ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。
中国オタク界隈ではイロイロな定番ネタが話題になったり考察が行われたりしていますが、その中には流行りの移り変わり、ジャンルの栄枯盛衰的なものもあるそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「近頃は悲劇的な展開のアニメを見かけなくなっているような気がする」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
近頃は悲劇的なストーリーのアニメが随分と少なくなっているように感じるんだが、どうだろう?
自分の知っている範囲が狭いだけなのかもしれないから、皆の意見を聞きたい。
バッドエンドや投げっぱなしみたいなのはそこそこあるが、悲劇的だと感じる作品って言われてみれば思いつかないな。
だって現在の環境では悲劇的な展開って理解してくれる人も好きになってくれる人もいないじゃないか。アニメは結局商売だから。
最近は気軽に見れる、話題にできる作品が多いからね。
ネタを話題にするのと悲劇で気分が沈むってのは結構違う所があるからな。
作品に共感してファンの間でその感情を話題にするというのも昔とは違ってきているような?
昔は市場があった。今は無い。
「クジラの子らは砂上に歌う」とか、そのジャンルになりそうな作品も一応はあるけど人気にならないんだよね……
話題も批判が中心になって再生数が沈んでいくしな
最近「DEVILMAN crybaby」がそうだったと思うけど。
ウチの国では配信されなかったが、世界的に評価高いはず。
でもあれは原作が高評価の古典的作品で誰もが知っている悲劇的展開という前提があるからなあ
「BANANA FISH」もかな?アニメは近年だが、原作は少女マンガの古典。
今は娯楽特化の評価が大きく、文芸系の評価の影響力が無いんだよ。作品が話題になる際の評価要素に悲劇的なストーリーというのは厳しい。
消費が速く直接的な反応がすぐに出て広まる今の時代の環境では、アニメの制作者が良くも悪くも自己満足でやれる部分が減っているのはあるだろう。
異世界に行って俺TUEEEEEやる方が手堅いからな…・・・悲劇的な展開は上手くやらないと大コケする。スポンサーが金を出すのはどちらかとなると……
悲劇的展開の定義が曖昧だから何とも言えない所はあるが、ハッピーエンドじゃない作品、見た後に気分が落ち込む作品は避けられているとは感じるね。
アニメ化する際にも明らかな悲劇っぽい所までやらなかったりするよね
「少女終末旅行」とか、終盤の展開まではアニメでやっていないし。アニメの中でも将来を想像させるような作りではあるけど。
今の作品でもたまに混じる悲惨な展開はそれなりに多いけど、悲劇的なストーリーの作品となると少ないかも?
見る側の気持ちの問題もあるのかな。
私自身、最近は悲劇系の作品は見ない。見るのはコメディ系ばかり。
「まどか☆マギカ」も、すでにかなりの前の作品だな……それにあの作品を悲劇と見るかは個人差があるか。
「輪るピングドラム」の後半みたいな絶望を突き付けてくる作品、最近あるのかね。
突発的な鬱展開やキャラ死亡はともかく、悲劇的な展開を積み重ねていくのは13話作品でも厳しい。
単発の映画とかならどうにかという所じゃないか?
今続いている作品だと自分は「チェンソーマン」が悲劇的展開になってくれるのではとかなり期待している。掲載媒体的に難しいかもしれんが。
俺みたいな浅い人間からすると美しい世界、楽しい世界が見れるのになんでわざわざ悲惨な世界、悲惨な物語を見ないといけないんだという気分になるのだよ。
なかなかに興味深いネタだ。
悲劇自体は古今東西常に人気ジャンル、名作ジャンルだったし過去の二次元でも名作になる作品に備わった要素だったりするが、現在は悲劇的展開の苦痛を避けたがる人が明らかに多いし、評価の主流となっている。
悲劇を評価する美的感覚が、現在の感覚だと薄くなっている、或いは重視されなくなっているのかなあ。「宝石の国」とかマニア層を中心に人気にはなったが、一般層で爆発とはいかなったし……
幾原作品のような絶望で叩き落すような作品は確かに見かけなくなったね。
でも終わりに希望はあるけど積み重ねられるのは悲劇ばかりという作品は探せばわりと出てくるかと。
近年だと岡田磨里の関わった作品はかなりそのジャンルを担当しているような気もする。
批判はあれど供給され続けるのは需要があるからだろう。話題にもなるから商業的にそこそこ美味しいだろうしね。
昔の富野のガンダムをはじめ各種ロボ系作品は全滅エンドの悲劇的な終わり方でも人気になったけど、鉄血はダメだったのがイロイロな意味で現代の状況を表していると思う。
鉄血は作品自体がグダグダになったのもあるから、そこは単純に比較できないかと。
ストーリーだけ抜き出すと破滅に向かう裏社会の若者の悲劇的な話に見えるんだが、作品の方で見ると唐突過ぎて悲劇に思えんのよね。
ハゲの昔の作品でも「エルガイム」とか明らかにグダグダな話のつまらなさでロボ以外は評価微妙だしね
希望の花〜も悲劇的な演出を狙った所はあるはずなんだがな……
悲劇系作品が人気の時にきちんとしたメッセージ性のある悲劇が少なかった、メッセージが陳腐だとか嫌な気分にさせようとするだけの単純な鬱展開や悪趣味な展開が量産されたということの反動もあるのでは?過去の有名な悲劇的展開のある作品、私にとってはあまり良いと感じられないのも結構混じっていた。
メッセージ性についてはその時代ごとの意義もあるし、古い作品を今の感覚で見ても響かない所が出てしまうのは避けられないかなあ
別に悲劇的な展開だからというだけでダメになるわけではないだろうけど、悲劇的な展開を積み重ねて大衆ウケする作品を作るのはかなり手間がかかるのも確かだろう。
悲劇系の作品は上手くいったときは凄いことになるが、失敗してもダメな方向でスゴイことになる。
上でも出ている「鉄血」の悲劇的な破滅の流れと結末に関してもロジックは整っているけど見せ方が雑で面白くなってないのが問題なわけで。
セカイ系の作品を探せばそういうの出て来るんじゃないか?
「イリヤの空、UFOの夏」みたいなのが
セカイ系ってもう何世代か前の流行だろ……
ロボ系はリアル重視にすると矛盾や問題を意識せざるを得ないからか現在も悲劇的な流れになるのが多いと思うよ
上で出ている「鉄血」もそうだし、「グランベルム」もそうだった。面白いか、人気になれるかはまた別の話だけどね。
「ぼくらの」とかもね!ちょっと古いけど。
今も作られているそこそこ人気な作品だと、「ファフナー」辺りだろうか?
SF系だと悲劇、破滅はわりと許容されるように思う。説得力やリアリティを求めた結果、上手くいかない、悲劇になるというのも評価されやすい。
しかしそういう「(作り手の認識する)現実的だから上手くいかない、悲劇になる」というのも、今の時代は逆主人公補正で物語の「御都合主義」の逆ベクトルだと素直に納得してもらえなくなっているのではないだろうか。
悲劇は悲劇でどうしても作劇の強調が発生して現実離れする、キャラの言動や判断に関するツッコミ所が出たりするから。
例えば「マブラヴ」は近々アニメ化される動きがあるけど、あれは昔だったから許容された悲劇的展開、ご都合主義的な鬱展開だった面もあるから今の時代にどう評価されるか、私は不安だ……
このスレでこんな話をするのはなんだが、元々悲劇的な展開の作品というのはそれほど多くは無かったのでは?ここ最近の話ではなく、ずっと少なかった。たまたま名作のイメージが残っているだけで。
さすがにどの作品も基本的に悲劇、みたいなわけではないけど今よりはもっと割合は高かったよ。
例えば手塚治虫の有名作品「鉄腕アトム」、「ジャングル大帝」、「火の鳥」といった辺りは全部悲劇的な結末だ。手塚治虫のアニメ化されていないマンガ作品も、現代の感覚では悲劇やバッドエンド的な認識をされそうな作品は少なくない。
考えてみれば、以前の私は日本のマンガって悲劇的な終わり方が多いというイメージだったな……
でも日本はまだ良いよ。別に無いわけじゃない。国内だと本当に見なくなった。
二次元から外れていくが、アメリカも悲劇的展開の作品多いよね。重い話や鬱展開も。
アメリカは単発はともかく続編やシリーズ物はたいてい不幸か悲劇に見舞われてきちんとしたハッピーエンドにならない印象が……
アメリカの作品はシリーズ続編を煽るためのクリフハンガーとか、IPだけ一緒で制作スタッフを入れ替えた際に新規スタッフが前作を踏み台にしようと前作の主人公や功績を殺すとかで、かなり商業的な部分があるからな……ウチの国の作品とは別の意味でとても現代的なのかも。
私もあまり詳しくないがアメリカン・ニューシネマや日本の90年代後半以降のテレビドラマとか悲劇が流行った時期があるし、その影響を受けたクリエイターが活躍して悲劇が量産された時期はある。
その流行の前は大雑把な大作のハッピーエンドや御都合主義が流行っていて、それに対するカウンターという意味もあったから、いずれまた悲劇系が流行る、評価される時期が来る可能性は否定できない。
理解できる。
二次元だと上で出ている「マブラヴオルタ」とか、一連の虚淵玄作品の流行、セカイ系がそんな感じだったという見方もできるし、現在悲劇を見かけないのも流行り廃りの循環の一つなのかもしれない。
今は好きじゃない人も多いようだけど、私は大好きな展開なのでそういう作品が作られることを常に歓迎している。
とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国オタク界隈における悲劇的展開、バッドエンド的展開などに関する見方も出ていました。
ちなみにこのネタを教えてくれた方によると
「日本はどうなのかは分かりませんが、中国で悲劇ネタを回避するのは炎上するリスクを避けるといった意味もあります。子供だろうが大人だろうが、ショックを受ける人が出て騒ぎになると作品が嫌な形で注目されてしまうことになります。また炎上してアンチが発生した場合、細かいところの問題を見つけたり曲解したりでの通報が行われるというリスクがありますから……」
といった話もあるそうですし、作品の外側の事情に関してもイロイロとややこしいものがあるのかもしれませんね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国オタク界隈ではイロイロな定番ネタが話題になったり考察が行われたりしていますが、その中には流行りの移り変わり、ジャンルの栄枯盛衰的なものもあるそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「近頃は悲劇的な展開のアニメを見かけなくなっているような気がする」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
近頃は悲劇的なストーリーのアニメが随分と少なくなっているように感じるんだが、どうだろう?
自分の知っている範囲が狭いだけなのかもしれないから、皆の意見を聞きたい。
バッドエンドや投げっぱなしみたいなのはそこそこあるが、悲劇的だと感じる作品って言われてみれば思いつかないな。
だって現在の環境では悲劇的な展開って理解してくれる人も好きになってくれる人もいないじゃないか。アニメは結局商売だから。
最近は気軽に見れる、話題にできる作品が多いからね。
ネタを話題にするのと悲劇で気分が沈むってのは結構違う所があるからな。
作品に共感してファンの間でその感情を話題にするというのも昔とは違ってきているような?
昔は市場があった。今は無い。
「クジラの子らは砂上に歌う」とか、そのジャンルになりそうな作品も一応はあるけど人気にならないんだよね……
話題も批判が中心になって再生数が沈んでいくしな
最近「DEVILMAN crybaby」がそうだったと思うけど。
ウチの国では配信されなかったが、世界的に評価高いはず。
でもあれは原作が高評価の古典的作品で誰もが知っている悲劇的展開という前提があるからなあ
「BANANA FISH」もかな?アニメは近年だが、原作は少女マンガの古典。
今は娯楽特化の評価が大きく、文芸系の評価の影響力が無いんだよ。作品が話題になる際の評価要素に悲劇的なストーリーというのは厳しい。
消費が速く直接的な反応がすぐに出て広まる今の時代の環境では、アニメの制作者が良くも悪くも自己満足でやれる部分が減っているのはあるだろう。
異世界に行って俺TUEEEEEやる方が手堅いからな…・・・悲劇的な展開は上手くやらないと大コケする。スポンサーが金を出すのはどちらかとなると……
悲劇的展開の定義が曖昧だから何とも言えない所はあるが、ハッピーエンドじゃない作品、見た後に気分が落ち込む作品は避けられているとは感じるね。
アニメ化する際にも明らかな悲劇っぽい所までやらなかったりするよね
「少女終末旅行」とか、終盤の展開まではアニメでやっていないし。アニメの中でも将来を想像させるような作りではあるけど。
今の作品でもたまに混じる悲惨な展開はそれなりに多いけど、悲劇的なストーリーの作品となると少ないかも?
見る側の気持ちの問題もあるのかな。
私自身、最近は悲劇系の作品は見ない。見るのはコメディ系ばかり。
「まどか☆マギカ」も、すでにかなりの前の作品だな……それにあの作品を悲劇と見るかは個人差があるか。
「輪るピングドラム」の後半みたいな絶望を突き付けてくる作品、最近あるのかね。
突発的な鬱展開やキャラ死亡はともかく、悲劇的な展開を積み重ねていくのは13話作品でも厳しい。
単発の映画とかならどうにかという所じゃないか?
今続いている作品だと自分は「チェンソーマン」が悲劇的展開になってくれるのではとかなり期待している。掲載媒体的に難しいかもしれんが。
俺みたいな浅い人間からすると美しい世界、楽しい世界が見れるのになんでわざわざ悲惨な世界、悲惨な物語を見ないといけないんだという気分になるのだよ。
なかなかに興味深いネタだ。
悲劇自体は古今東西常に人気ジャンル、名作ジャンルだったし過去の二次元でも名作になる作品に備わった要素だったりするが、現在は悲劇的展開の苦痛を避けたがる人が明らかに多いし、評価の主流となっている。
悲劇を評価する美的感覚が、現在の感覚だと薄くなっている、或いは重視されなくなっているのかなあ。「宝石の国」とかマニア層を中心に人気にはなったが、一般層で爆発とはいかなったし……
幾原作品のような絶望で叩き落すような作品は確かに見かけなくなったね。
でも終わりに希望はあるけど積み重ねられるのは悲劇ばかりという作品は探せばわりと出てくるかと。
近年だと岡田磨里の関わった作品はかなりそのジャンルを担当しているような気もする。
批判はあれど供給され続けるのは需要があるからだろう。話題にもなるから商業的にそこそこ美味しいだろうしね。
昔の富野のガンダムをはじめ各種ロボ系作品は全滅エンドの悲劇的な終わり方でも人気になったけど、鉄血はダメだったのがイロイロな意味で現代の状況を表していると思う。
鉄血は作品自体がグダグダになったのもあるから、そこは単純に比較できないかと。
ストーリーだけ抜き出すと破滅に向かう裏社会の若者の悲劇的な話に見えるんだが、作品の方で見ると唐突過ぎて悲劇に思えんのよね。
ハゲの昔の作品でも「エルガイム」とか明らかにグダグダな話のつまらなさでロボ以外は評価微妙だしね
希望の花〜も悲劇的な演出を狙った所はあるはずなんだがな……
悲劇系作品が人気の時にきちんとしたメッセージ性のある悲劇が少なかった、メッセージが陳腐だとか嫌な気分にさせようとするだけの単純な鬱展開や悪趣味な展開が量産されたということの反動もあるのでは?過去の有名な悲劇的展開のある作品、私にとってはあまり良いと感じられないのも結構混じっていた。
メッセージ性についてはその時代ごとの意義もあるし、古い作品を今の感覚で見ても響かない所が出てしまうのは避けられないかなあ
別に悲劇的な展開だからというだけでダメになるわけではないだろうけど、悲劇的な展開を積み重ねて大衆ウケする作品を作るのはかなり手間がかかるのも確かだろう。
悲劇系の作品は上手くいったときは凄いことになるが、失敗してもダメな方向でスゴイことになる。
上でも出ている「鉄血」の悲劇的な破滅の流れと結末に関してもロジックは整っているけど見せ方が雑で面白くなってないのが問題なわけで。
セカイ系の作品を探せばそういうの出て来るんじゃないか?
「イリヤの空、UFOの夏」みたいなのが
セカイ系ってもう何世代か前の流行だろ……
ロボ系はリアル重視にすると矛盾や問題を意識せざるを得ないからか現在も悲劇的な流れになるのが多いと思うよ
上で出ている「鉄血」もそうだし、「グランベルム」もそうだった。面白いか、人気になれるかはまた別の話だけどね。
「ぼくらの」とかもね!ちょっと古いけど。
今も作られているそこそこ人気な作品だと、「ファフナー」辺りだろうか?
SF系だと悲劇、破滅はわりと許容されるように思う。説得力やリアリティを求めた結果、上手くいかない、悲劇になるというのも評価されやすい。
しかしそういう「(作り手の認識する)現実的だから上手くいかない、悲劇になる」というのも、今の時代は逆主人公補正で物語の「御都合主義」の逆ベクトルだと素直に納得してもらえなくなっているのではないだろうか。
悲劇は悲劇でどうしても作劇の強調が発生して現実離れする、キャラの言動や判断に関するツッコミ所が出たりするから。
例えば「マブラヴ」は近々アニメ化される動きがあるけど、あれは昔だったから許容された悲劇的展開、ご都合主義的な鬱展開だった面もあるから今の時代にどう評価されるか、私は不安だ……
このスレでこんな話をするのはなんだが、元々悲劇的な展開の作品というのはそれほど多くは無かったのでは?ここ最近の話ではなく、ずっと少なかった。たまたま名作のイメージが残っているだけで。
さすがにどの作品も基本的に悲劇、みたいなわけではないけど今よりはもっと割合は高かったよ。
例えば手塚治虫の有名作品「鉄腕アトム」、「ジャングル大帝」、「火の鳥」といった辺りは全部悲劇的な結末だ。手塚治虫のアニメ化されていないマンガ作品も、現代の感覚では悲劇やバッドエンド的な認識をされそうな作品は少なくない。
考えてみれば、以前の私は日本のマンガって悲劇的な終わり方が多いというイメージだったな……
でも日本はまだ良いよ。別に無いわけじゃない。国内だと本当に見なくなった。
二次元から外れていくが、アメリカも悲劇的展開の作品多いよね。重い話や鬱展開も。
アメリカは単発はともかく続編やシリーズ物はたいてい不幸か悲劇に見舞われてきちんとしたハッピーエンドにならない印象が……
アメリカの作品はシリーズ続編を煽るためのクリフハンガーとか、IPだけ一緒で制作スタッフを入れ替えた際に新規スタッフが前作を踏み台にしようと前作の主人公や功績を殺すとかで、かなり商業的な部分があるからな……ウチの国の作品とは別の意味でとても現代的なのかも。
私もあまり詳しくないがアメリカン・ニューシネマや日本の90年代後半以降のテレビドラマとか悲劇が流行った時期があるし、その影響を受けたクリエイターが活躍して悲劇が量産された時期はある。
その流行の前は大雑把な大作のハッピーエンドや御都合主義が流行っていて、それに対するカウンターという意味もあったから、いずれまた悲劇系が流行る、評価される時期が来る可能性は否定できない。
理解できる。
二次元だと上で出ている「マブラヴオルタ」とか、一連の虚淵玄作品の流行、セカイ系がそんな感じだったという見方もできるし、現在悲劇を見かけないのも流行り廃りの循環の一つなのかもしれない。
今は好きじゃない人も多いようだけど、私は大好きな展開なのでそういう作品が作られることを常に歓迎している。
とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国オタク界隈における悲劇的展開、バッドエンド的展開などに関する見方も出ていました。
ちなみにこのネタを教えてくれた方によると
「日本はどうなのかは分かりませんが、中国で悲劇ネタを回避するのは炎上するリスクを避けるといった意味もあります。子供だろうが大人だろうが、ショックを受ける人が出て騒ぎになると作品が嫌な形で注目されてしまうことになります。また炎上してアンチが発生した場合、細かいところの問題を見つけたり曲解したりでの通報が行われるというリスクがありますから……」
といった話もあるそうですし、作品の外側の事情に関してもイロイロとややこしいものがあるのかもしれませんね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。