FGOの第6章が面白いわ一周年記念のアップデートが予想していたよりも随分と良いわでテンションが上がり、返ってきた枠拡張分の石に手持ちの石と呼符を値下げされたガチャに突っ込んでしまったのですが、60連ほどして星4以上のサーヴァントが0、礼装も微妙という結果に……
そりゃまあ、ガチャがまわし易くなっても個人の引きに関しては変わりませんわな。
幸い福袋ガチャがあったので、その後そっちで引いたオリオンのおかげで収穫0は免れましたが、一周年のタイミングで、FGOを始めたばかりの頃の気持ちを強く思い出させていただきました、はい。
さて世の中には「かけば出る」という言葉もあるそうですし、一周年記念の最後の方で呼符をたくさんもらえるらしいので、一縷の望みをかけて今回はFate関係の記事を。
以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「印象的な名前だったFateの宝具」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
印象的だった宝具の名前について語ろう。良いのも悪いのも。
とりあえず自分は「無垢識・空の境界」が好み。
幻想大剣・天魔失墜!
ジークフリートの宝具の中二病感、俺TUEEEEE作品に出てきそう感はスゴイ。
「幻想大剣・天魔失墜」はあまりにもストレートな中二病感が衝撃的。そして、ここまでいくと逆に良いと思えてくる。
「幻想大剣」か「天魔失墜」のどちらか片方でも十分だろうに、それを重ねてしまう。くどい!クセになる!
片方だけだとダサイのに、なぜ重ねると「これは悪くない」と感じてしまうようになるのか……
印象に残る中二病感だと「妄想心音」かなあ。HFルートはネタバレ見ただけなのに、この宝具がやたらと頭に残っている。
私は解体聖母が好き。シンプルで不気味さと凶悪さもある。
微妙過ぎて印象に残っているのが「軍神の剣」。
バカでも中二病でもいいからもっと頑張れよと感じた。
「貴方のための物語」は非常に印象に残っている名前だ。その使われ方も含めて。
なんか文学的でいいよね。
対のようになっている「誰かの為の物語」も良い。
「我が神はここにありて」と「紅蓮の聖女」はキャラとぴったりで良い。
そういう方向だと自分は「星馳せる終幕の薔薇」だね。ネロの宝具はどれもキャラと合っている。
「転輪する勝利の剣」
俺がガウェインを好きになるきっかけがこの宝具の名前だった。
「日輪よ、死に随え」
カルナの宝具はどれも中二病精神に響くものがある。
「開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を」は時々叫びたくなるわ。
ネタも込みで「燕返し」だ!
いや、昔これを「燕帰来」と訳しちゃってた所があったんだよ。TSUBAMEが帰ってきてどうすると。
更に問題なのが、意味的に正しいと思われる中国語訳の「燕反」よりも「燕帰来」の方がカッコ良く聴こえることだよな……
うまい!と思ったのが「陽の眼を持つ女」。マタ・ハリの名前とエピソードをかけているんだよね。
やはり「天地乖離す開闢の星」だろう。
「流星一条」が簡単なのにカッコイイ。後発で出た宝具の中で一番好きだ。
私も「流星一条」には衝撃を受けた。長くしたり、強調したりするのではなくこんなので良いのか、カッコ良くなるのかと。
W・F・D!
W・F・D!
W・F・D!
ああ、自分も「W・F・D」かなあ。宝具の使い手も、宝具の発動アニメも、全く予想できないものだった。
「死は明日への希望なり」には感心した。
「三千世界」
なんかよく分からんが凄そうだ!と。
なんだよ。ここまででまだ「Unlimited Blade Works」が出てないのかよ。
俺は「無限の剣製」呼びも好きだが、叫ぶならやはり「Unlimited Blade Works」かな。
考えてみればUBWは中国語訳名だけじゃなく、元の読み方の方でもきちんと広まっている珍しい宝具だね。タイトルになっただけはあるということか。
エクスカリバーの元の読みは空耳の「ex咖喱棒」で広まっているから、普通に広まっているのは珍しいか。日本語の外来語カタカナ読みではなく英文表記がハッキリ出ているってのもあるのかな。
それと俺は「全て遠き理想郷」も好きだ。
叫ぶ技ではないが、「十二の試練」はシンプルで良い。
最近こっそり叫んでいるのが人類神話・雷電降臨!!
科学者の宝具がこういう名前になるとは!
人類神話は中二病的にもカッコいいよな。俺も大好きだ。これを知ってから、自分の中では近代系サーヴァントの宝具名に関するハードル上がっちゃったよ。
様々な宝具を見てきたが、私の一番好きな宝具は「王の軍勢」だ。凄さ、豪華さ、中二病を兼ね備えている宝具だよ。
個人的に良いと思ったのは「勇者の不凋花」かな。
自分も「勇者の不凋花」は良い宝具名だと思う。
それからカッコ悪いと強く感じたのはモーさんの宝具。
モーさんのアレか、私の華麗なパパへのどうのこうのという。確かにアレは妙な笑いさえ出てしまう……
華麗にパパを殺すって、なんかギャグにも思えてしまうんだよな。
私はApocryphaでモーさんの宝具発動シーンを初めて読んだ時、何とも言えない気持ちになって、しばらく読むのを中断してしまった。
俺は「極刑王」と「血塗れ王鬼」など、どのカズィクル・ベイがカッコイイかで友達とケンカになったわ。ちなみに俺は「極刑王」がカッコイイと思っている。
宝具ってよく考えたら意味が分からなくなるのも少なくないが、そんな中で最も意味不明なのは「時のある間に薔薇を摘め」だろう。
確かにあれは意味が分からない。いや宝具の効果は分かるんだがなぜあの名前なのか。そしてエロ方向でもじった話題ばかりが出る始末だ。
アイリもドスケベ担当だし、なんだかなー
自分が一番好きなのは「死がふたりを分断つまで」だね。悲劇的にも感じられる空気をまとった、ブリュンヒルデというキャラにぴったりの宝具だと思う。
同意だ。私も初めてこの名前を見た時、極めてスバラシイ宝具名だと感じだよ。
良いよね……ヤンデレさと儚さと可愛さが同居している。
ブリュンヒルデはもう一つの宝具の「わたしだけの冥府への旅」も良いね。
「死がふたりを分断つまで」は同じような名前の漫画とかもあるし、日本だと定番の言い回しだったりするのかな?
好きになったんで日本語読みも調べてみたんだが、読み方の「ブリュンヒルデ・ロマンシア」の方も気になる。
恐らく「Romantia」か「Romancia」じゃないかと思われる単語の意味が分からん。造語とも日本ファルコムの昔のゲームが元ネタだとも言われているがどうなんだろうね。
ヤンデレ好きの自分としては「死がふたりを分断つまで」、そして「転身火生三昧」が大好きです……
宝具名は良いのもたくさんあるが、ヒドイのもたくさんある。
中でも自分がヒドイと感じたのは「万能の人」。
さすがにこれはヒド過ぎる。
「夜狼死九・黄金疾走」も意味が分からない。英語もGoldenDrive goodnightだから本当に意味が分からん。
「夜狼死九」は日本の暴走族の造語の「夜露死苦」から来ているものだろう。ひらがなで書くと「よろしく」になる。日本の暴走族は普通の言葉を漢字で強引に書く習性があるが、そこからネタを持ってきているんだろうね。
坂田金時の宝具はなぜこんな名前をつけた!?とツッコミたくなるよな。
「黄金衝撃」とか、分かり易いのは確かだが。
坂田金時はまだマシ。
どうにもヒドイのが「アン女王の復讐」だろう。
黒髭の宝具は意味で直訳しちゃったのもいけないのかね。実在する船名から来ているしどうしようもないが。
あと直訳系だと「黄の死」も微妙。漢字だけだとカッコ良さが皆無。黄金の剣の方がまだマシ……いや大して変わらないか。
イロイロと考えたが、あえて選ぶなら「騎士は徒手にて死せず」かな。ランスロットの宝具はどれも良い。
「己が栄光の為でなく」とかも良いよね。
「親指かむかむ智慧もりもり」
これはもう、記憶から消えないだろ。
これの印象が強過ぎてフィンのFGOに出ている方の宝具をみんな覚えてない!
記憶から消えないというなら、一夫多妻去勢拳も!
いや宝具じゃないの分かってるし「水天日光天照八野鎮石」も好きな宝具名だが、これは一度見たら忘れられない。セットで玉天崩も覚えてるぜ。
とまぁ、こんな感じで。
これ以外にも様々な宝具の名前に関する好き嫌いが語られていました。
ざっと見た印象ではありますが、
日本よりも随分と評価が高いのがブリュンヒルデの
「死がふたりを分断つまで」(ブリュンヒルデ・ロマンシア)
逆に評価が低い、カッコ悪いと思われているのがモードレッドの
「我が麗しき父への叛逆」(クラレント・ブラッドアーサー)
のようです。
「死がふたりを分断つまで」については、中国オタク界隈では蒼銀のフラグメンツに関してあまり話題になっていないので、恐らくFGOの影響も大きい、比較的最近「刺さった」宝具名ではないかと思われます。
ちなみにあくまで私の印象ではありますが、
中国オタク界隈におけるFate関係作品の人気、情報の広まり具合の順番は
Zero、stay night、(空の境界)、Apocrypha、EXTRA(CCCも)、strange Fake、蒼銀のフラグメンツ
といった感じではないかと。
タイころ、カプさば、花札などについては私もよく分かりませんが、少なくとも他作品より話題になっていない模様です。
そしてそこに最近はGrand Orderが加わってきているわけですが、ソシャゲということや新情報の更新が速いのもあってか急速に知名度が上昇中で、中国語化された情報も拡散しています。
今の所、ApocryphaとGrand Orderがどっこいどっこいくらいという印象ですが、もうすぐ逆転しそうな気もしますね。
それからモードレッドの宝具の名前が不評なのは、
「漢字にルビを振って特殊な読み方をさせる単語は、漢字部分をそのまま中国語で読んでしまうか、漢字部分を元に翻訳する。ルビの方はあまり重視しない」
というFateに限らず、中国に入っていく日本のオタク系コンテンツの翻訳の習慣も影響している模様です。
「約束された勝利の剣」や「無限の剣製」のような例外も無いわけではないですが、
中国オタク界隈では基本的に
「宝具の名前は漢字部分の中国語読みか、漢字部分を含んだ中国語訳の中国語読み」
「元の名称のルビ、読み方の情報はほぼ入らない」
といったことになっているので、宝具の名前に関する印象が日本とは少々異なるケースも出てくるそうです。
そんな訳で中国オタク界隈ではモードレッドの宝具は「クラレント・ブラッドアーサー」ではなく「我が麗しき父への叛逆」(を中国語に訳したもの)を読んでいるような感じになるそうで、意味的にもリズム的にもfateの中二病バトルの最中に唐突に出て来られると興醒めするような所があるとかなんとか。
Fateの用語は公式からファンサブやその場のノリまで様々な中国語訳が出回っていますが、ざっと調べてみた所モードレッドの宝具については
「対我高貴父王的叛逆」
「吾対父王華麗的背叛」
「向端麗的吾父発起叛逆」
「致吾高潔父王的反叛」
といった訳が存在するようです。
確かにこれではカッコ悪いというか、モードレッドの宝具は「クラレント・ブラッドアーサー」と読まないとイカンと感じてしまいますね……
それにしても、しょうがない所はあるのでしょうけど、宝具の「読み方」があまり伝わらないというのはもったいない気もしますね。
例えば私はここ最近出た宝具の中では、
「剣を摂れ、銀色の腕」(スイッチオン・アガートラム)
がダサカッコ良さと6章終盤で明かされるベディヴィエールの背景もあってかなり気に入っているのですが、恐らくこれも「剣を〜」だけが翻訳されて伝わり、「スイッチオン〜」の部分は広まらないといったことになりそうです。
短いフレーズで日本における「スイッチオン」の語感も含めて伝えるのが非常に難しいのも分かってはいるのですが、それでもなんだか残念に思ってしまいます。
気が付いたら長くなってしまいましたが、とりあえずこんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
そりゃまあ、ガチャがまわし易くなっても個人の引きに関しては変わりませんわな。
幸い福袋ガチャがあったので、その後そっちで引いたオリオンのおかげで収穫0は免れましたが、一周年のタイミングで、FGOを始めたばかりの頃の気持ちを強く思い出させていただきました、はい。
さて世の中には「かけば出る」という言葉もあるそうですし、一周年記念の最後の方で呼符をたくさんもらえるらしいので、一縷の望みをかけて今回はFate関係の記事を。
以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「印象的な名前だったFateの宝具」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
印象的だった宝具の名前について語ろう。良いのも悪いのも。
とりあえず自分は「無垢識・空の境界」が好み。
幻想大剣・天魔失墜!
ジークフリートの宝具の中二病感、俺TUEEEEE作品に出てきそう感はスゴイ。
「幻想大剣・天魔失墜」はあまりにもストレートな中二病感が衝撃的。そして、ここまでいくと逆に良いと思えてくる。
「幻想大剣」か「天魔失墜」のどちらか片方でも十分だろうに、それを重ねてしまう。くどい!クセになる!
片方だけだとダサイのに、なぜ重ねると「これは悪くない」と感じてしまうようになるのか……
印象に残る中二病感だと「妄想心音」かなあ。HFルートはネタバレ見ただけなのに、この宝具がやたらと頭に残っている。
私は解体聖母が好き。シンプルで不気味さと凶悪さもある。
微妙過ぎて印象に残っているのが「軍神の剣」。
バカでも中二病でもいいからもっと頑張れよと感じた。
「貴方のための物語」は非常に印象に残っている名前だ。その使われ方も含めて。
なんか文学的でいいよね。
対のようになっている「誰かの為の物語」も良い。
「我が神はここにありて」と「紅蓮の聖女」はキャラとぴったりで良い。
そういう方向だと自分は「星馳せる終幕の薔薇」だね。ネロの宝具はどれもキャラと合っている。
「転輪する勝利の剣」
俺がガウェインを好きになるきっかけがこの宝具の名前だった。
「日輪よ、死に随え」
カルナの宝具はどれも中二病精神に響くものがある。
「開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を」は時々叫びたくなるわ。
ネタも込みで「燕返し」だ!
いや、昔これを「燕帰来」と訳しちゃってた所があったんだよ。TSUBAMEが帰ってきてどうすると。
更に問題なのが、意味的に正しいと思われる中国語訳の「燕反」よりも「燕帰来」の方がカッコ良く聴こえることだよな……
うまい!と思ったのが「陽の眼を持つ女」。マタ・ハリの名前とエピソードをかけているんだよね。
やはり「天地乖離す開闢の星」だろう。
「流星一条」が簡単なのにカッコイイ。後発で出た宝具の中で一番好きだ。
私も「流星一条」には衝撃を受けた。長くしたり、強調したりするのではなくこんなので良いのか、カッコ良くなるのかと。
W・F・D!
W・F・D!
W・F・D!
ああ、自分も「W・F・D」かなあ。宝具の使い手も、宝具の発動アニメも、全く予想できないものだった。
「死は明日への希望なり」には感心した。
「三千世界」
なんかよく分からんが凄そうだ!と。
なんだよ。ここまででまだ「Unlimited Blade Works」が出てないのかよ。
俺は「無限の剣製」呼びも好きだが、叫ぶならやはり「Unlimited Blade Works」かな。
考えてみればUBWは中国語訳名だけじゃなく、元の読み方の方でもきちんと広まっている珍しい宝具だね。タイトルになっただけはあるということか。
エクスカリバーの元の読みは空耳の「ex咖喱棒」で広まっているから、普通に広まっているのは珍しいか。日本語の外来語カタカナ読みではなく英文表記がハッキリ出ているってのもあるのかな。
それと俺は「全て遠き理想郷」も好きだ。
叫ぶ技ではないが、「十二の試練」はシンプルで良い。
最近こっそり叫んでいるのが人類神話・雷電降臨!!
科学者の宝具がこういう名前になるとは!
人類神話は中二病的にもカッコいいよな。俺も大好きだ。これを知ってから、自分の中では近代系サーヴァントの宝具名に関するハードル上がっちゃったよ。
様々な宝具を見てきたが、私の一番好きな宝具は「王の軍勢」だ。凄さ、豪華さ、中二病を兼ね備えている宝具だよ。
個人的に良いと思ったのは「勇者の不凋花」かな。
自分も「勇者の不凋花」は良い宝具名だと思う。
それからカッコ悪いと強く感じたのはモーさんの宝具。
モーさんのアレか、私の華麗なパパへのどうのこうのという。確かにアレは妙な笑いさえ出てしまう……
華麗にパパを殺すって、なんかギャグにも思えてしまうんだよな。
私はApocryphaでモーさんの宝具発動シーンを初めて読んだ時、何とも言えない気持ちになって、しばらく読むのを中断してしまった。
俺は「極刑王」と「血塗れ王鬼」など、どのカズィクル・ベイがカッコイイかで友達とケンカになったわ。ちなみに俺は「極刑王」がカッコイイと思っている。
宝具ってよく考えたら意味が分からなくなるのも少なくないが、そんな中で最も意味不明なのは「時のある間に薔薇を摘め」だろう。
確かにあれは意味が分からない。いや宝具の効果は分かるんだがなぜあの名前なのか。そしてエロ方向でもじった話題ばかりが出る始末だ。
アイリもドスケベ担当だし、なんだかなー
自分が一番好きなのは「死がふたりを分断つまで」だね。悲劇的にも感じられる空気をまとった、ブリュンヒルデというキャラにぴったりの宝具だと思う。
同意だ。私も初めてこの名前を見た時、極めてスバラシイ宝具名だと感じだよ。
良いよね……ヤンデレさと儚さと可愛さが同居している。
ブリュンヒルデはもう一つの宝具の「わたしだけの冥府への旅」も良いね。
「死がふたりを分断つまで」は同じような名前の漫画とかもあるし、日本だと定番の言い回しだったりするのかな?
好きになったんで日本語読みも調べてみたんだが、読み方の「ブリュンヒルデ・ロマンシア」の方も気になる。
恐らく「Romantia」か「Romancia」じゃないかと思われる単語の意味が分からん。造語とも日本ファルコムの昔のゲームが元ネタだとも言われているがどうなんだろうね。
ヤンデレ好きの自分としては「死がふたりを分断つまで」、そして「転身火生三昧」が大好きです……
宝具名は良いのもたくさんあるが、ヒドイのもたくさんある。
中でも自分がヒドイと感じたのは「万能の人」。
さすがにこれはヒド過ぎる。
「夜狼死九・黄金疾走」も意味が分からない。英語もGoldenDrive goodnightだから本当に意味が分からん。
「夜狼死九」は日本の暴走族の造語の「夜露死苦」から来ているものだろう。ひらがなで書くと「よろしく」になる。日本の暴走族は普通の言葉を漢字で強引に書く習性があるが、そこからネタを持ってきているんだろうね。
坂田金時の宝具はなぜこんな名前をつけた!?とツッコミたくなるよな。
「黄金衝撃」とか、分かり易いのは確かだが。
坂田金時はまだマシ。
どうにもヒドイのが「アン女王の復讐」だろう。
黒髭の宝具は意味で直訳しちゃったのもいけないのかね。実在する船名から来ているしどうしようもないが。
あと直訳系だと「黄の死」も微妙。漢字だけだとカッコ良さが皆無。黄金の剣の方がまだマシ……いや大して変わらないか。
イロイロと考えたが、あえて選ぶなら「騎士は徒手にて死せず」かな。ランスロットの宝具はどれも良い。
「己が栄光の為でなく」とかも良いよね。
「親指かむかむ智慧もりもり」
これはもう、記憶から消えないだろ。
これの印象が強過ぎてフィンのFGOに出ている方の宝具をみんな覚えてない!
記憶から消えないというなら、一夫多妻去勢拳も!
いや宝具じゃないの分かってるし「水天日光天照八野鎮石」も好きな宝具名だが、これは一度見たら忘れられない。セットで玉天崩も覚えてるぜ。
とまぁ、こんな感じで。
これ以外にも様々な宝具の名前に関する好き嫌いが語られていました。
ざっと見た印象ではありますが、
日本よりも随分と評価が高いのがブリュンヒルデの
「死がふたりを分断つまで」(ブリュンヒルデ・ロマンシア)
逆に評価が低い、カッコ悪いと思われているのがモードレッドの
「我が麗しき父への叛逆」(クラレント・ブラッドアーサー)
のようです。
「死がふたりを分断つまで」については、中国オタク界隈では蒼銀のフラグメンツに関してあまり話題になっていないので、恐らくFGOの影響も大きい、比較的最近「刺さった」宝具名ではないかと思われます。
ちなみにあくまで私の印象ではありますが、
中国オタク界隈におけるFate関係作品の人気、情報の広まり具合の順番は
Zero、stay night、(空の境界)、Apocrypha、EXTRA(CCCも)、strange Fake、蒼銀のフラグメンツ
といった感じではないかと。
タイころ、カプさば、花札などについては私もよく分かりませんが、少なくとも他作品より話題になっていない模様です。
そしてそこに最近はGrand Orderが加わってきているわけですが、ソシャゲということや新情報の更新が速いのもあってか急速に知名度が上昇中で、中国語化された情報も拡散しています。
今の所、ApocryphaとGrand Orderがどっこいどっこいくらいという印象ですが、もうすぐ逆転しそうな気もしますね。
それからモードレッドの宝具の名前が不評なのは、
「漢字にルビを振って特殊な読み方をさせる単語は、漢字部分をそのまま中国語で読んでしまうか、漢字部分を元に翻訳する。ルビの方はあまり重視しない」
というFateに限らず、中国に入っていく日本のオタク系コンテンツの翻訳の習慣も影響している模様です。
「約束された勝利の剣」や「無限の剣製」のような例外も無いわけではないですが、
中国オタク界隈では基本的に
「宝具の名前は漢字部分の中国語読みか、漢字部分を含んだ中国語訳の中国語読み」
「元の名称のルビ、読み方の情報はほぼ入らない」
といったことになっているので、宝具の名前に関する印象が日本とは少々異なるケースも出てくるそうです。
そんな訳で中国オタク界隈ではモードレッドの宝具は「クラレント・ブラッドアーサー」ではなく「我が麗しき父への叛逆」(を中国語に訳したもの)を読んでいるような感じになるそうで、意味的にもリズム的にもfateの中二病バトルの最中に唐突に出て来られると興醒めするような所があるとかなんとか。
Fateの用語は公式からファンサブやその場のノリまで様々な中国語訳が出回っていますが、ざっと調べてみた所モードレッドの宝具については
「対我高貴父王的叛逆」
「吾対父王華麗的背叛」
「向端麗的吾父発起叛逆」
「致吾高潔父王的反叛」
といった訳が存在するようです。
確かにこれではカッコ悪いというか、モードレッドの宝具は「クラレント・ブラッドアーサー」と読まないとイカンと感じてしまいますね……
それにしても、しょうがない所はあるのでしょうけど、宝具の「読み方」があまり伝わらないというのはもったいない気もしますね。
例えば私はここ最近出た宝具の中では、
「剣を摂れ、銀色の腕」(スイッチオン・アガートラム)
がダサカッコ良さと6章終盤で明かされるベディヴィエールの背景もあってかなり気に入っているのですが、恐らくこれも「剣を〜」だけが翻訳されて伝わり、「スイッチオン〜」の部分は広まらないといったことになりそうです。
短いフレーズで日本における「スイッチオン」の語感も含めて伝えるのが非常に難しいのも分かってはいるのですが、それでもなんだか残念に思ってしまいます。
気が付いたら長くなってしまいましたが、とりあえずこんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。