「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2019年01月

中国オタク「昔のアニメの主人公は人を殺すことに悩みまくったけど、今ではあまり見なくなったよね」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本のアニメやマンガのお約束的な内容に関してイロイロな話題が飛び交っていますが、近頃感じるようになった変化といったものについても語られているのだとか。

中国のソッチ系のサイトでは
「人を殺す、或いは殺してしまったことに悩んだり落ち込んだりする展開」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


昔のアニメの主人公は人を殺すことに悩みまくったり不本意に殺してしまって鬱状態になったりすることが多かったように思うけど、今ではあまり見なくなったよね。
どうして近頃はそんなに悩まなくなったんだろう?

年齢上がったのと、おっさん向けの作品増えたからじゃないか?

ゲームのロボ系作品でもわりと定番だったな。「魔装機神」とかでも人を殺して精神ズタボロみたいなMAPが普通に組み込まれていたし。

アメコミ系正義のヒーローでさえも作中で不本意に人を殺して鬱状態や暗黒状態に落ちたりするんだし、日本の作品の少年少女主人公が精神的にガタガタになるのもしょうがないのでは。

言われてみれば最近その手のストーリー展開に出会ってめんどくさいと感じたことないな。
人殺し大好きな主人公が欲しいわけではないが、その手の内容に関しては人殺し展開でそんなに長引かせるなとは思っていたなあ

見せ方が変わってきたとか?
悩むキャラは印象に残りやすいけど、実は明確にグロ描写が無いだけでバシバシ人殺している作品ってのも少なくないだろ。

ただ定番展開として、やはり引っかかるエピソードが描写されるよね。

日本の作品は少年が主人公だし、そこは当然なんじゃないかな。戦場なんかの非日常で平和じゃない場所に巻き込まれた際の通過儀礼。
アムロだって最初は迷った。

でもアムロはその後明確にコクピット狙いにいく戦い方になるからね……後の時代のガンダム主人公と比べると慣れた後の殺意は高い。

初代のアニメを見るとアムロの容赦なさに驚く。
実はキラ・ヤマトの可能なら殺さなくても済ませる的なスタイルってガンダムだと珍しい。他のシリーズでは戦力差、余裕がそれほど無いというのも理由だが。

ダークヒーロー、ライバルキャラ、或いはそういったキャラの持つ要素に人気が出るようになったというのもあるのでは。
ただ昔からの伝統的な殺さないヒーローの人気が落ちたわけでもないから、私は悩む展開の需要が落ちているのではないかと思う。

バットマンやスーパーマンとか、アメコミ系ヒーローでもトップクラスの世界的人気で、稼いでいるのは人殺し否定派だからな。
アメコミ系ヒーローは社会制度や社会問題と連動しがちだから、殺人に関して扱いが難しくなるのも分かるけどね。

殺しまくるヒーローは一般向けで広くは売れない。
だが最近のコンテンツはターゲットとなる層や世代が明確だから、極端な方向に進んでいる可能性もあるか。

そういう所から考えると、このスレの話題の方向性の理由が「殺人を肯定するのが人気獲得になるから」というわけではないように感じられるね。

みんな楽しいものや爽快に感じられるものを見たいが殺人を見たいわけではない。ただ殺人に悩む展開はめんどくさく感じられるようになったから、そういうシーンは省略されるようになったんじゃないかと。

アメコミでもグリム&グリッティ路線の時はジャンル人気が落ち込んでいったらしいからね
「ダークナイト・リターンズ」が大当たりしてもその後の鬱展開や過度の現実重視路線はアメコミの人気自体を落ち込ませることになった。

近頃の作品の扱いは殺せるけど、必要が無いから積極的にはやらないくらいか?
殺人大好き主人公ってのはさすがに需要が限られてくるし、殺人衝動持ちや吸血食人が必要な主人公だとそれはそれで制限アリになる。

昔は人を殺さない、人殺しを避けるという幻想を保てるからこその主人公であり、ヒーローであったのかもね。
そして最近はその辺りのヒーロー像や、幻想を持たせる方向性が変化してきたってことなのかね。

私も求められる主人公像、感情移入される主人公像が変化してきたんだと思う。
また近年は主人公(バトル系に限らずラブコメでさえも!)に有能さや対処能力の高さが求められているから、悩んで決断できない、前進できない主人公は嫌われる。

それはあるな。悩むのはしょうがないが、問題をまず解決しろよ!みたいな、上から見ての問題解決の優先順位重視なツッコミが目に付く。

見方が変わってきた、作品に関する情報や考察が増えて「主人公の環境や能力で選べる手段」「やるべきだったこと」みたいなのが語られるようになってきたからな……人気的には悩む猶予があまり無い!

まぁそれも作品の味方が多面的になるから悪いことばかりじゃないけどね。
例えば昔は悩んでばかりなウジウジ主人公だった碇シンジだけど、情報が増えて更に視聴者も大人になってみると、あんなまともな大人がいなくて人間関係最悪で味方皆無なヒドイ環境でよく戦ったな……という評価が出てきたりしているのは面白い。

エヴァに関しては劇場版でそこまで悩まなかった「破」と悩む環境に放り込まれた「Q」の違いも大きい。私はアレで自分がどういう展開を求めていたかが理解できた。

見る側の求めるものに加えて、近頃の作品の話数だと、落ち込んでいる展開で一話使うのは難しいというのもあるのでは。

仲間が死んで落ち込んで一話使うのも厳しいくらいだからね。

ネット小説ベースの作品が増えてきた、ネット小説も守備範囲にする視聴者が増えてきたというのもありそうだ。
ネット小説では爽快に感じられないエピソードを入れると即座に人気への悪影響が出るから、どこの国でも俺TUEEEEE的な展開を維持し、グダグダな展開を減らそうとする傾向が出る。

ネット小説という方向から考えると、日本の作品でも人殺し以外の部分では悪人に対して昔に比べてハッキリとさせる、主人公が報われる或いは利益を得る方向が強調されるのが昔より求められるようになってきているんじゃないかね。

キャラの活用という面でも、殺すのは何かとめんどくさい。
あと人を殺す、殺さざるを得ない展開とその後に関する強調は減ったかもしれないが、モブに関してはどんどん使い捨てられるようになってきたような気も……

殺人が問題視されるバランスの世界観ではない作品も増えた。
ファンタジーは当然だし舞台を現代にしていても、伝奇が入ればその限りではなくなる。

確かに悩むことに意味がある世界観や設定だからこそ描写されるエピソードでもあるな。

敵も殺意高いしなあ……殺さないと殺される或いは甚大な不利益を被るみたいな展開になっているとか、主人公の殺人を正当化する、正当防衛化する展開になるとね。

あとは敵に対する明確な懲罰を求める空気が強くなったのもありそう。
これに関しては倒した敵がその後改心するとか、そのまま悪さをしなくなるというのが信じられなくなったのもあるかな?昔に比べるとそういうのも現実化してしまったり情報が増えてしまったりしている。

今は死ぬってのが身近な情報になり過ぎているんじゃないか。

周囲の人間が死ぬとか死体と遭遇するとかは昔の方がよほど多かったと思うんだが。

現在のネット環境ではネットの「裁判官」が増えすぎているんだよ。求められるのは死刑か無罪。そりゃコンテンツの主人公の対応もそうなってくるわ。

ウチの国のネットの感覚だと不殺ってのがあまりピンとこないから、そういう展開が無くなったのは作品を受け入れ易くすることにつながったのだろうか……法律だとか秩序に従うのがヒーローではないし……

ウチの国のネット小説の主人公って人間や神を超える、上位的超越的存在になる、束縛されない存在になるというのが主目的だからね。ルールで縛るのとは相性が悪い。
だから例えば「オーバーロード」とかが大人気になっているのは主人公のスタンスという面でも納得できる。同時にあまりにも非人間的過ぎるという批判が出ているのも興味深い。

ネット小説系主人公はどこもそんな感じになりがちだと思うよ。
日本のネット小説でも殺して悩む系主人公は少ないだろう。

そこは「殺して悩む」がテンプレになり過ぎたのもあると思う。
日本のネット小説の事故死からチート付与されての転生というテンプレは、物語展開を加速させて見せ場に到達するための手法が確立されたものでもあるから。

日本のアニメやマンガを見ていると、ウチの国の武侠系とは違う主人公像を感じるね。
中国の武侠小説の主人公って乱世において富から盗んで貧を助けるが、その際にはバッサリと富豪(悪いヤツ的な話になるが)を殺してその財貨をある程度自分のものにした後で、残りを困窮した連中に分け与えるということになるから、殺人に関しても利益確保に関しても許容されるものがかなり違う。

ウチの国の主人公はルールに縛られないのが求められているし。
あと最近の作品を見ると、ウチの国の作品はヤバイ戦いに放り込まれる少年主人公がなかなか描けないし、子供向けは動物キャラになりがちだからなあ……

昔は主人公に一般的な思考や価値観が要求されていたけど、今では特別さが求められるようになってきているのかもね。共感する、感情移入する部分も変化しているだろうから。



とまぁ、こんな感じで。
人を殺してしまう展開に限らず「悩む展開」についての見方などイロイロと出ていました。
また本題からはちょっと外れますが、中国の定番主人公像的なものに関しても出ているのがちょっと興味深いですね。

ちなみに中国の最近のコンテンツの主人公像に関しては
以前の記事でもイイカゲンな紹介をしておりますのでよろしければご参照ください
(2016年の記事なので変化の速い中国のコンテンツ界隈ではやや古くなっている感もありますが)
中国国産アニメの主人公はなぜブタに扮するのか
中国国産アニメの主人公はなぜ平気で一般人を騙すのか

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「原作よりアニメの絵柄の方が好まれている作品ってどんなのがあるかな?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国の方ではアニメの人気に関して
「キャラクターデザインがカッコイイか、カワイイか」
という要素が日本以上に大きく影響するという話があります。

また中国オタク界隈の方でも、作品の好き嫌いに関して絵柄やキャラデザが合わない場合はバッサリと切り捨てられてしまうことが日本より多いという傾向があるそうですし、アニメ化の情報が流れた時などもキャラデザに関してかなりの注目が集まりそれと一緒に
「原作の方がキャラデザは良かった」
的な声が出るのも珍しくないのだとか。

中国のソッチ系のサイトでは
「原作よりアニメの絵柄の方が好まれている作品は?」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメ化の際には原作党から「キャラデザは原作の方が良い」みたいな声がいつも出てくるけど、逆に原作よりアニメの絵柄の方が好まれている作品ってどんなのがあるかな?
個人の感覚で良いからちょっと語ってみないかい?

今やっているアニメだと「どろろ」だろう。
時代の変化と技術の進歩が明確に出ている。

「どろろ」は原作が古典作品だからね。
それにウチの国のオタクだと原作知識や実写の知識はあっても、原作の絵柄への強い思い入れというのはあんまり無いだろう。

古典アニメのリメイク版アニメはほとんどが原作より今の感覚で良いと感じられる絵柄になっているような。
「メガロボクス」もやや古い絵柄だけど、私にとっては原作マンガの「あしたのジョー」より好みだった。

今期だと「盾の勇者の成り上がり」もアニメの方が良いと思う。

「盾の勇者」は絵にかかっている資金の差がハッキリと出ているからしょうがない。
原作小説の出版当時はまだ日本のネット小説の商業化が安定しなかった時期だからイラストもそれほど良い所が来ていないんだよ。

「盾の勇者」の装丁やイラストはそれ以前に手に入れていた日本のラノベと違ってウチの国のネット小説商業出版と同レベルでガッカリした覚えがあるな。
アニメになってやっと安心できるようなレベルになった気もする。

昔よりも原作のキャラデザの方が良いという声をよく見かけるようになっているかも……
一昔前は基本的にアニメだけしか見ないか、原作見るのがアニメより後になってからだったのも理由だろうか。

子供の頃の思い出補正やアニメから先に入ったのを差し引いて考えても、「中華一番」はアニメの方が良いと感じている。

昔の作品だと「CLANNAD」のアニメ版は原作よりずっと良いと感じた。

Key系の作品は原作が古い上に絵柄の癖が強過ぎて今の感覚だと厳しい。京アニはそれをアレンジして一般向け……いや、多数向けかな?にしていると思う。

原作が流行った時代が自分のオタクになった時代より前だとアニメ版の方が良いと感じることが多いんじゃないかな。

「ゲゲゲの鬼太郎」なんかは猫娘を除いても、最新版の方が好みだなあ。

昔自分の周りで「鋼の錬金術師」はアニメ版と原作版どっちの絵が良いかで争っていたことがある。当時はアニメ派優勢だったように覚えている。

「進撃の巨人」は明らかにアニメの方が評判良いよね。
原作の粗くて癖の強い絵のままだったらあんなに人気にはならなかったはず。

「進撃の巨人」には同意。アニメも癖は強いけど、原作の絵よりかなりスッキリしてカッコよくなっているから受け入れやすい。

「宝石の国」はCGの使い方が見事で、アニメはキャラデザや表現も含めて原作を強化した形になっていると思う。

「ワンパンマン」はどう判断するべきだろう。

ONE先生だとアニメと比較するのは、その……村田先生作画の場合はどちらが良いか決められない。

「ワンパンマン」ではなく「モブサイコ100」で考えるべきでは。

「モブサイコ100」はアニメの表現の勝利であってキャラデザではないだろう。

マンガ原作だと「寄生獣」だな。

「寄生獣」はアニメ版のキャラデザの方が良い。
あと日本だとアニメ版のキャラデザが日本のファンから酷評されていたのも印象的だった。個人的に日本との感覚の違いを強く意識させられた作品だ。

東方シリーズ……

お前、zunの絵になんか文句あんの?ちょっと詳しく語ってもらおうか。

東方は公式のアニメは無いぞ!!

「Re:ゼロから始める異世界生活」は小説版の絵は子供っぽいデザイン過ぎて苦手だった。
アニメ版の方が好み。

「リゼロ」の原作は幼女どころか赤ん坊みたいな顔だからな。アニメでかなり入りやすくなったと思う。

「リゼロ」の小説は顔が良いと感じる時と微妙に感じる時があって安定しない印象がある。私もどちらかと言えばアニメ版の方が好き。

自分はぷらしぼ先生が好きだったので、不思議とよく似ている原作小説の挿絵派です。

ラノベだと「とある魔術の禁書目録」はアニメ版の方が良い。原作の挿絵、特に旧約の前期は安定しないし軽いしで。

私が思い付いたのは「灼眼のシャナ」だ。あの挿絵と比較したらほとんどの人間がアニメ版を選ぶのは間違いないね。

私も「シャナ」はアニメ版の方が良かった。小説の挿絵は仕事が粗いんだよね。

俺はいとうのいじ絵好きなんだが……
「涼宮ハルヒ」もそうだけど、アニメ塗りの版権絵と比較してアニメの方を選ぶ人が多いのも理解できるけどな。

好まれ方に関しては絵柄に加えて塗りや処理も影響していると思う。ポスターのようにしっかり描かれた宝ではなく本編アニメ内の作画崩壊気味な部分と比較してもアニメの方を選ぶのはいないだろうしね。

なるほど……アニメのキャラデザの方が良いという作品で思い浮かんだのは「とらドラ!」だけど、言われてみればこれは自分がアニメの方の表現や塗りが好きだというのもあるような気もする。

自分の中で間違いなく絵柄で……ということだと「バカとテストと召喚獣」だろうか。

分かる。私は小説版の絵柄も良いとは思うが、どちらかと言えばアニメの方が良いと思ってしまうね。原作は絵師の嗜好が強く出過ぎて厳しい所もあったし。

ラノベに関してはほとんどのアニメは基本的に原作の挿絵より高いレベルになっていると思うんだけど。

そこは作画次第だろう。
上手い絵師(アニメーターもいる)を引っ張ってきたラノベはアニメ化の際に苦労している。それと本編アニメの動いている絵とアニメ雑誌のピンナップ絵のどちらをラノベの挿絵と比較するのかという話もある。

アニメになると癖が抜けて「一般向け」になる傾向もあるから、初見の場合はアニメの方が良いと感じる人が増えるんじゃないかね。

一般向けになるという言い方には納得だ。
「オーバーロード」の小説のイラストは絵画的でクオリティが高いのも分かるんだが、俺にはパッと見ただけでは何を描いているのか分からん時がある。
書き込み量や作画的に優れているとは言えんが、アニメ版が分かり易くて良い。

物語シリーズは好き嫌い分かれているけど、自分はアニメの方が好き。
ただ原作の方の絵も進歩しているから嫌いなわけではない。

物語シリーズは最近始まった大暮維人版の「化物語」もクオリティが高いし、どれが良いとか決められない。

「転生したらスライムだった件」は小説より明らかにアニメの方が良いだろう。
原作小説の方も悪いというわけではないが、評価や好まれ方に関しては明らかにアニメの方が強い。

小説原作なので話題としては少々ズレるかもしれないが、「転生したらスライムだった件」についてはアニメでの見せ方はともかく、キャラデザという点ではマンガ版の方が自分は好みだったわ。

「転生したらスライムだった件」については絵柄の流行や画像処理に関する時代の違いもあるような気がする。

マンガ原作の場合、長編だと絵柄が変化していくからどの時点と比べるかが難しい。
「ONE PIECE」や「NARUTO」、「BLEACH」といった有名作品も、初期のまだ絵柄が安定していない頃だとアニメの方が良いと感じるが、中盤だと原作の方が良いとも感じる。そして終盤で絵柄が先鋭化してしまうとまたアニメくらいの方が良いと感じるようになった……

「BLEACH」はアニメもマンガも評価高いからどっちが良いと一概に言えない。
あえてアニメの方が好きというなら「暗殺教室」かな?

週刊少年マンガ系はアニメの方が良いということが多いかな。ジャンプ系以外では「犬夜叉」とかも。

ちょっと前のだと「絶望先生」かな。原作者の画力が高いのは分かるんだが……

好みな所が大きいのは分かっているが私は「幼女戦記」はアニメの方が良いと感じている。原作は独特過ぎて。

同意。「幼女戦記」の小説の絵やマンガは目を引くデザインだし、作品を目立たせるという意味では正解の一つなんだろうけどね……

「中二病でも恋がしたい!」、他にも京アニ作品全般。
京アニは原作小説のイラストを京アニのスタッフが描いているというけど、アニメには及ばないね。

確かに京アニはアニメの方がどれも原作より良いキャラデザになっている。すでに出ている「CLANNAD」や「涼宮ハルヒ」、最近だと「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」とかもだ。
私は京アニ作品だと「氷菓」が特にアニメ版の方が良いと感じるかな。

「氷菓」は原作小説の古典部シリーズにはイラスト無いよ。
マンガ版は原作じゃなくてアニメ化も含めたメディアミックス展開の一つだろう。

えーと、まだ出ていないのだと……そうだ。「ポプテピピック」があった!

あれはメインキャラそんなに絵柄変わってないと思うんだが……
原作ネタのアニメ表現という面では確かにアニメの方が強かったとは思うけれど。



とまぁ、こんな感じで。
デザインだけでなくクオリティや表現も含めて、好みに関する話題が飛び交っていました。

中国オタク界隈ではクセの強い、味のある絵柄ではなく「分かり易くカッコイイ」絵柄が好まれる傾向が見受けられますし、アニメの方が受け入れやすいという人も多いのかもしれませんね。

それに加えて中国オタク界隈ではマンガやラノベなどの原作ではなくアニメから入った、アニメの方に慣れている人が多数派になりますから、自然とアニメのキャラデザの方が良いという声が多くなるのかもしれません。

もっとも、近頃は作品によってはアニメ化の前から原作を追っかけていて内容やイラストをきっちり把握しているという人も増えてきていますし、このあたりの好みや評価についても変化していく可能性がありそうですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「成長したウェイバーが弱くて驚いている」ロード・エルメロイII世の事件簿に対する中国オタクの反応

ありがたいことに
「ロード・エルメロイII世の事件簿のアニメに対する中国での反応は?」
という質問やネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

先日の大晦日特番で第0話が放映された
「ロード・エルメロイII世の事件簿」

ですが、中国オタク界隈でもかなりの注目を集めている模様です。

中国オタク界隈では「Fate/Zero」が一時代を築いていますし、「Fate/Zero」経由でFateに入った人が最大勢力となっているので「事件簿」の主人公が成長したウェイバーだということで興味を持つ人も多いのだとか。

ただ推理モノでありこれまでの聖杯戦争やサーヴァント同士の戦いとは異なる展開であることや、理解する際にFate関係の知識が必要となることもあってか作品の受け止め方についても人それぞれな所が出ているそうです。

中国のソッチ系のサイトでは
「成長したウェイバーが弱くて驚いている」
といったことなどに関するやり取りが行われていたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「ロード・エルメロイII世の事件簿」のアニメ化で0話も見たんだが成長したウェイバーが弱くて驚いている。
ウェイバーってエルメロイII世になって凛の師匠になったり、聖杯解体するという情報は知っていたんだが、あんな弱くて何ができるんだ?

自分もアニメしか見てなかったが意外に感じた所はあるね。
ウェイバーが第四次聖杯戦争で雑魚だった自分を痛感して10年にわたって鍛錬して、その結果凛の教師になったりするレベルになった。でも事件簿の第0話のアニメだとわりとダメなキャラに……

成長したウェイバーは理論だけは凄いけど実践するための能力については相変わらず大したこと無い雑魚だぞ?

戦闘力はさておき、理論に優れているのに、呪いとかにやられかけるってどうなの?
もっと強者になっていると思ったんだが……

考えてみれば、Fateだからと戦闘力に注目すると事件簿における二世については引っかかるかもな。

Fate世界では強さという面に注目していると分かり難い所も多いから混乱するのもしょうがない。
そもそも「優秀な魔術師とは」「魔術師がどうやって戦うか」みたいなのもよく考えるとハッキリしない世界だからね。
サーヴァントが剣からビーム撃ったり武器を射出しまくったりで決まるみたいな話ではないのだから。

事件簿のアニメの二世は中身が相変わらずウェイバーだというのが所々で出ていて私は面白かったけどなあ

スレ主はもしかして士郎と赤アーチャーみたいな関係を予想していたのか?

言われてみればそんな感じはあったかも。孔明はFGOでも使っているからイメージの違いに戸惑っている。

私も何だかもどかしさを感じた。
昔弱かったキャラが成長して強キャラになって……というわけではないのか……

成長はしているぞ。考察力などの能力でも、人格的にも、人脈的にも。ただ魔術を使うこと、特に戦闘力に関しては目に見えるような成長は無いというだけ。
型月世界の設定については自分もそんなに詳しくないけど、たぶんこのスレに語りたいやヤツがたくさん来て教えてくれるよ!!

キャラで言えばFGOでカルデアに召喚されたのは聖杯解体後の二世のようだし、事件簿の時間軸よりもっと後で性格の方も成熟している。
あと知力面でもバフや指揮能力に関しても諸葛亮の能力があるからアニメの方に弱さが感じられるのも当然ではあるんだがな。

そもそも型月世界で強い魔術師ってのが独特過ぎるからな……設定とアニメやゲームでの描写が結構食い違うし、勝ち負けもまた別の話になる。

Fateのアニメで出たキャラを魔術師として順番に評価するとキャスターおばさんが隔絶していて、現代に生きる魔術師で最強クラスはケイネスなんだよね。遠坂は極東のそこそこのレベルで、時計塔のエリートには及ばない、凛と桜は遠坂の血統で突発的に出てきた才能(実力ではない)を持った人間というだけ。

二世の能力に関しては魔術師としての能力と魔術師教育者としての能力を切り分けて考えて、更に魔術師としての能力も普通の魔術師としての能力や戦闘力と、分析力に分けて考えていく必要がある。

設定を語りだすとレスもスレも長くなるからざっくりとウェイバーだけの話にしようぜ……

伝統的な魔術師からは評価されない項目ですからね。ネタではなく。
本当に皮肉なのはZeroでのケイネスのウェイバーに対する評価は全くもって正しかったということだろう。ウェイバー自身は常識的な魔術師としては大成の見込みは皆無の三流。しかし教え子は全員大成。

なんかお前らの話を見た感じではコーチ系のキャラだと思えばいいのかな?
本人は試合で活躍できるわけではないが、指導者としては優秀と。

そんな感じかな。
魔術界隈でスゴイのは確かで、様々な魔術の本質を看破して神秘性を失わせてしまうことすらあり得る。ただ魔術師としての能力は低いから評価も低い。
でも勢力的には新世代が成長してどんどん下についているから目立つ。

型月の魔術は神秘性を維持できないと弱くなるという設定があるからね。
本人はずっと弱いが、理論と知識は凄いということでファンタジー推理モノにおける武器として成立する。

言ってみれば本人の知識はあるけどMPが少ないから使えない!みたいな感じだろうか。
ウェイバーはもし歴史のある家庭に生まれたならば物凄い強くなったかもしれないが、まだ三代目でMP上限低くて何もできない。

自分の中のイメージだと「レベル上限が低い」といった所だろうか。
本人は型月世界では珍しい、色んな意味で良い人なんだが甘さが残る性格で運も悪いから何かと……

ウェイバーは運だけは良いぞ。第四次も生き残れた理由として運の良さが大きい。問題はやはり魔術師としての甘さとかの性格方面だろう
あとMP足りないだけじゃなく魔術習得の条件も整っていないレベルだな。魔術を使うための前提条件である魔術刻印の歴史が浅くて弱い、魔術回路も優秀な遺伝がある血族ではないから少ない、更に親の世代が特に刻印や回路を強化せずにウェイバーに伝えたから才能面ではどうにもならないのよ。

型月の戦闘力って才能勝負だからね……更に才能ある人間がそれをそのまま鍛えていたりするから、才能無しの人間が何かに追いつくってことは無い。慎二辺りは良い例だ……!
ちなみにFGOのぐだも魔術師の才能皆無だけどレイシフト適正とサーヴァントとの親和力というかコミュ力に特化したものを持っているからFGOの条件では戦っていけてる。

ウェイバーが凄いのは魔術知識による魔術の把握と分析で、魔術の運用じゃないから教師としての才能は突出していると言えるくらい。
実際に魔術で戦うなら士郎にも勝てない。

士郎は宝具の投影がきるのだからまともにやりあって勝てる魔術師の方が少ないのでは?

士郎は魔術抵抗力皆無だからやりようによってはウェイバーも勝てると思うぞ。真正面から戦うのは魔術師として必須ではないし。
問題なのは魔術師として士郎とどっちが上みたいなレベルで語られてしまうことだ。

ウェイバーはその知識と解析能力から研究者としては物凄いレベルで、更に優秀な教師って所かね。

他の魔術師も研究はしているぞ。むしろ自分の研究だけに全力。生徒は助手にするくらいで指導するわけではなかった。
そこに分かり易く実践的な教育者として出現して教育体制を整え、行き場のなかった新世代の若手から慕われるようになったのが二世だ。魔術師としてはどうあがいても一流になれないどころか二流レベルになれるかも怪しい。

大学の研究で例えれば分かり易い。
教授本人の研究が凄い所と、その教授のゼミに入った学生が後に凄い研究する所の違い。
ウェイバーの理想は自身が一流魔術師になることだが、才能的に自分がどうあがいても一流魔術師になれないどころか二流すら厳しいのも察している。でも弟子はどいつもこいつも成長して凄いことになるから複雑な精神状態となっているわけだな。

弟子からも二流以下とバッサリ評されているからね。
ウェイバーが時計塔で評価されているのは知識量と分析力。それに加えてその分析力を活用した弟子の育成力。

どこまでが正規の設定かは分からんが、「マスター・V」「女生徒が選ぶ時計塔で一番抱かれたい男」と言われているレベルで教育方面では評価が高い。

「事件簿」は推理モノであると同時に、成長したウェイバーの内面にも注目すると面白いよ。みんなZero見てウェイバーのキャラは把握しているだろうからね。
他者の才能に深く嫉妬しつつもイスカンダルという明確な目標があるので歪まずに歩み続けているから、そこは安心していい。
あとどんどん強キャラ扱いになる故人ケイネスの扱いにも注目だ!!

アニメだけだとアレだが、いつの間にかケイネスは血統も才能もあった魔術の天才としての側面が強調されるキャラになっているからなあ……
ウェイバーは当時の自分が幼稚だったことを認識して、ケイネスに対してもきちんと評価するようになって「魔術師としては尊敬している」という認識になっているし、どんどん偉大な存在になっている。

ケイネスの設定はどんどん盛られている。アーチボルト家は魔術師の家系としてもマキリより上扱いだしね。
間桐家は臓硯の時点で魔術回路が劣化してその後の魔術刻印の移植も劣化していったわけだが、ケイネスは9代目だけど特に劣化するという話も無かった。

どの作品でもケイネスに関しては肯定的な扱いの描写になっているし、最近はきのこが設定の管理を強めているんじゃないかな。

そこは死ぬのが確定していて便利だからじゃないかな。本編に影響無いから!
ケイネス自身は明らかに切嗣を活躍させるために設定されたキャラだ。

ケイネスの死亡と二世の誕生は世界の修正力対象案件だぞ。ネタではなく公式で、時計塔関係が存在する場合は聖杯戦争の無い世界でも同じくケイネスが死んでアーチボルト家は没落し、諸々を背負った二世が出る。(橙子が言及している)
だからケイネスは優秀である要素がどんどん出るが、それとともに世界に死亡を確定されていく気の毒な存在だ!



とまぁ、こんな感じで。
軽めの疑問に語りたい人がたくさん出現していました。
この調子で「事件簿」のアニメが本格的に始まったら質問とそれに対する長文レスが飛び交いそうな気もしますね。

近頃の中国オタク界隈では随分とFate関連の知識が蓄積され、中国語ベースでアクセスできる情報にも事欠かないといった状態になってはいるものの、知識の個人差は日本と比べてかなり大きいという話も聞きます。
「事件簿」のアニメに関しては中国オタク界隈でアニメだけは見ている層や、FGO経由でFateを認識している層からどういった反応が出てくるのかというのも気になりますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「なぜ異世界召喚されるのは普通やそれ以下の能力の人間ばかりなんだ」

有難いことにネタのタレコミと質問をいただきましたので今回はそれについてを。
ここ最近の新作アニメでは
「転生したらスライムだった件」「盾の勇者の成り上がり」
といった異世界召喚的な要素を持った作品が中国オタク界隈でも人気になっていますし、そこから日本の作品における異世界召喚ネタのお約束に関する考察が行われたりもしている模様です。

中国のソッチ系のサイトではそういったネタの一つとして
「なぜ異世界召喚されるのは普通やそれ以下の能力の人間ばかりなのか」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメも増えてきた異世界召喚系の作品だけど、なぜ異世界召喚されるのは普通やそれ以下の能力のばかりなんだろうな。
英雄とまでは行かなくとも、現実社会で優秀な人間、何らかの熟練者やスキル持ちを呼べばいいのにと思ってしまう。

同感だ。
別の世界から勇者召喚しなければならない状況なのだから、条件の許す限りできるだけ強い人間を召喚した方が良いのにとは思う。

普通の人間じゃないと作者が書き難いってのもあるだろう。
中途半端な専門描写はツッコミを招き作品評価を落とすことになる。

召喚されるような人間は既に普通の人間ではない、そこに特殊能力までつけるとコストが跳ね上がるんだよ!

つじつま合わせ的にちょっと考えてみたが……大体の作品は自分の世界で人材育成できないから外の世界に丸投げするわけだが、呼んでくるだけで条件絞って呼ぶみたいなことはできないケースが多い。そうなると、普通の人間が選ばれる可能性が上がる。
まぁ能力とか性格とか色んな意味で普通じゃないのも多いけどね。

他の世界の人間レベルの技術や知識で問題解決できるかも怪しいから、ファンタジーな不思議パワーの有無に焦点をおいて選ぶのもしょうがない。

精神的にヤバイものを抱えている強者を呼ぶとそれはまた別の問題を発生させることになる。
それに召喚する側が善良でないことも多いから、強過ぎる召喚対象というのは扱いに困る。呼ぶ側にとっても、話を書く側にとってもね!

異世界召喚とかソシャゲのガチャみたいなもんだから。
その世界で発生している問題、魔王を倒すとかに必要とされる、使える能力を持っているのが当たり。現実世界の熟達したスキルについては評価基準やレア度にあまり関係ない。

英雄ばかり呼んだらどうなるかについては「ドリフターズ」を見てみよう。

主流ではないし、異世界とのゲート開いちゃった系の作品が多くなるが軍隊召喚とか軍人召喚もスキル持ちだよね。

優秀=世界を救うのに役立ってくれるわけじゃないし、頭が良すぎるとコントロールできないからね……
むしろ能力よりも「良いことをしている」と考えて働いてくれて感謝とともに送り返して終わりにできそうな性格、雷峰みたいなの狙うのが良いんでないかね。
(訳注:雷峰は中国の有名な模範兵士で、若くして殉職したもののその奉仕精神が高く評価され、「雷峰に学べ」というキャンペーンなどが中国社会や学校教育で行われています)

最初から強キャラを召喚するか、召喚する過程で強化するか、召喚した後に鍛えるか、どれも書き方次第ではあるが……

最初から魔法チート持ちを召喚した「異世界魔法は遅れてる!」だっけ、あれも結局やることはそんなに変わらんし、先に持っているか後付けするかの違いでしかないという見方もできるかな。

専門的なスキルの有無は作品の良さに直接関係するわけじゃないからね。設定の面白さやキャラ造形の説得力には関係するかもしれないが、面白さに関係するとは限らない。
転生する際に神様からチートスキルをもらっても、前世で鍛錬していてその道の達人になっていても、異世界に持ち込んで使う以上使われ方や価値に明確な差は出ないとも言える。

現実世界ベースの能力やスキルが通用し過ぎると異世界のありがたみが薄れるし、現実世界に基づく諸々の問題も意識されるようになってしまう。
魔法などのファンタジー的な神秘っぽい何かでふわっと解決できるようにするくらいでいい。ファンタジー世界までいって現実世界の問題に対処しないといけないなら、何のためのファンタジーかということに。

そういう現実ネタを持ち込む、ツッコミ入れるのも嫌いじゃないが、そういうのはたまに出るパロディだから価値があるわけだしね……

「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」とか、ネット小説の流行以前のラノベでも召喚系で強い人材を召喚するパターンの作品はあるな。

実際の所、現実世界でどうったのかというのは本編の面白さにあんまり影響しない。どんなスキルを使ってどう活躍するかが重要。

結局は読者が普通の人間とかオタクだったりするから、感情移入しやすくするためだろう。

大体はそこに行きつくよなあ……作者も読者も一般人だからってのが大きい。商業的にも制作的にも。

専門的な職業だったりスキル持ちだったりすると、そっちの方面の知識が必要だからね。

ゲームのスキルは持っているから……
オタクの知識も持っているから……

転生前の社会経験、仕事の交際スキルや営業スキルなんかを能力扱いしていいならスキル持ちは結構多いと思うぞ。
極端な言い方すれば「自分は精神年齢的には何十歳だから〜」の中に含まれるスキルパックみたいなもんだしね。

現代社会ベースのスキルだと、制度や設備や素材が整っていない異世界でそのまま使えないことも少ない。
だから知識(ネットで調べるレベル)があって、それを現地の技術者や官僚に丸投げしていくのが定番になる。

召喚する際に余計な知識があっても困るんだよ。
召喚された状況に納得せず、交渉したりクレーバーな形の反発を始めたりして話が進まないのも困る。

そもそも、誘拐(勇者召喚)して魔王と戦わせるという展開だから、あんまり特殊で強いのは困るだろう。上のレスにもあるけど召喚した側がコントロールできる範囲じゃないといけないわけで。

話の都合と整合性で考えると「召喚された世界から帰る気が無い」という人物の方が望ましい。そうなると有能で職業経験があって特殊なスキルも持っているようなのは扱いにくい。世界観の矛盾を意識させるのも危険!

魔王倒した後の処遇をどうするんだ、みたいな話もついてまわるからな。
そっちを重視するとダークな復讐系になりがち。

有能な人間=現実世界でも活躍しているということになる。不遇をかこっているにしても、現実世界での逆転や復讐を望んでいない理由やキャラ付けが欲しくなる。

そこは転生で死んだ設定にすれば何とかなるような気もする。
ただあっさり異世界の生活に切り替えるような性格のキャラにする必要も出るかな?

強いヤツがなんで簡単に召喚に応じるのか、従うのか、大した代価無しで働くのか。

召喚だけが意識されがちだが、召喚と契約(交渉にしろ支配にしろ)を成功させないといけないからね。雇用契約の条件を細部まで詰めるような実務経験者が来るとめんどくさいだろう。一発ネタなら面白いが。

「勇者互助組合 交流型掲示板」だったかな。常にというわけではないが、そういう設定にツッコミ入れまくってネタにしている作品はそれなりに出ている。

召喚側の優位さと武力をちらつかせる状況で押し流すようにしている作品も多いけど、そうなると運用効率や造反の問題も……

サーヴァントの召喚を考えてみると分かりやすい。
強いのを召喚するとコントロールできない。それどころかオジマンディアスなんかを召喚したらマスターが怒りの対象になって即殺されるし、金ぴかを召喚しても愉悦される。

世界の法則や条件が同じとは限らないし、片方の世界で成功した人間がもう片方の世界でも成功するツワモノだとは限らない。
経験が邪魔をするという可能性すらあり得るし、一般人を召喚して適応させていくのも悪いわけではない。

現実世界に縛られ過ぎるとつまらないしね。
そういう意味でも一般人を放り込んでその世界で好き勝手してルールを破る、或いは作らせる方が楽しくなる。

うーむ……読者が普通の人間やキモオタだからだろとか思っていたが、説得力の問題も考えられるわけか……興味深い流れだ。

いや、そういう部分も間違いなくあると思うよ。一昔前のハーレム系作品の主人公が特別なものが無い普通の人間なのに「やさしい」だけでヒロインにもてていたようにね。
またそういう主人公は今ではあまり受け入れられていないし、見る側の変化や、どういう設定や展開だと爽快な気持ちで見ていられるのかといった方面に関して分析するのも面白いぞ。



とまぁ、こんな感じで。
定番の世界観だけでなく、異世界ネタを活用した作品の構造についての考察なども出ていました。
それにしても最近はアニメに加えてマンガ経由でもその手の作品が入っていることから、随分とイロイロな作品の名前が考察の材料として挙がるようになっているような……

中国オタク界隈にはこれまでも様々な「オタク向けコンテンツのお約束的展開」が入り、分析され現地のネタ化されてきていますし、最近増えている日本のネット小説出身の作品特有のお約束的展開が、今後中国オタク界隈でどのように受け止められていくかというのは興味深い所ですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本では女性に対してカワイイという言葉を使うと嫌がられたりするのか?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

日本のコンテンツに日常的に接している中国オタク界隈では日本語能力のある人も珍しくありませんし、日本語の使い方について、それも作品内での使われ方から現実の日本社会での使い方までイロイロと話題になったりするのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそういった日本語ネタとして
「カワイイという言葉を日本の女性に使って嫌がられる可能性は」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元混じりのネタで悪いが、日本では女性に対して「カワイイ」という言葉を使うと嫌がられたりするのか?

二次元ネタを現実に持ち込むなという話を聞いたことないの?

アニメのセリフや演出、心理描写は創作特有のものだからあまり信用するのはどうかと思うが。

それは分かるんだが、一度リスクを意識してしまうと不安になってなあ……
今度仕事で日本から人が来るんだが、その中に女性もいるから、嫌がらせセクハラに取られる発言をしてしまわないかと気になってきて。

仕事の付き合いか。
一般的な交流であればカワイイという言葉を使っても特に問題ないと思う。日本語の授業でも特にその手の問題のある使い方の存在する言葉とはされていなかった。

しょうがねえなあ、リア充には全く縁の無い俺が一緒に考えてやるよ!
二次元だと基本的にはロリキャラや年下系に対してカワイイというと反発されるな!逆にお姉さんキャラに言うと好感度上がるぞ!様々な作品の描写や選択肢の結果だから間違いない!!

全然あてにならない……

自分で言うのはともかく、他人に言われるのは嫌う印象が?

作品の中で「カワイイ」が使われるのは、ストーリー上の便利さ、話をつないでいく際の使いやすさからだけで現実世界ではそこまで使われない。

使っても問題ないよ。
日本語の「カワイイ」は容姿が良い、キレイという意味でも使われているから言葉そのものに対しては貶す意味はない。例えばクラスに美人の転校生が来た時に言うのも「カワイイ」だ。

発音がコワイやカワイソウで似ているから好まれない所もあるのでは。

何の番組か出てこないがテレビで日本人の女性のゲストが
「日本では女性に対して安易にカワイイと言ってはいけない」
「特に仕事をしている女性に対してカワイイというのは極めて失礼な行為」
と言っていたな。

嫌がられるのが二次元の強調かと思ったら、日本社会の大衆の感覚でもそうなのか。

「仕事をしている女性に対して」ということだと、女権主義的な所に引っかかる可能性もあるんだろうな……

むしろその言葉以外にどんな言い方をすればいいのかという状況も少なくないんだけど。個別に褒めるのは何か違うだろうし。

ならば二次元から学んだ万能の言葉「やさしい」を使うんだ!!

日本では誉め言葉の中では女に対してカワイイ、男に対してはヤサシイを使う割合が最も高いはずだが、そうじゃないのか。

二次元だと男は「やさしい」と言われるのを、女は「カワイイ」と言われるのを嫌がるんだぞ。

俺はリア充じゃないし二次元の反発は単に恥ずかしい、ツンデレ的なケースもあるが一般社会だとどの程度反発されるのがよく分からんな。

日本語の「可愛い」の語源は中国語の「可爱」だし使い方はそう変わらないと思うんだが。例えば容姿の微妙な人間に対して「可爱」は使うけど「好看」は使わないだろう。

日本語のカワイイが中国語の「可爱」が語源というのは複数ある説の一つで、古語の「かはゆし」から変化していった言葉という説もある。変化の途中でいたわる意味も入ったから「かわいい」と「かわいそう」という二種類の意味になっているとも。
日本語の言葉ってあとから漢字あてた和語もあるからヤヤコシイのよ。

容姿が微妙な人間に対して使われない?そこら中で好看とか美女とか使われているぞ!

男に対してはヘンなのに対しても「カッコイイ」みたいなこと言うけど、それに近いんじゃないか?人によっては皮肉に受け取って不快になる。

「カワイイ」がだめなら「キレイ」が良いのか

そっちはカワイイほど汎用性が無いし、軽く使うのは難しい。女性に対して面と向かって使うと口説いていると取られる可能性が出るぞ。

日本人の集団って時々カワイイと言うだけマシンになることがあるから、ネガティブな要素はそんなに無いと思うんだけど。

男がカワイイと言われたら不快になるのは分かるが……

美男や美女とか、使われ過ぎて意味が変わってしまったとかじゃないか?

そういう変化で言うなら美男よりも「帅哥」じゃないかな。
あと容姿の微妙な人にそういう言葉を使うと不快にさせることが多いのは確かだね。

カワイイって小さい物に対しても使うから、身長を気にしている(高低どっちも)人には言わない方が良い。

キモオタには言われたくないというだけでは?
こういう言葉は誰が言ったかというのが重要だ!

ほめておけばいいと安易に考えて使っていると怒られるよ。例えば先生に「君は頭が良いね」と言われて、その通りに受け取れるかい?

カワイイという言葉を使うのは、そんなに美人ではないという意味にもなるから難しい。

シチュエーション次第だが、日本語では「カワイイ」という言葉は子供に対してよく使われる形容詞だから、子ども扱いということで不快に思われることもある。

私もそう理解している。
子供や小さな動物に対して使うニュアンスがあるから、そっちを強調した付き合い方だとか、子供っぽいのを気にしているキャラだと反発されるという感じじゃないかな?

こっちで「小学生」と言って他人を罵倒するようなものと同じだろ。

「小学生」は相手にレッテル貼ってマウント取る言葉だから、それよりは軽いと思うが……

クール系や大人っぽさ、カッコ良さを重視しているタイプも「カワイイ」と言われる、或いはカワイイ物を嫌う印象があるけど。

カワイイは褒めているけど無難な言葉。日本語では美しい、美人とかとはまた違う。
あと「モテる」的な評価と外れる、「面白い」的な評価の可能性もある言葉だから人によってはカチンと来るんだよ。

「やさしい」「良い人」と似ている所もあるんじゃないかな。似たような無難な評価で本当に良いものに対しては使われないという言葉。

良い所が見つからない男性に対して「やさしい」「良い人」といって、女性に対しては「カワイイ」とするのでは。容姿以外の部分についても解釈でカワイイにできるから。

基本的にカチンときているのは容姿についての意味だし、物に関してであれば大丈夫だと思う。
ただ容姿や服装に関しては反発が来る可能性があるからそっちの方でのコメントを控えておけばいいんじゃないかな?



とまぁ、こんな感じで。
日本語の使い方だけでなく人付き合いの際の言葉の選び方についてなどイロイロな方向に話が飛んでいました。

日本語の「カワイイ」という言葉に関しては、中国語にも「可爱」という言葉がありますし使い方も似たような所があるので、人によっては悩み過ぎてしまう所もあるとかなんとか。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「VTuberの良さや強みって何?これまでの三次元的なやり方とどう違うの?」

ありがたいことに
「中国でもVTuberが人気となっていると聞きますが、中国のオタクの人はどういう認識なのでしょうか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

最近の中国オタク界隈ではVTuber関係のやり取りを見かけるのも珍しくありませんし、現在の日本でのVTuberの有名どころは大体把握されているような印象も受けますね。

ただ比較的新しいスタイルということもあってか、分かる人と分からない人ではっきり分かれているような所もあるのだとか。
中国のソッチ系のサイトでは
「VTuberの良さや強みって何?」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近VTuberの存在感がどんどん強まっているし、関連スレやまとめスレなんてのも目に付く。
ただ自分はどうもVTuberの人気がよく分からない。VTuberの良さや強みって何?これまでの三次元的なやり方、動画配信やUp主や実況とどう違うの?

外見が安定しているからとか?言ってみれば容姿の問題。

中身がより二次元寄りになっているとでも言うか……二次元ネタを扱うのではなく、喋る側も二次元的になっているから「設定」を更に極端にできるし、それを受け入れやすいんだよね。

ホンモノよりもこっちの求めるAIキャラを上手に演じてくれる存在。
実は中の人がいて演じているが、それは別に見ている分には問題ないんだな。VTuberを見ていて、自分は別にAIの進歩を求めていたわけではないと気付いてしまった。

ちょっと気になるスレ。
Vtuber興味ない自分としては被り物やマスクして実況するのとどう違うのかがいまいち分からない。

既に書かれているが、全部二次元的になっているから逆に入りやすい感じかな?

今までのものとそこまで大きな差はない気もするが、ファンが中の人を気にしないのも一つの特徴だね。
中の人がおっさんだとバレてもアクシデントをネタにして見なかったことにしてくれる。

伝統的な配信だと現実の人間の顔出しではあるけど結局は演じる、キャラを作ってやっていく必要があったけど、VTuberは「設定する」だけでいいからキャラそのままを打ち出せる。これは伝統的なやり方の人間のキャラをアピールしていくのとは結構違う。

特に有利な所はないと思う。新ジャンルで活発ではあるけど。
あとキズナアイというハッキリとした成功例が出てジャンルを開拓したから、それでやる方も見る方も新人が流れ込んでいる所もある。

実際、本当に人気なのは日本のトップクラスの数名だけだからね。
ただ外見とキャラ設定のおかげで個人的には動画を見る際のハードルはかなり下がったと感じた。あと作る方も3次元に比べれば楽だろうなと。

あまりヘンなファンやめんどくさいファンがいないから……
新人が気楽に入っていける。

やっている側の理由としては現実と違って叩かれにくい、現実やネット上の生活に影響が出にくいというのもあるね。
現実の人間が顔出しで不特定多数にやると、どうしても日常生活への影響が出るから、無意識にブレーキかけたりしてしまうし、現実の人間のイメージと重なって不快に受け取られたりもする。

やっている側の理由で言うなら、表現のためのコストが低くてしかも好き勝手にやれるってのがあるね。今の時代、ネット配信も安っぽいとそれだけで否定されるし、他と比較してダメということになるが、VTuberだとそういう問題が少なくなる。タダになるわけじゃなくても安くなってやれることが多くなるだけで全然違う。

ネタにするアイテムの3Dモデルを表示して違和感なく動画を進行していくとか、伝統的なやり方では不可能だった。
実物出すのが難しい、金がかかり過ぎるようなネタもあるからね。背景セットにアイテム、人間の衣装とかのコストを大幅に削減してそれを自前の演出につなげられるんだから強いわ。

現実の人間だと、人気になっていくとキャラ崩壊したり私生活が出たり、スキャンダルとか汚い所も目立つようになって来るからね。
そういう「キャラ崩壊」を避けられる、気にしないでいられるのが個人的には嬉しい所かな。

VTuberが優れている所なんて何もないと思うがな。
自分はやはり本物の人間の方が良い。VTuberなんて全部偽物だ。

まぁ「virtual」な存在だから虚構であるのは当然だな!
もっとも、ネット配信でアイドル扱いの人が整形や加工をやっているのを考えるとVTuberの方は二次元というのが明確だからまだそっち方面の心配する必要が無いという見方も可能だ!

VTuberは作り物だと先に提示してくれるから、逆に余計なことを考えずにキャラや動画の中身を見ていられるんだよ。

「現実の人間の出演者」も嘘が無い、作っていないわけじゃないからな。
私なんかは最初から作り物だと世界観のルールを提示してくれる方が楽だ。現実の人間だと生活や欲、人間関係が露骨に透けて見える時もあるから嫌になるときもある。
もちろんVTuberの運営にそれが無いわけではないけど、キャラを通して軽減されるのも間違いない。

バーチャルじゃない方はアイドル化、商業化して更に中国での人気と集金体制に特化し過ぎてきて慣れてくると背後が理解できてしまうんだよ。
VTuberはその辺をあまり気にしないで楽に見れるのがありがたい。字幕経由だからこっちに入力される情報もそこまで尖らないし!

VTuberも背景やなかの人関係のドロドロはあるだろうけど、所属変更や引き抜きによるゴタゴタはこっちの動画業界ほどクッキリっと意識させられることはないから楽。
これは中国から見ていることによる距離も関係しているのだろうけど。

中身でも外身(二次元スキン)でも注目を集められるのは強い!
あと中身で勝負できる人間にはこれまで活躍の場が無かったから利用可能な人的資源も多い!

俺は特にVTuberが良いとは思えないし、流行が過ぎ去ればあっさり消えていくと思うんだけどね。

一時的な流行による後押しは間違いなくあるけど、ネットのパフォーマンスとしては安定してきた感もある。
私がVTuberを見ていて感じるのは「中の人」の能力が高い(色んな意味でね)ということだね。これは個人で直接始める動画の方だとちょっと珍しい。外見による選抜が無いからだろうか?

Vtuberも企業とか商業的な意図は入っていると思うけど、表への出方が違う気がする。人を前に出すのと中の人の存在するキャラの違いでもあるのだろうか。
それとこっちに本格的に広まる前に、日本国内での選抜を通過しているのも無視できない要素だ。中国の環境と字幕でも見れるようになるのは、人気になった後のVtuberが多いのだからね。

そこは過去のアニメやマンガと似たような所があるのかも?
雑誌連載の人気争いなんかはウチの国にはあまり伝わらないし、実感できない。

VTuberの有利な所?それは二次創作がたくさんできることだ!これは三次元の伝統的なやり方では厳しい。

それには同意する!
同人も無いわけではないようだが、Vtuberのような二次創作まではなかなか到達していないんだよね。

オタクが自分で「娘化」するわけだから、そりゃオタクウケするよ。
優れているかどうかは知らんが、中の人をやってる方もイロイロ楽しんでいるのは特徴の一つだろう。

普通に伝統的な方向でやる動画よりもイロイロなネタができるからね。3Dモデルやキャラ設定の使いやすさもそうだし、簡単な素材で様々なアイデアを放り投げてくる。
たださすがに最近は量産系VTuberが増えてあまり尖った面白さは出てこなくなっているが……

ヘンな話だが、現実路線でやるよりも可能性を感じられる。ファンタジー寄りのヘンな設定とか、テレビの児童番組にもあったしそんなの見たら冷めるんだが、VTuberはなんかいける。
見ている方は作り物の設定だとみんな知っているのに、その設定を受け入れて楽しんでしまうのは我ながら不思議だ。

いつの間にか実況も出てきたし、イメージも重なってオタク界隈だとヘタな実況を駆逐しだしている感もある

「実況スタイル」のコンテンツを見たいという人も多かったのかもね。人が増えると視聴者一人一人がリアルタイムに双方向的なやり取りを感じるの難しくなるし。

二次元寄りという独自の世界観に加えて、配信のタイムラグ、交流の手間、言語の違いといった適度な「距離」があるのも良いんじゃないかな。
あと人気が納得できないという人は、過去にウチの国で人気になったニコ動の歌い手を思い出してみるといい。

確かに。あれは一時期凄かったよね。こっちでライブやって会場が普通に満杯になっていた。
そういう前例を考えると、二次元を発端に独自の支持層ができて商業展開可能なレベルになる流れになってもそこまで不思議ではないのか。

大成功した場合の範囲や収穫はやはり普通の三次元な動画、Youtuberとかの方が強いと思うよ。
でも一般向けではなく、オタク向けで、新人が特定のファン層を手堅く確保するとなるとVTuberは強い。

直感的に分かる有利さはやはり制作コストだろうな。
今の時代、動画配信で評価されるには場所に道具に人員に時間をきっちり使わないといけないし、使いまわしもそんなにできないから、クオリティの維持も厳しい。
それに対してVTuberはモデルと背景があればいい。もちろん良いのを揃えるのは簡単ではないけど、参入のハードルはかなり低い。

でもVtuberも段々と新人が個人や小規模で参入できる感じではなくなってきているし、商業化が強まっているんだよね。それ伴う醜聞も流れるようになってきているからジャンルとしての先行きは少々不安。

コストが安いってことは企業も投資しやすいってことだからね。実際、日本では企業コラボ的な展開や、背景の企業がハッキリとしたVTuberも増えてきている。

ここまでVTuberの強みというのは幾つも出てきたけど、やはり自分としては「容姿のハードル」が無いということ、それから虚構ゆえに現実との連続性が無いということだと感じている。
オンラインになれば存在するが、そこから切断すれば存在もまた消える。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈におけるVTuberへの認識や、受け止め方などイロイロな話が出ていました。

上のやり取りにもありますが、過去にはニコニコの歌い手の方が中国オタク界隈でアイドル扱いになり、現地のイベントの外国人ゲスト枠として重宝されていた時期などもありますし、ネット経由で存在感を増していく日本系コンテンツというのは過去にも様々なものがありました。
VTuberも現在の中国オタク界隈における話題性を考えると、現地展開方針やリスクの管理など難しい所もありそうですが、イロイロな需要もありそうですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国の2019年1月新作アニメ公式配信状況

またまた遅くなってしまいましたが、中国の動画サイトにおける1月の日本の新作アニメの配信状況を以下にまとめさせていただきます。
今期はほとんどbilibiliのみが配信している状況のようですね。


愛奇芸(iqiyi)
けものフレンズ2
3D彼女 リアルガール 第2シーズン
聖闘士星矢 セインティア翔


10月新作で2クール以上の作品は配信が続いていますが、1月開始の新作についての動きは小さくなっているようです。
以前の記事でも少し書きましたがiqiyiは2016年頃にも日本の新作アニメ配信からほぼ撤退したような時期がありましたが、また何かしらの方針転換があったのでしょうかね。
(2016年の時はその後中国国内における韓国系コンテンツの規制や自主規制が発生したことから、iqiyiに限らずその穴を埋めるため結果的に日本のアニメも確保する流れになったという説もあります)


テンセント
デート・ア・ライブIII


テンセントも今期は目立った動きは無いようです。


bilibili
雨色ココアside G
W’z
上野さんは不器用
エガオノダイカ
かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜
グリムノーツ
ケムリクサ TVシリーズ
けものフレンズ2
五等分の花嫁
デート・ア・ライブIII
同居人はひざ、時々、頭のうえ。
どろろ
CIRCLET PRINCESS
盾の勇者の成り上がり
BanG Dream! 2nd Season
ピアノの森 第2シリーズ
B-PROJECT〜絶頂*エモーション〜
ブギーポップは笑わない
不機嫌なモノノケ庵 續
明治東亰恋伽
マナリアフレンズ
モブサイコ100 II
約束のネバーランド
revisions リヴィジョンズ
私に天使が舞い降りた


以上です。
内容的に中国で配信できそうな作品は大体押さえられているようですが、実質bilibiliのみという状況になっていますし、今後の中国における日本の新作アニメの配信状況がどうなるか、イロイロと気になりますね。
深夜枠ではない一般向けで話数のある作品についてはまだ配信が続いているようですが、中国の動画配信界隈の空気や景気も変化していますし、日本のアニメの配信についてもずっと変わらない状態とはいかない模様です。


とりあえず、こんな所で。
一応気を付けてはいるのですが毎回抜けや間違いが出ております。そんな訳でいつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アニメ化される基準というのがよく分からない。」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では大きな話題になるのは基本的にアニメ関係或いはアニメ経由のものです。日本のアニメ化の動向に関しても常にアンテナが向けられていますし、
「何々のアニメ化が発表された」
的なニュースはすぐに広まります。

しかしそういった日本のアニメ化情報を追いかけていると、日本でアニメ化が決まる過程、どういった作品がアニメ化されるかといった事情についての疑問も出てくるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「アニメ化される基準は何なのか」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「アニメ化される」基準というのがよく分からない。
最近少年ジャンプ史上最も速いアニメ化作品として「ジモトがジャパン」というのがアニメ化になったけど、なぜアニメ化に至ったのか自分には分からなかった。
当然「人気が高い」のが理由の一つではあるのだろうけど、それ以外はどうなっているんだろう?

アニメ化に関して必要な基準や要求みたいなことに関する疑問は絶えないよね。
この作品がなぜアニメ化されるのか、逆にこの人気作品がなぜアニメ化されないのかとか。

この作品をアニメ化するくらいならあの続編をアニメ化してくれよ!みたいなのもあるな!!
自分もあのリーゼント主人公のマンガはよく分からんが、アニメ化前提の企画とかだったんじゃないか?
連載作品やゲームのアニメ化についてはスポンサーのその時の気分や好み、人気の広まり方、運など色んな要素が影響していると思う。

アニメ化については作品そのものよりも、関係者の功績のためにアニメ化したようなのも少なくないからなあ……人気だけで決まるものではないのは間違いないだろう。
あとアニメ化を餌に盛り上げる、宣伝用のアニメ化前提でのIP展開なんかもあるな。

そういえば日本のアニメって、アニメ化の話題で釣ろうというケースは少ない気がするな。そういう所からもウチの国とは市場の傾向が違うのを感じるわ。
もちろんそれなりに見かけはするけど、ウチの国のようにPVで話題にして株価や関係者の功績の材料にするのが溢れているというわけではない。

アニメ化?版権持ってる所が金を出すかどうかだろ。

日本のアニメはそっちよりも「金が稼げるか」、少なくとも商業的に成功する可能性があるかが重視されている。
もちろんスポンサーが金を出すのは重要だけど、その目的は作品が稼げるかという意図が強い。

日本のアニメは宣伝よりも商品という意味が強いからね。ちょっと前まではディスク売り上げ、今はそれに配信ライセンスが関わるようになってきているから、ウチの国のように話題性で株価つり上げという戦略とは違う。

「人気が高い」っていうのは、「金を稼げる」という意味でもあるからね。

ケースバイケースだろうし、時代による違いもあるから一概に言える問題じゃないな。
だが優秀な作品がアニメ化されないのに、毎年たくさんゴミのようなアニメが量産されているのは否定できない。

金儲け、売り上げってそんなに関係あるの?
「メガロボクス」や今期の「どろろ」辺りは明らかに金儲けに見えないんだけど。

「メガロボクス」は原作の「あしたのジョー」の50周年記念に関係した制作だな。
「どろろ」はよく分からんが過去にも映像化されているし、版権獲得可能でそこそこ稼げそうで制作会社の強みが発揮できそうだから作られたとかじゃないか?

金は一番重要だけど、それ以外にも様々な判断材料がある。大儲けにならなくても採算がとれる、アニメ以外、宣伝効果や関連商品の売り上げも含めて得になるなら制作にGOサインが出る。ディスク売り上げ爆死した作品なのに続編が作られる時の理由の一つがこれ。

でもその判断基準が謎だ。ならなんで毎年こんなに多くの爆死アニメが出るのか……上層部の判断ミス多過ぎないか?
まだ単純に人気の作品、ランキング上位作品とかからアニメにした方がマシに見える。

今現在の日本社会やオタク界隈で大人気の作品のIPをそのまま使えるとは限らないからな。ライセンス費用の問題もあるし、作者の意向やどこが権利を確保しているかという問題もある。
アニメも基本は投資の一種だが、投資できる条件の中でアニメ化する作品を決めなければならない。

アニメ化に関してはアニメ会社からオファーが来るのか、出版社から企画を出すのかがよく分からんな。
どっちのルートもあるんだろうけど。

その辺りに関しては制作委員会の構成を見ると分かるという話も聞いたことがあるが、自分では判断できない……

企画を投げることに関しては原作側からのものもあれば、アニメ化にあった作品を探している側からのものもある。
こういった流れに関しては実写化とそんなに変わらないだろう。

出版社とかが自分から投資してアニメを作るケースや、何らかの賞を取ったりして声がかかるケースがある。賞を取るというのを人気が高いと言い換えても良いな。ただそういうのが必ずしもアニメの原作やファン層にとって良いとは限らないけれど。

背景になる企業が大きければそれだけアニメ化の機会も増える。マンガなら集英社や講談社、あと小学館とかの大きな出版社。オタク向け、ライトノベルなら角川書店だろう。
そこでの競争に勝って人気が出れば大体はアニメ化まで行く。あとこれは二作目以降の話になるが、名声の高い作家の作品はストーリーがたいして進んでいなくても優先してアニメ化される。

作者が有名なのはアニメ化にそれほどつながらないんじゃないか?
アニメ化作品が複数ある作家についてはどちらかと言えば掲載雑誌、バックの資本や媒体における人気によるものが大きいと思うけど。(もちろんそこで人気になることが簡単ではないが)

少年マンガに関しては「バクマン」で描写されている内容がそこそこ参考になるんじゃないかな。
現実ではもっと複雑だろうけど、少年誌連載作品のアニメ化の機会や流れについては把握できるかと。

人気よりもスポンサーがつくかどうか、企画とのマッチングの方が結局は重要。
このスレの最初に名前の出た「ジモトがジャパン」なんかは人気もストーリーも絵もパッとしないけど、日本が現在推し進めている観光産業振興の流れに乗れる作品だったからジャンプ史上最速でのアニメ化になれた。

こっちで「人気があるのになぜアニメ化されない」と言われる作品の中にはアニメ化に向いていないのも割とある。
アニメ化についてはまず人気の高さが必須だが、それに加えてその作品が社会に悪影響を与える、一般社会の感覚で批判されるような部分が無いのが望ましい。もちろん「完全に健康な」作品というのは無いだろうけど、アニメはテレビで一般視聴者が見るものだから問題点の多少は重要な判断材料になる。

作品周辺の問題については、は作者に関する事情もあるね。
炎上したり犯罪をやらかしたりしていたらアニメは難しい。連載までは復活できるようだが。

やらかしたこと次第、そして人気が高いこと前提だろうけど、ある程度の時間が経てば大丈夫になるケースもあるぞ。
「トリコ」の作者は過去に買春でとっ捕まっているが復活してアニメになった。あと「ちはやふる」の作者も盗用で大炎上して打ち切り絶版までいったけど復活してアニメ化と実写化まで行った。

結局は運だよ。
金持っているお偉いさん達が金を出してくれるような機会にぶつからないとダメ。運が悪いとアニメ化にぴったりの時期にアニメ化の声がかからずにそのままだ。

でもアニメ化が良いとは限らないんだよね。
日本のアニメ化って作者に対する直接的な利益はアニメ化に伴う増刷くらいで、作業量だけ増える。それ以上の収入はアニメが当たったことによる関連商品のライセンス収入だから、アニメが爆死したらそこで終了。そうなると作者が燃え尽きてしまうし作品にとっては良い影響とはならない。

その作品の連載媒体、IPを持っている企業にもよるね。
アニメ化後はさておき、人気作品の少ないマンガ雑誌やライトノベルレーベルだと、比較的容易にアニメ化される傾向もある。
もっとも、それがアニメの成功につながるとは限らないが……

オタク向け、深夜アニメについては人気の他に出版社や雑誌の影響も強い。
アニメ化って作品単体だけでなく、連載している雑誌や出版されているレーベルの宣伝材料としても活用されるんだよ。所属している媒体内で、アニメ化される枠を競っているという見方もできる。

それは何となく分かる。
「異世界はスマートフォンとともに。」でさえもアニメ化されたが、あれはHJ系列での選択の結果という面もあるらしいからね……

あれもレーベルを見るとなあ……HJでアニメ化できる作品となるとそういう選択になるのもしょうがないのが見て取れるけど、同時になんか微妙な気分にもなる。

ちなみにウチの国で炎上してアニメ化取り消しにまでなった「二度目の人生を異世界で」も同じHJ系列ではトップクラスの人気で、出版された巻数とかを見てもアニメ化は自然な流れではあった。あくまでレーベル内の話だが。

「異世界はスマートフォンとともに。」は評価低いけどウチの国でもわりと「稼いだ」作品だからね。その流れでウチの国の市場への展開もあったんだろうけど、炎上前後の出版社の対応を見ると手抜きで稼ごうとしてやらかしたようにしか見えない。

アニメ化にはそういうブランドの宣伝方面の価値もあるし、やはり最後は商業価値といった所か。

評価の高い原作の続編アニメがなかなか作られないのもそれだろう。続編は新規ファンの流入が少ないから、商業価値に関する判断が厳しくなる。

リスクの調査や目立つ方向の宣伝についてはまずPVを出すやり方をすれば良いのにと考えてしまうね。
あれは中国のアニメ業界が日本よりも優れている手法の一つだ。なぜいまだに日本のアニメ業界はやらないのか。

あれが通用するのはウチの国だけじゃないか?日本のアニメ業界と視聴者はPVやってから1年も2年も待ってくれないだろ。
ウチの国は国産アニメが少ない上に資本もテンセントとかの強大な所のみだから、自分の囲い込んだ市場でPVだけ流して当たりそうなのを本当にアニメ化させるみたいなことをやれる。

日本だとPVやって2年も間空けたら市場の人気作品は入れ替わってしまうし、IP持っている出版社側にとって得にならない。
PVで様子見てそれから決めるやり方は、ウチの国の環境だからという部分も少なくない。

日本で仮にPVだけ詐欺やっても待ち続けてもらえないというか、ファンを待たせることは難しい。
あと日本はPVで人気と話題性が出てから本格的な制作体制を組むのは難しい。優秀な人材やスタジオはスケジュールを押さえられちゃっているからね。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈におけるアニメ化のイメージのようなものも出ていました。

中国の方ではアニメの存在感がマンガよりもはるかに強くなっているのもあってか、「アニメになる」ということの価値や影響は日本よりも随分と大きくなっているという話も聞きます。

実際中国オタク界隈を見てもマンガ経由では広い範囲で話題になったり盛り上がったりというのは珍しいですし、自分の好きな作品面白いと思っている作品に関してはアニメになって欲しいという思いが強くなり
「あれはアニメ化されたのになぜこっちはアニメ化されないんだ……」
といった声も出てきたりするとのことです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「チャイナドレス着た萌えるキャラが見たい」

艦これの冬イベント、掘りの方はジョンストンはどうにか掘れましたが資源がE3クリア時点から更に燃料10万程吹っ飛んでイベント開始前は30万近くあったのが半減という事態に。せっかくの機会だからと武蔵を使い倒したのも原因の一つではありますが……
艦これへのアタックが激しいので久々に朝駆けでイベントの攻略や掘りをしていましたが、ぼちぼち余裕のある時期も終わるので早波は掘れたらいいな……くらいですかね。警戒陣の使えるうちに放置していた白露改二任務や巻雲夕雲任務などをこなしたいですし。


さて今回の更新を。
ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

近頃の中国では、現在の中国の若者のイメージする
「正しい中国像、中国人キャラ」
が求められている空気が強くなっており、一昔前のいわゆる中華四千年的な方向での中華系キャラや中華系のネタの評価は中国オタク界隈でも微妙なものとなりがちです。
また拳法にパンダ、お団子頭にチャイナドレスといったテンプレ的中華要素の記号についても、まずはツッコミや反発の声が出てしまったりすることも珍しくはありません。

しかしチャイナドレス系ヒロインについてはなんだかんだで需要が残っているというか、そっち方面の嗜好を開拓してしまった人もいるとかなんとか。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「良いチャイナドレスなキャラはいないか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


何かと批判されがちなチャイナドレスキャラだが、俺は嫌いじゃない。
というわけでこっそり聞きたいんだが、チャイナドレスな良い感じのキャラって誰がいるかな?チャイナドレス着た萌えるキャラが見たい。

歴史的な背景を放り投げて見ればあれは萌えるよね。
お前の気持ちはよく分かる。

私が小さいころに「らんま1/2」のシャンプーで目覚めさせられてしまった属性……しかし誰だろ。
萌え重視の方が良いんだよね?

萌え重視なら特に嬉しいけどカッコイイ系でも全く問題ない!

とりあえずは「銀魂」の神楽?

「ガンダム00」の王留美はガンダムに出てきた意外な萌えデザインのチャイナドレスキャラだった。

「IS」の凰鈴音とか?
一応中国系ヒロインが出たらチャイナドレス状態は描かれるんじゃないか?

シャンプーや「中華一番」のチョウ・メイリィは今の基準だと子供向け枠では厳しそう。

「黒執事」の藍猫は良かった。名前だけが少し問題だった。
(訳注:中国の国産アニメに「藍猫」という非常に有名な作品があります)

「東方」の紅美鈴は?

言われるまで忘れていた。紅美鈴はどうも自分の中ではチャイナドレスキャラ枠じゃないのかも。色気が無いからか?
東方なら茨木華扇の方がチャイナドレス枠な気がする。

紅美鈴はプロレタリアート的服装過ぎて……

「ロザリオとバンパイア」にはチャイナドレスキャラ結構いたような。

えーと、名前がすぐに出てこないが「BLACK LAGOON」や「DARKER THAN BLACK」とかにいた。

まだ春麗が出ていないじゃないか。
ゲームでもアニメやマンガでもバトル系は中国拳法使いのヒロインが出たら大体出ているんじゃないかと。

そうそう。「史上最強の弟子ケンイチ」の馬連華とかは典型的なチャイナドレス中国娘だな

自分の中では春麗よりもレイファンの方がチャイナドレスキャラかなあ。
レイファンはチャイナドレスがどの作品でも必ずあるが、春麗はしばらくズボンだったからね。

「バイオハザード」のエイダ・ウォンもチャイナドレスあったはず。
「DOA」はDLCでチャイナドレスを全キャラ分出してくれたりするのが嬉しい。こういうタイプのやり方って案外少ないのかね。

中国人キャラでなくても版権絵でなんか適当に着ていることはあるよ。
特に理由もなくバニーガールや巫女、水着(これは夏という口実があるようだが)みたいなノリで。

でもこうやって考えてみると新しい作品だとチャイナドレスキャラいないな……流行が廃れたジャンルなのだろうか。

最近だと「プリズマ☆イリヤ」のチャイナドレスなんかは最高だった!

あれは良かったよね、小学生は最高だぜ!!

個人的に最も記憶に残っているのは「バカテス」の秀吉のチャイナドレス。

とてもよく分かるわ。
他のヒロインのチャイナドレスは思い出せないが秀吉のチャイナドレスは鮮明に思い出せる。

「マクロス」はFのランカ・リーとか遡ってリン・ミンメイとか。

「マクロス」はアニメ本編では着ていないキャラにも関連商品や版権絵でチャイナドレスを着せている気がするね。
それにしても昔はなんかチャイナドレスキャラというか、チャイナドレスを着せることが多かったように思う。ポスターやイラストでもそれなりの頻度で見かけた記憶がある。

日本の二次元では中国人キャラがそんなに需要なくなってきているという事情が存在するから、その流れで描かれる機会も減少しているのでは?

中国文化的に正しいかを放り投げれば、外国では中国系キャラの特徴が強調できて華やかで萌えも演出できる服装だからね。
便利さが活用できる状況でなくなれば減ってしまうのも道理か。

一応クリエイターでチャイナドレス嗜好の強い人はまだそこそこいるから、作品より作家で調べて方が良いかもしれない。
pixivとかで公式では着ていないようなキャラにチャイナドレス着せた絵が投稿されている。

現在では批判される可能性のある服装になっているからなあ。
個人的に不安に思っているのは、今の世代のクリエイターが一線を退くとチャイナドレスキャラが消えてしまうのではないかということ。
思い入れが強くなければあえて描かれないのではないかと思ってしまうよ。

ウチの国で出た旗袍扱いの服でオフショルダーで胸から下のタイトミニな服(中華柄)なんてのもあったが、これは正しいのか、間違いなのか判断に迷った。
設定したのは間違いなく中国人だろうけど二次元のチャイナドレス的には「なんか違う」という印象も受けて。

エロゲや同人ではまだチャイナドレス関連のタグで検索すれば結構引っかかるしけど、それだけというのも何だかね……

なぜかエロゲ系だとヨスガノソラの穹が自分の中ではチャイナドレス系ですぐに思いつく!

チャイナドレスをアレンジした印象になる衣装のキャラはどうだろう。
ボア・ハンコックとか。

巡音ルカもチャイナドレスっぽい印象を受けるね。

最近「チャイナドレスが正しくない」的な批判が常にあるせいか、気軽にチャイナドレスキャラが出なくなっているように感じる。私は少し寂しい。

批判も多いけど二次元の中国人キャラもどんどん現実的になっているのは間違いないんだよね……でもそれが個人的な嗜好にとっても良いという訳では……

チャイナドレスに限らず扱いの難しくなった定番萌えネタってのはそれなりにあるからね。二次元ネタとしてそれなりに生き残ってくれても良いんだが。



とまぁ、こんな感じで。
表立っての歓迎というわけではないものの、そっち方面が好きな人は細々とやっている模様です。

ちなみに教えていただいた話によると、近年の中国オタク界隈では第一報では文句の出易いチャイナドレス、お団子頭のテンプレデザインですが、その空気がある程度落ち着いた後はその手のデザインが好きな人が出てくるとのことです。(注目が集まるたびにネガティブな声も復活してしまうそうですが)

そういえば昨年FGOの秦シナリオで実装された秦良玉についても、当初はテンプレデザインと受け取られたことによるネガティブな声が目立っていたものの、しばらくすると
「これはこれで」
「俺はぴっちりスーツも好きなんだよ」
「ぴっちりスーツと中国風の組み合わせ良いよな」
といった声も出てきたような。
中国オタク界隈におけるチャイナドレスやその系統のデザインの扱いについてはイロイロとめんどくさい所もあるのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「劇場版FateHFが国内上映というので見てきたがアサシン強過ぎない?」

1/11から中国国内で第一章の上映も始まった
「Fate/stay night [Heaven's Feel]」

ですが、ありがたいことにネタのタレコミや質問などをいただいておりますので今回はそれについてを。

中国国内の上映に関しては上映館や吹き替えの問題など、中国オタク的に少々不満の出る所もあるそうですが、なんだかんだで話題になっていようで、映画を見て改めてFate関係の話につながったりもしているとのことです。

そういった話題の一つとして
「HFルートの真アサシンの強さや活躍」
などといったものもあるそうなので、以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(ネタバレ的な内容も含まれておりますので一応お気を付けください)


劇場版FateHFがウチの国でも上映というので見てきたがアサシン強過ぎない?あれどういう理屈になってるんだ?
自分は月厨ってほどのレベルじゃないから困惑してしまったが、詳しい人いたら教えて……

ああ、アレか。確かに初見では引っかかるよな。
簡単に言えばアサシンクラスの強みが発揮されるとあんな感じになる。別にアサシンが戦闘で強いわけではない。

これ劇場版HFが日本公開された時やディスク発売になった時とか、注目が集まるたびに話題になるよな。
直接的な戦闘能力以外に環境や相性が影響するから、FGO的な戦闘や戦闘シーンだけに注目していると納得するのがちょっと難しいのかな。

第一章でのアサシンの戦績っぽいのをまとめてみると、まず小次郎に関しては召喚によるもので戦闘ではない、後はクー・フーリン、葛木先生とキャスターおばさんをぶっ殺して、セイバー相手に優勢って感じだったか?

あ、そうか。剣聖の方のアサシンは戦闘じゃないか。
でも残りの戦績はやはりよく分からんので教えてください……

ハサンが一対一でクー・フーリンやセイバーに勝てるのが納得できなかった。
アサシンって戦闘力が低いという設定じゃなかったの?

門番の方のアサシンは剣だけなら最強だし間違っても戦闘力低くはないぞ!というネタはさておき、正面決戦能力に関してはHFの真アサシンも別に強いわけじゃない。第五次聖杯戦争のサーヴァントで普通の戦闘力としてみた場合は確実に最弱。ただ妨害工作や暗殺とかをやらせるなら有能。

HFだとアサシンが単独で勝ったケースは無いぞ。
臓硯の手助けがあってキャスターや小次郎を倒せたんだし、ランサーもセイバーも影による攻撃がメインだったから個人戦闘力を評価する材料にはならん。

自分も聞きたいんだけど、あんな感じでアサシンが出現したってことは他のキャラやサーヴァントからアサシン増やしてFate/Zeroの時みたいな雑兵たくさんみたいにできるの?

あれは変則的な召喚に変則的な召喚をかぶせたものだから別のサーヴァントに適用できるものではないよ。
あとZeroのアサシンとHFのアサシンは暗殺教団の仮面は一緒だけど別のサーヴァント。ハサンという名前でたくさんいるんだが、Zeroは「百貌のハサン」でHFは「呪腕のハサン」で能力や宝具(発音は一緒だけど)も違う。

FGOで言えば星2のアサシンがこのスレ主の語るハサンだな。

葛木先生とキャスターについてだが、葛木は結局のところ人間でしかない。セイバーのような正統派相手に初見でなら有効な戦力であっても、サーヴァントで搦め手に秀でるアサシンに襲撃されたらどうにもならない。
あとキャスターの方は近接戦闘力無い(他のルートでは凛の八極拳にボコられている)から接近戦になった時点で終わり。そもそもキャスターは葛木が死んだ時点で精神的に戦闘不能状態だ。

ランサーもセイバーも影のデバフ効果のおかげだな。別にアサシンが強かったわけじゃない。
あれはサーヴァント特効だから強いサーヴァントほどヤバイ。金ぴかもアレには相性で普通に負ける。

対ランサーは影のデバフ効果もあるが、あれは全力で戦えない、基本的に偵察を行えという指示による所も大きい。
そしてアサシンの宝具に抵抗するために必要なのは魔力と「幸運」だ。分かるな?

そうか死亡特殊攻撃の抵抗判定に失敗と……

幸運Eだけが原因ってわけではないけどね。英雄に対して暗殺が成功する、正しくアサシンが活用されて成功したらあんなことになるくらいに見ておけばいいと思うよ。
サーヴァントは戦闘力スペックだけで比較されがちだけど、聖杯戦争やる場合は暗殺や奇襲、環境によるバフデバフというのも重要な要素だ。

呪腕のハサンに関しては正面決戦能力だけに注目するべきではないね。
臓硯の使い方も良かったし、本人の能力と性格もアサシンとして見ると非常に手堅い。

でもランサーがあっさり死んだのがどうにも腑に落ちない。戦闘続行AだってあるしUBWでもあんなにしぶとかったのに。

宝具で心臓つぶされた上に食われているから戦闘続行でどうにかなるレベルじゃない。
戦闘続行ってのは復活スキルじゃなくて、瀕死の状態でも戦い続けられるってスキルだ。致命傷を受けたらそこで終わりよ。

アサシン関係で感じるHFのセイバーとライダーの強さはどうなんだろう?
あの辺はセイバーが弱いのかライダーが強いのかよく分からなくなった。

対セイバーについてはアニメの描写も別に正面からのパワー勝負という描写じゃなかっただろ?アサシンは基本的に影を活用して戦っているし、その影響がセイバー側にも出ている。
あとセイバーもライダーもマスターの能力による影響がある。士郎はマスターとしては未熟も良いところだが、それに対してHFの桜は魔力も多く優秀なマスターだ。

ライダーはHFだとマスターがシンジじゃなくて桜だからパラメータも幸運こそ下がるが基本能力は全部一段階上昇していて能力も戦い方も全然違う。
短時間ではあるがアホ毛を抜かれて黒くなったセイバーとも正面からやりあえる。

逆に聞きたいんだけどクー・フーリンはアサシンをすぐにぶっ殺すことは可能だったの?

そりゃ宝具使えば一発だろうけど、あのシチュエーションと様子見の作戦、本人の性格で宝具前提の戦術は無いだろうからな。
それと気配遮断のクラススキルもあるから逃げに徹したアサシンを追っかけて倒すのは難しい。

私も初見ではモヤモヤしたし納得できないのも理解できるが、HFルートは相性が悪かったり油断したりするとどんなサーヴァントも死ぬのが型月世界だ!という展開だからな……
それにしてもHF劇場版の第一章についてはわりと語られ尽くしたかと思ったが、新しく入った人とか、これまで特にアンテナ張ってなかった人が入ってきたりしているのかね。

国内上映だから、注目がまた集まったのは間違いない。
ただ興収関係のニュース見ると結局は小規模向けのジャンルなんだと実感できてしまう。

原語版じゃなくて吹き替え版だとか、宣伝が微妙だとか正直あまり商業的には期待できんよね。自分は楽しめたけど、Fate興味ない知り合いを誘っていく気にはなれない。

まぁウチの国で上映するなら日本のアニメは「ドラえもん」とかでもないと……「コナン」もこの間の「ゼロの執行人」が大当たりしただけで他はパッとしないし。

Fateファン内でも評価が真っ二つな感じだからな。
見せ場的なカットが無いしストーリーが飛び飛びで混乱するしあまり面白くないという声と、桜ルートを上手く映像化して必要なストーリー部分を上手く調整しているという声で両極端。

正直、劇場版HFはFateファンでもコアなHFファン以外にはオススメできないわ。

Fate自体が元々コアなファン向け的なジャンルで、HFはそこから更に桜ファンやstay nightファン向けという扱いになるからね。
FGOを遊んだだけとか、Zeroを見たくらいだと楽しめないのも仕方ない。

映画館で見たけど終わった瞬間に「この作品はいったい何だったんだ」的な声が聞こえてきたなあ。
私は楽しめたけど、前提知識必要なめんどくさい映画だというのも認める。

思いっきりファン向けの劇場版だから何も知らない人がふらっと入って見て楽しめるわけではないんだよね。
しかもFate/stay nightのファン層はFGOのファン層に比べて非常に小さい。

ファンの声の大きさが興収につながるわけではないというのを映画業界も、Fateファンも改めて実感することになった。
昔からHFルートのファンの声は大きかったが、Zeroが人気になって、FGOが人気になってという流れの中でかなり少数派になっちゃったからな……

改めて昔のことを考えてみると、アニメ版の「土狼」呼ばわりされた士郎に比べて、HFの士郎はマシに見えたからだったのかなーという気もしてくる。

士郎はDEEN版アニメでは頭が悪い役立たずの熱血バカだったし、ゲームに関してはファンサブでさえも中国語化されたのがかなり遅くて、それにUBWのだと壊れた正義の味方、人間のフリをしているキャラという特徴も、あらすじやネタバレ情報だけだとピンとこなかったからね。
HFルートの士郎はある意味では最も分かりやすいキャラクターと行動原理ではある。

HFルートは見る側の知識やイメージがイロイロと影響するのもヤヤコシイんだよね。
大体みんな小次郎やクー・フーリン、ギルガメッシュといった有名なサーヴァントの強さは知っている。それにキャラについては他のルートとは関係ない、0からの選択によるキャラや人間関係の構築だと認識しないといけない。この辺りどうしても他のルートの作品の印象に引きずられる。

HFルートの士郎とセイバーの関係とか召喚されてからの大きなイベントもないから、実はかなり薄いんだよね。でも他の媒体で別ルートの作品を見ていると印象に引っ張られる。

そうそう。
見る前は特に気にしてなかったけど、どうやら自分はUBWの認識でいたようで、見てる最中大混乱だった。

あと三部作というのを知らない人もいたし、ウチの国の人間向けにやるのはイロイロと問題あったんじゃないか?
映画館で近くの席にいたお兄ちゃん達「え?これで終わり?」と呆然としていたぞ……

日本の映画館だと第一章も第二章も全員最後の最後まで席に座っていたんだがな……ウチの国だと本当に原作ファンでかつ特定ジャンルのコアなファンじゃないとダメということになる。
日本だとFate/stay nightのエロゲ版からのファンがずっと続いているから問題無いんだろうけど。

日本の映画館行ける組か。
ところで第二章もFateのアニメとしては凄いらしいが、どうなんだ?

自分は面白かったよ。
ただ原作知っている前提で作られているから第一章以上に知識がないと厳しい。あとエロゲ版のアニメ化的なことになっているから濡れ場のシーンもカットされていないし、ウチの国で上映できるのか商業的な問題以外の問題もあるんじゃないかね。

戦闘関係はどうだった?

第二章は無限の魔力供給状態のセイバーオルタがヤバイぞ。制限なしのアルトリアの戦闘力が映像化。
ちなみにこのスレのテーマについても補足しておくと、第二章だと呪腕のハサンは特に勝ったとか強いとかいう描写は無い。正面からの勝負だと普通に地力の差が出るし、影の英雄特効が薄いの(ギルガメッシュなんかの正当な英霊に対しては逆に物凄い効く)と戦うことになるから影のデバフもそこまで効果が出ないといったことになってるはず。



とまぁ、こんな感じで。
HFにおける真アサシンに関しては引っかかる人がそこそこ多いのか、詳しい解説がイロイロと出ていました。

中国で上映されている劇場版HFについては上のやり取りにもある通り原作知識前提な部分もあってか、全体的な評価や興行成績的にはなかなかに厳しいという話も聞こえてきますが、一部のコアなファンの間ではFateの楽しみ方の一つとして評価する動きも出ているとのことです。
それにしてもこういう話題が出ると中国のFateファンの層の分布や、思い入れのある作品、方向性といったものが浮き出てくるのは興味深いですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「衛宮士郎のアンチがいつの間にか減った気がする」

中国オタク「第一話の主人公の扱いがヒド過ぎるというならもうちょっと待って!と言える」盾の勇者の成り上がりに対する中国オタクの反応

艦これの冬イベント、お陰様でE3も甲でクリアできました。
イロイロな情報ありがとうございました。
今回攻略自体はそこまで厳しく感じませんでしたが、ギミック解除用の潜水空母の札付けを間違ったり、途中で装備入れ替えているうちに対潜シナジー無しの装備になったのに気付かず出撃し続けて撤退増加に頭を抱えたりするなど、相変わらずの凡ミスをやらかしたせいで難度が増加してしまったような……

さて今回の更新を。
ありがたいことに
「盾の勇者の成り上がりの中国での反応は?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

「盾の勇者の成り上がり」

は中国オタク界隈でも知名度は高く、アニメ化に関しても注目を集め、1月の新作アニメにおける期待作の一つといった扱いになっていました。
この作品は日本のネット小説出身の作品の中では比較的よく知られていることから、原作を把握している人も少なくないそうです。
実際、中国のソッチ系のサイトでは作品の内容に関してはかなり突っ込んで語っている人も目に付きますね。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「盾の勇者の成り上がり」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(今後の展開に関するネタバレが含まれていますので一応お気を付けください)


「盾の勇者の成り上がり」が始まった!
1月の期待作だったが良いクオリティのアニメになっているな。

事前にかなり持ち上げられていたからどうなのかと思ったが、予想していたより良かったわ。今期の追っかける作品入りだな。

第一話を見た限りでは予算の潤沢なアニメに見える。

アニメのクオリティは高いね。
あとネット小説によくあるスタートで盛り上げるタイプと聞いていたけど、そうでも無いような……?

最初にひどい目にあってその後に無双してハーレム作る流れなら後から爆発するタイプじゃないのか?

いや、ネット小説原作である以上最初に盛り上げていくのは変わらん。
ただ負の方向に盛り上げてあとは上昇を続けるという感じかな。最初から俺TUEEEEEとはちょっと違う。
今後は主人公が侮辱されてそれなりに返しての流れが繰り返される。

武器屋のおっさん以外、好きになれそうな性格のキャラがいない!
主人公も含めて!!

キャストを見るとSAOネタっぽいのを意識させられる所があるな。
武器屋の安元洋貴もそうだが、剣の勇者が黒衣で松岡禎丞とか。

第一話を見た感じでは結構良かったんだけど、後の方はどんな感じになるの?
適度にネタバレ回避して教えてくれると助かる。

残りの3人の勇者に関してはいわゆるゲーム脳過ぎてアレなことになる。
この辺の違いと、それによる没落展開は結構面白い。

当面は問題無い。
皆から不満が出るのはもっと後で、国の真の統治者の女王が復帰して以降かな……国王やビッチ、あと残りの3人の勇者の扱いについても報復的にスッキリしないことになるから……
一応かなり後になって殺されたり改心したりはあるんだけど、かなり引っ張るしアニメでそこまでやるのは期待しない方が良いかも。

序盤に主人公と決裂する女キャラがいたから退婚流かと思ったら、あれはヒロインじゃなくて敵だったとは。
(訳注:中国のネット小説の定番展開の一つに、ダメダメな主人公がヒロインから婚約破棄したり周囲からヒドイ扱いを受ける→その後チートな能力や鍛錬法を手に入れた主人公が強くなって周囲を見返す惚れ直させる、ざまあをするという流れの話があるそうで、それを「退婚流」と称するそうです)

ビッチは基本的にヘイトをまき散らす存在の方だな。
この作品に限らず日本のネット小説だと最初に敵対というか、主人公を不当に貶めた女性キャラはヒロイン枠に復帰することはほぼ無いように思う。

女にヒドイ目に合わされて女を避けるのかと思いきや、やはり奴隷を買う流れになったのはちょっと笑った。日本のネット小説は奴隷ヒロイン好きよね。

一連の女に関する嫌な思い出は、ヒロインをたくさん出してハーレム関係にしても濡れ場を書かずに済むという制作的にも商業的にも便利な設定だぞ!

アニメは2クールやるようだし、俺TUEEEEE作品が好きな人であればアニメになる部分は普通に楽しめると思う。

私が日本のネット小説の異世界トリップ系を追っかけ始めたときに出会った作品でわりと思い入れがあるから良いクオリティでアニメ化されたのは嬉しいね。
最初に主人公が狂ったように叩かれるのが特徴の一つだけど、その後は強くなってざまあをしてという流れ。あとネット小説の中では比較的上手くまとまっているのと、話の区切りがあるというのも特徴だろうか。

第一話の主人公の扱いがヒド過ぎるというならもうちょっと待って!と言える。
だが主人公以外のキャラの頭が悪すぎる!だとちょっと厳しいかも?

見せ方はちょっと変わっているけど、原作はなんだかんだで爽快な気分になるための作品だから気楽に見ていけばいいかと。
アニメはかなり丁寧に作られているのは間違いないしね。

自分はマンガ版しか読んでいないけど、確かに主人公以外のキャラは頭悪かったな……ほかの勇者も、敵も、仲間も。
主人公の知力だけが普通なので相対的に良く見えるが、周りの強引で頭が悪い主人公叩きとそれに精神的ダメージを受けながら頑張る主人公をずっと見ていると、なんだか自分の頭も悪くなって来るように思えてしまった……!

「盾の勇者」の特徴の一つが周りの頭の悪さだからな。そこは作品のカラーとして割り切るしかない。
他の日本のネット小説系作品、例えば「転生したらスライムだった件」と同じような敵の行動原理だと思ってはいけない。

他の勇者3人の強制知力デバフとかツッコミ所は多いが楽しめる作品ではある。
原作漫画とアニメ第一話のクオリティを見た限りでは今後に期待できる。世界観とそのルールといったシステム面で説明不足かなという所は幾つかあったけど、原作の説明的な部分を上手くアニメで分かるような表現にしていたと思うし、頭の悪い部分についてもマシな改変をしてくるのではないかと少しだけ期待。

この作品って「ありふれた職業で世界最強」とかと同じような方向と見ていいのかね。あれもアニメ化するらしいが。

あっちは主人公の性格や行動が「盾の勇者」より過激だしハーレムの作り方とかに若干の違いはあるけど、虐げられてからの逆転パターンは同じと言えるかもな。

自分が読んだ印象だけど、「盾の勇者」の方は良くも悪くも計画重視。設定やストーリーの流れを決めて書いているように感じた。ただ設定優先過ぎるのか過程におけるキャラの表現や行動がヘンなことになったりする。
その結果がキャラの頭が悪くなったり、キャラ中心で見ると矛盾しているように感じられたり大した罰もなく許されているように見えたりでストレスがたまることにつながっているんじゃないかと。

自分は第一話で合わなかったので当面様子見。周りの頭が悪すぎる。
主人公の陥れられ方や断罪され方がわけわからんし、受け入れ難かった。

その怒りや困惑は間違ってない。
ただ作品の設定が影響している展開でもあるから、様子見して戻ってきても良いと思うぞ。

テンプレ展開だけど、予算は十分なアニメ?
あと勇者がスゲエ!とか持ち上げまくった後に国王から一般庶民まで盾だけ叩くとか一体どういうことなんだ?これもなんかあるの?それともこの世界の人間がアホなだけ?

そこは何かある部分だな。
他の三人の勇者は頭悪いと見てもいいが、国王や国については理由がある。主人公は召喚された国がまずかった、もし盾の勇者を信仰する国の方で召喚されていたら全然扱いが違った。

伏線もあれば、普通に頭が悪いだけな所もあるのが難しい作品だ。
アニメのクオリティ自体は良いし、とりあえず序盤は主人公とラフタリアに注目していけばそこまでヒドイことにはならないはず。

第一話の時点でツッコミ所や納得できないとされている部分については後で伏線が明かされるものもあるな。
この作品も俺TUEEEEE系ではあるけど、何でもかんでも意のままにできるのではなく、ちょっと昔にあったような異世界で成長して活躍する、困難を打ち破るタイプの作品だからピンチやストレス感じる場面もわりとある。

槍の勇者に関しては後々持ち直すというか面白いキャラになったりする。槍の勇者主人公での外伝が今マンガ化されているくらいだ。
でもネタバレになるから当面は見ないのをおススメする。

槍の勇者はネタ混じりの伊藤誠みたいなキャラ。女に刺されて異世界転移だったっけ。

過去の勇者の功績の影響から召喚した国では盾勇者が嫌われているという設定もあるんだけど、序盤ではそれが分からんからかなりイラつくよね。
今の所は演出の意図によりあえて隠している方が大きいと思う。この作品に関してよく言われる「頭が悪過ぎる」的な評価に関してはもっと後の方のことだし、最初に関してはあまり気にしないでいいかと。

アニメ化された作品では珍しいかもしれないが、わりとウチの国のネット小説でもよくあるパターンだろう。虐げられる主人公が強くなってやり返してぶっ殺して爽快になる。
あとアニメ化自体はかなり頑張っている。主人公が陥れられ迫害される展開が牽強付会過ぎるという批判は理解できるが、原作がそうなっているんでな……

気分よく読めることが大事なネット小説原作ということだから、今の所はあまり深く考えずに見て楽しんでいる。
アニメ化されるだけあって、ネット小説のテンプレ展開ではあっても、最初の主人公が陥れられる展開の見せ方など独特な要素を備えているのは確かだし、今後のストーリー展開や活躍のさせ方がどうなるかが楽しみだね。



とまぁ、こんな感じで。
アニメの感想に加えて、内容に関する今後の展開も踏まえた開設や説明も飛び交っていました。

現在の中国オタク界隈では、日本のネット小説作品で一定以上の人気作品に関しては原作小説を把握している人も少なくはないものの、それ以上にマンガ経由で作品に触れる人が多いそうです。
「盾の勇者」に関してはコミカライズも多いですし、中国オタク界隈に広まっている中国語ベースでアクセスできる原作知識も結構な量になっているのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「これまでの手塚治虫原作アニメの中で最もウチの国のオタクに評価される形のアニメになっているかもしれない」どろろに対する中国オタクの反応

ありがたいことに1月の新作アニメに関するネタのタレコミや質問をいただいておりますが、今期の中国ではbilibiliだけが大量の作品を配信し、iqiyiなど他の動画サイトは新作アニメの配信はあまり行っていないようです。

過去の新作アニメの配信状況を見ていくと、iqiyiは2016年頃にも日本の新作アニメ配信からほぼ撤退したような時期がありましたが、また何かしらの方針転換があったのでしょうかね。
(ちなみに2016年の時は中国国内での韓国系コンテンツの規制や自主規制が発生したことから、iqiyiに限らずその穴を埋めるため結果的に日本のアニメも確保する流れになったという説もあります)

現在の中国ではアニメに限らず動画コンテンツを取り巻く環境がどんどん変化していますし、日本のアニメの海外配信の扱いも変化していますから、中国国内における日本の新作アニメの配信についてもまた変化していくのでしょうかね。

それはさておき、今回の更新を。
中国で配信されている1月の新作アニメの中でもいくつか話題になる作品が出ていますが、その中で
「どろろ」

が中国オタク的に予想外な出来ということで注目を集めている模様です。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「どろろ」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていいただきます。


1月新作はあまり盛り上がってないけど、意外な収穫もあって個人的には悪くない。
特に良かったのは「どろろ」だ。

私も「どろろ」は面白いと感じた。ここしばらくは毎シーズン始まってから良作だと知る作品が出てくるのはちょっと嬉しい。
ただ今期は再生数的にどこもあまり盛り上がってないんだよね……

第一話見た。丁寧に作られた良いクオリティの作品だった。今の所は特に不満やツッコミ所もないし、このまま追っかけていくつもりだ。
あえて不安をあげるなら、脚本の暴走くらいだが、この作品の雰囲気ならばそれもあまり心配しないでいいかな?

これ今期のダークホースだとか覇権候補だとか持ち上げるのが出ているけど、実際どうなの?
クオリティは間違いなく高いがマニア向けな気もする。

題材、作風的に覇権は無理だろ。
1月新作はどれもパッとしないから語る声が目立っているというのもある。ただ私はこれまでの手塚治虫原作アニメの中で最もウチの国のオタクに評価される形のアニメになっているかもしれないと感じた。

主人公がなんか日本の作品によくある武士キャラではなく、中国の侠客キャラを意識して作られているように感じたがああいうのって日本人ウケしないんじゃないか?
日本人は武侠を理解できないからすぐに偽善だと批判される。この作品の主人公がそうなってしまわないかと心配だ。

主人公の侠客要素はさておき、少なくとも武士を意識した方向のキャラにはならないだろう。
作品の時代設定や(戦国時代初期か室町時代のように感じられる)、50年前の作品の作られた時代の感覚を基にした反体制系の立ち位置の主人公になるだろうから、俺達がイメージする江戸時代以降の武士道的武士系キャラと違ってくるかと。

人気の広まりに関しては、暗い話で人が無残に死ぬ作品だとどうしてもね……
でも自分が昔見た実写版は凡庸な作品という印象だったけど、このアニメの雰囲気はかなり期待したくなるものがあるよ。

第一話を見た段階では作画も良いしOPやEDも良かった。
この先ストーリーがどうなるかは知らないけど、第一話の調子でいくなら問題はなさそう。ただ明るい話にはならんのだろうなー

世界観も無情っぽいしね。それにしても最近は主人公の悲惨さ比べ的なのがネタになるが、この作品の主人公また飛びぬけた設定だな。

父親自身の栄耀栄華のために捧げられた挙句にその父親に捨てられ、自分に残ったのは骨組みだけとか極めつけだよね。

百鬼丸の設定面白いよなあ……敵を倒して自分の体を取り戻すという展開とは。
よく50年前に考え付いたな。

気になったのであと作品情報を調べていて知ったが、どろろって女の子なのか!?最近こういう性別の罠が多すぎるよ!

それに関してはまだよく分からん。
設定を変えてくる可能性もあるしね。例えば話数に合わせたのか、百鬼丸の体を奪った怪物の数が原作では48体だったりする。

ちょっと引っかかったのはどろろが物盗んだおっさん達の扱い。
悪い人間じゃないのに巻き込まれた挙句に化け物に殺されるとか気の毒過ぎる。あれはどうなんだ……?

そこは自分も悪人から物を盗んだとかにすれば良いのにと思った。
それにアニメの中では主人公が近くであえて何もせずにいておっさん達を死なせてから、どろろを救いに行ったようにも見えた。

どろろが盗んだ物を売るシーンはなんであんなことにしたんだろう。
悪い商人から盗んで売り払うとかにすればよかったのに、3人とも良い人に見えるような形にしたから主人公が見殺しにしたのは後味が悪い。この部分のストーリーはマンガ版の方が明らかに良い。

あの辺りも世界観描写、あの世界と時代の人間を描写するためのものだろう。
犬の扱いでやっぱ悪いヤツらだったかと思いきや、どろろの方が更にクソガキだったのは予想外な展開で私はちょっと面白かった。

あの3人のおっさんに関しては原作からあえて「いい人」的な部分の描写が加えられているから、意図した演出だろうね。
原作では初っ端からどろろを袋叩きにしてそのまま殺す方向にエスカレートしているし、殺すことを肯定しているようなセリフもある。

あそこのシーンの百鬼丸はどろろとおっさん達をきちんと認識していたかも怪しいぞ。
マンガ版の時に比べて更に不自由な状態だと思われる。

「どろろ」は化け物とか戦とかでその辺の人間があっさり死ぬ世界観だというのは分かる。でもそういうのを割り切れないと厳しいかもな。
たぶん今後もモブはあっさり死ぬだろうし1話限りの死亡退場キャラもたくさん出るだろう。

アニメ版の百鬼丸はどこまで周囲の状況を認識しているのか分からないのが不気味なキャラ感を出していて興味深い。
原作だと言葉に関しては最初からハッキリと喋っていたはず。

そうそう。
マンガの方の百鬼丸は最初から喋っている。自分はアニメ版の百鬼丸の動かし方は良い改変だと感じたよ。

かなり大きく構成や設定をいじっているよね。
第一話から百鬼丸の体を作り育てた医者が別の場面で百鬼丸との関係を想像させる程度の描写が入っていたし。

全般的に無情な世界観が伝わってくる。
良い人間が生き残れる、幸せになれるとは限らない。最初の婆さんの描写からしてこの作品の進む方向を暗示しているのだろう。

あの婆さんがあっさりと化け物に食われたのは何とも言えない哀しさを覚えたよ。

そして「シリーズ構成:小林靖子」という情報が何かと不安になる……!
落ち着いて進むことは無いんだろうな。

とてもよく分かるぞ、その気持ち。
ただ作品のカラーを考えると小林靖子の起用は良い選択だとも思える。

ハッピーエンドにはならないんだろうなー
その時点で大人気になるのはちと厳しいだろう。作品としては良くてもね。

原作では人があっさり死にまくるから、作品としてハッピーエンドとか全員幸せになりました的な終わり方にはならんわな。

「どろろ」の終わり方は手塚作品の中では比較的マシだとも言える。
実は手塚作品ってキャラがバンバン死ぬ。主人公だろうがヒロインだろうがショタだろうがロりだろうが!アトムもレオも最後はかなり救いが無い終わり方だし、ヒドイのは本当にヒドイ。

今のアニメや漫画と違って手塚治虫作品はキャラの役割が終わったらあっさり退場させるからね。ただスターシステムを導入しているから、他の作品に同じデザインのキャラが顔を出したりもする。

クオリティは高いだろうけど、どこまでこっちの面白いと思う方向に行ってくれるかは不安かも。先への不安はこの作品に限った話ではないけど、古い原作だしどういう方向でリメイクしていくのかが分からないからね。

とりあえず普通の熱血バトルアニメではない、時代背景(日本の戦国時代?)を映したキャラクターを淡く、そしてやや暗く描写していく……のかな?細かい部分の描写も多いようだし何度か繰り返してみる作品になるかも。

原作からの改変が多いという話を聞いてどうにも不安になる。
近頃の作品はどれも最初は良くてもどんどん作品として歪んでくる。原作改変をするにしても、きちんとできるのだろうか?ヒドイ魔改造にならないのだろうか?

でも今の所は原作を上手く現在のアニメの形式に改編していると思うよ。
原作マンガを今の感覚で見るとさすがに古い。アイデアはやキャラはともかく、ストーリーやギャグのノリは自分の感覚では厳しいものがあった。

そもそも、原作は手塚治虫が「ゲゲゲの鬼太郎」の人気だかクオリティだかに嫉妬して描き始めて、結局打ち切りになった作品だからな。そのままアニメ化すると厳しいものがある。
いまだに通用する設定を作り上げたのはさすがなのも間違いないけど。



とまぁ、こんな感じで。
好き嫌いの分かれる作風だという認識はあるものの、クオリティは評価されているようですし、作品の世界観やキャラクターに引き込まれかけている人も出ているもようです。

それにしても上のやり取りにもありますが、中国オタク界隈でここまで評価の声があがる手塚治虫作品のアニメというのは初めてかもしれません。
以前の「メガロボクス」などもそうですが、昔の名作をアレンジした新作アニメの中から原作を知らない、前提知識やそれに伴う評価もさほどではない中国オタク界隈に刺さる作品が出てくるというのは面白いですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「カッコイイと思うサーヴァントについて語ってみないか?それと始皇帝は無しで」

ありがたいことに以前から
「FGOが中国でも展開されるようになって結構経ちましたが、中国でのサーヴァントの人気や評価はどうなっているのでしょうか」
という質問を複数いただいておりましたが、この年末年始に追加でイロイロと教えてもらえましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「カッコイイと感じるサーヴァント」
などに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(微妙なネタバレも混じっているので一応お気を付けください。また今回紹介させていただく発言は比較的言及されることの多かったサーヴァントについてのものです)


FGOによってかなりサーヴァントが増えたが、ここらでカッコイイと思うサーヴァントについて語ってみないか?「好き」「萌え」ではなく「カッコイイ」と思うサーヴァントについてだ。
それと始皇帝は無しで!あの周辺はまだ熱が落ち着いていないからね。

サーヴァントという括りでいいんだよな。
それならやはり金ぴかだ!

ギルガメッシュの強さと傲慢さはやはりカッコイイキャラの到達点の一つであると思うんだ。好き嫌いが分かれるのも理解できるが。

相変わらず雑種と呼ばれたい日々が続いております。

自分は金ぴかでもキャスターの方が最近好きになった。

賢王良いよね。ウルクとの関係が強調されるのも好き。

Zeroの頃から人気が高かったけど、FGOの賢王の登場によってギルガメッシュのカッコ良さの幅が拡大されたし、ファンも広がったように思う。
王としての度量や成熟した精神の魅力が加わったのは強すぎる。

美しいという方向のカッコ良さではやはり剣式。

そうそう、式はFGOで最も美しさとカッコ良さが調和しているキャラだと思う。

私もカッコイイといえば式かな。FGOで言えばアサシンよりだが、どっちも好き。

自分も式。特に剣式。宝具の桜のエフェクトがスバラシイ。

ホームズ。
世界で最も偉大な探偵がカッコよくFate世界で活躍してくれてテンション上がってます。

ホームズもいいがモリアーティもいいよ!
最近のFGOはおっさん系、成熟した男キャラでカッコイイと強く感じるキャラが増えて財布的にとても困る。

私もFGOでカッコイイといえばホームズだね。宝具もバトルモーションもカッコイイ。自分の知っている中で一番カッコイイバリツかもしれん。

モリアーティ教授だ。初めて男キャラに、性能目的ではなくキャラのカッコ良さから課金してしまった……

ホームズやモリアーティといった英国紳士連中はキャラクターを構成する要素が全体的にカッコイイから高評価になってしまうな!

大英雄アーラシュ。
FGOを始めてから最も強くカッコ良さを意識することになった存在だ。低レアながら周回の基本戦略になるわ、ストーリーの方でも活躍するわと。

男ならアーラシュ、女ならドレイクの姉御。

ドレイク船長は性格がカッコ良いんだよね。
自分は三章のストーリーで惚れ込んだ。

白い方の槍アルトリアだ。冷酷で強大な強さが心を刺激する。

自分は黒い方の槍アルトリアかなー、あとジャンヌ・オルタも黒い方向的に好み。

すぐに思い浮かんだのはセイバーオルタだね。モーション変更でさらにカッコよくなった。
あと水着の方も……あのバイクとライフルは卑怯だ、あんなのカッコイイに決まっている!!

新宿のセイバーオルタは特にカッコ良かった。
アルトリアとバイクの組み合わせ、オルタの方だとさらにカッコ良さが増す。

FGOをプレイしていてカッコ良いと感じるようになったキャラはセイバーオルタとケツァルコアトルだわ。

ケツァルコアトルは最初とんでもないイロモノにしか見えなかったが、解放絵やモーションとかを通じてカッコイイと感じるようになっていった。

セイバー枠に自分にとってのカッコイイキャラが集中していて迷うが、あえて挙げるなら武藏かな……

自分も武蔵。本命の推しキャラだ。
宝具のモーション、刀の使い方と非常にカッコイイ!

私も武蔵のカッコ良さにやられたぜ。
ちょっと頭の悪いカッコイイお姉さんってスバラシイよね!

メルトリリスはストーリーやキャラの在り方がとてもカッコイイと感じた。
デザインもその、外で見るのは厳しいけど、好きだよ!

メルトリリスはストーリー前後で本当に印象変わったなあ。
「“自分の恋(ユメ)は自分で守る”。 女の子なら当然でしょ、そんなコト」の場面が特にカッコ良かった。

巌窟王かな。監獄塔からはじまった主人公との関係、そして最終決戦の流れはカッコよすぎる。
あと最近日本でのあだ名の一つに「彼氏面」というのがあるのを知って笑った。

好みを別として普通にカッコイイキャラということならプロトセイバーじゃないか?
あれは総合力が非常に高い。

同意。単純にカッコ良さとだけを語るならプロトセイバーだろう。デザインも性格も声も強過ぎる。

プロトセイバーと金ぴかと一緒に行く人理修復の旅は最高過ぎた……

自分もカッコイイというので思いついたのはまずプロトセイバーだった。あとカルナも思い付いたがこっちはFGO経由なのかよく分からんかも。

うーむ、一人に絞るのは難しい……プロトセイバーも良いけど金時も良いし、巌窟王や天草も大好きだし……

私もカッコ良さだけで考えると、プロトセイバーかトリスタンかで迷うね。

カッコイイサーヴァントとして挙げて異論が少ないのはホームズ、トリスタン、プロトセイバー辺りだろう。FGOは魅力的なサーヴァントが多いけど、好みが分かれるデザインになっているのも多い。

土方歳三がカッコイイ!
近代系サーヴァントの中では史実を非常にうまくFate世界に合わせたキャラになっているし、宝具も彼の戦いを表現していてスバラシイ!

土方先生はスバラシイ。
「俺が!新選組だあ!」というのがそのキャラクターを強烈に表現していて更に演出まで良いとか最高だ。

初代のお爺ちゃん。ダーク系が好きなら絶対にハマるカッコ良さ。

カッコ良さを語るならキングハサンは外せない。

山の翁は髑髏で甲冑で大剣と自分の好きな要素盛り込まれ過ぎ!!

あの明らかな格の高さ、骸骨の重甲冑、大剣と大盾。
グランドクラスだと問答無用で納得させてくれる格とカッコ良さだ。

同意だ。
キングハサンによって私はグランドクラスのサーヴァントというのをきっちり理解できた。

マーリンカッコイイんだけど、遊んでいるとキャラに引っ張られて忘れそうになる。
知り合いにもマーリンがきっかけで穴に落ちたのがいるんだが。

Zeroの頃からずっとカッコイイと感じているのはイスカンダル、FGO経由でカッコイイと感じるようになったのはナイチンゲールだな。あのデザインと性格は予想外だった、そして史実を調べて更に意外な収穫が。

予想外といえばスーツ姿の孔明。実質ウェイバーだと後から知ったけど、孔明にこういう組み合わせもあると気づかされたのは良かった。

あの装いの孔老師良いよな!!

茨城童子の華麗でありながら狂気を漂わせるデザインが良い。それから信長も。
自分は和風でこっちの表現にカッコ良さを感じているのだろう。

水着信長は女キャラで水着なのにカッコ良さが先に来るのが考えてみればスゴイ。
それにしても信長に関しては経験値系サーヴァントだし、事前のぐだぐだネタを知っているはずなのに、なぜあそこまでカッコよく感じられるのか。

ぐだぐだしてない信長カッコイイよね。ぐだぐだしていない時はほぼ無いだろうけど。

帝都聖杯奇譚の最初の方にちょっと期待しておけ!
イロイロとあるが、やはり信長がカッコイイと認識できるイベントだぞ!

昔からずっと門番やってる御方がカッコイイと思っている。
セイバーと武内デザインで登場した時は夜中に叫んでしまった。

優雅なカッコ良さでホームズを挙げる人も多いが、自分は優雅なカッコ良さといえばヴラド三世だね。

クー・フーリン・オルタ。数ある狗の中でも黒狗が一番カッコイイ。

エルキドゥ、あの存在も含めてカッコイイ。

オジマンディアスだな。笑っているだけじゃないし、ディオなだけというわけでもない。

Fate世界の扱いなどのネタはさておき、謎のヒロインXは私のカッコイイ要素だらけだ。ライトセイバーで二刀流……動画見てしまったせいで課金することに。

人外キャラでヘシアン・ロボ、それからゲーティアも。

まだこっちの実装はないが雷帝のデザインはカッコイイね。
広い範囲で人気になることはないだろうけど、FGOの人外系デザインのサーヴァントはカッコイイのが多くて嬉しい。



とまぁ、こんな感じで。
今回ピックアップした発言はあくまで私が見た範囲で言及する人が比較的多いキャラについてだけで、他にもイロイロなキャラにカッコ良さを感じる人が出ていました。
現在の中国オタク界隈を探せばどのサーヴァントにもファンは見つかるという印象ですね。

ちなみに私の知っている範囲の中国オタク界隈におけるFGO経由で人気が出たサーヴァントで印象的なのはアーラシュ、山の翁といった辺りでしょうか。
特に山の翁に関しては自分の好みに強烈に刺さった人が目に付きますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「賽銭箱というアイテムについて聞きたいんだが」

なかなか正月ボケと艦これラスダンの沼から抜け出せないので、今回は以前教えていただいた正月っぽい簡単なネタで。

中国オタク界隈では日本社会におけるイロイロなアイテムが話題になったりします。
そんな話題の一つとして
「賽銭箱」
に関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


賽銭箱というアイテムについて聞きたいんだが、誰か詳しい人いない?

日本神道のアレか。
個人的には霊夢が持っているせいで金を騙し取るアイテムという印象になってしまうが……

基本的には宗教施設の奉納用の箱だと認識しておけば間違いないはず。
日本は賽銭という形で神社に寄付するから、その為の箱だな。

あれって宗教的なシンボルと見てもいいの?

いや、そこまででは無かったような……神社の基本施設の一つではあるが、シンボルというなら鳥居とかの方じゃないかな。

あれって実際どの程度のお金が入るものなの?
外に出しっぱなしで構わない扱いのようだし、小銭が使われるということだから、あまり金は入らなかったりするように見えるが。

横からだが自分もちょっと聞きたい。
賽銭箱ってどの程度の大きさなの?

大きさについては東方の霊夢が抱えられるくらいだな。容量もそこまで大きくはない。二次元によくある四次元ポケット的な機能が付くならその限りではないが。

ああいう箱にお金がたくさん入っていると思うか?想像すれば分かるだろう。

金を徴収する際のシンボル的な扱いにはなるけど、実際はたいした量の金は入らんよ。

いやいや、実物の賽銭箱はかなり大きいよ。日本の神社の設備だから。
霊夢が抱えているのはあくまでデフォルメされたもの。

そうなのか……自分も実はちょっと抱えられるくらいのサイズだと思っていた。和風系のゲームだとちょこちょこ見かけるアイテムボックスだったし。

日本の神社の収入の結構な部分が賽銭箱経由という話も聞いたことがあるし、入る所ではかなり入ると思うんだが……

賽銭箱の大きさや収入については場所による。有名な所はかなり大きいし、内部が機械化されていたりする。
正月の大手の神社は凄かったよ。参拝客から金が飛びまくる。

そういう大手の神社をイメージして、霊夢の賽銭箱ネタを見るとまた別の印象になるな……興味深い知識を得た。

日本の寺にある賽銭箱ってそんな感じだったのか。
賽銭箱型の貯金箱持っているから、てっきりそこそこの大きさと役割だと……

寺には賽銭箱ないぞ。賽銭箱があるのは神社だ。

いや、日本の仏教の寺にもあるぞ?
私は日本旅行の時に見た。

賽銭箱ってようは、日本の宗教における集金システム用の設備なんだよ。
貨幣経済の普及に伴って都市部で流行した金銭による寄付が日本の宗教における寄付の形式として一般化した。
だから近世になって入ったキリスト教の教会には賽銭箱は無い……はず。

キリスト教にも賽銭箱じゃなくて献金用の箱的なものはあるんじゃないか?日本の教会は知らないが、欧州の教会にはあった。

どこだったか忘れたが、ウチの国でも寺で線香を買うときにお金を入れる箱はあったな。あれも役割的には賽銭箱だろう。

ウチの国の仏教や道教にも箱に金を入れる所があるな。
自分も国内のどこかでやった覚えがある。

私はなんとなくウチの国では紙銭として発展したのが日本では賽銭箱として発展したのかと思っていたが、どうやらもう少し複雑のようだ。

宗教関係の儀式で信者からの寄付を集める関係上、どこの宗教にも賽銭箱的な存在はあるんじゃないかな。
それを宗教的な拝礼などにどう組み込むかは各宗教で異なるだろうけど。

ふーむ、そんな感じなのか。
ところで賽銭箱に手を出すのって日本だとどのくらい危険なレベルなの?
東方ネタではそこそこ見かけるが。

逆鱗ネタという扱いだよね。
宗教的にやはりヤバイのか。

だってお前……教会の十字架や寺の香炉を壊すようなもんだぞ。そりゃ危険な行為だろ。

賽銭箱に限らず神社の設備を壊したら信仰している人間はそりゃ怒るって。賽銭箱から金を盗むのも、窃盗に加えて冒涜的な意味が加わる。

賽銭箱をネタにできるくらいだからキリスト教やイスラム教に比べると緩いようだけど、実際に発生した場合は日本の感覚ではかなり強烈な嫌悪感を伴う窃盗になるらしい。

でも金が入っているということで泥棒は普通に出ている。
日本では賽銭泥棒のニュースがちょくちょく報道されている。

小規模な神社だと管理があまくて放置気味になっているらしいけど、そういう所でも賽銭泥棒は出るらしいね。
あと神社の人間としては賽銭よりも盗む際に賽銭箱を壊される方が修理費とかで痛いとか。

上の方のレスでも出ているけど、日本の神社の賽銭システムってそんなに昔からのものじゃないらしいし、時代に合わせた対応も行われているようだ。
例えば最近だと電子マネーによる賽銭も導入されているが、これは管理と防犯の意味もある。

そうなの?
自分は日本文化における伝統だとどこかで見たが。

一応伝統になるレベルではあるけど、貨幣経済が普及して以降の習慣だからそこまで昔からのものではない。あと金銭でなければならないわけでもなく、米などの物納とかも普通に行われていたから、別の形式にすることも可能なんじゃないかな。



とまぁ、こんな感じで。
賽銭箱のシステムなどについても話が広がっていました。

教えていただいた話によれば、賽銭箱のイメージに関しては和風系コンテンツや二次創作関係などを通じて広まっているような所もあるのだとか。
またそういったことから、中国オタク界隈でも賽銭箱という存在については普通に認識されているものの、賽銭箱の具体的なスケールや扱われ方になるとやはり混乱してくるような所もあるそうで。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「鍋の最後に麺や春雨はわかるが米はありえない。油が多すぎる」「日本の鍋って汁を使って別の料理も作るのか」

この年末年始はずっとメインで使っていたPCからついに異音が出てきたので、急いで新しいPC環境に移る作業と、その横でダラダラと艦これやFGOをやる作業で順調に潰れました。
何はともあれ、ぼちぼちと通常更新に戻していきたいですね。

また艦これイベントに関する情報ありがとうございます。潜水艦でのギミック解除や特効艦情報などのお陰で久々に甲で進めて現在ラスダン前です。現在は道中とカットインお祈りでいくか、友軍艦隊の追加を待つかでちょっと迷っている所です。
さて今回の更新を。

近年は中国でも日本料理の情報が広まっていて、料理の種類に関してはイロイロと知られているようですが、日本料理を実際に食べる流れなどについては所々意識されていなかったり、中華料理の似たような名前或いは似たようなカテゴリの料理でイメージされることによるズレも出ているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の鍋の〆、麺や米の投入」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の鍋って汁を使って別の料理も作るのか。
知っている人は知っているのかもしれないが、自分にとってはちょっとした驚きのネタだったわ。

いや、うちの国でもスープ活用したり飲んだりしない?

火鍋の汁は飲まんだろ……

火鍋のスープで麺はいけるが、米の飯だとすごいヘビーなことになりそう。

鍋の最後に麺や春雨はわかるが米はありえない。油が多すぎる。

分かった。たぶん想像しているものがズレている。
日本の鍋料理を「火鍋」と訳してしまうことも少なくないけど、これはあまり正しくない。それでイメージしてしまうと混乱するな。

日本の鍋カテゴリって、ウチの国の料理であえて言うなら「砂鍋」じゃないかな。
火鍋に当たるのは日本料理だと「しゃぶしゃぶ」だったかな。しゃぶしゃぶも日本の鍋料理の一種だけど、鍋料理といった場合に真っ先に出てくるものではない特殊カテゴリでもある。

日本の鍋料理、日本式火鍋って基本的には砂鍋系の料理だろう。
ああいう鍋料理のスープは二次利用ができるぞ。

そうそう。
私の家でも冬に砂鍋食ったあとにスープで別のものを煮て別の料理にしていたわ。

火鍋で麺を煮るのは知っていたが、米を加えて粥にするのは想像したこともなかったわ……なんか食べたら胃にもたれそう……

麺も米もいけるし、餃子もいけるぞ!

餃子もって……よく考えたらどれも凄いスープを吸うから変わらないのかもしれないが……

やれば食えるのかもしれないが、火鍋の種類によっては明らかにやめた方が良いと思ってしまうのもあるな。重慶の方の色とりどりの辛さのアレとか。

重慶の方の火鍋だって飯投入とかいけるって!

どういう火鍋をイメージしているのかがハッキリしないが、日本の火鍋料理は材料も違う。
まず日本は羊肉で鍋をするのはかなり珍しい(無いわけではない)し、鍋のスープの味もあっさり風味だ。
中国の「火鍋」という言葉からイメージされる料理のスープだと麺はともかく粥はしつこ過ぎるのには同意だが、日本の火鍋はまた別物だよ。

火鍋のスープって最後の方はかなり煮詰まっているからね。麺をそれで茹でて食うならともかく飲むのはアレだ。

痛風とか怖いよな!

麺も煮るときにかなりスープを吸うからヤバイことはヤバイぞ……
あっさり系の鍋や特殊なタイプの鍋の麺や粥ならともかく、油と辛さでヘビーなのはやめとけ。

今日の昼めしに火鍋作って、夜に鍋のスープで麺をゆでて食ったよ。
辛くて旨かった!

たぶん「衛宮さんちの今日のご飯」の鍋回を見たんだろ。
あの材料を見ればわかるが、あの作品で作られていた「寄せ鍋」は野菜スープ的な方向の料理だ。
だからスープで飯を煮ても問題無いんだよ。

日本旅行で鍋を食べたことがあるけど、鍋のスープは基本的には水と醤油ベースでとてもあっさりしていた。油に関してはほとんど感じなかったし、あれなら米を投入しても何の問題も無い。

「トネガワ」でも鍋やってたな。なんか日本の鍋料理は日本社会の交流ツールとしての意味合いもあるし、めんどくさいネタとしても活用できるらしい。
中国の火鍋はいろんなスパイスがゴロゴロと混じった底料が入っているからスープ飲むのはキツイわな。あれと日本の火鍋は違う。

私の家の火鍋は最後に底料さらってきれいにしたスープで麺投入するけど、飲むのは厳しいし、それで煮た米を食うってのも正直嫌だなあ

吉野家の火鍋が「衛宮さんち」の鍋の食い方に近い。
最後に米を入れて食うという流れ。

吉野家の火鍋はいわゆるすき焼き系の作り方だからな。
「衛宮さんち」に出てきたのはすき焼きなんかと同じで、スープも飲む日本の鍋料理だな。
すき焼きも最後に米を投入してお粥にする。

火鍋の中にはスープ飲めておいしいのもあるよ。特別な作り方のだけどね。

一応「火鍋」も広義では煮る料理の意味もあるから日本の砂鍋的な料理を「火鍋」と訳しても間違いではないんだが、普通は狭義の意味である肉をスープにくぐらせて加熱する方のイメージになってしまうわな。

米を鍋で煮たりはしないが、鍋の汁かけて食うことはあるな。家庭ごとに違うかもしれんが、ウチの火鍋はそうだった。

四川火鍋でなければスープ飲める鍋もあるだろ。

広東系火鍋なら辛くないし油も少ないからいけるいける。

重慶系や東北系のずっしり風味の火鍋でなければ麺も粥も大丈夫だろ。

ウチの国の清湯系の鍋は最後に麺を投入するもんだと思っていたんだが。

俺の地元だと、火鍋のスープは最初に具材を入れたときなら飲めるということになっていた。

結局は鍋に何を放り込んだかだと思う。
ただ具を食べ終わったら最後に麺を投入というのはわりと多いとおもうんだけど。

そう言えば「衛宮さんち」でも麺を入れるみたいなセリフはあったな。

ウチの国の料理鍋だと煮るのは煮るで、スープを飲めるのは最初から飲むように思う。煮る方はどんどん放り込むし最後に麺を煮るのもこれだ。
日本の鍋は最初から煮る具材、しゃぶしゃぶにするものが固定されているから最後に米を投入する所までセットに構築されているのでは。

あまり雑多なものを煮なければ米でもいけるんじゃないか。
ウチの国の普通の火鍋はイロイロ入っているし油も多いから厳しいかもしれんが。

日本の鍋にも麺は入れるけど、ちょっと違う。既に調理済みの米や麺を入れるんだよ。「衛宮さんち」でも炊いた米を水で洗って放り込んでいたろ?あれは粥とは少々違う「おじや」というカテゴリの料理だ。
ウチの国の場合は鍋で煮るやり方が多いんじゃないかと。

私が以前食べた日本料理の鍋の最後に足す主食も、原則としてそのままスープに絡めて食べられるくらいの調理はしてあるみたいだったな。米以外にうどんとか餅もある。

そういや俺が大学の友達と火鍋食った後に放り込むのは乾麺だったな。

「衛宮さんちの今日のご飯」を見た自分にはタイムリーなスレだった。
あの作品って料理の作り方も面白いが、その周辺、料理の材料入手や料理の食べ方の流れも意外な描写が飛び出るのが面白い。とても良い「日常生活」のアニメ。

料理の写真だけでは分からないことってあるからね。さすがに味は想像するしかないけど、食べる動作や流れがきっちり描写されているのは良いよな。
ああいうのって意外な所で習慣や文化の違いが出る。マナーとまでは言わないが、知っていて損はない知識だろう。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国における「火鍋」のイメージで日本の鍋料理を考えてしまう人も少なくないのか、鍋の〆に関しては受け取り方が結構分かれていました。

以前知り合いに教えていただいた話によると、現在の中国では日本の鍋料理に対しても「火鍋」呼びが使われることもあるそうで、それが微妙な認識のズレにもつながっているのだとか。
この辺に関しては現在の中国で火鍋の存在感が非常に強く、メジャーな「鍋」になっているというのもあるのでしょうかね。

あと今回の記事をまとめていて思い出したのですが、中国の鍋料理(火鍋も砂鍋も)は具材の下処理をしなかったり、イイカゲンにしていたりということが少なくないような気もします。例えば上にもあるように麺は乾麺でどばーなところが結構あったように思います。

一応高級な店ではきちんと下処理がしてあって、麺に関してもちゃんと湯に通した麺だったケースもあるにはあったのですが、やはり大雑把な所が多かったような……
エノキの石突きを取らずにそのまんまで出てきた上にあまり綺麗に見えなかったので、放り込む前にちまちまと取ったりしたなんてこともありましたね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2018後半よりぬき日中オタ活動

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
それではまず、昨年後半のまとめを。


中国オタクとオタク文化

中国オタク「ウチの国のオタクはなぜ熱心に『キャラが成長していない』という批判をするのだろうか」

中国オタク「主人公に才能が無いスポーツ作品ってあるの?」

中国オタク「キョンシーの萌えってどう思う?」

中国オタク「ウチの国で広く使われるようになっちゃったオタク用語について」

中国オタク「アニメや漫画ってバッドエンドはそれなりにあるけど、敵が勝利する終わり方の作品ってかなり少なくないか?」

中国オタク「日本ファンタジーの共通設定冒険者ギルドはどのように成立したのか?」

中国オタク「人間化する武器のキャラ、人間から武器化するキャラってありそうで多くはないよね……」

中国オタク「日本人が異世界で無双するための料理ってショボ過ぎないか?」

中国オタク「日本語の中二病的なカッコイイセリフは中国語に翻訳しない方が良いのだろうか?」

中国オタク「日本産エルフの定番設定は」「耳が長くておっぱいが大きい」

中国オタク「ツノのある美少女、鬼族ってとても良い」


中国オタクとアニメと漫画とゲームとラノベ

中国オタク「俺達は今遊んでいるんじゃない!勉強のためにアニメを見ているだけなんだ!」はたらく細胞に対する中国オタクの反応

中国で大人気の「はたらく細胞」ついに人民日報で言及される

中国オタク「気が付いたら『オーバーロード』が大人気作品扱いになっているが、なぜだ」

中国オタク「うるし原智志絵じゃないラングリッサーだなんて……」ラングリッサーリメイクに対する中国オタクの反応

中国オタク「ゴブリンスレイヤーのゴブリンが強過ぎる。明らかにおかしい」ゴブリンスレイヤーに対するライトな層の反応

中国オタク「藤田和日郎が中国大好きってホント?」

中国オタク「老虚がシナリオ!?嬉しいが危険だ!」FGO第2部第3章に対する中国オタクの反応ネタバレ無編

FGOの始皇帝に対する中国オタクの反応ネタバレ有編

中国オタク「事前情報ではストーリーが絶賛されていたけど、正直そこまで面白いとは……」中国版FGO亜種特異点3への反応


その他諸々

中国オタク「日本の関東関西ってどれくらい対立しているんだ?色んな作品で関東と関西が強調されて対決みたいな話になるが」

中国オタク「ポニーテールにしようとするゴムをくわえた女の子というのはヘンだ」「あえて不便に、不潔にやる理由が分からん」

中国オタク「冷蔵庫の中にある他人のプリンを食うのって日本ではどのくらい危険な行為なの?」

中国オタク「皆はどんな中国の歴史上の人物なら悪役にされても納得できるんだ?」

中国オタク「日本の学校の部活動の予算がよく分からない」「描写されていないけど部活動って実はかなり金がかかっているんじゃないか」

中国オタク「神風って日本での敏感なワードだったりするの?」

中国オタク「四天王だけど五人いる!ネタっていつ頃から広まったんだろう」

中国オタク「ウチの国では人食いネタの扱いが軽いのかも」


中国オタク「日本大使館曰く日本の冬のミニスカ生足は可愛さを求めてのもので寒くないわけじゃないとのこと」


中国オタク界隈の動向、アニメ公式配信状況など

中国で「ISLAND」が配信中止に? アニメの出資と配信を行っていたbilibiliが中国国営放送CCTVで名指しの批判

中国のネットのアニメ配信中止更に拡大、今回は国産アニメの看板作品もターゲットに?

中国での「モンスターハンター:ワールド」突然の配信中止に対する中国オタクの反応

中国で大掛かりな海賊版ガンプラ取締り、被害額は2.3億元(約38億円)とのこと

中国オタク「BL同人誌書いて売ったら懲役10年、なんでこんなことに……」

中国の2018年7月新作アニメ公式配信状況

中国の2018年10月新作アニメ公式配信状況


2018年の後半も中国オタク界隈でも最新の環境に合わせた形での取締り強化や、その周辺のゴタゴタが断続的に発生していましたし、あまり落ち着いた空気ではなかったように思います。
夏頃がピークでその後はやや落ち着いていったようですが、今後はいったいどうなるのやら。

しかし2018年の終盤にあったFGOの秦シナリオ実装の件については、無事に実装され中国でも大歓迎されたのは本当に良かったですね。
この件は私も昨年からずっと追いかけていましたし、ゲーム自体も個人的にかなり遊んでいるので、実装後の中国の反応に関してはかなりホッとしました。

それにしてもFGOの秦シナリオ実装直前の「シナリオ担当:虚淵玄」の発表によりガラッと変わった空気や、その後の中国オタク界隈でも加熱を不安視するような声が出るほどの始皇帝に対する大絶賛の流れは凄かった。
さすがにそこだけを見て「終わりよければ全て良し」と括ってしまうのは何ですが、お陰で当ブログ的に年の終わりを落ち着いた気分で迎えられました。

ブログで書いた以外にも、中国で配信されている日本の新作アニメや中国で公開されたアニメ系映画の動向や各シーズンの人気の傾向などについてはアキバ総研様で書かせていただいているコラムにまとめておりますので、よろしければそちらもご参照ください。

とりあえず、こんな所で。
今年もぼちぼちと続けていけるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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