「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2012年12月

中国の3Dアニメがなぜか2ちゃんで自作自演をやって中国オタクに見破られる

年末のあれこれも終わりあとはグダグダ過ごすだけというつもりになっていた所、飛び込みでネタを教えていただきましたので、ちょっと紹介させていただきます。

中国の国産3Dアニメの「侠嵐」という作品が、現在中国のネットのニュースで
「日本のネットユーザーがビビっている作品」
と紹介されているそうです。

ニュースに関しては網易の記事(中国語)などもあるので、よろしければご参照ください。

このニュース、大雑把に言いますと

アニメージュの1月号で中国の3Dアニメ「侠嵐」が取り上げられている!
→それを見た日本のネットユーザーが警戒している!日本のアニメ強国の地位を脅かしているぞ!

といった流れの話のようで、
日本のネットユーザーの反応として、2ちゃんのキャプ画像が紹介されています。

しかし、ニュースで紹介されている2ちゃんのキャプ画像のレスは日本語としてなんともアレなものだったりします。
「封殺」「我々」などの日本のネットのオタク関係ではあまり使われない言葉を繰り返していますし、文法も含めてなにやら直訳や機械翻訳っぽい日本語のレスに見えます。

上のニュースよれば、元は海外アニメ漫画板のこのスレッドらしいです。
侠嵐を封殺せよ!中国のアニメを警戒せよ!

スレを見ればわかりますが、中国のニュースで紹介されたキャプ画像以外のレスも機械翻訳的な長文レスだったり、下の方は簡体字で入力したのか文字化けしていたり、なにやら露骨ですね。
さすがにこれに関しては中国オタクの面々も気付くようで、以下のようなやり取りも行われていました。


日本の有名アニメ雑誌のアニメージュでウチの国の国産オリジナルCGアニメ「侠嵐」が紹介され、称賛を浴びているらしい。更にその結果、日本の2ちゃんねるで中国の「侠嵐」を封殺しようという発言が巻き起こり、中日両国のアニメ業界を震撼させているそうだ!

日本のネットユーザーがウチの国の3Dアニメを警戒?なんで?

ニュースによれば、日本のネットの「封殺」発言や敵意のある交戦というのは2ちゃんのスレがソースか……でもレスの数少なくね?キャプ画像のレスは10個しかないぞ。

なんかスレが伸びていないような気配が濃厚なんだが。日本の2ちゃんねるではレスが少ないとすぐにスレが沈んでいく。これ、もしや話題にならないですぐに消えたんじゃないの?

「侠嵐」か……とりあえず第一話は見てみたけど、全くダメってわけでもないがそこまで良いってわけでもなかったな。キャラの表情やアクションも硬かったし。なんでウチの国のアニメは3Dにこだわるのかね。

3Dは金かからないし「動画を描く」のが楽だからね。
ウチの国のアニメ制作現場は2Dだと絵コンテきったり作監やったりできる人間がほとんどいない。2Dの名作を作らないんじゃなくて作れない、3Dかフラッシュアニメしか作れないってのが現実だ。

2Dアニメを作っても国産だと動きが微妙になっちゃうしね。
3Dでも面白い作品が出るならそれでいいんじゃないかと。
「秦時明月」なんかはウチの国の名作になったわけだし、ああいうのがもっと出てくれれば。

コストと技術の問題は大きいよ。特にコスト。
「秦時明月」みたいな長編作るなら、3Dは確実に安くなるから。

いや、実はそうでもない。3Dは上限が存在しないことになりかねないんだ。「秦時明月」って投資総額1億元以上と言われているが、これは日本のアニメに比べるとかなり高い。1億元が全て製作費ってわけでもないだろうが、日本のアニメと比べてそこまで安くなるわけではないはず。

3Dだと補助金が出やすいんじゃないの。なんとなく新しい技術として宣伝できるし。
あとこのニュースって「やらせ」な所もあるんじゃない?ウチの国では「海外での報道」というのが評価されるし、イロイロと海外に働きかけて話題にしてもらうのも珍しくない。

しかしこれ……「日本のネットユーザー」の反応、なんかウチの国の人間がやっている自作自演のような?

キャプ画像にあるレスなんだが、日本語の文法がちょっとおかしなことになっているように思う。どっかの翻訳サイト使っていたりするんじゃないかね。

うむ。これはウチの国の人間による分身の術っぽいわ。レスの引用や互いの受け答えも無いし。

出たか。影分身!
IDを変える工夫だけはしているんだな……

ニュースにあった2ちゃんのスレ見に行ったら、案の定日本の人間に見破られているなぁ。

アニメージュで紹介されているってのは評価してもいいんじゃないか?「称賛の嵐」ってことに関してはアニメージュの記事を実際に読んでみないことには何とも言えないが。
もっとも、俺は表紙の京アニ新作に関する情報の方が気になるがな!

俺も京アニの新作情報の方が気になるな。
しかしどこまでが故意かはともかく、コレは釣りニュースっぽいな。確実だと思っていいのはアニメージュで紹介記事が掲載されたってことだけで、その他については何とも言えない。

ネットでは転載の繰り返しでいつの間にかイイカゲンなソースのニュースがロンダリングされてちゃんとしたニュースっぽい扱いになってしまうことって珍しくないが、これもまたそんな感じになっちゃうのかね。



とまぁ、こんな感じで。
なんとなく現地でもうさんくさいというか、釣りっぽいニュースだと思われているようでした。

ちなみに、上のやり取りで出ている「秦時明月」というのは同名の武侠小説を下敷きに第一部が2007年に作られ、現在第4部まで配信されている中国国産3Dアニメの作品でして、中国(含むオタク層)で非常に高い評価を受けています。
日本からでは重いようですが、コチラが公式サイトのようです。
画像などに関しては、百度百科の秦時明月のページの方が言いかもしれませんね。

この作品は秦〜楚辺りの歴史をバックボーンとして、荊軻の息子という設定の荊天明や項少羽(項羽)などのメインキャラをはじめとして諸子百家関係者などの様々な歴史上の人物やその関係者的なキャラが出て来る武侠歴史ファンタジー……といったような作品でしょうか。
歴史を元ネタにふんだんにアレンジの加えられた設定に加え、武侠のノリ全開な必殺技やステキギミック付きのウェポンが飛び交ったりもするなど、かなり密度の濃い作品ですね。


それと、上の発言にもありますが中国における評価基準においては、
「国外で評価されている」
というのがかなり重視されている所がありまして、それはアニメでも変わりません。

またアニメに関して日本はかなり存在感のある国ですし、最近は日本に対するいらだちというか、気に食わないという感情もくすぶっていますから、日本で評価が高い、日本で報道されたり話題になったりしているというのはかなり良い材料となります。

そんな訳で、この自作自演っぽい所は恐らく
「日本のネットで騒がれているという既成事実を作ろうとした」
のではないかと思われます。

とりあえずどの辺りまでが意図した「釣り」なのかは分かりませんが、
このニュースのような
「日本ビビってる!中国のアニメにビビってるよ!」
というノリでやれば、確かに中国のネットではかなり「釣れそう」な気はしますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

今年後半のまとめは年明けにさっくりとやらせていただく予定です。

2012年前半 よりぬき日中オタ活動

今年もぼちぼち終わりとなってきましたので、
今年このブログで書いた記事のまとめをやらせていただきます。

以下に今年上半期のオススメと言いますか、
良い評価や比較的大きな反応をいただいた記事を並べてみました。

中国オタクとオタク文化

中国オタク「日本のアニメで大学が舞台の作品が少ないのってなぜ?」

中国オタク「日本語を学ぶ前後でアニメの見え方って変わった?」

中国オタク的「なんか良いと感じた日本語の漢字四文字の言葉」

中国オタク「アニメや漫画のキャラのネタにしか思えないけど実在する名字とか、現実に多いのはどんな名字だとか、ちょっと教えてくれないか」

中国オタク的疑問「なんで相互理解で戦争が終わるの?」

中国オタク「なんで中国人キャラはアルって口癖なんだ?」

中国オタク的「微妙に口癖になっている日本語」

中国オタク「日本系のキャラはなんで剣持ってる時に片手を空けないんだ?」

中国オタク的疑問「僕とか俺を使う女性って現実に存在するの?」


中国オタクとアニメと漫画とゲームとラノベ

中国オタク的「一昔前のアニソンで好きな曲」

中国オタク的疑問「おばさんが主役のアニメってあるの?」

中国オタク「戦車が活躍するロボアニメって無いのかね」

中国オタク「確かに最近の日本のアニメや漫画は確かにエロと暴力ばかりかも」

中国オタク的疑問「なぜアメリカのアニメや漫画ではなく日本のアニメや漫画が中国で流行ったのか?」

中国オタク的疑問「山寺宏一ってどんな声優なんだ?どれくらい有名なの?」

中国オタク「日本のアニメの復讐者って復讐成功しないよな」

中国オタク「日本の作品の主人公の強さって、結局は血統で決まってない?」


ボーカロイドチャイナ関連

中国オタクの中国版ボーカロイド3キャラデザ発表への反応と、入選基準やパクリ関係の騒動について

ボーカロイドチャイナの新展開に中国オタクは少々困惑している模様

ボーカロイドチャイナのアニメPVが公開。歌についてはまだ不明な模様


その他諸々

中国人「中国の男は料理が出来ないと困る」

中国人的こだわり「チャーハンの卵は炒めながら飯に混ぜるか飯と混ぜてから炒めるか」

中国オタク的疑問「焼きそばパンって本当に美味いの?美味しそうには思えないんだが」

中国人「日本の沙悟浄が謎すぎる。何あの怪物?」

中国オタク「もし信長が生きていたら秀吉の朝鮮出兵はどうなったろう?」

中国オタク「日本語ってどれくらい役に立つ言葉なんだろうか?」

中国オタク「三国志だけが日本で人気になる理由を考えてみた

中国ネット用語的都市名



今年の前半の記事を眺めていると、なんだか遠い昔のことのように思えてきます。
今年は後半のゴタゴタで何やらもう、色んなことがすっ飛んでしまいましたし、
前半に何を書いたのか自分でも記憶が曖昧だったりします。

それから、ボーカロイドチャイナに関しては、やはりこのまま微妙な所でフェードアウトしてしまうのでしょうかね。現地からはその後の展開に関しての良い話が聞こえてきませんし……

中国本土でボーカロイドが出たという事自体が一昔前では考えられなかった話ではあるのですが、その後の流れが途切れてしまうのはイロイロともったいないように思えてしまいますね。

とりあえず、こんな所で。


1/1修正:リンクミスを修正しました。ご指摘ありがとうございます。

「炮姐」「614」「圓神」「初代櫻」中国オタク用語におけるキャラのあだ名 その2

いよいよ年末が近づいてきましたので、今回は後回しにしていたネタの整理も兼ねて
「中国オタク内でやり取りされるキャラのあだ名」
についてやらせていただきます。

アニメや漫画などのキャラ名がいつの間にやらあだ名が広まり、いつの間にやらそれで定着してしまうことが少なくありません。

その辺に関しては、中国オタクの面々によるやりとりでも変わらないようで、中国オタクの間であだなで呼ばれる有名キャラというのがかなりいます。
そんな訳で、今回は中国のソッチ系のサイト等で見かけた
「キャラのあだ名」
に関するやりとりを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


みんな、いつの間にかあだ名やネタ呼称で呼んでいる、覚えているキャラって多いんじゃないかな?そんなキャラのあだ名と思い出に関して少しばかり語ろうぜ!
私は「団長」こと涼宮ハルヒが最初にあだ名で覚えたキャラだ!団長の存在は今でも心の中に深く刻まれている!

「名探偵コナン」の灰原哀はその人気の高さの結果、いつの間にか殿の敬称つきで「哀殿」と呼ばれるのが定着しているし、他にも「哀帝」という呼び方もあったな。

「灼眼のシャナ」の悲劇はシャナという名前が「sha」「na」という表記になっていることだ。 「sha」のせいで愚かだとなんだとか、アンチにネタというか罵倒な呼称で呼ばれることに……
それと坂井悠二は「U2」という呼び方もあったね。こっちは近い音だし「2」に色んな意味をこめられて悪くない気もする。
(訳注:中国語で「愚か」という意味になる「傻」のピンイン表記は「sha」になります。ちなみにシャナの中国語名は「夏娜」で、ピンイン表記は「xiana」になります)

「けいおん!」の秋山澪の「MIO」は、「澪」が中国では一般的な字ではないからパッと見で読み方がわからないのもあってか、いつの間にか定着していたな。あと中野梓の「梓喵」は個人的に名訳。上手い具合に「あずにゃん」を訳している!!
(訳注:「喵」は中国語で「miao」と読み、猫の鳴き声の意味にもなります)

「とらドラ!」の逢坂大河は作中の「大河」と「タイガー」の発音をかけたネタが中国語では説明しないと分からなかったが、いつの間にか「萌虎」という呼び名も出ていたな。
あと手乗りタイガーを訳した「掌中老虎」は良い訳名だと感じている。

数字のあだなって結構多いような気がするが、思いつくだけでもちょっとまとめて見よう。
「3000」(三千院ナギ)、「614」(「ゼロの使い魔」のルイズ、「ガンダム00」のルイス等)、「894」(八九寺真宵)、「1096」(朝比奈みくる)といった辺りかな。
(訳注:614、894はどれも音が中国語の数字に近いものになっています。1096に関しては「みくる」の中国語表記「実玖瑠」の音が十、九、六の中国語発音に近いか同じものになっています)

ルイズで思い出したが、「ゼロの使い魔」の才人のあだ名「才狗」はハマり過ぎな呼び方だと思うわ。釘宮理恵ボイスで呼んでもらいたいくらい。

この手のあだ名で一番有名になったのは「とある科学の超電磁砲」の御坂美琴についたあだ名「炮姐」じゃないかな?こっちのネットではもう完全にこの名前で認識されているような気がする。

私は「IS」に関してはそんなにハマった作品じゃないけど、シャルを「法国香菜」と呼んでいたのには笑った。
(訳注:中国語ではフランスを「法国」と言います。また声優の花澤香菜さんは名前の「香菜」が中国で一般的な食材の「香菜」と一緒ということで中国オタク的にはインパクトのある名前となっているのだとか)

「狼と香辛料」のホロは普通に「賢狼」とか「萌狼」とかいう呼び名になっていたような。アニメ第三期にはまだ期待しています。

物語シリーズの阿良々木暦の「阿垃垃圾君」はいろいろとうまいよなー。日本語の「あららぎ」という音を再現しつつ、しかも「垃圾」という言葉がハーレム作成能力と広すぎる守備範囲や様々な言動に対する風刺にもなっている。普通はそんなあだ名だとアンチっぽくなって揉めることが多いんだが、阿良々木くんの場合は良い意味でのネタ呼称になった感がある。
(訳注:「垃圾」は中国語で「ゴミ」の意味になります)

ここ最近で最も広まったのは「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどかの「圓神」じゃないかな。あの作品のストーリーもあって、ウチの国のオタクの間に強く刻まれた名前だと思う。

でも「まどか☆マギカ」はキャラに関しては思ったより伸びなかった印象もあるね。まどか以外のキャラに関してはそこまで強烈なあだ名は生まれなかったし。日本のキャラ評価やファンの反応とは結構違いがあるように感じるのが興味深い。
てか、「まどか☆マギカ」のキャラに関してはウチの国では「QB」ことキュゥべえが全部持っていったような気もするなぁ。

ファンの間だけの話であんまりメジャーじゃないけど、「CLANNAD」の「武帝」こと坂上智代と、「字典帝」こと藤林杏の名前を出してみよう。

あ、マイナーなのでもいいのなら私は「神のみぞ知るセカイ」の桂木桂馬への敬称である「桂神」を挙げさせてもらおう。「神」とつく呼び方は結構多い気がするけど、私にとって印象深いのはやはり桂馬だね。
彼のギャルゲーに関する態度と能力は、ある種の理想像だ!「神大人」と呼ぶのもやぶさかではない!

「神」つきの呼び方なら「基拉・大和」(キラ・ヤマト)の「基神」を出さねば。
作中での良くも悪くも特別な扱いに、「ガンダムSEED」のネタ扱いも含む人気もあってしょっちゅう使われている。最も有名な「神」つきのあだ名の一つなのは間違いないと思う。

神というなら、「萌神」こと長門有希だ!
コレって確か元々はキョンの独白の「長門大明神」からきていて、それが「長門大萌神」になり、短くなって「萌神」になったんだっけ。
あとコレは好きな呼び方じゃないんだが、「Angel Beats!」の「仲村ゆり」の「偽団長」というあだ名は正直どうなのかなーと思ってしまう……

好きじゃないあだ名というなら自分の場合は「Fate/stay night」の衛宮士郎に対する呼び方の「土狼」だね。士郎はダメ主人公の典型に思われていることが少なくない。虚淵玄のキャラと比べて土狼は……みたいに。
歪んだキャラだというのは間違いないんだがアンチの連中は「考えの足りない熱血バカ」と思い込んでいたりするのがもやもやする。

土狼が出たならこれ、「School Days」の伊藤誠の「人渣」を。
彼が出現してからイロイロと似たような方向性のキャラは出ているように思うが、やはり「渣」という言葉、「人渣」という言葉がピンとくるのは伊藤誠だな。そのネタっぷりが突き抜けて「誠哥」という呼び方にまでなってるし。
(訳注:中国語で「渣」はくず、ゴミ、「哥」は兄、兄貴といった意味になります)

「土狼」のアンチ的な空気は別として、Fate関係は名前が特殊だしあだ名で呼ばれるキャラ多いよね。
代表的なのだとセイバーの「吾王」やギルガメッシュの「金閃閃」とかか。

でも、セイバーの「吾王」はZeroでのダメ王基準による意味も含まれているから、アンチも混じっているような?「金閃閃」は「金ぴか」だし、ネタ系のあだ名で問題ないと思うが。
それにしても、「金閃閃」のあだ名はZeroでギルガメッシュの人気が拡大する上で非常に大きかったように思う。このあだ名が出なければ、人気も知名度もそこまで高くならなかったんじゃないかな。

私の心に刻まれているあだ名は「アマガミ」の橘純一の「紳士橘」や「純哥」だ。
作品はそこまで人気でたわけじゃなかったけど、なんというか、凄いキャラだった。二次元における「紳士」というものを理解させてくれた彼のことを私は忘れることは無いだろう。

「魔法少女リリカルなのは」のなのはとフェイトに対するあだ名、「暴君」と「寵姫」はハマリ過ぎていると思う。

なのはに関しては他にも「白色悪魔」があるな。今百度で画像検索したらRX-78ガンダムといい勝負していて笑った。

好感をもって呼ばれるあだ名といえば、「生徒会シリーズ」の杉崎鍵の「KEY君」だろ。ラノベ系主人公ではいまだにトップクラスの人気だし、あだ名も定着している。これは原作の呼び方の一つが、上手い具合に定着したケースなんじゃないかな。

「CCさくら」の木之元桜のあだ名「初代櫻」に関しては、成立した過程が少々気になる。最近ではもう「櫻」が無くなって「初代」だけで呼ばれたりもしているが、なんで初代になったんだろう?
魔法少女に関してはそれ以前にウチの国で人気になった作品は「クリィミーマミ」や「セーラームーン」があるし、「さくら」という名前のキャラも結構ありそうな気がするんだが。

あれは、あんまりにも「桜」「サクラ」「さくら」というキャラが多いから区別の必要があったからでないかね。「初代」ということに関しては、ウチの国でオタクのコミュニティがある程度成立していから意識されるようになった最初の魔法少女で「さくら」な名前のキャラといった辺りなのではないだろうか。



とまぁ、こんな感じで。
漢字表記だったりするので日本の感覚でも何となくわかるのも結構ありますね。

日本の作品のキャラ名を中国語に輸入する場合、カナ表記の名前に漢字をあてる必要がありますし、漢字をそのまま使えるケースでも中国語での発音が微妙だったり言い難いものになったりすることが珍しくありません。

そういった背景もあるので、中国オタク内でキャラにあだ名をつけるのは、やり取りをし易くするのと、キャラのイメージを壊さないためというのもあるそうです。

しかし、あだ名が無い或いは浸透していない場合はキャラのことを「学長」(先輩)だとか「黒長直」(黒髪ストレートロング)といった感じで設定や容姿の特徴で呼ぶことも多く、あだ名があってそれによるやり取りが行われているキャラというのは、やはり中国オタク内で知名度の高いキャラということなんでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク用語的「キャラのあだ名」
(こちらは去年やったその1です)

12/27修正:イロイロと抜けたり間違っていたりするところがありました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタクとクリスマスの過ごし方、そしてその嘆き

「クリスマスが恋人関係のイベントになっているのは日本のことだし、中国留学していた私にはわからないわー。一人身でもさびしくないわー」と嘯いていたら、いつの間にか中国でもクリスマスが恋人関係のイベントっぽいことになってきて逃げ場を失いつつある今日この頃にございます。

さて、そんな中で追い打ちをかけるがごとく
「中国オタクのクリスマス関係のネタを求む」
という質問を有難くもいただきましたので、今回はそれについてを。

遊んだり商売にしたりの口実として活用できるのもあってか、中国でもクリスマスやサンタクロースなどは徐々に広がっていき、最近ではそれなりの定番イベントになった感もあります。
ショッピングモールや盛り場などもクリスマスの飾りつけになりますし、カップル向けのサービスが提供されたりもしていますね。

とは言え、やはり日本ほどクリスマスが重要なイベントになってはいないのですが、日本のアニメや漫画、ゲームなどでクリスマスネタをよく知る中国オタクの面々にとってはそれなりに意識するイベントとなっているようです。

そんな訳で中国のソッチ系の掲示板で見かけたクリスマスの嘆きを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


やぁみんな!今日はクリスマスイブだけど、みんな何をやっているのかな?
私と同じくPCの前にいるみんなはちょっと語ってみようじゃないか!!

自分は二次元の女の子と一緒に平安な夜を過ごす予定です。

大丈夫、私には「計算姬」がいる。クリスマスも一緒さ!
(訳注:中国語でコンピュータは「計算機」とも言うのですが、「機」と「姬」は発音が同じです。中国では「機」と「姬」を入れ替えて機会を女性化するネタがあったりします)

こっちでは総統がクリスマス中止を発表するほどじゃないのは救いか。

西洋人の春節みたいなイベントに、なんでさわがなきゃいけねぇんだよ!!

まぁ、最近は清明節ですらも恋人関係のイベントに活用されるご時世だからな。クリスマスがそういう形になるのもしょうがない。
(訳注:清明節は中国では祖先の墓参りや墓の掃除をする日とされており、最近は祝日として休みになっています)

今日はたまっているアニメをじっくり見ることが出来ました。良い日だった……良い日だったんだ……

おかしい、今年は2012年だ。12月21日で世界は終わるはずだったのに。こんな日が来るはずは無かったのに。

恋人関係のイチャイチャや合体に関しては祝日よりもロマン重視だろうから、さすがに清明節よりクリスマスの方が盛り上がるな。

ロマンか……ちょっと寂しさを感じてしまうが、日本のオタクのツワモノのように、ディスプレイの中の二次元の女の子と一緒にクリスマスのケーキを食べることはさすがにできない。

あ、俺それやったよ。開き直ってみると案外悪くない。まぁ他人には見せられないが。
日本語1級の俺なら二次元の中へちゃんと日本語で話しかけられるんだぜ……

俺にはそれは無理だわ……まぁいつも通り抱き枕ちゃんと寝ることにするよ。

いくらイベントだからって、こんな冬の日に飯食うために1時間並ぶとかありえん。しかもレストランは特別価格で値上げになるし。

そもそも、ウチの国はクリスマス休みじゃないしね。春節前のいよいよ忙しくなる時期だし、恋人いようがいまいがイベントで騒ぐ気にはなれないだろ。

クリスマスが恋人記念日になっている日本も休みじゃないぞ。

でも日本はテスト終わった後のタイミングになるらしいし、こっちとは違うよ。
ちなみに俺はテスト前のラストスパート中だ。
クリスマスを恋人と過ごすというイベントというのはやはり伝説上のモノに違いない。

アニメや漫画を見ていると、ネットでリア充を装ったりするネタが出て来るけどなんか笑えない。クリスマスもそうだが、最近ウチの国でもそういうイベントネタが増えて来ているから、リア充を装ってしまうヤツも結構いるんじゃないかな。

あー、うん。クリスマスが近づくとネットでもそんな感じの演技しているっぽいのがわりと目につくようになってくるのが、なんか見ていて悲しい。自分もその気持ちわかるし。

俺はまだ仕事中だよ!
元旦の休みが増えた分のしわ寄せが今に来ている。一応イベントっぽいもんはあるけど、それを楽しめる状況ではないな。恋人?ナニソレ?

俺も残業だわ。一応会社が社員向けのクリスマスイベントやっているんだけど、俺の部署はそれどころじゃないわ!

ウチの国では春節が長期休暇だし、元旦はそんなに休まなかったんだけど最近は昔に比べて休むようになったしねぇ。
しかしクリスマスから春節まではまだちょっと間が空くし、学校は期末、会社も年末のゴタゴタが終わっていないから、欧米は無論、冬休み直前のタイミングになる日本のクリスマスのような賑わいでのイベントは難しいわな。

昔はクリスマスって軽いイベントだったのに、最近はなんか重いイベントになってしまってめんどくさいという感じが。昔も一応クリスマスツリーやサンタクロースなんかはあったけど、ツリーなんかクリスマス終わってもそのままで春節までの1、2か月ク出しっぱなしとかいう扱いだったのに。

ウチの職場の近くは相変わらずツリー出しっぱなし状態が続いているぜ。
個人的には街並みとかネットの空気に関しては、情人節(バレンタインデー)ほどキツイものはないしそれほど気にはならないかな。

確かにバレンタインデーよりは楽だな。あれはもう恋人用の祝日的な扱いで定着した感がある。
でも、この時期になると日本のアニメや漫画がクリスマスネタと恋人ネタに染まるのでなんか憂鬱な気分になるのは間違いない。

さて、クリスマスだしちょっと「ポケットの中の戦争」でも見ることにするわ。



とまぁ、こんな感じで。
なんだかんだで「クリスマスに一人身は寂しい」程度には意識されているようです。

ただ上の発言にもありますが、12月下旬は中国の大型連休となる春節(旧正月)の前で会社も学校も忙しくなる時期なので、あまりゆっくりと休める時期ではありませんし、クリスマスが過ぎたらもう年末気分な日本に比べれば余裕はありませんし、イベントもそこまで盛り上がれなかったりするようですね。

それと、中国で一人身が最もキツイと意識されるのは恐らくバレンタインデーだと思います。
こちらは日本のものとは少々違ったイベントになっており、実質的に恋人が仲を深めるためのイベントになっています。
最近はその時期が近付くと嘆きの声がかなりの勢いで飛び交ったりしているのですが、これに関しては日本よりもかなり激しいことになっていますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


バレンタインデーを嘆く中国オタクの面々


12/27修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク的「トリップしてみたい、トリップネタを妄想している作品」

ありがたいことに
「中国でも過去の歴史や、アニメや漫画、ゲーム作品などのなかにトリップするという妄想をしてしまう人が結構いて、そういったネット小説も多いと聞きます。そこでお聞きしたいのですが、アニメや漫画に関してはどのような作品がそういった妄想先として人気なのでしょうか?」
という質問を以前いただきました。

確かに、中国では歴史や異世界、果てはゲームの中までのトリップ系作品の人気が高いですね。
こういった作品のジャンルを中国語では
「穿越」
というのですが、この言葉で検索すると色んな作品やそれに関するやり取りが引っ掛かります。

このジャンルの作品に関しては日本の作品だと「ゼロの使い魔」が有名ですし、最近では「ソードアート・オンライン」などが人気ですね。
似たような話題では
中国オタク的「行ってみたい二次元世界」
というのを前に一度やっていますが、
「トリップしたい、トリップ妄想をする作品」
に関してまたイロイロなやり取りが見つかりましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


オタクをやっていて出会った作品の中に「トリップしてみたい」と考えたり、自分が作品の中に入って活躍するなんて妄想をしたことがあるんじゃないかな。
みんなはどんな作品にトリップしたいと思ってる?ちょっと語ってみないか?

はい!私はオリジナルな悪魔の実の能力と一緒に「ONE PIECE」に関する妄想をしております!

「ポケットモンスター」の世界で、ポケモンマスターに!!俺はなる!!

うーん……ちょっと多すぎて一つに絞れない。少し前までは「家庭教師ヒットマンREBORN!」が多かったけど、最近では「黒子のバスケ」も悪くないし。

自分がもしエヴァのシンジに憑依したら悲劇を回避できるのでは……!なんてことは一時期よく考えたな。

「一騎当千」の世界に、三国志以外のウチの国の歴史上の強キャラの能力で乱入し、活躍したりキャッキャウフフしたりする展開は今でも妄想しております。

そういや歴史関係では、どこかでやってた「もしトリップして生活するとしたら、どの時代が良いか?」というアンケートでは半分近くが唐代が良いという結果だったような。唐代はわりと安定しているし、住むなら比較的安全かもなぁ。

しかしそれはわりと「真面目」な話の方だろ。
俺らが主に妄想するのはトリップ先で活躍したり歴史改変したりといったアレな方向だ。そしてそういう面では、男性は明朝女性は清朝が好きと言う傾向が存在するのは確かだ。明朝は中国が強い王朝だし、清朝は女性が活躍できるしドラマも多いからイメージもし易いって辺りが理由かね。

「テニスの王子様」は人気高いよね。トリップ系同人小説も名作が多い。

比較的ポピュラーなのは「テニスの王子様」「NARUTO」「BLEACH」「HUNTER×HUNTER」辺りかな。

私がよくそういう妄想をするのは「名探偵コナン」や「NARUTO」だね。
あ、でもコナンの方は旅先でコナンと出会うとか、殺人事件に巻き込まれる方は無しで!!

この手の話での最初はやはり「ドラえもんのひみつ道具を自分ならどう使うか」というヤツではないだろうか。

藍蘭島に、流されたい。

我ながらわりと珍しいとは思うが「けいおん!」かな。あの世界にトリップしてみたい。

「けいおん!」だって?あの世界に行って何したいんだ?何もない世界じゃないか。

何て言うか、軽音部のメンバーで毎日お茶飲んだり、一緒に曲の練習するのとかが非常にスバラシイものに感じられてね。大学を卒業した自分にとってはああいった学生仲間と過ごす機会はもう手に入らないものだし。

「ONE PIECE」の世界はなんていうか、努力すれば上に這い上がれるように見えるからつい妄想してしまう。あとガンダムSEEDでガンダム乗る妄想もしていたりする。

最近わりとよく妄想するのは「Fate」の世界でマスターになって、どんなサーヴァントを召喚するかという話だね。ただ、あの世界は単純な能力だけでは勝てないし他にもヤバイレベルの強敵が多いからトリップするのはちとキツイ。

私が最もトリップしたいのは、やはり「ソードアート・オンライン」と「とある科学の超電磁砲」だね。もちろん、主人公補正までいかなくとも一定の能力付きでの話だけど。

邪悪な自分は、ハーレム系作品の中に入って自分がハーレムを作りたいなどといつも考えてしまうわー。

男なら、銀河英雄伝説だ!
しかしトリップするなら帝国側、できれば貴族でラインハルト陣営に早期に協力して生き残る方向を妄想してしまう自分は、我ながら男らしくないぜ!いや、ハーレムもついでに妄想するから男らしいのか!?

私も「ソードアート・オンライン」の世界にいきたいね。
あの世界、なんだかんだでネトゲがある程度理想的なものになっているんだよね。最近のネトゲの課金によって現実世界を認識させられるイヤな空気も存在しないっぽいのがなんだかウラヤマシイ。

それにしても、メアリー・スー的な展開の有無でトリップ先って変わるよね。とりあえず無しだということなら私は「銀魂」のその辺の通行人とかになりたいな。

あ、その気持ちわかる。銀魂の世界って自由自在というか、非常に楽しそうな雰囲気なんだよね。

自分が医学を志した理由のひとつが新撰組の沖田総司が病で早死にしたのが納得できなかったからだということや、現在自分の学んだ医学でもし過去にトリップしたら何ができるかとか妄想していることを、リアルでは言えない。

おっさんとしては「ああっ女神さまっ」がいいなーと思う今日この頃。我ながら疲れているなー

「涼宮ハルヒ」のエンドレスエイトに強烈に憧れる。あの世界に囚われてみたいと思ってしまう自分も、疲れているのかなー



とまぁ、こんな感じで。
中国では「穿越」系の作品の人気が非常に高く、中国のネット系コンテンツで非常に大きな勢力となっているネット小説でも人気のジャンルとなっていますし、テレビドラマなどでも歴史系の「穿越」作品が人気になったりしているそうです。

日本のアニメや漫画はそういった中では主流のテーマではありませんが、妄想のネタとしても、二次創作としても根強い人気はあるようで、特に女性向けではそういった二次創作的なトリップ小説が盛んだという話です。

ちなみに、上の発言の中にもありますがトリップ系のネタとしては歴史改変系やネトゲ内へのトリップなどがいわゆる「よくある話」だそうで、
「ソードアート・オンライン」

のアニメが中国で一気に人気になった理由として、
中国では非常にポピュラーな題材であるネトゲトリップストーリー及びネトゲ内の世界を、丁寧な描写でアニメ化しているからだという話もあります。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「NHKがここ50年間での日本のヒロインランキングを出してくるぞ!でも、なんでナウシカがいないんだ!?」

NHKラジオの「渋谷アニメランド」において、
ここ50年のアニメヒロインを対象としたランキング
「わたしの大好きなヒロインたち」
が行われているそうで、先日予備選挙により本選に進む10名のキャラが発表されました。
わたしの大好きなヒロインたち(NHKオンライン)

中国オタク内では、オタクの本場日本でのランキングの情報をかなり気にしているような所がありますが、このランキング企画はNHKが関係しているらしいということもあってちょっとした話題になっているようでした。

そんな訳で、今回はその辺についてのやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のNHKがここ50年間でのアニメのヒロインランキングを出してくるぞ!
本発表は来年1月の2日だが、まずは予選通過の10名が出た!!しかし……なぜ、ナウシカとかがいないんだ!?

時代は変化していく……ってことなのかね。私のイメージではてっきり浅倉南とかが入っているもんだとばかり。

ここ50年だったら、ドラえもんの源静香が確実に入ってくると思ったんだが、違うのか?

ネット投票での人気だから最近の作品が高くなるのはしょうがないだろう。私はルパン三世の峰不二子が入っていないのが意外かな。日本ではセックスシンボルであり最も長い間人気のある女性キャラという話を聞いた覚えがあるから。

木之元桜以外はどれも最近の作品のキャラだね。この企画、日本の30歳前後以上の人間は投票していないのではないだろうか?

なぜ、綾波レイはいるのにアスカがいないんだ!!最近の劇場版でも大活躍だったのに!!

ざっと見て一番分からんのが「BLEACH」の朽木ルキアだね。悪いキャラじゃないとは思うが、そこまで突出したキャラでもないような。

えー……「ガンダムSEED」のラクス・クラインが入っていないのになんでルキアが入るの?投票に作為的なものを感じてしまうじゃないか。

「50年」という区切りで、しかも他のキャラの顔ぶれを見るとルキアはちょっとダークホース所の話じゃないよね。まぁ自分にとっては綾波レイがいるだけでいいわ。

私の心が「フルメタル・パニック」のかなめやテッサが入ってくれてもいいのにと叫んでいる。やはり、日本ではそこまで人気無いというか、忘れ去られる程度な作品なのね……

うーむ、新しいキャラばかりと思ったが、考えてみれば自分も好きなキャラは基本的に00年代に入ってからのキャラだな。私は「マクロス」のリン・ミンメイみたいなビッグネームが入っているもんだとばかり。

この結果に関して私も否定するつもりはないけど、なんか50年じゃなくてせいぜいここ10〜20年みたいな感じになっているのも否定できない。

私にとっては分かんないキャラ何人か混じっているな。あと「まどか☆マギカ」のほむらがいるのはいいとして、なんでまどか入っていないの?

ルキアに関しては私の知る限りでは日本でもそこまで人気は無かったように思うんだがなぁ。この企画の投票層の間では人気があったのか?
あと作中での立ち位置や活躍から考えると、ほむらが入ってまどかが入らないのは普通にあり得る話じゃないかな。

最近のキャラばかりだという批判も分かるが、予選突破したキャラの顔ぶれを見るとその理由がなんとなく理解できる。私もだいたいここに出て来るキャラの人気が高まる時期にオタクになったからね。

なぜだ、なぜ「めぞん一刻」の響子さんがいないんだ!?あの作品にハマった人間は日本ではもうオタクをやめてしまっているのか!?

うーむ、ジブリヒロインで最も人気関係での戦闘力が高そうなナウシカが入っていないとは。あと、「アイドルマスター」の天海春香が入ってくれたのは私としても嬉しいが、これも考えてみれば意外なランクインだ。

入るわけないとは思っていたが、クリィミーマミは、もう日本では人気無いのかな……私にとっては子供の頃に出会って、最初に心を奪われたキャラなんで忘れられない存在だ。

いや、人気があるのは理解できるキャラではあるんだが、これ日本のどの辺の評価なの?音無響子もベルダンディーもナウシカもラムも入っていないなんて。

なんだろうなぁ、日本ではこれがスタンダードになっちゃっているのか?刻の涙を見てしまった気分だ。

日本のアニメ史上における有名ヒロインと言えばパッと思いつくだけでも、ナウシカ、水野亜美、音無響子、ベルダンディーといった辺りが出て来るがその辺りの名前が無いのは……まぁ、俺の心の中の女神の地位に影響がある訳ではないんだが。

このランキング、いったいどういう基準で決められたんだ?
確かに見慣れたキャラではあるが、なんで選ばれたのか分からん。

これ、明らかに投票した人が若いよね。90年代以降に生まれた人間がメインなんじゃないかな。それでどうやって「50年間」と言えるのか。

だよなぁ、十数歳のガキの投票による結果にしか見えん。
てかネット投票がどういうことになるか、ウチの国の状況を見れば想像できる。いわゆるタイトル詐欺なランキングなんじゃね?

そうか?その年代の人間がそこまでネットで投票力あるとは思えないんだが。
エヴァやCCさくら以外は最近とは言っても一昔前からの作品だし、なんだかんだで日本における現時点の人気を反映しているんじゃないか?

これ、もし男性キャラでやった場合どうなるんだろうな。孫悟空よりもナルトや銀さんやルフィが強いという感じになるのかな?

まぁとりあえず、この10人から1位が選ばれるわけか。
ウチの国で現状の人気投票だと御坂美琴が有利そうだが日本だとどうなるんだろうね。個人的には綾波レイが強そうだと思うんだが。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的には、ランクインしているキャラの顔ぶれに関して「新し過ぎる」と感じる人も多いようです。

今回見かけたやり取りの中で、昔の作品のキャラで中国オタク内での評価の高いキャラの名前がイロイロ出ているのはちょっと面白いですね。

中国オタクの傾向として、
「わりとマジメにオタク関係の情報収集をする人が多い」
というのがありまして、作品やキャラクターに関しては内容以外に日本での評価などもきちんと把握しておこうとする人が多いように感じられます。

ただそれだけに、こういった新しいデータやランキングが出て来ると、自分の把握しているデータと異なる部分に引っかかったり、その違いの原因を探そうとしたりしてしまうような所あるみたいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「灰原哀がテレビで日本の世襲制を日本語で風刺しているんだが」

先日、中国のCCTV(中国におけるNHKみたいなもんでしょうかね)で日本の政治における世襲に関して、「名探偵コナン」の一シーンを用いての紹介があったそうです。


中国の国営放送であるCCTVで、突然「名探偵コナン」による日本の世襲の紹介と言うか風刺が流れたのは衝撃的だったようで、中国でもネタニュースとして結構な勢いで話題になっています。
「名探偵コナン」で日本の世襲議員を解説=だから誤った歴史が繰り返される(新華社日本語経済ニュース)

ありがたいことにこの件に関する質問をいただいておりますので、
今回はその辺についての反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


灰原哀がテレビで日本の世襲制を風刺しているんだが。
まさかCCTV、しかも日本関係の世襲制批判で名探偵コナンが出て来るとか予想外過ぎる。

台詞がちょうどよかったんだろうな。
こういう何ともアレなやり方は珍しくない。ただ、アニメを使ってくるのは珍しいな。私もこういうのは初めて見た。

ウチの国とどう違うんだよ。五十歩百歩とはこのことか!

我が国のお偉いさんは忙しくて人民の生活は幸福で海外の人間は悲惨な生活をしているといういつものニュースの中で突然コナンが流れたから驚いた。
使われ方自体はいつものノリだが、日本のアニメでこういうことをやるのは記憶にないし、コナンが結構な時間流れるというのはなんとなく嬉しくなってしまうのも確かだったり。

え?マジでコナンがCCTVで流れたの?日本語オリジナル音声?中国語吹き替え?

ちゃんと林原めぐみの声でしゃべっていたぞ!

コナンもテレビで流れなくなっているからなぁ。理由は規制なのか版権なのか。コナンは殺人事件ばかりだから良くない影響があるとかいうのが理由と言う話もあったけ。

最近はネットでも動画サイトの名探偵コナン関係の動画が無くなっていたりするんだが、更に規制厳しくなってるの?

ネットの方は版権の問題じゃないかね。優酷や土豆とかは版権持ってないから大っぴらには流せないんだと思う。今だと、奇芸は中国語吹き替え版の放映可能みたいだから、あそこが版権取っているんじゃないかな。

中国の世襲って日本よりアレじゃないか。コナン持ってきたのって、ウチの国には他人を批判できる言葉が無いからじゃないの?

使われた部分は「ベーカー街の亡霊」のシーンだな。結構長いセリフだが、CCTVのニュースでこんなにコナンが流れるとは……

「11人目のストライカー」が政治的な理由によりこっちで上映できなくなったのに、こういう使い方をされるのはなんか複雑だわ。

これさぁ……全部ウチの国にも当てはまっちゃうよな。
ここで灰原に出てきてもらったのは、実際に解説する場合の危険さというのも考慮されているような気がする。

日本のアニメで、二次元の登場人物による、日本の政治への批判ということならウチの国ではなく日本がどうこうという話にできるしな。しかも二次元の創作における話だから、創作における誇張した話になってくる所もあるし。

これ、上からの無茶振りを下の現場がどうにか対策したのではないかと考えてしまう。

まぁなぁ……ただでさえ発言の裏の意図を推測される文化だし、イロイロと危険すぎる。

日本の弱点であり、日本の泣き所である世襲制を、日本のアニメを用いて批判する!敵の武器で敵を打つとは、スバラシイ!

そして使用者にも追加ダメージだ!
中国もそう変わらんしねぇ……

中国はそういった関係無しに政治に関わる人間はそこら中にいるじゃないか。日本は全て代々の名門ばかりだし、そのおかげでやめた首相がまた上に立てるなんてことが起こる。こんなことできるのは日本だけだろ。
ウチの国のトップはみんな背景とか無いよ。

ウチの国は世襲じゃないよね、「二代」だよ!いや、「党派」かな!?

ウチの国が日本ほど酷いわけない。
そういった「二代」なのって主に金儲けの方だし、政治関係では今の上の人間で背景のある人間もみんな下から一歩一歩上がってきている。そりゃ良い家に生まれて政治的素養が高く教育も受けられたとは言えるけど、それでも日本みたいなことは無い。そもそもコネだけならもっと一足飛びに上に行くだろ。

うん、まぁ……そう考えられるならそう考えておくといい。
今の社会に蔓延する「背景」の無い人間はどうしようもないっていう空気がなぜ生まれているかと言うことに気付かないのは幸せだよ。

似たような別の対象を批判するように見せかけての批判とか、ある意味伝統だからな。これはかなりヤバイ話題かも。日本だけを風刺していると見ることがわりと難しいぜ!

しかし、これは我々の同志がCCTVにも入り込んでいるということの証明でもあるな。とっさにコナンのこのシーンを出すなんて、作品をキッチリ見ていなければ不可能だ!

何はともあれ、私の灰原哀がテレビでしゃべってくれたので嬉しかったです。
ただ、この映画がこのフレーズによって今後規制されるんじゃないかと言う不安が出てきたりも。

えーとまぁ、コナンの宣伝をCCTVがやってくれたんだと考えておこう!
テレビで灰原哀のセリフが聴けたのは嬉しかったし。

俺も灰原哀の久々のテレビ出演ということで慌てて見たよ。教えてくれた友達には感謝している。

うむ、台詞の引用の意図からして当然だけど、灰原哀のカットが多いのは嬉しかった。
なんだかんだでテレビで自分の好きなアニメが流れるというのは良いな。



とまぁ、こんな感じで。
この件に関してはツッコミ所がイロイロとあり過ぎて困るくらいのようでした。

このコナンを使った世襲への風刺に関しては
明らかにブーメランになりそうな所がありますし、
今この話題を名探偵コナンを使ってまで持ってきた意図を考えてしまったりもするようです。

またそれとは別に、中国オタク的には
「久々にテレビでコナンをオリジナルの音声で聴けて嬉しかった」
というのも結構あるようでした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「もうすぐ世界が終わる、でも作品は完結してくれない!!アニメ化も間に合わない!」

2012年に世界が滅亡する!という話がありますが、中国ではその話が妙に気にされているようで、ネットの方でもちょくちょくそれをネタにした話題が出ていましたが、今年はついにその年になったということで今までよりも話題にされる頻度が高いように感じられますし、いよいよ期日が近付いてきたということで何やら微妙に座りの悪い空気も漂っています。

そしてそれは中国オタクも同じようで、
そういった終末関係の話題が出ているのが見受けられます。

今回はそんな中で見かけた
「世界が終わるのに連載は終わらなそうな作品」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


2012年の世界の末日がいよいよ近付いてきた。
もうすぐ世界が終わる、でも作品は完結してくれない!!アニメ化も間に合わない!俺は「夏目友人帳」の続きが気になる!皆も心の叫びを聞かせてくれ!

ええい!結局「名探偵コナン」の完結は間に合わなかったか!
もしかしたら間に合うんじゃないかと思っていたのに!!

私もコナンは完結までいけるかとも思ったんだがな……
そして俺が心の底でほんの少し期待していた「ファイブスター物語」はやっぱり終わらなかったわ!漫画と年表を眺めて妄想することにするよ。

「ONE PIECE」や「NARUTO」は完結を知りたいけど無理だろうと諦めていた。「名探偵コナン」は話の動きも出て来ていたからイロイロと残念だ!

本編完結しているけど、続編的な外伝も続いている「フルメタル・パニック!」がいろいろと惜しい。第三期がアニメ化されればレーバテインも見れたしアニメも綺麗に完結だったのに!スパロボにも長編で参戦できたのに!!

「BASTARD!!」が完結することを待っていたんだけど、今回の件は諦めるいい機会なのかもしれない。

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の2期も発表されたし、原作もいよいよ最終局面だというのに。この微妙な間に合わない感がとてももどかしい!

いまだに追っかけている好きだけど終わっていない作品というなら「銀魂」かな。特に終わって欲しいとは思わないが。ただ、もし最後に見るアニメということなら自分の気に入っている作品をもう一度ゆっくり見たいので、私は「銀魂」を見るかな。

最後に見るアニメか……私も「銀魂」は見たいな。ただ、余裕がどれだけあるか分からないから比較的短い作品の「フルメタル・パニック? ふもっふ」や「ちはやふる」とかを先に見て、時間が有れば「銀魂」という流れかな。

いやだ、まだ終わりたくない。
第二期を見れるまで死ねないアニメがたくさんあるんだ!!

あー、うん。自分も「ソードアート・オンライン」とか「這いよれ! ニャル子さん」とか第二期を見たい作品がたくさんあるわ。死ねない。マジで死ねない。

世界の終り、そして自分の好きな作品をということなら「Angel Beats!」かな。こっちも続編あるような話を聞くが、どうなんだろう?

ここに来て休刊に入る「咲」とか、とても、とても残念です。

自分は最近になって「ジョジョの奇妙な冒険」にハマってしまったので、それを追いかけ続ける。しかし、作品が終わるとかいうこと以前に、現在の最新部分まできちんと把握できるかが不安だ。関連小説なんかも出ているし、時間が、時間が足りない!

見るのは決まっている。当然「スラムダンク」だ。
あれはきっと、世界が終わるまでは「オタク趣味と」離れることも無いというのを教えてくれている歌だからね。たぶん。

この雰囲気、「自分の本当に追っかけていたい作品」を把握するのに良いかもしれないな。私もラノベで追っかけている作品をちょっと整理した。
あともし最後に見る作品ということなら「イリヤの空、UFOの夏」を読みながら過ごす。思えばあの作品に出会っていなかったら今の自分は無かった。

なんかこういうことを考えるときって、昔から追いかけていて心残りのある作品が思い浮かぶ。「ベルセルク」の終わりを見たかった。

分かる。私も「名探偵コナン」の終わりを見れないというのはとっても大きな心残りなのだと改めて認識した。

最近になって「BLEACH」がまたトンデモナイ展開になってきたから、ここで続きが読めなくなるのは困るな!

私は「クレイモア」の続きが気になる。でも、なんか今の流れだと私にとっては受け入れられない終わり方になりそうな気がするから、今の段階で別れるというのも悪くは無いような気がしてきた。

自分にとっての心残りは「狼と香辛料」の第三期がアニメにならないことだ。小説は完結したけど、やはりアニメでも終わりまで見たい。

「狼と香辛料」の続編アニメに関しては私も諦めきれない、あと物語シリーズの新作を見るまでは死ぬわけにはいかない。

今になって急に「十二国記」の続きを見たくなってきた。それも、できればアニメで……!
聞く所によれば、日本で原作小説が再始動するそうじゃないか……

考えてみれば、「涼宮ハルヒの驚愕」が出てくれたってのは自分にとってはかなり安心した出来事だったんだなぁ。アニメ化は難しそうだけど、小説である程度の区切りがついてくれたのは助かる。

そうだ!きっと、エヴァの新劇場版の展開は、世界の終りで諦めるなってことだったんだ!

冨樫先生、やはり無理でしたか……

「機動戦艦ナデシコ」の劇場版の続きを、私はまだ待っています。たぶん、これからもずっと。



とまぁ、こんな感じで。
ネタ扱いではありますが、何とも言えない不安を感じていたりもするようです。

それにしても、ここ最近の中国の週末を意識した微妙な落ち着きのなさ(?)というのは日本からは想像できないレベルの大事になっているような節があります。

私も当初は日本で例えれば1999年のノストラダムスの予言の時の雰囲気みたいなものなのでは……などと勝手に考えていたのですが、終末論流布により中国で邪教認定されたという宗教集団「全能神」のメンバーが大量に拘束されるといったニュースが出て来るなど、何やらネタでは済まなくなっている印象も受けますね。
「全能神」メンバー400人拘束=終末論流布で取り締まり強化(時事ドットコム)

中国では一応表立っては「封建迷信」を否定してはいますが、庶民の間ではなんだかんだで昔からの風習が重視されていますし、おまじない的なものも嫌いではない所があります。

そして、オカルト的な情報に大量に晒されるようになったのは本当に最近の話ですし
(1999年のときも中国ではそんなに盛り上がっていませんでした)
こういったオカルトネタに耐性の無い人が少なくないそうです。

更に、情報の管理がイロイロと厳しい中国では口コミ情報や、非公式ルートでの情報というのものに重きが置かれていますし、こういった話に関して否定しきれない感情を覚えてしまうのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国人「なんで日本だとクリスマスはケンタッキーフライドチキンということになってるの?」

ありがたいことに
「ぼちぼち食べ物関係のネタでやってください」
というリクエストをいただきましたので、今回はオタク関係ではないネタで一つやらせていただきます。とは言え、今回は中国の食事関係とは微妙に外れているかもしれませんが。


ケンタッキーフライドチキンは日本でも中国でも色んなところに出店しており、代表的なファストフードの一つとなっていますが、それぞれの国ごとの特徴のようなものがあり、同じケンタッキーフライドチキンでも、味やメニューに違いがあります。

そんな違いの中で
「日本のケンタッキーフライドチキンは、クリスマス商戦に特別メニューで盛り上がる」
というのが中国に伝わり、ちょっとした話題になっているようです。

そんな訳で今回は中国のネットで見かけたその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


クリスマスが近いということでクリスマス関係の話やもりあがりが出ているが、一つ気になるニュースを知った。
日本ではクリスマスにケンタッキーフライドチキンを食べるというのが定番になっているらしい。しかし、なんで日本だとクリスマスはケンタッキーフライドチキンということになってるの?ケンタッキーとクリスマスの関係が分からん。

あ、ほんとだ。日本のKFCってクリスマスの特別メニューやっているんだね。
でもこれは俺の知っているKFCとは、似ているようでかなり違う。まさか日本のKFCは世界線を改変することに成功したというのか……!?

ニュース記事によれば、日本のKFCの宣伝が非常に成功して「クリスマス=ケンタッキーフライドチキン」のイメージを定着させることに成功したということだが……

クリスマスプレゼント関係は、欧米ほどじゃないけど日本にもウチの国にもあるから規模の大小が主な差になると思うが、食事やパーティなんかは結構分かれるような気がするな。日本のKFCはそこで独自のサービスを展開しているんじゃないかね。

確か日本ではターキーを食べないから、その代わりにクリスマスにチキンを食べるようになったということじゃなかったっけ?

私もターキーの代わりにフライドチキンが流行りそこにKFCが食い込んだという説は聞いたことがあるが、これも考えてみればおかしい。アメリカでターキー食べるのって感謝祭であってクリスマスではない。イギリスではクリスマスにターキーを食べるけど、KFCは知っての通りアメリカ出身だぜ?

日本の商人パワーの結果なんじゃないか?あの国は「ホワイトデー」というイベントを商業的に作って社会に根付かせた国だぞ。

アメリカと比べてどうなのかはよく分からんが、少なくともウチの国と日本ではKFCの店の性質はかなり違うね。日本のKFCって24時間営業すらないようだし。

うお、日本のKFCって高いんだな。メニューに載ってるクリスマス価格がスゴイ。セット4000円とか、
日本の物価が高いというのを考えてもちょっと高めに感じる。これ、ウチの国だと100元(約1300円)くらいじゃないか?

クリスマスにKFCってのはともかく、日本のKFCの値段に驚いた。日本のKFCってどういうレベルの店なんだ?この価格帯が一般的なのか!?
ついでに日本のマクドナルドのセットメニューの値段とかも調べてみたが、KFCは明らかに高い。

そもそも、セットに簡単なデザートでは無く本格的なケーキが作ってのが驚きだ。日本のKFC的にはクリスマスはマジででかいイベントなんだな……

それに関しては日本留学中の俺の話を聞いてくれ。日本のKFCは一応ファストフードではあるんだが、明らかにマクドナルド等のハンバーガー系とは違う扱いだ(もちろんチキンのバーガーもあるんだけどね)
中国では店内で食うことが多いけど、日本人は持ち帰りで食う人多い!日本ではKFCはセットで買って持ち帰って食べるのが一般的なんだ!

そうそう。一応人の多い所では店内で食事するための席もあるんだけど、食事スペースがかなり小さい店とかも珍しくないんだよね。
あと日本にいる中国人はKFCを中国の感覚で使うから店内で食べる人間が多い。この間近くのKFCに行ったら日本なのにいつの間にか周囲が中国語ばかりになってて笑った。

しかし、クリスマスとKFCか……これ、実際に日本人に聞いてみてもちゃんとした答えが返ってきたことないんだよね。
ただ「日本人はお祭りを口実に美味しいモノ食べたり遊んだりするのが好きだから、その口実として活用している」という妙に説得力のある話はとても印象的だった。

中国も祝日になるとファストフード店はどこも混みまくるぜ!クリスマスとか関係無く!

そりゃ食べるのに都合の良い場所がまだ少ないからだろ。家族連れで入れて子供が喜ぶ店がウチの国には少ない。ウチの国では誕生会をKFCやマクドナルドでやるのがわりと一般的になっているのとか、海外から見れば結構ヘンらしいぞ。

ウチの国のマクドナルドもKFCもいつのまにか随分と安い価格の食事になっているからなぁ。普通に中華料理の店に行くよりも安くつくことが多い。一応KFCの方が若干高いイメージあるけど、それでもウチの国だとそこまで大きな差は無いよね。

いま思いついたんだが、こういう独自のことをやっているのって、日本ではマクドナルドとKFCで明確な力の差があるからじゃないか?
ウチの国では両者の勢力がわりと均衡しているような印象だけど、日本ではマクドナルドの方が圧倒的に優勢。だから売り方を変えて生き残りを図っているんじゃないかと。

いやいや、ウチの国でもKFCは持ち帰り結構あるぞ。俺は以前バイトしていたことあるけど、祝日は半分以上がセットメニューの「全家桶」だったりしたぞ。
(訳注:「全家桶」は中国のKFCのメニューで、中身はオリジナルチキン5ピース、辛口チキンの「香辣鶏翅」6ピース、にんじんブレッド2個、トウモロコシ棒の香甜粟米棒1個、Mサイズコーラ3杯のセットです。コーラは大きいペットボトル1本で代用されることも多いです)

それ、休みの日だからってのも大きいだろうし、そもそもウチの国は「全家桶」のセットで買ってそのまま店内で食べることも多いよ。友達同士で行った時なんかそうやって頼んだりするし。
日本はセットメニューを持ち帰って一家で食うというのが主なイメージになっているから、やはり中国との違いは存在する。

ウチの国でも料理したくない時とか外食の時にKFCとかは普通にあるよね。
ただウチの国では食事における有力な選択肢の一つではあっても、クリスマスだから特別ってのは無いよね。

俺は日本に留学中なんだけど住んでいる所の近くのKFCでは、去年クリスマスになると並んだり、予約したチキンの受け取りがスゴかった。
ウチの国の年越しの餃子みたいに「無ければおかしい」というレベルではないけど、ある程度のレベルの習慣になっているのは間違いないと思う。あとKFC以外もクリスマスとチキンという組み合わせでガンガン宣伝しているから、クリスマスにチキンを食べるというのが重要な選択肢になっているのは間違いない

恐らくKFCによる日本での需要に合わせた戦略の結果なのは間違いないだろう。ウチの国のKFCの朝メニューのお粥や油条、豆乳は他の国には無いモノだし、日本のクリスマスメニューもそういったものの一つなのでは。

確かに、ウチの国のKFCも随分と「現地化」しているよね。
日本のKFCのクリスマス特別メニューもそういったものだと考えれば理解できる。しかし、日本ではクリスマスにチキンを食べるということの理由がやはり分からん、日本なりの需要があるんだろうが……



とまぁ、こんな感じで。
話がいつの間にやらあさっての方向に行ったりもしていましたが、中国のKFC事情についての話がイロイロと出ていました。

今回の反応を見ていて思い出したのですが、
確かに日本と中国ではKFCのイメージにちょっとした違いがありますね。

中国におけるKFCはマクドナルドと似たようなポジションに収まっていますし、
メニューに関してもハンバーガー系のメニューがかなり強くなっています。

そして値段に関しても昔はやや高めだったものが、
中国の所得と物価が上がっていく中でいつの間にか
「普通の中華料理店に入るよりは安くつく、気軽に食べられる値段」
といったレベルになっているようです。

同じブランドのファストフードに関してもお国柄が出ているのを改めて眺めてみると結構面白いもんですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

北京で声優イベント開催 これで今年のイベント全滅は回避となりました

今回は中国オタク関係のニュースの紹介を。

12月15日に北京の日本大使館で、
声優の小野友樹さんと小野賢章さんをお招きしてのイベントが行われました。

日本語のメディアではこちらで報道されていますね。
日本人声優中国の若者酔わす 北京の大使館で交流(西日本新聞)


ご存じの通り、9月の暴動以降中国でのオタク関係のイベントは非常に厳しいことになっており、予定されていたイベントも軒並み中止となり現在も難しい状況が続いています。

一応日本からのゲストを招かない中国国内の人間による中国国内向けのイベント、
例えば日本の作品がテーマに混じるイベントや、同人イベントなどが普通に行われる状態には戻っているのですが、日本人をゲストに招いてのイベントはまだ難しいですね。

暴動以降の時期に予定されていた日本からゲストを招いてのイベントなどは当面延期となっているケースも少なくないようですが、現状ではどこの都市もイベントの許可申請が通らず、スケジュールの目途も立たないといった状況になっているようです。

中国でのイベント開催に関しては、都市ごとに状況が違いますし、
(例えば上海は開催コストが高いものの、比較的楽にイベント開催にもっていけるなど)
現地からは都市によっては3月くらいにはイベントもできるのでは……という話は出ていますが、希望的な観測も混じっているので何とも言えない状態が続いています。

そんな中、今回の北京のイベントは日本大使館内で行うということで様々な問題をどうにかクリアーして開催にこぎつけたそうです。

今回のイベントは何は無くとも
「無事に開催されること」
を最大の目的としてイロイロと気を使いながら準備が行われており、
事前の告知に関しても主に中国語のHPやメールでの広報程度で、
イベント当日も厳しいセキュリティチェックが行われていたそうです。
(開催場所を考えればある意味当然なのですが、身分証明書の携帯が必須な声優イベントというのは初めてですね)

今回はある種特別措置的な流れでのものですし、
今後また同じようなことを行うのは難しいでしょうが、
正直よくもまぁ現在の難しい情勢の中でイベントを成功させたもんだと思ってしまいます。


なにはともあれ、今回のイベントのおかげで暴動後のイベント全滅という事態が避けられたのは、中国のオタク関係の方面では久々に良いニュースでした。


とりあえず、こんな所で。

中国オタク「二次元に関しては日本の高校生活=ウチの国の大学生活と考えてもいいのではないだろうか?」

日本のアニメや漫画、ライトノベルなどでは高校生活が舞台になったり関係したりすることが多いと思いますが、中国オタクの多くにとっては受験地獄最終局面の自分達の高校生活と比べてあまりにも差が激しく思えることから
「日本の高校生活は気楽すぎる」
「いや、さすがに創作の話だから良い所だけ切り取っているんだろう」
「でもそういうのを差っ引いて考えても、明らかにこっちより楽しそうじゃない?」

といったようなやり取りが定期的に飛び交ったりしていります。

しかし、中国オタクの面々のオタクな生活が本格的に始まるとされる大学に入ってみると、サークル活動や(高校までに比べれば)比較的自由な環境もあってか、実は日本の高校生活に近いモノがあるのでは……と思ったりもするようです。

先日、中国のソッチ系の掲示板でそういったことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近ラノベを読んでいてふと考えたんだが、二次元に関しては日本の高校生活=ウチの国の大学生活と考えてもいいのではないだろうか?
実際の所はともかく、制度や雰囲気的にはそっちからイメージする方が理解し易いように思えてきたんだが。

なんとなく分かるような気がする。雰囲気というか、学生の気分的には確かにそういう所があると言えるかもね。

ウチの国でも大学に入ってからはサークル活動とかがあるが、あれは日本の部活動に近いようにも感じられるね。学生主導での趣味でやれる活動なんて高校時代は無理だけど大学に入ってからならある程度はできる。
まぁ、スポーツ系の部活の「甲子園」だとか「全国大会」なんてのはやはりファンタジーに感じてしまうが。

さすがにそれは一面的すぎないか?
アニメや漫画、ラノベあとはドラマとかか。その辺で描写される「日本の高校」って楽しい部分や特徴的な所だけでしょ

うん、だから私も「二次元に限って」という話にした。
ただそれでもそういった描写があるということは、元になった事情が存在するわけだし参考にしてもいいんじゃないかなーと思ったわけで。

なんか日本人留学生の話を聞いてみると、日本の大学のサークルよりも日本の部活動に近い気がするんだよな。話を聞いた限りのものではあるんだが、日本の大学サークルはなんか、良い悪いは別として社会との接点や人間関係のゴタゴタがやたら多いと感じた。
ウチの国の大学のサークルってそういうのが少ないから、雰囲気的に日本の部活動に近いと感じるんじゃないかな。

そもそも、アニメや漫画には大学の生活を舞台にした作品が少ないし、大学が舞台の作品って対象年齢を高めにしているのか全般的にドロドロした所がある。言ってしまえば無邪気な所が消えるんだよね。そういうのを見ると、なんか自分の大学生活とは違う……と感じてしまったりも。

こっちで知られている大学が舞台の作品で、比較的良い感じで楽しめるのって「ゴールデンタイム」や「もやしもん」くらいかね?
ただあれを見ていると、やはり日本の大学生活とこっちの大学生活の違いのようなモノも感じてしまう。

「ゴールデンタイム」は良いよね。酒飲んだ後のぐだぐだっぷりや、主人公と周囲の迷走っぷりなんかがかなり感情移入できる。あとは「四畳半神話体系」とかもウチの国大学生が感情移入できる作品なんじゃないかな。

やはり環境の違いが影響しているんじゃないかと。
日本の場合は高校まで進学した時点で大学へ更に進学するか、就職して社会に出るかを自由に選べる。ウチの国では高校レベルではお話にならない。

言われてみれば、進路に関する選択と社会への距離ってのは結構でかい要素だな。
ウチの国では高校はまだ遊ぶ余裕無いし大学に入るのだけが目的になる。実感を以て具体的な将来の展望を考えるのは大学になってからだよな。

そういや、ウチの国では高校の場合は進学一択だよね。進学以外のルート(恐らく進学よりは厳しいが、それでも成功の可能性は比較的ある)が存在する日本と違って、大学行かないのは実質落伍者だ。
あと大学では院に「進学」か、就職かで悩むところがある。しかも大学に行ったからにはできれば院に進んで就職の際の自分の価値を高めたいという考えが強いし、その辺日本の高校での選択にやや似た所もあるのかもな。

確かにその辺の感覚は「日本の高校」に変換した方が近いかもね。
以前日本の大学生と話したんだけど、日本では大学を4年で卒業するのが一般的で、院に進むのは研究分野に進むか、遊学状態を維持するかでしかなく、普通に仕事する場合は4年で卒業しておかないと就職できなくなるらしい。ウチの国の大学生の生活と、日本の大学生の生活でもかなり違いがあるようだ。

あー、そうか。ウチの国では就職しないで院に進むと考えた場合「まだ学生としての先」があるんだ。日本の高校と将来に関する感覚が微妙に近いように感じるのはそこら辺が影響しているかも!

進路の選択ってのは面白い指摘かもしれない。
考えてみれば、恋人同士や片思いの関係で「同じ大学に行けるために頑張る」というのは、ウチの国の受験制度的に無理すぎるが、同じ大学の院に進むためにがんばるということなら、自分でやれる部分がかなり多いし、成立できなくもない!

でもウチの国の大学には「先輩、後輩」という日本の学校特有の学年による強制的な上下関係ってのは無いよね。日本の高校の生活との違いってのはやはり大きいんじゃないかな。

まぁ同じとするのは無理があり過ぎるだろうね。
しかし、集団生活や自由時間として考えてみるとやはりウチの国の高校より大学の方がまだ近いってのは確かなんじゃないかな。高校の頃は夢も希望も無く、受験を第一の目標にしないといけないわけで……
日本にも受験が有るのは知っているけど、全体的に見ればウチの国ほどキツいってことは無いだろうし。

「先輩」とかに関してはそもそもウチの国では無い話だからな……
でも、日本の高校を舞台にした作品でよくある「基本的に学生だけで構成される環境」っていうのはウチの国の大学での生活は結構近いものになると思うんだが、どうだろう?
親元から離れての寮生活って、ある意味学生だけの環境と言えるのではないだろうか。

なるほど。日本の作品の高校の独特の「一般社会とは部分的に切り離された環境」ってのは、確かにウチの国の大学と似通っている所があるかも。それに、なんだかんだでちょっとした自由もあるしね。



とまぁ、こんな感じで。
完全に同じと言うのは無くとも、感覚的に似ていると思える部分についての指摘がイロイトと出ているのは面白いですね。

この辺に関しては、中国オタクの多くは大学に入ってから中国オタクの趣味が本格的に始まるとも言われていますし、中国オタクの主要な層は大学生ですから、日本のアニメや漫画に出て来る日本の高校の生活と、中国の大学の生活の共通点に関して実感をもって考えることができるというのもあるかもしれません。

今回のやり取りを見ていて、個人的に興味深かったのは
「将来に対する感覚」
についてでしょうか。

上の発言にもありますが、中国の大学生の生活は
日本の大学の生活において早い段階から
「就職」「将来」
といったものへの具体的なプレッシャーがかかったりすることや、
「社会との接点を意識せざるを得ない」
というのとはちょっと違う感じがしますね。

中国の大学生の「将来への感覚」については、
確かに一面では日本の高校の時の感覚に近い所があるようにも思えます。

ちなみに中国では就職とその後の転職に関してはスタートのレベルがその後に大きく影響するので、日本と比べて「進学しないで先に働き始める」ことの利点が小さく、また日本のような院生になることによる就職のペナルティも無いので、
「大学に入ったからにはできれば院まで出て良いスタートを切る方が良い」
といった考えもかなり強かったりします。院に関しては明らかに日本よりも「就職に使える」学歴になっていますね。

その辺の「進学や就職の事情」もあって、中国の大学での感覚が日本の高校での感覚にちょっと近いと感じたりするのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ソードアート・オンラインが村上春樹を超えてしまったらしい……!」

中国オタクの間では日本における様々なデータがニュースとして捉えられていますが、なかでも「売り上げ」については、作品の勢いや人気を客観的に表すものとして重視されているような所が見受けられます。

そんな中国オタクの間で、
先日発表されたオリコンの本のランキングにおいて
「ソードアート・オンラインの作者の売り上げが、村上春樹を超えた」
というのがちょっとしたニュースとして伝わっているようです。

2012年 本ランキング特集(ORICON STYLE)

現地でソースになっているのはこちらの記事のようです。
ラノベ「SAO」がベストセラーに 春樹より売れてる「川原礫」(J-CAST)

「ソードアート・オンライン」(以下、基本的に「SAO」と略)

は現在放映中のアニメが中国オタク内でも大人気ですし、ライトノベルの原作もかなり早いペースで現地の中国語版が出版されています。

また、それに加えてこのSAOは元々ネットで連載されていたネット小説だというのも広く知られており、ネット小説が盛んな中国ではちょっと特殊な見方をされる作品となっています。

そしてそんなSAOの作者が村上春樹より売れているという情報は中国オタクにとっても驚きだったようです。

今回は中国のソッチ系のサイトで見かけたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


2012年のオリコン売り上げランキングが出たが、年間売り上げでトンデモナイことが起こった。「ソードアート・オンライン」が村上春樹を超えてしまったらしい……!

なんか改めて見るとスゲェことになってるんだな。SAOの上にいるのが東野圭吾だけだと……?

400万部売って、東野圭吾に次ぐ2位、そして3位が村上春樹……これは本当にスゴイ。

おお……ずっとSAOのファンだった自分からすればこれには感動してしまう。まぁ、人気が大爆発したのが今年だし、来年はさすがにこれより落ちるだろうけど、この位置はスバラシイ。

なんでSAOこんなに売れているの?アニメ化の影響?

昨年の売り上げは分からないけど、一応ライトノベル読者内での人気は高かったみたいだよ。「このライトノベルがすごい」でも1位になってたから、それ以前からの人気はあったと思う。ただ、今年の販売量に関してはアニメの効果も確実にあると思う。

なんで、あんな作品が村上春樹より上に行くんだ……こんな現実、悲しすぎる。

アニメは確かに面白いけど、ストーリー自体はそこまでスゴイわけじゃない。原作読んでない自分にはなんで村上春樹より売れるかマジで分からんよ……

SAOがここまで売れるなら、もしウチの国のネット小説のトップレベルが日本市場へ入ったら大勝利できるんじゃないかと考えてしまう。

日本のオタクっていつの間にこんなにレベル下がったの?「.hack」の時とか全く売れなかったのに、SAOがこんなに売れてしまうなんて。ウチの国のネット小説家がもし日本に行ったら大人気で無双確定だ。

私もネット小説でそれなりに読者いるけど、SAO程度がこのレベルで売れるってのはわけがわからない。あの程度でこんなに売れるなんて。自分が日本に生まれなかったのが本当に残念。

SAOが村上春樹超えとか、日本の読者ってマジでレベル低いよな。ウチの国のネット小説を見せてやりたい。てか、SAOがこんだけ売れるのを見ると日本に行って小説書きたくなるわ。

SAOは以前からウチの国のネット小説っぽいとか、アレが売れるならウチの国のネット小説もってけば楽勝という意見が多いけど、ウチの国のネット小説はムダが多いから無理だろ。文字数課金なシステムの弊害がもろに出ている。

SAOとウチの国のネット小説の違いは、余計な部分をそぎ落としているかじゃないかね。ウチの国ではレベルアップして最強になっている描写が長引いてグダグダになるし、最強になったら今度はその状態がずっと続いてグダグダになる。

SAOアンチは「ありがちな妄想小説がなんであそこまで」と軽く見る発言が多いけど、あの作品が書かれたのって2002年だぞ。今のウチの国の小説と比べると新鮮味が無いのは当然。
あと現在商業出版で進んでいるアリシゼーション編までいくとまた評価は変わる。あれは普通じゃないね。最初の段階からああいう展開まで行くとは誰にも想像できなかったはず。それと文句言っているヤツは電撃文庫の編集部に投稿すればいい。見込みが有れば拾ってくれると思うよ!

「空の境界」は50万程度だったのに……大衆受けするかそうでないかの差と言うヤツなのか……

最近日本の書店のラノベコーナーを見ていて気付いたんだが、日本ではネット小説を書籍化して販売するのがちょっと流行っている。でも見た限りではSAOのような人気を得ている作品は無いようだし、続刊の刊行ペースもあまり良くないようだ。
SAOがここまで人気なのはやはり作品自身が備えている理由があるんだろう。私も作品自体はあまり好きではないけど、「全体的に問題が少ない」「読んでてイヤな気分にならない」「多くの人間が妄想したことのあるネタを高レベルで文字化、動画化した」という点なんかはスゴイとは感じた。

私が驚いたのは日本のライトノベル市場の大きさだね。総合売り上げで村上春樹を超えるような作品が出て来れるというのは、純粋に驚きだ。

オリコンのランキングは教科書関係や政治関係は入れていないランキングか。ウチの国はそれが入るから上位はそれに独占になっちゃうんだよね。
あと、BOOK総合で見るとダイエットや料理本が上に来ているのはどこの国も一緒なんだなーと感じる。そしてそれとは別に漫画と文庫でスゴイ売り上げが出ているのはさすが日本だね。それとBOOK総合1位、西尾維新なのか……こっちにも驚いたよ。

村上春樹の作品とSAOは比べるもんじゃないだろ。どっちもスゴイ売り上げってことでいいんじゃないか?

ウチの国ではどっちも日本関係の書籍ってことで村上春樹と日本のラノベの読者層がかぶってるからねぇ。気になってしまうのはしょうがないんじゃないかな。日本だとこういった重複は比較的少ないらしいが。

村上春樹は今年新作出してないし、しょうがないんじゃない?逆にSAOは新作が定期的に出るライトノベルだ。

いや、ソースの記事にもあるが年間で累計300万部を超えているからこれは瞬間的に村上春樹を超えたと言っても問題ないと思う。シリーズと言う点ではある程度差っ引いて考えるべきかもしれないが、村上春樹も過去に出版した本の累計で扱うしね。

おいおいこれ、ソースがかなり情報を曲解しているぞ。
文庫のジャンルでの話だし、1巻だけの場合だと1Q84が2〜16位に分散しているのに対し、SAOは第1巻が20位で最高ってだけだ。そりゃスゴイことはスゴイけど、SAOは巻数出しているのが多いってだけだし、村上春樹以上ってのは言い過ぎだろ。そもそも累計は作者別だからSAOの他に「アクセル・ワールド」の売り上げも入っている。1巻ごとで考えれば、1Q84の方が明らかに上。

確かにね。でもオリコンチャート見ても文庫の作家別ランキングで2位が川原礫、3位が村上春樹なのは間違いないし驚きだよ。ネット小説出身のライトノベル作家が村上春樹を超えるというのはやはりスゴイニュースに思ってしまう。

えーと……私にとってはSAO以上に気になることがランキングに載っているんだが……
村上春樹の1Q84を三上延の作品が上回って1位ってどういうこと!?三上延は私も嫌いじゃないけど、そんなに売れる作家じゃなかったような。

私も三上延の名前がランクインしているのは嬉しいな。「モーフィアスの教室」とか好きだった。でも、なんで急に上がってきたの?SAOみたいに大売れする作品を書くとは思わなかったんだが。

三上延はオリコンランキング1位になっている「ビブリア古書堂」シリーズが大当たりして、一気に人気が出たんだよ。この作品は純粋なラノベレーベルではないしあんまりこっちでは話題にならないが、日本では非常に評価高いし売れているよ。今度ドラマ化もされるらしいし、場合によってはこっちでも人気出るかもね。

こっちにも一応「古書堂事件手帳」ってタイトルで入って来てはいるけど、あんまり話題になってないよね。本屋大賞に入ったとか、そんな周辺の評価だけで。聞いた話では台湾では2巻が来年1月に発売されるんだっけかな?大陸に入るのはもうちょっと遅れそう。

しかし、「ラノベが村上春樹に勝った」というなら、こっちの「ビブリア古書堂」を話題にするべきだったんじゃないかな……なんかランキングを見た限りでは、文庫小説の2012年最大のヒットってこれなんじゃないだろうか?



とまぁ、こんな感じで。
「ソードアート・オンライン」のファン以外の人間からすると、村上春樹以上に売れるというのが理解し難いと感じられたりするようです

村上春樹は現在中国で最も有名な日本人作家ですし、中国の若者にとっては「とりあえず押さえておかなければならない」といった扱いになっているような所すら見受けられます。

また「ソードアート・オンライン」が元は日本のネット小説であるということや、ネットゲームが題材の「中国のネット小説でもよくあるものに見える」ということもあってか、「村上春樹より売り上げで上になった」というニュースに関してはイロイロな感情が出て来るようでした。


それから話は外れますが、上の発言でもちょっと触れられているように、
実は「ビブリア古書堂」

をはじめとするメディアワークス文庫の作品に関しては、一部のマニアを除くと中国オタク内ではほとんど知られていません。これはラノベ出身の作家の作品に関しても変わりませんね。

中国オタク内では電撃文庫などのラノベレーベルに関しては結構な勢いで情報がやり取りされているのですが、MW文庫に関しては現時点ではあんまりアンテナを延ばす対象になっていない模様で、「ビブリア古書堂」シリーズに関しても、ほとんど話題になっていません。

こういったジャンル的に近いはずの情報の断絶に関しては、ラノベが中国に広まり始めた当初も似たような傾向が見受けられましたが、やはり小説媒体が広まるのはアニメや漫画のようにはいかないというのを感じてしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本のラノベ作家ってウチの国のネット小説家より儲かるの?」

中国オタク「勇者ヨシヒコ面白いな!私はドラクエに関してはあまり知らないが」

最近中国のネットで妙な流行り具合を見せているのが
「勇者ヨシヒコ」

シリーズです。

実は以前質問をいただいたことがありましたが、
ちゃんとした反応が見つからず答えることができませんでした。
しかし、その後中国オタクな方からいただいた情報によれば、最近ネタ動画関係の方から急に人気が出てきているそうです。

そんな訳で今回は中国のネットなどで見かけたその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


勇者ヨシヒコが面白い!なんだ、あのドラマ!?
深夜に出会って大爆笑してしまったじゃないか!!

私は毎回出て来る仏が気に入っている。なんだあの怪しいキャラは!

そういやipadとかも持ってたよな、あいつ。あんな軽い仏見たことねぇよ!!よくもあんなネタを飛ばせるよな。

私も仏がお気に入りだ。
毎回あいつが出て来るのを期待してしまう。たぶん俺みたいな人間は多いと思うわ。

仏ですら「売萌」に走る作品、それが勇者ヨシヒコ!

私は盗賊関係かなぁ。毒の刃といい、毒霧といい、盗賊関係のネタは破壊力のあるのが来る。

勇者ヨシヒコ面白いな!私はドラクエに関してはあまり知らないし、ネタはJRPG系のが多いように感じるが、普通に楽しめている。

盗賊ネタでいきなり平野綾が出てきて、しかも「世界の中心で愛を叫ぶ」を山田孝之の前でやりだしたのには笑った。声優やめると聞いたが、こんな所で見るとは思いもしなかった。

なんかこう、見終わった後にイロイロと楽しい気分になってしまう作品だ。こういう作品が見たかったんだよ!

こっちで大きく流行りだしたのは盗賊の「毒の刃」のネタ動画だったよな。あれで一気に人気になった。ちょうどドラマの第二期も始まっていたし、追っかけはじめた人間がかなり出たよね。

重厚なBGMが流れるたびに、自分はもしや見る番組を間違えてしまったのではと不安になる作品。

自分は「毒の刃」の他にも「勇者が巨乳が好きで何が悪い!」という言葉に大爆笑した。なんとカッコイイ言葉なのだろうか。さすがは勇者だ!!

勇者ヨシヒコはすげぇよな。なんであの設定で、マジメに、こういう話をできるのか。毎回ヒドイセリフと展開が多過ぎて最高だ!!

笑い死にしそうになる作品だよ。ゲームネタをイロイロとちりばめてくると思いきや、一般のネタまで更に出してくるし。この間あった人妻と不倫については笑いすぎてマジでひどいことになってしまった。
「勇者だから不倫なのだ!」の一連の流れ、なぜか自分も説得力を感じてしまったぜ……!

勇者ヨシヒコの山田孝之の熱い演技による名言がすげぇよな。私の中で山田孝之という役者への評価が非常に高まった!!

全編に散りばめられたネタの中には結構難しいというか、日本の知識が必要なのもあるけどそんなの関係なく笑えるのは意外だった。てっきり内輪ネタだけでグダグダなものだと思っていたんだが、すごいパワーと勢いのある作品だった。

最近だと第二期のブスネタとか普通に面白いよね。単なるパロディ作品だと思って見なかったのはわれながら失敗だったと思う。

天下一武道会とドラゴンボールネタなんかも入るし、演じている役者関係等の上級者向けなネタも入ってきたりするけど、ネタの量が多いし勢いがあるから普通に笑える。全部のネタを把握しようと考えずに気楽に見れるのも良い!

武侠的な世界であんな全力でネタをやるなんて、恐ろしい作品だよな!

これ、日本の感覚では日本の国民的RPGである「ドラゴンクエスト」のパロディ要素が強いらしいぞ。ただウチの国では「ドラゴンクエスト」の人気は無いし、ちゃんとプレイした人間も少ないからそっちから入る人は珍しいんじゃないかね。しかしそれでも楽しめる、笑えるってのはやはり面白い作品ってことなんだろうね。

知り合いに強く薦められてみてみたんだが、おいおいなんだ、トンデモナイネタの嵐な作品じゃないか!
予算節約と大雑把なエフェクト、それから一発でキャラの分かる服装などいっそ清清しい。あと予算の多くがOPとEDに使われているんじゃないかと心配になってくる。そしてそんな制作状況でこんなに面白いとか予想外すぎるぜ……!

「勇者ヨシヒコ」のせいでドラマに対する欲求が変わってしまった。これと似たような雰囲気の作品って無いかな?もっとこういう方向の作品が見たい!

難しいところだな……自分はなんとなく「銀魂」と似たような雰囲気を感じるが……

ああ、「銀魂」と同じような空気はあるかも。私は銀魂の空白期にこの作品に出会えて、今はとても幸せだ!



とまぁ、こんな感じで。
いつの間にやらハマってしまった人間が結構いるようでした。

この「勇者ヨシヒコ」シリーズの人気の出方は非常に唐突と言いますか、最近になってライトなオタク層や一般層を中心に急に人気が出てきました。

人気の出た流れとしては、
「勇者ヨシヒコと魔王の城」
の第5話冒頭の
「俺のナイフはな、たっぷりと毒が塗られた毒の刃だ」
というセリフとその後の
妙にカッコイイナイフアクション→調子にのってナイフ舐めて死亡
という流れがネタ動画として大人気になり、
作品の知名度も一気に上がり、ちょうど続編の「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」も放映中とあって追っかける人間がかなり増えた……というものだったそうです。

勇者ヨシヒコに関しては質問もいただいていましたし、私もかなり好きな作品なので何かしら中国オタクの反応が無いかと探してはいたのですが、あまりたいしたものは見つからず正直諦めていた所、最近になって予想もしないルートからの人気が出たのには驚きました。

この人気の出方で面白いのは、上の発言にもありますが
「ドラクエとは全く関係ない」
むしろ
「ドラクエの知識が無い人間の方が先に作品の面白さに気付いた」
という所ですね。中国で「勇者ヨシヒコ」は武侠系ファンタジーネタの作品の一種として捉えられているところもあると言う話です。

第一章の「勇者ヨシヒコと魔王の城」が放映された当時も、一応中国オタクの間に情報は入っていたらしいのですが、その「安っぽいパロディに見える」所から、知識のあるオタク層ほど地雷っぽさを感じて手を出す気にならなかったそうです。

勇者ヨシヒコに関して中国ではドラクエの知識を持っている人間が回避して、ドラクエを知らないライトな層がドラクエと関係なく楽しむという、なんとも面白いことになっていたようですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「ドラクエはなぜ中国で人気にならなかったのだろうか?」

中国オタク「元が想像できないレベルになった中国語タイトルってどう思う?」

最近は中国オタクの間に入っていく情報がどんどん増えていますが、日本語を学んで日本語の情報に直接アクセスするというケースも増えているようです。

作品に関しても、昔は中国語化された作品名でのやりとりがほとんどでしたが、最近では日本語タイトルのままでのやりとりもかなり増えて来ているように感じられます。

ただ、そんな中で作品名の中国語訳に対してもやもやとしたものを感じてしまうことも有るようです。
先日、中国のソッチ系の掲示版でそういった
「中国語化されたタイトル」
に対するツッコミ含むイロイロなやりとりを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本語を勉強するようになってから気付いたんだが、アニメや漫画の中国語タイトルって元の日本語のタイトルからかけ離れた中国語訳になっているのが少なくない。
さすがにどうかと思うレベルのもあるし、こういった元が想像できないレベルになった中国語タイトルってどう思う?

まぁ、そういうのってアニメや漫画に限らずあるからね。
ウチの国では英語表記のタイトルは受け入れられないから、基本的に全部漢字にしなければいけないし、音訳も固有名詞でギリギリどうにか……という感じだから、どうしても微妙に感じる部分は出て来るよね。

そう言えば、「魔法少女まどか☆マギカ」なんかは何気に「魔法少女小圓」という中国語タイトルへの翻訳過程で元の意味が抜け落ちているよね。「マギカ」とか、どうすれば良いのか自分にはわからんが。
あと魔法少女つながりで「魔法少女リリカルなのは」も「魔法少女奈葉」になって「リリカル」が消えてる。

考えてみれば、「Fate/Zero」は公式も含めて英語表記のまま広まっている例外的な存在だよね。ファン同士のやりとりならともかく、商業レベルの公式になるとほとんどが中国語化されて漢字名称になる。
「Fate/Zero」は広まるルートが同人からだったし、英語表記がそのまま通ってしまったのかな

「Fate/Stay Night」は当初「命運之夜」だったよな。
一応ファンの間では「Fate」表記も使われていたけど、中国語名でのやりとりも昔は多かったよね。このシリーズがいつの間にか英語表記で普及してしまったのはちょっと面白いかも。

公式の中国語タイトルよりも、中国語でつけたネタタイトルがこっちの人間の間に広まって定着してしまうケースがあるが、そういうのが一番イヤだ。後から入った中国語公式タイトルも広まらないし。

あー、そういえば「TIGER & BUNNY」なんかはまさにそうだったな「基友英雄伝」で広まってしまった……
(訳注:「基友」は現在のネットでは「中の良い友達」程度でも使われるようになっていますが、元は男の同性愛者を指す言葉でした)

「TIGER & BUNNY」は作中の広告をネタにした「広告侠」とか「広告戦士」って中国語名もあったな。あれ、原題に忠実な訳の「老虎和兔子」で作品を認識しているヤツはどれだけいるのだろうか……
あの作品アンチやネタ扱いする連中がつけたタイトルが先に広まってしまってまともに作品内容を知ろうとする人間が出なかったのが悲劇だったな。

「けいおん!」を「軽音少女」と訳したりするのは許されるよな。日本のタイトルにたまにある、かな文字4文字の言葉は直訳が難しいし。

原作からかけ離れた中国語訳でも、悪くないのはあると思う。例えば「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」を「腹黒妹妹兄控記」とやったのは、作品のノリ的には成功の部類に入る翻訳のような気も……?

中国語訳のタイトルで覚えてしまうと、作品の情報を探すときに困るんだよね。
日本語表記やローマ字表記を覚えていないと、検索できない。自分は気になる作品に関してはその辺を意識して押さえるようにしている。

最近だと、「めだかボックス」が「最強会長黒神」になってたな。さすがにそれは無いだろうと思ってしまった。

でも、「めだかボックス」をどう訳せばいいんだろうな。直訳して「目瀧箱」にするのもなんか違う気がするし。

いや、目瀧というか主人公の「黒神めだか」を「黒神目瀧」と訳すという時点で既に問題が生じている。あの作品に関しては、「めだか」をどう訳すかというのがまず最初の問題となっているんじゃないかと。

そう考えると、「最強会長黒神」というダサいタイトルもあり……なのか?
でもこんなタイトルだと、西尾維新作品というイメージがどうも湧いてこない。

ひらがなの名前で漢字表記の推測ができないケースは大変だよな。
私はそういうのを見る度に、昔「丸子」と訳されてしまった「鮎川まどか」の悲劇を思い出す。これ、日本人が見たら「ちびまる子ちゃん」しかイメージできないらしい……

混乱っぷりで印象深い最近の作品が「ちはやふる」だね。「花牌情縁」というタイトルに訳されていたが、かるたを「花牌」とやってしまったのがわりとでかいミスだったと思う。一応、「日本花牌」というのはこっちでも言うけど、それは日本だと「花札」というものを指す言葉であり、百人一首のかるたではない。
それに「情縁」なんて部活モノにつける言葉じゃない!

「ちはやふる」はタイトルが百人一首から来ているからかなり訳しにくいのは間違いないね。アニメの各話のタイトルも微妙な翻訳になってたし。
他にも例えば「デュラララ!!」なんかはきちんとした訳は無理だと思う。「無頭騎士異聞録」という中国語タイトルになっちゃうのもしょうがない。あまりにも意味不明だと新規のファンが興味を持つ以前の問題になりかねん。

日本の感覚ではウケる(と思われる)タイトルでも、こっちでは意味不明なのあるからね。タイトルはなんだかんだで人気の広まり方にも影響が出る。「ラブひな」や「ネギま!」だってそのまま音訳していたら人気になり難かったと思う。

直訳では根本的に中国語にできないタイトルもあるよね。「C」だとか「K」だとか、どうすれば?てか検索しても引っかかんないし、何かと不便なのになんでああいうタイトルにするんだろう。

こういう話題になると「School Days」を「日在校園」としたのはまさに名訳だったと思ってしまうな。裏の意味までこっちの言葉でカバーするとか、上手すぎる。
(訳注:中国語の「日」にはスラングとして姦淫、いわゆる「F○CK」の意味があります)

そこまで間違ってはいないけど、もうちょっとなんとか……というのは結構あるよね。
私は「咲」が好きだけど、その中国語タイトルが「天才麻将少女」になっているのはイマイチ良い気分じゃない。

「咲」はウチの国では使われなくなっている漢字だし、読み方も「笑」と同じようになるからなぁ。ベターなのは意訳だったのだろうか?でも「咲」という字の意味をどう理解するかというのも問題だし……難しいな。

直訳すると逆に微妙になってしまうケースもあるよね。
例えば「ソードアート・オンライン」は「刀剣神域」というちょっと意味を変えた中国語タイトルになっているけど、「オンライン」部分を直訳して「在線」なんかにしたら間違いなくカッコ悪いし、いい意味での中二病的な空気が無くなるよな。

原題と違うとか言い出したら、「NARUTO」も「BLEACH」も「ONE PIECE」も全部原題とは離れて「火影忍者」、「死神」、「海賊王」になっている。でも一応ウチの国でも大人気だ。
個人的にはあんまりダメなのはともかく、現地事情に合わせた一定の改変は許されても良いんじゃないかと思う。

ただ、訳す段階で情報が欠落するのはやはり残念に思うんだよなぁ。
例えば「バクマン。」は中国語名が「食夢者」になっていて、内容を考えると悪くないタイトルではあるんだが、原題では「バク」に色んな意味が込められているのを読者が想像できるようになっているから、一つの意味だけで訳してしまっていいのかとも思ってしまう。

翻訳を通して現地の人間に伝え、売るためには、一定の改変は仕方ないんじゃないかな。
問題はやはり原作との乖離だろうね。あと、あまりにもダサい、要約し過ぎ、作品の内容の一部分だけを抜き出したようなタイトルはイロイロとだめなんじゃないだろうか。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々にとって、原題を知っているだけに違和感を覚える中国語タイトルに出会ってもやもやとした気分になるということはそれほど珍しくないようですね。

そこまで明確な結論や対策は無いものの、イロイロと言いたくなってしまうというのはあるようです。
彼等のこういった微妙な気分に関しては、日本でもよくある「海外作品の邦題がヘンなことになっている」といったことを考えればある程度は想像が付きますよね。


それにしても、こういった意見が出て来るというのは、中国オタクの知識が増え、アンテナが高くなってきたということでもあるのでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的「ヘンな中国語タイトルになってた日本のアニメ」


12/11修正:「ソードアート・オンライン」の中国語タイトルが間違っていました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタクと2012年のアニメ流行語と中二病

アニメ作品内で出て来る、イロイロな意味で記憶に残るセリフがオタク内で流行語になってしまうことは少なくないかもしれませんが、先日「アニメワン」でそういったアニメの流行語大賞を(勝手に)決めようというランキングが行われたそうです。

(勝手に)アニメ流行語大賞を決めよう!2012(アニメワン)

そしてこの結果が早速中国オタクの方にも伝わっているようで、中国オタク内でも今年のアニメの流行語に関するやり取りが行われていました。

そんな訳で今回はその辺についての反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で「アニメ流行語大賞」を決めてみようという動きがあって、そのランキングが出ていた。1位は氷菓の「わたし、気になります!」で、2位がニャル子さんの(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!といったことになっている!

1位の「わたし、気になります!」と4位の「今日は……風が騒がしいな…」には納得。両方ともかなり頻繁に使われているよな。

自分の気に入っているセリフが入っていてうれしい。特に「男子高校生の日常」の「今日は……風が騒がしいな…」はとても気に入っている。個人的にはコレが今年の流行語1位だ。

「男子高校生の日常」だと、「そこのコンビニポテト半額だよ、おい行こーぜ!」も入れてほしいね。あれは妙に流行った。

あれ、ファンサブ字幕だと元の言葉の「コンビニ」を「スーパー」に、「ポテト」を「ポテチ」と意味を微妙に変えしつつも、こっちの感覚で分かり易いように訳していて、それが広まったんだよね。あの訳は狙ってわざとやったのか、それとも単純にイイカゲンに訳しただけなのか今でも疑問だったり。

自分としては「K」の抜刀!抜刀!抜刀!……が良かったな。アレは深夜に見ていて大笑いしてしまった。

3位の「つまんねー事聞くなよ!」が全く分からなかった。どうやら蕪羅亭魔梨威の口癖らしいが。他はそれなりに分かるな。

(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!は私も洗脳されたな……
一時期そこら中で曲がかかっていたような気もする。瞬間的な爆発ではコレが一番なのではないかと。

なんか10分くらい続けて聴いているともう戻れなくなるよな。あれはいつのまにか洗脳完了されてしまった自分に気付く恐ろしい歌だと思う!

そう言えば、中国語訳がいくつかあるセリフも多いな。例えば1位の「わたし、気になります!」は中国語だと「我很好奇」と「我很在意」どっちが近いのかね。

「ギルティクラウン」の「僕の王の力があああああ!!」は15位にしかならなかったのか……あれは桜満集のキャラもあって非常に印象的だったんだが。

あれ?「それがシュタインズ・ゲートの選択だ」は入っていないの?あんだけ人気の作品なのに。

私は「ジョジョの奇妙な冒険」の「俺は人間をやめるぞ!」が入っていないのが意外だ。最近の作品だから入っていないってこともないと思うんだが。

「シュタインズ・ゲート」はテレビアニメが2011年の作品だからだろ。「シュタインズ・ゲート」はきちんとした中国語化や、中国語での考察情報が揃ったりするまで時間がかかったし人気に関しても日本とのタイムラグが生じていたように思う。実際、こっちでは今年になってもまだハマる人間がジワジワと増えているという感じだったしね。
あと、ジョジョの方は、関連ネタが日本のネットだと定番だから、流行語ではなく一般常識なんじゃないかな。

「K」の集まった人間が名乗っての連続「抜刀!」には笑ってしまったな。「これが噂に聞く羞恥プレイというものか」という感想が思い浮かんだよ。

あの「抜刀」は今期の新番組の中で一番笑えた。
あんなに真面目で緊迫したシーンなのに笑わせてくるとは思いもしなかった。

この際だから聞きたいんだが、あの抜刀のシーンってどこが笑えるんだ?ここまでネタになるのが理解できないんだが……

あれはいわゆる「シリアスな笑い」と言うヤツだと思う。マジメにやっているんだけど、なんかネタにしか思えないとかそんな感じで。たぶん色んな作品を見て知識を貯めて、比較の基準といったものが出来て来ると「笑える」「ネタにできる」ようになると思う。

確かに二病的なネタや笑いも、基礎となる知識がいるかもな。
私もいつの間にか「抜刀」以外にも「僕の王の力があああああ!!」や「爆ぜろリアル!弾けろシナプス!バニッシュメントディスワールド」あとは「今日は……風が騒がしいな…」といったセリフをネタとして喜んでしまうになったが、最初の頃はそういうネタを理解できなかったし。

この流行語を見て感じたんだが、今年ウケた作品って上級者向けのものがわりと多かったのかもね。

そう言えば、今年は中二病的なネタが多かったな。マジメにやってるのから、ネタにしているのまでイロイロあったな。
我ながら理解できるネタの範囲が結構広がったように思う。たぶん今自分が笑っている「中二病的なネタ」を去年の自分に突然伝えたら、きっと理解できないわ。



とまぁ、こんな感じで。
「氷菓」の1位にはとりあえず納得という所のようです。

また、中国オタク的には「男子高校生の日常」

のセリフがかなり印象に残っているようですね。

実際、中国オタクの間では「男子高校生の日常」の
「今日は風が騒がしいな」や「そこのコンビニポテト半額だよ」
がネタとして飛び交っているのを見かけたりします。

それから上の発言でも触れられていますが、
「中二病」
という言葉と概念は今年になってから中国オタクの間で一気に広がりましたね。
個人的には今年の中国オタクの流行語は「中二病」でいいのではないかとも考えてしまいます。

もちろん、去年〜今年にかけて幾つか出た中二病的なネタを仕込む、中二病を前に押し出すような作品が入る以前にも「中二病」についての情報は中国オタクの間に入っていたのですが、大部分はそういったネタもあるといった知識止まりで、中二病的要素をネタとして楽しめるのはマニア層だけでした。

言ってしまえば、中国オタクの多くの人間が中二病をネタにして楽しめるようになったのは今年の一連の作品が入ってからですね。こういった変化は、現在放映中の
「中二病でも恋がしたい!」

でいよいよハッキリしてきました。
この辺の感覚の変化に関してはイロイロと興味深いので、引き続き追っかけてみようかと考えております。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本で極めてヤバい画集が出たようだ……!」

世界各国のあっちな方向のお偉いさんをネタにして女体化してしまったスゴイ画集(?)、
「にょたいか!! 世界の独裁者列伝」


が、発売されたそうです。
この本の内容に関しては以下のサイト様の記事などをご参照ください。

「にょたいか!!世界の独裁者列伝」 毛沢東はかぼちゃパンツ、金日成はアイドル(アキバBlog)

【にょたいか!!】もしも、あの独裁者たちが女の子だったら?(オタク_com)

表紙からして中国的には非常に取り扱い注意なお方となっているこの画集、中国オタクの間でも結構なインパクトがあったようです。

政治関係ではない娯楽方面の話の場合は中国のネットでもそんなに息苦しくないというか、言動に気を付ける必要はあまりないのですが、この画集はオタク関係とは言っても、扱っているネタが中国では全力で危険球を投げ込んでいるようなものなので、なかなかに困った話題となっている模様です。

そんな訳で今回は中国のソッチ系の掲示板などで見かけたやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で極めてヤバい画集が出たようだ……!
各国の元首を女体化したトンデモナイ内容だ。世界はもう、日本による萌え化を止めることができないのだろうか!?
それと、元首の選抜基準に関してはみんな何となく分かると思うから別にハッキリ言う必要はないからな!

やめろよ……なんでこんな危ないネタを全力でやってくるんだよ……

人物の女体化に関しては三国志の武将なんかはもう慣れてきた感もあるな。変わったのだとジョブスなんかもあったと思う。でも、こう来るとはなあ。

やべぇ。こんなに「どんな顔をすればいいのか分からない」「言葉が出ない」ようなことは初めてだ!

えーと、表紙の女の子はもしかしたら「毛」な字が関係しちゃったりする子なのかなー?うん、とても萌えるね……

こっちのニュースサイトに画像を掲載する際に、我らの元首関係の名前を修正して見えなくしたのは正しいな。しかし……コスチュームからあっさり分かってしまう。これは、ヤバイ!

うむ。修正の下にある文字が「独裁者」なんてことは絶対にないよな!
……あれ?こんな時間なのに水道メーターの検査だからドアを開けろだって?
(訳注:中国ではネットでヤバイことをやらかした人の所には、「水道メーターの検査」を名乗って怖い人が来るというネタがあります。いわゆる「おや、誰か来たようだ」ですね)

このニュースを見て「知り過ぎた」ヤツが続出しているようだな……!

なんか表紙がスゴイ画集だな!
あ、でも俺はこの人知らないからね!ダレダロウナー?

そうだね。西E田先生が描いている表紙の女の子、なんかどっかで見たような場所でどっかで見たようなポーズだけど、誰だか分からないよねー

よーし、ウチの国から出演している人はいないね!でも表紙の子、誰だか知らないけどカワイイね!

あ、そうか。文字部分修正されているから毛のじい様かのじい様か分からなかったが、毛な方だったか。

とりあえず、スターリン萌え!

スターリン良いよね。あと太祖様のちょうちんブルマもまぁ、インパクトあるな。色彩が微妙にダサいのも含めて、ウチの国の当時の特徴をよく表しているのがなんとも言えない。

も、もしかして、日本のヤツらの目には、主席はこんな感じに映っているのか!?

まさか元首に萌え殺される日が来るとは。

あー、なんか財布の中でよく見かける御方がかぼちゃパンツなかなり萌える存在に……?
(訳注:中国のお札の肖像は毛沢東です)

しかし……表紙を飾ってしまうというのは、誇るべきなのだろうか?それとも怒るべきなのだろうか?

表紙を飾っているというのは評価されていると思うべきなのだろうか?いや、やっぱ違うよな?

あのお方は微妙なロリキャラか……とりあえず出ている限りだと、私は他の発展途上国の独裁者とかの方が萌えるデザインだなーと思わなくもない!

これはきっと、ウチの国では流通量が極めて少ない本になるに違いない。
でも、正直ちょっと見てみたい。

これ持って税関にトライするのと、エロBD持ってトライするの、どっちが楽でどっちが危険なんだろう?

私は二次元大好きだけど、さすがに各国の元首を女体化するってのにはドン引き。てか日本って北朝鮮とは現在進行形で対立してるんじゃないの?なんでこういう妄想ができるのよ……

ま、まぁ……エロゲの「大帝国」とかがあったわけだし、こういうことは十分に可能なんだろう……
女体化の次は男の娘化が来るんじゃないかと予想する。

ところで、中国の歴代皇帝の萌え化とかやってくれるんじゃないかとずっと思っているんだが、どこかやってくれないもんだろうか?こういうのに比べたらよほど安全だし、ネタにもし易いと思うんだがなー



とまぁ、こんな感じで。
お偉いさん関係の名詞が入ると、ワード検閲に引っかかりそうな気配が濃厚なので、隠語や微妙な表現を使いながらの、なんともギリギリ感あふれる発言が飛び交っていました。

一応、ネタ扱いで楽しめたりもするようですが、
やはり中国では非常に「敏感」な話題に関わる内容ですし、
「単純にネタとして楽しむのは難しい」
「これはちょっとシャレにならない所もある」

というレベルというのは確かなようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「孫権の評価について」

今回はたまにやりたくなる三国志ネタを。
ありがたいことに、
「中国での劉備や曹操の評価は比較的よく聞きますが、孫権ってどんな感じなんでしょうか?」
という質問をいただきました。

中国でも劉備や曹操に比べると孫権は微妙に落ちるといいますか、話題にならないといった所がありますね。

そんな訳で、今回は中国のソッチ系の掲示板をまわってかき集めた孫権に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


三国の君主の中で、孫権ってどう思う?
三国関係ではあんまり話題にならないけど、なんか気になってきたのでみんなの印象や評価を聞いてみたい。

言ってしまえば親と兄の財産を受け継いだ「富二代」でしょ。内政も軍略もそれなりにこなした。劉備や曹操と比べて優れていると言えば、長く生きたってことじゃないかな。晩年は愚かだったが。

スタートラインが良いからね。劉備がもし同じ条件だったらもっと良い結果になってただろうと思ってしまう。

劉禅よりはマシだよ!!曹丕と比べると微妙かもしれないが!

一応、曹操は孫権のような息子が欲しいとは言ってるんだよね。
ただ……正直キャラ的には劉禅の方がよほど美味しいような。産まれたときや趙雲関係の故事による期待度と、その後の突き抜けた無能さが印象に残るし。

でも、その曹操の言葉って時期的に曹操の子供が微妙な時に発せられた言葉だから、そのまま評価するのもどうかとは思う。孫権の才能を否定しているわけではないけどね。

孫権が曹丕より下ってことはないんじゃないかね。光栄の三国志では曹丕よりも孫権の方が全体的に見れば能力高いという傾向があるよ。

孫権は受け継いだものを守り、発展させるという点では非常に良いよね。私も総合的に見れば曹丕より劣っているとは思わない。

曹操や劉備は言わば創立者だからね。彼等と違って孫権の場合は受け継いだものを維持し守っていくのが求められていたし、実際にそちらの方面ではかなりうまくやっている。単純に比較できるもんじゃないと思うよ。

天下に打って出るのに比べて、天下を守るのは難しいしね。
あと赤壁の時とかは若いのによくやったと思うし、ただ残念なのは夷陵以降だね。老いてからは更にひどくなる。

孫権は台湾に上陸しているのは評価できる。当時中原に対してそこまで力を入れずに倭を攻め取っていれば歴史を変えられたのにな。悪い君主じゃないけど、どうもいま一つ足りない。

三国志の登場人物のなかで「孫権は優秀ではない」とする人はいないと思うが、孫権が好きだという人もあんまりいないし、扱いも微妙なんだよね。
「新三国演義」のドラマでも「孫策死んだら兄嫁に走る」「表面上は尊重しつつも周瑜を疑う」「その後の大都督とも軋轢を発生させる」といったゲスなキャラにされていたし。功績のわりには、評価されていない……いや、演義とかを考えると他のキャラが功績に比べて過大評価されてるのか?

曹丕と比べるなら孫権の方が上だろう。若い時から君主になって、大きな戦での決断をしている。赤壁も医療も、孫権の決断が無ければ勝てなかったし、孫権でなければ呉はもっと早く滅んだ可能性が高い。

しかし赤壁と夷陵、どっちも「孫権の活躍により勝利した」というイメージが無いんだよね。対曹休も、どっちかと言えば陸遜の活躍だし、しかもその後陸遜を憤死させてるからどうにも良いイメージにはならない。

君主としては良い部類に入るのは分かるんだよ。ただ、「孫権は三国でもっともスゴイ君主だ」といった評価に関しては理解できない。

初代のやった事を受け継いで発展させ、しかも周囲のメンツを失わせないってのは見方によっては評価できる。ただ、曹操や劉備のような自分で創り上げた君主とは評価の方向は別になるね。
孫権がいまいち評価されないのは、活動範囲が狭く基本的に守りの姿勢だからではないだろうか。孫権の行動はせいぜい荊州とるくらいで、天下の統一とは縁が無い。

孫権は優秀だよ。間違っても無能ではない。でもそれだけ。
碧眼児は親と兄の遺産を受け継いで失敗はしなかった。でも劉備の負け続きでも天下を望むような所はない。

孫権は19歳で当主になったけど、孫策死亡直後は勢力基盤も不安定だったし、それをまとめ上げて三国の一角として成長させたのはもっと評価されてもいいと思う。あと、長生きした挙句にボケてやらかすのはウチの国の皇帝を見ればよくある話だし、そんなに批判しなくてもいいと思うんだけど……

孫権は曹操や劉備の死後も30年近く生きているわけだし、それだけでも他より評価できると思うんだが。有能なトップが長生きするというのはそれだけで結構なアドバンテージになる。

いや、孫権は晩年の失敗がヒド過ぎるだろ。後継者に家臣、豪族、山越などに関する火種も孫権の在位時に原因があるものだし、呉の皇帝に即位して以降の孫権は評価できない。私は孫権は毀誉相半ばする君主だと思う。

でも、孫権の評価が微妙なのって結局は孫権の功績も失敗もあんまり知られていないってのが大きいんじゃないかね。孫権について話題にしても話が続かない。そもそも、三國無双や三国殺とかのゲームが無ければ呉自体がずっとマイナーなままだったんじゃ……
(訳注:三国殺は中国で大人気の三国志をモチーフとしたカードゲームです。その中で孫権は強キャラだとされています)

孫権の話題になるといつの間にか三国殺での使い勝手になるのはお約束な流れだよな。
どちらにしろ、孫権ファンというのは非常に珍しいよね。私はネットでも今までに1人しか知らない。孫権は何て言うか、ファンもいなければアンチもいない武将なんじゃないかな。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの間でも孫権についてはあんまり語ることもないようで、話も長く続かなかったり横道にそれたりしがちでした。

やはりと言いますか、孫権に関しては中国でも曹操、劉備と比べるといまいちキャラの薄い武将だと思われているようでね。
これについてはオタク関係でも変わらないようで、比較的呉が話題になり易いと思われる日本のオタク界隈のような盛り上がりも中国オタクの間ではありません。

そもそも、中国では三国志のイメージに関してはほぼ演義ベースですし、しかも全体の流れを通して把握していることはあまり多くなく、各エピソードごとのストーリーで把握している人間が多いといった状態ですから、孫権に関しては埋もれてしまうのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


12/4修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「体罰について、どう考えている?」

ありがたいことに
「最近中国のネットでは学校の体罰が話題になっているようですが、中国の若い人の間で体罰ってどう思われているんでしょうか?」
という質問をいただきましたので、今回はその辺りについてを。

中国の教育機関でも体罰が問題になったりすることがありますし、場所によっては大きな問題となることもあります。しかしその辺りに関してはやはり場所や環境ごとにかなり違ったりもするようですし、体罰への認識も個々人の経験によって異なるようです。

中国の若い人……というのにはちょっと偏っているような気もしますが、中国オタクの多くは80年代、90年代生まれの人間ですし、大学生や院生或いはその卒業生が主な層ですから、学校に通っている期間も長いので学校の体罰に関しても比較的身近なものとなっていたかと思われます。

そんな訳では今回はとりあえず中国のソッチ系の掲示板をまわって見かけた
「体罰についての考え」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


体罰について、この頃またニュースになったりしているが、みんな体罰についてどう考えている?肯定か否定かみたいに大雑把な所でもいいから、ちょっと教えてくれないか?
実は私は幸いにも体罰に遭遇したことって無いんだが、周りの話を聞くともう、ヒドイ体罰比べみたいな勢いのトンデモない話も聞こえて来るので、自分の感覚が信じられなくなっているんだ。

自分は小さい頃に親にも教師にも体罰受けたというか、殴られたことはあるね。
そしてその後、ずっと親父との仲が険悪なまま今に至っている。体罰の必要性についての話は分かるが、もしやるならきちんと体罰後のケアも考えてやるべきだと思う。

危ないことに手を出した子供に対するときなど、大事な時に軽くバシっとやるならまだしも、体罰というレベルになっていくとダメじゃないかな……

俺は体罰を受けたことあるが、正直肯定も否定もできないな。俺の学校では体罰はそれなりに見かけたけど、それを受ける人間次第という印象がある。人によっては体罰で正しく導けるだろうけど、人によっては殴られて歪む。

殴られたことって、どんなに小さくても記憶に残るんだよね。私は小さい頃に両親に殴られたことを覚えているし、友達と昔そういう経験について話たときに、モノスゴイ細かく体罰を受けた記憶を持っているのがいた。
私はその友達の親と会ったことがあるし、親子の仲も悪くないと思っていたからかなり驚いた。友達によれば現在の親との関係はさておき「やられたことは絶対に忘れられない」ということだった。そういうこともあるんで、私は体罰に関して気軽にはやれないなぁ。

しかし体罰が比較的効果があるのも確かじゃないか?もちろん親や教師がきちんと教育できるならやらなくても良いとは思うが、そういうのってかなり難しいんじゃないだろうか?
自分は子供の頃にゲームにハマりまくって何も聞かなくなって親にボコられてようやく悪い習慣を断ち切れたなだが、当時の自分の状態を思うと、体罰なりなんなりで修正しないとどうにもならなかったと思う。

私は好きではないが、否定もできないし消極的な肯定って所かな。
実際、体罰以外にどうすりゃいいのかって状況はある。私の親戚の子供がネトゲにハマって大変なことになっているんだが、その子の親は口で言うくらいしかしないから子供が完全に親をなめきっちゃっているんだよねえ。こっちに愚痴られても、親がしっかり動かないからどうしようもないとしか。

子供の中には、痛みを与えないと何が悪いか理解しないのがいるからね。
昔に比べてウチの国も豊かになったから、怖さや危機感に関して知らないまま育っちゃっているケースもある。親ならば、そういうのを理解させるために一定の体罰は必要なのではないだろうか。体罰で全てなんとかなると思うのは思考停止だけど、理屈だけで子供を教育できると考えるのもある種の思考停止に思える。

男の子なら殴っても良いかもしれんが、女の子は殴るのやめとけというくらいかね。

しかし、問題はそれをできる存在がいるかどうかだな。
きちんとした体罰とその後のケアって、最近は親も学校もできていないだろ。だったら体罰は無しという方がまだ現実的なのでは?

私は道理を説いて理解できる前は体罰はアリ、一定の年齢に達して道理を理解できるようになったら必要ないと考えている。小さい子供に対しては道理を説いても難しいときはあるし、推奨するわけではないけど必要悪として手を出さないといけない時はあると思う。

私は小さい子供だから叩いていい、叩かなければならないってのは間違いだと思う。小さい子供でも「恥」は感じるし、その後の成長にも影響する。私は体罰がどうこう以前に、叱り方が問題だと思うんだが。

しかし、その道理がそもそもどーしようもないという我が国の現状が……なんていうか現実社会の状況に親も教師も道理を説くのを諦めているような気がする。

確かにな……教育の場自体がそもそも体罰どうこうじゃなくなっている。
私のいた学校では、態度の悪い生徒をしかった教師に対して「授業ウケる気が無いなら出ていけ」と言ったら、生徒が「俺は学費払ったんだから何でそんなことを言われなきゃならないんだ!」と言って更に「俺のパパは政府の幹部だ、お前なんかクズみたいなもんだ」とか言い出して抵抗、結局授業はグダグダ。クラス全体の成績もしばらくグダグダという事態になったことがあるよ……

実際、そういうめんどくさいケースがあるから教師は体罰どころかまともな指導もやり難いんだよなぁ。
逆にそれ以外だと成績やなんかの将来に響く、体罰じゃあ済まないレベルのになっちゃうし。そっちをメインにやられると、学生にとっては体罰よりもでかい、社会的な面でのダメージがくるし……

学校の経営もあるし、現在のウチの国では教育が商売とサービスになっちゃっている面があるからね。そうなってくると、学校側も体罰とかやろうとしなくなる。教師も評価が高ければ収入も上がるし、付け届けも増えるからね
逆に下の方になると、今度は親がそこまで気にしなくなるし、選択の余地がなくなるし、教師の質も低いからニュースになるような体罰が出て来る。
結果的に良い学校に行けば、体罰は無くなる……と考えてもいいのかもしれない。コレはコレでイヤな現実だ。

体罰がストレスのはけ口になる可能性もあるから、私は肯定できないね。
私は小学校の頃、生徒に対して何かと問題を「探し出しては」憂さ晴らしをするヒドイ教師に当たったことがあるんだが、体罰と言う口実でがこういったことでごまかされる危険性を感じてしまうね

都市や学校のレベルによる差ってあるね。
最近虐待の問題が出ているのは出稼ぎ向けの所や民間の学校というのが多い。この間ゴミ箱に子供放り込んだりして注目を集めたのも民間の幼稚園。そういう所って教師のレベルも収入も低いから、どうしても問題がなぁ……

統計とか知らないので何とも言えないが、その「レベルの差」ってのはちょっと分かる気がする。
俺の地元は辺鄙な所なんだけど教師からすれば「学生を殴らないのが理解できない」というレベル。大学に入って「先生に殴られたことや体罰を受けたことが無い」という同級生に出会って非常に驚いた記憶がある。

ネットを見てみろよ。殴られたりしないまま育った人間が多い現在では、頭が育たず口だけが育っている人間ばかりじゃないか。

子供の頃って、まだ自己観念が確立していないし、危険を避けることや道徳観念を覚えさせるためには体罰も必要なんじゃないかな。口で説明する教育ではカバーできないことってあるし。もちろん、失敗した程度での体罰はどうかと思うけどね。

私は自分の子供の頃の経験から、自分の子供には体罰をやらないと決めている。
体罰の記憶って非常にクッキリと残るんだよね。大きくなって手を出しにくくなり、学校の成績も安定するようになってからはやられなくなったが、小さい時の体罰が自分の精神の成長方向にネガティブな影響を与えたのは間違いない。
現在の親との関係は悪くない状態だけど、この間親と会った時にふとそういった昔の記憶を話題にしたら、親の方はすっかり忘れていて、こっちの話に驚いていて逆にショックを受けていたが、もう何かイロイロとやりきれないと感じたわ。

体罰を肯定する考えを完全に否定するつもりはないけど、子供に「仇」の考えを植え付ける可能性についてはきちんと把握しておくべきだよね。
小さい頃にいたずらっ子をしかる親というくらいのレベルだったらいいけど、中学生くらいになると反抗心がどんどん育つ。てか、その歳になっても殴られなければ分からない時点でどうしようも無いような気もするが。



とまぁ、こんな感じで。
ざっと見た感じでは、半々くらいで、肯定否定で明確にどちらが優勢というのは無い感じでした。体罰そのものについてもそうですが、中国の教育に関する見方が出ているのも興味深いですね。

それと、上の発言の中にもありますが中国では
「学校のレベルで体罰の状況が変わる」
ということに関して日本よりも極端な所があるようです。

中国は学校に関しても「貧富の差」が激しく、
下の方になってくると教師の待遇も悪くなって教師の質も落ちていき、
中には資格無しの教師がいるというケースなどもあり、
そういった状況になってくると体罰も頻繁に行われてしまうそうです。


またそれとは別に、
中国では日本ほど教師を守る組織が確立されていないのもあってか、
教師が体罰のような自分にとってリスクのある行為を行うのはあまり賢いやり方ではないといった空気もあったりしますね。

そもそも、中国の学校は教師がかなり依怙贔屓できるシステムなので、生徒に言うことを聞かせるだけならわざわざ体罰をやらないでも生徒をどうとでもできる所がありまして……

この辺りの影響に関しては重点学校などの上のレベルのいわゆる進学校などになればなるほど大きくなるように思えます。

例えば中国の学校では共産党の下部組織である「少年先鋒隊」や「共産主義青年団」に早い段階で入れるかどうかがその後の評価にかなり影響するのですが、その選抜には教師の意向が絡みます。

それ以外にも、受験の加点がある生徒の評価や、推薦関係なども教師の意向が非常に大きいので、教師に気に入られないと進学する上でかなり不利になります。
言ってしまえば、日本の内申書関係における教師の裁量を大幅に強化した感じでしょうかね。

クラス担任や主要科目の教師はコレがあるので、進学を考えている生徒は先生に気に入られる、或いは最低限嫌われないようにしないといけませんし、親も袖の下をバンバン投げ込みます。

更にあまりにもダメな学生の場合は、公開批判大会で指弾の的にしてしまえばいいわけですから、進学校になってくると教師による体罰はあんまり出てこないようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的疑問「日本の学校のいじめってホントに漫画みたいな感じなの?」
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
表紙は日本鬼子&小日本、帯の推薦は岡田斗司夫様と、本の外側については管理人が怖気づくようなレベルになっています。中身も表紙サギにならないようできる限り頑張ってみましたので、よろしくお願いします。 ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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