「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2012年04月

「中華一番の中華料理」を片っ端から再現する中国人、あらわる!

以前の中国では5月1日のメーデーに合わせて1週間程度の連休になる「黄金周」だったのですが、法定休日の分散が行われ、現在では「黄金周」と言えるほどの長さの休みではなくなっているそうです。そして今年は5月の1日〜3日しか休みではないのだとか。

そんな訳で、中国関係の動きが日本とは違うので私の周りも何かとゴチャゴチャが続いており、イマイチGWになったという感じがしない今日この頃ですので、今回は軽めに……

ありがたいことにちょうど面白い情報を教えていただきましたので、その紹介をさせていただきます。

中国に
「料理アニメでは料理の必殺技が出る」
「勝負の料理には特殊効果がつく」

といったことを伝えた作品に
「中華一番」

があります。

「中華一番」は中国のテレビで放映されかなりの人気となった作品でして、中国オタクの面々にもかなり深い印象を残しています。「中華一番」の派手なエフェクト共に出て来る料理に関しては、今でも中国オタクの間でネタになっていたりしますね。

そして、そんな中国の中華一番ファンの中に作中の料理を片っ端から再現しようとしている方がいるそうです。

こちらの
雨前羽街的日記
で、中華一番の各料理を番組内の情報を元に、現在中国で手に入る食材を使い(ネタも込みで)頑張って再現しようとしています。

「黄金炒飯」に始まり、海老の頭などの食材で竜を表現する「昇竜餃子」、鯰の身で作った麺に細く切ったスルメを埋め込むという手間をホントにやってしまった「海鮮麺」、球になったおこげが割れて中からあんが出てくるという無茶なギミックに挑戦している「幻のおこげ料理」(これ日本語名なんでしたっけ?)、様々な素材の色で虹を表現した「虹色(レインボー)粥」、イカ墨スープと真珠の粉という無理難題をどうにかしようとしている「銀河(ギャラクシー)麺」、さすがに50人前クラスの超巨大蒸籠が無かったので再現不可能ということで大宇宙じゃなくて小宇宙になっちゃった「大宇宙(ビックバン)シュウマイ」等々、様々な料理へのチャレンジを繰り広げています。

この料理の数々は中国オタクの面々の間でも大ウケしているようで、

本当にやる人が出るとは思わなかった!
しかもクオリティ高い!

スバラシイ!頼む!私のために飯を作ってくれ!

なんかもう凄すぎるよ……

やべぇ。実際に料理が出来上がるのは何とか理解できるが、味が想像できん!

作者の機転と熱意には感服しないわけにはいかない。

どうせ無理だろう、ネタに走ってグダグダだろうと思いきや、ちゃんと形になっているのには感心すると同時に笑ってしまう。あの料理を現実に持ってくるなんて。

誰もが「不可能」「アニメの中のネタ」だと思っていたものが、こうやって再現されるとはなぁ。

工芸品クラスな方向になってるのもあるし、さすがに量産するのは無理っぽいか……

趣味でこういうのをやれるのはカッコよすぎる。

マジで味が気になる。材料と作者の腕を見た感じではかなり美味しいと思われるものもあるし。



といった感じのコメントが飛び交っています。
それにしても、中国で本場の中華料理を食べて育った人間が中華一番の料理を再現しようとするというのは、面白い時代になったもんだと感じてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国でのFate/Zero第二期公式配信に中止命令が出た模様

以前の記事
Fate/Zero第二期が中国のbilibiliで公式配信、中国オタクも驚愕
でも紹介させていただいた、ニコニコ動画的なシステムで、
愛用する中国オタクのユーザーも多い中国の動画サイト
「bilibili」
で行われていた「Fate/Zero」の第二期公式配信ですが、順当以上に人気が出て集客規模的には大成功な状態になっていたものの、それに対して国の関連部門から命令が出て配信中止となってしまったそうです。

ありがたいことにこの件に関する情報や質問をいただいておりますので、今回はそれについて少々やらせていただきます。

今回の一連の動きの中ではFate/Zeroの配信中止が特に目をひきますが、bilibiliの全体で規制対応というか、叩けば出てくるホコリを減らそうとしているらしく、bilibili動画もそのユーザーも現在混乱の真っ最中のようです。

また、当然ながら今回の件に関しては中国オタクの面々もショックを受けているようで、ソッチ系の掲示板でも話題になっているようです。
今回はその辺のやり取りについて、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


Fate/Zeroが消えている、これはどういうことなんだ?
自分の環境の問題か、どこかに移動したのかと思ったが、どんなに探しても無い。まさか、消されたのか……?

見ての通りだ。余計なことは聞くなよ。
今は掲示板でもめんどくさいことになっているんだから。

自分もフィルタリング機能とかでなんかやっちゃったかと思ったが、こりゃあれだ。「和諧」されたなぁ。

Fate/Zeroの公式配信が停止……しかも、関係する動画も全部消えているっぽい。
これはこのままbilibili閉鎖か……?

そこまではいかないだろう。ただ、めんどくさいことになっているのは間違いないな。
関連通知に基づいて「不良内容」な動画やサムネイルを禁止ってことらしいから、Fate/Zero以外の動画もどんどん消されるだろう。

ざっと見た感じやはりまずはエロ関係のが消えていっているな。せめてネタ要素の強いヤツが残ってくれればいいんだが。

なんで「Fate/Zero」が消されるんだ?あれ公式ルートの配信じゃなかったの?

Fate/Zeroの配信って何かが違法だったんだ?
土豆や優酷のやり方と何が違うんだ?どこが違法なのかマジで分からん。

版権的にはセーフだったけど、ウチの国の管理的にはアウトだったってことだろ。アウトなのが内容関係なのか許可証関係なのかは知らんが。この配信は綱渡りな展開だと感じていたが、やはりダメだったんだろうな。

土豆や優酷と違って、bilibiliは版権以前の問題である、ウチの国での動画サイト事業に関係する許可証が無いからね。てかbilibiliクラスのサイトが取れるわけないから、そこを突かれたら難しい。

別に大したこと無いよ。いつもの「和諧」ってだけさ……

これは……どうしようもないことの一つとしか言いようがないなぁ。

ウチの国に住んでいる限りはどうしようもないわな。
海賊版を応援する作業に戻るとするか。

正規配信でも規制されるとか、どうすりゃいいんだ。ニコニコ動画も規制されちゃってるから見れないし。

我々は正規配信やオリジナルを応援はするけど、海賊版を使うのも堅持させていただくってことになるかな……

bilibiliの動画って自前のサーバーじゃなくて他の動画サイトから引っ張ってきてコメント弾幕かぶせる方式だからどうにかごまかせているのかと思っていたんだが、やはりダメだったか。

Fate/Zeroの配信中止以外にも、イロイロ難しくなりそうだね。たまたま規制の流れに巻き込まれて、そこにFate/Zeroがあったのか、それともFate/Zeroがきっかけで本格的に規制をくらったのか、どっちだろ。

人気になり過ぎたんじゃないかね。
ニュース関係ではそれほど露出無かったけど、今期の新作の中でFate/Zeroは断トツの人気で動画の視聴も集中しまくっていたから。

通報されたか、それとも普通に目をつけられたのか。
まぁ1か月もトップページにでかでかとFate/Zero日本同時配信とやってれば、さすがにバレないわけがないが……

気になるのは誰が通報したかだな。
明らかなポルノとか政治的な動画でもない限り、普通はそこまで積極的に規制にはこないと思うんだが。

bilibiliのFate人気が面白くない人間からしたらちょっと通報すればいいだけだしね。
他の動画サイト関係もそうだし、公式字幕配信で自分達の利益を減らされる他の字幕組関係なんかも敵対的存在になるから、こういう感じで終わるのは避けられなかったのかもなぁ。

文句を言いたくなる話ではあるが、規定は規定だ……
bilibiliがヤケにならないことと、消される動画が少ないことを祈るよ。

二次元のサブカルは仲間内だけで楽しむべきだったのに、最近空気読まないアホが騒ぎまくっていた。その結果がコレだ。ま、昔の状態に戻ったと思えばそこまで悪い話じゃない。誰でも見れるわけじゃなくなれば、騒いでいたアホどもは消えてくれるだろうしな。

俺達が住んでいる国を考えればどうしようもないことなんだから、騒ぐなよ。ネットでは2年くらい前にも同じような流れはあったし、マジになったら負けだ。

サイトが閉鎖しないだけでも感謝するべきなのかもね。

今回の件で感じたんだが、知名度が低いってのは良いことだったんだなぁ……



とまぁ、こんな感じで。
ざっと見たところでは、全体的にあきらめムードが漂っているといった感じでした。

中国オタク内で「Fate/Zero」第二期は今期の新作アニメで最も人気が高い作品ですし、その作品の中国国内向けの簡体字字幕版公式配信は、
「日本と同じタイミングで見ることができる」
ということの他にも
「大手を振って正規のファンになれる」
という所がかなり嬉しかったそうです。

そういったこともある訳ですから、今回の突然の配信中止は中国で生活しているとありがちな話ではあっても、やはりガックリと来てしまうようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


Fate/Zero第二期が中国のbilibiliで公式配信、中国オタクも驚愕

4/29:修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「夏が近いのでアニメTシャツが欲しい。何が良いだろう?」

オタク系のグッズの中には
「アニメや漫画、ゲームなどのTシャツ」
というのがありますが、このTシャツが中国オタク的には結構良い感じのアイテムとなっていたりします。

中国オタクの中にはこういったTシャツを結構気軽に着て出歩いているのがいますし、日本の感覚に比べてわりとフォーマル(?)というか、カッコイイオタクアイテムという感じになっています。
作品の選択やTシャツのデザインによるネタなどで自分のオタク趣味をアピールできるところなんかも良いみたいですね。

先日、中国のソッチ系の掲示板でこういった「アニメや漫画、ゲームのTシャツ」についてのやり取りを、見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


夏が近いのでアニメTシャツが欲しい。何が良いだろう?
最近はウチの国でもわりと多くの選択肢があるのでちょっと迷っている。

最近見たのだと「進撃の巨人」Tシャツとか良いかもね。ウチの国のユニクロでも売ってた。

ユニクロは作品がまだ少ないのが残念かな。
ただ、とりあえずエヴァは比較的選択肢が多いからそっちの方だったら良いのがあるんじゃない?

でも、いいヤツは実店舗だけでなくネットショップでもあっさり無くならないか?
初号機カラーのシャツを見て在庫もあるし後で買おうと思ってその場はスルーして、次の日に見たらもう無かったなんてことがある。

お前ら、アニメのTシャツ着て出歩くなんて恥ずかしくないの?
羞恥プレイをしているのか?

アニメTシャツについてはそこまで気にしていないなぁ。
オタクな知り合い同士で会う時に着ることが多いし、別に問題ないってのが正直な所。

自分はネタアイテムとして重宝している。別に抱き枕のような絵があるわけではないし、別に外で着ていてもいいんじゃない?

昨年は戦国無双系のTシャツ着てそこら中を動いていました、はい。

そういや自分も「フルメタル・パニック」のTシャツを普通に衣装のローテーション入りさせてる。アニメ系のTシャツってキャラクターが全面に出ているものばかりではないし、普通にカッコイイのがあるよ。まぁ自分の場合はキャラ系でもいけるが。

私は今年は「シュタインズ・ゲート」のTシャツを注文した。届くのが楽しみだわ。

俺は普通に「俺妹」の黒猫のキャラのTシャツ着て歩いている。考えてみれば普通の衣服と特に区別はしてないな。

ガンダム系のTシャツはたまにいい感じに値下がりしているのがあったりしたら買ってしまう……

上海のイベントに行く時、私はガンダムのTシャツ着ていたんだが、上海の街で親と一緒に歩いていた子供が私のTシャツを見て「ガンダムだ!」と反応した。あの時はさすが上海だと思ってしまった。

あまりにも反応多いとちょっと照れない?
私は以前「銀魂」のエリザベスの柄な服を着ていたんだが、すれ違った女の子に「エリザベスの着てる!」ってかなりウケてしまった。正直、一種の羞恥プレイ状態だった。

おいおい、それはご褒美だろう。
正直に言え。ネタ系のTシャツでそういう反応もらえるとちょっと嬉しくなってしまうだろ?

俺はユニコーンガンダムのパーカーが欲しかったんだが、気が付いた時にはもう日本でも売り切れだった。Tシャツの方でどうにか良い感じのを手に入れたいもんだが……

最近はウチの国でもユニクロでエヴァとかガンダムのTシャツが出たりするからちょくちょくチェックに行っている。でも今年の新作はいまいち良くないように感じる。

アニメ系のTシャツを置いているという店の話を聞いて、期待して直接店の方に行ったらディズニーのしか残ってなかった時の絶望感といったら、もう。

ユニクロはもうちょっと作品の数が増えてくれればといつも思う。今あるのはガンダム、エヴァ、メタルギア、NARUTOくらいだし。まあそれでも、こっちで手軽に手に入るのは悪くないんだが……

ちょっと前にユニクロのアニメTシャツの新作が出たが、エヴァだけでなく他の作品もいまいちデザインが気に入らない。いっそもう、自分でプリントするかなぁ。

ネタ重視でそんなに何度も着ないならプリントしちゃうのも手かもね。自分が前に買ったユニクロのキャラプリントのTシャツもそれほど質が良いわけではなかったんで、何回か洗ったら外に着ていくのを躊躇するようなへたれ具合になっちゃったよ。

うーむ、やはり作品もデザインも今一つだ。あえてアニメのTシャツを着るとなるとコスパの方が欲しくなってしまう。

そういやコスパもウチの国のネットで通販できるようになったのはありがたいよね。ただ、日本のカタログにあるようなのが必ずこっちにあるってわけでもないのが少々残念。

コスパのTシャツは高すぎない?1着200元とかあっさり超えるし。
しかも国内だと発売日は一定しないし、商品の発送も長めの延期をくらったりする。以前かなり奮発して注文したのが発送延期しているうちに季節が変わってしまったのにはガックリきた。

コスパは高いけど、ユニクロも安いわけじゃないよ。
ユニクロは確か去年99元で、今年一気に129元に値上げしてきたし。

ユニクロ今年は値上げの幅でかいよな。
まぁでも、昨年は確か1か月したら半額になっていたし気長に待ってみるわ。絶対に欲しいというデザインのも無いから売切れたら売り切れたで諦められる。

やはり本当に欲しいヤツはこっちに来ていない……今度仕事で日本に行くから時間を取って探しに行ってみよう……



とまぁ、こんな感じで。
最近は中国のユニクロでもアニメや漫画、ゲームのTシャツを扱っていますし、ネットショップでの通販もイロイロとあるようなので、オタク系のデザインの入ったTシャツの入手は昔に比べて格段に楽になっている模様です。

ただ、中国で出回っているものが、必ずしも実際に欲しいものというわけではないようで、便利になったとは言っても、まだ物足りなさを感じているようです。

そう言えば、私の知り合いの中国オタクのツワモノ達も、日本に来たらコスパでTシャツを見たりしていますね。彼らが見ていたのは確かこの辺のモノだったと思います。

日本では実際に店頭で選べる(しかも在庫が多く選択の幅が広い)のに加え、ネタ度の高いとんがったTシャツが手に入るので面白いそうです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク的「何度も見た今世紀に作られた」アニメ

ありがたいことに
「中国オタク的に人気のあるアニメは?」
といった質問をよくいただいております。

そんな訳で、中国のソッチ系の掲示板を巡回するときにはそういったことに関するやり取りはないかと探しているのですが、先日うまい具合に
「今世紀に作られたアニメで何度も見た作品は」
といったことについてのやり取りを見かけましたので、今回はそれについてを紹介させていただきます。
それでは以下、例によって私のイイカゲンな訳になります。


最近はアニメの展開速度がどんどん加速しているように思えるが、そんな中で「何度も見た作品」ってのはどんなのがある?
比較的新しいってことで、今世紀になってから制作されたという区切りで語って見ないか?

ちょっと思い出してみたが「化物語」かな。作品追っかけたりするのは結構あるけど、何度も見るのって案外少ないかも。

好きな作品、面白いと思った作品ってのは少なくないが何度も繰り返し見るとなるとハードル上がるよね。自分の場合は「とらドラ!」くらいだね。

私は「けいおん!」を何回か繰り返して見てるね。

最初にどハマりしたというのもあるが、「ガンダムSEED」は今でも繰り返し見ているなぁ。HDでの変更点も初見で分かるくらいになった。

そういうのあるよね。俺にとっては「true tears」がそんな感じ。
コメント書いてたらなんかまた見たくなってきた。

長編と短編では条件が違うような気もするな。
とりあえず自分の場合最も多く見たのは「秒速5センチメートル」なのは間違いない。

「コードギアス」が自分の定期的復習作品。先日またスパロボ発売に合わせて見直した。

「新世紀エヴァンゲリオン」と思ったが、TV版は90年代の作品か。
新劇場版の方も何度も見ているので、自分はそれで。

マジメに言わせてもらえば、自分にとっては「らき☆すた」が今世紀の作品では最も見ている作品。

最近繰り返し見ているのは「デュラララ!!」だね。あと「鋼の錬金術師」は自分の大好きな作品なんでたまにじっくり見直したりする。

ウチの国のアニメファンだと、比較的長い作品の場合「鋼の錬金術師」「ガンダムSEED」「コードギアス」辺りが何度も見る作品になっているんじゃないかと思う。

私は「ONE PIECE」とかに繰り返し見る回があるし、これは何度も見返している作品に入れていいのかね。あと「銀魂」なんかも全体を通して見直すってのは少ないかもしれないが、好きな回を何度も見るというのは結構あるはず。

私はKey系の作品を今でもよく繰り返して見ているな。

私もKey系の作品は繰り返し見たなぁ。
あと最近のだと「シュタインズ・ゲート」とかかな。

自分にとっては「十二国記」かな。見終わった後、またすぐに最初から見たくなってしまう作品。

伏線があって面白い作品なんかは繰り返し見ちゃうね。
「まどか☆マギカ」や「シュタインズ・ゲート」とかは1回通しで見てからもう1回見直すし、時間をおいて更に見直してみても新しい発見があって良い。

他のKey系の作品に比べて完成度的には落ちるかもしれないが、自分は「Angel Beats! 」を妙に繰り返し見ている。自分のことなのにうまく言えないが、かなり気に入っているんだろう。

俺は「咲-Saki-」とかをわりと繰り返して見ているんだが、そういった繰り返し見る作品って面白いのもあるけど、なんか「もう一回見易い」という特徴があると思う。

私は時々「ひだまりスケッチ」に癒されたくなる時があるので、「ひだまりスケッチ」はかなり見ているように思う。

個人的に「空の境界」は見返すのにちょうどいい長さなんでちょくちょく見ている。
あと「Fate/Zero」は実況とコメント字幕で一度楽しんでから、またじっくりと見るというスタイルで視聴しているわ。

私は複数回見る作品って幾つもあるけど、あえて言うなら「フルメタル・パニック? ふもっふ 」かな。学園軍事ギャグアニメで、しかもあの面白さは当時すごい衝撃的だった。

こういう話だと「涼宮ハルヒの憂鬱」は外せない。複数回見ても飽きない作品。
「エンドレスエイト」だって全体を何度も見返している。考えてみれば、当時エンドレスエイトに絶望したのは作品展開への不安からだったように思う。振り返ってみればあの焦燥感も良い思い出だ。



とまぁ、こんな感じで。
紹介させていただいた発言は作品に関して重複しないように選んでいますが、言及されている作品はどれも中国オタクの間で人気が長く続いている作品です。

中国オタクの間における作品の人気については日本と比べてもかなり流行り廃りが激しいという傾向があるのですが、そんな中で「何度も見たい」とされる作品というのはかなりの人気作品であるのは間違いないかと思います。

また中国オタクによるオタク関係の交流や活動が本格的になってきたのは00年代に入ってからですし、上の発言で出ている作品は中国オタクの歴史における存在感を持った作品とも言えるかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的に「もう一回見るのはキツイ作品」

中国ネット用語的都市名

先日、ありがたいことに
「中国オタクの使う帝都とはどこを指すのか?」
という質問をいただいたので、今回はその辺りについて少々やらせていただきます。

中国オタクが「帝都」といった場合は、北京のことを言っています。また、「魔都」と言った場合は上海のことになります。オタク系のイベントなどにおいても上海での同人イベントが
「魔都同人祭」
といったものになったりしています。

そんな訳で中国のソッチ系の掲示板を探してみた所、このような各都市のイメージによる呼び方に関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ウチの国の都市名で、北京は「帝都」、上海は「魔都」という呼び方があるけど、他の都市にはどういう呼び方があるんだろうか?知っているのがあったら教えてくれないか?

とりあえず、ウチの国の三大オタク都市の残り一つである広州は「妖都」だな。

俺は広州に住んでるけど、あまり妖都って呼ばれるのは好きじゃないんだよなぁ。言われているのは知っているが、訂正したくなる。
てか妖都ってもとは香港の方の呼び名だったと思うんだが。

ダメな方向で有名なのは「性都」こと東莞だろ。アッチの方のサービスで有名になっちゃってるからな。前に市のお偉いさんがこの名前を否定しようと頑張ってたけど、どうなったんだろ。

「性都」は瀋陽の方もあるな。東莞も瀋陽も性都関係でスパムメールのネタにされるとか、もうどうしようもねぇ。

深センは昔は「雌都」とか呼ばれていたが、現在はそうでもないらしいな。一時期女性労働者が増えて男女比1:7とかになったらしいが、今は普通に男の方がやや多いくらいの割合になってるはず。

「鴨都」と呼ばれる南京に住んでていて良かった。特産品で呼ばれるんならまぁ問題ない。

南京は「旧都」って呼び方もあるね。比較的マシ。武漢なんか近代のゴタゴタから「偽都」だぜ……

西安の「廃都」ってのもなんだかアレな気がする。言わんとする事は理解できるんだが、実際に住んでいる身としては、ねぇ?

マイナーかもしれないが、長沙は「星都」という別名があったはず。

長沙は「星城」とは呼ぶが、「星都」とは呼ばないように思う。てか長沙と星の関係って何なんだろね。幾つか説があるというのは聞いたことがあるが。

杭州の方は同人の広がり的に、ぼちぼち「菊都」とか名乗っても良いんじゃないか?

BLは菊に限らない話だし、あそこら辺は「腐都」とても言うべきじゃないかね。

ちょっと考えてみたんだがウチの国だとやはり「都」よりも「城」で呼ぶことが多いよね。広州なんかも「羊城」だし。
(訳注:中国語の「城」は町という意味があり、「城市」で都市の意味になります。ちなみに羊城という呼び名は広州に伝わる伝説からのもので、別に羊が多いからというわけではありません)

自分が都市の別名ですぐに思いついたのは「氷城」のハルビンとかだけど、そういやあそこも氷都とは言わないな。

都がつく別名だと……重慶が「霧都」じゃなかったっけ。あと重慶は他にも抗日戦争時の話から「陪都」ってのがあるな。

有名なのだと、景徳鎮の「瓷都」があるね。これは海外でもそれなりに知られている名前らしい。

わりと一般的なのだと宜興が「陶都」、自貢が「塩都」、鞍山が「鋼都」といった所かな。

天津在住だが、そういう別名が無いのはちょっと寂しい。飯はうまいし遊ぶところも多いし暮らしやすい街なんだが、際立った特徴が無いんだよな……何が悪いというわけではないんだが。

俺の住んでいる成都もなんかそういう感じだ。何々都とかでなんかいい名前は無いもんか。

そりゃお前、「成都」に決まってるだろうが……



とまぁ、こんな感じで。
古いのからあたらしいのまでありますが、中国の各都市のイメージが出ていて面白いですね。

上にもある通り、基本的に中国では都市に関しては「城」で呼ぶことが多いのですが、「都」に関しても探せばそれなりにあるようです。

ちなみに、中国オタクの間では
「帝都」「魔都」
がかなり頻繁に使われているように感じられます。

またそれ以外では
「妖都」
が使われたりもしているようですが、こちらはたまに広州ではなく香港だったりするなどややこしくなるのもあってか、「帝都」や「魔都」に比べると使われることは少ないようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク的疑問「厨って言葉はどんな時に使えばいいんだろ?」

ありがたいことに
「中国オタクの間に伝わったオタク用語はどんなものがあるのか?どういった感じで伝わっているのか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについて一つやらせていただきます。

中国オタクの間には日本のオタク用語やらネット用語やらが入り込んでいますが、中には意味についての共通認識が曖昧なまま広まってしまった言葉もあります。

先日、中国のソッチ系の掲示板で
「厨」
という言葉への疑問についてのやり取りが行われているのを見かけました。

そんな訳で、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「厨」って言葉はどんな時に使えばいいんだろ?
いつの間にか使っていたが、改めて考えてみると不安になって来る。

意味としては熱狂的なファンってことでいいんじゃないの?俺はそんな感じで使ってたけど。

いや、熱狂的なレベルってのは確かだと思うが、基本的に「厨」ってのはネガティブな意味のはず。

確か「厨」って中学生から来ている言葉なんだろ?
どうしてネガティブな意味になったんだ?
中国語のwikiにはそこまで書かれていないんでよく分からん。

そういやそこら辺の変化もよく分からんな。日本のネットでは小学生と高校生についてもそれぞれ「消防」と「工房」と言うらしいが、なぜ中学生が元になった「厨房」だけこんなに突出して使われるようになったんだろう?

「中二病」とかとも関係があるんじゃないか?日本だと中学生ってネガティブなイメージが付きやすいとか。

そういや、自分はファンと厨の違いがどうも分からないんだよなぁ。浅薄なファンくらいの意味で認識していたんだが。

ウチの国でよく使われるのは「東方厨」かね。
なんか紅白の組み合わせを見るとすぐに霊夢だと騒いだり、9を見るとバカと言って騒いだりするなど、どんなものでも東方と結び付けて騒ぐ。こんな感じのが「厨」だ。

あと同人厨とかもいるな。同人の設定やストーリーをさも公式のように語ったりするのが非常にウザい。

同人厨ってのはちょっと使い方が違わないか?
BL厨とかも言わないし、「厨」ってのはジャンルではなく特定の作品や団体のファンに対する蔑称じゃないかと。

あれ?「厨」ってネガティブな意味だったの?
「自分は何々の厨だ!」
とか自称するのがいるんでてっきり肯定の意味があるもんだと思っていたが。

そういや、一部で「厨」を自称するのがクールと考えてるっぽいのがいるな。あれは正直どうかと思う。色んな意味で。

ややこしいことに、ウチの国のオタク用語では厨と同じような音で「触」「大触」というのがあるんだよな。「触」の方だと上手い画師へのほめ言葉な意味があるんで、発音と誤変換が混じって混乱する。

私の印象だと特定作品のファンをこき下ろすためのレッテル貼りに思える。良いファンもニセのファンも関係なく、その作品が気に食わなければファンを「厨」と呼んで見下す。

うーん、私は「厨」って「空気を読まない熱心なファン」といったくらいに理解していたがちょっと怪しくなってきたな。

「厨」と「空気を読まない」ってのとはちょっと違うんじゃないかな。「厨」というのは「文化の無い」「マナーを知らない」ファンといった意味だろ。

元が「中学生」から来ている言葉だし、私は「大人ではない」「未熟なファン」といった意味にとっていた。
「厨」って扱いが出るのは人気の高い作品だから、作品をきちんと理解していない未熟或いは浅いファンが暴走して厨になるとかいう風に認識していた。
ただ、wikiとか調べてみたら自分の認識が間違っているっぽいなぁ……

ウチの国のオタク用語で近いのは「脳残」じゃないかね。
それにしても日本からオタク用語が入ってくると、大体の意味は同じでも肯定否定関係のニュアンスが変わることが少なくないと思う。あれって元の意味を知っていたらヘンな風に思われるんじゃないかね。

私の知る限りでは、日本語での使い方でもそこまで明確な意味のある言葉じゃないように思うが……
とりあえず私の印象では「厨」というのは「なんか怖いファン」という感じだな。型月厨とかイロイロと怖いのが目につく。

いやいや、怖いのはKey厨だろ。あれは近づけない。

ウチの国で「厨」という扱いが出るのは、東方厨とTYPE-MOON厨とミク厨といった辺りか。最近はFate/Zeroの人気でTYPE-MOON厨が特にアホな動きをしているように思う。

てかイマイチハッキリしないんだが、厨とマニアってどの辺で区別すればいいんだろう。他のファンへの排他的な行為や、別の作品を否定するような行為を行うとマニアレベルの知識を持っていても厨と見なされるのだろうか?

結局の所、悪い意味で熱狂的というか、普通から外れているファンってことじゃないかな。自分は一応理解はできていると思うんだが、日本の資料読むときにヘンな勘違いになってないかとちょっと不安だわ。



とまぁ、こんな感じで。
何となく理解できてはいるものの、具体的な定義などを考えだすとこんがらがってしまうようでした。

日本語と中国語では漢字という共通の文字があるものの、読み方は異なりますから同音異義語などに関しては難しいものがあるようです。

そもそも、ある文化圏で流行しているネット用語やオタク用語が別のネット文化圏に入った場合、その言葉が成立した背景やネタ具合まではなかなか伝わりませんし、意味に関してもあやふやになり易いのかもしれませんね。

それに加えて、中国オタクの間で使われていくうちに意味が変わっていったりすることもありますし、なかなかにややこしいことになっているようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的疑問「絶対領域って男にもあるものなの?」

ニャル子さん、中国オタクに潜行する

このブログの左の方にある「中国オタク的に気になる(らしい)アイテム」でニャル子さんに関する部分で、うっかり「SAN」値を「SUN」値と書き間違えるとても恥ずかしい間違いをしておりました。ご指摘いただきありがとうございます。

そんな訳で(?)今回は
「這いよれ! ニャル子さん」

についての反応の紹介をさせていただきます。

「這いよれ! ニャル子さん」の中国語名は
「潜行吧!奈亚子」
となっているようで、現在中国の動画サイト「土豆網」の日本アニメチャンネルでも公式配信されているそうです。

「ニャル子さん」は中国オタク的には今期のダークホース的な存在となっているようで、放映開始後に人気が上昇しているようです。
OPの例の
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!!
というのも中国オタクの間で飛び交っているとかなんとか。

それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけたやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「這いよれ! ニャル子さん」というスゴイ作品が始まってしまった。
これが噂に聞く萌系邪神と言うヤツなのか……!

こりゃまた面白いのが出てきたな!
ニャルラトホテプはアニメや漫画やゲームが好きな邪神か。

あとポケモンマスターだったり仮面ライダーっぽかったり叫び声がガンダム系だったりわけだな。

ネタが多すぎてついていけん!
仮面ライダーやガンダムやジョジョとかまではどうにか分かるが……
こりゃ解説やネタのまとめが欲しくなるわ。

原作のネタがかなり消えているのがちょっと悲しい。
まぁアニメはアニメでスゴイことになっているが……

原作はまた別のネタになってるのか!?
まぁ俺レベルのオタクでもそれなりにネタが分かるし、結構楽しめそうだから追っかけることにしよう。

この作品、一体どれだけのネタが仕込まれているんだよ……
俺ではカバーできないネタが多すぎる。誰かネタ一覧表を作ってくれ!頼む!

ニャル子はなんと恐ろしい作品だ。こんな無節操な作品見たことねぇ!
最高だ!もっとやれ!!

混沌と書いて「おとめ」と読むのか。そうかーそういう方法もあるのかー

あれ?そんな部分あったっけ?俺が見逃したのか?

見たのは土豆の配信か?俺も土豆で見たときはその部分無かったな。
キャプ画像の部分「混沌」と書いての部分っつーか、ニャル子が風呂場で主人公を襲撃するシーン、土豆がカットしやがったのか。

ああ、そこは私も見てない。個人の環境の問題かと思ったが、こりゃ土豆でカットしたんだろうなぁ。

声優の演技がスバラシイ!
自分はネタにどこまでついていけるかは分からないが、阿澄佳奈のこの演技があるだけでついていける。

事前に聞いていたflashアニメの話からは想像できないような面白い作品だ。毎週見るのが楽しみになりそう。

ニャル子って神様の一種なんだろ?俺はニャル子を信仰することにしようか。

こんなヒドイ女主人公がいるなんて……スバラシイ!
ただ、このテンションで喋りまくりだと中の人は大変なんじゃないかと思ってしまう。

なんか気が付いたら、(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!で1週間が終わってしまった。

笑い死にしそうになってしまった。この作品の面白さは本当に意外だった。

萌えを売るアニメかと思ったらネタアニメだったとは。
アニメネタもクトゥルフネタも追い切れないから、とりあえず分かる部分だけ理解して進むことにしよう。

小説の方も日本で一番オタクネタな面白さのあるラノベだと思っていたけど、アニメも良い感じになってくれて嬉しい限りだ。

ところで、「SAN値」ってどういう意味なんだ?
なんかみんな普通に使っているけど、どこが出典の言葉なんだ?

SANはsanityから来ていて、正気値とか理性値とでも理解しておけばいいよ。大物のクトゥルフには出会うと狂ってしまうという設定がある。

SAN値はクトゥルフ神話系のボードゲームから来ている言葉で、言ってしまえばそのゲームのプレイヤーの精神的なHPって所だね。SAN値が無くなると、狂って帰ってこれなくるわけだ。

このネタの量、俺のような一般人では反応しきれん。
しかし面白いんでまずは追っかけてみよう。

別にみようとは思っていなかったんだが、クラスメートにOPを見せられて洗脳されてしまった。どうやら今期は毎週これを楽しみに生きていくことになりそうだ……



とまぁ、こんな感じで。
一部の中国オタクにとってはかなり中毒性のある作品となっているようです。

どうやらオタクの知識をくすぐられる(?)作品という感じになっているらしく、中国オタクのコミュニティ内では作中に散りばめられたオタクネタのまとめが作られたりもしている模様です。

ただ、大元のネタとも言える「クトゥルフ」に関しては一部の中国オタクが話題にしているくらいで、それほど盛り上がってはいないらしいです。うーむ。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


このままではニャル子さんが中国で最も有名なクトゥルフになりかねない

中国オタク「日本のアニメや漫画って転校生多すぎない?」

日本のアニメや漫画にはよく見かける展開というのがあるかと思います。
そんな中の一つである
「転校生が来る」
という展開は非常に頻繁というか、
学園モノの作品ではもはやお約束レベルになっているかと思います。

先日、中国のソッチ系の掲示板でこの
「転校生が来る」
という展開が多用されることを不思議に感じた中国オタクの面々によるやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメや漫画って転校生多すぎない?
学校と関係のある作品だと、必ずと言っていいほど転校生が出て来るような気がするんだけど。

うむ。多いな。
あんなに転校生が出て来ることについて、日本ではおかしいと思われていないんだろうか?
それにどの作品の学校でも毎回毎回何の抵抗も無く受け入れているのとか、ちょっと都合がよすぎるように思う。

転校生か……伝説のあの「部活の先輩後輩」なんかに比べればまだ想像はつくし現実のモノだろうと思うが、アニメや漫画特有の設定変更が加えられているように思えて仕方がない。

転校生ってどれくらいの頻度であるもんなんだろ?俺の通った学校では無かったんだが。

俺の中学の時に一人来たことがある。さすがに二次元世界のような美人や美形が転校してきたなんてのは知らんが普通に転校生とかあるぞ。三次元世界では二次元世界のようなイベントになってないだけでしょ。

俺は数回転校やったことあるぞ。でも、転校するたびにその場所の方言に慣れなければいけなかったんで、かなりキツイものがあった。それに加えて人間関係の問題も出るし……
(訳注:昔に比べて差が縮まってはいるものの、中国ではまだ地方や都市ごとの方言があり言葉が通じなかったりすることが少なくありません)

アニメや漫画だと「謎の転校生」はお約束になってるよな。
「涼宮ハルヒの憂鬱」なんかでは、逆にこのお約束を利用しているし。

アニメや漫画だと「転校生」ってある種の習慣という感じになってるよね。登校の時にパンをくわえて急ぐのとかと同じように。まぁでも、実際の所アニメや漫画で転校生が多いのはやはりストーリー上の需要によるものなんじゃない?

新しい人間を出す場合、入学となると登場人物が大量に入れ替わっちゃうし、転校生になるんだろう。転校生は「日常」を打ち壊すちょっとした異常といった扱いができるし。

日本はウチの国と違って学年が上がった時にクラス替えがあるそうだから、それでもいいんじゃないか……と思ったが、それだと「外部」ってわけではないからそれほど大きな変化ではないのか。日本では部活や委員会活動とかで普通にクラス間や学年間の交流がある程度存在するらしいし、新たな存在との接触とはならないのかもな。

「転校生」をいくらなんでも使いすぎだろとは思うが、でもクラブ活動とかよりはまだウチの国でも想像し易い範囲ではあるよな。

日本の学校ってイベント多いよなぁ。「転校生が来る」ということ以外にも部活の大会に生徒会選挙、バレンタイン、クリスマス、学園祭、修学旅行とか……
アニメや漫画でよく出るこれらのイベントのどの辺までが事実なのかちょっと考えてしまうときがある。

学校を舞台にした作品で新キャラを入れる場合、転校生以外の方法って少ないしね。転校生以外の方法だと、よほどうまくやらないと違和感が出てしまうんじゃないかな。

うーむ、確かに転校生はアニメや漫画でありふれ過ぎている手法ではあるけど、他の手法を使うとなると確かに難しいな。しかし転校生が出てこない作品の方を思い出せないような状況はどうなんだろう……

学校に貴族のお嬢様キャラがいるのと同じくらい転校生はよくある話だ。そして、その転校生と隣の席になり、同居するのもよくある話だ!

違うだろ!そこはまず同居してから転校するのが基本だろうが!
しかも男性主人公はなぜ一人暮らしということが多いな!

それにしてもこれだけよく出て来る上に、どの作品でも周囲は転校生のキャラ等を話題にはしても「転校」というイベント自体はごく普通に受け入れている描写になっているってことは、日本の学校って転校がかなり頻繁にあるということなんだろうか?

日本では親の仕事に子供を含めた家族がついていくのが珍しくないみたいだね。そういった家族単位での引っ越しと新生活をテーマにした作品もこれだけあるわけだし。

確かにそうだ。日本の学校って転校生の受け入れが珍しくない、慣れているって感じだよな。

自分でもヘンな言い方だと思うが日本の転校ってとても簡単にできるという印象を受ける。
ウチの国では都市戸籍の移動とかやらないと転校は難しいし、それに加えてマトモな学校で転校生を受け入れてくれる所を探すとかわりと面倒なことになるんだが。

ウチの国の学校は転校生の受け入れ体制があんまり整備されていないよね。しかも入学時期以外だと急に難しくなるという印象だ。
日本の転校手続きや、受け入れる学校側がどういうことになっているかちょっと気になるね。

良い学校の場合は転校生を受け入れるとレベルが下がるって考えてるし、基本的にどこもめんどくさいことは避けたがるしなぁ。
アニメや漫画に出て来る日本の学校は、転校生の学校の案内や勉強範囲の違いへの対応も含めてかなり「慣れている」っていう印象を受けるんだが、日本ではああいうのが普通なんだろうか?



とまぁ、こんな感じで。
転校生自体については中国オタクにとっても別に違和感のあるものではないようですが、それでもアニメや漫画の中で頻繁に出て来る転校生に関してちょっと考えてしまう所があるようです。

ちなみに、中国にももちろん転校生というのは存在しますが、日本の感覚に比べると少々珍しい存在となっているそうです。

「転勤族」というような言葉が出るくらいに転勤が珍しくない日本に比べると、中国では親の仕事の都合による子供の転校というのは珍しく、地元に子供を残しての単身赴任や祖父母に子供を預けて親は仕事に行くといったケースの方が多かったりします。

そもそも中国においては教育関係では「戸籍の問題」が影響するので、他の都市に家族ごと移動し、子供をそのまま現地の学校に転校させるというのは少々手間がかかるという事情があります。

中国では基本的に戸籍のある場所で教育を受けなければなりませんし、高考や中考(中国の大学入試、高校入試におけるセンター試験のようなものです)といった統一試験も戸籍のある場所でなければ参加できません。
昔は「借読」と言って戸籍の無い所でも余分な費用を学校に払って入れてもらうという方法がまかり通っていたのですが、最近ではそういったことも難しくなっています。

また学校側も転校生を受け入れるのに乗り気ではないことが少なくないようで、コネなりカネなりが無いとなかなかに難しいモノがある模様です。(一応、法律上こういうのはダメなはずなのですが)

そんな訳で、中国にも転校生というのは普通に存在しますし弁当や部活のように「有り得ない」と思われるわけではないですが、日本の感覚に比べてやや珍しいものとなっているのは確かなようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

4/17修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク的「オタクになったきっかけとして誇れる作品」

このブログを読んで下さる方の中にはオタク方面に足を突っ込んでいる方が多いかと思いますが、そのきっかけになった作品というのがあったりするのではないかと思います。

中国オタクの面々にとってもその様なきっかけになった作品があるようですが、そういった作品に関して
「オタクとしてなんとなくカッコイイ」
「周りに誇れる」
といった差のようなものがわりとハッキリとあったりする模様です。

これについては中国オタクの間で、オタクというのが
「自分達の世代の文化」
だと考えられているのが影響しているのかもしれませんね。

先日、中国のソッチ系の掲示板でその辺の感覚についてのやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


みんなオタクになったきっかけの作品というのがあると思うんだが、そういう作品ってどんなのだったら周囲に対して「誇れる」んだろう?自分もアホらしい話であるのは理解しているんだが、最近ちょっと考えてしまってね。

あんまり意味の無い話ではあるが、プライド的な面から考えると確かにそういうのってあるよなぁ。
個人的な印象だと古いのだとわりと自慢できるようなイメージ。

逆に一般的すぎる作品や萌え重視な作品だと軽く見られるよな。
そういうのが無くて、しかも尊敬されるような作品か。ちょっと考えてみよう。

きっかけなんて選べるもんじゃないし、気にしないで良いんじゃないの。私は昔何気なく「クロノクルセイド」を見たのがきっかけだし。

まぁそうなんだけどね。ただ「自慢できる」ような空気は確かに存在するから、ちょっとネタにしてみるのもいいんじゃないか。
ウチの国のオタクの傾向を見た感じでは、作品の深さを語れるのだと良いんじゃないかな?典型的なのは「新世紀エヴァンゲリオン」とか。

基本的には古くて評価されている作品、しかもマイナーなほどいいって所じゃないか?
パッと思いついたが「銀河鉄道999」とかだと面子は保たれるかもね。ウチの国で999をきっかけにしてオタクになったのが本当にいるのかは分からんが。

古いだけなら「一休さん」とか「鉄腕アトム」、それかいっそ我が国の古き良き伝統アニメ「おたまじゃくしが母さんを探す」とかでいいんじゃね?と思わなくもない。
あと、最近日本のオタクな知り合いに「恐竜戦隊コセイドン」で特撮にハマったと言ったらマニアだと驚かれてヘンな気分になった。あれ、ウチの国に最初に入ってきた特撮系テレビ番組でかなり有名なのに……

古い方だと「マクロス」とか「花の子ルンルン」とかだと悪くないんじゃないの。
てか疑問なんだがオタクって優越感を得られるものなのか?俺はオタクとは恥ずかしいものだと思うんだが。

これはオタク同士での話だから気にする方向が違うんでないかい?
そもそも「オタクって恥ずかしい事」だと誇るヤツの方が、なんか最近の流行に踊らされているという感じがするんだが。「日本ではオタクが恥ずかしいとされている」という情報は最近入ってくるようになったものだし。確かにオタクは強く誇るもんでもないけど、所詮は趣味なんだし気楽に構えていればいいんじゃない。
それはともかく、なんか優越感を得られる基準としては「人気になった作品」を「ウチの国で人気になる前から」知っていて「ハマった」ってのはどうだろ?

萌え系作品でも、古いのでその後の作品への影響が大きければ結構いけるような気がする。例えば「おねがい☆ティーチャー」とか。逆に「D.C. 〜ダ・カーポ〜」みたいに当時人気だったけど、その後に続かないのだとちょっと微妙な気が。

普通に人気な作品だと微妙な感じがあるよね。近頃では「とある魔術の禁書目録」とか「とある科学の超電磁砲」とか。良くも無ければ悪くも無いというか、普通というか、埋没するというか。

「ガンダムSEED」から入った俺は、宇宙世紀ファンの連中だけでなく他のオタクからもなんかバカにされる……いいじゃないか!好きなんだから!

ああ、その周りの反応がなんとなく分かる。俺も自分が「ガンダムSEED」からオタクになったしな。ただ、その後別作品にハマったりしているので、自分がSEEDからオタクになったのをあまり認めたくなかったりもする。

可もなく不可もないってのあるよね。自分はCLAMP系、特に「聖伝」なんでどうも中途半端な気がする。

例えば「プリキュア」ってどうなんだろう?
自分はこの作品に出会って「オタクとして作品にハマる」というのを実感できた。しかし、ウチの国では「セーラームーン」ほど人気出ないし、子供向けだと軽く見られるし。

この際だから言ってしまうが「LAST EXILE」がきっかけな自分は、それなりに良い位置にいるんじゃないかと考えている。

マニアな方に影響のある作品は良いかもしれないが、あまりにもマイナーだと話題にならないんだよな。そこそこ人気のあって影響力のある作品となると、「封神演義」とかが悪くない位置にあるんじゃないかと。

気が付いたらオタクになっていたという感じだしきっかけとなった作品を挙げるとなると逆に難しい。一応流れ的には子供の頃ハマっていた「魔神英雄伝ワタル」とかになるのかな?これってオタクとしてはどうなんだろうか。

影響力の大きいアニメでちょっと前ってのもわりと自慢できるかも。連帯感感じられるし。「美少女戦士セーラームーン」とか「ドラゴンボール」とか「聖闘士星矢」とか。

最近のだと「銀魂」がそんな感じだよね。オタク内での評価も高いし。ただ「スラムダンク」みたいにあまりにも人気になり過ぎているとちょっとダメなような気がする。「幽遊白書」とかが結構良いような気もする。

俺もイロイロとアニメを見てはいるけど、本格的にオタクになってしまったのは間違いなく「セーラームーン」が原因だ……
オタクになって後悔はしていないけど、ちょっとした恥ずかしさは感じてしまうかな。

バカな話だけど、そういう空気は確かにあるからなぁ……
客観的に考えた場合、ウチの国で一般の人気が高いのは「セーラームーン」「エヴァ」「NRUTO」「ONE PIECE」「BLEACH」といった辺りだから、この辺から外れてると希少価値が出て良いんじゃない?

子供向けかもしれないけど、自分は「ドラえもん」がきっかけだね。
当時はお金が無かったんで古本屋で安いのを探していたから、大人になって自由にお金を使えるようになったら作品揃えたり関連商品に手を出したりするようになっちゃったから、この作品はホントに自分のオタクの原点だと感じる。

新房昭之作品とかだと良いのかね。
あと、ギャルゲーとかどうなんだろうな。今では珍しいかもしれないが、自分と同年代のオタクでは「メモリーズオフ」でオタクになったやつとかわりといるんじゃないだろうか。

こういうのってどうなんだろう。
自分はたまたま見た「Fate/stay night」のアニメでオタクになったんだが、周りからはアニメはゴミで価値があるのはゲームの方だと見下される。まぁ確かにその後ゲームの方も遊んでみてゲームの方が良いとは感じたが、アニメを見て作品に夢中になった自分の気持ちは否定されたくない。

うーむ……アホらしいとは思うが、張り合いたくなる感情も理解できてしまう自分がいるわ……
とりあえず古い作品で、現在の主流な世代が見てないと自慢できるような感じあるな。しかし10年前を振り返ってみて思いついたんだが、もしや10年後は「ガンダムAGE」でオタクになったのが誇れるようになったりするんだろうか?



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの間における価値観が透けて見えてちょっと面白いですね。

中国オタクの多くもこういったことに関して順位をつけるのはおかしなことだと分かってはいるようですが、オタクとしての微妙な意地の張り合いになった場合はちょっと引っかかってしまうような所もあるようです。
オタク同士でマニア度を競ってしまうのはどこの国でもある話なのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク的「微妙に口癖になっている日本語」

某ゲームが発売になってしまいましたので今回は軽めで一つ……

以前、
中国オタク的「発音が好きな日本語の言葉と無理矢理な中国語的当て字」
というのを紹介させていただきましたが、
ありがたいことに、それに関する話を教えていただいたり
「中国オタクの間で使われるちょっとした日本語は?」
「当て字な日本語は他にどんなものがあるのか?」

といった質問をいただいております。

ちょうど先日、中国のソッチ系の掲示板で
「口癖になっている日本語」
についてのやり取りを見かけましたので、今回はその辺についての当て字と一緒に、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


みんな、時々出てしまう日本語のフレーズってない?
口癖になっているような感じの。自分は「なに」とかよく使っちゃうんだけど。

ああ、あるね。
私は実家でそれが出ちゃって周りに変な顔をさせてしまった。日本語の感染力を感じてしまうよ。

「啊咧」(あれ)は私もうっかり使っちゃうな。便利ってわけではないんだが、よく聞くし、頭の中でイメージしやすいのかも。

そこまで頻繁にってわけではないけど、ネタっぽい感じで使う時はあるね。
「那路闊多!」(なるほど!)とかはよく使った。ちなみに一時期、「那路闊多那」(なるほどなー)になってこともある。

自分は「そうか」を使ってしまう。特に一人でPCの前にいるときなんかはよく出る言葉だなぁ。

テンションが上がってくると「まだまだ」「それはどうかな」とかを使っちゃう。

「大丈夫」という言葉が自分の中で定着してしまった。本当に口癖になっているわ。

オタクの間では一時期。「大丈夫萌呆奶」(大丈夫だ、問題ない)がかなり流行ったよね。

軽い会話の時、「まぁ」って言っちゃうときが結構ある。使い勝手が良いというか。

ウラヤマシイ。私は結構口癖に日本語混ぜるけど、周りは理解してくれないのがちょっと寂しい。

ネタで「雅蠛蝶」(やめて)と言ったら大ウケしたときがあります。

AV関係のネタはわりと笑いが取れるよね。ウチの国への浸透度はトンデモナイことになっているのが実感できる。ネタとしては「やらないか」の方が良いと個人的には思うが。

「あの」という言葉を日本人相手だけでなく中国人相手でも使ってしまうようになっている。「あの」は使い易いんだよね。中国語の「那个」や英語のwellみたいな感じで。

最近、ウチの国の若い世代のオタクは「そうですね」をよく使っているように感じる。

私の場合は「うるさい」かなぁ。
日本語で言うと、ネタ混じりになるから中国語で言うほどキツイ印象にならないような所があるんで、わりと重宝している。効果が一定しないのが難点だけどね。

「罵他哭」(まったく)ってのが気に入っているのでつい使ってしまう。当て字の意味がアレなことになっているけど、日本の言葉としての意味はそこまでではないのとか、かなり好み。

使用頻度の高さならやっぱ「納尼」(なに)じゃないかな?
便利すぎる。あと罵るときには「啊後」(アホ)とかかな。

「啊後」(アホ)の他に「バカ」とかも使われるよな。ただ、日本語は罵倒する言葉が少なくないか?良いのか悪いのか分からんが。
あと、自分は日本語をちゃんと勉強している訳じゃないから、日本語というよりも中国語発音の羅列になっちゃうなぁ。

ああ、確かに日本語だけど実際は漢字の当て字での中国語になっちゃったりするよな。自分は「嗦卡」(そうか)っていうのをよく使っているんだが、イマイチ発音がうまくいかん。

意識しないで出て来るほどではないけど、たまにネタで使う時はあるね。
現在私のクラスで流行っているのは「ざっしゅ」という言葉だ。あと我と言う一人称を「おれ」と読むヤツも……

それにしても、気が付いたら日本語のフレーズがわりと普通に「ネタ」としてみんな認識できるようになってるんだよな。学校でみんなが学ぶ英語ではないのに。オタク限定だとは思うが、この日本語の浸透っぷりに気付いたときなんかはちょっと不思議な気分になったわ。



とまぁ、こんな感じで。
簡単なフレーズは結構口をついて出て来るようですね。

中国語は基本的に漢字表記なので日本語のカタカナ表記のようなものはないのですが、音に関しては似たような発音の漢字を並べて、日本語のカタカナ英語のような力技(?)の表現にしているようです。

しかし「納尼」(なに)のように中には日本語の発音と結構似た音になっているのもあるようですが、日本語と中国語では発音の仕方が違いますし、日本のカタカナ英語と同じできちんとした再現というのは難しいようです。
ただそれでも、日本語を直接勉強しなくても何となく発音できるというのでわりと重宝されているようですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的「発音が好きな日本語の言葉と無理矢理な中国語的当て字」

中国オタク「ボーカロイドチャイナの日本での評判がそこまで悪くないらしいんだが……」

ありがたいことに
「VOCALOID CHINA」
に関する情報をいただいたので、今回はそれについてを。

先日発表された新キャラ
ボーカロイドチャイナキャラクター(公式)

に関する日本の2ちゃんねるの評判を翻訳したものが、中国オタクの間に伝わっているそうです。

教えていただいた話によれば、どうやら
中国版ボーカロイドのキャラクターが決定 あれ?以外と・・・

辺りの発言が翻訳されて中国のネットに出回っているようで、
好評不評両方混じった反応が紹介されていましたが、
その内容が中国オタクの面々からすれば少々意外に感じるものだったそうです。

ボーカロイドチャイナのキャラに関して、
中国オタクの間では
「デザインは悪くない、しかしどこかで見たような気もする」
「名前が中国人っぽくないので違和感あり」
「発売前からボーカロイドキャラの詳細設定を出すのはどうなのか」
「しかもその設定が中二病っぽい」
といったことから微妙な空気が漂っていたのですが、そのキャラに対する日本の反応の中に好意的なものが結構混じっていたのが予想外だったようです。

それでは以下、その辺のやり取りについてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ボーカロイドチャイナが日本でも紹介されているようで、2ちゃんねるなんかでも反応が出ている。
どうやら、ボーカロイドチャイナの日本での評判がそこまで悪くないらしいんだが……

正直、この評価は意外だ。なんかかなり良い評価じゃない?

ウチの国では「言葉もでない」なんて評されたりしたあのキャラ、日本では悪くないと思われているのか!?あれで良いの!?

俺、てっきり東方のパクリとかいう感じで散々な評価になるもんだと思っていたわ……

これ、もしかしていけるケースなのか?
ボーカロイドチャイナ関係の動きが即消えるということは無さそうな気がしてきた。1年……いや、2年くらいは続くかも。

良い感じの歌が出てくればキャラデザとかは関係ないんだろうけど、ウチの国ではまずキャラデザで人を集めないといけない状況だからな。
日本ではそれほど叩かれていないし、中には普通にいけると感じている人もいるみたいだから、このキャラはいける……のかも。

ボーカロイドチャイナに関しては、ウチの国と日本では「成功」の基準に差異があるのがちょっと心配だね。ウチの国は「いくら稼いだか」が最重要だし、日本のようにどれだけ盛り上がったかという点を考慮しない。ただ、海外の評価はわりと重視されるから、キャラデザに関して日本での評価がそう悪くないのは朗報だね。

問題点が多すぎてどこからツッコめばいいか分からないくらいだったから、日本でどう言われるか気になっていたんだが……
正直もっとボコボコに言われると思っていたわ。

私も日本の評価はキツイもんだとばかり思っていたからこんな感じの反応が返ってくるのはまさに予想外だった。
まだ出ていないしボーカロイドの性能については何とも言えないが、キャラに関しては韓国版よりはいい感じなのかね?

確かにボーカロイドチャイナのキャラデザは悪くないが、私は日本のクリプトン系ボーカロイドやそれに関連したボーカロイド一家のキャラの方がずっと良いと思う。

特に新奇なデザインでもないし日本の影響にあるデザインだと思ったけど、その辺がプラスに作用したのかな?

予想通り日本人からすると名前についての文句は出ないんだな。
ウチの国では名前に対する文句が多かったんだが。

日本の基準って案外甘いんだね。
俺はあのデザインは初音ミクのコピーにしか思えないし、どう見ても初音ミクを超えられるとは思えなかったんだが。

うむ、俺もミクの劣化コピーだとか思っていたから日本のネットで好意的な評価が出て来るというのはすげぇ意外。日本のネットでは中国のイメージってパクリと爆発ということになっているから、てっきりその辺で叩かれるもんだと。

「中華らしさが微塵もない」と言われているのはあれか、やはりチャイナドレスが無いからか?

チャイナドレスを求める反応があるのにはちょっと笑ってしまった。
やはり日本ではチャイナドレスのイメージなんだな。ちょっと漢服っぽいデザインについては良いと思ってたんだが、日本人にはそこまで分からないか。

まぁ、うちの国でも「中国風」じゃないという指摘は出ていたしね。
それに中国っぽさを強調しすぎるとアレなことになるのはウチの国のイベント見れば明らかだし、これくらいの無難なラインが良かったんじゃないか?日本でもそう悪い評価じゃないというのは、その方向がとりあえず成功しているってことだろうし。

「涼宮ハルビンみたいなの期待してたのに」って……いや、そんなん期待されても。あれはウチの国でもネタなんだが……

なぁ?これって比較的好意的な発言だけ抜き出しているとかじゃないよな?
俺は日本語分からないから翻訳したのを読むしかないんだが、大部分の評価が普通に真正面から見ているってのがどうも信じられない……

いや、少なくとも俺が見た2ちゃんはこんな感じだったよ。
ネガティブな意見や中国叩き的な意見も無くは無かったが、大部分は普通な態度だし好意的な評価も少なくなかった。

悪評が大量にあると想像していたのに……
てか、自分がボーカロイドチャイナに対して言った内容よりも前向きな評価ばかりだわ……

「設定作りすぎだろ、想像の余地を残せよ」か。これはやはりツッコまれたな。ウチの国でも中二的だと批判出てたし。

我が国のパクリは世界的に有名だし、ボーカロイドに関しても絶対それで叩かれると思っていたんだがなあ。しかも、評価されたのが2ちゃんねるだってのは本当に予想外だった。自分は2ちゃんねるってもっと怖い所だと思っていたよ……



とまぁ、こんな感じで。
紹介されていた日本の反応も、別に無茶苦茶高評価というわけではなく否定的な反応も混じっていたのですが、それでも中国オタクの想像よりもかなり「良い評価」だったようです。

これについては、特に
「パクリ」「コピー」
といったことで叩かれるのではと思われていたっぽいですね。

考えてみれば、確かに中国ではパクリと言うか「山寨」などとも言われるコピーが様々な分野に溢れてはいますが、中国オタクの間では作品やキャラ、構図などの
「パクリ行為」
に関しては日本よりも厳しいという傾向があったりします。

中国オタク内でも「パクリ」的な事件は珍しくありませんが、一旦判明した場合、そのパクリ行為への批判というか叩きっぷりは日本よりも更にキツイような所があります。

そういったこともあるので、
デザインに関して際立った特徴の無い無難な、言ってしまえば
「どこかで見たことがあるようにも感じられる」
ボーカロイドチャイナのキャラクターデザインについて
「日本では叩かれる」
という予想があったのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


ボーカロイドチャイナの新展開に中国オタクは少々困惑している模様

4/12修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「なんで中国人キャラはアルって口癖なんだ?」

先日、ありがたいことに
「中華系キャラの口癖のアルは、中国オタクの間ではどう思われているのか?」
という質問をいただきました。

「中華系のキャラは語尾にアルをつけてしゃべる」
というのは日本でなぜかある種のお約束になっていますが、考えてみればそのことについてはかなり昔にやったきりでしたね。

そんな訳で、今回はそれに関して一つやらせていただきます。
それでは以下、中国のソッチ系の掲示板で見かけたやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメや漫画やゲームでは「アル」とつけて喋るキャラが中国人というイメージらしい。
なんで中国人キャラはアルって口癖なんだ?

「銀魂」の神楽とかは「アル」っていうけど、あれは特に意味の無い萌えポイントの口癖だと思っていたが、中国のイメージだったの?

アルは中国系キャラの萌えポイントだね。
でも「アル」には特に意味はなかったはず。私がアニメで見た限りでも神楽のセリフでも特別な意味を持たせたことは無いはず。

あれ、いったいどこから来たんだろうなぁ。
日本語の外来語発音って元の音と違うヘンな感じになっているからよく分からん。

私が聞いた話だと、日本侵略時代の「協和語」ってのが原因だということだった。

それで結局、「アル」ってどういう意味なんだ?

俺は「である」と「ある」ってどっちも口癖カテゴリの一種かと思っていたんだが、違うのか?

そういやヘタリアの中国も口癖が「アル」だったね。
ナルトの「だってばよ」みたいなもんじゃない?

確か、中国語の「兒化」から来てるとかだっけかな?
きちんとした使い方までは伝わらないで、発音の特徴だけ伝わって口癖扱いになってるんじゃない?朝鮮語の口調をウチの国では「思密達(simida)」とかやってるような感じで。

私の以前聞いた話だと中国侵略時に日本軍が行った中国に対する隷属化教育によるものという話だった。日本語の語尾の変化は面倒過ぎて教えにくいので、アルという変化でまとめて教えたから、中国人の話す日本語がアルという語尾を使うようになったということだったと思う。

なんか日本語のアルってこっちの「兒化」とも違うし、キモチワルイ発音なんだよな。なんでああいう発音になるんだか。
(訳注:「兒化」というのは中国語で「兒」(er)という接尾語をつけることです。日本では「アル化」とも言われますが、実際の発音はかなり違います)

てかさ、このアルってのが本当にウチの国の「中国」から来たものなの?
全く聞き覚えが無いし、ウチの国と関係があるようには思えない。日本には確か「中国地方」っていうのが存在するらしいし、そこから来た勘違いが固定されちゃったとかではないの?

「er」の発音を日本人は発音できないから「アル」になっちゃってるんじゃないか?
日本人はrとlの発音が区別できない人間が多いし、中国語の「e」の発音は日本語に無い音だし。

あと、日本語には巻き舌発音無いしね。それで「アル」になっちゃったんじゃない?
ウチの国でも兒化音は北京の方で特に多いというイメージだし、地方ごとの発音の差もある。日本だと更に違いが出たんじゃないかと。

いや、日本語の「アル」って「兒化」じゃないみたいだよ。
日本ではかなり昔から中国人の口癖として認識されていたらしい。あと当時の交流ルートからして、どっちかと言えば南方系の方からのものらしいが……

そうなんだよね。「兒化」とは用途が明らかに違う。私も昔日本の漫画に出て来る中国人キャラの「アルよ」とかいう口癖は「兒化」だと思っていたんだが……

日本語における外来語のカタカナ発音を見ると、日本では兒化音が発音できないからじゃないかと思うんだがなぁ。無理やり日本語の発音表記にして定着しちゃったとかじゃない?
まぁどっちにしろ、「アル」っていうのはそこまで重要なものではないみたいだよ。中国っぽさを演出する一要素ってくらいらしい。

日本人の中国人に関するイメージって、「アル」とお団子頭と麻婆豆腐なんだろうなー。

あと、肉包子と餃子とチャイナドレスも追加な。大量の中華料理というイメージに、餃子や包子などの点心ばかりしか描かれていなかったのには何とも言えない気持ちになってしまった。そういうのを装備して、「アル」でしゃべるのが日本人のイメージする典型的な中国人なんだろう。

そういや、自分のイメージする日本人って必ず「あの」とつけて喋り出すという感じだなぁ。日本の「アル」も、昔の中国人が言ってたことがイメージとして定着したのかも。

ふと思いついたんだが、「アル」って「である」から変形したものなんじゃないかな?日本語を学んだ中国人がこの言葉を語尾につけるのを好んで、それが変形したとか。

私は以前中国人キャラの「アル」に関して日本人に直接聞いたことがあるんだけど、ハッキリした答えは返ってこなかった。なんか日本人もよく分かっていないみたいだね。日本のwiki見てもいろんな説があるようだし。



とまぁ、こんな感じで。
中華系キャラの「アル」は、中国オタクからすればかなり不思議に感じられるようです。

この「アル」については上の発言でも触れられているように、中国語にある「兒化」から来たのではないかと考える中国オタクも結構多いようですが、実際の所がどうなのかはイマイチ分からないのですよね。

この「アル」という口癖に関しては戦前から使われていたらしいという話や、現在の日本語の「アル」言葉のイメージはゼンジー北京による影響が結構大きいらしいという話があったりしますし、それの元になったのは協和語らしいといった話もあります。
しかし、協和語の元になったのが何かというといよいよハッキリしなくなってきます。

そんな訳で、この「アル」という言葉の由来に関しては、特にツッコミ&情報提供お待ちしております。
とりあえず、こんな所で。


中国オタク的疑問「今風の中国人キャラってどんなのがいる?」

中国オタク「戦車が活躍するロボアニメって無いのかね」

最近でこそ空海軍の拡張の動きが見て取れる中国ですが、
なんだかんだで陸軍国ですし中国の軍オタや子供にとっての
「憧れのカッコイイ兵器」
は陸軍関係に集中しているようです。

特に戦車や装甲車なんかは人気のようで、戦車のスペックや強さについて語れちゃったりする中国の若者は結構います。私の中学の頃の同級生も戦車好きが多かったように思いますね。

そしてそんな環境にある中国オタクの中には
「戦車の活躍するロボアニメはないのか?」
と考えてしまうのもいるようです。

先日、中国のソッチ系の掲示板でその辺についてのやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


戦車が活躍するロボアニメって無いのかね。
自分は戦車好きなんでアニメの戦車の扱いを見ると残念な気分になるんだよ。

それはあれか、ガンタンクではなく61式戦車が活躍するような話ってことか……
難しいな。自分は思いつかないよ。、

確かに戦車が活躍するロボアニメって無いよな。
ストーリー全体を通してではなくても、戦闘機や戦艦に潜水艦、歩兵とかは主役的な扱いになる話があったりするが、戦車はなんかホントやられ役か敵役だよなぁ。

実際の戦場ではとても存在感があるはずなのに、アニメの中の戦車って存在感無いよね。

改めて考えてみると、飛行機なんかに比べて戦車の扱い悪いよな……

俺も小さい頃から戦車が好きだったし、戦車アニメとか見たいね。主役にならなくてもいいから、せめてそれなりの「価値」があるものとされているような作品が見たいね。

一応ロボではあるが、ボトムズのATが比較的戦車に近いんじゃないか?動かし方にも戦車に通じるものを感じる。

スパロボとかやってるとそれなりに戦車っぽいの出るけどそういうのじゃダメかい?

スパロボの場合、戦車といっても変形ロボの一形態とかじゃないか。あと、戦車っていうよりも砲撃用ロボみたいなのが多いし。

「フルメタル・パニック」はまだ戦車がそれなりに有効なんじゃなかったけ?
アニメではあまり出ないけど、小説の設定では結構あったような。

「戦場のヴァルキュリア」は良かったな。
トンデモ戦車だったり戦場描写やストーリー展開にツッコミ所が多かったりしたけど、戦車が部隊の主力として活躍するアニメというだけでスバラシイ。

現実的に考えれば、ロボより戦車の方が強いのは明らかなのに……

軍オタはこっち来るなよ。現実を持ち込めば作品が面白くなるのか?
エンターテイメントと現実は違うものだし、そもそも軍オタの考える現実が本当に現実的ってわけでもないだろうが。

ロボアニメって、どれもまずは誘導兵器と戦車の能力を否定する方向になるからしょうがないのかも。

誘導兵器やレーダーによる長距離砲撃可能な場合、人型ロボって的になるだけだからな。ガンダムもミノフスキー粒子でその辺りをごまかしているし。

いや、俺もね、そんなロボが現実的じゃないとか言うつもりはないんだ。
ただ、普通のロボアニメみたいに主人公達が戦車を駆ってカッコヨク戦ったり、強大な敵に対してスゴイ力を発揮したり、ピンチからの大逆転をする戦車が見たいだけなんだ……敵になる場合でさえも、重要な敵が戦車ってことはほとんど無いし……

敵でもいいなら、「メタルギア」は「核搭載二足歩行型戦車」だぜ。

士郎正宗の「ドミニオン」とかどうだ?あれは戦車が主役。OVAもあったはず。
ただ、タチコマみたいな多脚戦車になっちゃうとどうも戦車には思えなくなるんだよな。我ながら好みの範囲が狭いとは思うが。

ゲームでよければ、「メタルマックス」は戦車が主役のゲームだねあれは戦車が最強の兵器という設定だし大活躍するよ。しかもゲーム内で自分の好きなように戦車の装備を組める。
武器の穴の位置のせいでなかなか強くて美しい武器配置にならないと数時間悩んだりしたのは良い思い出。

ガンダムだと「MS IGLOO」は61式戦車が活躍する話もあるな。
ただ、ガンダムであれをやる必要があったのかは疑問。軍事要素が混じったストーリーはわりと好みだけど、軍事要素が強すぎるのはちょっと……

「MS IGLOO」だとヒルドルブは戦車の範疇に入れてもいいんだろうか?あれはガンダム系の作品では比較的よく出て来る「活躍する戦車」だと思う。

アニメで戦車が出てこないのって、出したら現実的になりすぎるし、血なまぐさくなりすぎるからじゃない?
戦車対人間というのになったらマズイでしょ。榴弾を対人でぶっ放すとか、ひき殺すとか……

「ゼロの使い魔」の原作小説はファンタジー世界に戦車持ち込んで戦って、魔法人型兵器を倒しまくるぞ。

「ガサラキ」とか戦車はまだ「強い」とされているような作品もそれなりにあるけど、そういった作品でさえも活躍するメカの中に戦車の席ってないよな。
戦車系のメカの人気が出ないわけではないと思うんだが、なんでこんなに扱い悪いんだろうね。

……戦車はまだいいよ。ヘリコプターが好きな俺はいったい何を見ればいいんだ!



とまぁ、こんな感じで。
戦車が結構好みという中国オタクからすると、アニメの戦車の扱いについては「もうちょっと何とかならないのか」と考えてしまったりもするようですね。

ちなみに、上の発言でも出ていますが、
戦車が活躍するゲームの
「メタルマックス」

は一部の中国オタクの間で結構な人気になっているようです。
「メタルマックス」の中国語名は
「重装機兵」「機甲戦士」
などとなっているようで、中国のネットで熱い長編二次創作を見かけたこともありますし、攻略もかなり熱心に行われているようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

Fate/Zero第二期が中国のbilibiliで公式配信、中国オタクも驚愕

もうすぐ第二期の放映開始となる
「Fate/Zero」

ですが、第一期に続いて第二期も中国本土向けの簡体字版の配信が行われるそうです。

また、今回はニコニコ動画的なシステムを持ち、
愛用する中国オタクのユーザーも多い中国の動画サイト
「bilibili」
で配信されるということです。
bilibiliの「Fate/Zero」配信告知ページ(中国語)

ありがたいことにこの件についての情報を教えていただきましたので、早速中国のソッチ系の掲示板などを覗いてみた所、中国オタクの面々もこのニュースにはかなり驚いているようでした。

そんな訳で今回はその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


おおい!?bilibiliがFate/Zeroの第二期の放映権を獲得したらしいぞ!
これ、マジな話なんだろうか?エイプリルフールのネタとかじゃないよな……?

さすがにネタだと思う。bilibiliみたいな小さいサイトがそういうことやれるとは思えん。むしろ、エイプリルフールのネタでこっちを釣りに来ていると思うべきかと。

bilibili公式と公式微博での発表もあるし、これは本当っぽいな。マジで4月7日に配信開始か。

こんなときどんな顔すればいいかわからない!!

あー……今日は何月何日だ?

4月1日にアップするネタが遅れて発動したとかじゃないよな?
もし本当なら、bilibiliが制作サイドと交渉してまとめたのか?あと第一期の放映を行ったニコニコ動画となんか関係があったりするのか?

まさか……マジでありえん。
bilibiliって赤字でピンチになっているんじゃなかったっけ?損失が人民元で7ケタだとか、買収されるなんて話が冗談にならないような状況だと聞いていたんだが。

俺、もうエイプリルフールとかいうのを信じないことにするわ。

どうせ1週間遅れとかだろ?俺はテレビ放映のファイルをダウンロードするわ。

いや、今回は日本と「同時」配信らしい。第一期のニコニコ動画の日本国外向けと同じだな。まさかビリビリが権利取れるなんて……!イロイロ予想外過ぎてなんかすげぇテンション上がってきた!

いいニュースだけど。字幕はどうなるんだ?
オフィシャル字幕だなんて言わないでくれよ……

残念ながら「オフィシャル字幕」だ。俺も字幕の質が心配だ。
それにしても、新番組でこんなパワーのあるコンテンツをなぜ中国で配信できるんだろう?日本側が管理をやめたのか?

ハッキリとオフィシャルで権利取っていると書いてあるんだよな。
まぁ、ウチの国では非公式な動画がそこら中で流れまくっているし、管理しきれないってことでまず公式なものを決めて他の無許可な動画にプレッシャーをかけようとしているんじゃない?それか、中国市場での商業展開を普通に考えているという可能性もあるな。

中国市場での展開って言ったって、ネットの放映権はタダじゃないだろ。
bilibiliみたいな弱小サイトが放映権を購入できるとは思えん。いったいどういう流れでこうなったんだ……

私はファンサブじゃないオフィシャルの字幕でも問題ないと思うよ。私は第一期はオフィシャル字幕の方見てたけど、ちゃんと普通に分かる通俗的な言葉にはなっていた。
むしろ字幕組のファンサブ字幕の方がわざとらしいというか、字幕組の解釈の押し付けが見え隠れしてうっとうしく感じた。

第一期第一話のオフィシャル字幕のヒドさを見たら、オフィシャル字幕について信用するのは無理。俺はやはり字幕組のを見たい。

今回のオフィシャル字幕制作がどういう体制になってるか次第だろうね。でもそれなりには見れるんじゃないか?ニコ動のオフィシャル字幕も第一話はヒドかったが、その後はわりと安定していたし。

正直意外だ。日本はbilibiliとかに対して反感を抱いているもんだとばっかり。もしかして、bilibiliへの反感ってそこまで強いもんではなかったりするのか?

ドワンゴが中国で人材募集とかしているし、中国市場の商業モデルとしてはそれなりに興味はあるのかもね。でも、モバゲーとかウチの国でヒドイことになってるしあまり望みはないんじゃないかね。

TYPE-MOONが全世界へ無料配信を行うって話は本当だったのか?
いやそもそも、どうやってbilibiliが他の動画サイトと争って同時放映権を取れたんだ?

第一期も俺はbilibiliで見ていたし、そのままオフィシャルで少し早く見れるってのはいいかな。第二期も続けて視聴だ。

てか、bilibili大丈夫なのか?人多すぎて重くなったりしないだろうか?
確か「まどか☆マギカ」の時とかオンラインが1万人超えてヒドイことになっていたと思うが。

あー、確かに「まどか☆マギカ」みたいなことになりそうだな。元々人気の高い作品だったのに、日本と同時放映ということになったら……

あんまりにも重かったら、俺ダウンロードしてみるわ。弾幕は面白いんだけどね。

bilibiliがオフィシャル配信ってことになったら、他の字幕組のファンサブ版はどうなるんだ?これが理由で禁止されたりしないよな?俺は字幕組版の方が好きなんだが。

字幕組の闘争が始まる気配を感じる。まぁ、俺はオフィシャル版見るんだけどな!

第一期の中国語字幕オフィシャル配信の時も字幕組へのプレッシャーがあったけど、今回はそれ以上だな。それにしても、こんなことやってbilibiliはどんな利点ががあるんだ?

そりゃ「どこでもタダで見れる」ような状況で、「いち早く日本と同じ時間に見れる」ってのは大きな付加価値になるだろ。どこでも見れるとなると、大手に全部持っていかれて終わるからな。

まさか、bilibiliがここまでやるとは……初めは初音ミクファンとかが集まる小さなサイトだったのが、こんな所まで……この放映がどれくらいの意義があるかは分からないが、少なくとも自分はスゴイことだと感じたわ。



とまぁ、こんな感じで。
エイプリルフールネタを疑う発言があったりするなど、中国オタクの想像の斜め上を行くニュースだったようですね。

「Fate/Zero」の第一期はニコニコ動画で簡体字中国語版が配信されましたが、中国における規制サイトのなかにニコニコ動画も含まれていたことから、実際に見るには中国のファイアウォールを突破しなければならず、結果的にかなり手間のかかる状況になってしまいました。

中国オタクの間における「Fate/Zero」の人気が非常に高いのは確かなのですが、やはり規制を突破してまで公式配信を見るというのはライトなファンにとっては厳しいものがあり、結局は中国の国内の動画サイトに勝手にアップされちゃった動画やネットに流れているファンサブ字幕付きの動画等の楽な方にかなり人が流れてしまいました。

しかし今回は、中国オタクのユーザーが非常に多いとされるbilibiliでの配信ですから前とはまた違ったことになりそうですね。

「Fate/Zero」は第二期でも中国オタクの間でイロイロな動きがありそうで、個人的にもイロイロと気になってしまいます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的「ぼくのかんがえた中華系のサーヴァント」

以下は第一期の時の記事です。
Fate/Zeroのニコ動8カ国語字幕放送決定に中国オタクも歓喜、しかし……

中国オタクのFate/Zeroとその公式中国語字幕への反応

中国でイロイロと燃え上る聖闘士星矢Ω

先日ついに放映が始まった新しい聖闘士星矢である
「聖闘士星矢Ω」

ですが、早速中国の方でも話題になっているようです。

「聖闘士星矢」は90年代に中国のテレビでも放映されて大人気となった作品です。中国オタクが出現するようになったきっかけとも言える作品ですし、当時ハマった子供が今では社会人になっていたりします。
そのため、「聖闘士星矢」の正式な続編でしかもTVアニメというのはかなり大きなニュースのようで、オタク向けだけでなく一般のニュースにまで及んでいるようです。

例えば今回の放映について、「青年報」なんかでも報じていますね。
青年報の記事はコチラ(中国語)です。

ただ、記事では
「続編の画風は粗雑でいい加減であり、ストーリーは突飛な歪曲」
などという感じでの紹介だったりします。
「聖闘士星矢Ω」はメインキャラの世代交代だけでなく、キャラクターデザインも大きく変わっていることもあってか、中国の古いファンからは反発も多いようで……

そんな訳で、今回は中国のソッチ系の掲示板などで見かけたその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「聖闘士星矢Ω」がついに始まった!
だが……新しい聖闘士星矢……ってどうなんだ?自分は正直あまり受け入れられないんだが……

今度の聖闘士はペンダントで変身するのかよ……箱を背負ってくれよ!それこそ聖闘士の聖衣だろ!?

聖衣が箱から出てきてガキョンガキョンしながら装備するのが王道だよなぁ。
でも、主題歌のペガサス幻想が流れると燃えてしまう。

それには俺も深く同意。箱を背負って欲しかった!

うーむ、これが新しい聖闘士星矢か……放映日が放映日なんで、エイプリルフールのウソだと言って欲しかった。俺の子供の頃の思い出が壊れた……

あー……私の周りもなんか不満だらけだな。
ほとんどは80後とか、70後の人で私より年上だけどみんな「つまんない」って言ってるわ。昔のアニメを見て育った普通の人からすればこの新しい聖闘士星矢は受け入れられないっぽいな。

ストーリーはまだ微妙な感じだが、昔のキャラが出たりペガサス流星拳とかになったりすると、懐かしさと共に熱いものを感じてしまうぜ。

なんかとっても「ハートキャッチ」な感じだな。
個人的には追っかけてみるけど、受け入れられないってのも理解できる。

こりゃ古いファンは受け入れられないよね。聖衣にしても金属っぽい質感すらないし、もうちょっと何とかならなかったんだろうか。

私が初めて聖闘士星矢を見てからもう20年だし、こういう変化も受け入れなければいけないのかな。

第一話の作画崩壊がヒド過ぎる。なにこれ?

名作の続編と言っても、ちゃんと金を賭けて作れなかったんじゃない?逆に言えば金が無いから名作の続編なんてやり出したんだろう。

こんな粗雑な作り方は無いわ……俺の期待が高すぎたとしても、これはヒド過ぎる。主題歌以外全部クズだわ。

第一話に関しては文句を言わずにはいられないわ。これから毎回毎回こんな気持ちになるかと思うと……エイプリルフールのネタであって欲しかった。

そこまでヒドイか?
俺も昔かなりハマったからキャラデザの違いはキツイけど、わりと良い感じだと思う。思い出補正を除いて車田版の原作と比較してみたらどうだ?

自分の場合、思い出補正で昔のキャラが出て来るだけで嬉しくなってしまう。まさか辰巳が出て来るなんて思わなかった。

馬越作画そのものについては「スゴイ」と思うんだが、聖闘士星矢としてはどうなんだろうね?いったいどれだけのファンがこのデザインについてこれるか不安だ。

まぁ、失望している人間ばかりだけど俺は引き続き追っかけることにするよ。自分が子供の頃の熱血していた気持ちをちょっと思い出せたし。

今の所、聖衣関係が微妙なのがキツイね。聖衣と言えば箱なのに。
この調子だと、聖衣のオブジェと分解装着図とかも無くなってるのかなぁ。

俺はむしろ、予想より良かったという感じなんだけど。なんか俺の小宇宙が復活してきた。普通に熱血バトルアニメとして期待できそうじゃない?

なんでここまで大きなデザイン変更を行ったんだ?
俺はマジで受け入れられない。てかこんなのは今の子供だって受け入れられるのか疑問だ。

聖闘士星矢は名作だけど、現実の世界は常に変わり続けているからしょうがないよ。俺達が好きなものが、今の子供たちも好きだとは限らないし。

不満の声は理解できるんだが、俺はペガサス幻想とかのBGMだけでなんか泣けてくる。原作の展開からして、もう一度アニメの新作に期待できる日が来るとは思っていなかった。

不満は結構あるけど新しい展開には期待したいよね。今の子供にも聖闘士星矢が人気になってくれると良いな。
ちなみに私が個人的に一番うれしかったのは辰巳が老人になってもまだ健在っぽいことだな!

俺も自分の子供の頃の女神だったシャイナさんにまた会えただけで十分嬉しいわ。
あと、よく考えたら主人公の光牙はカシオスの弟弟子になるのか?



とまぁ、こんな感じで。
昔とはかなり変わってしまった「聖闘士星矢」に戸惑いや不満を感じているようでした。

考えてみれば、昔リアルタイムで聖闘士星矢にハマっていた中国の子供は、現在少なくとも20代後半、多くは30歳以上になっているはずで、これは今の中国オタクの中では最初期を含むかなり上の世代になります。
また、昔のテレビアニメで聖闘士星矢のファンになったという人の中にはオタクというレベルではない人も多いので、この全く新しいデザインとなった「聖闘士星矢Ω」には拒否反応が出てしまうのかもしれませんね。

ただ、不満を感じている人も主題歌が
「ペガサス幻想」
だったというのはかなり嬉しかったようで、これに関しては肯定的な反応ばかりでした。

それにしても、良くも悪くもこれだけ反応が燃え上がるというのはそれだけ中国における星矢の人気が高かったということなんでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


「聖闘士星矢Ω」に燃え上る中国オタクの小宇宙

中国人「日本人は学校のトイレでウンコするのが恥ずかしいらしい」

えー、今回は下ネタな話になるのでご注意を。


なぜかは分かりませんが、日本の小学校では
「学校のトイレでウンコをする」
というのが非常に恥ずかしい行為と認識されているかと思います。

先日、中国のソッチ系の掲示板でこのなんとも説明し難いルール(?)について知った中国オタク達のやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近初めて知った話だが、日本人は学校のトイレでウンコするのが恥ずかしいらしい。
人によってはまさに「最も恐れる」「恥ずかしいこと」なのだとか。

え?なんで?
別にトイレに行くだけだろ?外で出すとかそういうわけでもないだろうに。

そういや「毎日かあさん」でも小学生の子供とウンコに関するネタがあったな。学校で限界まで我慢するから、帰り道に排出してしまうらしい。

一応俺も小学校の頃はそういうのあったが、それは小学校のトイレに扉が無かったのが理由だからなぁ。日本のトイレはどこも扉あるそうだし、どういう事情があるんだろう。

学校や職場のトイレの方が宿舎より良いので、昔から基本的に外のトイレを使用している俺には分からん話だ。

トイレが不良のたまり場になっているからじゃない?
私の従兄弟も中学の時にそういうのにトイレで遭遇したことがあって、極力学校のトイレで大きい方はしなくなった。

考えてみれば学校での大便ってのはちょっと恥ずかしいかも。自分もどちらかと言えば家のトイレでゆっくりとやりたい方だ。

俺の通った学校は高校まで扉の無い「開放的過ぎる」タイプのトイレだったからキツイものがあったな。
周りに人がいる状況での大便が恥ずかしいってのは正常だろ。日本の学校では扉があるのが普通だろうけど、自分が大便中だってのを周りに知られたくないって感情は理解できる。

どの程度のものかは分からないが、なんとなく想像はできるかな?
私も大学の宿舎に入る前は学校で大をしたことは無いし。

学校では落ち着かないって感じなのかね。
でも「最大級の恥」ってのはちょっと分からん。まぁどっちにしろ、ウチの国の扉の無いトイレは早く無くすべきだと思う。マジで。

だよな。学校のトイレで扉の無いのはイヤ過ぎる。
周りに見られてなんて、出るモノも出ない。

外国人はウチの国が全員あの開放式のトイレに慣れていると勘違いしているっぽいのがなぁ。あのトイレが耐えられない人間もかなりいるのに。
あのトイレで大をしながら本を読んで勉強しているツワモノもいることはいるが、皆が皆そういうのが出来るわけじゃない……

学校のトイレが汚すぎるからってのが理由だったりするんじゃないの?
私はそれがあるから学校のトイレにはあまり入りたくない。

でも日本のトイレってちゃんと扉あるしキレイなんじゃない?
学校とかのは管理が行き届いていなくて汚かったりするのかな?

自分の知っている限りの話ではあるが、日本のトイレってどれも清潔に見えるから、ウチの国にあるような「絶対に行きたくないトイレ」が学校にあるとは思えないんだが。

日本の学校のトイレってかなり綺麗なはずだぞ。友達がいない人間がトイレでこっそり弁当を食べるなんてことが可能なくらいだし。

俺のいた学校なんか気合入れている人間を発見すると、団体で見に行って「加油!」とかやるようなヤツらがいたから、学校のトイレで大をやるのは嫌だったな。
日本のその感覚は別の学生にからかわれるのが嫌だとかいうのがあるんじゃないか?
(訳注:「加油」は「ガンバレ」の意味になります)

俺はウォシュレットを自分の家のトイレにつけてから、外でトイレにいきたくなくなったがそういうのもあるんじゃない?日本はウォシュレットの普及率が高いらしいし、自分が気分よく使える家のトイレと設備や環境が大きく違うと使いたくなくなるとか、そんな感じで。

分かる。スゴイ分かるぞ!
中学や高校の頃って面子を重視してカッコつけるから、学校で大便しているのを他人に知られるのがイヤなんだよな。自分もそんな些細なことに拘っていた。そしてある日、悲劇が起こってしまった……

理解はできるような気がする。
自分もトイレで大をするときは、授業中に教室を出てトイレに行ったり、人のいない遠くのトイレを使ったりしていた。

自分も同意。
俺も周りに人がいる中で大をするのはイヤなんで、家まで我慢するか、授業中に一人でトイレに行くことが多かった。

そこん所ちょっと違うんじゃないか?
日本の学生は「自分が学校で大をした」ということ自体が恥だと思っているっぽい。周りに人がいるとイヤだという感覚とは異なる独特な感情があるように思う。



とまぁ、こんな感じで。
なんとなく分かるような分からないような……といった所なのでしょうかね。

それにしても、日本の小学校におけるあの独特のルールというか空気はどういった流れで形成されたものなんでしょうね。
私が小学校の頃はまだそこまでキツイものではなかったと思うのですが、最近の子供に聞いてみると何やらかなりキツイものになっているようなのが何ともかんとも。

あと中国の学生のトイレ事情が見えてくるのも面白いですね。
中国のトイレはまだ
「扉の無いタイプ」
の所が結構ありますし、そういった所に入るのは中国の学生もやはり気が進まないようです。

そう言えば、私も以前中国の知り合いから
「最近は家庭の水回りもかなり整備されているので、扉の無いトイレに入るのが恥ずかしく感じられる」
なんて話を聞いたことがありますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「AKB48のアニメは日本アニメ界にどんな影響を与えるのだろうか?」

AKB48をモチーフにしたテレビアニメ
「AKB0048」

が4月末から始まりますが、ありがたいことにこの作品について
「中国オタク的にはどんな反応が?」
という質問をいただいております。

そんな訳で、今回は中国のソッチ系の掲示板で見かけたその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本でなんだかんだで最も勢いのあるアイドルAKB48が4月の新番組「AKB0048」でついにアニメにまで進出してくる。AKB48のアニメは日本アニメ界にどんな影響を与えるのだろうか?

最初はアイドル宣伝アニメかと思ったら「原作、総監督:河森正治」や「シリーズ構成、脚本:岡田麿里」に驚いた。AKB48についてはよく知らないが、俄然興味が出てきたね。

俺としては河森監督のメカ関係の描写が見れればOKだ!それに加えてSF関係の描写があると更に嬉しい。

これ、巨大な宇宙艦船の中での生活とか描写されるんだろ?
なんか「マクロス」や「トップをねらえ!」みたいで期待してしまう。今期の「モーレツ宇宙海賊」はSF的でよかったんで、あんな感じの要素が入っていると良いねぇ。

AKB自体には興味ないけど、4月アニメの激戦の中でどんな動きをするかは気になるね。4月の新作に関しては予想がつかない状況になっているし、そこに更にAKBアニメが加わったらどうなるやら。

ぶっちゃけた話、DVDに握手券ついたら売り上げランキングを征服できるんじゃないの?売り上げと実際の人気の相関が読め無さそうなアニメだし、日本での評価の判断が難しそうだ。

今度は二次元で握手会やるのかね。
でも二次元キャラの方が見分けは付きやすいよね。私はいまだにAKB48の誰が誰だか分からない……

AKB48を題材にするってどうなんだ?
日本のテレビではAKB48を出すと視聴率が下がるという話なのに。

コアなファン向けで更に深夜枠のアニメファンを狙うんなら視聴率はそこまで問題ないんじゃない?
それとちょっと疑問なんだが、日本だとAKB48のファンとアニメファンって対立していると聞いていたんだが、どうなんだろう?こういう企画が出るってことは別に対立はしていないのか?

その辺どうなんだろうね。ウチの国だとアニメや漫画関係のオタクって日本文化オタクな所があるからAKBとかも一応守備範囲にかぶってたりするし、そんなに抵抗ないと思うんだけど。
こういう企画が出るってことは、日本のネットで燃え上っている発言が目につくだけでそこまでの対立はないってことなのかね。

でも、ウチの国でもAKB48がアニメの領域で目立つようになったら反発は出るんじゃないか?
AKB48のファンって日本文化関係でも特殊だし、金の動きがかなり表に出るからあまり良いイメージを感じていない人間もいる。現状では特に摩擦が起こる局面が無いからいいけど、4月の「大作」はAKB48のアニメだとかいう宣伝するヤツが出たら炎上しそうな気が……

結局の所面白ければAKBとは関係なく人気出るとは思う。スタッフは豪華だしAKB関係なく気になる作品なのは間違いない。

俺はAKBについてよく知らないんだが、ウチの国での実際の人気ってどうなんだろうね。昔のように日本のテレビドラマが放映されている訳でもないし、こっちには日本でのイベント展開とかは基本的に入ってこないから人気の実感あまりないんだよな。
とりあえずスタッフがスゴイからアニメはチェックしてみようとは思うが。

俺もAKBの知識は無いんだが、このアニメって知識が無いまま見ても理解できたり、作品に熱中できるのかな?

俺も同じ。知っているのはAKBが日本のアイドルグループってことくらい。なんでアニメの看板になるのか不思議に思ったわ。

個人的には歌関係の動きが興味ある。AKB48との関係があるから何らかの歌は出て来るだろうし。それにしてもAKBがアニメ界を救うのか、それともアニメ界を壊すのか、どうなるやら。

作品そのものの経済効果はあるだろうけど、市場を拡大できるかどうかは分からん。
でも中身のあるアニメに関するプラスは無いでしょ。まぁ、今現在でさえ萌えばかりがあふれているし別にAKBが来てもいいんじゃない。

AKBは別に一夜にして人気になったわけじゃなく、何年もかけて国民的アイドルに登りつめたわけだし、そこまでの経歴や現在の立ち位置考えれば別にアニメ展開するのもアリじゃないかと。

AKB48はなんか不思議だよね。ダンスも歌もそんなに上手くないし容姿も飛びぬけていいわけではない女の子達が日本からアジアにかけて様々な年代から人気を得ている。あとファンに関しても、データによれば男女の各年代に幅広くいるらしいが、目につくのはやや年齢の高めな男性ファンが多い。一部が熱狂しているのか多くが熱狂しているのかとか外から見ても分からんことが多い。
これも「なんでわざわざアニメ?」というのが正直な所。劇場が秋葉原にあるから、アニメオタクでAKB48オタクってのが日本では多かったりするのか?

とりあえず俺としては「セーラー服を脱がさないで」を今のアニメのクオリティでやってくれることに期待だ!

AKB関係の予算で面白いアニメが出来るならOK。俺は河森正治の演出が大好きなんだがなかなか売れるアニメにならないし、この作品にはちょっと期待してしまう。

考えてみればある意味マクロス的な展開だよな。アイドルを声優として売り出すとか。

この「アニメの声優でアイドルを売り出す」というのは実は新しい動きではないよ。
マクロスのリン・ミンメイは厳密には違うが、日本の魔女っ子アニメとかではアイドルを声優として起用して売り出そうとする動きが昔からあった。ウチの国でも有名な「魔法の天使クリィミーマミ」なんかはまさにソレ。

でも飯島真理ってマクロスで成功しすぎてリン・ミンメイのイメージが強くなりすぎたのでアイドルとして活動できなくなったんだろ?このアニメも結構難しい位置にあるんじゃない?

まぁ先に「AKB48」というブランドがあるし問題ないんじゃないかな。そもそも声優に起用されるのは研究生だし、うまくいったら声優メインで活動するようにすればいいだろうから。

アイドルでアニメってことだから、てっきり魔法少女的な作品か「けいおん!」みたいな萌えとか癒し系の作品なんだろうと思っていたから河森正治でSFというのには非常に驚いたよ。

内容に関して現段階は何とも言えないがPVからは「スゴそう」という印象は受けるね。4月の話題作になるかは分からないが、アイドル宣伝だけの作品にはならないんじゃないか?

設定とかも結構気になるよね。あと個人的には子孫とかじゃなくて何代目という名前の継承を行っているというのは日本的だと思えるから、文化的なネタも混ぜた設定とストーリーが出て来るんじゃないかってことも少し期待している。

私としては崩壊した未来の秋葉原に来て「秋葉原よ、私は帰って来た!」とかやるなら応援したいと思う。



とまぁ、こんな感じで。
AKB48のアニメということに加えて、スタッフの豪華さなどから結構注目されているようでした。

中国でオタクをやっているような人間は日本の社会や文化にも興味があるのも少なくないことから、J-POPやアイドル関係までカバーしていたりする人間が結構いますし、「AKB48」の名前自体はかなり知られているようです。

ただ、上の発言にもありますが中国には日本国内で行われているイベントや各メディアでの展開などの情報があまり入って行かないこともあり、AKB48をきちんと把握しているようなファンに関してはやはりコアな部類になるようで、中国オタク層全体からすると少数派になるそうです。

アニメの「AKB0048」に関しても現段階ではAKB48関係だから見たいというよりも、豪華なスタッフや作品の設定に興味があるので見たいというのが理由として強いようでした。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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