ありがたいことに
「カナダ出身のアニソン歌手HIMEKAの業界からのイジメ告白が中国の方でも報道されて話題になっているそうですが、オタクの間ではどんな反応が出ていますか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。
話題になったつぶやきの方は現在削除されているようですが、この件について詳しくは以下のニュースなどをご参照ください。
アニソン歌手HIMEKA、業界からのイジメ告白(日刊スポーツ)
このニュースは中国の方にも翻訳転載され、中国のオタク界隈でもイロイロと話題になっている模様です。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたこの件に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
カナダ出身アニソングランプリ勝者のHIMEKAが日本に来たことを後悔し、業界ではいじめを受けたなどと発信している……なんでこんなことになってしまったんだ。
「戦場のヴァルキュリア」の人だよね。あれは良い歌だった!
しかしあれでもダメだったのか。日本の娯楽産業は外国人を歓迎しない印象があったが、それを裏付ける事件だな
どの国であっても華やかな、楽しげな娯楽産業の競争は変わらん。外国人というか、異文化系の出身というのは武器にも攻撃される弱点にもなる。
なんとも心の痛む話だ。
日本は封建社会が色濃く残っているし、島国根性がヒドイ。むしろ排外には知らない方が不思議だ。彼女は歌は上手いしキレイだけど、日本ではダメだったんだろう。
この件は日本特有の話じゃないと思うが。どの国もこういう所はある。娯楽産業で食っていく場合は表に出ない、出せない所にドロドロしたものが存在する。
結論、オタクはやっぱりヒドイ。
日本はいじめが普遍的だ。それこそ子供向けのアニメや漫画の題材になったり頻繁にニュースになるくらい。大人の社会になってもそれは変わらないのだろう。
しかしなんでそんなに叩かれたの?
日本の排外主義?それとも日本人の権益保護、地方保護主義とかにやられたの?
業界の競争に負けた面も結構あるだろう。
「戦場のヴァルキュリア」の歌は素晴らしかったけど、その後の活躍に関しては聞かない。もっとも、さすがにこんなことになるのは完全に予想外だったが。
「テガミバチ」のエンディングも良かったよ!
彼女は2009年頃はかなり話題になっていたはず。
真面目過ぎたか理想を追いかけ過ぎたか。
娯楽産業の中でやっていく場合、割り切る、スルーすることは必要だ。そこん所はどの国も似たような所があると思う。
ウチの国もアレだし、韓国のプロダクションと芸人のゴタゴタのニュースも流れてくるし、日本の業界にも吐き気を催すような一面が存在するのだろう。
日本は芸人に対するプロダクションの管理が厳しいとか、プロダクションを離れると干されるという話も聞くけど……
現実は残酷だ。二次元は美しかったり楽しかったりするけど、作品や業界に関わりだすと単純にやっていくことはできなくなる。
とりあえず言えるのは「悲しい話だ」ということかな……
日本の音楽業界が「ラブライブ!」みたいなもんじゃないとは分かっているが、実際にこういう呪詛の声を聞くのはキツイわ。
こういうのってアニソンだけじゃなく、声優の方でもあるのだろうか?
当然あるだろう。普通は注目されない、或いはファンから見えないようになっているだけで。
この手の恨みの声を出しても得になることは無いだろうし、その後の仕事にも影響が出るだろうから業界から離れる、対決する決意が無いとこの手の呪詛の発信はないんじゃなかろうか。
あー……納得できる話だけど、知りたくなかった話でもあるなー
日本は排外思想がある上に「出る釘は打たれる」という習慣だ。他とちょっと違うといじめの対象になる。それは社会人の間でも変わらない。
日本は観光で行くのは良いけど、住んで仕事をするのはキツイとは聞くね。オタクとして楽しむのではなく業界に入ってプロとしてやっていくとなると尚更か。
日本人は礼儀を優先するけど、それは虚偽的なもので内部に鬱屈したものを抱えている人間は少なくない。昔は陰口、現在はネットで大っぴらにそれを排出している。2ちゃんなんかを見ると、キツイよ。どこの国の社会にもそれぞれの欠点はあるが、日本の社会でやっていくには独特の危機感知能力と精神的疲弊を避けるためのスルー能力が必要になるんだと思う。
コチラがミスをしたり迷惑をかけたりした際に日本人が「大丈夫」と言ったとしても、それをそのまま信じてはいけないという話を、日本で仕事をしている人に聞いたことがあるのを思い出した。表面上は「大丈夫」と言いながら内心では「死ね」とか思われている、心に刻み込まれている可能性があるから注意しなければならないとか。この件もこういうのが表に出てきた、或いは知る機会にぶつかったとかでは?
民族主義の劣悪な部分の表れだな。もっとも日本に限らず世界中どこでも、どんな業界でもある話だ。
この人はアニメや漫画を好きなオタクのまま、アニソン歌手の仕事ができてしまったのがある意味では不幸だったのでは?
娯楽産業で理想を維持したまま食っていけるのってほとんど無いだろうからね。
しかしこの人、wikiの経歴見たらかなり活発に活動していたようだけど実際はどうだったんだろう?wikiにアイスこぼした話が載っているのとか妙な哀しさも感じるが。
排外主義は中国にもある。というか地域間のもヒドイ。別の地方の人間を敵にして団結するのはしょっちゅうだし、社会のニュースに関するコメントでも地域間の互いの罵り合いがヒドイ。国の間だったらまた更にひどくなるよな
そしてこの場合は業界での競争や足の引っ張り合いになるわけだから……
身も蓋もない話だけど、日本人の競争相手からすれば「外国人というだけで有利でずるい」という風に見えたりしていたんじゃないかな?
彼女が言うような暗黒面はイヤなモノ、無くなってほしいものではあるが、ウチの国でも普遍的なモノだからな。何とも言えない話だ。
「あのコンテストに優勝したのはきっと『外国人だから、多分売れるだろう!私達の会社とこのコンテストにいい宣伝になる!』と思っただけ」という話だけど、まぁ商売である以上そう言う面は存在するのは確かだろう。でもそれと同時に、彼女の武器であるのも確かだ。競争が皆無ってわけでもないし、チャンスを掴んだのは間違いない。自分の望んだ能力によるものでなくとも……
顔が良ければ、コネがあれば、と考えちゃうときもある自分からすると微妙な気分になる。彼女はその後幸せになれなかったシンデレラかもしれない。でも舞踏会にすら参加できない人間もいるんだよね。なんかイロイロと考えてしまう話だ。
私の知り合いも日本の業界で仕事を得る、プロになるのが目的になっていて、その後の現実で苦労しているのがいるよ。現実だと日本でプロになってエンディングとはいかないんだよな。
日本ではアニソン歌手の地位は低いという話だし、声優がキャラソンに加えて主題歌まで歌ったりもする。アニソン歌手の入れ替わりの激しさを見ると、やはりグランプリ優勝の外国人歌手って看板だけじゃ難しかったのだろうと思ってしまう。
趣味でオタクやっている自分からは何も言えないが、悲しい話だとは感じる。何が良いのか、何が幸せにつながるのか分からないね。
とまぁ、こんな感じで。
現実的に考えた場合、「わりとよくある話」的に受け止められている模様ですが、しかしそれと同時にオタクとして考えると厳しい、悲しい話だとも受け止められている模様です。
私の知り合いの中国オタクの中にも、オタクとしての憧れや夢と、日本の現実で苦しんだり折り合いをつけようと頑張ったりしている方がいますが、こういう話はやはりイロイロとキツイですよね。いくら仕方のない面があるとは言っても。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
「カナダ出身のアニソン歌手HIMEKAの業界からのイジメ告白が中国の方でも報道されて話題になっているそうですが、オタクの間ではどんな反応が出ていますか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。
話題になったつぶやきの方は現在削除されているようですが、この件について詳しくは以下のニュースなどをご参照ください。
アニソン歌手HIMEKA、業界からのイジメ告白(日刊スポーツ)
このニュースは中国の方にも翻訳転載され、中国のオタク界隈でもイロイロと話題になっている模様です。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたこの件に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
カナダ出身アニソングランプリ勝者のHIMEKAが日本に来たことを後悔し、業界ではいじめを受けたなどと発信している……なんでこんなことになってしまったんだ。
「戦場のヴァルキュリア」の人だよね。あれは良い歌だった!
しかしあれでもダメだったのか。日本の娯楽産業は外国人を歓迎しない印象があったが、それを裏付ける事件だな
どの国であっても華やかな、楽しげな娯楽産業の競争は変わらん。外国人というか、異文化系の出身というのは武器にも攻撃される弱点にもなる。
なんとも心の痛む話だ。
日本は封建社会が色濃く残っているし、島国根性がヒドイ。むしろ排外には知らない方が不思議だ。彼女は歌は上手いしキレイだけど、日本ではダメだったんだろう。
この件は日本特有の話じゃないと思うが。どの国もこういう所はある。娯楽産業で食っていく場合は表に出ない、出せない所にドロドロしたものが存在する。
結論、オタクはやっぱりヒドイ。
日本はいじめが普遍的だ。それこそ子供向けのアニメや漫画の題材になったり頻繁にニュースになるくらい。大人の社会になってもそれは変わらないのだろう。
しかしなんでそんなに叩かれたの?
日本の排外主義?それとも日本人の権益保護、地方保護主義とかにやられたの?
業界の競争に負けた面も結構あるだろう。
「戦場のヴァルキュリア」の歌は素晴らしかったけど、その後の活躍に関しては聞かない。もっとも、さすがにこんなことになるのは完全に予想外だったが。
「テガミバチ」のエンディングも良かったよ!
彼女は2009年頃はかなり話題になっていたはず。
真面目過ぎたか理想を追いかけ過ぎたか。
娯楽産業の中でやっていく場合、割り切る、スルーすることは必要だ。そこん所はどの国も似たような所があると思う。
ウチの国もアレだし、韓国のプロダクションと芸人のゴタゴタのニュースも流れてくるし、日本の業界にも吐き気を催すような一面が存在するのだろう。
日本は芸人に対するプロダクションの管理が厳しいとか、プロダクションを離れると干されるという話も聞くけど……
現実は残酷だ。二次元は美しかったり楽しかったりするけど、作品や業界に関わりだすと単純にやっていくことはできなくなる。
とりあえず言えるのは「悲しい話だ」ということかな……
日本の音楽業界が「ラブライブ!」みたいなもんじゃないとは分かっているが、実際にこういう呪詛の声を聞くのはキツイわ。
こういうのってアニソンだけじゃなく、声優の方でもあるのだろうか?
当然あるだろう。普通は注目されない、或いはファンから見えないようになっているだけで。
この手の恨みの声を出しても得になることは無いだろうし、その後の仕事にも影響が出るだろうから業界から離れる、対決する決意が無いとこの手の呪詛の発信はないんじゃなかろうか。
あー……納得できる話だけど、知りたくなかった話でもあるなー
日本は排外思想がある上に「出る釘は打たれる」という習慣だ。他とちょっと違うといじめの対象になる。それは社会人の間でも変わらない。
日本は観光で行くのは良いけど、住んで仕事をするのはキツイとは聞くね。オタクとして楽しむのではなく業界に入ってプロとしてやっていくとなると尚更か。
日本人は礼儀を優先するけど、それは虚偽的なもので内部に鬱屈したものを抱えている人間は少なくない。昔は陰口、現在はネットで大っぴらにそれを排出している。2ちゃんなんかを見ると、キツイよ。どこの国の社会にもそれぞれの欠点はあるが、日本の社会でやっていくには独特の危機感知能力と精神的疲弊を避けるためのスルー能力が必要になるんだと思う。
コチラがミスをしたり迷惑をかけたりした際に日本人が「大丈夫」と言ったとしても、それをそのまま信じてはいけないという話を、日本で仕事をしている人に聞いたことがあるのを思い出した。表面上は「大丈夫」と言いながら内心では「死ね」とか思われている、心に刻み込まれている可能性があるから注意しなければならないとか。この件もこういうのが表に出てきた、或いは知る機会にぶつかったとかでは?
民族主義の劣悪な部分の表れだな。もっとも日本に限らず世界中どこでも、どんな業界でもある話だ。
この人はアニメや漫画を好きなオタクのまま、アニソン歌手の仕事ができてしまったのがある意味では不幸だったのでは?
娯楽産業で理想を維持したまま食っていけるのってほとんど無いだろうからね。
しかしこの人、wikiの経歴見たらかなり活発に活動していたようだけど実際はどうだったんだろう?wikiにアイスこぼした話が載っているのとか妙な哀しさも感じるが。
排外主義は中国にもある。というか地域間のもヒドイ。別の地方の人間を敵にして団結するのはしょっちゅうだし、社会のニュースに関するコメントでも地域間の互いの罵り合いがヒドイ。国の間だったらまた更にひどくなるよな
そしてこの場合は業界での競争や足の引っ張り合いになるわけだから……
身も蓋もない話だけど、日本人の競争相手からすれば「外国人というだけで有利でずるい」という風に見えたりしていたんじゃないかな?
彼女が言うような暗黒面はイヤなモノ、無くなってほしいものではあるが、ウチの国でも普遍的なモノだからな。何とも言えない話だ。
「あのコンテストに優勝したのはきっと『外国人だから、多分売れるだろう!私達の会社とこのコンテストにいい宣伝になる!』と思っただけ」という話だけど、まぁ商売である以上そう言う面は存在するのは確かだろう。でもそれと同時に、彼女の武器であるのも確かだ。競争が皆無ってわけでもないし、チャンスを掴んだのは間違いない。自分の望んだ能力によるものでなくとも……
顔が良ければ、コネがあれば、と考えちゃうときもある自分からすると微妙な気分になる。彼女はその後幸せになれなかったシンデレラかもしれない。でも舞踏会にすら参加できない人間もいるんだよね。なんかイロイロと考えてしまう話だ。
私の知り合いも日本の業界で仕事を得る、プロになるのが目的になっていて、その後の現実で苦労しているのがいるよ。現実だと日本でプロになってエンディングとはいかないんだよな。
日本ではアニソン歌手の地位は低いという話だし、声優がキャラソンに加えて主題歌まで歌ったりもする。アニソン歌手の入れ替わりの激しさを見ると、やはりグランプリ優勝の外国人歌手って看板だけじゃ難しかったのだろうと思ってしまう。
趣味でオタクやっている自分からは何も言えないが、悲しい話だとは感じる。何が良いのか、何が幸せにつながるのか分からないね。
とまぁ、こんな感じで。
現実的に考えた場合、「わりとよくある話」的に受け止められている模様ですが、しかしそれと同時にオタクとして考えると厳しい、悲しい話だとも受け止められている模様です。
私の知り合いの中国オタクの中にも、オタクとしての憧れや夢と、日本の現実で苦しんだり折り合いをつけようと頑張ったりしている方がいますが、こういう話はやはりイロイロとキツイですよね。いくら仕方のない面があるとは言っても。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。