「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2013年01月

中国オタク「今年は大気汚染が特にスゲェけど、みんな鼻毛どうしてる?切ってる?」

ありがたいことに
「中国は大気汚染がひどくなっているそうですが、その件について何か反応はあるのでしょうか?」
という質問をいただきました。
しかし、当ブログはオタクブログですしあんまり大したことは書けそうにないので、例の如くイイカゲンな話でお茶を濁させていただこうかと思います。

先日、北京の知り合いと話したときに、
「ただでさえ黄砂で鼻毛が伸びるのに、最近は環境汚染で空気が悪くなっているので更に鼻毛が伸びる」
という話になりました。
実際の所はどうなのか分かりませんが、私の経験でも中国に留学していたときの方が鼻毛は良く伸びていたように思います。

私の日頃の巡回先のサイトでも鼻毛やその手入れ

に関するやりとりを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今年は大気汚染が特にスゲェけど、みんな鼻毛どうしてる?切ってる?

鼻毛なんて不潔でなければいいんじゃないの?
私は特に手入れなんて考えていないが。

いやでも、さすがに鼻毛が出てるのが見える状態はどうかと思うんだよ……
ハサミで切るのもなんだし、鼻毛カッターとか買おうかと思っている。電動と手動どっちがいいんだろうか。

ああ。俺もちょっとそれ考えたことある。
ただ、売っている場所が分からない。どこで売ってるんだ?
通販だとサイズとかがいまいち分からないし、できれば実物を見てから決めたいんだが。

シェーバーとかと一緒の所に売ってるんじゃないかな?
最近はマジで鼻毛伸びるから、いっそ自分も買ってみようか……

私は電動の使ってる。初めて手にした時は思っていたより小さいと感じたが、実際に使って見ると便利だし気分が良い。

今は空気環境の諸々の要素で鼻毛が伸びるの早くなっているような気がする。ちょくちょく鼻毛を手入れしないとすぐに飛び出てくるんだよな。

私は日本で仕事している時は鼻毛の伸び方や手入れなんて考えたことなかったんだが、中国に戻ったらかなり伸びるのが早くなったし、たまに手入れもしなければならなくなったよ。たぶん黄砂や環境汚染とかが影響しているんだろうなぁ。

俺は国外に出たこと無いけど、昔に比べて鼻毛が伸びるのが早く感じられるし、鼻の外に出てしまったりもする。昔はまだもう少しマシだったはずなんだが。やはり手入れくらいしないと、マズイかも。

私は小さいハサミでちょこちょこ切ってるね。
黄砂がスゴイから鼻毛が伸びるというのは言われていたが、それに加えて今は大気汚染がひどくなっているからな。

みんな鼻毛は切ってるの?
実は俺は、指で抜いているんだ……他人に見せられる姿じゃないが、スッキリするぜ!

俺も昔は引っこ抜いていたけど、効率が悪いし鼻毛切りに切り替えた。そんな高いもんじゃないし、使って見るのをおススメする。

私はハサミで切ってたけど、鼻の中傷付けちゃったりするんで電動のヤツ買おうかと考えている。でも、電動のヤツって鼻毛全部刈っちゃったりしない?
鼻毛が少なくなりすぎるのも良くないだろうし、そこが少々不安。

鼻毛はあんまり切らない方が良い。呼吸器系の重要な防御フィルターなんだから。鼻の穴の外に出なければ、切らないでもいいと思うぞ。

切り過ぎるのも確かにマズイ気がするよな。窓の外の大気汚染っぷりを見ると、鼻毛を切ることがいよいよ怖くなってくる。
しかし、鼻の外に出ない程度に調整するのって案外難しかったり……

自分はとりあえず鼻毛カッター愛用している、なんだかんだで清潔になるから悪くないよ。鼻毛が外に出たら下品だし。

私も最近鼻毛カッター使い始めた。バリバリ切れてスッキリするけど、どんだけ鼻毛伸びてたんだと不安になる。

自分も「ちょっと1、2本飛び出ているのを鼻毛神拳と言ってネタにする」といったレベルじゃなくなってきてるから、さすがに整えようかなーと思ってる。

昔は伸びてきているのをちょっと抜くくらいでよかったけど、なんか最近は気になるレベルだ。

そう言えばこの間日本の知り合いと話したんだが、鼻毛やヒゲに関しては中国人は放置しすぎに思えて気になるらしい。
しかしそのウチの国の感覚で考えても最近の鼻毛の伸び具合はあれだから、昔よりも環境が悪くなっているのは確実か。

もし日本行くならわりとマジでその辺の身だしなみは考えた方が良いよ。
日本のアニメや漫画で「鼻毛出てるぞ」とネタになるのは、日本ではそれだけ鼻毛が飛び出るのがカッコワルイとされているということだからな。聞いた話ではズボンのチャックが開いているのと同じレベルだそうだ。

ウチの国は普通に鼻毛出ている人も少なくないから、見た目悪いけど他人が鼻毛出ていてもそこまでは気にしないかもな。あと、ヒゲに関してはウチの国と日本では習慣が少し違うように思う。

ああ、そういや中高の時とかヒゲそらないで放置な状態のヤツも多かったな。子供の時はそらない方が良いという話もあるくらいだし。
私が高校の時に修学旅行で来た日本の高校生との交流をしたんだが、日本の高校の男子はヒゲをきっちりそっている人ばかりだったのが妙に印象的だった。

そうか、俺の高校の時に修学旅行で来た日本学校の女子と俺がうまくコミュニケーションを取れなかったのは、俺のヒゲのせいだったのか!

たぶん、それは違……いや、なんでもない。



とまぁ、こんな感じで。
最近の中国の大気汚染を、身をもって体験(?)してしまったりしているようです。

それと、上の発言にもありますが中国はヒゲや鼻毛の感覚については、日本に比べて緩やかというかルーズな所がありますね。ヒゲの有無に関しては文化的な背景や自然環境というのも影響しているのでしょうが、鼻毛についてはどうなんでしょうかね?

ちなみに今はどうだか分かりませんが、90年代に私が北京の現地校に通っていた時は、中学高校と男女ともにあまりヒゲをそらないので、学校では無精ひげ状態の男子やヒゲの見える女子がわりといましたし、そういったことに関しては特に気にされてはいないようでした。
またその後、大学に上がってもその辺りに関してはルーズな人が結構多かったように思いますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「どんなキャラなら嫌われないのか?特に主役級で」

ありがたいことに
「中国オタクの間でアンチの少ないキャラは?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてやらせていただきます。

オタクをやっていれば大体想像はつくかと思いますが、基本的にどんなキャラに対しても好き嫌いが出ますし、一般的に人気のあるキャラでも人によっては大嫌いというケースも少なくないかと思います。

その辺は中国オタクの間でもあまり変わらず、中国のソッチ系のサイトを見てもキャラの好き嫌い関係での炎上やらゴタゴタをよく見かけます。

そんな中で
「じゃあ嫌われないキャラって誰よ」
といったやり取りを見かけましたので、その辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


オタク関係の作品に出て来るキャラについて語っていると、嫌いなキャラについてだとか、あのキャラのどこが嫌いだとかいうネガティブな話になり易いのは確かにあると思う。
しかし、嫌いな男キャラばかりあがるが、じゃあどんなキャラなら嫌われないのか?特に主役級で。

うむ。確かに俺達って嫌いなキャラ多過ぎな気もするよな。
嫌われないキャラをちょっと考えてみるのも良いか。

最近だと「ソードアート・オンライン」のキリトとかは嫌う人間がちょっとした数になっているように感じるが、そこから考えてみると、都合の良い主人公補正を感じさせないキャラだと嫌われないんじゃないか?

きちんと「成長する」キャラも嫌われないね。
「グレン・ラガン」のシモンとかは嫌ってるヤツ少ないと思う。

「うたわれるもの」のハクオロさんとかどうだろう。

もう一昔前になってしまうが、名作の中では「カウボーイ・ビバップ」のスパイクは嫌っている人間のいない主人公じゃないかな。

最近だと「氷菓」の折木奉太郎もそれなりに安定しているような気がする。推理系の作品の主人公だからそんなに嫌われるような所が出ないというのもあるだろうけど。
それと「蟲師」のギンコとかも嫌っている人を見かけないキャラかね。

ガンダム系はキャラに関するゴタゴタが多くて時々鬱になるわ。
一応アムロなんかは比較的嫌われにくいが、それでも「Z」でグダグダな時期があるしなぁ。そして「SEED」に関しては言うまでもない。ガンダムはファンとアンチのせめぎ合いが常に行われ、人は分かり合えないというのを証明しているのがなんとも。

ガンダムは「08小隊」のシロー・アマダがわりと嫌われていないんじゃないか?ファンの多さならキラ・ヤマトが別格だが、好き嫌いの平均値を見たらシローが一番安定していそう。

「08小隊」は短編なのもキャラ評価に関して良い方影響だったと思う。
そもそもシロー隊長は俺達のために温泉シーンを作ってくれるわけだから、嫌いになるヤツはそんなにいない!あとガンダムだったら「F91」のシーブックも嫌われにくいんじゃないかな。「クロスボーン」の時も非常に良い先達キャラだったし。

ガンダムに限らず、強くても消極的、戦っているのに理由を付けてその行為から逃れるってのはマイナスになり易いよね。

軍人系キャラだと「フルメタル・パニック」の相良宗介がネタも含めてハッキリした態度で好感度高いと思う。
ただ、相良宗介はアニメ化されていない部分では結構グダグダな展開があったし、小説追っかけているファンの中にはあそこでイラついた人も多かったんじゃないかな。

別に戦いを否定してもいいんだけど、見せ方が悪いとイライラするんだよな……
その辺に関しては「トライガン」のヴァッシュ・ザ・スタンピードとかがうまくやっていたと思うわ。

ウチの国のオタクの間で一番安定した人気なのは「銀魂」の銀さんだろ。
ダメな部分も含めて人気が高い。上手い具合にネタ要素が入って、更にカッコイイこともやるっていうキャラは反感持たれないような気がするわ。

その手のネタ込みのキャラなら「シュタインズ・ゲート」の鳳凰院凶真だな!!
最初は中二病でグダグダだが、最終的にきちんと動いてくれるのが最高だ。最終的に円満にカッコヨク終わることができれば、キャラのイメージって悪くならないんじゃないだろうか。

お前ら「ベルセルク」のガッツを忘れるな。
オタクであの作品を「受け入れられない」という人間はいるだろうけど、ガッツというキャラについては嫌うヤツはほとんどいないんじゃないかな。

ざっと考えてみたが、ハーレム系、或いはハーレム要素のある作品の主人公ってのは嫌われやすいよね。ヒロイン選択や、各ヒロインへの扱いに関する決断を先延ばしにする(作品を続けるためにしょうがないのかもしれないが)から、なかなかスッキリとした展開と結末にはできないし

別にハーレムの主人公だから嫌われるってわけでもないだろうが、演出の上では難しくなるのはありそうだ。ハーレム系では最近は「ハイスクールD×D」の兵藤一誠が非常に珍しい好色で前向きなキャラだったから嫌われなかったな。

ハーレム系でも嫌われない主人公っているぞ。杉崎鍵、岡崎朋也、桂木桂馬などは人気があり、アンチの少ないハーレム系主人公だ。

受け身、決断しないというのはハーレム系では真っ先に叩かれる原因になると思う。でも、なんだかんだで受け身の主人公自体はみんな好きだよな……

自分から動かないというか、自分が巻き込まれて、その状況に対してグダグダ言ったり迷ったりするのが目につくとアンチ増えるよね。

アンチは多いけど「ソードアート・オンライン」のキリトはその点、最初から自分の生存に関して開き直っていたのは悪くなかったと思う。彼が嫌われるのはストーリーがお約束過ぎて強烈な主人公補正が目についたりするのがマズイのではないだろうか。

物語上はどうしても主人公が受け身というか、巻き込まれる流れが多くなるしな。問題はその状況でどう動くかという演出だろう。
「天地無用」の柾木天地なんかは典型的なハーレム系で受け身な主人公だけど、その辺りが上手く描写できていたように思う。



とまぁ、こんな感じで。
好きなキャラ、嫌いなキャラというのではなく「嫌われないキャラ」というのになると、ちょっと難しい話になるようですね。

中国オタクの間でもキャラの人気が出て注目されるようになると、どうしてもアンチ的な感情を抱く人間も増えてしまうようで、場合によっては殺伐とした空気になってしまったりもします。

しかし今回挙がっているキャラに関しては、
ゴタゴタすることも少なく、
「こいつなら納得」
「こいつなら仕方ないな」

という扱いになることが多いように思えますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタクの困惑する「絶対に許さないアニメキャラ」のランキング

今期新作アニメの中国公式配信はビビッドレッド・オペレーションや閃乱カグラ、俺修羅などで、中国でのアニメ公式配信は拡大傾向にある模様

ありがたいことに
「現在の中国の動画サイトにおける日本の公式アニメ配信の状況について」
の質問や情報をいただいておりますので、大雑把なものになりますが今回はそれについてやらせていただきます。

昨年の暴動やら何やらのゴタゴタからこっち、中国本土での日本からゲストを招いてのオタク関係のイベントというのは非常に難しい状況が続いていますが、中国のネット動画サイトにおける日本のアニメの公式配信に関しては、むしろ拡大傾向にあるようです。

昨年後半は、中国オタク内でも大人気となった
「ソードアート・オンライン」
が楽視で公式配信されましたし、他にも「マギ」「猫物語(黒)」といった大型タイトルの配信も行われています。

中国では日本関係の名前を大っぴらに出すのはまだ難しい空気も残っており、動画サイト側の宣伝やニュースの出し方にはイロイロとクセがありますし、当然ながら勝手にアップされたりなんだりの非正規動画もたくさんあったりします。
それに加えて、日本側の版権販売ルートも錯綜しているようなので権利取得の実態に関してはイマイチハッキリしない所もあるのですが、とりあえず今年1月から始まった新作アニメに関しては

愛奇芸(iqiyi)で「閃乱カグラ」「ちはやふる2」「みなみけ ただいま」
捜狐(sohu)で「AMNESIA」
楽視(letv)で「ビビッドレッド・オペレーション」、「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」

またそれ以外にも
愛奇芸(iqiyi)で「絶園のテンペスト」
捜狐(sohu)で「HUNTER×HUNTER」「FAIRY TAIL」「リトルバスターズ!」
楽視(letv)で「マギ」

が現在公式配信されている模様です。最新話の配信は日本での放映とほぼ変わらない時間に行われることが多いようです。

ちなみに、以前テレ東から大量の版権を取得した土豆(tudou)は新作アニメの獲得については特に動きはないようです。土豆に関しては優酷(youku)との合併以降テレ東との関係についての話は聞きませんし、その後の進展は無いのかもしれませんね。

この辺の流れに関して、中国のソッチ系のサイトでもイロイロと話題になっていますので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


10月アニメで版権獲得した作品の配信が結構出たのは意外だったが、1月アニメはもっと増えたな。なんか予想外の方向に進んでいる気もする。

どの動画サイトもそれなりに考えて版権を取っているようなのが面白いね。金出してとりあえず数揃えましたってのではなく、一応視聴者ウケの良さそうなのを狙っているのが見て取れるし。

捜狐は長編の一般人気の高い作品、楽視は短期的な人気作品、奇芸はなんていうかネットで話題になりやすい作品って所かな。

どのサイトもある程度ウチの国で知られている、話題になっている作品を確保しているのは良いね。「数を報告する」ためだけに、ファンが全く知らない作品を集められても困るしな。

以前の土豆とテレ東の時は数を揃えるためっぽいのも見て取れたよね。あれは確かに量は多かったが、微妙な作品も少なくなかった。

でもここしばらくの版権獲得の盛り上がりは、土豆がテレ東から大量購入した流れから来ているものなんじゃないか?その土豆自身が現在はグダグダになっているのは少々アレな気分になるが。

ファンサブ字幕や弾幕系動画サイトとかどうなんのかね。この流れだとプレッシャーが拡大するように思えるが。

ファンサブ字幕版をダウンロードして見ているヤツは特に影響ないんじゃないの?

ファンサブ字幕付ける字幕組とか、最近は流すだけじゃなく動画サイトを発表の場として使っているような所もあるし、弾幕コメントは動画自体は他のサイトから持ってきてインターフェースかぶせているだけだから、公式配信の影響無しとはいかないのではないだろうか。

こんなの意味あるの?
版権取って放映している動画サイトにだって前と変わらず海賊版な動画はあるくせに、どのツラ下げて他のサイトの動画を規制しようとするんだ。
そもそも、公式配信の字幕翻訳がファンの心をつかめるわけがない。ファンサブグループのファンの心を分かっている字幕はオフィシャル翻訳にできるはずがないって。

私も公式字幕は見る気がしない。ちゃんと作品やファンのことが分かっている、知識のあるファンサブ字幕とかでないとね。

なんか危機感やら不満を覚えているヤツも結構いるみたいだが、これってむしろ良い流れなんじゃないか?簡単に正規の放映に接することができるようになっているんだぞ。

正規ルートができるってこと自体は歓迎していいんじゃないの。
非正規ルートが一気に潰されるってこともないだろうし、正規ルートが使えるなら使うくらいに考えてゆっくり対応していけばいいんじゃないかな。
著作権的にまともなものが無かったウチの国のオタクの環境だって昔から考えれば随分と変わってきているわけだし、これも変化の中の一つってくらいに考えておこうぜ。

この手の公式配信の話になるといつも公式字幕はダメだという話になるが、最近は公式配信の字幕もかなりマトモになってるぞ。少なくとも私は見ていて気にならない。
私の場合、作品にもよるがファンサブ字幕ってクセが強いし、独自解釈を公式設定だと勘違いして覚えそうで怖い。全てのアニメ作品を公式の関連資料と一緒に把握できるわけじゃないしね。

自分はネタ無しの作品で翻訳のレベルが一定以上ならば、クセのない公式字幕で見たい。ただコメディ系やネタあり作品の場合、ファンサブ字幕の方が盛り上がったりするのは認める。

「ソードアート・オンライン」や「猫物語(黒)」の時の状況を考えれば、もう速さでは完全にファンサブグループは公式配信に敵わないというのはハッキリしたと思う。
それにその時の字幕の質も問題無かったし、公式配信の字幕の質に関しては作品をぶち壊すレベルなんてことは無いんじゃないかな。あとはもう好みの差じゃないか。

ファンの熱意が最強だと信じたい感情は理解できるが、公式配信してる側も商売だから、やれる範囲での対応はやってくるだろう。そして、字幕のクオリティ向上に関してはそこまで難しいものではないと思う。
寂しい話だが字幕に関しては入手できる資料や動画ファイル、投入できる人員リソースや組織のバックアップなどを考えれば、昔のような字幕組による字幕の圧倒的な優勢ってのはもう消えているんじゃないかな。

「猫物語(黒)」とか、公式の字幕もちゃんとしていたよね。あれってシャフトだから動画ファイルが来るのはギリギリだろうし、台本が事前に来ていてもアフレコの際に変わるはずだから、作業時間にあまり余裕は無かったはず。そういった点から想像すると、現在は公式配信側の字幕作成体制ってのもかなり整っているんじゃないだろうか?

私はこれがそんなに大きな影響のあるものだとは思えないが、めんどくさいのは確かかな。
正規版のためにわざわざ特定のサイトいくとかめんどくさいし、一定の期間が経つと版権取ったサイト以外の動画が消されちゃっているケースがあったりするし。
一つのサイトで一通り見れるってのが楽でいいんだがな。

でも、一つのサイトでも動画のクオリティや検索のリンク先が安定しなかったりするぜ。
著作権的にアレなルートでの見放題って、なんだかんだで手間がかかるし安定しない。ちゃんとした環境で、安定して楽に見れることに関して私は歓迎。

心配なのは、テレビでは相変わらずゴールデンタイムに日本のアニメが放映できないままってことだな。ネットは今の所テレビ程の制限はないが、規制の波がこっちに向かって来たらどうなるやら。

まぁその辺は上の方の縄張り争いもあるからね。
話題になり過ぎて社会の注目を集め過ぎたりしなければとりあえずは大丈夫なんじゃないかね。バレて騒ぎになりそうだったらあっさり消える気もするが。

ネットに変わってはいるが、この流れってむかーしむかし、まだテレビで日本のアニメを見れた頃に近付いてきてくれているのかなぁ……

残念ながらウチの国の海賊版と正規版の問題は簡単に解決できるものではない。
日本の作品の関係者や権利者、それとウチの国の業界の間で、実行可能で有意義なやり方が見つかることを祈るよ。



とまぁ、こんな感じで。
ここ最近の動画サイトの版権取得の流れに関しては、中国オタク的に予想外な上に、先の流れが読めず、歓迎するべきなのか不安に思うべきなのか迷っているような所もあるそうです。

上の発言にもちょっとありますが、実は現在中国の動画サイトでは、個々の動画に対する直接的な検閲は無く、動画サイトの営業許可証を交付されたサイト側による自主規制任せといった状態になっています。

この辺に関しては、中国政府機関各所によるネットに関する管轄の範囲を巡ってのゴタゴタが影響しているというのもあるらしく、現状ではテレビの管理も行っている「広電総局」の管轄の範囲は動画サイトの営業許可証の交付までで動画の内容に関しては別、といったことになっているという話です。

そのため、現在中国の動画サイトで配信する際には、日本のアニメを中国のテレビで放映する際に必要となっていた輸入手続きや内容の審査をすっ飛ばして配信できるという状態なので、日本での放映とほぼ同時に日本のアニメを配信するといったことが可能となっていますし、お色気シーンに関しても地上波レベルならこっそり流している分には問題ない……といったことになっている模様です。

もちろんこれはグレーなやり方なので、問題として取り上げられちゃったりしたらイロイロと面倒になりそうな予感もあるのですが……

それから、ここ最近の中国の動画サイトの版権取得によって
「版権を中国の動画サイトに販売した作品に関しては、ある程度違法動画が削除される」
といったことも起こっているようです。

アニメ作品の版権を取った動画サイトは
「日本とほぼ同時の配信」
と共に
「独占配信」
というのを売りにしますから、その他の動画サイトに対して削除要請などを行ったりするそうです。

そんな訳で、結果的には版権取った作品に関してはある程度の違法動画の削除の動きが出て著作権的にも保護されるようなことになるようです。
(版権取得されていない他の作品が完全放置なのに比べれば「相対的にマシ」という程度ではありますが、とりあえず公式配信直開始からしばらくしたら、ある程度は削除されるといった状態ではあるようです)

版権を売るというのが結果的に中国国内での著作権保護につながるという何ともカオスな状態、やはり中国オタク関係は目が離せないなーと痛感してしまう今日この頃でございます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

案の定中国でガールズ&パンツァーが軍国主義的作品だと叩かれている模様

ありがたいことにタレコミ情報をいただきましたので、
今回はそれに関してやらせていただきます。

「ガールズ&パンツァー」

はここしばらくの間で一気に盛り上がりその人気は現在も続いているかと思いますが、中国オタクの間でも結構な人気となっています。

中国の子供の多くは大抵一度は戦車にかぶれるという話もあるくらいですし、ガールズ&パンツァーの戦車描写などが非常に好評のようです。

しかし、話題になり過ぎたというか人気が出過ぎたようで、
何やら中国では
「ガールズ&パンツァーは軍国主義的で危険な作品である」
という批判が出たりしていまして……

中国では「日本」と「軍事」が組み合わさるとすぐに
「日本の軍国主義化」
という話が出るような所がありますし、旧日本軍は伝統的な悪役として色んなところで頻繁に顔を出しますから旧日本軍関係のネタに対してもかなり敏感です。

そんな中国において、ガールズ&パンツァーは人気が出過ぎて燃え上り易い人達の目にもつくようになっちゃっている模様です。

そして先日、ついに中国の軍事系メディアの一つである
「中国国防報」
において、ガールズ&パンツァーの批判記事が掲載されちゃったそうです。

その内容は大雑把に言えば
「ガールズ&パンツァーは軍国主義の悪意がしくまれている作品なんだよ!」
というものだとか。

中国語ですが、その評論記事についてはコチラのニュースサイトなどに大体の文章が載っているそうです。

こういった話が出て来るのは中国オタクの面々としても頭が痛いようで、中国のソッチ系の掲示板ではツッコミやら何やらのゴタゴタが起こっています。

そんな訳で、今回はその辺のやり取りについて例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ガールズ&パンツァーが軍国主義的だとか、それによる文化侵略だとか、日本の右翼化だとかいう話がなかなか止まらんのはどういうことだろうな。
ついに「中国国防報」の評論まで出ちゃったぞ……

その手の批判をする人って、アニメに一体何を投影しているんだろうな。色眼鏡でアニメを見るのはやめてほしい。

もうね、言葉も無いとはこういうことだよ。
最近は餓えることが無くなったのは良いが、その分余計なあらさがしに熱心になるのが増えているのはどうにかならんのか。

こういうのって、「娯楽であるアニメに何を考え込んでいるんだ」と言っても通じないのがなぁ。そういうのが見えると思い込んでいる人間には、どんなものでもそういう風に見えるし、ハラが立つんだろうな。

ウチの国は娯楽の中から政治的な理由を探すのが大好きだからねぇ。
悪意がどうのこうのと批判する人間は、その悪意を向ける行為とやらに関して身に覚えがあるという事なんじゃないかな!

本気で軍国主義だとか帝国主義だとかを宣伝するならこんな回りくどいコトするかよ。
そもそも、批判の理由が「軍事教練作品としてみることができる」から「軍国主義」だというのが何とも言えない気分になる。それならウチの国の軍事関連の書籍とか軍事訓練とかも軍国主義や帝国主義の宣伝になるっていうのかよ。

しかもその「軍事的な学習に使える」というのが、ガルパンのアニメにおいて描写された戦車の操縦やメンテナンス、火器の使用、更に戦場の偵察や通信、そして戦車の運用ときたもんだ。
アホか!あれを見ただけで戦車が操縦できるわけねぇだろ!戦場に出れるわけねぇだろ!

戦車が危険なら、ウチの国で大人気の「World of Tanks」もさっさと規制しないといけないわけだな!ガルパン見てるヤツの多くはこのゲーム触っているしな!

軍国主義がどうこういうなら、ストライクウィッチーズなんかの時の方が明らかにその手の視点でツッコミ入れる部分多かったはずなのに、当時はこの手の話がほぼ出なかった件について。

ガルパンは戦車要素だけを取り出して、そこに萌えを加えたものだから逆にその手の問題を感じない良い作品になっていると思うんだが。
私の場合、正直マブラヴとかの方が不快に感じる点多かったかな。どちらかと言えば、第二次世界大戦ネタが背景に出る方がなんか意識してしまって気分悪くなる。あと新作の「八犬伝」とか普通に日本軍のキャラ出て来るが、あれは受け入れられんというか、出ただけで反感を覚えてしまう。

日本のアニメ界が右翼化しているのは確かだと思うぞ。昔に比べて軍事関係のモチーフが増えているのは実感するし、日本軍関係のネタも普通に描写されるようになっている。気分よく見れるちゃんとした作品ってどんどん少なくなってしまうんだろうな。

おいおい、日本では昔からこの手の作品はあったし、ウチの国にも入ってきていたぞ。
ガルパンの作中でもネタにされている、ガルパンなんか目じゃないほど露骨な軍事ネタを扱っている小林源文の作品とか、90年代辺りにはもうこっちに入っていてマニアの間じゃそれなりに人気になっていたし。

見える……日本のヤツらに「この作品はお前らに向けて作られた作品じゃないから!」とネタにされるのが見える……!
実際の所、人気になり過ぎたのが不幸の始まりだったのかも。最近はマニア向けの作品も簡単に入ってくるようになっちゃっているからね……

一応、これ国防報の文章じゃないからな。国防軍事特集号の方の文章だ。あと、投稿の掲載であって編集部による記事ではない。署名の肩書は「軍迷」(軍事マニア)だからな。
ただ、載せちゃってる時点でなんとなくアレな気分になるのも間違いないが!

ウチの国の軍オタの一部もヘンな方向で燃え上っているのがめんどくさい。軍オタの感覚も一枚岩じゃないと痛感する。戦車ネタは好きな人間が多いから、話題にもなり易いのが面倒なことを引き寄せたか。

軍オタ的にはむしろ、こういう「日本関係で軍事、故に日本の軍国主義の陰謀!」みたいなレッテル貼りというか牽強付会は避け、要素ごとに分解して理解できると思っていたんだが、全ての人間がそうではないというのが明らかになってしまったよな。

まぁなんだ、とりあえず私は中国の戦車が出ないから嫉妬しているという説でいってみようか。

嫉妬というか、オタク内部のゴタゴタに関しては萌えと戦車の組み合わせが気に食わない連中が批判しているってのはあるように思う。
戦車ネタを語るライトなオタや新規流入組が気に食わないから、叩く口実探しているとでも言うか。新しいファンが自分より戦車ネタを楽しんでいる、自分の理解したくない楽しみ方をしている、自分よりも知識を獲得してしまっているのが気に食わないんじゃないの。

最近ウチの国ってほんと情緒不安定だよな。
この手の批判をする人にとっては、日本で作られた作品で戦争っぽい要素が入っていれば全て侵略戦争を美化しているように見えるんだろうな。
そして、そういう批判が出て来るのにも、スルーするのにも慣れてしまった自分がいる……

人によっては日本関係のモノはどれも軍国主義的な悪意を内包しているように見えるらしいからな。ガルパンがこういう方面で話題になってしまうのは頭が痛いし、とても残念だ。
題材的に、人気になり過ぎるとこういうアホな展開になるんじゃないかと危惧していたが、まさにそうなってしまった。

なんでこの手の批判って「陰謀」だとか「隠されている本当の内容」とかいう話になるのかね。日本の右傾化だとか軍国主義化が本当に起こるとしたら、こんな萌えの装飾なんて必要ないだろうに。

そうさ、全てはこうやって隠されているんだ!
我が国の公園で毎日行われている太極拳、あれは恐ろしい殺人訓練の意味が背後に隠されちゃってるんだよ!!

もうこの手の話は二次元に来ないでくれよ……

しかしなんだ、この手の文章が広まれば広まる程、作品が意識され、人気も上がってしまうんだが。
軍オタじゃなかったり、萌えアニメ嫌いだったりする知り合いとが何人もこの手のゴタゴタで逆に興味をもって作品にハマっているぞ。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々も、この手の批判に関しては頭を抱えているようですね。

今の中国ではこの手の批判が飛び出してくるのは避けようが無いといった所があるのですが、話題になった作品に関してヘンな批判が出てきてゴタゴタするというのは、なんとかならないものかとも思ってしまいます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


1/26修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「勇者って結局どんな存在なの?パラディンみたいなもんでいいのか?」

ありがたいことに、
先日の記事
中国オタク「ちゃんと魔王の仕事をしている魔王って珍しいんじゃないか?」
に関して
「魔王の概念について微妙に混乱しているなら、勇者についてはどうなんでしょう?」
という質問をいただきました。

確かに、「勇者」に関しても日本での感覚は中国オタク層にイマイチ伝わっていないような所がありますね。
中国のソッチ系の掲示版の方でも
「勇者ってどんな存在?」
といったことについてのやり取りが行われているのを見かけます。

そんな訳で、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ちょっと聞きたいんだが、アニメや漫画、ゲームに出て来る「勇者」って結局どんな存在なの?パラディンみたいなもんでいいのか?
「まおゆう」見ていてなんか疑問が大きくなってきてさ。分からなくはないんだが、なんとなくハッキリしないんだよ。

最近ウチの国では「勇者」関係の作品の人気が出たりしているよな。「まおゆう」もそうだが、「勇者ヨシヒコ」とか「戦勇」なんかもそうか。
言われてみれば確かに勇者ネタは意味不明な所もあるよね。

これ、私も聞きたい。勇者って日本のファンタジー系作品特有の職業だよな。アニメや漫画の扱いを見ていると、なんかマダオ的なものを感じるが実際どうなんだ?
自分は勇者関係のモトネタとして有力という話のドラクエを遊んだことないんで、詳しい人いたら教えてくれ。

ああ、自分もそう感じた>マダオ
勇者ってどの技能もそれなりにこなせる中庸的な職業っぽいよね。ゲームだとそういうのってどっちつかずのキャラになって使い難いんだが。

魔法の使える戦士、能力的にはどちらかと言えば戦士より、魔法の種類的には回復系魔法寄りな存在なんでないの?私はこう理解しているんだが。

戦士とは違うよな。しかし魔法戦士ともまた違うと思う。やはりパラディンが近いんじゃないか?

「まおゆう」のキャラはドラクエ3の勇者が元ネタだな。
ドラクエ3の勇者は転職もできないし能力の弱点は無いが突出したものも無い。もし転職システムがなければ強いんだろうが、転職があるので結果的に主人公ではあるがマダオな存在になってしまう。勇者のマダオ的な描写は、ゲームだと最初は役に立つが最終的には特化キャラではないから役立たずになるということのパロディという面もあるんだろうな。

それはやりこんだ場合の話だろ。普通にゲームを進めていった場合はドラクエ3の勇者は安定して強いぞ。とりあえず勇者に関しては主人公的な立ち位置だと思っておけばいいんじゃないかな。

ドラクエだと勇者は高いレベルの万能型職業だな。戦士や魔法使いなんかの一点特化部分には劣るが、全体的に高い能力でまとまるし、雷属性の高威力攻撃魔法といった特殊な魔法とかも持っている。器用貧乏な中庸型とはちょっと違う。

簡単に言えば、各パラメータが最高値ってわけではないが比較的高いレベルでまとまっているから使っていて頼りがいがあるって所かね。

私の中で勇者は、武器は剣で、特殊な潜在能力を持っていて、リーダーシップがある、更に主人公補正を持っているというイメージだ。

三国演義で言えば劉備みたいなもんか?主人公だし、魅力高いし能力もバランス型。

いや、演義よりも史実の劉備が近いんじゃないか?
演義だと劉備はそんなに戦えないイメージだが、史実だと戦争関係の指揮官としてもそれなりに優秀。知力方面も戦闘方面も一通りできて、魅力は最高クラスとか、そんな感じじゃないかと。

勇者って職業じゃなくて称号だろ。職業とは別に、主人公が獲得する称号。

ロードス島戦記の主人公のパーンなんかがいわゆる勇者なんじゃないの。

いや、ロードス島戦記のパーンは主人公ではあるが勇者じゃない。英雄でもあるが、勇者じゃない。ゲーム的にもパーンの扱いは戦士、或いは騎士だ。
JRPG系の立ち位置としての勇者というのを考えた場合、実はロードス島戦記には存在しない。「英雄」はいるんだけどね。てか、ロードス島戦記は元ネタにD&Dがあるから、勇者関係では外して考えた方が良いぞ。

なるほど。確かにロードス島戦記でも世界の危機とは戦うけど、単独で何かを成し遂げる、世界平和のために敵に挑む勇者ってのとはちょっと違うな。

勇者ってのは称号だったり職業だったり血筋だったりするが、とりあえず主人公系強キャラとでも考えておくといいよ。役割的には優秀なパラディンというか、戦士と僧侶を足したようなのが多いんじゃないかな。
あと日本のゲームにも最近はパラディン的なクラスが出てきているのがややこしいわな。

最近の作品だと「勇者ヨシヒコ」がストーリー的にはともかく、設定やキャラ的には比較的正統派……とは思うが、実はあれ、元ネタのドラクエ的には勇者じゃないんだよな。原作のドラクエ5だとスーパーサイヤ人みたいな髪型の子供が勇者になる。

勇者ネタでは「他人の家の箱やタンスのアイテムを勝手に持って行っても良い」というのが鉄板だから覚えておけ。元ネタはドラクエな。

なんかもどかしい。ファンタジー系作品で主人公補正持ちが勇者とか考えておけばいいのか!?

ランスは主人公、アリオスが勇者だと言ってみる。
世界のために戦う主人公っぽいヒーローというのが勇者……ってところかね?

私の理解が間違っているかもしれないが、勇者というのは基本的にはRPGでプレイヤーの分身になるし、最終的には英雄になるケースもある。しかし、英雄というのはRPGではプレイヤーの分身になることは珍しい……といった所ではないかと。

私が勇者の存在を知ったのは「ファイアーエムブレム」なんだが、あれはどうなんだ?
高い体力と力に比較的安定した命中率で、武器は片手剣か両手剣か斧、盾持っていたりすることが多かったと思うが。

ファイアーエムブレムの勇者って典型的な欠点が無いから敵だとめんどくさいが、味方だと突出した能力が無いから使い難いというタイプだったような。
アニメや漫画で扱われる勇者はドラクエ系の武器も回復魔法も、勇者固有のスキルや装備も使える強キャラだから、違うんじゃないかね。

勇者?触手やモンスターに女の子が襲われるドキドキシーンにおいて、あと一歩という所で邪魔しにくるイヤなヤツのことか?

まとめてみると、ゲームのシステム的に言えば主に防御回復寄りの魔法技能と、幾つかの高威力の攻撃魔法、専用の特殊スキルや強力な装備を持った万能戦士ってところかね。

個人的には勇者は聖騎士ほどカタブツな性格では無く、主人公属性もあるからハーレム形成属性を持ってるとか、そんな感じで理解しているわ。



とまぁ、こんなかんじで。
「勇者」に関しては中国オタクの面々もなんとなく理解はできているようですが、もやもやしたものも残っているようです。

日本におけるいわゆる「勇者」のイメージに関してはドラクエの影響が非常に大きいかと思われますが、中国ではドラクエの知名度は高いのですが、実際にプレイしたりハマったりした人は少なく、ドラクエによって広まったイメージに関してはイマイチピンと来ない所もあるようですね。

1月新作の中の話題作の一つである
「まおゆう魔王勇者」

に関しても作品の背景にある、そういった日本のファンタジーやRPGの基本的なお約束について、微妙な食い違いと言いますか、イマイチ理解できないようなモノを感じてしまったりするようですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「ドラクエはなぜ中国で人気にならなかったのだろうか?」

中国オタク「ちゃんと魔王の仕事をしている魔王って珍しいんじゃないか?」

バンナムと集英社が中国のテンセントと提携した件についての中国オタクの反応

先日、中国の大手ネット企業テンセント(騰訊)とバンダイナムコゲームス、集英社が提携するというニュースが流れましたが、ありがたいことにこの件についての質問をいただいておりますので今回はそれについてやらせていただきます。

この件に関する日本での報道はこの辺りでしょうか
BookLive、中国でテンセントが開始するコミック配信サービスにビューワソリューションを提供(ITmedia eBook)
「NARUTO-ナルト-」がオンラインで!バンナムとテンセント共同開発(エスゲーム)

ざっと見た所では中国で話題になっているのは
集英社からの電子出版の権利取得と、NARUTOのゲーム開発に関してでしょうか。

電子出版の方に関しては、権利を取得した作品が
「NARUTO」、「ONE PIECE」、「ドラゴンボール」、「Dr.スランプ」、「聖闘士星矢」、「銀魂」、「遊戯王」、「テニスの王子様」、「家庭教師ヒットマンREBORN!」、「BLEACH」、「バクマン。」
の11作品で、中国で人気の高い集英社系の作品をほぼ確保した形になっています。

ちなみに、テンセントによる中国語化漫画のページはこちらです。
作品の半分くらいは既に公開されているようです。

このニュースは関係する作品が作品ということで中国オタク内でもちょっとした話題になっていますので、その辺のやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


テンセントと集英社、バンナムと提携、更に集英社の大作の電子出版の権利を取得したそうだ。更にゲームの展開も出ている。これ、ウチの国のアニメ漫画ゲーム界隈に大きな影響が出るんじゃないか?

正規軍が来たぞぉぉぉぉ!
どうなるんだぁぁぁぁぁ!?

タダで漫画を見れる時代が終わったということか。どんどん住み難い世の中になるなぁ。

無料で見れるお試し部分結構あるっぽいし、そんなに悪くはならんだろ。好き勝手やれる時代は終わりに近づいているのは確かだが。

あー、ここしばらくでオンラインで漫画を公開しているサイトで「NARUTO」とかが消えていたのはそういうことか。

テンセントは気に食わないが、それを除けば普通の流れではあるよね。昔のテレビでは一応こういった流れもあったし。
テレビはその後条例や「敏感」なアレコレで壊滅してしまったが、今ネットで昔のような「作品が入ってくる」流れが出てきているわけか。

でも、ニュースにある集英社の作品って国内でも既に正規出版の漫画が出ているぞ。どういうこと?

ニュースには電子出版に関してとあるから、印刷出版とは別ってことなんだろう。あとネット上のデジタルデータも含めての話だろうから、今後の海賊版対策がどうなるかだな。
それにしてもネットでの配信なら日本との同時の連載とかやってくれるのかな?それだったら悪くない話なんだが。

どうなんだろうなぁ。電子「出版」となるとウチの国は難しくなってくる可能性があるし。同時に連載ってのはあまり期待できないような。

アニメも最近は日本とほぼ同時に公式配信出たりするようになってるから、私は漫画の方にも期待してしまうね。
ファンサブグループの翻訳ってクセが強かったり、自分の解釈押し付けてきたりする所があったりするから自分としては公式で一定以上のクオリティならそっちの方が良い。

テンセントがアニメ漫画分野まで食い込んでくるのとか、正直気分悪いわ。
てか、「NARUTO」のブラウザゲームとかウチの国で既にイロイロとあるが、あれももう終わりってことなのかね。明らかに許可とって無いし。

まぁテンセントがここまで大きく動くとは思わなかったが。ウチの国の大手ポータルサイトはどこもアニメや漫画分野に手を出し始めているし、こういうことが起こるのは当然の流れではあったな。動画サイトも正規の版権取得ってのが出始めているしね。

しかし、この手の話って日本に金が行くだけで中国国内に対しては良いことなんも無いのがムカツク。

公式配信って楽だし安定して供給されるってのは案外悪くないぞ。
結局の所、ファンサブとかはクオリティが一定しないとか供給が不安定だとかあるし。

なんだかんだでテンセントの最近の動きって悪くないよね。相対的な優位さが落下気味ってのもあるかもしれないが、昔に比べて金での力押しが少なくなってきている。
どちらにしろ、サーバー環境や運営が安定するというのは漫画、ゲーム共に利点だ。

なんか既に勝手にナルトの素材を使ったブラウザゲームへの訴えの動きは出ているみたいね。どうなるんだろうなぁ。

てか、「NARUTO」だけじゃないな。今後は集英社系の大作の素材を使った作品はヤバそうだ。まぁ、今までが勝手にやり過ぎたと言えばそうなんだが……急激な変化が不安なのも確かだったり。

そこら中のコミュニティでその手のオタク版権を勝手に使っちゃったゲームのスレや広告あるしな。でも、あれに金落とすくらいならこっちに落とした方がまだマシでない?

ゲームに関してはとりあえず様子見。どういう課金体系になるかが心配だが。

これが俺達にとって良いことなのか悪いことなのかはもうちょっと経たないと分からんよね。とりあえずゲームに関しては正規ルートでサイバーコネクトツーということで、個人的にちょっと気になるのは確かだが。

見えるぞ。血継限界へ課金しなければならない忍者の姿が……!
あと漫画の課金とかどういうシステムにするんだろうね。
ウチの国では全部課金で読ませるのは難しいだろうし。

とりあえず、今後の展開として考えられるのは、「NARUTO」等の漫画を見るにはテンセントに行かなければならないってことか。それ以外はどうも実感がわかない。
あとナルトのオンラインゲームはどういう形になるんだろ?なんかブラウザゲームっぽい感じなんだが、日本の報道ではサイバーコネクトツーが絡むそうだし……

ネットに流れまくってた漫画に関する整理は行われるんじゃないか?
中国よりも確実に厳しいであろう日本のネットの状況を見た感じでも0にはなるってことはないと思うが、今までのようにはいかないと思う。

少し前に集英社系の作品を手がけていたファンサブグループが「今後のファンサブ活動は内部の研究学習のためのもので、転載や商業利用を禁止する」といった声明だしてたが、あれもこのニュースが背景にあったのかな。

テンセントによる壟断状態になるのは怖い。でも「NARUTO」や「BLEACH」とかの集英社の大作がバンバン入ってくるのがちょっと嬉しいのも確かなわけで……

そういや、「BLEACH」の中国語名がこっちで一般的な「死神」じゃなくて「境・界」になっているな。この辺は商標とかも絡んでそうだが、まぁそれなりに受け入れられる翻訳タイトルでよかった。
「海賊王」で広まっていた「ONE PIECE」の正規タイトルが「航海王」になった時はなんかとてもガックリきたからね。



とまぁ、こんな感じで。
不安を感じたりもしているようですが、関連する範囲が非常に大規模ということもあってか今後の展開や影響についてはいまいちピンと来ていない所もあるようです。

また不安に関しては、テンセントが中国のネットでは最大手クラスというのもあるようです。テンセントは過去にイロイロと強引なことをやってきたので中国のネットユーザーの反感もわりとあるようですし、感情的に不安やら反発を覚えたりもするようです。

しかしこのニュースの他にも、動画サイトによるアニメ配信など、最近は中国のネット関係で正規に版権を取得してサービスが行われるというケースが増えています。

こういった動きが中国オタク関係にどのような影響を及ぼすのかイロイロと気になりますし、今後も追っかけて行いこうかと考えております。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ウチの国で濃いファンの多い作品ってなんだろ?」

ありがたいことに
「中国で熱いファンや濃いファンの多い作品に関して紹介して欲しい」
という質問をいただきました。

中国オタクの面々もオタクなんてものをやっているからには、一般に比べればかなり濃い方向に突っ走っちゃっている人が少なくないですが、そんな中でも特に濃いのが多いジャンルや作品というのも確かですね。

そんな訳で今回はその辺に関して、中国のソッチ系の掲示板で見かけたやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


作品に関しての知識がスゴイとか、ずっとその作品を追いかけ続けているとかいった、オタクやっている人間の中でも特に濃いファンっていたりすると思うが、ウチの国でそういう濃いファンの多い作品ってなんだろ?
自分はエヴァとかが思い浮かぶくらいだが、詳しい人、他の作品とファンについてちょっと教えてくれ。

作品そのものの人気の高さや広がりは置いておいて、ファンの濃さで考えるとスゴイことになっている作品か……
「攻殻機動隊」とかどうだろ?この間も新作発表で盛り上がると同時にキャラデザでイロイロと炎上してたな。

「パトレイバー」はマニアな人間多いんじゃないかな。昔の作品ではあるけど、劇場版とかはスゴイマニア受けする方向だし、現に濃いヤツ多いと思う。

最近の作品だと「境界線上のホライゾン」が濃いな。大量の設定を中国語にしてまとめたり、それらの知識をきちんと把握しているのがホントにスゲェと思うわ。

私の感じている限りの話だが、「プリキュア」も近頃濃いファンが増えている……というか基本的に濃いファンが注目する、すべきという作品になっている。
近頃のウチの国での動きだと、作画の良し悪しの話題から広まってマニア評価が高まっているような感じだが、段々とマニア御用達の作品という扱いになって来ているように思う。子供向けの作品はウチの国ではウケないという点が余計に濃い方向を助長しているような気もするわ。

私の印象では「マブラヴ」のファンはヤバイやつが多いと感じている。あの作品はなんかこう、ヘンな魔力でも持っているんじゃないか?
ハマったヤツが抜け出せなくなるし、排他的な傾向があるのにいつの間にかそういうファンが伝染していたりするし。なんか、他のゲームファンとは全く違う。

でも、マブラヴファンはこの間のアニメの「トータルイクリプス」の時はそんなに騒がなかったよな。日本ではそれなりに人気だったみたいだが。あれはファンの活動がいつの間にか収束していたのか、それとも作品がこっちのファンに合わなかったのか。

まだマブラヴのファン自体はいると思うが……うーむ、マブラヴのアニメは、ガンダムオタクに対する「ガンダムAGE」みたいな感じだったのかね。ファンの求めているものと、続編や関連作品が食い違ったというか。
そう言えば「ダ・カーポ」も初音ミク以前は「初音と言えば初音島」くらいな人気だったけど、「ダ・カーポ掘廚呂覆鵑あんまり盛り上がらないね。

確かに「ダ・カーポ」も濃いファンいたけど、今はもう現役じゃなくなっちゃっているのかもね。「true tears」から「TARI TARI」(これはゲームというよりもアニメ寄りだが)とかの微妙な流れというか断絶とかを考えると、ゲーム系は最近元気ないし、ファンも微妙かも。

漫画だと「BASTARD!!」とか「強殖装甲ガイバー」のファンも濃いのがまだそれなりに残っているんだけどね。ただ、ゲームの場合「Fate」みたいに別メディアで名作になる作品が出ればまた燃え上るとは思う。「マブラヴ」はその辺、ちょっと残念なことになったというか。

「Fate」よりも「空の境界」ファンの方が濃いんじゃないか?
ウチの国のTYPE-MOON系のファンの古参は大体この辺から立ち上がった。
まぁこの辺りは「Fate」のファン層とも重なっているから最近の「Fate/Zero」の人気の時は妙に生き生きとしていたし、彼らの戦いはまだ続いていくのだろう。

漫画と言えば、弐瓶勉のファンはなんか自分とは違うセンスと世界に生きているんじゃないかと思ってしまう。あれは本当に深いというか濃いファンが多いわ。

ああ、弐瓶勉ファンは独特だよな。そして、それよりちょっとメジャーになると水上悟志とか石黒正数とかかな。この辺りも濃いファン多い。

ゲーム系はどうなんだろうなぁ。個別の作品への思い出は強いかもしれないが、関連作品や他媒体での作品に関しては動きが鈍いし、現役のファンって感じじゃないんだよね。
一応、私がパッと思いつくのだと「Ever17」とか「Memories Off」は濃いファンが多いと思うんだが、最近の移り変わりを見ると何とも言えない。

「Ever17」とかのKID系列はそのまま「シュタインズ・ゲート」とかに流れているように思う。なんだかんだで濃いファン多いし、新規のファン層も獲得できているからそれなりに濃くて勢いがあるのは間違いないかと。

あと、ゲームはファルコム系のファンが強いな。超古参から最新までいるし、話題がずっと続いている。しかもあいつらオリジナル系のグッズの確保に熱心だし。それと家庭用ゲームだと「メタルマックス」とかいまだにファンの熱意が続いている……というか、戦車の妄想ネタの基本の一つになってるくらいじゃね?
あとエロゲー系はKeyのファンが強いのと、最近は「WHITE ALBUM2」にやたらと濃いのが出現しているかな。

ファンの勢いがいつの間にか消えているってことはあるよね。
あと、最近予想外にファンがいたのを感じたのは「絶対可憐チルドレン」かな。今更兵部京介のアニメとか話題にならないで消えていくと思っていたのに、案外注目されているっぽいのが意外だ。

キャラ人気の濃さということなら、「名探偵コナン」のヒロインのファンの忠誠度の高さはスゴイと思うわ。

それなら「犬夜叉」の桔梗ファンとかもスゴイよね。まぁ、この辺は時代による刷り込み効果もありそうだが。あとは「フルメタル・パニック」とかもそうかな。

西尾維新ファンとかも一部がかなり濃くない?物語シリーズで止まる人間と、それ以外というか、先に踏み込んじゃってるヤツはスゴイことになっているという印象だ。

濃いかどうかは分からないがラノベ系だと「とらドラ」、「文学少女」、「ムシウタ」辺りは息の長い熱心なファンがいるように感じられる。

スパロボファンとかはどう?
熱心なファンはいるし、魔装機神時代から追っかけているのとかになるとかなり濃いんじゃないかな。

スパロボはどうなんだろう……ロボ系作品の入門という感じになっているし、あのシリーズに出演する作品はどれも要約されたりアレンジされたりだし、ロボそのものもパロディが多いから、熱心なファンではあっても「濃い」という印象にはならないんだよ。俺の偏見混じりでだとは分かっているんだが。

ロボとかだと、永野護と「ファイブスター物語」をずっと追っかけているヤツなんかの方がイロイロと濃い方向にいっちゃっている気がするな。あと単一作品を深く突き詰めているのとか。

ネタ扱いしたりされたりすることも多いけど、冨樫義博ファンって濃いのが多いと思うわ。なんだかんだであの作者の作品の虜になっちゃっているのは、もう戻れないんだろうなぁと。

ウチの国で濃いのと言えばマクロスファンだろ。あの作品のコアな連中は本当にヤバイ。90年代からずっとファンをやっているのとかいるし、ウチの国のオタクのファンの層的には一番古いんじゃないか?

あんまり表に出てこないけど、「銀河英雄伝説」は根強いファンがいると思う。最近はコミュニティサイトも寂れ気味だけど話題的にはむしろ頻出するようになってきているような感じが。

そういや、「ひぐらしのなく頃に」や「うみねこのなく頃に」とかの竜騎士07の作品はアンチも含めて妙に濃い人間が多いと思う。ファンが作品に関してイロイロと発言したりなんだりして、アンチな連中がそれを叩くというのはもう定期的なイベントにすら思える。既に昔の作品を今も騒いでいるってのは結局騒いでいるヤツら全員、実は作品大好きなんだろーなーと。



とまぁ、こんな感じで。
今回出てきた作品は、どれも中国オタク内で濃いファンの多い作品というのは間違いないですね。中国のソッチ系の掲示板でも妙に濃いやり取りを見かけたりしますし、私自身もやたらと熱くマニアックな内容の語りを見たり聞いたりしています。

ちなみに、私の直接の知り合いのなかで一番
「濃い」
と感じたのは、
「マクロス」

のファンな中国オタクの方ですね。

作品への熱い愛は当然で、更に作品の内容に限らず、中国国内におけるマクロスの広まり方やアメリカ経由で入ってきた「Robotech」の中国での展開やその後の影響など様々な知識を蓄えており、私もイロイロと教えていただきましたし、コチラの記事で大いに参考にさせていただきましたね。

「マクロス」は中国オタク的「心のアニメ」 その1 中国におけるマクロスとRobotechの関係 その2 その3



とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「なんで日本の作品はファンタジー世界まで行って学園モノをやるんだ!?」

日本の作品では学校やら学園やらが関係する作品が少なくありませんが、
中国オタクの間でも
「日本の作品では学園モノが非常に多い」
という認識があるようです。

ただ、そんな学園という設定が本当に色んなジャンルで出て来るのにはちょっと疑問を感じてしまったりするようで、中国のソッチ系の掲示板では
「なんで学園モノが多いのか」
「現実世界の話ではない作品にまで学園が出るのか」

といったことについてのやり取りが行われていました。

そんな訳で今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


何て言うか、気が付いたら言わずにはいられなくなったんだが、なんで日本の作品はファンタジー世界まで行って学園モノをやるんだ!?
アニメに漫画、ゲームにラノベと、異世界でも学校には行っちゃうし、軍事モノでさえもほぼ学校。なんでそういう傾向が出ているんだ?

主人公の年齢による影響とかじゃないかなぁ。日本の作品は少年少女、子供が主人公ってのが多いし。

ま、まぁ……ツッコミ所はあるかもしれんが、学園が舞台ってのも俺はそんなに嫌いじゃない。キャラも出しやすいだろうし、子供が技術を身につけながら周囲に同年代のヒロインやサブキャラを出すにはうってつけなんじゃないかね。

日本の大人は忙しくて余裕が無いから、昔の学校時代を思い出して息抜きしたいんじゃないの?

確かに、なんかいつの間にか学校系の組織に所属して制服着てるってこと多いよな。特色のある設定かと思いきや、最近の作品ではなんか普通にありふれた設定にも感じられる。

日本では心情的に学生にしか世界を救う余裕が無いってことだったりして……という話はともかく、実際の所は作品の主要なターゲットが学生だからじゃないか?学生が主人公だと若者の感情移入し易いしね。

私も主な対象がどの辺りの世代かってことが理由だと思う。この手の話に歳をとった人間がツッコミを入れるのは野暮だよ。

ラノベや漫画は学園多いね。ただゲームだと多いようで少ないかも?

最近はファルコムの軌跡シリーズとかまで学園モノが出たからそういうイメージになるかもしれないが、実際RPGだと学園モノって少ないと思うよ。ポケモンとかも、対象が子供を中心とした作品だけど学校とは関係ない。

ゲームに関しては大作系は学園モノじゃないよね。有名なのはペルソナくらいじゃないかな?

ゲームだとRPGは案外学園モノと相性悪いよね。世界を冒険する以上。FF8がその辺なんかやっていたけど、結局最終的にはあまり学園を中心とした話にはならなかったし。あ、でも零式も学園モノか?
逆にSLGやSRPGは拠点が学園というのは使い易いと思う。

制服が便利だからじゃないか?
顔と体系をいじればキャラを量産できるし。
あとコスプレなんかもし易いしな!

ターゲットの違いなんじゃないかなぁ。
考えてみれば、日本以外の国の有名ファンタジー作品だとハリーポッターとかも学園モノだし。

日本のオタクは学校生活が不幸だったから、ファンタジーで妄想するんだよ!

その件でいうなら、ウチの国はもっと妄想するヤツが出ても良いということになっちゃうぜ!
それはともかく、日本系のファンタジーの設定に、学園という舞台の相性が良いからじゃないの?欧米系の独自の世界観を構築する作品とは違って、日本のファンタジーは学校という教育機関が存在しても、違和感が無いレベルの文化とシステムのあるファンタジーというか、欧州封建時代の部分的なイメージに剣と魔法を加えて、更に一定以上のレベルの政治システムというか権力機構が存在するという感じだし。

しかし実際の所、学園モノというか学園が関係する作品が多いのは確かだけど「学園内でメインのストーリー、事件が展開する」「ストーリー展開において学園の存在を強く実感する」ケースって案外少なくないか?
私の大好きなペルソナ4でも、学園コミュはあっても結局は「地方の街」が舞台の話だし。単純に「日本の作品では主人公が学校に通う年代というのが主流」だからじゃないかと。

確かに日本の作品は学校を舞台設定として使うことが多いとは思うけど、作品のテーマが学校と直結しているケースってそんなに無いよね。キャラの設定が学校と結びついてはいるけど。

それに関しては昔から言われている日本の作品の傾向の一つってだけな気もするな。上の方でも出ているけど、日本のアニメや漫画やゲームでは大人ではなく青少年が主人公として活躍するという傾向が強いし。

日本の作品における萌え要素の一般化と関係しているのではないだろうか?
ギャルゲー的だったりハーレム的な作品は学園モノの割合が非常に高いと思うが、そういった作品の共通点は萌えや恋愛重視だ。そして、学園という舞台設定がヒロインを大量に出せる設定なのは確かだ。
現代社会なら留学生や別の階級の人間だって出せるし、異世界における学園ならば人間以外の種族だって学校の生徒という枠なら出せる!しかもお約束的な部分が多いので説明もそんなにいらない!

あー、ウチの国のネット小説でなんでネトゲの中に入る話が多いの?とかいうと似たような理由もありそうだな。日本の作品にとって、使い勝手の良い設定ってことか。

日本の作品以外の、例えばハリー・ポッターとかでもそうなんだが、主人公の成長を描くなら学園って使い易い環境だよね。育成環境、競争相手、年代や経験がそれほど違わない適度なレベルの「敵」というのが揃う。
普通のいきなり強敵と当らない、でも勝利することによってそれなりに評価されるような敵と舞台が整うわけだ。

考えてみればキャラを揃えられるってのは大きそうだな。
日本の学校特有の人間関係、先輩後輩や生徒会なんかが使えるわけだから。あ、それとクラブ活動とかもあるな。



とまぁ、こんな感じで。
学園設定の多さに関しては、中国オタクの面々もイロイロと考えるようで、様々な説が飛び交っていました。

実際の理由に関してはケースバイケースだと思いますが、学園という舞台が設定でもストーリー展開でも、キャラクター関係でも使い勝手が良いのは確かですよね。

特にキャラクター関係では様々な人間関係がある意味自動的に整う学園という舞台設定というのは非常に便利ですし、そらファンタジー世界でも学校に通っちゃうキャラが増えるよなーなどとも考えてしまいます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ワンパンマンは作品も企画も興味深い」

ありがたいことに、
「ワンパンマンは中国オタク内で何か反応はあるのでしょうか?」
という質問をいただいております。
そんな訳で今回はこれについてやらせていただきます。

「ワンパンマン」

となりのヤングジャンプ(連載中)
ワンパンマン(原作)

は内容もさることながら、その企画周りについても一部の中国オタクから注目されているようで、中国のそっち系の掲示板でも話題になっていました。

そんな訳で、今回はその辺についてのやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


村田雄介によってwebで連載されている「ワンパンマン」が、いろいろと凄い。この間はついに単行本まで出た!あの高いレベルの描写とストーリー展開は非常に良いぞ!

あの主人公はインパクトあるよな。ちびまる子ちゃんみたいな顔してるくせに、ワンパンだ!

私は村田雄介先生の画力のスゴさを改めて実感したね。原作はストーリーはともかく画力は微妙というか、下手すれば手抜きに見えるんだが、まさかあんなことにまでなってしまうなんて……

あの作品の主人公、チートというかレベルが限界に達した主人公というか……
ヒーロー系の作品にケンカ売っている。でも、それがまた良い。

戦闘シーンも良いし、ストーリー展開がなんとなくありそうだけど無かったノリなんで見ていて楽しい。それにしても村田先生が作画で描きなおすとか、面白い取り組みだねぇ。

蚊の怪人女が、村田雄介の画でまさかあんなにクオリティの高いキャラになるなんて。ちょっと桂正和っぽいところもあってウレシイ。

自分も爆笑してしまった。内容はなんていうかスゴイ勢いだけなのに、村田先生の画力で更にトンデモナイことになっている。

それにしてもあの主人公、3年の激しい訓練でハゲになり、何でもワンパンな強さを手に入れるとは……強さとネタが併存するナイスな設定かも。

ストーリー的には伝統に反逆しているよね。ものすごく。

そう、腕立て、上体起こし、スクワットを100回にランニング10キロという過酷なメニューを3年の間毎日続けることにより、主人公は禿て、強さを手に入れたのだ!
いやいや、無いよ!おかしいよ!!

なんかホントにフリーダムな作品だと思う。ネットにある原作の方を追っかけてみたら、今後さらにトンデモな展開になるようだし。

これの原作ってプロの人間じゃなくて、ネット出身なのか。原作ってネット小説とかなの?

原作はネット漫画だね。画力に関してはお世辞にも高いとはいえないが、引き込まれるものがある。

単行本とweb連載版はかなり違うみたいだね。
かなりの修正が入っているらしい。村田先生は漫画家としての責任感がどうあるべきかというのを教えてくれているような気がする。

ただ、自分はweb連載版の方が遊びのあるカットが多かったので実験作として面白い気もしたり。コミックではわりと無難(もちろん高いレベルなんだが)なカットになってしまったりしているのが個人的には少々残念。

私もネットに出ている修正の比較画像を見た感じでは、web版のカットのほうが自分の好みというケースもあったから、コミック確保とweb保存ってのが理想かな。台湾版が早くでないもんだろうか。

あと原作のweb漫画版も村田雄介版とはイロイロと別物だな。ストーリーの続きを知るということ以上の価値があるので、あっちも見ておいて損は無い。

原作は絵が微妙だから大したことないweb漫画だろうと侮って軽く眺めはじめたら、一晩で80話以上の最後まで読んでしまった。あの時は次の日が大変だったぜ。

原作漫画を掲載しているサイトがfc2だから、こっちからは規制の「壁」を越えないといかんのよね。しかも画像だから表示に時間かかるし。なんとももどかしい。

私も原作のweb漫画からハマったけど、この作品はマジで面白いよ!
漫画の面白さが画だけではないと教えてくれる。いつかアニメ化されないかなぁ。

実際の所、アニメ化の可能性は十分にあるんじゃないか?
「アイシールド21」の作者の作画による単行本まで出ているわけだし。

ワンパンマンは作品も企画も興味深いね。
webで人気の漫画を一線級の画力の高い漫画家に作画をさせて、それをwebでまた連載し、それを単行本化するときは、更にまた修正を行ってクオリティを高めるとか、よくやれたもんだよなぁ……

ウチの国でもネット小説なんかのネット原作系のコンテンツはわりとあるけど、プロの漫画家によるwebでの展開ってのは面白いよね。

まぁ、ネットコンテンツの活用自体は日本よりもウチの国の方が活発だよね。ウチの国では原作として活用できるコンテンツに関するプロや市場があまり無いってのもあるんだが……

原作はともかく、漫画の制作と公開の流れとして非常に大胆な試みだと思う。こういった実験的な作品は雑誌では無理だろうしね。こういった流れの方でまた何か面白いことが出てくるかもしれないと、ちょっと楽しみになって来るよ。



とまぁ、こんな感じで。
ワンパンマンのストーリーは中国オタクの面々にとってもちょっとした衝撃となっている模様です。

またワンパンマンの商業展開に関しては、web漫画を原作にジャンプの漫画家が作画するという点よりも、作品公開のシステムや、単行本になる際にWeb公開から様々な修正がくわえられたという点に注目が集まっているようでした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「そうか、あの技は孤独のグルメが元になっていたのか」

ありがたいことに
「日本のドラマ関係の反応は何かありませんか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

現在の中国において、ドラマはアニメや漫画などに比べると定期的に作品を追っかけるファンの規模もかなり小さいものになっており話題になり難い所があります。特に昨年はゴタゴタがありましたから、いよいよ話題は

しかしそんな中で中国オタク層からも一定以上のファンが出て話題になった作品が二つありました。

その一つは当ブログでも以前話題にした
「勇者ヨシヒコ」

そしてもう一つが
「孤独のグルメ」

です。

実はそれ以前に放映されていた「深夜食堂」が中国の日本のドラマの視聴を行っている層や一部の中国オタクからの評価が高く、その層が「孤独のグルメ」も追っかけるようになり、その流れの中で「孤独のグルメ」が話題となって、作品に出て来る食べ物や独特な空気に引き込まれてしまう人間が結構出たそうです。

そんな訳で今回は中国のソッチ系の掲示板で見かけた「孤独のグルメ」に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近「孤独のグルメ」の人気というか、知名度が上がってきているよね。ドラマも二期放映されたし。
内容に関しては、主人公の五郎が色んなところで一人で飯を食うだけなんだが、その設定と構成でまさかあんなに面白い作品になるとは思わなかったよ。

まさに「日常的」な部分があるし、主人公の言動に共感するモノがある。何て言うか、とてもリアリティを感じるのが魅力になっているんじゃないかな。

原作漫画も独特な雰囲気だよね。最近こっちでは原作漫画の画像も流れている。作品の画風もあってかなりリアルに、しかも飯がうまそうになっている作品だと思う。

残念なのは名言部分がまだきちんと訳されて出回っていないことかな。一部の訳はあるんだが。ドラマの字幕の質もヒドイ所があったし。でもまぁ、なんとなく分かるよね。

自分が特に印象深いのは、騒ぐ店主に対して五郎が料理店で自分の哲学を述べ、更に手を出してくる店主に対して必殺のアームロックをかけるシーンだな。
日本のネットや同人とかであのシーンがちょくちょくネタにされるのも理解できる。

あのシーン良いよね。留学生か何かだと思われるバイトの呉さんをいじめる店長、そして悪くなった空気の中で食事を楽しめなくなり、しかも店長の騒ぎが続いていることが温厚な五郎の怒りのラインを越えてしまう。五郎の「モノを食べるとき」への価値観を理解しようとせず、しかも手を出す店長!それに対して五郎必殺のアームロックが飛ぶ!があああ!それ以上いけない

そうか、あの技は孤独のグルメが元になっていたのか。
アームロックが日本の作品でしょっちゅう出て来るからどこから来ているのか不思議に思っていた。

グルメ漫画かと思ったら突然格闘漫画になるからな。五郎って普通のサラリーマンだろうに。

あそこだけ「孤独のグルメ」ではなく、「餓狼伝」になってるのかもな!
それと五郎は祖父が日本の古武術の館長で、そこで修業を受けているから強い。もっともその古武術の関節技は非常に小さい問題にしか使われないわけだが……
あと、仕事はサラリーマンではなく個人の貿易商だね。だから色んなところに出没する。

確か原作漫画の台湾版は昨年の終わりごろに出てるんじゃなかったかな?
それと私もうっかり勘違いして買いそうになってしまったんだが、ウチの国では「村上龍料理小説集」が「孤独美食家」という中国語タイトルで出ているから気を付けろ。台湾版の方は以前から広まっている「孤独的美食家」がタイトルだからな!

原作がそんなに量がないし、続きを作るのは難しいようにも思うが、ドラマの第三期とかやってくれないかな。正直かなり期待している。

原作漫画って90年代に始まった作品で、最近も新作が描かれているっていうからてっきり数十巻はあるのかと思ったら単行本で1冊しか出ていないんだよね。それが最近になってドラマ化までされる人気になるとか、スゴイもんだね。

五郎ネタって日本のネットというか、オタク関係だとかなり定番になっているんだよね。それにしても、俺はこの作品のせいで体重が3キロ増えたぜ……

確かスカイリムをこの作品のパロディでやってる同人誌とかもあったな。妙に印象深い。

「ゆっくり妖夢と本当はこわいクトゥルフ神話」とか、bilibiliで結構人気になっているよね。自分はあの作品で初めて五郎の存在を知った。

この作品は夜に見てはいけない作品だ。絶対に、餓える。

いつ見たってハラが減るよ!餓えるよ!
しかし夜が一番危険なのには同意。ついつい夜食を作り始めてしまったり食いに出たりしてしまう。

私はドラマの方をちょっと見たら、なんか深夜食堂で見たことのある人が主演だったんでそのまま見てハマってしまった。

自分もそれがきっかけだね。もちろん実際は関係ないんだろうけど、実は松重豊演じる二人は同一人物で、「深夜食堂」から「孤独のグルメ」に至るまで深いドラマがあったとか妄想してしまったり。

ドラマは実際に料理が出て来るし、原作漫画も非常に高い描写力で料理を美味しそうに描いているから、見ていると非常にお腹が減るよね……

ここしばらくの間、これでダイエットに失敗するヤツは私の周りにも多かった。しかもなぜか薦めた私が恨まれる。
なぜだ!?自分だけが太りたくないから仲間を増やそうだなんて、ほんの少ししか考えていなかったのに!

この作品に関してはまさか人気出るとは思わなかったよ。谷口ジロー先生の画風ってオタク受けはしなさそうだし、それに加えて一昔前の作品だから中国語化なんてのもされていなかったからね。

見るタイミング的には、時間に余裕があれば昼飯の後とかがベターなのかなぁ。夜だと大変なことになり易いし。

ええい!
だから、夜に「孤独のグルメ」でスレを立てるんじゃないと、言ってるじゃないか!!

夜にまったりと作品を見るスタイルには合わない、いやある意味見てはいけない作品だってのは間違いない。

もう我慢できねぇ!
俺ちょっと外に飯食いに行ってくるわ!!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの間では人気が高まるとともに、夜食テロとなる作品ということで恐れられているようです。

現在、ドラマはアニメに比べて字幕をつけるファンサブグループ字幕組の数もはるかに少なく、字幕作成の動きも鈍く質も良くないという傾向があるそうで、「孤独のグルメ」のファンサブ字幕付き動画に関しても翻訳の質がイマイチで料理名などがヘンなことになっていたりすることも少なくなかったそうです。


また「孤独のグルメ」は原作漫画も当初オタク向けの作品ではないとされていたことから、原作に関してもファンサブ翻訳の動きが鈍い(或いはほとんど無かった?)作品となっていたそうです。

しかしドラマは料理がそのまま出てきますし、原作漫画も非常に美味しそうな料理が描かれているということで翻訳はあまり関係無しに
「ハラの減る面白い作品」
と受け止められ、徐々に知名度と人気が上がっていった模様です。

ちなみに、中国オタクの間では日本のネットで出て来る孤独のグルメネタ、特にアームロックネタなどが不思議に思われていたようで、昨年のドラマをきっかけに元ネタの存在を知ってやっとネタが理解できたなんてことも少なくなかったという話です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「勇者ヨシヒコ面白いな!私はドラクエに関してはあまり知らないが」

中国オタク「ちゃんと魔王の仕事をしている魔王って珍しいんじゃないか?」

1月に始まるアニメも段々と出揃ってき今日この頃です。
今期は中国オタク的に知名度の高い原作のアニメが無く京アニ系の作品も事前情報が少なかったことから、中国オタク的には明確な期待作というのが事前にハッキリとは出なかったらしいのですが、そんな中で放映開始後比較的好感触となっているのが
「まおゆう魔王勇者」

だそうです。

中国オタクの間でも
「魔王」「勇者」
という概念についてはわりと日本の感覚に似たような所がありますし、この作品の最初に出て来るベタな
「魔王と勇者」
の関係についても中国オタク的にも普通に「ありがちな設定」と理解されているようです。

そんな中で
「アニメや漫画では、ちゃんと魔王らしいことをやっている魔王キャラって珍しいのでは?」
という疑問を感じたりする人もいたらしくちょっとした話題になっていましたので、今回はその辺についてのやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「魔王勇者」が予想より面白く感じたんで今後が楽しみだ。
それで作品を見ていてふと疑問に思ったんだが日本の作品ってちゃんと魔王の仕事をしている魔王って珍しいんじゃないか?
「魔王勇者」はやや極端なケースだとは思うが、普通に悪の親玉として悪いことをしている魔王っていないような。

うむ、ここ最近のアニメや漫画の魔王って明確に敵対することって少ないよね。主人公サイドにいることの方が多いような気がする。

あとは魔王が主人公とかいうのもあるな。またその場合は一般の人間に対して明確な敵対行為を行うことが少なかったり、ネタ系の扱いだったりする。
なかには「はたらく魔王様!」みたいにファーストフードでバイトする魔王とかいるし。

普通に人類に敵対する魔王とか、言われてみると少ないよね。
あとは「シャイナ・ダルク」や「Tears to Tiara」とかみたいに、「魔王として恐れられているけど、実は違う」というパターンも多いね。

確かに最近の作品では魔王が純粋に悪側っていうのは少ないなぁ。悪役は、超越的な存在とか、歪んだ人格のキャラとか、世界の管理者とかそういう感じで。
正統派の魔王というか、悪いことやってるだけの強者とか、人間を迫害する別種族とかあんまり見なくなってきているかも。

魔王の関係者が主人公側ってのもあるよね。「べるぜバブ」とか。
このケースでも魔王はそんなに仕事していないと思う。

最近は「魔王が家賃を払ってくれない」とかの魔王をネタ扱いする方向で突き抜けているような作品もあるし、魔王の地位の低下とギャグ化の動きがどんどん進んでいるような気もする。

なんて言うか、魔王は普通に力のある強者で恐れられる存在であれば良いと思うんだが、今の時代それでは特徴が足りないのだろうか。

マトモな魔王を思い出そうとしたら、「ダイの大冒険」まで遡ってしまったんだが。

俺なんか初代ピッコロ大魔王までいってしまったぜ。

敵が味方になるっていうのが日本のアニメや漫画のお約束だから、魔王ってのはわりと使い勝手の良いキャラ設定なんじゃないか?
適度に強くて適度に使い易い敵キャラみたいな感じで。魔王よりも更に上の存在を出しても問題ないし。

俺が思い浮かべた魔王は「ナイトウィザード」のベール=ゼファーだが、ウチの国では人気が無いのがちょっと残念。
しかし考えれば考えるほど、魔王のイメージとアニメや漫画の中の扱いが乖離しているような気がしてきた。そもそも「魔王」って言葉の語源とかイメージってどっから来たんだ?「乱世魔王」だとか「混世魔王」とかがあるから、日本から逆輸入された漢字の新語ってことはないはずなんだが。

確か魔王って仏教関係から来ていたはず。あと欧米などの宗教面での訳にも使われたりしているようだから元の意味としては宗教的な色彩のある言葉。
ただ、日本では宗教系のアレンジが自由だから最近の作品のような「あんまり仕事しない、味方になったりする魔王」みたいなイメージでも使われるようになっちゃったんじゃないかな。

ウチの国のイメージ的には「凶暴な悪人」って所かね。
あと、なんか百度百科のページには魔王の説明には「アニメや漫画の中の魔王は一般的にとても悲劇的な存在」とかあるな……
完全に間違っているわけではないんだが、もやもやする。

魔王が主人公側になり易いのは、お約束的な固定概念を簡単に崩せるってのがあるんじゃないの?それに反逆者ってことで中二的に美味しいというのがあるだろうし。

最近は逆に天使とかの方がヤバイ存在として描写されているよね!
エヴァの使徒とかはまんま天使だし、他も天使或いは天界とか出て来るとあんまり良いことにならないという印象が。

天使となるとうさんくさくなったり、主人公を締め付けたりする側になったり、黒幕的な扱いになるよね。これはやはりキリスト教が広がっている所との差なのかね。
いや、自分もキリスト教や欧米の作品における天使の扱いについてはそんなに詳しいわけではないんだが。

確かに翼を持っているキャラとか天使系のモチーフは人気あるけど、天使そのものは日本系の作品だと微妙な扱いかもな。むしろ魔王の方がマトモな扱いになっているような?

そりゃあ、天使がICBMで東京破壊するゲーム作る国だぜ。
そもそも「魔王が世界を滅ぼす」ってのは日本人の作ったイメージなんじゃないの?神話や宗教関係では魔王が破壊を担当することってほとんど無いし。

天使関係については「女神転生」とかのアレはある意味正しい理解なんじゃないかね。最後の審判のラッパは天使が吹くものだし。
私も日本のアニメや漫画では魔王が最後まで黒幕でいることはほとんど無いと思った。大体は途中で噛ませ犬になるか、仲間になってダメ人間的な部分がクローズアップされたりする。

私の印象では「ドラゴンクエスト」という「正当な魔王の出る作品」が出てから、日本では「正しくない魔王」が増えて来ているように思う。

「絶対的な悪者」って意味での魔王はどこの国の作品にもそれなりにあると思うけど、現在ウチの国のオタクが「魔王」という言葉から想像するのアニメや漫画、ゲームにおけるイメージは日本発のものなのかもね。
それと日本の作品でそういった魔王的な存在が最近は軽い扱いになっているのは間違いないと思う。

魔王に関する私のイメージは「魔界戦記ディスガイア」が例としてしっくり来る。
魔王の定義や過去のイメージはともかく、あの会社のゲームに出て来る様々な魔王が、現在の日本のアニメや漫画やゲームにおける「魔王」の平均的な扱いに近いと思う。ギャグ部分を除いてもね。



とまぁ、こんな感じで。
魔王らしくない魔王に関しては中国オタク的にはちょっとした「あるあるネタ」になっているような所も見受けられました。

中国においては「魔王」に関する定義やイメージはやはり日本とはちょっと違う所があるようですが、それでも日本のアニメや漫画における魔王という存在のイメージや、そのイメージとの落差を利用した様々な設定に関しても、なんだかんだで普通に理解されているというのは面白いもんですね。

ちなみに本題からは外れますが
「まおゆう魔王勇者」
の中国オタク内での人気に関しては、
「狼と香辛料」

のファンがかなり集まっているというのもあるようです。

主役の声優もそうですが、
「経済ネタを扱うアニメ」
ということで「狼と香辛料」のような一味違うテーマの作品になるのではないかという形の期待もされているそうで。

また、原作小説の基本的に会話によって進む構成は中国オタク的にちょっと厳しいようなのですが、既にコミカライズが行われていることから、コミックの方

を通じて作品の知識を仕入れてアニメに備えるといった動きもあるようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アニメや漫画に出て来る武器に打撃武器が少ないのは何故だろう」

バトル系のアニメや漫画に出て来るキャラにはカッコイイ戦い方やカッコイイ武器が欠かせないかと思いますが、武器に関しては基本的には剣などの刃のついた武器が多く、打撃系の武器を使うキャラというのはやや珍しい部類に入るかと思われます。

中国オタク的にその辺に疑問を感じる所があるようで、
中国のソッチ系の掲示板では
「アニメや漫画に出てくる武器で打撃武器が少ないのは何故か」
といったことに関するやり取りが行われていました。

そんな訳で今回はその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画に出て来る武器に打撃武器が少ないのは何故だろう?
大体は剣や弓とかだが、便利さと威力から考えて打撃武器がもうちょっと合っても良いと思うんだが。
錘とかのハンマー系の武器とか、あと棍使いとかもっといてもいい。

打撃武器使いか確かに少ないかも……主人公でそれを使うとなると……思いつくのは「三國無双」とか、あとは「空の軌跡」とかくらいかな?

自分もあんまり思い浮かばないな。打撃武器は日本の感覚だとカッコヨクないんだろうか?

日本で刀が人気なのはなんとなく理解できるが、打撃系の武装がここまで出てこないのは言われてみれば不思議かも。

「杖」ということなら普通に出て来てないか?魔法使いなんかの術使いキャラは大体持っているような。

うーむ……何でだろうな。威力が他の武器に比べて低いからか?
いやでもあれ普通に強いことは強いはずなんだが。

でも、日本以外の作品でも打撃武器よりも剣なんかの方が多いんでない?
かっこよさ、武器の象徴としての剣が人気過ぎるんじゃないかな。打撃武器だとその辺に転がっているものとの明確な区別が、マニア以外にはつかないし。

メイスなんかはちょっと泥臭くなるかもしれないが、棍とか杖とかの打撃武器での戦闘とかカッコイイと思うんだが……

自分が思い浮かべた打撃系の武器使いはガオガイガーとかヴィータかな。鈍重でパワー系の装備になり易いのも人気が出ない一因か?
しかし棍使いや槍使いの戦闘にすればスピード系の方にもできるしなぁ。

長モノ系の武器でも、打撃系のってあんま無いよね。てか槍がメインウェポンでかっこよく活躍するキャラってのも少数派か?「うしおととら」や「Fate」「男塾」関係くらいしかとっさに思いつかん。

マジな話、打撃武器だと倒した敵の描写がグロくなるからじゃないの?

ああ、そうか。一定レベル以上の描写になると「撲殺天使ドクロちゃん」みたいなネタにするしかなくなるか……剣なんかだったら一刀両断で終わりにできるわけか。

重い打撃武器は、日本のアニメや漫画、ゲームだと「斧」になっているような気がする。FEでも剣と斧と槍だし。

日本の作品の剣や刀の描写を見ていて感じるんだが、日本では武器に関しては「斬る」「刺す」という使い方が真っ先にイメージされるからでは?
打撃武器はそういうのがないから、あまり強い武器に思われないのでは。

棍で思い出したが、「GS美神」の神通棍とかはどうだろう?

「GS美神」の神通棍は打撃武器というよりもビームサーベルとかの剣に近い扱いだと思う。

棍使いで真っ先に「ビリー・カーン」を思い出す自分はもうおっさん。ゲームでは探せば結構出て来る気がする。
ただ日本の作品に限らず、打撃武器使いって少ないのも確かだね。やはり見た目的にあんまりカッコヨクできないからだろうか?

俺は打撃武器使いというのなら「幻想水滸伝」の主人公を思い浮かべたぜ。

お前ら、世界一有名な棍使いのアニメキャラ「ドラゴンボール」の孫悟空を忘れているぞ。如意棒はまさに打撃武器だろう。

でも、孫悟空も最終的には拳だけになっちゃったからなぁ……
打撃系の攻撃なら素手があるのも影響しているんじゃないか?ウチの国の武術では武器は手の延長だけど、日本では道具を使うかどうかで絶対的な条件の違いになるから。どうせならば武器無しで戦った方がカッコイイとか、そういう流れなんじゃないかと。

日本のアニメや漫画に打撃武器が出ないのって、日本では打撃武器とそれに関する技術があまり発展しなかったからじゃないかな?
ウチの国では鞭や鐗、錘、長モノでは棍とかがあるし、それを使った武術もあるが日本の武士階級だとその手の技術はあまり出てないようだし。
(訳注:ここで出て来る「鞭」は金属で作られた棒状の打撃武器で竹の節のような突起がついている武器です。鐗は鞭に似ていますが柄があり鞭のような節は無く打撃部分は円柱ではなく三角か四角になっていて鞭よりシンプルな武器です)

技術的背景や文化の違いによる武器を使った戦いのイメージは影響していそうな気がするね。
それに加えて、演出的な問題もあるんじゃないかな。長めの棍や多節棍なんかは接近戦を上手く描写するのは難しいと思うし。

あとは威力の問題かなぁ。単なる棒だと威力に限界あるし、重量のあるのにすると殺傷力は上がるがやられた方がミンチ状態になるから小さい子供の見るような作品には出せないわな。

うーむ……確かに狼牙棒なんかのトゲ付き長モノ鈍器で殴った相手の描写をしたら年齢制限付きそうだな。
あと単純に高威力の打撃武器ってデザイン的にスマートなカッコ良さが出せないってのが大きいんじゃないか?特殊能力とか無しだと、凶悪で強そうな打撃武器はあっても、スマートで強そうな打撃武器ってなかなか無いと思う。

一撃必殺系の日本の作品の戦い方に、ウチの国のイメージでの打撃武器は合わないと思う。刀や剣、拳や蹴りなんかの方がオサレに演出できるわけだし。
武侠的な素早い連続の打撃による戦いとか、日本の作品ではあんまり無いしね。



とまぁ、こんな感じで。
これといった結論は出ないようですが、武器の認識やイメージに関する話が出ていたりしました。

それにしても、アニメや漫画における武器の選ばれ方を考えてみると、打撃武器が少ないというよりも、剣や刀関係の武器の人気が別格だという気もしてきます。
この辺に関しては、上の発言にもある打撃武器の一般的なイメージや演出上の使い易さ、それと武器に関する文化的背景が影響しているのでしょうかね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国人「そろそろ日本のラーメンと中国の拉面の違いをハッキリさせようじゃないか」

ありがたいことに以前、
「日本のラーメンに関して何か反応があれば紹介してください」
という質問をいただいていたのですが、つい後回しになってしまっていました。
思い立ったが何とやらで今回はそれに関してやらせていただきます。

なんだかんだでここしばらくの間で、中国では日本のラーメン「日式拉面」の人気がかなり広まったというか定着しつつあるように思えます。「味千」などの日本系ラーメンのチェーン店がかなり広まっていますし、日本に来た中国の方でラーメンにハマる方もかなり多いそうです。

しかしご存じの通り中国には様々な種類の麺料理がありますし、
日本のラーメンとは別に中国には
「拉面」(lamian)
という日本のラーメンの発音に近い手のべ麺も存在します。
そして、そこに日本のラーメンが「日式拉面」として入ってきたので、ちょっと混乱したりもするようです。

そんな訳で今回は中国のネットで見かけたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


そろそろ日本のラーメンと中国の拉面の違いをハッキリさせようじゃないか。
ウチの国に元からある「拉面」と、日本のラーメンの違いは何か、どちらが美味いのかを!

日本のラーメンの特徴って、麺を手でのばさないんだよね。
あとスープにイロイロな種類がある。ウチの国の拉面も具でバリエーションがついたりするが、スープが極端に変わることは無いよな。
(訳注:中国語の「拉」には、引く、引っ張るという意味があります)

味に関しては好みとしか言いようがないだろ……
料理は材料や値段に料理人の腕と言った条件まで加わる。そもそも、この手の話は中華料理の各地方の特色料理でさえ決着がつかないんだからさぁ。

日本のラーメンって全般的にウチの国の拉面よりも高級って感じはするね。麺やスープもそうだし、具も。あ、でも薬味はウチの国より少ないかな?

日本のラーメンの人気が高いのは知っているけど、俺の口には合わなかったわ。
正直、俺のいる広州だったらその辺の店のおっさんの作った麺とかの方がよほどウマイ。日本のラーメンは見た目が良いから売り易いってのもあるんじゃないの?

日本の拉面の麺って切って作る麺でしょ。
日本の連中は「拉」の字の意味すら知らないのか。アホじゃね?

どこで見たか忘れたが確か日本のラーメンの麺って機械で作ってるんじゃなかったっけ?日本は手で麺をのばす料理できないのかと。

まぁ確かに日本のラーメンは麺以外の部分はスゴイと思うよ。スープや具とかはウチの国の拉面に比べて上をいっているかもしれない。でも、手でのばすからこその拉面だし、美味しさもあるわけで。そこに関してはウチの国の拉面の圧倒的な勝利。

ラーメンって元々日本では「支那そば」「中華そば」って言う名前で普及していて、その後ラーメンと呼ばれるようになったんじゃなかったっけ?名前よりも先に中華系の流れの麺料理の現物があったんじゃないか?
あと、ラーメンはどうだかしらないがソバやうどんは普通に手で作ってる店が少なくないぞ。

どっちにしろ日本のラーメンって手でのばして作る麺じゃないんだし、名前からしておかしいよな。スープはうまいけど。漢字の意味が分からないなら湯(スープ)の麺とかにしとけってんだ。

あー、なんていうか、日本のラーメンの種類の中には一応「湯麺」(タンメン)ってのがあるんだわ……ややこしいことに。ラーメンってかなり種類が多いのも特徴だよね。

現在は便宜上、音が似ているから「拉面」と表記されることが多くなっているらしいけど、日本ではラーメンにどの漢字をあてるかは一定していないらしいぞ。それに昔は「老面」「柳面」という漢字表記になっていたそうだ。あと一応、中には手で引っ張って麺を作るやり方のラーメンもあるにはあるらしい。

しかし日本のラーメンも不思議な料理だよな。日本では一応中華系の流れの料理だとは認識されているらしいけど、ウチの国のどの地方のどの麺料理の流れにあるかはハッキリしないらしいし。

とりあえず、日本のラーメンの特徴としては
・麺はウチの国の拉面のように手でのばすのではなく機械で作ることが多いが、専門店では手作りもある。作り方は店ごと、地域ごとに違ったりする。ただ共通した特徴として縮れていてかみごたえがある。
・スープは基本的にウチの国の拉面よりも濃厚。スープは色んな骨などを長時間煮て作る。ラーメンの専門店はそれぞれが特色のあるスープを売り物にしている。また専門店ほどではない普通の店は濃縮スープを使って調理していることが多い。
って所かね。

蘭州拉面等では基本的に麺の太さや感触が重要だとされるが日本のラーメンはスープが重要だとされている。
名前が似ているから混同されることもあるが、本質的に考えて、ウチの国の拉面と日本のラーメンは別モノと考えるべきなんだろうね。

日本のラーメンって麺はそこまで特別って感じはしないんだが、スープの濃厚さが違うよね。ウチの国のスープみたいに薬味を大量に使うわけでもないし、根本的な調理方法の違いを感じる。

いや、麺に関してもかなり違うよ。小麦粉の他に「かん水」というアルカリ塩水溶液を加えて作るのが日本のラーメンの特徴。あれで黄色の色とかみごたえのある面を作る。一説によれば、モンゴルの湖の水で作られた麺において発見され、現在のラーメンの麺に至るらしい。でも、ウチの国も一応数百年前からアルカリ塩水溶液を使った麺はあるから、この伝説については疑問が残る。
まぁとりあえず、日本のラーメンの麺は弾力が強くて縮れているのが特徴なのは間違いないね。日本人は麺のかみごたえを非常に重視するので、中国の拉面を初めて食べたとき弾力の無さにガッカリするらしい

日本のラーメンがどうこう言い出したら、ウチの国に普及しているインスタントラーメン全部を考えなければならなくなるぞ。あれは日本のラーメンの流れから発明された食品だ。
あれも拉面の呼び名で普及しているから余計に混乱する。

しかし日本のラーメンの濃いスープはどうも好きになれないんだよな。食ってから水をがぶ飲みしてようやく落ち着く。あれは俺の好みじゃないわ……
あと日本のラーメンにのってるチャーシューやナルト、特に半熟の卵が受け入れられないわ。

俺も日本のラーメンはダメだ。
現在はかなりの都市に味千ラーメンとかの日本のラーメン系の店が出ているけど、なんであんなに多くの人間が行くのか理解できない。これは俺に問題が有るのか?俺は普通に蘭州拉面とかを食う方が好きなだけなんだが……

味に関しては純粋に好みの問題だから気にする必要はないよ。
あと味千は店が小奇麗だってのも人気の理由だろうな。女の子連れて拉面食いにいくのはアレだけど、味千に入るならなんとなくセーフという感じになっているし。

日本のラーメンの特徴ってスープだよね。これが合わないならしょうがないと思う。
あとこれは私も知って驚いたんだが、日本のラーメンで一番コストのかかるのがスープで、材料も豚や鳥の骨、コンブ以外にもイロイロとあるらしい。そしてスープををうまく作れるかが非常に重要であり、専門店はこれを重要な秘密にしているそうだ。

ウチの国の拉面はスープに手をかける意識はほとんど無いと思う。特に化学調味料が一般化してからは余計に似たような味になってきたような。

俺は蘭州拉面で育った人間だが、日本のラーメンが別格のウマさなのは認める。でも安さと手軽さを含めればやはり蘭州拉面の方が良いな。

日本に来てラーメンがいっぱい食えて幸せな自分だが、一つだけ認められないことがある。
日本の中華は担担麺まで日本のラーメン化しているんだ!ありゃあ日本のラーメンのスープで食うもんじゃないんだよ!!

こういうどっちが美味いかみたいな話が出るのって、名前の問題もあるんじゃないか?
正直、「日式拉面」に関してはせめて字だけでも呼び方を分けた方がいいんじゃないかと思ったり。あれ、別の食い物だと認識しておけばもっと落ち着いて楽しんで味わえるんじゃないかと。

まぁ蘭州拉面にしてもブランドの総称みたいになって各地で違いが出て来るようになってるし、今ここで発言している人間の考えている味が共通したものとは限らないから、日本のラーメンと比べてどうこうというのは難しいかもしれないな。
蘭州出身のヤツも、蘭州拉面の特徴についてキッチリとは答えられなかったりするし。

ウチの国の拉面って最近はチェーン店化して小規模店が無くなり、チェーン店化した所はどんどん迷走して味が落ちているからな……日本のラーメンに市場を奪われるのもしょうがないかとも思ってしまう。

ウチの国はチェーン店化するとどこも味落ちるからね。セントラルキッチン方式でもないし、調理法の伝授とかきちんとしていないし。

そうそう。ウチの国の料理店って、複数店舗化したりチェーン店化すると大体はメインの料理人が本店以外の店まで手掛けて手が回りきらなくなって結局全体的に味が落ちるんだよね。
あと買収ででっかい企業の傘下に入ると仕事頑張っても頑張らなくても収入そんなに変わらなくなるから、どんどん手を抜き出すんだよな。

いや、実際最近の商業競争のせいでウチの国の拉面事情は何気にヤバイことになっていると思うよ。悪貨が良貨を駆逐するのを目の当たりにしているような気もする。
材料的に昔より良いモノが出せるはずなのに、値段だけ上がって味が落ちるか消えるかしているのはどういうことだ……

日本のラーメン専門店の全身全霊をかけて秘伝のスープを作り店を出して盛り上げ、維持していく態度は評価するべきだと思う。
料理としてどっちが上かは分からんが、ウチの国の拉面を出す店が日本のラーメン店と比べて味が落ち易いってのは認めざるを得ない。

昔美味しいから通った店もオーナーが変わってあっさりと味が落ちたり、2号店が出て味が落ちてそのうち潰れたりしているからな……



とまぁ、こんな感じで。
中国には既に拉面が一般的な麺料理としてある所に、「日式」という字はついているものの「拉面」という名前で日本のラーメンが入っていることから、元からある「拉面」とごっちゃになって混乱したりするようです。

ちなみに、上の方で何度か出て来る
「蘭州拉面」
ですが、中国ではやや珍しいコシのある麺を使うので比較的日本のラーメンに近いと言われています。しかしこれもあくまで「近い」であって日本で日常的に食べられているラーメンとは違う味のものです。

それでなくとも中国はイロイロな料理があるわけですし、「麺」ということで大まかなカテゴリ的には同じになってしまう上に中国で一般的な麺類ともイロイロと似ているような所もあるので、こんがらがったり、似たようなもんだと思い込んだりしてしまうような所も出て来るのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国で日本のラーメンが人気になったきっかけはとんこつとダシ?

中国オタク「修羅場ってどんな意味で、どんな所で使う言葉なの?」

昨年のアレな流れのせいでこの年末年始は中国関係がバッサリと止まってしまっているので、久々にゆっくりとした年末年始となり(なってしまい)ました。
ただ精神的にかなりまいっていたのかそれともイイカゲンおっさんになってきた自分の歳のせいか、休みに入って身体がさっぱり動かないという体たらくに。

何はともあれ、ぼちぼち通常更新に戻っていこうと思いますので、今回はまず軽めの話題で一つ。


中国でオタクをやる場合、
漢字という共通の文字があることから日本のコンテンツや情報を
「翻訳しないでもなんとなく理解できる」
所があるので他の非漢字圏のオタクに比べてイロイロと楽だという話があります。

しかし、漢字ということで何となく流している言葉でもいざしっかりと考えてみるとイマイチ分からない……といったようなこともあるようです。

先日中国のネットを巡回していて
「修羅場」
という言葉に関して
「意味がどうも分からない」「耳慣れない」
といったやり取りが行われているのを見かけましたので、
今回はその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画見ていると「修羅場」って言葉をちょくちょく見たり聞いたりするんだけど、これって具体的にはどんな意味なんだろう?
何となく「危険な状態」程度に考えてスルーしていたんだが、どうも違うような気もしてきて。

それは私も知りたいね。
漢字そのままで持ってこれる言葉だから字幕とかでもそのまま使っちゃっているケースが多いけど、具体的な意味がいまいち分からん。

修羅場を百度で検索してみると東京事変のアルバムのページが引っ掛かるだけなんだが……
しかもそこの説明って「修羅場」じゃなくて仏教用語の「修羅」についてだし。

しかも百度百科の「修羅」のページを見ると、細かいカテゴリの過半数が聖闘士星矢、ふしぎ遊戯、銀魂の主題歌、ゲームの難易度と言った日本のアニメや漫画、ゲーム関係の話になってる件について。
一応、元はサンスクリット、仏教関係の言葉ではあるようだが。

日本語だと「戦いの中のような場所」という意味として使われているんじゃないかな?
アニメや漫画の中ではイロイロと戦いのように緊迫したりピンチになったりする展開が多いからよく使われるんじゃないかと。

修羅場ってのは、バトルや殺し合いなんかが行われる所って意味だよ。

修羅場って「戦場」ってことだとどっかの辞書で見た覚えが。

「修羅」ってのは死神と似たような感じの印象だし、決闘の場というかバトルフィールドみたいなもんだと……

いや、俺の印象だと修羅場ってもっと軽い言葉に思えるんだが……
愚痴やネタっぽい感じで「こっちは修羅場だよ」みたいな使い方されているのを見た覚えがある。

あれ?修羅場って漫画の〆切や同人誌の入稿が間に合わない時の言葉じゃないの?私はずっとそう認識していたし、そういう意味で使われる作品を幾つも挙げることができるんだが。

まてまて、どの作品で使われる「修羅場」なんだ?
作品によって設定が異なるぞ。

最も一般的なのは男女間のゴタゴタに関するものじゃないか?

うむ。俺の印象もそうだな。
ハーレム構成員の間で、誰が寵を受けるかを巡って行われる争い、或いはその争いが起こりかねない恐ろしい空気を指すんじゃないかと。

私は「阿修羅」や「修羅」と「修羅場」の関係についても教えて欲しい。
これも似たようなものなのかね?

いや、それはどれも関係はあるが別のものだ。
厳密な所は私もうまく説明できないが、阿修羅と修羅は源流はインド神話で仏教でも重要な存在となっている。そして修羅場はその阿修羅から来ている概念で「激しい戦いの行われている場所」という意味になっている。

横からですまんが自分も質問。
「修羅之道」と「修羅場」はどうなのかね?こっちも別の言葉だったりするのかな?

「修羅の道」と「修羅場」に関しては同じ意味で良いんじゃないの?使われ方も同じだし。

「修羅場」って言葉は「シュラバ」或いは「シュラジョウ」って読み方が有って、「残酷な戦場」という意味の言葉。現在の日本語では「シュラバ」の読み方が一般的になっている。
そこから転じて、社会生活における「悩み苦しんでいる時」「熾烈な競争が行われている時」に使われるようになっている言葉。だから恋愛や仕事関係の形容として使われることも多い。

これもいつの間にかオタク関係で使われるようになってきたよね。
今度「俺の彼女と幼馴染が修羅場すぎる」というアニメが出るが、作品のタイトルにまでなってきたってことは、この言葉も「中二病」みたいにウチの国のオタクの間で広まったりするのかな。「中二病」がウチの国で決定的に広がったことに関して「中二病でも恋がしたい」の影響は無視できないし。

その辺はどうなんだろうな。
正直、修羅場に関しては中二病より前から入っていたように思う。自分は「こみっくパーティー」ではじめて修羅場という言葉を意識した。そこから今に至るまでそんなに広がっていないし、マニアの把握している単語くらいに止まるような気もするね。

しかし考えてみると修羅って言葉は日本の作品によく出て来るし、日本って「修羅」という言葉がかなり好まれているように感じる。「修羅」という言葉が日本人の感性に合うような所があるのかね。



とまぁ、こんな感じで。
漢字という事で日頃は流している言葉に関して、いざそれぞれの認識を突き合せてみると結構な違いが出てきたりもするようですね。

今回の記事を書くときにざっと見た感じでは、中国オタクの面々が「修羅場」という言葉を意識するのは男女関係のもつれや、漫画などの〆切前といったケースが多いようですし、そういった方面でのゴタゴタした状況や空気がイメージされ易いようです。

しかし一方で言葉の背景まで調べてそこから「戦場のように苛烈な場所や状況」だと認識しているのもいるようですし、ちょっとした混乱も見受けられました。

1月から始まる新作アニメには
「俺の彼女と幼馴染が修羅場すぎる」

(中国語タイトルは「我女友与青梅竹馬的惨烈的修羅場」となっているようです)
という「修羅場」がタイトルに入っている作品もあったりしますし、改めて考えてこんがらがったりしてしまうのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。、
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

DBZは中国のアニソンイベントで選曲しない方がいい

昨年の暴動以降、中国国内で日本のアーティストを呼んでのイベントを開催するのが非常に難しくなっていますが、今回はそんな中国のイベント事情についての話で一つやらせていただきます。
正直な所、状況が良くなるのを待っていたらいつ書けるか分からない話なのでいっそ今のうちに書いてしまおうかと……

さて、本題に。
中国に日本のアニソンが広まりオタク趣味の一ジャンルまでになっている今日この頃、アーティスト単体でのイベントから、結局中止となってしまいましたが昨年のアニサマ上海のような大型なものまで、中国でもアニソンイベントの需要がかなり出ていました。

しかしそんなアニソンイベントで
「なにを歌うか」
というのが案外難しい話になっています。

このブログでも何度か書かせていただきましたが、中国で人気になった作品や好みの傾向には日本と異なる部分もありますし、「アニソンが人気になった作品」に関しても日本とは違います。
言ってしまえば、人気のアニソン、アニソンの定番曲が違うわけですね。

それに加えて中国のアニソンコンサートの特徴として
「観客も一緒に歌って盛り上がるというスタイルが一般的」
というのがありまして、歌われるのが観客のよく知っている曲かどうかが日本よりも盛り上がりに直結するような所があります。

そんな訳で、中国のアニソンイベントでは一部の人だけが知っている、マニアだけが知っているような曲が選曲されてしまうと微妙な空気になったり、サプライズや事前予告無しで観客のよく知らない歌が流れると反応できないことが少なくないという話です。


もちろん、アニソンもカバーするレベルのオタクをやっている層は知識としてはきっちり把握していることも多く、余裕さえあれば思い出したり調べたり理解したりはできるそうです。ただ、イベントでとっさに反応して盛り上がることは少々難しいという曲がわりと多いわけでして……

そもそも、いくら日本のアニソンが中国現地で知られている、中国オタクの間でアニソンのカラオケが楽しまれるようになっているとはいえ、アニソンファンというのはマニア寄りな層になりますし、そんな現地のアニソンファンの間で知られているアニソンの幅は日本より狭いわけですしね。


そしてそういった現地でよく知られているアニソンに関してですが、定番となっているような歌に関しては日本の一般的な感覚との違いが特に大きくなっています。

中国で定番になっているアニソンは中国のテレビでまだ日本のアニメが普通に放映されていた頃の作品のものであることが多いのですが、当時中国に伝わった日本のアニメは日本で人気になった作品の一部でしかありません。

そのため中国で放映されていなかった作品のアニソンというのは、中国オタクの間では定番曲とはなっていません。知識として押さえていたりはするようですが、イベントで大いに盛り上がることのできる曲とはなっていないようです。

例えばこれはあくまで私の印象によるものですが、
日本で比較的よく勘違いされているように感じるのは
「ドラゴンボール」

に関してでしょうか。

中国本土でももちろんドラゴンボールは名作として大人気なのですが、当時は主に海賊版の漫画経由で人気になり、テレビアニメに関しては無印が短期間放映されただけで「Z」は放映されていません。

ですから無印の
「摩訶不思議アドベンチャー」
も知名度的に微妙な所がありますし、「ドラゴンボールZ」の主題歌
「CHA-LA HEAD-CHA-LA」
に至っては思い入れのある中国オタクはほとんど存在せず、イベントで歌ったとしてもあんまり盛り上がることができないそうです。

また「昔中国本土のテレビで放映されなかった作品」以外に、
中国と日本で定番についての認識の違いが出易いのが
「比較的最近の作品のアニソン」
ですね。

最近のアニメ作品に関しては、中国では主にネット経由やちょっと前になると海賊版のVCDやDVD経由で見られていたことから見るときに「飛ばされる」ことが多く、また日本のようなCMなどによる刷り込みも行われないことから、アニソンがあまり記憶に残らないようです。

更に最近の作品はタイアップもあってか頻繁に曲が変わるというのも難しいところらしく、「NARUTO」なんかはまさにそういった理由で主題歌があまり耳に残っていないのだとか。

逆に動画サイトで人気になったりネタになったりした曲は中国オタク的には「押さえておくべき」だと考えられているらしく比較的印象に残るようです。
「武装錬金」の「真っ赤な誓い」はまさにそれですし、「とある科学の超電磁砲」の「only my railgun」なども動画サイトの影響が大きいそうです。

あとアニソンからはちょっと外れるかもしれませんが、ボーカロイド系の曲が中国のオタク系のイベントで人気があり、よく歌われるのはこの辺りも理由になっていますね。


とても大雑把な話になりますが中国のアニソンファンにとっての定番は、
一昔前(ネットの普及以前〜普及の黎明期)に中国で人気になったアニメの主題歌、
最近の作品で作中のストーリーやキャラと強烈に結びついている主題歌、
ネタとして中国オタク内で人気になったことのある歌

といった辺りになっている模様です。

そんな訳で最近の日本のアニソン定番曲の中で例えば「ONE PIECE」の
「ウィーアー!」

なども実は選曲としては微妙な所があるそうです。

私もこの話を聞いてかなり意外だったのですが、中国での「ONE PIECE」の人気は比較的最近のもので、しかもテレビでの放映が中心となって広まった人気ではないことから、イベントで主題歌にとっさに反応できる、盛り上がることのできる観客がそこまで多くないそうです。

これが例えば昨年行われたような中国の日本人会系のイベントで、日本人のお客さんが多いとかなら問題ないようなのですが、中国のオタク層向けに、事前予告無しにおもむろに歌い始めたりといったことになるとちょっと厳しい所があるそうです。
もちろん全くウケないわけではないと思いますが、日本のようにすぐに良い反応が返ってくる可能性もそんなにないのだとか。


逆に最近の作品で中国オタク内で強いのは
「マクロスF」

関係の歌でしょうか。実際、アーティストのMay'nさんの中国でのコンサートは非常に良い反応だそうです。

しかしマクロスFの歌の人気とは別に、
「ロボアニメ系のアニソン」
が中国オタクのアニソンファン内では難しいものがあるという話も出ています。

ロボアニメ系のアニソンはノリの良い曲も多く日本のアニソンでは定番となっている曲も多いと思いますが、中国本土では日本の定番ロボアニメがほとんど放映されていないことから、中国オタク的な「歌」の知名度としては少々厳しいものがあります。

現在の中国オタクの傾向として、ロボット系の作品はスパロボ経由で知ることが多く、主題歌のメロディはなんとなく知っていても元の歌や詳しい歌詞はよく知らないというケースも多いです。

もちろん中国オタクの間にもロボアニメファンやマニアは少なくないのですが、
「アニソンイベントに行くような人間でロボアニメ系のアニソンを好物にしている」
というのは少数派らしく、箱が大きくなればなるほどロボアニメ系のアニソンは厳しくなる傾向があるそうです。
ちなみに、中国での第1回アニサマではガオガイガーへの反応がかなり微妙だったとか。(もちろん反応する人はいたそうですが、曲にのれない、分からない人も結構いたそうで)

それとロボット系ではマクロスFほどではないですが、「ガンダムSEED」も人気になった時期が中国オタクの黎明期だったこともあってロボアニメファン以外にも主題歌の人気や知名度が高いのですが、こちらはまたイロイロと使い難い理由があるようで……


こういった背景があるので、中国でのアニソンイベントにおける選曲に関しては難しい所が出てきたりするそうです。
中止になってしまったので今となっては何とも言えませんが、アニサマ上海も選曲にはかなり頭を悩ませていたようですね。

例えばアニサマ上海では大きな目玉として水樹奈々さんの出演というのがありましたが、実は水樹奈々さんは現地の中国オタクの間でのネームバリューは非常に高いものの、中国オタクの間で広い範囲によく知られている歌というのがありません。

中国では「リリカルなのは」はマニア向けの作品といった扱いでファン層が中国のアニソンファンの主流とはズレていますし、アニソン以外の曲はもっと知られていません。
もし開催されていたなら水樹奈々さんが中国オタクの観客へどんな歌を歌ったか……というのは中国オタク事情的にかなり興味深い話に思えますね。


いつも以上に長々とまとまりのない話を書いてしまいましたが、とりあえずこんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


1/6修正:誤字脱字などを修正しました。ご指摘ありがとうございます。

2012年後半 よりぬき日中オタ活動

新年あけましておめでとうございます。
お陰様で昨年もどうにかこうにか更新を続けることが出来ました。今年もよろしくお願いいたします。

さて前回に続いて今回は後半についてのまとめをやらせていただきます。
以下に昨年下半期のオススメ、良い評価や大きな反応をいただいた記事を並べてみました。


中国オタクとオタク文化

中国オタクのイメージする「大和撫子的キャラ」

中国オタク「簡体字と繁体字について、どう思う?どっちが好き?」

中国オタク「海外のオタクでも日本のような衝突って珍しくないような?」

中国ではオタク趣味ほど気楽なものは無い……のかも

中国オタク「日本がスカートで次元を越える方法を発見したぞ!」

中国オタク「上司が日本出張でお土産を買って来てくれる、何を頼んでいいのだろうか。回答期限が近くて焦る!」

中国オタクはネタバレがお好き?

中国オタク「日本で極めてヤバい画集が出たようだ……!」


中国オタクとアニメと漫画とゲームとラノベ

中国オタク「日本では卓球のアニメって作られないんだろうか?」

中国オタク「香港や台湾では有名なのに中国本土では無名な日本の有名作品について」

中国オタク「ハイスコアガールを読んでいると、なぜか泣けてくる……」

中国で11歳の少女が「まどか☆マギカ」の海賊版を買ったらAVがついてきてショックを受ける事件が発生

中国オタク「ソードアート・オンラインが村上春樹を超えてしまったらしい……!」

中国オタク「勇者ヨシヒコ面白いな!私はドラクエに関してはあまり知らないが」

中国オタク「灰原哀がテレビで日本の世襲制を日本語で風刺しているんだが」

「炮姐」「614」「圓神」「初代櫻」中国オタク用語におけるキャラのあだ名 その2


暴動関係

中国オタク「こんな状況になってしまって同人イベントとかアニメフェア、どうなるんだろうか?」

中国オタク「アニサマ上海延期……覚悟はしていたが、キツイ」

中国オタク「ウチの国では日本関係の書籍禁止、日本では中国分析の本の出版や売り上げが増加中……これが差というヤツか」

中国の動画サイトからドラマや映画の日本カテゴリが消失した件についての中国オタクの反応

中国の怖すぎるピカチュウへの中国オタクの反応

北京で声優イベント開催 これで今年のイベント全滅は回避となりました


その他諸々

中国では結婚できないと斉天大聖になるらしい

中国の辞典の最新版に「オタク」から来た言葉「宅男」「宅女」が収録される

中国オタク「結局、日本料理の味の特徴って何なんだろ?」

中国オタク「日本人で同姓同名ってどれくらいあるのだろうか?」

中国オタク的疑問「なんで日本のペットボトルのお茶は砂糖入ってないの?」

中国オタク「日本人に三国志について教えられてしまった……」

中国人「男女平等に関して中国は日本より上らしいが、実感できない」

中国のネットで大流行する後ろ向きな言葉「屌丝」


今年後半に関しては9月に起こった暴動を避けては通れませんね。
あれの影響はオタク関係にも甚大な被害を及ぼし、現在も暴動以前の状況に戻る見通しは立っていません。

しかしそれでもこのブログを始めた頃の状況に比べればマシな状態というのは確かですし、暴動以降もどうにかこうにか中国本土でイベントが行われたり、日本のアニメが中国で公式配信される等といった動きも出ています。
昨年末には「猫物語(黒)」

の配信が行われたりしていますし、ぼちぼちと回復の傾向にはなっているようですね。


何はともあれ、今年も例によってイイカゲンな内容とペースでの更新になるかと思いますが、お暇な時にでものぞきに来ていただければ幸いです。


1/3修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
表紙は日本鬼子&小日本、帯の推薦は岡田斗司夫様と、本の外側については管理人が怖気づくようなレベルになっています。中身も表紙サギにならないようできる限り頑張ってみましたので、よろしくお願いします。 ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

中国オタク的に気になる(らしい)アイテム

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