「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2015年03月

中国オタク「オリジナルアニメは少しの大成功と多数の失敗になっていると思うんだが、どうだろう?」

ぼちぼち新作アニメも始まる次期となってまいりました。
中国では今年4月から動画サイトにおける海外コンテンツの規制を厳格に行うという通知が出ているのですが、その辺りが明確にならないまま4月に突入しそうな気配になっています。

とりあえず全面的な規制ではないだろうという楽観的な見方もありますが、
「以前と比べて厳しくなってきている」
「規制関係の圧力も出ている」
「これまで配信できていた作品が今後も配信できるかは分からない」
といった話も聞こえてきますし、どうなるんでしょうかね。相変わらずハッキリしないのが何ともかんとも

さて、それはともかくありがたいことに
「オリジナル系のアニメに関して、中国のオタクの人はどんなイメージを抱いているのか?視聴する番組を選ぶ際の判断材料としてはどうなのか?」
といった質問をいただいております。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「オリジナルアニメに対する見方」
などに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ちょっと思いついた話なんだが、オリジナルアニメって「トンデモ」か、「よくある展開」の両極端じゃないか?トンデモは良くも悪くも極端と言い換えても良い気がするが。
そしてオリジナルアニメは少しの大成功と多数の失敗になっていると思うんだが、どうだろう?

納得できる気もするが……そうではないような気もするね。
「オリジナルアニメ」についてはシリーズ化された作品については除く或いは1作目だけ考慮するとかでいいの?あと成功と失敗の基準をどこに置くかでまずもめそうだが、とりあえず曖昧だが「人気になった作品」くらいの扱いでいいのかい?

うむ。そんな感じで頼む。
私も単なる思い付きだから肯定否定どちらの意見も歓迎だ。

割合から考えるとその見方は間違っていないんじゃないかな。
アニメ化される漫画や小説はなんだかんだで原作の時点で競争を勝ち抜き「成熟」しているわけだから、アニメになっても一定の質は確保される。
それに対しオリジナルアニメは全部新しく作るわけだからダメな作品が出るのも当然だし、佳作レベルの作品が割合的に少なくなるのも避けられない。

一理あるかな?オリジナルアニメは人気の有無がハッキリと出るし。

私もオリジナルアニメで佳作以上の作品が出ることは少ないと思うが、神作レベルの作品が出るかどうかという点についてはどうだろう?オリジナルアニメの大当たりは神作になる可能性が高い気もする。
私は「もしかして神作を周りより一足先に見ることができるかも」というのがオリジナルアニメをチェックする動機の一つになっている。

原作無しというのは蓄積や参考にするものが無いということでもあるからね。例えば「まどか☆マギカ」もテレビ版と劇場版では制作される背景が異なるわけだし。

オリジナルアニメは極端というか、視聴者の予想を裏切ろうとする意図が強い気がする。ただ期待も一緒に裏切ってしまう作品も結構ある。

オリジナルアニメは作品自体が龍頭蛇尾に終わってしまうことが少なくない。
原作付きだと基本的に作画崩壊かオリジナル展開くらいしか心配は無い気もする。ただ原作付きでもゲーム原作の場合はアニメ化の際のアレンジが必要になるから、原作付きでも失敗する可能性が高いジャンルだと思う。

原作がある場合、アニメによって原作の売れ行きが良くなれば既に成功というケースも少なくないらしいね。

オリジナルは最後の方で悪い意味で超展開か投げっぱなしになり易い気がするね。
個人的な印象では、オリジナルアニメは漫画原作のアニメに比べて叩かれたり批判されまくったりしやすい気がする。「アルドノア・ゼロ」もやはり最後の展開については炎上気味だ。

「SHIROBAKO」で描写されるような状況だとしたら、オリジナルアニメが失速したり伏線回収放棄したりで順当な終わり方が難しいってのも分かる気がする。もちろん原作付きには別の厄介さがあるというのも認識できたが。

制作側の体力も精神力も切れてしまうのだろうか。
考えてみれば「エヴァ」なんかはその典型か。

原作付きでも「怒れる原作党」からの批判は頻繁にあるんだけどね。原作通りでないと批判が出る。
ただ最近は作品の広まり方がどんどん速くなっているからからか、「原作通りではない」「原作を壊した」的な批判は目立たなくなってきているような?

アニメ配信が広まっているのに加えてネットの交流の場やツールも変わってきているからね。近頃は原作付きの失敗作は原作通りじゃないという批判ではなく、「単純に面白くないアニメ」として埋もれてしまう方が多いんじゃないかな。
そう考えると、ヒドイ作品として炎上する作品の方が話題としては優れている気がしないでもない。

原作付きの場合は、原作の情報から自分の好みかどうかに関する情報が手に入るからね。オリジナルは見てみないことには分からない作品がほとんどだし。

オリジナル作品も制作側次第だよ。
制作側がひどければ、ストーリーもグダグダになるし、どんなジャンルでもダメになるし叩かれる。

そりゃ漫画やラノベ原作のアニメは既に成功した作品を元に創作されるものだから、オリジナルと単純に比べるようなもんじゃないよ。

オリジナルもうまくいけば原作付きにない、アニメ独自の強みを活かした作品になるんだけどね。最近だと「キルラキル」や「ガールズ&パンツァー」、「アルドノア・ゼロ」は成功じゃないか?

「アルドノア・ゼロ」は第二期からだろ、伸びたのは。
最近の作品というなら私は「クロスアンジュ」を推したい。トップクラスってわけではないけど、こっちの動画サイトでもなかなかのアクセス数を稼いでいる。もちろん批判も少なくないのは確かだが、あのやり方により目を引く、ある種の炎上商法も含めて成功したと見てもいいんじゃないだろうか。

保守的な作品、お約束な作品は失敗しやすい環境になっているのは確かかもしれんね。話題にならずにそのまま1クールが過ぎてしまう。

オリジナル系は続編になると原作付きの作品より壊れやすい気がする。
商業的な面も含む成功条件に関して明らかにハードルが高くなっているように思う。第二期微妙で第三期が作られないというのも少なくない。

そこは原作人気が失速する原作付きアニメもあまり変わらんだろ。
ただ原作がある場合は、アニメの続きが無くても原作の方で結末を知ることができるからなー

実際に見るまで作品の質は分からないし、結論が出る話題ではないけど興味深い。
最近の環境ではオリジナルアニメの方が話題にし難いような所もあるんじゃないかな。オリジナルアニメで、理解の難しい作品が人気の面で厳しくなっているんだと思う。
現在の作品数、新作配信ペースだと見ている方は作品に関する考察を深める時間が足りん。中国語化された情報も少ないし。

「SHIROBAKO」とか、もったいないよな……見てハマった人間の評価は高いが、広がらない。

批判や炎上に関してはオリジナルアニメと原作付きアニメでは方向が違うから、どこに注目するかというのも重要だろう。話題になる問題点、炎上するクラスタも異なる。

原作付きだとアニメの出来が悪くても原作見ればいいやとかになるしね。オリジナルアニメ、或いは原作がゲームで設定はあるけどアニメ用のストーリー無しでといった作品となるとアニメを叩くしかなくなる。

こうやって考えてみるとアニメの発展が速すぎると実感してしまうよ。
オリジナルアニメ一つとっても5年前、10年前、前世紀でかなり異なる。制作手法やストーリー展開についても入れ替わりが激しい……



とまぁ、こんな感じで。
オリジナルアニメに関しては「当たり外れが大きい」という見方の人が多いようです。

また、最近の中国オタク界隈における作品の人気の出方についての考察もちらほらと出ているのは興味深いですね。
中国のオタク系コミュニティもここ数年で大きく変わり、以前のようにフォーラムにおけるマニア層の発言や作品紹介により作品の情報や話題が広まるといった流れが目立たなくなり、特定の話題、ネタなどがつぶやきなどを通じて爆発的に拡散するという流れが目につくようになってきています。
最近のネットで配信されるアニメと合わせて、アニメの人気や話題の拡散の仕方がかなり変化しているのは確かでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「二刀流ってのがどうもイメージし難い。あれどうやってカッコよく戦うの?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。
日本刀を使うキャラ、そして
「二刀流」
で戦うスタイルというのは中国オタクの間でも一般的な知識になっていますし、そういったキャラが人気になるのも珍しくありません。ただ、そのイメージに関しては個人個人でちょっとした差があったりもするようです。

中国のソッチ系のサイトでは
「二刀流での戦い方」
に関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二刀流ってのがどうもイメージし難い。あれどうやってカッコよく戦うの?

えーと……ちょっと待ってくれ。いざ説明するとなると少々難しいかもしれない。

おいおい、俺もその問題を意識しちゃったじゃないか!
ポーズ決めるのはカッコイイけど、戦い方が想像し難い。二刀流で華麗な動きってどんな流れになってたっけ?

ウチの国のだと剣は片手持ちだからな。あと武士系キャラもすぐに思いつくのは片手か両手が多いか?三刀流や六爪流は一応二刀流の変種に入れてもいいかな?

両手の武器で攻撃ってのが普通は無いからねぇ

「るろうに剣心」の四乃森蒼紫はどう?
小太刀だからちょっと違うかもしれないが。

「SAO」のキリトは二刀流だよ。日本の二刀流は基本的には手数を増やすという感じかな。

「進撃の巨人」は基本的に二刀流だ。探せば結構出てくると思うけど、戦い方はアニメとかで見た経験が無いと想像し難いのは確かか?

香港の漫画は武器双つ持ち系のスタイルとかあったりするから、そっちを参考にしてもいいかも。

ガンダムは二刀流多かった気がする。ロボだけど演出的には人間の動きだから悪くないんじゃないかな。

私は二刀流に対するイメージはそんなに無いけど、ネット小説なんかでそれっぽい描写は見かける。適当に流して読んで利していたが、細かく考え出すと確かに微妙かもしれん。

双刀系のキャラが活躍するような作品を多く見ればそれなりにイメージし易くなるとは思うが……
とりあえず現実よりもゲームとかの動作の方がカッコ良くなってはいるのは間違いないかな。個人的には「アラド戦記」のモーションとかが好き。細かいことに気にしないで現実と切り離して考えてみようぜ。

二刀流を現実にやろうとすると、振り回す際にどうしても制限が出てしまうからね。
例えば「NINJA GAIDEN」や「デビルメイクライ」のモーションとかカッコイイことはカッコイイけど、現実だと無理というか無謀なものになっている気がする。

両手に刀を持って素早く飛び回り、両手の刀を風車の如く叩きつけるとか、そんな所だろうか。

あんまり深く考え過ぎない方が良いと思うぞ。
創作において重要なのはカッコ良さであって、動きが物理的にどうこうといったものではない。

でも二刀流の動きって突き詰めると扇風機状態になるよな。

二刀流は守りを考えずに攻撃するスタイル。

ちゃんとした二刀流は長い刀と短い刀のセットだろ。
そして長い方で攻撃して短い方で防御。同時攻撃や連続攻撃とかはやらないんじゃなかったっけ?

そうそう。二刀流は長短の組み合わせで同時使用ってのは無い、というか不合理。日本刀ってかなり重いし。
現実と二次元のオサレスタイルは別にして考える方が良いぞ。

歴史上においては二刀流の短い方、小太刀や脇差は防御としての用途だね。日本の武士は戦場の遮蔽物としての盾はあっても、手持ちの盾は使わないからね。

基本的には両手で一本の刀を持つのが武士の戦い方だが、二刀流をやる場合は利き手じゃない方に脇差を持つのが基本だ。

脇差は切腹用のものだろう。
戦闘用と切腹用として日本の武士はわざわざ二本刀を持ち歩いている。二刀流のためじゃない。

二刀流のためではないが、切腹が主な用途でもないぞ。
自殺も確かに用途の一つではあるけど、脇差の主な用途はサブの武器としてのものだ。メインの長い刀が壊れたときの予備だし、長い武器が使い難い狭い空間で用いたり、投擲攻撃をしたり、あとは鎧の隙間に刺すような使い方もある。

二刀流の使い手として有名な宮本武蔵は片方で防御、片方で攻撃するために二刀流を使った。でも宮本武蔵も基本的には刀一本で戦っているんだよね。

刀って重いし振り回すと更に難しくなるから長いの2本で二刀流ってのは現実だとほぼ無いんじゃないかな。短めの2本か、長いのと短いのという組み合わせになると思う。

攻撃回数増えるのは創作の中だけだからな。
いざ自分の身体でイメージしようとすると戸惑う。

二刀流が防御には有利なのは間違いないよ。
あと日本の剣道では公式試合で二刀流を使っても全く問題ない。

想像し難いならば双刀じゃなくて鞭や錘、鐗とかに置き換えてみてはどうだろう。それだったら舞台での動きとかからイメージできないか?
(ここの「鞭」はは金属で作られた棒状の打撃武器、硬鞭の方かと思われます。鐗は硬鞭に似ていますが柄があり硬鞭のような節は無く打撃部分は円柱ではなく三角か四角になっているシンプルな武器です)

両手で振り回すリズム的にそっちの方向からというのもアリか……?
ところで創作における二刀流のイメージの良さって何なの?なんでカッコイイものとされているの?

そりゃ武器いっぱい持っていっぱい攻撃できる方が強そうだからだろう。
それにゲームとかで強い武器二つ装備できる方が嬉しいだろう?

ちなみに現実の二刀流の戦法の一つに、
「二刀流で構えて、敵と対峙したら片方を相手に投げつけ、敵の体勢が崩れている所に残った方で斬りつける」
というのもあるそうだ。これにはちょっとガッカリしたよ!有効なのは分かるけど!!



とまぁ、こんな感じで。
アニメや漫画、ゲームの話から始まって現実の二刀流に関する知識や考察の披露まで行われていました。

日本刀での二刀流に関しては今の中国で主流となっている武侠、中華ファンタジー系の武器や戦い方とはまたちょっと違う所もありますし、案外想像し難い所もあるのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国でPS4好調?品薄状態になっている模様。現地ゲーマーは予想外の展開に困惑気味

3月20日に中国本土でPS4とPlayStationVitaが発売されましたが、ありがたいことにこの件に関する質問をいただいております。

PS4、中国で発売=ソニーが巨大市場に挑戦(時事ドットコム)
ソニー:PS4を中国で発売−機能やソフトで制約もファンが支持(Bloomberg)

そのPS4ですが、こちらのニュース記事(中国語)などでも紹介されていますが、売り切れる店が出たり、オフィシャルショップまで一時的に品切れになるなど、現在品薄状態となっている模様です。

この状況に関しては現地のゲーマー層も意外だったらしく、
中国のネットでは驚きと戸惑いの声が飛び交っています。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたこの件に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


信じられないことにPS4が売れているらしい。実店舗も、ネットショップも、オフィシャル通販でさえも品切れになったりしている。
ゲーム機は特別なものがあるわけでもない、中国向けのゲームがたくさん出ているわけでもない。なのに、なんでこんなことが起こったんだ!?ウチの国のゲーム事情についてはよく知っているつもりだったが、想像もしなかった事態だ。俺には分からない、誰か教えてくれ!

なんでなんだろうな……ソニーへの信仰が爆発したとか?

売り切れになっているのは確かだけど、品薄商法とかなんじゃないの?

一般のユーザーが買っているってことなのだろうか。
これまで海外のPS4を購入して、ごちゃごちゃ騒いでいたのはあくまでウチの国のマニア層であって、今回の件では一般層が買っているとかなんだろうか?

数が少ないんじゃないの。1000台しか準備していないとかで。

それ限定版だけの数字だろ。
現在は限定版以外の普通のも、ゲームソフトも品切れだ。

私は既に香港版買っちゃっているけど、これは良いニュースだわ。
売れ行きがよければソニーも中国市場を重視してくれるだろうし、中国語のゲームや中国向けサービスに関する動きが活発になるだろう。

一時的なものとは言え、売り切れか……ソニーは中国のゲーマーの購買力を低く見積もり過ぎたということなのだろうか?

初期出荷が少なかったという面はあると思うよ。中国国内版に関してはPS2で大コケした過去もあるし、当然ソニーも警戒するだろう。
でも品切れになったということはソニーの予想を超えたのは間違いないだろうし、中国のゲーム市場にとって良いニュースなのは確かだ。

中国は人が多いから売れたってことじゃないの。

Xbox Oneがどんなことになっちゃったか思い出してみろよ。

海賊版や違法ダウンロードが蔓延しているウチの国でこんなことになるとは……不思議だ。

売り切れに関しては何とも言えないが、Xbox Oneと比べてPS4が好調な理由は明らかだろう。PS4とXbox Oneでは条件が違う。PS4の方が明らかに良い。

リージョンロックとか、遊べるゲームとかの条件がPS4の方が段違いにいいからね。
昨年Xbox Oneが出たときはハードそのものは変わらなくても、ソフトウェアではがっちりロックがかかっていて、国内販売のゲームしか遊べない状態に絶望の声が上がっていた。
PS4もそうなるんだと諦め半分だったところにPSN以外ほぼ全開放で入ってきたら、そりゃインパクトあるよな。

やはりリージョンロック関係じゃないかな。PS4は1月の発売延期で結局ロックがかかってしまうのではと諦め半分なムードも漂っていたが、いざ発売されたらほぼロック無し、ゲームに関しては海外のがそのまま遊べるんだから。

出荷を絞って品薄商法って所じゃないの?
ウチの国では話題になったら流行るし。

しかしそれにしたって加熱しすぎだろう。
マイクロソフトはあれだけ熱心に広告を打ったのに……PS4の状況はXbox Oneに比べて良過ぎる。

そうなんだよな……宣伝に関しては、マイクロソフトと比べて非常に少なかった。

「リージョンロック無し!」という情報が出た時点でどんな広告よりも効果があったように思うんだが。

Xbox Oneもロック解除になるんじゃないかという噂は流れているがどうなんだろうね。ただ少なくともロック解除しないままだと中国国内ではPS4の勝ちで確定してしまうだろうね。

良いね。スゴイ良い。
私が遊びたいゲームは中国の審査まず通らない内容だから諦めていたが、ソフトだけ香港版を買えばいいということになるのかな?

ロック無しということはゲームの数が保証されるということでもあるからね。中国国内向けのゲームが無くても、海外のゲームを遊べば良いということになる。
あと値段もPS4の方が安いし、現時点ではPS4の完全勝利だな。

でもさ……ウチの国のゲームに関する環境ってみんなよく知っているよね?
そんな環境で、ゲーム機が売り切れるとか信じられる?理屈に合わないだろ!私は信じられないよ!!

私も意外には思ったが、納得できなくはないという感じかな。
機能も価格も国内版と香港版ではほぼ差が無いというのが判明したわけだし、中国の一般ユーザーが手を出す気になるのも分かる。ウチの国はゲーム人口自体は多いし、最近はネットゲームやsteamなんかでゲームにお金を使う習慣を持つ人も随分と増えている。初期出荷くらいは普通に売れるんじゃないか?

信じられないのも理解できるが、事実は事実だ。
そして良いニュースなのは確かだ。
このまま政策に変化もなく進んでくれることを祈るよ。

この流れに乗って中国語化されるゲームが増えてくれるといいね。
中国にゲームは入ってくるけど正規ではない、中国語版は発売されないというのが減ってくれるんだろうか?



とまぁ、こんな感じで。
中国のゲーマーの人達も、中国で発売されたゲーム機が品切れになるというのは予想外だったようで、困惑気味な発言もかなり見受けられました。

現時点では初期出荷数も分かりませんし、
実際の所どうなのかは数字が出てみないことには分かりませんが、
「売り切れ状態」
になったというのは本当に衝撃的だったようです。

正直な所、PS4の中国本土における発売の出だしの良さに関しては私も予想外でした。
中国のゲーマー層、マニア層でPS4に手を出すような人は既に香港や日本などで入手しているような所がありましたし、中国本土で正規に販売されるとしても、ある程度の制限がかかると思われたことから、やはり難しいのでは……などと考えていました。

それに加えて昨年Xbox Oneが発売された時は、広報活動や「学習機」的なアピールをするなど現地向けの動きは活発だったものの、実際の売れ行きや現地のオタク層の間における話題性に関しては微妙な結果となり、ある意味では予想の範囲内でしたから、今回のPS4もあまり期待できないと思っていたのですよね。

ちなみに、中国本土版のPS4とXbox Oneではリージョンロックなどに関してかなりの違いがあるようです。
Xboxの方は基本的に「中国国内のみ」という形になっており、アメリカのレジュームコードの中に中国で使えるものもあったりはするようですが、現時点ではソフトに関しては
「中国国内向けに発売されたものしか動かない」
という仕様になっている模様です。

それに対し、先日発売されたPS4は
「国内向けのソフトだけでなく、他国のソフトのディスクも遊べる」
「他国のソフトであっても正常にアップデートができる」
「フレンドやトロフィー関係も海外と同じで、普通に中国国外ユーザーに対するフレンド申請も可」

となっているようで、ネットに出ている情報によれば、中国版PS4で現在できないのは
「他国のアカウントを使って他国のPSNにログインすること」
(例えば北米アカウントを作って北米のPSNにログインするなど)
くらいだとか。
またPSNの支払いについてはクレジットカード以外に中国のネットでよく使われている支付宝(アリペイ)での決済にも対応しているそうです。

そして値段に関しては定価が
Xbox One:通常版3699元(約71000円)、限定版4299元(約82500円)
PS4:通常版2899元(約55000円) カメラ付き3299元(約63000円)

となっています。

そんな訳で、現在のPS4の中国市場における初動の時点で考えた場合、ユーザーにとってはPS4の方が良いといった状況になっている模様です。

しかしXbox側も手をこまねいて見ているということはないでしょうし、中国市場に正規参入した家庭用ゲーム機の今後の動向がイロイロと気になりますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「立てたスレの削除をくらったことってある?みんなはどんな感じだった?」

ありがたいことに
「中国のフォーラムなどではスレの削除がちょくちょく行われているようですが、そういったことに関して中国のネットユーザーの反応などがあれば紹介を」
という質問をいただいておりましたので今回はその辺りについてを。

中国のネットでは規制や検閲が厳しいとされていますが、その規制の実行に関してはサービス提供元による自主規制の部分もかなりあるそうです。中国では上の方に問題アリと認定されたら大変ですし、どこもその手のことに関しては結構頑張っているそうで。

またそういった背景もあってか、中国のネットで提供されるサービスにおいてユーザーはその手の規制を意識する機会にぶつかるのも珍しくないそうですし、ある種の「空気を読む」スキルを身に着けていたりするという話です。

とりあえず以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「立てたスレが削除される」
ことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


私の立てたスレが削除されていた……
立てたスレの削除をくらったことってある?みんなはどんな感じだった?

もちろんあるよ!

どんな気持ちになった?
私はなんか戸惑いの感情が強いんだけど。

自分の場合はガッカリするのと、なんか落ち着かない気持ちといった所だろうか。

レスが千数百とかになったのが一瞬で消されることもある。スレ追っかけようとしたら消えた。

不謹慎な冗談が飛び交いやすい話題だとダメだねぇ

正義とかの抽象的な概念を語りだしたりしても消されるような

俺ももちろん消されたことはあるさ!
なんか敏感な固有名詞が入っちゃった模様。

人名、キャラ名系は引っかかることが少なくない気がする。
その手のネタが飛び交うというか、指導者の名前ネタが混じったりするからな。レスする連中もそういうネタ入れたがるし。

敏感なワードに引っかかり易くなるテーマってのはあるだろうなー

スレもそうだけど、アカウントごと凍結ってのにもちょくちょくぶつかる。

消されやすいスレを立てるからアカウントごと……なんてのも珍しくないかね。

色んなことが消して終わりになっちゃうんだよね。
だからウチの国のネットは過去ログ残らない。海外だとアーカイブとかで遡れるけど、ウチの国は消えたらほぼそのまんまキャッシュも残らん。不便だけどある意味では気楽に発言できるという面もある。

あとはそのフォーラムや「吧」の話題と外れていたり宣伝活動だったりしても消されたりするよね。私は投票呼び込みのスレを出張して立てまくったら幾つか消されたことがある。

なぜかわからないが、一時期連続で削除されたことがある。
なんかのリストに載ったか、規制に関する検索に入り易いカテゴリになっていたのか。当時は不安になったわ。

とりあえず、削除される精神的ダメージはそれなりにある。

私はレスが1000超えるくらいまで伸びて、すごい良い気分になっていたのに消されてどん底の気分になったことがあるよ。

消されるとアカウントに蓄積されるポイントも無くなっちゃうのが何気に痛い。面白いスレと認定されて伸びて、ポイント入ってユーザーアカウントの存在感もウハウハだ!と思った所の削除はダメージ甚大。

しょっちゅうだよ。そして消されるとモヤモヤした気分になってしまう。

どういうルールで消されているんだろうと考えたこともあるが、その手のルール自体死んでいるようなもんだし、消されたら運が悪かった、時期が悪かったと思うことにしている。

普通のやり取りに思えてもなんか消されてたりするからな。

初めて立てたスレがあっさり消されたから、スレ立てするのはあきらめた

そこで立ち上がるんだよ!諦めるなよ!そこで立ち上がれば強くなれるよ!

ちょうど昨夜消されたばかりだ。
グダグダというか、無駄話が多過ぎたのかも

そんなのでも消されるの!?

消されるよ。スレ立て過ぎレスし過ぎとかでも。とりあえず、といった形で予防的に消されるように感じているよ。

自分は特に無いね。

それは幸福だよ、本当に。

トイレに行って帰ってきたら立てたスレが消えていたなんてこともある。
あれは本気でなぜ消されたのか分からん。

さて、このスレも何時までもつことやら。



とまぁ、こんな感じで。
いくら削除される可能性があると認識してはいても、実際に削除されたらガックリくる所はあるようですし、予想外の削除だった場合はそれなりの精神的ダメージになってしまう模様です。

ちなみに中国のネットでは発言そのものに関しては
「消して終わり」
になることが多いようですし、
「中国のネット特有のルールや空気を読まずにその手の話題を熱心に投下しまくる」
とかでもなければ大丈夫だろうといった認識もある模様です。
ただ、その手の発言がネットで注目を集めすぎたりすると厄介なことになるのも間違いないという話です。

ちなみにこれはあくまで私個人の印象ですが、最近は中国のソッチ系のサイトもスレが削除されるペースが上がっているように思えますね。

削除の精度やスピードが向上しているのか、
基準が厳しくなっているのかは分かりませんが
「面白そうだから後で読もう」
「いただいた質問に合ったスレなのでとりあえずURLをメモ」
→404
というのが以前よりも頻繁に起こっているような気が……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ふと気が付いたら男女で見る作品が逆になっているんだが……」

ありがたいことに質問とネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。
90年代から今に至るまで、中国のオタク的な環境の変化は日本よりも更に急なものとなっている感がありますが、その環境で過ごしてきた、オタクになった人の感覚の変化に関しても結構なものがあるようです。

中国のソッチ系のサイトでは
「昔と比べると男女で見る作品が逆になった」
といったことに関するやり取りが行われていましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ふと気が付いたら男女で見る作品アニメが逆になっているんだが……
昔は男は熱血バトルやスポーツ系の作品、女は魔法少女系の作品なんかを見ていたはずだが、今は男は「ラブライブ!」などの女性主人公だったり女性キャラばかりだったりする作品、女は「黒子のバスケ」なんかのスポーツ系で美少年ばかりだったりする作品を見ている。
これって実はかなり大きな変化なんじゃないか?

許容される話題の方向性の変化は自分も感じている。
あと自分自身に関しては、良い、カッコイイなどと思う感覚が変わってしまったような気はする。

言われてみればそうだな。この世界は既に正常ではないのか……うん、個人的には全く問題ないわ!

今でも一般の男女の嗜好は変わっていないと思うよ。
単に我々が大きくなって選択する作品の範囲が広まった、更には作品の選択に周囲の人間、特に親とかが介入しなくなっただけで。

昔は「セーラームーン」とか見るのもアレ扱いだったし、「カードキャプターさくら」なんかも見ているとバカにされたな。

この手の話だと「イヤ自分は何々も見ていた」的な話は常に出るけど、そういうのは分けて考えるというか、大体のイメージみたいなもんで語ればいいのかな。
確かにいつの間にかストーリーとか関係なく「美少女、美少年目的」とすることに抵抗は無くなっているかもな。

こういうのも「性別による自然な選択」と見ていいのかな。

言ってしまえば「大きくなった」ってことさ!
「オタクの青春時代」に入ったとも言える。

今はオタクになっちゃっているからな。
男性がハーレム、百合系の作品を見るとか、女性が逆ハーレム、BL系の作品を見るのも正常だ。異常とされるのは男性がBLを、女性が百合系の作品を見るくらいじゃないか。

作品によっては男性向けのままってのもあるよ。例えば「ジョジョの奇妙な冒険」のファンはウチの国だとほぼ男性だろ。

ジョジョは女性向けな所が無いから、まぁ……でも「艦これ」に関しては女性ファン多いし普通に百合好きな女性もいるよ。最近は「刀剣乱舞」にも流れまくっているようだが。

男が女の子向けの作品見るとか、女が男の子向けの作品見るとか、何の問題があるんだ?

男でも女でも何見ようが問題は全く無いけど、周囲の目や見ている人間の考えが変化しているのも確かだろう。少なくともの話題は合わなくなるし、場合によってはバカにされる、理解できないといった扱いを受けることすらあり得るわけで。

そういうのを表に出さなくなっただけじゃないか?子供の頃は正直だけど残酷でもあった。

表に出す出さない以上に、環境が変化したように思う。
自分が現役だった10年前の大学生とか今ほどスレ主の言うような「男女の逆転」にはなっていなかった。フォーラムの過去ログとか見ても、一昔前のウチの国のオタクは女性キャラばかりの萌えアニメとか、アイドル系の作品とかに対する扱いはかなり冷淡な所が見受けられるよ。

今でも「ストーリーのある作品じゃないと」「含蓄のある作品でないと」的な志向はあるが、確かに昔の方がその考えは強かったかもね。
ただ個人的には感情移入の対象、妄想のパターンが老いと共に変化しているという面の方が強いと思ったりもするが。

今の小さい子に流行っているのは「喜羊羊」みたいに性別による差が無い作品だし、全般的に性別による違いが意識されない方向になってきているのかもしれん。

それは「トムとジェリー」が人気になるようなものであんまり関係ないんじゃないか?

アニメはともかく漫画は男女逆転している傾向を強く感じる。
女性向けで、ある程度の年齢層の読むものってオタク向けか少年漫画になってる。

大人になると他に見るものが出てくるからね。
男性はスポーツ、女性はドラマとか。そうなってくると男性はスポーツ系の作品を、女性は恋愛系の作品を小さい時ほど見なくなる。妄想、感情移入し難くなるから。

なるほど。そしてその隙間を埋める、現実とはちょっと離れた類の作品が男女共に人気になるということか……?

でも「スラムダンク」とかはみんな嫌いじゃないよな。

オタク関係のコンテンツが増えてきたから、青少年の年齢層以上向けの娯楽コンテンツが増えてきたからじゃないかな。

日本には女性の大人向けのジャンルも確立されているのは、ドラマ原作とかを見ても分かるが、そういう作品はこっちに入ってこないからね。マンガはやはり今の時代、影響力が小さくなっているから目に付く作品はどうしても少なくなる。そして主要なジャンルの作品以外は入ってこなくなるわけだ。

でも日本でもファンの傾向として男女がいつの間にか逆になっているところがあるのは確かだろう。そもそもこの手のオタク系の作品は日本の作品なわけだし。ある意味では作り手による変化とも言えるのではないだろうか?

「大きなお友達」という言葉があるくらいだから、日本では昔から存在する傾向ではあると思う。ウチの国にもそれが広まってきたという見方もできるんじゃないか?ある意味ではオタクとしての進化……なのかも?

魔女っ子アニメに関しては、「まどか☆マギカ」みたいなストーリー重視の作品ならともかく、キャラ萌え作品は見向きもされなかったし、ウチの国だとプリキュアなんかもんと流行っていなかったわけだしね

小さいときの好きなキャラの決め方と、今の決め方を比較してみるとなんとも言えない気分になる。
昔は男の子は主人公、女の子はヒロインを好きになるというのが当然だったし話題もそんな感じだった。今はキャラデザとか声優とか属性とかそんなんで決まる。

でも、小学校の頃「セーラームーン」にこっそりハマっていた男子だった自分としては、良い時代になったと少しだけ思う。

ふと思い出した。小学校の頃「カードキャプター桜」が好きで女の子とばかり遊んでいた男子がいたが、俺達はそいつをバカにしていた。しかしそいつはある意味では人生の勝ち組だったのではないだろうか?
今の自分は大人になってその辺のヘンな見栄が減ったという気がしないでもない。

そういうものだとは納得できる話だけど、自分に置き換えてみると不思議に思う所もあるね。昔の自分が今の自分の好みを見たらどう考えるか……などと愉悦な気分になったりもしちゃうわ。



とまぁ、こんな感じで。
普段は意識しないものの、案外大きな変化だったりもするようです。

実際の所、中国のオタク界隈に入っていくコンテンツなど、オタク関係の環境の変化は随分と急激なものとなっていますし、中国で人気になる作品や飛び交う話題の傾向も次々と変わっています。

個人個人の好みや見る作品を選ぶうえでの感覚、更にはそういった作品に関する話題についての認識など、良くも悪くもイロイロと変化しているのでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「擬人化作品の成功する条件って何だろう?」「なんでロボットガールズZは人気にならないんだ!?」

ありがたいことに
「ロボットガールズZの中国での反応は?」
「最近中国では擬人化ネタが受け入れられているようですが、それに関して何か」

といった質問をいただいておりました。

「ロボットガールズZ」

は実際に手を出した中国オタクの人の評判は悪くないようですし、中国本土向けのゲーム展開も行われているそうですが、題材がダイナミック系のスーパーロボットがメインというのもあってか、中国のオタク世代にはなかなか引っかからない……といった評判も聞きますね。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していてうまい具合にこの二つの質問に該当するようなやり取りを見かけましたので、例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


擬人化作品の成功する条件って何だろう?
最近擬人化系の作品増えているけど、当たり外れもわりとハッキリでいているのでそこん所が気になってきた。

「娘化」作品の成功の理由か。
フォロワー系の作品が増えるのは、キャラを多く出し易い、オタク向けにし易いとかが思い付くが成功する条件となると案外分からないな。キャラデザで言えば「艦これ」よりレベル高い、イラストが良い

娘化に限らず、擬人化であれば構わないよ。最近の日本刀擬人化で女性向けにも当たりが出ているようだし。

言われてみれば最近だと「刀剣乱舞」が妙に流行っている印象。意外な人がハマって、意外な嗜好をさらけ出していたりもする。

「艦これ」ほどの大ヒットではないけど、そこそこのヒット作品も出ているし、ウチの国でも兵器擬人化、MS娘とかはジャンルとして確立されている感があるよな。

さすがにこれだけ増えてくると、ユーザーバカにしている運営は失敗するね。
投資した以上の金を吸い上げるには、それなりのレベルが必要になってきている。「艦これ」にしたって、関連企画がすべて成功しているわけではない。手抜きの企画は批判されたりコケたりしている。

娘化か……なんで「ロボットガールズZ」は人気にならないんだ!?
お船より巨大ロボの方が明らかにオタク向けじゃないか!?

お前は軍オタの存在を忘れていないか?
というのはさておき、アニメに関しては「艦これ」より面白いのは同意せざるを得ない。

「艦これ」は元になった媒体がブラウザゲームで、それに戦艦の擬人化がハマったんじゃないか?キャラ、そして背景の故事などが日本人好みだったんだろう。
ウチの国では……流行に乗ろうとする部分もあったんじゃないか?艦これが出た当初はウチの国ではよくある娘化作品とバカにしている見方が目立ったし。

情報だけだった最初はともかく、ゲームが入ってからは普通にゲームの人気も出ているぞ。アニメ見ながら別窓での長良プレイが可能なのも良かったし、漢字ベースなので名前もシステムもほぼ問題なく分かる。

「ロボットガールズZ」もブラウザゲームあるし、ゲームもウチの国にまで正規に進出している作品なんだがな……

むしろあの作品はなんでウチの国にゲームを展開しようと考えたのか聞きたいわ。ゲームのスパロボのファンはいるけど、マジンガーZなどの古いスーパーロボットのファン自体は少ないのに。

「ロボットガールズZ」は成功する条件は分からないが失敗した理由はわかるというケースかもね。「マジンガーZ」は古過ぎた。

「ロボットガールズZ」のアニメはクオリティ自体は悪くないし、萌えやサービスシーン以外も楽しめるものになっている。しかし見方を変えれば話の長さ、萌え、バトル、熱血、ストーリー、どれも飛び抜けたものが無く中途半端なんだよね。

俺、Zちゃんとゲッちゃんのどっちが萌えるかで友達と壮絶な戦いになったこととかもあるんだけどな……

一応アニメの新作も制作されると聞くが。
私は普通に第一期は面白いアニメだったと思うし、人気にならないのが不思議に思えたりもするが……やはりウチの国のスパロボファンは少数派とまではいかないけど、固定層で広がりがあんまり無いという面はあるんじゃないかな。

「ロボットガールズZ」も擬人化ではあるけど、原作付き擬人化だからじゃないかな?ガンダムと違って原作の知識、見てハマった人が少ないから興味を引けないのでは?

ウチの国でもスパロボアニソンライブとかもやるけど、今の若い人はあんまりついていけないし、その割には作品自体は今の若い世代向けの「娘化」だからなぁ。作品の方向性、主なターゲットといった所をきっちり当てないとキツイんじゃないだろうか。

擬人化の元ネタになるジャンルのファン、或いはそれをよく知っている層が擬人化ネタを受け入れられるかどうか、作り手が擬人化ネタを元ネタのファンの嗜好向けにアレンジできるかってのもあるんじゃないかな。
もちろん一般的な題材の場合はその限りではないが。

擬人化に関しては元ネタの問題が大きいと思う。少なくとも「ロボットガールズZ」は元ネタの選択がマズイ。ロボット好きのオタクはいるが、多くのオタクがロボット好きというわけではないだろう。

日本だと話は違うのかね。少なくともウチの国だとスーパーロボット系好きな人が少ないのは間違いないだろうが……

ウチの国だと「マジンガーZ」とかは元ネタに関して知っているのはディープなロボファンだし、それも大体はスパロボ経由。アニメをチェックしているのは本当に少ないはず。

と、とりあえず「ロボットガールズZ」のブラウザゲーは今そんなに悪くないんじゃないかな。それに日本だと「ロボットガールズZ」の人気は結構良いんじゃなかったっけ?

聞いたことないぞ、そんな話。IPビジネスに使える版権作品ってことでたまたまウチの国に流れてきたとかじゃないの?

アニメの新作が制作されるくらいだから、日本では大当たりとまではいかなくとも、失敗はしていないんじゃないかな?
マジンガーZなどのダイナミック・プロ系のスパロボは「パンダーゼット」のようなパロディはあるし、「ロボットガールズZ」も日本ではそんなに不思議な流れじゃない。恐らくあれってウチの国のオタクとは相性が悪いってことなんじゃないかな。ウチの国だと永井豪作品のノリはほぼ知られていないし。

擬人化も難しいよね。
船は元ネタが現実だけど、ロボは元が創作でそれを更に「娘化」するから、作り手も受け手も制約が出てしまう。センスがあれば当たることもあるだろうけど……

そうか?現実が元ネタってのはそんなに関係ないと思うぞ。オタクの好きなジャンルであれば普通に追い風になるだろ。

でもオタクはロボが好きだし、オタクが好きなものを「娘化」すればもっと良い擬人化になる!とはいかないのは、現実が教えてくれているぞ。

既存作品のパロディ、擬人化の場合は既にいるファン向けになるからファンの数が少なければ広がりに欠けることになるんじゃないかな。
例えばウチの国では円谷の怪獣擬人化の方が話題になっている。あっちは新キャラが出るたびに定期的にスレが立つし伸びるがそれはそのままウチの国のオタク界における「ウルトラマン」と「マジンガーZ」の知名度の差を表している。

やはり題材と、アレンジする上での擬人化に関する向き不向き、制作サイドのセンスといった辺りか。同人なんかでやる分には好きにやればいいのだろうけど、商業的に考えると難しいな!



とまぁ、こんな感じで。
擬人化系の作品に関して、そしていつの間にか「ロボットガールズZ」に関する話が飛び交っていました。

最近は中国オタク界隈でもキャラを擬人化するというネタ、そして創作が随分と広まっていますし、ガンダムのMSやミリタリー系、鉄道などは比較的はっきりとしたジャンルが形成されていますし、作品分析のようなものも行われているそうです。

この辺りについては中国でも独自の発展をしているように感じられますし、今後どんなのが出てくるのか楽しみなジャンルでもありますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国学校事情 管理人の個人的な経験編

ありがたいことにダ・ヴィンチニュースの方で書かせていただいているコラムの
中国でも大人気! ニコ動的な「弾幕系動画サイト」が広まった理由(ダ・ヴィンチニュース)

に関して感想と共に「中国の学校教育ではその他大勢扱いに慣れている」について、
「クラス内の格差、クラスでは選ばれた人とその他大勢的なものはあるのか?どのような感じなのか?」
といった質問をいただいておりますので、今回はその辺りや管理人の個人的な経験なども含めて少々。
ちなみに管理人が中国の学校に通っていたのは93年〜06年なので、さすがに今現在の状況とは違うであろうことをご留意ください。


・中国の学校のクラス内の格差
中国の学校のクラスに関してですが、いわゆる日本の学校のスクールカースト的なものはあまり感じられなかったように思います。
ただ文字通りの格差、家の経済状況や親の地位(共産党のお偉いさんだとか、どっかの会社の社長だとか)による格差は当時からかなり露骨にありましたね。

また、格差に関しては班長(中国では各学年の何組の「組」が「班」になります)や各委員などの役職持ちの生徒、通称
「班幹部」
とそれ以外の学生ではかなり地位や権力的なものの差を感じる所もありました。

「班長」は日本の学校で言えば学級委員のようなものなのですし、日本と同じくクラスのまとめ役、連絡諸々の担当的な所もあるのですが、日本の学級委員よりも「幹部」「権力者」的な側面が強いかと思われます。

この辺については
「班幹部は狼で、その他大勢は羊」
といった例えも聞いた覚えがあります。

もちろんその手の地位を振りかざす局面ばかりというわけではなかったのですが、行事で前に出たり、学校生活における様々な通達やら指揮を行ったりするのも班幹部ですから、ちょくちょく意識させられる場面に出会っていたのも確かです。

ただ班幹部の存在感が強烈なわりには生徒会の存在感がものすごく薄かったりするなど、日本の学校との違いに結構戸惑ったりした覚えもありますね。
幹部の地位にいる生徒がクラスに対しては権力を振るうものの、学校に対してはアクションを取ることはそうそう無いというのは色んな意味で中国らしいと思ったものです。

一応最近の中国の学校ではこの傾向は薄れているそうですし、「班長」なども教師の便利屋的な面が前に出てきているという話も聞きますが、日本の学校の学級委員と異なる所は相変わらずなのではないか……などとも考えてしまいますね。

そんな訳で大雑把なものになりますが、
「中国のクラス内の格差は日本に比べて目に見える形で出ている」
とも言えるのではないかと思われます。


それから当ブログでも何度か言及している中国の学校の運動会について、
「代表選手の競技を応援するだけの一般生徒は応援意外に何かやることはないのですか?」
という質問もいただいているのですが……一応、
「入場行進」
なんかは練習もありますし、軍事訓練なんかも含めてその辺りが重視される中国では普通にクラス単位での評価みたいなものにもつながりますから
「一般生徒が運動会でやること」
になる……のでしょうかね?

以前の記事
中国で勢力を拡大するモテない男の秘密組織FFF団
でも紹介させていただいた
FFF



このコスプレ行進も、数少ない一般の学生が運動会で楽しめる、参加できる部分といった言い方もできてしまいますね。
そしてそれだけに悪乗りしたりなんだりで暴走気味のコスプレ行進が登場しちゃったりする学校もある模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「少女漫画はあるけど、乙女漫画ってのは無い……よね?」

ありがたいことにネタのタレコミ&質問をいただきましたので今回はそれについてを。

日本のコンテンツのジャンルに関する様々な知識が中国オタク界隈に入っているようですが、中には少々混乱気味なもの、勘違いしてしまう人がちょくちょく出るようなものもある模様です。

中国のソッチ系のサイトでは
「乙女ゲーなどの『乙女』というカテゴリ」
に関するやり取りが行われていましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アホな質問かもしれないが、気になって仕方ないんで投げてみる。
少女漫画はあるけど、乙女漫画ってのは無い……よね?

無いぞ。
有るのは少女漫画だけだ。

でも乙女何とかといったタグは見かけるよね。乙女向けみたいなカテゴリはあるようだが。

乙女漫画はともかく少女向けと乙女向けってのはあると思うが……しかしその辺りの区別について自分は知らん。詳しい人いたら後よろしく。

ざっくりと言ってしまえば少女向けの作品は比較的純情な内容で、乙女向けは逆ハーレムってとこかな?

少女向け作品の方が「正常」な内容になるね。

便乗して俺も質問。
少年漫画と青年漫画の区別みたいなものは、女性向けの漫画にはないの?

あ、それ私も以前調べたけどちょっとハッキリしなかった所だわ。
日本の漫画のジャンルに関しては、一応少女漫画の他に女性向けだと、レディースコミックというのもあるそうだが、これは成年向けジャンル(BLとはまた違う、一般のエロ)らしいからなんか違うよね。

少女漫画、少女小説のようなカテゴリは存在するけど、ネットのネタを除けば一般的には乙女向けという言い方も、少女向けという言い方も無いはずよ。

あくまで個人的なものだが、私の場合は乙女向けは女性向けの要素が強い。少女向けも似たようなものだがたまに男性も楽しめる作品がある……くらいの印象かなぁ

日本のwikiを見たら女性漫画というカテゴリはあるようで、これが男性向けの青年漫画に対応すると思われる。ただ具体的な所は自分も分からない。

乙女向けの方が自己投影っぷりというか、メアリー・スーというか……

小説に例えて言うなら……少女向けは普通の恋愛小説、乙女向けは女性主人公の愛されとか逆ハーとか同人小説とかBLとかだろうか。

乙女向けでも逆ハーレム展開とは限らない。
ただ少女向け作品の場合、少年向け作品の女性主人公と同じで主人公が女性とは限らないけど乙女向けだとほぼ女性が主人公になる。そして攻略対象も男性になる。

私は少女向け作品ってのはオタク向け要素がそれほど強くない作品で、乙女向け作品ってのはオタク向けの要素がわりと多いというくらいのイメージ。

乙女向けにもいくつか種類がある。
薔薇や百合、それに全年齢向けと18禁等々。

BLと乙女は別ジャンルだよ。
それとあるのは「乙女向け」だけで、「少女向け」はないはず。「少女漫画」はあるけどね。
ちなみにゲームに関しては「乙女向けゲーム」「乙女ゲーム」というのがジャンルとして確かに存在する。それから「乙男」というのもあるらしい

そこん所がどうも混乱するんだが、わざわざ別の言葉にするってことは、乙女って少女って意味じゃないの?

それ私も聞きたい。乙女=少女でいいの?
何か違いはあるの?

少女も乙女も同じ意味だよ。
作品のジャンルで言うと、逆ハーレム或いは女性一人に男性多数的な要素が強いのが乙女、基本的に一対一に収まっているのが少女。

同じ意味としても間違いじゃないんだけど、少女と乙女は類義語的なもので完全な「=」ではない。
少女にも純真さ的な意味はあるけど、日本語の乙女という言葉は「少女」よりもファンタジーというか空想っぽい意味が強い……かな?

アニメやゲームだとややこしいけど、意味的には乙女=少女でしょ。
それと逆ハーレム的な要素を強く感じるのは、原作の女性向けゲームに多数の男性キャラが出ているものをアニメ向けにアレンジするというのも原因なんじゃないかな。

日本の漫画のジャンルにおいては、少女漫画がカバーする年代が広いから少女漫画にも逆ハーレム的なものは普通にあるよ。ただ乙女漫画ってカテゴリは存在しないと断言できる。「乙女」というジャンルやネタはあるだろうけどね。

既に出ている話だけど乙女何とかってのは、ゲームくらいじゃないかな?
いわゆる「乙女ゲー」とかの、男性を「攻略」できる、女性主人公で非BLのゲーム。

そもそも「乙女」に相当する概念がこっちには無いみたいだからなぁ。
アニメや漫画、ゲームでも日本語の「乙女」は「少女」と訳しちゃうケースも多い。そして少女という言葉のカバーする範囲はウチの国でも日本でもそう変わらないからややこしい。

日本では「少女」にすると「この作品に出てくるキャラは全部成人です」が使えなくなっちゃうんだよな!だから例えば「恋姫無双」もサブタイトルが「少女」じゃなくて「乙女」になる。でも中国語に訳すときは少女の表記になっちゃっていた覚えがあるな。

日本語においては「少女」と「乙女」は使い方や指す内容に関してはそこまで違いはない、若い女性を指す言葉のようだが、「乙女心」のような言葉もあるし一般的なイメージとしては「乙女」はやや上の年代の女性を指したり、その年齢の女性に関するイメージを表すことが多いようだ。乙女ゲーというジャンルも、その「乙女」及び「乙女的な感性の人」向けってことなんじゃないかな。

中国語と日本語では「少女」の範囲も少々異なるぞ。
上限の方は「未成年の女性」ということでそれほど変わらないようだが、下の方がわりと違う。日本は小学生くらいの年齢まで少女に含まれる。ウチの国ってだいたい12歳以上、中学生くらいからが少女でしょ。その前だと少児とか童とか孩子とかになると思うが、その範囲の一部が日本では少女になる。

なるほど。そうなると、恐らく「少女漫画」という言葉から受けるイメージはウチの国の方が「上の年齢層向け」になっているのかも。
この手の言葉は大雑把な使われ方をるするし明らかな間違いになるケースってのはそう無いと思うが印象が異なってくるのも確かだね。



とまぁ、こんな感じで。
「乙女」という言葉は中国では使われていないものの、「乙女ゲー」というジャンルがあるという知識は中国オタク界隈に入っているので、ちょっとした混乱が起こったりもしている模様です。

いくら漢字が共通しているとは言え、言葉の意味が全て同じというわけではありませんし、漢字表記になっていた場合はどうしても「中国語で読んだ場合の意味」に引っ張られるでしょうから、意外な所で意外な勘違いや認識のズレが発生してしまうのでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「どうして日本では永遠の命は別れが前提なのだろうか?」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「永遠の命って死ぬより怖いことなの?」
に関して
「他にも似たような話題は無いか?」
という質問をいただいておりました。

先日、中国のソッチ系のサイトでうまい具合に
「日本の作品では永遠の命は別れ、悲劇が前提」
といったことに関するやり取りを見かけましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメで、人外の存在で永遠の命を持っているキャラとの交流とか珍しくないし、恋愛要素が入るのも珍しくない。しかしどうして日本では永遠の命は別れが前提なのだろうか?
話の流れ的に永遠の生を共に生きるとかいうのは無いの?

日本の作品だと永遠に生きることは地獄だとか、永遠の命の苦痛なんてのはよくある話だが、その前提として別離は真っ先に来る話かもしれんね。

東方ファンやってると、そういうもんだと受け止められるぜ。

「繰繰れ! コックリさん 」みたいな作品とか「神様はじめました」のようなライトな、コメディ要素のある作品でもこの問題は出てきたりするよね。

物語シリーズもそうだな。男性、女性、主人公、相方、様々なパターンがある。

日本には一年経つとまた17歳に戻るというお方がいらっしゃるそうだが……これもある種の永遠の生じゃないかな!?

確かにケースによっては永遠の命が悲劇を生むこともあるだろうが、悲劇が前提というのはまたちょっと違う気がする。

永遠の生命に対するイメージがウチの国と日本とでは違うのかなぁ。

こっちだと永遠に青春を保てるようなイメージだし、普通の人なら選ぶだろっ!て所なんだが日本のアニメや漫画だとネガティブな認識っぽいんだよね。

永遠の生命による一生を共に過ごす、そういう話にはならんよね。ウチの国のハッピーエンド的なノリのようはいかない。

中国の作品は一生を共に過ごすということを重視するけど、日本の作品は一瞬の美しさを重視する。日本の作品は刹那的だ。

「ニャル子さん」ですらそういう話、共に生きる時間の違い的なものを意識させられるからな。

でも永遠に生きるってのもある種の投げっぱなしENDというか、グッドエンドの押しつけと言えるよね。難しい所だ。

一応人外の長さの生命を一緒に生きるという作品もあるよ。
例えば虚淵玄作品の「吸血殲鬼ヴェドゴニア」とか。

「ヴェドゴニア」は主人公とヒロインの二人だけが吸血鬼として生きていくパターンだし、人の生活から離れるという描写だから、ある種の別れ系の終わり方じゃないか?

比較的ハッピーエンド寄りの着地点としては……「狼と香辛料」とかかな?

妖怪系の作品にはそういった永遠の生命というか、生きる時間の違いによる悲劇をにおわせるものが多いtという印象だ。

あと日本の妖怪って若年固定で変わらないんだよね。中国の妖怪は外見を変幻させられるわけだから、相方と一緒に年老いていくとかもアリな気がするんだが。

ウチの国のネット小説だと主人公のゲットしたパワーでヒロイン全員が永遠の命を得る、一段高い存在になるというのがよくあるんだがな。もちろんこの展開に関してツッコミ所があるのは確かだけど、ある種の問題解決方法であるのも確かだと思う。
しかし日本の漫画はこういうのやらないで、その時その時の楽しさ、美しさを肯定して永遠を否定する。これやっぱり文化的な違いなのかなぁ。

永遠の命ってそこまで厳しいものでもないというか、必ず不幸になるもんでもないと思うんだけど、日本のアニメや漫画だと、すごいハードモードな扱いになるのがなんとも。

「仙人になろうとする感覚」とかは日本だと肯定できないのかね?

でもウチの国も「永遠」というのをきっちりイメージできているわけではないよね。実際の所は「長寿」レベルな人が多いと思う。

確かにこっちだと長く生きる程度のイメージではあるわな。
あくまで普通の人間の目に見える範囲における永遠の生くらいのイメージになっているといった所かな。

長命の種族の感覚、その感覚における愛情というのもなかなか意識されない問題かもな。日本の作品のようにバッサリ切ってしまうのも一つの答えと言えるのかも?

そこん所の解釈の問題なのかなぁ。
「天地無用」とかはその辺り、独特な感覚を構築しているが、地球上の話とかではやはり永遠に生きる存在との別れに関するどうのこうのがほぼ出てくるよね。

「天地無用」は文字通り宇宙の消滅まで生きる、そこまで突き詰めたうえでの怖さというのまで話が及んでいるからラブコメハーレムなのに独特だと思う。

日本の作品における永遠の命に関しては悲劇とかハードモードと言うよりも、「寂しさ」を伴っているという扱いな気がする。

この手の話ってまず「永遠の命」という言葉でどのようなものがイメージされるかといった、前提条件から考察するべきなのかもしれん。

永遠の命による人生を気楽にみんなで生きていくってのはやはり無いのかね。



とまぁ、こんな感じで。
やはり永遠の命という者に対して比較的ポジティブに捉えている人が多いようですし、
日本の作品におけるある種の定番でもある
「永遠の命の悲劇」
に関してはちょっと納得いかないときもあるようです。

また上の発言や、以前の記事にもありましたが中国では
「自分だけが年老いないことによる別れ」
「周囲との人間関係が失われる」
といったことに関してはそこまで大きな問題ではないと考えられているような節もあります。この辺の感覚の違いは本当に興味深いですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ワンパンマンがアニメ化だと!?ソースは確かなのか!?」

ありがたいことに
「中国のオタクな人のワンパンマンのアニメ化に対する反応は?」
という質問をいただきましたので、今回はそれについてを。

先日アニメ化の発表された
「ワンパンマン」

ですが、中国では
「一拳超人」
の中国語タイトルで結構な人気となっています。

そんな訳でアニメ化に関しても話題になっていましたので、
以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ワンパンマンアニメ化」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ワンパンマンのアニメ化が正式に決定したらしいぞ!?

おお……来るかもとは思っていたが……作品の扱い的に本当にアニメ化が決まったというのは正直意外だ。

本当なのか!?
前に「アニメ化の可能性がある」と予想していた人もいたが、まさか本当になるとは。

ワンパンマンがアニメ化だと!?ソースは確かなのか!?

日本の公式発表によるものだし、そのニュースを中国語翻訳したものも出ているぞ。

ついに来たか!アニメ化だ!!

バトルシーンのアニメは技術的にも予算的にも難しいと思うが、ワンパンマンはどうなるんだろうね。

お金かければいい作品になるのは間違いないが、お金かけないと微妙になりそう……いや、ゴミにすらなりかねん。

しかしネット漫画からのアニメ化か。
日本のアニメもネット漫画のアニメ化多くなっているね。複雑な気分だ。

作品に関する動きを並べてみるとアニメ化されても不思議ではないというのは分かるんだが、web連載の頃、あのスカスカな絵の頃から追っかけていた経験のせいで、なんだか現実の話に思えない!

何となく分かるよ。もちろんプロの仕事にはなると思うが……私はなんか、こう不安というかブランドが崩れるような気分にもなってしまう。

面白いのは間違いないんだがアニメだと……webマンガ出身だし、原作の絵があんなのだったからな。
それにしてもアニメ化か……本当にアニメ化するんだよな……

最近そんなに進んでないけどストーリー自体は神作だろう。絵も現在商業流通しているのは村田先生により描かれているハイレベルなものだ。考えてみれば遅かれ早かれアニメ化していたのかもしれん。ただ心配なのはやはりバトル描写だね。予算不足でちゃちい絵になるとかはイヤだ。

でも原作の絵そのままだったらどうだ…・・?

予算無いなら原作版の絵柄にして線減らそうぜ。

いや、そっちの方が技術が必要になったりしないか?

しかし今更これをアニメ化って……日本のアニメは最近昔の作品掘り返し過ぎじゃないか?

webマンガとしては結構前の作品だが、作品展開で考えるとそれほど昔の作品掘り返しってわけでもないだろ。one先生の連載は09年からだが、村田先生の作画によるリメイクは12年からだ。

騒いでいるヤツ多いけど、結局はこれもヒーロー、格闘バトル系列の流れにある作品じゃないか。そこまで話題になる作品なのか?俺にはどうも理解できん。

その手の作品のパロディではあるが、ワンパンマンを単純に格闘モノというのはいろんな意味で格闘モノに対して悪いというか……いや俺自身はこの作品大好きだけど。

俺TUEEEE系作品の突然変異みたいなもんだよね。

カッコイイハゲの主人公の俺TUEEEE作品とかそうそうないからな!

できれば1クールで投げっぱなしエンドとかは無しにしてほしい。

ガロウ編とかまではさすがに無理だろうなー

ガロウ編まで行くと迷走気味な所もあるし、ストーリーの配分的にもある程度で区切るんじゃないかな。

村田版もそこまで行っていないし、さすがに無理だろ。
それに村田版に関してはあんまり早く更新しても原作に追いついてしまうという問題がある。アニメ化で原作が進んでくれればいいけど、更新速度が更に下がる可能性も普通にあるんだよな。

しかしこの作品も遂にアニメ化か、あとこっちで大人気なコメディ系の作品でアニメ化されていないのは「坂本ですが?」とかだな。こっちのアニメ化にも期待だ。

公式の絵を見ていくとキングが主人公っぽくて笑える。そしてサイタマ先生は相変わらずだな!

よし、アニメ化を記念して腕立て100回、腹筋100回、スクワット100回だ!

アニメでフブキを見たいが、そこまでやってくれるのだろうか……

真の英雄「無証騎士」(無免ライダー)の活躍まではさすがにやってくれるよね?彼のキャストはどうなるんだろう。気になってきた!

そうだな。無証騎士は男の中の男だ!
関連素材の絵を見て改めて感じるが……やはりサイタマ老師は浮いているというか、他のキャラみんなサイタマ老師よりカッコイイな!

でも村田雄介先生にとってサイタマは描くのが難しいらしい。
アニメでどう動くのか、正直最も気になるのはそこだ。

絵柄変わってもハゲだけは変わらないからね。
それにしてもハゲのキャラがここまでスゴイことになる時代が来るとは。

私も最強のハゲに非常に期待しているよ!
不安なのは村田先生の精緻な絵柄をどれだけ再現できるかくらいかな。

その不安はみんな多かれ少なかれあるだろうね。
でも、俺はONE先生の原作版の絵柄でやってもそれはそれでアリだと思ってしまう……!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈では朗報であると同時に、意外なニュースとして受け止める人も結構いるようでした。

これについては
「webマンガの頃に作品を知ってハマった人が少なくない」
ということに加えて、
「日本におけるワンパンマンの商業展開に関してあまり認識されていない」
といった辺りも影響しているのではないかと思われます。

例えば
「日本の書店に並んでいるジャンプコミックス」
といったものについては、中国にいると知識として把握するのはともかく実感するのは中々に難しい所があるわけですしね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の高校の下校時刻、早過ぎない?」

ありがたいことに
「中国の学校生活のスケジュールに関して何か日本との違いのようなものがあれば紹介して欲しい」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

先日、中国のソッチ系のサイトで
「高校の下校時刻」
に関するやり取りを見かけましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の学校の下校時刻、早過ぎない?
アニメの学校生活が二次元の話だというのは分かっているが、なんか自分の学校生活と比べると、その……

確かに日本のアニメや漫画なんかではウチの国の学校と比べたら早いというか、学校の後に更に何かをするくらいの余裕があるといった描写だが……

日本の高校生はバイトや部活もあるし、学校自体は早く終わるんじゃないか?

一応、空が暗くなってからの帰宅という描写もあったりするはずだが。どうなんだろうね。
ちなみに自分は高一の頃から基本的に学校が終わるのは9時半以降だったわ。あのころには戻りたくない。

下校後に何かをする余裕か……私は一応10時ちょっと前に帰宅して12時くらいまでネットとかいう生活を高二の頃まではしていたよ!

私宿舎住まいの学校だったから10時半くらいだったかな。
しかも頻繁に授業終了時間が延長。消灯まで10分くらいしかないなんてことも度々あった。

高二までは9時半、高三になると10時20分に。
あの頃はふと「学校爆発しないかな」とか考えたりしていた。

高三の頃はもうグダグダで一定しないが、高一の頃は7時半に登校で10時に下校だった。就職して5時に帰れる今の環境からすると、あの時なぜあんなに耐えられたのか想像し難くなってきている!

高三だけど9時50分に学校が終わっていた自分は比較的早いのか?
しかし日本の学校はこういう時間まではやっていないんだろうな。

ウチの院の留学生に聞いた話によれば、日本は学校以外の予備校などで勉強するそうで高三にもなれば大学受験で結構遅くまで勉強するらしいぞ。10時過ぎとかも普通だそうだ。

同じ学校でも生徒の学習に関する分担が違う制度面でも異なるってことなのかね。ウチの国の学校の担当する役割が、日本では学校とそれ以外の予備校なるもので分割されているとみればいいんだろうか?

俺は高三の時は夜の11時下校とかだったが、日本の場合はどういうスケジュールになっているんだろうね。下校してそのまま予備校なのか、一度家に帰るのか。なんか気になってきた。

まぁどこの国も受験に関連する高校時代はキツイ時期があるんだろう。
一応ウチの国も大学に入ったら昼12時までの授業で後は休みにできたりするんだけどね。

ウチの大学だと夜の自習をやらないといけないから、結局学校終わるのは9時半すぎたりするわ……

私は高一の頃は9時半までだったね。
通常の時間割終了後のペーパーテストや自習が無ければ早く帰れるんだが、そういう学校はそう無いしね。

そうそう。
夜の自習やら補習やらがなければ四時半には終わった、はず。

日本の学校と比べてウチの国の学校の方が楽っぽい所もあるよ。
例えば日本の学校では休み時間に学校外に出るのは基本的に「違反行為」だとされている。ウチの国は昼休みに外に飯食いに出たり家に帰ったりすることもできるからね。

日本は文字通り「学校にずっといる」という状態なわけか。
そこはウチの国よりも窮屈なのかね。

昼に一度区切りがあって、通常の時間割が終了したときにまた一区切り、そして夜の学習と続くからな。時間はともかく感覚的なものは簡単に比較できないかもしれんね。

なんかお前らの話を聞いていると感覚が麻痺してくる。9時半に下校だった自分がとても普通で恵まれていたように思えてくるわ。

大都市の厳しい学校だと時間遅くなるだろうね。
私の学校は高一の頃は8時半で一応夜の自習が終了して下校、そして高二になったら9時半に。

宿舎の有無や住んでいる環境次第って所もあるだろう。
宿舎住まいもそうだが、学校によっては入学条件が学校の近くに住む所を持っているというものだったりするし。
通学時間が20分程度なら10時過ぎとかでも問題ないから学校も夜の自習時間を気軽に伸ばすんだろうな……

振り返ってみれば何ともヒドイ状況だったよな。
でも当時はいつの間にか慣れてしまっていた。

でも心のどこかでは大学よりも高校の頃の方が面白かったなんてことも考えている。
今受験勉強している後輩たちに言うのもなんだが、彼らには「大学生活には期待しすぎない方がいいぞ!」と伝えてやりたい。



とまぁ、こんな感じで。
何やら高校時代の下校時刻というか授業終了時刻に関する愚痴大会のような流れになっていました。

中国では学生の勉強に関して、学校の関わる度合いが非常に大きく、朝の自習に始まり通常の授業、そして夜の補習に自習までずっと学校で勉強といった状態になっています。

時代の変化と共に学校以外での学習というスタイルや施設も増えてはいるそうですが、やはり勉強の中心は学校だそうですし、小中高のそれぞれの受験で良い学校に入れるかどうかというのがその後の進路に影響する部分は日本よりもはるかに大きいとのことです。

しかし下校時刻はともかく、勉強にかける時間、拘束される時間で考えると、受験の年などに関しては予備校や塾などで勉強する日本とそこまで大きな差は無い気もしますが、どうなんでしょうね。

それから上の発言にもありますが、中国の学校では昼休みに外に出て食事をしたり、帰宅して食事をして一休みしたりといったことが可能な所もあるので、学校にいるということについての感覚にはちょっとした差があるような気もしますね。私も現地校に通っていた高校時代の昼休みは一度帰宅して食事のついでに一息ついていました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


3/11修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「二次元に出るオタクキャラは人生の勝ち組ばかりだということに気付いてしまった」

アニメや漫画の中に出てくる
「オタクな要素、能力を備えたキャラ」
に関しては中国オタク界隈でもイロイロと話題になったりネタになったり、親近感を覚えたりされているようですが、そういったオタク系のキャラに関してちょっと考えてしまう人もいるようです。

先日、中国のソッチ系のサイトで
「アニメや漫画に出てくるオタクは勝ち組」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元に出るオタクキャラは人生の勝ち組ばかりだということに気付いてしまった。
現実の、ダメなオタクは彼女なんていないし活発な活動や表現もできていない。しかし二次元の作品の中に出てくるオタク(という設定)のキャラはみんな人生の勝ち組っぽいことになっていないか?

そうだな。オタクな主人公がヒロインに迫られるなんてのはよくある話だ。
それに彼女いないオタクキャラでも、きっちりと自分のハマれる、愛を注ぐ対象を確立していたりするしね。

あとは、受け身でも許される。むしろ攻略される側だったりする!

しょうがないじゃないか。みんな主人公補正持っているんだから。

あとキャラデザのおかげもあって、顔のパラメータが高いし装いも悪くない、清潔感だってある。

キャラデザ補正を含めても、明らかに美形じゃなく不細工なのも少なくないと思うぞ。それに主人公じゃなくてもサブキャラ枠だとわりと人生の勝ち組じゃないかな……

だってオタク向けの作品なんだから。そうなるのは当然。

そもそも、書いているのも作っているのもオタクだしね!

その割には微妙なオタク描写の作品もあるけどな。
むしろオタクが作っている方が同族嫌悪的になるケースは増えるんじゃないかとも思ったり。

どちらにしろ、現実とは違う。正反対に思えるものもちょくちょくある。

オタクでもリア充なヤツは普通にいるぞ。コスプレ系のオタクなんかはそういうのが多いし。彼氏彼女いるどころかドロドロしてたりするし。

あえてアニメの中で現実と向き合ったり、過度に現実のネガティブな部分を強調されたりしても嬉しくないからね。
オタク批判系の作品は作り手の満足度と商業的な成功が一致し難いからあえてダメ過ぎるオタクを出すというのは珍しくなるのだろう。

個人的に最近もっとも勝ち組だと思ったオタク属性持ちのキャラは「旦那が何を言っているかわからない件」の旦那。

オタク系のキャラって主人公でなくても親友枠だったり、プロフェッショナル枠だったりする。悪役に配置されなければおおむね悪くない扱いになっているような印象だ。

神にーさまとか「HOTD」のアレなんかは典型的なプロフェッショナル枠か。いわゆる「技術宅」的な枠の。

エロゲーなんかでもよくあると思うけど、受け手に感情移入させる上で有効なんだよ。オタクな主人公ではなく、金持ちイケメン主人公だったら別のジャンルになってしまう。

アニメや漫画、ゲームに出てくるオタクって本当の意味でのダメなオタク、役に立たないオタクってのはあまりいないからね。受け手の主な層がオタクなんだからそうなるのは分かるが。

比較的どうしようもないのと言えば……なんだろう。「NHKにようこそ!」や「げんしけん」といった辺りのキャラかな?

「あの花」の主人公とかはどう?

あれはオタクのうちに入らないだろう。趣味のゲームも別にやりこんでいるわけじゃないし。

「ゴールデンタイム」の二次元くんとかはどうだ?
あれは珍しく、ダメな方向に延び続けるオタクなキャラだと思う。

二次元のオタクは勝利の、三次元のオタクは失敗の象徴だ。

オタク属性持ちの主人公と、サブキャラがオタク属性を持っているケースは分けて考えた方が良いと思うわ。主人公補正は万能過ぎる。例えばキリトだってカテゴリ的には普通にオタクだ!

非主人公かつメインキャラのオタクキャラって昔は女好き、好色系キャラの枠だったように思う。話を進める上での便利キャラというか。

あとは主人公に情報や手段を与えるキャラというポジションだったりするかな。
歳がばれるが自分は「ときめきメモリアル」の早乙女好雄を思いついてしまったが、その手のポジションって今ではオタクキャラになっているかもしれない。

私の中でのオタク系サブキャラのイメージは「シュタインズ・ゲート」のアイツだ。いろいろな意味で人生の勝ち組と言える。

それとオタク系キャラは話が進む、或いは作品展開が広がると「勝ち組」になり易い気もする。

橋田至もその後どんどん設定が増えていって、今は普通に彼女ができているんだよな。確かゲームが出た当初は娘が養女説なんてのも普通にあったはずだが……

そう言えば上で出ている「ゴールデンタイム」の二次元くんも本編だとあんな感じだが、外伝では主人公になっているし、普通に彼女できているんだよね。勝ち組には入っていると思う。

便利な舞台装置としての記号とも言えそうだ。
二次元においてオタクという属性は、現代社会を舞台にしていても、ある種のファンタジー的な能力が許される。アニメや漫画の舞台となる学生の年代では職業によるプロフェッショナルを出すのが難しいが、その点オタクならばある種のお約束として処理できるわけだ。

なるほど。特殊能力持ちだったり、頼りがいが出たりするからそりゃ勝ち組っぽくもなるわな。

他には……男女共にギャップ萌えになったりするよね。視聴者が比較的受け入れ易い欠点としてのオタク。

ああ、そういや桐乃や黒猫もディープなオタク系のキャラと言えるか。
見る側がオタクなんだから、当然オタクも萌え属性の一つになるな……

しょうがないよ。アニメや漫画の中のオタクは「二次元の中で生きる」という俺達の夢をかなえている存在なんだから。
それに……そういうオタク系キャラ、みんななんだかんだで嫌いじゃないだろ。俺はツッコミ入れるときもあるけど普通に好きだぞ!



とまぁ、こんな感じで。
いくら分かっているとは言え、現実との違いにちょっとツッコミを入れたくなったりする時もあるようです。

ただ中国オタク界隈でもオタク系のキャラが出てくるとなんだかんだで盛り上がったりしますし、その手のキャラの存在や言動、活躍といったものに関してツッコミと同時に楽しんでしまえるのも確かなようです


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の主人公は日常守りたがり過ぎ」

ありがたいことにネタのタレコミ&質問をいただきましたので今回はそれについてを。

日本のアニメや漫画では、戦う動機として
「なにげない日常を守る」
というのをそれなりに見かけるかと思いますが、これに関してちょっと引っかかる中国オタクの人もいるようです。

中国のソッチ系のサイトトでは
「日本の主人公は日常守りたがり過ぎ」
といったことに関するやり取りが行われていましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ふと思いついたんだが、日本の主人公は日常守りたがり過ぎ。
様々なことに巻き込まれたり、ひどい目にあっても最後は日常に戻って学校に行きたがる。
そしてそれはすごい特殊能力を持っていたり、特殊な経歴を備えているようなキャラでも同じだ。

言われてみれば妙に日常を守ろうとするよな!

ウチの国のネット小説とかから考えると、日常はともかく学校とか意味ないよね。日常に関しても、富を得る方向というか人生の勝ち組ルートにいくからそれ以前の日常とは別物になる。
でも日本の作品、アニメや漫画、ゲームの主人公は以前の、変化していない日常を守りたがるし戻りたがるんだよな。

いやいや。日常の何が悪いの?

悪くはないけど、主人公があんなに苦労して守るものか、力を手に入れているのにそれを捨てて、或いは命をかけても維持したい、戻りたいものかってことだろ?
確かに冷静に考えると引っかかるものはあるかもな。

その「日常」には「自分が主人公として過ごすことのできる二次元の学園」も付随するわけだし、守りたくもなるだろう。

日本人は年代ごとに型にハマるのを好むからだろう。
少年が主人公なら学生に戻らなければならないという社会的通念があるんじゃないか?

言ってしまえばストーリーを作る上で、戦う理由として便利だからってことでは?
そこまで深い意味は無いと思うが。

この場合、学校に行かなきゃその後の進路に響くとかいう話ではないわけね。
まぁ私も何かの戦いに巻き込まれて特殊能力に覚醒しちゃったりしたら、リスク無ければそのまま戻らないでもいいかとかは考えちゃうな。そこにヒロインも付いてくるなら何も迷わなくなりそう。

まぁアメリカの某ヒーローもメガネかけて新聞記者になっているくらいだし、別に日常守ろうとしても良いだろう。

でもクラーク・ケントさんは二重生活状態が普通に続いているじゃないか。しかも記者やっている理由は「スーパーマンでは救えない人を救うため」だ。
これはあくまで私の印象だけど、日本の作品の日常守りたい系主人公は特殊能力と縁の無い日常を守り、帰りたがっているし、特殊能力を活かした生活を続けようとはしないように思う。

現代世界の学園が舞台ならともかく、異世界転移モノだとそうでもないんじゃないか?

いや、異世界行ってもわりと何気ない日常とか、笑って暮らせる世界とか、そんな感じの見える範囲の生活を守りたがっていると思うよ。

異世界系でも学校とか、自分の構築した、或いは関係する生活環境を守りたがるよね。日本の社会的な価値観が影響しているんじゃないだろうか?

どんなヒーローでもしょっちゅうトラブルに巻き込まれるより平穏な日常の方が良いだろう。

確かにそうかもしれないけど、日本の作品における「守りたい日常」の記号的な扱いは分析のネタとしては面白いと思うぞ。なぜ日本では主人公のモチベーションとして強い説得力を持つのかとか。

作者の能力の問題でしょ。突出した、超常的な能力をもつキャラクターが現代社会で暮らす上でのストーリー、成功者像を描くことができない、想像できないという問題。
もしそんな能力や資本を持っているなら、狭い世界に自分を押し込んで平平凡凡とした生活を送る人間なんてそういないんだから。

日本の作品はいつの間にかスケールが小さくなることが少なくないからね。
あと学校などの日常生活と世界を守る戦いの二極化した舞台設定にもなりがち。そうなると日常守るくらいしかモチベーションにはならんよね。

日本の作品は何かに巻き込まれる、異常な環境での戦に巻き込まれる前の生活、特に学園生活が安定しているからじゃないか?
アメコミのヒーローとか、学生時代ははみ出し者だったりいじめられたりで「楽しい青春」的な暮らしを送っているのはわりと少ないと思う。
ウチの国?もう生活どころか異世界トリップの妄想するしかありませんよ!

日本の作品に出てくるキャラって、不良系であってもなんだかんだで学校生活大好きだし、学校に行きたがるよね。
どこまでが創作のためのご都合主義なのかは分からないが、学校及びそれに関連する日常生活のイメージが日本ではかなり良いものになっているというのはあるんじゃないだろうか?そしてそんな「日常生活」だから主人公の戦う目的として説得力が出るのでは?

日本では既にある程度社会が安定しているからじゃないかなー
ウチの国も昔に比べて若い世代が安定志向、草食系みたいなことになっているし、日本だと尚更だろう。普通の、穏やかな生活が幸福ってイメージが強いんだろう。

「日常のため」っていうのが読者や視聴者にとっては比較的受け入れやすい理想なんじゃないかね。しかもその日常というのが二次元補正のかかった、一人暮らしや女の子が付いてくる生活なんだから。

それちょっと要求のレベルが低過ぎやしませんかね?
まぁ自分も現実を考えると美女と住む家、いや部屋でもいいや……それが揃っていたらなーと思わなくもないが、日本の主な受け手である若い世代はそうは思わないだろう。

常に世界を救わなきゃいけない生活なんて嫌だろ。

でも日常を守るために世界を破壊するくらいの勢いになるのはどうだろう。

そういうのが嫌いとまでは言わないが、その手の作品に関しては「あんなに苦労したのに、日常に戻るだけかよ!その能力を使ってもっと何か得られないのかよ!」とか少し思ってしまったりもする。日本の主人公ってリターンが少なくないか?

自然災害が頻発するので日常が簡単に壊れる、でも他の場所に行けない島国だから日常を守るという発想が強くなるのではないだろうか?
ウチの国だとなんかあったら移動する、逃げるという選択があるが日本ではそれができない。

強大な力を持ちながらも、社会的に認められなくても、日常的な平和を守るというのが日本のヒーローの基本だね。仮面ライダーなんかもそうだし。ただ、最近のヒーローは日常に帰れるというケースも多いようだから一応昔よりもイージーになっているんじゃないだろうか。

ほとんどの主人公の能力って日常生活だと役に立たないことが多いし、それに加えてその手の主人公って受け身な性格だったりすることも少なくないし、そりゃ日常に戻ろうとしちゃうのも当然だよ。

日常生活向きの能力持った主人公ってのも少ないかもしれないが、それにしたって社会における活動や飯のタネとして何らかの活用はできるじゃないか。
別に戦う必要はないけど、自分のために使うのを放棄するというのもいまいち納得し難かったりする。

前提が違うんだよ。二次元の異能力者に対する社会や政府、あと科学者や企業の扱いのヒドさを考えてみろ!

日本の高校生という強力な要素が大切だからに決まっているじゃないか!
日常にも、学校にもそりゃ戻りたくなるって。

日常の良さってのは周囲の人間関係や経済的な環境によるものも大きいし、二次元に出てくるような人間関係が存在して安穏とした日々が送れるなら別に守りたくて戻りたくても問題ないよね。



とまぁ、こんな感じで。
守りたい日常のイメージもそうですが、日常に戻ることに関する重要度に関して、ピンと来ないような所がある人もいるようでした。

日本と中国では成功者やヒーローの活躍、特に
「活躍したヒーローが得ることのできるもの」
に関するイメージにちょっとした違いがあるような気もしますし、この辺については時間のある時にでもつっこんで調べてみたい所です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の方言ってどんな感じなの?ウチの国みたいに通じないレベルの、大きな違いがあったりするの?」

ありがたいことに
「日本の方言に関して、中国オタク界隈ではどういった見方になっているのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

中国では字幕での視聴がメインなので日本の方言、例えば関西弁キャラなどに関してはあまり意識されていないようですが、やはりその辺りに関して興味を持つ人はいるようです。

先日、中国のソッチ系のサイトで
「日本の方言」
に関するやり取りを見かけましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ちょっと聞きたいんだけど、日本の方言ってどんな感じなの?
普通にあるよね?あるとしたらどれくらいの違いがあるのかな?ウチの国みたいに通じないレベルの、大きな違いがあったりするの?

日本にも方言あるよ。
発音に結構な違いもある。私は日本旅行したときに四国や九州の言葉が分からなかった。

日本にも多くの方言があるよ。地方が異なれば大体違う言葉になるのはウチの国と同じ。違いの程度は……どうなんだろう?

どんな特徴があるか知りたいんだけど、誰か知ってる?
代表的なものでいいんだけど。字幕になるとそういう情報抜けちゃうし。

沖縄と北海道が異なる言語圏で、他は基本的に同じ言葉で発音の違いとかになるんじゃなかったっけ?

ああ、確かに字幕だと口調、独特な方言に関する情報はどうしても削られてしまうな。ちゃんを「醤」とかにして頑張っている字幕もあるけど、関西弁まで訳すのはさすがに厳しい。

アニメでよくあるのは大阪方言だね。
ただ標準語との違いとして意識させられるのは一人称や語尾、イントネーションくらいじゃないかな?独自の単語とかになるとどの程度存在するのかは私も分からない。

大阪方言と関西弁ってどう違うのだろう?

アニメや漫画においてはそこまで明確な区別はない……と思う。
とりあえずキャラが多くなるとかなり高い頻度で混ざるんだよね。関西弁は。

ところで関西弁みたいにキャラ付けで活用されている言葉って他にどんなのがあるの?

確か京都と福岡が代表的だったはず。

アニメで出てくるキャラの関西弁は、基本的に発音と人称、それから語尾くらいらしいね。
標準語しか知らない人間も聞き取れなければいけないわけだし。

ふーむ……日本人同士なのに方言のせいで何言っているか分からない!ってケースはどれくらいあるんだろうな。

日本にも方言はあるけど、ウチの国の方言とは違うんじゃないかな。地方ごとの差はそこまで大きくないというか、別の地方に行ったら完全に言葉通じねえ!みたいなことはないという話だし。

どこかで「日本にはすでに方言は無くなった」という話を聞いた覚えがあるんだが。

無くなったわけではないよ。関西弁という大阪地区の方言は現在も残っているわけだし、沖縄の琉球語というのもあるし、北海道や九州、各諸島の言葉を比べれば方言的なものは存在する。ただ基本的には「日本語枠」ではあるらしい。

各地方に方言があるのはウチの国と変わらんよ。東京にだって方言はある。

方言はあるけど、差はウチの国と比べればかなり小さいって所なのかね。
ウチの国はいまだに地方のインタビューとか字幕必須だったりするし……

大体そんな感じらしいよ。
全体的に見れば関東と関西で方言は分かれるし、明らかな違いはあるけど聞いて理解できないわけではないし、普通に交流する分には問題は無いとか。

北京なまりと似たような感じで、日本の標準語と東京方言は違うらしいね。
江戸なまりとも言うらしいけど、江戸にずっと住んでいる人は発音のなまりがあるらしい。日本の江戸を舞台にした時代劇ではこの系統の言葉が使われる。

日本でも方言で通じないから筆談で交流が行われたといったケースはあるのだろうか?

昔は地方が異なると言葉通じなかったらしいね。幕末とか、薩摩藩士は京都に来ると言葉が通じなかったそうだ。

上で出ている「日本の方言が無くなった」っていう話は、「通じないレベルが大体無くなった」ってことなんじゃないだろうか?関西方言が現在も残っているように、発音の癖は消えていないのだと思う。

ウチの国でも一昔前に比べて「普通話」が通じるようになったしね。日本の方言に関しては言語の標準化がウチの国よりもハッキリと出ているということなのかもな。



とまぁ、こんな感じで。
関西弁系のキャラといった情報は認識されていても、方言の扱いに関してはそこまで知られていないのかもしれません。

中国では基本的に字幕を通じて日本のアニメを視聴するというスタイルになっていますから、この辺の口調や方言によるキャラ付けなどに関してまで理解、把握するのはなかなかに難しいという話を聞いたこともあります。

ちなみに方言に限らず、一人称や呼び方、敬称のつけ方などの口調によるキャラ付けは、字幕を制作する側にとっても悩ましいと同時に腕の見せ所でもあるそうです。
直訳からオタク界隈の用語、ネットスラングまで駆使する工夫が行われたりもしているそうで、意味の翻訳だけでなく作品の雰囲気との兼ね合いも含めて、訳のセンスや作品の理解の深さといった辺りの差が出てしまうのだとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国人「爆速餃子って……ツッコミ所しかねぇぞ!?」

某艦これで菱餅が見付からなくて苦戦している今日この頃、更新のネタ探しも億劫になっていたのですが、ありがたいことに
「爆速餃子のCMに関して、中国の反応は?」
という手頃な質問をいただきましたので今回はそれについてを。

ドコモの3秒クッキングの第2弾となる「爆速餃子」ですが、
早速中国のネットにも輸入され、イロイロな衝撃を与えている模様です。



そんな訳で以下に中国のネットで行われていたその辺のやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


4Gの速度を宣伝するためになぜか爆速で料理をする日本のドコモのCMだが、エビフライに続いて今度は餃子でやりやがったぞ!?

続編来たな!エビフライの時に最後に「次は餃子」とか言っていたから気になっていたんだ!
見た感想。素晴らしくヒドイ発想のもとに作られたCMだった!

爆速餃子って……ツッコミ所しかねぇぞ!?

面白いんだが、いったいこのCMからどう4Gの速度を感じればいいんだ!?

この日本の姿勢、とても輝いているぜ……

科学技術の間違った使い方に関するナイスな実例だ。

驚いた……あの広告ってシリーズ化されていたのか!?

アイデアが素晴らしい。そして作られた料理が食べられるのか、美味しいのかというのも気になる。

それにしても、なんで広東語のBGMなんだよ!?

やっぱこれバックミュージック広東語だよね?パッと聞いた感じではそれっぽいが。

広東人が来たぜ!
広東語で間違いない。広東人としてはこれだけで笑ってしまうわ!

そうそう。このBGMによって更に笑えるようになっているよな。
あとニラはちょっと多めの方が美味しいよね!

笑った笑った。
しかしなんで日本の広告なのに中国語の歌使って料理して4Gの速度の紹介するんだろう?

私も日本の広告なのに広東語のBGMを使うのかが気になる。
あと歌の名前が知りたい!このCMのために作られた歌なんだろうか?

このアイデアにはクラクラするわ!
日本の広告に広東語の歌をバックミュージックにする意味、狙いってのは自分もとても気になる。

日本人は広東語のミュージックが比較的受け入れやすい、慣れているとかじゃないか?

狙いとしては香港映画っぽさを演出したいとかじゃないかな?

この広東語の歌、「ポリス・ストーリー」っぽい感じになっている気がする。良い味が出ているね!

元ネタなんだろう。自分は「ポリス・ストーリー」かと思ったが、アンディ・ラウの「開心的馬騮」っぽいという話もあるが。

私も「ポリス・ストーリー」のOPっぽいと思ったよ。本当に笑った!

中毒性のあるCMとバックミュージックだ。リプレイしまくり。

最初なんだろうと思ったが、よく聞いてみたら広東語のBGMだというのに驚き、更に笑うという流れが……!
80〜90年代の香港映画みたいな感じになっているね。

これ歌ってるの「ピンポン」の孔文革の中の人らしいぞ!?

正確な歌詞も公開してくれているね。「加啲韮菜更好味 伴著大蒜香 衝,再快衝,衝進,餃子靚皮裡面 火柱高升千呎 ,熊熊烈焰裡穿越 接得好」らしい。作詞も本人だそうだ。

おお、マジか!?孔爺なにやってんの!更に笑ったわ!!

しかしこれ……食べられるんだろうか?あとやっぱり日本人って米の飯と一緒に食うんだな、餃子を。様々な衝撃の中でそこだけ妙に冷静に受け止めてしまった……



とまぁ、こんな感じで。
バックに広東語の歌が流れているというのが更に衝撃を加速させたようです。

また
「なぜ日本のCMに広東語の歌が使われるのか?」
ということについて疑問を感じたり、不思議に思ったりする人も少なくないようでした。

日本における香港映画の人気、ジャッキー・チェンの人気などについては、今の中国ではあまり知られていないのかもしれませんね。

3/3追記:
このCMで広東語の歌を熱唱している文曄星さんのつぶやきはこちら。

中国オタク界隈では文曄星さんは「ピンポン」のアニメの孔文革役で有名なので、孔文革が歌っている!というのも中国オタク的にはインパクトがあった模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「キャラの名前が覚えられなくて辛い。みんなはどうしているんだ?」

ありがたいことに
「中国のオタクな人はアニメや漫画のキャラの名前をどれくらい覚られているのか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

中国に入る作品は昔に比べて随分と増えていますし、中国オタクの面々も毎シーズンごとの作品や、そこに出てくるキャラを把握するのがなかなかに難しくなっている模様です。

中国のソッチ系のサイトでは
「キャラの名前が覚えきれない」
といったことに関するやり取りが行われていましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


キャラの名前が覚えられなくて辛い。みんなはどうしているんだ?

スレ主は痴呆症か何かか?
作品にハマれば自然と名前くらい覚えるだろうに。

一度にたくさんの番組を見過ぎているとか?

私もなかなかキャラの名前は覚えられないなぁ。区別が付けばいいやくらいに考えて開き直っている。

あだ名で覚えて本名覚えていないキャラ結構いる。俺いまだに「助手」の本名覚えていない。結構ハマった作品なのに。

ああ、クリスティーナのことか。確かに覚え難いよね。

違う違う。牧瀬紅莉栖だ!

まだ作中でのあだ名で覚えているだけマシ。
私なんか「学姐」(先輩)とか会長とかで覚えちゃっているケースが……

自分はわりとマジで色と髪型だけで覚えちゃっているな……日本のアニメの凄い髪の色にはちゃんと意味があるんだと実感するぜ。

おいおい……ウソだろ?
あるキャラを好きになったら、名前を忘れる、覚えられないことなんてありえないだろうが……お前ら、愛が足りないんじゃないの?まぁ俺もクラスメートの名前忘れたりはするけど……それとは違うレベルの話じゃないか。

いや、クラスメートの名前忘れる方がマズイと思うんだが。
それはそうと自分は昔は覚えられたけど今はちょくちょく覚えられなくなっている。自分の老化も間違いなくあるだろうが、それと同時に見る作品が多くなったのと、作品の入れ替わりのペースが加速しているのも影響しているように思う。

黒髪ストレートロングのあれ、あれだよ!みたいなことはよくやる。

どうしても覚えたいならエンディングのキャスト見て声優とキャラ確認の作業をやるとかはどう?
自分はそれで結構覚えているように思う。

覚えきれない、内容を把握しきれないなら見る番組の数減らせよ。

うむ。思い切って数を絞るのは有効な方法だ。
私はアニメ見始めた時はキャラが覚えられなく手苦労したけど、その後覚えられるようになり、調子に乗ってみる数増やしたら覚えきれなくなった。今は基本的にあだ名(作中或いはネットの)で覚えているような状態だ!

そもそも日本のアニメのキャラ名って独特だから覚え難い所もあるよね。
なんで作者はあんなめんどくさい名前を自分のキャラにつけるんだろう……?

なんとなく同意したくなる。
私は「ゼロの使い魔」に大ハマりしたけど、キャラ多いし名前も独特で最初は結構苦労したっけ。最近だと「魔弾の王と戦姫」で苦戦したが、家電のあだ名が存在したおかげで記憶に関しては助かった。

Fateはクラス名があるから助かる。

何かしらイメージと関連付けられれば覚えやすいんだけどね。
「ゼロの使い魔」は元ネタがフランス系だから、中国語に再翻訳するような形だからヤヤコシイ所もあるかも?私の印象だと「三銃士」からの影響が強いように感じたから、その辺りを押さえておけばそんなに困らなかった覚えが。

自分も「覚えられない病」だ。意識するようになってから数年経つが、最近特にひどくなった気もする。同じタイミングで見る作品も増えて、更には出てくるキャラも増えているし。
でも、「覚えないでもいいや」と考えれば楽になるぞ!

群像劇を求めるヤツは少なくないけど、いざキャラが増えると覚えきれなくなる現実にぶつかる。

慣れない名前だからどうしてもね。
作品にハマって最後まで見るレベルになれば問題ないが、最初の数話くらいはどうしても難しい

私は声優で記憶しているけど、キャラ名忘れることが頻繁に発生しているわ。

漢字表記の日本人系の名前も慣れないけど、原文ではカタカナ表記になっている謎の外国人や異世界人の名前を音訳した名前にまでなると覚えてられんというのが正直な所だ。

ある程度定番の外国人名であれば中国語表記も安定するはずなんだが、最近のどんどん長くなる中二病的な名前だとどうしようもない!

日本の視聴者はどうなんだ?
日本人の名前じゃないキャラって覚え難くないのか!?

それ、昔どっかでネタにされているの見たことがあるが「日本人のイメージに合った外国人名」だから、そこまで覚えるのは難しくないそうだ。また過去に同名、或いは類似した名前のキャラが存在するのも記憶の手助けとなるらしい。
逆に日本以外の国の作品、例えば欧米系の作者の作品及びそこに出てくるキャラ名となると普通に覚え難くなるとか。日本の海外SFなどの翻訳小説中心のレーベルには、フォーマットとしてキャラ名と簡単な紹介の一覧表がついていたりするという話だよ。

もしかして、私のアニメだろうが欧米系の小説だろうがキャラ名を覚えるのに苦労したことないってのは特技になったりするのか?
キャラを覚えきれないと評判の「境界線上のホライゾン」でも大丈夫だったんだが。

その特技、本気でウラヤマシイぞ!

昔は頑張って覚えようとしていたけど、そこまでやるもんじゃないと思うようになり、現在は把握するのは「どの作品に出ているキャラか」程度で良いと思うようになっている。
ハマった作品とキャラの名前は自然と覚えられるし、今の時代簡単に調べられる。

強迫観念的に覚えようとしないでもいいよね。
ただキャラの多い作品は覚えきれないから見るのやめちゃうこともあるからな……

私は「アイドルマスター」のアニメがそれでダメだったな。今期の「シンデレラガールズ」も再挑戦してみたがやはりダメだった。

「ラブライブ!」の第一期もそんな感じあったかもしれないな。第二期はPV中心で流行っていたわけだし。

わざわざ覚えないでも、まぁ……振り返ってみれば、自分もキャラのやり取りに関しては髪の色で、例えば赤毛だとか黄毛だとかでのやり取りになっちゃっているし……

このスレ追っかけていて少し安心した。
なんだ、おれ一人だけじゃなかったのか。

そうだよ。お前ひとりだけじゃない。
あの日見たキャラの名前を僕たちはまだ覚えてない。



とまぁ、こんな感じで。
キャラを把握しきれない、名前を覚えきれないというのは珍しくない悩みなのかもしれませんね。上にもありますが、最近は中国オタクの接する作品も増え、入れ替わりも激しくなっていますし。

今回のやり取りを見ていて感じたのですが、
「キャラを把握しきれない、覚えきれない」
というのは中国オタク界隈でキャラ萌え系の作品が日本ほどウケない理由の一つと見ることができそうな気もします。

中国に入るオタク関係の情報は昔に比べれば随分と多くなっていますが、なんだかんだで日本との差はありますし、ライトな層が接する「中国語化された情報」というのは更に少なくなります。
また基本的にネット経由のものになるので、日本のように様々なメディアを通じて作品の情報やイベントに接したりするのはまだまだ難しい状態です。

そんな訳で中国オタクの面々がキャラを覚えるというのは
「基本的にアニメ本編のみで」
ということになってしまうそうです。
日本におけるキャラ名の感覚についての慣れに加えてこういった環境の違いもありますから、多くのキャラが出てくる作品に関してはついていくのが難しい人も少なくない模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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当ブログへのリンクはフリーでございます。

このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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