ありがたいことに
「中国のオタクな人達はオタ関係の資金をどうやって捻出しているのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。
近年の中国では所得(と物価)がスゴイ勢いで上昇しています。またオタク関係では正規のものから同人のものまで様々な商品が流通するようになるなど、物が無い或いは海賊版しか手に入らなかった昔とは随分と異なった環境になっていますし、お金の使い道も増えています。
しかしそんな環境になったためにお金が足りない、懐具合が寂しいと感じるような状況も増えているようです。
中国のソッチ系のサイトではそういったことに対することも含めての
「節約」
に関するやり取りが行われていましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ちょっとみんなに聞きたいんだが、どうすればうまく節約できるんだろう?最近どうにも金欠で……節約の達人求む。
何も買わないのが一番節約になるぞ。
結局は金を使わないで多く稼ぐしかないだろ。
とりあえず食費削って仕事しろ。
節約も目的次第だぞ。何か欲しいものがあるからの節約なのか、生活が成立しないからの節約なのかで取り組み方は全く異なる。
俺はまだ学生だから仕事とかそういうのも難しくてさ……できればきちんと答えてくれるとありがたいんだけど……
あと今の段階では欲しいものがあるというか、オタ関係のアイテムが欲しいというのが主な理由。
なるほど。
ただマジメに答えたとしても、学生の場合は食費削って手元にお金を残すくらいしかないんじゃないか?オタ関係のアイテムならそれで数か月も耐えればどうにかなるとは思うが。
金は稼ぐものであって節約するモノじゃない。節約することを考えるくらいなら多く稼ぐことを考えろ。
それが出来ればいいんだろうが、今の時代はなかなか難しいんだよね。私が学生の時は家庭教師で結構稼げたんだけど今はそうでもないらしいし。
ちなみに社会人になったら今度はお金を使う時間が無くなるぞ!
残念ながら学生は仕事で稼ぐとかが難しいんだよな。日本の学生みたいにバイトできたらと思うときがある。
一応大学生くらいならバイトもあるから不可能ではないが、それも結構難しいし、そもそも時間があまり取れない、しかも最近は多く稼ぐのが難しいってのがあるんだよね。物価はどんどん上がるし、生活費とかも上がる。学生やっていてる分にはそれでもまだ楽だけど、食費や身の回りの雑貨も随分と上がっているからな……
日本のようにバイトの仕事も、それをする時間も無いし。投資なんかはリスクがあるし。スキル持ちとか要領が良ければ稼げるんだろうけど。
クラスメートの代わりに宿題やら作業やらを請け負うとかやるヤツいない?私はそうやって小遣い稼いで漫画を買ったりしていたけど。
それはクラスメートに金持ちで怠け者がいるケースのみだろう。宿題写す程度だと金のやり取りまではいかんし、持ちつ持たれつになるよ。
学生は食費削るしかない。私は無理しないペースでそれをやってPC関係やオタ関係の支出をカバーしている。
理想としては学生と兼業できる仕事を探し、食費を削ればいいというイメージはあるが実行できるかは人それぞれだな。
ただ他にも無駄を削れる所はあるかもしれないから、まだやってないならの話だが自分の日常的な支出をきちんと把握するところから始めてみるといいと思う。
食費か……でも、ウチの国だと食うか食わないかレベル落とすかの選択しか無いような気がするのが何とも。
日本の作品では食費を削るために自炊、弁当を自作するとかである意味では楽しく健康に食費の削減ができるっぽいんだが、あれってウチの国では成立しないよな。
うむ。基本的に外食の方が安く済む。自炊すると高くなる。
和食は冷めても食えるし再加熱しても味が落ちにくいけど、ウチの国の料理じゃそうはいかん。
そもそも学校の宿舎は料理設備ないしなぁ。
買い食いを減らす、安くするくらいしかないな。でも自分の場合は一食を6元(約100円)以下にしているからこれ以上食費を削るのは無理だ。
オタク趣味に本格的にハマってからはキツイわ。お金を使うものはどんどん増えるし、価格もどんどん上がる。できるだけ飲み食いを控えて、外出せずに頑張ってはいるが……
物価の上昇もスゴイからね。現金で貯金していた親戚とかは今バカを見ているよ。
ウチの国では物価や不動産価格が上がりまくったから節約して貯めてもあんまり意味が無い状態が続いているからなぁ。ただ、そろそろ給料も上がらなくなってきたし戦略の再考の時期になってきたのかもしれん。
ところで、節約に関してネットのポイントサービスとかはどう?
あれも考えて使えば悪くなさそうな気はするが。
そのサービスを使うのをやめるのが一番の節約だ。ポイントと実際に使ったお金の関係をきちんと見ておかないと。「ポイントがお得」というのを口実にお金使っちゃったら本末転倒だぜ。
結局は必要ないものを切り捨てるしかないんだよねぇ。
収入の無い学生党としては節約スキルを磨くしかない。そして結局は「本当に欲しいものしか買わない」というのにいきつく。一部を豪華にするならまだそれなりにいける。自分はこの1年で使ったのは書籍とヘッドホンだけだ。外に出ないで「宅」状態でいるなら案外金使わんよ。
外出て余計なものに心を惹かれない引きこもりが最強。
でも最近はネットで自分のコレクションを「晒す」ヤツが増えているからネット切断でもしない限り物欲は刺激され続けるんだぜ!
オタクが金を使う分野は書籍やゲーム、関連グッズ、ヘッドホン、PCやデジカメなんかのデジタル系の商品、あとはイベント参加とかかな。
昔と比べてジャンル的にはそんなに変わらないんだが、手頃な値段から高価なものまで随分と種類が増えたし、情報も増えたから欲しいものが出て来ると大変だよな。
上の世代の話を聞くと昔はお金無くても案外何とかなったらしいが、今大学生でオタクをやっている身としては常に金欠気分を実感させられてキツイ。「金が無いのにオタクをやるのか?」みたいな空気さえある。
我々は幸せな時代にいるのか、不幸な時代にいるのか、どっちなんだろう?
まぁそれでもオタク趣味ってお金かけないで楽しめる娯楽だってのは確かなんだよね。アニメやゲームや書籍といった辺りに家で没頭するのは、適当に外に出て遊んだり飲み食いしたりするのに比べればそれだけで随分と節約になる。
とまぁ、こんな感じで。
節約に関しては生活スタイルを変えるよりも、お金を使わない方向で考えることが多いようです。
上の発言にもありますが、中国では学生が学校のついでにやれる手頃なバイトというのがなかなか無いので「稼ぐ」というのが難しく、仕送りを貯める方向になるようです。
それから食費に関してですが、中国は外食した方が家で作るよりも安くすむことが多い上に、日本のお総菜と違って中国の「家常菜」は油を多く使う料理が多く作ったら即食べないと格段に味が落ちるので、日本のように多めに作って冷蔵or冷凍しておく、或いは温めなおすといった方法には不向きです。
そんな訳で、スキル的に自炊が可能でもそんなに節約にはならないそうです。手間をかけてコストを落とすというのが難しいので、いざ食費を削るとなるとレベルを落とすか食べないといった方向になってしまうのだとか。
その辺の事情に関しては昔の記事の
中国人「中国の男は料理が出来ないと困る」
もよろしければご参照ください。
今の中国のオタク層の懐具合は金額面で考えれば昔に比べてかなり良くなっているのですが、物価の上昇はそれ以上です。またオタク方面に関しても、「手の届く範囲」の対象が増えたことによりお金の使い方も変わっているようです。
以前は滅多に無い機会やレア物と思われるアイテムに対して一極集中的にお金を使うような所があったのですが、最近は自分の欲しいものに対して幅広く使おうとする傾向もあるそうです。
これに関しては、大都市部であっても高価格帯の商品やイベントに関しては反応が厳しくなってきているという話も聞きますね。もちろん需要は常にあるのですが誰もかれもがそれを求めているという訳でもなくなってきているそうです。昔は
「現地で許可を取り付けてイベントの場所と日時の確定をする」
「現地で許可を取り付けて販売にこぎつける」
というのが最大の関門だった時期もあるのですが、最近はイベントの内容や展開の仕方、グッズの売り方などに関してもかなりきちんと考えなければいけなくなっているみたいですね。
現地特有の需要を見極めることの他にも、例えば中国オタクの主要な層は稼ぐ手段が少ないので懐具合の回復力が弱い(?)ことから、日本に比べて他のイベントや商品展開と同じ或いは近い時期に重なることを警戒しておかなければならないなんて話もあるとのことです。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
「中国のオタクな人達はオタ関係の資金をどうやって捻出しているのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。
近年の中国では所得(と物価)がスゴイ勢いで上昇しています。またオタク関係では正規のものから同人のものまで様々な商品が流通するようになるなど、物が無い或いは海賊版しか手に入らなかった昔とは随分と異なった環境になっていますし、お金の使い道も増えています。
しかしそんな環境になったためにお金が足りない、懐具合が寂しいと感じるような状況も増えているようです。
中国のソッチ系のサイトではそういったことに対することも含めての
「節約」
に関するやり取りが行われていましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ちょっとみんなに聞きたいんだが、どうすればうまく節約できるんだろう?最近どうにも金欠で……節約の達人求む。
何も買わないのが一番節約になるぞ。
結局は金を使わないで多く稼ぐしかないだろ。
とりあえず食費削って仕事しろ。
節約も目的次第だぞ。何か欲しいものがあるからの節約なのか、生活が成立しないからの節約なのかで取り組み方は全く異なる。
俺はまだ学生だから仕事とかそういうのも難しくてさ……できればきちんと答えてくれるとありがたいんだけど……
あと今の段階では欲しいものがあるというか、オタ関係のアイテムが欲しいというのが主な理由。
なるほど。
ただマジメに答えたとしても、学生の場合は食費削って手元にお金を残すくらいしかないんじゃないか?オタ関係のアイテムならそれで数か月も耐えればどうにかなるとは思うが。
金は稼ぐものであって節約するモノじゃない。節約することを考えるくらいなら多く稼ぐことを考えろ。
それが出来ればいいんだろうが、今の時代はなかなか難しいんだよね。私が学生の時は家庭教師で結構稼げたんだけど今はそうでもないらしいし。
ちなみに社会人になったら今度はお金を使う時間が無くなるぞ!
残念ながら学生は仕事で稼ぐとかが難しいんだよな。日本の学生みたいにバイトできたらと思うときがある。
一応大学生くらいならバイトもあるから不可能ではないが、それも結構難しいし、そもそも時間があまり取れない、しかも最近は多く稼ぐのが難しいってのがあるんだよね。物価はどんどん上がるし、生活費とかも上がる。学生やっていてる分にはそれでもまだ楽だけど、食費や身の回りの雑貨も随分と上がっているからな……
日本のようにバイトの仕事も、それをする時間も無いし。投資なんかはリスクがあるし。スキル持ちとか要領が良ければ稼げるんだろうけど。
クラスメートの代わりに宿題やら作業やらを請け負うとかやるヤツいない?私はそうやって小遣い稼いで漫画を買ったりしていたけど。
それはクラスメートに金持ちで怠け者がいるケースのみだろう。宿題写す程度だと金のやり取りまではいかんし、持ちつ持たれつになるよ。
学生は食費削るしかない。私は無理しないペースでそれをやってPC関係やオタ関係の支出をカバーしている。
理想としては学生と兼業できる仕事を探し、食費を削ればいいというイメージはあるが実行できるかは人それぞれだな。
ただ他にも無駄を削れる所はあるかもしれないから、まだやってないならの話だが自分の日常的な支出をきちんと把握するところから始めてみるといいと思う。
食費か……でも、ウチの国だと食うか食わないかレベル落とすかの選択しか無いような気がするのが何とも。
日本の作品では食費を削るために自炊、弁当を自作するとかである意味では楽しく健康に食費の削減ができるっぽいんだが、あれってウチの国では成立しないよな。
うむ。基本的に外食の方が安く済む。自炊すると高くなる。
和食は冷めても食えるし再加熱しても味が落ちにくいけど、ウチの国の料理じゃそうはいかん。
そもそも学校の宿舎は料理設備ないしなぁ。
買い食いを減らす、安くするくらいしかないな。でも自分の場合は一食を6元(約100円)以下にしているからこれ以上食費を削るのは無理だ。
オタク趣味に本格的にハマってからはキツイわ。お金を使うものはどんどん増えるし、価格もどんどん上がる。できるだけ飲み食いを控えて、外出せずに頑張ってはいるが……
物価の上昇もスゴイからね。現金で貯金していた親戚とかは今バカを見ているよ。
ウチの国では物価や不動産価格が上がりまくったから節約して貯めてもあんまり意味が無い状態が続いているからなぁ。ただ、そろそろ給料も上がらなくなってきたし戦略の再考の時期になってきたのかもしれん。
ところで、節約に関してネットのポイントサービスとかはどう?
あれも考えて使えば悪くなさそうな気はするが。
そのサービスを使うのをやめるのが一番の節約だ。ポイントと実際に使ったお金の関係をきちんと見ておかないと。「ポイントがお得」というのを口実にお金使っちゃったら本末転倒だぜ。
結局は必要ないものを切り捨てるしかないんだよねぇ。
収入の無い学生党としては節約スキルを磨くしかない。そして結局は「本当に欲しいものしか買わない」というのにいきつく。一部を豪華にするならまだそれなりにいける。自分はこの1年で使ったのは書籍とヘッドホンだけだ。外に出ないで「宅」状態でいるなら案外金使わんよ。
外出て余計なものに心を惹かれない引きこもりが最強。
でも最近はネットで自分のコレクションを「晒す」ヤツが増えているからネット切断でもしない限り物欲は刺激され続けるんだぜ!
オタクが金を使う分野は書籍やゲーム、関連グッズ、ヘッドホン、PCやデジカメなんかのデジタル系の商品、あとはイベント参加とかかな。
昔と比べてジャンル的にはそんなに変わらないんだが、手頃な値段から高価なものまで随分と種類が増えたし、情報も増えたから欲しいものが出て来ると大変だよな。
上の世代の話を聞くと昔はお金無くても案外何とかなったらしいが、今大学生でオタクをやっている身としては常に金欠気分を実感させられてキツイ。「金が無いのにオタクをやるのか?」みたいな空気さえある。
我々は幸せな時代にいるのか、不幸な時代にいるのか、どっちなんだろう?
まぁそれでもオタク趣味ってお金かけないで楽しめる娯楽だってのは確かなんだよね。アニメやゲームや書籍といった辺りに家で没頭するのは、適当に外に出て遊んだり飲み食いしたりするのに比べればそれだけで随分と節約になる。
とまぁ、こんな感じで。
節約に関しては生活スタイルを変えるよりも、お金を使わない方向で考えることが多いようです。
上の発言にもありますが、中国では学生が学校のついでにやれる手頃なバイトというのがなかなか無いので「稼ぐ」というのが難しく、仕送りを貯める方向になるようです。
それから食費に関してですが、中国は外食した方が家で作るよりも安くすむことが多い上に、日本のお総菜と違って中国の「家常菜」は油を多く使う料理が多く作ったら即食べないと格段に味が落ちるので、日本のように多めに作って冷蔵or冷凍しておく、或いは温めなおすといった方法には不向きです。
そんな訳で、スキル的に自炊が可能でもそんなに節約にはならないそうです。手間をかけてコストを落とすというのが難しいので、いざ食費を削るとなるとレベルを落とすか食べないといった方向になってしまうのだとか。
その辺の事情に関しては昔の記事の
中国人「中国の男は料理が出来ないと困る」
もよろしければご参照ください。
今の中国のオタク層の懐具合は金額面で考えれば昔に比べてかなり良くなっているのですが、物価の上昇はそれ以上です。またオタク方面に関しても、「手の届く範囲」の対象が増えたことによりお金の使い方も変わっているようです。
以前は滅多に無い機会やレア物と思われるアイテムに対して一極集中的にお金を使うような所があったのですが、最近は自分の欲しいものに対して幅広く使おうとする傾向もあるそうです。
これに関しては、大都市部であっても高価格帯の商品やイベントに関しては反応が厳しくなってきているという話も聞きますね。もちろん需要は常にあるのですが誰もかれもがそれを求めているという訳でもなくなってきているそうです。昔は
「現地で許可を取り付けてイベントの場所と日時の確定をする」
「現地で許可を取り付けて販売にこぎつける」
というのが最大の関門だった時期もあるのですが、最近はイベントの内容や展開の仕方、グッズの売り方などに関してもかなりきちんと考えなければいけなくなっているみたいですね。
現地特有の需要を見極めることの他にも、例えば中国オタクの主要な層は稼ぐ手段が少ないので懐具合の回復力が弱い(?)ことから、日本に比べて他のイベントや商品展開と同じ或いは近い時期に重なることを警戒しておかなければならないなんて話もあるとのことです。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。