「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2014年01月

中国オタク「なんで日本人は名前に『丸』を頻繁に付けるんだ?」

現在の日本人の名前ではそれほど出てこないかもしれませんが、
日本の歴史上の人名や物の名前において
「何々丸」
といった形で
「丸」
の文字が入ることは珍しくないかと思います。

しかし、中国語における「丸」の漢字の意味は基本的に「小さな丸いもの」「丸薬」というもので、日本語の丸に含まれる「円」や「丸ごと」といった意味はありません。
なまじ漢字が同じだけに、日頃から日本のコンテンツに接している中国オタクの面々も日本の名前によく出てくる「丸」に関してはちょっと不思議に思ったりもするようです。

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回して
「なぜ日本の名前には丸が頻繁に出て来るのか」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なんで日本人は名前に「丸」を頻繁に付けるんだ?
人名から物の名前まで、やたらと「丸」が目につく。

日本の名前の「丸」か……定期的に話題になるような。しかも、大抵結論が出ない。私が調べた限りの話ではあるが、この「丸」の話題できちんとした結論って出ていないんじゃない?

「丸」って漢字に関して、ウチの国の意味と日本語の意味ではどう違うんだ?
だいたいは同じで微妙に違いがあるケース?

微妙ではなくちょっとした違いがあるケースだね。
日本語の意味では球体全般と円形を指す。ウチの国の小さな丸い物体という意味だけではないね。

日本語で音読み発音の場合の「丸」はウチの国の意味とだいたい同じだったはず。「弾丸」とか。
でも名前に付くときの「丸」は訓読みの「まる」という発音で読むことがほとんどだから、同じ漢字だけどウチの国の漢字の意味とは異なる意味で使われていると思っていい。

日本語の丸ってようはこっちの「圓」だろ?赤ん坊の様子が球体に見える所からつけたんだろう。現に幼名に丸が付くことが多い。難しく考え過ぎだ。

そうなると丸じゃないもの、刀やら城郭やらの意味が分からなくなるじゃないか。
てか大体この辺から「丸」に関する議論が迷走しやすいような。日本の「丸」が球体や円形ってとこまではいいんだが。

日本人が丸の字に縁起のいいものを感じているんじゃないの?
ウチの国の「福」の字の扱いみたいな感じで。

それだったらそのまま「福」の字をつかえばいいんじゃないかね……日本語でも漢字の意味は同じなんだし。

丸の付いた名前か……「忍たま乱太郎」のキャラが自分にとっては最初だったな。

俺はたぶん「魔神英雄伝ワタル」の「龍神丸」かな?

私は「小助さま力丸さま」だった。

日本の「丸」って「号」の意味だと聞いた覚えが。「何々丸」というのは、「何々号」といった意味になるという感じで。

そういや「魔神英雄伝ワタル」は90年代後半にこっちのテレビで放映されたときは「龍神丸」じゃなくて「龍神号」とかになっていたな。その後21世紀になってから放映されたバージョンは原語版と同じ「龍神丸」とかになっていたけど。
あれは恐らく丸の字に関する中国と日本の感覚の違いを意識した改変だったんだろうね。

私の場合は日本の戦国時代ファン的には蘭丸が最初に意識した「丸」だったと思う。その後やたらと丸の多いことに気付くようになった。

戦国時代なら、家紋も「何々に丸」っていうのが多いよね。やはり丸って日本語だと特別な扱いなのだろうか?

睾丸とかの生殖とかから来ているなんて説もどっかで見た覚えが……

船の名前の多くが何々丸だよね。
ただこれは日本独特のものだろう。ウチの国の船の名前の付け方とも違うし、西洋では船は女性扱いだ。それに対して日本の何々丸という名前は男性扱いとなっているのが興味深い。

そうそう。海戦の歴史を追っかけてみると、日本の輸送船はどれも「何々丸」になっているのが見て取れるし、最近の船でも「丸」がついていることが多い。

日本は船の名前に「丸」をつけるのは、確か船舶関係の法律でなるべく「丸」をつけるようにとされた時代が有ったから習慣として広まったという話を聞いた覚えがある。

あと日本の習慣として船を子供という扱いにして災難を避けるというのもあるそうで、この辺も幼名の名前に多い「丸」が使われるようになった理由じゃないかな。だから、名前的に日本の船は男性扱いなんだよね。

なんと。ならば「島風」が男性、ショタキャラになっていた可能性もあるのか!

その可能性は否定しないが、近代日本の軍艦は欧米のやり方が入っているから基本的には「she」な艦船だな。
ただ艦これやっているなら知っているかもしれないが、軽空母の「隼鷹」と「飛鷹」は建造開始時は「橿原丸」と「出雲丸」という商用貨客船だった。だから見方によっては「丸」な男性から「she」な女性に変わったと見ることもできる。でも最近実装された「あきつ丸」は丸ついても女性キャラのままだからそんなに明確な分け方をしていないのかもな!

これは単に日本人が円を好むということだろう。日本では丸の漢字に円の意味も含まれる。それと城の地形も円形に近い形になるから、何々の丸と呼ばれることになったんだろう。そしてその習慣が様々な方面に広がっているわけだ。

奇妙丸など様々な幼名の「丸」を見ているので、個人的にはやはり「丸」には子供を表す意味があるという説を推したい。これなら納得できる。

日本語では「丸」を訓読みで「まる」と読む場合は、「全て」とか「完全な」という意味もあるから、名前を付ける上では縁起の良い文字になっているんじゃないかな。日本の国旗も「日の丸」と呼ばれるくらいだし。

まぁ、ウチの国にも外国から見たら理解できないという部分もあるし、恐らく日本独特の文化背景や習慣によるものなんだろうな。名前というのは文化的な背景が特に強く出るものだし。



とまぁ、こんな感じで。
日本の名前の「丸」に関してはイロイロな説が出るものの、コレだという着地点は見つからず、堂々巡りになってしまう話題のようです。
漢字が同じであっても、意味や使われ方に関する感覚が違うというのはやはり難しいようですね。

それと「麻呂」から転じて「丸」になったという説に関しては出ていないようでしたが、この辺に関しては日本語の発音まで把握するのは難しい、中国オタクの面々が漢字を基本的に中国語の音で理解しているという点も影響しているかもしれません。



それから本題とは関係ありませんが、幾つか質問をいただいている管理人の艦これ大型建造収支及びおすすめレシピですが……相変わらずハズレが続いている状況でございます。
今週の頭の段階で既に四十数回程度試してはいるのですが、こりゃ春節前に大鳳建造というのは無理そうです。そんな訳で、レシピについても何が良いのか分からないままです、はい。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アニメや漫画では小さい男の子=女装させられるというイメージがあるんだが……」

ありがたいことに
「最近中国オタクの間では、リアルに女装したり男の娘的な写真をアップする動きが出ているようですが、女装に関しては実際の所どんな感じなんでしょうか?」
という質問をいただいております。

しかし、女装やコスプレ関係は私の守備範囲外なのでなかなか手頃な話題が見つけられないまま後回しになっておりました。

そんな中、先日中国のネットを巡回していて
「小さい時の女装」
に関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画では小さい男の子=女装させられるというイメージがあるんだが……
現実だとどうなんだろう?

確かに二次元だとよくあるよな。小さい時に女装させられた男キャラとかはわりと鉄板!

姉に無理やり女装させれたトラウマとかもよくあるネタか。

子供の頃から女装か……三次元だとこの手の悪ノリ的ないたずらというか、遊びはあるんだろうか?ハッキリ言おう、私はお姉さんに女装を強要されるというシチュは大好物だ!このネタに関しては三次元でも現実であって欲しいと願う!!

どうなんだろうな……姉にこういうことやられるってのは本当にあるんだろうか?私は見たことも聞いたことも無いが。

そういうのは二次元限定だろう。
俺は年上の親戚の姉ちゃんが5人、2歳から一回りくらいの歳の差でいるけど、そういう遊びをやろうとするのは誰もいなかった。

あれは日本の習慣も影響しているんじゃないか?
日本は子供に女装をさせて厄除けにする習慣があるから、それが悪ノリ的な方向にもえいきょうしているんだろう。

男の子を女装させて厄除けさせるのは日本だけじゃないみたいよ。
子供の時は女の子の方が成長が早いし体も大きくなるから、色んな地域で厄除けや無事な成長を祈るために女装させることがあるようだ。

日本の姉弟ってみんなこんな感じの経験があるんだろうか……?
ウラヤマシイぞ。ちょっと、ちょっとだけだがな!!

そんなのは見たことも聞いたことも無い?そりゃ当然だ。
やらされた方はトラウマものだし、場合によっては証拠写真すら存在する黒歴史状態だ。他人には絶対に知られるわけにはいかん!!

そうか……お前も……
私も親戚のお姉さんがやたらとな……小学生に入ってからは嫌がって可能な限り逃げたが……それ以前は……

この手の話は案外珍しくないと思う。私のアルバムには女装写真(4歳)が入っている。春節の時の親戚の集まりでその写真に関する話題が出ないことを願う。

私の年上の従姉妹も、小さい時は私に女装させるのが大好きだったわ……

私は親戚では無く母親が女装させるの大好きだった。小さい時は恥ずかしいとか考えもしなかったけど、今になって思い返せばとんだ羞恥プレイだったよ!わざわざ写真屋までいって撮ってたし!

俺もおかんに女装プレイをやらされたよ。しかもその写真を俺のかみさんにわざわざ贈呈。かみさんとおかん、ノリノリで将来子供が出来たら見せてあげようとかなんとか盛り上がってやがる……勘弁してくれよ!!

小さい頃は何も知らなかったよな……ホント。

あれ?案外ウチの国でもあるのか?
私は日本で子供に女装させるのは、日本の伝統風俗に女装による厄除けの習慣があるからだと聞いていたから、てっきり日本の習慣の影響だと……

ある程度大きくなってから姉に、というのは珍しいかもしれないけど子供の時は案外母親や親戚に遊ばれて女装させられるケースはあるんじゃないか?

三次元でも3,4歳くらいのころに母親に着せ替え人形みたいにされることは少なくないんじゃないの?それに女装が混じっている確率については分からんが。

そして小学校に入るとみんな気付いて嫌がるし、中学とかになるとむさくるしくなって女装させようとは思わなくなるといった流れかね。

私の中の良いクラスメートもその被害を受けている話を聞いた覚えが。そいつはネタ混じりだが女装コスにハマっているんだが、もしや子供の頃の影響が……?

そうか、俺には姉はいないがなぜか女装が好きなのはそんな体験が有ったからなのか!妄想の記憶が今構築された!!

おい、ちょっと待て!!



とまぁ、こんな感じで。
親や年上の親戚に着せ替え人形にされるのは中国も同じなのかもしれませんね。

それと、中国では一人っ子政策(最近は事情が変わってきていますが)の影響で直接の兄弟姉妹がいる人は少ないのですが、親戚付き合いが今の日本よりも頻繁な所があるので、親戚の子供との関係がある意味では兄弟姉妹的なものになっているようです。

もちろんそういった親戚の子供との関係は兄弟姉妹ほど生活空間や時間を共有するわけではないのですが、日本でイメージされているほど完全な一人っ子状態というわけでもないようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国では二次元キャラの髪は「黄髪」か「金髪」か

日本の年末年始に伴う中国関連業務のゴタゴタも一区切りつくので、1月のこの時期はそれほど大きな動きは無い……と思いきや、某アニメの配信ミスをはじめとして中国オタク界隈では様々なゴタゴタが発生しているようで、私の周りもドタバタとしております……

そんな訳で今回はちょっと思いつきで、
中国オタク的な
「日本と中国の漢字表記やそのニュアンスによる違い」
に関する小ネタでお茶を濁させていただこうかと思います。


「金髪」の表現として漫画だったら白、アニメだったら黄色といった表現のお約束のようなものがあるかと思います。
アニメや漫画のキャラの髪の色は外観上のキャラ付けの面もあるので現実の金髪とはちょっと扱いが違いますし、金髪では無く淡い色の髪程度の表現のケースも少なくありませんが、アニメなどでは基本的に
「黄色の髪=金髪」
といった判別が日本では行われているかと思います。

しかし中国オタクの間では、その辺りがちょっと違ったものになっているそうです。
この辺りの感覚は中国語のニュアンスも関係するのですが、
日本のアニメや漫画における金髪のことを
「黄髪」
と呼ぶことも多いということです。

例えば、古くはキグナスの氷河やセーラームーンから、最近は巴マミといったキャラなどが「黄髪」キャラと呼ばれたりしていますね。


この「黄髪」という言葉は中国語では長寿の老人の髪を指す言葉でもありますし、昔から金髪の表現の一種として使われたりしているようですが、現在は「染めた金髪」を指す言葉としても使われているそうです。

もちろん現在の中国で「金髪」という言葉は普通に使われていますが、染めた「黄髪」に対して天然の「金髪」といった使い方にもなっているそうです。
そして、中国オタク界隈のやり取り等を見ると、アニメや漫画のキャラの髪を指す言葉としては「金髪」と「黄髪」が共存しているような所も見受けられます。

ちなみにこれはあくまで私の個人的な印象ですが、現在黄色系の髪色のキャラを指す場合、口頭上やネット上のやり取りでは「黄」の方が多いように思えます。
例えば「金髪の先輩キャラ」というよりも、「黄髪の先輩キャラ」或いは「黄色の先輩キャラ」ということが多いかなーと。

また、日本からの情報やそれに関するやり取りでは「金髪」を黄色に言いかえるということはあまりないようで、オタク関係の用語を輸入した場合なども「金髪」がそのまま使われるようで、例えば「金髪ツインテール」は「金髪双馬尾」になっています。

そしてこのような髪の色の扱いに日本とは微妙に違う所があることから、アニメや漫画などにおけるお約束表現、記号の読み時の感覚についても日本とは微妙に違う所があるようです。
黄色の髪の色のキャラに関しては日本の金髪キャラ的な感覚ではなく、
「黄色キャラ」
とでもいいますか、アニメや漫画特有の現実には無い色の髪の一種とでもいうような認識が混じっている模様です。キャラを色で表現する時にも、金色よりも黄色で呼ばれることが多いような印象もありますね。


こういった違いは別に不具合があるわけではないのですが、漢字は共通でも微妙な違いが出たりするのは興味深いですし、アニメや漫画の中の、いわば創作における金髪に対して、中国語では染めた、「人工の金髪」の意味もある「黄髪」が使われているというのは、意図したものでは無いのかもしれませんが結構うまい扱いだと思ってしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「違法な能美クドリャフカ写真集が摘発された模様」

ありがたいことに情報をいただいたので、今回はそれについてを。

先日、中国の「掃黄打非」(ポルノ・違法出版物取り締まり)の「小児出版物市場」に対するキャンペーンで取り締まられた、北京の違法動漫出版物案件の容疑者が全て捕まったというニュースが報道されたそうです。
新華網の記事(中国語)は、コチラです。

記事によればこの事件は2012年の9月に通報によって捜査が行われたもののようで、摘発されたのは日本の本をコピーして中国語化した「能美クドリャフカ写真集」、「鉄コン筋クリート」等の海賊版8万冊余り、図書定価総額にして300万元(約5000万円)余りになったそうです。また、記事にはこれらの海賊版には「大量の低俗な内容が含まれていた」ともされています。

ただ、このニュースにおいて「能美クドリャフカ写真集」(中国語表記は「能美写真集」)と「鉄コン筋クリート」(中国語表記は「悪童」)

という摘発された海賊版書籍のタイトルが普通のニュースにでかでかと載っているのが、中国オタク界隈ではネタになってしまっているそうです。

以下に中国のネット見かけたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なんか違法な能美クドリャフカ写真集が摘発された模様。
この手のニュースで「能美クドリャフカ写真集」の文字が混じるとは予想外だ!

これは……反応に困るニュースだな。
いつものポルノ・違法出版物取り締まりのニュースに、作品名が加わるとこうもアレなイメージになるとは。

テンション上がりまくった取締りのおっさん達が能美クドリャフカ写真集を手にしていると思うと、乾いた笑いが出てきてしまう。

ヘンに話題にならないでほしいと思うべきか、もったいないと思うべきか、まぁ違法だからしょうがないよねと思うべきか。

私はもったいないと思ったわ。俺にくれ。

中文化してくれる紳士が捕まったことを悲しむやつはいないのか!?

本をくれ。そしたら黙祷してあげよう。

通報したヤツは死ぬべきだ。私に言えるのはこれくらい。

ネタニュースにしか思えないからな。しかもこれ、販売して利益を得るのが目的だろうし。
日頃の規制に関する反感はみんなあるだろうけど、自分とは関係ないとか、野次馬とか、遠くから生暖かく見つめる反応になったりもするだろう。

元々海賊版で違法出版物だからなぁ。たまたま見かけて気に入ったら買うかも、程度じゃないか?

今回は「能美クドリャフカ写真集等の違法出版物案件容疑者」を「1年3か月の間追いかけた末に捕まえた」というのが何とも言えない空気を作っているんだよな。

海賊版ということ以外、一体何が悪いんだ!?

いや、海賊版というだけでダメだろ。これは海賊版取締りのニュースでもあるだろうし。海賊版は「数量巨大」レベルのものにならないと公訴案件にならないから見逃されているだけで、このレベルの数で、しかも反ポルノのキャンペーンにぶつかったらアウトだよ。

よく見たら取締り自体は2012年の話なのか。てっきり年末の点数稼ぎや最近の「低俗」だというレッテルでアニメや漫画を取り締まる流れの一つかと思ってしまった。

「低俗」だという理由で取り締まるのは現在もこの事件の発生した時も変わらないよ。
アニメや漫画関係のモノを全て「小児出版物」というカテゴリに押し込めて、子供の見るものじゃない低俗なモノといった論調で取り締まる動きは常にある。

しかし……政府機関の取締りの対象が能美クドリャフカ写真集とかシュールだな……

お偉いさんが自慢げに「能美クドリャフカ写真集を取り締まりました。能美クドリャフカ写真集を!」とかやってるわけか……わふー……

お前ら、同時に出ている「鉄コン筋クリート」の方にもちょっとは触れてやれよ!!

押収された8万冊の行方が気になる。私に任せてくれれば全部チェックして分析してあげることもできるんだけどな!!

押収された中に「To LOVEる」とかは入っていなかったんだろうか?入っていたら大変なことになったと思うんだが……

「低俗な内容」とはあるが、その程度でしかないとも言える。BLとかは無かったようで安心……か?

売るための本だろうから、ウチの国の店頭に並べられるレベルだろうし「To LOVEる」みたいなのは入っていないかもね。もちろん中身をきちんとチェックしていない可能性もあるけど。

ウチの国の海賊版業者、その辺のリスクはしっかりしているからなぁ。刑法でポルノ指定されちゃうケースは昔から避けている。海賊版漫画でも「伝統的に」おっぱいの出るシーンなんかのサービスの場面は削除か修正されているし。

クドの写真集は確か全年齢向けだったはずだしね。

ただ、この手の反ポルノ系の場合は基準がオタクとは違う、保護者の「厳格」な基準になる。露出度とか以外にもキスシーンや恋愛描写でもアウトになったりするだろうね。

「小児出版物」というカテゴリがめんどくさいんだよね。
この概念でオタク系のコンテンツを扱うのは勘弁してほしい所だ。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈における海賊版書籍の扱いに関して垣間見えるのも興味深いような。

こういった取締り関係のニュースに対する中国オタクの面々の反応は、現在の中国におけるオタクコンテンツの扱いに関する愚痴が多くなることも多いのですが、この件では取締りの中に出てくる「能美クドリャフカ写真集」の影響でネタニュース扱いになってしまっているようです。

ただそれでも、自分達の見ているオタク系のコンテンツまで「小児出版物」のカテゴリにされてり、「低俗」という言葉でバッサリやられてしまうのには、何とも言えない気分になってしまう模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「『パンをくわえて走る女の子』というお約束について」

日本でも報道のあった、中国の天聞角川の簡体字版ラノベの撤去、或いは回収について多くの質問をいただいておりますが、私の方でもハッキリわからないのが正直な所です。
イラスト“露骨”で? 中国、ライトノベルの販売中止か 香港報道(MSN産経ニュース)

この動きに関する噂は1月の第二週辺りからあったようなのですが、書店(オンラインストアも含む)から商品が無くなる流れも作品ごとにまちまちでしたし、天聞角川の公式の発表も特に無く(春節期間の休みに関する通知はあったそうなのですが)、中国オタク界隈でも困惑した空気が漂っているといった状態です。
中国では本気で叩いたり禁止にしたりする場合はもっと大がかりというか、分かり易くやるような所があるので、今回のように何だかわからないけど回収(?)というのは不思議なのですよね。

この件に関しては、何か続報が分かり次第紹介させていただこうかと思います。とりあえず今回の更新を……


アニメや漫画等には様々な
「お約束的な表現」
が有るかと思いますが、何時の間にやら中国オタクの面々の間にもそういったお約束が浸透し、お約束を使ったパロディネタに関しても普通に笑いを取れるようになってきているようです。

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回していた所、
そんなお約束的な表現の一つである
「パンをくわえて走る女の子」
に関するやり取りが行われていましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「パンをくわえて走る女の子」
これってもう定番過ぎるネタだけど、一体どんな経緯で成立したのだろうか?詳しい人、求む。

結構な数の作品で「パンをくわえて学校に急ぐ女の子と曲がり角でぶつかる」というネタを見た気がする。ただ、パロディのネタにされたものは多いが、普通にこのお約束表現を使ったストーリーって案外無いよね。

気が付いたらネタとして受け入れていたが……言われてみたらその源流というか上流は分かんないな。

私はこの「パンをくわえた少女」はパロディの古典的名作というイメージだわ。

食パンじゃなくて長いバゲットをかじって走るというネタもあったな。

TV版の「エヴァ」の最終回とかが印象に残っているが、これも考えてみればパロディの一種だよね。

私も覚えているのは「エヴァ」のそれだ。恐らくもっと前に元ネタがあるんだろうけど。

わりと長い間、日本の学生はみんなあんな感じでパン加えて学校に急いでいるもんだと思ってたよ!

「男子高校生の日常」とかではもう、徹底的にネタにされていたよな。

「銀魂」や「生徒会役員共」でもあったわ。なんか自分の見たネタ系アニメでは大抵このネタが出ているような気がしてきた。パロディネタとして鉄板なのは確実か。

で、最近だと「ニセコイ」とかになるわけか。
他にも最近の新作アニメではこのネタをちょくちょく見かけるよね。

実際の所、日本ではどのくらいこういうことをやる女の子がいるんだろう?
それともこれは現実に無い描写なのか?
或いは漫画がこういう描写をするから真似をする子供とかが出たりしているんだろうか?
なんかこんがらがってきた……

とりあえずこの描写は元々ヒロインの女の子の純真さを表現するためのものだったという話だし、元ネタは少女漫画かラブコメ系の作品なんじゃないかな。

以前日本人に聞いたらあれって少女漫画の流れのネタで、ドジなヒロインの表現の一つだとか言う話だった。そしてパンをくわえて走る女の子と、ぶつかるカッコイイ男の子(場合によっては転校生)というのが定番のイメージだそうだ。

前にどっかのフォーラムで見たときは、かなり古い少女漫画が元ネタだとされていたな。絵柄的にかなり昔なのはなんとなく分かったが。ただそこに挙げられた漫画の画像では「衝突」はしていなかったから、衝突は別のネタなのかもしれない。

確か本村三四子作「パティの初恋」の1シーンだな。でも、少女漫画が完全な元ネタでは無く、ドラマの方の可能性もあるという話が同時に出ていたような……

ホント、元ネタはどの辺の作品なんだろうな。
気が付いた時にはもうネタになっていた印象がある。

とりあえずなんか口に入れたりして走るのは完全にお約束なっちゃっているよね。でも食べ物はあるけど、タバコくわえながら走るとかは何故か無いような。

学生でタバコ吸うようなのは、遅刻遅刻と急いで学校に行かないだろうが!シチュエーション的に成立しないわ!

しかし……実際にこんなことやる人間っているの?

肉まんなら有るけどパンは無いわ。

俺はやったことあるよ。そしてぶつかったのは先生。ちなみに俺も先生も両方男。

ふと疑問なんだが、コレがお約束になるってことは日本人って朝食はパンを食べる習慣の方が主流なの?和食を食べているイメージだったんだが……

パンの方が手軽だし、パン食も少なくないってことなんじゃない?
ご飯の場合は食べながら走るとか難しいし、おにぎりにしても口に加えているうちに分解してしまうのは容易に想像できる。

そもそも、口に加えているうちに噛み切ってしまったりしないんだろうか?

あれは食いながら走っているわけだし、噛み切った部分を飲み込んでまたくわえるってことなんでないかね。

ウチの国の女の子ならば、油条を加えて走ることになるのかな!
(訳注:「油条」は中華料理の細長い揚げパンで、ポピュラーな朝食の一つです)

私のいるサークルでは実際に油条を食いながら走るというネタを演じたことがあるぜ!

まぁ、登校する時に何か食いながら学校へ向かうとかはやったりもするし……きっかけはそんな所だろう。そしてそれを強調してキャラを表現するうちに、定番ネタになったとかじゃないかね。



とまぁ、こんな感じで。
パンをくわえて走る女の子というのは、中国オタク内でも
「ネタになるくらい定番の表現」
という認識になっているようです。

こういうお約束的な表現が中国にも入っていって、しかもネタとしてウケるというのは考えてみれば結構スゴイことのような気もしてきますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク内で認識されている、アニメの法則お約束

中国オタクが日本語の上達を感じ取れた時

ありがたいことに
「そろそろ中国オタクの人と日本語に関して何か」
というご意見をいただいておりますので、今回はそれについてを。

最近の中国では日本語を学ぶ動機がアニメや漫画、ラノベといったオタク趣味だという人もかなり多くなってきていますし、
「日本語の上達を感じる時がオタク関係」
というケースも少なくないようです。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「日本語の上達を感じ取れた時」
に関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近アニメの声優の演技のレベルがなんとなく理解できるようになっている自分を発見て、自分の日本語能力がちゃんと向上しているのを実感できてちょっと嬉しかったんだが、みんなが自分の日本語能力の向上をどんな所で実感した?みんなの体験をちょっと聞きたい。

よくある例は日本語の会話が聴き取れるとか、そんな感じだよね。でもてか、自分もアニメだわ。

すごい興味がわいた漫画に出会ったものの、中国語版やファンサブ版は存在しないのに絶望する。だがしかし、諦めきれずに作品を入手。そしてそれをなんか理解できてしまった瞬間!

日本語のwikiをそのまま理解できたときかな……

私は好きなアニソンがカッコヨク歌えたと思った時かな。

日本語のセリフが耳に入って、「中国語化されてないなら無理だなー」とか思ってスルーしようとした瞬間、なんか引っかかるモノを感じてもう一回聞き直したら大体の意味が分かった時。

かな文字を覚えて、単語を表記できるようになると意味の推測とかも楽にできるようになるんだよね。私は文脈とそういった思考を経て文章の意味を理解できた時、自分の日本語能力の上達を実感することが出来た。

うむ。アニメの中でよく出てくる単語をかな文字に変換してみると意味が分かることも多いし良いよね。私はそうやっていつの間にか使えるようになっていった。ただ、どの瞬間……というのは特にないかな。

私が日本語の上達を感じ取れたのは音では無く文字からだった。
日本語の情報に関しては基本的に翻訳サイトを使っていたのが、いつの間にか大体の意味が分かってきている自分に気付いた。元から漢字の部分は読み取れたけど、それ以外の部分もある程度理解している自分に気付いたよ。

最近は音よりも文字で日本語に入る人も少なくないのかな。「アニメを見ているうちに日本語が理解できるようになった」みたいな話は以前からよく聞いたけど。

そう言えば私は五十音を覚えてからしばらくして、日本語の一文を分解できるようになった時が上達を実感できた初めての瞬間だったね。

文字だと漢字が大体分かるから、日本語の上達に関してそこまで明確に感じられずあまり話題にならないということもあるんじゃないかね。「アニメで何言っているか分かる」というのはインパクトがあるし。
最近は翻訳サイトに文章コピペで翻訳とかもできるから、日本語の文字ベースの情報にアクセスし易くなってきている。そんな中で日本語能力の上達を感じるケースは昔より多くなっているかもしれない。

とりあえず日本語の五十音を覚えておくとかなり良いよね。機械的に覚えるのがちょっとめんどくさいけど、覚えさえすれば単語も覚えやすくなるし、検索も捗る捗る。そうなるとあとはかなり楽。

でも、進歩を感じてからその後がまたきつくないか?
日本語って最初はわりと楽だけど、後になればなるほど難しいし。

アニメや漫画を理解するツールとして考えるなら、それほど気にしないでもいいんじゃないかな。分かんなかったらネットで調べれば良い。今の時代、分からないセンテンスを検索すればそのまま用例が見つかる環境があるわけだし。

最近は就職に便利とかじゃなくて、趣味で日本語習得している人間の方が多い気がする。五十音とひらがなカタカナ、あとはアニメや漫画における常用単語の把握……といった辺りまでいければ十分以上に役に立つという感じじゃないかね。

完全に趣味では無くても、メインは趣味で他の事にも役に立ったら良いくらいだよね。私もきっかけはアニメと漫画だったし。

五十音を習得すれば、簡単な単語とかも分かるようになる。耳で個別に記憶するよりもスムーズにレベルが上がると思う。ただ、私は文法の方がいまだに微妙なんだよなあ……

音とか文字とかは関係無く、ちょっとしたフレーズが理解できたのを自覚した時がまず一つ、そしてその後はこういった単語をある程度のスピードで理解できるようになっていると自覚した時でもう一つだね。

私はやはりアニメで何言っているか大体わかるようになっている自分を発見した時かな。ただ、日本語字幕放送とかだと、意味が分かんないんだよね……

そこまでいけば後は簡単だろう。それこそ五十音とひらがなカタカナを覚えればすぐだ。

私は文章は分かるけど、ヒアリングではちょっと厳しい状態だな。ネットの文章やら何やらで覚えたもんで。

カタカナ言葉を何となくスルーして文章の全体像を把握できたとき。
外来語やら何やらが混じるカタカナ言葉をきちんと理解するのはもう諦めている。

音で日本語に入る場合、カタカナ表記の言葉は一つの壁だろうね。
私はそこで文字表記を重宝するようになった。

基礎がある程度固まると進歩が速いんだよね。
聞いたり見たりしているうちに理解できるようになるケースがあるのは確かだが、最初に基礎を覚えておく方がなんだかんだで近道だ。そして、日本語の五十音は簡単で使い勝手の良い基礎だと思う。

自分の好きなジャンルの新作が普通に理解できるようになった時かね。
私は日本語に接するようになってから4,5年って所だけど今は自分の好きなジャンルならヒアリングも大体問題無い。ただ文法は……

私は日本の声優ラジオに手を出しているうちに日本語が聴き取れるようになった。しかし……日本語の文字は一つも分からん!!

それはそれでスゴイな。私は文字も同時に覚えて、そっちの情報も含めて理解するようになっているが、文字おぼえないでそのレベルとは……

女性のオタクの一部は声優関係のコンテンツやBLCDのためにヒアリング能力だけ突出して高くなる法則があるような……興味というか欲望はやはりデカいんじゃないかと思う。

なんかテンションが違うんだよな。
私も日本語数か月学んで、自分がずっと学んでいた英語より明らかに上のレベルになっていたのに気付いた時はなんか複雑な気分になったわ……



とまぁ、こんな感じで。
イロイロなケースがあるようですが、上の発言にもあるように「文字の方から」という人が昔に比べて増えているように思えますね。

以前は日本語学科や第二外国語で選択したといった場合でもなければ、日本語に接するのは主にアニメの音声やアニソン、ドラマといった「日本語のコンテンツの音」ということが多く、日本語のテキストをあえて読みに行くのはかなりのマニアといった感もありましたが、最近は情報の増加や環境の整備、ツールの向上などもあってか、ちょっとした変化が出ているようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「放映当時評価されなかったがその後再評価された作品ってどんなのがあるかな?」

ありがたいことに
「中国オタクの間で時間が経ってから評価の変わった作品って何か有りますか?」
と言う質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

最近は正規ルートで中国に入る作品も随分と増えていますが、一昔前は非正規ルートが中心でしたし、ネット経由で中国オタクの間に入る情報に関しても日本と同じとはいきませんでしたから、作品の評価や受け取られ方などに関する違いも少なからずありました。

そんな訳で最近になってから作品に関する中国語化された情報が増えたり、関連作品が人気になったりするなどで改めて注目を集め評価されるようになるケースもあるようですし、中国オタクの面々の感覚や空気が変わったりすることにより評価が変わる作品というのも出ているようです。

とりあえず以下に、中国のソッチ系のサイトをまわっていて見かけた
「放映当時評価されなかったがその後再評価された作品」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


放映当時評価されなかったがその後再評価された作品ってどんなのがあるかな?
埋もれてしまった名作、理解されなかった神作みたいなのがあれば知りたい。

後になって人気になった、或いは実は面白いと評価されるようになった作品か……
なら自分は「日常」がそうだと思っている。放映当時は京アニアンチの騒ぎで叩かれまくって作品の面白さを語る状況じゃなかった。その後も京アニ作品と言うだけでめんどくさいことになったけど、最近はようやく落ち着いてきたように思う。

うーむ。「バッカーノ!」はどうだろう。当時もマニアの間では評価されてはいたけど、そこまで話題にならなかったが最近はわりと評価が高い。

ウチの国では00年代半ば頃は作品の情報が少なかったし、当時の「大作」以外は埋もれちゃっていた所もあるだろうね。

「バッカーノ!」の再評価は「デュラララ!」の人気やラノベの広まりも関係あるような?

「精霊の守り人」も現在は良作扱いになってるけど、昔は話題にならなかったな……

日本の話だが「THE ビッグオー」は日本では放映当時それほど人気にならず、アメリカで人気が出たから第二期の作成となった。コレが無かったらスパロボの参加も無かったかもね。

「四畳半神話体系」、「ハチミツとクローバー」とか思いついたが、これは普通に放映当時からディープなヤツに人気が高かったな……どんなのだといいんだろう。

再評価されるというのはあっても後の時代に大人気になる、というのは無いんじゃないかな。一部の人間が再発見して神作とあがめるようなことはあっても。
逆に当時は神作レベルに人気になった作品でも、時代が変われば放映当時ほど面白いとされなくるなんてことは想像に難くない。例えば「ソードアート・オンライン」とかを10年後の人間が事前情報なしに見たらあんまり楽しめないんじゃないかな。

そこまで大きく評価が変わったってわけじゃないけど、最近だと「キルミーベイベー」が放映中ではなく放映後に注目されて面白いという評価が出てきた作品じゃないかな。

放映当時評価されなかった作品なら初代ガンダムがまさにそれだろう。放映当時は人気出なくて打ち切り。バンダイが権利取って作ったガンプラの人気と再放送から人気に火が付いた。
ウチの国でも初代ガンダムがきちんと評価……というか、きちんと知られるようになったのはわりと後になってからだ。

ガンダムか……私はわりと本気で「ガンダムSEED」が現在になってやっと評価されていると思う。当時はSEED叩きでどうしようもなかったし。

あの当時のSEED派と宇宙世紀派のゴタゴタは中二病の内部闘争だったような気もするわ。

ガンダムは初代の他には「∀」もじゃないかな。なんか時間が経てば経つほど名作の声が増えているように思う。

それにしてもガンダムって、再評価されているの多いなぁ……

ガンダムは日本だとガンプラの売り上げも評価の基準だろうしね。
それと作品の世界観を使った関連作品が出るのも無視できない。コンテンツの利用がアニメの放映終了後も続くから、そこで面白いものが出れば再評価につながるんじゃないだろうか。アニメでは活用しきれなかった部分が、他のメディアではうまく活用されたりするとかで。

「エヴァ」とかは?テレビ版って後半グダグダだったんでしょ。

「エヴァ」は断続的に人気が復活していると見るべきじゃないかな。00年頃のウチの国でのテレビ放映当時から人気だったし、日本でも放映当時はかなり話題になっていた。

確かにウチの国のエヴァ人気は最初はごく一部だったけど、それは放映範囲や情報流通の影響だったろうしね。
それとエヴァは予算というかスケジュール方面の管理の問題だろう。作品がグダグダになってしまったのは確かだが、話題になって人気になっていたのは間違いない。

上で挙がっている流れと逆のケースってあるんだろうか?
時間が経って評価が急落したような作品とか。

「Fate stay/night」のアニメ版とかはそうかも。「Fate/Zero」のアニメが出た現在における評価はボロボロ。
なんだかんだで当時のウチの国のオタクへの影響は大きかったし当時の女性キャラ人気投票でもセイバーが1位取ってたりするんだけどね……

当時は人気もあったし、影響もでかかったんだけどね。
ウチの国において衛宮士郎をはじめとする第五次聖杯戦争のキャライメージが今でも微妙にヘンなことになっているのは間違いなく最初のアニメ版によるもの。当時は原作ゲームをきちんと理解して遊べた人間も少なかったし、中文化パッチもちゃんとしたのは無かったし、それに加えて作品情報の中国語化の流れもそれほど無かったからあれが「Fate」だと普通に受け入れていた。



とまぁ、こんな感じで。
ガンダムなんかは、私も中国オタク界隈における作品やキャラに関する評価の変化を結構感じますね。

また上の発言にもありますが00年代半ばから後半にかけては中国オタクに伝わる作品や情報に関しては結構偏っている所もあったので、この辺りの作品に関して調べると中国オタクの間で人気にならなかった日本の人気作品や、その後の評価の変化から「中国オタク界隈における作品の再発見の流れ」のようなものも見えてくるかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


1/19修正:「精霊の守り人」のタイトルを間違えておりました。ご指摘ありがとうございます。

中国の2014年1月新作アニメ公式配信状況

遅くなりましたが、
「1月新作アニメの中国の動画サイトにおける公式配信の状況」
をまとめさせていただこうかと思います。

遅れた言い訳としては春節前のゴタゴタの他に、
・例の如く版権獲得、公式配信開始の情報が公式ではギリギリまで出ないケースが少なくない
・「中二病」の配信時間のミスによる公式配信情報の更なる混乱
・ボーキ25万ほど溶かしても大鳳が出ないので管理人のテンションがダダ下がり中
といったものがありまして……何はともあれ以下に各動画サイトの今期の新作アニメ配信の状況を。


楽視(leTV)
「銀の匙 silver spoon第2期」、「いなり、こんこん、恋いろは。」、「ニセコイ」、「とある飛空士への恋歌」、「マケン姫っ! 通」、「世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」



楽視は今期もオタク向けに手堅い所を確保していますね。とりあえずスタート直後の反応を見た限りでは「ニセコイ」が特に良い評判となっているようです。
また楽視はこれに加えて前期から続いている「マギ」、「サムライフラメンコ」、「キルラキル」も配信中です。
1/25追記:何やらトラブルが起こったようで、現在ニセコイの配信が中止となっているようです。
2/20追記:ニセコイの配信、再開となったようです。

愛奇芸(iqiyi)
「生徒会役員共」、「ノラガミ」、「スペース☆ダンディ」、
「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」、「バディ・コンプレックス」



愛奇芸は今期の中国オタク内における期待作「生徒会役員共」を獲得しているのが目をひきますし、他にもイロイロと中国オタク向けに強そうな作品を取っているように思えます。
また愛奇芸はこれに加えて前期から続いている「凪のあすから」、「東京レイヴンズ」、「ダイヤのA」、「ガンダムビルドファイターズ」が配信中です。

捜狐(sohu)
「中二病でも恋がしたい! 戀」、「桜Trick」、「魔法戦争」、「鬼灯の冷徹」、「ウィザード・バリスターズ-弁魔士セシル-」、「バディ・コンプレックス」、「世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」




一応上のリストに入れてはいますが、今日(1/17)の時点ではまだ「中二病」と「桜Trick」の動画が下げられたままになっています。
捜狐は放映開始前では今期最大の話題作だった「中二病」を獲得したものの、日本放映前に時間を間違えて配信するという大ポカをやってしまいましたが、どうなるんでしょうね。
「ワンピース」や「トリコ」、「HUNTER×HUNTER」といった一般向けアニメも配信していますから、アニメ分野における動画サイトのパワーバランス的にすぐにどうなるといったことはないでしょうが。

騰訊(テンセント)
「ノブナガン」、「そにアニ」



独自の方向に走っているような印象のあるテンセントですが、今期もちょっと変わった作品を取っていますね。現時点では「そにアニ」が直球勝負なお色気系ということで、ちょっと話題になっているようです。またテンセントはこれに加えて前期から続いている 「ゴールデンタイム」が配信中です。

土豆(tudou)
「ノブナガ・ザ・フール」、「咲-Saki- 全国編」、「ハマトラ」、「Wake Up, Girls!」、「ディーふらぐ!」、「となりの関くん」、「Z/X IGNITION」





土豆は最近影の薄いような所もありましたが、今期は久々に取った作品が目立っている印象です。現時点で特に注目を集めているのは「Wake Up, Girls!」ですが、こちらは劇場版も同時に無料で配信されており、それが評価につながっているようです。新作テレビアニメの配信開始に合わせて劇場版アニメが配信されるのは珍しいやり方ですね。
また土豆はこれに加えて 「弱虫ペダル」、「ガンダムビルドファイターズ」が配信中です。


以上です。
1月に関しては前期から続いている作品で人気になっているものも少なくないですから、動画サイトの勢いを新作だけで判断するのはちょっと難しいですね。それと10月の目玉作品で複数の動画サイトで配信されることになった「黒子のバスケ」が現在も各動画サイトで配信されています。

春節シーズンに入ると中国オタク界隈の反応も少なくなりますし、1月の新作アニメに関してはそれほど大きな動きは無いかもしれない……などと考えていたのですが、「中二病」の配信時間ミスや、「Wake Up, Girls!」の劇場版同時配信など予想外の事件や動きが出てきました。
どうやら1月アニメに関してもイロイロなことがありそうですし、ぼちぼちと追っかけていこうかと思います。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国の10月新作アニメ公式配信状況

「Wake Up, Girls!」が中国で人気爆発している模様

ありがたいことに1月から始まった新作アニメ
「Wake Up, Girls!」

に関して情報をいただきましたので、今回はそれについてを。

1月開始の新作アニメの中で「Wake Up, Girls!」は現在中国オタクの間でトップクラスの話題作となっています。
今は春節直前なので中国オタクの面々もドタバタしていますし、春節休みになれば基本的に寮住まいの大学生も実家に帰るので学生同士の付き合いも一時的に途切れますから、毎年この時期は新作アニメに関してもなかなか大きな反応は出ないのですが、そんな中で大きな話題になっているのはイロイロとスゴイですね。

山本寛監督は
「寛叔」
の愛称(?)で中国オタク内でも非常に知名度の高いクリエイターの一人で、ネタ方面も含めて何かと注目されていますし、「Wake Up, Girls!」もその山本寛監督の新作ということで放映前からそれなり以上の注目を集めてはいたのですが、放映開始後の反応は今までの山本寛監督の作品の中で一番盛り上がっているのではないかというくらいですね。

とりあえず以下に、中国のソッチ系のサイトを巡回していて見かけた反応を例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


寛叔の新作、「Wake Up,Girls!」だが今回はどうなるか。また新たな遺作か!?

えーと、第一話だけだとハッキリしないけどドロドロなアイドルものになるのかな?
正直私はアイマスよりもこっちの方が作品の方向性としては好み。

でも第一話はなんかアイマスの縮小版みたいな感じだったな。作画的にもなんか安定しないし予算が早くも不足しているのか?

どうやら普通のアイドルをテーマにした作品とはかなり違う?とりあえず寛叔がどのように死んでいくのか様子見。

ドロドロということは……枕営業だな!

わりと良い。
こういうアニメってそんなに無いし。「アイマス」や「AKB0048」とは違った方向性だ。

この暗めというか憂鬱な空気は山本寛の置かれている状況や自身の心境を投影したものなのだろうか。

考えていたよりも良いな。これはもしや、寛叔の業界復権の前触れか?
でもスポンサーとかオタクが金出してくれるような作品になるかはまだ分からんな……

なんかわけが分からん。
あとなんであんなにパンツが舞ってるの?

第一話だけ見ると爆死しそうな気配が漂っているけど、劇場版の方は悪くないぞ。そっちを見てから第一話を見るのをオススメする。ストーリーを理解する上でも、実質的に第0話の劇場版見ておいた方がいい。

私も第一話だけ見るとわけが分からなかったけど、劇場版見た後は追っかけるの確定。まずは劇場版見るべきだね。

劇場版を見終わってからTV版見ろよ。スゴイ良いぞ。
それもせずにこの作品をキャラデザとかパンツだけで叩くヤツとは交流とかできないわ。

うーむ……すまんが私は退屈な作品と感じてしまった。題材が合わないんだろうか……

第一話見ただけでは意味不明だったが、薦められて劇場版も見たら納得。みんな劇場版をまず見るべし。

キャラデザがパッと見では判別付かないといった批判が出ているが、問題はデザインでは無く作中のキャラ描写だろうな。少なくとも今までのアイドル系の作品は第一話でキャラの紹介をやってきたが、この作品はそれが無い。
劇場版を見ればいいというのは作品としてはどうなんだろう?

テレビ版から入った場合、キャラの顔や名前が覚えられないかもな。何と言えばいいか……見る側への要求が高くなってしまっているよね。そこが寛叔の作品の特徴というか、ウケる人にはウケる理由の一つでもあるんだろうけど。
あと私はライブシーンがちょっと残念だったな。予算か何かの関係かは分からないがこれまでのアイドル作品と比べて劣っている。パンツを強調してそこに反感を集中させクオリティの問題への視線をそらしているのかとすら思ってしまった。

私がこういう作品を避けていたせいもあるのかもしれないが、見た感じそんなに悪くない。
あと、なんであんなにパンツ見せてるのかについても劇場版を見れば分かるよ。ちょっとこじつけっぽいが、有るのと無いのでは随分違う。

キチンと下積みの苦労を描写しているのがいいね。説得力がある。

個人的には好みなんだが、多くの人に好まれるかとなると……
私にとっては今までのアイドル系の作品の中では一番好みなんだけどね。

劇場版良いぞ!泣きそうになってしまった。この子達には成功してもらいたい!

でもこういう現実よりの作品で夢を追いかけてしかも純真さを保つとかいうのは難しいだろう。「アイマス」とかのこれまでのアイドル系の作品はどれもファンタジー路線で体裁を整えていたんだし。

現時点ではパーフェクトな作品ではないけど、寛叔を信じていて良かったと思える作品であるのは確かだ。

ライブシーンのパンツとかストーリー展開とかを見ると、この作品は単純な歌って踊るアイドルの作品だとは思えない。寛叔による悪意だか良心だかが垣間見えるような気がしてしょうがない。

スタートダッシュはうまくいったと思う。あとはグダグダにならなければ……!

劇場版を見てからテレビ版を見れば、言われているほど悪い作品ではないのが分かる。話題となっているパンツにしても、オタクにサービスして話題を集めることができるし、それに加えて女の子達の抱いている「夢」への態度を表すエピソードの一つにできるんだし、良いんじゃないの?

でも、作品の話題がパンツに集中しかけているのはちょっと心配になるんだよな。山本寛はウチの国でもアンチが少なくないし。
山本寛作品が炎上するのはいつもの流れではあるし、監督本人が狙って話題を集めようとしているのかもしれないが……

私は悪くない作品だと感じたし引き続き追っかけることは確定なんだが、疑問も残る。
なぜ寛叔は物語の始まりやキャラ、背景の設定の紹介になる部分を全て劇場版に入れてしまったんだ?正直な所、私は劇場版を見なければテレビ版を見続けるのは無理だった。これは視聴者を最初から追い払おうとしているのだろうか?
寛叔が新たな作品の死に方の実演を企んでいるようにも見えてしまうよ。

この作品、アイドルを題材にしてはいるけど「アイマス」や「ラブライブ!」とは別の作品として語るべきだろうね。もし「アイマス」や「ラブライブ!」といった作品と比較しての評価ということになったら、また新たな遺作として記憶されてしまうだろう。

でもまぁ、なんだかんだで期待できる。
山本寛監督の遺作がまた延長されたな!

このやり方では「Wake Up,Girls!」は日本だと恐らく難しいだろう。日本のオタクの反応を見ても、劇場版も含めての判断では無く第一話だけでの判断で炎上気味の不評になっている。しかし中国では反応がかなり良い。寛叔は中国の視聴者に対してわりと良い対応をしてくれるしいっそ日本を離れて中国でアニメ作ってくれないかね。そして中国のアニメ産業に新たな流れを……



とまぁ、こんな感じで。
「ネタと話題のために見始めたら予想外に面白い」といった反応も少なくないですし、ドロドロな展開やアイドルの下積みというか苦労的な話というのも新鮮に受け取られているみたいですね。

それから「Wake Up,Girls!」は中国の動画サイト土豆で公式配信されているのですが、テレビアニメ版と一緒にテレビアニメの前伝となる劇場版が無料で配信されているので、それもかなりプラスになっているようです。

テレビアニメ第一話単体での評価は芳しくないようなのですが、劇場版を見れば評価が変わるとされているらしく、現在作品を評価して布教に走っている人の間でも
「まず劇場版から見るんだ!」
といった呼びかけが行われている模様です。

上の反応にもありますが、日本の評価と中国の評価が異なる作品になりそうですし、当ブログ的にも今後の展開がイロイロと気になってしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「二次元で『良い父親キャラ』って誰がいる?かなり少ないような」

ありがたいことに
「母親キャラに関する反応があるなら、父親キャラに関してはどうなんでしょう?」
と言う質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

とりあえず、巡回していてうまい具合に見つけた
「二次元の良い父親キャラ」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元で「良い父親キャラ」って誰がいる?かなり少ないような気がする。

確かに二次元だと良い父親キャラって案外いないかもしれないね。
とりあえず「HUNTER×HUNTER」のジン=フリークスとかはわりと良い父親キャラじゃないかと。

「NARUTO」の波風ミナトは普通に人気の高い父親キャラじゃないだろうか。私は彼を真っ先に思いついた。

えーと、じゃあ「BLEACH」の黒崎一心!

犬夜叉と殺生丸の父親とか。名前は確か犬大将か闘牙王だっけ?

「Fate」の衛宮切嗣。私はどっちかと言うと「Fate/Zero」のイメージが強いかな。

血縁的な親子関係によるものではないけど、「ONE PIECE」の白ひげはとても良い父親キャラだ。

「テニスの王子様」の越前南次郎も良いんじゃないかなー。
しかし、なんか知名度の高い父親キャラを集める流れになっているような気もしてきた。

死んでいるキャラ、退場しているキャラが多いよね。父親キャラで良い感じのは。

父親とかハーレム系作品だと普通に省かれるたりもするしなぁ。母親キャラはまだ出番があるんだが。

ハーレム系の作品だと、いないのが良い父親キャラ。
てか父親は母親と違って主人公の単純な味方になればいいってわけでもないし、かと言って活躍しすぎてもダメという難しさが……

主人公の父親ってわけじゃないけど「CLANNAD」の古河秋生とかは良いキャラじゃないか。恋愛系の作品でも良い父親キャラがいないってわけじゃない。

ハーレム系アニメというにはちょっと外れているような気もするが、「瀬戸の花嫁」の父親キャラは良いぞ!

「カードキャプターさくら」の木之本藤隆は善良でなんでもできる上にカッコイイという良い父親の理想形の一つじゃないかな。

そう言えば「カードキャプターさくら」は父親では無く母親がいないケースか。私はよく知らないが少女漫画とかを探せばもっとイロイロな良い父親キャラが見つかったりするのかね。
あと自分は「うさぎドロップ」の河地大吉を挙げよう。彼はなんでもできるわけではないが、父親としてみれば良いキャラだと思う。

「ドラゴンボール」の孫悟空は?

孫悟空は父親として見たらネタにされるくらいダメな方のキャラだろ。孫悟空の父親のバーダックならそれなりにカッコイイが。

孫悟空は良い主人公キャラではあるけど、良い父親キャラではないだろう。ベジータの方が父親としてはまだマシじゃないかね。

上の方で波風ミナトが挙がっているけど、波風ミナトは良い父親ではないと思う。作中における良い忍者であるのは間違いないけど。

私は父親キャラでとして真っ先に思いついたのは碇ゲンドウなんだが、面白いキャラではあるが、良い父親キャラではないな……

父親キャラって作劇上どうしても「越える壁」といった立ち位置になり易いから、単純に良いキャラにはなり難いんじゃないかな。子供をきちんと成長させるとか、子供の目標になるとか、そういうのができている父親キャラは案外少ないと思う。

なんか「名探偵コナン」がかなり良い父親キャラばかりの作品に思えてきた。コナンの父親の工藤優作とか、怪盗キッドの父親の黒羽盗一とかはもちろん、毛利小五郎でさえもダメな所は多いけどなんだかんだで良い父親だし二次元の父親キャラとしてはかなり上の方に入るんじゃないかな……

良い師匠キャラがいる場合とか、良い父親キャラは必要なくなるというのもあるのではないかと。例えば「ドラゴンボール」だと孫悟空よりピッコロの方が父親的な役割を果たしているように思えるし。

日本の作品は少年の主人公が多いというのが特徴の一つだが、そうなると父親キャラが活躍しすぎると主人公キャラの意味が無くなるし、結局は敵などの障害になるか死ぬかフェードアウトで距離を置くかになってしまうような。

ただ、父親でもあるおっさん主人公にしても「良い父親」じゃなくて「ダメな父親」が強調されてしまうような気もするわ。



とまぁ、こんな感じで。
私の守備範囲もあってか中国オタクの父親キャラに関する反応は母親キャラ程ではないような印象です。

中国オタクの面々のやり取りを見ていると、知名度の高い父親キャラはいても「良い父親」的なキャラは案外出てこないようでした。
また日本では父親キャラと言う立場だと比較的よく名前が出て来ると思われる「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしの名前は挙がっていませんでした。キャラの知名度自体は高いはずなので、これは「クレヨンしんちゃん」の劇場版があまり知られていないというのもありそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタクのイメージする「母親キャラ」

中国オタク「日本だと『5円』って何か特別な意味があるの?」

正月っぽい話題は何かないかと探していた所、
先日始まった新作アニメで中国でも公式配信されている
「ノラガミ」

に関係して、
「5円のお賽銭」
についてのやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本だと「5円」って何か特別な意味があるの?
賽銭箱に投げるのが5円だという話を聞いたんだが、なぜそうなるのか今になって気になって来て……

おお、個人的にタイムリーな話題だ。
私も「ノラガミ」を見ていてちょっと疑問が出たんで聞きたい。夜トが依頼料として五円を要求していたんだが、あれってなんか日本の特殊な習慣に基づくものだったりするの?

日本だと5円って幸運とかそういった意味のものじゃなかったっけ。とりあえず神社へのお賽銭は5円が最も良いという話だったような……

私は5円の他にも、50円が冠婚葬祭系の何かのイベントで使われているという話を聞いたような。理由までは覚えていないが。

「ノラガミ」の5円は衝撃的だった。
5円で神が……500円でだって安すぎんだろ。

依頼を受けたときに「よいご縁を」って言っただろ。
中国語字幕がどう訳してあったのかまでは知らないが、原作だとそう答えているはず。日本では五円が「ご縁」につながるので縁起が良いとされている。

たしかweiboでもこの件について解説している人いたな。
日本の習慣では神社の賽銭箱に投げるのは5円がいいとされているそうだ。

え、賽銭箱のあれって5円でいいの?
博麗霊夢の賽銭箱の要求に比べて、ずいぶんと安いなぁ。

私の見たのだと注釈が出ていたな。
五円は「有縁」に近い音で、日本ではお賽銭として五円を投げることが多い、ということだった

ああ、なるほど。「八」が「発財」につながるようなもんか。

五毛より安いって、本当に安い値段で働いているよな。

私もそう思った。
五毛党より安い金で働くとか、スゲェ!といった感じで。
(訳注:五毛党とは、中国のネットで政府に有利な書き込みをしたり問題のある発言を削除したりする人達のことです。その仕事の報酬が書き込み一つで5毛と言われていることから、五毛党という通称になっているそうです)

今のレートだと1元=17円くらいだっけ。じゃあ5毛は約6.5円でホントに5円より高くなるわな。

俺はむしろ、日本でもウチの国の五毛ネタが通じるのかと思ってしまったよ……

そういや以前ネットで「知り合いの女の子に日本の五円硬貨を誕生日にもらったけど、何て意味?」とかいう質問があったな。こういう意味を込めた贈り物って日本だと結構あったりするんだろうか?

それは、なんかとても純愛だな……ちょっとウラヤマシイ。
縁起を担いだ贈り物ってのはどこの国にも結構あるんじゃないかね。ウチの国も九と久をかけたものとかが、様々な所で出て来るし。

ドラマの「月の恋人」でコインを4つ並べたらハートが描けるというのがあったけど、有縁とかけての5円のコインというのもアリだな。

なんてコストパフォーマンスの良い告白方法だ!
俺もちょっと日本の5円硬貨探してくる!!

でも「ご縁が有りますように」って、ある種の別れの言葉というか別の意味にも取れるよね。自分以外の縁を探せと言う感じで、もらい方次第だろうけど、何か不安になる。

恋愛関係だと、うっかり読み違えたら大事になるからなぁ。
ある日本人と中国人のカップルが破局して、日本人が日本語の「さようなら」の意味で「再見」と言っちゃって中国人が日本語で言う所の「ストーカー」になっちゃって大変なことになったケースを知っている。
(訳注:中国語では今後もう会わない的な別れの言葉としては、「再見」ではなく「別了」という言葉を使います)

ウチの国で陳腐になっていない表現を使いたいという感覚はなんとなく想像できるが、言葉や文化が違う所のものを安易に使うのは危ないよね。
神社のお賽銭という習慣は日本人なら常識かもしれないが、外国からでは分からんよ。

あと似たような音ということで考えると、ウチの国だと「ご縁」じゃなくて「無縁」にならんか?
(訳注:中国語では、五圓と無縁はピンイン表記だとどちらも「wu yuan」になります)

なんか面白い話だね。
私はさっき、なんとなく集めていた外国のコインの中から日本の五円を探した。「ご縁」という意味があるんなら、ちょっと使ってみたい。

なるほど、5円にはそういう意味もあったのね。
ところで100円とかの別のコインにはそういった意味ってあるの?

私もちょっと聞きたいんだけど、「縁」と「円」が同じ音なら、金額が大きければ大きいほど効果が大きくなるとか言う話にはならないの?日本のお金には全部「円」がつくのに。

日本語では「ご縁」っていうのだけが単独で使われる言い回しなんだよ。「縁」だけではなく、「御」がつくことが大事なんだろうね。

「ご縁」の強化系的な金額というのは無いわけじゃないよ。
賽銭箱に投入する金額については、基本が5円だけど、45円というのもある。これは日本語の「四十」の読み方の一つの「しじゅう」というのが、「始終」と同じ音になるからで「始終ご縁がある」というものになるそうだ。



とまぁ、こんな感じで。
「5円」に「ご縁」をかけるのを、ちょっと面白いと感じる人も結構いるようでした。

こういった縁起かつぎ的な習慣はイロイロな方面の雑学的な知識が必要になりますから、日本のアニメや漫画で唐突に出くわすとちょっと戸惑ってしまったりもするようです。しかし、中国オタクの中にはそこから興味を持って調べたりなんだりしていく人も多いようで、その辺はさすがですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタクの「中二病でも恋がしたい!戀」の中国流出の件についての反応等

先日放映の始まった
「中二病でも恋がしたい!戀」

ですが、中国でも現地動画サイトの捜狐(sohu)で配信が予定されていました。
しかし日本での放映が行われる前に突然sohuで配信が行われてしまった……という事件が発生しました。

この件については日本でも以下のサイト様などで紹介されています。
『中二病でも恋がしたい!戀』のOPとEDの動画が流出! 理由は中国が最速放送なため? – ガジェット通信

ただ、この件は流出というよりも
「時間を間違えて日本の放映よりも早く配信しちゃった」
という事件のようです。
なぜ時間を間違ったのかということについて外からは分かりませんが、現在も何やらゴタゴタしているのか現時点(1/10昼)では第一話が下げられたままになっているようです。

この件に関しては質問やタレコミをスゴイ勢いでいただいておりますので、今回はこれについてを。

とりあえず以下に中国のネットをまわって見かけたその辺に関する反応などを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「中二病でも恋がしたい」の二期のsohuでの正規配信だが、配信時間に関してやらかしたようだ。あの配信、なんか日本より20時間くらい早い配信になっちゃったらしい……!

あー……あの第一話の配信時間、やっぱり間違ってたのか。
さっき見たら版権側から通知があったという発言とともに、ファイルが下げられているっぽいな。何やってんだか……

急に消えたと思ったら、そういうことか。

世界初公開が中国、我々がついに世界の潮流の最先端に立っちゃった……のか?

全世界初公開とはスバラシイ。中国地区が世界で最初に「中二病」の第二期の第一話を見たというわけだな。私は初めてこっちにおける版権獲得の良さを感じている、ような気がする!

自分もとりあえず見に行ったが、なんで流出というか日本より早く配信ってことになったんだ?

日本の特殊な時間表記、24時以降も25時、26時と時間が続くように表記する日本のテレビ業界のやり方をsohuが勘違いしたのでは、という見方がネットでは広まっているが、どうなんだろ。確かに26:30とか表記されたらウチの国では混乱すると思うが。

どっちにしろ、日本にはそんなに影響ないんじゃないの?

んなわけないだろ。
一度ネットに流出したらほぼ間違いなく転載されまくる。ビジネス面ではかなりめんどくさいことになるぞ。現にsohuが動画を下げても他サイトで見れる状況になっているわけだし。

これが優越感というやつか。日本のオタクどもが騒いでいるに違いない!

早く日本のスレに言ってネタバレを投下するんだ!

日本のネットにあった「第一話 大中華流出」というのには正直吹いた。ただ、日本側の反応はあんまり炎上しているわけではないっぽいな。「地域ごとに放映時間が違うようなもんだと思えば」なんて発言もあった……
でも、なんかイロイロと追っかけてみると今回の件がわりとシャレにならん事態なのも実感できた。

日本側の分かり易い所にさっくりとアップしているヤツも出ているなぁ……戦争を見たいヤツが多いのか。

日本は地域ごとに放映時間に差があるからか、日本のオタクの反応は案外あっさりしている……
「中国が最初なのはムカつく」というのを感じている人間はいるようだが、普通に放映開始を待っていたり、ネタバレ回避に動く人間も多いようだ。こっちで期待されているほど向こうでは悔しがられていないんでないかい?

日本の2ちゃんねるの反応見ると、故意に流出させて話題を煽ったという見方が出ているが……こっちも不意打ちだったんだよなぁ。

これやっぱりミスのように思う。ほとんど宣伝無かったし、集客効果どころか悪影響になりかねんだろう。

あえて時間を間違えたふりをして流出させたとか、可能性としては0ではないが、やるのならもう少しうまくやっただろうという気はする。

sohuが自サイトで動画を一旦下げる→でも他のサイトでは転載されまくり(しかも自分の所のマーク入りの動画)これ明らかにsohuの得にならんよな。自サイトの再生数稼げないのに、自分の所が流出元だと全世界に宣伝!

日本の公式サイトを見ると「1月8日 水曜日 深夜0:30〜」とかになっているんだよな。これ見たら、「深夜」ではなく、8日になった直後の0:30だと勘違いしてしまう。

正規版なのにこの程度のレベルの管理とか、何やってんだか……

この件、sohuは損害賠償とかしないといけないのかね?

この件に関する損害については契約書の内容次第だし外からは分からんが、損害額の算定も難しいだろうからsohuに関しては「今後の番組獲得コストに悪影響」という形で終わるんじゃないかね。
そもそもどこでミスが発生したのかも分からんし。「版権の上流から伝えられた時間が間違っていた」という発言も出ているから、sohu自身の責任がどれくらいかは不明。

もし契約書に記されている時間が間違っていても、現場はそれに従うだけだろうからな。今回の件もそうだが、sohuは正規配信の動画サイトの中では結構良い番組取ってきているけど、なんかうまくやれていない所があるよね。

前期は「境界の彼方」も取っていたけど、きちんと広報が行われていなかったから埋もれていたよな。それ以前の「ダンガンロンパ」もそうだったし。で、今回は派手にやらかしたと。

こんな自爆ネタをやらかさないでも……!というのはさておき、これは結構なマイナスだろう。sohuってアニメの新作取るのは結構上手いけど、宣伝をきちんとやらないから非常にもったいないという印象だったが、今回の件で更に「もったいない」「残念」な感じになっちゃったな。

まぁこの件は日本のヘンな時間の表示が原因なんじゃないかね。
24時間表示にしないと中国では流失しちゃうアル。
(訳注:原文でも普通に「阿鲁」という「アル」口調ネタになっています)



とまぁ、こんな感じで。
現地でもイロイロな受け取り方が出ている模様です。

実は中国で正規配信されている日本のアニメに関しては、日本のライセンサーと直接ではなく間に仲介業者を入れているケースも少なくないので、配信時間を間違えた原因に関してはその過程のどこかで発生した可能性もありますし、外から見ている限りでは今回の件に関して単純にsohu側のミスとも言い切れないのですよね。

この辺について外からでは具体的な版権の流れや契約内容、時間表記のやり取り等がどうなっていたか分かりませんし、なぜ配信されるまで問題の発覚が無かったのかという疑問も含めて、真相は藪の中ということになるんじゃないかという気がします。

それにしても、恐らくミスの可能性が高いとはいえ、こういう事件が重なって中国における公式配信にブレーキがかかるのは勘弁してほしいと思ってしまいますね……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「宮崎駿が乳揺れの元祖!?」

日本ではある意味定期イベントとなっている気もする宮崎駿監督の引退撤回が少々話題になっていたりするかと思いますが、中国では引退撤回の件に加えて
「宮崎駿が乳揺れの元祖らしい」
ということが話題になっているようです。

恐らくソースとなっているのはこちらの記事で、
今夜金曜ロードSHOW「風の谷のナウシカ」宮崎駿スケベ説を鈴木敏夫Pが今ごろ言い出す(エキサイトニュース)
記事の中で紹介されている「風の谷のナウシカ」のディスク特典の、

当時作品に関わっていた庵野秀明監督と片山一良監督によるオーディオコメンタリーから来ているものと思われます。

中国でも宮崎アニメは「文化的な作品」といった扱いになっているので、その宮崎駿監督がアニメの乳揺れの元祖らしいという話はちょっとした衝撃だったようです。

そんな訳で今回は中国のネットで見かけたその辺に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


庵野秀明から宮崎駿が乳揺れの元祖だという発言が出たそうだ。
宮崎駿と乳揺れって、どういうことよ!?

宮崎駿も好色ってことか!?

これは本当に驚きだ……!
庵野秀明って宮崎駿と師弟関係にあるし、最近はジブリアニメの声優までやっているから信憑性は高そうだ……

宮崎駿と乳揺れ?なんかのネタか曲解じゃないの?彼はちゃんとした意味でのフェミニストだろう。

変態過ぎるだろ……

男ならばみな好色なのは当然だ!

男が変態で何が悪い!

宮崎駿を貶めるのはやめろ。
いくらネタであっても、こういった拡大解釈したニュースになるのは非常に不快だ。

好色的な面があっても、あんなに格調の高い作品を作れるんだから何の問題もないだろ。監督の評価は作品を通して行えばいい。

それにしたって、こういうやり方はないだろ。
最近はこの手のネタ扱いしたこき下ろしが多くてイヤになる。

「トップをねらえ!」の乳揺れに強烈な衝撃を受けた身としては、その源流が宮崎駿ということでちょっと嬉しくなってしまったよ!?

宮崎駿はお色気アニメ作るくらいならエロアニメ作れとか言っていたそうだし、実際やるならもっと極端な方向に行くのでは……

そこはちょっと違うな。「影響が凄すぎて販売できなくなって地下上映しか出来なくなるレベルの作品を作れ」というもっとスゴイ言い方。

全裸シャワーシーンとかではなく、乳揺れの元祖という所がスゴイ。さすがだ。
俺の中の宮崎駿の評価がレベルアップした。

まぁ、宮崎駿も男だったということだよ。

まさに老いては益々壮んなるべしというクリエイターだな……

下世話な話はイイカゲンにしとけよ。宮崎駿の評価が高いからこういうネタが出て来るのは仕方がないけど、俺達までそれに乗っかる必要はないだろう。

でも、今調べたら日本では宮崎駿がロリコンだというネタは一般的らしい。宮崎駿をエロオヤジにした各種ネタ画像、あれちゃんと元ネタがあったんだな……

宮崎駿の作品は性的なモノを暗示する内容がかなり多いという話を聞いたことがある。そこは解釈の違いだろうから流していたが、乳揺れみたいな直接的な表現までとは。ちょっとショック。

しかし「風の谷のナウシカ」での乳揺れって……見たのが昔過ぎてもう分からん。

ナウシカがメーヴェで飛んでるシーン、私は昔「下半身に何もはいていない状態」だと思い込んでいたのを思い出した。

ああ、それ俺もだ。あとアメリカでもそういう勘違いした人が多かったらしいね。
それに関しては当時の環境では画質が劣化してしまって、タイツの色と肌色の区別がつき難いレベルの画質になっちゃっていたのも大きいとか。

宮崎駿は庵野秀明の直接的な描写と比べると、なんかこう、スゴイという気がしてしまう。
ところで日本のオタクの間で乳揺れが認識されるようになったのって具体的にはいつごろなのだろうか?「風の谷のナウシカ」の話題が今になって出てくるくらいだから、その作品より後の時期か?

確かDAICON IVの動画でバニーガールが乳揺れしている。これが既にパロディというかオタクの嗜好の一環として認識されていたから、このタイミング以前に既に日本のオタク界隈では乳揺れが存在していたと思われるが……

いや、日本のオタクの間で乳揺れが大きく取り上げられたのはDAICON IVからで、日本のオタクの間で一般的に意識されるようになったのはそれ以降のはず。DAICON IVが83年、ナウシカが84年3月上映だから時期的にはほぼ同時期と見ていいんじゃないかと。
ちなみに、乳揺れの初期に関しては貞本義行も有名だぞ!

しかし当時既に宮崎駿はアニメにおいて乳を揺らすという描写を商業作品において行っていたと……やはり、天才か。

宮崎駿は自分の欲望とそこから来るコダワリに極めて忠実だぞ。乳揺れもその一つなんだろう。日本ではロリコンとしても有名だし、軍オタとしても有名。ウチの国ではほとんど知られていないが「ジブリ」という名前自体がイタリアのカプローニ社の軍用機Ca.309から来ているくらいだからね。
優秀なクリエイターで業界の人間に多大な影響を与える存在とは、そういうものなんじゃないかな。



とまぁ、こんな感じで。
ネタとして理解している人もいるようですが、中国オタクの中には宮崎駿と乳揺れを結びつけることに拒否感を覚える人もいるようでした。

私などは宮崎駿監督の様々なこだわりや、各種エピソードを聞いているとこの話に関してもさもありなんと思ってしまうのですが、中国オタク内では宮崎アニメが文化的な作品、一般層にも自信を持って「これが良いアニメだ」と薦められる作品といった扱いになっているので、こういった下ネタ的な扱いは嫌なのかもしれませんね。

それと話は変わりますが、
「宮崎駿監督から引退撤回を示唆する発言が出たらしい」
というニュースに関しては、中国オタクの面々も歓迎と共に
「やっぱり」
「知ってた」
「きっと戻って来ると思ってはいたが、こんなに早いとは」

という受け取り方をしている模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ロボアニメでロボとパイロット、強さで重要なのはどっちだろう?」

新年の休みも終わりましたし、ぼちぼちと通常運行に戻していこうかと思います。
とりあえず今回は手頃なネタで一つ。

ややマニア寄りな層が中心となっているとはいえ、中国オタク内でも日本のロボアニメの人気は結構なものになっていますし、イロイロなネタに関する考察が行われているようです。

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回して
「ロボの強さに重要なのは機体とパイロット、どちらだろう?」
というやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてのやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ちょっとみんなに聞きたいんだが、ロボアニメでロボとパイロット、強さで重要なのはどっちだろう?
どちらも重要だという結論になるのは私も理解できるが、それでもあえて「どっちなのか」という話をしてみたい。

現実で考えたら機体だろうが、アニメだと目立つのはパイロットだったりするからなぁ……面白い、私もちょっと考えてみるわ。

ガンダムだと明らかに機体だろ。キラ・ヤマトでさえストライク・ルージュに乗ると活躍できないし。

主人公の操縦に機体が追い付かなくなる、主人公の能力を万全に発揮できる新型が完成して乗り換えるというのをどう捉えるかだな。
私はパイロットの重要性を示すエピソードに感じるが、機体の話だと感じる人がいるのも理解できる。

いくらパイロット能力が高くても、機体の限界が低ければその能力を発揮できないから機体が……と考えたが、最近はスパロボも機体の限界廃止になってたっけ。

パイロットは機体の性能を100%或いはそれ以上に発揮するために必要だけど、機体の性能が圧倒的に違えば覆すのは難しい。
機体とパイロット、どちらの「差」が重要かと言えば機体だろうね。

現実に引っ張られているぞ!
ロボアニメの場合、エースの能力を十全に発揮させるために良い機体があるんじゃないか。専用機なんかはまさにそれだ。どちらが先かと言えばパイロットだろう。

アスランはザクに乗ってボコられているから、やっぱ機体じゃね?

アスランの場合はパイロットとしてのブレの幅というか、ストーリーにおける扱いの影響がでかすぎて機体がどうこうとか言えないような気が……

機体という意見に同意。アムロはRX-78で当初から無敵だが、Z時代はロクなMSが無いから活躍できていない。そしてその後はリ・ガズィでまた勝てなくてνガンダムに乗り換えたら最強状態になる。

お前、初代とZをきちんと見ろよ。RX-78は中盤以降は敵機体と同じか劣る程度の性能でしかなくなる。MAはほぼRX-78より強い。
Zガンダムの時代に関しては、確かにアムロにもっといいMSがあれば更に活躍できたろうとは思うが、それでも要所で明らかに自分の乗っているMSより格上の機体に勝っている。というか、輸送機でアッシマーに勝つんだぞ……

ガンダムで考えると、主人公やライバルクラスのキャラになると、機体よりもパイロットって気もしてくるよね。私はグラハムのフラッグVSトリニティなんかが思い浮かぶ。

スーパー系だと、まずスゴイ強いロボがあって……という感じだから、やはり重要なのはロボの方だと思ってしまうな。特にストーリーの最初の方ではロボの性能だけで押し切る流れになりがちだし。

でもスーパー系の機体って大抵は特定のパイロットがいないと動かせないし、修理も代替もできないパイロットの重要性も無視できないような?

それに関してはエヴァとシンジ、どっちがスゴイかという意味で見ると分かり易いかもしれん。

パイロットの方が重要なのは「ガンダムW」とかだな。
量産機のリーオーでさえ、主人公達やゼクス、トレーズが乗ると急に強くなる!

私の見方は少数派かもしれないが、私は「ガンダムSEED」とかを見ていてパイロットの方が重要だと思ってしまうんだよね。キラ・ヤマト(SEEDの時)もシン・アスカも後継機に乗り換えてから強さが無くなる。正直私がキラ・ヤマトを一番強いと感じたのはストライクの時だったり。

ああ、何となく言いたいことは理解できるよ。
確かにキラ・ヤマトはフリーダムに乗ってからはあんまり圧倒的じゃないよね。DESTINYでストライクフリーダムに乗って圧倒的な強さになるってことについてもパイロット補正みたいなもんに感じるというわけか。

ジェガンの隊長は?
あれは優秀なパイロットの重要性を示すものだと思うんだが。

ありゃ良い機体が無いと勝てないっていう証明という見方もできるぞ。量産機だから結局クシャトリヤに敗れたわけだし。

最近、デビルガンダムに勝つジェガンとか、フリーダムに勝つディジェとかも出てきましたよ?

身も蓋も無い話になるが、監督に愛されているかだろう。

確かにそういう面もあるだろう。
しかし富野監督や庵野監督に愛されているとかいう話になると、途端に不安にならないか……?

ここで「Gガンダム」を出しておかなければならない気がした。
あの作品はパイロットの鍛錬でロボが強くなるなど明らかにパイロットの方が重要だし、師匠とか下手すりゃロボ乗らない方が強そうだ!

アニメの方向性次第じゃないの?
玩具売りたい子供向けのアニメとか特撮はロボや装備の方が重要になるのは当然だと思う。

モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でない事を教えてやる!

良いセリフだ。しかしその後の展開は連邦のMSが化物だと証明してしまうものになっているから、そこはこう言うべきだろう。
怯えろ!すくめ!モビルスーツの性能を活かせぬまま死んで行け!

でも結局は機体の性能差があまり大きくない状況でないと、パイロットが重要という話にはならんよね。リアル系とスーパー系が一緒に存在するスパロボとかをやっていると、結局はロボの方だと感じる。

スパロボでふと思いついたが、作品単独で見た場合はキャラの方もかなり重要になるが、その作品をコンテンツとして活用するとなると、どうしてもロボの方が重要になってしまうのではないだろうか?
作品のジャンルの関係上、作品を活用する際のイメージと特徴はどうしてもロボに集約されるのだから。

アニメでなら、最終的には「主人公補正有り」なパイロットが重要になる。
最高クラスのロボはそういった主人公以外性能を発揮できないということになるし、強い敵を性能で上回ることのできる味方側の機体とか滅多に無いぜ?

なるほど……確かに大体ラスボス格の敵は主人公側のロボより強いか、悪くても互角だな。キラ・ヤマトのイメージが強いからうっかりしていたが、考えてみればガンダムでもボス敵より明らかに良い機体で戦えたのって少ないか。ストライクフリーダムは珍しい方の例かもしれない。

私は最終的にはパイロットだと思う。
だってパイロットがスゴイと三倍になるんだぜ?
出力30%増だとかキックの力で加速するとか、そんなもんじゃない!単純に三倍のスピードだ!



とまぁ、こんな感じで。
堂々巡りになる話題ではありますが、中国オタクの面々のロボに関する色んな見方が出ていて面白かったです。

最近「ガンダムBF」の反応を追っかけたりしている際などに、定番の機体に関してはアニメに加えてスパロボの情報も結構混じっているように感じます。(同時にガンダムシリーズのマニアックな機体の情報に関しては案外広まっていないというのも感じるのですが)

またロボアニメ全体という形で見た場合、機体のイメージに関してはスパロボ経由でかなり広まっているような所が見受けられます。
作品の内容や情報が中国語では広まっていない作品に関してもスパロボをやればある程度把握することはできますし、やはり中国オタクのロボ関係の知識やイメージに関してはスパロボの影響がかなり大きいのでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国ファンサブグループ「字幕組」の黄昏? その2 字幕組の活動が最盛期に比べて落ち込んでいる理由

前回は中国オタク界隈における字幕組の活動の背景やその変化について紹介させていただきましたが、今回はその字幕組が現在直面している「公式配信の急増」などによる影響に関して大雑把に紹介させていただこうかと思います。

中国のオタク界隈における字幕組の存在感は非常に大きなものがありました。その合法性はともかく、オタク系コンテンツ供給の大元になっていたのは間違いありませんし、字幕組の最盛期では、中国におけるアニメの人気と流行、作品に対する感性が字幕組によって作られていたといっても間違いではないかと思われます。

またこういった背景があるので、中国オタク内では字幕組の活動を違法だと知りつつも、切り捨ててしまうのは感情的に納得しきれない面もあるようです。現在の中国のアニメ人気やオタクコミュニティはそういった非正規、違法コンテンツの上に発展してきた経緯がある上に、ファンサブ活動を実際に行っていた人間がマニア層には少なくありません。

最近は現地のオタク層にもファンサブ活動が一般的にはアウトなモノであるという知識は浸透しているようですが、面と向かって完全否定される、一律に悪だとバッサリやってしまうと不快に感じるという話も聞きます。

しかし、そんな字幕組の活動も現在は最盛期に比べて徐々に落ち込んでいっているようです。
その原因として大きいのはアニメの正規配信の増加だと思われますが、なぜ今になってこういった影響が出るようになったのかについて考えてみると、以下のような要素が思い当たります。


・字幕組を取り巻く環境の変化
まず、ここしばらくの間で中国のネット業界における競争と淘汰が進んだことによって中国の動画サイトの勢力図が変わり、現在は大手が数サイト生き残る結果となったという点があります。

これにより、生き残った大手動画サイト同士が小競り合いを避けお互いの面子をある程度尊重するようになり、版権獲得作品の削除要請もスムーズに行われるようになりました。この辺は2011年に土豆がテレ東から番組を大量に獲得したと言うニュースが流れた当時と比べてかなり大きな変化ですね。

そして正規に権利を取得した現地動画サイトが自己の利益を護るために動画サイトの非正規動画の削除(及び他の動画サイトへの削除要請)を迅速に行うようになるいうことは、非正規のファンサブ動画をアップロードする集団への圧力にもつながります。

これによりファンサブ動画をアップし難い、アップしても消されてしまうといった状況になったので、動画サイトを主な活動の場所に移していた字幕組にとっては結構な打撃となったそうです。

更に、今までは原則中国国外からになるのでロジック的には可能ではあるもののコストや手間の面から現実的ではないだろうということで、中国オタク内では意識されることのなかった「権利者による侵害対策」が、国内の企業が権利を取得したことにより現実味をおびてくることになりました。そしてその結果、リスクとまではいかなくとも
「プレッシャーを感じる」
ようになったのは確かだそうです。


・ダウンロードには戻れない
動画サイトに関しては大手サイトのパワーバランスの変化に加えて、最近の中国オタクのオタク的ライフスタイルにおいて、動画サイトの存在感がこれまでに無いほど強くなっているという点もあります。

ネット環境やツールの整備向上もあり最近は見る側もいわゆるニコニコ動画的な弾幕コメント系のサイトにおいて、疑似同期で見る楽しみ方に慣れてしまったので、
「もうダウンロードして一人で見ていた昔には戻れない」
といった状態になっている人が少なくないそうです。

自分達のアップした動画に関して反応があるというのがファンサブ活動の大きなモチベーションになっていますから、アップする側も
「ダウンロードして見ればいい」
とバッサリやるわけにもいかなくなっているようです。


・「人気獲得」「支持獲得」のできる作品の予想が難しくなってきた
次に、日本の新作アニメの傾向の変化があります。
最近はオタク向け的な作品を中心とする深夜枠アニメの増加もあって1クールアニメがいよいよ増えてきていますし、「新番」のアニメが毎期ごとに出てきて放映中の作品もどんどん入れ替わります。そのため字幕組がファンサブ字幕を付けるアニメ作品の選定が難しくなっているそうです。

字幕組のモチベーションの重要な要素として
「注目を集めて人気になる」
「自分達が加工してアップした動画が多くの人に見てもらえる」
というのがありますから、字幕組としては
「人気アニメ、大作アニメに字幕を付けたい」
という考えになります。

昔は作品の入れ替わりが今ほど激しくなかったのに加えて、中国オタク内に入る情報の量も限定的だったので中国オタク内でウケる、話題になる作品の予想に関しては分かり易い所もあったのですが、最近は番組も増えていますし、人気になる作品を予想するのがいよいよ難しくなってきているかと思います。
実際、最近は毎期ごとに予想外の面白さでダークホース的な人気を獲得するアニメが出ていますしね。

そして手間をかけて字幕をつけても作品があまりウケなければ見る人間も増えず反応も目立たないといったことになりますから、加工した側としては徒労になる(と感じる)ケースも増え、モチベーションの維持が難しくなってきているという話です。


・公式字幕とのクオリティ差の縮小、或いは逆転
そしてもう一つ、ファンサブが中国オタクの間で高く評価される理由であった
「公式や海賊版よりも字幕のクオリティが高い」
という点に関しても変化が起きています。

昔は字幕組によるファンサブ字幕は
「作品への愛があり、作品を理解している人間が翻訳しているので商業的な字幕よりレベルが高い、面白い」
とされてきましたし、実際昔は海賊版ではない商業的なモノでも、アニメ関係についての知識がある人が少なかった上にやっつけ仕事ということも珍しくなく、レベルの低い字幕が少なくなかったそうです。

以前の記事でも紹介させていただきましたが、最近は本腰を入れてアニメの公式配信を行う所が増えてきたことから、公式配信の字幕のクオリティがかなり向上してきており、現在はファンサブ字幕との差も縮小して見方や好みによっては逆転しているケースも出ているそうです。

ここ数年の間に中国では若い日本語スキル持ちの人間が増加し、それに加えてネットの進歩によって翻訳サイトなどのツールが進化し、参照できる例文や用語も増加しています。更に日本の文字放送による補助もあり、昔に比べて翻訳がかなりやり易くなってきています。

もちろんファンサブグループ側もこの恩恵を受けてはいるようですが、ツールや人材を活用できるのは公式配信側も同じです。それに加えて公式配信側は映像データだけでなく資料や台本といったものまで公式ルートで迅速に入手できるという、ファンサブグループが持ちえない強みがあります。またアニメや漫画を見て育った世代、「分かっている」世代が社会に出ていますから、公式側にいる人間に「オタクの知識がある」ケースも珍しくありません。

そのため、現在は字幕翻訳のクオリティにおけるファンサブと公式配信の差はそこまで絶対的ではなく、好みの差を考慮しなければ、むしろ資料や組織のバックアップのある公式配信側の方がクオリティ面で安定していることすらあるようです。

しかも大多数の人間にとって、違和感のないレベルの翻訳であれば細かい翻訳センスに関する差についてそこまで明確には感じられません。特にアニメはライトな層が大量に見ているものでもあるので、一部のマニアやじっくり何度も見る熱心なファンでもない限り、字幕の質に関しては一定以上であればOKといった所もあります。

新作アニメに関しては「早さ」が求められる所がありますし、趣味でやっている人間が多いファンサブはどうしてもムラが出ます。
一定以上のクオリティの字幕を定期的(しかも番組データがネットに流れてから可能な限り早く)に供給するという点において組織のバックアップやリソースのある公式配信側と競うのは段々と厳しくなっているそうです。

それに加えて、中国のファンサブ界隈においては人が入れ替わる際にファンサブ関係の技術、翻訳や字幕加工のノウハウなどの技術の継承があまり行われていないというのも、「公式との差」という点で考えた場合に無視できない要素になってきているそうです。

ファンサブは基本的に趣味でやっている人が多く、忙しくなったり仕事をはじめたり他に興味を覚えるものが出たらやめてしまう人も少なくないので、日との入れ替わりもそれなりに多いので、クオリティの安定と向上という面ではなかなかに難しい所があります。
それに対して企業の方はノウハウの蓄積や引き継ぎが行われますし、開始当初はグダグダな字幕であっても、商売でやっているのでいずれはそれなりのもの、「見れる」レベルまで引き上げて来ます。


・アニメ字幕の有難みが薄れた、手間の割に評価されない
最後に、中国のネットの状況の変化や、ファンサブ字幕を付ける側の事情に加えて、ファンサブ字幕加工されたアニメを見る受け手側の中国オタク層の意識が変化している点も無視できません。

これは言ってしまえば、ファンサブ字幕加工されたアニメの
「有難みが薄れてしまった」
という所でしょうか。
少なくとも昔に比べて字幕組の加工した動画が有難いとされなくなっているのは確かなようで、下手すれば「あって当然」みたいな扱いをされてしまったりもするようです。

受け手側がファンサブ字幕付きのアニメがあるという環境にすっかり慣れてしまっている上に、公式配信によるアニメも増加しているわけですから、昔に比べて「餓え」のようなものは薄れています。
見る人間の感謝が無くなったわけではないでしょうが、あって当たり前的な扱いも見え隠れするようになってきているそうです。

しかも情報や比較対象が増えている上に、フォーラム以外にもweiboやコメント付き動画サイトなど手軽に参加できるネットの交流媒体が増えて来ていることから、昔に比べてクオリティや間違いに関する批判や揚げ足取りをされ易くなっています。

そんな訳で、ファンサブ活動をやっている側からすれば
「やってられない」「割に合わない」
という考えにもなってしまうそうで、最近はどうせ翻訳するなら、
「アニメ以外の方が楽だしウケる」
ということで、日本語スキルを持っている人間がアニメの字幕以外のジャンルに流れているという話です。

最近そういったファンサブ翻訳関係で人気や需要があるのは日本のオタク界隈の最新情報や、業界情報、ディープな日本事情、クオリティの高いオタクネタやら同人誌といったものだそうで、現在はその辺を中国語化する方が注目されてウケを取れるといった考えも広まっているそうです。

コチラに関しては競合する相手が少ない上にクオリティに関する要求もそれほどでは無く、しかもアニメのファンサブ字幕に比べて労力が少なくなるケースも多いですから、現在のアニメのファンサブ字幕にかかる労力と返ってくる反応を考えると、「アニメよりも楽だしウケる」という所は確かにありそうです。



グダグダと書いていたら妙に長くなってしまいましたが、以上のような要素が影響して中国のアニメのファンサブの動きに勢いが無くなってきているのではないかと思われます。

最近の中国オタク界隈では、技術と環境の面に加えて、モチベーション的な面もあり、アニメのファンサブ活動というのが昔に比べて
「楽しくてウケる、評価される」
ものではなくなってきているのは間違いないようです。ファンサブ加工自体は昔に比べて簡単になっているとは思うのですが。

ファンサブで加工されたコンテンツが勝手にネットにアップされてしまうことは、日本語のオタクコンテンツが出続ける限り無くなることはないでしょうし、アニメのファンサブが消えることも無いと思います。
しかし、昔のような中国オタク界隈における根幹的な要素ではなくなっていくのではないか……という気もしますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国のアニメファンサブグループ「字幕組」の黄昏? その1 中国でファンサブが盛り上がっていった流れ

中国のアニメファンサブグループ「字幕組」の黄昏? その1 中国でファンサブが盛り上がっていった流れ

元旦の休みでグダグダになっていますが、このままだと際限なくだらけてしまいそうなのでちょっと更新を……

振り返ってみれば昨年も中国オタク関連でもイロイロなことがありましたが、中国オタク界隈における最も大きな変化は
「アニメの公式配信の急増」
ではないかと思います。

2011年に暴動関連のゴタゴタが起こり、中国国内で開催予定の各種イベントが大はアニサマから小は同人系のイベントまで中止や延期になるのを見たときは本当に頭を抱えたものですが、そこから一年程の時間でここまでの状況になるとは……・一昔前までは、中国でこんなに多くの日本のアニメが権利の取得のもとで配信されるようになるとは夢にも思いませんでしたね。

さてこのネットにおける日本のアニメ配信の増加ですが、当然ながら中国オタクの面々のオタク的ライフスタイルを大きく変えることにもなっているようです。

このブログをわざわざ読んで下さるような方はご存知かと思いますが、中国に日本のアニメが広まったのはテレビの放映の他にも海賊版やネットなどの非正規ルートの影響が大きく、特に00年代後半以降においてはネットによる非正規ルート、特に中国語系のファンサブグループ、通称
「字幕組」
によって加工されて拡散された中国語字幕付きアニメの影響は非常に大きなものでした。

このアニメにファンサブ翻訳の字幕を付けてネットに勝手にアップしてしまうファンサブ活動には著作権やファンの態度といったことなどに関してイロイロと問題があるかと思いますが、その辺については既にイロイロな所で語られていますしとりあえず脇に置いて、中国オタク界隈における字幕組とその周囲の環境の変化に関してを例によってイイカゲンにまとめて見ようかと思います。

そんな訳で今回はまず「字幕組」とその背景の流れに関して大雑把に紹介させていただこうかと思います。


・字幕組活動初期
中国本土でファンサブ活動が広く行われるようになったのは、00年代の半ばごろからだと言われています。ファンサブ活動を行う上では、「アニメのデータ」、「翻訳とデータを加工する人間とツール、環境」、「ファンサブ作品を拡散するルート」が必要となりますが、それが中国で整ってきたのが00年代半ばになります。

当時の中国はちょうどブロードバンドが普及していった時期ですし、winnyやshareなどのP2Pファイル共有ソフトを使えば日本の最新アニメのデータが手に入るようになっていった時期でした。

ただこの時期はまだ日本語スキル持ちの中国オタクが少なかったことに加え、翻訳ツールやネットで探せる日本語の例文や翻訳資料といった翻訳環境に関しても今と比べて不便だったことから、ファンサブ活動を行えるのはオタク関係の知識があり日本語能力を身に付けていたごく一部の人間だったようです。そのため当時の中国オタク界隈においてはファンサブ翻訳が貴重な職人芸、最先端のオタク的活動といったような扱いをされていたそうです。

この中国語ファンサブ字幕付きのアニメの登場は
「多くの種類の日本の新作アニメをすぐに見ることができる」
「海賊版業者のやっつけ翻訳や、テレビ放映の作品を理解していない微妙な翻訳や吹き替えではなく、オタクの知識を持った人間によるきちんとした翻訳で見ることができる」
といったことなどから、中国オタクの間で大歓迎されたそうです。


・字幕組活動拡大期
00年代の後半は中国のネット環境の整備やファンサブ動画作成環境の向上、ファンサブ作成者の増加に伴い、字幕組の活動と規模がどんどん広がっていった時期です。ファンサブグループの活動が中心となったフォーラムも賑わっていたそうで、ファンサブ字幕付アニメのデータの配布情報がフォーラムにおける重要な話題となっていたそうです。
またその影響により海賊版の需要が無くなり、それまで様々な対策をしてもなかなか減らなかった海賊版ディスク販売の業者がズンドコ駆逐されていってしまったそうです。

この時期はファンサブ字幕付きの作品によって日本の新作アニメが入るスピードが加速し、入る量も急速に増えていきました。そして段々と日本に新番組をタイムラグ無しで追っかけるスタイルが定着していきましたね。

私の印象ではこの00年代後半辺りから、中国オタクのアニメ作品に関する記憶や感覚が一気に日本に近付いて行ったように思います。
それ以前は入るルートやタイミング、作品の数に大きな違いがあったことから、記憶や感覚についてはちょっとした違いがあったのですが、これ以降は中国オタク内でもアニメ作品の知識がどんどん蓄積されていきました。
中国オタクのアニメ作品に対する感覚の基準や、子供の頃に見たテレビアニメ以外の「名作」「思い出の作品」的な扱いをされる作品に関しては、この時期のものが中心になっているように思います。


・字幕組活動安定期
2010年前後になると、字幕組の活動はいよいよ安定していきますが、中国オタクのアニメ視聴スタイルに大きな変化が起こります。

日本のニコニコ動画的なコメント付き動画サイトが中国オタクの間でも非常に大きな存在となってくるようになり、中国オタク内では「弾幕視頻」(「コメント弾幕」という言葉から来ていると思われます)と呼ばれることになる、ニコニコ動画のコメントによる疑似同期的な視聴により作品を楽しむスタイルが広がっていきます。

中国における動画サイト分野の環境の整備もあり、この「弾幕視頻」でアニメを楽しむスタイルはその後の中国オタクのアニメ視聴スタイルにおいて無くてはならないレベルの存在になっていきます。

また字幕組側にとってもこういった動画サイトに自分達の加工した動画をアップするのは、P2Pやアップロードサーバを通じてのダウンロードによる拡散に比べて作品を見る人間が増える、ダイレクトに反応が返ってくるということで、非常に「面白い」ものとなったそうです。
そして各字幕組の活動や競争の場としてbilibiliやacfunといったコメント付き動画サイトが賑わうことになっていきました。


・現在
そして現在、中国本土でアニメのファンサブ活動が広く行われるようになってから10年程の時間が経ったわけですが、実はアニメに関するファンサブ活動については最盛期よりも落ち込んでいる、元気が無いといった状態になっている模様です。
恐らく最後の盛り上がりは「Fate/Zero」のアニメが放映されていた時期で、それ以降は下り坂になっているという話も聞きます。

この変化については、最近の中国の動画サイトにおけるアニメの公式配信の増加とそれに伴う公式配信の「官方字幕」のクオリティの上昇、更には中国オタク内におけるファンサブ字幕付きアニメの扱いの変化など、イロイロな原因が考えられるそうです。

中国オタクの間における字幕組への思い入れ自体はまだ結構なモノがあるのは間違いないのですが、活動の方に関しては今までに無い方向の変化が出ているのも確かです。

とりあえず今回はここで一区切りとして、次回は中国のファンサブ活動の権利関係以外の問題点や、昔に比べて勢いが落ちている原因などについて紹介させていただこうかと思います。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2013年後半 よりぬき日中オタ活動

新年あけましておめでとうございます。
今年も例によってイイカゲンな内容が続くかと思いますが、当ブログをよろしくお願いいたします。

さて前回の記事に続いて、以下に昨年下半期のオススメと言いますか、良い評価や比較的大きな反応をいただいた記事を並べてみます。


中国オタクとオタク文化

中国オタク「親戚の子供に部屋のフィギュア二十数体と1万元のヘッドホンを壊された。相手の親は『子供のやった事だから』で済ませようとしてくる」

中国オタク「『進撃の』や『立ちぬ』って中国語に訳すのが難しいよな……」

中国オタク「ウチの国で特撮が流行らないのは何故?」

中国オタク「お金がかかる部活って、何?部活の費用ってどうなってるの?」

中国オタク「なぜお団子頭が中国人キャラのイメージになっているんだ!?」

中国の国民的アニメが暴力的で下品だと批判されまくって全面修正の流れに

中国オタク「日本のアニメに汚い言葉が出ないのはなぜ?やっぱ規制とかしているの?」

中国オタク「日本人は『Z』の字になんか思い入れがあったり特殊な意味があったりするの?」


中国オタクとアニメと漫画とゲームとラノベ

中国オタク「なぜ我が国でキングダムは人気にならないのだろうか?」

中国オタク「虚淵玄が仮面ライダー脚本!?日本の子供の心が大ピンチだ!」

中国オタク「ロボアニメのロボってなんで盾持ってるの?あれいらないんじゃないの?」

中国オタクの「艦これ」への反応と、そこから見えてくる中国オタク界隈の情報の流れ

中国のアニメ公式配信中の各動画サイトのイメージと傾向 オタ中国人の憂鬱アップデート

中国オタク「ロードス島戦記ってどこがスゴイの?高評価の理由は何?」


その他諸々

中国オタク「日本人が漢詩を勉強しているってホント?ネタじゃないの?」

中国オタク「たまごかけごはんがウマそう、でも怖い、でも食ってみたい……」

中国オタク「日本刀の実際の長さってどれくらいなの?」

中国オタク「日本人の間では東京ってどれだけ憧れられているの?都会ってどれくらい憧れられているもんなのかな?」

中国オタク「アニメや漫画の影響で過剰評価されている食べ物について」

中国オタク「日本の女性って頭を撫でられるのが好きなの?」

中国オタク「日本人はなんであんなに『気』が好きなんだ?」

中国オタク「納豆について教えてくれ……」

中国オタク「日本では買い物袋からはネギが出ている法則について」

中国オタク「なぜ今川義元はあそこまでネタキャラにされたり過小評価されたりしているの?」


2013年の中国オタク界隈の人気作品に関しては「進撃の巨人」の人気が大爆発したのが印象深いですが、あまりにも広い範囲での人気になってしまったので、当ブログでは逆にどういった方向から紹介すればいいのか分からなくなってしまいましたね。
人気の広がりっぷりに関しては他のサイト様で十分に紹介されていましたし、中国のソッチ系のサイトのコメントを一部抜き出すだけではその人気を伝えきれないのが明らかだったもので。

また「艦これ」がpixivや同人系の情報などを通じて、作品やキャラの中国オタク界隈における知名度や人気が向上していったのはちょっと面白かったですね。
中国では昔から隠れ日本海軍好きな人が意外に多いという事情はあったのですが、今の中国オタクの間でもそれなり以上に話題になったというのは正直意外でした。


とりあえず、こんな所で。

百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
表紙は日本鬼子&小日本、帯の推薦は岡田斗司夫様と、本の外側については管理人が怖気づくようなレベルになっています。中身も表紙サギにならないようできる限り頑張ってみましたので、よろしくお願いします。 ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有る北京の漫画喫茶B3のHPです。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

中国オタク的に気になる(らしい)アイテム

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