「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2014年08月

中国オタク「日本って小学生や中学生の頃から同人活動やってるってホント!?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

二次創作活動、同人誌制作などは中国オタク界隈にも伝わり、現地でも様々な活動が行われているそうです。
ただ、中国でファンの活動、同人活動といったものが行われるようになったのはせいぜいここ十数年の話ですし、アニメ関係から直接始まったこともあり、「同人活動」のイメージに関して、イロイロと偏っていたりするそうです。

例えば
「同人誌は儲けを出すことを考えるのが普通」
「同人誌と言えばエロ、薄い本」

といったイメージなどは日本よりもはるかに強いようです。

また、同人とは「売れて儲けなければ」という考えが強いことから
「希少価値が有る(ように見える)、コストもかかるが値段も高く設定できるカラーのオフセット本によるイラスト集が人気」
「同人ゲーム、音楽などのデジタル系の同人はコピー可能でコレクションとしての価値も薄いということで、なかなか流行らない」
「手に取ってもらうために、栞や袋などのオマケをガンガンつけてお得感を演出」

といった傾向もあります。

ただゲームに関しては最近の携帯系のゲームやsteamの普及などによりゲームにお金を払うのに抵抗感が無くなってきたのもあってか、中国国産のオタク向けの、流通が同人寄りなゲームがイロイロと出るようになってきていますね。

そしてこういった背景がある所に日本の事情が伝言ゲーム的に伝わったりして、ちょっとした認識の混乱が起こったりもするそうです。

先日、中国のソッチ系のサイトで
「日本では小中学生の頃から同人活動を行っているらしい」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ちょっと信じられない話なのでみんなに聞きたいんだが、日本って小学生や中学生の頃から同人活動やってるってホント!?

マジか……?ありそうな話に思えるが、実像が想像できない。

どの作家かは忘れたが、私も聞いたことがある。
私が高校大学と落書きをしているような歳に、日本では同人誌作ってるとか……そもそも、小中学の頃の自分って何やっていたっけ……

証拠が無いと信じられん。
はよその同人誌の画像をupしろ。俺が確認作業を行ってやろう。

なにそのショック死レベルの話。

日本では書き手が小さい頃から養成されているということなのか。

うーむ、凄いけど嬉しくないような気も……
自分のハァハァした絵が実は小学生の手によるものだったりしたらどうすれば。

いやいや、同人誌とかはさすがにアレだが作品を作るとかいうのはそこまで不思議じゃないでしょ。私も小学生の頃にエロ文章(あれは小説と言えるレベルではなかった……)とか書いていたし!

お前ら「同人誌=エロ」のイメージなんだろうけど日本の同人界ってのは非18禁作品も多い。エロは売れて拡散し易いってだけで、コミケ行けば非18禁本もたくさんある。ただ部数は少ない所が多いかな。

日本の小中学生はいったいどうなってんだ?
まぁ別の観点から見れば、小さいころからの訓練によりスゴイ作家になる可能性を身に付けているとも言えるんだろうけど。

小中学生が同人って、下品、低俗すぎるだろ……

落ち着け、お前ら。
同人誌と言っても種類が多い。全年齢向けの同人誌の可能性もある。

でも同人活動だぞ、薄い本作っちゃうのでは?
これは普通に「日本は救いようがないシリーズ」入りでは?

俺も中学生の頃に自分で好き勝手に絵を描いて楽しんでいた(普通のもエロいのも両方)から、その延長線上と思えば不思議ではないように思うが。もちろん私のは同人誌で売れるレベルでは無かったけどね。

イメージが暴走しているヤツがいるけど、同人活動ってのはエロ同人誌だけじゃないし、そもそも同人誌を作ることってわけでもない。
同じ愛好の仲間同士で創作活動を行い、同じ愛好の仲間に向けて発表活動を行うのが同人活動だ。ウチの国で盛んなキャラの設定を使ったコスプレ創作劇も広義では同人活動に含めていいんじゃないかな。

日本だからエロ同人誌作っている小中学生がいても不思議ではないが、基本的にはファンとしての二次創作活動じゃないの?
あと日本は中学辺りから漫研等の部活があるから、多数ではないものの、全年齢レベルで同人活動をする人間自体は珍しいわけでもないみたいよ。

私は小学生の頃に同人小説書いてたよ。日本はそういうのをやる人や、発表、交流の場所が多いと思えばいいんじゃないかな。最近はネットがあるからウチの国でも随分と楽になってはいると思うが。

私も中学の頃にお絵かきノート(エロ有)を教師に取り上げられて大問題にされたことあるわ。ガキの頃からエロ関係の創作をやることはウチの国でもあると思う!同人誌となるとさすがにあり得ないけど。

しかしこの世界もこうやって、どんどん書き手が増えていくわけか……いやもちろん、自分にとっては全く悪くない話なんですが!

中学校の頃にそういうの描き始めた自分はウチの国ではわりと早いと思っていたが、案外そうでもなかったのか……?

一般なのかエロなのかはともかく、私は小学生の頃から、本を作って売るという行為を実行する日本のオタクの子供というのが驚きだよ。

ああ、確かにそれはちょっと恐ろしいレベルの話かも。私は小学校の頃だと、そういう本を見るどころか存在すら知らなかったからね。

それに関しては私も同意だ。
需要と供給があるほかに、本を作るまでやってしまうとは。

それに関してはコピー本というやつも多いんじゃないか?コピー本は印刷業者に発注するのではなく、コピーした原稿数枚を切ったり折ったりしてホチキスで止めるとか、紐で閉じるとかして自前で作る同人誌で、これならコピー機とちょっとした印刷費用があれば作れる。
日本の同人誌ってイロイロな種類と質が存在するから、売って利益出すためにカラーで作って製本をきっちりやらないといけないというのが主流になっているウチの国の同人誌とはちょっと事情が違う。

日本は若い時からそういう活動やっているはずだよ。同人どころか、中学生でプロの漫画家になるケースとかもあるぞ。少女漫画は特に若い時のデビューが多い。

同人ってほどカッチリしたものでは無いと思うが、pixivなんかで活動している小中学生は少なくないそうだし、日本では中学生くらいから同人っぽい創作活動をしているファンが少なくないのは間違いないと思う。

ファンの創作活動、創作活動に伴う交流が低い年代から活発というわけか。恐らく、こういうのが日本のオタク業界が発展してきた理由の一つなのかもね。



とまぁ、こんな感じで。
同人のイメージがイロイロと偏っているのもあってか結構アレな認識になって驚いてしまう人もいるようでした。

この辺りに関しては、上の方でも書きましたが同人にまつわるエロ関係のイメージに加えて、同人誌関係の商売っ気の認識といった辺りが
「小さい子が同人活動を行っているらしい」
という話の衝撃につながっているような所もあったりするのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ラムネを飲んでみたんだが……なぜこれがアニメや漫画では重要アイテムになっているんだ?」

夏用のネタが残ったままなのに、気が付いたら8月も終わりそうな時期になってしまいましたので、今回は夏用のネタの消化で一つ。

日本の感覚ではイロイロなものが思い浮かぶ飲み物
「ラムネ」

ですが、アニメや漫画の中でもちょくちょく出てくるかと思います。
そんなラムネの扱いに関して引っ掛かりを覚える中国オタクの方もいるようで、中国のソッチ系の掲示板では
「ラムネについて」
のやり取りが行われていました。そんな訳で今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ラムネを飲んでみたんだが……なぜこれがアニメや漫画では重要アイテムになっているんだ?
それなりに飲めるけど、飛びぬけて美味しいってわけではないんだが。

ラムネか……独特の形状のビンの中にガラス玉が入った飲み物だったよな。

ラムネってアニメや漫画だとモノスゴイおいしそうな描写なんだよね。
私ものび太がとても美味しそうに飲んでいるので、つい買いに行ってしまったことがある。

俺は「そらのおとしものf」のOPを思い出す。
アニメの中でラムネは夏の日のイメージを表すアイテムの一つになっている所があるのは確かだ。でも理由というか、日本人の思い入れ的なものに関してはちょっと分からんな。独特の感情があるみたいだけど。

私が作中にラムネが出て、飲みたい!と思って探しに出た初めての作品は日本の小説の何かだったような気がするが名前が思い出せない。
それと日本のアニメの他に、台湾のドラマにもよく出てきたような。

私が最初にラムネを意識したのは「ヨスガノソラ」だったり……

重要というか定番アイテムになっているのは、あれが日本の伝統的な飲料だからじゃないかな。かなり古い歴史があるそうで、ラムネが日本語では一般名詞になっている。

私の住んでいる所の近くには売っていないんだけど、あれって美味しいの?

うーむ……俺も飲んだことはあるはずなんだが、思い出せない。特に癖のある味では無かったと思う。不味くは無かった覚えがある。

ウチの国で買うと結構高いんじゃないかったっけ?
あとどこら辺探せば売ってる?

輸入食品を売っている店なら置いてあると思うよ。最近なら10元いかないんじゃないかな。あとはカルフールとかウォルマートとかの大きなスーパーとか。
だいたいどこでも他の炭酸飲料に比べてちょっと高いくらいだし、わりと気軽に飲めるくらいの値段だと思うよ。

このガラス玉入り炭酸水って昔はウチの国でも売っていて、何かで販売停止になっちゃったという話を聞いた覚えがある。

その話、ホントかどうかは知らないが私も聞いた覚えがあるな。
確か90年代くらいに、子供がガラス玉を取るためにビンを割って怪我したとか、飲むときにガラス玉まで飲み込んで窒息したとかいう事故が起こり、死人まで出たとかで製造会社が潰されちゃったとかいう話じゃなかったかな?

今となっては真偽不明だけど、ウチの国ではいつの間にか見なくなったね。ウチの国に出ている日系の寿司屋のメニューにラムネがあるのを見ると、懐かしさについたのんでしまう時がある。

私もラムネをよく飲むのは回転寿司屋だね。わりと良い感じの飲み物よ。

輸入品も多いけど、私が買ったのは国内メーカーのだったから、今は出回っているんじゃないの?あまり見かけないのはウチの国では需要が少ないからじゃないかね。

とりあえず大型のスーパーとかならほぼあるんじゃないかな?
それでも見つからないという人は通販で普通に買えるぞ。そんなに高くないし、ドクターペッパーよりは格段に飲みやすいから衝動買いもアリだよ!

俺の地元だと同じ量のコーラ4,5本買える値段だから、常飲する気にはならんな。そこまで美味しいわけでもないし。

輸入物だとだいたい11元から15元くらい、国産だと3,4元くらいな印象。私はまだ手を出したこと無いけど、味はどんな感じなんだ?

普通の炭酸飲料だが……コーラやスプライトに比べれば甘さが控えめかな?
温い状態だと味の違いがわりとハッキリわかるが、冷やして飲んだ方が美味しい飲み物だ。

私はラムネよりドクターペッパーの方が好き。

ラムネって正直、そこまで美味しくないよ。
よくある「アニメの中だから美味しそうに描写されている食品」の一つじゃないかと

淡泊な味だから、飲んだら逆に喉が渇くということはないし、私はわりと好み。ただ量が少ないのが残念。

ラムネの出てくるアニメとかを見て、非常に良い感じのものに思えて買って飲むが、アニメで見た印象ほどではない。ネタになる程美味しくは無いが、不味くも無いという微妙な感想になる。
しかししばらくしてラムネの味を忘れた頃に、またラムネの出てくるアニメを見て飲みたくなって、飲んでみて微妙な気分になる。このループが繰り返される飲料。

一時期かなりハマっていたな。やはりキンキンに冷やして飲むのが良い。あとラムネのビンをコレクションしていたこともある。増えすぎて結局捨てちゃったけど……

中のガラス玉の他にも、瓶の形や口など独特の形をしているよね。アニメや漫画で出て来るとすぐに分かる。アニメや漫画に出て来るのも、瓶の形ですぐに飲んでいるものが分かるからというのも理由になっているのでは?
ところでずっと気になっていたんだが、あの中のガラス玉って取り出せるもんなの?てか何のために入ってるの?

取れない。あれはビンに蓋をするためのモノだから、取りだせたら逆に品質に問題アリだ。
ただ気持ちは分かる。私もよくガラス玉を取り出したくなる。

プラスチックのキャップのやつなら取れるはず。キャップの部分を外せば口が大きくなってガラス玉を出せるよ。ビンによっては外すのが難しかったりするとは思うけど。

中のビー玉も含めてなんか飲みにくい、なんとも不便なビンの構造なんだよな……

あのビンの形状はガラス玉をひっかけるためのくぼみという意味もあるらしい。「ラーゼフォン」では主人公がそれを知らずにうまく飲めないというシーンがあったはず。

ラムネって毎回飲んで微妙にガッカリして次は買わないと思うが、ついまた飲んでしまう。
それにしても、ここまで「ラムネが日本のアニメで大事なアイテムになっている理由」ってのがあまり出ていないが、いったいどういう理由や背景があるんだ?誰か詳しい人いない?

ラムネに関しては夏という季節、或いは暑い日を描写するアイテムだと思えばいいよ。
風鈴などと同じで、日本の夏の風景とその中における爽やかさを表す記号とでも言うような扱いになっている。

それに加えてちょっと前の時代、都会から離れた場所という意味も加わる時があるな。日本人にとっては子供の頃の思い出、郷愁を感じさせるアイテムらしい。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国では日本式のラムネに関してはそれほど珍しいものでは無くなっているようですし、飲んでみるのもわりと簡単なようです。

しかし日本におけるラムネに関するイメージ、夏の風物詩、駄菓子屋の飲み物的な所に関してはあまり伝わっていないようですし、アニメや漫画におけるラムネの扱いや、ラムネに関する空気といったものに関してはピンと来ない所もある模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本式の風鈴を吊るしてみたんだが……」


8/30修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「ナタクは偽娘」 中国における「偽娘キャラ認定」について

ありがたいことにダ・ヴィンチの方で連載させていただいているコラム
オタク用語から中国の一般社会に広まった言葉とは?(ダ・ヴィンチニュース)
に関して、
「偽娘と言う概念に関して、中国のオタク界隈ではどのようなキャラを通じて広まったのか、どのようなキャラが偽娘として認識されているのか」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

日本で言う所の女装キャラ、男の娘的なネタから中国独自の発展をしている
「偽娘」(ウェイニャン)
という概念が中国オタク界隈や中国の一般社会に広まってから、中国ではイロイロなキャラが偽娘認定されたり、偽娘的だと再発見されたりもしているそうです。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「最初に意識したと思われる偽娘的なキャラ」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


お前らが最初に「受け入れた」「強く意識した」偽娘キャラって誰?
偽娘なキャラやネタも既に珍しくなくなっているが、その最初の段階ってどのキャラだったりする?

個人的な偽娘キャラの歴史を振り返っての話、とかいう感じでいいの。
そうなると……私はたぶん「しゅごキャラ!」の藤咲なでしこかなー

私も藤咲なでしこだな。
後から実は男と判明した時は自分の感覚と言うか理性と言うか倫理と言うかなものが崩れ落ちて、復活して開き直るまでちょっと時間がかかった。

俺は「逮捕しちゃうぞ」の葵双葉だ。

自分も小さい頃、葵双葉が大好きでした!テレビアニメをきっちり最初の方から見ていたわけでは無いので、真相に気付くのに時間が……

異論もあるだろうけど、「カードキャプターさくら」の月城雪兎かな。自分の中ではいまだに雪兎は偽娘枠なんだよね。

雪兎さんに関しては私も理解できるよ!
「しゅごキャラ!」や「カードキャプターさくら」はこっちのテレビアニメで吹き替え版が普通に放映されていたから、当時様々な属性に関して引っかかった、ハマった、影響を受けた小さなお友達は少なくなかったのではないだろうか?

確かに。私は「しゅごキャラ!」の百何十話全部見ているわ。そして藤咲なでしこはかなり好きな方のキャラだったのが何とも。当時から自分は「目覚めていた」のかもしれない。

最初の一歩に関しては思い出せないけど、最近だとSAOの桐子、もといキリトが衝撃的だ。あれは何と言うか、ネット小説のお約束というか定番展開の「女性と見まがう美貌」的なキャラのノリまで踏まえている所があるから、イロイロと恐ろしいキャラだと思う。

いまだに未定だが「HUNTER×HUNTER」のアルカ=ゾルディックかな……男でも問題無いや、と。あとはクラピカも。

冨樫作品だとそれ以前にも蔵馬がいるね。私の場合は恐らく蔵馬だ。

アンドロメダ瞬!

俺も俺も。

あ、私もそう言えば瞬からだ。

だからアンドロメダ瞬はそういうキャラじゃねぇだろうが!

いや、だって……みんなあれを女性キャラだと勘違いしていたろ?
そしてその後実は男だと知って、「問題無い、いやだからこそ良い!」と思ってしまったりする人間もいるはず、てか俺だ。その流れは偽娘を受け入れる過程の一種と言えないか?

やっぱ瞬だよなー……5人メインキャラがいるなら一人女の子を入れるのは普通だろうし、色もピンクだし、と特に疑問も無く受け入れていたが、作品をきちんと見ていくと実は男性キャラだというのが分かってしまう!

私は「バカとテストと召喚獣」の木下秀吉だわ。オタクになってからの時間が短いもので。

同じく秀吉だな。あれは偽娘と言うより「性別:秀吉」だけど!

秀吉の存在に隠れて表に出難いが、アキちゃんネタとかあの作品は偽娘ネタの多い作品だから、あの作品からってオタクも少なくないんじゃないかな。

木下秀吉とFFF団が我が国のオタクに与えた影響はとても深いよな……

知ってる人少ないと思うが「エーベルージュ」(中国語タイトルだと「恋愛物語」ってタイトルだったはず)という恋愛SLGがあるんだが、その作品のヒロイン設定が私に直撃だった。
このゲームの1は少年期と青年期の二部制になっているんだけど、メインヒロイン扱いのキャラは子供の頃は性別が決まっていなくて、周囲の人間との接触により成長後の性別が確定する……つまり少年期に好感度が高いとヒロインに、低いと男の親友というポジションになるんだわ。
それとこの設定に関してあとで調べてみたら、日本の少女漫画ではかなり古典的な設定らしい。

直接ではないけど、そっちの方面に進むきっかけになったのは早乙女乱馬だ。

そうだ。乱馬があったな!
私も小学生の頃に借りた漫画でそっちに行ってしまった!

乱馬は性転換だから偽娘じゃないだろ。

私は何となく分かる。確かに偽娘を受け入れる前に、乱馬でワンステップがある。

「GetBackers-奪還屋-」の風鳥院花月だった。

自分も風鳥院花月かな。あれは我が幼き日の女神、そして大人になってから男性だと気付きいたキャラだ。それとなぜか私は風鳥院花月のことを仙人的な存在のキャラだと思ってたっけなー

∀ガンダムのロランです……

自分の場合はたぶん、綾崎ハヤテじゃないかと思う。振り返ってみれば、彼を通じて女装ネタに徐々に慣らされていったような気がする。

えーと、名前が出てこないが、ほら「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」にいたキャラで……

土方レイでしょ。

それだ!土方レイは我が国においてアンドロメダ瞬クラスの影響がある偽娘キャラだと思うわ。

しかも気付いている人間が瞬ほど多くないという……実は俺も今年になってオタク関係の話題の中で「実は男なキャラ」で出ているのを見て、初めて男だったというのを知った。

なにぃぃぃぃ!?と思って検索したら、なるほど、確かに男だ……私は今初めて知ったよ!!

偽娘のアイコン的キャラの宮小路瑞穂からって人、案外いないのか?

私は瑞穂お姉さまからだよ。
百度百科の偽娘ページでの画像とか、ウチの国でも偽娘の代表的なキャラ、イメージキャラとして有名にはなっているけど、原作がエロゲだからリアルタイムで接触した人はそれほど多くないんじゃないかな。アニメも当時はそれほど話題になっていないはず。

アニメ放映が06年だから、ウチの国ではまだオタクの活動が活発になり始めたばかりの頃だ。当時はまだ大作重視な時代だったし、そりゃ話題になり難いよ。もちろん一部にかなりの衝撃を与えてはいたが。

自分は当時衝撃を受けた人間の一人だ。まさかゲームをやっていて「男でも関係無い」とかいう新たな世界の扉を開くことになるとは思いもしなかった。

私も宮小路瑞穂様に魂を捧げ、後戻りのできない道に踏み込んだ人間の一人です……

アニメ放映が06年の10月だから、考えてみれば「涼宮ハルヒの憂鬱」の半年後なんだよな。その時期だと、ウチの国のオタクの間ではハルヒの衝撃が広まりオタク系フォーラムが拡大していった時期だから、作品が埋もれるのはしょうがない。
当時は「ハルヒでオタクにハマった」といったレベルの時代なわけだし、偽娘が広まるにはもう少し経たないと無理だったのではないかと。まぁそれでも代表的キャラに挙げられているんだからスゴイ存在なのは間違いないと思うけどね。

ちなみに宮小路瑞穂よりマイナーだが、渡良瀬準も偽娘初期の代表的なキャラの一人だな。日本では宮小路瑞穂と並ぶ偽娘ジャンル初期の有名キャラだよ。今調べたらアニメも同時期に放映だった。

オタク関係から離れるが、紅楼夢の賈宝玉。ちょっと前に「賈宝玉は我が国の偽娘の始祖の一人だ」といったネタを見て、納得できなくも無かった。

そしてもう一人はナタクだよな。ナタクは偽娘。
女の子が演じる、或いは女性の声をあてることが多いから、みんなナタク=女の子というイメージが付いている

ナタクと紅孩児は子供の頃にテレビドラマだか映画で見てから、ずっと女の子だと思っていたな。あれが自分の最初の偽娘体験なのかもしれん。

他にも「白蛇伝」の許仙とかを挙げられるかな。
こっちは外観のイメージよりも、内面的なイメージの方が強いと思うが。昔は「娘娘腔」(ニャンニャンチアン)的な扱いだったけど、現在の感覚だと普通に偽娘カテゴリに入れてもいいんじゃないかと。

(訳注:「娘娘腔」とは女性的な気質のある男性を指す中国のスラングで、以前はかなりネガティブな意味で使われていたそうです)

私は白蛇伝を疑似百合の一種だと思っていたりもする!

ナタクは蓮の花や葉からくるデザインの衣装がスカートっぽいヒラヒラだしね。私も女の子だと思っていた。

ナタクに関してはショタキャラか偽娘キャラかでもめることもあるよね。

ナタクはイロイロと萌え要素あるからな。あと性別に関しては蓮の花から生まれるから無性じゃなかったか?
……でもそう考えるといよいよ偽娘っぽくなってきたような。性別はナタクってことで。



とまぁ、こんな感じで。
オタク関係から始まって様々な所に偽娘認定が飛び火しているようでした。

「偽娘」という概念は中国オタク界隈だけでなく、ネットを中心に一般社会にも広まっちゃっているそうですし、二次元に限らずイロイロなキャラ、それこそ古典系のキャラにまで偽娘に関する付加価値が付いたり、再発見、再評価されたりしているとのことです。

恐らく今後も「偽娘」に関しては中国独自の発展を続けていくでしょうし、私も引き続き偽娘の中国における扱い、定義の変化などについて追っかけていこうかと思います。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「アンドロメダ瞬が女の子だと思っていたヤツ集合!」

中国オタク「レコンギスタ関係で富野監督の発言がまた燃えているらしい」

ありがたいことに
「Gのレコンギスタ関係で何か反応は?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

富野由悠季監督による新作ガンダム
「ガンダム Gのレコンギスタ」

ですが、中国本土における正式な中国語タイトルがどうなるかはまだ分かりませんが、とりあえず中国オタク界隈では
「高達G之復国運動」
という名前で広まっているようです。

この作品、当然ながら中国オタク界隈でも話題になっていますし、またこの作品に関する富野監督の発言と日本における反応などのニュースも伝わっているようです。
富野由悠季「オタクだけが喜ぶ声はいらない」に声優ファン激怒 15年ぶり「ガンダム新作」のインタビューめぐり論争(J-CASTニュース)

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「富野監督の発言について」
のやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


レコンギスタ関係で富野監督の発言がまた燃えているらしい。
大人は見なくていいとか、オタクだけ、声豚だけが喜ぶ声優は不要とか……特に声優関係のアレコレは炎上している模様だ。

うーむ、アニメ界隈は退化しているとも言えるしなぁ。
実際、富野監督の指摘にはうなずいてしまう。日本のアニメ漫画界の腐敗はひどいものだ。

私も良い作品が増えて欲しいし、オタクの欲望を満たすための作品ばかりな流れはどうかと思うが……富野監督の凶暴な発言にはちょっとひくわ。

ならば、今すぐ愚かなオタクどもすべてを教育してみせろ!

富野のMAP兵器が炸裂だ!今のアニメにロクな未来は無い!

言っていることは正しいんだけど、あまり気分の良い言い方じゃあないね。

「オタクだけが喜ぶ声」ってのは多くの声優に当てはまる話ではあるね。特に新人声優は萌えアニメ向けの演技が多くて区別がつかん。実力より顔だし。

こういう過去の業界のトップの発言を見ると、「時代は変わったのに」と言いたくなってしまう……

これって炎上狙いで注目集めているんじゃないのか?
前も韓国ドラマの設定を取り入れたとか言っていたし。そして、ウチの国のオタクの間ではいつの間にかこれ韓流ガンダムみたいなイメージになっちゃっているわけだし。

いや、富野監督はいつもこんなもんだよ。色んなものに対して批判というかこき下ろすというか……「進撃の巨人」のアニメが人気の時とかもかなり批判していたし。
まぁ一応10月の新作アニメとしてのインタビューだから、騒ぎによる注目を狙った所が無いわけでは無いだろうけど。

何でもこき下ろすからね。しかも頻繁にやり過ぎ。

そして日本では毎度毎度、誰かの反発が生まれる……
人は分かり合えないということを現実に見せつけてくれるぜ!

あのハゲが言う「子供向け」を誰が信じられるっていうんだ!?

Vガンダムも「子供向け」だからな!

子供向けと言うけど、富野監督は子供を甘く見ていないか?10歳から15歳の子供って視聴者、客としてかなり怖いぞ。大人の考える「子供像」や「子供向け」がそのまま通じるわけじゃない。

マニア向け、大衆向けというならともかく、子供向けとなると今の子供の最新の感性、環境、そして触れるメディアに合わせたものにしないといけないからいくら富野監督でも難しそうな気もするね。
日本のアニメ業界では宮崎駿監督も子供向けから離れちゃっているし。

開き直って言ってしまうが、SEEDから入って00と流れた自分としては富野監督の凄さがイマイチ実感できていないのよね。関わった作品の名前見ただけでスゴイのは知識として理解できるが。
新作も、自分の楽しめるものになるかという点に関してはあまり期待していない。

まずはZか∀見とけって。初代は画面が古いから、見れたらで良いかな……
とりあえず新作の冒頭の10分見ただけで、富野監督の演出はスバラシイと感じるのは確かだから、子供向けがどうこうはともかく期待はしている。

私はあの最初の10分見て爆死の気配を感じたんだけど。

そもそも、富野監督の作品で爆死していない作品ってあるの?
初代からVまでのガンダムで、高い視聴率を獲得した作品って一つも無いだろうに。初代ガンダムも打ち切りでしょ?

富野監督作品ってガンダム以外にもたくさんあるぞ。
それと富野監督の作品はロボット系の作品だから、視聴率に加えて商業的な成功がどうなっているか、影響力がどうなっているかを見ておくべき。
ちなみにエヴァとかも日本のテレビにおける初回放映時の視聴率はそこまで高くは無い。

富野監督が言っている内容にはわりと同意。
ただ、これって前から言われている話だよな。やはりあのハゲが言えばみんな注目するし、話題にもなるのか……

それにしてもなんで煽るような、攻撃的な言論ばかりなのに、この人の話をちゃんと聞く人がいなくならないんだ?

そりゃ、日本のアニメ業界の大ブランドの一人だし。山本寛とかが言うのとは違うよ。

言ってしまえば、彼にはこういうことを言う資格があるってことだな。

しかし……富野監督はやはりツンデレだよな!
進撃の巨人の時も、作品批判と同時に作者を褒めていたし。

スイマセン、私はSEEDしか見ていないもので……
実際の所、彼は本当に15歳以上の人間に見て欲しくないということなのか?なんかこの話、釣り狙いにしか思えないんだよね。

スゴイ煽り方だよね。15歳以上は見るなって。

大人は見ないでも良い、ってのはガンダムオタクに向けた言葉じゃないかね?
別の記事では主要なターゲットは10〜17,8歳だと明言しているし、これまでのテレビアニメ版のガンダムとそんなに変わらない。OVA系のガンダムを期待するような層はターゲットとして考慮していない程度のような気もするが。

でもそれだったらウチの国のガンダムファンほぼ全滅かもな!宇宙世紀信者はOVA好き多いし。

1年前まではそうだったけど、ガンダムBF以降勢力が変わったからなー

まぁ私は「THE ORIGIN」の方に期待しているんですがね!

正直、庵野秀明よりはよほどソフトというか空気読んだ発言のような気もするが……言っている内容もそれなりに納得できる。
エヴァで視聴者やファン、オタクに嫌がらせというかケンカ売ったのに比べればマシじゃないか?もっとも、そんなことやったエヴァもオタクを突き放すことは、イロイロな意味で出来なかったわけだが。

結局は作品がどうなるかだよな。
日本の子供向けアニメ市場はこっちからはよく分からないが……

ガンダム関連だと予想外のファンの動きになるのを「BF」で実感したからなんとも。

同意。これも韓流ドラマ要素を取り入れたとかで現時点ではネタ扱い、地雷っぽい印象だとされているけど、始まってみないことにはどうなるかは分からんよな。

現時点では同時期に放映されるであろう「ガンダムビルドファイターズトライ」の方がガンダムファンを取り込めそうな気配もあるくらいだけど、どうなるんだろうね。
しかしこの発言を見た感じでは、富野監督は相変わらずのようだな……



とまぁ、こんな感じで。
なんだかんだで話題にはなっているようですが、作品そのものへの期待はちょっと微妙な所もある模様です。

中国オタク界隈ではSEEDからガンダムに入った人が多いので、富野監督の凄さはあまり実感できていない節もありますが、最近の反応に関しては中国のガンダムファンの感覚の変化も影響しているのではないかと思われます。

最近のガンダム作品に関して、中国オタク界隈では「ガンダムUC」の評価は高いものの、テレビアニメシリーズの新作「ガンダムAGE」は評価をあまり獲得できませんでした。

それに対し、「ガンダムビルドファイターズ」は放映前の時点ではマニア層から見下され、ライト層からも「子供向け」と期待されていなかったものの、放映開始後はかなりの人気となり、ライト層でもマニア層でも熱い手のひら返しが炸裂するなど、中国のガンダムファンの感覚が最近大きく変化しているそうです。

またそういった背景があるので、テレビアニメのガンダムの新シリーズに関しても少々距離を置いてしまう所があるという話です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「結局日本のTVアニメ化の条件って何なんだろう……?」

艦これの夏イベントが終わらなかったらこの週末は更新サボる気満々だったのですが、無事攻略できたので更新を。
今回のイベント、攻略方法の幅は広いものの難度はかなり高かったですね。正直これまでのイベントで一番難しかった気がします。ゲージ回復が無いので時間を分けて攻略できるのは有難かったですが、攻略の時間そのものはこれまでのイベントよりも随分と多くかかりました。


中国オタク界隈で最も影響力の強いのはアニメ作品ですし、様々な作品のアニメ化の情報が中国に伝わり大きなニュースになったりしています。

しかし、中には中国オタクにとって意外な作品がアニメ化されるというケースも少なくないようで、
「なぜこれがアニメ化されるのか?」
「なぜあれはアニメ化されないのか?」

といった疑問も頻繁に出ています。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本のTVアニメ化の条件とは?」
といったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今更の話ではあるが、結局日本のTVアニメ化の条件って何なんだろう……?
ジャンプで連載されている人気漫画とかなら分かり易いが、それ以外の様々なジャンルの作品がどんな感じでTVアニメ化の選考基準に残るのかがどうも分からない。

基本的には人気、アニメ化し易い形式の作品かって所じゃないかな。
それからジャンプ連載の人気作品でも、TVアニメ化されないケースはあるよ。例えば最近やっとTVアニメ化された「ジョジョの奇妙な冒険」とかは人気の高い時にTVアニメ化されていない。

でも、例えばギャグ系や日常系の作品とかになると条件がハッキリしなくならないか?
人気が高い、原作の量が多いとかは分かるが、それ以上となると。特に最近は長編ではなく、1シーズンで一区切りが付く中編のテレビアニメが多いわけだし。

売り上げが望めるかに加えて、お金持ちのスポンサーが付くかどうかでしょ。

いやいや、簡単だろ。人気が高いかどうかだよ、重要なのは。

正確には人気があってセールスポイントがあるかだろう。
最近のアニメ化の傾向見ると、ストーリーとか含蓄とかいうのは重要ではなく、テーマの目新しさ、ディスクやグッズが売れるかが重視されているからね……・

そこまで極端ではないだろうけど、売り易さってのは確かに大きそうだな。
ディスクとグッズを視聴者に、そして番組をテレビ局にも売らなければいけないわけだし。

日本におけるテレビ局とアニメの関係はウチの国とはちょっと違うぞ。
ウチの国のように作ってから売る所(放映するテレビ局)を探すというのではなく、まず放映する(番組の買い取り先なので、売ると言っても良いかもしれないが)所やスケジュールをある程度確定してから作るから、テレビ局に関してはテレビ局に売れるかではなく、放映するテレビ局がスポンサーを獲得できるかという方が重要なはず。

制作という面に関しては制作においては政府の許可を取るために先にある程度形にしなければならないウチの国のアニメ制作の流れとはわりと違いが大きいんじゃないかな、日本のテレビアニメって。

じゃあアニメ制作会社が作品のアニメ化の価値に目をつけるかどうかが最重要ってわけではないのか。

日本ではアニメ制作会社よりもスポンサー、配給会社の影響が大きいとかいう話をどこかで見た記憶がある。
とりあえず、投資する側の意向が大きいのは間違いないと思う。日本のアニメは商業アニメなわけだし。

普通に業界のお偉いさんが飲み食いしながら「最近面白い作品無いー?」とかやって、話題になった漫画や小説の中で稼げそうな作品をピックアップしてスタッフを探して作品を作らせるか、アニメ化したい作品をスポンサーに売り込んでアニメ化の資金を引き出すとかだと勝手に思っている。

条件として最初に来るのはビジネスになるか、ようは金を稼げるかだろうなー

確かにそれが条件として大きいのだろうというのには同意する。しかし実際は商業的にプラスにならなさそうな作品のアニメ化もちょくちょくあるんだが。

人気とある程度以上の原作の量、これが決定する部分が大きいのは間違いない。あとはスポンサーの好み、制作会社の方針とかも影響しているんじゃないかな。

「バクマン。」見ると漫画家と編集部とアニメ化の事情に関してある程度分かると思うよ。

でもあれって少年ジャンプの、一般向けアニメの話だろ?
人気が必要ってのは共通だろうけど、深夜枠とかとは事情が違う所も少なくないと思うが。
少なくともジャンプ連載の作品だと、全くアニメ化の意図が分からない、なぜこれをアニメにというケースはほとんど無いし。

人気作品があって、お金を出す所があるというのが第一歩。
その後は原作者や原作作品を掲載しているメディアがアニメ化に同意するか、そして制作会社があるか、放映するテレビ局があるかという話になる、はず。

スポンサーが付く、出資を集めることができる人気というのがTVアニメ化の条件として大きいのは理解できるけど、その判断基準が分からんのよね。

明らかにこの作品儲からんだろ、投資が無駄に終わるだろ……という作品のアニメ化とかあるからね……

そういうのは、日本のアニメ業界のデータではこっちで分からない勝算があるんじゃないか?固定ファンがいるとか、黒字のラインが低くなっているとか。

アニメに関しては日本の関連商品市場も考えるといいよ。ようは宣伝アニメとしての価値についてだな。
ディスク売り上げランキングを気にするヤツが多いこっちではなかなか意識されないが、玩具販売や版権利用料の収入がある。ロボット系の作品が日本でよく作られるのは、模型や玩具が売れるからでもある。日本のアニメはディスクを売るだけが商売じゃない。ディスクの売り上げのための人気が目的とは限らない。

人気、商業的な成功、それに加えて漫画やラノベだと出版社の意向もあるだろうね。

忘れがちだが出版社にとってアニメ化が可能な作品というのも条件になるだろう。全ての会社が「ONE PIECE」や「進撃の巨人」みたいな作品を持っているわけじゃない。その会社が現在アニメ化可能な手持ちの作品で、一番稼げそうな、成功しそうな作品がアニメ化されるんだろう。
こっちでは微妙な人気に思える作品のアニメ化については、その出版社の手札にそれしか無い可能性も考えられる。

出版社の意向とかはウチの国のイメージより大きいはずだ。
「バクマン。」にもあったけど、同じ媒体に別の人気作品がある場合、まず掲載媒体内部での競争になる。ジャンプならジャンプ内でとか、ラノベレーベルだったらレーベル内でとかだな。恐らくアニメ制作に割ける人間や予算が有限だからじゃないかと。

あとはアニメの放映枠の問題もあるんじゃないかな。日本はテレビ放映のチャンネル数が少ないから、一シーズンに放映できる作品に限度がある。
正直ネット配信でこういう流れは無くなるか縮小するかと思っていたんだが、いまだに残っている所を見ると日本のアニメ市場の独自の要素なのかもね。

でも日本のアニメは商業アニメなんだから、スポンサーがアニメ作って儲けられると判断するかが最大の基準でしょ。ファンが熱心かどうかとか、日本の市場の傾向とかは判断要素ではあるが、結局は金稼げるかどうか。

でもそうなると「ジョジョの奇妙な冒険」がどうも分かんないんだよな……あの作品、知名度は高いけど他のジャンプ作品に比べて稼げる作品ではなかったはず。

ジョジョは25周年記念のキャンペーン企画の一環じゃなかったっけ。作ってみたらファンの反応が良いから続きの制作も行われるようになった。ジョジョの人気はそれなりのレベルで続いているけど、飛びぬけて高いわけでは無いしアニメ化するには難しい題材だと思われていたという話だったような。
例えば人気が爆発したとされる第3部、その後の第4部がジャンプで連載されたのは89年から95年だけど、その時期は「ドラゴンボール」、「幽遊白書」、「スラムダンク」といった超大型作品がアニメ化されていた時期だし、96年からは「るろうに剣心」のアニメが始まっている。
同時期に同じメディアに強力な作品があると、面白い作品であってもTVアニメ化されないという事情は確実に存在すると思う。

とりあえずスポンサーの「商業的な成功」の判断に関しても、結局はアニメ視聴者の好みに合うか、ファンを獲得できるかということに行きつくから原作の人気があるか、というのが最大の基準になるのは間違いないと思う。
しかし、その「人気に関する情報」がこっちでは把握できていない所もあると思う。唐突に「日本で大人気」「日本の売り上げ○○万部」みたいな情報が入ってきたりするし。

日本のオタク関係の情報量は昔に比べれば段違いに増えたが、それでもまだ情報が限られているような所は多いからね。
ウチの国では知られていない作品でも、日本では既に長い間人気になっていたり、アニメ化が可能なレベルの確固たるファン層が形成されているようなケースは少なくないんだろう。

日本の漫画雑誌で現在連載されている作品の情報とかウチの国ではかなり限定的だからね。
日本の書店に行ってみると分かるんだが、日本は漫画雑誌の存在感がウチの国の感覚では想像できないほど大きい。ジャンプなどの少年漫画の週刊誌以外にも、月刊漫画雑誌(少年、少女、青年、オタク向け、4コマ等々)が活発だし、こっちの方からアニメ化されるとウチの国では一部のマニアしか原作を知らないなんてことになり易いと思う。



とまぁ、こんな感じで。
個人個人でイメージや認識している情報が違うのもあってか、結構混乱しているようでした。

それから上の発言にもありますが、アニメで作品が広まる前の情報に関しては、ネットが便利になった現在でも把握し難いというのはあるかと思われます。

例えば日本の漫画雑誌で連載されている作品についてはピンと来ない所もあるようですし、ラノベも電撃、スニーカー、富士見F、MF文庫J、ファミ通などの中国でよく知られているレーベル以外になるとなかなか中国オタクのアンテナに引っかからないようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アニメや漫画の肝試し、あれどう思う?ウチの国でやった事ある人いる?」

夏っぽいネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

夏の定番イベントの一つである
「肝試し」
ですが、アニメや漫画などでもよく出てくるイベントかと思われます。

中国のソッチ系のサイトでそんな
「肝試しについて」
のやり取りが行われていましたので、今回はその辺りについてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画によく出てくる肝試し、あれどう思う?ウチの国でやった事ある人いる?

小さい頃に子供心に危なそう、怖そうな所に行ってみたことはあるけど、くじ引き等でグループ組んで、特定の暗い場所、怖い場所に行くようなイベントは無いな。

夜の学校に入ってみるとかいうヤツならやったことがある。子供心にかなり怖かった覚えが。

お化け屋敷には行ったことがあるけど、肝試しは無いわ。

私の村には廃墟みたいになっている所、建てたは良いけど維持も修繕もできずにずっと放置されているデカイ建物があったんだが、そこに友達と探検に行ったことがあるが、なんだか怖くて刺激的だった。
今はもうその建物も取り壊されちゃったんだけど、恐らく大人になってから見たら大したものに思えないだろうし、子供の頃の冒険の思い出だけが残っているのはある意味では幸運なのかもしれない。

お化け屋敷っぽいことになっている建物に友達と入ったことがある。夜は怖いから昼にだけど。今考えてみると、あれはアニメやフリゲのホラーによくあるノリだったな。

子供の頃は家で友達とゲームしているくらいで、友達と肝試しってのは無かったわ。

都市部で肝試がしできるわけないだろ。あるのはせいぜいコンクリの建物くらい。アニメや漫画の舞台のような面白い場所なんて無い。

むしろ都市部の方が最近は多いかもよ。人が住んでいない、手入れされなくなって廃墟っぽくなっている所とか、建てるだけ建てて転売待ちであろう不動産とか、工事はまだ進んでいるのか止まっているのか不明な工事現場とか。
てかそういう所に住みついている人間がリアルに怖い。

あー……確かにそういうのあるな。
私が小さい頃、そういう廃棄状態の場所に肝試し……というよりも探検気分で行ってた。ただ私が子供の頃ならともかく、今は危なくて無理だ。治安もアレだし自分の子供とか絶対に行かせられん。

ウチの国でも肝試しみたいなことやっている子供はいるよ。ただ、小学生がそれで事故死とかいうニュースにもなっちゃったりしているようだが……

小学生の頃に、近所にあった防空壕に友達と探検に行ったことがある。今考えれば随分と危ないことやっていたような気がする。

今の中国には肝試しみたいなことをのんびりやれる環境は存在しないと思う。

私が小さい頃にはそういう、打ち捨てられた場所みたいな所は多かったんだけどねぇ。あの頃特有のものだったのかな。

とりあえず肝試しというと学園モノ、ラブコメ要素のある作品が思いつくな。
直ぐに思いついたのは「君に届け」だけど、探せばイロイロと出てくる。

肝試しも無いが、男女がキャッキャウフフできるような機会がウチの国の学校ではそもそも……温泉とは言わんが、もう少しドキドキイベントは有っても良いと思う。私はもうそういった歳ではなくなってしまったけどね。

それにしても肝試しか……バレンタインほどではないが、学園モノのアニメや漫画ではわりと必須のイベントかもしれないね。

二次元の話でホラーだとこの手の肝試しからのスタートってのはよくある話だよね。それか部活や修学旅行のときめきイベント。

合宿や修学旅行の方に関してはあれ、日本の社会だと一般的なイベントらしいよ。日本では夏に子供、若者が集まるようなイベントではよく行われるらしいし、アニメや漫画みたいに夏の修学旅行の定番イベントになっているそうだ。

ウチの国では学校とか地域共同体のレベルでの公式開催というのはなかなか無いと思う。少なくとも日本ほど定番のイベントにはなっていないんじゃないかな?

肝試しの話を考えてみると、日本は安全なんだなーと改めて実感するわ。ああいうことを子供や学生にやらせて安心できるような場所がどれだけこっちにあるのか。

個人で勝手にやるならともかく、ウチの国だと、非科学的、封建迷信ということでそもそもイベント開催不可な可能性も考えられるな!

場所もそうだが、そういうアホなことをやる友達がいなかったわ。勉強ばかりで自由時間取れんかったし。

海、合宿、肝試しからの花火大会の流れにはわりと憧れる。

昔は幽霊が怖かったからそういうのやらなかった。そして幽霊が怖いとかよりも、危ない人がいるだろうという方で怖くてやりたくない。歳を取ってから、幽霊は怖くなくなったがその手の危険に関してはどんどん怖くなる。

幽霊よりも人の方が怖いよね。確実にこっちに危害を加えて来るわけだし。
日本と比べると、ウチの国ではオバケを怖がるための安全な環境が少ないのかもしれないね。仮に肝試しやるとなったら、オバケよりも現実の事件に巻き込まれるリスクや事故を心配しなければならない。

子供の頃なら肝試しっぽいことをやった事がある人は少なくないと思う。でも中学より上になると一気に少なくなるんじゃないだろうか。
ただクラスの集まりや活動を積極的にやっている所ならネタにすればやろうとする流れにはできると思う。もっとも、そういうのを目的で最初から……ってのは学校や保護者との調整とかイロイロと難しいだろうけどね。

学校の建物とかなら安全面もクリアできそうな気もするが……ウチの国の学校では肝試しみたいなのを許可してくれないだろうしなー

学校は場所として悪くないよね。
昔、自習が終わって外に出て、ですっかり暗くなった校舎とグラウンドが急に怖く感じられたのをふと思い出した。

ウチの学校、わりと伝統のある所だから怪談の類が伝わっているぜ!
忘れ物を取りに一人夜の学校に入ったりしたとき、妙に怖く感じた!

学校か……自習で眠っちゃって、周りも起こしてくれなくて、起きたら学校は真っ暗、怖くてとりあえず長くて武器になりそうな定規を握りしめ、ビクビクしながら帰ったことがあるよ!

教室に鍵かける学校じゃなくて良かったな。私の学校だと外から鍵かけられて脱出不可能になる流れだな……

今は携帯があるけど、昔は連絡手段も無いし、夜の学校に一人閉じ込められてとかになったらキツイだろうね。自習で夜10時過ぎとか珍しくないし、発見も遅れそうだ。



とまぁ、こんな感じで。
やはり学校行事や部活、地域の子供向けイベントなどにおける「肝試し」というイベントについては、中国だとあまり縁が無いようです。
ただ肝試しというイベントはともかく、怖そうな所に入っていったりという経験のある人は少なくないようです。

それから夜の学校などの日本の肝試しネタでもよくある、夜になると日常的な場所が急に怖くなる……といったようなイベントについて経験したことのある人も結構いるようですね。



それから本題から外れますが、
先日から連載させていただいている、ダ・ヴィンチニュース「アニメ部」のコラムの第3回がアップされました。
オタク用語から中国の一般社会に広まった言葉とは?(ダ・ヴィンチニュース)
「偽娘」の中国社会に与えた影響など、ブログでは書いていないネタもあるのでヒマな時にでもご覧いただければ幸いです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本では卵料理は半熟が多いの?ヤバイと思う人っていないの?」

今回は食べ物ネタで一つ。
ありがたいことに
「生卵は危ないと考えられているのは分かりましたが、半熟はどうなんでしょうか?」
という質問をいただいております。

質問をいただいて気付きましたが、私も中国に滞在している間に半熟の卵を食べた記憶はそんなに無いですし、感覚についてもちょっとハッキリしませんね。
私の知り合いの中国オタクの方は、日本のレストランで普通に半熟気味なオムライスを食べたりはしていたのですが……

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで見かけた
「半熟卵の好き嫌い」
といったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメや漫画に出てくる卵料理って基本的には半熟な気がするんだが、日本では卵料理は半熟が多いの?ヤバイと思う人っていないの?
あの描写、恐らく日本人だと美味しそうだと感じる描写なのだろうけど、私はヤバそうだとしか思えないんだが。

確かにオムライスとか半熟の描写が多いよね。卵が流れる描写が出るし。

オムライスは卵を薄焼きにしているバージョンも結構あったはずよ。半熟がかなり多いのは間違いないと思うけど。

私は今まで半熟の卵とか食べたこと無いからダメだな……

卵かけごはん食ってる俺からすれば問題無い!

日本でオムライス頼んだら半熟の卵の方が出てきて、技術的にはスゴイんだろうなーと思いつつも食べることができなかったことがあるわ。日本でオムライスを頼むときはどういった卵の過熱になるのかきちんと確認した方がいいぞ!

作るだけならそこまで難しくはない。私は普通の薄焼き卵のオムライスも、半熟卵のオムライスも作れる。

半熟に関しては食習慣の問題だろうね。
それから普通にしっかり加熱した卵料理も少なくないはずだぞ。

私は半熟卵好きだよ。生卵はダメだが半熟くらいならいける。むしろ歓迎。

卵には細菌が多いから短時間の加熱で食べるのは正直怖い。熱がきちんと加わっていないかも……とか考えるとね。

ずっと半熟食っているから何も怖くない。

私はこれってカキを生で食うか加熱して食うかみたいなもんだと思っている。食べる上で好みとリスクを考慮するわけだし。
そして日本では半熟や生が好まれるのだろう。

私はステーキの焼き具合みたいなもんだと思ったけど……ただ、ステーキはともかく卵の生っぽいのはちょっとアレだな。

日本にはうどんと生卵を混ぜて食べるというのがあったはずだが、アレに比べればまだマシかも。あくまで比較しての話ではあるけど。

日本は生卵食べる頻度が高い。例えば麺を食べる時や牛丼とかに使う。そして半熟は一応熱は加わっているから生に比べれば安全だし、日本人にとっては特に抵抗も無いんじゃないかな?

日本人は鍋にも頻繁に生卵を使って食べるくらいだからなー

日本の卵に関する食習慣は卵が新鮮だからという部分も大きいという話だが。確か日本では当日に売れ残った卵は廃棄になるんじゃなかったっけ?

日本は確か消費期限が3日だけど、ウチの国は1,2か月とかざらだからな。
日本のこの極端に短い期間は生で食べることを前提にした設定らしいけど、スーパーなんかでもこの期限が過ぎたら売らない。
恐らくこのペースで商品としての卵が流通しているから、ウチの国とは管理がかなり違うんだろう。

廃棄になるとは限らないけど、スーパーの惣菜部門の調理加工用にまわしたり、割引して販売したりはするということだったような?
別に売って問題があるわけじゃないけど、消費者が消費期限を注意しているし毎日仕入れる商品だから「昨日仕入れた卵」は極端に売れなくなるらしい。

細菌なんか我が国の人間には通じない。なんせ日頃から毒で鍛えられているからな!

でも当たる時は当たるぞ。サルモネラ菌とか、抵抗力どうにかなるもんじゃないし。知り合いに生っぽい卵に当たってから卵食えなくなったヤツがいるわ。

俺の大学の目玉焼き、両面焼きの半熟。俺もちょくちょく食べている。
でも東南アジアの留学生が「この卵焼き半熟だから自分は食えない、もうちょっと加熱して」とコックのおっさんにお願いしていたのを見たことがある。生で卵食う日本の習慣はやはり独特なものなのでは……

半熟の卵は黄身の食べ方も問題だな。
以前友達と食事した時、目の前で黄身だけ吸い出すというのをやりだしたがあれは見苦しかった……

私は半熟よりも八分くらいのが好みだな。これくらいだと安心感と味、食感がちょうどいい気がするんだよ。

生や半熟の卵がダメなら、日本の「温泉卵」という卵の食べ方を試してみるのを薦める。半熟とはまた違った熱の加わり方だけど、ある程度加熱されているから生卵の生臭さが消えてかなり食べ易くなる。私は日本に来てからハマってしまった。



とまぁ、こんな感じで。
完全拒否な人が多かった生卵に比べて、拒否感はやや弱くなるようで、問題無く食べるという人も普通にいるようです。

ただそれと同時にできれば避けたいという人も結構いるようで、日本の感覚に比べて抵抗感が強いというのも間違いないかと思われます。

この辺りに関しては食習慣に加えて、
上の発言にもありますが卵の鮮度の問題もあるでしょうし、
「熱の加わり方が不十分かもしれない」
というのが引っかかってしまうのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「たまごかけごはんがウマそう、でも怖い、でも食ってみたい……」

中国オタク「映画泥棒って何者?」

コミケと観光、あと仕事を目的に日本に来ている中国オタクの方に中国オタク関連のネタを教えていただきましたので、今回はそれについてを。

映画館で上映前にかかる妙なインパクトのあるCM
「NO MORE 映画泥棒」

が、最近中国オタクの一部で妙に話題になっているそうです。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「NO MORE 映画泥棒のCM」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


映画泥棒って何者?
なんか一部で妙に流行っているけど、どっから来ている存在なの?

確か日本の映画館では必ず上映される反海賊版のCMだったはず。

あれは海賊版と言うよりも、違法録画の方だね。
日本の映画館で映画をビデオなどで撮影するのは禁止されている。どの映画も本編上映の直前に1分ほどの、あの泥棒のCMを流すことになっている。配給会社より前に出てくるんじゃなかったけかな?

バージョンアップにより違法ダウンロードの警告もするようになったから、海賊版関係全般に関する警告のCMになっていたともう。

こっちでは銀魂の劇場版のネタでようやく広まったけど、実は日本では極めて知名度の高いキャラらしいね。フィギュアとかも出ている、ある種の定番ネタキャラ。

あれって対比の動画を見ると分かるけど元ネタにかなり忠実なんだよね。銀魂劇場版では通常の上映前のCMに加えて更に劇中にアニメ版のネタCM版が出るから映画館で見た人は鬱陶しかったんじゃないかな。

銀魂劇場版のネタに関しては、私は最初「風立ちぬ」のヒドイパロディの方に注目してしまったけど、その前の映画泥棒もパロディなんだよね。

私も最初どういうネタか分からなかったが、実は神レベルの再現だったと知って驚くと同時に笑ってしまったぜ。

あれ、一度見たら忘れられないよな……CMとしては成功しているのかも。ヘンだけど。

フィギュアに関しては「トイ・ストーリー」のウッデイに続くネタとしての汎用性が高いフィギュアになっている模様。

最初はてっきり「銀魂」が作ったネタだと思っていたが、元ネタがあるのを知りそれを見て、元ネタも非常にネタ度が高くて衝撃を受けるまでが1セットになっている気がする。

映画泥棒のフィギュアに関しては、映画泥棒が赤ランプに捕まっているのがホモっぽいとかでも話題に……

映画泥棒のフィギュアが存在するのを知った時、私は「日本にはなんでもある」と言うのを改めて実感した!

そう言えば銀魂の劇場版のネタで感じたが、あれって日本の映画館では強制的に流すことになっているんだよね?観客は鬱陶しく大変なんじゃないか?

鬱陶しい人はいるだろうね。
ただ私はそこまで気にならないというか、他の映画のCMの方が鬱陶しいので実際はそこまで気にならなかったりする。あれが流れると、「ようやく映画が始まる」というのが分かるわけだし。

映画泥棒のCMは強制的に流すというか、映画のフィルムと繋がっている。劇場に来た人間に特典としてフィルムがプレゼントされるときに、映画本編のカットではなく映画泥棒のカットがプレゼントされてしまった人が出たなんて話もあるそうだ。

ネタ度が高いのもそうだけど、あれは日本の映画館に行って映画を見ることができる選ばれた人間のみが生で見れるレアな存在でもあるな。

私は最初あれを見たときは何が始まったかと驚いたよ。子供向けの作品を見に来ている小さい子のトラウマになったりしないのだろうか?

定期的にバージョンアップされてダンスや警告が変化する。最新版は日本の映画館に行かないと分からないそうだ。

確か新しいバージョンだと映画泥棒が増殖して、警察も増殖しての多数対多数になってたはずだ!

それにしても、あいつはなぜダンスがあそこまでキレキレなんだろう?

私は何度か見ているうちに萌えを感じてしまった……一度、映画が期待外れだった時も、映画館を出る時には「新しい映画泥棒が見れたからまぁいいか」という気になっていた自分を発見してしまった。

ちなみに、あいつの本名は「カメラ男」だからな。「映画泥棒」じゃないぞ。映画泥棒は「NO MORE 映画泥棒」というあのCMのタイトルだ。



とまぁ、こんな感じで。
あのCMを見て印象に残ってしまっている人も少なくないようでした。

中国オタク界隈で映画泥棒ネタが知られるようになったのは
「劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」

の作中のネタからだそうで、そこから広まり現在も中国オタクの一部、特に銀魂ファンの間では有名になっているのだとか。

それから上の発言にもある通り、「NO MORE 映画泥棒」のCMは基本的に日本の映画館でしか生で見ることはできないということから、あれを映画館で見てネタを体験するのが一種のステータスのようなものになってしまったりもしているとのことです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アニメのOPやEDでキャラが走るというお約束、なぜそうなった?」

前回に引き続き、たまっているネタの消化を……

日本のアニメの表現にはお約束のようなものがいくつもあるかと思います。
中国オタクの面々もそういったお約束を普通に受け入れてはいるようですが、時々
「なぜそういうお約束になったのか」
ということに関して改めて考えたりすることもあるようです。

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回していた所、
そんなお約束の一つ
「アニメのOPやEDではキャラが走ったり歩いたりする」
ことに関するやり取りをみかけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメのお約束の一つに「OPやEDで主要キャラが走る、あるいは歩く」という演出があると思うけど、これどういった理由からなんだろうか?なぜそうなったんだろう?

あるな。なぜか走る主人公、親友、ヒロイン。

そういや走るってのはいまいちよく分からんな……
最後に主要キャラが集合というお約束はまだ分かるんだよ。メインキャラを紹介するわけだし。

他にも瞳にズームしていくとか、寝転んでいて起き上がるとか、手を伸ばすとか……OPにおけるキャラ紹介も兼ねたお約束的な動作はすぐに幾つか挙げることができるね。でも、走るのがなぜかと言われると……?

誰がこういうのをやり始めたんだろう。実写だとメインキャラが走っているOPとかそれほど多くは無いよね?

エンディングでキャラが走る作品は売れるというジンクスがあるのでキャラを走らせることが多い、という話をどっかで見た覚えがある。

アニメの躍動感の表現と、世界観や背景描写に都合が良いからとかじゃないか?

この疑問を考えていくと、じゃあ走らないならどうするの?ということになるよね。

何とも言えない問題だな。走ること自体は悪くない表現なんだけど、日本のアニメのOPやEDでここまで多いとなると……

横やこちらに向かっての方向なことが多いけど、様々な方向やまわり込んで走るといったものもある。走り方も単純に同じ動作の繰り返しと後ろを流れる背景といったものばかりではなく、イロイロと変化はある。まぁ、走っているのは変わらないが!

日本では青春と「走る」というアクションがイメージとして結びつきやすいからだよ。そして少年キャラがメインになる日本のアニメや漫画にとって適当な表現なんだよ。
……と、今適当にこじつけてみた。実際は私にもわかりません!

青春というか、夕日をバックに走っているイメージはあるな。

場所の移動と時間の変化を表現できるからでは……とか考えてみる。

難しく考える必要はない。単純にコストの問題でしょ。

私も手間が省けるからだと思う。走る動作って一定の画をぐるぐる回していればいいんだから。

ずっと止まっていると単調になるし、座ったり寝たりしている絵で動かし続けるとなるとまたややこしくなる。だから結局は一番使い易い「走る動作をさせる」ということになるんじゃないの?あとはもうそれこそ空を飛ぶくらいしかない。

飛べる作品でも、走ってから飛ぶケースが多かったような……

これは日本のアニメの伝統だよね。
初期のアニメ、特にロボアニメだと大抵はメインキャラが画面のこちら側に向かって走ってくるシーンがある。

それがパロディとして演出されている作品もあるな。
「機動戦艦ナデシコ」の劇中劇のゲキガンガーのOPとか、まさにその走り方で描かれている。

いや、ゲッターとかは確かにそうだけどロボットモノでも走るキャラというのはそこまで多くは無い気が……もちろんロボが地面を走るとかはあるけど、合体変形のバンクシーンと、空か宇宙を飛んでいるシーンの方が多いような気もするんだが。
あとキャラに関しては「同じ方向を向いたキャラの顔のアップが並ぶ」というのも少なくないように思う。

合体変形のバンクシーンはむしろ無い方がおかしいだろ!作品の最大の見せ場なんだから!

そりゃお前、OPとかは曲に乗せて絵を動かす必要があるからだよ。
走る、歩くは日常的な動作の中で一番使い易い。どんなテンポの曲でも使える。

カット次第でカッコ良く見せたり、芸術的に見せたりできるし、走り方、決めポーズ、更には表情などで演出もできるからね。そりゃどいつもこいつも走るよ。

走る動作は音楽に合わせる上で非常に使い易いし、見ている方も感情移入し易いからね。
私は以前MAD動画を作ろうとして、音楽と合うキャラの動きを切り貼りしていたらいつのまにか主要キャラがずっと走ってばかりの動画になってしまったことがあるよ。もちろんツッコミの集中砲火を受けた。

主人公とその仲間が走っているだけでなんとなく良い感じの絵になるしね。
あと複数のキャラが歩いたり、走ったりすることにより、キャラの人間関係的な距離、作中の動き方、立ち位置みたいのまで表現できるからね。他の動作では「動きがあって」「一見してキャラの性質や、キャラ同士の関係が分かる」ものにはし難いと思う。

アニメだから基本的にキャラを動かさないといけないといった事情もあるだろうからね。アニメのOPやEDという限られた時間で作品のイメージを表現しつつ、クオリティも高めて、音楽にも合わせて……となると、走るキャラが多くなるのは必然なのかもな。走るというのは分かり易い全身運動だし。

逆に言えば、アニメのOPやEDで使える「走る、歩く以外に汎用性の高い、見栄えの良い動作」というのがそれほど無い。走らない、歩かないOPEDの作品もあるけど、そういうのって独特な作風や主題歌なことが多い。

ダンスや全く動かないというのもできるが、合う作品と合わない作品もあるしな。結局は、歩く、走るという動作がOP、EDでのキャラや作中の世界観の紹介において非常に使い勝手が良いということなのかな。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々も、「走るOPやED」の実例に関してはイロイロと思い当たるようでした。

中国オタク界隈にも日本のオタク関係の情報が随分と蓄積されるようになっていますし、日本のアニメのお約束というか、あるあるネタを話題にする時もイロイロと考察が可能になっているのでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「今更な話で恥ずかしいんだが、アニメ監督ってどんなことするの……?」

ぼちぼちと、たまっているネタの消化を進めていこうかと思います。

日本のアニメが中国に広まってからかなり経ちますが、作品に関してはともかく、日本のアニメ業界や制作の現場に関してはちょっと想像し難い所もあるようで、中国オタク界隈では時折その辺りの事情に関するやり取りが行われていたりもします。

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「アニメの監督ってどんなことするの?」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今更な話で恥ずかしいんだが、アニメ監督ってどんなことするの……?
映画監督みたいに現場で指示出したりカメラ回したりのイメージが無いから、よく分からん。

良い質問だ。俺も実ははっきり知らなかったけど今更聞くのはオタクとしてアレだから黙っていた質問だ。キミの勇気に便乗させてくれ!

監督の仕事?人を集める、金を集める、時間を集めるじゃないの?

それはプロデューサーの仕事じゃね?
ジブリで言えば鈴木敏夫プロデューサーみたいなもんで。

日本のアニメ監督は「何でもやる」と聞いたことがあるが……

映画だったらカメラの角度とか演技の指示出しているようなイメージがあるんだけど、アニメだとちょっとイメージし難いのは確かだな。あまり大きな声で言えないが、私もオタクのくせにアニメ監督の仕事をよく分かっていない。

日本のアニメの監督は指示も出すし絵も描くよ。

絵を描く、絵柄を統一するのって作画監督じゃないの?

え?日本のアニメって監督も作品制作で直接手を動かすの?指示出したり調整したりするとかじゃなくて。

確か出来上がったアニメ画像の修正とかもやるんじゃなかったっけ?
以前どっかで、作画崩壊の量は監督がちゃんと仕事するかにかかっているとかいう話を見たが。

そうそう。確か監督は主に作画方面に注力しているとかいう話は私も見た覚えがある。作品全体の絵のクオリティや作画崩壊の量は監督の頑張りにかかっているとかで。あと、監督は基本的にアニメ製作スタッフで作画能力が最も優れている人間だという話もあったような。

いや、それが「作画監督」じゃないの?
「アニメの監督」はその作画監督の上の立場だぞ。

作画能力が優れているというのはアニメの監督に必須の能力ではない。押井守は作画が得意ではないので有名。ただ彼は絵が書けないから、絵コンテを文字重視でかなり描いているらしいが。

そもそも、監督は普通自分で作画とかしないだろ。絵コンテはやるだろうけど。

宮崎駿なんかは作画関係も全部やれて、しかもスタジオジブリで一番上手いらしいぞ。ただ、全部やれちゃう、やりたがるからジブリは後継者が育たないという話だな。

アニメの監督はアニメ制作の全ての分野に関わる。アニメの全体的なカラーを決めるのも監督だし、各分野の人材の起用も監督が最終的に決める。そして制作の進行や出来に関しても「監督」を行う。あと、全ての作業をやるわけではないけど、得意な分野に関しては直接作業に関わるケースもある。

声優関係の仕事って監督はやるの?

声優の起用に関しては監督も関わるが、収録や加工の方は主に音響監督の仕事だね。監督の範囲に入っているし、責任の範囲ではあるんだろうけど。

アニメの監督も普通に収録とかで演技に関する要求は出してるんじゃないの?富野由悠季と声優のエピソードとかよく聞くし。

富野由悠季は、ガンダムでは絵コンテや脚本だけでなく、主題歌の歌詞も書いているから、監督によっては非常に多くのことをやっているのではないかと。

アニメ監督をやるなら絵は描けた方が良いけど、必ずしも必要な技能ではなく、重要なのは全体の統括、調整の能力だと聞いたけど。絵コンテ、演出、音響といった各分野に関する知識はもちろん必要なんだろうけど。

監督は結局の所「決定権がある」ということじゃないか?
例えば声優関係では音響監督に任せているような話も聞くし。

私が見たドキュメンタリーだと、監督はキャラデザや作品の方向性、修正の必要の有無まで全部決めていたな。そして全ての製作スタッフは監督に提案は出来ても反抗はできない、基本的には服従しなければならないとのことだった。
ドキュメンタリーの中では監督は全ての工程において指示を出したり出来上がったものの添削をしたりと、やる仕事が非常に多いという印象だったね。

作画や音響などの各部門の監督、統括者はいるけど、その上にいて最初に絵コンテを制作して作品の方向性を示し、全体像の共有やコントロールを図ったり、各部門に指導をしたりする。そして作品の全ての方面に対して最終的な決定権を持つのがアニメの監督……だと思う。

やはり日本のアニメ業界の制作システムにおける監督のする仕事って、ウチの国の監督と違う所があるのかね。アニメを作るというのは同じでも、なんか関わる作業に微妙な違いがあるような気がしてならない。

作品の絵柄やストーリー展開に音楽に声等々、ようはアニメ作品をどう表現するかを決めるのが監督ってことは変わらんだろ。そしてスタッフは監督の手足になって、監督の表現を手助けするって所も。

監督のやることの範囲に関しては分かるんだけど、私は日本のアニメの監督が現場作業をどれだけやるのか興味があるんだよね。その辺りについて、どっかに資料とかないもんだろうか。



とまぁ、こんな感じで。
さすがにオタクをやっているのもあってかアニメ監督の仕事に関しては何となく分かるようですが、個人個人でイメージが違って混乱しているような所も見受けられました。

それから、現場作業に関してどれくらい監督が関わるのか、例えば絵コンテはともかく作画に関してはどの程度やるのか等、イロイロな疑問があるようでした。

ちなみに現場作業に関して監督が関わらないようなイメージを持っている人もいるようでしたが、これは中国の事情も影響しているのかもしれません。
中国では偉くなると現場に関わらなくなる傾向がある(稼げないから)のですが、それはアニメ関係も同じだそうです。

最近のCGメインのアニメはどうなのかは分かりませんが、
以前中国のアニメ業界に詳しい人から聞いた話によれば、
手作業がメインの時代は
現場で上手い人が上に行く→下の技術レベルが下がる
といったことが繰り返され、しかも上に行った人は経営方面に行ってしまうので、スタジオによっては技術の継承や蓄積が上手くいかないといったことになっていたそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アンドロメダ瞬が女の子だと思っていたヤツ集合!」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「『中華一番』が中国で作られたアニメだと思っていたヤツ集合」
のような、
「昔の中国では情報が少なかった或いは小さい頃だったので勘違いしていたようなことはないか?」
と言う質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

上の方の世代の中国オタクの人達の間における定番の勘違いの一つに、
「聖闘士星矢のアンドロメダ瞬は女の子だと思っていた」

という話があります。

これはアンドロメダ瞬が中性的なキャラだったことや作中での助けられキャラ的なポジションに加えて、当時中国のテレビで放映されていた「聖闘士星矢」のアニメの中国語吹き替え版では女性が声をあてていたというのが影響しているそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「アンドロメダ瞬は女の子だと思っていた」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画に関する子供の頃の勘違い、思い込みといったようなものは皆あるだろうけど、その中でも「アンドロメダ瞬が女の子」だと勘違いしていたヤツは多いはずだ!もちろん私もその一人だが。
ということで、アンドロメダ瞬が女の子だと思っていたヤツ集合!

俺もそうだった!
今考えてみれば、あれは日本特有の中性的なキャラ描写の一つなんだろうけどね。

日本のアニメや漫画って女装ではないけど、女性的なキャラを出して男だという設定を押し付けるキャラは少なくないけど、アンドロメダ瞬はウチの国だと女性だと勘違いするのが普通な状態になっていた覚えがある。

当時の子供で聖闘士星矢ごっこするばあい、みんなアンドロメダ瞬は女の子という前提で遊んでいたわ。

俺、実は小さい頃アンドロメダ瞬を「ヒロイン」にした聖闘士星矢の妄想していた……実は男と分かった時のショック、あれは私のオタクの歴史の中で最大級のものだよ。

私はテレビ版の部分では結局気が付かなかった。原作の最後の方、確か冥王編辺りになってようやく……

いやいやいや、普通にフェニックスの一輝が弟だと言っていなかったっけ?

確かに言っているけど、それを言われるまで俺は普通に女の子だと思っていた。

声が普通に女性の吹き替えだったからね。デザインも女性っぽいとなると女性と思ってしまうのはしょうがない。

これは我が国のオタク界における恐ろしい真相の一つだ。

でも、日本のオリジナル音声だとアンドロメダ瞬の声優ってベジータと同じなんだよな。

ヤバイ、違和感しかない。
男が声をあてていることがキツイし、それがベジータとか……

本気で想像できないんだが。私の脳がイメージすることを拒否しているのかも。

ウチの国で一番イメージし易いのは「名探偵コナン」の服部平次の声じゃないかな。
ちなみにアンドロメダ瞬役の堀川りょうはラインハルトやコウ・ウラキ、横島忠夫等、ウチの国でも有名なキャラをいくつも演じている。日本では中性的な演技に定評があるらしいから、日本のオタクのイメージではそれほど問題無いんだろうね。

でも作品をきちんと読み込んでいるか、ある程度年齢が上がると気付かないか?

そりゃそうだけど設定を見なきゃ普通に女の子だと思ってしまうだろ。小さい時はアニメだけ見ていたことがほとんどだし。
それに当時は文字になっている作品情報とかはあまり無かったし、ネットの広まる前だからそういうデータを簡単に調べることもできないわけで。

設定関係だと作中の女性聖闘士は仮面をつけるといった辺りや、一輝との兄弟関係についての描写で一応分かるはず。とりあえず自分は仮面関係でやっと気づいた。
でも私も気付くまではずっと女の子だと思い込んでいたね。初見でアンドロメダ瞬が男性だと思えた人はウチの国にどれくらいいるのだろう?

とりあえず、アンドロメダ瞬が次の乙女座の黄金聖闘士を継ぐということに関して違和感のあるヤツはウチの国はいないと思う。

スマン、俺今の今まで女性キャラだと思ってたよ!そんなに「聖闘士星矢」が好きなわけじゃなかったから!

私も実は数年前まで女の子だと勘違いしたままだったね。
ネットで「実は男」のネタを見てようやく真実を知った。

こんなに可愛い子が……やっぱり男の子だったじゃないか!

アンドロメダ瞬は可愛いというよりも綺麗な方のデザインだけどね。ただ、聖闘士星矢の登場キャラでは作画の関係もあってか一番綺麗なキャラに思えたりもする。勘違いするのもしょうがないと思うよ。

私は「聖闘士星矢」の女性キャラで一番好みなのは瞬だと公言していた時期があります……ちなみに、男性と知ったあとでもこの認識は変わりません……アテナより瞬の方がキレイだと思います!

俺は瞬が氷河を暖めるシーンにスゴイ衝撃を受けたよ。子供の頃の俺はなんかもう、イケナイモノを見てしまっているような気がしてドキドキした。そしてその後、瞬が男性だと知って大混乱だ!

あー……カミュに凍らされた氷河の蘇生シーンか。今考えてみたら足絡めるわ顔近付けるわとスゴイことになってたよな。あれを今見たらBLネタで大騒ぎになるだろうけど、当時は皆純真だったからな。

今考えてみると、あれは腐女子向けのサービスシーンだったのかね。聖闘士星矢はそう言った方面への影響も極めて強い作品だったし。
でも瞬を女性キャラとして見ていた場合は、なんかこうドキドキするシーンになってしまったんだよな。真相を知る前の話ではあるけど。

あれは制作側が狙ってやっていたらしいよ。女性ファン向けのサービス。聖闘士星矢のアニメはそういった狙いのアレンジが結構多いそうだ。

そしてウチの国では勘違いからのサービスになったり、そこからBLに目覚めるのが出たりしたというわけか……改めて考えてみると、スゴイ話だな。



とまぁ、こんな感じで。
アンドロメダ瞬に関しては、中国のテレビで放映された吹き替え版のアレンジや、放映された当時の中国の感覚からは「女の子だと思う方が自然」だった所もあるようです。

この勘違いに関しては、中国オタクの上の世代の間では誰もが一度は通った道のような扱いになっていますし、それにより微妙なトラウマが刻み込まれたりもしているようでした。

「聖闘士星矢」は中国で大人気になると共に「オタク的な受け取り方」もされた最初の作品ですし、このアンドロメダ瞬に関する勘違いと真相判明による衝撃も含めて、中国オタクの感覚に与えた影響はどれだけ大きいのか……などと考えてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本語が分からないからアニソンやボカロ曲が良く思えるのでは?」

某艦これのイベントが始まるので今日は更新をサボろうかなどと考えていましたが、メンテが長引いているようなので、一つちょっと軽めの話題で更新を……

アニソンやボーカロイドが中国オタク界隈で定番的な扱いになってからかなり経ちますが、歌の受け止め方や良いと思う部分に関しては人それぞれなようです。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「アニソンの歌詞の日本語が分からないことについてのプラス要素」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


外国語が分からないことって、歌を聴く上では良い方向に作用することって無い?アニソンとかは日本語の歌詞が分からない、或いはハッキリしない部分もあるから「良い感じに聴こえる」ような所もあると思うんだがどうだろう?

言ってしまえば「日本語が分からないからアニソンやボカロ曲が良く思えるのでは?」ってことか……私はそういうのほとんど無いが……

サビの部分で盛り上がる時とか、確かにそう言うような所があるかも。

外国の作品が好みっていうのはあるが、意味が分からないから良いってのはないわー

ハッキリ分からないことによる補正は有ると思うけど、曲の良し悪しがまず重要だろ。

ウチの国の歌の出来がイマイチだからだよ。流れているのは似たようなのばっかり。飽き飽きしているから海外の歌を聴くんだ。

そういう「人気の歌が似たようなのばかり」ってどこの国でも同じなんじゃないかね。

さすがにそれはお前の知っている範囲が狭いだけなのでは……
ただまぁ、ジャンル的にアニソンとかはとんがったの多いとは思うけどね。ボカロ曲なんかは完全別ジャンルだし。

歌を聴くときに歌詞が分からないとつまんなくないか?意味が無いだろ?

空耳系の盛り上がり、洗脳系の歌とかは中国語の感覚ではハッキリわからないから人気になっている部分もあるだろうね。
ただ歌で重要なのは歌詞の意味が分かるかではなく、耳に心地よいか、残るかどうかだと思う。

うーむ……一概に否定できないかもしれないなぁ。あんまり歌詞が分からないからメロディに集中できるような所もあるし。編曲に関しては海外の歌の方がレベル高い気がするのは確かだし、アニソンとかボカロは特徴のある歌も多いから歌詞が分かんないことが良い方向に働いているような所があるかも。

ラブライブの信者とか見ると、歌詞はそこまで関係ないんじゃね?とか思ってしまうな。意味が無いわけでないだろうけど。歌詞の意味自体は把握していても、メロディに乗った日本語で理解して……と言うのは別だよ。

オタクの間で日本語の歌が流行るのは、日本語を聞き慣れているからだろ。歌詞に関しても理解し易いわけで、分からないことによるプラスってのはどうかと。

私は聴き取れない、理解できないというのではなく、日本語の発音になんとなく萌えを感じている。

歌詞が分からないからこその良さ?
私は日本語覚える前でも覚えた後でもそういうのは無いんだが。

意味は理解できても語感は理解できない、というのが大きいと思う。

いやいや、外国語だからこそ言えることってあるじゃないか。
例えば中二的な言葉は中国語で言ったら恥ずかしい。しかし日本語だとなんかOKだ。私の場合、そういう面で「ハッキリしないことによるプラス要素」は確かにある。

この手の話で「分からないから神秘的に感じるんだろう」みたいなことを聞いたこともあるなー
まぁそういうのは私には無いけど、歌詞が分からないからこそ歌詞を無視して「メロディと声」に集中できるっていうのはあるかも。私が国内の歌を敬遠するのは歌詞が鬱陶しいからだったりするし。

外国語の歌に比べて、母国語の歌は歌詞に意識を引っ張られる所があるのは確かだ。これ自体は別に悪いわけでは無いんだが。

意識を引っ張られるのは分かる。そしてそれが自分にとって鬱陶しい内容だと余計に……ウチの国で人気の歌って恋愛の歌ばっかり、ずっと発情の季節だからイイカゲン飽き飽きしている。だから最近はアニソンやボカロばかり聴いている。

まぁ日本の歌のランキングを見てもそんな感じだし、どこの国でも恋愛系の歌は強いってことなんじゃないかね。ただボカロとかはそういうのがあまり無いというか、予想もしなかった曲が来たりする。私はそういうのが好きだし、考えてみれば歌詞が分からないのも一種のアクセントというかプラス要素になっているかも。

正直言って、中国語の歌だって何歌っているか分かんないことがわりとあるんですけど……でもそっちはなんかプラス要素はあんまり無いのは何故だろう。

最初に聴いた時とかは何歌ってるか分からんのも少なくないわな。ただ、歌詞カードと一緒に見ればそのまま理解できる、頭で普通に理解できるっていうのは大きいと思うよ。
外国語だと余程慣れている人じゃないかぎり「外国語での思考」ができないから意味を理解する上で翻訳を通さないといけない。そのワンクッションが歌では特に大きいと思う。



とまぁ、こんな感じで。
やはりイロイロな感じ方をしている人がいるようですね。

あくまで私の印象ではありますが中国オタク界隈で人気になった歌に関しては、メロディに加えて「意味が分からなくても耳に残る歌詞」というのも非常に大いように思います。

歌詞の意味が分からない、或いはハッキリとは理解できなくても、人気になる歌は人気になってしまうような所もありますし、歌詞が日本語で意味が通じないというのは案外マイナスにはならないのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「プリキュアってレオタードだかパンツだかにした方がオタク釣れるんじゃないの?」

夏のお祭りやら某艦これの作戦開始が近付いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
「頭の悪いネタを頼む」
という身も蓋も無いリクエストが来て有難くはあるのですが困っていた所、手頃なやり取りを見かけましたので今回はそれについてを。

アニメや漫画に出てくるいわゆる「サービスシーン」に関しては、中国オタクの面々もあると嬉しかったりするようですし、その効果も実感している模様です。しかしその効果が分かるだけに、日本で大きなお友達も多い人気作品「プリキュア」において
「なぜそういったことをやらないのか?」
という疑問を覚える方もいるようで……

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ふと思いついた疑問。「プリキュア」ってレオタードだかパンツだかにした方がオタク釣れるんじゃないの?

アホか。「プリキュア」は子供向け作品だろ。
確かにオタクがたくさんファンになっているだろうけど、基本的には子供が見る作品なんだからそういうのは有り得ない。

あれだろ、俺達が昔「セーラームーン」に感じたドキドキ感とか、そんな感じのだろ?分からなくもないが……でもプリキュアは方向性が違う……いや、ジャンル的には同じか?

そんなことやったら番組が潰されちゃうんじゃないの?

日本だからそこまではいかないだろうけど、深夜枠になってしまうのでは……

でも、「セーラームーン」みたいなデザインやサービスを入れれば幅広い層に訴求できるんじゃないか?プリキュアはセーラームーンほど広い範囲の人気では無いわけだし。

「セーラームーン」は今考えてみればストーリーの方も凄かったからなぁ……当時の一般向けのアニメで行われていたことで、今では見かけなくなったことも少なくないな。

「セーラームーン」との違いは単純に時代の違いだろ。デザインではなく。

そんなことやれるわけないだろう。
「プリキュア」はシャワーシーンが出ただけで日本の保護者からの抗議が殺到する。

オタクの戦闘力では保護者に勝てないからな……

ウチの国だと抗議や苦情となるけど、日本でもそうなるのか。

確か「フレッシュ」でのシャワーシーンで苦情が殺到しまくった。そのシーンで映っていたのは肩と顔だけだったはずだが。

プリキュアの魅力の一つがアクションシーンなんだから、スカートでパンツとかあんまり向いていないからだろ。一々不自然なカットやスカートの動きにしたり、聖なる光を発射するわけにもいかん。

「プリキュア」ってそういうのかなり厳格に扱っているからまず無理よ。水着シーンだって出せないくらいだから。

「プリキュア」は主人公達の水着って二次創作くらいでしか見かけないよな。確か海が舞台の回でも、モブはともかく主人公達は水着無しなんだっけ?

いや、公式展開でも普通に水着の絵とかあるよ。カレンダーの夏の月とか。判断基準がどういったものなのかよく分からんが、とりあえずアニメで水着はダメらしい。

やりたくてもできないんだよ。
ウチの国ほどではないけど、日本のテレビアニメも昔に比べて様々な面で規制が厳しくなっている。

日本だとそんなん無くても普通に人気出ているし、オタク層が物凄いガッチリ食いついているぞ。有っても無くても変わんないんじゃね?

日本のオタクはエロと萌えをある程度切り離して見ているし、ストーリーや演出への興味も強いからパンツとかあんまり気にしてないみたいよ。完全に不要ってわけではないと思うけど。
ウチの国のオタクはどうもエロと萌えを混ぜすぎているというか……

そんなことやったらゴールデンタイムに放映できなくなるからだろう。
オタクからしか金を稼げなくなったら本末転倒だ。いくら日本のオタク市場が大きいとは言っても、子供向け市場程の規模では無いはずだ。

でも昔の魔法少女アニメ、それも普通にゴールデンタイムに放映されるような作品とかでも普通にパンツ見せていたと聞くし、当時のオタクはそれに喜んでいたらしいが?「セーラームーン」なんかもそうだし、その前の作品も。

パンツだせばファンを引き寄せられるだと?
それはプリキュアファンに対する侮辱だ!

そうだ!俺はプリキュアファンだがスパッツで興奮できるんだぞ!

……まぁそれはともかく、子供向けなのに恋愛描写が多いのは大丈夫なの?
私はパンツよりもそっちの方が気になる。子供への悪影響ならまずそこが叩かれそうな気がするが。

「早恋」という言葉で子供の恋愛をあそこまで有害だと否定、禁止するのは今のウチの国特有のものだぞ。王子様とお姫様の恋愛とか童話で普通にあるのに。
日本は子供向け作品でも普通に恋愛要素がある。むしろ女の子向けだと恋愛は非常に重要な要素。

マジメな話をさせてもらうとパンツを見せることにより客が減る。
これは子供、保護者、そしてオタク全てに対しての話だ。既にプリキュアというブランドを構築しているんだから、その価値をわざわざ落とすようなことをやるわけがない。深夜のお色気アニメとは全然別の話なんだよ。

そういったサービスシーンがないということに関しては、制作側が作品のターゲットを明確に定めているからじゃないか?
大きなお友達の存在感があるとは言っても、子供と保護者の数による購買力には敵わないだろうし。

今のプリキュアのデザインって進化の結果よ。初期のプリキュアとかは普通にスパッツやモコモコじゃないデザインのもある。

私は変身シーンだけでわりと満足なんですけどね。

オタクをターゲットにするよりも子供とその親をターゲットにした方が良いという戦略なんだろう。財布もオタクより子供(とその保護者)の方がデカイだろうし。
それとスパッツだとかモコモコだとかも、あれはあれで良いものだぞ。浪漫がある。

結局の所、その手のサービスシーンを入れる必要が無いってことだなんだろうね。あえてやるにはリスクもあるし、既にモデルというかお約束のスタイルが確立している作品なわけだし。



とまぁ、こんな感じで。
規制や作品のサービスシーンの変化に関して、詳しい人も結構いるようでした。
ただ、日本のアニメ市場における低年齢層向け作品の強みや方向性といったものに関してはあまり想像できていないような節も見受けられました。

中国でも低年齢層向けの作品の市場はかなりの規模になってはいるはずなのですが、商品展開やその宣伝に関してはまだ日本とは異なるようですからその辺りも影響しているのでしょうかね。

ちなみに中国オタク界隈では
「アニメや漫画は自分達の世代の文化」
と思っている人も多いですし、そこから更に
「アニメは子供向けのものだけではない」
と考えたり、
「大人である自分達が見る価値のある作品」「含蓄のある作品」
を求める声もかなりあります。

そしてそんな背景もあってか、中国オタク界隈では「子供向け」というだけで作品を切り捨ててしまう人が少なくありませんし
「日本の子供向けアニメの商業モデル」
「子供向けの作品にハマるオタクとその盛り上がり」
ということに関してピンと来ない人も結構いるようです。

もちろん中国オタクの間でもプリキュアにハマる人が増えてはいるそうなのですが、深夜枠ではないアニメ、平日の夕方や日曜の朝にやっているような作品に関しては眼中に無いような人がまだまだ多いそうです。

今回はアホな話ではありましたが、日本と中国の違いがちょっと見えてきたのは個人的にも面白かったですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アンダーリムのメガネキャラが多くなったのはなぜ?日本であれが流行ってんの?」

ありがたいことに以前
「中国オタクの間ではメガネに関する議論や談義は無いのでしょうか?」
という質問をいただいておりました。

先日中国のネットを巡回していてうまい具合にメガネに関する論議
「アンダーリムのメガネキャラが増えたのはなぜ?」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近アニメや漫画のキャラのメガネがアンダーリムになっているケースがかなり増えていると思うんだが、なぜだろう?日本であれが流行ってんの?

アンダーリムってどんなメガネ?

下半分のフレームになっているメガネ。
例えばえーと……「エヴァ」の新劇場版の「Q」で真希波マリがかけている。

「ポケモン」のベルがかけているメガネもアンダーリムだね。

「まどか☆マギカ」の暁美ほむらもそうだな。
ちょっと画像探してみれば分かると思うけど、最近のキャラで眼鏡アリな場合はアンダーリムがかなり多いのは確かだよ。

ああいうアンダーリムの眼鏡、現実だと誰もかけていないんじゃないか?

俺の眼鏡はハーフリムだけど、上半分だな。下半分のは遭遇した覚えが無い。

アンダーリムって無いわけじゃないけど売っている所は非常に少ないと思う。私も一回しか見たこと無いよ。

でもあれ、現実でかけたらかなりダサいぞ。
ある意味二次元限定の装備の一つなのでは……?

アニメや漫画の中で増加したのは恐らく新たな萌えポイントが発見されたからじゃないかな。これに関しては現実の影響はそんなに無いのではないかと思う。

アンダーリムが現実の日本で流行しているということは無いはず。
私の見た範囲の印象だけど、日本で流行っている眼鏡フレームでウチの国と少々違うように感じるのはフレームの横の所が太くなっているタイプかな。フルリムになっていて。

あれは作画の人がメガネのフレームを描きたくないからじゃないか?

私もそう思う。
もしフレームを描いた場合、目の部分に重なって見苦しくなるだろうし。

いや、それ以上に手間がかかるのが大きいと思う。その部分だけ別途描かなければいけないんだぜ?顔の角度によって位置も微妙に変わるんだし。

二次元だと目がデカくなるから、一般的なメガネの構造だとおかしなことになるんだろう。

でも昔は普通の眼鏡で描かれていなかったか?
目の大きさとこの面積の比率に関しては一昔前のキャラデザの方が極端だった気もするが……

「境界の彼方」とか見れば分かるけど、太いフレームの眼鏡だとフレームの線が目にかなり重なってしまうんだよな。作中では非常に上手く描いているからそこまで違和感は無いけど、時折コイツの目はどうなっているんだろうという気になってしまう。

うーむ……昔は普通にメガネ描いていたような気がするが……いつからこうなったんだろう?言われてみるとハッキリしない。

私の知る限り一番古いのは「ゼロの使い魔」のタバサだが探せばもっと前にもありそうだ。でも流行しているのはここ10年くらいじゃないかとも思うが……

これは瞳の描写とメガネをどう両立するかという問題に対して生まれた流れじゃないかな。眼鏡を下にずらすというのもあるが、キャラデザ次第では難しいわけだし。

私はこのアンダーリムの増加はメガネ属性を強調するためだと思う。
ふちの無いツーポイントのメガネだと、レンズの描写を透明にすることが多いアニメ描写では存在感が消えてしまうだろうし、メガネのフレームを描写しながら瞳も描写できるアンダーリムの二次元における流行はある種の必然なのだよ!

前髪と違って瞳を見せるためにメガネのフレームを透明化することはそんなに無いよね?レンズ部分を完全に透明にしちゃっているケースは多いけど。

一応、メガネのレンズやフレームを演出重視であえて描かないケースもあるよ。ただメガネってキャラの大きな特徴の一つだからずっと消したままにするわけにもいかないんだと思う。

横顔の描写の時にテンプルを描写しないケースもあるね。瞳と表情を強調するためだと思うが。

レンズに比べてメガネのフレームは描写しないとキャラのイメージが崩れるし、違和感のない透明化、簡略化が難しい。アンダーリムの流行には萌えと合理的な処理、二つの理由があるということか……

でも、メガネ描写にこだわる割にはノーズパッドは省略されてばかりだよな。

二次元のキャラは鼻が省略され易いからね。
そちらはそちらで、二次元特有の顔の構造によるものなんじゃないかな。とりあえず、アンダーリムの増加は日本のメガネ萌え属性及びその描写が進化した結果なのではないだろうか?



とまぁ、こんな感じで。
結構イロイロな考察が出ていました。

今回見ていて面白かったのは、制作側の事情から考察を行っている人が少なくなかったことですね。中国オタク界隈における日本の作品事情の分析も結構面白いことになってきているのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


8/4修正:作品名の間違い、誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「日本が世界規模の海賊版駆除作戦を展開するらしいぞ!」

経産省、日本のコンテンツ関連企業15社によるマンガ・アニメ海賊版対策協議会、コンテンツ海外流通促進機構(CODA)によるマンガやアニメの海賊版対策
「Manga-Anime Guardians Project(MAGP)」
が開始されるそうです。
Manga-Anime here

初の業界横断的なマンガ・アニメ海賊版対策をスタートします(METI-経済産業省)

アニメなど海賊版サイトを駆除へ(NHKニュース)

業界横断的にマンガ・アニメの海賊版対策に取り組む「MAGP」がスタート(マイナビニュース)

MAGPでは8月1日から大規模な海賊版対策を行っていくそうですが、ありがたいことにこの件に関する質問を複数いただいておりますので、今回はそれについてを。

この件はNHKのニュースで報道されたこともあってか、中国でも広い範囲に伝わっているようですし、中国オタク界隈ではちょっとした話題になっていますね。

とりあえず以下に中国のネットで見かけたこの件に関する反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本が世界規模の海賊版駆除作戦を展開するらしいぞ!
で、実際どう思う?

正直自分にはあんまり関係ないかな、と思う。最近は普通に新作を正規配信で見れるから昔ほど慌てないでもいい。

近年は正規版の輸入は非常に良い具合に進んでいたと思うし、多くの人間が直接正規版の配信を見るようになったよな。アニメもそうだし海外ドラマやサッカーなどのスポーツなんかも。

国内では新作アニメは版権獲得合戦になっているし、ダメージはそんなに無いんじゃないか?昔の作品を中心に削除が起こるといった展開になるんだろうか。

8月1日から開始か。以前から随分と違法アップロードの動画は消されていたけど、更にやるってどの程度の話なんだろう?

新作に関しては大体版権が買われている。ただ前の作品となると……特にマイナーな作品は……

旧作とか劇場版、あとはBDからエンコードした動画とかが対象になるんじゃないかね。

主要な作品だと……例えば「ONE PIECE」は捜狐だっけか。他の人気作品に関してもウチの国の動画サイトが主な所は大体確保しているよね。
こういう状況、版権を中国に売ることによるビジネスが見えてくるようになったから日本側が本格的に行動を起こしたのかもしれないが。

2年前だったら私も慌てたろうけど、最近は旧作もなんだかんだで消えていたし、もう昔とは違うというのは十分に実感しているからなー

これ、何を目的としたキャンペーンなんだ?
ビジネスなのか政治なのか。日本人が中国の市場や情勢を理解していないのは確かだが。

欧米も含めた視点だとどうなのかは分からないが、ウチの国に限って見た場合は政治ショーにも見えてしまうね。
これはウチの国だと反発が出て日本にダメージを与える為にアニメの海賊版を見ようという流れに……?はっ……もしやそれを目的とした罠なのか!?

とりあえず政治ショーになって面倒なことにならないことを祈る。今年は日清戦争関係でアレな空気になっているし、今後もイロイロと対日でゴタゴタする記念日が続くわけだから。

これ自体は理解できるし悪い話ではない、でもお金払ったらそれに見合ったものが受け取れるようにして欲しい。人気キャラに土下座させるのも良いけどシステムの方もきちんと構築して欲しい。

日本の海賊版対策って「ビジネスにする」のか「海賊版が許せない」のかが方針として明確になっていないような気がする。そして日本の対策は海賊版が許せないというのが前に来過ぎてグダグダになっている印象が……

海賊版が無ければ宣伝動画に出るキャラもほとんど知られていない現状をどう捉えているのだろうか。ビジネスに取り込むのではなく潜在的なユーザーに打撃を与える方針を取っているようにも思えるんだよな。大丈夫なのかね?

日本の文化庁によれば中国の海賊版サイトによる損害額は5600億円に上るということらしいけど、どういう計算なんだろ。額はデカイのは確かだが。そっちにも興味あるわ。

ウチの国の主要都市において2012年に調査したものらしい。
おいおいデータ古いよ!この1、2年で中国の版権アニメ動向は激変しちゃってるよ!!

日本のニュース見たがちょっとヒドイな。
劇場版は違法っぽいけど、「まどか☆マギカ」のテレビ版は版権入っているし、ニュースの画像はリンク先が普通に正規の配信になっているはずだぞ。

これ、ホント中国に対してどういった影響が出るのかな。
現在は中国本土における著作権保護意識が最も高まっている時代とも言えるが、日本の企業はこの変化に対してどう思っているのだろうか?今このタイミングでこういう活動を、しかも中国を名指しでやるとか、正直とても不思議だ。

やるならこっちで正規配信が始まる前、少なくとも3年以上前だったよね。

うん、その辺りについては私もよく分からん。
「Thanks,friends」の動画は確かに威力のある、ファンにとってはダメージのデカイ動画だ。でも今中国叩きをするのはどういう意図があるんだろう?政治的なアレ?

「MAGP :Thanks, friends」の動画、youtubeにアップされてもウチの国からは見れないのよね。転載されてようやくキャプ画像じゃなくて動画が見れたよ。

金払うように言うなら、対応するサービスも準備してくれよ……最大の問題は金を払っても中国のIPでは見れないことじゃないかと思う。他の国はどうなのかは分からないが少なくとも中国のIPではダメだ。

そもそも「Manga-Anime here」のサイト見たけど日本語と英語しかないんだが……中国を名指しで最大規模の海賊版侵害地と批判するなら中国語での説明くらいしてくれ。

中国語の入り口すらないとか、スゲェ嫌がらせだな。ニュースでは「中国など」とラスボス扱いにしているのに。

一応試した人の画像が出ているな。バンダイチャンネルとかに誘導されるらしい。

バンダイチャンネルってウチの国から見れたっけ……?

日本のバンダイチャンネルみたいな月額で過去のアニメ見放題+新作配信みたいな感じのサービスは正直欲しいのは確かなんだが、中国語字幕付けて、中国地区向けに配信するとか現実的じゃないだろうしなー

昔のアニメだと中国語字幕付きのとか吹き替え版とかが無い、過去に放映されていたとしてもデータが残っていないからな。
とりあえずこのプロジェクトではウチの国からも視聴可能なサイトに誘導してくれるのかというのも気になるね。

この動きに関しては日本のアニメ業界が厳しくなっているというのも影響しているのではないだろうか?消費が落ちているのか、既存のビジネスモデルが通用しなくなったのかまでは私も知らないけど、そんな中で分かり易い海外の海賊版という敵を叩いて安心しようとしているのでは。企業が行き詰ると必要以上のコストカットに走るのと似たような感じで。
願わくば、取り締まるだけじゃなく新しいビジネスモデルを構築して欲しいが。

日本企業って本気で海外市場に進出する気が有るか無いかがハッキリしているよね。そしてアニメ関係は「する気が無い」方の分野だ。

一応、新しい商機に対応している部分もあるんじゃないの?ウチの国の動画サイトの正規配信とか。

個別のコンテンツに関してはかなり海外、中国向けの展開をしっかりやっている所もあるぞ。最近だと「ラブライブ!」なんかはスゴイことになっちゃってるし。
ここ数年で中国の状況はかなり変わってきているし、コンテンツで金を稼ぐ方法もディスク販売や有料配信だけではなくなってきている。日本はもっと活発に活動して欲しいね。



とまぁ、こんな感じで。
思ったより冷静な反応が多かったですが、「なぜ今になって」と疑問に思う人も少なくないようでした。

最近の中国の動画サイト界隈においては日本のアニメ版権取得合戦が活発に行われていますし、毎シーズンの新作アニメの配信も活発に行われています。
中国オタク界隈のアニメ視聴環境や、海賊版と正規版に関する認識も既に随分と変化していますから、今になって急に活動を始めた(ように見える)MAGPに対しては意図が読めずにちょっと混乱したり、政治的なモノがあるのではと勘繰ったりする人も出ている模様です。

またこのプロジェクトでは今の所中国語による展開が見えないことから
「中国の海賊版を批判するならもうちょっと中国向けにきちんとやってくれてもいいんじゃないか?」
といった意見というかツッコミも結構見受けられましたね。

ちなみにこの件に関して、以前中国における日本アニメの侵害対策に関わっていた人に話を聞いた所
「対策に動くのが数年遅い」
という指摘がありました。

実際、日本の複数のコンテンツホルダーが共同、連名で抗議文書を送って対応を要求するなどの行動をとっていれば政府機関レベルも動かざるを得なくなりますし、数年前、まだ正規配信のせの字も無いような時代でもある程度の効果が期待できたのは間違いありません。

また当時はまだ違法動画で儲けている動画サイトに対する一般オタク層の目は厳しかったので、日本側からきちんとした声が出れば中国のファンも味方に付いたでしょうから現地の反応も随分違ったものになっていたかと思われます。

しかし中国での海賊版対策があまり進まないうちに、現地動画サイトの土豆がテレ東との関係を作って作品を獲得する動きが出てきましたし、その後更に土豆と優酷の合併などによる中国動画サイト業界の激変が発生し、更には日本のアニメの権利を購入して配信を行う動きが活発になっています。

中国オタク事情を追っかけきれていない、予想外の変化にしょっちゅう驚かされている私が言うのもなんですが、こうやって見ていくと確かに日本側は中国の海賊版事情に対応しきれていないというか、変化に追い付けていない気もしますね。

何はともあれ、この動きに関しては私も非常に興味深いので引き続き追っかけていこうかと思っております。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


8/3修正:記事の内容を修正しましました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「なんで日本では何々『改』とすることが多いんだろう?」

今回はちょっと軽めの話題で。

日本では改良版に何々「改」という名前をつけることが少なくないかと思いますが、中国の感覚だと意味は分かるものの少し不思議に思えたりもするそうです。

そんな訳で中国のソッチ系のサイトで行われていた
「なぜ日本では何々『改』という名前が多いのか?」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なんで日本では何々「改」とすることが多いんだろう?
日本語における「改」という言葉は何か注目を集めるとか、特別な扱いがあるんだろうか?

実際、なんでなんだろうな?
漢字の意味は理解できるがあれが一般化しているような所はどうも理解できない。日本人の好み?

日本の感覚だとカッコいいからじゃないか?
ロボだとかマシン系のアイテム、武器は何々改というのばかりだし。

「改」は「改善」という意味であろうことは分かるが、中国語だとこういう習慣無いよね。

そんなに難しい話じゃなくて、手頃な名前が思いつかないから「改」にしているだけじゃないの?

後ろに「改」と付く場合は名前を付けるのとは明らかに違うだろう。バージョンアップや改造とかになるんだから。

私が最初に意識したのは「コードギアス」のKMFの無頼改だと思う。
最近だと「ガンダム」のMSの改とか「艦これ」の改がイメージし易いか?

ガンダムはちょっとヤヤコシイ。日本語の名称では「カスタム」「改」が存在するが、中国語になる際に「改」に統一されちゃっているような所があるし、一部の「専用機」も「改」にされちゃっていたような……

そうそう。ガンダムは「改」じゃなくて「カスタム」になってるモノも多いな。例えば「飛翼零式高達改」は元の日本語表記は「ウイングガンダムゼロカスタム」だ。
ただ「百式改」みたいに普通に「改」のMSもある。そしてややこしいことに「重装高達改」の日本語表記は普通に「ガンダムヘビーアームズ改」だ!

ガンダムは最初「Mark2」みたいなのの方が多かったと思うんだが、いつの間にか改だらけになっている気がする。

それにしても「改」を更に改造したらどうすんのかと思ったら「改二」にしてくるんだもんなー

そして出てくる改、甲、航、航改、航改二……

改改というのもあるよ。クロスボーンガンダムとか。

ロボだけだと思ったら「ドラゴンボール改」みたいに作品タイトルにも付くからな。

物語に限って言えばウチの国が「外伝」とかをつけたがるのと一緒なのか……?

一応ウチの国も59式戦車のバリエーションに「59改」ってあるぞ。正式名称なのか私にははっきりしないけど。

物語だと「新」の方が近いんじゃ?

いや、「改」の場合は基本的には大きく変わらないはず。バージョンで言えばピリオドの後ろの方程度のマイナーバージョンアップ的なものだから、ウチの国の完全新作、別系統の多い「外伝」「新」とかとは違う。

「新」だと関連性があるから「改」に近いんじゃないか?
ただ「新」ではなく「改」をあえて使うのは何故かと言われると私にもいまいちよく分からんが。

完全新作だと別の名前をつけるだろうけど、元の部分を残した改良ということだと「改」をつけるというのは間違いない。恐らく日本語の感覚では「改」と付けることにより、改良、改善版だというのが十分に表現されていると感じるんじゃないかな?

エヴァはエヴァ改2号機という名称になるな。改をどこにつけるのかの感覚が分かんなくなってくるわ。

やはり日本語の感覚だとこれがカッコいいんじゃないだろうか?俺はなんか手抜きっぽく感じてしまうけどね。

私はこの「改」をつける命名は中二病的なモノを感じる!

一号、二号とかにはしないのだろうか?

日本も一号、二号とかは普通に使っているはず。科学研究の分野では日本でもそんな感じで名前付いていたな。

兵器、武器の呼称の習慣から来ているんじゃないの?
現実だと紫電改や震電改、烈風改とかがある。大量生産する規格の決まっているものに一号二号はヘンな所もあるしね。創作においてロボなんかの名前に使われているのは、その影響によるものでは。

日本では船や刀などの名前に何々「丸」という名前を付ける習慣があるそうだが、それと同じようなもんなのかね。

やはりこう、新しい名前をつけるのがめんどくさいというか混乱するということで「改」にしちゃったんじゃないかと思ってしまうなあ……

まぁ色んな兵器によくあるように、名前の後ろにアルファベット付けてバージョン表記するのと同じようなものだと思うけどね。
あと日本軍の兵器も後ろの方に番号つけてバージョンの違いを表しているケースもあるよ。零戦とかかなり種類があったはず。

「改」はまだ分かる。でも個人的にツッコミたいのは「真」だな。
「真」をつけて来るってことは、以前私達が見ていた無印はニセモノだということなのかと。

君に良いことを教えてあげよう。「真緋蜂・改」というのもあるぞ!

ここまで来るともうよく分かんねぇな……



とまぁ、こんな感じで。
漢字の意味は通じているものの、「改」という字が付くことのイメージに関しては日本の感覚はあんまり通じないみたいですね。

それと上の方で「真」に関する反応も少しありますが、「真」は中国語の発音では「zhen」(ジェン)で「新」の中国語発音「xin」(シン)とはかなり違う音になります。

中国オタク界隈では漢字の場合は中国語発音で把握する人がほとんですし、日本語での音が同じことによる「新」と「真」をかけた名前に関してはあまり通じないみたいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「なんで日本人は名前に『丸』を頻繁に付けるんだ?」
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
LINK


当ブログへのリンクはフリーでございます。

このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

記事検索
最新コメント
Archives
  • ライブドアブログ