「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2013年10月

中国オタク「二次元にありがちな名前について」

ありがたいことに
「日本の作品に出てくるキャラ名で、中国オタク的によく知られているもの、ありふれたものと思われているものはありますか?」
と言う質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

中国には様々な作品が入り込んでいますし、中国オタクの間でよく知られる或いは印象に残るキャラというのも少なくないですが、数が増えるとどうしてもキャラの名前についてはかぶる所が出てきますし、中国オタクの間でも
「またこの名前か」
といったように感じることも増えているようです。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで見かけた
「アニメや漫画でありがちに思える名前」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画を見ていると「またこの名前か」「このキャラもこの名前かよ」などと思う名前ってあると思うんだ。わたしはとりあえず「神楽」と言う名前がかなり多いように感じている。みんなの印象も教えてれくれ。

二次元にありがちな名前ってことね。
えーと……私は「レイ」ってのが多いと思うね。中国語表記だと「玲」の表記が多いかな。

よくあると思う、或いはわりと普遍的な名前ってことか。
「ヒカル」ってのが多いような。漢字表記だと「光」になることが多いね。あと「輝」という漢字表記もある。

春とか夏とか秋とか、季節系の名前は多いような気がする。ただ「春」「夏」「秋」は単独で名前になるけど、冬の場合は単独での名前はほとんど無い?それと季節入りの名前で比較的多いのは「千秋」だと思う。

主要キャラとして複数のヒロインが出ることも多いから、女性キャラって案外名前がかぶるケースが多いような気がする。私は「綾乃」や「美咲」という名前がそこそこ多いという印象があるかな。

姓名どっちでもいいよね。
じゃあ「小鳥遊」!これ実際には珍しい姓らしいけど、記憶に残り易い字の組み合わせなのもあってか二次元では比較的多いと感じてしまうわ。

「音無」や「夏目」って姓とか多いような。

姓だと「風間」が多いと思ったり。なんとなく中二っぽいし、多用されるのもちょっと分かる。

「土方」はどうだろう?

それは恐らく新撰組関係のネタが広く使われているからじゃないか?土方歳三をモデルにした、或いはイメージを流用したキャラは少なくないし。

歴史関係だと、真田と幸村も多いような。

陰陽師要素があるとほぼ必ず出てくる「土御門」と「安倍」がすぐに思い浮かんだ。

日本人キャラの名前じゃなくてもいいよね。
とりあえず「エリザベス」やあ「アリア」、「エドワード」とか、ちょくちょく出てくるような……

非日本人キャラだと「セバスチャン」が多い。執事系は大体これになるという規則でもあるような勢いだから、執事ポジションが関連するキャラがいたり設定がある作品には自然と出てくるからこの名前を見る回数も自然と増える。

「知弦」や「千鶴」で「ちづる」というのも多いんじゃないかな。

特定のってわけじゃないが、数字入りの名前とか妙に多いよね。一条とか六花とか。

「まだら」というキャラがちょくちょく出てくるような気がするわ。

女性キャラで頻出するといえば「櫻」だろう。重要なキャラにも多い名前だと思う。
ただ三次元ではこの名前の人はそんなにいないらしいね。

「櫻」ほどじゃないけど、花の名前だと「桔梗」や「蘭」も多いね。

男性キャラだと「政宗」とかも多いよね。これは伊達政宗の影響ってことなのかな?

「翔太」という名前はアニメや漫画でも珍しくないし、現実でもそれなりに多い名前だという話をどこかで見た覚えがある。

女性キャラでは「唯」や「ナギ」も多いかな。「ナギ」は漢字表記で混乱したり微妙な訳になったりするから自分の中では妙に印象に残っている。「凪」は和製漢字でこっちにはない字だし、「薙」もこっちでは一般的ではない字だし、音訳するにしてもめんどくさい。

「あゆみ」は二次元でも三次元でも多い名前なんじゃないかな。漢字だと「歩」だったり「步美」だったり一定しないけどね。

女性キャラでは「杏子」も少なくないんじゃないかなーと。

「杏子」に関しては中国語で考えると大量ってわけじゃないかもしれないが、「杏子」を日本語の同じ発音で考えると大量になるよ。京子や今日子や響子はみんな「きょうこ」という発音になる。

日本語の発音で同じってことになると「マコト」という名前は男女共に結構多い。ただ「誠」という字だと、某人間のクズの伊藤誠ネタに引っ張られるのでちょっと辟易している。

「マコト」は女性キャラだと「真琴」が多いね。「誠」と「真琴」が同じ音だとはそれほど意識されていないように思うけど。
アニメを見るのに慣れてきて日本語の方にも意識を傾けて見るようになってくると、名前を発音する場面では「このキャラの名前もこの音なのか」と引っかかるなんてことも出てくるね。

漢字表記で思い出したが、「玲」と「鈴」が中国語では同じ発音になっちゃうから、日本語での発音の「れい」と「すず」が同じ名前だと混同されているケースがあるな。「れい」の名前が多いと感じる原因の一部はコレかもしれない。いや、「れい」と言う名前のキャラも実際多いんだけどね。

そう言えば、「あやせ」も姓名どちらでも比較的よく出るけど、名前に使う場合はひらがなやカタカナ表記になっていることも多いね。こういった日本語表記上のイメージは中国語になる時にどうしても消えてしまうんだよな。

仮名表記は音訳にしているケースもあるよね。例えば「ナツ」を「納兹」と音訳するケースとか。

英文表記で理解して混乱するケースもあるな。以前オタク仲間との話し合いで、「yuki」というのが日本語でどのような漢字になるのかで混乱したことがあるよ。

あー……それは姓にも名にも使えるし、日本語の漢字で書いた場合の種類も多いから確かにややこしいな。キャラが誰か分からないと正しい日本語表記にできないケースだ。

そうなんだよ。しかも実はこれ「ゆき」と「ゆうき」が混じっていてさ……

それはもう、大混乱だな。とりあえずどちらも姓名で使える発音だけど、「ゆき」を名前に使う場合はほぼ女性キャラだよね。それから姓の「ゆうき」はほぼ「結城」になる……・はず。

「ゆうき」は他にも「遊城」というのもあるぜ。
それと「ゆき」の名前の方は種類が多過ぎるし、キャラが分からない状況で英文から漢字に正しく変換するのは諦めた方が良い。日本語入力の際の変換候補を見ればどれだけ種類があるか分かるし、場合によっては特殊な字になっているケースもある。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク内ではアニメや漫画のキャラ名を基本的には中国語発音の漢字で認識しているので、日本語の同音による名前のかぶりはそんなに意識されていないようです。
ただその結果、思わぬキャラが中国語では同じ発音になったりするケースもある模様です。

また現在中国オタクの視聴するアニメは「オリジナル音声+中国語字幕」というのが主流になっていますから、アニメを見ていて実際の発音に気付くというケースも結構あるようですし、その辺りに関する知識を蓄えようとして深みにハマってしまったりもしているようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


名前を「現地化」されたキャラについて語る中国オタク

中国オタク「数字が含まれるアニメや漫画のキャラの名前って多すぎない?」

中国オタク「日本の女性って頭を撫でられるのが好きなの?」

ありがたいことに
「日本の作品の定番表現で、中国では受け取り方の異なるものはあるのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので今回はこれについてを。

確かに中国での日本のアニメや漫画に対する反応を見ていると、定番表現に関して時折日本とは微妙に反応が違うものにぶつかることがありますね。例えば
「何かやらかしてヒロインにぶっ飛ばされる主人公」
などは中国オタク的には反発の強い展開だったりします。

そしてそういったものの一つに
「頭を撫でる」
というのもあるようです。これも全く通じないわけではないのですが、日本とは少々感覚の違うものになっているようで……

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「日本の女性って頭を撫でられるのが好きなのか?」
ということに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の女性って頭を撫でられるのが好きなの?
女性キャラの頭を撫でる行為は日本のアニメや漫画でよく出て来るんだが、ちょっと多すぎる、強調し過ぎるようにも思える。日本人の感覚ではあれが普通、或いはあってもおかしくないと感じられるんだろうか?

女性キャラの頭を撫でて相手が頬を染めるとか、二次元における定番表現ではあるよね。

表現の一種なんじゃないの?
言っちゃなんだが動物をなでるのと同じような感覚もあるんじゃないかと。

撫でるというのは、動物でも好き嫌いあるぞ。
ウチで飼っている猫は撫でられるの嫌いだし。

いきなり女性の頭撫でたら、場合によっては大問題になりそうなんだが……

俺の幼馴染は頭撫でられるのは嫌だといっていた。

私の幼馴染にそんなことやったら蹴られる等のヒドイ反撃を受けると思われる。

おい、頭を撫でることができるような幼馴染の女の子がいるのか!?
そこの所についてちょっと詳しく。君達に対して殺意を抱くかどうかということについての重要な判断材料だ。

私の中ではなぜか内気な女性に対して非常に効果の高い好意の表現というイメージになっているが、確かに現実でやるとマズイだろうね。

頭撫でられて喜ぶ女性なんてそんなにいないだろ。

私の親戚の子供は褒めながら頭撫でると喜ぶぞ。

俺はそういう女性が実はいるんじゃないかという希望を捨てきれない。ほら、口では大嫌いとか言いながらも喜んでくれるとかさ!

あー……ツンデレロリキャラとかにあるよな。なんとなくその感覚は分かる。ガンバレ!
しかし私はもちろん現実で試した際の結果に関しては保証しないぞ!

それは幻想だろう。
いわゆるハーレム属性か主人公補正があればOKと言うヤツなのでは?

どんな人間が撫でるかということに集約されるんじゃね?

頭撫でるのは日本の習慣というか、友好や愛情表現の一つのはず。外人がハグしたりキスしたりするようなもん。

そうそう。日本人って自分を見せない、距離を取る傾向が強いんだが、子供の頭をなでるという行為に関してはわりと距離感無いんだよね。日本人と接していて意外に思ったことの一つ。

中学の時になんとなくクラスメートの頭を撫でたことがあるが、鬱陶しいと少し怒られた。

少なくとも、私は頭撫でられて嬉しいと思うことは無いよ。三次元で気軽にやるのはやめた方が良いと思う。

親戚の子供とかにやるならともかく、それほど親しくない相手に対して頭撫でるとかはやめた方がいい。頭を撫でるのって寵愛しているという表現にもなるから、人によってはやったら怒るだろう。

お前ら、そんなことがあるわけないだろ!そういうのは二次元だけの話だ!三次元に持ち込むんじゃない!!

まぁ、三次元でやったらセットした髪が崩れたりするだろうし怒られるだろうね。
私にはうっかり手がかすって髪型が少し崩れただけで激怒する親戚の子がいる……

そもそも、男女関係無くあんまりやられたい行為ではないと思う。そういうのを他人にやるのはどうなのかな。

嫌がられるのは、それは相手に嫌われているからだろ。アニメや漫画の中では、前提として好意が存在する。

そりゃまぁ……大して親しくないも無い人間とか嫌いな人間に頭触られるのは嫌だよな。

アニメや漫画ではいきなり頭撫でるような感じもあるよな。あれ三次元でやったら相手はドン引きするだろうと思ってしまう。

ここは中国なんだからそういうのはやめておけ。ウチの国は何だかんだで保守的なんだし。



とまぁ、こんな感じで。
頭を撫でるというのがアウトというわけではないものの、そこまで好ましい行為とは思われていないようです。

この辺に関してはタブーというほどではないようですが、とりあえず嫌がる人も多く他人に対してやるのはやめた方が良い……といったものはありそうです。

日本の作品では頭をなでるという親愛表現はありふれていますし、SS界隈には「ナデポ」という「頭をなでる→好感度アップ」の安直な流れを揶揄する言葉もあるくらいですが、そういった表現に関して中国オタクの間ではちょっと印象というか受け取り方が異なるものになっているのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本人はなんであんなに『気』が好きなんだ?」

ありがたいことに
「アニメや漫画に出てくる不思議パワーになっている『気』に関して、中国オタク内では何か反応はありますか?」
と言う質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

日本の作品の中で「気」や「気のようなもの」は、ある意味非常に使い勝手の良い「パワー」の一種として重宝されているかと思われます。
中国で人気になった作品の中にはそういった要素のあるものも少なくありませんから、日本のアニメや漫画における「気」の扱いに関して、中国オタクの面々もある程度問題無く受け入れてはいるようです。

しかし、やはり中国の感覚では引っかかるときもあるようです。そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで見かけた
「アニメや漫画における気の扱い」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本人はなんであんなに「気」が好きなんだ?
だいたいどの作品も、突き詰めれば「気」の力で戦うことになっちゃうし。

覇気、霊気、気功、チャクラ……なんでだろうなぁ……日本人は気を好み過ぎるよな。

あとは妖気とかいうのもあるね。「BLEACH」の霊圧や霊力とかも気の一種?

「ジョジョの奇妙な冒険」の波紋も気の一種だと思っていいよな。

気がなんていうか、武器兼エネルギーになっているよね。気の大きさで強さを測ったり、気の有無で存在や生死を確認したり。

今更聞くのもアレな話なんだが……気ってどんなもんなの?定義とかあったりする?

えーと……精神的なモノだったり時には物質化したり気体的なモノだったり……あとは魂的なモノみたいなこともあるかな!

なんか見えないけどスゴイもんだとか思っとけばいいと思うよ!
まぁだからこそ、二次元世界では使い易いんだろうね。日本の作品によくあるトンデモ改造や解釈が行い易いんじゃないかと。

人間の持つ不思議なパワーといった扱いだよね。道具を使わないで人体のみで出せるエネルギーの総称といった感じだから、なんかウチの国で言われている「気功」とはまた違うものになっているようにも感じる。

中国でも「気」って題材というか世界観の構成要素としてかなり好まれていると思うが、日本はちょっと異常なくらいだ。オタク関係の作品では一般常識レベルというか。

ウチの国や日本に限らず東洋の方では気に関する認識は一般的だとは思うし、やはりイメージし易いんじゃないかね。

「NARUTO」のチャクラはインドの概念だったと思う。ただややこしいのは「気」という漢字を「プラーナ」というインドの言葉にあてはめる「魔装機神」のような作品もあることだ!

西洋で魔法がよく扱われるのと同じようなもんなんじゃないの?

でもアニメや漫画では魔法と気が両立している世界観も珍しくないんだよねぇ……
正直言って自分は西洋の魔法や魔力と「気」の違いに関してよく混乱します!

「気」の概念に関しては中国武術における概念でいいはずなんだが……

日本に行くと、気はパワーの表現方法や衝撃波などの飛び道具になるというイメージがある。中国武術からかなり外れちゃったりしていないか?

現在はもう中国武術の中の「気」ではなく、気だけが独立した存在になって扱われているような印象もある。

様々な作品で様々な名前がついてはいるけど、基本的には気功のマイナーチェンジというか再定義や再解釈みたいなもんじゃない?
そういった扱いから考えてみると、日本のアニメや漫画で「気」が多用されるのはそれが日本の感覚でウケる、使い勝手の良い要素だからじゃないだろうか?

ふと思ったんだが、「殺気」や「闘気」といった言葉って中国語でいいんだよね?不安になってきた。自分の中では「殺気」や「闘気」のイメージは日本のアニメや漫画になっちゃってるし、日本の造語なんじゃないかとも思えてきて……

目に見えないものじゃなくて「様々な色がつく」、衝撃波などの「遠距離攻撃」、自分の周囲を吹き飛ばす「圧力」、あとは……そうそう、火や雷なんかにも変換可能。これが二次元における「気」だ!!

改めて言われてみると、その概念を問題無く受け入れられている自分に驚くな!

日本の作品の気の扱いって中国の武侠ネタの基本である内功や内力とかのイメージが近いんじゃないかな。作品ごとに設定や表現に違いがあるから細かい違いがあるとは思うが。

日本では中国武術に大して神秘的なイメージが強いから、気に関しても凄いイメージがあるという話をどっかで見た覚えがある。
日本のアニメや漫画ではそういったイメージを使って、気という言葉を使った設定を作っているんじゃないだろうか。ウチの国の気の定義とかとは関係なくね。

私の個人的な考えではあるけど、日本の「気」のイメージを決定づけたのは「ドラゴンボール」だと思う。

それには私も同意。ドラゴンボール以前と以後で「気」的なものの扱いや表現の方法が変わったというのは確かに感じる。
ドラゴンボールの気は確かに中国武術の影響を受けているけど、その後の発展の仕方は日本独自のものになっているね。

あー……言われてみればそうか。日本人の気のイメージってドラゴンボールだというのには納得できる。ドラゴンボールなどの方向性で発展した日本の作品の「気」と、武侠系の作品などで発展したウチの国では扱いやイメージが異なってくるのも当然か。

武侠映画を日本人留学生と一緒に見ていた時、「なんで武術なのにビーム出すの?」とか聞かれたことがある。日本人のイメージする気のイメージや表現って、ウチの国とは確かに異なる部分があるようだ。

これって翻訳や意味の伝達の過程において生じた混乱の結果なのでは?日本では「気」という言葉が物質的ではないパワーに関して非常に広い範囲でよく使われているように思う。

翻訳というか、概念の参考にしているとかいった辺りなんじゃないかな。私は精神的なエネルギーに対する呼称やイメージとして中国の気の概念を利用しているのではないかと思う。

イロイロと疑問というかツッコミ所はあるけど、とりあえずアニメや漫画の中において大事なのは気で戦うのがカッコイイということだろ。普通の武器で戦うよりも気で戦ったり武器+気で戦う方が中二病的な妄想が加速しちゃうしね。



とまぁ、こんな感じで。
日本のアニメや漫画における「気」や「気」という言葉の付くエネルギー的なモノとその扱いに関しては大丈夫なようですが、いざ細かい所を考えだすとやはりイロイロ出てくる模様です。

上の発言にもありますが、武侠系の作品や武侠ファンタジーにおける気(或いは「気」的なもの)の扱いや表現は、日本の作品における気の扱いとはちょっと違う気がします。

日本のアニメや漫画における「気」の描写や扱いが、昔の作品と今の作品では随分と変化しているのは確かですし、そういった変遷や大きな影響を与えた作品に関して追っかけてみるのも面白いかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「最近ネタ系の魔王と勇者の作品が多過ぎる。マトモな勇者が主人公のアニメって無いの?」

ありがたいことに
「JRPGではありがちな勇者と魔王と言うネタを使ったアニメは中国ではどのように受け取られているのか」
と言う質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

最近は勇者と魔王と言う設定を変化球気味に活用した作品がちょくちょく出ているかと思いますが、そういった作品の中には中国でも人気になったものがあります。
最近ですと
「勇者ヨシヒコ」や「はたらく魔王さま!」

がかなりの人気になっていますね。

しかし、中国では日本の勇者と魔王ネタに関して大きな影響を与えたであろう「ドラゴンクエスト」を遊んだ、ハマったという人が少ないので勇者魔王ネタに関してはちょっとピンと来ない所もあるようです。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「最近のアニメなどにおける勇者と魔王」
に関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近、ネタ系の魔王と勇者の作品が多過ぎる。
しかもどの作品もちゃんとした勇者と魔王の対決ではない変形の作品ばかりだ。どうしてこんなことになってるんだ?

日本ではその設定がもう使い古されているからじゃないの?
視聴者とクリエイターどちらもそれに関する共通の認識が浸透したから、パロディにしても問題ない、というかパロディにしてウケるようになったんじゃないかね。

魔王はともかく、勇者に関してはどうも慣れないんだよなぁ。

なんか、魔王と勇者を出して世界の設定とか敵対関係とかをすっ飛ばして「分かれ」「理解しろ」とやられている感じがどうも引っかかるんだよね。

とりあえず「はたらく魔王さま!」は面白かったな。原作も読んだ。
「まおゆう魔王勇者」やバイトする魔王のアレはまだ読んでない。

萌えの題材にするネタが移動しているってことなんじゃない?
魔王のネタに関しては明らかに最近の流行だし。

魔王ですら萌えになる時代になったのか……

最近は家賃払わない魔王とかもいるらしい。魔王の価値、暴落しているねぇ。

そんなの「ギャグマンガ日和」の頃から落ちる時は落ちていたじゃないか!

そうだね。今だけネタにされているわりには、ちゃんとした勇者と魔王の作品って少ない……というか、私は知らない。マトモな勇者が主人公のアニメって無いの?

えーと……「勇者王ガオガイガー」とか?
すまん、言われてみれば私も正統派の勇者が主人公の作品知らんわ。

勇者って変態と言う名の紳士ってことじゃないの?

うむ。おちぶれる魔王に対し、巨乳好きや人妻好きを誇る勇者……対照的だな!

一応言っておくが「勇者ヨシヒコ」はドラゴンクエストのパロディだからな!!

たぶん、マトモな勇者が主人公の作品ってゲームになると思う。

そうだね。今の勇者と魔王の関係ってJRPGの「ドラゴンクエスト」の影響が非常に大きいはずだから、ちゃんとした意味での勇者と魔王の戦いを知りたいのなら、ゲームをやるしかないと思う。
ただ、最近はゲームもあんまりそういうの無いかもしれないが。

「国民的」というレベルだしドラゴンクエストの影響が日本では本当に大きいんだろうな。
現在の魔王や勇者のネタ作品は、ドラクエを子供の頃にやった人間が大きくなってクリエイター側になってきたというのが理由の一つとしてあるのではないだろうか。

今年の1月には魔王がジャガイモを植えていたが、4月になったらフライドポテトを売り出した。更に10月になったら電器製品の販売を始めている。魔王の次の仕事はなんだろうな!?

魔王だって大変なんだろう。今の時代、仕事を探すのも大変だからな……勇者なんかバイトだったり仕事しなかったりと言うケースもあるし。

あくまで「比較的」な話ではあるが、「伝説の勇者の伝説」と「はぐれ勇者の鬼畜美学」は設定に関して正統寄りなんじゃないか?

しかし不思議なんだが、日本ではあれだけ長い間大人気らしいドラゴンクエストがなんでアニメ化されないんだ?国民的RPGなんだろ?

「ダイの大冒険」はドラゴンクエスト系列の作品だぞ。
考えてみれば「ダイの大冒険」は漫画も結構広まっていたし、ウチの国で比較的有名な勇者と魔王の作品かも。

わりと本気で勇者について理解するなら「勇者ヨシヒコ」を見るのも一つの手なんじゃないか?あれって随所にドラクエのパロディが散りばめられているぜ。

前世紀の話だがドラゴンクエストのアニメはあったはず。特定のシリーズのアニメ化ではなく、独自の設定でのものだったと思う。

まぁでも、こういう広まった概念を使ってパロディやっちゃうのって面白いと思うし、個人的にはかなりアリだと思う。創作のネタが受け継がれて発展しているという感じで好ましい。ところで、魔王が主人公で勇者と戦うという作品ってどうだろう?

たぶん、そういうのってもうあるんじゃないかな……



とまぁ、こんな感じで。
ストーリーを楽しむ上ではそんなに問題はないようですが、やはり設定に違和感を覚えたりもするようですね。それから勇者はともかく、魔王の方に関してはそんなに問題無く受け入れられている模様です。

それからドラゴンクエストのアニメ

は「神龍之謎」という中国語タイトルで91年頃に中国のテレビでも放映されていたそうです。

中国では90年代前半にFCが流行りましたが、その後SFCは広まらずに一気にPS、SSに移行してしまいました。またFCのソフトに関してもRPGはほとんど入っていない、人気になっていない状態だったことから、日本のドラクエ人気やドラクエ関係のイメージの基礎を作った作品に関して実際にハマったりした人というのは非常に少ないそうです。

もちろん日本のゲーム関係の知識があればドラクエの名前は自然と刻み込まれるそうですし、中国でもドラクエの知名度は非常に高いのですが、いわゆる、ドラクエの影響によって広まったイメージに関しては通じ難い所もあるようですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「勇者って結局どんな存在なの?パラディンみたいなもんでいいのか?」

90年代前半に中国のテレビで放映された日本のアニメ オタ中国人の憂鬱アップデート

中国オタク「お金がかかる部活って、何?部活の費用ってどうなってるの?」

中国語版のタイトルが
「飙速宅男」
(無理矢理日本語で言えば「爆速オタク」といった意味でしょうか)
というものになっている今期の新作アニメ
「弱虫ペダル」

ですが、それに関する反応を追っかけているときに
「日本の部活の費用」
に関する面白いやり取りを見かけましたので今回はそれについてを。

日本の学校の部活は中国の感覚では想像し難い部分も多いようなのですが、最近はネットなどにより情報量も増えたことから、昔に比べて「現実的なもの」として捉えられているようです。ただそれでも疑問は尽きないようで……
とりあえず以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「弱虫ペダル」が予想以上に面白いのはいいんだが、ロードレーサーがどんどん出てくるのがひっかかる。
本編の内容とは関係ない話ではあるんだが「あれは学校の活動だろうに、どこまで金を使えるのか?」といった感じで「部活の費用」に関する心配が出てきてしまった。さすがに「弱虫ペダル」は極端な例だとは思うが、他の作品の部活も用具や何かで結構な費用が掛かりそうだ。実際、どんなもんなんだろう?お金がかかる部活って、何かな?

競技用の自転車ってどれくらいするもんなの?私はママチャリしか値段が想像できないんだが。

「弱虫ペダル」はブランドがわりとハッキリ出ているから値段は分かるね。作中に出てくるのだと大体3万元〜9万元(約145万円)くらいじゃないかな。キャプテンの乗っているのとかはかなり高いぞ。

うお、そんなに高いのか!あの作品面白いと思っていたが、そんな見方もできるのね。なんか更に面白くなった。

言われてみれば日本の部活ってお金かかりそうなのも少なくないね。そういった費用はどうするんだろう?「けいおん!」みたいにバイトでどうにかすることが多いのか、それとも保護者が出すのか。

ロードレーサーは良いのを買おうとすると、下手な国産の車より高くなる。
他にも本気でやるなら「土豪」な連中とお友達になるしかないような費用のかかる部活ってのもありそうだな……

私が以前乗っていたのは2万元(約32万円)くらいだった。今の愛車も大体そのくらいになるが、現在痛ロードレーサーに改造中。ただ自分は趣味だから問題ないけど、高校生の学校の部活となるとかなり厳しいように思うんだが。

どっかで見た話では、日本の部活でお金がかかるものとしては野球部が代表的ということだった。確かにサッカーとかと比べれば道具の費用は明らかに多くなりそうだ。

ロードレーサーの価格もそうだけど、それ以外の装備や、整備関係の費用も気になるな。なんだか「弱虫ペダル」の学校の方向性がスゴイ気になって来たわ……
強豪校のようだし、学校側が出す資金が多かったりスポンサーがついていたりするんだろうか?

乗馬クラブとかも金かかりそうだけど、農業高校とかの場合費用の計算が普通の部活とは異なりそうだな……

サッカーはお金かからなそうだね。世界中で人気が高い理由の一つがそれだし。

普通にやるだけならともかく、アニメや漫画に出てくるレベルで本格的にやるとかなりかかるようにも思える。
すぐに思いつくだけでもユニフォーム、スパイク、試合の際の移動費用、合宿とかがある。これをどの辺りまで学校が負担してくれるのか、個人負担はどうなっているのかとか、考えだしたらきりがないな。

そういや部活の遠征試合とかはどうなっているんだろう。定期的に他の学校との試合を行うようだし、遠征したりもするようだが。

部活の費用って学校から出ているんじゃないの?生徒会と部活の予算に関する対立ってのは定番のネタだが。

アレは補助金の一種でしょ。個人所有して使うような道具はそれぞれが購入するんじゃないか?「けいおん!」でもギターを買うためにバイトしていたし、用具を購入する費用のためにバイトするとか、金が無いから新しい道具が無い、或いは土豪なキャラが高級用具を見せびらかすなんて話はスポーツ系の作品では定番。

私の印象では弓道が結構高そうに思えるんだが……用具とかがかなり専用っぽいし。

以前日本人留学生との話で出たんだが、その人の学校でお金がかかる部活は野球と剣道だったと言っていた。剣道は衣服以外にも専用の装備を揃えるので初期費用が嵩むそうだ。特に防具が高くついたとか。

防具か……じゃあアメフトとかも大変そうだな。

ある程度本気でやるなら用具は買わないといけないだろうけど、貸し出しの用の用具とかもあるだろ。

場合によってはクラブ活動の中で自分からスポンサーとかを獲得したりするんじゃないかね。「涼宮ハルヒの憂鬱」でも自主制作映画で商店街からスポンサーを引っ張って来てるし。

日本の部活の費用に関して大きいのは「遠征費用」らしい。
あれ、参加者が負担するそうだ……俺はこの話を聞いてから、日本の部活系の作品を見る目が変わったよ。才能の無い初心者的な主人公でも実はそれなりの「土豪」なんだと……

こういうのに費やせるお金がある、それを許容する環境があるっていうのを考えると、日本の学校っていうのが自分の通った学校とは違うっていうのを痛感するよ。

てかさ、アニメや漫画によくある部費を学校側が出すという話、あれってホントの事なの?学校ってのは金を取る側なのに、なんで金を出すんだ?あまりにも非現実的に思えて信じられん……

私の大学ではサークルに学校からの補助金あるし、有名な所だと協賛金ももらえる。そういうもんなんじゃないの?

スポンサーがつくような所もあれば、自分で金を出さないといけない所もあるということなのでは。野球やサッカーの作品の強豪校を見るとそんな感じだ。

スポンサーはともかく、学校から金をもらえるってのは私も創作上の話にしか思えんわ。ウチの学校のバスケチームとか、訓練費用を学校に払っていたし。しかもそのチーム、学校による選抜だったんだぜ?

部活の費用に関しては私も不思議に思う点があるな。幾らかかるかというのもそうだし、学校が活動費用を支給するというのもそうだ。あと、それをどのように管理しているのかも気になるね。生徒会の権力の強さの根拠の一つになっているというネタ、あれはどの程度まで本当なのか……

逆に個人の負担が少ないのはなんだろう?水着だけの水泳?いやでもこれも遠征費用はかかるのか……?

卓球がわりと安いんじゃないかね。費用に関しても私の想像できる範囲だし。

運動系に比べて文系のクラブ、例えば文芸部なんかは安いだろう。あと美術部とかはどうなんだろう。

美術部は画材とかで結構かかりそう。ただそれだけで済むから高校レベルだとそこまで跳ね上がらないかもしれない。
あと私の高校では美術サークルの活動があったけど、使う画材は学校が準備してくれたわ。

しかしこういうのを考えていくと、日本のアニメでよくある、文系と運動系のクラブの予算に関する対立と言うネタを別の観点から見れるね。そりゃ予算の金額や用途に関して揉めるわけだ。



とまぁ、こんな感じで。
アニメや漫画などの作中ではあまり出てこない部分に関して考えだすときりが無いようで、結構混乱していました。

部活動にかかる費用は部活の種類以外にも活動の規模でも変わりますし、それに加えて日本の物価などに関する知識も必要になりますから、具体的なものが想像し難いみたいですね。
しかし具体的な金額のイメージが湧かなくても、部活の予算獲得といったネタ自体に関しては特に問題無く理解しているようなのは面白いですね。

それから、本題とは関係ありませんが上で出ている
「土豪」
という言葉ですが、最近の中国ではネタ混じりでの
「金持ち」「金持ちキャラ」
的な意味のネットスラングとして使われていますし、中国オタク内でもキャラの属性や、グッズを買いまくれるような財力のある人に対して使われたりしているそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


10/23修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「なぜお団子頭が中国人キャラのイメージになっているんだ!?」

ありがたいことに
「日本のアニメや漫画の中における中華系のキャラのステレオタイプを中国オタクはどう思っているのか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

アニメや漫画の中に出てくる中華系女性キャラの定番要素には
「お団子頭」
というのがあるかと思います。

この中華系のキャラのお団子頭のことを中国オタク内では
「包子頭」
と呼んでいるそうです。日本語にすると「まんじゅう頭」といった所でしょうか。またこの「包子頭」はシニヨン系の髪型全般に対して使われたりもするようです。

中国オタクの間でも「包子頭」が日本のアニメや漫画、ゲームにおける中華系のキャラクターの特徴になっていると認識されているようですが、実はなぜそうなったかに関しては疑問があるようです。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイト等で見かけた
「中国人キャラとお団子頭」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


いい加減ハッキリさせたいんだが、なぜお団子頭が中国人キャラのイメージになっているんだ!?チャイナドレスはともかくお団子頭が中国人キャラのイメージになっていることが理解できない!

「包子頭」のことか。確かにアニメや漫画における中国的要素は、カンフー、チャイナドレスと来てお団子頭とかになるよな。

日本人のイメージが忍者とサムライ、日本刀とかになっているのと似たようなもんじゃない?中国人もそんな風にされちゃうのはしょうがないよ。

でも、お団子頭は日本独特のような気がする。特に二次元の中。

アニメや漫画は国籍に関しても基本的にキャラの髪型と装備で表現することになるから、中国人に関しては昔の服装と髪型が出て来るんだろう。そういや最近は少なくなったけど、「アル」という口癖なんてのもあるアルヨ。

しかしお団子頭ってウチの国の伝統的な髪形として、無いわけじゃないけど、そこまで代表的なものでもない。なんであれが日本の二次元における中国人のイメージとして定着しているんだろう。
日本人の好みに合ったのか?日本人は特にあの髪型に萌えるとか?

日本語のwiki見たら両把頭の影響だって書いてあるんだが、現在ウチの国でイメージされているものとはかなり違うんだよな。

チャイナドレスみたいにどっかで改造が入ったのかね。チャイナドレスは北方と上海の方ではかなり異なるものになっていたはずだし、近代になってからの変化も小さくない。

チャイナドレス込みだし、近代のイメージと言うなら清朝の影響が大きいんじゃないかと推測できる。でもウチの国の宮廷劇なんかでもあのお団子頭って見かけないよね。両把頭の発展ってことなら旗頭の影響なのかな?

満族系の髪型の「旗頭」の中にはパーツ的に似たような感じになってたりするのもあるけど、それでも布で包むのではなく輪状になっていたりするし、正面以外の角度から見ると違ったりするんだよね。

あのお団子頭、一応ウチの国でも無いわけじゃないよ。国産ゲームの女性キャラにもいる。ただお団子頭が二次元における中国人キャラのイメージとして定着しているのが不思議なのも確かだ。チャイナドレスはまだそれなりに理解できるんだけど。

辮髪をイメージにされるよりはよほどマシだと思う。

辮髪は男性の話だから、お団子頭とは話が違うんじゃないか?
でも、辮髪は日本の二次元の中国人キャラでは定着していないな……

これはスト兇僚嬶錣留洞舛犬磴覆い?彼女はまさにあの「包子頭」の典型的な例であり、最も影響力のあるキャラだと思う。

春麗より更に前の中国系女性キャラ、例えばリン・ミンメイとかの髪型はまだ極端な「包子」ではないし、位置も頭の側面に近い所にあるんだよね。昨今のお団子頭とは異なる。

ちょっと昔のキャラのお団子頭って、まだなんとなく「分かる」髪型なんだよね……
「銀魂」の神楽や「ガンダム00」の王留美とかまでいくとかなりデフォルメされちゃっているから、そういった変化の過程をから考えてみるのも面白そうだ。

国産作品でのお団子頭のキャラか……ゲームだが、韓菱紗や江如紅とかになるかな。「包子」+長髪といったキャラはいるし、包子にまとめてそこにリボンや花を飾るなんていうのも普通に有るし。

私はこのお団子頭のイメージに最も影響があったのはリン・ミンメイだと思っていたが、その自説が少々揺らいできた。「らんま1/2」のシャンプーもそこまで極端なお団子頭じゃなかったし春麗辺りから現在の流れへの変化が始まったとも考えられる……のか?

なんだか私も春麗の影響説を採用したくなってきた。
少なくとも、現在のイメージに強烈な影響を与えて、その他の中国系キャラの髪型を固定したのは春麗じゃないかと。

あのお団子頭はどういう経緯で現在の二次元のデザインになったんだろうね。言っちゃなんだがウチの国の少女の伝統的な髪形に加えてセーラームーンとかも混じってないか?

チャイナドレスに関してはまだ理解できるんだけど、お団子頭は子供の髪型という印象を受けるから自分はあんまり好きじゃない。

私はお団子頭とセットでチャイナドレスってのも納得できない。あれはウチの国の伝統的衣装じゃないだろ!なんで漢服じゃないんだよ!?

最近はわりとマシになってきたとは言っても、漢服ってウチの国内でさえイメージが統一されていないじゃないか……それに比べたらまだチャイナドレスの方がマシとも言えるんでない?
近代の交流のタイミングからしてチャイナドレスが主要なイメージとなるのは当然の流れでもある。それに清朝の伝統的なものから随分と変化したとは言っても、ウチの国の伝統的服装が基礎にあるものなんだし。

俺はチャイナドレスって大嫌いだよ。東洋的な印象を受けないし韃靼の連中の色が濃く残るあれが我が国の主なイメージにされているなんて……!

しかしなぁ……俺達の中でどれだけの人間が「中国人が昔来ていた服装」について明確なイメージを出せると思う?漢服がどんなものなのか、そらで言える、思い出せるんだ?そもそもみんな漢服とかどうやって着たり脱いだりするか分からんだろ?
そう考えると見栄えがするだけチャイナドレスとお団子頭っていうイメージはまだマシなんじゃないかとも思ってしまう。それに何より、萌えるしな!

このお団子頭+チャイナドレス問題に関する討論はちょくちょく行われるが、結局はチャイナドレスは分かるがお団子頭はどこから来たんだ?ということになるよね。
ま、私は見栄えが良いってだけで十分だと思ってしまうんだけど。

以前の話で出たのは、中国の古代の小さい女の子はアニメや漫画にあるようなお団子頭をしていたので、そこから来たものじゃないかということだったが。

春麗のデザインは二次元で中国人女性キャラのイメージの記号が変化していった結果なのかもね。しかも、その後はまた春麗の影響でイメージが強化されたろうし。

そのイメージは俺自身まで侵食しているぜ……俺が今思い浮かべる中国人の「特色」の中には春麗と神楽がしっかり入っちゃってるわ。

実は春麗も初期の頃は「包子」が大きいし横寄りの位置にあるんだよね。スト兇出たばかりの頃のデザインと現在のものを見比べてみると分かり易いぞ。

少なくともお団子頭が日本人の勝手に創作したものではないというのは間違いない。あれは確か古代の中国では小さい女の子や小間使いしかやらなかった髪型だ。
恐らくそれが日本の二次元デザインとして発展してイメージとして定着したんだろう。そしてその結果、現在の中国における伝統的な髪形のイメージとの食い違いが生じているんじゃないかな。

イメージって言うのは変わっていくもんだし、現在のお団子頭+チャイナドレスという中国人キャラのイメージも日本のアニメや漫画、ゲームの中でイロイロと蓄積されていった結果のものなのかもね。
以前のイメージを活用した新たなデザインのキャラが出て、その中で人気になったキャラのイメージによって以前とは微妙に変わった新たなイメージが形成される……といったことの繰り返しにより現在のイメージになったのかもしれない。



とまぁ、こんな感じで。
チャイナドレスに関してはそれなりに納得できるものの、お団子頭に関してはいまいち分からなくてモヤモヤするようです。

それから、スト兇僚嬶錣与えた影響は中国オタクに対しても非常に大きなものがあったようです。髪型がお団子の中国人キャラということで、真っ先に思い浮かべるのは春麗と言う人が多いようですし、今回の反応を見ていて春麗というキャラの影響力の凄さを改めて感じてしまいました。

ちなみに、三つ編み系の髪型もアニメや漫画によく出てくる髪型で独特な呼び方になっているものの一つでしょうか。三つ編み系の髪型について中国では
「麻花辮子」
と呼ばれたりしているようです。
「麻花」

は中国のお菓子ですが、これも食べ物由来の呼び方になっているのは面白いですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国の国民的アニメが暴力的で下品だと批判されまくって全面修正の流れに

中国のテレビアニメがイロイロとめんどくさいことになっているようなので、今回はそれについてを。
以前の記事
中国で今度は国産アニメが主なターゲットな「アニメ七つの大罪」という批判などが行われている模様
で紹介させていただいた
「子供がテレビアニメを真似して友達に大怪我をさせてしまった事件」
が起こって以降、番組に対する批判が巻き起こってしまいましたが、その嵐は一向に収まらず、先日中国の有名ニュース番組「新聞聯播」で特集が組まれこの件に関する批判が行われるなど、現在も大きな問題としてクローズアップされています。

こちらの記事(中国語です)などでも紹介されていますが、
「新聞聯播」の中では、現在の中国では一人勝ち状態というか国民的な人気アニメとも言える「喜羊羊と灰太狼」と、同じく人気アニメである「熊出没」の二作品が、「暴力的過ぎる、言葉使いが下品である」と名指しで批判されたそうで、「喜羊羊と灰太狼」シリーズと「熊出没」シリーズに関しては制作会社が全面的な修正を開始しており、修正が行われたものをテレビで放映するとしているそうです。

またニュースの中では新聞出版広電総局は年内に「国産テレビアニメ内容基準」を公布し、暴力、低俗、危険なプロットと文明的ではない言葉などの方面に対して厳格な制限を行うという話も報道されたそうです。


中国オタクの面々は自分達の見ているアニメを「子供向け」と見做されることを嫌う傾向が強く、「喜羊羊と灰太狼」などは「子供向け作品」「自分達が見る価値のある作品ではない」などとバッサリやってしまっているのですが、それでも中国で成功している「国産アニメ」ではあるのでそれとなく応援している所も見受けられます。

ですがここしばらくの間で、
その「喜羊羊と灰太狼」まで批判の対象となってしまったことに関しては
「そこまでやるか」
「いったいどうすればいいんだ……」

という、何ともやりきれない気分になってしまったりもするようです。
以下に中国のソッチ系のサイトなどで見かけたこの件に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


おいおい、新聞聯播で「喜羊羊」や「熊出没」が不良動画認定されている。まさかあの作品まで消されることになるのか……?

あんだけ投資しまくった中で、やっとこさ盛り上がった貴重な中国アニメ産業の成功例にキツイ一発が入ってしまったわけか。

いやさ、ウチの国の若い世代は「日本の深夜枠アニメ」みたいなアニメを求めているし、その気持ちは分かるんだけど、私はウチの国でもディズニーみたいな作品が育ってくれるんじゃないかとちょっと期待していたんだよ。そんな夢もこれで終わりか。

アニメの対象年齢がどんどん上がっているな。私の子供の頃見ていた作品も成年しか見れない作品のカテゴリになりかねん。さすがにこれはヒドイよ。

この調子だと、我が国の過去の名作アニメの「黒猫警長」や「ひょうたん童子」も消されるな。

もう言葉も無い状況になってきているな。
せめて俺の子供の頃見た作品だけはそんなことにならないでくれと願っているよ。

まさか「喜羊羊」までこういう目に遭うとは思わなかった。
ただ昔の「虹猫藍兎」の件なんかもあるし、人気になってしかも表現方向がエスカレートしてくると問題になって潰されてしまうのかね。

納得いかない気持ちは分かる。確かに私もこのニュースを聞いた時は驚いた。
でもよく考えると全くの無実ってわけでもないのも確かだ。「喜羊羊」は流血こそないけど基本的にドツキネタばかりになってしまっているし、「熊出没」も罵声がかなりエスカレートしている。

確か「熊出没」って警察とかもこき下ろしのネタにしていたよな。他にも色々とあるだろうし、こういう批判の的になってしまうのもそこまで不思議ではないような。

もうなんかアニメが全部無くなりそうな気がしてしまう。
テレビだけ見せて放ったらかしにしている親の問題じゃないか?マトモな子どもならそもそも問題を起こさないか、起こしても極端なことにはならないはずだ。テレビアニメ「だけ」を理由にして叩いて、肝心の問題から目をそらしてもねぇ……

これ聞いた時、私も一瞬自分の耳を疑ったよ。まさか「喜羊羊」まで削除の憂き目に遭うとは。

テレビアニメで止まってくれてよかったと思うべきなのか、それとも次はネットに来ると憂慮するべきなのか。

それにしても「喜羊羊」まで削除となったら、CCTVのキッズチャンネルで生き残れるのはいったいどれくらいあるのやら。見慣れない番組が唐突に顔を出してきたりするのかね。

一体どんなアニメだったらウチの国の子供に見せられるのか。どのようなアニメがウチの国の理想のアニメなのか。わたし、気になります。

アニメ見ないで勉強しろ、ってことじゃないの?

この件って規制よりも保護者の方の要求が度を越しているのが問題のように思える。広電総局の規制だとか中央がどうのこうのよりも、ウチの国の保護者の教育の姿勢を問題にするべきでないの?
アニメの真似して友達を木に縛り付けて燃やして大やけどさせるとか、普通だったらそこまでいく前にやっちゃいけないことだとストップがかかるだろう。そういう判断も出来ないまま育ってしまう子供がいるのを心配しないと。

無菌状態で育てたいなら、まず社会のニュースを見せてはいけないね。暴力的なものや精神に対して有害なものも少なくないし。そして何よりも学校に行かせない方が良い。進学するための競争の中で社会の問題に触れてしまうし、よくない情報も入って来るからね!

今の子供の親って、そろそろ80年代生まれとかになるよな。なんでこんなことになっちゃってんだろう。10年前に比べて更にひどくなっている、進歩どころか後退している。今の親の中には価値観、世界観そして人生観がと脆すぎるのが増えてないか?

上の世代が問題かと思ったら、上がってきた次の世代もまた問題があったという所かね。

でもこういうのって、俺はやはり広電総局が規制したいからだと思うぞ。上がやろうと思わなきゃ、保護者のこういう言論がどうやって広まるというんだ?

そんなのあえて探さないでもすぐに見つかる。てかお前も自分の周りを見てみろよ……
それに昨今のネットの炎上具合を見れば重点的にコントロールされている分野とそうでない分野の差は分かるだろ。
それからウチの国は政府が何かとコントロールしているのは確かだけど、それと同時に「正しくコントロールしろ」というプレッシャーも受けているんだよ。話題になっちゃった、問題として大きくなっちゃった時点で動かないといけなくなってしまう。そして、アニメというのは新しい産業だから潰してもそんなに文句が出ないし、気軽に優先的にやられてしまうわけだ。

私も今回の件は広電総局よりも保護者の問題に思えてしまうわ。広電総局もヒマじゃないし、保護者が騒いでニュースのネタとして話題にならなければこんなことやらなかったんじゃないか。
今回のアニメの件に限らず、ウチの国はニュースで目立った方が勝ち、優先的に動いてもらえるっていうのは何とかならんもんかね。

まぁ最近は思想文化方面に関して厳しくなっているのは確かかな。こういう娯楽分野やサブカル分野のものはどんどん規制される。毎日がどんどん過ごしにくくなるよ。

私は日本の深夜枠みたいなのがウチの国にもできないかと本気で願うようになってきた。深夜枠なら子供も寝ているだろうし、めんどくさい親が一緒に見て難癖つけて来ることもないだろうし、そもそも見るのは好きな人間だけだ。

そろそろ「アニメは子供に見せるものじゃない」とかいう話になってきたりしてな。

だから言ったろうが。ウチの国のアニメの最大の敵は政府じゃない、保護者だって!

お前ら「喜羊羊」を子供向けだとか、中身が無いとか、こんなアニメばかりなのは嘆かわしいとか叩きまくってたじゃないか。今お前らの望む通り、「喜羊羊」が叩かれて作品として大ピンチになっているのに、何が不満なんだ?「子供向けアニメは消えろ」という望みがかなったんだろ?

別に「喜羊羊」みたいなアニメを見たいとは思わないが、死滅させたいとも思わんよ。そんなことをしたらウチの国のアニメ自体が終わってしまう。作品が出続けている、話題になっているうちは国産アニメの可能性がまだ残っているとも言える訳だしね。

逆に考えるんだ。これは戦術だ。うるさい保護者の注意をテレビアニメの方に向け、ネットのあれこれに気付かないようにさせるための戦術なんだ!

諸々の圧力の当面の目標を別のものにするという遅滞戦術をやるのはいいが、何も対策が無ければ最終的にネットまで来るのは確定じゃないかい?

テレビアニメのせいにしてしまうのはある意味では危険だよね。それ以外の問題だってあるんだし。
私が小さい頃は「トムとジェリー」とか「ウルトラマン」とか現在暴力的だと叩かれている作品を見ていたし、その後も当時ウチの国のテレビで放映していたエヴァなんかをばっちり見て育ったんだけど特に問題を起こすことも無く今まで来ているから、正直アニメの悪影響ってのは実感が湧かない。あえて問題を挙げるとするならば、いまだに中二病が完治しないことくらいかな!



とまぁ、こんな感じで。
テレビアニメが目の敵にされる状況に辟易しているのと共に、アニメを叩けばそれで子供の問題が解決といった風潮があるように感じられることにも頭を抱えていたりする模様です。

こういった規制の強化は日本のアニメの歴史を見ていても似たようなことはあるかと思いますが、中国ではその変化が急激で、現在も続いている知名度の高い作品が対象になってしまっているので余計に拒否感を覚えてしまうのかもしれません。
ただ、上の発言にもありますが今回名指しで批判された二作品が全く問題無いわけではないのもややこしい話でして……

中国のテレビで放映されるアニメは低年齢層を対象としていることから、お色気描写、恋愛描写、暴力、流血描写などの残酷な描写といったものが基本的にタブーとなっていますし、それに加えて当然ながら政治や歴史関係の敏感な話題も避けられています。

しかしそういった「上に怒られ易い」部分についてはかなり気を使ってはいるものの、この二作品がそれ以外の部分、今回問題とされている流血の無い乱暴さや汚い言葉使いという点に関して結構どぎついものになってしまっているのも確かです。
流血こそありませんがツッコミや懲らしめるといった行為が、どつき漫才レベルからエスカレートしてどんどん過激になっていますし、セリフに関してもどぎつくなっていたりします。正直、日本でこのレベルをやったら抗議が来そうだなーというのもありましたね。

中国の映像作品と規制の流れを見ていると、「ここまでやっちゃったらマズイ」ということについての実例や認識が整備されていない方面、言ってしまえば怒られたことがない、問題にされたことのない分野では自重せずにどんどんエスカレートしてしまう傾向があるのですが、そういった傾向はテレビアニメにおいても存在するように思えます。

そんな訳で、中国のテレビアニメにどこかで規制なりガイドラインの整備なりが入ってしまうのはさすがにしょうがないのかもしれない……とも感じられます。ただ中国の場合はその動きが急激なものである上に勢いに任せてやってしまう所もあるので、番組の視聴者や現場は大混乱になってしまうのですよね。

しかも中国で上からの指導や圧力による規制が発動した場合、細かい部分や割合を考慮せずに一律で「無し」になってしまうケースも少なくないので、その結果ジャンルや関連分野が消滅してしまうケースも珍しくありません。
そういった面での影響に関してもイロイロと心配になりますし、今回の件に関してはできるだけソフトにやって欲しいもんだとも思ってしまいます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国にゆるキャラは伝わっているのか?

ありがたいことに
「中国には日本のゆるキャラは伝わっているのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

まずゆるキャラの個別のキャラに関しては一応伝わっているようで、
「ひこにゃん」や「くまもん」

といった有名所も認識されている模様です。

しかし、
「ゆるキャラ」
というジャンルに関してとなると急に怪しくなってきます。

実は中国では「ゆるキャラ」というジャンルではなく
「吉祥物」
という、中国語で言う所の
「マスコットキャラクター」
として扱われてしまっているようです。
中国のネットで見かける「ゆるキャラに関するやり取り」についても、以下のような感じでした。


ちょっと教えて欲しいんだけど、「ゆるキャラ」ってどんなものなんだろう?中国語でどう解釈すればいいかな?日本のニュースとしてちょっと紹介したいんだ。

「ゆるいマスコットキャラクター」の略で「ゆるキャラ」だからカワイイ吉祥物(マスコットキャラクター)だな。

扱いを見た感じでは普通にマスコットキャラクターだと思っておけば問題無いだろ。

「ゆるキャラ」ってのは国や政府機関、公共機関が展開する各種活動や宣伝において用いられるマスコットの呼称の一種。だから中国語だと「吉祥物」とするのが妥当だろうね。

宣伝活動用のマスコットなのは分かるけど、なんで「ゆる」がついているんだろう。萌えを狙ったネーミングの一種なのだろうか?

「揺る」から来てるんじゃないの?揺れる動作が萌えだとかで。

張りつめていないという意味の「緩い」じゃないの?
マスコットのゆっくりとした動作や、弱弱しい、言ってみれば少々のろまな所がある種の安心感や可愛さを演出するということなんじゃないかね。

これはあくまで個人的な意見だけど、「ゆるい」という単語をつけたのはその言葉が「リラックスする」印象を与えるからなんじゃないかな。

えーと……「ゆるキャラ」を中国語にきちんと訳して伝えるのは確かに難しい。あの感覚をどう訳せばいいのか……
私は以前日本旅行をした時にゆるキャラを見かけたんだが、見ればなんとなく「ゆるキャラ」という意味が分かるんだよ。普通のマスコットとは違うんだが……どう説明すればいいのか。あと、炎天下でも活動を続けるゆるキャラの中の人はわりと本気でスゴイと思った。




ゆるキャラの情報やそれに関するやり取りはオタク系の所だけでなく日本文化関係の所などでも見かけるのですが、そういった所での反応を見る限りでは、ゆるキャラの定義に関する情報や代表的なキャラについてはそれなりに認識されているようです。

しかし日本国内でのゆるキャラの扱いや、周辺の反応、イベントの空気までは分からないようですし、ゆるキャラの中には案外機敏に動くのがいたり、フリーダム過ぎて話題になるのがいるというのも伝わっていない模様です。

また、自分からゆるキャラの情報を探してみても、
「ゆるいマスコットキャラクター」
という名前の定義にぶつかり、「結局はマスコットの一種」という認識で止まってしまうことも多いようです。

日本関連のニュースでは個別のゆるキャラや、ゆるキャラコンテストなどの情報も中国に入ったりはしているようなのですが、今の所そのほとんどが翻訳を通すと「吉祥物」というマスコット扱いになってしまっているので、日本のゆるキャラに関する感覚や、流行りというのはほぼ伝わっていない模様です。

例えば「ゆるキャラグランプリ」「日本吉祥物大賽」と紹介されてしまうようですね。こちらが中国のニュース記事(中国語)です。

ゆるキャラに関しては実際に日本に来た中国オタクの人が、そこら中に出没しているくまもん関係のグッズや表示に驚いたり、実物やテレビでの扱いを見て盛り上がり具合に納得して帰ったりしていますし、私が仕事で知り合った中国オタクの人の中には
「ふなっしーは良い。船橋在住の人間としてはふなっしーを応援してしまう!」
なんて人もいます。

更にゆるキャラではありませんが、「ゆるい」方向性のキャラである「リラックマ」が中国本土でも大人気になっていますし、中国の感覚でゆるキャラのノリが理解できないわけではないかと思います。

しかし日本におけるゆるキャラに関する盛り上がりを認識するルートが現状ではほとんど無いというのもあってか、各ゆるキャラに関する情報は入っているものの「ゆるキャラ」というカテゴリで認識されているわけではないようですし、ゆるキャラに関して中国では
「個別の企画やマスコットといった認識をされている」
状態なのではないかと思われます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク内で認識されている、アニメの法則お約束

ありがたいことに
「中国オタク内ではアニメのお約束的なものはどんなものがよく知られているのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

最近は中国オタクの間でもアニメのネタ要素やお約束的なものが話題になることが少なくありません。昔はスルーされていたような「アニメのお約束」に対して、最近はツッコミを入れたりネタにして楽しんだりするようにもなっているようです。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで話題になっていた
「アニメの法則、お約束」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメには色んな法則があると思うんだけど、それについて有名なのを教えてくれない?

死亡フラグの法則みたいなもん?

そうそう、あとは「三話の法則」とか。

三話の法則ってわりとよく聞くけど具体的にはどんな内容なの?私は「アニメは三話まで見てから評価するべき」という話だと思っているが、実はその根拠については知らなくて……

三話の法則ってのはアニメでは第三話前後で話が大きく動いたりするとされていることから来ているものだね。だからアニメの良し悪しを判断するには少なくとも三話まで見ろという話になっている。

アニメのお約束か……「学校の屋上は常に入ることができる」ってのはどう?
俺の知る限り、そういう学校って珍しいと思う。以前日本人留学生に聞いても、安全上屋上を閉鎖している学校が多いという話だったから、無いわけではないようだが。

まだ時間に余裕があるときに必殺技や得意技を出した場合は、残りの時間を使って必殺技が破られたり敗北したりするシーンが描かれる。

窓際、そして後ろの方の席が主人公の座席となる。
確かこれは校舎の外の景色や教室全体或いはそれを見る主人公を描写するのに便利だからというのが理由だっけ?

主人公は両親が仕事で不在という理由による実質的な一人暮らしが基本的な条件。
よくあるのは家アリ両親出張で不在。オプションで妹か幼馴染付き。

父親は設定上のみの存在。
主人公やヒロインの母親が出てくることはちょくちょくあるけど、父親がきちんと画面に出て来ることはかなり珍しいと思う。

髪を切る、髪型を変えるのは精神面が変化したことの表現になる。
書いてから思ったが、これは法則じゃなく表現方法の一つか。

スカートは物理の法則に従わない。
風に舞う時も有れば重力に逆らう時もある。

パンツ消失の法則。
少なくない数のアニメにおいて、パンツの存在が確認できない。

バトル系の作品において最強の防御力を持つのは下半身の装備。中でもズボンやパンツは無敵に近い。

敵が巨大化したらその敵の負けがほぼ確定する。

幼馴染サブヒロインは敗北不可避の法則。
幼馴染は、空から落ちて来るヒロインには勝てない、勝てないんだよ……!

サブヒロインが勝利して終わる作品の場合、そのサブヒロインは主人公の本命キャラでは無かったということがほとんど。

作品についてではないが……オタクをやっているとクラスメートが偽オタクに感じられる。そしてそこから優越感を覚えてしまうという法則はあると思うんだ。

聖なる光と霧と湯気は俺達の敵。

釘宮理恵のキャラはツンデレだけが記憶に残ってしまう法則。

ハーレム系主人公は転んだらヒロインの胸を揉まなければならない。

男の主人公には必ず「親友」的なポジションのキャラがいる。そしてそのキャラから周辺の不思議や女の子に関する情報が提供される。

着替え、シャワー、裸、トイレの時は「鍵がかかっていない」法則。

エロ関係は、主人公が暴力による制裁を受ければそこでペナルティは終わり。引きずることはない。

お色気アニメなのに、なぜかとても燃える曲が流れる。

ダメな作品ほどなぜか神曲が多い。

主人公はストーリーが進んでいる間は死なない。もちろん、最終盤の展開やエンディングに関してはその限りではない。

ハーレム系作品の主人公は都合の良いタイミングで耳が聞こえなくなる。

主人公の大ダメージの表現は、腕がぶった切られる或いは使用不能なほどの傷を受けるという表現が多い。

アニメのキャラは季節の変化は感じるが、年齢の変化は感じない。

「故郷に帰って結婚するんだ」は言ってはいけないセリフ。



とまぁ、こんな感じで。
最近は中国オタクの間でもイロイロとアニメのお約束をネタにする、或いはそういったネタを踏まえたパロディに関してツッコミを入れるような楽しみ方が出ているようです。

最近中国オタクの間で人気になったり話題になったりした作品の中にはネタアニメや楽屋落ち的なネタもちょくちょくあります。
中には本編そっちのけでネタだけが一人歩きしてしまったり、ネタ要素が有名になったことにより埋もれていた作品が再発見されるようなこともありますね。

これについては中国オタク内でアニメに関する知識や情報が蓄積されるようになったのと、作品にツッコミを入れたりネタにして楽しむことのできる空気のある場所が形成されるようになってきたのが大きいという話も聞きます。
そういった反応を見ると、なんだかんだで中国におけるアニメの楽しみ方も変化しているのだと実感しますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「最近ネタが分からないと楽しめないアニメが目立って辛い」

中国オタク「さすがに萌萌侵略者は無いと思うんだが」

ありがたいことに
「最近長かったり説明的だったりするラノベのタイトルが増えているが、中国ではそういった作品のタイトルはどう受け止められているのか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

ちょうどうまい具合にラノベ原作アニメも多くある、10月の新作アニメに関するやり取りの中でそういった
「ラノベのタイトル」
に関するモノを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近ラノベのタイトルがどんどんヘンなことになっているような気がするが、今期はそういうヘンなタイトルのラノベが原作のアニメが多いと思う。ラノベ原作系の中にはタイトルで損しているような作品もあるんじゃないだろうか?

ラノベのタイトルもどんどん長く、ヘンになっているよな。そしてそれの中国語訳もどんどんおかしなことに……

今期の作品だと「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」とか、私はもうちょっと人気になっても良いと思うんだが。これは、タイトルが長すぎて不利になっているんじゃないだろうか?

いや、お前には悪いがあれは人を選び過ぎる作品だからだろう……俺は大爆笑できたが、友人はドン引きだった。それに原題は確かに長いが、中国語になった場合は「我的脳内恋碍選項」と意訳で少々短くされているし、そこまで長いタイトルではないと思う。

タイトルが長すぎて負の影響が出たというなら「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」の方じゃないか?これは直訳で「没能成為勇者的我無可奈何决定去工作」とかなり長いものになっている。事前評価はそれなりにあったけど、放映開始後は話題にならなくなったし……

いやいや、それは単純にお色気要素が多過ぎたり、期待外れに感じて見るのをやめた人間が多かったんじゃないか?私もやや期待外れだと感じている。そもそも、最近は勇者と魔王ネタが多過ぎると思うんだけど。

ま、まぁ……「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」だって長いタイトルで、中国語タイトルも「我的妹妹哪有这么可愛」と長かったが人気になったわけだし。やはり人気とタイトルの長さはそこまで関係無いんではないかい?

中国語版のタイトルに関しては、翻訳されることによって微妙な意味になったり他作品とイメージが混同されたりなんとなくパクリっぽく思われたりすることが問題なんじゃないかな。
今期だと「ログ・ホライゾン」の中国語タイトルが「記録的地平線」になって、「境界線上的地平線」(境界線上のホライゾン)と重なっちゃっているし。

「ログ・ホライズン」はそこから更にこんがらがって「境界の彼方」と混ざっていたりするヤツが私の知り合いにいた。もう原題と関係無い!
それに加えて、「ログ・ホライズン」は「ソードアートオンライン」との違いが実際に見てみるまで分かり難いという問題もある。私の中では既に何かと気の毒な作品というカテゴリに入っている。

直訳で長くなってしまうのはある程度はしょうがないと思う。日本のラノベのタイトルがそう言う方向に変化しているからね。私がマズイと思うのは直訳意訳関係無く、考えが足らずにダメなタイトルが付いた時だ。さすがに萌萌侵略者は無いと思うんだが。「アウトブレイク・カンパニー」をああするのはどうかと思うよ。

「アウトブレイク・カンパニー」は副題が「萌える侵略者」だから間違いではないんだがな……
副題だけを訳してタイトルにしてしまったのは確かにもうちょっと考えてもよかったんじゃないかと思う。作品のストーリー展開もどっちかと言えば萌えよりも中二病の妄想寄りな作品なのに。

「デート・ア・ライブ」を「約会大作戦」としたみたいにインパクトがあって、そんなに作品のイメージを壊さなければ良いんだよね。「萌萌侵略者」と「約会大作戦」の差は、少しのセンスの違いによるものなんじゃないだろうか。

(訳注:「約会」は「デート」の意味になります)

ラノベのタイトルで思い出したが、「ゴールデンタイム」のアニメって原作の中国語タイトルの「金色時光」じゃないんだな。「青春紀行」になっている。これも意訳ではあるよな。

「ゴールデンタイム」に関しては原作が既に正規で流通しているわけだし、他の作品や商標かなんかで重なってしまったとかじゃないか?ありがちな言葉の組み合わせではあるしね。

しかしラノベのタイトルも随分と残念になっちゃったね。昔人気になった作品のように芸術面と娯楽面を両立させるタイトルはもう出てこないのだろうか。

昔人気になった作品もヘンなタイトルの多いぞ。ウチの国では意訳タイトルで広まった作品もかなりある。例えば「無頭騎士異聞録」の原題は「デュラララ!!」だし、「虫之歌」の原題は「ムシウタ」だ。むしろ昔のラノベの方がヘンなタイトルが多かったと言えなくもない。今は主に長いだけだしね。

ラノベに限らずオタク関係の作品のタイトルは極端に短くなってから、今度は長くなるという変化が起こっているんじゃないかな。
昔はそういった短くて一見意味不明なタイトルの場合は中国語で分かり易い意訳がついていたし、こっちも原題知らずに違和感なく受け取っているケースが少なくなかった。例えばこれはアニメの話だが「ラブひな」は「純情房東俏房客」となっていた。

あくまで私の個人的な印象だが最近は直訳することが多くなっているように思う。理由として思いつくのは直訳できる、直訳し易いタイトルが増えているのと、日本語の原題にアクセスできる人が増えているからあまりにもかけ離れていると文句が出るといった辺りか?

今期のアニメだと「キルラキル」の「双斬少女」も謎訳タイトルだよな。オリジナル作品で事前にほぼ情報無かったろうし、「KILL la KILL」そのままってのもアレだったろうし、苦労して考えたとは思うが。

でも英語表記に関しては今期だと「Little Busters!」がそのまま使っているね。確か第一期の時は「小小克星」という中国語タイトルが併記されていたけど、今回は「Little Busters!〜Refrain〜」でそのまま載っている。

今期の新作のsohuの公式配信だと「IS2」は「無限斯特拉托斯2」だし英語表記をそのまま使うってわけでもないようだ。あとこれは元のタイトルより長くなっているケースだな。

現在sohuのアニメチャンネルのページにある「Little Busters!」の画像、(C)表記の後にある「※Busters!とRefrainの間半角空け」を消さずにそのまま載せちゃっているくらいだし、日本語のタイトル或いは英語のタイトルよりも中国語の方が安定しそうなのは確かかな……

英語タイトルだと分かってもらえない、流行らないということでウチの国は英語のタイトルをそのまま使わないのが主流だからね。私達が日本語や英語表記のタイトルでやり取りする分には問題ないけど、商業展開とかになると中国語メインでうまくやるしかないんだろうな。



とまぁ、こんな感じで。
ラノベのタイトルに関しては元の日本語タイトルに対しても、中国語になったタイトルに対しても色んなものを感じてしまうようです。

ただ中国オタクの間におけるラノベ作品の人気に関しては、中国に作品が入ってくる段階で「日本における評価」も一緒に入ってくるので、タイトルの影響と言うのはそこまで大きなものではないような気もしますね。

またラノベ原作アニメに関しては最近中国でイロイロな作品が公式配信されるようになってきたこともあり、知名度や評価の影響が小さくなっています。

ファンサブグループはたくさんの人に見てもらえる人気(になると思われる)作品から字幕を付けていきますし、ファンサブ字幕しか無かった頃はファンサブ字幕付き動画の作成が活発ではない作品は中国オタク内に広まりませんでしたから、ファンサブグループの動向を左右する前評判、知名度というのは中国オタク内での人気を左右する非常に大きな要素でした。

しかし公式配信の拡大に伴い、中国オタク内では比較的マイナーな作品も一定のクオリティの中国語字幕付きで視聴できるようになってきています。もちろん今も原作の評価、知名度が無視できない要素なのは変わりませんが昔に比べて
「アニメのクオリティ」「中国オタクの感覚で面白いかどうか」
が更に大きく影響するようになってきています。

昔は放映前のファンサブグループの動向から、ある程度楽に中国オタク内での人気の傾向も予想できたのですが、最近は「期待作」くらいまでは分かっても、本格的に人気が出るかは放映が始まってみるまで分からない状態になってきていますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国の10月新作アニメ公式配信状況

中国オタク「元が想像できないレベルになった中国語タイトルってどう思う?」

中国オタク「『進撃の』や『立ちぬ』って中国語に訳すのが難しいよな……」

中国の10月新作アニメ公式配信状況

ありがたいことに
「中国における10月新作アニメの公式配信状況」
に関する質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

以前の記事で
7月新作アニメの中国公式配信状況
を紹介させていただきましたが、10月も7月に負けず劣らず多くの作品が中国で公式配信されるようです。

契約条件や交渉の問題などもあるのか、今期も中国の動画サイトにおけるアニメの権利取得、正規配信、独占配信などに関する情報はあやふやな部分も残ってはいますが、とりあえず現時点で確定して配信中と思われる中国の各動画サイトにおける10月新作アニメの公式配信状況に関してまとめさせていただこうかと思います。
可能な限り調べては見たのですが、間違っていたらご指摘お願いいたします。

まず10月のアニメの公式配信で目をひくのは
「黒子のバスケ」

「楽視(leTV)」、「愛奇芸(iqiyi)」、「捜狐(sohu)」、「騰訊(テンセント)」、「土豆(tudou)」といった複数のサイトで配信されるという点でしょうか。
「黒子のバスケ」は中国でも非常に人気の高い作品ですし、中国オタク界隈では今期最大の目玉作品とされていて、番組獲得の費用が最終的にどこまで膨れ上がるのかなどと話題になっていましたが、最終的には複数サイトでの共同配信となった模様です。

それでは以下に各サイトの状況についてを。

楽視(leTV)
「マギ」、「サムライフラメンコ」、「キルラキル」、「ガリレイドンナ」、「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」、「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」、「ワルキューレロマンツェ」




ノイタミナ枠をガッツリ取るなど、今期はかなりうまく獲得したように感じられます。中でも「キルラキル」は配信開始後に一気に評価が高まっています。
それから「キルラキル」と「ワルキューレロマンツェ」がきちんと配信できるかで、中国の動画配信サイトの現時点でのお色気方面での自主規制の度合いがある程度分かるかもしれないので、イロイロと気になる所です。

愛奇芸(iqiyi)
「WHITE ALBUM2」、「凪のあすから」、「革命機ヴァルヴレイヴ2ndシーズン」、「東京レイヴンズ」、「メガネブ!」、「ダイヤのA」、「機巧少女は傷つかない」、「ガンダムビルドファイターズ」




愛奇芸は百度系列というのもあって現在中国の動画サイトで最も体力があると思われますが、アニメに関してもきっちりと番組を獲得しているようです。
今期のラノベ原作枠で最も前人気が高かった「機巧少女は傷つかない」、中国オタク内のマニア層で非常に評価の高い「ホワイトアルバム2」、第1期でロボアニメファンを獲得している「ヴァルヴレイヴ」などが中国オタク内では現時点での期待作となっているようです。

捜狐(sohu)
「リトルバスターズ! 〜Refrain〜」、「BLAZBLUE」、「IS2」、「アウトブレイクカンパニー」



パッと見では他のサイトと比べてやや小粒にも感じられるかもしれませんが、ここ「はワンピース」や「トリコ」、「フェアリーテイル」といった非深夜枠アニメの配信も行っているので、他のサイトとはまた違った強さのあるサイトですね。
11/14追記:sohuでは現在「境界の彼方」の公式配信も行われているそうです。

騰訊(テンセント)
「ゴールデンタイム」、「DIABOLIK LOVERS」、「COPPELION」


「COPPELION」や「ゴールデンタイム」など、中国オタク内で比較的期待されている作品が入っているようです。テンセントは7月はまだお試し段階だったようですが、10月はある程度力を入れてきているみたいですね。

土豆(tudou)
「弱虫ペダル」、「のんのんびより」、「ぎんぎつね」、「ガンダムビルドファイターズ」



土豆はちょっと情報がハッキリしないというか、今期の版権獲得情報がなかなか出なかった模様です。「黒子のバスケ」の複数サイトでの配信についての情報が出たときも、土豆の名前だけ出ていなかったそうです。とりあえず現在サイトの方で「正規版」と告知されているのが上の作品ですね。「黒子のバスケ」も「正規版」とされています。「ガンダムBF」は独占ではないようです。


以上です。
10月アニメに関しては、中国側だけでなく日本国内でも新しい所が入ってきて混乱したりイロイロな駆け引きがあったなどという話も聞こえてきましたが、番組獲得の結果を見る限りでは現地の各動画サイトのカラーとパワーから予想される状況とそれほど変わらないものになっているようです。

今期のアニメもイロイロと面白そうですが、中国オタク事情的に特に気になるのは
「ガンダムBF」
ですね。中国オタクの間では
「ガンダムは子供向けのアニメではない」
「ガンダムは大人の俺達が楽しむ価値のあるアニメ」

という認識が根強く、ガンダムに少しでも低年齢層向け的に思える要素が混じると拒否反応が出たり、見向きもされなくなってしまいます。

この「ガンダムBF」も放映開始前はもう、
「なんでガンダムを子供向けにするんだ」「騙銭だ」
「広告アニメだ」「こんなの俺のガンダムじゃない」

などと言いまくられていましたし、第1話を見る人も少なかったようですが、実際に見た人の反応はかなり良いようです。その反応を見る限りどうやら
「今の技術によって描かれる昔のMSによるバトルシーンが予想以上に楽しい」
というのを発見してしまったようです。

それに加えて、1話から各種のガンダムオタクならわかるネタをちりばめて来てくれたのも良いようで、いきなりギャンが出るとか、フリーダムを真っ二つにするディジェだとか、中の人そのまんまで「ラルさん」を出してきたりしたのは中国オタクに対して結構なプレッシャーになったりもしたそうです。

この流れがすぐに広がるかどうかは分かりませんが、とりあえず「戦闘シーンだけでも見る価値アリ」と考えられる層がきちんといるのを確認できたのは非常に興味深いです。
「ガンダムBF」は中国オタク層にガンダムの「大人向けの作品」という面だけでなく「大人が遊んじゃっても楽しい子供向けの作品」という面に関する認識や某プラモスピリット的なノリを広げてくれる作品になるのでは……などと期待してしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


7月新作アニメの中国公式配信状況

11/14追記:sohuの公式配信作品を追記しました。教えていただきありがとうございます。

中国オタク「好きな子をいじめてしまう?意味が分からない」

アニメや漫画の中におけるストーリー展開やキャラクターの行動にはお約束というか、定番の解釈と言ったものがあるかと思います。
しかし、そういった定番の中には中国オタクの面々の感覚ではいまいち理解し難いものもあるようです。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「好きな子をいじめてしまう」
といった話への疑問とそれに関するやり取りが行われていました。
そんな訳で今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画の中では「自分の好きな異性をいじめてしまう」「好きな子だからいじめる」なんていうのがわりと頻繁に出て来るけど、この理屈に納得できない。意味が分からない。なんでこれが普通のことのように語られているんだ?

そこに関する疑問には同意だ。
それが本当なら、私の高校時代はハーレム状態だったよ!!

どういうロジックでそういう風な話になるんだろうな……

そんなことやったらどんな結果が返ってくるやら。やられた相手からすれば恋愛感情ではなく「いっぺん、死んでみる?」とかいう感情を抱くことになりかねないと思うんだが。

私は中高6年ずっといじめられていて、今でもその痛みを忘れることはできない。まぁ最終的にいじめたヤツにはイロイロと反撃はしたし、受験でもあっちは落ちてこっちは合格という感じで勝負はついた。ただそれでもやられたことに関して忘れることはない。

これがもし本当なら、この世界にはよほどツンデレが多いらしい。

いじめが好意?そんなことがあるわけないだろうが。

錯覚でしょ。私はお前が好きだから、お前は屈辱に耐えろってことか?

日本の社会ではいじめってのが友好の手段と見做してもらえたりするのか?
異性だろうが同性だろうが、いじめが好意の表現というのはどうも理解できない。

俺はいじめた側だけど、そんなん考えたことも無いぞ普通にいじめたいからいじめるもんだと思うが……

共依存的ないじめというか暴力ならわかるが、それを一般的な好意にあてはめるのはちと分からん。S属性の発露ってわけではないんだよな?

そういえば日本の作品って暴力をふるうヒロインが多いよな。私はそういったキャラが嫌いなんだが、日本ではそういう行為はそれほど不快だとは思われていない、許容できるものと思われているのか?ツンデレの一種とでも捉えられているんだろうか?

ツンデレか……あ、もしかしてこれって二次元或いは創作の中でよくあるパターンというか、お約束ってやつなんじゃないの?ツンデレとか現実でやったらイヤなヤツにしか見えないし。

普通は好きな相手に対しては、緊張して喋れなくなったり、自己アピールに走ったりするもんだと思うが。

無いわけじゃないよ。私は高校の時に近くの席の女子にずっと嫌がらせをされた。その後彼女から告白された。しかし私は当然断った。いじめ、嫌がらせを好意だから許せと?許せるわけがない。あの体験でもう、自分は一生一人身でいいやと開き直ったわ

感情表現のやり方が分からない年代の子供がこういうことをやってしまうのは理解できなくもないかなぁ。相手の注意をひく方法が分からないとか、そんな感じで。ただ、それを受け入れるかどうかは人それぞれだろうな。

青少年の成長期なら有り得るかもしれないとは思うが、そういうのをやるというのはあんまり見かけないし、仮に有ったとしても受け入れられることはないと思うんだが。
それとある程度成長した人間に対してこの理屈を適用するのは明らかな間違いだと思う。ただ二次元だとそういったキャラの行動や作中の対応があったりするんだよね。

私はこういう行動をする人間がいるというのは分かるんだけど、周囲の人間がそれを微笑ましい話といった扱いにするのがどうにも分かんないんだよな。そんなことやったら普通にその後の関係アウトだろうし、親や友人もなぜそれを許せるんだ?

好きな相手に対してこそいじめを行わないものだろう。

いじめを行うというのは、単純にいじめが楽しいから、やりたいからだと思うんだがな。

そうか、俺があんなにいじめられるのは俺がモテモテだったからなのか。俺の職場はハーレムだったのか!
いや……仕事はじめてから、もうね……

俺はSだからこのロジックは分かるわ!

いじめが好意表現だとか、それを軽く受け入れる周囲とか、楽観的すぎるだろ。それが本当だったら世の中は博愛主義者だらけになっちゃうぜ。
それにどんな感情が背景にあろうと、どんな理屈をつけようが、いじめはいじめだ。受けた被害が消えるわけではない。

そう言う受け取り方で済むってことは日本のいじめはあんまり過激じゃないのかね?アニメや漫画、ドラマのイメージからするとそれなりにキツイレベルだと思っていたが。

私はこういうのって黒歴史化する話なんじゃないかと思うが、日本だとそんなでもないのかね。

日本ではいじめが好意だと思われるケースがあるのか。日本の作品で暴力的なヒロインが絶えない、主人公がよく暴力を振るわれることの理由が少しわかったかも?

アニメや漫画の中では先に「好意」という情報が確定しているから落ち着いて見ていられるが、相手の心情が分からない、こっちの身体と心にリアルなダメージが来る現実ではあり得ないと思ってしまうわな。



とまぁ、こんな感じで。
なんだか納得がいかない、モヤモヤとしたものを感じてしまう人も少なくないようでした。

これに関してはいじめという言葉でイメージするものが個人個人で異なるというのもあるでしょうし、中国における恋愛事情も微妙に影響しているような気もしてしまいます。

中国では
「早恋」
という言葉があり、小さい子供や若者(だいたい中高生くらいまででしょうか)の恋愛に関しては好ましくないどころか有害、悪であり御法度とされています。
学校でも先生から保護者へ「早恋はダメ」といった話があったりしますし、中国のテレビの子供向けの番組では恋愛関係の描写は基本的にアウトです。もしそういったものが目立つと保護者や有識者の方々(?)から抗議が来たりしてしまいます。

そんな訳で中国では小さい時の好き嫌いのやり取りに関する経験が薄い、意識されない或いはさせないようになっているような感もありますから、この
「好きな子をいじめてしまう、いじわるしてしまう」
ということに関する認識も日本とは少々異なる部分が出て来るのではないか……などと考えてしまいます。

またそれに加えて、このネタはアニメや漫画の中では少々広めの範囲に、強調して使われることもありますから、余計にピンと来ないというか、納得できないものを感じてしまうのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク的萌えジャンル「三無少女」とは

後回しになってしまっていた質問をぼちぼちとやらせていただいております。今回は
「中国オタク用語の三無少女の代表的キャラを教えてください」
というご質問についてを。

「三無少女」(或いは「三無娘」)というのは中国オタク用語の一つで
・無心
・無口
・無表情

なキャラを指す言葉だそうです。

この無心、無口、無表情は日本語から来ているそうなのですが、「無心」の部分は日本語の意味からちょっと離れているようで、「無感情」から「感情を表に出さない」「感情が読めない」「感情表現が下手」といった辺りまで幅があるようです。

「三無少女」は00年代の半ば頃には既に使われていたそうで、中国オタク用語の中では比較的早い時期から使われていた言葉です。そのため、三無少女というジャンルやイメージされるキャラもかなり広いものになっている模様です。

とりあえず、中国のソッチ系のサイト等で見かけた
「三無少女的なキャラは?」
「お前らのイメージする三無少女を挙げてみろ」

といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


三無少女は既に確立されたジャンルと考えていいと思うが、各人のイメージするキャラが異なったり、広義的なものと狭義的なものがあったり、明らかな誤認と思われる三無少女キャラ指定も見受けられる。そこで、みんなの記憶の中にある、イメージする三無少女をちょっと語ってみないか?
とりあえず誰もが認める三無少の代表は綾波レイだろう。ここがスタートだ。

初期のイメージだと綾波レイの次に来るのは恐らく長門有希か。ここでほぼジャンルが確定した感がある。

寡黙なキャラは三無少女と認定されやすいね。最初はアニメや漫画のキャラに対してだったけど、最近は別ジャンルでも使われるようになっている。
他の代表的な三無少女はホシノ・ルリかな。ただ「機動戦艦ナデシコ」はウチの国ではきちんと見た人間がそこまで多くないし、こっちは綾波レイの類型キャラとして初期の三無少女のイメージ形成の過程で広まったような気もするな。

最近だと「これはゾンビですか?」のユーが三無少女の当たりキャラだな。間違いなくあの作品の人気の長さの理由の一つになっていると思う。

この属性が広まっていく初期段階で有名だった三無少女キャラなら「ゼロの使い魔」のタバサもだね。他にも「Kanon」の川澄舞とかも名前がよく出ていた。ただ川澄舞はホシノ・ルリと同じように実際に作品にハマっていたという人は少ないんじゃないかな。

最近の若い世代はあんまり意識しないが、「灼眼のシャナ」にはヘカテーとヴィルヘルミナという良いキャラがいるんだよ。三無属性に興味があるならぜひ押さえておいて欲しい。

天然系三無少女というジャンルを創り出した「Angel Beats!」の天使ちゃんこと立華かなで!

三無少女と誤認されているキャラも少なくないのは少々残念。例えばよく勘違いされるのが「名探偵コナン」の灰原哀。彼女は物静かで冷徹なキャラではあるが三無少女では無い。

灰原哀は声優のイメージで混同されている節もあるかと。あと声優だと能登麻美子キャラに多いような。「地獄少女」の閻魔あいとかが代表的なイメージか?ただ、CV能登麻美子でも一ノ瀬ことみは三無じゃないからな!彼女も声優のイメージ込みで三無だと勘違いされやすいように思う。

勘違いされやすい典型的なキャラは「犬夜叉」の桔梗もかな。これはアニメで出てくる死後のイメージで勘違いしちゃうケースだが。「犬夜叉」で三無少女なのは神無だね。

代表的なキャラとして「セーラームーン」の土萠ほたるがまだ挙がっていないのはどういうことだ。

そういや腹黒系と三無少女はどう判断すればいいんだろう?

腹黒で故意に三無少女を装っていたらアウトとか、そんな所じゃないかな。あと混同されやすいのはクールビューティ系かな。きちんと喋って感情もそれなりに表に出るキャラは三無少女じゃない。以前どっかのニュース記事で「コードギアス」のC.C.を三無少女として紹介しているというヒドイのもあったわ。

それは許せん間違いだな。「コードギアス」にはアーニャというちゃんとした三無少女だっているというのに!!

三無少女で分かってないヤツ曰く「黒猫は三無少女」
違う。違うだろ!

「ちょびっツ」のちぃとかも判定が人それぞれになる傾向があると思う。私はちぃは三無じゃないと思っているんだが。

他に混同されやすいのは天然ボケと三無かな。三無でツンデレとか、三無で天然ボケとかも成立はするんだけど、天然ボケ=三無ではない。これは天然ボケの分かり易いキャラ……例えば平沢唯なんかを思い浮かべれば理解できるんじゃないかな。

天然要素も入っているキャラだと、最近では「さくら荘のペットな彼女」の椎名ましろとかも良かった。

少々マイナーになってしまうが「会長はメイド様!」の鮎沢紗奈は非常に良い三無少女だったね。

私はとりあえず「Another」の見崎鳴ということで。

私は「そらのおとしもの」のイカロスちゃんがこの属性に萌えるようになったきっかけです!

私がこのジャンルを強く意識するようになったきっかけは「おねがい☆ティーチャー」の森野苺だ。「あの夏で待ってる」で彼女をオマージュしたキャラが出て来たのも嬉しかったよ。

「ローゼンメイデン」の薔薇水晶は三無少女の典型的なモデルの一つとして良いと思う。彼女と蒼星石を比較してみると、三無キャラとそうではないキャラの違いが見えてくるんじゃないかな。

ちょっと変わったところだと、「ジャングルはいつもハレのちグゥ」のグゥとかもいるね。

うーむ……特殊な方面となると……三無少女に「されてしまった」、「変態王子と笑わない猫。」の筒隠月子を挙げさせてもらおう。私は三無が最も好きな属性だし、色んな三無キャラを見てきたが月子にはこの手があったか!と唸ったよ。過去のトラウマで感情を失うとか、感情を消されるといった三無少女はあったけど、筒隠月子のキャラ表現はそれとはまた違って非常に良い。

感情を失う、奪われるというのが物語のキーになる三無系のヒロインって良いよね。「境界線上のホライゾン」のホライゾンなんかも悪くない。

「ヨスガノソラ」の春日野穹は三無のカテゴリに入れても良いよね?

難しい所だな……そういった判断が分かれるキャラとしては金色の闇とか楪いのりとかもいるな。

私はブラック★ロックシューターが三無少女だと思っているんだが、どうだろう?あとブラック★ロックシューター関連のキャラは基本的に三無な気がしないでもない。

虚淵玄的三無少女、エレン!虚淵玄は良い三無少女を作りあげているんだから、そちらの方面に関してもっと評価してもいいと思う。

暗殺者系の三無少女ってのも良いよね。「DARKER THAN BLACK」の銀も良い三無だ!

そう言えば、私はかなり後になってから「サクラ大戦」のレニは三無少女だと気付いた。サクラ大戦が人気になった当時はまだ三無少女という概念は無かったってのもあるんだが、昔から自分が三無少女に萌えていたのを再確認してしまったよ。

物語シリーズの忍野忍は当初三無少女と期待されていたが、実は違ったパターンだな。良いキャラなのは分かるんだけど……残念ながら彼女は「偽三無」だ!!



とまぁ、こんな感じで。
「三無少女」は中国オタク内の有力な萌えジャンルとなっていることから、かなり色んな方面で意識されているようですし、人気キャラとして定着し易い所もあるようです。

この三無少女はかなり広まっている概念というのもあってか、定義についても曖昧というか広くなりすぎてきている面もあるそうで、中には微妙な、詳しい人間からすると少しツッコミたくなってしまう三無少女認定なんてのも出ているそうです。

特に「無心」、感情表現の部分に関しての定義はゴタゴタしている模様です。
ただキャラクターの感情についての解釈は人それぞれですし、ストーリーの進展に伴いキャラの内面が変化していくことも多いですから、この辺に関して厳密に考えるのは難しそうな気もしますね。

ちなみに、上の発言からも分かる通り中国オタク内では「三無少女」に関する熱い思いを抱いている人も少なくないようで、以前三無少女について質問したら
「感情が無いのが三無少女ではない!感情を理解できない、どのように感情を表現すればいいのか分からないのが三無少女なんだ!!」
と熱い言葉が返ってきたりしたこともあります。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「JRPGということで思い浮かぶ作品」

ありがたいことに
「中国にもJRPGのファンはいると聞きますが、彼らの間ではどのような作品が有名なのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

中国では基本的にPCでゲームを遊ぶので、日本とはゲームの環境がかなり異なりますし、PC版の有無が知名度やファンの拡大に大きく影響します。

また、家庭用機に関してはファミコンから一気にPS、SSに移行したのでSFC時代のRPGに関してはPCのエミュレータくらいしか広がる経路が無かったそうで、日本のRPGに関するイメージもちょっと独特なものがあるそうです。

そんな訳で今回は中国のネットで見かけたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ウチの国では段々と日本のゲームについて話題にならなくなってきているけど、オタク系のコンテンツとして日本のゲーム、特にRPGは重要なものだと思うんだよね。
そこでみんなにちょっと聞きたいんだけど、JRPGということで思い浮かぶ作品、名作や好きだった作品ってどんなのがある?みんなのイメージを聞いてみたい。

とりあえず「FF」と「ドラクエ」は基本だよな。
でもウチの国ではFFの方が圧倒的に有名というか、プレイヤーが多いんだよね。ドラクエも知名度は高いんだけど。

私の中のJRPGのイメージは「テイルズシリーズ」の影響が強い。「テイルズオブデスティニー」とかは1も2もハマったし、主題歌も良かった。

自分の中では「幻想水滸伝」の記憶が濃いかな。108星全部集めるのに苦労したよ。

「ブレスオブファイア」が好きだった。シリーズが進むごとに面白くなったが、現在情報の出ている最新作は……

私はメガドライブの方は遊んだこと無いけど「ファンタシースター」とかも有名だよね。

私はJRPGに関しては新人なんだけど、このジャンルに興味を持つきっかけになったのが「ペルソナ」だった。「女神転生」の方も気になっているんだけど、こっちは中国語関係の環境が揃っていないから手を出せないでいる。

「タクティクスオウガ」は本当にやりこんだなぁ。

FFに比べるとマイナーだし、あまり注目されていないけど、私にとってのRPGの名作と言えば「ロマンシング サ・ガ」だね。

マイナーと言えば、私は「ツヴァイ!!」を結構やりこんだな。あとこっちはマイナーってわけじゃないが「イース」とかも良かったな。

ARPGでは「聖剣伝説」が好きだったわ。

ARPGだと「ゼルダの伝説」も有名じゃないかな。ただ私はDSでちょっとやったことがあるくらいしか知らなかったり……

ゼルダの伝説はドラクエと似たような感じで、クリエイターや影響力に関してよく語られる作品だろうね。ウチの国ではゼルダの伝説が流行っていた当時はまだゲーム関係が発展していなかったから知識としてはともかく体験の方はあまり無いかも。

私はトライエース系の作品、「スターオーシャン」シリーズや「ラジアータストーリーズ」とかをよく覚えている。

スクウェア系の作品だと「キングダムハーツ」が印象深い。RPGがディズニーとああいう絡み方をしてくるのは衝撃的だった。子供向けのアニメというイメージもあったしね。

自分にとっての衝撃的作品ということなら「ヴァルキリープロファイル」だね。中国語版が無かったからどんなストーリーなのかよく分からなかったが、戦闘シーンが凄かったのはよく覚えている。

「ラングリッサー」の流れで「グローランサー」にハマった。まさか6まで行く作品になるとは思いもしなかった。あと「ラングリッサー」と「グローランサー」はうるし原智志のキャラデザに惹かれて手を出すヤツも多かったね。

キャラデザに惹かれてという話なら「ファーランドストーリー」もそういう所があるかも。

「蒼い海のトリスティア」シリーズはRPGでいいのかな?私は3をかなりやりこんだ。あとSRPGだと「エンジェリック・ヴェール」なんかも遊んだね。

私は「ワイルドアームズ」のストーリーや世界観が大好きだった。このシリーズは音楽や演出も良かったね。日本のRPGは私好みのストーリーや世界観の作品が多いんで、もっと盛り上がって欲しいよ。

世界観というなら「グランディア」かな。あれはまさに日本のファンタジー世界だと思う。

世界観とシステムが大好きだったのは「メタルマックス」だな。戦車で戦うRPGというのが最高だ!

最近も続いているシリーズだと「魔界戦記ディスガイア」が良いね。ただレベル上げが好きな人間じゃないと楽しめない作品だから、今のゲーマーからはあんまり評価されないかもしれん。

「サモンナイト」が好きでした。キャラやストーリーに前の作品とのつながりがあるのも良かった。自分が初めて細かい設定を追っかけたゲーム。

最近の作品と言えば「モンスターハンター」はRPGに入れてもいいのかな?あれはウチの国でもかなりの人気になった作品なのは間違いないが。あと俺がプレイしたのだと「ラストレムナント」とかもあるかな。

「モンスターハンター」はACTじゃないか?
それとまだ名前が出ていないようだがで恐らくウチの国で一番有名なJRPGは「ポケットモンスター」だろう。非ゲーマー層にまで認知されているからね。

GB系だと私は「黄金の太陽」とかも好きだったね。

今でも続いている作品?ならば「英雄伝説シリーズ」を挙げるべきだろう。私が最も愛するシリーズだ。またファルコム系の名作RPGには「ザナドゥ」とかもあるぞ。

(訳注:ここで出ている「ザナドゥ」は恐らく05年に出た「ザナドゥ・ネクスト」のことかと思われます。「ザナドゥ・ネクスト」は現地で中国語版が発売されています)

RPGというか、SRPGだが「ファイアーエムブレム」の名前を挙げないわけにはいかない。日本のSRPGの名作と言えばこれだろう。この作品によってトラウマを植え付けられた人間も少なくないぜ。

ウチの国で有名なJRPGなら「シャイニング・シリーズ」も外せない。このシリーズは90年代前半の頃、まだファミコンやメガドライブしか入って来てなかった頃からの人気シリーズだ。
SRPGからRPGへのジャンルの変更やハードの移行もあるからファンの移り変わりもあるけど、「シャイニン・グフォース」の時代から人気は続いているわけだし、なんだかんだでウチの国のゲーマーの間では一番長く続いているJRPGのシリーズとも言えるのでは。



とまぁ、こんな感じで。
中国で多くの人間が遊ぶとなると必然的にPCゲームになりますし、家庭用ゲーム機の入り方も違いますからやはり日本とは作品に関する印象に異なる部分もあるようです。

中でもファルコム系の作品は日本の感覚に比べてかなり強いイメージになっているようです。ファルコムの作品は英雄伝説シリーズを中心にPC中国語版がかなり出ていますし、現在の中国オタクのJRPGファンにとっては心の拠り所の一つになっているという話も聞きます。

ちなみに、今回挙がっているタイトルですが中国語では
「最終幻想」(FF)、「勇者戦悪龍」(DQ)、
「伝説系列」(テイルズシリーズ。テイルズシリーズは○○伝説というタイトルになります)、
「龍戦士」(ブレスオブファイア)、「夢幻之星」(ファンタシースター)、
「女神異聞録」(ペルソナ。女神転生の方はそのまま「女神転生」になるそうです)
「皇家騎士団」(オウガバトルシリーズ)、「浪漫沙加」(ロマンシング サ・ガ)、
「双星物語」(ツヴァイ!!)、「伊蘇」(イース)、
「塞尔達伝説」(ゼルダの伝説)、「星之海洋」(スターオーシャン)、
「凡人物語」(ラジアータストーリーズ)、「王国之心」(キングダムハーツ)、
「北欧女神」(ヴァルキリープロファイル)、「夢幻騎士」(グローランサー)、
「神奇伝説」(ファーランドストーリー)、「発明工房」(蒼い海のトリスティア)、
「天使之谷」(エンジェリック・ヴェール)、「荒野武器」(ワイルドアームズ)
「格蘭蒂亜」(グランディア)、「重装機兵」(メタルマックス)、
「魔界戦記」(魔界戦記ディスガイア)、「召喚之夜」(サモンナイト)、
「怪物狩人」(モンスターハンター)、「最後的神迹」(ラストレムナント)、
「神奇宝貝」(ポケットモンスター。ポケモンは中国語タイトルが多数ありますが、現在はこれがメジャーなようです)、
「黄金太陽」(黄金の太陽)、「迷城的国度」(ザナドゥ)、
「火焔之紋章」(ファイアーエムブレム)、
「光明之力量」(シャイニング・フォース。ちなみにシャイニング・シリーズは光明之○○というタイトルになります)

といったタイトルになるそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「納豆について教えてくれ……」

ありがたいことに
「中国オタク内で納豆に対する反応はどんなものになっているのでしょうか?」
という質問をいただきましたので、今回は食べ物ネタで一つ。

納豆は日本人でもダメな人が少なくありませんし、外国人が驚く、受け付けない日本食というネタでは定番の一つかと思います。
実は納豆に関して私はてっきり過去に何かで紹介したと思っていたのですが、実際は何も書いていなかったようで……

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイト等で見かけた納豆に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の納豆って美味しいの?
日本の作品で見る限り美味しく思えるが、それと同時に危険な食い物だという情報も入ってくる。試してみたいとは思うんだが、ちょっと怖いのも確かだ。納豆について詳しい人教えてくれ。

臭いは靴下だとかゴミだとかトイレの水だとか言われるが、まぁウチの国の臭豆腐や豆鼓とかと同系列の発酵の臭いだな。

納豆は一度食ったことあるけど、臭いというのしか覚えてないな。味はなんか微妙だったような、そうでもないような……

納豆って発酵した大豆だろ?ウチの国の豆鼓と似たようなもんだと思っていたんだが、ビジュアル的にはもっと危険な何かのように思える。

見ただけで食欲無くすよな。日本人は食習慣があるから問題ないんだろうけど、ウチの国の人間であれを食おうとする人間は勇気があると思うわ。

納豆って美味しいわけないだろ。酸っぱいし、怪しげな発酵臭はするし……

私の同級生はノリで試したあと、トイレに駆け込んで大逆流したんだが。

私が聞いた話だと納豆って酸っぱい味で、日本ではそこに醤油を足して食べるらしいが……やはり美味しいものとは思えんなぁ……

私が食ったのは酸っぱくは無かったな。醤油を足して食ったが味はそんなに悪くは無かった。ただ、ネバネバがやばい。私はあのネバネバが気持ち悪くてダメだった。

納豆には甘いのと苦いのもあるそうだ。そういった納豆はおばあちゃんが好む食べ物だそうで、健康に良く、長寿にもつながる食べ物らしい。

臭さのレベルとしてはウチの国の臭豆腐よりかなりマシだね。薬味を足すこともできるし、言われているほどキツイ食べ物では無かった。ちょっとだけ食べて臭いを注意深く判断するとかやったらそりゃ臭いが、醤油かけてご飯と一緒に食えばそんなに気にならない。

「銀魂」ではイロイロと食ってみたくないモノがイロイロと出て来るが、納豆はその中で勘弁してほしいモノだ!

私も「銀魂」で納豆というものを知ったが、少しも良いイメージが無い!!

お前ら納豆をそんなにいじめるな!納豆ごはんは美味しいんだぞ!!

私も「銀魂」で納豆を知った後、日本の輸入食材を扱っているスーパーで見かけて嬉しくなり勢いで買って食ったが……もう、言葉にできないほどまずかった。もちろん付属の調味料もきちんと足したんだが、苦いわしょっぱいわでヘンな味だったよ……好きな人は好きなのかもしれないが、アレダメな人間の方が絶対に多いだろ。

私は「クレヨンしんちゃん」で納豆を知って食べてみたんだが……甘いのか辛いのかもよく分からなかった。とりあえずマズイというのだけは分かったが。

今はあるかどうか分からないけど、昔味千拉面で食った納豆寿司はそれなりに食えた。でも一緒に食いにいった友達は見ただけで拒否反応を示していた。

私は日本に留学していつの間にか食べるようになったんだが納豆はウマいぞ。ハマったらもう引き返せない。
あと日本では納豆は安い!健康的で栄養もある非常にスバラシイ食品なんだ。わりと本気で、自分の留学生活は納豆を食えるようになったおかげで健康的にも金銭的にも楽になった。

えーと……実は私は今日納豆を1パック買って冷蔵庫に入れてあるんだ……もちろん納豆を食べた経験は無い。今からちょっと不安だ。臭いのか?ネバネバするのか?キモチワルイのか?

俺はご飯と一緒に食べるのが好きだ。慣れれば美味しいぞ。慣れるまでのコツは……勢いかな。躊躇すると臭いが気になってダメになる。

寿司を食べに行ったときに納豆寿司があるというのを知って頼んだ。喜び勇んで口に放り込んだ。気持ち悪くて吐くかと思った!

なんで日本人はこんなヘンなもんを好きなんだろうな……

まぁウチの国の料理にもヘンなものがあるし、現地の独特の感覚ってやつなんじゃないかね。日本の食生活に慣れていないと無理な食い物なんだろう。

納豆は加熱して食べるといいという話も聞くけど、70度以上にすると栄養価が落ちるという話も聞く。どうやって食べるのが一番良いのだろうか?食べ易くて栄養価のある食べ方を知りたい……

日本人留学生に聞いたら、匂いが気になるなら辛子やネギを多めにすると良いと言ってた。あと日本には「臭くない納豆」というのまであるらしい。どんだけ納豆開発してるんだよ、日本人は!

粘りについてはどうなんだ?私はアレもダメなんだが……混ぜて糸引くのを見ると、本当に食べられるのか不安になって来るんだよ!

加熱はやめた方が良いし、粘りに関してはしょうがない。発酵系の食べ物だからね。ネギと醤油、あとはレモンとかもアリかな。生卵はウチの国だとやめた方が良い。
どちらにしろ、ウチの国の人間は食い慣れていないから薬味を多めにして試すのが良いよ。アンモニア系の臭いはイロイロと想像してしまうからね。

合わないもんは合わないから、無理しない方がいいぜ。
知り合いに納豆を食ってみたい食ってみたいと非常にうるさいヤツがいたんで、俺のとっておきの納豆を食わせたことがあるが、口に合わなかったらしく理不尽にも恨まれた。中国で買ったら納豆も高いってのに……

私は食えないことは無いが、あえて食おうとは思わないレベルだわな。

ふむ。疑問に思っているみんなに俺の昨日の晩飯の納豆ごはんを見せてあげよう。俺はこれをとても美味しくいただいた。

画像を見たら更に恐ろしくなったんだが……マジで食ったの?その茶色で糸が絡んでいる物体を?

こんなネバネバでグチャグチャなものが食えるのか……!?

見るだけで気持ち悪くなるわ……納豆を食うヤツは絶対にMだ!!

最初は気持ち悪い。吐き気すらおぼえる。しかし我慢して食っていると、臭いと感じなくなり、そしてどんどん美味しくなる。納豆は結構ヤバイ食い物だぜ?更には美容にもダイエットにも良いと来た!



とまぁ、こんな感じで。
やはり臭いとネバネバがダメなようですね。臭いもキツイ所があるようですが、あの納豆のネバネバ、特によく混ぜた納豆の状態にはドン引きしてしまうようです。

中国オタク内でのやり取りをざっと見た感じでは、「銀魂」「クレヨンしんちゃん」他には「NARUTO」(サスケの嫌いなモノ)や日本のドラマといったルートから納豆に興味を覚えることが多いようです。
特に「銀魂」では猿飛あやめ

の特徴の一つになっているので
定期的に納豆の話題が出たりしていますね。

中国で日本の納豆はそのクセの強い臭いやネバネバと同時に健康食品としても知られているようで、百度百科の納豆のページ(中国語)では妙に詳しく紹介されたりしています。

また、納豆由来の健康食品や、納豆やヨーグルトを作れるというのを売り文句にしている家庭用発酵装置なんてのも出回っているようですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ウチの国のテレビでアニメやウルトラマンをやっていたというのが信じられん」

ありがたいことに
「ウルトラマンは中国で人気だそうですが、暴力描写で叩かれているとも聞きます。今はどんな感じになっているのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので、今回はこれについてを。

「ウルトラマン」

は中国でも大人気で社会現象レベルの人気にまでなりましたが、
それだけにご質問にもあるように
「ウルトラマンは暴力的な作品だ」
「番組の悪影響を受けて子供がウルトラマンごっこをして暴力的になる」
などといった理由で何かと叩かれる作品になっています。

また、90年代はテレビで盛んに放映されましたが00年代に入ってからはまり放映されなくなっていますし、最近は中国でもあまり元気が無い印象になっています。

また、最近の若い世代の中国オタクの中には、
現在の中国のテレビにおける規制の空気から考えると
「過去にウルトラマンがテレビで放映できたのが不思議」
だと感じてしまう人もいるようです。
先日、中国のソッチ系のサイトでそういった辺りに関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


現在のウチの国のテレビの状況を見ると、ウチの国のテレビでアニメやウルトラマンをやっていたというのが信じられん。ウルトラマンがウチの国のテレビで放映されていたのは本当なの?自分は物心ついたころにはもうテレビが厳しくなっていたんで、全く実感がわかない。先達の人、当時の記憶を教えてくれよ!

そう言えば私は子供の頃にテレビでウルトラマンを見た記憶が無いわ。人気や知名度からしてテレビでやってなかったってことは無いとは思えるが、いまいち実感が無いのも確かだ。

私はウルトラマン好きじゃなかったからよく覚えていない。売ってたVCDも海賊版だったしなぁ……

90年代は普通にテレビでやっていたんだけどね。00年代が子供時代の世代だと印象に無いのはしょうがないかも。

テレビでやっていたのは本当だよ。本当なんだよ……

今世紀になってからも平成ウルトラマンはちょっと放映していたはず。ただ前世紀のようにCCTV(中国中央電視台)で全国に流すというのではなかったな。

特に意識して見てはいなかったからどのウルトラマンかは覚えていないけど、普通に放映されていたね。私みたいなウルトラマンに興味が無い人間でも見かけた記憶があるくらいだから、当時スゴイ流行っていたのは確かだと思う。

広電総局の政策が出る前は本当に多くの局で放映していたんだけどね。90年代の半ば辺りは特に多かったし昭和ウルトラマンはの記憶は大体その辺。今見ると古いと感じると同時に風格も感じる。

最近もやってないわけじゃないよ。1,2年前にもテレビでやっているの見た記憶がある。

私はウルトラマンタロウをテレビで見ていた記憶はある。でも暴力シーンとか多かったし、今の基準だともう難しいだろうね。

いつから始まったかハッキリ分からないけど(恐らく97年か98年頃だとは思うが)、上海では00年までやっていたはず。これは覚えている。

ウルトラマンのテレビ放映か……毎日学校から帰ってきたらテレビの前に直行してたっけ。

私の小さい頃は本当にウルトラマンがよく放映されていたね。確かウチの地方だとエースとジャックが比較的多かった覚えがある。逆に仮面ライダーは衛星放送とかでちょっとやってるくらいだったから当時はほとんど意識しなかった。

視聴環境も随分と変わったよね。今は仮面ライダーの方がオタクの間ではきちんと認識されているというか、普通に追っかけているのがいるくらいだし。
テレビは本当に厳しくなっちゃったけど、ネットが発展してきているから昔と比べて良いか悪いかというのは単純に決められないが、ネットも最近どんどん厳しくなっているから、数年後になったらまた違う印象になりそうだ。

どっちもほめられた事じゃないのは理解しているが、昔は少ないお小遣いをためて海賊版VCDを買っていたが、今の若い連中がネットのおかげで全部タダでアニメを見れる状況になっているのは、なんかこう、もやっとするものが……

私の小さい頃はディスクでウルトラマンを見ていた覚えがある。当時は海賊版でイロイロと流通していたから、作品を知るタイミングや機会もまちまちだったよね。

私の地元ではウルトラマンをほとんど見た記憶が無い。テレビ局の状況も時期によって変わるから、ウルトラマンを見ることがなかった地方もあるんじゃないかと。

それはお前が若いってことじゃないだろうか。00年代以降になると、昭和ウルトラマンはめっきり減った覚えがある。

初代、エース、ジャック……セブンもやっていたね。80はちょっと分かんない。

あれ?セブンもちゃんと放映していたの?私は見た覚えが無いんだけど。

私の地元では普通にやっていたよ。ただ当時はスケジュールはテレビ局次第だし、どのシリーズが流れるかは分からなかったし、同じシリーズもちゃんと最後までやってくれるかは分からなかったから私の地元でも見逃した人は多いんじゃないかと思う。本当にきっちり見たいなら海賊版のディスクだったな。

セブンってウチの国のテレビでもやっていたのか……私はセブンだけはテレビに入っていなかった覚えがあるんだが。ウルトラマンファンとしては、テレビでセブンが見れなかったというのは非常に残念だ……

私はタロウとエースはよく見ていたおぼえがあるけど、セブンは見た覚えが無い。たぶんウチの地元では放映されていなかったんだろう。

私はセブンはテレビ放映ではなくディスクで見た記憶がある。昭和ウルトラシリーズの幾つかは親戚の兄ちゃんの買ったVCDを一緒に見せてもらっていた。

私がテレビで見たのはジャックと80だった。他のウルトラマンは当時出ていたウルトラマンの図鑑(今にして思えば図鑑と言うには薄くて印刷も微妙だったけどね)で見て覚えた。

私はセブンと初代が図鑑でしか見たことのないウルトラマンだった。ジャック、レオ、エース、80が自分の記憶によく残っているウルトラマンだね。

しかし、ウルトラマンがテレビで放映されていたのが信じられないか……言わんとすることは分かるしそういった考えになるのも理解できるが、自分の子供の頃と現在の違いを痛感するよ。

ウルトラマンについて語ると、歳がばれるよな。そして昔が懐かしくなる。当時は本当に大人気だった。全盛期の話だから本当にもう、昔の話になってしまったが。



とまぁ、こんな感じで。
中国では地方のテレビ局で放映される番組に関してはわりとフリーダムな所もあるので、地方ごとにウルトラマンのテレビ放映の経験はまちまちのようですね。

過去に中国のテレビで放映されたアニメに関しても、地方のテレビ局では思わぬ作品が入っていた……なんて話もよく聞きます。

この辺りの中国における放映事情に関してはウルトラマンという作品を知っていると面白いと同時にイロイロと心が痛い本でもある
「ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗」

で触れられています。
それによれば90年代初頭から中国ではウルトラマンが放映されていたものの、90年代半ばの愛国主義教育の動きにより日本の作品に対する風当たりが厳しくなり、その後も暴力的なシーンが問題視されるようになりカットの要求が出るようになってきたそうです。
また人気が過熱したことにより真似する子供も増え、空を飛べると思って窓から飛び降りて怪我をする子供がでるなどの事件も起こってしまい、00年にはライセンス申請が通らなくなり、既に許可を取得していた旧作にも問題視されるシーンのカットの要求が相次ぎ放映できなくなってしまったとのことです。戦闘シーンに加えて空を飛ぶシーンまでカットとなるとさすがに番組が成り立たなくなってしまったそうで。

この本では他にもウルトラマンティガの放映に関する事情や、ウルトラマンとは直接関係ないのですが、著者の方が中国で制作に関わった「五竜奇剣士」に関するゴタゴタも紹介されています。中国オタク事情的にも興味深い本なのですが、中国のコンテンツ制作事情にはイロイロと複雑な気持ちになってしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


温家宝総理の発言の影響でウルトラマンが槍玉に・・・・・・そして

90年代前半に中国のテレビで放映された日本のアニメ オタ中国人の憂鬱アップデート

中国オタク「超高校級ってどんだけスゴイの?」

ありがたいことに「ダンガンロンパ」関係のリクエストをいただいておりますので、今回はその辺りについてを。

先日アニメの放映も終了した
「ダンガンロンパ」

ですが中国でも公式配信されていました。

ここ最近はゲーム原作系のアニメはいまいちパッとしないような状況が続いていたのですが、久々にゲーム原作系作品で、中国オタク内でもヒットする作品となった模様です。

原作ゲームのファンも中国オタクのゲーマー層にはかなりいたのでスタート時からそれなりに好調だったのですが、その後新規のファンも結構獲得し中国オタク内にイロイロな話題とネタを提供しています。

内容に関しては原作ゲームそのまま過ぎた部分もあってか、原作ゲームファンはやや離れてしまったそうですが、それ以上に新規のファンを獲得しているそうです。最近は中国オタク内でもネタバレ情報に関する住み分けができるようになってきたので、新規のファンもネタバレを被らずに作品を楽しめる環境になってきているのも良い方向に働いたという話も聞きます。

中国オタク内における「ダンガンロンパ」関係の反応を見ていると、ここしばらくのゲーム原作系アニメの中では最も上手くいった作品ではないかと感じられますね。
今回はそんな「ダンガンロンパ」の影響と思われる言葉に関するやり取りを紹介させていただきます。

「ダンガンロンパ」の作中では
「超高校級の何々」
といった形でキャラの才能が表現されていますが、その
「超高校級」
という言葉に関してちょっと引っかかることもあるようです。以下に中国のソッチ系のサイトなどで見かけたやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近「超高校級」って言葉をよく聞くんだけど、いったいどれくらいスゴイと思えばいいんだろう?意味が全く分からないわけではないんだが、なんかハッキリしない。

そういや私もイマイチ分からんな。

昔からスポーツ系の作品とかでは見かけたような気がするが、ネタとして超高校級って表現が増えたのは間違いなく「ダンガンロンパ」の影響だよな。

凄いことを表現する形容詞の一種ってことでいいんでないの?中国語でも普通に使えるし。

私は学生の中でも卓越したレベルという風に受け取っているけど。

ダンガンロンパのせいでなんか超高校級という言葉のイメージが独り歩きしているよね。

うむ。だいたいダンガンロンパのせい。あれを見てから昔の作品で「超高校級」という形容詞が出ると笑ってしまう。

これ、形容詞といっていいのかね?階級分けみたいなもんじゃないの?

どんだけスゴイかという表現だからある種の形容詞だろ?
敵に超高校級とかいうのが出ると、主人公の必殺技が効かなくいくらい強いというイメージがわく。

超高校級ってのはある種の「超人」に対する表現だと思っておけば間違いないんでない?

大体そんな所だろう。アニメや漫画の舞台の多くは高校での話だから、高校生のレベルを超えているという意味であるこの呼び方はとてもスゴイということになる。

これ、ネタ形容詞だろ。ダンガンロンパとか見ればそれは明らかだ。

いやダンガンロンパがネタなのは間違いないだろうが、それ以外は違うぞ。例えば「スラムダンク」とかでも出てたし。言葉自体はネタじゃなくて日本では普通に使われている形容詞だと思う。

えーと、まずハッキリさせなければならないのは「高校」という言葉の指すものが、日本と中国では違う点だ。中国語でも日本語でも「高校」は「高等学校」の略だが、ウチの国では主に大学や専門学校等のことを指すが、日本語の高校はウチの国で言う所の「高中」を指す。そして、日本では高校生の年齢で考えた場合明らかに飛びぬけた才能や実力を持つ人間に対して「超高校級」という形容の仕方をするわけだ。

(訳注:中国語では日本の中学に相当する学校を「初級中学」、高校に相当する学校を「高級中学」と言います。略称はそれぞれ「初中」「高中」になります)

あれ……?じゃあ超高校級って日本の高校レベルでの話ってこと?しかも現実でも有り得る呼び方?

うん。だから超高校級という言葉を中国語の訳文でそのまま使うのは誤訳だし、この言葉をそのまま使うと誤解を生みやすいのは確かだ。

なるほど。ちょっと分かった。スポーツ系の作品でよく出て来るのは、日本の作品では基本的に高校という年齢層のランクで試合をやっているからか。

ウチの国で言えばどんな存在なんだろう?

ちょっと例えが難しいかも。日本のアニメや漫画のような「全国大会」ってのが無いし。それに優秀な運動選手は専門で鍛えるし、そもそも高校級というのがあんまイメージできんよね。「非常に優秀」といった存在とはちょっと違う話だろうし。
高校生で同世代のレベルと比べて飛びぬけた存在であれば、そう間違ってはいないと思うけど……

じゃああれか。小学生が主人公のスポーツだと「超小学生級」とかになるんだな!?

いやいや、それなら「超幼稚園級」もあるに違いないぜ!

まぁマジメな話、なんで「超高校生級」っていう形容詞があえて出て来るかと言うと、日本は高校のクラブ活動での競争があるから、いわば「高校生級」みたいな階級が存在するんだよ。日本では高校生のクラブ活動の大会が活発だからね。

前も使われていたし、そんなに気にしなかったけど、ダンガンロンパのせいで一気に注目されてネタ呼称度合いが上がった気がするわ。とりあえず「周りとは隔絶したレベル」くらいに考えておけばいいんでない。

あれ?じゃあもしかして超高校級=最強レベルってわけではないの?案外雑魚?

そうだよ。超高校級というのは、あくまで高校レベル、その人間が高校にいる時点での話。その後も順調に成長するかは分からないし、下手すれば体格だけが高校生の段階で圧倒的で有利だっただけという可能性もある。プロになって活躍できるかも確定ではない。
高校の時にそこそこで、その後成長した人間に追い抜かれるなんてことも普通に有り得る。

ああ、そうか。現実で言えばU-18レベルをはるかに超えている、A代表でも問題ないレベルとかそんな感じか。

しかし……超高校級ってそんなにすごくなかったんだな。なんかガッカリだよ。

いやいや、そこはガッカリしないでもいいぞ。
俺達が日頃見る「超高校級のキャラ」というのは大抵二次元の存在だ。そして二次元の「高校」がどれだけスゴイか考えて見ろ。スポーツなのに必殺技が出る世界なんだぞ。そんな「高校級」を超絶するレベルなんだから、やはりスゴイ存在なのは間違いない!!



とまぁ、こんな感じで。
高校という漢字表記は一緒でもその指す所は異なりますし、学校環境も違うので「超高校級」という言葉通じるようで通じない言葉の一つなのかもしれませんね。

上の発言にもありますが、中国では才能のある人間は小さい頃からエリート育成、そして代表或いはプロ入りという流れになるので、高校生同士で競う機会も環境もあまりありませんし、そもそも学校には日本のような部活動や部活の大会がありません。

そのため、一般の学生と「運動をする学生」の間には大きな壁がありますし、「超高校級」的な存在について意識する機会もなかなか無いようです。

そんな訳で、中国の環境と言うか感覚では「高校級」というのが成立しないようですし、「天才」といった扱いはあっても、「超高校級」という言葉はあまり意味がないのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク的に日本の部活動は二次元世界の夢物語?
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
表紙は日本鬼子&小日本、帯の推薦は岡田斗司夫様と、本の外側については管理人が怖気づくようなレベルになっています。中身も表紙サギにならないようできる限り頑張ってみましたので、よろしくお願いします。 ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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