先日
「ガールズ&パンツァー」
の最後の2話が放映されましたが、ありがたいことにこの件について複数の質問をいただいておりますので今回はそれについてを。
実は前回の記事に頂いたコメントでのご指摘の通り、放映期間が開いてしまったことから、中国オタク内のライト層やファンサブグループの動きが鈍くなったようで、日本のように作品への熱がきちんと維持されていたわけではないようです。
ただ、コメントのご指摘にもあるようにbilibiliなどのコメント動画サイトでは結構盛り上がっているようですし、現在もちょっとした存在感となっているようです。
しかし注目が集まり様々な所で話題になったことにより、荒れてしまったり、マニアの視点による批判といったものも出ているようですね。
とりあえず、今回は比較的ライトな層(だと思われる反応)を中心に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ディープな方は荒れ気味な上に戦車関係の用語や軍事用語が長文で飛び交っているので、訳すのが大変なもので……
ああ……ついに終わってしまった。
待っている間は最終話を見たい気持ちと、終わって欲しくない気持ちが混ざった不思議な気分だった。
待ったかいがあったよ。最後の2話は素晴らしかった!
IV号戦車強すぎぃぃぃぃぃ!という演出を感じてしまうアニメだった。このアニメを見て自分の中のドイツ戦車へのイメージがイロイロと変化したように思う。
終わってしまったな。このアニメを見ている間、あれだけ好きだった重戦車への感情がなんか薄れていたように思う。さて、虎Pのプラモを探すか……
マウスがまともに動くの、珍しい、強い!
と思ったらやはりやられたか。でも
マウスとの戦いには、燃えと萌えを感じた。でかい砲塔に立ち向かったり力比べする戦車は萌えだ。
面白かった!
しかし考えてみると、戦車ってのが絶妙の選択だったよね。
これが戦艦とかだったらこうはいかなかったし。
自分は軍オタでもないし、ワールドオブタンクスとかの戦車ゲーもやっていないんだけど、この作品にはハマってしまった。萌えと燃えの両方を味わえる、とても良い作品だったね!
自分もこの作品にはとても満足しているよ。
ただ、敵の砲手が全般的にヘッポコすぎるなーというのが玉に引っかかったりも。主人公補正強すぎるというか。最終話、もうちょっと黒森峰側に戦術的な部分というか、車両同士の相互連携があっても良いんじゃないかと思ったり。
大洗がチートというか主人公補正なのはしょうがないが、それにしたって黒森峰は無能過ぎるだろ。ずっと王者として君臨しているとか、説得力が無さすぎる。
IV号戦車がこんなに活躍して、ティーゲルとマウスがこんなことになっちゃうと、どこぞの総統はとてもお怒りになるであろうな!
いや、虎Pが活躍しちゃったから問題ない……かも?
しかしこのアニメの制作陣はドイツ戦車贔屓なのかアンチなのか判断に迷うな……
黒森峰側の戦術描写が全くないのはいかんだろ。決戦というわりには、主人公補正だけだった。
まぁ……西住流本家には「猪突猛進」とか飾ってあるくらいだから……無理矢理好意的に考えれば戦術とか以前に装備なども含めて勝つ条件を整える流派で、実戦では装備を王道で運用するとか、そんな感じなのではないだろうか。
というわけで、一番戦術的な頭脳を持っているのはカチューシャということでいいよな!
数の優勢を活かせないのは本当にどうかと思った。子供のお遊戯じゃないんだからさ……
黒森峰は全般的にアホだったし、あれじゃあ西住流とかではなく「装備で勝っていただけ」というのも否定できない。ただ数の優位がどうこうというのは、そもそもこの作品の戦車道の設定、特に競技ルールのフラッグ戦とかが「数の優位を無くす」方向での競技ルール設定だし、12話しかないなかでの説明では判断し難い所があるのも確か。
設定も含めてストーリー面では「如何にしてIV号戦車と寄せ集めの中戦車でドイツの重戦車に勝つか」という話になっていたようにも思う。いやほんと、最初はどうやって勝つのか全く想像できなかったし。
面白かった、とても良い作品だった!
しかし残念なのはこっちでもヘンなのが湧いてきたことだな。人気が出過ぎることの弊害か。これは娯楽アニメであって、軍事教練映像でも、軍事科学ドキュメンタリーでもないのに!
なんか後半は荒れたよな……
最終話の展開を見て、荒れるだろうと思ったら案の定荒れてるし。これだから軍オタは……
「画面上から読み取れる情報」に関してはアニメの設定や演出による部分もあるからねぇ。
ともかく、綺麗な画と動きだったし、細かい所にも気を配っていたしで、私にとっては見ていてとても気持ちのいい作品だった。この作品のスタッフはとても良い作品を作り上げたと思う。
このアニメの感想で荒れまくっている原因の一つが、ワールドオブタンクスにハマっているゲーマーの流入だろうね。軍オタとは重なっているが=ではない。
スペックなんかの数字をアニメに持ち込むのが大好きな連中は、このアニメがなぜここまで人を惹きつけたかというのを理解できていないんだろう。もしその手の連中の要求に沿ってアニメ作ったら爆死するだろうし、要求した人間は更に細かい問題を探すに違いない。
ゲームやって戦車に詳しくなった連中のイメージする「現実のデータ」ってのがそもそもゲーム用に作られた数字だったりするしな……ゲームのイメージでこのアニメを批判してどうするんだ。てかアニメを語る際に批判でしか語れないってのは……この作品ほど「非現実的」「科学的ではない」といった目線で評価するのが的外れな作品は無いと思う。
ま、何はともあれ、こういった作品が世に出て来る今の時代にアニメファンをやっていて良かった。第2期とかもぜひやって欲しい!
まぁ、厳密に考えたら……というのはあるが、非常に引き込まれる物語と演出だったのも確かなわけで。戦車がカッコ良ければ問題ないよな!
それにしても「女の子と兵器」という組み合わせでちょっと心配していたが、「レッドアラート3」みたいなことにならんでよかったよね……
ハッピーエンドで終わる愛と勇気と希望のお話だった。何かしらの続きを作って欲しいぜ!
Panzer vor!第二期を待っています!
とまぁ、こんな感じで。
ライト層からの評判は上々のようですが、マニアな層の中には不満も出ていたりするようです。
この辺に関しては、なまじ作品の出来が良かったが故に、見ているうちに求めるモノがどんどん加速していったようにも感じられます。
「ガールズ&パンツァー」の反応を見ていると、オタクの欲望は尽きないもんだなーなどとも感じてしまいますね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
案の定中国でガールズ&パンツァーが軍国主義的作品だと叩かれている模様
「ガールズ&パンツァー」
の最後の2話が放映されましたが、ありがたいことにこの件について複数の質問をいただいておりますので今回はそれについてを。
実は前回の記事に頂いたコメントでのご指摘の通り、放映期間が開いてしまったことから、中国オタク内のライト層やファンサブグループの動きが鈍くなったようで、日本のように作品への熱がきちんと維持されていたわけではないようです。
ただ、コメントのご指摘にもあるようにbilibiliなどのコメント動画サイトでは結構盛り上がっているようですし、現在もちょっとした存在感となっているようです。
しかし注目が集まり様々な所で話題になったことにより、荒れてしまったり、マニアの視点による批判といったものも出ているようですね。
とりあえず、今回は比較的ライトな層(だと思われる反応)を中心に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ディープな方は荒れ気味な上に戦車関係の用語や軍事用語が長文で飛び交っているので、訳すのが大変なもので……
ああ……ついに終わってしまった。
待っている間は最終話を見たい気持ちと、終わって欲しくない気持ちが混ざった不思議な気分だった。
待ったかいがあったよ。最後の2話は素晴らしかった!
IV号戦車強すぎぃぃぃぃぃ!という演出を感じてしまうアニメだった。このアニメを見て自分の中のドイツ戦車へのイメージがイロイロと変化したように思う。
終わってしまったな。このアニメを見ている間、あれだけ好きだった重戦車への感情がなんか薄れていたように思う。さて、虎Pのプラモを探すか……
マウスがまともに動くの、珍しい、強い!
と思ったらやはりやられたか。でも
マウスとの戦いには、燃えと萌えを感じた。でかい砲塔に立ち向かったり力比べする戦車は萌えだ。
面白かった!
しかし考えてみると、戦車ってのが絶妙の選択だったよね。
これが戦艦とかだったらこうはいかなかったし。
自分は軍オタでもないし、ワールドオブタンクスとかの戦車ゲーもやっていないんだけど、この作品にはハマってしまった。萌えと燃えの両方を味わえる、とても良い作品だったね!
自分もこの作品にはとても満足しているよ。
ただ、敵の砲手が全般的にヘッポコすぎるなーというのが玉に引っかかったりも。主人公補正強すぎるというか。最終話、もうちょっと黒森峰側に戦術的な部分というか、車両同士の相互連携があっても良いんじゃないかと思ったり。
大洗がチートというか主人公補正なのはしょうがないが、それにしたって黒森峰は無能過ぎるだろ。ずっと王者として君臨しているとか、説得力が無さすぎる。
IV号戦車がこんなに活躍して、ティーゲルとマウスがこんなことになっちゃうと、どこぞの総統はとてもお怒りになるであろうな!
いや、虎Pが活躍しちゃったから問題ない……かも?
しかしこのアニメの制作陣はドイツ戦車贔屓なのかアンチなのか判断に迷うな……
黒森峰側の戦術描写が全くないのはいかんだろ。決戦というわりには、主人公補正だけだった。
まぁ……西住流本家には「猪突猛進」とか飾ってあるくらいだから……無理矢理好意的に考えれば戦術とか以前に装備なども含めて勝つ条件を整える流派で、実戦では装備を王道で運用するとか、そんな感じなのではないだろうか。
というわけで、一番戦術的な頭脳を持っているのはカチューシャということでいいよな!
数の優勢を活かせないのは本当にどうかと思った。子供のお遊戯じゃないんだからさ……
黒森峰は全般的にアホだったし、あれじゃあ西住流とかではなく「装備で勝っていただけ」というのも否定できない。ただ数の優位がどうこうというのは、そもそもこの作品の戦車道の設定、特に競技ルールのフラッグ戦とかが「数の優位を無くす」方向での競技ルール設定だし、12話しかないなかでの説明では判断し難い所があるのも確か。
設定も含めてストーリー面では「如何にしてIV号戦車と寄せ集めの中戦車でドイツの重戦車に勝つか」という話になっていたようにも思う。いやほんと、最初はどうやって勝つのか全く想像できなかったし。
面白かった、とても良い作品だった!
しかし残念なのはこっちでもヘンなのが湧いてきたことだな。人気が出過ぎることの弊害か。これは娯楽アニメであって、軍事教練映像でも、軍事科学ドキュメンタリーでもないのに!
なんか後半は荒れたよな……
最終話の展開を見て、荒れるだろうと思ったら案の定荒れてるし。これだから軍オタは……
「画面上から読み取れる情報」に関してはアニメの設定や演出による部分もあるからねぇ。
ともかく、綺麗な画と動きだったし、細かい所にも気を配っていたしで、私にとっては見ていてとても気持ちのいい作品だった。この作品のスタッフはとても良い作品を作り上げたと思う。
このアニメの感想で荒れまくっている原因の一つが、ワールドオブタンクスにハマっているゲーマーの流入だろうね。軍オタとは重なっているが=ではない。
スペックなんかの数字をアニメに持ち込むのが大好きな連中は、このアニメがなぜここまで人を惹きつけたかというのを理解できていないんだろう。もしその手の連中の要求に沿ってアニメ作ったら爆死するだろうし、要求した人間は更に細かい問題を探すに違いない。
ゲームやって戦車に詳しくなった連中のイメージする「現実のデータ」ってのがそもそもゲーム用に作られた数字だったりするしな……ゲームのイメージでこのアニメを批判してどうするんだ。てかアニメを語る際に批判でしか語れないってのは……この作品ほど「非現実的」「科学的ではない」といった目線で評価するのが的外れな作品は無いと思う。
ま、何はともあれ、こういった作品が世に出て来る今の時代にアニメファンをやっていて良かった。第2期とかもぜひやって欲しい!
まぁ、厳密に考えたら……というのはあるが、非常に引き込まれる物語と演出だったのも確かなわけで。戦車がカッコ良ければ問題ないよな!
それにしても「女の子と兵器」という組み合わせでちょっと心配していたが、「レッドアラート3」みたいなことにならんでよかったよね……
ハッピーエンドで終わる愛と勇気と希望のお話だった。何かしらの続きを作って欲しいぜ!
Panzer vor!第二期を待っています!
とまぁ、こんな感じで。
ライト層からの評判は上々のようですが、マニアな層の中には不満も出ていたりするようです。
この辺に関しては、なまじ作品の出来が良かったが故に、見ているうちに求めるモノがどんどん加速していったようにも感じられます。
「ガールズ&パンツァー」の反応を見ていると、オタクの欲望は尽きないもんだなーなどとも感じてしまいますね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
案の定中国でガールズ&パンツァーが軍国主義的作品だと叩かれている模様