「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2012年11月

ミクダヨーさん中国で現地の流行語を吸収

フィギュア化も決まって最近何かと話題になっている
「ミクダヨーさん」

ですが、ありがたいことに
「ミクダヨーさんは中国語での呼び方ができてますよ」
という情報と、
「ミクダヨーさんに対する中国オタクの反応は?」
という質問をいただいております。
そんな訳で、今回はそれについて一つやらせていただきます。


さて、そのミクダヨーさんですが、
中国オタクの間では
「MIKU打油醤」(MIKU da you jiang)
という愛称(?)で呼ばれているそうです。
この「打油醤」という部分はかなりウマイ訳というか、当て字となっていますね。

中国には
「打醤油」(da jiang you)
という流行語がありまして、
(この記事を書くときに調べてみたら、なんと日本語wikiの「打醤油」のぺージがありました)
それに加えて「醤」という字の中国語発音が「jiang」という音で、日本語の「ちゃん」と比較的似ていることから、中国オタクの間では「何々ちゃん」というキャラに対して「何々醤」と表記したりします。

そんな訳で、この
「MIKU打油醤」
は流行語のネタと、中国オタク用語の呼び方の二つの要素が加わった呼称になるわけですね。

それから、この記事を書くためにネットをまわっている時に、
中国オタクのミクダヨーさんに関する反応もイロイロと見かけましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今、ネットではミクダヨーさんなる存在に関する情報が駆け巡っているが……あんなの、絶対にミクじゃねぇ!!

いやー、でも、なんか一旦ああいうもんだというか、ああいう設定の存在と受け入れてしまうと、なんかアリに思えてきちゃうぜ?

ミクダヨーさん、マジでグッドスマイルカンパニーから商品化されるのね……その情報を聞いたとき、本気で震えが来てしまった。

グッドスマイルカンパニーは何を考えているんだ!?

伝説の初音邪神が!ついにねんどろいどで伝染をはじめようとしている!

これはもしや、初音ミクへの愛への試練なのだろうか?
ミクダヨーさんの存在によって、ミクファンが一体どこまで耐えられるのか、どの程度のレベルまでファンがいるのか測ろうとしているのではないだろうか?

なにぃ!?こ、これを買えなければ真のファンではないということなのか!?

「初音」が「粗音」になっちゃったな……
(訳注:中国語では「初」の音は「chu」、「粗」の音は「cu」になります)

ミクのねんどろいどはかなりの部分を集めているつもりだけど、コレだけはコレクションに入れたくない。

なんでこういうのが公式に商品化されるんだ!?オフィシャルで邪神を創造しようというのか?

これはもう邪神枠入り確定だよな。
しかし私としては、いつの間にか良い感じに思えてきた。なんだろ、引き返せないおかしな萌えパワーを感じる。

デザイン的に特に気になるのが首の部分だな。首が無いのがこんなにおかしなことになるなんて……ミクの良さを再確認してしまう。

コレを見て、今日一日のテンションがどん底に付き落とされる精神的ダメージを受けてしまった……

「歪み」という概念を強く認識してしまう恐ろしいフィギュアだね。
この邪神に関しては、ピプシブ百科事典のミクダヨーのページを見れば、恐ろしさとネタっぷりが分かると思う。ジムがやられているとか、もう何が何だか。

来るな!来るんじゃない!!
怯えて竦んで何もできないまま終わりそうだ……!

オフィシャルのつぶやきもかなりアレなことになっているな。このフィギュアの邪神パワーの影響なのか!?

なあ……なんかじっと見ていたら、俺はこのミクダヨーさんをとても萌える存在だと感じてきたんだが……

うむ、私もだ。正直その辺にあるような着ぐるみよりよほど萌える。つい、予約しちゃった……

オフィシャルが元のデザインに近付けるように努力したらしいが、ダメな方向で本気の再現をしているとか、もうわけが分からん。今更ながら、日本のオタク業界の恐ろしさを感じたぜ。

コレは、社会への復讐と言うヤツか……いったいなぜ、そんなことを!?

第一印象は「太い」だったが、その後太いだけではない何かを感じてしまった。只一つ言えるのは、こんなのは俺の好きなミクさんじゃねぇ!ってことだ……

おかしい。ねんどろいどにすれば何かしらの可愛さが出て来るはずなのに、なんでこのミクダヨーさんからはプレッシャーばかりが出て来るんだ?

恐ろしいのは、最初見たときは「絶対に無い」「怖い」と感じるのに、見れば見るほど萌えを感じるようになってしまい、最後は自分の中の初音ミクのイメージまで侵食されてしまうことだ。
ま、とりあえずこの「ねんどろいど」は「買い」なのは間違いない……!

パッと見ではそこまでヒドイ、ちょっと歪んでいるかなーくらいなんだけど、じっと見ているとどんどん奇異な部分が目についてくる、しかしそこを超えるとなんか萌えを感じてくるようになる。

じっさい、造形的にそこまでヒドイわけでもないはずなんだが、やはり元のミクのデザインが良すぎるのかね?ずっと見ていると、なんか温州のアレと一緒に並んでいても良いような気もしてくるわ。



とまぁ、こんな感じで。
ミクダヨーさんをずっと見ていると中国オタクの面々も何やら自分達の感じるものに不安になって来てしまうようですね。

何はともあれ、今後ミクダヨーさんが中国オタク達に対してどのような影響を与えるのかを生暖かく見守っていきたいと思います。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタクが「中二病版 誕生日の言葉」にノリノリ状態な模様

ここ最近、中国オタクの間で
「中二病」
という概念がどんどん広まりつつあるように思うのですが、今回はその辺のネタについてを。

少し前から、日本のネットで
「中二病版 誕生日の言葉」
というのが話題になっているようですが、それが中国オタクの間にも伝わりちょっとした盛り上がりとなっているようです。
痛すぎてカオス!「中二病版 誕生日の言葉」がヤバい【厨二病×Twitter】(NAVER まとめ)

そんな訳で、今回はその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


誕生日によって中二病な名前を付けられる表が出現したぞ!
そして……俺は自分の魂の名を理解した、俺は「伝説の刃」だ!!

誕生日により分かる、自らの中二病的な名前。イイね!とてもイイ!私は「漆黒の炎」か。なんかスゴイぞ!

ほうほう、俺は「機関の愚者」か。
鳳凰院凶真さんと更に仲良くなれそうだ。

自分の中で、どの作品がどれだとかいうイメージが結構湧いてきて笑ってしまった。「罪人」とかつくと「咎狗の血」っぽいし。

「円環の堕天使」、これはスバラシイ。しばらくコレでいこうか。

我が名は「封印の愚者」……だと?なんかヘンな組み合わせになった。

「愚者」は良いのが来ているんじゃないか?俺のイメージ的には愚者は非常に強かったり活躍したりするキャラが多い。

「血塗られた人間牧場」という組み合わせに我が中二病の心が惹かれておる……しかし残念なことに、自分は「鏡の中の死神」となってしまった!

いいじゃないか。俺なんか「機関の人間牧場」になっちゃってるぜ。何が何だか分からんわ!

「殺戮の炎」……なんか普通だ……もっとこう、突き抜けたのが良いのに。

ところで、なんで5日の所は何もないの?「消失」とでも読めばいいのか?

それは「空白」ってことで「削除されし名」ってことじゃないかな。それはそれで、とても中二病という感じがするな!

そうか、11月11日生まれの俺は、「ヤツは……まさか、禁じられた世界!?」とか呼んでもらえるのか、了解したぜ。

月日の日の部分で一字のが来ると、なんか弱いね。火とか水とか理とか。

そこは「円環の理」たる私がちょっと言わせてもらおう!
日本語ではウチの国に比べて複数の読み方がある漢字が非常に多い。
漢字の大体の意味は通じるが、日本語で中二病的な読み方をする漢字に関しては、中国語で考えてしまうとちょっと微妙に感じるかもしれない。ちなみに「理」は日本語だと「り」じゃなくて「ことわり」と読むから、響きがとても中二病だ。

あとは簡体字や用途の変遷などの理由でこっちで使われなくなったり、統合されたりしている字もだな。この表だと「闇の」が中国語にするとちょっと残念かも。
現在の中国語では「闇」は使われていないから全部「暗」になってしまう。一応「暗」でもかなりカッコイイんだが、日本語の「闇の」という中二病的な語感が表現しきれていないように感じる。

ああ、なるほど。じゃあ俺の「暗之閃光」は日本語原文の「闇の閃光」だともっとカッコヨク感じられる組み合わせなのか。

……いや、でも「闇」と「閃光」って矛盾しているような?それでカッコヨク感じて良いのか?
それにしても俺は「暗之魔術師」だから普通にカッコイイと思っていたんだが、日本語の感覚だと逆にコレってパワーダウンしていたりするんだろうか?

細かいことは気にするな。中二病は直感と勢いだ!
ただ、「血塗られた叡智」の自分としてはコレが中国語だと「血污之叡智」になってしまうのがもどかしい。「血汚之」がそもそも微妙な訳だし、「叡智」という言葉が一般的じゃないからかなりヘンな感じになるんだよな……

「血塗られた」は訳すのが難しいな。「血汚之」は「血塗られた」以外に「血まみれ」の訳に使うこともあるし。そして俺は「鏡の中の烙印」……冷静に考えたら、どこに烙印があるのかイマイチ分からん!

「禁忌の」「支配者」……うーん、なんかいまいちしっくりこない。「封印されし」「マリオネット」とかだったら好みだったんだが。

スゴイ組み合わせとかがあるから、私の「伝説の死神」とかは普通過ぎてなんか全然中二病じゃないような気がする。

いや、それは悪くないと思うぞ。
俺は組み合わせをイロイロと考えているうちに、なんかシンプルな方が良いような気がしてきたわ。「悪党」なんかはどれと組み合わせてもいけるように思う。難しいのは「機関の」かな。「機関の氷結」とか「機関の炎」とか、なんか微妙だ。

「殺戮の殺人兵器」な自分はどうすれば。しかし、この考え過ぎたあげくに意味が重なってしまうというアレなネーミング、自分も過去にやらかした記憶がああああああ!



とまぁ、こんな感じで。
ノリノリで自分の中二病的二つ名を名乗る声が結構な勢いで飛び交っていました。

やはり漢字で直感的に理解できるのが良いのか、この一覧から来る中二的マインドのようなものがウケているっぽいです。

ただ、上の発言にもあるように日本語における独特な言い回しや読み方、微妙に日本語と中国語で意味や使われ方が微妙に異なる漢字といった辺りに関してはその語感が完全に伝わるわけではないようです。
今回の表にはありませんが、こういった微妙に(中二病的な)意味がずれる漢字に関しては
「牙」
なんかがありますね。中国語では「牙」が普通に「歯」の意味で使われているので、「牙」と「歯」が使い分けられている日本ほどとんがったイメージにならなかったりします。

またそれ以外ですと、中国語は基本的に漢字表記な言葉なので、漢字表記を別の言葉で無理矢理読ませるという表現は理解し難いようです。
例えば、「鳳凰院凶真」という名前のアレな空気は感じ取れても、「運命石の扉」で「シュタインズゲート」と読んだり「現在を司べる女神作戦」で「オペレーションベルダンディ」と読んだりするのは通じ難かったりするようです。

しかしそれでも、漢字が共通というのは大きいようで、漢字による中二病的な空気を理解することに関しては、欧米圏などに比べて中国オタクはかなり楽にできるようですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国的(たぶん)カッコイイ技の名前

中国オタク「日本のラノベ作家ってウチの国のネット小説家より儲かるの?」

今年も
「このライトノベルがすごい2013」

が発売され、その結果が中国オタクの間で話題になっています。
今回1位になった「ソードアート・オンライン」の人気は予想通りだったようですが、他にもイロイロと情報に関する話題が飛び交っていますね。
さて、今回はそんなライトノベルのネタについて一つやらせていただきます。

ここ数年、ライトノベル原作のアニメが増えたり、中国本土でも簡体字の中国語翻訳版が正規ルートで出版されるなど、中国オタク内でのライトノベルの存在感は昔に比べてかなり強くなっています。

そういったライトノベルと比較してたまに話題になるのが中国の
「ネット小説」
です。

実は中国のネット小説は海賊版のあふれる環境に置いて数少ない「海賊版に潰されず、独自に発展したコンテンツ」でして、現在の中国のネット関係のコンテンツの中でも非常に人気があり、映画やドラマ、ゲームの原作としても重宝されています。

中国のネット小説が海賊版系のコンテンツに対抗できた理由の中には、
「コピーされる以上に安く大量にコンテンツ(小説)を提供すればいい」
とでもいう様な形になっている所があるとも言われており、
そのコンテンツ量の豊富さと手軽さから、
中国では非常に強い暇つぶしのコンテンツとなっている感もあります。

そして、中国のネット小説界隈がそれなりに商売として成り立っていることから、
ネット小説家になるというのは、
中国のネットユーザーにとって数少ない有望かつ「のし上がれるルート」だとされています。

中国のネット小説の最大手としては
「起点」
(と起点を含むネット小説サイトを複数運営している「盛大文学」)
というサイトが有名なのですが、こういった中国のネット小説サイトの課金体系は
お試しとして作品の一部(連載作品の古い部分など)が読めるようになっており、連載作品の新しい部分に関しては課金して読むといった形になっています。
基本的には文字数課金でサービスの形式にもよりますが、0.05〜0.02元/千字といった所のようです。

ネット小説を書いている作者にもこの課金の一部が入るので人気になれば月に数千〜数万元稼ぐと言ったことも可能で、ネット小説を原作としたドラマやゲーム展開といった「夢」もある……とされていますね。

そんな中国のネット小説に関して、中国のソッチ系の掲示板で
「日本のライトノベル作家と比べて収入的にどうなのか?」
といった疑問についてのやり取りを見かけましたので、
今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


中国ではコネやカネの無い人間がコンテンツでのし上がろうとする場合、ネット小説というのはかなり希望があるとされているし、実際成功者の情報は多い。
そこで疑問なんだが、日本のラノベ作家と比較した場合はどうなんだろう?

それに関しては私も気になる。実際の所、日本のラノベ作家ってウチの国のネット小説家より儲かるの?
原稿に関する報酬だけで考えた場合、日本のライトノベル作家ってどくれらい儲かるんだろうか?文字数計算だとどのくらいのペースなのかとか、知りたい。

自分もついでに質問したいんだが、ラノベ作家の収入ってどうなってんだ?
漫画みたいに基本の原稿料+単行本の売り上げってことでいいんだろうか?

原稿料が発生するのは雑誌に連載している時だけでしょ。
ラノベも専門の雑誌はあるけど、基本的には単行本での発売だから出版印税が収入と考えていい。逆に漫画は連載されても単行本にならないケースもあるから原稿料とかが重視される所もあるんじゃないかね。

確か以前見た資料によれば、ラノベ作家の新人は単行本の印税が6%、400字詰めの原稿用紙1枚で1000〜2000円というのが相場らしい。ラノベは書き方次第でかなりページを埋められるし、かなり稼げると思う。
日本のラノベ作家って基本的にはウチのネット小説家の普通レベルの成功者よりも稼いでいるんじゃないかと。

そうか?
確か「起点」のランキングの前の方にいる連中って年収が百万元超えるって話を聞いたんだが。日本円でも千三百万円くらいになるし日本の一般的なラノベ作家よりも稼げているはずだろ。

トップの数名だと、年収一千万元とかいくでしょ。
日本のラノベ作家も仕事しながら書いている兼業が多いし、アニメ化されるような大作を書いているのでもない限り、収入的にはそこまで多くはないと思う。

起点の報酬に関しては割と簡単に計算できる。
あそこでは1人の読者が千字読んでくれれば0.01元入ってくる。だから読者が五千人くらいつけば50元、そして1日の更新ペースを5千〜1万字くらいで書いていけば1日数百元の収入になるし、1か月で1万元超える。他にも月契約の読み放題の会員もいるし、携帯サイトからの収入もあるだろうからトップクラスのネット小説家の収入が毎月1万元超えているってのは容易に想像できる。

毎日更新が無くても、全体の文章量で大きく稼げるケースとかもあるしね。月収1万元超え自体はそんなに珍しくないと思う。
人気作品は出版もあるし、そういう勢いで作品を連載していければ余裕で食っていけるだろうな。その辺りになれば日本のラノベ作家以上に稼げてるんじゃないかね。

お前、その制作ペースと内容のクオリティをずっと維持できていると思ってんのか?
作者擦り切れるぜ……実際、途中で潰れるのも多い。あと読者をずっと維持できるわけでもないし、ブックマークしてくれた読者が、そのまま続きをずっと読んでくれるとも限らない。
そもそも活動や収入の形態が異なるので、ネット小説で大成功した例を日本の普通のラノベ作家と単純に比べるのはちょっと違うような気がするんだが……

日本のラノベ作家は兼業も多いらしいし、そんなに稼ぎは良くないんじゃないか?ウチの国のネット小説家の方が大成功すれば稼げているようなイメージなんだが。

日本のラノベ作家がそんなに稼げるわけないだろ。ウチの国のネット小説の方が当たればデカイ。ラノベは1冊の本を出すペースが非常に遅いし、そんなので月収百万円とかになるわけないだろ。実際、日本のラノベ作家の発言は貧乏ネタや金欠ネタばかりじゃないか。

まぁ大当たりしない限り、ラノベ作家もそこまで儲かる職業ではないと思うが、起点の収入ってのもそこまで多くはないはずだぞ……
一応年収100万元超えるっていう宣伝は聞くけど、それはあくまで神レベルの大成功や、瞬間最大風速的なモノだし。起点では月千元以上稼げれば普通の作家にとっては上々って感じでしょ。食っていけなくもないし。そしてそれ以下の二線級にもなれないのだとせいぜい「最高で」ひと月に数百元稼げるときがあった程度の不安定な状態なわけで。専業になれるのは本当にわずかだ。

一般的なレベルで比較した場合、日本のラノベ作家がウチの国のネット小説家より稼げないってのはさすがに無いんじゃないか?出版業界が世界的に縮小傾向とは言っても、日本はウチの国のような審査制度は無いし、日本の本屋はライトノベル専用の本棚とかあるんだぜ?

ウチの国のネット小説家のトップレベルの収入なら日本のラノベ作家の上の方とも普通に比べられると思う。ただ、ネット小説家は大量に書かなければいけないから消耗も激しいし、平均年収にしたらどうなのか……

ラノベの印税の割合が6%だとして1冊500円で出版が1万部だとしたら30万円が入るわけだが、2万元強って考えるとウチの国のネット小説家でも瞬間の月収1万元超えっていうのはそれほど珍しくないから、そこまで差は無いように感じる。
しかし字数的にはラノベ1冊が日本語で十数万字程度(しかも全部漢字の中国語に比べれば密度は薄くなる)だから、一日6千字が最低ラインとも言われるネット小説に比べて随分と効率よく稼げるのは間違いないな。

宣伝されるのは「成功の部分」だけだからな。まぁでも、ウチの国ではネット小説家で食っていけるヤツがわりといるのは間違いない。
そしてサイト上の小説閲覧による報酬以外にも、各種賞金やキャンペーン、更には出版やネトゲやブラウザゲームのゲーム原作なんて夢もあるわけだし。

年収百万元クラスの話だったと思うが、公務員やめてネット小説家になって年収十数倍なんてニュースが報道されているから、大当たりして年収百万元、家を買うなんてのは十分あり得るだろう。他には確か、年収三十万元〜十万元といった辺りがニュースになっていたな。

日本のラノベ作家のトップクラスはもっと稼いでいるような気もする。
例えば「とある魔術の禁書目録」の鎌池和馬はデビューから6年で770万部売っているから、本だけで4億円近く稼いでいて(平均年収は人民元で500万元くらいか?)、それに加えて各種版権収入があるはず。トップ同士を比べるとやはり日本の方が上っぽいような……

ウチの国のネット小説と日本のラノベを比較した場合、収入レベルがそもそも違うから比較にならない気がするな……
上の方だけを見れば良い勝負になりそうな気もするが、底辺の規模が違う。ウチの国のネット小説は、結局の所廉価な労働力で生産されたものだし。

それでも一応「日本の一般的なライトノベル作家よりも稼げる我が国のネット小説家」がいるのは間違いないでしょ。ウチの国の雑誌に連載する作家より、人気のネット小説家の方が稼いでいるっぽいイメージはあるし。

確か以前出た話では、起点というか盛大文学関係で1千万元近く稼いだケースというのはあった。その作者、昔ほどではないけどそれなりのペースで出しているから、1年に数百万は稼げるでしょ。
あと今のトップクラスのネット小説家も、映像化でやはり五百万元くらいはいっているはず。この辺ならば日本のラノベ作家と同じかそれ以上に稼げるケースはあると思う。しかしその収入を維持する更新ぺースを考えると普通のラノベ作家よりも大変そうに感じられるな……

ただそれでも、ネット小説ってウチの国のクリエイターにとっては数少ない夢を見れるジャンルではあるんだよね。ネット小説の収入って、うまくいけば底辺の仕事やるよりも儲かるし、安全だ。
他のジャンルの仕事だと、どうやれば上に行けるのか分からんし。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの間におけるライトノベルへの認識についてもありますが、中国のネット小説のイメージが出ているのも面白いですね。

なんだかんだで中国では、ネット小説というのは
「稼げる」「夢がある」
といったイメージが強いようです。

しかしそれと同時に
中国のネット小説は課金やランキング基準などから、
長いストーリーをバンバン更新していかないと儲からないシステムになっているので、その辺りの厳しさも認識されているようです。

上の方の発言にもありますが、中国でネット小説家として成功するには少なくとも中国語で数千字/日くらいのペースで長期的に更新できることが必須とされていますが、コレはかなり厳しそうです。
中国語は全部漢字なので、日本語で考えた場合は一万字/日ではきかないレベルのペースになるでしょうし。

こうやって考えてみると、
中国のネット小説界隈には夢と絶望が詰まっているんだなーとも感じてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本のマラソンはプリキュアが優勝するらしい……!」

11月11日に岩手県宮古市で「復興 宮古サーモン・ハーフマラソン」大会において、
プリキュアのコスプレをしたランナーの方が優勝してしまったそうです。


大会と大会の画像に関しては、
以下のニュースやサイト様の記事などをご参照ください。

宮古で「サーモン・ハーフマラソン大会」−3千人が新コースなどで健脚競う(三陸経済新聞)

『スマイルプリキュア!』 地元のマラソン大会での優勝者がキュアサニーだった件(ぷりそく!)

オタクがハーフマラソンに出場、しかもプリキュアのコスプレイヤーが優勝ということで、この件は中国オタクの間でもちょっとしたトンデモニュースとして伝わっているようです。

そんな訳で、今回は中国のソッチ系のサイトで見かけたこの件についての反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の岩手県宮古市のマラソン大会で、コスプレイヤー優勝したらしい!そしてコスプレはプリキュアだ。日本のマラソンはプリキュアが優勝するらしい……!

ひっかけやがったな!?
俺は普通に女性コスプレイヤーを期待して行ったのに、トンデモナイコスプレだったじゃないか!

あー、うん、さすがに女の子がプリキュアコスプレで走るわけじゃなくて、ネタコスプレってわけか。でも……コレ、普通のマラソン大会っぽいんだが、なんでこんな光景になってるんだ!?

このプリキュア、すげぇ鍛えてるな。オタクの逆襲ってヤツなのかな……

実際の所はどうなのかは分からないが、さすがはアニメの先進国だと思ってしまった。
コスプレするランナーとか、ウチの国マラソンでもいないわけではないんだが、きちんとしたコスプレ衣装を装着して優勝までしちゃうとなるというのは想像の遥か彼方だ。

一応コスプレ劇でも動きの激しいのや、ずっと喋りっぱなしのは結構体力が必要と言うのはあるが……さすがにハーフマラソンというレベルじゃない。何と言うか、うん、さすがは日本だ。

誰だよ、オタクは運動できない、体力無いって言ったヤツは!?

私もオタクにこんな体力があるとは思わなかった。
マラソンとオタクとは正反対だというイメージなんだが。

いや、オタクとマラソンって案外相性いいんじゃないか?
瞬発力はともかく、オタクにとって体力って重要だよ。イベントなどでは並んだりしないといけないし、各種アイテムの確保や運搬にはちょっとした体力が必要だ。

でもオタクって精神的な耐久力無いよね。
自分はマラソンに挑戦するとか、考えただけでイヤになる。このプリキュアの人、マジでスゴイと思うわ。

今回のもそうなんだが日本関係の画像って、時として信じられないものが出て来るよね。あの国はホント、よく分からん……

一般参加者に混じってコスプレイヤーが走っているというのはインパクトあるな。
しかも、ウチの国だと「宅」ってPCの前にずっといるイメージがついているから「オタク」が「コスプレ」で「マラソンに優勝」というのが尚更違和感あるよな。

自分の趣味を見せながら走りきるとか敬服せずにはいられない。
それにしても、こういう感じでオタクのコスプレイヤーが普通に楽しんで参加しているのは良いイベントだね。

このキュアサニー、女装コスな格好はネタでしかないけど身体はちゃんとアスリートなのがスゴイ。オタクなのにこうも鍛えているとは。

私も「国家運動員」とってるけど、普通にオタクだぞ。オタクとスポーツは別に相反するモノじゃない。まぁさすがにコスプレしてマラソンと言うのは考えたことも無いが。

現場、スゴイことになってるみたいだな。プリキュア以外にも鉄人28号とかスーパーマリオとか。しかも妙にイキイキとしている!

鉄人28号とかに比べれば優勝者のプリキュアのコスプレ自体はそんなに重装備じゃないね。ただ、お面をかぶりながらハーフマラソンの距離を走りきるのが恐ろしい。

ところで日本のマラソンの画像を見ると、コスプレして走っているランナーがちょくちょく出て来るんだが、日本のマラソンってどういうことになってんだ?

それは私も疑問だ。前に見た東京マラソンもそうだったが、日本の一般参加可能なマラソン大会ってコスプレして走るランナーがいるのが普通なのかね。自分の中の「マラソンという競技のイメージ」と「オタクのコスプレ」がどうも結びつかない。

でも、なんだか楽しそうで良いね。ウチの国でももっとこういう感じで気楽にやれる大会が増えてもいいと思う。まぁ、コスプレばかりだと百鬼夜行的なものになりそうな気もするが。



とまぁ、こんな感じで。
コスプレしてマラソンをするという話に関してはある程度分かるものの、そのコスプレイヤーが優勝してしまうというのはさすがに驚きだったようです。

また上の発言の中にもありますが、中国では日本語の
「オタク」、「オタク族」
から来た
「宅」
という言葉が広まっていまして、この言葉は「オタク」という意味の他に「引きこもり」、「インドア派」、 「外に出ないでPCの前でネットやネトゲにふけっている」といった意味が加わっています。

そういった背景もあるので、オタクであろうコスプレイヤーがマラソンで優勝するというニュースがより一層の衝撃となったのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

東京マラソンのコスプレ走者に中国オタク驚愕

中国の辞典の最新版に「オタク」から来た言葉「宅男」「宅女」が収録される

中国で11歳の少女が「まどか☆マギカ」の海賊版を買ったらAVがついてきてショックを受ける事件が発生

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、
今回はそれで一つやらせていただきます。

先日、中国の「南方城市報」で報道されたニュースによると、

「広州で11月に、ある母親がいつものように11歳の娘にアニメの海賊版DVDを買ってあげようと、その時は「魔法少女まどか☆マギカ」の海賊版(3枚24元)を子供に買ってあげた。しかしその後娘がそのDVDの3枚目を見始めたときにアニメでは無く別の内容である日本のAVがなぜか流れだし、それを見てしまった娘は非常に大きなショックを受け、食事ものどを通らず夜も眠れないような状態になってしまった。

という事件が起こったそうです。

記事によればそのAV入り海賊版アニメDVD(?)を売っていた所は「芸術品販売」を経営範囲とした営業許可証を掲げており、日本アニメだけでなく韓国やアメリカのドラマも置かれている店だったそうです。

また店主は売った海賊版DVDの内容をちゃんと把握していなかったらしく、
AVが収録されていたということに関しても実際に確かめてみるまで認めなかったそうです。

どちらも中国語ですがとりあえず、
網易のニュースはコチラでと捜狐のニュースはコチラです。

なんかもうツッコミ所しか無いような気もするこの件、
さすがに中国でもネタニュースになっていますね。

そんな訳で以下に中国のソッチ系の掲示板で見かけたこの件についての反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


これはまた反応に困る話だな。
てかこんなんニュースになるのかよ!また世界に我が国のネタっぷりを発信するつもりか!?

正直、自分がもし中学生くらいの頃にこういうディスクを手に入れていたとしたら大喜びだったと思うわ。

ああ、このニュースに出ている所には行ったことあるよ。期待して行ってみたらわりと寂れた所で、オタク関係のアイテムも質の悪いコスプレ衣装やホコリをかぶった古いPVC、それから海賊版のディスクや漫画があるくらいだった。ああいう所行く時点で何か失敗しているような気がする。

このニュースの教訓は、海賊版の購入は自己責任でということだな!

アダルトビデオの内容がTMAのコスプレモノだったのかどうか、それが重要だと思うんだが。そこん所ハッキリさせてくれよ!

なんかモノスゴイ現実味のあるニュースだなぁ……俺も昔PCゲームの海賊版買ったらエロゲだったことが何回かある。あと3枚24元って今の相場だと高いね。この手のことに詳しくない一般向けの店だったんだろうが、それだけにこの失敗はでかい。

そういや私はいつの間にかこういう海賊版は買わなくなったな。海賊版に金使うくらいならネット回線やHDにまわすし、それかいっそのこと直接オリジナルの方を買うよ。

俺は昔海賊版アニメのディスク買ったらなぜかロシアのポルノがついてきた。当時の自分のストライクゾーンではなかったので、色んな意味で衝撃を受けたなぁ。

てかさ、AVじゃなくても深夜帯のアニメ番組って11歳の子供に見せるもんじゃないでしょ。ウチの国ではアニメは子供向けのものとしか扱われていないけど、青年向けのアニメ作品も多いというのをきちんと知っておくべき。11歳の子供には、ちゃんとその子供の年齢に合ったアニメを見せるべきだよ。そうでなければイロイロと面倒なことになる。

こういうの見るとウチの国が年齢制限などの制度を導入していない問題を感じてしまうね。
ウチの国では「良い」「悪い」の判断しかないから、グレーゾーンや段階的に変わる表現についての体験が無いし、接触する情報も一気にコアなものに突っ走ってしまうから、エロなんかも最初からAVの情報になってしまうし、アニメも一気に深夜枠になる。

それはまた別の話になってないか?海賊版自体が違法なんだから、海賊版に年齢制限なんか導入できるわけないだろ。
この手の問題に関してはウチの国に海賊版が広まり過ぎていることと、海賊版は内容が管理できないということの二つの問題が混在している。海賊版で流通する時点で、元々年齢制限のあった内容が年齢制限がどうこうではなく、海賊版かオリジナルかという問題になってしまうのはウチの国特有の問題だと思うよ。

AVにショックを受けるって……キュゥべえじゃなくて、樹と仙水みたいなことになってるな。

しかし……そんなにショックを受けるものなのかな?自分にはもう思い出せない方面の話だ。みんな実際11歳ならAVとか見たりしていることも十分あると思うんだが。

私も今の11歳の子供がそんなに純粋で知識を持っていないとは思えない。しかも、この事件が起こったのって広州だろ?

まぁそれでも、人によっては知識が無い可能性は十分にあるし、普通にダメージはあるだろうね。
ただ今の子供がそこまで単純ってことも無いような気もしてしまうのには同意。私が小さかった頃も男女関係無くイロイロと情報は飛び交っていたし、現在のネット環境やエロデータの流れを見ると……

この保護者はイロイロと進んでいるな。わざわざ自分から子供に海賊版を買ってあげている。しかもAVのおまけという予想外の事故に遭ったあとも、「賠償は求めない、今後このような被害に遭う子供が出ないことを望む」という態度だ。アニメを排斥する保護者に比べれば随分と開明的。
あと海賊版についてはまぁ……褒められたことではないんだけど、ウチの国の話だから……その……

ちょっと待て、11歳の少女がAVでショックを受けていると書かれているが、コレってAVじゃなくて巴マミか美樹さやかの死亡シーンの方が原因なんじゃないか?
少女が精神的に不安定になったこともあり結果的にAVがバレてしまったわけだが、エロでショックを受けるよりもいきなり首食われる方がショックでかいように思うんだが……

なるほど。最近はネットもあるしエロ情報なんかも簡単にアクセスできるから、AVが原因じゃない可能性もあり得るな。
私も子供がショックを受けたのは「まどか☆マギカ」のストーリーのせいだと思えてきた。11歳で、しかも魔法少女モノだと思ってアレはキツイだろ……

やはりこの女の子の精神が不安定になった原因は巴マミの首が食われたという所にあるのではないだろうか?自分の昔の経験を考慮に入れると、これがこの事件の真相に思えて仕方がない。

この少女は、虚淵玄の愛の犠牲となったのかもな……



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的にはこの記事の女の子が果たしてAVでショックを受けたのか、まどかの展開にショックを受けたのかが気になったりもするようですね。


それにしても、上の発言の中にもありますが、現在の中国では海賊版が広まりまくっている上に、ネット上に流れている違法コンテンツへの接触も簡単ですから、アダルト関係についてタイヘンなことになっているのは確かですね。

中国はポルノに関しては非常に厳しい国ですし、実際ネット環境が整備される以前はその手のコンテンツや情報は細々と流通するくらいだったのですが、現在ではデータに限って言えば、日本よりも野放しになっているような感もありますね。
この辺に関しては、なんともややこしい事態になっているのを感じてしまいます。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタクはネタバレがお好き?

エヴァQのネタバレ回避のために必要最低限な所以外はネット断ち状態にしている今日この頃、今週中には見に行けるはず……なのですが。


さて、ネタバレについて思いついた話で今回の更新を。

最近は中国オタクの間に情報が伝わるのがどんどん速くなっておりまして、私も中国の掲示板を巡回していてネタバレ情報を踏んづけてしまうことが少なくありません。

そんな中で感じるのは
「中国オタクの面々はネタバレ情報を把握しておくのを好む人間が少なくない」
ということですね。

ちょうど先日うまい具合に
「ネタバレ情報を見ることについてどう思うか?」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてのやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ネタバレ情報やストーリーを見るのを我慢できない。
我慢しようとしても、ちょっとでも分からないことや気になることがあるとあらすじを探したり、wikiを見たりしてしまう……作品を楽しむ上でよろしくないことなのは分かるんだが、いつもそんなことになる。ただ、実際俺みたいな人間って多いと思うんだがどうだろう?みんなは本当に我慢できてるの?

自分をコントロールすることができないというヤツか……
我慢しろよ……と言いたいが私もストーリー展開に我慢できなくなったときとか、ネタバレを見て安心しようとすることがあるし、あんまり強くは言えない。私はネタバレ見てなんか満足して見るのをやめちゃうことも少なくないし。

私はもっとヒドイな。小説読むとき後ろから読んでしまうタイプだ。
そもそも、あらすじやネタバレ見ないと気分が悪い。新番組を追っかけるときとかも、ネタバレ情報をついチェックしちゃうな。

ネタバレをしたい人間って効率よく作品を見たがるタイプなんじゃない?
まぁ、今の作品が出て来るスペースに加えて旧作まで知識を蓄えようとしたらそうなるのも分かるような気はするが。

自分も原作アリなアニメだとその後の展開に関するネタバレ情報を事前に見ておかないと見続けることができない……しかも、後の展開が良いということでないと見続けることができない。

私は最初っからってことは無いけど、好きなキャラや嫌いなキャラが最後どうなるかが気になって確認しちゃうってことはあるね。で、何か気に食わない展開だったら見なくなってしまうなぁ。

良い作品ならばネタバレしても楽しめるから問題ない。ストーリーの大体の方向を知ることはイライラしないで済む上に待つたされるのにも耐えられるようになるし、ストーリーの細かい部分を楽しむためにも必要なことだ。

やはり難しいのは「ネタバレ情報を知ってしまう」というのが不可逆なことではないかと。それによって体験が変わるのは間違いない。
私個人としては新鮮な驚きが欲しいからネタバレは極力避けているんだが、ネットでは原作組や原作組への質問が飛び交っているのがもどかしい。

ネタバレを見るって言うのは続きを待ちきれないということの他に、地雷避けという意味もある。
ネタバレストーリー見て合わなかったら避けられるわけだし。ダメな作品を見てしまった時の時間を無駄にしてしまったというあの感覚は避けたいしね。本当に良い作品はネタバレを知っていても引き付けられるものだよ。

ネタバレの内容にもよるでしょ。誰と誰がくっつくとかなら問題ないんじゃないかと。

自分は「CLANNAD」でwikiで後の悲劇的展開を知って見る気が失せてしまった。
中途半端に放映時間が空くとついネタバレを見てしまうんだよね。週1で新番組を追っかけている時とか、ネタバレを見てしまう。逆に一気に最初から最後までまとめて見る時とかはそんな余裕が無いからネタバレも見ないで作品に入り込める。

本物の良い作品というのはネタバレを見た後でも時間を忘れるほどハマれるものだから、別に問題ないと思う。「Ever17」や「シュタインズ・ゲート」とか自分はネタバレしてから遊んだけどちゃんと楽しめた。ネタバレの影響とかも全くない。
ミステリ系の作品だって犯人が分かってもストーリーやトリックが面白ければ楽しめるだろう。

いや、それは「楽しめた」であって、何も知らない上での衝撃じゃあないだろ。知っているのと知らないのじゃ受ける衝撃が違うよ。私はかなうならば自分の記憶を消してもう一度「Ever17」や「シュタインズ・ゲート」を遊びたいと考えているんだけど、もしやそういうのは少数派なんだろうか。

ネタバレは地雷避けにはつながるけどストーリー展開やオチまで知ってしまうとキツイ。私は作品によってはそこで作品への興味を失ってしまうことも少なくないからネタバレ踏まないように気を付けている。理想としては「面白い」「面白くない」くらいが良いんだが、自分の感性と合うかどうかでまた難しくなってくるのがねぇ。

私は逆にネタバレ的なストーリーのカギを知って興味を持って手を出ることも多いから、ネタバレについてはそこまで気にしていない。それはそれで楽しめるもんだよ。てか「ゼーガペイン」とか、ネタバレ知らないと前半は乗り越えられないぜ……

最近はネタバレ情報が簡単に手に入るし、普通に見ているだけでは分かり難い設定やアニメ以外のメディアで描写されている設定まで出てきて、しかもそれを前提にイロイロ語られたりしているから、余計にまず設定を知ろうとしてしまうので、昔のように単純に作品を見るような視聴はできなくなってしまった。
今は今で悪くないが、昔の純粋なスタイルに戻りたいと時折思ってしまう。

個人的にはネタバレだけで済ませるのはイロイロもったいないし、危険だと思う。あらすじ以外の表現や、あらすじやwikiに要約されたことによる誤解(故意かそうでないかはともかく)、ネットでの伝聞が混じっての混乱が生じるからだ。
Fate関係とか、結構ヒドイぜ。特に「Fate/stay night」は原作ゲームをきちんとプレイしているわけではない人が多いからキャラの認識が原作ゲームとかけ離れているケースが少なくない。

ネタバレを知りたいというのは、作品を知っているという優越感を他のファンに対して持ちたいというのもあるんじゃないか?原作派とか、原作派を装ったネタバレ知識派とかはでかい顔するし。

私も軽いネタバレというか、自分の嫌いなストーリーやキャラじゃないかチェックしてしまうな。ネタバレするのは地雷避けもあるが、時間の浪費を避けたいというのも大きい。

自分はネタバレ好きじゃないんで作品を紹介する類の評論でネタバレしまくるヤツがいるのが困る。評論を参考にする人間って作品を見ていない人が多いのに、興味を消してどうすんだよ。作品を布教したいのか、見る人間を減らしたいのかがよく分からん。

地雷を踏みたくないからネタバレを見て確かめるという気持ちは私もよく分かる。特にラブストーリー系の作品とかはネタバレしないと見る気にならないんだよね。

ネタバレを知ってしまうのは怖くない。怖いのはネタバレを知って興味を無くして見るのをやめた作品が人気になってしまうことや、知ったネタバレストーリーが実は不完全なものだったということだ。



とまぁ、こんな感じで。
作品を楽しむスタイルは人それぞれですが、中国オタク的にはネタバレを許容、肯定する人が一定数いるのは確かなようですね。

上の発言の中には「地雷避け」でネタバレを見るというのが多いですが、
「作品選びで失敗したくない」「名作だけ見たい」
というのも考えとしてあるようです。

これは中国オタクに限らない話かもしれませんが、
「最適解」「最も正しいモノ」
を最初から求める傾向が強いというのも影響しているように思えます。


ちなみに私個人の印象でも、
中国オタクの人達に関してはすぐに
「このキャラ死ぬの?」
「このキャラは良い人?悪い人?」
「最後はどうなるの?」

とネタバレ的な所を知りたがる人や、アニメの次の回を我慢できずに原作やネットのwikiに手を出してしまう人をわりと頻繁に見かけた覚えがあります。

特に週1ペースでアニメを追っかけている場合、
続きを待てずに原作知識に手を出してしまうことが多いようですね。

これについて知り合いの中国オタクと話したこともあるのですが、
中国オタク内では週1ペースの放映を追っかけるというスタイルが確立されたのは何だかんだでここ数年の話ですし、日本のような感覚で1週間を「待つ」「興味を持続させる」のが難しいという傾向があるそうです。

一応人気のある作品ではファンのコミュニティ内でのやり取り等である程度はその辺りを紛らわせるというか、維持できるようですが、それでも結構きついものがあるのだとか。

また中国ではテレビの放映ペースが日本のように週1ではなく、基本的に毎日放映されるということや、海賊版やネットの違法ダウンロードで一気にまとめて見たという体験が多いことから、
「続きが分からないまま待たされる」
というのにはあまり慣れていないという話もあります。

この辺の態度や考え方についても、面白そうなのでいずれまとめてみたいと考えております。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国のネットで大流行する後ろ向きな言葉「屌丝」

いまいち実感がわきませんがついにエヴァQの上映が始まってしまった今日この頃、私はこの週末に見に行くのはちょっと無理なので、最低限の連絡以外はネット断ち状態に入っております。

そんな訳で、今回はネットで反応を調べなくてもいいネタで一つ。

中国のネットでここしばらくの間爆発的に流行っているネット用語に
「屌丝」(或いは「吊丝」)
という言葉がありますが、ありがたいことにこの言葉についての質問をいただいております。この言葉は説明しだすとキリが無いような所もあるのですが、とりあえず例によって大雑把でイイカゲンな紹介をさせていただきます。

さて、この
「屌丝」(diao si)
ですが意味としては何と言うか、
「貧乏で実家の力も無くて、現在も将来的にも家や車や恋人が持てず、未来に希望が持てない人或いは自分がそうだという自嘲」
といったようなもので、
日本で言う所の非モテや負け組に将来への不安をくっつけてイロイロとこじらせた人、或いは自分がそういう人間だという自嘲……という感じでしょうか。

比較的イメージし易い例えには「新時代の阿Q」というのもありますね。
阿Qとの違いは自嘲的な所と、なまじネット等により情報だけが増えていることから、その情報の中で溺れたり沈んだりしている所でしょうか。

また、「高富帅」(日本語で言うなら金持ちでイケメンで実家がスゴイといった辺りでしょうか)が実質的に対義語となっているようです。


この言葉の発祥に関しては幾つか説があるようですが、とりあえず中国の百度の大型掲示板、「百度貼吧」内の雷霆三巨頭吧の住人が李毅吧の住人に対する呼称として使ったものが、魔獣世界吧などを通じて拡散したというのは確かなようです。
(ちなみに、李毅は中国の非常にネタ度の高いサッカー選手でして、李毅吧もイロイロとネタの飛び交う所になっているのだとか。また「魔獣世界」は「World of Warcraft」の中国語タイトルです)

その後、この言葉のネタ性が中国のネットで大ウケして、
現在は自称や他称として広まりに広まり中国のネットユーザーの多くが
「ヤツらは屌丝だ」
「俺が、俺たちが、屌丝だ!」
とかやっている状況となっています。


そして広まり使われていく中で意味や使われる範囲も変わっていきました。
「屌」という字は男性器の俗称や罵倒語の一種などという意味がありまして、初期の頃は社会的に底辺レベルだとされる仕事に従事していて収入も彼女も未来への希望も無いという男性を指すネットスラングだったのですが、広まったあとは「低収入で恋人がいない男性」程度(しかも、この言葉を使っている人間の主観的な部分も強かったり)であれば使われるようになったり、「女屌丝」という形で女性に対しても使われるようになったりしていますね。

この広まりっぷりに関しては、
「現在の中国は将来に希望を持てない人間が増え、自嘲や冷笑的な空気が蔓延しており、それに加えて期待しなければダメージもないということで、この言葉で自分にレッテル貼りをして最初からプレッシャーを避けようとする人間が増えているから」
という指摘もあります。

また更に、収入が一定以上あるような人間でも
「経済的なバックグラウンドやコネが無い」
などといった場合は、自分は「屌丝」だと認識していることがあるそうです。

ちなみに中国のネットで見かける
「他人から見た屌丝」
というネタでは

・惰弱な性格だよ!言葉は悪いし、頭の回転は鈍いよ!
・心の中は善良だけど、自分と世界に対するきちんとした認識が不足しているね!
・愛を持っていない、後悔しながら妄想し、自分で「なんとかする」しかないんだ!
・仕事は底辺で苦しくて疲れる、収入はわずか、溢れるのは恨みだけさ!
・彼等にも夢はあるんだよ!でも自分で努力して実現しようとはしないけどね!
・彼等にも尊厳はあるよ!でもプライドはちっとも無いし、いつも人から与えてもらうことばかり望んでいるけどね!


といった感じになっています。


ただ、現在中国のネットでこの言葉が使われている雰囲気については、ここまでに書いた内容から受ける印象ほどネガティブなものではなく、実際はネタ混じりな所が強いですね。
「どうせ俺達はこんなもんさ」
といった軽いダメ自慢のような形で使われることもかなり多いように感じられます。

例えば、
「屌丝は高級な美容室やオシャレな場所には入りたがらない。スターバックスなどに入った日にはどうすればいいか分からなくなる」
といった、日本でも分かり易いネタもあったりします。

屌丝的な不安や不満のようなものは、誰しもが持っていたりするような部分だとは思うのですが、そういう所をネタにするダメ自慢と言うか、ダメ認定といった感じで、何とも後ろ向きと言うかダメージ回避に努めるような感じで使われている所も見受けられますね。


それにしても、昔は中国のネットユーザーの自嘲が
「宅」
(オタクや引きこもりというより、インドア派、PCの前で時間を浪費しているといった辺りの自嘲の意味で使われていることが多かったように思います)
といった言葉などによるものだったのですが、
現在の「屌丝」は「宅」などの言葉に比べて随分とネガティブなものになっています。

「屌丝」には、ネタ混じりとは言っても将来への不安と現在の環境への無力さなどが加わっちゃっていることから、現在の中国社会における閉塞感と未来へ希望の無さなども見受けられますし、ネットにおいても中国の状況が随分と変わってきているのを実感してしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
今回の説明は我ながら不十分だと思いますので、ツッコミ&情報提供をいつにも増してお待ちしております。


中国の辞典の最新版に「オタク」から来た言葉「宅男」「宅女」が収録される

中国では結婚できないと斉天大聖になるらしい

中国オタクのオタク的装備の「許容範囲」

中国オタクの面々との付き合いをしていると、彼らが
「オタク関係のアイテムを身に着けて行動する」
ことについてあまり抵抗が無い、むしろノリノリでやっている節があるのを感じることがあります。

ある程度想像がつくかと思いますが、昔から中国には日本のオタク関係のアイテムやそのコピー、更には現地で勝手に作られちゃったものなどが出回っていました。特にここ数年は情報が増え中国の若者の懐具合も良くなってきているので、オタクグッズ需要もそれに伴い増加しています。
例えばアニメイト中国が中国のオタク系のイベントに参加して限定グッズの販売を行った場合などは行列が出来るのも珍しい話ではありません。

それに加えて同人グッズ制作も盛んなので本当にイロイロな「オタク系のグッズ」が出回っています。(中国では同人グッズは、同人創作物ではかなり人気のあるジャンルです。場合によっては同人誌よりも人気が高いかもしれません)

そんな訳で、最近の中国ではオタク関係のアイテムが正規非正規問わず結構な勢いで増えており、中国オタクの身に着けるオタクアイテムの選択範囲も広がっています。

しかし、そういったアイテムを身に着ける感覚については、日本の感覚とはちょっと違う所もあるようで、日本よりも随分と大っぴらに身に着けていたりします。

そんな中国オタクの面々も、一応身に着けるオタクアイテムについてはある程度の基準というか、
「これ以上はさすがにアウト」
というものがあるようです。

先日、中国のソッチ系の掲示板でそういった
「身に着けるオタクアイテムについて」
のやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆、なんだかんだでオタクな装備を身に着けるのが一種のオタク的表現というか、「やりたいこと」「見せびらかしたいこと」的なものになっていると思う。ただその辺りに関しては人それぞれ違う考えがあるのも確かだ。
みんなの「自分の基準でOKなライン」「とりあえずやりたいライン」がどの辺りかちょっと語って見ないかい?

作品のロゴが入っているアイテムなんかは比較的良い感じだと思う。ちょっと昔のだがSOS団のマークや笑い男とかが入っているアイテムはかなり気に入っている。
ただ、女の子がどーんと描かれているのはちょっとキツイな。そういうリュックとかを装備して行動するのは、さすがに自分には無理だ。

自分が見たスゴイのだと、財布、バッグ、キーホルダー、カードケース、携帯といった装備に色んな作品がプリントされている人物がいたな。これが羞恥プレイと言うヤツかと感心してしまった。

私はアイテムが一つ二つとかだったりするならOKだと思う。Tシャツなんかはうってつけじゃないかなーと。

オタク系のアイテム自体は別にいいと思うけど、女性キャラ系のがキツイかな。Tシャツとかパーカーとかはオタク同士の集まりだとネタで着ていけるけど、普通に着るのはちょっと躊躇する。

そうか?私は別に女性キャラが大きくプリントされているのでも問題ないと思っている。結局はアイドルや女性イラストがプリントされている服と同じでしょ。着て良い感じかどうかが重要だよ。

カッコイイお兄ちゃんが「とある魔術の禁書目録」のキャラ財布を取り出した時は、ちょっと戸惑ったわ。

その気持ち少しわかる。服とか帽子は良いんだよ。デザインも良いのが多いし。ただ実用的な小物がオタク関係だと、ちょっとどうかと思ってしまう。使っているうちにヘタレてしまうしね。

えーと、財布の中に自分の好きなキャラのカードを入れている自分はどうすればいいんでしょうか……

財布にカードは許容範囲だろう。そこを通った人間は多いし。問題は常に外に装備している場合だ。他人にどう見られるか考えていなそうなのとか、ツッコミ待ちにしか思えないのとかいるし。

そういう「装備」って結構高いし、自分の趣味をアピールできる手段だから、着ている人は結構嬉しそうだったり自信ありげに着ていることが多いよね。
実際、自分もコスパのTシャツ手に入れた時はそうなったしな!

同じ「道」を行く人を見たときはつい、オタク系アイテムの装備具合を比較してしまう。
私自身はあんまり気にする人いないし、好きなのを着ることにしている。分かってくれると嬉しいしね。

結局はバランスじゃないかと。
とりあえず自分は「生徒会の一存」の装備でしょっちゅう外に出ております。あとオタク系痛傘とかどうなの?キャラや作品によっては結構厳しいような気もするが。

痛傘はべつになんてことないぞ。使っている状況が雨降っている時というのもあってか、特に注目されることは無い。あとミクのTシャツを着て歩いていても注目率はそんなに高くないし、エロい絵とかでもなければ好きなように装備するのがいいんじゃないかね。

私は「ソードアート・オンライン」の絵がプリントされたバッグとか「Fate/Zero」の痛傘持って出歩いていると結構視線を集めるぞ。ただ、私も抱き枕とか、露骨なエロでもない限り外では大丈夫じゃないかなーと思っていたり。

仮面ライダーのTシャツ着ているけど、気付いてもらえたことがない。だから普通に好きな装備を着て行動することにしています。自分のテンション上がるし!

自分は一足飛びにオタクアイテムを身に着けて行動するところから始めるのは難しいな。まずはPCの壁紙なんかを変えたり、着メロを変えたりしながら徐々に反応を見ながら進退を決める。
それにしたって、完全武装までは無理だが。

キャラよりも漢字プリントの方が注目されるような気がする。「あの花」の地底人Tシャツと無用心Tシャツは結構ウケが良かった。あの時は良いアイテムを手に入れたと改めて実感したね。

そういったアイテムが自分の身分の証明になるわけでも、同好の士が話しかけてくれるわけでもないんだからやめておけよ……
オタクというのが交流したいけど自主的に動きたくない生き物というのは知っているが、それにしたって最近はヒドイのが多くなってきているように感じる。

私は別にそんなの気にしていないし、それを広告塔にして交流しようとも考えていないよ。
話題にしてもらえたら嬉しいのは間違いないが、単純に好きだから身に着けているだけ。程度的には普通の人がハローキティのアイテムを身に着けるのと大して変わらないわけだし。

キャラよりも、ロゴやデザイン入りのを着こなすのがカッコイイと考えている私が通りますよ。最近だと、ライダーの大戦略Tシャツなんかが良いと思う。ネタ度も高いし。

ネタ度高い装備だと逆に尊敬の目を集めるよね。「まどか☆マギカ」が人気になり始めた頃、首なし巴マミTシャツを着てイベントに来ていたヤツはイロイロと輝いていたな……

さすがに40以上に見えるおっさんが「けいおん!」のキャラTシャツを着ているのはどうかとは思うが……自分も一応おっさんになったら自重しようかとは考えている

それは単に老けているだけと言う可能性もあるぞ。自分は仕事で使う文房具関係がいつの間にかエヴァで染まっているな。データの受け渡しに使うメモリが綾波だったりするが、もう慣れちゃってるんでやめる気は特にない。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々にとって、オタク関係のアイテムを身に着けるというのはある種の自己アピールになっているような所がありますし、周囲の目も日本に比べて気にされないといった状況なので、日本よりもオープンに身に着けているようですし、その許容範囲も日本に比べて広いようですね。

この辺に関しては、中国におけるオタク文化が
「若者にとって、クールな外来文化の一つ」
となっていることや、社会のオタクに対する態度が日本と中国ではちょっと違うという所なども影響しているのではないかと思います。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「夏が近いのでアニメTシャツが欲しい。何が良いだろう?」

中国オタク「なぜウチの国でアイマスは人気にならないのだろうか?」

日本のオタク界隈で強烈な人気となっているコンテンツであっても、中国ではほとんど人気にならないというケースは珍しくありません。

そういったことが起こる理由としては
「中国に作品の良さが伝わっていない」
「作品を楽しむための情報やコンテンツが中国では手に入らない」
「作品が中国の一般的な趣味に合わない」
「作品が上級者向け過ぎる」

といった辺りが考えられます。

「アイドルマスター」

もそういった日本と中国では作品に対する温度に大きな差のある作品でして、ごく一部の熱狂的なファンは存在するものの、中国オタクの大多数にとっては
「なんで日本で人気なのかよく分からない作品」
といった程度の扱いとなっています。

先日、中国のソッチ系の掲示板でそういった人気の差に関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なぜウチの国でアイマスは人気にならないのだろうか?
原作がXBOX360のゲームだからと言う人もいるが、同じXBOX360発の「シュタインズ・ゲート」がアニメ化前に一定の人気となっていたことを考えれば、それは理由にはならないと思われる。
更に、最近のアニメも非常にクオリティの高い良作なのに、なぜかウチの国ではほとんど話題にならない。いったいなぜだ?

アイマスはイロイロと日本のオタク業界との「距離」を感じてしまう作品だね。私もあの作品がなぜ人気なのかどうも理解できない。

原作ゲームがDLCで金を騙し取るゲームだし、アニメもディスクの売り方がグラビアエロゲー付きとかであざとい。
ウチの国では嫌われる要素だらけだから人気出るわけないよ。ああいうのは金を騙し取られるのが大好きな日本のオタク特有の人気だろう。アニメはそのネガティブなイメージで見る人間が出ないってとこでしょ。

でも、ウチの国でもものすごいハマっているヤツはハマっているぜ。しかも「深い」レベルのオタクにアイマスファンが多い。

アイマスの原作がXBOXという認識でいるヤツが多いこと自体、作品への誤解が多い現状を表しているような……
アイマスの原作は「アーケードゲーム」で、そこで人気になって家庭用ゲーム機に進出し人気が爆発した。だから、ウチの国ではその「原作」に触れる環境は極めて限られていたし、ファンも形成されなかったんじゃないかと。

日本のアイマスの人気って本当に高いよね。G4Uも売れているらしいし、モバイルコンテンツも拡大している。この間日本に仕事で行った時に空いた時間で秋葉原に行ったんだが駅がモバイル版のアイマスに占領されていたのには驚いた。
でも、ウチの国には伝わっていない……

AKB48みたいに日本では大人気だけど海外ではそんなに人気にならないコンテンツなんじゃないかな?ウチの国の人間の趣味には合っていないとかで。
中国のオタク分野の人気作品の傾向を見ても、基本的には男性が主人公として動く作品が人気だし、女性キャラだけがメインで動く場合はどうしてもマニアックな層しか食いつかない。

考えてみれば、私はアイマスに関してはエースコンバットの痛戦闘機くらいしか知らんわ。

でもなんか、アンチでこき下ろすヤツはいるんだよな……
金を騙し取るだとか、BDが大爆死しているとか嬉しそうに書き込んでいる。この辺りも不思議だよね。

アイマスのアニメって普通に出来が良いんだがな。あと、スピンオフ作品の「ぷちます」とかも非常に萌える作品だ。この作品を楽しまないのはもったいないと私は思うんだけど、なかなか良さが広がらない。

こっちでのアイマスの呼び名が正式名称の「偶像大師」じゃなくて「騙銭大師」の方で定着しちゃってるくらいだしね……
私はゲームの方は遊んだことないけど、この間のアニメは普通に面白かったし感動した。もうちょっと人気が出ても良いというのには同意。

アイマスってゲームそのものの売り上げはそんなに高くなかったんじゃなかったけ?
DLCやCDをはじめとする関連商品などで稼ぎまくっていたはず。ウチの国の環境ではその吸い上げモデルの空気を感じることができないから、幸か不幸か作品の人気も広がりようが無かったってことだろう。
日本でもコアなファンが多いから目立つだけでファンの絶対数は多くないと思うぞ。

アイマスってウチの国のネトゲでよくある、本体無料(アイマスは有料ゲームだけど)ただし拡張要素や快適なプレイは課金しなければならないっていうスタイルだろ?
だとしたらウチの国は既にネトゲがあるから、入り込めなかったって面が存在するのかも。

アニメや漫画ならば字幕ついて広まったりするけど、ゲームはなぁ。
ゲームが日本語版だけで、海賊版が流れても中国語化パッチは出なかったしし、DLC商法にも幻滅する人間が多いから、ウチの国とは相性が悪い。

アニメはNewtype×マチ★アソビアニメアワードで賞を幾つも取ったよな。
しかも、あれって投票による賞のはずだし……アイマスはアニメの出来がかなり良いし、評価も高いのは間違いない。いやほんと、なんでウチの国ではダメだったのかね。

これは私の個人的な考えなんだが、アイマスに関しては「騙銭大師」の名前を聞いて多くのオタクは原作に手を出すのをやめてしまったんじゃないかな?
手を出す人間が少なければ中国語化パッチなんてのも作られないし、MAD動画なんてもっと作られない。

ああ、そうだ。MAD動画についても不思議だ。
ニコニコ動画系でボカロや東方はウチの国で一大ジャンルを形成しているのに、アイマスは全くといっていいほど人気になってない!

そう言えば昔はニコニコ動画で主流のコンテンツになっていた時期もあったんだが、初音ミクや東方と違ってこっちには入ってこなかったんだよな。なんか考えてみれば不思議。

東方やボカロとアイマスでは二次創作の方向性が違ったからね。
アイマスは素材もゲームが必要だったし、そもそも当時はまだウチの国の同人は突出した個人はともかく、全般的な所では作る方も見る方もまだレベルが低かったからアイマスMADを楽しむことはできなかった。

初期の二次創作で差が付いたからってのは影響しているかも。
東方やボカロと比べると、アイマスって二次創作に関して厳しいというか、個別のキャラ設定や世界観が固まっているからあまり好き勝手には動かせない。妄想の余地が少ないんだよね……

やはりコアなファン向け過ぎたんじゃないかなぁ……収益モデルが課金体系や関連商品での集金に特化しているから、ウチの国では流行らんよ。

てか、ウチの国のごく少数の熱狂的なファンはどんな感じでこの作品にハマるんだ?
私もずっとアイマスがなんでこんなに人気になるのか分からない。ストーリーや設定を勉強しても全く引き込まれるものが無くて、自分の感性に自信が無くなってくる。

アイマスはDLCもそうだが、関連商品のCDやドラマCDとかで世界観を広める作品なんだよね。コアとなるストーリーを見れるアニメ、漫画、ラノベなんかに比べるとどんな作品なのか分かり難いのは確かだから、それが結果としてウチの国のオタクにとって「分からない」原因になっているんじゃないかな。
ファンをやっている身としては、ウチの国のオタの間でよく言われるような「金を騙し取るヒドイ作品」というのは偏見が混じり過ぎているんじゃないかい?

自分はアイマスMADから入って、関連商品に手を出して、更に声優ファンの延長的な所でもハマっているかな……
あと自分が基本的に日本で仕事しているからってのは間違いなく大きい。中国ではグッズもイベントも情報も接することができない。

私は「ぷちます」を見てからアニメ見て補完、現在グッズ収集活動を加速させている。ゲームは一応1も2もXBOXで遊んでいる。
ゲームやってみると分かるんだけど、アイマスって育成ゲームだから「体験」が大きいんだよね。キャラやストーリーの良さがどうとか言う感じではないから設定だけ見ても良さは分からないと思う。

そう、それだ。ウチの国の人間はアイマスをプレイした「思い出」を構築できていないんだよ。
古いユーザーにしか分からないかもしれないが、「ときめきメモリアル」にハマるというのが比較的近い話かもしれない。ときメモもストーリーより「体験」なんだよね。ランダム性のあるイベントにより自分だけの体験になって思い出ができる。アイマスもゲームを通じて、自分が育成したアイドルとの、「自分だけの思い出」が構築される。

ウチの国でファンが拡大するには分かり易いストーリー的なものが必要とされる所があるし、それがアイマスとは相性が悪いってのは確かかも。
ウチの国では如月千早や星井美希の人気が高いけど、どちらもストーリー性の強いキャラだ。こういった所からも、ウチの国ではアイマスの人気が広まることの難しさを感じるよ。

しっかりしたストーリー……そうか、ならばXENOGLOSSIAだ!
てか俺、XENOGLOSSIAの方が好きなんだがこの作品のファンだからアイマスファンって名乗って良いのかね?元ネタからの乖離がかなり激しいというのは知っているんだが。



とまぁ、こんな感じで。
アイマスが人気だという情報は中国オタクの間にも伝わっているようですが、なぜ人気なのかが理解できず頭を抱える中国オタクも結構いるようでした。

上の発言にもありますがアイマスのような作品の場合、
「コンテンツの体験」
というのが中国オタクにとってはネックとなっているようです。

中国オタクの間で人気になる作品の傾向には、
「面白い所がすぐ分かる」
「引きが強いストーリーのある作品」
「ストーリーのあるコンテンツを一気に、大量に消費できる」
という作品が強いというのが見て取れますが、
アイマスはこういった方向とは違う作品です。

またそれに加えて、関連商品やDLC、ラジオやイベントなどの作品展開に触れるのが中国では非常に難しいですから、現在の中国オタクの間で主流となっているスタイルや嗜好とはあまり相性のよくない作品なのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「剣はミサイル兵器だと、私は学んだ」

アニメや漫画の中などにおける戦闘で飛び交う武器ですが、
中には普通の使い方と異なる使われ方をしているものも有りますよね。

例えばFateシリーズの「アーチャー」なんかは魔剣などの武器を投射する戦い方をしますよね。


先日、中国のソッチ系の掲示板でそういった、
「現実とはちょっと違った使い方の武器について」
のやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画だとヘンな使い方になる武器多いよな。しかしそれがまたカッコ良く見えて、いつの間にか現実の使われ方を忘れてしまうようなのが!
最近だと、Fateのギルガメッシュの「王の財宝」による攻撃が印象深い。剣は撃ち出すものなんだよ!

Fateを見たら剣の使い方のイメージがイロイロと変わるよな。あの作品のおかげで剣はミサイル兵器だと、私は学んだ。

投射兵器と言えば、近代兵器のミサイルも、アニメや漫画だと本体の噴射で飛行するんじゃなくて、投げたり魔法かなんかで動かして直接ぶつけるとかいうのがあるよね。ミサイルの存在意義が微妙に減っているような……?

そこまで大きく変わっているわけではないが、「ソウルイーター」のデス・ザ・キッドの二丁拳銃の持ち方はインパクトあったな。

日本のアニメや漫画から学んだのは、でっかい武器はロマンだということ。また使い方というか、装備する方の人間との体格差があると面白いし、場合によっては萌えるということも学んだ。

ああ、その組み合わせはいいよね。
リアリティがどうこうというツッコミも見かけるが、元々アニメや漫画だし、そもそも開き直って華奢な少年少女がでっかい武器を使える設定にしてしまえばいいんだというのも学んだ。

ヘンな使い方というか、実際の使い方とは違う使い方をする武器とか妙にカッコイイときがあるよね。
個人的に印象深いのは、ペルソナ3。銃を自分に向けて撃つのがペルソナのトリガーとかいうのは痺れるわ。

うーむ……違った武器の使い方か……私の思いつくのは「強い盾やバリアは武器にして殴るもの」だということかな!

大元のネタは日本のアニメや漫画じゃないけど、ガン=カタとそれに影響された各作品。銃とは、格闘における手の延長であり、ウチの国の武術と同じ発想のもとに使える!

日本刀は何本持ってもいいし、何本同時に使っても良いものだと理解している。
二刀流や三刀流、更には六爪流、あ、そういや五刀流ってのもあったな!
実在の剣術将軍は名刀をたくさん使って戦ったらしいし、大丈夫だよね!

現実との違いということだと、逆に片手で日本刀を使うというイメージが固まっちゃっているな。ウチの国の武術で使う剣とかとも混じっているんだろうけど。
一度実際に本物の日本刀を持たせてもらったことがあるんだが、あれ本当に重いんだよ。それに加えて長さと振り回すことを考えたら片手で使うのはまず無理!宮本武蔵くらいしかできないってのも納得。

そういや、冷凍マグロなどの海産物が強力な打撃武器になると学んだのは日本のゲームだったな……

武器じゃないが、日本のアニメや漫画って魔法を使っていても最後にモノを言うのは肉体強化での殴り合いになるような気がするなー

宝珠とかの珠を敵にぶつけたり、衝撃波を出したり、暗器のように使うのも、考えてみれば普通の使い方じゃないよな。

日本の作品から学んだ武器か……私は執事やメイドは、食器や掃除道具で戦えるというのを学んだな!

最近見たので「ねぇよ!」と思ったのは「境界線上のホライゾン」の十本槍の平野・長泰の「剣状矢」だな。よくもまぁ、こんなイメージを考えだすもんだと感心してしまった。

自分にとって日本のアニメの影響が大きいのは「ドリル」だな。
自分の中ではもう、「ドリル」=「男の武器」と言うイメージで固まってしまっている。

ウチの国でも飛剣とかあることはある。ギルガメッシュのようにあそこまで無制限に魔剣や宝剣を飛ばすのは珍しいと思うが。
だから、私が衝撃を受けたのはアーチャーの「弓で剣を撃つ」ってことだったな。

Fateの武器の描写をカッコイイと言うヤツは少なくないけど、なんだかんだでウチの国にもあるようなネタの延長線上だと思うし、そこまで高く評価するもんでもないと思うんだが……
エクスカリバーとかを見ても、ウチの国の武侠モノで剣から気功出すのと似たようなものだし。

まぁどのアイデアに関しても元ネタ的なものあるだろうから、完全無欠なオリジナルってのは少ないと思う。パイルバンカーや連接剣なんかも、初出は高橋監督作品だけど元になった武器とかはあるわけだし。
ただ、そういった既存のイメージを強化改良して衝撃的なモノに変えるというのはきちんと評価すべきだ。そしてそういったものがどんどん出て来る日本のアニメや漫画はやはりトンデモナイと私は思う。

日本人の知り合いに聞いたら、日本だと武器を投げるのって実はゲーム的にはそれほど違和感は無いらしい。例えばFFの忍者とかが代表的だ。
だからギルガメッシュの武器射出は、「弾」の王の財宝の設定には驚いたらしいが、投射そのものはそこまで驚くものでは無かったらしいぞ。

確かにそういった組み合わせのアイデアに関してはやはりスゴイもんだよね。
それからふと思いついたんだが、ウチの国のオタクにとっては「08小隊」のビームサーベルの使い方が結構影響の大きい「普通の使い方と異なる使われ方」なんじゃないか?
ウチの国のガンダムオタクでビームサーベル=温泉という夢のイメージを心の奥底に抱えているヤツは少なくないはずだ。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々もアニメや漫画の表現に慣れていますから、変わった武器の使い方に関しても否定するよりも開き直って楽しむことができるようですね。

それと、Fateシリーズは中国オタクの面々にもかなりの衝撃を与えたようで、
弓兵なのに剣のイメージが強いサーヴァントや、古今東西の宝具を雨霰とばらまいて攻撃するサーヴァントなどはかなり強い印象として残っているようです。
またそれ以外に、様々な伝説をアレンジしている作中のキャラ能力とそれを使った戦いなどはイロイロと中国オタクのイメージを変えることになったみたいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本系のキャラはなんで剣持ってる時に片手を空けないんだ?」

中国の怖すぎるピカチュウへの中国オタクの反応

近頃話題になっている、中国のイベントに出現した
「怖すぎるピカチュウ」

中国発:アニメフェスに展示されたピカチュウが___悪夢に出るほど怖すぎる! (ギャラリーあり) (Kotaku JAPAN)

ですが、ありがたいことにこの件について
「中国オタクの反応はどうなのか?」
という質問を複数いただいております。

そんな訳で今回はそれについてを。

まずこの怖すぎるピカチュウなどのですが、
今年の9月30日から10月5日まで中国浙江省の温州で開催された
「第五回温州国際動漫節」
に展示されたものだそうです。

ピカチュウなどのポケモン系だけでなく、ウルトラマンにアバターやディズニー系のキャラ、更には国内のアニメ作品までも同時にターゲットにする無差別っぷりがステキですね。
温州の彼方に


このピカチュウらしきものが他の国のネットで話題になっていることから、
今週になって中国のニュースサイトなどでも取り上げられ、
上手い具合に中国オタクの間でもちょっとした反応が出ていますので、その辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させています。


温州国際動漫節は、全く予想もしないことに出会える!
入ってみたらなんかちょっとアレなウルトラマンの一群が出迎えてくれる!しかし、それは序の口だ。その後にもっとスゴイ、なんかもう言葉にすることのできないレベルのピカチュウに出会えたりするぞ!

えーと……なに?あの怪獣……ピ、ピカチュウなのかな?
黄色と赤い丸しか元の部分が残っていないような。

このアニメイベントは、愛に満ちているというのを感じ取ることも出来る。
こんなレベルまでいってしまった、貶すことなんてできない!ネタにするしかないじゃないか!!

ワザとじゃなくてマジで作ってコレだというのが伝わってくるのが、その、何と言いますか……

俺の幼き日の思い出が……ピュアな気持ちが……完全に壊された……これはやはり、全世界のファンにごめんなさいしないといけないレベルではないだろうか?

直視することができない、これはまさしく邪神!!
某セイバーに続き、我が国がまた邪神を召喚してしまったのか!?

ピ、ピカチュウーーーーーーー!!
これはいったいどういう意図のもとに行われた抽象化なんだ!?

えーと、アニメフェアだよね?
来るのはアニメが好きな人間ばかりだし、関係者もそれを仕事にしていたり、最低限アニメファンを利用した商業的な成功を目論むよね?
なんでこんなダメな方向にリアル路線を突き進んだピカチュウが出るんだよ!!!

あああああああ、完全に、全くの容赦なく、幼い日の思い出が、壊れた!これは、悪夢だ!!

温州国際動漫節……すげぇイベントだったんだな。こんな展示を出してくるとは。

これはきっとあれだ、アニメとお化け屋敷という子供の大好きなモノを合体させるというアイデアの結晶なんだよ!

自分が受けた衝撃を言葉で表現することができない。
もしや、このアニメフェアって国産アニメを盛り上げ、日本製品をボイコットするためのモノなのか?いや、マジでポケモンをここまでヒドイ造形にするとか、そういう目的をちょっと疑ってしまうわ!!

いや、アメリカもウチの国の国産アニメも被害に遭っている。とても国際的で平等なイベントなのは間違いない。しかしその中でトランスフォーマーだけは比較的マトモっぽい……これは陰謀を感じる!!

このアニメキャラのアレンジっぷりは本当にスゴイな……元の良さが少しも残っていない……しかし生々しさだけはオリジナルより強い!

いや、なんだかんだで元ネタが分かる辺り、これはこれでスゴイのでは……?
オリジナルの親しみやすさは欠片も残ってないが。

このイベントのテーマは、ウルトラマンVS怪獣ピカチュウってことでいいんだろうか。

イベントの委員会の人間は何を思ってこのピカチュウを出現させたんだろう?この違和感以外に何もないバケモノを……
子供どころか俺達にもトラウマを植え付けにきてるな。

これって、法事の時とかに燃やす用の紙人形なんだよね?ねぇ、だれかそうだと言ってくれ!

ハッ!?このピカチュウ達から感じるプレッシャー……もしや、これはあれか?「覇気」と言うヤツなのか!?
幼き頃の思い出を壊したことによる悲しみと怒りから生まれるパワーということなのか……

温州のイベントって、ウチの国でも特に有名ではない普通のアニメイベントという感じだったけど、これのおかげで有名になれたな!
こうかはばつぐんだ!

おーい、この我が国の公式邪神化ピカチュウ、ついに2ちゃんねるにバレたらしいぞ!
我が国の手法が宣伝されている……そして、日本のファンに大ダメージを与えたようだ……!

パクリの分野における我が国のスゴさをまた日本人に知られてしまったということか……と、とりあえず、こっちの分野においてはまたしても我が国の勝利だな!!

おめでとう!これで温州にも特産が出来たね!
俺の故郷の四川はもう、オタク的にはパクリガンダム系ロボ「天郷2号」で有名になっちゃっているから仲間ができそうで嬉しいよ!!

やったね!温州!
きっと日本で「温州」と検索したら候補に「ピカチュウ」って出るようになるよ!!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々も、また新たなネタが出現してしまったことに面白がりつつも、やはり頭を抱えてしまうようです。

それにしてもこの温州のイベントって、反日暴動真っ盛りの頃、開催が危ぶまれるイベントとして中国オタクのやり取りの中でも名前が挙がっていたのですよね……
具体的にはのこの記事を書いていた時くらいですかね。
中国オタク「こんな状況になってしまって同人イベントとかアニメフェア、どうなるんだろうか?」

実際、このイベントに関しても
「コスプレする人の多くが、記念写真撮ったり目立つようなことしたくない、イベントは避けるとか言っている。でも、私は怖がらないで来てくれよ!と言いたい。みんなコスプレ大会やコスプレイヤーの人を尊重してくれるって!」
「そりゃ見た感じそこまで盛り上がっていないかもしれないけど、みんな怖がる必要はない!関係者だって怖いけど頑張っているんだから!」


といった感じの呼びかけを見かけました。
しかしそんなやり取りが行われていたイベントが、こんな面白いことになっていたというのは私も正直予想外でした、はい。

ここ最近のゴタゴタでは、私がお手伝いしていたり追っかけたりしていた中国のイベントやら何やらも軒並み消えましたし、ここ数年で徐々に積み上げてきた中国オタク関係の様々なものがあっさりと崩壊してしまいました。

私自身も、もう何かホント凹んでいたというか諦め気分になっていたのですが、そんな時に中国ではこういうトンデモナイのが出ていたというのは、ヘンな言い方ですがとても嬉しくなってしまいます。

やはり中国オタク事情は面白いなーと改めて実感できましたし、おかげでまたしばらくの間このブログの更新も楽しくやれそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「三次元のコスプレを嫌うヤツや叩くヤツが出る理由を考えてみたい」

ありがたいことに
「中国出張のときに街中で突然ナルト等のコスプレをしている若い子の集団に出会い驚きました。思い切って話を聞いてみた所、イベントに行く途中なのだとか。中国のコスプレイヤーって街中をコスプレして歩きながらイベントに行くのが普通なんでしょうか?それを中国のオタクな人達はどう考えているのでしょうか?」
という質問をいただきましたので、今回は中国のコスプレ事情に関して一つやらせていただきます。

中国のコスプレにおける、日本の一般的なコスプレのイメージと違う特徴には
コスプレをして終わりではなく、
「コスプレした人達が、作品の二次創作、クロスオーバー的な劇を行うことが多い」
(言ってしまえばまじめにやる、人に見せることを意識したごっこ遊びですかね)
というのがありますが、
他にも今回のご質問にある通り、
「会場に着く前から既にコスプレ状態」
「家或いは学校の宿舎を出るときからコスプレイベントは始まっている」

というのがありますね。

中国はイベント会場に近付くとコスプレしている人が増えて来るので、その人の流れについていけば迷わず会場にたどり着けるという話もあります。

先日、うまい具合に中国のソッチ系の掲示板で
「三次元のコスプレに好き嫌いが出る理由を考えてみる」
といったことや、最近の中国オタっ界隈におけるコスプレ叩きについてのやり取りを見かけましたので、今回はその辺りについてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


三次元のコスプレを嫌うヤツや叩くヤツが出る理由を考えてみたい。
最近、三次元のコスプレを嫌う奴や叩くヤツが明らかに増えて来ているように思う。作品のアンチとはまた違う勢いで。どうしてこういうことになってきたんだ……

ほとんどのコスプレイヤーが微妙〜見苦しいってレベルだってのがあるんじゃないか?
ごく一部はクオリティ高いけど、多くは我慢して見てどうにかってことになる。二次元の原形と比べた場合、三次元はどうしても劣ることが多いし印象も悪くなる。

微妙なコスプレであっても、本人ががんばってコスプレしているというのが分かったりもするから直接けなすこともできないし、なんともモヤモヤしたものが残るんだよな。
ネットやオタクコミュニティないで叩くのが増えているのはその辺りも影響しているんじゃないか?

昔はみんなが参加できるオタクの活動ってコスプレくらいしかなかったけど、今では同人イベントも公式イベントもあるからなぁ……相対的にコスプレ活動の価値は落ちているのは間違いない。
それに対してコスプレイヤーの意識が昔と比べてきちんとしているわけでもないから、叩かれるのはしょうがないかとは思ってしまう。昔のグダグダなコスプレ劇を楽しんでいた自分としては少々さびしいけど、これもウチの国のオタク文化が発展したことによるものだという見方もできるし……

本当のオタクなら三次元のコスプレを見て二次元への自動補正くらい簡単にできるだろうが。叩くヤツはオタクとしてのレベルが低いと思う。

美男美女やリア充への嫉妬とかなんじゃね?
最近はコスプレやっていて表に出る人間って容姿が良い部類に入ることが多いし、恋愛関係のゴタゴタも聞こえて来るし。

いや……リア充はともかく、美男美女ってのは無いんじゃないか?
正直言って、三次元のコスプレイヤーの大部分のクオリティって、その何と言うか……

例え美女がコスプレしていても二次元のキャラとは違うんでいいと思えないなんてことも結構あるぞ。あと実際、いくら脳内補正を頑張っても、見たらダメージを受けるレベルのコスプレも少なくないからなぁ……
今はオタク界隈も人や活動が増えたことによりギスギスしてきているし、叩かれる口実があれば叩かれてしまうんじゃないかな。悲しいことだが。

でも、ネットでよくあるコスプレイヤーのクオリティが低いという理由で叩くのもどうかと思うんだよね。そういう判断って結局は主観的なものだし。
ただ、それと同時にコスプレは同人と違ってコンテストとかも多いからね。そういう場合、「愛がある」だけじゃあダメかとも思う。

コスプレに心の中でモザイク補正をかけられる自分は勝ち組。

ネットに出てしまっているコスプレの情報をどう扱うかだよね。
仲間内でならともかく、関係無い層に広まってしまった場合は心無い批判を受けることも有り得る。昔と違って、ネット経由の交流も拡大しているし、自分からネットに情報を「晒す」人間も増えているからな。

だって……俺が好きなのは二次元であって、三次元のコスプレイヤーじゃないわけで……
コスプレした姿がヒドイのは別に悪いわけじゃない。ただ、それを故意に晒して人を驚かしたり、人のイメージを破壊するのは間違いだ。

コスプレのレベルが昔よりも上がっているのは間違いないんだが、ブラクラレベルのにぶち当たる可能性も高くなっているように感じる。昔はコスプレのイベントが少なかったってのもあるし、情報の量や露出が少なかったってのも原因なんだろうか?

ウチの国のコスプレの難しい所は、「人に見せる」のが主な目的と言う人が多い所ではないかと。これはウチの国のコスプレがコスプレ劇という形で広まったからじゃないかな。

正直な所、私はコスプレがウチの国の社会ではオタクの一般的なイメージになっちゃっているのが不満。家を出てからイベント会場までコスプレして歩いていくわけだし、宣伝にはなるだろうけど、

ウチの国のコスプレってコンテストや客寄せに利用されて「商業的」になっちゃっている所があるのも叩かれる理由だね。
キャラや作品への愛によるコスプレならまだいいけど、コンテストに参加するとかいうのになると、愛なのか金なのかチヤホヤされいだけなのか。

商業化だなんだって言っても、ウチの国のコスプレはまだマシだ。
日本のコミケなんかは女装コスプレがかなり多いし、アレに比べればウチの国のコスプレはまだ十分に健康的だし、そこまで叩かないでもいいと思うんだが……

いや、ウチの国にも女装コスプレイヤーいるぞ。東方のとか。まだ非常に珍しいネタ扱いになってるけど、十分にヒドイ。
ただ私は女装はともかく日本みたいにもうちょっとネタに走ったりするコスプレが増えれば面白いのにとも思っている。ウチの国のコスプレイヤーはカッコよさを重視するケースが多いから、コスプレする方も見る方も方向性が限られているように感じる。

色んなところで醜聞が広まってなんかコスプレサークル=乱れてるなんてイメージが出てるし、イベントやサークルの黒幕がどうのこうのとか、そもそも有名になりたいからコスプレしているというのが強すぎるとか、愛を感じられない話が目立つ……

でも、愛だけを口実にし過ぎると微妙なクオリティのコスプレしか出なくて大変なことになるけどな!

コスプレって同人誌を作ったりすることに比べれば簡単に始められるのは良いんだけど、創作活動の中では活動の広がり相対的に小さいんだよね。
昔はウチの国のオタクも小規模だったし、他の創作活動が無かったからからそれでよかったんだけど、最近は同人活動も活発になってきたし、相対的な話ではあるがコスプレという活動がオタクの活動の中では閉鎖的な存在になってきているんだと思う。

コスプレイヤーってイベントの行き返りも含めてずっとコスプレだから活動時間長いし、目立つことは目立つんだが、交流ルートが同人作品とかに比べて狭いからな……
あとコスプレ写真を撮るために周囲を押しのけるのは衝突を生みそうだ。イベント会場はまだしも、普通の観光地とかでそれをやったりするのはどうかと思う。

コスプレである以上誰かに見せる、見せびらかすということになるけど、見たくない人ってのもいるだろうしねぇ。コスプレに興味ない或いは嫌いっていうのは、BLや百合といった特定ジャンルが嫌いっていうのと根本的には変わらないような気がする。

コスプレはどうしても目に入ってしまうからな……ただ、その辺は一般的なオタクがアニメTシャツを「上級武装」にして着て歩いているのと似たような所があるから、あまり批判もできんような。
しかし、ウチの国ではコスプレ関係のマナーが未整備なのは今後問題になりそう。

コスプレのマナーと言えば、日本のコミケがコスプレイヤーに厳格な規則を要求しているのには驚いた覚えがある。実際、オタクのイベントの安定のためにはあれぐらいはやるべきなんだろうが、ウチの国ではまだ難しそうにも思う。

ウチの国ではコスプレイヤーだけでなくイベント主催側の意識も一定しないし、コスプレ専用のスペース、更衣室とかも準備できていないことが多いからね。
そういや、この間の反日暴動ではじめて「イベント会場付近まで普段着で行って、会場近辺で着替える」というのをやったコスプレイヤーも少なくなかった。ああいうのが日本のコスプレイヤーが感じているプレッシャーなのだろうか?



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクのコスプレに関する考え方も段々と変わりつつあるようです。

表立っての衝突はそれほど無いものの、コスプレは中国オタク界隈においてずっと最大勢力的な存在だったのもあってか、最近の様々な変化により微妙な空気になったりもしているようですね。


中国オタクの活動の黎明期はイベント開催のノウハウも無く、
「オタクの創作活動」というモノも広まっていない状態でしたが、
そういった状況の中でコスプレは数少ない、
「簡単に参加できて楽しめるオタクの活動」
として楽しまれていました。

また、コスプレは中国の初期の商業系アニメイベントに客寄せと言いますか、「着ぐるみショー枠」的な扱いで(当時、客寄せで使えるようなコンテンツが非常に少なかったので)食い込むことができ、そういったイベントを通じてオタク同士の交流を行ったり、イベントの輪を徐々に拡大していった所もあります。

そんな訳で、中国のオタクイベントはコスプレを中心に発展してきたと言ってもそれほど言い過ぎではないように思います。

ここ数年で同人誌や同人グッズなどの創作物の頒布なども盛んになっていきましたが、それでも中国の各地方で開催されるオタク系のイベントにおいてコスプレは日本の感覚に比べて、はるかに重要な「オタクの活動」となっています。

しかし上の発言にもあるように、昨今同人創作関係の動きが活発になりつつあることから、相対的にコスプレの重要度が下がってきていたり、コスプレとそれ以外の創作活動の間に微妙な摩擦が生まれつつあるようです。
(それでも、日本と比べたら重要な位置にありますし、同人ではない商業寄りなイベントではメイン的な扱いになっていますが)
中国オタク関係の話を聞いてみても、昔のある種牧歌的な空気が薄れ、コスプレ叩きとも言えるギスギスしたような発言が聞こえてきますし、中国オタクの活動にも時代と共にイロイロと変化が出ているのでしょうね。


ちなみに中国特有のコスプレ事情に関しては、昔書いた記事
中国では「コスプレ」に政府から補助金が出ます

などもご参照いただければ幸いです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「こんな状況になってしまって同人イベントとかアニメフェア、どうなるんだろうか?」

中国オタク「上司が日本出張でお土産を買って来てくれる、何を頼んでいいのだろうか。回答期限が近くて焦る!」

「日本に行く人がお土産を買って来てくれる」
というのは中国オタク的にはかなり得難いチャンスです。

このブログでも以前そういったお土産ネタを紹介させていただきましたが、
この間中国のネットを巡回していて
「職場の上司が出張のついでにお土産を買って来てくれる」
という、ちょっと毛色の違うお土産ネタについてのやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


上司が日本出張でお土産を買って来てくれる、何を頼んでいいのだろうか。回答期限が近くて焦る!みんな、何かいいアイデアないか!?

そりゃ良い上司だな。正直ウラヤマシイよ。
ところで行く所は東京とかでいいのかな?あと時間に余裕は?それから「オタクなアイテム」に関する理解はどの程度?
その辺りの条件次第で結構変わって来るぞ。

うん、自分も上司が「確か君は日本文化が好きだって言ってたね。こんな時期で大変だけど、せめてお土産でも買ってきてあげようか。何か希望はあるかい?」と言ってくれた時には正直かなり感動してしまった。
そういうことなんで、手頃な値段で日本の特徴があるアイテムについてのアイデアを教えて欲しい!
えーと、あと当然だけどあまりマニアックで探しにくいものとかはやめておきたい。上司に日本の町中で何時間も探してもらうなんていうのは避けたいからね。

お前の上司もだけど、お前も良い人だなぁ……ちゃんとお土産を「探す」ことの負担を考えてくれるなんて。とりあえず分かり易い所では本なんかが手頃なんじゃないか?画集は在庫がハッキリしないけど、漫画や小説なら安いし探すのもそれほど手間にならない。

確かに買ってくる人間の負担を考慮してお土産を頼んでくれる人はとてもありがたい。
一番厄介なのは、中途半端に知っている人間だね。探せば見つかるかもしれないけど、旅行中や仕事先での時間を使って探すのがどれだけ負担になるか。
秋葉原とかに寄るならガンプラとかは?候補を幾つか出しておけば探すのも楽だと思う。

正規版のエロBDを買うんだ!

あんたは私の上司に税関で恥をかく危険を冒せというのか!?
てかそもそも、AV販売店なんか行かせられんわ!!

ハッキリさせておきたいんだがその上司はオタクなの?どの辺りで買い物できそうなの?あんまりオタク過ぎるアイテムはさすがにヤバイよね?あと探す時に日本語使って探せるの?

私の上司はオタクではないね。ただアニメや漫画には理解のある人。
あと、秋葉原には家電を買いに寄るつもりではあるらしいから、その時に一緒に探すことは可能だということだ。日本語はもちろんビジネスレベルで問題無くできるよ。

あ、なんかちょうどいいスレ。自分も参考にさせてもらう。
私は上司じゃなくて同僚で、行くのは京都や大阪といった関西の方なんだが京アニ関係の商品とか頼めたりしないかな……

京都に行けば京アニ限定のグッズがあるわけじゃないだろう。
それはさておき、アニメイトとかでTシャツ買って来てもらうとかはどうかな?オタク系Tシャツは中国国内だと選択肢限られるアイテムだし。

その上司の人はオタクなモノに対する抵抗は無い、しかし知識はそれほどでもないって辺りか。そうなると「店員に聞けば見つけられる」くらいのものが無難か。本以外だと、ここしばらくで発売されたボカロのCDとかも面白いかもね。

お金渡して炊飯器買って来てもらうとかはやらないの?
ウチの国の人間が炊飯器買うのは日本でも有名になってるらしいぜ。「じょしらく」でもネタにされていたし。

マジメな話、炊飯器は負担でかすぎるだろ……値段とかそういうの以前に、荷物としてでかすぎる。
お土産に炊飯器頼むヤツはあれを持って帰るのがどれだけめんどくさいか想像したこともないのだろう。重いし、サイズ的にトランクに入れて持って帰るとかは難しいし、税関ではめんどくさいし……

真っ当な方向で行くなら、日本のお菓子とかかなぁ。東京に行くなら東京ばなな、京都とかなら生八つ橋とかが無難でないかね。

持ち運びやすく値段も安い、ライトノベルとかは?
本棚から探すのは大変だろうけど書店員に聞けば探してくれるだろうから、日本語のタイトルをメモして渡せばいいだろ。

価格的にはあまり高いのも無理だよね。ということは、ギャルゲーの初回限定版とかはまず無理か!
……マジメな話秋葉原以外にも、新宿や池袋といった所は大型の書店があるから、そこなら画集なんかもいけると思う。在庫も豊富だし、店員に聞けばすぐに探してくれる。

特色のあるアイテムを求めるなら脳波で動くネコミミやシッポを……というのはともかく、玩具関係は結構いいかもね。ヨドバシカメラとかの総合的な所に行けば、一昔前のヤツでなければあると思う。

安くて特色のあるモノなら、同人誌とかはどう?コミケやサンクリの新刊とかなら普通に売られているんじゃないかと。値段もせいぜい1000円くらいなはずだし。

あー、経験者の俺が言わせてもらおう。
慣れている人間でも同人ショップで目的の本を探すのはとても難しい。あと同人ショップと一般の本屋では店員の対応が違う。同人ショップではそこまで対応しきれないことが多いね。客が多すぎたり、同人誌の種類が多すぎたりするから、自力でなんとかしなければならないから、仕事先でちょっと寄って目的のモノを買うのは無理だと思った方が良い。

漫画雑誌とかはどうだろう?
値段も高くないし、日本のどの本屋にもあって見つけ易いから負担にならない。何冊も買うとかでなければ重さも問題ないだろう。漫画雑誌って最新の、きっちりしたヤツが案外手に入らなかったりするしね。

上司に頼むというなら一番重要なのは「探す手間」じゃないかな。
私が以前頼まれた中で一番ヒドイのは「ネットによれば中古ならこれこれの値段で買えるはずだから探して買ってきて」というヤツだった。頼む側は店を周って安い中古商品を探すというのは時間がかかること、そもそも中古を探すというのは新品を探すのとは違うということを実感として持っていないから気軽に言ってくるけど、実際に探す方はたまったもんじゃない。

分かるぞ!とてもよく分かるぞ!
旅行中や仕事中って、時間がお金以上に貴重な状態なのにね。その時間を数百円安く買うために使わされるとか……自分も似たような経験があるけど、その時はもう、その差額こっちで負担するから高いのでもいいじゃないか!と本気でハラが立った。一度OKと言ってしまったからその時はやったが、その人からは2度とそういうお願いは受けないことにしたよ。

上司の人が探し慣れていないオタクグッズはこの際外すのも一つの手では。
分かり易い所だと、お菓子なんかが良い。日本の特産のお菓子で一般の認知度が高いのはどれも美味しい。

やっぱ探しやすさ、値段に気を付ければいいんじゃかな。
もし仕事が忙しくてスケジュールの変更の可能性もあるようなら、空港で適当に日本のお土産用のお菓子を買ってきてもらうのもいいんじゃないかな。白い恋人なんかもあるし。

なるほどなるほど。みんな、ネタも含めて付き合ってくれてありがとう!
とりあえず上司のスケジュール的に楽そうな辺りでお願いしてみることにするよ!



とまぁ、こんな感じで。
お土産の内容についてもありますが、「お土産を頼まれる側」の事情が出ているのもちょっと面白いですね。

私の知り合いの中国オタクの面々も、日本遠征の際にはイロイロと頼まれモノがあったりすることが多く、自分の仕事や趣味の時間のあいまに頼まれた各種アイテムを探して駆け回っています。

その中には見つけにくかったり重くてかさばって持ち帰りが大変だったりという厄介なブツと言うケースがあることも少なくないようなのですが、親戚やオタク仲間同士の付き合いなどもあって断り難いらしく、お土産探しやお土産運びだけで毎回結構な負担になっている模様です。

実際の所、例えば上の発言に出ている
「脳波で動くネコミミ」

なんかを日本で探して買って来てくれと言われてもかなり困りますよね。
旅先では時間が限られている上に土地勘も無いですから、見つけにくいものだともう、ホント面倒なことになります。

ちなみに、なかにはその手のことに慣れているツワモノもいまして、
先に日本のアマゾンなどで注文しておき、日本在住の人間に発送
→日本に行く人に現地で受け渡しをしてもらって、それを持って帰ってもらう
というのをやる人もいたりしますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本に行ったら、自分の趣味以外では何買ってくるのが得かな?」

中国オタク「大食いの無駄飯ぐらいや特定の食い物への執着が強いことってなんで萌えポイントになったんだろう?」

「大食い」「食いしん坊」「無駄飯ぐらい」
と言うのは良くも悪くもキャラの特徴になるかと思いますが、上手くいけば好意を感じたり、萌えたりといった特徴になったりすることもあるかと思います。

中国オタクの中にはそういった扱いに関してちょっと不思議に思う人もいたらしく、
中国のソッチ系の掲示板では
「大食いと萌え」
についてちょっとした話題になっていました。

そんな訳で今回はその辺についてのやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


大食いの無駄飯ぐらいや特定の食い物への執着が強いことってなんで萌えポイントになったんだろう?
いや、自分も萌えを感じられることは間違いないんだが、そういった執着や行動ってどちらかと言えばマイナスな要素になると思うんだよ。

私は大食いと言えば、「Fate」のセイバーや「とある魔術の禁書目録」のインデックス辺りが思い浮かぶが……確かに扱いを間違ったら嫌われる要素ではあるよね。

インデックスなんかは典型的な無駄飯ぐらいキャラだよなぁ。三次元の感覚だと非常にネガティブな要素になるが、萌えポイントの一つになっているのは言われてみれば面白い。

そういやボーカロイドチャイナの「洛天依」も最初の曲で大食い無駄飯ぐらいキャラ的な萌えポイントがついたな。

大食いに関しては細かく分けて考えるべきなのではないだろうか?
「食べることが好き」で結果として大食いになるのと、ハラが減っているだけでドカ食いするのでは、全然違うような気がする。

キャラの描写次第なんじゃないかな?自分が真っ先に思い浮かんだのは「逮捕しちゃうぞ」の辻本夏実なんだが、萌えよりもキャラ付けと言う気がする。

その辺りの区別はどうなんだろうな……例えばシャナとメロンパンに関しては明らかに萌えだろうけど、リナ=インバースの大食いとかは萌えというよりもギャグの方の話だし……

食欲は人間の基本的な欲求の一つなんだし、それに執着するキャラというのは親近感がわくから描写によっては好意的に受け止めてもらえるんじゃないか?食事に夢中になるのって可愛く思えるとか、そんな感じで。

でも他の人間の基本的欲求の睡眠欲と性欲は萌えポイントとして微妙じゃない?

いや、それも描写というかキャラ付け次第だろ。ようは過度に強調して「意地汚い」「見苦しい」的なことにならなければいいんじゃないかと。

睡眠欲なんかは寝ぼけキャラとかで十分活用できるし、性欲はまぁ……18禁の世界でイロイロと!

無駄飯ぐらいと萌えについては、最近になって出てきた萌えの細分化によるものもあると思う。マダオキャラや無能力なが人気になるとか、萌えるとかいうのはちょっと特殊なように思う。最近だと「さくら荘のペットな彼女」のヒロインとか、特殊な設定かつ一般的にはネガティブな所を萌えとアピールするキャラが出てきている。

美少女の行為は全部萌えになるだけだろ。デブのおっさんがテーブルいっぱいの料理を食い散らかしても萌えにはならないし、酔っ払いにしても美形か可愛いキャラでないと萌えにはならん。

私は大食いとか無駄飯ぐらいはずっと萌えるポイントだったんだがな……「ドラゴンボール」の悟空の大食いシーンとか、ドラえもんがどら焼き食いまくるシーンが大好きだったし。

昔から萌えポイントではあったんじゃないか?
「オバケのQ太郎」なんかは萌えなんて言葉の無い時代の作品だが、Q太郎は「無駄飯ぐらいの大食い」というのが好意的な特徴になっているし。

いや……上手く言えないが、昔の大食いキャラと今の大食いキャラは何か違っていると思う。作中のキャラの反応も、読者の反応も。
自分もちょっと考えてみたんだが、最近の萌え系の作品で考えると大食い描写には餌付け的なものが影響しているのでは?食事でキャラを釣るというか料理で友好ポイントを稼ぐといった展開がわりとあるような気がする。

なるほど。食事関係はキャラの形成に密接に影響するし、好物などでキャラ付けする行為の結果として萌えポイントになるしねぇ。
シャナとメロンパンだとか、ドラえもんがどら焼きが好きみたいな感じで、分かり易い特徴になるし。

自分にとって大食い萌えで分かり易いのは「戦国ランス」の上杉謙信ちゃんなんだが、他の大食いキャラと具体的にどう違うのか、言葉で説明するのは結構難しいな……

結局はキャラ描写じゃないかなぁ……「サムライ・チャンプルー」のフウとかは大食い要素をうまい具合にコミカルな表現にしてキャラ付けしていると思う。

扱いが難しいという意見が出ているが、私は好物や大食い属性というのはむしろ安易な要素だと思う。
飲み食いしているものに対しての周囲の反応や、本人の好物への執着を用いればキャラ同士の交流の接点や性格の描写ができる。特異な設定や異世界を舞台にしたりしていても、食事に関してはそこまでかけ離れたものにはならないからね。

無駄飯ぐらい自体は萌えポイントじゃないだろ。元々萌える二次元のキャラに無駄飯ぐらいがついて萌えるようになるだけ。三次元の無駄飯ぐらいとか、悪夢でしかない。

個人的には「空腹で弱る」というのが萌えポイントになるのではないかと思うんだけど。

結局、大食いや無駄飯ぐらいの萌えポイントの前提は美少女であるということじゃないの?美少女キャラならばイヤな属性がついても萌えにできる。

いや、その辺は男性、しかも美形キャラでなくても十分萌えの対象になると思うぞ。
自分がこの辺を萌えだと意識しだしたのは「銀魂」だが、あの作品だと男女共に食物関係が萌えポイントの一つになっているような気がする

やはりある種のギャップ萌えなのではないかという気がしてきた。
いやでも、食に対する感情やリアクションでも萌えたりするし……考えはじめたらややこしい話になってきたなぁ。



とまぁ、こんな感じで。
感じ方は人それぞれな所がありますし、自分の中の感情を改めて整理してみると、結構難しいことになったりするようです。

上の発言の中にも出ていますが、食べ物というのが「分かり易い要素」「使い勝手の良い特徴」であるというのは間違いないのでしょうね。
実際、中国オタク内でもアニメや漫画に出て来るキャラの好物や特定の飲食物への執着というのは印象に残り易いようですし、大食いキャラに関しても印象に残っているようです。

また、大食いや無駄飯ぐらい敵なキャラへの描写というか扱いが昔とはまた違ったものになって来ているような所も確かに感じられますね。
私も具体的に説明するのは難しいのですが、昔から大食いだったり無駄飯ぐらいだったり特定の好物に執着するキャラはいますが、そういったキャラを並べて考えてみると、食べることに関する感覚が変わってきているようにも思えます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的疑問「ドクターペッパーってどんな飲み物なんだ?」

中国のガンダムファン事情についてのまとめ

ありがたいことに
「中国ではガンダムAGEは結局どうだったのか?」
と言う質問や、

コチラの報道
まさかのガンダム無料配信に中国驚愕 「本物」の魅力で海賊版駆逐へ (Yahoo!ニュース)

に関しての質問をいただいております。
また、
「一度中国のガンダム事情をまとめてみては」
というご指摘もいただいておりますので、
今回はその辺りの事情についてなどを例によってイイカゲンにまとめさせていただきます。


まず「ガンダムAGE」とその無料動画配信とその結果に関してですが、
中華圏ということでは分かりませんが、
こと中国本土に関しては大成功とはいかなかったようです。

バンダイは昔から中国本土の海賊版撲滅にも力を入れていますし、
無料動画配信自体も全くの無駄ではなかったようなのですが、
そもそもガンダムAGEの作品自体の人気が出なかったので……

AGEの人気に関しては日本でも微妙な所はありましたがそれでも話題にはなっていたかと思います。しかし中国ではそういった話題という面でもあまり良い状況では無かったですね。

そして人気が出ないということからファンサブ字幕を付けて放流しちゃう字幕組の活動もガンダムAGEに関してはいまいち盛り上がっていなかったようで、知り合いの中国オタクにこの辺の事情を聞いてみても
「そもそも違法配信の需要が少なかったのでは」
という意見が聞こえてきます。

またAGEとは反対に、
「ガンダムSEED HDリマスター」
の方はわりと頻繁に話題になっているそうです。

パーフェクトストライクガンダムなどの追加改編や、
思い出の名シーンになると、スレが立ったり伸びたりしていますが、
こちらの方では相変わらずのファンサブ字幕天国となってしまっているようです。


こういったことになっている原因としては、
やはり中国本土のガンダムファンの嗜好が、
日本の感覚や、香港台湾の感覚とは少々異なっているというのも影響しているかと思われます。


そんな中国本土のガンダムファンの特徴としては以下のようなものがあります。

「一番人気のあるガンダムはSEED、それ以外では08小隊やWの人気が比較的高い」
「初代ガンダムに関しては、知識としては理解し評価しているが思い入れはそこまで強くない」
「ガンダムは子供のモノではない、子供を卒業した人間が楽しむ価値のあるものと考えている」

(もちろん中には宇宙世紀最高!初代最高!ザク最高!といった日本のガンダムオタク顔負けな人もいます。ただ、そういう人はどうしてもマニアな層になってしまいます)

ガンダムは中国本土では正規ルートを通じてテレビで放映されたことは無いそうで(勝手に放映しちゃっていたというケースなんかが無いとは言い切れませんし、香港のテレビを受信しているというケースもあるにはあるのですが)、ガンダムの知識が本格的に知られるようになったのは90年代後半、具体的にはVCDの海賊版が出回り出した辺りからだそうです。

そのため、古い作品に関しては思い入れが薄く、またガンダムが中国本土で本格的な人気となったのはガンダムSEEDからなので、中国オタクの間ではガンダムSEEDに対する思いれが日本のガンダムファンにとっての初代ガンダムのような形になっています。

もちろん中国オタク内のガンダムファンの間では宇宙世紀系の作品などについても知られていますし、中国のガンダムファンの皆が皆ガンダムSEEDを全肯定しているわけではなく、批判される部分やダメな部分について理解していたり、ネタ扱いしていたりといった所も見受けられます。
ただ、それでも多くの人にとってはSEEDが最初にハマったガンダムということで
「嫌いになれない作品」「思い入れのある作品」
といった扱いになっているのだとか。

また中国オタク内の宇宙世紀ファンが好きなのは現在の豊富な情報が揃った宇宙世紀であって、古い作品のMSやキャラに関しても評価してはいるものの、思い入れに関してはそれほどでは無いそうです。現に中国オタク内で人気が高い宇宙世紀系の作品08小隊やUCなどの比較的新しくて絵もキレイな作品ですね。

そういったことから、初代ガンダムを中心に持ってこられても、余程のマニアでもない限り中国のファンとしては諸手を挙げて喜ぶとはいかないそうです。

もちろん中国のガンダムファンもお台場に立ったリアルサイズガンダムや、日本の社会の色んなところに食い込んでいるガンダムについてはスゴイと感じてはいるようですし、「RX-78の歴史的意義」は十分に理解しているのですが「できればRX-78以外でやって欲しい」という思いもあるのだとか。

更にちょっとめんどくさいのが大陸のガンダムファンには
「ガンダムは子供向けではない、子供向けを卒業した大人(自称)が見る価値の有る作品」
と考えている人が多いということですね。

この辺の感覚については、中国本土ではある程度の年齢になってから海賊版やネットなどを通じてガンダムにハマった人が多く、子供の頃からガンダムに接していたわけではないというのも大きいようで、子供の頃からガンダムに接していて、ガンダムを大人「でも」楽しめる作品と捉えている人が多い日本の感覚とはかなり隔たりがあります。

そういったことから、子供向け(に思える)デザインや、ガンダムの扱いに関しては嬉しくないようで、例えばSDガンダムに関してもゲームなどにおける表現ならともかく、SDガンダム三国伝などの「人格を持ったSDガンダム」による独自展開というのには拒否感が出たりするようです。

これに対し、香港や台湾では昔からガンダムが知られていますし、テレビや漫画、ホビー雑誌などでもガンダムが扱われていて低年齢層まで普通にカバーしているのでSDガンダムなんかも受け入れられているようで、中国本土に比べればガンダムに対する感覚は日本に近いものになっている模様です。

こういった背景があるので、中国本土のガンダムファンの間ではAGEはキャラクターやガンダムのデザインなどからして既に「子供っぽい」と思われ、しかも日本のネットでもネガティブな情報が多かったことから、見る前に選択肢から除外する人もいたりしてかなり微妙なことになっていました。
また本編の展開についても中国オタクの感覚ではイマイチ盛り上がりに欠けたこともあり、ファンやアンチな層も形成されないまま埋もれていってしまったようです。


中国本土でもガンダムの知名度は高く、ガンプラも趣味のコレクションアイテムとして人気が高いのは間違いありません。

ガンダムの中国本土への展開にはガンプラの販売という目的もあるのでしょうが、それでもガンダム関係で目立つのが初代ガンダムやAGEといった中国本土のファンの嗜好とはいまいち合わないものが多く、ちぐはぐなことになっているのは、イロイロともったいないと感じてしまうのが正直な所ですね。


以上、イイカゲンなモノになってしまいましたが何かのご参考にでもなれば幸いです。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタクの「海賊版ガンプラやミニ四駆の思い出」
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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