「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2014年05月

中国オタク「日本の餃子協会のマスコットがおかしい」

先日、日本餃子協会からマスコットの「ちゃおず君」が発表されたそうです。

ちゃおず君・日本餃子協会会長会談(餃子でご当地→日本餃子協会会長の日常)

ありがたいことにこの「ちゃおず君」に関して
「中国での反応は?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

このちゃおず君、日本のネットで話題になっているということもあり早速中国オタク界隈に情報が入っているようです。
そんな訳で以下に中国のネットで見かけたこの件に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の餃子協会のマスコットがおかしい。
まさか、日本では餃子のイメージってコレなの……?

ヒドイのかスゴイのか……

日本は救いようがないシリーズに新たなキャラが加わったな。しかしなんで兄貴になるんだ?

日本の謎の美的センスシリーズの方にも入れておこうぜ。

中国武術と組み合わせた?いや、それでもマッチョにする理由にはならんよな……?

なぜムキムキにしたんだ!?

それ以前に、このキャラを見て餃子を食いたいと思う人間がいるのか?日本人の感覚では大丈夫なのか!?

おおい!?日本の萌え化だって聞いたのに、なんだよこれ!?
私は萌え餃子娘になっていると思ってリンク先に行ったのに!!

餃子という食べ物のマスコットとしてはダメだろ、コレ。なんで「娘化」しないでこういうのにしちゃったんだろう。

日本では餃子をマスコットにしている地方都市はいくつかある。デザインの餃子度的にどうかというのはさておき、基本的にはカワイイ系のマスコットになっているんだが……
これも頭の部分だけだったらカワイイで問題無いのに、なんでこういう事になったのよ!?

アンパンマンのように、
「さぁ僕の顔を食べるんだ!」
とこいつが迫って来るのか……食いたくねぇ……

日本の連中の餃子に対する感性、執着が理解できん。

戦闘力の高そうなマスコットだな。様々な意味で。

とても……兄貴です……

ああ……兄貴だ……
てか自分にたらしている黄色いの何?マヨネーズかなんか?イヤな方向のモノを想像してしまうんだが。

油みたいだからラー油じゃね?

よかった……俺餃子はラー油じゃなくて酢で食う方なんだ……

酢という可能性も捨て切れないと言っておこうか!

今日の晩飯に餃子食うつもりだったけどやめました。

日本の趣味で、コレ。きっとあの納豆の味のする餃子とかなんだろう。

日本の餃子ってウチの国とは違って焼餃子が主流で調理の時に油を使う。それと具材も私達がよく食べる水餃子や蒸餃子と比べて肉の量が多くなっている。だから餃子とは言ってもウチの国で一般的なものに比べて油っこくて重めのものになっている。
恐らく、そこからこの油ぎった兄貴キャラになってしまったのではないだろうか?

なるほど。日本の焼餃子のイメージからか。となると、日本の焼餃子でよかったと思うべきなのかもな。もし水餃子からこの方向で発展させたキャラが出たらと思うと……!

それにしてもこれをデザインした団体って餃子に何かうらみでもあるの?
この餃子協会っていったい何をしている団体なの?

なぜコレを見て餃子を食べたいと思う人間が増えると思うのだろうか?私はコレのせいでもう餃子を前と同じ気持ちで見ることができなくなってしまった!!

天津飯もきっと泣いているだろう……



とまぁ、こんな感じで。
やはりと言いますか、あのキャラにドン引きしている人が少なくないようでした。

餃子は中国では主食の一つですし、日本でも餃子がよく食べられているということは知られていますが、こっちの方向で餃子のマスコットが出て来るというのは予想外だった模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「オールバックという髪形の日本における意味は?」

創作において青少年キャラが改まった場所に出る、フォーマルな場面に出るという時に
「髪型をオールバックにする」
という表現があるかと思います。

このオールバックに固めて、場合によっては服装もフォーマルなものにするという表現はアニメや漫画でもよく見かけるものかと思いますが、中国オタクの中にはそこに引っかかる人もいるようです。

先日中国のネットを巡回して
「オールバックの髪型に変更する意味とは?」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本では前髪をあげた髪型にどんな意味があるの?
アニメや漫画では男性が変装、大人ぶるような時にそういう髪型になったりするけど。

ああ、あれか「大背頭」っぽい髪型ね。日本だとオールバックと言うらしいが、確かにその髪型に一時的になるケースがあるね。

イメージとしてはハーレム系の作品の主人公が、パーティなんかのフォーマルな場所に出る時にする髪型って感じかな。前髪をを後ろに流して額を出すアレ。なんの意味があるか、私もちょっと気になるね。

日本ではあの髪型にフォーマルなイメージがついてんじゃないの?執事キャラとかに多い気がするし。

そう言えば「俺妹」の京介が変装したときもこの髪形だったねぇ。

私が思いついたのは「とらドラ!」の竜二。

「とらドラ!」の方だと、竜二の目つきと相まって黒社会っぽいとかそんな扱いになってたような。フォーマルな部分もあるんだろうけど、そっちの方のイメージもありそう。

なんとなく私は不良少年の髪型と言うイメージだったが、言われてみればフォーマルな場面やキャラで出てくる髪型でもあるな。

少年がおっさんを装う髪型ってことでいいのかね?日本の作品における扱いとしては。

あれは成功者の髪型ってことじゃないかな。現実だと油で固めるのと、香水を漂わせるスーツ姿が加わる。

私は仕事する人間の正式な髪形というイメージで受け取っていたんだが……

オールバックでスーツを着るというのはフォーマルな場面でのスタイルだから、それに合わせてってことでしょ。ウチの国ではそういう場面がほとんど無いから実感できないが。

欧米の映画の影響とかでないの?
私はあの髪型って「タイタニック」とかのイメージが来るんだけど。

そうそう。私が以前どこかで見た話でも、ある映画による社会現象から来ているものだとかいう話だったかな?

あの髪型、私は「ゴッド・ギャンブラー」とかのイメージなんだがだなぁ。

私もそっちのイメージだね。そうか、分かった!日本ではきっとチョウ・ユンファが大人気なんだよ!
……まぁ「ブラック・ラグーン」とかにはチョウ・ユンファがモデルのキャラいるし、人気無いわけじゃないと思うが、もし映画の影響だとした欧米系の映画の影響じゃないかね。

スーツに合う髪型だからじゃないか?
その結果フォーマルになったとかで。髪型が先なんじゃなくて、服装が先に来ているんじゃないかと。

この髪形は成熟、落ち着いた印象を与える髪型だから、二次元では大人ぶる、フォーマルな場所に出る時の記号として使われているのだろう。多くのキャラの通常時のボサボサだったりツンツンしたりしている頭だと場合によっては無礼になるだろうしね。

「半沢直樹」とか、この髪形の登場人物多かったよね。
恐らく流したり立てたりする若者の髪型に比べて、社会人としてのイメージが強くなるからじゃないかな。

「正式」な髪形だからでしょ。日本のドラマではこの髪形と七三分けが社会人キャラに多い。

私は確か日本の昔の習慣である元服と関係があると思っていたんだが。

ほほう。それはどういうこと?

日本には月代頭というのがあるんだよ。いわゆる武士のあの独特の髪型。そして額を出すあの髪型にするのが、日本の武士の成人の証だったりする。

とりあえず、扱い的には「成熟」のイメージがあるのは間違いないと思うんだが……

ある程度正式な場所では、前髪を長くした髪型では幼稚、或いは落ち着きが無いととられてしまうんじゃないかな。だからアニメや漫画の中の前髪が長いキャラがそういう場所では髪を後ろに流すようにする……と、私は認識している。

考えてみればウチの国でもそんなに珍しくは無いかもね。CCTVのニュースとか見ると、お偉いさんは基本的に額を露出させる髪型だ。
ただ……日本のアニメや漫画での扱いとはなんか違うような気もするんだよなー

単純に二次元だとカッコ良く見える、或いはカッコイイキャラがこの髪形になっているだけの可能性も考えられるぞ。

私のイメージだとこの髪型って現実だと40歳超えた人のする髪型だわ。

ウチの国ではこの髪形と正式な服装をしなければならない場所、ドレスコードを意識する場所があまり無いし、経験する機会も無いってのがイメージの違いにつながってんじゃないかな。

確かにカチッとスーツ着るようなイベントってほとんど無いのもあってか、ウチの国ではその手の格好に関する区別がイイカゲンだよね。
スーツ着て工事だって農作業だってやるし、妙に露出度の高い服をおばさん(しかもお偉いさん!)が仕事に着てくるとかあるし。中国人だけだったらまだ周囲がちょっと微妙な気分になるだけですむが、外国のお客さん来た時とか相手が固まるのが……

結局、この髪形ってウチの国だとお偉いさん、指導者や幹部の髪型になっちゃうんだよな。そこがチグハグな印象になってしまうんじゃないかな?カッコいい、成熟したというイメージがあまり無い。

そういう所はあるかも。私も「成熟しているフリをする」って表現なのは理解できるんだが、やはりなんかしっくりこない所があるわ。



とまぁ、こんな感じで。
分からなくはないものの、何だかもやもやしたものが残ってしまうようでした。

オールバックは中国でもよくある髪型なのは確かなのですが、中国の社会や流通しているコンテンツにおいてオールバックが出てくる、意識される場面が日本とは少々異なることから、オールバックと言う髪型の記号としての扱いに関しても微妙な違いがあるのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の警察のかつ丼ってどういう習慣なの?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

日本では一般的なネタの一つに
「警察の取り調べの際にかつ丼が出てくる」
というのがあるかと思いますが、
このネタが中国オタク的にはかなり奇妙に思えたりするそうです。

そんな訳で今回は中国のネットで行われていた
「日本の警察の取り調べの際に出てくるかつ丼というネタ」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の警察のかつ丼ってどういう習慣なの?
取り調べの際に容疑者に提供されるというのが、かなり一般的な習慣だかネタになっているようなんだが。

犯人を数日間餓えさせた後、取り調べをする人間が犯人の目の前で食うとかじゃないの?

ウチの国の時代劇で見た、処刑前に酒と肉を食わせてやるというのを思い出した。取り調べじゃなくて、処刑される人間の最後の晩餐というヤツの流れなのでは。

かつ丼って、これか……
それほど特別なモノには思えないが。

待て、お前の貼った写真はカツカレーと言う料理だ。かつ丼っていうのはトンカツを卵と一緒に調理してご飯の上に乗せたものだな。

ああ、こっちか。かつ丼。
これを出してもらえるなんて、日本の警察の対応って良すぎじゃねえか!?

ふむ……なんかウマそうだな。これが日本の警察では取り調べの際に食えるの?悪くない気がしてきた。

香港や台湾でもこういうのなかったっけ?警察で提供される食べ物。

そっちは確かコーヒーじゃなかったか?

私の記憶では日本の有名刑事ドラマのエピソードだったと思う。いつからこういうネタになったかは知らんが。それからアニメや漫画でもちょくちょく話題になってるはず。

私はこのかつ丼ネタに関しては「瀬戸の花嫁」を思い出すが、何なんだろうな。

アイマスのアニメでも刑事の取り調べネタで出ていたな。本当に一般的なネタなんだろう。

私の場合…・・・最初にこのネタを見たのは恐らく「ビーロボ・カブタック」だと思う。あとポケモンにもこのネタ出ていたから、アニメにおけるこのネタの使用に関してはポケモンが一番古いんじゃないかな。

「銀魂」で見たわ、このかつ丼ネタ。

ファンサブ字幕の中にはこのネタが出ると字幕で注釈を入れてくれることもあったな。でも詳しい内容が思い出せん……

出典は織田裕二主演の「踊る大捜査線」のある取り調べのエピソードからだね。そのエピソードが印象深かったことからネタとして広まった。詳しくは百度から検索してみればいいぞ。

流れとしては、食べた後に白状するというものでいいのかね?
ただ私が見たこのネタでは「食べる」ところまでいかないケースも多かった気がする。

どこで見たかハッキリしないが、確かこのネタは警察モノのドラマや推理小説における描写が元ネタらしい。あと、現実の警察では犯人にかつ丼を食わせることは無いということだったような?

上の方で「踊る大捜査線」が元ネタとか言っているけど、それ間違いだぞ。あれは「日本の古典的刑事ドラマのネタ」をリアルでやってしまう「創作物の影響を受けてマネしちゃう主人公」というネタであって、かつ丼ネタを最初にやりだした作品というわけではない。
「日本社会において一般的なネタ」となっているというのが前提だから、元ネタ自体は恐らくかなり古いはず。

「はたらく魔王さま!」でも出ていたな。なんか日本の警察の取り調べ手法上のものだったりするんかね。

これ元の流れっていわゆる「良い警官・悪い警官」の取り調べ手法の一環なんじゃないの?

私はこのネタって、かつ丼を食う容疑者→家族や故郷を思い出す→自白、と言う流れだと思っていたんだが……

私もそう受け取っていたわ。かつ丼って日本の家庭の定番料理とかじゃないの?「お母さんは泣いているぞー!」的な犯人の説得ネタもあるし。

日本はトンカツ或いはトンカツを使った料理が縁起の良い食べ物だとされている。かつ丼もその一種だ。
日本では試験や試合等の前にそれを食べて幸運を祈るんだが、それから来ている話だと思う。お前は罪を犯したけどまだ終わったわけではない、このかつ丼を食べて新たな人生に踏み出せ、罪をちゃんと償うんだとか、そういう話だろう。だからかつ丼を食べて自分の罪を語り出すんじゃないかと。

私が聞いた話では確か日本が敗戦〜復興の頃、まだ貧しい時にかつ丼はご馳走の一種で、当時警察に捕まった人間がそこでかつ丼を食べさせてもらえたという話が広がり、庶民の間でも話題になり段々とネタにもなっていった……というものだったような?

やっぱりこれ、ウチの国で餃子を食うようなモノなんじゃないの?故郷を思い出し、犯した罪を後悔してしまうから白状するようになるとかで。

取り調べにおける心理戦、懐柔策の一つなのは間違いないだろう。目的は自白。食べ物を提供する分には暴力的な自白の強要などと受け取られることもない。なぜかつ丼なのかまでは分からんが……
あと、きちんとした食事が出るのは日本の警察だからなんだろうな−

タダでかつ丼とか……わりと本気で信じられないんだが。

あれ、警察の人間のポケットマネーで提供するらしいよ。
日本の警察は容疑者への態度がとても良いという話の一例として聞いた覚えがある。

マジで?これまでの話の流れの中で一番信じられない話だぞ!?

日本の警察は公務員としてきちんとした待遇を受けているから、一般的な状況では取り調べに関してそんなにヒドイことをしようとは考えないんだろうし、かつ丼を容疑者に提供する余裕もあるってことなんじゃないかな。
ウチの国の警察に関しては……まぁ、言わないでおこう。



とまぁ、こんな感じで。
日本の作品におけるお約束ネタの一つとして認識されてはいるようですが、それが具体的にどのような意味を持つのかといった点に関してはイロイロと難しいものがあるようです。

また、今回見かけた反応ではこのネタの流れがかなり昔からあるものだとは認識されていないようだったのはちょっと興味深いですね。
この辺りに関しては日本の昔の刑事ドラマが中国に入っていないという事情もあるでしょうし、そういった作品に関して中国オタクの面々が積極的に触れていくということもないでしょうから、「踊る大捜査線」辺りが限界になってしまうのかもしれませんね。

それからこのかつ丼に関しては日本の警察の対応が「良過ぎる」と感じたりもしてしまうようです。
中国では公安の取り調べは非常に厳しいものと言われていますし、このかつ丼ネタに関して真偽は別としても、なんだかあり得ないような好待遇、別の意味でのネタに感じられてしまうような所もあるようでした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ラブライブは邪教」

ありがたいことに
「4月の新作アニメで、中国オタク的にダークホースだった作品、予想外の人気となった作品はありますか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

中国はそろそろ学年末、卒業、受験シーズンとなっていきますからしばらくオタク界隈の活動は縮小傾向になっていきますし、4月の新作の人気に関しては現時点のもので判断しても良さそうですね。

さて4月のダークホース的な人気作品ですが、マニア向けでは恐らく「ピンポン」ではないかと思われます。
そしてライトな層を中心とした人気、
中国オタク界隈における話題の広がりに関しては恐らく
「ラブライブ!」

が来るのではないかと思われます。

ラブライブは愛奇芸で公式配信されていますが、それ以外にも作中の歌やライブシーン、各種ネタ動画などが中国オタク界隈においてかなりの勢いで広まり、ファンを獲得しているそうです。また正式サービス開始がやや遅れているそうですが、中国の盛大がラブライブの中国国内のスマホ向けのゲームを展開する予定だそうです。

そして現在、「ラブライブ!」は中国オタク界隈において、
その感染力とファンの布教活動のスゴさから
「邪教」
というネタ呼称が広まってしまうくらいになっているそうです。

そんな訳で今回は中国のネットで行われていた
「なぜラブライブは急に人気になったのか?」
といったこと等に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ラブライブは邪教などと言われているが、実際スゴイ勢いなのは確かだ。なぜこんなにも猖獗を極めているのだろうか?

「ラブライブ!」は日本ではずっと人気だったらしいけど、ウチの国では全く人気が無かったはずなんだよね。
アニメの第一期の時もそうだった。しかし第二期になってからヘンな具合に流行り出した。「NARUTO」くらいしか見ていなかったレベルの知り合いが、いきなりハマって俺のほのかがどうのこうのとか、毎日言いまくるようになったりしている……

前はどうだか知らないけど第二期は良いアニメだと思うよ。
俺はこの邪教に入信したことを後悔していない、むしろ誇らしく思っている!

アイドル系の作品なんて全く見ていなかった友人がハマって、それに引っ張られて私も気が付いたら……

日本のamazonのランキングで、カゲプロではなくラブライブが4月の覇権アニメとかネタにしていたが、まさかウチの国のオタクにも飛び火して実際に人気になるとは思わんかった。

私もなぜ「ラブライブ!」の第二期がここまで人気になったのか分からない。正直、第一期の方が面白かったのに、なぜ今なんだ。無能なヤツが多過ぎる。

自分は第二期の第1話で追っかける気になって、第4話辺りで完全に感染していたわ。

私も第1話でいきなりのミュージカル、あとEDで追っかけるべき作品だと思ったっけな。

ラブライブは邪教だ!みんな、こんな邪教と関係を持ってはいけない!!
邪教だからな!見るなよ、絶対に見るなよ!?

地雷を踏んづけるのも、ネタを仕入れる上では良いだろうと思って見始めたが、自分の考えが間違っていたというのに気付いた。「ラブライブ!」という作品はスバラシイ!
穂乃果は良いキャラだし、ことりにも萌える。そしてとくにカワイイのはにこだ!!みんな、早くラブライブ!を見ようぜ!!

にっこにっこにー♪

私は「ラブライブ!」みたいな作品は拒絶するタイプだったんだが、あまりにも薦めるヤツがいたんで仕方なく見たら……にっこにっこにー☆

見ろ、前の連中の発言を!
こうなってはもう、戻れないんだ……!

正直言って、どのキャラも同じ顔に見える。だから見る気にならんのよ。なんでみんなこのハードル乗り越えて作品にハマってんの?

私も最初はそうだったけど、アニメ見ているうちに慣れて見分けつくようになるぞ。不慣れなキャラデザってだけさ!

ライブシーンが良いよ、歌も良いよと軽い気持ちで友人に薦めたら、毎日にっこにっこにー♪状態になっちゃったんで、少し悪いことしたかなーと後悔している。まさか俺よりもハマるとは……

「ラブライブ!」はその感染力に加えて、課金のイメージもあるから余計に邪教っぽいイメージになってる所もあると思う。
ウチの国ではなんかサービス開始遅れているけど、盛大が獲得して展開するみたいだし、課金のイメージが拡大しそうな気が……

「抜けられない」レベルになっているヤツが多い気がする。幸い自分は大丈夫だったが。

一応第一期から見てはいるんだけど、第二期になってからがヤバイ。毎日ラブライブの歌を聴いたり、ライブシーンを見たりしないと気分が悪くなる。我ながら救いようがないわ!

「ラブライブ!」って言っちゃなんだが萌える女の子以外、特別優れた点と言うのは無いと思う。しかし、ライブシーンを含むキャラの描写が萌えとして優れているだけで十分なんだよな。他のストーリーはベタベタな展開でも良いというか、むしろその程度で良いというか。

私のハマった過程を振り返ってみると、「ラブライブ!」第二期において洗脳される原因は歌とキャラじゃないかと思う。あと「ラブライブ!」の経験により、日本のオタクがアイドル系の作品にハマるということが少し理解できたような気がする。

一部で注目され、その後流れに乗った人間が急増したというものだとは思うが……今になって第一期を復習してみたら、流して見ていた当時より随分と面白く感じた。何なんだろう……

邪教ネタのスレやレスが多いけど、中身は別に邪教ってわけじゃないよね。いわゆる感動系のストーリー、あと歌が良いというくらいじゃないか?

「邪教」というネタイメージが形成されたから、広まり易くなったというのは間違いなくある。ネタにし易い、それでいて本編は気軽に見れる、聴けるという内容だから今の流れがあるんじゃないかな。アニメとしてのクオリティは普通に高い作品だと思うよ。

アイドルで感動系のストーリーなら「Wake Up, Girls!」じゃダメなの?

そりゃ「楽しませる」と言う点から見れば「ラブライブ!」になるだろ。

好き嫌いは別として「Wake Up, Girls!」と「ラブライブ!」を比較すると、お金と人材を投入するとはどういったことかというのが分かるし、商業作品、娯楽作品として重要なのは何かといったことも分かってしまうんだよなー
ただ、ウチの国の現在の「ラブライブ!」の人気はある意味では「Wake Up, Girls!」からの流れの末の人気なのかとも思う。アイドルモノへの抵抗が少なくなっていたし、アニメの中のライブシーンというのが話題の一つになっていたし。

ウチの国では「突然」だったけど、日本では既に大人気だったらしいぞ。

ウチの国の人気の大部分は流行っているから見る、流行の勢いを追っかけるという感じだと思うぞ。ただその最初の爆発がどこだったのかはもう分からん。ライブ関係のような気はするが。

歌も良い感じだし、関連シーンも多い。PV的な扱いにできる場面が多いって所じゃないかな。ネタにし易い、伝わり易いから布教し易い作品という感じか。しかしその結果、余計に邪教のイメージが……

そう言えば動画経由でハマる人多いね。あと動画で布教する人も。
話題にし易い、話のネタにして盛り上がれるってことで、それを目的にどんどん人が増えているように思う。

案外、今までのハーレム系作品が好きな層にウケていないのも興味深いわ。ネタにツッコミを入れる、話題にする層にウケているというか……

うーむ。実際にハマっている身としては特に理由は無いんだよね。単に「好きだから」としか言えない。

「ラブライブ!」はアニメに含蓄を求める、アニメには深さがなければいけないというスタンスの人は無理だろ。あとハーレム系作品好きの場合、作中に自分を投影できるキャラがいないとキツイ。
「けいおん!」がウチの国で微妙に人気にならなかった原因はこの辺りだったかと思うが、「ラブライブ!」では人気が出ているのは興味深いな。ウチの国のオタの好みが変わったのか、オタクのいる環境が変わったのか、原因はイロイロと考えられるが。



とまぁ、こんな感じで。
流行ってはいるものの、なぜラブライブが中国で急に流行り出したのか、なぜ「邪教」とネタにされるようなレベルになっているのかとなると、実際にハマっている人間にもハッキリしない所があるようです。

ざっと見た印象では、ラブライブの人気の広まりに関しては上の発言にもあるように歌やライブシーンの影響が大きいように感じられますね。

歌を聴いたり、劇中歌の動画を見たりすることにより作品の空気やキャラをスムーズに把握できるという話も聞きますし、作品の間口を広めているような所が見受けられます。またこういった素材が「感染力」「布教者の増加」にもつながり、「邪教」とまで言われるようなことになっているとかなんとか。

ちなみにこの
「邪教」
というネタ呼称ですが、中国のネットの規制検閲に引っかかってしまうこともあるようで、作品関係のスレや発言がちょこちょこ消されている模様です。

中国では宗教関係が「敏感な話題」とされているケースも少ないので、そちらの方に引っかかってしまうのかもしれませんね。そんな訳で中国オタクの反応を追っかけるのにちょっと苦労する作品でもあります。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「オタクショップをやろうと思うんだけど、どうだろう」

ありがたいことに
「中国のオタク向けのグッズ、ショップ事情について何かありませんか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

一時期はパチモングッズだらけだった中国ですが、オタクな人も随分と増え、グッズにお金を使うコレクターも増えてきていますし、流通網も整備されネット通販も便利になってきていますから一昔前とはかなり違った状況になっていますね。

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「オタクショップをやろうと思うんだけど」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


オタクショップをやろうと思うんだけど、どうだろう。フィギュアや関連グッズを中心に、オタク系の商品を売っていきたい。
みんなの意見、オタクショップを利用した経験からの話なんかを聞かせてくれないか?

実店舗とネットショップ、どっちでやるんだ?場所は?

実店舗。大都市の郊外寄りな場所を考えている。

実店舗とかリスク高いぞ……

やめとけって。よほど立地が良いとかでもなければ難しい。そういったことが無いのに単純にアニメショップをやろうというのは自殺行為だ。

今の時代ネットショップではもう大手に敵わないから、環境などの条件次第ではあるが実店舗ってのは有りだと思う。

俺の知り合いに副業でネットショップやってるのいたけど、最近は厳しくなっているな。24時間対応が当たり前になっているから人雇ったりしないといけないし、競争も激しくなりすぎているしなぁ。
リスクは有るけど実店舗という選択肢も考慮の価値アリということか。

どうなんだろうなー
今の時代はネットのおかげで流通が整備されて手に入り易くなっている上に値段も競争で安くなっているから、買う方からすれば良いんだけど、商売として考えた場合は昔ほど儲けやすいものではなくなっている。
でも、オタク系グッズに散在する「土豪」コレクターは昔よりも増えたからやり方次第ではいけるような気もする。

少なくとも大都市じゃないと無理な話じゃないか?
私の住んでいる都市のように地方の微妙な都市だとオタクもいないし、オタク向けのショップがやっていけるとは思えない。

ある程度規模の大きいオタク系のイベントが行われているような都市でもないとキツイんじゃないかね。私の行きつけの店はどこもそういったイベントに参加して稼いで生き延びているし。
今の時代オタク系のショップをやるなら実店舗に来る客だけでなく、イベントに参加しての販売業務も考えるべきだと思う。

私の住んでいる所もそんなに大きな街ではないけど、アニメや漫画は随分と流行っているというか、どんどん活発になってきている。都市の規模よりも都市の状態次第なんじゃないかね。

一線級の都市だと競争もあるし、何より家賃の問題がある。
大都市のオタク系ショップが消える理由の多くは家賃。このコストを上回る売り上げってのが難しい。

あくまで個人的な意見だが、グッズに金を使うオタクは増えたけどインドアなヤツが多いし、ネット通販で買っちゃうことが多いと思う。実店舗の維持コストを賄えるほどの購買層になるのは期待できないと思うんだが……

それについては俺も考えたことある。どうやればオタクを外の世界に出すかという問題を。

店頭で買ったらおまけか何かがつくとかは?ウチの国ではイベントってのは難しいし。

その辺に関してもやはり場所次第じゃないかな。日常生活の通り道とかだと話は変わって来るぞ。

うむ。まずは場所が重要だろう。近くに学校があるのが理想だ。

校門の近くだとか、周囲に学校が複数あるような場所だと良いよね。学生のたまり場になるのが期待できる。ただそういう場所はなかなか空いてないか、家賃が高いんだよね。

高価なフィギュアはメインに考えない方がいいぞ。ある程度実用的だったり、費用対効果の高いモノをメインにするべき。
いくら土豪が目につくようになったとは言っても、オタクの大多数はそんなにお金持ってないし、文房具やアニメ雑誌、漫画、ラノベなんかが良いと思う。そこまで高くないけどコレクションする価値のあるものって所かな。

同意。そこまで高くない関連グッズをメインに考えるべきだね。そういうグッズって回転も速いから客が定期的に店に来る理由にもなる。フィギュアはそんなに出ないし、大金を使う人間は要求も高いから難しい。
私の経験だと漫画やラノベ、関連グッズだとポスターやキーホルダー、カード、文房具なんかがよく出るね。もう少しオタ要素が強いものだと抱き枕やアニメTシャツなんかも悪くない。

ラノベを中心に売って、フィギュアやゲームも置いてある店がウチの近くでは一番繁盛しているかな。

そこそこの、食っていけるレベルならやりようはあるけど、大儲けってのは難しいだろうね。
ウチの国で単純なオタクグッズ販売で富を築いたケースは存在しない。特殊な商機をみつけてというケースはちょくちょく聞くが。

ターゲットにするなら若い世代だろう。
上の世代は模型くらいにしかお金使わない。逆に今の中学〜大学生くらいはわりとお金使う。ただ個人ではそこまで購買力があるわけではないし、大きな買い物もしたがらないから手頃な値段のアイテムを豊富に揃える方が良い。
フィギュアとかの高価な商品は大量に売れるもんでもないし人気、価値の高い時期を逃すと悲惨だ。

オタク向けグッズの店やるなら、メイド喫茶とかやる方がマシだと思うけどな。ウチの国ではいろんなテーマのヘンなレストランがあるし、その流れでいけるんじゃないかと。

メイド喫茶は怪しげなイメージもつくからなぁ……どうだろう。

メイドカフェはウチの国だと難しすぎる。
イメージ以前に喫茶店という形式が流行らない。実際、ウチの国では長続きしたメイドカフェってほぼ無いんじゃないか?

メイド喫茶は使えるスタッフが確保できるかというのがまず大きな問題、そして次に客が来るかと言う問題がある。
私の住んでいる都市にも一応メイド喫茶あるけど、コーヒーとお菓子が売り物で店にはゲーム機置いてあるくらいかな。客もそんなに多くないし、いつまで続けられるのか……

私の住んでる街のメイド喫茶も、わりと大きな規模で始めたは良いけど1年持たなかったな。ハッキリ言って客が入らなかった。オタクグッズ売る方がメイド喫茶よりまだマシだと思うぞ。

メイド喫茶はダメだろうけど、メイドと何かを組み合わせた食い物屋にすれば案外いけるんじゃない?

よし、ならメイドと餃子を組み合わせてみよう!餃子が嫌いなヤツはいないだろう!

メイド餃子……いや、軽食扱いにすれば案外アリか?



とまぁ、こんな感じで。
最近の若い世代が趣味にお金を使う感覚が、上の世代と違うというのはちょっと面白い指摘ですね。

それから上の発言にもありますが
「メイド喫茶」
というのは中国だとかなり難しいようですね。
中国では喫茶店というのが今でもあまり馴染みの無い存在のままですし、メイド喫茶で働くオタクな若者は人件費も高くなってしまうそうです。またそもそも、メイド喫茶に行くのがオタクの中でも若い世代の一部だけということなので、メイド喫茶が商売として成立するのは困難なのだとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「みんなの近場のオタク系の店ってどんな感じ?そもそも店は有る?」

中国オタクのイメージする「土豪キャラ」、「金持ちキャラ」

中国オタク「二次元を実写化するのをやめろという吶喊か!分かる!」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

先日日本のネットでも話題になった、
「人気アニメの実写化やめて」
という新聞への投書が中国にも伝わってちょっとした話題になっているそうです。

この件に関しては以下のサイト様などでも紹介されていますのでご参照ください。
『人気アニメの実写化やめて』14歳の新聞投書に「良く言ってくれた」と賞賛の声(ゆさアニ.)
人気アニメの実写化やめて!14歳中学生が苦言!!「現実には無い事をアニメにするのに実写化するのはおかしい」(虹神速報-にじそく)

とりあえず以下に、中国のソッチ系のサイトで行われていたこの件に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の中学生が新聞への投書で「人気のアニメの実写化をやめて」という叫びを示したそうだ。これには同意をしてしまうな!投書の内容自体は短いものだが、怨念が伝わってくる内容だ。

二次元を実写化するのをやめろという吶喊か!分かる!

それは「ドラゴンボール」のことかーーーーー!!!!
当時映画館で見てしまった自分の感じた絶望ときたら……

確かに実写化はダメージの方が大きいケースが少なくないね。私の場合は「黒執事」かな。実写版の話にアニメの新作はもうダメなのかと絶望したが、7月の新作になるようで心の底から安心した。

「黒執事」は「殺馬特版」だったからなぁ
(訳注:「殺馬特」というのは中国の若者のスタイルの一つです。以下のサイト様の記事などもご参照ください。
日本のビジュアル系バンドから発展した農民の“殺馬特”ファッションを森ガールが差別する……新世代農民工を排除する文化の壁(KINBRICKS NOW)
【新人類】単なるビジュアル系にあらず! 世界が注目する中国の若者カルチャー「殺馬特(さつまとく)」とは!!(ロケットニュース24)

この意見は間違っていない。実写化の多くは原著を汚す。

「るろうに剣心」「デスノート」「のだめカンタービレ」「うさぎドロップ」辺りはそれなりに良かったと思うが。

実写化だと原作キャラを再現するのが難しいからね。
「変態仮面」くらい気合入れて役作りしてくれればいいけど、大抵はそうじゃないし。

欧米の白人キャラを日本人が演じるというのが間違ってんだよ。アホじゃないかと思う。

日本のアニメや漫画のキャラは、二次元特有のもので白人ベースってわけでもないぞ。白人がやってもよほど気をつけないとやっぱり「白人のコスプレ」になってしまう。

二次元のキャラのモデルが欧米系だとか誰が言ったのよ。あるのは二次元と三次元の違いだけでしょ。

私はわりと実写版に期待してしまう方なんだが、実写版が役者に対するハードルが高いのは認めないわけにはいかないね。

ウチの国で公式に実写化した「テニスの王子様」はまぁ、その……
あと内の国の人気ゲームの実写化とかも悲劇的な事になっているし、この話はとてもよく分かるわ。

私は「デスノート」と「カイジ」くらいしか見ていないからそんなに悪い印象無いな。

そりゃ失敗することもあるだろうけど、アニメ化だって失敗例はごまんとある。例えば「GTO」や「バトルロワイヤル」の実写化は悪くないし、アメコミの実写化とか普通にウケているじゃないか。実写化を否定するのはオタクが狭量だったり知識の幅が狭すぎたりするだけじゃないの?

悪い意味で想像を超える実写化が出てくるケースが珍しくないのが問題なんだって。「殺馬特なセバスチャン」とか見たくなかった。

実写化による収益で作品の寿命だって延びるし、クリエイターにも利益が出るのになぜ否定するんだ?商業活動の一環として自然なことじゃないか。
ファンの反感が出たとしても、そのファンが作品の収益にどれだけ貢献してくれるんだ?作品は儲からなきゃ意味が無いってのを忘れて批判するのはダメだろ。

作品で儲けるというのは理解できるが、実写化するとそんなに儲かるモノなのか?
ファンが嫌になって離れる、作品のイメージに傷がつく、原作者やスタッフが消耗するといったリスクを見越してやるほどのものなの?

実写化に関してはその作品がアニメ市場だけだと先が無いとか、それ以上伸びないとか、新しい人気作品との競争に負けかけているとか、別の市場を開拓したいからじゃないかな。

原作がもう完結している、続きが出ないというケースもあるんじゃないか?
新規に実写化するなら「使える原作の部分」がまた最初からになる訳だし。

実写化は結局の所、冷たくなった飯を炒飯にしようとするようなもんだろ。過去の名作のリメイクと似たような所もあると思う。だから実写化しようとすること自体は作品にとって悪いことじゃないと思う。
問題は実写化した作品の出来栄えが誰も得しない結果になるケースが多いことじゃないかな……

ヘンなコスプレになったり、キャラ設定やストーリーが改悪されていたりして絶望するケースも少なくないからね。つまらなくなる、原作の良さが消えてしまうのが問題。

実写化、三次元にするのが全て悪いわけじゃないのは確かだ。
友達に宝塚ファンで銀英伝ファンというのがいるんだけど、宝塚で三次元化された銀英伝はなかなか良かったそうだ。組合せ的に厳しいと思われるものでも、いい結果になるケースはあると思う。

アニメや漫画の実写化は二次元のイメージが固まっていて特に難しいと思う。ラノベだとそういった部分が比較的少ないだろうから、ラノベを実写化していくと良いんじゃないの?

ラノベも挿絵あるし、ラノベの人気作品とかアニメや漫画の流れにあるものが多いし、アニメや漫画と同じ理由で難しいんじゃないか?

作品の内容次第だと思う。伝奇やファンタジー要素のある作品やバトル系の作品は実写化キツイだろうけど、現代を舞台にしている作品の中には実写化してもいけそうなのがあるぞ。

実写化に関しては二次元特有のカッコイイキャラや萌え系のキャラがいるケースだと悲惨なことになると思う。ただ逆に言えばファンタジー入らなければ意外にアリじゃないかと。「金田一少年の事件簿」なんかは良い出来だったし、実際ウチの国でも好きな人多いでしょ。

アニメや漫画における表現をそのまま実写に持ってきてもヘンな事になるだけなんだよね。そこを原作ファンに違和感なく、更に面白いままで調整するかが難しいのではないだろうか?
題材によってはそう問題にならないのもあると思うが、人気の作品はどうしてもアニメや漫画特有の「強さ」が出ていたりするからねぇ

実写化により繰り返される悲劇。
なぜ人類は、次元の壁を越えようという愚かなことを繰り返すのだろうか……

まったくだ。次元が違うものをどうやって受け入れることが出来ようか。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々も実写化に頭を抱えた経験が少なくないようです。

ちなみに、ここ最近中国オタクの面々へのダメージが大きかったことで有名なのは
「黒執事」

の実写化だったそうです。

「黒執事」は中国でも非常に人気が高く、一時期は女性向けの作品でトップクラスの人気となりましたし、現在も人気が続いている作品です。
そのためアニメの新作に関しても待ち望まれていたそうですが、
そこに実写劇場版が飛び込んできたために「違う、そうじゃない」と頭を抱えた中国オタクの人も多かったという話です。

またこういった背景があるので、7月から「黒執事」のアニメの第三期が放映されると発表され、スケジュールも確定したということには心底ほっとしたファンの人も少なくなかったとかなんとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「大変だ!あの変態仮面が実写化されるらしい!!」

中国オタク「日本のアニメでは喫煙の扱いってどうなってんの?明確な規制対象なの?」

ありがたいことに
「ジョジョの奇妙な冒険で喫煙に規制が入りましたが、中国では何か反応とかありますか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

ジョジョの奇妙な冒険の承太郎の喫煙シーンに関しては、以下のサイト様の記事でも紹介されていますのでご参照ください。

【ジョジョ3部】吸ったらアウト 咥えるのはセーフ 6話まとめ(まんはったん)
【悲報】ジョジョ6話の承太郎のタバコ吸うシーンが規制されてたんだがwww(わんこーる速報!)

中国ではアニメの規制やレーティング導入などの話が出ると、ほぼ必ず日本の事情(間違った情報も結構混じっているのが困りものですが)が引き合いに出されますし、今回のタバコの規制に関しても話題になっているようです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系サイトで行われていたその辺りに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ジョジョのアニメで承太郎の喫煙シーンに妙な修正がかかったけど、日本のアニメでは喫煙の扱いってどうなってんの?明確な規制対象なの?

日本では高校生の喫煙に敏感だからなのかね。
学園モノでも喫煙ネタは結構出て来るし。

前にこの手の話題になった時、未成年がタバコを吸っている直接の描写がアウトなんだろうという結論になったが、ジョジョの修正は意図が分かんなくなるな……

タバコに関しては「銀魂」でもツッコミの回があったな。

タバコは簡単に真似ができるからだろ。
恐らく規定があるんじゃないかな?確か飲酒に関しても未成年じゃないとか、飲んでいるのは酒じゃないとか強調しているケースがちょこちょこあるし。

シーンを消すんじゃなくて、闇の力で口元とタバコだけ消える。でも煙とかは可とか、わけわからん規制だな。

エロシーンは光の力、タバコは闇の力ということか。何となく理解できた!!

第3部だと承太郎は17歳だっけ。タバコを吸える成人に1年足りないということか。

いや、日本の法律は酒とタバコは20歳からだな。18禁とかのレーティングとは別の規定になっている。

日本だとタバコより飲酒の方が厳しいんじゃないの?
未成年が飲酒をしているのがバレたら本人だけでなく周囲まで批判や処分が出るようだし。

私は日本だと飲酒が重罪になるとは聞いたことがあるが、タバコについては聞いたことないわ。詳しい人いたら解説頼む。

飲酒と喫煙のどちらも明確に法律で禁止されているから、公的な扱いとしては変わらないんじゃないか?

最近はどの国でもタバコに対して敏感になっているから、その流れの結果なんじゃないかな。国ごとに具体的な規制の内容は違うだろうけど、厳しくなっているというのは間違いないはず。

日本には喫煙表現に関する決まりがあるんでしょ。
タイだとモザイク入れなきゃいけないらしいし、欧米も修正をしなきゃいけなかったりするはず。ジョジョは原作が古い作品だし、今の規制基準に引っかかる部分も多いからヘンなことになっちゃっているんじゃないかな。

4月新作アニメでは「ピンポン」で普通にペコがタバコ吸って、アクマにやめろとか言われているシーンが描写されているんですけど。

「ピンポン」は深夜枠だけど、「ジョジョ」はそうじゃないだろ。放映時間帯の差だ。

「ジョジョ」の日本での放映時間は確か午後11時半放映とかだったぞ、ジャンプ原作であっても深夜枠と言うのは珍しくない。

両方とも深夜枠か。となるといよいよ分かんなくなってきたな……「ピンポン」では普通にタバコ吸ってるのに、ジョジョは露骨な修正というのはどういう背景があるんだろう?

深夜枠でもタバコの規制はあったはずよ。有名な所だと「とある魔術の禁書目録」のステイル=マグヌスとか。

オランウータンのタバコとロリの裸は規制にならない模様。何か明確にダメというラインがあるのかね。

海外に売るのを想定して……と言う話じゃないよなぁ

アニメ番組の審査検閲に規定があるんでしょ。
アニメの中で、未成年に喫煙や飲酒を指せるカットがあってはならないとかの。

てか承太郎、最初の方で酒飲んでなかったっけ?

確かあのシーンは酒だと明確に言ってはいないから、他の飲料と言い訳がつくとかじゃないかな?
ジョジョのタバコは恐らく自主規制の一つだとは思うけど、なんかヘンな規制の仕方だよな。

あそこは缶ビールと見せかけて、実は缶の上に書かれているのが「soda」になっていたりする。

日本の社会では喫煙に関しても結構厳しいみたいよ。創作でも。
ウチの国では二次元でもネタでくわえタバコにするコラ画像とかネタ画像とかあるけど、日本のファンがそのネタを不快に受け取ったなんてケースもあるそうだ。

ウチの国はまだタバコや酒に関しては緩いから、日本の実際の状況に関しては理解し難い所もあるんだろうな……
人間関係のためにタバコや酒は欠かせないという話もあるし、小さい頃から酒飲むとかをあまりとがめられないし。

今の世界的な流れもあるし、タバコを規制するのは避けられないのかもな。
とは言え、ジョジョのストーリーでタバコの描写を消したらストーリーが成立しなくなるし、キャラ描写もおかしなことになるしねぇ

パフォーマンス的な自主規制の一環だと推測してみる。
ジョジョは現在の規制基準からするとそのまま放映するのが難しい部分も少なくないから、あえてあからさまな修正をしているパフォーマンスをして、その他の「敏感な」部分への目を逸らそうとしているのではないだろうか?

オインゴとボインゴの所の「火のついた煙草を5本くわえ、手を触れずに唇で口の中にひっくり返して入れる。更にそこから火を消さずにジュースを飲める」という承太郎の特技とかはどうなるんだろう……

ところでこれ、ディスク買うと無修正版が見れたりするの?
ディスク特典「喫煙シーン修正解除」とか、売り物に……はさすがにならんか。



とまぁ、こんな感じで。
日本における規制のラインが中国からではハッキリしないのもあってか、ちょっと戸惑い気味のようでした。

日本のアニメの喫煙表現に関する規制に関しては以前の記事
中国オタク「タバコを吸うキャラが随分と減っているような気がするんだけど、日本ではアニメにおけるタバコ描写の規制とか出たの?」
などでも紹介させていただきましたが、今回の件に関しては「今まで見たことのない規制の画像処理」だと受け止められたことに加えて、同時期に放映されている別のアニメでは普通に喫煙が描写されているなどといったこともあり、どう解釈するべきなのかと少々混乱している模様です。

それから日本の社会で段々とタバコに関する扱いが変化していき、現在では随分と強い風当たりになっていたり、ネガティブなイメージもついていたりすることに関してはやはりピンと来ないみたいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国で今度は国産アニメが主なターゲットな「アニメ七つの大罪」という批判などが行われている模様
(中国で報道されている日本のアニメに関する間違った情報に関しても少々書いてあります)

中国オタク「タバコを吸うキャラが随分と減っているような気がするんだけど、日本ではアニメにおけるタバコ描写の規制とか出たの?」

中国オタク「孔文革の歌は反則だ!萌える!!」

ありがたいことに
「中国オタクのその後のピンポンの感想は?」

と言う質問を複数いただいておりますので、今回はそれについてを。
作品に関するネタバレが含まれますので、一応お気を付け下さい。

ピンポンに関してはやはりと言いますか、残念ながらライトな層まで巻き込んでの右肩上がりの人気とはいかず、段々とアクセス数は落ちていってしまっているようですが、中国オタク界隈の反応を見ていくと熱心なファンが出現したり、マニア層がかなり食いついたりしているようなのは興味深いですね。

とりあえず以下に中国のソッチ系のサイトで見かけた、ピンポンの第6話に関する反応を例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ピンポンの第6話は少し、いやかなりホッとする展開だった。

ここまでわりとキツイというか、精神的にくる部分も多かったからなぁ。
前の5話はスマイル以外全員キツかった。孔文革の境遇と覚悟に関してはぐっと来たし、才能の一言で切って捨てられてしまうアクマとか、もうね。それだけに今後のイロイロな逆転に期待。

こういう暖かさを感じたり考えさせられたりする話が来るのはかなり意外だった。

孔文革、幸せそうだな。

私はアクマの行く末が気になってしょうがない。今回のペコとのやり取りは非常に印象深かった。日本のアニメの1週に1話の放映ペースがとても恨めしい。
(訳注:中国のテレビではドラマやアニメなどは基本的に毎日〜週に数回のスケジュールで放映されています)

アクマはまさかこんなに良いキャラだとは思いもしなかった。単純に気の毒だとか、負けていくキャラでもない、心に触れるものがあるよね。

5話の佐久間の叫び、そして今回のペコへの憧れの告白(!?)と叱咤にむちゃくちゃ共鳴してしまったよ。私は彼ほどうまく頑張れなかったけどね。

ピンポン面白いよなぁ。予想もしない方向にキャラが転がっていく。孔文革とか主人公の引き立て役のライバルの一角だろうくらいに思っていたのに、最初いきなりの活躍と決め台詞、そしてその後ぼろ負けして、更にその後新しい人生へ踏み出して日本語の歌を歌い出すとか、予想できるか!!

アニメにおけるキャラの掘り下げのせいで、孔文革が主人公みたいに錯覚する。

良い話だった。孔文革の日本語の使い方とか、歌とかも良かった。

まさか……孔文革が歌うとは……この追加要素は予想できなかった。リアルに飲み物吹いたわ。

第6話の孔文革周りの話は心が温かくなるというか感動するというか。同級生と仲良くなって母親も日本に来て、これはこれでとても満たされている。
湯浅監督は孔文革に素晴らしいストーリーを追加してくれたな!

孔文革の歌は反則だ!萌える!!予想外過ぎるわ!!

母親が来てウチの国の定番のお総菜の番茄炒蛋(トマトと卵炒め)を作ってくれたのは良いね。ぐっと来たよ。

孔文革はコーチとしてやっていく道を見つけたのかな。チームメイトとの日本語のやり取りの内容の変化にもホッとしたわ。

私も6話の孔文革の境遇には心が暖かくなった。私は孔文革ほど厳しいもの背負ってはいなかったけど留学していたことがあるから、やはり彼には自分の事を投影してしまうんだよね。

第6話はメインキャラの卓球に対するスタンスの比較でもあったね。あと孔文革が立ち直って新しい道を進んでいるようで良かった。

孔文革は敗戦の後にコーチがくれた言葉へ応えて、自分の人生の道を探し始めたということなんだろうな。

第6話を見ての感想。孔文革は癒し系。

うむ。私も孔文革に萌えた!

孔文革が歌っていた日本語の歌って何?誰か知っている?

字幕の方では翻訳無かったけど、EDのクレジットに載っていたよ。浜田省吾の「MIDNIGHT FLIGHT ひとりぼっちのクリスマス・イブ」だね。

ピンポンは良い群像劇だね。こういうのが私の好みなんだよ!

孔文革の境遇に暖かな気持ちになって、海王の副部長の丸まっているティッシュに色んな気分が吹っ飛んだよ!!

あの女性キャラって原作にはいないキャラだったよね?今後海王関係の火種になるんだろうか……?

原作に無い部分を加えたおかげでキャラの性格がイロイロと豊かになったよね。あと原作が描かれた時代と今の時代の違いとかも気にならなくなっているね。こういうアレンジは良いな!

孔文革はこの後の出番はどんなもんなんだろう?原作読んでる人いたら、だいたいの所で良いので教えてくださいな。

追加ストーリーがかなり多いから何とも言えん。今回のクリスマスもそうだし。一応原作ではこの辺りになると孔文革はもうフェードアウトしていってしまうんだが、この調子だとなんか有りそうな気が……
ペコの様子からも想像つくとは思うが、メインストーリーに関してはここから「ひっくり返る」局面になっていくはず。

それにしてもこんなにストーリーを追加して大丈夫なのかな?主人公のペコとスマイルの話を微妙に忘れそうになってしまう。いや、面白いし見ている方からすればとりあえず問題は無いんだけど。



とまぁ、こんな感じで。
孔文革の境遇が悪くない、むしろメインキャラの中では一番暖かなものになっているのにホッとした人も多いようでした。

「ピンポン」は中国オタクのでライトな層も巻き込んでの大人気となることは無いでしょうけど、作品にハマった中国オタクの面々の反応や孔文革というキャラの広まり具合を見ていると「息の長い人気の作品」にはなりそうな気はしますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「孔文革、やっぱ負けちゃったか……」

中国オタク「4月新作の『ピンポン』が意外に面白いぞ!?中国人キャラの孔文革も、その中国語ボイスも良い!」

中国オタク「4月新作の『ピンポン』はこっちでウケるだろうか?」

中国オタク「日本人、主食だけを食い過ぎだろ……」

今回は思い出したころにやってみる食べ物ネタで一つ。

日本の食事で
「主に炭水化物の、中国では主食カテゴリになる食べ物」
がおかずになっているのが、中国の感覚では不思議に思えたりするそうです。

この辺りに関しては、
「餃子をおかずにしてご飯を食べる」
などといった辺りが中国における
「日本の変わった食事ネタ」
の定番になっています。

中国のネットを巡回していてそんな
「日本の主食の扱い」
に関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺りについてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


私は日本のアニメや漫画、ドラマなんかの食事のシーンが好きだし、出てくる料理をウマそうだとか思ったりもする。
しかし……全体像を考えると途端に引っ掛かる所が出てくる。ハッキリ言って、日本人、主食だけを食い過ぎだろ……

日本食って米、麺、粉モノで全てが、それこそ最後のデザートまで全部主食系で終わってしまう可能性があるよな。食文化の違いを感じるわ。

実際、「孤独のグルメ」でほぼ全部主食の回とかあった気がする。
あれはインパクトあったなぁ

ウチの国の習慣でも主食は大事だし、例えば西洋料理で主食なしだと満足できない人もわりといると思う。でも日本と比べると少ないんじゃないだろうか?

ウチの国の感覚だと、主食ばかりだとキツイよな。「菜」(おかず)が無いと。

日本は主食を「菜」(おかず)にして食うからな……あれ、どこまでいけるもんなんだ?
よくあるネタとして「日本人は主食であるはずの餃子をおかずにして、主食のご飯を食べる」なんてのがあるが。

その辺は感覚の違いなのかね。
ウチの国ではピザが一時期正式な食事のメニューできっちりナイフとフォークで食わないといけないとか思われていたが、イタリアとかだとわりと軽い扱いでナイフとフォークでもいいし、手で食っても良いみたいなもんだったという話もあるし。

食い物なんてのは好きに食えばいいし、他人の食い方に何か言うべきじゃないとは思うが……衝撃的だよな。
そう言えば日本の餃子は一般的な量が少ない。確か4個か5個くらいだったと思うが、あれでは主食にできる量ではないわ。そういう所からも日本における餃子の位置が見えてくる。

まぁ、ウチの国の中で見てもちょっとした違いがあるからな。
例えば肉まんを主食扱いで食うとか俺には無理だが、大学で知り合ったヤツの中にはそれが普通のもいたし。

私の知るその手の話の中で「ラーメンライス」が最も衝撃的だったわ。

日本でうどんのお店に入ったら普通におにぎりがセット用に売られていたんだが、あれもインパクトあったな!少なくとも、うどんをおかずにご飯というのまではいける模様。正直これに比べたら餃子はまだ普通な気がしてきた……

そうそう。アニメや漫画に出てくる料理、たまに「主食ばっかりじゃねえか!?」なことあるよね。

アニメで餃子と焼売と寿司とパスタとピザが並んで、そこにご飯が加わってるシーンとかあったが、あれは日本人的にアリなんだろうか、画面上はほぼ主食だったが、他におかず的なモノがあったりする設定だったのだろうかと、今でも微妙に気になったりする。

そういうの見ると、日本人が一般的な食事で何食ってるのか想像できなくなるよな。

日本食が主食ばかりに見えるのは、単品で主食とおかずを組み合わせたものになっている料理も多いからだと思う。麺や丼とかがそのカテゴリ。
ただ「定食」となる場合はそこに更に別の主食が追加されるケースもあるからヤヤコシイ。

丼はもしかしたら近いようで遠い存在なのかもしれんな。
ウチの国は飯の上におかずぶっかける形になったりはするけど、結局は主食とおかずを分けて認識しているが、日本の丼料理は「ご飯+上に乗せるおかず」が正式な、固定のモノという扱いみたいだし。

そう言えば麺類とかは主食カテゴリではあるけど、基本的に単独、場合によっては「味の付いていない」ご飯と組み合わせて食うみたいだね。

あんな主食ばっかで太らないのかとも思うが、日本人の体形を見る限り問題無さそうなのも不思議。

油で調理した主食はおかず扱いにできると聞いた覚えがあるんだが。

油と言えば、焼きそばや、たこ焼き、お好み焼きといった小麦粉系の料理をおかずにご飯は珍しくないらしいな。

焼きそばをおかず扱いってのは、アメリカとかでもなかったっけ?

「主食が重なった定食」というのが多いように思う。味噌汁とご飯(主食だよな!)+何らかの主食という形式で。それで問題無いということについては、やはり食文化が違うと思ってしまうわ。

日本人の感覚の場合、味がついていないのが主食って聞いたことがある。逆に言えばある程度味がついていればおかずにできるのではないだろうか?

あと、日本人の場合はおかず単品で食うのはキツイらしいね。
ウチの国の食事だと「菜」を食べていって最後に主食とかいう流れも多いけど、日本では主食は最初に出てきてそれに加えて「菜」が出てくるという流れが重要らしい。焼肉なんかでも、肉と同時に白いご飯が無いとキツイという話だ。

それでもやはり、餃子と米を一緒に食うのはしっくりこないわ……



とまぁ、こんな感じで。
中国と日本の主食の扱い、捉え方の違いのようなものも感じられました。

日本の感覚における主食の区別、おかず扱いする上での味付けの有無の影響、白いご飯とそれ以外の違いといったものに関しては、外からだと理解し難い部分も少なくないのかもしれませんね。

また今回見かけた反応で興味深かったのは、
中国の感覚ではおかずとして或いは定食などで
「中国の感覚では主食に思える炭水化物系の食品」
が加わるというのに引っかかる人が結構いたという点でしょうか。

この辺に関しては中国では主食に関して種類や材料の方から判断している部分が日本よりも強いといった所もあるようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「セーラームーンの新キャストやキャラデザ、どう思う?」

ありがたいことに
「セーラームーンの新作、中国での反応はどうでしょう?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

先日、セーラームーンの新作アニメ
「美少女戦士セーラームーンCrystal」(公式サイト)

「一緒にミラクルロマンスしましょ」:「セーラームーン」新作アニメは7月5日スタート 三石琴乃さんが再びセーラームーンに(ねとらぼ)

の新キャストやビジュアルが発表されました。

この件に関しては中国オタク界隈でも話題になっているようですので、中国のネットで見かけたその辺りに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「セーラームーン」が7月の新作アニメとして放映される!新作のキャストやキャラデザも公開された!
それで……みんなはこれ、どう思う?

最近のリメイクの流れの中でついにセーラームーンも来たということか。
「新劇場版エヴァ」、いやテレビ版だから「宇宙戦艦ヤマト」とかと比較して考えるべきなのかな?

うーむ……どうなんだろう。
変更後の声優はわりと分かるけど……

子供の頃はそんなに見ていなかったから、実はあまり知らない。だからちょっと興味はあるかな。

自分はアニメの企画自体が消滅しているのではと疑っていた。
不安はあるけど、とりあえず今アニメでもう一回セーラームーンを見れるのは嬉しい。

発表される関連グッズも、妙に対象年齢の高い玩具や、化粧品とか下着とか、ネタにしか思えなかったからな……

しかしこれ、どうなるんだろうね。
私は昔香港のテレビで放映されていたヤツを見ていたけど、それでもどうなるか分からん。

香港のテレビだと大陸では放映されていなかったシリーズまで放映していたんだっけか?
個人的にはキャラデザの印象から、期待度が下がり気味だなー

正直ガッカリ。キャラデザが変わっちゃって、声優まで変更とか。新しい血を入れるにしても、もうちょっと何とかならなかったのだろうか。

この絵柄、どこまで狙ってやっているんだろう?
今の新しい絵柄ではない前世紀の絵柄、ただし旧セーラームーンの絵柄よりはやや新しいという印象だ。

火野レイが御坂美琴か……電気属性から火属性にチェンジか。

木野まことの小清水亜美さんと火野レイの佐藤利奈さん、配役逆にした方がいいんじゃね?まぁ見ているうちに慣れるかもしれんが。

いかん、なんかキャラデザが退化したような印象を受ける。

一体キャラデザのどこがいけないんだ?私は特に問題は感じないぞ。

私はちょっと原作の少女漫画的な画風に戻ったという印象かなー
なんか古典的という感じで。

自分も少し受け入れるのに時間がかかりそうだ……漫画の方の絵柄のイメージじゃないもんで……
小さい頃に見た感じでは、わりとデフォルメされていた気がするんだが。

マンガに近い感じになっているかな?
アニメ版とマンガ版ではわりと違うから、アニメ版のイメージを期待していたら違和感あるかもね。

原作マンガの要素もそこまで還元しているとは思えないんだが。ちとヒドイと思う。
ここまで変更するくらいなら、いっそ原作マンガそのままの絵柄でやっても良かったんじゃないの?

ありゃ?それなりにしっくり来ている私は少数派なのか?

なんか期待していたのとは違うが、そんなに悪くは無いかな。アリかナシかで言えばアリ。

それにしても三石琴乃さんだけキャスト変更無しとは。それだけスゴイ存在ということなのだろうか?

声優はほぼ変更になってるということは、これでまた十数年は戦える……と思ったら、三石琴乃さんだけ変更無しとはな。

追っかけたい作品ではあるけど、変更後のキャスト見ると、ちょっとキツイかも。なんか既に別の作品のキャラでイメージが固まっているから、最初は戸惑いそうだ。

三石琴乃さんはまだいけるの?
そもそも三石琴乃さんがいけるなら他のメンバーの声は代える必要ないと思うんだけど。

どうなんだろうな……私も変更にはあまり納得できないけど、三石琴乃さん以外は最近レギュラーでの出演はないし、今後の活動の長さを考えて変更になったのではないだろうか?
久川綾さんの変更とか、個人的にすごく残念だけどさ!!

これは純粋な疑問なんだけど、三石琴乃さんって今でも少女キャラの声とかできるの?
私はセーラームーンをオリジナル音声で見ていないからどうもピンと来ないんだよ。

うーむ……・現在の印象だと難しいんじゃないかな……演技力という事では素晴らしいんだが、キャラとしては……

私もリンコママのイメージになっちゃってんだよなぁ。
でも聴いているうちに慣れる可能性もあるから、そこまで悲観はしていない。

日本だと三石琴乃さんとセーラームーンの組み合わせの存在感が極めて大きいから変更できないらしい。
恐らくその辺りに関しては、こちらの感覚だと完全には理解できないと思われる。

確かにそうかも。私は吹き替え版で見たし、声優ファンになったのも、声優の声と演技をある程度理解できるようになったのもここ数年だからなー

声優に不安を感じる人はこう考えてみないか?
新しいキャスト、佐藤利奈さん以外はみんなプリキュアやそのマスコットの声を演じている。そして東映だからプリキュアにも関わっている人間がスタッフにいるんだと。

声優と言えばタキシード仮面はどうするんだろう?アムロ・レイがやるの?
この間の聖闘士星矢Ωみたいな特別出演になるのか、キャスト変更になるのか。

私はキャストの変更や新しいキャラデザよりも、新しい作品のOPがどうなるかが気になって仕方がない。
当時見た旧バージョンンのOPは今の感覚で見るとやや古さは感じるが、それでも良いモノに思う。新作のOPも良いモノだと嬉しいんだが。



とまぁ、こんな感じで。
どちらかと言えば新作の変更点に戸惑っている人が多いようでした。

セーラームーンの新作アニメに関しては2年ほど前から話が出ていましたが、2年前と比べるとテンションが下がっているようにも感じられます。これに関してはこの2年の間に中国オタクの世代交代が進んだのも影響しているのかもしれませんね。

「セーラームーン」は中国で極めて知名度の高い作品ですし、中国のテレビで放映されていた当時の影響はかなり大きく、セーラームーンを見て日本の制服やおしゃれを意識するようになったという人も結構いたそうです。

しかし今の中国オタク層の主流となっている若い世代にはセーラームーンを見たことが無い人も少なくないようですし、新作に近いような受け止め方をされている所もあるのかもしれません。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「逆にヒドイ目に遭う、苦労する主人公ってどんなのがいるんだろうか?」

今回は以前の記事
中国オタク「最初から強い主人公に飽きてきた……」
に関するやり取りを追っかけている時に見かけた反応について一つ。

「最初から強い主人公」「強すぎる主人公」
といったことに対して
「苦労する主人公、ヒドイ目に遭う主人公ってどんな感じなのか?」
といったやり取りも行われていました。
そんな訳で今回はその辺に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近は主人公補正が強すぎるキャラに関するツッコミが溢れているが、
じゃあ逆にヒドイ目に遭う、苦労する、ツライ事件にぶち当たりまくる主人公ってどんなのがいるんだろうか?もちろん最近の作品でなくても構わないぞ!

昔の作品はウダウダ悩む主人公や、客観的に見たらダメ人間な主人公が多かったけど、流行の流れが変わったりしたのかね。

でも、そう言う主人公って昔から嫌われていなかったっけ?
最近は弾幕コメントとかで分かり易く出るから目立つだけで。

4月の新作に関しては弱い主人公はほぼいないようだし、中には明らかに強すぎるのもいる。時代の変化ってやつじゃないの?

主人公が強すぎる作品に対してヒドイ目に遭う、苦労するってことならバトル系の作品で挙げていくのがいいかな。
とりあえず昔なのか最近なのか何とも言えないが、「ジョジョの奇妙な冒険」第1部のジョナサンはかなりヒドイ目に遭っているよな。

最近だと「ブラック・ブレット」の主人公はどうなんだろう?世界観もあってわりと悲惨な感じもあるが。

「ブレック・ブレット」は設定的にはかなりヒドイことになってるよね。本編もわりと鬱展開だから4月作品では比較的ヒドイ目に遭う主人公かも。

ジョジョは第3部の空条承太郎も設定だけ見たらどこの最強キャラ、中二系キャラだみたいなことになるんだよね。でも最近の主人公が強すぎる作品とは何か違うんだよね。

最近の戦闘力アリな二次元の主人公の場合、「過去が悲惨じゃない」方が珍しくないか?
でも、その設定が本編できちんと活かされることは少ないような。その多くが主人公をカッコ良く演出する、一般人との違いを強調するくらいでしか使われていないような。

ここしばらくで見た作品の中で印象的だったのは「アクセル・ワールド」の春雪だね。あの世界の中で一人だけリアルの外観がヒドイことになって、しかも周囲からずっといじめられ続けていたし。
ただ、あれはなんか日常に近すぎて逆にキツかったな。私と同じく主人公に引っかかってあまりハマれなかった人も少なくないんじゃない?

確かに「アクセル・ワールド」は主人公で「ソードアート・オンライン」との差が結構出た気がする。
本編まで弱くて鬱展開だと今の時代、ファンがつかないのかもね。惰弱なままではいられないというか。あとヒドイ目に遭うと言えば不幸だと言ってはゴタゴタに積極的に巻き込まれる人とかもいるかな!

とりあえず思いついたのは衞宮切嗣とかかね。
虚淵玄作品の主人公を探せば他にも結構ヒドイのが出てきそうだが。

虚淵玄作品なら「鬼哭街」の孔濤羅が特に突き抜けているような気が。

本編で明かされる悲惨な設定というなら「スパイラル」の鳴海歩がスゴイというかヒドイ。ヒロインまで実は……というのは予想外過ぎた。

ここまで来て、まだ「エヴァ」のシンジが出ていないとは。
ただ時間をおいてもう一度テレビ版を見てみると、本人に精神的な強さが無いという不満はあるけど、周りの人間や環境の方がもっとヒドイと感じるようになった。

本人のキャラのヒドさで隠れるがヒドイ目に遭うというなら、「ギルティクラウン」の桜満集とかもそうだな。

本編の展開において悲惨な主人公なら「ベルセルク」のガッツだろ。
私はこういう主人公結構好みなんだけど、最近は少ないんだよなー

ゲームだけど「マブラヴ」の白銀武とか、どうだろう。

ゲームなら「FE聖戦」のシグルドも……

ヒドイ目に遭うと言えば「テッカマンブレード」のDボゥイを挙げないわけにはいかん。
悲惨なキャラの中には何だかんだで自分の選択の末にとか、自分の行動の結果といった所があるけど、Dボゥイの場合は完全に巻き込まれ方、しかも親兄弟友人と殺し合い、そして自分は戦いの中で記憶を失っていくとか、もうね。

悲惨な主人公と言えばシン・アスカ。

何言ってんだ?シン・アスカは主人公補正をぶち破って主人公を倒した方のキャラじゃないか!

そう言えばガンダムの主人公もわりとヒドイ目にあってたりするよね。あんまり意識されないけど。

むしろヒドイ目に合わない、悲惨な背景が無い主人公の方がガンダムでは珍しいぞ。
そしてその中でも特に悲惨だと思われるのは、恐らく「Gガンダム」のドモン・カッシュじゃないかと思う。まぁ、作品見終わった後はそんな印象は完璧に吹き飛んでしまうが!

やはり最近の傾向と、一昔前の傾向ってちょっと違うみたいだね。
しかしこうやって並べて見ると、昔の作品のヒドイ目に遭う、苦労する主人公とか、別に弱いってわけじゃないな……

同意。今の時代の感覚に持ってきても普通に強いキャラが少なくない。設定だけ見れば「強過ぎる」くらいなレベルのもいるし。

主人公がヒドイ目に遭う、苦労するケースに関しては周囲の人間関係がヒドイケースもあるし、相手が強すぎるとかもある。
特に相手が強すぎる、マトモな味方が少ないとかだとキツイな……

実は私は最近の主人公の強さの原因は主人公の中二病的な能力設定の影響が大きいんじゃないかと思っていたんだが、案外そうでもないわけか。
主人公が強すぎるとかじゃなくて、世界が簡単過ぎる、難易度が低すぎると解釈していくべきなのかもね。



とまぁ、こんな感じで。
最近の日本のアニメや漫画の主人公に関する変化が引っ掛かる中国オタクの人も少なくないようですが、中国オタクの間に広まっているイメージと実際の状況にはちょっとしたズレのようなものもあるみたいですね。

一昔前の中国オタク界隈では
「日本のアニメや漫画の主人公がウジウジ戦う理由に悩むのが苦手」
という反発が頻繁に見られたのですが、最近は
「主人公が強過ぎて」
という不満も結構出てきているのは興味深いなーなどと思ってしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の作品の中の自転車、そろそろ電動化しないの?」

ありがたいことに
「日本の作品の中で描写される日常風景に関して、中国の今の若い人にとって少し引っかかる所、ちょっとした感覚のズレのようなものは何かありませんか?」
という質問をいただいておりましたので、今回はそれについてを。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「日本の作品では電動自転車を見ない」
といったことについてのやり取りを見かけました。

中国では電動自転車(日本でもよくある電動アシストではなく、外観はスクーターやバイクとかなり似たタイプの電動二輪も多いそうで)がかなり普及しており、電動自転車の走る街並みというのも珍しくなくなってきているそうです。

そんな訳で今回はその辺りについてのやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ふと思いついた疑問。
日本の作品の中の自転車、そろそろ電動化しないの?

面白い、言われてみれば確かにそうだ。電動自転車が出る作品とか見た覚えが無いわ。みんな普通の動力なしの自転車。

なんで変化が無いんだろうな。日本人って電動自転車乗らないわけじゃないだろうし。

二次元の中の携帯電話みたいなもんじゃないの?
日本のアニメって折り畳みタイプの携帯電話ばかりだけど、あれは確か日本で普及していたのがあのタイプだったっていうのが理由だし。

先に普及しているもののイメージがしばらく続くってことか。
日本のアニメもぼちぼちスマホ持ちのキャラが増えてきているように思うし、いつかは電気自転車に乗る学生の描写とかも出て来るんじゃないかと。

電動自転車の出る作品ね……「ビビッドレッドオペレーション」のアレは?

あれは動力が電気じゃないし、そもそもホバーだろう!

確か「クレヨンしんちゃん」で母親が買っていたはず。でも他の作品ではあんまり見ないな……

「銀魂」に出てくるのとかは?銀さんが乗ってるヤツ。

あれは電動じゃなくて普通のスクーターじゃないか?

え、あれ電動じゃなかったの?

あれはバイクじゃないだろ。スピードも出ていないし。

いやいや、ガソリン燃やすヤツだろ。まぁ速度的には電動自転車とそんなに変わらないとは感じるけど。

電動自転車使わないなんて、日本も案外環境保護の意識が無いんだな。ここら辺ではウチの国の方が先進的だな。

日本の技術も大したことねぇな!
普及させられるレベルの電動自転車作れないなら、さっさとウチの国から技術を導入すればいいのに。

日本だと電動自転車のイメージがまだ形成されていないんだろうね。
将来的には何かあるかもしれないけど、しばらくは二次元のキャラは電動じゃない自転車に乗るということなんだろう。

電動自転車って中国特有の魔改造だろ。そら日本のアニメに出ないよ。

電動自転車ってウチの国が特に普及しているだけみたいだよ。国外だと自転車から直接車にいく。電動自転車はそんなに無い。
他に国外だとあまり見ないのが荷台付き三輪車、三輪自転車タクシーとかか。

俺の印象だと、電動自転車が街中を大量に走るのってウチの国だけなんだが……

海外だと自転車の次にはスクーター、バイク、車に乗っちゃうからね。
銀さんの乗っているアレもスクーターでしょ。

ウチの国もバイクが規制されたから今みたいになっただけなんだけどね。
ただ、鉛蓄電池が問題になったら即リチウムを強制ということになったし、上からの一声で変えられるのはウチの国の強みなのかね……

ちなみに、中国製電動自転車はそのままでは日本だと違法になるぞ。日本で許可されているのは電動アシストタイプの電気自転車。

日本では電動自転車は車両としてのカテゴリが変わるという話だっけか。
ウチの国では時速20km以下だったら問題無いけど、日本だと確か電動アシスト自転車以外はバイクなんかと扱いが同じになるから、免許や保険の加入が必要となる。
日本ではウチの国ほど気軽に扱えないようだし、普及がそれほど進んでいないんじゃないかな。

そういうことか。免許や保険となると、電動じゃない自転車との違いはデカイな。

ウチの国もぼちぼち電動自転車禁止の所も出て来たから、都市の電動自転車も時代の合間の風景の一つになる可能性が……
鉛電池が環境に悪いし、スピードがないのに道路の真ん中の方に出てきたりするということで問題になっているな。

電動自転車は自転車とバイクの間にあるものだからね。中国国外ではお金があったらバイクか車になるだろうし、あえて電動自転車ってのはないだろ。
しかも電動自転車の場合はリチウム電池だとバイクより高くなるし、鉛蓄電池だと処理に関して環境問題が出るからウチの国以外だと選択肢として弱い。恐らく日本の作品に関しては普及していないから出ないってことじゃないかと。

あともう一つ重要なことがあるぞ。電動自転車はオサレじゃない。スピード出ないし、ブランドが形成されてカッコイイのがあるってわけでもないし。

あー……なんとなく納得してしまった。
確かに電動自転車ってバイクよりカッコ良くない。しかも自転車には人力で進むというアクションや、ロードバイクのような洗練されたタイプもある。電動自転車は何かと中途半端だ。



とまぁ、こんな感じで。
電動自転車がたくさん走っている街並みというのは今の所中国独自のモノかと思われますが、それに慣れていると逆に日本のアニメや漫画の日常風景に引っ掛かりを覚えたり、日本とは異なった解釈になったりもするようです。

中国はイロイロな変化が大きく、急激に出てくる国ですから、こういった
「昔とは異なる、最近の日常風景」
に関するイメージの違いのようなものが今後も出てくるのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国ではBL小説も「わいせつ物伝播罪」で捕まります

ありがたいことに
「腐女子が逮捕というショッキングな出来事は中国ヲタクの間ではどんな反応だったんでしょう?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

この先日日本のネットでも話題になった
「中国でBL小説を書いた人が大量に逮捕された」
件に関しては以下のサイト様の記事などをご参照ください。

痛いニュース(ノ∀`) 中国当局、「BL小説を書いた罪」で腐女子20名を一斉逮捕 - ライブドアブログ
「二次創作のBL小説を書いた罪」で腐女子が一斉逮捕される BUZZAP!(バザップ!)

それでコレ、今年4月の初め頃に中国の安徽衛視で放映された番組から話題になっているようなのですが、この事件自体は何時かというと、結構前の話のようです。私も最初は最近の中国のネット規制の動きの中での事件かと思ったのですが……
探してみた所、こちらに逮捕されたサイト管理人の判決(中国語)も掲載されていました。

当ブログでも過去にこの
「中国でBL小説サイトがわいせつ物伝播罪により摘発された事件」
については紹介していますね。
当時の反応や現地のBL趣味の方からの話についても書いてあるので、よろしければご参照ください。
中国の鄭州でBL小説サイトが摘発され関係者が大量に逮捕される

とりあえず以下に、中国のネットで見かけたこのテレビ番組に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ウチの国だとしょうがないよなー

注目すべきは、警察のおっさんが耽美小説サイトの有料VIP会員になった事じゃないか?

サイト管理者との交渉の末にとあったが……この警察のおっさん、もしや……!!

反腐敗キャンペーンの流れ弾がこんな所にまで!

正直この番組見ていてやるせない気分になったよ。ああいう捕まえ方をして宣伝したら、あの一家はもうあの村には住めないだろう。警察や番組の態度もなんか滑稽でイヤなものだった。

ウチの国だとしょうがないと言っても、さすがにこのやり方はヒド過ぎると思うわ。

エロ小説サイトのVIP会員になるくらいなら、もっと他にやることあるだろ。

男の私でさえこのニュース見てイヤな気分になるくらいだから、実際の腐女子の人はキツイだろうな……

しかしこの取締りのやり方はともかくとして、最近は耽美小説はやり過ぎになっている感もあるんだよね。差別がどうのこうのとか言う話以前に、描写の露骨さが普通の小説のレベルを超えてしまっている。

でも、BL以外の、例えば恋愛小説もそんな感じになってないか?

ヒドイのはなぜ他の小説サイトに溢れている種馬小説の方を捕まえないのかってことだ!あれだって露骨さはヒドイのに!!
(訳注:「種馬小説」というのは中国のネット小説の主流ジャンルの一つで、男性主人公が出てくる女性キャラと片っ端から恋仲になったりやりまくったりする小説だそうです。面白いのは似たようなジャンルに「後宮小説」というのがあることで、「種馬」も「後宮」のどちらもいわゆる男性の主人公がハーレム的な状況になるのは変わらないのですが、出てくるヒロインが数人程度だと「後宮」、無制限(のように見える場合)だと「種馬」になるそうです。)

今処罰対象になっているのは耽美小説だけじゃないよ。エロ小説と見做されたらアウト。男同士なのか男女なのかは重要な問題ではない。

最近またその手の動きが活発になってきているよね。
このニュース自体は結構前の話だし、当時は掛け声が大きいだけみたいな所もあったけど、今回は大手のサイトが止まっちゃったりしているから不安。

まぁでも、今になってこんなニュースにしてBL小説を大げさに取り上げさらし者にするのはどうかと思ってしまうね。普通のエロ小説も取り締まられているのは確かだけど。

現在世の中に出ている小説の多くにもそれなりにHな所があるのに、なぜネット小説、耽美小説を叩くんだ。金瓶梅とかはテレビドラマになっているのに何で放映禁止にならないんだ。

まぁ、金瓶梅の小説に関しては歴史を振り返ってみるとちょくちょく規制受けたりカット版になったりしているからねぇ……あれも言っちゃなんだが昔の種馬小説みたいなもんだよな。

しかし小説書くだけで犯罪という扱いになる日が来るとは。

BL小説もウチの国だと普通にポルノ系の犯罪になっちゃうからね。既に消されたサイトのBL小説のデータを固めてアップして、それがダウンロードされまくったからアップした人が捕まっちゃったなんて話もあったっけ?

ウチの国では非営利であってもアクセス数が2万超えると犯罪になっちゃうからね。内容よりも広まり具合で判断されるから人気になったり注目されたりするとそれだけで危険になる。
ネット小説だけでなく、ポルノと判断されるようなエロスレとかエロコメでさえ危険。何もしないのが一番良いということか。

本当にヒドイ話だよ。
そしてこれがウチの国の現状だ。



とまぁ、こんな感じで。
「ここまでやるのはヒドイ」という印象を受ける人が少なくないようでした。

またこの件に関して私も以前は気付かなかったのですが、
「サイトのサーバーをアメリカに移していたのに捕まった」
という話が出ていたのが個人的に興味深かったです。

中国のこの手のサイトに関しては捜査から逃れるため、過激な投稿をしても規制を受けないようにするためなどの理由で中国国外にサーバーを移しているケースも少なくないらしいのですが、この件ではそれが逆に警察側の興味を引いてしまったという話が出ていました。
サーバーが中国国外に有って作品が消され難くなっても、国内のランキングサイトを使っていたり、管理者やコンテンツをアップする人間が中国国内にいたりした場合はきっちり捜査の手が伸びてしまうようです。


とりあえずこの事件については以上のようなものかと思われます。
しかし事件自体は昔の話ではありますが、ここしばらくの間中国のネットにおいてネット小説や動画サイトに対する規制のキャンペーンが行われてわりと大変なことになっているのは確かです。

現在中国では「掃黄打非」(ポルノ・違法出版物取り締まり)に加えて、ネット小説、ネットゲーム、動画サイトを中心としてネット上のポルノ情報を取り締まる
「浄網」
というキャンペーンが行われているそうです。ここでネット小説が真っ先に来るのが、中国のネットにおけるネット小説の存在感の大きさの表れでもありますが……

そして実際に大手のネット小説サイトやSNSが運営停止になったり工事中になったりして、見ることができなくなっているそうです。(現在は徐々に復旧する所も出ているそうですが)
更にこの規制の流れの中で、より多くのサイトが自主規制を行うようになり、中国のネットの様々なコンテンツが消えているという話です。

ただこれがまたヤヤコシイことに、様々なサイトからコンテンツが消えたりしはいるものの、そのどれが実際に上からの規制や注意が入ったりしたものなのか、どれが自主規制なのか、どれが規制以外のサイト側の事情によるものなのかがハッキリしないのですよね。
もちろん取り調べや処罰に関して公式に発表が行われているケースもありますし、実際に大手のSNSやフォーラムが取締りや処分を受けているのは間違いないのですが……


例えば中国の動画サイトでは、最近正規に配信をしていたアメリカのドラマが突然配信中止になったりしていますし、アニメ関係でも肌色分の多いアニメを中心に消えたりロックがかかったりしているそうです。

しかし現時点ではどのサイトでも公式のアナウンスはほぼありませんし、これがどういった背景によるものなのかはハッキリしません。
「面倒なことになりそうなのでとりあえず自主規制」
というケースはこれまでにもよくありましたからその可能性も考えられるそうですが、
場合によっては
「他サイトとの交渉、或いはコンテンツホルダーとの交渉に失敗したけれど、何も言わなければ政府の圧力の結果だと考える人が出て、サイト側は同情してもらえたりするから何も説明せずに放置」
とやってきている可能性もあるらしいので、何ともヤヤコシイ話になってしまうそうです。

これは中国では様々な分野において
「説明しない=説明できない」
ケースが珍しくないことから成立してしまうやり方だとかなんとか。

現在の中国ではネットに対する規制キャンペーンが行われていて規制の流れが出ているのは確かですが、実際の状況に関して正確に判断するのはなかなかに難しいようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国の鄭州でBL小説サイトが摘発され関係者が大量に逮捕される

中国オタク「孔文革、やっぱ負けちゃったか……」

今回は「ピンポン」についてやらせていただきますが、
作品に関するネタバレが含まれますので、一応お気を付け下さい。



ありがたいことに
「ピンポンの第4話でチャイナが負けてしまいましたが、中国の反応はどうでしょう?」
という質問を複数いただいておりますので、今回はそれについてを。


チャイナこと孔文革が中国オタク内で話題になっている
「ピンポン」

ですが、第4話でドラゴンに負けそのままストーリーからも退場になりそうだということで、ガックリ来ている中国オタクの人も結構いるようです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたその辺りに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


孔文革、やっぱ負けちゃったか……
ストーリーが面白いから続きは見るけど、ちょっとガッカリ。

第4話は絵柄がスゴイことになってたな。ある種のホラー状態というか。ストーリー自体は面白いが、いよいよビジュアル面で人に薦められなくなって来たかも。

敵キャラだったし、この展開の予想はしていた。孔文革がなんだかんだでカッコイイから悪くない。ただ、ガッカリする人がいるのも理解できる。

まぁ……ある意味ではリアルな展開だよね。
この数話で孔文革が大好きになったから、これで終わりなのはちと残念。

主人公にとっての最大の強敵が出るという展開、俺を倒せるのはお前だけ的な展開だからなー
ただ、この数話で私が一番良いと思ったキャラはやはり孔文革だね。ものすごい感情移入してしまった。第一話から彼の言葉にぐいぐい引き込まれた。正直な所、この作品の絵柄や演出は自分にとって苦手なもののはずなんだが、見ているうちに気にならなくなってきた。

彼はずっと自分には自信はあっても才能は無いと言っていたから、才能を持つ人間に負けてしまうのは仕方がないことなのだろう……

孔文革のボロ負けにガックリ来ている人は今やっている卓球世界選手権見ようぜ!!

4話で驚いたのは海王の卓球環境についてだね。アレを見た後は、孔文革が風間に負けてしまうのはしょうがないと思った。
日本のスポーツ系の作品によくある非常に優良な環境が整えられている強豪校という設定なのかもしれんが、あれはスゴイわ。

海王のトレーニング条件って、ウチの国の省レベルのチームよりもよほど良いよね。ナショナルチームくらいしかあのレベルの待遇は無いんじゃないかと思う。

中国人が日本人に卓球で負けるってのは見てられない……

なんで日本の県レベルの高校生が中国のナショナルチーム入りができなかったというレベルの孔文革に勝つんだよ。おかしい。

孔文革負けちゃったし、もう見るのやめるわ。

予想通りの展開だ。作品の外側も!
第3話の時点で孔文革がぼろ負けしたらキレるヤツとか、見るのやめるとか言うヤツが出ると思っていたがその通りになってる。

お前らは孔文革に何を期待しているんだ。
孔文革は中国の三流選手だし、海王の環境にいて才能があるヤツとぶつかったら負けるのも普通に納得できるだろ。某作品の司馬達也みたいなのを要求したいのか?

原作では孔文革が負けた相手は二回とも全国優勝しているから、まぁ……
てか好きなキャラが勝たないと楽しめない人は見るのやめた方がいいと思うよ。

原作知らなくても孔文革が序盤の中ボスみたいなもんだというのは簡単に分かる話だったろ。
ぼろ負けしたくらいでイヤになるとか、精神的に打たれ弱過ぎる。

「ピンポン」という作品は卓球を通じた人間模様のストーリーであって、卓球選手の話ではない。孔文革に注目して見るのもいいけど、彼が負けただけで投げてしまうのはもったいないと思うぞ。

私は孔文革が「ピンポン」を見始めたきっかけだから……
この作品ってもう孔文革の出番ほぼ無いんでしょ?それではちょっと見続ける気にならない……

原作ではそうかもしれんが、アニメ版はなんか違うみたいよ。
孔文革の声優のweiboで、アニメは原作部分以外にもまだ孔文革に関するストーリーがあるようなことを言っていたし。

まぁ誇張表現は有っても殺人卓球じゃなくてまだ良かったじゃないか。

うむ。孔文革は風間の邪王炎殺黒龍波を喰らっても、生きていたしな!

確かに当初は孔文革のカッコよさにひかれて見始めたけど、今はそういうの関係無くなっているかな。何はともあれ続きが楽しみ。

私は孔文革がいなかったらこの作品も「惡の華」みたいなものだろうと思って最初から見る選択肢に入らなかったな。彼のおかげで面白い作品を追っかけることが出来ているのは幸いか。

しかし今の所、才能が全てみたいな話になっているのは好きじゃないなー

もしかして、孔文革は仲間になるライバルキャラ、そして敵の時ほど強くも無くて活躍できないパターンだったりする?

さすがにそれは無い。まぁ後は試合でそこまで活躍しない、微妙なレベルの敵扱いになるような所はあるが……

でも孔文革の描写って既に原作よりかなり多くなっているんだぞ?言っちゃなんだが、原作マンガだとアニメほどカッコ良く、深く描写されてはいないぞ。

とりあえず、中の人のweiboによれば5話では日本語喋ったり、6話は良いシーンがあるらしいからそこら辺も楽しみにしておこう。

私も続きが気になるのは変わらないし、卓球アニメなんてほとんど無いから引き続き追っかける。
それと孔文革が負けてしまった精神的ダメージに関しては、テレビでやってる世界選手権見て癒されよう……



とまぁ、こんな感じで。
孔文革が負けちゃったので、やはりテンションがかなり下がっているようでした。

しかし「ピンポン」は4月の新作アニメが放映開始となる前はほとんど注目されていなかった作品だったので、それが現時点でマニア層を中心にちょっとした話題となったり、評価を受けたりしているのは結構スゴイことなのではないかと思います。

いくら卓球が中国で強い題材とは言え、「ピンポン」は中国オタクの好みからかなり離れたビジュアルでしたし、それに加えて4月は新作アニメがかなり多かったことから放映前はほぼ埋もれていました。
しかし放映開始後は主に孔文革というキャラがきっかけとなり随分とファンを作っている模様です。中国オタクのマニア層の間では現時点でのダークホース的な扱いにもなっているなど、面白いことになっていますね。

ちなみに、中国で「ピンポン」を配信している楽視では
番組の紹介ページ(中国語)
も作られています。キャラ紹介ではスマイルの次、2番目にチャイナが来ていますね。

またコメントの方でも教えていただきましたが、チャイナの名前の元ネタとも言われている中国の卓球の名選手馬文革に「ピンポン」についてのインタビューをしているようですし、孔文革役の声優さんへのインタビューも行っているようです。
残念ながらその番組は日本から視聴できませんが、こちらもまた面白いことをやっている模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「4月新作の『ピンポン』が意外に面白いぞ!?中国人キャラの孔文革も、その中国語ボイスも良い!」

中国オタク「声優って歌も上手くないといけないの?」

最近、中国オタク界隈では
「アニメの中のライブシーン」
がちょくちょく話題になっていたりしますが、その流れもあってか
「声優の歌」
に関する見方が少々変わって来ているようですし、
今までとは別の方向から日本の「声優が歌う歌」の扱いに関する興味も出ているようです。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「声優は歌も上手くないといけないのか?」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今のアニメって主題歌アリのOPとEDだけじゃなくキャラソンや劇中のライブとかで頻繁に声優の歌が流れるようになってきていると思う。そこで疑問なんだが、声優って歌も上手くないといけないのかな?

声優が歌う機会ってそんなに無いし、声の演技だけでいいだろうと思ったが、最近はそうでもないのか。

日本のアニメはミュージカルがそんなに無いし……と思っていたらライブシーンが増えたよね。歌が声優の価値に占める割合は結構あるかもしれない。

ライブシーンはかなり目につくようになったよね。ネタ込みでの比較動画や画像みたいのも見かけるようになったし。

でも歌のヘタな声優って男女問わずかなりいないか?有名声優であっても。

声優なんだからまずは声が声優として良いかどうかだろう。
歌の技術なんてのはある程度修正できるし、本職の歌手レベルに上手いとかは必要ないと思うけどね。もちろん坂本真綾さんや水樹奈々さんみたいに歌手としてレベルの高い人もいるけど。

歌か……逆に聞きたいんだが、有名声優で歌がダメな人っているの?
それこそ完全にダメなレベルで。

私は小倉唯さんのファンだけど、歌が上手いとは言えないかなー
ただ彼女の歌う歌自体は普通に好き。声優の歌に関しては、声優と演じたキャラのイメージが先に来るから上手下手はそこまで重要じゃない気がする。

ああ、それは同意。私も平野綾さんの歌が上手いとは思ってないけど、それと「歌った歌」が好きかどうかは別だわ。

声優が歌うケースに関しては、作中のキャラのイメージが投影できるかどうかが重要であって歌自体はそこまで下手でなければ良いと思う。アニソンは二次元寄りの存在なわけだし。

杉田智和さんは歌に関して上手いとは言えないが、面白いから問題無いと思うよ!

スレ主がどの程度のレベルを意識しているのかハッキリしないが、とりあえず今の「歌っている」声優もレベルはそこまで高くないと思うぞ。
声優の中では上手いとか、その声優が好きだからということによる補正がかかっているケースもあるし。

今のアニメに関しては、「歌える」というのは重要だろう。
今は声優のアニソンが日本のCD売り上げランキングに結構入るようになってきているし、収益的な面でも広報的な面でも声優が歌えるというのは大きい。

声優は固定ファンがいるし、作品のキャラのイメージも活用できるからね。
ただ今の人気の傾向や声優起用の傾向からすると、歌唱能力に関してはそれほど大きくは無いんじゃないかな?あくまで私の個人的な印象だけど。

確か石田彰さんは歌わない声優じゃなかったっけ?
歌えなくても何とかなるし、声優としての必須技能ではないよ。

石田彰さんも完全に歌わないわけじゃないよ。ただ本人が苦手だからということで歌の仕事をなかなか受けないらしい。まぁ実際その……石田彰さんの歌は……

石田彰さんの歌を聴きたいなら、「スペースチャンネル5 パート2」だ!セガ信者の俺が薦めるぜ!
とりあえずミュージカル系の作品もあるだろうし、声優の歌唱能力が高くても損はしないって所なんじゃないかな?

昔に比べて声優が主題歌を歌っている作品、演じるキャラが作中でライブ等で歌う作品が増えたようには思うし、その結果声優の歌が目立つようになってきているんじゃないかな。
あとミュージカルで思い出したが、舞台もこなす声優って普通に歌はできるんじゃないの?上手い下手は有るだろうけど、要求があれば応えられる程度の能力は基本的に備えている声優が多いと思うんだが。

最近はアニソン歌手が減っているらしいね。休業も増えているとか。これは声優の歌う場面が増えてきているということの影響かも。

確かに私がオタクになったばかりの頃、00年代半ばくらいに活躍していたアニソン系の歌手には消えたっぽい人も少なくないかな。今でも名前を聞くのはその前から有名だったJ-POP系の歌手だったりするし。

私は「マクロスF」のシェリルみたいに声優と歌手を別にするのが普通というイメージだったけど、劇中歌って実は声優がそのまま歌う方が多かったりするのかな?

どっちだろう?言われてみれば私もよく分からん。それと「マクロス」は劇中歌と声優は別のケースが多いけど、リン・ミンメイやランカ・リーは声優がそのまま歌っているね。
とりあえずキャラのイメージを活用するならば声優にそのまま歌わせた方が良いだろうし、日本のキャラクターを活用した商業展開の多さから考えて「声優は歌えた方が良い」というのは間違いなくあると思う。

最近の若手のアニソン歌手休業のニュースに関しては、狭い市場狙いすぎただけじゃないか?
それ以前からの有名なアニソン歌手はいるし、声優兼業の歌手もいる。更に最近は歌ってみたやボーカロイドまで出てきている時代だ。私は新人アニソン声優が活躍できる場所が元から小さかったんじゃないかと思うね。

そう言えば中島愛さんも歌手の方は休止して声優に専念するんだっけ?
アニソン市場というのも厳しいのかね。考えてみればアニメの作品の数(あとはゲーム主題歌とかも?)だけしか場所が無いわけだし。

イロイロと考えてみると、歌が上手いわけじゃない声優も多いし、歌唱能力が声優という職業の人気に直結するわけではないように思える。収入的にどうなのかは分からないけど。

歌で声優を好きになるケースはそれほど無いだろうけど、声優を好きになりその声優の歌まで好きになるという流れは珍しくない。そして最近は声優の歌に関する露出も増えた。
声優にとって「歌えること」が昔よりも有利になっている面はあるんじゃないかな。



とまぁ、こんな感じで。
タイアップ曲の扱いに関してはあまり意識されていないようでしたが、声優の歌の存在、それからライブシーンなどに関しては昔よりもかなり意識されるようになってきている模様です。

ちなみに中国オタク界隈では日本と比べて人気が出ない、中国ではウケないという話もあったアイドルをテーマにした作品が、最近はライブシーンへの注目が入口になってそれなりの人気を集めたりしているそうですし、そこから声優ソングに入っていく人もちらほらと出ているとかなんとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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