「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2014年09月

中国オタク「日本のアニメや漫画ではおさげの髪型の男性キャラがとても少ないような気がする」

今回は軽めのネタで一つ。

アニメや漫画のキャラの髪型に関してはイロイロなものがあるかと思いますし、定番の髪型というのもイロイロとあるかと思います。ただ、以前の記事
中国オタク「オールバックという髪形の日本における意味は?」
などでも書かせていただきましたが、この辺りの認識に関しては日本と中国で違いがあったりもするようです。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していた所、
「日本のアニメや漫画ではおさげ髪の男性キャラがとても少ないような?」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメや漫画ではおさげの髪型の男性キャラがとても少ないような気がする。長髪の男性キャラ自体少数派なのは分かっているが、髪が長いキャラで編み込んでいるキャラはほぼいないような……

言われてみると確かにそうだ。
ポニーテールっぽく後ろで括っている髪型はそれなりにいる気はするんだが。

剣心とか夜刀神狗朗も、髪は後ろでしばって流しているよな。

その通りだ。最初私も髪をしばってるキャラなんて刀使い系のキャラにいっぱいいるじゃないか……とか思ったが、編みこんでいるのはほぼいない。

私が最初に思いついたのは「刀語」の鑢七花だが、あれもしばって流しているタイプだな。

金田一一とか、現代風のキャラでも長髪はわりといるが……確かに彼はしばっただけか。

ジョルノ・ジョバァーナは後ろの方が編みこみになってなかったっけ?

最近の作品だと「謀略のズヴィズダー」の主人公は横におさげ髪くっついてたな。

「鋼の錬金術師」のエドワード・エルリックは編み込んでいる髪の典型的な例になるはず。他は……えーと……

「らんま1/2」の早乙女乱馬、あとは「ガンダムW」のデュオ・マックスウェルがおさげ髪だぞ。この辺りは代表的な例になりそう。

「Gガンダム」の東方不敗とかもそうなんだが、中国武術系とか中華系のキャラだとわりとおさげ髪の男性キャラがいる気がするね。

そういや「銀魂」の神威は編み込み系の長髪になってたね。

最近の作品では「マギ」は編みこみ系の髪の男性キャラ多かったはずだよ。アラビア系とかもおさげ多いのかね?

おさげ髪?男の娘系のキャラを探せばいっぱい出て来ると思いますよ?

それは完全に別カテゴリだろうが!

とりあえず辮髪っぽいレベルまではいかなくとも、長髪を後ろで括るキャラは多いんだよね。ちょっと考えれば出てくるレベルで。

長髪の男性キャラって女性的な印象になったり、独特な印象を与えるキャラになったりし易いから見せ方が難しいとは思うが、普通にいる。でも編みこみ、辮髪レベルのはなかなか無いよなー

長髪でも後ろでしばるとかくらいだったら、ある程度大雑把な感じになるし、活動的なキャラというイメージにはなるし、工夫できる所は少なくないよ。
それにしても編みこむのはやは日本だとナシなんだろうか?

日本だとおさげ、三つ編みの髪型って女性の髪形みたいな所があるんじゃないの?女性キャラなら結構いるし。

それはあれか。男性キャラのツインテールが存在しないようなものなのだろうか!?

さすがにそこまで、女性専用レベルまではいってないとは思うが……・

ふと思いついたが、おさげ髪な男性キャラがある種の定番デザインだという認識って、武侠モノや清朝の宮廷モノなどがあるウチの国独自の感覚なんじゃないだろうか?

確かに清朝の人間でもなければおさげ髪の男性キャラなんてそうそういないだろうな。
それに加えて日本の武士の場合はあの独特な髪形になるし。

日本では武士のあの独特な髪形が許容されているのと、似たようなベクトルの事情だといった所か。なるほど。

ああ月代頭な。
でもアニメの主要キャラであの髪型のキャラってあの髪型になること少ないよね。おかげで違和感無くて助かる。実写の作品、映画やドラマだとみんなあれになるみたいだが。

それについては日本でも現代の感覚だとアレは万人が認めるカッコイイ髪型とは見做されていないからなのではないだろうか?現代の日本人であの髪型の人ほぼいないそうだし。

ウチの国でも辮髪っぽい髪型を実際にやってるヤツはほとんど見ないしな……
おさげ髪の男性はある意味では創作特有のもので、日本の作品ではそんなにメジャーではない、少なくともウチの国のようにごく普通に出すようなレベルではないということなのかも。



とまぁ、こんな感じで。
微妙な認識の違いがあるようなのは興味深いですね。

上の発言にもありますが、中国では時代劇のジャンルとして清朝を舞台にした宮廷劇がメジャーな存在となっていますし、武侠系の作品でも普通におさげ髪の男性キャラは出てきますから、おさげ髪の男性キャラについての扱い、感覚は日本と異なる所が出ているのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


それから、ダ・ヴィンチニュース「アニメ部」の方でやらせていただいている連載の第4回が掲載されました。今回は「ソードアート・オンライン」の中国オタク界隈の人気の理由についてなどを書かせていただきました。

中国で「ソードアート・オンライン」が大人気な理由とは?

お暇な時にでも読んでいただければ幸いです。

中国オタク「鉄道オタクになりたい!」「お前は何を言っているんだ。鉄道とオタクに何の関係がある?」

ありがたいことにネタのタレコミ&質問をいただきましたので今回はそれについてを。

日本のオタク界隈では鉄オタというのは比較的メジャーで、ディープな所のあるジャンルとして知られているかと思います。

私も子供の頃は秋葉原の交通博物館に行くのが大好きでしたが、マニア、オタクとまではいかなくても子供の頃に電車や汽車、鉄道が好きだった人はかなりいるでしょうし、趣味で鉄道にハマるというのは結構分かり易い所があるかと思います。

しかし中国のオタク界隈ではオタクと言えばアニメや漫画関係のイメージが強く、「鉄道」と「オタク」の組み合わせに関してピンと来ない所もあるようです。

中国のソッチ系のサイトでは
「鉄道オタクになりたいんだけど」
といったことから「鉄道オタク」に関するやりとりが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


この頃鉄道への興味がどんどん強まってきているんで、鉄道オタクになりたいとか思うようになってきた。
鉄道オタクを目指す場合は、どんな所から押さえていけばいいのだろうか?鉄道関係は複雑なので迷っている。オタクの先達の方々、教えてください!

お前は何を言っているんだ。鉄道とオタクに何の関係がある?

何が言いたいのかよく分からんが、和諧号とかの鉄道萌え擬人化やっている「鉄路少女」なんかの「火車娘」ではなく、鉄道そのものに萌えるという話か?そっちの方だと私からは何のアドバイスもできんわ。

今やっている「RAIL WARS!」の見過ぎじゃないの?
鉄道関係の知識を深めてもハーレムは作れないぞ。

鉄道オタクって何それ?
毎日汽笛を聴くのを趣味にでもするのか?

わかったわかった……じゃあまずは「ヒカリアン」でも見てこい。

鉄道に興味があるなら交通大学か鉄道大学行けば?上海鉄道大学は同済大学と合併してなくなっちゃっているけど、鉄道関係の学科は普通に有るはず。

ちょっと真面目に答えてあげるか。
「電車でGO!」とかに手を出してみたら?あとPCゲームでもトレインシミュレーターがあったような。

鉄道模型とかはわりと需要があるんじゃなかったっけ?
私がイメージできるのはそれくらい。

鉄道とオタクって、明らかに合わさることの無い組み合わせだろ……

自分は鉄道関係の仕事やってるけど、なんでこんなキツイ業務に興味が?なんでこんなモノのオタクなんてのを思い付いたんだ?
この天下にオタクの対象にならないものは無いだろうから私は否定しないけど、妙な組み合わせだな。

鉄道オタクなんて種類のオタク、初めて聞いた。
車のオタクならまだ分かるが……

私は昔鉄道の駅で実習やったことあるけど、鉄道とオタクに関係のあるようなことなんて何も見つからなかったよ。

昔知り合いに鉄道好きなのがいたから何となく言いたいことは分かる。そいつは列車の種類どころか車両番号なんかまで非常によく知っていた。
自由発表の時に資料を作ってクラスメートに配布して、鉄道に関する話をやってくれたりもした。

でっかい機械に憧れるのは男の子の習性だから鉄道オタクになりたくなる気持ちは分かる気もする。
でもガチで趣味にするのはキツイんじゃないか?結構な労力を費やすことになるだろうし、とても孤独な趣味になるだろう。それこそ車なんかと比べたら……

模型では無い鉄道関係のコレクションとなるとどんな感じになるんだろうか?
車両一つ丸ごとってのは現実的ではないが、個別のパーツとか切符なんかはコレクションの対象になったりするのかね。

鉄道と言ってもどこに興味があるんだ?
車両か?システムか?それともサービスか?
趣味に関しては自分の好きな方向に行けばいいと思うが、自分が求める方向に関しては整理しておいた方が良いと思うぞ・

あと実物か模型かってのもあるな。スレ主がどっから手を付ければいいか困惑するのも分かる気がする。

日本では鉄道オタクって軍事オタクと並ぶ特殊ジャンルらしいぞ。専門のアニメとかも昔あったはず。

実際にはじめるんなら列車の時刻表とかじゃないかな?どっかで見た話では日本の鉄道オタクって時刻表で妄想できるらしいぞ。

どういうものか想像できんが、それだったらコストパフォーマンスいいな!?

いや、鉄道が興味の対象である以上実際に外出しなければいけないし、交通費等でモノスゴイ金が吹き飛ぶらしい。それに加えて鉄道での移動というのが趣味の大事な部分を占めるから時間もかかるらしい。

確か、日本では多くのカメラマンが鉄道を撮るのを好むという話だったような……?

しかし鉄道オタクなんて種類のオタクも存在するのか……オタクの世界は広いというのを改めて実感する。

今急に思い出したが、知り合いの日本人留学生の友達が中国の鉄道、特に蒸気機関車を見る為に日本からわざわざ中国に来ていたな。今考えてみればあれが鉄道オタクタだったのだろう。



とまぁ、こんな感じで。
今回の反応に関しては私も少々意外だったのですが、「鉄道」と「オタク」というのは考えもしなかった組み合わせという人が結構いるようです。

考えてみれば中国ではオタクの概念が広まったのはアニメや漫画、ゲームを通じてですし、現在も「宅」(オタク)というのは基本的にアニメや漫画などのコンテンツ関係を指すものとして使われています。

そしてそんな背景もあってか、中国ではアニメや漫画以外の「オタク」というのはなかなか話題になりませんし、様々なことのマニア、その道の深みにハマっちゃっている人という意味でのオタクという概念は意識され難い所があります。

それに加えて、コンテンツ関係以外の日本のオタク事情の情報というのは中国にはあまり伝わっていませんから、日本では鉄オタがどれだけトンデモナイことになっているのかというのは想像し難いのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国で昔作られた怪作アニメ「我為歌狂」

「トンデモ本の世界」でコラムを書かせていただのもあってか、ありがたいことに中国オタク関係の埋もれた怪作(?)的なモノを教えていただいたりしております。

そんな訳で今回はその教えていただいた情報、
中国で昔作られたアニメ
「我為歌狂」
について大雑把に紹介させていただこうかと思います。

この作品は2001年に制作された作品で、今回教えていただいた話によれば、当時グダグダな状態になっていた上海美術電影制片廠が力を絞って作った作品だそうで、一応日本のアニメを意識していたり、中国で大人気になった「スラムダンク」に対抗しようという方向性で作られたもの……といった背景があるそうです。

探してみたらOPはyooutubeにもありましたのでご参照ください。


ここに出てくるイケメン(と言う設定)の高校生達がバンドを組んで音楽への理想と情熱をぶつけ合いながら成長していく作品だそうです。

当時の中国における「カッコイイ若者的な要素だと思われるもの」をイロイロと詰め込んでいるっぽいのが何とも言えない味を出していますね。

ストーリーや設定においては、軽音楽部どころか部活動もなく、バンドを組んで活動するような場所もほぼ無い中国の学校生活において、主人公達のバンドを学校の音楽隊である「校楽隊」という形にして学校の代表にしたり、そこから更に「高校音楽祭」で行われる大会的なものを設定するなど、結構強引な勢いではあるものの中国の学校生活とバンド活動を組み合わせてしまっているそうです。

また他にも第一話の最初の学校の場面が「広播体操」(中国の学校では全校生徒が校庭に出て体操を行います)から始まったりするそうで、中国の学校で一般的な習慣や行事とすり合わせを行おうとイロイロ頑張っている模様です。

それからストーリー以外にも作中における主人公達のバンド
「OPEN楽隊」
の歌として6曲ほど劇中歌が作られていたりするなど、当時としてはかなり意欲的なことをやっていたそうです。

そんなこんなで「我為歌狂」は当時ちょっとした人気になっていたそうですし、03年にはドラマ化されたりもしているそうです。この作品が制作されたのは中国のアニメ産業が3DCGアニメの方向に急展開する前の時期ですし、現在の感覚では厳しい部分が見受けられたりもするかと思いますが、こういった方向性の作品が中国で作られていたことがあるというのはイロイロと興味深いものがありますね。


ただ……恐らく今の中国ではこういった方向性の作品を作る、テレビで放映するのは難しくなってしまっているかと思われます。

この作品においては主人公達が普通にバーに入ったりそこで歌ったりしているシーンなどもあるそうですし、高校生がバンドをやるのはともかく、盛り場に行く高校生が出るアニメを「子供の見る時間帯」に流すのは厳しくなっています。

それ以外にも主要キャラ同士の恋愛、すれ違いの描写もあるそうで、当ブログの記事などでもちょくちょく書いている通り、中国のアニメではタブーな要素の一つとなっている恋愛描写が入っているのも今となっては難しい部分になってしまいます。
(恋愛描写に関してはやってやれないことは無いものの、批判の対象になることもあるのでリスクが大きいことから回避され易くなっています)

この作品自体は「トンデモ」というレベルではありませんし、放映当時は普通に人気になっていたはずなのですが、こういう内容の作品が現在の中国ではまず作れなくなってしまっている状況に関してはトンデモな状態と言えるような気も……


ちなみに、私も今回教えていただいた情報で初めて知ったのですがこの作品、
「夏日彩虹 我為歌狂」
というタイトルでPCゲーム化もされているそうです。

システム的には当時中国で大人気になっていた「サクラ大戦」の影響が強いそうで、メインストーリーとなるAVGパートと途中で挿入されるアニメ動画、ミニゲーム、そして戦闘パートといった流れなっているようです。

ゲームの流れとしては
「南の海に遊びに来ていた主人公一行が、剣と魔法のファンタジーっぽい異世界にトリップしてしまう」
といったものらしいのですが、アニメ本編の音楽活動とか投げっぱなしで(一応キャラ立てやストーリー上の小道具くらいには残っているようなのですが)ギャルゲーファンタジー的な展開になっているとかなんとか。

売り文句の中には
「新たな形の青春アイドル恋愛アドベンチャーゲーム」
「50人以上の個性の異なるキャラ、100種類以上の魔法、十数種類のマルチエンディング」

といったものもあるそうですが、こちらもどんな方向に行っているのかとても気になりますね。


何やら調べれば調べるほど混乱してしまうような所もありましたが、とりあえずこんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「なぜ日本ではシャアの人気が極めて高いのだろうか?」

ありがたいことに
「以前の記事でシャアに関するものがありましたが、中国のあまりディープでは無い人達の間ではシャアってどんな風に見られているのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

「ガンダム」の「シャア・アズナブル」

に関する反応は昔の記事
中国オタク「シャアってどう評価するべきだろうか。ロリコン?それとも英雄?」
でもちょっと紹介させていただきましたが、確かにこれはちょっとマニア寄りの層でのやり取りでしたね。

そんな訳で今回はライト寄りな層であろう辺りを巡回していて見つけた
「なぜ日本ではシャアの人気が極めて高いのか?」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なぜ日本ではシャアの人気が極めて高いのだろうか?
主人公のアムロなんか比較にならないほどの人気に見える。私もシャアというキャラの評価の高さについてはある程度理解できるけど、日本であそこまで持ち上げられている理由がどうも分からん。
私のように現在の感覚で後から見た人間には理解できないものがあるんだろうか?

日本社会におけるシャアの人気は圧倒的だよな。関連商品もたくさんある。この間はついに専用の車まで出てしまった。アムロにはそういうの無いのにね。

私はクワトロ・バジーナなら好きだけど、シャアは嫌い。特に逆襲のシャアの時はバカ過ぎてもうダメだ。

そう、シャアの人気が日本だと高いんだよ。クワトロじゃなくて。
私もどうにも理解し難い。

お、俺はシャア好きだよ?サザビーとかカッコいいじゃないか!
キャラの内面も複雑で含蓄があるし!

友を裏切り戦友に叛く、冷血なアホ。そんなシャアをなぜあんなにも多くの人間が好むのか。どう理解すればいいのやら。

中二病的な所を高レベルで備えていて面白いからではないかと。

実際の所、シャアは女性人気が高い。具体的な所は私も何とも言えないが恐らく女性に好まれるデザインや性格となっているのだろう。

元々人気キャラだった所に加えて、シャア専用、赤くて三倍という後世に多大な影響を与えた特徴を持つことにより更に有名になったからじゃないかな。
このエース専用機、専用カラーがどれだけ作品制作において便利な記号となったか。リアル系の作品でも強いキャラの描写ができるし、玩具の販売でも特別なモノが作れるんだぜ?

アムロも関連商品は少なくないんだけど、赤くてツノ付き、三倍のような良いキャッチフレーズは無いからなぁ。

ルックスが良くて迷ったりする所もあるライバル、悪役キャラに人気が出るのは常識だろ。それが人気作品なら規模が大きくなるのも当然だ。

この手の主人公と対立する、そして時には副主人公的な活躍もするキャラは人気出るよね。シャアってそういう系統のキャラにおける最大の成功例なのかな。
逆シャアで頭がズッコケるのを除けば良いライバルキャラなわけだし。

カッコいい、しかも貴族的な気質も備えている。そりゃ人気出るだろ。アムロとか、UCのガンダム作品の主人公は外見が美形というキャラはいないし。

あとは仮面の男の元祖だからってのもあると思う。

個人的には、ネタにし易いセリフがガンダムキャラの中でも群を抜いて多いからじゃないかなーと……

女を食いまくりだからだよ!ある意味では王道キャラ!

アニメではあんまり描写されてないけど、実は女性関係はアムロの方が乱れているというか、派手っぽいんだぜ……

最も重要なポイントは、彼がザクのパイロットとして活躍したからだろう。キャラだけでなく、活躍の仕方も考慮すべきだ。

強いストーリーを背景に持っているキャラだからとか?

人気に関してわけが分からんと言えばキャラソンに関してもシャアはあるけどアムロは無いんだよね。しかもシャアの歌って、そのアホっぽく聴こえる歌だし……私にとっては当時の人気の方向性や盛り上がり方が分からなくなる理由の一つだ。

シャアに関しては1stきちんと見ている人間の評価と、あらすじだけ後から知った人間の評価ではかなり違うと思う。ウチの国ではZで知った人が多数派、それに加えて逆シャアがそれなりって所だから日本における人気についてはピンと来ないんじゃないかと。

初代でも後半になると……
ズゴック乗ってジム倒すあたりがピークじゃないか。あとZだって演説はともかく戦闘ではパッとしないし。

逆に言えば、初代の序盤見ただけで深く印象が刻み込まれるほどのキャラってことだろ。シャアのキックとかいまだに有名じゃないか。

とりあえずまとめて見ると、ザクに乗っている、カッコイイ、人格的な魅力がある、仮面をつけているって所がポイントか?

私はそれに「声がカッコイイ」というのも付け加えたい。

俺は「シャアはロリコン」だからというのが重要だと思います!彼は我々の仲間だ!

仲間と言うなら、アムロだって今で言うオタクじゃないか?

そこはアムロは今で言う「技術宅」だし、その後本職レベルになってガンダム設計しちゃうし。俺らダメオタクとは違う。あと作中でどんどん強くなって英雄になっちゃうからね。
シャアの人気は、完璧な人間と思いきやダメ人間という上から下に落ちる評価もあるのではないかと思っている。

何となく言いたいことは理解できる。
ヘンな話だが、アムロが遠い所に行ってしまうのに対し、シャアは近くに落ちて来るというか……どっちも俺らからすれば遠い存在ではあるが、感情移入に関してはかなり差が出るだろう。
シャアはロリコンでマザコンだから我々のどこかしらに共鳴する部分がある。

なんだかんだでカッコイイ、感情移入できるキャラだからだと思うよ。
時代の変化によるものがあるから、今の我々の感覚では理解できない部分もあるのだろうけど。

今の感覚だと仮面はアレだし、グラサンノースリーブもアレだが、逆シャアの時の格好は大丈夫じゃないか?

でも、キャラデザと反比例するように、作中の行動がどんどんダメになっていくような……逆シャアの時とか、もうアホかと。

うーん……私が思いついたのは彼が伝奇的な面のあるキャラだからってことかな。復讐を誓った王子とか、正当な主人公キャラの設定でしょ。

シャアというキャラクターの造形が成功しているがゆえの人気なのは間違いないと思う。彼のようなキャラはアニメや漫画では非常に珍しい。

人格的な魅力に関しては、シャアはアムロよりもはるかに上だ。血筋による背景と価値観、それによる政治家の顔、そして陰謀家の顔。それに加えて非常に弁が立ち、他の人間を強烈に惹きつける。

それは「設定」での話だろ。魅力は別としてキャラとしては迷いまくりでグダグダな迷走タイプだぞ。あ、でもそこも主人公っぽい所か?

ふと気づいたんだが、現在も人気が続くのはカッコ良さに加えて萌えポイントが多いからじゃないか?華麗なる脱出装置発動からの完全脱出の失敗とか、いつまでも中二病だとか、ロリコンだとか。



とまぁ、こんな感じで。
シャアに関しては作品を見てよりも文字情報として把握する人が多いのもあってかあんまり人気が無い、日本における人気に関してもピンと来ない人が多いようです。

私も以前、
「中国には日本のオタク界隈におけるシャアの扱いや、様々な赤い彗星関連の展開もあまり伝わらないのでシャアの人気に関してはあまり実感できない」
という話を聞いたことが有ります。

また、Zガンダムが中国では最も評価されているガンダム作品と言うことからクワトロ・バジーナに関してはそれなりに人気があるそうですが、逆シャア時代のシャアに関しては弁護のしようがない散々な評価になっているという話も……

それにしても中国オタク界隈ではザクの人気や評価に関してはイロイロとあるようですが、シャアに関してはあんまり広まっていないというのは面白い所ですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「キャラを髪の色でしかおぼえられない……」

ありがたいことに
「中国のオタク界隈では髪の毛の色でキャラを呼ぶことが多い気がしますが、どうなんでしょう?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

確かに中国のネットのやり取りでは、
「黄毛」
といったような呼び方で髪の毛の色でキャラを区別、指定したやり取りがかなり頻繁に行われていますね。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「キャラを髪の色でしか覚えられない」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


実は、私はキャラを髪の色でしかおぼえられない……こういうことになっているのって、俺ひとりじゃないよね!? 色でキャラ指定してやり取りしている人多いし!

覚えられないかどうかはともかく、まず色で覚える人は結構いると思うよ。私もそうだ。
キャラの区別をするうえで色は分かり易いし、覚えやすい。

おいおい。モブキャラ全てならともかく、メインキャラやヒロインを覚えるとかそれほど難しくないだろ。

私は5、6人になるとキツイかも。

すまん、俺は一人でも難しいわ!名前覚えていないキャラばかりだ。区別が必要なときは色指定。

なんだかんだで日本人名に慣れてはいるけど、それでも定番以外の名前が来ると覚えるのキツイところがあるよな。独特な名前のがあるし

日本人名なら姓、名前で漢字表記だからまだマシだけどカタカナ名前(非日系外国人に限らない、異世界人なんかも)が来られると……

あるある。そして色で覚えて、色指定の「○○毛」みたいな感じで呼ぶうちに元の名前を忘れることも。

俺の同級生がまさにそんな感じだ。キャラを呼ぶときはいつもあの「○○毛」みたいにしか呼ばない。

色で覚える、キャラを指す方がはるかに楽だからね。
カタカナまではいかなくても、日本人名のかな表記の名前で、中国語にする時に無理やり漢字をあてているのとかはわりと混乱する。日本で一般的であろう漢字表記を持ってくるか、音訳するか。それに公式かファンサブで広まったものかなんてのも問題になるわけだし。

キャラが喋っているのは日本語だから、漢字表記の中国語発音との違いがひっかかったりするんだよね。耳から入る日本語の音と違うから。そしてまたナゾの空耳や中国語で似た音による当て字が増えて混乱が……
暁美ほむらの「ほむら」とかいつの間にか「吼姆拉」という当て字で定着しちゃっているけど、作品知らない人が見たら理解不能だろうと思う。

そう考えると、色でキャラ分けするのは理にかなっている所もあるのかね。名前なしでもキャラを把握し易いし。

色分けするのはスーパー戦隊とかが有名だけど、あれにはそれなりの理由、効果があるってことなんだろうね。

そうそう。人物識別は色、あとは髪型。顔面「だけ」できっちり識別というのは案外少ないだろう。

他には色+先輩後輩などの関係或いはストレートロング等の髪型のパターンとかだな。

日本の漫画って白黒が極めて強いという珍しいコンテンツだから色はあんまり関係ないだろうとか勝手なイメージを抱いてはいたが、なるほど。その辺りの色の効果もかなり活用しているのかもね。

ちょっと想像してみると分かるが、アニメや漫画のキャラの髪が全部同じ色、それも黒だったらキャラの識別がとても大変だ。

ウチの国のオタクフォーラムとかでさえ、基本的に色でキャラを指しての発言が少なくないからねぇ。

慣れていないとキャラの顔が見分けつかないキャラデザのアニメや漫画とかもあるから、色でデザインを分けるのは手間のかからない、確かな方法なのは間違いない。

でも、キャラが多過ぎると色も使い難くなるよね。「東方」とかはさすがに髪の色での識別は難しい。

……東方は帽子もあるからね?
とりあえず、何々「毛」といった感じで髪の色で呼ぶのは便利。それに日本の作品は色がそのキャラの立場や性格をある程度表していることも多いしね。

キャラデザの区別が難しいか……「ラブライブ!」くらいにまでなれば「お前には信仰が足りない」とか言えるけど、事前情報なしで見る新作とかだとキツイのも少なくない。

そう考えると、「艦これ」はあんだけキャラいて髪の色の数も違いもそれほどではないのによくキャラの区別つくもんだよな。

「艦これ」の艦娘は装備と艦種のカテゴリも判断材料になるからね。あと絵師も複数いるし。
ただ雷と電を見分けるとかになってくると難しいかもしれん。現実の艦船の同型艦を区別するよりは楽だろうけど。

ウチの国のラブライブとアイマスの広まり方の差ってもしかしたら髪の毛の色の差によるものだったりして……?
いやそれだけじゃないのは分かるし、アイマスもキャラごとに髪の毛の色が異なるのは知っているんだが、最初のハードル的にハッキリとした髪の色というのはわりと大きいのではないだろうか?

ニコ動とかのアイマス二次創作やキャラを使ったリプレイなんかを見ていればいずれ把握はできるんだろうけど、最初のキャラの区別では確かに混乱するわな。

そこは比較の対象にするなら「Wake Up Girls!」だろう。アイマスは作品の出た時期も商業展開も違いすぎる。「Wake Up Girls!」のキャラの分かり難さや引き付けるものの無さはある意味スゴイ。

「アマガミ」とかはキャラの髪の色が黒系統だね。ただキャラが一度にたくさん出るわけじゃなかったのと、橘純一のヘンタイっぷりが凄すぎて逆にヒロインが記憶に残らなくなる作品だったから……

全部黒ということで「さよなら絶望先生」を思いついたけど、あれはネタとキャラの個性が直結しているし最初にキャラを全て把握しなくてもいい作品になっているな。見せ方次第では黒ばかりでもいけるのは確かだろう。

ウチの国のフォーラムで色指定が増えるのは、覚えやすさの他にも文字入力も関係していると思う。アニメや漫画の独特なキャラ名、場合によっては長かったり日常的に使わない漢字が混じっていたりするのを入力するのはめんどくさい。

全部名前でやる……となると話がスムーズにいかないと思う。そして色で固まってしまうそのキャラの通称……

色で何となく通称が固まるというのはてもありがちな流れだよね。
「まどか☆マギカ」とかでさえ、まどかとほむら以外は色指定のままな気がする。巴マミとか、日本だと色んな意味で超有名キャラなのに、こっちではいまだに黄色扱いじゃないか?もちろんきっちりと覚えている人もいるけど。

「まどか☆マギカ」のようにキャラが相対的に少なくて、キャラの方向性もはっきりしていて今の状態だからな……



とまぁ、こんな感じで。
日常的なやり取りにおけるキャラの区別、指定は色でやることも多く、思い入れのあるキャラにならないとなかなか名前までは……といった人も少なくないようでした。

考えてみれば私も翻訳小説や海外の映画、ドラマの登場人物はカタカナ表記になっていても国産作品に比べてキャラ名がなかなか覚えられませんし、中国オタクの面々の苦労というか頭に入り難い名前に苦戦することに関しては何となく分かる気もしますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本のアニメの褐色の女性キャラ、もっと増えても良いと思うんだが……」

ありがたいことに
「中国オタクの間で褐色系の肌のキャラってどうなんでしょうか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

今期放映されているアニメ
「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」

のキャラ、クロエが中国オタク界隈でも注目されていたりするのもあってか、
ちょうどいい具合に
「褐色系のキャラ」
に関するやりとりを見かけましたので、その辺りについてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメの褐色の女性キャラ、もっと増えても良いと思うんだが……
「プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」で褐色キャラの萌えを再確認できただけに、逆に飢えを覚えるようになってしまった。

いないわけじゃないけど、肌色の設定がややこしくなるから少数になるんじゃないの?日焼け具合の描写を細かく指定して分けるとか、めんどくさいだろうし。

白い肌の方を好む人の方が多数だからじゃないの?
私は活発なキャラのイメージにもなるし悪くないと思うけど。

白と言うよりも二次元には「普通の肌色」が存在するからだろう。褐色になるとそれだけで周囲とは違うキャラになってしまうわけだし。
ただ明らかに違いがあるって程でもない差、適度な日焼けの肌くらいなら探せばそれなりに見つかると思うよ。

私は褐色キャラ良いと思うよ。セクシーだし。
「一騎当千」の関羽とか呂布とかを見れば分かるだろ?最近だと「食戟のソーマ」の肉魅が非常に良い。

黄色人種は白い肌を美しいと思うから、褐色キャラが少数派になるんじゃないの?まぁ白色人種はまた別の美しい肌の色のイメージがあるようだし、人は自分には無いモノに憧れる所があるんだろう。

日焼けなのか、肌の色が濃い方の黄色人種なのか黒人なのかハッキリしないってのもあるんじゃないかな。アジア人の感覚だと肌の色に関してはわりと適当だし。

あえて言おう。日本の褐色キャラは水着の跡のコントラストを楽しむためのものだ!!

主流ではないけどそれなりに出て来るよ。
私がすぐに思いついたのは「ダンガンロンパ」の二人や、衛宮切嗣の初恋の子とかだな。

褐色の肌に萌える人がいるのは理解できるけど、私個人の嗜好としてはあえて選ぶ気にはならない。もちろん、キャラデザやキャラ描写が良ければすぐに寝返る準備はできているがな!

そりゃ漫画だと褐色にするならスクリーントーンを貼らないといけなくなるし、アニメも色指定が入る。国際的なキャラのいる作品とかいう設定でもなければあえて出す必要が無い。

日本のアニメの場合、色でキャラの見分けをつけるなら髪の色で分ければいいわけだしな。髪の色だと色の制限が実質的に無いようなものだし。

褐色のキャラ設定って使いこなすのがちょっと難しい設定の一つだと思う。もちろん上手く使えば非常に強力な特徴、萌えポイントになると思うが。
ちなみに個人的ベスト萌え褐色キャラは∀のロラン!

なにがなんでも褐色キャラが欲しい、というのはウチの国では少数派じゃないかと。
私はキャラデザが良ければ褐色でも可、というくらいだ。私程度のレベルの人は多いんじゃないか?褐色キャラの出る割合的に、恐らく日本でもこういったたような好みの傾向になっているのではないかと思うんだが。

うーむ……褐色に銀髪、露出度の高い衣装って組み合わせなど、ある程度定番な存在になっている気もするのだが……

あくまで俺個人の印象だが、褐色系の肌のキャラってエロ寄りの作品に多いと思う。

上の発言見た後に思いついたのは「To LOVEる」のネメシスだったり。
褐色系のキャラもそこまで少ないわけじゃないだろう。でも、メインヒロイン格だと少ないかもしれん。

主要キャラで褐色……ロラン、シャクティ、四楓院夜一、ヴィレッタ、光津真澄……えーと、あとはほらポケモンの……

ポケモンはアイリスか?それとも肌の色が選択可能なXYの女主人公か?
それとなぜロランを一番最初に挙げる!?いや何となくわかるが。

近頃の作品だと、「たまこまーけっと」や「キャプテン・アース」とかはメインキャラに褐色キャラいるぞ。それと「翠星のガルガンティア」のヒロインは褐色枠でもいいよね。

メインヒロイン格、探せば普通にいる……と思いきや、最初に出てきたのが「少女革命ウテナ」のアンシーだった……

なぜここまで「ふしぎの海のナディア」が出ていないんだよ!俺はナディアの影響で属性に目覚めてしまったくらいなんだぞ!!

特に理由があるわけでは無いけど、私は褐色系のキャラがそんなに好きじゃない。
日本でも「褐色系の肌のキャラはなんとなく人気が出ない」ような所があるんじゃないの?もちろん見せ方次第で人気は出るだろうけど、普通に出してそのまま人気が出る素材にはならないんじゃないだろうか?

でも、日本では褐色どころか更に突き抜けて青くなってるキャラも人気になっているらしいんだが……やはりキャラデザ次第な気もするんだけどねぇ。

日本ってガングロとか流行っている国だから、濃い肌の色にはそんなに抵抗ないと思っていたんだが、実際に考えてみると褐色キャラは多くは無いんだよね。やっぱ人気出ないのだろうか?

いやいや、ガングロは特殊な若者の例でしょ。日本は肌の色が白い方が好まれるらしいよ。美人の条件にもなっているし。

そりゃお前、日本の社会では肌の色が濃い人がそれほどいないからだろう。移民の多い国じゃないし。
日本と同レベルの感覚なのかはさておき、ウチの国でも似たような所はあるだろう。アメリカやヨーロッパとかとは違う。

肌の色を褐色にすると一目で周囲と違うキャラになってしまうからね。少なくとも日常系で何の設定もなくぽっと出すのは難しいだろう。
クロエにしても特殊な設定の有るキャラなわけだし、「ふしぎの海のナディア」はフランスの万国博から始まっている。あと「少女革命ウテナ」は……えーと、作品の世界観自体がアレだ!

日本を舞台にしていると説明なしで出せるのはせいぜい日焼けしたキャラくらいになるのかね。ファンタジーだとダークエルフという設定なんかが活用できるが。

結局の所、褐色系キャラが少ないのってあえて出す理由が無いって所に落ち着くのかな。
出すとしたらそれなりの設定をつけなければいけないし、絵を描く場合はアニメにしろマンガにしろ作業が増える、ひと手間かかるキャラになるってことなのかね。



とまぁ、こんな感じで。
多数派と言うわけではないようですが、中国オタク界隈でも褐色系のキャラが好きな人はそれなりにいるようです。

またイロイロな考察をするには十分なレベルの層はあるようですし、中国オタク界隈では比較的ポピュラーな萌え属性なのかもしれません。

考えてみれば「ふしぎの海のナディア」

が90年代前半頃に中国のテレビで放映されていた時に、ナディアにハマって褐色系のヒロインに目覚めてしまった中国オタクの人も少なくないという話ですし、中国オタク界隈における褐色系ヒロイン萌えの流れは結構古いのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「なぜアニメのOPやEDは90秒くらいなんだろう?」

アニメを見ていると当然OPやEDも一緒に見ることになりますし、そこからアニソンにハマっていく中国オタクの人も少なくありません。
そしてアニソンにはアニメの放映にあわせて編集されたバージョンと、原曲そのままのものが存在するというのも中国オタク界隈ではきちんと意識されています。

しかし中国オタクの人の中にはアニメに合わせたアレンジに関して、ちょっと引っかかりを覚える人もいるようです。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「なぜアニメのOPやEDは大体90秒くらいなのか」
といったことに関するやり取りが行われていましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今更な話で悪いんだが、なぜアニメのOPやEDは90秒くらいなんだろう?
何かしらそうなった理由があるんじゃないかと思うんだが……

確かに長くしても短くしてもいいわけだし、多くの作品であえてあの時間にする理由は何なんだろうな。即答し難い疑問だ。

アニメのOPやEDの曲ってフルだともっと長いのに、カットしちゃっているんだよね。あれをあえてやるってのはなぜだろう?まぁフルで聴くと長すぎる歌とかもあるけど。

大体流すのは1番だけで、フルだと2番もあるんだよな。

いや、案外そうとも限らないんだよ。
2番を使っていたり、テレビの90秒専用にカットや編集を行っていることも珍しい話ではない。アニメのOPの時間に合わせた曲の編集って結構手間がかかっていると思うよ。

日本ではアニメに対して何らかの規定か要求があるんじゃないの?
アニメのOPとEDは90秒を超えてはいけないとか。

あくまで90秒程度のものが多いだけであって、探せば長めのも短めのもあるぞ。「ONE PIECE」とかは2分以上だったはず。

私の印象だと1分ちょっとってのが多いかな。

アニメのOPって作品の顔になるから一般的にクオリティを高めて作られる。だから、コスト的にそんなに長く作れなくて90秒くらいになっちゃうんじゃないの?

主題歌の宣伝ってのもあるんだろう。商業的なタイアップも多いし。一部だけ放映して、全部聴きたい人間にCDを買わせる。

そうそう。フルバージョンで流したら金にならないからだろう。

でも中にはカットの結果、フルサイズのバージョンとはかなり異なるモノになってしまった歌とかもあるぞ。

私はテレビサイズに編曲したバージョンのOPに慣れていた所にフルサイズの歌を聴いたらかなり違和感を覚えてしまったこともある。あれ、マイナス面も少なくないと思うんだが……

なんか考えだしたら意外に難しい問題だな。
「そういうものなんだ」と言ってしまえばそれまでだが、その習慣になっているのは何故かと言うと……

商業的な理由なのか、何らかの規定が存在するのか、それともその両方なのか。

映画と違ってテレビアニメだと90秒くらいがスタッフロール流すのに都合が良いからとか?

ついでの疑問なんだけど、アニメに使用する歌は作曲の時点でアニメのOPやEDに合わせて編集することを意識して作られているのかな?
それとも元々普通にフルサイズの歌が有って、それをアニメの要求に合わせて編集していくのかな?

曲の長さ程度は意識するかもしれないけど、フルサイズを普通に作って、その後アニメに合わせて編集するんじゃないだろうか。タイアップとかの曲も多いわけだし。

いや商業的な曲に関しては制作過程でカットやアレンジは考慮されているもんだろ。アニメに限らず、様々なバージョンが存在する曲も少なくない。

先に歌が有って、それをアレンジしていくのだと思うが。
例えばアニメのOPEDに合わせた長さのテレビアニメーションアレンジとかに。

どっちが先は簡単な話だろ。フルバージョンの歌が作られるのが先だ。
番組のOPED、CM、バックミュージックなどの用途に合わせた音楽の編集は昔から行われていたし、最近はデジタル環境になっているからどんどん編集作業が容易になっている。アニメ用の編集だってそこまで手間のかかるものでは無い。

歌に関してはケースバイケースじゃないか?最初からアニメのために作った歌と、商業的なタイアップ曲では違いもあるだろうし。
あと時間に関してはやはり日本のアニメ業界に対して何らかの要求か規定があるんじゃないだろうか?アニメのOPが長過ぎると本編や作品の評価自体に負の影響も出るだろう。

日本の規定だという説を私は推す。アメリカのアニメとかOPもっと短かった気がするし。

要求っていうか、日本のテレビのフォーマットによるものだと思う。政治的なものではなく、需要の影響によるもので。
自分は比較できるほどの量を見ているのは日本のアニメくらいしかないから日本のアニメに限っての話だけど、日本のアニメのOPが90秒なのは、日本のテレビの番組が15分、30分単位で作られていて、アニメは基本的に30分の枠で作られるからではないかと。
まぁ10分アニメのOPが60〜90秒程度だったりするケースもあるから一概には言えない話だけどね。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの人の大部分は日本のテレビで直接アニメを見ているわけではありませんし、日本のアニメのOPの時間に関してはイロイロとしっくりこない、疑問を覚えてしまう人も結構いるようですね。

また今回のやり取りを見ていて感じたのですが、昔に比べて商業的な理由からイロイロと考察を行う人が増えてきているようです。この辺のアニメをビジネスとして考える層が増えてきているは面白い変化ですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「なぜ日本のスポーツ系の作品は必殺技の出るバトル系の作品になってしまうのか?」

ぼちぼち平常運行にもどせそうなので、まずは軽めの更新を。

スポーツ系の作品は選手の能力がインフレした挙句に超人バトルとなってしまうことが少なくないかと思います。

例えば「テニスの王子様」

などはそのインフレと必殺技の飛び交う展開が中国オタク界隈でもイロイロとネタになっていますし
「殺人網球」
というネタ呼称が広まっています。

中国のソッチ系のサイトではそういった
「なぜスポーツ系の作品が超人バトルになってしまうのか?」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なぜ日本のスポーツ系の作品は、いつの間にか必殺技の出るバトル系の作品になってしまうのか?
いや、作品として見れば面白かったりもするんだけどなんでスポーツ系の作品が必殺技の応酬になるのよ?

「殺人網球」のことか!?

いや、それ以外にもたくさん。「キャプテン翼」とかの頃からずっとそんな感じのような。

そういう話じゃないと読んでもらえない、見てもらえないからだろ。

普通にスポーツやって終わる作品もあるし、「スラムダンク」といった超人気作品もある。
それから必殺技は無くても、能力がインフレしていつの間にか超人バトルものになってしまう作品も少なくない気がする。

あとは演出過剰で超人バトルに見えてしまう作品もあるな。最近だと「ピンポン」のアニメとか。私は楽しめたけど、友達についていけなかったヤツもいた。

「スポーツ系の作品=超人キャラによるバトルの作品」というのは常識だろうが!

イロイロと事情や背景があるんだろうけど、最近俺はもうスポーツ系のアニメや漫画を楽しむ体力は無くなってきているように感じてしまう。

分かる。歳とって来るとスポーツ系はキツくなってくる感じはあるね。

なんで必殺技や超人ばかりになっちゃうんだろうね。普通に面白い試合展開を描くだけではダメなのか?「スラムダンク」レベルの誇張程度ではダメなのか?

分かり易く強さを、レベルアップしたことを表現する手法として非常に便利だからだろう。作品を制作する側にとっても、見る側にとっても。

リアルな方向で作品を作るのは難しく、その方向で面白い人気作品を作るのはもっと難しいからなんじゃないかね。データの分析、取材、そして写実的な画力と要求されるで物も多いだろうし。

スポーツの試合を漫画という媒体に合わせた内容、表現にコンバートしないといけないからじゃないかな。ただリアルに描写するだけだったら試合を実際に見ればいいのだから。

私は普通にやってたら話が続かないからだと思っている。長編連載になるとネタ切れも起こる。
それに加えて過去の作品との差別化も必要だ。例えば今普通にリアルなバスケ漫画描いたら、「スラムダンク」という完成品と比較されてしまうんだぜ?

実際、主人公がどんどん強くなっていくのをスポーツという題材で描写するのは難しいよ。私にはどう描けばいいのか分からん。

人気に影響するから。アニメや漫画は商業作品なんだから、ウケる、ネタになる方向で過激化するのは当然。そもそも、人気が出なければ作品を続けることができない。

アマチュアのグダグダな試合とか、実際に参加するならともかく外から見ていてもつまらないだろ。プロレベルでも普通の試合だとチームのファン、その競技がよほど好きな人間でもなければ心に残る印象的ストーリーにはならん。
「普通の試合」を大衆向けに凄く面白く描くのはよほどの実力が無ければ難しい。そりゃ超能力スポーツモノばかりになるよ。

人気の面ではともかく、内容に関しては必殺技が無いと説明だけでやたら長くなると思うぞ。必殺技出さないと試合がハッキリと終わらない、決着がつかないからそういう方向になっている面があると思う。

漫画はページ数、アニメは時間が限られているけど描く内容、情報量に制限は無い。現実のスポーツみたいに試合時間で終了、スコアと解説の二言三言だけで終わり……とはいかないからバトル系の方に路線が動いてしまうのではないかと。

分かり易さってのは重要だよね。
どっちが強いか弱いかを単純に描写できるのが特殊能力、バトル系のストーリーの有利な部分だし。

そもそも、色んなスポーツをあえてマンガやアニメにしようと考えるのって日本くらいじゃないの?ほとんどのスポーツは絵にしないで実際に人を動かした方が良い、それかいっそのこと実物、実際の試合を見た方が良いとかになる。
日本のアニメや漫画の作品なんだから独特の誇張やアレンジが入るのは当然だし、今更ツッコミ入れてどうする。

それは分かるんだが、最近どんどんヘンな方向になっているのがね。
私は日本のスポーツ系の作品がどんどん妄想の方向に走っている、その方向を目指したがっているように思えてしょうがない。

アニメや漫画に限らず、どのジャンルもその流れはあるからなあ。分かり易い、良い気分になれる作品が売れる。リアルな作品はどんどん少なくなる。

いや、最近はわりとリアル寄りが強くなっているらしい。妄想というか現実からかけ離れている度合いに関しては昔の作品の方が全般的にヒドイ。昔のスポーツ系の作品ってほぼ超人バトル、必殺技持ちよ。
逆に最近だと「テニスの王子様」や「黒子のバスケ」くらいしか有名なのは無いんじゃないか?まぁ、その有名なのが飛びぬけすぎているんだけど……

あんまりヘンなのだとツッコミ入っちゃうからね。最近はネットもあるし、情報量や見た人間の声も簡単に広まるから昔ほど超人バトルで読者が騙されなくなってきているのは間違いないと思う。

やはり特殊能力、超人バトルに流れた方が多数派の層から人気取れるんじゃないかな。今アニメやってる「ベイビーステップ」とか、私は良い作品だと思うけど全然話題にならないし。

恐らく、作り手側にとっては作品の作り易さ、受け手側にとっては需要や人気といった要素が存在するんじゃないかな。
ウチの国のネット小説の多くが最後は中華ファンタジーバトルになっちゃうように。



とまぁ、こんな感じで。
やはり中国オタクの面々も「どうしてこうなった」と思ってしまうスポーツ系の作品にイロイロとぶつかった経験があり、そこからイロイロと考えてしまうようです。

また中国に入るスポーツ系の作品は少年漫画が多いのもあってか、日本のスポーツ系のアニメや漫画に関する認識に微妙な偏りもあるように感じられました。

ただ少年漫画系の作品に関してもリアル寄りのスポーツ系の作品は中国オタク界隈ではあまり話題になっていませんし、なんだかんだで必殺技や特殊能力が有ったりする作品の方が、中国オタク的にネタ扱いも含めた話題、妄想の材料になり易いのかなーなどとも考えてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「スポーツやゲームが題材の作品を楽しむのにルールの知識は必要なのか?」

「日・韓・中 トンデモ本の世界」にコラムを書かせていただきました

今回はちょっと宣伝を。先日出た
「日・韓・中 トンデモ本の世界」

で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

と学会本なので私なんかよりもよほどスゴイ方がイロイロと書いていらっしゃいますし、私のコラムが微妙でも十分以上に面白い内容になっていますので、どうかよろしくお願いします……!

私が書かせていただいたコラムは中国オタク事情における
「現地のタブー」
「日本の作品の受け入れられ方」

についてです。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったですね。


それから、少々言い訳のようなものを……
「日本の作品の受け入れられ方」では、中国に入った日本のオタク系のコンテンツがどういった形で広まっていったのかについてを、最初の白黒テレビの頃から現在の動画サイトにおける配信までの流れや時代ごとの事情や背景に関して書いています。

しかし、当ブログの記事
中国の日本アニメ公式配信全滅か? 政府の通知をそのまま読めば現状の配信形式は不可能に

でも書きましたが、先日出た中国政府の通知により中国におけるオタク系コンテンツの流通状況がまた大きく変化しそうな気配となっています。

一応現時点では10月の新作アニメに関してはそれほど影響は無いようだといった話も聞こえてはきますが、今後どうなるかは分かりませんし、現在行われている日本とのタイムラグ無しでの配信が難しくなる可能性は高いようです。

そんな訳で、「日本の作品の受け入れられ方」については上の記事と一緒に読んでいただければ幸いです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本のマクドナルドがアニメ効果で復活したらしい」

あいがたいことに以前、
「マクドナルドの期限切れ肉問題について中国ではどうなのか?」
と言う質問をいただいておりましたが、当ブログ的には守備範囲外なので何か書くのは難しいと考えていました。

しかし、先日流れた
「日本のマクドナルドが妖怪ウォッチとアイカツ!のおかげで復活」
というニュースが中国オタク界隈にも流れてちょっとした話題になっているようです。
マクドナルド「妖怪ウォッチ」「アイカツ!」で起死回生? 各地から「ありえんくらいの行列」報告続々(J-CASTニュース)

こちらなら当ブログ的にも紹介し易いので、今回は中国のソッチ系のサイトで見かけたその辺に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のマクドナルドが「妖怪ウォッチ」と「アイカツ!」のおかげで持ち直したそうだ。
福喜事件の影響で日本のマクドナルドの売り上げには大きなダメージが出て一時は閑古鳥が鳴いていた店も少なくなかったそうだが、9月に入ってからグッズのもらえる二大ハッピーセットを投入。そしてそのアニメ効果で復活したらしい。

おいおい。どっちも俺は見たこと無いが、そんなスゴイ作品だったのか!?

マクドナルドを救うために、アイドルになったり妖怪になったりするのか……

日本人の感性と商業の動きが全く理解できないんだが。

こんなのでマクドナルドが救われるだと……?
てか日本ではマクドナルドがそこまで追い詰められていたのか!?

こういうのってKFCの戦術だというイメージなんだが。
確かこの間ウチの国のKFCが「名探偵コナン」と組んだこういうキャンペーンやってたはずだし。

マクドナルドもそういうの普通にやってるぞ。ウチの国のマクドナルドの7月のオマケは「ONE PIECE」だったし。

日本の大きい友達は恐ろしい。

これ大きいお友達と関係無いんじゃないの?
行くのは子供とその保護者でしょ。

逆に聞きたいが、なんで大きなお友達が買わないと思うんだ?
例えば5月にウチの国のマクドナルドが「スーパーマリオ」のオマケ付けたとき、かなりの大きなお友達が群がっていたじゃないか。

日本語のニュース記事見るとやはり子供連れの影響が大きいみたいだよ。この2作品、特に「妖怪ウォッチ」は現在の日本の一般市場、子供向け市場で圧倒的に強いようだ。現在の瞬間的な勢いならポケモン超えているみたいだし。

「妖怪ウォッチ」のハッピーセットを買うとQRコードがついていたり、「アイカツ」のハッピーセットを買うとゲーム用のカードが付いていたりするんだろうな。

あと3DS向けのマクドナルド店舗限定配信というのもやっているみたい。これは私もちょっとやってみたいね。

それにしても日本のマクドナルドって凄いヤバイ状態になってたんだな……福喜のあの件って国際的な影響のある事件だったんかい。

ウチの国では例によって一時的な外食産業叩きになったけど、終わってみればほぼ影響なかったような感じなんだが……

まさか日本にまであの事件が波及していたとは。

そもそも、なぜ福喜の事件が日本にまで影響しているんだ?

あそこは海外向けの加工食品の輸出の大手でもあったからね。上海福喜の製品に問題ありとなれば、輸入している企業のブランドイメージにダメージが出るだろうし、輸入中止となれば店舗で売るための商品の確保も難しくなるはず。
でも、日本でマクドナルドが大ダメージとかいうレベルになっているとは私も予想外だわ。

いやホント。日本のマクドナルドに大きな影響が出ているとは予想外だ。ウチの国だと当初の火消しに動いたくらいで、いつの間にかニュースの間に埋もれていたのに。

国内だと外資叩きに利用されたっぽい所も見受けられたから、自分は「いつものアレか」というくらいに捉えていたよ。

じゃあ日本だとKFCが強くなっているんだろうか?
(訳注:中国で展開しているKFCは日本とは少々違い、メニューの内容や価格、客層がマクドナルドとほぼ重なっています。中国の感覚では「気楽に入れるファストフード」はマクドナルドかKFCといった所でしょうか)

この「なぜか日本のマクドナルドの大ダメージ」という件、どう受け取ればいいんだろうな。日本とウチの国の人間の違いによるものなのか。

ウチの国では食品の安全とか既に関係ない話だからだよ!大金持ちでもなければ安全な食品とか関係無い!

日頃から何食ってるか分かんないしね。マクドナルドを食べずに別のものを食べてもそれが安全だとは限らないし。何食っても巡り合わせが悪ければ当たる時は当たる、死ぬ時は死ぬ。
それにこの事件に対処したマクドナルドが逆に安全になった、他よりマシになったように見えたりもするし。

ウチの国のマクドナルドが日本のようにダメージを受けて大変なことになるような展開はあるのだろうか?

可能性は非常に低いと言わざるを得ない。子供とその親がよく行くんだから。ウチの国だと他に手頃な選択肢無いしね。

しかし、「妖怪ウォッチ」も「アイカツ!」もウチの国では人気が無いのに日本国内で人気が高いってのはヘンな感じだな。

低年齢層向けの作品が、高校〜大学生がメインとなっているウチの国のオタクの間で人気にならないってのは普通に有り得る。
それに加えてウチの国の小学生は親にガッチリ管理されているから、自分で積極的にネットでアニメ見たりするのは難しいだろうし。

我々は「ラブライブ!」の感染力の凄さを邪教とか言っていたけど、日本の状況を見ると「妖怪ウォッチ」こそ真の邪教と言うべきなのではないだろうか?マクドナルドを復活させるレベルとか、子供捕まえすぎだろ!

「妖怪ウォッチ」のエンディングとか凄いからね。中毒性もある。
ニコニコ動画のランキングにもかなり出ているし、bilibiliなんかにおいても段々と見かけることが多くなってきている。



とまぁ、こんな感じで。
日本における「妖怪ウォッチ」の盛り上がりは中国からだとなかなか分かりませんし、作品の名前を知っていたり、日本では大人気らしいという噂は聞いていたりはしても、マクドナルドの売り上げに影響を与えるレベルだと認識している人はやはり少なかったようです。

またこのニュースと日本のマクドナルドの現状を通じて
「中国で起こった事件による日本のファストフード産業への影響」
を知って驚いている人も少なくないようでした。

さすがに食肉偽装問題発覚以前の日本におけるマクドナルドのイメージ低迷まで把握している人はあまりいないようでしたが、マクドナルドが中国の事件の影響で日本でも結構なダメージを受けていた、そして妖怪ウォッチ効果でようやく一息つけたらしいというのは中国オタクの面々の感覚でもかなり予想外なニュースだった模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供をお待ちしております。

中国オタク「月見団子ってどんな感じのものなの?」

9月に入ってから中国オタク関係でも当ブログ的にもイロイロとゴタゴタしております。そんな訳で今回は軽い話で一つ……


昔と比べてイロイロな変化が起こってはいるようですが、中国では中秋節に大量の月餅がいったりきたりするのは相変わらずのようです。

そんな中秋節は中国でかなり重要なイベントとなっていますが、日本の十五夜、それと十五夜に付き物の月見団子に興味をもつ中国オタクの人もいるようです。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「月見団子」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本では中秋節にあたる十五夜に月見団子というのを食べるらしいのだが、どんな感じのものなの?ウチの国の月餅みたいなもの?
調べれば写真とかは出て来るけど、日本社会における扱いがどうも分からない。

ウチの国の月餅ほど重要なものではないらしい。ウチの国では自分が食べるのにも贈り物にも欠かすことができないレベルだが、日本だと季節の名物くらいになるとかいう話を聞いたことがある。

日本の人達は月を見る時に「月見団子」を食べるんだよな。写真を見た感じでは兎っぽく加工してあったりでとてもカワイイな!

兎っぽく加工してあるのは特殊なヤツで、一般的なのはススキと満月、そして白い月見団子だったはずだぞ。

月見団子とススキに明月の組み合わせは非常に良いと思う。

あと日本の十五夜は里芋を備える地方があるんだっけかな?芋名月とも言われているとかで。

こっちは月餅だが日本は月見団子か。
祝い方や食べ物に違いがあるのは面白い。あと中秋節に関しても、中国と日本では別の日なんだっけ?

日本語のwikiに突撃してきたが、日本でも陰暦を用いることは少なくないようだし、こっちと同じく陰暦の8月15日で同じみたいだね。まぁ、考えてみればそうやらないと満月にならんよな!

名前が違うのも重要な気がする。
日本では中秋節ではなく十五夜と言う。オタク関係でもわりと重要な知識だぞ。

月見団子の存在は分かったけど、あれどうやって作るの?味は?

確かもち米で作るんじゃなかったっけ。煮て満月のような球状にする。

月見団子自体は特別な作り方では無かったはず。大事なのは満月のように丸いこと。
前にネットで月見団子のレシピを探して見つからなくて日本人留学生に直接聞いたことがあるんだけど、「白くて丸い団子なら問題無い」と言われた。

月見団子もだけど、私は花見団子や三食団子とかも気になる。

すまん、そもそも団子ってなに?だんご大家族とかで名前とだいたいの内容くらいは把握しているつもりだが、理解しているとは言えない。
ウチの国の「湯圓」みたいなもんだと思えばいいの?

団子は日本のお菓子、和菓子の一種だよ。
米粉、主にもち米の粉をこねて小さな球状にして煮る、持ちに似たお菓子。一般的には小豆餡と一緒に食べる。

和菓子のカテゴリに加えて、日本語だと丸いモノの総称的な形容詞としても使われているね。食べ物で丸いモノだとだいたい何々団子とかになるみたいだね。
湯圓も日本語だと中華料理の団子と翻訳されているようだから、その認識でも問題無さそう。

作り方や材料によっても呼び方が変わるようだね
蕎麦団子とか黍団子とか。あとは羽二重団子などのブランド名もある。

なんか地方や作り方によってかなり違うみたいだね。味が想像できない。

うーむ……どうなんだろうな。見た感じでは中華料理の包子みたいにも思えるが。

小豆の湯圓買ってきて、ゆでるんじゃなくて蒸して調理すれば似たような感じになるらしい。

もち米で作っているというなら、食感は大体想像できるような気もするが……

自分は麻団(ごま団子)に近い印象を受けたが。それで結局月見団子の中身は何?小豆でいいの?

いや、材料的には似ているが湯圓とは根本的に違うと思うぞ。
日本の団子って小さ目で、中に餡が入っていないのが多い。確か月見団子も基本的に味はついていなくて、何かをつけて食べるという話だったような。

以前私が大阪で食べたのは小豆餡が乗っているタイプだったけど、それは結構美味しかったよ。団子本体は普通の米粉で作ったものだった。

日本の団子の一種に白玉というデザートがあるんだけど、味の付いていない団子と果物やシロップを一緒に食べる。月見団子もあんな感じで食べるのかね。

それにしても写真で見ると確かにカワイイし、それなりに美味しそうに見えるが実際はどうなんだろうね?暦に合わせた習慣の食べ物って伝統はあるけど現代の感覚ではそこまで美味しいものでは無かったりするし……

米粉、それももち米が一般的と言うならそこまで独特な味では無いと思うが……デザート系は想像し難い所があるよね。



とまぁ、こんな感じで。
日本の十五夜の風景、月見団子とその他諸々に関しては好評のようですが、味のイメージに関しては混乱しているところもあるようでした。

団子のような主食に近い上に、イロイロな加工や味付けのできるような食べ物になってくると、やはり味の想像や種類の区別が難くなってくるのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国人が処分に困る伝統的贈り物「月餅」

中国で人気のスマホゲーに釘宮ボイス等が実装された模様

間違っていた部分の確認がとれたので、記事を再アップさせていただきます。
下げる前の記事で間違っていたのはキャストについてでして、スマホのゲームなので情報の確認に現地のアカウントが必要だったこともあり、再アップに時間がかかってしまいました……
ご面倒をおかけしてまことに恐れ入ります。以下、再アップの記事になります。


今回は中国オタク業界の新しい動きの紹介を。

日本の声優は中国でもかなりの知名度になっていますし、中国で行われるイベントに日本の声優が招かれるといったことも珍しくなくなっていますが、そんな中国のオタク界隈で今度は
「スマホ向けの人気ゲームに日本の声優、それも人気の女性声優を起用する」
という動きが出てきたそうです。

その日本の女性声優起用を行ったのが「崩壊学園2」というゲームです。
崩壊学園2公式サイト(中国語)

このゲームは今年の初めごろにサービス開始となり、現在はbilibili系のユーザーなどを中心に中国のオタク層に大人気となっているそうです。とりあえず公式PVを見ていただけば大まかなイメージはつかめるのではないかと。


内容は女の子が色んな武器を使って女の子ゾンビな敵キャラをバッタバッタと倒していく横スクロールアクションといった所でしょうか。

日本のサイトではちゃにめ!様がプレイ記事を掲載されていますね。
中国のソーシャルスマホゲーム 「崩壊学園2」 のオープンβ版を遊んでみました(中国アニメブログ ちゃにめ!)

そしてこちらの崩壊学園アップデート情報(中国語)
などによると、先日日本の女性声優による日本語ボイスが実装されることになったそうです。
中国のネットの情報を見た限りではメインキャラのボイスとして日本語ボイスが選択可能になっているようですね。そして現在実装されているボイスは

Kiana Kaslana:釘宮理恵さん
Raiden Mei(雷電芽衣):斎藤千和さん、沢城みゆきさん
Bronya Zaychik:花澤香菜さん、阿澄佳奈さん


となっている模様です。

ネットで崩壊学園関係のスレなどを見ているとゲームの内容や攻略に関する話題に混じって、日本の声優によるボイス実装に関するやり取りも行われているので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ついに来た!釘宮が来た!釘宮病患者への福音だ!

釘宮党としては歓迎である。シャナから始まった俺のオタクの道がここにつながるとは……

本当なのか?なんか信じられんキャストだ。

おいおいおい、どのCVも素晴らしすぎるじゃないの!

ちょっと聞いた感じではセリフが短くて、そこまで特徴を聴き取れないが……どうなんだろう。

俺、まだこのキャラ引けてないんだけど……なんてこった!

セリフがわりと少ないっぽいな。同じセリフがよく出る。あと思ってた演技とちょっと違ったキャラもいるが……まぁ、いいか!

やった!沢城みゆきのお姉さまだ!

これって中国国産ゲームじゃなかったっけ?なんで日本の声優を使えたんだ?

直接日本の声優事務所と交渉したとかじゃないの?

依頼自体は十分な予算があればいけるだろうし、この手のゲームだとワード数もそこまで多くないからスケジュールの調整もそこまで難しくないと思う。ただ、その前の交渉がわりと難しいはず。依頼を取り付けるとこまでいけたのがまずスゴイと思うわ。

なるほど。しかしそれにしたっていくらかけたんだよ……
いや、毎日の俺らの課金の勢いからしてそう難しいことではないとは思うが。

もうやめようと思っていたのに……しかも今月はトラフィック量がわりとヤバイ状況なのに……!

非常に良い、アリなCVだが……萌えボイスが響き渡るわけだし、ちょっと外だと音声ありでは遊びにくくなっちゃったかもな!



とまぁ、こんな感じで。
それにしても現在の中国オタク層、その中でもスマホでゲームをやっている世代、現在の中国オタクの主流となっている年代に対して訴求力のあるキャスティングを、女性声優でやってきたというのは非常に珍しいかと思われます。

これまでの中国での声優展開は、イベントが中心でしたから熱心というか濃いファンの多い男性声優がメインになっていましたが、ここに来てスマホ系のゲームにおいてライト層にも通じる女性声優のキャスティングが出てきたのは、私としても非常に興味深い動きですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国の日本アニメ公式配信全滅か? 政府の通知をそのまま読めば現状の配信形式は不可能に

昨日下げた記事に関しては、現在中国の知り合いに確認を取ってもらっている最中なのでもう少々お待ちください。スマホのコンテンツではネット経由だと大元の確認が取れない所があるもので……


さて、コメントやメールの方でも質問をいただいているウォールストリートジャーナルでの報道
中国、国内動画サイトでの海外テレビ番組配信を制限へ(WSJ)
ですが、それに関して調べているうちに中国政府から更にスゴイ通知が出てしまいました。

その9/5に国家新聞出版広電総局から出た通知はコチラ(中国語)です。
この通知、ようはネットで配信されている海外コンテンツの管理を厳しくするというものなのですが、その内容が現在の中国の動画サイトにおける海外コンテンツ配信ビジネスを根底から揺るがすものとなっています。

通知の主なターゲットは現在中国で大人気となっている海外ドラマかと思われますが、日本のアニメも当然ながら中国国外のコンテンツの範囲に含まれるので影響を受けるのは避けられないかと思われます。

現在中国の動画サイトにおける海外コンテンツの配信についてはグレーゾーンになっている部分も多く大雑把に言えば、
「動画サイトが運営許可証を取得していれば簡単な届け出で動画サイトの自主裁量の範囲内で配信可能」
といったことになっていましたが、先日出た通知からは
「中国国外コンテンツの配信には、作品ごとに審査の上での許可が必要になる」
と読み取れます。

この審査ですが、今までのネット配信以外の分野の審査から考えると、恐らく申請には内容に関する文書に加えて一定量のサンプル映像を提出する必要があるそうですし、審査には当然ながら一定の時間がかかります。

過去に中国のテレビで放映された日本のアニメなどは日本での放映終了後なので、内容に関する一括の審査も可能だったのでしょうが、まだ新しい部分を制作しているような最新の作品となると一括審査は難しいでしょうし、毎週毎週審査手続きを行って許可を取るというのは現実的ではありません。

そんな訳で、日本のアニメの最新作を、日本とのタイムラグほぼ無しで配信するというのはほぼ不可能になってしまうかと思われます。

この通知が適用されるのは2015年4月1日からとまだ数か月先ですから、今後何かしらの現実的な着地点が出てくる可能性はありますが、とりあえず現在の
「中国の動画サイトが版権さえ買えば海外での放映からのタイムラグほぼ無しで配信できる」
という状態ではなくなりそうですし、日本のアニメも含まれる、中国の動画サイトにおける中国国外コンテンツの配信ビジネスに大打撃というのは間違いなさそうです。

それにしても、中国の動画サイトのグレーゾーンが消える通知に関してはいずれ出るだろうとは言われていましたし、個人的にも「ついに出たか……」という感じですが、いざ出てみるとやはり厳しいものがありますね。

現地の方に話を聞いてみても
「海外コンテンツに関しては海賊版時代に戻っちゃうかもしれない」
と本気で頭を抱えていました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

先ほどの記事をいったん下げさせていただきました 9/7再アップ完了

今日の晩にアップした記事ですが、一部の情報に間違いが有るというご指摘をいただいたので一旦下げさせていただきます。
既に記事の方にいただいているコメントのデータも残っておりますので、確認が取れ次第記事を再アップできたら……などと考えております。

ご面倒をおかけしてまことに恐れ入ります。

9/7追記:間違っていた部分の確認が取れたので、記事を再アップさせていただきました。ご面倒をおかけしてまことに恐れ入ります。

中国オタク「自分のオタクの歴史の中で好きになった歌、人に薦めるならばどの歌?」

ありがたいことにネタのタレコミ&質問をいただきましたので、今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではアニソンをはじめとするオタク関係の歌がイロイロと人気になっていますが、中国オタクの歴史もそれなりに続いていますし、世代やハマったジャンルごとにイロイロな
「おすすめの歌」
というのができているようです。

中国のソッチ系のサイトでは
「自分の好きになったオタク関係の歌で人に薦めるならばどの歌?」
といったやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


オタクをやっていると誰もが自分の大好きな、人に薦めたくなる曲というのがあると思うが、そんな「他人に薦めたいオタク関係の歌」「自分のオタクの歴史の中の、最もおススメの歌」を挙げてみないか?
挙げ出したらキリが無いだろうから、出来るだけ絞って!とりあえず俺は「VOICES」だ!

意外に難しいな。
自分の聴いている音楽のリストを見た感じだと……「君の知らない物語」かな。

こういう話の時、私は何も迷わずに「鳥の詩」を薦めることにしている。オタク界における国家クラスの歌だ。

「君の知らない物語」と「God knows...」。
どっちもカラオケで全部歌えるように練習するくらい好きな歌だ。

好きな曲は多いが、薦めるとなると……そうそう、私は「サムライチャンプルー」の「四季ノ唄」をちょくちょく推薦しているかな。

好きな曲を並べるならともかく、数を絞ってとなると結構難しいね。私の場合は「ガンダムW」から「JUST COMMUNICATION」と「RHYTHM EMOTION」って所か。

「月の繭」、「暁の車」。ガンダムって良いアニソンの多い作品でもあると思う。

確かに私も真っ先に思いついたのが「嵐の中で輝いて」「水の星へ愛をこめて」だ。よし、これでいこう。

定番過ぎるが「Butter-fly」

最近の歌だと「君の知らない物語」だけど、他人に薦めるとなるとそこまでメジャーでは無い方が良い気もするから、「夏の林檎」とかも挙げておこう。

「ぜったいに 誰も」。作品からするとメジャーだと思うけど、主題歌として真っ先に出て来ることは少ないんだよなー

マイナーな所を狙うなら「Beyond The Bounds」だろうか。

一昔前だったらもう大丈夫な気もするが。
とりあえず、おススメということなら「Red fraction」辺りで。

「ライオン」で。日本語の歌詞とメロディがとても良い感じの歌だと思う。

「イノセンス」の「傀儡謡」かな。これはいまだに初めて聴いた時の衝撃が残っている。

自分は「サムライハート(Some Like It Hot!!)」と「万事屋ブルース」辺りで。

ここまで挙がっていないのだと「だんご大家族」

「One more time, One more chance」
思い入れ補正が強いが、構わないよね。作品も一緒に見てもらえばいいし!

まだ挙がっていないので「残酷な天使のテーゼ」と「FLY ME TO THE MOON」を……

何と言う年齢バレな話題を……ええい、私はもう開き直って「愛をとりもどせ!!」だ!

よし、じゃあ私は「Forever Love」にしよう!
これ、一応CLAMPの「X」のタイアップ曲なんだよな。

気付いたらもう10年以上前の歌だけど「オルゴールとピアノと」はいまも繰り返し聞いているし、周りに薦めていたりする。

歳バレだと私は「Being」になるかなー

俺は「コンプリケイション」かも。

年齢暴露大会になるな。私は「ペガサス幻想」を外すわけにはいかない。あとまだ「世界が終るまでは…」が出ていないじゃないか。

「コネクト」。ClariSの歌で一番印象に残っている。

「あの花」の「secret base 〜君がくれたもの〜」

私も「secret base 〜君がくれたもの〜」かな。この曲、ZONEの原曲の他にカバーも多いよね。実は私は「今日の5の2」のOPで初めて聴いたからそっちの印象が強く刻まれていたりする。

ボーカロイドでも一応セーフだよね?「千本桜」と「威風堂々」。

ボカロありなら「ODDS & ENDS」を。

「美しきもの」もオタク関係ということで大丈夫だよね?

うーむ……迷う、絞りきれないが、あえてとなると「ETERNAL BLAZE」と「深愛」だろうか。

自分の中のベストを推薦するとなると、「愛・おぼえていますか」と「世界が終るまでは…」になる。

最近の作品だと「優しさの理由」が自分のお気に入り、OPも飛ばさなかったアニソンになっているからこれを推薦。作品の雰囲気やストーリーともぴったりの曲でスバラシイ。

あえて一曲だけ、ならば「届かない恋」を。

「WHITE ALBUM2」は好きな曲が多くて困るが……私は「POWDER SNOW」かな。

うーむ……自分は「closing」だ。

私は「Face of Fact」に出会わなかったらこっちの方の歌に興味持つことは無かった……

「スカイクラッドの観測者」
歌詞と作品の内容がきちんとリンクしているアニソンって案外少ないので、そういう面からもこれは薦めたい。

ゲームが続くが「キミの記憶」

もう自分の好みだけで。「late in autumn」

「oblivious」と「君が光に変えて行く」。イロイロ迷ったが、私は梶浦由記を外すことはできない。

やはり昔の歌が出てきて歳がばれてしまうな。今の時代に薦めるというならそれでもいい気はするけどね。そういう訳で私は「Adesso e Fortuna〜炎と永遠〜」かな。

ポケモン劇場版の「笑顔」。歌詞がとても良いんだよ。



とまぁ、こんな感じで。
他にも様々な歌が挙げられていました。

好きな曲と知ってもらいたい曲が混ざっているような所もありますが、中国オタク界隈で好まれているアニソンがイロイロと挙がっていましたし、調べていて面白かったです。

今回は複数のコメントで挙がっていた歌も多く、そういった歌に関しては面白いコメントに絞って紹介させていただきましたが、今回私の見た範囲で一番多く出ていたのは
「君の知らない物語」

でしたね。

また、広さということに関してはちょっと分かりませんが
「WHITE ALBUM2」

関係の曲については、思い入れのある人がかなりいるという印象を受けました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「『性格が悪いアニメキャラのランキング』について」

ありがたいことにネタのタレコミ&質問をいただきましたので、今回はそれについてを。

先日、日本のネットに出た
アニメファン10000人に聞いた、アニメ史上もっとも性格が悪いキャラは?(総合)(CHARAPEDIA)
というランキングが、中国オタク界隈にも伝わってちょっとした話題になっているようです。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「アニメ史上もっとも性格が悪いキャラのランキング」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で1万人の投票による性格が悪いアニメキャラのランキングというのが出たそうだが……これはどう見るべきなんだろうか?

なんかイケメンだと人気が出るというのをちょっと再確認してしまうランキングかも。

一応顔が悪いキャラもいなくはないけど、容姿が悪くて見るからに悪人っぽいのはフリーザくらい?

1万人に聞いたというのも怪しいが、ネタになるというかツッコミ甲斐のあるランキングではあるな。とりあえず普通に見た場合の驚きとしては伊藤誠が一位では無いということだな!

いったいどうしたんだよ、誠の兄貴は!?

折原臨也が一位か。おめでとう!おめでとう!!

伊藤誠は性格が悪いとかいう方向のキャラじゃないからね。

「HELLSING」の少佐が入っていないのは何故だ?

少佐がランクインしないことに関して、私は何となく分かる。
少佐は本当にいっちゃっている性格だから、性格悪いがどうのという話じゃない。

いっちゃっているアレなキャラもそうだが、普通の悪役キャラもあまりランクインしていないね。

そう考えると真っ当な悪役キャラなのにランクインしているフリーザとDIOはスゴイという見方もできるな。須郷伸之に関しては最近の作品なので判断保留。

私は須郷はもっと上だと思った。
でも、なんでディオがランクインしているんだ?ここが私にとって最大のツッコミ所だ。

俺もまずそこに引っかかったよ。ディオは性格が悪いというキャラではなく、魅力的な悪役というキャラだと思うんだが。

俺は夜神月のランクインに関して理解できない。

ディオや夜神月に関してはアンチがいるとかじゃないの?
でも最近アニメで再評価されたディオはともかく、夜神月は10年前のキャラなのによくランクインしたな。

昔の作品からと言えば、なぜ「天空の城ラピュタ」から……ムスカを知ってはいてもすぐにイメージはできないと思うんだが。

見なくても分かる。このランキングには子安武人声のキャラが入っている!

スネ夫が入ってジャイアンが入っていないのはどうしてだろう。劇場版補正の有無か?

「Fate」のギルガメッシュとかはランクインしていないのか。

やっぱり日本でも折原臨也は性格がヒドイキャラだという認識は強いのね。
あのキャラ、なんであんなに人気高いんだろう……

折原臨也は私もなんだかんだで好きなキャラの一人だが、確かに性格に関しては弁護のしようがない。

デザイン、作中の行動といった中二的な要素もプラスになってんのかね。ある意味では「イケメンなら」と似たようなベクトルかもしれんが。

明確におかしいと思ったのはキュゥべえだ。
あれは性格が良いとか悪いとかいうキャラじゃないだろ。

なぜ碇ゲンドウが入って碇シンジが入っていないんだ?あれ程なよなよしたイヤな性格のキャラは他にいないだろう。このランキングは一体どこの層を対象に調査したものなんだ?

碇シンジは性格が悪いじゃなくて、軟弱、惰弱なキャラでしょ。それと碇ゲンドウも性格悪いというより、コミュニケーション能力に欠けたキャラなんじゃないかと思う。
それと……私は最近ゲンドウに対してはツンデレ属性も感じてしまっている!

なぜだ。なぜ桐乃がランクインしているんだ!?アニメの悪影響か!?エンディングの影響か!?

桐乃はツンデレがいけないのだろうか。でもツンデレでもルイズとかは入ってないしなー

なぜ及川徹がランクインレベルになっているんだ……リア充だからか?

これは認められない!
なんで比企谷八幡がランクインしているんだ!?

俺は「やっぱり」と思ったが。
我らが「大老師」こと比企谷八幡は確かに問題のある性格というか、正統派な実際にいたら、表に出したら嫌われる類の性格じゃないかと。

クセの有るキャラが好きな人間にとってはちょっと見るのが怖いランキングかもしれない。

よかった……涼宮ハルヒは入っていなかった……いやでも、これはもう存在感が消失したとも見えるし……入っていないと、それはそれで不安だな!

アンチが多いキャラに関しては不安になるよね。
私にとってちょっと分かんないのが沖田総悟が6位になっちゃっていること。確かに性格はヒドイが、あれは萌えポイントじゃないの?

元の記事にあたってみたら日本語で「性格が悪い」だから、特徴のある性格、卑怯な方のクレーバーさなんかも含めちゃっているのかもね。このランキングに挙がっているのはネガティブな評価ばかりでもないようだ。「S」だとか「鬼畜」だとかの萌えポイントも含まれているっぽいし。

これ、人気ランキングとして見ても違和感ないんじゃないか?

いやいや。さすがにそれは。
フリーザとか人気無いだろ。

日本ではフリーザかなり人気高いぞ。フリーザ「様」と敬称付きで呼ばれているし、悪役としてもネタキャラとしても人気がある。それと、「天空の城ラピュタ」のムスカはほぼネタキャラとしてだな。

日本ではまだカテジナ・ルースをよく覚えている人間が多いのか。

そういった点に関して一番スゴイのはイライザじゃないか?最近の作品、まだ作品が続いている作品のキャラばかりのなか、ものすごい前の作品なのにランクインしている。
私は「キャンディ・キャンディ」に関しては百度百科のストーリー紹介程度の知識もなかったけど、このイライザというキャラが作中でどんな行動をしたり、どんな演出になっていたのかとか気になってきたよ。



とまぁ、こんな感じで。
このランキングの傾向の分析はさておき、イロイロと引っかかるというか、中国オタク界隈のイメージと違うように感じる部分も多いようですね。

この辺に関しては「性格が悪い」という言葉の捉え方というのもあるでしょうし、現在の日本と中国のキャラの人気や知名度の違いといった所もあるかと思われます。

またそれに加えて、日本でネタキャラ扱いになっていることによる補正に関しては中国オタク界隈にはほとんど伝わっていないというのも影響しているようでした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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