ありがたいことに
「中国のオタクの間でも日本の『後宮』(ハーレム)系の作品がかなりしっかりと認識されているようですが、中国国内でハーレム系の作品が広まった流れはどのような感じなのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。
中国オタク界隈でも「後宮」という言葉でハーレム系作品が語られるようになってかなり経ちますし、イロイロな話題も飛び交っていますね。
先日中国のソッチ系のサイトで
「最初に触れたハーレム系作品」
といったことに関するやり取りが行われていましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ちょっと聞きたいんだが、みんなは最初に触れたハーレム系作品って何?
最初に見た作品?それともジャンルとして意識するようになった作品?
どっちでもいいよ。大雑把な「始まり」で構わない。
遡って考えてみると、たぶん「まぶらほ」が最初かな。
私はやはり「ラブひな」かな。
ハーレム系を意識して見るようになったきっかけは「ラブひな」だ。
たぶん「ラブひな」か「SHUFFLE!」のどっちかだと思う。
うーむ、自分も「ラブひな」だわ。初めて漫画を全巻揃えた作品でもある。
恐らく「ラブひな」がなきゃオタクになってなかったと思う。
自分も「ラブひな」の漫画は何度もレンタルしたな。
ハーレム系作品と言えばやはりコレ。
「ラブひな」が我が国に与えた影響は大きい。
作品として最も早いのは「うる星やつら」や「らんま1/2」とかじゃないかと思うが、「ハーレム系」として意識されるようになったのは「ラブひな」の方が先だったと思う。
影響というなら「shuffle」は?
私はこれが最初だったが、ウチの国でギャルゲー原作のハーレムアニメで広い範囲で知られた最初の作品だと思う。
その後の伊藤誠とはまた別のベクトルで、我が国のオタクに人間のクズ、許せない主人公というのを刻み込むなど、ハーレム系作品のダメなイメージにも影響していると思う。
ギャルゲー原作で広い範囲に知られた作品だと「D.C. 〜ダ・カーポ〜」の方が先じゃないか?今でこそ初音と言えばミクだが、それ以前は初音と言えば初音島だったくらいだし。
自分は「とある魔術の禁書目録」だ、我ながらニワカだ……
俺もそんなもんだ。オタクになったの大学からだしな。
「禁書目録」か、あとはハーレム系作品だというと怒る人がいるけど「CLANNAD」とかだろうか。ギャルゲー原作だし、設定のテンプレ部分的にはハーレムと見ても良いと思うんだが……
「ロザリオとバンパイア」だな。オカルト系と思ったらトンデモナイ罠だった。当時の純真な俺に対して効果は抜群だった。
その手の作品だと……自分は「ああっ女神さまっ」辺りだろうか。
「女神さま」はハーレムじゃない気がする。
言われてみればそうだな。じゃあ「ちょびっツ」かな?いやでもこれもハーレム系ではないか?
俺は「ああっ女神さまっ」はハーレム系だと認識しているんだが、ハーレムじゃないと考える人もいるのか。
自分は「藍より青し」だと言おうと思っていたが、ここまでのレスを見て厳密にはハーレム系では無かったのか?と不安になってきた。
私も自分の中で自分の中でハーレム系作品の定義、三角関係系、複数ヒロイン系とハーレムの区別がわりと曖昧なのに気付いてしまった。
例えばジャンプ系漫画でヒロインのたくさん出て来る桂正和作品、それから「いちご100%」とかはハーレム系作品でいいのだろうか?「To LOVEる」までくればさすがにハーレム系作品だとハッキリ言えるんだが。
「きまぐれオレンジロード」……はハーレム系じゃないよな。三角関係だし。
一見ハーレム系に見えても、昔の作品は今の作品と違う気がする。
「うる星やつら」はハーレム系の概念をウチの国に持ち込んだ作品の一つだとは思うんだが、ハーレム系作品と断言するには抵抗がある。
見ていた当時は意識していなかったが、「GS美神」なんかはハーレム系作品でいいのかなあ。横島のハーレム志向は間違いないのだが。
「サクラ大戦」はどう?ギャルゲーだし複数ヒロインだし、問題無いと思うんだが。
なんだか混乱してきたな。
ここは間違いなくハーレムだと断言できる作品、「天地無用!」を挙げてみよう。
自分が「天地無用!」を見たのは中学生の頃だが、当時はハーレムとか考えもしなかったな。
間違いなくハーレム系作品で、ウチの国に大規模に広まった作品は「天地無用!」だろうな。
同意。
「天地無用!」はテレビでやっていたからかなり広い範囲の人間が見ていたと思う。
自分のアニメ視聴歴の中でも一番古いハーレム系作品だ。
タイミング的に漫画だと「ラブひな」、アニメだと「天地無用!」という人は結構いるんじゃないだろうか。
この二作品が我が国のハーレム系作品のスタート地点と見てもいいんじゃないかな。同時期或いはそれ以前の時期に入ってきた少年漫画系作品はハーレムっぽい要素はあるがハーレム系とは断言し難い所も見受けられる。
とまぁ、こんな感じで。
考え出したらキリが無いようですが、広い範囲で認識されている作品で比較的初期のものとなると
「ラブひな」「天地無用!」
が来るのは間違いないようです。
中国ではアニメの影響が大きいのですが、「ラブひな」に関しては漫画の影響が大きいというのも興味深い所ですね。
ちなみに「ハーレム系」というジャンルが広い範囲で認識されるようになったのはやはりラノベ原作系アニメの影響が大きいそうです。
(そもそも中国のオタク界隈が盛り上がったのが「涼宮ハルヒ」以降なので、どうしてもラノベ原作系アニメの影響が大きくなってしまうのですが)
ただ中国オタク界隈ではハーレム系の設定、展開を好む層の間でも「個別のヒロインに萌える」という動きは日本に比べるとかなり大人しいですね。
「IS」などの時も作品の内容に関する話題はイロイロとあったものの、各ヒロインに関するキャラ萌え的な話題はそれほど無かったのが印象的でした。
ただキャラ萌えについては大人しいものの、本編ストーリーでどのヒロインとくっつくかといった「勝ち負け」については非常にこだわる所が見受けられます。この辺の傾向も面白いですね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
2/29修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。
「中国のオタクの間でも日本の『後宮』(ハーレム)系の作品がかなりしっかりと認識されているようですが、中国国内でハーレム系の作品が広まった流れはどのような感じなのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。
中国オタク界隈でも「後宮」という言葉でハーレム系作品が語られるようになってかなり経ちますし、イロイロな話題も飛び交っていますね。
先日中国のソッチ系のサイトで
「最初に触れたハーレム系作品」
といったことに関するやり取りが行われていましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ちょっと聞きたいんだが、みんなは最初に触れたハーレム系作品って何?
最初に見た作品?それともジャンルとして意識するようになった作品?
どっちでもいいよ。大雑把な「始まり」で構わない。
遡って考えてみると、たぶん「まぶらほ」が最初かな。
私はやはり「ラブひな」かな。
ハーレム系を意識して見るようになったきっかけは「ラブひな」だ。
たぶん「ラブひな」か「SHUFFLE!」のどっちかだと思う。
うーむ、自分も「ラブひな」だわ。初めて漫画を全巻揃えた作品でもある。
恐らく「ラブひな」がなきゃオタクになってなかったと思う。
自分も「ラブひな」の漫画は何度もレンタルしたな。
ハーレム系作品と言えばやはりコレ。
「ラブひな」が我が国に与えた影響は大きい。
作品として最も早いのは「うる星やつら」や「らんま1/2」とかじゃないかと思うが、「ハーレム系」として意識されるようになったのは「ラブひな」の方が先だったと思う。
影響というなら「shuffle」は?
私はこれが最初だったが、ウチの国でギャルゲー原作のハーレムアニメで広い範囲で知られた最初の作品だと思う。
その後の伊藤誠とはまた別のベクトルで、我が国のオタクに人間のクズ、許せない主人公というのを刻み込むなど、ハーレム系作品のダメなイメージにも影響していると思う。
ギャルゲー原作で広い範囲に知られた作品だと「D.C. 〜ダ・カーポ〜」の方が先じゃないか?今でこそ初音と言えばミクだが、それ以前は初音と言えば初音島だったくらいだし。
自分は「とある魔術の禁書目録」だ、我ながらニワカだ……
俺もそんなもんだ。オタクになったの大学からだしな。
「禁書目録」か、あとはハーレム系作品だというと怒る人がいるけど「CLANNAD」とかだろうか。ギャルゲー原作だし、設定のテンプレ部分的にはハーレムと見ても良いと思うんだが……
「ロザリオとバンパイア」だな。オカルト系と思ったらトンデモナイ罠だった。当時の純真な俺に対して効果は抜群だった。
その手の作品だと……自分は「ああっ女神さまっ」辺りだろうか。
「女神さま」はハーレムじゃない気がする。
言われてみればそうだな。じゃあ「ちょびっツ」かな?いやでもこれもハーレム系ではないか?
俺は「ああっ女神さまっ」はハーレム系だと認識しているんだが、ハーレムじゃないと考える人もいるのか。
自分は「藍より青し」だと言おうと思っていたが、ここまでのレスを見て厳密にはハーレム系では無かったのか?と不安になってきた。
私も自分の中で自分の中でハーレム系作品の定義、三角関係系、複数ヒロイン系とハーレムの区別がわりと曖昧なのに気付いてしまった。
例えばジャンプ系漫画でヒロインのたくさん出て来る桂正和作品、それから「いちご100%」とかはハーレム系作品でいいのだろうか?「To LOVEる」までくればさすがにハーレム系作品だとハッキリ言えるんだが。
「きまぐれオレンジロード」……はハーレム系じゃないよな。三角関係だし。
一見ハーレム系に見えても、昔の作品は今の作品と違う気がする。
「うる星やつら」はハーレム系の概念をウチの国に持ち込んだ作品の一つだとは思うんだが、ハーレム系作品と断言するには抵抗がある。
見ていた当時は意識していなかったが、「GS美神」なんかはハーレム系作品でいいのかなあ。横島のハーレム志向は間違いないのだが。
「サクラ大戦」はどう?ギャルゲーだし複数ヒロインだし、問題無いと思うんだが。
なんだか混乱してきたな。
ここは間違いなくハーレムだと断言できる作品、「天地無用!」を挙げてみよう。
自分が「天地無用!」を見たのは中学生の頃だが、当時はハーレムとか考えもしなかったな。
間違いなくハーレム系作品で、ウチの国に大規模に広まった作品は「天地無用!」だろうな。
同意。
「天地無用!」はテレビでやっていたからかなり広い範囲の人間が見ていたと思う。
自分のアニメ視聴歴の中でも一番古いハーレム系作品だ。
タイミング的に漫画だと「ラブひな」、アニメだと「天地無用!」という人は結構いるんじゃないだろうか。
この二作品が我が国のハーレム系作品のスタート地点と見てもいいんじゃないかな。同時期或いはそれ以前の時期に入ってきた少年漫画系作品はハーレムっぽい要素はあるがハーレム系とは断言し難い所も見受けられる。
とまぁ、こんな感じで。
考え出したらキリが無いようですが、広い範囲で認識されている作品で比較的初期のものとなると
「ラブひな」「天地無用!」
が来るのは間違いないようです。
中国ではアニメの影響が大きいのですが、「ラブひな」に関しては漫画の影響が大きいというのも興味深い所ですね。
ちなみに「ハーレム系」というジャンルが広い範囲で認識されるようになったのはやはりラノベ原作系アニメの影響が大きいそうです。
(そもそも中国のオタク界隈が盛り上がったのが「涼宮ハルヒ」以降なので、どうしてもラノベ原作系アニメの影響が大きくなってしまうのですが)
ただ中国オタク界隈ではハーレム系の設定、展開を好む層の間でも「個別のヒロインに萌える」という動きは日本に比べるとかなり大人しいですね。
「IS」などの時も作品の内容に関する話題はイロイロとあったものの、各ヒロインに関するキャラ萌え的な話題はそれほど無かったのが印象的でした。
ただキャラ萌えについては大人しいものの、本編ストーリーでどのヒロインとくっつくかといった「勝ち負け」については非常にこだわる所が見受けられます。この辺の傾向も面白いですね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
2/29修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。