「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2022年02月

中国オタク「狼と香辛料が完全新作アニメ化だ!」「俺達にとって初めての嬉しい過去の人気作品再アニメ化かもしれない」

ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただきましたので今回はそれについてを。

先日、「狼と香辛料」

の完全新作アニメの制作が発表されましたが「狼と香辛料」は中国でも評価が高く熱心なファンも多かったことから、結構大きめのニュースとして扱われているとのことです。

『狼と香辛料』完全新作アニメの制作が決定。ティザービジュアル、発表記念PV、タイトルロゴが公開(ファミ通.com)

そんな訳で以下に中国のソッチ系サイトで行われていた
「狼と香辛料の完全新作アニメ」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


狼と香辛料が完全新作アニメ化だ!
まさか今の時代にアニメ化が来るとは思っていなかったよ……

これは嬉しいニュースだな。青春時代の心の高鳴りが蘇ってきた。

ずっと、ずっと待っていた!!

近頃は過去の人気作品をまたアニメ化するルネサンスって否定的というかバカにする意味でしか使われなてないが、これは大歓迎のルネサンスだよ

シリーズ15周年か……あの頃はたくさん日本のラノベを読んでたな

いきなり飛び込んできた驚愕のニュース……!
シリーズ15周年の企画なんてのもやってたんだな。

完全に不意打ちで情報が来たのであやうく叫び声をあげる所だった。アニメの方はもうすっかり諦めていたしね。

我がオタク史の出発点の作品じゃないですか!またアニメが見れるのは嬉し過ぎる。

俺達にとって初めての嬉しい過去の人気作品再アニメ化かもしれない。

また賢狼に会える……私は心のどこかで諦めきれず、ネタのフリしてずっとまたアニメ化してほしい作品だと言い続けていたんだ……

まさに予想外な嬉しいニュースだね。
しかし前のアニメからもう何年経ったんだろう。

アニメ二期からはもうすぐ13年だな。
公式サイト見たら15周年企画自体は2021年2月からやっていたようだしアニメ化は新型コロナの影響で遅れていたのかもしれない。

声優は?声優変更は無いよね?

私も心配なのは声優変更の可能性だ。時間が空いて仕切り直しになると常に出てくる問題。

ホロのCVは小清水のままであって欲しいのだけど。

福山潤も小清水も普通にまだ一線級だから大丈夫だとは思うが、リメイクアニメは変える時は全部変えるからなあ……

「完全新作」だから昔のアニメの続きじゃないの?私はメインの二人の声優変更の可能性は低いと思っていたが。

そう言えばそうか。改めて公式サイトや日本の報道を見てもリメイクというワードは使われていないから大丈夫……なのだろうか?

「無職転生」のように最後までのスケジュールを宣言して高クオリティでやってくれるならば素晴らしいのだが、どうなんだろうね。そもそも第三期なのかリメイクで最初からなのかもわからん。

前のアニメから時間が空き過ぎているからリメイクでも良かったのではと思うが、それはそれで文句は出そうだね。

「完全新作」をどう解釈するべきなのかちょっと分からなくなってきたぞ?
アニメ第二期から約13年だから声優全交代も無いとは言えないし。

声優も制作会社も現時点では続報待ちか……

制作会社はどうなるんだ。IMAGINはとっくの昔に倒産していたよな?監督の高橋丈夫は今何やってるんだ?

高橋丈夫が今いるのはパッショーネだから、もしここが作る場合はクオリティ的に「豪華」なのは期待できないな。うーむ……どうなるんだろう。

しかしまさかこの作品が今の時代にまたアニメになるとは思わなかったよ。現在のアニメの流行を考えるとスゴイ話だ。

今年の秋には「BLEACH」がアニメでまた見れるというのも不思議な気分だが、「狼と香辛料」まで来て現実感が更に薄れてきた。

これは「涼宮ハルヒ」や「けいおん!」の続きも!?

その二作は京アニが作らなければファンは認めないだろうし、京アニは作るつもりないだろうから無理だろう……

それにしても昔の作品を再アニメ化するなら、これくらいの時代の作品をやって欲しいね。あの頃のラノベ原作アニメで今の時代の制作方針でまたアニメ化して欲しい作品はたくさんある。

ラノベ原作系アニメは制作された時代の関係で雑なストーリーとキャラの扱いや作画崩壊、ダメな方の魔改造も少なくなかったからな。原作重視でやってほしいし、完結したストーリーなどその後の背景をベースにまた作って欲しいと思う人は多い。

最近続いていたリメイクアニメも、日本でならば客がいるんだろうけどこっちは子供の頃の思い出に引っかかるかどうかも怪しいからね。
「中華一番」とかを見ても、日本の感覚とのズレが昔の作品ほど大きいように感じられたし。

続報が待ち遠しいとても嬉しいニュース。もちろんこのまま「羊皮紙」まで続けてくれてもいいんだよ!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈ではかつてのファン達が予想外のニュースにどよめいているようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からも
「私にとって思い出の名作、はじめて実本で揃えたラノベなのでとても楽しみです」
といった話がありました。

「狼と香辛料」は中国でオタク層が確立された後の、オタク系コンテンツやオタク趣味の概念が本格的に広がっていく段階で入ってきた大人気作品でもあるので、中国オタクの特定の世代にとっては非常に思い入れのある作品になっているようです。

私の記憶でも当時はアニメだけでなく原作の方まで熱心に追いかけていた人もかなりいた印象があります。途中まで刊行された簡体字中国語版(確か8巻くらいまで?)だけでなく、日本語版でも引き続き追いかけているという人もいました。
またそういった背景もあるので、中国オタク界隈ではこの完全新作アニメのニュースに関しても驚愕と喜び、そして微妙な不安が出てくる模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ウチの国の評価で二作目、続編の方が良くなっている作品を教えて欲しい」「ゲームはともかくアニメでは意外に難しいかもしれない」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でも息の長い人気作品に関してシリーズを通じて作品を追いかけている人は少なくありませんし、シリーズのファンの間で各作品の出来や好みに関しての話題も盛り上がっているそうですが、作品の評価に関しては日本と違う中国独自のものになっている場合もそれなりにあるとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二作目、続編の方が良くなっている作品」
といったことなどに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二作目、続編の方が良くなった作品は少なくないらしいがウチの国での評価でそうなっている作品について教えてくれないか?
日本の評価は日本の独自環境による評価もあってよく分からない所もあるから、ウチの国のオタク界隈の感覚によるものを知りたいんだよ。簡単な印象によるものでも良いので頼む。

いざ考えてみるとかなり多そうだな……
とりあえず「ジョジョ」は初代と比較した場合に続編の方が良くなっていくと感じられる作品ではないかと。初代はやはり手探りで迷走している部分があるから。

国産特撮はノウハウや実績の蓄積と予算の増加で二作目以降の方が良くなるね。
日本のアニメだと……なんだろう。「ウマ娘」とか?あとゲームとしては「プリコネ」は大成功したのは仕切り直しの二作目だよね。

「リリカルなのは」や「蒼穹のファフナー」とか?

「シンフォギア」は続編でさらにパワーアップさせていたな。

「とある魔術の禁書目録」や「とある科学の超電磁砲」は続編の方が何かと良くなっている。

古めだけど「ARIA」かな。初代も普通に好きだけど。

「ニーア」とかのゲームは二作目から更に良くなることが多いね。
「ファイナルファンタジー」とかの有名シリーズもそんな感じ。

ハードの進歩の恩恵もあるゲームはともかくアニメで続編の方が明らかに上というケースは意外に難しいかもしれない。スト2とかカプコンの作品を見るとたくさんある。
アニメの方だと個人の主観で思い付いたのは「名探偵コナン」の劇場版かな?あくまで最初と比べての話で近年の劇場版は自分の好みに合わなくなってきているが。

言いたいことは分かるが「ポケモン」とかは続編が何かと上手く発展させて前作を超えているのは間違いないだろう。
ただ「ゼノブレイド」なんかは難しいな。私は「2」の方が豪華で「1」より良いと思うがストーリーに関して「1」が良いという評価も分かる……

ウチの国の感覚で言っていいならゲームだと「WHITE ALBUM」は2の方が明らかに評価が上。

俺も二作目の方が圧倒的に強いというなら「WHITE ALBUM」が思い浮かんだ。
でも実の所ホワイトアルバムは「1」と「2」で10年以上時間が空いている上に制作体制もスタッフもほぼ入れ替わっているんだよね……あとアニメも原作ゲームからかなり改変されているし。

「ダンガンロンパ」は2が一番評価高い。
アニメと比べるとゲームは第三作辺りまで前作超えをしていくことは多い。なお「ダンガンロンパ」は……

ゲームは予算、制作期間の関係からか続編の方が質としては上がっていることが多いけどそれが評価につながるとは限らないからな

これは「ドラゴンボールZ」だろう。
引き延ばしがヒドイけど「ドラゴンボール」の世界的な人気を確立したのはこの作品のおかげ。無印だけでは今のようなIPにはなれなかった。

「ドラゴンボール」と「ドラゴンボールZ」は実質同じ作品じゃないか?
原作は同じだしリアルタイムでは放映期間も連続しているから今で言う一期二期みたいなものだと思うのだが。
「マジンガーZ」と「グレートマジンガー」のように主役が交代しているわけでもないしな。

そういう方向で考えると「ウマ娘」はどうなんだろうか……第二期は単純に続きなのか同シリーズの別作品なのか……

「ウマ娘」のアニメは主人公交代に加えて制作会社まで変わったしスタッフもかなり入れ替わったから同シリーズ内の別作品で良いのでは。

「ガンダム」は続編の「Z」の方が初代より作品としては優れている。
日本だと初代にリアルタイムのファンがいて歴史的な価値もあるんだろうけど、こっちだと古過ぎて厳しいし……

私もZが初代よりも上だというのには同意。
ガンダムはストーリー的にも初代が特別優れているわけではないからな。世界観を構築した価値は認めるが。

個人的な感覚でも良いなら「うみねこのなく頃に」はクオリティという面では「ひぐらしのなく頃に」を超えていると思っている。終わり方が賛否両論だけど。

そのオチが重要だろ!ジャンル的に!!

近頃のアニメだと「メガロボクス」は1も良いけど2はもっと良いという人が多い印象だ。

「探偵オペラ ミルキィホームズ」は第二期の方が良い出来になっていた。第一期は原作との距離をどうするか迷っていた所もあったしね。

こういうテーマだと「ティガ」や「クウガ」はどうなんだろう?
時代が離れすぎているので今の感覚で見ると明らかに続編新シリーズの方が良いのは確かだが。

仮面ライダーもウルトラマンも昭和の旧シリーズが停止して以降の新シリーズの第一作だから「続編」と見てもいいんじゃないか?
どちらにしろ過去の昭和シリーズを全面的に上回っているのは間違いない。

仕切り直し、IPの価値と世界観を活用したシリーズの新作というのは単純に比べにくいな。「初代を超えた」ではなく「現代向けになった」とも言える。
技術の古い旧作を現代の作品に慣れている人が評価するのは厳しいし、実際絵柄や演出が古いからというだけで見るのをやめる、楽しめないという人も多い。

言いたいことは理解できる。
私もこのテーマなら昔から見ている人、昔の作品をきちんと評価している人も良いと認める続編という方向で考えるべきなのではと思わなくもない。

同時代の作品の方が分かりやすいと……ならば特撮だとウルトラマンとセブンが該当するかな。

セブンは別に初代を超えたわけじゃないぞ。視聴率的には初代より下がってしまった。

続編における技術的な進歩を含め無いわけにはいかないから難しい所だね。技術だけで考えると制作年代の離れた続編とか全部該当してしまいかねない。
だが「バイオハザード」のように続編で予算が増えて制作環境も良くなって技術面も良くなった作品だってある……

それと売上についても。
例えば「ゼルダの伝説」は「ブレスオブザワイルド」がシリーズで一番良い作品だという根拠の一つとしてシリーズ最大の売り上げだからというのをよく見るが、昔と今では市場規模も貨幣価値も違うから単純に比較するのは難しい。
私も「ブレスオブザワイルド」がゼルダシリーズ最高の傑作だとは思うが、売上を根拠にするのはどうかと思ってしまう。

とりあえず人気シリーズを探せば続編の方が出来が良い、人気がある作品はかなり出て来るんじゃないかな。
シリーズ作品として人気になるためには初代からの人気を維持拡大しないといけないから、どこかで前作超え的な作品は出現ているはずだ。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における評価や受け止め方の話がイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では人気シリーズの途中から入った人も多いので、思い入れも含む評価が日本と違っている作品も少なくありません」

「昔の作品は技術的な差と絵柄や演出の古さなどから、人気シリーズの初代の作品が日本のオタク界隈のように高評価になるのは難しいです」

といった話もありましたし、中国で人気の高いシリーズの各作品を個別に見ていくと日中で評価の違う作品もイロイロと出てくることになりそうですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「『その着せ替え人形は恋をする』のヒロインが大人気過ぎるように思えるのだが理由は何だろう?」

ありがたいことに今期の新作アニメ
「その着せ替え人形は恋をする」
に関する質問をいただいたものの、中国本土での正規配信は無いようなのでどうしようかと思っていたのですが、作品周辺の事情に関しても複数のネタのタレコミや質問をいただいたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「『その着せ替え人形は恋をする』の喜多川海夢が大人気になっている」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「その着せ替え人形は恋をする」のヒロインが大人気過ぎるように思えるのだが理由は何だろう?こっちでも久々にファン界隈を飛び出すような人気になっているようなんだけど……

こっちでの正規配信無しだったから作品見ている人間は相対的にかなり少ないはずなんだが、各所で話題やらイラストやらを見かけるよね……魅力的なキャラだというのは前提として他には何が良かったのか。

オタクの心の中にあるキモイ幻想を満足させたからさ!

そういう要素もあるだろうけど、オタクに媚びる作品やキャラが大量生産されている中でなぜ特定のキャラだけ人気が爆発するかという話だろう

「オタクの幻想」といっても時代や環境に年齢、更には個人の好みのジャンルといった要素があるし最大公約数的なキャラは逆に人気にならないからね……

オタクの妄想を実現するキャラが大人気になるならソシャゲのキャラとかもっと広まって良いはずだからな……

甘さのあるラブコメアニメのヒロインってそこそこ人気にはなるけど大人気まではなかなかいかないような印象だ。そういう意味でも喜多川海夢の人気は意外に思える所がある。

単純に言えばキャラクターの外見内面共に良くて作品のストーリーも良いということなんだろうけど、細かく考えていくと分からなくなる。

キャラデザに関しては正直あまり自分の好みではないし一般向けの定番人気デザイン、美形キャラからも外れていると感じる。しかし今まで無かったタイプの新鮮さは感じる。
キャラ属性や題材自体はこれまでも他の作品で使われてきたけど、この作品の組み合わせ方は私の知っている範囲では無かった、

いわゆるギャル系キャラとしての新しさとかでは?
ウチの国ではこのキャラを切っ掛けに二次元のギャル系キャラの認識が大幅にアップデートされつつある。もちろんギャル関係の情報自体はそれ以前から入ってはいたけど広まってはいなかった。

こっちのオタク界隈ではギャル系キャラの人気が盛り上がったことって無いからね。好きな人がいないわけではないが多数派ではなかった。ついにその需要が掘り起こされたとかか、目覚める機会が来たとか……だったりして

単純にエロいからだと思うのだけど……

それだけで人気になるならファン界隈を飛び出す人気のキャラがもっといていいはずだ。
ファン界隈を飛び出す、オタク界隈を巡回していて予想外の所で目にするというのはこっちのオタク界隈だと「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のゼロツーくらいまで遡らないといけない気がする。

人気があるのは間違いないけど、毎年そういうキャラが出ては消えで記憶に残らないからなあ……

人気が爆発したあとに消えるキャラは定期的に出ていたけどこの数年はペースがかなり落ちていたと思う。この数年の作品を並べてみれば明らかだけど、作品人気はともかくヒロイン人気では不毛な時期が続いていた。

ゼロツーの後では「リゼロ」のレムとかもファン界隈から飛び出た人気キャラだろう。他には……「冴えない彼女の育てかた」の恵は知名度はともかく人気的には今一つだったかな……

一般向けのストーリーで感情移入しやすい男性キャラ(カッコイイとかよりもその時点の価値観や好みに合っている)が中心になっている作品の場合、ヒロインも大人気になる傾向はあると思う。

それに加えてヒロイン側も惰弱なキャラではなく、デザインも良いというのが重要だろう。守られるタイプや足手まといキャラは人気にならない。

バトル系の男キャラならカッコイイデザインで強くて良い感じに活躍するとかで分かりやすいんだがな……作品人気ではなくキャラ人気だと、「鬼滅の刃」のキャラがパッとしないのに対して「呪術廻戦」が五条悟に突出した人気があるように。
これがヒロイン系のキャラだと例えば甘ったるい展開があるとか、主人公に対して積極的にアピールしてくるとかでも人気になるとは限らない。

こっちのオタク界隈を見ていくと、男性キャラは男女共に評価基準がそれなりに重なるけど女性キャラは男女、更に男性内女性内でかなり分かれるような所があるからな。
だから女性キャラの人気獲得を積極的に狙う、男女共に人気のある女性キャラを作るのは難しいという話もある。

個人的に思いつく人気の理由としてはキャラデザの良さ、ストーリーでの活躍の良さがまず来て、次に公式及び同人での「宣伝」かな。
海夢というキャラは典型的なえっちなギャル属性でキャラデザは良いしアニメの出来も良かった。

アニメの出来が現在の人気の直接的な理由ではあるだろうね。アニメ化前の原作の知名度や評価も悪くはなかったが突出してはいなかった。
それから単独ヒロインというのもあるかな?この所多かったアイドル系はどうしても人気が分散するし、ハーレム系もそういう意味では同じだったからね。

海夢は一般にまで伝わるようなレベルではないが、オタク界隈だとかなり目にするようになったしいつの間にかキャラ把握している感じにはなっている。
こういう広まり方は大人気になったキャラによくあるものだ。

アニメのクオリティが良過ぎるんだろう。最近出回っている二次創作のイラストやコスプレを見てもオリジナルの方が良いと感じるよ。

それはどうだろう。私は容易に真似しやすい、クオリティは落ちても特徴になる部分を強調しておけばそのキャラだと認識してもらえるというのが強いのではないかと思っている。
クオリティだけで良いなら矢吹先生の作品がもっと広まっていてもいいはずだ。

デザインだけなら「ダンまち」のヘスティアという一瞬だけ光輝いた存在も……

ちょっと前の大人気キャラのレムは明らかにストーリーでの加点が大きかったが、海夢はそうではないよね。言っては何だが大人気の共通点を見つけるのは強引にこじつける以外に無理では?

うーむ、共通点……オタクに媚びているくらいしか思いつかん

アニメ見ているようなオタクに好まれる設定ではあるのだろう。ラブコメ展開におけるキャラとしてはゼロツーと海夢はかなり似ているように感じる。

同感だ。女の方が積極的に攻めて、男の方は受動的。

結局は作品人気、キャラデザの良さ、ヒロインの方から好きになってくれるというのが良いんだよ。人気ヒロインはやはりこういうのが多い。
最近のキャラだと、クズキャラ的なネタ方面込みで比較的人気になった「魔女の旅々」のイレイナみたいなのもいるけど。

キャラデザに関して私はそこまで良いと思えないんだがな……ギャル系というどちらかといえばクセのあるデザインだし、アニメが終わったらすぐに消えそう。

アニメが終わったら埋もれていくだろうというのは否定しないが、同人での人気もあるから他の作品よりは人気が維持されそうな気もする。

ヒロインの方から好きになってくれる、積極的に押してくる話は昔からの定番だけど、「着せ替え人形」に関しては男性主人公側のキャラクターもかなり上手く作られていてそこを経由してヒロインの魅力が上がっているというのもありそう。
こういうのって主人公を「良い」と思えなければ楽しめないから。

男の方が近年の定番の女に興味ない、二次元にしか興味がないというのではなく普通に女に慣れていない初心なタイプというのと、キャラの基礎になっている特技がオタク趣味やチート能力ではなく伝統的な日本人形制作という文化的なものになっているのが上手いよね。独り身で女に縁のない男だけどキモオタ感がかなり減っている。

ヒロインに関してはエロや萌えのデザインもだけど男の方の技術も尊重するし自分の趣味に真摯なのも良いのかな。「やさしい」とかよりも「趣味や技術を評価する、それをきっかけに仲良くなって活躍もする」という方が今の時代は納得できるのかも。

確かに主人公のキャラとエロいギャル系ヒロイン、そしてオタク趣味(接し方も含む)という組み合わせがうまくかみ合っているよね。
似たような方向性では「2.5次元の誘惑」とかもある。これも面白いんだがヒロインと主人公の感情移入の度合いは「着せ替え人形」の方がかなと感じる。アニメで爆発したのも理解はできる。

なんだかんだで今はエロ方面が目立つけど、流行る切っ掛けはキャラの外見内面関係性の良さとアニメのクオリティだった。
そして創作方面で盛り上がって更に人が増えて人気も増えるという流れになっている。

エロが目立つが内容的にはまっすぐで「価値眼が正しい」と言えるような内容の作品だからね……

日本の二次創作からの影響が強い、昔の人気の出方に近いものも感じる。日本のプラットフォームからの輸入も多いし、日本での高い人気の影響がコチラにも来ている。

あとウチの国だけではなく欧米でも人気なように感じるけど、どうなんだろう。

同人関係で日本の作家に刺さったことによる影響の大きさを久々に感じる。
でもこういう人気っていつまで続くんだろう?

こっちでは作品を見るルートに正規のが無いから人気がいつまで続くかは分からん。
昔のオタク界隈と違って現代のオタクはわざわざ探して見ようとはしない人が多数派だから、同人系の供給が途絶えたらあっさり萎みそうにも思える。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈での受け止め方や人気の分析などがイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「アニメ作品のとしての人気は新番期間が終わると急激に縮小しますが、キャラクターの人気、特に大人気になったヒロインに関しては長く続くこともあります。『ビスク・ドール』のキャラ人気が今後どうなるかはまだ分かりません」
といった話もありました。

今回の件に限らず中国オタク界隈における作品としての人気とは別に、キャラとしての人気の広がり方や寿命、影響といった辺りに関してもどこかで調べていきたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「今は日本の声優を活用するのが難し過ぎる」中国でオタク向けアニメの吹替え版が増加

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

相変わらず日本のアニメ配信に関しては不安定な状況が続いている中国における日本のアニメ配信ですが、最近
「オタク向けアニメの吹替え版の配信が増加している」
という新たな動きが出ているそうです。

これまでも「鬼滅の刃」をはじめ中国語吹替え版の配信自体はそれなりにあったそうですが、ここ数シーズンでオタク向け作品の中国語吹替え版が明らかに増えているのだとか。

各動画サイトの大まかな所だけでも
「かぐや様は告らせたい」や「小林さんちのメイドラゴン」、「坂本ですが?」、「ポプテピピック」、「干物妹!うまるちゃん」、「Dr.STONE」、「ホリミヤ」、「理系が恋に落ちたので証明してみた」、「魔王学院の不適合者」などの中国語吹替え版が配信されているとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「オタク向けアニメの中国語吹替え版の増加」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


この所、オタク向けのアニメも中国語吹き替えが増えてきているんだがどういうことなんだろうか?

新作の獲得も配信スケジュールも不安定になってきたから、手頃な人気作品に吹替えして数を揃える作戦か?

それもあるだろうけど、一般向けの開拓という狙いもありそう。
「健康な作品」を配信しなければならなくなったから、吹替えで視聴者の年齢が下の方も狙うとかね。

ウルトラマンとかを見ると、子供は吹替え版の方を見ているからな。
字幕組とかのファンサブ経由で視聴するのが基本だから字幕に慣れている、字幕出ない方が違和感のあるという人間ばかりではなくなっている。

今の規制でめんどくさいことになっている状況で作品数増やせて、配信済みの実績有るし吹き替えに合わせた修正もできるからという安全なカードということなのかな。
他にも国産アニメから入ってくるのを期待する、国産アニメの視聴者をつなぎとめるためのカードを増やすとかが狙いがあるかもしれない。

「メイドラゴン」や「かぐや様」の吹替え版はそういうのありそう。

声優のスキャンダルとかのリスク回避も理由じゃないか?
日本では問題無い、或いは問題ではあるが致命傷ではないようなのが最近はウチの国特有の問題で炎上、通報される。某神社とか不倫とかね。

中国のソシャゲでは存在を消されている某声優とかいるからな……

私は「魔王学院の不適合者」の第一期の吹替え版に関しては真っ先にそれを考えたよ。

吹替えの質としてはどうなんだろう?昔は原語版が絶対で中国語版は軽蔑されるような扱い、批判だったけど。

個人的には悪くないと感じたね。普通に聴けるし頑張っていると思う。

「かぐや様」はわりと良かったよ。拘り出したらキリがないけど、ヒドイと批判するほどでもないかな。

近頃は国産アニメやゲームなど二次元方面で中国語声優の活躍する場所も増えてきたし経験を積む機会も増えている。
「またこの名前か」みたいなのはまだあるけど、昔よりはマシになっているので中国語声優の層も厚くなっているとは思う。

以前よりは確実に良くなっているね。
ただやはり規模は小さいから、キャストを見ると見慣れた名前ばかりになるのは仕方が無い。

現在の審査関係の手続きがどうなっているかが分からないけど、吹替え版はその辺りをスキップできたりするのか?
数を増やすためとはいっても、審査通らないのを増やしても意味ないと思うんだが。

新作アニメの時点でスケジュールに追われながら揃わない資料で申請するよりは確実に楽なはず。場合によっては内容の審査ほぼ無い可能性も考えられる。
あと既に日本語版が配信済みということは、内容で炎上するリスクがほぼ無いということでもあるから損はしないと思うよ。

ふーん、そんな感じか。
どっちにしろ今は有料会員限定だから課金してまであえて見る気にはならんが。

中国語版で数をごまかすと見るか、それとも中国語版で新規開拓を目論んでいると見るか……

どっちの理由もありそう。企画通す際のメリットとしてアピールはできる。

今までとは別のターゲット、ファン界隈ではなく一般層とか声優に思い入れが無い所を狙っているというのは考えられる。それに特撮は子供向けも含めて考えると吹替え版が強いしね。

ウチの国のアニメファンも中心となる世代が入れ替わり好みや楽しみ方も変化している。声優に関して昔はオタクと知っている方がカッコイイくらいの扱いだったけど、今は一部の強烈に追いかけるのと大部分の気にしないので分かれているんじゃないか?
そして声優アピールするよりも視聴者が楽な方を狙うという判断になった……のかもしれない。

自分は正直見る気はしないが、需要開拓としての意義は理解できなくもない。

この数年の間は声優のイメージに投影されるような大人気キャラ、例えば釘宮理恵にツンデレキャラとか、田中理恵にラクス・クラインのようなのがない。
昔と比べて日本の声優の知名度、看板としての価値が相対的に落ちているだろうし声優効果を期待するほどでも無くなってきているのかもね。

そういう拘りが発生するのって大体が昔からの人気作品、昔からの人気声優だからな。昔あったBLCDからの支持というのも今は相対的に目立たなくなってきているし。

そういう形での声優の利用はソシャゲで多用されて、使いつくされたんだよ。
こっちの人間も慣れてきたから日本の声優を起用することによる新鮮さ、凄さを強調する効果も無くなってきた

こういうのは昔だったら粗探しされていたと思う。時代は変わった。

好みではないのは確かだが、自分の場合は「見るつもりないから好きにすれば」くらいだな

中国語版が増えること自体は歓迎するけど、「かぐや様」のような自分の好みの作品でやられると少々厳しいというのに気が付いた……

自分の好きな作品でやられると微妙な気分になるのは分かる。私も「坂本ですが?」はちょっと引っかかった。
この手の吹き替えでは伝説級だった「ギャグマンガ日和」のような尖った翻訳は正規の作品でやるのは困難だから仕方が無いのだろうけどね。版権的にもファンの許容範囲的にも。

吹替え版自体は台湾版での前例や南方の広東語版とかもあるし、流れとしてはやりやすいんじゃないか。台湾版のかぐやの声は確かロリ声で評価の高い声優だったはず。

俺の好きな作品が吹替え版になればもっとファンが増えるかとも思ったが、数字を見ると希望はなさそうだ……

原語版に迫るような勢いのは出てないからな。現時点では「鬼滅の刃」の吹替え版でさえもあまり目立つ数字ではない。
しかしサブで配信しておいて損になるほどでもないレベルにはなっているかと。

元々「ウルトラマン」や「仮面ライダー」とかの特撮は中国語吹替え版と原語版が一緒に配信されていたしやってやれないことは無かった。
今の環境では吹替え版の方をやってみるだけの価値はあるということなのかね。

今は日本の声優を活用するのが難し過ぎる。言ってみれば日本の声優を活用することができないのにリスクだけは上がっている状態だ。
最近の環境ではこっちに読んでのイベントやれないし、声優番組の配信も難しい。日本の声優の人気が無いとは言わんが人気を活用した商売にするのが難しい。

ソシャゲも声優で課金する時代ではないからな。
こっちの二次元業界では日本の声優の需要はかなり落ちているのを様々な所で感じる。

日本の声優の起用ってコストパフォーマンスの良さ、外さない意味も含んでのリスクの低さも大きな理由だったが最近の環境では……
中国語版吹替えの増加についてはコストとリスクを考慮した現実的な選択という部分もかなりあるのでは。

以前は価格やコネ的に映画系の声優は呼ぶのが難しい、有名な人間を起用すると金がかかる、二次元の声優は層が薄過ぎるといった状態だったがこの数年で何かと変化している。
中国の声優が単純にレベルアップしたからと言い切るのは難しいが、イロイロな理由から普通に有力な選択肢にはなってきているのかも。

吹替え版が後から配信される今のような状況なら文句をつけるようなものじゃないし、作品が配信できなくなった際の逃げ道というのも考えられるから悪いことではないと思う。
この2年程で国産外国産問わず、ウチの国で作品を配信するのがどんどん難しくなっているからね。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における日本の声優のファンの動向や、声優の需要というのもかなり変化しているようで、近年の中国オタク業界の事情も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からも
「最近の中国のオタク業界では日本の声優の需要が少なくなってきている」
という話がありました。またそれに加えて
「近頃日本関係で増えているのはアニメーターの起用。中国国産ソシャゲのアニメで手描きの需要が増大している。しかし現在国産ソシャゲ業界が不安定なのでどこまで続くかは不明」
といった話もありましたし、中国の二次元系ビジネスも少し前とはかなり違った状況になってきているのかもしれません。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本でサイゼリヤでデートして喜ぶ彼女を描いたら炎上したらしいが、サイゼリヤって日本ではそんなにヒドイ扱いの店だったの?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

Twitterに投稿されたイラストの「サイゼで喜ぶ彼女」が炎上状態になったりしたそうですが、この件が中国の方にも伝わってちょっとした注目を集めているとのことです。

サイゼで喜ぶ彼女とは (サイゼデヨロコブカノジョとは)(ニコニコ大百科)

《サイゼで喜ぶ彼女》SNS投稿イラストが「女性蔑視」と炎上も、実写化ブームで“いいね稼ぎ”続出(週刊女性PRIME)(Yahoo!ニュース)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本でサイゼリヤでデートして喜ぶ彼女を描いたら炎上したらしい」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本でサイゼリヤでデートして喜ぶ彼女を描いたら炎上したらしいが、サイゼリヤって日本ではそんなにヒドイ扱いの店だったの?
普通の西洋系ファミリーレストランだと思っていたんだが……正直、自分には炎上の原因がよく分からない。

炎上関係の批判を見ると、サイゼリヤが安い店でそこに連れていくのが問題という感じだな。
日本のサイゼリヤのレベルがよく分からなくなってきた。私も行ったことはあるし確かに安いけど値段のわりにはかなり美味しい店だったぞ?店内もキレイだったしチェーン店だから極端にハズレな店というのもないだろうし……

日本ではデートで安い物を食うシチュエーションを描くと炎上するのか
おっぱいがポルノ的で許されないみたいなのではないんだよね?そっちを先に考えてしまったのだけど。

それが全く無いわけではないのだろうけど、少なくとも主な理由ではない。結婚しているのではなく「はじめてのデート」というのも炎上ポイントらしい。
幸せに感じるものなんて人それぞれだろう……そもそも二次元のネタだし想像上の彼女だろ?か好きにすればいいと思うんだが。

自分は高いレストランでデートする価値があると思うのは好きにすれば良いけど、他人が安い店でデートするのまで批判しなくても良いのでは……

サイゼリヤでデートすることの何が悪いのだろうか?
値段か?店の雰囲気か?

私は大まかなまとめで見ただけだけどこれが女性蔑視、相手を尊重していない、大事にしていないという批判もよく分からない。
そもそもサイゼリヤで使う金もそこまで安いもんじゃないと思うんだけど……店の雰囲気も悪いわけじゃないし普通に美味しいし。

サイゼリヤ、ウチの国でも上海やその周辺にはあるらしいが行ったことないからよく分からん……

日本はどうだか知らないけど、前にこっちのサイゼリヤ行ったときは普通にデートで来ていると思しきカップルはいたぞ。
それぞれの懐具合にあった場所に行くのは普通のことだと思うんだけど。

サイゼリヤはクオリティ考えるとかなり安い西洋料理という感じだったな。今どうなっているかは私もよく分からん。
それにこっちのサイゼリヤをこっちの感覚で見るのと、日本の感覚で日本のサイゼリヤを見るのはかなり違うはず。

サイゼリヤって日本では下等レベル扱いされるというのがちょっとショックではある。
ドリアもパスタも安いのにおいしかったしエスカルゴを手軽に食べられるのも感心したんだが。

日本と中国では消費の感覚も店の価格設定も相対的な所でかなり違いが出るだろうし、この件の批判については俺達が実感として把握するのは難しそうだ。
でもサイゼリヤをあえてこっちで例えると何だろう……?

この件に関しては最初のデートで沙県小吃とか?
チェーン店系の中華ファストフード、お惣菜系レストランみたいなレベルかね。飯作りたくないけど買って来るよりはしっかりしたもの食べたいみたいな。

サイゼリヤはさすがに沙県小吃より上だと思う。店と食器が普通に清潔な西洋系レストランだから。
俺も沙県小吃は嫌いじゃないけどあれは夜に出る屋台とか昼や夜にふらっと入って雑に飯を食うようなレベルの所だ。

「安くて日常的」「平民の行く店」、くらいに考えておけばいいんじゃないかな。
サイゼリヤは日本では一番安い価格帯のチェーン店系ファミリーレストランなのは間違いない。

サイゼリヤってかなり安くて美味しい。自分も日本で働いている時にはお世話になったよ。スパゲッティのランチに辛味チキンをつけてがっつり食べられて、それで普通にラーメン食べるよりも安くなったりするのがとても嬉しかった。(もちろん一番安いクラスのラーメンよりは高いけど)
個人的な印象だと店としてのレベルは普通の洋風ファミリーレストランだけど値段はかなり安いといった所かな?

こっちの感覚であえて例えるならマクドナルドくらいじゃないか?

あー、それも近いかもしれない。
ケンタッキーやマクドナルドって所か。

俺の初めてのデートで行ったのがマクドナルドなんだけど……緊張し過ぎて何食ったかも覚えてないが青春の思い出の一つではあるんだが……

イラストで想像されたのが学生の時ではなく、社会人で結婚を前提にした付き合いだからじゃないか?
結婚を前提にするなら相方にリソースを使う所は見せて欲しい、初回だとある程度は経済力に限らず上の生活の選択肢を見せるべきとかで。

別の所でも話題になっていたが、そこではサイゼリヤではなく吉野家ならまた話は違う、問題無かったという話も見たんだがどうなんだ?
吉野家って日本だとランク高いの?

吉野家は日本だと扱いはもっと下だ……男が飯を詰め込む店で女性は入りにくいというレベル。
サイゼリヤがデートに向いていないというなら吉野家はそもそも女と一緒に行く店ではないという扱いだ。問題無いどころか問題以前の話だな……こっちだとちょっと良い感じの日本食ファストフードみたいな感じだけど。

俺は日本で吉野家によく行ったけど日本では社畜とかが食う店でカウンター席が中心、対面で座れる席は少ないしほぼ無い店もあった。さすがにあそこでデートするのは頭の構造を疑う。

お金に加えて雰囲気の問題もあるんじゃないかと。
サイゼリヤは文字通り「家族で行く」ようなファミリーレストランだから、清潔ではあるけど子供連れも多いし、低価格だから学生も多くて場所にもよるけど概ね騒がしい。ロマンチックなデートには向いていない場所だ。
こんな所でデートするなんてKYだ、みたいな感じになるのだろう。ただこれで炎上までするのはよく分からんけど。

サイゼリヤ悪くないと思うんだがなあ……俺の相方とのデートは最初の頃はケンタッキーだったしそこより良いと感じる。

日本ならケンタッキーはこっちよりランク高い(マクドナルドより明確に上でちょっとしたパーティ料理扱い)から良いイメージになる可能性もある。
それにチェーン店のイメージは時代によって違うからね。ウチの国でも今はマクドナルドは普通の店になっているが、昔はマクドナルドやケンタッキーで誕生会をやれるヤツはクラスで凄いヤツとか「ブルジョア」扱いだったしね。

こっちでも今の時代にまじめに女の子に良い所を見せたいならケンタッキーやマクドナルドは「無い」だろう。
他のもっと良い場所を選ばないと失望されるというのは分かるし、そういう方向で日本ではサイゼリヤが批判されるのだと思う。

最初のデートって食べる場所よりも遊ぶ場所に重点を置くものだし、サイゼリヤなら映画館行ったりショッピングしたりで少し疲れた後に気軽に寄れて話もできる悪くない場所だと思う。
炎上したのって恋愛経験無い連中からの批判が原因なのか?それともこちらと違う日本独自の「ルール」があるのか?

社会人で最初のデートという設定がちょっと特殊なんだと思う。
学生同士だとか、長いこと付き合っている恋人同士のように慣れている関係ならばサイゼリヤは問題無いんだよ。美味しいし清潔だし。

この話題は実際に価格と店としての質から感じるものと、日本での評価を切り分けて考えないといけない。
日本でのサイゼリヤの地位が低い、こっちのマクドナルドやケンタッキー以下なのは間違いではない。実際日本のファミリーレストランのランクでは一番下でその上にガストやジョナサン、更にその上にココスやデニーズ、一番上等なのがロイヤルホストといった扱いだ。表現次第ではデートの場所として女性から批判され炎上する流れにもなる。

日本の反応をざっと追いかけてみたが、恐らく批判しているのと評価しているので捉え方がズレているのだと思う。
「気になる女の子とサイゼリヤに行ったら喜んでくれたというのは嬉しいシチュエーションだよね」という妄想シチュと「はじめてのデートでサイゼリヤとかどうなんだ」という現実持ち出しての批判がすれ違って炎上も拡大している感じかな?

この件を調べてみると今の日本では「サイゼリヤ」というワードが裏にイロイロな属性を持っているのが見えてきて興味深いい。
その低価格でどこにでもあるチェーン店ということから「サイゼリヤでの食事が嬉しい」ということに対してサイゼリヤ好きな人というだけでなく、金のない人間、味の分からない人間、安い偽物の料理で満足する文化の無い人間というのもあるようだ。なお日本在住のイタリア人の間でサイゼリアは故郷を思い出して満足できる味と高評価な模様。

私が見たこの件に関する分析には、男と安い店に行って喜ぶ女を描くのは女性蔑視、そういう絵を描いて広める、差別的な女性像を押し付けるのは差別的行為だとされて批判になるとのことだった。
さすがに韓国よりはマシだけど日本は男女の対立、フェミニズム問題が昔からあって過激化しているからね。こういうのでも火種になるんだろう。

日本はフェミニズム運動が一定の成功を収めた後に先鋭化しちゃっているからな……形式優先で理論武装に使われているウチの国とはまた違ったヤヤコシサを感じる。
それはともかく、この件に関しては国ごとに炎上ポイントが違うという事情では。ウチの国だと不倫関係は本当に危険だが日本ではこの話題はダメージになるけど長引くとか致命傷とかではない。

どこの国もめんどくさいことってある……ただ炎上の影響という面では政府機関のある韓国>通報のある中国>そういうのが無い日本の順じゃないかと思う。
この件も恋人ネタの妄想だけでは収まらなかったんだろう。彼女とデートで行くレストランというのが広い範囲に刺さり過ぎるネタで絵のクオリティも高かったのが不幸につながったのでは。

個人的にショックだったのは二次元関係での炎上ということだね。私はサイゼリヤって「涼宮ハルヒ」や「中二病」のような京アニ作品の舞台のモデルにもなっている店だし悪くないと思っていた……

値段安い=主な客層は下の方、騒がしいということでもあるからね。アニメに出てきたのは学生が気軽にいける値段ということでもある。デートとしてはもっと良い所を期待するのは分からなくもない。しかし炎上までするのは……
あと書いていてちょっと気になってきたんだが、これフェミニズムというよりも日本のバブル景気時代の価値観からの批判もあるんじゃないか?当時の価値観では高級な店に連れて行くのが当然で安い店に女を連れて行くのは侮辱のようなものだったらしいし。

なまじサイゼリヤが洋風レストランで安い割に味も良いし清潔な店だから混乱するのだろう。日本社会の日常生活におけるイメージなんてこっちでは分からない。

そんな感じなんだろうね。安くて手軽なだけの小吃の店に初めてのデートで行ったなんて話をしたら、こっちでも値段が安くてお得だという話ではなく「ちゃんとしたデートでそんな店に行くなよ」とツッコミは入る。
でも自分を好きになってくれる美形の異性がいて、自分がよく行く安いレストランに連れていったら喜んでくれるなんていう妄想ぐらい構わんだろうとも思う。



とまぁ、こんな感じで。
サイゼリヤの扱いについてや、批判される原因に関して困惑している人もいるようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「日本のレストランの値段と味と日本人からのイメージについて、中国の感覚で把握するのは難しいですね」

「中国ではまだヒドイ店はヒドイですし日本の店の下限の高さは想像し難いです。日本のレストランは安い所でもヒドイものは出てこない、サービスも良いし店もキレイです。旅行で行って驚く所でもあります」

「サイゼリヤに関しては綺麗なテーブルと椅子のある洋風のレストランなので、ちょっと良い店という印象になります。値段だけでなく内装や清潔さ、店員の質も日本の一般的なレベルを維持しているのも評価がズレる理由になります」

といった話もありましたし、やはり他所の国におけるチェーン店のイメージについては何かと混乱するようですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「『団長』や『生徒会長』や『社長』で思い付くキャラを並べたらオタクとしての世代や趣味が分かると思うんだが、皆はどんなキャラを思い浮かべる?」

ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でもキャラを名前ではなく「団長」などの役職で呼んだりすることは多く、キャラによっては役職のイメージとセットで記憶されていることもあるそうです。
またこういった役職呼称からどのキャラを思い浮かべるかでオタクとしての趣味や世代が判明するといった話もあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「真っ先に思い浮かぶ団長や生徒会長や社長のキャラは誰か?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「団長」や「生徒会長」や「社長」で思い付くキャラを並べたら世代やオタクとしての趣味が分かると思うんだが、皆はどんなキャラを思い浮かべる?
私はオルガ、白銀御行、絢瀬絵里を思い付くのだけど。

「団長」でイメージするキャラで歳がバレるというのはあったが、3つだと精度上がりそうだな。
自分は……涼宮ハルヒ、海馬瀬人までは思いついたが生徒会長でちょっと迷った。すぐに出てこない。

生徒会長は作中で立場が強調される機会が相対的に少ないが、その役職のキャラの数は多いという事情があるからね。
ちなみに自分もオルガ、海馬、白銀御行という組み合わせで浮かんできた。

私も「止まるんじゃねえぞ」と津田健次郎がまず思い付いたけれど……「社長」の方が難しくないか?「遊戯王」の海馬瀬人以外では有名なのがそんなにいないような。

同感だ。俺はなんかいろいろ考えた挙句に出てきた社長がKOFのルガールだ。他は涼宮ハルヒ、シンボリルドルフとすぐに出てきたのだが。

「社長」でこっちでもそれなりに有名なのはにじさんじの加賀美ハヤトくらいか?

特撮系だと「仮面ライダーエグゼイド」の檀黎斗とかイロイロと出てくる。そういう意味で世代と趣味が分かるというのは間違いないのかも。
あと俺が思い付いたのは団長オルガで会長シンボリルドルフ

私も生徒会長はシンボリルドルフを思い付いた。あとは涼宮ハルヒと海馬瀬人。
自分の周りだと生徒会長のイメージに関しては最近シンボリルドルフがかなり強そう。

ふーむ……特撮は現代が舞台だから世界観的に社長キャラも多くなるか。平成ライダーは企業が絡むことも多いし社長が変身するのも珍しくないと。

生徒会長ならラブライブ!の各シリーズの生徒会長も結構印象に残っているんじゃないかな。特に最初の絢瀬絵里。

自分は葉月恋の方ですね!

「生徒会役員共」の天草シノとかも結構覚えている人多いんじゃないか?作品の舞台が生徒会だしね。

生徒会が主な舞台だと結構思いつくよね。私が思い付いたのは「生徒会の一存」の桜野くりむの方だけど。
他は無難に涼宮と海馬で。

その辺りだと黒神めだかも。私が真っ先に思い付いたのは彼女だ。
後は無難にオルガと海馬瀬人。

私はペルソナの新島真で。
オルガか涼宮ハルヒ、海馬瀬人まではわりと重なりそうだが生徒会長まで加わると特徴が出るかも。

オルガ白銀御行、そして飛電或人な自分はわりと最近オタクになったのがバレる……

社長が武内崇で団長がモレーになるのは型月厨

モレーはFGOやっていて日本版まで含めて知ってないといけないから団長でイメージする人は少ないのでは。
型月界隈ではこっちで人気の広まった時期的に涼宮ハルヒとの組み合わせが多そう。ちなみに自分はそれと天草シノだな。思い付いたのは。

型月厨なら生徒会長は蒼崎青子で社長は武内崇じゃないか?
蒼崎青子はまほよプレイしていてもあんまり生徒会長の印象強くない気もするが。あと自分は団長はオルガの方だ。

私は生徒会長が坂上智代だった。オタクの活動に関する大体の時代が分かってしまうな……

お前のレスを見たせいか涼宮ハルヒ、海馬瀬人の次に出てきたのが立花奏になってしまったよ!

たぶん世代的に重なりそうだが、俺は涼宮ハルヒと「会長はメイド様!」の鮎沢美咲だった。一昔前は生徒会が主な舞台になる作品多かったからそこで記憶に刻み込まれた人も結構いるのでは。
社長は海馬瀬人しか思いつかん。

私はオタクになってまだ数年だからここで挙がるようなキャラはすぐに出てこない……団長はエルヴィンだし生徒会長は特に思いつかない。
ただガキの頃に遊戯王は見ていたから社長=海馬瀬人は分からなくもない。

オルガ、檀黎斗、桂ヒナギク……なるほど、自分の作品の追いかけ方が分かるかも。

他の人から出ているキャラについては言われれば納得するが、自分の思い付く順番は結構ヘンになってる。
団長がオルガや涼宮じゃなくてグラブルのジータだった……

こういうのって「黄毛」(金髪キャラ)でもわりと判断できるのではないだろうか?特に男性の間では。

ライバルキャラ、そしてNTR系のキャラばかりが印象に残ってそう。言っては何だが性的嗜好も関わるからマニアックになり過ぎるのでは?

こういう時に無難なのしか思いつかないのはオタクとして少し微妙な気分になるな。ただ涼宮ハルヒ、海馬瀬人まではいいんだが生徒会長は浮かんできた候補が多過ぎて絞れない。

こういうのってオタクになったばかりの頃に刻み込まれた印象の影響が強いから歳とかオタクになった時期が分かってしまうな
私は涼宮ハルヒと「ARIA」の猫社長が真っ先に出てきた。生徒会長はちょっと悩んだが「生徒会役員共」の天草シノが出てきた。

この話題で懐かしいキャラの名前が挙がっていてちょっと嬉しい。
今のオタク界隈で「生徒会役員共」のキャラの名前を見るとは思わなかったよ。

「生徒会役員共」は当時珍しかった下ネタギャグ系で一般人気も高かったからね。
それに「生徒会」がタイトルに入っているからこの話題なら当時視聴していてすぐに思い出す人も少なくないかと。「生徒会の一存」の桜野くりむも似たような覚え方、思い出し方になっている人少なくないはず。

団長で大まかな時代、生徒会長で好み、社長でメインのジャンルといった傾向が見えてくる……と思ったが、自分の場合はクロロ、林水敦信、アイマスの高木社長で自分のことながらよく分からなくなってくる。

社長と団長は該当するのが少ないので実は分かりやすい。
生徒会長は逆に該当する作品とキャラが多いから、好みや影響を受けた作品が見えてくるのではないかと。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の世代の違いや、影響の大きなキャラなどについてもイロイロと出ていました。

またこのネタを教えてくれた方からは
「最近の中国では特撮ファンの間で『社長』と呼ばれるキャラが増えたように思います」
といった話もありました。

ちなみに生徒会長は中国語で「学生会長」と訳されるのが一般的ですが、中国語でも意味があまり変わらない「団長」だけでなく、中国語ではニュアンスの変わる「社長」もこの類の呼称ではそのまま使われることが多いのだとか。

日本語の「社長」は中国語では基本的に「総経理」や「経理」になるので正規に中国語翻訳された作品で「社長」が使われるケースはそんなに多くないそうです。
(中国語でも出版社のトップなどに対して「社長」という言葉を使うケースはあります)
しかし字幕ではなく日本語の方で使われている「社長」を意識したり、ファンサブ系の翻訳では「社長」をそのまま使うこともあるそうで、中国オタク界隈では上のやり取りでもよく出てきた「遊戯王」の海馬瀬人をはじめ「社長」と意識されるキャラもそれなりにいるとのことです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「今の日本の「ギャル」って黒くないの?近頃の作品に出てくるギャル系とされるキャラが昔のギャル系キャラとはかなり違うようなんだが……」

三回目のワクチン打ってきましたが、今の所副反応っぽいものは時折感じるだるさと打った方の腕が少し痛むくらいなので少しホッとしています。

それはさておき、ありがたいことに以前の記事
中国オタク「気が付いたら爪に装飾付きのヒロインが増えているけど、どういう背景があるのだろうか?」に関して追加でネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

日本のアニメやマンガ、ゲームなどではギャル系のキャラが出て来ることがありますが、いわゆる日本の「ギャル」は中国語では「辣妹」と訳されることが多いようです。
(中国語の「辣妹」に関しては画像検索などをしてもらえば何となくわかるかと思います)

しかし近頃では、様々な流行り廃りを経た現在では日本の作品に出てくる「ギャル」と訳の「辣妹」の違いがいよいよ大きくなってきている、昔の作品で知った「ギャル」と今の作品の「ギャル」に違いがあり過ぎるということで何かと話題になったりもしているのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「最近の日本のギャルは黒い肌ではないらしい」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今の日本の「ギャル」って黒くないの?近頃の作品に出てくるギャル系とされるキャラが昔のギャル系キャラとはかなり違うようなんだが……

昔のギャル系キャラと今の作品は確かに違うよな。
俺のも知っている」と思っていたのと違うのを最近は意識させられているよ。

ギャルって流行をおいかける若い女性でもあるからそりゃ変わっていくよ。

そもそも二次元のギャルと三次元のギャルは別物だ。

だがその現実の流行が二次元的なイメージにどう影響するかというのは難しい……私もいつの間にか変わっていることに関する戸惑いはある。

この数年の間位にアニメになっている作品で、主役級にギャル属性キャラが出た場合は黒いのいない。
こっちに入ってきて人気になるような作品で目に付くようになったのは比較的最近の話だけど、実は結構前から変わっていたんじゃないかな?

現在の日本語の「ギャル」の指す範囲は例の肌を黒くする種族に限ったものではないぞ。若くておしゃれでリア充な女の子みたいな扱いもある。

そもそもあの肌を黒くしたのは昔の流行で21世紀初頭には既に廃れ気味だったらしい。その後は美白とか、肌を焼かないタイプも普通にギャルの範疇になっているとか。
また当時の黒いのに関しては「ガングロ」という特化した名称も存在したから、あくまでギャルの一分野という扱いでもあったはず。

大人向けの動画とか18歳未満はダメな作品の方から入った人は黒いイメージが強いのではないだろうか。NTRで黒くなるし!!

それはあるかもな!
他には「GTO」くらいの作品で認識が止まっているとかもあるだろうね。原作の期間を考えるとアニメの描写も基本的に前世紀のものだからアップデートする情報が無ければかなりズレる。

化粧して金髪に染めればギャルなんじゃないの?

それもギャルだけど例えば金髪じゃなくて黒髪でも化粧や服装次第でギャル扱いすることもある。あと服装に関してもセクシーな格好=ギャルというわけではない。

私は化粧してネイルチップつけて髪形持ってるのがギャルだと思っていたが。

アイマスだと城ヶ崎美嘉、城ヶ崎莉嘉、大槻唯といった辺りが人気が高く出番も多いギャル系。ただビジュアル面は見ての通りかなり違いがある。そしてやはり黒くない……

髪染めてないギャル判定のキャラもいるぞ。黒髪ギャルという言葉もあるし。

確か黒ギャル、白ギャルというカテゴリ分けもあったはず。

今のギャルはJK的な言葉遣いも特徴の一つ。しかしある種の口癖的やリズム的な部分もあるので翻訳の際に消えることも多い……

アイマスだと藤本里奈が恐らくこっちのオタク界で一般的なギャルのイメージに近い。ただ日本でもあまり人気ないようだ。オタクの好みから外れるのか、ギャルとしてのキャラ付けが古いのかまでは分からないが。

すまん、ちょっと分からんのだがアイマスなら渋谷凛はギャルに入るのか?分からなくなってきた。

渋谷凛は二次創作でギャルっぽいキャラ、二次元で言う所の「ビッチ」な扱いをされることは少なくないけど基本的にはクール系の普通の女子高生といった扱いだと思う。
アイマスは城ヶ崎姉妹のようにハッキリとギャル属性はいるから違うだろうね。

アイマスだと大崎甘奈が近頃のギャル属性として分かりやすいキャラだろう。シャニマス出身のキャラは制作の時期やシナリオ重視な内容から最新の属性持ちのキャラが多いから参考になるかと。

大崎甘奈って第一印象がギャルに見えないタイプのギャルと言う属性に思えるんだが……日本の一般的な感覚だと違うのだろうか。

雑な言い方になるが、二次元のいわゆるビッチ系のデザインや性格のJKやJCはほぼ「ギャル」だよ。あと黒いタイプのギャルは最近ほぼいない。ヤマンバとも言われた真っ黒なのは絶滅危惧レベル。

なんかわからなくなってきた。中高生って昔はコギャルやマゴギャルって言われてなかったっけ?普通にもうギャルの総称の範囲なの?

三次元は分からないけど二次元だと低年齢化してJ今はKJCでもギャル系で括られているかな。コギャルという言葉は死語。
例の「ガングロ」は非常に衝撃的だったし皆の中にある「日本のギャル」のイメージに強い影響を与えたと思うけど、あれは日本でも極端な形の流行の一種で今の若い世代のおしゃれではやらない。

ついでに聞きたいんだが「俺ガイル」の一色いろはってギャル系キャラで良いの?

あの作品におけるギャル系のキャラは葉山グループの三浦とかじゃないか?

いや、一色いろはも普通にギャルの範疇。更に言えば由比ヶ浜結衣もギャル系に入らなくはない。あの作品でビッチ系の要素、外見が言及されているのは大体ギャル系要素のあるキャラと見て良いと思うよ。

かなり広いな。それなら「俺妹」の高坂桐乃とかもギャルの範囲になってしまいそうだが。

高坂桐乃はギャル系で問題無い。
あれはギャル系のファッションも含むおしゃれ、流行にのっていてモデルもこなす今で言うリア充でクラスカーストで最上位にいる中学生が実はエロゲが趣味のキモオタというギャップがキャラの特徴の一つだから。

なるほど。
ギャル系のヒロインが増えたのはオタクとリア充の距離や日本のクラスカーストといった現代社会における立場の違いを超越することによる爽快感、御都合主義の舞台装置というのが理由だと思っていたが、ギャップ萌えというのもあるか。

ギャップ萌えのあるギャル系キャラは良いよ。
個人的にはおかん系、女子力の高さがあるのが好み。「バンドリ」の今井リサとか大好きです。

二次元のギャルに関してはあまり難しく考えずにpixivでギャルのタグで検索して出てくるキャラを見れば何となくわかると思う。
小物が派手だけど昔のような分かりやすい浮き方、装備のある属性ではなくなっている。

「ギャル」というのは流行を追いかけているグループだから、こっちで翻訳される「辣妹」との距離が広がり続けているんだろうな。
かと言って「辣妹」以上に妥当な訳も無いのだが……

今のギャルって「カワイイ」や「キレイ」も混じっているから昔とは明らかに違うからね……昔はほぼ「セクシー」とか「ビッチ」なタイプだったと思うしそれなら「辣」な「妹子」でも良かったんだが。

ギャル系はこっちでは人気なかったから拘る層やそこで使われるようになった言葉も無いしね。百合関連用語のようにはいかない。

「gal」じゃだめなの?

そっちだと実質的に「エロゲー」に対する訳として定番の「galgame」とかにまだ引っ張られそう。そもそも「ギャル」の概念が広まっていないからその言葉をすぐに使うのは厳しいよ。

これはあくまで私の個人的な考えだが、二次元における近代系ギャルに関しては城ヶ崎美嘉が一つの転換点なのではないかと思う。外見、内面、同人創作などで与えた影響はかなりのものだしその遺伝子は様々なキャラに受け継がれている。

私はなんとなく安室奈美恵や浜崎あゆみといった系統のキャラだと思っていたが、かなり違うんだな……まぁこの二人が最前線にいたのは10年、20年前だし当然ではあるか。

一昔前ならそのタイプで正しかったし今でも別に間違いと言うほどでは無いんだろうけど、現在では二次元でも三次元でもかなり変わっているからそれが全てではないね。
とりあえず俺達に関係ありそうな二次元で言うなら、どんどんやさしくなっている傾向があるな。ギャップ萌えの有無に関しては作品とキャラ次第。

ギャルに関してはもうおしゃれな女の子というくらいになっている部分もあるようだし、昔のイメージと言葉はそのまま使えないな。当時のウチの国ではかなりの衝撃だった「渋谷系」といった言葉も使ったら危なそうだ……

現代の状況を把握した上で使うなら良いんだろうけど、曖昧なイメージ、流行っているらしいくらいで使うのは失敗しそうだね。



とまぁ、こんな感じで。
昔のイメージとの違いや最近の作品における扱いなどイロイロな方向で知識のすり合わせが行われているようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からも
「二次元のギャルに関しては中日で知識や認識のズレが大きい属性だと思います。私もギャル系は特に好きな属性では無かったので最近のヒロイン級キャラの増加に少し困惑しています」
といった話もありました。

当面の間、中国オタク界隈の一部では「ギャル」という存在の受け止め方に関する混乱が続くのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「作品の結末はそれほど重要ではない、途中まで面白くて人気を得ることができればいいという話はどうなんだろう?分からなくもないが納得もしがたい」

中国オタク界隈では近頃「進撃の巨人」などをはじめとして、中国オタク的に
「終わり方に納得がいかない」
という作品が続いているという認識も広まっているそうです。
またそこから個別の作品ではなく全体的な傾向として「なぜそういうことになるのか」「なぜそれが許容されるのか」などといった方向での討論が盛り上がったりもしているのだとか。

中国のソッチ系のサイトでは
「作品の結末は実は重要ではない」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


作品の結末はそれほど重要ではない、途中まで面白くて人気を得ることができればいいという話はどうなんだろう?
商業的な意味では分からなくもないが、作品を追っかけている方から考えると納得もしがたい。

俺は最後がダメな作品微妙なことになる作品は見る気にならないよ……

結末が重要ではないと言えるのは作品のテーマを概ね描き切って矛盾も大体処理できた作品だけだろう。世に溢れる投げっぱなし作品が言える話ではない。

こういうのってきちんと作品を終わらせられなかったクリエイターの言い訳だろ?

本当にお願いだから世のクリエイターの皆様はストーリー構成をきちんと考えて欲しい。最後ぐだぐだになるとか雑に余ったキャラくっ付けて終わりとかはやめて……

出版社側にしてみれば最後の方はもう売上落ちているから途中が重要なんだろうな

世の中には最後で失速する作品や投げっぱなしになる作品が多過ぎるので、私は近頃きちんとした結末がある作品というだけでとても貴重だと思うようになってきたよ。

言っては何だけど商業作品としてはまず打ち切りを食らわないのが第一目標だからな……作家が自分の意思できっちり終わらせる「権利」を獲得するのがまず難しい。
そしてそういったことができるような地位になると、今度は打ち切りを食らわないためにやったその場しのぎのせいでキレイに終わるのが困難になっている!

最後がグダグダで作品のイメージが微妙になるのってアニメやマンガに限った話ではないからね。アメリカのドラマでもよくあり過ぎるパターンでシーズン重なるたびにぐだぐだになって最後はまた大ピンチで終わって続編匂わせて続編やっぱり作られないみたいなのも珍しくない

重要じゃない(俺には書けない)みたいなこと言われても。
終わり方が重要じゃないなら作品に対する恨みがここまで蓄積して言い続けられる事は無いはずだぞ。

終わり方が重要ではない……某巨人……

最近だと「進撃の巨人」が真っ先に出てくるが他にも該当例はたくさんあるのがな。「ウルトラマントリガー」もあれだったし近頃は「かぐや様」も怪しくなってきた。

自分は終わり方、最終回が重要なのかについては何とも言えない。
見た後に気分が良いのは大歓迎だけど、作品としてはテーマを描き切れたならそれで良いのだ塔とも思うし。

結末=最も盛り上がる場面とは限らないしね。
「NARUTO」も「BLEACH」もそうだったし「進撃の巨人」にしてもそれ以前に人気になったからこその期待とその後の失望があるわけで。

こういうのって「万能に適用できる正解」というのもないからな……あえて言うなら商業的な成功、顧客の評価くらいだろうか。
そしてその場合は「進撃の巨人」にしても正規ルートの市場が壊滅しているウチの国では批判続出で炎上でもメインの市場である日本では賛否両論だから別に問題無いという見方もできる。

「進撃の巨人」の終わり方に関しては自分も不満だけど、国産マンガの状況を見ると何も言えなくなる。きちんと風呂敷畳んで終わる作品は滅多に無い!

同感だ。国内の商業系マンガの作者を考えると「進撃の巨人」の作者はまだマシと言う気もしてくる。
目を引くカバーイラストだけ描いて後は流行りのキャラデザにして序盤の注目があるうちに雑に描いて話数重ねて数十話くらいで人気がパッとしなくなったら止まる。

個人的には完成度が高いと感じられた作品ならば終盤が投げっぱなしでも良いとは思うのだが、終盤でやらかした作品を完成度が高いと認める人は少ないのでなかなか話が……

結末が重要ではないというのは商業的な作品での話だろう。ランキングで課金に影響するネット小説なんかもこれに入れて良さそう。
描きたい所を描き終わった作者や人気のある時に売りまくりたいメディア側からすればそうなんだろうけど、作品を追いかけているファンからすればそうとは限らない。

読者にとって作品の終わりは重要だけど資本家にとって終わり方は重要ではないということだな。資本家からすれば売りやすいエピソードとキャラ、世界観が欲しい。

商業的な作品なら結末も重要なんじゃないか?
金儲けを考えればファンを引き留めて金を使らせるためにはキャラがきちんと活躍したこと、目的を果たすなどして良いイメージを印象づける上で良い結末は重要だ。もちろん結末の前にそういうのが終わって後は惰性みたいなケースはあるだろうけど、良いイメージを維持するためには良い結末であるべきだろう。

資本家にとっても終わり方は重要だろ……終わりでやらかした作品は悪いイメージでしか語られなくなる。「進撃の巨人」もだし「アルドノア・ゼロ」や「ダーリン・イン・ザ・フランキス」辺りは今では終盤のヒドさのイメージでしか語られない。

「報いを受ける」ことを期待したくなるのは分かるが、現実だと終盤失敗しても商業的にそんなに影響ないことが多い。終盤に至る過程で作品の勢いは落ちているのがほとんどだしそこまでついてくるファンって少ない。終わりに力を注いできちんと終わらせるよりもまた新作はじめてランキングに載って注目を集める方が有利なんだよ。
「進撃の巨人」に関しても終わりが気にいらないファンが多くても、作者が新作始めたら絶対に話題になるだろうしね。

結末、ストーリーでやらかしてもキャラで成功していればわりと何とかなっている気はする。例えば「アルドノア・ゼロ」はNTRでダメだが、「ダーリン・イン・ザ・フランキス」はゼロツーのヒロイン人気がある。それに「SSSS.GRIDMAN」とかも本編の終わり方はなんだそれ状態だったがヒロイン二人で作品後も食っていけてるわけだしな。
そういう意味では「進撃の巨人」はエレンで失敗しているのが厳しい。

IP価値への影響というが最後についてよく言われる「進撃の巨人」は最後コケてもそのダメージは致命傷ではないぞ?連載長期化している間の関連商品でかなり稼いでいるわけで。
こっちでも分かりやすい所で言えばゲームのコラボでも存分に稼いでいただろ?

「進撃の巨人」の終わり方については日本での評価はこっちほど悪くない(良いわけでもないようだが)ので日本市場向けならあれで構わないということなのでは。言っては何だが日本の作家が日本市場向けに作った作品を追いかけている時点でウチの国の好みからズレるリスクは覚悟しておくべきだったのだろう。
女性作家のラブコメ、ハーレム系作品での恋愛展開が男の読者の好みとはズレがちなので読む際には覚悟しておくべきみたいに。

日本のネットや創作界隈ではエレンよりもライナーの人気が高くて普通にネタとしても確立されているから作品としては悪い扱いじゃない。
ライナーは例の銃のシーンとか名言ネタも多いのが良いのかね。

そういえばこっちだと終わり方失敗ネタが主流だけど、日本のネットではライナーネタが主流になっている印象もあるな。日本では作者の愛を一身に受けてしまった、作者に贔屓されるのが幸せとは限らないというネタキャラとしての地位が確立されている。
日本のような客層が主流なら終わり方よりキャラクターって考えになるのだろうという気もしてくる。

日本のマンガ制作参考書を幾つか買ったことあるけど、重視しているのは概ねキャラクターに関してで次にエピソード。何よりもまずはキャラクターという感じだったから、話の終わらせ方は重視されていないんだろうな。

どこの国の創作でも長編の終わらせ方が二の次になるのは変わらないのでは?
終わらせるよりも続けられるかどうかだ……人気が無ければ打ち切りという意味での終わりだから重要なのはまず生き残ること。連載作品としてのポジションを確立しなければ何もできない。

日本の漫画家の基本的なスキルには作品を連載するためのスキルはあってもキレイに終わらせるためのスキルは無い、そういうスキルを持っている人の方が珍しいのでは。
作品がきちんとした結末の作品の好例としてあがることの多い藤田和日郎の「読者ハ読ムナ(笑)」を見ても連載をどう終わらせるかみたいな内容は無かった!

藤田和日郎だって伏線広げた後にどう回収するか苦労しているというのが島本和彦のマンガでネタにされているからな。ある程度の構想はあるだろうけど、伏線を全て計算しているわけではないしその場の勢いというのもかなりある模様。他の漫画家はもっとぐだぐだなんだろう……

作品の結末がスゴイから人気になる作品もあるけど、序盤中盤の勢いで人気になる作品の方が主流だろうし難しい所だな。結末を軽視していいわけではないが最も重視するというのも何か違う。
ネット小説とか長々と続けて人気になったあとに完結しないまま止まっている作品が評価高いなんてのも普通にある。

現在の商業メディアにおける作劇の理論として、結末がそれほど重要ではないのは確かだよ。
ただそれは作り手の理屈であって、ファンの感情とはまた別なんだよね。特にウチの国の環境だとめんどくさいし、後に影響する。

クリフハンガーも嫌われるが、キャラが希望する方向に行かないのも嫌われるからねえ……

個人的には結末を気にしないでもいいのって、単発エピソードが続くタイプの作品や日常系とかくらいかな。やはり良い感じの決着、結末は欲しい。

上手く終わらせられないなら終わらせなければ、続きを書かなければいい!
日本の雑誌連載とかなら難しいかもしれないけど、ウチの国のネット連載ならそれも可能だ。可能になってしまっているんだ……

実際国産作品を見ると作者がどうやってまとめるか分からなくなって投げ出したと思われる作品
も珍しくないからな……そういうのってヒドイ結末と比べてどっちがマシなんだろうね。

近頃はウチの国だとそういうことやったり、投げっぱなし状態にするとアンチが増えてその後の活動に悪影響が出るから日本の連載作品とはまた違った意味で厳しくなっているという説もあるぞ。

確か国産マンガである作品の連載放り投げて別の作品の連載ばかり進める作者の連載進めている方の作品が通報されて配信中止になったと言われる事件もあったし、ハッキリとしたリスクではないがめんどくさいことになるケースは出ているようだね。
作品を通報する口実なんていくらでも作れるし、アンチが固定でついてしまった作者は何かと通報されることになる。ウチの国の通報環境ではアンチの攻撃力高過ぎる。

それはまた残念というかイヤな通報の理由だな……でも連載作品をまとめられないから、人気が微妙で割に合わないからと投げっぱなしにする作者も珍しくないから複雑な気分になってしまう。



とまぁ、こんな感じで。
作品としての成功と言う方向からの見方やファンとして作品を追いかけている側の見方などイロイロな話が出ていました。

ちなみに上のやり取りでもよく名前が挙がっているように中国オタク界隈では「進撃の巨人」に関していまだに引きずっている人が少なくないようです。以前ある中国オタクの方からは
「日本ではなぜ進撃の巨人の結末に関する不満が多くないのか分かりません」
といった話もありました。

それから今回のネタを教えてくれた方からは
「中国ではまだ長編作品を追いかけた末にダメな終わり方になり精神的なダメージを受けた経験の豊富な人が少ない、鍛えられていないという事情もあると思います。オタクとしてはまだ若い人も多いので……」
といった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「炎系キャラっていつから途中で死ぬキャラ、かませ的なキャラが目立つようになったんだろうか?」

ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でもイロイロな作品を通じていつのまにか定番のイメージが形成されている設定などはありますし、その設定とイメージをネタにした話題で盛り上がることもあるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「近頃の炎系キャラは途中で死ぬことが多いのでは?」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


炎系キャラっていつから途中で死ぬキャラ、かませ的なキャラが目立つようになったんだろうか?
最近も炎柱が……

確かに近頃は炎系でずっと活躍できているキャラっていないな。ゲストで死ぬ場所作られて退場みたいな印象になる。

現在の作品でもほぼ出てくる属性、能力ではあるんだけどね。

演出で炎系エフェクトが出るのも多いけど炎がメインになると確かに微妙な立ち位置になる気はする。弱くは無いが強敵に勝てるキャラではないみたいに。

私は鳳凰座の一輝のイメージがいまだに強いので炎系=死ぬみたいに考えてなかったけど、言われてみれば最近はパッとしないね。「ONE PIECE」のエース以降は特にそんな感じかな?

昔から常に「よくある属性」だし母数が多いから該当するキャラも多いという面もあるとは思うが、私もイメージの形成の原因は気になるね。
他にも「主人公になれなくなった属性」みたいなのもあるし、近年は不遇な印象は間違いなくある。

こういうのは近年当たったキャラの影響が大きいのだろうけど、なぜそういう方向の当たりキャラが複数出たのかといった背景もあるだろうからね。
いまだに強い炎系キャラも少なくないけど、私も目立つのに死ぬ、退場するのが多い気がするのは否定できない。

これは炎系主人公が減ったことによる影響の一種なのかもしれない……
「リボーン」みたいに主人公ならば安心できる属性なんだけど

「灼眼のシャナ」とかも。
昔は主人公属性とセットだったが、今では違う。

「KOF」のイメージがあるから自分の中ではいまだに主役の能力のイメージはあるんだが

格闘ゲームだと主役の能力だろ!と思ったが近頃は格闘ゲームの新作少ないな……

「主人公じゃなくなったから」というのも遠因だろうけどそれに加えて炎系はそこそこ強いキャラで出ることが多いから死亡退場の機会も多くなっているのでは?
能力が高いとリスクも上がる。

炎系能力って倒すのが楽だし倒しても後の戦力比較に影響が少ないんだよ。
これが他の属性だと序盤に倒されたけどアイツの方が強かったとか、持っている能力をきちんと使えば勝てたのにみたいな分析をされがち。

炎系キャラって死ぬ時もビジュアルがおいしいからね。
大炎上とか大爆発の中に消えていける。

炎系って自爆技とも相性良いというのも理由では。
自分を燃やす、爆発させるという理屈にできるし。

現代の火属性キャラは次の世代の燃料、薪になる定め……
それに火は成長描写無しで一定レベルの強キャラを出すには手頃な属性だからね。攻撃中心だから余計なこともしない。

師匠キャラとは少々違う、成長の糧になる先達キャラといった所かね。

そうそう。
炎系の攻撃力で主人公に凄さをアピールして、更に敵の幹部クラスが出てきて負けるみたいに。主人公の成長のきっかけや敵の強さのアピール、更にそこで主人公達が死なない理由にもなる

主人公補正無くした攻撃特化系はそうなるよ。主人公の座から陥落したのがいけない。

火系は強さの描写=破壊力になるし、燃やし尽くした後にどうするのかみたいな問題がついてまわる。特に現代が舞台では雑に使うのが難しい。見えない風や重力、変化が限定的な氷とは違う。火より使いにくいのは地味なのに地形が変わってしまう土くらいだ。

上位能力、対抗能力も設定しやすいんだよね。なんなら単純にパワーの差で破ってもいい。

マグマに負ける火というのもよく分からんが、描写と勢いで何とかなるレベルの比較ではあるよね。

そもそも近年の主人公の能力は概念系が主流で自然系単属性はパッとしないからね……

火は攻撃特化系だし強さを強調したらバランス取るのが難しいんじゃないかな。味方以外に敵で出ても攻撃力や周辺の被害の問題が顕著。
主人公でもなければストーリーの役割的に扱いに困るだろう。

上で言われているけど聖闘士星矢の一輝みたいに死んでも蘇ることができる、負けても次があるようなイメージが無いとダメなのでは。

同感だ。鳳凰とかの死んでも蘇る、再生のイメージがついた火属性キャラは強い気がする。そして敵で出ると厄介。

古いのでも構わないなら烈火のリョウ……と書き込もうとしたが、彼も火属性から上位属性に変化してたな。
主人公であればパワーアップイベントもあるから火属性でも問題無い、はず。

炎系ってうまく使えば分かりやすいシンボルに出来ると思うんだけどね
「ファイアパンチ」のアグニは再生能力も含めて良い炎属性だった

アグニは良かったな。
しかしやはり主人公にならなければ厳しい能力ということなのだろうか。

「ペルソナ」シリーズは火系キャラが序盤に加わることが多いからイメージは悪くない。3はちょっと微妙だが4,5と人気キャラ。序盤に登場してメインキャラになれるならそこまで問題は無さそう。

相棒ポジションは確かに強いな。最大火力が火属性で他の能力も使えるタイプ。ペルソナはその両方を持っているから死なずに、存在感が消えずに済んだのか?

火属性が得意、特化でなければというのは理解できる話だ。結局は火属性で攻撃力だけというのがいけないのかも。
例えば「FAIRY TAIL」のナツは火属性で主人公、更に吸収系も持っていたしね。

同意できる。
それで思い付いたけど、「ダイの大冒険」のポップは日本のオタク界で非常に評価の高いキャラだと聞くがこいつもメインの攻撃は火属性だけどパーティの魔法戦力、一般人的ヘタレからの奮起と重要なポジション担当している。
今の時代に火属性キャラが生き残りに関しては火属性以外の攻撃や特徴をもてるかどうかで分かれるのかもしれない……

「NARUTO」のサスケも火→雷→火みたいになっていったな。一般的なイメージとしては千鳥とかの雷の方が強そうだけど。

なるほど。
これまでの火系主人公についても、改めて考えてみたら純粋な火系なのか疑問が残るのばかりだ。単純な炎系、炎でのダメージが特徴なタイプは厳しいという見方も出来そうだ。



とまぁ、こんな感じで。
印象に残っているキャラクターの例やその背景などに関してイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「日頃はあまり意識されませんが、こういうイメージの背景を考察すると深夜番組の人気作品よりも一般向けの長編アニメの影響が大きいことを改めて意識することになります」
といった話もありました。

こういった話題の時に出てくる作品やキャラを見ると、今の中国オタク界隈において影響の大きい作品についても何となく見えてくるのは面白いですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ウチの国で二次創作やネットのネタに侵食されて元のキャラが分からなくなってきているキャラについて語ろう」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国のネットでも二次元関係のキャラのネタ画像、二次創作や怪文書的なネタが飛び交っており、そういったネタや二次創作経由のイメージの方が強くなってしまうキャラも定期的に出ているようです。

またそんな二次創作のイメージから入って実際に作品を見たらキャラの違いに困惑するといった事態もやはり頻発しているそうですし、時折公式のキャラとのズレに関する話題で盛り上がったりしているとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「公式の描写ではなく二次創作やネットのネタのイメージの方が強くなってしまっているキャラ」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ウチの国で二次創作やネットのネタにイメージを侵食されて元のキャラが分からなくなってきているキャラについて語ろう……実は最近ちょっと自信を無くす失敗をしてしまったから確認もしたいんだ……

二次創作の定義はどうする?
中国の古典名著も編纂や民間エピソードまとめみたいな所があるからどこから二次創作なのか厳密に考えていくと非常にヤヤコシイ
西遊記だって呉承恩のオリジナルかというと怪しいわけで……

その辺はあまり厳密に考えないでくれ
雑に原作、公式くらいのふわっとした感じで頼む

近頃だと「ラブライブ!」の唐可可は二次創作?の「唐可可的誘惑」のイメージが強くなり過ぎているように感じるね!
(訳注「唐可可的誘惑」はラブライブと中国の昔の人気テレビドラマ「回家的誘惑」を切り貼りした素材で作ってしまった謎MADドラマだそうです)

唐可可は二次創作ネタのおかげで公式の設定やキャラの扱いに関する批判が薄れているという効果もあるかな。今のファンの規模的に「分かっている」連中が多いし。

私が思い出したのは「ジョジョ」のボス敵、特にディアボロ。
最強クラスなのに二次創作ネタだとヒドイ目に遭ってばかりでいつのまにかそんなイメージが定着。

何かと考えるのをやめる状態に陥るカーズもそっちの扱いかもしれない。

「無敵のゾフィーが敗れた」からの強いという設定だけのヘタレキャラ、ザコキャラというイメージがいつになっても消えないゾフィー

「鉄血のオルフェンズ」のオルガはもうあのポーズと希望の花〜以外のイメージ無いよね

そもそも「鉄血」の作品自体がガンダムよりも団長のイメージで固まっているような。ガンダムファンは第二期の内容思い出したくないから団長のアレで蓋をしているという説もある。

二次元なのかは分からんが、ジョーカーはもう破壊的精神病患者の代表例みたいなことになってるかなー
そのせいでメディアでの扱いも難しくなっている。ウチの国がヒドイのかと思いきや、日本では実際に模倣した犯罪やるのが出たせいで映画の放映が絶望的らしい。

ゲーム実況や動画配信でのネタは定番化することはあっても広がりは少ないかな。

そういうのは熱心なファンだけの内輪ネタ化する、ファンの証明的な符丁といった属性もつくから案外広まらないね。動画配信に限った話ではなく、声優ネタとかでもありがち。

ホモネタ的な扱いも含めて「偉大なる勇者」、「戦闘のプロ」剣鉄也

剣鉄也はスパロボ、スパロボファンのネタが混じった気の毒なキャラだよね。
こっちでは原作を見た人間あんまりいないから特に歪んでいる模様。

ウマ娘のスペシャルウィークやトウカイテイオーは良くも悪くも二次創作のイメージが強い

ウマ娘はこっちの独自の怪文書のイメージも強いのがまた何と言うか独特だよね。特にトウカイテイオーはアニメ版、アプリ版、怪文書版というレベルに。

トウカイテイオーは公式でもメディアによってキャラが結構違うからな……恐らくこっちで「正しい」と認識されているのはアニメのだとは思うのだが他が間違いというわけでもない。

二次創作イメージが強くなり過ぎている例としては貧困守銭奴な博麗霊夢が有名だろう。霊夢は他にも戦闘力そこまで高くないのにそっち方面でヤバイ扱いになってたりとかも。

東方系のキャラはどれも二次創作が本体になりつつある。PAD長とか。

東方の二次創作ネタでは日本で一般的、世界レベルで一般的、ウチの国で一般的な各種ネタがあるのも興味深い。例えばアリス・威震天のように。
(訳注:東方シリーズのアリスに関しては、アリス・「マーガトロイド」の発音がトランスフォーマーのメガトロンの中国語名の「麦加登」に似ているとされ、そこから更に昔のメガトロンの中国語名である「威震天」につながってのネタ呼称があるとのことです)

東方系で二次創作のイメージが公式よりも強くなりがちなのは同人活動を推奨している以外にも作品が多過ぎてどれが正しいのか分からない、どこを見れば良いのか分かりにくくなっているというのも理由だろう。
二次創作は色んな意味で分かりやすいから広まって定着するのも無理はない。

東方関係は人によって公式設定と二次創作ネタの認識が違ったりするのもヤヤコシイね。正しさについて厳密にこだわりだすと紛争になりがちだし楽しくファンをやるならあまり難しく考えない方が良いジャンルなのかもしれない。

Fateのセイバーはアーサー王の二次創作でいいよね?

ウチの国ではアーサー王とエクスカリバーのイメージについてはもうダメだろうな……女で必殺剣でビームを撃てる……

そっちの汚染に関してはギルガメッシュの方がヒドイと思う

ギルガメッシュは元になる公式が歴史の教科書くらいだったからある意味ではセーフ!

国産でもいわゆる「娘化」の設定は氾濫しているからね……そっちで人気が出てしまったどうにもならない。

ソシャゲは二次創作もだけどそこに公式四コマのふざけたネタが混じってキャラのイメージがヘンなことになりがち。

国産ソシャゲもそんな感じだな。それに公式が悪ノリしてしらけるとかユーザーが激怒するとかもよくある流れ。

商業的な理由も理解はできるんだけどね。二次創作ネタとは言え、広まったネタはある種の成功例なわけだし。

そういうのだと胸部装甲が平らなキャラはそっちのネタ被害担当としていじられ巨乳を敵視するイメージが定着するね。こっちの国産ソシャゲでもありがち。

そういうのってどこからの影響が大きいんだろうね。艦これの龍驤か?

影響として大きいのはアイマスの72じゃないか?
時代を超えて通じるネタ概念と化しているから。

アイマス系は二次創作のイメージがかなり浸透してそう。そっちから入る人が多くて公式のゲームやCDドラマはあまり意識されない。
ツンデレやヤンデレが拡大して単純化されがち。

私はこのテーマで「ラブライブ」のキャラは二次創作のイメージが強いし、場合によってはほぼ二次創作と声優のイメージで定着しているなーとか思ったけど、よく考えるとアイマスの方が顕著か。

艦これの赤城の大食い属性や長門のロリコンはほぼ定着してしまったな……

艦これ関係では島風は一部の人にとっては島風くんの方が圧倒的に強いのであのコスが出る度に苦しむことになっている模様

FGOのぐだ子。混沌悪のイメージ広がり過ぎ。
これについてファンはどう思っているんだろう?ネタで楽しんでいるのかと思いきや、嫌っている人もいるようだし。

あれは熱心なファンは許容しているんじゃないか?
文句は主にぐだ子版の公式アニメが無かったことの方だったように記憶している。ただグラカニとかで今後ぐだ子主人公作品が増えていって「こんなのぐだ子じゃない」的な文句が出ないとは限らない。

ぐだ子に関しては「原作では頼れる、信頼できるマスター」というイメージだから原作シナリオでも無能ムーブすると文句出るぞ!反発の根底は二次創作で脳内に築かれた良いイメージと違うというやつだ!

FGOはマンガ版なども複数あるので主人公設定も何が公式なのか明確ではないからな。むしろ二次創作のせいでこっちではイメージが狭まって固定されてしまった感もある。
更に言えば混沌悪のイメージの元になったであろうリヨぐだ子が最近の連載では弱体化してマシュに頭が上がらない状態でかつての人類悪ぶりが薄れているというヤヤコシイ事情もある……

あまり目立ってないけどマシュの方もエッチなナスビというイメージの浸透が深刻な問題になっている気がする。薄い本でも大活躍だ。
この手のイメージに関してはオタク界隈で大声で語られる表のネタの影響はもちろん大きいが、裏の労働活動の影響も無視できないものがある。



とまぁ、こんな感じで。
本来のキャラを詳しく知らない人の方が多いかもしれないキャラや、中国オタク界隈におけるイメージの広まり方などの話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「比較的昔の作品に関しては日本の二次創作ネタ、動画ネタが中国のオタク界隈にも広まってキャラのイメージが歪むことも多かったです。分かりやすくてネタにしやすかったですし、オタク知識のアピールにもなったので……」

「最近では中国国内で画像や動画などで二次創作ネタを作れる人も増え、注目を集めることのできるプラットフォームなどの環境も整備されていますし、中国語化された作品や素材も増えているので、中国独自の二次創作イメージもかなり広まるようになっています」

といった話もありました。
二次創作系のネタに関しても中国独自のものが増えているようなのは興味深いですね。

それから本題とは関係無いのですが、昔からやる夫スレを見ている身としては自分の中のキャラのイメージがかなり二次創作に毒されているのではないかと少し心配になってきました……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「気が付いたら爪に装飾付きのヒロインが増えているけど、どういう背景があるのだろうか?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではアニメやマンガなどで近年目に付くようになったと感じられる要素、一昔前とは違って人気(なのかもしれない)デザインなどについても何かと注目され、その背景に関する討論のようなものも行われているそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「爪に装飾付きのヒロインが増えている」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


気が付いたら爪に装飾付きのヒロインが増えているけど、どういう背景があるのだろうか?

増えたよね。その系統のヒロインが増えたのか、昔は作画コスト的に省略されがちだった部分に力を入れるようになったのか……

爪を長くすることに関しては二次元が現実に比べて逆に難しい部分だと思うんだけど。
現実なら爪を長くしてキレイに見せるってのはあるが、二次元の場合は手の形や指の長さが元々整っているから下手に爪を長くするとバランスがヘンなことになる。

現実で爪の化粧のバリエーションが増えたからじゃないか?
化粧は現実からの影響が少し遅れて入ってくることが多いとどこかで聞いたこともある・。

日本はネイルサロンとかがかなり活発だという事情があるんじゃなかったか?ウチの国のイメージよりも随分と多いし需要もあるとかで。

爪関係は二次元的に省略される部分だと思っていたが近頃は違うのか。言ってみれば二次元の顔の鼻パーツの扱いみたいな認識だったんだけど。

俺は爪の装飾、特殊な色の爪だと東京喰種くらいしか思いつかなかった……

それは特殊能力や拷問とかの影響だろ!

考えてみれば長い爪ってヒロインのパーツじゃないのかもしれない。私もとっさに思い付いたのは犬夜叉。

じゃあ俺は八神庵で。女性向けはともかく、男性向けだと爪は装飾よりも武器になるよな……

日本のアニメ見る男の感覚が変わったということなんだろうか?

確か昔どっかで見た話では長い爪や付け爪はオタクに好まれないということだったが、今はそうでもないのかね。

それは相変わらずなんじゃないか?オタクって口では新しいのとか独自性とかを持ち上げるけど、思想や好みは保守的、昔から変化しないというのが多いし。
爪の表現は既存の物が変わったのではなく、別ジャンルが出現したと見た方が良いと思う。

自分も長い爪は人気にならない程度の認識だったが、改めて見て回ると「その着せ替え人形は恋をする」とかのように明確なオタク向け作品でも出ているからなあ

「その着せ替え人形は恋をする」はコスプレが題材だから爪の装飾も普通に描かれているとかじゃないの?

それもありそうだけど、ネイルチップみたいなのや色付きの爪の描写が増えているというのも見て取れる。

今期の新作アニメだと川尻こだまでさえ爪塗ってるぞ。

ああ……そう言えば……あれまでと言うのはかなり説得力あるな。

俺は知識が無いから二次元キャラのそういう爪を見ても、自前の爪を装飾したものなのかネイルチップなのかもよく分からない……

こういったイミテーションの爪はギャル系のキャラデザの特徴じゃないか?
近年の二次元のギャル系キャラを見るとよく分かる。

私もそう感じる。ギャル系キャラのパーツといった傾向はあるよね

昔はギャル系キャラがメインヒロイン或いは主人公なアニメって少なかったからね。
今は複数ヒロインなら一人はいるくらいの定番だと思う。

恐らくいわゆるギャル系のキャラの特徴としてのパーツから広まっていったんじゃないか?
二次元における現実的な描写、キャラの方向を特徴づけるパーツとして活用されるようになっていったんだと思う

なるほど。
オタクにやさしいギャルという虚構を描くのだから、他の部分は現実に寄せないというわけか……!

ネタではなくそんな感じなのかも。古いイメージのままで描かれたデザインのキャラがいると作品自体の印象が微妙になるから。

昔はマンガでもラノベのヒロインでも爪の装飾が強調されることは少なかったはず。
私の手元にあるラノベを見ても「俺ガイル」のキャラにはそういう爪のキャラはいない。由比ヶ浜結衣とかもし今の時代に出すなら爪の化粧が強調されていそうなキャラだろう。

どの辺の作品からギャル系キャラの人気って広まったんだろうな……私はアイマスの城ヶ崎美嘉がアニメでの扱い良くてグッズも妙に豪華でこのタイプのキャラの人気が高いのか?と不思議に思ったのがジャンルを意識するようになったきっかけだ。
うろ覚えだけど城ヶ崎美嘉は最初からハッキリと爪の化粧が描写されていたはずで、実装はゲーム初期からだからキャラ自体はもう10年以上前からになるね。

こっちだとギャル系のキャラってあんまり人気出ないし注目されないから、日本の二次元界隈ではこっちが意識していなかっただけでいつの間にか変化が進んでいた可能性も……

日本語の「ギャル」に対する「辣妹」という訳はあるけどちょっとしたズレはある。それにギャル系キャラの独特な口調の翻訳がうまくいっていないのかも?

翻訳などで二次元系キャラがこっちに入る際にギャル系要素が薄れているか抜けている可能性もありそう。俺は日本語の方で調べたら予想外なキャラがギャル属性で意外に感じたこともある。

なるほど。私も艦これの鈴谷がギャル系の二次元キャラでは結構有名だというのを知ってちょっと驚いたことはあるな。
あまり意識されないジャンルだから近頃の爪のおしゃれに関しても急に出たように感じる人はいるかもね。

「俺妹」の桐乃はどうだったかなあ……

「はじめてのギャル」とかどうだったっけ?5年前くらいにアニメもあったよね。

確か長い爪の描写にはなっていたような?でも近頃の作品ほど分かりやすい強調は無かったかと。

イラスト系、マンガ、アニメの順に拡大しているのでは。作画コストのかかるパーツなのは間違いないし

今まで目にしなかったのは単純に描くのがめんどくさいということも理由だろう。
それにギャル系のキャラもそんなに多くなかったしね。

しかしこういうのを見るとこっちの二次元は保守的なんだと感じてしまうわ。

国産ソシャゲを見てもそんな感じはするね。ちょっと前に某ソシャゲで舌ピアスキャラ出したらそれで炎上っぽくなったし。人気が出るかどうか以前に、許せるかどうかというレベルの話になってたような。

でも実際、自分の感覚では足の爪ならともかく手はやっぱり引っかかるなー

爪は男性に対するアピールではなく女性同士のアピール、カッコ良さにつながるものだから男から見てどうなのかはあんまり関係ないらしい。
しかしキャラを表現する記号としては便利なので二次元で使われるようになっていったとかじゃないかね。

こっちでも「美甲」がかなり流行っているから一昔前とは随分変わっている。
ただオタクの目に付く範囲やメディア上の女性像にどの程度影響しているのかはよく分からんな。俺も昔よりは増えて進化しているくらいの印象しかないし。

爪が長い女性を見るとキレイかどうか以前に生活に不便だろうとか思ってしまう俺の感覚もダメなんだろうな……塗るとかは良いんだがどうにも長さが引っかかる。

私も長い爪を見るとキーボード打てないとか考えてしまう。
だから自分はオタクでモテないのだろう……!

オシャレと生活の便利さ快適さって別物だからね……



とまぁ、こんな感じで。
今の中国オタク界隈の感覚も含めてイロイロな話が出ていました。

それにしても今の中国の爪のオシャレ事情ってどうなっているんでしょうかね。
このネタを教えてくれた方からは
「今の中国では爪におしゃれをする女性はたくさんいますよ」
という話はあったものの、昔と比べてどう変わったのか、どういうのが流行っているかなどについてはイマイチ分かりません。
詳しい方いらっしゃったら教えてくださると助かります。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「オタクの間で文句や批判が多いのに売れている、数字は良い作品ってどんなのがあるんだろうか?日本だけでなくこっちでも売れているようなのを教えて欲しい」

ありがたいことに以前
「ここしばらくの間の中国では人気作品が炎上して批判されるのが目に付きますが、批判が多くても人気を維持しているような作品はありますか?」
という質問をいただいておりましたが、先日ちょうど良さそうな話やネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国のオタクの間で文句や批判が多いのに売れている作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


オタク界で文句や批判が多いのに売れている、数字は良い作品ってどんなのがあるんだろうか?
日本だけでなくこっちでも売れているようなのを教えて欲しい。できれば冷静に。

こっちでもか。ならば「ポケモン」じゃないか?

確かに。
アニメに対する文句を見ない日は無いくらいなのに売れている。

普通あれだけ文句が出たら売れないだろうというくらいなのにね。
ゲームにしても新作に対してまず批判の情報からになる。

ポケモンは文句言いながら買うのと文句言わないで買って遊ぶのがシリーズごとに入れ替わっている印象もあるね。最新作の「アルセウス」は自分にとってはとても面白いが、文句言う人がいるのも理解できる。

ポケモンのアニメに対する批判に関してはウチの国のファンがアニメを公式で影響力が絶対的に強い存在だと思っている人が多いのと、昔から見ている歳とったファンが多いのも影響しているのでは。
実際はゲームはともかくアニメは子供向け、新規の客向けの意図が強いはず。

そもそもの疑問なんだが、「文句言ってるポケモンファン」ってゲーム買ってるの?アニメ見てエミュでいじるだけじゃないの?

そういう人も少なくないのは否定しないが、ポケモンに関しては実際にソフト買ってる人間の割合が他の作品に比べて高いとは思う。こっちのネットの販売状況見ても普通に売れているようだしね。

今の環境では、金を出しているから文句が増えるという事情もあるな。
金額の大小に関らず金を出すのだから文句を言う権利があるという考えが強くなっている。ただそれが行き過ぎて作品をどれだけ叩いても良いとなるのが出て新たな問題になっているのが……

買ったり課金したり以外にも、有料会員で視聴しているから文句を言ってもいいというのもあるね。それ自体は原則的に間違いないだろうけど、制作側が文句に付き合うのはともかく従うレベルでもないからな。結果としてめんどくさいユーザーだけが目立つことになる。

私も最初に思い付いたのはポケモンだった。
しかしこういった作品には文句言いながら買うファンのいる作品と、文句言う人間と買う人間が違う作品があるから難しいな……

「鉄血のオルフェンズ」は文句言いながら買う方だな。ガンダムファンで鉄血二期に文句言わないヤツは滅多にいない。しかし私自身もそうだがガンプラは買ってる。

ある程度の範囲で作品やキャラとMSを分けて考えられる、他作品へ出張させられるのがガンダムの強みだよね……

ブリザード系のゲームとか批判で燃えてない時が無いレベルでは。特にWOWは。

Dota2やLOLといった対戦系は負けたらゲームと敵に対する罵倒が出るし、しょうがないかな!

罵声をあげながらソウルシリーズやSEKIROを繰り返しプレイする連中についてはどう考えるべきか。

俺の思い付くのは軌跡シリーズかな。最初は良かったが「黎の軌跡」辺りから文句が多発して空気が悪くなっていった。しかし需要の方は落ち込んではいないようだ。

「黎の軌跡」には失望したけど、やはり買ってしまった……買わずにはいられなかったんだ……

こういうのはゲームが分かりやすい。ネプテューヌシリーズなんかも批判ばかりだけど順当に売れているようだ。外から見ていると不思議。

ネプテューヌ批判はアニメ版に対する罵倒も混じっているから本当によく分からない。

あれはまさに好きな人には刺さるタイプで、作品の存在感はあるから嫌いな人が文句言っている感じでは。エロ目的も混じるだろうから表立って持ち上げるのも少なくなるだろうし。

まだ出ていないのだとモンハンシリーズもだろう。毎回批判が噴出するのに、毎回100時間以上遊んでしまう人が続出。

アニメなら昔の「IS」みたいな作品を探してみるのも良さそう。

「IS」は「評価」と「成績」のギャップは殿堂入りのネタになるレベルだったからな……「名作の壁」と呼ばれるだけはある。こっちでは大不評だがディスクの売上はその辺の二次元作品では勝てないまさに「壁」レベルだ。
自分もいまだに評価は納得いかないが、あれのおかげで売り上げを誇る空気を茶化せるようになったのは感謝している。

「IS」は当時のウチの国の環境では金を使う方法、人気を競う明確な場所が無かったというのもあるんじゃないか?
まだ字幕組が強くて配信作品で覇権を競うような時代ではなかったはずだから。それに作者の情報や原作のその後の迷走といった情報を除いて考えるとアニメのクオリティは高いし俺TUEEEEE感も良好でハーレム系としてのヒロインもレベルが高い。

今の環境では直接的な売り上げではないとは言えこっちでの需要、相対的なランキングといったものも見えてくるからね。
批判の声以外の判断材料に関して昔とは違うのは確かだろうな。

ソシャゲのランキングなんかは本当にそんな感じだね。
文句が溢れている、批判されるソシャゲでもセルラン上位だったりするのは複雑な気持ちになるのと同時にどう受け止めればいいのか悩むよ。

アニメだとやはり「エヴァ」だろうか。「進撃の巨人」はウチの国ではもう正規ルートが消えたし、最近多い原作展開に対する不満のが爆発した作品、例えば「かぐや様」などはアニメの内容が批判爆発の部分までいってないからね。

エヴァは庵野個人に対する批判や劇場版が出ないことに対する批判の方が多かったように思う。あとコラボ多過ぎてファンが金使うのに辟易しているのもヤヤコシイ。

アニメで最近の例として該当するのは「王様ランキング」では。
プラットフォームでの新作アニメとしての人気はトップのままだけど、原作で問題のある所に到達して以降は批判続出で作品界隈の空気がヒドイことになっている。

このテーマならば「名探偵コナン」の劇場版。毎年出る度に批判が飛び交い、興収が上昇している……

「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」は?
ウチの国でも再生数伸びまくっているけど。

文句に関しては「あそこまで人気になるのは理解できない」的なもので、作品自体が駄作扱いされているわけではないかと。

そういうのだと「僕のヒーローアカデミア」が該当しそう。批判というか作品や作品のファンを嫌うアンチ層が多過ぎる作品だったな。

この話題なら「原神」を挙げないわけにはいかない。
アイデアとやりたいことは良いとしても、ユーザー向けに出てくるものは何かと問題があるし私も批判に関しては同意しているが、なんだかんだでサービス開始から今まで遊んでるし課金もしている……

ソシャゲの人気作品はそういう傾向あるよね。FGOも罵倒しているのが本当に多い。

ソシャゲは課金に加えて使った時間があるから惰性で遊んでしまう、課金してしまう人も多い。やめるにやめられないコンコルド効果。そして出続ける批判と愚痴。
本人の生活環境が変わるか、完全に別の大作が出るとかでもないと止めにくい。

「原神」はまさにその別の大作だったな。大作系で3D系オープンワールドで二次元萌えでというのは無かったから衝撃が凄かった。元ネタはすぐにわかるけど家庭用ゲーム機もっている人の方が少ないし。
あれで国内の二次元系ソシャゲ市場が激変したし界隈以外の人も入ってきたから次の変化が来るまでは文句出つつも稼ぎ続けられるんだろうな……

上の方に幾つか出ているけどシリーズ系の作品もずっと追いかけ続けているファンが文句を言いながら金を出し続けているケースは少なくないだろう。

でもそういう作品もベースになるアニメや、関連商品がダメだと落ちていくのも間違いないぞ。
近頃の「遊戯王」はそんな印象を受ける。

その後にまた盛り返して、またなんか怪しい空気が漂い出すなんてこともある。ウルトラマンが近頃はそんな感じになっている。
「Z」で大きく盛り上がって、「ティガ」の流れを期待された「トリガー」は序盤微妙で中盤復活したが終盤かなり文句出る展開になった。
しかしウルトラマン関連グッズの需要は上昇傾向だから今後どうなるのかファンの自分も分からん。



とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国オタク界隈における空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「文句を言いながら作品を見るようなめんどくさいファンのいる作品は多いですが、お金につながる、その後の作品展開につながるようなファンがいるかどうかは外から見ているだけでは分かりません」

「現代のネット環境では不満を感じたらすぐに書いて広めることができますし、他人の不満に乗っかることもできます。そして中国では通報という強力過ぎる武器があるので不満を言うことが強い立場になった自分を感じることができます。出てくる不満をどう解読するか、どこまで対応するかの判断はとても難しいです」
といった話もありましたし、人気作品と作品に対する文句については中国オタク界隈でも何かと扱いが難しいようです。

特に最近の中国ではオタク界隈に限らず目立つ作品がすぐに炎上気味になったりするので、実際の人気や一般的な受け取られ方、ファンの感想と言うのが見えにくくなっているようにも感じてしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「最後の戦いに勝ちはしたけど仲間ほぼ全滅主人公に何も残らないみたいなネタってどの作品からの影響が強いの?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではアニメやマンガなどの作品の定番の展開、よくあるネタに関して何かと話題になっていますが、そんな中国オタク界隈で共有されている二次元関連のネタに関して
「どこから広まったのか」「どんな作品で出てくるのか」
などの流行の過程や具体例についての考察で盛り上がることもあるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「戦いに勝ったけど仲間はたくさん死んで主人公に何も残らない」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(ネタがネタなので一応ネタバレにはお気を付けください)


最後の戦いが終わった、決戦に勝利したけど仲間ほぼ全滅主人公に何も残らないみたいなネタってどの作品からの影響が強いの?
よく聞くネタだけど自分が実例をあまり見ていないことに気付いてしまった……

全滅エンドと言えば「イデオン」とか。
定番の展開ではあるが確かに昔と比べて自分の見ている作品で目にする機会は減ったかも。

「イデオン」は勝ってなくて敵も味方も全滅エンドでは。ハゲ作品はどれもそんな感じだが、「勝ったのに」というので分かりやすいのは「Zガンダム」じゃないかな。そしてえぐいのは「ザンボット3」

勝たなくてもいいよ。
戦略、戦術目標達成しなくてもいいけど主人公の目的は果たした、でも……みたいなのを知りたい。

そういうのは「イデオン」をはじめとしたハゲの作品を見れば良いと思うが、それ以外の分かりやすい作品か……うーむ。

言われてみれば最近はそういう全滅エンド作品の人気作品ってあまり出会わないな。不満の発生する展開で炎上することはあるけど「便当」されるかどうかみたいなのはあまり記憶にない
ハゲも白くなっているようだし。
(訳注:「便当」は中国のスラングでは「死亡退場」の意味になります。これは香港の映画で自分の演技が終わった役者は弁当をもらって退場するという所から来ているのだとか)

ちょうどアニメ化されている「ジョジョ第6部」がそれじゃないかな。今も昔も賛否両論というか否が多い気がする。

キャラの二次利用やその後の作品展開が難しくなるからな。
「ガンダムSEED」も過去のガンダム作品のノリでオーブの三人娘を勢いで殺しちゃったせいでアストレイの方が困ったなんて話がある。
そう言えば「SEED」も全滅とまではいかないが勝利したけど失った物ばかりな終わり方か。

でもオタク向け要素が強いと思われる「アカメが斬る!」は全滅エンドだよね。

あれは元々キャラネタや展開に二次創作的な部分の多い作品だったからな……

「アカメが斬る!」はZeroになるという方式。「結城友奈」とか原作者の他の作品を見てもFateや虚淵玄作品っぽい展開をさせているし、全滅でもその後の展開ができないわけではないはず。

「アカメ」は元ネタの時代劇の「仕事人」が基本的にシーズンごとに最後全滅する(キャラのネタを一新、出演者交代)というのが定番だったからというのもあるらしい。

虚淵玄作品……とも考えたが鬱展開鬱エンドは多いけど最終決戦全滅エンドは意外に少ないか?

「屍鬼」とかも流れ的にはこのテーマに合った作品になるのかな。

最終決戦ではないけど「ぼくらの」は戦うたびに少年少女が死んでいって最後は……という展開だからテーマには合うと思う。

ダメージの規模はさておきリアルロボ系は戦場の跡だけが残ったみたいな展開の作品は結構あるように思う。戦場ということで味方も中盤〜終盤で手軽に死なせられるしね。

軍事要素入れてリアリティも出す場合は犠牲無しで終わるのは難しい。あとはメインキャラが死ぬタイミングや規模次第かね。

ガンダム系は頻繁に勝利者のいない戦場みたいなことをよくやっているような?
ハッピーエンドで終わるのもたまにあるけど。

このイメージに関してはガンダムの影響が大きいんじゃないか?こっちのオタクだと「イデオン」よりも「Z」や「ポケットの中の戦争」を見た人間の方が絶対に多いだろう。

エヴァ旧劇場版みたいに全滅どころか世界崩壊みたいなパターンまで言ってる作品もある。
ロボ系、SF系はこういう作品多いんじゃないか?

ある意味ではテーマに合致しそうな主人公だけが消える、忘れられるみたいな展開のラブコメやギャルゲーエロゲーは結構あったような気がするけどすぐに思い出せないな……

戦いの末に全滅状態というのと自己犠牲系とはちょっと違わないか?戦いの方に自己犠牲精神が無いわけではないだろうけど。

こういうのってやはり「戦いは何も生み出さない」みたいなテーマの表現なんだろうか。

逆に全員死んだけど勝者はどっちだったのかは明らかだ……みたいな話もよくあると思う。すぐには具体的な作品名が出て来ないが……

話題からは外れるが、その辺りについては代償無しで困難を乗り越える、強敵を倒す、或いは努力を超えた結果を出す際に犠牲が無いのは現実的ではないという感覚だろう。
今は現実社会が格差見え過ぎていて生まれながらにチート環境、代償無しに好き勝手出来る人間みたいなのを感じてしまうから犠牲や代償の描写も変わってきているのではないかと。

細かい所を考えると違いもたくさんあるが、三国志なんかはそういう空気が漂う作品だよね。最終的な勝者の晋もその後の歴史で滅亡の道を突き進むというのも含めて。
一昔前はそういう作品が歓迎されて、今はそうでも無いという感じなのでは。アメリカの映画やアメコミも鬱や全滅的なエンドが流行った時期がある。

近頃は異世界転生、俺TUEEEEE系が主流になっているから最終決戦でメインキャラ死にまくる展開にならないんじゃないかな。
昔の作品は俺TUEEEEEに見えても世界は変えられなかった。個人ではどうにもできない強敵が出現して苦戦、犠牲者が出たりすることも多かった。設定上はとても強くても敵の方がもっと強いから視聴体験ではそんなに強いと感じられない作品も少なくなかった。

このテーマなら「デビルマン」かな?他に思い付くのはやはり「イデオン」

こういう話題だと皆すぐに「イデオン」や「ザンボット3」を出してくるが他の作品となると意外に出てこない。この2作品が強烈過ぎるんだろうけど。

ウチの国でも子供にトラウマを植え付けた「テッカマンブレード」とかはどうだい?
前世紀の作品でリアル路線、ロボ路線は最終的に勝利者のいない戦いみたいな終わり方になる印象だ。

「テッカマンブレード」が制作された時代の作品は逆に完全なハッピーエンドが珍しいのでは。当時の価値観的に娯楽重視でハッピーエンドにするのは正しくないというものがあったそうだし。

近年の作品では最終決戦や終盤の展開でたくさん死ぬというのではなく、最初から鬱要素を混ぜてキャラが死んでいくというのが多くなっているんじゃないか。もちろん最後でも死ぬが。
既に出ている「ぼくらの」もそうだし虚淵玄作品や「蒼穹のファフナー」なんかもどこでキャラが死ぬか分からないことによって残酷さを演出して視聴者をひきつけてくる。

同感だ。今でも仲間が死んでいく展開の作品は出るけど、昔のように一斉に死亡みたいなのは減っている気がする。

ヘンな言い方かもしれないが、最近の作品はキャラの死亡に関して計画的なんだと思う。
昔の作品は話を引き延ばして最終回近くにまとめて死亡させている印象だな

昔は終盤にまとめて処理今は計画的という感じか……

なるほど。
それで見ている方が納得するかは別だが、話の盛り上がりを作る上では有効なんだろうな。

ある程度長めの二次元作品が観客の反応を見ながら続きを作るのは今でも変わらないのだろうけど、メインキャラの死亡退場はフラグや設定を積み上げているのかも。
昔の作品では長編の話でサブキャラがメインの話が来たら危険という見方だったと聞く。

最終決戦で味方が死にまくるというなら、最近の作品でも「鬼滅の刃」があるし今でも普通に使われている展開だと思う。
ただ見せ方や終わらせ方は昔の作品とは変わっているし、見終わった印象も違うものになっているんじゃないかな。



とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国オタク界隈におけるイメージも含めてイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国オタクの間でイメージが共有されているネタの中には、最近の作品ではあまり見ないようなネタもあります」
といった話もありました。

現在の中国オタクの面々が語るテンプレイメージや定番ネタに関して、それが広まっていった過程や元になった作品などを調べて見るのも面白そうですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「自分の好きな作品を薦めて『倍速視聴したけどまぁまぁだった』と言われたがどう受け止めればいいんだろう……いらだちも含めて複雑な気持ちになってしまった」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でも自分の好きな作品の布教活動は活発に行われていますし、その成功や失敗に関して盛り上がることも多いようです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「自分の好きな作品を薦めたら倍速で見たと言われて複雑な気分になった」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


友達に自分の好きな作品を薦めたら倍速視聴したけどまぁまぁだったと言われたがどう受け止めればいいんだろう……いらだちも含めて複雑な気持ちになってしまった。

見てくれただけ良いんじゃないの?
倍速で見たと薦めてくれた人に言う必要は無いとは思うが。

これに関しては自分に合わない作品を薦められて辟易した経験がある人は何も言えないと思う。もちろん俺も。

私はそういう作品に関して実は適当に時間のバーを見ながら飛ばして見ることも多いから倍速で全部見てくれたならまだ誠実なヤツだと思えたりする。

自分の好きな作品を薦めたい気持ちは理解できるが実際にやって上手くいく、自分も相手も気分よく終われるケースは多くない。

私なら全部見てくれただけ良し!という感じだな。
私は友達に面白い作品無いかと聞かれて好きな作品を薦めたら一話すら見終わらずに放り投げられたことだってある。

倍速というのは環境次第だろうけど、薦めた作品が雑な扱いをされるのはオタクなら誰もが経験する話なのでは。
俺の意見としてはダメージに慣れろ、ダメージを減らす或いは発生させないために相手の好みや余裕も含めて薦め方や薦める作品を考えろといった所かな。

そんな風に見るなら別に見なくてもいいのに……とか考えてしまうね。
アニメを見るのは別に仕事でもないのに効率を求めてどうするのか。そもそも他人に教えてもらった作品にそういうことやって効率アピールして何がしたいのだろう。

でも見ないと人付き合い的にめんどくさくなるよ。仕事ではないけど交友関係を維持するために消費する日常的なリソースといった重さはある。
俺のように何らかの返事が無いと「前に薦めた作品見てくれた?」って定期的に聞いちゃうウザい人間もいるから!

口で言わなくてもずっと「自分がおススメした作品はまだ見てくれないのか」と心に残り続けている人もいるからな。
知り合いに「5年前にも薦めた作品なんだけどあれはどう?」みたいに言われて焦ったことがある。こういうのってオタクに気軽に質問してもいけないし、逆にオタクがよく考えずに自分の好きな作品を薦めてもいけないのかもしれない……

パッとしない反応が返ってきた時点で「好みに合わないけど頑張って見てくれた」と考えてはどうかな?今の時代古い作品も新しい作品もたくさんあるなかでわざわざ薦められた作品を見てくれたということで。

現実では薦められた作品に対して「つまらなかった」と言うのって難しいし、いくら仲が良くても作品に対する思い入れ次第ではそこからこじれることはあるしな。「あまり面白くなかった」的な意味にでも受け取って流すのが良いのでは。

しかし「見てもらえないよりはマシ」という理屈は分かるけど倍速視聴という「雑に扱われたこと」に対するいら立ちが別途発生するのも分かる。オタクのめんどくさい所だ。

確かに……自分の好きな作品でそれをやられたら私も血圧あがりそう……

今の時代倍速視聴で好きな作品語られた程度で血圧あがってたら生きていくのも厳しいぞ。
私の周りにも普段倍速視聴しているのが何人かいる。自分の好きな作品ならいっそのこと「何話のどこのシーンが良いのでそこは倍速やめて視聴するのがオススメだ!」くらい言っていけ。
倍速で見るのはどこが面白いかハッキリしないからというのもあるはずだ。

自分の好きなアニメを他人に薦めること自体やめておいた方が良いと思う。薦められた方も困るんだよ!自分には合わない、つまらないと感じる作品だってあるんだから。
私は十何年もオタクやってるけど、好きな作品を薦め合うのは3人しかいないよ。

ハード面も画質も良くなったせいか倍速三倍速で見る人は昔よりもかなり増えている。褒められたもんじゃないけどネタバレだけ知って語るのよりはマシと言う説も……

改めて考えてみたが、倍速で見て作品の何が分かるんだ、それなら見ない方がマシという考えになった。

実は俺はもう1.5倍か二倍速でなければアニメを見れなくなってしまった

自分もそうだ。特に良いアニメや良いシーンでなければ倍速で見る。
アニメって時間稼ぎも多いしセリフだけで画面が動かないシーンもたくさんあるから倍速でさっさと見てしまいたくなる。

小説なんかでは顕著だけど作品を見るスピードには個人差があるからね。特に字幕が長く表示されるような作品の場合は倍速で見ても流して見るくらいならそれほど問題なかったりする。

倍速か……それで日本語の音声が気にならないなら良いんじゃないの?

アニメや映画は倍速再生に向いていないメディアだと思うけど、「音」を重視しない人もいるからな。
個人的には音楽は1.25倍くらいまではなんとか耐えられるが、声優の演技はもう厳しいし1.5倍〜2倍になると雑音になってくるので音楽消した方が楽。3倍になると何のために見ているのか分からなくなる。

大体はきちんと見ているけど、飯食いながら雑に俺TUEEEEE作品を見るような時は倍速で見ている。15分くらいになるから自分の食事の時間にピッタリだから。

倍速で見るというのは人の勝手だけど、自分の薦めた作品でそういうことされたら趣味に関しては一歩引いた付き合いになるかも。

私も似たようなことされたことはあるので良い気持ちに離れないのは理解できる。しかも俺がうっかり薦めてしまった相手は倍速でたくさん見る自分のやり方が優れている、お前はなぜ倍速で見ないのかと言ってくるめんどくさいヤツになっていったからもう……

たくさん見る、倍速で把握するのを誇るのもいるよね。
でもこれはオタクが自分の好きな作品や「正しい」と思っているスタイルを押し付けるのと同じようなものだし過去の自分を考えるとなんとも言えなくなる。

そもそも性格が良い友達が薦められた作品を倍速で雑に見るという時点で何かがおかしい。
性格が良ければその辺りの言葉は気を付けると思うのだが……まぁそいつにとってアニメは倍速3倍速で見るのが当たり前ということなのかもしれんがそれはそれで問題だ。

それは確かに。
そしてそういう所が見えてしまうと「性格は良い」としても、自分の好きな作品を薦めることはなくなるし相手の好きだという作品についても疑ってかかるようになる。

個人的な体験からすれば作品を罵倒されるよりはマシといった所かな。それどころから見ていないのにバカにする、罵倒するのも珍しくないから。

合わない作品は合わないとハッキリさせた方が友達付き合いもオタクとしての付き合いも楽じゃないか?

自分の好きな品を薦めたらその作品が罵倒されるというのはダメージ大きいぞ。
「自分の好きな作品を嫌う人がいる」と理解しているのとは違うし、苦手だからスルーされるのとも違う。

そうだよね。オタクじゃない相手にオタクの間での名作を薦めてしまった場合はそういう悲劇が発生しがち。
私は昔親戚の姉ちゃんに「まどか☆マギカ」を薦めたらその時に姉ちゃんがハマっていた俺TUEEEEE作品よりつまらんとバッサリやられてしばらく付き合いが遠くなったりした。

私も昔は自分の薦めた作品に感動してくれる、好きになってくれると期待していたこともあった。しかしイロイロとあって今では自分の推薦した作品を見てくれるだけでとても満足するようになった。

作品を好きになる、ハマるタイミングって強制できるもんではないからね。
自分は高校の時に好みの違うオタク仲間と互いに自分の推し作品を布教し合ったが結局どちらもハマることはなかった。しかし去年出会ったある二次創作のせいで、かつてオタク仲間から布教されまくったジャンルに今になってどっぷりとハマることになってしまった……

あるある。言ってはなんだけど、友達に薦められるよりも興味を引かれる出会いとか、自分の趣味の範囲で「発見」したとかの方が大きいからね。

こういうことがあるから自分はあまり他人に作品を薦めなくなった。
薦めるにしても相手の好みをある程度把握している場合に限る。

こういうのは本当に相手次第だ。オススメを聞かれた場合とかも相手の好みが分からなければ何とも言えない。
薦めたこっちの方がイヤな気持ちになるだけでなく、相手にイヤな思いをさせたり負担をかけることになったりもする。

全くだ。以前某長編作品を友達に薦められて30話くらいまで頑張ってみたが面白いと思えず脱落。その後続きを見ることも無く、シリーズに対する苦手意識だけが残った。
善意からであってもこっちの趣味に合わないのを薦められても困る。

本当に面白いと思ってもらえたなら倍速で見ることはない。
倍速で見たというならその人の好みには合わなかった、好きになってはくれなかったということで気持ちを切り替えるのが良いと思うよ。



とまぁ、こんな感じで。
自分の体験からの見方や、現在の中国のアニメ視聴スタイルなどイロイロな話題が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「環境的にたぶん日本人より中国人の方がアニメを倍速で見るのに向いていると思います。こっちでは基本的に字幕付きで見ますから」

「今は回線速度やハード処理能力も上がっていますから、昔よりスキップして見るのも楽ですし多くの作品を見たい、把握したいという人は高速視聴スキルが鍛錬されているかもしれません」

といった話もありました。
確かに字幕で見る方が高速再生には向いてそうですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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