「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2013年02月

中国の学校の新制服がエロゲそっくりだと話題に

ありがたいことに中国オタク関係の情報を教えていただきましたので、
今回はその話を紹介させていただきます。

先日、中国のweiboに
「華中師範大第一付属中学新制服選考プランネタバレ」
としてアップされた制服が
「ホワイトアルバム2の制服とそっくりじゃないか?」

と話題になっているようです。
(華中師範大第一付属中は湖北省武漢市にある学校だそうです)

そしてその制服デザインはこんな感じだそうで
新制服







特にこの制服が「ホワイトアルバム2っぽい」と話題になっているようです。
ほわるば2






この制服、ゲームのファンは当然ですがゲームを知らない層からも、
「随分と凄いデザインの制服が来た」
と思われているようです。

人民網のニュース記事(中国語)によれば、ネットにアップされている画像は春秋モデルの女子制服の候補サンプルで、そのうちの一つは確かに学校がちょうど配りはじめたところだった女子生徒の正装だそうです。

ちなみに、「正装」というのは恐らく学校のイベントや集会などで着用を指定される制服のことだと思われます。
実は中国の学校の制服着用というのは日本の学校における制服の着用の仕方とはちょっと違う所がありまして、イベントや集会などに参加する際の「正装」的なものとしてカッターシャツやブレザーにズボン、スカートという制服が決められていても、登下校や授業中、授業間の体操の時などは基本的にジャージといったことが多かったりします。

この辺りに関しては個々の学校で違いがあるようなのですが、日本のように登下校も含めて学校にいる間は制服でいなければならないといった感じではありません。

またこういった中国特有の制服の扱いについては、中国の学校では生徒が制服から体操着に着替える時間や場所を準備できていない、現地の気候や制服の品質を考えると制服があまり実用的ではない、といった理由もある模様です。

とりあえず以下に中国のソッチ系の掲示板などで見かけたこの制服に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


武漢の学校の新制服がスゴイらしいぞ!見ろ!
ホワイトアルバム2そっくりじゃあないか!

ブレザーの上着とチェックのスカートか……
学生が着ている画像が出ていないのが少々不安だが、興味深いデザインではある。もし自分の進学の時にこれがあったら考慮する材料の一つになったかも。

うお、WA2と聞いて飛んできたが妙に再現度高いなこりゃ。

地元の人間から言わせてもらうと、この学校って地元だとトップクラスの学校だったりする。
だから勉強を頑張りまくれば自動的にこの贈り物が得られるかもしれないってわけだな!

あー、でも現地の女の子というかあの学校の女子生徒のレベルでこれを着ても、その、たぶん二次元の理想通りにはいかないんじゃないかな……

なんか眼帯を一緒に装備しそうな中二病的デザインの制服もあるなぁ。

こういうのを作って来るというのは本当に驚いた。
値段的にはどんなもんだったんだろう?普通の制服系コスプレ衣装よりは安くなるのかな?

私の学校は女子もズボンの制服で、ずっとそれを着ていたからこのスカートの制服はあんまり着たいとは思わないかな。スカート短すぎて不安。

二次元の制服を現実にしても、なんかガックリ来るだけのような。
あとこんな短いスカートで女子は大丈夫なのか?

確かにスカート短いな。露出し過ぎというのもそうだし、それ以上に寒くないのかと心配な感情が先に来る。春と秋用ってことだから我慢できるのかもしれないが。

日本は冬でも女の子が短いスカートの制服でいるから、案外大丈夫なんじゃないの?
個人的にはよくやった、と思っちゃうな。チェックのスカートとかスバラシイ。三次元の存在に不安を抱く気持ちも理解できるが、三次元、いやこの場合は2.5次元寄りか?な存在も悪くないもんだよ。
というわけで早く着用した女の子の画像を!

これは学校をあげてコスプレするということなのでしょうか!?

こういう日本のアニメや漫画の影響を受けた制服もいいんだけど、こっちに振り切るなら中華民国時代の女学生の制服にするとことか出てこないかね。女子の旗袍(チャイナドレス)的な装いも良いし、男子は中山服なのがまたいい。日本や韓国の制服には無い中国の「特色」ってのが出せるし、機能性も悪くないと思うんだが。

民国の時の制服ってのは難しいんじゃないか?旗袍(チャイナドレス)は伝統衣装としての位置がどうも安定していない。民族要素は漢服関係でもゴタゴタしているし、政治的な理由でヘンな話になりそうな気もする。しかし民族関係よりオタク関係の方が楽っていうのは、なんだかなーと思わなくもない。

中山服は日本の男子学生制服の影響があるから、ウチの国の「特色」ってことを考えるとまたややこしい話になりそうだ。選択としては悪くないと思うが。
とりあえずこの制服の男子版のデザインも気になる。まさか男子のズボンまでチェック柄だったりしないよな!?

私女子だけど、この学校の制服は勘弁して欲しい。
毎日この制服着て足出すとかは耐えられない。

スカート短すぎるよね。ゲームの中でもないし、日本でもないのに。ウチの国でこれをコスプレ以外で普通に着用して大丈夫だとは思えないよ。
チェック柄のスカートの制服というのを見たことはあるけど、こんなに短いスカートと言うのは記憶に無い。

こういった日本風の制服って見る分にはとても萌えるけど、着用するとなるとキツイね。何て言うか、中国の社会環境と合っていないというか。

でも、こういった制服の正装って普段はほとんど着ないよね。私の学校もこういう制服の正装があったけど、普段はみんなジャージで学校に着ていたし。
たまにしか着ないんだからこういうトンデモなデザインでもいいんじゃないの?

こういう制服のモデルチェンジってなんでやるんだろう。どんな必要性があるんだ?
俺の通った学校も運動用のジャージとこういったスーツっぽいのがあったけど、体育の時に着替える場所が無いからいつの間にかみんな運動用のジャージになっていった。生徒全員がトイレで着替えるのは物理的にも時間的にも不可能だったしね。
で、中には真面目にスーツの方を着て来るのも数人いたけど、周りはジャージだから逆に間抜けに見えてしまうという事態に……

制服以外に、運動用の服装の萌え化をしても良いような気がする。ジャージの着こなしとか、それなりに萌えの要素はあるが、もうちょっとデザイン的に何とかならないかな。改良の余地はあると思うんだが。

こういった服は上海とかの高校ではそんなに珍しくないよ。ただ着替えの問題が常について回るから、体育の授業がある日はジャージで学校に行くしかない。
恐らくウチの国の高校で正装から体操着に着替える更衣室があるというケースは珍しいんじゃないか?少なくとも、こういった制服を導入する際に生徒の着替えについて考慮して導入している所はほとんど無いはずだ!
スーツみたいな制服導入という形を優先して現場でグダグダな対応というのはとても我が国の「特色」っぽいものではあるがな!

日本だと教室で着替える学校だってあるんだろう?その辺はウチの国の学校も整備すれば行けると思うが……でもそこをきちんとやってる学校の話は聞いたことが無いね。
あと、制服の導入や新モデルチェンジは学校と業者の金儲けのためと言うケースがあるな。学生(というか保護者か)に金を使わせる口実にできるわけで。

着替え場所確保についてはウチの国の学校でもやってやれないことは無いと思うんだよね。ただ、男女の着替えの場所の確保のために教室2つ確保しないといけないから、最低でも2クラス合同の体育授業にしなければいけないし、教室移動による個人の荷物や貴重品の保管、そして問題が起きたときの管理責任といった解決しなければいけない問題が存在する。
でも体育に関してはどの学校も重視していない。保護者もそうだし。そりゃ後回しになるわ……

しかしまぁ時代は変わったもんだね。自分が高校の時だからまだ10年は経っていないんだが、当時はスカートをはいてきた女子が担任に怒られるなんてこともあったんだが。



とまぁ、こんな感じで。
ここしばらくの間で中国の学校の制服事情も激変しているようですが、実際に着て学校に通う生徒にとってはそこまで便利だったり、心躍るモノになっていたりするわけではないのかもしれませんね。

それから、ニュースによればこの新しい制服が
「学校の各クラス代表による投票で決まった」
というのもちょっと面白いですね。

中国の学校生活に関しては、受験の厳しさが年々増しているといった情報などがよく目につくのですが、勉強以外の部分の学校生活に関しては昔に比べて華やかなものになったり、楽しめるものになったりしている所もあるのでしょうかね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


ある中国の学校の制服がときめきメモリアルっぽいと話題に

中国オタク「大変だ!あの変態仮面が実写化されるらしい!!」

世の中には実写化されること自体が衝撃的という作品があるかと思いますが、
先日劇場版のPVが公開された
「変態仮面」

はまさにイロイロな意味で衝撃的な実写化なのではないでしょうか。

映画『HK 変態仮面』オフィシャルサイト
youtube公式

この「変態仮面」の実写化、一部の中国オタクにとっても衝撃的だったようで、ちょっとした話題になっている模様です。

そんな訳で今回はその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


大変だ!あの、「変態仮面」が実写化されるらしい!!
ネタじゃないんだ!もうPVまで完成している状態で公開スケジュールまで確定しているらしい!

え?ホントに?
俺は「変態仮面」の漫画もってるけど、なんで今になって。いや、そもそもどうしてあの作品を実写化するなどという恐ろしいことを……

一体何なんだこの作品。予告PV見るだけで新しい世界に行ってしまいそうだ。

これ、小栗旬が発起人なの?何やってんだよ小栗旬……!
しかも「勇者ヨシヒコ」の監督だって!?

そうだよ!何やってんだよ小栗旬!なんで本人が演じないんだ!?

凄いタイトルとキャラクターだな。こんな作品が存在したのか……
映画は15禁や18禁になっちゃうの?

恐らく一般作でレーティング制限はかからないんじゃないかな?
原作は少年ジャンプ連載の漫画だしね。

この漫画私も読んだ。非常に笑える作品。私が知る限り最も下品な正義の味方だ!

私が原作読んだのは90年代半ばくらいだから、もう20年近く前になるのか。今になって実写化のニュースとPVを見ることになるとは。

紳士の勝利だ!

うん。パンツはちゃんと身に着けている。全裸ではないからセーフだね!!

あれ?ハイヒールじゃなくて普通の布靴?衣装再現がそこだけ惜しいぞ!他は非常に良い感じなのに!

いや、たぶんそれはお前の記憶違い。原作ではハイヒールじゃなくて普通の靴をはいたりもしている。網タイツは基本的な装備だけどね。
しかし……マジでいい身体しちゃっているな。この漫画は私が小さい頃に読んだまさに「忘れられない作品」だが……まさか実写化されるとは……

PVの音楽、なんでこんな無駄にカッコイイんだよ……
あとPVのあの技はもしや、伝説の「地獄のジェットトレイン」なのか!?

実は俺、変態仮面の真似したことあるんだ……どの部分かまでは言えないが!

私は日頃、漫画原作を三次元で実写化するときは原作を尊重するべきだと言っている。
……でも、この作品の原作重視の姿勢は、どうなんだろう?

原作はストーリーだけ見れば熱血漫画……なはずだし、昨今のヒーロー系コミックの映画化の流行の一環だと思えば……思っても、ダメだわ。

これが当たったら、今度は変態仮面VSけっこう仮面とかやってくれるのを期待する。

パンティを装着してパワーアップする主人公による、とても紳士的な作品だったな!
あとこの作品の中盤から中国人のヒロインが出ていたっけ。当時は特に疑問に思わないで読んでいたが、今考えてみるとツッコミ所の多いキャラだったように思う。

まぁ当時の日本の漫画に出て来る中国人キャラって大抵中国武術の使い手だったりするからね。
しかし私としてはヘンな中国人キャラということよりも、そのサブヒロインと主人公が最終的にくっついてしまうという展開が驚きだったな。あの頃の日本では中国人の女性キャラって人気があったんだろうか。

小さい頃に見て、とても記憶に残っている作品だ。大人になった俺は彼のような紳士になれたのだろうか……

男が変態で何が悪い!むしろ男だからこそ変態なのだ!

また日本では変態が世界を救ってしまうのか……!!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの中にも変態仮面を覚えている人間が結構いるようでした。

「変態仮面」は中国本土で出版されたことはもちろん無いはずなのですが、香港などでは出版されていたようですし、それの海賊版は入っていたようです。

しかし「変態仮面」の連載期間はそこまで長いわけではないですし、内容の方も中国では大っぴらに売り難いものですから、中国本土に海賊版が出回った期間も比較的短いのではないかと思われます。

ただそれでも作品を目にした人間にとっては忘れられない作品となっているようですし、一部の中国オタクにとって「変態仮面」が「記憶に残る作品」となっているのは間違いないようです。

ちなみに
「それは私のおいなりさんだ」
は普通に直訳で
「那个是我的稲荷寿司」
となっているそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国で、日本の小学生の飛び込み自殺が人気web漫画のストーリーを思い起こさせると話題に

先日、学校の統廃合の中止を求める遺書を残して小学生が電車に飛び込み自殺をするという事件が起こってしまいました。
そのニュースが中国にも伝わっているようなのですが、中国オタクの間では少し特別なとられ方をしているそうです。

自殺か小5駅で飛び込み 学校統廃合中止求めるメモ残す(毎日新聞)

自殺小5男児 統廃合賛否尋ねる(読売新聞)

中国の人気web漫画作品には
「拜見女皇陛下」(リンク先が掲載サイトの連載ページです)
という作品があるのですが、先日の事件があたかもこの作品のストーリーが現実に起こってしまったかのように感じられているとのことです。

この「拜見女皇陛下」を大雑把に紹介しますと、
小明は落ちこぼれ小学校の落ちこぼれクラスの5年3組に通う平凡な少年。その彼のクラスに突如現れクラスに君臨する暴君を押しのけて班長(学級委員)の座についた小華。小華(陛下)を中心にクラスに新しい風が起こる……
といった感じの作品でしょうか。

この作品は中国のネットではちょっとした人気になっていまして、動画なども作成されています。動画はコチラ(中国語)

中国の小学校が舞台なので、日本の感覚ではちょっと分かり辛い部分もあるかと思われますが、中国の学校事情や学校の空気が出ていますし、中国の学校生活や建物の描写など、ストーリー以外の部分もかなり面白い作品ですね。

そしてこの作品は先日めでたく完結となったのですが、最終盤の展開に、メインキャラの一人がクラスの取りつぶしの動きに対抗するために、飛び降り自殺を試みるというのがありまして……

もちろん作中では一応悲劇は回避されたことはされたのですが、その作品が終わった直後に日本で作中のストーリーと似ているように思える事件が起こってしまったことに、イロイロと考えてしまう中国オタクの人もいるようです。

そんな訳で今回は中国のソッチ系の掲示板で見かけたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で何ともやりきれない事件が起こった。学校の統廃合による閉鎖に抗議するために、小学生が自殺してしまったらしい。
「拜見女皇陛下」のラストのような展開が現実に起こってしまった。

漫画は悲劇を回避できたが、現実はやはり無情だな…

ラストの展開にグッときて、感動していたんだが、現実に同じことが起こってしまうと……当時の自分の感情を今思い返すと、がなんかスゴイ重い……

こんな形で二次元が現実になるのを目の当たりにするのは勘弁して欲しい。

この自殺してしまった子供は一体何を考えていたんだろう?
学校の合併とかは、中国でも珍しい話ではないんだが、日本では特別な事情があったりするんだろうか?それこそ「拜見女皇陛下」のクラスが取り潰されるといったような。

日本人はやはりなんかヘンだ。これは過激すぎないか?学生はちゃんと分配先があるんだろ?自分には想像できないが漫画みたいな展開があって、追い詰められたりしていたの?

私は最初行政による強制立ち退きへの抗議かと思って「日本にもそういうのってあるのか、しかも小学生が抗議って」と思ってよく見たら、学校の生徒不足による学校の統廃合が理由なんだな。これで死ぬのは親不孝過ぎると思う。

こんな考えするのって日本人だけだろ。全く理解できない。

「拜見女皇陛下」のラストの展開に感動しているヤツがウチの国にもいるわけだし、こういう考えを抱くのはウチの国にも無いわけじゃないんじゃないかな。普通現実で実行しないだろうが。
それにしても、自殺が唯一の方法ってわけじゃないだろうに……生きていれば別のやり方だってあったはずなのに。

いや、ウチの国じゃあ環境が違うから
あの作品の舞台は何だかんだで創作上のものだし。
実際、ウチの国の小学生ということになったら廃校で良い学校に分配されるかと言うのが真っ先に来て、友達やら学校の思い出なんてのは次の次だ。

確かにこの手の事件は日本でしか起こらないのかな。
子どもの精神もそうだし、それが成立する環境も。
たかが小学校なのに、どんだけ学校好きなんだよ、と思ってしまった。

うーむ……日本の作品は「学園を救う」というストーリー展開が少なくないのは、こういうことをやってしまうほど思い入れのある生活をおくれるからなのかね。自殺については理解できないが。

ウチの国の昔の話を見ているような気分だ。宋や明、特に南宋の士大夫の中には前の王朝に殉じて死を選んだのもそこそこいたらしいのだが……
もっとも、その影響で歴史が変わったなんてことは無かったんだが。

自分の死で世界が変わると思うのが、まさに子供の思い込みだ。
でも子供が取り得る手段の中で最も効果と衝撃が大きいことの一つが自殺で、日本の社会にはそれだけ効果的なのは確かなのかもね。こっちにまでニュースが伝わってくるくらいだし。
この子は、頭が良く、そして愚かだったのではないだろうか……

崇高な理想なのかもしれないが、この子はなぜ自分自身をもっと大事にしなかったんだろう。学校以外にも、もっと自分自身と、自分の周りの人間を大事にしていれば……

既視感のある話だけど、なんとも救いようのない話でもあるな。
物語の中では悲劇は回避されたが、現実はそうはいかなかった。廃校を止めるのが自分の生命よりも大事ってのが分からん。親に育ててもらった恩よりも大事なものなのか?

自殺しても守りたいと考える子供が出るってことは、日本人は学生時代が最も楽しいという話は、私が想像しているものよりも楽しいモノだったりするのだろうか。

ウチの国は学校時代がつらくて、卒業してからも仕事が見つからなくてつらくて、仕事を始めてからも仕事がつらいから、小学校を守るために自殺とか割に合わなすぎるように感じてしまうね。

この子の両親の気持ちを思うと、本当にいたたまれないわ……子供が学校を愛するというのは良いかもしれないが、そのとても小さな理想に殉じて自分の命を犠牲にするのは間違いだよ。

漫画ではちゃんと相方が助けてくれたんだけどね……
この子のクラスメートや担任との関係が少々気になる。

学校を廃校にするのに、学生の意見を完全に無視していたってのが直接の原因じゃないのかな。大人が子供の要求を全部受け入れるのは無理だろうけど、何かしらのことはやるべきだったんじゃないだろうか。
大人になると子供を愚かだと思ってしまうが、自分の子供の頃を思い出してみれば、様々なことを考えていた自分を思い出せるだろうし、極端な方法で大人に報復する可能性についても思い至るはずだ。

この日本の子供に同情的な反応が結構多いけど、俺はこの子供の精神は異常だと思う。自殺なんて意味の無いことに同情するヤツの考えが理解できない。

こういっては何だが、この自殺した子は特殊なケースだったんじゃないか?
ニュースによれば他のクラスメートも全員廃校に反対していたそうだが、自殺したのはこの子一人だけだ。俺はこの事件は「普通の小学生が〜」といった文脈で見るべきではないと思う。

私はもちろん自殺に関しては同意はしないけど、思考の流れに関しては想像できなくもないって所かな。所々に昔の自分の未熟な思考と重なる部分を感じてしまう。

少子化の進む日本では廃校というのは避けられない社会問題なのだから、子どもにこの問題と向き合ったり理解する場所や機会を与えてあげられれば良かったのではないだろうか。

この子は「学校が無くなる」ことで学校に関するものがすべて消えてしまうと思ってしまったのではないだろうか?
日本の小学生にとって学校は生活の全てだったのかもしれない。でも、閉鎖されても残るものはあるし、校舎だってすぐに壊されるわけではないのだろう?それに日本の学校校舎って流用可能だったりするようだし、生きていれば学校の生まれ変わりを推進するといったような目標と手段もみつけられたのではないかと思ってしまう。

「けいおん!」の聖地とかを例に出すのは何だが、日本は公共建築物の活用がうまいように思うんだよね。この子も「学校の全てが無くなる」と思い込まなければよかったのに。
そう考えると、これは学校の教育の失敗なのかな。クラスでの反対投票のようなことはやらないか、別のやり方にすればよかったのにと思ってしまう。

社会の「主人公」だったり「主人公補正の影響を受ける位置」にでもいない限り、自殺の効果ってのは限定的なんだよね。ニュース性はあってもね。
それで何かを変えられると思うのは間違いだ。この統廃合も、延期はしてもいずれ実行されてしまうだろう。そもそも、教育環境的にもコスト的にも統合した方が良いから統合するんだろうし。

漫画のような世界は存在した。しかし、現実は悲劇に終わる。なんとも憂鬱な話だ……



とまぁ、こんな感じで。
同じように感じられる部分のあるストーリーを少し前に読んでいたこともあってか、中国オタクの面々もイロイロと考えてしまっているようでした。

嫌な話ではありますが、中国の学校でも学生の自殺というのはそこそこ聞こえてくる話ですし、私も中学中に何度か耳にしたことがあります。

しかし、そんな中国の感覚でも今回のような形の事件が「現実で」起こってしまうというのは予想外だったようで、「何故そこまで」といったことも感じてしまうようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本では声のイメージが違うと原作ファンが怒るのか。その気持ち、分かる」

先日、
原作ファンがアニメ化の際に許せないことランキング(goo ランキング)
というのが出たそうですが、このランキングの結果が中国オタクの間に伝わり、ちょっとした話題になっているようです。

最近では中国オタク内でもアニメの原作をきちんと把握している人が増えていますし、
「原作をよく知っている」
「アニメよりも原作の方が良いと感じている」

ような人達のことを
「原作党」
と呼んだりしていますから、このランキングの結果についてもイロイロと思う所があるのかもしれません。

そんな訳で今回はその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で「原作ファンがアニメ化の際に許せないことランキング」と言うのが出た。その1位は「声のイメージが違う」ということだった模様。ウチの国の原作党はどんな感じなのかね。

上位に入っている理由はウチの国の原作党が怒る要素とだいたい同じっぽいね。
1位は声のイメージが違う、2位がストーリーの改変、3位がエンディングの改変か。2位と3位は広義的に見れば同じような気もするが、1位の得票数は2位と3位を合わせたよりも多いから、日本では「声のイメージが違う」というのがかなり大きな理由になっているということか。

日本では声のイメージが違うと原作ファンが怒るのか。その気持ち、分かる。
声優によってキャラの素晴らしさが高まるってこともあれば、当然逆もあるわな。

1位の声が違うってのは、ウチの国の人間が吹き替え版に文句言う様なもんに近い所があるかも。

1位の回答をした日本のオタクは、ウチの国のアニメ声優の外れたときのヒドさとその頻度を知らないに違いない。日本のアニメをずっと見ているし、それなりに棒読みだとかヘンな声だとかに当たった記憶はあるけど、ウチの国の声のヒドさを知っていると、文句言う気にはならんよ。

ウチの国の声優も、上手い人はきちんといるんだけど、アニメには来ないんだよね……制作費用が声の部分まで回らないっぽいし……

あと、ウチの国のオタクには日本の声優を有難がる風潮もあるからね。吹き替えだと必ず文句出るんだよな。実際、ウチの国の声優の実力も低いわけではない、というか一線級は非常に上手い。映画やドラマを見ればわかる。しかし、下になると本当にどうしようもないのも確かだ。

アニメ化の際のイメージが異なるって話ではないけど、1期と2期で重要キャラの声優を変えるのは勘弁してください……
「生徒会の一存」がこれのせいでなんか見ててテンション下がりまくりだった。

声のイメージが違うってのはスゴイ理解できるよ。
俺は「ドラゴンボール」の孫悟空の声がイメージと違ってショックを受けた。いや、こっちの勝手な思い込みだってのは理解しているんだが、それでもガキの頃から十数年もの間、ずっと脳内で蓄積されていたイメージだったもんで……

私は「ドラえもん」の日本語オリジナルの声がダメだったなぁ。あんな独特な声だとは思わなかったよ……
だから私は「ドラえもん」は吹き替え版の方が良いな。

声優のイメージが違うって言うのは、制作側の理由もそうだが、見る側の作品へのイメージと声優の好み(知識ではない)ってのが影響するからな。原作が先行して存在する作品には永遠について回る問題だろう。

声優に詳しくなって後悔していることの一つに、声優のイメージにキャラの評価が引っ張られるというのがある。
自分の好きなキャラに対して評判が悪い声優が声をあてる場合、それだけでガックリ来る。声優の評価に関する知識は、自分にとっては「知らなかった方が良かったかも」という知識だわ。声優と言う存在は好きだけど、時々もっと純真に作品を楽しめた頃に戻りたいとも思う。

ウチの国でアニメ化の際の声のイメージが違うってことで微妙な空気になった作品と言えば「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の高坂桐乃じゃないかな。竹達彩奈だと発表されたときは、原作ファン(含む私)がかなり文句言っていたように思う。
でも、実際に見てみたらキモイ笑い方が非常にうまかったりするなど、何の問題も無くキャラの魅力を表現していた。日本のプロの声優なら一定以上のレベルにきちんと仕上げて来るだろうし、見ているうちに慣れることも多いのではないだろうか。

私の中では日本の声優は化け物というイメージが……
中には合わないのもあるかもしれないが、ほとんどのキャラは見ているうちに慣れるよ。あと新人の声優も作品の初めと終わりの間で技量が向上したりするし。
だから私はこのランキングの中だと「ストーリーの改変」が一番我慢が出来ないかな。ストーリーの改変って原作をないがしろにしたものが少なくないし。

自分もそれに同意。声に関しては慣れることができるが、ストーリーはダメだ。どうしようもない。
ゲーム、特にギャルゲー系の作品は改変による原作ファンの嘆きが多いような気がする。ただ、ここ数年はわりとマシになっているかな。
特に原作では複数ルートが存在する作品とか、数年前までは起こるのがほぼ確定した悲劇だったよな。

最近はギャルゲーのアニメ化も安定してきたよね。
ちょっと前までは、ゲームのアニメ化に対して原作ファンは一縷の望みにかけるもやはり裏切られスレには怨嗟の声が満ち溢れるといった展開がお約束だった気がする。

最近でも「ましろ色シンフォニー」とかがかなりアレなことになってたぜ。
原作知っているヤツもわりといたから、いったいアニメの制作者は何がやりたかったんだ、誰が得をするんだと頭を抱えてたっけ。

これ、声以外はウチの国の原作アリなドラマにも全部当てはまりそうなんだが。
武侠小説原作系、特に金庸の作品なんかはすぐにイロイロと思い浮かんじゃうぜ。

金庸と言えば、最近またウチの国でドラマ化した「笑傲江湖」はこの手の改変が多くて炎上しているよな。東方不敗の改変とか、もうツッコミ所しかねぇぞ……

ランクインしているのをざっと見たが、声のイメージについてが1位になるのは理解できるね。私は「神のみぞ知るセカイ」の神大人こと桂木桂馬の声を福山潤でずっとイメージしていたんだが、アニメ化のキャスト発表が下野紘だったのでガックリ来た覚えがある。
ただアニメ見ているうちに慣れて、下野紘も十分以上にキャラにあっていたのだと今では考えている。

このキャラの声は釘宮理恵だろうと脳内変換していたのに、アニメのキャストが知らない声優でガッカリしたことが何度かある。まぁ、自分の知識が浅いってのもあるんだろうが……

ランキングの下の方、12位だけど「キャラの性別が違う」ってあるが、これはスゴイな。でもそこまで大きな改変ってあるの?すぐには思いつかないが。

性別まで変えるだって!?そんな作品あるのか?

そういうのあるよ。ウチの国で有名な作品だと、「狼と香辛料」のパロスエ村の交渉人と、「フルメタル・パニック」の敵の双子とかかね。フルメタの方は漫画でも微妙に設定が違うな。

私は「フルメタル・パニック」の双子は別に悪い改変ではなかったと思うが、大きな改変だし許せない人がいるのも理解できる。ただ重要キャラの性別を変えるってのはさすがにあまり無いんじゃないかな?

アニメじゃないけど、日本の映画の「チーム・バチスタの栄光」は主人公が男から女に変わっているな。でも映画の評価はそこまでひどくないようだから、改変のやり方次第では案外許される要素なのかも。



とまぁ、こんな感じで。
原作と映像化された作品のイメージの違いに頭を抱えるというのは、どこの国でも変わらないようですね。

特に最近は原作をアニメ化前に把握している、ファンになっている中国オタクも増えていますから、原作とアニメの違いを意識してしまうことや、原作の知識によって期待していたことがアニメでは再現されていないことにガックリするといったことが増えているようです。

また「キャラの声」に関しては、放映されていたのが吹き替え版だったのでイメージとして刻まれているのは吹き替え版の声という人の場合、日本のオリジナルの音声が「キャラにあっていない」と感じてしまうこともある模様です。

とりあえず、こんな所で
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的疑問「なぜウチの国では中国語吹き替え版を嫌う人間が多いのか?」

中国オタク「オタクとしてガンダムくらい把握しておきたいんだが、どれから見れば良いんだろう?」

ぼちぼち中国の春節休みも終わって中国オタクの面々も動きが出始めている今日この頃ですが、とりあえず今回もたまっているネタを消化していこうかと思います。

シリーズもののロボット作品に関して、
中国では「マクロス」の方が優勢になっていたりするものの
やはり「ガンダム」

は非常に強い作品でして、マニアな人間もかなり多く、
日夜熱く不毛な話題が飛び交っていますし、
「オタクとして押さえておくべき作品」
「基本的なネタの一つ」

といった扱いになっています。

しかしガンダムは様々なシリーズがありますし
「どの作品から入ればいいのか迷ってしまう」
人もいるようです。

そんな訳で、今回は中国のソッチ系のサイトなどで見かけた
「ガンダムに入門するならばどの作品から?」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


実は俺、ガンダムについて全く知らないんだ……
作品を見たことも無いし、ガンプラを触ったことも無い。
オタクとしてガンダムくらい把握しておきたいんだが、どれから見れば良いんだろう?

ガンダムに関してはどこまで知りたいの?
ガンダムオタクとして「知っているべき作品」について?
それともウチの国のオタクの間でのガンダムネタを理解したいとか、そういう話?

普通に新人が作品に入るというくらいでお願いします……
できれば、あまり難しいのは無しで……

新人なら「ガンダムAGE」から見るといいよ!なんせ一番新しくて、バンダイが力を入れた作品だからね!

お前ヒドイやつだな。「AGE」はネタとして最後に見れば良いんじゃないか。
というわけで「V」から入るといいと思うよ!今見てもスゴイ作品なのは間違いないし、見ないと何がスゴイのか分からない作品だ!

お前ら、真面目に答えてやれよ……
ガンダム専門のスレやBBSで討論できるくらいになりたいわけではないんだよね?ウチの国のオタクの間でのネタがある程度分かればいいってレベルだと、「SEED」を見ておけばいいんじゃないかな。

この質問に自分も乗っからせてもらいたい。
ヘンな言い方だが「見なくても問題ないガンダム作品」とかあれば、教えてほしい……
いや、褒められたもんじゃないのは分かっているんだ。でもオタクとしてネタの理解に必要な知識をまず把握しておきたくて……

入門ということなら、やはり「SEED」かね。
「SEED」に続いて「SEED DESTINY」のHDエディションも近いうちに始まるはずだしね。

「SEED DESTINY」は無理して全部見ないでもいいんじゃないかな。悪い意味で残念な作品だし。リアルタイムで体験してトラウマになった先達と同質の体験ができるわけでもないし。
よくネタにはされるので、ネタに関連する部分を把握しておくくらいでいいんじゃないかと。

最初に見るのは「00」とか「UC」が良いんじゃないかな。
この作品は動画サイトの弾幕コメントも盛り上がっているし、解説コメントも多い。作品単体で見るより楽しく見れるよ。

TV版なら「Z」、OVAなら「08小隊」、「UC」、劇場版なら「逆襲のシャア」とかを薦めてみる。

ガンダムの勉強か。あまり無理すんなよ……
話題的には「SEED」が基本だが、今の時代なら「00」も悪くないぞ。

「08小隊」が話数的にまとまっていて簡単だと思う。もしその作風が気に入るなら、宇宙世紀の比較的話数の少ない作品、「ポケットの中の戦争」や「0083」、「劇場版Z」とかを見てみたらどうか。
もしそれが合わないなら「SEED」や「00」、「UC」なんかの比較的新しい作品を見てみると言い。

個人的には新人は「Z」を「見ないでもいい」と思う。設定が複雑なので、あの作品からガンダムに入るのはハードルが高い。もちろん最終的には見て欲しいけど。

「Z」は「初代」も含めての話だし、設定知らないでいきなり「Z」だけ見るとキツイかもね。しかも劇場版とTV版で内容が違うし。あと「Z」は字幕の質がちゃんとしたのを見ないとわけわからんから注意。

「初代」は劇場版でも良いんだけどなぁ。ただ、初代から入るのは画が古くて今の感覚ではキツイのは確かだし、いきなりマニア層に突っ込むようなものだからやめた方がいいかも。
やはり「SEED」のTVシリーズ2作と、「00」を押さえておくべし。それくらいになれば自分の興味が固まるだろうから、その後は自分の感覚で宇宙世紀やアナザーガンダムを見るのが良いと思う。

「SEED」を見ておけば、スパロボにも興味が出たりする。そうすれば一気に作品を把握し易くなるよ。スパロボは今の感覚で面白いストーリーに変換し、ネタ要素も抽出してくれているから、話題を理解する上ではかなり有効。

全く知らない人間がガンダムに「入宅」するということか?
じゃあ入り易いのは「00」だろうね。他はちょっと受け入れられるか分からん。宇宙世紀関係は興味が出てから手を出せばいいよ。

確かに今の新人が見るなら「00」か「UC」かもな。
昔の作品の画にはついていけないだろうし。
画面の古さを気にしないで、ガンダムの歴史に興味があるなら「初代」「Z」と見て行って欲しいが、考えてみれば俺もその順番では見ていないわ!!

作品をきっちり見ないでも案外ガンダムネタにはついていけるぜ。
どれか1作品をさっくりと見て雰囲気とMSについて把握してあとはwikiとかでも……

劇場版で1話が独立している「逆襲のシャア」というのはどうだろう?

「逆襲のシャア」だけだと分からんだろ。戦闘シーンとか確かにカッコいいけど、それまでのキャラクターの関係やMS関連の設定が分からないとストーリー展開が理解できない。

「逆襲のシャア」1本というのはなんだが、ロリコンのシャアを中心にガンダムシリーズを追っかけるとかはアリなんじゃないか?宇宙世紀のストーリーの中心人物だし、日本のガンダムネタもシャア関係のが非常に多い。

いや、たぶんウチの国だと「SEED DESTINY」の議長を知ってからシャアを知るという流れがほとんどだと思うから、新人がそこから押さえる必要はないと思う。
そもそもウチの国ではシャアに魅力を感じて宇宙世紀にハマった人間がどれだけいるか……一応、見るきっかけの一つにはなっていると思うが、それでもせいぜい「Z」までで、シャアを理由に「初代」を見たってのはほとんどいないんじゃないだろうか。

たぶんウチの国のガンダムファンは「08小隊」から入った世代と「SEED」から入った世代が多いと思うし、この二つからってのが妥当じゃない?

ウチの国は「W」からってのもそれなりに多いぞ。
私は「W」を入門作として薦める。画質も機体やキャラのデザインも悪くない。それ以外だと「00」かな。

私は「0083」と「08小隊」から入った人間なんだが、OVAから入るのも手軽で良いと思うよ。今の時代は中国語のwikiも整備されているから、見て疑問を感じた部分があればすぐに調べられる。

迷っているならアニメ見るよりも、気に入ったデザインのガンプラを1つ作ってみたら?とっかかりができて作品の知識が入り易くなると思う。

最初に見るのは好みで良いと思うが、後の方で見る方がいい作品だけは決まっている。「UC」だ。あれは最新の作品でしかもOVAだから映像のクオリティが一番高い。あれを最初に見てしまうと、他の作品を見るのがかなりキツイものになってしまう。それに「UC」は深いガンダムファン向けの作品だから、知識なしで見ると浅い部分しか理解できなくて損するぞ。

確かに「UC」は後の方がいいかも。
出て来るMSが昔の機体やMSV総動員だとか、ミネバが訪れるレストランの主人の声優が実はガルマ・ザビと同じだとか、ガンダムを知っていた方が楽しめるネタが非常に多いな。てか、あれまだアニメ版は終わってないからあえて手を出す必要もないのでは……

ネタだけ知りたいというならマジでスパロボでもいいんじゃないかな。私はスパロボでイロイロと知識を補完した。

一番いいのは見ないことだ。
下手にハマると戻れなくなる。どうしてもと言うなら「∀」だけ見て終わりにするべき。

ガンダムが難しそうに思えるなら「Gガンダム」見ればいいぞ!武侠のノリもあるし、熱さもネタ度も抜群だ!話題のネタだけでいくなら、この選択も十分にアリだぞ!
あと「Gガンダム」のネタだったら、ガンダム派閥間の闘争に巻き込まれないで済むよ!!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクのガンダムファンはここ十数年で作品にハマった人が多く、日本のガンダムファンの感覚よりも「新しい作品寄り」な人が多いのですが、それでも世代間の違いのようなものは出てきているようですね。

中国オタクのコミュニティが盛り上がり、ガンダムの作品やネタがどんどん入ってくるような時期にハマった人間と、今からハマる人間の間ではガンダムに対する感覚についてもちょっとした差が出来ているようです。

また日本のアニメ作品の中でも、蓄積された作品の情報量が群を抜いて多いということから、全く知らない人にとっては「SEED」などの比較的新しいシリーズでも、ハードルが高く感じられるようになってきているようです。

それにしても、こういったやり取りを見ると、中国オタクの歴史の流れのようなものを感じてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタクの「海賊版ガンプラやミニ四駆の思い出」

中国オタク的「一般人をオタクに引き込める作品」

2/21修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国人「日本人は家に上がるときとかに靴を脱ぐけど臭いは気にならないの?」

この春節で中国関係の知り合いにイロイロと会ったり話をしたりする機会があったのですが、その時に出た話でとっさに答えられなかったことがありました。

その話と言うのは、
「日本人は家に上がるときとかに靴を脱ぐけど臭いは気にならないの?」
というものでして……

私はこのことについて気にしたこともなかったので答えられなかったのですが、中国の感覚などについても気になったので、その後中国のネットを巡って反応を調べてみた所、幾つかの面白いやりとりを見つけました。

そんな訳で今回はその辺についてを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


実は、アニメや漫画の描写で一つ気になる所がある。
日本は家に上がるときや学校の部活とかで頻繁に靴を脱いだりするようだが、あれって足のにおいとか気にならないんだろうか?私は友人の家に行って靴脱ぐときとかに自分の足が臭くないか気になってしまうので、アニメとかでつい気になってしまうんだ。

あー、言われてみればそうだな。
あの手のにおいは慣れるとかそういうもんじゃないだろうし……

俺は自分の足のにおいは特に気にならないぞ。
毎日靴下替えて、革靴とかでも何足かでローテーションにすればそこまでスゴイ匂いにはならないんじゃないか?

ウチの国でも家に入るときにスリッパやサンダルに履き替える家増えているけど、足のにおいはそんなに話題にならんし、普通に生活している限り大丈夫なんじゃないの。
個人個人の差はあるかもしれないし、なかにはキツイ人間もいるかもしれないが。

気にし過ぎじゃないか?ウチの国でも体臭の強い奴でもない限り、そうそう問題になることは無いと思うが。

ウチの家も中に入ったら靴を脱ぐ。客もそう。中国もこういうスタイルになったんじゃないか?家では靴下とかも脱いでいたりすれば、そんなに匂いが気になるとかはないぞ。

私の所は家の人間は基本的に履き替えるけど、来客にはそのまま履き替えないで上がってもらってる。とりあえず自分は靴脱いだだけで臭いが気になるってことは無いな。直で靴下のにおいをかぐわけでもないし。

日本でも気になる人はいるようだぞ。靴の消臭グッズとかが普及している。日本は消臭関係のグッズがかなりすごいぞ。ちょっと検索してみるといい。

夏は家でははだしでサンダル、外では靴下にサンダルだからそんなに問題にはならない。むしろ冬がヤバイ。室内でもきっちり足を覆っているからな。

日本でも気にならないわけじゃないだろう。
「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしの靴下はとても臭いと作中のネタになるし、普通に問題になり得ることだと思う。

日本は多湿な気候だからこそ清潔にするし、ずっと足を覆っているわけではないってのも足の状態に関係あるんじゃないの。ウチの国でも温かい所はそんな感じだし、最近は都市部では家の中では靴脱いでスリッパはいてるでしょ。

靴を履きかえる=靴に臭いがつかないってことでもある。日本ではちょくちょく靴を履きかえるんだし、その手の事に関してはきちんとしているんじゃないか。

でも、日本の学校の描写とかを見ると結構不安になるんだよなぁ。あの年代で、あれで大丈夫なのかと……

俺は昔学校でホコリや外の汚れが入らない様に靴を履き替えなければいけない特別教室での授業があったんだが、どいつもこいつもスゴイ匂いで慣れるまで大変なことになっていた記憶が……
茶道とか、ちはやふるのかるた部とかの靴脱いで部屋にあがる系統の部活は、余計なことかもしれないが心配になる。この問題に気づいてから、ちはやふるのOP動画がまともに見れなくなってしまった!!

アニメや漫画の学校の描写をよく思い出して見ろ。
日本の学校、幼稚園から高校まで、学校の建物に入るときに靴を履き替えている。頻繁に履き替えるから、そういう惨事にはそうそうならないはずだ。

日本の学校は校舎の中では靴を履きかえるんだよね。しかもその上履きは1週間に一度持って帰って洗う。あと体育の時は体操着に着替えるが、これも頻繁に洗うし、部活のユニフォームもそう。だからあの年代でも問題はないみたいだよ。

どっかで読んだ話だが、一応臭いことは臭いという話だぜ。でも新陳代謝の活発な青少年期にそうやって清潔なものを身に着けるのは、やはりちゃんとしているんだろうねぇ。

ウチの国でも最近はスリッパに履き替えているし、足のにおいはそこまで気にするほどでもない。私はむしろ靴下に穴開いてないか気になる。

中国も農村以外はだいたい室内では靴を履き替えるようになったんじゃないの?最近の家は昔のような煉瓦やら打ちっぱなし状態の床ではないわけだし。

ウチの国も最近は家に上がるときは靴を脱ぐから、室内で靴を脱ぐというのが日本の特殊な習慣だと思う必要はないと思う。
ただ家の構造的にちゃんと靴を脱いで室内履きに履き替える場所がきちんとある所はまだ少ない。だいたいは玄関にとりあえずスリッパと靴置く場所っぽいものを設置しているだけで、日本の住宅のように段差があるわけではない。自分も家に帰ったら普通に靴脱いでいるけど、こうなったのってわりと最近のことなんじゃないかね。

足のにおいが気になる人は家に帰ったらすぐに足を洗うと良いよ。
そういえば日本の江戸時代って、旅先の宿舎に上がる前に足を洗うんだよね。もちろん履物は脱ぐ
日本は昔から、足の衛生をとても重視しているのは確か。

におい自体は人間である以上しょうがない。ただ私は日本はその辺りに関して非常に潔癖という印象はあるね。あくまで私の知る限りの話だが、日本では欧米のような香水ではなく消臭をしたがる傾向が強いと思う。

実際、日本の消臭グッズの多さには驚くよ。聞いた話では自分が臭くないか、匂いが強いのではとノイローゼになる人もいるらしい。

まぁ、なんだかんだで日本では足のにおいはそこまで気にされてはいないんじゃないかな。
少なくとも、脚フェチ、足なめ描写がOKになるくらいは「臭くない」と思われる。だって、実際に臭すぎる経験したらああいう描写に萌えることはできないだろうし



とまぁ、こんな感じで。
足のにおいに関してはやはり
「人それぞれ」
といった所のようですが、最近の中国の住宅と履物の事情や、日本の生活へのイメージが出ていて面白いですね。

上の話にもあるように最近は中国の家でも、室内ではスリッパなどの室内履きに履き替える家が増えているようです。

実際、私がお邪魔したことのある中国の知り合いの家も、ここ10年くらいは、家に上がる際にスリッパに履き替えるお宅が多かったように思います。
ここしばらくの間で、中国の社会も大きく変わりましたし、中国の室内での生活習慣もイロイロと変わっているのでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタクとジョジョ立ち「一時停止でポーズを学べ!」

ありがたいことに
「アニメ放映開始以降の、中国オタクのジョジョの奇妙な冒険への反応はどうでしょうか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

「ジョジョの奇妙な冒険」

の中国オタク内での扱いは、
「昔漫画が少し人気になったことがあり、現在でも古い世代を中心に一部のマニア寄りな層から人気がある」
といったものでしたが、アニメの放映が始まってからは昔のファンが戻ってきたり、原作漫画を読んでいない若い世代の間での知名度もかなり上がるなど、ファンの数や年齢層が拡大しているそうです。

またアニメを見ていて、
作中に出て来る独特のポーズ、いわゆる
「ジョジョ立ち」
に関して興味をひかれたり、ネタとして楽しんだりする動きも出ているようです。

ジョジョ立ちのシーンへ
「暫停学姿势」(一時停止してポーズを学ぶ)
なんてコメントが飛び交ったりもしています。

そんな訳で、今回は中国のソッチ系のサイトなどで見かけたジョジョ立ちに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「ジョジョの奇妙な冒険」へのコメントではポーズに関する話題をわりと見かけるような気がするが、実際の所あのポーズについて皆はどう思っているんだ?
みんなカッコいいと感じているの?真似しちゃっているヤツとかいるの?

ここにいるぜ!
最初はちょっと恥ずかしく感じるが、すぐに慣れる!

シャワー浴びるときにポージングとかは基本だよな!

ジョジョに対しては、動画の弾幕コメントでもポーズへのツッコミが出たり弾幕職人が出たりするよな。てか、あれって実際にやれるポーズはどれだけあるのだろう?

ジョジョのポーズは日本のファンの間では「ジョジョ立ち」と呼ばれている。そして実際にポーズを決める人間も少なくないそうだ。身体の色んなところを曲げたりのばしたりするジョジョのポーズを真似するには、身体を鍛えないといけないんだろうなー

日本にはジョジョ立ちを専門に研究しているグループがいるし、現代用語の基礎知識にも入るくらい有名らしいぞ。単行本51巻の表紙のポーズを三次元の人体が再現しているのは衝撃的だったわ。

あのポーズか……きっと再現できるジョジョ立ちの中では最も難度が高いんだろうな……

ジョジョ立ち学によれば、あれよりもっと難しい、最上級のがあるそうだ。てか、案外再現できるもんだと感心する。

ジョジョ立ちって身体の柔らかい人でなければできないんじゃないだろうか?自分にはちょっと無理そうだ。

ああいったポーズは、体操選手や体の柔らかい女性でなければ真似できそうにないよね。

いや、ジョジョ立ち学を研究している人って男だぞ。柔軟性と同時に筋力も重要っぽい。考えてみればポーズを維持するわけだし、理解できる。

すげぇ……ジョジョ立ちの研究者って、ディオのWRRYYYYYY!のポーズができるのか!!

難度の高くない自分でもできそうなポーズから始めるといいぞ!手や肘の位置をちょっと変えれば、案外ジョジョっぽい雰囲気が出せたりするもんだよ。

俺はポーズはそこまで真似はしないが、セリフと表情はついつい真似してしまうぜ。

私はとりあえずアニメのOPに出て来るポーズはイロイロと頑張って試してみたり……

ジョジョ立ちは、なんかやっているといつの間にか自分に自信が付いたような気になるぜ!

ワムウのポーズの╮( ^ )╭が好きだ。
ついコメントに貼ってしまう!

俺はどっちかっていうと╮( ̄^ ̄)╭な感じだな。
部屋に一人でいるときは、ついポージングしてしまう。

アニメ化でジョジョのポーズのネタが通じるようになって嬉しい!
小さい頃に漫画の真似をしても、周りは誰も気付いてくれなかったんだ!!

ウチの国で昔ジョジョの漫画が流行った時って、「北斗の拳」や「ドラゴンボール」、「聖闘士星矢」なんかと時期的に重なっていたから子供の多くはそっちに流れちゃったんだよね。見てはいるけど、メインではないという感じで。そしてその後はスラムダンクが来たし、なかなかネタを理解してもらえる環境にならなかった。
しかし、まさか当時から二十年近く経ってこんなことになるとは想像もしなかった。ジョジョファンを続けていて良かったよ。

ジョジョのポーズと言えば、私はリゾットのポーズかな。メタリカの威力と初登場のあのポーズですごい印象に残っている。しかもあのポーズ、美しく真似するのが実は難しいという……

自分はキラークイーンのポーズがわりと簡単だろうと思って試したんだが、どうもカッコヨクならない。

ジョルノの服の胸の部分をちょっと見せるあのポーズはこっそりやったことがある。

昔、「NARUTO」の印を覚えようとなんども一時停止やスローを繰り返したが、今またジョジョで同じようなことやってる。

ジョジョ立ちってなんか自分が単独でやってみると恥ずかしいような気持になってしまうが、作品を見ている時は、なぜ全く違和感を覚えない、いやそれどころかカッコイイと思えてしまうのだろう?

あれ、ポーズの場面だけを単独で見たら笑ってしまうよな。
でもストーリーの中で見ると、全く問題を感じないんだよな……

ジョジョ立ちって、なんか身体的にも精神的にも、未知の領域へと連れて行ってくれるよね。改めて作者の才能というものを実感してしまうわ。奇才というのはこういう才能を表す言葉なのだろう。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々の脳裏にもジョジョ立ちが刻まれちゃったりしている模様です。

日本ではジャンプの連載が続いていましたし、ジョジョに関しては幅広い層に通じるネタとなっていますが、中国では基本的に海賊版の漫画で伝わっていたくらいですし、人気のピークも一昔前でした。

そのため一定のファンは常にいたものの、最近の中国オタクの主要な層の間では作品の名前を聞いたことはあってもどういう内容なのかはよく知らないといった人が多かったのですが、アニメの放映開始以降はイロイロな所でジョジョ関係の話題やネタについてのやり取りを見かけるようになって来ています。
ここしばらくのジョジョの人気の広がりに関しては、中国オタクへの「アニメの効果」というのを改めて実感しますね。

ちなみに、アニメ以外にyoutubeにもアップされている
「ジョジョ立ち学」の動画
が中国の動画サイトにも輸入されたりしているようで、ジョジョ立ちの知名度に関しても徐々に上がっている模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「ジョジョの第何部が好き?」

中国人がネットで自分の名前を検索してみると……

中国の人は日本に比べて姓の種類が少なく、名前の文字数も比較的少ないことから、日本人よりも同姓同名の人にぶつかる確率が高いなんて話があります。

私も今までお会いしたことのある中国人の中には同姓同名な方もいますから、なんとなく実感できるものがあります。
そんなことに関して、先日知り合いとの間で話題になったのが
「中国のネットで人名を検索すると、同姓同名な人が結構引っかかる」
ということでした。

そんな訳で、今回は中国のソッチ系の掲示板などで見かけた」
「ネットで自分の名前を検索してみると」
といったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近ふと自分の名前をネットで検索してみたんだが、想像以上に自分と同姓同名な人が多かった。マイナーな歴史上の人物だとか、作家だとか……
みんなは自分の名前を検索してみたことってある?結果はどうだった?

私の場合、偉人クラスから犯罪者までイロイロと引っかかる。
犯罪者が検索結果で上に来ないだけマシだと思うことにしているわ。

自分も同姓同名な人多いんだよね。ある評論家のペンネームと自分の名前が一緒なのは、なんかヘンな感じだ。

中国語の検索エンジンで検索してこれなら、恐らくピンインのアルファベットで入力するともっと「同姓同名な人」が増えそうだな。四声が表記されなくなるし。
ウチの国の人間から見ても同姓同名の多さにはちょっとアレな気分になるくらいだからし、外国人から見たら不思議に思われたりしないのだろうか。

試したけど、殺人犯だとか重病の死亡者だとかそんなんばかりでマトモなのがない!
特に、同じ名前の人が重病にかかっていたりするとドキッとする。

自分は強姦犯で同姓同名なのが真っ先に引っかかる。
殺人犯と強姦犯、どっちがマシなんだろうな……

俺はテストの不正参加者の名前が引っ掛かったわ。笑ってしまったあと、ちょっと不安になった。コレと一緒にされたり勘違いされたりしないよな?

私は男だけど、同姓同名の人間は女性の方が多いようだ。

同姓同名な人が多いせいか、アカウント登録する時に自分の名前をそのまま使えたことがないし、関連するような組み合わせもほぼダメ。結局は後ろにイロイロと数字が付くので妥協しないといけなくなる。

検索してみた。なんかマスターだとかドクターだとか強そうな資格持ちの人が多い……
英語の資格とれただけで喜んでいた自分がちょっと恥ずかしくなった。頑張ろう。

成功している人やお偉いさんが自分と同姓同名で引っ掛かると複雑な気分になるねぇ。

私の同姓同名な人で一番有名なのは某市政府の幹部のおっさんだ。私もあそこまで出世とかしたいような気もするが、無理そうだ。

私も検索してみたんだが、自分の名前はほとんど引っかからなかった。なんとなくショックだ。

私も珍しい字を使っているから同姓同名な人がいないっぽい。同姓同名の人が少なすぎるのもなんとなく寂しいよね。

私の名前は検索しても出てくるのは自分自身だけ。
同姓同名や紛らわしい名前が無いのは助かると思っているし、そういう名前を付けてくれた親には感謝しているよ。

ニューハーフの人が一番上に来るとか、どうなんだろう。ネタ要素の高い話題やニュースが上に来るのは分かるんだが。

一番上に出るのが質問系のサイトでの「子供の名前」についてで、そこのおススメの名前が俺と同姓同名だった。なんか複雑な気分だ。

私は三国演義のある武将と同じ名前なんだが、有名武将の活躍のやられ役になってばかりだよ……

三国演義ならまだいいだろうが。
私なんか、ネット小説の非常に痛いオリジナル主人公の名前がひっかかるんだぞ。ネットが続く限りこの羞恥プレイが続くと思うと、マジで鬱になる。

やはりウチの国は子供の姓を両親双方からとって合体させたものを使うべきなのではないだろうか?そうすれば同姓同名も減って便利になると思うんだが。

検索していて気付いたんだが、同姓同名の人間が少ないってことは、簡単にネットで本人の情報が引っ掛かるという事でもあるな。
ネットの発展した今の時代、同名の人間が少ないということは、ネットのプライバシー的に危険なんじゃないかと感じてしまう。

私も自分の名前で検索してみたら個人情報がモノスゴイ勢いで出てきた。これはビビるよ。

ネットでは学校関係の記録はかなり出ているな。学校の宣伝もあるし、データを公示してそのまま放ったらかしなんてのもある。ウチの国ではネットのプライバシーとかがあまりないというのを改めて実感する。そりゃ、ウチの国では人肉捜索がし易いわけだ。
(訳注:「人肉捜索」は中国のネットユーザーが集団で個人情報の特定を行うことです)

受賞者と授賞経歴なんてのは学校の宣伝になるしね。名前での検索は地域とか所属とかである程度範囲が絞られると、かなり情報出て来るよね……
私も自分の名前を検索して、条件絞っていったらかなり詳しい所まで出ていてギョッとした覚えがある。

小学校からの卒業する時の点数なんてのも分かっちゃったりすることもあるからな。とりあえず私自身に関しては引っかかるのは学校の成績が幾つかだから、そんなにヤバくはないかな。

個人情報が出たりするのも怖いが、自分の名前がネットで「全く引っかからない」というのも怖いぞ。
俺の名前は組み合わせ的にそんなに珍しい名前ではないはずなんだが。俺と同姓同名な人に誰かヤバイ人いたりするの!?

それは……怖いな。



とまぁ、こんな感じで。
結構な数の自分と同姓同名な人が検索で出て来るというケースも少なくないようでした。

それと、今回の反応を調べていて改めて気づいたのですが、中国は日本に比べて個人情報の管理が緩い上に、ネットに情報をアップすることに関しては日本よりも抵抗が無いような所もあるので、名前で検索すると一緒にイロイロな情報が出てきてしまったりするようです。セキュリティが微妙で、検索から直で飛べるなんてこともあったりしますし。

こういったネットに流れていて検索で引っかかる情報にはSNSなどで自分から公開している情報以外のものも含まれていたりしますし、中国の人にとってもなんとなく不安に感じてしまったりするような所がある模様です。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本人で同姓同名ってどれくらいあるのだろうか?」

2/21修正:誤字脱字を修正いたしました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「ゲームや映画と違ってアニメは続編が第1作より面白くなることが珍しいと思うんだが」

最近はアニメの第2期が制作されることも珍しくなくなってきているかと思いますが、中国オタクの間でもアニメの第2期というものについて、随分と慣れてきているように感じられます。

第2期が制作されるようなアニメはやはり人気の高い作品ということが多いですし、中国オタク内での注目も高いことが多いのですが、そんなアニメの第2期に関して
「第1期の方が面白かったような?」
と感じてしまったりすることもちょくちょくあるようです。

そんな訳で今回は中国のソッチ系の掲示板で見かけた、その辺に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近、第2期が制作されるアニメや第2期を視野に入れた作品が少なくないが、そういった作品を見てふと疑問を感じた。
ハッキリ言って、ゲームや映画と違ってアニメは続編が第1作より面白くなることが珍しいと思うんだが、どうだろう?

続編、第2期の方が面白いアニメか……ああ、確かに言われてみると少ないかも。ゲームなんかは2の方が面白いってのは少なくないんだけどね。

映画も2の方が1の成功で予算が潤沢になって面白いとかいうのが結構思い浮かぶな。
もちろんどんなジャンルでも2でずっこけるケースは多々あるが、アニメはそれらより更に高い確率で第2期で微妙なことになったりしてるかも。

「DARKER THAN BLACK」とか、第2期もそこまで悪くは無いんだが第1期と比べるとイマイチなんだよな。第2期の方が良い作品とか、私も教えてほしい。

方向性が変わって単純な比較はできないけど、「コードギアス」は一応第2期の方が良くなっているんじゃないか?批判もあるが、ウチの国での盛り上がりに関しては確実に第2期の方が凄かった。

「CLANNAD」の第2期はどう?第1期より良いかは何とも言えないが、少なくとも1期に比べて明らかに劣っているということは無いと思う。あと「KANON」のアニメについては「続編」なのだろううか?

「フルメタル・パニック」の2期は悪くないと思うんだが。

「フルメタル・パニック」の2期って「ふもっふ」と「The Second Raid」のどっちだ?
でも確かにクオリティ的には続編の方が安定しているな。考えてみれば京アニ作品になるし。

「魔法先生ネギま!」は第2期は新房監督作品になってて良いぞ!原作ファンとしてどうかとか、他の作品と比較してどうかとかは知らん。

ガンダムはどう判断するべきなんだろうか?続編多すぎるし。

ガンダムシリーズは関連作品という扱いだよね。どの作品も独立しているし。
続編というカテゴリで考えると、恐らく妥当なのは「Z」と「ZZ」、「SEED」と「SEED DESTINY」、「00」の第1期と第2期か?
自分はリアルタイムでウチの国での盛り上がりに参加していたわけじゃないからなとも言えないが、評判的には辛うじて「00」が安定しているくらいか?でも「00」は元々分割予定だったはずだし、「ガンダムの続編」というのはあんまり成功しないのかも。

ガンダムだと宇宙世紀に関してはつながりがあるから、「第2期」的な区切りと「続編」「シリーズもの」の区別にも迷うね。「Z」も「1st」の続編と言えるし、そのストーリーの最後が「逆襲のシャア」だし。
それと「W」は続編のOVA結構良かったぞ。ツッコミ所は多いけど、「W」は元々そういうのが多い作品だから気にするレベルじゃない!

「Fate」はアニメでは「Fate/stay night」よりも「Fate/Zero」の方が明らかに良いと思う。ストーリーのつながり的に続きでは無く前日譚だけど、アニメの企画として考えれば、2期というか続編に入れても良いと思う。

2期の方が面白くない様に感じるのって、日本のアニメが「原作」という強みを持っているが故の問題なんじゃないかな。アニメ化では原作の面白い、視聴者にウケるであろう所から使うだろうし、続きはどうしても残った部分になってしまう。
逆にその部分に関して、独立して活用できる外伝的な続編とも言える原作でもあれば別なんだろうが。「CLANNAD」の第2期は「AFTER STORY」という原作があったわけだし。

「銀魂」は続編になっても人気が落ちていないと思うし安定した面白さがあると思うんだが。

「銀魂」は原作を貯めるためというのもあるからな。最近の第2期とはちょっと違うような気もする。ただ、シーズン分けても安定して面白い作品なのは確かだね。

作風が変わらず安定して面白かったのは「夏目友人帳」「地獄少女」とかかね。特に「夏目友人帳」は第2期で一気にファン増えたと思う。

2期の「悪くなる」印象に関してはラノベ原作のアニメが最近多いってのも理由の一つじゃないかな?
ラノベって最初にネタとキャラを爆発させて読者を獲得する手法が主流だし、その後はストーリーが緩やかに進み、場合によっては複数ヒロインを順次切っていき一人に絞るということになったりするから、どうしても最初と比べて勢いが落ちるんじゃないか?

「境界線上のホライゾン」は2期の方が楽しかったね。もっとも、第1期の時は自分が作品の設定についていけなかったってのもあるが。

「ひだまりスケッチ」は2期以降も非常に安定しているというか、よくなっていると思う。
あとラノベ原作だと「狼と香辛料」も安定している。だから、第3期をやってくれないかなーと……

オリジナル系か、原作に関しては設定の活用程度になっている作品は、第2期とか面白くなったりするんじゃないか?
「攻殻機動隊」は第2期も面白いし、第2期で人気が大きく広まった。

第2期で評価を大いに高めた作品と言えば、私は「リリカルなのは」が思いついたが、この作品も設定を活用しての実質アニメオリジナルだよね。

ウチの国では評判イマイチだけど、私は「けいおん!」は第2期の方がクオリティ高いと思っている。

原作アリでも第2期になって、原作の良さを出す方向で好き勝手やれるようになった作品は2期になって面白くなったと感じるんじゃないかな。「ブラック・ラグーン」とか「ローゼンメイデン」とか。逆に1期からある程度原作重視でしっかりやっていた作品は2期になるとストーリーを消化するだけになると、パワーダウンし易いかも。
しかしこうして考えてみると、アニメを面白く作るのも大変なんだというのが改めて見えて来るな……



とまぁ、こんな感じで。
第2期の展開に関しては、中国オタク内でもイロイロと思う所があるようでした。

最近は中国オタク内でも、良い印象で終わった作品に関しては
「第2期は作ってくれるの!?」
といった声が飛んだりしますし、放映開始後は盛り上がったりお通夜状態になったりと、なんだかんだで楽しんではいるようですね。

また第2期の放映に関しては、中国オタク内で作品の内容を深く理解したり、ハマったりする人が増えるといった特徴もあるようです。
この辺りに関しては、中国オタク内のファンコミュニティの拡大や、中国語化された作品に関する情報が増加するのがアニメの放映開始後なので第1期の放映中には微妙に間に合わず、第2期は「準備万端」となるからだという話もあるそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「求む。料理の参考になる作品」

実は最近、一部の中国オタクの間で
「深夜食堂」、「孤独のグルメ」、「花のズボラ飯」

といった料理系のドラマやその原作漫画などに対する興味が高まっているようです。

また、中にはそのまま自分で作ってみようという気になる人もいるようです。
そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトなどで見かけた
「料理をテーマにした作品や、料理の参考になる作品」
についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


求む。料理の参考になる作品。
「花のズボラ飯」は簡単な料理の作り方が分かるのがスバラシイと思うんだけど、そういった感じで料理の参考になる作品を知りたい。別にプロにならなくてもいいんだ。今夜のご飯のメニューを考えるのが楽になったり、簡単で美味しいモノを作れるようになればいいなーとか、そんな感じで……

ああ、ズボラ飯はやばいよね。
自分でもやれると思ってしまうし、その勢いで作って食べてしまう。しかも結構いい加減にやれるメニューが多いから、材料がちゃんと手に入らなくてもウマイものが作れるのが嬉しい。

日本の料理の材料とか調味料とか、こっちだと手に入れるのが難しかったり高くなったりするケースがあるしね。確かにあの作品に出て来る料理のレシピって、その辺を適当に変えてもいけるようなのばかりだからスバラシイよね。トーストとか、マジでイロイロハマっている。

しかし料理の参考に出来る作品か……確かに「中華一番」とかは参考にして料理作るわけにはいかんよね。

「中華一番」はまぁ……もし再現できればすでに勝負に勝ったようなモノというか。提示されているメニューやレシピとかは案外簡単なんだけどね!

「クッキングパパ」は結構参考になるぞ。漫画は香港版や台湾版も出ていたはず。あの作品はレシピが詳しく載っているのがいい。ただ、簡単ではあるが日本料理としてきちんとしているから手持ちの材料と調味料ですぐに……とはいかなかったりするかも。

料理の参考にということなら、自分も「クッキングパパ」を思いついた。昔香港のテレビで放映していたのをこっちで受信して見てたっけな。あと、あれ確か原作は100巻以上いってたよな……

「クッキングパパ」はなんか真面目なのが多過ぎるような気もして……すまんが、もうちょっと楽なのってないだろうか?

知ったかぶりで「美味しんぼ」と言おうかと思ったが、あれは評論の作品で料理の参考にはならないわな。材料とかがそもそも手に入らんし。

「深夜食堂」とかはどう?
具体的なレシピってわけではないけど、何を作ろうかといったことの参考にはなると思う。

エロいという噂を聞いて、「華麗なる食卓」を読んだら予想以上にカレーの作り方の参考になったぜ。

「華麗なる食卓」は良いかも。てか自分はアレ参考にしたわ。料理に関する情報が大げさになっていないし、実用的なものも少なくない。

わりと本気で「天体戦士サンレッド」じゃないか?ヴァンプ様のレシピはかなり使えるぜ。

そうそう。「天体戦士」サンレッドは良いね!
私もヴァンプ様のレシピの半分くらいは作ってみたし、どれも結構良い感じだった。

寺沢大介作品とかはどう?私は料理作品といえば寺沢大介のイメージが強いんだが。

「ミスター味っ子」の料理とか、どうやって作るんだよ!
中華一番以上と同じ方向性……いや、時代的に中華一番の源流なのか?まぁどちらにしろ、アレは無理だ。

えーと、一応「ミスター味っ子」にも現実的な部分というはあるし、参考になる部分もあるよ。ただそういった「使えるかどうか」の判断を自分でやらなきゃいけないというのは難しい所かも?

あくまで私個人の感覚での話だが、寺沢大介の作品は漫画としてみると面白いんだけど、料理がそんなに美味しそうに見えないのが「料理の参考」としても厳しい。料理への反応は派手だし、ストーリーも面白いんだけどね。

「ミスター味っ子」は料理がある程度できる人なら、「作る」のは問題ないと思う。だけど、作品で描写されているような味にはなかなかならない。
また同じ寺沢大介作品の「将太の寿司」も似たような感じか。あと「将太の寿司」は作中の技術に関してはどこまでが誇張なのか判断できない所があるし。

キャラがなんか「スゴイ」と思っているんじゃなくて、「美味しい」「食いたい」と思っている描写だとなんか自分も作りたくなってくるんだよな。
その点に関して「孤独のグルメ」は写実的な漫画なのに、妙に美味しそうに見える食事の描写が衝撃的だった。

話題になったのをみたことがないが「高杉さん家のおべんとう」という作品は良いよ。
博士号とったけどいまいちパッとしないおじさんと親戚の中学生の女の子の同居生活の物語なんだが、話の軸がお弁当作りなどの食生活。紹介される内容が現実的だし、レシピについては意外にこっちでも手に入る材料があったりする。美食系の作品にはあまり出てこない日本の食習慣についても面白い。

料理に関して現実的で役に立つとなると、やはり「天体戦士サンレッド」を推薦したくなるね。ヴァンプ様のレシピ解説は、その辺に関しても衝撃的だった。この分野では出色な存在だと思う。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク内で知られている料理系の作品についての話がイロイロと出ていました。

そして上の発言にもありますが、
こと役に立つ料理情報ということになると
「天体戦士サンレッド」

における「ヴァンプ将軍のさっと一品」などの料理情報の評価が妙に高いですね。

私の周りの中国オタクからも
「エンディングの鶏団子鍋を作ってみた!」
なんて話を聞いた覚えがあります。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


「中華一番の中華料理」を片っ端から再現する中国人、あらわる!

昨日から中国のニコニコ動画のアクセス規制が解除か?

ありがたいことに
「中国からニコニコ動画にアクセスできるようになりました。急に。」
という情報を教えていただきましたので、今回はそれについてを。

2年ほど前から中国本土からニコニコ動画へのアクセスが規制されている状態が続いていましたが、昨日(2月7日)になって、唐突にアクセス可能になったそうです。

中国のネットでもその唐突さに驚いているようですし、それをどう受け止めるべきか悩む声が上がったり、最近のご時勢から「日本関係」というだけで荒らしにいこうとする連中が出たり、その動きに関して嘆く声が出たりと、ちょっとした混乱が起こったりもしているようです。

とりあえず以下に、私の日頃の巡回先である中国のソッチ系のサイトなどで見かけたやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なんか……ニコニコ動画に直接アクセスできるようになってない?

……マジだ!普通にアクセスできるぞ!?

グレートファイアウォールが解除されたのか?
直リンとか普通に見れる、トップにもアクセスできる!

え……?
あー……ホントにVPN使わないで見れるわ。今週春節休みのために気合入れてVPNの料金振り込みやってきたのに。完全に無駄になるわけではないが、とても複雑な気分だ。

壁が……消えた……?

ニコニコ動画が中国IP規制解除したのか?
だとしたらタイミング的に良いのか悪いのか。今は春節休みでヒマなヤツは多いし、案の定アホが流れ込んで荒らしているし……

「ニコニコ動画が中国IPを弾いている」と信じているヤツわりと多いけど、ニコニコ動画が見れないのはこっちの規制が原因だからな。ニコニコ側の規制じゃない。
てかニコニコ側は中国の大陸向けの動画配信とかのサービスを企画していたから、自分から規制するのはありえない。

しかしなぜ規制解除なんだろうな。マジで春節の贈り物とかか?
ニコニコの規制に関して一説にはダイナマイト平和賞が理由だとは言われていたが。

まぁニコ生に限らずヤバイ動画やコメントも多いから、とりあえず規制しておこうってのは簡単に想像できる。ただ、今このタイミングで規制解除ってのはどうにも理由が分からんよな。

アクセスはできるようになってるけど、全部は見れないのかな?
規制なのかプラグインとかこっちの環境のせいなのか、それとも単に重いだけなのか夜の人が多い状態だとよくわからんね。

見れなくなったのは2010年の12月9日だったか。そして今は2013年の2月7日。
今まで一度も解放されたことはなかったのが、今日になって突然見れるようになるとは。

おお!俺の昔のID今でも普通にログインできる!

私はもう自分のID忘れちゃったわ……
なんせ2年は見れない状態だったし。

遅いんで、アクセス確認できたらタブをそっと閉じてbilibili動画のサイトを開いた自分。

俺んところはそこそこのスピード出てるぞ。
しかし、なんか予想通りこっちからバカが流れ込んでるな。せっかく見れるようになったのに、勘弁して欲しいわ。

ウチの国の「小学生」どもが侵入しているな。
しかも今ゴタゴタしている話題を爆撃して荒らしまくってやがる。恐ろしいことになってる……

なんだかなぁ。もう壁直した方がいいんじゃないかという気がしてきた。
こんな状況じゃあ、どのツラ下げてニコニコを見れば良いんだよ……ニコニコで知り合った人達に顔向けできない……

GFWが無くなれば自由なインターネットが実現できて素晴らしいことになるとか言うひといるけどさ、実はGFWはウチの国のネットユーザーが世界に流れ込むのを防いでくれるものだったりするんだぜ?今のニコニコ動画での暴虐を見れば明らかだ。

たぶん1週間もすれば今流れ込んでるヤツらもいなくなるとは思う。どうせあいつら日本語分からんし。
問題は1週間後もまだニコニコ動画への規制解除が続いているのか、ニコニコ側に本気で中国本土のIP弾かれないか、そしてその間にさらに悪化するであろう中国ユーザーに対する感情ってとこか。ぐぬぬ。

なぁ?ニコニコ動画はウチの国の動画サイトではダメなR-18エリアなるものがあるらしいが、どうなんだ?ちょこちょこ話題になるんで、この際だから「研究」するために見に行っておこうかと思うんだけど!

R-18って有料じゃなかったっけ?
なんか流れ込んだ連中ってオナニー発言繰り返してるだけじゃないか……これ、どーすんだよ。壁があった方が良かったような気がしてきた。

まさかウチの国のGFWがニコニコ動画を規制したのが大局的な観点で正しい判断だったと思い知る日が来るとは思わなかった。あれは無くてはならないものだったんだなぁ。

現在のニコニコ動画ってアメリカと日本と台湾にあるはずで、弾幕の言語とかも設定できたはず。今暴れている連中って中国語の方でやっているようだから、日本への迷惑はこっちで想像しているよりも小さいはず。無いわけではないが。あと繁体字でやっているユーザーにとっては実際に大きな迷惑だろうな。

確かに日本の方ではそこまで荒れていないように見えるね。
一応、今の所暴れている連中はニコニコが住み分けしているのに気付いていないっぽいね。なんか見た感じではアメリカの方に流れて爆撃しているような?
しかし暴れているのは確かだし、こいつら何とかならねぇかな。

昔こっちのacfunやbilibiliに日本から荒らしが来た時も侵略だとか虐殺だとかの言葉が投下されまくってヒドイ状況になったが、当時はまだ今ほど複雑な空気じゃなかったからなぁ。今回はそれに春節休みも加わってどうしようもねぇ。

ニコニコ動画に侵入成功だとか騒いでいるヤツいるからなぁ。あの厨房にも達していない小学生どもは……

今日のニコニコ動画の状態を見て、私はやっとわかった。
ウチの国には鎖国が必要だ。そして、それは余計なものを外に出さないためだ!

規制前は今ほど動画サイトと弾幕コメントが広がっていなかったし、きちんと使うには一定の日本語スキルも必要とあってユーザーの質もそれなりに安定していた。そして規制後はVPNをやれる金のある人間だけがアクセスできる状況になっていた。しかし今のネットがイロイロと「簡単」になって、日本との関係が複雑な状況で規制解除になっちゃったら、こんなことに。

なぜ外国人は理解してくれないのだ!?我が国のGFWが貴方たちを守っているということを!

今日、私は政府のネット管理の苦労がちょっとだけ分かったような気がする。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々も突然の規制解除には戸惑い気味でしたし、荒らそうとする動きには頭を抱えているようでした。

実際の所、最近は安定してきたのか比較的少なくなった感もありますが、中国のネットでは特定のサイトやドメインが急にアクセスできなくなることや、その後またいつの間にかアクセス可能になるといったことが珍しくありません。

また、規制やその解除の理由については今まで発表されたことはないので、今回の件もなぜそうなったのかについては推測するしかなさそうです。

それにしても、以前から「またそのうちGFWが強化されて、アクセスできないサイトが増えるだろう」といった見方がありましたが、ニコニコ動画のような中国のネット管理体制からすればイロイロと面倒なサイトが(一時的なものかもしれませんが)アクセスできるようになったというのはかなり意外ですよね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


現在中国でニコニコ動画が規制の対象に
(規制開始当時の記事です)

2/8修正:誤字脱字太字タイトル諸々を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「日本にはニャル子さん以外のクトゥルフネタの作品って何があるのかな?」

ありがたいことに
「中国オタク的にクトゥルフはどうなんでしょうか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

以前にもちょっと書いた覚えがありますが
「這いよれ! ニャル子さん」

の中国オタク内でのちょっとしたヒットにより、ここしばらくの間で中国オタクの面々の間でもクトゥルフ神話がかなり意識されるようになっています。

それ以前も「デモンベイン」などで興味を持つ人もいたようですが、ニャル子さん以降はライト寄りな層まで広がっている感があります。
そんな訳で今回は中国のソッチ系の掲示板で見かけた
「日本のクトゥルフ要素のある作品に関するやり取り」
を例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ニャル子さんを見てから、日本のアニメや漫画、ゲームにクトゥルフ関係のネタや名詞がわりと頻繁に出ているように感じる。実は日本ではクトゥルフネタってかなり一般的なのではないかと感じたりもする。
そこで聞きたいんだが、日本にはニャル子さん以外のクトゥルフネタの作品って何があるのかな?

クトゥルフをメインテーマにおいているのはやはり「デモンベイン」と「ニャル子さん」だね。あとネタとしては「Fate/Zero」のキャスターがクトゥルフ系の宝具を使う。

確かにクトゥルフ系のネタってちょくちょく見かけるよね。ゲームだと「女神転生」にはとりあえず出ている。

クトゥルフ由来の名前ってことならかなり多いようだぞ。「リリカルなのは」も1期で出て来る「アルハザード」がクトゥルフ由来の名称だ。

「ベルセルク」はどうなんだろう?あれ結構イメージ的にクトゥルフに近いものがあるんだが

「ベルセルク」は直接の関係は無いはず。でも確かに近い雰囲気は感じられるね。
それとこれは自分も実際に読んだわけではないけど、日本の作家の菊池秀行の作品はクトゥルフ系のネタを結構使ってくるそうだ。

オタク系のアレンジだと矢野健太郎の「邪神伝説」が早期の作品だったと思う。あれはクトゥルフ的だけど、同時にとても日本的な作品。

虚淵玄の「沙耶の唄」はいいぞ。私の中でニトロプラスはクトゥルフが好きなメーカーというイメージだね。

八房龍之助の「宵闇眩燈草紙」はクトゥルフネタがちょこちょこ出て来るよ。

クトゥルフ関係では「沙耶の唄」の名前がわりと出るが、あれは本当にクトゥルフと言ってもいいのだろうか?
確かにクトゥルフ的な雰囲気はあるけどクトゥルフそのものってわけではないと思う。虚淵玄は日本では数少ないクトゥルフ的な雰囲気のある作品を出せる作家だとは思うが。

なんか日本のクトゥルフネタの作品を見ると、読者を驚かすだけにとどまっているようにも感じられる。日本人はクトゥルフをそこまできちんと知らないんじゃないだろうか。

いや、日本はかなり昔からクトゥルフネタは定番だし、詳しい人間多いはずだよ。SFやファンタジー小説は一時期クトゥルフが定番だったそうだ。最近のクトゥルフ作品は、それを読んで育った層がクリエイターになって来ているから、一定の知識を前提にしたパロディ作品が増えているという説もどっかで見た覚えがある。

しかしクトゥルフに関してはキリスト教徒でなければクトゥルフの怖さは分からないなんて話もあるね。あれはキリスト教的概念の否定による、価値観の崩壊とそれに伴う不安ってのがあるそうだから。
もちろん、俺も自分がちゃんとクトゥルフを理解しているのか自信が無い。理解しきったらSAN値が無くなる気もするしな!

こっちでクトゥルフ関係の資料に何か良いのは無いもんだろうか?できれば中国語で……

中国語だと難しいんじゃないか。クトゥルフ関係の中国語の資料がある程度出回るようになったのって、本当につい最近の話だよ。最近まで固有名詞の訳語も一定しなかったくらいだし。

今でも資料はそんなに無いよね。
大体は二次資料で、元々の小説に関しては広まっていないし、読んでいる人間もそれほど多くない。

そもそも小説の中国語版のちゃんとしたのが無いんじゃないか?
一応ネットにテキストは出回っているようだが、きちんとファンサブ翻訳されるジャンルじゃなかったし、訳もわりと混乱していたような。実際、色んな邪神の中国語訳名がまだ確定していないのを見ればどんな状況なのかは……

出版に関しては確か「クトゥルフ神話」という中国語版の本が出ている。でもラヴクラフトのだけで、他の関連作品についてはまだ出ていないはず。

百度百科のページとかも、設定を羅列しているだけだしな。昔から注目している身からすると、ニャル子さんが現状では中国語で最もまとまってクトゥルフネタに接することができる書籍なのかもしれないということに頭痛がしてくる。

そのウチの国で出版されたクトゥルフ神話の本、アマゾンのレビューを見ると「帯にある斬魔大聖の文字を見て、この本はきっとクトゥルフ神話に関してちゃんと理解している人が翻訳していると思った、そして読んでみたらまさにその通りだった」で高評価になっている。なんとも微妙な感じが……

その本俺持ってるわ。装丁がしっかりしているし訳も悪くないよ。
帯の文句に出ているクトゥルフ神話が元ネタとされているゲームは「ワールド オブ ウォークラフト」「エルダースクロールズ」「機神咆哮デモンベイン」「Call of Cthulhu: Wasted Land」「斬魔大聖デモンベイン」「Elder Sign: Omens」だ。

ウチの国でクトゥルフのネタ呼称が「克総」になっちゃったのも、ニャル子さんの仕事の設定の影響だよな。ウチの国におけるクトゥルフのイメージに関してはイロイロと不安になってくる。
(訳注:中国語では「総」は「総統」や「総裁」、中国語で社長等の意味になる「総経理」の略だったりします)

「ゆっくり妖夢と本当はこわいクトゥルフ神話」がbilibiliでそれなりに見られてネタにされているのを見ると、なんか時代は変わったもんだと思ってしまう。
全く話が通じなかった昔に比べればイロイロな面でマシなのは確かだが、何とも複雑な気分だ。

そう言えばこれは私も最近知ったんだが、「スレイヤーズ」の赤眼の魔王シャブラニグドゥの元ネタがクトゥルフから来ているそうだ。直接関係は無いようだけど。
昔ハマった日本の作品に実はクトゥルフネタが仕込まれているとかはわりとあるね。あの邪神の勢力のスゴさを感じるね。

伊藤潤二はクトゥルフ関係の短編とか書いてなかったっけ?これも後で気づいた話なんだが。

実際、日本にはクトゥルフ神話がかなり浸透していると思う。しかし、浸透したが故にニャル子さんにされてしまったり、ボーカロイドにされてしまったりするわけか……

なんか自分の中のイメージでは微妙にクトゥルフと萌えが合体してしまっている。
アメリカとかでまっとうにハマった人間からしたら、自分の考えはどう思われるのか少々気になってしまうな!



とまぁ、こんな感じで。
中国ではクトゥルフネタに関する知名度は高まったものの、原典に当たってみるケースは少なく、ニャル子さんなどのパロディ経由で知るというのが多い状態のようです。

この辺に関しては、やはり最近までクトゥルフネタが中国本土にはあまり入っていなかったというのが大きいかと思われます。

しかも現在の日本のアニメや漫画におけるクトゥルフ関係の作品は、何と言いますか一回りしたクトゥルフネタの活用になっている感もあるので、大元のクトゥルフにたどり着くのはきちんと意識しないと難しそうな気もしますね。

日本では一昔前はSFやファンタジーというか、オタク関係の作品を見ているとクトゥルフ関連の知識はある程度勝手に身についていたような気もしますし、最近ではクトゥルフ関係の書籍がまたイロイロと出ていますから、日本と比べると中国でのクトゥルフ関連の情報入手に関してはかなり厳しいものがあるかと思います。


それから、上の発言の中にもある
「克総」
ですが、クトゥルフの中国オタクのネタ用語の一つで、クトゥルフを指す言葉の一つとなっています。

クトゥルフの中国語表記の
「克蘇魯」
に、ニャル子さん経由の
「上司のいる社会人」
というクトゥルフネタ像が結びついて
「克総」
という呼び方が広まったそうです。

そして現在中国オタク内ではクトゥルフっぽい狂気のシーンや大虐殺シーンになると
「克総発糖」
といった合いの手(?)が出たりする模様です。

この言葉、モノスゴイ意訳すると
「クトゥルフ社長が飴くれる」
といった所でしょうか。

この「克総発糖」ですが、クトゥルフの例の呪文
いあ いあ くとぅるう ふんぐるい むぐるうなふ くとうるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん
を音訳したものに無理やりな当て字をしたネタ用語から来ているそうで、
「発糖」(fa tang)
の所は「fhtagn」(ふたぐん)への強引な当て字だという話です。そしてこの言葉の
「飴やるよ」
みたいな語感がネタっぷりをかなり高めているとかなんとか。


それにしても、ここしばらくの間で中国本土では、オタクネタパロディによりとっつき易くなったり歪んだりした形でクトゥルフが広まっていますが、振り返ってみればわりと本気で
「中国本土にクトゥルフ神話を布教したのはニャル子さん」
という事態になっているようです……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

日本語の「ツッコミ」から中国オタク用語になった「吐槽」と、中国オタクの考える「吐槽」なキャラ

前回の記事
当ブログの記事へ中国オタク系ニュースサイトからのツッコミ
の情報と一緒に
「吐槽という中国オタク用語についてお願いします」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてやらせていただきます。

さて、
「吐槽」(tucao)
という言葉ですが、元になったのは日本語の
「ツッコミ」
だそうで、使われ方も日本のツッコミに近い形になっているようです。

一説によれば、この言葉が中国オタク内で現在の意味で使われるようになったのは台湾で行われた翻訳の中で「ツッコミ」の訳語として「吐槽」をあてたのがはじまりだという話です。「吐槽」という言葉自体は元々閩南系の言葉にあった単語で、意味的にも日本語のツッコミに近いものがあったのだとか。

この「吐槽」は現在中国オタク層以外にも広まっており、
既に中国のネットスラングの一つになっているような感もありますね。

とりあえず以下に、私の日頃の巡回先で見かけた
「吐槽系のキャラと言えば?」
「吐槽キャラとツッコミについて」

といったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


みんな、吐槽系のキャラと言えば、だれを思い浮かべる?
とりあえず私は「銀魂」のキャラがたくさん思い浮かぶ。新八とか、もうキャラとしての価値になってるしな!

私も「銀魂」を思い浮かべるね。あの作品で私は「吐槽」というものを意識するようになったし。
新八、銀さん、土方、沖田と名キャラばかりだ。

うーん……「家庭教師ヒットマンREBORN!」のフランとかかな。

すぐに思いついたのがなぜか「桜蘭高校ホスト部」の藤岡ハルヒと「会長はメイド様」の鮎沢紗奈だった。

「僕は友達が少ない」の羽瀬川小鷹は典型的なハーレム系で「吐槽」な主人公の系譜にあるキャラだと思う。

「生徒会の一存」の杉崎鍵や「まよチキ!」の坂町近次郎もそうだよな。あとは物語シリーズの阿良々木暦、「とある魔術の禁書目録」の上条当麻とかも。

おい、その手のハーレム系吐槽主人公ならまずは「涼宮ハルヒ」のキョンだろうが。キョンの存在がこの手の主人公が最近流行している一因なのではないかと。

岡崎朋也や音無結弦などのKey系はそういうキャラ多いと思う。ギャルゲーも含めてそういう立ち位置のキャラが定番になっている傾向は有るかも。

ようし、ならば自分は「ギャグマンガ日和」の小野妹子だ!

「生徒会役員共」の津田タカトシはなかなかの吐槽キャラじゃないかね。

やっぱり「銀魂」の新八じゃないかなぁ。最近は銀さんに機会を奪われ気味で、昔ほど激しく吐槽が炸裂していないのが寂しい。

糸色望先生、というか「絶望先生」は作品全体がもう吐槽だよね。

私が思い浮かべたのは「WORKING!!」の小鳥遊宗太だけど、彼みたいに対象が限定的なキャラというのはどう判断すればいいのだろうか?

「ONE PIECE」はナミもそうだがウソップの方もわりとその傾向があるよな。

サンジもそうだな……いや、改めて考えてみたらむしろ「ONE PIECE」の主要キャラってルフィ以外は全部吐槽なキャラだと考えた方が良いような気もしてきたな。
ただ、なんていうかキャラの属性分けからすると少々ヘンな気もしてくる。吐槽系ってのは具体的にどの辺まで含めていいもんなんだろうか。

「吐槽」は日本のツッコミから来ているはずだけど、なんか日本の「ツッコミ」と「吐槽」って少々違う感じもするよね。具体的な説明は難しいんだが。
あと私の気に入っているツッコミ系キャラとしては「B型H系」の竹下美春を挙げておこうか

我が人生において最初に萌えたのは「スラムダンク」の流川楓なんだが、あれは毒舌部分はあるが吐槽なキャラとして認識しても良いよね?

吐槽とツッコミについてはそこまで大きな違いは無いと思うが。
ちなみに、私の場合は「忍たま乱太郎」の乱太郎が最初に気に入ったツッコミキャラだったと思う。乱太郎個人は特に目立つキャラではないんだけど、きり丸やしんべヱといった暴走キャラと一緒になるとツッコミや引き止めの役割になる。

基本的には常識的なキャラがツッコミというのが多いんじゃないかな。
あと毒舌、腹黒系になってくると、ツッコミとはまた違った方向になるキャラもいると思う。ただ吐槽の場合はそっちの方もわりと含まれたりすることが多いかな?

俺にとっての最高のツッコミ系キャラは「名探偵コナン」の灰原哀ちゃん!

知名度で考えたなら「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけがトップクラスに有名な「吐槽キャラ」なのは間違いない。

日本のオタクの間でのツッコミキャラについての判断というか定義に比べて、ウチの国の「吐槽」系とされるキャラは範囲が広い気がするね。話題を出したり、疑問を呈したりネタを出すようなキャラも「吐槽」なキャラとされる傾向があるし。
例えば、人によっては「バカとテストと召喚獣」の吉井明久と坂本雄二を両方とも「吐槽」なキャラだとするけど、日本の定義では吉井明久の方はツッコミの対極の「ボケ」に入るようだ。

「吐槽」と「ツッコミ」か。
「らき☆すた」の場合、泉こなたと柊かがみはどちらをツッコミキャラと考えるべきなんだろうか?両方ともツッコミでも良いような気はするが。

こなたの話の振り方ってある種のツッコミみたいなところあるけど、全般的に見ればかがみの方がツッコミだと思う。
こなたの場合、絶望先生のような社会への風刺的なツッコミではなく、オタクの常識による分析やその常識の押し付け的な部分もあるから、一概にツッコミではないんじゃないかな。広義的には入れても良いと思うが、かがみと比較した場合は鏡の方がツッコミと見るべきだろう。

だとしたら、「男子高校生の日常」は誰をツッコミ系のキャラとするべきなんだろう?
とりあえず私はヒデノリがツッコミだと思う。声優のイメージの影響があることは否定しない!

「男子高校生の日常」は全員がイロイロとやるが、明確なツッコミ担当というのは無いんじゃないか?あれは「ボケ」な行為や発言をする流れがどんどん加速して進んでいく作品だ。

私は「ケロロ軍曹」のケロロやクルル、あとナレーションはツッコミキャラだと思っていたんだが、日本のオタクな知り合いに聞いたらケロロやクルルは「ツッコミ」と対になる「ボケ」系のキャラだと言われた。

ナレーションと言えば、「ちびまる子ちゃん」のナレーションもウチの国では「吐槽」として有名だな。そしてあのナレーションは日本でもツッコミの名手として認識されていたはず。
「吐槽」はイロイロと広がってウチの国独自の定義になって来ているような気もするが、「ちびまる子ちゃん」のナレーションは原点の一つだと思うし、とりあえずあれを基準の一つにしておけば問題ないだろう。
キャラという認識でいいのかは分からないがな!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク内の「吐槽」なキャラに関しての認識を見ると、いわゆる「ボケとツッコミ」における「ツッコミ」以外の範囲のキャラまで含まれるようになってきているようで、日本の感覚とは微妙に異なるものになっているのは面白いですね。

あくまで私の個人的な印象ですが、
「吐槽」なキャラ
に関しては切れ味鋭いツッコミをするキャラの他にも、あまりネガティブなものではないのですが一言多かったり、愚痴を言ったり、揚げ足取りをしたりするタイプのキャラも入っているように思えます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

当ブログの記事へ中国オタク系ニュースサイトからのツッコミ

ありがたいことに
「このブログの記事について中国のオタク系ニュースサイトでツッコミ記事が載っていますよ」
という情報をいただきました。
そんな訳で今回はそれについて等で少々やらせていただきます。

さて、このブログの記事にツッコミを入れてくださったのは、
中国のオタク系ニュースサイト178動漫頻道のこちらの記事(中国語)ですね。

記事によればニコニコニュースに掲載されたニュースを元にしているとあるので、
情報の流れ的には当ブログのこの記事
中国オタク「なんで日本の作品はファンタジー世界まで行って学園モノをやるんだ!?」
を元にサーチナに要約して掲載されたこの記事が、
中国オタク的にファンタジー世界でまで学園モノをやる日本の作品は不思議
ニコニコニュースに転載されたもの
がこちらで中国語に翻訳されて紹介されている模様です。

記事の前半はサーチナの記事の中国語訳なのでさっくりと飛ばしまして、終わりの方にある記者の方のお言葉を例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただこうかと思います。


「編集者のツッコミ」

何だかわからないけど……
また「代表されちゃった」と感じる……

確かに学園をテーマにしたアニメは多いが、その受け取り手には学生が更に多いわけだし、学校を離れた人間も学校生活を追想することができるのだから、こういった間口が広い設定を使うのはとても普通のことではないだろうか?不思議に思う事なんてありえない……
この日本の記者はいい加減に見たサイトを元にして、中国のオタク全てがこんなことを考えているという話にするのはやめてもらえないだろうか!
ツッコミ所多すぎてツッコミ切れない!



厳しいツッコミをいただきましたし、
誤解を生まない様に今後更に気を付けながら例の如くイイカゲンにいくとしましょう。

しかしやはり反応をいただけるのは有難いです。
当ブログの記事を中国のコミュニティやサイトなどでネタにしてもらえてその反応が見れるというのは、ブログをやっていて良かったと思うことの一つです。
この記事を書いていただいた方には、元の記事のブログにいただいたコメントでの分析などに関してもぜひ見ていただきたいですね。中国のマニアな人の視点からだとどう映るのかとか、イロイロと気になりますし。


それからこれは中国オタク関係ではないのですが、
この学園モノの記事でいただいたコメントに

41. おっさん
2013年01月18日 22:03
20年ぐらい昔のことだけど、当時のラノベはファンタジー物が大人気だったんだ。
ロードス島戦記とかスレイヤーズなどね。
もっと昔のラノベはSF物が人気だったんだけど、ドラクエやFFなどが流行ってたからファンタジー物が人気になったんだと思う。
ちょうどそのころに電撃文庫が創刊されたんだけど、他所と同じようなファンタジー物ではダメだ、てことで学園物に力をいれるようにしていったんだ。
その結果、いつの間にか後発の電撃文庫が業界トップになり、今じゃラノベが学園物ばかりになっちゃった。
まあ、ぶっちゃけ何が流行って廃れるかなんて誰にもわからんものだなあ。


とあり、私もこれは面白いと考え込んでしまいました。
現在は学園系の要素が幅をきかせているラノベですが、確かに昔はファンタジー系の要素が非常に強かったかと思います。こういった変化に関しては具体的にどの辺りの時代や作品からの流れなんでしょうかね。


昔はジュブナイル系の作品で学生が主人公、舞台が学園或いはメインのキャラが学校関係者という作品でも学校を意識する展開というのは少なかった覚えがありますし、90年代前半のラノベでもそういった作品はあまり無かったような気がします。

私もうろ覚えですが、電撃文庫のレーベル創刊直後はまだファンタジー全盛で、初期のラインナップに学園系の作品と思えるものはなかったはずですし、「瑠璃丸伝」なども年代的には学生なキャラがいて主人公も学校に通いますが、学園ではなく現代社会が舞台でした。

また同時期の富士見F文庫は「蓬莱学園」がかなり異色な扱いだったように思います。学校っぽい組織ではソードワールド系の賢者の学院(これはドラマガ連載の「魔法戦士リウイ0」以前は魔術師ギルド的な面以外はあまり出ていなかったように思います)や「魔術師オーフェン」の牙の塔といったものもありましたが、やはり学園というにはちょっと違いますしね。

それから一応「卒業」などもありましたが、コレはゲーム原作のノベライズですし、他にはSF文庫の「爆炎CAMPUSガードレス」なんかもあったように思いますが、これは当時のあかほりさとる作品の中では比較的盛り上がらなかった作品でしたし。


とりあえず、私の思い浮かぶラノベで学園系の流れにある作品で比較的初期のもの、しかもある程度続いたり人気になったりした作品となると
電撃では98年の「ブギーポップは笑わない」「僕の血を吸わないで」
(それ以前に「タイム・リープ」もありますが、あちらはSF寄りな気もするので)
富士見Fでは97年の「リアルバウトハイスクール」98年の「フルメタル・パニック」
(ちなみに蓬莱学園シリーズは91年に「蓬莱学園の初恋!」が刊行されています)
スニーカーは96年の「闇の運命を背負う者」97年の「古墳バスター夏実」「トラブル・てりぶる・ハッカーズ」(スニーカーはアニメやゲームのノベライズが多かったので、これ以外にも学園モノ的な要素のある作品は比較的目についたように思います)
といった辺りですかね。

2/4追記:コメントでお話が出ている通り、スニーカー(発売当時はまだ角川文庫からだったと思いますが)の方には88年に「聖エルザクルセイダーズ」がありました。また当時のコバルト文庫では学園モノがかなり出ていたそうです。
他にも様々な情報を教えていただきありがとうございます!


それから学園関係の作品に関しては当時スニーカー文庫もかなり頑張っていたように思えます。
電撃小説大賞の入賞作品を見ると、学園要素のある作品が昔からそれなりにあるのが見て取れますが、角川書店でも「学園小説大賞」が開催されています。

角川学園小説大賞で募集された作品は、学園小説という名前ではありますが「学園をキーワードにしていれば何でもアリ」「学園が舞台の学園モノでなくても可」ということで、現在のラノベにおける学園要素の扱いとほぼ同じです。また入賞作家の名前を見ると、高殿円、米澤穂信、林トモアキ、滝本竜彦、岩井恭平といった、現在も活躍している作家の名前が並んでいますね。

この辺に関しては考えれば考えるほど分からなくなってくるので、詳しい方からのお話をお待ちしております。

何やら脱線しまくってしまいましたが、とりあえずこんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「なんで日本の作品はファンタジー世界まで行って学園モノをやるんだ!?」

中国人「餃子の具は何が好き?」

ぼちぼち今年も春節(旧正月)が近付いてきていますが、実質的に中国の年末ですし中国関係の動きもゆったりとしてきますね。(春節の帰省ラッシュ「春運」は壮絶な戦いとなっていますが)

中国オタクの面々もこの時期は実家に帰っている人がほとんどなので、オタク関係の動きも一休みといった状態になります。

ありがたいことに
「中国では年越しに餃子を食べるそうですが、中国の餃子事情について何かありませんか」
という質問をいただきましたので、
オタク関係ではない話が続いてしまいますが
「餃子」
に関してやらせていただきます。

日本ではにんにくを加えた焼き餃子がポピュラーかと思いますが、中国では水餃子がポピュラーで餃子の具に関してもイロイロな種類がありますし、中国人の間でも様々な好みがあるようです。

私の日頃の巡回先でも
「餃子の具は何が好き?」
といったことに関するやり取りが行われていたので、今回はその辺についてのやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ちょっと聞きたいんだが、みんなは餃子の具は何が好き?
とりあえず私はニラと豚肉が好きだ。

俺はエビ餃子が好き。
豚肉だったら豚肉セロリの組み合わせが好きかな!

豚肉ニラ餃子なら、何を加えるかも重要だな。私の好きなのはヒシの実を加えたヤツ。

俺はベーシックに白菜と豚肉かな。

白菜は安定して美味しいよね。胸焼けとかも起こさないからいくらでもいける。

豚肉と茴香(フェンネル)が好きな自分は少数派なんだろうか。てか茴香は餃子以外だとあんまりメインに顔出さない材料だよな。あとは豆煮るくらいか?

俺は肉たっぷりの餃子が好きだな。

私は肉の入った餃子は苦手で……
餃子ならニラ玉餃子が好きだ。

でも、肉が多いのは良い肉じゃないと臭くて食えたもんじゃないぞ。それに、どの肉を使うかというのも重要だ。豚肉を使う事が多いが、牛肉とか羊肉、あと魚肉というケースもあるな。

安定して使い勝手が良いのが豚肉なのは間違いないよね。ブタニラ、ブタセロリ、ブタ白菜とかは大体みんな好きだし。

でも、私は牛肉の餃子もウマイと思う。牛肉とにんじんや牛肉とセロリなんかが良い。

俺は牛肉なら牛肉とにんじんがいいな!
あとは海鮮系も良いね。餃子なら魚肉だけよりエビ三鮮の方が好みかな。
(訳注:三鮮餃子は豚ひき肉、えび、ニラが具になることが比較的多いようです)

エビと白菜の餃子が俺は大好きだ!!

豚肉セロリに関しては嫌いな人もいるというのは理解しているが、自分は大好きだ。セロリのうまさがカギだね!

年越しの時に食べる餃子は芹菜(セロリ)で勤財、白菜で百財、韭菜で久財といった辺りの縁起を意識したりするけど、普通は特に意識しないで食ってるかな。
(訳注:中国語の漢字の音による語呂合わせです)

でも、地方によっては餃子食わないこともあるんだよな。私の地元もそうなんだが、南方は餃子食わない地方とか結構ある。メディアでは中国の年越しは餃子みたいなイメージになっていて、何かもやもやする。
まぁでも餃子自体は好きだし、なかでも自分はニラ豚肉かネギ豚肉が好みだな。基本的にはこの二つばかり食ってるわ。

イメージ的には長江以南は餃子食わなかったり、別のもの食べたりしているような気がする。
福建とか浙江とか広東辺りは食っていないんじゃなかったけか。
それはそうと、俺は肉たっぷりの餃子が好き。ただ、ニラは苦手なんでどんな餡なのか事前に確認するように気を付けている。

ウチの地元はナズナとかの山菜と豚肉で餃子を作ったりするんだが、やはりマイナーなのだろうか。

私はキュウリと豚肉の餃子が好きだけど、あんまり同志に出会えない。うまいんだけどなー

マイナーと言えば、私は食ったこと無いけどイカ餃子とかも聞いた覚えがあるな。

年越しの時には食べないけど、私はトマトと卵の餃子が好き。自分で作るのはめんどいから外で食う時だけだが。

話盛り上がっている所でわるいが、俺……実は餃子嫌いなんだ。水餃子の分厚い皮が苦手で……ワンタンとかじゃダメかな!?



とまぁ、こんな感じで。
どの餃子の具の人気が高いかというのは地方や年齢層によって異なりますし、今回紹介させていただいた反応は必ずしも中国における傾向というわけではないと思われますが、とりあえずここで挙がっている餃子の具はメジャーなものが多いですね。

ちなみに、私はトマトと卵の餃子が好みです。中国に行く以前は餃子にトマトというのは想像したこともなかったのですが、一度食べてみたらハマってしまいまして。
それ以外ですと、豚肉とニラの餃子なんかも良いですね。ただどちらも日本の餃子屋さんではなかなかお目にかかれないのがちょっと残念です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2/3修正:誤字脱字などを修正しました。ご指摘ありがとうございます。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

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このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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