「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2013年04月

上海動物園のゴリラの名前が「空知英秋」になりそうな件への中国オタクの反応とその後の流れ

ありがたいことに
「上海動物園のゴリラに空知英秋と言う名前がつきそうな件についての反応を」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについて一つやらせていただきます。

さてこの件、日本のネットでも紹介されているのでもうご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、大雑把に説明しますと

上海動物園で生まれた子供のゴリラの生後1周年を記念して名前募集
→weiboで約1か月の間名前候補を募集
→統計を取って上位10個の名前を候補にしての投票開始
→名前候補の中になぜか銀魂の作者の空知英秋先生の名前が
→現在投票で1位を爆走中

というものでして、結果は5月17日(このゴリラの誕生日)に発表となるそうです。

現時点(29日朝)では、25万票を獲得して「空知英秋」が1位、18万票で「愛星」が2位、17万票で「海尔」が3位、10万票で「海皮」が4位でその他は数百票といった状態になっているようです。

……と思ったら、午前中に投票のページが消えてしまったようです。
上海動物園の投票ページはコチラだったのですが現在は、
「悪意のある投票行為があったので、システムを一時停止します。どうかご理解をお願いいたします」
と出ていますね。

えー、それでこの1位の「空知英秋」ですが、やはりというかなんというか、中国のソッチ系のサイトやweiboの一部では投票を呼び掛けての祭り状態になっちゃっているようです。

そんな訳で、今回はその辺に関するやり取りについてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


上海動物園のゴリラの名前を募集しているが、その候補に「空知英秋」があるぞ!銀魂ファンのみんな、行くぞ!

こ、これは……今後もしかしたら上海で空知ゴリラに会えるという事か!?

投票!5月17日が待ち遠しいです!

これは私も自分の貴重な一票を投じないわけにはいかないな。

ネタだと思ったら、動物園が公式でやっているとか、一体どういうことだ!?

これはまずい。一番上に「空知英秋」とあったら、そりゃ当然選んでしまうじゃないか!

なぜ「空知英秋」はあるのに「近藤勲」がないんだ!?

くそっ!もう「赤木剛憲」という名前ではダメなのか!?

上海に新たなオタクの名所ができるわけか。遊びまわるコースに「空知英秋の観賞」が入る……悪く無いような気がしてきた。

ネタな名前がネット投票でウケるのは確実だし、空知英秋で決まりじゃないかね。しかし面白いのは確かだけど、正式採用は無理じゃないかね。面白いけど!

この状況が空知先生にまで伝わってしまっているようだぞ!?twitterでつぶやいてらっしゃる!

(訳注:コメントでもご指摘がありましたが、空知先生はtwitterをやっておられません。恐らくこれは高松信司監督のtwitterでのつぶやきが伝わったものだと思われます)

なんてこった!でも空知先生の反応を知りたいのは確かだ!!

私もこの件に関しては作者の反応を知りたいな!

それにしても、なぜ「空知英秋」を候補に入れてしまったんだ。1位になっても正式採用できないだろ。ある程度丸く収めるためにこっそり票数操作するか、「何らかの理由」をつけないといけないじゃないか。

ネタ関係の炎上狙いかね。でもあまりヘンな話題になるのもめんどくさい気がするしなぁ。故意でやるにはリスクが高いような。

さすがにweiboで募集するなら現場の担当者が「銀魂」の作者の名前だと気付かないってことはないと思うんだよね。関連したつぶやきも一緒にあるはずだし。
もしや、アニメ知らないお偉いさんがなんか気に入って通っちゃったとかいう話か……?

ウチの国の感覚だと「空知英秋」は結構良い響きの名前だからね。一昔前のちょっとカッコイイ名前という感じで。

あまりにも日本人っぽい名前だと難しいだろうけど、「空知英秋」だと二文字の復姓か、何かしらのペンネームのように思えるから日本人の名前って感じしないんだよね。そういう意味ではアリな名前だと思う。

候補の中では群を抜いてカッコヨク聞こえる名前なのは確かだよな。「銀魂」を知らなければの話だが。

うーむ……この話に関して今出ているニュースの中に空知先生の作品の特色を「ゴリラが主人公の漫画」だとしているのもあるから、関係者が気付かなかった可能性も否定できない……

なんか「空知英秋」以外のも上がってきているな。28日夜の現在「海皮」がモノスゴイ勢いで上昇しているっぽい。投票工作の時間が来ているのか!?
しかし空知英秋も更に加速している。確かちょっと前は数万だったのに余裕で10万超えして更に伸びている!

一晩あけてみたら、愛星が爆上げしているな。前は二百ちょいだったはずのに。

数百票/秒くらいのペースになっているようだね。話題になり過ぎたか……

あ、投票ページ消えてる。
他所のレスや発言見た感じでは最終的に「愛星」が25万超えたらしいから、これでいくのかねぇ。

最新のページでは「悪意のある投票でシステム停止」ということになっているね。まぁツールかなんかでの多重投票っぽかったのは確かだが。



とまぁ、こんな感じで。
なにやら名前に関してはうやむやなことになりそうですが、今回の件は中国オタク的にはちょっとした祭りになっていた模様です。

私が最初に見た所では「空知英秋」の他にも「海尔」がかなり票を獲得していましたが、これは家電メーカー「ハイアール」の漢字表記ですし、こちらもネタ投票がかなり混じっていそうですね。

それにしても上の発言にもありますが、ネットで募集したらネタ名前の方がウケてしまいますから、こういう結果になるのもある意味当然というか……そして強引な収拾の仕方になりそうなのがいかにも中国らしいといった気もしますね。

ちなみに自画像や作者キャラに動物を使っている漫画家の場合、ファンの間でもはその動物のイメージが作者像になったりしているようです。例えば中国オタク内で有名な「動物系漫画家」はゴリラとして有名な空知英秋先生以外にも、牛として有名な荒川弘先生がいます。



とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


4/29修正:誤字脱字修正及びコメントでのご指摘を追記させていただきました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「昔の名作が今放映されたらどうなる?どう評価されるのだろう?」

中国でオタクと言いますか、アニメや漫画にハマる人間がでるようになってから、なんだかんだで随分と時間が経っていますし、その間に人気となった
「過去の名作」
といった作品も少なくありません。

ただ、そういった作品への評価は高いものの、
「今の感覚で見るとどうなのか」
といったことになるとハッキリしない所もあるようで、
「過去の名作の現在の感覚での評価」や「過去の名作を基準にした作品評価」
といった話題ではもめたりすることもあるようです。

先日中国のソッチ系のサイトで
「昔の名作が今放映されたらどうなる?」
といった仮定の話に関するやり取りが行われていましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


過去の「名作」は少なくないが、そういった昔の名作が今新作として放映されたらどうなる?どう評価されるのだろうか?もちろん見る側はその作品に関する知識は無しという仮定での話だ。
作品の良し悪しではなく、純粋にどういう反応が出るかと言うのを考えてみたいんだが、どうだろう?

例えとしては、「黒子のバスケ」と「スラムダンク」がぶつかったらとか、そんな感じか。

「スラムダンク」に限って言えば、「黒子のバスケ」より確実に人気出るだろ。あんな非科学的なスポーツ作品では「スラムダンク」に勝てないよ。

うーむ……「スラムダンク」は間違いなく今の時代でも人気が出るだろうが、一番最初の桜木花道が不良やってる時、バスケにはまり込む前の展開がちょっと難しいように思う。作品の序盤に限って言えば「黒子のバスケ」の方が効果的に思える。

仮定の話だから、現在の作品が過去の名作の延長線上にあるということ、「その作品がなければ今の人気作品は生まれなかった」というのは無視して考えていいんだよな。例えば「スラムダンク」がなければバスケ漫画と言うジャンルはもっと小さなものになっていただろうし。
ただ、そうなるとやはりいくら名作とは言っても今の時代では苦戦してしまうのではないだろうか。昔の名作の成果の延長線上にあるのが今の作品なのだから。

画質とかキャラデザについては?
ハッキリ言って、昔の作品の画質とキャラデザを今の時代にそのままもって来たら絶対に叩かれるぞ。

キャラデザはともかく画質は今の時代に合わせてってことでいいんじゃないか?機材や技術面とかは時代の進歩である程度普遍的に備わるものだし。
ストーリーや設定、作品展開に絞って考えてみればいいんじゃないだろうか。

よし、それで考えてみよう。
まず俺の心の名作の「デジモン」だが……いかん、「子供向け」というだけでウチの国のオタクの間では切り捨てられて埋まりそうな気がしてならない!

デジモンはうまくいけば主題歌の「Butter-Fly」に関しては、うまくいけば動画サイトとかでネタになるのでは……

原作が少年ジャンプで連載された、男性キャラが多い作品は「腐女子向け」とか言われて叩かれるんだろうなー

「エヴァ」を今の時代にもって来たらどうなるか……なんだかんだで話題になりそうなのは確かだし、衝撃を与えそうな気もするが。

「エヴァ」は今の時代だったらむちゃくちゃ叩かれまくって、評価どころじゃなくなると思うわ。

「エヴァ」は現実の放映当時のような肯定的な評価は少なくなるんじゃないかな。当時の人気は社会情勢によるものもあったろうから。
しかし劇場版「破」の成功を考えると、人気にならないで埋もれるようなこともないだろう。

昔の作品は思い出の中で美化されている所もあるからね。
今の時代にもって来たらガッカリする可能性の方が高いと思う。

ところで今の「新番」扱いということは、日本と同じ週1回の放映ペースで見るのか?
昔のアニメって話数こそ多いけど、1話の進展がゆっくりだしストーリーの密度も低いよ。当時ウチの国のテレビでは毎日放映になっていたことが、ウチの国の子供がハマる上でのプラスになっていたのは間違いない。逆にまとめて見ることができるなら、ちょっと画のクオリティが低いくらいならなんとかなるような気もする。

考えてみれば、今の新作アニメ、特に深夜枠の作品の「吸引力」ってすごいことになっているのかもね。第1話から話に引き込んで、1話ごとにきっちり話題を提供し、毎日放映に慣れているうちの国の人間に1週間興味を持続させる。

ウチの国のテレビアニメはほぼ毎日放映だったからなぁ……あれが1週間に1話だったらどうなったやら。作品の内容以前に、今の時代の作品に慣れている人間にとって、昔の作品を1週間1話のペースで見せられるのは耐えられないかもしれんな。

現在のスタイルに合っているかどうかはともかく、面白いものは面白いし名作は名作だと思うよ。
中にはもちろん現在の感覚ではついていけない、面白く感じられないような作品もあるかもしれないけど、「スラムダンク」のような作品ならきちんと人気は出るはずだ。

「ジョジョの奇妙な冒険」のアニメは格好のモデルじゃないか?
アニメ化された部分は原作の第二部までだから、まさしく「今の技術で作った昔の作品」のアニメだ。そして、なんだかんだで人気になった。昔の作品であっても、今なお通用する作品というのはあるはずだ。

「ジョジョの奇妙な冒険」か。確かに良い例だ。私は原作見たことないけど、アニメに普通にハマってしまったからね。

でも、昔に比べてアンチが増えたり、細かい所を叩かれるのは避けられないんじゃないかな。今の時代はネットがあるから、テレビの時のように「一回見て終わり」という感じではないし、小さな問題、作画崩壊などがいつまでも証拠として残ってしまう。

これは面白い仮定の話だね。
オタクの間ではよく「昔の作品の方が面白い。今の作品はクズばかりだ」という話が出るが、実際昔の作品を今に持ってきても人気が取れると信じている人間は案外少ないんじゃないかね

まぁその手の話は「比較して叩く口実」というか、自分の不満を補強する材料として使われることが多いからな。「最近のアニメはダメだ」という声はそこら中で聞くが、その発言の意味するものは「俺が欲しいものじゃない」ってだけだったりするし。

「聖闘士星矢Ω」への反応を見ると、作品によっては難しいと感じてしまうね。
言っちゃなんだけど「Ω」って非常に王道ストーリーで、しかも良心的な作品だと思う。過去の「聖闘士星矢」も尊重している。でも昔のファンからは叩かれまくっているし、当時見ていなかった現在の若い層からのファンも少ない。
昔と今ではアニメを見る感性や求められているもの、更にはファン層の動きが変化しているのは間違いないから、過去の名作を現在にそのまま持ってきたとしてもうまくいかないケースの方が多いんじゃないかな。

逆に今もし放映されれば受け入れられるような作品ってなんだろう?
個人的には「ヒカルの碁」なんかは画も内容もストーリーも十分今の時代で通用すると思うんだが。

昔の名作ってわけじゃないけど、私は「子供向け」として切り捨てられた名作が今放映されないかと思ってしまうね。
もしテレビで普通に放映されていたら幅広い年齢層の視聴者が見るわけだし、オタク内での狭い反応、「子供向けだから」と切り捨ててしまうこともないのではないかと思う。「プリキュア」や「イナズマイレブン」なんかは特にそう思う。

なんだかんだで、今のアニメって過去の作品を基礎にして発展したものなんだよね。
作品をどう評価するかは別として、少なくとも最近の新作が今の視聴者の好みにあっているのは確かだし、昔の作品は今の視聴者の好みとは微妙にずれているというのも感じる。またそれと共にアニメ関係の変化或いは進歩なども見て取れるのが興味深い。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々も、昔の名作の価値は認めつつも現在に持ってきてそのまま昔と同じ人気を獲得するのは難しいと思ってしまうようですね。
また、今の時代だと作品が叩かれやすい、アンチな話題が目立ちやすいと感じているようでした。

それと上の発言にもありますが、コンテンツに接するスタイルの変化というのも無視できませんね。
最近の作品、特に深夜枠の比較的短い作品は昔に比べて「引きが強い」とでも言いますか、作品への興味の持続するようなストーリー展開、話題の提供などがかなり意識されているように感じられます。

こういった所は現在の中国オタクの娯楽消費スタイルに非常にあったものになっていますし、中国オタクの間で日本のアニメが他の娯楽に負けずに今も人気を保っている理由として無視できません。

やはり昔の作品を単純に今にもって来ても、イロイロな面で厳しいことになってしまうかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「二次元しか愛さないって言ってる奴、もし現実でカワイイ子に告白されたりしたらどうするつもりなんだ?」

何やら中国オタク内でも
「二次元」
と言うものに関してある種の理想を感じているようですし、
中国のネットを見て回っている時も
「もう二次元でいい、いやむしろ二次元の方がいい」
的な発言をちらほらと見かけたりします。

先日、中国のネットでそんな中国オタクの二次元への感覚についてのちょっとしたやり取りを見かけましたので、今回はそれについてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元しか愛さないって言ってる奴、もし現実でカワイイ子に告白されたりしたらどうするつもりなんだ?それでもお前は二次元だけと言って断れるのか?そこん所正直に言ってみろよ。

うむ。そういった告白してくれる女の子、追っかけてくれる女の子が俺の理想の二次元キャラと似ていたらOKだ。

俺はやはり三次元になった時点でダメかな。
我ながらおかしい言い方だとは思うんだが、三次元になってしまった時点でそれは偽物なんだよ。

いやいや、カワイイ子が告白してくるというのがまずおかしい。
その前提自体が既に二次元の中の話になっているではないか!

二次元の方が現実より良いわけだし、二次元だけ愛しちゃいかんのか?

俺ヤンデレ属性が好きなんだけど、それが現実にいても困る。

分かるわ。二次元だから楽しめるのってあるね。私NTR好きなんだが、現実で一度NTRされて恋愛面以外の部分、社会的な生活も含めてヒドイ目にあったことがあるから現実はもうコリゴリだ。でも、その辺の性癖は変わらんので実害の無い二次元だけで楽しみたい。

現実だとカワイイ子は大体イケメンで金持ちな層に持っていかれてる件について、きちんと考慮しておくべきだろう。

むしろそういう理想を言っている人間にこそ「現実を見ろ」と言いたい。宝くじに当たることを期待するのは構わないが、当たることを前提に動くのはダメだろ。
私も自分が二次元に逃げている面があるのは承知しているが、現実社会における現在の自分の価値では勝負に出るのが難しすぎるのも分かっているんだよ。

今の時代は男、特に若いだけの男の相対的な価値は下がっているのに、若い女性の価値は上がっているからね。
もちろん男も金を使えば一時的な関係、商売上の意味合いを持った関係を持つことはできるが、それを維持するには金だけではない様々なコストを費やさなければならない。そしてそんな今の現実の中で二次元が存在してくれることは、とても感謝すべきことだと思う。

あー……確かにこれは難しいかもな。
俺自身「二次元しか愛さない」と言っている人間をあまり信用していない所がある。ネットで言われているほど「二次元じゃなければダメ」ってことはないんじゃないかな。
それにオタク趣味を一緒に楽しめる恋人がいたら嬉しいってのはある種の基本的な願望だと思う。

一応、知り合いのオタクでイケメンな男の中には「女はめんどくさい」と言って現実の女性との付き合い避けてるのはいたりするな。

私は現実で告白されたりしても受け入れられないわ。現実でのダメージが大きすぎたから、今愛せるのは二次元のみ。

私個人の印象だが、最近は二次元だけと言うよりも、むしろ二次元も三次元も両方OKという人が増えているんじゃないかね。男女共に。
二次元に萌える、愛を注ぐことに抵抗が無くなっているとでも言えばいいのかな。恋人がいても二次元に萌えの対象が存在するのはOKと言うケースも増えているように思う。

二次元ってのは安全だしコストがかからないってのはあるな。で、こっちにハマると現実がちときつくなる。
ただ、昔に比べて萌えを単なる代用品に感じられなくなっているのも確かだ。厳しくなる現実とは逆に、二次元の方はどんどん進化しているのが考えてみればスゴイことなのかもしれない。

三次元の中で確かなものは、俺の右手だけさ!
現実ではカワイイ彼女が出来ても維持するのは難しい。NTRで終わりさ!

二次元「だけ」となるとちょっと怪しくなるのはあるかも。別に二次元以外を排除しないでもいいわけだし、カワイイ子に追っかけられたりしたら自分は嬉しいしOKしちゃうだろうね。

心のときめきがあれば、二次元も三次元も関係ないぜ!
ただ単に俺の心が今ときめいているのが二次元ってだけさ!

現実の女の子も良いとは思うんだけど、最近は自分が現実の女の子を見る目が変わってきているようにも思う。なんか別の次元から眺めているというか、すごい冷めた感じになってきていて……

俺は二次元に生きているつもりだが、正直もし告白されてその女の子が自分の好みの二次元属性を持っていたら転んでしまうだろう。

そうか?二次元属性を現実にもってきているのは大体がわざとそれを演じているだけだぞ。天然ボケとか、ツンデレとかは特にそうだ。コスプレイヤーにしても結局は三次元の話なんだし。

カワイイ女の子に追っかけられるというのは非現実的だが、自分がカワイイ子を追っかけて爆死するのは現実的過ぎる。
それに自分自身の将来の問題があるから、当面は三次元に対して積極的には動けないね。もちろん否定するつもりもないが。

現実しかなかった昔と違って、今の時代は二次元が存在する。そして三次元の方はどんどん厳しくなる。そりゃ二次元の方を優先したくなる気持ちが出てもしょうがない。

我々の親の世代とは違うからな。今の時代、男女共に情報も選択肢も多いから「良い条件」を求めすぎているし、条件を比較してすぐに移動してしまう。昔はある種の妥協でそれなりの安定が生まれていたが、今はそうもいかん。
私も結婚して子供が欲しいと思う気持ちは間違いなくあるんだけどね。現実の女の子も悪くないけど、とりあえず俺は二次元でいいや、といった状態だわ。



とまぁ、こんな感じで。
ネガティブなんだかポジティブなんだかよく分からない声がイロイロと出ていました。

中国オタク内では
「二次元しか愛さない」
的な発言も出ていますが、その中にはもちろんネタとしての発言も多く含まれているので、どこまで本気なのかはちょっと分からない所があります。

しかし、昔に比べて二次元というかオタク趣味への愛を表明することに関して抵抗が薄くなってきているのは間違いないように感じられますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中國学校制服変遷イラストと中国オタクの反応

ありがたいことに
「中國学校制服変遷史というイラストが中国のネットで話題になっている」
という話を教えていただきましたので、今回はそれについてを。

教えていただいた情報によれば、話題になっているイラストは中国系絵師のD.大叔さんがpixivで投稿しているイラストで、現在中国のネットではイロイロな所に転載されているそうです。



このイラストの最後のジャージ、私も現地校に通っていた時に似たようなのを着ていましたね。
一応この「運動服」(ジャージ)以外にも「制服」と呼ばれる、シャツにズボンな日本の感覚の制服っぽい服装も導入されてはいたのですが、学校の設備や時間の分配的に着替えができず不便なのでいつの間にかみんな「基本的にはジャージ」状態になっていました。

校則でも一応着用するべしと定められてはいたのですが、現実的ではないので不便、着替えの手間が授業の妨げになる、というようなことから学校側も黙認状態になっていき、結局は
「集会やお偉いさんの視察、校外との交流イベントの時など見栄えを良くしないといけない時に着ればOK」
といったことに。

この辺の制服と運動服の事情に関しては現在もあまり変わっていないようで、
「基本的にジャージ、たまにおめかしで制服」
といった状態が多いようです。

この画像に関しては中国オタクの面々も思う所があるようで中国のソッチ系のサイトではイロイロなやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


中国の「校服」の変遷史のイラストが出て来たみたいだけど、こうしてまとめて見ると面白いね。みんなはどう感じる?

大まかな所で3つの時代に分かれるな。着ている人次第な所があるのは十分に承知しているが、悪くないデザインのもあるね。しかし最近になればなるほど微妙になっているような?

なぜ我々の着た制服が、我が国の学校制服の歴史上最もダメなんだ!?

80年代のやつは今も残っているかも。少なくとも小学生はそんな感じのを着ている所を知っている。ただ中学高校は確かに見なくなったように思う。

個人的な印象では40年代を除いてどれも結構良いな。もちろん二次元の画だからよく見えるってのもあるんだろうが。90年代以降のスタイルは自分の学校もそうだったが、こんなに萌えるようなイメージは無かったし……

おいおい、今より昔の方が分と良いじゃないか。特に10〜30年代辺り。古典的な美しさというか。特に中山服系の衣装が個人的に好みだ。

軍服は軍服でカッコイイんだよね。今のジャージを見るとその差を感じてしまう。

なんだなんだ。ウチの国の制服だって良いじゃないか!単に現在がダメなだけだったのか!

素材に関してはさすがに今の方が良くなっているのだろうけど、制服のデザインに関しては時代を遡っていってもいいのではないだろうか?

自分は20〜30年代のが好き。あと最近の80年代。
ただ80年代のはデフォルメ上の理由もあるんだろうけど、スカートが膝上ってのは無いよね。普通に皆膝より下だったはず。

全体的に見て、どんどん保守的になる傾向があるね。日本のスカート系の制服が羨ましくなる。

うん、確かに。なんでこう、どんどん保守的なものになっていくんだろうね……
制服に関しては良い伝統を受け継いでいるとは言えないようだ。

えーと、ほらウチの国の制服は実用性やら生産性を重視しているって言うことで……?

このイラストの80年代の制服はデザイン的には確かに当時存在したものなのだろうが、私の経験では三次元の現実はこの画像から受ける印象ほど良くは無かったぞ!
そもそも、当時私の住んでいるところでは女性がスカートはいているのもかなり珍しかったような。

確かに80年代当時の制服着た学生ってそんなに良い感じでは無かったよね。しかしこうやって見ると、着こなし次第で私の昔通った学校の野暮ったい制服も可愛くなったのかな……
ま、そういうのは当時の空気だと無理な話ではあったんだけど。

このイラストにはツッコミを入れざるを得ない。10年代に黒ストなんてあるわけないだろうし、30年代の旗袍(チャイナドレス)のスリットがそんなに高いわけがない。そもそもウチの国の制服では膝上のミニスカートなんてありえない。

スカートの丈はともかく、10年代のは今のよくあるナイロンのストッキングじゃなくて普通の靴下じゃないか?それなら昔からあるよ。それに当時女学校に通ったのはインテリかブルジョア階級だろうし。

20年代の旗袍制服の存在が信じられない。そんなの本当にあったの?どうしてそうなったか全く想像できないんだが。

旗袍(チャイナドレス)の学生服っていうのは女学生のファッションとして流行していたのは確か。あと旗袍のスリットは脚部の露出が当時は旧社会からの解放という意味合いを持っていたので、北方系のスタイルだとそうでもないが上海なんかでは腰まではいかなくても膝上くらいの結構深めのスリットというのもあったようだ。あの時代、旗袍は西洋の服装と漢族の服装の影響を受けてかなり変化していったらしいね。

こうやって改めて並べてみると何とも言えない気分になるな。正直な話、民国時代と80年代以外は萌えない。

私の学校の制服も野暮ったい90年代以降のジャージスタイルなんだよね。
テレビに出てきたりする民国時代の女学生の制服とか、今私達が着ているのよりも随分とカッコイイのがなんとも。

私の通った学校は制服は特別な日以外は着ないでよかったから、基本的に私服で助かった。でも昔のデザインだったらちょっと来てみたい気もするわ。

最新のスタイル、運動服が一番便利で機能的なのは分かるんだが、何て言うかロマンが無いよね……いや、学校の制服に情緒を持ち込み過ぎてもダメだから野暮ったいくらいでいいのは理解できるんだが……



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々が慣れ親しんでいる(?)のはジャージな制服かと思われますが、それと昔の制服を比べてみると、やはり考えてしまうものがあるようでした。

現在の中国の学校で着用する制服がほぼ運動服(ジャージ)になっていることに関しては、中国の社会的な事情や学校の事情も影響しているのですが、実際に着用する学生にとっては、やはりカッコ良く見えるデザインの方が良いと感じたりもするようですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国の学校の新制服がエロゲそっくりだと話題に

中国人「実は私……自転車乗れないんだ……」

昨日は体調を崩してダウンしていたので夜になって四川の地震をようやく知るという体たらくでした。慌てて現地のニュースやweiboを追っかけてみたら目を覆うばかりの惨状のようで……
現地の方々の被害が少しでも小さいことを祈るばかりです。


そんな中ではありますが、とりあえず今回の更新を。
ありがたいことに以前
「最近の中国の自転車事情ってどんな感じなんでしょうか?昔のイメージでは自転車が大量に走っているというものでしたが、最近は渋滞や排ガスによる環境汚染などが心配されるくらいになっているようですし」
と言う質問をいただきました。
確かに中国には独自の自転車事情がありますし、それに関する変化も出ているようです。

うまい具合に、先日私の巡回先で
「自転車に乗れないんだけど……」
といった、現在の中国の自転車事情も見て取れるやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな役で紹介させていただきます。


実は私……自転車乗れないんだ……
恥を忍んで聞くが、みんなはどうなの?やはり乗れて当然なのかな……?

自分はもちろん乗れる。
周りの人も普通に乗れるもんだと思っていたが、どうなんだろう?

私は小学校の頃に練習して乗れるようになったと思う。周りも大体そのくらいでのれるようになっていたと思うが。

私は中学の時に乗れるようになったっけな。ちょっと苦労するけどすぐに乗れるようになるから、これから練習するにしてもそんなに悲観することないんじゃないかね。

何時ごろ乗れるようになったかちょっと記憶が曖昧だ。親に手伝ってもらって練習していたのと、いつの間にか親が支えの手を放していたのに気付いて怖くなってすっ転んだのは覚えているんだが。

正直な話、私は自転車に乗れない人に出会ったことは無いんだが……
自転車って人類の基本的なスキルというレベルでないかい?

そりゃパッと見て自転車乗れない人が分かる訳ないだろう。
多くは無いけど中にはいる。俺みたいに!
俺は周りに自転車が乗れないとバレたことはあんまりない!

実は私も乗れなかったりする。
特に必要じゃなかったんで、練習しないまま今に至る。それに二十歳超えている人間が今更練習するのも恥ずかしくて……

え?普通に乗れない人いるの!?
なんで?乗れないなんて不便じゃない?

乗れるけど、もうずっと自転車には乗っていないな……仕事行くときは公共交通だし、休みに誰かと動くとなると車だしで、乗る機会が無くて。

今の時代、自転車が必需品な状況、例えば通学や校内の移動などで自転車に乗らないといけない状況にならないと、案外自転車の練習しないままで済んでしまうのかもしれないね。仕事はじめてからも、やはり必要な人しか乗らないだろうし。

しかし自転車乗れない人はどうやって学校通うんだ?あと遠足や試験会場が学校の外にあるとか言う時は、でクラス全員自転車で移動とかやらなかった?それに大学に入ったら自転車無いと大学内の移動も不便じゃない?

私はバスで通っていたし、学校関係の行事もバスが出たりしていたから乗らなくても問題無かった。大学もそんなに大きい所ではないから自転車無しでも大丈夫なんだよ……

乗れるけど大学の外の大通りで車や他の自転車と一緒には乗りたくない。ラッシュ時とか、車がごちゃごちゃする交差点とか怖いわ。

自転車乗れると良いぞ。後ろに自分のかみさんを乗っけて走るとか、最高だ。

とてもロマンチックな話ですね。しかし私にはそういう相手がいません!てか今の時代、大学生同士でも自転車では女の子の反応が微妙です!せめてオートバイでないと……!

私は自転車だともう一人乗っけての運転というのはできなかったりする。

俺の自転車ポンコツだから後ろに数十キロの荷重がかかるとなると不安だ……

私は大学に入るとき、毎日の授業の教室移動や大学内の移動に自転車が無いとマズイと知って、合格後の夏休みに慌てて練習したよ。

前は毎日自転車で学校に通っていたけど、卒業してからはほとんど乗って無いな。

北京在住だけど、最近は地下鉄が随分と開通したから自転車あんまり乗らなくなったな。大学出て仕事するようになったからってのもあるんだろうけど。

私は一応出勤も自転車。ただ周りを見るとオートバイや電気自転車が昔に比べて随分と増えているし、昔ほど自転車が重要じゃなくなっているのは間違いないんじゃないかな。それに都市部では自転車を止められるような場所も減ってるし、自転車の駐輪場も使い勝手が悪くなったり無くなったりしているから相対的に昔ほど便利な移動手段ではなくなっていると思う。



とまぁ、こんな感じで。
昔に比べて交通手段が増えたりしているので、場所によっては自転車に頼らないで済むようになっているようですね。

ただ、学校関係では現在もやはり自転車が無いと厳しかったりもするようです。
上の発言にもありますが、中国では学校の行事で普通に個々人の自転車が移動手段に使われるケースもありますし、大学では自転車での移動がある程度必須な状態になっている所もあります。

私も現地校に通っていた時は校外への移動は
「ある程度の距離までは自転車で移動して現地で再集合」
みたいなことになっていましたし、
大学に入ってからは選択科目によっては教室間の移動距離が長くなってしまうので、自転車が無いとほぼ遅刻確定といった状態になってしまう時もありました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク的「よく知られている日本の名字で真っ先に浮かぶ名前」

ちょっと体調を崩してしまったので更新を休もうかと考えていた所、ありがたいことにさっくりと紹介できるネタを教えていただきましたので今回はそれで一つやらせていただきます。

中国オタクの間には様々な日本人の名前、或いは日本系のキャラ名が伝わっています。また中には「この名字」ならば「この名前」といったように
「すぐに思い浮かぶ名字と名前の組み合わせ」
というのもあったりするようです。

そんな中で、中国のソッチ系のサイトではそういった名字と名前の組み合わせの連想ゲームみたいなことをやったりもしているようです。
今回はそういった連想ゲームの問いと答えの中から
「よく知られている日本の名字で真っ先に浮かぶ名前」
についてのやり取りを紹介させていただこうかと思います。

以下、とりあえず複数のスレを大雑把に見て、よく出ていた名前を幾つか紹介という形で、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ちょっとゲームをしないか?私が日本の名字を出すから、それに対してすぐに思い浮かんだ名前を答えるというヤツだ。
じゃあまずは「佐藤」!

美和子!
聡美!
利奈!
健!

「近藤」!

隆!
勲!
勇!

「田中」!

理恵!
角栄!
真弓!

「高木」!

渉!
雄也!

「中村」!

悠一!
俊輔!

「八神」!

太一!
庵!
はやて!

「伊藤」!

誠!
博文!

「山口」

勝平!
百恵!

「高橋」!

留美子!
美咲!
みなみ!
和希!

「石田」!

彰!
雨竜!
三成!

「井上」!

織姫!
雄彦!
麻里奈!

「酒井」!

法子!てか、みんなまず思い浮かぶのってコレしかないだろう。

「松下」!

電器?は人名じゃないな。じゃあ幸之助!
優也!

「宮崎」!

駿!
あおい!

「福田」!

康夫!
潤!
それは「福山」の方だろうが!己津央!

「鈴木」!

園子!
達央!

「工藤」!

これは新一しかないだろう。

「夏目」!

貴志!レイコ!
漱石!

「福山」!

潤!
雅治!

「小鳥遊」!

六花!十花!
ヨミ!
宗太!でも、確かこの名字って日本の現実社会では非常に珍しい名字らしいね。

「月詠」!

小萌!
幾斗!歌唄!
私は銀魂の月詠を真っ先に思いついたが、あれは名字じゃないっぽいな……

「立花」

奏!
訐藺紂
藤兵衛……

「手塚」!

国光!
治虫!

じゃあ、これで最後「蒼井」?

そら!



とまぁ、こんな感じで。
日本の名字は中国では馴染みのない文字の組み合わせや音だったりしますが、結構覚えていたりするようですね。

それと中国オタク内に限って言えば、最近では声優関係の方から日本人の名前に慣れていくケースも少なくないようです。今回イロイロと見て回った中でも、中国でよく知られている声優の名前がかなり挙がっていました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「親にオススメのアニメを聞かれた。どうすればいい!?」

中国ではネット環境の普及以降、日本のアニメが一般的な娯楽コンテンツとしてより一層広まっているような所がありますが、見ている人間に関して基本的には青年層辺りまでが上限となっているようです。

しかしアニメ作品が目についたり簡単にアクセスできるようになってきていることから、アニメを見ないとされる年代の中にも、ちょっと興味をひかれたりする方もいるようです。

先日、中国のソッチ系のサイトをのぞいていた所
「親にオススメのアニメを聞かれた。どうすればいい?」
といったようなことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


親にオススメのアニメを聞かれた。どうすればいい!?
みんなの頭脳と知識の万能性に期待している!助けてくれ!!
あ、それとウチの親はジブリ系は一通り見ているんで、それ以外で頼む!

親か……同級生への「入宅」の薦めとは違う訳だな。
オタク趣味の無い人間に薦めても良い作品としてよく名前が上がる「四畳半神話体系」や「はちみつとクローバー」とかはちょっと違う気もするし、意外に難しい話だね。

ジブリ系の作品はナシか……
思い浮かぶ作品は幾つかあるけど、オタクでなくても理解できるけど若者向け過ぎない、しかも幼稚だと思われないアニメって案外無いような気がする。

難しく考えずに娯楽系の作品でいいんじゃないか?
「ヒカルの碁」とか「るろうに剣心」とか「スラムダンク」とか、ちょっと前のジャンプ系なんかは安全じゃない?

ああ、すまん。ジャンプ系とかも普通に見てるわ、ウチの親。「NARUTO」や「名探偵コナン」とか、昔私と一緒に見たりして、私はもう見なくなったのにまだたまに追っかけてみているんだよ。ただ自分から作品を探して見る、追っかけるというわけではないんで、有名な定番作品以外は知らない。

なるほど。よくある「何か面白いの無い?」的なちょっと困る聞き方か。しかも聞いてきたのは親と。
とりあえず、「NARUTO」辺りの作品を見ているなら「ジョジョの奇妙な冒険」「バクマン。」「レベルE」とかなら大丈夫じゃないかな。

親か……分かり易いからって「ソードアート・オンライン」とはいかないよな。
俺がすぐに思いついたのは「うさぎドロップ」だけど、こういった作品が良いんじゃないだろうか

ちょくちょくある、どんな作品を見せれば親の抱いている「アニメは幼稚なもの」という考えを変えられるか……といった話じゃないのか。建設的だね。
ならば「深い」「文化的」だとかそういうのじゃなくて「面白い」作品を薦めるべきだよな。それで見ていなさそうなのとなると、「カウボーイ・ビバップ」「無限のリヴァイアス」といった一昔前の萌え要素の少ない名作はどうだろう?

キツイ話でもいいなら「PSYCHO-PASS」とか「Fate/Zero」とかおススメしちゃうぜ。

「Fate/Zero」はいいかもな。アクション系の作品として考えれば普通に楽しめるし、出てくるサーヴァントも有名所ばかりだし。

「NARUTO」や「コナン」から一気に虚淵作品はちょっときつくないか?ここは安定の「時をかける少女」とかでいくべし。ストーリーも一作できっちり整っている上に、子供向けのアニメのような押しつけがましい教育じゃない、良いモノが心に残る作品だよ。

萌え要素の強い作品はやはり薦めるのに躊躇してしまうな。その手の要素が無くてストーリー性の強い作品ならばいけるんじゃないか?例えば「屍鬼」や「十二国記」とか。

「親に薦める」となると、萌え以外に「恋愛」もちょっとアレな気分になるよな。
同じ年代ならば「秒速5センチメートル」を薦めるんだが。

恋愛要素はハーレムとかじゃなければいいんじゃないか?
とりあえず、自分の今まで見たアニメの流れをたどって見て思いついたのは「マクロスプラス」だな。そこそこの長さだし、ストーリーも音楽も良い。そしてロボのカッコイイ戦闘もある。オタク要素の無い作品を薦めるのもなんか違う気がするんだ。

「CLANNAD」とかはどうだろ?

うーむ、私の経験での話だがそれは難しいんじゃないかな。Key系の作品はオタクの間でさえ好きな人間とそうでない人間の差が激しい。親の世代にウケるかどうか……

蟲師とかはどう?初心者向けというにはちょっとハードルが高いが、ウチの国の「子供向けアニメ」のイメージからはかけ離れていて面白い作品だ。

まぁ、長いのはキツイだろうから劇場版作品で独立したのがいいんじゃないかな。
「サマーウォーズ」とか、「おおかみこどもの雨と雪」とかはどう?

もし自分の親だとすれば、萌えやお色気要素のある作品はやはりナシだな。結局は安全策でジブリ作品、「天空の城ラピュタ」「千と千尋の神隠し」「となりのトトロ」とかを薦めることになりそう。

よし、分かった。「ヨスガノソラ」と「School Days」を薦めるんだ!

そんなん薦めたら大惨事確定だわな。もし長くても良いなら、わりと本気で「シュタインズゲート」とかを。オタクじゃない人間に薦めるときはストーリーが面白い作品が良いし、その中で萌え要素の薄い作品を選ぶのが良いんじゃないかと。

コメディ系がいいかと思ったが「アザゼルさん」とかブラックだし、「男子高校生の日常」とか「荒川アンダー ザ ブリッジ」とか感覚についての世代の差があるし、最近の作品だとちと難しいな。もっと前に遡って「あずまんが大王」とか?

うーむ……いざ考えるとなると難しい。私はちょっとすぐには思いつかない。あえて言うなら「名探偵コナン」とかだが、もう見ているんだよな。

私のオカンは「夏目友人帳」に現在ハマっている。お色気系じゃなけりゃ普通に楽しめるっぽいから、そんなに難しく考えないでもいいんじゃないかね。

それにしても、そういうことを聞いてくれる親は良いね。ウチの母親は大学にもなってアニメ見て、とか言ってくる。まぁここまではしょうがない。アニメは子供のものだと思い込んでいるんだから。しかし、それに加えて言うのが「役に立つドラマとか見ろ」と来たもんだ。しかし親の見てるドラマはドラマでどう見ても役に立ちそうもない……
そもそも周囲との交流(上の世代も含む)における話題としてならアニメの方がよほど使える。今更親の考え方買えようとは思わないが、時々微妙な気分になるわ。


分かる。少々困るのは確かだが親にそう言ってもらえるのはウラヤマシイ。
既に自分の中で「アニメは幼稚」という答えが固まっている人間の見方を変える、しかも意見するのが自分の育てた子供となると、どうやっても認識を変えることはできないよ。私の親は幸いというか、アニメ関係というかコンテンツでお金が動くという知識をどこかから仕入れてきているから、昔のように「見るな」とは言われなくなった。ただアニメに対する認識は変わっていないから、それはそれで何とも言えない気分になる。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々も、いざ自分の親に薦めるとなるとイロイロと躊躇してしまうものがあったりもするようです。

また、こういう話ができる親がいるのはちょっとウラヤマシイという話もちらほらとありました。
この辺に関しては、
「親に理解してもらえるとは思ってはいない」
と開き直ってはいても
「少しは理解してくれるとありがたい」
という思いもあったりするのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


4/18追記:livedoorの迷惑コメントのフィルターが何やら不調のようです。コメントのスパム対策設定はここ数か月いじっていないのですが、現在問題ないコメントまでポコポコとスパム判定されている模様。ご不便をおかけして申し訳ありません。

4/19修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます

あるのは「中国独自の不人気」 中国で人気になるアニメの傾向 オタ中国人の憂鬱アップデート

今回はまた「オタ中国人の憂鬱アップデート」な話を。

仕事先やブログへの質問で
「このアニメは中国で人気になるのか?」
「このアニメ、もし中国にもっていったら人気になるのでは?」

といった話をちょくちょく聞かれますが、中国での人気の出方に関しては日本からはイメージし難い所もありますよね。

そんな訳で今回は、中国で人気になる日本のアニメ作品の人気に関する傾向の変化について紹介させていただこうかと思います。

中国におけるアニメの人気の出方に関しては、
「日本とはかなり違う」
というイメージを持ってらっしゃる方もいらっしゃるかと思います。

確かに昔は中国で人気になる日本のアニメは、同時期の日本の感覚からはちょっと離れた、予想外のものになっていました。しかし、最近はそういった予想外の作品が人気になるということは珍しくなっていまして、言ってしまえば人気の傾向はどんどん日本に近くなってきています。


過去には例えば
「宇宙の騎士テッカマンブレード」「天空戦記シュラト」「魔神英雄伝ワタル」

といった作品が中国でかなりの人気になったりしています。もちろんこれらの作品は日本でも放映当時はちょっとした人気ではあったかと思いますが、中国での人気は完全に日本以上のモノになっていました。

また、「北斗の拳」や「聖闘士星矢」などのメジャーな作品に関しても、入る時期や入った当時の競合作品の少なさから、日本とは異なるタイミングで人気になって中国本土を席巻していますし、特撮の場合は「恐竜戦隊コセイドン」が中国に最初に入った日本の特撮作品(ウルトラマンより前です)という事で、特撮ファンの間では殿堂入り的な扱いになっています。

昔は日本の作品が入るルートは、アニメの場合は主にテレビと海賊版でした。しかし中国においてアニメの海賊版が広まるのは90年代半ば頃にVCDが普及してからでしたし、いくら海賊版が日本の感覚からすれば安価だとは言っても、現地の感覚、それも子供や若者の感覚では安いものではありませんでした。

そのため、アニメに関してはテレビで放映されたか、放映されたのはどれくらいの規模かというのが大きく、それに加えて作品の面白さがどうだったのかという話になっていたそうです。

中国のテレビで放映されているのは、基本的に中国のテレビ局の基準で放映可能な内容で、中国のテレビ局が確保できた作品だけです。
同時期の日本におけるアニメの人気競争に比べると、競争相手や比較対象が非常に少ないという状況になるわけですから、たまたま中国に入った日本のややマイナーな作品がその時代の中国の子供に人気が出て、思い出深いものになったりすることも珍しくありませんでした。

しかし最近では中国の政策もあって中国のテレビでは日本のアニメを見ることがほとんどできなくなっていますし、アニメの視聴スタイルもネットを通じてのモノになっています。
そしてネットによるデータの流入や、ファンサブ活動の拡大により、昔のような同時期の日本と比べて限られた作品だけが入ってくるのではなく、日本に近いタイミングと量で最新の作品や情報が入ってくるようになっています。

現在は限られたルートにより限られた作品しか入らなかった昔とは随分と違いますし、作品の人気の出方、現地の中国オタク層の作品の良し悪しについての判断も昔とは異なるようになっています。
新作アニメの評価、視聴するかどうかの判断における基準や比較対象となるのは主に「過去の日本の名作アニメ」や「同時期に放映されるアニメ作品」になっていますし、感覚も日本に近いものになってきています。

特にアニメの新番組に関しては人気の高い作品が出ると、同時期のそれ以外の作品はわりを食って容赦なく沈んでいく傾向がどんどん強くなっていますね。

例えばこの4月から始まった新作アニメの中で、新シリーズでは「進撃の巨人」、続編では「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「とある科学の超電磁砲」が非常に強く、他の作品は事前の想像以上に埋もれてしまっている感があります。
これが1月スタートだったならばかち合う人気作も少なくもっと話題になったのでは……という作品も幾つかありますね。


こういった状況になってきているので、
現在の中国における日本のアニメの人気の出方に関しては
「日本でマイナー或いはそれほど人気が獲得できなかった作品が、中国でだけ突発的に大人気になるケースはほとんど無い」
「中国独自の人気というのはほとんど無い」

といった傾向が出ています。

これが漫画やラノベの場合ですとネットの影響がアニメに比べればまだ小さく、入るルートが限られていたり、作品の入るタイミングがまちまちだったりするので中国独自の人気的なものが形成されることもたまにあるのですが、アニメは作品と情報がネットで一気に広まることから、作品の人気が出る流れは既に日本にかなり近いものになってきていますね。


ただ、中国の人気の傾向として面白いのは
「日本で人気が出た作品が中国で人気になるとは限らない」
「日本の人気作品が中国で必ず受け入れられるわけではない」

というのがある所でしょうか。

ここ数年の人気作品の傾向を見ても
「日本で人気の作品が、中国ではあまり人気にならない」
「中国独自の不人気」

といったことはちょくちょく起こっています。この理由には文化的なものや政治的なものまで様々な理由が考えられますが、比較的大きな理由が二つあります。

一つは中国オタク層には
「中国国産アニメが基本的に子供向けの作品しかないことに飽き飽きしている」
「自分達が見るアニメは子供だましなものではない」「オタク文化とその重要なコンテンツは、子どもでは無く大人になった自分達が楽しむ価値のあるもの」
といった考えがあることから
「子供向け、低年齢が対象に入っているアニメを見たがらない」
という考えが根強いということです。

中国オタク層は自分たちの見るアニメとは大人「の」見る価値があるものだと捉えているので、日本のオタク層のアニメは大人「も」見て楽しめるものだという考えとはちょっとした違いがあります。

そしてこういった思想からか、中国オタク内では作品が子供向け、低年齢が対象というだけで切り捨ててしまう傾向があります。

この影響については、
SDガンダムシリーズの一つ「SD三国伝」が「意思を持ったキャラとして動くSDガンダム=子供向け」のイメージで受け取られてしまったことから中国本土ではほとんど話題にならなかったことや、プリキュアシリーズが長い間話題にならず、「ハートキャッチプリキュア」辺りで「作画がスゴイ」といったようなマニア的に評価できる作品という話が出るようになってようやく広い範囲で注目されるようになったなどの例があります。


そしてもう一つが
「マニア向け」
「作品を理解する上で必要なオタク的な前提知識、オタク的な文脈の理解が多過ぎる」

ような作品は敬遠され易いという点です。
日本のマニア寄りな層を中心に人気の高い作品や、萌えや特定の属性などを極端に強調した作品などに関しては、中国オタクの大多数にとってハマるのが難しいことも少なくない模様です。
追記:コメントでご指摘いただきましたが、「お約束的な要素や展開の多い作品」なんかもそうですね。

例えば、魔法少女系の作品の流れの上にバトル要素を組み込んでいる
「魔法少女リリカルなのは」は、

日本での評価も伝わっているので知名度自体は高いですし「魔砲少女」といったネタ的な情報は入ってはいるのですが、作品そのものの人気となると日本の盛り上がりに比べてイマイチな状態です。

また最近では「TIGER & BUNNY」

が非常にハッキリとした「中国独自の不人気」作品となっていました。
中国オタクは「金儲け」的な色が露骨に出るのを嫌う傾向が強く、作中に広告が出るこの作品はネガティブな情報が先行してしまった点もマイナスとなりましたが、それ以上にこの作品において萌えたり燃えたりできる要素が、中国オタク的に難しかったそうです。

中国オタク的にはバディもの、ヒーロー系の作品はいまいち慣れていない所に加えて、分かり易く感情移入できるデザインのキャラがいないというのが厳しかったらしく、特に女性の中国オタク層には
「分かり易い美形キャラが少ない、おっさん萌えは上級者向け過ぎ」
だったそうで、当時日本で人気が盛り上がっていたのに、中国本土ではなかなか人気に火が付きませんでした。

一応、後に日本や台湾香港経由で入った情報により一部の層は作品を「再発見」して評価する動きも少しは出たのですが、その時にはもう番組は終わり、中国オタクの大多数は次の作品への話題に移っているという状態になっていました。

もちろん中国オタク内にもこういったマニア向けな作品に対してハマっている、面白さを評価している人はいるのですが、日本のような大きな動きにはなり難いという傾向があります。
これに関しては「オタク」と言っても日本と比べると、ライトな層に比べてマニア層がまだ少数派というのもあるのでしょうね。

ただ、少々ややこしい話なのですが
「独特な設定」「マイナーなジャンル」
であっても、
「ストーリーが分かり易く、面白い」
「テーマに関して作中で自然な説明がある」

ような作品の場合は問題無く楽しめるようで、人気になることも少なくありません。

例えば高校野球部活モノである
「おおきく振りかぶって」

や、かるた部を舞台にした
「ちはやふる」

といった作品は人気になっていますし、
女性キャラのみによる魔法少女モノである
「魔法少女まどか☆マギカ」

も主にSFタイムループ系のストーリーや設定が評価され大人気になっています。
とは言え、「テルマエ・ロマエ」のような風呂限定タイムスリップまでくるとさすがに無理なようですが……


現在の中国本土における日本のアニメの人気の出方についてはこんな所でしょうか。
中国のアニメの人気に関して、
「中国独自のものになるのでは?」
という質問をいただくことも少なくありませんが、最近はネット経由で作品や情報がどんどん入るようになっているので基本的に日本で人気の作品は中国でも人気ですし、日本で不人気の作品は中国でも不人気という当たり前の結果になることが多いです。

作品の広まる規模や現地の反応に関しては中国独自の事情が影響したりすることもありますが、こと人気が出るかどうかに関して一番重要なのはやはりそのアニメが面白いかどうか、パワーがあるかどうかということになりますね。

ここしばらくの傾向を見ても、やはり日本でもライト寄りなファンを多く獲得できる作品、ジャンルを開拓し新規にファンを獲得できる作品が強いですね。

ですから私も
「この作品が中国で人気になるか」
といったことを考えるときにはまず、
「面白いか」「日本で人気になる或いはなっているか」
ということから考えて、その後に
「中国で受け入れられるか」「ライトな層にも話題が広まるか」
というのを考えます。

また結果の分析に関しても、
「中国で受け入れられなかった要素はどこか」
という観点から考えた方がイロイロと使えるものになりますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


4/16追記修正:コメントでいただいたご指摘を追記しました。

中国オタク的「アニメ見ているうちに覚えちゃった日本語の言葉」

ありがたいことに
「中国のオタクな人がアニメで覚える日本語ってどんな感じなんでしょうか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

日本のアニメをオリジナル音声+字幕で見ることの多い中国オタクの面々ですが、いつの間にか一部の日本語を覚えてしまうという事も少なくないようです。

中国のソッチ系の掲示板では
「アニメ見ているうちに覚えちゃった日本語の言葉」
に関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメを見ているうちにいつの間にか覚えちゃった日本語とかあるよね。
私は「せんせい」」という言葉をいつの間にか覚えてしまった。みんなはどんな感じだい?

そうそう、アニメ見ていてその単語が出た時だけ反応しちゃう、分かるというのってあるよな。
私の場合は「ただいま」「おかえり」の組み合わせとかがすぐに思いついた。

やはり、「おにいちゃん」じゃないかな。
日本語の他の家族の呼び方は知らないが、なぜか「おにいちゃん」だけはしっかりと覚えちゃってるぜ……!

私はそういった呼び方に関しては一応「パパ」「ママ」から「お嬢様」まで分かるようになっている。しかし、長いフレーズになるとダメだわ。

私の覚えている長いフレーズは「真実はいつも一つ」だな。繰り返される決め台詞なんかは結構覚えられるように思う。

日本語をちゃんと学んだわけじゃないし、発音も厳密には違うんだろうけどアニメ見ていていつの間にか聴き取れるようになってる言葉って結構あるな。私は「さま」という敬称がいつの間にか刷り込まれていた。

「あいしてる」「すみません」「わかりました」「がんばります」
あと「わたしは……」という言い回しとか。他にも短い言葉はイロイロと聴き取れるようになっている。ただ、時々意味が混乱したりも……

みんながほぼ必ず覚えているのは「やめて!」じゃないかな!

お前それ、たぶんアニメじゃなくてAVの方だろ。いや、確かにそれがウチの国で一番よく知られているであろう日本語だけどさ!

うーん……俺の場合は「いってらっしゃい」と「ありがとう」かな。意識して分かるようになったのは。それとわりとよく口にするのが「どういうことだ!」だね。

私は「しまった」というのが一時期口癖になっていたなぁ。

「ウルサイ」と「ヘンタイ」
二次元では罵倒語も、良いものだ……

うむ。それには同意だ。「うるさい!うるさい!うるさい!」と萌える声で言われるのはとてもスバラシイ。

「バカ」なんかの罵倒語はみんないつの間にか覚えているが、自分はこの言葉の使い方が面白くて好き。ウチの国の映画やドラマの日本兵のわめくお約束の言葉「バキヤロ」は単純に汚い言葉だという感じだが、アニメの「バカ」はシチュエーションによってはとても萌える。釘宮ボイスでツンデレ気味に「バカ」とか最高じゃね?

罵倒語では「バカ」以外にも「アホ」が比較的よく聴くかね。
ただ「アホ」に関しては発音がちょっと難しいよな。「ホ」の発音ってこっちでは使わない音だし。中文漢字の当て字で「啊轟」とかで覚えたり発音しているヤツが多いけど、それだと「aho」じゃなくて「ahong」になっちゃうんだよね。

日本語でいいのかちょっと迷うが「あらあら」というのがアニメから入って覚えた言葉の中でも印象深い。

俺の覚えている日本語、それは「パンツ」だ!
てか最近、ウチの国のフォーラムでも日本語のパンツの発音表記で「胖次」(pang ci)って書いているヤツ多いよな!

パンツのことを「胖次」と書く……「大丈夫だ、問題ない」
それにしても「問題ない」に「萌大奶」の字をあてた人はスゴイわ。

(訳注:「萌大奶」は無理矢理オタク系中国語の意味で取った場合、「巨乳萌え」的な意味になります)

あ、一応わりと綺麗な言葉に関しても「しんじてる」、「やさしいね」とかを覚えています!

「おにいちゃん」「おばさん」「おばあちゃん」「おじさん」「じいちゃん」「こんにちは」「好き」「みんな」「なに?」「ほんと?」「すごい」
すぐに思いついたのはこれくらいかな。

そういえば私も「なに?」とかはわりとすぐに覚えたな。しかも日常生活で何となく使ってしまう。
ただ、知り合いの日本人にナニナニ言いまくっていたら。
「それは現実社会の普通の状況で、人への問いかけに対して使うのはあまりよくない言葉だ」
と注意されてしまった……

あれ?「なに」ってそんなに悪い言葉じゃないはずなんだが……

たぶん、驚き的な発音の「なに」だったんだろう。驚きの状況や、不意打ちされたときの「なに」のニュアンスは確かに一般社会では使わない方がいい。

アニメで覚えて、しかも日常的にちょくちょく使うということなら「みんな」、「みなさん」とかじゃないかね。この二つは呼びかけ的に使えるから、ネットでも使い勝手良いよね。



とまぁ、こんな感じで。
イロイロな単語やフレーズをいつの間にか覚えたりしているようです。

中国のソッチ系のサイトではこういった簡単な言葉が、日本語の発音を強引に中国語の漢字表記にする形でちょくちょく使われているようです。

例えば、上でも出ている
「みんな」は「米娜」(mi na)
などと表記されることが多いようですし、
「欧尼醤」(ou ni jiang)
で「お兄ちゃん」となったりする模様です。

私も中国のソッチ系のサイトをのぞいている時に、突然意味不明な漢字の羅列にぶつかって音を並べてみてようやく
「どうやらこれは日本語の当て字っぽい」
と気付いたことが何度もあります。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的「微妙に口癖になっている日本語」

中国オタク「ヤマグチノボル先生のご冥福を心からお祈りさせていただきます」

ヤマグチノボル先生がお亡くなりになったそうです。

メディアファクトリーのヤマグチノボル先生の訃報告知ページ

ヤマグチノボル先生の
「ゼロの使い魔」

はかなり早い段階で中国に入り中国本土でライトノベルの人気が出ていく流れに大きな影響を与えた作品ですし、アニメ化の際にも大人気となり、中国オタク内では現在もファンが多い定番の作品の一つとなっています。

それだけに今回の訃報は中国オタクの面々にとってはショックなニュースだったようで、中国のネットでも悲しみの声が出ています。この件に関する質問もいただいておりますので、今回はその辺についてやらせていただきます。

以下、中国のソッチ系のサイトなどにおけるやりとりを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「ゼロの使い魔」のヤマグチノボル先生が、闘病の末にお亡くなりになったそうだ。
公式発表も出ているから間違いない……
とても惜しい方が逝ってしまわれた。

手術は成功したと聞いていたが、身体が持たなかったのかな。
ヤマグチノボル先生のご冥福を心からお祈りさせていただきます。

手術は成功して快方に向かっているんじゃなかったのか?こんなことになってしまうなんて、受け入れたくない!

先生の手による「ゼロの使い魔」の完結は見ることが出来なくなってしまったんだね。先生の死に、私は深い哀悼の意を表わします……

心の痛む、悲しい知らせだ。
ずっとゼロの使い魔の完結を待っていたし、完結しなくても先生の御病気が治っていつか何かしらの創作活動を行ってくれればと願っていたのだが。どうか安らかにお休みください。

ああ……これが間違った情報、それか夢であればよかったのに。最近こういう話が多過ぎるよ。やりきれない。

ヤマグチノボル先生のご冥福をお祈りさせていただきます。
思えば「ゼロの使い魔」は私がオタクになるきっかけとなった作品でした。

ちょうど大学時代の仲間と集まって飯を食う機会があったんだが、先生の訃報を知ってみんなで嘆いているうちに前後不覚な状態になってしまった。俺達全員が昔「ゼロの使い魔」にハマっていたのを改めて思い出した。先生、どうか安らかにお眠りください。

「ゼロの使い魔」がウチの国のオタクに与えた影響は大きいよね。コレをきっかけにオタクになった人間も少なくないし、作品としての影響も無視できない。
深みが無い、安易だとか言うヤツもいるけど「ゼロの使い魔」は異世界召喚作品のお約束を構築した偉大な作品だ。先生が残した作品とその影響はとても大きい。そしてそれだけに、先生がお亡くなりになって作品が未完のままになってしまったのは残念でしょうがない。

黙祷をささげさせていただきます。
しかし、また未完のままに作者がこの世を去る作品が出てしまったのか。良い作家は何故短命な人が多いのか。

本当に残念だ。もうすぐ作品が終わる、終わりが見えているという時に逝ってしまわれるなんて。ライトノベル作家は夭逝してしまう確率が低くないように感じる。私が知る限りでも「トリニティ・ブラッド」「えむえむっ!」「風の聖痕」といった作品とその作者が思い浮かぶ。そしてここに「ゼロの使い魔」までもが加わってしまう……

お疲れ様でした、先生。どうか安らかにお眠りください。

「ゼロの使い魔」のような多くのファンを獲得した作品がこんなことになってしまうなんて。私は先生が快復して「ゼロの使い魔」の完結編を出してくれるのを待っていたんだ。ルイズと才人の物語の結末を見せてくれると信じていたんだ。心の整理がつかない。現実を受け入れたくない。

「ゼロの使い魔」の本編もそうだが、外伝の「烈風の騎士姫」も見れなくなってしまうのか。そして「もし外伝書かなければ本編は完結していたのでは」などと一瞬考えてしまった自分がとてもイヤだ。

先生は作品プロットのようなものは残していないのだろうか?
もしあるならば、それを元にして何かしらの結末を世に出すとかはできないのだろうか?

先生の「最終巻までのプロットは固まった」といった発言は有ったと思うが、現在の状況を考えるそういったものを出すのは難しいのではないかな。その意味で言えば、この間のアニメのエンドがそういったものになるのでは。今となっては、アニメだけでもお亡くなりになる前に一応の形になって良かったと思うべきなのか。

グダグダではあったが、あれも一つの終わりではあるからな……
しかし今はヤマグチノボル先生のご冥福を祈ることにしよう。

「ゼロの使い魔」が有名だけど、私がヤマグチノボル先生の作品の中で好きなのは「描きかけのラブレター」だね。あの作品は私の心を強く打った。先生のご冥福を心から祈らせていただきます。

大団円とはいきませんでしたが、先生がくださった「ゼロの使い魔」は私にとてもスバラシイ体験をさせてくれました。どうか安らかにお眠りください。

なんとも残念だ。スバラシイ人ほど早逝してしまう。
思えば、先生の作品に出会わなければ自分の妄想世界はもっとつまらないものだったろう。

ああ……この10年ほどずっと「ゼロの使い魔」を追っかけてきたが、永遠に追いつくことのできないものになってしまったか。先生、お疲れ様でした。

私もずっと追っかけていたから、先生がお亡くなりになったのは本当にショックだ。私がラノベ原著に手を出すきっかけはゼロの使い魔の最新巻を読みたいということからだった。自分のラノベ方面でのオタクとしての活動は、先生の作品がきっかけだった。今までありがとうございました。ご冥福をお祈りさせていただきます。

俺はラノベのシリーズを揃えたのは「ゼロの使い魔」が最初だったよ。
私の本棚には最後の1巻だけ揃わないまま、ずっとコレクションされていくのだろうな。しばらくは本棚を見る度に悲しくなりそうだ。

先生、今までありがとうございました。
私は先生は才人と同じように異世界へトリップしたのだと信じています。



これ以外にも中国のオタク系コミュニティでは今回の訃報のニュースに対して短いものから長いものまでたくさんのコメントが寄せられていました。

「ゼロの使い魔」は中国のネット界隈の創作における異世界召喚ネタのイメージへや、ツンデレ系ヒロインに関するイメージや嗜好など、様々な影響を与えた作品です。
この作品をきっかけにオタクの道に踏み入れた人も少なくありませんし、原作のエンディングを待ち望んでいた人も多くいますから、ヤマグチノボル先生の訃報には中国オタクもショックを隠せないようでした。

私自身も「ゼロの使い魔」はかなりハマった作品ですからこの訃報にはとても悲しく思います。
この場で改めてヤマグチノボル先生のご冥福をお祈りさせていただきます。

中国のネットでも「文豪特殊能力スタイリッシュバトル」が勃発した模様

ありがたいことに面白いネタのタレコミをいただきましたので、今回はその紹介をさせていただきます。

日本の文豪達が自分の作品の特殊能力を使ってバトルを繰り広げるという、スタイリッシュ能力アクションバトル漫画
「文豪ストレイドッグス」

の話が中国にも伝わっているようです。

「文豪ストレイドッグス」イケメン文豪の誕生秘話を語る朝霧カフカ、春河35インタビュー(コミックナタリー)


中国の文豪版特殊能力スタイリッシュ作家を、使徒子さんという方がweibo上で発表されたそうで、中国のネットで話題になっているようです。

そのイラストは以下のようなものだそうです。
中国文豪01中国文豪02































































それぞれのセリフをイイカゲンに訳しますと
魯迅:君の身体に「早」の字を刻ませてくれないか。
(魯迅には子供の頃授業に遅れないために、自分の机に「早」という字を刻んだという故事があります)
謝冰心:敵を塵になるまで燃やしてしまえ!小桔灯!!
銭鍾書:キミだけで私の囲城絶対防御を突破するつもりかね?
曹禺:雷雨にお前への天罰を与えさせようか!
徐志摩:私の袖から舞出る疾風、受けるがいい

(恐らく元ネタは徐志摩の詩の「再別康橋(さらば、ケンブリッジ)」ではないかと)
老舎:お前に決めた!祥子戦車!!

朱自清:この月光の下にある後姿をよく見るがいい。これが貴様の死兆星だ。
茅盾:このゴビ砂漠の白楊樹、全てが私の哨兵だ。彼らのために叫んでくれ。
巴金:震えろ!繁星の下で駆け回る巨人に直面して!
艾青:私の羽毛は既にこの私の深く愛する土地に腐乱させている。そしてそれが私の結界となる。
王小波:この特立独行の豚を甘く見ない方がいい。こいつの剥き出しの牙はもう餓えてたまらないのだからな!
莫言:俺の豊乳肥臀をくらえ!


といった感じでしょうか。
どれも作家の作品が元ネタになっていますので、中国語が分かる方は技画像内にある中国語を検索してみるともっと面白いかと思います。
ちなみに中国のネットでも現在話題が拡散中なようで


世界が、俺の世界観が壊れていく……!

なんかもう、スゴイことになっちゃってるなぁ。

ダメだ……もう、昔読んだ名作を昔と同じ目で見ることが出来なくなってしまった!

ハズカシイのかカッコイイのかよく分からないポーズ!あれは……ジョジョ立ち!

この戦いが終わった後、次の戦いは武侠小説界になるのだろうか。金庸の戦闘力が恐ろしいことになりそうだぜ。

能力はスタンド的なものをイメージすればいいのかな。イロイロとネタが浮かんでくる。

Fateの宝具みたいな感じでもいいかもね。確かアンデルセンがサーヴァントになっているはずだし。有名作品を宝具にするとか、登場キャラを軍勢にするとか。

それにしても元ネタの日本文豪、随分とカッコいいデザインにされているな。太宰治とか実際にこんなカッコいいのだろうか?

芥川龍之介は写真見た感じわりとクールでカッコイイよ。他の作家はよくわからんが。ただ少なくともジョジョ立ちするような作家はいないはず……いないよね?

ここまでパロディにしてくるとはスゴイ。近代文学とかお堅いイメージしか無かったが、今後は見る目が変わってしまいそうだ。中学生くらいの頃にこのネタが来ていたらもっと楽しく勉強できたのにとちょっと思ってしまう。

これパロディとしてもスゴイけど元ネタの作家の再現度も高いよね。ポーズはともかく、顔や体は写真を元にしているようだし、元のイメージを残したままかなり良い感じにアレンジされている。



といった感じで、混乱しながらウケている模様です。
この文豪バトルというか、文豪たちの奇妙な冒険的な作品、元ネタが分かるとより一層楽しめそうですね。例えば冰心は「超人」と言う作品がありますから、身体強化や多段変身とかしそうですし。

それにしてもこういう中華文化圏のネタにコンバートできるネタが出て、またそれに関する作品がすぐに出てくるとか、面白い時代になったなーなどと感じてしまいます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


4/12修正:決め台詞の訳のアドバイスをいただいたので、ちょっと変更しました

中国オタク「なぜ殺人料理は好意的な欠点になるの?」

アニメや漫画の中には
「他は完璧なのに料理だけはダメ」
「壊滅的に料理が下手」

というようなキャラが出てきたりすることがあるかと思います。

そういった料理下手系のキャラや、
それに関連したネタは中国オタク内でもときたま話題になりますし、
最近では「バカとテストと召喚獣」

の姫路瑞希などがメジャーな(?)殺人料理キャラとして認識されている模様です。

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回していた所、
この殺人料理ネタを持つキャラに関して
「なぜ殺人級の料理下手が好意的な欠点のような扱いになるのか」
といったことに関する話を見かけました。
確かに言われてみれば、料理が下手というのは微笑ましい欠点といった扱いになることが少なくないようにも思えますね。

そんな訳で今回はその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画、ギャルゲーなんかを見ていると殺人料理の欠点を持つキャラが少なくないと思うが、どのケースでもわりと好意的な欠点として扱われているように思う。
しかし、なぜ殺人料理は好意的な欠点になるのだろうか?何となく理解できるような気もするが、もやもやしたものも残る。

なるほど。考えてみれば殺人料理の特徴ってちょっと不思議かもな。
料理を練習しても進歩しない或いは進歩の方向性を間違えているのに、その料理による被害は常に出現し続けている。また殺人料理キャラ自身は味見していないのか、自分の料理が殺人料理だと気付いているケースは少ない。
現実で考えたらまず付き合いたくないレベルの人間だよな。でも、二次元だと許される。

二次元ならネタとして笑えるからじゃないか?
正直、暴力キャラよりもマシに思う。

愛に応える試練と言うヤツになるしな。
殺人料理と言う名の愛を受け取ることすらできないのに、彼女を愛する資格があるのか、とかそんな感じで。

食べなかったらもっとヒドイことになりそうだから食べて死ぬというケースもよくあるよね。ただ、暴力による外的なダメージと殺人料理による内的なダメージ、どっちがキツイか改めて考えると迷うな。日本料理、特に弁当は冷めた食物だから衛生面で失敗するとシャレにならないような気も。

料理下手というか殺人料理に関しては数少ない二次元が三次元よりもヒドイことになる例だと思う。
現実では練習すればマトモになるが、二次元では改善されなかったり殺人的な破壊力がパワーアップしたりする。しかし、これでも良いとされるのは何故か。キャラ付けだからか。

実際にマズイ料理を出されて食べなきゃいけないってのはキツイよね。
食べたときにショックを受けるから、反応も難しいし。殺人料理、食べられない料理を強制的に食わせようとしてくるのって、現実にいたら一番マズイタイプの欠点かもしれない。

味に関しては二次元のような凄まじいことは少ないと思うが、現実には別の危険があるぜ。料理そのものよりも、火力の使い方がヤバかったりする。危うく火事になって物理的に殺人になりかけたケースがあった。

ちょっと待て。お前らもしかして、彼女に料理を作ってもらっているのか……?
恋愛死ね死ね団を脱退したというのか!?

現実の経験と比較して発言している……このスレには裏切り者がいるぞぉぉぉぉ!

今思いついた。他人の恋愛や、画面の中のハーレム系主人公への反感を減少させるために、殺人料理により崩れ落ちる主人公を見せなければならないということじゃないかな!

だいたいは、殺人的な物体の完成後、無理矢理食わせられる主人公、そしてぶっ倒れる、といった流れだよね、

彼女の料理がダメなら自分で作るか、基本的には外で食うか買う方にしてればいいんじゃないのか?家事仕事も減るしそれに反対することはそんなにないと思うんだが。

ストーリー展開上そうはいかないだろう。目の前に完成品が出現するケースがほとんどだし。
あと日本では料理のできるできないは女性のプライドに関わるっぽいしね。できないままでもOKとはいかないんだろう。

そう考えると日本には独自の苦労があるんだろうな。正直、女性が料理してくれる、ということはなんかちょっと憧れるが、逆に考えれば殺人料理を作るような女性とくっついた場合はどうなるやら……

自分で作った方がウマイから自分で作ってヒロインと食べる……とはいかないのだろうか?

料理下手、殺人料理を食わせるというのがある種の好意的な欠点的な扱いになるのは、それが好意から行われるものだからじゃないか?
ヤンデレほど極端ではないが、扱いの難しい欠点だから面白いことになっているというか。

日本のアニメや漫画、ゲームのヒロイン像を見ていると、料理ができる、家事能力が高いというのが日本のオタク界隈ではキャラクター造形上かなり強烈なアピールになるっぽいんだよね。
もちろんウチの国でもそういうのはあるが、日本の女性には主婦という家事専門の生活方式があるくらいだから、たぶんウチの国より重要で、それだからこそ欠点として面白いアレンジになるんじゃないかな。

主婦関係よりも「弁当」の方が大きいんじゃないか?
ウチの国と日本の学校のシステムの違いの中で非常に大きいのが弁当で、日本の学園モノの作品ではこれがストーリーや演出上で重要なものになる。そしてここでは女性キャラの手作り弁当というのが大きな意味を持つ。また弁当ならば毎日ではないから突発イベント的に処理できる。
これが結婚して家庭で毎日だったらシャレにならないが、学校の昼食とかならまだネタにできるのではないかと

確かに弁当ってのは、女性キャラの料理を出す機会として使い勝手が良いよな。日本の学校では無理なく話を作れる。
コレがウチの国だと……学校出て食事か、学食か……どちらにしろ一工夫しないと良い演出にはできんかもな。

弁当を作ってくれるシーンや受け取るシーンがよくあるが、これに関してはウチの国との感覚の違いもあるような気がするね。恋人が料理を作ってくれるというのは嬉しい、ありがたいというのには同意だが、作ってあげるというのが普遍的なアピールになるというのは、やはり日本の環境、食習慣による部分もあるのではないだろうか。

作中のヒロインが殺人料理状態から離脱できる例は少ないが、料理が出来ないという欠点に関しては、比較的解決し易いってのも、好意的に感じられる要素じゃないかな。
付き合いを続けていく上では、外食してもいいし、主人公が作っても良いんだし。

そういや最近は餌付けでヒロインひっかけるケース多いかも。
主人公の料理スキルをアピールする機会にもなる。便利だ!

料理って特別な経験が無くてもイメージし易いし、女性キャラの評価でも好感度を獲得し易い部類に入るだろうから、そこでアクセントとしての欠点描写をすることも多くなるんじゃないかな。ネタにもできて反感を買いにくいとでも言うか。

でも、実際に三次元世界で似たようなケースにぶち当たったらどうすればいいんだろうか?幸いなんだか不幸何だか分からないが、俺はそのケースに当たったことはない!だから分らない!



とまぁ、こんな感じで。
食べ物、料理ネタは生活に密着した話でもありますから、中国オタク内でもイメージし易いようなのですが、その背景になってくると認識は人それぞれになってくるようです。

中国の家庭では旦那さんが料理担当という話や、父親の方が料理が上手だったので家庭の思い出の味は「おやじの味」といった話も珍しくありません。

それに加えて中国では過去の政策の影響から家庭料理に対するこだわりが薄いという事情もあるので、日本の作品に出て来るキャラの料理によるアピール、料理が出来ない、ヒドイ時には殺人的な料理になるというネタは、日本人の感じ方とは少々異なる部分もあるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国人「中国の男は料理が出来ないと困る」

中国オタク「日本旅行でぼったくられたりしないかな?問題無く楽しめるかな?」

一時期はどうしようもない状況になっていた日中間の空気ですが、最近はぼちぼちとマシになって来ているように感じられます。(あくまで最悪な時期と比べればという話ではありますが)

そんな中、日本へ来ようと考える中国オタクの方もいるようですが、海外旅行という事でイロイロと不安になったりもするようです。

先日、中国のソッチ系の掲示板でそういった日本旅行への不安に関するやり取りが行われていましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本に旅行に行こうと考えているんだけど、日本行ってぼったくられたりしないかな?問題無く楽しめるかな?言葉が通じないってのはやはり不安になってくる。

初めての日本旅行?
不安なら団体ツアーとかにすれば?

うん、ツアーで行けばそんなの気にしないでいいのは分かっているんだけど、ツアーは自由に動けなくなるからできれば避けたいんだ。
でも、言葉の不安もあって……私は英語ならある程度できるんだけど、英語だけでも日本で問題無く楽しめるかな?

主要な場所なら日本にも英語の標識や案内があるから大した問題にはならないと思うよ。それに最近の日本は、観光地や主要な交通機関には中国語の標識だってあるよ。

英語に関しては、日本人の英語が聴き取れるかの方を心配した方がいいんじゃない?
日本人は書くのは理解し易いらしいから、筆談ってのもありじゃないかね。メモ帳とペンでもいいし、タブレットかスマホなんてのでもいいんじゃないかと

道や場所を聞いた時のウチの国と日本の違いとしては、ウチの国の人間は分からない場合はイイカゲンなこと言ってごまかすから信用できないという厄介な点があるが、日本人は逃げるという厄介な点がある。国籍や言葉関係無く、英語が分かっていても逃げるっぽい。
だから、道を聞いて逃げられてもガッカリしないで次の人を探すか、店で買い物するついでに店員に聞くとかすればいい。

移動に関してはスマホ持っていてwifi使えるならそれを使って調べるというので問題ないと思うぞ。最近は便利な道具が増えたからどこかに迷い込んで途方に暮れるってこともまずないだろうし、英語ができればほぼ問題ないと思う。

あ、そうだ。これは私の経験なんだが、質問するなら最初の一言だけは日本語で声をかけると逃げられる可能性が低くなるよ。とりあえず「スミマセン」というのを覚えておくといい。

なるほど。移動に関しては大丈夫そうだ。
あとは買い物について、できれば教えてほしい。ウチの国によくある「外地人」(よそ者)がぼったくられるような事って無いか、考えだしたら心配になってきちゃって……

そういうのは、まずは現地の人間が行くような場所を聞いておくといいよ。旅行者や外国人狙いの場所は基本的にぼったくり。
私の知り合いは韓国行きのツアーで旅行者向けの「免税店」で高い買い物させられたし、そういう場所の料理屋は外国人専用のぼったくりメニューを準備していたりする。日本ツアーでもこの手の話はよく聞くし、ツアー旅行にもリスクはあると思う。

そうそう、旅先では外国人相手にそういうことやられるんだよね。
日本の状況もそれほど変わらないはず。ツアー旅行の場合、ウチの国の人間専門の「落とし穴」がある所に連れていかれる危険性がある。
できれば日本の現地の状況をよく理解している人に付き合ってもらうか、良い場所を教えてもらうのが良いんだが。

場所によるかな。日本の繁華街やホテルとかではそういうのがあるかもしれないけど、少なくともオタク関係のアイテムを秋葉原で買うとかなら、そういうのはほぼ無いはず。ただ日本では値段の交渉は難しい。基本的に出ている値段が店の売れる値段。

まぁ、ハッキリしているのは「ツアー旅行向けの場所にはいかない方が良い」ってことじゃないかね。
私の経験だけど、飛行場以外で「免税」と大きく宣伝しているような店はやめた方がいい。大体の国では空港で税金の返還手続きできるし、日本でも免税手続きの書類をくれたり、手続きしてくれる店がある。確か秋葉原なら駅前のヨドバシカメラとかがそういうのをやってくれたはず。

日本なら現地の言葉が分からなくても問題ないんじゃないかな。ぼったくられるのを心配しているようだが、日本は世界的に見ても商業面で誠実な国だし、普通に買い物する分には心配しないで良いと思うよ。外国人排斥についても比較的少ない国だしね。

分かった。心配しているのはウチの国の観光地のぼったくりのイメージなんだな!
日本はそこまで心配しないでも大丈夫だよ。観光客向けの場所は高い所もあるけどウチの国の観光地のやり方に比べたらマシだし、言葉を知らない外国人専門にぼったくろうという感じでもないね。

日本でもぼったくりが無いわけではないぞ。特にツアーで連れて行かれる所はヤバイ。中国語でも問題ないという言葉につられて、ぼったくられた知り合いの話が複数ある。言葉が通じる場所が安全ってわけじゃあない。むしろ騙しに来るぞ。そこにいるのも中国人なんだから、ウチの国のやり方でやってくる。

確かにそうだな。中国人が外国で「ぼったくられる」のって、現地の中国人や中国関係の話であることが多い。特にツアーで放り込まれる店。個人行動か、フリーで動けるツアーならそういうのは気にしないで良いからぼったくりに関しては安全かもな。

日本は「外国人は金持ち」「外国人だから騙しても良い」という考えが無いんだよ。ウチの国とは違う。
もちろん観光客向けのぼったくり価格というのは世界中どこにでもある話だし、当然日本でもそこは多少あるが、ウチの国の感覚で心配するほどではないぞ。

どちらにしろ、事前にある程度準備や情報収集をしておけばそんなに問題でないんじゃないかね。私も日本語できないけど日本旅行に行ったことあるが普通に楽しめた。
現地で使えるネット端末とgoogleがあれば移動に関してはだいたい解決できた。ただ、店や泊まる所は事前にある程度きちんと調べたり予約しておいた方が良いと思う。ネットの店の評価はあてにならないか、こっちの期待と違うことが少なくない。

私も日本語はできないけど、日本の旅行では特に不快なこともなく快適に楽しめたよ。大きめのショッピングエリアではどこも中国語の案内があった。
あと日本は基本的に店頭に出している値段がその店の普通の売値で、外国人向けのぼったくり価格だったり、その値段から交渉していくというものではないから、パッと見で自分が納得できる値段で売っているなら勢いで買っちゃっても問題ないよ。

余裕があるなら最初ツアーでその後個人ってのが良いんじゃないだろうか?と思っていたが、最近聞こえてくる話ではツアーも信用できないんだよな……ここでもみんなツアーのヤバさを指摘しているし……

でもツアーを利用しない場合は手続きや準備とかイロイロあるしね。
ツアーに関しては申し込む前にこっちでも調べられるし、そこで気を付けることもできるから、使い方次第なんじゃないかな。私は一人で旅行するのが苦手なんで、一緒に行く知り合いが見つからない時はツアーに参加している。

ツアーはこっちに金を使わせよう使わせようとして来るが、旅行でかかる費用に関してはだいたい想像できるし、コントロールできる。しかしフリーで動いた場合、経験が無いと思わぬ額の出費になってしまったりする。経験があれば安くできたりもするんだけどね。
あと、騙されるとかぼったくられるとかは現地の言葉の出来る出来ないはあまり関係ないんじゃないかとも思う。言葉が分かっても、結局は相手の行動を見て判断するのは変わらないわけだし。



とまぁ、こんな感じで。
言葉が通じないことへの不安もそうですし、観光地ということで騙されるのではないかという不安があったりするようです。

実際中国の観光地では非常に豪快なぼったくりをやってきますし、そういった事情を知っているので日本への旅行と言うのは外国ということもあり、余計に心配になってしまうのかもしれませんね。

ちなみに、上の方にもありますが海外に行った中国人が、現地の中国人に一杯食わされるというのは珍しい話ではなかったりします。中国の人間は、同郷、同文化というのを非常に重視しますし、異国の地で出会った中国語を話す相手にコロリと騙されてしまうなんてこともあるようです。

似たような話は日本でもあると思いますが、
(実際私も中国では「日本人に騙される日本人」というケースをよく聞きます)
この辺の感覚は日本よりも更に強いというか、引っかかり易いようにも感じられますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク的にもネタ扱いっぽい日中合作アニメ「トレインヒーロー」

先日放映開始となった日中合作アニメの
「トレインヒーロー」

ですが、ありがたいことにこの作品に関しての質問をいただいております。

確かにこの作品、中国オタク事情的にはイロイロと面白くなってしまっていますし、中国オタクの面々も早速反応しているようですので、今回はその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「高鉄英雄」(トレインヒーロー)がついに日本で放映開始されてしまった!皆の感想はどうかな!?
私は……えーと、とりあえず続きを見てみるという事で。まだ2話だ。評価についてはまだ確かなことは言えない。うん、そうに違いない!

アニメの評価についてはまだはっきりとは言えない。少なくとも3話くらいまでは待つべきだろう。
しかし受けた印象や自分の感情を述べることは構わないよね。
私、電車に乗りたいと思わなくなりました!

幸い、高鉄侠というパクリ過ぎの前例があったので心の準備はできていた。
だからツッコミ所は多いけどそこまで大きなショックは無いな。一応中日合作でアニメ作って展開する前例が出来たと思えば悪くないのでは。

鉄道部の宣伝アニメを今になって日本で放映してどうするのかと。
もう無くなる政府機関だというのに!

毎度おなじみ、外国にネタを提供してしまうシリーズ。今度はこれだ!

日本のテレビで放映されるそうだが、これを見た日本人がどんな表情をするのかとても気になる。

日本の視聴者にこのアニメを中国関係のアニメとして見られてしまうとは……!
このゾクゾクする感触、これが羞恥プレイというやつなのか……!

えーと、CGが古いというのと、人間のキャラが特にヤバイというのが日本の反応では多いようだな。

うん。私も見ていられないレベルだったし、日本でツッコミが出まくるのは理解できる。
しかしなんでよりにもよってコレが日本に行っちゃうんだよ……もっとマシなのあるのに……

人間のキャラ、別の国内作品ではもっとマシなのもあるんだがなぁ。これが日本に行っちゃうのはなぁ。

案の定、ボコボコに批判されている模様。あと中国の高速鉄道紹介が突然出て来たのには向こうも驚いていた模様。そして高速鉄道の安全性がやはりネタにされている模様。

最後の数分間、いきなりこっちの高速鉄道の広告になったのは予想外過ぎるよな。なんでそういう展開にしたの?スポンサーとの契約とか?

日本のツッコミやら批判に、とても同意できる。俺だって、このアニメはどうしようもないと思ってしまう。

こういうアニメ見てツッコミ入れない方がおかしいよな。

日本の反応見ていて思ったが、やはりあのEDに歌が無い、カラオケ状態なのは異常で間違いなかったか。いったいどういう理由でカラオケになってしまったんだろう?

日本にも「高鉄侠」のネタはバッチリ伝わってしまっているはずだし、そこにコレを持ちこむのは……
恥をかくにしたって、同ジャンルで連続させることは無いだろうに!

これ、私の親戚の子どもだったら好きになるのかな。一応こっちのテレビではこの手の3Dアニメは多いわけだし。

子供向けならそこまで悪いとは思わない。これでもいいんじゃない?
タカラトミーと組んでいるからヒカリアンの勝手なパクリってわけでもなく、類似シリーズ的な関係に近いだろうし、玩具などの関連商品も出て来るから、ある意味恵まれた番組だと思う。
オタクならこの作品の内容や演出についてはいくらでもツッコめるとは思うが、俺達の世代が批判するのは野暮だよ、うん。

作品としてはどうにも評価できない。ストーリーも微妙だし、急に高速鉄道の広告になるし。第一話としては失敗だろう。戦闘シーンや一部のカットには悪くないと思える所もあったが、全体的に見ると黒歴史に着実に進んでいる作品だと思う。

なんかスタッフロールにウチの国の人間の名前が大量に流れるのは違和感あるな。バックが日本語の歌(カラオケ)だけに、特にそう感じる。

最近のウチの国のアニメって問題を避けるために平和になり過ぎているというか、熱血要素が不足気味になっているから、このアニメがそういう流れを復活させてくれないかと少しだけ期待している。ストーリー自体はありがちだが、パクリってわけじゃないだろうし。

これ中日合作でしょ?日本が担当してくれたのって、どこ?

音楽と声優と玩具制作じゃね?
スタッフロール見たら作ってるのウチの地元のスタジオだ。なんか申し訳ない気持ちになってきちゃうわ。

いやまて、笑って見れる作品、みんなでワイワイやれる作品という点から考えればこの作品は間違いなく成功しているのではないだろうか?
とりあえず続きを見てみようという気にはなってしまうだろう?

うむ。確かにこの作品がどうなっていくのかといった意味で、続きは気になる。
ところで、ウチの国ではどう放映するの?子供向けだろうから吹き替えになるの?そもそもテレビでも放映するの?ネットだけとかだったりしないよね?



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々にとってもある程度予想通りな方向でネタにされているようです。

「ヒカリアン」は中国でもかなりの人気になりましたし、覚えている中国オタクも少なくありません。また、2年前にはヒカリアンの露骨なパクリアニメとされた「高鉄侠」などもありましたから、中国オタクの面々もこの「トレインヒーロー」に関してはネタ方向での期待もあったようで、そういった意味では
「期待を裏切らない作品」
となっているようでした。

作品の出来はどうなるのか分かりませんが、当ブログ的にはイロイロと面白そうなので、私も引き続き追っかけてみようかと考えております。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国の「高鉄」の新幹線関係のネタはアニメにまで

中国のファンサブ活動が直面する問題 オタ中国人の憂鬱アップデート

前回の
中国本土でいまだ健在な日本のアニメ、消えていく漫画とゲーム、目立つようになったラノベ オタ中国人の憂鬱アップデート
と2回連続になってしまいますが、
ありがたいことに「オタ中国人の憂鬱アップデート」で書こうと思っていた
「中国のファンサブ事情」
に関して、現在ちょっとしたゴタゴタが起こっているという情報をいただいてしまいましたので、今回はその辺についてを。


中国に限らず、海外での日本のオタク系コンテンツの広まりには、ファンが勝手に翻訳するファンサブ翻訳が良い悪いは別として大きな影響を様々な方面に与えてきたのは間違いありません。

中でもアニメにファンサブ翻訳の字幕を付けてネットに勝手にアップしてしまうファンサブ活動の影響は非常に大きいかと思われます。中国オタク内ではそういったファンサブグループの事を「字幕組」と言われ、現在も多くの「字幕組」が活動しており、新作アニメをはじめとする様々な作品に字幕を付けたりしています。

特に新作の人気作品に関しては動きが活発で、前人気が高い作品に関しては複数の字幕組が字幕配信予告の名乗りをあげたりします。
中国オタク内における作品の評価や人気を知る上では、その作品にどれだけの数の字幕組が字幕を付けたか見れば良いという話もありますね。

しかし、最近になって中国オタクを取り巻く環境も変化し、この字幕組のファンサブ活動に関しても昔と同じではいられなくなってきているようです。


最近起こった2つの事件は、まさにその変化を象徴するような事件でした。

その事件の1つ目は、
中国の動画サイトが正規に版権を取得して配信を開始した
「リトル ウィッチ アカデミア」(リンク先はアニメミライの作品ページです)
に関して、作品の関係者が別の動画サイト及び字幕組に対して違法アップロードされている動画の削除やファイルのアップロードの中止を要求したのと、その後のゴタゴタに関する件です。

この削除の要求を受けて主な動画サイトはアップされている動画を取り下げたようなのですが、オタク関係のユーザーが多いとされているコメント弾幕系動画サイト「bilibili」では検索避けを行うだけに止めていたらしく、ログインしたら見れてしまう状態のままだったようで、作品の現地関係者の方が中国のweiboにおいて証拠のキャプ画像つきでかなり本気で抗議するという流れになってしまったそうです。
(bilibiliは昔のニコニコ動画のように、基本的に他の動画サイトの動画にコメント字幕が投稿できるインターフェースをかぶせるというサイトなので、動画の削除要求と対応に関してはどうなのか判断し難い所もあるのですが)

この一連の流れは中国のファンサブ活動にいよいよ来た、
「正規版、正規ルートの作品との明らかな衝突」
とも受け取られているようで、ファンサブ活動をやっている人間だけでなく、ファンサブ活動による字幕付きの動画を見ている人間にとっても無視できない事件だと受け取られている模様です。


もう1つは先日アニメ化も発表された18禁PCゲーム
「大図書館の羊飼い」

に関して、現地のファンサブグループが制作してネットにアップした中国語化パッチを、中国現地のゲーム雑誌がゲーム体験版や、各種版権素材と一緒に勝手に付録につけて販売してしまい、しかもそれに対して別の方向から18禁CGが含まれているということでネットを通じて通報したり、各メディアのweiboに対してつぶやくなどという動きが出て炎上状態になってしまったという件です。

このファンサブ系中国語化パッチに関しては商業利用不可とうたってはいたものの効果は無かったようです。またこの事件の火の粉が飛んできたことで、ファンサブグループ側も謝罪文をアップするなど、中国語化パッチを制作していたファンサブ界隈ではかなりドタバタしている模様です。

中国では18禁PCゲームというのはもちろん法律的にアウトですから正規では流通しておらず、基本的に違法ダウンロードでネットから入手することになります。
そしてそのゲームの中国語化パッチを作るということに関しては、ポルノ関係の活動だと見なされてしまう可能性もあります。

もし18禁PCゲームのパッチ作成及び配布がポルノの頒布行為だと見なされた場合、中国では非常に厄介なことになります。下手に注目を集めて大事になってしまった場合、個人だけでなく、その活動の界隈全てに圧力や取締りが来る可能性もありますから、関係者にとっては冷や汗モノなのだそうです。

ちなみに、ファンサブグループ関係からはちょっと離れますが、中国のオタク関係の雑誌がこういった素材やコンテンツを勝手に付録にして宣伝するのは昔からわりとよくある話でして……

これも教えていただいた情報なのですが、
近々中国で発売されるオタク向け雑誌には中国本土では販売されていないはずの
「Animelo Summer Live 2012」
の動画を収録したDVDが付録についちゃっているそうで、これに対してアニサマのプロデューサーが中国のweiboで違法な商品を購入しないよう呼びかける、といった事件も起こっているそうです。


これらの件に関しては中国オタクの面々もイロイロと考えてしまう所があるようで、イロイロな反応が見て取れました。
とりあえず以下にその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


いや、正論なのは分かるんだけど、なんか納得いかんのよ。
今の版権取って商売やっているのって、ファンサブでファンが増えた所に入って来ているわけだし。そこで字幕組に圧力がくる今の状況にはなんかもやもやする。

でも、ゲームのパッチの無断商業利用した挙句の通報はともかく、アニメくらいは正規版が入ってきているんだからそっち見たらどうだ?見る分には無料なんだし。

企業が版権購入して、他の動画サイトに動画下げるようにいうのは正しい。そして今後もこういったことは増えるだろう。
でも怖いのはある日突然有料かそれなりのコストを払わなければならなくなることだ。今はまだ広告収入で運営しているようだけど、このモデルも既に難しいのは間違いない。

気が付いたら有料以外の選択肢が無くなっているんじゃないかって不安は常にあるね。
中国の版権無法状態にとって、こういった発展がプラスになるというのは分からなくもないんだが。

動画サイトと版権とファンサブの問題については、私も過去に利益を受けているが、今は正規版に関連した仕事をやっているので版権を理由にした要求についても理解できるから、良いのか悪いのか何とも言えないというのが正直な所だ。
ただ、有志によるゲームパッチを勝手に付録に付ける行為に関しては「恥を知れ」と言いたい。

現在のウチの国の制度では、入ってこれない作品というのが明確に存在する。
正規版が入ってくる希望が存在しないそういった作品を好きになってしまった身としては字幕組に感謝こそすれ否定はできない……
正規版を支持するのは、オタク分野を愛する人間が当然持つべき態度だというのは分かるんだけどね。

ファンサブグループはそれで儲けているわけじゃないんだから、それを目の敵にする連中には強い反感を抱いてしまうわ。そりゃサイトの広告とかでの収入はあるかもしれないが、それで食っていけるなんてことはまずないのに。

最近、ほんとゴタゴタしているよね……
無私な態度で字幕を提供してくれるファンサブグループの人達には本当に感謝している。私はファンサブも正規版も両方とも存在していたっていいんじゃないかと思う。
そりゃ商業的な海賊版は取り締まるべきだけどさ、ウチの国では海賊版のおかげで作品がこれだけ広まっているんだし、ファンサブの貢献というのも確かに存在するんだから。

でも、最近は非商業的なファンの活動と、商業的な利益目的の海賊版、違法アップロードってことの区別が難しいからね……「リトルウィッチアカデミア」の件も、少なくとも版権取得側の配信へのアクセス数に打撃はいくし、bilibiliが無許可で、しかも版権取得にかかった手間や費用なんてことなく動画をアップして人を集め、サイトを運営、しかも広告収入を得ているというのは間違いないんだし。
残念ながら、無許可な作品がネットに流れてコピーされ現在の作品にダメージを与えているという現状、これだけでファンサブが批判されるのは避けられないんじゃないかな。ネットが便利になり過ぎたのかも。

不満が無いわけじゃないけど、版権取ってる企業が他の動画サイトに削除を要求するのは当然だし責められることではない。でも雑誌の付録はファンサブ活動に乗っかって儲けて更にファンサブに打撃を与えるという展開だからムカツクわ。

この手の雑誌の付録は今に始まったことじゃないのがね。個人的には騒ぎ立てたアホに恨みの感情が集中しているわ。

通報して、下手に取締りの範囲に入ったら全オタク界炎上みたいなことになるしな。
しかし今の時代はこういったリスクは常にある。昔みたいに細々と、ファンの間だけで続けることは難しいのかなぁ……

正規版を支持すべきというのは間違いない。でも、そこからファンサブグループの否定までいくのはどうかと思う。
確かに今の状況は何とも言えない流れになって来ているが、私はファンサブグループのおかげでオタクになったし、ファンサブグループが一概に否定されるのはやりきれない。

でも金銭面で明確なものが無くとも字幕組やその関係者が動画サイト関係で、全く利益を得ていないわけではないんじゃないかな。会員向けのサービスとかあるし。
そして字幕組の作品によって利益を得ていない人間と言うのはウチの国には存在しない。みんな微妙に繋がっているから、一つを否定すればすべて解決とはいかないんだよね。

ファンサブ関係は、ウチの国のオタクにとっては切っても切れないものだから複雑だよね。海賊版を否定すればそれで全てが上手くいくってわけではない。
そして、雑誌の付録が一番アホなことやらかしているよな……この手の行為はオタク界隈全体にダメージが来る。

エロ関係での通報は特に怖い。注目を集めたらあっさり潰しに来る気もするし。
この手のデータ流している人間の間では、どうするべきか、安全にやり過ごせるのかということで混乱している人も少なくない。

権利侵害を主張する動画サイト自身、無許可の動画をアップしているくせに。商機を感じて飛び込んできただけのくせに。
ファンサブグループがどれだけ頑張ってアニメや漫画ゲームを広めたと思っているんだ。あいつらはその基礎の上で商売しているくせに。

なんでこんなことになっちゃったんだろうな……
私自身も昔はファンサブ活動に関わって字幕付けたりしていたけど、現在の状況には困惑している。しかも最近ではファンサブグループ同士のゴタゴタや、ファンサブ字幕への批判も溢れているし。平穏な二次元オタクをやっていられる時代ではなくなってきているんだろうか。

なんとも難しい時代になってきてるね。
自分がアニメにハマったスタート地点が字幕組の字幕による作品だったのは間違いないし、愛着や感謝の感情は確かにある。現在の公式配信の時代の中で、厳密に権利関係を適用したら問題だというのも理解できるが、自分の出発点を完全に否定されるのはキツイよ。



とまぁ、こんな感じで。
どんどん変わっていく中国オタクの環境にイロイロと戸惑ったりもしているようです。

中国オタクの面々がファンサブ活動を行う理由としては
「作品やジャンルへの愛」
「自己アピール」
「海外在住オタクとしてのある種の創作活動」
「コンテンツの布教」

といったものがあるようですし、しかもそれらが絡まっているので、ファンとしての愛なのか、自己アピールのためのものなのか、それとも小遣い稼ぎなのかといった辺りをハッキリさせるのは難しいようです。少なくとも金銭面で考えたら割に合わない作業なのは間違いないようですし。

問題なのはこの彼らの言う「愛」が、現在のコピーが簡単にできてしまう、非正規品が簡単迅速大量に出回ってしまう環境では作品自体や作品の制作サイドにとってあまりプラスにならない、下手すればマイナスになってしまっているということでしょうか。

また、ファンサブ活動の根本的な理由として
「公式ではやってくれない」
「日本の放映、配信とのタイムラグが大きすぎる」

というのがあるのですが、
最近は中国の動画サイトが正規に版権を取得して
「人気の作品を日本とのタイムラグ無しで字幕付き動画を配信する」
というのが行われるようになってきています。

更にファンサブ翻訳のクオリティの優位性にも変化が起きています。
以前はファンサブ翻訳は
「作品への愛があり、作品を理解している人間が翻訳しているので商業的な字幕よりレベルが高い、面白い」
とされてきましたし、実際昔はアニメ関係について分かっている人間も少ない上にやっつけ仕事ということも珍しくなく、翻訳のレベルも低かったそうです。
しかし、最近の公式配信はファンサブ字幕との差がそれほど大きくはなくなってきているのだとか。

実はここ数年で、中国では若い日本語スキル持ちの人間が増加し、それに加えてネットの進歩による、翻訳サイトなどのツールの進化や、参照できる例文用語の増加などにより翻訳力が底上げされ、更に日本の文字放送による補助もあり、ファンサブグループの字幕のレベルは昔に比べて向上しているようです。

そして、こういったツールや人材が活用できるのは公式配信側も同じですし、それに加えて公式配信側は映像データ以外にも、資料や台本などが手に入ります。
またアニメや漫画を見て育った世代、「分かっている」世代が社会に出ていますから、公式側にいる人間も「オタクの知識がある」ケースも珍しくありません。

そのため、現在は字幕翻訳のクオリティにおけるファンサブと公式配信の差はそこまで絶対的ではなく、好みの差を考慮しなければ、むしろ資料や組織のバックアップのある公式配信側の方がクオリティが安定していることすらあるようです。

趣味でやっている人間が多いファンサブはどうしてもムラが出ますし、一定以上のクオリティの字幕を定期的(しかも番組データがネットに流れてから可能な限り早く)に供給するという点において公式配信側と競うのは段々と厳しくなっているそうです。

しかも大多数の人間にとって、違和感のないレベルの翻訳であれば細かい翻訳センスに関する差についてそこまで明確には感じられません。特にアニメはライトな層が大量に見ているものでもあるので、一部のマニアやじっくり何度も見る熱心なファンでもない限り、字幕の質に関しては一定以上であればOKといった所もあるのだとか。

それどころかファンサブグループの職人芸的な「翻訳の色を出す」「凝った訳にする」というのはむしろ野暮なこと、押しつけがましいと思われてしまうケースも出始めているそうです。

ここしばらくの間で、国のネット環境はまた随分と変化しましたし、正規に版権を取った日本のオタク系コンテンツの増加といった動きが出ています。そして、その変化により中国のファンサブグループの活動も、昔ほど好き勝手に出来ない、無責任ではいられなくなってきているのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


4/5修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国本土でいまだ健在な日本のアニメ、消えていく漫画とゲーム、目立つようになったラノベ オタ中国人の憂鬱アップデート

今回は
中国でガンダムはなぜマクロスに勝てないのか オタ中国人の憂鬱アップデート
に引き続き最近の中国オタ事情の紹介を。

現在中国では日本のオタク関係のコンテンツは主に、アニメ、コミック、ゲーム、ライトノベルなどを通じて入っていますが、各コンテンツ間の存在感や影響力、がこの2年でかなり変わりました。

実はこのブログのまとめ本を出した時期に、私は
「もう中国で日本のオタク関係のコンテンツの頂点は過ぎて、あとは下り坂になっていくのでは」
「ゆるやかに衰退、ある世代の思い出のような扱いになるのかもしれない」

とも考えておりました。

しかし、現在も日本のオタク関係のコンテンツは中国での人気を保っています。
また細かく見ていくと、人気を保っているコンテンツと、人気の下降したコンテンツ、それから上昇したコンテンツがあります。

中国ではオタク関係のコンテンツの総称として
「ACG」
という言葉を使うことがあるのですが、これは
「アニメ」、「コミック」、「ゲーム」
の頭文字から来ていまして、中国ではオタク関係のコンテンツを大雑把に括るときに使われています。イベント関係のタイトルや宣伝などでもよく見かけますね。

この言葉が広く使われるようになったのは00年代の前半〜中盤辺りからではないかと思われるのですが、当時は「アニメ」「漫画」「ゲーム」の3つは非常に強い存在感をもっていました。

しかしその後オタク関連のコンテンツにも変化が出ていますし、「ACG」という括りは現在の中国におけるオタクコンテンツの実情、特に日本のオタク系コンテンツの中国における人気とは合わなくなってきているような感もあります。

大雑把な話ではありますが、
娯楽の少ない昔から娯楽の増えた今に至るまでずっと人気を保っているのが
「アニメ」
2年前に比べて存在感が落ちているのが
「漫画」
今ではもうかなり厳しいことになっているのが
「ゲーム」
そして2年前に比べてその存在感や影響力を増しているのが
「ライトノベル」
といった所でしょうか。

この辺りに関しては日本でも似たような所はあるかと思いますが、中国ではそのバランスの変化がより顕著ですね。


2年前に出したこのブログのまとめ本では、中国に日本のオタク関係のコンテンツが広まった理由として

・青少年向けの娯楽が貴重な時代だったことによる「相対的な面白さ」
・手に入り易くコピーもし易いことから比較的安いコストで楽しめるという「手軽さ」
・漫画などが学校や空いた時間で楽しめる、親の目から隠しておける「携帯性」


と書きましたがこの理由はあくまで相対的なものですから、中国の社会や娯楽関連の環境が変われば同じものではなくなります。

私が中国における日本のオタク関係のコンテンツの広まりが下り坂になっていくだろうと考えたのは、中国の社会が豊かになり娯楽が増えていくことに伴い、
「オタク系コンテンツの娯楽としての貴重さが薄れる」
「オタク系コンテンツ以外の手軽な娯楽コンテンツに人が流れていく」

だろうということ、
それに加えて当時の状況として
「中国の自国産コンテンツ推進政策により中国のテレビでは日本アニメが実質的に放映禁止となったので、新しい世代はテレビで日本のアニメを見て育つわけではない」
というのが予想できたからでした。

しかし、この辺についてはちょっと外れてしまったようです。
そのハズレの理由として真っ先に思い浮かぶのは、2年前でも大きかった中国の娯楽におけるネットの存在感が、この2年で更に大きくなったことでしょうか。

ここ2年の間で中国のネット環境がハード面でもソフト面でも整い、ネット経由で展開或いは流入するコンテンツがかなり増大しました。

そのため、ネットを通じて日本のオタク系コンテンツに新たに「ハマる」若い世代も以前の状況で想像されたものよりも多くなり、テレビ放映されないことによる影響がそこまで大きくはなりませんでした。
(もちろん影響が無いわけではありません。特に幼児〜小学生向けの作品に関してはテレビ放映が無くなったことによる影響は大きく、その年代に関して現在は中国国産アニメの独壇場となっています)


そして日本のオタク関係のコンテンツ、特にアニメはこの中国のネットにおける娯楽の需要にとても向いていたのもあってか、現在も中国で人気を保っています。

日本のアニメが中国のネットで強い理由としては、

・楽しむためのコスト、コンテンツの価格が実質的にタダ
・中国のネットユーザーのコンテンツの消費スピードに耐えられるだけの量を持つ多様なコンテンツが、定期的に提供される
・コンテンツの内容が話題にし易く、理解するのも容易。途中参加でファンになるのも容易


ということが考えられますが、中でも「実質的にタダ」というのは大きいですね。

最近は正規ルートも出るようになってはいますが、中国のネットで日本のアニメは基本的にP2Pやら無許可のアップロードなどの非正規ルートで広まっていますし、正規配信も基本的に有料視聴ではありませんから、「タダ」でコンテンツを楽しむことができます。
(ちなみに、中国の海賊版はネットのせいでほぼ壊滅となりました。海賊版はなんだかんだで「有料」ですから……)

中国のネットにおいても最近は有料コンテンツが増えていますし、基本無料のネットゲームに関しても課金ユーザーと無課金ユーザーの差が露骨に出てくるなど、娯楽にコストがかかり微妙に現実社会とリンクした格差が出現しつつあります。

そして「現実の娯楽」はネットよりも更にお金がかかる、お金がなければ楽しめないものばかりですから、日本のアニメは(非正規なものが多いことも有り)実質的にタダで楽しめる、しかも最新最高、人気のものほど手に入り易いということで重宝されているようです。

しかし漫画の方はこのネット中心への変化には乗れず、中国での存在感は徐々に落ちています。
社会がネット中心になってきたことから実本での流通が減りましたし、中国の出版業界は日本以上に元気が無い状態です。

昔に比べて版権を取っての正規流通も増えてはいるのですが、現在の中国の出版市場では厳しいものがあるそうです。海賊版の流通もネットの影響で元が取れなくなり昔に比べて格段に少なくなっています。

また、ファンサブ翻訳などの非正規ルートも画像を加工しなければならないということから、アニメに字幕を付けるファンサブ翻訳に比べて手間がかかるので、アニメほど盛んではないようです。

しかも最近は中国のネットユーザーのコンテンツ消費スピードがどんどん速くなっているので、漫画はアニメに比べて
・コンテンツの「持ち」が悪い
・1話、1冊がすぐに読み終わってしまう
といった面がマイナスとして目立ってきています。それに加えて人気作品が長編化しているので新規ファンの獲得も難しくなってきているようです。

そしてゲームは中国のゲーム環境の変化に加えて、日本のゲーム業界自体に元気が無いのもあり漫画よりも明らかな落ち込みになっているようです。元々中国本土では任天堂系のゲームはあまり浸透しておらず、ソニー系やセガ系が強かったので最近は特に厳しいようです。

日本のゲーム、特に日本のRPGに関しては、「ある世代の思い出」といった状態になっているような所も見受けられますね。唯一元気なのは、中国でもPC版が発売されている日本ファルコムのファンくらいでしょうか。

それから、ここしばらくの間で随分と目立つようになって来ているのがライトノベルです。
こちらはライトノベル原作のアニメが増えたのが理由として大きく、それ以外にもライトノベルが現在の中国のコンテンツ消費スピードでも十分な読みごたえがあるということや、中国で流通している正規版の実本がコレクションとして満足感のあるものだといった点が良い方向に働いているようです。


現在の中国におけるオタク関係のコンテンツの大きな意味での各ジャンルについての状況はこんな感じでしょうか。

日本のオタク関係のコンテンツは現在も中国では使い勝手の良い話題、共通の認識だということは変わっていませんが、その伝わり方や楽しまれ方という部分では変化してきているようです。

以前の記事の、
中国ではオタク趣味ほど気楽なものは無い……のかも
にも書きましたが現在も中国で日本のオタク系のコンテンツが強さを発揮しているのは
「基本的にお金がかからず、それなり以上に楽しめる趣味」
だからという面もあります。

ですから日本のコンテンツを直接消費者に売っていくという形で考えた場合、イロイロと難しい所があるのも確かですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の風呂に関する衝撃の事実を知ってしまった。理想の風呂というのは二次元にしかないのかもしれない……」

ありがたいことに
「日本の風呂に入る習慣が、外国の感覚ではイマイチ理解できないらしいですが、中国ではどうなんでしょうか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

そんな訳で中国のソッチ系のサイトなどをまわって見かけた
「日本のお風呂に関する疑問」
についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


私は日本の風呂に関する衝撃の事実を知ってしまった。
日本では浴槽のお湯を入れ替えない、しかもお客さんにお風呂に入ってもらった後、更にその家の人間が風呂に入ったりしてしまうらしい。
私は三次元の現実に頭を抱えている。理想の風呂というのは二次元にしかないのかもしれない……

なにぃ!?アニメや漫画のあの理想的な風呂のシーンの背景にはそんな気持ち悪い現実があったのか……!?

二次元の風呂のシーンはスバラシイんだけどねぇ。妄想は二次元にだけ止めておけという事か。

あー、それなんだが、恐らくお前らの考えているものより、現実は少しマシだと思う。
日本では浴槽のお湯が共用されているというのはウチの国でも雑学的に知られているし、それを知ったウチの国の人間はだいたいキモチワルイと思ってしまうけど、日本人が浴槽に入る前に体を洗っているというのは案外知られていない。共用のお湯って案外汚れていないんだよ。
日本では浴槽につかるのは、体を洗った後に一息ついて温まるといったものだ。浴槽のお湯の使い方の感覚がかなり違うんだよ。

そ、そうなのか……じゃあ二次元にあるような女の子の入った後の風呂に関するときめきは否定しないでもいいんだな!?

……その辺りは人それぞれだから置いておくが、日本の一般的な構造の浴室の使い方は、基本的に身体を洗うのは浴槽の外で浴槽はつかるだけ。温泉に入るときも同じ。石鹸やシャンプー等の身体を洗うアイテムは絶対に浴槽に入れない。
私も日本の友達と温泉旅行に行った時に教えられたんだが、タオルなんかも入れない方が良いとされている。だから、日本は温泉の場合は全裸が正義かつ礼儀正しいのだよ!

そうそう。日本では身体洗ってから入るんだよね。最低限入る前にお湯は身体にかけるし、身体や髪洗うのは絶対に外。ウチの国とも違うし、欧米系の浴槽ともお湯の使い方が違うんだよね。
アニメでもその辺を詳しく解説しているのがあったと思う。ただ、残念ながら男キャラ同士の話だった記憶が……

俺は温泉入るときはさすがに水着を着用したわ……
日本は浴槽には本当につかるだけなんだよね。髪も外で洗うし。

ついでだから日本人の風呂の習慣について幾つか聞きたいんだけどいいかな?
日本の風呂のお湯には色がついていることが多いけど、あれは何か入れているの?それと服の洗濯に使用済みの風呂のお湯を使うって本当?

服の洗濯に風呂のお湯を使うのは本当。日本の洗濯機には浴槽にホースを延ばしてそこからお湯を組み上げて使う機能がほぼ備えられている。日本人は風呂に入るのが好きだけど、入った水も無駄にしない。

本当の話だったのか。水資源を大切にするというのは良い話かもしれないが、さすがにそこで約しなくてもと思うんだが。

日本の浴槽がウチの国の普通の家の浴槽の数倍はありそうな大きさだったのはそういうこともあったのか。日本は水資源の浪費をどれだけ気にしていないのかと思っていたよ。

いまいちよく分からないんだが、じゃあ日本では非常に高い頻度で洗濯するの?日本人は毎日風呂に入るらしいが、毎日必ず洗濯しているの?
もしそうじゃないなら、週1ペースでの洗濯とかだと水をとっておいたらヒドイことになりそうなんだが。

ああ、それは「昨日の風呂のお湯があったら再利用する」だけで、必ず風呂のお湯を再利用するわけではないようだ。強制ではなく無理のないレベルでの節約って所なんだろうね。こういった節約が強制ではなくある程度自然に行われているから日本の環境は綺麗なんだろう。

一つ付け加えさせてもらえば、日本の洗濯機というか、洗濯で風呂の水を使うというのは基本的に最初の洗剤で洗う所だな。その後の2回のすすぎ或いは後の1回は普通に新しい水ですすぐ。全部風呂の水だけってわけじゃないよ。

日本の浴槽のお湯が不透明なことについては私も聞きたい。アニメの中の浴槽の水って不透明だったり緑色なことが多いんだけど、あれはなんか特殊なもの入れているの?「浴塩」とはちょっと違うようだし。それとも単純にエロ規制対策?

「浴塩」みたいなものという認識で間違いないよ。日本では入浴用の薬剤が多く売られている。美容とか疲労回復とか冷え性対策だとかイロイロとあったはず。ただ、この入浴剤入れたお湯で洗濯しているのかどうかは分からない……薬品によっては洗濯物が傷んだり変色したりしそうだから、たぶんやらないとは思うんだが。

風呂のお湯が不透明なのは……言わないでも分かるな?演出だ!
緑色のは確か入浴剤で一般的なのが緑色だからとかだったと思う。あと温泉は自然に濁っているケースもあるそうだ。

日本の風呂に対する知識が深まった。ありがとう。
しかし女性が入った後の風呂に男性が入るというのは、やはりその、何て言うか……

飲んでみたいよな!!

そこまで考えてねぇよ!
てかお前極まり過ぎだろ!!

でも、いくら再利用するとはいえ、水もお湯を沸かす電気やガスもかなり使っていそうな気が……日本の家庭の水道代や電気代と風呂の関係が他人事ながら気になってしまう。

その辺に関する出費はウチの国より多そうだよね。
しかし私は以前知る機会があったんだが、日本の風呂の多機能ぶりは凄いぞ。日本の家庭の浴室って、お湯を浴槽にためるだけじゃなくて、浴槽の状態を管理するシステムがついているし、そのシステムにはエネルギー消費を節約する機能なんてのもある。温度管理とか再加熱とか、水量制御とかちょっと使って見たくなる。



とまぁ、こんな感じで。
風呂に関しては日常生活で欠かせない要素ですし、中国の生活スタイルとは異なる部分もある日本の風呂に関してはちょっと混乱気味のようですね。

ただ、オタク層にとってはアニメや漫画、ゲームにラノベなんかに出て来る入浴シーンというか、サービスシーンに関しては
「とても嬉しいモノ」
と認識しているのは間違いないようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国人「みんなの風呂に入る頻度ってどんなもん?」

4/3修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
表紙は日本鬼子&小日本、帯の推薦は岡田斗司夫様と、本の外側については管理人が怖気づくようなレベルになっています。中身も表紙サギにならないようできる限り頑張ってみましたので、よろしくお願いします。 ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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