「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2014年06月

中国オタク「永遠の命って死ぬより怖いことなの?」

創作物の中に出てくるキャラ付けや設定に関しては、ある種のお約束的なモノがあるかと思います。ただ、そんなお約束の中には、中国の感覚だと微妙に引っかかってしまうようなものもあるそうです。

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「永遠の命、不死に苦しむキャラ」
に関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画の中でよくある「死ねないことに苦しむ」という設定のキャラについて、疑問がある。永遠の命って死ぬより怖いことなのか?なぜどれも「死なない」というのが「死よりも恐ろしい罰」といった扱いになっているんだ?

納得できるケースもあるけど、死なないキャラが出てきて「死ねないのが苦しみ」とか言い出したりすると確かに引っかかるよね。不老不死と言い換えたら、そんなに悪いことでは無いような。

確かに今まで見てきた作品に出てきた不死のキャラの多くが「どうやって死ぬか」を考えていたような印象があるなぁ

死ぬことができないってのは、生きるのに飽きる、満足する時が来てもやめられないってことだし、それが「死ぬよりもヒドイ苦しみ」になるんじゃないの?

そこだよ。なぜそういう結論ばかりになるのかが疑問なんだ。日本の作品ってだいたい不老不死に関して否定的じゃないか。

実験動物扱いにされてしまうとかだと分かり易いけど、ずっと生きているだけでってのは確かに引っかかるケースもあるかな。もちろん死ねない苦しみを理解できるキャラもいるんだが。

そのツッコミは理解できる。私も人間は貪欲な生き物だから、そう簡単に死にたくなるとは思えんのよね。

人間にとって、数百年程度ではやり残したことばかりになりそうなんだがなぁ。まぁさすがに万とかいくとよく分からんが。

永遠の命が祝福じゃなくて呪いの扱いになるよね。

昔でさえ不死を求める人間は多かったが、現代は娯楽に溢れまくっているから時間が足りない。そう簡単に生きるのに飽きるとも思えんのよね。

数百年生きれば周りの親しい人が死んでしまうし、数百年生きる感覚を理解してくれる人間もいない。それじゃ生きる意味も無いでしょ。

数百年も生きていて、新しい友人も作れないとか逆にあり得ないと思うんだが。人生経験は蓄積されるだろうし、コミュニケーション能力とかスゴイ鍛えられそう。あと逆に言えば理解してもらえないのは長く生きる感覚とかだけじゃないの?

不死=不老ではないのも重要だぞ。まぁアニメや漫画だと大体は不老もセットになっているけど。

「神さまのいない日曜日」的な世界観だったらアウトだわ。どの程度人間の機能が残るかだな。ゾンビみたいな状態で不老不死とか言われても困るし。

どの世界で不死になるかも重要だよなぁ。手塚治虫の「火の鳥」みたいなのだと確かに罰だ。試練付きだったり人類絶滅、更には地球上でさえなくなったりするし。

不老じゃないのに長生きしなければならないというのは確かに恐ろしいけど、そういうのが無ければ皆自分が長生きするのを嫌がることはないんじゃないの?

カーズの「そのうち考えるのをやめた」みたいなことにされなければアリ。

まぁ、不死というのが健康的な生活を送っていけることの保障ではないからな。環境が激変するとか、地球が無くなって宇宙を漂うとかになるとさすがに不死なぞいらんという気持ちになる。

でも、日本の作品の場合はやはりまず一番恐れられるのが「不死による孤独」、それから「不死によって社会的な集団に所属できない」といった辺りだよね。そのために不死を他の人間に隠す。

あれだ、不死を楽しめるかどうかは性格も関係しているのではないだろうか?明るい、楽観的な性格でないと厳しそうだ。
あと個人的には時間と共に記憶も薄れていく、或いは思い出として美化されていくだろうから、出会いと別れに関してはそれほど厄介ではないだろうと思ってしまう。

「バッカーノ!」とか見ていると、永遠の時を生きるにはバカの方が向いていると感じる。

あと、実際に不老不死を得たとしても、どこで生活するかというのが無視できない問題だ。ウチの国の歴史を振り返ってみると、長期にわたる安定した生活環境の獲得が極めて困難なのは明らかだ!

不老不死に関連してふと疑問に思ったんだが、日本人の感覚だと仙人になることとかを嫌がったりするのかね?

あー……そうか。日本社会の老いや死への感覚がウチの国とは結構違う可能性も考えられるのか。そういや日本の指導者とかお偉いさん、外見上の老いをそれほど取り繕っていないね。ウチの国だと70、80でも髪はきっちり黒く染めたりするのに。

ウチの国の皇帝の所業とかがあるし、不老不死はわりとメジャーな欲望だと思っていたが、確かに日本の作品だとちょっと扱いが違うような気はするね。人間の欲望としては認められているけど、ネガティブな見方も少なからずある。社会、文化の違いみたいなものがあるんだろうか?

とりあえず「東方」に出てくる蓬莱の薬のようなものだったら試してみたいとは思う。

私は時々人生やめたくなるから、永遠の命とか本気でいらないんだが……

結局の所、人間程度の短命な種族では理解できないのかもしれん。ある意味では「知魚楽」的な話なのかねぇ

不死に関しては想像できる範囲に限界があるけど、いずれ朽ち果てる自分は容易に想像できる。だから、いるかいらないかと聞かれたら、「いる」と答えよう。
ただ年上キャラが好みの自分にとっては少々悩ましい問題でもあるな!



とまぁ、こんな感じで。
不死については比較的肯定的に考える人も多いようでした。

この辺に関しては社会や文化的なモノの影響もあるでしょうが、オタク関係でどういった作品に接してきたかというのも影響していそうな気もしますね。

私なんかは小学校の頃に
「火の鳥」

をガッツリ読んでしまったので、不死というものにあんまり良いイメージ無いですし。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「緑のキャラは不人気、地味っていう話、実際はどうなんだろう?」

ありがたいことに
「中国オタクの人達の、キャラと色のイメージに関してはどんな感じなのでしょう?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

中国オタクの間でも二次元のキャラ特有の様々な色に関しては問題なく受け入れられているようですが、キャラをイメージし易い色や、人気の有無といったものもあるようです。

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「緑ノキャラは不人気、地味だとされているらしい」
と言ったことに関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元では緑色系のキャラは不人気、地味というのがお約束になっているという話を聞いたことがあるんだが、実際どうなんだろう?

不人気かどうかは何とも言えないが、確かに赤、ピンク、黒髪ロング、黄、青といった髪に比べると緑髪が好みの属性だという人は少ない気はする。

緑系のヒロインだと、ウチの国でトップクラスに人気の高い「コードギアス」のC.C.がいるんだけど……

でも言われてみれば緑色系のヒロインってすぐに思いつかないかも。とりあえず該当するキャラを挙げていってみようか。えーと……金糸雀と碧川れたすを挙げておこうか。

緑は不人気って……なんでだ?
日本のオタクの女神の一人であろう「うる星やつら」のラムだって緑のはずなのに……

男性キャラの場合、緑がかった黒、茶髪的な範囲も含めれば結構な数になる気はするが、女性キャラだとどうなのかな。

どこから来たのかしらないけど、これはネタやイメージが独り歩きしているだけじゃないか?初音ミクだって「緑」だぞ。

男性に関しては緑間、ゾロなんかのメインキャラがわりとすぐに思い浮かぶ。あと「彩雲国物語」とか「遥かなる時空の中で」とかを見ると緑は珍しくないし。

ハーレム系のアニメやギャルゲー原作系のアニメは緑色のヒロインいるはずだぞ。人気かどうかは分からんが。

ゲームでキャラが複数出る場合は緑色のキャラがわりと出ているはず。
「ひぐらしのなく頃に」の園崎魅音と詩音とか。

東方だと東風谷早苗や風見幽香とかが緑だよ。

男性キャラだと美形、主人公ってイメージも案外あるんだがなー……とか思いつつも、最初に浮かんだのは「魔装機神」のマサキ・アンドー。なんか確かにキャラ少ないのかも。

私もすぐには緑系キャラを思い出せない。

やはり、本当に少ないのだろうか?

私もC.C.以外のキャラ、とっさに出てこないわ。
あとはC.C.から連想して「DARKER THAN BLACK」のアンバーとかか。

調べれば結構いるんだよ。女性キャラが複数出るような作品を見れば、だいたいは緑髪のキャラがいる。ただ、メインクラスのヒロインキャラとかだと……

「ガンダム」だとアイナ・サハリンかな。「08小隊」と一緒に根強い人気があるはず。それとクェス・パラヤは……うん、不人気だな。

ちとマイナーだが「いぬかみっ!」のようこは緑でメインヒロイン。

「マクロスF」のランカ・リーはメインヒロインで緑だぞ!

でもそれって不人気説が補強される材料のような。女王ことシェリルと比べると、ほら……

子供の頃にテレビで見た「ロスト・ユニバース」のキャナルが私の知っている中では最も古い、緑系メインヒロインかも。

昔は目立たないタイプのキャラに緑色が割り当てられていたからと言う話をどこかで聞いたような。例えば「ときメモ」だと如月未緒、あと隠しキャラの館林見晴。

これは俺が初めて好きになった二次元キャラ、忍部ヒミコへの挑戦と受け取った!!

相対的に見て印象に残るキャラが少ない、人気キャラが少ないってことじゃないのかね。

ここまでの話を見た感じでは赤や黄、黒、ピンクに比べるとキャラが少ないという傾向があるのは確かだろう。みんな、あえて探さないと出てこないだろ?

「プリキュア」等のように複数の女性キャラを色で分ける時、緑はほぼ含まれていると思うんだが、すぐにはキャラが思い浮かばない……緑が地味とか不人気って話に説得力があるように思えてしまう。私の不勉強もあるんだろうけど。

「まどか☆マギカ」は緑いないよね。

いや、メインじゃないけど「まどか☆マギカ」にもいるよ!緑!
……ただ、私も名前がすぐに出てこないが……

志筑仁美だな。しかし意識して思い出す、あるいは作品の画像を探して見ないと出てこないのがアレだよな。

緑系の髪ってハッキリした色になっていないからじゃないか?
黄色、青色、茶色、黒色などに近い緑もあるし、見る人によっては緑と思わないのかもしれないという説を今思いついた。

緑が不人気ってことは無いと思うが、複数の色が同時に出るようなとき、メインよりもサブ的なキャラに割り振られる傾向のようなものはあるんじゃないだろうか?
その結果、キャラの数や印象に残る度合いが他の多用される色に比べて目立たないことになるとか、そんな所が背景にあるのではないかと。



とまぁ、こんな感じで。
不人気と言うのは無いかもしれないが、影が薄い、メインヒロインでは少ないのでは……?という方向の話になっていました。

あくまで私の見た限りの話ではありますが、緑色の髪或いは緑系のキャラに関してはC.C.や初音ミクなどのように中国オタク界隈で人気の高いキャラはいるものの、知名度の高いキャラの数といった辺りの話になると微妙なことになってしまうようでした。

それから、ムックとガチャピンのネタについてはさすがに知られていないようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「ピンク髪キャラは淫乱?腹黒じゃなくて?」

中国では二次元キャラの髪は「黄髪」か「金髪」か

中国オタクの「ピンポン」最終回への反応

ありがたいことに複数の質問をいただいておりますので、今回は
「ピンポン」

の最終回への反応についてを。

4月アニメの中には最終回になる作品も少なくない今の時期ではありますが、中国では6月が学年末にあたりますし、今年は更にワールドカップが重なってしまったので中国オタク界隈の盛り上がりはいま一つとなっています。

「ピンポン」もそれに関しては例外ではないのですが、中国オタクのマニア層が食いついていることもあってか最終回に関してそれなりに話題になっている模様です。
そんな訳で、以下に中国のネットで行われていたやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ピンポンがついに最終回だ!
素晴らしい作品だったな!私は初めてスポーツ系の作品を追っかけたが、とりあえず見ないのは損だと人に言えるレベルの作品だったと感じた。最終話のペコとスマイルの試合には危うく泣いてしまう所だったぜ。

私は4月アニメがスタートする時点ではこの作品の事を全く知らなかったんだが、中国人キャラが出て中国人声優が声をあてているという情報を見てとりあえず見てみようという気になった。
最初はクセのある絵柄にひいてしまったんだが、いったんそれを受け入れることができたら、そこから先はもうスゴイ勢いでハマってしまったよ。

絵柄はこの作品の最初にして最大の関門だからな……
今の時代には珍しい真正面からの「燃え」の作品だったが、絵柄を理由に切らなかった自分は幸運だったよ。

見終わってから「夢」というのを思い出した。良い作品だった。

最終話というか、終盤はずっと感動状態だった。ヒーローはやっぱりヒーローだった!あとエンディングの写真、見ていてスゴイ元気な気持ちになれる。

私は最後の3話、毎回泣いてしまったよ。
最初は微妙な作品だと思っていたしダメ元で……という程度の気持ちだったんだが。

そこまで評価するほどの作品ではないんじゃね?
この作品って友情努力勝利などというのはなく、結局は才能のある人間が最後に立っていられるという残酷な現実を描いたストーリーじゃないか。

お前、努力と才能って所だけで理解が止まってるか、見るのやめてね?勝ち負けが重要な作品じゃないぞ、コレ。
あとエンディングの各キャラの描写見ていると努力とか才能とはまた違ったものが見えて来るぞ。

そんなお前に江上を追っかけてみることを薦めてみようか。
あいつはスタッフに愛されているキャラなんだが、あいつに関しては作中における卓球への回答の一つにもなっている。

完全に予想を超えた、抜群のアニメだった。
あえて不満を述べるなら……うーむ、卓球の試合描写、戦術描写が無かったくらいか?ただこれは私が勝手に期待していただけだし……

私も卓球描写に期待していたからそこはちょっと残念だったかな。ペコが終盤覚醒して無双状態になる所にモヤモヤした。面白かったのは確かだったし、良いアニメだったとは思うけど。

ストーリーのあらすじだけなら見る前に予想していたものとそんなに離れていないんだが、見終わった時に感じている物は予想と全く違うものになったよ。
まさに実際に見ないと分からない作品だった。

事前に踏んづけてしまったネタバレ情報よりも随分と良い終わり方だった。予想を超えるアニメだったというのに同意。

なんだろうね、この作品。私の言語能力では表現しきれない。
間違いなく伝統的なスポーツ作品ではないんだけど、伝統的なスポーツ作品のような青春っぽさと感動を味わえるというか……

感動したし、精神的ダメージも受けた。あと燃えた。
好きになったキャラは孔文革とペコ。

孔文革はクリスマスとかの追加シーンは良かったんだけど、ラストは正直好みじゃない。私はコーチになるという方が好きだったな。風間に勝つとか、贔屓し過ぎじゃないの?

ああ、孔文革に関しては私も引っかかった。日本国籍になることに関しては、ウチの国の「愛国青年」が騒ぐだろうとは思うが個人的にはそこまで問題ではない。
問題はなんで急に強くなるかだよ。大器晩成にしても極端すぎる。

私はやっぱり日本の代表になるとか帰化するとかがモヤモヤするよ。まぁ現実でもあり得る話なんだが。

日本の卓球関係で言えば小山ちれみたいな話になってるよな。孔文革のその後は。でもこれは悪くない話なんじゃないか?

孔文革のオリンピック日本代表入りに関しては原作マンガにはない追加要素だね。私は努力が報われて良かったと思ったが。
あとエンディングの孔文革イケメンになり過ぎ。

日本国籍取得、日本の代表にというのはカッとなる連中が出るだろうねー
でも孔文革の設定からすると、これは考えられる中ではかなり良いエンディングだと思う。帰国しても中国代表にはなれないだろうし、日本で成功を掴むしかなかったのだからね。

湯浅監督の作品を見て失望することは無いということを再確認できた。
OPが実は最終回につながるというのもいい!他にもイロイロと脇の演出、表現に散りばめられているものがあるから、後でまたじっくりと見てみよう。

細かい演出も良いよね。そういうのだと、私はスマイルのゲームが捨てられているシーンが特にグッと来て、そしてワクワクしたかな。

しかしスマイルは先生になるのか……性格的に向いていそうだな。ただトッププロになっているペコとの距離はどんどん大きくなってしまうのだろうなー

スマイルは卓球の才能はあっても卓球選手の才能は無いってことなんだろう。
二人の距離については、最後のラケット投げから完結の演出からして「何も問題無い」「距離とか関係ない」ってことなんじゃないかな。

風間が食い物を鳥にさらわれたり、卓球にかける人生というのに「イヤだよ」と感情のある声で言ったのにはクスッとしてしまった。最終回のキャラ描写、みんな本当に素晴らしかった。

「ピンポン」は私にとって湯浅監督の作品の中で一番好きだと言える作品になった。アニメは原作からの追加改変が非常に良い。特にキャラ描写の増加によって群像劇的な作品になったのはスバラシイ。ペコもスマイルも、孔文革も風間もアクマも大好きだ!

これだけは言える。「ピンポン」は4月の新作アニメの良心だった。



とまぁ、こんな感じで。
マニア層にとどまってはいるものの、最後まで追っかけた人達からの評価はかなり高いようでした。私の知る限りでも最近の作品でここまで平均的な評価の高いものは無かったように思います。

また当初こそ孔文革に話題や注目が集まっていましたが、終盤になってくるとペコとスマイルの関係や、作品の全体像などの方に興味、話題が移っていたのも面白い所ですね。

「ピンポン」は中国オタクのライト層も含む大当たりとはいきませんでしたが、マニア層の間ではかなりの評価になっていますし、恐らく「四畳半神話体系」のように
「マニアを名乗るなら押さえておくべき作品」
「知る人ぞ知る作品」
といった形で、息の長い人気の作品になっていくのではないかと思われます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「4月新作の『ピンポン』はこっちでウケるだろうか?」

中国オタク「4月新作の『ピンポン』が意外に面白いぞ!?中国人キャラの孔文革も、その中国語ボイスも良い!」

中国オタク「孔文革、やっぱ負けちゃったか……」

中国オタク「孔文革の歌は反則だ!萌える!!」

中国オタク「日本のアニメや漫画で最も『稼いだ』作品ってなんだろう?」

中国オタク界隈では日本のオタク産業、オタク関係の経済活動が話題になったりすることがありますが、アニメや漫画の作品本体以外の関連商品やイベント展開に接する機会が少ないこともあってか、日本のアニメや漫画の市場規模に関してピンと来ない、或いは想像し難い所もあるようです。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「日本のアニメや漫画で市場規模が大きい作品は?」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメや漫画で最も「稼いだ」作品ってなんだろう?
アニメ産業に関して調べていてちょっと気になったんだが。

「稼いだ」ってディスクの販売枚数?それとも作品単体のディスク販売だけではなく、関連商品の展開やその後の別メディアでの展開なんかも考慮してということ?

作品と関連商品全体でお願いします。関連グッズなんかも含めた全体での売り上げが大きい作品って具体的にどれなのか、数字はどのくらいなのかを……

市場規模とかそういう話ね。確かに日本のアニメ関係では案外イメージし難いかもしれないな。

日本の市場規模の大きい作品、稼いでいる作品ってのは私も知りたいわ。情報少なくてイメージし難い。まぁ、アメリカの作品だと数字はよく出るけど世界規模、数十億ドルとかがざらだし規模が大き過ぎて逆に想像できないけどね……

これは興味深い。日本のディスクの売り上げランキングを作品の良さの指標みたいに考えるヤツもいるけど、そっちの方向から考えるなら関連商品も含めて考慮するべきだよな。

この手の経済規模と作品の善し悪しとは直結しないけど、作品のスゴさという面では指標の一つにはなるよね。オタク系コンテンツも商業コンテンツの一つから、こっちの方から考えてみるのも面白いな。よし、ちょっと調べてみるわ!

市場規模最大なのは「ガンダム」じゃないの?アニメだけじゃなくガンプラ等の展開もある。バンダイがこれで食っているわけだし。

「魔法少女まどか☆マギカ」はファンの購買力が非常に高いぞ!

「まどか☆マギカ」は単年の数値で見れば良い所行くと思うけど、毎年新作が出るシリーズ作品とかと比べるとキツイだろう。

「エヴァ」はオタク向けの作品で最強クラスだろうけど、一般向けの作品と比べると厳しそうだな……
「ガンダム」もそうだし、「ポケモン」にも勝負にはならないか。

確か「アンパンマン」が日本の子供向け作品ではトップクラスだったはず。作品の市場規模ということなら、子供向け市場を押さえているかどうかが重要だろう。

「仮面ライダー」の市場規模は大きい。日本は特撮作品が子供向け玩具市場で強い、市場規模が大きいとかいう話があったな。

「稼ぐ」となると基本的には関連商品で、そして子供向けが最も稼げる。「アンパンマン」の他には「プリキュア」とかもそうだな。

「プリキュア」よりも「セーラームーン」の方が市場規模大きそうな気がするんだが、どうだろう?「セーラームーン」は今年復活するし、関連商品展開も続いているし。

少年ジャンプ連載のアニメ化された作品のどれかじゃないかなー

とりあえず「ドラゴンボール」を思いついた。あとは「ONE PIECE」とかか。

ジャンプ系だと「遊戯王」がスゴイ稼いでそうなイメージなんだが。

遊戯王はカードの販売がスゴイんだよな。確かその凄さにコナミの社員が「まるで金を刷っているようだ」と言ったとかなんとか。

現在の印象だと、「ラブライブ」が凄そう。ウチの国でもガチャにハマるヤツがたくさん出ている……

「ラブライブ」は利益率は良いかもしれないが、市場規模だとまだまだ上の作品に遠く及ばないレベル。あとその方向性なら「アイドルマスター」が更にスゴイ。

私は「ガンダム」、「ポケモン」、「遊戯王」の中のどれかじゃないかと思うが……ただ遊戯王は最近の勢いはそれほどでもないから、ガンダムかポケモンじゃないかな?

日本のコンテンツだと「ハローキティ」が凄いんじゃなかったか?どっかのニュースで見た。

これは「アンパンマン」だろ。市場規模が1兆円レベルらしいよ。
ガンダムとか仮面ライダーのグッズ売り上げが毎年200億円規模と言う話だから、どれだけスゴイかが分かる。

「アンパンマン」ってそんなにスゴイのか……
でもいったい何で稼いでんの?てかアンパンマンの関連グッズって何?まさかパン売って稼いでいるいるわけじゃないだろうし。

アンパンマンの関連商品の種類って本当に多いのよ。
子供の服や靴にバッグ、お菓子、玩具(フィギギュアとかだけじゃないよ。ほぼ全ての玩具だ)、更には文房具、洗面用品……言ってしまえば子供の生活、学習などに関する身の回りのもの全部がそれで揃うレベル。

うーむ……私はずっとアニメってディスク売って稼ぐのがメインで、サブ的なものでフィギュアや資料集を出したりして稼ぐものだとばかり思っていたが……

ディスクはオタク向けだからそこまで大きく儲からない。日本の国民的アニメとかはディスクで稼いでいるのはほとんど無いはずだ。国民的レベルの作品はどれも様々な分野の産業における作品イメージ、キャラクターの利用によって稼いでいる。

ディスク販売は小規模のマニア向けのビジネスモデルだし、最近は日本でもそのやり方は成立しなくなっているね。別メディアへの展開や関連商品、それから劇場版なんかが比較的収益の良い周辺展開となっている。
もちろん費用もかかるし失敗したらダメージも大きいから、人気のあるコンテンツしかそこまでは到達できないのだろうけどね。

「アンパンマン」はとても優秀で収益の良いコンテンツだと聞く。現在もアニメが続いていて毎年劇場版が公開されているなど子供向けでずっと続いている国民的作品らしい。

日本の作品で市場規模が最も大きいのは「アンパンマン」ってことか。名前しか知らなかったが、そんなにスゴイ作品だったとは……

いや、「アンパンマン」もスゴイけど「ポケモン」は更にスゴイみたい。現在の日本の二次元コンテンツの経済規模のトップは恐らく「ポケモン」で間違いないと思う。世界累計市場規模が4兆円。これ、ディズニー作品と真っ向勝負どころか勝てるレベルだぞ。

他の作品と比べて「ポケモン」は0が1個多い規模なのか!?
そこまでの数字だったとは。そりゃアニメ漫画ゲームの産業が取り上げられて、政策レベルの話題になるわけだ……



とまぁ、こんな感じで。
やはり中国で生活していて、オタクをやっていて触れるものと、日本で生活していて触れるものの違いが出ていますね。

特に「アンパンマン」は中国本土ではなかなか接する機会の無い作品かもしれませんね。中国オタク界隈ではさすがに名前くらいは知られているようですが、作品をキッチリ見たことがある、主要キャラを把握しているような人はそれほどいないそうです。

また逆に「遊戯王」などは中国でも大人気になりパチモンカードが大量に出回ったりしていたこともあってか、市場規模の凄さはなんとなく想像できるようでした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の作品のヒロインの身長設定って低めになってない?どの作品でも」

最近はオタク系の作品に関する情報、特に設定に関する情報で中国語化されたものが随分と増えています。百度版wikiの百度百科にページがしっかりと作られていたりする作品も珍しくなくなっていますね。

また中国語の情報が増えたことにより、設定を追っかけていく、設定の知識を詰め込むような人も随分と増えているようですし、設定関係の様々なやり取りも昔に比べて増えているそうです。

先日、中国のソッチ系のサイトでそんな話題の一つであろう
「アニメや漫画のヒロインの身長は低めに設定されているような?」
といったものに関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


曖昧な印象による話ですまないが、日本の作品のヒロインの身長設定って低めになってない?どの作品でも。日本のアニメや漫画のキャラ設定を見ていると女性キャラの身長が低めに設定されているように思うんだが。

分かる。普通だと150台半ば、低身長キャラだと140台、あと長身でも160前半くらいの設定になっているイメージがあるわ。

大体は140〜150、たまに160って所だよな。
なんでこういうことになってんだろ。現実よりも低い傾向がるよな。

身長そんなに低くないイメージのキャラなのに、数字設定見たら150台という話は珍しくない。最近だと「デート・ア・ライブ」のヒロインの身長がそうだった。

「IS」は欧米系も含めてヒロイン150半ばくらいだったよね。他の部分や作者へのツッコミ所が多くて目立たないが、この身長もわりとツッコミ所あるよな。

日本ではロリキャラが人気だからだと思う!!

身長は低い、でもおっぱいは大きい。

バトル系のヒロインの身長があまりに低いとひっかかる。例えば「Fate」のセイバーとか身長154cmしかない。あとTYPE-MOON系では比較的身長の高そうなイメージのある式でも160。

元々日本人の身長が高くないからだろ。

そうそう。日本人の身長はウチの国の人間より低いから、設定も当然低くなるでしょ。

ウチの国には確かにそういうイメージあるし、こっちの創作ネタでも珍しくない話だけど、実際に数値調べてみたら平均身長は日本人の方が上みたいなんだけどね……まぁ平均はあくまで平均だしウチの国も地方によって違いがあるが。
それに日本人と中国人の身長差はそこまで極端なモノじゃないから、その手の話から分析するのは違うと思われる。

実際の所、三次元との差はそこまで無いんじゃないか?
高身長の人が印象に残るってだけで。

俺の周囲、160cm以下の女の子とかいないんだけど……
170超えの子とかいるし、普通に毎日見下ろされているんだが。

私のクラスメートの女子、高校時代は155〜158くらいが多かったし、大学で学年のまとめ役の子なんか150しかない。あとその彼女より更に背の低い女子もいる。私はそんなに現実離れしているわけではないと思う。もちろん背の高い人は高いけどね。

下の方に合わせているのでは。
日本の平均身長がそこまで低いわけじゃない(てか俺の住んでいる都市の平均より確実に高い……)けど、受け手の男性の身長のブレを考えた場合、平均基準で設定するよりも低めを意識して設定した方が広い範囲(身長的な!)から親しみを持ってもらえるとかじゃないか?

逆に高いのって誰だろう?

わりと有名なキャラでは……「進撃の巨人」のミカサが170あるし、「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の毒島冴子が174。あと「俺妹」の沙織・バジーナが180。それと桐乃も実は165とラノベ系ヒロインではかなり高い方。

アニメや漫画でも「高身長という設定」の女性キャラは普通に身長が高いよ。例えば「ウィッチクラフトワークス」の火々里綾火とかは明確な数値設定は無いものの、作者によれば180〜190だとされている。問題なのはやはり普通の身長(だと思われる)のヒロインだろう。

前に調べた時に想像していたより高かったのが御坂美琴の161cmだったかな?涼宮ハルヒが158cmなのに、御坂美琴は中二で既に161cmという数字を知った時ちょっと驚いた覚えが。

ハルヒ158cmだったの?思ったより低いな。

ちなみに長門が154、みくるが152。あとキョンが170。
そう言えばラノベの男性主人公は170センチ前後というのが多いな……

ちなみに「アクセル・ワールド」の有田春雪でさえ身長は160ある模様。二次元の描写、相対的な身長差はあてにらなん。

分かった。きっと、二次元では平均身長が低いんだよ!

アニメの画面中の印象で身長の数値を想像すると、設定数値との食い違いに軽くショックを受けることがあるよね。

そう言えばドラえもんの公式身長129.3cmを基準に画面内のキャラの身長を測定した場合、野比家はとんでもない高身長一家になってしまうという話もあったな。

まぁ意図したデフォルメ、視覚効果優先な所もあるからな。
だから数字の設定も「独立」したものになっているんじゃないかな。単純に受け手が数字から受ける印象を重視していったものなんじゃないかと。

そうなるとまた、「なぜ低めに設定されているのか」という話に戻ってしまうわけだが……

マジメな話、三次元の日常生活で目にする女性の身長って、靴の高さもあるから実際の数値より高めに感じることも多いんじゃないかね。

165cm以上のキャラには萌えられないとかいうお約束でもあるのだろうか。

主人公の身長がそこまで高くないからじゃないか?
主人公の身長とのバランスを考慮してヒロインの身長を設定をしているという説はどうだろう。

そりゃ身長165cmもない俺のような男でも気分よく楽しめるようにってことですよ!二次元はスバラシイ!

勝った!俺は165!
という話はともかく、確かに自分より高身長過ぎると気後れするかもしれん。

多かれ少なかれ、女の子はちっちゃい方がカワイイという方向での設定があるのは確かなのでは。

キャラの年齢設定も影響しているんじゃないの?
日本の作品の多くは学生キャラ、それも中高生だ。大人の身長よりもやや低くなるのが普通だ。

年齢で思いついたんだけど制作側が受け手の年齢も意識しているんじゃないかな。中学生をターゲットにした場合、その年代がイメージし易い、やや低めの身長に設定するとかは有りそうな話だと思うが。

まぁしかし、最も二次元特有の設定になっているのは体重とウエストだと思うんですけどね。これに比べたら身長なんて現実的な誤差範囲ですよ!!



とまぁ、こんな感じで。
なんとなく身長に関するイメージが出ていて興味深いですね。

それと上のやり取りにもありますが、身長設定に関するイメージに関しては、中国のオタク層と日本のオタク層の年齢の違いも影響しているかもしれませんね。

中国のオタク層は大学生が最大勢力となっていまして、例えば上で出ているラノベ系の作品に関しても主な読者は大学生辺りの年代になります。
それに対し、日本ではラノベは中学、高校生も重要なターゲットになっていますから、身長についてのイメージも変わってくるのでは……などと考えてしまいます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「最近の嫌われる主人公の傾向について」

ネットやツールの整備によって最近は作品やキャラクターに関する意見や情報のやり取りが飛躍的に増えているように思えます。ただその結果、批判的な意見もかなり増えているそうで……
最近は中国のネットでも作品やキャラ、特に主役級のキャラに対するファン同士のゴタゴタしたやり取りが多く、辟易している人も少なくないという話です。

先日、中国のソッチ系のサイトで
「最近の嫌われる主人公の傾向」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺りについてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近何かと主人公が嫌われる、叩かれるのが目につくようになっている。これはわりとハッキリした変化じゃないかと思う。
みんなは最近の嫌われる主人公についてどう思う?どんな傾向があると思う?

昔から嫌われる主人公ってのはいたけど、確かに現在はその動きが多いな。比べると違いのようなものもあるし……うん、面白いテーマかも。
とりあえず思い付いた最近叩かれ易い主人公としては「龍傲天」系の主人公かな。
(訳注:「龍傲天」はいわゆる「俺TUEEEEE」な存在だと思っていただけばいいかと。出典はハッキリしませんが一説によれば中国のネット小説発と言われています。最近はオタク界隈のキャラにもよく使われていまして、「魔法科高校の劣等生」の司馬達也が代表的な龍傲天キャラだとされています)

主人公が「ダメ人間」な場合は叩かれるかなぁ。マダオ的というか、弱くて役立たず系は嫌われるかな。悩んだりウジウジしたりしてなかなか前進しないキャラとかが。

そういや碇シンジ的なキャラは嫌われるな……と思いきや、最近碇シンジのようなキャラいないかもしれん。でも嫌われる、叩かれる主人公は増加しているような……

マダオで思い出したが、夢を追いかけるキャラは最近叩かれ易くなっているような気がする。

あとはアレだ、いわゆる「人間のクズ」的なキャラかな。ただ、代表的キャラが伊藤誠で不動だから主人公クラスではそんなにいないのかもしれん。

最近は「完璧すぎる」とかでも叩かれるからなー

視聴者の精神年齢が下がったからだろ。男女どちらも叩かれ過ぎ。

あと思いつくのは……説教キャラとか、ハーレム系キャラ、それから恋愛フラグ回収しない、急に鈍感になるキャラとかかね。

ハーレム系主人公はヒロインの人気が高くなりすぎると、そのとばっちりで叩かれるようになる気がする。ヒロインにふさわしくないとか、ヒロインいるのになぜまだハーレムを作ろうとするのかとかで。

叩かれるのは主人公が羨ましいからだよ。「自分が主人公じゃないから叩く」というのが結論だ。

それはちょっと違うんじゃね?
むしろ「ウラヤマシイと思われるようなキャラ」を活躍させてこその創作だろう。問題は感情移入できないとかじゃないの。

この手の話ではキャラがダメと言うよりも作者や制作側がダメと言うべきなんじゃないかと思うんだよね。

私はどの主人公もそこまで嫌いってことは無いんだけどなぁ……むしろ、主人公ってことでなんとなく好意的に見てしまうんだけど。なんで最近みんなそんなに叩くのやら。

主人公は視聴者にとっての「視点」になるんだから元々感情移入し易い存在だ。ただそれだけに主人公の思想や行動が視聴者とズレてしまうと大きな反発を生む。これはサブキャラとの大きな違いだし、サブキャラやヒロインに関しては視聴者が好きなものを選ぶことができる。
こういった辺りから、主人公が嫌われることが多くなってしまうのではないだろうか?

そういう方向から考えた場合、ウチの国で男性主人公が存在しないラブライブが男性のオタの間で流行っているのは、ウチの国のオタクの嗜好の変化なのかもしれんね。

「DARKER THAN BLACK」の黒はほぼ叩かれない主人公じゃないの?
そこん所から考えてみれば……

「フルメタル・パニック」の相良宗介とかも叩かれない主人公だよね。

そこら辺に関しては続編の出来の方から叩かれているような。叩く人見かけないからアンチが少ないのは間違いないんだろうけど。

黒や宗介に関しては、一昔前の作品だからじゃないかなーと思わなくもない。当時は比較対象が少なかったし、コメント付き動画なんてのも広まってなかったし。

坂田銀時やキョンのようなツッコミ系主人公とかはどう?ツッコミ系って個人的には最近最も嫌われ難い主人公のタイプだと思う。

ツッコミ系の主人公であっても、主人公自身に対してツッコミ所を感じるようになってしまうと感情移入できなくなったりするし、難しい所だ。

ツッコミは主人公への同情、巻き込まれっぷりも重要な気がする。それから主人公のツッコミも含めて「ネタ扱いできる」のが重要かも。場合によっては傲慢、上から目線キャラ、周囲を軽蔑するキャラと受け取られてしまうしね。

上の方にもあるけど「感情移入」できるキャラが減っているのが重要な部分だと私は思う。
ただこれは作品の問題だけじゃなく、見る方の問題もあるでしょ。昔のファンは歳をとるし、若いファンも昔と比べて格段に情報の多い環境にいる。

面白い指摘だ。観衆、環境の変化か。
考えてみれば夢を追う系のキャラが叩かれ易いのは、今の社会が夢を持てないっていうのも影響しているのかな。現実感が無い、すぐに失敗すると思ってしまう、或いは将来失敗するだろうという根拠のようなものを見つけてしまうというのは私にも理解できる。
そして、ネットゲームとか、異世界や歴史トリップとか、「現実から離れた」ものでないと感情移入できなくなっているのもスゴイ分かってしまう……

「最近の作品はダメだ」「最近つまらない作品ばかりでる」とか不満をぶちまけている人も多いけど、私は変わったのは作品じゃなくて見る方なんじゃないかと常々思っている。
昔の作品を今の時代にもって来たら、昔の人気主人公も叩かれてしまうと思う。下手すれば今以上に。

他に考えられるのは作品を続けることによる主人公への過度の「延命」かな。初期は良くても、後期になってくるとグダグダになって初期にきちんと構築した世界観やキャラが崩れてしまったりするケースも珍しくないし、最強になってからのストーリーは爽快さや面白さを維持するのが難しい。それで結局反発が生まれる。

環境の変化については、私は最近のちょっとネガティブに感じられる部分、気に食わない所や失敗があると弾幕コメで叩く流れが気になる。
ストーリー上の起伏のための敗北や失敗すら叩かれる材料になってるっぽいのはなぁ

昔みたいに数話かけての敗北→逆転はちょっと難しくなっているというのは感じるね。それから、作品の描写や積み重ねが伝わり難いというか、その場だけの勢いに流されてしまうというか……

ふと思いついたが、「偽娘」とかホモっぽいのとはどうなんだろう?
ネタ要素としては最近肯定され易いけど、嫌う人は本気で嫌うし、作品評価に関するレッテル貼りになっちゃうし。

存在感の無い主人公にすればいいんだよ!それなら嫌われない!

それはそれで作品の人気が出ないという、もっと大きな問題になるなんだよなぁ。
人気が高い主人公は一定のアンチも引き寄せるから、叩かれるのはしょうがない面もある。ただアンチの叩きを中心にネットに出回る評価や情報が固まってしまうケースもあるから、アンチ層は人気のバロメーターと肯定する気にはならんのよね。

好き嫌い分れるけど引き付けられる主人公だから、批判も多いが人気も高いというケースも有るけど、そうじゃないケースも多いからねぇ。
最近は「嫌う」情報が噴出し易く、目につき易い環境になってきたってのもあるんじゃないかな。ネタにしろ本気にしろ、あら捜しなんていくらでもできる。そして「叩く」方が人目を集める、「釣れる」情報になる。

嫌われない主人公にするには「崇拝される」主人公にするしかないのでは?もちろん作中のキャラによる崇拝ではなく、視聴者による崇拝だ。
そうすれば叩かれるのを回避できると思う。ただ、それをどうやればいいのかは分からん。ネタ方面から爆発して崇拝状態になったキャラもいるから、作品の出来に加えて運のようなものも必要なんじゃないかと思う。



とまぁ、こんな感じで。
環境の変化というのは確かに大きいかもしれませんね。
今の中国オタク界隈ではニコニコ動画的な、弾幕コメント動画や、Weiboなどの簡単な交流ツールなどが普及していますから、BBSなどが中心だった一昔前とは大きな違いがあります。

それから情報量も昔に比べて随分と増えていますね。特に最近は「中国語化された」情報が急速に増えていますから、ライトな層も作品の情報に関してかなりアクセスし易くなってきています。

一昔前はファンサブ字幕付きの作品そのものか、BBS上のマニア層の考察くらいしか情報が無いような所もありましたから、近年の情報量の急増は中国オタク界隈のファンの感覚も随分と変化させているのではないかと思われます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本では世界遺産で結婚式が出来るのか。しかも手頃な値段で!」

ありがたいことに6月っぽいネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

日本では歴史的価値のある庭園や建築物などの文化遺産を結婚式の会場として使えるケースがあるかと思いますが、そんな結婚式のできる文化遺産の一つ
「二条城」
が中国で少々話題になったりしているそうです。
世界遺産 二条城ウエディング

そんな訳で今回は中国のネットで見かけたその辺に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


私は日本の社会風俗事情を追っかけるのが趣味なんだけど、最近かなり面白い事を発見した。日本にある世界文化遺産の一つ、二条城で結婚式ができるらしい。しかも60万円で!

二条城ってどれ?徳川家康の?

現存する文化遺産だから徳川家康が京都に滞在した際のものだな。現在は観光地になっている。

日本では世界遺産で結婚式が出来るのか。しかも手頃な値段で!!

日本の結婚式会場ってホテル以外にも結構面白いのがあるね。二条城以外にも文化遺産での結婚式とかやっていたような。

それでも歴史系ゲームに出るような場所で結婚式とかは予想外過ぎるわ!!

ゲームに出てくるのはこの結婚式が可能な二条城とは別の二条城なケースが多いぞ。現在の二条城は関ヶ原の合戦以降に徳川家康が建造したものだから、それ以前の足利義昭や織田信長の二条城とは別のものだよ。

えーと……60万円で衣装などのレンタルに各種サービス、演出も込みの和式結婚式か。いやこれマジで安くないか?

貸衣装で十二単まであるの?想像以上にサービス良いな!
あと二条城って入場チケットが随分と安い……ウチの国の観光地だと数百元になったりするのに、たった600円とは。

二条城のサイト見たけど、良い所だね。行ってみたい。

美しい……でも、私がそこで結婚式やろうなんて言い出したら、親戚から袋叩きに合いそう……

60万円ってことはだいたい4万元って所かな?なら全然高くないような。
ただウチの国の親戚呼んでというのは無理だねー。旦那を説得するだけでは済まないだろうし。

確かにこの場所でその値段ならそれほど高くないね。日本のこういう雰囲気大好きだ。

ちょっと心ひかれる物があるけど、室内は正座か……日本の室内ではこれがキツイ。

良いな、とは思うがウチの国からっていうのはやはり現実的じゃないんだよね。仮に親戚がOK出してくれたとしても、日本までの交通費に加えて滞在費用、そしてビザ。更には親戚が日本料理に慣れていないという問題などが考えられる。
とりあえず妄想の材料としてありがたく使わせていただきます。

この二条城という風景にとてもよく映えるね。やはり私は俗っぽいドレスより白無垢が好みだわ。

なんか調べてみたら、日本では国レベルで文化遺産に指定している所でも結婚式が出来たりするみたいだな。

私も明治維新以降の文化遺産級の近代建築の所で結婚式が出来るというのは知っていたが、もっと前の和風の建築物でもできるとは……

江戸時代とかの関係になると、日光でも結婚式できたはず。

あ、ホントだ。日光東照宮で結婚式できるみたいだ!
値段は30万〜60万円くらいのようで二条城と同じくらいだから、この値段が日本の有名文化遺産での挙式の相場と考えていいのかもね。

今、ウチの国だと5〜6万元くらいじゃないかな。地方ごとに違うだろうけど、普通の結婚式の相場としては。豪華な方は天井が無いから分からん。
それと比べると60万円で世界文化遺産が利用可能ってのはスゴイ。

結婚式だけで考えるならもうちょっと安くてもいいかも。数千元から数万元って所じゃないかと。ウチの国の結構関連費用の問題は主に住む家と内装工事、家具。そっちにウチの国は金がかかる。ハネムーンや指輪とかよりも頭の痛い出費だ……
(訳注:中国の住宅は内装無しの状態で販売されることも多いので、購入者自身が内装を施すのは珍しい話ではありません)

「結婚にかかるお金」と「結婚式にかかるお金」では話が違うからな……

日本の婚礼って案外安く済むんだね。この60万円で済むってことは無いのは分かっているけど、それでも日本の所得水準からしてもっとかかるもんだと思っていた。

まぁ、実際の費用を考えた場合は交通費とか食事代が別途でかかるだろうからこの金額だけでは済まないんだろうな……

二条城で結婚式を予約するときに、恐らく婚礼に合わせた料亭とかを手配してそこで披露宴のパーティをやるんじゃないかな?確か日本の結婚式は披露宴でも結構な費用が発生したはず。

そうそう。日本の婚礼は結婚式と披露宴という二部構成が一般的だから食事等を含むパーティが結婚式の後に行われる。だからこの後にまた費用が発生するんだろうね。
ただそれでも、世界文化遺産で60万円は悪くない値段だ。



とまぁ、こんな感じで。
中国の結婚式は実質的に日本の結婚式と披露宴を合わせたような形になっていますから、披露宴の代金が含まれないこの金額に関しては余計に安く感じられるのかもしれませんね。

ただ、そういう背景があったとしても
「歴史的文化遺産での結婚式が60万円」
というのがかなり安いと感じるのは確かなようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アニメや漫画の自爆攻撃、最初はどんな作品で?誰がやったのか?」

ありがたいことに
「ロボット関係のネタで何か」
というリクエストをいただいておりますので、今回はそれについてを。

ロボット関係の作品の中には
「自爆装置」
「自爆攻撃」

といったものが出てくる作品が結構あるかと思いますが、それに関して中国のソッチ系のサイトで話題になっているのを見かけましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


爆発シーンがネタとしてちょこちょこ目に付くようになってきているが、マジメな扱い方での自爆技、自爆攻撃というのが気になってきてしまった。アニメや漫画の自爆攻撃、最初はどんな作品で?誰がやったのか?といった辺りが気になっている。
最近だとちょっと危ない話になってしまうかもしれないが、詳しい人求む。

ネタとしての自爆だとかではなく、バトルシーンなどにおいて敵にダメージを与えるのを目的とした普通の自爆技ってことか。

そうそう。あと追いつめられた敵が周囲を巻き込んでの自爆とかも除外。ヘンな言い方だが、積極的に自爆で攻撃するというヤツ。

ああ、なるほど。ちょっと危ないという話なのは了解。確かに昨今の情勢だと出すのが難しい気もするな。自爆テロが急増しているし。とりあえずネタの話として考えてみようか。

ウチの国で有名な自爆攻撃と言えば綾波レイじゃないかな。印象的な死亡シーンとかでよく話題になるし。

言われてみれば元ネタが分からないお約束の一つだな、自爆攻撃って。
私もいつの間にか「自爆装置」がロボの定番装備だと思うようになっていたが、考えてみれば元ネタはどの辺りなんだろうか……?

スパロボで自爆精神コマンド持ちのを探せばなんか出て来るんじゃないのか?

自爆で思いつくキャラ……ロボット系だと一番古いのは「ゲッターロボ」か?

「ゲッターロボ」ってことは巴武蔵のアレか。
ただあれは決死の攻撃というか、死ぬ覚悟で攻撃して結果的に死亡してしまっただけで、最初から自爆で自分も死ぬつもりではなかったはずだからどうなんだろう?

アニメ版だとそうだけど、漫画や他のリメイク的な作品だと普通に自爆している話になっているのもあるな。ガンバスター等に影響を与えた、エネルギータンクを引きずり出して自爆するのが漫画版。

「ガンダム」だと何だろう?最も自爆しているのは「ガンダムW」で間違いないだろうが。

「ガンダムSEED」もアスラン・ザラが自爆を企てているので結構自爆のイメージが……

ガンダムは自爆攻撃わりと多いぞ。
あと初代ガンダムでスレッガーのビグ・ザムへの攻撃が自爆……かな?

初代ガンダムだとランバ・ラルはどうなの?

ランバ・ラルは自殺手段としての自爆だから攻撃じゃないだろ。

自爆攻撃の定義がわりと曖昧なことに今気付いたわ。

犠牲ネタは日本の作品によくあるし、神風特攻なんてのもあるから日本の伝統的ものなんじゃないの?行為としても精神的な面でも。

その辺はどうなんだろうね。日本は神風特攻とか確かに有名だけど、軍事ネタだとありふれているし、軍事関係の美談でもわりとあるし。それこそウチの国の軍ネタでも。アニメや漫画に限らなければスゴイ遡れるような気がする。ただ自爆装置についてはよく分からんな。

創作というジャンルに広がると爆薬が出て、それが攻撃に使われるようになったらもう有りそうな気が……

一番最初にやったアニメや漫画というのは分からないが、影響が大きいのはやはりゲッターロボじゃないかな。

自分の生命を考えずにリミッター解除で戦う、或いは必殺技を使ってその結果死んでしまうとかは自爆になるのかね。例えば「マクロスプラス」のガルドや「ドラゴンボール」の天津飯やみたいに。

「ドラゴンボール」は餃子やベジータ、16号とかの自爆技が明確にあるし、ちょっと違うんじゃないかと。

とりあえず、思いつく中で一番古いのは「ウルトラマンタロウ」のウルトラダイナマイトかなぁ。日本の古い特撮とか探せばもっとありそうな気がするが。

探して見ると案外珍しいのかも。明確な自爆攻撃技って。
スパロボ経由で自爆のイメージを持っていたバーニィも実は自爆じゃなく、決死の戦闘なわけだし。

敵の自爆攻撃みたいなのはあるけど、主人公側の自爆攻撃って思ったより多くないのかもしれん。
考えてみれば自爆技って使っちゃったらそのキャラと関連エピソード、ロボの場合はそのロボの活躍が終わってしまうわけだから……

命を省みずに戦うってのはわりとあるけどねぇ。ロボ自爆して無くなったら玩具売れなくなるし、自爆する=そのロボより圧倒的に強い敵がいるという話になるから、ロボの販促的にも問題有りそうだ。

まぁ、とりあえずロボットの最後の攻撃手段が自爆なのはお約束ということで問題無いよな!



とまぁ、こんな感じで。
中国に入っていった作品の量や時期の影響もあってか、古い作品に関してはあまり出ていませんでしたが、とりあえずゲッターロボ辺りまでは遡るみたいですね。

それにしても、ロボの攻撃の一つとして自爆が中国オタクの間でも広く認識されているのは結構面白いもんだと思ってしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「W杯の影響でアニメが中止になるのでは?」「テレ東ならきっとなんとかしてくれる!」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

いよいよW杯が始まりましたが中国でもかなり盛り上がっているそうです。
中国サッカー人気が高く、欧州のサッカーのファンも多いですし、自国代表の出場が無くても盛り上がりまくっているそうです。また中国では全試合が中継されるそうですし、試合の視聴に関しては日本よりも良い環境かもしれませんね。

しかしそんなW杯の注目の中、
ある心配事に気付いてしまった中国オタクの人達がいるそうです。それは
「W杯の中継と重なって日本ではアニメ番組の放映が中止になるのでは?」
というものだそうで……

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていたその辺に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


W杯の影響でアニメが中止になるのでは?
放映時間、深夜だけど時差を考えればW杯直撃だぞ……

言われてみればそうだ。確かに深夜枠のアニメ放映時間に重なってしまうのか。下手すればこれから数週間、多くの新作アニメが中止になってしまうということか!?

スポーツ中継と重なる可能性か。言われてみれば納得できるが、ちと混乱する話だな。
なんか思い出したのは「らき☆すた」だな。あれもスポーツの中継でアニメが見れなくなるとかいうネタがあったが、まさか自分に降りかかってくるとは。

日本はテレビ局の数が少ないらしいけど、それでも一つってことはないから全部がダメになることは無いんじゃないかね。直撃する作品を追っかけている人は御愁傷様ってことで。

確か2年前のオリンピック中継で結構イロイロな作品が中止になっていたはず。W杯もそうなるわけか。

私もオリンピックの時のことを思い出したわ。そうだよな、W杯もそういうイベントになるわ。

その当時と現在は違うだろ。
今はウチの国の動画サイトでの公式配信もあるんだから大丈夫だろ。

お前、日本で放映されないのになんでこっちで配信されると思うの?映画の世界最速上映とかと勘違いしていないか?

え……そうなの?
ネットの動画サイトでは普通に配信されるもんだと思っていたんだが。

日本はテレビ放映との兼ね合いが強いからネット優先ってのはまずない。
ウチの国の公式配信は、あくまで日本の最速のテレビ放映との「同時」か「ほぼ同時」となっているだけ。

あと制作委員会にテレビ局が入っているケースもあるから、版権購入したからってネット配信が独自にやれるわけじゃないはずよ。それと日本のアニメの制作は結局の所テレビ放映に合わせたスケジュールで調整されているから、日本で放映中止だとこっちも恐らく中止になると思われる。

ワールドカップの放映にかかる費用の方が、アニメの一話よりも確実に高いだろうしな……

日本との時差がわずか1時間というのがこういう風に響いてくるとは。

俺はW杯の方をメインで考えていたから、アニメ中止になる方が楽かもしれん。話題を追っかける上で楽になる。

私は中止となったらキツイ。スケジュール考えたら最後の最後が潰れる計算になるじゃねぇか!

7月の新作の方に期待している私に隙は無かった。

お前、W杯の開催期間がいつまでだと思ってんの?7月までやるぞ。

あ……ま、まぁ7月の新番組ならそんなに影響はない、はず……!

実際どうなんだろうな。全部が全部中止ってことは無いだろうし、早朝の時間帯の試合ならば影響は出ないだろうから、中止になる作品はそんなに多くない可能性も考えられるが。

日本はサッカー人気がそこまで高くないそうだし、アニメも普通に放映されるんじゃないの?コンテンツの需要の関係もあるだろうし。

日本は出場国だろうが!
あっさり予選敗退したウチの国でさえこの注目度なんだぞ。日本でのW杯の注目がどうなるか、少なくともウチの国以上になるのは簡単に想像できるだろ。

……ちょっとだけ、日本チームが早めに負けてくれるといいなーとか考えちゃった……そうすれば扱いも軽くなるだろうし……

なんかW杯がちょっと嫌いになってしまった。

まぁ全滅は無いだろう。噂に聞くテレビ東京ならきっとなんとかしてくれる!

TBS系はダメだろうな……W杯の放映権を取っているみたいだし。

テレビ東京って何?アニメに強いテレビ局とかなの?

にはどんな大ニュースがあっても、どんな緊急ニュースが発生しても、スケジュールを変えずに放映し続けるという伝統を持つテレビ局。他のテレビ局が重要な事件について中継していても、バラエティやアニメをスケジュール通り放映している。

そりゃスゲェ!でもどこまで本当の話なの?

まとめ画像とかあるよ。中国語に翻訳されたヤツも。
半分ネタ混じりではあるが「テレビ東京が他のテレビ局と同じ緊急番組を放映しはじめたら世界の終わり」という話がある。

テレ東伝説が不滅であることを期待する。

そうだ。テレ東ならなんとかしてくれる……テレ東には伝説があるのだから……!



とまぁ、こんな感じで。
大雑把な所ではありますが、日本のテレビにおける昔の野球中継で番組が潰れてしまう時のような印象を受けている節も見受けられました。

日本と中国ではW杯に関する温度差、扱い、テレビで放される規模などイロイロな違いがありますし、その辺りに関する微妙に偏った知識と経験のせいで混乱したりもしているようです。

ちなみにテレビ東京の「伝説」に関しては中国オタク界隈に随分と浸透しているみたいですね。以前の記事
中国オタクの間に広まるテレ東最強伝説
でも紹介させていただきましたが、日本関係のネタの一つとしてテレ東最強伝説は結構広まっているようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「荒木先生がまた若返った」

今回は軽めの話題で一つ。
ありがたいことに
「先日54歳になられたという、ジョジョの奇妙な冒険の作者の荒木飛呂彦先生の不老っぷりは中国オタク内で知られていますか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

以前は「ジョジョの奇妙な冒険」

は海賊版の漫画が出回っていた時期の記憶もある古い世代の間では知名度が高いものの、最近の若い世代の間では一部のマニア層の間で人気という程度でした。

しかし、アニメ化によって中国オタクのライトな層にもかなり広まるようになっています。戦闘のギミックや絵柄に一癖あるものの、エンターテイメント性のしっかりとした作品ですし、楽しみ易く話題にもし易い、ネタにもし易いということで、ここ1年程の間に人気がどんどん広まっている印象ですね。

また、それに伴いジョジョ立ち的なポーズや、作者の荒木先生の不老っぷりに関しても話題になっています。
そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「老いないように見える荒木先生」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


漫画家の荒木飛呂彦先生がついに54歳になられたそうだ。相変わらず外見はそのまま、いや下手すれば若返ったような状態で!

え、荒木先生がまた若返ったの?

不老の妖精、荒木飛呂彦先生……!

以前見た写真、50歳超えている荒木先生の方が周りの他の漫画家の先生(二回りは下)と同年代、或いは若く見えたからなぁ……

本当に、荒木先生は超常的というか非科学的というかな存在ですね。

「銀魂」のアニメでもネタになっているのを見た覚えがあるが、実際に写真やまとめ画像を見ると驚異的なモノを感じないわけにはいかない。

荒木先生の写真のまとめ、1503年はモナ・リザだし1868年のアレは土方歳三だしネタだよね?

うむ。あれかなり似ているが土方歳三の実物の写真。
ただ、その後はネタじゃない普通の写真なんだよね……

荒木先生のスタンド能力って青春時代を保つとかそんなものなんじゃないだろうか。若さだけでなく、創作能力も維持しているし。

スタンドではなく波紋だろう。波紋を習得する方法を知りたいものだ。

私は石仮面とエイジャの赤石ではないかと思う。

波紋もスタンドも元ネタは荒木先生自身なんだぜ?

不老の妖精荒木先生、戸籍上の年齢はもうそんなことになっているのか。不思議だ。

究極生物荒木飛呂彦!第二部はきっと彼の自伝だ!

それにしても、荒木先生の写真見るとどれも本当に若いよな……どうなってんだ、マジで。

漫画家って動かないし、プレッシャーもかかる職業だから外見は老けるものだと思っていたが。実際、日本では平均寿命より前に死んでいる漫画家が少なくなかったはず。

昔はこっちが受ける印象に関して画像が粗いのも影響していると思っていたし、軽いネタに思っていたんだけど……
あれはメイクだとか画像加工だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ

ウチの大学の20代の連中、50歳超えてるはずの荒木先生より老けて見えるんだけど。

ウチの大学も荒木先生よりも老けたのがいっぱいいる……

日本人はウチの国の人間より若く見えるような所があるように思うが、荒木先生はそういうレベルじゃないよな。

日本人は大体50くらいになって来ると白髪でウチの国の人間より老人っぽくなるんだけどね。荒木先生はその部分も含めて外見が全く……

外見の印象に関してはヒゲの問題もあるんじゃない?ウチの国の男って不精髭なヤツ多いし。

ああ日本人の方が中国人より若く見えると感じていたのは私だけじゃないのか。個人的には中年くらいの時の差が明確かなーと思っている。日本のオジサンオバサン、あんまり老けて見えない。

日本人の若さに関しては化粧とかも影響しているんじゃないの?

いや化粧抜きで。化粧っ気の無い人でも肌が若い。住んでいる環境の違いなんじゃないかとわりと本気で思う。

北京在住だけど、同意。仕事で会う日本人とその家族は大体若く見える。これは乾燥や紫外線とかの影響なのかとも考えていたが……

でも老人になると逆に日本人の方が老けて見えるね。髪の影響で。日本人はあんまり白髪を染めないという印象だ。

ウチの国は若さを演出しないといけないからね。お偉いさんとかも全員白髪染め状態だし。

でも、荒木先生はそういうの関係なく年齢が分からないよな。何か特殊な健康法をやっているのか、それとも本当に特殊な体質だったりするんだろうか?



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々も荒木先生の外見に関しては知れば知る程不思議に思ってしまうようです。

それから上の発言にもありますが、日本人と中国人の実際の年齢と外見の印象に関してはちょっと面白い指摘ですね。
老齢の方に関しては、私の印象でも中国の方が色んな意味で「若作りしようとする」、特に「白髪を染める」傾向があると思われます。この辺に関しては白髪や老人に関する社会的なイメージの違いなんかも影響しているんでしょうかね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタクとジョジョ立ち「一時停止でポーズを学べ!」

中国オタク「ラノベがハリウッドで映画化されるようになっていくのだろうか?『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のように」

ありがたいことにライトノベルの
「All You Need Is Kill」

を原作とした映画
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(日本語公式サイト)
に関して質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は中国の映画市場においても期待作の一つとなっているようで、「明日辺縁」という中国語タイトルで、北米地区と同時上映となる今月6日に中国本土では封切りとなったそうです。「X-MEN: フューチャー&パスト」と公開時期がぶつかっちゃってはいるものの、結構好調なスタートを切っているそうですし、反応も上々みたいですね。

中国オタク界隈でも早速話題になっているようですし、とりあえず以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
微妙にネタバレも混じっているのでお気を付け下さい。


「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を見た人いる?
あれ日本のラノベ原作の作品なんだぜ。

今晩見に行こうかと思ってたけど、知り合いが明日の方が都合が良いって言うんで明日見に行く予定。評判悪くないようだが……どうだった?

結構良いよ。6月の上映作品では個人的に一番良かった。

ストーリーも特殊効果も良かったし、見応えのあった。あと俺はトム・クルーズ好きなんで、見て損しないSF映画だったかな。

私も見た。なんか「マブラヴ」っぽいと感じた。
あと攻殻機動隊っぽい音楽だと感じたとか言う話もあったかな。日本の作品に慣れていると楽しめるのは間違いないが、普通にハリウッドのSF作品としても見ても悪くないと思うよ。

あれ、事前知識が無ければラノベ原作の映画だとは思わないよなー
結構な「大作」になっているし。

「殺戮輪廻」を改編した映画だっけ。もう上映になったの?ちょっと見に行くか……
(訳注:中国オタク界隈で原作小説は主に「殺戮輪廻」のタイトルで認識されているようです)

日本の漫画っぽいという感想も多かったような。

見る人によってはゲームっぽいと感じる人もいるようだね。私はゲームのようには感じなかったが、私の親戚は「残機のたくさんある覚えゲー」と感じたらしい。

私も早速見た。面白かった。
私も印象はゲームっぽいという印象かな。極めて高い難度と自由度、それから裏ワザのあるステージクリア型のゲーム。

想像していたモノよりかなり良かったね。
あと私もゲームに関して思い浮かぶものがあった。昔の死にまくるゲームをね……

原著を読んでいるから、改変が気になったなー
説明を省略しちゃっている、あるいは無いモノとしているといった点とかも。全般的にソフトになっているね。

自分は「Steins;Gate」を思い浮かべたなー。タイムループモノということで。とりあえず自分にとっては面白かった。

私はどっちかというと上映前にかかった「トランスフォーマー」と「ゴジラ」の予告の方が印象に残っていたりする。つまんなかったわけじゃないけど。

あんまアニメに詳しくない知り合いは「ミッション: 8ミニッツ」っぽいと言っていたな。ただ私も知り合いも楽しめたのは確か。

事前にネタバレ見ちゃったせいで興味はどういう視覚効果が出るかという点に行っちゃったが、全体的に見れば良心的な作品だと思う。
それにしても今後、ラノベがハリウッドで映画化されるようになっていくのだろうか?この「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のように。

私は「ゴジラ」と「トランスフォーマー4」が控えているから見に行くつもりは無かったんだが、オタクじゃない知り合いに強く誘われて見に行った。
想像していた以上に楽しめたのは嬉しい誤算。ラノベでもこういうハードなタイプの作品はハリウッドで映画にするのに向いているのかもね。

タイムループとSFミリタリー以外ほぼ改変になっているのが……あとタイムリープに関する西洋と東洋の感覚に違いがあるとも感じたかな。
設定以外にも人物や感情表現の問題もあるし、ラノベをそのままハリウッド映画にするのは難しいんでないかね。

エンディングがちょっとアレだが、他は良かった。
ラノベのハリウッド映画化ということであまり期待していなかったんだが、見て良かった。チケット代の価値は十分にあったわ。

まぁ、ラノベの原作そのままの終わり方だとハリウッド映画にはならんだろ。
今後に関してはどうなのか何とも言えないが、この作品が成功すれば可能性は有る。ただストーリーはかなり改変されるだろうね。

見終わった後の感覚は「ハリウッド映画を見た」というものだったし、ラノベを意識することは無かったわ。ラノベだけを意識してハリウッド映画が作られるってのは無いと思う。

ラノベ原作の映画だという事に関しては私も言われないと気付かなかった。てかここで初めて自分が昔読んだラノベが原作だって知ったよ。映画は既に見ていたのに。
世界観と主なストーリー上のギミック以外は、二つの異なるストーリーといった所だな。

悪くは無かったよ。しかし……なんで漫画版との違いがあんなにでかいのか。

でも、日本の漫画原作の映画に比べたらこの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の原作改編はまだ少ない方だと思うよ。
原作改編に関してはハリウッドに限らない、実写版ではありがちな話だからもしラノベがハリウッドで映画化されるようになってもそんなに心配はしないでいいんじゃないかな。

「ドラゴンボール」もハリウッド映画な件について。

正直言ってラノベのハリウッド映画化の流れはまだ無いと思うぞ?
これは特殊な例じゃないかと。

ラノベよりも先にアニメや漫画じゃないかね。
確か以前「BLEACH」の映画化権をワーナーが取得したとかあったはずだが。

まぁ、ハリウッド映画になるとしても設定とストーリーの一部くらいで他はほぼ改変となるだろう。この映画も原作とあんまり関係ないものになっている。

ストーリーや設定は原著の「all you need is kill」に比べて軽いものになっているけど、エンディングも含めて全体的に見れば良い娯楽作品になっていると思うぞ。

ラノベは結局の所ジャンル、枠でしかないし、ようはハリウッドが映画化したくなるような作品が出るかどうかって所じゃないかね。例えばハリウッドのVFXが活きるような。ただ前例が出来たから、以前と比べてスムーズに進むようになる面はあるかもしれない。



とまぁ、こんな感じで。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」はラノベ原作という点は関係なく、中国オタクの面々にとってかなり好みなタイプの作品となっているようですし、オタクではない層の中国の若者にとっても引っかかる要素が結構あるようです。

それからタイムループモノということで、同ジャンルの作品、映画だけでなく日本のアニメや漫画、ゲームを連想する人も少なくないようです。たださすがに
「ガンパレード・マーチ」

の名前を挙げる人はほぼいないようでした。
これに関しては、「ガンパレード・マーチ」をゲームで体験した人が少ないのも影響しているのではないかと思われます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本人は朝自習にラノベだとぉぉぉぉぉ!? 」

ありがたいことにネタノタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

先日、日本で発表された朝の読書推進協議会による、「朝の読書」実践校を対象に調査した人気本の2013年度ランキングが中国に伝わり話題になっているそうです。
「朝の読書」人気本の調査結果 小「かいけつゾロリ」、中「図書館戦争シリーズ」、高「物語シリーズ」(ねとらぼ)

しかしこのニュース、中国では
「日本の学校は朝の自習でラノベを読む」
という少々ずれた意味で受け取られてしまっています。

実は中国語の「読書」という言葉は日本語と同じ読書という意味の他に、「勉強する」「勉学する」という意味でも使われます。
それに加えて、中国の学校では
「早読」
という習慣がありまして、このニュースの「朝の読書」という部分が中国の「早読」だと勘違いされて広まっちゃったりもしているそうです。

中国の学校で行われる「早読」というのは、学校の授業が始まる前に数十分から1時間程度(時期や学校によってはもっと凄くなったりしますが)の補習や小テスト、或いは自習をやるというものです。
一応「読む」時もありますが、読むのはだいたい教科書や参考書、英語や古文の暗記などになってしまいますね。

そんな訳でこのニュース、微妙に勘違いして受け取った中国オタクの方々にとっては結構な衝撃となってしまったようです。

とりあえず以下に、中国のネットで行われていたこの辺りに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の学校における「早読」の人気ランキングが日本で発表された。
中高生の1位が「物語シリーズ」と「図書館戦争」シリーズだ。日本ではこれが熱心に朗読されているらしい。

なんだよこれなんだよこれなんだよこれ……俺達の早読に比べて……

「図書館戦争」と「物語シリーズ」が1位か。
…………日本人は朝自習にラノベだとぉぉぉぉぉ!?

同じ早読なのに、同じ次元の話に思えない。

日本ではラノベ……いや、恐らく課外図書を読むことができるのだろう。私達は……教科書しか読めないのに!!

見たことのある名前の作品がたくさんある。ちくしょう!日本の中高生はなんて享楽的なんだ!!

なんてことだ。ウチの国では語文や英語なんかの教科書が読める程度なのに、あっちでは自分の読みたい本を読めるのか。私も「早読」の時にラノベ読みたかったよ!!
(訳注:語文は日本の国語の授業に相当します)

なんで朝の自習に「カゲプロ」や「ソードアート・オンライン」なんてのまで読めるんだよ。なんでこれが日本の高校では許されるんだ?

これ、恐らく学習の意味での「読書」ではなく、単純に本を読むという意味での読書なんじゃないか?

しかし、それはそれで朝っぱらから西尾維新を読むというスゴイ話になるような。

単純に本の人気として見ても結構意外な並びになっているよね。知っている作品、作者の名前が意外な形で出ている。

確かに。「ビブリア古書堂の事件手帖」が上に来ているのは意外だし、有川浩の人気もそうだ。それと「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」とか日本の高校生に人気なんだろうというイメージだったが、実際はランクインもしないレベルなのね。

早読……多くの人の記憶に深く刻まれた言葉……しかし、日本では……

どうやらウチの国の学校生活と日本の学校生活では朝のイメージまで違うらしいな。

日本の「早読」ってウチの国と全然違うよな。教科書参考書に小テストとか、補習じゃないの!?

我々の早読は古文と英語の暗記に費やされる……

俺達は授業開始1時間以上前から自習!授業の後にも数時間の夜の自習!そして自習と言いつつも先生がいるから授業と変わらない。自習=普通の授業という状態だ!
つまり、見方を変えれば学校における全ての活動が自習ということになる!どうだ日本人ども、羨ましいだろう?スゴイだろう?ハハハ……

元の日本語の記事にあたってみたが、この日本の早読の習慣は補助教育の一環として行われているらしい。毎日先生と生徒が一緒に本を読む時間(15分程度)をとるというもので、読む本に関しては読みたいもので良いようだ。

よく分からんが、自分の持ちこんだ本ならなんでもOKなの?
それとも学校の図書室にこれがあるの?

そこはちょっと分からなかった。
まぁ、ウチの国の早読で読んでいたら先生に没収されるような本を読んでも問題無いのは間違いない。

没収で済んだらまだマシだろう。俺の時は勉強に関係無い本読んでたらその場で取り上げられると同時に引き裂かれたぜ。

そう、それが中国の教育なんだよな……

こんなにウラヤマシイと思ったのは初めてかもしれない。
こっちはテスト対策のためだけの勉強で時間を消費しているというのに!!

私もそうだ。今回はわりと本気でなぜ中国に生まれてしまったのかと思ったわ。

なんか日本の早読の習慣って良いよね。きちんとした教育だ。こっちでは暗記のルーチンワークを繰り返すだけになっている。
自分が昔早読で頭に詰め込んだものは社会に出てから役に立たなかったし、何時の間にか抜け落ちてしまった。

ウチの国でも、こういう理念が導入されないもんかね。別にラノベでなくてもいい、何かこう、勉強以外の本、教育の役に立つ本以外を読ませる教育があってもいいと思うんだが。

ところで小学生部門一位の作品って何?私の日本語能力では「ロリ」の部分しか分からないんだが。

お前の日頃の守備範囲が分かってしまうのはアレだが……とりあえず調べてみた限りでは、80年代半ばから続いている日本の小学生向けの人気シリーズらしい。あとアニメ化もされていて、最近劇場版アニメも制作されている。ウチの国には入って来ていない、日本の子供向け人気作品の一つなんだろう。



とまぁ、こんな感じで。
「読書」という言葉の日本語と中国語のちょっとした違いもありますが、中国の学校における「早読」の習慣と重ね合わせて見てしまったことによるショックの方が大きいようでした。

また現在中国では受験、学年末のシーズンで勉強関係に忙殺されているというのも、ショックを増加させる材料となってしまっているようです。

ちなみに私は中学高校大学と中国の現地校に通っていましたしこの早読も体験しているのですが、留学生枠での大学進学という進路に決めた後は、留学生枠の試験に関係の無い分野の早読には参加せず、当時中国に持ってきていた日本の小説を持ちこんで「朝の読書タイム」にしておりました。
その中にはラノベもあったので、考えてみれば文字通り「早読の時間にラノベを読んでいた」ような……

私が当時学校に持ち込んで読んでいた(と思われる)ラノベですぐに思いつくのは

この辺りでしょうか。私の高校時代が何時なのか分かってしまいますね。

今はどうだか分かりませんが、当時私の通っていた高校は留学生の扱いがイイカゲンというか、直接進学率には影響しない、校内におけるクラスの平均点の比較には含まないということもあり、早読の時間に私が「日本語の意味での読書」をするというのも可能でした。
日本語ですし、ブックカバーかけてイラストが表に出ないようにすれば何を読んでいるか詳しくは分かりませんしね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本では大学行かなくても大丈夫なの?」

中国は今週末が「高考」、中国の大学入試センター試験となるので、受験生は青息吐息な状態になっているようです。
またこの時期は受験生でない人間も、将来の大学受験に不安になったり、自分の体験した大学受験の苦労を思い出して憂鬱な気分になったりしてしまうのだとか。それに高考が無くても、中国はこの時期は学年末になるので学生が多い中国オタクの面々に余裕が無くなってしまう時期ですね。

そんな中、中国のソッチ系のサイトでは
現実逃避というか息抜きというかで
「日本では大学に行かなくても大丈夫らしいのだが」
といった話題が出ていました。
そんな訳で今回はその辺りに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本では大学行かなくても大丈夫なの?なんか日本はその辺りが開放的というか、大学に行かなくても問題無いような印象が……いや、アニメや漫画経由の情報でしかないから現実とは異なる部分もあるんだろうとは俺も分かっているんだが……

受験が近いから逃避したくなるのは分かるが、自分をしっかり持て!お前の目の前の現実は変わらんぞ。

まぁ気分転換も兼ねての話題にしてみないかい。私も少々気になる話だし。

進学問題は日本のアニメや漫画では頻繁に出るネタだな。高校卒業の時に進学か就職かという選択になる。
ウチの国だと「高校まで行ったなら進学しないと意味が無い」というので実質的に選択の余地は無いが、日本だと大学行かないで就職というのも考慮する価値のある選択肢になっているのは間違いないだろう。

日本は専門学校がしっかりしているから、大学進学以外の選択肢になる。ウチの国の専課とは違う。
(訳注:中国には「専課大学」というのがありまして、日本の短大と専門学校を合わせたような位置付けになっています。入学に関しては一般の「本科大学」と同じく中国の大学センター試験の高考の点数で決まります)

日本は職業教育があるし、金がかかる私立の大学というのも選択肢になる。そして頭の良い人間は国立の良い大学に行くこともできる。公立の微妙なランクの大学に行くくらいなら職業訓練学校の方が良いということなんだろう。
大学教育の社会的な価値や位置づけがウチの国とは異なるものになっているのは確かだろう。だから「日本で大学いかないでもいい」というのをウチの国にそのまま当てはめるのは意味が無いかと。

日本は社会的に工芸、技術を重視していて職人の地位も高いから大学に入ってホワイトカラーへという選択以外を考慮できるんでしょ。
ただ日本の社会は年功序列の弊害が大きいと聞くし、就職に関してウチの国とはまた違った苦労があるはずだ。

日本はブルーカラーの地位と収入が高いという話を聞くな。あと有名大学でなければ大学生と専門学校生の給料が変わらないとも。

そういや「CLANNAD」は主人公の進路が進学じゃなく電気工だったな。あれ、学園モノでハーレムモノな作品の主人公がブルーカラーになるというのが衝撃的というか、予想外の展開だった覚えが。

恐らく同じ「大学」という名前であっても概念が違うのではないだろうか。例えば日本は高校からバイトとかも始めるけど、ウチの国では大学になってもそういう動きがあまり出ない。大学が平民化した現在でさえもだ。

ウチの国も本科大学の生徒を減らして技術学校の生徒を増やす動きは出ているはずなんだけどね。大学生がたくさんいて、技術者が不足しているのが現状だし。

日本は職人の給料が高いという話だし……中国はその手の仕事をやっちゃうと稼げない、上にいけないといった状態だから、進学していくしかない。
あとバイトに関しても日本と中国では稼げる額が違う。日本は勉強と兼業で10万円とか稼げるらしいが、こっちは頑張っても1000元(約1万6千円)稼げるかどうかだし、それなら「やらない方がマシ」「学生のうちは節約する方が賢い」となる。学校だけでなく仕事の環境も違うから将来設計も異なるのは当然だ。

ウチの国の問題は、大学行かないと稼げる職業に就ける可能性が無くなるってことだよなー

学校に通う、良い学校に行くには金がかかるし、その金を回収するだけの収入を得るためには……

社会的な基盤の違いなのかもね。日本に限らず海外だと高学歴の人間が意外な職業についているケースが珍しくないそうだし。

高学歴の人間が意外な仕事、ブルーカラーの仕事に就いているというのは中国人が海外で驚くことの一つとしてよく出る話だな

あと、日本は大学院に行かないでもいいというのも個人的には結構ウラヤマシイ。
高学歴の方が就職に有利になるとは言われているが、現在の中国の学校でそこに至るまでの競争と費用を考えると……

もし勉強とあまり関係ない分野の家業か才能を持っているならウチの国でも大学行かなくても大丈夫だよ!

それ、ウチの国だとほぼ無理だろ。学歴がスタート地点に直結するのがウチの国の今の社会だし。

家に家業があって継ぐことができるなら、大学はそこまで必要ってわけじゃないんだろうな。

アニメや漫画の中では進路の話で「家業を継ぐ」というのが結構あるよね。あれ、実はかなりウラヤマシイ。こっちは実質的に進学しか選択肢が無いのに……

家業ってこっちでは近いようで遠い存在だよな。親の財産や地位ではなく「家業」というのは。

ウチの国とは違うが、日本でも大学に行った方が有利なのは確かだぞ。学歴の他に新卒採用という日本の企業や社会の習慣がある。
これは職歴関係無しに主に大学を卒業したばかりの若者を優先採用するというものだ。もちろん大卒ではなく高卒向けのものもあるが、最も広範かつ良い就職ができるのは大卒。これがあるから日本では大学進学に価値がある。

こっちだと最初から即戦力を求められるからそれはウラヤマシイ。ウチの国でも本来は大卒、高学歴が新人の能力の証明だったはずなんだが、今では……

大学、大学院と行ってもそれでいい仕事に就けるか分からんのが今の状況だから、大学受験に疑問を持ってしまったりもするよね。大学行っても職歴が無ければダメ、実習を繰り返したり、職歴を求めて安い給料でこき使われるのを受け入れる。下手すりゃタダ働きどころか「お金を払って働かせてもらう」なんて話も珍しくないし。

なんか大学行かないでも大丈夫というより、大学行けば新卒として評価されるということがちょっとウラヤマシクなってきたわ。

結局の所、中国は人が多過ぎるんだよ。仕事も見つからない!教育の意味も無い!日本社会に関しては人が少ないからこその話だ。

ウチの国は人が多過ぎるし、企業側もバカじゃないからテスト対策の教育を受けてきた学生をそのまま取るようにはならない、即戦力の証明を求める。
ただ高学歴が「学習能力」に関する最低限の証明になるのも確かだから、採用の基準としてはまだ有効だ。そんなにヤケクソにならんでもいいぞ。

仕事はあるけど、稼げる仕事、教育に使った費用を回収できる仕事が無いってことなんだろう。
人口が多いというよりも、教育が昔と比べて割に合わなくなってきている、学歴の価値が落ちているってのが問題なんじゃないかな。成功のための道筋が変わったというか……

ま、とりあえず悩んでもどうしようもない。昔より落ちたとは言っても、良い大学に行けば将来に希望があるというのは変わらないから目の前の事を頑張ろうぜ。



とまぁ、こんな感じで。
中国の受験生にとっては本番間近の時期ですし、ふと隣の芝生が青く見えてしまう所があるようです。

ただ現在の中国の受験勉強に関しては日本よりもハードな所が多いのは確かですし、大卒の就職難の度合いが日本よりも更にヒドイといった面もあります。
そんな背景があるので、受験の苦労や教育にかかった費用に見合うものが得られないかもしれない……などと不安に思ってしまうのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本で人気なのにウチの国ではあまり人気にならなかった作品について」

「日本では人気が高いが中国オタク界隈ではイマイチ」
といった作品はイロイロありますが、
この辺りに関してありがたいことに
「具体的にはどのような作品がそうなのか?」
という質問をいただいております。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本で人気なのにウチの国ではあまり人気にならなかった作品」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で大人気なのにウチの国ではあまり人気にならなかった作品ってどんなのがあるかな?

うーむ……すぐに思いついたのは「ラブライブ!」の第1期かな。第2期も正直ウチの国ではダメだろうと思ったら、現在予想外の大人気になっているのが驚きだ。

私は「アイドルマスター」を挙げる。ニコニコ御三家の中でこれだけはウチの国で広がらなかった。原因はコンテンツの方向性なのか、入った時期が悪かったのか、海外展開に積極的ではないからなのか……
アイドルモノがダメなのかと思っていたが、今期はラブライブの第二期が人気になっているし、不思議と言えば不思議。

「宇宙兄弟」とかはどう?
日本での扱いと、ウチの国の人気の落差がくっきりと出ている。あれウチの国でも人気になっても良いと思うのに。

現在進行形で「妖怪ウォッチ」、「イナズマイレブン」とか。レベルファイブ系の人気作品はウチの国だとホント話題にならんよな。

ロボット系のアニメ全般。日本と比べて人気にならない。
日本と比べて作品の宣伝も関連商品も非常に少ないから、文化に加えて環境の違いも理由になってそうだ。

ロボに関して確かにそういう傾向有るよね。ガンダムでさえも言ってしまえばそうだ。一部の層から広がらない。厳密には日本の作品では無いが、例外は「トランスフォーマー」くらいかな?

今期の新番組だと「シドニアの騎士」も日本との差が大きい作品だな。大人気ってわけじゃないが、日本ではかなり評価されている。

ロボット系の作品と言えば「エウレカセブン」とかはどうなんだろう?

「エウレカセブン」はウチの国のテレビで吹き替え版が放映されていたはずだし、見た人は案外多いんじゃないかな?ただ現在の状況を見る限り、人気が出たってわけじゃないだろう。当時はネットもオタクのコミュニティも微妙だったからなー

こういうのって何が原因なんだろうな。文化的にウチの国では流行らないのかと思いきや、自分が実際に見てみたら非常に面白かったとかいうのもあるし。

作品の入ってくるルート、ファンの話題の傾向とかも影響しているんじゃないかね。
00年代半ばまではそういう「日本では人気だけどウチの国ではさっぱり人気にならない或いは話題にならない」作品が少なくなかったし。

大多数の好みの傾向ってのは間違いなくあるし、それに加えてウチの国のオタクの間における話題性とかも考えられる。ウチの国では作品に含蓄を求める声が強いけど、そうなると娯楽性を重視した作品は引っかかり難くなるし。ただ最近は良い悪い関係無くそういう「含蓄がなければ」的な意見は薄れてきているようにも感じる。

違いが明らかだった作品と言えば「宇宙戦艦ヤマト2199」ですよ!

そりゃ日本人とは「大和」に対する思い入れが違うし、ウチの国ではイメージの問題が……
あとオタクの歴史的な面から見ても、日本のオタクとは思い出が違うからね。ウチの国では昔のヤマトのファンが少ない。

作品としては面白い、良い作品だと思うんだけどね。
これはファン層の違いによるものだと思う。ウチの国では「ヤマト2199」に対してマニア層も非科学的な所にツッコミ入れる方に熱心で、日本人とは受け取り方が違ったように思う。日本はその点に関して「昔と比較してどうアレンジしたか」を評価していた。

これに関して私は「はじめの一歩」を思いついた。この作品、日本では非常に長く続いている人気作品なんだぜ。ボクシングってのがたぶんウチの国で難しい理由なんだろうけど。

ウチの国で人気が無かったわけじゃないが、「けいおん!」の2期はこういった作品の例の一つになるんじゃないかな。第2期から人気が失速した。日本における人気は2期で更に拡大したのに。

ここまで話題にないのが人気が無いことを証明している気もするが、とりあえず「BECK」を。音楽系の作品では面白いし、いい曲も多い作品なんだが。

これは「タイガー&バニー」だろ。日本では本当にスゴイ人気になっている。ウチの国では腐女子人気もなく、ネタ枠にすら入らなかった。今考えてみると、ウチの国ではおっさん萌えが難しかったのかなーと。

私は「まおゆう」にハマったんだけど、こっちでは作品について語れる人が多くない……日本ではネットで人気が爆発して、商業小説化、アニメ化とまでいった作品なんだけど。

最近だと「ガッチャマンCROWDS」もそうだな。これに関しては文化の違いを感じた。日本ではガッチャマンシリーズは非常に有名だし、作品の出来も悪くない。二期の制作だって決まっているのに。

「ガッチャマンCROWDS」は監督が土下座して謝罪するほどの作品というゴシップネタだけが話題になったくらいだからな。正規に版権取って入っていたのに。
あれ、「科学小飛侠」という中国語タイトルもまずかったのではないだろうか。昔はこのタイトルでウチの国に入ってきたそうだが、作品を知らない人間からするとまず見る気がしない名前だ。

私が日本との違いを意識した作品で一番古いのは「魔法少女リリカルなのは」かも。当時ほとんど話題にならず、ファンサブ字幕すら作られなかった。A'sからはそこそこ話題になり、「魔砲少女」というネタ呼称も広まるなどキャラはわりと広まったが、作品の人気となると……

そうそう。「なのは」があるな。
知名度自体は低いわけではないし、「なのは」経由でオタクに入った人もいるし、なのはやフェイトといったキャラについてもかなり認識されているけど、作品ちゃんと見た人少ないし「作品の人気」から考えると日本とかなり差のある作品だね。劇場版展開の日本における盛り上がりとか、こっちはほぼスルー状態だったし。

「なのは」はバトル系の作品として見ればウチの国でも結構いけたとは思うけど、素材や設定が当時のウチの国のオタクにとってはマニアック過ぎたように思う。あと「魔法少女」のタイトルに子供向けだと思ってみなかった人間も当時多かった。バトルシーンにいくまでちょっと話数がかかるし。
あと百合要素のある作品は基本的に日本ほど流行っていない印象。

プリキュアシリーズも日本との差が大きいぜ。日本ではオタクの間でもずっと大人気だったのに、ウチの国ではごく一部を除いてずーっと「冷たい」まま……

ウチの国では子供向け作品はバッサリ切られちゃうからねぇ。プリキュアは「ハートキャッチプリキュア!」で馬越作画が話題になってからようやく話題になってきたような気がする。

今だから言うが、実は私はpixiv経由で「プリキュア」のキャラを知ったけどアニメの存在に関しては当初知らなかった。

「ペルソナ4」とかは?日本ではディスクとか結構売れているのに、ウチの国では……

かなり昔の話になるが一応「ペルソナ4」もゲームはウチの国でも結構な人気だったんだよ。ただアニメの時は盛り上がらなかったね。ウチの国のオタクの世代交代が進んでいたのかもしれない。

私は「ペルソナ4」のアニメにハマったけど、周りはキャラデザが受け入れられないという人が多かったな。クセの強い絵だからしょうがないのかも。

私の中で印象的なのは「gdgd妖精s」だわ。当時、日本と中国の温度差をものすごい感じた。日本のニコニコ動画では盛り上がりまくっていたのに。あと「ミルキィホームズ」にも似たような差を感じる。

「gdgd妖精s」って、一応版権取った正規ルートで入って来てたんだよなぁ……
声優ネタが難し過ぎたのか、電波的な内容が合わなかったのか、今だったらちょっと違うのかな。弾幕コメント文化、ネタとツッコミの楽しみ方も随分と広まったし。でも当時bilibiliでも全然流行らなかったというか下の方、「冷たさ」に関する記録を打ち立てたくらいだからな……

そりゃもう噂に聞く「サザエさん」だろ。日本の国民的アニメだが、日本国外の人間には理解できない作品らしい。



とまぁ、こんな感じで。
比較的最近の作品に関して、イロイロな例が挙がっていました。

上の発言にもありますが、「ロボット系の作品」は中国において日本ほど人気にならないジャンルの一つかと思われます。

ロボット系の作品に関してはマニアにしか受けないというのではなく、固定層にしか受けないという印象ですね。そしてその固定層は中国オタク界隈において少数派ではないものの主流でもないといった規模かと思われます。

ロボット系のアニメが同じシーズンに複数出るとただでさえ多くないファン層が分裂して余計に「人気が無い」ように見えてしまうような所もあります。
ただ最近では「ガンダムBF」がロボット系の作品でありながら固定層以外にも人気が広がっていますから、ロボットがテーマの作品が全てダメというわけでもないようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


あるのは「中国独自の不人気」 中国で人気になるアニメの傾向 オタ中国人の憂鬱アップデート
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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