「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2020年06月

中国オタク「悲劇的なストーリーのアニメが随分と少なくなっているように感じるんだが、どうだろう?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではイロイロな定番ネタが話題になったり考察が行われたりしていますが、その中には流行りの移り変わり、ジャンルの栄枯盛衰的なものもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「近頃は悲劇的な展開のアニメを見かけなくなっているような気がする」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


近頃は悲劇的なストーリーのアニメが随分と少なくなっているように感じるんだが、どうだろう?
自分の知っている範囲が狭いだけなのかもしれないから、皆の意見を聞きたい。

バッドエンドや投げっぱなしみたいなのはそこそこあるが、悲劇的だと感じる作品って言われてみれば思いつかないな。

だって現在の環境では悲劇的な展開って理解してくれる人も好きになってくれる人もいないじゃないか。アニメは結局商売だから。

最近は気軽に見れる、話題にできる作品が多いからね。

ネタを話題にするのと悲劇で気分が沈むってのは結構違う所があるからな。
作品に共感してファンの間でその感情を話題にするというのも昔とは違ってきているような?

昔は市場があった。今は無い。

「クジラの子らは砂上に歌う」とか、そのジャンルになりそうな作品も一応はあるけど人気にならないんだよね……

話題も批判が中心になって再生数が沈んでいくしな

最近「DEVILMAN crybaby」がそうだったと思うけど。
ウチの国では配信されなかったが、世界的に評価高いはず。

でもあれは原作が高評価の古典的作品で誰もが知っている悲劇的展開という前提があるからなあ

「BANANA FISH」もかな?アニメは近年だが、原作は少女マンガの古典。

今は娯楽特化の評価が大きく、文芸系の評価の影響力が無いんだよ。作品が話題になる際の評価要素に悲劇的なストーリーというのは厳しい。

消費が速く直接的な反応がすぐに出て広まる今の時代の環境では、アニメの制作者が良くも悪くも自己満足でやれる部分が減っているのはあるだろう。

異世界に行って俺TUEEEEEやる方が手堅いからな…・・・悲劇的な展開は上手くやらないと大コケする。スポンサーが金を出すのはどちらかとなると……

悲劇的展開の定義が曖昧だから何とも言えない所はあるが、ハッピーエンドじゃない作品、見た後に気分が落ち込む作品は避けられているとは感じるね。

アニメ化する際にも明らかな悲劇っぽい所までやらなかったりするよね
「少女終末旅行」とか、終盤の展開まではアニメでやっていないし。アニメの中でも将来を想像させるような作りではあるけど。

今の作品でもたまに混じる悲惨な展開はそれなりに多いけど、悲劇的なストーリーの作品となると少ないかも?

見る側の気持ちの問題もあるのかな。
私自身、最近は悲劇系の作品は見ない。見るのはコメディ系ばかり。

「まどか☆マギカ」も、すでにかなりの前の作品だな……それにあの作品を悲劇と見るかは個人差があるか。

「輪るピングドラム」の後半みたいな絶望を突き付けてくる作品、最近あるのかね。

突発的な鬱展開やキャラ死亡はともかく、悲劇的な展開を積み重ねていくのは13話作品でも厳しい。
単発の映画とかならどうにかという所じゃないか?

今続いている作品だと自分は「チェンソーマン」が悲劇的展開になってくれるのではとかなり期待している。掲載媒体的に難しいかもしれんが。

俺みたいな浅い人間からすると美しい世界、楽しい世界が見れるのになんでわざわざ悲惨な世界、悲惨な物語を見ないといけないんだという気分になるのだよ。

なかなかに興味深いネタだ。
悲劇自体は古今東西常に人気ジャンル、名作ジャンルだったし過去の二次元でも名作になる作品に備わった要素だったりするが、現在は悲劇的展開の苦痛を避けたがる人が明らかに多いし、評価の主流となっている。

悲劇を評価する美的感覚が、現在の感覚だと薄くなっている、或いは重視されなくなっているのかなあ。「宝石の国」とかマニア層を中心に人気にはなったが、一般層で爆発とはいかなったし……

幾原作品のような絶望で叩き落すような作品は確かに見かけなくなったね。
でも終わりに希望はあるけど積み重ねられるのは悲劇ばかりという作品は探せばわりと出てくるかと。

近年だと岡田磨里の関わった作品はかなりそのジャンルを担当しているような気もする。
批判はあれど供給され続けるのは需要があるからだろう。話題にもなるから商業的にそこそこ美味しいだろうしね。

昔の富野のガンダムをはじめ各種ロボ系作品は全滅エンドの悲劇的な終わり方でも人気になったけど、鉄血はダメだったのがイロイロな意味で現代の状況を表していると思う。

鉄血は作品自体がグダグダになったのもあるから、そこは単純に比較できないかと。
ストーリーだけ抜き出すと破滅に向かう裏社会の若者の悲劇的な話に見えるんだが、作品の方で見ると唐突過ぎて悲劇に思えんのよね。

ハゲの昔の作品でも「エルガイム」とか明らかにグダグダな話のつまらなさでロボ以外は評価微妙だしね

希望の花〜も悲劇的な演出を狙った所はあるはずなんだがな……

悲劇系作品が人気の時にきちんとしたメッセージ性のある悲劇が少なかった、メッセージが陳腐だとか嫌な気分にさせようとするだけの単純な鬱展開や悪趣味な展開が量産されたということの反動もあるのでは?過去の有名な悲劇的展開のある作品、私にとってはあまり良いと感じられないのも結構混じっていた。

メッセージ性についてはその時代ごとの意義もあるし、古い作品を今の感覚で見ても響かない所が出てしまうのは避けられないかなあ

別に悲劇的な展開だからというだけでダメになるわけではないだろうけど、悲劇的な展開を積み重ねて大衆ウケする作品を作るのはかなり手間がかかるのも確かだろう。

悲劇系の作品は上手くいったときは凄いことになるが、失敗してもダメな方向でスゴイことになる。
上でも出ている「鉄血」の悲劇的な破滅の流れと結末に関してもロジックは整っているけど見せ方が雑で面白くなってないのが問題なわけで。

セカイ系の作品を探せばそういうの出て来るんじゃないか?
「イリヤの空、UFOの夏」みたいなのが

セカイ系ってもう何世代か前の流行だろ……

ロボ系はリアル重視にすると矛盾や問題を意識せざるを得ないからか現在も悲劇的な流れになるのが多いと思うよ
上で出ている「鉄血」もそうだし、「グランベルム」もそうだった。面白いか、人気になれるかはまた別の話だけどね。

「ぼくらの」とかもね!ちょっと古いけど。

今も作られているそこそこ人気な作品だと、「ファフナー」辺りだろうか?
SF系だと悲劇、破滅はわりと許容されるように思う。説得力やリアリティを求めた結果、上手くいかない、悲劇になるというのも評価されやすい。

しかしそういう「(作り手の認識する)現実的だから上手くいかない、悲劇になる」というのも、今の時代は逆主人公補正で物語の「御都合主義」の逆ベクトルだと素直に納得してもらえなくなっているのではないだろうか。
悲劇は悲劇でどうしても作劇の強調が発生して現実離れする、キャラの言動や判断に関するツッコミ所が出たりするから。
例えば「マブラヴ」は近々アニメ化される動きがあるけど、あれは昔だったから許容された悲劇的展開、ご都合主義的な鬱展開だった面もあるから今の時代にどう評価されるか、私は不安だ……

このスレでこんな話をするのはなんだが、元々悲劇的な展開の作品というのはそれほど多くは無かったのでは?ここ最近の話ではなく、ずっと少なかった。たまたま名作のイメージが残っているだけで。

さすがにどの作品も基本的に悲劇、みたいなわけではないけど今よりはもっと割合は高かったよ。
例えば手塚治虫の有名作品「鉄腕アトム」、「ジャングル大帝」、「火の鳥」といった辺りは全部悲劇的な結末だ。手塚治虫のアニメ化されていないマンガ作品も、現代の感覚では悲劇やバッドエンド的な認識をされそうな作品は少なくない。

考えてみれば、以前の私は日本のマンガって悲劇的な終わり方が多いというイメージだったな……

でも日本はまだ良いよ。別に無いわけじゃない。国内だと本当に見なくなった。

二次元から外れていくが、アメリカも悲劇的展開の作品多いよね。重い話や鬱展開も。

アメリカは単発はともかく続編やシリーズ物はたいてい不幸か悲劇に見舞われてきちんとしたハッピーエンドにならない印象が……

アメリカの作品はシリーズ続編を煽るためのクリフハンガーとか、IPだけ一緒で制作スタッフを入れ替えた際に新規スタッフが前作を踏み台にしようと前作の主人公や功績を殺すとかで、かなり商業的な部分があるからな……ウチの国の作品とは別の意味でとても現代的なのかも。

私もあまり詳しくないがアメリカン・ニューシネマや日本の90年代後半以降のテレビドラマとか悲劇が流行った時期があるし、その影響を受けたクリエイターが活躍して悲劇が量産された時期はある。
その流行の前は大雑把な大作のハッピーエンドや御都合主義が流行っていて、それに対するカウンターという意味もあったから、いずれまた悲劇系が流行る、評価される時期が来る可能性は否定できない。

理解できる。
二次元だと上で出ている「マブラヴオルタ」とか、一連の虚淵玄作品の流行、セカイ系がそんな感じだったという見方もできるし、現在悲劇を見かけないのも流行り廃りの循環の一つなのかもしれない。

今は好きじゃない人も多いようだけど、私は大好きな展開なのでそういう作品が作られることを常に歓迎している。



とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国オタク界隈における悲劇的展開、バッドエンド的展開などに関する見方も出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方によると
「日本はどうなのかは分かりませんが、中国で悲劇ネタを回避するのは炎上するリスクを避けるといった意味もあります。子供だろうが大人だろうが、ショックを受ける人が出て騒ぎになると作品が嫌な形で注目されてしまうことになります。また炎上してアンチが発生した場合、細かいところの問題を見つけたり曲解したりでの通報が行われるというリスクがありますから……」
といった話もあるそうですし、作品の外側の事情に関してもイロイロとややこしいものがあるのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「中国人は皆白髪萌えみたいなネタもあるけど、最初に好きになった白髪(銀髪?)キャラって誰だった?」

ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

過去記事
中国オタク「中国人は白髪萌え、白髪フェチだというネタがあるがどう思う?」
などでも書いた通り、近頃の中国オタク界隈では白髪(銀髪)系キャラに関する好みや萌えの話をよく見かけるようになっていますが、そういった白髪(銀髪)萌え的なネタの範囲もどんど広がっているとかなんとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「最初に好きになった、意識した白髪(銀髪)キャラは誰?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


中国人は皆基本的に白髪萌えみたいなネタもあるけど、最初に好きになった白髪(銀髪?)キャラって誰だった?
このネタが広まる前、まだ髪の色と好みの関係を意識する前に出会ったキャラでも構わないから思いつくままに語って欲しい

俺にとっては綾波レイだな。
髪の色の認識に個人差があるのは知っているが、自分の中では白髪キャラ枠だ。

私は綾波レイはどちらかと言えば青髪キャラだと認識しているのだが……
あと白髪系も含めたキャラ萌えについては不思議と綾波レイよりもホシノルリの方が自分には大きく刺さったな。

ホシノルリも青髪系扱いされることのあるキャラだろ!?

その辺はみんなの記憶とイメージが結構混乱しているよね。それに視聴経験についても各家庭のテレビの発色や電波の状況が違ったりするし、版権絵の色もまちまちだから髪の色の定義が安定しない。
ただ私も最初にハマった白髪キャラというと、出てくるのは綾波レイなんだよね。

「これはゾンビですか?」のユークリウッド。
白髪って当初は無口キャラ、三無キャラと一緒に認識される属性だった気もする。
(訳注:「三無少女」というのは中国オタク用語の一つで無心無口無表情なキャラを指す言葉だそうです。ちなみに「無心」の部分は日本語の意味からちょっと離れているようで、「無感情」から「感情を表に出さない」「感情が読めない」「感情表現が下手」といった辺りまで幅があるようです)

リリカルなのはのリインフォース
大きいのも小さいのも

このスレを見ていると水銀燈に一目惚れした自分を思い出す。
あの白髪と共にあるのが当然のようなデザインは衝撃的だった。

私もこの系統のキャラを強く意識する、萌えるようになった最初のキャラは水銀燈だ。

きっかけが水銀燈というのには深く同意したくなる。俺は中二病の好みもこのキャラからだったかなあ

自分にとっての最初の白髪系ならセフィロス
なんだかんだで中二病大好きです。

「遊戯王」のペガサスだね。

ジャングル大帝のレオも白髪キャラでいいよな!!

自分の場合は殺生丸と犬夜叉かもしれん

最初に髪の色も含めて意識した、認識した好きなキャラだと「BLEACH」の日番谷冬獅郎だと思う。

後から気が付いたけどFateのエミヤも白髪キャラで良いよな。
ただ、FGOやUBWで好きになったキャラなんだよね。初めて見た時はそこまで好きじゃなかったような気もする。

「D.Gray-man」のアレン・ウォーカー
自分の場合、ヒロインよりも主人公が先だったのかもな
白髪に関して強キャラのイメージも強いし

「禁書目録」シリーズの一方通行
あと作品のキャラを見ていてインデックスも白髪系かもしれないと気付いた。なぜかすっかり忘れていた……

最初というなら国産ゲーの「軒轅剣」のヒロイン、小雪かなあ

意識したかどうかはともかく「軒轅剣」のヒロインの影響が残っている人はウチの国にかなりいるんじゃないかな

同意。さすがに今見ると古い絵だけど自分は嫌いじゃない。

俺も最初の方だと某国産PCゲーだな。氷璃ってキャラ。

国産系だと映像作品の「白髪魔女伝」とかも影響が大きそうだ。

ゲームか。そう言えば私の場合は悪魔城シリーズの来須蒼真或いはアルカードだと思うんだが、どっちの方を先に意識してハマったかハッキリしない。

歳がバレそうだが妖狐蔵馬

歳がバレるのを恐れずに言うなら、聖闘士星矢のポラリスのヒルダです……!

SEEDのイザークならまだセーフ、のはず。

NARUTOのカカシも年齢バレ的に問題無いよね?

最初だと分からん……一番好きなのはプリズマの方のイリヤなんだが

自分の記憶にある銀髪系キャラで好きなキャラ、遡ってみたがFateのアイリがハッキリしている所では一番古いかも。
それ以前にもイロイロな銀髪キャラには出会っているはずなのだが。

ニャル子さん!
白髪キャラの役割はイロイロあるが、基本的に強キャラや超越者的な属性がくっついてくる印象も

男性キャラだと分からんが、ヒロインの方なら「フルメタル・パニック」のテッサだ。テッサに関しては敗北ヒロインを強く意識した最初の存在でもあるから印象深い。

アニメだと金髪っぽいけど「クレイモア」のクレアだな。

アニメの方ではなく、原作白黒マンガで髪が白だっから白髪キャラだと認識していたみたいなのでもいいのか?
なら私にとっては「コナン」の灰原哀だ。

本格的にオタクになってからはともかく、オタクになる前だと記憶があやふやで……オタクになってからなら「Angel Beats!」の立華かなでだというのは確実なんだが。

うーむ……このスレを見て自分の記憶と作品を遡っていったが、最初に気に入った銀髪キャラは月城雪兎という可能性が濃厚になってきた……自分は男だし、オタクになってから正確に把握したあの作品の恋愛関係を考えると何とも言えない気分になってしまう。

「ああっ女神様っ」のウルドな自分はまだ安全な方だったんだな。
同時に褐色属性も強烈に刻み込まれてしまったが。

「ヨスガノソラ」の春日野穹がまだ出ていないぞ。

そうだな、春日野穹の我が国に対する影響は大きい……

スレのテーマが「最初」だからね。
春日野穹は途中で嗜好に打ち込まれる一撃だった人が多いと思う。でもこの白髪系ヒロインというジャンルを築く原動力になったキャラの一人なのは確かだろう。



とまぁ、こんな感じで。
イロイロな時期やジャンルにわたって、思い出の白髪(銀髪)キャラの名前が挙がっていました。

この白髪萌えに関して、以前中国オタクの方から聞いた話では
「中国では昔から白髪キャラが人気になることはありましたが、オタクの間で白髪萌えが人気だと認識される、定番ネタとして認識され話題になるようになったのは比較的最近の話なのではないかと思われます」

「そもそもカッコイイ、強い、スゴイキャラが人気になることはあっても、髪や衣裳などのキャラクターの色を前提にデザインの好みを語る、ヒーローやヒロインの好みが語られるようになったのもオタクネタが十分に広まってからですし」


といった見方もあるそうです。
中国オタク会話におけるジャンルの形成や盛り上がりといった部分に関しても気になってきますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の二次元美少女の主食クレープについて聞きたい。味や国内で食べられる場所を教えてほしい」

以前教えていただいた食べ物ネタをうっかり後回しにしていたので、今回はそれについてを。

中国オタク的に気になる日本のアニメやマンガによく出てくる食べ物はイロイロとあるそうですが、そういったものの一つに
「クレープ」
があるそうです。

クレープは中国語では「可麗餅」となるそうですが、中国には中華クレープとも言える「煎餅果子」というのがありそのイメージの影響もあってか、日本のアニメやマンガで見かけるクレープに関して理解しやすい部分と混乱する部分があるのだとか。

ちなみにこの煎餅果子はかなりおなかにたまる食べ物で、私も中国にいた時はかなりの頻度で食べていました。私が食べまくっていた当時は卵2個に増やしても2〜3元だったのですが、今は6元〜くらいの値段になっているようですね。今の中国では屋台を勝手にやるのも難しく、材料費人件費に場所台もかかるからという話も聞きますが……

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の作品に出てくる女の子が食べているクレープ」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の二次元美少女の主食クレープについて聞きたい。
あれウチの国でも食べられるとは聞くが、俺はなかなかそういう機会が無い。どんな味なのか、どういう所で食べられるのか教えてほしい。

あれって甘い煎餅果子だろ。

いや確か包む部分が小麦粉だけだから、緑豆やうるち米とかが入る煎餅果子と違う食感や味になるんだったかな?
私もメインの食事ではなくスイーツ系の食い物というのは分かるが煎餅果子との違いはいまいち分からんが……

あれって外側はこっちの煎餅菓子と同じで、中身に甘いものを包むんだっけ?

食べたことはあるが例によってそこまで美味いものではないかなあ……食べている美少女を見る方が良い

単純に甘い。あと量が多い。
女の子が一人で食べきれるとは思えない。

日本人女性曰く「甘いものは別腹」という格言があるらしいぞ。
実際、甘いの大好きな人だと男女問わず驚くほどの量を食べることもある。

クリームやカットした果物を薄い「餅」で巻いて食うだけだからね。見た目は美味しそうだけど、食べるとなんかすごい普通な味?
(訳注:中国語の「餅」は平らな形の粉モノの総称的な意味になります)

あれ外側は「餅」みたいなものだったんだ。
実はこのスレを見るまで卵焼き的なモノだとばかり……米と小麦粉で作った薄い「餅」だったのか。

いや普通の粉モノだよ?
基本的にはこっちの煎餅果子の外側だけ、作る時に卵を落とすとかはない、中の揚げたやつも無し、その代わりに生クリームやチョコクリームを大量にぶち込む。豪華になると果物とかが増える。

かなり柔らかいけどね。
あと米系ではなく、小麦粉オンリー。ヨーロッパのようにそば粉を使うとかもない。卵は生地を作る時に混ぜておく。

日本の二次元に出てくるクレープって例によって日本独自のアレンジが加わっているから、二次元と同じものを食べる場合はちょっと難しいのでは?

さすがに材料が単純だしレシピも公開されているからそんなに大きな違いは無いはずだ。
ちなみに自分は南方に行ったときにアイスクリーム入りのを食べたことがあるけど悪くはなかったな。

クリームだけだと胸やけが厳しいから、自分もアイスクリーム入りの方が好み。

不思議なのは、日本だとあれって甘いのだけということだよね。ヨーロッパの方だとこっちの煎餅果子的な軽食はあるのに
動画を見ても作り方、使う調理用具は生地を伸ばすヤツまで同じようなものなんだけど。

日本のクレープスタンドのメニューには一応エビやハムのクレープもあったよ。店の周りの人達が買ったり食べたりしているのは甘いのばかりだったけど。
あと蕎麦で作るヨーロッパのクレープは別ジャンルの料理扱いになっていたような?

しょっぱいクレープはあるよ。サラダ味のは美味しかった。バニラの香りのする皮でも案外いけるもんだね。

日本に行ったときに見つけて食べたことはあるが、国内では食べたことないな……
味は結構良かったけど、甘い物だからこっちの煎餅果子のような満腹感というか満足感的には少々物足りなかった覚えもある。
二次元の印象通り若い人向け、街を歩いてちょっと一休みに食べるには良いものだったな・

こっちで食べられる場所についても詳しく教えてくれないか
店を検索しても、そんなに無いようだし……

私もスレを見ていて知りたくなってきた。
色んなアニメやマンガ、ゲームでクレープを見かけるけど、自分は三次元世界で実物のクレープという食べ物を見る機会が無いままだ……実は自分とネット上の人間が住んでいる世界が違うのではと不安になってくる。

クレープは屋台や移動店舗車両が多いんじゃないか?
店で座って食べるよりも、持ち帰り、食べ歩きが主流のものだろうし。

地下鉄の駅の近くで食ったことがあるな。甘過ぎてちょっと合わなかった。

食べたことはあるんだがどこでだったかな……ショッピングモール的な場所だったと思うんだが。薄い皮の食感が珍しくて良かった。

今は都市によっては屋台の管理が厳しいから生活圏内に店が無いと見る機会無さそう。煎餅果子の屋台も自分が学生の頃と違って見かけなくなったし。

大型のショッピングモール的な場所ならどこでもあるように思うけれど。歩きながら食べることもできるけど、できれば座って食べたいね。

ウチの都市だと…確か何年か前に遊びに行った広場にクレープ屋がいたな。買って食ったがあまりおいしくなかった……

ケーキの「千層蛋糕」の方が案外手に入りやすいかも。
あれは「Mille Crepe」という名前で、クレープが千枚重なったという意味になる。ようはクレープ生地を重ねたケーキだ。

バイキングの店で食べたことあるけど、あんまり美味しいとは思わなかった。きちんとしたものだったのかは知らない。

日本の作品に出てくるのと同じもの、同系統のものを間違いなく食べたいというなら日系のデパートに入っている店をさがしてみればどうか。
私は天津の伊勢丹でクレープ食べたことがある。正直、値段に見合ったものじゃなかったけどね……

日本だとコンビニやスーパーのスイーツ棚に置いてあるし、かなり手頃な甘い物扱いだな。
中国の話でなら、私の大学の近くに店があって結構人気だった。

昔付き合いで行ったケーキ屋で食べたことがある。おいしかった。
でも甘党じゃないから、この値段ならがっつりと飯を食う方が嬉しいと思ってしまったりも。

クレープとか高過ぎるしまずい。二、三十元もあれば普通に煎餅果子にトッピング足しまくったのがたくさん食える。
心の底から二次元だけの夢にしておけばよかったと思った。

甘党としては悪くないと思うんだけどね。
コスパ考えると割に合わないのは否定しない。

日本の食い物って割高に感じるけど(クレープはフランスだった気がするけど)、粉モノは特にそう感じるね。こっちで安くて美味くて腹いっぱいになれるのがあるから。
クレープと似た部分があるような気もするお好み焼きなんかもそう感じる。日本のラーメンくらい独自の特色が出ればまた別なんだろうけど。

美味しくないという人の意見もなんとなく理解できるよ。
甘いし単純な味だから飽きるんだよね。自分が生クリームだけを大量に食えるかどうかを考えれば、クレープの合う合わないも判断できるのではないかと。

大きめの都市なら探せばあるはず。
ただ外で食うようなクレープのおいしさって生クリームの質次第な所も大きいから、良い店があるかとなると難しそう。

私が今住んでいる小さな街でも食べられるよ。ケーキ屋で。
ケーキ屋とかの店内で食べると外れが少ないと思う。日本のアニメやマンガのような食べ歩きとはいかないが。

外れを引きたくないなら自分で作るのも一つの手だ。レシピも簡単だし、材料も楽にそろうぞ。
太る?そんなことは知らない!



とまぁ、こんな感じで。
クレープに関する印象や中国の感覚のようなものが出ていました。

ちなみに以前中国人の方から聞いた話では
「中国人は男性でも実は甘い物好きな人が少なくありませんし、日本のスイーツを喜ぶ人も多いです。ただクレープのような生クリームがたくさんのお菓子は人を選びますね。甘い物好きな男でも、食べ慣れていないと厳しいかと」
とのことでした。

それにしても、私が日本でシンプルな煎餅果子が手軽に食べられるようになったりしないものかと期待しつつ十数年経ちましたが、その間日本に刀削麺や「麻辣」系の味がそれなりに定着していったのを見るといまだに諦めきれないものが。

我ながらめんどくさい要求だとは思っているのですが、日本でたまに出ては消えていく野菜や肉系の具が入ったりして豪華になった煎餅果子はなんか違うというか。
煎餅果子は尖った所のある食べ物ではないですし、肉なしでそれなりの値段にして売るのは厳しいでしょうし、謎の揚げた具が入るので高カロリーになりそうですから日本で売るのは難しそうだとは思うのですが……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アムロはなぜ俺TUEEEEEキャラではないとされるの?明らかに俺TUEEEEEキャラに思えてしまうんだが」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でもガンダムについて日々イロイロな話題が飛び交っているそうですが、ガンダムネタを介してオタク的なテーマやジャンルを語るといったことも珍しくないのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ガンダムのアムロがいわゆる俺TUEEEEEな主人公扱いされないのはなぜか」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ガンダムのアムロはなぜ龍傲天(俺TUEEEEE)キャラではないとされるの?理由は何?自分には明らかに俺TUEEEEEキャラに思えてしまうんだが。

アムロは作中最強クラスではあるが、俺TUEEEEEというのは世界を意のままにできないとダメだから。

俺TUEEEEEキャラが修正されるわけないじゃないですか!
近頃の復讐系作品の陥れられる主人公といった展開ではなく、客観的に見ると主人公の方も非が大きい的な描かれ方だしね。

「二度もぶった!」「親父にもぶたれたことないのに!!」
と文句を重ねる俺TUEEEEEキャラはいないだろ。弱さや苦戦の描写はあっても、こういう情けなさの描写が行われることは無い。

アムロは戦闘面や影響力を客観的に見れば典型的な俺TUEEEEEでしょ。
戦いに出るようになってからすぐに最強クラスになって、出会う敵を全てぶっ殺す。最初から最後まで、ジオンにまともに戦えたのはいない。一人で戦局を覆す存在。

アムロはわりと負けてるし苦戦もするんだけどな
あと特に理由もなく躊躇なしにコクピットを狙うのも近年の二次元主人公にはない所だろうか

アムロは殺さない余裕までは無いんだよね。
相手との実力差がそこまでで隔絶していないというのもあるし、殺さずに済ませられる優しい環境や立場じゃないというのもある。

最初はガンダムが凄くてアムロは巻き込まれたガキ、中盤からパイロットとしての優秀さも出てくる、最後はガンダムは性能不足でスゴイのはアムロとなる。
アムロが俺TUEEEEE扱いされないのは、この成長の部分による所も大きいよね。

ランバ・ラルの「自分の力で勝ったのではないぞ!そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな!」というセリフ、負け惜しみなのは間違いないんだが同時にアムロがガンダムのおかげで勝てたというのも間違いないからアムロに刺さったわけだしな。
ランバ・ラルを倒してからいよいよアムロの成長が強調されていく。

アムロが一人で戦局を覆すというのは、たぶん別のイメージ混じってるか作品きちんと見ていないんじゃないかな。
アムロというかホワイトベース隊によって連邦側が随分と楽に勝てたのは確かだが、戦略的にはソロモンまで攻め込まれている時点でジオンの負けは実質的に確定。

アムロは無敵な強さになる時もあるけど、俺TUEEEEEをやる上での定番要素が欠けている。例えば実力を隠すとか、敵を倒さず情けをかける余裕があるみたいなことはやってない。

殺さない余裕を見せるのは敵のランバの方だったりするしな

アムロはどんどん強くなるけど、所詮は駒の一つでしかないから。
それに連邦の勝利を決めたのは結局ジムとボールとそれを維持する物量と人材。

アムロはひどい目に遭ったり、自由にやれない、従わなければならないことが多いからね。ガンダム系で俺TUEEEEEならSEEDのキラ・ヤマトやGレコのベリルとかだろう。

アムロは間違いなく強いけど30にもならずに行方不明、初代の小説版だとあっさり戦死だ

アムロは修正されるけどキラはやめてよねとサイを修正する
どっちの作品もその時点の主人公とその周囲のキャラ全員余裕が皆無だからしょうがない面もあるんだが、傲慢になって自分が抑圧する側に回れてしまうのが俺TUEEEEE的ではある。

でもキラ・ヤマトもわりと苦労していない?ガンダム系でTUEEEEEなイメージのあるヒイロとかも負けは多い。負けるような展開があまり無いウッソとかもいるが。

ウッソは強いけど世界が、当時のハゲが厳し過ぎる……ヘルメット(母さん)みたいな仕打ちを受ける俺TUEEEEEキャラはいない……

キラはクルーゼとの戦いや砂漠の虎との戦いでの苦戦があるし、DESTINYだとシンのインパルスにやられてはいるんだが。

良い悪いは別としてキラは負けそうになると特殊能力発動するし、DESTINYだと負けの理由のフォローはいっちゃったから俺TUEEEEE系な面がかなり強くなっている。
まぁアムロも負けっぱなしというのは中盤以降無いけど。ヒイロとWガンダムは、うん……

初代の時のアムロはここぞという時にチートを発揮するけど、最初から最後まで負けたり死にかけたりする場面は続いたからね。
逆シャアの時は格の違う強キャラだけど最後は行方不明扱いの戦死。俺TUEEEEEと言える程の好き勝手はできなかった。

このスレのテーマは俺TUEEEEEのシンボル的存在扱いされるSEEDやSEED DESTINYと比べると分かりやすいかな
キラは世界の局面を決める戦いの中心にいて、キラが戦うことで世界が動く。准将になって戦略的な決定をする立場で戦いを主導する。アムロも活躍するし影響は与えるけど、基本的には世界の大きな動きに巻き込まれる

初代はMS3機+戦闘機の組み合わせだったけど、SEEDは俺TUEEEEEするので最大2機で問題無い!
真面目に言うなら、アムロの存在による影響はあるけどいなくても戦争の勝ち負けは変わらない。キラはいないと世界が全く別物になる。

SEEDシリーズは明らかに初代やZの構成やキャラクターの立場を意識しているけど、キャラの扱いに関しては21世紀の作品だ。前世紀の作品と違って主人公が世界を動かす力を持っていて、それを行使する。
そしてその後はSEEDを更に極端にしていく流れになって、今のような俺TUEEEEE作品の空気が形成されていくわけで。

キラはSEEDの時点で俺TUEEEEE系の要素が萌芽して、DESTINYでいよいよ強化されるといった所だろうか。
ただ一応は主人公交代や脚本の暴走などの事情も加わっての結果だから、今のように最初から意図して作られたわけでは無いはずだが。

戦歴を見ると、アムロの方が敵エースを倒しまくっているからTUEEEEEに見えたりもするんだけどね……

アムロは重要な局面で活躍するけど、世界の中心がアムロってわけではないからね。そういった部分に関してはシャアの方がまだ俺TUEEEEE的かもしれん。直接対決では負けてばかりだが、才能も血統も地位も女も全部ある。
逆シャアの時のアムロは蓄積された技術もあってパイロットとしての頂点、最強みたいな印象を受けるが影響力は限定的、主人公補正があってもね。

初代のアムロはなんだかんだでヒドイ目に遭って相応のダメージも受けて、宇宙に上がれなくなる。
キラもダメージは受けるんだけど、その後のケアや人間関係といった待遇が違う……いや俺もキラの方が好みではあるんだが。

結局戦いは数だよになるのがアムロ、結局戦いは数じゃないになるのが俺TUEEEEE

前世紀の作品って、主人公に都合の良いハーレム系要素があっても最終的に鬱展開に巻き込まれたりするし、バトル系でもラスボスに自力だけでは勝てず何らかのデウスエクスマキナ発動で解決することが多いからね。
俺TUEEEEEな能力や扱いに見えても、実際に見たらもどかしい展開が多いみたいな作品もかなりある。

昔のスーパー系ロボの主人公=俺TUEEEEE主人公というわけではないからな
強ければ即ち俺TUEEEEEとはならない。

昔のガンダム、特にハゲの作品は主人公が最強扱いであっても、今の感覚で俺TUEEEEEできている作品はほとんど無いような……

昔の富野作品の俺TUEEEEEならダンバインのショウがいる。
異世界にトリップして聖戦士という才能を盛ったパイロットになるが、たまにある疲労のたまった連戦や不利な状況を除けば大体は強大なオーラ力で敵を倒しまくっている。

ダンバインは異世界トリップという俺TUEEEEEの定番要素は混じっているけど、俺TUEEEEE的な爽快感は無いのでは……主人公も典型的な富野キャラだし……

戦闘面でショウがハッキリと強いのって序盤の方だけだと思うぞ。中盤以降は敵が強くなるし敵の暴走自爆で実質勝つみたいな展開が多くなる。
それにダンバインのショウの扱い見たら俺TUEEEEEとか全く言えない。地上に出てからの自分を拒絶するクズな親をかばって自分は宇宙人だというシーンとか、本当にやるせない。

俺は人を殺さない、怨念を殺す!なんていう不殺っぽいセリフもあるんだけどね。その後の展開は富野作品だが!
そもそも全滅エンドで俺TUEEEEEはないだろ。

あえて言うなら「ダイターン3」とか?終盤にちょっと厳しい展開も少々入るけど「ザンボット3」と違ってタイトルの「無敵」も嘘じゃない。
個人的には「キングゲイナー」も俺TUEEEEE成分多くて好きなんだが、今の感覚だとストレスになる部分多いからね。

アムロが俺TUEEEEE扱いされないのは、まず自分自身の原因による危機や負けの展開がきちんと描写されているのと、それを糧に成長したという評価があるからだろう。それに加えて設定的には戦争を左右する決定的な存在ではないという部分もある。
もちろんアムロに主人公補正は加わっているけれど、俺TUEEEEE的な補正ではないだろう。



とまぁ、こんな感じで。
アムロから始まったガンダムネタを介しての俺TUEEEEE談義が盛り上がっていました。

中国オタク界隈においても俺TUEEEEEな作品は何かと皮肉られるカテゴリではありますが、文句を言う側の人もなんだかんだでかなり語れてしまうのは面白い所ですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ウチの国で少年少女は『好き』と愛を囁くことはできない……字幕で感謝や良い人認定の言葉にされてしまう」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを

当ブログの過去の記事でも何度か書いていますが中国では
「早恋」
という概念がありまして小さい子供や若者(昔はだいたい中高生くらいまでだったようですが、近年は上限が下がっているという話も)の恋愛に関しては好ましくないどころか有害、悪であり御法度とされています。

中国オタク「やはり小中学生での恋愛は早すぎるように思うんだが?」

学校でも先生から保護者へ「早恋はダメ」といった話があったりしますし、子供向けのコンテンツにおける恋愛関係の描写がアウトとされたり、劇中に出てくる子供と見做されるキャラの恋愛関係の発言もアウトになったりするのだとか。

それは外国産のアニメが中国に入る際にも適用されるそうで、アニメに出てくる子供のキャラが恋愛感情的な意味での
「好き」「大好き」「愛してる」
といった言葉を発するシーンに関しては、別の言葉に変更されたり、シーンの一部あるいは全部が削除修正になったりすることも珍しくはないのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそういったセリフの改変、
「好きという言葉が字幕では感謝や良い人認定の言葉にされてしまう」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ウチの国で少年少女は「好き」と愛を囁くことはできない……字幕で感謝や良い人認定の言葉にされてしまう……

昔そうだったけど、今も相変わらずなのか。

ここしばらくの間、また早恋についての字幕改変が話題になってるよね。
私もだけど「泣きたい私は猫をかぶる」から過去の翻訳ネタを思い出してしまったようだ。

「早恋」に関する規制はむしろ今の方が厳しいんじゃないかなあ……昔よりも明確な規制基準があるし、責任もハッキリと追及されてしまうわけだから

注目されない場所でこっそり流す、好きにやるのが難しいし批判も炎上も通報も容易にできるようになってしまったからね。
場所によってはできるだろうけど、大きな金が動く所だと見逃せないリスクなのかも。

ウチの国ではキスシーンをダンスシーンにするのと一緒で、愛のセリフは良い人認定になってしまうと!

こういうので有名なのはやはりCCさくらか
さくらと「王小明」(あえてこの名前を使う)のあのセリフ、良い人認定。
(訳注:「CCさくら」の中国本土版では翻訳の際に李小狼の名前が王小明になっているものが主流だった時期が長かったという話です)

俺は当時テレビに騙されたと言うか、誤解したと言うかなままかなりの時間を過ごして、日本語オリジナル版を読んでようやく元の意味を把握した。ずっと落ち着かないものは感じていた自分に、その時ようやく気付いた。

あれって元々そういうセリフじゃなかったの?

翻訳ということなら完全に間違いというわけではないという見方もできる。告白シーンでなければね!

オリジナルの日本語版では普通に告白シーンだし、そこに向けて盛り上げていく演出だったのも明らか。明確に恋愛感情が載っている。

良い人だとか、素晴らしい人だとか、ありがとうだとか、ポジティブな言葉ではあるが、恋愛感情判定の場面でそれが出たらお友達認定でルート死亡みたいな感じになるから、全体を通して見るとぐだぐだに。

なんかそのまま別にいる好きな人に関する恋愛相談をぶつけられそうなセリフになるわ。

「CCさくら」では雪兎に対してのセリフも尊敬している的なセリフになってた覚えが……

私が小さい頃に見ていた時は、なんで良い人と言うことに関してそこまで重要な場面のように見せるのか、崇拝することに対してやきもち焼くのかとか、どうにも引っかかって混乱していたよ。

大陸版のセリフで認識していたから、あの二人には恋愛感情が無くて、公式では作品の後にくっつくこともないのだと思い込んでいたわ。

今話題になっている「猫をかぶる」のヒロインも、年齢的に問題だったんだろうなあ……劇中の愛のアピールがほぼ「謝謝」的な感謝アピールに……

日本語の好きって、中国語だと「謝謝」だったんだね!
俺の学んだ日本語は間違っていたんだね!!

しかし「泣きたい私は猫をかぶる」の方はなんで感謝にしたんだ?
埋もれないための話題作り?

いやあ……あれはリスク回避だろ。
「早恋」を宣伝する作品だと苦情が出て、それで上の方に目をつけられたらまずいとかで。もし修正の要求が来てしまったら当然罰則もセットだろうしね。

早恋……昔の時代の事情かと思ったら、今の時代の最新の映画で突き付けられるとは。

まさか「好き」が感謝のセリフになるとは思わんよな。
日本語を勉強してい良かったと思ったが、アレな翻訳に頭を抱えることにもなった。

なぜ国産の学院恋愛ジャンルは許されて、日本産の学校恋愛ジャンルはダメなのか!?

国産にはあんな小さいヒロイン出ないだろうが。「猫をかぶる」のヒロインは13歳だ

あ、そっか……

13歳が「我愛你」はちょっとまずいか……早熟というにもちょっと……

我が国では13歳はいけませんよ、まだ中学生です!

国産webマンガだと中高生の恋愛やギリギリを攻めたエロラブコメ展開をやってるのもあることはある。メディアの空気やプラットフォームの方針でイロイロ違うのは分かるけど、なんだかなあ……

あの映画はどうせ見るのはアニメ好きのオタクだろうから、「月色真美」(月がきれいですね)とでもやっておけばいいのではないだろうか?オタクの間で話題になるぞ。

そう言えばbilibiliで配信するのではなく、抖音(TikTok)と西瓜視頻での配信だからユーザーの年齢層が低いと判断してリスクを避けた可能性は考えられるか。

「早恋」の規制は相変わらずなんだなあ……私の時も学校でしょっちゅう批判されていたけど。

こういう規制を意識させられると、昔の息苦しさを思い出す

どうせこれで国の批判をするんだろ、小学生の恋愛を禁止するのは当然のことなのに。

高校ならともかく、小学生の恋愛はやはり禁止するべきだよな。

同意
別に政府が禁止しているわけじゃない、一般庶民が禁止するのを要求しているだけだ。

しかし、どういう経緯でこういう翻訳になったんだ?昔の事を知らないのでどうも腑に落ちない。

昔のテレビだと小学生の恋愛はダメ、特に言葉ではっきりと告白するのはアウトと判断されていたんだろう。それとなく表現するならば大丈夫、解釈は視聴者に任せるくらいでどうにか?上でも言われているがキスシーンも全カットだからね。
映画も最近の規制を考えると、空気読んでそういうセリフにした可能性が。

でも日本の作品に出てくるヒロインの告白、恋愛系の「好き」を全て「我愛你」にすると今度は感情が強くなり過ぎないか?そこまで重くないシーンも少なくない。
映画の方は大体「すき」で、「愛してる」じゃなかったはずだし。

一応loveまでいかないレベルなら、「我喜欢你」とでもやればいいからな。好きという感情をぶつける、恋愛的な印象を与えるのがダメだと判断されるんだろうな。

CCさくらの件に関しては中の人にまで伝わっているらしく、丹下桜とくまいもとこによるBDBOXのコメンタリーだったかな?丹下桜が中国の事情を紹介したり、くまいもとこが李小狼ボイスで「きみはいいひとだね」丹下桜「ほええええ」というネタをやったりしていて笑った。

あれ、香港のテレビで放映されたバージョンだと普通に告白だったはずだし、大陸版の早恋禁止による修正だったんだろうな。

「良い人」という言葉が恋愛にいてどういう人間に対して使われるか知ってからは、こういう翻訳は心が痛む。できればやめて欲しい。



とまぁ、こんな感じで。
修正されてしまうことに対して嘆く人の声に混じって、所々で今の中国の小中学生キャラの恋愛に関する認識も出ていました。

ちなみに上のやり取りにも出ている
「泣きたい私は猫をかぶる」

ですが、中国でもNetflixから直接ではないものの、抖音(TikTok)と西瓜視頻で配信されているそうです。

また中国語タイトルに関しては中国語に「猫をかぶる」という慣用句は無いので、
「想哭的我戴上猫的面具」(泣きたい私は猫のお面をつける)
という猫のお面をつけるという意味を使ったものになっている模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本で『三体』の第二部がついに発売された。日本語版の装丁、カッコイイな!」

ありがたいことに
「日本語版三体の第二部の発売に関する中国の反応はありますか?」
という質問を複数いただいておりますので今回はそれについてを。

先日発売となった、近年の中国のSF作品における屈指の大作とされる
「三体」第二部の日本語版

に関しては、気になる中国オタクの人も少なくないようで日本でのニュースや作品展開に関してイロイロと話題になっているようです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で「三体」の第二部がついに発売された。日本語版の装丁、カッコイイな!

三体で一番面白い第二部がついに来たか。

第二部は私も一番好きな所だ。読んでいて爽快感もあるし、第二部まで発売されたのはとても喜ばしい。

日本語版の宣伝は中二病っぽい感じなのか。
あっちの宣伝だとそういう雰囲気が良いと判断されるのかな?

いや第二部なら宣伝文句はもっと中二病感を強くしても良い気がする。

三体の第二部が一番印象に残っているという人は多いんじゃないかな。俺もそうだ。
読みやすいし、ストーリーも気分が良い。

ウチの国では間違いなく最高評価な部分だからね。
日本での評判や出版社の扱いからして第二部の翻訳刊行も問題ないだろうとは思っていたが、無事に店頭に並んでいるというニュースを見るとやはりホッとする。

外国だと第一部に関する言及ばかりだから、第二部の反応がどうなるのか気になるね。ウチの国で評価高いのも第二部だし。
売れるといいなあ

今回の帯や広告を書いているのは新海誠みたいな有名人ではなく、SFや出版業界の人間中心のようだ。
これは攻めの姿勢なのか、消極的というか穴埋め的な戦術なのか……

帯の推薦文に陸秋槎が混じっていてちょっと笑った。

とりあえず羅輯のキャラについて、特に彼の脳内のアレについての日本の反応を知りたい。

第二部までは良い、だが第三部はどうなるのかな!?

でも評論、特に業界人ではなく一般の読者の反応を聞きたいのは第三部だよね?

確かに。
第三部を日本人がどう見るか、どんな反応が来るかは本当に気になる。

第三部はヒロインがなあ……好評不評でいまだにゴタゴタしているくらいだし。

あの「聖母」を日本人がどう評価するのだろうな。

日本で三体に手を出しているのは主にハードSFファン、上の年代という話だからどうにも予測し難い。現在のオタクの主流層とは異なる感覚、評価基準を持っているとも聞くし。

とりあえず第二部はヒロイックな展開だし終わり方も含めて受け入れやすいだろうから、ヒドイことにはならないでしょ。
第三部の世界の真相やら終わり方は人によっては受け入れられないから覚悟はしておこう。もっとも、あの終わり方でも当初の構想よりはソフトになっているという話もあるが。

去年日本に行ったときに向こうの本屋を見て回ったんだが、どの本屋にも置いてあったし書店のオススメ的に扱っている所もあったから、第一巻はかなり売れたんだろう。

ふーむ、日本の広告に13万部ってあるけど、あれって日本の出版業界だとどの程度の凄さなの?アピールするくらいだから多い方ではあるのだろうけど。

単純に比べる物じゃないけど、数字が巨大とは思えんのよね。
近頃の日本のツイッターを見ても、大きな話題になっているのは見かけないし。

第一部の時は局地的にバズったこともあるよ。つぶやきのまとめも結構盛り上がっていた。

そこはしょうがない。
SF、しかも外国産だから日本の一般層の間で人気になるような作品にはならない。ハリウッド映画の原作でもないしね。
とりあえず人気のラノベくらいにはなってると見ていいよ。

amazonのラノベカテゴリ?では1位に来ていたこともあるが、あれ売り上げと部数の関係がよく分からんのよね。

さすがに主流の小説とは比べものにならない。SF界隈で有名としか言えない。

最近急速に拡大したウチの国のSFジャンルと違って、日本のSFは過去に大人気で今は細々と生息しているジャンルだからな。
その界隈だけでなく、それ以外の場所でも話題になるレベルの人気と話題性なら普通に人気爆発状態だよ。

売り上げ的に今の日本で人気のラノベのレベル(覇権クラスではない)には達しているという話はみたな。
SF界隈でならば大人気と言って間違いではない。ただ日本の一般向け、主流層向けで考えるにはさすがに少ない。

それにしても日本の書籍関連のニュースの写真を見る度に感じるんだが、縦書きの文章にはやはり違和感を覚えるな。なんで横書きにしないんだろ。

横の文章の方が読み書きの習慣にも合致しているはずなんだがな。日本人はその辺りに引っかからないのかね。改革すれば良いのに。
それにしても帯の文言にある「究極の愛」とは……

究極の愛……日本ではそういうイメージになってんのか?

どっちかと言うと、第二部からは萌えの方が入ってくるような

劉慈欣の作品ってたまにきらら系キャラのイメージが浮かぶようなのがあるからね

日本のアニメやマンガが劉慈欣に与えた影響は大きい……そういうのやりたかったというのがハッキリと分かるシーンを放り込んでくるし。

日本の二次元文化を中国のクリエイターが消化吸収して自分の創作にしたとも言える。日本の影響は見て取れるが、同時に国産だと胸を張って言える作品になっているのよね。

そういう意味でも日本の反応は気になるね。
第二部の出来なら、日本でもアニメ化の動きが出るだろうと期待している。

アニメにする際のキャラデザは攻殻っぽい感じか芳文社系っぽい感じで頼む

このまま第二部……そして第三部も出てくれるだろう。
そして智子の薄い本が!

そうそう、私も日本人の「智子」に対する反応が気になる。それから日本人のセンスによる智子の二次創作も!



とまぁ、こんな感じで。
中国では第二部が最も評価が高いとされるのもあってか、どういう反応が出てくるのか気になる人も多いようでした。

ちなみに「三体」に関しては、昔知り合いの中国オタクの方から

「第一部は中国社会の描写部分も含めて外国人ウケするかもしれません。第二部は中国国内では非常に評価が高く三体があまり好きでない人でも第二部だけは評価するという意見も見かけますが、中国人にとっての面白さという部分もあるので外国での評価はちょっと予想し難いです。特に第二部以降の日本のアニメやマンガ経由っぽいSFネタについては私も予想できません……」

といった話を教えてもらったこともあるので、第二部の日本での反応、どのように受け止められるのかは私もかなり気になりますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「国産SF三体の日本語版が発売されて大好評らしい。次々の増刷が決定した模様」

中国オタク「もしかして美形じゃないのに人気、評価が高い悪役って少ないのだろうか?」

ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でも様々な「悪役の人気キャラ」がいるそうで、作品の主人公よりも悪役やライバルポジションのキャラの方が人気になってしまうといったことも珍しくはないそうです。

中国オタク界隈で悪役キャラが人気になる理由はイロイロとあるそうですが、比較的強いのはやはり
「美形悪役」
的なキャラなのだとか。逆に言えば美形でない場合は何かと厳しいことになったりもするという話もあるそうで。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「美形ではない悪役は人気になるのが難しいのか?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


もしかして美形じゃないのに人気、評価が高い悪役って少ないのだろうか?
先日思いついてからずっと頭を離れない疑問なんだが、どうだろう?反例となる存在を知りたい……

いないわけじゃない、例えば「HELLSING」の少佐は間違いなく人気キャラだ。
でも少ないかどうかになると俺も分からんな。

そうだね。
それから悪役で登場して味方になったようなタイプは除外して欲しい。純粋な悪役、敵の立場のキャラに関して知りたい。
もちろん本編以外、スパロボとかで味方になるようなのは問題ないよ。

「NARUTO」の大蛇丸はどうだろう。良くも悪くも意識される悪役で人気はあると言えなくもない。

ガンダムSEEDのクルーゼを挙げてみよう
美形設定だけど仮面がアレだから美形認識している人少ないと思うんだが。あと声もイケボだけどね。

「北斗の拳」のラオウとか?

魅力的な悪役を探していけば出てきそうに思えたが、案外すぐには思いつかないなあ……

「るろうに剣心」の志々雄真実のような異形だけど不快ではないキャラデザインならば結構いると思うんだけど、とっさに別のキャラが思い浮かばない。

ここは古典を振り返ってモリアーティを……だが二次元に入ると美形化されがちだから、自分の認識に自信が持てない!

「鋼の錬金術師」の悪役、キング・ブラッドレイやキンブリー、エンヴィーといった辺りは?

ブラッドレイはカッコイイキャラでよく挙がらないか?
他二人はスレのテーマに合致していると思う。

ブラッドレイが微妙なラインなら「ヴィンランド・サガ」のアシェラッドも厳しいか。

ジョジョの大統領はどんどん整形されていったが、どう判断すべきか。
人気というか、魅力的な悪役という認定自体に異論は無いだろうけど。

みんな大好きワムウ!

ジョジョならディオもだろう

いや待て!
ディオが美形じゃないとかどういう認識なんだ?

ディオって第一部では普通に美形扱いじゃなかったっけ?

ジョジョは絵柄で美形認識していない人はいまだに多いのかもしれん。それでも魅力的なキャラで人気のあるディオはやはり凄いということで?

フリーザは?
俺はどこが良いのか分からんけど評価は高いんでしょ?

ヘルシングの少佐のような方向なら「攻殻機動隊」のゴーダがしっくり来るな。
とても印象的な悪役

アニメのポケモンのロケット団とか。

あの二人、ギャグ扱いではあるけど一応作中では顔面偏差値高めだと思う。CV補正も加わるから私もハッキリしない所があるけど。

「空の境界」の荒耶宗蓮みたいなのは評価なのか人気なのか迷う

型月は怪物の方に寄ったデザインでなければ、不細工ってのがあんまりいないからね。扱いがハッキリとした美形枠ではないというだけで。
ギルガメッシュや麻婆を美形な悪役のカテゴリじゃないと認識している人もいたな。

ちょっとした思想や拘りのある、超強いボスキャラはなんだかんだで人気になると思うわ。
MCU版のサノスも近頃人気高いし。

アメコミで主役級の扱いになる悪役はデザインが良いけど美形というわけではないのが目に付くね。ジョーカーとか。

そこは異論がある。
人類的な美形ではないけど、異形のカッコ良さや美しさがあるキャラデザインになっていたりするから。

黎明卿なんかもその方向かな
美形認識はされないが、デザインが好みという人はそれなりにいる。

「BLEACH」の藍染は?

藍染の変身後はあれだけど、変身後のイメージで語られることはネタ以外に無いし、基本的には美形悪役の方じゃないか?

まだ出ていないのだと「新世界より」のスクィーラ

確かに。
しかし私は何も思いつかない……ダメだなあ

スレのタイトルを見て感じた通りに難しいネタだった。美形ではない、カッコイイわけでもない悪役というのは……少佐以外が思い付かん

ここまで出ていないようだから、古い人間の俺がとっておきのキャラを出してやろう。
スタースクリームだ!

とても納得。
あいつのG1時代の人気ってF-15というカッコイイ変形の補正もロボ形態の顔面偏差値もほぼ関係無かったなあ……人気の理由は主にストーリー上の扱いとあの独特過ぎる性格からだった。
劇場版の微妙な扱いにガッカリしたヤツも少なくなかった。

このスレを見ていると考えさせられる。美形じゃない、あとは味方になったとか主人公に加勢したわけでもない悪役だと確かに少ないかも。
それにキャラデザによる美形の認識、時代による美形のパターンの違いというのも考えられるから現在人気な悪役キャラの高評価な理由が複雑に思えてくる。

Gガンダムの師匠は悪役なはずだし、味方でもないはずだが、主人公との関係などでちょっと判断に迷うな。美形でもないとは思うが。

ガンダムだったら黒い三連星やヤザンとか?

そうだ、ヤザンがいたな。完全に同意。
しかし黒い三連星はやられシーンが有名で人気や評価が高いわけではないのでは。ガノタ内で強キャラ認定はされているけど。

キャラデザの影響もあるから実は難しい話題なのかも。
古いガンダムのキャラとか、今の感覚では美形に思えないのが多いしね。

理解できる。私もガンダムのキャラ、例えばシロッコやガルマとかをこのスレにあげるべきか迷った。設定上は美形だと思われるが……
シャアはまだ分かるがシロッコやガルマが美形ってのは自分の中の美形センサーが納得してくれない。



とまぁ、こんな感じで。
悪役の評価に加えて、現在の中国オタク界隈における美形枠の範囲なども見えてくるようなやり取りが行われていました。

中国では日本と比べてキャラクターデザインが人気に与える影響が大きいという話は昔からありますし、話題の傾向を見るとそれを実感することもあります。
しかし悪役の評価や人気に関しては私もあまり意識したことがなかったので、具体的な例や事情が気になってきましたね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「そう言えば昔人気だったなという作品をあげていこう。言われるまで思いつかなかったようなのを」

ありがたいことに
「中国のオタクな人達もそんなのあったな的なノリで昔の人気作品を思い出したりしているのでしょうか?」
という質問をいただいておりましたが、ちょうどいい話を教えていただいたので今回はそれについてを。

中国では日本と比べてマンガなどの書籍媒体の存在感が小さく、基本的にアニメ経由で作品が広まることもあってか、アニメが終わると作品の人気やファンの規模は急速に萎んでいく傾向があるようで、日本以上に人気作品の流行り廃りが激しいという話もあります。

またネットの規制や検閲の関係から、掲示板やつぶやきのログがネット上に残らない(或いは残さない)環境なので作品の人気の記憶に関する継承も途絶えがちで、数年の違いでオタク向け作品の人気や影響に関する認識がかなりズレるといったことも珍しくはないそうです。

しかしそんな中国オタク界隈でも過去の人気作品について話題になったりすることはあるそうですし、昔はこうだったというような話が盛り上がったりすることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「昔人気だったなという作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


そう言えば昔人気だったなという作品をあげていこう。
言われるまで思いつかなかったようなのを。

例えば「遊戯王」とかでいいのか?
全盛期は学校のクラスでカードが飛び交うくらいだったが。

遊戯王は今も話題になってるしネタは相変わらず通じるから「そう言えば」という扱いではないような

エヴァみたいに昔ほどじゃないし実際に今の若いのがどれだけ見ているか不安だが、話題は続いているみたいなのは違うよね?

最盛期と比べて人気は落ちているけど、定期的に関連ニュースについてやファンが話題を投げているのは違うだろ。

えーと、「這いよれ! ニャル子さん」とか?
今ではクトゥルフネタを知っているけど、ニャル子さんを知らない人も珍しくない。いや本来そっちの方が正しいんだとは思うけど!

「スレイヤーズ」だろうか
テレビで放映されて人気だったし、竜破斬の呪文をソラで覚えているのも少なくなかった。

これは「涼宮ハルヒの憂鬱」
一応京アニやラノベ文脈で語られることもあるけどね……

昔は団長と言えば涼宮ハルヒだったけど、今は希望の花〜だからね
あと会長と言えば桂ヒナギクだったのも思い出したが、今は会長というと誰だ?白銀か?

会長の役職持ちキャラは多いから、「団長」ほどの代名詞にはなってなかったと思う。
そう言えば、釘宮病も既に過去の話か。釘宮四萌のシャナ、ルイズ、ナギ、大河の話題も見かけなくなった。

大河は今でもたまに討論のテーマになるな。良くも悪くも。
あと「ゼロの使い魔」はウチの国への影響が大きい作品だから「そう言えば」よりも「歴史上」の扱いになっている気がする。

釘宮系ツンデレは見かけなくなったね。私もFGOの信長とチビノブの方のイメージが濃くなってきているし。
釘宮の萌えボイスは国産ソシャゲでしか見かけない説はわりと正しいのかもしれない。私が結構長くやっているDMMのソシャゲでも釘宮ボイスはぐうたらキャラでツンデレではない。

涼宮ハルヒはまだ名作古典枠に入っているけど、「Angel Beats!」と立華奏は……続編や関連作品の展開、せめてコラボでもあればなあ

かつてはその最萌での勝率から萌王とも言われていたんだがな、立華奏は。

そもそも「萌王」という呼称が初代萌王の木之本桜だけを指すという認識の人も多くなっている。

ブラックロックシューターとかのボカロ派生形
フィギュアが取締られてニュースで批判の対象になったのも今では……でも初音ミクは消えていない。原点の強さを感じると共に、派生にハマることの難しさを感じる。

「侵略!イカ娘」
一時期は凄かったんだよ

「戦闘妖精雪風」というのを覚えている人はいるかい?

オタクの入門作品のオススメとしてよく挙げられていた「ケロロ軍曹」
ガンプラネタに関してケロロを持ち出すまでもなくなったのは良い時代になったと思うけどね。

「バカとテストと召喚獣」と各種ネタ。
FFF団や秀吉とかのネタはそこら中でみかけた。簡単に誰でもできるコスプレとしても重宝された。学校のイベントにそのコスプレで出てくるのはさすがにどうかと思ったが。

バカテスの秀吉は偽娘ジャンルが定着したことによりレジェンド入りしているからちょっと違うような。
このスレを見ていて私が思い付いたのは「ひぐらしのなく頃に」だった。かつて型月、東方と並んで同人御三家と言われていた中の唯一の死亡者……

ひぐらしは一応新作アニメあったはずなんだけど、新型コロナでまた行方不明だよね。

同人御三家でも型月はFate/stay nightが完全に消えた。
今はZeroやUBW、FGOから入ってきた人間しかいない。

さすがにそれは無い。
FGOで常にstay nightのキャラが活躍しているしHFの劇場版もこっちで上映されているし話題は昔より明らかに多くなっている。

UBWはFate/stay night内の一ルートだぞ。
あえて言うならスタジオディーン版のアニメか?
ただ話題にならないのは皆あれを評価していたことを故意に忘れようとして黒歴史化しているせいなのではないかという疑問も。

全盛期との落差なら「進撃の巨人」
まだファンはいるけど、名指しで批判されての規制を受けたから国内ではもう厳しいだろうな……

物語シリーズ
西尾維新作品はだいたいそう言えば人気だった、話題になっていたみたいな扱いになるような気もするが。

「デート・ア・ライブ」、そして時崎狂三

狂三は東出のスピンオフラノベが時たま話題になるし、薄い本やえっちなMMDとかまだまだ現役だし、このスレの範囲には入らんだろ。本体の作品はまぁ、そうだろうけど。

ヘタリアかなあ……私はこの間ヘタリアネタでつぶやいたのに、誰も分かってくれないとかこのキャラ誰?みたいなことになって寂しかったよ。

ヘタリアは界隈が炎上してめんどくさくなって黒歴史みたいになってる気もする。
現在の環境では話題にしにくいから余計に記憶の彼方に消えていきそうだ。分かっている人がいても、現代のニュースとかでネタにされた場合は絡みにくいよ。

ネタと言えば、「銀魂」は急速に存在感が無くなった。今では終わり方がひどかった作品という話題ばかり。

「プリキュア」や「まどか☆マギカ」以前の魔法少女作品とかだろうね。
ホント、話題にならないし意識されない。

前世紀からの「CCさくら」が存在するから大丈夫だ!テレビで放映されたのがそのまま離れられない!
子供の頃にテレビで放映されていて大人気だった作品だと「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」とかがこのスレの話題に沿った作品だろうか。

車で思い出したが「頭文字D」

あー……頭文字Dは二次元に限らず人気になって、長い間しぶとく生き残っていたが、気が付いたら忘れていたかも。

「攻殻機動隊」に関して熱い討論が飛び交っていた時代もあったんだよ……オタクならこれは見ておかねばというくらいの扱いで

攻殻は新作や映画版も出ているんだけどなー

「トリニティ・ブラッド」は作者もお亡くなりになってしまったのがね……

思い付いたのは「犬夜叉」だけど、最近bilibiliが版権買って盛り上がったのと、続編の夜叉姫の話題が出るなどで近頃は不思議と盛り上がっているようにも感じる。

「犬夜叉」に関しては近頃の動きでまさに「そう言えば人気だった」と思い出したわ

「CLAYMORE」
大人気ってほどじゃなかったが、妙にファンがいて話題も多かった時期がある。

そういう遥か過去の高評価作品、「何々みたいな作品」の例になっていたような作品だと「ARIA」も。癒し系自体が最近聞かないジャンルな気もするが。
あと全然別ジャンルだが「喰霊-零-」とか。

「らき☆すた」
いつの間にか京アニのイメージって「氷菓」以降の作品が中心になっている。会社と作品のイメージに関してもオタク向けじゃなくて、一般向けや含蓄を求める人間向けのイメージに。

京アニだと「メイドラゴン」も。一時期やたらと人気があった。

外国だとどうなのか分からないけど、国内だと「コードギアス」はそうじゃないか?
ルルーシュ達に接する経路が無いし。

コードギアスはこの間の復活のルルーシュでまた盛り上がっていたし。そう言えばという程でもないかなあ
ただ日本のことを11区(イレブン)と呼ぶ方はいつのまにか消えたな。何かとゴタゴタしそうな呼称だし自然消滅してよかったのかもしれんが。

「コードギアス」よりも「エウレカセブン」の方が……さすがに覇権レベルではないけど、かなりの人気で評価も高かった。

エウレカセブンは当時でもファンの数はそこまで多くなかったぞ。アニメが昔の作品扱いだったから。ギアスと並べて語るなら時期が重なるマクロスFだろう。

「マクロスF」はこっちのアニソンライブにスゴイ影響を与えたんだよな。
あの頃はすごい特別なイベントに感じられたっけ。

Keyの作品達……「CLANNAD」はともかく、他は……

ここまで出ていないから不安になってきたんだが、みんなは水銀燈や真紅って覚えてる?

「ローゼンメイデン」か。まさにそう言えばという気持ちになったよ。ここで思い出されていないのが、本当にこのスレのテーマに合った作品なのかもなあ。

ここで出ていない作品が、人気だからなのか本格的に忘れられているのか分からないのが怖い。



とまぁ、こんな感じで。
かなり昔に人気になった作品も少し混じっていますが、大体はこの十数年くらいの間に人気になり中国オタク界隈にイロイロな影響を与えた作品と言えそうですね。

上のやり取りに出ている作品は当ブログの過去記事でも扱ったことがある作品ばかりだったので、私もまとめていて「そう言えば」という気分になりました。
ただ人気になった作品の時系列や影響について混乱してきたので、改めて過去記事を遡って調べることになったりも……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本語の理不尽なひらがなカタカナ略称に切れた経験のあるやつ、ちょっと来て教えてくれ」

身の回りのゴタゴタのピークは過ぎましたが、落ち着くまでもう少しかかりそうなので今回も以前教えていただいた簡単なネタで。

中国オタクの面々の中には日本語を学んでいる人も多いですが、日本語発音になった外来語など知っていなければ分からない単語はイロイロな頭痛の種となっているそうです。
またオタク的に少々厄介なのが、
「ひらがなやカタカナ表記になっている略称」
だという話もあるとかなんとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系の
「ひらがなやカタカナ表記の略称が分からない」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本語の理不尽なひらがなカタカナ略称に切れた経験のあるやつ、ちょっと来て教えてくれ
二次元関係のネタだと俺が嬉しい

二次元なら「このすば」とかのタイトルに多いやつか
日本語原題が「この素晴らしい世界に祝福を!」で中国語が「為美好的世界献上祝福!」でこっちの略称「素晴」だからふざけるなとまではいかないが、もどかしさは感じる。

「ミクパ」がいったい何なのか困惑して、その後「パ」がpartyから来ていると知って逆切れしたことがあります!

これはあれか「ストパン」についてのスレか?
「ガルパン」は分かるが、「ストパン」の「パン」はどっから来たんだ。

「強襲魔女」の原題は「ストライクウィッチーズ」だからな……恐らくあの「パン」はパンツから来ているのだとは思うが、ハッキリとした答えは日本語の方を調べてもよく分からんわ。

カタカナ略語は略した結果逆にめんどくさく、分かり難くなっているような……

なんで日本人はああいった略し方を好むのかね。中途半端な西洋化が更に意味不明になっているのに。
意味を把握できないカタカナ単語が来たときは、外来語の他に略語の可能性もあるから正直コワイ!!

近年のラノベのタイトルなんかは顕著だが、略さないと長過ぎて文章を書きにくいのはあると思う。つぶやきの文字数制限に引っかかるから、バズれない。

文字でも音でも混乱する。
声優ラジオとか慣れるまで厳しいものがあった。番組名や関連作品名とかの名詞だけでなく挨拶までも略して飛び交うから。

日本のスマホゲーはどれも略称を前に出して宣伝しているんだよね。
あれが日本人向けには良いのかもしれないが、関連情報を見たり聞いたり調べたりするこっちとしては……

スマホは基本的に基本的には4文字、それもひらがなやカタカナ中心なことが多い気がする。

「艦これ」は三文字だな。発音をひらがなにすると4文字になるが。

慣れてくると単語ごとに区切るというのまでは何となくわかるんだが、単語のどこを持って来るかはいまだによく分からん
「デレステ」とか「グラブル」とか。

自分の場合、そういうのですぐに出てくるのがアイマスだが、これはまだそのまま略されている方なのかなあ

いつから始まった習慣だかお約束だかは分からないが、彼らは4文字のかな名称にすることを非常に好んでいる。
4文字であることが、日本語的には語感が良かったりするのだろうか?逆に3文字や5文字ではだめなのだろうか?

「ガルパ」みたいなのもあるから4文字、4音が絶対というわけでは無いと思う

「はまち」とかもあるな
あれホントどういう感覚で決めたんだ

「まどマギ」はなんとか分かる、昔の「ハガレン」も分かった。
「スクイズ」になるとさすがに分からない。ただ「School Days」は二次元中国語タイトル屈指の名訳「日在校園」の訳の印象が強すぎるのもあるかな……
(訳注:中国語の「日」にはスラングとして姦淫、いわゆる「F○CK」の意味があります)

まぁ略称自体は日本に限らず、どこの国でも、ウチの国でもファン界隈でよく使われるからね。これは二次元に限った話でもない。
もっとも他と比較してどうなのかは分からないけれど、日本語を使う際に謎の略語に頭を抱えることが多いのも確かだ。

慣れてくると「はがない」や「よりもい」のようにひらがなだけ抜き出すのは日本語を強調しているようにも感じられるから個人的に嫌いじゃない。初見で作品を推測するのはまず無理だけど。

ひらがなを抜き出す方でも「はまち」はホント意味不明。もう一つの公式略称?「俺ガイル」も。

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の略称はわざとひねくれた略称を狙っているんじゃないか?主人公も、作品の読者層もそういう方向だから。

「大正野球娘。」を「たいやき」にしたのは、実在するお菓子のたい焼きとかけてのネタも狙ったものらしい。「はまち」も日本語では魚の名前になるからそういったネタも意識されているのでは。

それにしても二次元に限らず、日本語ってヘンな略語多いよな……
こういう時に出てくるネタとしては「コンビニ」とかが有名だろうか

まずカタカナが外来語とは限らない、外来語であっても英語とは限らないときて、それを更に略す……翻訳の時に調べてふざけるなと叫んだことがある。
今は検索すれば文脈も含めてすぐ分かるけど、辞書頼りの頃は本当に大変だった。

昔ルームメイトがFateのサーヴァントを「サバ」と略してそこから「鯖」と書くのを文脈から想像して当てたことがあるが、とても輝いて見えた。

俺もサーヴァントを鯖にするのはヘンだと思ったが、後で似たような音でヘンな漢字をあてるのはウチの国でもよくある話だというのに気付いた。

「鯖」は「サーバ」に対して使うこともあるな。あとアカウントを「アカ」と略してそこから「垢」にする、カタカナ外来語から漢字略語という困ったパターンもある。

こっちで「太強了」のピンイン(tai qiang le )をtqlにしたり、英文チャットのlolとは圧縮のやり方がまた違うのがな。
日本人制作のなんだか不思議な略称はかなり多い。

ゲームはほぼ略称だね。「ドラクエ」とか。でも「FF」みたいなのもあるからなあ。

「DQ」と言って通じないでドラクエのことねと笑われた恥辱は忘れられない
だから俺の中でドラゴンクエストは日本産の最もクソなゲームだ!!

アルファベットで特殊なカタカナ送り仮名になっているようなこともある。
「FF」でファイファンとエフエフの二通りがあるとか、私もふざけるなと思ったわ。

世代によって略称の認識も違うからね
長寿作品にはそういうのがある。例えば「ドラゴンボール」は古い世代は「DB」と略すが現在の若者は「ドラゴボ」と略すとか。

困惑する略称で有名なのは「パソコン」や「スマホ」だろう。

スマホやパソコンは日本語を学ぶときにみんな困惑するよね。そしてそんな単語がたくさんあることに頭を抱える。

それには同意だ。しかしまぁそこは携帯電話系が基本的に「手机」なこっちも外国人からすれば困惑してそう。

このスレ見ていて思いついたが自分の中でアナウンサーを「アナ」と略すのは妙な印象になるな……アナウンサーという日本語発音の英語まではまだいいんだが

以前日本人に聞いた話だが、パソコンに関しては中国語の「電脳」や「計算機」はクールな漢字単語らしい。

日本語だと計算機は「計算器」と同じ発音だからね。私も「電脳」や「激光」(レーザー)は日本人的にカッコイイ中国語になると聞いた覚えがある。

仕事で注意することという説明で出てきた「セクハラ」や「パワハラ」は妙な略語なのにもしやらかしたら大変なことになる概念だったから、イロイロと怖くなった。



とまぁ、こんな感じで。
困惑やなんだか納得できない感情など、イロイロと吐き出されていました。

ちなみに最近は略称についてもネットの検索などで調べやすくなっているので、
「分からない略称に関しても時間があれば、特に調べるジャンルを絞りこめれば分かることは分かる」
となってはいるようです。

上のやり取りにも出ていますが、ネットで検索をかければ略語、特に専門分野や特定のコミュニティで使われているものが簡単に文脈込みで見つかるのは助かりますね。
その分翻訳を仕事にして稼ぐのが昔と比べて随分と難しくなってしまいましたが……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「なぜキョンシーはゾンビのようなコンテンツになれなかったのか……」

今回はありがたいことに以前教えていただいたものの後回しになっていたネタを。

中華系モンスターの一種として
「キョンシー」
はかなりメジャーな存在ではないかと思いますが、現在の中国オタクの面々の中にもキョンシー映画にハマった経験のある人は結構いるそうです。

ですがそういった人達にとって、近年の中華系コンテンツにキョンシーの出てくる作品がなかなか見つからない状況は複雑な気持ちになってしまうものなのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「キョンシー系作品が消えてしまったのはなぜか」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なぜキョンシーはゾンビのようなコンテンツになれなかったのか……

まぁ分かりやすい所だと審査に通らないリスクのあるジャンルだからというのがあるね。

ゾンビみたいにねえ……キョンシーって欧米の方に出てるの?
日本にはそこそこ大きな影響を与えたのは知っているが。

人気の最盛期って香港産が多かったんだろ?
そっち方面からの考察をしてみると良さそう。

香港系は大陸と関係するようになってからはあえてキョンシー作る方にはいかなかった。台湾産もあったらしいがそっちは知らん。

大陸ではキョンシーとかの怪物系、ホラー作品、封建迷信的なのは許されないからね。今の香港と映画市場の関係では無理。

「恐怖霊異」系も全く無理というわけでは無いと思うが、審査もやってみるまで分からない所が多過ぎるからね……社会的な取り締まりの重点次第な面もある。需要が不明でリスクは明確だからスポンサーが金出さないだろ。

審査検閲の問題だけじゃないよ。
普通に不人気。今の時代、武術バトル作品ですら稼げないから作られなくなっているわけで。

キョンシーと言えば香港映画、その香港映画が没落しているからもうダメだ。

そもそも誰がキョンシー作品を作れるんだという話になる。
林正英(ラム・チェンイン)が死んじゃってからはもうダメだ。

ラム・チェンインが生きていた時でさえもキョンシーネタは爆発的に流行って萎んでいった流れだったからなあ……

国産コンテンツにもありがちなんだが、流行りに飛びついてのパクリと粗製乱造が連発して……観客に飽きて見放された。

香港映画は一つ流行りが出るとそこに殺到しまくるからな
キョンシー以外にもギャンブラー系作品でそういうのが印象に残っている。

俺がキョンシー見始めた時はもう下り坂を転がっていたからキョンシーがジャンルとして発展すると思えたことが無いわ。

香港映画ってどんどん粗製乱造になっていったからな。いや昔から粗製乱造なんだが、後になってくるとパクリと手抜きだけ目立って雑な中にも光るネタや演出みたいなのが消えていった……
大陸の方ではキョンシー映画は撮れないし、香港映画もダメになったらキョンシーも自然とダメになる。

今は世代の断絶という問題もある。
あの頃の香港映画で盛り上がっていた世代と、今の若い世代では好みが違う。当然需要も異なるからキョンシーを歓迎する人間は少ない、だから映画も作られない。

過去の香港映画が雑に目先の利益に拘り過ぎて没落していった所があるし……大陸の方もその辺りに関して役者の給料だけ高くなって他の部分が適当にになって金儲けられればいいという危険な兆候があるのがもう……

キョンシーに関しては粗製乱造し過ぎて観客に飽きられたってのが大きな原因だと思う。

短い期間に作られ過ぎたんだよね。
同じ流行りのテーマを使うにしても、もうちょっとやり方があったのでは……

ゾンビ系作品も生産されまくっている、そこら中にあふれていると思うんだが、どうなんだろう。

ウチの国でキョンシーが中国ネタのシンボル扱いされるのをそんなに望まない人もいるというか、どうせならもっとちゃんとしたものがシンボルになって欲しい、なるべきだという人もいるのがな。

今考えてみるとキョンシー作品には広がりがなかった。
大体は同じネタの繰り返し、後の方の作品は新しいことを取り入れようという動きもあったけど、結局成功した作品は出なかった。

変化に乏しい似たような作品がたくさん作られて観客が興味を失って爆死の山、更にラム・チェンインもいなくなってしまい誰が作るんだということに。
なにより近年に成功した作品が存在しないのは厳しい。

現代の環境だとキョンシーは使える題材じゃないのさ。
伝統的価値観を強調できる、育てられるものではないし、現実的、理性的な精神も皆無なジャンルだから消えるのは自然な流れ。

外国のバカ映画を見るとそういうのあんまり関係ないような……?
それにゾンビ系に限らずホラー系はバカ映画も少なくないわけで。

私もゾンビになぜあそこまで広がりがもたせられるのかというのも不思議ではあるんだが、キョンシーと比べるとネタの縛りが少ないってのはあるんじゃないか?

現在のゾンビはブードゥーとかもう全く関係ないからな。死者が蘇る、腐ってる、感染で増えるというくらいしか縛りが無い。

ネタで言うなら、キョンシーは能力的にゾンビだけでなくヴァンパイアと重なるような所があるのもちょっと厳しいかも。

キョンシーに関してはラム・チェンインが死んでしまったことによる影響もあるだろうけど、ブルース・リーが死んでしまった後もカンフー映画が生き残り、映画だけでなく別メディアでも生き残っているのを見るとね……

皆の話を聞いていると審査検閲以外の部分もかなり大きい感じなのだろうか?

恐らく審査検閲の影響はそれほど大きくはない。あえて言うなら現代では正しい、こうあるべきだという中華文化から外れることによる視聴者からの批判の方が怖い……
ただそれ以上に商業的な問題が大きいと思う。キョンシー作品って90年代後半頃にはだいぶダメになっていたから、香港と大陸の関係が変わるとか以前の問題かと。

調べてみると、キョンシー映画の90年代後半になってからの興収はパッとしないどころじゃないダメさなんだよな。
キョンシー映画が作られなくなるのも無理はないレベル。

基本的には制度の問題よりも、商業的な問題が中心だと思う。上でも言われているように粗製乱造でジャンルを食いつぶして、その後につながる流れも生まれなかった。
こういうのはキョンシーに限らずあるんじゃないか。

90年代はホラー系作品が流行った時代というのも追い風になった。ホラー系の「有名キャラ」に関しても現代に続く影響を与えた存在やジャンルが生まれている。
キョンシーに関しては、その影響が現代ではほぼ途絶えてしまっているのはなぜだろう……

継続した作品が提供されないと、ジャンルは廃れるのだよ。
ゾンビは映画だけでなくテレビドラマにも出ているし、ゲームでもずっと活躍している。ポストアポカリプスネタにも出演する。それに対してキョンシーは基本的に香港映画だけで広がっていない。

今ではホラージャンルが流行らないというのもあるのかもね。
今のゾンビはホラーとは別のジャンルで活躍する優秀な雑魚キャラや舞台装置という感じがする。

ゾンビについてはやはり中途半端にネタがかぶっているのが現代的に厳しいような?

キョンシーはめんどくさいんだよ。中国文化枠でもあるから、設定に拘るのが出てきそうでゾンビみたいに雑に扱えない。
映画の中国市場を考えたらあえてリスクを取りたくないだろ。

キョンシーの服装が屈辱的な歴史を想起させるとか、歴史を悪趣味に扱っているとかいう批判が出るからな。文化的な背景というのが現代ではネガティブな要素になってしまうことも珍しくない。
キョンシーに関してはあの時代だからこそ好きに扱えたキャラクターという面もあるんじゃないか

一応私は昔のキョンシー作品の中で良い方の作品は今でも見て楽しめる。でも今の時代で売れるかというと何とも言えなくなるし、あえて作られることも無いのではと考えてしまう。
作る側も他のもっと手堅く稼げる題材、安く作れる題材にいくはずだとね。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国本土におけるキョンシー作品のイメージも出ていました。

中国のコンテンツに対する審査検閲的にどうかはさておき、中国国内でもホラー作品の需要は根強いようですし様々なジャンルのホラーが話題になっています。
そんな訳で私も今の中国でキョンシー作品或いはキョンシーキャラが当たる可能性が無いわけではないと思うのですが……同時に今の中国の環境ではやはり難しいかもと考えてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「キョンシーの萌えってどう思う?」

中国オタク「歳を考えろとツッコミが入るような女性キャラが好みになってきたんだが、そういうキャラを教えて欲しい」

ありがたいことに手軽なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを

中国オタク界隈でも日々イロイロな嗜好に関する話題が飛び交っているそうで、
「〇〇みたいなキャラはいないか?」
「〇〇なキャラが出る作品を教えて欲しい」
といった話も頻繁に出てくるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「自分の高めの年齢と不相応な格好を気にするようなキャラ」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


近頃歳を考えろとツッコミが入るような女性キャラが好みになってきたんだが、そういうキャラを教えて欲しい。

年齢設定のわりに、若者的な装いのキャラとかだよね?
作中だけでなく、ファンのネタでも良いの?

そうそう。
キャラデザについては不問。
作中或いは二次創作でもいいが、そういうネタ扱いをされていると嬉しい。でも無くても可

なんだか理解できてしまう好みだ……二次元ではBBA呼びされるキャラとかだよね?俺もBBAキャラを愛してしまう

BBAは元になった日本語がわりとヒドイスラングなので、実際に使うと二次元でも荒れるから気を付けた方が良いカテゴリだな。
でも趣味は分からなくもない。

「NARUTO」の綱手とかかな?

超常的なキャラで年齢考えたらすごいことになっているのはどうなの?

そういう認識があれば歓迎するが、年齢が若くない、長い間生きているだけだとなんか違う気がする。
例えばギアスのC.C.って年齢的に明らかにBBA級だけど、そういう扱いはほぼ無いよね?

理解した。東方の永遠の十七歳みたいな感じね。

Fateで言えばスカサハか。

そうそう。八雲紫とかのBBAネタが存在するキャラくらいに考えてくれ。

あー、そういうことか。
ミリタリー擬人化系、特に艦船系は実年齢かなり大変なことになるけどその手のネタはそんなに使われないからこのスレ的には違うか……

艦これだと金剛やウォースパイトはそういうネタもあるからいけなくもない

「禁書目録」の小萌先生は?

それはロリBBA枠でちょっと違うような、でも合っているような……

おばさんキャラ、若くて美人の母親キャラとはまた少々違うんだよね。意外に難しいカテゴリかもしれない。

グラブルにはそういうキャラ多いぞ。

グラブルの星晶獣キャラみたいに、数千年数万年生きているのはなんか違う気がする。

この手の属性って、前提条件として人間型であるだけでなく、人間の年齢感覚と共通する部分もなければ成立しないんだよな。単純に長命、年齢設定が高いだけではダメ。

そこで年齢に拘って若いフリをすればいいんじゃない?
グラブルはロゼッタが外伝マンガではまさに自称JKのBBAキャラで爆発している。あれはまさにこのスレの話題のためにいるようなキャラ。

日本のグラブルユーザーはロゼッタのことを「薔薇湿布おばさん」と呼称しているからな……

数百歳だ数千歳だ数万歳だとかは意味がない。
30歳や40歳で若者の格好をするから良いのではないか。

そこは好みが分かれる所だな、現実的な年齢設定だと厳しいという自分みたいなのもいる。
あとあんまりリアルな年齢にすると笑えなくなる人もいるんだよ。例えば私のように、そういう年齢に近付いてくるとね……!

長命設定であっても、老若の感覚があればどうにかなるような気もする。
長老系ババアが若いのに手を出そうとして、歳をお考え下さいと諫められる話とか大好き。

そういえば好みに合うかは分からないが、「のうりん」の40歳の教師はこのスレのテーマに合っていると思う。

「のうりん」のあの女教師は結婚ネタも絡んで商業作品的にどうなのか少々不安になってくる。

うーむ、のうりんのアレか……私は外伝や同人でネタにするのはともかく、本編で積極的にネタとして扱われると厳しい方だな。

東方五大老みたいなキャラとネタ扱いが個人的には好み。

私もそんな感じだな。

たまに出てくる若く見えるというか若いキャラデザの母親キャラや親戚キャラもこのスレ的にはアリか?
とっさに思い付くのが「とらドラ」や「電波女と青春男」とかの古い作品だったが……

「政宗くんのリベンジ」みたいなのは個人的にアリだ

カワイイおばさん(キャラデザは美女)みたいなのも良いが、このスレのネタとしてはやや難しいか。

そこはキャラ自身の認識やアピール、周囲の反応次第では?
ある種のギャップ萌えでもあるから、何かしらの強調がないとね。

二次元でBBAネタになるのは数百だとか数千歳か、20代後半〜30代くらいのことが多いように思う。
本格的な婆さんや、中年で婚期がヤバイみたいなのは逆に少ない。あとギャップ強調でロリになることも多い。

なるほど。考えてみれば「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の平塚静も二十代後半だ。

アイマスでいうなら安部菜々よりも佐藤心の方が合っている感じか。

なんだかちょっと分からなくなってきた。説明してくれ……

自分も上手く説明できないが年齢をネタにできないレベルだというのと、普段の服装(年齢にあったもの)とのギャップ、それに加えて本人が無理をしているという羞恥を認識しているとポイントが高いといった所だろうか……

本人が開き直っている、戦略的に詐称しているとかだとちょっと変わってくるよね。
私としては周りからツッコまれてキレる、赤面するくらいの感じだと嬉しい。そういう同人ネタがあると萌える。

スレの方向的にはやはり東方系を探すのが良いのでは。

東方はそういうネタ多いよね。
東方とFGOのネタのせいで紫はそういう系統のキャラだというイメージが強くなっている自分がいる

今の時代、公式で年齢を考えろ的な展開をやる場合はギャグにでもしないと何かと問題になるだろうからそんなに多くは無い気がする。
基本的には同人ネタで探すのが良いんじゃないかな。ただ上のレスにもある通り、こういうネタが嫌いな人もいるからそこは気を付けるべし。



とまぁ、こんな感じで。
ネタの考察も含めてイロイロな話が出ているようでした。

ちなみにこれを教えてくれた方によると
「Fateや東方関係のネタは同人方面の知識もかなり広まっていますし、その影響で形成されるイメージ、あだ名というのも結構あります」
とのことでした。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の弁当は早起きして作る?」「日本人の料理スケジュールにはついていけないと思ってしまう」中国オタク的日本の弁当の疑問あれこれ

今週はちょっと忙しくなりそうなので、今回は困った時の食べ物ネタで一つ。

中国では温かい食事でなければ身体に悪いという認識があることから、日本のお弁当に関しては不思議に思われている節がありますし、実際に日本でお弁当を食べた人の中には「合わない」と感じる人も少なくないのだとか。
また日本の弁当の中身だけでなく弁当関連の習慣についても気になる人がいるようです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国から見て疑問に思う日本の弁当事情」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


我々が困惑する日本の冷たい弁当について語ろう
二次元作品に限らず、現実社会のネタや体験についても大歓迎

日本旅行で唯一合わなかったのが駅弁だったなあ
どれも冷たい上に加熱せずに食べるものだったから

冷たい物を食べるのは胃に悪いのにね。
日本人は胃がんなどの胃の疾患が世界トップクラスなのは冷たい弁当を食べているのも原因の一つだろう。

材料と調理方法が違うからその辺は何とも言えない。
温かくても油多めだとか辛みが多いのがどうなのかみたいな話もあるし。

ある調査によると日本の学生は女性の方が胃の疾患が多いけど、それは弁当のせいだということだった。男は食堂で飯を食う割合が高いから胃の病気にならないんだと。

さすがにその調査、因果関係がよく分からんのだが……アジア人は消化器系弱い傾向あるし。とりあえず人間、慣れれば問題無いだろうとは思う。
ウチの国は外国に比べて食い物だけでなく飲み物も温かいのを好む、というか冷たいのが身体に悪いという考えが強い。

日本の会社の飛行機に乗ったとき機内食で冷たいのが出ておなか痛くなったことがある。なんか不安になるのよね、「温かいものであるべき」と認識しているものを冷たい状態で食べると。

同意。
精神的にヤバイと感じるとすぐに胃腸が業務を放棄したがる自分のような人間にとって、冷たい食い物=リスクというのが頭に浮かぶから衛生管理どうこう以前に冷たい日本の弁当は怖い。

ウチの国で冷めたのを食わないのは加熱、特に油による高温の加熱による殺菌効果を求めてという部分もある。水も煮沸しないといけないが、それでも飲むのが厳しいから茶が発展した側面もあるわけだが……知識と食習慣による感覚はまた別だよな。

好みはさておき、日本の弁当に関しては前提として、日本の弁当に入る料理と俺達が普段食べている料理、中華料理だけじゃなくレストランで食べる日本料理とも違うというのは把握しておくべきだな。
弁当に入るのは冷めても味が変わり難いものが中心になる。

二次元の弁当によく出てくる弁当用の油を使わない野菜、タコ型ウインナー、卵焼き、塩分を強めにして焼いた鮭などの魚といった辺りは冷めても口当たりや胃のもたれとかの悪化が無い或いは少ないものだからね。

他は何とも言えないがウインナーは肉なんだからさすがに冷めると厳しくないか?

パンに挟まっているウインナーとか、その辺のスタンドで売っているウインナーはそのまま食えるだろ?
冷めているとはいっても常温だからそこまで味が落ちることは無いだろう。

二次元ではあまり出てこないけど、日本の弁当箱は魔法瓶的な保温機能がついているのもあるから温かくて衛生的なものも少なくない。
ただそういうのは弁当作ったことのない俺から見ると、作るのも詰めるのもめんどくさそうに思ってしまうね。

どの作品か忘れたけど、弁当を冷蔵庫からそのまま取り出して食べる描写を見たことがあるんだが……
冷え冷えで大丈夫なのかと自分が食うわけでもないのに不安になったのだけはよく覚えている。

そう言えば日本の弁当って一日のどの時間帯に作るものなんだ?
それ次第で冷え方や衛生管理も変わりそうだけど。

普通は夜に作っておいて冷蔵庫に入れて、次の日に学校に持っていって早弁や昼飯だろう。
温めるというのは無いはずだが、昼にはさすがに常温になるんじゃないか?

それはコンビニとかの商業販売の弁当の話だろう。
基本的にはその日の朝、朝食と一緒に作るはず。

日本の学校の弁当は早起きして作るというのを見た覚えがある。ただしソースはアニメ……・!!

一般的な日本の弁当は当日に作って食べるものだよ。だから学校に持っていくものは当日の朝に作る。
そして昼頃には常温になる。ただ季節によっては衛生管理にかなり気を使うこともあるようだ。高温多湿の時期は特に厳しいらしく加熱よりもむしろ冷やす方を意識している。以前見たので面白かったのは冷凍食品を弁当の温度を低めで維持するために凍ったまま弁当箱に入れるというテクニック。

まず朝食をきっちり料理するというのがこっちの感覚からずれるな……外のスタンドや食堂でお粥や揚げパン、豆乳とかだし……

日本で子供のいる主婦の弁当に関する苦労話は日本人なら軽い笑いのネタになるのかもしれないが、こっちの感覚だと作るというだけでよくやる、日本人の料理スケジュールにはついていけないと思ってしまうな!

日本には「早餐車」みたいなの無いの?朝食の屋台とか。

日本にもキッチンカーはあるし、メロンパンやクレープなどのスイーツ系はそこそこ見かけるけど食事系は見た覚えが無いな。
その代わり、牛丼屋やコーヒーショップがモーニングメニューをやっているから気軽に入れる感じだな。

日本人の朝早く起きて弁当を作る熱意は不思議。朝食べないか軽くして昼にガッツリ食うとかで良いんじゃないのかね。

俺は学生の時は昼飯は家に帰って食っていたから、朝は軽く途中で買い食い程度だったな。てかインスタントラーメンとかじゃダメなのだろうか。
(訳注:学校の環境や校則次第ですが、中国の学校は昼休みに帰宅して家で昼ご飯を食べる人も珍しくありません)

前に日本人にそれを聞いたら、朝からインスタントラーメンを食べる方がつらいという回答が来たな。
朝食は日本の食文化的にかなり拘るものらしい。日本の食堂はどこも朝食メニューとかあるしね

日本人も弁当を温められるなら温めて食うぞ?冷たいまま食べても気にしないってだけで。

そうそう。日本人は別に弁当は常温じゃなければダメってわけでもなく、温めて食うのも特に問題無いらしいな。私も以前日本留学中に弁当を持ってきている日本人と一緒に飯を食っていた時、みんな電子レンジを普通に使っていた。
ただ温めて食べた方がおいしいのと、温めたらまずくなる食材が混じっている場合は温めない或いは別々の容器にして温めたいのだけ電子レンジに入れてたかな。

でも電子レンジは中学や高校には無いんじゃないか?
大学の研究室や会社勤めならあるだろうけど。

日本の学校には弁当を温める設備は無さそうだよね……
電子レンジ以外にも、例えばウチの国の学校みたいに生徒の持ってきた弁当を朝学校の食堂に集めて、昼に合わせてスチームで温めるような感じのは無いのかな?

アニメやマンガで描写されていないだけで、中学や高校の教室にも電子レンジくらいはあるだろ。

俺のいった高校には無かったぞ?職員室で教師専用のは見かけたけど。

温めて食べるのが一概に良いとは言えない。
電子レンジならともかく、料理によっては一度冷めたのをスチームで温めるとまずくて食べられたもんじゃなくなる……中学の時とかクラスで頻繁にそういう悲劇が発生していた。これだったら冷めたまま食った方がマシだ!みたいなのがね。

弁当も気になるが、個人的にはパンに関しても不思議なことがある。特に焼きそばパン。
あれ冷たいのに食えるものなの?

食ったことあるが、普通に食えるぞ。

焼きそばパンはコンビニで売ってるものだから、買う時に店員が電子レンジで温めてくれるから問題無いんだが。

日本はパンやおにぎりはコンビニで売っているものを電子レンジで温めることは無い。あれは常温或いは冷蔵庫の温度で食べる。あと普通のパン屋でも焼きそばパンは売っている。

日本のコンビニの電子レンジはほぼ弁当専用だな。別の言い方をすれば、コンビの弁当は一部の麺類を除いて基本的に「加熱して食べる弁当」ということになるね。冷めた弁当ではない。

冷めた焼きそばが食えるっていうのが想像し難いんだけど……

そこは物によるだろ。
俺の大学の学食の焼きそばは冷めても食える味だったから、学食行くのが遅くなって良い料理が残っていないようなときは冷めた作り置きの焼きそばが有力な選択肢だった。

日本の焼きそばパンのあれは「焼きそば」というカテゴリではあるが、パン専用の甘めに調理した焼きそば。こっちの焼きそばよりも油っ気が少ない。

日本の焼きそばって冷めても食えるというか、パックに入れて常温で売られていることも多いのよ。名前が同じになっているし麺料理というのも変わらないけど、こっちの焼きそばとはわりと別物。

不味いわけじゃないんだが、こっちの普通の焼きそばをイメージして食べるとギョッとする味ではあったな……



とまぁ、こんな感じで。
伝言ゲーム的な情報から実体験による情報まで、情報が錯綜しながら広まっている模様です。

上のやり取りにもあるように中国では家が近い場合は昼休みに帰宅して食事をすることも多いのですが、それに加えて学校側が食事を提供することが日本と比べて重視されていないような所もあります。

学校によっては学食や軽食も売る購買を備えた所もあるのですが、中高レベルの規模と予算では全校生徒の需要をきっちり満たすのはなかなか難しいようですし、そもそも味が……という話はよく聞きます。
そんな訳で弁当的なモノを持っていく習慣のあまり無い中国では学校の校門付近にある店で食べたり買い食いしたりすることも多いようですし、親御さんが食事を届けに来たりということも結構あるようですね。

進学校(それから受験シーズンの学生)ではこの昼休みの時間に外で食べるのを禁止する所もあるそうで、受験生の親御さんが仕事を辞めて学校の近くに部屋を借りるなどしてサポート態勢に入った際には、この昼食のサポートも重要になってくるという話も聞いたことがあります。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「昔流行った暴力的なツンデレキャラって今の感覚で見ても萌えられる?」

ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただきましたので今回はそれについてを。

いわゆるツンデレのことを中国オタク用語では
「傲嬌」
とするそうで、中国オタク界隈でもツンデレの概念はヒロイン範囲で認識されていますし、ツンデレの人気キャラやツンデレ要素に関する話題もイロイロな所で見かけるそうです。
しかし近頃はそのツンデレに関してネガティブなイメージや評価も強まってきているらしく、一昔前とは違った空気にもなっているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「昔よく見かけた暴力的ツンデレを今の感覚で考えると?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます


昔流行った暴力的なツンデレキャラって、今の感覚で見ても萌えられる?
一時期はツンデレが最大勢力だったらしいけど現在は批判の集中砲火。逆に興味がわいたので皆の話を聞きたい。

昔の暴力的なツンデレ……ベジータのことか!?今でも当然萌えられる!!
とまぁそれはさておき、好きだったキャラなら思い出補正アリでいけるが新人にはオススメしにくいな。

いわゆる釘宮四萌のルイズ、シャナ、ナギ、大河の中で現在特に賛否が分かれるのは大河だろうか
現代社会ベースの世界観であの暴力は受け入れられないというのが多い

「とらドラ!」はリアルタイムの時から好きになれなかった。
なんであんなにたくさんの人間が大河を好むのかというのも分からない、他のヒロインの方が良いと思っていたな。

大河に関しては放映当時から嫌いな人はそれなりにいたような。評価の高い作品だったのもあってか主流というレベルまではいかなかったが。
それに「とらドラ!」は大河だけでなく周囲のキャラも癖が強いし、現実感があるという人とあり得ないという人が分かれる。作品が合わないのとツンデレが合わないの、どっちが先なのか難しい作品という見方もあったな。

ツンデレの討論になるとほぼ確実に出てくる釘宮四萌だが、やはりアレはツンデレのテンプレと言えるし避けては通れないか。
その中で暴力的なのはルイズと大河か……ルイズはエロ画像も多いんで許せる自分がいる!大河はストーリーでの扱いや背景を知っているから許容範囲ではあるな。

今のツンデレ批判って、強気なキャラや傲慢なキャラ批判も混じっている感じがヤヤコシイ
例えば私は嫌いなツンデレとしてもよく挙がる「俺妹」の桐乃なんかはどっちかと言えば強気キャラ要素の方が強いのではと思っていたり。

他にも自己中心的なのに作中世界では評価され受け入れられることに気持ち悪さを感じるツンデレキャラもいるのが……

私はギャップ萌えなツンデレは良いんだが、暴力が入ると厳しいかな。
だから昔の暴力的なツンデレはダメな方だ。

最近のツンデレヒロインに接する関係は、「かぐや様」の石上とミコの関係が良いと思う。
私は二次元のツンデレに関しては歓迎する方だけど、暴力と罵倒をぶつけるタイプになるとダメだね。

暴力系は否定的に見られるツンデレの最もたるものでは。個人的には今でも好きなキャラはいるけど、話題にするのは難しくなったと感じるね。
最近はツンデレ即ツッコミで否定みたいな空気だけど。どういった形でレッテルが貼られるかというのも大きい。例えば「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の雪乃なんかも広義ではツンデレの定義に入れていいだろうけど、あんまりそっちの批判は無いよね。

好きでもない相手に冷淡な対応をするのは分かるが、暴力や暴言などの極めて不快な対応をぶつけてくるのはどうなのかと。
ツンデレの出る作品は最初からそういうのを許容できるほどヒロインの好感度高いのがデフォルトなのか?

ああ、そこか。ハーレム系に限らず、ヒロイン枠で恋愛対象といったデフォルト設定があるというお約束を前提としたツンデレ暴力ヒロインを出すという時代もあったんだよ。
攻略対象だから許容されるといった形でね。ただ最近はお約束の受け止められ方が変わってきて不快なヒロインはいらないというのが視聴者から出てくるようになった。

人当たりが優しくて物事の分かったタイプのツンデレキャラというのもいるのに、なぜ暴力的なツンデレが正統派な扱いをされがちなのか。

ツンデレという言葉が成立する前からツンデレ的なキャラはいたけど、ツンデレという言葉が成立する過程で存在感のあったのが暴力系ツンデレキャラだったからじゃないかな。
上の方でも言われているが、釘宮四萌がまず出てくるジャンルなわけで。

そもそもの話として、ツンデレ系の定義が流行る前から暴力系ツッコミヒロインは多かったからね。素直になれないとか、対ラッキースケベとかのアクションを暴力的ツッコミでやる。
暴力系ヒロインが否定される空気が主流になってきたのは二次元だと比較的最近だと思う。

高橋留美子作品のようにヘンなポーズで吹っ飛ばされるとかギャグ系や非現実的な世界観ならともかく、現実的な感覚が意識される世界観でヒロインだけ暴力的なのはスルーし難いんだよね
暴力手段や被害の表現もどんどん過激になっていったし、今の感覚でその時期の暴力系ツンデレヒロインを見て萌えるのは難しそうだ。版権絵だけならともかく。

暴力的な部分の見せ方、主人公との関係次第じゃないかな。
今でも御坂美琴や遠坂凛は普通に人気高いけど、二人とも暴力行使込みのツンデレ系だ。

暴力描写に関しては時代の違いというのもあるだろう。ツンデレに限らず昔のギャグ系作品を見ると暴力描写がひど過ぎるように思えて笑えなくなることもある。
トムとジェリーとか今の感覚で見ると引くような攻撃があるし、実写でも前世紀のコメディとかちょっと引くしね。

分かる。俺は「瀬戸の花嫁」とかが笑えなかった。
ツンデレの暴力描写や傲慢さの受け止められ方も時代ごとに違うから、今の感覚での評価は難しい所があるね。涼宮ハルヒとか今では絶対に受け入れられない嫌なキャラと認識する人も増えたし。

ツンデレの流行によってバトル要素の無い作品における暴力系ツンデレも増えたのが現在の評価につながっているのでは。
現実社会ベースの設定だと、ヒロインが手を出すことについて「やり過ぎ」という印象になりがちだ。日本の学校生活なら気にされることはないのかもしれないが、ウチの国だと暴力をふるうことも、暴力を振るわれたまま耐え続けることも納得できないから感情移入の妨げになる。

近頃はツンデレ属性は男性キャラの方が向いている属性だと感じる。
これは女性のツンデレが暴力やめんどくさい性格などの現在ではマイナス評価になりがちな部分がセットになりやすいかなのかも?

今の時代、見る方も見せる方もツンデレのラベルを求めているのも問題だろう。
ちゃんとしたツンデレ描写のキャラいないし需要も無い。

とらドラの大河なんかはストーリーの進行に合わせた成長があったんだけどね。最初の性格と言動のままだったら人気にならなかったはず。

大河は暴力系ツンデレとして見るか、純愛作品のヒロインとして見るかで受け止め方が違ってくる。ストーリーの中で性格も変わるしね。
緋弾のアリアみたいな原作三十数巻の間ずっと典型的な暴力系ツンデレのままな場合は……しょうがないかな!

同じ釘宮属ツンデレ種だけど大河とアリアを一緒に扱うと怒る人間は多いぞ……

今の視聴者は昔ほど我慢しないというか、ヒロインを長い目で見ないからツンな描写が入ると批判殺到するから暴力系ツンデレとか成立しないのでは。初手でデレ描写を入れるくらいやらないとダメ。

13話で続編制作も不明となると分量的にキャラの掘り下げやってる時間ないし、複数ヒロインを出してアピールして人気も初動で確保しないといけないからね……
ネガティブな印象を与えないために主人公に対する好意を分かりやすく最初にアピールしなきゃいけない関係上、ツンデレの見せ方も変容せざるを得ない

アニメだけでなくラノベも「とらドラ!」の時代とは環境が異なる。
今ほど見る側がスレていない時代なら、キャラデザだけでしばらく持たせられたんだが。

「かぐや様」とかを見れば分かるけど、現在はツンデレとされる人気キャラにとってのツンデレは複合属性の一つになっている。昔よりも強調されることが少ない。
だから暴力でツンデレを強調するのは不利になるだろうし、更に暴力によって嫌な印象が加速するから現在の感覚で萌えるのは容易ではない。

今のツンデレはサブ属性くらいがちょうどいい。いや、単独属性のみの強調で勝負できる時代ではなくなったと言うべきか?
アリアや大河、桐乃といった暴力的攻撃的なタイプでツンデレをメインにしているキャラは環境的に生存が危ぶまれる。

昔のツンデレも複合属性ではあったと思うが?
例えばルイズはお嬢様や戦闘少女属性が備わっていた。

昔はメイン属性の強調が強過ぎたんだよ。だから批判もそのメイン属性であるツンデレに集中している。
他の特徴が目立たないレベルで強調されているというか、メイン属性を強調するのが有効なアピールだとされていたのではないかと。

今はママ属性が人気になっているし、見ている側の需要が責任も努力もせずに受け入れてちやほやしてくれる女の子を求めるようになっているというのもあるだろう。
今は待っていれば女の子が来てくれて勝手にやさしい自分に好意を向けて押し倒してくれるのが求められる時代だ。

主人公がやさしいだけで良いってのは一昔前の話では……
今はヒロインにリスクが無い、裏を読んでの交渉が無い、安心できる相手が求められているように思う。ツンデレ系はめんどくさいのが嫌われている所もあるわけだから

ヒロイン像もだけど、主人公像も変化しているんじゃないか。
視聴者はどうか知らんが、昔のラブコメの主人公は無責任(決断できない)でやさしい系が主流だったが今ではやさしい系は評価され難くなっている。
昔は主人公なんてハーレムの舞台装置みたいな扱いだったけど、今は主人公は見ている側に好かれるキャラじゃないといけない。

昔の男性主人公って受け身で自主的に努力しない主人公でラッキースケベで……というタイプが目に付いたからね。その前も勉強しないスケベキャラとかだった。
段々と主人公が自主的に動いたり、きちんとした能力や目標を持っているとか獲得しようと努力しているとかになってきたから、相変わらず加えられるヒロインの暴力が理不尽に見えるようになってきたのかね。

昔はヒロインの暴力を受け止める、ボロボロにされるのが主人公の「やさしい」アピールの一つだったんだよ。「受ける」だけなら誰にでも出来る、オタクな読者でもやれそうなことだったから。

近頃はツンデレヒロインが、自分の待遇に甘えて努力しない、相手に努力と我慢を強いているように見えてきたような気もするかな。

日本の作品を見ると近頃はツンデレ系の勝率が微妙になってきただけでなく、ツンデレ要素のツン部分による理不尽な扱いに対して復讐する、縁切りして別の女も手に入れての成功者的立場から見下す展開が出ている。
それが良いか悪いかは別として、今は日本のネット小説の恋愛系ランキングの上位作品にこういうのが多いから、ツンデレキャラの扱いは極めて悪いものになっているのでは。

しかしツンデレはまだ良いと思うよ。批判はあるけど、多少のツンデレ要素を備えたキャラ継続して供給されているし人気キャラだって出ている。
無口キャラは本当にどこに消えてしまったんだが……



とまぁ、こんな感じで。
ツンデレに関してはまだそれなり以上の人気はあるようですが、暴力ネタはかなり厳しい捉え方になってきているようですね。

中国オタク界隈では昔から日本の感覚に比べて暴力系ヒロインに対する拒否感が強いといった傾向もあったのですが、近頃はそれが更に大きくなっているような所があるそうです。

また教えていただいた話によると、ツンデレヒロインの許容範囲に関する世代ごとの違いが拡大しつつあることから、上の世代の心のヒロインに関して下の世代からの批判が無遠慮に飛んでゴタゴタする……などという事態が発生することもあるとかなんとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「高二病というのがあるが、中二病と比べて高二病ネタの作品を見かけないのは何故だろうか?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

主にアニメやマンガ、ラノベなどの作品を通じて中国オタク界隈に伝わり広まったネタというのはイロイロとありますが、いわゆる
「中二病」
はかなり広い範囲に広まって定着していオタクネタの一つではないかと思われます。

またその中二病と関連する
「高二病」
の方も中国ではそれなりに知られてはいるものの、中二病に比べると共通認識などに怪しい所があるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「作品内における高二病の扱い」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


中二病の次に高二病というのがあると言われているが、アニメやマンガ、ラノベで中二病と比べて高二病ネタの作品を見かけないのは何故だろうか?

私も同じようなことを考えたことがあるけど、リアルに多過ぎるから見ていてネタにできない、つらいというのがあるのでは……

明確に高二病をネタにすることは確かに無いな。それっぽいキャラや、作者の感性が高二病に染まっているような作品はそれなりにあるけど自覚症状は

あー、確かに自覚症状をもって作品が作られることは少ないかも、

見る方の問題、需要の関係では?
日本のことはよく分からんからあくまで中国のネットを見た印象によるものだが、中二病な人間はそんなに多くない(ネタはともかく)、しかし高二病っぽいヤツはかなり多い。

中二病を否定するのが高二病ともいうし、中二病の次のステップでもあるわけだが……対象年齢上がれば高二病ってわけでもないよね。
むしろ「シュタインズ・ゲート」のように中二病が上の年齢層を侵食している感もある。

物語に野暮なツッコミを入れるとかリアリティが無いとか否定するから、二次元と相性悪いのでは?

そうでもない。
オタクを否定する、自分は脱オタしたというタイプの主人公とか、熱血するのを冷めた目で見たり冷笑したりする主人公は高二病カテゴリとも言えるからね。
ただそれが高二病カテゴリとしてハッキリとした形で扱われることもあまりないけれど。

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」とか、学園系作品の主人公は高二病的な所あるよ。

校園四霸のうち比企谷八幡、折木奉太郎、綾小路清隆は高二病な部分が多く、梓川咲太だけは高二病要素が少ないかな?
高二病っぽい3人は普通に人気の高いキャラだし、別に高二病キャラが人気にならないわけでもない。

しかし中二病は大体わかるんだが、高二病は何をするのか、何を楽しむのかがよく分からない……とりあえず否定から入りたがる、主流のものを嫌ってマイナーなモノを持ち上げるとかは何となく把握しているんだが。

コンテンツに関してはまずはアニメやマンガ、ゲーム、オタクネタの否定にいく。
日本はJPOP否定して洋楽にいったりするらしいが、ウチの国だと子供向け作品を否定する、広い範囲で人気の高い「民工動漫」、「NARUTO」好きとかを否定するような感じかなあ

ウチの国だと日本のアニメは外国文化だからそんなに反発否定の対象にはなってない感じだが、日本人の場合はかなり拒否感が出てくるらしい。
言ってみればオタクの否定というのも高二病の症状の一つだとか。

自分がオタクじゃない!というのはなんかこう、ウチの国の自分達が見ている作品は子供向けじゃない!というのをアピールするのと似ているものを感じるからちょっと見ていてい厳しいな!!

私は中二病的なセンスはとても良いものだと思っているし、恥ずかしいとは思わない。ただそれは後から入った感覚でもあるからなあ……子供向けとはまた別の枠という認識があるからこその「恥ずかしくない」かもしれない。

高二病って周りからすれば「鬱陶しい」からね。
どっちも子供の感覚があるとはいえ、中二病はまだ愛嬌があるとも受け取れるけど、世間で評価されているものの粗探しをして否定して自分を持ち上げようとする高二病はあまり好意的に受け取られない。

高二病って人とは違う、自分は特別、価値があるものを知っているというので自分のプライドを満たそうとするから人気の作品、大衆に評価されている作品を嫌う傾向があるのがね。
マニアックなジャンルならまだしも、一般向け部分も強いアニメだと扱いにくいだろう。

含蓄のある(ように見える)作品を評価して娯楽重視の作品を否定するというのはウチの国の昔のオタクの理想像、今の動漫婆羅門と重なるところがあるから。それを鬱陶しいと思う感覚も何となく理解できる。

短編作品や映画なら高二病的な嗜好、評価基準を満たすような作品、御都合主義とは反対の現実的で上手くいかない展開、ダークで陰鬱な展開の作品を出すこともできるだろうけど今の流行には無いからね。
逆に中二病は良い意味でバカな話で盛り上げられるのが強い。

アニメやマンガだけでなく映画やドラマなどの実写作品にも現実は上手くいかないというのが流行った時代はあったし、そういうのがカッコイイとされた時期もあったけど、今は「二次元見ている時くらい気楽な気分にさせろ」というのが主流になっているからなー
高二病とは相性が悪い。

高二病は我々で例えるならばオタク初心者の時期を抜けた後の、何がスゴイ何を評価するべきなど自分の基準を持たずに借り物の話や抽象的な話で批判しまくるような時期でもある。
ある意味では中二病よりもヒドイ黒歴史だ。創作で扱われるとちょっと、心が痛い……

あれだよ、「動漫」という言葉で括られるのに過剰に拒否反応を示すような人達だ。
ウチの国で用語が安定しない時に使われた言葉なのは確かだし、悪意があって使われるような言葉でもないから敏感な反応をしなくてもいいのにね。

高二病はその要素を切り取って強調すると見ていて気持ちのいいものではなくなるのだよ。中二病ネタと違って明るく扱えないし、ジャンルの看板にはならないだろう。
現在の作品においては、共感させるために使うサブ属性くらいの位置じゃないかな?上でも出ているが高二病が全て否定されているわけでもない。

中二病はネタでやっているのが多いけど、高二病はネットでそこら中にいるから創作で扱うのも……

中二病は一般人やライト層からもギャグ要素として受け止めてもらえるけど、高二病だと一般人に嫌われる。「そんなこと言われなくても分かってる」「野暮なことを言うな」という批判がくる。

高二病的な感覚は今でも普遍的なものだろうけど、作品に関しては環境の変化で難しくなってきていると思う。現在の環境では否定する側、冷笑する側、皮肉る側の作品が逆にツッコミを受ける。
もちろんその時代ごとの社会の空気の影響もあるのだろうけど、私は高二病的な感覚の強い作品って、作品に対する批評がまだ一方通行だった時代だからこそ上手くいった作品な気もする。

結局は作者が中二病要素、高二病要素をどのように扱うかなんだろうけどね。
例えば中二病に対する反発、否定ということで高二病を使うのはよくあるんだけど、その場合は中二病の方が目立つことが多いからな……

この辺は中二病的な感性の作品と、中二病ネタの作品が同時に存在するのがヤヤコシイ。

そうそう。中二病をネタにする作品は見る側も作る側も中二病を肯定的に描くけど、同時に否定的なネタにもするし痛さも描写するんだよね。
それに対して高二病は一方的な否定だから、二次元の中二病作品は実は高二病の後に来る感性で作られている。
だから中二病ネタ作品があるから高二病ネタ作品があるはずと単純に言い切れるものでもないかと。

高二病ネタが中心になるストーリーだと「AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜」が良かったな。

「魔竜院光牙最後の闘い」は良いよね。確かにメインストーリーが高二病中心だ。でもキャラ属性だと高二病はやはり難しいような……
例えば比企谷八幡も、最初は高二病的な所を強調していたけど話が進むと高二病はどこかに行ってしまう。

自分の中では比企谷八幡はどっちかと言えば中二病くさい印象だわ。

一応彼は高二の方ではあるはず。
ラノベの主人公で現代ものだと高二病的な範疇にいるキャラは多い、傍観者スタンスで俯瞰して物語を見ているなんてのは特に。

高二病って中二病と比べてキャラを維持するのが難しいんじゃないかね。
騒動に巻き込まれる、話に介入する、事件を解決するとなると傍観者で批判者のままでとはいかない。

ツッコミ系主人公はともかく、否定する主人公は動かしにくい。
非日常的な事件が発生する物語の中では高二病的な言動を中心に動かすのは厳しいのだろう。

まぁ結局は否定するだけで何が生まれるみたいなことになるからな……

中二病がバカをやって突っ込んでいくから話が動くしネタにできるわけだからね
それに日本の作品にありがちな中二病設定の「勇者」を批判する俺TUEEEEE主人公も、実はもう片方の中二病なわけだからね。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国における高二病のイメージなど、イロイロな話が出ていました。

中二病に関して、中国オタク界隈では「厨二」という言葉が使われることもありますしかなり一般的なネタとして認識されているようです。
しかし教えていただいた話によると高二病に関してはアニメやマンガなどの作品の中で具体的なかぶれ方が描写されていることは少ないですし、捉え方も人それぞれな所があるそうです。またネタ扱いが少ないこともあってか、中二病と比べて好意的な見方にはなり難い所もあるのだとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク用語「動漫婆羅門」とは

中国オタク「なぜウチの国のキッズチャンネルでエヴァが放映できたの?当時を知っている人がいたら教えてくれ」

以前の記事
中国オタク「日本の全エヴァンゲリオン大投票一位はアスカ!?」「時代は変わったなあ……」
に関して、ありがたいことに中国のエヴァ関係のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

現在の中国のテレビからは想像し難いものがありますが、昔の中国のテレビではイロイロな外国産のアニメが放映されていた時代がありました。

そういった時代に中国で放映された日本のアニメの中には大人気となったり大きな影響を与えたりしたアニメもありまして「エヴァ」もそういった作品の一つとして中国オタクの特定の世代の間ではテレビでの視聴体験と共に作品が記憶されている模様です。

またその辺りに関しては中国オタク界隈における世代間のギャップ的なネタにもなっているのだとか。中国のソッチ系のサイトでは
「昔の中国ではテレビでエヴァが放映されていたのが信じられない」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なぜウチの国のキッズチャンネルでエヴァが放映できたの?
当時のことを知っている人がいたら教えてくれ。

今世紀の初め頃に我が国のテレビで「新世紀天鷹戦士」タイトルで放映されていた時のことか。

その前にも一部地域で「福音戦士」で放映されていた時があったような。
エヴァに限らず当時のテレビで放映されていたアニメは時代による規制方針の違いというのがまずあるかな。
この数十年は作品の内容は別として、作品が流れるメディアの規制は世界的に厳しくなっていく傾向があるのは確かだ。
それはウチの国のキッズチャンネルも変わらない。

当時は中国と外の「壁」も無かったからな。経済的な差はあったが。
テレビもネットもかなり開放されていた。ネットが今ほど手軽に便利に使えるわけでもなかったが。

エヴァを見ていた当時の子供はどんな感じだったの?

自分は小学生だったが何となく楽しんでいた記憶はある。
ただそれ以上に結末が意味不明で呆然としたのをよく覚えている。でもそのせいで作品が頭から離れずにオタクになってしまったわけで……

あの頃は国産アニメも今のようなCGで子供向けでという特化も無い、改革開放の中で漂流している時代だったから結果的にヘンな作品、やり過ぎの作品もあったな。海賊版や国外作品には勝てなかったけれど。
そういうのも流れていた環境だから、子供はエヴァはロボバトルアニメで楽しんでいた。

私は幼稚園の頃に見ていたけどロボの戦いと言い切れるほど単純では無かったかなあ……普通に楽しんでいたように思うが。
でもこの歳になって改めて親の気持ちを考えると、当時の子供は何を見ていたんだという気持ちも……

当時入ったのはあくまでTV版で旧劇場版ではないから、ロボが怪獣と戦うアニメくらいだろ。

そう簡単に言い切るのも難しい。普通に日本のアニメのスゴイ作品扱いではあったから。

エヴァがこっちのテレビで放映された当時も問題なかったわけじゃないんだよ。
俺も小さい頃に見て驚いたというかショックを受けたし……そして今では立派に健康的なオタクになりました!

エヴァに限らずウチの国のテレビで放映される際にはかなり内容がカットされているし、ストーリーはともかく画の方はかなりマイルドになっていたよ。それでもえぐいストーリーや不安定なキャラの精神状態は衝撃的だったが。

シンジに関していらつくことはあってもまだ許容範囲だったが、アスカとレイ関係の中盤以降の崩壊は小さい頃の自分には衝撃的だったなあ
とりあえず、なんかスゴイもの見たという感覚はあった

流血シーンやボロボロになるシーンがイヤで怖くて見たくないという自分みたいな子供もいた。聖闘士星矢もそうだったね。
ただ自分や周りを思い出してみると、当時の子供にとってはなんだかんだで衝撃を与えた作品になっていたと思う。

当時は政策方面でも思想方面でも自由だったし輸入も簡単だった。これ以上言うとスレが無くなるからやめておく。

自由じゃなくて規制方面のルールが無かったというのが近いような。ウチの国は注目されている部分以外はザルだから。
そして注目されると一気に規制のルールが厳しくなる、しばらくすると目が逸れるので緩むけどルールが出来た以上昔より厳しくなる、そしてまた注目が戻ってきて厳しくなって最低ラインも引き上げ……の繰り返し。

ウチの国のお偉いさんはメインカルチャーが侵食されるというのを極端に恐れるからね。日本の二次元の同化能力が恐怖につながるのは分からなくもない。過去の歴史もあるし。

日本のあの何でも日本風に変えて再侵略してくる文化はなんなんだろな……

あとは国産コンテンツ保護政策で外国産アニメを規制したというのもあるね。
日本のアニメはその氾濫っぷりから特に厳しく扱われたし、過激な内容も規制の口実として有効活用された。そしてその規制方針は他のアニメ、国産外国産問わず適用される空気へと……

昔の中国のテレビで放映されていたアニメはエヴァに限らず今の感覚で考えると良いのか?と不安になるのが少なくない。
セクシーに恋愛にと盛りだくさんな「キャッツ・アイ」や毎回死人が出る「名探偵コナン」とか。子供に見せるとなると、問題になりそうだ。そしてそう考えてしまうようになった自分もなんかイヤだなあ……

逆に昔のキッズチャンネルを知っている身からすると、今のキッズチャンネルは子供向けしかないように思えてつまらなかったりする。

今は若い世代がテレビ見ないからね。
キッズチャンネルは本当にキッズ向けのチャンネルになっている。それが悪いと言える身分ではないが少し残念に思ってしまう。

そのキッズも今はテレビ見ていないからな……
小学生がbilibiliで動画見るのが普通。更に下の年代じゃないと見ていないのでは。

エヴァが放映できたことに関しては、まず当時のテレビというメディアの影響力や、新しいメディアということである程度好き勝手やれた時代だったというのを意識しないと分からないかもね。
あと当時も簡単では無かったし「なぜ放映できたのか」と不思議に思う人は結構いたよ。

今となっては想像し難いよな。
私も今はテレビはニュース以外何やっているか分からんレベル。まだまだ社会的な影響力はあるはずだが、映像娯楽メディアとしては明らかな凋落が。

今のキッズチャンネルは幼稚園の年代くらいを想定して安全に振り切らせているようにも見える。今の環境で日本のアニメをキッズチャンネルで流したら通報されるわ。日本のアニメってエロと暴力、ドラッグやギャンブルやロリが無い作品を探すのが難しいから。

お前がいつも見ている作品、サジェストされる作品がなんとなく想像できるが……日本のアニメも子供向けはあるのだが。深夜枠とは別に。

iqiyiとか日本のアニメの新作子供向けの版権をかなり取っているからそういうのを見てから考えような。bilibiliのアニメはオタク向け、深夜枠中心だから日本のアニメを語るソースとしては不完全よ。

しかしエヴァは日本のテレビでは普通に子供向けアニメの時間帯の枠で放映されていたという事実が……!

エヴァ放映当時の日本は固定の深夜アニメ枠もまだ無かったからね。
そしてエヴァは深夜枠で再放送が行われて深夜としては非常に高い視聴率を叩き出したことから、深夜枠アニメが定着する源流の一つになった。
つまり、エヴァは実質深夜枠のアニメ?やっぱりこっちのキッズチャンネルで放映したのは問題だったな!

20年くらい前のテレビアニメは毎日人が死んでたからな
なぜならば毎日コナンを放映していたから!
(訳注:中国のテレビではドラマやアニメなど、基本的に一日一話ペースで放映されます。またアニメに関しては再放送が繰り返される作品もあったそうです)

そこでたまに他の作品の死亡者多発回が加わって一日の二次元死者数がたいへんなことになると。

エヴァもだけど、今の感覚だと大丈夫なのか心配になるのが「名探偵コナン」だよね。

あまりにもえぐいシーンは規制されたが、恋愛やお色気の方が当時は厳しかったように思う。

そういうのならば「ふしぎの海のナディア」は結構ギリギリというか、今では厳しいだろうなーと考えてしまう。我が幼き日の思い出の作品だ。

ナディアについては同意せざるを得ない。あんなに露出の高い女の子良いのか!と後ろめたい気持ちになりながら見ていた小学生の自分がいる。
恐らく国内放映版は当時の他のテレビ放映作品と同じく内容のカット修正もあったんだろうけど、ナディアの格好がアレだからね。

確か自分が子供の頃にテレビの教育チャンネルで放映されていたバレーボールのアニメがかなり露出度高かった。しかし名前が思い出せない……

バレーボールのアニメはたぶん「アタッカーYOU!」かな?「アタックNo.1」もあったと思うが、露出度高いというならそっちだろう。
ちなみに「アタッカーYOU!」は「チャージマン研!」を作ったアニメ会社の数少ないヒット作で欧州でも人気が高いとか。そして音楽はエヴァの音楽にも関わった鷺巣詩郎だからこのスレの話題に色んな意味で相応しい作品かもしれん。

「キャッツ・アイ」みたいに杓子定規な規制の感覚だと修正入らずに通っちゃうことも結構あった気がする。ウチの国の規制って外国のような明確なガイドライン作成しないから……
エヴァは逆に裸やグロ描写が多過ぎてかなりハッキリと分かりやすく規制されていると思う。

キッズチャンネルも実は深夜帯は結構高年齢向けのドラマとかある。抗日のトンデモ系とかも。
ただアニメは昔よりハッキリと厳しくなっているかなあ……国産アニメもどんどん健康な方にシフトしちゃっているわけだし。

兎主人公の動物バトルに武侠バトルぶち込んで血しぶき飛びかうバイオレンスバトルで大問題になったこともあったな。それにもっと前だと血しぶきが飛ぶわけでは無いが国産のホラー系アニメ「魔方大厦」(これは資金とスタッフの問題で10話打ち切りだったと聞くが)なんてのも。
そっち方面で目をひいて人気になり過ぎて問題になるのは世界中である話だけど、ウチの国は問題とされてから消されるまでが速いから……

アニメは特に分かりやすいけど、ウチの国のテレビの基準がどんどん厳しくなっている。
昔はなぜできたのか、というのは昔と今では規制のルールも感覚も違った、当時はそんなに問題視されなかったとしか言えないな。
例えば映画の話だが「タイタニック」が最初放映されたときはノーカットだったけど、後年放映されたのはカットされまくりだった。

エヴァの前には北斗の拳が放映されていて、しかも局所的だったエヴァと違って北斗の拳はわりと社会現象レベルの人気になったりもした。問題視される、或いは影響力が大きくて問題が認識された作品の出る前はウチの国のテレビも結構イイカゲンにやってたのよ。



とまぁ、こんな感じで。
エヴァから始まって昔の中国の外国産アニメ作品の放映に関しての話や、現在の中国のキッズチャンネルの話なども出ていました。

昔の中国ではVCDなどはかなり普及していた時期はあるものの、録画設備に関してはあまり普及していなかったようですしそもそもビデオテープが高かったので日常的なアニメを録画するような人はほとんどいなかったという話を聞いたことがあります。

そんな訳で90年代〜00年代初頭の頃の中国のアニメ事情に関しては個人の記憶頼りになりますし、中国のネットでも情報が集まるのは主にもう少し後の時代、00年代半ば以降の話になるので下の世代にはあまり記憶の伝承(?)が行われていないとのことです。

私もいまだに思わぬ所で当時の事情を知って驚くことがあるので、この時代の話題を追っかけるのはかなり楽しかったりしますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


その日、中国のお偉いさんは気付いた。日本のアニメに包囲されている恐怖を

80年代に中国のテレビで放映された日本のアニメ オタ中国人の憂鬱アップデート

90年代前半に中国のテレビで放映された日本のアニメ オタ中国人の憂鬱アップデート

90年代後半から00年代前半にかけて中国のテレビで放映された日本のアニメ オタ中国人の憂鬱アップデート
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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