや。

なんとなく分かるんだが、ちょっと不思議だよね。竹を男女間の合体行為に見立てているんだろうか?

うむ、あれだ。きっと両方とも液体を流し込むからだろ。

うーん……何か深い意味がありそうな気もするんだが。誰か日本文化に詳しいヤツ来てくれ!

あれは日本の庭園に設置されている手洗い鉢だよ。
竹から水を流すことによって清涼さを演出している。
あそこで手を洗うのは日本の茶道の礼儀の一つ。男女関係の描写とはまた別だと思う。

あの竹って時間を計るものだろ。竹に水がたまって傾いて音が鳴るまでの時間を一定のものとしているんじゃないかな。

あれは最初農村で使われていたものだよ。水の流れを利用し自動的に音を出すようにして雀とかの鳥を追い払っていた。
その後日本の庭園の景観のために利用されるようになって、その音と竹と水が清浄な状態の象徴となったり、自然を感じさせる上での一つの表現にもなった。

私はあれを水琴みたいに音を楽しむための流水設備だと思ってたんだが違うのか?

自分は特に気にしていなかったが、考えてみれば不思議な設備だよね。アニメでもよく目にするし、日本のドラマや映画なんかでも出てくる。

アニメや漫画に出てくる日本の伝統的な家屋って水や山や竹があるという印象。あの竹もその中の一つかな。

うーん……あれはどういった形で水が入ってきて、出ていくんだろう?
考え始めたらすごい気になってきたなぁ……

あれは「添水」、「僧都」或いは「鹿威し」などと言われているものだよ。
もとは田畑の害獣を追い払うためのものだったが、後に日本の庭園の装飾の一つになった。
あの設備があるということは伝統のある庭園を備えた場所ということになるので、作中でアレが出てくるということはある種の特別な場所という表現でもある。また、そこで男女の関係が発生することの特別性も演出している。

あの竹でエロシーンをごまかすのは制作コストを下げるのと規制を回避するためだろ。暗示的な意味も見て取れるし、作画的にも楽だからうまいやり方だと思う。

うーむ……言われてみればなんとなく分からなくもないが……日本の想像力はやはりスゴイ。

あれはもとは普通の設備であとからエロの比喩表現として使うようになったと考えればいいのかな?
自分はかなり好色というかエロに染まっていると思ったが、まだこんな世界があったとは……!

そうか。流れる液体に長い竹……そういうことだったのか!
気付かない俺はまだピュアだったんだな。あと気づいてしまった俺はもう昔に戻れないかもしれない。

そうか。エロシーンを描いたら問題だし、コストもかかるからああいう表現で終わらせるのか。想像力が豊富だな。

アニメや漫画もそうだけど日本の作品にはこういった暗示は結構多いね。
竹の他にも花が落ちるとかいうのもあった。

事後については次の日の朝鳥が鳴くというのもあったはず。これは中国の映画でも使われているから分かり易い。

おお、そうかアレはそういった意味を持つ設備だったのか。言われるまで気が付かなかった。
日本の作品は含蓄のある描写がうまいわ。あと日本はやはりエロい。

いやいやいや。アレはそっち方面での話だけのものじゃないだろ?確かスラムダンクとかの一般作品でも見かけたぞ!?
単純に日本の家の付属物の一つだろ?

あの竹は比喩的な表現手法に使われることもあるアイテムの一つで、日本では一般的なものと考えればいいのかな?
それにしてもこういった表現方法を見ると、日本は表現が自由だから多くのモノを描写できるわけではなく、表現の手法が多いから多くのモノを描写できるということが感じられるね。



とまぁ、こんな所で。
何やらイロイロな方向に誤解が広まっているような気もしますが、中国の感覚だとししおどしはちょっと不思議な装置に見えたりもするようですね。

最近はネットのおかげでモノを調べるのが格段に便利になりましたが、それでも全く分からないものを調べるというのはなかなかに難しいようです。

あとエロシーンとししおどしを関連付けて記憶しているのがわりといるような感じでしたが、その辺についてはエロシーンで出てきたということで印象に残ってしまったのでしょうかね。うーむ。

それにしても、こういったやり取りを見ると自分も似たように勘違いして間違って覚えているようなことがあるんじゃないかなーと不安になってしまったりもしますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
表紙は日本鬼子&小日本、帯の推薦は岡田斗司夫様と、本の外側については管理人が怖気づくようなレベルになっています。中身も表紙サギにならないようできる限り頑張ってみましたので、よろしくお願いします。 ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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