「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2021年05月

中国オタク「良い友情のあるアニメを見たい。今は何かとネタ扱いで笑いにされがちだしそっち向けのサービスが強い作品もあるから見つけにくくて……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

社会的な価値感の変化などにより昔と現代では作品の内容やテーマの受け止められ方、評価のされ方が違ってくるというのは珍しくありませんが、オタク方面の話題やネタが広まった影響で昔と今では受け止められ方が変わってしまった作品、テーマというのもあるかと思います。

中国のソッチ系のサイトではそういった方向の話題として
「友情関係の描写が良い作品が見つけにくくなったので教えてほしい」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


良い友情のあるアニメを見たい。今は何かとネタ扱いで笑いにされがちだしそっち向けのサービスが強い作品もあるから見つけにくくて……

今は女性向けも意識されているとかファンの話題がそれで染まったりするから昔のように単純に見れなくなってるのは確かだな……
とりあえず最近のアニメだと「SK∞ エスケーエイト」は良かったよ。私は見る前は「Free!」のような作品かもしれないと覚悟していたが、普通に楽しめた。

泳ぐ部活なら「ぐらんぶる」が良いよ。
熱い友情もダメな友情もダメ過ぎる友人関係もある。

「ぐらんぶる」の方向なら「バカとテストと召喚獣」もあるね。

正統派なら「風が強く吹いている」を薦める。
あと「遊戯王」なんかは昔ながらの熱血友情作品だろう。スレ主が言うように最近はゲイネタでいじられがちだがな……

「おおきく振りかぶって」は王道の友情モノではあるんだよね。

友情ということで真っ先に思い付いたのは「リトルバスターズ!」だな。

「リトルバスターズ!」は良いよね。本当の友情によるストーリーというか。あの作品に出会ってしまったから麻枝准の新作を諦めきれない……

「友情」なら少年ジャンプ、というわけで王道の友情バトル作品、ジョジョの奇妙な冒険だ!

ジョジョの友情に関しては認めるけど、王道というのはどうなんだろうか……?

今やっているのだと原作は古いが「ダイの大冒険」はどう?
昔の作品を探せばわりと無難なのは見つかると思うし、ジャンルの好みが合う作品を見てみればいいのでは。

イロイロと言われがちだけど、原作が少年ジャンプ系の作品は昔から現在まで普通に友情なのが多いよ。今はその手の解釈をするファンが増えているだけで。
例えばこっちで少年マンガにおける腐ったお姉さん達が大量に増える流れを作った「家庭教師ヒットマンREBORN!」だって熱い友情モノなわけで。

「バクマン。」なんかはそういう解釈が比較的少なくて、友情的な関係が中心に来る作品かな。
今の時代、そういう解釈が目に付かない作品は皆無だから諦めてフィルタリングしてみていくしかないよ!

ジャンプ系に多いのは間違いない。
ただ「聖闘士星矢」くらいまで遡るとちょっと今の感覚には合わないかもしれない。

古いのだと「天空戦記シュラト」とかは如何?

男の戦い、友情というのなら「スクライド」を薦める。いい男が多いぞ。

俺も「スクライド」は大好き。
ああいう真正面からぶつかり合って成立する熱い友情というのはもうかなり貴重なものになってしまった……

濃いめの友情ということなら「Free!」ってどうなの?
ここではあまり歓迎されていないけど。

あれは女性向けサービスが多過ぎてさすがになんだか引っかかった
「風が強く吹いている」の風呂シーンくらいならいいんだけど

ビジュアルで強調されるとキツイときがある。
まぁ百合フィルターでアニメを見ている俺が言える話じゃないけれど!

私の場合、不思議なことに匂わせるとかではなく、ハッキリとそっちの方向になっている「BANANA FISH」とかは逆に大丈夫なんだよね……

スポーツ系、部活系は大体の作品で同性の友情の要素はあると思うよ。
BLや百合フィルターさえかけなければね!

「ハイキュー!!」とかも普通に友情ベースのスポーツ系作品だからな。

「坂道のアポロン」みたいなのはどうなんだろう?
少女マンガ原作系とかの女性向け作品にはたまに三角関係の三辺のうち男性同士の関係の所が一番よく描けている作品に出会うこともあるんだが。

女性向けでおもいだしたが「昭和元禄落語心中」はこのテーマ的に悪くない。
日本の落語界が舞台なので把握するのがやや難しい話ではあるが。

濃い友情というなら「ベルセルク」でどうだい。
作者がお亡くなりになったから改めて最初から読み直したが、昔読んだ時よりも根底にあるガッツとグリフィスのすれ違った友情を強く意識することになった。

時間が経つと自分自身、それから周囲で流行している見方といったものが変わるから印象も変わるよね。
友情関係だと、私は「TIGER & BUNNY」がそうだった。昔は広告だゲイだと散々な言われ方だったからスルーしていたけど最近見たら普通に面白いバディ系の作品だと感じた。

熱血から連想した「グレンラガン」と書こうとしたが疑問が生じたので思いとどまった。
友情も無いわけじゃないが、それがメインに来るかというと……恋愛や兄貴分とか他の人間関係が先に来ているような。

ガイナックス系って意外に真っ当な友情のある作品は少ない気がする。

正統派から外れた、オタク向けの方面で成功した集団だからな……
あと自分は「FAIRY TAIL」を薦めておこう。友情もちゃんとあるよ!

古い作品が出ているので俺が「グランゾート」を薦めてもいいよね……?

「超魔神英雄伝ワタル」とか、昔の子供向けロボは良いかもね。

まだ「ピンポン」が出てない。
スポーツ系の名作だと人間関係も面白くなっていることが多いし友情ベースの展開に期待できると思われる。

特撮もアリなら「ウルトラマンメビウス」
私が一番友情を感じたウルトラマン

女神転生系だと「デビルサバイバー2」が友情ネタ度高かったような気がするがややうろ覚え。あとペルソナ系の友情はどれも良い感じに濃い所があるね。

アニメの「デビルサバイバー2」はツッコミ所というか引っかかる所が少なくないが、友情方向にまとめた感じだったな。

ロボなら「革命機ヴァルヴレイヴ」が良い感じに友情のあるストーリーだった印象。
基本的にロボ系作品だと、スーパー系は個人或いは個体による強敵との戦い、リアル系はミリタリー的世界観だから個人の友情が「作品全体を通じてのテーマ」として強調されることは少ない気がする。もちろん長編の中の個別エピソードでの描写はあるし、合体系ロボなんかでは友情が強調されたりはするんだが……

言いたいことはよく分かる。私もマクロスだと「マクロスプラス」、ガンダムだと……で悩んでしまった。

ガンダムシリーズは……ちょっと考えてみたが友情なのかそうじゃないのかハッキリしないかも。
シリーズごとに人間関係の方向がかなり違うからね。友情が出ていないわけではないんだが。

SEEDはやっぱり単純な友情扱いにするには作品内外でイロイロあり過ぎたなあ……



とまぁ、こんな感じで。
いざ考え出すと様々な作品が思い付くようですし、受け止め方についてもイロイロと出てくるようでした。
ちなみにこのネタを教えてくれた方からは

「今の時代、オタクの間で普通に友情を評価するのは難しくなっているように感じます」

「特に我が国ではメディアも一般人も男性或いは男性キャラをゲイネタでからかうのが大好きなので、腐女子がBL解釈をするからというだけの問題ではありません。簡単にネタにできて同調してもらえる便利過ぎる話題なんです……」

という話がありましたし、「友情」というテーマの受け止められ方については「現在の中国の空気」というのも無視できない要素になっているのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ガンダムSEEDが再始動!続編も制作中だ!!」「信じていいんだよな!?」

艦これのイベントは依然として2-3の日進掘りでハマっていますが、友軍の予告が出たのでそろそろ先に進まないと厳しそうな今日この頃です。
とりあえずE3までは甲で頑張って後段作戦は乙でヘタれようかと考えております。これから2週間ほど忙しくなりそうなのでE4以降の甲のストレスに耐えられる気がしません。
それはさておき今回の更新を。

先日「ガンダムSEED」の新プロジェクトの始動と続編映画や新作ゲームの制作が発表されました。中国向けの配信もあったことから、中国オタク界隈では即座に驚きの反応が出ている模様です。
ありがたいことにこの件に関する質問やネタのタレコミを複数いただいておりますので今回はそれについてを。

『機動戦士ガンダムSEED』新プロジェクト始動。テレビシリーズの続編となる映画を福田己津央監督のもとで制作中、新作ゲームも開発決定!(ファミ通.com)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ガンダムSEED新プロジェクト」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ガンダムSEEDが再始動!続編も制作中だ!!

おいおい、ネタではなく本当の話じゃないか!
正当な続編だと!?

ようやくバンダイが動いたか……クロスボーンが先に来るんじゃないかと諦め半分だったよ!

あの頃から十数年経ったわけか……監督は福田のままで本当に本編の続編ってことか。待ち過ぎてネタにされ過ぎて逆に実感がわかない。

本気で今日が4/1じゃないかと確認する情報が来てしまった……!信じていいんだよな!?

よくあるネタかもしれないと疑い改めて調べたが本当だった……本当に予想外だった。

俺は心の準備はしていた。
でも正式に発表されたのを見た時は震えが来たよ。

嬉しいけど、同時に見ないでおきたい、曖昧なままにしておきたいとも思ってしまう自分がいる……

その気持ちも分からなくはない。ずっと待っていたものがいざ目の前に来るとね。
しかし私もテンションが上がり過ぎて困る。閃光のハサウェイの時とは全く違うレベルの興奮状態だ。

劇場版はDestinyの続きで確定ということでいいのかな?
こっちのイメージする期待しているものと、バンダイと福田が作るものの方向が一致しているのかが分からない。

これも最近多い昔の名作のリメイクや続編制作の流れの一つなのかね。

どちらにしろ、ついに再始動だ。これでSEEDはあと20年は戦える……!

おっさん達の青春が返ってきた。
あの頃はみんなガンダムSEEDからオタクをはじめたんだ……!

ウチの国だともうロボ好きはおっさんということになっちゃっているからね……若いオタクはロボなんかダサいと見向きもしない。

続編になるとして、主役は誰になるんだ?

よほどのことが無い限りキラとラクスじゃないか?
作品の人気的にも世界観的にも直接的な続編、それも劇場版で主人公を変更する必要性は無いだろう。続編でわざわざキラを主人公に戻した作品として強固なイメージがついているわけだしね。

しかしSEEDの続きのストーリーってどうするんだ?また敵対勢力が出てキラとアスランでボコるのか?その繰り返しはさすがにどうかと思うが

いっそ00のように地球外生命体を……

逆襲のアスラン或いは閃光のシンとか?

SEEDの世界は問題というか怨恨の原因自体は全く解決していないから敵は作ろうと思えばどこでも作れそう。あとは視聴者が納得するかどうかだ。

キラがまた新しい三人組と戦うというのに一票。

SEED世界は宇宙くじらの化石から地球外生命体の伏線自体はあるから、地球外生命体が敵になるというのもできなくはないんだよね。まぁ00で先にやっているから同じネタはやらないと思うけど。

ところで現時点で発表されているのは平井顔のキャラじゃないっぽいんだが……

今度始まるマンガ版の方だな。
オーブの国際救助隊の皮をかぶった極秘任務組織?それがガンダム持ってると。ツッコミ所多いな。

設定見るとミラージュコロイド装備のガンダムらしいから、一応その手の任務には向いているんじゃないの。

オーブもガチ武力の秘密部隊持っていたと。
そしてミラージュコロイド。明らかにユニウス条約違反してね?

とりあえず悪いことやってるのはハサク家ということにしておけばいいんだろ

C.E.72にこういうMS出すのか。キラに一瞬でやられそうだが。

年代的にキラは海を眺めているだけの時期だし直接出てくる事は無いんじゃないか。サービス的なものをやる可能性は0ではないだろうけど。

この新しいガンダム、放映当時の自分に見せてもC.E.72の機体だとは信じないだろうな。

マンガは二度の大戦の間の期間でDESTINYの続編ではないのか。
それにしてもこの新型ガンダム、アカツキやムラサメとの関係が見えないしオーブ系の機体には見えないな……

まぁRX-78だってテレビ版とカトキ版ではかなり違うしな!私もビルド系だかクロスアンジュだかに出てきそうなデザインでSEEDとは違うように感じているけど。

アナハイム系の機体にソレスタルビーイング系の武装のように感じた。

これは地上に設置されたビームバリアーに突っ込みそうな閃光のデザイン。この印象は肩の尖り方のせいだろうか?

しかし「中立国」オーブの野心がやべえな。
外伝見てるとオーブに対する好感度がどんどん下がっていく……

キャラデザは悪くないけど機体のデザインがSEEDと違い過ぎるように感じられて違和感が。

作品の中の時代は動いていないが、作品の外の人間の時代は動いてしまったということなんだろうな。宇宙世紀でも昔のMSVと最新のMSVではかなり違うシルエットになっていたりする。

ストライクのパック装備できるのは悪くないんだがな。
それにしても変形後も見ると……ガンダムアスラーダ?

ああ、それだ!!なんだか引っかかってたのがそれで分かった。
SEEDのガンダムっぽくないという印象の他に、どこかで見たようなフォルムだとも感じていたんだよ。監督一緒だというのも影響しているのか?

やっぱ皆アスラーダを思いつくようだな。
早速サーキットを走るコラ画像が流れてきた。

どちらにしろ、SEEDの新機体が発表されるのはときめくものがある。昔のスタイルと違う所があってもカッコ良ければ良いんだよ。



とまぁ、こんな感じで。
イロイロな喜びの声があがっていましたが、同時に待たされた期間が長過ぎたのか少し戸惑った空気も流れているようです。

今回のネタを教えてくれた方からも
「十数年待たされていたので、新作の情報をどこまで信じていいのか分かりません。また信じて裏切られるのも怖いです……」
という話が飛んできました。

ちなみに他に質問をいただいている上海に建設された実物大フリーダムガンダムの件ですが盛り上がっている話題がなかなか見つかりません。雰囲気自体は悪くないようなのですが。
SEEDの新たな動きに関してはかなり盛り上がっているようですし当ブログでは何か面白い反応があれば紹介するつもりですが、実物大フリーダムについては日本のメディアでの報道を見ていただいた方がいいかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の二次元のネタ『真の仲間』について教えてほしい。あれはどういう理由で日本で流行っているの?元はテイルズシリーズのネタで良いんだよな?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではアニメやマンガ関連を中心に日本のネットのネタが輸入されたり考察されたりしているそうですが、世代が変わると知識や体験にもズレが生じますし、新作アニメなどでその手のネタが登場した際に改めて質問と解説で盛り上がることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の二次元ネタの『真の仲間』とは」
といったことなどに関するやり取りを、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の二次元のネタ「真の仲間」について教えてほしいんだが、あれはどういう理由で日本で流行っているの?元はテイルズシリーズのネタで良いんだよな?

そうそう。出典は「テイルズオブゼスティリア」
シリーズを殺しかけた作品として有名で、その象徴となっている言葉だな。

元々のネタはゼスティリアがヒロインとして発売前に公式に宣伝していたキャラを実際の作品内ではヒロインから降板させて更に劇中でも序盤で離脱させてしまったこと。(このキャラに関するDLCとかは普通に販売されていたが、離脱でほぼ使えなくなり無意味なのがまたヒドイ)
更に直接では無いが主人公達がそのヒロインに対して貶すような発言をしてその際に出たのが「真の仲間」、つまりそのヒロインでは真の仲間ではなかったという扱いにされたわけだな。
これがゼステリアの悪評と合わさって強烈なネタと化した。

アリーシャに関してはヒロインじゃなくなるどころか、仲間でもなくなったというのはさすがに笑えない。
しかもその後のDLCでもヒドイ扱いで追い打ち。

このセリフは仲間の男キャラから出たセリフで、そのキャラは「真の仲間」じゃないからパーティに入ることができなかった!というやつだっけか。

現在の二次元的なネタとしては公式によるキャラ待遇の差別、後の展開で主要キャラからはじき出される或いはそういうことが無いと確定したキャラに対するネタ呼称かな。
ゼスティリアが炎上していた当時に比べると、随分とソフトな使われ方になったよ。

えーと、確か10月の新作アニメの……「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」で間違ってないはずだが、アニメになる作品の名前にも使われるくらいだからな。

その作品は「真の仲間」を他の作品に先んじてタイトルに組み込んだから成功したという評価もあるくらいだし、日本では結構強めのネタになっている模様。

他にもこの「真の仲間」展開の暴走をやらかした主な原因がプロデューサーの馬場英雄で、その理由が自分の萌えている声優の演じるキャラの方を活躍させたいというのが判明して、当時はもう手が付けられなくなったのよ。
しかもそのプロデューサーひいきのキャラであるロゼが露骨な持ち上げられ方をされていた上に何かと矛盾があって結構嫌な性格にも見えるキャラだったから逆に嫌われたのが……
こういった諸々の事情を含めて「真の仲間」というのが日本の二次元では確固たるネタとなってしまったわけだね。

グラブルのユーザーの間とかでも使われているけど、作品におけるキャラの待遇、出番の有無や強化の有無といった扱いに関してよく使われているネタかな。
メインキャラとして扱われていたはずなのにストーリーに出て来なかったり、パワーアップや新バージョン追加から除外されたりしてると、そのキャラは真の仲間じゃなかったからみたいに言われるし、逆にフォローされるとあいつは真の仲間だったみたいに言われる。

この「真の仲間」のネタがヤヤコシイのは、それがプロデューサーの馬場英雄に対する批判と合わさっていることだろう。
公式批判などの使うシチュによってはかなり強烈な負の意味がこもる。

ゼスティリアもゲームが面白ければまだ何とかなったかもしれないが、ゲームの出来自体が微妙で何かとストレスがたまるバランスだったのもネタを加速させた……
ストーリーに関する批判があってもデスティニー2はゲームとしての出来の良さで評価高いわけだしね。

ゼスティリアは私がテイルズシリーズで初めてクリア前に投げた作品だった。ストーリーも問題ある上に、システムの出来もヒドイものだった。

ゼスティリアの炎上に関して語り出すとキリがない!
とりあえず把握しておけばいいのは、テイルズシリーズニ十周年記念の期待作が大コケして大批判を浴びてシリーズが死にかけたということ、その際の象徴となるネタ、「ヒロインだったはずのキャラをモブキャラにした」「代わりにプロデューサーの露骨な贔屓キャラがヒロインになっていた」というのを表している言葉が「真の仲間」ということだな。

ゼスティリアの「真の仲間」に関しては作中のキャラによるダブルスタンダードなキャラ評価によるセリフがヒドかったなあ。結果的にテイルズ史上最も陰湿と言えるパーティになってしまった感がある。DLCの内容もそのフォローをするのではなく追い打ちする内容だったから収拾がつかなくなった。
パーティ内の人間関係のヒドさはアビスとかでもあったけど、あっちは最終的にはなんとか良い話っぽくまとめられたからね。キャラ人気もあったし。

テイルズはまだ死んでいないから……確かにこのネタのせいで「ベルセリア」は死にかけたが!

ネタでは無くシリーズ終了の危機だったからな。

「真の仲間」の最大の問題だったのはモブ扱いになったアリーシャではなく、ダブルスタンダード的に持ち上げられていたロゼの方だろう。作中の扱いに加えて馬場が露骨にひいきした発言をするのも加わってこっちが本当にヘイト集めていてね……アビスのようなキャラ人気による援護も期待できない状態だった。
今使われている「真の仲間」ネタではこういう事情が目立たなくなっているのは、ネタとして独自の存在と化してきたということなのかもね。

私もネタとして一通り把握しているけど、なんでこんなことをやらかしたのかについては本当によく分からない。一体どんな動機や欲望によってファンに不快感を与えるだけな内容にしてしまったのか。

「なぜ」というのはずっとついて回る疑問だよね。当時の社内の権力闘争の結果では?みたいな推測はあるが、どうしても作品そのものを壊してしまうのか、自分の嗜好を露出して批判を浴びるようなキャラと展開にしたのかなど。

やらかした方はこれで失敗する、批判を浴びるとは思ってもいなかった可能性はある。例えば藤島康介のやらかしも「普通に考えたらありえないだろう」というものだったしね。
まぁそういう普通はありえないネタが次々にJRPGの有名シリーズの記念作品で出現してしまったから「真の仲間」のネタ概念も広まっていったわけだ。

この件を「ガンダムSEED DESTINY」で例えているのを見たこともあるが、あれとは比べ物にならないヒドさなんだよな……

主役降板でもシン・アスカの出番は普通にあったわけだからね。
こっちはアリーシャがモブ扱いになる。ストーリーでもほぼ無視。DLC後日談での扱いも相変わらずヒドイ。フィギュアやプロローグのアニメまで出して宣伝していたのは何だったんだと。

あえて例えるなら同じバンナムの「アイドルマスター2」の「9・18事件」とかじゃないかな。「真の仲間」はそれを更に強化したバージョンだろうけど。
そしてテイルズの方には挽回する機会も、挽回する作品やクリエイターも出ないままの状況が続いている。

一応ゼスティリアはその後のテレビアニメ版でほんの少しだけなぐさめられた。ほんの少しだけ……

あの作品に関しては炎上の後のフォローも無く、続報はどれも炎上拡大の燃料だったからな。ufotableのテレビアニメはその中の数少ない消火剤。
問題点を改変というか無かったことにして上手くまとめた。そして皆なぜこれができなかったのかと頭を抱えた。

そしてネタの方は概念として有名になって、様々な場所で使われることになったと。

「真の仲間」は今日本で流行っている追放される展開と相性が良いというのもあるんじゃないかな。
お前は真の仲間じゃないから仲間に入れてやらない!出ていけ!!となる。

いわゆるJRPG的世界観の勇者パーティの傲慢さを表現するには上手いネタだと思えたり。

作品の待遇の差、言ってみれば主役かモブかの違いみたいな部分をえぐる言葉だからね。
そこをファンタジー的にネタにできる言葉だから使い勝手が良い。

創作において「真の仲間」はリア充と非リア充などと比べて、システム的に縛られている所がお約束ネタとして分かりやすいし使いやすいのでは。

なんか皆の情報や、ゼスティリアに関するネタを調べていたらどんどん不安になってきた。最新の「テイルズオブアライズ」でこういうことやらないよな?

さすがにシリーズ瀕死にした事件だし、株価にも影響を与えたんだからやらないだろ……恐らく

この件に関してはファンもメディアも公式もかなり警戒しているからな。アライズでは制作が発表されたときからヒロインに関して「真のヒロイン」で別のキャラがヒロインになることはないとアピールされている。
メディア側もハッキリと「ヒロインなのか?」と確認する記事を出しているくらいだ。炎上していた当時は馬場英雄が「メディアがヒロインを誤解して書いてそのせいでユーザーが誤解した」と責任転嫁する発言もしていたから、メディア側もかなりのトラウマになっている模様。
もちろん当時の日本のメディアのせいではないし、もし問題にするならば公式側の杜撰さの方だったはずなのだが。

ゼスティリアでテイルズシリーズを殺した馬場プロデューサーの悪名は日本だとスゴイことになっているからな……このネタも含めて記憶はいまだに残っている。

真偽不明の「サクラ革命には馬場が関わっている」という情報だけで炎上しているのを見ると、日本のゲーマーにとってのトラウマ案件なんだろうと感じるね。

こっちでもテイルズファンにとっては忘れられないトラウマだよ!!20周年作品があんなことになったのをいまだに引きずっている。



とまぁ、こんな感じで。
真の仲間ネタが生まれた当時の状況に対する印象も含めてイロイロと出ているようでした。

中国でテイルズシリーズはPSで発売されたシリーズ、「デスティニー」辺りから本格的に人気が広まっていったので、中国オタク界隈でも根強いファンが多い作品だとされています。

それだけに真の仲間ネタを深く解説できる人がいるそうですし、このネタを教えてくれた方からは
「真の仲間というネタを見ると、あの当時の混乱やテイルズシリーズの躓きを思い出して頭が痛くなってきます……」
といった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「アニメでは声が出なくなったから、衰えたから声優が交代させられることってあるの?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の声優事情に関して日夜イロイロな話題が飛び交っているそうですが、そんな話題の一つとして近年のリメイク作品の増加などから注目を集めている「声優の交代」があるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「アニメでは声が出なくなったから、衰えたから声優が交代させられることはあるのか?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメでは声が出なくなったから、衰えたから声優が交代させられることってあるの?
普通に考えたならあり得る話に思えるが、具体的な例を知らない……

そう言えば、ありそうなのに思いつかないな。

年齢が上がってきたから交代、というのはあるが明確に「衰えたから交代」という作品について自分は思いつかないな……

長く続いている作品では初期の話と最新の話では声が変わっているように感じられることは珍しくないし、間に結構な期間を置いてのリメイクだと特にそういうのが際立つね。

あるよね。私は「セーラームーン」でそれを特に強く意識させられたかな。
ただ同時に三石琴乃の声や演技は私としては今の方が明らかに好みなのがまた難しい所だ。

日本の声優はアニメ出演コストがそれほど大きくはならないから、ベテランをそのまま起用し続けた方が何かと安定するのでは。新人を起用するのは一定のリスクがある。

声が変わってしまったとしても、その作品のファンの思い入れ、それから既に獲得している声優としての名声もあるから表立っての降板はプラスにならないんだよ。

FGOのマシュは評判悪くないし固定ファンもついていたのに降板になって一時期大荒れしていたな。

いや、マシュは声優の体調不良による降板だから衰えたってわけではない。
荒れた原因は体調不良で復帰の可能性があるのに、一時的な代役ではなく完全に新しい声優に交代となったからだね。

長期間続いているアニメの場合は体調不良、妊娠出産での一時的な交代はそれなりにあるんだよな。上で出ている「セーラームーン」も三石琴乃が体調不良で一時的に代役になっている。

表立っては言われないけど、声優全交代なんかは衰えによるものじゃないか?
「ドラえもん」の声優変更からは明らかにそういう意図を感じる。

パフォーマンスが維持できるかという点では衰えの一種だけど、その辺は年齢によるリスクを考慮しての交代だから違う気もする。

基本的には年齢か体調を理由とした交代だと思う。
ただ明確に衰えたから降板、という扱いは珍しい。

声優は人によっては非常に長く続けられるから逆に年齢的なリスクを考慮しても変更が難しいという話もあるね。「ドラゴンボール」の孫悟空なんかはまさにコレだろう。

こういうのはケースバイケースだし能力の衰えだけではなく商業的な理由、ギャラに加えてスケジュールが押さえられるかといった問題も関係してくる。
特に今はイベントやラジオなどの作品関連番組を配信する際の司会やゲストといった役割も求められているからね。マシュの声優交代にはこの辺の理由も大きいかと。

ずっと続いている作品での声優変更は珍しい。
声優の声が変わると言っても緩やかな変化だし、変更するにしても業界内の関係があるから簡単に変更とはいかない。
逆に時間が空いたリメイクになると、商業的な関係を一新するために全て変更となる。この場合はよほどの理由(単純な人気ではない)が無ければ旧来の声優は起用されない。

今やっている作品では「ダイの大冒険」が旧版からほとんど声優を変更しているはず。
ジャンプ系は時間をおいての続編やリメイクの時にはかなり声優を変えているんじゃないかな。旧作の声優が現役でも変更する。

俺は「D.Gray-man」の変更はかなり意外だったよ。

ずっと続いている作品の場合、声が昔と変わっていても現在問題なければ基本的に変更はない。
しかし体調不良ではなくお亡くなりになってしまい変更になるということはある。「クレヨンしんちゃん」の父ちゃんなどはこのケースだ……

藤原啓治がお亡くなりになったのはショックだったよ。まだ50代だったのに。でもこういうリスクが高齢になれなるほど大きくなるから声優交代も手段としては理解できる。納得できるかは別だけどね。

「ルパン三世」はお亡くなりになったケースと、年齢からの交代のケースと、ずっと変更なしでやっているケースが全部あるんだっけか。

そうだね。次元大介の中の人は90歳近いけどまだ続けている模様。ちなみに「坂本ですが?」のナレーション役なんかもやっている人。

声優側から交代を言い出すケースはある。「クレヨンしんちゃん」のしんのすけ役の矢島晶子が演技の質の維持が難しくなったからと降板している。

いわゆる「声の衰え」だけを明確な理由に交代しているのはしんのすけくらいしか私も思いつかないな。
演技って受け取る側も感覚的な評価になるしファンからの支持もあるから「衰えたからクビ」とハッキリやるのは何かと難しいだろう

普通に契約条件でもめることもある。「名探偵コナン」の毛利小五郎の声優交代はそういったゴタゴタが原因。

再びオーディションをして落とされる、というのはあるらしい。具体的な作品名は知らないが……

劇場版Zガンダムのカミーユは再オーディションで役をまた勝ち取ったケースかな?

そう言えば最近だとガンダムのハサウェイと佐々木望がこの話題に近いんじゃないか?
劇場版「閃光のハサウェイ」で旧ハサウェイ役の佐々木望に知らされずに交代が発表されたというのでファン界隈は大荒れになった。

ガンダムシリーズの声優変更は別に珍しいことじゃないが、ハサウェイの声優変更は無意味だったし悪意があり過ぎた。

同意。それで俺は「閃光のハサウェイ」を一気に嫌いになった。変更後の声優がまた棒読みだしあの作品を好意的に見るのはもう無理だね。

あの件の知らされていないというのはさすがにネタだと思うがなあ……

ハサウェイに関しては、まさに上で出ているように商業的な意義が前面に出ていると思うぞ。
旧版ハサウェイの中の人はかなりの歳だし半引退状態の期間があったから変更で発生する反発よりも交代の方が利益になるという判断になったのでは。
今の若い世代にとってはガンダムゲーやってなければ馴染みが無い声だしね。

制作側も変更せずに済むものなら変更はしないだろう。ファンから反発でるんだから。
ただIPの商業的な発展や音声素材を撮りなおすといった事情を考えた場合、変更した方が良いとか変更せざるを得ないとかになる。

国産作品だと「原神」でも声優交代はあったな。
中国語版ボイスの中の人が声優やめちゃって交代。

そう言えば前任者が声優をやめたから交代というのもあるね。最近のソシャゲはそれなりに頻繁に女性声優が変更される印象だ。
声優をずっと続けられる人は少ないし、若いうちに別の道を選ぶのは悪いことじゃないとは思うがファンや現場の人は何かと大変だろうな……

結局は人気商売だしそれがファンに受け入れられるか、作品の人気が維持できるかだよ。
「聖闘士星矢」の声優変更は大荒れになって一部戻したりして。その後また変更したりと大混乱だった。

「聖闘士星矢」はファンの脳内と現実のギャップがね……私も当初は声優変更絶対反対だったが「黄金魂」とかを見ると演じている側もキツそうでおじいちゃんが喋っているような感じに聴こえたりで変更も仕方が無いと感じたわ。

あるある。
私も浦飯幽助の声の変化を知っているから、ハサウェイに関しては変更も止む無しと考えてしまうかな。自分は割り切れるけど他の人がそうじゃないというのも知っているので。

それに加えて変更に関しては日本市場での反応をまず見るから、こっちの感覚とのズレがあるのも難しい所だな。
ちょっと前に声優全交代が発表されたリメイク月姫も日本の型月厨は中国よりも随分と落ち着いていたし、ガンダムのハサウェイに関しても日本で反発が無いわけではないがウチの国のような全否定的な空気にはなっていないようだ。



とまぁ、こんな感じで。
声優変更に関して事情は想像できるものの、やはり納得できるかはまた別のようです。

この辺りに関して、この件を教えてくれた方からは
「中国では基本的には字幕で日本のアニメを見ているので、日本の作品の声優を意識して評価するには日本語能力が必要になります。特定のキャラの声がCVまで分かるということに関しては日本語ネイティブのオタクの感覚とは異なります」

「声優まで把握しているキャラのいる作品というのは、普段は使わない日本語の声がわかるほど夢中になった作品と言い換えることもできます。アニメならばたくさん見た、ゲームならばたくさんやり込んだということになるので、慣れ親しんだ声優が変更されることを受け入れるのは難しいという人は少なくないです」

「またもう一つ、言い方は悪くなりますが、旧来のCVを評価するというのはその作品に対する知識の深さをアピールすることにもつながります。だから声優交代や新しい声優に対して好意的に評価する声はとても少ないという見方もあります」


といった話もありました。
中国オタク界隈でも声優に関しては受け取り方や思い入れも人それぞれですし、声優の交代は簡単に割り切れるものではないのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「気が付いたら日本の二次元ではやや太目のヒロインが増えているけど、評価が高いのって誰なの?自分の感覚に自信が持てないので教えてくれ……」

艦これのイベント攻略情報をイロイロと教えていただいているおかげで順調に進む……と思いきや、E2-3の掘りで止まってしまっている今日この頃です。これまで何度も諦めている2隻目の日進を今度こそ……と思って今週はずっとE2-3にいるのですが本当にレア艦で日進だけが出ないという状態に。
それからウマ娘の方はやはりというか何と言うか、タウラス杯でけちょんけちょんに負けました。しかしそのおかげでナリタブライアン実装前にガチャを回したい欲がストンと落ちてくれたのは良かったのか悪かったのか。

それはさておき、ありがたいことにネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本のアニメやマンガ、ゲームのキャラクターデザインが何かと話題になっていますし、人気キャラのデザインや現在流行していると思われるデザインに関する考察が行われたりしている模様です。

中国のソッチ系のサイトではそういった話題の一つとして
「近頃の日本で流行しているように思えるやや太目、ふくよかなキャラクターデザイン」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


気が付いたら日本の二次元ではやや太目のヒロインが増えているけど、評価が高いのって誰なの?自分の感覚に自信が持てないので教えてくれ……

スレ主はどういうのをイメージしているんだ?太目と言っても色々あるが。

こういう流れを意識するようになったのは「SSSS.GRIDMAN」の宝多六花かなあ

なるほど、把握した。
日本語では「むちむち」とか「ふくよか」とか「ぽっちゃり」とか言われるタイプかな。確かに近頃の日本の二次元の流行だね。

グラブルとかが露骨にその方向のキャラを実装しているのを見ると、本当に人気なんだろうと感じる。

昔から体重を気にするキャラはいたけど、デザインまでそちらの方を強調するようになったのがここしばらくの傾向かもね。

男性向けと女性向けで描き方や基準が違うから一概に語るのは難しいが、とりあえず男性向けで語るなら「ラブライブ!」の東條希とかは安定した評価だろうな。

比較的昔の作品でそういう方向を強調して、キャラデザにも反映させていたのは「アマガミ」の桜井梨穂子がいる。

日本の二次元だと「ライザのアトリエ」のライザと「SSSS.GRIDMAN」の宝多六花が成功してから流れが変わった気がする。あれで下半身の肉の重装化が加速した。

作中でデブ呼ばわりされることもあるセクシー系キャラなんてのは昔からいたけど、今とはちょっと違うよね。

「はがない」の柏崎星奈は「肉」呼ばわりだったけど今の肉付きのいい、やや太目にも見えるキャラデザとは違ったな。
カテゴリとしては同じ扱いをしても良さそうだが。

ジャイアンの妹ではダメなのだろうか?
スペック的にはかなり高いぞ?

あれは別に太っているという描写じゃないかならなあ……「胖虎」というのがそもそも中国語版の翻訳でつけられた名前で、日本語だと「巨人」の意味のあだ名になっている。
(訳注:中国語版のドラえもんでジャイアンは「胖虎」、日本語では太っちょの虎といった意味のあだ名になっています)

「エルフさんは痩せられない」のように狙いがハッキリとした作品も出ているからな

「ダンベル何キロ持てる?」のひびきもそっちの狙いで成功したキャラだろう。

二次元では伝統的に大食いキャラはいるし、食べて太るキャラもいたけど最近の表現の手法は昔と違う気がする。

アイマスの三村かな子もそっちの特徴だな。イラストでは昔からあるアイマス系だけど。

でもアニメの中の女性キャラって「太目」でも三次元レベルだと普通かむしろ痩せている方だったりするよね……

それは昔からよく言われるネタだな。
そこから考えていくと、最近の足の太さの強調は現実のぽっちゃり系の方向に寄せているという可能性も……?

スペシャルウィークをはじめ、ウマ娘のキャラは大体食ったら太る。
もっとも、元ネタが馬だからあれはぽっちゃりとか太目のキャラにしていいのかは分からん。

ウマ娘は腹が膨れる強調描写が中心だからなー
描写的には更に昔のギャグ系描写のネタとも言える

こういうのってその時期に人気の絵師の嗜好、流行りの絵柄による所もあるから設定だけから判断するのはどうかと。
例えば「ラブライブ!」なんかは見る人によっては大体みんな太目だ。もちろんその中でも東條希が特にそういう扱いになってはいるが!

理解できる。
時期によっては京アニのキャラデザがほぼそうなるみたいな所もあるからね。

同意。個人的には「氷菓」辺りがちょっと太目くらいの印象になる。

肉付きが良い、やや太目が増えている昨今の状況だったら、例えばFateのジナコも評価されるんだろうか?

ジナコはあからさまにデブなキャラデザだから一般ウケは困難では……

そっちの方向だと「私に天使が舞い降りた!」の星野みやことか?

二次元における女性キャラの肉感的なデザインの方向が変化しているんだろうね。今の日本の二次元は特に下半身が強調されがち。
「SSSS.DYNAZENON」も前作に続いて明らかにその方向で攻めている。国産の一昔前の流行から影響を受けているキャラデザと日本の流行が離れているようにも感じられる。

体格の良さなら大神さくらちゃん!重量級だ!!

いや、確かにマッチョキャラは出ているけどそれは「ダンベル」のひびきのような方向性で、本当にマッチョなのは違うんじゃないかな……

昔のぽっちゃり系はすーぱーそに子辺りが分かりやすいタイプだろう。
それに対して今の流行はライザみたいな感じだから、描写は明らかに変化している。

今考えてみると、昔は上半身重視だったのかもしれない。そのバストは豊満であった……

「プリコネ」のペコリーヌなんかは一昔前のデザインになるのかね。胸はデカイが他は普通。
とてもかわいいけど。

京アニは「甘城ブリリアントパーク」くらいが明らかに太目の方に寄っていた時期だな。
千斗いすずは良いデザインだった……

私は京アニのキャラデザを太いと思ったことはなかったが、そう感じている人いたのか……
しかしこの話題を追っかけていると、「ぽっちゃり」「やや太目」に関する基準が人それぞれ過ぎて逆に分からなくなってきた。

まぁ二次元で太る場合は極端なデブ描写になるからな。設定上ちょっと太い、体重増加を気にしているくらいではデブな外見にはならない。だからキャラデザの癖による印象が太いかどうかに影響する。

昔のキャラデザ、例えばあだち充作品のヒロインを見ると今の基準からはやや太目に見えたりもするし、今になって急に太目になってきたわけでも無いと思う。
この話題を追いかけていてそういった時代ごとの主流となっているヒロインのデザ院の変遷、オタク向けの強調のされ方の歴史が気になってきたよ。



とまぁ、こんな感じで。
イロイロな見方受け止め方が出ているようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「人気のキャラデザイン違いに関しては、文化的な背景に加えて規制やゾーニングにより表現できる範囲が異なるという背景も影響していると思われます。例えば日本の作品のキャラは中国の作品のキャラに比べて露出が少ないという点に関して、私は日本には作品媒体ごとに独自の自主規制基準があるからではないかと考えています」

「中国もポルノに関しては厳しいですがそれ以外は規制に関して野放しになっていました。そのせいで最近になって急に規制を厳格にやるようになって業界は大混乱ですが……」

「それから私は人気、流行のキャラデザインに関して日本のセクシー描写でやたらと下着の表現にこだわるという点に関しては昔から不思議に感じています!!」

といった話もありました。

こういった形で人気、流行のズレが出てくると日本の作品の中国における人気の予想が難しくなったりするという話もあるので私の仕事としてはちょっと悩む所もありそうですが、当ブログのネタ的には独自路線が強まってくれた方がやはり何かと面白いのも確かですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「三浦建太郎先生がお亡くなりになったそうだ。公式発表だから間違いない……」「ベルセルクはダークファンタジー好きが必ず通る道だった」

三浦建太郎先生がお亡くなりになられたそうですが、この件に関する質問をいただいておりますので今回はそれについてを。
「ベルセルク」三浦建太郎が急性大動脈解離で死去、54歳(コミックナタリー)

三浦建太郎先生の
「ベルセルク」

は中国でも幅広い層からの支持が集まる作品でしたし、このあまりにも突然の訃報に中国オタク界隈だけでなく一般寄りの各コミュニティでも衝撃が走っている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトなどで行われていた
「三浦建太郎先生が死去」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「ベルセルク」の三浦建太郎先生がお亡くなりになったそうだ。公式で発表しているから間違いない……

ありえないよ……何かの冗談であってくれ……

そんな……突然すぎる

先週ネタで死ぬまでに終わるのかとか言っていたのに、まさか。
どうか安らかにお眠りください。

ご冥福を祈ります。
今は「ベルセルク」の話が進んでいる、終わりの気配も感じられるようになってきていたんだが……

その後の展開は読者の想像に委ねられる……みたいになってしまうのかね。
一応今はそれなりに今後を想像できるような場面だが

自分は年に数回「ベルセルク」のアニメや主題歌を見たり聴いたりするんだが、こんな終わり方は受け止められないよ

なんとも残念なニュースだ。
ご冥福をお祈りします。

本当に急な……心から哀悼の意を捧げます

まだ50代だよね。こんなに早くお亡くなりになってしまうとは。

60歳にもなってなかったのか。若すぎる死だ。

「ベルセルク」が始まったのが1988年で連載期間は長いけど、若い頃からプロになっていたからまだ54歳だった。
漫画家やラノベ作家には突然体調を悪化させてお亡くなりになってしまう人が多いという印象だ。若い時の無理が後で強く出てしまうのだろうか。

急に突き付けられた別れがつらい。
なんだかんだでハマったし、自分の感性にも強い影響を与えた作品だったと改めて実感する。

自分もその一人だけど、読者が作者を追い詰めてしまったのだろうか……終わらない進まないことをネタにされて気分が良いわけはなかったろうし

心からお悔やみを申し上げます。
体調が悪いとは聞いていたけど……あまりにも突然すぎる。

本当にもう言葉が出ないよ。今は先生のご冥福を祈るばかりだ。

本当に「ベルセルク」の完結を見ることはできなくなってしまったのか。

最初はネタだと思っていた、思いたかった。でも公式で訃報が出てしまったのなら信じないわけにはいかない……ご冥福をお祈りいたします。

このニュースを見てから他の漫画家の体調が心配になってきた。
冨樫はまだ遊んでいるから大丈夫だよな?奈須きのこも大丈夫だよな?

冨樫は仕事しないとはいっても週刊連載のダメージがあるだろうから不安だね。そもそも「仕事しろ」とネタにされるようなクリエイターって遊んでいる情報が出ても仕事していないわけじゃないだろうから。
三浦建太郎もそういった情報があったけど、それと並行して漫画を描いているというかなりハードな生活をずっとやっていたようだし……

あまり完結に拘らず、続きに期待を求められるくらいの状態でいてもらえればそれで良い気がしてきた。

しかし「ベルセルク」はどうなるんだろう。未完の大作となってしまったのか。

ご冥福をお祈りいたします。
「ベルセルク」に関してはその後の展開に関するプロットでもあれば良いのだけれど。

仮にプロット的な物が存在しても、小説ではないから恐らく無理だろう。
こういうニュースが流れてくるたびに、漫画家に限らずクリエイターの方には身体に気を付けてほしいと願ってしまうよ。

本当に受け入れ難いニュースだよ……こんなことになるなんて全く考えもしなかった。ついこの間まで終わらない終わらないとネタにしていた自分を後悔している。

マンガは三浦先生の画力あってのものだったし、プロットだけあっても厳しいだろうな。

「ベルセルク」はとても影響の大きい作品だったし、影響を受けた後続の作品もたくさん出たが……
ダークファンタジー系のジャンルが着実に広がっているのを感じていたのに、パイオニアの一人である三浦先生がこんなに早く逝去されるのは悲し過ぎる。

大体皆ガッツのスタイルが記憶に刻み込まれているからね。
重量感のある大剣をかついだごつい剣士というのは「ガッツみたいな」という形容詞が確立されている。

ベルセルクがなければ二次元のパワー系キャラの扱いはもっと悪かっただろう。

あと日本産のダークファンタジーもだろうね。
アニメやマンガだけでなく、ゲームだってそうだ。もし「ベルセルク」が無ければ二次元系ファンタジー作品の結構な部分が別物になっていたはず。
「ベルセルク」は二次元のダークファンタジー好きが必ず通る道だった。

三浦先生のご冥福をお祈りします。
それにしても、長編作品を追いかけ続けるのが怖くなってしまう。

平均寿命が延びているとは言うけど、作家としての負担も増えているからなあ

現代は前世紀、昔と比べて長編を描き続けられる環境になっているが、作家の体がついていかない状況になってしまっているのかね。
昔と比べて作業量も増加し続けているし。

ウチの国の分業体制でさえネット小説もマンガも作家があっさり疲弊しちゃうわけで、日本の漫画家個人に集中する方式がどれだけ負担になるか……

作家の才能を前面にだせるという意味で日本のシステムは悪くないとは思う。
長編連載がぐだぐだになる、完結しないなんてのは分業でも変わらないし、むしろ企業の論理が入りがちなだけ安易な引き延ばしや突然の打ち切りが派生しがちになる。
でも個人の負担は……

小学生の頃に出会ってずっと追いかけていた作品の作者がお亡くなりになってしまうというのは予想もしていなかったしとてもつらい。
「ベルセルク」完結しないことはいいんだ、日本の平均寿命を大きく下回る年齢でお亡くなりになってしまったのが悲しい。

こんなにつらい気持ちになるなら、「ベルセルク」に出会わなければよかった。
いや、やっぱ無し。やはり楽しんだ時間と思い出はすばらしかった

こういう訃報に接してしまうと、作品を描き続けることについて考えてしまうな。
もちろんファンとしては描いて欲しいが……

三浦先生、どうか安らかにお眠りください。
それにしてもまた一つ名作が紅楼夢みたいになってしまうのか。



とまぁ、こんな感じで。
やはりこの突然の訃報にショックを受けている方が多いようでした。

中国では昔から「ベルセルク」は日本の二次元系の定番となっている作品でしたし今回の件に関する反応を調べていても、いわゆる「二次元」とは関係が薄そうな場所でも話題になっているのが目に付きました。

また上のやり取りにもありますが、中国オタク界隈ではダークファンタジー系作品好きがそれなり以上にいるそうで、日本の二次元系ではゲーム系を中心に比較的マニア寄りのファン層が形成されているといった話を聞いたこともあります。

私も中国オタク界隈で「ベルセルク」のストーリー展開については定期的に話題になっているのを見かけましたし、昔からかなり広い範囲で人気になっているのを実感できる作品でした。
改めて三浦建太郎先生のご冥福を祈らせていただきます。

中国オタク「サクラ革命は結局どこがダメだったんだ?」

先日、開始からわずか半年でのサービス終了が発表された
「サクラ革命」
ですが、この件に関する質問やネタのタレコミを複数いただいております。
『サクラ革命』サービス終了が発表(電撃オンライン)

発表から時間も経って少し落ち着いた反応も出てきているので今回はこの辺りについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「半年でサービス終了するサクラ革命は何が悪かったのか」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


サクラ革命は結局どこがダメだったんだ?良い所が無いのは分かるが、それでも半年でサービス終了させるのはかなり意外なんだけど……

元々開発が長期化して開発費だけ膨らんで30億円いってたし、関係者に対するやりましたよアピールが済んだら逃げたというか損切したって所じゃないかね。

30億円も使ってあのクオリティかよ!とバカにされるのは無理もないが、半年でサービス終了というのは思い切ったもんだね。

ゲームのクオリティがどう見ても30億円じゃないのでマネーロンダリング説が出てきたのはちょっと笑った

一応言っておくが、その30億は日本のネットでネタになっているだけでソースは不明な模様。
ただ結構な損を出しているのは間違いないだろう……セガは大丈夫なのか?それにサクラ大戦のブランドも本格的に死んでしまったのでは……

さすがに30億円はいかなくても諸々のコストが派手に吹っ飛んでいて誰が始末するんだみたいなプロジェクトになっていたのは想像に難くない

「ウマ娘」より結果的に金が注ぎ込まれているという説もあるが、どうなんだろうね。
クオリティは別として開発人員の規模や期間を考えるとありそうな、なさそうな……ウマ娘やプリコネもかなり延期しているし、実質作り直しみたいなことやったりしているはずだしプロジェクトの規模もでかいし……

サクラ革命はウマ娘と比べてクオリティが低いけど、実は他のFGOフォロワー系の中では比較的まともな方ではあった(元ネタのFGOと比べて劣る部分があるけれど)
問題だったのはウマ娘が出て日本の二次元ソシャゲの環境が激変したのと、FGOが大人気になったのはDWが作ったゲームだからと勘違いしたことかな。

FGOもきのこに好き勝手やらせたら人気になっていたとは思えない。だがきのこのいないDWのゲームが人気になれるとも思えない。

そもそもウマ娘のクオリティと比べられるレベルの日本産ソシャゲは現時点では存在しないだろうからね。サービス終了で早めに損切りに走ったのは「今の判断」としては悪くないとすら言える。
当面の間、日本のソシャゲ市場はウマ娘に独占されて他のアプリは先行して客を掴んでいた作品以外は難しいという状況が続くだろう。もしもの話でしかないけど、サクラ革命も初動で成功してウマ娘の出る前に課金力のあるユーザーを確保できていたなら話は違った。

根本的な問題として、なぜサクラ大戦のブランドを使ってあんなサクラ大戦と関係ない、古参のファンの思い出を刺激しない作品を作ったかだよ。
セガもはじめてソシャゲを作るわけではないだろうになぜこんな失敗をしたのか。

始まる前から古参のファンの思い出をズタズタにした作品。
セガとDWの上層部は何を考えていたんだろうか。

私はDWの方は正直どうでもいいしセガもどうでもいいが、セガがダメージ受け過ぎてプロセカの方に影響が出るのではというのだけが心配

え……プロジェクトセカイってセガだったの?
俺はガチャ以外は特に文句なく楽しんでいたんだが……

Vtuber関係がちょっと引っかかる人もいるだろうけどプロセカは普通に面白いよね。
でもサクラ革命がゲームとして失敗してサービス終了するのを弁護するものではない。

名作IPを台無しにして葬る、それがゲーム業界、それがセガ。

サクラ革命の関連ニュースを見るとセガが痛い目に合っているのを見て取れるからとても爽快な気分になれます!

セガは確かにいい気味だが田中公平はせっかく曲作ったのに気の毒だな

残念ながらセガは同時期にプロセカで人気作品を叩き出しているからダメージはそこまで深刻じゃないぞ。DWは次の主力を大失敗だから深刻だが。

セガが30億円を無駄にしたってのが素晴らしいね。
さっさと倒産してIP売り払った方がゲーム業界のためになる。

今はセガアンチが多いから、皆辛辣だなあ。
しかし日本での話題を追いかけてみたが、あっちの認識では費用負担は主にDWの方で損失もセガではなくDWが主になっているらしい。
日本のセガファンはそんなに心配していないようだし、むしろセガは当初からサクラ革命に関してやる気がなかったという見方も強い。本気ならばFGOアーケードのモデリング関係の人材を投入していただろうと。

サクラ革命の問題はビジュアルの微妙さだけど、特に3Dモデルはダメだった。
それにサクラ革命は古いファンにとって思い出補正がかかるようなものが無かった。メカもキャラも世界観も。

開発事情はさておき、作品としてみるとキャラを売るためのアピール目的なのか中途半端に外に出す外骨格メカ娘状態にしたのが作品全体にダメージを与えていたように思う。
そりゃカッコ良くないとかの文句も出ているけど、あの炊飯器ロボという根幹部分をなくしたらダメだろう。

FGOに学んでしまったこと、テイルズの馬場を招いたこと、ホロライブとコラボしようとしたこと。これが重なったから死んだのさ……

その中で確実なのはFGOに学んだ部分だけじゃないか?
自分が調べた限りでは馬場に関しては関わっているという情報の明確なソースが確認できないし、ホロライブも告知だけで実装前にサービス終了だ。

どこがダメだったかというなら延期している間に時代が進んじゃったということだろう。
ホロライブとのコラボは他と比べたらそこまでダメージの大きなものではない。その時点で既に瀕死だったから。

ディライトワークスはもっと早い時点で教訓にするべきだった。今ではもう教訓を得たというには遅すぎるし損害も大き過ぎる。

極論だがFGOはあの時代だからこそ大人気になった。
仮に今年サービス開始だったら爆死した可能性は高い。
そしてそのシステムで特に進歩もさせずに今の時代に出したサクラ革命は……

そうか?FGOは今サービス開始したとしても強烈なファン層がいるから別の話になると思うが。IPとしてのパワーがサクラ大戦とは段違いだ。

今のFateのIPの強さに関するイメージはFGOの成功あってのものだろう。10年くらい前なら逆にサクラ大戦の方が圧倒的に強かった。それこそFateでは勝負にならないみたいにね。
だから今FGOを当時のサービス開始時点のクオリティと運営体制で出したなら……まぁ爆死だろうな。あの頃だって生き残ったファンがギリギリで支えていなければ人気爆発地点までたどり着けなかったときのこ自身が認めている。

仮にFGOが今リリースされたら爆死するというのは別に極論ではない、普通にあり得る話だ。
現在の日本のソシャゲ業界は「ウマ娘」が無双して他のゲームの寿命が削れたり、新作ゲームが見向きもされず死にかけている。
まさに「時代が変わった」ような環境になっている。

日本では覇権を追いかける連中がFGOからウマ娘に人が移ったからもうFGOは終わりと騒いでいるのも目に付くが、FGO自体は固定ファンいるし運営コストもそれほど高くないだろうから死ぬことも無いだろう。
問題はウマ娘前後にリリースされる作品や、比較的最近リリースされて固定のファンをまだ獲得しきっていない作品じゃないか?日本の業界ではサクラ革命に限らず当面はサービス終了が続くのではないかと。

サクラ革命の30億円じゃないが、その手のネタの数字ってソースが不明瞭だしランキングネタもイロイロ混じってあてにならんからな……
日本の業界ではFGO以外のアプリも危険だろう。サイゲ系でもウマ娘以外が危険。グラブルは大丈夫だろうけどプリコネは心配。そして更に危険そうなのが俺が遊んでいるワーフリ……第二部ストーリー完結までいけるのだろうか。

今はどんなゲームでもウマ娘と比較されるから、ここ数年で出たゲームを今リリースして爆死しないものはほとんど無いだろう。いけそうなのはIP的に強くてジャンルも違うポケモンGOくらいか?
恐らく今後の日本の二次元ソシャゲは資本と開発力の差が出てくるんだろうな。PCゲームのように。

他の問題としては最初からキャラクターの扱いが意味不明だった。制作側は本当にあれでキャラ人気が出ると信じていた節があったらしい……

最低限、藤島康介のキャラ、旧シリーズのキャラは必要だったよな。サクラ大戦というIPの公式ではあっても、昔のサクラ大戦との関係が何も感じられないから旧来のファンも来てくれない。
メインビジュアルの太眉ダサキャラを前面に出して、更にゲーム内の3Dモデルはもっと変なことになっているという。

旧サクラ大戦も基本に大正浪漫の正統派ヒロイン、大和撫子キャラがいてこそだったからね。新キャラがネタ切れ起こして特異さだけ重視するようになるにつれて人気も落ちていったが、そこからの教訓は得ていなかった模様。

キャラデザのクオリティも微妙だったのが……ゲームがダメでも課金させるために、せめてそこは全力でいくべきだったろうに

それについてはFGOの経験が悪い方向に作用したのではないだろうか?
絵が上手く無くても、キャラデザが現在基準の高クオリティでなくても人気は出るという分析をしてしまったのでは?

それが成立するのは絵師にブランド力がある場合だ。武内絵は上手いわけではないが型月の看板として長年のファンがいる。それにサーヴァントや礼装のデザインが微妙でもストーリーと世界観による設定の補正が効くので絵の方はある程度心の薄目で見てもらえるという極めて特殊なケース。

直接的な原因はやはりウマ娘だろう。
あの作品が出てしまった以上、同時期に出た新作ソシャゲが勢力を拡大するのは困難になった。
それにサクラ大戦はキャラの歌と演劇が重要になる。FGOのアイドルイベントはまだテキストとアイドル系ネタとして別物という考えはできたが、サクラ革命の場合はそうもいかない。一目で分かってしまうライブシーンの差は致命的。

DWとサクラ革命を見ていると、何とも言えない滑稽さを感じる。
FGOの成功体験があったのと、FGOが型月主導でいずれ終了するのは確実だから次の看板が欲しかったという事情は理解できる。
しかし企画する力も技術も運営力も無しでぐだぐだやっているうちに作品そのものが周回遅れになってしまって、そこに最新最強のウマ娘が出現して蹴っ飛ばされてサービス終了。ネタとしてはおいしいが。

結局、藤島康介がやらかして離脱したか参加させられなくなった時点でやめておくべき企画だったのかもな。「そこでやめておくべきだった」はセガにはよくある話。

失敗は失敗として切り替えていこう。だから早めにサービス終了した余力で新サクラ大戦2を早く出してくれ。



とまぁ、こんな感じで。
中国の方から見た印象や考察がイロイロと語られていました。

上のやり取りにもありますが、この件に関する中国の反応ではディライトワークスよりセガの方が強く意識されているように感じられました。

また現在の中国オタク界隈ではセガに対する風当たりがかなり強いようです。
この辺りに関しては以前のFGOアーケードやコラボカード実装に関する話題などにおいても何となく感じていましたし時折セガに対する炎上や反発が起こっているらしいというのを聞いてはいたのですが、、悪化の度合いが私の想像していた以上になっているようで。

当ブログの10年前の記事
中国にはなぜ、セガファンが多いのか
にもある通り、一昔前の中国ではセガが最も人気なゲーム会社だった時代もあるのですが……この辺りに関して詳しい方いらっしゃいましたら教えていただけると非常に助かります。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の作品は異世界に行ったらまず主人公がヒドイ目に遭うのが基本なのだろうか?そしてそこから復讐をしながらの俺TUEEEEE展開になるような?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品におけるテンプレ展開をネタにした話題で盛り上がることもあるそうですが、近頃はアニメやマンガを通じて日本のネット小説出身の異世界転移、転生系作品に関するネタが一部で広まっているそうです。

この辺りに関しては、日本以上にネット小説が盛り上がっている中国でも異世界転移、転生系の作品が「穿越」と称される人気ジャンルとなっていて何かと比較しやすいという事情も影響している……といった説もあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の作品では異世界系にいったらまず主人公がヒドイ扱いになる」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の作品は異世界に行ったらまず主人公がヒドイ目に遭うのが基本なのだろうか?
そしてそこから復讐をしながらの俺TUEEEEE展開になるような?

私も近頃の日本産異世界系作品はスタートダッシュで主人公をいじめるのが常態化している印象はあるかなー

異世界で主人公がヒドイ目に遭うのは俺が思い付くだけでも前世紀、数十年前とかそういうレベルで存在するんだけど。

ネタとしてはそうなんだが、昔は徐々に……という感じだったけど、今はスタートから一気にそういう展開をぶつけて、そこからすぐに逆転にいく感じだから印象は結構違う、

昔は異世界で苦労するという感じだったけど、現在は異世界特有の召喚システムや被召喚者や被転移者に対する処遇、設定上は仲間なキャラの裏切りによるものになっているな。

ヒドイ目に遭わされる理由については、日本の作品の定番、チート能力に関する格差による部分が強調される感じでは。
そこに現実社会側の学校生活におけるリア充といじめられっ子の格差が加わって強調されるといった所かな?

そういう境遇のをもう一人だか一組だかおいて敵にするパターンもあったな
日本のネット小説でも流行りの模倣と微妙な変化は繰り返されている模様

テンプレ異世界だからというお約束の知識前提で反応する、行動するみたいな展開もよく見かける。読者側の方にも既にテンプレ世界観どころかテンプレ展開のイメージが蓄積されているという前提で作品が作られている。

そこはこっちの作品の中華ファンタジー世界ネタも変わらないだろう。
ネット小説はどこの国でもその国の作品や読者層特有の「お約束」を前提とした、予備知識無しだとハマれない方向に進化していく傾向がある。

主人公が利用されるから、いじめを受けて扱いが悪いからと能力を隠す展開もある。
まぁこっちの作品にもバカなフリをする主人公というのはよくあるけど、そこに至る流れはやはり中日で違うものがあるよね。

テンプレ異世界に召喚されて、すぐに世界というか人生の頂点を約束された能力を獲得しているのに気付いてそれを隠すとかだな。
その状態で自分を見下す集団、現状に甘んじる手抜き生活や戦闘に入るのは見せ方を間違うと本当にヒドイ主人公になってしまうような……

ああいうのって主人公のチート能力を爽快に使うため、復讐や強大な力をぶつける相手を作るための展開の準備だというのは分かるんだが、正直ツッコミ入れてネタにしたくなる。

私は最近言われているというかネタになる「受害者有罪論」のような、やられる方にも問題があった、犯罪に巻き込まれた方も間違いがあったみたいな話は嫌いだが、中には復讐に至る過程やその度合いだとか、説教の内容が見当違い或いはお前がそれを言ったらダメだろみたいになったりとかで、主人公側を肯定しにくいと感じた作品もあったな。

そこは感情移入させられるかどうか、作者やコミカライズ担当作家の力量次第だろう。
良い人がそのまま幸せになるわけではない、良い人が主人公にはならないのがネット小説だし

俺は「騙される方が悪い」的なのが日本では特に嫌われるという話を聞いたことがある。
国産作品が凡人を雑に扱う、騙したり利用したりするのはひかれることも多いので、なかなか俺TUEEEEEに感情移入できなくなるとも。
日本市場の読者にそういう傾向があるなら、序盤に主人公がヒドイ目に遭って力を手に入れて復讐する流れに強いカタルシスを覚えたりするのかも。

見ている人間は非リア充の学生だからいじめられている学生が主人公、リア充グループが敵という設定が多いというよくあるネタ以外の背景もあるのかね

自分の場合、日本の作品の主人公はいじめられっ子よりも社畜のイメージの方が強いな……

私は日本の異世界転移、転生系はマンガだといじめられている少年、アニメになるレベルだと引きこもりや社畜が目に付くといったイメージだ

いじめられっ子というのはそこまで多くないんじゃないか?リア充が主人公なのも滅多にない(0ではない)けど。

最初にヒドイ目に遭う系で最近流行っているのは追放、他の場所で俺TUEEEEEして今更態度を変えても「もう遅い」と元仲間を見下すという展開だぞ。いじめとはちょっと違う方向になってきた。
主人公にも追放される理由が無いわけではないが、それ以上に追放する側が理不尽なことをやってくるという展開。

どっちにしろ、最初にヒドイ目に遭ってそこから上昇していくパターンなんだよね。
無能だからと主人公がパーティから追放されてその後能力覚醒というのはよくあるし、悪役令嬢系も婚約破棄ネタが最初に来ること多い。

今日本の異世界系作品で流行しているのが「もう遅い」系と言われる、実は有能だった人間が評価されないで表面的な部分だけで高評価なリア充に追放される展開だからなー

それって魔法学校では評価されない項目みたいなもの?

いや、違う。
功績をかすめ取られていたり、後方支援的なギルドの評価体系では目に見える評価がつかない部分を支えていたみたいなのが多いような?いなくなってみて不具合が発生!追い出したのを後悔!!ということになる。

現実だとよほどの人間ではない限り代わりはいるし、人が抜けて多少の混乱はあってもいずれ落ち着くんだけどね……このネタに関しては現代日本社会の社畜の鬱屈した部分や、特別な存在だと評価されたい感情が反映されているのかもしれない。

異世界転移だけでなく、現実ネタでも同じだぞ。ランキングがそれで染まっている。そういう話のテンプレが使われる理由は理解できるけど、あそこまで常態化しているのは……

ウチの国も底辺からの成り上がりだけど、わりとあっさり別の段階に行ってしまうことが多い

凡人との関係が続くのが日本の異世界転生系の特徴だと思う。
ウチの国の種田系もそういうのはあるが、日本は本当に環境構築、仲間を増やして固める傾向があるからね。
(訳注:中国のネット小説ジャンル「種田流」は日本のいわゆる内政系に近いものだそうです)

最初に主人公をヒドイ目に遭わせるという展開は感情移入やその後の爽快感のための環境整備に加えて、底辺に落とし込むから統治側、社会制度そのものを敵にできるという効果がある。
登場するキャラも敵味方に二分できるのが書く方も読む方も楽だというのも理由なのでは。

日本の異世界系作品のヒドイ目に遭ってからの復讐やもう遅い的な展開に関してはちょっと日本社会の闇を感じるな……
ウチの国のネット小説で定番の人間の上位存在となって見下してやろうというのもどうなのかという話になるけど。

日本のこの手の作品だと、復讐や破壊対象が目に見える範囲、例えば嫌な奴や嫌な上司的な存在ということが多い。
これに関しては作者の書ける世界観の狭さもあるだろうけど、既存の社会そのものに対する不満はそれほどではないということの表れなのかもしれない。
そしてそういう風に考えていくと、国産の上位者になって凡人を見下したがる、世界を管理したりまたにかけたりしたくなるというのは……

はい、やめやめ。
そういった統治者が管理できない存在になるという話は武侠からの伝統だし、科挙とかの文化背景もあるから……!

最初に主人公がヒドイ目に遭うのはマンガ化する作品に多いから、マンガ中心で見ているとそういう印象になるのも無理はないかもな。
日本のネット小説として見た場合は多いけどそればかりというほどでは無いというくらいの割合なんだが。

作品の構成、メディアによる競争環境というのもありそうだよね。
ネット小説とマンガでは使える話の長さや比較の対象となる作品が違ってくるし、マンガの場合は序盤の限られた分量で話を加速させて客を掴まないといけない。

中国のようにまず文字数を稼ぐ、量を保証されたお得感と安心感を提供するのではダメなんだっけ。

設定や攻略法垂れ流しは日本だとあまり有効では無いと聞くな
日本の読者は最初であっさり切るかどうかの判断をしてしまうということだし、内容以外の部分でのネット小説の人気獲得手法には結構な違いがあるという話だ。



とまぁ、こんな感じで。
所々で脱線しながらイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では日本のネット小説作品は漫画化されたものを読む人が多いので、人気や流行に関しては日本のネット小説プラットフォームの利用者の認識と中国で広まっている認識には違いがあると思います」
といった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報影響お待ちしております。

中国で大手を含む複数のファンサブグループが消息不明になった模様?

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

アニメに勝手に翻訳字幕を付けてアップしちゃうファンサブグループは世界各国にいるようですが、中国のファンサブグループは通称「字幕組」と呼ばれています。またマンガの翻訳やゲームの中文化パッチを出す活動に関しては「漢化」と言われていることから、活動の分野によっては「漢化組」という呼び方もあるそうです。
(一つのファンサブグループが「字幕組」「漢化組」のどちらでも呼ばれていることもあるのだとか)

そんな中国の字幕組が、4月の終わり頃から大手を含む複数の字幕組が消息不明になったり、活動中止になったりしているとのことです。

この辺りに関しては表立ったニュースがなかなか無いので正確な事情は分からないのですが、教えていただいた情報によると
「中国の基準では問題になるエロ要素の強いアニメに字幕を付けて広めていたのがポルノの伝播と判断されて取締りを受けた可能性があります。突然関連コミュニティまで全て消えた所は恐らく……」

「こういう所は中文化したエロゲーや18禁同人誌を流していたりもするので、反ポルノキャンペーンの取締り対象になった可能性も考えられます」

「それ以外では4月の新作アニメは各動画サイトで配信前の審査登録が厳格化されているので、版権関係で本気の対応が入った可能性があります。動画サイト内でそういう活動を行っている字幕組関連アカウントがあった場合に上から管理できていないと判断されると困るでしょうから」


といった見方が出ているとのことです。
この件を受けて中国オタク界隈でも一部で混乱が発生しているそうなので、以下に中国のソッチ系のサイトなどで行われていたこの件に関するやり取りで比較的冷静な所を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なにやら字幕組が続けて消えている。
大手も急に消息不明になったり垢バンされてたりで大混乱だ。

今年に入ってから二次元界隈には全くいい話が無いように感じられる。
こっち方面ではこの間マンガアップしている大手サイトも続けて消えたしな。負のニュースはたくさん出ている……良いニュースはどこだ……

規制や法律適用の流れとしては分からなくもないんだが、こんな状況で一気にまとめて来ないでもいいだろうと言いたくなるよ。

最初はてっきりネタだと思っていた。しかし周りのざわめきが収まらないので調べてみたら本当だった。

消えた所はネタでアカウント消してヘンな名前のアカウント作ったりしていたからね。
私も当初はネタだと思っていたが、関連コミュニティ全部予告なしに消えたりしているのでこれは本当にマズイ事態だと悟った。

消えた所というか、お茶に誘われて連れてかれちゃったという噂のある所は私もお世話になっていたから複雑な気分だ。

レーティングがかかっているような作品を翻訳して広めていたからだろうなあ……ウチの国の基準では知らんが

いつかはやられると思っていたが、こうも突然にやられるのは正直予想外

これは後付けで考えての話になるが、今年の1月からの流れ的にはそこまで突然でもないぞ?
二次元関係の規制が強まっていたし、ソシャゲもどんどん厳しくなっていたから。近頃の圧力をフェミニズム系の通報だから規制とは関係ないという認識でいたのなら予想外かもしれないけどね。

いわゆる権利侵害からの取締りだという説も出ているけど、ちょっと違う感じだよね。ポルノ取締りや近頃の二次元規制の流れの方が近いように見える。

以前あった「ONE PIECE」関係で取っ捕まったと言われる所の件とは別か。

あれは版権の方で普通に捕まって判決まで出ちゃったわけだが……今回の件で垢バンじゃなく行方不明になっている所とかは普通にポルノを広めたからとかの方じゃないかね。

版権的な物も混じっていると思うよ。消えた中には国内で正規に版権取って展開されている作品を流しまくっていた所もあるから。
ただ全部が同じ理由というわけではなくポルノ関係でやられた所も混じっていると思われる。

消えた所が流していた作品は国内で正規配信が無い作品だったし、「回復術士のやり直し」のようなエロアニメとかエロ同人とかも混じっていたというかむしろそれが主力っぽいイメージになってたよな……

これはあれか、毎年の反ポルノキャンペーンの一環か?ついにこっちまで来たと?

「回復術士のやり直し」は広まり過ぎだったしね。頭の弱いガキどもが騒ぎ過ぎてこんなことになった!

そういう連中がいなければ今回みたいなことにもならなかっただろうに!

いや、さすがに時間の問題だったと思うぞ?
字幕組の活動も結局はアピール合戦で過激化、ライトな層もターゲットにしていくのは昔から同じ。それで止め時を見失うとこうなるわけだな
ウチの国ではどの分野でも定期的に繰り返される流れだが……

何なんだよ。
エロアニメを見たりエロゲーをやるだけで捕まるのかよ。

見るだけならともかく、広めちゃったらね?
ポルノ関係で捕まって法律適用されるとウチの国の法律はかなりマズイ。特に未成年者に広めているという判定が出たらシャレにならん。
まぁ俺自身もこうやって字幕組の連中が実際に捕まったらしいという事態を聞いて驚いているし妙な怖さを感じているから、その手の危険性を現実のものだと認識してはいなかったんだろうな……

GW前後で公安がポルノ関係を広めているサイトやアプリを取り締まったというニュースが出ていたからその一環の可能性は考えられるな。ニュースでは字幕組というか、エロゲーの漢化組の方の枠組みで対象として名前が出ていた所もあった。

彼等は愛をエネルギーに翻訳して配布していただけなのに。
誰の利益も侵害していないだろうに!何の利益も得ていないだろうに!

こっそりやってるならともかく、大っぴらにやっちゃうのはダメだろ。それに利益が無いと言われても……
そういえば捕まったとされる所は常々「字幕や中文化パッチで利益を得てはいない」と対外声明を出していたから捕まっても問題はそんなに大きくならない、という話も出ているがどうなんだろう?

利益の範囲なんて上の解釈次第だぞ。そもそも全く利益を得ていないというのもどれだけ「本当なのか」という話なレベルなわけで。
作品で直接金とってないとかもらってないとかでも、広告やポイントで稼いでいたなんて話はそこら中にあるしね。

時代が変わったんだよ。昔のようにみんなで団結することはなくなった。
利益を得る者と得られない者に分かれているし、規制する関連機関だって利益を得られない者が通報して利用するツールみたいになっている。

彼等のことは残念だが、そのうちまた新しい所が中文化パッチを出すようになるだろうし、字幕組だって出てくるだろう。

そりゃ完全になくなることはないだろうけど……字幕組はこっちの動画サイトが版権取って正規配信するようになってからどんどん少なくなっている。
今では非営利系の所はほぼ消えた。「営利系」の所も昔のように好き勝手にはやれなくなっている。そして今回のコレだから、今後また今と同じようなのが出てくるというのはあまり期待できないかと。

結局最後に頼りになるのは自分の能力か……でも言語能力はなあ……

ポルノで捕まったという方ではなくbanくらった方は今期の新作アニメが各動画サイトで配信遅れるなかで、その動画サイト内のアカウントで自分達が作ったファンサブ字幕付きの動画宣伝していたからね。字幕組のファンはブチ切れてるけど、サイト側の方がブチ切れているのでは?

版権もだけど、ただでさえ各動画サイトが新作配信の際に事前の審査登録で大混乱している中で動画をupとかしちゃうのはな……
動画サイト側にとって単純に危険すぎるからbanも無理はない。

版権の方はまだマシ。
危険なのはやはりポルノ関係の方だよ。関連するコミュニティもサイトも全閉鎖状態だ。

ウチの国だとポルノ関係は法律で処理される事態になるとどれだけ危ないかを忘れてエロ関係ではしゃいでいるのが多過ぎる。
元々こっそり楽しむもので、大っぴらに話題にしてアピールするものではないのに。

俺もこういう恩恵を受けていなかったわけじゃないから気の毒だとは思うが、いずれは取締りの手が伸びるのは確実なジャンルではあったからな……

こっちでは毎年「掃黄打非」(ポルノ・違法出版物取り締まり)のキャンペーンが行われているわけだから、1月の大炎上からして注目を集めている二次元の方に来るリスクは高いという見方はあったわけで。

ウチの国では一度成功して大きくなってしまうと自分は頭が良いから凡人とは違う、危険を見極められる、危険を回避できる手段や能力があると思ってしまって環境の変化を軽視してやられるのが定番パターン。
国産の二次元ソシャゲも最近はこれでやられているような節がある。

自分はルールを利用して他人を出し抜ける、自分はルールを破っても捕まらない範囲を見極めて活動していると考えてしまうと。そして取締りコスト的に注目されていなかった見逃されていたという要素を軽視して、盤面が変わったことを見逃してバッサリだ。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的にはやはりイロイロと複雑なものがあるようです。

それと本題とは外れますが中国語のスラングでは取り調べや職質といった辺りに関して、以前は「查水表」(「水道メーターの検査」を名乗って怖い人が来るというネタ)と言うのをよく見かけたのですが、今回の件を調べていてよく見かけたのは「請喝茶」(お茶に誘われる)という言いまわしでした。

これは中国における言葉の流行りの変化なのか取り調べの手法やイメージの変化なのかはたまたその両方なのか、イロイロと気になってきました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


過去記事を調べたら細かい事情は違うものの、10年前にもこういった事件が。
中国のアニメ漫画共有サイトの管理人達が逮捕された件について

他にもポルノ判定での取締りは定期的に発生しているようです
中国オタク「BL同人誌書いて売ったら懲役10年、なんでこんなことに……」

中国オタク「批判ばかりが目に付くけど実は自分の中ではまた新たな作品に関わるのを期待しているクリエイターっていない?」

ありがたいことに以前
「中国のオタクの間で賛否両論な、悪名込みで有名なクリエイターは誰なのか?」
といった質問をいただいていたのですが、先日これに合いそうなネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「批判は多いが自分は期待しているクリエイター」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


批判ばかりが目に付くけど実は自分の中ではまた新たな作品に関わるのを期待しているクリエイターっていない?

藤島康介とか?
もう全盛期の頃のようなパワーは無いけど、この所の批判に関しては作品よりも本人の私生活のやらかしが大きいというのもあるから、藤島康介キャラデザのまともな作品が出ないかと思い続けている。

ネタ扱いされるのは分かるし、俺もネタ扱いしてはいるが山本寛に関してはちょっと期待してしまうんだよな……

自分にとっては押井守だろうか?

押井守は評価も高いが批判も多いタイプだろう。
オタクやっているならどこかの段階で押井守作品かその影響を受けた作品にかぶれる。

なら虚淵玄も違うか。
近頃は批判も少なくない微妙な扱いという印象になってしまうんだが。

虚淵玄に関しては不発の作品はあっても、クリエイターとしての評価が大きく崩れるような期待を裏切る作品やファンを敵に回すような作品は出していない。支持層も崩れてはいないと思うが。

虚淵玄は「合わない」というタイプの文句だろうね。
愉悦系とかバッドエンドが合わない人が避けるのも無理はない。

追いかけた作品の最後でやらかしたりすると批判が一気に増える印象がある。
そしてその後も批判が続いて、いつの間にかその批判のイメージで語られる存在になってしまうという感じだ。

同感だ。
そして現在そうなりつつあるのは諫山創じゃないかな。あの終わり方に対する炎上はまだ残っている。

なるほど。テーマの方向は把握した。
諫山創に関しては「進撃の巨人」の最後で大荒れしていまだに燻っているし自分もいまだに引きずっているような所はあるけど、新作が出るとなったら期待してしまうだろうなあ

漫画家ならやはり冨樫義博かな……作品の内容で裏切られたわけじゃないんだが、待たされるという意味では……

いつの間にか仕事しない作家のイメージがネタ扱いではなくなってしまったからな。しかし文句言いつつも冨樫の作品に関しては否定できないという人も多いだろう。

自分の場合は大河内一楼だろうか?
退屈な作品にだけはならないだろうと毎回期待している。批判されるのも分かるけどね……

大河内は最初の三話でつい期待してしまうんだよなあ……でもたまに三話以降も上昇していくことがあるので余計に複雑なものが……

マンガなら瀬尾公治
過去作に不満は多々あれど、つい見てしまう作家

ならば私は流石景だ

錦織敦史で。俺は「ダーリン・イン・ザ・フランキス」に対する愚痴なら一晩中でも語れるが、それはそれとして新作を待っている。

錦織敦史にはまたアイマス関係のアニメを作って欲しい……

これは小太刀右京。
今はネタでも期待していると言うのが難しい空気になっているけど。

俺も小太刀右京は言われるているほど嫌いじゃないが、自分の好きな作品に来たら不安にはなるかも。

小太刀右京はやはり「Fate」でのやらかしがいけないのかね。
その後の挽回も無いが。

「Fate」ってなんだかんだで今のオタクの基礎知識だから、そこで悪評と結びついているのは厳しいね。今では小太刀右京が脚本というだけで、小太刀右京以外なら誰でも良いみたいな声も目立つからなあ……

小太刀右京は原作でファンの好きな部分を削って独自要素を入れる魔改造になりがちだという評価が固まっているのがな。
原作そのまま或いは原作そのままにアニメで更に描写を加えるのが求められるFateみたいな作品とは相性悪いんだろうね。

虚淵玄も大河内一郎も小太刀右京も複雑な感情を抱くが期待する所はある。
ただ小太刀右京は最近のやらかしが多くて不安の方が先に来るようになっているかもしれない。

詳しくない作品なら小太刀右京でも良いのかもしれないが、自分が原作を熱心に追いかけている作品だと魔改造されそうで怖いと感じるだろう。
マクロスやガンダムのラノベだとそこまでひどくは無かったと聞くが、それは独自解釈の許容される媒体だったというのもありそうだね。

相性が悪い作品というかジャンルに手を出してというので思いつくのは岡田磨里。
私は大好きな脚本家なんだがオルフェンズ以降は冷笑的にネタにされることが増えちゃったのがね。

岡田磨里はロボに関らなければ、青春や恋愛だったらいいんだよ。

胃の痛くなるような青春モノ、恋愛モノを求めるなら岡田磨里は外せない。あの独特な青春の空気はクセになる。

みんなイロイロあるんだなあ……私の場合は炎上して負のイメージが固まってしまったup主には何人かそういうのいるけど、二次元関係のクリエイターだとちょっとすぐには思いつかないな。

「艦これ」の田中謙介
今は言われるほど悪くないと思うようになったし、艦これを維持してくれるだけでありがたいと思っている

艦これで思い出したが、花田十輝は「艦これ」のアニメによって今でいう小太刀みたいな扱いになっていたが期待し続ける人がいたな。
その後の「ユーフォニアム」や「シュタインズ・ゲート ゼロ」でも表立った評価が変わることは無かったが、「宇宙よりも遠い場所」で一気に評価が裏返ったね。

そうそう。当時は「俺は前から花田十輝を信じていた」みたいな人が増殖していたっけなあ。

憎しみに染まったかつてのファンを何とかするのは難しいのだろう。
私がそれで思い付いたのは小高和剛だった。「V3」もこの間の「アクダマドライブ」もアレだったけど新作を待ってる。

俺も同意。小高和剛というかダンガンロンパ関係は「V3」以降は批判の色に染まってしまったが、作風については相変わらずのようだし新作を期待している。

小高和剛は別にダンガンロンパ4を出してくれても全く問題無いのですが!

まだ出ていない所だと麻枝准かな……過去に自分の好みに合った作品を作っていると、新作のたびに期待してしまうのだよね。

野崎まど
「正解するカド」や「バビロン」で鍛えられたから次も大丈夫だ!
いざとなればラノベの方を読めばいい……!

杉井光。いつの間にか批判的なイメージが先行するようになってしまったが、新作の「楽園ノイズ」も普通に楽しめたし続きを待っている。毎度毎度目に付く問題も少なくないけど、出してくるテーマがどうにも自分の好みでね。

杉井光は作品での大きな失敗はないはずなんだけどね……作者本人のイメージが落ちてそれと一緒に作品に対する期待も微妙になっていったような。

衣笠彰梧だな。
ラノベではなくエロゲーの方だが……

衣笠は終わりの方になるとヒドイことになるという評価が定着しちゃったからなあ

俺にとっては井上敏樹だね。当たった時のストーリーやキャラクター造形は本当にスバラシイものがある。

井上敏樹については理解できる。私もまた井上敏樹メインで仮面ライダーやってくれと願い続けている。

最近特撮にハマった新人の自分は実感ないが、井上敏樹は嫌ってる人かなり多いよね。
自分は作品をきっちりと見ているわけではないからネットの批判系まとめ情報についても真偽が分からないので、とりあえず距離を置いている。

井上敏樹に関しては質よりも好みの問題じゃないかね。ハマってしまった人はずっと追いかけ続けている。私自身、井上敏樹が積極的に手掛ける作品が出ないかと常に探り続けているしね。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈で色んな意味で話題になるクリエイターの名前が挙がっていました。

今回名前が挙がっているような所は中国オタク界隈ではネガティブなイメージがついていると同時に知名度も高いと言えます。
関係する作品に関して最初から警戒される、色眼鏡で見られるのは避けられないようですが、それなり以上に話題性がついてまわるのも興味深い所でしょうか。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「二次元のイベントや日常の場所である学校の屋上について語ろう。皆の学校生活の屋上との比較や疑問、ツッコミを入れたいネタについても!」

週末まで情報待ちでいこうかと考えていた艦これのイベントですが、E2で日進が掘れると聞いたのでとりあえずE2までは進めようということに。札でやらかしたらその時はその時ということで……
それはさておき、ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

日本の作品では頻繁に学校が舞台になることもあり、中国オタク界隈ではアニメやマンガで描写される日本の学校生活に関して、中国の学校生活の経験なども踏まえた考察が行われたり、二次元関係の定番ネタの話題になったりしている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二次元ではなにかとイベント発生の場所になっている学校の屋上」
等に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元の重要イベント発生地点、日常描写における拠点である学校の屋上について語ろう。
皆の学校生活の屋上との比較や疑問、ツッコミを入れたいネタについても!

えーと、じゃあまず
「カギはかかってないのかよ!?」
という疑問についてを!

俺の学校も屋上は基本的に生徒の立ち入り禁止だったなあ

作品によってはカギがかかっているのをどうにかして屋上に入り込んでいるという設定になっているな。
そこは学校ごとに違うのだろう。

ウチの国でも花壇になっていたり、立ち入り可能になっている所はあるよ。
ただそこで食事をするというのは無いな。アニメやマンガで見るまで意識したこともなかった。

屋上って座る所が無いしね。廊下や階段とは違う。

私の学校は昼食の人気スポットだったよ。

学校次第な所はあるだろう。
二次元のツッコミ所は主人公或いは主人公グループの専用基地になったり、プライベートスペースになることだろう。

決闘の場所というイメージもある!

屋上は良い感じの場面を描くことができるからね。
背景も学校の中では簡単な方だから作画コストもそれほどではない。

川辺とか海辺、山の高台みたいなもんだよね。
空が見えて風景が良くて静かで周りに人がいない(ことにできる)場所。

校舎の屋上は入れなかったが、ウチの大学の宿舎の屋上は開放されていたね。
あるのは洗濯物と室外機だけで二次元的な空間のかけらもなかったけど。

日本の学校は屋上が使えるとは限らないぞ?
俺の留学した大学は屋上にカギかけてたし、ゼミで一緒だった日本人に聞いても屋上が開放されていた学校とカギかかって入れなかった学校があった。
ただカギがかかっていても部活で申請して使うとかは可能だったという話も聞いたな。

どの作品だかうろ覚えだが、作品の中でもネタにされていたな。
「普通の学校では屋上はカギがかかっていて、創作の中のように好き勝手に入れる場所じゃない」といった感じで。

それでも二次元の場合、主人公は屋上に行く。

屋上でサボっている美人の先輩とかいないかなあ
黒系の制服だと文句なしだ

二次元では人がいなくて空を中心に描けるというのが重要なのでは。
グラウンドでは他の建物や設備を描写しないといけなくなるしね。

人がいない場所……体育倉庫!!

そっちは暗いし用具が必ずあるから、特定の用途向きだろう……!

実際の所、屋上って熱くていられないか寒くていられないかだし地面も座れるもんじゃない。それから体育倉庫もボールとホコリの臭いで長時間居座るのは……

屋上……飛び降りの名所……

それ現実的過ぎてあまりネタにできる話じゃないよ。
屋上は生徒が入り込んで悪さするとか以上に飛び降りが問題だ……ウチの大学のあるビルの屋上が開放とカギかけて閉鎖が定期的に繰り返されるのは飛び降りが出るのが原因だった。。

そう言えば俺の学校もなぜかたまたまカギが開いていた(開きっぱなしだったのか、開けられたのかも不明)ときに飛び降りした生徒が出て大騒ぎになったことがある。

私の大学は屋上に増築した教室があるから屋上の鍵かけられなかったんだよね……そのせいで毎年飛び降りが出た。私のいた4年間で平均年二人。

テスト期間は特にそういうのあるよね。
大学にいた時に飛び降りが出ていつもの学内移動ルートが使えず大回りして遅れて更にいつもの自転車置き場も埋まってしまって時間を取られて試験の時間に間に合わないかもと慌てたことが何度かある。

私の学校も飛び降りが出たから屋上はカギかけて立ち入り禁止になっていた。
在学期間中ずっと。

そういうのがあるから「ペルソナ5」の屋上の扱いは妙に現実的に感じたよ。
当初はメンバーの集まる場所だったけどストーリー進行で飛び降りが出てからは結構長い期間カギをかけられて入れなくなる。

そういう話はキリがないからその辺でやめておこう。もうすぐ受験シーズンだし思考がヤバイ方向に行きかねない……!
ツッコミ所は多々あるが、個人的に引っかかるのは屋上がキレイ過ぎることだね。
掃除してないだろうに。

その気持ちは理解できる。カギがかかってなければ掃除の当番があるのかもしれないが、カギがかかってるとヒドイことになってそうなのにと。

俺の高校は数年前に勢いと見栄で作った天体望遠鏡モドキの残骸が屋上にあってその掃除当番がたまーに回ってきてその時だけは屋上に入れたな。望遠鏡は結局使ったことも使った話を聞いたことも無いまま卒業になったが。

太陽光発電の板と関連設備が雑に並んで開放感が皆無だった私の学校の屋上……

庭園とか管理する人間置いていなければ屋上はヒドイことになるだろう。コケだらけになるとか埃だらけになるとか、足もとだって気分よく歩けるもんじゃなくなる。

屋上に関して、現実的に考えると「絶対にアニメみたいにきれいじゃない、汚れているはず」とか考えてしまうね。掃除する人少ないし。椅子でも持ち込むならともかく、直接座るなんてありえない!

いや、さすがにアニメみたいとはいかないが日本の学校の屋上はそんなに汚れてないんだよ。露天環境でもホコリがつもらない。
日本にいた当時は調べようと考えたこともなかったので、日本の空気がきれいなせいなのか、頻繁に掃除する人がいるのかは分からないけど。

日本の気候と環境も理由じゃないかね。
それに日本はウチの国ほど黄砂でヒドイことにならないと聞くからなあ

ウチの国でも大学によっては屋上がわりと人気の自習スペースになってたりすることもあるが、そういう所は大学側の管理する人員がいるんだよね。
中高だとやはりカギかけて放置されがちになってしまうのだろう。

俺のいた高校の屋上はちょっとした庭園みたいなスペースがあって開放されていたんだが、リア充男女の集団が集まり、夜はこっそり集まるカップルが出没するから飯を食うような場所でも独占できるような場所でもなかったよ……

結局、二次元の屋上というのは良いシーンが描ける、それでいて描きやすい場所ということなんだろうね。



とまぁ、こんな感じで。
中国の学校生活における屋上のイメージや屋上に関する体験もイロイロと出ていました。

考えてみれば、管理や気候、設備などの理由から中国の学校の屋上は日本の学校の屋上ほど居心地のいい場所ではないのかもしれませんね。

私も中国の留学時代の中学〜高校で学校の屋上にわざわざ行ったことは無いので屋上自体については何とも言えませんし、北京以外の地方についてはあまり実感も無いのですが、留学当時は学校にいる時に外にいて何かをやるという気にはならなかったような……

室内にいても黄砂が積もっていくのが分かるレベルでしたし、外では時折砂嵐のような風が吹いてくるので外にいて何かをやるというのはあまり考えられませんでした。また黄砂が無い季節だと暑いかモノスゴイ寒いかだったので、やはり外で何かをという気分にはなかなかなりませんでしたね。

ただ大学では学校の公共スペースもかなり良くなるのもあってか、私の板大学でもパーソナルスペースの小さい寮の部屋や良い席が取れない教室の中よりも外の方が良いと、外で自習している学生がかなりいました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「もしかして日本の二次元だと網タイツって不人気なんだろうか?網タイツキャラが少な過ぎないか?」

ありがたいことに頭の悪そうなネタを教えていただいたので、今回はそれについてを。

以前の記事
中国オタク「中国人は皆白髪萌えみたいなネタもあるけど、最初に好きになった白髪(銀髪?)キャラって誰だった?」
などにも書きましたが中国では比較的多い嗜好(?)として「白い髪好き」というのがあるとされているそうですが、それに比べると多くは無いものの「脚フェチ」
もそれなり以上に存在するという話があるそうです。
そして中国オタク界隈でもその手の内容に関係する話題でたまに盛り上がったりしているのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそういった話題の一つとして
「日本の二次元では網タイツを着用したキャラが少ない気がする」
「網タイツは不人気なのか?」

といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


もしかして日本の二次元だと網タイツって不人気なんだろうか?
網タイツキャラが少な過ぎないか?

それは私も何となく感じていた疑問だ。
日本では街中で網タイツの人とかいないのだろうか?

中国の街中だってそんなにいないよ!!

繁華街とかいけばそこそこいる気もするけどねえ

実用性ないアイテムだから、日本だと普通の街には着ている人いないと思うよ。
欧米のドレスコードほどじゃないけど、日本社会も場所ごとに服装が結構カッチリ決まっているから。

人気が無いというか、流行っていないという感じなのではないかと。
現実の日本社会でも着用している人はいるけど多くはない。

網タイツは描き難いから日本では流行らないんだよ。
イラストではなくマンガだと特にめんどくさいから。

トーンを貼り付けて濃淡つければいいソックスと違って立体的に描かなければいけない網タイツは画力が必須だからな。

そうそう。網タイツは動かすのも、動きがある絵を描くのも手間がかかる。

でも二次元のキャラとして考えた場合、日本人絵師の下着描写にかける熱量を考えれば、網タイツが描きにくいから不人気ってのは考え難いような気もするぞ?

同感だ。日本人絵師の性癖が絡んでいるイラスト、キャラクターの爆発力はスゴイから……

学園モノで着用できないからじゃないか?
学校だと網タイツ着用できるのはお色気女教師くらいだろう。

そもそも日常生活で網タイツを着用するシーンがそんなに無いだろう。
そういう場所であえて着用するには、特殊なキャラ設定かシチュエーションにしないといけない。目にする機会が多くないのも当然だ。

「NARUTO」とかアニメでもマンガでも網タイツキャラが出てこないわけじゃないし、やはり単純に不人気なのでは?

網タイツそのものが人によってはあっち側の職業をイメージさせるし汎用性はあまり高くない。
逆に「銀魂」の月詠やその手下は吉原の関係者だから網タイツがしっくりくるキャラになっているわけだな。
恐らく日本人の感覚ではこっちの感覚よりも更にその部分が意識されているんじゃないかな。

日本の二次元で網タイツはバニーガールとセットな印象だ。
人気キャラは高確率でバニーガールフィギュアが制作されるから、人気キャラで全く網タイツ着用していないキャラを探すのは逆に難しいのではないだろうか?
ただ通常の衣装で網タイツってのは確かに少ないね。

アイドル系キャラの衣装の中にはそれなりの頻度で網タイツが入ってくるような?セクシー系とかで。

むしろウチの国の脚フェチどもが網タイツ好き過ぎるんじゃないか?
脚フェチの好みにも中日の差はあるのだから。

ネットでは妙に好きな人を見かけるけど、実は俺は網タイツに関してそんなに好みじゃないというか良さが分からんのよね。ハイヒールだけとかならまだ分かるが、網タイツとハイヒールの組み合わせとなると微妙?

自分も同感だよ。SMとかそっちの方も思い浮かぶけど、自分の守備範囲じゃない。

ハイヒールは日本でも普通に履いているけど、それに網タイツ組み合わせるのは普通の仕事の人じゃなくなるのもあって一気に減る。
私は日本で仕事してたこともあるが、さすがに街中で女の人の脚と足元を注視したことはないのであくまで今の脳内の印象による話だけど……

網タイツって合わせられるファッションが多くないから日常生活向きではない。ただ二次元でまで少ないのはちょっと分からんな。

俺が大好きなホットパンツと網タイツの組み合わせもっと増えろ。
ギャル系のファッションでもうちょっと増えてもよさそうなものだが。

網タイツはキャラとの組み合わせが難しいからなあ……おとなしいキャラに日常的に着せるというのは変だということになる。タイツやストッキングは多いんだけどね。

網タイツは着用するキャラの方向もお水系、セクシー系に偏りがちだからメインキャラには少々使いづらい、結果的にあまり見かけない印象になるとか?

欧米では夏になれば着用する人が増えると聞いたんだが……

網タイツってあっち側の職業の人の服装でもあるからね。一般の女の子は日常的には着ない。

日本で多いのはストッキング、靴下だね。二次元系脚フェチ画像を見てもその傾向は感じられる。
あと夏は素足。足の裏フェチも日本の絵師には少なくない。あいつら、絵に入っている気合が明らかに違う。

なんとなく言いたいことは分かる。
ウチの国の絵師ってストッキング、網タイツは気合入れて描かれるけど靴下は昔から上手くない、熱意が無いみたいな傾向がある。

黒スト大好き!網タイツも大好き!
網タイツはやはりお水系の文化と関係するのが難しいのかね。でも上でも言われているように、ギャル系キャラならいけると思うんだが。

でも二次元のギャルって網タイツキャラはあんまり見ないぞ?

日本の二次元系ギャルって学生身分なことも多いから、制服を着崩していることが多いんだよね。仮にもう少しキャラの年齢が上がる、私服が増えてくるとかだと違ってくるんだろうか……?

結局のところ、日本だと網タイツは攻めたオシャレをしている人、音楽系の人やそのファン、お水系、そして忍者が主になっている。そこから外れるキャラは何かしら特殊な理由、シチュエーションが無いと身に着けることはない。

そう言えば二次元だと忍者がいるから網タイツ率高くなる気もする!!

あれ、元は鎖子甲(チェインメイル)の一種だったらしいな。薄手になって網タイツと化して下半身強調装備になるまでの過程はよく分からんが。

網タイツは現実で着用すると防寒機能皆無だし……日本人は寒くなってもスカートをはいて外を歩くから、実用的な面でも人気が微妙になってそう。

今やっている「トロピカル〜ジュ!プリキュア」の衣装にも網タイツが取り入れられてるくらいだし別に日本の二次元に無いわけではないと思う。
ただ頻繁に使われるほどではない、使い勝手が良い衣装ではない……といった所なのでは。



とまぁ、こんな感じで。
日本の社会事情や環境まで含めてイロイロな見方が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では二次元の女の子の着用する衣装でストッキングに注目するのや興奮する人は多いのですが、くつしたに関してそういう見方をそる人はそこまで多くないと思います。これについては中国ではくつしたに関して日常的に着用する際のファッション的な用途を目にする、意識する機会が少ないからなのでは……と個人的に考えています」
という話もありました。

私もさすがに現在の中国の網タイツ事情については皆目見当がつかないのですが、言われてみれば中国オタク界隈では脚フェチを自称する人が目に付く、二次元系でもその手の画像が頻繁に投下されているといった印象はあります。
この辺に関して詳しい人がいらっしゃいましたら教えていただけると助かります。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「三角関係が上手くいった作品を知りたい」「定番はマクロス?」「アムロとシャアとララァでも良いよな?」

ようやくお休み気分になれる状態になってきたものの、気が抜けてグダグダな状態になっておりますが、何はともあれ今回の更新を。
ありがたいことにネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

近頃の中国オタク界隈ではフェミニズム的な観点からの批判も増えて日本の作品でも恋愛要素の扱いが難しくなっているという話も聞こえてきますが、それでもやはりラブコメ関係の話題は根強い人気になっているようです。

中国のソッチ系のサイトではそういった話題の一つとして
「三角関係の描写が上手くいったと感じている作品」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


三角関係が上手くいった作品を知りたい。
三角関係の維持という方向でも、作品の良い終わり方といったものでも良いので思いつくままに語ってみてくれ!

三角関係とりあえず定番は「マクロス」ということでいいのかね。
個人的には「F」が好き。

俺はマクロスなら「プラス」だな。エンディングの歌を聴くといまだにグッとくるものがあるよ。

見ていた人間の求めていたものかはともかく、作品にとってプラスになったなら「上手くいった」でいいよね?
ということで、衝撃を与えることに関して最も成功したのは「School Days」ではないだろうか。

うーむ、作品の影響ということに関しては否定できないか。
ハッピーエンドではないけど「School Days」は三角関係の果てという意味では完成形の一つにも思えるな。

自分が見た中でマクロス以外に思い付くのだと「賭ケグルイ」だろうか。
キャラ的には主人公の黒髪ストレート一強でラブコメ作品にありがちな推しキャラを巡る争いはほぼ発生しなかったようだが。

「Fate/stay night」の凛ルートのセイバー残留ルートは?

Fateのあれはハーレムルートじゃないか?後でまた別のキャラが加わるし。

UBW派生のルートなら、ヒロイン凛で確定だし三角関係とはちょっと違うんじゃないかな。ルヴィアが絡むとまた更に三角形になるようだが。

カップリングに不満や地雷の多い「デジモン」だけど、第三期は中心の三人の関係自体は変わらない特殊なパターンではないかと。

実質同一人物だが「ゼノブレイド2」みたいなのも三角関係ではないかと。

上手くいっているかは分からんが「蒼穹のファフナー」もある種の三角関係じゃないかなー

古い作品だけど「ご愁傷さま二ノ宮くん」は追加人員無しで三角関係でそのままくっ付くという、日本のアニメではありそうで無いパターンの作品だろう。
「マクロスF」もなんだかんだで選択が入るし、両取りでもぐだぐだ感あるしね。

個人的に思い浮かぶのはやはり男一女二のパターンだな。
自分の見ているジャンル故の偏りの可能性は否定できないが。

昔の作品になるが例えば「めぞん一刻」のようにメインヒロインと主人公、ライバルのカッコイイキャラで三角関係その一、主人公に好意を寄せるサブヒロインとメインヒロインで三角関係のその二みたいな多重三角関係になるケースもあるね。

確かにあるな。そして主人公に好意を寄せてくれるサブヒロインの方が好みになる人も増えていくという流れが発生して……

三角関係って男一女二或いは女一男二とは限らない方向で探すと結構ありそうな気もする。
あとラブコメ以外の一般向けとかも意識されないだけでかなりあるのでは。使い勝手の良い関係だし。

今の時代、ハーレム系はフェミニズム的に批判されるし一昔前によく見かけた男二女一みたいな関係の方が良いんじゃないかな。
ヒロインが少なくて男が多い分にはそんなに問題視されんだろうし。

昔の感覚で男二女一を描くとそれはそれで批判されそうな気がするんだが……自立した女性ではないとかね。ストーリー的に流される、よろめくような展開は嫌われる。

フェミニズム的な観点のリスク以上、今の時代だと「ヒロインいらない」とか言われそうな気がする。
スポーツ系とか批判からヒロインがいつのまにか消失することも珍しくないから。

「合格のための! やさしい三角関係入門」はとても良い三角関係百合でしたなあ

百合だと二等辺三角形じゃなくて正三角形になることもあるな。

そっちでいいなら「少女セクト」とかも自分は好みだったわ。

二次元の成功した三角関係?アムロとシャアとララァでも良いよな?

恋愛関係無しでいいならロケット団のムサシコジローニャースになるんだが、ちょっと違うかもしれないと自分でも感じる。

「STAR DRIVER 輝きのタクト」は三角関係的にもわりと良かった。

「まおゆう魔王勇者」は魔王と騎士と勇者がそのまま良い関係で維持されていたな。ラストまで。

エロゲーでよければ「遥かに仰ぎ、麗しの」の学園長ルートの雅ちゃんとリーダさんがスゴイ良かった。今でもあのシナリオだけはよく覚えている。

エロゲーはかなり多そうだ。三角関係のヒロインが。
ルートによって三角関係になるという操作もできるし。

ここまで出ていないのだと「サクラダリセット」とか?
近くにいるヒロインと遠くにいるヒロイン、気安いヒロインと孤高のヒロインみたいな対比は三角関係の基本だしスタート時点で三角関係というのは少なくないのではないかと。
その後にテコ入れでヒロインが増加するかは作品次第。

幼馴染ヒロインと落ちものヒロインみたいなもんだな!

それで思い出したがラノベなら「空ノ鐘の響く惑星で」が良かったな。
あと巻数は3巻とやや少ないが同じ作者の「ストレンジムーン」も良い感じの三角関係ヒロイン達が出ている。

しかし関係が維持されてくっついたままになる三角関係とハーレム系って何が違うの?同じようなものでは?

ふーむ、私もハッピーエンドになった三角関係とハーレム関係は本質的に違いはない気もするな。

作品次第な所もあるけど、傾向としては共通する所も違う所もある。
分かりやすいのは三角関係だと多方向が強調されるという部分だろうか。ハーレムの場合は中心となるキャラに集中する形になりがち。もちろん中心というか頂点に集中する三角関係作品もあるけど。
あとは三人という人数とその比較的小規模な人間関係による相互の感情の濃密さ、イベントの多さも二次元系作品の特徴としては重要だろう。

恋愛のみに焦点をあてるとハーレムエンドとの違いが分からなくなるけど、ストーリー上の関係はやはり三角関係とハーレムは違うね。
特に三角関係は「他の二人」の関係描写にも重点が置かれがちだから。

当初は三角関係で始まり後からキャラが足されて人数的な定義で明確に崩壊する、ハーレムに移行する三角関係というのもあるけどな!

なんか三角関係の定義が迷走しているが、そういうのでいいならば私はいつの間にかファンの間でヒロイン以上に嫁扱いされる無性別系AIも含む関係が好き。「フルメタル・パニック」のアルとか、「Z.O.E」のエイダのように。
それはともかく、キャラ二人だけではなくもう一人分、会話に加われる存在がいると話もキャラも面白くなるよね。ハーレム系は多過ぎて管理が難しいが、三角関係だと適度に量や角度を増やせるのが良いのかもしれない。



とまぁ、こんな感じで。
当初の意図とは違ったものもかなり混じっているようですが、イロイロな話が出ていました。

中国オタク界隈の反応を見ても、恋愛要素に関する受け止め方や評価の方向が時代とともに変化しているのが感じられます。
近頃の中国でありがちな作品が消えるような批判と炎上は勘弁してほしいですが、今の主流の世代の中国オタクの方々の昔のラブコメ作品に対する評価は見てみたいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「使ったら死ぬ技や武器や能力で本当に死んじゃった例ってどれくらいあるの?メインキャラ級で」

今年は本格的に休めるのはGWが終わってからになるので、手を出している幾つかのゲームのGWイベントが緩めの参加でもよかったり艦これのイベントがGW終わってから始まったりするのがありがたい今日この頃です……

それはさておき、ありがたいことにネタのタレコミをいただいておりますので今回の更新を。
中国オタク界隈ではアニメやマンガ、ゲームにおける定番ネタやお約束の展開に関する考察でたまに盛り上がっているそうですが、そんな話題の一つに
「使ったら命の危険がある必殺技で実際に死ぬことはあまり無いのでは?」
というのが出ていたそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「主要キャラが使ったら死ぬ技や武器や能力で本当に死んでしまった例はどのくらいあるのか?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(テーマの関係上ネタバレが多く含まれているので一応お気を付けください)


使ったら死ぬ技や武器や能力で本当に死んじゃった例ってどれくらいあるの?メインキャラ級で。なんか引っ張って結局は死ななないみたいなイメージもあるんだけど。

即死はむしろそれなりにあるような?
私は死なないけど後遺症があるタイプの方が少ないように思えるんだけど。代償付きの技って、代償の影響が長期的に描写されるケースはあんまり無い。

後遺症はずっと描写してもめんどくさいだけだからな……

「NARUTO」なんかは普通に後遺症や死亡がなかったっけ。

メインキャラ級の定義はさておき「NARUTO」は結構死んでるね。
他にも例えばベジータが魔人ブウ相手にぶっ放して死んでるし、少年マンガでは結構見るような気がするんだけど。

「ドラゴンボール」は気功砲で天津飯が死んでるな。
ただ界王拳のように修行でリスクが軽減されるみたいなのもある。気功砲も新になって死にそうになるけど死なない技になってた。

「シンフォギア」や「DARKER THAN BLACK」のように、特殊能力と結びついているバトル系作品だとリスクで死ぬとかはそんなに珍しくない。
ただ主役級や人気キャラが……となると「ここでこのキャラを殺すわけないだろう」みたいな考察が入ってしまう程度には死なないかも?

自爆技は結構あるけど、アニメやマンガで実際に死ぬ例か……うーむ。

島国は特攻が好きだから、と書こうと思ったが国産作品でも普通にあるのでやめました。

ゲームだと普通にあるんだけどな。

ギャルゲーでも個別ルートの終盤で命を代償にした必殺技や奇跡みたいなのは結構あるな。ビターエンドとかは特に。

命をかけたというわけではないが、強大な技の代償としては「伝勇伝」のレファル・エディアの使うたびに身体能力の一部を失うというのがかなり印象に残っている。
その後出た作品の中にはもっとヒドイのも出てきたが!

オタク向けだと案外死なない。少年マンガだとわりと死ぬ。

いやでも、オタク向けだと例えば「結城友奈は勇者である」とかが思い付くんだけど。

魔法少女系作品は結構死ぬ。
これはオタク向けだけでなく、普通の一般向けというか子供向けでも死ぬ。大き過ぎる力を使って死ぬ。

確かに……ガキの頃に見た「ヤダモン」もそういう展開になったなあ……

長期連載作品だと分からないけど、アニメの場合は終盤になると「キャラが死んでもいい」となるから命をかけた技で死ぬケースが発生するよ。
明確に技というわけではないが、自己犠牲で超パワー発揮で死ぬといった展開は珍しくはないよ。

最初から「死ぬリスクもある能力で戦う」設定だと強調するために序盤でサブキャラが死ぬとかはあってもメインキャラがいきなりファンブル引いて死亡、みたいなのは無いよね。終盤になるとその手のリスクが強調されて死んでいくけど。

そういうのだと「ぼくらの」のように序盤から計画通りに死んでいくというパターンもあるね。

「蒼穹のファフナー」もリスクの高さが反映される作品だったな。戦闘中にコントロールを失敗してというのもある。

ロボ系はそれなりにリスク高いのが多いからね。特に中盤の重要イベントや最終回辺りでそういう力を使わないといけなくなると危険。「革命機ヴァルヴレイヴ」のようになったり、「テッカマンブレード」のように廃人になったりと。

「鉄血のオルフェンズ」も命のリスクがある代償だし、ストーリー上できっちり発動しているな。

ロボ系はスパロボで悲劇を回避したストーリーをよく知っているので、命をかけた技や行動で実際に死んだケースの印象が薄れているという説が。

「スクライド」は本当に死んだのと、お前死んでなかったのかよ!?というのがある。

俺もちょっと考えてみたが例えば「HUNTER×HUNTER」のゴンも「もうこれで終わってもいい」とやって重症、念能力が使用できなくなったし一昔前の少年マンガだとそんなに珍しくないように思えてくる。

命や能力、といった分かりやすい代償がある場合はそれを組み込んだストーリー展開になるケースも少なくないしリスクは高いと思う。
そういうので比較的安全なのは寿命が縮むというパターンではないかと。

命を燃やし尽くしてすぐに死ぬならともかく、寿命が無くなるという具体的な描写が難しいのだろうね。それに「残り」があるから少年が使う時は有耶無耶で多用されることもある。
書いていて思い出したが「幻想水滸伝4」の主人公はストーリー上で寿命を削る紋章攻撃を何度も強制的に使わされることになる。いくらストーリー展開の都合で死なないとは言え周囲の人間の対応も含めてさすがにどうなのかと思ったな……

世界観に死んでも生き返る方法がある場合はわりと頻繁に使っているような気もするな。あとはFateのように別の世界線や聖杯戦争でもキャラを登場させられる設定の場合も。

FGOなんかどのシナリオも大抵は命をかけた攻撃、自爆攻撃になるからな。
そして命をかけて散ったキャラを売り出すまでが一セット。

でも前提となる特殊な設定が無いと、こういう命をかけた攻撃って強さがインフレする展開だと案外使いにくいんだよね……

それに加えて長期連載でもね。ネット小説でもそうだ。
そういう技を使って予告通りの効果になるのはキャラを退場させることでもある。最初から予定している展開や、上で言われているように後のことを考えないで良い展開の時でなければ使いにくいだろう。

そう考えると、サーヴァントシステムというのは作劇上の役割はドラゴンボールと同じものがあるという見方もできるのか。
そもそもの話として聖杯とドラゴンボールが共通している所はあったが、他にもあったと。

時代による流行や作品が発表される環境の影響もあると思う。
今は人気になった作品を長期化して稼ぐスタイルが主流だ。それに加えてネットによって作品の反応や人気がすぐに反映されてしまうからリスクのある展開は難しくなってるし、人気キャラが死んだらファンが怒って炎上するリスクもある。
ちなみに自分が思い付いたのは「隠の王」だけど、この当時の作品はわりと高い頻度で命を代償にした技でキャラが死んでいた印象もある。

特撮系も終盤になるとかなりその手の技で死ぬし、途中で使う分にはそこまでリスクは無いけどストーリーが進んでいくにつれて死ぬリスクが高まるという見方もできるのではないだろうか?



とまぁ、こんな感じで。
印象と実例についてイロイロな話が出ているようでした。

こういった定番のイメージの形成と過去の作品を比べていくと、現在の中国オタク界隈の環境で意識されている要素やイメージされやすい作品といったものも見えてきそうですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「男が少女マンガ系作品を見るのは珍しくないと言われるが耽美系やBLを見るのはどうなんだろう?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
中国では男性のオタクの間では女性向けとされる要素、耽美系やBL系の内容に関して日本と比べてかなり当たりが強い所があるそうですし、私も中国のソッチ系のサイトを巡回しているとその手の話題でゴタゴタしているのをたまに見かけます。

ただ中にはそういった要素があっても評価される作品はあるそうですし、そういった要素が受け入れられるラインはどこまでなのかといった考察が行われたりもしているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「男が少女マンガ系作品を見るのは珍しくないと言われるが耽美系やBLを見るのはどうなのか?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今の時代男が少女マンガ系作品を見るのは珍しくないと言われるが耽美系やBLを見るのはどうなんだろう?
楽しめるのか、周りからどう思われるのかとかが気になる。

あまり濃いのじゃなければ見れたりはするが、正直に言わせてもらえば現在のBLの一線級のだと難しい所はあるかなあ……自分が見るのも、周りに読んでいるのがいるのも。

耽美とBLを同カテゴリにするのはどうなんだろう。
外から見たら一緒という話もあるだろうけど、オタク同士なら区別するべきでは?

でもウチの国で「耽美」といったらBLだし、一般向けのドラマや映画の耽美系もほぼBLだからなあ……

ウチの国で規制される時は耽美もBLも同性愛も一緒くただからな!映像関係はもう本気で企画通らなくなっちゃったらしいし!!
それはさておき、一般向けレベルなら作品によっては大丈夫じゃないか?アニメもそこそこ男性視聴者がついているBL要素アリの女性向けとかあったし。

少女マンガの場合は方向が女性に向いているだけで一般向けだからまだ受け入れやすいけど、ガチの同性愛要素が入ると難しいな。
女性がガチ百合作品を見ることもそんなに無いという話に近くなるんじゃないか?腐男子という言葉は知っているけど現実感はあまりないかもしれない。

乙女向けっぽいのであればまだいいが、耽美やBLだと試して外した時の精神的なダメージが来るから積極的に見ようとは思わんな。

「ユーリ!!! on ICE」は普通に見て楽しんでたが、たぶん自分は友情モノの方向で解釈していた気がする。
即物的に腐ってるのを売りにする作品ではなくきちんと作られている作品だと大丈夫なのもある。全て問題無いとはいかないが。

そう言えば「ユーリ!!! on ICE」はオタクの知り合いの女(腐ってる)からなんで男が見るのかと驚かれたことあるな。当時は多くは無いが男もそこそこの数が見ていた作品なんだが。

少年マンガの友情をBL解釈するように、BLの関係を友情解釈するのもアリなのでは。特に一般向けだとその辺りはライトになるから解釈の余地が出てくる……と思う。

自分の見たなかだと「GANGSTA.」は普通に楽しめたな。
女性が百合を語るのと比べて男性がBLを語るのはかなり少ないし反発が多くなる傾向はあるから表立って語るのが厳しいのは確かだろう。
少女マンガならまだ恋愛要素や女性視点のストーリーといった切り口があるけどBLは出てくる男キャラの感覚が根本的にズレる、受け入れられないことが少なくない。

純粋なBL作品は男が読んでいるのを受け入れるのは難しいだろう。
ただ方向性はともかくギャグやネタにする方向のBLネタは皆嫌いじゃないから、感情方面がメインじゃないとかネタ的にかするとかくらいなら問題ないかも。とりあえず私は「NO.6」なんかは大丈夫だった。

逆に言えばそこの問題が無ければ楽しめる作品にもなるのかね。
例えば「BANANA FISH」は男を分かっている作品だと感じるキャラクターやストーリーに思えたが。

まだこの手の情報が広まって無かった時代にBL要素のある作品を気付かずに見ていたというケースもある。俺の場合は「今日からマ王!」がそれだった。普通に楽しんでたよ。

自分も「今日からマ王!」はガキの頃に見て楽しんでいたな。
当時はBLだなんて思いもしなかったし、今よりも許容範囲が広かったのかもしれない。

今はそういう解釈ができそうな部分があるとか、男キャラばかりとかでもうBL扱いされちゃうからね。まぁ同人でそういうのが増えて作品のファンの需要がそっちに固定されるので完全に否定するのも難しいのだが。

現在は少年マンガも女性ファンを意識しているから少年ジャンプの連載作品でさえもBL的なサービスが増えているという説があるな。基本的な環境の認識が人それぞれになっているのかも。

二次元以外を見ても「覇王別姫」や「ブエノスアイレス」とかがあるし、ジャンルだけで忌避するほどじゃない。個人的には評価が高ければ見るくらいかな?積極的に薦めるかは分からんが。

既に出ている「ユーリ!!! on ICE」や「BANANA FISH」は問題無かったな。「ユーリ」はそのシーズンで当たりの作品だったレベル。
ただこういうのは嫌悪する人もいれば逆にBLじゃないという人もいる。基準がハッキリしないし作品スレでもなければ他人と語るのは難しい。

少女マンガと耽美系作品の区別も実は曖昧だよ。耽美系が少女マンガから発展していった歴史もあるからね。

人によっては「偽娘」、男の娘が出てイチャイチャする時点でBL扱いもあるからね。まぁ偽娘レベルだとギャグも入るからほとんどの人は問題無い気もするけど。
あと少女マンガもその手の要素が入ることがそれなりにある。この話題で自分がすぐに思いついたのは「日出処の天子」だった。ただ昔の少女マンガ系は今のBLとは随分と違うから同ジャンルで括るのもどうかと思ってしまう。

私が大丈夫だったBL要素アリの作品は「デビルマン」と「エヴァ」くらいかな……

さすがにその二作品はBL枠というのは違うような。超常現象、神話的な方向だし。いや、そういう風に意識するのも分からなくはないんだが。

自分の見れた範囲だと「蒼穹のファフナー」や「XXXHOLiC」辺りかな。これなら普通の人も行けるBLアリな作品になるのでは。

BL要素の許容範囲ということなら俺は「SK∞ エスケーエイト」や「憂国のモリアーティ」くらいのレベルまでかなあ。

「SK∞ エスケーエイト」はその手の要素が淡いレベルだから男でも見ているのいるな。大河内一楼作品でもあるし。
純粋なBL作品だと……自分の知っている限りだといない。表に出していない可能性もあるけど少女マンガとかに比べるとやはり本当に少ないのではないかと

作家や監督によっては見れるというかハマる作品はあるね。「さらざんまい」とかの幾原邦彦作品はとても引き付けられるものがある。

結局は個人の好みだろう。私は男の間でも評価が高いBL作品はどれもダメ。「BANANA FISH」もダメだった。

作品によっては描写やキャラの思考が生理的にダメ、みたいなのもあるからな。似たようなのだとちょっと前に日本で流行っていた美食系作品も強調される食事シーンが気持ち悪く思えてダメみたいなのがあったな。

少女マンガはともかく、BLという事前情報があると引いてしまうかな。
納得できる形でオススメされれば見てみるとかはあるけれど。

ダメな人はダメで嫌いな人は嫌いだし、女でも男がそういうのを見ることを嫌う人はいるからね。
俺は昔からCLAMP作品とか読んでいたから他人が読んでいても別にどうということはないかな。ただ男女問わずBLについて大声で語る人はちょっとどうかと思う。これは百合について語るのも同じだが。

それはもう、空気の読めないダメなオタクというヤツだろう。萌えについてだって普通の場所で大声で語るもんじゃない。
とりあえずBL要素のある作品程度なら別に気にされてないし、楽しんでいる分には良いんじゃないか。例えばみんなの子供の頃の思い出作品「CCさくら」はBL要素がそれなりに濃いわけだし。

BLネタにかするくらいなら良いけど直球はやはり厳しいな。特に現代で目に付くようなのは。
高校の時に通ったマンガのレンタルやってる所で雑食的に色んな作品を見たけど、今よりも「間接的」な表現で問題無く楽しめる作品に幾つか出会えた。

18禁にならなきゃ許容範囲で読めるのは結構あると思う。

よしながふみの作品とかは男でも結構読めるんじゃないか?
私は「きのう何食べた?」をずっと追いかけている。

「きのう何食べた」は主人公の弁護士が良い味だしているんだよな。二次元の一般的なイメージのBLのキャラじゃなく、非常に生活感が濃いから気にならない。作中で指摘されている「オバチャンが入っている」という例えが面白い。

「きのう何食べた」の主人公のゲイカップルは自分もとても「良い」と思えるなあ

実写より二次元の方がまだ見れるような気がする。自分はBL系を実写化したのとか、ウチの国の耽美系作品はちょっと……

男でもいけるか、自分の許容範囲にあるのかといった部分は作家と連載雑誌で判断するのが良いように思うんだけど。
ちなみに自分は紀伊カンナのエトランゼシリーズは楽しめた。

なんか俺が想像していたよりも本格的なの読んでるんだな。男が読むのでそういうネタもあるのは「デュラララ!!」くらいだと思ってた。

私は「ヘタリア」くらいだと……最近のを知らないだけでもあるが。

結局のところ、BL扱いの基準に個人差があるからなあ……私は男が読むBLの最初の壁は「BANANA FISH」だと思っている。その次が「さらざんまい」、「SK∞ エスケーエイト」や「FREE!」辺り。

そう言えば私の周りでは「黒子のバスケ」がBL扱いされているんだが、どうなんだろうか?

二次創作でBLが多いからBL扱いされる作品、界隈もあるからね。
そういう意味ではジャンプ系作品がほぼBLになるという説も聞いたことがあるが……基本的には普通の一般向け、中二病系スポーツ作品だろう。

男のオタクでもなんだかんだでシンジとカヲルの関係や描写を受け入れているし、BL要素が混じる分にはそこまで問題無いだろう。ここで挙がった作品を見た感じでは問題はそれがメインになった時の扱いや表現の濃淡じゃないか?掠るくらいなら大丈夫な人は多いはず。



とまぁ、こんな感じで。
個人の好みや中国オタク界隈のイメージなど、イロイロな話が出ていました。

このネタを教えてくれた方によると
「作品自体は普通に楽しめてもBL要素を強調した評価や感想が出てくると一般の作品でも様々な方向で荒れるので表立って扱うのは少し難しいかもしれません」
とのことでした。

またそれに加えて
「中国では日本と比べてジャンルの住み分けができていませんし最近はネット空間が狭くなり価値観の衝突が発生しやすくなっているので負の感情が蓄積しています。これも一種の敏感な話題になってしまっているのかもしれません」
という話もありましたし、なかなかに難しい所もあるようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「配信時期が消息不明だった4月新作の一部がようやく配信される模様。とりあえず『Vivy』『転スラ日記』『不滅のあなたへ』が配信になるようだ……」

以前の記事
いまだに配信開始できない作品多数?中国の2021年4月新作アニメ公式配信状況
でも書いた通り、中国では4月から日本のアニメの番号管理の厳格化、配信前に作品の審査登録を行わなければならない状態になっていることから、配信の遅れや配信開始未定の作品が出ている模様です。
ありがたいことにこの件に関する続報を教えていただきましたので今回はそれについてを。

中国では5/1の労働節からGWが始まるので、GW前に4月の新作アニメで配信開始未定となっている作品が始まってくれないものか……という声も出ていたそうですが、この数日で一部ではあるものの追加で配信開始となった作品が出ているそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「追加で配信開始となった4月新作アニメ」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


配信時期が消息不明だった4月新作の一部がようやく配信される模様。とりあえず「Vivy」「転スラ日記」「不滅のあなたへ」が配信になるようだ……

なんとかこの5.1からのゴールデンウィークには間に合ったか。
でも「Vivy」よく通ったな。

こんな状況だから、一部でも見れるというだけでもありがたいわな

予告されている話数は現時点の最新までではないようだし、追いつくのは難しいのかね。

そこは現時点では何とも言えないだろう。
恐らく危ないシーンの削除修正といった作業もあるだろうし。

結局のところ、1ヶ月遅れでの配信か。
しかし「Vivy」は血が多過ぎるから修正するの大変そうだな……

正直な所、私は「Vivy」は無理だと思っていたよ。

「Vivy」に関してはむしろどこが理由で審査通れたのかが分からないレベル。

配信されるのはありがたいが、カットされる部分もかなりありそうだな。
出血量がヤバイ。

第一話を裏の方で見て、今のうちの国の基準と風向きでは無理だろうと判断していたよ!

「不滅のあなたへ」も変身や戦闘シーンがかなり削られそう。

あの作品、ケガの描写がかなりレベル高いと聞くからな……キャプ画像見ただけでダメっぽいと感じた。

ところで「86」は……?

俺が見たいのは「86」なんだけど。

そんなものは存在しない、いいね?
何がとは言わないが日本の制作側にそういう意図が無くてもそういう意図があるように読めてしまうのは危険。特に今は界隈の外から簡単に通報されて炎上してしまう環境になっているから。

版権取った情報あったのに行方不明になっている「戦闘員、派遣します!」なんかも気になるんだが……

「戦闘員、派遣します!」は作品の目次ページも出てないからよく分からんな。
まぁエロ関係の強調があるのでフェミニズム方面でも危ない、というのはなんとなく分かるが。

ダメっぽいと思われていた「Vivy」が審査通ったのを見ると、他の健康な内容だと思われる作品で審査通ってないのがあるのが不思議になってくる。

内容よりも手続きの問題なのかもね。様式に合わせて必要な資料等の諸々が揃わずに申請できない可能性はありそう。オリジナル作品なんかは特に。

確かに。オリジナル作品だと日本から提供される内容の説明もハッキリしないだろうしウチの国での申請が難しくなりそう。審査のために広告にあるような序盤のあらすじではなくきちんとしたレベルのを提出しないとダメだろうから。
作品全部作ってからじゃないだけまだマシなんだが日本側はそういう事情については分からんのだろうな。

bilibiliの動向はまだ納得できなくもないがacfunはどうなんだろう。全く分からん。

acfunはいまだに動きなし。あそこがとってる作品では「スーパーカブ」を待っているんだが。配信はいつになるんだろうな。皆で語り合うならやっぱり動画サイトの弾幕が無いと。

「スーパーカブ」って女子高生が安いバイクに乗るだけのアニメなのに……正規配信なくてもダウンロードして見りゃいいとか言われてたが、正規配信で高画質弾幕付で見るのに慣れてしまったから、毎週探してダウンロードしてとかやってられないのを痛感している。早く始まってくれ……

acfunの版権取った作品は「長瀞さん」はともかく「スーパーカブ」もダメ、ほとんど全て配信未定状態だから内容よりも手続きの問題っぽい感じだな。

他のサイトでは配信始まっているのにacfunだけ始まってない作品もあるからね。
基本的にお役所仕事だから申請するのが遅れるとそのまま配信が遅れることになると言われているし、そういうことなのだろう……

こういうのって特定の受付期間を過ぎたら次の申請受付期間まで間が空いたりするからなあ……特に今はゴールデンウィークの休みに入るからどこも大変な時期だ。

一番わからないのは「魔入りました!入間くん」の第二期がまだダメなこと。
日常系ギャグアニメなのになぜダメなんだ。

あの作品NHKでしかも深夜枠じゃないんだよな。本当に何がダメなんだ。
NHKの作品なら「不滅のあなたへ」の方が難しそうに思えるのだが。

「入間くん」は非独占だけど、いまだにどのサイトでも始まってないから内容で何かしら引っかかるものがあったのかもなあ

本当に状況がよく分からないよね。前からやっている作品でも、例えば「ダイの大冒険」は3クール目からがまだ見れない。
どこが問題になっているのやら。

「入間くん」に関して考えられるのは「恐怖霊異」の「封建迷信」な内容がダメだとか?
過去にはホラー系作品がバイオレンス部分の他にも超常現象というか「迷信」の内容が引っかかってダメになったりしている。普通の人間や動物系キャラならともかく、迷信怪物系キャラ前提の設定とストーリーは問題になるかもしれない。



とまぁ、こんな感じで。
いまだにハッキリしない状況が続いているので、頭を抱えている中国オタクの人も少なくないようです。

中国では規制、自主規制に関する具体的なガイドラインが設定されていることは珍しく、仮にあったとしても表に出ることはほぼ無いという話も聞きます。

そんな訳で「見れない作品」について何が問題になっているのかは疑い出したらキリがないそうです。こういった事件は定期的に発生していますし中国でオタクをやっているとよくある話とはいえ、実際にその真っ只中にいるとなるとかなり頭の痛い問題になってしまうのだとか。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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