「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2014年02月

中国オタク「涼宮ハルヒの消失の聖地が消失してしまったらしい……」

ありがたいことに
「涼宮ハルヒの消失の聖地のお店が閉店するそうですが、中国オタクの間での反応などはありますか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。
「涼宮ハルヒの消失」聖地・サイゼリヤ北夙川店が閉店 ファンから惜しむ声(ねとらぼ)

「涼宮ハルヒの憂鬱」は様々な面で中国オタクに影響を与えた作品ですし、現在も根強いファンがいて原作の続きやアニメの第三期を待ち望んでいたりするようです。
この劇場版「涼宮ハルヒの消失」

の聖地のサイゼリヤが閉店するというニュースも早速中国で紹介されていますし、ファン経由だけでなく中国のネットニュースの記事(中国語)になったりもしています。

以下に中国のソッチ系のサイト等で行われていたこの件に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「涼宮ハルヒの消失」の聖地が消失してしまったらしい……

なんと…・…いや、そうだよな。聖地も消える可能性はあるよな。しょうがない話だというのは理解できるが、何とも言えない寂しさを感じてしまうな。

京アニは早く涼宮ハルヒの新作を出してこの店を救ってくれよ!

「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品、そして団長こと涼宮ハルヒというキャラも刻の涙となっていくのか……

「涼宮ハルヒの驚愕」を読んだ時は、次は大学編になるのかと期待したもんだが。続きでないねぇ。

大したこと無いニュースのはずなのに、実は自分がかなりダメージ受けているのに気付いた。なんかすげぇ悲しい。

「もったいない」というのが正直な感想。でも考えてみれば劇場版の公開は2010年、アニメの第一期は2006年だ。8年前の作品と考えればしょうがないのかな。

こうやっていつの間にか消えていくのも「涼宮ハルヒ」という作品らしいような気もする。

作品の続きが出ない、待っていても無駄というのを見せつけられているようでツライ。

しかし閉店の理由は一体……?
聖地になるような店でも、経営が上手くいっていなかったりするのか?

客が来なくなったとかなのかね。ファンが定期的に訪れそうな気はするんだが。

見た感じ、立地は悪くないように思えるがなんでだ?
作品のテーマで染めた店とかではなく普通の店のようだし、作品人気の失速による影響とかの話ではないだろうし。

有りがちな話としては、立地が良いから家賃が上がってレストランの利益では折り合わなくなったとか、オーナーが別の用途に使おうとしているとかいう可能性も考えられるな。
ウチの国だと不動産価格の高騰のせいで、繁盛している良い店でもこういう理由で潰れるのが珍しくないが……

日本のニュースによれば、閉店の理由は「契約時期が来たことと老朽化のため」らしい。

建物の状態の問題か……日本のネットにはファンの撮った閉店した店の写真がアップされているし、少なくとも客が来ないからというのが閉店の主な理由ではなさそうで少しだけ心が軽くなった。

あの店のモデルあったのか。そして知った瞬間に閉店を知るとか、キツイ。

てか作中のあの店、萨莉亚だったのか……
(訳注:中国に進出しているサイゼリヤの中国語名が「萨莉亚」です)

涼宮ハルヒのテレビアニメの情報はずっと無いままだし、作品の人気も昔のような勢いは無い。自分がオタクになったきっかけの作品だし、寂しいニュースだと感じてしまうよ。

一応、「長門有希ちゃんの消失」のアニメ企画は進んでいるという情報は出ているね。後の方になるとグダグダになってしまうが、関連作品の中ではかなり安定したクオリティではあるし1クールでやるなら悪くないんじゃないか。

谷川流が続き書かないんだか書けないんだかというのがあるから、やはり難しいよな。冨樫の休載はまだネタにできるが、谷川流の方は話題にするのもなんか微妙だ。

知り合いには「強殖装甲ガイバー」の続きをずっと待っているファンのヤツとか、待った挙句にたいへんなことになった「ファイブスター物語」のファンのやつとかいるからまだ自分はマシなのかとも思うが……

涼宮ハルヒ関係で巡礼できる聖地ってあんまり多くないし、ここしばらくの間でいくつか無くなったりしてもいる。そしてこの店までも。私が日本に行けるようになるまでに、どれだけ残っているのかなぁ……

まぁ、時間が経ってなくなってしまうのはしょうがないよ。それに作品と関係する場所という概念は消えない。
私もまだ当分日本の姓地には行けないだろうけど、とりあえず聖地とは建物なのか場所なのかシチュエーションなのか、定義や自分の求めるものをちょっと考え直してみたい。

そういった要素はあればあるほど嬉しいが、無くなるとしたらどこまで許容できるのか。
とりあえずアニメの元ネタになったという事実のある場所に行けば、ある意味満足できる自分がいたのも確かだ。

ところで、俺はこのニュースでサイゼリヤがホントに日本から来たチェーン店だったというのを知った。実はわりと半信半疑というか、誇張か何かが混じっているんじゃないかと思っていたわ。



とまぁ、こんな感じで。
寂しいと思う人も少なくないようですし、今回の反応からは中国オタク界隈では「涼宮ハルヒの憂鬱」の続きを待っている人が今でも少なくない作品だというのを改めて感じました。

「涼宮ハルヒの憂鬱」は、現在の中国オタクの盛り上がりの基礎を作った作品と言っても過言ではないですし、中国オタク界隈では恐らく
「続きが出ないことにガッカリした」
「諦め半分ではあるものの、続きが出るのを今でも期待している」

という人が最も多い作品なのではないかと思います。
そんな訳で、その作品の聖地のお店が閉店するということに関してはイロイロなものを感じてしまうのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本のPTAはどれだけ巨大な組織なんだ?」

学園を舞台としたアニメや漫画では当然ながら日本の学校に関する常識を前提として話が進むわけですが、同じ学校とは言っても日本と中国ではイロイロな違いが有りますし、日本では当たり前のことでも中国の感覚では引っかかってしまうことも少なくないのだとか。

そしてそんな微妙にひっかかる日本の学校関係のモノの一つに
「PTA」
があるそうです。

今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の学校のPTAとはなんぞや?」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の学校を舞台とした作品にわりとよく出てくるような気がする「PTA」だけど、あれってウチの国の学校の「家長会」(保護者会)みたいなもんなのかな?
なんかわりと違うようなモノという印象も受けるんだが……

PTA自体は日本だけじゃなく、色んな国にあるはず。
Parent-Teacher AssociationでPTAだから保護者と教師のやり取りのための、ある種の委員会とでも言えばいいのかね。

日本でアニメとかに関して批判が起こる場合、大抵そのニュースに日本PTA全国協議会というのが出てくるんだよな……

子供に悪影響を及ぼすうんぬんの批判を主に行うのが日本のPTAといった所か。

「銀魂」はPTAと戦いながら連載を続けているという話だが。

ウチの国の「家長会」と似たようなものではあるが、中国の学校のように家長(保護者)を呼んで会議をするのとは違うぞ。
日本のPTAは学校と保護者間の情報ルートとしての顔があり、学校のイベントの手伝いもする。それに加えて青少年保護を目的とした非政府系の組織という顔もあり、組織として動いた場合は社会への影響力もかなりある。更には学生の心身の健康及び安全のためにもイロイロとやる。その活動は素行不良な教師に圧力をかけたり、街で遊びまわる学生を取り締まったりとかなり広範囲にわたる。

そこがよく分からん。学校レベルの話と、社会レベルの話がある。日本のPTAはどれだけ巨大な組織なんだ?その辺どうなってんの?

各学校のPTAと、全国レベルのPTAはちょっと違うんだわ。
各学校に単位PTAがあって、それが各都市、更には各地区、そして全国組織と言う順で連合体になる。そして学校内に限って言えばその単位PTAの影響力はかなり強いという話だし、連合体レベルになると世論への影響が出てくるんだろうね。

単位と、連合体か……なんかスゴイよく分かったわ。ウチの国にも似たようなものがあるね、うん。

あと、私立学校は独自のPTAを組織しているケースもあるそうだ。
それとイロイロやってはいるがPTAは必ずしも自分から問題を探してどうこうする組織ではなく、保護者が問題を投げかけてそれに応じて動き出すというケースが多い、はず。

なるほど。PTAが教師に圧力をかけるのではなく、保護者の訴えによりPTAが動いて結果的に教師に圧力がかかるのか。

そういう監督機構というかシステムってウチの国にも似たものがあるように思うけど、日本のは随分と強そうなんだよな。

日本のPTAは強そうだけど、それでもアニメに関してはウチの国よりはよほどマシだとは思うけどねぇ。
ゴールデンタイムとかではない深夜枠とかなら色んなアニメが流せるようだし。保護者の訴えが重なった結果、ウチの国はイロイロなジャンルや表現が全面的にアウトな状態だ。

それでも作品内の扱いを見る限り、制作現場への圧力や、実際に学校生活を送っている生徒からしたらめんどくさい存在なんだろう。三次元でも、二次元でもPTAが出てきたらだいたい悪役というイメージだし。
あと似たような組織ということでは、PTAはウチの国より強くてBPOはウチの国より弱いというイメージだな!

ウチの国の保護者の戦闘力じゃ日本のPTAには敵いそうにないな。集団の戦闘力や耐久力が無いし。

ウチの国は保護者の訴え→ニュース→お偉いさんが動く→上の部門による圧力の順だけど、日本は直接PTAがやっているみたいだしな。ウチの国の保護者もめんどくさいけど、日本はまたそれにイロイロな組織力が加わっているのが「強い」というイメージを加速させる……!

日本のPTAの戦闘力って高いよな。保護者が「有害」と見做した作品を自分達の動きで壊してしまえるとか。PTAの関係により、各生徒の親もコントロールされているような描写も見かけるし。

保護者間の権力関係というか、上下関係って、学校外の権力や財力とどれくらい関係するのだろうか?なんかPTA内だけである種の独立かつ閉鎖した組織のような印象も受けるんだが。

お前の言いたいことは分かる。ウチの学校の、外部の権力や財力が直接影響する形とはまたちょっと違う流れみたいなんだよな。

生徒の母親による独自の集団になっているような印象もある。
恐らくそこは夫が働き妻は家事をするという日本社会の特徴というか、共働きがほとんどのウチの国とは違う背景があるんだろう。

でも最近は、子供の勉強、受験のために仕事を辞めて子供のための家事、学校の送り迎えとかのサポートに回る親なんてのも珍しい話じゃなくなってるからな……私の子供の頃と案外変わっているのかも。

私の子供はまだ幼稚園だけど、保護者会の雰囲気は相変わらず受験、成績が最初に来るという感じだね。いや、幼稚園までそう言うのが広がっちゃっているという点は昔とかなり違うかもしれないが。

私は日本のPTAの戦闘力がイロイロと不思議。
その保護者の持っている権力や財力をバックにしたものではなく、PTAという組織をバックにしたもののようだし。

ウチの国だと学校に影響力の強い親=お偉いさんや金持ちという感じだよね。
そういや日本のPTA的な話は無かったと思うが、私の高校のクラスはあと母親が党の幹部というクラスメートがいてクラスの各種イベントでその親御さんのコネが発動するケースがちょくちょくあって妙に存在感があったな……

基本的な疑問で悪いんだが、日本のPTA活動って学校のイベントの手伝いといったかなり時間取られるようなものもあるみたいだが、それって成立するのか?日本の母親ってウチの国に比べてそんなにヒマだったりするの?

一応無理だったら調整は効くらしいけど、どこかでその補填をしなきゃいけなくなるそうだ。子供を学校に通わせる際の保護者の義務みたいなものらしいよ。
知り合いの夫婦の奥さんが中国人で、日本で子供を学校に通わせているんだが、日本の学校で驚くのはPTAの活動だとか。なんかわりと頻繁にPTA関係のボランティア活動をしなければならないと聞いた。

保護者の義務のようなものか……やらなかったら学校に通う子供に影響出そうだというのは容易に想像できるな。
しかしウチの国だと保護者会くらいだよな。親が学校に関わるイベントって……

日本のアニメでしょっちゅう愚痴やツッコミのセリフを吐かれる存在くらいにしか思っていなかったPTAだが、実はそんな組織だったのか。なんか日本の学校の特徴に関する知識がまた一つ増えてしまったわ。



とまぁ、こんな感じで。
PTAの名前は学校を舞台にした作品だとよく出てきますし、最近ですと中国オタクの間でも人気の高い「銀魂」

でPTAがどうこうというネタで意識するようになるケースも多いのだとか。

それと上の発言にもありますが、中国の保護者の方は子供の勉強に関しては熱心ですが、日本の学校のPTAのような活動というのはあまり無いかと思われます。学校側からのものも、保護者間でのものも。

私が現地の学校に通っていた時も、保護者関係の活動はクラス単位での保護者会と、受験の全体説明集会くらいしかなかった覚えがありますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本に留学するならハンコが必須と聞いたけど、本当?」

ありがたいことに
「日本のハンコに関する習慣って中国だとどうなんでしょうか?」
という質問をいただきましたので、今回はそれについてを。

日本と中国ではイロイロと習慣やそれに伴う手続きに違いが有ったりするかと思いますが、「ハンコ」に関してはかなりの違いがあります。

中国では個人の場合、基本的にサインになりますから留学や仕事などで日本に来て生活する際に、ハンコ関係の手続きにイロイロと戸惑うことも少なくないそうです。

とりあえず以下に中国のネットで見かけた
「日本留学におけるハンコの準備について」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本に留学するならハンコが必須と聞いたけど、本当?
もしそうなら、ハンコは日本に行ってから買うのと、ウチの国で買うのでどっちがいいのかな?

日本の生活ではハンコが必須なのは間違いない。色んなところで使う。
私はウチの国の日本留学や日本ビジネス向けのハンコを扱っている所で作ったよ。

日本だと銀行口座開設とかもハンコが無いとできないからね。日本でハンコ作るとかなり高いから、学生さんなら出国する前に作っておくのをおススメする。

日本留学用の2個セットのハンコだと150元(約2500円)くらいから400元(約6800円)くらいまであったような覚えが。

どの程度の材料を使うつもりなのか分からんけど、日本で買った方が安いケースもあるよ。ただ学校の手続き、銀行口座開設とかで日本生活の最初の頃からハンコは使うことになるし、事前に準備しておく方がいいかも。

私は親の知り合いの先生に作ってもらったハンコがあるんだけど、それは15mmくらいでちょっと大きめのものになっているけど大丈夫かな?
あとフルネームの入っているハンコなんだけど、それについてもちょっと心配。調べたら日本の個人で使うハンコって基本的に姓だけのようだし……

自分もついでに質問。
ハンコ作る時、簡体字と繁体字のどちらを使えばいいんだろう?あと書体も何を、例えば篆書体や吉相体、楷書体、行書体、隷書体だったらどれを使えばいいのだろうか?

15mmくらいなら問題ない。確か25mm以上とかになると場所によってはダメとかになると聞いたかな?ただ問題は無いけど、普段使うには15mmって大き過ぎてやや不便かも。
それと文字に関しては簡体字、繁体字どっちでも大丈夫。字体も好きなので問題無いよ。

私の作ったハンコは繁体字なんだけど、パスポートは簡体字なんだよね……これ問題になったりしないかな?

さすがにペンネームとかアルファベットとかはダメらしいが、パスポートの名前と一致していれば大丈夫でしょ。

私も繁体字ハンコ使っているけど何の問題も起きてないよ。
あと何か不都合があっても、日本でハンコ作ってそれをずっと使うようにすれば(例えば銀行や、保険の手続き等で)大丈夫。

ハンコの種類が複数あるということなんだが、結局幾つ、何種類作っていけばいいんだ?あと男女でサイズが違うとか?
もうこんがらがってきた……

確か実印銀行印認印の三つのはず。
男女でサイズが違う傾向もあるけど、使う際には問題にされない。

とりあえず実印だけしっかりしていれば大丈夫なんじゃないかな。実印は扱いが厳格で自分の名前と完全に同じものでないとダメなはず。あと材質に関しても変形し易いゴムでインク自動供給のヤツもダメだという話だ。
認印は日常的なモノで、銀行印と分けておくのが良い。それから当然だけど、銀行印は毎回必ず同じものを使わないとダメだよ。

それでも3つか……とりあえずそれを作って持っていけばいいってことかな……

3つとか言われることが多いけど、実際は正式な場面で使うものと、日常的な場面で使う物で2つあれば大丈夫なはず。
とりあえず1つあればどうにかなるから、混乱するなら1つだけこっちで準備してあとは日本で周りに聞くか必要になった時に作ればいいと思う。日本はハンコをよく使う社会だから手頃な値段ですぐに作れる。

ところで私は3つ作ったのは良いんだけど、簡体字と繁体字、姓だけかフルネームかなどで全部微妙に違うものになっちゃっているんだけど、大丈夫かな……?
作る時はノリというか、カッコよさ重視でやっちゃって……

それはさすがにダメじゃないか?
そのうちの1つだけ使うか、新しく作り直した方が良いと思う。いちいち説明して相手に理解してもらうのも現実的じゃないし、もしダメだったり不正を疑われたりしたら悲劇だぜ。

日本で使うハンコをこっちで作る人も少なくないようだけど、ウチの国で作った場合偽造防止とかきちんとしているの?

いやいやいや。ハンコというシステム自体がそもそも偽造防止と意思表示を兼ねたものだろう。
不安になるのは分からなくもないが、まずはハンコの保管をきちんとしておけば大丈夫。ちなみに「印鑑登録」をする実印がセキュリティの高いハンコで、こっちは重要なモノに印鑑証明という書類と一緒に使う。

日本で買ったらやはり高そうだし、こっちで作っていくのが良いのかな。
日本語でのやり取りに慣れていない時に、自分の名前の漢字、しかも日本語では一般的ではない或いは使われない字を説明するのは大変そうだし。

日本のハンコは基本的に実印と認め印等のその他だよ。
実印は住んでいる地区の政府機関で「印鑑登録」を行ったもので、部屋を借りる時なんかに必要になる正式なハンコ。それ以外は使う度に違うハンコ持ちだすとかでなければ問題無い。

言っちゃなんだけど、ウチの国の人間の場合はハンコの準備に関して心配するよりも「きちんと保管しておく」ということの方を心配した方がいいんじゃないかと思う。
日本は様々な場面でハンコを使わなければならないから、慣れていないウチの国の人間の場合うっかり紛失する、どの手続きにどのハンコを使ったか忘れてしまう可能性も高い。私のクラスメートには銀行で口座開設した時に使ったハンコを無くしてしまい非常に面倒なことになったヤツがいる。銀行側には口座開設時に使ったハンコのデータが保存されているから、当然新しく作ったハンコではダメで……

日常的に使う方のハンコは日本に来てから買うのもありかな。李とか張、林とかの大姓で日本の漢字でも珍しくないものなら出来合いのを買って使える。中国で作るよりも安い、数百円〜千円くらいで買えるはず。それに注文して彫ってもらうのも簡単にできる。
私が日本留学前に中国で作ったハンコ、長く使う物だろうからとちょっと高い材料使っちゃったのもあるんだけど600元(約1万円)以上かかったから、日本のハンコの値段を見てちょっとガックリ来た。

特別な姓じゃなければ百円ショップで売っているね。私も100円ショップじゃないけど、近くの文房具で数百円のを買った。
とりあえず入学の書類に関して実印は必要ない、認め印でいいということだった。私は日本に来てからハンコを準備したけど、そんなに焦ることもなかった覚えがある。

なんとなく必要なのは分かるんだけど、実際無いとどれくらい困るのかいまいちピンと来ない……以前日本に旅行した時もハンコを要求されるような場面に出会わなかったし。

一応日本でもサインで代用できたりはするんだけど、フォーマットが決まっている書類関係だとハンコが無いとダメなケースが多いね。身分証だけでは手続きできない場面が頻繁にある。

ウチの国でサインの所がほぼ全部ハンコになると思えばいいよ。
身近な所だと郵便かな。一応サインでもなんとかなるけどハンコが望ましいから、ずっとサインというのも問題アリだ。つまり、ハンコが無いとAmazonとかの通販も不便ということだ。

なるほど。それは大変な話だな……!



とまぁ、こんな感じで。
外からでは日本でハンコを使う際の厳格な部分となぁなぁな部分の区別というのはなかなか分かりませんし、イロイロと不安になってしまう人もいるようでした。

当然中国にもハンコはあるわけですが、個人の諸々に関しては基本的にサインと身分証の社会ですし、日本のハンコ社会に対して戸惑いやら何やらを覚えてしまうのかもしれませんね。

私自身も、日本での生活を始めた中国オタクの方から
「なんでサインじゃダメなんだ?ハンコの方が紛失、盗難の可能性もあって危ないと思うんだが?」
などといった愚痴を聞かされたことがあります。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ハーレム(後宮)系アニメ作品で、本当にハーレム状態で終わる作品って実はかなり珍しいのでは?」

ありがたいことに
「ハーレム系の作品に関する反応に関して何か」
というリクエストをいただいておりますので、今回はそれについてを。

「ハーレム」というジャンルに関して、中国オタク用語ではそのものずばり
「後宮」
という言葉が当てられています。

ハーレム系の作品はそのジャンルの特徴や方向性からか、含蓄のある作品を評価する声が強い中国オタク界隈ではイマイチ評価されない傾向もありますが、なんだかんだで需要が有るのは確かですし、イロイロと語られたりもしているようです。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「実はハーレムエンドで終わるハーレム作品って少ないのでは?」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、今回はそれについてを。


ハーレム(後宮)系アニメ作品で、本当にハーレム状態で終わる作品って実はかなり珍しいのでは?ハーレム系の作品は数あれど、本当にハーレムで終わった作品って思いつかないというのにこの間気付いてしまった……

ふむ……そうだな。言われてみればハーレム系アニメではヒロイン一人を選ぶか、「その後については視聴者の想像に任せる」ような終わり方が多いな。全員とくっついてハーレムになる終わり方って確かに珍しいかも。ハーレム系と称されるジャンルなのに。

だいたいは「俺妹」のような一人選んで選ばれなかったヒロインのファンが嘆いたり怒ったりすることが多いよね。

エロゲーとかならハーレムエンドは珍しくないと思うが……

エロゲー原作のアニメでも、アニメになった際には個別ヒロインのルートで話作ったりしないか?

ゲーム原作のアニメは個人ルートにすることが多いね。
ハーレムルートにする場合、全キャラの描写や掘り下げをするには尺が足りないといった問題が思いつく。

最近だとアマガミがオムニバス形式でハーレム系作品の展開及び終わり方に一つの答えを出していたかな。

「マクロスF」のテレビ版とかはどうだ?
規模は小さいけど両方とくっつくことにするハーレムエンドじゃないかと。

確かに一つの例だけど、あれはハーレムじゃなくて三角関係と言いたくなるな。
あと「ご愁傷さま二ノ宮くん」とかも原作はそんな感じだった覚えが。アニメはよくある曖昧エンドだっけか。

「魔法先生ネギま!」は?一応ハーレムっぽい関係というか雰囲気で終わったし。

あれはヒロイン達との関係どころかストーリーまで放り投げている曖昧エンドじゃねぇか……

「To LOVEる」はハーレムエンドで終わってないか?

「To LOVEる」は漫画やOVAで「ダークネス」が続いているから実質的にまだ終わってない作品でしょ。ただ、「To LOVEる」は確かにハーレムエンドの方向で終わった作品にしていいかもね。原作漫画もそっちの方向のエンドになりそうだし。

アニメじゃなくて原作だが、最近原作漫画が終わった「おまもりひまり」はハーレムエンドだな。

ハーレム系のアニメって曖昧な終わり方をすることが多いという印象だ。

あと女性向け作品でも逆ハーレムで終わることってめったに無いよね。

乙女ゲーとかも逆ハーレム的な状況はあるが、エンドに関してはやはり誰かを選んでいるかもしれない。一応、ノーマルエンドや友情エンドが逆ハーレム状態のままになっているものもあった気がするけど。

私はたぶん、本当にハーレム状態で終わった作品は見たことが無い。

「月姫」か「Fate」の原作ゲームにはハーレムエンドあるって聞いた覚えがあるけど、どうだったっけ?

「Fate」のUBWルートのことか?
あれはあくまでルートのうちの一つだからなぁ……それにそのルートではヒロインは遠坂凛で確定しているし。あと外伝でハーレム状態になっているのはあるけど、それに関してストーリー上のギミックだったりするからハーレムエンドとは違うな。

ギャルゲー原作アニメだと、ヒロインがたくさん出てきてハーレムっぽく見えることが多いし、実際ハーレム系の作品とされることが多いけど、あれって実はハーレムじゃないと思うんだよ。あれは同時攻略をやっているだけじゃないか?
番組終盤に一人を選ぶというのは、特定ヒロインの個別ルートに入るということである意味正しい収束のさせ方なんじゃないかと……

しかし、ハーレムエンドの作品って本当に少ないな。今ハマっているハーレム要素のある作品に関しても不安になってきた。ヒロインが増えている時はいいが、終盤になるとヒロイン一人のエンドに収束しそうなんだよなぁ……

いっぱいヒロイン出して、そのままでいくことは無いよね。作品終盤で結局誰かを選ぶ。そして選ばれなかったキャラのファンはショックを受ける。個人的には「とある魔術の禁書目録」がどういう完結のさせ方、ヒロインの選択の仕方になるのか興味がある。

完結は無くなってしまったが、「ゼロの使い魔」も結局はルイズルートになってたしね。ハーレムのままで終わることってほんと少ない。

最近の作品だと「ハイスクールD×D」がハーレムエンドを期待できる作品だと思う。

全部のヒロインとの関係を維持、結婚とかいったハーレムエンドの作品となると、本当に見当たらない。
ハーレムエンドの展開にならないのは、日本が一夫一妻制の国だから社会的なモノを考慮しているからじゃないだろうか?本当にハーレムにしてしまったら社会的に叩かれるとかで。

不完全ハーレムというか、明確な結論を出さずに終わらない日常を続けるという作品ならあるが……

考えてみるとホントに不思議だよ。なんでハーレム要素を出しておきながら、ハーレムな終わり方にしないんだ?意味が分からん。
しかも、現代世界が舞台の作品だけでなく異世界が舞台の作品でさえそうだ。日本の男性読者は純情で小心な人間、ハーレム的な終わり方に反感を持つ人間が主流だったりするのか?

うーむ……日本に「後宮」に関する背景や後宮への認識についての蓄積が無いのが影響しているのだろうか?

日本にも「大奥」とかあるし、「妾」という正妻以外の女性を囲う風習があるから、厳格な一夫一妻制が続いていたってことはないはず。正室と側室の争いなんてのはそれこそどこの国にも、日本にだってあるだろう。

とりあえず現代の感覚及びその延長線上にある作品だとハーレムエンド、或いは逆ハーレムエンドって難しいんじゃないかね。ハーレム的な環境を構築する上での説得力を出さないといけないわけ。それを中途半端にやってしまうくらいなら、現代の感覚で分かり易い一夫一妻エンドにする方が楽というか、収まりが良くなるんじゃないかね。

ハーレム系作品の源流の一つ、「天地無用」は間違いなくハーレムエンドだぞ!

天地無用は作中の主要登場人物がほとんど宇宙人だし、地球人の倫理感とか時間感覚とか血縁意識とかとは別のルールで動いているんだよね。世界観などの設定からハーレムエンドが出来るようになっているとも言える。

「天地無用」は間違いなくハーレムエンドの作品だな。
しかし逆に言えば天地無用のように設定から構築しないと難しいのだろうか?「To LOVEる」も地球では無く宇宙の方のルールを持ちこんでいるし。

その説、なんか納得できるかも。ある程度現実味をもたせて形を整えるとなるとどうしてもヒロインを選ぶ方向になるのかもね……現代社会は一夫多妻制、或いは多夫一妻制とかは難しいというか。
あと日本の作品でも妄想全開になるネット小説だと複数ヒロインハーレムエンドの方向というのも少なくないらしい。最近日本のラノベに増えているネット小説の商業化作品はハーレム的な終わり方も珍しくないという話を聞いた覚えがある。

まぁなんだ、ハーレムを開く、維持するのは大変だってのもあるんじゃないの?
私も昔はハーレムが良いと思ったりしていたけど、最近は良いヒロインがいるなら一夫一妻の方が良いと思うようになってきた……



とまぁ、こんな感じで。
ハーレムエンドのアニメが少ないことに関する結論は出ていないようでしたが、なんだかんだでハーレム作品好きなんだなーという印象を受けましたね。

それにしても、ハーレム系にカテゴライズされるようなアニメ作品で本当にハーレムな終わり方をしている作品って案外少ないですよね。
私自身も「ハーレムで終わり」という話になると、
すぐに思いつくのは上でも出ている「天地無用」関係のシリーズ

くらいでしょうか。

この辺の話に関しては、ハーレム系作品のジャンルとしての成り立ちや、ラブコメなどの恋愛要素のある作品との関係、ハーレム要素がある作品の各メディアごとの傾向といったものも含めてじっくり考えてみるのも面白いかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「フィギュアでいっぱいの部屋って金持ちの証なのに女性ウケはダメなのか!?」

ありがたいことにネタのタレコミ&質問をいただきましたので、今回はそれについてを。

先日日本のネットで発表された
女性ウケ最悪な男部屋インテリア・ワースト3(スゴレン) - エキサイトニュース
というランキングが、中国オタク界隈でちょっとした話題になっているようです。

しかしこの情報ですが、中国のネットで紹介される際に参考画像として「アイドルのポスターで埋め尽くされた部屋」、「フィギュアで埋め尽くされた部屋」というのがついている記事が多く、そういった「部屋いっぱい」のイメージや、「ヒドイ男性の部屋」という方向で語られているケースも多いようです。

そんな訳で「女性ウケ最悪な男部屋インテリア」というか、「部屋にあったら女性ウケが悪いもの」という話ではなくなってしまったりもしているようで……

以下に中国のネットで見かけたこの件に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきますが、その辺りを踏まえてご覧いただければ幸いです。


日本の普通の女性による「ヒドイ男性の部屋」のランキングが発表されて、1位はアイドルのポスターでいっぱいの部屋、2位はフィギュアでいっぱいの部屋、3位はブラックライトの部屋というものになっているらしい。
フィギュアでいっぱいの部屋って金持ちの証なのに女性ウケはダメなのか!?

え……?
フィギュアでいっぱいの部屋があったら、その主人は金持ち確定じゃないか……普通の人間には分からんのか?

数百体フィギュアを持っている俺はどうすれば良いんだ……!?

数百体……だと?
土豪(金持ち)の兄貴!私と友達になろうじゃないか!

なら、フィギュアもその他の関連グッズも無くて本棚には勉強や仕事の本と、少しの漫画とラノベしかない俺の部屋は女性に人気なのかな……

ガンプラとゲームのポスターな私の部屋はどうなんだろう。

フィギュアでいっぱいの部屋はまだ大丈夫だけど、アイドルポスターでいっぱいの部屋はダメだわ。
あとブラックライトの部屋はなんかヤバそうでこれはもっとダメ。

まぁ、ブラックライトとかは男の私も引くわ。怪しげな儀式にしか見えない。

ブラックライトって何?偽札チェックに使うアレでいいのかね?

ブラックライトの部屋という画像からは、怪しげな取引とか邪教とかいう印象しか受けない……ポスターとかフィギュアでいっぱいの部屋ならまだいいが、このブラックライトの部屋とかは無いなー

それでも、イケメンで金持ちなら全部OKなんだろ?

アイドルポスターはさすがにアレかもしれないが、フィギュアはオタクとしてアリだと思うな。ブラックライトとかいうのはなんか想像できないからどうでもいいわ。

フィギュアでいっぱいの部屋を有り得ないとか批判するやつは嫉妬しているんじゃないかと思ってしまう。自分にはできないレベルで金や情熱を二次元につぎ込めるというのが分かってしまうわけだし。

一つの部屋にフィギュアがどっさり並んでいるのは、間違いなく金持ちだよね。その程度は理解できると思うんだけど……

男女は永遠に分かり合えないというのがこんな所からも見て取れるとは。

確かにフィギュアでいっぱいの部屋は金持ちの証ではあるけど、慣れていない人間にとっては、たくさんのフィギュアと一緒ってのは落ち着かないんじゃないか?ポスターほどじゃないけど、人形系も結構クセのあるインテリアだし。

自分がフィギュアでいっぱいの部屋の画像見た第一印象は、「こいつ、いったい幾ら使ったんだ?」という金に関する感想だった。さすがに自分の感想は拝金主義的過ぎるとは思うが、みんな多かれ少なかれこんな印象にならんかね?

私はアイドルのポスターもフィギュアもダメだ。
フィギュアならミリタリー系でギリギリって所かな……

私はアイドルポスターの部屋はちとキツイと感じる。
アイドルオタクはあまりにも盲目になり過ぎていることが多いし、一旦そのアイドルに「裏切られた」「自分の理想と違う」と感じるとまたスゴイ勢いで叩き出すことも有り得るから、正直距離を置きたくなる。

アイドルポスターでいっぱいの部屋は救いようが無いと感じる。男女共に無理でしょ。

フィギュアは気が付いたら増殖しているんだ……しかもなかなか止まらない。いったいどうすれば……
ちなみに私の性別は女。

よく見たら投票の数が少なすぎる。これじゃあ信用できんよ。

ポスターとかは大した価値じゃないけど、フィギュアはかなりの価値になる。それを部屋いっぱいに飾れるオタクというのは間違いなく金持ちだ。それを拒否するなんてのはちょっと納得し難いとも感じる。

フィギュアは元々飾るもんだし問題ない。隠しておく方が気持ち悪い。

フィギュアがなぜだめなのかピンと来ない人は、自分のPCに保存してあるエロデータが他人に見られたらどんな反応をされるか……といったものを想像すればいいと思う。

フィギュアが棚にずらっと並んでいる部屋とか、金持ちなのも見て取れるけど同時に文化的な空気さえあると思うんだが。
あとアイドルのポスターも貼り方次第だと思う。部屋に同じアイドルでしかも大きめのポスターを隙間なく貼りまくっていたらよく知らない人は普通に不安になるよ。

正直な所、私もフィギュアを部屋いっぱいに飾るというのはあまり好みのやり方じゃない。置くならば、眺めやすい部屋の一角に置くというのが良いね。

納得できない人も少なくないようだけど、私はとても納得できる話だと思う。
女の子と付き合う場合、自分の好みだけを押し付けてもダメだ。特にアイドルや萌えフィギュアとかだと、趣味と感情を切り分けて考えるのは難しくなるだろうし。

男性に置き換えてみた場合、自分の彼女が男性アイドルにハマっているとか、二次元キャラを熱愛してグッズで部屋を染めているみたいなもんか。それなら落ち着かない気持ちになるのは理解できるかな。

まぁ本当の金持ちは自分の生活スペースの部屋とは別に、フィギュア用の部屋を作るだろうからな。きっとそれが不満なんだよ!趣味と生活空間を分ければ問題無いんじゃないかな!



とまぁ、こんな感じで。
伝達過程で微妙にイメージが変わっているようですが、それを考慮してもフィギュアに関して日本とちょっと違うような反応が出ているのが興味深いですね。

正直今回の反応は私にとっても意外な所がありました。
最初はてっきりネタ混じりのものかと思っていたのですが、
「なぜフィギュアがダメなのか?」
とわりと本気で不思議に思ったり反発を覚えている人がいるようで……

中国ではフィギュアのコレクションはなんだかんだでお金のかかる趣味とされていますし、中国オタク界隈でも高価なコレクションは財力や活用できる調達ルートなどによるパワーの象徴といった扱いになっています。

また中国は日本比べてオタク趣味がオープンな所がありますし、オタク趣味が若者世代の文化だと自負している人も少なくありません。
そういった背景などから、フィギュアを飾るということに関しても日本とは違った扱いになっている所が出ているのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタクのイメージする「土豪キャラ」、「金持ちキャラ」

中国オタク「私は初めてフィギュアのCMを見れたのかもしれない」 グッドスマイルカンパニーが中国の動画サイトでCMを流している模様

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

日本のアニメの公式配信も行っている中国の動画サイト「楽視」で、最近グッドスマイルカンパニーのCMが流れているそうです。現在流れているCMの中身は7月発売の雪ミクのフィギュアなどに関してだとか。


このCMの動画がどこかで見れないかと探してみたのですが私は見つけることができませんでした。一応、CMのキャプ画像に関しては、グッドスマイル上海の原型師のkikingさんのweiboのつぶやきなどで見ることができるそうです。

ちなみに、グッドスマイル(上海)の公式サイトはコチラ(中国語)、TMALLの公式ショップはコチラ(中国語)です。

中国オタクの面々も、まさか中国の動画サイトでオタク系アイテムの正規の広告、しかも中国向けのものを見るとは思いもしなかったようで、現在ちょっとした話題になっている模様です。

とりあえず以下に、中国のネットで見かけたこの件に関する反応を例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


おい。今アニメ見てたら広告でグッドスマイルカンパニーが流れたぞ!?あの会社、こんなことまでやってくるとは!

俺も驚いたわ。まさか正規のフィギュアの広告がこっちの動画サイトで流れるなんて……考えてみたら私は初めてフィギュアのCMを見れたのかもしれない。

これは、広告飛ばすとか閉じるとかが難しくなるな……!

私も見たわ。グッドスマイルカンパニー、何やってんだ!?

まぁ、広告がメンドクサイのは変わらないけど、それでもヘンなゲームの広告よりはよほど良い。

もう広告なんてずっと見ていなかったが、こんなものが、見たいと思う広告が来るとは予想外だった。広告についてはずっとプラグインとかツールでいかに回避するとかしか考えていなかったんだがなぁ。

流れた広告がグッドスマイルカンパニーだったのを見て、リアルに吹いたわ。

こういう広告は悪くないね。
もしアニメ見てる時にかかる広告がこういうのばかりだったら私も広告回避とか考えないですむのに。

マジでGSCの広告が流れてんの?
自分はまだその広告にぶつかったこと無いよ!?

いつから流しているのかは知らんが、私も今日初めて見たわ。広告とかウザいだけだし終わりの時間だけ注目しているわけだが、突然雪ミクのCM始まって素でヘンな声が出たよ。

私はこのCMを見て、グッドスマイルカンパニーが中国にも公式ショップがあるのを知ったわ……

こっちのGSC公式ショップは結構前からあるぞ。

そうなのか……この広告見なかったら知らなかったよ。

ちょっと高いけど、間違いなくホンモノだしイロイロと安全だから便利よ。品質も保証されているし、予約もまぁ安定しているし。

この手の日本のアイテムの購入に関して、以前は個人ルートの代理購入とかに頼るしか無かったけど、今はこっちにもグッドスマイルカンパニーやアニメイトとかがあるからなぁ。時代の変化を感じるよ。

この雪ミク、いいな。ねんどろいどの方は特に。

俺もう予約したわ。

雪ミクは毎年良い感じだよね。今年の雪ミクのねんどろいどは台座の箱がとても良さそう。

グッドスマイルカンパニー「計画通り」

しかし、やっとブラウザゲーやらネトゲやらの広告じゃないのが流れてくれたか……

あの手のゲームの広告、釣ろうとする意図があからさま過ぎて嫌な気分になってくるからね。それに比べればグッドスマイルカンパニーの広告の方が楽しい。

ああいった広告、ウザいだけでクリックする気にもならん。実際にあの広告から遊びにいくヤツとかいるの?

正直よく分からんが、引っかかる人がいるから流すんだろう。エロい装備の女性キャラとかを出したりもしているし、誘惑に引っかかるのも出るんじゃないかね。それに再生回数が膨大なら非常に低い確率でもそれなりのヒット数になるだろうし。

こういう広告なら、今後も見たいと思ったりしてしまうな。もちろん広告だけで長時間引っ張られるのは勘弁だが。

しかし、広告費はいくらくらいなんだろうか?ウチの国でやってペイするんだろうか?ちょっと心配になってしまう。

初期のアニメ版権による圧力のかけ方とかのイメージで叩かれ易いけど、全体的に見れば楽視の広告はまだ良心的だな……

広告に関しては他の動画サイトがどんどんひどくなっているしね。あくまで比較的ではあるが、楽視は最もマシかもしれん。

最近は動画サイトの広告がマジで鬱陶しくなり過ぎているよな。一定時間ごとに広告割り込みとかになるし。それならせめて、こういうオタク系の情報を見れる広告にして欲しい。

日本の深夜アニメの時に流れるCMって結構面白いんだよね。日本旅行した時、現地でテレビを見ていて最もテンション上がったのが実は番組の間に流れるCM見たときだった。
こっち向けに広告打つ効果がどれだけあるのかは分からんが、面白いんでこういうオタク向けのCMは適度にやって欲しいとも思ったり。



とまぁ、こんな感じで。
驚く人やらテンションが上がってしまう人やらがいましたが、なんだかんだで好意的に受け止められているようでした。

ここしばらくの間で日本のアニメの公式配信も随分と拡大していますし、それを見る視聴者層の傾向や嗜好もハッキリしています。
それに加えてアニメ視聴者の多くが、最近の中国の動画サイトにおける過剰な広告とその内容が自分達の趣味とは関係ないことに辟易している所もありますから、中国現地に展開しているという前提が必要ではありますが、そこにオタク向けの広告を打つというのは結構有効なやり方なのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタクの間で銀英伝再アニメ化が早速話題に

「銀河英雄伝説」が再アニメ化されることになったそうです。

ありがたいことにこの件についての質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。
名将たちにまた会える! 「銀河英雄伝説」再アニメ化決定(ねとらぼ)

この情報ですが早速中国オタクの間でも話題になっているようで、12日の舞台で発表された情報が13日には現地のオタク系ニュースやらweiboなどで取り上げられていました。

当ブログでも銀英伝に関する話題を何度か取り上げさせていただきましたが、「銀英伝」は中国でも非常に人気が高く、ファンの歴史もトップクラスに長い作品です。今回の反応の早さからもその人気の高さが見て取れますね。

とりあえず以下に中国のソッチ系のサイト等で見かけたこの件に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


銀河英雄伝説が20年の時を経て再びアニメ化だ!公式の情報で間違いない!
HDリマスターといった復刻版ではなく、新たなスタッフによる原作の新たなアニメ化といったものらしい!

いかん、嬉し過ぎて今の気持ちをうまく言葉にできない。

おお……マジか。舞台劇などで日本の銀英の活動が途切れていないのは知っていたが、まさかアニメ化までいくとは。我らが征くは星の大海……!

銀英伝はウチの国でも怪物的な作品だからな……
小説とかも正規で広まっているし。

嬉しいニュースだが、どこが制作するんだ?そもそもあんなに長い作品を今作ることができるのか?今あるアニメ作品も、制作当時は非常に珍しいケースだったと聞く。それに、CVはどうするんだ?

おいおい、本当なのか?本当ならばこんなに嬉しいことは無い。
ただCVとかは心配になってくるな……堀川りょうさんは大丈夫だろうけど、富山敬さんは既にお亡くなりになっているし……

これはテンション上がるニュースだね!
ヤン・ウェンリーをはじめとする多くの登場人物の活躍、その最期などの様々なストーリーが思い浮かぶ。本当に大好きな作品だから嬉しい。

かなりの年月が過ぎたのに、リメイクの情報を聞けるとは……!感動してしまった。不安に思う要素もあるけど、やはり期待してしまうな!

今の若い世代は銀英伝をどう受け取るのか、ちょっと気になるというか、不安も混じるというか。昔私が読んだときは、ソフトSFカテゴリの小説だったが、今なら銀英伝はラノベの範疇になるのかね?

現在のラノベの範囲には普通に入るだろうね。日本ではラノベのレーベルからも出版されているし。ただ昔の作品だし、今のラノベのスタイルとは違うのも確かだ。
あと古参のファンも多いから、新規のファンがどうなるかは不安な面もあるなぁ……

しかし、銀英伝のような大長編作品を全部アニメ化することができるのか?
古くからのファンは多いだろうけど、現在の利益モデルで作品を買い支えることができるとは思えないんだが。

それに関しては作品展開に関する情報が出ない事にはなんとも言えないだろ。
とりあえず私は腐女子向けの作品にならなければいいよ。

そうだな。今の時代に作られた場合、ホモアニメにされてしまう可能性を心配してしまう。銀英伝は旧作アニメの当時から腐女子の妄想の素材になっていたし……

なんかこのニュースに関しては腐女子向けになるんじゃないかと心配する声がかなり出ているけど、そんなに心配することなのか?
昔から銀英伝のファンには腐女子を含む女性ファンが多かったし、そんなに気にしないでもいいんじゃないかね。

そもそも銀英伝の漫画家の作家がBL系の人だったりするしな。銀英伝は昔からそっちの方の妄想を排除はしていないし、作品そのものをそちら向けにしたこともない。
今と比べて昔はウチの国の腐女子系の動きが少なかった、或いは目立たなかったから不安になるのかもしれないが、腐女子向けだとかそういうのは心配するだけ無駄。恐らく制作側はあえて排除も強調もしないのではないだろうか。

何にしろ良いニュースなのは間違いない。今までに出ているアニメを今の感覚で見るとクオリティ的に微妙な所が目につくのも確かだし、新しいバージョンには期待してしまう。
ただ、キャラや戦艦、要塞のデザインなどにどれくらいの変更が出るかという点については不安もあるかな。

もし実際に新しくするならキャラのイメージは変えないでも良いけど、同盟側帝国側共に装備や服装とかは変えて欲しいね。当時見ていてかなり引っかかったし。あと戦闘シーンやメカデザインも。銀英の魅力がストーリーだとは言っても、さすがに当時のアニメ版のデザインはどうかと思う。

私は服装とか中途半端なSF解釈デザインとかは銀英伝にはいらんと思ってるし、あえて変えないでも良い気がする。まぁ、アニメ初期のローゼンリッターがイゼルローンを攻略するシーンとかはさすがに作り直して欲しいとは思うが。

リメイクするなら、キャラが過度に女っぽくならなければいいかな。
ただ戦闘シーンに関してもできれば凄いものにして欲しいとは思うね。旧バージョンだと数万の艦隊戦という感じではなかったし。

戦闘に関しては小説読んで脳内に妄想したもので置き換えれば……ただ、デザインは妄想に影響するから、力を入れるならそこに入れて欲しい。今のアニメ版の艦船デザイン、特徴のあるのを除くと箱だか棺桶だかが飛んでいるようにしか見えん。

現在のアニメ版の戦闘シーンは確かに微妙だからなぁ。でも、その辺のクオリティに関してどれくらい予算が投入できるのかも心配になる。
宇宙の戦闘シーンは最近のCGである程度何とかなったりするのかな?

昔のアニメも戦闘シーンの大事な部分はディスプレイ上の概略で進行していて、そこに撃ち合いの戦闘アニメが加わる感じだったから、やり方次第で視聴者の感じるクオリティの向上はできるような気もする。

宇宙艦隊の戦闘シーンに引っかかるのは理解できるが、銀英伝のメインの内容はそこじゃないだろ。
銀英伝の戦闘は宇宙の皮をかぶった古典的な戦争で、重要なのは戦略と戦術、戦いの駆け引き。ロボット系の作品のような感じで細かい戦闘シーンのクオリティとかを求める作品じゃないぞ!

艦隊戦とかの戦闘シーンなどは今のレベルでほどほどであればいい。あと今作り直すならキャラデザの区別をハッキリさせると良いんじゃないかと思う。衣装が統一されているから、何かしら工夫をしないと新しい視聴者はキャラの区別が難しいんじゃないかと心配になる。
それと、私が一番心配なのはやはり声かな。旧バージョンそのままを望むのは無理なのは分かっているんだが……

そうなんだよな……当時の声優の多くがヴァルハラに召されてしまったし、年配の方も多い。昔のままの声が出るのか、更には制作が長期にわたった場合のアクシデントの可能性は?といった心配もある。
かといって新しいキャストとなると……今の日本の声優業界でおっさん系の声を出せる人ってどれくらい揃えられるのだろうか?

そういえば私の好きな義眼参謀の声優もお亡くなりになっている……彼と犬と鶏肉のエピソードをぜひ新しいバージョンでも見たいのだが。

ニュースを見たときは嬉しくてテンション上がって来たんだけど、落ち着いてみると現実感が薄れてきて、本当に作られるのかと不安になってきた。
20年ぶりに、なぜ銀英伝がリメイクされることになったんだろうか……?

ところで、アルスラーン戦記の新刊の話はどうなったのだろうか?



とまぁ、こんな感じで。
これ以外にもさすがに紹介しきれないような長文の濃い発言もあったりするなど、中国の銀英伝のファンは濃い人が多いというのを改めて実感してしまいました。

中国の銀英伝のファンには中国オタクの中でも最古参になる世代の人も珍しくありませんし、今になって再び銀英伝のアニメが制作されるというニュースに対して感慨深いものがある人も少なくないようです。この調子だと、アニメに関する続報が出る度にイロイロと濃いやり取りが発生しそうですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国で「仏男子」がなぜか話題に?

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

コチラのツイートで紹介されている「仏男子」


ですが、なぜか中国のネットの一部でウケてしまっているそうです。

とりあえず以下に中国のネット見かけたこの「仏男子」に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の雑誌で最近流行している新たな男性品種として「仏系男子」なるものが紹介されたそうだ。
その「仏系男子」だが、見た目は普通なのに、その内心では自分の趣味が一番、全ての事を自分のペースで行動したい、恋愛はメンドクサイ、気を使いたくない、彼女なんていらない一人が良い、女の子といると疲れる……といったものらしい!

これ……なんか自分に当てはまり過ぎる。
そうか、疲れてめんどくさいなら仏になればいいのか!

自分のペースで行動したいとかいう点から考えると、「宅男」の変種かな?

自分にも当てはまるが……これって、ウチの国の「宅男」みたいだよなぁ。

いや、インドア系の「宅男」とはまた違う。
恋愛関係の特徴が多いから、草食系男子の変種じゃないか?

これは日本のアニメや漫画、ドラマに出てくる極端な恋愛観の結果じゃない?
結婚しないで孤独に一生を終えるのもアリだという、そういう極端な考えの。

そうか、私は仏女子だったのか。
もうね、彼氏とかいらない。はーどディスクの中にある歌やイベントや番組のデータだけで十分……

わざわざ恋愛したくないなんて言わなくても……こういうのを好きになるのなんてまずいないだろうに。

こういう人、私の周りにも何人かいる。

結婚しないでもいいなら、俺もこんな感じだわ。

私に彼氏ができない理由が全部載っているんだけど……

恋愛に関しての部分は確かに当たりだわ。
恋愛するのがめんどくさい。一人が好き。

そうか、なるほど。私の周りは仏系ばかりだったのか!

もういつか仙人になるのかなどと考えていたが、この基準によれば私は仏女だった模様。

文字のイメージから、仏教に詳しいとか、普通に僧侶系のイケメンネタかと思いきや、恋愛や人付き合いに関してだったのか!
普通に人付き合いしたくない、「宅」な人間のことでないの?

「宅」の場合はインドア系、PCの前にずっといるみたいな所があるが、この仏系男子は恋愛不要で一人で趣味に没頭するというタイプのようだから、ちょっと違うかも。アウトドア系も含まれるだろうし。
しかし仏系男子、いや仏男か……?喪女といい、またイロイロと種類が出てきているんだな。

これ、大当たりだ……本当にめんどくさいし、一人が良いんだよ……結婚しなきゃいけないのはわかっているんだが……

これって孤独でいること、友達や彼女がいないことへの言い訳でしょ。
中国にはこういう男がよくいる。

俺は普通に一人で孤独だけど、こういう言い訳しようとも、そもそもする余裕も無いわ!

なんとも救いようの無い人間だよね。こうなったら人として終わり。

痛い言い訳だよな。恋愛できないわけではなく、自分からしないだけとか。

恋愛がめんどくさいっていうのは、彼女が出来ないってだけなのにねぇ。

仏系男子だって?もういい、そんなことを言わないでもいいんだ!
俺達には分かる、分かるから……!

その……身も蓋も無い話だが、イケメンだとか土豪が仏になるのと、俺達マダオが仏を自称するのでは別の話になるのではないだろうか?

上の学年にスゴイ優秀なんだけど恋愛に興味なくて浮世離れしている、趣味に才能を発揮している人がいたが、彼は仏になっていたのか……なんか納得してしまったよ。

ふむ……ちょっと心配になったが、私は別に仏系ではないようだ。
恋愛がメンドクサイ、彼女なんていらないというわけではない。モニタの中ならともかく、現実ではz軸の奥行きが必要ないだけだ。

出家するとか、そういう話ではないのね。
なんか私はこのスタイルというか欲求、すごい理解できる。私も他人に自分の生活リズムや趣味を邪魔されるのが大嫌いだ。

いかん、大当たり過ぎる。
私はいつの間に仏門を叩いていたんだ!?

草食系より、仏系の方が分かり易いし、良いんじゃないかなー

なんか私も含めて自分が仏系女子だと気付いた人がいっぱいいるんだけど……

なんかあまりにも自分に似過ぎてめまいがしてきた。違うのは、男女だけ。

仏系女子……アリだな!



とまぁ、こんな感じで。
彼女が出来ない口実とバッサリやってしまう男性と、自分に重なる所があると感じる女性、といったように男女で反応がかなり違うようでした。

この辺に関しては、中国では結婚に関するプレッシャーが日本に比べて強く特に女性に対しては厳しいものがあるという事情や、最近は様々な面で彼女を作るのが難しいと感じる男性が増加中といった事情も影響しているのでは……などとも考えてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国では結婚できないと斉天大聖になるらしい

中国のネットで大流行する後ろ向きな言葉「屌丝」

中国の辞典の最新版に「オタク」から来た言葉「宅男」「宅女」が収録される

中国オタク「日本人はアニメや漫画のように小食なのか?」

思い出したころにやる食べ物ネタ、今回は
「食事の量」
に関してを。

日本のアニメや漫画、更にはドラマでは様々な食事が出てきますが、
中国オタクの面々からすると
「量が少なすぎるのでは?」
という疑問がちょくちょく出るそうです。

そんな訳で中国のソッチ系のサイトで見かけた
「日本人の食事の量が少ない」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本人はアニメや漫画のように小食なのか?
なんか最近気になってしょうがない。詳しい人、日本滞在経験のある人とかいたら教えてくれ。

よく話題になるサンドイッチ1個で十分なのか?的な話?
あれは画面に描写されていないがサンドイッチ1個以外にもあるかもしれない、作品によってはちゃんと複数のパンを買って食べているというのが結論だぞ。

いやいや、それに限った話じゃないよ。アニメや漫画、ドラマに出てくるような食事全般、弁当もそうだし普通の料理屋の定食でもそうだ。
出てくる料理の種類は多かたりするがどれも量は少ないし、そもそも白米のご飯の量が少ない。あんなに少なくてハラいっぱいになるの?というのが多過ぎる。日本料理って画の印象から受けるよりヘビーだったりするの?

とりあえず、日本料理がヘビーってのは無いと思う。
作り方次第ではそうできるだろうけど、一般的な傾向として中華料理よりあっさりしているのは間違いないよ。

あれはあくまで画の表現であって、実際はそこまでは変わんないんじゃないの?同じアジア人なわけだし。

いや、日本の食事の量がウチの国の一般的なモノより少ないのは間違いないと思うよ。私の大学の日本人留学生や教授とか、みんな食う量が少ない。

私は日本で仕事している知り合いにこの手の話を質問したことがある。
そこで聞いた話によれば、日本は物価が高いから食べるものが少ないし、盛り付けの量も少なくなっているとのことだ。あと日本人はハラいっぱいになりたければ白いご飯をドカ食いして我慢するしかないそうだ。

日本人は一食を一杯のご飯と生卵、或いは納豆で済ませてしまうようだからなぁ……胃の大きさやカロリー消費効率にそこまで大きな違いは無いと思うんだが、不思議だ。

私も日本に行ったことあるけど、日本の物価は高いし、食事の量が少ないのはそれが原因だろ。あんなに高くちゃハラいっぱいまで食えないよ。

日本は物価に見合った収入に収束しているだろうし、そういうもんでもないだろ。てか物価について考えたら最近インフレしまくっているウチの国の方がやべぇぞ。外食できちんとした店に入る場合、日本の方が安くて質の良いものを大量に食えるくらいになってる。

どんな習慣、理由によるものかは分からないけど、日本人の食事の量がウチの国の一般的なモノに比べて多くないってのは間違いないよ。
あと日本の料理の盛り付けの量が少ないのは物価が高いから小分けで売る量が少なくなるんじゃなくて、一回の食事における需要、消費が少ないから小分けで量が少なくなっているだけじゃね?

日本人の小食は健康のためなんじゃないの?
食べ過ぎないことは養生につながるわけだし。

アニメや漫画、ドラマに出てくる日本の食事に関してはご飯の量がそもそも少ないんだよな。日本人は米の主食を重視するという話は有名だが、量は案外食べていないっぽいのよね。

おかわりしている可能性とかは?
炊飯器や何かから、飯をよそうシーンもあるし。

弁当とかだとそうはいかんだろ。
とりあえず私の日本語の先生から聞いた話では、日本人の食事の量はかなり少ないとのことだった。日本に留学していた時に自分(先生は女性)の食事の量が日本の普通の男性よりも多いというのが普通だったそうだ。

ウチの国の感覚で普通というかやや少なめに思える二両(0.1kg)の米って、日本人からすると結構多いらしい。

日本の食卓の碗の大きさも小さいんだよね。
二両のご飯の「二両」って炊く前の重さとされているが、私は炊いた後の米の重さを計ったことないし、そもそもどこもわりと大雑把に盛っているから量が具体的にどう違うか分からんが、日本の一杯のご飯の量が少ないのだけは分かる。

感覚的には、日本食の食事に使う「茶碗」のご飯はだいたい1両のご飯よりちょっと多いくらいかな?あれで普通に2杯食べると二両よりやや多い。もちろん多めに盛ったり、外食の大きな碗とかだとまた別の話になるが。

二両米飯の調理後の重さはだいたい250〜300gと見ておけばいいと思うよ。で、それが実質的に我々の「小碗米飯」だ。

ウチの国は女の子でも普通に二両のご飯は食べているんだがな……こりゃ想像以上に日本人は小食なのかも。

日本人がそこまで小食ってことはないんじゃない?確かアメリカのホットドッグ大食い大会で優勝、連覇とかしている日本人もいたはずだし。

ウチの大学の日本人留学生と食事したりするけど、確かに彼等あんまり飯食わないんだよね。
ただ酒は飲む。そっちでカロリー取っているのかねぇ。

和食の定食だと確かに見た目は少なく見えるのも多いね。でも日本には量重視の店とかもあって、そっちだとまた違うよ。
あと知り合いの日本人に聞いたら、「金が無いときは安売りしてる時に買いだめしたパスタを食ってしのいでた」とか言ってた……今の日本は「物価高いから米の飯を大量に食って終わらせる」とかではない模様。

日本の茶碗だったら普通に3杯はいけるね。俺は別に胃拡張だとか、肥満とかではないよ。

日本人の食事のスピードが遅いという説はどうだろう?ダイエットやってる人は知っているんじゃないかと思うが、ゆっくり食べればそんなに量を食べられないんだよ。そしてウチの国はぶっかけ飯でかっこむケースが多いから量を食べるとか!

食習慣の違いだろ。日本は元々一日二食しか食べなかったのが明治維新以降に三食になった。しかも当時多くの農民の食生活は白米を食べられなかった上に、動物性の蛋白源も魚だけ(しかも食べる機会はかなり少なかった)だった。白米を食べられないのは結果的に脚気にならないという効果もあったようだが、全体的に見れば貧しい食事なのは確か。だから今も食事の量が少ない。

日本は資源に乏しい国だし農業も発達していないから、食う飯の量も少ない、少なくしなければならないんだよ!だから日本人はチビなのさ!

食い物に関してはウチの国に生まれてよかったと思うね。古代からずっと、食い物に関しては最も良い国の一つなわけだし。

でも、だいたいは食糧危機が原因で動乱になってるけどな!

日本人は間食しているからじゃない?アニメや漫画では買い食いとかかなりしている。
主食を食べなくても、お菓子とか食えばガッとカロリー増える。日本には「甘いものは別腹」というくらいで、デザートにイロイロと食べる女性は少なくない。男性については知らん!

ウチの国の食習慣が急激に変化しているってのも考えられるかな。食事に関してはこの二十年で大きく変化したのは間違いないし、二十年前では考えられないほどの量や美食を普通に食べられるようになったから、ウチの国の人間が大食になっているとも考えられる。
腹いっぱいになるのと必要カロリーを摂取するのは別の話で、日本はそのような部分に関する食習慣が整っているのではないだろうか?日本のレストランとか、カロリーだけでなく塩分や脂質まできっちりメニューに表記されているんだぜ。

日本人が小食だと思うやつは「孤独のグルメ」を見るんだ!

あれはあれで極端に食べ過ぎなんだよなぁ……
でもあの作品に出てくる一人前の量を見るとやはり中国よりは少ないようにも見えるね。井之頭五郎はそれをハシゴして食うから、大食漢なのは間違いないが。



とまぁ、こんな感じで。
食事というイメージしやすいものに関する話なのもあってか、イロイロと疑問が出てくるようでした。

私の経験でも、中国人の方が日本人よりもよく食べるという印象があるのは間違いありませんし、一緒に食事をする店を決める時も、中国人の参加者が多い場合は酒などよりもしっかり食べられる店という方向で探していますね。

この辺に関しては、中国の人が日頃からよく食べる食習慣だというのが影響しているのでしょうけど、日本よりも食べる量が多くなっていることに関しては、感覚や習慣的なモノもあるのでこれといった理由を確定するのはなかなかに難しそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の作品で一番『スゴイ』怪物って吸血鬼だよね」

ありがたいことに、
「日本のアニメや漫画に出てくる人外の存在、人外系キャラって中国ではどう受け止められているのか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

日本のアニメや漫画に出てくる人外系の要素のある作品については、中国オタク内でもちょくちょく大人気になる作品やキャラが出ていますし、シーズンごとにだいたい1作は「妖怪、怪物枠」とでも言うべき人気作品が出ていますね。

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「日本のアニメや漫画で一番スゴイ怪物は?」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の作品で一番「スゴイ」怪物って吸血鬼だよね。
だいたいどの作品でも強キャラ、或いはメインキャラ的な扱いになっている。

最強キャラ的な扱いも多いな。
人間以外の怪物系のキャラが珍しくない世界観だと、確実に上位にいるし、キャラの扱いも良い!

吸血鬼に関しては国や文化ごとに描写が違うし、人間系のキャラじゃないのが一般的だったりする地域もあるんだがな。
自分の過去に見た作品をちょっと振り返ってみたが、日本の作品の吸血鬼は、欧米系の作品の吸血鬼ともちょっと違った独特の存在になってきていると思う。

人狼と吸血鬼、なぜか日本の作品では大きな差が!?

そりゃ人狼は日本の作品だとケモミミ枠だし……

吸血鬼は不老不死をはじめとする人間には無い、そして人間が憧れたりする特殊能力がある。それも影響しているのでは?

スゴイというなら、対女性キャラに圧倒的な強さを持つ触手とかはどうだろう?

アホ、触手は俺達の心の英雄だろうが!そういう比較をするべき存在ではない!!

うむ。俺も触手が欲しいとか、触手に転生したいとか考えないことも無い。

エロ関係から思いついたんでなんだが、吸血鬼の場合は「吸血する」というやり方が人気……と言っていいのか分からんが、その地位に繋がっているんじゃないだろうか?
他の怪物は普通人を食うとかで直接的な危害を加えて来るのが多いし。

日本のアニメや漫画で扱いが良い怪物というなら、龍はどう?

龍は確かに扱いが良いけど、怪物的な扱いとは別、神とか神獣とかの方にいくように思う。
これも考えてみればウチの国の感覚ともちょっと違うな。

龍は……敵キャラになった場合はなんか微妙な扱いになるような。弱くは無いけど最強にはならない。

そりゃウチの国でも龍王の扱いはあれだかんね。

日本の作品の吸血鬼の強さや扱いの良さって、「最も人間に近い」描写や設定になるからというのがあると思う。ある種の超人という感じで。

日本の作品でスゴイ怪物というなら、ぬらりひょんは?日本の妖怪の大将なんでしょ?

あれは「ぬらりひょんの孫」限定じゃないかね。そういう設定が無いわけではないらしいけど、他の作品でぬらりひょんがスゴイという描写は見たことないぞ。

個人的には天狗、カラス天狗とかが面白いキャラしているなーと思う。ただスゴさや強さ的には微妙だね。

「怪物」という区切りが日本の作品だと結構曖昧なんだよな。天照大神とかでさえ、作品によってはモンスターの一種にしてしまうし。
ただ、そんな中でもやはり吸血鬼の扱いは別格な気がする。

日本のアニメや漫画におけるスゴさ、強さということなら九尾の狐もスゴイぞ。

それは「NARUTO」のイメージからじゃないか……?

いや、九尾の狐は他の作品にも出ているよ。
あと吸血鬼は各作品で強さが一定しないけど、九尾の狐は出たらほぼ黒幕、ラスボスクラスの敵になる。九尾の狐が吸血鬼ほど頻繁に出ないのは、設定的に強すぎるからというのもあるんじゃないだろうか。

そうそう。妲己が九尾の狐だったという設定の作品もあるし、王朝を幾つも滅ぼしたとか、インド、中国、日本と渡ってきたとか、かなりの設定になったりするな。

九尾の狐も最強クラスの妖獣か。それに作中の扱い的に考えてもかなり良いかも。
あと九尾の狐の下級みたいな扱いの妖狐はわりと頻繁に出てくるな。

日本の作品で一番スゴイとなったらやはり八岐大蛇じゃないの?日本の伝説の怪物だぜ?

(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!な連中とかはどうなんだろう?アザトースとか……

クトゥルフ系がスゴイのは間違いないんだけど、なんかウチの国で知名度のある作品だと強さというか存在感が微妙だ。聞いた話では、日本の一昔前の作品では定番の黒幕だったらしいんだが。

最近モンスター娘とかが妙に広まっているけど、あれと比較してみると吸血鬼の特異さが際立つと思う。
吸血鬼の場合だけはどんな立ち位置、主役や敵、ヒロイン、ハーレム、逆ハーレム要員とかにしてもほぼ問題が無い。私自身、普通に受け入れていたが考えてみれば結構ヘンなことのような気もする。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でも日本の作品に出てくる人外系のキャラ、なかでも吸血鬼キャラはある種の定番になっていますが、改めて考えてみると不思議に思うこともあるようです。

ちなみに、1月の新作アニメの妖怪枠では
「鬼灯の冷徹」

が女性を中心にそこそこ注目されているそうです。
女性ファンの反応に関しては私も守備範囲外な面が多くハッキリしない所も多いのですが、キャラクターや独特の画風などが受けているそうで、キャラのカップリングなども盛り上がっているのだとか。

この作品に関しては
「中国で鬼灯の冷徹の世界観やキャラ描写に関する反応は?」
という質問も幾つかいただいているのですが……申し訳ないのですがそちらの方に関しては、私もイマイチ分かりません。私の方では作品の世界観や、日本の伝承による地獄の描写などについての考察やツッコミは見つからなかったもので……

一応白澤が人気キャラの一人になっているのは間違いないと思われますが、その人気に関して「中華出身だから」というのがどれだけ含まれているかとなると何とも言えません。作中のキャラ描写やCVなど、普通に中国でも人気が出そうな要素が含まれていますし。

それから男性の方の人気が高い妖怪枠は、前期から続いている
「東京レイヴンズ」

ですね。
こちらも、事前の予想以上の人気になっているようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


2/9修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「『氷菓』のような事件、嫌な方向で二次元と三次元が同じという事件が起こったそうだ」

ありがたいことに
「日本のニュースが『氷菓』のような事件だ!と中国で話題になっています」
という情報を教えていただいたので、今回はそれについてを。

中国オタクの間で話題になっているのはコチラの事件
「暴力少年」の風評被害…男児と両親が町を提訴(読売新聞)
だそうで、この件が「氷菓」

の作中の事件とよく似ていると感じる中国オタクの人も出ているのだとか。

とりあえず以下に中国のネットで行われていたやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
それと、「氷菓」に関するネタバレが微妙に混じっていると思いますのでお気を付け下さい。


「氷菓」のような事件、嫌な方向で二次元と三次元が同じという事件が起こったそうだ裁判までいってニュースにもなっている。

おいおい、本当のニュースかよ……「氷菓」は現実的な部分があるとは思っていたが。

こんな感じで二次元がリアルだったと知るのは勘弁してほしい。

なんでこんなニュースがオタク系ニュースとして広まっているのかと思えば……こりゃ確かに「氷菓」っぽい話だな。

そうか?話としては全然違わないか?

よくあるニュースを氷菓と結び付けるとか、アクセス数稼ぎ狙いの釣りだろ。お前ら騒ぎ過ぎ。

まぁ氷菓の名前で釣ってアクセス稼ごうという意図が無いわけじゃないだろうけど、私は氷菓っぽい、そして日本の学校のいじめというのが出てくる興味深いいニュースだと受け取ったよ。

アニメや漫画の中に出てくる日本の学校のいじめってどこまでが真実で、どのくらい被害者にとって恐ろしいものなのかというのがイマイチ分からないケースもあるからね。私もこのニュースに関してイロイロな面で考えてしまう。

日本はこの手の組織的な直接手を出さない形での暴力、いじめがヒドイとは聞くし、アニメや漫画ではよく見かけるが……

偽の情報やイメージが拡散してそれが周囲に信じ込まれる、しかも学校は真実を隠す、という点を見れば「氷菓」に近いと見ることもできると思う。
それにこっちの現実の事件はもっとヒドイかもな。「氷菓」の方では責任を負わされた上に英雄にされてしまった、という話だし。

原作アニメの3話からのエピソード、或いは原作小説の表題エピソードに関する部分を見るといいよ。もちろんこの事件と評価の作中の事件が何から何まで同じってわけじゃないけど、少なくとも似た部分は見て取れるんじゃないかな。

恐ろしくて、理不尽な話だな。
学校側が事実を隠して逆に被害者の少年が暴力少年だと風評を広げ、更には退学処分とか、なんかもう逆に二次元の話っぽい。

ウチの国でも無いわけじゃないのが、また。

まだ最悪じゃないんじゃないかな。私の周りでは以前自殺までいってしまった子がいたよ。

こんなこと、ウチの国の学校では日常的さ!

学校に限らずあるねぇ。ゴタゴタした際に誰かを処分して、しかもそれに関する風評を散布するってのは。

それにしても、なんで学校はわざわざ事実を隠したんだ?どういった動機でそんなことをやったんだ?

いじめた方にバックがあったんだろ。暴力的なモノか社会的なモノかは知らんが。

有りがちな所では、学校が金もらったとかじゃないかね?

それはウチの国で多い事例だろ。日本の場合は噂に聞くPTAじゃない?あとは学校そのものが黒幕とか!

動機というか、あえて問題を広めようとはしなかったって所じゃないか?どこの学校でも自分の所のマイナスイメージを広めようとはしないだろ。教師の評価や新入生の数にだって影響するんだから。

レッテル貼って真実を隠すなんてのはウチの国の学校でも珍しくないよ。ホントに。

でも、このニュースってまだ提訴の段階だし退学になった生徒側の発言しか出ていない。現時点では学校の方を一方的に疑うのではなく、真相を待つべきではないだろうか。

ヒドイ事件だと思うが、要求した損害賠償が1100万円というのを見てアレな気分になったわ。

仮に被害者側の認識が事実だとした場合、直接的ないじめと退学の他に転校や転居による生活への影響、それに加えて小学生の子供が精神面に多大なダメージを受けたということになる。そう考えるとそこまで高くはないと思うぞ。それに裁判の判決においてはある程度減るだろうしね。

私は「氷菓」のストーリーって現実のようなストーリーだと感じていた。しかしまさか、現在の社会で普通に発生してしまうものだったとは思いもしなかったわ。

こういうのって、どこの国でもどの時代でもあるんじゃないかな……
ここまでハッキリとした暴力、退学といった事件にはならなかったけど、私の学校も似たようなもんだったよ。



とまぁ、こんな感じで。
ニュース記事からは実際の状況がどういう物だったかまでは分かりませんが
「学校が真相を隠した」
ということについて、かなりの信憑性を感じてしまったりもするようです。

「氷菓」のアニメは中国でもかなりの人気になっていまして、京アニファン以外の新規ファンも随分と獲得しています。
今回の件に関する反応を見ていると、中国オタクの間における「氷菓」の人気に関しては、アニメのクオリティもさることながら、そのストーリーが中国の若者にとって現実的に思えたという点も大きかったのかもしれない……などと思ってしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アニメや漫画に出てくる部活、実在するのはどのレベルからなんだろうか?」

ここしばらくの間は日本の年末〜春節で忙しくなったり突然ヒマになったりと落差が激しくイロイロと混乱気味ですね。中国の春節も過ぎましたし平常運行に戻って欲しい所ですが……

さて、今回はイロイロと質問をいただいている、
中国オタク事情ではある意味定番となっている感もある
「中国オタクのイメージする日本の部活動」
についてを。

最近は日本の部活や大会に関して存在そのものを疑われることは少なくなっているようですが、どのような部活が存在するかについては想像し難いようです。しかも中国オタクの面々が日頃から接している作品にはイロイロと特殊な設定の部活も出て来ることから、結構混乱してしまったりもするようですね。

中国のソッチ系のサイトでは
「実在する日本の部活とは?」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画に出てくる部活、実在するのはどのレベルからなんだろうか?
部活が舞台になる作品は多いが、どこまでが創作のトンデモ部活で、どこまでが実在の部活をベースにしたものなのか判断に迷う時がある。

隣人部やGJ部、SOS団とかはさすがにネタだと分かるが、それ以上だと結構迷うよね。ウチの国ではまず無いものでも、それなりに現実的に見える活動もあるし。

とりあえず「無い」と言えるレベル。
街の中を戦車で走り回る部活!

ありゃ基本的に創作上のネタだと何度言えば。日本にだって大学受験はあるし、かなりの学歴社会だ。
日本の高校生活がアニメや漫画で描写されるような彩に満ちたもので、部活をエンジョイしているとかいうの話は現実では無い。日本の学生も毎日大学受験に向けて本にかじりついている。中国との違いは日本の方がちょっとだけ「マシ」だってことくらいさ。

スポーツ系の部活はアニメや漫画のようなことがあるかはともかく部活があるのは確定だろ。大会の動画とかちょっと探せば出て来るぜ。あと日本はプロスポーツやオリンピックの人材育成の下部組織として部活が活用されている面も有るから、才能のある人間が部活をやるのって結構現実的な側面もあるらしいぞ。

とりあえずスポーツ系の部活は、競技が実在するものなら有ると考えていいのかな?
全国大会があるのか、そもそも全国大会やるほどの人数がいるのかという疑問が残るケースも少なくないが。

スポーツとかでも、「日常」の囲碁サッカー部はネタだと思うが……

ゲーム製作部はどうなんだ?

コンピュータ研究会とかがあるみたいだし、名前そのままかは分からないが、PCとプログラミング関係の部活ならゲームとかは作ってんじゃないの?

「かるた部」は実在する。「茶道」や「華道」のような日本の伝統文化系はわりと普通に有るようだね。

古典部や文芸部みたいに納得できるものであれば……
ただ、推理系の活動を行う部活はさすがに無いよな?

いや、あるはずだよ。「ミステリ研究会」というのが。
さすがに殺人事件に巻き込まれたり校内の事件を解決するとかではないようだが。主な活動は推理小説の考察や分析、そっちのジャンルに関する創作らしい。

書道部とか、ウチの国の少年宮にあるような活動については部活あるんじゃないの?ウチの国で行われているくらいだし。
(訳注:「少年宮」とは中国の子供たちの課外活動用の施設で、勉強の補習やスポーツ、趣味の活動などに使われています)

じゃあプラモ部とかはどうなんだろう?一応ウチの国の少年宮にもあったけど。

ホルスタイン部とかは……?
「銀の匙」に出てくる馬術部は舞台的に現実的に思えるが、ホルスタイン部となると……?

ホルスタイン部については分からんが、畜産部ってのが存在するという話は昔どっかで見た「日本の変わった部活」という記事にあった。

麻雀部と麻雀全国大会はどうよ?全国大会はともかく麻雀部はなんか普通に有りそうな気がする。

Wikiによれば日本はプロの麻雀大会あるらしいし、体育系の種目に入っているようにも思えるが。
(訳注:中国ではチェスや囲碁はスポーツ枠とされています。試合もスポーツチャンネルで放映されていますね)

文化的な違いもあるし、それについては何とも言えんな。ウチの国では家庭内なら子供が麻雀やってもいいけど、外に出て麻雀を打つとなると問題にされてしまう。しかも賭博にも関わってしまう可能性が出るし……

おいおい。wiki見るなら作品の方に関してもキッチリ見ろよ。「咲」に関しては架空の世界観によるものだ。あと日本でも麻雀は賭博が関わるケースが少なくないはず。麻雀やっている人間はいても、学校生活における部活動としては許可されないだろう。

全国の高校生による大会、「インターハイ」っていうのは現実の日本に間違いなくあるが、そこに麻雀は無い。「咲」とかはそこからが架空の話になってるわけだ。

まぁ実際の所、日本の部活は学校の許可が必要なモノだし、三次元の社会においては部活の申請において問題のあるもの、或いは意味不明なモノは弾かれるだろう。
麻雀については社会的なイメージとして賭博が関連してしまうだろうし、三次元ではさすがに無いんじゃないか?

そもそも、私は日本の学校であんなに多くの人間が部活をやっているというのがちょっと信じられないんだよね。下手すりゃ学校の大部分の人間が部活をやっているように見える。

そこん所はストーリー上の都合というか、演出だろう。さすがに全ての学生があんなに時間があるとは思えん。宿題やら朝晩の自習とかどうすんだよ。日本の高校生は独立性と自主性があるとか、そういう話では説明できんよ。

ウチの国と違ってそんなに勉強しないからさ!日本の学校は3時で終わるんだろ?

ここで私が夢の無い話を教えてあげよう。
日本の学校は部活動が教育の一環として規定されていて、部活も成績評価の対象に含まれるから、部活に入っていた方が結果的に受験にも有利になるんだよ。学校側も生徒の部活動を推奨しているし、学校によっては部活動への所属が義務として校則に規定されている所もあるそうだ。
言ってしまえば、ある種の必修科目でもある。恐らく、アニメや漫画で描写されるような楽しいだけの所ではないのは間違いないだろう。「幽霊部員」というのは現実でも珍しくないという話だしね。

どっかの作品で、アニメ作っている部活が出ていたけどさすがにこれはネタだよね?

アニメはさすがに無いだろ。日本の高校の部活はどれも教師が顧問を担当するが、アニメに関して面倒見れる顧問とかいない。そもそも学校側がアニメの部活にどんな興味をもってくれるというんだ?アニメを許可するくらいなら、他の内容の申請による部活を許可するだろう。

最近はツールも使い勝手が良くなってきているし、アニメとかは有りそうな気もするが……

いや、アニメ作っている所は普通にあるぞ。これは実際に日本人から聞いた話。
日本は「漫画研究会」「アニメ研究会」という部活が珍しくない。活動としては作品分析だけでなく漫画やアニメの創作及び発表が行われている。もちろん商業レベルではないが、同人活動として考えれば何の問題も無い。ようはアニメや漫画の創作が文化的活動の一種として認められているということだ。もちろん、実際はオタクな方向に突っ走っているケースも多いそうだが!



とまぁ、こんな感じで。
学校生活に関しては、中国オタクの面々自身が体験したものもありますから、日本の学校生活における部活動の存在に関してはどうしても半信半疑になってしまうようです。

また以前知り合いの中国オタクの人から聞いた話によれば、日本の部活動に関しては、かかる時間や手間、設備環境の問題、学校側の管理体制、更には成果の発表の場などといった要素を一つ一つ検証していくとどうしても引っかかる、或いは情報不足で判断し難い点が出てしまうそうです。
そんな訳で日本の部活に関して、マジメに考えていくと、逆に混乱してしまう可能性もあるのだとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「お金がかかる部活って、何?部活の費用ってどうなってるの?」

中国で「名作之壁」と呼ばれる「IS」

ありがたいことに
「中国オタの人がたまに使う、『名作之壁』って何なんでしょうか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

この
「名作の壁」
という中国オタク用語ですが一般的には
「IS <インフィニット・ストラトス>」

のことを指す言葉というか、ネタ呼称ですね。

また、広義の意味(?)では、
「中身がスカスカで大して評価できるものがあるわけでもない(ように思える)のになぜか人気で視聴率やヒット数も高くディスクもよく売れている」
といった作品を指すようです。
そしてディスクの売り上げなどでこの作品を超えることができなければ、
どんなに良い作品でも
「名作ではない」
といった叩かれ方をされてしまったりするとかなんとか。

とりあえず以下に、中国のソッチ系のサイトで行われていた
「名作之壁という言葉」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なんかよく出てくる「名作之壁」ってどんな意味なの?
特定の作品を指すのかと思えば、必ずしもそうではないようだし……

「名作之壁」は基本的に「IS」の事だと思っておけばいいよ。
「宇宙神作」が基本的に「とある魔術の禁書目録」、「寛叔遺作」が基本的に「フラクタル」のことを指すのと似たようなもの。もちろん別の作品を指すケースもあるが、だいたいはこの扱いで問題無い。

「IS」、或いは「IS」のように特に秀でたものが無いハーレム系の作品なのに、かなりの人気や視聴率、ディスクの販売数を獲得している作品のこと。

なるほど。
「IS」がそう呼ばれることになった経緯や、その後のネタ扱いなのはなぜ?それについても、よければ教えてくれないか?

「IS」はストーリー的にも設定的にも特に大したものがあるわけでもないし、含蓄があるわけでもない。それどころかくだらない、低俗な作品とすら言える、サービスシーンとハーレムによるメカ作品だ。しかしながら、そんな「IS」のディスク売り上げは相当なモノになっている。
「IS」が相当な売り上げになってしまったからには、どんな良い所がある作品でも「IS」の売り上げを超えなければ、その「良い所」についても胸を張って誇ることはできない。つまり、「IS」を超えられなければどの作品も名作にはなれないということだ。そして「IS」をはじめとするその手の作品を「名作之壁」と言うようになった……って所かね。

この呼び方、最初はネタ扱いでいつの間にかアンチの方向に行って、最近またネタに戻って来たような気もするかな。作品の叩き合いで、ディスクの売り上げを持ちだす時のネタ的ツッコミにもなっているかも。

この言葉、最初は日本の2ちゃんねるから来たものだろう。ウチの国のフォーラムじゃなかったと思うが。

でもソース探そうと「名作の壁」で日本語検索しても引っかからんのよね。ウチの国の「名作之壁」で「IS」が出ちゃうし。

恐らく、日本の2ちゃんねるのディスク売り上げ関係の所じゃないかとは思うんだが。

日本のネタとして、「何々の壁」という順序付けをやるから、それじゃないかと思う。「越えられない壁」とか、そんな感じの。

確かこれって最初は日本語で「名作の壁」、その下が「各シーズンの覇権アニメ」とかだったと思う。元はディスクの販売枚数関係の所の、作品の凄さを表すネタレスだったような?

この言葉が広まったのは、当時ウチの国では「IS」が全く評価されず話題にもならなかったのに、日本では人気が爆発していたってのもあったな。なんでアレが人気になるのかと。

当時の日本のネットユーザーの間でも「IS」に関しては設定やストーリーへのツッコミも多かったし、過度の商業的な客寄せを詰め込んだ内容への批判や嘆きも多かったぞ。しかし、「IS」は売り上げに関してはなかなか超えることのできない記録を叩きだしてしまったわけで……

いや、日本のネットでは作品へのツッコミは多かったけど、それと同時に楽しんでいるのも多かった。ウチの国のように作品を否定してそれで終わりじゃなく、ツッコミ入れつつネタ混じりに萌えを楽しむという感じかな?
当時日本のファンの間では各キャラごとに「党派」が形成され、強烈な競争が行われていた。何て言えばいいんだろうな……自分の萌えというか、厨というか、ダメな所を晒すのを楽しむ独特のものだった。

ウチの国ではストーリーの良さ、深い内容が有るかという点で評価はするけど、キャラ萌えではあんまり評価されないから「IS」のような作品は排除され易いし、日本のようなことにはならないんだろうな。特に男性をターゲットにした作品だと、キャラ萌え系の作品は厳しいね。

日本だとキャラ萌えに関しては公式の展開、関連グッズや、ファンによるキャラ萌えのコミュニティとか創作なんかもあるからね。ウチの国ではそういうのがなかなか実感できないのも「IS」に対する違和感に繋がっている気がする。

確か当時のディスクの各巻の平均販売数が3、4万とかだったはず。これって「俺妹」や「超電磁砲」も超えることができていないんだよ。
これ以上の作品って日本のアニメ全体で見てもそうは無いはず。深夜枠で見た場合はそれこそ「まどか☆マギカ」や「けいおん!」クラスの作品くらいじゃないかと。そりゃ壁にもなるわ。

例えば「超電磁砲」が名作じゃないと叩く口実にもされちゃっているんだよな。「超電磁砲」はウチの国だけでなく海外に非常に強い影響のある作品だし実際ファンも多いんだが……

ただその売り上げランキングも、各巻の初動、全巻の累計で見るとどうなのかという疑問は残るんだよね。特典つきの第1巻とかはむちゃくちゃ伸びるし、BOX発売でまた変動があるし。
それに日本のオタク業界ってディスク以外の収益が強い作品もあるようだから、いまいちハッキリしない。確か売り上げ5000超えれば2期の制作も期待できるという話を見た覚えはあるが。

一応「IS2」も初動2万は超えているようだから相変わらず「名作之壁」として君臨していると思われる。2013年の10月アニメで2クールアニメを除いた作品の中ではディスクの売り上げだけならトップじゃないか?

私はウチの国でも分かるデータで、理解し易い数字出るのが売り上げくらいしかないから、余計に売り上げが強調され「IS」の「名作之壁」という言葉が独り歩きしたんじゃないかと思っている。

「IS」がスゴイのはアニメの他にも原作ラノベの売り上げがあるんだよね。
原作者があれだけ暴走できるのもそれが理由。実際、ラノベの新規レーベル立ち上げに合わせて他社が作品引き抜きを行うレベルの作品だし。

やはり、日本における作品の評価をきっちり把握するのは難しいということなんだろうな。日本のアニメ業界のデータって、どこにいけば、どのような部分を見れば分かるんだろうか?

「IS」もあれはあれで萌え作品としてはバランスが取れている良作なんだよ。普通にファンやっている身としては「名作之壁」としてネタにされるのはともかく、それと同時に叩かれまくるのは勘弁してほしい。作者の方は叩いても良いからさ……

とりあえずネタとしての面も有るが、「IS」と「名作之壁」についてはある種の門番みたいなもんだな。その分かり易いイメージが独り歩きしちゃっている面も確かにある。



とまぁ、こんな感じで。
「IS」放映当時日本のネットでは「萌え豚」という言葉が広まっていたように思いますが、中国では「IS」によって「名作之壁」という売り上げに関する言葉が広まっているというのはちょっと面白いですね。

また以前中国オタクの人から聞いた話によれば、この「名作之壁」という言葉は作品の評価にディスクの売り上げを持ち出したがる人が多いことへの皮肉としての意味もあるそうです。

中国オタクの間では自分のハマった作品、追っかけている作品が
「価値が有る」「正しい」「オタクとしての王道である」
というのを求める傾向が強いというのは当ブログでも何度か紹介させていただきましたが、その補強材料として「日本でどのように評価されているのか」という点がかなり気にされています。

そして日本での評価に関する情報や、それを裏付けるデータ(に思える)日本のメディアで発表されるアニメのディスクの売り上げがかなり注目されていますし、売り上げ=作品の評価と受け取り過ぎている節もあります。

この辺の自分の好きな作品がどれだけ優れているか、他と比べてどうなのかというのを気にするのは日本でもそれなりにある話かと思いますが、中国オタクの間におけるそういった感情は、日本よりも随分と強いような気もしますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク的お年玉事情。もらうか、あげるか、それと金額は

春節快楽!
今年は1月31日が春節なので、中国は今が新年状態ですね。

ありがたいことに年末年始の頃に
「中国にもお年玉のような習慣があるそうですが、中国オタクの人達はどんな感じなんでしょう?大学生が多いということはもらう人の方が多そうですが」
という質問をいただいております。

ご質問にもあるように中国にも日本のお年玉のような習慣として、
「圧歳銭」
というのがあります。

この圧歳銭には厄除け、「一歳」を平穏に過ごせるようにという意味がこめられているそうで、一般的には赤い封筒の「紅包」に入れて渡されます。
(「紅包」は御祝儀全般を指すそうで、中国では圧歳銭以外にも結婚式やお祝い事にボーナス、謝礼に袖の下など様々な所で使われます。圧歳銭は紅包の一種とも言えるそうです)

この「圧歳銭」がいつまでもらえるかについては地方や家ごとに習慣が異なるようですが、基本的には年長者から若者に渡される形になっているとのことです。
私の聞いた話では年下だったらとりあえずもらえる可能性が有ったり、結婚していなければもらえるなんてこともあるようですし、日本のお年玉よりもらえる期間は長いような印象です。
また「圧歳銭」はもらえなくても新年のお祝いの「紅包」としてもらえるケースもあるという話です。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国オタクの面々のお年玉」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。それと今回は金額が多く出ますが、現在のレートだと1元=約17円くらいになるかと思います。


みんな、圧歳銭はどうだった?
いくらもらった?それともいくらあげた?

私は2千元ほどゲットした。そしてさっそくフィギュアを買ってかなり目減りしてしまった……!

私はあげる方になっているんだが、まだ親戚との行き来が始まったばかりなので幾らになるか分からない。正直不安だよ。

数千元って所だが、あんまり多くはないよな。

私は数千元なら十分に多いし、土豪クラスだと思うんだがなあ……
私の子供の頃は千元行くか行かないかだったが。

1万5千弱。ノートPC新調して終わりそう。

6百元。うーむ……やはり、この時期はネットにつないで他の人の懐具合を見るのはやめておくべきだったか。

今の所4千。あともう少し増えて最終的には6千元くらいになるんじゃないかと思う。

大学卒業して仕事はじめたんで、今年は支出があると覚悟していたんだが今の所支出無しでもらうだけ。現状では3千元の黒字。

ウチは少なくて、2百元。
まぁもらえるだけありがたいが。学費と生活費は日頃からもらっているしね。

もらえたのは5千元でした。

支出無しの収入千七百元。これでvitaを買っちゃおうかと考えている。

千元出てって百元もらった。

もうもらう歳じゃないから、親に3千元あげた。

毎年1万元前後もらえたんだけど、今年は親戚が少なくて6千元しかなかった。

今の所親戚の女の子二人に百元ずつあげて、支出2百元。これくらいなら自分の給料でも楽なんだがなぁ。

収入が千四百、支出が2百。これからまた親戚に会うだろうからどっちももう少し増えると思われる。

現在、母親から千、父方と母方の祖父母から五百ずつもらっている。去年と同じ流れなら今後の親戚の集まりで同じくらい追加アリ。

私は2百元と5元、あと1元コインが……

一応年下の親戚には一人百元を想定して準備している。
ただ、祖母からはまだもらえたので差し引きではプラスで済みそう。

2千元出て行った!この時期に溢れる「いくらもらった」という報告による精神的ダメージもでかい!

3千5百の収入。去年と比べて半減。

今年は現金ではなくキャッシュカードで4枚もらった。

一昨年から無し。今年は3千元ほど出て行ったよ。

百元もらって、終わり。

自分は十元。もらえないよりはいいし、縁起モノだと思うことにするよ。

現在9百。今年はたぶん千いかない。

圧歳銭?紅包?ナニソレ?
聞いたことも無いよ!そんなものは存在しないんだ!

2千元ちょっとかな。
ただ、もうすぐ卒業して仕事始めるんでなんか申し訳ない。とりあえず母親に渡した。

私は6百元出て行った……これで今回は終了だと思えば、まぁ。

うーむ……ちょっとねだりに行くのもアレに思えるし、今年はどうしようかと悩んでいる。

5千元もらったけど、万超えも多いようだしカードの枚数で数えている人もいるし、自分が土豪だとは思えん。

とりあえず私は「紅包の価値は中に入っている金銭ではない」とだけ言っておこうか!!

とはいえ、やはり金額は重要。
おかん、千元ありがとう……!!

7千元あげて8万元もらった。ちなみにあげたのは一人千元。

4千元もらえたけど、全部親にもっていかれた。これまでにもらった分もずっと返してもらっていない。それどころかさっさと宿題やれと言う命令が。もうね……

ウチの家は縁起よくということで、888元だったわ。
(訳注:中国では「八」は「発財」の「発」につながるとされ、縁起の良い数字とされています)

数えて無い。百元の札束が二つだから2万元、それと数センチの包みだから、たぶん5、6万元くらいじゃないかと。

毎年何万元かはもらっているけど、ちゃんと数えないで全部親に渡しちゃっているな。

俺は百元もいかない……資本主義的土豪を打倒せよ!

合計2万元だけどここから学費やら何やら出すから、自由に使えるのは3千元くらいかな

ずっと親に預けているので現在10万元ほど貯金ができている。自分の手元にあったら使ってしまったろうから別に悪くない。
しかし圧歳銭って理財の学習や金銭感覚の育成という意義もあるのに、ずっと親に預けるだけでよかったのかとも思ってしまう。



とまぁ、こんな感じで。
今回の中国オタクの面々のやりとりを見た印象では、数百元〜2千元くらいでそこそこ、それ以上になるとわりと「土豪」なレベルで、万を超えるとスゴイ「土豪」といった扱いになるようでした。
(「土豪」というのは最近の流行語で金持ちといった意味ですが、
よろしければ過去の記事
中国オタクのイメージする「土豪キャラ」、「金持ちキャラ」
などもご参照ください)

中国の「圧歳銭」に関しては、昔から現地の所得と金銭感覚で考えた場合日本のお年玉よりも大きなものになっているような所がありましたし、昔に比べて随分と所得の上がっている最近では実際の金額の方も結構な額になってきているように思えますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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