「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2017年10月

中国オタク「アニメや漫画の金色に光ってパワーアップする表現ってどの作品から始まったの?」

中国オタク界隈では日本のアニメや漫画におけるお約束、定番ネタがちょくちょく話題になっていますが、一昔前と比べるとその辺りのネタへの突っ込み方も深くなってきているようで、アニメ以外からの濃い情報が出てくるようになってきているという話も聞きます。

先日、中国のソッチ系のサイトでは
「金色のオーラ的な表現はどういう流れで出て来たのか」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


キャラの強さ、強化状態を表現する際の定番表現の一つに金色の光が身体から発生するというのがあるけど、あの金色に光ってパワーアップする表現ってどの作品から始まったのだろうか?
自分は超サイヤ人からしか知らないので詳しい人教えて!

うーむ、どこから始まったかとなると……私も金色や黄色が強さの象徴となっている「お約束」の源流について気になって来た。

そりゃ金色はメダルでも一位のものだし、昔から価値のある貴金属の象徴だったわけで。

金とは銭があること、すなわりパワーにつながるからな!

この場合、金色だから強いのではなく、強くなったから金色になるということか……

でもウチの国だと時代によっては金より玉なんだよね

金が分かり易くて目に付きやすいってことでは。
金以外の色の光を出すケースもあるけど、それって比較的最近の作品での話じゃないだろうか。

神話とかの光だとか太陽モチーフからの話じゃないの?

宗教関係の後光みたいなものもあるし、表現としては伝統的なモノだろう。
ただどの作品から始まったかは分からんなあ……大昔の作品には無くて、今では定番表現になっていると見ていいと思う。

定番は超サイヤ人か。だけどその前の流れだとなんだろう。

金色の光的なモノもあるが、類似する表現として燃え上がる炎が背景にくるようなものもあると思う。

金色の強さということなら「聖闘士星矢」の黄金聖闘士とかの方じゃないか?聖闘士は強さの表現や必殺技の時など頻繁に光っている。

金色の光による強さ表現は新しい方になると、ナルトやギルガメッシュとかかな?

最近はウルトラマンまで金色になるからな。
光の戦士というのはあったが、金色の光の戦士というのは実は無かったように思う。

ナルトの描写は超サイヤ人の流れだというのは明らかだ。作者もドラゴンボール好きを公言しているしね。

金色の光表現に関してはマンガでは楽に描く手法の一つで、アニメの際に着色されるという話があったような。

そうだね。ああいう金色や黄色の光って、設定上は別に金色じゃなかったりする。単なる白とか。
アニメの方でアニメスタッフが着色するだけで、金色という設定だとは限らない。

白黒のマンガでは白が特別な扱いだったからじゃないか?
例えば日本のアニメの金色や黄色の髪ってマンガの中の白を表現しているだけで、金髪かどうかは関係無いとも聞く。

なるほど。考えてみれば金以外にも、白系のキャラは特別扱い、強キャラに成り易いしな。

だがドラゴンボールのような「気」をまとう、金色の光がキャラの周囲に来るような表現はどの辺りから始まったんだろうか?
それも恐らく最初は白表現だったと思うんだけど。

鳥山明自身は白だからベタ塗りしないで済む、作画を楽にするために選択した表現だったらしいしな……どこから来たんだろう。

強さの表現として最上位に黄金が来ること自体は伝統的な価値観で理解できなくもないんだが、黄金の光をまとうとか、パワーアップして金色になるとかだと難しくなってくる。

あの表現がかっこいいのは間違いないが、どこから始まったかとなると分からんな。

もしかしたら金色になるのと、光をまとうのは分けて考えるべきなのかも。

暴走状態の赤とか闇堕ちの黒とか他の色も多いし金色ばかりってわけでもないだろ。パワーアップやパワー放出の表現だと緑色もわりと多い。

ただやはり分かり易いのは金や黄による光の表現だと思う。
超サイヤ人とかGガンダムとかの。

超サイヤ人は光の表現もそうだけど、髪の色も変わるのが衝撃的だったね。気やチャクラの表現はともかく、髪の毛まで変化するのは超サイヤ人からだと思うが、どうだろう?
私が小さい頃の国産漫画では、超サイヤ人的な表現が一気に流行った覚えがある。

髪の毛が白くなってしまう的な表現は昔からあるし、鳥山明以前にもありそう。
ただ戦闘モードでの移行、パワーアップ表現だともしかしたらと思ってしまうな。

ふと思い出したから聞きたいんだが、「六神合体ゴッドマーズ」って最終形態だと金色になるの?
私はスパロボでしか知らない上にこれってゲームのオリジナル技なんでハッキリしないんだが、それだと81年の時点で金色に光る強化表現が出ていたことになる。

そっちは何とも言えないが、横山光輝は「バビル二世」の方で光を発するキャラが出ていたはず。

うーむ……横山光輝の流れも考えられるのか……どんどん難しくなってきたような。

石ノ森章太郎でも何かあったような。うろ覚えだが「サイボーグ009」で見た覚えがある。

マンガの方から考えると、手塚治虫とかまで行きついてしまうのだろうか?
「鉄腕アトム」の漫画にはこの手の表現の源流がイロイロとあったはずだし、様々な媒体の様々な表現を日本の漫画表現的な形にコンバートしたのは手塚治虫だろうから。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でのネタの遡り方の傾向のようなものも見受けられました。

しかしこれに関しては改めて考えてみると、どこから始まったのか悩んでしまいますね。私も超サイヤ人の印象が強いですし、それ以前となると……
オーラ表現や光による遠距離攻撃は超能力系の作品を探せば結構出て来そうな気もしますが、金色のパワーアップとなるといよいよハッキリしなくなってくるような。

それから今回のやり取りを見ていて感じたのですが、現在の中国オタク界隈では日本で超能力やオカルトが流行っていた頃の作品はあまり知られていないようです。
この辺りに関しては中国に日本の作品が一気に入ったのが90年代以降だというのが影響しているのでしょうかね。当時の海賊版作品の扱い的に封建迷信枠の規制や自主規制ががっつり入るとも思えませんし。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本人って麻婆豆腐以外中華料理を知らないの?」「日本人はなぜ麻婆豆腐に執着するのか?」

中国の某政治的なイベントの影響で「静か」になりネタ不足な日々が続きましたが、ぼちぼち通常進行に戻ってくれるんじゃないかと期待してしまう今日この頃です。
そんなネタ不足な状況なので、今回も困った時の食い物や料理関係のネタで。料理関係はスレが消えにくいのもありがたいですね。

ありがたいことに
「中国のオタクな人がアニメから感じる日本の中華料理のイメージってどんなことになっているんでしょうか?最近の中国では美食ブームで食事にうるさい人も増えているそうですが」
という質問もいただいております。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本のアニメに出てくる中華料理」
「日本における中華料理の扱い」

などに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本人って麻婆豆腐以外中華料理を知らないの?どの作品でも出て来る中華料理は麻婆豆腐ばかりだ。

中華料理で最初に麻婆豆腐が出てくるのって日本くらいだよな……

それどころか中華料理の専門家とされるキャラもまずは麻婆豆腐、それも四川料理と言えば麻婆豆腐とやる。
中華料理は麻婆豆腐しかないわけじゃないのに。

お前ら麻婆豆腐の何が不満なんだよ。

麻婆豆腐自体は良いけど、麻婆豆腐が真っ先に出てくる作品ばかりなのが問題ってことだろ。

日本で有名な中華料理の種類はそう多く無くて、その中で最も有名なのが麻婆豆腐だからどの作品も麻婆豆腐から入るんじゃないか?
日本人に何を期待しているんだよ。

最近の料理アニメの有名所、例えば「食戟のソーマ」でも出てくる料理の数はたいした数じゃないからね。原作追っかけていて失望したし、久我に関しても浅いというか雑魚キャラ感が出てしまった。

ほとんどの日本人が語る中華料理は四川料理で、そこで出てくるのは麻婆豆腐……

しかも日本の麻婆豆腐は我が国の麻婆豆腐と根本的に異なる!

四川料理の有名所だしそれでいいかとも思っていたら、なんと全然「麻」な味じゃないっていうんだからさすがにツッコミたくなるよな。
四川料理の特徴が「麻」なのにそれを無くしてしまうとか、さすがにそれで中華を名乗られるのは嫌な気分になる。

日本の麻婆豆腐は甘い。あと豆腐は日本豆腐で作る。
(訳注:中国では卵豆腐を「日本豆腐」という名前で売っていたりします)

日本の麻婆豆腐にも中国式のがあるぞ。あと日本にも普通の大豆の豆腐はある。
さすがに大豆の方が主流。実はこっちで言う日本豆腐による料理は日本だと珍しい。

広東料理の麻婆豆腐も甘辛なのがあるぞ。中華枠で見るなら完全にハズレというわけではないような。

これは日本人は近年まで本物の四川料理に触れたことが無かったのが原因。
陳建民っていう日本で中華料理店を開いて成功した料理人がいるんだが、彼が改造四川料理を広めて、それが日本における中華料理、そして四川料理のスタンダードとして定着た結果が今の日本の中華料理。

そうそう。陳建民がいなければマトモな中華料理が伝わったんだろうけど、陳建民は日本の国営放送であるNHKの料理番組で日本の家庭の主婦からの人気を獲得したからね。
メディアにおける価値と人気で改造四川料理が中華料理だと日本人に宣伝しまくった。

日本の料理マンガの作者は中国の料理番組や美食番組くらい見てから描けばいいのに。
きちんと見れば中華の飲食文化を理解できるのに、それすらサボって作品を作るのは怠慢としか言えない。

中華料理専門の作品ならともかく、グルメ系のしかも料理バトル系の作品で考えるなら日本のアニメや漫画の中華料理はそれなりにきちんとしていると思うんだが。
中華料理が他の料理より優れている的な扱いを要求したいのかい?

そもそも日本に限らずどこの国でも中華料理って現地化しているからね。
例えばアメリカの中華料理なんかもかなり現地化している。テイクアウトのスタイルとかアメリカの中華料理チェーン店とか。
もちろん、それと同時に専門の中華料理店もあるけどね。

言ってはなんだが最近の美食の話題が好きな連中が思っているような感じで、外国で中華料理が評価され普及しているなんてことは無い。
それなりに普及はしているけど、それが全て正式な中華料理ってわけではないし、外国人の中華料理のイメージってそれこそアメリカのチェーン店や紙箱テイクアウトみたいなので止まっているんじゃないかな……

中華料理が凄い、海外でも天地を覆うがごとく……みたいなのを信じすぎている人が増えているんだよなあ……

日本は世界で最も中華料理を評価している国の一つだと思う。
麻婆豆腐のように日本化されているのもあるけど、中華料理が美食枠で昔から扱われているし、家庭の惣菜枠でもそれなりに入っている。

逆に言えばその日本でさえ麻婆豆腐ばかりのレベルってわけだからな。
華僑向け以外の場所を除くとどうなっているやら。

日本の作品における中華料理の扱いに関しては作品ごとに違うし麻婆豆腐以外のも出る時はでているよ。ドラマの方の「孤独のグルメ」の中華料理とか、私の知らないようなのまで出ていたし。

日本人が麻婆豆腐大好き、恐らく中華系の料理でトップクラスに好まれているってのもあるんじゃないかな。
日本ではインスタントの麻婆豆腐や豆腐以外の食材を麻婆豆腐系の味付けにするためのインスタント調味料が売られている。それも結構な種類のが。

他にも青椒肉絲なんかは日本語に外来語系料理名として定着しているね。
「青椒肉絲」を中国語発音のカタカナ音で読む。

回鍋肉なんかもちょくちょく聞いたり見たりするね。

でもそうなると、なぜ日本では中華料理としてまず麻婆豆腐が出て来るのか。余計に不思議に感じる。

日本人はなぜ麻婆豆腐に執着するのか?

アニメや漫画で何でも麻婆豆腐になる件に関しては、麻婆豆腐が定番属性になっているというのもあるのでは?
中華料理好きというのはいないが、麻婆豆腐好きなキャラは某神父や某天使など、人気キャラでも珍しくない特徴だ。

日本人の食習慣や日本料理からすると、江蘇料理辺りが好まれそうなんだが。あれは甘めの味付けだから。

とりあえず胡椒餅みたいな微妙な小吃で美食勝負をやろうと考えなければいいよ。

あれ、台湾いじめにしか見えないよね。日本人がああいうことやっていいのか、見ているこっちが心配になる。

小吃で勝つ、或いはその後の勝ちにつなげるというやり方は作劇てきにはありなのかもしれないが、やるならもっとマトモな、説得力のある小吃にでもしてもらわんと。

結局、麻婆豆腐がダメなら何ならお前ら納得するんだよ。
中華料理勝負や中華料理好きなキャラで。

四川料理でいくなら魚香肉絲!

炒飯関係、個人的には揚州炒飯かな!

宮爆鶏丁とか、辣子鶏とかどうだろう。

水煮牛肉でいこうよ。

ふむ、ならば佛跳牆だ!



とまぁ、こんな感じで。
以前から「日本人と中華と言えば麻婆豆腐」のようなイメージはあったように思えますが、最近ではある種の定番ネタ、ツッコミ所的なものになったりもしている模様です。

中華料理もそうですが、中華系キャラや中華要素の定番描写に関して最近の中国オタク界隈ではかなりツッコミが厳しくなってきていますし、知っているべきだとされるレベルや内容の要求がかなり高くなってきている感もありますね。

ちなみに現在の中国オタクの面々がイメージする中国描写の正しさというのはあくまで
「現在の中国の感覚や物事に基づく正しさ」
なので、単純に日本にある資料を参考にしたり日本に長く滞在している中国人経由の情報による描写であっても「正しくない」とされてしまうケースも珍しくないのだとか。
この辺りを完全に問題無くやるのは難しいでしょうし、中華ネタの扱いに関してはある程度の割り切りも必要なのかなーと思えてきたりもしますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国のオタク系wiki萌娘百科、政治的にヤバイ時期なので一時的に封鎖される

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。
中国のオタク系wikiに
「萌娘百科」
というのがあり、私もオタク用語を調べる際にちょくちょく参考にさせていただいているのですが、このサイトがここ数日の間規制を受けてアクセスできない状態になってしまったようです。
サイトに行ってみてもこんな感じになっていました。
萌娘百科暫時無法訪問01



規制の理由は恐らく共産党大会の関係だと思われますが、実際ここしばらくの間中国のネットはイロイロな所がかなり「静か」になっていました。

幸い(?)今日の時点で既に封鎖は解除されているようですが、サイトにつながらない期間は中国オタク界隈で萌娘百科を利用していた人達の間ではかなり不安な空気が漂っていたそうです。

とりあず以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「萌娘百科にアクセスできなくなってしまった」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


萌娘百科に突然つながらなくなった。
どうしてだ!?

時期を考えれば分かるだろ。
あまり騒ぐんじゃない……

ここしばらくの間、どこもweiboで革命的な空気を演出しているというかアピールしてやり過ごそうとしていたが、ダメな所はダメか。

良いサイトだったのに……大会が終わったら復活するよな!?

どうなんだろう。
この機会についでに潰しておくという判断も普通に有り得る。上にとってはどっちでも良いし、むしろ復活させない方が余計なことする場所が減って良いくらいに考える可能性も……

ユーザーが勝手に書き込むタイプは管理できないってことで嫌がるからね。

時期が過ぎれば何とかなるとは思うが、絶対とは言えないのがウチの国だからな。

今回の件の原因ってヤバイこと書き込んだヤツが出てそれが通報されたんだっけか。

他の二次元系wikiにも毛沢東のワードが更新された後に死亡した所があるから、そういうの狙ってやったヤツがいると思う。

単なるオタク系サイトなのに、関係無いもの持ち込むなよ。
死にたいなら一人で死ね。こっち来るな。

自作自演の巻き込みの可能性も否定できんな

(共産党)大会の最後の日にこういうことやるとか、空気を読んだのか読まなかったのか。

悪意はあるだろうね。わざわざそういうのを書き込んで、通報するんだから。
今の時期にそれやると一発でブラックリスト入りだ。

好きなサイトだから亡くなられると本当に困る。
他に代わりが無い。

VPNで日頃の巡回先の海外エロサイトにはつながるのに、萌娘百科にだけはつながらないこの空しさ。

海外に作るという最終手段もあるかもしれんが、萌娘百科までVPN必須とか勘弁してくれ

萌娘百科ってテンセントのクラウドだから、どこで止まっているのかなどイロイロとイヤな想像が出来てしまう。

アプリだとつながるみたいだけど、どうなんだろう。

アプリ経由でもつながらないカテゴリあるし、どうなるかは何とも。

我らが敬愛する祖国はなんでも浄化してしまう。我々の目にする物全てがな。

何でお前らそんなに慌てているんだよ。今やってるのが終わればすぐに解除されるはずだ。
萌娘百科はそういうのずっと気を使っているし、「悪い」内容は無かった。百度百科とかの方がよほどヒドイことになっているはずだぞ。

いつもの流れとは違うからね。
「敏感詞」を削除してその手の単語のNG処理もいれたという話が出ているが、相変わらずサイトにはつながらない状況が続いている。

我が国の太祖様関係のワードが入った記事はすぐに削除対応したはずなんだがなあ
(訳注:この場合の太祖は恐らく毛沢東のことかと思われます)

weiboの公式アカウントによれば23日の時点で審査部門から直接電話で怒られて、「敏感詞」のフィルタリングをかけるように言われて、15分で作業終了させたらしい。
だがその後、今(24日夜)になっても解除されない理由は分からないとか。

ドメインがブラックリスト入りしてしまったなんて話も出ているが……

そっちも工業と情報化部のサイトで調べれば普通に「黒名単」として出てくるから確定だな。

萌娘百科もついに潰されてしまったか。

何年も使っていたんだけどな……やはりこういうサイトは生き残れないのか。

绿坝娘wikiから始まってよく持ったとも言えるか。2011年に今の名前に改名されたから忘れがちだが、大元からしてツッコまれる理由が無くも無い。
(訳注:「绿坝娘」は中国で2009年に起こった、PCに搭載義務化の通知が出た検閲ソフトの「緑壩 花季護航」を萌え擬人化してやろうという動きの際に作られたキャラで、当時は擬人化イラストなど様々なモノが投下されていました)

ああ、そうだ。最後にこれ言っとかないと。
中国共産党第十九回全国代表大会の無事閉幕をお祝い申し上げます!



とまぁ、こんな感じで。
時期が時期だったのもあるでしょうが、これは今の中国のネットにおける
「通報しました」
の効果を実感できてしまう事件と言えるかもしれません。

ここしばらくの間は5年に一度の共産党大会、それも今回はお偉いさんによるルール変更ということもあってか中国のネットはかなり静かになっていました。
当ブログ的にも話題の盛り上がりの勢いが無かったり、後でじっくり見ようとしたスレがすぐに消えてしまったりするなど、ちょっと困る状況だったりも……

それにしてもこういう事件が起こる度に、中国でサービスやコンテンツを展開することの難しさを実感してしまいますね。
それと一昔前、例えば「绿坝娘」の頃と比べると中国のネットにおける炎上の方向性、炎上させる感情の向かう先というか「向かっても良いと思われている」所が変化しているのも興味深い所でしょうか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


取り付け義務化のPC検閲ソフトを萌えキャラ化する中国オタク(2009年の記事です)

中国オタク「ベディヴィエールって男だったのかよ!俺は長年女性の騎士だと思っていたのに!!」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

中国版FGOでは現在「プリズマ☆イリヤ」のコラボイベントが行われているそうですが、それ以前に開催されたイベントと異なり、前の夏イベント第二部終了後に即イベント開始という「長草期間」(育成期間)無しというスケジュールも加わってなかなかに好評なのだとか。

それはさておき、FGOの第六章や最近日本で公開された劇場版HFから、改めて中国オタク界隈に広まったFateの作品知識も少なくないそうで、それによって改めて衝撃を受ける人も出ているそうです。

そんな衝撃的な事情の一つに
「円卓の騎士ベディヴィエールのキャラや声」

というのもあったそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ベディヴィエールが男だったことの衝撃」
などに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ショックだ……ベディヴィエールって男だったのかよ!
俺は長年、女性の騎士だと思っていたのに!!

あー……うん、その気持ちわかる。
私も彼の声を聴いて違和感を覚えた。

ボイスを初めて聴いたとき、私の心とその思いが砕け散りました。
ずっと女だと思っていたんです。思っていたんですよ……

なぜCVを確かめない。「宮野真守」と明記されているのに。

FGOだと声優の名前を確認できるのって基本的に入手してからだから、事前に確認する機会って案外無いぞ。公式サイトでも出演している声優の名前だけで、誰が誰を演じているかまでは明記されていない。

そもそも別作品でもベディヴィエールは宮野真守だったろ。

いや最初のアニメ版では能登麻美子だし三木眞一郎や真殿光昭が演じていたりもする。
ようは彼女の声は一定していなかったんだよ。

諦めろ「她」(彼女)じゃなくて「他」(彼)だ。
旧作のアニメでは能登麻美子が演じていたから気持ちは分かるが。

ベディヴィエールの主なイメージがあのアニメ版だったし、女性と思うのも無理はない。いや、むしろ当然のことだろ?

なぜだ!
なぜ宮野真守なんだ!

ベディヴィエールの声にしては低過ぎるし、男性的過ぎる……

宮野真守も他のキャラだったら良かったんだけどねえ

ガンダムやウルトラマンだったらいいんだよ、でもなぜベディヴィエールを演じる!?

私も普通に女だと思っていたよ。
円卓に女性騎士って普通にいるんだよね?モーさん以外で。

モーさん以外だとガレスが女性確定だな。

ベディヴィエールはデザイン的に男キャラだろ……何で女の子と勘違いするヤツが出ているんだ。

お前ら見ている作品が少な過ぎる。
こういうキャラデザで普通の男性の声なキャラなんてありふれているぞ。

普通の美男子系キャラだよね。

最初から男だと言われればそう思えるかもしれないが、最初から女という情報が入っていてもそう思えるか?髪が長い美形で女と勘違いされたケースは枚挙にいとまがない。

そもそもFateの円卓はトップが女だしね……王の近衛になったとか、女性だったからという理由にも思えてしまうわけで。

私も最初は円卓の騎士だから男だろうと認識だったけど、旧作のアニメで女性の声で喋っていたから普通に女性、美しい女性キャラだと思うようになっていたな。

Fate追っかけている人間が、なんで実は男だったというのでダメージ受けまくっているんだよ……アストルフォが女じゃないことに興奮しまくってるヤツばかりだったのに。

うむ。男の子だから良いんじゃないか。

ベディヴィエールに関してはそうでもない。
俺は彼が偽娘的なキャラと声じゃなかったことがショックだ……かわいい男の娘だと思っていたのに。Fateならやってくれると信じていたのに!!

アストルフォに関しては新しいファンも多いし、公然のネタバレ要素だったからね。公式もそこを意識したあざといキャラにしていたから話題としても妄想としてもアリだった。
でもベディヴィエールはそういうのが無いから真面目なファンが多かったんじゃないかと。

ベディヴィエールは妄想を投影し易いのか、脳内キャラが固まっていたヤツが少なくないはず。
昔から円卓関係のエピソードが出るならきっと重要な立ち位置で出て来ると期待されていた。

公式が能登麻美子でいくのか、他の男性声優でいくのかといった予想で熱い戦いになったりしたこともあったな。

第六章を遊んでいてどうやら男だというのは納得していたが、それでも俺の脳内では能登ボイスでの会話が続いていたんだ。
それなのに、突然宮野真守ボイスで喋り出したんだぞ!
その衝撃がどんなものなのか、俺の心の痛みがどれほどものなのか、お前に分かるのか!?

俺、宮野真守がここまで理不尽に叩かれているの初めて見たよ……

彼の声や演技が悪いわけでは無い、むしろ高いレベルだ。それは分かっている。
だが文句を言わずには、愚痴を叫ばずにはいられないんだ!

そうか。ゲストで選んで戦闘に出さないと、第六章クリア後まで声聴かないでいっちゃうのか。

FGOってミュートにしていなくても、案外声を聴かずにプレイできてしまうからね。基本は文字を読むゲームだから。

私もそうだった。
自分の中では川澄ボイスの獅子王と能登ボイスのベディヴィエールが会話していたよ……
若干の百合っぽさもある関係がとても良いと思っていたのに!

ベディヴィエールは以前のゲーム版の方での声ともまたちょっと違うし、女と思っていなくてもイメージは多少混乱するかなー

ゲーム版だと他のキャラを演じている声優が、兼役をしていたからね。ベディヴィエール専門のキャストではない。
恐らく当時はそこまでキャラが固まっていなかったんだろうし、役割的にもそこまで重要視されていなかったのだろう。

モードレッドもスタジオディーン版のアニメの時はキャラデザ違うし声も桑島法子だったからな。
円卓関係は正式にストーリーに登場させる際にデザインを再構築したんだろう。ランスロットなんかも声は同じだが、ZeroとFGOでは絵師変更によるものではないレベルで明らかにデザインが変わっている。

私は最初に見たベディヴィエールが旧作のアニメ版だったし、そこからずっと女性キャラだという印象が付いて回っていたよ。別に嫌いではない、むしろ6章のおかげで更に好きになったくらいだが、声に関して当面は違和感が残るだろうなー

私は絆上げるために後ろに置いておいたし、終了直後のはスキップしちゃったから、レベル上げを本格的に始めた時に初めて知ったよ。

ベディヴィエールがメインだというのでFGO第六章には物凄い期待していた。
だが自分は実はstay nightを遊んでからずっとベディヴィエールを女性キャラだと思っていた……ゲストでベディヴィエールが出るというステージではもうウキウキで選択した……でも……

声が誰かを見れば性別が男だというのはハッキリするが、そこをあえて再確認はしないよね。ネタバレ踏むのも怖いし。

ショックという程でもないが、自分も想像していた声とはかなり違う、意外な声だと感じた。落ち着いた、誠実なキャラだったしね。
もっともストーリーではとても感動できたし、そのうち慣れると思う。



とまぁ、こんな感じで。
第六章のストーリーに関しては好評なモノの、ベディヴィエールの性別という予想外の所でダメージを受けてしまった人も出ているのだとか。

性別に関するショックはともかく、上の発言にもあるように中国オタク界隈ではベディヴィエールに関してイメージが固まっていた人もかなりいたようで、FGOへの参戦で出てきた様々な新情報に一喜一憂している反応も見かけます。

考えてみれば私もFGOがまだ始まったばかりの頃、中国オタクの方からベディヴィエールに関する熱い語りや参戦への希望を聞いたこともありますし、中国オタク界隈においてベディヴィエールはマイナーメジャー的な人気を持っていたキャラだったのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「雪を食べるってどう思う?雪を食べるシーンに自分は引いてしまった」

ありがたいことにネタのタレコミをいただいたので今回はそれについてを。

10月の新作アニメも一通り出揃ってきましたが、その中で
「少女終末旅行」

はその世界観や様々な所で出てくるミリタリー的な要素などから、10月の新作における注目作の一つとなっているそうです。

そんな「少女終末旅行」ですが、本編の内容とは別に劇中で出てきた「雪を食べる」という描写に関してちょっと引っかかる人が出たりもしているそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「雪を食べるのをどう思うか」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


雪を食べるって、どう思う?
「少女終末旅行」で雪を食べるシーンが出たんだが、自分は引いてしまった。一応演出の意図は理解できなくもないんだが。
みんなの雪食に関する意見を知りたい。

雪食ったら病気になりそうなんだが。

あの作品内のキャラは我々と同じ人間なのかもハッキリしないから雪を食うこと自体は別に問題無いだろうけど……
作中の話は別として俺は毎年雪食ってるけど別に何に問題起きてないよ。

「少女終末旅行」の彼女達は終末的な世界で生きているんだから普通の人間じゃないし、雪を食うぐらい何の問題もないし、普通のことなんだろうね。
とは言え自分は真似しようとは思わないが。

確かに雪は綺麗なもんじゃないけど、そこまで気にするものでもないような。

食えるけど、できれば沸かしてからにしたいな。

あの作品の終末的な世界観はさておき、雪って空気中のホコリが芯になって発生するものだから空に舞っている時点で既に汚い可能性が……

お前ら小さい頃に雪を食ったことないの?
全員雪が降らない地方にいるわけでもあるまいし。

何も知らない時は食えたかもしれないが、今ではちょっと……

ガキの頃に食ったのはなんか土っぽいというか鉄っぽい味だったような

体育の後に勢いで水道水を直接飲むくらいのリスクじゃないか?
個人差や体調によるだろうけど大丈夫な時は大丈夫だ。

雪って水道水より汚そうで……

昔食べ過ぎて気分悪くなったことがあるけど、少しだけなら問題無いと思うぞ。

雨にしろ雪にしろ、空気中の水分が固まるする際に核となるものが必要で、基本的にそれは空気中のホコリとかになる。だから雪も当然キレイなものではない。

雪ってホコリだけじゃなく、微生物も結構混じっているぞ。
場所によってはかなりヤバイのが入っているケースもある。

雪に関しては季節や地方によるだろうけど、自分の食べた時の味は美味しいもんじゃなかったね。雨上がりの土っぽい感じで。

そう言えば「ポケモン」のムサシが雪に醤油やシロップかけて食ってたな。

「ちびまる子ちゃん」でも飴と一緒に雪を食べる話があった。
日本の作品だと雪を食べる描写がかなり出るし、特に抵抗無いのだろうか。

雪が汚い?お前ら何罰当たりなこと言ってんだ。
朝鮮に行った義勇軍は雪を食って戦ってたんだぞ。今の生温い環境に慣れきっているヤツはこれだから。

同意。本当に頭が悪い。抗美援朝義勇軍の「一把炒面一把雪」すら知らないとは。
それに第二次世界大戦の時だって、東北地区では雪を食って水分を補給しながら戦っていたんだぞ。

まぁ最近は「一把炒面」をそのまま料理の「炒面」(焼きそば)みたいなイメージで受け取って不思議に思うのが出るくらいだから……
あれは面粉(小麦粉)をそのまま鍋で炒めただけのもので、そこに雪(水)で無理矢理腹を膨らませた。料理とか言うレベルじゃないって表現なんだがなあ。

あれ小麦粉にキビや麦、高粱とかの雑穀や大豆、インゲンマメとかに塩で作る北方の伝統食品の「炒面」じゃないの?自分はそっちの方で聞いたが。

自分は小麦粉100%ではなく当時の状況を反映した雑穀率の高い麺だという話だと聞いたぞ。

麺にはなってない、小麦粉と高粱粉とかを一緒に塩で炒めるからまぁ粉だな。
そして軍事行動の際に携帯する。水を加えて食う物なんだが、朝鮮戦争では水を沸かせる状況じゃなかったから雪と一緒に食ったというわけだ。これでも行軍中に石みたいに凍って苦くなるゆでたジャガイモよりまだ「食える」ものだったとか。

でも、雪の汚染度に関しては朝鮮戦争の戦場の方が現代よりかなり低そう。

雪も生水と同じで、あまり清潔には思えないんだよな……今は特に降ってくる空がアレだし。

実家の近くに降る雪ならともかく、今住んでいる都市の雪を食うのは勘弁してほしい。

雪に何が含まれているか考えれば、積極的に食べる気にならないのは当然だ。

キレイだとか汚いだとか以前に雪を大量に食うのは無しだろ。身体の熱が失われる。

俺は以前山に登った時に雪食ったけど別に何ともなかったぞ。

日帰りレベルならともかく、きっちり登山する場合に雪は食わないぞ。
雪をまず加熱して沸騰させてから飲む。熱の損失も水当たりも防げるからね。

小さい頃の記憶だが、雪はちょっとだけ食う分には良いんだけど、そのうち土の味がしてくるようになる。

雪を食うのは二次元の中ならともかく、現実ではやめておいた方が良い。
食べて絶対に問題が出るわけでは無いけど、食べて良くなることも無い。

まぁ実際の所今のウチの国の環境だと日常生活でのダメージが大きいし、今更雪を少し食べるくらいで一気にヒドイことになるとは思えないけどな!



とまぁ、こんな感じで。
アニメの描写としては理解できるものの、現実ではちょっと……という人も少なくないようでした。

この辺りに関して、人によっては「雪を食ってしのぐ」的な苦難のイメージもあるそうで、日本のようにほんわかとしたイメージとはならなかったりするとのことです。
そう言えば私も中国の学校に通っていた時には、歴史の授業や各種集会などでそういう故事をよく見たり聞いたりしていた覚えが……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「伝説の中華料理アニメ、中華一番の続きが始まるらしい」

昔中国のテレビでも放映され大人気となり、中国のアニメ視聴者の心のアニメ的な作品の一つとされることもある
「中華一番!」

ですが、原作マンガの続編となる
「中華一番!極」
が始まるとのことです。
名作漫画「中華一番!」が約20年ぶりに復活 小川悦司先生による続編が「マガジンポケット」にて11月より連載開始(ねとらぼ)

現在の中国オタク界隈でも「中華一番!」のアニメは評価が高く、
劇中の中国や中華料理の描写に関しては
「中国を非常によく分かっている」
とされていますし、日本のグルメ系作品の話題になると頻繁に引き合いに出されている印象もありますね。

この「中華一番!」の続編の動きに関しては中国オタク界隈でも話題になっているようなので、以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたその辺に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


あの伝説の中華料理アニメ、中華一番の続きが始まるらしい。
「中華一番!極」だと。

最近は昔の作品が復活しまくっているが、これは予想外だ……

いったいなぜ、今になって復活するんだ。
何が起こっているんだ。

日本ではグルメ漫画のブームがまた来ているようだし、それに乗っかるためじゃないか?
ただ最近の日本のグルメ系作品って最高の美食対決とかではなく、日常的な食事を食って反応したり語ったりする、例えば「孤独のグルメ」みたいなのが主流だから「中華一番!」がどうなるのか心配になってくる。

なんだマンガの方か……アニメほど面白くないからなー

「食戟のソーマ」みたいなのもあるから大丈夫じゃないか?
ちょっと創真と戦ってやって欲しいな!特級厨師として。

うーむ……私の印象では昔の作品って思い出のままにしておいた方が良かったというのが多いし、この企画に関しては嫌な予感を覚える。

子供の頃の思い出の続編か。俺達も歳を取ったもんだ……

やるならもっと前にやるべきだった。
今になってやるとか、作者も編集も何考えてんだ。

でも正直ちょっと期待したくなる。

俺が料理する気になったのって、「中華一番!」の影響が大きい。ある意味では恩義のある作品。
まぁ材料が飛んだり発光したりできるようにはなれなかったけどね!

いまだにあのアニメでどうやって調理していたのか、特に材料の加工方法がよく分からん。

完成品の再現を頑張るヤツはいても、さすがに調理方法の再現を頑張ったヤツは出ていないよな。

今の時代に超能力料理対決をやるのか……

ああ、なんか思い出してきたぞ。
小さい頃はなぜ続きをやらずに終わらせてしまったのかと思ったっけな。

でもマンガ版ってグダグダな終わり方だったからなあ
ライバルの蘭飛鴻や梁山泊の設定も全部活用できていなかったし、伝説の厨具もあまり活用されなかったし、後の方は残念なことになっている。

伝説の厨具についてはガッカリだよね。前半で時間をかけて集めたのに、ちょっと使って見せて終わり、重要な対決でも活用されないしすぐに特別な力も無くなるしで。

あの終わり方で続きを作ったとしても……日本のアニメやマンガの寿命があと数年で尽きるという話は間違いないようだ。

「中華一番!」のマンガ版の終盤の展開は連載漫画だとありがちだし、しょうがない気もするが。

伏線の活用は完全ではないがストーリーは基本的な所をきっちりやりきっている。比較的マトモな終わり方の漫画だろう。

今考えてみると、終盤は打ち切りに近い背景があったんじゃないかな。終盤はかなり急ぎの展開になっていたし。

この続編もアニメ化になるのだろうか?

それだったら、昔のアニメでアニメ化されなかった部分をアニメ化した方が……

確かアニメ版は漫画版に追いついてしまったから、終わり方が違うんだっけ。
自分のイメージはアニメ版だからなあ……

アニメ版では伝説の厨具を見つけてないからね。
ちなみに原作漫画はそこまで長いわけではなく、全17巻だ。

仮に続編をアニメ化するとして、今の時代だとどう表現するんだ……やはり発光現象か?

昔は料理が光ったが、今では料理を食うと服が激しく脱げる。

伝統的な美食と現代的なポルノ風美食の戦いというやつか。

発光現象や自然現象の猛威はアニメの方で誇大に演出した結果だから、実は原作ではアニメほど光ってなかったりする。

待て、冷静に考えてあの強烈に発光する料理を伝統的美食側の代表にするのもなんかおかしい。

まぁいい、とりあえず食戟のソーマに中華料理の何たるかとグルメアニメのなんたるかを教えてやってくれ。特級厨師の実力を見せてやれ!

そこは突然勝負になって、観客が「あれは特級厨師・劉昴星!」とやるべきではないだろうか。

しかしこれ、ストーリー的に続編ってこと?
なら歴史ネタにどう突っ込んでくるのやら。

八ヶ国連合軍の侵略から中華を守れ!
料理の力で祖国を防衛だ!!

そういや西太后まで出ていたし、清朝だったな。

無難な所で世界を相手に料理勝負とかじゃないか?

料理で中国を支配しようとしていた裏料理界は倒しちゃったわけで、そうなると次は世界か。

作者は続編のために中国に資料集めに来たりしてるのかね?昔と今では料理関連の資料も変化しているし大変そう。

そこはどうなんだろうね。中国に来るとかはするだろうけど……
実は昔のそこまで資料をきっちり調べたわけではないらしい。勢い重視な所の強い作品だし、よく見ていくと細かい所が歴史考察的に正しいというわけではないのが分かるからね。

「中華一番!」がとても良い中国描写のあるアニメとされているのは、舞台設定や背景描写など、作品の空気がウチの国の想像の中の歴史的中国と合致したからじゃないかな。良い意味での中国的なファンタジーとでも言うべきか。

しかしまた昔の名作の復活か。
日本ではどの程度需要があるんだ?新鮮さも何もないだろうに。

この作者の描いたグルメ漫画って、「中華一番!」以外は打ち切りだろ?今更描いても売れるのか?作者が金に困って昔の作品を汚すというのは複雑な気分になるよ。

ブランドのありがたさと懐かしさで売れるんじゃないの。
ただ絵柄は古いし新規ファン獲得は難しそうだ。

残念ながら画力も表現力も時代遅れになっているし、その点だけは「食戟のソーマ」の方が上だと、認めざるを得ない。せっかく描くのだから、何かしら進歩があるといいのだけど。

結局はこうだろ。作品のテーマ「冷えた飯でチャーハンを作ろう!」

……まさにそんな感じだよな。再利用。

今のネットの食い物の話題になると突然集まってくる自称美食家の数からすると、続編はツッコミの嵐になりそう。
よく考えてみると主人公の料理より敵の料理の方がちゃんとした料理だったし!

続編には麻婆豆腐が出ないことを祈る。
いや既に麻婆豆腐対決はやっているんだが、またやるんじゃないかと心配なんだよ。



とまぁ、こんな感じで。
昔を思い出したり、今になっての続編始動に不安を感じたりといった所のようです。

中国オタク界隈でマンガ版も押さえているような人は比較的マニアな層になりますし、近年の過去の名作の続編やリメイクが増加している動きに対しては厳しい評価をする空気になっているそうなので、「中華一番!」に関しても単純に続編を喜べる心境にはならないのだとか。

それに加えて中国で「中華一番!」の人気はアニメ版による所が大きいので、原作漫画の続編に関しては様子見的なスタンスの人も少なくないようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「『中華一番』が中国で作られたアニメだと思っていたヤツ集合」

中国オタク「日本のアニメの中華料理への理解が進んでいる、だが辛さに関する理解は微妙な所だ」


中国の2017年10月新作アニメ公式配信状況

例によって遅くなってしまいましたが、中国の動画サイトにおける10月の日本の新作アニメの配信状況をまとめさせていただきます。


愛奇芸(iqiyi)
aiseki MOGOL GIRL
アニメガタリズ
いつだって僕らの恋は10センチだった。(告白実行委員会シリーズ)
イナズマデリバリー
Wake Up, Girls!新章
おそ松さん 第2期
血界戦線 & BEYOND
このはな綺譚
3月のライオン 第2シリーズ
戦刻ナイトブラッド
ブラッククローバー
ブレンド・S
魔法使いの嫁(有料会員向け)


独占配信
キノの旅 -the Beautiful World- 新作
クジラの子らは砂上に歌う
食戟のソーマ 餐の皿
DYNAMIC CHORD
ネト充のススメ


今期もiqiyiはわりと攻めたアニメ作品を獲得しているようですし、日本のアニメ配信の方針も続いているということなのでしょうかね。
それからiqiyiは独占配信作品は有料会員が先行で視聴可能、無料視聴は1週間後から可能という形になっているようですが、youkuでも配信されている「魔法使いの嫁」も有料会員向けとなっている模様です。
有料=独占という形ではなくなってきているのかもしれませんね。



優酷土豆(youkutudou)
aiseki MOGOL GIRL
アニメガタリズ
イナズマデリバリー
Wake Up, Girls!新章
おそ松さん 第2期
戦刻ナイトブラッド
ブラッククローバー
魔法使いの嫁
妖怪アパートの幽雅な日常 第2クール
ラブ米(ラブコメ)-WE LOVE RICE- 第2期


独占配信
いぬやしき
銀魂 ポロリ篇


今期はそれほど目立った作品獲得の動きは無いようです。
ちなみに「銀魂」は以前と同じく独占ではあるものの有料会員限定ではないようです。


テンセント
血界戦線 & BEYOND

独占配信
Dies irae


中国の国産アニメ配信に舵を切っていると言われ、実際に中国系アニメを中心に配信しているテンセントですが、今期はなぜか「Dies irae」を有料で独占配信するようです。
ちなみに中国系アニメで日本でも放映されている作品に関しては「EVIL OR LIVE」がテンセントとAcfun、「グラマラス ヒーローズ」がテンセントとyoukutudouとbilibili、「ROBOMASTERS THE ANIMATED SERIES」がテンセントでの配信となっている模様です。


bilibili
aiseki MOGOL GIRL
アニメガタリズ
いつだって僕らの恋は10センチだった。(告白実行委員会シリーズ)
Wake Up, Girls!新章
おそ松さん 第2期
血界戦線 & BEYOND
このはな綺譚
3月のライオン 第2シリーズ
戦刻ナイトブラッド
ブラッククローバー
ブレンド・S
妖怪アパートの幽雅な日常 第2クール
ラブ米(ラブコメ)-WE LOVE RICE- 第2期


独占配信?
アイドルマスター SideM
アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 第2期
妹さえいればいい。
あめこん!!
Infini-T Force
URAHARA
お酒は夫婦になってから
クラシカロイド 第2シリーズ
Code:Realize 〜創世の姫君〜
Just Because!
十二大戦
少女終末旅行
タイムボカン 逆襲の三悪人
TSUKIPRO THE ANIMATION
干物妹!うまるちゃんR
鬼灯の冷徹 第弐期
宝石の国
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件
結城友奈は勇者である 第2期
UQ HOLDER!〜魔法先生ネギま!2〜
ラブライブ!サンシャイン!! 第2期


今期も大量の作品を獲得しているbilibiliは独占配信作品もかなり多いようですね。
ただbilibiliの独占配信に入っている作品に関しては、独占配信か判断し難い、現時点では独占と言われてはいないもののbilibiliのみでの配信となっていると思われる作品もあるのでご注意を。
例えばラブライブ!やアイマス関係、タツノコプロ系などはサイトや公式アカウントの告知を見ても独占の表示が出ていないのでよく分からなかったりします。


Acfun
独占配信
つうかあ


前期に続きいまいち動きが見えてこないacfunですが、ゴタゴタしていたという商業配信方面が無事に離陸できたのかといった辺りも気になりますね。

以上です。
ちなみに2015年4月に中国の動画サイト界隈で起こった大規模な取締りの影響で中国語タイトルが自主規制?によって「幻界戦線」になってしまった血界戦線ですが、続編の「血界戦線 & BEYOND」の中国語タイトルも以前変更された流れのまま「幻界戦線& BEYOND」となっているようです。


とりあえず、こんな所で。
気を付けてはいるのですが毎回抜けや間違いが出てしまっております。そんな訳でいつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「取締りのせいで血界戦線が幻界戦線になっちゃったか……」


10/17修正:コメントでご指摘の通り、最初に書くのはマズイですよね。痛いファンで申し訳ありません。
以下最初から最後に移した本文と全く関係ない管理人の話なので興味の無い方は読み飛ばしてください。


FGOの新シナリオのネタバレ踏むのがイヤなのでここ数日中国のネットから離れておりました。
Fateで魔界転生やりたかったんだなーという印象で、明らかに定番を押さえてきている上に既存のキャラもいるので黒幕格は元ネタに合わせた柳生や天草でいくのだろうと思えましたし、当初はネタバレ踏んでもそんなにダメージ無いだろうと考えていたのですが……

宝蔵院胤舜の次に出たキャラを見て、これはネタバレ踏んだらマズイというのを実感してしまいネットからの一時避難を決め込むことに。
最後の相手があれでしたし、ネタバレしないで楽しめて満足です。次はハロウィン完結編でしょうか。

そしてそんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトに行かないでも調べられる内容になりました。

中国オタク「アズールレーンが日本で人気でセルランも上位に食い込んでいるけど、なんで?」

ありがたいことに
「最近日本で好調のアズールレーン(碧藍航線)に対する中国の反応は?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

「アズールレーン」(日本語版公式サイト)
は9月中旬から日本版のサービスが開始され、9月末辺りから結構な人気と話題になっているかと思われます。

実は中国ではアズールレーンは一度は大人気になったものの、その後に大炎上を起こしてしまい、現在の中国オタク界隈における扱いは少々微妙なものとなっているそうで、日本における人気を意外に受け止める人も出ているとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本でのアズールレーンの人気」
などに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アズールレーンが日本で人気でセルランも上位に食い込んでいるけど、なんで?

崩壊学園3rdとかはこういう話にならなかったよな。
題材が良かったのか?

艦これが四年間進歩無しで、それに対する不満が爆発したらしいな。
日本の萌え擬人化ファンを一気に取り込んだ結果だ。

これぞ文化輸出!日本が我が国の文化に染まる!

いや、これって文化反射とでも言うべき流れじゃないか?

是非とも日本で人気になって欲しい。
そうすればきっと薄い本が増える。

艦これを倒す勢いなら次のコミケの薄い本は期待できそうだ。
すぐには無理でも、いずれは艦これを超えるくらいの数になるかも。

アズールレーンは艦これよりキャラもストーリーも良いからな。
薄い本にも期待できるだろう。

同人誌が描けない作品は日本だと大人気にならない。
崩壊学園とかはキャラが少なくて同人誌を出すのが難しかったのも足を引っ張った。東方や艦これのようにたくさんのキャラがいて同人誌がたくさん出てこそ大人気になる。

日本で人気になるならそれはそれで良いんじゃないの。
俺はもう遊んでないが。

中国人が作った中国人向けのゲームを国内の規制と運営がダメにする。
国外が国内より盛り上がるのも当然さ!

日本語では「顔色が真っ青」という言葉があるんだわ。
日本で人気になってオワコンと叩いていた連中の顔面もアズール色だな!

実際オワコンだろ。
ウチの国ではもう褒めるヤツおらん

二ヶ月後も今のセルランの位置にいられるなら評価する。
最初はウチの国でも人気が爆発してたのは間違いないからな。

こっちでも最初人気だったが、日本でも人気になるのは意外だったけど、艦これのファンを取り込んだのならば納得かな。
ただ艦これのようにコアなファンを構築できるのかね。日本の運営はどういう風にやっていくのだろうか。

いいよいいよ。
中国のゲームがようやく日本から金を回収できる。

外人から金を巻き上げられること自体はとても良いことだ。
これまでは我々の金が外人に巻き上げられていたのだからな。

いいのかい?中国の軍事費になっちゃうぜ!

我が国の空母のために課金してください!もうすぐ新しいのもできる……はずなんです!

しかし一昔前のこっちのネットでは日本のゲーム遊んでいたら日本に軍事費を送ることになると批判されていたが、まさか日本から「中国国産ゲームに課金すると中国の軍事費になると日本人が批判」なんてニュースが来るとは。

日本でも右翼がこのゲーム遊んでいる人間を叩いているな。
批判の内容も似たような感じでどこの国も変わらんな。

価値があるうちにニュースにすると良い。
たぶんもう少しすれば落っこちて埋没していくだろうしね。

常時一桁とはいかんが、結構安定しているぞ。
まだ10〜20位以内にいるようだし、結婚やイベントやスキンでも稼げるから上昇する可能性は普通にある。

絵師の人気が高いし、まだしばらく人気が落ちることは無いと思う。

日本では高雄とヴァンパイアが人気のようだな。

こっちでも最初は上手くいってたし、結局はこっちのサービス展開の通りに進んで終わるんじゃないか。

いや、既にこっちでの展開は参考にならないだろうね。
日本のセルランで5位に入るとか、中国国産ゲーでは初の快挙だよ。
将来的に死んだとしても、これは意義のある記録だ。

夏イベでいっぱい人いなくなるんだろうな。
こっちの最近のイベントでは難度下げたようだけどもう人戻らないし。

こんなゲームが日本で流行るのか?と不思議に思っている人は多いと思う。似たようなオタクに媚びた絵柄のゲームは日本に多いわけだしね。
でも題材がミリタリーで艦娘の皮をかぶっている所が日本では強みになるんだよ。艦娘の皮で惹きつけ、艦これとの違いを強調できるのだから艦これのファンをそのまま奪える。

艦これはとっくの昔に死んでいるが、その死んだ所から逃げ出した人間を率いて居れているのだろうな。

また「日本で大人気」かという感想しかないわ。
陰陽師とか崩壊学園3rdとか少女前線とか、過去にその手のニュースは何度もあったし。日本はウチの国ほどネットの工作員の活動が激しくないし、初動で盛り上げるのは難しくない。いちいち反応してられんよ。

今度もどうせ中国人が大量に流れ込んでいるんじゃないの?
崩壊学園もそんな感じで盛り上がって落下したろ。

崩壊学園3rdは評価はそれなりにされているけど、ユーザーが伸びていないケースだね。
日本版の初動の大事な時に中国のユーザーがたくさん流れ込んで言葉が通じない中で荒らしたりした影響もあるんじゃないかな……
あと国産じゃないがLOLの日本サービスも声優目的で流れ込んだウチの国のプレイヤーが荒らして日本の新規開始した初心者倒しまくって負の影響与えてたっけ。

今回の人気は以前の国産ゲームの「日本で人気」とは違うぞ。
普通に日本人のファンが付いているし、話題になっている。

ふーむ……もしやアズールレーンはウチの国でオワコン化しているから、日本まで遊びに行って布教する人間がいないってのも良かったのか?

アズールレーンは別に悪いゲームじゃないんだよ。最初は自分もかなり楽しんでいた。
だけど夏イベのゴタゴタでやる気が失せて、その後も手に入らない船が多過ぎるってことで復帰する気も失せてしまった。

どのゲームも最初は先達作品のパクリという批判は出てくるし、そこをどう乗り切れるかだろう。
アズールレーンは艦これの明らかな影響を受けている以上、日本ではウチの国以上に艦これとの類似性についてパクリという批判が出るのは避けられない。
後発による進化、ゲーム内容の別ジャンル化といった独自性はあるから生き残れる可能性はそこそこ高いとは思うんだが。

ゲーム自体はこっちで叩かれ過ぎな感じもあった。
艦艇擬人化系ゲームでは最後発で作りこみや素材のクオリティも高いから日本で評価されることは不思議じゃない。
私が現在心配なのはゲームの内容以外の部分、日本のゲーマーの煽り合いに使われている節があることだね。

艦これファンとの対立か。

どっちが生きるの死ぬのとかは勘弁してほしいんだがな。
自分は艦これみたいに出撃させたら操作しないでいいタイプのゲームの方が合っているんで、艦これが消えるのは困る。

そうそう。自分もカジュアルゲーマーだから艦これの方があっている。艦これはアニメ見ながらプレイとかも楽だよね。
リアルタイムのタッチ操作はついていけないし、やってられない。

いや、対立しているように見えるのは艦これじゃなくてFGOファンとだな。
艦これは古老級過ぎて逆に反発が少ないというか、艦艇擬人化ジャンル全般をまったり見ているような印象だ。
日本ではFGO叩きや、FGO運営や関係者叩きのためにこれを神ゲーとして持ち上げている人も目立っているように感じる。「まどか☆マギカ」のゲームの時も似たような流れがあったから少々不安だ。

こっちでもリリース当初からの流れで似たようなのがあったが……
FGOのNTR騒動での大炎上も、bilibiliが「我が子」のアズールレーンを贔屓している、FGOは客寄せに使うのが目的で、アズールレーンが盛り上がるまでFGOの更新は引き伸ばしにするつもりだ……という陰謀論が根底にあったからな。

スマホゲーのガチャ課金疲れした人間が流れているという話もあるから主に衝突するのはスマホゲーだろうね。艦これは人気の例えや比較対象として分かり易いから話題になっている面が強いようにも見えるかな。
そしてだからこそ、後の方の課金しないと厳しいイベント難度が不安なんだよなあ……

ぼちぼち日本でも周回以外やることが無いという声が出始めているのも不安だ。こっちと同じ道を進んでいる。
中国版FGOのように千里眼という名の事前攻略情報が発動して高難度イベントの不満を回避できるのだろうか?

艦これはiOS版ないし、Androidも直でアプリ配信しているわけではないからね。
課金システムも独特だからアズールレーンと単純に比較するのはちょっと違う気がする。課金の量は少ないが安定するあの形は今の時代のソシャゲの環境で構築するのは無理だし、真似するもんじゃない。

あくまで私の印象だが、日本の艦これ界隈ではそんなに騒ぎになってないぞ?
ゲームの方は秋イベント告知されたから資源貯蓄で大変だが。

資源とかより秋刀魚と海防艦が落ちないんだよ!
もう3-3も3-5も嫌だ!!

6-5いけ。それから漁場は変更しろ。1-5、3-3、6-5で回せ。間に2-2で補給艦倒すのも良い。
それから装備の影響も大きい。6-5とかは20匹以降でも装備を積みまくれば普通に落ちる。

アズールレーンに関しては数週間後にどうなっているかだな。
ウチの国でも最初は調子よかったし、評判も良かった。そして今のようなオワコン扱いの事態になるとはだれも想像していなかった。さすがにこっちでの失敗を日本でも繰り返すことは無いと思いたい。

課金ランキングばかり話題になるのは避けたい所だね。
このゲーム、最初に課金するタイミングがあるけどその後は普通のプレイで課金する所はあまり無いからセルランは下がっていくはず。そこでもう人気は無いみたいな見方をされるのは困る。



とまぁ、こんな感じで。
意外に感じる人や、距離を置いて見ている人が少なくないようでした。

それにしてもアズールレーンはなんで中国でこんなに否定されているのか、いわゆるオワコン扱いされているのかちょっと不思議ですね。
私もリアルタイムで追っかけていたわけではなく、気が付いたら爆発炎上した焼け跡状態になっていたもので、その辺りの変化がどうにもピンと来ないというか……

日本向けのサービスが始まったので改めてプレイしてみましたが、私の方では普通によく出来ているという印象しか。
操作やプレイ時間的に自分の場合ガッツリ遊ぶのは難しそうですが、ここから炎上してダメなゲーム扱いになるのがどうも分からないのですよね。

また中国国産のオタク向けソシャゲに関しては、
以前崩壊学園2が日本に進出するかという話が出ていたような頃はまだ
「スマホでゲームを遊ぶ環境や感覚」
の違いも大きく日本展開には難しい所があったように思います。

しかし最近では日本でもスマホの大画面化や、スマホ横持プレイへの抵抗感も薄くなったりするなど、日中のズレが小さくなっていますし、内容以外に環境面でも昔より有利になってきているように思えます。

そんな訳で余程のやらかしでもない限り日本で大失速することは無いように思えるのですが、日本のソシャゲ界隈のアレコレを考えると、その「余程のやらかし」がどういうものなのかイマイチ思い付かなかったりも。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国国内版FGO、羅生門イベント前で既に炎上
上のやり取りにもありますが、この時の炎上の背景の一つが中国でのアズールレーンのサービス開始でした。

中国オタク「日本の美食作品もようやく麻辣に触れるようになったか」「四川料理を麻辣だけで語るとか、それではまだ入門レベルだ」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「日本のアニメの中華料理への理解が進んでいる、だが辛さに関する理解は微妙な所だ」
に関して、
「その後の展開に対する反応は?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

「食戟のソーマ 餐ノ皿」

は第二話の「『麻』と『辣』」で以前の記事でツッコミが入っていた四川料理の辛さの特徴である麻辣に関する説明が入りましたが、相変わらず中華料理関係の描写に対しては厳しい声が出ている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「食戟のソーマ第二話の中華料理関連の描写」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


食戟のソーマの中華料理対決、麻辣の解説とか八大菜系とかわりとしっかりとした中華の解説入れて来たな。

青椒肉絲や回鍋肉と来たか。麻婆豆腐だけ状態はさすがに回避と。。

ようやく麻婆豆腐以外の聞いたことのある料理が出て来たな。

分かる食材や料理が出るとテンション上がるな。

日本の美食作品もようやく麻辣に触れるようになったか。

創真は知らないのは構わんが、久我も結局四川料理の麻辣しか学んでない。
四川料理を麻辣だけで語るとか、それではまだ入門レベルだ。

麻辣の解説は出たが、やはり四川料理が麻辣だけみたいな扱いだな。

この作品のせいで四川が麻辣だけだという偏見がまた広まる……

だってお前らの所、パンダと麻辣しかないじゃん。

創真は創真で四川料理の研究とか言っているのに、なんかトンチンカンなモノが出て来るな。
日本における四川料理の認識がどうなっているのか恐ろしく感じた。

そう言えば四川なのに魚香系の料理とかを出さないのか?
魚香って日本人が好みそうな味付けだと思うんだけど。

一応、麻辣を知らなかった人間が研究するために作った料理だから。
あまり上手いやり方には見えないだろうが、日本では麻辣を知らないから、唐辛子の辛さとの違いも説明しないといけないんだろう。

それは分かるが、真っ赤になった青椒肉絲とかはツッコミ入れたくなるな!

それにしても中華料理とか言いながら四川料理ばかり語って作っているのはなんなんだ。

あの世界では八大菜系のうち、四川料理がトップだという認識なのか?
さすがにそれはツッコミ入れるとかネタにするとかいう話じゃないぞ。

八代菜系のトップは山東料理だろうに。四川料理はもっと下だろ。

広東料理とかには言及していたが、山東料理に全く言及しないとは。
四川料理は中華の中ではもっと下だ。最初に来るわけがないのに。

今の八大菜系の扱いってだいたいは山東、四川、広東、江蘇の順番だっけか。

人によって評価が上下するし四川を首位に置く人もいるから作品の中で採用する説としては全く根拠が無いってわけでもないぞ。

そもそも正統な四川料理に関してはこっちでも様々な議論があるし、そこはあまり深くやらずに流すのも作品としてはアリだろう。
大事なのは料理勝負とヒロインの萌えだから!

でも麻婆豆腐に対抗するために胡椒餅って選択肢が出てくるのはおかしい……

そこは自分もちょっと所じゃなく引っかかったね……料理の基本的な格もパワーも違うのをぶつけるなんて……

いやそこは後の方を見ろとしか。
劇中の勝負は料理だけじゃなくて、客や場所など様々な外的要素を含んでのものだ。ストーリー展開上の意味もあるから、まだキレるのは早いぞ。

なんで中華料理ネタになると自称美食通がこんなに増えるのかね。
しかもちょっとでも納得いかない所を見付けると反射的に噛みつくし。

この辺のメニューやそれに関する描写は勝負の流れの一つで、最終的な決め手に至るまでのつなぎだからね。

ジャンルを問わず、この手の作品勝負な場合は苦戦からの逆転を演出するために序盤や先手は負けパターンになる。キャラの狙いも意味もあるからもうちょっと待て。

でも最後に出てきた胡椒餅は場違い過ぎる気がする。料理対決が一気にスケールダウンした。

変形っぽい所はあるが中華料理対決になってるし問題無いと思うぞ。

ここで対麻婆豆腐に大魔術熊猫豆腐とか出されても困るからな。
もっとも、ああいうのを出せるなら圧勝しそうだけどね!

四川料理って辛さという特徴があるから腕や材料が優れてなくてもそこそこの味になるってのが強みだし、日本にも伝わってアニメで取り上げられるのも分かる。
腕の良いプロが作るとならどの地方の料理も良い勝負になるが、民間で流行るという方向で考えると四川料理は他の地方の料理より明らかに強い。逆に山東料理なんかは難しい。

ウチの国で四川料理が広まったのって四川省が兵士の供給元で、解放後にその辺の人間が故郷に帰れなくなってそのまま広まったという事情もある。高級料理とちょっと違う、ある種の現地化が見て取れるのはそういう背景の影響もあるだろうね。

まぁなんだ、熱くなってツッコミ入れてるヤツはもうちっと落ち着こう。ストーリー上の都合や、日本の一般読者向けの説明を踏まえた展開というのもある。
「食戟のソーマ」が昔の作品に比べて中国の料理をきちんと研究しているのは間違いないのだからね。

一昔前は「なぜ中華料理が無いんだ!」と文句が出ていたが、その後「この中華料理は正しくない」と文句が出るようになり、更に「中華料理はとても種類が豊富なのになぜ麻婆豆腐ばかりなんだ」という文句が出る。

あと中華料理研究会なのになぜトップが中国人じゃないのかという文句なんかもあったな……

第二話は中華ネタに関してはわりときっちり押さえていたと思う。
だが校歌斉唱のシーンや最後の衣装爆裂がイロイロと持っていってしまった!



とまぁ、こんな感じで。
中華料理ネタに関しては厳しい意見が多いようです。

この「食戟のソーマ」に限らず、Fateの中国ネタなどの時にも感じられたことなのですが、現在の中国オタク界隈では歴史や料理などにおける自国ネタに関してはどうしても厳しい目で見る人が出てきます。

それに加えて現在のネットの環境ではネガティブな批評も多くなり易いので、日本の作品で中国ネタを、中国の視聴者が納得する形で扱うのはかなり難しいと改めて感じてしまったりも。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「声優がタバコを吸うのはどれくらいマズイことなのだろうか?」

ありがたいことに手頃なネタのタレコミ&質問をいただきましたので今回はそれについてを。

中国と日本では日常生活や習慣に関するちょっとした違いがイロイロとありますが、その中にはオタクネタに絡んでくるものもあります。
そういったものの一つ
「タバコ」
はアニメや漫画の中でも演出の小道具として出てきますし、日本社会における喫煙の扱いなどを意識させられることもあるので、中国の感覚から見ての話題になったりもするそうです。

先日、中国のソッチ系のサイトでは
「声優がタバコを吸うのはどれくらいマズイことなのか」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


声優がタバコを吸うのはどれくらいマズイことなのだろうか。
日本では声優のスキャンダルとして報道されるようだが、これってどの程度の問題なのか分からん。

喉への影響を考えると、良いことではないよな。

長期的な喫煙は、声の仕事に影響するだろうからね。
自分の好きな声優がタバコ吸っていると不安になる気持ちは理解できる。

個人としては構わないが声の職業、プロの態度としては問題って所じゃないか?

ただ結果を出していればまた違う話でもあるだろう。
プロのスポーツ選手がタバコを吸うかどうか的な話と似たようなものを感じる。

私はタバコ吸わないけど、近くや同じ部屋で吸うとかでなければ別にどうでもいいんだが。

声優も普通の成人だし自分の行為に責任を持たないといけないけど、そのリスクは自分で負担すればいいというだけだ。
タバコが自分の仕事に影響するならそれは自分の責任というだけ。

声優に関しては喫煙は公共の場で吸うとかでも無ければ個人の自由、ただし仕事への影響はあるから望ましくないし、仕事を獲得する上でマイナス材料になるとかそんな感じか?
あとファンに対して声優としての仕事をきちんとやっていないということでマイナスになったりするのかな?自分は声優ファンじゃないからその辺りの感覚が分からん。

声優という仕事をやっているのにタバコを吸うってのは、度胸があるのか頭が悪いのかという気はしてしまうね。
声の仕事をしている人間にはタバコだけでなく飲食にも使っているケースだってあるのに。

喉への影響を言い出したら辛い物とか酒とかもダメになるし、どの程度のリスク軽減と生活への負担を取るかだろうな。
タバコはその中でもかなり重いものではあるが。

タバコ自体は特に問題無いと思う。
ただもし自分の好きな声優がタバコを吸っていると知ったら、身体を大事にしてほしいとは思ってしまうだろうね。

声優人気に影響するようだし、オタクの間のタバコのイメージというのも気になるな。
実際、みんなはタバコについてどう思ってる?

それは自分も知りたい。
人気キャラにはタバコ吸っているキャラも少なくないが、最近は現実でタバコ吸う人減ってるし、どういった捉え方をしているのか分からん。

身体に良いものじゃないし吸わない方が良いと思うけど、人に迷惑かけないなら勝手に吸えばいい……くらいかな?

日本でスキャンダル扱いになる意味は少し理解できる。
私も彼女にタバコを吸ってほしくない。彼女がいたことはないけどな!

学校の宿舎にタバコ吸うヤツがいてあんまり良いイメージ無いけど、自分への影響がなければあえて批判する気にはならんかな。

タバコも産業の一つだし、趣味でもあるから何とも言えない。
さすがに子供はいないが、ウチの地元ではどの年代の男もタバコを吸ってる。

自分はタバコ吸うけど、さすがに宿舎や公共の場では吸わない。
昔はタバコ吸わないと人付き合いが難しいってのがあったが、今はタバコ吸ってると人付き合いが難しくなる。

公共の場にいて、人と話をする口実みたいなもんでもあったからね。
ただ最近は暇つぶし的にも、タバコなんかよりスマホが強くなってるし、タバコは個人の嗜好的な面が強まっている。

タバコに関してはめんどくさいことになってきているが、法律違反ってわけじゃない。こういうのは完全に個人の話でしかないだろう。

そうそう。別に毒じゃないんだから。

いや身体に良いものじゃないし毒ではあるだろ。危険なカテゴリに入れられていないだけで。
まぁドラッグで捕まる声優よりはよほどマシだろうけどね……

声優に関してもファンがいなければタバコとかどうでもいい話なんじゃないかな。
もちろん声優として喉への悪影響から吸わない方が良いだろうと思うが、そこはやはり個人の問題だ。

自分は酒飲めないしタバコも吸わないけど、アニメのキャラや声優の酒とタバコはあまり気にはならないかなあ。

ファンと言えば日本のオタクって声優のタバコに関してどう考えているんだ?
業界やファン的に許容範囲なのか?

日本のオタクは声優がタバコを吸うのが大嫌いみたいだね。
スキャンダルとして価値が出るのもその表れ。

あいつら二次元のキャラと現実の人間を混同し過ぎだろ……
二次元のキャラの無謬さや清潔さを現実の人間に求めるとか不可能だってのに。

声優のアイドル化が進み過ぎた結果じゃないかな。
声優という職業の性質から声優にタバコをやめるように求める、タバコを吸わないという特徴を求めるのは理解できなくもないが、スキャンダル扱いはさすがにどうかと。

二次元ではタバコが不良の象徴的なアイテムでもあるから、声優がタバコを吸うのを嫌う空気が濃いんじゃないかな?

あとは日本が酒やタバコに厳しいというのも考えられるね。あの国、18歳じゃ酒もタバコもダメ、法律上許されるのは20歳からだからね。

二次元と現実を混同というが、日本の作品は二次元の方がタバコ吸っているキャラ目立つくらいだぞ。

アニメの画面にタバコのにおいは出ないからね。
タバコキャラに関しても、キャラ演出の際のアクセサリの一つでしかないわけで。

日本でも騒いでいるのは極端なのだけなんじゃないか。
先日の週刊誌のスキャンダル報道も日本のオタク界ではそこまで大きな問題にはなってないみたいだよ。むしろ報道側を笑うような空気すらある。

恐らく好ましくは無いけど、叩くほどではないって程度じゃないか?

声優の喫煙への批判は声優と言う職業への悪影響、プロ意識の無さの表面化に対する批判、そして真似をする人間がいるから辺りじゃないかな。
最近はどの国もめんどくさくなっている。

日本も昔は普通に声優の喫煙をネタにしてなかったっけ。エヴァの女性声優は普通に喫煙しているはずだし。

時代が変わったってことだろ。
今は日本でもアニメの喫煙シーンって規制入ってなかったっけ?
一般向けでは放映不可能になっていたはず。

そこは自主規制だから作品ごとに違うし、問題なのは未成年キャラか、外見だけロリなキャラとかの喫煙シーンだな。
成年であれば問題無いとするケースも多い。ただ全般的に縮小傾向なんじゃないかな。

結局、声優の喫煙ってアイドル扱いだとダメージ出るのだろうか?
日本の喫煙問題に関する感覚も含めてどうもよく分からんな。



とまぁ、こんな感じで。
タバコ、喫煙から受けるイメージの違いなどから来ると思われる反応がイロイロと出ていました。

近年は中国でも公共の場での喫煙が好ましくないとされるなど、タバコに関しては厳しい扱いになっているようですが、日本と比べるとまだ緩い所があるそうですし、日本の喫煙ネタに関してもピンと来ないケースがあるのだとか。

ちなみにこの日中の喫煙に関する温度差は個人的にわりと頻繁に意識する話でもありますね。
私自身はタバコは吸わないのですが、中国からのお客さんを案内する時に喫煙可能で一休みできる所、手頃なレストランといった場所が随分と少なくなっているのが、近頃はちょっとした悩みとなっております。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本のアニメでは喫煙の扱いってどうなってんの?明確な規制対象なの?」

中国オタク「水墨アニメ?あれは社会主義的な環境でないと作れん。つまり現在の我が国では……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただいたので今回はそれについてを。

昔の中国ではイロイロなアート寄りだったり実験的だったりなアニメが制作されていましたが、その中に水墨アニメというのがあります。

1960年代に制作された中国の水墨アニメ
「小蝌蚪找媽媽」(おたまじゃくし、お母さんを探しにいく)


このアニメはまさに中国独自ということで、現在の中国オタク界隈でも何かと意識されることが多いそうです。
ただ現在の中国では水墨アニメがある種のオーパーツ的なものになっているそうで、現代に再度水墨アニメを作るというのはイロイロと難しいのだとか。

中国のソッチ系のサイトでは
「水墨アニメがその後作られないのはどうしてか」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


我が国の特色あるアニメと言えば水墨アニメがあるけど、どうして今の時代に作られないんだろうか?作られればとても凄い作品になると思うんだけど。

そりゃ今の時代売れないからだろ

水墨アニメ?あれは社会主義的な環境でないと作れん。つまり現在の我が国では……

ああいうのは資本主義的な社会では成功できないからね。

市場が存在しないとは言わないが、大きな需要はないからな。

別に今の時代でも水墨アニメが全く無いわけではないんじゃなかったっけ。
そういう水墨系アニメを制作中というニュースがあったはず。完成するまで何年待つのかは知らんが。

これってちょっとした疑問だよね。
昔は今ほど技術も無かったのに水墨アニメがきちんと作り上げられた。昔よりもはるかに良い今の時代になぜ誰もやろうとしないのか。

みんな作品の評価を売り上げや興収で語るけど、根本的なことを忘れてるぞ。
あの時代の作品は金のために作られたんじゃない。そもそも金を稼げる時代じゃなかったわけだし。

色んな理由はあるだろうけど、分かり易い所では今の時代に作っても見たい人がそんなにいないってことじゃないか?
美術館に展示するならともかく、動画サイトで配信してランキング上位になるイメージがわかない。

コストがかかり過ぎる。
CGで何とかなるものでもないし、人が手早く描けるものでもない。

今の時代にフル水墨アニメって現実的じゃないよな……

現代の視聴者に水墨でアニメ作ったことを凄いと思う人はいても、水墨アニメが良いと思う人は少ないだろう。それに加えて高過ぎるコスト。

みんなコストが高いっていうけど、どこが高くなるんだ?
人件費か?さすがに機材が高過ぎるってことはないよな?主に墨だし……まさか専用の筆が高いとかではないよな?

だいたいは人件費。アニメって全部「描く」必要があるから。
CGだって高品質のものを作る場合はコストが跳ね上がるだろ?国内のスタジオも一線級の所はアメリカの仕事とかもやってるしかなり金かかる。
水墨アニメなんてのは使い回しもきかないし、全てをゼロから作り始めないといけない。

近年のアニメで手間をかけている作品としてはジブリの「かぐや姫の物語」とかがあるね。水墨アニメそのものではないが、水墨アニメ的。もちろんかなりの手間をかけていて、企画開始から10年近くかかって制作費が50億円を超えている。
かろうじて黒字にはなったようだが、ジブリブランドだからどうにかなっただけで、何も無い所から水墨アニメ作っても商業的には……

「かぐや姫の物語」は興収25億円で大赤字だぞ。
色んな賞を取ったりと評価は高いけど大衆受けと言う面では失敗。作り手がこだわった芸術的な作品は、いくらジブリでもビジネス的に成功するとは限らない。

水墨アニメの人材に関しては水墨スキルが必要で、単純に人を集めて作業させればいいわけでもない。
どうしても制作期間が長くなり過ぎる。

当時のうちの国は水墨画家の技術が高く作業に従事できる人間も多かったという話もあるからね。
今の時代に水墨アニメが作られた当時と同じレベルでクリエイターを集められるかと言うと……

手描きが必要で、しかも技術が必要。そうなると簡単には作れないわな。

これって別の例で言えば昔ウチの国のテレビでも放映されていた日本のアニメのように、30分アニメを1年分作る所がどこにもないのはなぜか、と言う話になるんじゃないか。
作れなくはないけど、ネットの十数分アニメが主流になった現在ではビジネス的な需要がそれほどない。更に2Dアニメの場合は予算や人材的にちゃんとしたものを作るのは非常に難しいとなる。
もちろん水墨アニメほど極端な条件ではないけど、似たような話ではあると思う。

昔のアレは政治的な仕事でやっていただけだから。
しかもその後のゴタゴタで技術の継承が行われていない!

みんな「下放」しちゃったからな……

更にその後の改革開放時代はみんな「下海」だ。
そして国営企業は技術を守るなんてことはしなかったし、制作体制は残らなかった。
仮に今水墨アニメを作る場合は制作体制から作る必要がある。

高コストで時間もかかるというのが大きな問題だが、商業的な成功例が無いというのもね……
ただでさえアート寄りの作品になるのだから、どこもあえて手を出す、最後まで作るということは無いんじゃないかな。株価のために話題をぶち上げることはあっても、プロジェクトが続くかどうか。

やるならまず技術の確立からになるね。今ではあの技術を持っている人間がほぼ存在しないから。
国家レベルでやればできるだろうけど、オリンピックで金メダル取るような話にはならんからなー

作るためには水墨描画スキルを持っている「先生」を呼ばないといけないわけだ。
あの頃は国が動いていたが、今はできるのか?民間でやるとして、幾らかかる?となってしまう。

今の時代、商業レベルの水墨画の描ける人って芸術家になっちゃうからね。コストが跳ね上がる。
あとそういう人達を作業工として使い倒すことができるのかと言うもっと現実的な問題もある。最近制作された国産アニメには監督とスタッフが衝突してグダグダになった作品が出ている。テンセント資本下でさえこんな状況だから、芸術家の先生となるとなあ……

一応、長編水墨アニメ制作の話は出ているよね。「斑羚飛渡」だっけか。
これが水墨系アニメで上海美術が制作中だったような。

でもそれどうなるんだろうな。
実際、今の水墨アニメ技術ってどうなってるのやら。学校関係で上海美術に問い合わせても何も教えてくれなかったし門外不出状態だ。

「かぐや姫の物語」とかの作品を見ると日本に既に流れてんじゃないかなあという気も……直接的じゃなくても、作品経由で何かしら日本の方で技術が確立されてそうに思ってしまう。
実際の所、ウチの国でよくある「やり方の記録はあるが実際にはできない」みたいなことになってるんじゃないか?

技術的な断絶はあるだろうね。
政治のアレコレがあった時代と、その後の市場経済に呑み込まれた時代、少なくとも2回ウチの国のアニメは大打撃を受けている。

そうそう。2Dアニメでさえ、上海美術の流れは消えてしまったからな……一時期は世界で最も進んでいて現代日本アニメの父でもある手塚治虫にも影響を与えたアニメ会社だったのに。

普通に出来る人間がいなくなったか不確実になってるんじゃないか?
水墨アニメだけじゃなく、切紙アニメや人形アニメも現在では実質的に失われた技術状態だ。

今の時代、大きなスタジオが水墨アニメを作るのは無理だろう。稼げないから。
作ろうとするのは熱意のある独立系の所じゃないかな。実際短編の水墨アニメ的な作品はちょくちょく出ている。ただ、あまり注目されないんだよね……

水墨的表現自体は最新のアニメにも出て来るし、表現自体は可能だと思うけど、フル水墨でやるのは商売にならない、パフォーマンスの域を出ないってことだろう。
金につながる芸術的価値があるというなら今の時代でもそういう作品は出てくるはずだが、出てこないというのはそういうことじゃないかな。

旧ソ連にも特殊なアニメがあったと思うが、やはり社会主義の下でなければ世俗から離れたコスト度外視の芸術的なアニメは作られないのではないだろうか。

水墨アニメ作らないの?というヤツは自分がそれを見るのか、見るとしてどれくらいの金を水墨アニメに金を出せるのか考えて見ろ。
タダなら見る、中国のアニメはスゴイと世界に知らしめたいくらいの意識ならそれはつまり商売にならないということだし、上の方の文化活動のアピール材料にする価値もないということだ。そんな状況だから水墨アニメが現代社会で作られないのも当然だ。

やっても作り手の得にならないというのが一番の理由かも……
やって儲かる、やって政治的な意義があるならやるだろうけどそんなものは特に無いからね。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でも水墨アニメは評価されているものの、現在では需要が無い、採算が合わないと考えられているようです。

現在の中国ではアニメ作品に関しては日本以上に売り上げや商業的な成功が意識されるようになっている節もありますし、水墨アニメのような作品に関しては「儲からないだろう」ということで制作される可能性は無いといった考えになるようです。

ちなみに上のやり取りにもありますが、中国のアニメに関しては様々なゴタゴタで技術的な継承が上手くいっていないそうです。
以前聞いた話によれば、80年代〜90年代にかけて改革開放と市場経済の影響でアニメを制作している所が次々にダメになり中国の2Dアニメは実質的に一度死亡してしまったそうで、その分野の作品制作に関しては苦労しているとも。
またそういった背景から、最新の機材を投入して新たなスタートラインで始めることのできたCG分野、3Dアニメの方がビジネス的にも人材的にも断然有望なのだとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国で昔作られた怪作アニメ「我為歌狂」

中国版FGO、第六特異点神聖円卓領域キャメロットへの反応

ありがたいことに
「中国でのFGO第六章の反応は?」
という質問をたくさんいただいておりますので、今回はそれについてを。
まとめるのが遅れてしまい恐れ入ります。

中国版FGOでは直前に突然の画像修正などのゴタゴタも起こりましたが、
その後8/31から
「第六特異点神聖円卓領域キャメロット」
が実装されたとのことです。
中国版の告知ページ(中国語)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「FGO第六特異点神聖円卓領域キャメロットの感想」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(ネタバレが混じっておりますので一応お気を付けください)


第六章面白かった。
ゲームやってるよりストーリー読んでる方が長かった気もするが、とても楽しかったよ!

登場するキャラ全てが活躍していたね。
味方側は言うに及ばず、円卓勢もエジプト勢もとても魅力的だった。これまでのようにいるだけとか、いなくても別にいいような存在のキャラがいなかったように思う。

民を守るアーラシュはまさに大英雄だった。
自爆する場面は本当に泣けた……

第六章をプレイすると、アーラシュをネタだけで扱うことはできなくなるね。
アーラシュのあだ名が「自爆弓」に加えて「大英雄」になる意味がよく分かる。どっちも最初はネタ扱いの呼称だったんだけどなあ。

第六章の活躍からしてアーラシュはレア度が低過ぎるよ。
人格も能力も背景となる伝説も、FGOでの活躍も、星1なのはおかしい。もっと人気が出れば強化されるのかな……
アーラシュに聖杯使うことも考慮中。

俺のフレにレベル100のアーラシュいるぞ。

でも星1だからこそみんなが大英雄に会えるという利点もある。
第六章でなぜ彼が召喚に応じてくれるのかが分かった気がする。

どこかで見た話だが、マスターを手助けするために、出会うためにアーラシュはあえて星1になっているという話があった。とても納得できるし愛おしい。

彼こそ、みんなの大英雄だ!
それにしても第六章はこれまで注目しなかった低レアキャラの印象が変わるね。
ハサンとかネタキャラ雑魚キャラとしか思っていなかったのに、もうがっつり感情移入してしまった。特に呪腕の。

呪腕のハサンがあそこまで仲間として頼りになる、心強いキャラだとは思わなかった。
古くからいるのでマニア人気が高いんだろうくらいに思っていたが、その間違いに気付かされた。第六章で最も良心に満ちていたのは彼だった。

ハサンは第六章前後で完全に印象が変わったね。
呪腕老師もそうだが、清姫に続くマスターラブ勢の静謐、他愛なしと踊るだけじゃなかった百貌、そしてついにその姿を現したキングハサン!

ネタバレで知ってはいたけど、ハサンにこんなに感情移入したり、圧倒的な強キャラ感にゾクッと来たりするなんてプレイする前には思いもしなかった。

令呪使って林檎を食いまくって一気に進めてしまった……
面白いから、みんな頑張れよ!

それ以前の章に比べてストーリーの量も重さも段違いだよね。
FGOの転換点と評価されているのも理解できる。

第六章の戦闘が難しいと聞いていたが、思ったより楽だった。
どうやら俺は千里眼を身に着けてしまったようだな!

茨木童子の時もそうだったが、こっちでは攻略法が事前に確立されていたから難しいと感じる人はそんなに出てないようだね。
攻略見ないで、誰を育てるべきかも知らなかったら大変だったろうけど。

ストーリー追いかける方優先していたから根本的にレベルも素材も足りてなかった自分みたいなのもいるんですよ!絆礼装ヘラクレスのおかげで割る石が少なくて済んだが、いなければどうなっていたやら。
石割って一気に進めるだけの価値は十分にあったが……第六章は自分にとって一番好きな章になったよ。

私は最後まで獅子王が実は偽物だとか、誰かに操られていただけとか信じていたんだが……とてもショックだったよ……

私も獅子王に関しては驚いた。あれはネタバレ見てるだけじゃ分からない部分もある。獅子王自身に関してや特異点の扱いとか。

最終戦はもう色んなものが積みあがった上での決選だったね。
ベディヴィエールに最後の一撃を決めさせるために石割っちゃった……

最終戦ゲスト枠のベティわりと強いから、バフ載せたらうまくいくぞ。まぁ自分も令呪は使ってしまったが!

ベディヴィエールには本当に泣いた。我がカルデアに来てくれたのは本当に嬉しい。宝具レベルも上げたいからピックアップ早く開催してくれ。

ニトクリスも良いアホの子ツンデレだし、ラムサス二世もDioのように笑っているだけかと思ったらいい所持っていくからなあ。

ストーリー上のギミックもかなり凝ってたね。ダ・ヴィンチちゃん死亡の時はショップの立ち絵まで切り替わるし、ネタバレ知っていても焦ったよ。

ベディヴィエールの話になるとは聞いていたが、円卓関係のキャラがここまで大量に出てきて、それぞれの関係が明らかになるとは思わなかった。
円卓関係者が複数出て交流も発生するのってFGOが初めてだよな。

円卓のせいで後輩の子が、ツッコミ系になってしまいました……

剣ランスロットは元ネタの円卓の騎士における評価通りの強キャラだったが、それに対抗できたアグラヴェインは予想外だった……奸臣と見せかけて実は忠義の騎士だったとは。第六章の敵側のキャラで一番印象に残っている。是非とも召喚したいが、実装の可能性はほとんど無いのが残念で仕方がない。

第六章は確かに良いストーリーではあったが、モードレッドの扱いは納得できない。キャラがバグり過ぎだ。別にオルタ化したわけでもないのに、単なる戦闘狂キャラになってしまった。
そりゃ極端な解釈をすればという話もあるだろうけど、モードレッドがあんなキャラにされてしまい、しかも獅子王との交流も特に描写されないというのにはガッカリだよ。

私もそう感じた。
モーさんファンの自分にとっては第六章は非常に残念な部分がある。モーさんはあんな性格じゃないだろう。
第六章では最後までフォローもないし、なんだか無力感に襲われているよ……

第六章の円卓の騎士は全員「ギフト」を受けて変化している。
モードレッドは元々暴走気味のキャラだがそこに更に「暴走」のギフトがかかった結果が第六章の状態で、ある種の狂化状態とも言えるからキャラが違うと感じるのも当然。
もっとも、モーさんは第四章でフランと友好的だったのがわりと珍しい状態とも言える。円卓の騎士の中ではたぶん最も扱い難い。
これは助言として言わせてもらうが、萌えが欲しいならこの後のイベントに出る水着モーさんを獲得するべし!

円卓の騎士で一番性格が変わっているのはトリスタンだな。「反転」の祝福だから戦闘の属性も性格も変わっている。この後のハロウィンとかCCCイベントではかなり飛ばしたキャラになるから楽しみにしてろ!

ところでアグラヴェインの実装の望みが無いって本当?
第六章で一番ウチのカルデアに来て欲しいと思うようになったキャラなんだが。

残念ながアグラヴェインは戦闘モデルもないし、日本でも実装は当面無いだろうとされている……

ところで、三蔵はどうだった?
舞台設定的に異物感が不安だったが、終わってみればいい感じに活躍していたように思えたんだが。

とても良かったね!
三蔵の理念は獅子王と反対だったのも面白い所だね。
第六章のおかげでようやく三蔵の良さが分かってファンになれた。

第六章を見て三蔵を我がカルデアにお迎えしたくなったよ!

自分もだ!

三蔵師父が釈迦如来掌で門を破る所は悲しく、そして感動的だった……

三蔵はその大きな慈悲の心で門を打ち破ったのだ。
西に向かうということの意味が特異点と絡んできているのも面白かった。

第六章は登場人物の全てが強い存在感を放っていたね。
ただ中にはちょっと疑問の残る登場人物もいる、例えばホームズがなんであそこで出て来たんだ?

確かにホームズは唐突に感じられたな。
あと俵藤太もなんで出て来たか意味分からなかったわ。

米屋の親父は第六章で一人だけ違和感を放っていたよな……
食糧不足を救う対宴会宝具という意味はあるけど、あのシーンがメインストーリーに強く影響するというわけではなかったし。

村のエピソードを描写する、呪腕やベディヴィエールの描写を深めるという意味はあったけど、俵藤太関係は取ってつけた感があったね。

ホームズはそれまでのソロモン関係の説明のキャラと、第一部終了後の伏線としての顔出しじゃないかと。でも俵藤太に関しては自分もよく分からん。

あれは日本のユーザー向けのサービスだろ。俵藤太が出ないと第六章も日本関連のキャラが全く出ないことになる。
FGOは日本人向けのコンテンツだから、最低限日本的な要素を出して日本人の民族的な情緒に配慮しないといけない。第二章、第三章と日本系サーヴァントが出ていない所からの第四章みたいなもんだ。

そういや第四章も金時と玉藻を最後に唐突に登場させて来たな……
ウチの国の国産ゲームみたいな事情があるってことか。

恐らくそういう事情だろうね。俵藤太関係のエピソードは第六章のエピソードの中でかなり浮いているわけだし。

米屋のあれは単純に余ってしまったパーツだったってことじゃないか?
外伝合わせるとかなり日本系サーヴァントは出ているから本編であえて配慮する必要はないと思うが。この後の第七章でも牛若丸と弁慶が出てそっちはかなり本編に関わる。

なるほど。そういう見方もあるか。
制作やキャラデザ発注の関係上FGOは出すサーヴァントの方が先にあって、そこに合わせたストーリーを作るんだっけか。

あれ、きのこが方針転換した名残という見方もあるぞ。第六章ってきのこが坂本真綾のライブに行って、突然作り直し始めたものだから……
第六章は前日譚として円卓の騎士が偽りの十字軍とリチャード一世を自称する謎のサーヴァントと戦っているんだが、これが無茶苦茶強かったという話がある。俵藤太はこの偽リチャード一世に関わるキャラだったんじゃないかとも言われている。

それにしても、ピックアップの順番なんとかならんのか。
初登場ではなくその後のストーリーで活躍するから、欲しくなった時にはピックアップが過ぎ去っている。第五章の時のテスラ!そして第六章の三蔵!

全くだよ。第六章を終わらせて、絶対に師父をカルデアにお迎えしようという決意でピックアップガチャを改めて見たら、入ってないのだから……しかも調べたらかなり先までピックアップ予定無しだと!?

ピックアップはスケジュールも不具合だらけだよな。
ところでかなり回しているのに俺の所に剣ランスロットが来ないのも不具合で良いんだよな!?



とまぁ、こんな感じで。
これまでのストーリーに比べると随分と好評のようで、プレイ後に熱い思いを吐き出している人なども出ていました。

それから上のやり取りにもありますが、中国では先行する日本版の攻略情報が出回っていることから、戦闘の難しさに関する実感はそれ程でもないらしく、日本で阿鼻叫喚を巻き起こした第六章のガウェインに関しても、そこまでの難敵となってはいない模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国国内版FGO、ついに画像修正が入りお通夜状態に

中国オタク「日本のアニメの中華料理への理解が進んでいる、だが辛さに関する理解は微妙な所だ」

10月の新作アニメの始まる時期になってきましたが、今期も中国の動画サイトでは様々な作品が配信されるようですし、既に配信の始まった作品に関してもイロイロな話題が出ています。

そんな10月の新作アニメの一つ
「食戟のソーマ 餐ノ皿」

の第一話で中華料理研究会や中華料理の話題が出ているということで、ちょっとした話題になっている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「食戟のソーマの劇中における中華料理の説明」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメの中華料理への理解が進んでいるような気がする。
「食戟のソーマ」の三期での中華料理ネタはわりとマトモというか、納得できるものだったように思うんだが。

「四川人不怕辣,湖南人辣不怕,贵州人怕不辣」という言葉が出たのはちょっと驚いたね。

あれ自分が覚えているのでは四川、貴州、湖南の順番だったように思うが……

私も湖南が最後で覚えていた。実際、辛さに関しては湖南の方がヤバイという印象だ。

なんで料理の辛さの話題になると江西が忘れられるんだ!
江西人こそが「怕不辣」と言われているのに。

だってお前らの地方って存在感ないし……

「食戟のソーマ」は原作付きで料理関係の監修があるはず。
知識に関してもかなりきちんとした所のが入っているんだろうね。

「食戟のソーマ」の第三期もう始まってたのか。
見た感じかなり中華料理をきちんと扱っているみたいだな。
ただ中華料理アニメは結局「中華一番!」を超えられないと思う

「中華一番!」の料理は光ってトンデモナイことになったりするので現実では再現できないから……「食戟のソーマ」は服脱げるだけなので料理自体は再現できなくもない。たぶん。

確かに「中華一番!」には現実で再現できない誇張部分も多いけど、中華の美食や中国をとても理解しているというのがよく分かる。
日本の漫画家で中華料理を最も理解しているのは「中華一番」の作者だろうね。

「食戟のソーマ」という作品の性質上中華料理は一つのジャンルでしかないから、「中華一番!」に比べると軽い扱いになるのはしょうがない。
もっとも、私の地元でのエピソードもあるから「中華一番」が日本の料理アニメにおけるマイベストだというのはずっと変わらないだろうけどな!

「中華一番!」と比べるのは気の毒だ。
あの作品の中国人が作った国産と勘違いされるレベルの中国的な空気は凄い。

いろいろ言いたくなるのは分かるが、日本の少年漫画系アニメで中華料理の解説がわりときっちり出てくるのは確かな進歩だと思う。

でも特訓の描写は相変わらず日本アニメ的だったな!
あの手抜きCGで全員サイボーグっぽい同じ動きというのは笑った。

しかしなんで中華研の訓練の掛け声がone twoなんだよ。そこはyi erだろ!ちょっとくらい気を使ってくれてもいいじゃないか!

昔のなんでも肉まんとかの小吃だった時代に比べるとかなり詳しくなっていると思う。でも劇中で「これが本物の辛み」とか言っている、あそこはツッコミ入れたくなってしまうな。

日本の中華料理に関する認識はちょっと一面的過ぎるように思えてしまう。
この作品の中でも辛さばかりを持ち上げているし、その辛さの表現も微妙。

確かに日本のアニメの中華料理への理解が進んでいる、だが辛さに関する理解は微妙な所だ。

辛さの描写は私も引っかかった。舌が焼けそうに辛いという言い方に、まだ日本人は辛さを理解できていないのではと思ってしまう。
四川を出しているのだからあそこは「麻」、日本語では「痺れる」と表現するべきなのに。

四川料理も辣ではあるが、「麻辣」だからね。
湖南料理を食べ慣れていると、四川料理はそんなに辛く感じない。きついのは「麻」だ。

日本人は四川料理の辛さの概念である「麻辣」を知らないみたいだな。この「食戟のソーマ」は典型的な例だが、どの作品も「辣」で止まっている。
四川料理の最大の特徴は「辣」じゃなくて「麻」の方なんだよね。花椒の痺れるような刺激は、唐辛子の辛さとは違う。

四川料理は中華で一番辛いとは限らないけど、最も「麻」な料理なのは間違いないよね。

日本でも中華の火鍋がそこそこ人気になっていると聞いたけど、やはりまだ一般的じゃないのかな。

日本における中華料理枠ではまだ存在感が無いんじゃないかな。
日本の中華料理って広東系が強いと聞くし、そうなると花椒とかで麻辣にする料理は目立たなくなるのでは。

なるほど。それはありそうだ。
ウチの国でも広東にいると花椒を見ないしね。

しかし辛さの強調の説明からして、この久我の作ったのもうまみ強調だから結局は日式なんじゃないの。

まぁウチの国でも中華料理は化学調味料ドバーでうまみ強調な感じになっているからそこは間違いとは言い切れんかも。

「食戟のソーマ」みたいな作品における中華料理の説明を見ると、日本における中華文化の理解が深まっているように感じられるのは間違いない。
だが、出て来る料理はいつも定番の麻婆豆腐とかになっちゃうんだよなあ……

そこは残念だよね。外人の知ってる四川料理って麻婆豆腐しかないのかと。

日本の一般読者、特に少年漫画読者の低年齢層向けにあんまり専門的な料理は出せないって事情もあるんだろう。少なくとも日頃食べるようなものじゃないとイメージし難いはず。

最近の作品だと「アリスと蔵六」の中華料理がかなり本物だった。

あの中華料理のシーン、実在する日本の中華料理屋をモデルにして作られたらしいね。新宿の店が作品の聖地扱いになってる。

個人的な事情だが、最近は辛い料理を胃が受け付けなくなってきたので、辛い中華をあんなに褒められてもちょっと……何と言うか……

辛いのは入る時も流れる時も出る時も危険だからな!

俺の実家は貴州なんだが、みんな辛い料理を食って育つというか、辛い料理がないと飯が食えない。その結果みんな胃腸に何かしらの問題を抱えるようになる。
自分も胃を悪くしているんだが、やめられないんだよなあ……

四川人としては、四川料理が辛い料理だけのように描写されるのはちょっと残念。
四川料理の伝統的な料理や格調の高い料理って辛くないのも多いというか、むしろそっちの方が多いくらいなんだが。

四川の辛い物好きなイメージは困る。
俺四川人なんだけど辛いのダメなんだ……偽四川人認定で辛いです……

大学で別の地方に行って帰ってきたら湖南料理がダメになってしまった知り合いがいるわ。食事の時には肩身が狭くなるとか。

四川は辛いのダメでもなんとかなるという話を聞く。

実際、なんとかなるよ。私は仕事の関係でしばらく成都で暮らしていたんだが、外のレストランで辛すぎてダメというのにはぶつからなかった。

最近は成都が内陸部のハブになって外からの人間がどんどん増えているし、料理も尖った所が無くなってきているからね。
成都の一般向け的なレストランだと、普通に頼む分には地元の人間でなければヤバイ辛さというのにはぶつからないんじゃないかな。



とまぁ、こんな感じで。
辛さの描写についてや結局は麻婆豆腐なのかなど、イロイロと言いたいことや語りたいことがあるようで、そこから更に自分の地元の料理がどうこうといった話になったりもしていました。

この数年の間に中国ではテレビやネットなどでグルメ関係のコンテンツが随分と増え、美食に関して語る人が増えているという話があります。
中国のソッチ系のサイトでも、食べ物ネタに関するスレが建つと美食を語る人達がどんどん出てきて盛り上がり易いといった印象を受けますね。


それにしても舌が痺れるような辛さである「麻辣」に関しては、今の日本の中華料理事情であれば普通に描写しても問題なさそうなな気もしますね。
最近は日本でも花椒を使った中華料理がそれほど珍しくなくなってきているなど、私も個人的にかなり嬉しい変化を感じています。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「また麻婆豆腐かよ!アニメの中華は麻婆豆腐ばかりだ!」

中国オタク「『中華一番』が中国で作られたアニメだと思っていたヤツ集合」

中国オタク用語「民工漫」の変化、この言葉は蔑称なのか

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

中国オタク用語には
「民工漫」
という言葉があります。

「民工」(農民工)というのは主に中国で農村戸籍を持ちながら都市に出稼ぎに行き肉体労働に従事する人達を指す言葉なのですが、そこから転じて
「アニメや漫画とは全く縁が無いであろう民工でも知っている」
というレベルの作品ということで、非常に高い人気で中国の一般層にも知られている極めて知名度の高い作品に対して使われます。

中国オタク界隈で「三大民工漫」と言われているのは
「ONE PIECE」
「NARUTO」
「BLEACH」

でその他にも「名探偵コナン」「銀魂」なども民工漫レベルの人気と知名度の作品だとされることがあるそうです。

またこの「民工漫」という言葉はネタ的な文脈で使われるときもあるのですが、ある種のレッテル的なモノでもあるので文脈次第ではネガティブな意味になることもあるようですが、昔と今では使われ方が変化している言葉でもあるとのことです。

中国のソッチ系のサイトではこの
「民工漫を日本語で説明する適当な言葉はないだろうか」
といったことに関するやり取りが行われていたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「民工漫」という概念を日本の知り合いに伝えたいんだが、日本語ではどう説明すればいいんだろう?何か似たような言葉、オタク用語って無いかな?
出来ればこの言葉のネタ的な空気も含めて伝えたい。

どうだろう。人気や作品評価に関するものだから、似たような言葉は日本にもあると思うが……

私もそういうのがあるとは思うんだよ。
もちろん細かく説明すれば理解してもらえるだろうけど、ピタッと当てはまる言い方があれば知りたいんだ。

「王道的人気作品」は……ジャンルになってしまうし、人気の高さの説明とはちょっと違うか。

「にわか」じゃないの?
浅い理解しかない人でも知っている作品ということで。

それだと完全に蔑称になるし、人気に関する説明が薄くなる。
日本語では「にわか」は良い意味で使われることはないし、深さを誇るオタクの間では尚更だ。

「国民的人気作品」とか、そういうのじゃないの?

それだと今度は肯定的過ぎるような……「民工漫」ってちょっとした皮肉も混じるだろ。

「民工漫」を悪い意味で使ってたのか?あれは人気が高くて誰でも知っているという意味だろう。

「民工漫」自体は別に蔑称的な意味はない。
「暇も無くて生活が苦しい民工でさえ知っている人気作品」的な意味だ。

微妙に違う。今のようにネットが発達していなかった時代に、民工ですら知っていた凄い人気になった作品という意味だよ。

別に貶す言葉じゃないし、「人気が非常に高い」でもいいんじゃないの。

言っている側はともかく、「お前見てるのは民工漫だな」と言われて褒められていると感じるオタクはおらんだろ。

今では言葉が「白く」なっちゃったけど、「民工漫」って元々はオタクが「NARUTO」とかの大人気作品を見下すために言い出した言葉だぞ。
あんなのわざわざ見ているのは民工レベルのヤツだとか、民工でもなきゃ見ないだとかで。

今百度で調べたりすると「言葉自体にネガティブな意味は無い」的な説明があるけど、元はかなり黒い言葉だったように思う。自分は使わないように気を付けていた。

昔はともかく、今では特に裏の無い意味で使われているし、日本語の「国民的人気」が近い言葉だし、それで訳すのが良いんじゃないかね。

だがウチの国では「民工」自体があまり良い感じでは使われないことのある言葉だし優越感を持って見下すような所は消えていないんじゃないか?

ウチの国では「民工」に対する蔑視が含まれたりするからな……日本のチョイ悪系ファッションとかミュージシャンはこっちでは民工に見えてダメだし。

基本的には人気の高さや知名度を誇る言葉なんだが、ネガティブな意味合いというか、少々貶すような空気は混ざっていると思う。

そこはまぁ、オタクによくあるめんどくささというか……ある意味では覇権作品がどうだらこうだらという不毛さに通じるものがある気もする。

今こっちのネットでこの言葉を調べると、中性的な言葉、作品の性質やジャンルやレベルについての言葉「ではない」というのを強調した説明が出てくるが、「オタクとしてその作品しか知らないのはどうなのか」「アニメを語る上でそれだけでは」的な見方は混じるよなー

この「民工」という言葉のニュアンスをどう訳すべきか……確か日本には民工いないんだっけ。

日本にも「出稼ぎ労働者」「肉体労働者」「土方」という農民工の使われ方に近い言葉はあるが、日本は農村と都市の経済格差が小さいし、戸籍による移住の難しさも無いからちょっと違うね。民工は農村戸籍のあるウチの国独特の存在だとか。

ウチの国の民工や外地人(よそ者)に対する蔑視、ブルーカラーへの差別感は日本人には分からんだろうな……職人大好きな国だし。

上の方でも出ているが、ネガティブな意味で比較的近いのは「にわか」じゃないかな。ただこれだとオタクとしての濃淡の問題にもなるから、ちょっと外れる所がある。

「イナゴ」とかはどう?

それは主に同人方面の用語だろ。しかも金儲けが絡む。

大人気過ぎてみんな知っている、「アニメ大好きです!」という人がいて、アニメに関して語ろうと思ったらこれしか知らなくて微妙な空気になったみたいな定番過ぎる人気作品って所だから、意味的には「国民的人気作品」が近いのかなあ……

日本語で完全に置き換えられる単語は無いだろうね。
一昔前、私が学生の時に使われるようになった言葉だけど、当時は「BLEACH」「NARUTO」の大人気ぶりに対する反発や、その作品のファンに対するオタクとしての優越感を表すような言葉として使われていたから、背景的にもウチの国のオタク界独特の言葉になる。

「国民的人気作品」でも良いんじゃないか?あの言葉は日本でも皮肉な意味で使われることがある。

それはオタク特有の見下し的な使い方だろ。それを言ったら「人気が高い」すら皮肉になる。
こっちの「民工漫」は組み込まれている言葉自体がややこしい……

「エロマンガ先生」でもそんなエピソードあったな。
言ってみればオタクを自称したい人にとっては「そんなの見ていないから」というのがむしろ何を自慢してんのかと言われるレベルの作品だが、さて。

「民工漫」って今では自虐的、肯定的な意味でも使われている言葉だからね。
一昔前は何も考えずに人気作だけ見ている、風の流れに乗っているだけの考え無しみたいな感じでのオタク界隈における蔑称、見下しから出てきたような言葉だった。今はネタとして使えるが、昔はわりと本気の蔑称として使用されていた。

確かに一般的になってある程度毒が抜けたけど、根本的な所というか字から受ける印象がなあ……だから日本語で「人気が高い」だけだとちょっと違う気がするんだよね。

言葉も意味が変わっていくものだからね。
最近の作品に関しては人気の広がり方の変化もあるだろうけど、作品の扱いが変わったような気もする。民工漫みたいな言い方、括り方はしないよね。

例えばFateなんかは月厨作品、厨向けみたいな感じになってるよね。「Fat/Zero」とかはオタ向けとされているが、人気や話題の広がり的に民工漫の手前くらいにはあると思うし、最近のFGOの広がり方も妙に広いからな。

あと時期的に古いのは逆に民工漫枠に入らないよな。例えば「ドラゴンボール」とか。
日本では上で出ている「国民的人気作品」としてまず来るのが「ドラゴンボール」らしいが、そういった所からも民工漫を国民的人気作品と日本語で説明するのは違う気がする。

なぁ……そもそもの疑問なんだが日本語の国民的人気作品って日本国産或いは日本出身を国民が受け取るというのが前提となってるんじゃないか?
我が国で作られた〜的なニュアンスを感じるし、中国で大人気なのを国民的人気と日本人に説明するのはなんかおかしい気がするんだが。

あまりスマートな訳ではないし不足する所もあるが、やはり「誰もが知っている大人気作品」みたいなのがベターなのかな……めんどくさいオタクやアンチについては説明しだすときりが無いし。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈において使われる言葉の変化や、世代ごとの認識の違いのようなものも出ていました。

上のやり取りにもあるように、「民工漫」という言葉は昔の中国オタク界隈では蔑称的な言葉として使われていたように思います。私も昔中国オタクの方と話していて
「オタクならNARUTOやBLEACHのような『民工漫』なんかではなく、もっと『有内涵』(含蓄のある)な作品を見て語るべきなのに」
と吐き捨てるように言う方がいたのが印象的でした。

中国では「民工」という言葉がかなりネガティブな意味で使われたりもしますし、上にも出ている日本語の「にわか」よりも更に強烈な言葉が出て来たなーと。

またその後、段々と単なる看板的なモノになったり、ネタ扱いになったりして言葉の毒が薄れていっているようなのも面白い所でしょうか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

露出度修正が入った中国版FGO、無修正で水着イベント開催できた模様

Fate関連が続いてしまいますが、以前紹介した件にその後の動きがあったのでそれについてを。

中国版FGOでは8月の中旬に突然、
「政策関連の原因によりキャラクターのイラストに修正が入る」
という事態が起こってしまいました。
中国国内版FGO、ついに画像修正が入りお通夜状態に

その結果、現地では夏イベント及び水着キャラに関して実装の延期どころか開催も危ぶまれていたそうですが、9/30から
「夏だ! 海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer」
が無事実装となったそうです。
中国版FGOのイベント第一部告知ページ(中国語)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「FGOの夏イベント実装」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ついに来た!俺達の待ち望んでいたものが!!もう秋だが夏イベント開催だ!

一時期はイベント無しも覚悟したからな……連休に遊べるのは本当にうれしい。

一周年の課金オマケ変更の後になったし、国慶節の連休には間に合ったしで結果的には悪くないのかもしれん。

ガチャをまわせ!回転数が全てだ!
私はマルタと水狐が欲しい、清姫もできれば欲しい。

ついに来た。だがいざとなると逆に不安になって来る。
本当に問題無く実装されるのか、実は修正されているのではないか、イベント謎の力によって中止になったりしないのかと。

イベントやれたという時点で評価するわ。
俺の財布とクレカの叫び声が聞こえて来るぜ……

吾が王……ずっとお待ちしておりました。必ず我がカルデアにお迎えいたします……!
ところでガチャに吾が王がいないんだけどどういうこと?槍玉藻しかおらんぞ?

弓アルトリアは次の更新、恐らく7日からの第二次ピックアップの方だぞ!

そう言えば後半の追加か……

あー、そうか。アホ毛弓は次のピックアップでの追加だったか。
ぐああああ、待ち遠しい。

性能的には槍狐の方が強いと
弓アルトリアの方は優秀だが使い所が意外にないというのが現在の評価。

ランサー玉藻!師匠で爆死した俺の心を癒してくれるのはお前だけだ!

玉藻は強さに加えて濡れ透けTシャツという武器もあるからな。俺に特効だ。

自分は清姫を。イベントでは相変わらずのようだ……しかし竜属性持ってると、自分の肉を食べさせたがるのがお約束なのか?

水着キャラの追加は嬉しいんだが……このイベントものすごいめんどくさくないか?
ストーリーは全部見たいが、ドロップアイテム集めるのが苦行だ。
ドロップアイテムが複数ある上に、クラスも混合だから出すキャラも装備する礼装も混乱するし快適なプレイにならん。

最大の問題はいちいち覚えてらんないということだろな。ホントにめんどくせえ。

このイベント、日本でも不評で敵編成は復刻の時に調整入ったからな……今後はこういうイベントが無いのは救いだが、今回は諦めるしかない。

最初に狙うドロップアイテムごとにチーム編成して名前付けとくのが良いぞ。敵クラスのいやらしさはしょうがない。

CCCイベントのミッションとかめんどくさいのは今後もあるぞ。
俺はもう思考停止して後ろに特効礼装とクラスのキャラを配置して前衛で殴り合いをしているわ

課金して礼装手に入れてしまった人の方が混乱しているのはなんなんだ。
それにしても手間とバランスもそうだが、ピックアップも弓アホ毛を後ろに配置するとか本当にいやらしい!!!

自分は弓王待ちだけど、楽するための礼装は欲しいからちょっと回そう。
そう、これは攻略のためなんだ……礼装が出るか適度な所で撤退すればいいだけなんだ……

私は水着ニトクリス待ちだから最初のピックアップは石温存するわ。

え?

水着ニトクリスの実装は「日本での」今年の夏イベだぞ?お前、来年まで待つのか!?

こっちのイベントは2017年に開催する「FGO 2016 Summer」だぞ!告知画像のテキストは「FGO 2017 Summer」に変更されているが中身は日本の2016年版だ。

あ……そうなの……水着イベントを知ってから石ずっと貯めてたんだが……よし、もう回そう!

それにしても、以前はこのままでは秋に水着イベントと実装の遅れをネタにしていたが、本当にそうなっちゃったな……しかも予想外のトラブル付きで。

大丈夫だ!俺の地元、南方だからまだ泳げる季節だぞ。

暦は秋だが広東はまだ水着イベントにぴったりの天気だから問題無い!

北方はもう寒さを感じるようになってきた……英霊にはそんなの関係ないんだろうが、季節外れ感はあるな!

ネタにして笑える状況で済んで良かったよ。イベント開催できただけで十分評価できる。

この間の画像修正の時、師匠の水着とか、絶対ダメだろうと覚悟したからな……告知ページのエロい水着に僕は興奮し、それと同時に感動してしまいましたよ。

とりあえずウチの国を吹き荒れた修正の動きは過ぎ去ったと見ていいのかな。ちょっと前まで色んなゲームが露出度の高さの規制をやってたが。

アズールレーンとか他のゲームの水着スキンや露出度の高いスキンの販売停止とかまだ最近の話だし、油断は出来ないと思う。

みんなストーリーの方はどう?
あまり評判が良くなかったから期待していなかったが、かなり面白い。ストーリー目的で3つのルート制覇するの決定したよ。

日本で評判が微妙だったのは第二部だね。サーヴァントじゃなくてゲストキャラが出張ってくるしネタが狭い。第一部は普通に評価されてるし、心配せず楽しめ!

ピュアな僕にとってはキャラもストーリーも刺激的過ぎて大変です!
あと黒髭氏の件については同じオタクとして同情を禁じ得ません……

今回のイベントのストーリーのおかげでモーさんが好きになってしまった……特に狙っていなかったが、召喚できたことに後から感謝したよ。

自分もこのイベントのモーさんは予想外だった。見る順番がApocryphaのアニメの後で良かったかも。
こっちを先に見ていたらショックを受けていたかもしれん。

モーさんとアルトリアが一緒のイベントに出てやり取りをするのってもしかして珍しい?
自分は初めて見た気がするけど、何かこのイベント以前のストーリーや設定とかある?なんでアルトリアはモードレッドにああいう態度をとるんだ?

そりゃ国を滅ぼした直接の原因がモードレッドだから。単純だが、だからこそモーさんに対する態度が厳しくなる。
モーさんとアルトリアのエピソードって他はエイプリルフールのギャグストーリーくらいじゃないかな。それと真面目なのはApocryphaの回想に今後また出るかもしれない。

モーさんとアルトリアは両方本来のキャラとはズレた存在ということになっているけど、背景はFateの基本的なものとしていいはず。あと恐らくアルトリアはゲーム本編後だから、あれでもまだモーさんに対しては優しい対応だと思われる。
円卓の父子(でいいのか?)のエピソードは良いよね。アルトリアとモーさんも、マシュと穀潰しも。

今回のギャグはどのキャラも活き活きしていて楽しい。マルタと小次郎や、師匠と狗の人とか爆笑中だ!

いやもう、アルトリアが可愛くて可愛くて。久々にアルトリアの食欲ネタが出たのも嬉しい。

そう言えば、今回のイベントのアルトリアを意外に感じている人そこそこいるみたいだね。
モーさんへの対応もそうだし、大食いキャラというのは知っていてもここまでくだけたキャラになるとは思っていなかった人もいるようだ。

水着イベントの弓アルトリアってFate本編後、hollow系の扱いのようだが、この性格とノリの状態って案外知られていなかったのかもね。カニファンともちょっと違うし。

アルトリアのキャラに関してはこれまでが風評被害だったのか、この影響が風評被害になるのか。



とまぁ、こんな感じで。
中国ではやはり弓アルトリア狙いの人が多いようでした。あと各サーヴァントの水着状態の呼称に関してはまだ固まっていないようです。

それから先日の画像修正の件に関しては中国の規制にありがちなハッキリしないまま過ぎていきそうな気配だという話も聞こえてきます。
上のやり取りにもありますが、現在の中国のソーシャルゲーム界隈で露出度の高いキャラの自粛の流れが止まったわけではないようですし、これでもう大丈夫という判断はなかなかできないとかなんとか。
中国でコンテンツやサービスを展開する際には、この手の問題は常に付きまとうのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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