「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2020年01月

中国オタク「名古屋の綾波コス巨人像が怖い、こいつ使徒じゃね?」それと管理人のSARS当時の帰国と自主隔離について少々

ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
それから質問をいただいているSARS当時の管理人の帰国やら何やらについては最後の方にまとめております。

中国でも相変わらずエヴァの人気は高く、思い入れのある人も元気なようで日本のエヴァ関係のニュースがちょくちょく話題になったりしています。
そんな中で、「エヴァンゲリオン中京圏プロジェクト」の一環として名鉄百貨店のナナちゃんが綾波レイの格好をしているというのがちょっとした話題になっている模様です。

名駅前にエヴァンゲリオン「綾波レイ」に扮した「ナナちゃん」 グッズストアも限定出店 (名駅経済新聞)

名古屋の巨大マネキン・ナナちゃん人形が綾波レイ化!「あおなみ線」は「あやなみ線」に(ガジェット通信 GetNews)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「綾波レイの格好になったナナちゃん」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


名古屋のショッピングモールの綾波コス巨人像が怖い、こいつ使徒じゃね?

これは……パターン青かもしれん。

この不気味さ、逆にエヴァとしてはアリじゃないか。
巨大な綾波のコスプレというのがまたしっくりくる。

これは……リリス!

人類補完計画の成果と言われたら信じそうなレベル。

夜中にぞくっと来る画像貼らないでくれよ!普通に怖いよ!!

俺は笑ったが、ルームメイトは怖がった。
結構反応分かれそうだ。

この頭身はキャプテン翼も超えるバランス、それがこんなコスを……

綾波を、返せ!

いやこれは返さないでいいかと。
これ零号機のコスプレに更に綾波レイのコスプレをさせたとかじゃなかろうか。

量産型の方じゃないか?

どっから来た使徒なんでしょうかねえ

夜中に爆笑して申し訳ありません。
このセンスが残っているならエヴァの劇場版新作にもちょっと期待できるように思えてきた。

ガイナックス関連で庵野秀明がぶちまけたのかなりキツイ話だったからなあ……創設メンバーとも切れちゃっているのが改めて分かったし、旧劇場版みたいなことになるんじゃないかと不安なんだか期待しているんだか自分でもよく分からない気分だ。
この広告はその気持ちにとても合うと感じた。

結構前にガイナックスに仕事を依頼したみたいな話が出てきたが、やはり庵野は関わってなかったんだな。
中国側も最悪ガイナックスの名前があれば効果はあるという考えではあったんだろうけど、本当の意味で、同じ音の名前しかなかったのにはちょっと笑った。

それにしても私はこれ、正直に言って怖いね。スレンダーマン的な何か?

伊藤潤二作品にこういうでかい女いなかったか。

見た感じでは八尺様より更に巨大なのか。

何が怖いんだと考えてみたが、白さや顔が無いことよりも体の比率がおかしいことが自分にとっては怖いのだと思う。そこにマネキンの怖さがかかると。

たぶん自分もそんな感じだ。顔だけ見たらそこまででも無いが、全体のバランスを見るとなんかゾクッと来る。

こういう人間モドキ、ショッピングモールに置いておいて怖がられないの?
閉店後の明かりが無い状況だと更に怖そう。

あの白い巨人、名古屋の名物なんだと。

この名古屋の人形、「ナナちゃん」っていうんだけど定期的に宣伝用のコスプレさせる媒体みたいなもんなのよ。
確かオタ向けだとアイマスやラブライブのコスプレもやっていた。でもエヴァはなんか親和性があり過ぎてヤバイな……

ナナちゃんってことは身長7mの巨人像?

いや、名鉄百貨店「セブン」館というのにちなんだ「ナナ」で身長は6.1m。それでもスレンダーマンや八尺様よりは大きいけどね。そして見ての通りこの白い巨人は言葉にできない怖さがある。
ちなみに広告料は場所?は1週間100万円だって。衣装の制作および装着、パージは別途かかる模様。

オシャレというかアートだかなオブジェなのかね。
広告でコスプレさせまくっているのを見ると、設計当初の意図がどれくらい残っているのか分からないが。

やっぱり怖いよ。
もうちょっときちんとしたものを作ってくれよ。これじゃあ使徒じゃないか!

でも……私はなんだか嫌いじゃない。

広告の衝撃という意味ではとても成功しているのではないだろうか。
ただこういう衝撃を与えてくるならば、コスプレしないで「リリス」とか看板出すとかでも良かったのでは?

リリスだったら顔だけで済むからね!!

衝撃的なのは大白麗と重なるからじゃないかな?どこまで意図したものかは分からないが、コアなファンに刺さる広告になっているのは間違いないだろう。
(訳注:中国では旧劇場版に出てくる巨大な綾波を「大白麗」ということもあるそうです。ちなみに綾波レイの中国語表記は現在「綾波麗」が主流だそうで、他にも「綾波零」表記もあります)

俺は旧劇場版でシンジが発狂した時の気持ちを、少しだけだがようやく分かれた気がする。

間違っているんだけど、よく考えたら合っている気がしてくる絶妙なネタ広告

一連の巨人画像の最後に申し訳程度に貼られた普通の等身大綾波フィギュアの方がなんか間違っている気もしてくる。



とまぁ、こんな感じで。
広告として考えたらアリだと納得している人もいるようでした。

こういった反応を見ていると、現在の中国オタク界隈でもエヴァ関連のネタは幅広い世代に刺さる、強い話題と感じてしまいますね。

以下は中国オタク事情関係ない管理人の個人的な話のようなものなので、興味が無い方は読み飛ばしてください


「今回の新型コロナウイルスの肺炎のチャーター機による邦人の帰国についてどう思うか?SARSの時と比較してどうなのか?」
といった質問をいただいておりますが、混乱や泥縄的な所はあれどSARSの時よりは随分と受け入れ態勢が整っているという印象を受けます。もちろんそれで不安が消えるわけではありませんが……
またチャーター機を飛ばしての帰国に関しては随分と良い対応をしてくれるという印象になります。

武漢封鎖に関しては、SARSの当時の北京で私が想定していた「そうなったらお手上げ」という最悪の段階、「公共交通が封鎖されて脱出できなくなる」という状態に一足飛びで到達してしまいましたが、それに対してチャーター機を飛ばしてくれるのは本当に心強いと感じますね。

それから個人的に羨ましいと思ったのは、帰国後に自主隔離する場所が提供されるという点でしょうか。部屋の数が足りないから相部屋にされるといった問題は出ているそうですが、それでも食事などの提供があって保健機関と連絡が付く環境というのは良いなあ……と思ってしまいます。

SARS当時は帰国後に一定期間の自主隔離をすることになりましたが、実は私は滞在場所の確保はできたものの、物資の補給の確保が上手くいかず、日本に帰ってから逆に餓えかけるといった状態になってしまいまして……
あの時の外に出るに出られず、滞在先の部屋ですきっ腹を抱えながら外のコンビニの看板を眺めていた時の恨めしい気分はよく覚えています。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「近頃ウチの国でサイバーパンクという言葉が良く出てくるが、みんなはどの作品からサイバーパンクを認識するようになった?」

春節という気分がわいてこないという声が色んな所から聞こえてくる今日この頃です。

ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただいておりますので今回はそれについてを。
一昨年辺りから中国ではSFブームが巻き起こっている気配がありSFにうるさいオタクの人が増加したり表に出てきたりしているそうですが、SF系の流れから更に分かれて
「サイバーパンク」
に関しても近頃はかなり注目されるようになってきているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「サイバーパンクを認識するようになった作品は?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


近頃はウチの国のオタクの間でサイバーパンクという言葉が良く出てくるようになったが、作品やジャンル自体は昔から存在するものでもある。
みんなはどの作品からサイバーパンク、或いはサイバーパンク的なジャンルを認識するようになった?サイバーパンクを知ってもらうにはどんな作品を見せればいいのだろう?

定番だが映画の「マトリックス」だね。

私もこの1年くらいで「赛博朋克」の字を見ることが多くなった気はする。SFブームの流れなのだろうか
とりあえず自分が知識として知ったのは「攻殻機動隊」からかな。自分の世代はこの作品の影響が特に大きいはず。

俺は「ニューロマンサー」からかな。
ジャンルとして強く意識するようになったのはわりと最近かもしれないけど。

言葉自体は結構使われていたけど、有用な宣伝文句や面白いジャンルみたいな扱いになっているのはわりと最近の話じゃないかな。

一応、ヴァーナー・ヴィンジの小説の広告とかでは見た覚えがある。
もっとも、当時はそこまで興味をひくような言葉ではなかったのも確かだな。

ゲームの「サイバーパンク2077」の情報をきいてから予習し始めたから、認識するようになったのは「サイバーパンク2077」なのかなあ
作品としてはとりあえず「ブレードランナー」や「攻殻機動隊」を見て予習している。

ゲームの「Deus Ex」だろうか。

エロゲのBALDRシリーズからです……

昔の香港、九龍城が凄いサイバーパンクだという評価を見たのが興味のきっかけ。
言葉にするのはちょっと難しいが、雰囲気的なイメージはよく分かる。

実際の所、サイバーパンクを把握するにはどんな作品が良いの?
私もちょっと手を出したいジャンルなんだが、基本的な所をどこから見れば良いのか分からん。

勉強が主目的なら最新のじゃなくて一昔前の、サイバーパンクの基本的な概念が色濃かった時代の作品が良いと思う。
とりあえず大元の「ブレードランナー」、世界的に影響を与えた「マトリックス」、二次元だと「攻殻機動隊」辺りじゃないかな。

二次元系だと弐瓶勉作品、「BLAME!」なんかも良いぞ。

サイバーパンク要素自体は様々な作品に取り入れられているから、いざ専門の作品を見ようとすると案外難しい。ハードSFと一緒で、気軽に見て面白いのを探すのも難しい。

近頃の映画だと「レディ・プレイヤー1」なんかもサイバーパンクだろう。

今は自称サイバーパンクの作品が多過ぎてなあ。なんかキャラや街並みにサイバーな装備がついて、ランプが点滅してればサイバーパンクだみたいなことになっている。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」をきちんと読んでいる人間はどれだけいるのか。

サイバーパンクは社会的な背景も特徴の一つだろう。
発達した科学技術がありながら貧富の差は極端で生活のレベルは低い、社会が完全に階級で分断されている、そして政府よりも企業が支配している等々。
私自身がサイバーパンク好きなのは、こういう独特の社会で描かれるストーリーを求めているからだと思う。

ところで、私が「サイバーパンクとは」というのを調べた時に出てくる関連作品の中に、そういったサイバーパンクに思えないような作品も混じっていたんだがどういうことなんだろう?
例えば「PSYCHO-PASS」や「Serial Experiments Lain」まではわかるが、「シュタインズ・ゲート」までいくとどうも納得できない。

SFではあっても、サイバーパンクまでは……という感じか。

それはそれで、広義の意味では間違いではないんだよ。
二次元の萌え系も、サイバーパンクに足を突っ込んでいるのは少なくない。サイバーパンクって正しいか正しくないか判断し難い所もあってね。

広義だと身体や頭脳の電脳化、それによるコントロールなんかもサイバーパンク的要素の範疇に入るかな。他にもサイボーグだとかAIに支配、コントロールされているとか。
だから意識しないでサイバーパンク系作品を見ていたなんてことは珍しくないんだよね。SFを意識しなくなっているように。

しかし、私はある程度安定した世界で、未来にそんなに絶望しないでいられる世界だとサイバーパンク感が無いと思ってしまう。
身体を改造しまくって異形になっているハッカーが貧民街からネットワークにアクセスして色んなことをやらかすみたいな感じが欲しい。

サイバーパンクはディストピアともかなり重なるからね……
発達した科学技術による負の側面、ダークな社会は欲しい

現代ではサイバーパンクも非常に広いジャンルになっているから、サイバーパンク的要素とサイバーパンク的精神は分けて考える方が良いのかもしれない。
個人的にはディストピアや叛逆的な世界観はサイバーパンク的精神とかじゃないかと思っていたり。

言いたいことは何となくわかるよ。
俺も以前「ソードアート・オンライン」や「アクセルワールド」がサイバーパンクだと言えなくもないと聞いて混乱した覚えがある。

ああそうか……拡張現実とかはまさにサイバーパンクか。
それにネットやAIを通じた暴走や社会の混乱もまさに。

この際だから言ってみるが、俺はブレードランナーファンを装っているけど、実は国産ソシャゲが自分の最初のサイバーパンクです!

スチームパンクとサイバーパンクの違いを、レトロな技術である種の先進的な社会を成立しているのがスチームパンクで、先進的な技術である種レトロな社会を成立しているのがサイバーパンクみたいに考えている。
細かいギミックはあまり気にしない。

なんとも納得しがたいものがあるけど、定義だけを考えていくとトリップするのではなく機械を介してゲームの中に入る系はほぼサイバーパンクと言えなくもない。

人間の体と機械が融合していることもそうだけど、人間の感覚や脳の情報処理にコンピュータなどの機会が影響を及ぼしている、融合しているというのも定義だからね。
世界観や思想はさておき、ツール的な意味でサイバーパンクの範疇になる作品はかなりあるよ。

でもやはり人間と発達し過ぎた機械の関係や、デジタルワールドにおける意識と魂、企業によって支配される世界とかは欲しい。

それにしても、ブレードランナーとか攻殻機動隊が出ているのになんで君達は「ニンジャスレイヤー」について言及しないのかね?
あの作品はニンジャを除けばコテコテのサイバーパンクだよ?舞台も設定もブレードランナーを強く意識している作品。



とまぁ、こんな感じで。
知識やそのカテゴリの作品を見た経験はあるものの、ジャンルとして本格的に興味を持つようになったのは比較的最近という人も結構いるようでした。

ちなみに近頃の中国の方がサイバーパンクっぽいじゃないかという考えの方もいらっしゃるかと思いますが、以前知り合いの中国オタクの方と話した時に
「上から見た写真だとサイバーパンクっぽく見えるかもしれませんが、下の道路歩いているとあまりサイバーパンクな空気はないですね」
「社会的にその手の要素が見えるのかもしれませんが、実際にその場に立ってみると大元が容易に想像できてしまう埃やドブの匂いが漂うサイバーパンクってちょっと違うと思いますしハラ出しおじさんが目に付くのもなんだか違うかなと」
といった話が出たりしました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

1/28修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「皆お団子頭は嫌だチャイナドレスは嫌だテンプレだというが、一体どういうデザインなら文句無いんだ?」

中国の方は肺炎で事態が急変しているようですが、本当にどうなることやら。
そしてそういった状況もあってか、中国オタク界隈も春節で話題のペースが落ちるのではなく不穏な空気で話題が盛り上がらなくなってしまっているそうです。そんな訳でしばらくはいただいているネタや質問の消化をやっていこうかと思います。

とりあえず今回は
「近頃の中国で頻繁に叩かれるお団子頭とチャイナドレスのキャラクターについて、中国人はどういったものなら良いと感じるのか」
という質問をいただいておりましたが、それに関してちょうどいいネタを教えていただきました。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二次元系作品に出てくる中国のテンプレ要素が嫌ならどうすればいいのか」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆お団子頭は嫌だ旗袍(チャイナドレス)は嫌だテンプレだというが、一体どういうデザインなら文句無いんだ?
文句の出ない、汎用性のある中国人キャラのデザインは存在するのだろうか?

そんなもの、現代の普通の中国人のを参考にすればいいだけだろう。

それを二次元キャラでやっても需要はあるのかな……

でも皆の考えるイメージはそれじゃないの?
チャイナドレスとお団子頭をなくして、現代的な服装にすればテンプレの印象は避けられる。

それをやると中国のキャラだと分からない、分かってもらえないという問題が発生する。名前(場合によっては分からない)と設定を見なければどこの人間だか分からない。

他の国の作品では別に中国人を出す必要は無いんだよ。アメリカのドラマだって中国人をとりあえず出しているのはスポンサーへのサービスでしかない。
中国人を出すならテンプレを活かしたキャラの需要があるからという話になる。結局は中国に新しいイメージが無いまま現代に来ているということだ……

二次元にあえて中国人キャラを出す場合は特徴を強調しないといけないからな。
日本人キャラでさえ「平凡な高校生」でもなければ、日本刀持ったり巫女になったりしているわけで。

ブリザードのゲームのキャラは比較的批判が少ないが、あれはゲームキャラだから成立するデザインでもあるしアニメの二次元でそのまま使えるとは限らないからな

現実の中国的な要素はどれも中国古代のものだ。
そして「人気のある」「知名度のある」中国古代のモノでテンプレじゃないものというのはほとんどない。

うーむ、現代の中国人的な要素か……買い物の時はスマホ決済で支払いをするとか?

実際の所、現代の中国人の生活でよくある描写が入ればいいんじゃないの
朝は豆乳飲んで、昼は中国の飯を食って小吃を食って友達や同僚とは中国産の人気スマホゲーを遊ぶ、支払いは支付宝(アリペイ)でやるとかで。

中国人に書かせればいいんだよ。一番簡単なやり方だ。
中国人の好みや中国人の言動、行動基準も分かっている。

それやっても中国人しか分からんし、地方や世代で違うからね。
それに舞台を中国にする、或いは中国の影響が強い場所に設定しないと成立し難い上に、中国人以外には説明が必要になってくる。
そもそもこういうのは作品が面白くなって売れるのが重要で、正しいかどうかはその次の話だ。

数年間外国生活をした中国人の感性はもう国内とズレが出るぞ。
共通する部分は依然として存在するが、現地での感性の変化以上に中国国内が変化するから。外国に行ってクリエイターになった連中は徐々に二次元コンテンツに興味を持つ主力世代の感性を理解できなくなっていく。

テンプレイメージって一目で分かるという便利さも備えているわけだからな。
二次元でお団子頭にチャイナドレスならほぼ中国人か中国系だと分かる。でも黒髪の女性が洋服を着ていたらどこの人間かは分からない。アジア系ではなくブルネットの西洋人の可能性だってある。更にパッとしない第一印象という創作ではマイナスの要素も付きかねない。

こういう文句が出る度に思うんだが、これってウチの国がちゃんと文化を輸出できていないということでもあるよね。
二次元系の作品って中国市場を考慮していても、中国人向けとして作る作品じゃないから、テンプレが嫌だと否定してみても既存のテンプレイメージを上書きするようなイメージが国外で形成されないと意味が無い。

細かい部分で中国人の習慣や特徴を参考にして書いてくれるだけで良いのに。

アニメやマンガ、ゲームでそれをやるのは無理だろ。
そういうのはまずビジュアル面での評判が来るから、キャラデザインの時点である程度分からないとダメだから。

そんなんでよければ大声で喋らせればすぐにキャラ付けできるぞ。

そんなのどこの国の人間だってやる。ウチの国にいる外国人だってそういうのは珍しくない。

日本社会の基準だと、ウチの国の人間の喋る声は明らかに大きいよ。少なくとも、日本では俺や俺の友達がちょっと大きめの声で喋ると「お静かに願います」と注意される……
あと歩き方や荷物と服装でも中国人と日本人の違いはハッキリ分かるらしいが、二次元で活用するのは難しそう。

中国語のスラングをたまに混ぜれば良いんじゃないか。
スラングとかでキャラ付けはできるんじゃないか、日本的「アル化」以外のを。

スラングは商業作品だと倫理基準的に扱い難くなるという問題がある。
ちなみに字幕にすると分からないが、実は日本語のキャラ付けで外国人の使う日本語の中に中国人系のなまりのお約束は「アル化」以外にもあったりする。

キャラデザではなく、背景設定や作中で中華系のイベント、祝日なんかの演出で違いを見せるのはどうだろう。

ジャンル次第だが、それも一つの手か。
批判が無くなるわけじゃないが、ストーリー上のツッコミは作品の内容を見てからになるし、最近の頻発しているデザインだけでの炎上みたいなのは避けられるか?

外国の中国要素テンプレって前世紀の香港映画ネタによるものばかりだから、そんなのをベースに中国を演出されても不快なだけだ。
昔のインディアンや黒人の扱いと似たようなモノじゃないか。潜在的に下に見てレッテル貼られているのを批判して何が悪い。

そんなこと言いだすと、俺達が日本のキャラでテンプレ使いまくっているのをどうするかという話になるんだが。日本刀忍者巫女和服とそんなのばかりだ。
個々のテンプレ要素に関しては現代の基準と個人の感覚、好みの境界線はきちんと考えるべきだ。明らかにそういう方面だった辮髪や細目は無くなってきているのだしね。

ウチの国が自信のある文化的要素、影響力のある文化を打ち出せていない、ずっと過去の文化のテンプレを模倣し続けているというのも原因の一つだろう。

私達がテンプレだと感じる中国要素って海外に伝わった中国文化が現地化された文化だから、現代の中国人にとっては違和感を覚えるのも無理はない。
だがそれに加えて現代の中国における諸々の文化だなんだは現代になってコピペして組み合わせたもので、伝統的なものではないということも問題だ。その結果、食い違いがどんどん大きくなっている。

そもそも、なんでお団子頭にチャイナドレスをずっと使うのか。
中国独自の文化や要素はたくさんあるし、探せばすぐに見つかるのに。

確かに言葉や生活習慣とか違いはたくさんあるし、独特なものもたくさんある。でも二次元でそういう描写をしても萌えにつながるのか?
創作では伝える、目をひくパワーのある有用なものが優先して使われる。マイナーで萌えにするのが難しいものは需要が無くて使われないのだよ。

FGOの諸葛亮みたいにスーツ着せたりするのでいいんじゃないかと思う。
設定や間関係で中国人だとアピールはできるだろうし。

それはそれで批判出るよ?
「名前だけ無理矢理つけている」「このキャラに別の中国人キャラの名前がついていても問題ない」みたいにね

そういうのは娘化でよくやる手と同じようなものだからな
女を描いて男だと言い張る、美少女描いて無理矢理英傑の名前や艦船や兵器の名前にするというやつだ

文化のイメージがテンプレ化するのは避けられない。伝わる過程で目立つ部分、伝えやすい部分が強調されていくのだから。
上でも言われているがヤヤコシイのは伝わったものと、中国の現代文化、俺達の認識のズレが拡大傾向にあることか。

正直に言わせてもらえば、私は中国の名前で特に何も中国のテンプレ要素の無いキャラやその活躍を見てみたい。

やはり理想は「DARKER THAN BLACK」の李舜生になるかな。
表情に乏しくて死んだ目で興味のあることが少なくて大食いと二次元的カッコ良さや人間関係、特殊能力を除くとすごいこう、ああいうヤツウチの国にいると感じる。中国人留学生という設定をなんの抵抗もなく受け入れられる。
あと女性キャラなら東方の紅美鈴もかなり良いデザインかと。

国産アニメで言うなら「一人之下」みたいにやってくれれば問題無いけど、あれを日本の作品でやってくれと言うのも無茶だろうし、「一人之下」の日本での反応からして日本人ウケするものではないようだしなー

新しいテンプレで思い付いたが武器で判断させる、長槍で戦わせるとかはどう?
長槍を使うのはどの国にもあるけど、ウチの国の槍は種類が多く特徴もある。
問題は携帯性が悪いことや顔のアップと一緒に映しにくいことかな!!

中国人の武術は素手というイメージが既にあるから、それを覆せるかだな。
武器が無くても強いというだけで既にキャラが立っている。キャラ付けの強さという面で考えた場合、ウチの国の武器を使った戦闘、武侠などの内功や軽功を使った特殊能力バトルは外国人にはあまり知られていないという欠点がある。

ここまでスレを見て言えることは、多くの人間が知っていて、多くの人間に対してアピールできる魅力的な中国要素はどれもテンプレ要素ということだ。
そして聞きたい、誰もが分かる、テンプレじゃない中国要素って何だよ。女ならチャイナドレスやお団子頭、男なら馬褂に辮髪以外の。

結局はそこに行きつくか。
服装なら……ジャージで短髪、女子も長い髪が少なくてせいぜいポニテ?中国語を喋らせるという安易なやり方もあるか?

そりゃ中国語喋ればすぐ分かるけど、ヘタクソな中国語を喋られても萎えるというのは過去の作品からも明らかだ。
しかも人気声優が使えなくなるという根本的な問題が……

それなら漢服があるだろ

漢服とか俺達の間でさえ評価定まってないしデザインも安定しない扱いじゃないか。

自分達でさえ分からんのだから、外国人に分かれというのも無理な話だな。
こっちで好みのものを選んで推すくらいしかないだろう。好きな作品で期待外れなのが来ても泣かない。

でも二次元に関してはお団子頭とチャイナドレスをやめればいいんじゃないかという気もする。こっちでの反発の多くが、その組み合わせに対する不満の蓄積といった面も間違いなくあるし。

チャイナドレスに関しては国産ソシャゲのスキンでチャイナドレスが大量に量産されているからどうなんだろう?
ただ国産系だとお団子頭は珍しいから、チャイナドレスよりもお団子頭の方が問題なのかもしれない。

キャラ付けが出来て、萌えもアピールできて、商業的にも使える中国的要素、服装って結局はチャイナドレスや中山装とかになってしまうんじゃないかね。



とまぁ、こんな感じで。
チャイナドレスはともかくお団子頭は特に不人気なようですが、現在の中国ではほとんと意識されることがない、感情移入されるような要素ではないというのも問題なんでしょうかね。

教えていただいた話によると、
「日本人の描く中国人キャラはお団子頭でチャイナドレスばかり」
というのが有名になってしまったので何かと叩かれる、叩いても良いネタ扱いになっているような所もあるそうで、その手のデザインのキャラに関して客観的に見たり好みを語ったりし難い空気になっているのだとか。

また正月に実装されたFGOの楊貴妃に関する反応などにもありましたが、現在の中国オタク界隈でも日本人がデザインした中国人キャラというだけで拒否反応が出るような人もいるそうなので、なかなかに難しい分野になっている模様です。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

武漢封城、亡羊補牢

いよいよ大変なことになってきた中国の肺炎ですが、この件に関してイロイロな情報を教えていただいたり質問をいただいたりしております。

管理人はSARSの時に北京で留学生をやっていまして、都市、大学内に閉じ込められたり、どうにか帰国してもしばらくは自主隔離しなければならなかった経験もあるので、今の状況を見るとなんとも複雑な気分になりますね。

外に出てくるようになった情報を見ても分かる通り、中国では今週に入ってから情報が増えて事態が動き(だしたように見える)、ついに武漢封鎖ということで混乱しているそうです。

またネットでも肺炎関連の話題が普通に飛び交うようになっているらしく、中国のソッチ系のサイトでも急に武漢の肺炎関連スレが各所に立って伸びるようになってきたそうです。

教えていただいた話によると
「今まではすぐに消えていたようなスレも残るようになってきているので、管理側もユーザー側もかなり空気が変わってきた」
というのは間違いないとかなんとか。

そんな訳で中国のソッチ系のサイトでもあまりオタク話で盛り上がるような空気ではなくなっているそうですし、以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた武漢封鎖の諸々に関するやり取りやぼやきなどで、比較的落ち着いていたものを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


武漢のニュース、本当か?
本当に封城になったのか?急にニュースが来て10時からとか現実感が無い。

そうだ、「封城」だ。
主要な公共交通ルートも封鎖入った模様。

どうやらかなりマズイ情勢のようだな……

本当に封城になるとは。
でも動くこと自体は良いことだ。

都市が丸ごと、全域封鎖……ゾンビ映画みたいに思えてくる。

いつまでの話なのかも分からんから、どう受け止めればいいかわからん。
急にヤバい話になってきたが、それと同時に春節終わるまでに収束しなければ学生は嬉しいだろうなみたいにも考えてしまう。

せめてもう一週間早ければなあ

今週の初めの頃は武漢では公共の場ではマスク着用が義務付けられたなんていうネタに思えるニュースを微妙な気分で聞いたが、また一気に事態が大変なことに

今週の初めごろはまだニュースの混乱をネタにできていた。9人、17人と発表される死者の数が急増したのもまだなんとか。
でも正式な規定がどんどん出て、ついに武漢封鎖と急に不気味さを感じる状況を突き付けられている感じになった。

今週に入ってから急に情報が増えてヤバくなったよね。
半日で死者が倍になるとか、展開が速すぎる。

武漢の行動が遅いという批判も一気に出てきているし、どこに責任を負わせるかというのは決まったようだが。

その後に武漢封鎖して、その後また武漢加油(がんばれ)の記事が上がってくる流れはもうホント、さすが我が国だなと。

春節で農民工が帰郷できないとなったらゴタゴタする所の騒ぎじゃないから、それを待ったのだろうか。
でも今の状況だと正直、遅いと思ってしまう。

武漢の状況はかなりマズイね。この数日で行われた措置のほとんどは一週間前、できればもっと前に行われているべきものだった。
今になってやっても、どれほどの効果があるのかと……それに明らかに準備調整も不足している。人口考えるとマスクすら足りないだろう。

25日が春節だから大移動はピークか、ピークを超えるかという段階……これ他所の場所からすればたまったもんじゃねえよ

旅行もあるよ!
まぁそこまで悪くはないよ。疫病が発生しているのはまだ武漢周辺で、他の場所は武漢から来た人間が発症しているだけだ。防衛ラインを敷く時間はまだある。

SARSの経験だってあるし、国の防護処理に問題無いのはみんな分かっているからな。
皆が怒っているのは武漢市の対応が遅すぎることだよね。

交通や経済の要所である武漢という場所も春節という時期もかなり悪いから、そこは何とも……
それに武漢だけで対応できるわけでも、決められるわけでもない事案なのはハッキリしているわけで。

今回の事情や過去の事例を考えると、反応速度は十分に速いと言える
後から神の視点で語るだけのキーボードの前の事後諸葛亮は黙ってろ

既に感染した人間が拡散しまくっているし、春節でこれから更に拡散していくというのがまずいし、情報を止めていた分一気に混乱が加速している上にどの情報を出すか上も混乱している節があるのは現在進行形の問題じゃないかね。

もっと早くに動いていれば、封鎖しないでも済んだ、封鎖するにしても段階的に行えた。
やらないよりはマシだけど、もっと早くやってればどれだけマシだったかという話だよな。現場で立ち向かう人達が苦労しているしその応援はするべきだが、それはそれ。

イラつくのも分かるしネガティブな情報を否定したいのも分かるが、さすがに今の状況だとね……

今週に入ってから急にヤバくなった空気だけど、昨年末からヤバイヤバイいう情報はあって、更に香港とか半月は早く緊急対応状態にシフトしていたからな
最初は天災、その後は人災

どっちの立場の事後諸葛亮も大局的にモノを語るのが好きだけど、今回は封城したらどれだけの影響が出るのか、経済損失はどうなるんだ、そのリスクを採れたのかという観点はさすがに厳しいな。
ウチの国では最近の事例もあるわけだし。

情報操作、隠匿はあったんだろうけど、その程度、そして関係者がどれだけ操作前の情報を把握しているのかを考えると不安。
最近の事件では情報操作済の情報を下の方じゃなくて上の方まで信じちゃってやらかした、やられたと思われる案件が続いているからね。
この件も武漢の方の防疫はコントロール可能なものだと宣伝されていたのが、今では全国で爆発武漢は閉鎖だ。

個人的には情報隠していたというか、重視していなかった可能性の方がでかいんじゃないかと思う。放っておけば時間が解決するとでも思ってた可能性が……
春節間近で誰もめんどうなことやりたくないからスルーして、責任不在で大変なことになるのは容易に想像できる展開。

最初の患者が出たのが昨年の12/8で、その後も類似の症状が27件、そして発症と関係すると思われる市場は消毒などの防護措置は何も行われず12月いっぱい正常に営業が行われていたというのはさすがに楽観過ぎだろ。

最初の病例と市場の関係がハッキリしない上に、発症の原因も特定できない中で動けるわけないだろうが
一か月かからずに行動できたのは上出来の部類だ。

疫病は情報が出た時点で動くべきだったから楽観的過ぎるのは否定できんよ。それにその後も動かないで静観状態。その結果が今の全市封鎖だ。

SARSやMERSの時を考えると封鎖は分かる
だからさっさと封鎖しておけば良かったのに

武漢人だけどガチでヤバイ
自分が想像していた中で最悪のケースより、もっともっと悪い状況だ

今更野生動物販売禁止だとかマスク着用義務付けとか言われてもな……
武漢のアレは、まさに亡羊補牢

ホントにね……リアルな故事成語ネタが出てくると何も言えなくなるわ。

この現代における亡羊補牢は最初の一歩が遅れて、全国が武漢と一緒に苦しむことになったわけだ
武漢はヤバイ食い物も多いしさもありなん

刺身でヤバイの食うようになっているからなあ……日本人でさえドン引きするのが少なくないらしい
食い物が足りない時代じゃないんだから、そんなものまで食うなよと。SARSの時もヘンな野生動物食ってた結果だったのに。

日本人の刺身は伝統的な料理だから、刺身で食えるのと危ないのが分かっている。それを形だけ持ってくるからヒドイことになるんだよ。

省教育庁が小中学校の新学期開始の延期を決定だってさ
宿題はそのままだろうけど

ここまで来ると春節終わっても収束するとは思えんからな……

会社の方も春節休み後の出社を延期する所が増えている。
しかし俺の会社はまだだ

大学の方は10日〜15日くらいに新学期が始まるからまだ様子見か

SARSの時とか北京の大学はその年の半分ゴタゴタしたからなあ
単位はなんとかなったけど、当時は精神的にヤバかったわ

SARSの時はテレビ授業になってたが、今回はどうなるやら

空中課堂だな。当時の自分はそれ見ながら横でゲームやってた。

SARSの時は小さくてよく覚えていないんだけど、当時の学校はどんな感じだったの?

SARSは03年の話だからもうかなり昔になるか……広東では学校休みにならなかったが、それでもピリピリした空気はあって散布される消毒薬の酢みたいな匂いの中で授業するのが鬱だったよ。
厳しい所では実質的に封鎖、学校も止まってテレビで授業、課題配布とかになった。

休み扱いじゃないけど、ウチの地域は確か4月から7月まで学校無かったな。授業はテレビやPCで。PC持ってない家とか大変だったらしい。
子供は家にずっといて、親はマスクして学校まで宿題を受け取りに行ったりもしていた。

当時中学生だったけど学生は自宅待機、学校の入り口で宿題を受け取るだけ。受験も科目が減った。

当時大学生だったけど、大学は各宿舎間の移動や学部のあるビルへの移動も制限されて大変だったよ。学食の使用もだったな。
とにかく人の移動や集合をコントロールしようとして神経質になっていた印象がある。
それにしても俺の会社の出社延期通知、まだかよ……



とまぁ、こんな感じで。
最近の流れに困惑する人もかなり多いようでした。

今回の話について教えてくれた方によると、
「中国国内の報道を見ていた身としては、今週に入ってから急激に情勢が悪化してあれよあれよという間に武漢封鎖といった印象にもなります」
とのことでした。

日本から見聞きできる情勢や認識と、中国国内で見えている情勢や認識に違いがあるのはいつものことですが、最近はその違いがまた随分と大きくなってきたようにも感じられますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。ただ今回は荒れそうな話なのでお手柔らかにお願いいたします。

中国オタク「盾娘のアニメがなぜ人気なんだ?どこが良いんだ?」痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。に対する中国オタクの反応

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

中国の方でも1月の新作アニメの評判がイロイロと出揃ってきていますが、なかでも賛否両論なのが
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」

だそうです。
この作品は1月新作の中では現在上位の人気と言えるような扱いだそうですが、それと同時に物凄い嫌っている、叩いている人も出ている作品だそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


盾娘のアニメ、なぜ人気なんだ?
設定も展開も納得できるレベルではないのに。
評価しているヤツ、見続けているヤツはどこが良いと思っているんだ?

かわいい女の子を気楽に、気分良く眺めていられるから……

ネタまみれでコメントで盛り上がれるから……?
内容が優れているとは言えないが、見て楽しめるアニメなのも間違いない。

ストレスのかかる展開はキツイんだよ、今の時期は
ああいう気楽に盛り上がれるのが良い。

批判で多いのは舞台となるゲームの設定がガバガバ過ぎる、主人公の成り上がり方が納得できないとかかな?
批判と見ている人間の動機がなんかズレている印象もある。

見ている方はガバガバな作品なのは承知しているようだが、これは前期の「私、能力は平均値でって言ったよね!」とかの流れもあるのかな?

原作や設定やあらすじだけ見て語っても、恐らくアニメ視聴組には届かないぞ。
アニメの出来が良いから人気になっている部分が大きい。原作はむしろダメな方。

同意。
私も気になって原作を見たがすぐに挫折した。あれはもう、アニメが妙に「見れる」ものになっているとしか言えん。

この作品が商業作品扱いになっているのを見ると、日本人はネトゲを遊んだことが無いのではという疑念がどんどん深まっていく。
ある技能や装備があればド素人のプレイヤーが適当に遊んでいてトップレベルになるとか、そんなヒドイバランスのゲームを作る会社があるわけないだろうに。

一応始まったばかりのゲームという設定はある。
自分が実際に体験したものでも、ここまで分かりやすくはないが極端な装備で極端な強さになることはあった。しかし運営も普通ならナーフ入れると思うが。

それにしたって限度があるだろう
バランスだとかプレイヤーの関係だとか、ギルドだとか。ネタにするにしたって、いつの時代のゲームだと。
十数年前のネトゲの知識があやふやだった時代のネトゲネタの作品でさえここまでヒドイのは無かった。

このアニメを見ていられる人間の頭の中身はどうなっているんだ。
バカにされていると感じないのか?俺はすぐに見るの止めたわ。

こんなの国産作品でやったら批判集中して炎上する。そもそも作品として成功するわけがない。

問題はゲームの設定よりもストーリー展開だよ。
なんの代償も支払わずに強くなるのは納得できない。昔流行ったネット小説系俺TUEEEEEE作品でもチート持ちキャラの活躍はよくある話だったが、弩の主人公も最初は新規アカで初めて、例えば苦戦や騒動に巻き込まれたり上級プレイヤーに陥れられたりなど、苦難に各種ダメージを負うといった代償を支払った結果チート能力を得ている。
それがこの作品の主人公と来たら何の苦労もせずにいきなり最強とか作者は脳みそ持ってないだろ。

この手の俺TUEEEEE系作品はこっちのネット小説にもありがちだけど、それでももっとマトモだ。
普通はたくさんの努力と試行を繰り返しスキルを創造していくし、ニュービー時代は壁となる強敵に苦戦して手痛い教訓を負ったり力の使い方を理解したりする、そういった艱難辛苦の上に人間の上にいる、人間を超える存在になっていくのに、この作品はこんなグダグダな日常のノリでずっとやるとか何を考えているんだか。

だがそういう部分も結局はテンプレのコピーで変り映えしないものになってきているし、文字数稼ぎ扱いされたり読み飛ばされたりするからなあ
そういう意味ではコアになる俺TUEEEEE部分だけ取り出してネタにするこの作品はかなりクレーバーなのではという気がしないでもない

小説書く人間がゲームを遊ぶ必要はない……こっちのネット小説作家もきっちりネトゲやっているわけでは無いしな!
もっとも、一定のリアリティを出せるように注意はしているはずだが。日本だとその辺を更に雑にやっても大丈夫ってことなのかもしれない。

日本の評価でも普通に批判は出ているけど、同時に需要もあるという感じだな
割り切って商業的に狙っている作品なのかね

日本のネット小説もテンプレの扱いはそれなりに変化している。
例えば去年のアニメの「盾の勇者」は「ありふれた職業で世界最強」はそれぞれ2012年と2013年に始まった作品。この盾娘は2016年から始まった作品だ。
異世界ネタというジャンルだし同じ扱いにされがちだが、実は日本の作品だから細かいテンプレの使い方や話の進め方に流行の変化が見て取れる。

日常系の亜種と考えればそんなに問題無いのよ。大作だとか含蓄があって深い作品だとか、そういうのを期待するのとも違うし、何かの意義、意味を与えようとする作品でもない。

現在批判されまくっている部分については普通に認める。
でもそれを知っていてもアニメの方は見ていて普通に楽しい。軽快に進んで笑えるストーリーで、更に戦闘シーンが意外なほど良い。
こんな作品にこんなカッコイイ戦闘シーンが付くのかと驚いたね。

ストーリーに関しては言われるほどひどくはないと思う。褒める所もないが、異世界スマホのアレみたいな不快さや引っかかりが無いから気分よくだらだらと見られる。
設定に関してはまぁ……日常系の舞台設定の矛盾点を考え出したらキリがないようなもんだしね。

俺は自他ともに認める萌豚だしカワイイ女の子キャラを見るのも大好きだが。この作品は楽しめない。
この作品を見ていて改めて分かったのは、自分がカワイイ女の子に萌えるためにはきちんとした、合理的な設定が無ければならないということだ。

まともな萌えアニメ好きならこんなヒドイ作品を見るのは耐えられないよ!
マトモに考える頭のある人間なら、今期はこんな作品じゃなく「恋する小惑星」とかを見るだろうに。

こんなヒドイ作品が今期の覇権になるというなら、俺は心から二次元というジャンルを軽蔑するわ。

うーむ、それってようは自分が納得できるか、説得力を感じるかという話じゃないか?
そこはもう、合わないのは合わないで放り投げて自分に合う作品探した方が良いと思うぞ……

同感。別の作品追っかけた方が何かと建設的だ。
自分もこの作品にモヤモヤした不満、イラつく所はあったから考えてみたが、ゲームに関しては自分が打ち込んできたものがあるから、代償無しに俺TUEEEEEEできてしまうのが納得できないような部分はあるのかもしれん。
他のジャンルのチートの取得とはちょっと違うというか。

評価している人間と批判している人間の加点減点の基準も場所も違い過ぎて議論にならん。
でもこの作品は自分自身が求めるもの、評価されて欲しいものが浮き彫りになるという意味で面白い作品かもね。
自分は逆に設定としてどうかより、アニメとして見てどうかを重視するのが理解できた。自分にとっては可愛くてよく動いて引っかからないという方が大事らしいと気が付いた。

第二話とか、あんなに気分よく見られるスムーズなの水中戦闘シーンとかかなり久々だった。
それだけで追いかける気になるレベル。

自分はそれに加えて軽くその場のネタで語られるとかもあるな
疲れてくると、このくらいでよくなるんだよ、このくらいでさ

批判に関しても、作品を批判するよりも作品が評価されるのを批判するような空気もあるし、自分はなんか外野の方が面白くなってきちゃったぞ。

設定がトンデモで合理性が無いのに、今期の新番ランキングのトップ3を争っているからなあ
今期は人気になる正統派の作品が無いとはいえ、自分の推している作品がコレ以下というのは心がざわつく。

作画良いからね。
あくまで現時点まで見た印象ではあるが、CGの使い方の上手さという面でも、日本の二次元系アニメとしてはトップクラスじゃないかと思えるレベル。

それは確かに。
ああ……なぜ良い制作会社がこんな作品に当たって、良い原作がヒドイ制作会社に当たってしまうのか……

引っかかる人には本当に引っかかるけど、それが気にならなければ良質な作画と萌える女の子が楽しめる作品といった所なのかね。
ちなみに自分は作者の欲望が所々に見え隠れするのがキモくて我慢できずに撤退。

現実の経験があって割り切れない、醒めたり萎えたりというのはある。
夢のある言い方をすればリアルな妹がいる人間は妹萌えにならないというやつだろうか。

どこまでをネタとして割り切れるかというのもこの作品を楽しむ上で重要だ。
ネトゲをやり込んだ経験があると、杜撰過ぎるゲーム内容と初心者が簡単に勝てるのがふざけてるようにしか思えないわけで。

クライアントで遊ぶMMO世代とスマホ世代の経験的な差みたいなのもありそう……最近は実況でゲームを体験した気分になることも多いし……

上で日本人はネトゲやったことがないのかというツッコミが出ているが、この作品はネトゲの皮をかぶったJRPG世界ネタだと思えばいいんだよ。
日本ではMMOは一瞬流行っただけですぐに沈んだけど、MMOネタ、そしてMMOの皮をかぶったJRPGと世界観のラノベ作品はいまだに作られ続けている不思議な所もある。
そういう感覚で作るから、トンデモMMO設定やトンデモ展開が出てきてしまう。そしてそれが、こっちのMMOリアルタイム世代以外には許容できるものになっているのかもしれない。



とまぁ、こんな感じで。
この作品に関してはイロイロな感情がぶつかったりなんだりな所もあるようです。

上のやり取りにもありますが、この作品の反応に関しては各自の評価基準や求めているもの、理想としているものなどが透けて見えるような所もあるので、作品の内容や人気の動向だけでなく肯定否定イロイロなスタンスの反応などについても追いかけてみたくなりました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国の2020年1月新作アニメ公式配信状況

例によって遅れたまとめとなってしまいましたが、中国の動画サイトにおける1月の日本の新作アニメの配信状況をまとめさせていただきます。
以前の記事にも書いた通り、独占配信に関してはハッキリしない所も多いので明記はしておりません


愛奇芸(iqiyi)
インフィニット・デンドログラム
織田シナモン信長
虚構推理
斉木楠雄のψ難 ψ始動編
地縛少年 花子くん
聖闘士星矢: Knights of the Zodiac
ソマリと森の神様
ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。
Re:ゼロから始める異世界生活-第1期 新編集版-

優酷(youku)
織田シナモン信長
斉木楠雄のψ難 ψ始動編
ハイキュー!! TO THE TOP(第4期)
魔術士オーフェンはぐれ旅


iqiyiやyoukuは一般向けの方は有名所を中心に確保はしているようですが、今期も深夜枠のアニメに関しての動きはあまり活発ではないようです。
それから質問をいただいているプリキュアシリーズについてですが、「ヒーリングっど・プリキュア」はiqiyiで配信予定という情報が出ています。


テンセント
インフィニット・デンドログラム
虚構推理
ソマリと森の神様
ネコぱら
ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。
魔術士オーフェンはぐれ旅
Re:ゼロから始める異世界生活-第1期 新編集版-


今回のまとめと直接の関係はありませんが、近頃の中国では「親会社がテンセントだから」「テンセントが関わっているから」という安心感、バックアップというのが小さくなっているという話が聞こえてきます。この辺りはどうなんでしょうかね。
中国のコンテンツ業界もいよいよ限られたパイを奪い合う傾向が強くなってきているそうですが。


bilibili
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
ID:INVADED イド:インヴェイデッド
インフィニット・デンドログラム
A3! -SPRING & SUMMER-
推しが武道館いってくれたら死ぬ
織田シナモン信長
虚構推理
空挺ドラゴンズ
恋する小惑星
斉木楠雄のψ難 ψ始動編
地縛少年 花子くん
ソマリと森の神様
とある科学の超電磁砲T
22/7
はてな☆イリュージョン
BanG Dream! 3rd Season
プランダラ
pet-ペット-
宝石商リチャード氏の謎鑑定
ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
理系が恋に落ちたので証明してみた。
Re:ゼロから始める異世界生活-第1期 新編集版-


bilibiliは今期も最も多くの新作アニメを配信していますが、新作アニメ全体に対する割合は落ちていることから、中国オタク界隈の一部からbilibiliがオタク向け作品を今後どう扱っていくのかと不安視する声や、一般向けを重視していくのでは……などといった話も出ているとのことです。
ただネガティブな見方もあれば、1月新作の作品数やそれらの内容が中国で配信できるかなどを考えると、相変わらずbilibiliは押さえる所をきっちり押さえているという見方もあるとのことです。


Acfun
うちタマ?! 〜うちのタマ知りませんか?〜
映像研には手を出すな!
SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!
ダーウィンズゲーム
へやキャン△
群れなせ!シートン学園
ランウェイで笑って


bilibiliがオタク向け、日本系コンテンツが中心となる二次元系を縮小しているように見えるのに対して、acfunが追い上げているという見方もあるそうです。
ただacfunも過去にグダグダなことになっていた時期が長いので、当面は様子見という意見がまだ主流だとも。



以上です。
上の方でも書いたようにbilibiliの新作番組に関する動向を気にする中国オタクの人は少なく無いそうです。
またこういった見方に関しては昨年後半辺りからbilibliがオタク向けではなく一般向け、オタク向けにおいても日本系コンテンツではなく国産作品を重視する姿勢を打ち出しているように感じられることも影響しているとかなんとか。

ただ個人的には日本系のコンテンツを主力にして中国で食っていくというか成長して戦っていくのはそもそも無理な話だと感じていますし、bilibiliがいよいよ隙間を狙う戦略ではなく大きな市場に打って出るような地位になったのか、そしてそれがbilibiliの成長によるものなのか、市場が停滞して他が落ちていったことによるものなのかといった辺りなども気になります。

また中国の景気後退により、動画サイトもいよいよ自前の収益化が重要になり、これまでの他所から金を引っ張ってくるふわっとしたビジネスモデルではいられなくなっているという話も聞きます。
bilibiliをはじめ中国で日本のアニメを配信している動画サイトが今後どのような方向の戦略を打ち出していくのか、自前の持ち味を生かせるのかといったことも気になりますね。

ちなみに、イロイロな質問をいただいている「異種族レビュアーズ」ですが、やはり中国国内で配信する所は現れなかったようです。台湾の動画サイトで配信する所が出たという情報が流れた時、中国オタク界隈の一部では正気か!?と驚愕する人が出たという話もあるとか。


とりあえず、こんな所で。
一応気を付けてはいるのですが毎回抜けや間違いが出ております。そんな訳でいつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「最後に主人公とヒロインがくっつかない作品ってどういうのがある?近頃はバッドエンドだNTRだみたいになって荒れがちだけど、私はそんなに嫌いじゃない」

ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただきましたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈ではヒロインの勝ち負けにこだわると共に、ヒロインと主人公がくっつくハッピーエンドにも拘る傾向が強いとされています。

そのためヒロインと主人公がくっつかない展開はバッドエンドにされたり、批判的な声が出やすいそうですが、そういう作品の需要が無いわけでもないのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「メインヒロイン的なキャラと主人公がくっつかない作品」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近の作品で最後に主人公とヒロインがくっつかない作品ってどういうのがある?
近頃は主人公とヒロインがくっつかないだけでバッドエンドだNTRだみたいになって荒れがちだけど、私は描写次第ではあるけどそんなに嫌いじゃない。
死に分かれではない、見終わった後に何らかの爽やかさがあるのだと特に嬉しいんだけど。

関係が深くなってメインヒロインに見える、或いは見ている方がメインヒロインだと認識しているようなキャラとはくっつかないというのでも良いの?
例えが古くて悪いがマクロスみたいに。

もちろんそういうのでもOKさ!

「ポケモン」シリーズがなぜか真っ先に思い付いた。
勝てないし、ヒロインとくっ付くこともない。

よし、ならば「アルドノア・ゼロ」だ!
爽やかさを感じるというよりもポカーンとしてしまったけどね。

正ヒロインが誰かはさておき、「WHITE ALBUM2」はヒロインとくっ付かない作品と見て間違いないだろう。

大体のガンダム

ガンダムはOVAや宇宙世紀以外も含めるとそれなりにヒロインとのハッピーエンドはあるぞ。

「アルドノア・ゼロ」はいまだにトラウマになっている人間も少なくない。
ヒロインとくっ付かない展開なら、納得できるものや爽やかさは欲しいもんだね。

たぶん皆見ているだろうけど、とりあえず「秒速5センチメートル」の名前は出しておく。
ヒロインと最後にくっ付かない展開って今でも普通にあるとは思うけど、オタク向けでそれをあえてやるのはリスク高いよね。

女性向け、女性作者や脚本家だと男の思うようなくっ付き方はしないことが多いような
「ハチミツとクローバー」なんかはわりとその典型例じゃないかと。

作り手も読者も感情移入する部分、こだわる要素や過程が男女で違うとは聞くな。
最近のだと「本好きの下剋上」がそういう感じでショックを受けるのが出ていた。アニメだと幼馴染の男の子が相手に見えるけど、原作ではその後貴族社会に舞台が移って、神官長とくっつくことになるから、それを知ってガッカリする感じだった。

そうそう。私の周りでもアニメでファンになったヤツがショック受けて見るのを止めてた。
シナリオや舞台設定のロジック的に問題があるわけではないが、感情移入の積み重ねによる印象の違いや神官長が記号の集合体にしか見えなかったりとかで男の読者からは魅力的に見えないという感想も見かけた。一理あると感じた。

「魔法先生ネギま!」もそうじゃないかと。明らかなヒロイン扱いだったはずのアスナとくっ付かないオチになった。

ヒロイン多いと作者が迷走することも少なくないが、赤松健の「ネギま」は自説と主観的な人気の認識でヒロインが微妙なことになる珍しいタイプじゃないかな。好みや思い入れではなく、自分のロジックでやらかすというのが。

このスレ的に「グレンラガン」はどう判断するべきか……

「とある飛空士シリーズ」
ちょっと前の作品だと、ヒロインがしっかり出てもくっ付かないというのがそこそこあったような。

「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」は最近のアニメだけど、原作の実写作品は古いんだよね。実写作品だとヒロインとくっ付かないビターエンドみたいなのはいまだに多い印象があるかもしれない。

「心が叫びたがってるんだ。」はこのスレに合いそうな作品だ。
劇場版はヒロインとくっ付かない作品もまだ作りやすいんじゃないかな。長編になると追っかけているファンの思い入れ、ファンとしての活動の蓄積が影響するからどうしても「報われて欲しい」という感情が出るし、くっ付かなかった時にある種の徒労感を伴う不満、憤りなどが発生してしまう。
そして現在のネットの空間ではそれが容易に作品批判として評価に結びつくから、ヒロインとくっ付かない展開が難しくなっているのだろう。

爽やかかどうかは何とも言えないが、「僕は友達が少ない」はヒロインとくっ付かないというよりもある種の全滅エンドな気がする。
あそこまで引っ張ってあのエンドは個人的にはよくやったとだけは評価している。好みは別として。

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」がまだ出ていないんですが。

あれはむしろ妥協せずにタイトル回収だろ。
それにゲームで各ヒロインのエンディングは書かれているから、ヒロインルートを全対応した例なんじゃないかと。

作者的にはどうなのか知らんが、視聴者的には「BLEACH」はヒロインと主人公がくっつかなかった作品だろう。
「NARUTO」は解釈次第だが。

「BLEACH」はファンの希望がほとんど叶っていないのが逆に面白い
ヒロイン関係は作品の評価や完成度とは別枠だと感じられる作品なのかもね

ジャンプ系は人気でヒロイン変わったり消えたりするし、アニメも独自の魔改造をするからヒロインの扱いもこっちの期待からズレたりするんだよな……作品自体は見れるとしても。

そう言われて「鋼の錬金術師」の最初のアニメ化を思い出した。
原作だとヒロインとくっ付いて終わりなんだけどね。

見ている側が男女のキャラがいたらくっ付くのを期待してしまうのもいけないのかもしれないね。「デュラララ!!」にそういうのが期待されていたこともある。

「CHAOS;CHILD」とか?
あと「シュタインズゲート」もそういう見方はできそうだが……複数ルートのある作品だとどう考えれば良いのか。

くっ付いて終わるハッピーエンドの個別ルートがあるなら、このスレでは除外じゃないか?
正史扱いで影響があるなら変わってくるかもしれないけど。

長期連載でヒロインの扱いが変化していく作品はこの手の問題が発生しがちだ。古い作品だが「ドランゴンボール」からしてそんな感じになっているし。

昔の作品を見ていると、今の作品はちょっとファンに迎合し過ぎているような気もする。
「スパイラル 〜推理の絆〜」とか今の時代にやったらどうなることやら。

「スパイラル 〜推理の絆〜」は打ち切りの影響もある。
逆に長くなって人気になり過ぎてヒロインの認識がズレてしまったのが「僕だけがいない街」じゃないかと。あれNTRだNTRだ言われているけど、作者の計画通りのグッドエンドだよね。

「僕だけがいない街」はその方向のダメージが来て、作品を語る人間の間では物語的な理屈が封殺されていたな……
私も主人公がヒロインに対して恋愛的に好きだという感情を持っているわけではないのが分かってはいたが、それとは別に主人公の友人と結婚していたという展開には心がとてもざわついたよ。

こういうのってリアルタイムでファン同士で語りながら追いかけるのと、一気にまとめて見るので印象が変わる。
更にその後の情報や関連作品把握でも印象が変わったりするんだよな。

「恋は雨上がりのように」がそれだったかな。
リアルタイムだと納得せずに騒ぐのもいたし自分もそれに引っ張られたところがあったけど、改めてまとめて見ると主人公の中年もヒロインの女子高生も成長して進んでいくという明らかなハッピーエンドに感じられた。

とりあえず新海誠と言いたくなるスレ
それにしても最近はともかく、ちょっと前の作品になるとくっつかない作品多いよね。こういう所も近年の作品がファンの要求、商業的な価値が意識されていることの表れなのだろうか?

昔と比べてファンの反応がすぐに出る上に、拡散するのも早くなった。更に宣伝媒体としてネットの存在が欠かせない。だからファンの嫌がる、不満が出る展開はリスクが目立ち避けようとする傾向になっているのでは。
私もダメージを受けるのが減ったのは嬉しい、しかし予想外の収穫も減ってしまったように思える。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的に印象深い作品がイロイロとあがっていました。

中国オタク界隈では、ファンが本編の内容そっちのけで恋愛要素に関して盛り上がるような作品もちょくちょく出てくるのですが、それが予想外の方向に進む、それによって炎上したような場合は良くも悪くもそのイメージで作品が語られてしまうこともあります。

それが作品に対してどう影響するのかは何とも言えませんが、少なくとも中国オタクの面々の心に良くも悪くも刻まれる作品にはなるとかなんとか。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ウチの国の歴史系ネット小説とかで人気の時代、不人気の時代について語ろう」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

中国のネット小説でも歴史ネタの作品、トリップしたり逆行したりif展開になったり等々の作品があるそうですが、時代ごとの人気不人気といった傾向もあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国の創作で人気の、中国の時代」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ウチの国の歴史系ネット小説とかで人気の時代、不人気の時代について語ろう。特に不人気の、作品をほとんど見かけないような時代について知りたい。

とりあえず人気なのは隋唐、明清だな。昔からの定番。
それ以外の時代も、人気作品になるのはそれなりに出てくるが……不人気だとどこだろう?元か?

自分の見た中で多いと思われるのは漢、唐、宋、明とか。
少ない、作品がすぐに思いつかないのは晋だろうか。

王朝の中の不人気な時代とかはどう判断する?
例えば清は人気だけど雍正の時期はほとんど書く人がいない気がする。

一応、雍正もあることはあるよ。ただ、その前後の康熙か乾隆と絡めてということも多いが……それにトリップする時代として清は安定しているから母数も多い。特に女性向け。

漢の武帝辺りは?
有名なわりには意外と少ない。

そこは無いわけじゃないレベルかと。作品自体は見かけたことある。

後漢もあんまり見ないな。
まぁ前漢も宣帝辺りから王莽までほとんど無いけど。

後漢は終盤が超定番の三国時代だからね……

光武帝の次の明帝なんてどう書いて盛り上げればいいんだという感じだ

本気で見かけないのは南北朝

五代十国も見ないな。こっちは全く無いわけではないが、やはり王朝が短い時期は書き難いし人気になり難いのだろうか。

後漢前期、南北朝、五代十国がやはり不人気というか題材的にほぼ無いと思われる。
他に晋や晩唐なども需要が無いというか人気が無いというかな時代では。

五代十国はネタが一回りしたのか全くないというわけではなくなってきたかも。
周にいってもいいし、唐復活コースもいけるし、五代末期に行ってもいい。

五代末期だとそれはもう宋にかかっているんじゃないか?
趙匡胤関係のストーリーは昔から人気あるしイメージもしやすいから、ある種の定番だろう。

イロイロと考えてみたが、自分が見た記憶が無いのは元だな

元は資料が少ないし突き抜けて有名なものもないし、書き難いし人気になり難いのよね。

元は発展させる方向が読者側の需要に重ならないし、中国関係で共有されるイメージが薄い。
遊牧民関係中心だと人気にならんし、最初から始めたら中国地域への侵攻と破壊は避けられないから反発出そうだし、途中から始めるにしても欧州にまでまたがる状況をきちんと描写して進めるのがめんどくさ過ぎる。

元は武侠小説でも少ないからなあ
実質的には明初にあたる元ならあるけど、宋を滅亡させて繁栄している最中の元をネタにとかは確かに見かけない。

中途半端な不人気かもしれないが、晋は少ないね。
後漢末〜三国時代はいつもの熱い時代だから余計にそう見える所はあるだろうけど。

細かく見ていくと不人気な時期もあるが、漢唐宋明は人気過ぎて逆に新作が難しくなったのか、見かけなくなる時期があるように思う。
あと元の最初の頃はほんとに見た覚えがない。

自分の印象では、最近は大宋が熱いような気がする。

宋は最近の歴史的な評価上昇中だからな、強かった、凄かったネタも出しやすい。
文官になって改革してもいいし、水滸伝的な方向にしてもいいし、直接皇帝にトリップや憑依での改革でもいい。ダメな皇帝や奸臣さえなんとかできれば……となるから。
ただ落しどころ、発展させる方向を決めて描写するのが明や清ほど楽ではないのもあってか、最初は良くても後の方でぐだぐだになりがちな印象がある。

春秋戦国ネタの作品は少なくないが、自分の推しの国のネタがなかなか見つからないのは困る。多いのはやはり魏メインの作品な印象。
どこの国にトリップするのも探せばあることはあるんだが。

例えば春秋戦国は諸子百家をちゃんと書ける作者が少ない。そこに引っかかって読んでられなくなるのがほとんど。
そもそも歴史系はどの時代でも作者に歴史の知識がない上に軍事知識も兵器知識も基礎的な部分から欠けているのばかりで歴史系作品としては見る価値が無い。
今の市場にある歴史系作品はほとんどが歴史の皮をかぶった妄想ファンタジーでしかないから歴史のカテゴリにして欲しくないわ。

その意見について、理解はできる。
しかし娯楽読み物として需要があるんだからそれはそれで……正しさに拘れば拘るほど人気が出るわけじゃないしね……

この手の話はやはりトリップ系が多いけど、当時の生活環境、特に衛生環境とか知っているからそこを意識してしまって厳しいと感じる作品もあるな
どっかのファンタジー世界だとふわっとした認識でスルーできるんだが

ふむ、ならば原始時代は?

中国を舞台にした原始時代から始める内政系みたいのはあるな。

天地創造系とか神話系も、中国の歴史枠に進むのがあるしそれなりに見かけるような気がする。

きちんとした歴史資料が無いと書けないみたいな話はあるが、それなら夏商周なんかはどうなんだ?

商や周だと神話枠でいけるし、封神演義ネタとかも絡められるからね。
その後も資料は少ないけど、その辺りの時代ならファンタジーや神話ネタを持ち込めるからそこまで難しいわけでは無いと思う。
もちろんそれが作品の出来に反映されるとは限らないが。

不人気な時代?
それなら近現代、特に20世紀中盤からさ!!

1949年あたりからのは……うん、難しい所があるな
ただトリップして科学チート発揮みたいなのは普通にあるから珍しいというわけでもないような。

問題は1966年から1976年にかけてじゃないか?
書けないのではなく、書こうと思われない時代。

ネット小説だとアレだけど、現代文学ではそれなりに人気の時代だし見かけない時代という気はしないな。

文革の時期も無いわけじゃないよ。
ソ連とドンパチする逆行系とか見たことある。

でも絶対に人気になることは無いよね。
文革中を生き残るというのはちょっと歴史が近過ぎて厳しいし、俺TUEEEEEやるにしてもエグくなり過ぎて厳しい。76年以降なら内容次第かな……



とまぁ、こんな感じで。
中国のネット小説の傾向も含めてイロイロな時代が出ていました。

私も大まかな所で明や清、隋唐や三国時代が強いというのは聞いていたのですが、他の時代の傾向も面白いですね。
現在の中国の感覚で妄想しやすい要素や方向がどうなっているのかも気になってきました。

またこのネタを教えてくれた方によると
「どの時代も探せば何かしら出てくると思うので、全く無いという時代はありませんが、人気の違いや流行りといったものは明らかにあります」
「ネット小説に関してもドラマや映画、ゲームなどの影響は無視できません。映像があってイメージしやすい、ゲームなどで体験しやすい時代はやはり強いですね」
とのことでした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の作品はスケールが小さいのばかりと言われるが、スケールの大きな作品ってのはどんなのがあるの?」

ありがたいことに
「中国人からは日本の作品は局面が小さい、スケールが小さいなどという批判をよく聞きますが、彼らの思い描くスケールの大きな作品とはどんなものなのでしょうか?具体的な作品がないと、大小言われてもどのような方向を評価するのか分からないもので」
という質問をいただいておりましたが、先日ちょうどいいネタを教えていただいたので、今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の二次元作品でスケールの大きな作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の作品はスケールが小さいのばかりと言われるが、スケールの大きな作品ってのはどんなのがあるの?

日本の作品は個人視点が多いkらね。こっちで局面小さいからというので評価が下がるのはしょうがない。
「銀河英雄伝説」のような作品もあるにはあるんだが。

そういうのなら「境界線上のホライゾン」だろうな。問題はやはりアニメ化するには作品が広がり過ぎたこと、原作ラノベが分厚過ぎることだろうか。
翻訳もあるにはあるんだが、読んで追いかけるだけで一苦労。ラノベではあるんだけど、今のネット小説よりも「重い」上に語れる知り合いを探すのも難しいという所だな。中毒性はあるんだけど。

比較的語れる人が多いのだと「新世界より」とかは?
ああいう小さな視点から始まって出会う世界が動くような真相って良いんじゃないかと。

「星界の紋章」と「星界の戦旗」
一応銀英伝よりは新しいけど、現在の扱いではかなり古い作品になってしまうのかな……

普通にウチの感覚で分かり易い所ならやっぱり「十二国記」を。

近頃の作品でならば「メイドインアビス」
問題は世界観以外の部分がとても偏ってたり黒かったりなことだろうか

アニメは微妙だしゲームは格闘でクセがあるけど「BLAZBLUE」はスケールでかいぞ。
ストーリーや設定も濃い。

「問題児が異世界から来るそうですよ?」は俺達の感覚に合いそうなスケールの大きさじゃないかな。主人公も世界にチヤホヤされるだけの脳無しチートじゃない。
アニメもあるけど原作小説がかなり長く続いているし第二部展開もあるのでそっちを見て欲しい。

その辺りの時代の作品だと「ノーゲーム・ノーライフ」とかも。
一時期のラノベ原作アニメは世界観のデカイ作品もあったんだけど、最近は転生モノばかりだな。一応設定は大きいんだけど、主人公の行動や目的の関係でスケールが小さくなるという……

テンプレでも良いしツッコミ所があっても良いんだよ。爽快でスケールの大きさを感じられれば。その辺「オーバーロード」なんかは悪くない。

「うたわれるもの」は実は舞台も時間もかなりスケールが大きいという作品。
アニメ化されているのは最初だけで、後の作品のアニメ化が無いのは残念。

世界観の大きさというなら「蒼穹のファフナー」が俺のオススメ!展開が鬱で何かとダメージもくるけどね!

SF入っている作品、ロボ系の作品は大きな世界観の作品がそれなりにある印象だが。

そうだね、宇宙世紀の方のガンダムも初代がずっと語り続けていられるのも世界観による所がそれなりに大きいと思う。

ガンダムだと「鉄血」も世界観は良かった、それだけに第二期のグダグダはとてももったいなかった。
設定や世界観、あらすじは良いんだけど実際に見るとあそこまで残念になるのはかなり珍しいのではないだろうか。

ガンダムはともかく、エヴァはどうなんだろう?
セカイ系と言われる、主人公の周りの局地的な舞台と世界の滅亡がそのまま直結するような作品も結構あるけど。

エヴァは設定に関しては深いがスケールが大きいかと言われるとちょっと迷うな。自分の好みなのは間違いないのだけど。

ロボなら「グレンラガン」、ロボないけど「キルラキル」はどう?どんどん話が大きくなっていく。

世界観も含めて考えると「ダーリン・イン・ザ・フランキス」は嫌いになれない。

おいおい……「マクロス」の名前が出ていないじゃないか。
宇宙の大きさを感じられる設定とストーリー展開。まとまりという意味ではちょっと微妙かもしれないが、日本の二次元でも古い作品は世界観の大きな作品が結構ある。

このスレのテーマで自分が思い付いたのは「エウレカセブン」でした。

やや古いのだと「ベルセルク」だろうか。
あと定番系だと「風の谷のナウシカ」も間違いなく世界観がでかい。

SF的と言えば、「ストライクウィッチーズ」は萌え以外の部分はかなりスケール大きいのよね。SF部分もしっかりしている。
ビジュアルのせいでそこまで意識されることはほとんどないけど!

「グイン・サーガ」の世界観は日本のファンタジー作品では屈指の大きさの話だと聞くが、私は読んだことがない。
読んで面白かったらスレ立ててくれ。

アニメだとキャラ中心で序盤の展開の描写になるから世界観の大きさまで分からないことも多い。世界観を知りたいならやはり原作を見た方がいいと思う。
この辺は国産アニメに関しても似たようなことになっている。

「灼眼のシャナ」とかアニメもそれなりに大きさ感じられるけど、原作は更に大きいしキャラの立場の入れ替わりまであったりするからね。

実は世界のスケールがでかいみたいなこともあるよ
「まちカドまぞく」はそういうのを把握するのも楽しかった

「とある魔術の禁書目録」や「超電磁砲」
振り返って考えてみると、キャラも良かったけど世界観の設定や描写もこっちで一時代を築いた理由の一つだったのかもしれない。

私も日本の作品の世界観でスゴイことやってると思ったのは「禁書目録」だな
科学と魔法まぜて何だか説得力のあるロジック(勢い)で押し切るのは衝撃だった。

既に出ているけど私も「境界線上のホライゾン」は良いと思う。
こういう質問スレでオススメされてハマった。世界観の大きさ、設定の面白さ、熱の独特さが好みに合ったら抜け出せなくなる作品だ。

「鋼の錬金術師」くらいの大きさの世界観で面白くて、完結する作品が理想だと思います。

ところで、ここまで上がってないけど「ONE PIECE」に関してはどうなの?世界観大きい作品には入らないの?

誰もが知っている一般向けの人気作品という扱いだから名前がすぐに上がらないだけで、個人の好き嫌いを除いて考えれば普通にスケールの大きい、それも質が高い作品になると思うよ。

少年マンガの人気作品だと「HUNTER×HUNTER」もかなり大きな世界設定がある。
あと出ていないのだと「進撃の巨人」とか?

「進撃の巨人」……は世界観が大きいのか小さいのか最近よく分からなくなってきた。
いや、予想していたよりも大きいのに驚いたのは間違いないんだが。

設定大き過ぎて逆にとっつき難くなっているが「ファイブスター物語」は日本の作品でスケールの大きさを求めるなら避けて通れないと思う。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的な基準でイロイロな作品の名前が出ていました。

中国オタク界隈では日本の作品の局面の小ささやスケールの小ささが何かと批判されているようですが、その辺りの基準に関しては私も中国オタクの方から
「世界をめぐる、世界を動かすような話、或いは複数の世界をまたにかける話」
「主人公側だけでなく敵にも大局的な視点で動けるキャラがいて、ぶつかり合う」
「主人公の周りや日常だけの話ではない」
「深い設定がある」
等々イロイロな需要の話は聞いていたものの、あやふやな所もあったので今回の作品は参考になりました。

こういった形の特定の要素で話題になる人気作品から、中国に刺さる作品や、現在の中国オタク界隈で評価される作品を考えていくのも一つの手段になりそうですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「虚淵玄のいないまどか☆マギカがどうなるのか」マギアレコードに対する中国オタクの反応

中国でも1月の新作アニメの配信が始まっていますが、作品のラインナップに大きく注目される作品が無いことや今年は春節が1/25なのでぼちぼち春節休みモードに入っていることもあり、盛り上がり方は大人しいようですね。

そんな中、ありがたいことに
「マギレコのアニメの中国での反応はどうなのでしょうか?」
という質問やネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」

は現在bilibiliで配信されているそうですが、中国オタク界隈でも一時代を築き様々な影響を与えた作品なので、アニメをきっかけに旧来のファンがまた集まって盛り上がったりしているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


マギレコのアニメ、どう?
私は今の所悪くないと感じているんだけど。

クオリティは高いが続き待ち。
正直、虚淵玄のいない「まどか☆マギカ」はどうなるのかという感じだなあ

私も似たようなスタンスかな。
異空間の描写は以前と同じだけど、伏線らしきものは前よりもハッキリと提示している。全般的に旧作のイメージ通りというのをまず前に出してきたような。

OPに本編の5人組のカットがあるのでそこは嬉しい。
これ原作ゲームと比べてストーリーはどうなってるの?

第一話を見た感じではかなり変えてきている。オリジナルキャラの黒江がいきなり出てきているし、ただ第二話はわりと原作通り?

ゲームは昔ちょっと触っただけでストーリーについてはよく知らないが、今の所普通に楽しめている。
しかし最初に出てくるキャラはオリジナルだったのか。

あの歪んだ世界の画、それにかぶせる音楽の使い方はやはり自分の好きになった作品のやり方だ。
散らばせた伏線も今の所はまだ許容範囲だし、当面は追っかけていくこと決定。とりあえず作画崩壊しなければいいという気分だ。ソシャゲを原作にしたアニメが大元を上回るのは難しいだろうから。

自分は失望したな。第一話からして昔の作品と比べて明らかに劣っている。演出もセリフもすべてがな。

やや駆け足な印象も受けたが、現在のオタク界では「まどか」を知らない人の方が少ないだろうからこれでも良いのかね。
とりあえずおっさんの青春が返ってきたと思いました。

外伝とは言え画面とナレーションの情報量がやっぱり多い、この辺も非常にまどか☆マギカ感があるな。私はやはりある程度話が進んだところでまとめを読んで復習しないとダメそうだ。

虚淵玄が無い「まどか☆マギカ」のストーリーがどうなるのか、不安しかない。愛が無さそう。

私はこれまでの所、梶浦由記がいない以外は不安要素感じないかな。
今期の安定した評価の作品になりそう。

本編を模倣しようという意図は感じられるんだが、なんだか物足りない。
昔本編を見ていたときのあの引き込まれる、流される感覚の作品にするのはやはり難しいのだろうか。

ソシャゲ原作な以上はしょうがないのかもしれないが、魔法少女キャラ同士の関係、日常から乖離した関係を中心にしてきているのは今の時代にどうなるのかな。
本編の時代とは違って、今は女性キャラばかりの作品、百合系の作品にもイロイロとトンデモナイのが増えている。不思議な世界観と女性キャラの関係だけでどこまでいけるのだろうか……

言いたいことは分かる。俺が虚淵玄の関与の有無が気になるのもそういう所からのものがある。

正直に言うが、ファンとしての色眼鏡が混じるから私は作品の内容を正しく評価できる自信がない。
ただ想像していたより随分良いとは感じた。作画のクオリティも最初→劇場版で脳内イメージが強化されてしまったからどうなるかと不安だったが問題無かった。

俺も思い出補正は間違いなくある。音楽ですぐに本編のイメージが出てきたから。
それに加えて本編を意識したカット、演出も結構目に付くから作る側も現時点では「前と同じ」ようにするのを狙っているんだろう。それが商業的なものなのか、ストーリー構成からのものなのかは分からないが。

本編?第一部?何と言えばいいのか迷うが、以前のメインの5人出てくるようなのには驚いた。でもほむらがおさげメガネ状態だし、原作からの単純並行世界ってわけでもないのかね。

あの5人は原作ゲームにも出てきているから、こっちでも出してくると思うよ。元々の設定的にも出して問題無いキャラだし商業的にも出さない理由が無い。

おさげメガネのほむらは本編とは別世界線、別分岐に進んだ存在だね。
だからマギレコの方ではおさげメガネ状態のままとなっている。

それにしても黒江はオリキャラなのか……好みのデザインだから3話が不安だ!

ところで、環の全身タイツってえっちだよね。へそだけ強調とか特に。
主人公がハッキリして変身シーンも最初からきっちり出てくるってのは結構意外だったけど昔の作品だと変身シーンのしっかりした描写って無かったよね?ちょっと記憶が曖昧だが。

TV版だと変身シーンは簡易的なものだった。魔法少女変身バンクシーン的なものは劇場版からだね。あと原作のソシャゲはガチャで当たった時の変身シーン動画が売りの一つでもあったから、そこは最初から出してくるのだろう。

雰囲気としての「まどか」感は確かにあるけど、「まどか」の凄さはストーリーも重要。
やはり3話までは様子見かな。

単純に比較した場合、本編の第一話より上という見方もできなくはない。
当時の初動は普通のアニメの皮をかぶろうと努力していたわけだからね。ただその後の爆発については何とも言えないからやはり今後の展開待ちだわ。

想像していたよりは良かったけど、今後これ以上良くなるとは思えないのが厳しい。
脚本や構成はやはり良くないし、新キャラ投入がどうなるのか……あと尺が足りるかどうかも不安。第3章ではなく第6章までやって大丈夫なのか。
でも演出はまどかな感じが良いから結局見てしまうのだろう。

原作把握している人も結構いるようだから聞きたいんだが、ソシャゲの方は面白いの?

自分はずっと遊んでいるけど、めんどくさいと投げ出す人の気持ちも分かる
あとガチャが「使える」という意味での当たりが少ないのも厄介。

普通。不満もあるが遊べないわけじゃない。
戦闘システムはFGOに抵抗なければ問題無いと思う。FGOで言いうならオート機能はFGOより楽だけど、再臨がめんどくさいしキャラとストーリーもやや弱いかな……

個人的な感想では面白いとは言えないかな……周回がだるい。
戦闘システムはFGOに縦列横列の位置関係を加えたような感じで、強化版とも言えるがそれでゲームとして面白くなる、遊びやすくなるかは受け止め方次第?オートはあるからそこは楽になっているが他のバランスでまた何とも言えなくなる。

しかしソシャゲの中国語版はどうなったんだよ……

あるぞ!台湾の繁体字版だが

簡体字中国語版はどうなったんだ……やっぱもうダメなのかなあ、2018年に事前登録始めた時は結構期待していたんだが。

bilibiliはFGOみたいなアニメも自分の所で配信して両取りみたいなことやりたかったのは分かる
でもダメだったか



とまぁ、こんな感じで。
今の所は予想より良いとされているものの、同時に今後の展開待ちという人も多いようでした。

ちなみに上のやり取りにもある通り、ゲームの方は中国本土でのサービスは始まっていないそうで、中国語版に関しては台湾の繁体字版頼みとなっているそうです。
実は私はてっきり中国本土でもサービスが始まっているものだと思っていたのですが、事前登録だけでその後音沙汰無しなのだとか。

言われてみて、ここ1年程の中国オタク界隈における中国版サービスのある日本のソシャゲ関係の話題はFGOやプリコネが主でマギレコに関してはそんなに無かったのを思い出しました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「幼馴染は負け犬という概念はいつ頃、どういう過程で形成されたのだろうか」

ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では推しヒロインを「党」として応援しながら他のキャラの「党」と熱く不毛な「党争」を繰り広げるのがオタク的な作品の楽しみとされていたりするようですが、作中におけるヒロインレースのお約束に関するネタもイロイロと認識されるようになっているそうです。

中国のソッチ系のサイトではそういったネタの一つである
「幼馴染は負けヒロイン」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


気が付いたら我らの共通認識になっていた「幼馴染は負け犬」だけど、この概念って何時頃にどういう過程で形成されたのだろうか?
近年の作品における負けヒロイン率は確かに高いが、それ以前になるとそんなに悪い扱いって程でもないようにも思える。

「名探偵コナン」みたいに幼馴染が強過ぎるのとかもあるからな。
あとはあだち充作品とか。

幼馴染属性キャラは「コナン」みたいにストーリー上の障害を置かなければ好感度高くてそのまま終わっちゃうのばかりだ。
主人公のキャラ立てや日常描写には有用だけど、作品を動かす上ではそれほど使いやすいわけではない。だから負ける。

そういう分析はよく聞くね。
幼馴染属性持ちだと好感度が高過ぎるからストーリー開始後即告白で完結しかねないと。

親し過ぎて話が動かない、お互い手が出ないなんてところもあるのでは。

アニメ見るオタクなんて孤独な人間ばかりで幼馴染の異性なんていないか、いてもとっくの昔に縁が切れている状態だ。そんな所に幼馴染ヒロイン出しても現実を突きつけられて嫌な気分になるだけだ。
しかし落ちものヒロインの場合は違う、オタクの妄想を実現してくれる存在だから「勝利」を望まれるわけだな。

違うぞ。幼馴染ヒロインも落ちものヒロインもオタクにとってはどっちも空想の二次元属性だぞ。リアルに姉妹いなくても姉キャラ妹キャラは流行っているぞ。

真面目にいつ頃かについて考えてみたが、少なくともハーレム系の作品が出てきた辺りではそういったイメージは形成されていたんじゃないだろうか?

ギャルゲー作品とかも幼馴染は弱いからな。

幼馴染が落ちものに勝った例は思いつくが、全体的な傾向を否定するほどではないよね。
私の中でも気が付いたらそういうものだという認識になっていた。

幼馴染の好感度が高い必要は無いんだが、基本的に好感度が高い扱いになっているのもちょっと疑問。
例えば家庭用ギャルゲーの始祖とも言える「ときめきメモリアル」で看板ヒロイン扱いの藤崎詩織は間違いなく幼馴染だ。この時点では幼馴染=負け犬の固定観念はまだそれほど強くなっていなかったのでは?

でも「ときメモ」は2だと幼馴染枠が普通の好感度高い(最初からフラグがあるとも言える)ヒロインになったし、4ではナビキャラ枠扱いにまでなっていたから、その過程で好感度の高いテンプレ幼馴染ヒロインに近付いているようにも見える。
ただ4ではファンの人気が最も高く、実質的な勝者になったのは幼馴染だったが。

確かに最近の幼馴染は負け続きだけど、その前はずっと勝っていただろ。

時代の変化によるものだと思うけど、昔はどうだったのかね。
あと男性向けではなく女性向け……いや少女マンガとかの少女向けでもほぼ幼馴染は負けているようなイメージだ。

それは他に競争相手となるヒロインがいなかったというのもあるんじゃないか?
或いは恋愛要素がメインではないから、とりあえずヒロイン扱いの幼馴染が不戦勝になるとかで。

近年は幼馴染キャラが負け過ぎた反動か、二次元業界における幼馴染の勝率は上昇傾向にあると思われる。

以前の落ちもの系ヒロインが大流行していた時代は、同時に日本の作品特有の誰かを選ばないといけない偽ハーレム流行の時代だった。
しかしそれも既に終わりつつあるから、今後また新たな流れが生まれる可能性はある。

でもそれはギャップ狙いなことも多い。
幼馴染の好感度が低い、味方ではないという作品が珍しいけどそういう形で話を作るとあまり面白くない。
かと言って「秒速5センチメートル」みたいなのは上手くやらないと成立しない、需要が生み出せない。

ヒドイ言い方になるが、負け犬的なイメージのある幼馴染ヒロインって最低限の保証という立場のヒロインだ。
積極的に主人公が動かなくても好感度は高いまま、肯定してくれる存在といった扱いになるし、話の中心になる新ヒロインが出てくると上昇(ストーリーやら人気やら)のために価値がなくなる。

世界や日常崩壊を描写するために死んだり不幸になったり敵に寝返ったりNTRになったりする存在でもある……!

自分は「マブラヴ」でそのイメージが強くなったなあ……

そこまでいかなくても、落ちものヒロインの引き立て役になったり、非日常に向かう主人公を際立たせるための足手まといになったりすることは少なくない
日常的な存在なのに、非日常のジャンル、伝奇やSFにぶち込まれるのが不利なのでは。

王道の少年マンガ的作品だと幼馴染ヒロインはそれなりに安定するように思うんだが。

王道だと幼馴染ヒロインを出さないケースも多いような……

一応例として挙げてみるが「幽遊白書」は最後にヒロインの所に戻ってくる主人公じゃなかったっけ?
日常に戻る系ならいける!

でもずっと日常だとね……それにスポーツ系とか幼馴染ヒロインの存在そのものが抹消されるケースも多々ある。
幼馴染系ヒロインに関しては、定番要素として出してみたけど作品が動いてみたら実は不要或いはそこまで重要なキャラではなかったと判明するケースも少なくない。

雪村螢子はありふれたキャラ過ぎて冨樫には嫌われていたらしいからね。でもそこから考えると、幽遊白書が連載されていた時代にはまだ定番ヒロインとしての幼馴染は存在したはず。
その後の変化を考えると、幼馴染が負け属性になっていくのはラノベやギャルゲーが流行っていく90年代後半以降じゃないか?

セカイ系やハーレム系の影響かね。
特別なヒロインが出てくるのが定番。

空から落ちてくるヒロインについては昔からの定番だとは思うんだが……「天空の城ラピュタ」が元ネタの一つだし、あとは「うる星やつら」のように幼馴染と落ちものヒロインが存在する作品もあるわけで。
そう言えば「うる星やつら」も幼馴染は負けか。

空から落ちてくる方も幼馴染だとか前世からの関係とか特別な幼馴染属性を持っているケースもある、そうなると後発の平凡な幼馴染では……

幼馴染ヒロインはストーリーを動かせない、空から落ちてくるような非日常系ヒロインはストーリーを動かせる、これに尽きると思うよ。

非日常系をメインにする作品だと、幼馴染は負け犬になるといった所なのかもね。
そして近年の作品は完全な日常系ラブコメは珍しい。

この手の二次元アニメの展開って主人公が日常を打ち壊すとか非日常へ踏み込んでいく展開が基本だし、幼馴染の敗北するリスクは高まるばかりなのかもね。

ギャルゲーがアニメ化される、ルートを固定する際に幼馴染ヒロインは負けがちになったのも影響があると思われる。「SHUFFLE!」の芙蓉楓も負けヒロインの役割が割り振られ、ヤンデレという属性の勃興に伴う人気は得たが、それと同時に幼馴染は負けるという概念も強化してしまうことになった……

幼馴染がヒロインとして負けるのには当然の理由があるんだよ。
既に長い時間一緒にいるのに恋人関係になれていないんだから。幼馴染として有利な期間に勝てなかったんだから。

ストーリーが始まった時点で勝ちに持っていけていない以上、もう負けか。

そうだな。
幼馴染のターン終了後に始まるのが作品本編だ。
そこに空から「そのターンのヒロイン」が降ってくるわけだから!

勝てるものならとっくの昔に勝っていた、という話か。しかし幼馴染が勝っていたら作品のストーリーは広がらない。本質的に落ちもの、非日常系ヒロインが強いわけか。
そういう方向で考えてみると、ギャルゲーやラノベ系作品、非日常に踏み込む複数ヒロインのハーレム系作品が広まった辺りからハッキリして来る概念なのかもね。

舞台が広がる、設定が特殊になる過程で幼馴染の勝率が落ちていくのは必然だったんだろう。
だから負け犬のイメージに関してはラブコメ作品が増え、ヒロインの数が増えていく過程で形成されていったのではないかと思う。

ウチの国では近年オタクネタとしての注目が増えたけど、ネタ自体は結構前からあった。
日本の二次元作品の傾向を考えると20年くらいの歴史はありそうだ。



とまぁ、こんな感じで。
記憶を遡ったりもしながら、イロイロなネタの考察が行われていました。

近年の中国オタク界隈ではヒロインの勝ち負けにかなり拘る傾向がありますが、その過程でこの幼馴染は負けヒロインというネタも広く拡散していったような傾向があるそうです。

ちなみにこのネタを教えてくれた方によると
「幼馴染ネタに関しては、中国における一般的なオタクネタとして認識されたのは比較的最近のことのようにも思えます」
「中国では幼馴染属性の人気があまり高くはないですし、ネタとして真っ先に出てくる誰もが認める負け幼馴染ヒロインネタというのもこちらではすぐに出てきませんから」

といった話もある模様です。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「原作知っていたら頭抱えたくなるようなアニメ作品を知りたい」

この年末年始でありがたいことにイロイロなネタを教えていただきましたので、ぼちぼちと活用させていただく予定です。
とりあえず今回もそんな話題の一つで。

アニメ化された作品に関して、原作の方が良いという声が出るのは日本でも中国でも変わらないようですが、中国では書籍媒体が日本よりも貧弱で影響力も無いといった背景などから、オタク系コンテンツの中でアニメの影響力が他の媒体よりも圧倒的に強く、日本と比べても作品のイメージがアニメ中心になりがちという事情があります。

もちろんそれが良いアニメ化であれば問題はないものの、ちょくちょく出てくる原作ファンが頭を抱えるようなレベルのアニメ化に関しては、熱心なファンにとってアニメのイメージだけで作品を語られるのは我慢ならないといった事態になるとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「アニメだけで判断してほしくない、原作も知って欲しい作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


原作党の方々がよく言うようなストーリーが削られていたとか言うレベルじゃなくて、原作党じゃないけど原作知っていたら頭抱えたくなるようなアニメ作品を知りたい。
誰か教えてくれ!

原作を魔改造したけどアニメから入ったファンはそれなりに納得できるようなのは除外する感じかな?例えば最初の「鋼の錬金術師」のように、作品人気に対してはプラスだった作品とか。

誤解という方向でそういうのも構わないけど、賛否両論的なのはちょっとヤヤコシイし、明らかにネガティブな作品だとありがたいな。

ふーむ……アニメ化でやらかしても実写化よりはマシと思うことにしているが、確かにやらかしたアニメで作品の評価を語られるのもファンとしては嫌だな

これは「くまみこ」だろう
制作者の悪意というものを強く感じた。初めてアニメ化されなかった方がマシだと感じたよ

「くまみこ」は最終話だけが問題じゃないの?

いやあ、全般的にキャラの歪め方とか悪意が漂っていてなあ……作品の印象という意味で、まさにアニメで判断してほしくない作品になってしまっている。
一応、昔の作品はアニメスタッフが原作の名前だけ使って自分の作品にしようとする傾向が強かったから原作通りじゃないアニメ自体は別に珍しくない。ただそれでも仕事だからそれなりにはなる。さすがに「くまみこ」レベルなのは珍しいと思うよ。

最近の作品では「ULTRAMAN」はアニメで判断しないで原作を見て欲しいとかなり強く思ったかな。

アニメ化の時点で原作未完結だと問題が起こりやすい。
「鋼の錬金術師」はまだ我慢できるが、「クロノクルセイド」はダメだ。

「シティーハンター」だろう。
原作は大人向けの作品なのに、テレビアニメは子供向けでカットされまくりの魔改造だ。

シティーハンターは映像化に恵まれていないが、過去の作品なので仕方ない所もあるだろう。
そしてもっとヒドくて影響力のあるジャッキー・チェンの実写版とかがあるから、文句言うならまずそっちの方では……

「シティーハンター」はアニメが長くなり過ぎて原作枯渇した結果のオリジナルエピソードも非常に多かったりするから最近言われる魔改造とはまた違うのでは。
「キャッツ・アイ」とは違ってウチの国のテレビ放映はあんまり無いからアニメきっちり知っている人もそんなにいないけどな。

アニメ版シティーハンターはアクション重視と音楽、主題歌の演出が評価されているし、その後の作品のイメージにも影響しているからアニメを無視して原作だけというのも難しいと思う。雑な部分も、時代によるものがかなりあるわけだしな。

主題歌くらいしか評価できない「SAMURAI DEEPER KYO」みたいなのもある。
でも時代的に結構アニメ経由でのイメージが拡散しているんだよなあ

「SAMURAI DEEPER KYO」はあまりにも原作と離れすぎたものになっているからね。
あと今ではしょうがないというのも分かるけど、原作のサービスシーンが削られまくったのも許せないと思っていました!

「“文学少女”シリーズ」をアニメだけで語られるのは悲しい。

作画が崩れまくった「新世界より」を。
幸いなことに近頃は原作ストーリーの情報やアニメ以外の媒体も広まってヒドイ評価ではなくなったが、リアルタイムでは本当にもう、悲しかった……

「封神演義」は二度にわたってアニメ化の悲劇が!!

直近の二回目は始まる前からアニメではなく原作を見てくれというファンの広報活動が盛り上がっていたが、実際それが必要なモノであったのは悲しいよね。

アニメの「月姫」かなあ……あの頃、ウチの国ではある程度簡単に「伝説の日本の同人界の覇者」を知る方法はそれしか無かったんだよ。あとスタジオディーン版のFateの時も……
最近は原作の知名度が上がって、型月系作品全般の中国語情報、それも公式のものが増えているから本当に良い時代になったもんだ。

初期の型月アニメは作品関連情報などのリソースが少ない環境で作品の知名度を上げるという意味ではプラスの意義もあったけど、それ以上に作品の良い部分が伝わらないで間違ったイメージやそれによるマイナスのイメージ、例えば衛宮士郎に対する極大ヘイトばかりが定着するなどといった問題もあったね。
あとそういったイメージがその後の型月の各シリーズファン間の紛争の原因にもつながったから、当時の価値は理解できるけど素直に評価はできない作品になっていると思う。

アニメ化の時点で原作の知名度が極めて高い作品だと、このスレのような悲劇はあんまり起きないのかもね。
「艦これ」もアニメはどう褒めれば良いのか分からんレベルだし出来を嘆いたりネタにする人はあれど、あれを艦これだと思う人はまずいないわけだし。

時期的にアニメの存在があんまり意識されない「いちご100%」は幸せなのだろうか

個人的には「東京喰種」かな……当初はアニメも良かったんだけど。
なまじ序盤の人気のせいでその後のオタク界隈のでの作品の印象も残念なことに。

こういう話題なら「ベルセルク」だろう。

だが「ベルセルク」も「東京喰種」も原作がその後迷走してしまうのが厄介だな。
アニメだけで判断してほしくないのも間違いないんだけど。

「鋼の錬金術師」とはまたちょっと違うが「スラムダンク」は原作の方が良いから原作見て欲しい作品としても有名だよね。
ただアニメはウチの国でも社会現象レベルの人気になったから、アニメだけで判断してほしくない作品というのとはちょっと違うか。

「攻殻機動隊」はアニメの方が勢力強いし、原作通りにやったらウチの国ではファンの反発が強く出てしまったという悲劇が……

私が思い付くのは「キングダム」だな。アニメはチープなCGが本当にダメだったが、原作はかなり読ませる作品なんだよ。

「キングダム」はアニメ版が足を引っ張った。
もっとも、ウチの国の歴史の扱いがその後どんどん厳しくなっていったから、適度に埋もれていられる今の状況の方が良いように思えなくもない。ウチの国の戦国時代に関してはめんどくさい人も多いでしょ。

「ニンジャスレイヤー」のアニメはとても残念だった。しかし原作読めば理解できるものでもないからどうすれば……

やらかしアニメとしては「ネギま」が思い浮かんだが、あれ原作の方もどんどん落っこちていったからなー

ここまで出ていないのだと「惡の華」は?
なんであんなことやっちゃったんだろうなあ……

「灼眼のシャナ」は原作を読んだらアニメなんて見ていられなくなったよ。
本当に原作の方をしっかり見て欲しい作品だ。

そういう話なら「ゼロの使い魔」とかも入るかな?
でもあの時代には価値があるものだったので、個人的にはアニメだけで判断して欲しくはないがアニメの価値も否定して欲しくない作品だと思っている。

ラノベ原作アニメは大体そんな感じな部分があるよね。
特に近頃は1クールで強引にアニメ化する以上最初から無理が出てくる企画なんだろうけど



とまぁ、こんな感じで。
最近は原作を読み込んでいる人が相対的に増えているのもあってか、イロイロと思う所のあるアニメ化扱いというのも増えているそうです。

ちなみにこの話題を教えてくれた方からは
「アニメ化に関しては昔と比べて原作通りに作ろうとする考えが強まっていることもあってか、中国でもとてもヒドイ扱いになる作品というのは昔よりも減っているように感じられます」
「しかし原作通りではない、アニメ化して欲しかったエピソードが削られた、歪められたなどのように細かい部分で批判が出る、特にその話の脚本家への批判が殺到するといった流れが強くなっているのは難しい所です。FGOのアニメでも脚本家叩きというこれまでとは少々違う炎上の仕方をしていますし」
という話も教えていただきました。

それから上でシティーハンター

に関する話題が出ていますが、言われてみれば中国本土ではシティーハンターはほぼマンガ経由のイメージになっているかと思われます。

私が中国で中高の留学生をやっていた時期はちょうど中国における北条司人気の全盛期に重なっていたのですが、当時は「シティーハンター」「こもれ陽の下で…」「F.COMPO」などが海賊版マンガでかなり出回っていましたし、学生が授業中にこっそり読むマンガの定番作品扱いになっていた覚えがあります。

「キャッツ・アイ」と違って「シティーハンター」のアニメは中国国内のテレビでは放映されていませんし、比較的上の年代の中国オタクの方が、交流プログラムで日本に来た際に、観光を兼ねて行った秋葉原で流れていたシティーハンターのアニメを見て「アニメの方はきちんと見ていないからさ!」とテンション上がっていたなんてこともありましたね。
その方は新宿駅で掲示板を探すレベルのファンだったのですが。

そんな訳で、よくよく考えてみると中国ではあの
「とりあえずGet Wildが流れながらエンディングに入ったらなんだかとてもシティーハンターを見た気分になる」
という感覚は通じないのかもしれません。

あと去年の夏頃に話題が出ていたような覚えがある中国で作られるという実写版シティーハンターに関してもアニメのイメージと重なる所はどの程度あるのかというのも気になってきました。
昨年末に見たフランスの実写版シティーハンターはかなり良かったのですが。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ゲームのコラボをどう受け止める?正史やファンへの影響は?」

ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただきましたので、今回はそれについてを。

アップダウンの激しい中国のソシャゲ界隈ですが、中国のソシャゲでも作品を盛り上げることや話題性や集客などを狙っての他作品とのコラボというのが頻繁に行われているそうですし、日本のオタク系コンテンツがコラボとして顔を出すというのも珍しくはないそうです。

ただ、ユーザーの方からするとそういったコラボ展開に関して複雑な気持ちになったりもするそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「他作品とのコラボの影響や受け止め方」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


近頃はゲームとかでコラボが珍しくないけど、ああいうのってみんなどうやって受け止めている?
「正史」と関係するような受け取り方をしている?それとも別物としている?

基本的には別物だけど、関連性が生まれてしまうと結構難しいな。
正史とは別でも、ファンやユーザー内のネタとしては存在感が発生するわけだから。

同一の世界観なら、正史として受け入れるのもアリだとは思う。
別の世界観のを持ってきた場合は難しい。もし正史に影響するとしたらとてもおかしなことになるだろう。

同じ世界観内でも別シリーズだとヤヤコシイことになるぞ。
遊戯王とかリリカルなのはとか

Fateみたいな作品はどうすればいいでしょうか!?

そう言えば、あれの型月系他作品イベントも一応別作品との「コラボ」だよな……

とりあえずコラボでも良いから月姫の新展開を見たいから、やってくれるなら歓迎するぞ。

同じ会社、同じ原作者とかだと比較的安心して正史、或いはそれに準ずるものとして受け入れられるかな。
それ以外だと「受け入れる側」の作品次第だろうか。

同じ権利者がコントロールする作品だけど、アメコミはわりと大変なことになるんですが……

アメコミだと世界観が同じだから、そういうもんだと受け入れるしかない。
ただそういう前提が無いのに後出しされるとキツイこともある。

コラボというか共闘というか、前の作品も含めて世界線移動できるような作品だと大変ややこしいことになる。
仮面ライダーとかは嘆くファンもいるね。

ディケイドとかだな。確かにアレでややこしくなったからなあ。
でも世界観的にまとまっているから、コラボによる混乱という意味では穏当な方か?

「進撃の巨人」や「リゼロ」なんかはそこら中でコラボをしているから、正史に組み入れたら本当に意味不明なことになる。

ああいうのは「進撃の巨人」のファンからはどう思われているんだろう?

自分の実体験だが、あまりにもコラボ先が多いと切り捨てて考えられるようになるぞ……
貸し出した先から原作への影響というのも特に無いからね。ソシャゲのようにキャラやアイテムが残るわけでもないし。

ゲームのコラボは基本的に本編に影響しないと考えて良いと思うが、ファンの認識はまた別か。
ただ、大体のファンは別物と考えているんじゃないかな?ストーリーを進める際に影響するわけではない、ストーリーの独自性は変わらないことがほとんどだろうから。

ルパンVSホームズみたいに昔からそういうのはあるが、昔は作者側、今ならコアなファンが嫌がるのかね。
作者とは別の、商売をする側のライセンサーは今も昔もやりたがるのだろうけど。

ファンの精神的な処理次第じゃないか?
本編ストーリーに直接影響するという認識のはさすがにいないだろうけど、一緒に戦うくらいは許容している人多そう。

正史ではないけど、ファンの間では同列に語って良い、みたいな話か。

仮面ライダーは日本のファンの間ではコラボしたネタを結構語っているんだっけかな?
こっちのファンはコラボが当然になってからの方が多いし、特撮だと別作品からの出張も珍しくないからそこまで問題はないと思われる。
ヤヤコシイのはやはりソシャゲとかのかな。私も自分のやっているゲームくらいしか分からん。全ての作品ファンがソシャゲをやっているわけでもないし、どうなんだろう。

仮面ライダーは伝統時代劇の徳川吉宗とコラボしているから非常にヤヤコシイことになっている模様。

徳川吉宗に関しては同じ東映系列作品だし劇場版できちんとした作品があるから、一過性のコラボではなく正規シリーズ寄りじゃないか?ゲームの方にも出ていたろう。

スパロボはむしろコラボ状態が本編。
恐らく最もコラボに抵抗が無い作品の一つでは。

ウチの国だとロボット系は原作となった作品単独で見ている人が少ないから、尚更スパロボのイメージが正史に近いものになっているかもしれない

スパロボみたいにきっちり世界観まで組み込んで、キャラを踏み台にすることが無い(或いは気にならないレベル)なら歓迎だが、新シリーズやキャラを売るために過去作品やキャラを引き立てにするようなのは勘弁してほしいかな……これまでリソースを投入して育てて思い入れのあるキャラより強いのが唐突に実装されるのは嫌だし、そういうキャラを使わないとクリアできなくなるのも嫌だ。

こっちの思い入れがコラボで壊されるのはやはり良い気分ではいられないかな。商売なのは分かるけど、そういう方向でのファンの感情というのも存在するのよね。

私の場合、ソシャゲでちょっとだけ出てくるようなのは扱いに困るな。
作中での交流が無いわけではないが、語るほど濃くも重要でもないし、ヘタに持ち込むと世界観の問題が発生する。

中国国産のソシャゲにもコラボで日本の作品が出てくるのが珍しくなくなっているけど、あれどういう風に感情を処理すれば良いのやら

近頃はコラボが多いからなあ
自分が力入れている作品にコラボが来ると、盛り上がりの濃淡や新規層との混乱が発生したりするから一概に喜べない。それに世界観的にも混乱が……

ストーリーに絡むかどうか、実質キャラだけの場合をどう考えるかといった問題だろうか。
大抵はコラボキャラってゲームのインフレでいつの間にか使わなくなる類の、一過性の課金アイテムみたいなもんだから

当初は日本の作品とコラボするってことでこっちのゲームの格が上がったような気分にもなっていたが、そろそろ邪魔になってきた感もあるな
ずっとやっているユーザーにとって得になることはあまりなくて、課金と新規獲得サービスのためのものってことが多いから。配布があっても、メインの更新をサボるようなものだから素直に喜べなかったりする。

商業的な意義、価値は理解できるがそれは運営の都合だからね。
こっちへの還元とか、こっちの望む方向のモノとは限らない。コラボ作品がメインのユーザー層と合わない、思い入れが無い、運営側だけが利益や趣味でおいしいみたいなケースの方が多いんだよな。

キャラの扱い的に納得のいかないコラボとかもあるからね。特にコラボ前提の世界内で、別作品がコラボしてくるようなのだと原作のキャラの立ち位置や扱いについてさすがに許容範囲超えたりする。
個人的にはルルーシュと上条当麻のコラボはダメだったわ。

そんなのコラボしたのか?

正確にはスパロボで、禁書目録のバーチャロンがコラボしたという形だったかな?
前提となるものや説教の理屈とかがもうね……アンチにネタにされるのもイヤになる。

世界観が壊れる、キャラの強さの上限関係や根拠が崩されるのがイヤだというのはある。正史に影響は無くてもイメージが汚染されるというか、壊されるというか。
だから商売の理屈は分かるが、個人的にはコラボいらないという認識になってしまうかな。

アニメだと「異世界かるてっと」でちょっと揉めた覚えがあるな。

あれはジャンルは同じでも、扱い方は難しいと感じるのが集まったからなあ……俺TUEEEEEな作品って基本的に世界が主人公にとって都合が良い世界観だけど、他の世界が入ると「世界観の力関係」を意識させられることになってしまう。

でもソシャゲだとコラボによってファンが生き残るというか、寿命が延びることもある
本体死んでコラボ先にキャラだけいるとかな。ソシャゲはサービス終了すると作品に触れることすらできなくなるから、コラボというのはある種の延命サービスと言えなくもない。

「アリス・ギア・アイギス」と「バトルガール ハイスクール」がまさにそれかも。アニメ化までいったけどサービス終了で本体は消滅、ただ終了と同時進行していた同じ会社が提供している「アリス・ギア・アイギス」とのコラボがかなり突っ込んだコラボになっていて一部の人気キャラも実装された。更にストーリー的には明確には書かれていないけど、主人公も何らかの形で「アリス・ギア・アイギス」側に融合しているみたいな見方が出来るような描写に。

それはファンにとっては悪くないのかもしれないが、ちょっと怖いな……



とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国のユーザーにとっても、コラボの扱いはイロイロとあるようでした。

ちなみにこのネタと一緒に教えていただいた話によると、
「昔はゲームの日本の二次元作品とのコラボで盛り上がっていましたが、最近は慣れてしまったのかあまり大きな話題にはならない、別界隈まで伝わるような勢いが無くなっているように感じられます」
「ただ、自分の遊んでいるゲームに来たコラボで作品を知って、それが新作アニメシリーズに興味を持つきっかけになったみたいな話はあります。例えば私の知り合いの間ではソードアート・オンラインに関してそういう動きがありました」
とのことでした。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「カッコイイ響きや字の日本の名前を教えてくれ、新海誠みたいなのを」

元旦のお休みも終わってしまいましたが、最近は中国の方でも元旦の休みが入るようになってきたので昔と比べてこの時期の日本の年末年始〜中国の春節(旧正月)の休みのズレによるゴタゴタが減っているのはありがたいような、季節感や文化の違いが無くなるような少々複雑な気持ちになります。

それはそうと今回の更新を。
日本人の名前、或いは日本の作品に出てくる日本の名前に関して、中国では漢字もあることから大まかな所では日本と同じような印象になるそうです。
しかし日本と中国では名前の習慣も違いますし、思わぬ所で日本の名前にカッコ良さを感じたりすることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「カッコイイ響きや字の日本の名前」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


カッコイイ響きや字の日本の名前を教えてくれ、新海誠みたいなのを
実在する人物の本名や芸名やペンネームでもいいし、創作のキャラの名前でもいい

日本語じゃなくて中国語で読んだ時のでいいんだよね?

そうそう。ウチの国の感覚だけで問題無い

新海誠は絶対に名前で得している部分があると思う。作風とあの名前がとてもうまい具合に結び付いている。
クリエイターだと虚淵玄も良いね。

この手の話題だとよく出てくるのは花江夏樹とかがあるな。
私も今まで聞いたことがある日本人の名前の中で一番良い名前だと思っている。

もう古いものになってしまったが、八神庵と藤原拓海がずっと自分にとってのカッコイイ名前だ。

古いのでいいなら夏目漱石。このペンネームはとても良い響き。

私も夏目漱石だね。
この四文字は確かに良い響きで、作品より作者名の方が印象に残るくらいだ。

四文字の日本人の名前って、とてもカッコイイ響きの名前がたまに来る。

このスレのネタで思い付いたのなら松坂桃李とか。

最近聞いたのだと羽生結弦だろうか
なんなんだあの主人公っぽい名前、そして経歴とイケメンぶり。

スポーツ系は印象に残るカッコイイ名前にちょくちょくぶつかるね。サッカーとかは人数も多いしそういうのが多い気もする。
大迫勇也とか故事成語にありそうな名前でカッコ良さとインパクトがあった。

サッカーなら自分も幾つか思い付く。
例えば大黒将志や中村俊輔、清武弘嗣なんかがカッコイイと感じた名前の選手。

日本のサッカー選手は面白い名前が見つかるな。
川口能活は生き残ってやると意欲があってこいつは強そうな良い名前のキーパーだと思ったわ。
逆にこんな底辺っぽい字ばかりの弱そうな名前で大丈夫かと心配になったのが田邉草民。他所の国他所の文化の名前にこんなこと言うのはアレだと分かっているんだが、あまりにもスゴイ組み合わせだったんで……

新海誠や新房昭之はいかにも青春っぽいの作ってそうな名前。

新海誠は真っ青な大海とかのイメージが来るし、そこに作品が組み合わさるから、そりゃあ中国文化圏で刺さるよ。

坂井泉水で

クリエイターなら米津玄師は不思議な雰囲気を漂わせる名前だね。

私もそう思う。米津玄師は曲もだけど名前も大好き。

戦国武将だと明智光秀、伊達政宗、黒田如水とかが良い。

中二病だというのは理解しているが、鳳凰院という名前に出会ったときは痺れたね!

シュタゲは狙っているのが明らかな名前ばかりだが、悔しいことにカッコイイと感じてしまうのが多い。牧瀬紅莉栖とかスバラシイと思います。

紀田正臣とか折原臨也とか、それから朽木白哉とか

最近のだと藤丸立香が印象に残るいい名前だと感じるなあ

キャラは嫌いだが、爆豪勝己という名前は上手くカッコイイ名前つけたと感心する。

爆豪勝己は日頃オコリザル呼びするアンチ寄りな連中でさえも本名は覚えているからな。
それにしても爆豪という姓はどうやったら思いつくんだ。

日本の名前って自然や概念的なものが含まれるから興味深い。
中国の名前だと道徳的なものが意識されがちだから。

そう言えば、伊藤誠は殿堂入りのネタ名前になっているが、最初に聞いた時は結構いい名前だと感じたね。
現実に伊藤誠さんが存在して風評被害食らっているというのも無理はないと思う。

そういうのもアリなら春日野穹だなあ
中国語で読むのも良いけど、日本語で「そら」と読むのも好き

日本は明治維新で一気に姓を増やしたから、身の回りのものとかその場のノリでつけたりすることも多くて、古代からの氏と近代のものが混在して今のような状態になっているとか。
だから名の部分との組み合わせで妙にカッコイイのが出てきたりもするのだろう。

この際だから言ってみるが、かなり本気で野原新之助や野原広志はカッコイイ名前だと思う。「小新」呼びだとあんまり意識することは無いが。

それは恐らく翻訳の効果によるものだな。日本語版だと「しんのすけ」「ひろし」とひらがな表記で、日本語の語感的にかなり柔らかい印象のものなんだよ。
中国語に翻訳される際にひらがなやカタカナを漢字表記にしたせいでカッコ良くなったキャラ名というのもあると思う。

そういうのだと氷川清志とかがあるね。日本語だと「きよし」はあえてひらがなにした芸名。
ただ俺はやはり清志の方が良いと思うんだよな……そこに「氷川」まで重なるんだからカッコイイわ。
他に長澤雅美もこういう話題によく出てくる名前だが、実は日本語だと「長澤まさみ」でやはり中国語の印象とはかなり変わる。

ふと思い出した。
AV女優の芸名も日本語の印象的にひらがなやカタカナになっているらしいが、それを中国語にすると漢字になるから随分と雅やかな名前になるので、それがまたこっちでのAV女優人気につながるという説がある。個人的に、とてもよく分かる。

以前日本人に聞いたことがあるんだが、「新之助」は日本人の感覚だと強くてカッコイイ武士みたいなイメージになるんだとか。時代劇の有名な主人公の名前なんだと。

武士の名前なら新右衛門がカッコイイと思ってる。



とまぁ、こんな感じで。
漢字の印象に加えて、韻や響きなど思わぬところで中国オタク的なカッコ良さに刺さったりもするようです。

また上のやり取りにもありますが、日本語ではひらがなカタカナになっている名前は中国語になる際に良くも悪くも「適当な」漢字をあてられることが多いので、その結果カッコイイ字面になることも結構ある模様です。

それから以前聞いた話によると、日本人の名前に関しては漢字四文字だと中国人の一般的な名前とは少々違った印象に、漢字三文字の名前、例えば「虚淵玄」などの場合は「虚」「淵玄」といった組み合わせの印象になったりすることもあるのだとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「FGOの楊貴妃は楊貴妃らしさや唐代の要素が皆無でクトゥルフらしさばかり」

今年のFGOの新年実装キャラは楊貴妃でしたが、当ブログ的にも中華系サーヴァントはぜひ召喚したいと新年早々突撃、なんとか致命傷で済みました……いまだに未所持のギルやスカサハにも挑戦したかったのですが、もうすっからかんなのでお休みです。

さて、ありがたいことに
「FGOの楊貴妃が中国で炎上しているそうですが」
といった質問やネタのタレコミを複数いただいております。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「FGOの楊貴妃」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


FGOに楊貴妃が突然実装されたが、またまたまたお団子頭に旗袍かよ。
もっとまじめにデザインしてくれよ……

一晩明けたら楊貴妃の批判一色な件について。
やはり中国系英霊はもめるね。

中国系英霊はどれも厳しい目で見られるが、楊貴妃はデザインだけ出てそれが中国娘のテンプレ、更にフォーリーナーでクトゥルフと、楊貴妃である必要が全くないように見えるのが問題か。

そうそう、楊貴妃らしさや唐代の要素が皆無でクトゥルフらしさばかりなのに不満続出だよ。

絵師はいいけど、それだけなんだよな。
楊貴妃みたいに中国での知名度トップクラスの中国サーヴァント出すならもっとまじめに考証してキャラデザしてくれと言いたくなる。
別の国のキャラだったらもう少し穏やかな気持ちで受け入れられたかもしれないが。

中国のキャラ出したら毎度毎度旗袍(チャイナドレス)にお団子頭にパンダというのがムカツクのも分かるが、俺は慣れてしまったかな……

武則天の時も大炎上したが、この楊貴妃とどっちがマシなのやら

ロリ武則天の時も燃えたがあれは武則天っぽい中国要素あったからな。あと日本の連中が真名で悩む中で真名が中国でリークされるという有利さもあったから、単純な比較はちょっと難しい。
とりあえずこっちの楊貴妃に関しては、楊貴妃っぽい所が何もない、琵琶精や蜘蛛精的な何かですか?というのが厳しい。
それに加えていいかげん中国のサーヴァントといえばチャイナドレスにお団子というのにあきあきしているという不満も溜まっているから、そっちの爆発もあると思われる。

哪吒の意味不明なチャイナドレスに対する怒りが今回ブレイブチェインしている説とかどう?

絵は良いと思うよ。ただ別の中国系女性キャラと名前を書き換えても違和感ないのは残念。

関連する話題を追っかけてみたが、外国に中国の文化が伝わってないというのを改めて突き付けられてイラついているような節もあるな。
結局中国のアイコンはチャイナドレスにパンダ、料理は麻婆豆腐と包子、別のものがあると言っても外人は知らない、興味を持たないと。

そのこっちが思い描いている正しい文化に関しても言ってみれば現代中国で形成されている主要なイメージだからね……まず海外に伝わっているパンダやチャイナドレスのイメージに勝てるか、第二部的にはテクスチャを上書きできるかって話ですよ。

身も蓋も無い言い方になるが、俺達の文化をなぜ知らない!
悠久の歴史のある中国文化を!
現在は世界に名だたる強国の中国を!
となっちゃうんだよね。

外人が中国文化の全部に興味持ってくれるわけじゃないのよね。
それに逆に見ればこっちでも日本の文化をきちんと知っている、「正しく」知っているオタクがどれだけいるかとなると……知っているつもり、日本人より詳しいつもりで実は「中国の」ネットの情報丸コピなのも珍しくない。
こっちのソシャゲに出てくる日本人キャラだって毎度毎度日本刀と可動範囲が不明な武士の甲冑スタイルだし、あんまり外国の作品に対して強く言えない。もちろん好き嫌いを語るのは自由だけどさ。

そもそも、中国国産のゲームだって売るスキンがチャイナドレスばっかりで……
自分もこの楊貴妃にはモヤモヤした不満はあるが、中国の企業やクリエイターでさえ中国の多元的なアイコンを使いこなせずテンプレ量産になっているから、どういう風に言えばいいのか分からん。

自分の場合は失望が混じっているかな。
日本は過去に中国からたくさんのものを学んでいて、それが最も活発だった唐代のキャラでこれかよと。民国時代の李書文の方がよほど中国文化っぽいのはどういうことだと。

俺はこの楊貴妃を見て日本人が語る「唐代の文化が好き」という話は信用しないことにした。

以前から楊貴妃は日本人によく知られている、楊貴妃好きな日本人は多いという話が語られていたが、日本人の頭の中の楊貴妃はお団子でチャイナドレスだったようだ。
もしや、日本人はお団子頭のチャイナドレスの女であればなんでも良いんじゃないか?

現在進行形で始皇帝、蘭陵王と評価の高い中国サーヴァントが意識されていたから、自然と要求水準も高くなっていたのかもしれない。

第二部第三章を遊んだ直後、或いは遊んでいる最中だからね。中国要素への反応は敏感になるさ。

今回噴出している不満はクオリティじゃなくて、「楊貴妃ではない」ということに尽きるんじゃないか?
こっちのユーザーの心の中にあった楊貴妃のイメージに全くかすりもしない、楊貴妃関連の要素が全く見られないキャラだから不満がたくさん出ているのだと思う。

そういうことなのかもね。
自分は楊貴妃に特に思い入れないせいか不満はない。むしろ中国系女性サーヴァントの中では今までで最も良いのが来たという感じだ。

クトゥルフ除けばデザインの方向的にはこの間の虞姫と極端な違いは無いと思う。
ただ虞姫と違って楊貴妃はウチの国の伝統的コンテンツから近現代の小説、映画、テレビドラマと定番の存在だ。
みんな心の中に基準となるイメージが備わっているから不満もハッキリと意識できてしまうのかもね。

クトゥルフ要素はハッキリあるのに楊貴妃要素無いからな。
琵琶も別に楊貴妃だからってほどではないし。

楊貴妃的な要素を考察して組み込んだように見えない、不誠実な中国キャラに見えてしまうんだよ。名前のブランドだけでカード売ろうとしているように見える。服装だけでなく背景まできっちり考察されている嬴政との差がヒドイ。
FGOでは日本人サーヴァントにも日本要素無いことが珍しくないけど、我々にとって中国で楊貴妃だと不満の元がたくさん目に付いてしまうさ。

有名な人物、思い入れのある人の多い人物がベースのキャラはイメージとの違いでもめるし、大変なことになるのも予想通り。
最近だとナポレオンの時に爆発した不満も印象的だ。

これだけ文句が出るのも、やはり中国系サーヴァントの楊貴妃だからだろう。
これまでも中国系サーヴァントはイロイロとツッコミ所満載だったが、今回はそれより極端なクトゥルフ系キャラに楊貴妃と名前つけただけのように見えてしまうのだから。
もちろん毎度毎度チャイナドレスにお団子頭というのも不満の理由の一つだろうけど。

不満は多々ある。しかし困ったことに好みだ。恐らく来年の実装の時も引いてしまう。
楊貴妃だから引くのではなく、好みのデザインやバトルキャラだから引いてしまうだろう……

ところで聞きたいんだが、超高校級のクレオパトラがいるのに、なぜ楊貴妃が無事に中国らしいキャラで出てくると思えたんだ?

まあな。FGOできっちり中国文化を搭載した楊貴妃が出るのを期待するのは間違っているのかもしれない。
ただ楊貴妃なのにチャイナドレスにお団子頭だと、分かっていても愚痴は出るさ!!クトゥルフ系サーヴァントだと失望はするよ!

なんだかんだで昔の武則天の時のヒドイ炎上と比べたらだいぶ大人しい。
ただ今になって考えてみると、武則天はロリキャラにした以外は歴史考察のしっかりしたデザインではあった。

上でも言われているが、みんな中国系サーヴァントに多少の期待はしていたんだよ。
哪吒や秦良玉みたいなのもあるが、最近意識されるのは始皇帝をはじめとして考察のしっかりしたサーヴァントだったからね。今の批判に関してはその反動という部分もあると思われる。

今後の扱いでまた変わるし、当面は様子見かな。
始皇帝も最初ネタバレ情報が出た時点では受け入れられない人がかなり多かったが、今では人気高いどころかセルラン上り詰める原動力だ。

始皇帝の人気爆発はストーリーというか、型月世界での格がかなり上の扱いだと判明してからじゃないかな。

始皇帝は再臨絵が良かったのが大きい。
初期の立ち絵のままだったら恐らくストーリーの扱いが良くてもダメだったと思う。

始皇帝のイメージを大きく変えたのは最終再臨、あれがあるから中国系サーヴァントに対する要求水準も上がったのでは。
今の所は哪吒が下限だが、武則天や三蔵法師もわりとヒドイ。それと比べれば楊貴妃はかなりマシだ。

でも哪吒にしろ三蔵法師にしろ、元ネタと関係する部分はきちんとあったぞ。
今回の楊貴妃は本当に名前以外に何もないクトゥルフだ。

FGO内のキャラデザかぶりの問題も考えられる。
日本でも分かり易いであろう中国系のアイコンで、漢服系女性は既に武則天がいる、お団子系と模様では秦良玉、チャイナドレスは哪吒だ。
この中でデザインが比較的かぶらずにアピールできるのは意味不明なチャイナドレスの哪吒だろうから、チャイナドレス系の衣装になるのは分からんでもない。それにフォーリーナークラスをあてはめられたら露出を上げていく傾向があるし、受け入れられるかは別としてこの楊貴妃のデザインになる背景は理解できなくもない。

しかし、あれ旗袍(チャイナドレス)なのか?
腹と背中の構造的に、肚兜の方じゃないか?

そんなことはない、あれはミニスカのチャイナドレスだろ
チャイナドレス的な要素を大量に使っているんだから間違いない。

私も肚兜だと感じた。立ち絵だけだと分からんがバトルグラでは横と背中がガバっと空いているのが分かるし、セクシーな下着をイメージしているんじゃないかと。

前は肚兜っぽくて、後ろの長い裾は旗袍っぽい、背中の開け方は旗袍っぽいとかそうじゃないとかいうので分かれている感じかなあ
あと分割構造的に旗袍ではなく肚兜にも見えるが……

ウチの国でも「日本人が作った中国人キャラはチャイナドレスを着ている」という固定観念があるからね。
スレとかでそっちの断言が入ると全部チャイナドレスと見る空気が形成されるような傾向もある。

自分は当面は様子見だ。ストーリーの出番も解説も、詳しいキャラの画像も出てきていないからな。日本の二次元キャラの服装って中華ファンタジーという日本アレンジの中国風衣装、複合要素の衣装とかもあるから、単純に実在する服装だけで断定するのは難しい。



とまぁ、こんな感じで。
批判だけでなく愚痴も混じっているようでした。

チャイナ服っぽく見える服装もそうですが、上のやり取りにもある通り中国の感覚で楊貴妃らしさを感じられる要素がパッと見では見つからないというのも不満につながっているとかなんとか。

楊貴妃に関しては中国の様々なコンテンツで頻繁に扱われ続けている定番中の定番な歴史上の人物ですし、それに加えて外国人制作ということでかなり厳しい目で見られるような所もあるそうです。
また以前の記事でも何度か書きましたが中国では歴史でもオタクでも「正解」に合わせるのが良いこと、正しいことであるという空気が強いので、批判が出るのは避けられないのかもしれません。

もっとも「中国の正解」に合わせたら合わせたで今度はデザインの幅が狭くなったり、パクリ問題といったものも出てきかねませんし、Fateがこれまで面白くなってきた経緯を考えるとそういう正しさだけを追い求めるのも何かが違うように思えます。イロイロと難しそうですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「好きな人は好きだけど、求めていたのとは違う、嫌いだという人もいるね」中国版FGO Lostbelt No.3への反応

ぼちぼち通常更新に戻っていきたい所ですが、ありがたいことに
「中国版FGOの秦シナリオの反応は?」
という質問やネタのタレコミを複数いただいておりますので今回はそれについてを。

FGOの第2部 第3章は中国版では昨年の12/25からの実装となったそうです。
中語版公式告知ページ(中国語)

またガチャに関しては現地のユーザーが石を貯蓄しながら(スカディや夏イベで吐き出しちゃった人も多いと聞きますが)待ちに待っていたとされる12/27からの始皇帝ピックアップでガチャが回りまくり現地のセルラン1位になるなどしているそうです。
ただキャラの人気とは別に、シナリオについては中国独自の反応も出ているそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「Lostbelt No.3人智統合真国 シン 紅の月下美人」
のストーリーなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


秦シナリオ、どうだった?
キャラについてはシナリオ前の時点でもうかなり語られている感があるし、FGOのストーリーとしての印象を語ってみないか?

正直、可もなく不可もなく?楽しめたのも間違いないし、始皇帝ガチャで沼にハマるくらいにはキャラも良かったが。
あとメイン所のキャラは詳細な情報が出回っていただけあって、シナリオやっても評価はあんまり変わらなかったな。

とりあえずこっちで実装されてしばらくしてからの時点の印象だが、第三部はシナリオ評価はバッサリ分かれているようにも感じる。
好きな人は好きだけど、求めていたのとは違う、嫌いだという人もいるね。

緊張感が無いからね。終わってみればわりと楽に勝った気になってしまう。
始皇帝が本気にならないで見逃される展開ばかりで引っかかる人は引っかかる。あと虞姫はなんか気の毒なキャラ?

でも戦闘自体は難しかった!韓信の強さが分かったのは良いが、シナリオの戦闘が千里眼で攻略見ていてもわりとギリギリになったのは……
私は突出したものは感じなかったけど、シナリオ自体は結構良かったように思う。

プレイ後も笑いの部分がきっちり印象に残っているのが良かった。虚淵玄もユーモアは書けるのだ。
ただキャラに関しては始皇帝ばかりが印象に残って他は……スパルタクスと韓信くらい?ただ韓信は面白いけど元ネタであろうヘルシングの少佐が先に出てくるからなー

感想?短すぎる!
前半面白かったけど後半かなり駆け足。

同感だ、短すぎる。そのせいで非常に失望するシナリオだった。
キャラの掘り下げもたいして無いのにキャラ同士の無駄話が多い。なんで朕の出番をもっと長くして活躍させたりしないのか?
結局これまでの第二部のシナリオで一番面白いのは一章という感じだ。

個人的には第二部で一番ヒドイ出来のシナリオ。ストーリー短いくせに薄くて駆け足で無駄が多い。キャラの扱いも浅い。

やや短いの以外は特に不満なし。
キャラの無駄話はFateの特徴であるキャラネタの増加強調だろうからそこまで気にならなかったし、キャラの造形もとても満足。
ストーリー中のキャラの扱いが気に入らなくてストーリーに対する印象まで微妙になることがないのがスバラシイ。

無駄話部分も好みが分かれたね。濃い話を求めていた人からは、もっと力を入れる部分があるだろうという批判が出ているが、Fate自体がそういう日常パート、外伝コメディパートがあってこそのキャラ人気だし良し悪しの判断が難しい。

第一部の終盤の盛り上がりほどではないけど、第二部では一番面白いと感じたかな。
気分よく読み進められるのはやはり良いよ。特に元旦前後の忙しい時期にストレスが無いのは助かる。

悲劇が少ないシナリオなのは今の自分の気分的には良かったが、他のシナリオと比較した場合はパワー不足と判断されてしまうのかもね。
あとやはり最大の問題はシナリオが短い……!掘り下げないであっさり流した、もっとハッキリ描いてくれればみたいな部分も多かった。この辺が評価を下げることにつながっているのでは。

自分にとっては可もなく不可もなく。作家のレベルが高いのは分かるけど中国ネタでなければと思ったりも。
日本人向けならあれで良いのかもしれないが、自分にはなんでこんな解釈にするのかと思ってしまう部分がそこかしこにあって、世界観やストーリー展開のギミックについては微妙だった。他の人が面白いというのは否定しない、あくまで自分の印象での話だけど。

私も儒の認定とか所々にある無理矢理に感じられる展開が引っかかってなんだか楽しめなかったよ……
いくら虚淵玄でもやっぱ外人が中国ネタのシナリオ書くとダメだな。世界観が共有できなくて、面白いかどうか以前に没入感で障害が発生する。

同意。俺も日本人との違いを認識してしまうシナリオだった。実は項羽が劉邦の天下取りをサポートしていたとかダメだろ。
あっちの人気投票で上位に来るのは理解できるが、中国人としては引っかかる所が多くて投票では選ばない感じだ。

劉邦は日本でも気にする人はかなり気にしていたし、こっちでもスルーできる人はあっさりスルーしていると思うぞ。
ただそれを除いても、私はちょっとガッカリした。恐らく日本での実装以降にあまりに多くの二次的な関連情報を聞いて期待し過ぎていたのだろうが。
例えば項羽と虞姫の関係はもっとこう、ヘビーなものだとばかり……!

ちょっと急ぎ過ぎな感じもあったが、一気に遊んでしまいたいと思う展開だった。
虞姫と項羽の話は想像していたより面白かったし、日本の二次元で虞姫がやたらと人気になる理由も何となくわかったかもしれない

日本で本格的に人気になるのはこの後の幕間シナリオだな。あれで先輩という呼称がネタ込みになっていった……

秦シナリオに関しては作者は文化を分かってない、こっちの一般ユーザーの方がよほど多くを知っているみたいな印象になるのがね。
儒教とか、秦代以降の歴史上の人物の扱いとか、様々なロジックが納得できない。他の国の文化や歴史だったらまだ良いんだろうけど、こと中国だとこっちのイメージが強固過ぎた。

ウチの国で形成、共有されている中国の文化、中国の歴史が日本人には分からないというのが改めて分かった。日本の中国歴史の認識という無辜の怪物的な概念はウチの国には無いから厳しい。
まぁ逆にこっちの現在の文化や歴史などの無辜の怪物的概念を日本に持っていったら、恐らく似たようなことになるんだろうけどね!
ただそれでも普通に楽しめるものにはなっていたのは凄い。

ストーリーのテンポがとても良い、スムーズに読めるシナリオだった。カギとなるキャラも面白い。でもそれ以外のキャラは御都合主義的に動かされ過ぎていたような印象も。
あと始皇帝が手を抜いてぐだ達を追い詰めなかった理由というのがきちんと説明されていなかったりと、よく考えたらどうなのかという部分もわりとあったね。

ストーリーの構成や緩急は綺麗にまとまっていたし、私は登場人物の行動のロジックも特に大きな問題は無いと感じた。
キャラの立ち位置自体はかなりしっかりしていたし、あえてユーモア路線にしたツッコミ所のアピールも含めて上手いシナリオだと思う。
ただキャラの扱いがテンプレ的だというのはあったかなあ……始皇帝以外はストーリーのためのツールと化しているのも否定できないか。

批判するポイントを探せばいくらでも出てくるが、並以上のレベルでまとまったシナリオだった。
それにしても第二部ではApocryphaのキャラが良い扱いで良いキャラだと感じられることが多いな!東出の影響を様々な所で感じられる気がしないでもない。

この第三章がそもそも東出のやらかしの処理でもあるから……
それにしても第二部をここまで遊んだ印象では、東出の担当した一章が一番自分の好みで心に刺さっている。真面目にやった時の東出はやはり面白いわ。
安易なパロネタで浅く済ませる時とかはヒドイことになるから実際に見るまで常に不安が付きまとうけど。

第一章はカルデア壊滅からの絶望感や、新たな敵となるキャラの立ち方など特徴的な部分も多くて良かったよね。
後の方はどうしても戦力やキャラ的に安心感が出てしまうので不利な評価になるのだろうけど……現時点で一番厳しいはずの第五章、キリシュタリアの強さを見た時でも、強さは分かっても絶望感はあんまり感じなかったのは我ながら不思議。

中国語版実装済のしか詳しくは知らないが、今の所良いと感じた順では1>3>2かな

第二部第一章が一番上に来る人多いね。第二章最上位派も少数だがいないわけではない。逆にこの第三章の秦は嫌いではないが、最上位ではないみたいな声が多いような?

俺はやっぱり虚淵玄の書くストーリーが読んでいて気分良いと感じたし、第三章が第二部では一番だと感じたよ。Fateの中でZeroが我が心の中の一位であるように。

私も心にグサッと来る感じはなかったかな。でも面白かったし、何よりシナリオとしてとても上手いと感じた。
どこも迷走している近頃の国産ソシャゲシナリオと、二次元のトップクリエイターの違いがまざまざと。

東出で思い出したが、第一部の五章をパワーアップさせたようなストーリーに思えた。ただ第二部の重い背景とは合ってないのはなんだか引っかかった。

今回のシナリオって、言ってみれば始皇帝の統治する退屈な異聞帯を観光するカルデア?
キャラはたくさん出てきたけどスパルタクスの存在感以外はどれもストーリーのためのご都合主義的キャラであまり意味のあるものではなかった。
始皇帝側も最初はスゴイ扱いだったけど、なんか戦ってみたらあっさり勝ててストーリー的には簡単すぎて拍子抜け。始皇帝と狐と芥でなんかぐだぐだやってて始皇帝が樹まで切り倒してくれて終わり。うーん……

既存のサーヴァントではスパルタクスが良かったね。
秦シナリオを遊んで、ようやく彼が単なる狂人ではない、英霊となるだけはある叛逆のリーダーだというのが理解できた。

スパルタクスに関しては、逆に東出が動かしにくくて生みの親の虚淵玄が愛の戦士として存分に活躍させているのは面白かった。
複数ライターの難しさが改めて透けて見えたのも興味深い。

ストーリーが短いということに対する不満については私も皆と同じだし、イロイロと指摘されている明らかな問題についても理解できる。
ただこの分量できっちり話をまとめてキャラも強調して課金まで成功させるとか、さすがは虚淵玄だと思いました。

項羽関係とか所々に好みじゃない設定はあったがストーリー自体は楽しめた。キャラの動かし方も良い。
でも惨劇や悲劇が無いと良いストーリーじゃないという人は出るし、そっち方面の不満は重なるだろうね。特にFateはこれまでの積み重ねや評価の方向もあるから。

ストーリーや文章は悪くないと感じたけど、正直に言わせてもらえば中国異聞帯という大きなテーマをあんなに短いシナリオでやられたのにはガッカリしたよ。
中国文化を扱うならせめて第一部七章くらいの分量が無いと……

冷凍保存英霊とかもっと出して欲しかった。本当にもったいない設定が多い。
なんで日本の作品なのに桃園ブラザーズ出さないの!?なんでそこで陳宮と赤兎馬だけなの!?

色んな要素を詰め込んでいるしネタもあって面白いし語れるネタも多い。
だけどストーリーの整合性という面ではちょっとした不満も残って……なんだかFate/Zeroの時を思い出した。
あの頃も人気や話題性で突っ走って一時代を築いたが、細かく見ていくと納得できない部分もあって、当時の空気を知らない世代のFateファンが出てくると評価も落ち着いていったから。

作品外での「売り方」も上手かったということか。
今のウチの国のFateファンの間ではZeroの評価落ちているし、皆が皆虚淵玄大好きというわけでもない。でも虚淵玄のブランドは非常に強力なのも間違いないし、信者の熱意も相変わらずだ。
そこに始皇帝を格の高い強キャラ、シナリオでも中心になるキャラとして押し出せばそりゃガチャも回りまくるさ!

評価や思い入れに関しては、日本で秦シナリオが実装されたときの盛り上がりを体験できたかも大きいはずだ。当時は真偽不明なネタバレ情報が飛び交って本当に盛り上がった……そしてそれから既に1年経っている。
中国語での実装になると情報だけでなく「実際に見る」人間が格段に増えるし、ストーリーや設定、キャラの問題も目に付くようになって批判も増えているのだろう。



とまぁ、こんな感じで。
悪くはないが、不満な所も目に付くといった評価の人がそれなりにいるようでした。

上のやり取りにもありますが、キャラ人気については相変わらず活発でセルラン1位なども出ているようです。
しかしストーリーに関しては事前情報や伝言ゲームで熱くなり過ぎたことによる落差や、中国人的な感覚による中国ネタの扱いや解釈に関する引っかかりなど、微妙な評価につながる部分も少なくないのだとか。

この辺りの評価に関しては、実装直後の熱が収まり後発のシナリオや情報が出揃ったりした頃にでも、もう一度調べてみたいですね。
中国オタク界隈におけるFGO第二部の第一章と第二章の評価も実装直後とはかなり変わってきているようですし。

それから質問をいただいている今年の正月に実装された新サーヴァントの楊貴妃に関する反応ですが、やはりというかなんというか、デザインを中心に批判が集中しているようです。炎上というレベルではないようですが、好意的な反応はあまりないとか。
これに関しては次回にやる予定ですのでもう少しお待ちいただければ幸いです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


FGOの始皇帝に対する中国オタクの反応ネタバレ有編
(昨年の日本での実装時の記事です)

2019後半よりぬき日中オタ活動

あけましておめでとうございます、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
それではまず、昨年後半のまとめを。


中国オタクとオタク文化

中国オタク「弩やクロスボウで戦う主人公がいない、そもそもキャラが少ない。強いのに」

中国オタク「男が使う俺や私や僕の使い方、語感の違いを教えてくれないか?」

中国オタク「女忍者が実在しない所か最近の創作ネタだって本当?一定の割合の創作ネタが混じっているとは思っていたが……」

中国オタク「ウチの国の作品のヒロインキャラは出さない方がいいという流れはどうなんだろう」

中国オタク「ウチの国のオタクって絵柄の違いに厳しいよね」中国でFGOのクリスマス礼装に批判集中?

中国オタク「日本のラノベ、ネット小説原作アニメが時代遅れな理由を考えてみよう」

中国オタク「正統派の魔法少女アニメを見たことが無いのに気付いてしまった。だがどんな作品を見れば良いんだろう?目に付くのは極端な作品ばかりだ……」

中国オタク「日本には中華ファンタジーというジャンルがあるらしいが、どんなものなの?」


中国オタクとアニメと漫画とゲームとラノベ

中国オタク「誰かスルトに恋愛のやり方を教えてやってくれ……」中国版FGO Lostbelt No.2への反応

中国オタク「Fateをきちんと把握したくなってきたんだが、何から見れば良いんだろう?」

中国オタク「俺達はなぜあんなに碇シンジを嫌っていたのだろうか?」

中国オタク「近頃の若いもんはガンダムを見ない、なぜだ!」

中国オタク「ねえ、なんでギャルゲエロゲ原作アニメは消えてしまったの?」

中国オタク「ニンジャスレイヤーを布教しているのに上手くいかない、なぜだ」「あたりまえだろうが!」


その他諸々

中国オタク「なんで日本の作品は信長改変ネタが多いの?しかもあまり良い扱いじゃないそれでいて人気は高いと聞くから不思議」

中国オタク「国産SF三体の日本語版が発売されて大好評らしい。次々の増刷が決定した模様」

中国オタク「突然すぎる、悲しすぎる。受け止めたくない自分がいる」京アニ火災に対する中国の反応

中国オタク「日本のスイカは高いと聞くがなぜ日本人は高い食い物を粉砕して遊ぶのだろうか?」「日本のスイカの値段に対する感覚が分からない」

中国人「ちゅ〜るに猫の食いつきが良すぎて怖い。何か入ってるんじゃないか!?」

中国オタク「なんで日本人はどこでもカレーを作って食うんだろう?キャンプや学校どころかポストアポカリプスでもカレー食ってるような」

中国オタク「ジャッキー・チェンって日本の二次元にどれだけ影響力があったの?」

中国オタク「なんで竹中半兵衛が諸葛亮なの?経歴見たら明らかに郭嘉じゃないか」

中国オタク「日本では紅楼夢、金瓶梅、封神演義の知名度や評価が同じくらいって本当?ちょっと信じられないんだが」


中国オタク界隈の動向、アニメ公式配信状況など

中国の2019年7月新作アニメ公式配信状況

中国の2019年10月新作アニメ公式配信状況

中国オタク「近頃の国産オタク向けアニメ、作品数や更新による供給が少な過ぎないか?」

中国オタク「Fateとガンダムの劇場版の衝突」「HFはわりと予想通りだけどNTが伸びないな」

中国オタク「スカディ効果でFGOがセルラントップに」「まぁこれが最後のセルラン1位だろう」

中国オタク「黒髭の言葉に救われた」「黒に萌え白を恐れるそんな夏の日のイベント」中国版FGO サーヴァント・サマー・フェスティバル!への反応(FGOセルラン1位関連もあります)



2019年の後半は10月の国慶節、建国70周年に向けてどんどん静かに、オタク界隈も自主規制的な空気になっていったようにも感じられました。またオタク関係に限らず、中国のコンテンツ業界の不況の話も結構目立つようになってきています。

それから日本のコンテンツの勢いに関してはFGOが現地のセルランで1位になることが数回発生しましたが、これに関しては人気キャラの実装と中国のFGOのユーザーが課金に慣れたことによるものなのか、他の中国のソシャゲが減速していることの影響なのかで判断に迷ったりも。どちらの要素もあるとは思うのですが……
また複数の質問をいただいている、昨年末に実装された中国版FGOの秦シナリオについての反応ですが、次の更新でやる予定ですのでもう少しお待ちいただければ幸いです。

ブログで書いた以外にも、中国における日本の作品、配信されている日本のアニメの動向や各シーズンの人気の傾向などについてはアキバ総研様で書かせていただいているコラムにまとめておりますので、よろしければそちらもご参照ください。


とりあえず、こんな所で。
今年もぼちぼちと続けていけるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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