「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2015年01月

中国オタク「槍って女の子の武器だよな。日本のアニメの中では」

ありがたいことに
「日本のアニメや漫画に出てくる武器に関して、中国オタク界隈ではどんなイメージになっていたりするのでしょうか?」
という質問をいただいておりました。

先日、中国のソッチ系のサイトを巡回していて上手い具合に
「アニメの中の槍等の長柄武器の使い手について」
などに関するやり取りを見かけましたので例によって私のイイカゲンな訳で


槍って女の子の武器だよな。日本のアニメの中では。
なんでそういうことになってしまっているんだろう?

男の槍使いは幸運Eでロクな目に合わないから

槍というか、長柄武器の使い手は女性キャラが多いよな。
そして弓や銃とかの飛び道具になるとまた別の扱いになる気がする。

槍で男性キャラが持って……となると、自分の微妙知識では「武装錬金」と「うしおととら」くらいしか思い浮かばない。逆に女性キャラはなぜか複数思い浮かぶかも。

アニメの女性キャラなら日本刀だろうと思ったが……ゴツイ武器も少なくないか。

槍持ちの男が少ない?エロアニメでもない限り、男の場合下半身装備が槍クラスにはならないからだろう!

男のロマンは片手持ちの剣だから、創作だと槍を持つキャラが出ないんだろ。
でも日本刀は両手持ちだぜ?
日本のアニメも基本的に剣は両手持ちだ。ウチの国とは違う。盾も持たないから西洋ともまた違う。

そもそも槍がメインウェポンなキャラって主役ではないよね。
男性キャラは言うに及ばず、女性キャラで槍系の武器を持っていても、メインで戦うキャラにはならない。大体は補助的な立ち位置だったり、ピンチになって話を進めたり引き立て役になるタイプという印象だ。

長柄武器だと補助的というか、主役クラスは使わない武器ってイメージもあるかな。威力はあるはずなのに。

長柄武器等の槍使いが少ないのって、日本では槍に関する伝説や逸話が少ないからじゃないか?

槍使いはゲームだとそれなりに出てくるけど、アニメや漫画では少ないんだよね。刀が多いのは武士関係だから理解できるけど、槍の少なさはちょっと不思議かも。

あと、アニメで出てくる槍ってそこまで長くないのも気になる。日本の槍って短かったりするの?あんまり短いと意味が無い気もするんだけど。

日本でも長槍部隊の槍は4〜8mはあったらしいし、織田信長は長い槍を推奨したりといった記録もあるそうだから、普通に長い槍を用いる習慣は存在したはず。
アニメや漫画の中に出て来るのは創作におけるアレンジが加えられているんじゃないかな。キャラの身長や装備、髪型などとバランスが取れるように長さも調整されるだろうし。

槍が長いと使い手と槍を同じ画面内で描写するのが困難になるだろうからな。その点、剣は何かと便利。

個人戦闘用の槍は集団戦闘用の槍より短くなる傾向があるけど、それを考慮してもアニメだとやや短い印象はあるかな。
しかし蜻蛉切や日本号のように日本でも有名な槍武器はあるはずなんだけど、アニメや漫画だと男性の槍使いは少ないし、女性キャラの方が目立つ。

槍以外の武器もそうだけど、長い武器は女の子が使うイメージだよね。

まぁデカい武器を女の子が振り回すのは分かり易い「異常な強さ」の描写になる。それに萌えの一種でもあるしからな!

あと、女性キャラが相対的にアウトレンジで戦うように見せられるってのもあるのでは?

そう言えば男キャラは武器どころか更に接近して拳で戦うケースも多いか。ドラゴンボールでも剣や如意棒はちょっとしか活躍しないし。

女性の長柄武器で思い出したけど、関羽の武器、あれも日本だと女性用の武器というイメージが強いそうだね。

薙刀のことか?
あれは関羽の青竜偃月刀とは別の武器のはずだぞ。

薙刀は普通に男性の使う武器でもあるよ。ただ日本の伝統として、女性は薙刀を訓練する。ふと思いついたが、この辺りもあって日本では更に余計に女性キャラに槍や長柄武器を持たせるのに抵抗が無いのでは?

女性キャラに関してはともかく、アニメや漫画で槍が少ないのはアニメだと個人戦闘がメインになっちゃうからじゃないだろうか。その場合は剣くらいの長さがカッコ良い演出をし易い。

長槍兵による密集隊形が描写されるというか、それが活躍する作品ってまずないしね。それに個人レベルで強い場合、そこまで長い槍は必要無くなるようだからな……

アニメとかだと、集団戦も騎乗しての戦闘も少ないから槍のカッコ良さ、強さを描写しにくい。しかし女性キャラならキャラのイメージや相対的な小ささから槍が映える……といった所が理由ではないだろうか。

騎馬だと剣は逆にアンバランスに見えてしまったりするんだけどね。
でもメインが騎馬戦闘な日本のアニメってほぼ無いようだから、槍は補助的な地位になってしまうって所か。

習慣に関して思いついたが、日本は大規模な騎兵戦闘の経験が大陸の国家に比べて少ないし、刀がメインウェポンの時代が長く続いたというのも、現在の作品における武器に関する独特な価値基準に繋がっているのではないだろうか?

現実では長い武器の方が基本的に有利だ。しかし創作ではその限りではないし、見栄えも重要だ長槍などが男性ではなく女性に使われるのもその辺りの影響があるんじゃないかな。

創作における 見栄えのために武器をイロイロと変えちゃうのはウチの国でもあるしね。例えば錘とか。

そう言えば錘は日本の作品では見ないよね。出るのは三國無双くらいか?隋唐演義も知られていないようだし。

結局の所、創作ではやはり現実よりもカッコ良さが優先されるわけだし、そこには読者や視聴者の好みやイメージが反映されるってことなんだろうね。
例えば錘もウチの国ではかなり変わっている。あれは演舞用に短くなっちゃっている方のイメージが強いわけだし。



とまぁ、こんな感じで。
最近の中国オタク界隈ではFateの影響で槍使いのネタ扱いが妙に際立っている感もありますが、そういったネタ以外に関してもイロイロと話題にが出ているようでした。

今回のやり取りを見ていて思ったのですが、カッコ良いと感じる武器に関しては中国独自の物もかなりあるでしょうし、その辺りに関しても気になりますね。時間のある時にでも調べてみようかと思います。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

変身シーンが中国オタク界隈で大ウケしている中国産魔法少女アニメについてイロイロと

ありがたいことに
「最近変身シーンが話題になっている中国産の魔法少女アニメってどうなんでしょう?」
「例の中国産魔法少女アニメ、タイトル名で画像検索すると実写の凄いコスプレ画像がたくさん出るのですが一体?」

といった質問を複数いただいております。この作品に関しては私も気になっていたので、今回はそれについてを少々。

質問と一緒に教えていただいたのですが、日本のネットでも既にニュースになっているそうです。以下のサイト様の記事もご参照ください。
中国のプリキュアのパクリ風アニメがネット上で物議を醸し、ファンが激怒中 (ライブドアニュース)
中国のアニメ『バララシャオモーシェン』がプリキュアに影響を受けすぎていると話題に 最後男じゃねーかwwwww(はちま起稿)

さてこの変身シーンが話題になっている

「巴啦啦小魔仙之夢幻旋律」
ですが、とりあえず中国のオタク界隈では
「国産アニメでここまで出来たのか」
といった感じでかなりウケているようですね。
「『ラブライブ!』に続く新たな『邪教』だ!」
ともてはやす声も出ているようです。

「巴啦啦小魔仙」はシリーズ作品でアニメに先立って08年放映の実写テレビドラマ版からスタートした作品のようですが、中国オタク界隈でもこの実写版のイメージが強かった模様です。

「巴啦啦小魔仙」第一作(テレビドラマ版)の
百度百科のページ
互動百科のページ
リンク先の百科系記事はどちらも中国語ですが、画像も載っていますのでそれを見ていただけばなんとなく作品の方向性みたいなのは分かると思います。
その実写版のコスプレ具合が中国オタク界隈ではかなりアレな評価をされていたりしました。

その後、同タイトルのシリーズとして
「巴啦啦小魔仙之彩虹心石」、「巴啦啦小魔仙之奇跡舞步」がアニメとして、「巴啦啦小魔仙之音符之謎」が実写ドラマとして制作されているようで、この変身シーンの作品である先日放映の始まった
「巴啦啦小魔仙之夢幻旋律」
はシリーズ的には第五作、アニメ版では第三作という位置になるようです。

とりあえず以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたこの作品に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「巴啦啦小魔仙之夢幻旋律」を見た!これは新たな邪教になる!!
コマ数も音響もモノスゴイ進歩している。こんなに贅沢なアニメが出るとは……!

絵のレベルも随分と上がっているよね。一枚絵はマトモだけど動くとアレなことになるのが定番だったが、今回は「アニメ」で萌えられるレベルになっている。

俺、親戚の女の子と一緒に見ているよ。

うむ……ついに親戚の子供と一緒に見て楽しめるアニメが、ウチの国の国産で出てくれたな。

邪教化不可避。
俺は全力で布教するぞぉぉぉぉぉぉぉ!

私も今見たけど、コレは国産なのにペロペロしたくなるアニメだ。キャラデザも良い。

お前ら……子供向けアニメに発情するとかキモ過ぎるぞ……

クオリティは高いのは間違いないけど、オタクの間ではどうなるんだろうね。ウチの国の大きなお友達って大体エロ目的だから。ウチの国のアニメだとエロ同人も出ないだろう

そういう層は話題に乗っかるのも速いけど、解散するのも速いからなぁ。とりあえず追っかけてみる価値はあると思うんだが。

同人誌欲しいような人はpixivで良いんじゃないの?
「中国の魔法少女」タグあるよ。

pixivは一枚絵だからどうだろうな。ウチの国の女性のオタクへの影響力は強いんだけど、男性のオタクへの影響力は何とも言えない。

良いクオリティだとは思うけど、残念なのはパクリだということだ。そうでなければ本当に神作だったのに。

どこがパクリなんだ?
似たような作品は確かにあるだろうけど子供向けってどれもこんなもんだろ。

カットやら何やらイロイロとね。対比図作ってアップされたりしている。
あとキャラの基本的なデザインや色については過去のシリーズ作品も含めてあんまり否定できんぞ。

でも実写版に比べたら……
あれ役者の格好とか演技とかもう何も言えなくなる。

実写版がイロイロと残念なのは確かだけど、私は嫌いじゃないんだけどな。自分は今でもあれはあれで味が有って良かったと思っている。

良心的な作品だよね。国産アニメのクオリティアップを目の当たりにできて皆が喜ぶ気持ちは分かる。でもまだ最初の数話だ。こんなに騒ぐのもあまり良いことでは無いように思うんだが……
ストーリー的には前シリーズとあまり変わらないというか既視感が強いし、今後の展開にガックリ来たりちょっとの間騒いで終わりになる、或いはこの変身バンクだけが伝わるような事態になるんじゃないかと心配に思ってしまう。

まぁ中国では神展開とかは無理じゃないかね。ストーリーは子供向けにせざるを得ないし。
スムーズに動くだけのコマ数など大きな進歩なのは確かだけど。

まぁ第三話の神展開ってのは無いな。ありゃ日本の深夜枠1クール作品での話だ。

ウチの国のテレビのペースで放映されるから、一日2話とかそんな感じになるんだよね。キッチリ追いかけるのはちょっと難しいわ……

この最新シリーズ、52話一気に作って放映だからね。これは国産の良さと見るべきじゃないか?

とりあえず最初の2話までのクオリティを維持してくれればいいよ。

しかし……騒いでいる連中はどうしたいんだろう?邪教と叫んで関連商品を買うファンを増やそうというつもりなのだろうか。

少なくとも自分はディスク買おうと思ったけど。
もしこのアニメが商業的に成功する、大きな収益を上げることが出来ればウチの国のアニメ会社がこの方向に追随して発展する流れもできるんじゃないだろうか。

男性のオタクはこの作品のターゲットじゃないだろう。
それに男性のオタクの購買力って、この作品の本来のターゲットである子供とその親とは天と地ほどの差がある。

正直な話、私はこの子供向けアニメ作品とラブライブってそんなに変わらないと思うんだが。

ターゲットも放映時間も商業モデルも違うだろうが。
こっちの小魔仙というか、奥飛系の作品は基本的に子供の親に玩具買わせるのが基本方針だ。あとはブラウザゲーとかスマホゲーとかになるのかな。

奥飛は特撮で既にイロイロとやってるし、安定した方向にはなるだろうけど新しい起爆剤となるかは……
そもそもこのシリーズ、オタクはバカにしていたけどそれなりに長く続いているシリーズではあったわけだし。

愛の戦士虚淵玄みたいなことできねぇかなー

恐らくストーリー的にはさほど冒険しないまま、平凡に終わるんじゃないかな。奥飛もそっちの冒険したいとは思わないだろうし。
でもとりあえずこのままで行って、実写版を本当に黒歴史化して欲しい。

お前ら、ストーリーなんか気にしてんの?
これは顔、キャラデザが重要な世界だろうに。

そもそも他の邪教的な作品も二次創作で盛り上がる前は対したストーリーとかないよな。

昔は神作と呼ばれたが、今は人気が出れば邪教と称されるが、そこまでいけばストーリーは関係なくなるよね。

いや、ストーリー関係無く流行ったのってラブライブくらいじゃないか?だからこそ「邪教」になるわけで。ウチの国ではコメディ系、ネタ系でもなければストーリーの重要性はまだまだ強いと思うよ。

どっちにしろ、この作品の出現によって自分の国産2Dアニメに対する認識が覆されたのは間違いない。パクリ関係の問題や、この作品自体の面白さはともかく、今後に希望は持てるようになったのも確かなんだよね。



とまぁ、こんな感じで。
話題の中で例えに出される作品に関して、「プリキュア」よりも「邪教」こと「ラブライブ!」の方が多いようなのが、現在の中国オタク界隈における作品の捉え方を表している気もしますね。

アニメの第二作の「巴啦啦小魔仙之奇蹟舞步」で画像検索してみるとこんな感じですし、絵のクオリティがかなり上がっているのは確かなようです。

それに加えて中国オタク的には実写版でイロイロとアレな作品といったうイメージも強いとのことですから、アニメ表現でこういったクオリティの高い変身シーンが出てくるというのが、色んな意味で衝撃的だった模様です。

ちなみに、アニメが二作品続いた後に出た実写の第四作
「巴啦啦小魔仙之音符之謎」(リンク先は百度百科)
は百度百科のページの画像を見てもらえばわかる通り、イロイロとインパクトのあるビジュアルの作品となっているそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ウチの国で麻雀アニメって出ないもんだろうか?」

ありがたいことに
「中国本土では麻雀関係の作品ってどうなのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

当然ながら麻雀は中国で定番の娯楽ですし、
中国オタク界隈では
「咲-Saki-」

が色んな方向で大人気となったりもしています。また日本のアニメをきっかけに日本ルールの麻雀に手を出してハマってしまう人も出ているそうです。

しかし、麻雀に関する作品となると中国特有の事情もあるようです。
先日、中国のソッチ系のサイトで
「中国で麻雀アニメは出ないのか?」
といったことに関するやり取りを見かけましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ウチの国で麻雀アニメって出ないもんだろうか?
「咲」みたいなものとまではいかなくても、麻雀の娯楽としての存在感からして何か出ても良さそうに思うんだけど。

確か囲碁とかは国産アニメあったよな。
麻雀アニメも案外出てきたり……しないだろうなぁ。

麻雀は国内でもルールが統一されていないし、競技的にきっちりやるのは難しいんじゃないか?
ウチの国の政府機関が98年に定めた「国際麻将」のルールも、全国的な流行度はそんなに高くないわけだし。

そこは作品内では統一されていることにすればいいんじゃないの?日本だって細かいローカルルールは少なくないという話だし、なんとかなるよ。

だって賭博だし。審査通らんよ……

賭博と切り離したルールと言う設定や描写にはできないもんかね。日本だって普通に麻雀で賭け事やっていたりするんだろう?

ウチの国だと「社会への影響」というロジックが強く出て来るから、作中で賭博描写無くても麻雀と言うだけで難しそう。

ありえないって!「子供を賭博に誘う作品」とかいう話になるのは明らかだ。政府が許可するわけが無い!!

ウチの国だとアニメは子供の見るものという事になっているから、特にその辺りは厄介だろうなー

青年向けのネタ作品とか、最近のweb発信系なら……

そもそも、いったいどれだけの人間が麻雀のアニメを見たがると思う?アニメの場合は商業的な成功も考えないといかんのだぞ。

確かにアニメの場合麻雀以外の部分の面白さも描かないと商業作品は難しいかも?日本のアニメで専門のルールがある題材を扱う場合、初心者が見ても分かるような作りだし。

ウチの国の麻雀アニメの愛好者を見た場合、カワイイ女の子が出ないと厳しそうだ。

そもそも麻雀アニメをどう面白く描写するかの手法や経験も無い。単に麻雀やっているだけだと、アニメとしては面白い作品にならない可能性もある。

いやそこは何とでもなるだろう。
日本の麻雀アニメも本当の意味で麻雀やっているの少ないんじゃないか?大体は特殊能力や超天才、必殺技がどうのこうのということになっているような。ルールやロジックよりも勢い。

スポーツ系のアニメや漫画と同じということか。

どちらにしろ、俺は「咲」は百合を見るために見ているけどな!

魅力的なキャラとストーリーが有れば案外いける気がする。しかし、それが出来るなら別に麻雀がテーマの作品でなくてもいいんじゃないかという気もする。

上で出ている国産囲碁アニメの「围棋少年」は時代設定は明で伝奇的なノリでイロイロやっていたから、ウチの国でも突飛な設定をやってやれないことは無い気もする。

確かあれ、ライバルキャラが日本囲碁界の神童「黒木」とか、悪役に倭寇首領の忍者武士佐佐木という詰め込み過ぎた設定のヤツとかもいたな。今の時代にやったらイロイロとツッコミの方向でも楽しめそうな気がする。

愛する麻雀館が取締りの危機に陥っている中で立ち上がる主人公とか、そんな感じ?

ふむ。なら経営不振の麻雀館を盛り上げる為にアイドルとしてデビューという方向ってのはどうだろう?

武侠系の作品内で麻雀の名手同士の対決について語ったりもしていたはず。ネタは探せばイロイロと見つけられるんじゃないか?

バトルに関しては武侠な必殺技のノリでやればいけそうな気もするな。

ネックなのはやはり審査だろうな。賭博関係にかかってしまうのがなんとも。

それにしても麻雀に限らず、ウチの国で流行っている諸芸娯楽ネタの漫画やアニメって出ないもんかね。ウチの国だと企画が人気作品の後追いじゃないと通り難いし、厳しいのは分かるんだけど。



とまぁ、こんな感じで。
人気の高い娯楽ではあるものの、賭博のイメージが重なってしまうことからメインテーマとして扱うのはちょっと難しい所もあるようです。

この辺りの事情やそれに伴う感覚は「咲」が中国オタク界隈に結構なインパクトを与えた理由の一つとして見ていいのかもしれませんね。

ちなみに色んな意味でスゴイことになっている日本の麻雀マンガですが、
「ムダヅモ無き改革」

など中国オタク界隈でそれなりに知られている作品はあるものの、麻雀マンガというジャンルに関してはあまり認識されていない模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国でデジモンアドベンチャーの新キャラデザに対して困惑が広がっている模様

ありがたいことに
「中国でデジモンは大人気だったそうですが、新作アニメに関してはどんな反応なのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

「デジモンアドベンチャー」が過去に中国のテレビでも放映されていたこともあり、デジモンは中国オタク界隈においては「心のアニメ」、「思い出のアニメ」といった扱いになっています。また、「Butter-Fly」などはアニソンの定番中の定番になっていますね。

そういった背景もあってか、デジモンアドベンチャーの新シリーズに関しては早くから注目が集まっていました。またなぜか1月に新作アニメとして放映制作されると勘違いしていた人も少なくなかったようで、1月の新作アニメに関して
「なぜデジモンの新作は無いの?」
という勘違いからのやり取りなんかもちょくちょく出ていたように思います。

そして
「デジモンアドベンチャー tri.」
みんな成長したな! アニメ「デジモンアドベンチャー」新シリーズのキービジュアル公開(ねとらぼ)

に関する具体的な情報が出始めると中国オタク界隈にも早速伝わっていったのですが、旧作からガラッと変わったキャラクターデザインが驚かれているらしく、新キャラデザに対してイロイロと困惑の声が上がっている模様です。

そんな訳で今回は中国のネットで行われていたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


デジモンの新作アニメのキャラデザがついに発表されたが……どうしよう、なんか言葉が無い……

コレジャナイ、コレジャナイ!!

誰だよ、こいつらは?

太一どうしちゃったんだよ!?
ゴーグル無いから分かり難いというのを差し引いても……!

絵柄の変化が非常に大きいな。ヒカリとかパッと見では男の子に見えてしまう。

それ以前に、誰が誰だか分かんないよ!

か、髪の色で見分ければいいんじゃないかな……?
私もそれでしか判断できないが。

みんな成長して美白で美形で金持ちっぽいキャラになってしまったのか。

とりあえず俺のミミが貧乳じゃないっぽいのだけは喜べるポイントだ。

元の印象が無くなっちゃっているね。同じキャラとして認識できない。

変わり過ぎだろ……キャラデザ、原画までウチの国に丸投げしたのか!?

小学生という設定は消されてしまったか。あと私はなんかペルソナっぽいという印象を受けるが。

俺は微妙に「デュラララ!!」っぽい絵柄になっちゃったと思った。

いやいや、それより更に近いのがある。「つり球」だ。

ああ「つり球」か。言われてみればそうだ。調べてみたらキャラデザ同じ人だね。でも、現時点の印象だとデジモンって画じゃないな。

これじゃパラレルワールドの話にしか思えない。
いや、デジモンはアニメと漫画がパラレルワールドだったりするが!

小学6年生から大学生になったんだろ?しょうがないよ。一応、丈とかはカッコ良くなっているんじゃないか?

大学生じゃなくて高校の話みたいだぞ。日本のお約束の年代。ちなみに「02」の僅か3年後だな。

とりあえずスタッフどうなっているのかチェックしてみたら「監督:元永慶太郎」という情報が。「School Days」の監督じゃないか!?

本当だ……絵柄の印象も含めてドロドロしたストーリーになるんじゃないかと心配になってきた。デジモンのストーリーが軽いわけじゃないのは分かってはいるが。

太一はまたNTRされてしまうのか?

こういう悲惨なことやるのやめてくれよ……

まぁ、どう変わろうとまずは見てみようぜ。自分は見ないわけにはいかない。

10代の3年間ということで大きな変化も受け入れられなくはない。画が崩壊し過ぎでなければたぶん私は受け入れられる。

しかしみんなキャラデザへのツッコミが忙しくて、高校生という新たな年齢設定への移行に関する言及がほとんど出ていないよな。

現時点で分かるのは絵柄が変わった、キャラデザの人間が変わったという事だけだから実際に見てみないと何とも言えん。アグモンがそれなりに安定しているっぽいから悪くなさそうな気もする。

自分は空の顔が特にキツイが……ただ「02」を最初に見たときよりはまだイロイロと受け入れ易そうな気もする。

それにしても、なんでこんなに時間の経った今になって、デジモンの初代キャラを掘り返したんだろうな。しかも絵柄を完全に変えて。
私も作品に興味を覚えるけど、同時に不安も大きい。

キャラデザに関しては動画を見ているうちに段々と慣れるものだというのは経験として知っているけど、それ以外の部分が心配だよ。

でも、絵柄がここまで変わるのは……さすがにキツイよ。

時代の変化を感じてしまうね。制作環境の変化と共に、絵描きの傾向も変わってしまっているのだろうか。

昔のキャラデザそのままってのはやはり無理なのかな?人材的にも、商業的にも。

そりゃ俺達の心の中にあるのは概ね1999年版、そして今度の新作は2015年版になる。日本で第一作が制作されてから15年も経っているんだから作品の周囲の環境の変化だって大きいよ。昔と同じ体制、同じスタッフってのはさすがに無理な要求だ。

しかし自分は太一より随分と年上になってしまった。太一も成長したけど、自分はそれ以上に歳を取ってもうおっさんだ。時の流れをイロイロと感じてしまう新作情報だよ……

とりあえずこのキャラデザがどう影響するのかは置いておいて、まずは追っかけてから考えることにするわ。



とまぁ、こんな感じで。
昔の作品への思い入れが強いだけに、新しいキャラデザを受け入れ難いという人が少なくないようでした。

デジモンは現在の中国オタクの主流となる世代が子供の頃にハマったとされる作品で、子供の頃の思い出的な作品となるとほぼ必ず名前が挙がります。
そんな訳でアニメの新作に関しては良くも悪くも話題になりそうですし、昔と比べてイロイロと語る人もかなり出てきそうな気配ですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ネット恋愛がメインテーマのアニメって有る?」

中国オタク界隈では日本のアニメなどのオタク系コンテンツにおいて、恋愛要素が絡む作品が多いという認識もあるようですが、恋愛系の内容や作品の方向性に関してイロイロと話題になったりすることもある模様です。

先日中国のソッチ系のサイトで
「ネット恋愛がメインテーマのアニメは有るのか?」
といったことに関するやり取りを見かけましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ネット恋愛がメインテーマのアニメって有る?
恋愛系の作品は多いけど、ネット恋愛の物って無い気がするんだが。

え?いっぱいあるじゃないか。
例えば「ソードアート・オンライン」とかは?

ネトゲが題材な作品では珍しくないと思うぞ。
日本のアニメや漫画は恋愛要素多いし、ネットが舞台設定に組み込まれている作品なら大抵そういうのが出て来るんじゃないか?

いや「ソードアート・オンライン」って仮想空間のゲーム上での話だし。そういうのじゃなくて純粋なネット上の恋愛がテーマとか、ネットベースの交流がメインという作品について知りたいんだ。

言いたいことは何となくわかる。「ソードアート・オンライン」とかはネットで出会うんじゃなくて、「ネットにある仮想空間のゲーム等の中で」だから微妙にネットの恋愛とは違うってことだろ?
現実のSNSやweiboなんかのつぶやき経由で出会って恋愛が発展していくというケースはわりと少ないかもしれないな。

そういうことか。
仮想現実空間やネットゲーム内のキャラによる話ではなく一般的なネット恋愛ってことね。

あれ……そういうのって確かに思いつかないかも?

少なくとも多くは無いか。
原因は何だろうね。ネット恋愛が題材として扱いにくい……ってことはそんなに無いだろうし。

ネットコミュニティやSNSメインの交流だとどうなんだろう?アニメに限定しなければわりとあるような。

出会いがネットってのは最近だとありふれ過ぎている感もあるが、最後の方までネットでっていうのは珍しいかも?

「電車男」を思い付いたが、あれはネットで恋愛事情が拡散されるケースか。

確かにネトゲ的な要素がメインに来る作品ってネットで出会うんじゃなくて、「ネットにある仮想空間のゲーム等の中で」だから微妙にネットの恋愛とは違うな

アニメでは現実のSNSやweiboなんかのつぶやき経由で出会って恋愛が発展していくというケースは案外見ないよね。アニメに向いていないのか、視聴者が好まないのか…

ネット恋愛なんて信じる気にならん

そういう信じられないネタというか妄想をそれなりの形にしてくれるのが二次元なわけだし……

ネトゲ系の作品ってある種のトリップ系作品だよね。極端言い方をすれば、そこで恋愛しても異世界や転成先で恋愛するのとそこまで変わらないんじゃないかね。

アニメというか動画に向かない題材なのかもね。基本的に文字ベースでのやり取りになるから。ラノベとかは探せばあるんじゃないだろうか?

外出嫌いなオタクや引きこもりにとって ネット恋愛ってわりと良く合う題材だと思うのだけど

うーむ……言われてみると見つからないかも。
もしやネット恋愛がメインテーマになっている作品って、恋愛要素の多い日本の仮想空間系作品の盲点だったりするのか?

舞台がネットメインになっちゃうから、日本の定番の学園モノとの相性が悪いのでは?

ネットと現実ではキャラが違うとか、ネットでしか交流の無いキャラが突然主人公の前に現れる、そしてそれがカワイイ女の子だったとかいう展開はどこかで読んだ覚えがあるが、純粋にネットの交流ベースで進む恋愛というのはちょっと覚えがない。

相手の性別すら信用できない状態からの恋愛とか、面白い題材だと思うんだけどね。

その手の要素はネトゲ系の作品には普通に組みこまれていると思うよ。
ゲーム内でのカップリングの相手が設定上は女性キャラだけど、主人公はプレイヤーの性別自体は男性だと思い込んでいたりとか。

二次元と三次元の区別、ネットと現実の区別……面白い作品も作れるとはと思うんだが、アニメ化される作品の傾向からすると合わないのも理解できる。

個人的にはネットの交友関係って恋愛よりもミステリとかに向いている題材だと思う。
あと作っているうちにネット環境に関するネタが風化、陳腐化してしまったりするのもアニメの題材に向いていないのでは?

恋愛関係の相手の絵が出せないのがわりと痛いんじゃないかな。ネット恋愛は画面で見せるアニメに向いていない。
文字ベースのネット小説とかなら問題無いだろうけど、ビジュアルの効果が重要なアニメでは完全なネットベースの恋愛は不利になり易いと思う。

アニメ化されてはいないけど、「図書館戦争」の有川浩が書いている「レインツリーの国」って作品がスレ主の知りたがっている作品に近いかも。ウェブサイトの読者と管理人の恋愛物語だ。

それにしても有りそうなんだけど、探してみると案外無いもんだな。

SF的なものではなく、「現代のネットやツール関係の恋愛」という条件だとアニメでは見つからないかな?ネットのイメージがまだあやふやだった一昔前とかの作品を探せばありそうな気もするが。

二次元関係でもネットやネトゲが恋愛関係のきっかけになる作品ってのは珍しくないはずだよ。
問題となるのはどこからオフラインの交流になるのか、オフラインで出会った後も出会ったネット関係の場所及びそこでの交流が維持されるか、そこで恋愛関係が進展するのかという点じゃないだろうか?

そう考えるとネトゲベースのラブコメ作品もネット恋愛ベースの作品と言えてしまうのか……?なんか混乱してきた。



とまぁ、こんな感じで。
いざ考えてみると出てこないようでした。

中国ではネットの娯楽や日頃の交流における存在感は日本りもさらに強いですし、ネット恋愛を指す「網恋」という言葉も存在します。また、日本のアニメにおいては恋愛要素が結構多いというのも認識されています。

それだけにいざ
「ネット恋愛をメインテーマにしたアニメ」
というのを考えてみると案外無い……というのを意外に感じる人もいるようでした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

「日本と中国、Fateファンの違い」補足

ダ・ヴィンチニュースの方で連載させていただいているコラムの
日本と中国、Fateファンの違いとは
の中国のソッチ系のサイトへの翻訳転載や関連スレの情報ありがとうございます。

情報と一緒にいただいた質問で、
「スタジオディーン版のアニメが広まらなかったことについて詳しく」
「『Fate/stay night』のファンサブ翻訳状況について具体的に」

といった辺りはすぐに答えられそうなので、今回は記事の補足的なものを。


まず
「スタジオディーン版のアニメが広まらなかったことについて詳しく」
についですが、これに関しては比較的明確な理由として
「涼宮ハルヒの憂鬱のアニメ以前だったから」
という点があります。

中国オタク界隈における「涼宮ハルヒの憂鬱」のアニメの人気の爆発は中国オタクの歴史の初期における転換点の一つでして、「ハルヒ以降」はコミュニティの規模や情報伝達力、作品の広まり具合、特に深夜枠のオタク向けの作品に関する話題や情報の量が急速に増大しました。

「ハルヒ以前」も字幕組のファンサブの活動は行われていましたし、「アニメのデータ」「翻訳とデータを加工する人間とツール、環境」「ファンサブ作品を拡散するルート」といったものが整ってきた時期なので、中国現地のファンサブは拡大傾向にはあったようなのですが、その当時はまだ職人芸的な面も強く、後の時代と比べた場合拡散力などでは慎ましいものだったそうです。

それに加えて時期的に「涼宮ハルヒの憂鬱」がオタク向けの看板作品として拡散していく過程と重なってしまったのも、スタジオディーン版のFateにとっては厳しかった模様です。


次に
「『Fate/stay night』のファンサブ翻訳状況について具体的に」
という質問についてを。

こちらについては私もいつからいつまでというのはハッキリ知らないのですが、とりあえず05年の時点では、この間アニメ化されたUBWルートのきちんとした中国語化も終わっていなかったようです。

現地の古参の中国オタクの方に聞いた話によれば、テキスト量に加えて奈須きのこの文体に苦戦していたそうで、年単位での作業になってしまったのだとか。Heaven's Feelルートに関しては更に遅くなってしまったらしいですし、全ルートの翻訳が完了するのは日本で発売されてからかなり後になってのことだったようです。

そしてファンサブ翻訳がある程度終わる頃になると日本のFateの盛り上がり方も安定期になっていた上に、次々とその当時の「最新のアニメ作品」が中国オタク界隈に入ってきて盛り上がるといった状態となっていたことから、「Fate/Zero」のアニメが始まるまでFateは知名度は非常に高いものの内容をきちんと把握、体験している人間に関してはマニア層にとどまる……といった状態となっていた模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国の2015年1月新作アニメ公式配信状況

例によって遅くなってしまいましたが、今回は中国の動画サイトにおける1月新作アニメの配信状況についてまとめさせていただきます。

それにしても昨年発表された、今年4月から始まるという海外コンテンツ配信に対する規制については、今の段階でもまだ具体的な手続きやら罰則やらが出ていないのが色んな意味で頭が痛くなります。
このままではどこかが罰を受けるまでのチキンレースになるのではないかという見方も出ちゃったりしているようですが、どうなるのやら。

まぁそれはさておき、とりあえず以下に各動画サイトにおける1月の新作アニメの配信状況を。


楽視(leTV)
アイドルマスター シンデレラガールズ
アブソリュート・デュオ
神様はじめました◎
黒子のバスケ
純潔のマリア
新妹魔王の契約者
戦国無双
聖剣使いの禁呪詠唱
夜のヤッターマン
ISUCA


楽視は今期の独占配信作品は無いようです。楽視に関しては本体の経営に関する微妙な話が聞こえてくるのですが、どうなのでしょうかね。


愛奇芸(iqiyi)
アイドルマスター シンデレラガールズ
アブソリュート・デュオ
暗殺教室
神様はじめました◎
黒子のバスケ
幸腹グラフィティ
冴えない彼女の育てかた
純潔のマリア
新妹魔王の契約者
聖剣使いの禁呪詠唱
戦国無双
蒼穹のファフナー EXODUS
デュラララ!!×2 承
東京喰種トーキョーグール√A
DOG DAYS"
美男高校地球防衛部LOVE!
夜のヤッターマン
ローリング☆ガールズ
ISUCA

独占
アルドノア・ゼロ第二期
探偵歌劇 ミルキィホームズ TD
デス・パレード


毎シーズン、最大規模の配信数となるiqiyiですがそれは今期も変わらないようです。新作続編共に「強い」とされる作品をきっちり取っていますね。
ちなみにiqiyiは動画単体へのアクセス規制だけではなく、アニメカテゴリのトップページも規制されているっぽいので(日本のIPだと404に)配信状況が確かめ難いのが当ブログ的には厳しい所だったりします。正確さに関してはあまり自信が無いので、間違っていたらツッコミ&情報提供お願いいたします。


捜狐(sohu)
東京喰種トーキョーグール√A
ユリ熊嵐


sohuはこれに加えて1月新作ではありませんが、「憑物語」が配信されているそうです。
sohuは新作アニメの告知や宣伝活動に関して他のサイトに比べて動きが鈍く、オタク関係では少々埋もれ気味な所もありますが、「ONE PIECE」などの非深夜枠の一般向け作品における「大作」をきっちり取っていますから、オタク向け以外のアニメに関しては頭一つ抜けているのは確かですね。
新作アニメの作品数的には目立ちませんが、サイトや視聴者数の規模に関しては最も大きいかと思われますし、自サイトの特徴や強みに沿った作品の取捨選択という面は一番うまくやっているという印象もあります。
ただ……さすがに「ユリ熊嵐」をどういう戦略方針で取ったのかは分かりませんね。「セーラームーン」や幾原監督関係だったりするのでしょうか?


騰訊(テンセント)
アイドルマスター シンデレラガールズ
暗殺教室
神様はじめました◎
黒子のバスケ
戦国無双
聖剣使いの禁呪詠唱
デュラララ!!×2 承
東京喰種トーキョーグール√A
DOG DAYS"
美男高校地球防衛部LOVE!
夜のヤッターマン

独占
血液型くん!2

前期はあまり大きな動きは無かったテンセントですが、今期はイロイロと番組を取っているようです。最近は日本のコンテンツを活用したゲームの動きも活発になって来ていますが、テンセントはアニメ配信連動的なことは何かやらないのでしょうかね。


優酷土豆(youku、tudou)
アブソリュート・デュオ
暗殺教室
神様はじめました◎
黒子のバスケ
幸腹グラフィティ
冴えない彼女の育てかた
純潔のマリア
聖剣使いの禁呪詠唱
デュラララ!!×2 承
東京喰種トーキョーグール√A
DOG DAYS"
美男高校地球防衛部LOVE!
ローリング☆ガールズ

独占
少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50-

中国動画サイト業界、更にはオタク界隈においても古豪的なイメージのある優酷土豆ですが、今期は安定した所を押さえてきていますね。


PPTV
黒子のバスケ
戦国無双
東京喰種トーキョーグール√A

独占
銃皇無尽のファフニール

1月はPPTVも結構取っているらしいのですが、コチラに関しては私の方もちょっとハッキリしなかったり。「銃皇無尽のファフニール」は以前の「ノーゲーム・ノーライフ」と同じ枠なんでしょうか。


Bilibili
アイドルマスター シンデレラガールズ
黒子のバスケ
冴えない彼女の育てかた
純潔のマリア
デュラララ!!×2 承
DOG DAYS"


bilibiliは現在中国オタク界隈で最も活発なコミュニティの一つとなっていますが、10月はbuilibiliサイト内における積極的な宣伝により人気となった作品が出ました。現時点での印象ではアイマスや純潔のマリアといった辺りはbilibiliによる追い風効果が出ているのではないかと思われます。
それ以外の作品に関しても作品人気や情報拡散に関する影響力はどのような形になるのか等々、イロイロと気になる所ですね。


以上です。
今期の配信に関して目に付くのは独占配信がかなり減っているという点でしょうか。この辺りに関しては新作番組の争奪戦の加熱に加えて、この1年で急騰した番組価格も影響しているという話も聞きますが……
また黒子のバスケは主要サイトすべてで配信されている模様なのも興味深いですね。

今年4月からという規制も近付いてきていますし、番組価格の高騰などもあってか中国の動画サイトにおける日本のアニメ配信に関しては不穏な空気が漂っているそうで。この辺りについても引き続き追っかけていこうかと思います。


とりあえず、こんな所で。
現在の配信状況に関しては私自身ハッキリしない所も多いので、何時にも増してツッコミ&情報提供お待ちしております。


また大きな変化が起こった中国の2014年10月新作アニメ公式配信状況

1/25追記:「ISUCA」に関して追加しました。情報ありがとうございます。

中国オタク「日本語だったら恥ずかしくない。熱血なセリフもイチャラブなセリフも!」

段々と中国オタク界隈でも年末モードになって飛び交う話題が少なくなってきているように思えますが、今年は春節が遅いのもあってか、1月に漂う年末っぽい空気がいつもより長い気がしますがどうなんでしょうね。

さてそれはともかく、ありがたいことに
「中国のオタクの間で使われる日本語は日本の外来語やカタカナ言葉みたいな扱いになっている気もしますがどうなんでしょうか?」
という質問をいただいているので、今回はそれについてを。

確かに中国オタク界隈では中国語吹き替え版よりもオリジナル音声+字幕で見る方が「良い」とする人は少なくないようですし、空耳や無理矢理な当て字をした日本語の言葉が飛び交ったりするなど、日本語の扱いに関しては独特な所がありますね。

先日中国のソッチ系のサイトで
「中国語だと恥ずかしいセリフも日本語でなら大丈夫なのはなぜ?」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近改めて気付いたことがある。日本語だったら恥ずかしくない。熱血なセリフもイチャラブなセリフも!
中国語で言ったら「無い」と思ってしまうような言葉も、アニメや漫画の中の日本語(中文字幕付きでも可)で受け取る分にはなんか普通に受け入れられてしまう。

その感覚、私も否定はできない。

そうなんだよね。同じ意味のフレーズのはずなのに、中国語で言うのと日本語で言うのとではウケる印象が完全に違う。

アニメや漫画の中のセリフを同じ意味の中国語にして口にすると恥ずかしい。だが日本語でそのまま発声するとなんてことはないということか……確かに自分もそう感じているわ。

これってもしかして、ウチの国のオタクが国産の作品を嫌う原因の一つだったりするんじゃないか?中国語だとクサいセリフにひいてしまうというのが。

色んなアニメの主人公が中国語で叫んでいるシーンを思い浮かべると、なかなかにこう、クラクラする情景になる。

ゲームの中国語吹き替え版も最近増えているし、大体は悪くないんだけど、中にはとてもアレな気分になってしまう作品もあるよね。

ウチの国の声優のセリフだと、没入感がイマイチだからじゃないかな?
声優の数が少な過ぎるし、どのアニメを見ても吹き替えの声が同じに感じる。もちろん言い回しの関係もあるんだろうけど。

ゲームもそうだし、国産ドラマとか普通に熱いシーンやセリフも出て来るし、見ていてセリフの恥ずかしさとかは意識しないから中国語でダメってことは無いと思うが……まぁウチの国のアニメの吹き替えがやっぱ微妙なことになっているとも思うけどね。

俺はセリフの問題だと思うよ。アニメやマンガのセリフって日本語ベースで作られているわけだから、中国語にするとヘンな感じになったりもする。そしてそれを受け取る俺達の方の印象も変わるのは当然だ。

こっちのネトゲにあった元ネタ日本の格ゲーな必殺技の掛け声、あれは本当にアホみたいな印象を受けた記憶が。

日本語だと耳で直感的に理解できないってのも大きいと思うな。日本語で思考できるレベルでもなければ、中国語の意味に変換するためのラグが出るから、そこで補正が入るんじゃないかな。

アニソンを普通に聴いている時や日本語でアニソンカラオケを歌うのとかは問題無いが、歌詞を中国語に訳したものを見ると恥ずかしくなるようなもんか。

しかし小さい頃にテレビで日本のアニメを見ていたときはどうだったんだろう?自分のことなのに思い出せない。テレビ放映は基本的に吹き替えだったはずなんだが……

それは年取って感性が変わったからじゃないの?
中二病的な感性も年齢に沿って変わるもんだし。

中国語だと耳で聴いてすぐに分かるから恥ずかしいんだろう。
恐らく日本人なら日本のアニメの熱血セリフを恥ずかしいと思う人は少なくないはず。

私は日本語学んでかなり分かるようになってからもその手のセリフを恥ずかしいと思ったことはなかったりするんだが。

日本語の他に、広東語の吹き替えでも自分は特に恥ずかしくない。でも標準語だと恥ずかしくなる。何故だ!?

私も香港のテレビのアニメとかだとなんか受け入れられられるんだよなー
標準語でも受け入れられる作品が無いわけでは無いけど、ダメな作品の方が多い。

私もそういう所あるけど、それに関しては広東語の方が感情をこめられるからだと思っている。標準語は感情面の要素を削ぎ落としながら発展してきた。テレビで流れている標準語とか、感情が無いよ、感情が。

中国語だからダメってことは無いでしょ。例えば私は「ピンポン」の孔文革のセリフは熱いセリフではあるけど普通に受け入れられた。

アニメの吹き替えに関しては音響の問題もあるよ。ウチの国の吹き替え作品って声優以外にも編集技術や音楽の問題が存在する。

あー……確かに吹き替えの声だけがやたら強調されるとか、音楽が消える或いは音楽のデータはもらっていなかったのか妙にチープなアレンジにされた音楽が流れたり、よく分からん別の曲が流れる作品もあるしね……
オリジナル版ではバックミュージックや効果音もきちんと演出されているわけだからセリフの印象も吹き替え版より良くなる。声優のスキルも大きいだろうけど、場面を盛り上げる音楽の効果ってのも無視できない影響があるってことか。

話を戻すけど、とりあえず日本語で聴いている分には燃えたり萌えたりできるセリフでも、中国語にすると途端に恥ずかしくなるありがちな話、日本だとどうなんだろう?

確かに。日本人はあの手の熱血系のセリフや告白系のセリフを恥ずかしいと思うことは無いのだろうか?特に熱血系は疑問。

そりゃ「恥ずかしいセリフ禁止」なんて言い回しが有るくらいだし……

アニメの中の日本語は日本の日常生活で使われていない事実からも、日本人にとって恥ずかしいのは明らかなのではないだろうか?
やはり私達が日本語のセリフに燃えることができるのは、「日本語という設定」と「直接聴いても分からない」というのが理由ではないだろうか?

翻訳を通すと発音も語調も変わっちゃうからね。日本のアニメの戦いながら説教するスタイルだと影響は深刻だろう。



とまぁ、こんな感じで。
なぜ中国語音声だと受け入れられなくなるのかといったことに関して、イロイロと考察されていました。

今回のやり取りを見ていると中国オタク界隈においてアニメで耳に入る日本語は、なんとなく分かったような感じで流せる言葉になっているようですし、
「母国語ではないからこそ受け入れやすい」
といった所は間違いなくあるかと思われます。

この辺については確かに、日本語で唐突に出てくる厳密には分からないカタカナ言葉をなんとなく流す感覚に似ているようにも思えますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本語を学ぶ前後でアニメの見え方って変わった?」

中国の艦これ丸パクリゲー「艦娘国服」のゴタゴタ、とりあえずのまとめ

コメントやメールで結構な数の質問や情報をいただいております、現在進行形の中国の艦これ丸パクリゲー「艦娘国服」関係のゴタゴタについて、私の分かる範囲でちょっとまとめてみようかと思います。

中国のネットで流れている情報によれば今回の一連のゴタゴタについては、
中国の艦これ丸パクリゲー「艦娘国服」が
「1月から始まったアニメ版艦これの開始に合わせて増加するであろう新規ユーザーを引っ張り込む」
という目的から行ったものではないかとされています。
今回のゴタゴタの大まかな流れは


今月14日午後に中国の百度貼吧の艦隊collection吧の吧主(管理人)が突然権限を取り消される

その晩、突然新しい管理人が登場。艦これ丸パクリゲー「艦娘国服」の宣伝スレの投下を始める。
(15日からオープンベータを予定していたようで、「今登録すれば大和と武蔵とビスマルクから1隻プレゼントしちゃうぜ!」といった宣伝も行われていた模様です)

新しい管理人は「艦娘国服」の関係者であることや、「艦娘国服」が70万元で百度から管理人の地位を買ったといった情報が中国のネットに流れる。

激怒するネットユーザーが大量に発生。
こんな吧は雷撃処分にしてくれるわ!と大量の18禁絵やらエロ同人データやらが投下されまくる。他のジャンルのユーザーもこれを支援。こんな吧は消えてしまえ!とばかりに炎上。(中国のネットなので当然ながらエロ関係はやり過ぎると場所ごと消されるのは珍しくありません)
旧管理人(?)からのここ数日の権限抹消に関する暴露話も出て更に燃え上る。

「艦娘国服」の関係者という話の出ていた新管理人のアカウントがハックされて「70万もないのに吧主をやりたいのかよ?」といったスレがたてられたりするように。その後ハッカーと管理者の攻防というか綱引きが展開される。

真偽不明な情報が飛び交うように。新管理人が人肉捜索で身バレした、嫌がらせを実際に受けた、新管理人は警察に保護を要請した等々。

艦娘国服のサイト、ハックされる。ページのリンクがエロサイト行きになったり最新ニュースの所に「艦娘国服倒産!」といった内容がアップされたりラブライブがどうのこうのという内容になったりする。

アタックが続き、「艦娘国服」のオープンベータ延期が発表

現在(1/16午前)「艦娘国服」のアドレスは404状態



といった所のようです。
ネットに流れている情報の真偽に関しては何とも言えませんが、燃料が次々と投下され炎上となった模様です。

百度貼吧における「吧」は日本で言えばしたらばの個別の掲示板に近いかと思います。例えばオタク関係では様々な作品やジャンルの「吧」が乱立して盛り上がっていたりします。

また今回の事件のキーワードの一つ、吧主(管理人)権限を買った金額とされる70万元(約1300万円)は現在中国のネットの新たな流行語になってしまっているようで、
「七十万」「70万」
というのがネタとしても飛び交っている模様です。


それにしても、こういった
「突然コミュニティの管理者のアカウントが入れ替わっての宣伝」
的なものが行われたりすることがあるという噂は聞いていましたし、いかにも中国でありそうな話だとは思っていたのですが、自分のハマっているゲームに関して実際に起こるとやはり驚いてしまいますね。


ちなみに私のいる横須賀鎮守府では特に目に付かなかったのですが、
サーバによっては今回の件に連動して、
中国系提督がコメントで
「70万出せば、君のものだ」
と設定しまくってランキングがちょっと異様な状態になってしまったそうです。

この件に関して、
「中国の提督ってどれくらいのレベル?どのくらいやりこんでいるの?」
という質問もいただいております。

中国のソッチ系のサイトを巡回しているとちょくちょく艦これ関係のスレにぶつかりますが、そこで貼られているプレイ画像を見た印象では私(現在提督レベル112)より練度の高い艦が揃っている方や重婚提督もかなりいるようですね。

また同時に日本の攻略記事の翻訳転載や、現地提督の構築した攻略記事や雑感などが投下されていたり、大型建造スレで嘆きの言葉が飛びかったりしていますから、やりこんでいる人はかなりやりこんでいるように思います。
それと人気については分かりませんが、使われている(高レベル)艦娘については大鳳や雷巡、潜水艦が多いかなーという印象です。


とりあえず、こんな所で。
今回の件は私もリアルタイムで追っかけたわけではありませんしよく分からない所も多いので、いつにも増してツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「人民元で大和を買うゲームとかはイヤだ」 艦これ丸パクリゲーに頭を抱える中国オタク

中国オタク「日本のゲームで擬人化ネタの作品が増えているようなんだが……?」

ありがたいことにネタのタレコミ&質問をいただいたので今回はそれについてを。

擬人化ネタに関しては中国オタク界隈でも随分と認知されるようになってきていますし、「艦これ」以降は擬人化系ゲームというのも普通に受け入れられるようになってきています。

また擬人化系ゲームの関連情報や、DMMで展開される擬人化系のゲームなどに関しても注目が集まりだしているそうで、最近サービスが始まった作品

真剣少女たちが大暴れする『しんけん!!』のオープンβテストがスタート! 新たな濃いキャラたちも追加公開(ファミ通.com)

今度は刀擬人化! 美麗な刀剣男子を育成する「刀剣乱舞」をDMMが発表 キャラはニトロプラス担当(ねとらぼ)

なども中国オタク界隈でちょっとした話題になっているそうです。しかしこの流れにちょっと困惑気味な中国オタクの人も出ているそうで……

そんな訳で中国のソッチ系のサイトで行われた
「最近の擬人化系ゲーム増加の流れ」
についてのやり取りを例によって私のあイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のゲームで擬人化ネタの作品が増えているようなんだが……?
今度は日本刀擬人化のゲームが始まったらしい。やっぱこの流れって「艦これ」の影響?

恐ろしい……いったいどこまで行くんだ?

艦これはオリジナリティというか、新たな創造だったけど後追いのゲームが増えすぎるのはどうなんだろうな……

この手のゲームが増えすぎるのもアレだよね。日本のオタクはこの流れに反発していないのだろうか?

個人的には興味がある流れなんだけどねぇ。
確か車娘みたいなのも無かったっけ?

この真似しまくる傾向……ウチの国のゲーム業界みたいな印象を受けるわ。

とりあえず女性キャラを出しとけばいいと思っているように思える。そこから離れられないの?

そこは逆だろう。無理矢理女の子にするのが目的なんだから。

刀か……昔ブレードメーカーという武器を作るギャルゲーっぽい何かなゲームが有ったのを思い出した。

でも刀って男だよな。俺の股間にも聖剣があるし。

それはさておき刀の方は男性への擬人化のゲームあるぞ。
DMMは刀で男向け女向けの両方を作っている模様。

あとやっていないのはなんだろう?戦闘機や戦車とか?

艦これほど大々的な人気ではないけど既にある。
あとソーシャル系では無い作品でも「萌え萌え大戦争」が兵器擬人化系のSLGだな。

兵器擬人化に関しては既に陸海空揃っているね。軍事関係で残っているのは火器とかそっちの方向くらいか?

でもゲームは無くても、日本では既に萌え化自体はやっていそうだな。
いやこれはどんなものを擬人化してくるかで備えるべきであって、何をまだやっていないかと考えるのは意味が無いと思う。

日本は何でも萌え擬人化するからな……つまり、ゲーム化できないものは無いとも言える。

大腸菌とかもあったよな。あれを超えるヒドイのは出るのだろうか?

DMMのゲームに関しては間違いなく艦これの影響だろうけど、擬人化の流れみたいなのは昔からあるだろ。なんでも萌え化するのが日本だし、それがゲームにも影響して目に付くようになってきたって所じゃないか?

ゲーム機擬人化ゲーはシリーズ化されて結構経つよね。

日本はキャラクター重視な作品が多いから、擬人化がクリエイター側に歓迎されているのではないだろうか?多数の特徴のあるキャラを考えるのも楽じゃないだろうし。

でも刀とかって本体で区別付け難いだろうし、刀持ってる女の子(名前だけ違う)くらいにしかならないような気もするが。

大丈夫だろ。他の擬人化ゲーもわりと道具持ったりコスプレしたりしているだけの女の子にしか見えないキャラが多い!

デザインはさておき、名前、キャラ付け、話すネタなんかでふくらませる元があるのは楽になると思う。完全に0からやるわけじゃないし。やり方、膨らませ方のパターンが構築されれば後は量産できるんじゃないかな。

そう言えばウチの国でも日本の作品で擬人化ネタの方向性が提示されてから、擬人化系の創作が増えたよね……

主な所ではガンダム、そして艦これって流れかな。どっちもわりと強いジャンルになっている気がする。

それにしても、やはり「中破」「大破」がポイントなんだな!

システム的にキャラロストに加えて適度なお色気要素を出せるってのは使い易いのかね。

しかしこの手の萌え化って種類も豊富だしどこまでいくんだろう?何でもこの手のゲームになってしまいそうな気もする。

DMMだけを見ても戦艦、建機、城と来て刀か……次はどうなるのやら。

「エレメンタルジェレイド」にハマった過去のある自分としては、武器だと題材的にはそこまですっ飛んだ印象は無いようにも思うので、刀が後発なのはちょっと意外。

コンテンツの消費スピードが加速している現在、多くのキャラを生み出せる擬人化ってのは題材として便利なんじゃないかな。ただでさえソーシャル系のゲームって更新のネタが必要になるわけだし。

様々な「萌化」「娘化」、三国志武将の女体化とかやった国だし今更そこまでは驚かないが……冷静に考えるとスゴイ展開になってしまっているような気もする。



とまぁ、こんな感じで。
「艦これ」は中国オタク界隈でもイロイロな方向に広まっていますし、擬人化自体に関してはそれほど問題無いようですが、擬人化系ゲームの増殖に関してはちょっと困惑気味な所もあるようです。

擬人化ネタに関してはミリタリーやガンダム系は既に抵抗が無いというか、中国オタク独自のジャンルが形成されていますが、それ以外だとどうなんでしょうかね?鉄道なんかは既に擬人化されていたと思いますが。

どんな題材の擬人化なら中国オタク的に受け入れられるのか、話題にしてネタを広めて楽しむことができるのはどんな題材なのか……といった辺りは気になる所です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「なぜ日本人形は怖いのだろうか?」

有難いことにネタのタレコミ&質問をいただきましたので今回はそれについてを。

中国にも日本のホラー関係のコンテンツやネタはイロイロと入っていますが、そんな怖いモノの中に
「日本人形」
もあるそうです。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本人形に感じる怖さ」
についてのやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なぜ日本人形は怖いのだろうか?
あの独特の怖さについて分かる人、ちょっと語らないかい?

うむ。映像や画像もそうだけど、ゲームなんかでは特に怖い存在になる気がするな。

髪が伸びる恐怖の人形とかいう日本の怖い話、冷静に考えるとそんなに怖くないはずなのに、なんかこの話を聞いた時妙にゾッとしてしまった覚えがある。一緒に見た人形の画像のせいだったのだろうか……?

人形恐怖症というのもあるそうだが……でもなんか日本人形は別モノの怖さがあるな……

日本人形には「魂の入っていない人間」的なものを強く感じるのではないだろうか?

なんだろうね。私の感じる所では二次元のモノを無理やり三次元にしたような怖さとか……そんな感じ?

あれ、夜中に見たらショック死しかねないブツだよな。

やはり魂が入っていそうで、入っていない雰囲気というかが怖いんじゃないだろうか?

あの日本人形の眼が特に怖いと思うね。人間っぽいのに動かないものに、ずっと見らていると思うと……!

私は日本人形もそうだけど、リアル寄りの人形全般がダメだ。

私は日本人形ってカワイイし美しいと思うんだけど、みんな怖いって言うんだよね……

日本人形はあのちょっとリアルな顔立ちとかがイカンのでは。存在感のある顔なのに生気が無い、死人っぽいのは怖い。

日本人形って普通に存在してても結構独特な存在なのに、恐怖の演出とともに突然出てきたらそら怖いよ。

人形って人に近いデザインになればなるほど怖くなるように思う。

怖いってわけじゃないけど自分は和風の人形のまとう空気が何やら特殊なものに思える。魔性とでも言うべきか。

ここでならば言っても問題無いから言う。私は人形が怖い。特に日本人形みたいなのは本当に勘弁してほしい!!

日本人形に関しては置かれている場所、和室の空気もあるんじゃないか?微妙な陰影を伴った和室って独特の怖さがある。

じっと見ていると精神汚染されるように思う。

日本人形に関してはやはり顔が怖いと思うんだが。

ふと思いついたが、日本人形の怖さって不気味の谷現象に引っかかっているんじゃないだろうか?

うーむ……どうなんだろう。私は無機質さと死を連想させるのが日本人形を怖いと思う心理だと考えていたが……

不気味の谷で思い出したが、どんどん進化していく日本のラブドールも怖い。
他にもフィギュアとかも考えてみればアレだし、日本で作られる人形って萌えと怖さが混在している気がするわ。

日本人形って肌の白さが目につく所が死人っぽくて怖いし、それが和服と相まって更に強化されているのではないだろうか?
あとは……何やら宗教的というか、ホラー的な扱いを連想させるからといった理由かも考えられるかな?

肌の白さが怖いという点には私も同意だ。あれは死人を連想してしまうよ。

最初にどうやって接したか、第一印象なんかも影響しているんじゃないか?
大体みんなホラー系の作品で日本人形に出会っているんじゃないかと思うが、それで余計に怖いイメージが付く。

そう言えば自分の日本人形に感じる怖さの大元は子供の頃に見たホラー作品、「トイレの花子さん」だな。

でも日本の作品における扱い的に、やっぱり日本でも不気味さを感じるのは普遍的なモノなのではないだろうか?日本人形関係の怪談だって多いようだしね。



とまぁ、こんな感じで。
日本人形、特に日本人形の顔が怖いと感じている人がわりといるようでした。

中国ではホラー系の作品が定期的に話題になったり人気になったりして、その後政府の規制にぶつかって下火になるという流れが定期的に繰り返されていますが、その度に現地の子供に様々なトラウマを植え付けているようにも思えます。
日本人形もそんな中で中国オタクの間に植え付けられた怖さの一つだったりするのでしょうかね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


1/14修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国人「お茶漬けってどんな害があるの?」

ありがたいことに
「なぜ中国人はお茶漬けが身体に悪いと思っているのか?」
という質問を複数いただいているので、今回はこれについてを。

教えていただいて初めて知ったのですが、日本のお茶漬けとそれに関する中国人の批判と言うのが日本のネットで話題になっていたのですね。以下のサイト様の記事などを教えていただきました。
中国人が日本の「お茶漬け」に激怒 「胃に悪い!」「こんな食べ方間違ってる!」 (痛いニュース(ノ∀`))

中国では日本のお茶漬けは
「茶泡飯」、「日式茶泡飯」
などとも言われているようですが、ちょっとネットをまわってみた所、確かにあまり良い食べ方だとはされていないみたいでした。

そんな訳で以下に中国のネットで行われていた
「お茶漬けの害」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


お茶漬けってどんな害があるの?
詳しい所を教えてくれ。

なぜお茶漬けが身体に悪いのかって……胃腸に悪いのは見れば分かるだろ。

ありゃ消化不良起こす食事だぞ。

私もお茶漬けの長所と短所について詳しく考えている人は見たこと無いけど、健康に悪いのは明らか。あれを長期的に食べ続けたら絶対に胃を悪くする。たまに食べるくらいなら問題無いだろうけどね。

日本だと何かしらプラスの部分が意識されてたりするのだろうか?私にはマイナスの部分しか目に付かないが。

何かこう科学的に説明できる根拠って無いかな?
親戚がお茶漬けにハマっているんで心配。食べるなとは言わないが、もう少し頻度を下げて欲しいんだわ。

とりあえず問題を並べてみようか。
お茶漬けはするする食べられるけど咀嚼行為が減少する。それによって胃の負担増加するし栄養の吸収にも影響する。明確な問題だらけの食べ方なのだよ。

日本のお茶漬けに限らず、汁かけ飯って南方だとわりと一般的な習慣、特に老人に好まれるようだがあれは身体に悪いと専門家に指摘されているな。

汁かけ飯って見た目のイメージ程消化し易くないというか、逆に長期的に食べていると身体の消化機能を減衰させてしまうし、その結果各種の病気につながってしまうんだよね。

噛まないのも問題だし、水分が多過ぎるのも問題。
これはお茶漬けに限らない話だが、胃の消化液が薄まって消化に悪影響を及ぼすことになる。一口食っては水やスープを飲むような食べ方も健康に悪い非科学的な食べ方だよ。消化不良を起こすし、十分に消化されなければ栄養も吸収できないわけで良い所は全くない。

あれ?そういう効果なら、もしかして毎日お茶漬け食えばダイエットになったりする?

ダイエットの結果が出る前に胃を壊すぞ……

不健康だからやめとけ。
そもそもあの食い方って満腹中枢が刺激される前に流し込むように食べてしまえるから結果的に食べ過ぎになり易い。

老人にとっては特に危険な食べ方だね。老化により消化吸収能力も落ちてきている時に、お茶漬けのような食べ物を長期的に摂取した場合、若い人間より更に胃腸を悪くし易い。

成長期の子供にとってもお茶漬けは良くない、というか老人よりも深刻な問題になり得る。成長期の子供が長期間お茶漬けを食べた場合、胃腸の消化吸収能力の減衰に加えて咀嚼能力が正常に発達しない恐れがある。酷い時には顔の形にも影響を及ぼす。

別にある程度噛んで適量を食べれば別に問題無いんじゃないか?自分は「深夜食堂」を見てからお茶漬けにハマってちょくちょく食べているけど、胃腸に負担がかかる程噛まずに大量に食う事ことなんてないぞ。

食べ物自体の栄養や何やらが問題ではなく、噛まずに飲み込むから口内におけるでんぷんから麦芽糖への消化のプロセスが十分に行われないのが問題なのよね。

てかお粥食えよ。お粥。

私もそう思った。お茶漬けで食うよりもお粥の方が良い。

歳を取って咀嚼、嚥下が困難になった場合はお茶漬けよりも軟らかく煮たお粥を主食にするべきだよね。お粥の場合はでんぷんが胃腸で消化吸収しやすい形になっているから、お茶漬けのような消化への悪い影響は無い。



とまぁ、こんな感じで。
なにやら非常によろしくない食べ方というイメージの人もいるようでした。

ざっと見た限りの話ですが、
「噛まないから消化に悪い、胃に負担がかかる」
というのが中国でお茶漬けが身体に悪いと思われる理由となっている模様です。

また残り物のご飯の流用、食欲が無い時の選択肢、更には飲んだ後の〆の主食というカテゴリにおけるお茶漬けといった面は意識されていないようです。この辺は気候やそれによる食習慣の違いも大きく影響しているようにも思えますが、どうなんでしょうね。


それから「お茶漬けよりお粥の方が良い」という意見も見かけましたが、中国は外食でも普通にお粥(味の付いていないものも、ピータン粥などの味のついているものも)が食べられるなどお粥が日常の食事、朝食などで食べられていますから、それと比べるとお茶漬けは消化に悪いと感じられるのかもしれませんね。

ちなみに中国は外食の割合が日本に比べて随分と高いですし、家で一人分、或いは一家族分お粥を作ることの手間や残り物のご飯の簡単な活用法といった面はそれほど意識されていないように思えます。

それにしてもよく噛まないのは身体に悪いというのは同意ですが、そうなるとカレーなどの飲み物カテゴリに入りかねない食事なんかも、中国だと結構問題になるんでしょうかね?何かイロイロと気になってきました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「声優の一人多役って珍しく無かったりするの?」

今回はちょっと軽めの話題で一つ。

中国オタク界隈でも
「声優が様々なキャラを演じ分けている」
ということはかなりきっちりと認識されるようになってきているそうです。

ただ中国オタク界隈のやり取りを見ていると、一人二役、或いは一人多役のようなケースについては案外意識されていないような所もあるようです。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「声優の一人多役」
に関するやり取りを見かけましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


もしかして声優の一人多役って珍しく無かったりするの?
声優の演技の幅は知っているけど、実際はどうなのかちょっと分かんなくて……詳しい人いたら教えて。

言われてみて自分もその辺りはよく知らないのに気付いた……よくキャラが多い作品に関して「声優が足りない」とか言われるけど、あれって実際どうなんだろうね?

艦これのアニメとかの評判を聞く限り、日本の声優なら一人多役でも問題無いっぽいよね。

確かに。私は艦これのキャストから気になって他の作品も調べてみたんだけど、アニメにおいて一人の声優が複数の役を演じている作品がそれなりにあるのが分かった。こういうのって案外普通のケースなのかもしれない。

艦これのクレジット見て改めて思ったが、基本的にどの声優も一人多役なんだよね。佐倉綾音とかどれくらいの役をやってんだろう……

私は実際に聴いたこと無いけど山寺宏一は一人多役がスゴイらしいね。

阿澄佳奈、白石涼子、上田麗奈は本当にスゴイね。キャスト見ると驚く。でも一人多役をやったら混ざったり、区別が付かなくなったりしないのだろうか?

白石涼子は「銀魂」のビチグソ丸について言っているのか?声優クレジットのネタ画像として貼られるけど、あれはキャラ名が長いだけで一人多役ではないぞ。

「てさぐれ!部活もの」の上田麗奈は実際に同じ作品で多役を演じているケースだな。少なくとも私は見ていて問題無いレベルのように感じた。

まだあまり出ていないけど、艦これだと東山奈央もスゴイぞ。
金剛型四人と高雄型四人、それに加えて綾波と敷波を演じている。演じているキャラはゲーム内でも比較的強い、人気の高いキャラが多いのに評判は悪くない。アニメでも恐らく金剛四姉妹が揃うシーンは出るだろうから、そこでの演じ分けに期待している。

私は一人多役だと「らき☆すた」の立木文彦とくじらくらいしか知らないかな。

多くの種類の声を使いこなせるのが業界で食っていく条件なのだろうか?

ちょっとイメージし難いけど、アニメの中で聴く分には一人多役でも問題無いのかね。そこまで細かく聴き分けるわけでは無いだろうし。

パッと聴いて同じだと分からないレベルであればいけるんじゃないか?ある程度演じ分けが出来る、プロならば。
例えば石田彰は声の種類が多いと有名だけど、そこまでのレベルは普通必要とされないんじゃないだろうか?

石田彰は一人46役やったと言う記録がある。

でもあれはアニメじゃなくてスマホゲーの方だろ?確かにすごいけど、アニメでの演技とはまた違うような……

でも石田彰にあえて一人多役やらせているアニメ作品って無いよね?ゲームやドラマCDはあっても、アニメで同じシーンで多役というのは案外無いんじゃないか?一人多役をあえてやる作品ってどんなのだ?

予算が足りないか、キャラ設定上一人多役が避けられないケースとかじゃないだろうか。

予算じゃないの?そういう理由ならウチの国でも一人多役とか珍しくないぞ。
そりゃ演じ分けが出来ていないとかいう所は出るかもしれないが、限られた予算とスタッフで形にするにはそういう方向でなんとかするしかないわけで。

一人多役って別に大したこと無いだろ?
声の種類ごとに録って、それを重ねればいいだけだ。こんなの声優にとってはなんてことない話だ。

ゲームとかはそうだろうけど、アニメの収録とかは別じゃないか?別録りのケースも確かにあるそうだけど、共演者もいるわけだし、収録時間も限られるからその手の処理が前提というのは考え難い。

正直声は好みじゃないけどスゴイと思うのは「ドラゴンボール」の野沢雅子。孫悟空孫悟飯孫悟天と演じているが、自分と自分の対話状態がかなりの量になっている。

アニメの収録で一人多役こなすとなると、精神分裂とか起こしそうに思ってしまう。分割して収録するんじゃなくて、シーンごとに通しで収録するんだろうし。

一人多役って日本だとわりと普通のはず。昔から多い……というか、一人多役でも声優のギャラ同じらしいから。

「ガンダム」とか見てもメインキャラに加えてモブキャラとかで一人多役なケース多いよね。日本のアニメ制作の現場ってこっちが思うほど一人一役にはこだわっていないんじゃないだろうか?

ガンダムで思い出したが、ZZのプルとプルツーはまさに設定上必要な一人二役だね。同じ画面内での会話も普通に出てくる。

とりあえず一人多役が声優の技術が試される場面なのは分かる。

日本も声優の技術というより、コスト面での理由が大きいんじゃないかなあ。制限から来る要求と言う側面もあるように思う。制作予算を使い放題、声優のスケジュールも確保し放題なんて作品は有り得ないだろうし。

しかし、実際の所アニメレベルの作品で「一人多役でやってください」という話が来たら日本の一線級の声優はどの程度対応できるんだろう?
もちろん声質や演技の方向性による向き不向きは有るだろうが、気になる所だね。



とまぁ、こんな感じで。
一人の声優が様々なキャラを演じ分けるのは知っていても、同じアニメ内で複数の訳を担当するというのは案外イメージし難いようでした。

この辺に関しては以前知り合いの中国オタクの方に聞いたこともあるのですが、中国オタク界隈においては声優の情報が代表的なキャラに付随して広まりイメージが形成されているのと、クレジットまできっちり見るような人はやはり少数派だといった辺りも影響しているのでは……という話でした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

1/10修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「日本のラノベはネット小説化してしまうのだろうか?」

ありがたいことに
「ネット小説出身の作品のラノベの進出が拡大している件について、中国には伝わっているのか?伝わっているとしたらどう受け止められているのか?」
という質問をいただいております。
先日、中国のネットでこの辺りに関するニュースが流れてちょっとした話題になっているようなので、今回はそれについてを。

話題になっているのはテンセントのこちらのニュース(中国語)で
「日本のラノベはネット小説が主流に?」
「売り上げランキング上位はネット小説出身の作品になっている」
といった内容にとなっている模様です。

恐らくソースとなっているのはコチラの記事かと思われます。
ライトノベル展望:ネット発の小説が席巻 ネット評価と実売のギャップも(まんたんウェブ)

書泉ブックタワーのラノベ売り場はネット小説出身の作品も充実していますしこのランキングはイロイロと興味深いですが、中国オタク界隈ではこのニュースのランキングを見て
「ネット小説作品が上位独占」「日本のラノベはネット小説化」
と受け取っている人も出ているようです。

中国では巨大ネット小説サイト「起点」を中心に、ネット小説が非常に強力なコンテンツとして発展していますし、現在のネットにおける若者向けコンテンツの中心の一つとなっているような感もあります。

またそのような背景があることから
「中国のネット小説は世界最先端」
といった自負もあるようですし、これまで別ジャンルのように受け止められていた日本のラノベがネット小説化という話にはイロイロと思う所もあるようです。

そんな訳で今回は中国のネットで行われていたこの辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ネット小説から商業化された作品が上位を占めるようになってきている。
日本のラノベはネット小説化してしまうのだろうか?

「ソードアート・オンライン」はともかく、「魔法科高校の劣等生」が更に上位になるとは……物語シリーズや禁書目録、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」とかもランクインしてはいるけど、日本のラノベ市場もかなり変化しているようだな。

「ログ・ホライズン」って日本だとかなりの人気なのね。私も嫌いじゃないけど、そこまでの人気だとは思わなかった。

うーむ……「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」はやはり抗中奇侠こと「魔法科高校の劣等生」には勝てないのか……このラノでトップを取っていたはずなのに……

でも日本のラノベがネット小説化しているってことは、ウチの国の起点が世界最先端ってのも冗談ではなくなってきているのかもな。
作品数や量もそうだし、ネット小説ビジネス、低コストで大量にコンテンツを提供して、そこから更に当たり作品を他の分野で商業化する流れに関しても世界一だろ。

オリジナルのネット小説に関しては日本はウチの国より10年は遅れている。

10年じゃない30年だね。日本のラノベがネット小説化してしまったら見る価値は無くなるんじゃないか?

日本のラノベが「起点化」してしまうのは不可避だろう。
電撃文庫の三本柱のうち2本がネット小説だ。これはつまり、日本のラノベレーベルの人材発掘能力と育成能力が底をついてしまったということの表れだ。新たな人材と作品を発掘しようとネット小説の分野に手を伸ばしているのだろうから、当面この流れが止まることは無い。

ネット小説とかゴミばかりじゃないか……大丈夫なのかよ……

日本のオタクは表面上の爽快感しか求めていない程度のレベルってことだろ。

ネット小説を今更持ってこられても……日本のラノベの独自の面白さが消えてしまうのではないかと心配だ。

これに関してはネット小説化が不可避と言うよりも、俺TUEEEEばかりになるのが不可避と見るべきじゃないか?昔のラノベって主人公は個人の能力ではラスボスには勝てず、何かしら外部のパワーにより勝利しようとするパターンが多かった気がする。

ネット小説に関してはウチの国の方が先に進んでいるな。

もし起点の日本語版を開設したら大人気に、売り上げ爆上げになれるんじゃね?

早く起点の小説を翻訳して、日本に本当のネット小説を教えてやるんだ!売れるぞ!売れまくるぞ!

マジレスすると学園モノの要素が無いから日本の若いオタクにはウケないんじゃないか?それにキャラの年齢設定に関しても、起点の小説は大学生とが主流だけど、日本で主流なのは高校生だ。

マジメに考えるとコスト的に無理。大量の文章を低コストで迅速に更新していくというのが起点の強みだけど、翻訳を通す場合はそれが消える。中国のネットユーザー向けの文体で書かれた中国語の小説を日本語、それも日本の若者に受け入れられる文体に翻訳する場合、翻訳コストがトンデモナイことになるのは明らかだ。

起点の特徴は気分よく読める内容の超速更新超大長編だから日本のラノベの読者向けの売り方って難しいんじゃなかろうか?
仮に日本向けにやる場合、既にウチの国で商業出版されて適当な長さになっているものをコストと相談しながら訳すか、コスト度外視でやるしかないんじゃないだろうか?

起点のコンテンツとビジネスモデルは中国に特化して成功している物なわけだし。日本のラノベが起点化していくのは確かだが、どこまで行っても日本のラノベという範疇になるような気もする。

起点化はともかく、ラノベって青少年を満足させる、妄想を満たすためのものと言う側面もあるし、日本のラノベがネット小説化するのも自然な流れなのかもね。

ミステリ系の作品でもイロイロと出ている。例えば「ビブリア古書堂」や「万能鑑定士」なんかは日本で人気になっている。こっちの方は相変わらず残っているし、個人的にはそんなに心配はしていない

「ビブリア古書堂」は良いよね。文学少女シリーズとはまた別の書物狂いのストーリーだ。人気になる要素をピンポイントで狙うようなもの以外にも、イロイロなジャンルの作品が商業出版されるのが日本のラノベの強みだと思う。

起点のネット小説と日本のネット小説は違うぞ。
起点のはネット媒体での文字ベース課金によるシステムと、それを読む膨大な読者群によって作者が作品を書き利益を得る形だ。日本のユーザー人口だと成立しない。
日本では商業ルートに乗る際に出版業界がネット小説をライトノベルに加工しているから制作スタイルに根本的に異なる部分もある。

ウチの国のネット小説ではそのスタイルだけが生き残ってしまい、ネット小説=起点スタイルで固まってしまったのも、ある意味では厄介な状況と言えるかもね。

起点の作品は起点のスタイルに特化しすぎて逆にアニメ化なんかは難しくなっているようにも思えるな。
あとこれはウチの国特有の話かもしれんが、現実のゲームとか題材にしちゃっている人気作品とか、大々的に展開する場合は版権的にどうなのか、グレーどころかブラックじゃねえかという懸念も。

起点のネットゲームはWOWベースだとかDNF(アラド戦記)ベースの作品とか多いからな。世界観を構築する上でオリジナルの世界やゲームをまず設定する日本のネット小説とは異なる。

日本の場合は趣味でネット小説書いている人が商業にすくい上げられるイメージだな。編集も入るし、ネット小説出身の作品であってもウチの国の作者だけが作品に関わる状態とは異なる気がする。
ウチの国も趣味でやっている作者のサクセスストーリー的な話は聞くけど、一山当てたらそのまま起点のシステムで稼ぐためにすぐ合作と言うかチームによる制作になったりするから、商業出版で別のステージになる日本とは結構違うと思う。

制作サイトの分業体制確立はざらだし、作者サイドからの課金のアピールとかすごいからねぇ……日本はまだ基本的に作家一人の作業でしょ。

日本のラノベはネット小説化はするかもしれないけど、それはあくまで日本のネット小説であってウチの国のような「起点化」にはならんだろ。もちろん俺TUEEEEだとかトリップだとかの共通するネタはあるだろうけどね。

私は「キノの旅」や「狼と香辛料」とかが人気の時代のラノベが良いんだけどな……

そもそも日本のラノベって、ネット小説出身でなくてもネット小説の人気要素を普通に取り込んでいるぞ。
今度の新作アニメの「聖剣使いの禁呪詠唱」とかは設定詰め込みまくっている。ネット小説のお約束設定幾つ重ねているんだよ!?と作品紹介見た時点でツッコんでしまったわ。

まあそういうのは日本のラノベ読者の主流となる世代の好みの変化によるものだろう。
ネット小説のスタイルと旧来のラノベのスタイル、どっちが上とか下とかいう話でもないし、面白い作品が出てくればいいと思う。
ただ、できればそれが自分にとっても面白い作品であることを望むよ。



とまぁ、こんな感じで。
中国では起点などによりネット小説の存在感が強い、慣れ親しんだものなのもあってか、日本のラノベがネット小説に近くなるというのはあまり魅力的には思えなかっったりもするようです。

ただ日本のネット小説に関する情報や、認識については個人差があるようです。
例えばソース記事のランキングに入っている
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」

については、作品自体が中国オタク界隈で知られていないのもあるのかもしれませんが、現時点ではネット小説出身だと認識されていないようでしたし、ランキング等に関する情報はある程度伝わっているようですが、日本のどの作品がネット小説出身なのか……といった情報はあまり広まっていないようです。

また「小説家になろう」の存在や、ここしばらくのラノベレーベルのネット小説出身の作品の商業出版の加速、ネット小説系新規レーベルの増加といったものに関しても現時点ではあまり伝わっていないようです。


一昔前に比べてオリジナルのネット小説のレベルも全体的に上がっていますし、予想外の方向性の作品に出会えることもありますから、ネット小説出身の作品の商業化の動き自体は悪くないと思うんですけどね。

ちなみに最近商業業出版になった作品の中ですと個人的には
「異世界から帰ったら江戸なのである」

とかが好みです。ただこれ、中国オタク界隈に伝わるというか理解してもらうのは難しいでしょうね……
何か皆様のおススメの作品などありましたら教えてください。商業化していない作品でも未完の作品でも大歓迎です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本のラノベ作家ってウチの国のネット小説家より儲かるの?」

1/8、1/9追記修正:DNF(アラド戦記)の追記、誤字脱字の修正を行いました。ご指摘ありがとうございます。
また、おすすめのネット小説に関する情報ありがとうございます。

中国オタク「顔芸の凄い作品求む」

今日からは通常更新に戻れるよう頑張っていきます。

ありがたいことに
「中国オタク界隈で最近広まったオタク関係の概念やネタはありますか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

この1、2年程の間に中国オタク界隈で広まっているオタク用語、概念の一つとしてアニメの中における極端な表情のデフォルメをネタにする方の
「顔芸」
があります。

中国オタク界隈でもそのまま「顔芸」という言葉のままで通じるようになってきていますし、最近は「顔芸」がちょくちょく話題のネタになったりしていますね。

先日中国のソッチ系のサイトで
「顔芸のある作品求む」
といったことに関するやり取りを見かけましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


顔芸のある作品求む。
最近顔芸がとても気になるんだが、その手の作品を教えてくれないか?「ラブライブ!」や「銀魂」とかは見ているけど、他の作品の顔芸も見てみたい。古いのでも良いから教えてくれ!!

顔芸でよく話題になるのは「ラブライブ!」かな。コラ画像でもよく見かけるし。あとは「はたらく魔王さま!」とかも顔芸の拡大に貢献しているかな。

そうだね。「ラブライブ!」はコラの材料として重宝され過ぎているし、「魔王さま」は佐々木千穂の顔芸が広まっているな。あと古いので定番だと「遊戯王」か。どの話でもほぼ顔芸に出会える

実は毎シーズンごとにそのシーズンを代表する顔芸王な作品が出現していたりするからな……この辺に注目するのも面白いもんだ。

作品によっては顔芸ネタのあだ名になるよな。顔芸王もそうだし、顔芸魔王なんてのもあったか。

顔芸作品と言う事なら「瀬戸の花嫁」は外せない。瀬戸の花嫁の顔芸まとめ画像をどこかで見たが、ありゃインパクトがあったわ。

ウチの国のテレビで放映されていた昔の日本のアニメ作品にもスゴイ顔芸のある作品が隠れていたりする。私は「中華一番」がスゴイ顔芸作品だったというのに最近気付いたよ。

顔芸って作品を知ろうとする上で結構なとっかかりになると思うんだが。私は顔芸ネタが評判になっているのを見て、元の作品に興味を持って見始めるなんてこともある。

私は「貧乏神が!」が顔芸アニメだということで再チェックをはじめてしまったことがある。

しかしイロイロな顔芸キャラが出るが、やはり顔芸王の代表である「遊戯王」のマリクの存在感はなかなか超えられないな。

私は顔芸だとやはり「ラブライブ!」だね。コラ画像見過ぎてもうダメだ……

南ことりのあの顔芸コラ画像、モノスゴイ感染力だよな……どの画像にも斜め上下にフレームインできる……!

直近の作品では「アカメが斬る!」とかは顔芸が結構ネタになっていたよね。キャラが死にまくりショックを与えるストーリー展開と同時に、顔芸で笑いのネタを提供する……考えてみればスゴイことになっていたのかも。

「甘城ブリリアントパーク」や「Fate UBW」とかも顔芸が結構出てくるよ。

バトル系の作品とか、顔芸で戦闘力が決まってそうなのもあるよなー

ちょっと昔の作品でもよければ「DEATH NOTE」を薦めたい。あの作品が大人気だった当時は顔芸とか意識しなかったけど、作中の表情はとてもスゴイことになっている。
私はあの作品の顔芸、特に夜神月の顔芸が大好きだ!

昔の作品も顔芸的な作品は結構あったよね。
私は「ジャングルはいつもハレのちグゥ」や「日常」とかを挙げてみる。

「ゆるゆり」とか、「バカテス」も良いよ。表情というか顔芸の名作が見れる。

「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」は顔芸作品に入れていいのだろうか?通常の表情が既に顔芸状態っぽいけど。

あれはキャラデザ自体が……あと顔芸よりも主人公の語る内容の方がインパクトあるのがなんとも。

私は一応あの作品は顔芸系だと思っている。

エロ漫画とかエロアニメ見ればいっぱい出てるぞ。

そっちは顔芸じゃなくてアヘ顔だろうが!

顔芸について追っかけるなら「へうげもの」の突き抜けっぷりもぜひ見て欲しい所だな。

「ジョジョの奇妙な冒険」はどうだ?
良い感じの顔芸が多い気がするんだが。

あれもキャラデザの部分が大きいんじゃないかな?それにあの作品に関しては顔芸よりも独特のポーズの方が目立つ。

「ひぐらしのなく頃に」と「うみねこのなく頃に」の顔芸も……

そう言えば作画崩壊は顔芸に入るの?
「俺、ツインテールになります。」みたいな作画崩壊によりある意味スゴイ顔になっているケースとかは。

ああいうのは普通に作画崩壊枠で良いんじゃないかな。意図した演出ではないだろうし。

個人的にはコメディ系の作品の狙った顔芸よりも、マジメな作品の過剰な演出による意図しない顔芸の方が爆発力は高いと思う。

何はともあれ、「顔芸王」こと「遊戯王」と「瀬戸の花嫁」は顔芸を語る上では見ておいて損は無いだろう。
あとは……「ラブライブ!」は本編と顔芸を分けて認識しておくべきかも?空気読んで使わんとファンが激怒する可能性もあるし。



とまぁ、こんな感じで。
アニメに出てくる「顔芸」は作品の話題として、ネタ画像として切り出し易いというのもあってか、最近の中国オタク界隈においては、ちょっとした影響のある要素となっていますね。

また顔芸の概念が広まったことにより、顔芸ネタが過去の名作で「再発見」されたりするような、これまでとは別の方向から話題になったりしているそうです。
特に「遊戯王」は中国における人気の高い作品だったこともあり、顔芸関係では「古典的名作」といった扱いとなっている模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「呂布はガンダムで言えばシャア」(注:馬は関係無い)

ぼちぼち通常更新に戻っていこうかと思いますが、その前にこの年末年始で会った中国オタクの人から聞いた面白い話の紹介を。

タイトルにもありますが、
この年末年始で会った中国オタクの人とグダグダと話をしていた所
「呂布はガンダムで言えばシャア」
という、日本の呂布のイメージとはかなり異なると思われる話が出てきました。

あまりに私の呂布のイメージと違ったので思わず
「馬が赤いだけで言っているのでは?」
などと言ってしまいましたが、赤兎馬とは関係なしでそういう認識になっているそうで、他にも中国における呂布のイメージ、日本との違いについてイロイロと教えてもらうことができました。


教えていただいた所によれば、
京劇などにおける呂布はこの画像のような装いになるそうで、
隈取りの入る「花臉」ではなく、ヒゲも無い、美少年や美青年枠的な
「小生」
枠のキャラとなるのだとか。
ちなみに三国志の武将における「小生」枠に関しては趙雲や馬超が有名だそうです。

それに加えて中国では呂布は
「戦闘や裏切りなど、そういった方面には頭が回る」
というイメージがあることから日本の脳筋枠、パワーキャラ的なイメージとは異なり、
「それなりに頭のきれる美形枠の悪役」
となるそうです。

そしてその中国におけるイメージや、
三国演義の劇中における行動などから考えていくと
「ガンダムで言えばシャア」
といったものになるという話でした。

今回の話を教えてくれた中国オタクの方(ディープなオタクな方ですし、中国の文芸分野にも明るい方です)曰く
「もちろん中国でも異論はあるだろうけど、少なくとも『シャアって三国志で言えば誰?』という話になった時の有力な候補にはなると思うよ」
ということでした。

ちなみに美形枠に関して日本と異なるイメージになっている武将に関しては
「項羽」
などもあるそうで、こちらは呂布とは逆に中国では美形枠の武将にはならないそうです。

項羽はコチラの画像のようにきっちりとした「花臉」なキャラなので、いくら虞美人とのエピソードがあっても中国では美形枠のイメージにはならないという話でした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2014年後半 よりぬき日中オタ活動

新年あけましておめでとうございます。
今年も例によってイイカゲンな内容が続いていくかと思いますが、当ブログをよろしくお願いいたします。

それでは前回の記事に続いて、以下に昨年後半のオススメと言いますか、良い評価や比較的大きな反応をいただいた記事を並べてみます。


中国オタクとオタク文化

中国オタク「日本って小学生や中学生の頃から同人活動やってるってホント!?」

中国オタク「鉄道オタクになりたい!」「お前は何を言っているんだ。鉄道とオタクに何の関係がある?」

中国オタク「アニメや漫画の中に出てくる閻魔大王の扱いってわりとヒドイことになってないか?」

中国オタク「今の日本だと少女漫画を読む男ってどれくらいヘンな存在なんだろう?」

アニメの中に頻出する遮光器土偶に困惑する中国オタクの面々

中国オタク「水滸伝系アニメが無い……三国志や西遊記はあんなにあるのに!」

中国オタク「白い髪の毛のキャラって強い、特別な扱いになっているよね」

中国オタク「痛車とかの『痛』って言葉、詳しくはどんな意味なの?中国の漢字と意味違わない?」

中国オタク「『欧派』(おっぱい)というオタク用語を知ってから、イロイロと困るようになった」


中国オタクとアニメと漫画とゲームとラノベ

中国オタク「なぜ日本ではシャアの人気が極めて高いのだろうか?」

中国オタク「ラブライブ痛地下鉄が上海に来た!みんな、叩頭したり拝んだりしたらダメだからな!」

中国オタク「アンドロメダ瞬が女の子だと思っていたヤツ集合!」

中国オタク「日本のアニメの褐色の女性キャラ、もっと増えても良いと思うんだが……」

中国オタク「日本の漫画は連載中に作者が逝去してしまったら作品はどうなるの?」

中国オタク「狼男が主人公のアニメや漫画って少ない。吸血鬼はいっぱいいるのに。なぜ?」

中国オタク「人民元で大和を買うゲームとかはイヤだ」 艦これ丸パクリゲーに頭を抱える中国オタク

中国オタク「賞を取った作文のテーマが『ガンダムSEED』らしい。いったい何が起こったんだ?」


その他諸々

中国オタク「なんで日本では何々『改』とすることが多いんだろう?」

中国オタク「寿司ってどうなの?」

中国オタク「忍者の実態について語ろう。創作の部分と現実の部分を把握したい」

中国オタク「日本では卵料理は半熟が多いの?ヤバイと思う人っていないの?」

中国オタク「ラムネを飲んでみたんだが……なぜこれがアニメや漫画では重要アイテムになっているんだ?」

中国オタク「オタクやってると日本の戦国時代に詳しくなるような……?」

中国オタク「我が国ではありえない日本の習慣、餃子定食について語ろうぜ」

中国オタク「日本人はなぜ飯食う前に『いただきます』って言うのだろうか?」「いただきますって便利よね」


配信、中国オタク業界関係

中国の2014年7月新作アニメ公式配信状況

中国オタク「日本が世界規模の海賊版駆除作戦を展開するらしいぞ!」

中国で人気のスマホゲーに釘宮ボイス等が実装された模様

中国の日本アニメ公式配信全滅か? 政府の通知をそのまま読めば現状の配信形式は不可能に

また大きな変化が起こった中国の2014年10月新作アニメ公式配信状況


2014年の後半はいよいよ中国の動画サイトにおける日本のアニメの配信が拡大してきた……と思いきや、上に挙げた中にもあるように今年の4月から海外コンテンツに対する規制が始まるという通知が出るなど、どうにも先の見通せない状況が続いています。

年明けの現時点でも規制の範囲や手続きなどに関する具体的な情報は出ていませんし、ホントどうなるのでしょうかね。また規制以外にも、日本のアニメの価格がバブル状態なのでそちらの方面もイロイロと心配になってしまいます。

しかし中国のオタク界隈の動きが年々活発になっているのは間違いありませんし、アニメ配信以外の部分も随分と盛り上がっていますから、今年もまた良い方にも悪い方にも予想外な事態が起こっていくのではないかと思います。

何はともあれ今年も当ブログは中国オタク事情をイロイロと追っかけていくつもりですので、お暇な時にでも見に来ていただければ幸いです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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当ブログへのリンクはフリーでございます。

このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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