ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
社会的な価値感の変化などにより昔と現代では作品の内容やテーマの受け止められ方、評価のされ方が違ってくるというのは珍しくありませんが、オタク方面の話題やネタが広まった影響で昔と今では受け止められ方が変わってしまった作品、テーマというのもあるかと思います。
中国のソッチ系のサイトではそういった方向の話題として
「友情関係の描写が良い作品が見つけにくくなったので教えてほしい」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
良い友情のあるアニメを見たい。今は何かとネタ扱いで笑いにされがちだしそっち向けのサービスが強い作品もあるから見つけにくくて……
今は女性向けも意識されているとかファンの話題がそれで染まったりするから昔のように単純に見れなくなってるのは確かだな……
とりあえず最近のアニメだと「SK∞ エスケーエイト」は良かったよ。私は見る前は「Free!」のような作品かもしれないと覚悟していたが、普通に楽しめた。
泳ぐ部活なら「ぐらんぶる」が良いよ。
熱い友情もダメな友情もダメ過ぎる友人関係もある。
「ぐらんぶる」の方向なら「バカとテストと召喚獣」もあるね。
正統派なら「風が強く吹いている」を薦める。
あと「遊戯王」なんかは昔ながらの熱血友情作品だろう。スレ主が言うように最近はゲイネタでいじられがちだがな……
「おおきく振りかぶって」は王道の友情モノではあるんだよね。
友情ということで真っ先に思い付いたのは「リトルバスターズ!」だな。
「リトルバスターズ!」は良いよね。本当の友情によるストーリーというか。あの作品に出会ってしまったから麻枝准の新作を諦めきれない……
「友情」なら少年ジャンプ、というわけで王道の友情バトル作品、ジョジョの奇妙な冒険だ!
ジョジョの友情に関しては認めるけど、王道というのはどうなんだろうか……?
今やっているのだと原作は古いが「ダイの大冒険」はどう?
昔の作品を探せばわりと無難なのは見つかると思うし、ジャンルの好みが合う作品を見てみればいいのでは。
イロイロと言われがちだけど、原作が少年ジャンプ系の作品は昔から現在まで普通に友情なのが多いよ。今はその手の解釈をするファンが増えているだけで。
例えばこっちで少年マンガにおける腐ったお姉さん達が大量に増える流れを作った「家庭教師ヒットマンREBORN!」だって熱い友情モノなわけで。
「バクマン。」なんかはそういう解釈が比較的少なくて、友情的な関係が中心に来る作品かな。
今の時代、そういう解釈が目に付かない作品は皆無だから諦めてフィルタリングしてみていくしかないよ!
ジャンプ系に多いのは間違いない。
ただ「聖闘士星矢」くらいまで遡るとちょっと今の感覚には合わないかもしれない。
古いのだと「天空戦記シュラト」とかは如何?
男の戦い、友情というのなら「スクライド」を薦める。いい男が多いぞ。
俺も「スクライド」は大好き。
ああいう真正面からぶつかり合って成立する熱い友情というのはもうかなり貴重なものになってしまった……
濃いめの友情ということなら「Free!」ってどうなの?
ここではあまり歓迎されていないけど。
あれは女性向けサービスが多過ぎてさすがになんだか引っかかった
「風が強く吹いている」の風呂シーンくらいならいいんだけど
ビジュアルで強調されるとキツイときがある。
まぁ百合フィルターでアニメを見ている俺が言える話じゃないけれど!
私の場合、不思議なことに匂わせるとかではなく、ハッキリとそっちの方向になっている「BANANA FISH」とかは逆に大丈夫なんだよね……
スポーツ系、部活系は大体の作品で同性の友情の要素はあると思うよ。
BLや百合フィルターさえかけなければね!
「ハイキュー!!」とかも普通に友情ベースのスポーツ系作品だからな。
「坂道のアポロン」みたいなのはどうなんだろう?
少女マンガ原作系とかの女性向け作品にはたまに三角関係の三辺のうち男性同士の関係の所が一番よく描けている作品に出会うこともあるんだが。
女性向けでおもいだしたが「昭和元禄落語心中」はこのテーマ的に悪くない。
日本の落語界が舞台なので把握するのがやや難しい話ではあるが。
濃い友情というなら「ベルセルク」でどうだい。
作者がお亡くなりになったから改めて最初から読み直したが、昔読んだ時よりも根底にあるガッツとグリフィスのすれ違った友情を強く意識することになった。
時間が経つと自分自身、それから周囲で流行している見方といったものが変わるから印象も変わるよね。
友情関係だと、私は「TIGER & BUNNY」がそうだった。昔は広告だゲイだと散々な言われ方だったからスルーしていたけど最近見たら普通に面白いバディ系の作品だと感じた。
熱血から連想した「グレンラガン」と書こうとしたが疑問が生じたので思いとどまった。
友情も無いわけじゃないが、それがメインに来るかというと……恋愛や兄貴分とか他の人間関係が先に来ているような。
ガイナックス系って意外に真っ当な友情のある作品は少ない気がする。
正統派から外れた、オタク向けの方面で成功した集団だからな……
あと自分は「FAIRY TAIL」を薦めておこう。友情もちゃんとあるよ!
古い作品が出ているので俺が「グランゾート」を薦めてもいいよね……?
「超魔神英雄伝ワタル」とか、昔の子供向けロボは良いかもね。
まだ「ピンポン」が出てない。
スポーツ系の名作だと人間関係も面白くなっていることが多いし友情ベースの展開に期待できると思われる。
特撮もアリなら「ウルトラマンメビウス」
私が一番友情を感じたウルトラマン
女神転生系だと「デビルサバイバー2」が友情ネタ度高かったような気がするがややうろ覚え。あとペルソナ系の友情はどれも良い感じに濃い所があるね。
アニメの「デビルサバイバー2」はツッコミ所というか引っかかる所が少なくないが、友情方向にまとめた感じだったな。
ロボなら「革命機ヴァルヴレイヴ」が良い感じに友情のあるストーリーだった印象。
基本的にロボ系作品だと、スーパー系は個人或いは個体による強敵との戦い、リアル系はミリタリー的世界観だから個人の友情が「作品全体を通じてのテーマ」として強調されることは少ない気がする。もちろん長編の中の個別エピソードでの描写はあるし、合体系ロボなんかでは友情が強調されたりはするんだが……
言いたいことはよく分かる。私もマクロスだと「マクロスプラス」、ガンダムだと……で悩んでしまった。
ガンダムシリーズは……ちょっと考えてみたが友情なのかそうじゃないのかハッキリしないかも。
シリーズごとに人間関係の方向がかなり違うからね。友情が出ていないわけではないんだが。
SEEDはやっぱり単純な友情扱いにするには作品内外でイロイロあり過ぎたなあ……
とまぁ、こんな感じで。
いざ考え出すと様々な作品が思い付くようですし、受け止め方についてもイロイロと出てくるようでした。
ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「今の時代、オタクの間で普通に友情を評価するのは難しくなっているように感じます」
「特に我が国ではメディアも一般人も男性或いは男性キャラをゲイネタでからかうのが大好きなので、腐女子がBL解釈をするからというだけの問題ではありません。簡単にネタにできて同調してもらえる便利過ぎる話題なんです……」
という話がありましたし、「友情」というテーマの受け止められ方については「現在の中国の空気」というのも無視できない要素になっているのかもしれませんね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
社会的な価値感の変化などにより昔と現代では作品の内容やテーマの受け止められ方、評価のされ方が違ってくるというのは珍しくありませんが、オタク方面の話題やネタが広まった影響で昔と今では受け止められ方が変わってしまった作品、テーマというのもあるかと思います。
中国のソッチ系のサイトではそういった方向の話題として
「友情関係の描写が良い作品が見つけにくくなったので教えてほしい」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
良い友情のあるアニメを見たい。今は何かとネタ扱いで笑いにされがちだしそっち向けのサービスが強い作品もあるから見つけにくくて……
今は女性向けも意識されているとかファンの話題がそれで染まったりするから昔のように単純に見れなくなってるのは確かだな……
とりあえず最近のアニメだと「SK∞ エスケーエイト」は良かったよ。私は見る前は「Free!」のような作品かもしれないと覚悟していたが、普通に楽しめた。
泳ぐ部活なら「ぐらんぶる」が良いよ。
熱い友情もダメな友情もダメ過ぎる友人関係もある。
「ぐらんぶる」の方向なら「バカとテストと召喚獣」もあるね。
正統派なら「風が強く吹いている」を薦める。
あと「遊戯王」なんかは昔ながらの熱血友情作品だろう。スレ主が言うように最近はゲイネタでいじられがちだがな……
「おおきく振りかぶって」は王道の友情モノではあるんだよね。
友情ということで真っ先に思い付いたのは「リトルバスターズ!」だな。
「リトルバスターズ!」は良いよね。本当の友情によるストーリーというか。あの作品に出会ってしまったから麻枝准の新作を諦めきれない……
「友情」なら少年ジャンプ、というわけで王道の友情バトル作品、ジョジョの奇妙な冒険だ!
ジョジョの友情に関しては認めるけど、王道というのはどうなんだろうか……?
今やっているのだと原作は古いが「ダイの大冒険」はどう?
昔の作品を探せばわりと無難なのは見つかると思うし、ジャンルの好みが合う作品を見てみればいいのでは。
イロイロと言われがちだけど、原作が少年ジャンプ系の作品は昔から現在まで普通に友情なのが多いよ。今はその手の解釈をするファンが増えているだけで。
例えばこっちで少年マンガにおける腐ったお姉さん達が大量に増える流れを作った「家庭教師ヒットマンREBORN!」だって熱い友情モノなわけで。
「バクマン。」なんかはそういう解釈が比較的少なくて、友情的な関係が中心に来る作品かな。
今の時代、そういう解釈が目に付かない作品は皆無だから諦めてフィルタリングしてみていくしかないよ!
ジャンプ系に多いのは間違いない。
ただ「聖闘士星矢」くらいまで遡るとちょっと今の感覚には合わないかもしれない。
古いのだと「天空戦記シュラト」とかは如何?
男の戦い、友情というのなら「スクライド」を薦める。いい男が多いぞ。
俺も「スクライド」は大好き。
ああいう真正面からぶつかり合って成立する熱い友情というのはもうかなり貴重なものになってしまった……
濃いめの友情ということなら「Free!」ってどうなの?
ここではあまり歓迎されていないけど。
あれは女性向けサービスが多過ぎてさすがになんだか引っかかった
「風が強く吹いている」の風呂シーンくらいならいいんだけど
ビジュアルで強調されるとキツイときがある。
まぁ百合フィルターでアニメを見ている俺が言える話じゃないけれど!
私の場合、不思議なことに匂わせるとかではなく、ハッキリとそっちの方向になっている「BANANA FISH」とかは逆に大丈夫なんだよね……
スポーツ系、部活系は大体の作品で同性の友情の要素はあると思うよ。
BLや百合フィルターさえかけなければね!
「ハイキュー!!」とかも普通に友情ベースのスポーツ系作品だからな。
「坂道のアポロン」みたいなのはどうなんだろう?
少女マンガ原作系とかの女性向け作品にはたまに三角関係の三辺のうち男性同士の関係の所が一番よく描けている作品に出会うこともあるんだが。
女性向けでおもいだしたが「昭和元禄落語心中」はこのテーマ的に悪くない。
日本の落語界が舞台なので把握するのがやや難しい話ではあるが。
濃い友情というなら「ベルセルク」でどうだい。
作者がお亡くなりになったから改めて最初から読み直したが、昔読んだ時よりも根底にあるガッツとグリフィスのすれ違った友情を強く意識することになった。
時間が経つと自分自身、それから周囲で流行している見方といったものが変わるから印象も変わるよね。
友情関係だと、私は「TIGER & BUNNY」がそうだった。昔は広告だゲイだと散々な言われ方だったからスルーしていたけど最近見たら普通に面白いバディ系の作品だと感じた。
熱血から連想した「グレンラガン」と書こうとしたが疑問が生じたので思いとどまった。
友情も無いわけじゃないが、それがメインに来るかというと……恋愛や兄貴分とか他の人間関係が先に来ているような。
ガイナックス系って意外に真っ当な友情のある作品は少ない気がする。
正統派から外れた、オタク向けの方面で成功した集団だからな……
あと自分は「FAIRY TAIL」を薦めておこう。友情もちゃんとあるよ!
古い作品が出ているので俺が「グランゾート」を薦めてもいいよね……?
「超魔神英雄伝ワタル」とか、昔の子供向けロボは良いかもね。
まだ「ピンポン」が出てない。
スポーツ系の名作だと人間関係も面白くなっていることが多いし友情ベースの展開に期待できると思われる。
特撮もアリなら「ウルトラマンメビウス」
私が一番友情を感じたウルトラマン
女神転生系だと「デビルサバイバー2」が友情ネタ度高かったような気がするがややうろ覚え。あとペルソナ系の友情はどれも良い感じに濃い所があるね。
アニメの「デビルサバイバー2」はツッコミ所というか引っかかる所が少なくないが、友情方向にまとめた感じだったな。
ロボなら「革命機ヴァルヴレイヴ」が良い感じに友情のあるストーリーだった印象。
基本的にロボ系作品だと、スーパー系は個人或いは個体による強敵との戦い、リアル系はミリタリー的世界観だから個人の友情が「作品全体を通じてのテーマ」として強調されることは少ない気がする。もちろん長編の中の個別エピソードでの描写はあるし、合体系ロボなんかでは友情が強調されたりはするんだが……
言いたいことはよく分かる。私もマクロスだと「マクロスプラス」、ガンダムだと……で悩んでしまった。
ガンダムシリーズは……ちょっと考えてみたが友情なのかそうじゃないのかハッキリしないかも。
シリーズごとに人間関係の方向がかなり違うからね。友情が出ていないわけではないんだが。
SEEDはやっぱり単純な友情扱いにするには作品内外でイロイロあり過ぎたなあ……
とまぁ、こんな感じで。
いざ考え出すと様々な作品が思い付くようですし、受け止め方についてもイロイロと出てくるようでした。
ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「今の時代、オタクの間で普通に友情を評価するのは難しくなっているように感じます」
「特に我が国ではメディアも一般人も男性或いは男性キャラをゲイネタでからかうのが大好きなので、腐女子がBL解釈をするからというだけの問題ではありません。簡単にネタにできて同調してもらえる便利過ぎる話題なんです……」
という話がありましたし、「友情」というテーマの受け止められ方については「現在の中国の空気」というのも無視できない要素になっているのかもしれませんね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。