「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2021年01月

中国オタク「毎週追いかけるのが楽しかった、追いかけた体験が良い思い出になっている作品を教えて」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国のテレビでは一日一話ペースで作品が放映されることが多いですし動画サイトでの配信もやはり一日一話ペース、或いは一気に配信されたりすることが多いそうで、一週間に一話ペースで新作アニメを追いかけるというのはやや珍しい形式となっているそうです。
(近年は制作ペースの関係上、中国国産アニメも週一かそれ以上の間隔が空くことも珍しくないそうですが)

また週一ペースで新作アニメを追いかけるのは一週間の間に行われる作品に関するやり取りや考察なども含めて一気に見るのとは違った受け取り方になりますし、作品の評価とは別に追いかけている時が楽しかった作品に関する思い入れというのもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「毎週追いかけるのが楽しかったアニメ」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆にとって毎週追いかけるのが楽しかった、追いかけた体験が良い思い出になっている作品を教えて欲しい。
今は評価がある程度定まったアニメを追いかける、安全な視聴体験をしようというスタイルが賢いみたいになっているし、元々ウチの国ではテレビが毎日放映や一挙放映で週一で一話の視聴スタイルは無かったというのもあるし、毎シーズンの作品が多いし時間の問題もあるからそうなるのは仕方がないとは思う。
でも、先が分からない作品を週一で追いかけるドキドキ感も良いと思うんだよね。ちなみに自分の場合は「ハクメイとミコチ」が良かった。

言いたいことは理解できる。それに評価重視だと大作や覇権作品が主になって、失敗は無いけど本当に自分の好みの作品というのが見つからなくなるんだよね。
自分にとっては「宇宙よりも遠い場所」がそうだった。

私も「宇宙よりも遠い場所」だな。ちょうど忙しくて精神的にもキツイ時期だったから、週一で見るこの作品を心の拠り所にしていたってのもある。まさに良い思い出な作品。

パッとしない評価の作品だけど「革命機ヴァルヴレイヴ」を追いかけている時はかなり楽しかった。個人的には非常に思い入れのあるロボ。

「かぐや様は告らせたい」の第一期を追いかけていた時は本当に楽しかった
第二期も普通に楽しんだけど、体験というなら第一期。

最近のだと「ウルトラマンZ」だね
一週間待っている間もそれまでの話を繰り返し見たり、フォーラムで語り合ったりで。

ウルトラマンだと私は「ウルトラマンオーブ」が良い視聴体験だったな。学校が忙しい時の精神安定を助けてくれたよ。

「進撃の巨人」をネタバレなしで追いかけられたのは幸せな体験だった。

「進撃の巨人」の第一期が新作アニメとして扱われていた頃はまだ積極的にアニメを見ることもなく友達とゲームばかりやっていたんだが、たまたま宣伝されていた進撃の巨人に出会ってハマって毎週追いかけることになった。こういう出会いからの体験はとても貴重で楽しいものだったね。

「進撃の巨人」がいまだに熱心な信者が多いのは、そういった衝撃を体験した人が多いからだろうな。当時はaiqiyiやyoukuが積極的に推していたしオタクの集まるbilibiliにいるのとは違う層が「自分で発見した」という感じで。
外部からの批判も効かないというか、熱心に反撃したり、後発の人気作品のファン界隈ともやり合うあのモチベーションの理由の一つだろう。

昔の話でいいなら「ひぐらしのなく頃に」
一話ごとに震えた

「ログ・ホライズン」は野生の弾幕コメント達が設定や世界観とかの解説まで頑張っていて、それも楽しみながらアニメを追いかけていた。
あの独特な体験をもう一度ってのは無理なんだろうな……と思いながら今度の第三期を見始めたらあの字幕の連中も帰って来ていたのには笑った。ありがたい。

「ゴールデンカムイ」
ただただ面白かった。作画崩壊とかの評価が気になる人もいるだろうから、今から一気に見るなら原作マンガも良いかもね。

「ゴールデンカムイ」はストーリーを追いかけるということでは一番楽しめたな。

ちょっと考えてみたが、自分にとって毎週楽しみにしていたという作品だと「ふらいんぐうぃっち」かな。
連続したストーリーの引きで続きが気になる作品ではないんだけど、見終わった後に次の回も待ち遠しいと思えるような作品だった。

「新世界より」をネタバレや評価の傾向を知らずに後半も見られたのがとても良かった

「ID:INVADED」だね。原作アリの作品と違ってオリジナル作品は「追いかけている時」にネタバレ気にしないでフォーラムも弾幕コメントもつけていられるから楽。

昨年の作品だと「ID:INVADED」が作品を追いかける「体験」に関しては一番良かったのでは。あれは後追いでは体験できないだろう。

俺も最近の作品だと「ID:INVADED」が一番かな。続きを待つ一週間の間にやる考察や予想も楽しかったなあ。

オリジナル作品は失速して評価がぐっだぐだになったりすることも少なくないが、それに頭を抱えるのも含めて追いかけている時の思い出になったりするね。
「ダーリン・イン・ザ・フランキス」が評価はともかく思い出の作品になっているのはそれも理由の一つなんだろう。俺もあの作品は他人に薦めるのはためらうが、嫌いな作品というわけではない。

分かる。毎週が驚きの展開だった。
当時はどこのフォーラムでもデブのあいつがネタにされていたとかもいい思い出。

この話題ですぐに思いついたのは小南極(「宇宙よりも遠い場所」)だったが、同好の士がいてくれて嬉しい

延期をはさみながら「とある科学の超電磁砲T」を追いかけた体験は忘れがたい。いや、もちろん楽しかったんだけど世界環境が……

新型コロナで引きこもりの中で出会った面白い作品の視聴体験は特別なものになる。自分にとっては「ジョジョの奇妙な冒険」がそれになりそう。

「ぐらんぶる」は全く予想できないことが続くのが楽しかったし毎週ゲラゲラ笑える時間ができた。途中で原作者が「バカとテストと召喚獣」の作者と知って納得。

ガノタの間ではパッとしなかったのかもしれないが「ガンダムビルドダイバーズ」は楽しかった。

私は「ビルドダイバーズRe:RISE」の方も良かった。
前作からの流れもちゃんと活用されているからずっと追っかけている意義も感じられたしね。

過去作と比べて話題にならない、再生数伸びないだったけど「ラブライブ!虹ヶ咲学園」をファン界隈で毎週追いかけたのは、とても良い時間を過ごせたと思っている。

「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」と「ラブライブ!虹ヶ咲学園」は毎週追いかけるからこその熱さがあったな。

ここまで出ているのだと「ID:INVADED」や「宇宙よりも遠い場所」が特に良かった。出ていないのだと「ゾンビランドサガ」だな。

私も最近のだと「ゾンビランドサガ」だな。あとは「まどか☆マギカ」

「まどか☆マギカ」の二か月近い延期からの期待以上の最終回は素晴らしい体験だったよ。

ちょくちょく話題に出ている「宇宙よりも遠い場所」に俺も一票。自分の見たオリジナルアニメの中では内容も毎週追いかける視聴体験も屈指の良さだった。

「けものフレンズ」の第一期を追いかけたのは自分の中で幸せな思い出になっている。あれは本当に序盤から参加できてよかった。

「けものフレンズ」は終盤、各所のフォーラムをはしごしまくったなあ
それと「ケムリクサ」もみんなと考察しまくるのがとても面白かった。

大学の宿舎でルームメイトと一緒に「ジョジョ」を見て熱くなったりツッコミ入れたりしながら毎週盛り上がったのは本当に楽しかった。作品の内容も良いけど、自分の中では視聴体験も加わって更に評価が上がる。



とまぁ、こんな感じで。
名前が多く挙がっていた作品を中心にまとめておりますが、これ以外にも作品を追いかけた思い出と共にイロイロな作品が挙げられていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「やはり評価を見てから追いかけるのを決めた作品よりも自分で見つけた作品の方が思い入れが強くなりますし、長い間ファンを続けることになります。中国のオタク界でアニメが終わってからもずっと話題になるような作品の中には、自分で見つけた人の多かった作品というのも含まれているのではないかと思います」
といった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

1/31修正:「ハクメイとミコチ」のタイトルを間違っておりました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「なんで中国国産ゲームも漢服があまり無いんだろうな。チャイナドレス系ばかりが目に付く……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

近年の中国で急速に存在感を強めている
「漢服」
ですが、漢服の定義やデザインについては現在も議論が続いているようですし、中国国産コンテンツで漢服を扱う際にも「正しい漢服」といったものに関してイロイロと難しい所があるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな漢服に関して
「国産ゲームでは漢服キャラや漢服スキンがあまりない」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なんで国産ゲームも漢服があまり無いんだろうな。旗袍系(チャイナドレス)ばかりが目に付く……日頃の持ち上げ方的に漢服キャラや漢服スキンとかでもっと大々的に売る素材になってもいいと思うんだが。

確かに。
無いわけじゃないけど、課金を煽るような力の入れ方が感じられるものはなかなか無い。

言ってみれば人気になる漢服着用キャラ、漢服着用スキンが無いからね。
その結果更に少なくなる。

漢服的な構造をきっちりやっている衣装ってのがわりと珍しい部類かと。
原神とかを見ても中国っぽい模様ついているだけで服の構造は有名所ベースの魔改造だったりするしね。

漢服とミニスカス&トッキングが許されないという時点で……

漢服とミニスカストッキングなってやったら漢服警察案件ですよ!
そういうことで批判するヤツはソシャゲやらないという説もあるけど、リスクなのは間違いないからな。

漢服は文句がたくさん付くけど、実際にきちんとした定義を知っている人は多くないし、そういった定義に関してきちんとした議論が行われてもいない。
片方ではもっとやれと声高に叫ぶが、もう片方では少しでもイメージと違えばこんなの漢服じゃないと罵倒して追い詰める。めんどくさい。

国内では「伝統」に関して変えてはいけないという空気が濃いけれど、その変えてはいけない大元をハッキリさせないから「伝統の発展」という面では明らかに望ましい環境ではないよな。
そして漢服キャラだが……改造すると文句出るから露出も増やしにくい、つまり男性向けでそんなに売れない。女性向けだとスキンやキャラによる商売とはまた違うし、ジャンル違いの衣装を持ち込んで大歓迎されるというわけでもないからね。

漢服は自分達の文化だと考えている人間が多いから文句をつける、批判する権利をもっていると考える人間も多いのが難しい
これが旗袍だったらそこまで問題視されないし、西洋系や日本の服ならそんなに拘らずにデザインの好みだけになる

ウチの国のユーザーはゲームをやめる、課金しないという他に「通報する」というアクションがあるからなあ……収益やコストなどに関してそれなり以上にリターンがなければ避けられるリスクは避けるよ。
炎上して目をつけられたら問題がいくらでも掘り返せる業界だしね。

漢服はガチで叩きに来るけど、チャイナドレスだと「ここまで来るともう旗袍じゃねえよ!」とネタになる空気だから、扱いやすさが違うというのもあるね。
漢服とチャイナドレスを比べてみると魔改造衣装によるエロさというセールスポイント以外にも扱いやすさ、デザインのしやすさという強みが浮かんでくる。

俺は漢服の方が好きなのに……
チャイナドレスとかはもう別要素が加わり過ぎている上に服と中身の誇張も加わって見飽きたというか見ていて疲れるというか……アズールレーンとかを見ていると需要は理解できるんだけど食傷気味な自分も分かってしまう。

漢服はエロくないからイベントのスキンとしても弱いのは確かだね。
国産ソシャゲって18禁じゃないけど近年の我が国のエロコンテンツという役割を獲得して発展していった部分も間違いなくあるから、そこでアピールできないのは普通に不利。

国産系ソシャゲを見ると日本人絵師だけじゃなく、中国人絵師も魔改造チャイナドレスや巫女服描くのが上手くなっているのはどうなんだろうと思わなくもない
個人的には大歓迎ですが!

巫女服もセーラー服も、メイド服だってチャイナドレスだって魔改造はできるしエロいと歓迎される。でも漢服だけは漢服警察が……!

チャイナドレスって清朝から中華民国、そして現在に至る過程で時代ごとにブラッシュアップされているので昔と今ではかなり違ったものになっている。
それに対して漢服は漢族の復古やノスタルジーをもとに復活させたものだから、時代ごとのブラッシュアップも経ていないし現代人の美的感覚とも合ってない。よく考えて使えば「当たり」だって作れるだろうけど、ゲーム向けに量産するキャラやスキンで使うんだったらチャイナドレスの下になるのも無理はない。

上でも言われているが漢服に金出してくれるターゲットとしては女性ユーザーの方が期待できるだろうけど、その辺をターゲットにして課金させるシステムが確立されていないのも難しい所だ。

女性向けでコーデ要素を売り物にしたゲームには漢服系のもあるけど、ああいうのも創作世界の独自ジャンル的な呼び方で直接漢服にしているわけじゃないからね。
直接漢服で宣伝して商売するのは何かとめんどくさい

女性向けでも漢服だ韓服だでゴタゴタしたり、批判が出て一部の漢服系衣装やアクセが削除なんてのも発生している。男性向け女性向け問わず漢服に関する扱いが難しい事例が積み重なっているのさ。

そもそも一般人、オタクの考える正しい漢服、理想の漢服が一定しないからどうしても批判が出る。
たまに外国産の漢服要素のある衣装の方が良いように思えたりすることもあるが、あれは異世界かつ漢服だと言い張らないから問題にならないんだよね……
最近見たのだとグラブルのメガネ軍師のイベントのサブキャラの服装が自分の中ではかなり理想的な漢服デザインだったな

漢服が通常状態でお色気方面に寄せられないのは現在のソシャゲ市場ではわりと致命的。
服を着ている方が良い、綺麗な漢服のキャラが欲しいという声はたくさん出ても、財布から金を出す欲望にはあまりつながらない。着こんだキャラのスキンを金出して収集するのはかなりの「上級者」だな。

それに加えて作画コスト高いからな……艦船萌え擬人化が流行ったのだって女キャラに武装載せれば成立して、更にカワイイ女の子が肌色面積高くする口実になったからでもあるしな。
漢服はスタイルが一定しないというか多過ぎるし資料もちゃんとしたのに当たらないとダメ。そして出来上がるのは色気のない無難で安全なものになりがち。
漢服系スキンだってあるぞ!と貼られる定番画像はどれも正直課金する気にならん。

ハッキリ言おう。自分の見た範囲では大部分の漢服はチャイナドレスほど良いデザインになっていない。

漢服は良い感じのlive2dにするのに手間がかかるというのも厳しいか?
日本みたいに一枚絵が許容される市場だと良いんだろうけど、今の国産ソシャゲはlive2dじゃないとまず批判される。かといってlive2dの見栄え重視で魔改造するとか、肌色を増やすとかやると漢服警察出動だ!

やはり作るのも描くのもめんどくさいし、お色気も無いのが主な理由じゃないかな……特に今の国産二次元系ゲームはお色気ファンタジースキンで稼ぐモデルに傾いているから

それに加えて批判の問題だ
何かしらいちゃもんがつく

漢服に関して公式の標準モデルがいまだに成立していないから、どんな感じにしても警察は出動できるからね。
正直に言って「漢服」とテレビドラマによくある「古装」の区別があんまりつかない自分みたいなのはもうついていけない……

正しさもだけど、同時に「人気のあるデザイン」が定まっていないというのもあるんじゃないかと。特にお色気方向の魔改造に関して。

魔改造漢服も悪いわけじゃないんだが、チャイナドレスとかと比べると現時点ではやはり弱いのよね……

それには同意する。漢服って二次元でもまだ良い感じにアレンジする手法やテンプレが出来上がっていない。
例えばロリキャラは単純に女子児童を描くだけでは萌えないわけで。服で言うなら崩し方や色気のある方向にする上での手本(リアルではなく、二次元的なキャラ)がまだ無い。

漢服は時代区分が曖昧で大き過ぎるのも……私は民族系の伝統衣装自体は大好きだけど、それに纏わるゴタゴタには辟易している。

漢服警察も言われるほど頻繁に出撃しているわけじゃないし、私はやはり色気と制作コストの問題じゃないかと思うわ。
批判している連中がソシャゲを熱心に遊んでいるとは思えないし。いやアンチ層や対立コンテンツ関係者がいて作品自体を批判するために炎上させるなんてのはあるか……

遊ばなくても目に付いたら通報されるぞ
これまで社会的なレベルでやり玉に挙げられた作品を批判者がちゃんと見ていたことってあるか?

漢服警察よりも女権主義警察の方が実際にはヤバイんだろうけど、そっちは批判のパターンも取締りのパターンも定番化しているから空気読んで対処しやすい、ターゲットになり難いという事情はあるかな。
漢服警察はポルノ批判とか女権的な方からの批判とは違う、素材も批判も新しいから風の読み方が確立されていない。あと漢服警察って、二次元界隈の批判だから地味に絵師にダメージいくってのもあるな。

現在は既に実際に漢服警察が出るかどうかが問題じゃなくなっているのがめんどくさい
これまで漢服界隈で漢服警察案件や関連ニュースが頻繁に出ていたせいで、今は漢服を出したらそれが良いか悪いかではなく、漢服警察が来るかどうかがまず頭に浮かぶ、或いは話題になって空気が悪くなるような環境だ。
言ってみれば漢服警察警察が確実に出るということだな。実際の所、現在は外人がやらかすとかなら別だが国内の絵師ならそこまで漢服警察は厄介な存在ではないと思う。批判が0になるわけではないが、それは漢服以外でも同じだ。

このスレのテーマに合うようなゲームに関しては、漢服に関してリスクはあるがやってやれないことはない、しかしやるほどのリターンも見込めないって所ではないかと。
ウチの国のソシャゲ会社は売れるならやる、逆に言えばやらないのは売れる見込みはないということだ。
これは個人的な印象も強い話だけれど、セルランの動向やユーザーの盛り上がり的に漢服スキンはそんなに売れてないはずだ。

国産ゲームは面白いもの良いものを作るための研究はしないけど、売れるための研究やパクリは非常にまじめで熱心だ。ゲームを楽しみたい側としては困ったことにね。
そして基本的に売れる理由があればウチの国の業者はルールだとか炎上だとか考えずにやる。極論すれば稼いで儲ければいい、怒られたらやめるか逃げればいいんだから。ユーザーもジャンルも業界も社会も関係なくまずは自分の利益だ。
しかし漢服はそれをやる所も、後追いで狙う所も出ていない。つまり騒がれるほど金にはならないということなんだろう。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈に漂う漢服ネタに関する微妙な空気のようなものも出ていました。

このネタを教えてくれた方からは
「さすがに今では漢服警察と騒がれるほどの炎上は無いと思うのですが、文化ネタや政治ネタが絡みやすい題材ですし絶対に問題無いとは言えません……」
という話もありました。

現在の中国オタク界隈における漢服の扱いについては関連するゴタゴタのニュースなどから来るイメージほど厳しいものではないようですが、それでも扱う際にちょっと構えてしまう所はあるような題材なのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アニメを見るまで無職転生の『無職』の意味を勘違いしていた……」

ありがたいことに手頃なネタを教えていただきましたので、今回はそれについてを。

「無職転生」

は中国オタク界隈でも評価が高く、日本のネット小説出身系の作品の中では熱心なファンが特に多い作品とされていますし、1月から始まったアニメも中国オタク会話における注目作となっているそうです。

そんな「無職転生」ですが、実はタイトルから受ける印象が日本の感覚によるものとは少々違う、タイトルから内容の方向性を勘違いしてしまう人が少なくない作品でもあるとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「無職転生の『無職』の意味を勘違いしていた」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメを見るまで「無職転生」の「無職」の意味を勘違いしていた……俺みたいな人、他にいない?
無能力とかそっちの方だと思っていていわゆるニートの転生だとは思っていなかった。

ここにいるよ!
アニメでは無く原作小説の方だけど勘違いの仕方はお前と似たような感じ。読んでから気付いて最初の方を読んでいる時は微妙な気分になっていた。

「無職」のタイトルは漢字そのままもって来ても間違いではないけど、意味を正しく把握するにはちょっと説明が必要になる、別の意味にとる人が出る言葉だよね。

一応中国語でも職責が無いとか失職だとかいう意味はあるけど、あまり一般的に使う言葉じゃないからなー
日本語の「ニート」の意味というか、主人公の描写を見るに「宅」ではなく「家里蹲」(引きこもり)の方が正しい意味になりそうだ。

見る前は転生した先の世界では全ての人間がいわゆるゲーム的な「職業」をもっているなかで、主人公だけが職業を持たない人間になってしまった……みたいなもんだと考えてた。

少し前に異世界転移で農民クラスになるアニメがあったし、てっきりあんな感じでクラスが無い主人公の話かと……

俺は剣と魔法の両方を使いこなせる、職に縛られないが故の無職だと思っていたなア

自分は「ありふれた職業で世界最強」的な方向の作品だと予想していたんだが、実際は俺TUEEEEE系魔法使いのストーリーっぽいというので予想は外れた。
その後にネタバレ避けながら見ている周りの反応からしてなんか罠があるのは理解したが。

こっちでは有名作品に「全職高手」(邦題「マスターオブスキル」)とかあるからな。能力やクラスとかと勘違いするのも無理はないかも……

同意。
オタクだと「無職転生」からまず「全職高手」を連想する人は多いだろうね。

英語だとjoblessだっけ?こっちだと分かるが「無職」でしかもラノベタイトルとして出されると勘違いしやすいな。

外伝作品の「ジョブレス・オブリージュ」の方を見ると、タイトルの意味が分かりやすくなるな。漢字だから微妙な認識のズレが発生する。

クラスの無い主人公がなんらかの方法でのし上がって俺TUEEEEEする作品だと思っていたんだがな
前世何もしなかった頑張らなかった人間=無職で、転生後に努力する話だったとはね。ギャップが結構大きいよ!

変態好色主人公なのに、あらすじ見たり、全部終わってから振り返ってみると努力を積み重ねて頑張るビルドゥングスロマンに感じられる不思議な作品さ!

やはり勘違いしていた人結構いるんだね。私もJRPGのドラゴンクエストの職業的なものがない普通の人間が主人公で、普通の人間のまま世界に逆襲する、ざまあするみたいなもんだと思っていた。

同じく。転生先の世界ではどの人間も職業をもっているのに主人公はもっていないということで序盤はいじめられたり差別されたりしまくる。その後チート的な何かを手に入れて、無職とは最強につながるとか、全ての職業を使えるとかで俺TUEEEEEをやり出すんじゃないかな……と。

実際はチートっぽい能力はあるけど、本当の俺TUEEEEEキャラにはかなわないという作品だからな。言ってみれば普通の俺TUEEEEE系とはキャラの動かし方も爽快感のポイントも異なる作品だから、テンプレイメージで見始めると原作でいう「ターニングポイント」回で衝撃を受ける。

私と同じようなこと考えている人いたんだな。
私も「無職」が実はチートで……みたいになるんだと思ってたよ!!自分がかなりテンプレ思考に染まっているんだと実感した!

だいたいみんな「無職」をなんかカッコイイ方向で受け取ってしまうのは面白い。
でも最初からいわゆる引きこもり、ニート的な意味だったらここまでウチの国で人気にならなかったんじゃないかな。面白い作品であると同時に、見る前からタイトルの印象とのギャップによる衝撃を与えられるのは強い。

それはありそうだ。「引きこもり転生」的な意味で訳されていたら見る前にスルーしていた人は少なくないだろう。

スルーする人が出るのも悪いわけじゃない。問題というかクセの強い作品でもあるから。私はアニメであまりにも見る人が増えるというのも正直不安だ。
今のウチの国のネットの「価値観」だと引っかかって怒りだす人も出るだろうというか出ているし、そこそこの人気で留まる、でもアニメの第二期も制作されるくらいの人気にはなってくれると助かるんだが

全部が全部好き勝手にできる最強系ではないけど、一定の爽快感は常に提供してくれるからそこはなんとか俺TUEEEEEの部類では?アニメの第一期でやれるかは分からないけど学院編以降は主人公強さを感じられる展開はかなりあるしね。
だからタイトルを勘違いした人が見てもそのまま見ていられるような爽快感はあるし、そのまま作品の特徴となるエピソードまで引っ張れるのではないかと。

しかし漢字表記なのに、中国と日本で妙に受け取り方の変わるタイトルになっているんだな。
たまにある中国語と日本語で根本的に意味が変わるような言葉が入っているわけでもないのに。

言葉もあるし、元ネタの知名度もあるんだろうね。このタイトルの元ネタは「女神転生」だ。作者のコメントにネタ画像も載ってた。そして更にもう一つ日本人のオタクは「北斗の拳」の必殺技「無想転生」も連想するらしい。
そこに「無職」という日本では非常にネガティブな言葉を突っ込んでいるので日本ではネタとして強烈になるし、フックになる印象的なタイトルになるのだとか。

一応こっちでも副題の方を見れば勘違いは無くなると思うんだが、副題まで含めて伝わることはあまり無かったからな。

まぁこっちで作品を呼ぶときは「無職」、「無職転生」だけだからね。
副題の「異世界行ったら本気出す」はこっちの感覚だと無い方が良いように思えるけど、日本のラノベ読者にはあった方が良いんだろう。

ウチの国の感覚で考えると、「無職転生」って簡潔な良いタイトルだと思うよ。ここで言われているような誤解もされやすいけど、長文日本語タイトル直訳や漢字そのまま持って来るような類のタイトルの中では頭一つ抜けて印象に残る。



とまぁ、こんな感じで。
「無職転生」というタイトルの印象、作品の内容予想などについてイロイロな話が出ていました。

この「無職転生」に関しては漢字が同じでも日中で意味が異なる或いは全く同じではないというたまにある話に加えて、それまでに接してきた作品によって印象や想像するものが異なってくるという、中国オタクネタ的にもちょっと面白いことになっているようですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ウチの国のTVで日本のアニメが本当に久しぶりに放映されることになるなあ」はたらく細胞が中国のCCTVで2月から放映開始

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

2018年に中国で第一期が爆発的な人気となり、
1月から始まったアニメ第二期、スピンオフの「BLACK」のアニメも好調な
「はたらく細胞」

ですが、中国のテレビのCCTV6で2/13からで放映される予定だと発表されたそうです。
中国語ですがコチラのニュースなどをご参照ください。

00年代後半からの規制により中国のテレビで日本のアニメを放映するのが困難になってから随分と経ちましたし、中国オタク界隈では「中国のテレビで日本のアニメを放映するのは無理」という認識が定着していたそうです。
しかしそんな所に飛び込んできたこのニュースには驚く人も出ているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「はたらく細胞のアニメが中国のテレビで放映される」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「はたらく細胞」の第一期がCCTV6で2月から放映される模様。
人気だし扱いやすい作品だとは思っていたがウチの国のテレビで放映されるのはちょっと予想外だ……

デマかと思ったが版権扱っている所がソースだから本当っぽいな。
日本産アニメは放送禁止扱いだったのに。

ウチの国のTVで日本のアニメが本当に久しぶりに放映されることになるなあ

十数年ぶりになるのか?
昔は日本のアニメがそこら中で放映されていたけど、規定が出来てからは国産の子供向けCGアニメに入れ替わっていたからね。

あれは国産コンテンツ保護というお題目があったし、文化的な影響のアレコレも背景としてあったから強烈だったよね。その後はほぼネット。
日本のアニメが完全にテレビから消えたわけじゃないが、単発の劇場版とかだけな状態が10年以上続いている。

イロイロあった後に久々に放映する日本のアニメとして考えるなら「はたらく細胞」は良い選択だろう。
以前第一期が出た時は科学普及番組として素晴らしいという評価だったし、近年のアニメでは最良の一般向けアニメの一つだろう。
子供にも大人にもオススメできるから、確かに今うちの国のTVで流すならこれ以上の作品は無いかもしれん。

完全に同意。
この作品は中央電視台のチャンネルで放映するのにぴったり。

それに加えてCCTV6だからできることでもあるだろうね。
これまでもたまに日本のアニメの映画版で日本の作品をたまに放映していたチャンネルだから。

「はたらく細胞」に関してはこんな作品を作る日本人はスゴイなと素直に感心したよ。
ところで、個人的には今新作アニメでやってるBLACKの方が好みなんだが、こっちもテレビで流してみるのはどうだろうか?

無茶を言うな!
いや俺も大好きだけど。

BLACKは……勃起とかの言葉もそうだし白血球のデザインとかもね……

BLACKは内容は科学的だが子供向きじゃない。あと絵も。

あんまり人気にならない方が良いと思うんだよね……BLACKは特に。通報されたら元も子もない。

「BLACK」に関しては既に通報するヤツは出ているし今期の人気作品になってるから今更だ。
むしろCCTVの放映で安定する可能性もあるし、そちらに期待しよう。

テレビで放映するとして、血の描写はどうするんだろう?聖なる光か、それとも色を変えるのか。CCTV6なら時間も人手もあるだろうから修正自体は一つの手段だろうけど。

「はたらく細胞」は子供も見れる内容だけど、画面描写はかなり血腥いからな。あまり修正されないと良いんだが。

実際に放映されるまでは何とも言えないけど、案外問題なくいけるという認識なのかかもしれないぞ。自然科学系とかドキュメンタリーとかならその手の要素はそんなに気にしないで良いし。

CCTV6は昔「Vフォー・ヴェンデッタ」とか放映しているし、攻めた作品がたまに流れる。そういうのと比べれば「はたらく細胞」は随分と行儀が良いから大丈夫じゃないかね。
子供向けチャンネルで子供向けに放映するとかじゃないのだから。

それにしてもCCTVなら吹替え版になるんだろうけど、吹替え版のクオリティをこんなにおおらかな気持ちで待てるとは……TV放映されるというだけでまあいいやという気持ちになる。
もちろんクオリティが微妙だったらネタにはするだろうけど!

まぁCCTVなら良い中国語吹き替え使うだろうからトンデモナイのは出てこないだろうけどね。ちゃんとした人をちゃんとした人が使えば中国語吹替えも悪くはならない。

BLACKの吹替え版も見たいです!特に3話とか!!

第三話のセリフは本当にひどかったからなあ!
あれを日本語じゃなく中国語で喋ってたらこっちの視聴者大変なことになるわ。

日本語を直接分からない人が多いから、直接的な破壊力にはつながらなかったわけだしね。
ある程度日本語分かると大変。それにしてもあれを笑わずに恥ずかしがらずに真剣にやれる声優ってやっぱスゲエなと感じた。

そういえば、BLACKで「勃起」の発言があったときは随分と吉良吉影が出現していたなあ……

俺もあの時はあの「下品なんですが…フフ……勃起………しちゃいましてね…………」が頭に浮かんだわ

しかし一体どれくらいの間中国本土のテレビでは日本のテレビアニメが放映されていなかったんだっけ?
もう記憶が定かではないレベルなのに今気が付いた。

俺もすぐには出てこない……00年代半ば以降は基本的に外国アニメは放映しちゃダメということになったが、それ以前はそこら中で日本のアニメが放映されていたんだよな。

確か当初はゴールデンタイムの放送禁止で、その後は国産アニメだけになっていったね。2006年〜2008年にその辺りの通知が順次出ていたはず。
その後は審査検閲通過が難しいし視聴者の世代が変わって国産アニメで数字稼げるようになったからあえてリスクの高い外国産アニメは扱わなくなっていったような。

一応全くないわけではなく、映画はたまにやってたね。ウルトラマンの劇場版なんかもあった。ただTVシリーズは本当にこの十数年は無かったように思う。

CCTV6はアニメ映画はわりとやってるね。
こっちの映画館には入ってない作品をたまにやってくれたりする。自分の見た記憶では「ONE PIECE」や「妖怪ウォッチ」の劇場版とかはテレビの方で初めて見た。
ただ話数のあるテレビ番組は長い間無かったような?

もしかしたら1クール作品というのは初めてか?
昔まだ日本のアニメが国内のテレビで放映されていた頃はもっと長いシリーズの作品ばかりだったはずだし、深夜枠のアニメもまだそんなに定着していなかった時期のはずだから。

言われてみればそうかもしれない。昔は最低2クールでそれをウチの国の一般的なスケジュールで毎日繰り返し放映だったから

どちらにしろ、嬉しい話だよ。長いこと外国産TVアニメがテレビで放映されない状態が続いていたのだから。
時代が戻ることはないだろうけど、ずっと禁止なのもどうにかなって欲しかったからね。

十数年ぶりに日本の新しいテレビアニメ作品をウチの国のテレビで見れるのか……なんだか現実感が無い自分がいる。



とまぁ、こんな感じで。
昔を知っている人にとってはかなり驚きのニュースとなっている模様です。

具体的な所に関してはまだ続報待ちのようですが、今後の動向についても気になりますね。
ちなみに「はたらく細胞」の第一期の中国における大人気ぶりについては過去記事の
中国で大人気の「はたらく細胞」ついに人民日報で言及される
などもよろしければご参照ください。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


昔書いた、昔々の中国のテレビにおける日本のアニメの規制ネタに関する記事です。
その日、中国のお偉いさんは気付いた。日本のアニメに包囲されている恐怖を

中国における日本のアニメのテレビ放映に関するジェネレーションギャップについての記事です。
中国オタク「なぜウチの国のキッズチャンネルでエヴァが放映できたの?当時を知っている人がいたら教えてくれ」

中国オタク「日本の作品では仏教系は強キャラという説を考えてみたんだが」「扱いは良い方だとは思うんだが」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品に出てくる要素に関する議論がイロイロと行われていますが、「中国と日本で共通する部分がありつつも違う」といった要素に関する考察はなにかと盛り上がりやすいネタになっているそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の作品における仏教系キャラの扱い」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の作品では仏教系は強キャラという説を考えてみたんだが。

うーむ、なんとなく同意できるかも。弱キャラはすぐに思いつかない。

でも最強系キャラもいないような?
扱いは良い方だとは思うんだが。

日本の歴史において僧兵の武力と権力は非常に大きかったからね。日本社会、庶民文化への影響も大きいのだろう。

石山本願寺は強いからな……

戦国時代だけじゃないよ。日本で寺社勢力が最も強かったのは平安時代で、宗教的権力と武力を背景にその当時の統治者に対して強烈な圧力を加えている。
戦国時代は一向宗が目立つけど日本の宗教勢力の力としては下り坂。

信長に燃やされた時はもう微妙ってことか。ただその後も影響力は残ったと。
それなりに目立つけど最強ではない扱いになるのもなんだか納得。

日本は多宗教国家だし、色んな宗教ネタが出るのは不思議ではないだろう。「女神転生」みたいなのだって作ってるくらいだし。

そんな中で仏教系のモチーフが強いというのが気になるわけで
ウチの国も仏教の存在感は強いが、日本はまた少々異なる。インド仏教と中国の仏教よりは違いが少ないようには思えるが……

神仏が強い扱いになるのは当然ではあるが…・・・そこで二次元でも仏に行くのはちょっと興味深いところだね。

二次元、オタク関係と仏の関係って思わぬ所で強いのがみつかる。
例えばウルトラマンのデザインが影響を受けたものの一つが弥勒菩薩という話もある。

でも仏教って日本土着の神話と衝突していると思うんだけど……

日本の仏教はかなり早い段階で日本独自の現地化をしている。日本の仏教もかなり独自の変化をしているし、現地宗教体系との関係もまた独特だね。基本的には仏教が優勢だったらしいけど、日本神道の要素も結構混じっているというか混ざっていた時代が長いらしい。
二次元の作品にも、仏教系の勢力と日本神道系勢力の戦いをテーマにしたものもあるけどね。

仏が強キャラになるのは当然だと思うんだけど?一つの世界観、世界体系なんだから。

仏そのものが強いのは当たり前だが、仏関係の扱いが良いということや、仏教系の要素を備えると強キャラや格の高いキャラになるといった傾向はまた独自の背景があるのではないだろうか。

仏になると、他の神話における神みたいな扱いになるからそりゃ弱いわけがないけど、仏と和尚は別ものだからね。和尚キャラだと色んな意味で良いのも悪いのもある。
そして二次元だと和尚系はそこそこ強キャラ、格のあるキャラだということが多い……ということなのでは。

日本の仏教って信徒の戦闘力高いからね。
古代日本の戦場において僧兵は非常に強力な存在だった。徴兵された農民部隊なんかと比べて段違いに強かった。

そうそう。古代日本の僧兵って宗教的権威を背景にした強力な武装集団だったんだよ。更に言えば仏教は一般社会から離れたある種の境界を表す存在でもあったから、僧兵の戦いは通常の戦闘行為よりも高い扱いになっていた。
そんな所から二次元でも特殊な扱いの属性になっているのかもね。

二次元って意外に仏教要素が入っていることが多い。和尚キャラもいれば、仏系の技みたいなのもある。

個人的には「BLEACH」や「HUNTER×HUNTER」がすぐに思いつくが、他にも色んな所で見かけるような。技は千手観音がなんか多い印象だ。

東方シリーズでも確かに強キャラだなあ

神道、巫女が文化のシンボルという扱いだし二次元でも目立つけど、実は仏教系もかなり重要な扱いになっている。和尚系キャラ或いはそのイメージのキャラはよく出てくるよ。

おっさんの俺が最初に接した仏教系強キャラは乙女座のシャカだな

自分も聖闘士星矢。彼のおかげでいまだに乙女座は強いというイメージが。

ただ上の方でも言われているように強キャラ、地位のあるキャラではあるけど絶対的な最強にはならない、引き立て役や壁訳っぽい扱い止まりというのも特徴なのでは。仲間、サブキャラ、助言者的な立ち位置?

それはあるかも。悪役にもなりがちだけど最強、ラスボスにもなれる西洋系というかキリスト教系とはまた違う。

ウチの国でも武侠系だろうが神話だろうが中華ファンタジーだろうが仏教出たらかなり強いと思うが。ある種の天井扱いになる。

ウチの国だと道教ネタが入るのでやや薄まる気もするが……

そう言えば、日本では西遊記の仏教系強キャラ感がそのまま使われているように感じたこともあるな。武侠、道教系はそんなでもないけど仏教はウチの国の作品の扱いより明らかに強めかと。

日本のコンテンツにおける仏教系の地位の高さは、日本において仏教が掌握しているものがかなり多いということの現れだろう。歴史上でも現代日本社会においてもね。

日本の神道がまだ弱小勢力だった頃に仏教体系を導入して強化して、後になってからその部分を放棄したという話もある。日本における仏教の影響力は大き過ぎて政府も消すことはできないレベルだから今でも様々な所に仏教要素が見受けられるようになっている。

その辺どうもよく分からん。
以前読んだ資料には天照と大日如来を同一化しているとか、古代日本は仏教国だとかあったけど、どういう時系列と体系になっているのか。

神道との関係はちょっと自分も分からんが、日本は古代から仏教で護国鎮守をやっていたし、日本は神道より仏教の方が強い時代が長いはず。その辺の混ざり具合の攻防をネタにした作品もある。
あと日本では歴史上反仏教的な動きによる動乱は発生していても、廃仏的な運動が成功したことは無いというのも現代の扱いに関して影響しているんじゃないかと。明治維新の時にもかなり大変なことになったらしいけどウチの国の宗教の扱いと比べたらね……

日本の僧兵について言及されているけど、日本の僧兵ってキリスト教の騎士修道会の騎士団とはまた違うから、社会的なイメージや創作の扱いも異なっているのでは。

確か騎士団は騎士が修道士になった武力勢力で、僧兵は和尚が武装した武力勢力だったか?
言われてみればいわゆる「クラス」的に言えば騎士団はその後の王侯貴族系騎士団の騎士のイメージに吸収されているが、僧兵は宗教系勢力のままだな。

ニンジャやサムライ、陰陽師と比べて今の二次元作品に直接出てくることは少ないが、日本では僧兵の存在はずっと重要だし人気も高かった。恐らく日本で一番有名な僧兵である武蔵坊弁慶は、ウチの国で例えるなら関羽レベルの扱いだからね。

古代日本において仏教はずっと重要な地位にあり続けたし、少し有名な寺院であれば僧兵を配備していたから武力的な影響も大きかった。言ってみれば少林寺状態で大名すらハッキリと干渉するのは難しかった。

仏教の寺が日本社会では一般庶民のコミュニティの中心になっていたというのも重要かと。
時代や地方によっては葬儀に加えて戸籍の管理を寺がやっていたりする。神道は明治維新以降に強調されたけど、それ以前は仏教メインの神仏習合的な扱いだったから当然文化的にも強い。

このスレを見ながら改めて考えてみたけど、日本社会では仏教ネタってイロイロな意味で使い勝手が良い身近なモチーフなのだろう。
色んな所に使える超常的な、宗教的倫理観を備えた存在といった所なのでは。

日本人がイメージしやすいってのは重要だ。
あと強いけど最強キャラではないというのも、世界観的な黒幕になることがあまり無いというのも、日本社会における仏教の扱いが背景にあるように感じられる。
この辺はやはり日本の二次元におけるキリスト教系や、ウチの国の道教系とは異なる空気があるよね。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク会話における日本の仏教の扱いのイメージなどについてもイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国と日本では宗教に関する感覚に差異があるとは思いますが、それを考慮しても日本社会の仏教の位置は不思議に思える所が少なくありませんね」
といった話もありました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

無職転生とはたらく細胞BLACKの配信に一抹の不安も?中国の202年1月新作アニメ公式配信状況

例によって遅くなってしまいましたが、以下に中国で配信されている1月の日本の新作アニメに関してまとめさせていただきます。


愛奇芸(iqiyi)
怪物事変
真・中華一番! 第二期
スケートリーディング☆スターズ
はたらく細胞 BLACK
プレイタの傷[PROJECT SCARD]
転生したらスライムだった件第2期第1部
Dr.STONE -STONE WARS-
Re:ゼロから始める異世界生活 第2期後半
ワールドトリガー 2ndシーズン


優酷(youku)
真・中華一番! 第二期
転生したらスライムだった件第2期第1部
2.43 清陰高校男子バレー部
Re:ゼロから始める異世界生活 第2期後半


iqiyiもyoukuも1月の新作に関してはあまり多くないものの、日本の一般向けアニメや10月に始まった作品もあるので、ラインナップ自体はそれなりに良いとのことです。
それから第一期が中国で大当たりした「はたらく細胞」はbilibili独占のようですが、スピンオフの「BLACK」の方はbilibili以外にiqiyiでも配信されるというのは少々興味深いですね。


テンセント
怪物事変
真・中華一番! 第二期
たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
転生したらスライムだった件第2期第1部
Dr.STONE -STONE WARS-
2.43 清陰高校男子バレー部
Re:ゼロから始める異世界生活 第2期後半


テンセントは今期の新作アニメに関しては前期と同じような雰囲気でそこそこの所を配信している模様です。この御時勢においてテンセントが自前のプラットフォームをもっているというのが何かと強いそうですが、大きいだけにそのかじ取りが難しいといった話もあるのだとか。


bilibili
アズールレーン びそくぜんしんっ!
IDOLY PRIDE
WAVE!!〜サーフィンやっぺ!!〜
ウマ娘 プリティーダービー Season2
SK∞ エスケーエイト
オルタンシア・サーガ
怪病医ラムネ
蜘蛛ですが、なにか?
ゲキドル ACTIDOL SCHOOL
怪物事変
五等分の花嫁∬
弱キャラ友崎くん
真・中華一番! 第二期
スケートリーディング☆スターズ
プレイタの傷[PROJECT SCARD]
装甲娘戦機
たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
転生したらスライムだった件第2期第1部
天地創造デザイン部
Dr.STONE -STONE WARS-
七つの大罪 憤怒の審判
2.43 清陰高校男子バレー部
のんのんびより のんすとっぷ
はたらく細胞!!(第2期)
はたらく細胞 BLACK
バック・アロウ
BEASTARS第2期
文豪ストレイドッグス わん!
ホリミヤ
魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編
無職転生-異世界行ったら本気だす-
約束のネバーランド第2期
幼女社長
Re:ゼロから始める異世界生活 第2期後半
ログ・ホライズン -円卓崩壊-
ワールドウィッチーズ発進しますっ!
ワンダーエッグ・プライオリティ


毎シーズン多くの新作を配信しているbilibiliですが、ここ数シーズンは作品の引きがややパッとしない所もあったそうです。しかし今期は作品の数に加えて期待作、話題作も少なくないとのことです。


acfun
裏世界ピクニック
怪病医ラムネ
怪物事変
SHOW BY ROCK!!STARS!!
たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
天地創造デザイン部
とーとつにエジプト神(12月開始)
ゆるキャン△ SEASON2


acfunは毎シーズン独自の作品を確保していましたが、今期は他の動画サイトでも配信されている作品が入っているようです。もっとも今期も独自の作品は確保しているようですし、今後の動向が気になりますね。


以上です。
中国では1月は春節直前、日本で言う師走の忙しさになりますし学生も期末で青息吐息な状態なので、1月の新作アニメに関しては初動の盛り上がりはイマイチな傾向があります。しかし今年の1月の新作アニメに関しては中国オタク的な期待作の存在や外出できない環境などから例年と比べてかなり活発な盛り上がりになっているようです。

もっともそんな期待作の中の「はたらく細胞 BLACK」と「無職転生」に関しては内容的に炎上や自主規制にならないか少々不安があるといった話も聞こえてきます。
中国オタクの方からは
「たぶん大丈夫だとは思いますが」
と前置きしたうえで
「はたらく細胞 BLACKは科学的なネタの話ではありますが画面の表現は過激ですし、用語も学術的とはいえ明確にギリギリを攻めているので不安が無いとは言い切れません」
「無職転生はファンの評価は高いのですが価値観や倫理観に引っかかる部分も多い作品ですし、人気が高まって注目が集まると作品が合わない人まで見に来て、その結果批判の声が高まるだろうというのが怖いです。現時点で既に批判的な層が形成されつつありますし」
といった話もありました。


気を付けてはいるのですが、まとめる際に度々抜けや間違いが発生しております。
そんな訳でいつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の鼻と口の有るロボのデザインは好き?嫌い?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本のロボ系ジャンルに関して濃いファンがいるとされていますが、そういったロボファンの間でもイロイロな好みの違いがあるそうです。

中国のソッチ系のサイトでは
「ロボの顔に鼻と口があるデザインの好み」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ちょっと前にオタクの友達との討論になってしまったんだが、日本の鼻と口の有るロボのデザインは好き?嫌い?
最終的には個人の好みの問題だとは思うけど、他の人の感覚を教えて欲しい。ちなみに俺は許容派で友達は否定派だった。どっちもスパロボやるくらい日本のロボには慣れている。

勇者ロボ系をそういう方向で嫌う人もいるよね。

鼻と口か。単純にデザインだけで見るならガンダムの場合はRX-78顔好きとZ顔好きの違いみたいなことになるのか?

ドラえもんに鼻と口があるのは当たり前では……と思ったが、スパロボ的な方のロボのことか。
それだと目を強調するくらいの方が好みかも。

私もLEDだかレンズだかな部分が発光するくらいの顔がいいかな。一つ目でも二本の線でも可

顔のように見える頭部デザイン、そこから更にハッキリと鼻と口のついたロボというのはいかにも日本のロボという感じはするんだがそれをあまり好まないロボ好きもいるのは確かだな。

日本産に限らずトランスフォーマーなんかでも作品によってはかなり鼻と口表現はいるし、好みではあるけど意外に難しい問題かもしれない。

トランスフォーマーは日本産アニメのロボだった時代もあるんだけど。

俺の中ではスパロボに出ていない……いや出る見込みが無いロボは日本のロボじゃないなあ

俺はそういうの大嫌い。昔見た鼻と口のあるコンボイはひどかった……

コンボイはマスク状に見える口がカッコイイしキャラにもあっているからね
でもメガトロンは表情があった方が良いというか、無いと逆に違和感が

うん、私もそれは認める。

この問題に関してはロボの顔に表情表現を求めるか、許容するかという部分も影響しているのでは?
ロボにある程度以上の無機質さが欲しいという人もいるだろうから。

スパロボでもVだったかな?
主人公の後継機に鼻と口が付いたからさめたなんて言っている人がいたような

Vは主人公の後継機でリアル系とスーパー系で顔変わってたはずだし好みな方を選べばよかったんじゃないかね。

これは見せ方や機体の扱いとかまで関係する話だろう。
自分もどちらかと言えば明らかに鼻と口のあるロボは苦手なんだが、グレンラガンなんかはそういうもんだと受け入れられている。

ガキの頃に顔から変形するグランゾートにハマっていたからか、鼻と口のあるロボにはそんなに抵抗はない。

鼻と口がダメだと、大張正己デザインロボ全部ダメなの?

私の場合は見せ方や演出次第だろうか。全てがダメなわけではない。
個人的な好みでは顔どころか頭ない方が好みなんだけど、あんまり人間的な表情変化がなければ大体はいける。ただあまりにも大張的な強調が入ると厳しくなって来るかも……

自分は普通に受け入れている方だな
スパロボの版権イラストの大張っぽいのは大好き

スパロボやっているとどこかで絶対に大張正己的な強調、デザインが入るから絶対にダメな人はスパロボやってないんじゃないか?好き嫌い程度はあるだろうけど。

上でトランスフォーマーの話が出ているけど、トランスフォーマーは生命体という設定だから受け入れられる。普通に開発したロボはダメだ。

同感だ。人間が乗り込むロボットに鼻と口が付いているのはとても変だよ。ロボット生命体に鼻と口があるのとは違う。

そういうことなら勇者ロボは大丈夫なのか?
逆にエルドラン系のロボはダメなのか?

勇者ロボ系は合体後に鼻と口が消えるデザインになるし、そっちを意識すれば問題無さそう

ロボによってはデザインや演出によって鼻と口の強調度が変わったりするのが厄介。例えば私は映画版トランスフォーマーのオプティマスプライムだとマスクのある方が断然好みだ。
日本のアニメやゲームでも描く人によってかなり変わるし……

自分の場合スーパーロボット系はパイロットに重なる存在が多いから、表情あってもそういうものだと受け入れられるかなあ

ヴァルシオーネまでいくと些細なことは気にならなくなるよ!!

日本のロボに鼻と口があることについては鉄腕アトムからの系譜というハッキリした事情がある。
80年代くらいまでのロボアニメは顔のあるのが多くて、その後リアルロボット系が増えて鼻と口が減って、00年代後半辺りでまた流行が来ているような印象だね。

古い作品見ると顔があるのも多いんだよね。
スパロボの系譜で考えると、マジンガーZからして鼻がついている。口部分をマスク状にするか唇にするかでまた分かれていたような?

俺はどっちもいけるけど、キャラとしてそのまま動くのかパイロットが乗り込むのかといった扱いの違いもあるし前提条件や印象が人それぞれだから討論の難しい問題ではあると思う。
商業的な方向から考えた場合、人間が感情移入する際には顔があるのはとても有効だ。日本の二次元的なロボの扱いの場合はどこまで人間の顔と同じつくりにするのかはともかく、特別な演出や設定の意図があるのでなければメインのロボには人間的な顔がある方が有利だし鼻と顔のロボが作り続けられているのも必然ではある。

とりあえず口はまだ砲口とか言い張れるけど、鼻はついている意味が分からん。

デザイン的には鼻の方が鋭角的なデザインと言い張れるしごまかせるんじゃないか?
口は砲撃を理由につけてしまうと目立って大変だ。SEEDのデストロイやレイダーの顔なんかを見ると分かる。口っぽい形状に関してはガンダムの定番なアゴの凸状部分の方が印象は良い。

私はスパロボに本格的にハマったきっかけがダイゼンガーだから鼻と口があるとか強調するとかは問題無いな。顔がアップになるのもお約束の演出としてテンションが上がる。

自分もそんな感じ。大学ではみんなで自転車に乗りながら竜巻斬艦刀ごっことかやってた。
でもロボにリアル系を期待している場合、鼻と口が目立ち過ぎるのはちょっと……みたいな感覚も理解はできる。

無機質な頭部というのもカッコイイからな
特に量産型ロボは人型であっても人の顔に寄せたデザインでは無い方が良いと思う

個人的には鼻と口ついていてもガイガーくらいなら余裕。
ただ人間の顔をメタル色に塗ったような感じとか、あまりに人の顔に近くなるとダメかな。

しかし鼻と口、表情がダメとなると、勇者ロボとかの定番な最終決戦でマスク割れダメージからの表情強調という表現もダメになるのか?
私はあの演出が結構好きなんだけどなあ

結局は作品次第と言うことになると思う。世界観、キャラとしてのロボの扱いとかね。
ただ無機質なはずのロボがパイロットに対して感情があるように思わせるシーンとかだと逆に人間的な顔が強調され過ぎない方が良いとも思ったり。

ガンダムでも表情の強調になるような見せ方や、ロボの顔にパイロットの顔が重なるとか入るとかの演出をすることはあったけど、違和感を覚えるのは作品やそれまでの演出次第だったね。
とりあえずGガンダムは問題無い!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的なロボの好みも含めてイロイロな意見が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「近年の日本のロボ作品に関してはスパロボ経由で知識を深める人が多くなっているので、昔の演出に対する抵抗、古臭さからの拒否感が薄れているようにも感じられます。作品を直接見た場合は絵柄の古さから評価されなかったりしますが、スパロボ経由だとあまり抵抗を覚えないようです」
といった話もありましたし、昔のロボアニメに出てくるコテコテのデザインや演出に関しても一定の需要はあるのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「スラムダンク映画化だ!」「待て、まだ実写化という罠の可能性も……」

ありがたいことに
「スラムダンクのアニメ映画化」
に関する質問やネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを

『スラムダンク』がアニメ映画化! 原作者の井上雄彦氏が公式Twitterで発表(ファミ通.com)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「スラムダンク映画化」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


スラムダンク映画化だ!井上雄彦の発言もある!

待て、まだ実写化という罠の可能性も……

そうだ、ちゃんと情報を調べるべきだ
まだあわてるような時間じゃない

もう20年以上経ってるからな……

まぁ実写化だろう。正直期待はできない。スラムダンクのようなスタイルの作品を特殊効果使いまくった作品にしたら微妙だし、かと言って普通にバスケをやるのもちょっと違うからな。

いや、今の環境ならアニメ化じゃないか?
日本のマンガ原作の実写版映画で見れるレベルなのってかなり少ないし興収もパッとしないことが多い。興収で上位に入るのはアニメ化の方ばかりだぞ?

作品によってはアイドル使ってちょっと稼ぐような実写化をやるのが向いていることもあるけど、スラムダンクで実写化は無いんじゃないかな。
ジャンプ系だと無限列車編が現在進行形で記録を打ち立てている最中なのだから。

とても不安になる話だがマンガの実写化成功例としては直近でも「銀魂」があるんだよ……
日本市場の年間興収ランキングでベスト10入りはしていないが日本の映画限定で見ると2作品とも年間上位に入っている。ドラえもんやドラゴンボールの映画と比較してもそんなに劣る数字ではない。

井上雄彦の元アシの「キングダム」は邦画実写年間1位だったはずだし、去年も「鬼滅の刃」が凄過ぎて目立ってないけどマンガ原作の実写映画としては「今日から俺は!!」が50億円超えで日本の実写映画最高記録を出している。ちなみに原作は日本だとスラムダンクと同時代の連載作品。
漫画の実写化も当たれば普通のアニメ映画より稼げるから商業的な理由で絶対に実写を選ばないということはない。

こう言ってはなんだが日本における「キングダム」実写版の成功は確かに不安材料だな。あの作品自体に罪があるわけではないんだが……
ただもし実写をやる場合、役者をどうするんだという問題がある。バスケで両チームを高身長で揃えるのは難しいんじゃないか?八村塁みたいなのがそんなにたくさんいるわけがない。

実写化でアメリカ人が作る可能性もあるからまだ喜ぶのは……
あと原作開始からは30年だし記念企画が出る流れは想像できるが、実写なのかアニメなのかまでは分からんな……

井上雄彦老師……アニメ化なのか実写化なのかが一番大事なんですよ!それを言ってくださいよ!!

公式サイトも確認した、創るのは東映アニメーション。
アニメ化で確定だ!全国大会だ!!泣けてきたよ……

全国大会やるのか!?

生きているうちにスラムダンクの全国大会編をアニメで見れる可能性が出てきたのか……

人気は高いけど思い出補正の強い作品でもあるし、近頃の旧作リメイクが続く流れがあっても自分はアニメをもう一度というのは期待していなかった。
今はちょっと混乱している。実写版で思い出を壊されるよりは間違いなく良いはずなんだが。

東映が制作するということはほぼアニメで確定だな。
次の問題は内容だ。全国大会、山王という我々の希望が叶うのか?

全国大会は2試合だし、上下に分かれる可能性もあるんじゃないか?

あえて一試合なら山王戦のはず……山王が見たい……!
エピソードの長さも劇場版にぴったりだ。

劇場版ということなら山王戦以上の題材はないだろう。あの試合なら皆が満足できるし、スラムダンクの思い出を整理できる。

でも井上雄彦の活動の傾向を見ると原作の全国大会をそのままやってくれるとも思えないんだが。彼の現在の価値観に沿ったストーリーとキャラ描写の作品にしてくるんじゃないかと。
青春時代が終わり大人になったキャラとか、大学や社会に出た後のキャラが集結してエキシビジョンマッチみたいなことをやるとかいう可能性もある。さすがに「リアル」と連動させてパラリンピック関係にはいかないとは思うが……

確かに。
全国大会編をやる気があるならとっくの昔にやっていただろうからね。

あと気になるのは音楽も。
さすがに今の時代にまたWANDSや大黒摩季やZARDは難しそうだ。

ビーイングもう無くなっちゃったんだっけ?
さすがに30年も経つと色んな所が変わっているからどこを昔と同じにするかの取捨選択は難しそうだ。ファンに刷り込まれたイメージも強烈な作品だし。

「マイ フレンド」をもう一回アニメで聴きたいんだがなあ

スラムダンクならほぼ確実に中国国内上映もあるだろうけど、その場合の吹替え版はどうするんだろう?
スラムダンクは吹替え版の声のイメージも強いからヘンなキャストにするとかなり文句が出そう。

確かウチの国で放映していたのは台湾で吹き替えたバージョンだったよな。吹替え版の中の人には既にお亡くなりになっている方もいる。
それに日本版のオリジナルキャストの中にもお亡くなりになっている方はいる。それにメインキャラを演じた人も全員かなりの年齢のはずだし、どうなるんだろなあ……

ウチの国でまさに社会現象レベルの人気になった作品だし、吹替え版の需要は間違いなくあるからな。日本のアニメは基本的にオリジナル版音声の方が歓迎されるけど、スラムダンクに関しては吹替え版の方が人気出るんじゃないかな。「ドラえもん」のように普段字幕でアニメを見ていない人も見に行くだろうから。

中国語版吹替えなんて問題も心配できるような作品だったな。心配だけどテンション上がるヘンな気分だ。
それにしても今年も年の初めから現実感の薄いニュースが来る。良いニュースもあるから去年よりはマシだけどね。

劇場版で全国大会編のアニメということなら嬉し過ぎるがどうなるのやら。
私の世代はちょうどスラムダンクが一番熱い時代を過ごしたから当時の友達が皆とても気にしている。既に春節が来たような騒ぎになっているよ。過ぎ去った青春を思い出しているのかも。

映画はアニメ化か……なんだか作品に関する記憶が一気に蘇ってきた
湘北と海南の乗ったあの列車がようやく目的地に到着するのかな



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈に広まっている日本のマンガ原作実写版のイメージもあってか、第一報が入った時点ではアニメか実写なのかということで混乱していたそうです。
その後アニメでの映画化らしいという続報も入り、中国オタクの上の世代には昔の思い出がよみがえってテンションが上がってしまう人もかなり出ているとのことです。

ちなみに管理人は1993年から2006年まで中国に留学していたので、実はスラムダンクのアニメの方はあまりきちんと見ていません。そんな訳で演じた声優さんの声はイメージできるものの、キャラとはあまり重ならない状態になっていたり……
古い話になりますが、確か私がスラムダンクのアニメの声優陣の名前を初めて知った時に感じたのは「花道がラムネスで流川がシンタローで仙道がヤザン……?」というものだったような。

むしろ中国版の方の声のイメージの方が記憶に残っているかもしれないので、映画の吹き替え版が出た際の声がどんな感じになるのかも個人的にかなり気になりますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「無職転生が期待以上の出来だ」「しかし叩く人が予想外に多いのは微妙な気持ちになる」

1月の新作アニメに関してありがたいことにネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

前回の記事の「友崎くん」もですが、今期は好き嫌いが出て賛否両論な話題が過熱している作品も幾つか出ているそうで、その一つが
「無職転生」

だそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「無職転生」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


無職転生が期待以上の出来だ。第一話は絵のクオリティも演出も上等だったし、アニメ化の際の原作ストーリー再構成も悪くない。第二話以降も楽しみになった。

クオリティに関しては最近の新作アニメだと上位に入りそうだね。
原作ファンとしては嬉しい限り。ただやはり嫌う人も出ているなあ。誰もが好むような作品じゃないと分かってはいたが。

クオリティは高いけど内容の方は今の所特に持ち上げるようなものはないし、自分はとりあえず様子見。原作党の感覚と自分の好みが合うか分からないし。

悪くない。
あとちょうど銀魂ネタ見ていた直後だったから最初杉田の独白がずっとこのまま続くのかと思ってわりと困惑した

組長の独白劇だけで嬉しい。そこは思わぬ収穫だった。
あれは彼だから問題無く成立した演出じゃないかな。別の声優だと心理描写多過ぎ!みたいになりかねないかと。
(訳注:声優の杉田智和さんの中国オタク界隈でのあだ名は「組長」だそうで、恐らく「杉田組」からきているネタだとか)

ここまで独白が続くってのは珍しい気がする。一人称の原作をアニメにして独白を減らして説明不足に陥り原作党が必死で弁護するなんてのはありがちな光景だったけど。
この作品に限らず日本のラノベって主人公一人称の作品が多いし主人公の独白や説明で話を進めることが多いんだが、声優でそこをカバーするやり方もあるのかと感心した。

「涼宮ハルヒ」でキョンの独白の多さを知っていたからこの声で話を進めるなら違和感の無い自分がいる。それに銀時でもあるから下ネタの多い部分もヒドイ印象になり過ぎずに進んでいるような……

私もこのツッコミ的な独白はキョンを思い出してちょっと嬉しい。

しかし叩く人が予想外に多いのは微妙な気持ちになる
長い作品の序盤で批判されるのはちょっとなあ

俺は原作は知らないけど、今の所はよくあるおっさんが異世界に転生する作品という以上の印象はないし、好色なのも印象良くない。
たまたま良い制作会社を引き当てただけにも見える。

この作品の制作会社ってこの作品を制作するために設立された会社なんだけどな。
まぁ企画を長期的な視点、体制でやるためといった理由は出ていたけど正直どこまで本気なのかと半信半疑だったが。
でも意外と言っては何だけど第一話を見た限りではしっかりしたものになりそうだ。

アニメのクオリティは良いんだが、原作に関してもちあげていた連中の評価を感じられる内容ではない。
ガキがダラダラやる展開が続くならもっと批判は増えるんじゃないか?

実際こんな作品は普通好まれないだろ。とてもオタク臭い作品だし、声のデカイ一部の人間がやたらと評価しているだけさ。

ネット小説原作をアニメ化した際に序盤の子供が前世やチートスキルで俺TUEEEEEするのはあまり面白くないというか、見飽きた展開で脱落する人が多いからね。この作品も初期のネット小説作品だからその辺のテンプレ展開は変わらないんだが、アニメはこれでもかなり工夫しているとは思うよ。

これは叩く人が出るのも無理はない作品だ・・…
評価している人は忘れているかもしれんが、この作品の主人公って日本のラノベ屈指の正統派にキモイ主人公だから……好色な所も含めて狙ってキモチワルイ方向で設計されている。

分かる。そういう所って、主人公がさすがと持ち上げられて味方も敵も脳内デバフがかかるとか、日本の二次元の定番の批判とはちょっと違うんだよね。
原作ファンとしては予想以上の出来が嬉しいけど、覇権とかになれるかは疑問が残る。

内容が内容だからね。女性受けは厳しいし、男性受けも近年のヒロイン不要論や「正しくない価値観」主人公への批判を見ると反発が出るのは避けられない。
今期の作品で例えるなら「はたらく細胞」みたいにはいかないだろうな……炎上しての規制とかにならなければ良いと考えておこう。

24話までならアニメになるのは恐らく魔大陸が終わるか学院編の序盤くらいまでじゃないかな?そこまでならあまり批判は無いと思っていたが、よく考えたらエロ描写やキモオタ描写がかなり入るんだよな。やはり広い範囲にウケる作品じゃないな!

二次元のハーレム作品にありがちなヤサシイ系でも鈍感系でもストレートなスケベでもなく、変態的なスケベだからな……

「シュタインズ・ゲート」とかより更に毒のある主人公だからね
あっちはまだツッコミ系、中二病系みたいにネタにできたがヘンタイスケベ系はウチの国ではとても嫌われる。

しかし批判できる所が探しやすいのは理解できるが、無職転生がハーレム系作品だからと批判されるのはちょっと困惑する。
確かにハーレム的な終わり方にはなるんだが途中の展開含めてヒロインの扱いに関してはいわゆる日本の二次元系のハーレム系では珍しい方向だ。それに、叩くならもっと他の所があるだろうと微妙な気持ちになってしまう。叩かれること自体は避けられない作品だと思っていたが、そこをまず叩こうとするとは。

その後の展開についての断片的なネタバレや歪んだネタバレ情報で叩いたりするのも多いからな……「無職転生」は箇条書きにするとヒドイことにできるし

でも近親相姦はキモ過ぎる。
後の方で主人公の息子と妹がくっつくと聞いて見るの止めた。

それかなり後の方だし枝葉の部分なんだが……まぁ近親相姦ダメな人はダメだろうし別に無理に見ないでも良いんじゃないの
それだけでのレッテルで全否定するならさすがにアレだけどね

俺はハーレム系も嫌いじゃないがこの作品の主人公みたいなハーレムの作り方はキモチワルイと感じるし原作一巻で切った。アニメもダメだわ

原作小説を昔読んだことあるけど、主人公に対しては良い印象ないなヒロインの扱いもだし、家庭内矛盾でストーリー引っ張るのも合わない
何か悪い意味で昔の種馬ネット小説というか、初期のネット小説くさい作品だった。

実際、日本のネット小説ではかなり初期の人気作品だし古いという印象は間違いではないだろう。そこで止まるか、後まで読んで引き込まれるかな作品なんじゃないかと。
現在無職転生を高評価している人の多くは最後の展開まで読んでの評価だ。この作品のパワーバランスや世界観は好きな人はかなり好きになるタイプ。

俺は後ろの展開の方が合わなかったなあ
ただアニメの制作に関しては本当に良い所をひいているね。この間の「八男」より古い作品のはずなのにこっちの方が良い意味で新作に感じられる。

アニメは今の所楽しめているけど、原作持ち上げるファンがちと煩い。さすがに少し落ち着いてくれ。

今出ている批判に関しては的外れなのもあれば無理もないのもあるが、原作ファンはあんまり気にしてない部分なのは確かだろうな。議論がなにやら平行線。

原作ファンだけど、大人気になるとは思ってなかった所にアニメが予想外のクオリティでテンション上がっちゃってるのはある。
ただこの作品って後から面白くなる作品だし、今の基準の俺TUEEEEEを求めて見ると失望する作品になりそうだ。

原作党というか原作を高評価する人がかなり多かった、日本の近年のネット小説系ラノベでは上位の名作として扱われていたから、その印象だけで見て反発する人も少なくなかったのでは。

既に言われているけど、ある程度読み進めると化ける作品だからなあ。
最序盤で引き込むタイプの作品ではない。でもあの序盤をアニメ第一話では見せ方をアニメ向けにしっかりと再構成しているのも分かるしクオリティも高いから反発と肯定が並行するような空気で済んでいるという気もする。

原作の評価が高い所に加えてアニメのクオリティ的にかなり期待できる出だしなのは頼もしいが、原作の評価が高いからアニメも良い出来になるとは限らない。「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のような失速をした作品もあるから不安は常に残るかな、もちろん続きは楽しみんだがな

とりあえず第一話の感想は「杉田智和はなんだかんだで良い声優」といった所だったな

古い人間に案外刺さる作品なのかもしれない。原作もかなり前の日本のネット小説の流行の中心となった作品だと聞くし。
私の感想は「杉田智和のツッコミ独白で涼宮ハルヒを思い出す作品」「作品のテンポも画面も良い出来で気分よく見ていられる」といった所かな。



とまぁ、こんな感じで。
原作ファンの間ではアニメの出来を喜ぶ空気のようですが、新規で入った人の中には反発する人もそれなりに出ている模様です。

「無職転生」は中国オタク界隈で知られている日本のネット小説出身系の作品の中では比較的ファンが多く評価も高い作品ですが、クセの強い作品でもあるのでアニメ化で広まる視聴者からどういった反応が出てくるのかなどについても気になりますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「弱キャラ友崎くんの第一話が予想外に大きな議論を呼び寄せている」「価値観がどうのこうので最初からゴタゴタするとは思わなかった」

記事公開予約の時間を間違っておりました……

ぼちぼち1月の新作アニメも出揃ってきましたが、ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では今期も新作アニメに関してイロイロな話題が飛び交っていますが、そんな中で良くも悪くも話題が過熱しているのが
「弱キャラ友崎くん」

だそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「弱キャラ友崎くん」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「友崎くん」の第一話が予想外に大きな議論を呼び寄せているね。
ざっと見た所でよく言われているのは価値観の問題のようだが……

リア充が至上の価値観が合わない、日本人読者との価値観のズレが強く感じられたってのはあるんじゃないかな

作中でキーになっている「リア充」に関しても問題になったな。
我々の認識していたものと、作中での扱いに明らかな差異がある。言葉の定義もだけど、理想とする「現実の充実」に関してもだ。そしてそれが価値観の問題にもつながっていると。

こっちで日本の「リア充」から来たと思われる「現充」を何気なく使っていたが、その言葉の背景や受け取り方に日本の「リア充」と結構な差異があるように思えてきた。

日本では「リア充」に関しても単純に肯定的な言葉ではないようだしその手の用語の受け取り方や、誉めているのか罵倒しているのか使うシチュエーションはどうなのかといった微妙なズレが積み重なって違和感になる作品かもね。
例えば日本語の「オタク」は、「御宅族」という同じ語源から来ているこっちの「宅」とは意味が違う。こっちのは日本語でいう「引きこもり」「インドア」といった意味が強くなっているから、作中で「オタク」という言葉が出た際に「宅」と訳すとヘンなことになる。近い所では「死宅」になるがこっちだとまた少々極端になってくるから……

私はまさかヒロインの扱い以外の所、価値観がどうのこうので最初からゴタゴタするとは思わなかったよ

俺はヒロイン?の態度の方が価値観よりも問題になっているように思う。
どちらにしろ作品内で良しとされる価値観が自分の価値観に合うかで楽しめるかどうかが決まる。その点では第一話だとまだ少し迷うな。納得できない所はあるが、今後が気になる所もあった。

こういう作品って後から盛り上がることが多いだろうし、気長に見ていけばいいんじゃないかね。最初の一、二話では分からないだろう。

うーむ、自分は薦められたから挑戦した小説がダメだったけどアニメはもっとダメだったなあ。なんか合わない。

合わない人は合わない作品だし、青臭い所もある少し前のスタイルのラノベと言ってもいい。現代的に思えるのは、最初に作品の重要観点を明示してきたことかな。ここを後出しでやられるとアンチが大量に出て厄介になるから今の時代としては正しい。
この「友崎くん」は最初に極端な論点を出しそこから二つの数の価値観の対立を描写していくわけだが、このやり方はネット小説、特にウチの国では商売として成立するのは難しいと思われる。日本のラノベだから成立した作品だろうし、そういう面でも興味深い作品ではある。

アニメ前から好きな人は妙に好きな作品だという印象。
俺の周りでも強く薦めてくるのがいた。でも設定や価値観でかなり人を選ぶ作品だと思う。設定が非現実的だというので切ったのもいた。

設定に関してはゲーマーとしての地位の扱いが非現実的感につながっているのかね。そこもまた価値観問題なのかもしれないが。

それに加えてゲームの強者というスペックも。
作中世界でかなり知名度の高いゲームの1位というのはそのままe-sportsでトップ層に入れる能力ということだ。ジャンル替えしても強いヤツは強い。

今の時代の感覚だと、有名ゲームの全サーバ1位のヤツがリア充じゃないってのがまずあり得ないと感じてしまうね。

日本ではe-sportsの評価が低いと聞くから、そこも影響してるのか?
私はゲームのランクだけでちょっと現代社会の若者の武器として強過ぎじゃないかという印象にもなったけど、日本の感覚だと何の役にも立たない底辺のスキルみたいな扱いになるのか?

作中の設定や今後の展開でまたイロイロとあるんだろうけど、第一話だけの印象だと言ってみれば有名ゲームで全サーバ1位?級のゲーマーという成功に手がかかっている主人公に対して、たかが学生それも就職どころか大学受験も経ていない(ゲームでは差のある2位ではあるが)のが説教していということになるからね。
説教するならそのゲーマーの地位を活かせていないことについてで、主人公に必要なのはマネージャー的な存在だろうとツッコミをいれたくなってしまった。

まさか推しヒロインを巡る「党争」ではなく、作品の価値観が争点になってしまう作品だったとは。
でもこの作品の価値観って結論が出る物じゃないからあまりそこをグダグダやらないで欲しいな……この作品の一話で提示された正しい価値観って、結局はたくさんの他のモノに依拠しているからそっちに焦点を合わせだすとキリがないしキャラも迷走してしまうだろう。

作者もその辺りに関してきっちり結論を持っているわけではなさそうだからなあ。割り切って断言できる展開はあまり期待できないか……

一応原作では後の方でゲーマー関係の描写もあるし、ヒロインの日南の価値観に対する否定的な描写も出てくるが、第一話の印象はやっぱ好き嫌い分かれるよね。
原作者自身もなんかその辺りの価値観については彷徨中な気配があるし。

リア充になるためのコストってのを日本社会基準で評価しているのも引っかかるのかな。
こっちだと別ルートもあるし費用対効果の関係も違うからヒロインの最初のぶちかましに納得しにくい所はあったんじゃないかと考えてしまう。

そもそもリア充=人生の勝ち組じゃないしね。
上手くやれるヤツが勝ち組になるんだが、この作品ではそこを混同した扱いにしているように感じられるから引っかかる人が出ているというのもあるのでは?

今後の展開でまたその辺は描写されるんだろうけど、一話の時点だと作中の良いとされる、努力するべき方向に関して説得力を感じずに反発ばかりを感じた人が多かったんじゃないかと

それはあるかなあ……日南の説教に関して日本の高校生活限定の価値じゃね?たった3年の話でその後は?という印象になって日南がぶつけてくる「正解」に結構な違和感が。

ちょっと考えてみたが、日本の「空気を読む」文化がピンと来ない所もあるのだろう。
そして空気を読んでリア充になる、リア充集団にいる自分を維持するというのが、同時に明らかにリアルの充実につながっていないのとかね。

ちょっと考えてみたが陽キャ、リア充でなければ価値はないというのがどうも受け入れ難いのかも……価値観の問題な作品とはよく言ったもんだ

比企谷八幡のままではいられない、という作品なのかね。比企谷八幡のような実は高スペックじゃなければ陽キャやリア充を目指さないとダメだというか

比企谷八幡との違いについては自分も考えたよ。この作品は「俺ガイル」のフォロワーなのか、アンチテーゼなのか。どっちも混じっているのか。

上の方でもちょっと出ているけど、この作品は「反リア充」的な展開も含まれている作品だろう。
ヒロインの価値観についても、後の展開で常に完全に肯定されているわけではないし、友崎の価値観が全否定されるわけでもない。
なんていうか、平成時代の日本の若者の迷い、価値観の錯綜みたいな面もあるから個人的にはある種の青春小説という感じに捉えている。

後の方はさておき、序盤の展開については、底辺をさまよっていた子供が人生の師に出会って説教されて訓練されてのし上がっていくというパターン?
二次元的に例えるなら最初に自分がどれだけ平凡或いはダメなのか語りまくって、美少女と出会って人生駆け上っていくというヤツ。

雑に括るならそんな感じではあるな。
基本的には卑屈で何かと諦めていた主人公が努力して成長していくんだろうけど、設定や最初のイベント、方向性の提示のやり方で反発が出たのかも。
ストーリーの構造自体は悪いもんじゃないと思うんだが。

今の時代、現実にゲームが強ければ外見ブサイクでも性格破綻していても稼げる、人生勝ち組になれるというのが見えちゃってるからな
アニメ化する時代が悪かったのかもしれん。後ろの方までいけば単純にそれだけではない話になってくるんだけどね。

テンプレ展開の例えとして面白かったのが、共〇主義に引き込まれ……もとい目覚めていく進歩青年友崎くん、というネタだった。
それはさておき、創作的な誇張はあるんだろうけど日本の迷える若者達(作中の学生だけでなく恐らく作者自身も)の描写としても興味深い作品だった。思わぬ所で日本社会を知る材料になりそうな作品に出会えたのは嬉しい。
(訳注:中国のネットでは「共産主義」という言葉はイロイロとめんどくさいので伏字や隠語的な言い回しになったりもしています)

実際の所、後の方が更に議論になる内容は多いんじゃないかな……そこを楽しめるとか感情移入して受け取れるとかなら悪くない作品なんだが、引っかかりそうな部分もかなりあって合わない人は本当に合わない作品でもある。

アニメを見るのってオタクばかりなんだから、オタクに説教するような作品が好まれるとは思わないんだがなあ

オタクだと割り切れないオタクや、オタクを見下すオタクや、オタクの中の文学青年とかもいるから……

日本の「リア充」とウチの国の「現充」が違うというのが引っかかる原因ではないかと。
ウチの国だとリア充になる上での最大の障害は「リア充になるための金が無い」ことで、つまり「金があればリア充」と言うこともできる。金があれば女(中身不問)だって寄って来るし、周りの羨む生活ができる。
それに対して日本では金銭的な格差や金銭によって実現できることの格差がそんなに無くて、女にもてるとか集団の中心にいるのがリア充になる。しかも社会的なステータスなどのハッキリした評価体系がない。その為、この作品では各種テンプレを学び消費主義的なイケメンを目指すために金と時間を使うのが間違いないという価値観になっているのでは。

同感だ。日本社会は格差が少ない上にそこそこ金持ってる人間も多いし、金があることをアピールする機会があまりない社会でもある。特に学生の間ではね。
だからリア充をアピールする際に金以外の部分で勝負しないといけないと聞くな。

ウチの国では学生の時はどこの学校でも何かと金の有る無しが意識される機会はあるけど、日本ではそういうのが無い、学校教育環境では積極的に排除していく方向だと聞くんだよね。
だから二次元的な金持ちキャラがある種の牧歌的なネタとして扱えるんじゃないかと思う。

価値観論争が過熱している所で言うのはなんだが、個人的には実用性のある作品ということで結構評価している。今でも外見的社交的に役に立つ情報はあるけど、高校の時にこの作品と出会えていれば……と少し思ってしまう。

同意。ある種のマニュアル的な実用性があって、そこは今の時代向けに思えるね。リア充の扱いについてはさておき、外見を整える手頃な一歩が分かるのだから。



とまぁ、こんな感じで。
原作を知っている人のフォローはあるものの不満や違和感による反発も出ているようで、イロイロな方向に話題が伸びている模様です。

また上のやり取りにもありますが、中国オタク界隈で何気なく使われていた「リア充」から来ているととされる「現充」やその扱いが実は中国と日本でかなり違うのではないか……といった方向で考察が行われたりもしているのだとか。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からも
「作品の内容よりも作中の価値観や描写に関する疑問について話題が集中しているように感じられます。ラノベ原作アニメでこんなことになるのは正直予想外でした」
という話がありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「皆の二次元世界でなりたいと思った職業って何?」「スタンド使い」「魔法少女」「ガンダムのパイロット」「触手付きスライム」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

アニメや漫画に出てくるキャラや職業になりたいというのはどこの国でも変わらない話なようで、中国オタク界隈でもイロイロな「憧れの職業」的な物があり話題になったり妄想のタネになったりしているそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二次元世界でなりたいと思った職業」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆の二次元世界でなりたいと思った職業って何?
ネタでは無く素直に受け取って考えて欲しい。例えばガンダムのパイロットとか。

面白いこと言わないでいいなら、魔法少女?

俺の子供の頃の夢はデュエリストだったよ……

私はポケモントレーナー?
こういうので良いんだよね?

もうすぐ30歳だから魔法使いになれるはずなのでそれが実現して欲しい。

いわゆる二次元の魔法使い的な特殊能力は欲しくなるよね。世界観はさておき。

近頃の日本の二次元作品の傾向だと、異世界に転生する社畜。
ああいう作品が流行るのは分かる。

俺はJKになってみたい。ネタでは無く、普通に。

そういうのでいいなら、二次元美少女になってみたいです。ちなみにリアルの自分は男。

ウルトラマン……に変身する人間。ウルトラマンそのものはちょっと。

私は仮面ライダーかなあ

自分も仮面ライダーが良いな。
ウルトラマンも好きだけど変身前の人間状態の環境や待遇がかなり危険。いやライダーの方も作品によってはかなり危険だが、ウルトラマンはどれもこれも危険過ぎて。

一定の知能と不死性があるという前提だがスライム。触手付き。

飲まず食わずで安逸な生活のできるスライムは自分も考えたが、そうか触手付きというオプションも……!

サキュバスに絞られたいとかいう話じゃないんだよな?
ならばスタンド使いかな。昔から憧れている。

私も諸々のリスク考えずに単純に行くならスタンド使いになりたいなー
適度に現実の延長線上にあるのが良い

家庭の主夫になりたいです
現実的に難しいのは分かるだけに、憧れる

主夫と二次元的な日常系な世界観や人間関係は良いよねえ

魔法少女、ただ「まどか」ではなく「プリキュア」な方でお願いする

スライムが出ているならエルフと言っても問題無いな。
長生きできるし魔法も使える、魔法少女になりたいという目的も半分くらいはかないそうだ。

ウルトラマンの人間状態ではなく、光の国に戸籍のあるウルトラマンになりたい。
そしてそっちで適度にオタクをやっていたいなあ……公式ネタでウルトラ腐女子もいるのだから、一人分オタクが増えても良いでしょ。

わりと魔法少女って良い職業かもね。
今の二次元だと様々な方向性を含んでいるから。ロボに乗ってもいいし、銃撃戦をやってもいいし、更に言えば男が魔法少女になっても良い。

確かに良い所取りを狙うなら魔法少女かもね。

昔は歌で世界を救う歌姫に憧れていました。

職業か怪しいが、ウルトラマンが出ているのでエルフでも良いだろう。数千年の寿命には憧れる。日本の二次元系ってファンタジーもわりと緩いから職業や種族としてなりたいのが出てくる。

ファンタジー系も良いなら魔王で。
やっぱ世界を相手に好き勝手やりたい!

勇者も悪くは無いが、どっちかと言えば魔王の方だな。俺はやはり中二病なのだろう。

龍騎士になりたいという人はいないの?

うーむ、二次元ではあるが日本の二次元だと龍騎士はハードな方に行きがちだからなあ……聖騎士なんかもそんなイメージがある。

ゲーム的にカッコイイ職業というかクラスを考えていってもちょっと引っかかるし、結局は自由度の高そうな魔王になるか。特に近年の日本系ファンタジー世界観の魔王はわりとネタに寄せられているしね。逆に勇者はどんどん厳しくというか、ご都合主義な解釈が減っているから避けたい。

自分が強大な魔王になって、カワイイ女の子の勇者が挑んでくるというのが理想だと思います。

深く考えないで良いならガンダムのパイロットだな、男ならば。
考え出すと男ならザクだろうと見栄を張りたくなってくる。

自分もこのスレを見て真っ先に思い付いたのはガンダムのパイロットだ。

リスクを承知でエヴァに……もちろん他のチルドレンもいるという前提だけど。

ガンダムというかロボというか、学習型コンピューターでAI人格に俺の好きなヒロインがインストールされているすんげえ強い機体のパイロットになりたい
ガンダムであえて言うならSガンダム?

二次元の職業で憧れるのは司書や書店の店主、店員かな。現実のでは無く、あくまで二次元の話で!

大金持ち、ナントカ院家の子息みたいな俗な希望はダメですかね?

二次元かどうかちょっと怪しいが、惑星国家の指導者というのはよく妄想する。

そう言えばVチューバーになりとか言うヤツはいないの?
あれも一応二次元枠だと思っていたが。

Vチューバーになって人気出るかは別として、2.5次元なんて言われるように一応まだ現実でやれることだからな。妄想の材料にはなっても、なりたい職業としてあえて選ぶには弱いのでは。

二次元的な「平凡な高校生」ではなく、二次元の平和な世界観のモブになっていたい。
理想はきらら系とかの日常系作品の住人。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における定番イメージや妄想の材料になる要素といったものが見え隠れしているのは興味深い所ですね。

このネタを教えてくれた方によると
「中国では本格的にオタクになるのは大学受験が一区切りしてからという人も多いですし子供向けの作品を好まない人も多いので、子供の時に見ている作品とオタクとして見ている作品が別物になっている人も多いです。こういう話題の時は各人が憧れる、良いと思う対象に関するズレが表に出てくることがあります」
とのことでした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の学校は毎年クラス替えするらしいが、ウチの国ではどうなのかね?俺はクラス替え無しの学校生活だったんだけど……」「無い事はないけど同じというわけでもない」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国の学校は現在期末シーズンだそうですが、今年は新型コロナだけでなく大寒波が来たりその影響で身の回りの環境が混乱したりと学生にとってもイロイロと厳しい状態になっているのだとか
そんな状況の中、気分転換的にオタクネタから発した話題に関するやり取りでもりあがったりすることもあるそうです。

中国のソッチ系のサイトでは
「中国の学校では日本のようなクラス替えはあるのか」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の学校は毎年クラス替えするらしいが、ウチの国ではどうなのかね?俺はクラス替え無しの学校生活だったんだけど……

日本の学校を舞台にした作品では主人公やヒロイン達がクラス替えの発表をしている掲示板の前で一喜一憂するのが定番だよね。
でも正直に言えばあれってかなりめんどくさそうだという印象になる。一年ごとに人間関係を新たに作らないといけないのだから。

言われてみればクラス替えって自分も無かったな。
中国にもあるのだろうか?地方や学校の方針次第でありそうな気もするが……

ウチの国は替えない方が管理が楽だからとやりたがらなそう。

無い事は無いが同じというわけでもない。
文系理系分けということならクラス替えは珍しくないが、スレ主の考えるのとはちょっと違うか。

あとは成績でのクラス替えとか?学校の実績のための重点クラスはそんなに珍しくない気もするが。

重点クラスがあっても、重点クラスだけ流動的で他はほぼ固定な印象。

私の学校もそうだった。
でもあれは……そんなに良い物じゃなかったよ。成績によって上下に動くけど、毎学期3,4人が動くがプレッシャーと晒し上げの嫌な思い出ばかりだ。中学で重点クラスにいた3年間の最後の方は精神的にヤバイことになってた。

順調に上がっていくとか維持できているならともかく、行ったり来たりとか、後になってから上がるとかはキツイだろうね。
私は中学、高校と学期ごとにその前の期末試験結果の学年上位を集めたクラスへ生徒が移動する形のクラス替えだった。

私は小中高と文系理系分け以外はクラス替え無かったなあ

自分の場合、小中では無かったけど高校になってからは高二で文理、高三で重点クラスとクラス替えが発生したわ。

ウチの地元では中学から毎年クラス替えが行われていた。もっとも、ランダムではなく基本的には成績ベースの組み分けだったように思う。

クラス替えの有無で言うなら、私の高校では毎年成績に合わせたクラス替えは行われていたから「有った」と言える。

受験に合わせたクラス編成はあるだろう。ただ日本のように完全にランダムっぽいのはどうなんだろう?自分の周りではなかった。

高二で文系理系が分かれて、高三で学力ベースでの再編成をやったから実質的に私の高校ではクラス替えがあったと言えそう。

クラス替えは中国にも普通にあるぞ。私の学校はクラス替えをしていたから高校三年間は毎年クラスメートの顔ぶれが違った。
ただクラスの団結力という集団行動力は微妙だったな。クラスメートの関係が浅い。卒業してからも高校の時のクラスメートだけは改めて集まるということが無い。

私も中高とクラス替えはあったけど、人間関係浅くなるよね。その時期は親しいクラスメートってのがあまりいない。

自分の学校生活ではクラス替えがおこなわれていたし、日本みたいな発表イベントは無いけどウチの国も普通にクラス替えがあるもんだと思っていたがこのスレを見ていると違うみたいだな……
小学校の時とか普通にクラス替えで覚えている顔とまた同じクラスになったなんてのが面白かったんだけど。

日本の学校は部活が活発で学校のイベントもあるから良いのかもしれないが、ウチの国みたいに勉強だけだと関係がリセットされてそのままになってしまうのも多そうだな。

日本とは違うが、クラスを再編成すること自体はウチの国でも珍しくないだろう。
既に言われているように文系理系もあるし、その地区の教育方針や評価基準によっては物理化学生物歴史地理とそれぞれの科目ごとの重点クラスになったりする。
あとは高三になってからは現実的な路線で成績に合わせて受験に向けたクラス替えが行われることも珍しくはない。

それにしても日本が毎年クラス替えをする理由ってなんだ?
あれって成績順ではないよな?成績順の場合は強調や説明があるし、生徒側が発表を見るまで予想できていないってのもおかしいから。

あれはランダムなのかね。ハッキリしないが。

ランダムに見せかけて良い学生とクズの学生を分けているんじゃないか?日本は勉強の圧力が大きいし効率の学校は生徒の質にムラがあるから。

ウチの国の受験の圧力に比べたら日本はまだマシだろ……受験以外のルートもあるんだし

基準が表立って公開されているわけではないが日本のクラス分けも完全ランダムではなく、生徒の学力やコミュ力、特殊スキルで分けているとは聞くけどね。分かりやすい所では合唱大会などのためにピアノがひける生徒は各クラスにばらけるように配置するというのがある。

俺の学校はクラス替えあったしランダムっぽかったが、実際どうだったんだろうな……

日本の学校がクラス替えをするのは学生の交流能力を高めるのと、教師側のリソースを流動的にするためだろう。生徒に平等な機会を与えるためとも言える。
もっともこのやり方だと管理運営コストは上がるし、教育の効率という面では不安定になってくるだろうな。

その方針でやっているというなら、「クラス替え」と言ってもウチの国とは逆に感じられるね。
ウチの国のクラス替えだと教育リソースの優先分配というか独占が主な理由になるんじゃないか。成績順位ベースでのクラス替えは多いし、優秀な成績の生徒を集めた重点クラスは何かと優先的な扱いになるから。

自分の周りだと小中学校は毎年クラス替えで、高校二年で文系理系分けしてからは固定という感じだったな。

中国は文系理系で試験やコンテストが違うし文系理系で分ける今のやり方が良い。日本のような毎年のクラス替えは向いてないよ。
日本のような毎年のクラス替えに関してはウチの国でどんな利点があるのか疑問だ。

同感だ。俺の通った高校はゴミ高校だったが高一で文系理系を分けていき、高二で更に成績でクラス分けをしていたから大学受験の結果はそこそこ見れるようになったからな。

学習的な面もだけど、クラス分けすると関係が浅くなるからな……私もクラス替えのあった中学時代のクラスメートとは卒業後に集まったりすることがない。

三年間ずっと同じクラスでも卒業後に集まるとは限らないぞ。

そうだよね。私も中学三年同じクラスだったが卒業後にクラスメートが集まるということは無かった。
もっとも、集まっていないわけではなく、俺が呼ばれないだけだったというのが後に判明したが!!

その……まぁ大学からの人間関係の方がその後は大きかったりするから頑張れ
それはさておき、中国だとクラス分けはテストの成績で優秀なのを選別することが多いのでは。これはどの地方出身の人からも聞く話だ。

このスレを見るまで知らなかったが、国内でもかなりクラス替えって行われているのかね。
自分の体験や聞いた範囲では文系理系でのクラス分けや、数人規模の入れ替えくらいだったのだけど。

無いわけじゃないけど、日本ほど一律かつ定期的に行われているわけではないといった所じゃないか?あと上の指導方針次第で変わるから時代による違いもある。
自分の場合だとクラス替えは小学校の時に一回あっただけで中高はクラス替え無し、高校で文系理系特化クラスができて十数人クラスから出ていったけど本体集団は基本的に変動なしだった。

そんなもんだよね。私の知っている範囲でも文系理系や成績ベースでのクラス替えも基本的には一部の入れ替えや引き抜き編成で、日本みたいに完全シャッフルではない。

昔からなんとなく感じているんだが、中国の学校の地方ごと学力ごとの差異は中国と日本の平均的な学校の差異よりも大きいのではないだろうか?

それは確かに否定しにくいなあ
私もウチの国の地方ごとの教育制度の違いや教育格差みたいなのはずっと社会問題として重視されているし、学校のシステムも多少の違いがあるんだろうと何となく想像していた。
このスレのクラス替えだけを見ても自分が考えていたよりも違いがありそうな気がしてきたわ。



とまぁ、こんな感じで。
中国の学校生活におけるクラス替え事情や日本の学校のクラス替えに関するイメージなどが出ていました。

上のやり取りにもありますが、中国では時代や地方によって教育方針が結構変わりますし、クラス替えの有無についてもハッキリとは言えないような所があります。
ただ大まかな所では日本のような形で全体的なクラス替えをする学校はやはり少ない、文系理系などによるクラスの一部生徒の入れ替えや成績に応じた再編は珍しくない……といった傾向はあるとのことです。

ちなみに管理人がと通っていた北京の現地校(二十数年前の話ですが)も中高とクラス替えは基本的に無し、高校二年からは文系理系の選抜クラスが作られるといった形になっていました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「暇を持て余した親にオススメアニメを聞かれたんだがどうしよう?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

新型コロナの影響で思うように外出できないのは中国の方でも相変わらずなようで、家にいる際の娯楽を求めて今まで見ていなかったアニメに手を出す人もかなり出ているそうです。
また今までアニメを見ていなかったような人から「オススメのアニメを教えて」と言われる中国オタクの人も少なくないのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「暇を持て余した親にオススメのアニメを聞かれた」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


暇を持て余した親にオススメアニメを聞かれたんだがどうしよう?
相変わらず外で遊べない日々が続くなか、いよいよ娯楽に餓えているのか父親から「面白いアニメを教えてくれ」と言われたんだが……いざ言われてみるとかなり迷うのに気が付いてしまった。
お願いだ、皆の知恵を貸してくれ!別に父親をオタクにしたいわけじゃないが、俺がアニメ見ているのを軽く見ない程度には評価させたいんだ!ちなみに父親はミリタリー系はそれなりに好み、宮崎駿作品くらいは見ている。

宮崎駿作品は見ているのか……ミリタリーも、というならまず「紅の豚」か「風の谷のナウシカ」になるんだが。

こういうのって案外難しいんだよな。
日頃から我々は自分達の見るアニメを大人向けなもの、子供向けじゃないものだと自認しているが、実際に普通の大人に見せるとなると……

こういう話題をふってくる人はジブリアニメくらいは見ていると想定した方が良いんじゃないかね。評価が定まっている外さない作品なわけだから。
いい機会だからスレ主の父親だけでなく、他の親世代向けに薦めることも含めて考えてみるか……とりあえず「銀河英雄伝説」なんかはどうだろう。

俺の父親は「秒速5センチメートル」が泣けたと言っていたわ。
男性向けでやや文学青年寄りなら新海誠作品は悪く無さそう。ただ爽快な娯楽作品ではないから薦める相手やタイミングには注意が必要かな?

あれはなんか昔を思い出すらしい。ウチの親戚のおっさん(50代)もあの作品を評価している。

俺はもうすぐ50歳になるオヤジと一緒に「進撃の巨人」を見ていたし、「進撃の巨人」ならいけそう。あとは昔々やってた「マクロス」なんかは抵抗ないと言ってたな。あの世代は90年代にテレビでやってた「トランスフォーマー」的なカテゴリっぽく認識している所もあるらしい。

「ゴールデンカムイ」とか?性癖方面のネタがちょっと不安だが。

「ジョジョの奇妙な冒険」は大人でも楽しめると思うんだが。

ジョジョはどうなんだろうなあ……オタク向けという気もするし、原作が古いからおっさんでも大丈夫な気もするし
手頃な所で一般向けというか、映画を見るような感覚で見れる今敏の作品とかはどうだろうか?
「東京ゴッドファーザーズ」なんかは手頃な長さで綺麗に終わるから一作だけ見るのに良いかと。

ガンダムとかはどうだろう。ロボはやはり難しいか?

そういうのは長編の前に短編が良さそう。「ポケットの中の戦争」は私の父親も普通に見てた。
新型コロナのせいで外出れないし、アニメに手を出す親も意外にいるのかね。

「カウボーイビバップ」、「攻殻機動隊」、「サムライチャンプルー」、「ルパン三世」なんかは大人向けという感じだが……

その中だと「カウボーイビバップ」以外はちょっと上級者向けか、オタク向けな感じがするなあ

「攻殻機動隊」も良いと思うよ。
ファンタジー色が強い作品、ファンタジー系異世界作品とかは避けた方が良いだろう。現実を舞台にした作品、SF系とかで大人向けっぽいのを紹介すれば良いだろう。

いや、そうとも限らない。俺のオヤジは「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」が面白かったと言ってたわ。
ああいう雑だけど勢いのある作品は結構いけるらしい。悪役令嬢系もなんか楽しめたらしいし。

そういうのもアリなのかもなあ……
以前ウチの親と話した所によると、歳とってくると覚える内容が多い伏線が多彩みたいな作品は苦手になってくると言っていた。ハードSFとかは若い時ほど楽しめないとも。
だから「オーバーロード」「転生したらスライムだった件」「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」なんかは案外良いかもしれない。

中老年向けだとやはりジブリアニメ、その後は銀英伝や今敏作品とかを薦めるのが良いと思えるが、今の50前後の人ってわりと娯楽作品の守備範囲も広いんだよね……場合によってはこっちよりオタクだったりするし。でも自分の親となるとまた難しい……

やましい所はありませんというアピールもしたいなら「メガロボクス」なんかはどうだい?

じゃあ私は「ヴィンランド・サガ」で!
とりあえず自分が普通に面白いと思って見ている中で、過激さや萌えが極端に多くないのを選ぶのが良いんじゃないかな。

ストーリー的なギミックの強い作品だと案外楽しめるのかも。
俺のオヤジも50になったばかりだけど、近頃見たアニメの中では「シュタインズ・ゲート」が面白かった、岡部倫太郎は良いキャラだと言っていたな。
喋ってツッコミ入れまくるみたいなのは周星馳(チャウ・シンチー)の作品にもあったから岡部のキャラは抵抗なかったらしい。

私の母親はbl解釈もできる男性メインの作品が好きだなあ……私の所にあった「Fate/Zero」関係はかなり持っていかれた。
最近だと「風が強く吹いている」が面白かったと言っていたね。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」や「はたらく細胞」辺りを見せよう。

京アニ作品なら「響け! ユーフォニアム」も良いだろうな。

京アニ作品はどうなんだろうか……キレイな画面というのはオタクだけの評価になりがち。

京アニでも「氷菓」なんかは良いんじゃないか?軽めのミステリなわけだし。京アニで中二病系要素のある作品が歳とってからは難しいのは否定しない。

特撮系、ウルトラマンや仮面ライダーの平成シリーズは暇つぶしとして悪くないらしい。今50代の叔父に薦めたんだが、夜更かしして見る程ハマっちゃった、字幕だけではなく吹替え版もあるのが良いと言っていた。

ウルトラマンなら最近の「Z」も良さそうだね。

そうか、吹替えがあるかというのも重要か。
「鬼滅の刃」とかも吹替え版があるから今のアニメ入門には良いかもな。

自分の親が見て理解できそうで、面白いと言われたら嬉しい作品ということで考えてみたが「宇宙よりも遠い場所」という結論が出た。

アニメは既にイロイロと出ているが、中年向けのマンガ例えば池上遼一作品や谷口ジロー作品とかはどうかな?
あとアニメじゃないけど孤独のグルメとかもマンガ原作だからどう?

自分が歳をとったと想定するなら「銀英伝」や「攻殻機動隊」ということになっちゃうかなー

「銀英伝」ならば最近の新作リメイク版も良さそう。今の時代の感覚で手軽に見れる。
あとガンダムで長編がいけるなら「00」とか?

下ネタが語れる親子関係なら「異種族レビュアーズ」なんてどうかな!?



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク的に考えた上の世代向け、家族に見せても良さそうな作品といったものが出ているようでした。

中国では日本のアニメは外国産コンテンツ枠なのもあってか、特定の世代以降、具体的には80年代生まれ辺りからは日本のアニメを視聴することに対する抵抗がない、日本よりも壁が無いような所もあるのですが、それより上の世代になると接するルートや経験の関係からアニメ視聴についてはかなり厚い壁が存在するそうです。

またこのネタを教えてくれた方からは
「中国のオタクは自分達の世代の見る作品はともかく、他人、それも自分達とは違う世代やコミュニティに属する人達に見せる作品に関してはあまり意識されないので、改めて作品を紹介するとなると困惑したりターゲットから外れた作品を紹介しようとしてしまうこともあります……」
といった話もありました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「月姫の声優変更は問題にならないのか?私はショックだったんだけど」

FGOの年末特番で「月姫」のリメイクという爆弾が投下されましたが、ありがたいことにこの件に関する質問やネタのタレコミをいただいております。

『月姫』リメイク版2021年夏にPS4/Switchで発売決定。奈須きのこ氏・TYPE-MOONがおくる伝奇ビジュアルノベルが家庭用ゲームで蘇る(ファミ通.com)

中国オタク界隈でも「月姫」のリメイクの情報にはざわついているようで、イロイロと話題になっているそうですが、現時点で出ている情報の中で
「声優の変更」
がちょっとした話題になっているそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「月姫リメイク」
「リメイクの際の声優変更」

などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


月姫がリメイク!?俺達はどこの異聞帯に住んでいたんだ!?

本当に作ってたんだな……発売の予定時期まで出してくるなんて。

やばい、きのこ仕事してた。いや、仕事はしているんだろうけどFGOでキャパはいっぱいいっぱいだと思ってた。

千子村正が実装されて、月姫もリメイク発表でPVまで。なんという大晦日だ……!?

衝撃的過ぎる年末だったよな……
世界中がざわついていようだるな。ウチの国でも型月関係のフォーラムの鯖が落ちたり不安定になったりだった。

私も月姫は完全に予想外だった。夜中なのに思わず叫んじゃったよ。

でも最初はアニメだと思ってテンションが急上昇して、ゲームだと知ってちょっと落ち着いた。いやゲームでも嬉しいことは嬉しいんだけどね。ufotableのPVが良過ぎるのが悪い……!

アニメは既定路線として動いてそうだけどな。HFも終わってFateは一区切りだし。

とても嬉しい情報だが、一つだけ気になったのが声優を全て変更するらしいということだ。少なくとも現在出ているメインキャラの声優は全部旧作アニメとは違う。

同感だよ。
月姫の声優変更は問題にならないのか?私はショックだったんだけど。

アニメ版とは別の声優か。

月姫はアニメ化なんてされてないぞ!「真月譚 月姫」という作品が存在するらしいが月姫Rとは何の関係も無いな!
……ここで問題になる声優変更は「カーニバル・ファンタズム」からの声優変更だな。

カニファンの声優はゲームの「MELTY BLOOD」からだよ。
J.C.STAFF版のアニメ、ゲーム、そして今回のリメイクと月姫の声優は3回変わることになるのか?Fateもいずれ声優総とっかえみたいになってしまうのかなあ……そうなった新作アニメを自分は楽しめるのだろうか……

そこは私も意外だった。型月は声優を変えない、大事にするところだという印象だったから。

アニプレと声優事務所の関係がどうこうみたいな説も出ているが、型月の声優の起用方針を考えるとどこまでそういうのが影響しているのか分からないし、変更の理由や背景を考え出すと混乱して来る……

どうしても悲観的に考えてしまうね。旧作のCVは別に悪くない、それどころか素晴らしいと言えたのに。新しいCVは月姫のあのキャラをちゃんと演じることができるのか……

PVからの印象や名前の出ていた声優に関して知っている範囲の演技だと不安になるな。翡翠の交代は仕方ないと諦められるが他はやはり微妙に感じる。なかでも志貴が不安。野島健児の二面性を演じ分けている声が良かっただけにね。

しかし改めて調べてみるとアニメ版は普通にFateのメインキャラとかぶってるから扱い難しそうという印象にもなるな

月姫はアニメ版とMELTY BLOODでまた声優が違う。
日本でよく言及されるアルクエィド役の柚木涼香はMELTY BLOODの方だ。

だから月姫はアニメ化なんてされてないぞ?

月姫はアニメ化されていないネタはさておき、「Carnival Phantasm」が「MELTY BLOOD」ベースの配役だから、型月関係ではそっちが正式なんだと思ってたわ。
「プリズマ☆イリヤ」のマジカルステッキも「MELTY BLOOD」の方の翡翠と琥珀だったし。

柚木涼香が月姫リメイクの件についてお祝い発言をしているのがなんだか悲しい。ただきのこと社長が考慮した結果の声優変更だろうし……新人声優で行くと決断した理由はあるんだろう。

元々月姫の声優に関してあやふやな部分があったわけだし、昔の作品で古参の思い入れはともかく人気としてはそこまで高いわけじゃないという背景もある。

改めて仕切り直しってことなんだろうが……他のキャラも声優変更が発生するのかと急に不安になってきた。

でもマシュの声が種田梨沙から高橋李依に変更されたときほどゴタゴタはしてないよね。あっちは体調不良という明確な理由があったとはいえ、その後復帰はしているし一時期はファン界隈が大変なことになっていた。

当面は型月側が積極的にFateやFGOの声優変更をすることはないだろう。
例えばギル役の関智一は残念ながら年齢による衰えが時折出てくるようになっているが、それでも新規ボイスは実装されているし簡単に変更することはないというスタンスが見て取れる。
もちろんマシュの時のように声優側に問題が発生したら変更されるだろうけどね。これは絵師とかも変わらない。

私はやっぱり「MELTY BLOOD」の声優陣が好きなんだが、PVで聴いた限りでは新しい声優陣が明らかに劣るとは感じられなかったからまずは様子見かな。
あと全年齢化を心配する人もいるが、型月作品のエロシーンはそんなに重要な扱いじゃないから無くてもなんとかなるだろう。薄い本もきっとたくさん出るだろうし!

作品関連の状況が「Fate」と「月姫」では全然違うからな。「月姫」の場合は今が長期的な作品展開や利益を考えた場合は批判少なく声優全取換えが出来る好機、声優事務所側にとっても新人推しの好機といった所か。
でも個人的には不満。

「月姫」に関しては同人だった原作と商業化された関連作品という特殊な背景もあるからね。他の型月作品とは違う。
「Fate」などの商業ルートで最初からやっている作品では簡単に声優を変更することはないだろう。
それに20年近く前の作品だから、同じ声優を起用しても同じ演技を期待するのは難しいという現実的な問題がある。

旧作に出演した声優の中には半引退っぽい人もいるしね……

そういえばまだ情報出てないけど、弓塚さつき役の南央美もちょっと難しいのかな。近年のアニメ出演はないようだし最近のスパロボのホシノ・ルリの演技もちょっと厳しかった。今後も続く企画にするならば声優を変更するのは仕方がない。

言っては何だが「月姫」のアニメの影響力が小さい、キャラとCVのイメージが浸透していないから変えられるということでもある。
ガンダムで例えるならアムロやシャアの声優を変更したらジャンル界隈で暴動が起こるだろうが、ハサウェイの声優の変更に関しては多少の文句は出ても受け入れられるようなものだ。他にも「聖闘士星矢」のメイン5人の声優変更で実際に大反発が出た例もある。

そこは否定できないか……「月姫」にはコアなファンがいるけど勢力的には小さいし、後から入った人の割合も高そうだからなあ

実は原作ゲームから入った場合は案外声優に関しては気にならないといった話も聞く。
後からカニファンやゲームで入った人の方が声と一緒に情報が刷り込まれているから拘るという説も?

実は俺はEXTRAに出てきたときにちょっと聴いただけだから思い入れもないし声優の変更に関しては何とも言えなかったりする。

恐らく今回の件は「型月でさえも声優を変更するのか」という不安も加わっての反発という面もあるかと。特に柚木涼香は「まだ同人扱いだった頃の型月作品を大事にしてくれた声優」というエピソードがあったから余計にね。
それにしても翡翠役の松来未祐がお亡くなりになっているから声優変更は不可避だったけど全部変更とは思い切ったもんだね。

声優を変更するなら一部よりも一気に全部やってしまった方が良いだろう。一部だけだと変更された所に不満が集中しかねないし、声優の年齢を考えれば変更が続くことも避けられないのだから。

「Fate」や「空の境界」を考えると、仮にこの月姫リメイクが当たれば十年続く可能性もあるし、最初の商業作品で若手声優にするというのは理解できる。
だがこんなことを言えるのは俺が月姫の声優に思い入れが無いからだろうけどね。俺も川澄綾子のセイバーを変更するとか言われたら暴れるかもしれない。

俺はカニファンやメルブラの野島健児と柚木涼香の声じゃないとキツイ。PVの志貴の声は熱血少年系っぽくて合ってないように思える。あと熱血バトルっぽい描写も不安。

他のキャラは良いとしてもアルクェイドと志貴は替えが効かないように感じる。新しく接する人にとって問題になる所ではないのかもしれないけどね……

私は全く同じではないもののそれなりに似ている所を見つけてきたと感じた。声に関してはかなり時間が経っているなど変更の理由について察せられる所もあるし、気にしないことにした。
ストーリーがどう変わるのか、設定がどう変わるのかということの方が気になる。

そもそも月姫の「原作」には声ついてないからね。家庭用ゲーム機に移植されてもないからボイス追加みたいなことも無い。

そうそう。月姫の原作は声がついたことが無いんだよ。だから新たに声優を決めるのも変更とは言い切れない。
あとアニメにしろゲームにしろOVAにしろ、当時の新人声優が重鎮クラスになっていたりもするからね。例えば今更鈴村健一が遠野志貴役と言われても、型月では別の役でイメージ固まっているから正直ちょっと困る……

改めて調べてみたが、アニメの月姫の声優ってその後有名になった人がかなりいるな……グランドクソ野郎の中の人も出ていたのか。

自分の中では「エロゲーが一般向けになる際に声優変更される」というのと似たような話だと認識しているからか、少々残念だが受け入れられる話ではあるかな。それにゲーム版、ドラマCD、アニメで声が変わることもあるし。

月姫はファンの間のイメージはアニメではなくメルブラ版、その後の型月公式作品にキャラが出る際の声もメルブラ版だけど結局はどれも外伝や関連作品的なもので扱い的にはドラマCDのキャストに近いものがあったかと。
そう考えると声優がここに来て正式に決まったという見方もできるのかね。

今回の月姫リメイクはPVの力の入れ方を見てもTYPE-MOONとアニプレックスが組んで、これまでバラバラな状態だった月姫を改めて整えて正式に商業展開するという意図が感じられる。
ゲームだけでなくアニメも含めて計画されているだろうからCV変更は言ってみれば「小さな問題」なのだろう。

死徒二十七祖とかも設定が変わるだろうし、そもそもPVのバトルシーンの最後の敵は誰だよ状態……あとFGOの特番内での発表だから、正式にFateと関連した作品として展開されるというのもありそうだフォウ

変更の理屈は分かる。でも私は月姫のキャラがメルブラの声でFGOに実装される望みが無くなったことが悲しいんだ。
もう20年近く前の作品だし世代交代するのも理解はできるが自分の心が納得するにはもうしばらくかかりそうだ。



とまぁ、こんな感じで。
残念に感じる人も少なくないようですが、事情を考えれば仕方がないと割り切る声も多いようでした。
また上にもある通り、他のTYPE-MOON作品のキャラの声優が変更される可能性を改めて意識して不安に感じる人も出ているようでした。

ちなみにこの件に合わせて
「中国の熱心な月姫ファンの動向は日本にも伝わってきていますが、実際の所ファンの規模はどんなものなのでしょうか?中国の型月ファンの中で実際に遊んでいる人はどのくらいいるのでしょうか?」
という質問をいただいておりますが、この辺りに関しては私もちょっと分からなかったりします。

FGOなど公式ルートの作品が入ったことや中国語化された情報が蓄積されていることもあり、一昔前に比べて中国オタク界隈TYPE-MOON関係の知識は随分としっかりしたものになっていますし、月姫関係の知識に詳しい人もかなり増えている印象はあります。

ただやはり言葉の壁はありますし、何より古い作品ですから実際に遊んだ人の規模については何とも言えません。以前中国オタクの方から聞いた話でも

「PCゲームの漢化組(ファンサブ翻訳)の作業ペースは一定しない上に、作品全部をきちんと翻訳できていることは意外に多くありません。特にテキスト量が膨大な作品は難しいようです」
「Fate/stay nightでさえも完全漢化版とは言われているもののクオリティ的にきちんと翻訳が行われたのかというとハッキリしない所があります」
「月姫に関して昔私が確認した時点では全ルートの翻訳は完成していなかったような……知っている人は多いでしょうし語れる人も少なくはないでしょうが、体験した人に関してはそれほど多くないかもしれません」
「PCの18禁ゲームでしっかりとした翻訳が出て大人気になっているWHITE ALBUM2などは例外です」


とのことでした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

「裏」今世紀の中国のオタク界隈に大きな影響を与えてしまった十大作品

休みボケがまだ残っていますが、ぼちぼち通常運行に戻れるよう頑張ります。

アキバ総研様で書かせていただいている中国オタク事情記事の年末年始版で

今世紀の中国のオタク界隈、業界に大きな影響を与えてしまった十大作品【中国オタクのアニメ事情】

というのを古参の中国オタクな知り合いと相談しながらまとめてみたのですが、実はというかやはりというか10作品ではカバーしきれない所が出てしまいました。

そんな訳で分かりやすい影響のある作品の有無や正規ルート、ビジネス関係を中心にまとめた連載記事の「表」に対する「裏」的な物を更に10作品まとめてみました。
以下、大雑把な作品の影響に関する話題と合わせての紹介になります。

1/4追記:作品を選ぶ基準についてですが、基本的にはアキバ総研様の「表」版に書いているのと同じです。人気の大きさよりも影響力の大きさを重視して選んでいるのでその作品が当時の中国で一番人気があったとは限りません。
例えば人気の時期やファン層に重なる所もある「NARUTO」と「BLEACH」と「銀魂」であれば、当時の中国で圧倒的な人気だった「NARUTO」ではなく中国国産アニメに対しても大きな影響を与えた「銀魂」を選ぶといった形になっています。
(ちなみに「NARUTO」も中国のアニメーターの理想とする作画という形で中国国産アニメに影響を与えているそうなのですが、今回は明確な影響の形や範囲となるとやはり「銀魂」の方が……という判断に)


・犬夜叉
「犬夜叉」は現在の中国で根強い人気ジャンルとなっている和風伝奇世界観の入門作品となった作品です。また女性主人公というのも大きく、この要素によって当時はかなりファン層を広げたという話も聞きます。

また中国オタク界隈的には、中国で初めて開催されたファンによる声優イベントがこの作品の人気を背景にしたものだったということも大きい模様です。このイベント以降、中国では女性向けの声優イベントが活発に開催されるようになったそうでイベントのテンプレ、カップリング的な組み合わせでの招待という方向も定まっていったそうです。


・真・三國無双
「真・三國無双」や「三国志」といったコーエーのゲームは、直接間接様々なルートでキャラデザインやキャラ解釈などイロイロな面で中国の若者の三国志武将観に影響を与えているそうで、特に「真・三國無双」シリーズが当時の中国に与えた影響は大きかったという話です。その後しばらくしてから始まる中国国産作品において三国志武将をキャラクターコンテンツ的に扱う流れの遠因になったという説もあるのだとか。

また中国オタク事情的には、中国におけるオタク的な活動の中心となっているコスプレ活動が真・三国無双のコスプレを経由して「中国国産」「古風」なコスプレになっていき、中国国内の各種オタク系イベントや商業的な活動でも存在感を増していったというのも重要だそうです。
外国産文化というのが中国では何かと問題視される中で、「三国志武将のコスプレ」と言い張ることで「真・三國無双」関係は普通に扱えたことや、他のイベントや他の三国志系作品にも使いまわしが出来て重宝されたという話も聞いたことがあります。


・テニスの王子様
現在の中国では少年マンガ雑誌に掲載されている作品に対する女性ファンが目立つことから、少年マンガ雑誌掲載の作品に関して「女性向け」だと見做す人も出ているようですが、そういった少年マンガ原作系のアニメの女性ファン層を拡大したのが「テニスの王子様」なのだとか。

また当時のこの作品の人気は中国における日本のスポーツ系作品に対する女性ファンの拡大と定着、スポーツ系作品のコスプレジャンルが確立されることにもつながったそうです。
考えてみれば、私が中国で初めて行った動漫系イベントで初めて見た「中国で売られているコスプレ衣装」はこのテニプリの青学のジャージでしたね。


・ゼロの使い魔
中国のネット小説などをはじめとする国産コンテンツでは「穿越」と言われる、いわゆる「異世界転移」ネタが一大ジャンルとなっていますが、そのジャンルが形成されていく際に大きな影響を与えた作品の一つが「ゼロの使い魔」だそうです。

また中国オタク界隈にツンデレなどのオタク系作品の属性のテンプレを広めたり、ライトな方向の和製ファンタジーの世界観を広めた作品でもあることから、中国でこの手の属性ネタを遡っていくと「ゼロの使い魔」にたどり着くといったことも少なくないそうです。


・東方Project
「東方Project」は現在の中国にも根強いファンがいるジャンルですが、中国の二次創作の起点となったと言うこともできる作品です。「表」の中心となる作品が「涼宮ハルヒ」なら、「裏」の中心は「東方Project」でしょうか。

中国における古典作品の扱いを見ても分かる通り、中国社会では「原作を変えることはけしからん」という意識があり、中国オタク界隈でも昔は原作原理主義者(?)的な勢力が強かったそうですが、それを打ち壊したのが「東方」の盛り上がりとその二次創作の作品群なのだとか。
東方シリーズは中国のオタク界隈に二次創作の概念を打ち込んだ作品とも言えるそうですし、現在の中国系絵師の活動やクオリティも「東方」から発生した流れがなければ存在しなかったかもしれない……という話もあるそうです。


・千本桜
「表」の方で作品を中心にまとめたので初音ミクは外したと書きましたが、ボカロ作品というジャンルで見た際に中国における影響が極めて大きかったのが「千本桜」だそうです。
「千本桜」は中国で当時人気になったボカロ作品のなかでも屈指の大人気曲でしたが、曲の人気だけでなく世界観やキャラクターデザイン(関連創作物含む)もその後の中国国産コンテンツにおける中華ファンタジー的なデザインに大きな影響を及ぼしたのだとか。

そして「千本桜」から生まれた東洋系、中華ファンタジー的な感覚は中国に伝統的に存在した武侠系ファンタジーをベースにした「古風」というジャンルの発生を促すことになったという話です。また各種コンテンツ、例えば歌詞やビジュアル面のデザインも千本桜以降は古典的なノリではなく中二病的なノリが強くなっていったそうです。


・咲-Saki-
中国本土の若者達に日本式の麻雀を流行らせてしまったのが「咲-Saki-」です。
中国の伝統文化でもある麻雀に対する大きな影響というのが出ているわけですし、「アニメやマンガによる文化侵略という点で考えた場合、最も危険なのはこの作品なのではないか…・・!」という話もあるとかなんとか。


・WHITE ALBUM2
「WHITE ALBUM2」は爆発的な盛り上がりがあったわけではないようですが、今の中国オタク界隈において現在進行形で影響を受けている人が多く何かと名前が挙がる作品だそうです。
この作品はPCゲームの違法ダウンロードと翻訳パッチという非正規ルートで広まってしまったそうですが、そのルートとメディアの関係もあってかゆっくりと広まり、深くハマった人が多いらしくこの作品に自分のオタク観や恋愛観を変えられてしまったという人も多く「脱宅神作」(脱オタ神作)とも称されているのだとか。

この「脱宅神作」の解釈に関しては「とてもとても恋愛がしたくなるから」「これ以上の作品に出会えなくなるから」等々諸説あるとのことですが、この作品が中国オタク界隈における恋愛系作品に関する感性や評価基準を塗り替えた別格の作品という扱いになっているのは確かだそうです。


・ラブライブ!
中国の二次元文化にアイドル系要素を本格的に広めた作品が「ラブライブ!」なのだとか。この作品以前と以降ではアイドルをテーマにした作品や、メインが女性キャラだけで男性が出てこない作品に関する受け入れられ方が大きく変わったという話も聞きます。

またこの作品をきっかけに中国におけるオタク活動としてのライブ系イベント参加が拡大していくことになったそうですし、他にもAKB48系ファンの流れが二次元に合流する切っ掛けにもなるなど、中国オタク界隈の評価基準やオタクとして楽しむスタイルに関する影響も大きな作品なのだとか。


・千と千尋の神隠し
「表」の方ではジブリアニメは外しましたが、ジブリアニメの中から中国のオタク界隈や業界に与えた影響の大きさを考慮してあえて選ぶなら「千と千尋の神隠し」になるそうです。
「千と千尋」は中国では2D表現アニメの到達点の一つとして受け止められているそうで、良くも悪くも「千と千尋」の影響から抜けられない、意識せずにはいられない作品となってしまっているのだとか。

中国では「子供向けアニメにでも振り切らない限り、2Dアニメ作品で上を目指すとどこかで宮崎駿っぽくなってしまう」という話もあるそうで、この「千と千尋」はある意味では中国の国産2Dアニメの道を塞いだ作品、呪いのような作品でもあるとのことです。


以上です。
ここで挙げた作品が「裏」になった理由に関しては、分かりやすい影響の例を挙げるのが少々難しいということや、「表」で中国やオタク関連の事情を背景説明も含めてどこまで書けばいいか分からなかったということなどもあります。

また「表」と同じくここで挙げた作品に関しては私と今回のネタに付き合ってくれた古参の中国オタクの方による独断と偏見混じりで選んだものになっております。
異論もたくさんあるかと思いますが、中国オタク的昔話の一つ程度に受け取っていただければ幸いです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2020年後半よりぬき日中オタ活動

あけましておめでとうございます、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
それではまず、昨年後半のまとめを。


中国オタクとオタク文化

中国オタク「なぜ日本人はカブトムシが大好きなのか?アニメやマンガを見ていてもカブトムシモチーフのメカや装備、特殊能力は扱いが良いように思う」

中国オタク「チート無しの普通の人間が転移転生をする日本の二次元作品ってどんなのがあるんだろうか?チートの反対側が気になってきた」

中国オタク「日本はなんであんなに鉄オタがスゴイことになっているの?趣味としても少々理解し難いものがあるんだが」

中国のオタクをイラつかせるとも言われる「動漫」という言葉の扱い

中国オタク「日本の作品って教師キャラの扱い悪くない?」教師キャラは良い人の方が少ないとは感じる」

中国オタク「日本には『隠れた名作』というジャンルがあるがウチの国の感覚でアニメの隠れた名作を探したらどんな作品になるだろうか?」

中国オタク「なんで中国の国産アニメには現実的なテーマや舞台設定の作品がなかなか出てこないんだろうな……学校生活とか普通の社会生活の日常とか……」

中国オタク「なぜ国外に武侠や仙侠が広まらないのだろうか?なぜニンジャやサムライは文化的なイメージの輸出に成功したのだろうか?」

中国オタク「最終決戦で最初の形態やロボ、技で勝利するという熱い展開についてもっと知りたい。あれってどの作品から始まったんだろうか?影響のある作品とかでも良いから知りたい」


中国オタクとアニメと漫画とゲームとラノベ

中国オタク「ランス10中文版が無事出たぞ!公式での中文版だ!」

中国オタク「中国語タイトルの印象と中身が違った作品について」「ジョジョは中文タイトルのせいで児童向けマンガだと思っていた」

中国オタク「リン・ミンメイの声優が声優になったことを後悔しているそうだ。思ったよりショックを受けている自分がいる」

中国オタク「衛宮士郎の蔑称『土狼』って昔とてもよく使われていたらしいがどんな感じだったの?」

中国オタク「なぜ今年のウルトラマンZはウチの国でこんなに話題になって盛り上がっているんだろうか?」

中国オタク「日本ではアニメ化される前に実写化された作品というのはどれくらいあるのだろうか?」

中国オタク「本当に日本の農業分野の政府機関がゲームの攻略として使えるのか」中国の天穂のサクナヒメへの反応

中国オタク「なんでSDガンダムとかいう変なジャンルがいまだに存在するの?明らかにガンダムの足を引っ張っているのに」

中国オタク「なぜ日本であんなに鬼滅の刃が売れているんだ!?あの劇場版の興収はいったい?私は普通に良い程度の作品にしか思えない!」

中国オタク「日本では鬼滅の刃の大人気を背景にしたハラスメント行為が横行しているらしい。なんだかヒドイことになってるな……」

中国オタク「日本で鬼滅の刃の興収が300億を超え「千と千尋」超えも間近になった模様」「何と言えばいいのか分からん事態になってる……」


その他諸々

中国オタク「藤井棋聖を見ると現実の方が恐ろしく思える」「姉弟子までいる現実も衝撃的だ」

中国オタク「FGOの虞美人が日本で大人気な理由ってなんなの?」「キャラデザが良いからだよ」

中国オタク「なんで日本の花火大会は環境汚染のせいで開催不可になったりしないの?」

中国オタク「AA漫画、日本ではやる夫スレ作品とも言われる作品について語ろう!」中国に伝わったやる夫スレ作品事情(?)

中国オタク「アニメやマンガでよくある『まずご飯?お風呂?それとも私?』のネタって元ネタあるの?どの作品から広まったとかがあれば知りたいんだが」

中国オタク「ふと思いついたんだけど、日本の作品で赤がリーダーなのって赤備えから来ていたりしない?」

中国オタク「諸葛亮って日本人に不人気なの?」「さすがにそれはないはずだが……」

中国オタク「日本の名前って漢字の順番で混乱する、間違えて覚えてしまうことってあるよね?」


中国オタク界隈の動向、アニメ公式配信状況など

中国の2020年7月新作アニメ公式配信状況

劣等生とひぐらしの配信は無し?中国の2020年10月新作アニメ公式配信状況

中国のbilibiliにおける再生数億超えの日本のアニメ作品は


ブログで書いた以外にも、中国における日本の作品、配信されている日本のアニメの動向や各シーズンの人気の傾向などについてはアキバ総研様で書かせていただいているコラムにまとめておりますので、よろしければそちらもご参照ください。

それからアキバ総研様の記事の年末年始版で
今世紀の中国のオタク界隈、業界に大きな影響を与えてしまった十大作品【中国オタクのアニメ事情】
というのを古参の中国オタクな知り合いと相談しながらまとめてみたのですが、実はというかやはりというか10作品ではカバーしきれない所が出てしまいました。

そんな訳で分かりやすい影響のある作品の有無や正規ルート、ビジネス関係を中心にまとめた「表」に対する「裏」的な物を近いうちにブログの方でもやろうかと考えております。


とりあえず、こんな所で。
今年もぼちぼちと続けていけるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。



ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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