ありがたいことに手頃なネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。
欧米ほどではありませんが、中国の方でも日本の忍者はイロイロと話題になる存在ではあるようです。「NARUTO」のような忍者系作品が大人気になったりしていますし、忍者ネタの話題で盛り上がることもちょくちょくあるそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の創作における女忍者」
などに関するやりとりを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
女忍者が実在しない所か最近の創作ネタだって本当?
一定の割合の創作ネタが混じっているとは思っていたが……
漢字の「女」を崩した「くノ一」だな。
女であることも武器にして諜報から暗殺までこなすとか、遊女や下女、芸人に扮する技術に加えて女を武器にするための性的技能まで備えるとか創作でとても便利な存在だと思うわ。
どこを強調するかで学園モノからエログロバイオレンスまでなんでもいける。
女忍者か……お色気か18禁かクールに戦うキャラという印象だわ。
「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」は良かったね。自分はあれでくノ一に興味を持った。
創作に関しては「くノ一」が山田風太郎が作品で使われたことによる影響が非常に大きいらしいね。
女忍者は山田風太郎が忍法帖シリーズで書いてから出てきたものだよ。
日本の歴史上に女忍者が存在したという資料は存在しない。
いや女忍者的な概念自体まで近年の創作ではない、はず。
流行については山田風太郎の影響が大きいのだろうけど。
忍者自体は昔からいたわけだし、創作に関しても忍者のバリエーションとして女忍者が登場していたのは想像に難くない。
日本の忍者は昔は講談から創作のヒーローとしてのイメージが形成されていった面もあるようだから、イロイロな所で武侠と重なるように感じられるね。
女忍者はもっとたくさん出ても良いと思うのに、あまり主役扱いの作品が無いのは残念。
うーむ、自分がとっさに思い付いた女忍者テーマの作品は「閃乱カグラ」だが、もうちょっと真面目なのだと何があるだろうか。
青年向けのマンガ探して見ると良いよ。
女忍者を主人公にして真面目に描くならエロスとバイオレンスは避けられないだろうし、少年マンガだとやや難しいのでは。
伝統的な忍者がいないだけで、忍者属性ヒロインはわりといるんじゃないか。日本を舞台にした場合、女性で武力を持たせるのに都合が良い設定だから。
あとDOAみたいに忍者設定だけど忍者に見えない格好している女キャラも多いから意外に認識から外れがちな所もあるんじゃないかね。
FGOの望月千代女もあんまり忍者っぽくない格好だからなあ。実はエロいけど。
個人的には歴史要素の濃い女忍者作品、女忍者キャラをもっと見たいと思ったり。
このスレを見たらちょっと間違った言い方のような気もしてきたが、「本当の女忍者」的なキャラの出てくる作品ってある?
忍術という名の不思議パワー使って無双する超人が「忍者」な作品じゃなく、現実的に感じられるレベルの戦いをする女忍者の出てくる作品。
「サムライチャンプルー」にリアル系女忍者出ていたような。
アニメやマンガに出す場合、基本的には怪力乱神系の能力になるからリアル……いやそもそも創作だから何がリアルなのか定義は不明だが、そういう女忍者は少ないよね。
エロスは無いけど「信長の忍び」とかいいぞ!
「信長の忍び」の千鳥は戦闘力高過ぎて忍者に思えないんだよなあ……
ギャグ寄りの作品だけど歴史ネタは結構しっかりと押さえているし、忍者に関してもネタ部分を除けばかなり普通のイメージの忍者になってはいるよ。
上で出ているけど、女忍者の概念については山田風太郎の影響が大きいのは確かだ。
山田風太郎以降の女忍者の扱いで特に大きな変化は「くノ一」という言葉が広まって女忍者を指すことになった点だね。
それ以前は「くノ一」というのは女であることを武器にする忍術だか交渉術だかを指すものだった。
山田風太郎は日本の様々な娯楽作品に大きな影響を与えているんだよな。Fateだって遡れば元ネタは山田風太郎作品の「魔界転生」だ。
こっちで例えるなら、昔からずっと使われている設定だと思っていたら実は金庸が使った結果広まった設定だったみたいな話じゃないか?
凄いよく分かった。
納得できた。
くノ一は近代の創作だけど、女が諜報やってないわけじゃないみたいよ
例えば武田家には歩き巫女って組織がある。これのトップがあのFGOにも出ている望月千代女で、くノ一的な存在の伝承として一番有名な存在。
ああ、そういうことか。
FGOに忍者枠として出てくるだけの理由はあったのか。加藤段蔵もいるから、あまり女忍者の重要人物という印象は無かった。
歩き巫女という名前はなんか忍者とは別のロマンを感じる。
実態は娼婦的な商売とシャーマン的なことを兼任していたらしいが、そりゃ諜報で活躍するわな。
しかしくノ一、女忍者が流行るのはなんて言うか、とてもよく分かる。
こういう所からも日本の創作ネタの訴求力が強いのを改めて感じる。
時代ごとに創作ネタとして洗練されたり新しいネタを取り込んでいった結果が今の「忍者」だからね。
「NARUTO」も凄いけど海外に伝わったヘンな忍者像を更にまた日本が取り込んでニンジャスレイヤー」みたいなパロ作品作っちゃうのも凄いと思うわ。
そう言えば、くノ一コスチュームも比較的近い時代の映画やテレビドラマからの影響が強いらしいな。
例えばなぜか網タイツを装備するとか。
あれ、実際は日本で装備されていたチェインメイルが元ネタらしいな。セクシーだけどなぜそうなった。
ナルトとかで知ったけど、自分の中の今のイメージは対魔忍……
何となくわかる。二次元のくノ一イメージの流れとしては日本時代劇→アニメやマンガ→ゲーム(DOAとか)→対魔忍なのだろうか?
この間にもイロイロとあるとは思うが、自分の中のイメージの変遷はこんな感じかも。
不知火舞もくノ一だぞ。
春麗の次に影響があった格ゲーの女キャラという説もある。
うーむ……元が創作だから好き勝手にデザインできるのかなあ。くノ一出す時点で見る方が白けなければ歴史考証とか放り投げてもいいような部分もありそうだし。
とまぁ、こんな感じで。
ダメな方向も含めてイロイロと出ていました。
それにしても、現在の中国オタク界隈では知識として山田風太郎作品を把握している人もそれなりにいるようですが、実際にどんな作品を、どの程度まで把握しているのでしょうかね。
上のやり取りにもある「甲賀忍法帖」が原作のアニメ
「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」
などはそれなり以上に知名度はあるようですが、他の作品については私もよく分からないの、その辺についても気になってきました。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
欧米ほどではありませんが、中国の方でも日本の忍者はイロイロと話題になる存在ではあるようです。「NARUTO」のような忍者系作品が大人気になったりしていますし、忍者ネタの話題で盛り上がることもちょくちょくあるそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の創作における女忍者」
などに関するやりとりを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
女忍者が実在しない所か最近の創作ネタだって本当?
一定の割合の創作ネタが混じっているとは思っていたが……
漢字の「女」を崩した「くノ一」だな。
女であることも武器にして諜報から暗殺までこなすとか、遊女や下女、芸人に扮する技術に加えて女を武器にするための性的技能まで備えるとか創作でとても便利な存在だと思うわ。
どこを強調するかで学園モノからエログロバイオレンスまでなんでもいける。
女忍者か……お色気か18禁かクールに戦うキャラという印象だわ。
「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」は良かったね。自分はあれでくノ一に興味を持った。
創作に関しては「くノ一」が山田風太郎が作品で使われたことによる影響が非常に大きいらしいね。
女忍者は山田風太郎が忍法帖シリーズで書いてから出てきたものだよ。
日本の歴史上に女忍者が存在したという資料は存在しない。
いや女忍者的な概念自体まで近年の創作ではない、はず。
流行については山田風太郎の影響が大きいのだろうけど。
忍者自体は昔からいたわけだし、創作に関しても忍者のバリエーションとして女忍者が登場していたのは想像に難くない。
日本の忍者は昔は講談から創作のヒーローとしてのイメージが形成されていった面もあるようだから、イロイロな所で武侠と重なるように感じられるね。
女忍者はもっとたくさん出ても良いと思うのに、あまり主役扱いの作品が無いのは残念。
うーむ、自分がとっさに思い付いた女忍者テーマの作品は「閃乱カグラ」だが、もうちょっと真面目なのだと何があるだろうか。
青年向けのマンガ探して見ると良いよ。
女忍者を主人公にして真面目に描くならエロスとバイオレンスは避けられないだろうし、少年マンガだとやや難しいのでは。
伝統的な忍者がいないだけで、忍者属性ヒロインはわりといるんじゃないか。日本を舞台にした場合、女性で武力を持たせるのに都合が良い設定だから。
あとDOAみたいに忍者設定だけど忍者に見えない格好している女キャラも多いから意外に認識から外れがちな所もあるんじゃないかね。
FGOの望月千代女もあんまり忍者っぽくない格好だからなあ。実はエロいけど。
個人的には歴史要素の濃い女忍者作品、女忍者キャラをもっと見たいと思ったり。
このスレを見たらちょっと間違った言い方のような気もしてきたが、「本当の女忍者」的なキャラの出てくる作品ってある?
忍術という名の不思議パワー使って無双する超人が「忍者」な作品じゃなく、現実的に感じられるレベルの戦いをする女忍者の出てくる作品。
「サムライチャンプルー」にリアル系女忍者出ていたような。
アニメやマンガに出す場合、基本的には怪力乱神系の能力になるからリアル……いやそもそも創作だから何がリアルなのか定義は不明だが、そういう女忍者は少ないよね。
エロスは無いけど「信長の忍び」とかいいぞ!
「信長の忍び」の千鳥は戦闘力高過ぎて忍者に思えないんだよなあ……
ギャグ寄りの作品だけど歴史ネタは結構しっかりと押さえているし、忍者に関してもネタ部分を除けばかなり普通のイメージの忍者になってはいるよ。
上で出ているけど、女忍者の概念については山田風太郎の影響が大きいのは確かだ。
山田風太郎以降の女忍者の扱いで特に大きな変化は「くノ一」という言葉が広まって女忍者を指すことになった点だね。
それ以前は「くノ一」というのは女であることを武器にする忍術だか交渉術だかを指すものだった。
山田風太郎は日本の様々な娯楽作品に大きな影響を与えているんだよな。Fateだって遡れば元ネタは山田風太郎作品の「魔界転生」だ。
こっちで例えるなら、昔からずっと使われている設定だと思っていたら実は金庸が使った結果広まった設定だったみたいな話じゃないか?
凄いよく分かった。
納得できた。
くノ一は近代の創作だけど、女が諜報やってないわけじゃないみたいよ
例えば武田家には歩き巫女って組織がある。これのトップがあのFGOにも出ている望月千代女で、くノ一的な存在の伝承として一番有名な存在。
ああ、そういうことか。
FGOに忍者枠として出てくるだけの理由はあったのか。加藤段蔵もいるから、あまり女忍者の重要人物という印象は無かった。
歩き巫女という名前はなんか忍者とは別のロマンを感じる。
実態は娼婦的な商売とシャーマン的なことを兼任していたらしいが、そりゃ諜報で活躍するわな。
しかしくノ一、女忍者が流行るのはなんて言うか、とてもよく分かる。
こういう所からも日本の創作ネタの訴求力が強いのを改めて感じる。
時代ごとに創作ネタとして洗練されたり新しいネタを取り込んでいった結果が今の「忍者」だからね。
「NARUTO」も凄いけど海外に伝わったヘンな忍者像を更にまた日本が取り込んでニンジャスレイヤー」みたいなパロ作品作っちゃうのも凄いと思うわ。
そう言えば、くノ一コスチュームも比較的近い時代の映画やテレビドラマからの影響が強いらしいな。
例えばなぜか網タイツを装備するとか。
あれ、実際は日本で装備されていたチェインメイルが元ネタらしいな。セクシーだけどなぜそうなった。
ナルトとかで知ったけど、自分の中の今のイメージは対魔忍……
何となくわかる。二次元のくノ一イメージの流れとしては日本時代劇→アニメやマンガ→ゲーム(DOAとか)→対魔忍なのだろうか?
この間にもイロイロとあるとは思うが、自分の中のイメージの変遷はこんな感じかも。
不知火舞もくノ一だぞ。
春麗の次に影響があった格ゲーの女キャラという説もある。
うーむ……元が創作だから好き勝手にデザインできるのかなあ。くノ一出す時点で見る方が白けなければ歴史考証とか放り投げてもいいような部分もありそうだし。
とまぁ、こんな感じで。
ダメな方向も含めてイロイロと出ていました。
それにしても、現在の中国オタク界隈では知識として山田風太郎作品を把握している人もそれなりにいるようですが、実際にどんな作品を、どの程度まで把握しているのでしょうかね。
上のやり取りにもある「甲賀忍法帖」が原作のアニメ
「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」
などはそれなり以上に知名度はあるようですが、他の作品については私もよく分からないの、その辺についても気になってきました。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。