ぼちぼち新作アニメも始まる次期となってまいりました。
中国では今年4月から動画サイトにおける海外コンテンツの規制を厳格に行うという通知が出ているのですが、その辺りが明確にならないまま4月に突入しそうな気配になっています。
とりあえず全面的な規制ではないだろうという楽観的な見方もありますが、
「以前と比べて厳しくなってきている」
「規制関係の圧力も出ている」
「これまで配信できていた作品が今後も配信できるかは分からない」
といった話も聞こえてきますし、どうなるんでしょうかね。相変わらずハッキリしないのが何ともかんとも
さて、それはともかくありがたいことに
「オリジナル系のアニメに関して、中国のオタクの人はどんなイメージを抱いているのか?視聴する番組を選ぶ際の判断材料としてはどうなのか?」
といった質問をいただいております。
そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「オリジナルアニメに対する見方」
などに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ちょっと思いついた話なんだが、オリジナルアニメって「トンデモ」か、「よくある展開」の両極端じゃないか?トンデモは良くも悪くも極端と言い換えても良い気がするが。
そしてオリジナルアニメは少しの大成功と多数の失敗になっていると思うんだが、どうだろう?
納得できる気もするが……そうではないような気もするね。
「オリジナルアニメ」についてはシリーズ化された作品については除く或いは1作目だけ考慮するとかでいいの?あと成功と失敗の基準をどこに置くかでまずもめそうだが、とりあえず曖昧だが「人気になった作品」くらいの扱いでいいのかい?
うむ。そんな感じで頼む。
私も単なる思い付きだから肯定否定どちらの意見も歓迎だ。
割合から考えるとその見方は間違っていないんじゃないかな。
アニメ化される漫画や小説はなんだかんだで原作の時点で競争を勝ち抜き「成熟」しているわけだから、アニメになっても一定の質は確保される。
それに対しオリジナルアニメは全部新しく作るわけだからダメな作品が出るのも当然だし、佳作レベルの作品が割合的に少なくなるのも避けられない。
一理あるかな?オリジナルアニメは人気の有無がハッキリと出るし。
私もオリジナルアニメで佳作以上の作品が出ることは少ないと思うが、神作レベルの作品が出るかどうかという点についてはどうだろう?オリジナルアニメの大当たりは神作になる可能性が高い気もする。
私は「もしかして神作を周りより一足先に見ることができるかも」というのがオリジナルアニメをチェックする動機の一つになっている。
原作無しというのは蓄積や参考にするものが無いということでもあるからね。例えば「まどか☆マギカ」もテレビ版と劇場版では制作される背景が異なるわけだし。
オリジナルアニメは極端というか、視聴者の予想を裏切ろうとする意図が強い気がする。ただ期待も一緒に裏切ってしまう作品も結構ある。
オリジナルアニメは作品自体が龍頭蛇尾に終わってしまうことが少なくない。
原作付きだと基本的に作画崩壊かオリジナル展開くらいしか心配は無い気もする。ただ原作付きでもゲーム原作の場合はアニメ化の際のアレンジが必要になるから、原作付きでも失敗する可能性が高いジャンルだと思う。
原作がある場合、アニメによって原作の売れ行きが良くなれば既に成功というケースも少なくないらしいね。
オリジナルは最後の方で悪い意味で超展開か投げっぱなしになり易い気がするね。
個人的な印象では、オリジナルアニメは漫画原作のアニメに比べて叩かれたり批判されまくったりしやすい気がする。「アルドノア・ゼロ」もやはり最後の展開については炎上気味だ。
「SHIROBAKO」で描写されるような状況だとしたら、オリジナルアニメが失速したり伏線回収放棄したりで順当な終わり方が難しいってのも分かる気がする。もちろん原作付きには別の厄介さがあるというのも認識できたが。
制作側の体力も精神力も切れてしまうのだろうか。
考えてみれば「エヴァ」なんかはその典型か。
原作付きでも「怒れる原作党」からの批判は頻繁にあるんだけどね。原作通りでないと批判が出る。
ただ最近は作品の広まり方がどんどん速くなっているからからか、「原作通りではない」「原作を壊した」的な批判は目立たなくなってきているような?
アニメ配信が広まっているのに加えてネットの交流の場やツールも変わってきているからね。近頃は原作付きの失敗作は原作通りじゃないという批判ではなく、「単純に面白くないアニメ」として埋もれてしまう方が多いんじゃないかな。
そう考えると、ヒドイ作品として炎上する作品の方が話題としては優れている気がしないでもない。
原作付きの場合は、原作の情報から自分の好みかどうかに関する情報が手に入るからね。オリジナルは見てみないことには分からない作品がほとんどだし。
オリジナル作品も制作側次第だよ。
制作側がひどければ、ストーリーもグダグダになるし、どんなジャンルでもダメになるし叩かれる。
そりゃ漫画やラノベ原作のアニメは既に成功した作品を元に創作されるものだから、オリジナルと単純に比べるようなもんじゃないよ。
オリジナルもうまくいけば原作付きにない、アニメ独自の強みを活かした作品になるんだけどね。最近だと「キルラキル」や「ガールズ&パンツァー」、「アルドノア・ゼロ」は成功じゃないか?
「アルドノア・ゼロ」は第二期からだろ、伸びたのは。
最近の作品というなら私は「クロスアンジュ」を推したい。トップクラスってわけではないけど、こっちの動画サイトでもなかなかのアクセス数を稼いでいる。もちろん批判も少なくないのは確かだが、あのやり方により目を引く、ある種の炎上商法も含めて成功したと見てもいいんじゃないだろうか。
保守的な作品、お約束な作品は失敗しやすい環境になっているのは確かかもしれんね。話題にならずにそのまま1クールが過ぎてしまう。
オリジナル系は続編になると原作付きの作品より壊れやすい気がする。
商業的な面も含む成功条件に関して明らかにハードルが高くなっているように思う。第二期微妙で第三期が作られないというのも少なくない。
そこは原作人気が失速する原作付きアニメもあまり変わらんだろ。
ただ原作がある場合は、アニメの続きが無くても原作の方で結末を知ることができるからなー
実際に見るまで作品の質は分からないし、結論が出る話題ではないけど興味深い。
最近の環境ではオリジナルアニメの方が話題にし難いような所もあるんじゃないかな。オリジナルアニメで、理解の難しい作品が人気の面で厳しくなっているんだと思う。
現在の作品数、新作配信ペースだと見ている方は作品に関する考察を深める時間が足りん。中国語化された情報も少ないし。
「SHIROBAKO」とか、もったいないよな……見てハマった人間の評価は高いが、広がらない。
批判や炎上に関してはオリジナルアニメと原作付きアニメでは方向が違うから、どこに注目するかというのも重要だろう。話題になる問題点、炎上するクラスタも異なる。
原作付きだとアニメの出来が悪くても原作見ればいいやとかになるしね。オリジナルアニメ、或いは原作がゲームで設定はあるけどアニメ用のストーリー無しでといった作品となるとアニメを叩くしかなくなる。
こうやって考えてみるとアニメの発展が速すぎると実感してしまうよ。
オリジナルアニメ一つとっても5年前、10年前、前世紀でかなり異なる。制作手法やストーリー展開についても入れ替わりが激しい……
とまぁ、こんな感じで。
オリジナルアニメに関しては「当たり外れが大きい」という見方の人が多いようです。
また、最近の中国オタク界隈における作品の人気の出方についての考察もちらほらと出ているのは興味深いですね。
中国のオタク系コミュニティもここ数年で大きく変わり、以前のようにフォーラムにおけるマニア層の発言や作品紹介により作品の情報や話題が広まるといった流れが目立たなくなり、特定の話題、ネタなどがつぶやきなどを通じて爆発的に拡散するという流れが目につくようになってきています。
最近のネットで配信されるアニメと合わせて、アニメの人気や話題の拡散の仕方がかなり変化しているのは確かでしょうね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国では今年4月から動画サイトにおける海外コンテンツの規制を厳格に行うという通知が出ているのですが、その辺りが明確にならないまま4月に突入しそうな気配になっています。
とりあえず全面的な規制ではないだろうという楽観的な見方もありますが、
「以前と比べて厳しくなってきている」
「規制関係の圧力も出ている」
「これまで配信できていた作品が今後も配信できるかは分からない」
といった話も聞こえてきますし、どうなるんでしょうかね。相変わらずハッキリしないのが何ともかんとも
さて、それはともかくありがたいことに
「オリジナル系のアニメに関して、中国のオタクの人はどんなイメージを抱いているのか?視聴する番組を選ぶ際の判断材料としてはどうなのか?」
といった質問をいただいております。
そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「オリジナルアニメに対する見方」
などに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ちょっと思いついた話なんだが、オリジナルアニメって「トンデモ」か、「よくある展開」の両極端じゃないか?トンデモは良くも悪くも極端と言い換えても良い気がするが。
そしてオリジナルアニメは少しの大成功と多数の失敗になっていると思うんだが、どうだろう?
納得できる気もするが……そうではないような気もするね。
「オリジナルアニメ」についてはシリーズ化された作品については除く或いは1作目だけ考慮するとかでいいの?あと成功と失敗の基準をどこに置くかでまずもめそうだが、とりあえず曖昧だが「人気になった作品」くらいの扱いでいいのかい?
うむ。そんな感じで頼む。
私も単なる思い付きだから肯定否定どちらの意見も歓迎だ。
割合から考えるとその見方は間違っていないんじゃないかな。
アニメ化される漫画や小説はなんだかんだで原作の時点で競争を勝ち抜き「成熟」しているわけだから、アニメになっても一定の質は確保される。
それに対しオリジナルアニメは全部新しく作るわけだからダメな作品が出るのも当然だし、佳作レベルの作品が割合的に少なくなるのも避けられない。
一理あるかな?オリジナルアニメは人気の有無がハッキリと出るし。
私もオリジナルアニメで佳作以上の作品が出ることは少ないと思うが、神作レベルの作品が出るかどうかという点についてはどうだろう?オリジナルアニメの大当たりは神作になる可能性が高い気もする。
私は「もしかして神作を周りより一足先に見ることができるかも」というのがオリジナルアニメをチェックする動機の一つになっている。
原作無しというのは蓄積や参考にするものが無いということでもあるからね。例えば「まどか☆マギカ」もテレビ版と劇場版では制作される背景が異なるわけだし。
オリジナルアニメは極端というか、視聴者の予想を裏切ろうとする意図が強い気がする。ただ期待も一緒に裏切ってしまう作品も結構ある。
オリジナルアニメは作品自体が龍頭蛇尾に終わってしまうことが少なくない。
原作付きだと基本的に作画崩壊かオリジナル展開くらいしか心配は無い気もする。ただ原作付きでもゲーム原作の場合はアニメ化の際のアレンジが必要になるから、原作付きでも失敗する可能性が高いジャンルだと思う。
原作がある場合、アニメによって原作の売れ行きが良くなれば既に成功というケースも少なくないらしいね。
オリジナルは最後の方で悪い意味で超展開か投げっぱなしになり易い気がするね。
個人的な印象では、オリジナルアニメは漫画原作のアニメに比べて叩かれたり批判されまくったりしやすい気がする。「アルドノア・ゼロ」もやはり最後の展開については炎上気味だ。
「SHIROBAKO」で描写されるような状況だとしたら、オリジナルアニメが失速したり伏線回収放棄したりで順当な終わり方が難しいってのも分かる気がする。もちろん原作付きには別の厄介さがあるというのも認識できたが。
制作側の体力も精神力も切れてしまうのだろうか。
考えてみれば「エヴァ」なんかはその典型か。
原作付きでも「怒れる原作党」からの批判は頻繁にあるんだけどね。原作通りでないと批判が出る。
ただ最近は作品の広まり方がどんどん速くなっているからからか、「原作通りではない」「原作を壊した」的な批判は目立たなくなってきているような?
アニメ配信が広まっているのに加えてネットの交流の場やツールも変わってきているからね。近頃は原作付きの失敗作は原作通りじゃないという批判ではなく、「単純に面白くないアニメ」として埋もれてしまう方が多いんじゃないかな。
そう考えると、ヒドイ作品として炎上する作品の方が話題としては優れている気がしないでもない。
原作付きの場合は、原作の情報から自分の好みかどうかに関する情報が手に入るからね。オリジナルは見てみないことには分からない作品がほとんどだし。
オリジナル作品も制作側次第だよ。
制作側がひどければ、ストーリーもグダグダになるし、どんなジャンルでもダメになるし叩かれる。
そりゃ漫画やラノベ原作のアニメは既に成功した作品を元に創作されるものだから、オリジナルと単純に比べるようなもんじゃないよ。
オリジナルもうまくいけば原作付きにない、アニメ独自の強みを活かした作品になるんだけどね。最近だと「キルラキル」や「ガールズ&パンツァー」、「アルドノア・ゼロ」は成功じゃないか?
「アルドノア・ゼロ」は第二期からだろ、伸びたのは。
最近の作品というなら私は「クロスアンジュ」を推したい。トップクラスってわけではないけど、こっちの動画サイトでもなかなかのアクセス数を稼いでいる。もちろん批判も少なくないのは確かだが、あのやり方により目を引く、ある種の炎上商法も含めて成功したと見てもいいんじゃないだろうか。
保守的な作品、お約束な作品は失敗しやすい環境になっているのは確かかもしれんね。話題にならずにそのまま1クールが過ぎてしまう。
オリジナル系は続編になると原作付きの作品より壊れやすい気がする。
商業的な面も含む成功条件に関して明らかにハードルが高くなっているように思う。第二期微妙で第三期が作られないというのも少なくない。
そこは原作人気が失速する原作付きアニメもあまり変わらんだろ。
ただ原作がある場合は、アニメの続きが無くても原作の方で結末を知ることができるからなー
実際に見るまで作品の質は分からないし、結論が出る話題ではないけど興味深い。
最近の環境ではオリジナルアニメの方が話題にし難いような所もあるんじゃないかな。オリジナルアニメで、理解の難しい作品が人気の面で厳しくなっているんだと思う。
現在の作品数、新作配信ペースだと見ている方は作品に関する考察を深める時間が足りん。中国語化された情報も少ないし。
「SHIROBAKO」とか、もったいないよな……見てハマった人間の評価は高いが、広がらない。
批判や炎上に関してはオリジナルアニメと原作付きアニメでは方向が違うから、どこに注目するかというのも重要だろう。話題になる問題点、炎上するクラスタも異なる。
原作付きだとアニメの出来が悪くても原作見ればいいやとかになるしね。オリジナルアニメ、或いは原作がゲームで設定はあるけどアニメ用のストーリー無しでといった作品となるとアニメを叩くしかなくなる。
こうやって考えてみるとアニメの発展が速すぎると実感してしまうよ。
オリジナルアニメ一つとっても5年前、10年前、前世紀でかなり異なる。制作手法やストーリー展開についても入れ替わりが激しい……
とまぁ、こんな感じで。
オリジナルアニメに関しては「当たり外れが大きい」という見方の人が多いようです。
また、最近の中国オタク界隈における作品の人気の出方についての考察もちらほらと出ているのは興味深いですね。
中国のオタク系コミュニティもここ数年で大きく変わり、以前のようにフォーラムにおけるマニア層の発言や作品紹介により作品の情報や話題が広まるといった流れが目立たなくなり、特定の話題、ネタなどがつぶやきなどを通じて爆発的に拡散するという流れが目につくようになってきています。
最近のネットで配信されるアニメと合わせて、アニメの人気や話題の拡散の仕方がかなり変化しているのは確かでしょうね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。