「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2011年05月

中国オタク「ぶっちゃけ萌えやお色気アニメってどうよ?」

ある意味アニメや漫画では欠かせない要素かもしれない
「萌え」や「お色気」
ですが、その辺についての考えは人それぞれかと思います。
私としてはまぁ、その、あると嬉しいなーといった所でしょうかね。

そういった「萌え」や「お色気」について中国オタクの面々はどう思っているのか。
先日中国のソッチ系の掲示板を巡回していた所、「萌え」や「お色気」シーンに関するやり取りを見かけたので、今回はそれについてちょっとばかりやらせていただきます。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳になります。


ぶっちゃけ萌えやお色気アニメってどうよ?
ハーレム系の作品やお色気サービスシーンのある作品は常に存在しているし、皆何となく見てたりしない?そういった作品に関して実際どう思ってる?

うむ。「To LOVEる」なんかは正直好きだ。ここしばらくだと「あそびにいくヨ!」とか「フリージング」とかもあるな。
正直に言わせてもらおう。嫌いじゃない!

萌え要素やお色気要素も少しあるなら嬉しいよね。ただ多すぎるとちょっと……
全部ハーレム作品とか美少女要素アリとかだとキツイよ。

一概に否定したくは無いけど、お色気シーンがあるのはちょっとどうかと思う。
日本のアニメや漫画って良い作品でもわざわざお色気シーンを混ぜたりするのがスゴイもったいないと思うよ。

そんなものには興味ない。つまらん要素を入れるくらいなら作品の価値を高めてほしい。

うーむ、面白い作品なら別にあってもいいが、お色気シーン中心で本編から外れるとかは勘弁して欲しいな。特に自分の好きでもないキャラでそれをやられると作品を見る気がしなくなる。

お色気シーンが多すぎるとウチの国の動画サイトで見れなくなるから勘弁してくれ。

萌えやお色気といった要素があってもいいんだけど、ちゃんとした作品であるのが前提。中身がないのは却下。

とりあえず一回見てみる理由にはなるね。ただ、エロシーンありきの作品ってちゃんと見返すことは少ないし、しっかりした中身のある作品にして欲しい。

ああいうシーンが出るのはやはり市場原理の影響なんじゃないかね。
日本はウチの国とは違ってああいうのを出さないと誰も見てくれないんだろ。
実際、萌えとエロが無ければ誰も見てくれないような作品もあるし。

お色気シーンは嫌い。内容が無いってことが少なくないし。
でも「To LOVEる」みたいなエロありだけど基本はラブコメというのはOKかな。

俺は!ハーレムが!大好きだ!!
やり過ぎない程度に頑張って欲しい。

お色気シーンや視聴者サービスだって?
もちろん多ければ多いほど嬉しいに決まっているじゃあないか!!

意味のあるエロシーンとかならOKだ。
面白い作品であるというのが条件ではあるが……ボクはお色気シーンが大好きです。

あってもいいけど、それはちゃんとした作品になっている場合かな。正直お色気が前に出てくるのには興味ない。私はハーレムとかお色気系の作品とかは最後まで見ることがほとんどないね。

BLとかじゃなきゃイイヨ。

最近の日本の作品は友情何だかBL何だか判断しづらい表現も出ているからなぁ。BLに見えるシーンも視聴者サービスなんだろうけど、俺は正直引く。

萌え要素もお色気要素も、暇つぶしに軽く見たりできるし悪くは無いと思うんだけどね。でも見た後に現実は何と残酷なんだろうと実感してしまうのがなー。

エロあり系のキャラってそんなに人気出ないだろ?ランキングで上位に来ることが無いし。
需要はあるんだろうけどホントに好きなヤツはいないってことだよ。

萌え系お色気シーンが我々にとって必要なものだというのを認めるべきだ!
適量のサービスシーンは俺達の妄想能力を高めてくれるということに気付け!

俺はサービスシーンは良いんだけど、ハーレム系の作品がダメかな。
日本のハーレム系の作品って主人公がダメなのが多くて……最近だと「IS」なんかが受け入れられなかった。どっちにしろまずはストーリーなどの中身次第かな。

別にあってもいいんだけど、ストーリーがスバラシイ名作にお色気シーンが混ざるとガッカリするわ。
なんでそういうことやるのかと思ってしまうよ。

あってもいいけど多すぎると正直引く。それから本編の方をしっかり作ってサービスシーンはあくまで補助的な扱いにして欲しいという所かな。
ただ、日本のお色気シーンの「隠す」手法にはちょっと感心する。湯気だけでなく謎の聖なる光や記号に墨汁等、様々な隠し方というか見せ方があるのは面白いね。

「そらのおとしもの」はほぼお色気サービスシーンという感じだが、あのレベルになると何かお色気に止まらないスゴさを感じる。あの作品が嫌いだという人がいるのも理解できるが、俺はあの作品のすべてを否定することはできない……

「そらのおとしもの」はなんか「萌え」と「お色気」というジャンルを更にパロディ化というか、極限化したような感じだよね。ああいう作品は日本でしか出ないんだろうな……

日本のアニメが「萌え」や「お色気」一色に染まっているわけではないから別にいいんじゃない?
単一化された価値観だけだとアニメも漫画も発展しないだろ。

萌えハーレムも悪くないけど、頼むから主人公が受け身で自分が本当に好きなのは誰なんだとウジウジ悩むようなのはやめてくれ。見てるとイライラする。

俺は別にお色気シーンには興味ないかな。
だってさ、ほとんどが巨乳キャラばっかだしさぁ。

最近はロリキャラのお色気も出てるよ。お前の認識は「一騎当千」辺りで止まっているんじゃないか?
日本のアニメのサービスは全方向に対して行われている。

なにぃ!?ちょっと調べてみるわ!!

俺は萌えやお色気のある作品も悪くないと思うよ。
てか萌え系でお色気もあるアニメって、なんか見てて楽なんだよね。
疲れている時とかそういうのを見てダラダラ過ごしたくなる。

私はお色気サービスについてはしょうがないと思って諦めている。
日本のアニメ会社の多くはこういうのに頼って飯食っているわけだしね。
ジブリとかじゃなきゃこういう表現をやめることはできないんだろう。
実際、俺もそういうのにひかれて見ちゃうからな……

日本ではお色気シーンが人気を得る手法として確立されているから、外すには逆に理由が必要になっているんじゃないだろうか。

まぁなんだ、そこまでマジになって考えるものでもないし、とりあえず気楽に見ようぜ。



とまぁ、こんな感じで。
否定的な意見や「ストーリーなどの内容が良ければ可」という意見などイロイロあり、中国オタクの面々にとってはちょっと複雑な扱いになっているような印象も受けました。

中国オタク的には「アニメは自分たちの世代の文化」という意識が結構強いので、
萌えやお色気要素が前に出てくるのはあまり好ましくないと思っているような節がありますし、そういった点からも歓迎しにくいのかもしれませんね。

また、中国オタクの間では萌えやエロシーンにかこつけて自らのダメっぷりを誇るといった形での開き直った楽しみ方(?)はまだあまり出ていないようです。

例えば前期の新番組で日本では比較的評判が良く、「ブヒる」という表現を広めた
「IS 〈インフィニット・ストラトス〉」

などではこの辺りの違いが出たようで、日本での盛り上がりに比べると中国では微妙な反応でした。

ただ、お色気萌えアニメの新作などに関しては毎回ある程度の反応が出ていますし、今回紹介させていただいた発言にもある通り、中国オタクもなんだかんだでそういうのを見ていたりするようです。
この辺につては中国オタク的に複雑というか、ムッツリというかな所があるような気もしちゃいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本のオタクもSEEDの続編を望んでいるらしい」

ガンダムの公式情報ポータルサイト「GUNDAM_INFO」では
「ガンダム国勢調査」
というアンケートが行われていますが、先日今後のガンダム作品をどの世界設定で作って欲しいかということについてのアンケートが行われたそうです。

ガンダム国勢調査 第200回「Q.ついに国勢調査も200回目!これからのガンダム作品に望むのは?」はコズミック・イラの新作が1位!【2011年5月9日〜2011年5月15日】

その結果、僅差で1位となったのがガンダムSEEDシリーズの舞台でもある
「コズミック・イラの新作」
だそうです。

中国オタク的にはこの結果はちょっと意外だったようで、中国のソッチ系の掲示板でも話題になっていました。
そんな訳で、今回はその辺のやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ガンダム国勢調査でガンダムの新作希望についての調査が行われたが、1位となったのはSEEDのCEだったらしい。
どうやら日本のオタクもSEEDの続編を望んでいるらしい。

ちょっと意外。
日本では宇宙世紀以外はガンダムと見なされてないというイメージがあったんだが。

おお……SEEDのファンは日本でちゃんと勢力を持っていたんだな……これは続編を期待してもいいのか?

あれか、やはりDESTINYの総集編展開とか、最後に付け加えられた終わり方に満足していないのが多いんじゃないか?

マジメな話、SEEDは過去の遺産の再利用じゃなくて早く新作出してくれよ……

SEEDって出来損ないの昼ドラじゃないか。そんなんより宇宙世紀の方をきっちり作った方が良いのに。

宇宙世紀はまずユニコーンを終わらせてからだろ。
てかSEEDは作る価値あると思うよ。いっそ世界設定だけ流用してリメイクしたって構わない。

俺はSEEDからガンダムに入った人間だし、CEの世界が大好きだ。だからどうか、新作を……

反感持ってるヤツが多いのは分かるが、SEEDの方は悪くないと思うよ。DESTINYについては……まぁ、言葉もないが。

こっちだとSEED見てガンダム見始めた人間多いからSEEDの人気高いんだよな。日本でのアンケート対象もそんな感じなのかも。
でも俺は宇宙世紀こそがガンダムだと固く信じている。SEEDはクズみたいなもんだろ。

00が挙がっていないのはどういうことなんだ?正直俺はWやSEEDとかよりも00の方が好みなんだが。

アンケートが続編についてだからじゃない?
00はこの間の劇場版で完結しちゃったから無理だろ。あとはスパロボくらいしか出ないんじゃない?

00の項目は「西暦を舞台にした新作」だろうが!

Gガンダムの続きを……若き日の東方不敗のストーリーを……!

CEがトップってのはどういうことだ?
記事ではRGストライクの発売が影響とか書いてあるがそれだけでこんな結果になるもんなんだろうか?

俺も日本のガンダムオタクは基本的に宇宙世紀のファンだと思っていたが、実際は日本にもSEEDファンが結構いるってことなのかもな。考えてみればDVDやCDかなり売れていたはずだし。

まさかCEが日本のアンケートで1位になるとは思わなかった。
SEEDって確かに外見は昼ドラみたいなもんだけど、何回か見ると面白さが分かってくると思うんだ。てかSEEDって第3期の可能性とかみんな期待していない?ストーリーもけりがついていないし、私はつい脳内補完とかしちゃうよ。

DESTINYは無視してスターゲイザーの方向性で作ろうぜ。ラクスとキラが最強で固まってしまったからTV本編の方では話が作れないだろ。キラが負ける展開にすると玩具売れなくなるから許可でないだろうし。

俺はもう全く新しい設定の新作がいいなー。
Gガンダムの衝撃を受けてからは宇宙世紀とかにこだわらなくなったよ。

これは日本でもSEEDを見た子供が大人になってきているということなんじゃないか?
中国のオタクは若者だけだからSEEDファンが目立つけど、日本のガンダムファンはそれこそ俺達が生まれるまえから存在している。だからこれまでファンの声に関しては宇宙世紀ファンが絶対的に強かったんじゃないかと。
ただ……俺としてはガンダムXの続きが見たいな!!

平成ガンダムならWの新作作ってくれよ。この間小説も出たんだし。

もうさ、シリーズとかそういうのはどうでもいいんだよ。
ガンダムがそれなりにカッコよくて、ストーリーも破綻が無くキャラがちゃんと動いて、あと戦闘シーンもある程度まともならなんだっていいんだ。
制作者の自己満足で終わらなければいいんだ。

SEEDは福田一家を外してくれるなら作ってもいいんじゃないか?設定を読んでいる時のワクワク感を本編で打ち砕くとかはかんべんして欲しいよ。

SEEDは続編が失敗したからその後の展開も失敗したのかね。
昔は私もいつかSEED第三期や劇場版が来ると信じていたんだけどね。もうダメなんだろうか?

俺宇宙世紀派だけど、SEEDでも外伝のASTRAYのノリや世界観で作ってくれるなら見てみたい。TV本編の続きだったらナシでいいや。

しかし、この選択肢の中で一番ダメそうなのは3D化だな。

SEEDの人気も気になるが個人的には「美少女もの」という選択をしたのが一定数いるらしいのが気になってしょうがない。どんなん作るつもりなんだ?「IS」みたいな感じのヤツか?
てかそもそも「美少女」というのは、キャラとMSどっちなんだ?

MSの美少女モノならメインヒロインはノーベルガンダムになりそうだな……

ふむ……ここは美少女ガンダムに美少年が乗ればかなりのファンを獲得できるんじゃないか?
模型だって売れるし、ドラマCDだって売れるぞ!

それ、ナドレに載ってるティエリアじゃね?

ところで、閃光のハサウェイの映像化はまだでしょうか?



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタクの多くは「ガンダムSEED」からガンダムを知ったというのが多く、なんだかんだで「ガンダムSEED」の人気は高いですし、このアンケート結果には勇気づけられた(?)のかもしれませんね。

また、最近日本から伝わってくる「ガンダムファン」や「ガンダム関係のイベント」が基本的には宇宙世紀関連だということや、中国オタクの間でもディープなファンは宇宙世紀ファンというのが多いことから
「ガンダムファン=宇宙世紀関連の作品のファン」
というイメージが中国オタクの間で形成されているような所があります。

その為、このアンケートの結果から
「本場日本のガンダムファンにもガンダムSEEDのファンがかなりいるらしい」
というのが見て取れたのはちょっと意外だったようです。


それにしても、同じ世界観で続編作るとなると宇宙世紀はさすがにもう話を突っ込むのが難しそうですし、SEEDのコズミック・イラで作るのも悪くないのかもしれませんね。
外伝は結構面白いですし、続編のDESTINYもずっこけたとは言え設定などの素材は良いですし。

宇宙世紀は一年戦争終戦後から0083の間の話をこの間PS3のガンダム戦記でやっちゃいましたし、他に外伝に出来そうな
「本編とのつながりと一定の空白がある期間」
で残っているのはZ〜ZZのカラバとか、アナハイムエレクトロニクスの没落とサナリィの勃興にかけての何かとかくらいでしょうかね?それかいっそもうVからG-SAVIOURの間で作るとか…うーむ。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「なんでSEEDって日本でまだ人気があるの?」

ガンダムSEED劇場版を待ち続ける中国オタクの皆さん

「涼宮ハルヒの驚愕」中国でも行列やkonozamaが発生した模様

先日世界同時発売された
「涼宮ハルヒの驚愕」
ですが、中国本土も同時発売の範囲に含まれていたことから、中国オタク的にもなんだかんだで盛り上がったようです。


今回の発売を記念して、広州、上海、北京、ハルビンの書店や中国のamazonなどでは限定記念Tシャツを先着で配布するなどのイベントもあり、イベントを行った書店では発売を待つ行列ができるといった現象も起こっていたようです。

ありがたいことに中国の動画サイトにアップされている
「上海の涼宮ハルヒの驚愕の発売を待つ行列の動画」
を教えていただきました。
コチラコチラですので、ぜひご参照ください。

また上海での様子については、
中国の有名オタク情報発信ブログ「和邪社」さんの記事をぜひご参照ください。
文章はもちろん中国語ですが、写真も多く掲載されていますのでその場の雰囲気も分かるかと思います。関連記事や動画の内容からすると、上の動画も和邪社の中の人がアップされたみたいですね。


この先着配布イベントについては悲喜交々な展開があったようで、中国のソッチ系の掲示板ではそれに関する発言も飛び交っていました。
そんな訳で、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


手に入れた!
俺は先着100名配布の販売記念Tシャツを手に入れたぞぉぉぉぉぉぉぉ!!
来なかったヤツはホント惜しいことしたな!!

今回はホント北京広州上海ハルビンにいる人間がウラヤマシイ。
俺だって早朝から並ぶ体力も精神力もある、でもこっちは売ってる本屋が無いんだよ!

人の流れもあったし、最初書店の辺りを見たときは別に並んでないのかなーと思った。しかしよく見てみたら一列にずらーーーっと並んでた……

普通に平日だったし、ネットでも買えるからか思ったよりも人は少なかったかな?
7時くらいで40〜50人くらいだったと思う。ただそれでも整理券はわりとあっさり無くなったから早めに来ておいてよかった。

ネットで購入できるんだけど、どうもね。やっぱイベントに並びたくてね。
俺が行った6時半くらいでわりとギリギリっぽかった。開店1時間前とかに来てもまずダメだったろうね。1番前のはやはり徹夜組のようだ。

俺は上海にいたというのに戦いに敗れた。
俺のハルヒへの愛が足りなかったことをただただ後悔している……

私はハルビンで負けた。完全に負けた。軽く見ていた自分が恨めしい。
amazonで予約してあるから本は手に入るんだが、何だろう、この圧倒的な敗北感は。

ここの掲示板で「限定アイテムのTシャツなんて大したこと無いし行かない」とか行ってたヤツラはみんな嘘つきだったのか!?
上海では7時過ぎには整理券100枚の配布が終わっちゃってたそうじゃないか!
お前らの発言を信じてゆっくり行ったせいで俺は何も手に入れられなかった!

俺は北京でどうにかなった。なんか天津から来たってヤツもいたみたいだ。

同じく記念Tシャツも手に入った勝ち組の私が通りますよ。整理券の番号が後ろの方で少しヤバかったがな。

北京はわりと余裕だったね。amazonの分も届いたし、今日は良い日だった。
amazon予約特別版のブックカバーは下巻の方がハルヒみくる長門の3人なのがとてもウレシイぜ!

私は北京だけど2時間くらいかな、並んだのは。何とか入手できたが、到着時既にかなりの列が出来ていたのにはちょっと焦った。一番前の方はマジで徹夜組だった……

イベントは俺の住んでる所ではないしamazonで予約したんだがちゃんと届いて一安心。嬉しさを噛みしめているよ。amazonの倉庫のある地方で良かったわ。

チクショウ、何でたった四都市でしかも限定なんだ!
他の地方の人間はネットショップで争うしかないじゃないか……
俺には金を使う機会すら与えられないというのか!?

ゴメンナサイ……デザインが普通だとか大したこと無いとか手抜きとか言いましたが、やっぱ記念Tシャツ欲しいです。スゴイ欲しいです。お願いですからグッズの再配布を、追加予約の機会を……



とまぁ、こんな感じで。
また今回はネット通販でも購入が可能で、しかも中国のamazonでは予約購入特別版となっていたことからamazonで注文した人間も多かったようです。
ただそちらの配送に関しては少々遅れが出たりもしている模様で、
以下のような発言も見受けられました。


クソッ!amazonで予約したのにまだ動きがない!
もう5/25日の19時になってるのになんで未発送なんだよ!?

入手報告や戦利品をネットに晒しているヤツが続々と出ているのに、なぜ俺の所には届かない!?ヒド過ぎる!!

えー、ステータスが発送済み……なんだけど到着予定が28日か29日……おおおい!?

昨日寝る前は発送予定日が26日だった。そくれらいならまぁ想定の範囲内かなーとか思っていた。
しかし、今朝になってみたら発送予定日が30日になってやがった……!!マジで許せん!!遅れるなら最初から言え!

私はこっちの角川の公式サイトで注文したんだが、まだステータスは準備中だ……やっぱこうなったか……

延期をずっと耐えてきたが、ここまで来て待たされるのが一番キツイわ……あと少し待てばいいだけなのは分かるんだが、一刻も早く読みたくてスゴイ焦る。

あー……やっぱウチの国でオリジナル版を買うのはやっぱり簡単にはいかんのね……もうグダグダだ。



このように、amazonの到着延期でものの見事に(?)日本のネットで言う所の
「konozama状態」
になってしまった中国オタクの方々も結構いらっしゃるようです。

今の中国ではネット通販がかなり発達していますし使い勝手も良いはずなのですが、今回はうまくいかないケースも出ているみたいです。

延期をずっと耐えていたところにやっと発売という希望が見えたものの、最後の最後で待たされるというのは非常に厳しいものがありますよね。

ただまぁ、何はともあれ、中国オタクの面々も今回の発売のイベントでは結構楽しんでいたようですし、今後もこういった動きが続くといいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちして落ちます。


中国オタクの「涼宮ハルヒの驚愕世界同時発売」への反応

「あの花」の「あなる」は中国オタク用語的にどうなのか、それと作品への感想など

先日書いた記事
中国オタク用語的「キャラのあだ名」
が私の巡回先の中国のソッチ系の掲示板で捕捉されたようです。

更にありがたいことにそこの掲示板の中国オタクのツワモノの方々が記事のコメント欄でイロイロと教えてくださいました。非常に面白いので、ぜひご参照ください。


さて、その記事の影響なのかありがたいことに
「あの花」こと「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
(中国語名は「未聞花名」、「我们仍未知道那天所看見的花的名字」、「彼花仍未知」、「昔花未聞」といったものに、略称の「あの花」は「那朵花」となっているようです)

の「あだ名」についての質問を多くいただいておりますので、今回はその質問についてと作品に対する反応などを。

とりあえず中国オタクの間のやり取りなどで使われている
「あだ名の中国オタク的表記」
を調べてみたところ、

仁太(じんたん)
面嗎(めんま)
雪集(ゆきあつ)
鶴見子(つるこ)
波波(ぽっぽ)


といったものになっているようでした。
「じんたん」は本名そのまま、「ぽっぽ」は鉄道関係ではなく音訳になっているようですね。

そして恐らく最も気になるであろう
「あなる」
の中国オタク的表記ですが、
「anaru」「小鳴子」
という無難なものになっているようです。

しかし、先日の記事のコメントなどで教えていただいたところによれば中国オタクの間でも「あなる」のアッチの方の意味が広まっているらしく
「小菊花」「菊花」
とする訳も広まっているそうです。ちなみに、一応中国オタクの間でも「菊」のアッチの方の意味は把握されているとか。

あだ名のノリというかニュアンスを完全に訳すのは難しいですが、
「あなる」「菊花」とする訳などは、
「小さい頃は何でもなかったけど大人になって別の意味を知ったら使い難くなる呼び方」
というのを出せているようにも思えますし、かなり頑張って(?)訳しているようですね。

それから作品への反応についてですが、
あだ名などの細かい所で難しいことはあったりするものの、
作品そのものへの反応はかなり良いようで、中国オタクの間でもガッツリ心をつかまれるのがかなり出ているようです。

以下中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、
例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「あの花」を見ると子供の頃の空気を思い出す。
あの頃の仲間はもうみんなバラバラになってしまったけどな……

なんか昔の記憶が色濃く思い出せるんだよね。「あの花」を見ると。
ストーリーやキャラの感情が自分の過去に重なる所もあったりして、「子供の頃の感覚」が蘇ってくるよ。

見ていると言葉にならない不思議な気分になる。
とりあえず近い言葉を探せば「子供の頃が懐かしい」というような感じだが、とてもそれだけでは言い表せない。

なんかね。思い出すんだよ、あの頃のことを。
「一生友達でいような」「大人になってもずっと仲良くしようぜ」
みたいなことを昔言っていたのに、みんな今では連絡がつかなくなっているんだよね……

具体的に何に対してというのは難しいんだが、こう感動する気持ちが湧き上がってくるんだよな。私が昔を思い出して感じているのは寂しさのはずなんだが、たぶんそれだけじゃない。

昔の仲間に連絡したくなってくるアニメだ。

確かに見てると昔一緒に遊んだヤツラと会いたくなってくるよな。
自分にとって「あの花」はスゴイ感情移入してしまう作品だ。
あとなんか子供の頃に傷ついたことや、後悔していることを思い出してしまう。ただ不思議なことにそれほど悪い気分でもないんだよな。

俺達には子供の頃の気持ちがどれくらい残っているんだろう。
子供の頃の気持ちは薄れてしまったけど、「あの花」を見て思い出した自分の小さい頃の記憶は以前より鮮明になっているように感じた。

俺は癒し系を期待して見はじめたんだがなんかスゴイ打ちのめされてる。でも続きが気になってしょうがない。
前期の「まどか☆マギカ」といい、日本のアニメの「癒し系」という宣伝については信用できん。癒されたいと思って見たら癒しは存在せず、更に大変なことになる……どうすればいいんだ……

いやいや、これこそ「癒し系」の作品だよ。
昔を懐かしんで十分に泣いて涙を流したら気分が軽くなるよ。
もう戻れない昔のことでもそれは自分が通ってきた道なんだし。

あー、言葉にするのは難しいんだが、暖かい気持ちと言うか、甘酸っぱいと言うか、ツライというか、そんな感じの気持ちになる。
「あの花」って見ている時は悲しい気分になるんだが、見終わった後は爽やかな気分になる。

今感じているのは自分が大きくなったということについての感傷とでも言うべきものなのかなぁ。

作品の舞台となった秩父って良い所だよな。
小さい頃の仲間と秩父で集まって一緒に写真を撮るとかいうことを夢見てしまうよ。

この作品にはモノスゴイ引き付けられるものがある。
子供の頃一緒に遊んだ仲間って、どんどん疎遠になっていくし、今では連絡もできない。下手すりゃその辺の人間の方がよほど親しいくらいだ。でも昔は確かに濃厚な時間を共有していた。
アニメの中で描かれている日々は、私たちの友情が永遠に続くと思っていたあの頃を思い出させる。

私はこんな良い子供時代を送っていないから、見ていると羨ましくて憂鬱になる。子供の頃の残酷な記憶も蘇ってくるし……

自分の小さかった頃は勉強忙しかったから仲間もいなかったしそもそも遊ぶヒマも無かったから彼らと重なるような記憶は無い、はず。
しかし何やら無かったはずの過去を懐かしんでしまう、不思議な現象が自分に発生しております。

子供の頃なんてすっかり忘れていたし、大したものではないと思っていたんだが、この作品を見ると自分の子供の頃がとても大切なものだったと痛感する。
別に現在にそこまで不満があるわけじゃないんだが、あの頃の夏休みに戻りたい。少しの間だけでもいいから。

「あの花」を見ていると子供の頃が遠くになってしまったというのを実感する。子供の頃の様々な懐かしさと、そして後悔が押し寄せてくる。

EDの入り方や歌詞がとても印象的。私達もああやって約束したんだけど、今では……

ちょっと調べてみたんだがEDの歌って日本で実際に10年前に流行していた歌らしいね。
更に歌の中で再会を約束する「10年後の8月」ってちょうどこの番組が終わるころになる。そこまで考えて番組を制作されているのには驚いた。

この10年で俺も俺の周囲も変わりすぎた。
でもこの作品を見たら昔の感覚を思い出したり、自分にまだ変わっていない所があることを思い出したりできるんだよな。



とまぁ、こんな感じで。
子供の頃の仲間(でも今では疎遠に)という話には共感できるようで、中国オタクの間でも何かガッツリと心をつかまれているのが出ているようでした。

考えてみれば、中国の今の若者の場合は「昔の仲間とずっと一緒」「昔の仲間がもう一度集まる」というのは非常に難しいのですよね。日本でも簡単な話じゃないですけど、中国ではそれに輪をかけて難しいです。

今の中国の受験戦争の激烈さは日本どころではないレベルになっており、日本に比べて「学力による振り分け」の度合いが格段に高くなっています。
また中国では基本的に自分の学力で行ける限りの「良い学校」を選ぶので、小学校から中学校、中学校から高校、高校から大学の間で自分の周囲の顔ぶれがかなり変わります。

更に進学先のレベルによってその後の生活レベルなどが格段に変わってくるので、
「子供の頃の友達」
とはどうやっても疎遠にならざるを得ないところがあります。
そんな訳で、中国の子供の場合はいつの間にか距離が離れるというのではなく、進学という絶対的な別れのタイミングが存在するとも言えます。

中国オタクの面々はそういったことを経験しているので、「あの花」のストーリーについてもかなり強く感じてしまう所があったりするのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク用語的「キャラのあだ名」

中国オタクは受験で一度死ぬ

中国のアニメ漫画共有サイトの管理人達が逮捕された件について

先日中国でアニメや漫画のファイル共有サイトの管理人達が逮捕され、
その裁判が行われたそうです。

ありがたいことにこの件についての情報をいただいておりますので、
今回はそれについて少々書かせていただきます。

この件については中国のアニメ系ポータルサイトの漫域にもニュース(中国語)が載っていたので、よろしければご参照ください。


今回の件で摘発を受けたのは2007年末から始まったサイトだそうで、中国ではわりとよくある日本のアニメや漫画のファイルのアップロードやアップロードの情報交換やら交流などを中心としたサイトだったようです。

例によって日本の感覚からすると頭の痛くなる所っぽいですが、そこでやり取りされるファイルの中に日本のアダルトアニメや成人漫画といった作品が中国の法律の「わいせつ物伝播罪」に引っかかって管理人等9人の関係者が逮捕となったそうです。

記事によればサイト関係者が容疑者として捕まったのが2010年の10月14日からで、今年の5月18日に江蘇省の広陵裁判所で裁判を受けたそうです。

この件については中国のソッチ系の掲示板でも話題になっているようなので、
以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


悲劇だ!また一つサイトが潰された!!

大丈夫だって。昔別のサイトが潰された後もまた復活したじゃないか。ウチの国でサイトの許可登録しなければならなくなったときとか、ちょっとの間消えたサイトも少なくなかったけど、それだって復活したのかなりあるじゃん。

今回は今までとは違う。管理人達が捕まって裁判になってんだぞ!
とても楽観なんかできないわ。

烈士が逝ってしまったか……彼らはアニメと漫画、そしてエロを愛しているだけだったのに……
国への抗議というわけでもなく、金のためとか功名のためというわけでもなく、ただ単に愛好のためだけに活動していたというのに……

今回はマジで永遠の別れになってるな。
まぁやられた所はちょっと大っぴらにやりすぎてたからな……
国内サイトでエロ漫画やらエロ同人とかはヤバすぎる。

国内サーバーとかだと摘発は簡単だからね。
ちょっとエロの摘発が厳しくなったり、ネットの摘発が厳しくなったりするとすぐ潰される。国外に移す金が無かったのかな。

まぁウチの国の役人がこういうことやるのは毎度のことだからね。
熟した柿が出てくるのを待ってればいいわけだ。
ただこういうことが起こるたびに俺の中の信用度は落ちる。
とりあえず黙祷させていただきます……

ウチの国もこういうことが起こるようになってしまったか……
エロ系は元々法律違反だからしょうがないと言えばしょうがないんだが、やるせないものがあるな。

あのサイト、昨年の11月頃からつながらなかったが管理人達が捕まったという噂は本当だったのか。サイトの登録手続きに時間がかかっているだけだということに望みをかけていたんだが。

もうサーバー国外に置くよりも管理人国外に置いた方が良いかもな!

ここって質の高いファンサブ字幕をつけてくれる字幕組がいたところだから、ちょっとショック。良い字幕組がまた一つ消えた……

(訳注:「字幕組」というのはアニメに字幕をつけてネットに勝手にアップしちゃうというファンサブ活動を行っているグループです)

以前あった俺の好きな字幕組の引退宣言も、コレが原因だったのかも。
エロアニメの字幕つけてる所だったし。

大きい所は潰されるな。彼等の字幕組の作品が見れなくなるのは残念だ。
けど次が出てくるよ。次が。

蒼天すでに死す前に、黄天が潰されてるっぽいなぁ……
(訳注:中国語では「黄色」には「ポルノ」「エロ」という意味があります)

勇士は逝ってしまった!
誰か彼らの遺志を継ぐ者はいないのか!

何と言う世の中だ!彼らは利益のためにやっていたのではないのに!
ただ普通の愛好の士であっただけなのに!
なぜエロを楽しむだけの紳士が捕まらなければならないのだ!?

そういや以前あのサイトで、急にかなりの数の人間が乞食みたいにエロコンテンツ見れる権限を持った会員になるための、会員レベルアップの方法を聞いてきたことがあったな。私も当時結構親切に教えてあげたんだが、もしや……

エロ以外の交流関係もまとめてつぶされるのはキツイな。
これはサイトがでかくなりすぎたせいなのか?
HIT数が多すぎたからだとしたら自分も責任の一端なのだろうか。

何でも金払わずに好きにダウンロードできる時代は終わったんだよ。
正規版買うのが正しいやり方だと何度言えばいいんだ。
今の時代ネットオークションだって通販だって代理購入だっていくらでも手段はあるし、競争で値段も下がってるんだから。

まったく、大魚を捕まえずに学生のサイトという雑魚を狙うとはあさましいやり方だ。

全国にはびこる汚職を放置して共有サイト摘発とかねぇよ。

以前捕まったとこは営利要素がある所だったけど、今回はもう趣味でやってるところじゃないか……ファン同士が楽しみでやってたところ潰すなんて!

私は捕まった連中やサイトの運営とも知り合いだしサイト開設当初からの常連だから、今すさまじいプレッシャーを感じているよ……あそこのサイトの字幕組とかもうダメだ……

えーと公安が摘発したエロ画像は237240枚、エロ動画は1061本、エロゲーは38本か。
なんか俺のHDにある数より確実に少ないんだが……やべぇ、俺もなんか心配になってきた。

なんかここ最近アニメ系のサイトにつながらなくなっていたりするが、この事件もその影響の一つなのかな。もうグレートファイアーウォールを越えるしかないわけか。

俺の行くサイトが潰されるということが続いている。
もうため息しか出ないよ……イヤなことしか起こらない。

さすがにこういうことされると俺もキレるわ。

なんかウチの国はどれだけ我慢を要求できるかということの限界に挑戦しているよね。このまんまじゃ俺達の竿が立ちあがっちゃうぞ。

エロ封鎖が続いたら史上初の広範な下半身問題によりひっくり返された国とかになりかねんな。



とまぁ、こんな感じで。
やはりというか、嘆きや今後への不安の声が多かったですね。

今回の摘発の直接的な理由は中国の法律の「わいせつ物伝播罪」ですが、
摘発となった理由には「規模が大きくなりすぎたから」というのもあるようです。

サイトの規模が大きくなりすぎて、
公安の目に留まって御用となるというのは中国ではよくある流れっぽいですね。

この件を報道している記事によれば人気のためにアダルト系の作品も扱っていたとあり、これがサイトの強みにもなっていたようで、サイトの規模は会員数22万人以上、発言数は650万といったものになっていたそうです。

ちなみにアダルト系のコンテンツは一般のユーザーは見ることが出来ず、会員としてのランクが上がるか、サイト内での各種行動(発言やアップロード)でもらえたりするポイントを使って見ることができるようになっていたとか。

ただアダルト作品も含めて扱っていたのは人気獲得のためというも確かにあったのでしょうが、サイトの運営についてはほぼ趣味だったようで、ニュースで紹介されている背景でも
「利益目的ではなく趣味でやっていた。サイトの運営費用もサイト内で資金を集めたもので、足りないときは自分達で出したりもしていた」
とあります。こういったことから、中国のソッチ系の掲示板でも嘆きの声が強いようです。

ただまぁ、アップロードされちゃっているものに関しては営利非営利で特に違いはありませんし、どちらも頭の痛い問題ではあります。
著作権的な方向からではなくポルノ関係からの取締りというのが中国らしいと言えばらしいですが、中国オタクを取り巻く環境も徐々に変わらざるをえない状態になっているのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


アメリカにおけるBitTorrentユーザー告訴への中国オタクの反応

中国の鄭州でBL小説サイトが摘発され関係者が大量に逮捕される

中国オタク用語的「キャラのあだ名」

オタク同士や作品のファン同士でのみ通じるような
「キャラのあだ名」
というのがあるかと思います。

その辺の事情については中国オタクも同じようで、
掲示板などの中国オタクのコミュニティ内でのみ通用す「あだ名」というのがあったりします。

また中にはあだ名的なものがいつの間にか実際のキャラ名より有名になり、
一般的に使われるようになったりすることもあるとか。

先日中国のソッチ系の掲示板でその中国オタク用語的な「あだ名」「キャラの別称」について語っているのを見かけましたので、今回はその辺についてを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


キャラの中には本名よりもあだ名というかネタ混じりの呼び方の方がしっくりくるような感じになっているケースがあると思うが、どういったキャラがそんな感じになっているだろうか?
とりあえず俺は「bilibili」(御坂美琴)なんかがそうだと思う。

御坂美琴は「炮姐」もよく使われるよね。

パッと思いつくのは李瘋子(リボンズ・アルマーク)かなぁ。いつの間にかこのイメージが定着している。

(訳注:「瘋子」は「狂人」といった意味があり、発音も「feng zi」と「ボンズ」とやや近いものがあります)

呼び方で有名なのは「団長」(涼宮ハルヒ)というのもあるよね。SOS団も有名だし。

「俺妹」の京介も「凶介」がかなり有名になっちゃっているよね。発祥は黒猫のゲームだという説や、日本語だと元の発音が同じだっていうからそうなったとかいう説があるが、中国ではいつのまにか定着している。

日本と同じのだと、「助手」(牧瀬紅莉栖)やQB(キュゥべえ )とか。

「コードギアス」の「橘子」(ジェレミア)も実質的に日本と同じかな?

(訳注:「橘子」は「オレンジ」の意味になります)

「2000次」(パトリック・コーラサワー)とかはどうだろう。正直、俺はヤツの本名がちゃんと思い出せない。
(訳注:「2000次」は日本語で「2000回」といった意味になります)

「00」はキャラ名のあだ名が多かったな。「熊叔」(セルゲイ・スミルノフ)、「電視姫」(マリナ・イスマイール)「614」(ルイス・ハレヴィ)とか。てかまともに名前呼ばれてたの王留美くらいじゃないの?
あとガンダムは「骡子」(アムロ)とか結構あるよね。

(訳注:「熊叔」は熊おじさん、「電視姫」は「テレビ姫」、「骡子」はラバといった意味です。「614」は中国語で発音したとき「ルイス」の音に近くなるから、「骡子」は「骡」の発音が「luo」でアムロの「ロ」に近いから使われるようになったとか)

「垃圾君」、「阿拉垃圾君」((阿良々木暦)はわりとウマイ所ついているよな。特にアイツの女性関係的に!
(「垃圾」は「ゴミ」という意味で、発音は「laji」で「あららぎ」の「らぎ」と似ているところがあります)

「阿良々木」は中国語で読むとどうしても間が抜けた音になるしね。阿良々木クンはウチの国で本名を読んでもらえることがホント少ないねぇ。

淫獣!(ユーノ)白い悪魔!(高町なのは)

俺が思いついたのはFateの紅A(アーチャー)とかかな。
あとアンチ混じりではあるけど「土狼」(衛宮士郎)とかもあるね。

アンチOKだったら「鶏神」「基神」(キラ・ヤマト)とか。キラは人気あるけどアンチやネタ扱いも多いよね。

(訳注:「キラ」の中国語表記が「基拉」で、「基」と「鶏」は中国語で同じ発音になります。また「鶏」は男性器、「基」は同性愛といった意味の言葉の一部になったりします)

東方シリーズはあだ名が多すぎてもう外からは何が何だか分からんな。
PAD長(十六夜咲夜)や(チルノ)みたいに日本のものをそのまま使っていることが多いみたいだけど、紅白(博麗霊夢)とか黒白(霧雨魔理沙)とか藍白(東風谷早苗)とか緑白(魂魄妖夢)とか色で判断しているのとかもあるからなぁ。

色で判断するのは多いよね。特に髪の色。
キャラ名に日本語のかな文字が混じっているとこっちのPC上でどうやって表記すればいいのか迷うよね。自分で好き勝手に決めても相手に通じないことあるわ、異論が出るわで結局キャラの色になることが多いと思う。
最近だと「まどか☆マギカ」なんかも髪の色で呼んでること多かったし。

あと先輩系女性キャラは基本的に「学姐」になるよな。

他は階級や役職かな。例えば古い作品だけど鋼の錬金術師のロイ・マスタングは「上校」で定着しちゃってるね。

(訳注:鋼の錬金術師の翻訳では大佐が「上校」と訳されているそうです)

「兄貴」はよく使われるけど、対象となるキャラが結構多いよね。一番多いのはやはり「カミナ」かな?

架空のキャラじゃないけど、アニメやゲームとちょっと関係もあるということで「教主」「鬼叫」(西川貴教)を挙げてみよう。

(訳注:「鬼叫」と「貴教」は中国語のピンイン表記でどちらも「gui jiao」になります)

魂の名前が「大豪寺凱」(ダイゴウジ・ガイ)な「山田二郎」さんはやっぱ違うかな……
ちゃんと「大豪寺凱」で定着しているんだが……



とまぁ、こんな感じで。
ここで挙げたものに限らず、中国のソッチ系の掲示板ではイロイロな「あだ名」が使われているようです。私もよくそういうあだ名にぶつかって混乱するときがありまして、そのあだ名を画像検索などで調べてようやく理解するといったことも少なくありません。

コレは私が知り合いから聞いた話ですが、オタク同士のやり取りだとネタ混じりの呼び方の方がイロイロと楽しいということもあり、中国のオタク系コミュニティ内では本名をそのまま表記するよりも、ネタ混じりのあだ名がよく使われることになるそうです。
この辺の感覚は日本とあまり変わらないのかもしれませんね。

また、あだ名がよく使われる理由としては
「中国語ベースでのあだ名が多いため、表記するのも読むのも理解するのも楽」
という点もあるのだとか。

日本のアニメや漫画のキャラクター名のカタカナ名なんかは漢字音訳にすると冗長になり易いですし、漢字で書かれている名前にしても日本語と中国語で読みが違うのが結構めんどくさいらしいです。

例えば上で紹介させていただいた発言にもありますが
「化物語」の「阿良々木暦」

の場合「阿良良木」という漢字を中国語にすると
「a liang liang mu」
というピンイン表記になり、無理矢理日本語発音で近いものにすると
「アーリャンリャンムー」
といった感じになり、中国語の感覚からしてもちょっと間の抜けたものになってしまいます。

中国オタクの間で中国オタク特有の「あだ名」が用いられる背景にはこういった中国オタクの言語事情も関係しているそうで、あだ名は「楽しさ」と「便利さ」を兼ね備えるものとして重宝されている模様です。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

キャラの名前の漢字、中国オタクはどう読んでる? 日本語?中国語?発音は?

中国オタクの「涼宮ハルヒの驚愕世界同時発売」への反応

いよいよ迫ってきた
「涼宮ハルヒの驚愕」

の全世界同時発売ですが、
その範囲に中国本土もちゃんと入っているということで、
中国オタクの面々も今月末の発売に注目しているようです。

5月頭から中国のamazonでも予約可能になったり、広州、上海、北京、ハルビンで今月25日の発売に合わせてオリジナルグッズを先着で配布するなどのイベントが行われるということで、中国オタク的にも結構盛り上がっているみたいですね。

中国のソッチ系の掲示板でも話題になっているようなので、今回はそれについて紹介させていただきます。

それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳になります。


「涼宮ハルヒの驚愕」のウチの国の簡体字版も出るぞ!
ついにamazonでも予約が可能になったぞ!しかも予約購入特別版だ!
俺はもちろん予約した!

今回は結局天聞角川から出すことになったのか。
この間これまでの既刊全部出した上海訳文からではなくなったのね。

上海訳文の時は表紙が安っぽいのと字組がスカスカでなんか海賊版の書籍っぽい印象になってしまったのが残念だった。天聞角川はどうなんだろう?

うむ、俺も予約だ。
今出ている写真をざっと見た感じ日本の本とそれほど差は無いような感じだね。
てか今まで買った天聞角川の本は台湾角川のと同レベルくらいのクオリティだったし、俺はそんなに心配していない。

ちょっと買おうかな、とも思ったけど俺はやっぱネットに流れるの待つわ。
そんなに急いで読みたいわけじゃないし、めんどくさいし。

ちょっと心配なのは内容に修正や削除があるかだね。
直接的なエロシーン以外でもキスシーンとかが出た場合、削除されないかが心配。
まぁどっちにしろ手に入れるまで何とも言えないわけだが……

削除があっても私は受け入れる。ウチの国で売る以上、どうしようもないことは存在する。
日本と同じタイミングで翻訳出版してくれるだけで私は十分だ。

俺もtxtファイル待つわ。前より便利になったって言っても、あえて金出すほどじゃないし。

俺も今回は待ち。これで終わるわけじゃないんだろ?
だったら終わるの待って全集出てから買うよ。そっちの方が良い特典付くだろうし。

てか大陸版って日本の初回限定版の小冊子の内容はつくの?
私はずっと原著読んでるし、大陸版には不明瞭な点があるから今回も日本のを取り寄せるよ。

なんか温度差あるな……俺はamazonチェックしまくって即予約入れたのに……
延期しすぎて熱が冷えたのか?

予約した。あとは修正が無いことを祈るばかりだ。
修正あるならオリジナル買う意味が無い。ハルヒでさえ修正されるんだったら俺は今後絶対にオリジナルなんか買わないからな!

うーむ……私も大陸の天聞角川のを買うか、台湾角川のを取り寄せるか迷う……
翻訳の質については心配していないが、内容に修正が入ってるのか、今後セット完全版みたいのが出るかとかも心配だ。「半分の月がのぼる空」とかちょっとひどかったからなぁ……

まぁ、ファンとして多くを望みたいのは理解できるけど私は天聞角川の本はなんだかんだで頑張ってると思うよ。
本の中身も外見も昔出ていた海賊版ライトノベル本よりかなり良いよ。前に買った天聞角川の「灼眼のシャナ」も一部の挿絵以外は修正改変無しだったし、「半分の月がのぼる空」にしたって大陸版を良いペースで出してくれてるしね。しかも今回は世界同時発売だぜ。

どうも私は本が出るということについて今でも実感が無いんだよな。しかも日本と同じ日ってのが……
こっちでも予約が始まったのには自分もマジで驚愕だ。

俺は予約はしないで発売日になったら書店に行くよ。幸い私の近くには扱っている所あるしね。

俺も予約じゃなくて直接本買に行くよ。広州まで!
そして記念Tシャツを手に入れるんだ!
さすがに俺も省をまたいで本を買いに行くなんて初めてだ……しかしやらねばならん。

俺はとりあえずamazonで予約購入特別版を1セット確保して記念Tシャツのために出撃する。2セット手に入れば片方は保存用にできる。徹夜で並ぶのも覚悟しているぜ……!

そういや、今回は予約購入特別版の他に、店舗で発売記念に先着のTシャツ配布やるんだったよな。北京の甜水園の近くで一緒に行くヤツ誰かいない?

記念Tシャツは各イベントの場所ごとに50か100で全部で600か……そこまで厳しいことにはならないと思うけど難しい所だ。普通に残ってそうにも思えるし、あっさり無くなりそうにも思える。
とりあえず1時間前とかに行けば大丈夫な気がするけど、どうなんだろう?

ネットで記念品がつくのは淘宝とamazonと天聞角川公式で、amazonだけが当日0時開始、他は9時スタート。まずは徹夜でamazonリロードを戦うことになりそうだ。

Tシャツはハルヒだけでなく佐々木のシルエットも入っているのがスバラシイ。ぜひ欲しいんだが、いったい何時ごろいけば大丈夫なんだろうか?
てか25日は水曜日だから大学の授業は諦めるしかないかもしれん……ファンとしてはこのTシャツを手に入れなければ団長に顔向けができん。

なんで水曜日に売るんだよ……学生は行けないじゃないか……
週末にやってくれよ……

私は幸いなことに水曜日の午前の授業が無いから並びに行こう。こういう争奪戦って私は苦手だし、せっかく行って手に入らないというのは悲しすぎるから前の晩から並ぼうかと思う。

店が入っているショッピングセンターが10時開場だったりするが、並ぶ場所というか入口や中に入るルートは事前に調べておくべきだな。ヘンな所に並んで無駄になるというのもキツイ。

Tシャツ配布する店舗が広州、上海、北京というのは分かるがなぜハルビンまであるんだ。
涼宮ハルビンのせいなのか!?しかもなんで私のいる杭州ではやってくれないんだ!?

ハルビンでも売るのは27日にハルビンで開催の図書博覧会に天聞角川も参加してイベントやるからじゃないか?
確か角川の版権とっての国内の有名漫画家によるハルヒの合作集つーかオフィシャル同人みたいなのが出るという話だったと思う。さすがにネタだけではやらない、はず。

俺も仕事休めないしamazonで戦うしかないわ。
長門のTシャツではないのがせめてもの幸いか。
もし長門Tシャツで争奪戦に敗れたとしたら俺はもうダメになってしまったかも。

正直Tシャツのデザインはそれほど特別ってわけでもない、自分で印刷もできるような感じのモノだから俺は特に気にならん。今回は予約もできるから心理的に楽だわ。

記念Tシャツって言っても描き下ろしってわけじゃないから別に騒ぐようなもんじゃないよね。重要なのは本とその中身。
しかしまぁ、せっかくだから俺も夜の予約には参加しよう。

うむ、デザインは普通。表紙をそのまま印刷したような感じだ。
しかし「限定」という言葉にはひかれるものがある……私もやっぱ始発のバスに乗って行くことにするわ。



とまぁ、こんな感じで。
延期でかなり間が空いたことから中国オタクのハルヒへの熱のピークも過ぎてしまっているようですが、なんだかんだで気になってしまうみたいですね。

中国本土において
「ライトノベルの新刊が日本の発売と時間差無しで発売される」
というのは初めてですが、ハルヒに関しては
「涼宮ハルヒの驚愕が出るという情報が流れる」
→「やっぱり不確定な情報だったと気付く」

といったことにぶちあたってガッカリした中国オタクも少なくありません。
そういったことから、今の段階になっても期待半分不安半分なところがあるような印象も受けました。

私としても今回の世界同時発売、しかも中国本土でも同時発売という試みについては非常に興味がありますし「涼宮ハルヒの驚愕」の中国語版自体についても興味があるので引き続き追っかけてみようかと考えております。

それから今回は日本のamazonでも世界同時発売される各国語版の「涼宮ハルヒの驚愕」が購入できるようです。
とりあえず私が知る限りでは
中国本土で発売される簡体字版

台湾で発売される繁体字版

それから韓国語版

が日本のamazonで購入できるようです。

私は「驚愕」は中国本土版と台湾版の両方を手に入れるために知り合いに購入を頼もうかなどと考えていた所だったので、amazonでの販売は正直かなり助かりました。
(荷物を送ってもらうのはなんだかんだで面倒をかけてしまいますし、海外通販もイロイロと手間があるので……)

天聞角川や台湾角川のHPを見たところによれば中国オリジナルのライトノベルも出ているようですし、個人的には今回の「驚愕」だけでなく、そういった本が今後日本のamazon経由で気軽に買えるようにならないかなーと期待しちゃったりしますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


涼宮ハルヒの驚愕が先行掲載されるという情報に中国オタクも驚愕
(2010年3月の記事です)

中国オタクの「ONE PIECE」が中国の新聞で連載開始した件についての反応

5月15日から中国の新聞「銭江晩報」において「ONE PIECE」が中国語名
「航海王」
となって連載が開始されたそうです。


「銭江晩報」は中国浙江省の最大手新聞で、アニメ・漫画産業の後押しを進めている浙江省の杭州市でも非常に強い新聞だそうです。漫画の新聞連載を始めるにはうってつけの所だったのかもしれませんね。
「ONE PIECE」の連載は当面の予定では毎週日曜に1話ずつ掲載されるそうです。


この件は日本でもニュースになっているようですし、詳しくは以下のニュースをご参照ください。

「ワンピース」中国紙で連載(時事通信)

「ONE PIECE」が中国の新聞で連載開始、初の試みに歓喜するファン続出。(ナリナリドットコム)


ありがたいことにこの件について「中国オタクの反応はどんな感じなのか」という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ついに手に入れた!
中国で連載されている「ONE PIECE」を!
俺は今ほど浙江省に住んでいて良かったと思ったことはない……!

ぬあああ、ウラヤマシイ。嫉妬する。
いったいどこにいけば売っているんだよ!?

ああ……欲しいなぁ読みたいなぁ。
こっちでは手に入らんのよね。

一応新聞の公式サイトで登録すれば最初は読めるみたいだね。
ただ今後のことを考えると定期購読するしかないか?

年単位で購読契約するとか叫んでるのも見かけるな。定期購読しないやつも買うだろうし、ワンピースの掲載される日は売上伸びそうだな。

買えた。そして見た!中国での連載というのを実感した!

当方四川在住です。どこに行けば買うことができるのでしょうか……
浙江人の方々は幸福ですね……

新聞で連載というのはなんかウチの国っぽいやり方だと思ったけど、漫画雑誌にはもうパワーが無いし、新聞連載というのはいい選択だと思う。このままウチの国で成功して欲しいね。

新聞なんか買ったことのない俺でもコレクションのために買ってしまったからな……

これ、ちゃんと版権取ってやってるんだよな?あとから日本でネタにされたり訴えられるようなことはないよな?

安心しろ、ちゃんと権利取ってやっているって書いてある。たぶん近いうちに日本でもこの連載についての告知や報道が出るんじゃないかね。

なんてこった……今年銭江晩報の定期購読をやめたばかりなのに……こりゃ再開しないといかんな。

こんなことができるなんて銭江晩報マジですげぇな。上海でも売ってくれないかな……

浙江人の俺は今非常に誇らしい気分だ。さて、銭江晩報の購読契約は何年にしようかなー

「航海王」でしかも浙江省ってことだから恐らく掲載は浙江人民美術出版社のバージョンかな?
浙江人民美術出版社のは確か最近新しいバージョンになったはずだから、質の面に関してはそんなに悪くなさそうだ。

週1ペースだし連載がコミックに追いつくことは無さそうだけど、特集記事が載っているしこれは手に入れる価値は十分にあるな。第1話と一緒に載っている記事でインタビューを受けている編集者の服部哲って「バクマン。」に出てくるあの服部哲なのかな?

しまった……昨日の銭江晩報にはそんなスゴイものが載っていたのか……
これから下の階の新聞売り場に行って探してみるか……昨日の新聞って残ってるのかな……

私の大学内では銭江晩報は既に売り切れだった。大学外の街頭新聞売り場を回ってようやく手に入れることができたよ。

ふっふっふ、俺の職場は銭江晩報を定期購読しているのだよ。
どうせたいして見る人いないし、たまっていくばかりだから、ワンピース掲載号は俺が保管作業を行ってやらなければならんな!!

「航海王」というタイトルになったのはしょうがないとは思うんだけど、やっぱり海賊王の方がいいと思うんだよなー。
「航海王に俺はなる!」
じゃあなんかこう、響きというかパワーが足りない……

いや、新聞連載のタイトルは「航海王」だけど中身の方では違ってたぞ。
1話の最後でルフィが「海賊王に俺はなる!」と叫ぶシーンだけど、日本語の「海賊王」の部分はそのまま「海盗王」になっていた。「海賊王」で慣れていたから違和感ありまくりだが……
あとルフィの名前は「路飛」のバージョンになってる。

そういや台湾東立出版社のバージョンもタイトルが「航海王」だったな。
まぁ「海賊王」というタイトルではウチの国の保護者がうるさいだろうし、そもそも許可が下りるか分からんからしょうがないわな。

考えてみれば元のタイトルは「ONE PIECE」だから、こっちで一般的な「海賊王」というタイトルも正確な訳ではないよな。中国語タイトルを「航海王」にして、作中で日本語の海賊の正確な中国語訳である「海盗」を使うのは悪くないやり方かもしれんな。

新聞連載版は国内のコミックの旧バージョンでは修正されていたルフィが子供の時顔にナイフで傷をつけるシーンもきちんと修正なしで掲載されていた。翻訳とかにちょっと不満はあるけど、結構いい形で載っていると思うぞ。
あと新聞掲載だと1Pにコミック4P分載ってるわけだが、これだと見開きをそのまま載せられるんだよね。本だと構造上見開きページはどうしても中央が途切れたけど、新聞はそれが無いのが嬉しい。

私の場合とりあえず引っかかる所は「海盗王」になってるところ。
他は印刷なんかも含めてほぼ満足。続きが楽しみだ。
それにしても、中国で「ONE PIECE」が連載されるのは嬉しいと同時にとても不思議な気分になるよ。



とまぁ、こんな感じで。
ざっと見た感じではこの連載をかなり喜んでいるようでした。

ただ、浙江省以外の所ではワンピースの連載されている「銭江晩報」を手に入れるのは難しいということから、どうにかして手に入らないもんかとぼやく浙江省外の中国オタクも結構いました。

それにしても「新聞連載」というのはちょっと意外に思えるかもしれませんが、現在の中国における漫画を取り巻く環境を考えた場合、「ワンピースの中国での連載」にはこれが一番良い方法のような気もしてきますね。

上の方の発言にもありますが現在中国の漫画雑誌は極めて難しい状況になっています。またネットでは基本無料でなければ話にならずしかも読者層が固定される傾向もあります。
しかし新聞の場合はまだ媒体としての強みが健在ですから、
「ワンピース」のような大作を載せられる体力があり、日本側にとっても載せるメリットがあるように思えます。

何はともあれ、こういった新しい動きが出てくるのは面白いですね。更なる展開に期待してしまいます。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国の漫画の現状についてちょっとばかり

「マクロス」は中国オタク的「心のアニメ」 その3 リン・ミンメイなどのキャラ、バルキリー、それとゲームについて

中国でどのように「マクロス」が人気となっていったかを紹介させていただいた前回前々回に引き続き、中国におけるマクロス事情について書かせていただきます。
今回はキャラやメカ、ゲームといった個別の内容についてを。


まず、マクロスキャラの人気についてですが現在中国オタク的に最も人気のあるヒロインは「マクロスF」の
「シェリル・ノーム」

だそうです。
中国オタクの間では「女王」などとも呼ばれているそうですが、最新作でのキャラということでファンの印象も強く、「F」で増えたライト層のファンから古参のファンまで幅広く人気となっているようです。
最近中国で行われるようになってきている、
日本のアニソンアーティストをお呼びしてのライブでもシェリルの歌は非常に人気が高いですね。

それからご質問を多くいただいているマクロス初代ヒロインとも言える
「リン・ミンメイ」

についてですが、人気そのものに関してはそこまで高いというわけではないようです。
作中での扱いや日本のアニメにおける屈指の有名中華系ヒロインということで非常に知名度が高いのですが、中国オタク内での扱いは「象徴」といったような所にとどまっているようです。

リン・ミンメイは作品ごとにキャラの設定が異なりますが中国オタク内での一般的な認識は最初に入っていった「Robotech」におけるイメージが強いそうで、日本のテレビ版マクロスのイメージに近いようですね。
また「愛・おぼえていますか」の設定は中国オタク的にあまり感情移入できずイマイチ好まれていないという話もあるそうです。

そして男性キャラの方では「ロイ・フォッカー」や「オズマ・リー」のような頼れる兄貴的隊長キャラの人気が高いそうです。それ以外ではマクロス系メガネキャラ(割れる方も割れない方も)も人気があるとか。

逆に「一条輝」や「早乙女アルト」といった優柔不断な主人公はイマイチ好かれていない不人気キャラになってしまっているそうです。


次にメカの人気ですが、最も人気が高いのは「VF-19」系列の機体だそうです。

VF-19系列は「7」のファイアーバルキリーことVF-19改や「プラス」で活躍する試作型YF-19、更にはゲームのVF-Xシリーズでプレイヤー機として活躍するVF-19Aなど、中国オタク的に非常に印象深いものとなっている模様です。

それからカルト的な人気があるのが「VF-4」だそうで、中国オタク内のディープなマクロスファンの間では昔から非常に美しい機体として評価されているそうです。「VF-4」については映像媒体ではほんの少し顔を出しているだけというのもマニア的にはたまらないのだとか。


最後にゲームの方の紹介を。
最近こそネットゲーム大国になっている中国ですが、90年代〜00年代半ば辺りまでの頃は中国オタクの間におけるテレビゲームの影響はかなり大きなものでした。

当時の中国はまだ娯楽が少なく、テレビゲームはその中でかなりの存在感がありました。ゲームは一旦ハマると非常に多くの時間を使って遊ぶことになりますし、ある面ではアニメ以上の影響力があったかもしれません。当時の中国のゲーム事情として特殊なのは、日本の感覚に比べると女性のプレイヤーもかなりいたという点でしょうかね。

中国で大ブームとなった「ときめきメモリアル」にも多くの女性プレイヤーがハマったりしていましたし、ゲームでの露出によって女性ファンを獲得することができたというケースも少なからずあったそうです。

そしてマクロスのファン獲得に関して影響の大きかったゲームの筆頭は
「スーパーロボット大戦シリーズ」

だそうです。なかでもαシリーズの影響は大きく、初代αでは多くの古いファンが昔の記憶を思い出し、第三次αでは「マクロス7」に関する情報が中国オタクに刻み込まれのだとか。

他に中国オタク的に影響のあった作品ですと、ドリームキャストで発売された
「マクロスM3」

があるそうです。実はこの「M3」の情報が出た当時は中国ではドリームキャストの普及の頂点とも言える時期だったそうで、当時中国のゲーム雑誌でもかなり大きく取り上げられたそうです。

ちなみに、中国に最初に入ったマクロスのゲームは恐らくファミコンの「超時空要塞マクロス」だそうで、90年代初頭のファミコンのコピー機が中国で大流行した頃に一緒に入ったようです。
ただ、当時はほとんどが海賊版ソフトでしかも1本のROMカセットに数本から数十本のゲームが入っているものが主流でした。

そんな訳でパッケージにマクロスの絵が描いているわけでもなく、また「超時空要塞マクロス」という名前が知られているわけでもなかった当時はゲームとマクロスに関連性を見いだせた人間は非常に少なかったそうです。
それは後年マクロスにハマるような人間にとっても例外ではなく、遊んでいた当時はゲーム中の変形機能やミサイル(反応弾)の意味が分からなかったそうです。


中国のマクロス事情についてはだいたいこんな所でしょうか。

それとマクロス関連のついでにもう一つ。
以前質問をいただいたこともあるのですが、中国オタクのマクロスファンも
「ゼントラーディ語」
を覚えようとしちゃったりしたことのあるのが結構いるそうです。

例えば
「ヤック・デカルチャー」
は普通中国語では意訳して
「难以置信」
などとされるそうですが、音を無理やり漢字で表記すると
「雅酷爹咔麓恰」
といったものになったりするそうです。




今回のことを調べていて印象深かったのは「マクロス」が中国オタクにとって非常に重要な作品であると共に、中国オタクの趣味の広がりに合わせて中国に入ってくるマクロス関係の作品も広がっていたことです。

これは言い方を変えれば、
「マクロスの中国での広がりを追いかければ中国オタクの変遷を追いかけられる」
ということでもあります。そういった背景があるので、マクロスは中国オタクにとって様々な意味で重要な作品となっているのでしょうね。

長々と書いてしまいましたがとりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


「マクロス」は中国オタク的「心のアニメ」 その1 中国におけるマクロスとRobotechの関係

「マクロス」は中国オタク的「心のアニメ」 その2 中国オタクの発展とマクロス

「マクロス」は中国オタク的「心のアニメ」 その2 中国オタクの発展とマクロス

前回に続いて今回も中国オタクのマクロス事情についてやらせていただきます。

前回の記事では
「マクロスが中国に最初に入ったのはアメリカで編集合体されたRobotechを通じてだった」
「90年代後半になってようやくマクロスとRobotechが実は別物だと知られるようになった」

ということまで書かせていただきました。

この「マクロス」と「Robotech」が実は別物だと知られるようになった90年代後半は中国でVCDが普及し海賊版が爆発的に広まっちゃった時期でもあります。

海賊版の普及に伴いテレビ以外の様々なアニメ作品の視聴もできるようになるというちょっと頭の痛い背景もありますが、結果的に今に至る中国オタク層の基礎が構築された中国オタクの黎明期とも言えますね。

そしてこの当時広まった情報により、
「マクロス」はまさにこの中国オタク黎明期のタイミングに合わせての「復活」となったそうです。

多くの中国オタクが
「子供の頃に見た作品に実は別の形による作品が存在し、更に続きのシリーズがあった」
ということを知り、昔の記憶を思い出すと共に作品に対する思いを新たにしたという話です。

更にこの時期に合わせて、マクロスの「愛・おぼえていますか」、「プラス」、「供といった関連作品も中国オタクの間で広まることになったようです。この辺は話数も少なく比較的手に入れやすい価格だったのも大きいとか。


一応この時期には初代と7のテレビ版も中国に入っていたらしいのですが、テレビ版は話数も長い上に海賊版でもそれなりの値段になってしまったことから、名前は知られているものの、きっちり見た人間はそれほど多くないそうです。
(当時は海賊版と言ってもVCD一枚が10〜30元くらいしたので、当時の中国の若者からすれば結構高いものでした。更にテレビシリーズを全部となると十数枚以上購入しなければならず、学生の使えるお小遣いではちょっと手が出せない金額になってしまいます)

ちなみに、これが当時の海賊版VCDのパッケージだそうです。
こちらが「初代」
初代VCD表
初代VCD裏

表だけでおなかいっぱいになりそうですが、それに加えて裏はなぜか「トップをねらえ!」になっています。

そしてこれが「7」らしいです。
7VCD表
7VCD裏

裏の絵はPSのギャルゲーの「後夜祭」のようです。とにかく美樹本晴彦絵を使ってアピールする戦術だったのでしょうか。そういえば、当時の中国のアニメ・漫画好きな若者の間では美樹本晴彦の人気が非常に高かったですね。


さてその後、マクロスに関する別の追い風になる流れが2000年前後から起こります。
この当時、中国のアニメ雑誌「動漫時代」に付録として日本のアニソンを収録したテープ(後にCD)をつけるようになり、中国オタクの間にアニソンが広まりました。またそれに伴ってアニメ音楽のテープやCDが正規非正規混じって中国でも見かけられるようになっていきます。

この時期に中国で人気になったアニソンは「エヴァ」「ガンダム」「ロードス島戦記」等イロイロとありますが、その中でマクロスも劇中のリン・ミンメイの歌などが人気となっていきました。

そしてその後アニソンアーティストにも注目が集まるようになったのですが、
中でも注目されたのがマクロス7の「FIRE BOMBER」でした。


マクロスは作品の根幹となるテーマが「歌」であることもあって、アニソン方面のブームでも定番作品となっていきます。
ちなみにこれは、当時中国で出ていたという「FIRE BOMBER」の歌を収録したアニソンテープだそうです。
テープ01
テープ02



そして最近の話になります。
ブロードバンド環境の発達により中国オタクがファンサブなどの非正規ルートにより作品を楽に視聴できるようになっちゃっていますが、それによりライトなファンも増えましたし、ネット環境の向上によりファンのコミュニティが整備されるようになりました。

こうして中国オタクのアニメ視聴環境が整った(?)段階で満を持してといった感じで
「マクロスF」

が中国オタクの中に入っていきます。

この頃になると日本とほぼ同じスピードで作品を見ることができるようになっています。
それ以前は日本で放映が終了してから作品が入ってきていたので、ハイペースで全編を見終えることや、作品のネタバレを調べてしまうといったことも可能でした。

しかし「マクロスF」辺りからは、日本の新作アニメをリアルタイムで一喜一憂しながら追っかけるというスタイルが定着していきます。

「F」についても毎週作品の展開やヒロインの扱いにやきもきしたり、それに関して中国オタク系BBSで不毛な争いをするといったような楽しみ方をするようになっていきます。
またそれに加えて、シリーズ作品ということで自分達の知っている過去の作品との関連性を考察したりするなど、ライトな層からディープな層まで楽しめる作品として歓迎されたそうです。


前回、今回と長々とやらせていただきましたが、中国における「マクロス」の広まり方は以上のような流れだそうです。

こうやって考えてみると「マクロス」という作品は中国オタクのスタイルが変わる節目節目で存在感を示し、それによって更なる人気を獲得しながら今に至っているようです。
中国オタクの中で重要な位置を占める作品になるのも当然なのかもしれませんね。

とりあえず、この辺でまた一区切りを。
次はリン・ミンメイなどのキャラへの中国オタク的評価や、ゲームに関してなどを紹介させていただこうかと思います。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


5/17:修正:タイトル及び内容の誤字脱字を修正。ご指摘ありがとうございます。


「マクロス」は中国オタク的「心のアニメ」 その1 中国におけるマクロスとRobotechの関係

「マクロス」は中国オタク的「心のアニメ」 その3 リン・ミンメイなどのキャラ、バルキリー、それとゲームについて

「マクロス」は中国オタク的「心のアニメ」 その1 中国におけるマクロスとRobotechの関係

今回は中国オタク的に非常に思い入れが強いとされているアニメ
「マクロス」

について書かせていただきます。


先日私は仕事やら趣味やらで北京に行ってきたのですが、その時の趣味関係での目的の一つが中国のマクロス事情について詳しく調べるということでした。
うまい具合に中国オタクの中で「最もマクロスに詳しい人間の一人」と言えるような人から話を聞くことができたので、それを紹介させていただきます。


「マクロス」は中国オタクにとって小さい頃から慣れ親しんだ作品となっていまして、中国オタクの作品に対する感覚は日本の「ガンダム」に近いものがあるかと思います。

中国オタクの多くは大学に入って受験戦争に区切りがついてから本格的にオタク趣味にハマるので、マクロスのように子供の頃からずっと知っていて、しかもシリーズものとして把握されている作品は珍しかったりします。

またそういったことから「マクロス」という作品に対する感覚も
「日本のファンが子供の頃から慣れ親しんだアニメ作品へ抱く感覚」
に比較的近いところがあります。
(逆に「ガンダム」はある程度歳がいってから意識した人間が多く、ハマるルートもSEEDから入ったというのが多く、それ以外ではゲームなどの関連作品やOVAあるいは各種資料から宇宙世紀に入ったりするなど、日本での感覚とはかなり違う所があります)

しかし、マクロスが広まるきっかけとなった最初の一歩は日本と異なるものでした。
中国に最初に入ったのは日本でおなじみの「超時空要塞マクロス」ではなく、アメリカを経由した
「Robotech」(中国語名:太空堡垒)

でした。

「Robotech」は日本製のアニメを欧州や中南米向けに吹き替えて販売していたハーモニー・ゴールド社がマクロスをアメリカ市場に売り込み、放映された作品です。
しかしアメリカの番組スケジュールで36話しかないのは短すぎるとテレビ局から難色を示されたため、「サザンクロス」と「モスピーダ」の放映権も手に入れ、内容をアメリカ向きにして三作品を一本に再構成した全85話となった作品です。
この「Robotech」の最初の「マクロス・サーガ」の部分が超時空要塞マクロスの内容にあたります。

「Robotech」が中国で放映されたのは1991年からで、上海電視台で最初に吹き替えで放映され人気となり各地のテレビ局で放映されたそうです。

マクロスはメカ描写やSF要素以外にもラブストーリーが作品における重要なポイントになっていることから、「Robotech」の頃から他の作品に比べて多くの女性ファンを獲得していたそうです。この「他の作品に比べて女性ファンが多い」というのはその後の中国オタク内におけるマクロスファンの特徴にもなっていますね。


「Robotech」はだいたい同じ時期に中国に入り大人気となっていた「トランスフォーマー」の影に隠れる形ではありましたがかなりの人気となったそうです。91〜92年頃には玩具の販売もかなり盛りあがり、タカトク等の型を使ったバルキリーなどの玩具も
「髑髏戦神」
という名前で売られていたのだとか。
バルキリー

これは私にイロイロと教えてくれた人が持っている当時中国で流通していたバルキリーだそうです。

ただ、このブームは時間が経つにつれ収束し当時中国で玩具を売っていた会社もいつの間にか消えてしまったそうです。
中国におけるマクロス関係の動きはここで一旦消え、次の動きは90年台後半を待つことになります。


その後97年に中国の「電子遊戯与電脳遊戯」という雑誌で劇場版の
「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」
が紹介されます。


更に98年には「大衆軟件」という雑誌の付録のディスクで「日本アニメ五大作品」という記事で「マクロス」が大きくとりあげられたそうです。またこれらの記事の中で「Robotech」と「マクロス」が実は別の作品であることも伝えられることになったそうです。

中国オタクの間で「Robotech」と「マクロス」の違いについての認識が定着するにはこの後もうしばらくの時間が必要だったようですが、情報そのもの広がりに関しては恐らくこの頃から始まったようです。


書いているうちに長くなってしまったので、ここで一区切りとさせていただきます。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


5/17修正:タイトル及び内容の誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。


「マクロス」は中国オタク的「心のアニメ」 その2 中国オタクの発展とマクロス

中国オタクが初音ミク魔改造フィギュア50万円落札に驚愕したり困惑したりしている模様

さて、前回に引き続いて北京に行っている間にいただいた質問についてを。

先日、オークションに出品された魔改造された初音ミクフィギュアに50万円の値段がついたそうですが、ありがたいことにこの件について「中国オタクの反応はどんな感じか?」という質問をいただいております。

この件について詳しくは、はちま起稿さんの記事などをご参照ください。
【ヤフオク】初音ミクの魔改造フィギュアが50万円で落札される(はちま起稿)

中国のソッチ系の掲示板を見てみたところ、コレに関するやり取りを見つけることが出来ましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


初音ミクのエロ改造フィギュアが50万円で落札されたらしい。いったいどういうことなんだ!?

えーと……人民元だと3万元を軽く超えるな。日本にはそんな値段で買うヤツがいるのか。恐ろしい!

そもそも、出せるという想像がつかないレベルの金額だ……日本のオタクの財力はどうなってんだ。

オークションで熱狂したのか?
それともホントにこの価格でも欲しいというヤツがいたのか?

エロに対しての需要があるのは分かるが、コレはさすがに……

日本では脳内補完で満足できないヤツが多いのか?
それとも更なる飛躍を求めてしまうのか?

日本のオタクの財力マジでスゲェ。愛ゆえなのかエロゆえなのかよく分からんが、とりあえず何にも勝る衝動があるのだろう。

ウラヤマシイ!このミクを買えるのもウラヤマシイが、これを買って展示できるというのもウラヤマシイ!実際こんなん買ってどこに置けばいいんだ!?人が来て見られたら人生終わるし、かといって保管しておくだけでは意味が無いし。
ホント、俺には様々な面から手に入れるのが無理なフィギュアだ。

私は改造技術持ってないからハッキリしたことは言えないが、そこまでレベルの高い改造には思えないんだが……

しょせん同人レベルの改造だろ?
こんな額を出すのに見合ったもんじゃないだろうに。

日本の模型関係はプロと同人の関係が同人誌以上に曖昧だぞ。
ワンダーフェスティバルとかはプロも同人も一緒に並ぶし、同人限定でスゴイフィギュアを出しているサークルもある。
ただ、私もさすがに裸改造でこの値段ってのは言葉が出ないわ。

こんなスゴイ価格で売れるんなら、俺もいっちょやってみるか。

これは魔改造と言われている改造だな。
裸になることを想定していないフィギュアは服の部分を外すとバランスがおかしくなったりするし、ちゃんと観賞に耐える魔改造にはそれなりの技術が必要だよ。
「ふぃぎゅ@メイト」というエロゲはこの改造をモチーフにしている作品だったが、魔改造に関する愛を熱く語っていたりもしたし、特殊ではあるが日本ではある程度確立されたジャンルなんだろう。
ただ、私もさすがにこの価格には驚いたわ。

日本のオタクはこの価格でも手が出せるのか!?

実際、こういう改造って日本ではどれくらい存在するものなんだろね?
俺は最初これがかなり貴重な物かと思ったんだが、日本のオークションではこういったフィギュアがわりと出品されているようだし。

この価格の原因は初音ミクのパワーってことなのか?
さすがに、単純にエロだけでこの価格になるとは思えないんだが。

値段の高騰の理由は俺も分からんな。
以前行った日本旅行で秋葉原に行った時は、個人利用のショーケースに裸改造のフィギュアが飾られていたし、価格もそこまで高くなかったから、こういった改造はそこまで貴重ってわけじゃないと思う。

この金でいったいどれくらいのフィギュアが買えるのだろう。

男にとってエロを喜ぶのは分かるが、ここまで金を出すオタクな男がいるとは……
しかもオークションってことは複数での争いだよな……

こんなん買わないでも画像だけで十分じゃないの?
画像を直接加工したっていいんだし。

日本のフィギュアって衣服の造形がスバラシイのに、それを外しちゃうのは正直もったいないと思う。

エロいミクもちょっとうらやましいが、それ以上に日本のオタクの財力の凄さを感じたわ。
てか仮に自分にこれだけの金が出せたとしても、浪費に思えて買わないだろうなー

俺は買うぞ。もちろん「金が有ったら」という話だがな!

やはり日本のオタクは金持っているしよく使うっつーことなんだろう。オタクを対象とした金をだまし取るビジネスが盛んになるわけだ。

いや、こういうのに需要があるのは分かるよ?
でも全部裸にしちゃったら想像の神秘が無くなるじゃないか……



とまぁ、こんな感じで。
最近では中国オタクも段々とオタク関係にお金を使うようになってきているとは言っても、やはり1アイテムに50万円というのは想像の彼方のようです。

また、最近中国でもフィギュアがオタクのコレクションアイテムとして広まっているうえに、初音ミクは中国でも非常に人気の高いキャラですから、中国オタクの面々も改造のもとになったフィギュアの価値についても大体のところを想像できているかと思います。


そんな訳で、いくら魔改造とはいっても50万円もの値段で取引されるというのがかなりの驚きとなったのではないでしょうかね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的にフィギュアにはどれくらいお金をつぎ込むのか

中国オタク「井上雄彦先生が本願寺で屏風を展示だって!?」

ようやく落ち着いてきたので北京に行っている間にいただいた質問や情報について、ぼちぼちとやらせていただきます。

まずは
「東本願寺で展示された井上雄彦先生が親鸞を描いた屏風」
についてありがたいことに質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。
詳しくは、以下のニュースなどをご参照ください。

[井上雄彦]親鸞屏風 2時間待ちの大盛況 「真実求める人間・親鸞」を描く(マイコミジャーナル)

中国では過去に「スラムダンク」が社会現象になるほどの大人気となったことがありますし、井上雄彦先生は中国で最も人気のある日本の漫画家の一人と言えるかと思います。

そんな訳で、この親鸞の屏風についてもちょっとした話題になっているようでした。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


井上雄彦スゲェ……いったいどれくらいのパワーがあるんだ!?

井上神どころじゃない。これはまさに井上「大」神だ!!スゴ過ぎる!!

漫画家が有名な寺で作品を展示できるってのはマジで驚いた。井上雄彦はスゴイとおもっていたけど、こんなことまで出来る存在になっていたのか。

それにしても、漫画で屏風を描いてしかもそれを寺院で展示って大丈夫なのか?少し心配だ。

このニュースって本気でやってる話なの?さすがに何かのネタでやってたりするんじゃない?

いや、普通に浄土宗の有名な寺で宗祖の親鸞を描いた屏風を展示するという公式のものだ。しかもかなりの人が見に来ているらしい。

うーん……スゴイ作品のようだし、文化的な場所での展覧というのも良いと思うけど宗教と漫画の組み合わせはホントにいいのか?

最初見たとき「バガボンド」の絵かと思ったわ。
漫画家が漫画で評価されていないのは少し残念。この屏風が芸術的に評価されて、後の世に井上雄彦の代表作として伝わっちゃったりしないよな?

さすがは現代の最も尊敬できる漫画家。

こういうの描くようになったらもう漫画家やめちゃうんじゃないか?
結果として作品が芸術として評価されるならともかく、漫画家ではなく芸術家という方向には行かないで欲しいな……

井上雄彦の画力は10年程前の時点で既にトンデモナイことになっていたからな。そこから更に向上しているとなると、もう。

ここまで来るともう少年ジャンプで描くことは無いんだろうね。自分の描きたいものだけを描いていくようになって。
社会描写や芸術描写の面からも評価される質の高い作品が出続けるのは嬉しいけど、「スラムダンク」のような娯楽性の強い作品もたまには描いてくれないかなー

「スラムダンク」とは違うけど、「リアル」も面白いよ。ただ刊行ペースが遅いからちゃんと終わるか心配なのは確かだね。「バガボンド」も原作アリとはいえ独自解釈が多いし連載スピードがちょっと不安になってくる……

こういう作品を描けるようになったのはやはり井上雄彦が歳を取って成熟したからじゃないかな。「バガボンド」の登場人物の顔立ちや眼光には気迫や精神など深いものが感じられる。「スラムダンク」の桜木花道も悪くないキャラだけど、最近の井上雄彦作品に出てくるような深さは持っていない。

おい!なんか記事読んだら、本願寺の若手僧侶が井上先生に依頼したらしいぞ!?
日本は寺の和尚までオタク化しているのか!?

東本願寺と言えば一向一揆の所だよね。宗教からも依頼をされる井上雄彦先生はマジでスゴイな。

東本願寺は戦国時代だと一向宗関係の所か。そこにオタクな和尚……現代の東本願寺の和尚も信長の野望を遊んで本願寺家で天下統一しようとしたりするんだろうか?

東本願寺の若い僧侶がなんで井上先生に依頼しようとしたのか詳しく知りたい。僧侶がみんな「スラムダンク」や「バガボンド」を読んでいたりしたんだろうか?それとも井上先生の作品に「禅」を感じたりしたんだろうか?

この作品って別に大したこと無いじゃないか。絵がうまければ芸術ってわけでもないし。これは井上雄彦の人気を目当てにした企画だろ。日本の和尚は世俗的だから。

まぁ深い意味があるかどうかは別にして、画だけ見てもこれは何かスゴイものがあるように思えるぞ。井上雄彦の職業の漫画家から「漫」の字が消えそうだ……

どちらにしろ、この作品で井上雄彦はまた新たな境地に達したみたいだね。ウチの国においても社会現象を起こすようなレベルの人気作品「スラムダンク」を描いて大人気になったあと、更に別の方向でも成功している。

井上雄彦の漫画家としての実力もスゴイけど、漫画が様々な分野に波及できるのは日本のスバラシイ所だよなぁ。

東本願寺という歴史と文化のある場所で、自宗派の宗祖をテーマにした作品を漫画家に依頼するとは。井上雄彦もスゴイけど、東本願寺もスゴイね。



とまぁ、こんな感じで。
中国での大人気っぷりを覚えている人が多いからなのか、
「さすが井上雄彦」
といった反応が多くみられました。

またそれと同時に、東本願寺での展示ということで日本における漫画の扱いにちょっと戸惑ったりしているような所もありました。

中国では宗教に関しては、過去の事件や国内での扱いから「関わると厄介な物」「アンタッチャブル的な物」といった所があります。
しかしそれとは別に「歴史」や「文化」としては重視すべきと考えているような所もありますし、日常生活ではまじない関係の習慣やジンクスを重視したりすることも少なくありません。

そういったことから宗教関連の扱いが難しいところがあるので、日本における漫画と宗教の関係や距離感についてはちょっと不思議に思えたりもするようですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


スラムダンクの中国への影響がどれだけ大きかったかについて
中国オタク「日本の僧侶は恋愛も結婚もOKなの!?」

中国オタクの「中国人の嫌いな日本アニメ」への反応

先日サーチナで
「中国人の嫌いな日本アニメ」についての調査結果が発表されました。

中国人の嫌いな日本アニメ、「デスノート」「ブリーチ」が上位(サーチナ)

ありがたいことにこれに関して
「中国オタクの実際の感覚ではどうなのか?」
といった質問をいただいております。
そんな訳で、今回はそれについてを。

実はこのニュース、中国オタクの間でもちょっとした話題になっているようで、私の巡回先でもこのニュースに関するやり取りを見かけることができました。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ほう、日本ではこういう調査もやっているのか。とりあえずデスノートもブリーチも俺が好きな作品ではないな。嫌いってほどでもないが。

なんか結果見たら半数近い人間が「特に嫌いなものはない」って答えてるんだが……これでウチの国の人間が「ブリーチ」や「デスノート」を嫌いっていうのはなんか違うような気がするんだが。

俺の好きな作品がどれも上位になってるのはどういうことよ。

嫌いな作品の上位ってどれも「よく知られている」「馴染みのある作品」だよな。

「頭文字D」が上位に入ってるって……どこを対象にしたアンケートなんだ?

俺の神作「デスノート」が1位だと!?いったい何の冗談だ!?

あー、でも俺「NANA」とか嫌いだわ。周囲では読んでるの多いけど。

あのイロイロな意味で嫌われまくっている「閃光のナイトレイド」が入っていないじゃないですか。

判断基準となる割合が低すぎるよね。これで「中国人は××が嫌い」と言われても……

タイトルで釣るのはどこの国でも同じなんだろ。ウチらの掲示板でもスレ名で釣るのはしょっちゅうだし。

正確には「嫌いと言いつつも、なんだかんだで見続けている作品」という感じだ。

そういや俺は「NARUTO」が嫌いなんだが毎週なぜかチェックしてしまっている……!

母集団が3000だし判断するには微妙な所だな。ウチの国のオタクって年齢層によって趣味がかなり異なるから年齢に関する分析も欲しい。

「青年」という層にしたって80後と90後じゃかなり違うしね。てかなんで「キャプテン翼」がランクインしているの?現実では必殺シュートがうてないと気付いたヤツが多いからか?

私の好きな「コードギアス」も入っているのが残念。まぁアレは嫌いな人もいるだろうね。ただどの作品も正直「嫌われている」かというと微妙な所だ。

「ブリーチ」は一時期コスプレが死神装束で染まったりしていたから人気作品だと思うんだが。
最近の展開への不満とか、熱が冷めたヤツもいるだろうけど好きなヤツはそれなりにいるはず。

「クレヨンしんちゃん」とか「ちびまる子ちゃん」とかが出ているのを見ると、なんか俺達より世代が上か下かという感じがする。あとアンケートの回答項目も、どういった回答欄や選択欄になっていたかが気になるね。

「ちびまる子ちゃん」が嫌いな作品上位ってのは意外。どこが嫌われているんだ?
「デスノート」や「ブリーチ」は評価が分かれる作品だし、「クレヨンしんちゃん」は保護者に嫌われていそうなのは想像できるんだが。

男性の嫌いな作品って「少女向け作品が嫌い」「腐女子系作品が嫌い」ってだけっぽいのが結構あるような……

俺も「黒執事」が好きってわけじゃないんだが、女性でこんなに「黒執事」が嫌われているってのは予想外。

どれも俺が好きな作品なんだが。
しかしこれが中国人の好みを反映しているってことは……まさか俺は中国人じゃなかったのか!?

なんか釣りっぽい話だな。ただ、私「ONE PIECE」や「銀魂」嫌いだし、人気作品にはそれ相応の作品を嫌う人間もいるってことじゃないの?

最近こういうランキングネタ多いよね。ネットでは分かり易い記述がウケるし。
見ている人間が多ければ嫌いな人間も多いってことだろ。オタク向けの作品はマイナーだし好みも細分化しているからこういう所ではそんなに出てこないんじゃないの。

そもそも嫌いな作品って最初の方で投げ捨てて記憶から消えていない?
ここで名前が挙がるのは少なくとも一度はハマったり、ある程度は見たりしたような作品なんじゃないかね。



とまぁ、こんな感じで。
ざっと見たところでは日頃の感覚とは違うものの、納得できる部分が無いわけでもないということで、中国オタク的には何とも微妙に思えるランキングという感じでしたね。

実際調査結果の数字を見ても絶対的に嫌われている作品というのはないようですし、私の印象でも上位の作品は中国における知名度の高い作品ばかりです。

上で紹介させていただいた発言や以前いただいたコメントにもありますが、
「ブリーチ」「デスノート」

などの嫌いな人が多いとされた作品はどれも中国でファンが多いとされている作品なので、このランキングはある意味
「アンチの多い有名作品」
といったものになっているのかもしれません。

見方を変えればこのランキングで上位に入っている作品は
「ある程度まとまった数の作品を嫌う人間が出てくるほど知名度の高い、メジャー作品」
ということなのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


閃光のナイトレイド、やはり中国で炎上

関智一&杉田智和北京声優イベントレポート

今回は5月1日に北京で開催された、
声優の関智一さんと杉田智和さんをお招きしてのイベント
「Tomo2 in Beijing 声優祭 2011次世代中日動漫交流活動」
声優イベントポスター

のレポートをやらせていただきます。
(ちなみに「Tomo2」は「ともに」と読むそうです)

今回のイベントも500人以上のファンが集まり、例によってかなり盛り上がったものとなっていました。
先日の私の北京行きの目的の一つがこのイベントだったのですが、
改めて中国オタクのパワーの凄さを実感することが出来ました。

主催者である北京の清華大学のオタクサークル「次世代」の面々から聞いた話によれば、今回もチケットの入手はかなりの激戦になってしまったそうです。

参加希望者の大多数はやはり女性ということから抽選を潜り抜けた参加者の多くも女性となり、抽選でチケット購入までいけた男性は二十数人程度、しかもそのうち半分くらいが彼氏or友達によるチケット獲得確率上昇のための申込みっぽかったということでした。
実際、イベント会場は女性の方ばかりで男は肩身が狭かったですね。

例によって北京市だけでなく中国全土から参加者が集まったそうですが、年齢も幅広く最年少は14歳(しかも別の都市から遠征)なんて方もいたそうです。ちなみに上限はちょっと不明だそうですが、中国オタクの年齢層的に
「35歳以上はたぶんいないだろう」
とのことでした。

イベントの開場は17時予定で、私自身は今回のイベントの協賛でもある北京の漫画喫茶B3の店長さんと一緒に3時過ぎくらいに会場入りしたのですが、その頃にはもうかなりの数のファンが集まっていました。

「関本命」と書かれたお揃いのTシャツを着ていたり、「杉(ハートマーク)田」というアイテムを持った一団もいましたが、あれはやはりオリジナルグッズなんでしょうかね。更にはグッズだけでなく、気合の入ったコスプレで来ている方も結構いました。

またなかにはチケット抽選に外れてしまったものの、ファンの集いとファン皆での写真撮影などのためにはるばる会場まで来たなんて方もいたそうです。

それから、先日の震災に関する募金活動も行われていました。
北京声優イベント募金イラスト01
北京声優イベント募金イラスト02

ちなみにこれはその活動に使われていたイラストです。



そして時間の遅れもあまり無く順調に18時頃からイベントは始まり、
杉田智和さんによる
「会場の皆さん」
という一言でキャーというかギャーというかの声が響き渡り、モノスゴイ盛り上がりとなっていました。

イベントの内容は

・ネットで事前に募集した、中国オタクの選んだセリフをしゃべってもらう
・前日北京の王府井を観光した声優さん達の写真を使ってのトーク
・オリジナルライトBL(?)ショートストーリーを関智一さんと杉田智和さん、更に中国人声優の劉せいらくさんを加えての演技によりその場で公開
・ネットで事前に募集したお二人への質問
・イベント参加者全員を対象としたプレゼントの抽選
・サイン会


といった流れでした。この中の「中国オタクの選んだセリフ」は今回のファン層のイメージが分かって面白かったですね。
関智一さんへのリクエストは
「戦国BASARA」「フルメタル・パニック? ふもっふ」「遥かなる時空の中で」「テイルズ オブ デスティニー」「フルーツバスケット」
杉田智和さんへのリクエストは
「荒川アンダー ザ ブリッジ」「銀魂」「ハチミツとクローバー」「涼宮ハルヒの消失」「ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story」
でした。

それから、ショートストーリーは
「関智一さん演じる脳筋天然系体育教師」と「杉田智和さん演じるツンデレ理科教師」(でいいんでしょうか?)をメインに、「劉せいらくさん演じる生徒」を交えてのお話でした。

また質問コーナーもイロイロと盛り上がったりしまして、
杉田智和さんの声優業に対するストイックな発言に拍手が起こっていましたし、
関智一さんのカレー好きに関する質問に対しての
「声優やめたらカレー屋をやりたい」
という発言にはわりと本気な悲鳴と「やめないで」の声が飛んだりしていました。

そしてイベントの最後の方で行われたプレゼントの抽選では最も豪華な景品が
「ポラロイドで声優さんとツーショット写真を撮ってもらえる権利」
だったので声優さんお二人によって行われたくじ引きのとき、会場のファンはかなり緊張していましたし、見事当たった人は喜びの悲鳴をあげたりしていました。
特に関智一さんとのツーショット写真の権利を当てた方はかなり気合の入ったイザークコスプレ(ザフト赤服ver)でイベントに参加していた方だったので、良い人に当たったみたいですね。


イベントの内容についてはこんな所でしょうか。
今回のイベントは北京のオタクサークル「次世代」による3回目の声優イベントということで、運営側にもノウハウが蓄積されてきたそうで、実際チケット販売や当日のイベント進行はかなりスムーズに進んでいました。
今後もこういったイベントが中国で開催されていくといいですね。

ちなみに、今回のイベントに関するエピソードで印象的だったのは
「北京空港で声優さんを待ち構えていたファンがかなりいた」
ということですね。

イベント前日に声優さんが北京入りする際に既にファンが待ち構えていたそうですし、帰りの時は早朝の飛行機にもかかわらず朝からファンが集まり、最終的には50人くらいが見送りに来ていたそうです。
もちろん主催側も飛行機の便や時間などの情報は漏らしていないのですが、ANAが協賛ということで成田との飛行機の時間にヤマを張って待ち構えていたらしいという話です。
改めて「中国のファン恐るべし」という印象を受けました、はい。

とりあえず、こんな所で。


5/7修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

「まどか☆マギカ」がハッピーエンドじゃないとガッカリ気味な中国オタク

今回は多くの質問をいただいている。
「まどか☆マギカ最終回への中国オタクの反応」
についてやらせていただきます。長らくお待たせしてしまってスミマセン。


私自身、非常に楽しめた作品ですし延期で間が空いていた時間はずっと放映が待ち遠しかったり、放映中止になるのではという不安もありました。そして実際に放映された11、12話はとてもスバラシイ内容でした。

「まどか☆マギカ」は中国オタクの間で前期の新作アニメでは最大の注目作となり、10話、延期、最終話の放映といった流れの中でかなりの勢いで発言が飛び交っていました。

私にも全てを把握して紹介するのは無理ですが、とりあえず中国のソッチ系の掲示板をざっとまわって見かけた反応についてを大雑把に紹介させていただきます。
それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳になります。


最終話、こんだけ待ったのに……コレ?誰も救われていないじゃないか!!

これは別に悪くないんじゃないか?事前に出ていた予想の中の最悪のケースよりはマシだし。
なんだかんだで全滅エンドじゃなく終わったし、面白かった。ただそこまで意外な終わり方には思わなかったな。

一番最後の意味が分からない。あれはほむらが消えてバッドエンドになるってこと?
てかもうちょっと気分のいい終わり方にならなかったのか。

俺はこのエンディング良いと思うんだけどなー。普通に「夢」も「希望」もある終わり方じゃないか。

終わり方がブラックすぎる。
虚淵は何でこんなイヤな話を作るんだろう。「まどか☆マギカ」もやはり鬱系のストーリーになってしまったか……

「まどか☆マギカ」は失敗作。
全部ぶっ壊してヒドイ目にあわせたあと「良いこと」のふりをしてほんのわずかだけ戻し、それをさも希望があるように見せかける虚淵のいつものやり方でしかない。「Fate/Zero」も「沙耶の歌」も全部こんなんだ。虚淵を持ち上げているやつはいい加減目を覚ませよ。

いや、これは愛の戦士虚淵玄にしてはかなり良い終わり方だぞ?何か前向きというか。
私は絶望の中で終わるっつー可能性が高いと思っていたから、むしろこの終わりで安心した。地球を絶望が囲んだ辺りでもうダメだと思ったからね。
てか「Fate/Zero」は元々セイバーの敗北と冬木壊滅が確定した話だからバッドエンドなのは虚淵のせいじゃない。むしろ虚淵は敗北に至る話に希望を加えている。

「トップをねらえ!2」みたいな終わり方に感じた。因果の原点というか世界の外側になるという感じで。

「ふしぎの海のナディア」のようなエンディングを期待していたんだけど、実際はちょっと希望のあるエヴァ旧劇場版だった……いや、まぁ……作品としてみれば悪くない終わり方だと思うんだが、それでも私はハッピーエンドが見たかったんだよ。

ナディアの最後の方は奇跡の連続発動だからね。あれはあれで見ていてヘンに思わせないのがスゴイが、まどかの作品の流れで同じようなことやったら多くの批判が出そうだ。
それはともかく、この終わり方は愛の戦士虚淵玄なりの愛と希望のある終わり方だと思う。

事前に流出していた脚本の情報と同じか。
魔法少女が死ぬのは変わらないし、まどかの犠牲も変わらない。
あの流出情報がガセで、ハッピーエンドに終わる万一の可能性を期待していたんだが……もういいや、寝よう。

こういう終わり方についても心の準備はしてあったつもりなんだが、それでもやはり何かもやもやした気分になってしまう。中断による待ち時間が長かったからなのかな……

まどかの願いで因果を変えても、魔法少女が道具となって死ぬことは変わっていない。
安心して死ねるようにしただけで魔法少女の悲劇が全く変わっていないってのがな……やはりヒドイ終わり方だと感じる。

魔女が魔獣に変わっただけで、根本的な部分は何も変わっていないよな。
まどかの願いは結局悲劇に至る流れの中でキュゥべえが魔女を作ろうとする部分を消したということでしかないわけだし。

うーん、この終わり方は私にとっては十分に良い終わり方だと思うんだが。
魔女が魔法少女の絶望だという流れはまどかによって解消されたわけだろ?
魔法少女が死ぬという事実は変わらないとはいっても、彼女達は自分の目的に向かって戦い自分の死後に希望を抱いてこの世を去ることができるようになったわけだし。
グッドエンドかどうかというのをキャラの生死だけで判断するべきじゃないと思う。例えばさやかなんて、あの状況と本人の性格や行動でどうやったらあの終わり方以上の「救い」があるんだろうか?
まぁこれはあくまで私が個人的に感じたことなんで、異論は認める。

「まどか☆マギカ」もこの終わり方で、結局1月の新番組は全滅か。
最終的な感想としては、まどかの世界観は非常に浅いという所かな。最初は人を引き付けるものがあったけど終わりは残念なことになった。昔のエヴァを見たときのような共感は無かったしなぁ。

なんか終わり方が気に入らないって意見多いけど、逆にどんな終わり方が良かったんだ?
この作品のストーリーの流れやほむらが置かれた条件からして、あれより美しくて破綻の少ない終わり方ってあるのか?
もしかしてほむらがスーパーサイヤ人にでもなるようなのを求めていたのか?

私が何について不満かって、よく考えてみたら得をしたのはキュゥべえだけってことだ!
完全にではないがあいつの「まどかを魔法少女にする」という目的は達成されてしまっている。他のキャラは誰もが不幸になってしまったというのに。

私としてはラストの意味がやはり気になるね。ほむらは世界の終わりまで戦って、そこでまどかとまた出会えるということだったらまだ希望はあるんだが。

さやかは死んでるし魔法少女が死ぬことも変わっていないけど、10話の状況考えると悪い話ではないと思うんだけどね。てか最後に出た文章もそれなりに希望のある内容だし、私としてはハッピーエンドかバッドエンドという極端な判断のできる終わりには思えない。

終わり方に完全に満足したわけじゃないし癒し系な内容じゃなかったけど、私の「面白いアニメが見たいという心」は確かに癒された。
さて……第2期か外伝を楽しみにするとしようか!!



とまぁ、こんな感じで。
わりと多かったのは終わり方に対する不満でしょうか。悪くない思わり方だと納得しているのもいるようですが、少なくとも私が見た段階では
「ハッピーエンドではない」
と感じた不満の方が多いようでした。

あくまで個人的なものですが、私はかなり救いのある、ハッピーエンドというかむしろエロゲでいう所のトゥルーエンド的なとてもスバラシイ終わり方だと思ったのですが、中国オタク的にはちょっと感じ方が違うようでした。

中国オタク的に思い描くハッピーエンドの方向性では
「キャラの死亡回避」
というのがわりと重要だったのかもしれません。

全般的に見て、めでたしめでたしというか、全てのキャラが笑顔で終わるというのを求めていたのが結構いるような印象を受けました。
「登場キャラ達が幸せに暮らすその後」
で終わらせてほしいみたいな感じだったんでしょうかね。

この方向性を希望するというのは別に悪いことではないですし、こちらの方向性で名作となった作品も数多くあります。
ただ、「まどか☆マギカ」という作品に関してはその希望の方向に進む作品ではなく、結果的にガッカリした中国オタクも少なくなかったようです。

最近は情報の流れが早くなり日本における「解説」や「評価」もすぐに中国オタクの間に入ってくることから、作品に対する中国オタクの反応が日本とかなり似通ってきている所が出てきているのですが、「まどか☆マギカ」は久々に日本の反応と中国オタクの反応の違いが顕著に出てくる作品でした。
当ブログ的に「まどか☆マギカ」はそういう所からも「面白い」作品でしたね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


魔法少女まどか☆マギカ第3話に中国オタクも阿鼻叫喚状態

まどか☆マギカが放映中止になるのではないかと心配になる中国オタク

中国本土でボーカロイドの使い手が出ない理由 

北京から帰ってきました。
中国ではlivedoorのメールが使えない状態だったので、
メールのお返事もできませんでした。申し訳ありません。
現在メールチェックと返信を行っておりますのでもう少々お待ちいただければ幸いです。

今回も北京でイロイロとネタを仕入れたりできたのですが、
まだちょっとドタバタしているので今回も書き溜め分+αでやらせていただきます。


先日中国オタクのディープなボーカロイドファンの方にイロイロと教えていただくことができたので、前回の記事
ボーカロイドの中国における人気の高まり方と広がり方
ではボーカロイドの人気について紹介させていただきました。

今回はその続きで
「中国のボーカロイドファンの傾向」

などについてを。


まず、中国オタクのボーカロイドは大まかに
「音萌え」と「キャラ萌え」
に分かれるそうです。

どちらにもライトなのからディープなのまでいるそうですし、
両方Okなのも少なくないようですが、
あえて分けるとすれば「キャラ萌え」なファンの方がかなり多いようです。

このような差がついたのは中国オタクの元々の嗜好からというのもあるようですが、
それ以外にも「コストの差」というのが大きいのだとか。

まず「音萌え」についてですがボーカロイド曲が主体になる関係上、やはり日本語能力が必要となります。
特に「悪ノ娘」シリーズ
【ニコニコ動画】【鏡音リン】 悪ノ娘 【中世物語風オリジナル】
のような、ストーリー性のある曲を聴いて「理解」するにはそれなりの日本語能力がないと厳しいそうです。

もちろん日本語が分からなくてもメロディを聴いて楽しんだりはできますし、歌詞の中国語翻訳テキストなり中国語字幕が付加された動画などが無いわけではないのですが、
「耳で聴いて直接理解できるか」
というのは大きく、その辺りで「音」の方にハマることができるかどうかが結構分かれるのだとか。

またそれに加えて「音萌え」の場合はニコニコ動画のチェックだけでは済まず、CDなどに関しても手を出さなければならないので出費も結構あるそうです。

しかもこれはややコアな部類に入るからなのか、P2Pによる違法ダウンロードでは欲しいものが手に入らないことが少なくないそうで、「音」にハマって追っかけるにはどうしても金銭的なコストが大きくなるという話です。

そんな訳で「音萌え」の方は金銭的な面に限らず、能力やそれを身につける為の学習のコストなど、様々な面でコストがかかってしまうので結果的に難しいジャンルとなっているとのことです。


これに対して「キャラ萌え」の方は他のオタク系ジャンルに比べてもハードルが低く入るのが楽なジャンルになっているそうです。

ボーカロイドは関連創作を楽しむうえで必要な前提知識が少ないですし、創作活動などにおいて必要とされる「解釈」についてもそれほど厳しくありません。

ボーカロイドの「キャラ萌え」については、わりと好き勝手に創作してOKなので気楽に楽しめるということと、ニコニコ動画を中心としたネタによる「分かる」「楽しめる」ことの幅の広さなどからかなり多くのファンが出ているようです。

このような感じで、中国オタクのボーカロイドファンは大部分の「キャラ萌え」と一部の「音萌え」で構成されているそうです。



それからもう一つ、
これは恐らく中国オタクのボーカロイドファンのかなり大きな特徴だと思うのですが、
「ボーカロイドを使って作品を作る(作れる)人間が非常に少ない」
という点があるそうです。

日本でも基本的に作り手よりも受け手の方が多いかと思いますが、
中国では受け手の比率の方が圧倒的に高い状態です。
もちろん作り手がいないわけではないものの、極めて少ないのは確かですね。

実はボーカロイドに限らず中国オタクにはボーカロイドを使いこなす以前の、
「音楽」という段階で高い壁が存在します。

中国の学生の多くは小学校(場合によっては幼稚園)から高校までの間ずっと受験勉強漬けとなり、大学受験に関係のあること以外はほとんどできません。
中国オタクの多くも、オタク趣味に本格的にハマったのは大学に入ってからです。

そのため、中国の若者は音楽を聴くだけならともかく
「音楽を作るまたは演奏する側でかじったことのある人間が極めて少ない」
ということになっています。

そんな訳で、中国本土でボーカロイドの曲を作る人間が増えない最大の理由は日本語インターフェースや発音が日本語ベースであるなどといったことではなく、
「音楽関係のスキルを持った人間が少ない」
ということなのだとか。

考えてみれば日本の場合は学生の頃に趣味で楽器をやったり部活をやったりしてそれなりに音をいじれる人が一定の割合でいるかと思いますが、中国ではそういうのはほとんどいませんね。

高校までの中国の学生は学校の部活や学校の外で音楽関係の活動をするといった余裕も、音楽をやる環境もほとんどありません。
一応中国の学校にも音楽の授業はありますしリコーダーくらいはやりますが、受験に関係のある科目ではないのであまりまともにはやりませんし、保護者も受験以外のことに力を入れるのは喜びません。

また一応楽器によっては(ピアノ等)コンクールの賞をとることができれば大学受験に加点されたりもしますが、それにかかる手間と費用を考えると中国の一般的な家庭の選択肢としては難しいものになってしまいます。

中国の学生の感覚で言えば
「軽音楽部なんてのはどこの二次元世界の話だ」
といった所だとかなんとか。

そういう状態ですから、趣味で音楽をやることのできる中国の学生は非常に少なく、また大学に入ってある程度自由に動けるようになってから始めるのはちょっと厳しいということで音楽関係の創作には壁が出来てしまっているそうです。

もちろん音楽関係のことをやれる人間が0ということではないので、今後中国本土の人間による優れたボーカロイド作品が出る可能性はあると思いますが、作品が大量に出てくることはまずないだろうという話です。

これが美術の方ですと、最近は中国の有名大学も美術系の学科を開設するなどの動きがあるので、美術系のスキルで大学に入ろうとする学生(とその親)というのもそこそこ出てきていますし、絵心のある中国オタクも増加傾向にあるのですが、音の方はまだまだ難しい状況が続きそうですね。


中国本土のボーカロイドファンの傾向についてはこんな所でしょうか。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


ボーカロイドの中国における人気の高まり方と広がり方

5/4修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

ボーカロイドの中国における人気の高まり方と広がり方

まだ中国におります。
とりあえず今回も簡単なネタですが、出張中の更新用に書き溜めていたもので一つやらせていただきます。


いまだに様々な広がりを見せるボーカロイドですが、ありがたいことに
「ボーカロイドは中国でどういう広まり方で人気になっているのか?」
という質問をいただいております。
先日知り合いのボーカロイドが守備範囲な中国オタクの方に話を聞くことが来ましたので、その辺をちょっとばかり書かせていただきます。


ボーカロイドは現在中国オタクの間で大人気になっていまして、
中国の同人イベントでは二大ジャンルの一つになっていたりもします。
(ちなみにもう一つは東方です)

このボーカロイドの人気の広まり方ですが、
やはりニコニコ動画の影響が大きかったようです。

ボーカロイドに注目が集まる以前から、
中国オタクの一部はニコニコ動画のネタ動画をチェックしていたそうです。
某「ランランルー」なんかは中国オタク内でも知名度が高いですね。

そういった流れの中で、初音ミクの作品も中国オタクの間に入っていき、
インスタントメッセンジャーソフト「QQ」のQQ群などの中国のオタク系のコミュニティで話題となり、ニコニコ動画以外でもYoutubeなどで見たり、中国の各動画サイトに転載されたりして人気が高まっていったそうです。

中国で初めてのボーカロイドオンリーイベントが開催されたのが2010年の1月だそうですし、少なくとも2009年の終わり頃には中国オタクの間でボーカロイドの人気はかなりのものになっていたようです。


この現在では中国オタク屈指の人気ジャンルになっているボーカロイドですが、
その広まっていく過程の最初の頃は、日本から直接ではなく、
台湾のオタク系コミュニティで中国語の説明が付加されたり、
中国語化されたりして中国本土に入っていくというルートが多かったそうです。

台湾や香港を経由することによりコンテンツの一部または大部分が中国語化されると、中国本土のライトな層にも広まりやすくなるといった傾向があります。そういったことから中国本土で大人気になる作品は台湾や香港を経由して広まることも多く、ボーカロイドもその辺りは同じようですね。

それから中国オタク内で最初に流行ったボーカロイドの曲はやはり
「Ievan Polkka」
だったそうです。



この曲と曲につけられた「ネギを振り回す」アニメによって、
中国オタク内でも「初音ミクとネギ」というイメージが固まったそうです。


こういった感じでボーカロイドの人気により直接ニコニコ動画をチェックする中国オタクも増えたそうですが、そんな中国オタクに特に重宝されているのが
「週刊VOCALOIDランキング」
なのだとか。

この作品によって
「今人気の作品は何か」
ということが分かりやすくなったのでジャンルを追っかけるのが格段に楽になったそうです。またそれにより長期的なモチベーションの維持もできるようになった模様です。

現在、中国ではニコニコ動画に規制が入ってしまったりしてイロイロと不便になっているようですが、ボーカロイドの人気は相変わらずのようですね。動画作品についても某ビリビリ動画なんかをメインに広まっちゃっているとかなんとか。


とりあえず、こんな所で。
近いうちに中国のボーカロイドファンの傾向や独自の事情などについても紹介させていただこうかと考えています。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


「初音」とは誰でしょうか?アニメや漫画ですか? 中国の質問掲示板より
(2008年11月の記事です)


5/3追加:「Ievan Polkka」のリンクを追加しました。コメントで教えてくださりありがとうございます。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
表紙は日本鬼子&小日本、帯の推薦は岡田斗司夫様と、本の外側については管理人が怖気づくようなレベルになっています。中身も表紙サギにならないようできる限り頑張ってみましたので、よろしくお願いします。 ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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