何かと物議を醸していた「異世界転生者殺し-チートスレイヤー-」が連載中止となったそうですが、ありがたいことにこの件に関して
「中国での反応は?」
という質問やネタのタレコミなどをいただいておりますので今回はそれについてを。
『異世界転生者殺し-チートスレイヤー-』連載中止のお詫びとお知らせ(ドラゴンエイジ公式サイト)
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「チートスレイヤー連載中止」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
例の「異世界転生者殺し」が連載中止になったらしい。批判が出るとは思ったがこんなに早く打ち切りになるとは。
「賭ケグルイ」原作者の新作だっけ。
打ち切りになった理由は内部で問題視されたのか、外部から警告が来たのか……
どうなんだろうな
批判が殺到したのは間違いないようだが
ちょっと残念。しかしあまりにもたくさんの作品を負の方向でネタにし過ぎていたから、日本の業界ではダメだったということなのだろう。
モブ的に使うとかじゃなくて敵にして自作の主人公に殺させるという扱いだったからね……日本ならこれでも商業作品としてやれるのかと感心していたが、実は見通しが甘かっただけか?
多数の作品のファンと同業者を敵に回してしまいさすがに出版社側もこの炎上商法的な作品を続行するのは無理だと判断したのだろうか。
でも雑誌に掲載されたということは編集側は一度はあの内容を通したということだから、編集に問題があったように見える。
誰もがなんとなく知っていて過去に繰り返しネタにされている長寿人気作品とかではなく、まだ活発なファンの熱がある人気作品の主人公をやられ役にするとかヘイト稼ぎ過ぎだとは思っていた。でもすぐにやめるならなぜやった。
作者もだが編集もなんでこれでいけると思ったんだろうな。
同じ出版社の作品だけじゃなく、他の出版社の作品までネタにしているのに。
日本のオタクも怖いね……「ザ・ボーイズ」のように他の作品や有名ヒーローをネタにするとか揶揄するなんてのはアメコミだとありがちなのに。
日本は比較広告とかが許されないからね。ウチの国みたいに即発火や通報合戦になったりはしないが、日本のファンも炎上する時は炎上する。
あとアメリカと日本ではキャラや作品の扱いが違うのも影響する。アメリカは企業が権利持っているけど日本は作家個人が権利持っているし著作権のフェアユース関連が厳しいから商業的な利用は作者個人がダメといったらほぼダメ。ただ同人のようにあえて見ないようにしてくれているグレーな領域も多い。
商業展開でも話を通しておけば結構なんとかなるみたいだよ。例えばジャンプの方でやってる日本版デッドプールはサノスがToLOVEるのデビルーク星を滅ぼしてデッドプール激怒なんて展開やっていて、当時批判もそれなりに出たが押し通していた。
この件は関係者間の調整を軽視した昔のハイスコアガールの著作権侵害案件に近いのでは?今出ている情報では編集が仕事しなかったように見える。
日本の作品では元ネタからある程度改変して自前で描くような場合はスルーしてもらいやすいけど、この件はそういう手間をかけずにそのままに近い形でキャラを出してしまったのがいけなかったんじゃないか。更にそれが悪意のある使い方だったから……
結局は抗議される、他の人気作品のファンを敵に回す形でやってしまったのが問題。創作としてはアリかもしれないが、それが悪意をもってネタにされた側に受け入れられるとは限らない。
ロジック的にはこのまま強行することも可能かもしれないが更に炎上して不買運動や関係各所への抗議、スポンサーへの抗議などになっていくリスクもあるから中止と判断したんだろう。
単純に疑問なんだけど、批判が殺到するのは容易に想像できたろうになぜやったのだろうか。炎上商法じゃなかったの?
俺も批判が殺到するのを想定した上でやったであろうになぜやめたのかと思ったよ。
他にも元ネタを大して読み込みもせずに上っ面だけ持ってきて使っているというのも炎上の燃料になっている模様。「異世界食堂」のメイド店員は転生者じゃないし戦闘力も無いだろうとツッコミが入っている。
「異世界食堂」ネタのキャラに関しては「賭ケグルイ」がアニメのディスク販売枚数で負けたことを嫉妬していたからだという説もあったな!
嫉妬はさすがにネタだろうけど、作中に出した作品とそのファンを下に見ていたというのはありそう。
でもそのファンが作品を掲載する雑誌の読者とも重なっていた。現実に対する想像力は無かったのかもな。
チートで殺す悪人側じゃなくマトモな扱いをすればここまで問題にならなかったとは思うんだけどね。あんな描き方をしたら元ネタの作品のファンは怒る。しかも作品の人気からしてジャンルの多数派になってしまう。
日本は事前に許可を取っていたり、知り合いで話を通していたりするならば緩いけど、それをやらないで商売にした場合はかなり厳しい。裁判になって作品が止まったり消えたりする。
やったもん勝ち、人気になってしまえば勝ちみたいなやり方は通用し難い。
謝罪の書き方からすると、読者からの批判が多過ぎて出版社側が打ち切りを決めたみたいに読めるが実際はどうなんだろう。
書き方からして編集側の責任の所在も明確じゃないので、内部が混乱して責任の押し付け合いになっている可能性も考えられるような?
角川は色んな所を吸収しているから横のつながりができていないのかもね。
編集者も外注が多いと聞くし過去に発生したゴタゴタを見ても、責任を負って企画を押し通すとか、既に動いている企画をリスクが高いから表に出る前に中断するとかの泥をかぶる仕事をやれる人間が現場に不足しているのでは?
「転生したらスライムだった件」の作者がこの件に公式に言及して収拾をはかっているし、各作品のファンがかなり荒れたんだろうな。
「転スラ」の作者が後から謝罪を受けたようだし、本当に話通してなかったようだね……
最初は「異世界かるてっと」の成功に味を占めた企画かと思っていたけどどうやら違ったようだ。「異世界かるてっと」は元ネタ公認のギャグだからね。
作者ごとの受け止め方の違いも出そうだし後から許可を取るとか謝罪するのは大変そうだ。個人的なイメージだと批判的な読者とバトルしていた「この素晴らしい世界に祝福を!」の作者はちょっとめんどくさそう。「幼女戦記」の作者はこういう企画を後押しして更に自分でネタにしそう。
作品の設定自体は興味深い。
でもこの結果は予想外であり、予想通りでもある。
チート持ち転生者を殺すみたいな話は私も妄想したことはある……
そういうネタの作品、独善的な価値感や浅い知識で社会を崩壊させるけどチート能力のせいで対処できない転生者を現地の人間や別の転生者が倒すみたいな話は既にあるよ。
もちろんその倒される転生者の元ネタは人気作品のツッコミ所なわけだが、このマンガのようにキャラをあからさまに持ってきてやるわけではない。
私も現地主人公が転生者を殺す展開の作品は見たことがある。そこまで珍しいもんじゃない。
この「チートスレイヤー」の作者と編集は先行作品との差別化を狙ったのだろうか?それとも先行作品が気を使っていたことを見落とした或いは軽視したのだろうか?
異世界にクラスで転移して自分は最強チートを獲得、学校でいじめてくるリア充をぶち殺すといった現実の世界が上手くいかない作者の願望が混じっていると思われるような作品を見たことがある。
もしやこの作品はクラスの生徒ではなく、先行して人気になっている作品でそれをやったのか……?
ツッコミ所だらけの人気作品を揶揄するネタ自体は悪くないんだよ。
ただやるならばもっと上手くやらないといけなかった。
「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」「神眼の勇者」などのいわゆるトリップしての俺TUEEEEEをネタにするような作品は既にあるからな。この間アニメ化決定した「異世界おじさん」もそのジャンルの一つと言えるだろう。
この作品はネタの扱い方を間違えて単に先行する人気作品とそのファンにケンカを売っただけになってしまったのでは。
勇者を批判するように転生者を批判すれば人気になれる!までは良い。しかしそこで具体的な人気作品を悪意のある形で雑に扱っちゃったのがダメだったんだろうね。
それにしても連載第一話で打ち切りか……これって新記録だったりする?
どうなんだろうね。私も第一話で打ち切りというのは今のネット環境ならではだと思うが……
ネットの無かった時代は第一話から批判が殺到してもタイムラグにより一定期間は続ける余裕があったはず。
でも雑誌廃刊に巻き込まれて第一話だけで強制打ち切りみたいな作品も探せばありそうだし、予告したけどトラブル発生で連載開始前に打ち切りみたいなのもありそう。
私がよく分からないのはこの作品を連載しているのが角川系の雑誌で、異世界ネタの作品を多数連載していることだ。
ネタにした人気作品と読者層が重なっているだろうし、読者をそのままバカにしていると受け取られるリスクを考えなかったのだろうか?それとも無視できるかネタとして歓迎されると勘違いしたのだろうか?
同感だよ。「このすば」のマンガ版とかを連載している雑誌のはずなのだが……
ネタにするにしてもそのまま持ってきて更に「賭ケグルイ」の悪趣味なノリでやったらそりゃ批判でるよね。
「このすば」だって過去の人気作品によって形成された定番ネタを皮肉って人気になった所はあるけど、あくまで共通認識になっているネタを使ったオリジナル設定なのだから。
編集も作者も分析をミスっていたという感じなのかなあ……
やはり悪意過多だったということなのでは。異世界転生者殺しという設定自体はアリだ。
でも商業作品で他所の家の子供ともいえるキャラを勝手にやられ役の敵に悪役として強調して使って殺すのはダメだろう。ネットの片隅でやる同人じゃないんだから。
とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でも背景が何かと気になる人が少なくないようでした。
ちなみにこの件に関するネタを教えてくれた方からは
「最初見た時には日本の業界はこんなことをしても問題ないのかと少し驚いたのですが……あっさり連載中止になったニュースが流れてくるというのは予想外でした!」
という話もありました。
それから本題からは外れますが、マンガの最短の連載終了作品って何があるんでしょうかね。
私が実際に体験した中では子供の頃に読んでいたわんぱっくコミックスで「2」が終わったあとの新シリーズとして始まった「スーパーマリオブラザーズ3」が雑誌休刊でいきなり終わったなんていうのがありましたが。マリオのマンガに関してはその後コロコロコミックで別設定同作者でまた始まったのもなんというか子供心に衝撃的でしたね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
「中国での反応は?」
という質問やネタのタレコミなどをいただいておりますので今回はそれについてを。
『異世界転生者殺し-チートスレイヤー-』連載中止のお詫びとお知らせ(ドラゴンエイジ公式サイト)
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「チートスレイヤー連載中止」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
例の「異世界転生者殺し」が連載中止になったらしい。批判が出るとは思ったがこんなに早く打ち切りになるとは。
「賭ケグルイ」原作者の新作だっけ。
打ち切りになった理由は内部で問題視されたのか、外部から警告が来たのか……
どうなんだろうな
批判が殺到したのは間違いないようだが
ちょっと残念。しかしあまりにもたくさんの作品を負の方向でネタにし過ぎていたから、日本の業界ではダメだったということなのだろう。
モブ的に使うとかじゃなくて敵にして自作の主人公に殺させるという扱いだったからね……日本ならこれでも商業作品としてやれるのかと感心していたが、実は見通しが甘かっただけか?
多数の作品のファンと同業者を敵に回してしまいさすがに出版社側もこの炎上商法的な作品を続行するのは無理だと判断したのだろうか。
でも雑誌に掲載されたということは編集側は一度はあの内容を通したということだから、編集に問題があったように見える。
誰もがなんとなく知っていて過去に繰り返しネタにされている長寿人気作品とかではなく、まだ活発なファンの熱がある人気作品の主人公をやられ役にするとかヘイト稼ぎ過ぎだとは思っていた。でもすぐにやめるならなぜやった。
作者もだが編集もなんでこれでいけると思ったんだろうな。
同じ出版社の作品だけじゃなく、他の出版社の作品までネタにしているのに。
日本のオタクも怖いね……「ザ・ボーイズ」のように他の作品や有名ヒーローをネタにするとか揶揄するなんてのはアメコミだとありがちなのに。
日本は比較広告とかが許されないからね。ウチの国みたいに即発火や通報合戦になったりはしないが、日本のファンも炎上する時は炎上する。
あとアメリカと日本ではキャラや作品の扱いが違うのも影響する。アメリカは企業が権利持っているけど日本は作家個人が権利持っているし著作権のフェアユース関連が厳しいから商業的な利用は作者個人がダメといったらほぼダメ。ただ同人のようにあえて見ないようにしてくれているグレーな領域も多い。
商業展開でも話を通しておけば結構なんとかなるみたいだよ。例えばジャンプの方でやってる日本版デッドプールはサノスがToLOVEるのデビルーク星を滅ぼしてデッドプール激怒なんて展開やっていて、当時批判もそれなりに出たが押し通していた。
この件は関係者間の調整を軽視した昔のハイスコアガールの著作権侵害案件に近いのでは?今出ている情報では編集が仕事しなかったように見える。
日本の作品では元ネタからある程度改変して自前で描くような場合はスルーしてもらいやすいけど、この件はそういう手間をかけずにそのままに近い形でキャラを出してしまったのがいけなかったんじゃないか。更にそれが悪意のある使い方だったから……
結局は抗議される、他の人気作品のファンを敵に回す形でやってしまったのが問題。創作としてはアリかもしれないが、それが悪意をもってネタにされた側に受け入れられるとは限らない。
ロジック的にはこのまま強行することも可能かもしれないが更に炎上して不買運動や関係各所への抗議、スポンサーへの抗議などになっていくリスクもあるから中止と判断したんだろう。
単純に疑問なんだけど、批判が殺到するのは容易に想像できたろうになぜやったのだろうか。炎上商法じゃなかったの?
俺も批判が殺到するのを想定した上でやったであろうになぜやめたのかと思ったよ。
他にも元ネタを大して読み込みもせずに上っ面だけ持ってきて使っているというのも炎上の燃料になっている模様。「異世界食堂」のメイド店員は転生者じゃないし戦闘力も無いだろうとツッコミが入っている。
「異世界食堂」ネタのキャラに関しては「賭ケグルイ」がアニメのディスク販売枚数で負けたことを嫉妬していたからだという説もあったな!
嫉妬はさすがにネタだろうけど、作中に出した作品とそのファンを下に見ていたというのはありそう。
でもそのファンが作品を掲載する雑誌の読者とも重なっていた。現実に対する想像力は無かったのかもな。
チートで殺す悪人側じゃなくマトモな扱いをすればここまで問題にならなかったとは思うんだけどね。あんな描き方をしたら元ネタの作品のファンは怒る。しかも作品の人気からしてジャンルの多数派になってしまう。
日本は事前に許可を取っていたり、知り合いで話を通していたりするならば緩いけど、それをやらないで商売にした場合はかなり厳しい。裁判になって作品が止まったり消えたりする。
やったもん勝ち、人気になってしまえば勝ちみたいなやり方は通用し難い。
謝罪の書き方からすると、読者からの批判が多過ぎて出版社側が打ち切りを決めたみたいに読めるが実際はどうなんだろう。
書き方からして編集側の責任の所在も明確じゃないので、内部が混乱して責任の押し付け合いになっている可能性も考えられるような?
角川は色んな所を吸収しているから横のつながりができていないのかもね。
編集者も外注が多いと聞くし過去に発生したゴタゴタを見ても、責任を負って企画を押し通すとか、既に動いている企画をリスクが高いから表に出る前に中断するとかの泥をかぶる仕事をやれる人間が現場に不足しているのでは?
「転生したらスライムだった件」の作者がこの件に公式に言及して収拾をはかっているし、各作品のファンがかなり荒れたんだろうな。
「転スラ」の作者が後から謝罪を受けたようだし、本当に話通してなかったようだね……
最初は「異世界かるてっと」の成功に味を占めた企画かと思っていたけどどうやら違ったようだ。「異世界かるてっと」は元ネタ公認のギャグだからね。
作者ごとの受け止め方の違いも出そうだし後から許可を取るとか謝罪するのは大変そうだ。個人的なイメージだと批判的な読者とバトルしていた「この素晴らしい世界に祝福を!」の作者はちょっとめんどくさそう。「幼女戦記」の作者はこういう企画を後押しして更に自分でネタにしそう。
作品の設定自体は興味深い。
でもこの結果は予想外であり、予想通りでもある。
チート持ち転生者を殺すみたいな話は私も妄想したことはある……
そういうネタの作品、独善的な価値感や浅い知識で社会を崩壊させるけどチート能力のせいで対処できない転生者を現地の人間や別の転生者が倒すみたいな話は既にあるよ。
もちろんその倒される転生者の元ネタは人気作品のツッコミ所なわけだが、このマンガのようにキャラをあからさまに持ってきてやるわけではない。
私も現地主人公が転生者を殺す展開の作品は見たことがある。そこまで珍しいもんじゃない。
この「チートスレイヤー」の作者と編集は先行作品との差別化を狙ったのだろうか?それとも先行作品が気を使っていたことを見落とした或いは軽視したのだろうか?
異世界にクラスで転移して自分は最強チートを獲得、学校でいじめてくるリア充をぶち殺すといった現実の世界が上手くいかない作者の願望が混じっていると思われるような作品を見たことがある。
もしやこの作品はクラスの生徒ではなく、先行して人気になっている作品でそれをやったのか……?
ツッコミ所だらけの人気作品を揶揄するネタ自体は悪くないんだよ。
ただやるならばもっと上手くやらないといけなかった。
「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」「神眼の勇者」などのいわゆるトリップしての俺TUEEEEEをネタにするような作品は既にあるからな。この間アニメ化決定した「異世界おじさん」もそのジャンルの一つと言えるだろう。
この作品はネタの扱い方を間違えて単に先行する人気作品とそのファンにケンカを売っただけになってしまったのでは。
勇者を批判するように転生者を批判すれば人気になれる!までは良い。しかしそこで具体的な人気作品を悪意のある形で雑に扱っちゃったのがダメだったんだろうね。
それにしても連載第一話で打ち切りか……これって新記録だったりする?
どうなんだろうね。私も第一話で打ち切りというのは今のネット環境ならではだと思うが……
ネットの無かった時代は第一話から批判が殺到してもタイムラグにより一定期間は続ける余裕があったはず。
でも雑誌廃刊に巻き込まれて第一話だけで強制打ち切りみたいな作品も探せばありそうだし、予告したけどトラブル発生で連載開始前に打ち切りみたいなのもありそう。
私がよく分からないのはこの作品を連載しているのが角川系の雑誌で、異世界ネタの作品を多数連載していることだ。
ネタにした人気作品と読者層が重なっているだろうし、読者をそのままバカにしていると受け取られるリスクを考えなかったのだろうか?それとも無視できるかネタとして歓迎されると勘違いしたのだろうか?
同感だよ。「このすば」のマンガ版とかを連載している雑誌のはずなのだが……
ネタにするにしてもそのまま持ってきて更に「賭ケグルイ」の悪趣味なノリでやったらそりゃ批判でるよね。
「このすば」だって過去の人気作品によって形成された定番ネタを皮肉って人気になった所はあるけど、あくまで共通認識になっているネタを使ったオリジナル設定なのだから。
編集も作者も分析をミスっていたという感じなのかなあ……
やはり悪意過多だったということなのでは。異世界転生者殺しという設定自体はアリだ。
でも商業作品で他所の家の子供ともいえるキャラを勝手にやられ役の敵に悪役として強調して使って殺すのはダメだろう。ネットの片隅でやる同人じゃないんだから。
とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でも背景が何かと気になる人が少なくないようでした。
ちなみにこの件に関するネタを教えてくれた方からは
「最初見た時には日本の業界はこんなことをしても問題ないのかと少し驚いたのですが……あっさり連載中止になったニュースが流れてくるというのは予想外でした!」
という話もありました。
それから本題からは外れますが、マンガの最短の連載終了作品って何があるんでしょうかね。
私が実際に体験した中では子供の頃に読んでいたわんぱっくコミックスで「2」が終わったあとの新シリーズとして始まった「スーパーマリオブラザーズ3」が雑誌休刊でいきなり終わったなんていうのがありましたが。マリオのマンガに関してはその後コロコロコミックで別設定同作者でまた始まったのもなんというか子供心に衝撃的でしたね。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。