「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2020年03月

中国オタク「皆の好きな絵柄を知りたい、作品の内容ではなく絵柄の好みについてを」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国では作品の絵柄、キャラクターデザインなどが人気に及ぼす影響が日本よりもかなり大きいという話がありますが、その絵柄の好みに関して日本との違いが浮かび上がることもあります。

現在の中国オタク界隈においては基本的には癖の少ない美形キャラ、シャープな線の絵が好まれるといった傾向があるそうですが、中国でも世代ごとの好みの変遷というのがあるので「コレ」というのを断言するのはなかなかに難しいそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「好きな絵柄の作品」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆の好きな絵柄を知りたい、作品の内容ではなく絵柄の好みについてを。
面白いと評判の作品が絵柄で受け入れられないという人も珍しくはないし、そういった好みについて気になってきてね。

ジョジョの絵柄みたいなもんか。
アレはアニメでソフトに見やすくなったから一気にファンが拡大した面もあるからな。

一般人は絵柄でまず「ジョジョの奇妙な冒険」を避けてしまうからな。

私はアニメで見てからジョジョの絵柄が自分に合うというのを知って原作を読んだ。ただ絵柄の変化まで余裕をもって受け止められたのはアニメのおかげかもしれない。

好みはと言われると「氷菓」かな。
ああいった京アニ系が落ち着く。

京アニ顔は受け入れやすい
あと京アニの体や足の描写はそこはかとなく欲望を刺激される。

絵柄だけでなら久保帯人。「BLEACH」の後半の絵は個人的に神がかっているレベル。絵だけでも価値がある。

久保帯人や岸本斉史はウチの国で好まれやすい絵柄という印象だな。

近頃見たアニメで言うなら「青春ブタ野郎」がとても好みだった。

古い人間としては、高橋留美子や椎名高志の絵柄が好き。ストーリーのセンスももちろん好きだけど。

私が若い頃の人気の絵柄は高田裕三だったような。
オタクという概念はまだ無かったが、子供向けじゃないマンガをよく読んでいるみたいな人間の間では好まれていた

適度に省力モードの時の冨樫義弘。冨樫のそれなりに手を入れた白黒絵は良いものだ。

最近の作品だと「チェンソーマン」が好み。

「チェンソーマン」の藤本タツキは最近好きな人多い感じだね。私も好みだ。
ただなんだかんだで武内崇のキャラデザの女の子が一番好きな自分がいる。

一目ぼれ的な衝撃を受けたのは竹岡美穂の挿絵。

「私に天使が舞い降りた!」の幼女キャラデザが好みでした、はい。

ロリキャラなら「ロウきゅーぶ!」とかで出会ったてぃんくるが自分のスタンダードになっている。

狗神煌の美少女が大好き。
「生徒会の一存」は内容も美少女キャラも好みでスバラシイ作品だったなあ……

浜田よしかづの太めの線だけど整った絵が好き。
でも絵柄以前に性癖で他人に薦めにくい所がある。

アニメでならピーエーワークスだな。
キャラの可愛さと適度なリアルさのバランスが良いと感じる。

ちょっと前の「Charlotte」くらいまでが一番好みに合っていたが、ピーエーワークスは自分の中で好みの絵柄から範囲から外れたことないな。

アニメ会社ならやはりufotableの綺麗な絵柄が良いな。
強調し過ぎなのやごちゃごちゃしたのは苦手。

自分の場合マンガは結構好みが分かれるけど、アニメの場合はあまりヘビーな絵柄にならなければ大丈夫かな。動きや音楽の演出込みで見れるから。

トリガー社のアニメはヘンな絵で嫌いという人もいるけど、私は許容範囲内。
アメコミまでいくと厳しいのも出てくるといった所かな。

錦織敦史の監督作品やキャラデザだとウチの国では安定して評価される印象もあるな。

自分はアメコミのパンパンになった筋肉と濃いラインが大好きなんだが、中国国内ではわりと独特な好みだと感じている。

井上雄彦はどんどん絵が凄くなる。
どんどん作品も出なくなる。

こじらせると二次元ハンコ絵がダメになってくる。そして湯浅政明作品とかが好みになってくるのだ。

私の場合、シャープでちょっと角ばった所もあるのが好みなんだと思う。
最近の作品で言うなら「SPY×FAMILY」とかだろうか。

中国ではシャープな絵が好まれる傾向を感じるが、例外的なモノとしては「遊戯王」があるんじゃないかと。

背景の書き込みも含めて弐瓶勉が好き。
一般ウケはよく分からんが、マンガ読みの間での人気は高いかと。

わりと雑食だけど、好みは整った方の絵、情報量の多い絵なのだと自己分析。あえて名前を挙げるなら森薫先生の絵柄が大好き。

ウチの国では情報量が多くても、動きを強調して歪んでくる、独特な形になるのは好まれ難い気がする。
この辺は日本との違いじゃないかな。線に関しても整理された、綺麗な線は良いけど勢い重視で混乱しているように見える線は受け入れ難いという感じで。

作家で言うなら織田nonの絵柄が大好きです。

そっち方面なら袁藤沖人かな。

袁藤沖人は良いな。複雑でたくさんの線があるのに全体像としては非常に整っている。

エロ方面アリなのも含めるならTonyは圧倒的に強いよね。あれはウチの国の好みのスタンダードの一つなんじゃなかろうか。

そういうことなら私は深崎暮人が好き。

個人的には樋上いたる絵が大好きなんだが、嫌いだという人ばかりでつらい。

樋上いたるの絵に関しては、時代と社会の違いを感じるわ。
CLANNADのアニメからKeyの作品を遡っていくとぶつかる壁とも言える。

絵だけでというなら大暮維人が一番良いと思う。物語シリーズは原作付きというのが理想的。

このスレのテーマで考えてみた結果出てきたのは矢吹健太朗先生です。
綺麗でエロい、それでいて爽やかな部分が残っているのがスゴイ。

とりあえず顔がキレイ、美形であれば大体はいける。個人的に気になるのは彩色の良し悪し、清潔感だな。

清潔感は私も重視している。そういう流れからも京アニ作品の絵柄は自分の理想の絵柄に近い作品が多いな。

私は絵柄については動きやバトル描写も大きく影響している。冨樫はキャラだけでなく動きの見せ方も良いから大好きなんだよね。

分かる。俺の場合、そういう感じで好みについて考えて候補を絞っていくと、結局は鳥山明が残るんだよな。



とまぁ、こんな感じで。
一般寄りな人から濃い方の人まで、イロイロと好みの絵柄に関する話が出ていました。

ちなみにこの件について教えてくれた方の話によると、中国ではマンガに関しては読んでいる絶対量が少ないので癖のある絵柄は得意ではない人も多くて、いわゆる「魂のこもった歪んだ絵」に関してもちょっと厳しい反応が出てしまうことも少なくないのだとか。
そしてアニメ化の際に「独特な部分が減って一般向けになる」ので人気になるような作品もそれなりにあるとのことです。

こういった絵柄の好みの形成や慣れの問題については現地で人気になった作品の影響というのもあるでしょうし、時間のある時にでも背景を遡って調べてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「今年のコミケはやはり中止になってしまった……」

現在の状況では避けられないことでしたが、残念なことに今年のコミケは中止となってしまいました。この件に関して
「中国での反応は?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

コミックマーケット98の開催中止について(公式サイト)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「コミックマーケット98開催中止」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今年のコミケはやはり中止になってしまった……

オリンピックが延期する状況だから、中止は避けられなかっただろうな。
まずは新型コロナウイルスが落ち着かないと。

C98はやはり中止か……

Fate/stay night [HF]の第三章も延期になっちゃったからね。
二次元の動向を考えるとC98も白紙にするしかないだろう。

二次元関係なく考えてみれば「数十万人規模の日本どころか世界でも稀な規模の娯楽イベント」だからな。イベント中止の流れを避けるのは難しかった。

そりゃ日本は数字的にはマシに見えて世界的にも落ち着いた方ではあったがあくまで相対的なモノだからな。ずっと日本には危機感が薄いと心配だった。日本を含めた東アジアでもまた感染者数が急増しているから余計にね。
コミケ中止に関しても個人的には安心した部分の方が大きい。

日本のやり方はなんて言うか、口では安全と言いながら後ろで封鎖の準備はしているという感じかなあ。この件に関しても欧米経由の感染ルートが増えてまた危険な波が来たから首都封鎖も考慮している流れの影響にも思える。
どちらにしろ、日本もなんとか乗り切ってくれると良いんだが。

もっと早く発表を……とか言い出したらキリがないし、現時点で中止の決断が出たのは悪いことじゃないだろう。あの大規模イベントで感染が広まるとか悪夢でしかない。止まれるうちに止まるべきだったんだよ。

やらかしたら中止じゃなくて最終回になってしまうことすらあり得るからね。
リスク回避を取るのは正しい。

薄い本はネットで販売できる。
今はコミケに参加予定だった老師の方々の安全度が増したと思おう。

確かに。
日本でも有名人の感染が相次いで報道されているし、オタク関連のクリエイターが感染する可能性は現実的な話だ。好きな先生のリスクが減ったと思えばなんとか。

これによって同人マンガ作品のデジタル化が加速していくのかな?
近年は基本的にデジタル入稿だし、商業プラットフォームも随分と整備されていたはず。

今の時代の環境だとそういう考え方もできるよな。
作品を出してくれれば買えるし、pixivfanboxやfantia、patreonのような活動への課金が出来るプラットフォームも増えた。

マンガもそうだけど、評論ジャンルなどの文章系サークルさんの作品をもっとデジタル化してくれたら……と思う。文章系ジャンルって予想もしなかったような作品とか知識や情報をまとめた本に出会えるのが楽しいんだけど、販売部数の関係から新刊も既刊もデジタルで売ってくれる所がそんなに無いのが残念。

朗報みたいに言っているヤツいるが、参加しない人間と一般の客層にしてみれば朗報だろうけど、サークル参加組や、同人で食っている作者にしてみればどうなのかと。

創作者に集団感染しろと?今の環境では娯楽や金よりも優先しないといけないことがある。

会場にいるだけで数千数万と接触するんだぞ。
疫病が爆発的に流行っていることやその影響による中止を嘆くのはともかく、開催を推し進めるのは別の話だろう。

仮に感染源になったらコミケどころかオフの同人イベント全部に影響出る。
それも「次は無い」レベルで。

でも損失が発生するのも間違いないし、中止とは別にそれを嘆くのも当然だろう。好きな同人作家をどんどん支えて応援しよう。

あの毎年トンデモナイことになる人混み、企業ブースへの猛ダッシュ……そしてその流れに飲み込まれて戻ることもできなくなる俺……開催したら感染拡大しない方がおかしい。
この件で一番心配なのは印刷所かな。被害という面では最も深刻かと。

私が興味をひかれたのがコミケのカタログについて。
イベントは中止になったけど、カタログは既に刷られているから普通に発売された。日本ではコミケ運営を応援するためにカタログを買おうという人も多いようで、これは良いアイデアだと思った。

確かに良いアイデアだ。
ただ私はコミケカタログはできれば本が欲しいんだが、今の状況だと手に入るのだろうか……そして手に入っても郵送の問題が。

実本のカタログってでかくて重いからね
歴戦の戦士は地図だけを持って戦いに挑むレベル

私はROM版を買った。紙質そんなに良いわけでもないし、検索もできるから使い勝手はやはりROMの方が圧倒的に良い。

これはオタクにとっての最大のリスクが消えたということでもある。今楽しめることや、応援できることをやろうぜ。

しかしこれって、ある意味ではウチの国のオタクにとってはある種の朗報かもしれんね。
距離を置く時間が稼げる。アメリカに比べると目立たないが、日本でも現在は対中感情が非常に悪化している。

あんまり知りたくはなかったが、やはりヒドイことになってるのか。

俺達は自分達を被害者だとする意識が強いかもしれないが、大部分の外国人にとっては中国関係=加害者というイメージだからな。そういうのに実際の状況や個人の事情は関係ない。武漢人に対する国内の感情をイメージすればある程度は想像できるだろう。
更に上の方の世界に向けた防疫成果アピールや他罰的なイメージを広げる諸々の発言も現在大混乱中の他国からしてみれば感情を逆撫ですることにつながるわけで。

なんとなく理解はできる。
私も今までそういうのがほぼ無かった普通のファンサイトでさえもストレートに反中感情が出てきているのを感じている。コミケ中止に関しても中国とWHOに対する怨嗟の声が上がっている。
ここに中国人のコミケのマナーの悪さや関連する騒動が起こったらと思うと……

実際コミケに参加する以上徹夜で並ぶのが当然という考えのヤツ、それをアピールするヤツは多いし、コスプレ関係のルール無視でやらかしているのも少なくないからなあ。「空気が悪い」とリアルでの騒動やネットでの炎上にも簡単につながる。

イベントに関してウチの国はどうしても客と主催者という考えになってしまうからね。原則として全員が参加者という認識になるのは難しい。

どちらにしろ、今の状況では開催を強行した場合のリスクが高過ぎる。「次」が無くなりかねないからしょうがない。

開催となったら欲望を押さえきれない人はたくさん出る。絶対に。
私も日本旅行で行ったことがあるけど、あの空気はヤバイ。

本を通販で頒布してくれたら買いたい先生リストは既にできている。
そして最大の問題は税関だ……!

同意。18禁は諦めるとしても一般向けの薄い本とかはどうなるんだろう?
デジタルデータに課金するのに抵抗はないけど、やはり手に取れる本は欲しい

今は国家間の郵送難しいからな。
私はとりあえず日本の友達の所に保管をお願いしている。発送は様子見。事故ったり止められたりするのが怖い。

同人ショップ委託をしてくれるサークルも多いから、同人ショップの対応次第な所もあるな。
とりあえずは同人ショップの対応に関しても注目しておこうぜ。



とまぁ、こんな感じで。
残念ではあるものの、ある程度は予想されていた所もあるようでした。

それにしても上のやり取りにも少し出ていますが、新型コロナウイルスの諸々に関する現在の中国における認識や論調と中国国外における認識や論調にはかなり違いがあるようなので、そういった部分が今後どう影響するのかなど私もちょっと考えてしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「続きが出ないのは分かっていても続きを待っている作品」

ありがたいことに
「超電磁砲の第三期に関連してなのか、アニメの続編制作はまだかといった話を中国で以前よりもよく見かけるようになった気もしますが、今の中国のオタクにとってはどんな作品が続編希望扱いなのでしょうか?」
という質問をいただいておりましたが、その後ちょうどいいネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「続きが出ないのは分かっていても続きを待っている作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆オタクをやっていると様々な続きが出ない作品に出会っているかと思う。
そして中には続きが出ないのは分かっていても続きを待っている作品もあるだろう。そんな作品について語ろう。
私は「境界線上のホライゾン」がそれだ。

「DARKER THAN BLACK」
李舜生は自分にとって理想の主人公の一人なんだよ

そういうのだったらやはり「涼宮ハルヒ」
もう無理だとは思っているが……

「狼と香辛料」
経済ネタの作品だから、経済的な問題とアニメ化の関係まで考えて無理かと思えてしまうのが複雑。

「氷菓」はダメもとで気長に待っている。
原作小説でもいいから……

俺の心の中の少女が「君に届け」の続きを見たいと叫び続けているんだ

もう20年以上待ち続けている「スラムダンク」という名作がありまして。

「スラムダンク」の全国大会編のアニメはまだかね?
と言い続けているうちに2020年。あの時代に作れなかったらもうダメなんだろうなあ

他の人に比べればまだ待った時間は少ないが
「ダーリン・イン・ザ・フランキス」の続きというか別展開を待っていたり。できればマンガ版のでアニメ化を。

「十二国記」は日本で最新刊が出てしまったので、期待する心も復活してしまった。

緋弾のアリアの続きが出ると心のどこかで期待している。あと「ノーゲーム・ノーライフ」も

私も「ノーゲーム・ノーライフ」かな。これはアニメ続編にそこそこの希望がありそうで、諦めきれない。

「まおゆう」は作者が脱税しちゃったからやはり無理なのだろうか。
原作完結しているのは救いだけどね。

自分は「まおゆう」もだけど同じ作者の「ログ・ホライズン」の続きも待っている。

「生徒会の一存」というか、あの世界観の作品のアニメはもっとやって欲しい
「ゲーマーズ!」の後の動きが心配。

「メイドインアビス」の後ろの方をアニメ化して欲しいが、暗黒展開が多過ぎるので半分くらいは無理だと思っている。

このスレのテーマだと自分の場合は「日常」、それから「男子高校生の日常」だな。
そんなにしっかりとストーリー拾わないでもいい作品だから気軽にアニメにしてください。

古い人間のノスタルジーだとは思うが、「BLEACH」や「家庭教師ヒットマンREBORN!」のアニメの続きを見たい。

既にスラムダンクの話が出ているから大丈夫だろう!
ちなみに俺は「らき☆すた」の続きをオタクになったばかりの頃から待っている。

「ながされて藍蘭島」だ。アニメもだけど原作も。

「トリニティ・ブラッド」
作者がお亡くなりになってしまったのは知っている。でも作者変更という手段があるのも知っているから……

そういうのだと「風の聖痕」
今の時代の感覚だと逆に新鮮に感じられる典型的な俺TUEEEEEEかもしれん。

「9S」の続きが見たいという話をしても良いのだろうか。

原作じゃなくてアニメの続きとして見たいのが「灰と幻想のグリムガル」
でも原作で迷走していない部分じゃ1クールに足りない気がするのが……

私は「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」の続きを待っているんだけど、世界観の大きな作品のアニメは難しいのかなあ

ラノベアニメは第二期を期待するのも難しい気がする。
当時覇権クラスだった「はたらく魔王さま!」でさえも、続きが出ない。ずっと待っているんだが。

「ブラック・ブレット」の続きを……と言い続けてもうすぐ6年か。ラノベアニメは長編やるのホント難しいんだな。

「ソードアート・オンライン」でさえ今になってようやくアリシゼーションだからな。ラノベ原作アニメは現在の1クール枠には向いているんだろうけど原作分を完結させるのは望み薄。
あと自分は「バカとテストと召喚獣」の続きを細々と期待している。同じ作者の「ぐらんぶる」も好きなんだが、バカテスの続きも見たい。

「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の続きを待っているんだが、知り合いの日本のオタクからは「原作者が亡くなってしまった上に、未完作品が基本の作者だから諦めろ」と言われた……

「バカとテストと召喚獣」や「男子高校生の日常」を待っているんだが、近頃はギャグ系の作品は時代が過ぎると厳しいのかという考えも出てきた。

「ニンジャスレイヤー」をネタに走らずきっちりアニメ化してくれないもんかね。

このスレを見ていると2018年にアニメの続きが出た「フルメタル・パニック!」を待っているというのは贅沢な話に思えてきた。

「ファイブスター物語」は前のMH設定の続きが出ないのは確定しちゃったけど、どこかで出てくれることを諦めきれない。

「かんなぎ」とか出てくれないかな……作品の周囲の情報を聞くと希望が薄れるけど。

こういう話題で真っ先に思い付くのはやはり「境界線上のホライゾン」だね。アニメでやったらトンデモナイ長さになるのは分かってはいるんだが。

「涼宮ハルヒ」と「ノーゲーム・ノーライフ」
自分のオタク観に影響を与えた作品だから続きを諦めきれない。

ラノベ系作品は思い入れのあるファンも少なくないし、続きを待っている人も結構いるんだけど、現在の環境で商業的にいけるかは何とも言えんからな……

そういうのがはっきり出たのが「とある魔術の禁書目録」と「とある科学の超電磁砲」だろう。
「禁書」は原作ファンの生き残りだけでサッパリだったが、「超電磁砲」は古参が戻って新規も入って時間が空いた続編としては珍しい人気になった。
「超電磁砲」はアニメの出来や、過去にアニメで追っかけていた人が多い、フックの多いキャラと好材料が集まっていたのもあるけど、同じ世界観でここまで差がつくのは意外だったよ。

スレの内容が自分の想像していたのと違ったが、私は「恋は雨上がりのように」の続きが見たい。完結しているのは知っているけど。短編でも良いから続きが見たいんだよ。

そういうことなら俺は完結っぽい「Angel Beats!」の続きをということで。

このスレには同意したくなる作品がたくさんあった。しかし私にとって、あえて一つに絞るならば「そらのおとしもの」かな……やはりアニメで見たい。おっぱいもパンツも、アニメで動いてこそだ……

ところで「月姫」に関してはどうなっているんだろうか?



とまぁ、こんな感じで。
比較的目立つところをピックアップしましたが、これ以外にもイロイロな作品の名前が挙がっていました。

上のやり取りにもありますが、ラノベ作品やラノベ原作系のアニメに関しては息の長いファンが多くいるので、日本で過去の人気作品に関する新しい情報が出てくるとどこからともかくファンが表れて話題にするようなことが頻繁にあります。

ただ、それがそのまま現在の中国市場における人気の動向と関係しているわけではないのが難しい所ですね。
中国では探そうと思えば大体どんな作品でもファンや作品に関するやり取りは出てくるのですが、それが日本のファンと交流できるレベルなのか、商売になるレベルなのか、例えば作品の配信やイベント開催につなげられるような規模なのかはまた別に話になりますし。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「閃ハサの突然の声優変更ってどう受け止めれば良いのだろうか」

ありがたいことに
「劇場版『閃光のハサウェイ』でハサウェイの声優が変更になりそうですが、中国のガノタの反応はどうでしょうか?」
という質問やそれに関するネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

佐々木望「えっわっ私じゃない?」 映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」、メインキャスト一新の発表にネット震える(ねとらぼ)

機動戦士ガンダム『閃光のハサウェイ』ハサウェイ役は小野賢章!新キャスト発表(シネマトゥデイ)

「閃光のハサウェイ」

は中国ではマニア寄りのガンダムファンの間で評価が高く、劇場版のアニメに関しても内容的に中国で上映するのは難しいのではないかという意見と共に期待されていました。
しかしここに来て主役のハサウェイ・ノアの声優が佐々木望さんから交代となるというニュースが流れ、中国オタク界隈でもイロイロな不安や不満が出ているとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「劇場版『閃光のハサウェイ』のハサウェイの声優変更」
等に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


閃光のハサウェイの声優が変更されるらしいという情報が入ってきた。
ハサウェイ役が佐々木望で無くなるということか……?

こういう突然の声優変更ってどう受け止めれば良いのだろうか
普通のことなのか、商業的な戦略なのか、それともゴタゴタの結果なのか。

サンライズはどうした?突如狂ったのか?

こんなことをやるのは嫌な意味での驚きだ。
声優の交代が行われるのって一般的には声優がそのキャラを演じられなくなったとか、完全リメイクくらいだろう?
ゲームにもずっと出演している佐々木望を降板させるとか、サンライズはいよいよ富野色を消そうとしているということなのか?

佐々木望はいい面の皮だな……twitterで爆発するのも理解できる。
こういうのって事前に通達されるものではなかったのか?

選ぶ側があえて通知することは無いんじゃないの?
声優に人権は無いというネタじゃないが、立場的には制作側が圧倒的に強いわけだし、優先順位も違う。元老級の声優や有名声優、主役のイメージが固まっている声優でもなければそんな対応はしてもらえないだろう。

佐々木望は有名声優だと思うが。

あ、そうなの?不勉強ですまない……

ウチの国だと知らなくてもしょうがないかも。彼が活躍していたのは主に前世紀の作品だから。
代表的なキャラは「幽遊白書」の浦飯幽助。初期の日本の男性アイドル声優の一人とも言われている。ガンダムだとハサウェイの他にXのオルバを演じている。

主役以外のメインキャラの声優の方がその後の活躍の広さで有名になった、当たり役が出て有名になっているからウチの国では相対的に知名度が低いというケースかな。
吹き替えで見ることの多かった時代に活躍した声優はウチの国だとピンと来ない人も多い。

こっちだとスラムダンクで桜木花道役の草尾毅はあまり知名度が無く、流川楓役の緑川光や三井寿役の置鮎龍太郎の方が圧倒的に知名度と人気が高いみたいなもんか。

嫌な予感がするニュースだ。また魔改造されてヘンな作品になってしまうのか?

気分の良いニュースじゃないよな。作品に関して不安になる情報なのは間違いない。

でも声優変更ってそこまで珍しくないんじゃないか?

珍しくないというほどじゃない。
不可抗力で演じられない理由があるとかでもなければ声優は変わらない。

積極的にやるものではないけど、交代は珍しいという程ではないと思うが。
有名になった役、イメージの広まった組み合わせをあえて変更するのはあまり無いけど、それでも可能な限り避けるというレベルではない。

反発は出るけど、やるときはあっさりと強行されるという印象。
例えば「聖闘士星矢」はそんな感じだったはず。

まぁ病気とかであればともかく、理由のハッキリしない声優変更は不快だよね。
許容されるのはドラマCDやCMと、正式なアニメ化の間での変更くらいだろう。

でも実はガンダムは劇場版の時のキャスト変更が多い方なんだよね……
Zガンダムなんかは劇場版でかなりの部分を変更したこともあるから、声優変更は他の作品より軽く考えられている可能性もある。

Z劇場版とかオチを変更した挙句更にユニコーンでまたひっくり返ったやつじゃないか!
ジョセフ・ジョースターみたいな変更であれば納得はできるんだが、これはどうなんだろう。

ハサウェイはゲームに何度も出ているから、視聴者の印象に悪影響が出るだろうに。

ゲームでの出演に関してはドラマCDと似たような扱いじゃないの?あれはほぼTVアニメ化の際に変更になる。

ハサウェイは逆襲のシャアで佐々木望が演じているという事情があるからドラマCDだけとか、OVAだけというのとはまたちょっと違うような?

正直、自分にはOVAと劇場版の差がいまいち把握できない!

俺はスパロボで佐々木望のハサウェイの声に慣れているから変更には嫌な印象しかない。そのスパロボだってちょっと前のVで出ているんだから、今急に変更する理由なんてあるのか?
関わっている連中はまた近頃のガンダムが嫌われる原因の安っぽい奇跡を連発する作品にしてしまうんじゃないか?

お前、逆襲のシャアじゃなくてスパロボから批判するのかよ……

俺はEXVSでハサウェイの重くて鬱屈した声に慣れているしキャラのイメージに合っていると感じている。だからサンライズの変更には不満しか覚えないわ。

長年にわたってハサウェイの声を聴き慣れているから今更のCV変更は本当に謎だ。

でも逆シャアのハサウェイの声を聴いていると、この件については複雑な気持ちになる。かつての演技ができなくなった声優を、同じ人だからというだけで使い続けるべきなのかという問題がある。
ヘンな言い方になるが、最初からゲームのハサウェイに接している人の方がこの件については素直に反発できると思う。

ファンがたくさんいるならそのまま使い続けるだろうけど、ハサウェイの場合はどうなんだろう。
例えば「ドラゴンボール」の日本版の孫悟空役の野沢雅子はこっちの印象だとおばさんの声にしか思えないが、日本人からすればあの声以外にはありえないというレベルで、変更は不可能らしいが。

新たな展開、世界展開というのを理由にしているようだが、この件がどういう意味を持つのか本当に分かっているのか?
アムロと古谷徹を切り離したらどうなるのか、それと同じことをやったらどうなるのか、サンライズは分からないのか?

サンライズもバンダイも、ガンダムネタの多くが声優と密接にかかわっているのを理解していないのかね。

……でもハサウェイの声優ネタって何があるの?

身も蓋も無い言い方になるが、ハサウェイはアムロやシャアではないし、佐々木望は古谷徹や池田秀一ではない。
逆に言えば、アムロやシャアは声優に老化が出ていても変えるのは非常に難しいということでもあるが。

そういう方向で言うなら「幽遊白書」の浦飯幽助が佐々木望以外にはあり得ないとされている。ただゲームとかでは新録のボイスが昔と違い過ぎて、ライブラリの声は使えないのかとも言われてもいる。

正直に言わせてもらえばどうでもいいわ……ハサウェイの声を特に意識したことも無いし。
新しい声優が上手い声優であれば問題無い。

佐々木望は主役やっている作品もウチの国だと吹き替え版で見られている作品ばかりだから声優変更についての認識も個人差がある。

恐らく佐々木望の声でウチの国で一番イメージされやすいのは「銀英伝」のユリアンだろう。あれは皆字幕版で見ているから。
でも銀英伝も声優完全変更の新作出してるからなー

ハサウェイについてはピンと来ない人も多いだろうけど、クロスボーンがアニメ化されてトビアの声が山口勝平から変更されると考えたら理解できる人も多いんじゃないか?

佐々木望と山口勝平では現在の活躍や声の変化の度合いが違うからその例えはまた誤解を発生させるのでは。
あと自分が声優変更でちょっと残念に思ったのはギギの声が恐らく林原めぐみじゃないだろうということかな……ギギに関しては現在の倫理的にキャラ改変も入りそうだしそっちの方が気になったり。

ゲームのハサウェイの声って逆シャアのハサウェイの声とかなり違うから日本の古いファンからの不評も少なくない。キャラの成長に合わせた演技の変更ではなく、高い声が出なくなった結果の演技。
最初にその声で慣れている人は問題無いかもしれないが、昔の佐々木望の声で慣れている人は違和感が強いとか。それが声優変更につながるのかは何とも言えないけど。

佐々木望は出演作品におけるノドの酷使で昔のような声が出せなくなっている。声の変化はどんな声優にも多かれ少なかれあるだろうけど、佐々木望はかなり厳しいレベルの変化だ。
恐らく昔のユリアン・ミンツのような声はもう出ない。ユリアンのイゼルローン日記でも低めの声になっていた。

声優にとってそういう問題は多かれ少なかれ発生することなんだろうね。関智一もGガンダムのアニメとスパロボでは声が違うように感じられるし。彼はGガンダムで叫び過ぎた結果声の質が変わったという話を聞いたことがある。

蒼月昇という謎の声優の前例もあるし、一応この件、佐々木望が交代確定ではないというのには注意しておくべき。示し合わせたネタ騒ぎの可能性もまだ残っている。
(訳注:その後映画のハサウェイ・ノア役は小野賢章さんだと正式に発表されました)

少なくとも私はこのニュースを聞いて良い気分にはなれないよ。
声優どころか制作チームも完全新規だから原作小説の含蓄に富んだ所を表現できるのか、アニメのクオリティがどうなるか不安しかない。

声優変更よりも、個人的にはキャラデザが美樹本晴彦じゃないのが確定したのが残念だ。
美樹本晴彦なら中国でもきっと大きく注目されるだろうに……



とまぁ、こんな感じで。
中国のガンダムファン的には不安材料となるニュースのようです。
この辺については近頃の中国ではガンダムNTなどの件から、新しいガンダムアニメに対する信頼が落ちているという面も影響しているといった話も聞こえてきます。

ちなみにこの件について教えてくれた方の話によると

「中国のガノタの反発は、ハサウェイの声に対する思い入れよりも、アニメ化で余計なことをされることに関する反発の割合が大きいように思います。私自身もこのニュースを見て、これまでに受け取ってきた閃ハサのイメージから大きく改変されたアニメ化になってしまうのではないかという不安が大きくなりました」

「原作からの変更がたくさんあるのではないか、それが自分達にとって好ましいものではないのでは?といった不安につながっていますね」


とのことでした。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「これが今の日本でアニメ化を望まれている作品か」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

新型コロナウイルスの影響でオタク分野でもほとんどのイベントが中止となっていますが、中止となったイベントや春休みに合わせて発表予定だった情報はネットなどで配信、発表されるものもあり、中国オタク界隈の方でもちょっとした話題になっているそうです。

そしてそんな話題の一つとしてアニメジャンの「アニメ化してほしいマンガランキング」の結果があるそうです。
アニメ化してほしいマンガランキング(AnimeJapan 2020)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「アニメ化してほしいマンガランキング」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメジャパンのアニメ化してほしいマンガランキングの投票結果が出たぞ!
順位は別として、正直な所を言えば予想していたより知っている作品があった。

これが今の日本でアニメ化を望まれている作品か。
そして「古見さんは、コミュ症です。」が一位と。予想した順位ではないが、自分の中ではあり得る範囲かな?

「古見さん」は私も好きな作品だけど、こういう所で1位取るほどの期待が集まる作品だったのか。
それにしても日本のイベント自体は中止になったけど、こういう形で関連企画やってくれるのはありがたいな。俺はとても情報に飢えているんだ……

日本は3/20から三連休だから、つぶれたイベントの代替的な配信や情報告知がかなり出ているね。自分はほぼ想定していなかったから嬉しいわ。

よし、2位以外は分かった。

男のオタクだと2位は守備範囲外だろうな……調べてみたが商業ルートでもこっちには回ってこないジャンルのようだ。

リーマン萌えはちょっと厳しい。日本との違いを感じる。
他にもオジサンとか爺さんなどの「枯れ専」とか年齢高いのとかもウチの国ではまだ需要ないよね。

5位までだと3位の作品しか知らないわ。

俺は「SPY×FAMILY」がこの中だと一番の好みだな。
でもアニメ化はさすがに早すぎない?

「チェンソーマン」と「SPY×FAMILY」はもっと上で良いと思うんだけど……
投票者やエントリー作品はどんな感じだったのか、気になる。

「チェンソーマン」がギリギリ10位だがランクインしていて安心した!

結構自分の気になる作品がランクインしているな
ここで出るということはアニメ化を現実的なモノとして期待してもいいのだろうか

「古見さん」は見たい!
巻数や作品の勢い的にも今アニメ化しないと厳しいから頼む!!

巻数と言えば、「SPY×FAMILY」はさすがに少なくないか?原作面白いけどまだ3巻しかなかったような……

「SPY×FAMILY」は5位か。
アニメ化ってどれくらいの原作が必要なのかよく分からんのよね。

青年向けならともかく、ジャンプ系の少年マンガだとかなり巻数が要るはず。
このランキングだと10巻まで出ている「アクタージュ」くらいでギリギリじゃないか?

web媒体系、オタク向けだとそんなに巻数いらないみたいなんだけどね。

ジャンプ系は連載マンガ売るための宣伝でもあるから原作の量がある方が良い、それに対して1クールで良い作品や瞬間最大風速的な作品は原作が少なくてもアニメ化を急いだ方が良いとなる。
このランキングで言うなら「極主夫道」などはそういう方向の作品だろう。

「極主夫道」はアニメ化よりも実写、テレビドラマや映画が向いているように思える。

同意。
「極主夫道」は「龍が如く」のキャラみたいな感じでやって欲しい。

どちらにしろ、今年中の発表があっても良いと感じる作品もあれば、来年に情報が出れば上出来という作品もあるな。
私の推し作品は来年の方だが……

「ダンジョン飯」とかのちょっと前に大人気で結局アニメ化の情報皆無な作品はどうなってるんだろうか?

「ダンジョン飯」は以前この手のランキングに載っていたような?
人気が落ちてもうチャンスは無いということなのだろうか。

投票対象の条件とかがあるのかね。ランクイン作品が意外ということは、ここに載っていても良さそうな作品がたくさんあるということだ。
とりあえずこの中では「古見さん」と「チェンソーマン」のアニメ化は大歓迎。

「お兄ちゃんはおしまい!」は良い作品だ。
頼む、アニメ化してくれ!

私も突撃するならば「お兄ちゃん」だ!!

ランクインは嬉しいんだけど、「薬屋のひとりごと」ってこんなに人気だか需要だかがあったのか。

「薬屋のひとりごと」は少年マンガ系と比べるとさすがに厳しいけど、日本では書店で結構大きく扱われていたりするな。
個人的な印象では「本好きの下克上」と似たような人気の傾向だと感じている。

甘い話が読みたいので「僕の心のヤバイやつ」のアニメ化を……
でもこれ、妄想とは言え映像化大丈夫なのかと少々不安。更に近頃は危ないシーンやセリフのカットが多いから、配信されるのかという不安も加わる。

私がアニメ化されたのを見てみたいのは「アクタージュ」だけど、アニメ化されたのを見るのが怖いのも「アクタージュ」だね

「アクタージュ」はマンガだからこっちの脳内で補正がかかるという強みもあるよね。
だけどアニメの場合はその補正が減るから制作の際に要求されるレベルが高くなるし、ヘタにアニメ化すると寒いだけ痛いだけなシーンの連発になりかねない。そして実写にするのは更に難しい。

そう考えると、「アクタージュ」のアニメ化情報がなかなか出ないのはアニメ化の難度も影響しているのかなあ。
あとチェンソーマンランクインは嬉しいが、アニメ化ではどこの会社がアニメを作るかが分からないと素直に喜べないかも……

ほとんどは私の知っている中で好きな作品だからアニメ化を期待している。
でも同時に、私の大好きな作品はランクインしていないから、やはりアニメ化されないのだろうというのを改めて確認することにもなった。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的な期待作も結構ランクインしているようでした。

中国オタク界隈でアニメ化前の作品まで追いかけている、評価をしている層は比較的マニアな層になるので今回紹介した反応がそのまま中国におけるアニメの人気につながるかどうかは何とも言えません。

しかし中国における新作アニメの初動の人気や話題性に関してはマニア層からの布教の影響が出やすいという話もありますし、もしこのランキングに入っている作品がアニメ化された場合は中国における人気の判断材料の一つにはなりそうですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「なぜ日本のバトル系作品のキャラは筋肉が少ない」「少ないというより、減ったのではないかと」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品のキャラクター造形に関するテンプレイメージ的なネタがイロイロと蓄積されているそうですが、その一つに
「筋肉が少ない」「マッチョがいない」
といったものもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の作品は筋肉が少ない」
「昔より筋肉が減っている」

といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なぜ日本のバトル系作品のキャラは筋肉が少ないんだろうか
「ドラゴンボール」や「北斗の拳」、「ジョジョ」といった筋肉が豊富な作品は探せば出て来るけど、全体的に見たらやはり少ないと思う。

いや、「ジョジョ」も段々と筋肉減ってる。
スレ主の想定しているである筋肉量は第三部くらいまでじゃないか?

少ないというより、減ったのではないかと。
昔と比べてムキムキなボディを強調するタイプは少なくなった。「ヒロアカ」を見ても記号としてのタイツ着用マッチョはいるが筋肉は昔の標準的なモノと比べると減っているのは明らか。

普通の人間は筋肉無いから、筋肉の多いキャラに感情移入できないんだろ。

アメコミが日本でも人気になっている。それに北斗の拳のように基本的に全部筋肉ではなくなっているが、日本の作品にも筋肉系人気キャラは常に存在するからそれはあまり理由にならないのでは。

筋肉キャラを描くにはちょっとした作画力が必要になるので、多くの作者にとってはややハードルが高くなるからでは?
鳥山明みたいにシンプルにバランスよくしかも省エネで筋肉キャラを描けるセンスは希少。

頭身とかのバランスの問題じゃないか?日本の作品は頭身とか頭と体のバランスが現実から離れる傾向が強い。
アメリカの作品でも頭身が低くなると筋肉強調系は減る。

実際、筋肉の方が書き込む関係上作画コストは高くなりそう。
それに日本の作品は特殊能力でパワーを獲得するという傾向が強いから、筋肉をきっちり書き込むのは割に合わないのかも。

同意。
「Fate」を見ても第五次でバーサーカーの次に筋肉がありそうなデザインのエミヤは筋力D、あとこれは意識したネタだろうけどFGOで出たエジソンなんか典型的なアメコミ筋肉スタイルなのに筋力Eだ

ロボ操縦にも筋肉が必要だろうけど、強調されるようなマッチョである必要もないわけで……
考えてみればクワトロとかも普通に筋肉強調のスタイルだったよね。役に立つ場面は特に無かったが。

演出として服を着ていると普通か痩せ気味だが、脱いだら筋肉があるというのは何かと「おいしい」のだから、昔のような全員筋肉が標準だったり、明確な需要とかがなければ常時筋肉強調はないんじゃないかな。

日本は変身が基本ギミックになる特撮でも筋肉強調系ではないから、伝統的なものもありそうだ。

「はじめの一歩」はボクシングだから筋肉描写がキャラの特徴にもつながるので極めて重要だけど、他の作品ではそこまで必要無いのも確かだな。
あの作品の肉体バランスはかなり好みなんだけどね。

平成時代のキャラは昭和のような硬派な男キャラが減って、それに伴って筋肉を備えたキャラも減った。

マッチョイズムが否定されていった所はありそう。
エヴァ辺りから増えたらしい迷いまくる主人公に筋肉は合わない。

俺は美形で細いキャラより、筋肉の多いキャラが主人公の方が好みなんだがなあ

日本の作品では筋肉は「かませ」「踏み台」みたいな扱いだからね
それを否定して見せるのが強さの演出の鉄板になっている

主に肉体、筋肉で強さをアピールするキャラは大体強敵にはならないからね。

筋肉を隠しているキャラというのはいる。
あと筋肉を鍛えても特殊能力持ちには勝てないバランスの世界観が多い。筋肉鍛えていても突然獲得した特殊能力には勝てない。

耽美系の顔にムキムキな身体は相性が悪いというのもある。
基本的に線が細めの体にしないといけないから、筋肉の描写もせいぜい細マッチョみたいなことになる。完全に筋肉無しというのも珍しいとは思うが。

美的感覚が昔と今では違う。二次元でも顔の好みが変わっているんだから、身体の描写の好みも変わるよ。

筋肉無しというのもなんだけど、私は筋肉多過ぎるのも逆に苦手だ。それにキャラデザの影響も加わる。
個人的にはスポーツ系、例えば「スラムダンク」や「黒子のバスケ」くらいが好みなんだがなあ

子供が強いとかヒョロガリが強いとかは正しくない、間違っているように感じられるから感情移入できないという話もあれば、筋肉強調し過ぎるのは好みじゃないから感情移入できないという話もあるのよね。

自分は筋肉盛り過ぎると怪物寄りの印象になってくるから、あまり強調されない方が嬉しかったりする。
もちろんハルクみたいに最初から怪物としてデザインされているのは歓迎。

アメコミのようにマッチョが基本的なデザインではないのも理由としてあるのでは。
デザイン方面の変化や定番要素の構築の流れについては私も詳しくはないが……

でもボディビルのアニメとか作ってしかもそれがなぜか面白い作品になってしまうのも日本だよな。

「ケンガンアシュラ」や「バキ」みたいな作品も普通にあるから、筋肉が否定されているわけでもない。
ただチート獲得が前提の異世界召喚みたいなジャンルとは相性が悪いのも確かだろう。

「ドラゴンボール」でも筋肉に全振りしたトランクスが実は弱くなっていたというエピソードがあるし、昔から筋肉で解決できる展開は少ないぞ。

ああ、そうか。
確かに北斗の拳も敵はもっとマッチョだな。基本デザインが筋肉スタイルなだけで。

筋肉に特別感が薄れたってのもあるんじゃないの?
実際どうなのかはさておき、筋肉は一般人が訓練すれば手に入るものという認識があるだろうから。

流行の変化っていうのもありそう
80〜90年代辺りのシュワルツェネッガーやスタローンの全盛期の時代の日本の作品は明らかにこの二人をモデルにしたキャラや、影響を受けた筋肉キャラが溢れている。

現代の作品は主人公に要求されるスペックにおいて、筋肉やガタイの占める割合はそんなに無い。王道バトル系作品でも常時明らかに格闘向けの肉体をもった主人公というのも必要なくて、一見痩せているとかチビなように見えて、ここぞという時に鍛えられた肉体が服や装備の下から現れるのが王道。

元々日本人の生活スタイル、服装では筋肉を誇張するようなデザインにはならないだろうから、マッチョスタイルがカッコイイというイメージが定着しなかったのではないだろうか

スーパーマンのような全身タイツの格好はサーカスやプロレスの流れだっけか。
アメリカは何かとマッチョスタイル強いようだからなー

ウチの国の武侠系ヒーローも鍛え上げられた身体というくらいで筋肉の強調はあまり無いからな。日本のように筋肉ほぼ強調されない少年少女ってわけではないけれど。

ウチの国もネット小説系の主人公デザインを見ると筋肉無いぞ。

俺TUEEEEE系中二病系は極端に増やすのでもなければ無い方に行くような気がする。

日本は全身タイツ系にしても、対魔忍になるからな
あれはなんだろう、キャッツ・アイとかからの流れなのか?でも北条司の絵は今の時代の流行ではないが……

よく言われる、「日本の作品の主人公には大人がいない」という傾向も理由だろう。
子供が最初から鍛えられた筋肉を持っているというのは少ないし、変身するのでもなければマッチョな体系にはなれない。特殊能力獲得して倒す方が「作品としては現実的な方法」となる。
何より、作品内で成長して筋肉を獲得するとキャラデザが大きく変わる。別キャラを出すか、長期連載で孫悟空のような子供から大人への成長をさせるとかでもないとやりたくは無いだろう。

正直、エヴァやドラえもんに筋肉キャラを出されても困るからなあ……

外見的な筋肉ってキャラデザやストーリーの関係上、基本的に獲得するものではなく最初から持っているものだからね……強敵に出会ってから筋トレしても間に合わない。
主人公が鍛えられていくスポーツ系作品でも筋肉の量の変化を描写するのは作画的にめんどくさいしね。

あまり誇張された筋肉は好みじゃない。
個人的には「ゴールデンカムイ」くらいの自然さを感じられる筋肉が好みだ!



とまぁ、こんな感じで。
説得力の問題や好みの問題に加えて作品制作の時代背景なども含めてイロイロな話が出ていました。

日本の作品によく出てくる主人公の線の細さや若さなどに関しては、オタク的なこだわり、現実的な整合性などイロイロなツッコミが出てくる中国オタク界隈における定番ネタの一つだそうです。
ただこういった話に関してはこだわりをもった「こうあるべき」という話と大まかな好みの話がぶつかるので、やはり結論を出すのは難しいのだとか。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「のび太は日本の二次元最高の冒険者の一人だという説を聞いたんだが……」「間違いではない」

身の回りが少々ゴタゴタしてきたので、今回は以前教えていただいた簡単なネタで。

「ドラえもん」

は海賊版だけでなく、正規版のマンガがかなり早い段階で中国に入ったのもあってか、中国オタク界隈でも非常に幅広い世代にとっての思い出の作品となっていますし、
「思い入れに加えて十分な知識と情報をベースにネタを語れる作品」
となっている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトでそういったドラえもんネタの一つ
「のび太の経験した冒険の凄さ」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


のび太は日本の二次元最高の冒険者の一人だという説を聞いたんだが……

間違いではない。
のび太は週1のちょっとした事件に加えて年1回のペースでスゴイ所を冒険するからな。

なるほど、確かに考えてみたらのび太って日本の二次元では屈指の冒険経験者か。
経験はリセットされるけど。

連載時間を考えてみると良い。
それが冒険の量につながっている・

のび太は宇宙創成とかにも関わっているからな。
日常レベルからヘタな作品では敵わない大きさの世界観まで、様々な所で冒険している。

そうやって考えると、地球上が舞台だったり宇宙だけが舞台だったりする作品がドラえもんと比較されるのはちょっと厳しいな!

その手の長編の子供向け作品の主人公でバトル系じゃない作品だと、ポケモンのサトシが最強だというネタもあるが、さすがに経験だとのび太には敵わないだろうからなあ

サトシは毎回が冒険だし、日常メインののび太より上になるんじゃないか?

冒険と言ってもポケモンバトルが中心だし、場所も結局は地球(で良いのか疑問だが)だからな。
97年にはじまったアニメ作品と、79年にはじまったアニメ作品ではさすがに経験の蓄積が違う。劇場版にしても、ドラえもんは80年から続いている。

神のようなポケモンとの関係もあるサトシだけど、のび太は自身がある意味では創世神的なポジションになっていることもあるから……

ギャグ補正はあるが、シリアスに考えるとのび太はかなりヤバイ。
例えばテレビやマンガ版だけでも、無人島で10年間孤独に生きている。

のび太がアーチャークラスで聖杯戦争参加するみたいなネタはあったな。

ひみつ道具アリだと、のび太は因果律の制御や、概念系能力が使えるのがまたなんとも。

考えてみると恐ろしいのが大長編は毎年一回制作されるが、ストーリー上は一年に一回冒険に出ているわけでは無いということだ……!!

のび太は日常だと負けるが大長編だと負けないからね。

いや、負けてるだろ。
むしろ必ず最初は負けるし危機に陥る。

のび太がアレなのは、最終的に勝利するというか冒険を成功させるけど主人公補正は他の作品と比べるとそれほどではない所。
昔からの作品だから、今の少年マンガ基準で考えるとむしろ逆補正にすら見える。

射撃能力とかも話の都合で無視されがちだからな。
小さい頃はのび太の射撃の腕前ならなんとかなるのに……と歯がゆく思ったことも少なくなかった。

普通の冒険している、バトルしている少年マンガ作品だと舞台や世界観に合った能力は多かれ少なかれ身に着けているからね。
のび太は万能なひみつ道具はあるけど、大体初手で封じられる逆補正が。

最初から全てのひみつ道具を効率よく運用されたら大抵の冒険は即クリアになってしまうから無理もないよ。
のび太の能力や経験もリセットされるのも同じだ。

よく考えたら宇宙で死にかけたり深海で死にかけたり石化で死にかけたりしているからな……

実際に魔法くらって溶けて死んでたりもするぞ。

のび太が相手だと簡単に勝てる気がするが、最終的には負けるような気もしてしまう。

こと冒険の経験の比較となるとのび太が相手で勝てるのは二次元ではほとんどいないんじゃないかな……設定を盛りまくっても、のび太の冒険の幅の広さや具体性にはなかなか敵わない。
概念的なものとか多元宇宙とか多数の世界線だとかを言い出しても、想像を超えることはないわけだしね。

劇場版が定期的に出る作品の主人公はたいていヤバイ経験を繰り返している。

長いことやってる作品の主人公の経験って、作品の性質上大抵はリセットされがちだけど、たまに昔の作品の伏線回収したり、続編扱いにしたりすることもあるから油断できない。

そういう経験全部乗せな妄想はとても捗る

長寿作品は多かれ少なかれそういう所はありそうだ。
そしてのび太はバイオハザードに巻き込まれても何とかできるような解釈もできると。

のび太クラスだと……野原しんのすけや江戸川コナンを持ってきてようやく比較できるレベルか。
あと日本の二次元ではないが、「タンタンの冒険」のタンタンはさすがに古さや連載期間ならのび太に勝てる。

コナンは直接的な危険が多いけど、ファンタジーやSFのトンデモ要素はあまり無いな。
野原しんのすけは結構いい勝負できそうか?

確かにのび太に比肩しそうなレベルだと、野原しんのすけがいるな
この作品も劇場版の話を入れるとトンデモナイことになる。

野原しんのすけも実は高スペック、更に幸運補正も高いんだよな
あとクレヨンしんちゃんの方は、劇場版の緩いつながり自体はあるんだっけか?

そこは自分もしっかり見ていないからちょっと分からない。
ドラえもんは大長編マンガが中文正規版で昔から揃っていたしガキの頃から読んでいて分かるんだが……

私も近くの本屋でよく立ち読みしてた。ドラえもんは正規版で揃っているから読みごたえがあってね。小さい頃宇宙も時間も超えて冒険するのび太に憧れていた所もあったよ。

のび太は人としての比較という面でも結構な割合の子供向け作品、少年マンガの主人公には勝っている。
のび太は最初こそヒドイことになっていたが、現在は未来世界できちんとした就職も結婚もしているしちゃんとした子供も孫もいる。まともな親になっているという点で、かなりの勝利者だ。

未来がきっちり描写されていない子供向け作品って、他と比べて鬱解釈ネタも盛り上がってヒドイことになりがちだからな。
もちろんドラえもんにもそういうのが無いわけではないんだが。



とまぁ、こんな感じで。
大人になってから考えてみるのび太というキャラの解釈がイロイロと出ていました。

このドラえもんネタに限らず、中国オタクの面々が昔見ていた作品について、オタクとしての知識をベースに改めて考察してみるといった動きはちょくちょくあるそうですし、その過程でイロイロなネタが浮かんできたりもするようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「あの宇宙の法則を乱す栗まんじゅうが提供されてしまうのか」

中国オタク「皆が女の子からおススメされた作品を教えてくれ、俺の心の準備は出来ている」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「皆のオタクになった切っ掛けの作品や周囲で流行っていた作品はなんだった?」
などに関して、
「近頃は動画の弾幕などでの摩擦も増えて対立するようになっていますが、これまでの中国ではオタクの男女交流が日本よりも活発で壁も小さかったように思えます」
「ブログの記事で親戚の女性や知り合いの女の子から影響を教えてもらったという話がたまに出ますが、どんな作品が女性から男性に伝わるのか知りたいです」

という質問をいただいておりましたが、先日ちょうどいい話を教えていただきました。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「女の子に教えてもらった作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近になって気付いたんだが、女性経由の情報である作品を見るようになったという話が意外に多いような気がする。
俺にはそんな経験が無いが、実際にどうなのかを知りたい。
だから経験者は教えてくれないか?俺の心の準備は出来ている。

親戚でもよければ。
高校の頃に「PSYCHO-PASS」を薦められてハマった。自分は絵が描けたからそれから「PSYCHO-PASS」や他の作品のキャラ絵を描いてあげているが、考えてみればこれも目的だったのかもなあ

恋愛関係ないなら意外にそういう話題、面白い作品についての話になるような気もする。中学の頃によく話をする子から「モノノ怪」を薦められたが、自分の守備範囲外だったから良い収穫になった。

小学校〜中学校の間で当時の主要なCLAMP作品は大体薦められた……

考えてみたら結構ある。
「鋼の錬金術師」「ガンダム00」とかは知り合いの女の子経由で見始めてハマった。

小学校の頃に、隣の席の子から「しゅごキャラ!」をおススメされたことがあります。

クラスメートの子に天使禁猟区を薦められてしまったせいで、自分の好きな絵柄の範囲が耽美系まで広がったのは良いのか悪いのか。

そういや一時期流行ってたよな、「天使禁猟区」
俺の高校のクラスの子も見ていたのを思い出した。その頃女子と語るのは普通の少年マンガ系だったから、新しいのをおススメされるというのはあまりなかったが。

自分の場合は「僕のヒーローアカデミア」がそうだった。個人的に楽しめたけど、薦めてきた人間の語りたいレベルには到達できなかった。
ちょっとだけ悪いことしたかなと思っている。ちょっとだけ。

私は「家庭教師ヒットマンREBORN!」を中学の時にクラスメートに薦められて、その後も頻繁に作品の話に付き合ってはいたが、俺は「BLEACH」くらいが限界だったから何言ってるか理解できない部分もあった。
まだ自分が腐女子というものを詳しく知らなかった時代の話だ。

そう言えば、俺も「ガンダムSEED」を見るようになったのはクラスの女の子経由だな……そしてその後は小さい頃の模型趣味の延長でガンプラに。
模型までいくと、女子とは話が合わなくなるなー

親戚の姉ちゃんに「GOSICK -ゴシック-」を見せられたせいで、今では立派なオタクさ!

俺は「あの花」はクラスの女の子経由で知ったよ。

「ユーリ!!! on ICE」と「BANANA FISH」を薦められた。どっちも面白かったが、新世界に到達しそうで危なかった……

俺も親戚の子(年下)に「ユーリ!!! on ICE」を熱心に薦められたなあ

自分は「四月は君の嘘」とかだな。
女性向け、乙女向けは絵柄と設定でどうしても後回しになるから、情報源として重宝している。

最近だと「青春ブタ野郎」は知り合いの女の子にオススメされた。実際、自分にとってはかなり好みの作品だった。

「十二国記」を教えてくれた高校のクラスメートの女の子には今でも感謝している。

そういう収穫があると良いね。羨ましい。
俺は親戚の姉ちゃんに「ヴァンパイア騎士」の視聴に強制的に付き合わされた……合わない作品に付き合わなきゃいけない場合はかなりつらい。

自分も「ヴァンパイア騎士」、あと「テニスの王子様」がそんな感じだった。幸いなことにそこそこ楽しめたが。

となりの席の子に薦められたのが「ジョジョ」だった。彼女は無茶苦茶ジョジョが好きだったなあ。

実は「ソードアート・オンライン」が知り合いの女経由でハマった作品。
女の方が周りに布教するのは積極的という印象だ。

見る作品も女の方が濃い方にいくよね。小学校の頃に近くの席の子に「ぬらりひょんの孫」や「黒執事」を薦められた。そこから俺はオタクの深みに引きずり込まれた。

こういうケースって、オタク向けで、完全に女性向けではない、男性も見れるのを薦めてくるような?「小林さんちのメイドラゴン」や「響け! ユーフォニアム」は大学の知り合いに薦められなければ見なかったと思う。

いや……それは人それぞれだと思うよ。
私の知り合いが進めてくるのはどれも乙女向け要素が強いのばかりで、私はついていけない……

俺は「君に届け」を薦められてかなり楽しめた。自分の普段接するジャンルの感覚では知ろうとしないような作品を教えてくれるのは助かる。

前の彼女に自分のオタク趣味を知られておススメされたのが「ノラガミ」だった。

彼女持ちか……!
それはさておき、自分は高校の時のちょっと良いなと思っていた子から「進撃の巨人」を薦められて、共通の話題のために見るかくらいの気持ちでいたら本気でハマった
そしてその子とは何もないまま

すまん、俺も元カノから「夏目友人帳」を薦められてハマった経験がある。

自分も彼女のせいでオタクに引き込まれた、ラノベ原作系アニメをイロイロと教えてもらったが、中でも「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」は「ONE PIECE」とかで止まっていた自分にはとても衝撃的だった。

あるよね、そういうの。
私にとっては「バカとテストと召喚獣」がそういう「自分が全く知らなかった作品」でラノベ系に手を出すきっかけにもなった。

空気を読んで面白いのを薦めてくる人ならいいんだけどな。
俺は中学の時に「世界一初恋」を薦められて、はじめて腐女子の存在やBLジャンルというものを知ってしまった。

高校の時の隣の席にいたのがそんな感じだったな……「最遊記」や「今日からマ王!」とか、さすがにダメだった。

「進撃の巨人」や伊藤潤二作品を教えてくれた高校のクラスメートには感謝しているが、教えた作品についてすぐに語り出して進撃の巨人のネタバレされまくったことを考えると複雑な気持ちになる。

男だと絵柄でスルーしてしまうような作品を教えてくれることが多いような?
本格的なオタクになる前って、絵柄だけでスルーしがちだ。そんな過去の私に「まどか☆マギカ」を教えてくれたクラスメートにはとても感謝している。

高校くらいまでは作品に対するアンテナは明らかに女子の方が高いし、作品の理解も女子の方が深いみたいな傾向はあったと思う。それに対して男子はいつも戦闘力やカッコ良さ重視。

分かる。
少年マンガ原作系でも女子の方が流行や人気作品に詳しい。男子が本格的に詳しくなるのって大学に入ってからくらいな気もするな、本格的にオタクになるのも大体その時期からが主流では。

改めて考えてみたら、自分のオタク生活の中心になった「ラブライブ!」がこのスレのテーマの作品だった。当初は大したものじゃないと軽く考えていたはずなのに。

中学の時によく話をしていたクラスメートから「黒執事」や「寄生獣」を薦められたが、その時は絵だけで拒絶してしまった。しかし大学になって、ある時ふと見てみたらドはまりした。
彼女はオタクとして俺のかなり先を行っていたのだとその時になってようやく実感した。

みんなイロイロな経験があるんだなあ……なんで俺には無かったんだろうなあ……



とまぁ、こんな感じで。
小さい頃から最近の話までイロイロと出ていました。

上のやり取りにもありますが、中国オタク界隈では基本的に女性の方が作品関連のアンテナは高く、新しい作品や情報を把握している傾向があるようです。
これに関しては女性のオタクはコミュニティが深く濃いということや、基本的に女性のオタクの方が日本語能力が高いという事情なども影響しているという話があります。

それから中国の方では日本のアニメやマンガが外国産コンテンツ枠となっていますし、いわゆる二次元系のオタク文化が現在の中国の若者独自の娯楽文化だという認識もあるので、若い世代では男女問わず一般の人が暇つぶしにアニメを見るのにも日本のようなレベルの抵抗は無いといった事情があります。

それに加えて対象年齢のやや高い日本のアニメが子供向けアニメとは別枠扱いになっていることもあってか、露骨なサービスシーンがあるような作品でなければ、日本と比べて随分と話題にしやすい空気もあるそうです。

そんな訳で、中国の方曰く
「マイナーな趣味や好みが分かれるような一般向け作品を話題にするよりも、人気アニメを話題にする方がよほど無難です」
とのことで、女性から面白い作品を教えてもらうということに関しても日本よりかなりハードルが低いような所もあるとかなんとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本で豚が主人公のラノベがついに出てしまった」「ツッコミ所が多過ぎるよ!!」

艦これの菱餅ミニイベント、お陰様でどうにか甲でクリアできました。情報をくださった方ありがとうございます。
友軍待ちでラスダンに突っ込み道中はそこそこ安定したものの、ボス夜戦で火力艦複数生存での3択スナイプが4戦連続で失敗してふて寝をするなどのグダグダ展開に。そして次の日にちょっと編成を変えて出撃したら装備を間違えて制空取れなかったのにクリアできてしまうという、艦これの不思議と理不尽さを感じるイベントでした……

さてそんな状況なので今回は以前の記事
中国オタク「光武帝は幸運EXの主人公、宝具は隕石召喚だからな……」
と一緒に教えていただいたネタで簡単にやらせていただきます。

先日発売された第26回電撃小説大賞の金賞受賞作
「豚のレバーは加熱しろ」

ですが、中国オタク界隈の方では作品のイラストや設定を中心にちょっとした話題になっているとのことです。

松岡禎丞×楠木ともり&日高里菜×小倉 唯のPV公開! 『豚のレバーは加熱しろ』、『こわれたせかいの むこうがわ』が電撃文庫より3月10日同時発売!(株式会社KADOKAWA)

中国オタク界隈ではたまに日本の作品のタイトルやあらすじ、イラストなどだけが伝わってちょっとした話題になることがあるのですが、この作品もそういった流れで話題になっている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本で豚が主人公のラノベが出てしまった」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で豚が主人公のラノベがついに出てしまった模様
電撃小説大賞の金賞受賞作で3月発売だと。

ちょっと言わせてもらうが……ツッコミ所が多過ぎるよ!!

いったいどこからこんなアイデアで萌えをやろうという考えになったんだ、この作者は。

猪八戒か何かに感じるものでもあったんでしょうかね……

猪八戒に転生ならまあ何とか分からなくもないが……これ本当に豚っぽいんだよな……いわゆる操作する人間のいるアバターでもなく、チート無しの普通の豚?

「アクセル・ワールド」じゃなくて、本当に豚……

確かに「扮猪喫虎」(豚に扮して虎を食う)ってネタはあるけどさあ
(訳注:「扮猪喫虎」は中国のネット小説などにおけるテンプレ主人公像の一つで、「主人公が頻繁にセルフツッコミや多くの下ネタを交えながら喋り捲る、バカなふりをする、有能に見えないように擬態する」といったものだそうです)

お前らが「アクセル・ワールド」を豚豚とバカにするから本当に豚の主人公のラノベが出てきちまったじゃねえか!?

ブタで人間モードありの「ヴァルハラの晩ご飯」ってラノベもあったな。
そしてついに、純粋な豚の主人公が出現したのか。

おい、公式PVの豚(主人公)が松岡禎丞だぞ!?

松岡禎丞か、異世界俺TUEEEEE系の定番だな。豚だけど?

このCVのままアニメになるなら見てみたい。特に主人公。

こういうキワモノな題材だと、さすがにアニメ化までは無理じゃないか。一発ネタとしては強力だけど、アニメ化されるような一般人気を獲得できるかとなると……

黒の剣士さん、何にクラスチェンジしてるんですか!?鬼滅のアレならまだしも、本当に豚に……!

自分でもうまく説明できないがさすがは松岡だと思いました。

「アクセル・ワールド」の豚が異世界転生したのかと思った。

このイラストの豚(主人公)はアクセル・ワールドの豚よりカワイイな。

萌豚が心だけでなく身も豚になってしまったわけか。

豚を育てて食べる話ではないんだな

それだと「銀の匙」とか「のうりん」の方の話になるぞ!

私も最初は豚飼育でチートする内政系かと思った。
料理や内政じゃなくて、転生なのか。豚なのに。

ところでネタも気になるが「豚のレバーは加熱しろ」というタイトルも気になる。
どんどん長くなる日本のラノベタイトルとはまた別方向で謎だ。

今のどんどん長くなる作品名の前には短くて意味不明な省略系が流行った時期もあるが、そっちに戻ったわけでもないようだ。
ただ一昔前の作品にはたまに内容が想像し難いが妙にネタっぽい作品名もあったから、そっちに近い意図なのだろうか。

転生自体は自動販売機だとか温泉だとかのキワモノが日本のラノベにはある。
でもイラスト付きの豚はやはり衝撃的だな……それもチート無しなただの豚とは。

個人的にはこんなネタ作品なのに、豚も女の子も上手く描ける良い絵師がついていることがちょっと羨ましいと思ってしまったり。
自分が推したい作品は商業化の際の絵師がダメでな……

そりゃ電撃小説大賞の受賞作だからね。当然一定以上のレベルで作品の内容も考慮した絵師が付く。
ネット小説のランキング上位を当たれば儲けものと拾い上げて売り出す作品とは待遇が違うよ。

それにしても豚もハーレムを作る時代か。人は豚に敵わないということか……

なんだか納得してしまう。
「アクセル・ワールド」の変にデフォルメして豚アバターにするよりも、豚にして制限かけた方が好意的に受け止められる。

「アクセル・ワールド」は豚状態も人間状態も作中世界で異様に感じられるバランスだったのも問題だな。

これはあくまでイラストだけでの印象だが、ヒロインよりも豚の方が萌える。
いやヒロインもけっして悪くは無い、むしろ良い方なんだが。あとどの女性キャラも首輪的なモノを装備しているのはどういうことなんだろうか。

基本的な疑問なんだが、転生して豚になって美少女に愛される主人公とか需要あるの?ネタとしてはともかく、好む人間がいるとは思えないんだが。

受賞しているってことは一定の水準の内容と需要はあるということなんだろう。
それに醜い外見だが実は綺麗な心を持っている、知恵を持っているというのは昔からの定番だし、豚に転生するというネタを除くとそこまで奇抜な話ではないのでは。

犬に転生する「犬とハサミは使いよう」なんて作品も過去にあるし、豚を除いて考えれば手堅い内容の可能性はあるな。

みんな設定とイラストのネタで盛り上がっているが、内容は一体どうなっているんだろうな。

評判によると、実はかなり正統派なボーイミーツガールらしい。
いよいよ内容が想像できない。

改めて考えてみると、これは日本の商業ラノベじゃないと成立しない作品に思える。
いわゆる俺TUEEEEEではない中編作品っぽいのはネットじゃ勝てないし、ヒロインはともかく豚に関してはイラストによりデフォルメされたイメージが提供されないと厳しいかと。



とまぁ、こんな感じで。
豚が主人公というインパクトからイロイロと盛り上がっているようでした。

中国オタク界隈の反応を見ていると「豚」という存在から受ける印象について、方向性や大きさはハッキリしないものの日本の感覚と比べてネガティブな所があるようにも感じられましたが、どうなんでしょうかね。

ちなみに私もこの作品は読みましたが、個人的にはかなり良い感じでした。上のやり取りでもちょっと出ていますが内容自体は正統派寄りなものでしたし、基本的に1巻で綺麗にまとまっているのも良かったです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国国産アニメの主人公はなぜブタに扮するのか

中国オタク「日本の作品は血筋で強さが決まると叩かれがちだが、アレはアレで悪くない設定なのでは?」

ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

中国で日本の作品に関する批判でそれなりの頻度で出てくるネタの一つに
「日本の作品は血筋で強さが決まるからイヤだ」
というのがあるそうです。

作品の内容や設定で引っかかる部分というのは人それぞれな所もあるかと思いますが、この血筋ネタに関しては日本と中国の感覚や注目する部分の違いなどが影響しているような所もあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「強さの理由が血筋という展開」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


よく批判される血筋が強さの理由な主人公だけど、超常的なパワーが飛び交うような作品だとそれなりに説得力のある、悪くない設定の一つなんじゃないだろうか?

日本の作品は血筋ですべてが決まるということで批判されがちだが、アレはアレで一つのやり方だという意見は認める。
でも嫌われることや批判の材料になることも多い。

天に与えられた才能と親に与えられた才能、突き詰めていけば大差はないし、ネット小説にありがちな不思議な縁で獲得したチートも血筋と比べてどうなんだという気もするかな。

ネット小説だと天才とは言わずに普通レベルの才能と言いながらチートを獲得するのが好まれているような。
こういうのは設定、そしてその見せ方の問題でもあるかと。

俺、実は天に与えられた才能よりも血筋とかの方が面白い設定になるように感じている。

実際にロジックが正しいとかじゃなくて、正しいように感じられるかだ。現代の感覚では降って湧いて拾ったチートの方が血筋よりも正しいのだよ。

インフレした強さになっていくと説得力を生み出すのが大変になるから、血筋を設定として出すのも一つの手だよね。
現代では努力だけでどうにかなるという展開は受け入れてもらえない。同時にネット小説にあるようなチート獲得とかに比べると血筋はやや設定として弱いのでは。

私は天賦の才の方が血筋よりも好みなのは確かだな。
ただ運や極端な御都合主義で推し進めるくらいならまだ血筋の方がマシだ。

チートだけとか血筋だけとかが本人の意思関係なく強過ぎて終わるのがダメ。その主人公である意味がない、能力だけが歩いているようなのは特に。

主人公が努力していても、それよりもっと努力しているキャラはいるだろうし、次の更に強い敵が出た時にはそれまでの主人公の努力は何だったんだ、無駄だったのかと受け取られる。
だから強化や伸びしろの口実になる血筋、強さの余裕を担保できるチートが多用されるわけだ。

血筋だろうが後天的なチート獲得だろうが本質的には変わらない。
ようは主人公がなぜ他のキャラよりスゴイかという理由だ。主人公ができることが他のキャラにもできるというのではダメなんだよ。
更に言えばどちらも実際は努力で覆せるものではないのだが、血筋と比べてチートはまだ努力的な要素を並行して扱いやすいのが良いんだよ。チートな効率の訓練方法やスキル取得とかでね。

ほとんどの作品ではモノスゴイ強い敵が出てくるから、主人公に血筋でもなければ戦いにならないし、あっても苦戦するのがほとんど。敵の強さに対抗できる説得力の根拠でもあるから、俺も好みは別として一概に否定するつもりはない。

結局作品次第。
最初の方では努力で強くなったように見せておきながら、後出しで血筋が出てくると大変大きな反発が出る。最初から血筋を持ち出しておけばまだマシ。

「ジョジョ」のように一見血筋の話でありながら実は人間賛歌や受け継がれる黄金の精神の方が重要というような話はやはりそう簡単に作れないのだろうな……

昔は努力するだけで良かったのかもしれないけれど、現在の感覚だと才能を持った人間が努力をしていないというケースは説得力がないからなあ

努力を強調する作品の問題は、全員努力しているならばどうやって敵に勝つのか、それもできれば爽快にという所だ。
そして例えば恵まれた環境や運で勝つというのは主人公向きではない。

ライバルも主人公も時間は同じ、そうなると環境や訓練方法になるがそこで基本的には弱者な主人公を優位にするのは簡単じゃないから血筋やチートになると。
考えてみたらドラゴンボールの「精神と時の部屋」って非常に上手い設定だ……

血筋による強さが合理的ではあるのかもしれないが、それを面白く感じるか、納得できるかは別だよな。

生まれた時点では平等、少なくとも人間としての身体スペックは平等(程度の差はあれど)だという考えの人もいるし、そういう人からすれば生まれた時点で絶対的な差が付く血筋による不平等は感情移入が難しくなるのでは。
これは正しいとか合理的だとかではなく、何が受け入れ難いかという問題も混じるからヤヤコシイのだよ。裏社会の犯罪経歴があるキャラとか、被害を与えてきた敵が寝返って味方になったとか、そういうのがダメだという話と似たような所もある。

FE聖戦とかを嫌う人はとても嫌うというのを思い出した。
あれこそ血筋で全てが決まる作品だった。

私は知識によって自己改造的に強くなるのが好みなんだが、それと血筋は相性がよくない。まぁ知識に関してもトリップして知識チートなんていうのもあるから安っぽくなることも少なくないけど。

何となく血筋と努力というのを対立するものと認識している人が少なくないのも難しい。
血筋やチートの基礎の上で努力したというのもあると思うんだが……いやでも、大体は血筋やチート能力勝負になってるかな!!

血筋は作中において自分で獲得したものじゃないから冷めるという話を聞いたことがある。
ウチの国のネット小説で最初にチートをもらうけど、その後は大体自分で獲得、かき集めたものになる。でも血筋はそれが出るタイミングが最初ではないし、所々で血筋という外部要素が強調されるから主観的に「自分の力」「自分のモノ」というのが無くなって嫌になるということだった。

血筋が皆に嫌われるのは、凡人はずっと凡人で農民はずっと農民のままで、貴族はずっと貴族だというのを見せつけられるからじゃないかね。
チート要素はさておき、普通の読者が見たいのは農民的な位置から貴族的な位置になって活躍することなのだから。

血筋に関しては、階級の固定化という意味で我が国とは相性が良くない!

血筋に関して悪いイメージがついているのは、努力して頑張る展開の末に、主人公の強さが血筋によるものだと明らかになるみたいな展開からじゃないか。血筋が無ければボスは倒せないと。
それを見たら皆は結局は血筋かという受け取り方になる。NARUTOなんかはそんな感じだった

ウチの国でも凡人主人公が努力して鍛錬してまた努力してで進んで、中盤以降に突然お前はなんかの血脈だったんだよ!と告げられる作品はそれなりに存在するんだがなあ

血筋の扱いや作品の背景も含めての受け取り方やストーリー展開の違いもありそう。日本は階級が固定化して血筋が重視される社会だから。

中国だと帝王になれば全て思いのままだから、過去からのアレコレとか血筋だなんだはあまり重要じゃなくなるというのも影響していると思う。
日本の作品は血筋と背景、過去からの連続性が常に強調される。

中国の作品では血筋は能力の上限を決めるものでしかない。
それに対して日本の作品の血筋は、血筋があるから才能がある、血筋があるから何ができるみたいに努力は意味を持たずすべては血筋で決まる価値観だから嫌われる。

日本の作品も血筋だけじゃないぞ
NARUTO辺りがネタ込みで極端な印象になっているだけで。一時期の流行みたいなものはあるがそれはどこの国の作品も変わらん。
ただ背景込みでの部分が嫌われる、

そう言えば日本は血筋の前に転生(異世界への転生ではなく、前世からの)という流行りもあったらしい。過去や異世界からの転生、同じ魂だからチートが使える、前世に関連した宿命があるみたいな。ただしキャラに前世の記憶があるかは一定しない。

記憶や能力の戻らない転生とか、あんまり意味が無いように思えるがどうなんだろう

キャラの関係だと萌える方向にはできるんじゃないの?

ウチの国では自身の努力が能力の下限を血筋や才能が能力の上限を決めるみたいな扱いや、チートな訓練手段、学習方法がウチの国では好まれるのを見ると、日本の作品に関しては血筋ネタではなく血筋の扱いや背景がウチの国では好まれていないのではという気もするな。

国内の作品でも血筋ネタの作品はかなりあるからな。
龍だ鳳だ、過去にトリップした存在だ、神だ等々。

中国人は日本人や西洋のように血筋を狂ったように崇拝することは無い。だから血筋ネタは好まれない。

それって、言ってみればほとんどの読者は血筋なんて無いから血筋によって受け継がれるものに対する感情移入ができないということだったり……?

現代の中国では血筋を否定してきたから血筋を嫌う、或いは好悪の混じる複雑な意識があるのかもね。中国も古代からの血筋や家系はあるし、それに価値を見出してはいるけど、自分のものとして実感できる人はそんなに多くないだろう。
そしてその辺りに関して王室や皇室がある国なんかとは感覚的に相いれない部分は間違いなくある。

日本の作品は血筋がそのまま特殊能力の条件になっているケースが多いから、血筋ですべてが決まるみたいな印象になっているのかも。

やはり血筋だけという風に感じてしまうのが問題なのかね。
普通の人間が努力して強くなったと思いきや血筋のおかげだったという展開ではない作品や、血筋による強さのキャラの他にも血筋による特殊能力を超える何かをもったキャラがきちんと強さを発揮している作品ならば問題はないのでは。
コレはコレで失敗するとバランス崩壊して大変だけど。

そうだね。上でも言われているけど、血筋ネタを叩くのと作品の中で血筋ネタを扱うのは別にして考えるべきだ。
でも今の環境だとイメージで語られることが多いし、要素だけ抜き出してこの作品は血筋論的な作品だみたいな宣伝が出回ることも多いから難しい……



とまぁ、こんな感じで。
血筋による強さの扱いについてやどこに引っかかるかなど、イロイロな話が出ていました。

こういった話題は具体的なものではなくイメージ中心の話になりがちですが、そういった所から現在の中国オタク界隈における好みや好みの背景に関する事情が垣間見えてくるのも面白いですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「光武帝は幸運EXの主人公、宝具は隕石召喚だからな……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

小説家になろうでの連載から書籍化となってもうすぐ発売される
「光武大帝伝」

について、中国オタク界隈の一部では
「日本で光武帝の作品が出る」
ということでちょっとした話題になっているとのことです。

ちなみにこのネタと一緒に現在の中国の光武帝の認識に関して改めてイロイロと教えていただきました。その話によると、現在の中国では
「光武帝はチート」
という認識に加えて
「光武帝は隕石召喚の使い手である」
というネタが定番となっているそうです。

これは後漢書の光武帝紀上に「昆陽の戦いで敵陣営に流星が落ちた」という記述があることが元ネタで、そこから
「劉秀は昆陽の戦いで隕石を王莽陣営に落として勝った、隕石召喚魔法の使い手」
というネタに進化していったものだそうです。
光武帝にはそのチートな逸話に加えて日食やら彗星やらの伝説がイロイロとあるので隕石召喚に関しても「光武帝ならしょうがない」みたいなことになっているとかなんとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本で光武帝をネタにした作品が出るらしい」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で光武帝のラノベが出た模様、あのチートを主人公にするのは理解できなくもない。

表紙のイラストの劉秀?は漢代の武装ではない日本っぽいのが混じった鎧だが、デザインは悪くないな。あと抱えている女性キャラは誰だろ?陰麗華でいいのか?そっちの服装もなかなか良いね。

普通に考えたら最初から出るヒロインは陰麗華しかおらんだろ。
イラスト描いている布施龍太は確かモンハンの絵も描いてたな。

光武帝メインの作品は国外には無いと思っていた。
日本人はホントに何でも題材にして書くんだなあ……

サブタイトルからして昆陽の戦いまでの話か。
第一巻は天に選ばれし者のストーリーが始まるといった所なのだろうか。

正史通りに書くだけでトンデモEになってしまう人物。
日本人になんだこのテンプレ俺TUEEEEE系キャラ、歴史を尊重していない!とか思われてしまう危険性が!

日本人「歴史系作品だと思ったらとてもひどいチート主人公を見せられた」

これは俺TUEEEEE系、間違いない。

光武帝は幸運EXの主人公、宝具は隕石召喚だからな……

当然だ。彼は宇宙に選ばれしチートなのだから

開幕隕石召喚で終了させる主人公

あれこそが伝説の隕石遁の術……!

実際、歴史上最大級のチート的存在なんだよね……

チートでヒロインも部下もいて血統も教育もあって美形でイベントも随時やってきてと。

でも「仕官するなら執金吾、妻を娶らば陰麗華」というそれなりに理解しやすい部分もある。

これは約束されし幼馴染大勝利作品に違いない。
だが考えてみたら陰麗華中心の視点だと実際は胃が痛くなる展開がかなり続くような気もする。

この日本の作品は劉秀をそのまま描くのだろうか?
それだとチートの話にしかならない気がするし、トリップしたキャラとチートが戦うとかになってたりしない?
日本の作品はそういう歴史魔改造も珍しくない。

どうなんだろう、あらすじを見た限りでは普通の光武帝の話のようだが。

この時代は日本だとマイナーだから、初心者向けに劉秀がトリップだか転生だかなキャラという設定で来るのではないだろうか?
夜中に現代知識チートで作った兵器ぶっ放して、それが後世では劉秀の隕石召喚だと伝わっているみたいなことになっていても驚かんぞ。

そんなのやらなくても、敵が天災で壊滅するチート持ちなんですけどね
だがトリップしてしまいチート的な史実をどうにか実現して歴史を壊さないように苦労するみたいな話は見たいかもしれない

ところでその隕石召喚ネタってどこから来ているの?ネットで光武帝関係を調べても元ネタが乗っていないんだが……

確か劉秀が王莽と戦っている時に王莽の軍隊が隕石を食らい、それによりごく少数の劉秀が王莽の大軍を打ち破ったとかだったか

隕石を操るとかFateで言うなら一人だけ神代状態。

隕石召喚のネタをどうやってストーリーで描写するんだろうな。
普通にそのまま書いたら作者がバカにしか思えなくなる。

正直に言わせてもらえば、あんまり隕石ネタばかりにしないで欲しいな……ウチの国でも隕石ネタを本当の事だと思い込んで劉秀の能力は隕石チートみたいに触れ回っているのが増えているのがな……

隕石ネタって嘘なの?自分は歴史上の本当の事だと聞いたんだけど。

隕石で敵を倒したわけじゃないけど、元ネタはあるというレベルかな。私も最初は嘘だと思っていたが、史書に記載があってな……

記載内容をそのまま信じても、実際は隕石で倒したわけじゃないんだよね。
現代風に言うならば、隕石が陣営に落ちて数尺ほどの地面がはじけ飛んで将兵や官吏は皆驚いて倒れ伏したって所だろうか。

百万〜四十万の軍を2万にも満たない兵で勝てるわけがないからな。逆にチートネタにでもしないと説得力が無い。

中国の歴史では大軍が少数に負ける事例が無いわけじゃない。彭城で劉邦が56万もいて項羽3万にあっさり負けるとか。
昆陽が極端すぎる事例の一つというのは認める。

項羽のあれは精鋭の騎兵3万だからだろ。それならばあり得る。

そういうのを言い出したら兵種とか王莽軍の士気の低さやグダグダ具合、劉秀の優秀さがどうのこうのな泥沼の議論になるぞ……

昆陽に関しては敵が圧倒的なバカだったのも大きいし、四十三万がそのまま全部動けたわけじゃない
古代の軍隊は崩れて勢いが出ると全軍崩壊につながりがちだから局地的な敗戦とか本陣が落ちるとかで敗北することも少なくない

どちらにしろ昆陽はまだそこそこのチート。河北に行った辺りからが本格的なチートだ。作品として考えた場合、どこまで白けずにチートでやれるのか。日本人の好みも含めて気になる。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国における光武帝のイメージやそれに伴うネタのようなものがイロイロと出ていました。

私自身も実は光武帝に関してはそこまで積極的に追いかけたことが無いので今回改めてイロイロと調べて知った話も多く、面白かったです。
これまでの私の中の光武帝に関するイメージは小さい頃に読んだ貝塚ひろし版の学習漫画中国の歴史と、やる夫が光武帝になるようです経由のモノが多かったくらいですし。

それにしてもこの話題の発端となった「光武大帝伝」、以前小説家になろうで読んだバージョンでは真面目な歴史モノでしたし隕石は落ちていなかったはずなのですが……さすがに書籍版で落ちたりはしませんよね?


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「なんで声優って結婚しない人ばかりなの?男女問わず中年のいい年になっても結婚の話が出ない声優ばかりなのが不思議」

ありがたいことにネタのタレコミをいただいたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でもイロイロな日本の声優に関する話題が飛び交っていますし、ある種のアイドル的な扱いになっている所もあるそうです。
またそんな話題の中には、中国に入ってくる日本の声優関連の情報や日本の声優事情に関する疑問などもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の声優が結婚しないのはなぜか」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


聞いて良い質問なのか少し不安だが、なんで声優って結婚しない人ばかりなの?男女問わず中年になっても結婚の話が出ない声優ばかりなのが不思議。

日本の結婚率が低いからじゃないかね。

同棲状態、籍入れていないけど恋人はいるというケースも日本では珍しくない。

結婚したくないわけじゃないけど、単純に合う人がいないまま歳を取ってしまったという考えではダメなのか。

公式に宣言していないか、宣言するタイミングを逃した声優もいるだろう。
結婚情報無くて急に結婚報告と産休に入る女性声優もいる。それと休業して留学するとかも実は産休+育休というケースがあるらしい。

声優はアイドルってわけじゃないし、婚姻情報を公開に関する要求も義務もない。プライベートを公開してリスクや面倒事を抱え込むこともないだろう。

結婚に関してはプライベートだし、公表の有無の方針も違うだろうからね。アイドル声優が結婚や恋人の存在を公表し難いのとはまた別の話だろう。

義務はないけどアイドル的な売り化をして、ラジオ番組とかで独り身ネタやっていたりするのに結婚という爆弾を落とすのはどうなんだろうと思ったり。

公表しても有利にはならないから、ずっと公表無しでやっている声優とか普通にいると思う。

結婚しない限り安定した生活ってのも無いと思うんだが。

現在の日本人の結婚に関する認識は中国人のものと同じではない。
共通する部分が無いわけじゃないけど、家庭に束縛される部分とかがかなり違う。

そりゃ若い時は結婚しなくても良いだろうけど、歳をとってからどうするんだ?子供がいないとダメだろ?そう考えると結婚は将来を考えた上で必須だろうに。

日本は老人の生活スタイル、老人福祉関係の環境もウチの国とは違うからな。
老人介護の問題とかも無いわけじゃないが、家族や子供に負担をかけるより自分の経済力で介護施設に入るみたいな考え方もある。

声優ってまさに歳をとってもできる仕事だからね……
売れる前の不安定な状態だと結婚して経済的に安定するのも良いだろうけど、売れた後は逆に結婚しないでもということになりそう。

結婚しない子供がいないのは不孝だという考えが、中国と比べて日本は薄い。結婚しない人間は思想的に問題があるというのは、中国の伝統文化でまだかなり濃く残っている部分だ。
その感覚で日本の声優の結婚事情を判断するのはどうなのかと。

現代社会では子育てのコストの問題もある。それに子育てで時間を取られるというのは仕事の上では不利。
声優含む二次元業界も人気商売だから子供関係で休んでいる間にも人気や流行はどんどん進んでしまうし、活動していないと忘れられてしまう。

でも御三家と言われていた女性声優も40歳くらいだろ?この歳までいって結婚しないのは何故なのだろうと不思議に思うのも確かだ。
別にアイドル声優でもないのに。

いや御三家と括られることの多い女性声優、例えば水樹、田村、堀江とかは実質的にアイドル系声優の流れだよ
もちろん現在のような明確なアイドルではないけど、アニメの声優が単独でクローズアップされていく流れの中で声優はアイドル的な属性も備えるようになった。
だから結婚は声優個人のファンに対するマイナスイメージになりやすいのも間違いない。

00年代初めの頃の話だが、国府田マリ子という当時人気だったアイドル声優が自分のラジオ番組で結婚報告して精神的に死亡するファンが大量発生して伝説になったという事件がある。男性声優でも似たような話はある。
昔から人気声優、それもアイドル的な人気の場合は結婚の話は難しいんだよ。

そう言えば大学の時にサークルの女の子が神谷浩史の結婚情報でモノスゴイ荒れ方をしていたな……

昨年末から今年の初めにかけての女性声優大量結婚報告は、過激なファンからの攻撃を避ける上での戦術、過度に目立たないためだったんだろうなあ

現在は20代の声優とかはアイドル的な活動だし、演じたキャラよりも声優個人に入れ込むファンも多いという話だからね。
程度の差はあれど、アイドルが結婚報告するのと似たようなリスクが存在する。

実際の所、結婚しているけど公表していない声優も結構いるんじゃないかと。
それに交際中という話はほぼ表に出さないだろうしね。

恋愛や結婚という情報の扱いについては、声優という看板のイメージと、アイドル的な売り方、人気が関係して難しいのだろう
建前としては声の仕事だから声優個人の恋愛や結婚は関係ないわけだが、現実は声優個人にファンがついているし、二次元的なイメージも活用しながら声優がアイドル的な人気を獲得しているわけだから、スキャンダルとまではいかなくともファンが離れる理由にはなってしまう。

「なぜ結婚しないか」という話に関してはウチの国の事情の変化を見てもそんなに不思議ではないと思うよ。発展した国、特に都市部は晩婚化する傾向が強いし離婚率も高くなる。

結婚しているけど公表していない人もいれば、結婚したいと思わないとか、忙しくて結婚しないままだとかイロイロとあるんだろう。そこは個人の勝手だ。

結婚というのは人生における選択の一つで、必須ではない。特に日本は未婚率も高いし中国ほど焦る必要が無い社会だからね。
そして人気で仕事がある声優なんかは結婚がプラスになるとは限らない。もちろん経済的な面や人間関係の安定というプラスの面もあるだろうけどね。

若い声優ならともかく、30半ばを過ぎたような声優はファンも結婚の有無は気にしないだろ。

実際の所、女性声優もある程度の歳になったらファンはむしろ結婚しないのかと心配するようになるよ。生活の安定は声優の活動にプラスになるわけだからね。反発するのは極一部だと思う。

今の時代は結婚しても離婚する可能性は低くないから単純に結婚したらOKってわけでもない。

声優も結局は芸能界だから離婚率かなり高いんだよね
俺がファンの某声優も二回離婚しているし、そういうのを見ると結婚しないのも結婚を発表しないのも珍しいことではないと思う……

個人的には結婚した情報を公表していない人が多いんじゃないかと思っている。

自分もその割合は高いと思うね。
実際どの声優とは言わないけど、こっちのイベントにゲスト参加した声優への質問で事務所から恋愛や恋人ではなく「結婚」関係の質問はNGだと明確に提示されたことはある。

結局のところ、結婚したら極端なファンの間で炎上するリスクがあると見做されているのでは。30、40になっても昔からのこじらせたファンは存在するわけだから。

声優はアイドルじゃないとはいっても、アイドル化しているのも間違いないからな。
営業に差し障る。ハッキリさせなければ皆が幸せと……

中国の考え方で外国人の「結婚しない」ことに関して考えない方が良い。そもそも、ウチの国だって晩婚化の傾向が著しいわけで。
あと声優の結婚ネタって日本の感覚ではかなりライトなネタだぞ。こっちのシャレにならんプレッシャーとは空気が違う。もちろん日本社会でもシャレで済まない大打撃な場面もあるが。

声優のアイドル化の影響で、声優も「キャラを作って」ファンを獲得していく側面が強くなったわけだが、作ったキャラにとっては結婚という情報がマイナスになる。
中年になると作ったキャラと自分自身の乖離も激しくなるだろうけど、これまでのキャラと営業の関係から結婚を公表し難いという状態になってしまうのではないかと。

ようは声優についたファンの傾向次第じゃないかな。声優の結婚を受け入れて普通に祝福する所もあれば、炎上してパルチザン化する所もある。
昨年終わり頃からの声優結婚報告ラッシュではファンの傾向の違いが如実に出ていた。

声優の結婚とか大体のオタクは気にしないけど、コアなファンは非常に気にするし今の時代の環境だと炎上したらめんどくさい、安全のリスクも生じる。
人気になることの難しい面の一つなんだろう。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国の結婚に関するイメージもイロイロと出ていました。

中国では結婚に対するプレッシャーが日本の比ではないので、あえて結婚しないということに関するイメージは日本とは異なる部分もあるとかなんとか。中国オタクの人達を見ても、同年代の日本人と比べて結婚率はかなり高い印象がありますね。

ちなみにこのネタを教えてくれた方によると
「中国オタク界隈でも日本の声優の結婚発表のニュースに結構なダメージを受ける人が出るのは珍しくありませんし、去年から続く声優の結婚報告に関してもこちらの声優ファンは男女問わずショックを受ける人が出ました」
とのことでした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「FGOオデュッセウスの宝具、ロボじゃねえか!?」

艦これの菱餅ミニイベント、ゆっくりで良いかと思いきやウィークリィ任務を全部出すにはE1-3まで進めてボスを複数回倒さないといけないという情報を知り慌てて攻略を進めております。幸い今回は札考えないで良い上に、今の所道中支援を出さないと撤退多発するような局面は出ていないので任務を出すまでは何とかなりそうな気配ですが……


それはさておき、ありがたいことにFGOで先日実装されたオデュッセウスの宝具に関するネタのタレコミや質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

先日始まったFGOのイベントに合わせて実装されたオデュッセウスですが、宝具のトロイの木馬がガンダムっぽく発進してロボに変形するということで各所に衝撃を与えているようですが、中国オタク界隈にもその衝撃は伝わっている模様です。
【期間限定】「カルデアボーイズコレクション2020ピックアップ召喚(日替り)」!(公式サイト)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「FGOのオデュッセウスの宝具がロボだった」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


オデュッセウスの宝具、ロボじゃねえか!?

あれは……ガンダムだ!
すまない、爆笑してしまった。

散りばめられたネタに加えてモデルがぎこちないのも含めて笑い所がたくさん。
でも全体的に見ると「好きな人はスゴイ好き」な形にまとまっているのは、その、何と言えばいいのか……

「白い木馬」だと!?

モデルの出来は微妙だけど、Fateの宝具でここまで直球のロボをネタ込みで持って来るのが驚きだ。

エウロペのタロスもロボだったし、あの世界のギリシャ周辺はそうなっているのか。

チープな3Dモデルだなあ
こんなのが日本でトップのスマホゲーのモデルなのか?

でも自分はモデルの問題じゃない何かな衝撃を受けた……
木馬……いや、鉄だか鋼だかの馬……というかガンダム?

カッコイイじゃないの、男の夢だよ

お前らの所のギリシャ神話はどうなっているんだよ。聖闘士だと思っていたらロボまで出るとか。

私はガンダムよりも軌跡シリーズの騎神っぽいなと感じたり

俺の第一印象はエウレカのニルヴァーシュだった

発進シークエンスがもうそのまんまMSの発進だから、やっぱりガンダム
オデュッセウスガンダムというネタも存在するからもうダメだ

俺はこの低クオリティさに心の底から失望したよ。
なぜこんなものを出して評価しているものと考えたのか。型月の考えが理解できない。

私も低クオリティのモデルとヘンな絵柄にガッカリした。こんな劣悪なガンダムモドキには反吐が出る!

最近は宝具に関してネタ切れしていたからついにロボを出したのだろうな。でも出すならもっと金を使ってまともなモノを作れってんだ。俺の課金を何に使ったんだ?

ここまでネタ宝具になるとは思わなかったが、ロボネタ自体はオリオンとアルテミスの会話とかでかなり前から仕込まれているぞ。
あときのこも日本のクリエイターだからロボとか変形とか好きなのは変わらんのだろう。オジマンディアスの宝具なんかも実はロボっぽいし。

私はFateが日本の作品である以上、どっかでロボとかガンダムっぽいのは出すと思っていた。しかしまさかここでこう来るとは思わなかったよ!!

日本のクリエイターってほんとロボ出すの好きよね……あれは一種の民族的嗜好だと思うよ

日頃からオタクに媚びるという批判はよく聞くが、全力でやられるとこうなるのかというのが分かった。
モデルへの文句はスパロボに対する中日の反応とかからなんとなく予想できた。アニメの出来が作品評価の大部分を占めるウチの国と、ストーリーやクロスオーバーネタの評価が大きい日本では評価する部分の違いがハッキリ出るし、ジャンル内の評価基準が違うんだよね。

確かにロボットファンを自認しているほどネタ重視は少なくなるかもなあ……良くも悪くもハードでSFでみたいなのやビジュアルも設定もクオリティや何やらを求めるし

ロボもいける、ロボはロマンだ的なネタで盛り上がれるのも昔より随分と増えているんだがな。
あとロボに興味ないFateファンからすれば、異物に関しては作画というかモデリング精度で判断するだけだからまた評判微妙になる。
日本みたいな基礎知識じゃないから。

そんな感じかもね。それに3Dアニメやモデルはウチの国では金かけたのが供給されているからそっちのフォーマットでハイレベルなのを期待してしまう感は間違いなくある。

それはあるかも……私はオデュッセウスの宝具が3D巨大ロボだと聞いてかなり期待が膨らんだけど、宝具の動画を見て悪い意味で自分の目を疑った。
理想と現実の差があまりにも激し過ぎるし、あんなに吸い上げた課金をどこにやったんだという気持ちになったよ。

たぶんFGOの運営は3Dモデルを優先的に金と工数かける場所と認識していないか優先順位を低くしている。キャラの初期モーションの改修でさえまだかなり残っているしな。
もっとも、その分ネタの方に振り切って好きにやってるようだが……

現状の運営の体制だと3Dモデルの方もやるのは期待できないし、この路線の宝具が増えたら改修入るかもしれないくらいでは?エウロペ宝具も微妙だった。それに現在の主流は顔面宝具だ。
だがそんな中で船からの出撃と変形という男なら拒めないネタを全力でぶっこんできたのは個人的に高評価。

モデルの出来はさておき、とても笑える宝具なのは間違いない。
これをシリアスな展開で出されたら危険。

トロイの木馬って何なんだろう……

コレがトロイの木馬なら、このロボを含むの攻撃を10年跳ね返し続けていたトロイアの城壁とはいったい。バリアか何か?

それにしてもトロイアの連中はこんな木馬を城内に入れてしまうとは……

だってお前、目の前にお台場のリアルガンダムが放置してあったらとりあえず確保して飾るだろ?えげつない罠だよ……!!

門の外に戦利品っぽい扱いにできそうなガンダムが放棄されていたら喜んで持って帰るわ。全くもって合理的な判断。

型月世界のトロイア人は模型オタクだった説を思い付いた。

トロイの木馬に関する謎が一つ解けたよ。
なぜトロイが愚かにも明らかな罠っぽい木馬を引き入れてしまったのか。巨大な変形ロボ……男ならその誘惑には勝てない。

もしやカッサンドラの預言って、単に暴走したオタクが聞く耳を持たなかっただけでは……

情報が増えれば増える程、型月世界のヘクトールがスゴイ存在になっていくな……ついにガンダムと戦い続けられるレべルになった。

幕間的にヘクトールだけはロボのロマン分かってないおじさんだという可能性が高まった模様。
でも中身を調べないのはどうなんだ?パイロットいる可能性は普通に考えると思うが。

人間が乗り込む式のロボは存在しなかった可能性もある。
型月世界のギリシャ神話勢は神がロボだというのが明らかになったからロボというのはAI制御、神の端末や肉体的なモノと見做していた可能性も?

ギガントマキアで人間の力を借りなければ勝てないというネタ、あれパイロットだったりして。そしてヘラクレスの当時の役割がマジンガーZのパイロットだったというネタを思い付いてしまったんだが。

ヘラクレスと言えば、ギリシャ最高の英雄がヘラクレスなわけだから、もしやヘラクレスは素手でアレとやり合えるのか?
あとバンダイと組んで早く立体化の企画を……3Dモデルの残念さの問題もついでに解決できるよ!

ヘラクレスの格や伝説的に、そういうことになるだろう。
恐らくこのロボ持ってきてもギリシャ神話の方だと有能ではあるがそこまで強くはない。あの世界ではヘラクレスやアキレウスがトップクラスだから、そういうバランスになる。

それにしてもFGOの商売は上手いね
ホワイトデーは女性向けイベントで男はどうせやることないからスルーしてログボもらうくらいに考えていたら、男の間でもロボで話題が爆発した。

モデルに関しては文句を言いたくなるが、嫌いにはなれん。
そして自分の中に「オデュッセウスを召喚したい」という感情が無いわけじゃないが、それ以上に強烈な「あのロボが欲しい」という感情が沸き上がる!!

それは同感。
実際、日本のネットの話題をかなりかっさらっていったようだ。日本人ロボ大好きだし、ギリシア異聞帯の前半でキャラは出したがロボの宝具を出さなかったのはここで投入するための計算だったのかね。

いや、あれはストーリーの方の印象も考えてじゃないか?
だって仮にあそこでこんなロボ宝具出していたら、印象がほとんどこれに持っていかれるし、シリアスなシーンが壊れる……

工期が足りなくて異聞帯実装に合わせたオデュッセウスの実装はできなかったとか言われていたけど、このトロイの木馬を見たら出したらダメだと強く感じた。あんなの出てきたら絶対に笑う。

マテリアルであのXXからツッコミ受けているレベルだから、木馬がコレなのはかなり前から決まっていたのは間違いない。
カッコイイ、しかもシリアスなキャラなのに宝具がコレとは。そのカッコ良さに爆笑するわ。

仮面ライダーがガンダムを呼び出すわけだからな。
FGOのメインシナリオのシリアス展開で普通に出すのは難しそうだ。



とまぁ、こんな感じで。
予想外なネタに衝撃を受けたり妄想の材料にしたりと楽しんでいる模様です。

ただ上のやり取りにもありますが、3Dモデルのクオリティに対する批判もかなり目に付くそうです。
今回教えていただいたところはネタを喜ぶ人が多いようでしたが、中国ではネタに喜ぶ人と3Dモデルを批判する人がハッキリと分かれているとのことです。

ちなみに管理人のガチャ突撃に関する質問もいただきましたが、清少納言とエレシュキガルピックアップで石も呼符も使い切って現在すっからかんなので、オデュッセウスは残念ながら回避となりました……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「主人公交代って作品的にはやらない方が良いものだよね?ロクなことにならない」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

相変わらず外に出るのも不自由で暇を持て余している中国ではアニメの長編シリーズ作品の視聴も増えているそうで、それに伴い作品の内容だけではなく各種定番要素などに関する考察も話題になったりしているとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「長編作品、シリーズの主人公交代はやらない方がいいのでは」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


主人公交代って作品的にはやらない方が良いものだよね?
作品の評価や人気だけでなく、既存のファン達の間でも紛争が始まりロクなことにならない。

前作主人公のファンと新主人公のファンの間でもめるからね……
やらない方が良いのになぜ繰り返されるのかと思うが、商業的な理由でそのIPに頼るしかないという事態だったりするのかね。組織でも、担当者個人でも、作者でも。

作品のクオリティという面では主人公を後退して仕切り直しというのは十分にアリだと思う。でも人気としては極めてリスクが高い選択だと思う。

様々なケースでやらかしているし成功例も少ないから、禁じ手と言っても過言ではない。

前の主人公に対して偏向的な扱いをしないってのは難しいからなあ……失敗しないのはほとんど出さないで主に世界観だけ共通にするくらいじゃないか?

ちょっとしたクロスオーバー、交流くらいだったらいいんだよね。ネタの範囲というか。

ジョジョとかは数少ない主人公交代の成功例かな。
ただ人気的には結構迷走したらしい。

ガンダムも宇宙世紀内とかシリーズが別とかなら問題無いけど、直接の続編だったSEEDはハッキリと失敗したからね。

主人公交代の問題というと、私もまずは「SEED DESTINY」を思い浮かべるわ。

人気無いけどAGEは結構うまくいった気がする。

Fateみたいに別世界線、パラレル展開みたいなのならどうにかなるのでは。

名探偵コナンと怪盗キッドみたいな関係な主人公の扱いなら良いんじゃないか?

あれは主人公交代じゃなくてクロスオーバーだろ
その手のお祭り企画は基本的に歓迎される。問題はその元ネタになる長編だ

いっそのこと「ネギま!」みたいに前作主人公を主人公の敵ポジションにしてしまうとか

あれは前作の終盤で主人公の人気が落ちていたのと、読者の需要が作者の意図とズレていたからそれほど問題にならなかっただけじゃないかなー

特撮界隈でも主人公の扱いはもめる。クロスオーバー劇場版や本編でライダー大集合の作品でもかなりもめる。
主人公を交代させてもそれぞれのファンがもめなかったのって「ジョジョ」くらいしか無いんじゃないか……?

新しいIP開発が難しいのだから商売として、延命策としてはアリなんだろうけど、作品は終わったままにして欲しいことも少なくない……

「リリカルなのは」とかも主人公交代で失速したよね。

「なのは」は3期続けちゃったのが問題でもあるから!

「プリキュア」や「アイカツ」を見ている身としては、主人公交代も結局は作り手側の腕次第だと思うわ。

本気でダメだと思っていた「聖闘士星矢」が見てみたら意外に悪くなかったし、やり方次第ではいけるという選択なのでは。

「遊戯王」は上手く作品を終わらせて主人公を交代させているかと。
それに前作との関係があるGXでも前作主人公の扱いに成功した例だろう。ああいう最後の対決でどちらの格も落ちないみたいなのが良いんだよ。

作者というか、メインのクリエイターが変わるとか、アメリカの作品にもありがちなんじゃないかな。
ただその場合は前作の主人公の扱いは雑になったり死んだりしがちなのがね。

ゲームでもそんな感じあるかなあ……前作主人公の功績が全部無意味になるとか。

その辺は世界観だけを流用して「自分の功績」にしたい後任の欲も入っちゃうから厄介だよね。
ファンほど主人公に対して思い入れの無い作者とか、才能の枯渇した作者でもやらかすが。

自分は世代的に実感が皆無だが、世界中のスターウォーズファンはep7以降は精神的にとてもつらいとか

ゲームだとハッキリした失敗は「逆転裁判」だろう。旧主人公を汚いおっさんにしてキャラ崩壊させて旧来のユーザーは激怒或いは深く失望。

逆転裁判4の主人公交代は裏事情がヒドイもんだったね。
あれはよく軌道修正できたな。

5、6と看板キャラを元の成歩堂に戻して、更に4のキャラはわりと無かったことにされているからな。王泥喜へのフォローが無いわけじゃないけど、明らかな失敗例だろうね。

主人公を交代しても良いけど、前の主人公を踏み台にするのだけはダメだろう。それだけで制作側に対するヘイトが爆発する。

交代後の新しい主人公は同じ世界観で成長していくにしても、ストーリーを進めていくにしても旧主人公と比較されるからな。
そこで旧主人公とは違った魅力をアピールできないとコケる。同じ世界観で同じようなことをやる場合はどうしても厳しい評価になるわけだし、単純に交代して成功させるのは難しい。

「ドラゴンボール」でさえも交代に失敗して結局は孫悟飯から孫悟空にまた戻しちゃったからね。セル編でいけると判断したのかもしれないが、その後の失敗は明らかだ。
「BORUTO」も似たような危うさがあるけど、今の所はドラゴンボールの失敗を意識して組み立てているように感じられる。

でも最近の少年マンガのバトル系って群像劇的なスタイルが多いから主人公はそんなに重要じゃないのでは?
主人公のためのご都合主義ではなく話を動かすためのご都合主義に主人公が活用されている感じの作品ばかりな気がする。

でも例えばヒロアカや鬼滅でさえも主人公変えたらアカンのも分かる

バトル系の作品だと前作主人公を使うと戦闘力がインフレし過ぎるから難しい所だな。
日本の作品はキャラが強くなっていくのも重要なアピールポイントだから、そこを使うために主人公交代をしたくなるのではないだろうか?

ナルトの時ほど良いかは分からないが、今のボルトはそれなりに主人公としてアリだと感じている。少なくともナルトに戻せとまでは思わないかな。
それに今更ナルトに戻しても、作品の評価が上がるとは思えないし……!

「NARUTO」なんかは成功とまでは言えないけど、明確な失敗ってほどではないだろう。作品の勢いや作者の才能が落ちているからIPで食っていける期間を延ばすための「BORUTO」だし、私は前作主人公の評価に大きく影響するようなリスクは取らないだろうと予想している。(普通に落ちていくのはもうしょうがない。旧作でも下り坂だった)
あと日本の最近の作品だと「サクラ大戦」も思ったより悪くない感じだ。

サクラ大戦は1度主人公交代に失敗してシリーズが消えたし、その経験が活かされているのでは。
どちらにしろ主人公の人気が作品人気に強く関わるタイプの作品は主人公交代は難しい。寿命の延長という面を考えた場合でさえも、やらない方が良かったケースはある。

このスレ見ながら考えてみたが、主人公交代はやはりやらない方が良いものなんじゃないかな……成功例が皆無ではないが、失敗例の方がはるかに多い。

変更しなかった場合に作品の寿命がどうなったかは分からないが、変更した結果自殺した作品も少なくないのが悲しい。

アイドル系の作品はキャラの扱いの関係から、比較的上手く主人公の交代が出来ているように思うけど。「アイマス」なんかは非常に上手くいっている事例として見ても良いんじゃないか?

「アイマス」は特殊だし比較対象にするのはちょっと違うのでは?
ゲームではグループから選択する形だから明確な主人公というのはいないし、同一世界観の別作品が出ても前作関連の作品やキャラが出なくなるわけではない。更に三次元のライブがずっと続いているのも強いから明確な交代のある作品ではないかと。

主人公交代かどうかはさておき、「アイマス」に関しては前作のファンというリソースを非常に上手く活用して続編や同一世界観の別作品に活用している印象だ。

アイマスは「2」になるときに主人公交代というか、主人公削減して大失敗した過去があるからね。日本の二次元では伝説クラスの主人公交代の失敗例。
その後は同一世界観で別グループを足す、舞台を変える、旧主人公組とは緩いつながりにするといった感じの展開になっているな。基本的には増やす足すだけで、減らすことは無い。

同一世界観で別のシリーズ、エピソードにするという形での成功例はそこそこある。
でも時間軸の断絶が無いか小さい、連続したストーリーの中での主人公交代はやはり滅多に成功しないかと。

人気のキャラや人間関係をそのまま使いたくなるのだろうけど、流用するのは基本設定やデザインくらいにして別シリーズ扱いにするのが成功の秘訣なのかもね



とまぁ、こんな感じで。
主人公の交代に関しては中国オタク界隈でも良いイメージは無いようです。

近年の中国オタク界隈では中国語でアクセスできるリソースが増えていることから、続編系の作品に手を出す際には作品周辺の情報を調べたり、余裕があれば旧作を視聴したりするという人も珍しくはありません。

そんな訳で予備知識無しに主人公が交代した後の作品から入る新規ファンというのが珍しくなっていますし、交代後の新主人公というのは一定の評価が定まっている旧作主人公と比較されて厳しい評価になりがちのようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「子供の頃に見ていた女の子向け作品について語ろう。もう時効だから正直に!!」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「皆のオタクになった切っ掛けの作品や周囲で流行っていた作品はなんだった?」
に関して、追加で
「実は小さい頃に女の子向けのアニメを見ていた、外ではなかなか話題にできなかった男のオタクは少なくありません」
というネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「子供の頃に見ていた女の子向け作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


子供の頃に見ていた女の子向け作品について語ろう。もう時効だから正直に!!
まず俺は定番だが萌王こと「CCさくら」だ

あの頃テレビで見ていたけど外で友達にはなんか言い辛かった作品とかだな。
ならば私は「とんでぶーりん」だろうか。

年齢がバレるけど、「花の子ルンルン」ですわ

これは、大先輩。
そこまでではないけど、自分は「セーラームーン」だね。当時は結構長い期間各地のテレビで放映されまくっていたし海賊版グッズも何かと出回っていたから、このスレのテーマ的な作品が「セーラームーン」だった男はかなり多いと思う。

昔はテレビアニメってだけで何となく見ていたから、いつの間にか女の子向けのアニメ見ていた、ハマっていたことが頻発していたんじゃなかろうか。
今はネットで目的のモノしか見なくなる、サジェストでも同ジャンルだからどうなんだろう。

確かに今はネット経由だから大雑把な視聴はなくなっているかもしれない。
その代わりと言っては何だが、近頃は女児向けアニメについて語りやすくなってきたから……

それだっていまだにプリキュアくらいだからなあ
今の時代は昔よりアニメのカテゴリ分けがハッキリした分、意図せずに接する他のジャンルというのは減っていると思う。エロを除いて。
あと自分は子供の頃にこっそり見ていたのだと「怪盗セイント・テール」だな。

俺も「怪盗セイント・テール」だ。しかし今考えてみると、子供向けとしてはどうなんだろうという内容だった気もする。

「新白雪姫伝説プリーティア」なんてのもあった。あれも結構スゴイ話だった覚えが。

魔法少女枠は今でも「まどか☆マギカ」みたいなのが飛び出すからセーフ!

「ぴたテン」が大好きだったけど、小学生の頃は友達とこの作品について話す勇気は無かった。そういう空気も無かったしね。

小さい頃に見ていた魔法少女モノでよく覚えているのは「CCさくら」と「魔法少女プリティサミー」だよ。

えーと、確かジャンヌ・ダルクに変身するあれ、なんだっけか。OPも良かった。

「神風怪盗ジャンヌ」か。
20世紀の女の子向け作品は独特の雰囲気と美しさがあっていい。

そうそう、それだ!
考えてみれば、怪盗だとか魔法少女だとかは恋愛メインじゃないから男でも抵抗が少なかったのかなあ

「セイントテール」は良かったよね……あのコスチュームが自分の萌えの原点、ポニテ萌えの発端でもある。

ふと思い付いたが、中国人の自分がなぜか狐娘よりも猫娘に萌える習性を備えているのは小さい頃に見た「東京ミュウミュウ」のせいなのかもしれない。
(訳注:現在の中国では獣人キャラは狐娘が圧倒的に強く、ほぼ一強状態となっています)

俺にとっては「ふしぎ遊戯」だね。ストーリーも音楽も大好きでした。

「十二国記」は女の子向けじゃあないよね。

あれは大人向けカテゴリだろう。
あえて近い所で探すなら「彩雲国物語」とかは?宮廷モノで政治方面かと思いきや、コメディ色がかなり強いのが意外で当時の自分も楽しめた。

「フルーツバスケット」の人はいない?

ここまで出ていないので自分が女の子向けだと思ってこっそり見ていたのは「桜蘭高校ホスト部」
自分が逆ハーレム系もいけるようになったのはこの作品が原因の一つ。

私が思い付いたのは「吸血姫美夕」なんだけど、あれ女の子向けでいいのか?

「吸血姫美夕」は今で言う中二病系、女性向けではあるけど女の子向けではなくもっと上の年代、オタク向けだと思う。元がOVAの企画のはずだしな。

振り返ってみると、小さい頃は結構女の子向けアニメを見ていた自分に気付く。
記憶に残る中で一番古いのは「しゅごキャラ!」かな。

イロイロと考えてみたが、恐らく「CCさくら」が小さい頃も含めて最もよく見た女の子向け作品だと思う。でも昔は「犬夜叉」なんかと同じカテゴリとして認識していたからあまり女の子向けという認識は無かったかもしれない。

俺はなぜか「スレイヤーズ」を女の子向け作品だと思っていた時期が長く続いていた……

アニメ以外に少女マンガ?なんかもあったな「天は赤い河のほとり」や「ナイルのほとりの物語」とか。

親戚のお姉ちゃんの影響で「ヴァンパイア騎士」を見ていたんだけど、これは女の子向けなのかな?
対象年齢高そうだけど、少女マンガジャンルではあるようだし……

そこは難しいかもしれな。セーラームーンをどのカテゴリにするかの問題に近いものを感じる。

そう言えば俺は親戚のお姉ちゃんに付き合わされてどれだけセーラームーンを見たのやら。おかげで女の子向けも乙女向けも全く抵抗なく楽しめるようになってしまったが。

やはり「聖伝」や「X」は乙女向けであって女の子向けじゃないよね?

CLAMP系は「CCさくら」が特殊なのでは。

「魔法騎士レイアース」とかもあるよ!!
友達とは遊戯王カードで遊び、自分の大事なコレクションはクロウカードだったあの日々。

「ちょびっツ」も女の子向けじゃないかね。

このスレを見ていて改めて感じるCLAMPの我々に対する影響力と凄さ……



とまぁ、こんな感じで。
今の中国オタク界隈の主流の世代の子供の頃の思い出的なものも出ているようでした。

日本の作品が中国に入った後は、日本で放映される際の時間帯や、原作が掲載された媒体などの情報は基本的に抜け落ちるので、女の子向け作品に限らず日本の感覚で考えると思わぬ作品が思わぬカテゴリの扱いになっていることが結構あるようです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「休校になった日本の学生の苦痛に満ちた表情について」

ありがたいことに簡単なネタを教えていただいたので今回はそれについてを。

中国のソッチ系のサイトでは時折日本のニュースのキャプ画像なども出回りますが、日本におけるの新型コロナウイルス対策としての一斉休校に関して
「休校になった日本の学生の苦痛に満ちた表情」
としてこんな画像が流れてイロイロと話題になっているとのことです。
苦痛01苦痛02




そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた、この画像に関するやり取りなどを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


休校になった日本の学生の苦痛に満ちた表情……

学校が休み、つまらない(棒読

ニッコニコじゃねえか!

これは苦痛を堪えきれない表情ですねえ

どこの国の子供もこんな感じになるよな

日本語の字幕とも表情が全然合ってない!

クレヨンしんちゃんにでも出てきそうな顔しやがって!良い顔じゃねえか!!

彼の表情からは、感情があふれ出しているように感じられる……まさに悲しみの逆流だ。

夜の自習が停電で中止になってそのまま家に帰っていいとなった時の顔と言葉はこんな感じだったなあ

TOTEMOKANASHI!!

休校しても勉強が無くなるわけじゃないのにいずれ気付く。
釘釘(DingTalk)の日本語版とかすぐに出るのではないだろうか。

この間日本の学校でもアリババの釘釘(DingTalk)を使って授業を開始したというニュースを見たが。

まさにそうだ。釘釘日本語版が来たらこんな顔をしていられなくなる……

日本はその辺まだ迷走しているっぽいぞ
オンライン授業ではなく、休校、春休みの前倒し扱いになっている模様

でも日本ではもうすぐ学校休みになるんじゃなかったっけ?

日本は4月に新学年開始だから、3月後半は春休みだからな

このお友達の苦痛を堪えきれない表情と来たら……!

でも安倍は同時に学校側で臨機応変な対応も可能、ようは休校にするかは学校側が決め手良いとも言ってなかったか?

日本は要請だから学校がどうしてもやりたいなら授業を行ってもいいということで、その可能性は0ではないとか。受験関連すると、何かありそう。

まぁ疫病が流行している状況的に強行する所は日本の学校でも少ないと思うがな。受験の問題にしても、日本は2月〜3月が受験シーズンだからわざわざ授業やるよりは体調管理の方に行くだろう。
でも小学生はみんなこんな感じの表情になるよね。ウチの国でも休校に関してインタビューしたらこんな顔になりそう。

でも小学生ならともかく、上になってくると違うような気もする。特に受験控えている学年だとシャレにならん。
(訳注:中国は9月から新学年開始なので、今の時期は受験生が追い込みに入る学期でもあります)

大学生としては教授からの課題がキツイし、分からなくても聞きに行ける所がない。学校があった方がよほどマシだ……

社会人的には止まっているだけで出ていく金もあるから、毎日が憂鬱だぞ。

工場はどこも開いてないし、ニュースで武漢除いて新規感染者出ない勝利は目前みたいに言われても日々の制限は相変わらずだし具体的なことを考え出すとなあ……
でも、そんな中でこういう笑うネタは良い気分転換になったわ。

ところでニュースの画像の子供誰もマスクしていないのが不思議。

あれは生徒に渡すマスクが無いんだろうよ。

日本はマスクの方針違うからな
他人にうつさない為のマスクということで症状のある人間でなければ着用せず、予防は主にうがいと手洗い。実際マスクはやらないよりはマシ程度だからそういう判断もアリなんだろう
もっとも仕事関係だと相手にうつさないアピールで着用しないといけない所も多いと聞くが

写真で見ただけの印象だが、日本の子供は清潔で健康的な感じするからな……

あの画像の子供の顔はSARSの時の俺達みたいだ。
あの頃は混乱していたし、テレビ授業もネット授業もわりとザルだったから余裕あったというか遊べたからな……今の子供は昔よりキツイとも聞く。

ネット授業受けているけど、とてもつらい
こんな笑顔はできない

SNS広まっちゃったのもあってか、庶民の余裕がないという話は聞く。
SARSの時と比べて親の余裕が無いし、春節からそのまま移行しての長期戦だからね。あと学校も経験から要求がきっちり来る上に競争は相変わらずだから……

日本はネット授業無いのか……そりゃあ笑顔になるわ
てか思ったより余裕あるのな、日本は。

北海道が大変らしいけど、封鎖も無いしそんなに患者数伸びてないからね
こっちのニュースだとヤバイ、もうすぐ武漢になるみたいな扱いされているけど、実は他の国と比較すると上手くやっている方だと思う

こっちのニュース見ていると世界的に大変なことになっている中で中国はかなりマシ、今では世界の方が大変みたいな印象になるが個人の事を考えると鬱になるわな。
学校がないとヒマで余計なことまで考えてしまうのがイカン

しかしこの「苦痛に満ちた学生の顔」は良いな。
分かりやすく「真実」が伝わってくる。

日本はあと3週間くらいで春休み入りでそれが前倒し、期末に行われるであろうテストも無しとなれば嬉しくなるわな!

休校ということは日本もシャレにならない状況が続いているのだろう。
でも悪いけど大爆笑させてもらった。

鬱々とした日々の中で久しぶりに笑わせてもらった。つらい時の笑いってのは良いもんだ。

俺も心から笑わせてもらった。ありがとう、日本の子供たち!そっちも頑張れよ!



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国の日常的な空気がイロイロと見え隠れする中、ちょっとした気分転換のネタとしてウケていた模様です。

上のやり取りにもありますが、近頃の中国国内の新型コロナウイルス関連の報道ではわりと勝利目前ムードになっているという話も聞こえてきます。
(この辺については例によって国内の良かった探し国外の悪かった探しの結果でもあるそうですが……)

しかし現実の生活の制限と息苦しさに関しては相変わらずのようですし、ストレス無しに過ごすのはまだまだ難しいとかなんとか。そんな中で一息つけるちょっとした笑いのネタは、やはり歓迎されるとのことです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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