「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2022年12月

2022年前半よりぬき日中オタ活動

今年も残りわずかとなってきましたので、例によって今年このブログで書いた記事のまとめをやらせていただきます。
そんな訳で以下に今年の上半期のオススメ記事、良い評価や比較的大きな反応をいただいた記事などを並べてみました。


中国オタクとオタク文化

中国オタク「近頃大炎上中の細目吊り目なキャラ、昔の二次元の人気キャラではどうだったのか」

中国オタク「先輩方に聞きたいんだけどかつてハーレム的な作品が盛り上がっていた頃に『偽娘』なキャラってハーレム入りしていたの?」

中国オタク「自分の好きな作品を薦めて『倍速視聴したけどまぁまぁだった』と言われたがどう受け止めればいいんだろう……いらだちも含めて複雑な気持ちになってしまった」

中国オタク「現在の日本の二次元では眼鏡はダサいキャラのパーツではなくなっているのか?キャラに眼鏡を加えるのがファンへのサービスとされているような扱いも見かけるんだが」

中国オタク「日本産ファンタジーで流動人口である冒険者の税金徴収ってどうなってるのだろうか?何かしらの説明や設定があるなら知りたい」

中国オタク「虚淵玄はなぜ上の世代で評価が高いのでしょうか?ウチの国で評価が高くなった経緯や人気だった当時の感覚を教えて欲しいのですが」

中国オタク「もしや10年位前のアニメの絵柄って今の新人オタクにとっては微妙なのか?作品を見ない理由になってしまうのか?」

中国オタク「作者が自作のキャラを愛していないのってどうなんだろう?皆の考え方を教えて欲しい。あとそういった作品があるなら知りたい」

中国オタク「明るい雰囲気だったのに途中からシリアス、重い展開になる作品ってどれくらいあるんだろう?二次元方面のそういう作品で有名なのについても教えて欲しい」

中国オタク「カウボーイって日本の二次元的にどうなの?分かりやすい職業ネタなのにあまり見かけない気がするのは考えてみれば不思議」


中国オタクとアニメと漫画とゲームとラノベ

中国オタク「なぜFateシリーズに関してはZeroから入るのは非推奨と言われるのだろうか?」

中国オタク「最後の戦いに勝ちはしたけど仲間ほぼ全滅主人公に何も残らないみたいなネタってどの作品からの影響が強いの?」

中国オタク「『その着せ替え人形は恋をする』のヒロインが大人気過ぎるように思えるのだが理由は何だろう?」

中国オタク「子供の頃に見た『千と千尋』が怖かった人はたくさんいるはず」「あれはある種のトラウマアニメだ」

中国オタク「SPY×FAMILYみたいなアニメって珍しいと聞いたんだけど」「個々の要素は珍しいものではないが組合わせとしてはかなり珍しい気がする」

中国オタク「ヴァイオレット・エヴァーガーデンの中国語タイトルは誤訳でカッコイイ方が良いのか正しいけど意味不明な方が良いのか……」

中国オタク「奈須きのこと武内崇が今度のコミケで同人サークルとして復活参加するらしいが、これってどれだけ凄いことなの?」

中国オタク「金田一少年はダークな要素が濃かったからコナンより人気の寿命が短かったのだろうか?」


その他諸々

中国オタク「気が付いたらウチの国の料理が四川料理一強になっているようなんだが……八大菜系のパワーバランスが崩壊しているように感じる」

中国オタク「日本でサイゼリヤでデートして喜ぶ彼女を描いたら炎上したらしいが、サイゼリヤって日本ではそんなにヒドイ扱いの店だったの?」

中国オタク「昔は見ようとも思わなかった異世界転生作品が今は楽しくて仕方が無い。私も転生したいな……」

中国オタク「日本語の『詐欺師』という言葉が妙にカッコ良く感じる。日本語での意味や使われ方も一応は知っているつもりなのだが」

中国オタク「日本のアニメを見ている時に日常的な風景やしぐさからこれは中国じゃなく日本なんだと改めて意識してしまうことって無い?」

中国オタク「esportsのアニメの時代っていつまでたっても来ないよね。人気も知名度も支持層も十分だと思うんだけど……」

中国オタク「日本で人気の高い三国志武将って誰なんだろう?パリピ孔明から考えると諸葛亮に関しては変わらないようだが他の有名武将に関しても気になってきた」

中国オタク「ウチの国のちまきの味のように日本で戦争になる食べ物ネタを教えてくれ!!」


中国オタク界隈の動向、アニメ公式配信状況など

少しだけ安定した気配もある?中国の2022年1月新作アニメ公式配信状況

期待の新作は中国本土でだけ配信されない?中国の2022年4月新作アニメ公式配信状況

中国オタク「今は日本の声優を活用するのが難し過ぎる」中国でオタク向けアニメの吹替え版が増加

中国で「鬼滅の刃遊郭編」の配信予告 中国オタク「配信されるのは嬉しいけど削除修正は多いんだろうな!」

中国オタク「パリピ孔明、やっぱりこっちで配信できないみたいだな……」


中国オタク「かぐや様は告らせたいが18歳以上推奨で配信開始だ!」「言いたいことはあるが配信できただけ良いか……」

中国オタク「日本産中華ファンタジー作品、彩雲国物語を国産実写化?どういうこと?」

中国版FGOまたまたまたイラスト修正


今年の中国は昨年以上に娯楽コンテンツ全般に対する規制と圧力がかかり、中国では日本の新作アニメの配信に関しても一時期は「もう終わりだ……」といった空気も漂っていましたし、それに加えて中国国内では新型コロナに関するゴタゴタが爆発していたので何かと難しい年でした。

また新作アニメの配信の不安定さに関して中国オタクの方々からは
「配信されない作品があるのはともかく、新作アニメの配信の可否や配信開始時期に関するプラットフォーム側の告知がほとんど無いという状態だったのが厳しかった」
といった話もありました。
中国ではありがちなことと言ってしまえばそれまでなのですが、現地のファンにとってはかなり厳しいというのも間違いありませんし、それによって新作アニメ関連の話題が全般的に盛り上がらなくなってしまったのも確かです。

ただそれとは別に
「配信スケジュールは不安定だったが昨年よりも面白い作品、気になる作品が多かったので収穫の多い年だったのも間違いありません」
という話もありました。
来年もどうにかオタク趣味を楽しめる年であれば良いですね。

とりあえず、こんな所で。
来年も当ブログをよろしくお願いいたします。

中国オタク「日本人はミカンをどれくらい好きなの?二次元では頻繁にミカンの空き箱やコタツとのセットが出て来るけど……」

前回に引き続き、今回も以前教えていただいた手頃なネタで。

近年の中国では美食ネタや食べ物ネタが何かと盛り上がる話題になっていますがそれは中国オタク界隈でも変わらないようで、日本の作品に出てくる食べ物や食習慣に関する話題は何かと注目が集まるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本人のミカン好きの度合い」
「二次元に出てくる箱はなぜかミカンの箱」

といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本人はミカンをどれくらい好きなの?
二次元では頻繁にミカンの空き箱やコタツとのセットが出て来るけど……

ミカンとコタツは冬の屋内場面の定番描写だよな
そして紙箱が出てくるとほぼミカンを入れていた箱

確かにアニメで日本社会が舞台になった場合、大きめの紙箱はなぜかほぼ「みかん」表記のものになっている。

日本の二次元ではミカンだという文字や絵を書けば「これはダンボール箱」という目印になる
こんな共通認識が日本人の間で形成されているってことは、日本人無茶苦茶ミカンを愛しているってことなのかね。

え?日本で人気なのは完熟マンゴーだろ?
この間二次元のライブハウスでダンボール箱を見たぞ?

中国でもミカンは冬の情景によく出てくるアイテムだけど、ミカン単独なことはそんなにないよね。それに日本では人が集まってない時でもミカンが常に配置されているように見える。

ウチの国だと地方ごとに違いも大きいから日本のミカン箱のようなイメージを形成するのは難しいと思う
昔より違いは縮小したとはいえ、日本のようにコタツとミカンのイメージに誰もが納得できる気候と食生活ではない

うーむ、こっちで例えるなら夏の日に冷蔵庫の中にあるスイカとかだろうか?
でも二次元のミカン箱ほどの汎用性やネタは獲得できていない気がする

恐らくこっちでも冬のミカンは夏に食べるスイカくらいの存在感はあると思う。私の中でも暖房の近くでミカン食べながらテレビを見るようなイメージが思い浮かぶ。
でも二次元の箱のイメージ、机として使われたりするネタアイテムとは結び付かないよね。

日本のミカン的なポジションの食べ物について、こっちで例えるなら「瓜子」だろう
あれは単独でも出るしついつい食べてしまう、習慣的な食品だ
(訳注:「瓜子」は中国でお茶うけなど日常的で日常的に食べられている殻をむいて食べるナッツ系の食品です。確かヒマワリやカボチャ、スイカなどの種が比較的メジャー……だったはずです)

確か「バカとテストと召喚獣」でミカン箱が机がわりになっていたが、ミカン箱が貧困のシンボル的なアイテムになっているようなのも興味深い

ミカンの箱を台や机にするのは木箱だった時代の名残という話もどこかで見たような?ミカン箱のネタとしての歴史はこっちで想像されているよりも古そう

恐らく日本の家庭では身近にあって、代用するのにちょうどいい大きさのダンボール箱がミカンの箱ということなんだろうけど、ミカンでなければならない理由がハッキリしない……

日本は商店で廃棄段ボールをタダでもらえるらしいから、そこでミカンに使ったダンボール箱を入手する人が多いのでは?

ダンボール箱に関しては果物系では今の日本だとそんなに見かけないよ。近所のスーパーでは飲料とお菓子のダンボール箱が多い。
私は飲料系のが強度が高めで使いやすいのでもらう時にはそっちを選ぶようにしている

ミカンにはコタツとの組み合わせがあるくらいだしね
大人気なのは間違いないはず

コタツとミカンは堕落の象徴としてよく使われるものだな

俺も伝説のコタツとミカンセットの魔力については一度体験してみたいとは思っているのだが……

コタツではないけど暖房のきいた室内で冷えたミカンを食べながらアニメを見るのは冬にしか味わえない楽しみだ

日本のみかんのブランドの一つ「温州みかん」がこっちの温州から来ていると知った時はちょっと驚いたな。でも実際に食べてみたら日本での品種改良かなり入っているという印象を受けた。

ミカンは冬の季節に何かと「良い」果物だ
おいしさ以外にも手でむいてすぐ食べられるし貯蔵にも向いている

二次元に出てくるミカン箱はある種のノスタルジー、社会的に共有されている記憶なんだと思うよ。実際に日本に行ってみるとみかん箱はそんなに見かけないしりんごの箱だってある。

ウチの国でも冬はミカンというか柑橘系をかなり食べるけど、日本のような扱いにはなっていない
日本でのミカン人気がどれだけスゴイのだろうかと考えてしまうね

私の中のイメージだとミカンは中国では年越しの時に親戚が集まっている時のお茶うけとして並んでいるたくさんの食べ物の中の一つという感じかなあ

分かる
大人はそれが並んでいるテーブルの方で一日中お喋りしたりタバコ吸ったり瓜子食べたりしていて、小さい子供達はテレビとかを見ながら年越しの夜に出たお菓子やジュースの残りをつまんでいたりする
そんな情景の思い出の一つが時々漂ってくるミカンの臭いだった

でも実は日本人が一番たくさん食べる果物はバナナ、次にリンゴでその次にようやくミカンらしい。
気になって以前調べた統計ではそうなっていた

ミカンは主に冬の果物ということなのでは
冬に食べられる旬の果物ってそんなに無い中で柑橘系は貴重な選択肢だ

日本人の果物消費量一位ってミカンじゃなかったの?
仮面ライダー鎧武の主役の基本形態がミカンな理由がそれだと聞いていたのに……

鎧武はミカンじゃなくてオレンジだぞ
こっちでも柑橘系の区別と名前は混同しがちだけど、鎧武のは明確に「オレンジ」だから日本ではミカンとは別物。

しかし人気一位でないなら、ミカンのダンボール箱があんなにたくさん出るのがいよいよ不思議になってくるのだが……

箱買いされることが多いのがミカンということなのではないだろうか。
バナナやリンゴは小分けで売られるとかで

ふーむ、考えてみれば俺も箱買い果物はミカンが多いな

日本ではバナナは基本的に輸入物だから家庭用サイズの箱での販売が少なそう
実際はどうだか知らないけど

日本ではコタツとみかんに関しては手で楽に皮をむける果物だからだと聞いたことがあるけど、そういうのならバナナの方が人気高いのか
少し意外だ

ミカンは日本だと安い果物だが、バナナはもっと安い
この二つは庶民の果物といった地位にあるんだろう

ミカンがバナナより下になっているのは旬の季節も関係している
日本の作品を見ても出てくるのは基本的に冬だし、南で作られて輸入されるバナナと比べると手頃な値段で美味しく食べられる時期が狭くなるはず

そして冬だとたくさん買って貯蔵しておけるから箱買いするのはミカンということになるか
二次元の四角い物体を表現する際に日本語で「みかん」と書いてミカンの絵を描いておけばそれだと認識もらえるのが強い

それもありそうな話だな
誰が描いてもどう配置しても認識してもらえるのは強いし便利なのは間違いない



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈におけるミカンのイメージなども含めてイロイロな話が出ていました。

私が中国の大学に留学していた2000年代半ばくらいまでの北京ではミカンは当たり外れの大きい果物だったので留学生活終了まで自分ではほとんど買わないままだったのですが今はどうなっているんでしょうかね。
当時の北京で一般的に買えた柑橘系の果物で私がよく買っていたのは「柚子」(中国語だと「柚子」はザボンになります)でした。こっちは日本よりもかなり安い上に皮も薄いので美味しかったです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「丸いものとかが上下に分割されてその中で踊るアレ、元ネタは何なの?色んな所で見かけるんだが」

中国オタク「ウォーアイニーって日本でどれくらい通じるのだろう?アイラブユーみたいに使えるのだろうか?」

どうにか今年も年を越せる目途が立ちましたが、現在余力がない状態ので今回も以前教えていただいた手頃なネタを……

中国オタク界隈では時折日本語関係の話題が出て来るそうで、なかでも翻訳や日本語の使い方に関する疑問などについては盛り上がりやすいそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「我爱你(ウォーアイニー)は日本で通じるのか?」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(簡体字は環境によって文字化けすることも多かったので当ブログでは基本的に日本の漢字や繁体字に変換しているのですが、今回は「我爱你」などが頻繁に使われているので簡体字のままにしています。文字化けしたらスイマセン)


ウォーアイニーって日本でどれくらい通じるのだろう?アイラブユーみたいに使えるのだろうか?二次元界隈を見ているとそれなりに見かけるので通じそうな印象もあるのだが。
いや、私もさすがに英語のアイラブユーのレベルでは通じないだろうというのは分かっているんだが気になってね

英語は日本語だと意味不明なレベルで一般的な外来語で使われているからな……他に多いのはフランス語やドイツ語らしいが詳しい事情は分からない
しかし中国語は……どうなんだろう?

二次元だと英語の次にはドイツ語が多いというのをどこかで見たことがある
日本人の語感でカタカナ表記にすると妙に中二病的なカッコ良さがあるので技やキャラなどの名前に何かと使われるらしい

日本人には「你好」「再见」「谢谢」は通じる、日本語の中でも使われている、と聞いたことはあるが「我爱你」(ウォーアイニー)もそうなっているのかね。

そもそも「我爱你」って日本のどこで使われているんだ?
私は見た記憶が無いのだけど

分かりやすい所では歌詞などで結構使われているね
愛をアピールする歌詞は多いし、日本の歌は外来語や外国語での表現も多いので各国の愛の言葉が使われている
ただこの方面でも「I LOVE YOU」が圧倒的に多かったはず

「I LOVE YOU」との比較はさておき、二次元だと「我爱你」は結構あるね、例えば「いーあるふぁんくらぶ」とか
あと歌詞の方では漢字ではなくカタカナで「ウォーアイニー」になっていることもある

「銀魂」のEDの一つが「ウォーアイニー」
こういうのを見ると確かに通じないわけではないように思えてくるね

「彗星ハネムーン」とかでも使われている
ただこっちは外来語を混ぜまくった歌詞なので中国語を特別強調しているわけではないかな

最近だと「チェンソーマン」のEDの一つが最初から「ウォーアイニー」だったよ
こっちでよく耳にする曲だと他にも「テレキャスタービーボーイ」や「桃源恋歌」とか?

二次元以外だとOfficial髭男dismの「ノーダウト」でもウォーアイニーがあるな

たぶんどの国でもその国の人にとっての外国語で「我爱你」な意味の言葉を発しているんだろうな……外国語だとなんか浪漫があるように思えてくるから

各国の言葉で「我爱你」というのは二次元に限った話でなく、一般向けの小説やドラマでもありがちなシーンだからね

確か「サクラ大戦」の各キャラの最初のキャラソンで外国出身キャラの歌は外国語が混じっていた
中国人の李紅蘭は「tokyo我爱你」とか歌っていた、しかしロシアハーフのマリアの曲はなぜか英語だった

そんなことになっていたのか
ロシア語喋れる声優やロシア系キャラの多さから二次元だとロシア語の方が強いのだろうと思っていたよ
サクラ大戦の時点でそれなら中国語の方が日本社会では知られていると見ていいのかな?

そりゃ漢字があるから
日本人からすれば中国語はかなり把握しやすい言葉だろう

中国のコンサートに来た日本人アーティストやイベントに来た日本人声優が気軽に「我爱你」と言っているのを見ると、日本社会でもそれほど珍しくない言葉なのではないかと思う

しかし日本語において日常的に使われている外来語で、中国語由来で中国語発音でそのまま使われている言葉がどれだけあるかが分からない
昔日本に入った言葉は漢字と日本語読みでそのまま使われているし、近代に入った言葉も漢字だけ残って発音は日本語になっていることが多いと聞く

中国語発音由来であっても日本語の発音に変化しているだろうから中国人が聴いてすぐに分かるかは怪しい
英語由来の日本語外来語もカタカナや日本語発音だけだと分からないからね

私は字幕の方を見ているので劇中で日本の声優が中国語を喋っていても気付かないことがある。アニメのヘンな中国語ネタのまとめでようやく気付いたこともあります!

漢字での認識ならともかく、日本人は中国語の発音で聴いても分からないんじゃないか?
私達が日本語の言葉を音で聴いて分からなくても漢字を見たら何となく理解できるのと似たようなことになっているのではないかと

漢字表記は同じでも発音が広東語の方で覚えられている可能性もある。日本に入った作品、影響力の大きい作品は香港系のが多いからね。
例えば広東語の「無問題」が「モウマンタイ」という広東語発音からのカタカナ外来語として広まっていたはず。

そうそう。でも普通話の「没问题」は日本だと使わないね
二次元でそういう文脈で使われるのは「モウマンタイ」の方だ

ふーむ、発音まで把握されているのかという問題もあるか
そう言えば「青椒肉丝」(チンジャオロース)や「回锅肉」(ホイコーロー)は日本で中国語発音そのままで使われている有名な料理らしいが、「我爱你」はこの辺と比較してどうなんだろう?

日常的に使わなくても何となく知っている日本人は少なくないんじゃないか
ウチの国でも日本語を勉強したことが無くても「阿姨洗铁路」を知っている人が多いように
(訳注:「阿姨洗铁路」は日本語の「愛してる」の発音を中国語で強引に表記したものです)

しかし私は「我爱你」よりも、「别了」「永别了」とかを日本人がちゃんと知っているのかというのが気になる

なるほど、確かに現実的な実用性を考えた場合はそっちの方もセットで覚えるべきだよな

恋愛関係は「我爱你」だけで終わらない、むしろそれをどう終わらせるかの方が難しくなる場合も珍しくないからね

日本社会全体でどうなのかは知らないけど、二次元だと昔から「我爱你」「别了」は使われているね。
例えば「らんま1/2」の序盤の乱馬とシャンプーのエピソードでシャンプーが男の乱馬と女の乱馬が同一人物だと知って中国に帰るシーンでは「别了」を使っている。私はこのシーンを原著でも確認したから間違いない。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈で知られている曲の名前など一緒にイロイロな話が出ていました

ちなみに今回の記事をまとめている際に、
・昔中国の某大学の日本人留学生がその大学の中国人学生と付き合って、別れてというのをやった際に日本人留学生が別れを切り出して最後に日本語で「さよなら」と言うようなつもりでバッサリ別れる「别了」ではなく、中国語では「また会いましょう」な意味にもとれる「再见」と言ってしまった

・その結果、中国人学生側は別れではなく「まだ望みがある」と勘違いしてストーカー状態(?)になってしまった

という事件があったのを思い出しました。

この日本人留学生は「别了」という中国語を知らなかったのですが、
中国人学生の方からは
「あの時あなたは『再见』と言ってくれたから……」
という長文のお手紙が届いたりもしていたそうで、事態を収拾させるのがなかなかに大変だったとかなんとか。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「これだ、俺はこれが見たかったんだ!という作品について皆の体験を聞きたい」

現在年末のゴタゴタの最中で余裕がないので、今回はありがたいことに以前教えていただいた手頃なネタで。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「自分はコレが見たかったんだ!と感じた作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


これだ、俺はこれが見たかったんだ!という作品について皆の体験を聞きたい。
オタクをやっていると自分でも知らなかった、意識していなかった自分の好みを発見するような作品に出会うことがあるという話を聞くが、自分は残念ながらそういう体験がいまだに無い。だから皆の体験を教えてくれ!

「らき☆すた」は日常アニメという言葉すら知らなかった頃の自分にとって、こんな作品があるのか!これを見たかったんだと感じた作品

そういうことなら「狼と香辛料」だね。私の二次元妄想の素材にとても大きな影響を及ぼしている。
商業というテーマもヒロインも衝撃的だった。

そこまで大きな衝撃ではないけど「不徳のギルド」は自分の性癖とエロの度合いがとてもしっくり来るので俺にとってはこの数年では最も愛する作品になっているかもしれない

私がすぐに思いついたのが「3月のライオン」
本当に気持ちを持っていかれた

「異種族レビュアーズ」
こんな作品があったのか!スゴイ!とエロ以外の部分に大興奮した
今気付いたがエロ関係はギャグで笑ってしまうバランスも良かったんだろう

最近の作品だと「オッドタクシー」がそうだった
やはり自分はこういうのが好きなんだなあと確認した

比較的最近のだと「ウマ娘」の第二期
心の底から「こんな作品があったのか!?」と感じた

萌えの皮が厚い作品は良くも悪くも評判がそっちに持っていかれるから実際に見てみるまで自分の好みと合うかは分からないよね、あと自分自身があざとい萌え作品を心の中ではバカにしていたりとかもある
そんな俺を打ち砕いてくれたのが「ごちうさ」です

分かる。私にとっては「ゾンビランドサガ」がそんな感じだった

「四畳半神話大系」
現実と虚構の曖昧になる世界とストーリーをあの語り口で描写するのが自分の好みにとても合致していた

ここしばらくだと「僕の妻は感情がない」だな
理解できないという人がいるのも分かるんだが、私はこういうのが本当に大好きなんだと気付くことになった作品

「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の衝撃と来たら
そしてファン界隈に行くと俺みたいな心を焼かれた人間がたくさんいる模様

見る前は京アニの名作だろうというくらいに考えていた「響け! ユーフォニアム」の色んなものが混じった青春描写はとても自分の好みで……

「風が強く吹いている」を全く期待せず、オタクの知識のためくらいのつもりで見始めたらこの話題のようなことになった

評判から考えていたよりも自分の好みに合った作品に出会えるのは良いよな
俺は「ピンポン」は評価が高いから見ておくか……くらいで見始めたのに予想を超える収穫になり個人的に好きなアニメのトップに躍り出た

思い付いたのは「86」だった。内容的に無理だろうというのは分かっていたが、こっちでアニメが配信されなくて作品の感想をオタク界隈の広い範囲で共有できなかったのが残念……

かなり古いが「さよなら絶望先生」
当時の自分が考えもしなかった方向性が実は自分の好みだったと気付かされた

「BLACK LAGOON」
そうさ、当時の俺は中二病だった!中二病なんて言葉は知らなかったが明らかにアレな状態だったよ……でも「BLACK LAGOON」は今でも大好き

「LAST EXILE」はOPも世界観も本当に凄いと感じた
話が進むにつれてよくあるGONZO作品みたいになったが最初の「こんな作品が見たかったんだ」という感覚は今でも思い出せる

こういう話題だから逆に正直に「カウボーイビバップ」がそうだったと言うことができまる!
普段の話題だと「カウボーイビバップ」を持ち上げるのはKYな老害っぽいと思ってしまってね

当時ちょっと精神的に疲労していたときにクラスメートに気分よく笑えるよと薦めてもらった「銀魂」
爆笑しながら一気に見てしまい復活できた、私を救ってくれた作品だ

最初に見た時は好みじゃないと見るのやめてしまった「キルラキル」を、何年か後に再び見たら無茶苦茶自分の見たい作品に思えて驚いたことがある
自分の知識と経験で面白さの感じ方も変わるのを実感した

このテーマなら私にとっては「魁!!クロマティ高校」がそうだった
言葉で説明するのは難しいんだが……

突出して優れた作品ではないんだけど「無職転生」は様々な要素がとても自分の見たかったものになっているので、まさに自分にとっての「こんなのが見たかった」という作品

私も「無職転生」はこういう作品が見たかった!と感じる作品だったよ。
私が異世界作品に求めるもの、例えばキャラの立った魅力的なヒロインとの出会いと別れと再会と結婚、ファンタジー世界観の一部で校外の世界もきちんとある学校とそこでの生活等々そういうのを全てバランスよく備えていてストーリーも高レベル

自分の体験の中では「サムライフラメンコ」かな
大した情報無しでそういう作品に出会えると非常に嬉しくなる

定番で悪いが「涼宮ハルヒの憂鬱」
青春とSFの混ざる作品が大好きになってしまった原因、「涼宮ハルヒ」に出会う以前は考えもしなかった自分の好み

私もありふれているが「シュタインズ・ゲート」
ネタバレせずに「我慢して見続けろ、絶対に損はしないから!」と強く薦めてくれた友達には今でも感謝している

「〈物語〉シリーズ」
現代社会、現実と怪異や虚構が混じっていく世界とそこでの青春ストーリーが大変に好みでした。

このテーマなら「ハイスコアガール」。ゲーム体験を通じてのボーイミーツガール、それも三無少女との。それに加えて主人公がゲーム狂いで余計な下心が無いのとありがちな俺TUEEEEEでもないのがとても良かった。
もちろん俺もゲームで俺TUEEEEEして称賛される妄想はしていたけど、この作品のようなものは考えていなかった。

「神のみぞ知るセカイ」
ゲーマー主人公、それもギャルゲーの天才というのは全く想像もしなかった

どこに惹かれたのか言葉にしにくいんだけど「電脳コイル」は私の子供のころの夢と二次元作品が非常に上手く融合した作品に思えた

「新劇場版」の「破」でシンジが「綾波を返せ!」と叫んだシーンは俺が見たかったのはこれだ!と大興奮だった。

心の底から同意できる。そして私の中では新劇場版のその後の記憶に関しては曖昧で思い出せない。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々の体験と合わせてイロイロな作品の名前が出ていました。

今回挙がった作品の中にある中国での定番人気作品に関しては、中国オタク界隈の好みに大きな影響を与えた作品と見ても良さそうですね。

ちなみに今回の記事を書いていて管理人が思い付いたのはラノベの「大久保町シリーズ」でした。当時の自分が読んだことが無いような作品で「ラノベにはこういう作品もあるのか」と驚きましたし、似たような作品が無いかとそれ以前よりも更に積極的にラノベを漁るようになりました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ポケモンのサトシはやはり主人公交代らしい。覚悟はしていたけど……」「長く続いたアニメが主人公を交代して成功したことはない」

アニメ版「ポケットモンスター」の主人公交代のニュースが公式から発表されサトシとピカチュウの主人公交代が確報となりましたが、ありがたいことにこの件に関する質問やネタのタレコミを複数いただいておりますので今回はそれについてを。

アニメ『ポケモン』来年4月から新シリーズで主人公交代 1月から最終章でサトシとピカチュウの物語終了(ORICON NEWS)

この件は中国でも大きなニュースとなっているそうで中国オタク界隈の一部はかなりざわついているそうです。中国オタク界隈では主役交代の予想はかなり出ていたそうですが、実際に発表されるとやはりショックを受ける人も少なくないのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「アニメ版ポケモンのサトシが主役交代」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ポケモンのサトシはやはり主人公交代らしい。覚悟はしていたけど……この数年のアニメの内容やサトシの扱いに関してはずっと不満はあったけど、自分にとってサトシはポケモンの主人公として深く刻み込まれたキャラだから何とも言えない気持ちになってしまう。

私がアニメをずっと不満はあれども見続けていたのはサトシが主人公だからというのが大きい
主人公交代ならアニメも卒業になるかもしれん

俺も新作アニメとしてとりあえず見るか、評判良ければ追いかけるかくらいになるかも

新作の女主人公?のデザイン結構良いし個人的には期待できるけど、見なくなってしまう人も多いんだろうな……

小さい時に無印から見始めた自分としては結構ショックな話だ。
最近はほとんど見ていなかったとはいえ、子供の頃から知っていた主人公が出なくなるというのはその作品が消失したというのに近い。ニュースで知ってからしばらくは言葉が出なかった。

私もそんな感じだけど最近見ていない人間は何も言えないよ
もうIPと関係ない、IPに貢献していないわけだからね

ウチの国ではポケモンのアニメはもファンの高齢化にともなってファンの規模も存在感も話題性も落ちていた。ゲーム主体の日本のポケモン界隈だとこの傾向は更に強く出ているんじゃないかな?
言ってはなんだけど、ポケモン側としては見なくなった人ではなく新しく見るようになる人が欲しいんだろう。

いざ目の前に出てくるとなんとも言えない気分になるが、予想はされていたことだったからね
長期的なIPの運営を考えると声優の高年齢化もあるから交代はしなければならないし、サトシだけでなくピカチュウの主役交代?も予想の範囲ではあった

俺はサトシはともかくピカチュウまで交代するのは予想外だったよ
ピカチュウの方への批判は無かったのによく決断したよな

ピカチュウは十分に名声を確立しているから今後も関連商品での出番はあるだろう
日本の二次元マスコットはサンリオのキャラのような使い方もある

ピカチュウがハローキティみたいなコラボしまくり展開になるのをちょっと期待している

言っては何だが商売として考えるとマスコットのピカチュウは重要だけどアニメのサトシは余計な存在ということにもなりかねない
ピカチュウグッズ欲しい人間がサトシのグッズも欲しがるわけではないからな

アニメで降板させてピカチュウにまとわりつくサトシのイメージを薄れさせるというわけか
サトシはテレビ東京に利用し尽くされて最後は旅に出るという口実でこんな形で放り出されるなんて……!

この主役交代の原因は結局の所サトシのストーリーがマンネリ状態になってしまい、これ以上続けても人気が落ちていくばかりだったからだ
ゲームはシリーズを重ねてもユーザーに新鮮な体験を与えることができるがアニメはそうもいかない

知名度や上の世代の人気を失っても新人のファンが欲しいということなんだろうな
そしてサトシがチャンピオンになった今(これ以上チャンピオンになれないまま引き延ばしても文句が出るだけでファンは増えずに減っていくばかり)の時点で終わらせるが一番良いと

その戦略の意図は分かるけど計画失敗になるのも明らかだ……これでポケモンは終わりだよ
長く続いたアニメが主人公を交代して成功したことはない
「遊戯王」も「デジモン」も主人公交代して死んでいったのだからポケモンもきっと死ぬ

日本の環境なら違うのかもしれないけど、ウチの国は主人公などの人気コンテンツの象徴的な存在がいなくなることの影響が本当に大きいからね
しかし個人的にはこれでゴウの話題を見ないで済むようになるとので悪い話ではないと思えてきたり

全くだ。でも番組からのメッセージで「サトシとゴウの物語におけるひとつのゴールを見届けていただいた上でお伝えしたいと思い」というのはいただけない
「サトシとゴウの物語」という言い方がとても引っかかる!

私もサトシ引退に関しては複雑な気持ちになるよ
しかしこれでサトシとくっ付くヒロインを出せるのでは?という意見に関してはちょっと評価する

言われてみればそうか……闘争が激しい印象は全く無いけどヒロインの党派に関してはかなり根深い所もあるような作品だからな

でも最後にやるという最終章でもカップリング確定は無さそう。恐らく現在の本命はピカチュウじゃないか?それかたくさんのポケモンとのルート。
ヒロインとのカップリングは作品の本筋から離れたファンの要望だし、カップリングやるくらいならこれまでに出会って別れたポケモンとのエピソード回収する方になるだろう。

主人公交代をする理由はたくさん思いつくけど、それがついに来た
特に声優は同じ役を何十年もやっているわけだからどこかで変更しなければならなかった
サトシとピカチュウに合わせて交代するのが今だったということだ

新主人公はなんだか見慣れないし雑魚っぽくて微妙に感じる
もしかして今後は毎シリーズ主人公交代になったりするんだろうか?

サトシも最初は雑魚だったからしょうがない
弱いキャラが成長していく過程をまた使えるのも主人公交代の強みだし、上手くいくようならシリーズごとの主人公交代もありそう

サトシの成長に関しては「ダイヤモンド&パール」辺りで概ね完成してその後は迷走していたようなものだからね
スタッフ側が対処できずにぐだぐだやっていたせいで人気もファンの空気も悪くなるばかりだったから主人公交代は遅すぎたとも言えそうだ。

主人公に関しては固定すると新人が入らないが交代するとそれまでのファンが大量離脱して人気も存在感も消えるから難しい所だ……

ポケモンはどうなるんだろうね。ポケモンという作品は新人向けにどんどん新シリーズを出していく、新人を入れていく作品だからアニメの方が異端だという意見も聞いたことある。

主人公交代を比較的うまくやっているのがマンガの「ポケットモンスターSPECIAL」だと思う。新作シリーズでは複数地方をまたいで活躍する主人公は出さなくなるのだろうか?

固定の主人公とメインのポケモンがいるというのは商業展開での有利さが違うから単純にポケットモンスターSPECIAL」のようなやり方で行くのは厳しいんじゃないか
ただ二次元業界におけるアニメの位置がポケモンのアニメが始まった頃とはかなり変わっているから、ずっと同じ主人公でいくのも厳しかった

サトシ主人公路線についてはずっと続けるのは無理だったろうからね
それを何とかしようとしてゴウを出して大失敗してしまったわけだが

主人公交代するなら「サン&ムーン」終わった所で交代しておけばよかったのにと言う話はよく聞くし、自分もそれには同意する

サトシは今後ゲストキャラ的な扱いになるのか、それとも完全に世界観刷新で出さないということになるのか

ずっとサトシ主人公で続けるのが困難なだけでサトシ自身の人気も話題性もあるから全く出さない理由もないだろう
ただ新シリーズですぐに出すと新主人公の人気や活躍に負の影響が出るだろうからしばらくの間出番は無いと思う

私も今後のサトシの出番については心配していない、心配なのはロケット団の連中だ。世界観刷新なら間違いなく消える。

その気持ちは理解できる。ポケモンに出てくる敵組織はたくさんあるけど、敵キャラとしてはロケット団のムサシコジローほど成功したのはいないからね……



とまぁ、こんな感じで。
主役交代やポケモンアニメに関する話がイロイロと出ていました。

以前中国のポケモンファンの人から聞いた話によれば、中国はアニメ経由でポケモンに入った人がコアな層となっている所もあるので、ポケモンのメインコンテンツはアニメだという感覚が日本と比べてかなり強いといった事情があるそうです。
もちろん中国でもポケモンはゲームが中心のコンテンツだという知識はあるそうですが、昔からの感覚についてはなかなか修正できないのだとか。

また今回のネタを教えてくれた方からは
「過去の遊戯王やデジモンのことを考えても、中国では作品の質に関わらず主役の世代交代で注目者数が激減しているので、主役を交代した新ポケモンアニメの中国人視聴者は激減すると思います」
などといった話もあったので、中国におけるポケモンのアニメの人気やポケモン全体の人気がどうなるかはかなり興味深い所ですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「また中国版FGOの画像修正だが今回はマトモに見える修正なので複雑だ……」中国版FGO修正版イラストが一部実装

現在「ツングースカサンクチュアリ」」が開催中の中国版FGOですが、
以前の記事
中国オタク「ついにキャラどころか地球儀まで消えた」中国版FGOで規制対象が又又又又増える
でも紹介させていただいた修正騒ぎの際に予告されていたイラストの一部に修正済版が実装されたとのことです。
中国版公式の告知ページ(中国語)には修正後の画像も出ています。

ありがたいことにこの件に関する質問やネタのタレコミを複数いただいておりますので今回はそれについてを。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたこの件に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


また中国版FGOの画像修正だが今回はマトモに見える修正なので複雑だ……

理解できる。これまでは場当たり的で雑な修正が多かったけど、今回はちゃんと見れるのもあるし牛若丸とかは明らかに修正後の方が自分は好みだしなあ

牛若丸は良いね。メルブラの初めてのFGOコラボは日本版ではないッ!この中国版だッ!─ッ!……とでも思っておけば少し気分が落ち着く

修正に関しては思ったより悪くない、あと太公望も改名無しで実装なのは安心した
たぶん大丈夫だろうとは思っていたが実装されるまではやはり不安だった

太公望はデザイン的にも設定面でも正統派だったからね。燕青や蘭陵王が大丈夫なままだしトンデモ魔改造が入らなければ改名にならないようなので大丈夫なんだろう。

そもそもこっちでは一部の古典でもなければ「太公望」は使わないからね。
現代で一般的なのは姜子牙や姜大公、姜尚といった辺りだ。

フェルグスは傷の上に包帯装備か
見た目としては悪くないんだけど戦士の古傷と考えたらどうなんだろう

スカサハの修正箇所がよく分からん
前は確かマスクがダメだとか言われていたけど、そっちの修正じゃないみたいだし

スカサハはタイツの立体的に見える線や影が消えている
露出ではなく視覚的な部分をごまかしている模様

First Order礼装のマシュもそっちの修正だね鎧のおっぱい部分の光沢が消えて二次元特有の乳袋形状が見えなくなっている

First Order礼装のマシュのパンツというかレオタードの露出がスカート延長で消えているのにはなかなか気付かないと思う。もちろん俺は気付いてしまったけどね!!

間違い探しレベルなのはちょっと安心
上の方の規制がこの数か月で緩和されているという噂は本当なのかも

ストリート・チョコメイド礼装とか横乳に修正入っただけで下半身はそのままだからな
とは言え修正自体は必要なようだから「厳格」ではなくなったくらいの緩和なのでは

水着カーマの時とかも話題になったけど、時期的な厳しさや上の取締りの重点次第なのに加えて季節限定系でシチュエーションを口実に出来るのはわりと審査通るらしいという話や、今回の修正のような恒常的なのは厳しくなるし、自主規制も強めにとるという話が出ていたな

今回はおっぱい縮小修正はあるけど今回はデザイン的にはそんなに悪くないかな?
特に柔らかな慈愛礼装は修正後の方が明らかに良いと感じる

柔らかな慈愛に関しては血染めの部分を修正しちゃうと原作からの意味が消えてしまうんだがデザイン的には無難になるのが何とも難しい

元ネタ知らなければ修正後の方が良くはなるが、猟奇的な意味が込められた礼装だからな……でもおっぱい以上に血腥い部分は厳しいから修正なしでいくのは無理だよ

おっぱいの縮小修正ではないね、描き方や演出が変わったくらい?
腹部の線も消えているし俺は布が厚くなったとでも思っておくよ。

牛若丸もだけどカーミラもかなり考えて修正していると感じた

うーん……カーミラも手間をかけているのは分かるんだが、色の使い方がやはり雑だと感じてしまうかな……

日本のソシャゲの中にはR18版と一般向け版両方のデザインを最初から作っていると思われるが、今回の修正はそんな感じの手間をかけているのを感じるので批判するという気分まではいかないかな。カーミラの修正が黒一色なのは個人的にかなり残念だけど。

牛若丸は格ゲーの方のデザインに近いが、これは日本の型月からデザイン指導入ったか情報もらったかしたのかね。

牛若丸は初期実装だからまだFGOの方向性が定まっていなかった頃のデザインだからその辺のソシャゲにありがちな女の露出の高さで客を引き寄せるみたいなことになっていたし、良い変更にも思える。

修正で一番被害が大きいのがダレイオスになるというのは完全に予想外だった

ダレイオスの修正からはウチの国の今の規制の重点がちょっと見えてくるのは興味深い。あとこの修正だとトリスタンの胸元が心配になって来る。

黒人問題じゃなくて刺青問題だったと
上の基準は本当に分からんな……

刺青に関しては他の国産ゲーでも修正が入っていたから予想の範囲ではあったね
人種関係は思ったより厳しくないというか、上の方針ではあまり重視されてないか基準を持ってないかなのでは

俺もダレイオスの刺青はまだ分かるんだが、笑っている顔にも修正が入ったのは意味が分からん。笑うことさえ許されないダレイオス。

私はフェルグスの包帯で負傷状態も正直どうかと思ってしまう
無難な方法であるのは分かるんだけど、修正が無ければとどうしても考えてしまう修正でもあるわけで。

今の基準では血の描写、高い露出度、谷間、刺青がダメということか。

そして今回で笑うのもダメになったのかも。笑顔の修正は分からんが、他の修正自体は依然として厳しいのは間違いない。
ただ今回の修正はその場しのぎではなく結構考えた修正になっているから自分の中では以前よりも印象は悪くなかったりする。実際、あまり批判も出ていないし。

批判が出ていないことに関しては騒ぐ人がいなくなって不満を感じる人は既に日本版とかに移っているというのもあるのでは

それも否定できないな……私だってこういう形での修正をもっと前にやれていればと考えてしまう

FGOに限らず最近の国産ソシャゲのイラストを見た感じでは、女性キャラに関しては胸の谷間が明確にダメなラインでピチピチの服に関しても線で下の身体を強調するのも危ない、乳尻鼠径部などの肌色部分の大きさに関しては運営がどこまでリスクに踏み込むか次第といった感じかな。
細かい所はやはり運営の方針次第になる。

恐らく修正予告があったイラストやモデルに関してはこの調子で順次出していくのだろう。
今の所は悪くはないが、ネロブライドの修正がどうなるかが本番だと思う。牛若丸は謎の露出デザインの評価が微妙だったから修正も好意的に受け止められるけど、ネロブライドは原稿デザインの評価が高いので修正に対する反発がちょっと予想できない。

でも男性キャラの方は修正が相変わらず雑と言うか、元の特徴や意味を消す方向なのがね。ダレイオスなんかは特にヒドイと言わざるを得ない。

その意見には同意する。
しかし考えてみれば運営が修正している側は女キャラの方に力を入れているしソシャゲの商売としてはそれが正しいはずなのに、FGOでは男キャラの方に熱心な批判が出るのが不思議だ。



とまぁ、こんな感じで。
ここしばらくの規制状況に関する印象も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「今の中国版FGOは昔ほど盛り上がっていないので炎上することも減りました。修正に対して不満はあるものの受け入れている人が多いです」

「日本版FGOの最新情報に関しては今でも話題になりますが、中国語版の情報に関してはあまり注目されなくなっています。しかしFGOのような文章量がとても多いゲームの中国語版が公式で安定提供されるのは珍しいので大きな規制や現地運営のbilibili側に問題が起きなければ今後も一定の需要を維持しながら続いていくのではないかと思います」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「『ぼっち・ざ・ろっく!』の主人公だけなぜずっとジャージなんだろう?我々の学校生活は常にジャージ状態だったから理解できていない気がする」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「もしかして『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』ってかなり違う作品なのか?」
以降、「ぼっち・ざ・ろっく!」関係のネタをイロイロといただいておりますので今回はそれについてを。人気作品に関してはやはり話題が増えるようで当ブログとしても嬉しい所ですね。

中国の学校では制服に関する規定は学校ごとに様々なようですが、日常的には何かと楽で便利、更衣室が無い着替えを考慮した時間割ではないなどの理由から、どこの学校でもいつの間にか「基本的にはジャージ状態の学校生活」になってしまうといった事情があります。

そしてそんな中国の感覚で見ると「ぼっち・ざ・ろっく!」の主人公がずっとジャージ状態なことに関してもイロイロと考えてしまうものがある模様です。
中国のソッチ系のサイトでは
「ぼっち・ざ・ろっく!の主人公はなぜ制服を着ないでずっとジャージなのか?」
といったことなどに関するやり取りが行われていたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「ぼっち・ざ・ろっく!」の主人公だけなぜずっとジャージなんだろう?あれはどんな演出的意図があるんだろうか?我々の学校生活は常にジャージ状態だったから理解できていない気がする。

学校でも一人だけジャージだよな
私服だったらそういうファッションのキャラなんだと思うが

しかし同じ作品内でも他の女子高生キャラは普通に制服着てるぞ……?

ジャージの下に着ている設定だろう。一応着ていればOKとか、管理の緩い学校なのでは。

下に着ているのをアピールするのがあのジャージの上スカートなのかな?

設定上はぼっちの制服姿も存在している模様
あとジャージの下に制服は来ていないというのもアニメの方で判明している

一番意味が分からんのがジャージの上にスカートはいていることだな
俺は今まで生きてきてこんな着こなしをする人間は見たことが無い……

ジャージの外にスカート着用については確かに意味不明過ぎて意図が分からん。

ジャージの外にスカートはさておき、ぼっちが制服を着ないのは青春、学校生活に馴染めないということを表しているんじゃないか?

日本の二次元では記号として便利だし作画も楽だからキャラの服装がシャツとジャケットの方の制服で統一されているけど、ジャージだって学校の制服だ
ウチの国の一部の学校、貴族学校や重点学校でもなければ用途や季節に合わせて制服をかえるなんてことはやらないし、主人公が常時ジャージ状態でもルールとしては問題ない

しかしそれにしたって一人だけ別の服を着るのはどうなのか
服装に関する作画の手間を省いていくようなアニメではないし、原作からしてあのスタイルなんだろ?

学校の教室のシーンを見ると制服の色が完全に統一されているわけではなく、複数の種類がある
上に羽織るものも一つだけじゃないし制服の規定が緩い学校と見ても問題は無いと思う
しかしジャージの上にスカートの意図は分からん

そうなんだよ。
そして社交恐怖症であるならば他の人と同じように制服を着て埋没する方が楽だろう。そして一人だけジャージだと目立ち過ぎるはず。
しかもいくら学校のジャージとはいえピンクだ、他が落ち着いた普通の制服だけにとても目立つ。

そこは二次元特有の奇怪なデザインの制服でもその世界では普通の制服、ジャージということなのでは……髪だってピンクだし

日本の学校生活だからウチの国の学校のように楽だからジャージでいる、学校側の管理も雑になっていくからシャツを着用する人間はいなくなって皆ジャージになる、それに対して学校側が定期的に引き締めを行うというのとは違うはずだよね

あの作品は「けいおん!」との差別化を意図的に行っている作品なので、「けいおん!」で確立されたJKバンドの部分を打ち消しておきたいということなのではないだろうか?

そもそもの疑問なんだけど、日本の学校ってジャージでいるのはダメなの?
あれも一応制服の一種でしょ?ウチの国もそれがあるからいつもジャージ状態が許されているような所もあるわけで

日本の学校ではジャージは一般的に着る制服ではないんだよ
あくまで体育の授業など運動の際に着るもので、制服のある学校は普段の学校生活ではシャツとジャケット(夏はシャツ)の制服が義務付けられている

二次元の作品を見ても制服が汚れたからジャージで学校にいる、目立って困るみたいな展開はそこそこあるからね

青春の象徴な女子高生の制服が彼女には似合わないのは理解できるが、ジャージの上にミニスカでギターを背負うという不思議な組み合わせで目立ってしまうのはどうなんだろうと思う。

ぼっちちゃんに関しては、埋没するのも嫌だ、目立ちたい認められたい評価されたいというめんどくさい部分があるから制服を着用しないで特別アピールと言う部分もあるのだろう
最初の方でもなんか腕輪してアピールして気付いてもらうのを期待していた

確かに。承認欲求モンスターが生まれるネタの前から心の中にはそういうものを飼ってたわけだからな。

単純にぼっちちゃんの服装センスが壊滅しているということでは?

いや、それなら作中で他のキャラにツッコミを受けるとか、驚いたり絶句したりとかでネタにされるはずだ
二次元では服装センスがおかしいキャラを出したらそれをアピールする
そうでなければ意味がない

それにしても不思議なのはやはりスカートだけ着用していることだな……あれは一体……

ちょっと前に調べて見たけど、日本の学生の習慣的な着こなしとして現実にもあるものらしい
いくら日本の女子学生でもスカートだけだと寒いのでああいう着用方法が出現するとか

寒さ対策か。日本人は冬でもスカートをはくし、そんな日本のJKの中にもズボンはきたい人はいると。

どの作品だったか思い出せないが、他の二次元作品でもジャージの上にスカート着用のJKキャラは出ていたよ
学園祭だかのイベントでクラスの出し物の作業シーンとかだったと思う

寒いならジャージの上にスカートじゃなくて、ジャージの下にズボン下をもう一枚はかないか?
学校のジャージの着こなしって皆それだろ?

ジャージの下に更にはくほどは寒くない、ということなんじゃないかと。あの世界のJKがミニスカでいられるくらいの気候だろうから。
スカートは体裁を整えるか、他人の目がある所では下のジャージを脱いで格好つけるための装備だろう

日本でも寒い所や冬だと普通にそういう着方をしている学生は見かける。
私が日本に留学していた時の印象だと冬場は3割くらいはそんな感じの格好をしていた。日本では目立つけどヘンではない、おしゃれを気にしない人間くらいの印象になるようだ。

こっちの学校だと学校内のイベントや視察が来るとかでもないとちゃんとした制服にならないことも多いけど、日本の学校では屋内の教室にいる時はちゃんとした制服の方を着用している。
それに対して日本人は違和感を覚えるのだろうし、演出の意図としてはぼっちの異質感を強調しているのだろう。

なるほど、日本人向けのキャラデザの意図がこっちだと感覚的には理解できないというケースか。ぼっちの常にジャージのスタイルに関して、こっちの感覚では普通の学生の格好くらいの印象になるからな。



とまぁ、こんな感じで。
なまじ学校の制服やジャージで過ごした学校生活の経験もあるだけに、ジャージ着用キャラの意味に関して悩んでしまう人もいるようです。
それからこの話題を追いかけた際の印象ですが、ぼっちが着ているジャージに関しては学校の制服としての運動服(ジャージ)だと認識している人も多いようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では自分が社恐(社交恐怖症)だと言う人が年々増えているようにも感じられますが、ぼっちちゃんの他人との交流や日常生活に対する怖がり方は私達にとって理解できない所もあります。私は日本人の『ぼっち』になってしまう心理と中国の社恐は違う所も少なくないのでは?と考えるようになってきました……」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「セーラー服が日本の学校では古い、消えているというのは本当なのか?」
(中国の制服事情に関する話題も出ています)

中国オタク「特定の時期になるとなぜか見てしまう習慣のある作品ってない?クリスマスに『ポケットの中の戦争』のような感じで」

年末のゴタゴタが降りかかってきている今日この頃な状態なので、今回は以前教えていただいた簡単そうなネタで……

日本のネットやオタク界隈のような定番ネタとまではいかないものの中国オタク界隈でも
「特定の日時にイベントやネタに合わせて特定の作品を視聴する」
という動きがあるそうで、その際にはネットの一部でそのネタに関する発言が飛び交ったりもするのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「特定の時期になるとなぜか見てしまう習慣のある作品」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


特定の時期になるとなぜか見てしまう習慣のある作品ってない?クリスマスに「ポケットの中の戦争」のような感じで

私も「ポケットの中の戦争」は毎年見ているよ
そしてネットで皆と一緒にバーニィの名前を呼ぶ

「ポケットの中の戦争」に関してはいつの間にか習慣になってしまったな……大体その手の話題が通じる所ではスレが立ったりつぶやきが飛んだりしている

クリスマスはバーニィを見る日だよな
そしてその後俺は日本のNTRの夜に関する話題を鑑賞する

クリスマスだと私は「東京ゴッドファーザーズ」を見ている

夏に見る作品と言えば「サマーウォーズ」
なんだかんだで毎年一度は見ている

俺も夏に入ったら「サマーウォーズ」だ
細田守の作品は休みに見るような感じの内容が多いけど、この頃が一番好み

自分の場合、夏には「おおきく振りかぶって」や「H2」とか甲子園が関係するのを見ている。自分にとって好みな二次元の夏の描写なのだろう。

私も夏になると「おおきく振りかぶって」を毎年見ているなあ
天気が悪くて外に出れない時の選択肢になっている

自分は春節とかの長い休みになったら「スラムダンク」を見てテンション上げる習慣がある
流石に今ではちょっと見て終わりだが、若い頃は休みに入るとまず「スラムダンク」をまとめて見ていたのでその頃の気分を思い出せるんだ

そういう休みに入ったら見ていた作品ってあるよね
私にとっては「CCさくら」がそんな感じだった

私は「あの夏で待ってる」をこの数年の間夏休み前になると見ている

子供の頃に夏休みにテレビで放映されていた夏休み向けアニメ映画番組で「となりのトトロ」にぶつかる機会が妙に多かったので、今でも夏になったら「となりのトトロ」などのジブリアニメを見ないと気分が落ち着かない

特に理由はないのだが、この何年かはずっと年越しの時には「氷菓」をぼけーっと眺めていたりするな

休みになると自分が昔は待った名作アニメをじっくり復習するという話はそれなりに聞くし、それが夏休みや冬休みの習慣になっている人も少なくないんじゃないかな
ちなみに私は「らき☆すた」がそれだ

ウチの実家はだらだらと春節を過ごしている時は大体劇場版アニメが後ろで流れているのでそれが「特定の時期に見るアニメ」のイメージになってきている。この数年はジブリや名探偵コナンが多い。

私はバレンタインデーや七夕の時期にはラブコメアニメを見ることが多い
大体の作品でその季節ネタが出てくるエピソードもあるしね

俺は光棍節にこそ男は恋愛アニメを見るべきだと思っている!とても良いぞ!
(訳注:「光棍節」は11月11日の「独身の日」でセールが行われるなど様々なイベントとネタで独り身の人間がお祝いする日となっています)

私は冬に見るのは「Kanon」だね
雪もだけど寒さの厳しい時に見たくなる

冬が深まってくると「ホワイトアルバム2」をプレイしたくなるので自分のPCにはずっと入っている

そうだな……また「ホワイトアルバム」の季節が来たのか……

自分の場合、冬はそういうの無いけど夏が終わりそうになると「あの花」をだらだらと見てしまうなあ

クリスマスなら「アマガミ」だよ、あれはタイトルからしてクリスマスのための作品さ!
(訳注:アマガミの中国語タイトルは「聖誕之吻」で日本語だと「クリスマスのキス」といった意味になります)

私はクリスマスだと「とらドラ!」を見ている、そして泣く

日本と違ってウチの国はクリスマスの時期は春節前とか学期末で忙しくて恋人とかほぼ関係ないからな……そういう気分だから気楽に見てられるというのもありそう

私はクリスマスの時期というかこの時期はテストなのでスポーツ系アニメでテンション上げて挑むルーチンがある。近頃は「ハイキュー!!」とかが多いかな?

俺は逆にテストが一区切りついたら気分転換に見るのがスポーツ系アニメだ。
少年マンガ系も良いが「ピンポン」のような作品も良い

ここ数年は七夕になると「君の名は。」を見ている。我ながら影響を受けやすい。

自分の場合8月にエンドレスエイトを見るのが、いつの間にか習慣になっている……

ならクリスマスが近い時期になると「涼宮ハルヒの消失」か?

やはり分かるか。8月と12月は「涼宮ハルヒ」を見ないと落ち着かない自分がいるんだ。

それにしてももうすぐクリスマスか……今年も「ポケットの中の戦争」を見なければという気分になってきた



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的に特定の時期と結びつく作品に関する話がイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国の上の世代のオタクは涼宮ハルヒの影響が強いので、『エンドレスエイト』や『涼宮ハルヒの消失』で得られる栄養分を定期的に摂取しなければならない人もいます」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の漫画家やイラストレーターは学校ではなく自習ルートの人が多いって本当?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本のオタク業界事情や趣味の背景などが定期的に話題になっていますが、その際に中国の現状と比較しての議論や考察が盛り上がったりすることもあるそうです。

中国のソッチ系のサイトでは
「日本の漫画家やイラストレーターは学校ではなく自習から入る人間が多いというのは本当か?」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の漫画家やイラストレーターは学校ではなく自習ルートの人が多いって本当?専門的に学んでからプロの世界に入っていくのではないの?

それは本当。少なくともウチの国と比べてかなり多い。もちろん日本にも専門学校や美術学科、芸術系大学を出てからプロになるクリエイターは普通にいる。

日本の絵師は専門課程ではなく趣味で自習してそのままプロになる人間が多いから基礎的な技術が微妙なことも多い。
基礎的な技術の平均レベルは中国の方が高いと思うよ。

デッサン何かは特に顕著で日本の二次元作品は人体がおかしなことになっていたりするからな……ただ人気になった作品を見るとデッサン的に正しいから人気になったわけではないのも分かるんだよな……

この世界ってデッサンが微妙どころか歪んでいるとかなイラストが大人気になっていたりするんだけど
東方のzunの画を上手いという話は聞こえてこないがあの画が良い、あの画じゃないとダメだという話はよく聞こえてくる

一般的な人気、需要というのは細かい所の正しさ、基礎的な技術が最重要ではないからね
大まかに見て違和感がなければいい。そして二次元の目のように、リアルで考えれば奇形っぽい目のバランスであっても流行った結果皆が慣れてしまったりする

商業イラストの差はよく分からないが、マンガに関しては日本のプロの方がレベル高い印象だ。中国では白黒読むのが嫌な人も多いし、カラーだからという理由で日本より優れているという評価さになっている所も見受けられる。

ウチの国は皆「正しい教育課程」で上達していくからそこから外れる特殊表現、二次元だからできる誇張の動きや故意に歪ませる描写は苦手だ……私はそこがウチの国で2Dアニメの人材が育たない理由の一つだったのではと考えている。

どこの国でもどの時代でも二次元絵師は自分で学んで技術を獲得している所があるけど、日本は学校以外の部分で学んでいる割合が格段に高い印象だ
同人活動の存在が理由という話も聞いたことあるけど、実際どうなんだろう?

デッサンは個人差があるけどCGの塗りの技術に関しては中国の方が明らかに日本より平均的なレベル高い。だから日本の絵師、漫画家はCG導入すると残念な絵になってしまうことも少なくない。
日本は体系的に学ばずに活動初めてそのままプロになる、現場で学んでいくケースが多いし基礎的な知識と技術が微妙な絵師も少なくないんだろう。

色塗りはまだ良いんだよ……人体構造が狂っているのは見てられない
自分が見ている範囲でも総合的な能力ということで考えると中国の絵師の方が日本より上だ

こういう話では日本は趣味でやっているだけの人も多いから、進路として勉強したセミプロ中心な中国や韓国と単純に比較するのはどうかと思わなくもない。
スポーツでも趣味や部活でやってる日本の普通の学生と中国の国家選抜で加点貰っている学生を比べたら中国の方が上になる。なお国家代表レベルでは……

日本は学校の部活動からプロに入るような人間も多く自習中心だから基礎が疎かになりがちだけど、日本の二次元の絵が下手なのはそれだけが理由じゃない
日本は人情重視の社会だから下手な絵、デッサンがおかしい絵でも許される、言ってみれば下手なままでいても良い温い環境だからレベルが低いんだよ
中国だったらそういう絵は許されない

日本は商業重視で学歴や背景通じないし、正しさが評価基準にならないからある意味では厳しいと思うよ
売れない、人気にならない画は技術があっても「正しくない」扱いになるのが日本市場
ただそれとは別に趣味でやっている人や同人でやっている人に対する扱いが優しい、下手でも許される

日本でも専門学校や民間でCGやマンガの技術を教えている講座とかを経由してプロになる人も普通にいるけどマンガに関しては基礎技術よりも才能重視だ。
例えば「ハイスコアガール」の押切蓮介はデッサンの専門学校に経済的な理由で行けなくて、生活費と専門学校の学費を獲得しようとそれまでほとんど描いていなかったマンガを描きはじめて投稿したらデビューしてしまった。

マンガは基礎技術が全てではない。福本伸行とかが人気になっているのを見ればそれは明らかだ。
マンガ市場が終わってる中国と、マンガ市場が最大の市場になっている日本では求められるもの、評価されるものが異なるのも当然だし、日本で絵描きが二次元で最も稼げる分野がそうなっている以上基礎技術が一番重要な扱いではなくなるのも当然だ。

ウチの国の二次元市場では挿絵なイラストばかりだよね……そのレベルが高いこと自体は良いんだが、作品の影響力や商業的な成功とかを考えると……

日本の絵師のおっかない所は普通に中国の塗りなども取り入れて独自の特徴を確立して人気になるのが出てくること
この10年位で日本の二次元の目や肌の塗り方とかかなり変わっているけど中国の絵師の影響っぽい部分もそれなりにある
その時点で人気の作品のデザインやネタを取り入れて量産の方向に行ってしまうこっちとの違いを感じる

ネタ混じりではあるが「武内崇やzunみたいなのが画力以外の部分に頼って二次元の有名イラストレーターとして持ち上げられているのはどうなのか」みたいな話は見かける。
絵師が実力ではなく特殊なコネや作品評価、ファン層の支持で絵師として高い位置にいるのはプロの方々からすればモヤモヤするのだろう。

私は以前日本人のオタクに聞いたら二次元関連の学校に関しては否定的で驚いたことがある。大学が自分のブランドで美術学院や動漫やCGの学科作って学生募集する、それを目指すのを親も認めるというウチの国との温度差が凄かった。二次元発祥の地である日本なのに。
その日本人の話では「プロになっても食っていけるかは分からない業界だから才能無い人間に夢を見せて金を取るアニメ系専門学校はあまり良いものではない」「趣味でやる分には問題無いが親の金でやるのはダメだろう」ということだった。

中国では技術がどうこう以前に市場が無いのが問題なんじゃないかな……

しかし日本は市場が先行して発展し過ぎたから技術が未熟なままなんじゃないか?
昔はレベルが低くても、狂った絵でも人気になって稼ぐことができた……昔のエロゲーとかひどいもんだぞ

そこは市場を形成した、先行して参加していた人間だから手にすることができた利益だろう
CGに限らず後から入るのは成功例を参照してリソースを使えるし一定のレベルまで到達するのも容易だけど、既に成功者による地位と評価が確立されている所に割って入るのは困難だ
それに加えて似たような学習環境で使えるツールにも大きな差はないから同世代の競争相手も昔と比べてレベルアップしているので、過去にスキルとツールを持ったままトリップでもしない限り「現代の上手な絵師」レベルでは大活躍して金も名声も獲得みたいなことはできない

先行して発展した日本市場の中でも競争があるし、そこで勝ち残ったクリエイターは今でも戦えている
日本の業界でも一度の大成功がその後の飯の種を保証してくれるわけじゃないから今の感覚では微妙に感じる絵で昔成功したクリエイターが普通にスキルアップして現代の環境に対応していたりするので後発の「技術は高い」人間が割り込んでいくのは難しい……

そう言えば韓国の絵師もきっちり基礎から学んでいるからデッサンも塗りもレベル高いと聞くが、稼ぐ場所が無いから外国市場に行くしかないらしい
絵師の仕事という面では韓国に比べれば中国は閉鎖的で規制も多いが独自の市場があるからマシなのかもしれない

問題は娯楽関係の市場は一定の高品質を量産すれば良いとは限らない、一つの大人気作品、大作や流行で市場の需要が決まってしまうことだよ
基礎技術はあった方がいいが、それで確実に戦えるわけではない

理解できる話だ。ウチの国のネットの音楽や動画を見ても、音楽学科や美術学科で基礎的な技術レベルが高い人が成功しているとは限らないというか、成功者にそういう背景のがあまりいないという状況がある……

一般的な仕事と違って二次元で求められるのは技術の高さだけじゃないし、尖った要素の需要というのがある
同人でも中国の絵師の綺麗なCGのゲームは売れるしランキングにも入るんだが、長期間のランキング上位に来るのは何かしらの熱意と欲望が出てくるタイプだ

今は国内でも良いスタジオに入るにはデザイン能力が無ければだめ、単純に上手いだけではやっていけない状況になっているが、二次元の商売ではオリジナリティがあれば良いというわけでもない。
ウチの国で問題なのは「既に出ている攻略法」を重視し過ぎることなのかもしれない。だがこれに関しては他にどうすれば良いのか、失敗したらどうするんだという問題も一緒についてくる!

綺麗な絵、基礎技術レベルの高い画は良い物だけど、それだけじゃ大して稼げないんだよ
一番重要なのはその画を使った人気コンテンツになれるかどうかだ
そうなって初めて価値の高い画になれる

二次元の作品において絵は一番目立つ重要な構成要素だが、それだけで評価が決まるわけじゃないんだよな。逆に絵だけが突出して良くて他が微妙だと負のイメージすらついてしまう。
例えばTonyはイラストの評価高いけどずっと名作に巡り合えないまま今に至るしTony作品は絵だけ良くて他は微妙だというイメージもある……

名作の画になる以外だと、特徴によって固定のファン層を獲得することかな
これに関しては性癖(非R18でも!)も含まれる

あー……性癖も含む特徴に関しては中国の絵師の弱点かもな……主流寄りになりがちだ。変わった方向に行くのもいるけど、そうなると今度は深くなり過ぎて一般向けじゃなくなる。
日本の絵師はこういった嗜好を売りやすい「一般向け」に調整するのも上手い。

あくまで個人的な印象だけど、こっちの二次元絵師は「良い画を描く」「評価されるキャラを描く」というのが目的だけど、日本の絵師は「描きたいものを描く」「自分の好きなものを描く」のが主な目的になっているように感じる。もちろん日本の絵師だって承認欲求的なものは強いけど、それと同時に自分の趣味性癖の欲望が混ざってくる。
だから綺麗さではウチの国の絵師の方が上だけど、記憶に残る或いはネタとして広まるのは日本の絵師の方が多くなってくるのではないかと。

日本の絵師の画に多少の技術的な問題点があったとしても、自分の特徴をもった質の高い画を作り出しているのは間違いない。二次元市場にはそういう「強者」がたくさん存在するので画は上手いけど特徴が無いタイプは厳しい。

最近のAI作画の発展に対してウチの国の方が日本よりゴタゴタしている背景の一つがそれなのかもね
基礎技術があれば実現できる分野、綺麗な絵や構造的に正しい絵はAIに描かせてしまえばいいとなるから



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈のイメージが見えてくるような話がイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国の二次元イラストのレベルはかなりのスピードで進化して今ではプロ、セミプロの人が主流になっています。しかし日本のように趣味から始めて上手くなる人は少なく、美術学院などで学んだ人が主流です」

「中国のオタク界隈ではコスプレが昔はオタク全体の趣味だったものが、現在では役者やモデル、服飾の勉強をした人がやるもので普通のオタクは見るだけのものになりました。レベルも上がったのでそれ自体は悪いことではないのですが、イラストもコスプレのように普通のオタクにとって遠いものになってしまうのではないかと考えると寂しい気持ちになります」

などといった話もありました。
基礎的な技術の高さと目指すものが明確なことによる強みがある中国のオタク趣味界隈ですが、それはそれで難しい所もあるのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「中国の作品にシェアード・ワールドや世界観を共有する複数作品による大人気IPが出てこないのはなぜだろう」

記事投稿の予約を間違っておりました……

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「実は世界観がつながっていると知って驚いた二次元の作品に付いて教えて欲しい」
に関して追加でネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国でシェアード・ワールド的な大人気IPが出てこないのはなぜか」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


国の作品にシェアード・ワールドや世界観を共有する複数作品による大人気IPが出てこないのはなぜだろう
外国の作品を見るとそういう要素を含んだ作品が結構あるのに

国産だとシェアード・ワールドやマルチバース的な作品の成功例は珍しいよね
欧米系は大人気になるとそういう方向のが結構混じって来る印象があるのに

日本の二次元もそういう要素ある大型IPは少なくないよ
Fateなどの型月系や東方シリーズとかが有名だろう

「ウルトラマン」でさえシェアードユニバースだしマルチバース要素がある設定だからな

ウチの国は「宇宙」方面ではなく「歴史」方面に伸ばすのが好きだから……
制作体制やIPの扱い方でもマルチバースもシェアードユニバースをやろうという動きがなかなか出てこない

理論的には古代の神話も宇宙みたいなものだしキャラや世界観の共有や流用については「封神演義」のような方向のがあるんだけど、中華ファンタジー方面になってしまうのがね

過去にはそういうのをやろうとしたIPもある
しかし中国市場では上手くいかなかった、失速していつの間に別の人気作品にとってかわられていた

同一作者のシリーズでも複数企業参加による作品でもシェアード・ワールド的な試みはあったが世界観やキャライメージの統一が上手くいかずグダグダになっていた印象だ。
でもあまり評価は高くないし外国に輸出されるレベルになるかは分からないけど「闘羅大陸」みたいなIPもあるので全く望みがないわけでもないと思う。

この方向に関してはウチの国でSFの流行があまり続かなったのも厳しいかな
「三体」に続く流れが出ないし、「三体」の映像化も企画は頻繁に出るけどなかなか形にならない

影響だけでなく収益の方でも大きい国産映画でそういう作品を作らないから希望もない
規制リスクがあると作られない、利益が出ないと作られないのがウチの国の娯楽だ

国外に輸出されるようなシェアード・ワールドのIPは映画やテレビドラマ、ゲーム、小説などの多方面のメディアで長年にわたって展開されなければならない
アメリカのような高度に発達した娯楽産業が前提の産物だからこっちでやるのは無理だよ

アメリカのIPのようなやり方が理想的な成功例だけど、それ以外にもシェアード・ワールド的に成功しているIPは昔から世界各地で出ているよ
例えば日本のIPは娯楽産業分野の連動や規模としてはそれほど強くないしね

このテーマに関してはそういう大型IPが何年かけて作られたのか、外国の娯楽産業がどれだけの年月をかけて発展したのか?ウチの国IPは生まれてから何年だ?というのも思い付く
しかしウチの国でこのまま十数年経って大きなIPに育つ作品があるようにも思えないんだよな……

武侠系、歴史系にリソースが集中し過ぎた弊害なのかもしれない
特に歴史ネタはマルチバースと相性が悪い
マルチバースができないと人気キャラをクロスオーバーさせて稼ぎ続けることが難しい

まぁ国産だと三国武将ネタが実質国産マルチバースみたいなものだし……

こういう作品は世界観も重要だけど、その説明が映画などでは難しいからいきなりシェアード・ワールドネタで始めるのではなく、その前に世界観を重ねるための個別の作品とキャラクターを確立しておかなければならない
国産IPにはそういうのが無いからアメリカや日本のIPのようなことは困難だ

言ってはなんだが中国国産作品はまだ娯楽としての歴史が無いというのも理由では。世界観を共有する別作品、並行世界のある名作シリーズとが、皆無ではないが少な過ぎる。

複数作品、世界観のクロスオーバーがまだ無いからな……実感としてあるのはmihoyoのゲームくらいかなあ……

そういうのも作品を増やせばやれないことはないはずなんだが、国産コンテンツは世界観を一つの作品だけで広げていく方が多いからね
ネット小説でもそうやって稼ぐのが主流だ

俺はそういう作品あまり好きじゃないし増えなくても困らない
そういうのをやろうとした作品は大体キャラ死亡や種族絶滅ネタになりがちだし、設定の垂れ流しいじくりまわしになりがちだった……

私は完結した作品が安っぽくなるから世界観の後出し、後付けは好きじゃない
IP持ってる会社にとっては金を稼げるから良いのだろうけど、蛇足的に世界観を拡大しても作品のファンは喜ばないよ

中国国内市場の好みや需要の問題もありそうだな
考えてみればウチの国の作品では複数の宇宙が存在するような世界観ではなく、上位存在(主人公)が複数の世界観を神の視点で見るのが好まれている

上でも言われているがシェアード・ワールドは最初からその設定を中心にして進めて成功するのは難しいという問題がある。まずは人気になって生き延びければならない。
最初、第一作からシェアード・ワールドな作品を目指すのは失敗フラグだ。

世界観の共有されている作品、国産で思い付くのは……金庸作品やゲームの「仙剣奇侠伝」シリーズ辺りかな?あと「闘羅大陸」はいつのまにか作品かなり出ているしIPとして見れば悪くないのかもしれない。「九州」シリーズは最近の動向を見る限りちょっと無理そう。

金庸系は世界観つながりでマルチバースみたいなことはできそうだし、クロスオーバー作品はあるんだよな
金庸系IPは大人気だった時代にソーシャルメディアが無かったのが本当に残念だ

しかし武侠系作品の中国文化圏限定ぶりを見ると、いくら金庸でも厳しいのでは?
近年成功しているマルチバース作品は時代に合わせた翻案をするから寿命が延びている面もあるが、武侠系はそれができていない

金庸作品は確かに世界観は共有されているけど作品同士のつながり、キャラ設定や時代設定の関係自体はそんなに強くないからアメコミ系作品みたいにやるのは難しいんじゃないかな……

良い作品が続いてけば他の作者、会社が続編や派生作品を作ろうという動きは自然に生まれる。問題はその最初の部分が見つからないことだ!

大型IPになりそうな国産作品は前世紀の作品、武侠小説や四大名著辺りでは。
国産作品の主力なネット小説は向いていない。

確かにネット小説はシェアード・ワールド的な展開に向いていないな……人気作品が出たら作者はそれを引き延ばして稼ごうとするからどんどん薄くなってIPの価値も消えていく
ウチの国の娯楽の中心がコレだからやはり厳しいか

例えば昔からずっと続く西遊記の翻案、孫悟空の別作品への出演ぶりを考えると国産でもいけそうな気はするのだけど

問題は自前のキャラと世界観で孫悟空を活躍させ続けられるか、それを現代のIPとしてまとめられるかどうか、言ってみれば「燃料」が続くかどうかだよ。

でも作品の内容が現代向けかはともかく、西遊記などの昔の国産作品ではシェアード・ワールドやクロスオーバーができていたのに……とか思ったりしてしまうね。

技術力や産業構造や市場の偏った需要など様々な問題を思い付いてしまうが、一番厳しいのは上の風向き次第で規制が入るので長期的に作品を続けるのが難しいことじゃないか
人気のあるうちに、人気になれるうちに稼ごうとするから寿命の長いIPが生まれない

規制で潰されるということならアメコミの方が何度も大変なことになっているような気がするが、どうなんだろう?
DCもマーベルも過去の遺物になりかけたアメコミヒーローを再生して世界的な巨大IPにした結果がアレだと思うのだけど。

アメリカのIPは完全に死んだわけではなく細々と生き残っていたし、マニア層がいたからね。日本でも例えば型月の奈須バースだって長期間続いたから成立した世界観だ。
やはり最初の問題は国産で長期間続く人気作品、人気IPが出てくるかどうかな気がする

どちらにしろ現代のネット中心の環境だと何年も続く人気作品、何作も当たり作品を出せるIPというのが想像し難い
シェアード・ワールドに限らず娯楽作品関係では討論の果てに現在の環境では解決するのが難しい部分を意識させられることも少なくない……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の見方がイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国に多元宇宙的な設定のある作品はありますしSF的な世界観を深く設定しているゲームなどもあるのですが、その世界観で活躍する魅力的なキャラクターや面白いストーリーを作るのに苦戦しています」

「私も以前は時間が経てば世界観を共有する作品群による人気IPが出現すると思っていたのですが、環境の変化の速さを考えるとそれは難しいのではないかと考えるようになってきました……」

などといった話もありました。

言われてみれば各種環境の変化まで考えると、特定ジャンルの人気作品の出現についてはあまり楽観的な気分ではいられないかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ようやく新型コロナの防疫が緩和されてきているけど新型コロナで苦労した期間の記憶の長さが人によって違うような気がする」

オタク関係のネタとはちょっと違うかもしれませんが、ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国国内ではこの1年程の間ゼロコロナ政策の維持とオミクロン株の流行などにより長期のロックダウンなど非常に厳重な防疫体制が敷かれていましたが、最近になって中国政府からゼロコロナ政策の見直しが表明され、様々な場所で防疫体制緩和の流れが来ているそうです。

またそんな状況もあってか
「中国における新型コロナに対する厳しい防疫対策も一区切り」(だといいな)
という空気も出てきているそうです。
そんな中、中国のソッチ系のサイトでは
「新型コロナで苦労した期間の記憶とその長さ」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ようやく新型コロナの防疫が緩和されてきているけど、周りの話を見たり聞いたりしていると新型コロナで苦労した期間の記憶の長さが人によって違うような気がするんだが、どういうことだろう?

3年という話も結構目立つけど、本当に厳しくなったのはこの1年じゃないか?
外国が大変な事態になっている間もウチの国はマスクしないで良い雰囲気が長かったと思うが

マスクに関しては地方によると思う。ウチの地方はわりと早い段階でマスクしないと公共の場所に行けなくなってた
ただ全体的に考えると去年まではわりと他人事な認識の人も地域も多かったんじゃないかな

とはいえこの3年で移動や旅行の感覚が完全に変化したのも確かだ。
俺は何度か健康コードでイエローコードの隔離受けて、以前は当然だった春節に帰省することさえちょっと考えるようになった。今の状況では誰が感染したかどこで接触したかなんて分からなくなっているし帰省した先に誰が持ち込んでいるかも分からないんだがな。

ウチの会社は結構大きな国営企業だけど、2020年の時点で社員は都市から勝手に出たらダメということになっていたし皆旅行とか諦めていたから我慢した時期の記憶は結構長いように思う

ロックダウンの記憶を長めに持っているのは大学生じゃないの?あいつらは本当に騒ぎまくっている

ネットでも緩和の是非、防疫強化体制をもっと続けるべきだというのがかなりいてゴタゴタしているからな
国が外出制限無しの方向でやっているようだけど、それに対する批判が今度は出ているし、もう何が何やら

緩和するのは良いけど緩和とセットの感染拡大の対策ぶん投げているようなものだからね。しかしいつまで厳格にコントロールするのかという問題も……私もこの極端な変化がどう影響するか心配なのは確かだ。
最近では通販の大手サイトの配送がこの数日実質止まっているとか影響っぽいのも何かと目に入るし。

地方にもよるけど学生は実質ロックダウンな時期が結構あったはず
一人陽性が出たら全校オンライン授業みたいな状況だったから学生生活への影響も大きいだろう
この3年間落ち着いて勉強できた時期が無いしそれで中学、高校と終わってしまった学生もかなりいるだろう

大学は去年一昨年と防疫措置で学校の外に出るのも難しかったし授業や単位取得の混乱や時間の使い方持て余し方で不安定になるのは分かる
自分もSARSの時に大学から出られなくなって精神的にまいってしまったことがあるけど、新型コロナはそれが断続的に長期間続いているわけだからちょっと同情する
いくらネット環境が便利になっても動けないのはキツイだろう
(訳注:中国の大学生は基本的に大学の寮生活になります。大学内にある商店や食堂などで一通りの生活は完結していますが、防疫措置のレベルによっては大学内の移動も制限されて寮から出られなくなるケースもあるのでかなりストレスがたまるという話も……)

学校関係は流行が直撃した地域でなくてもテストや休みの期間が変更されまくりで大変だったと聞くね
上手くやれた人間とそうでない人間の差が新型コロナ以前とは違う形で出ているし、もし自分の受験の時だったらどうだったかと考えてしまうよ

リアルでは言えないが学部によっては院の試験もあるからコロナ無くても外に出れない、むしろ世界が止まってくれて助かったまである

自分は大学生じゃないが時間を無駄にしている感はどんどん強くなっていった
行動制限もだけど何かとPCR検査で並ばないといけないとかでね
最初は中国が一番マシだと思っていられたが、国内でも地域差が出るし外国もどんどん動き出すし

理解できる。俺も2020年に武漢から始まって程度は違うが全国的に3ヶ月はロックダウンな状態だったけど、その後は外国はバカが多くてヒドイことになっているみたいに軽く考えていた
今年?うん……まぁ……

今になって考えて見ると、2020年の初めの方で全国的なロックダウンでゴタゴタした後はわりと安定した状況だったな。2020年も5月くらいには普通に仕事していたし。
でも今年になってから突然厳しくなってそれがずっと続いて……といった感じだ。

今年になってから本当に厳しくなったわけだが、自分の脳内ではもっと前から厳しかったような記憶もある。
それにこっちだとあまり意識されていないし伝わってないけど、実は外国は厳しいとはいってもロックダウンせずに社会動かしているから、国内を完全に止めちゃったのがどう影響するのやら。今の状態も大概だけど今後のことを考えるのもちょっと怖い。

オタクをやっていると新型コロナに関しては2019年からずっと続いているし記憶もハッキリと残っている
日本行くのも香港行くのも難しくなったし、関連グッズも入ってこない

声優が新型コロナ陽性でスケジュールが崩れるとかゲスト出演が無くなるとかもあるね
仕事の復帰もだけど後遺症が無いかも心配になるよ

新作アニメの制作スケジュールに対して影響出まくって今でも出ている……

理解できる
そんな中で出会った「ウルトラマンZ」は希望の光だった

二次元関係の新型コロナの影響は関連グッズやゲーム関係に新型コロナで稼ぎが落ちた連中が群がって転売がヒドイことになったというのもあるな……

それに加えて娯楽分野の規制管理の厳格化という問題もぶつかるから新型コロナの影響と国内の規制強化が混じってもう自分の頭の中はごちゃごちゃだ
新型コロナの防疫が緩くなるというニュースを見て、これで新作アニメの配信も楽になると連想してしまい自分はバカかと思ったよ!

ウチの国の防疫に関しては政治も何かと絡むし娯楽の規制に関しても政治が絡んでいたから同時進行みたいなものではあったな……

テーマパーク閉鎖はともかく、名所や自然観光地の閉鎖は無いから旅行や移動はロックダウンに巻き込まれるリスクやPCR検査の手間を考えれば何とかなるけど、イベントは何かあったら中止になるからオタク関係のイベントも開催できるのかギリギリまで分からないで不安になる
感染者が出る事態はしばらく続くだろうからこの辺りの不安の解消もしばらく続きそう

新型コロナの苦労と言っても社会人だと影響が強いのはこの1年じゃないの?大規模ロックダウンやPCRが常態化したのはこの1年だ
私の印象では今年になってから状況が悪化して外に出たくなくなったが、それ以前はまだ安全で自由だった気がする

仕事している人間でも業種によって長さが違ってくるかと
外国と関係する所は3年前からずっと影響感じていたし、工場の操業停止食らった所やそれに関係している業種もやはり影響を感じた期間は長いだろう

飲食関係旅行関係は断続的に食らっているし、力尽きた所も多いだろうからなあ……

旅行も去年くらいまではまだ好きに行ける空気だったし、実際私も普通に遊びに出ていたけど今年を経験してしてからは遊びに行く気が失せてしまったなあ

旅行産業は国外関係がほぼ死んだのが厳し過ぎる
国内もそれと比べればまだマシなだけだ

私は今年も普通に旅行に行ったりしているが観光地は人も結構多かった
以前はもっと多かったんだろうけどね

今は旅行で行ける場所が限られているというのもある
新型コロナ以前の旅先の写真を見るともう戻れそうにないと思うし、去年の旅先でマスクして撮った写真を見るとなんとも言えない気持ちになって来る

実際の所、自分位取ってこの3年間はそんなに悪くなかった
外に出ての買い物も食事も得に影響無かったし、感染状況が厳しくなってきた時もマンション出て10分で終わるPCR検査やればいいだけだったし

俺の環境だとそんな手軽にできるもんじゃないわ
そりゃ行こうと思えば行けるけど、48時間以内のPCR検査とかがめんどくさくて行かなくなった

天気が楽な時ならともかく、暑い時寒い時風が強い時とかに並ぶのは勘弁してほしいよな……

旅行に行けなくなる、現地で足止め食らって帰れなくなることに関しては全体のか数からみればそこまで大きくはない、ちょっとしたリスク覚悟で行こうと思えば行ける
しかしそれ以上に48時間以内のPCR陰性証明とかで「行くのがめんどくさい」ことの影響が自分位は大きいようだ

48時間以内のPCR陰性証明は映画見に行くのも飯食いに行くのもそれが必要で常に意識しなければいけないからな
自分の生活を犠牲にしている実感がかなり強くなってキツイ、そういう空気がどんどん強くなっていったのが今年だろう

上海ロックダウンがやはり大きかったように思う
それ以前は旅行団とか結構出ていたけど、上海以降は全然人が集まらんといった話が多方向から聞こえてくる

もし隔離されたらめんどくさいし不安だという判断になるんだろうな
でも俺はずっと普通に動いてた、上海に行ったということで2ヶ月隔離食らったけど、その後また南京に遊びに行った
現地も普通に人多かったよ

ロックダウン受けると何かと考え方に影響出るよね
私は今年を除くと2020年の春節期間と2021年に1ヶ月で比較的マシではあったが、やはり精神的に厳しいものがあったし収入とかも含めて生活の方で不安になることもあった

考えてみれば新型コロナで2019年の終わり以降はそれ以前のように外に遊びに行くという気分が無くなってしまった
観光地が開放されている、前と違って空いているとは言っても人が多いしどこから人が来たのかも分からない
かと言って人の少ない所に行ってもつまらない

俺が去年の11月に旅行した時は人はそれなりにいた印象だけど、どこでもほぼ並ばずに済んだからやはり少なかったんだろうなあ

国内旅行産業の統計を見ると2020年に前年比で半減レベルで急落して2021年は2020年より微増、

不動産関係はそれどころじゃありません!!

しかし防疫体制が緩和される(かもしれない)といっても1年前のレベルには戻らない
ドラマやアニメの規制が戻ることが無いようにこの3年で進んだ管理の厳しさだけは残っていくのだろうか

武漢在住の身としては3年経っても最初のロックダウン3ヶ月は本当によく覚えているよ……その後の記憶の方が曖昧になっているくらいだ
気が付いたら3年経っているような気分だ



とまぁ、こんな感じで。
これまでの状況に関してイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では48時間以内PCR検査が必要な場所が減るなどこのまま緩和が進みそうにも思えますが、防疫体制強化も緩和もその時になってみれば分からない上に、今後の状況や上の風向き次第では再度厳格化されることもありそうなのであまり期待し過ぎないようにしています」

「厳格な防疫体制が消えたので外に出るのが怖くなった人もいます。以前は厳しく管理されているからリスクは少ないという考えでいられました」

などといった話もありました。

中国では急に上の方針が変わって現場の対応もガラリと変わるのは珍しくありませんが、この新型コロナ関係の方針転換の影響はどうなるんでしょうかね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「二次元の特殊能力で敵が使いそうなイメージの悪い特殊能力について」

現在身の回りがゴタゴタしているので、今回はありがたいことに以前教えていただいた手頃なネタを。

中国オタク界隈ではキャラクターの強さ比較や特殊能力の優劣などに関して熱い論争が日々繰り広げられているそうですが、強さや特殊能力の定番ネタに関する考察なども盛り上がる話題になっているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「敵が使うイメージのある特殊能力」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます


二次元には様々な特殊能力があるけど、イメージの悪い敵用の能力ってあるよね
もちろんそういう能力を持った主人公や味方キャラも探せば出てくるだろうけど、それとは別に二次元の特殊能力で敵が使いそうなイメージの悪い特殊能力について語ってみないか?

使うキャラ次第とは言っても、使う能力の印象の問題は存在するからな。
とりあえず死体、死者改造系のいわゆるネクロマンサー系能力は定番の悪側能力だろう。

毒や病気、呪い、石化などデバフに関しても主人公側がやって良いデバフとやるには特殊な理由が必要なデバフがある!

何となく思い付いたのは重力操作系
中ボス以上の強キャラが使うイメージ

憑依や精神の入れ替えによる乗っ取り能力とかはどう?

再生能力や不死能力は敵の能力。
主人公に持たせたら無敵になってしまうからね。敵ならばそれをどうやって破るかの話にできる。

再生能力や不死能力は自分の中ではむしろ主人公向けの能力だと思っている
どれだけダメージを与えてもいいので敵と被害、負傷のバランス調整が楽になるし、不死能力以外の強みが無ければ苦戦から逆転する展開を毎回作り出せる

俺も不死能力は主人公のための能力、死ぬレベルでボロボロにしても良いための能力なイメージだ
死んでも良いということについてはタイムリープ系などの死んでもやり直せる系も大まかな方向では似たようなものだと思う

不死能力も再生能力もそれだけだと強くはない印象になるね
それとは別に強力な攻撃能力や侵食能力みたいなのとセットになるなど、強キャラとの組み合わせで厄介な能力になるといった感じだ

コピー能力とかはどうだろう?こういうのでネタにされると聞いたことがあるけど

昔はそうだったのかもしれないが、コピー能力はFateの無限の剣製とかがあるから俺の中では中二病系ヒーローの技といった印象になっているかな

コピー能力に対応するものとして金ぴかの王の財宝があるので、コピー能力は弱者が工夫する主人公側向きな能力の気がする

コピー能力よりも能力奪取系の方が悪側の能力という印象が強いかも

時間操作系は強過ぎるので強敵か主人公の最終形態の能力

強制奪取系はボスの能力だろう
スキルを奪うだけでなく五感をもっていくというのもあるよね

リスクなのか強化リソースなのかは作品ごとに違うけど人食い、同族食い的な物が関わる能力

平行世界に移動する能力は敵に持たせるとボス級になる
味方側だと主人公或いはイベントキャラになる

他人に負荷を肩代わりさせる系は任意でも強制でも主人公側の能力じゃないな
リスクと消耗は主人公側が負担するのが当然という扱いだから

核や反物質系などの破壊力が大き過ぎる能力はどうだろう?

破壊力が大き過ぎるというのは主人公側の制御不能なパワーとしても出てくるぞ

怪物化して暴走状態に……というのが思い付いたけど、よく考えたら主人公にも多いな。これも制御不能なパワーの一種か……

ネクロマンサーとかが既に出ているけど、死んだキャラを操る能力(復活或いは死亡したままどちらでも)は敵専用の危険な能力だし鬱展開になりがち

そういうのも含めて穢土転生は本当にヤバイ能力だと思う
万全に使えて解除もできない状況だとご都合主義的な対処しか思いつかん

穢土転生で操られる側の自我による解除についても、結局はストーリーの都合だしね

スタンド能力は第三部以外はどれも悪側の能力っぽい所がある
第三部主人公側でも法皇の緑の能力は悪寄りだし、花京院の立場で使われ方も変化している印象が

主人公に持たせる分には良いんだが、味方キャラだと難しい能力があるよね
自分は例として「寄生獣」しか思いつかないが、寄生能力とか

人体操作系、傀儡化もどちらかと言えば敵の技
雑魚をせん滅するために主人公側が使うのもそんなに珍しくないが

予知、未来予測系は敵の能力だけど味方になる可能性も高い
しかし味方側になると制限や対処不能なのばかりぶつけられて役に立たない

こういうのって敵側で倒される、攻略される前提だから強くても良いという能力だからね
主人公側が正しく活用できてしまうと話が盛り上がらないからデバフをくらう

因果律操作系もそれだろう
基本的にキャラ、世界を外からコントロールする系は成立すると勝ち確定なシチュエーションになりがちだから敵の能力になる

吸収系能力もそんな感じかな
味方側になっても敵の強さで容易に対処できる

吸収で思い付いたが丸呑み系は敵の能力
なお任天堂で長年活躍する主人公にもいる模様

言われてみればコミカルなイラスト、世界観にすると許容される能力というのもあるか
視聴者読者側が考える悪辣な使い方が出ないようにすればいいと

精神操作系も敵の能力だよな
味方側だと強敵には効かなくなりがちだ

精神操作系の中でも特に催眠能力は敵の能力な気がする。これを使う敵は厄介なことが多い。

同意。催眠系は厄介な能力、敵が使う嫌な能力のイメージが強い。
「BLEACH」でも予知と世界改変能力の複合で超強い「全知全能」よりも催眠の「鏡花水月」の方が怖い印象になっているくらいだし!

催眠系は敵が使うとほぼ確定で味方や周囲の人間が敵に回る嫌な展開になるからね
信頼できる仲間が自分を信じてくれなくなるのはトラウマになる

言われてみて納得した。催眠ということでエロばっかり想像していた自分が恥ずかしい……!

エロ関係で構わないなら触手
ある意味では俺達にとってのヒーローだけどね!



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈におけるイメージがイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「特殊能力に関しては二次元的な観点で見るのと、武侠的な観点で見るのでは印象に違いが出ると思います。これは私の個人的な印象ですが武侠系の作品では、二次元よりもの作品よりも敵のイメージのある能力、例えば肉体操作系や精神攻撃系などが主人公側でも使われています。これは講談で発展したジャンルなので能力のイメージよりも、与える衝撃の強さを重視したことが理由なのかもしれません」
などといっ
た話もありました。

それから今回の記事をまとめていて、私が昔中国の大学に留学していた時に大学の動漫社団(アニメマンガサークル)の面々と話していてアニメやマンガのキャラの特殊能力が話題になった時に、その中でも特に濃い中国オタクの人から
「俺は触手が欲しいです……」
と日本語でしみじみと語られたのを何となく思い出してしまいました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「チェンソーマンみたいなレベルでスタート地点から悲惨な境遇の主人公ってどれくらいいるのだろう?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では「何々のような作品は無いか?」という話題が定番になっていますが、その際によく出てくる条件として主人公の扱いや背景設定などもあるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「スタート地点から悲惨な境遇の主人公」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「チェンソーマン」みたいなレベルでスタート地点から悲惨な境遇の主人公ってどれくらいいるのだろう?
最近不幸な主人公が好物になってきたので教えて欲しい

物語のスタート限定?
第一話で転落していくみたいなのはアリ?

それは無しで頼む
騒動に巻き込まれて不幸になる、家族や友人を失うとかは珍しいわけではないし

異世界にトリップするような主人公は大体最初はひどい状況じゃないか?
死んだ方がマシみたいな境遇とかもあるし

そいう連中って大体チート的な何かを獲得したりするので私が聞きたいスタート地点が不幸なキャラでは無いことが多くて……

そうなると、異世界転生系もダメか
転生前がヒドイこともあるけど転生してからスタートみたいなものだからな

復讐系や追放系はどうだろう?
マイナスからスタートするのが基本のジャンルだ。

復讐系はスタート地点では悲惨ではない、普通の幸せ状態なことが多いような?追い出され系も屈辱ではあるが別に全てを失うわけではないし

こういう話題だと両親死亡で天涯孤独みたいなレベルではまだ勝負にならないのが考えてみれば大変だな

うーむ……「鬼滅の刃」の炭治郎もとても悲惨な境遇ではあるんだが妹がいるので印象が全然違うことになるんだよな
その妹が大変なことになっていたとしても家族がいる、一人ではないというのは印象面で大きな違いになるのか

「ベルセルク」のガッツを思い付いたがスタート地点というのが難しいな
子供の頃の環境は悲惨としか言えないレベルだが、物語開始時点では傭兵としてやっているわけだから

主人公じゃないけどうちはサスケは悲惨度かなり高い境遇
しかし最初の方では提示されないからなー

「どろろ」の百鬼丸は自分の身体のほぼすべてを失っている所から始まるので二次元でもかなり突出した悲惨なスタートだと思う。

百鬼丸は確かにそうだな
原作だとアニメより更に悲惨なんだっけか

「東京喰種」はどうかと思ったが、最初は普通の人間だったな……

「東京喰種」は悲惨な主人公大会では強烈な支持層が出張ってくるのだが、今回はレギュレーション的に除外できそうなのが平和で良いな

なんていうか、「東京喰種」は中二病的感性に刺さりまくるからね
流行が過ぎ去った後でも忘れられない人は少なくないし、感情移入できて語れる悲惨な主人公なんだろう

ちょっとズルいかもしれないが、「チェンソーマン」と同じ作者の「ファイアパンチ」のアグニはデンジより悲惨
こういうのって現代社会ベースよりファンタジー世界、SF世界の方が該当するキャラが見つかるんじゃないかな

言いたいことは分かるんだが、このテーマに関しては時代や世界観の扱いもあるから単純に比較し難いね
例えば生まれる時代がヒドイだけで悲惨だと受け取れるケースもあるし、現実世界ベースだと今度はリアルの方がもっと悲惨なネタが出てくる

改めて考えて見ると、話の構成的に悲惨な状態の主人公の描写から始まる作品って案外少ないのか?「ヴィンランド・サガ」も最初に成長後を見せて過去描写に入る流れだったし

それか何かしらの事件に遭遇して悲惨な境遇になるとかだね
「鋼の錬金術師」のエルリック兄弟もこのケースだろうか

主人公の過去が明かされる展開も有りならDボゥイを出せるのだが。

「テッカマンブレード」は皆がよく知る二次元屈指の不幸な主人公だからな!

「チェンソーマン」と比べたらマシだと感じられるかもしれないが「からくりサーカス」の加藤鳴海は現代社会が舞台なのに奇病にかかって常に命の危機状態というのがなかなかに悲惨だと思う

悲惨さ比べの強キャラでまだ出ていないのだと「ノーゲーム・ノーライフ」のリク?
ただこのテーマだと条件に合わないか

「チェンソーマン」の主人公は冷静に考えたら何とか生きていけるレベルだし、他の生死にかかわる境遇の主人公と比べたらそんなに悲惨じゃないと思うのだが。それにすぐ特殊能力獲得できるしその後の展開で失う物に関しても他の悲惨なイベントが多発する作品に比べたらまだ緩やかだ。

相対的に見ればそうなんだろうけど、デンジの場合は自分の悲惨さを理解できない愚かさも加わっているのがより一層悲惨さを際立たせているのがな。

百鬼丸に関しては言われてみれば自分も納得できるんだが、時代背景を考えるとそんなに悲惨だとは感じない所もあるんだよね……デンジの場合は現代社会が舞台であの境遇だからとても悲惨に感じられる所もあるのだろう

同意できる話だ
ポストアポカリプス世界観なんかでは悲惨な境遇に関して現実感が薄れるし、設定だけ比べると時代や世界観設定だけで悲惨さ大勝利になっていたりもするのだが

それに加えてストーリー上の描写、強調の仕方も。
よく考えたら悲惨な境遇を設定されているキャラというのもいる。例えばシリーズ作品だからあまり意識されてないけど「ジョジョ」第七部のジョニィ・ジョースターは結構な悲惨さだと思う。

悲惨さに関してなら別にデンジが飛びぬけて悲惨というわけでは無いし、他の作品を見ればいくらでも悲惨な目に遭う主人公は見つかる。しかしそういう作品は普通にスタートして悲惨な境遇に叩き落される展開も多い。物語の構成的にその方が効果的だからね。
デンジの場合は最初から悲惨、不幸のどん底というのが二次元としてはわりと珍しいんだと思う

最初から何も持っていないよりも持っていたものを失う方がダメージでかい
悲惨な過去が……と明かすのもそのパターンの変形だな

チェンソーマンがやや特殊なのは自分の悲惨さを理解できない愚かさが不幸に見えるような主人公が唯一の小さな幸せを奪われる、自分が不幸だと認識することになるという二段底の構造になっていてそれがヒーローとしてのオリジンになることだろうね。
主人公に感情移入した所にそれをぶつけて来るから気持ちを一気に持っていかれる。上の方で出ている「からくりサーカス」もダブル主人公でそれに近いことをやっている。



とまぁ、こんな感じで。
作品と一緒にイロイロな考察の話も出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では鬱展開、思い通りにならない展開が続くと不満がどんどん強まっていきます。しかしそれとは別に設定上の悲惨さ、重さと深さに関しては普通に需要があります」
「でも国産作品のストーリーを見ると、悲惨で重い設定をストーリーに反映させて爽快感を演出するのはあまり上手くないようにも思えます……」

などといった話もありました。

作品の設定やその見せ方の好みに関しても中国オタク界隈独自の傾向があるようですし、機会があればそっちの方も調べてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「喜多郁代という名前は日本語の感覚ではどこにどういう問題があるんだろうか?」

ありがたいことに前回の記事
中国オタク「もしかして『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』ってかなり違う作品なのか?」
に続いて「ぼっち・ざ・ろっく!」関係のネタを教えていただいたので今回はそれについてを。

「ぼっち・ざ・ろっく!」の喜多郁代には自分の名前にコンプレックスがあるという話が出てきますが、「喜多郁代」を中国語で読むとダジャレ的な語感が消えてしまうのでかなり把握し難いネタになっているそうです。

そんな訳で中国のソッチ系のサイトで行われていた
「喜多郁代の名前のどんな所が悪いのか?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


喜多郁代という名前は日本語の感覚ではどこにどういう問題があるんだろうか?
「ぼっち・ざ・ろっく!」で彼女が自分の名前を嫌うシーンがあったけど、漢字だけ見ると別に問題があるようには思えないし日本語による問題だと思うのだが……

日本語に同音の言葉があってその意味がネタになるというヤツだね。

こういう日本語発音ネタは字幕だと分かり難いからなあ
ファンサブ字幕だと注釈つけてくれることもあるが、それをやり過ぎて逆に混乱したりすることもあるし

大まかに説明すると「喜多」の発音が日本語の「来了」の意味になって、「郁代」が「走了」の意味になる、それがセットでネタにされるわけだな

その意味だと別に嫌がるほどの問題になるとは思えないんだが……やはり翻訳の問題かな?名前関係はたまにそういうことが発生していると聞くけど。

あ、そっちの方の意味に素直にとっていいんだ!
俺はてっきりAVの方の「いく」だとばっかり思っていた
リアルで誰かに言わないで良かった……!

それを意識してしまうのも理解はできる
しかし「ぼっち・ざ・ろっく」はアニメ化の際に原作から明確にエロを削っているし劇中のやり取りを見ても絶対にそっちの方では無いな!

「いくよ」という言葉自体は日本の作品を見ているとよく聞く言葉なんだけどね

必殺攻撃とかの動作に入る際にその「いくよ!」から始まったりするな。

この喜多郁代に限らず、二次元だと同音で別の意味にとれる、ネタになる名前が結構多いよね。

日本の作品は元になる日本語の言葉があって、その発音をいじってキャラ名にすることも少なくない
しかし中国に入ると漢字の音は中国語でしか読まれないから、元の日本語の音で仕込まれたネタが意識されることはほぼ無いんだよな

有名なのだと「逆転裁判」かな?「成歩堂」は日本語の「なるほど」から来ているし、他のキャラも日本語の単語に強引に同音或いは音の近い漢字をあてて名前っぽくしている。
しかし中国語だと「成歩堂龍一」に関してはなんか凄い組み合わせの名前だ、コレが二次元かみたいなことになる。

人名でも漢字でもないけど「アイドルマスター」の数字の名前のプロダクションに関してはどれも日本語に該当する言葉がある
「765」は「namco」で「961」は「黒い」、「315」は「最高、「346」はちょっと外れて「美城」の日本語発音の「みしろ」からとか

タイトルだと「銀魂」は日本語の「キンタマ」に近い発音だというのもネタとして意識されているんだっけか

「名探偵コナン」の「米花」市が「Baker」Street、「阿笠」博士が「Agatha」 Cristieなのはファンの間では有名

最近の作品でこういうネタが多いのは「古見さんは、コミュ症です。」だろうか
古見硝子は日本語の「コミュ障」を元ネタにした名前だし、只野仁人は「ただの人」というのが元ネタだ

日本の二次元作品ではむしろそういうネタが無い方が少ないという話も聞くな
日本人からすればキャラ付けが分かりやすくて印象に残る名前になるからと

なら「ぼっち・ざ・ろっく!」のキャラは喜多郁代以外にもそういうネタが仕込まれていたりするの?

うん、大体仕込まれている
メインの四人の姓は作者が好きなロックバンドのメンバーからとっているし、名前の方は実はダジャレでつけられた悪趣味な名前もある
主人公の名前からして元ネタが「一人ぼっち」だからね

悪趣味なネタだったのか……ちょっとショックだ

いや「ぼっち・ざ・ろっく!」のキャラ名は悪趣味とまではいかない、悪ノリなネタだよ
コメディ要素のある作品ならよくあるレベルで悪意があるとかではない

しかし普通にネタにするとしても「后藤独」或いは「后藤一里」というのは変な名前過ぎるだろ……
(訳注:両方とも現在中国で使われている「後藤ひとり」の中国語表記だそうです)

それ日本語ではひらがなで「ひとり」だから日本語での意味は「一人」になるけど、ひらがな表記だと二次元なら別にありえないわけではないくらいの印象になるらしい
これも翻訳のせいで元の名前の印象が消えているケースかもね

しかし妹は「ふたり」、中国語翻訳だと「二里」だけど日本語だと「ふたり」は概ね「二人」と受け取るから合わせて見ると更にヒドイと思う

親の常識を疑うレベルだ
あの家で三人目の子供ができたらどんな名前にするんだろうね。日本語で「さんにん」になるのか?それとも古文で「みたり」になるのか?

これはキレイに訳すのは難しい部分だろう
意味に加えて日本語の発音と文字による印象もあるんだけど、そこを説明なしに短い言葉で訳すのは困難だ

最初の方に出ていた喜多郁代に関しては「郁代」がシワシワネームという指摘、名前として古い世代の名前、近年の子供に付ける流行からは外れているというのもあるはず

その通り。郁代は日本人の名前によくある何々子というのよりも更に前の時代に流行った名前だ。
現代の日本では「子」を使う名前ですら古めで嫌がられているから、郁代ならば尚更だしそれが作品内ではネタになっている。

逆に伊地知星歌の「星歌」がキラキラネームだという話も出ていた
そういう名前は逆のベクトルでやはり嫌がられる、バカにされるのだろう

二次元とは言え、子供が学校でヘンなあだ名をつけられてバカにされるような名前を付ける親はどうかと思ってしまう。

ウチの国の親を見ても分かる通り、子供のことよりも自分の考える特別さを優先してヘンな名前をつけられて子供が苦労する話は珍しくない
親が付けた変な名前で子供が被害を受けるのはどこの国でも発生している問題だ……

日本にはリアルで「光宙」で「ぴかちゅう」と読む名前を付ける親がいるらしい
しかしあの作品に関しては「ひとり」なんて名前のキャラがいる世界なんだから名前が古いくらい気にする必要は無いと思うんだが

女の子の名前で自分がどう感じるかだから他人の名前がと言うのは関係無いんじゃないの?
それにハッキリと陽キャという立場でもあるキャラだから、流行から外れるのは嫌なんだろう

自分の名前を嫌がることに関してはあだ名をつけられることの他に、その時代の感覚でダサい名前だというのもキツイからね
特に小中学校くらいではそういうのをバカにするのが大好きだから……



とまぁ、こんな感じで。
日本の作品のキャラ名の翻訳事情も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国語では日本の作品のキャラクター名のひらがなとカタカナの部分は全て漢字に翻訳されます。そして漢字は全て中国語の音で把握されるので日本語としての音に意味があるような名前のネタが伝わっていない、ファンの間でも知られていないことも珍しくありません」
などといった話もありました。
それから、ざっと反応を見た限りでは漫才師の今いくよ・くるよ関係のネタはさすがに伝わっていないようでした。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本の二次元作品によく出てくる名前について語ろう。流行のようなものもあれば知りたい」

中国オタク「もしかして『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』ってかなり違う作品なのか?」

中国における日本の新作アニメの配信が何かと不安定になっていて当ブログのネタ的にも何かと厳しくなっていますが、ありがたいことに「ぼっち・ざ・ろっく!」に関するネタのタレコミと質問をいただきましたので今回はそれについてを。

「ぼっち・ざ・ろっく!」

は配信開始後にどんどん人気が伸びていき現在中国で配信されている10月新作アニメの中では現在「SPY×FAMILY」に次ぐ人気になっているそうですが、中国オタク的に「期待していた内容と違った」「合う合わないが分かれる」作品だという話も出ているとのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん』はかなり違う作品なのでは?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


もしかして「ぼっち・ざ・ろっく!」と「けいおん!」ってかなり違う作品なのか?俺は「けいおん!」の後継が来たという話を聞いて見始めたんだが、見ているうちにかなり違うと感じるようになっていく……

それは自分も感じている
「けいおん!」や「Don't say "lazy"」の精神的後継者とかなんとかいう評価を聞いていたのだが
楽しめているからこの作品に出会えたこと自体は良いんだけど……

「けいおん!」みたいなゆるい日常系、ソフト百合解釈できそうな展開もある作品を期待したら非社交キャラの独白ネタが続いて困惑している自分みたいなのもいるぞ!

大まかな所では同じカテゴリには入れられるんだが、芳文社の萌え作品くらいの括りまでだろうな

テーマがロックバンドで芳文社系の作品ではあるから同じように見えるけど、歌で世界を変える系のロボアニメの方がまだ近い気がしないでもない

全く違うと言ってしまうのもまた違うが「けいおん!」みたいな作品を見たい人に「ぼっち・ざ・ろっく!」を薦めるのも何か違う気がする

この話にはとても同意できる
「けいおん!」も悪い作品ではなく俺も普通に楽しめたけど、皆が「ぼっち・ざ・ろっく!」は「けいおん!」の精神的続編だとかなんとか言っているから見に行ったら全然違う!!と感じることになったよ

芳文社の作品でバンドがテーマだということで最初はネタ混じりの宣伝もあってそれがまだ残っているのがヤヤコシイ所だ

ちょっと前に盛んだった「けいおん!」と関連させてのアピールはネタじゃなく本気の方が多かった気がするぞ
しかし10月新作だと「Do It Yourself!!」の方がよほど「けいおん!」に近い……でもDIYの方は正規配信無いようだし、bilibiliが推してる「ぼっち・ざ・ろっく!」の方が目に入って混同されてヤヤコシイことになっている模様

「ぼっち・ざ・ろっく!」の作者は「けいおん!」を意識しているし、そこから外れるように意図的に作ってるらしいな

私は最初主人公のぼっちちゃんが学校の軽音部に入ると思ってたし、その後もずっとバンド組んだ4人が軽音楽部を作る話になるのだろうと思っていたよ!

私も「ぼっち・ざ・ろっく!」を過去の作品で例えるなら何か?というので「けいおん!」は無いと感じるようになった
あえて言うなら「ゆるキャン△」だろうか?

こういう話のネタが出てくるのも「ぼっち・ざ・ろっく!」のクオリティが高いからなんだろう。
しかし正直に言えば「けいおん!」的な作品だと紹介されて見始めたから複雑な気分にはなる。

結局、主な共通点って「高校生バンド」ということくらいだよな……

「けいおん!」は日本の学校の部活と学校生活がメインだけど「ぼっち・ざ・ろっく!」はライブハウスとバンドの活動がメインだ。
「ぼっち・ざ・ろっく!」も芳文社系作品のゆるい萌え系な空気はあるけど努力してバンドで成功する、プロになる(学校やめる)という目標があるので話が進むほど違う印象になってくる。

バンド活動もだけど、私は主人公の内向的で社交能力皆無なキャラクターと動機、承認欲求の強さが「けいおん!」と比べて結構な威力の毒になっているようにも感じるね。

理解できる。その部分がこっちで合わない人が出ている原因にもなっていると思う。
それに学校が舞台ではなくライブハウスが舞台という時点でかなり難しくなるというか、想像から外れるし楽器やりたくなるまではあっても、バンドやりたくなるになると一気に難しくなる。
あと日本語で言う所の「ぼっち」の思い出とか理解し難いネタがちょくちょく入るけどこれも共感し難い所がある。

ぼっちに関しては日本ではすごい「あるある」ネタらしいし、ウチの国にも理解できる人はいるようなんだが……うーむ

主人公のこじらせ方が「けいおん!」とは大きく違う部分でもあるよね
そこだけ切り取ると「エヴァ」に近いとか思えてきたり

日本だと軽音楽のバンドが一般的でアニメに散りばめられたネタも実感をもって受け止められているようだけどこっちの感覚では調べないと分からない所も少なくない
アニメも楽曲もライブシーンの質も高いから何となく楽しんで見てはいられるんだが

そもそも日本で二十世紀から続くバンド文化とロックネタがベースだから「けいおん!」的な方だけで考えていくとかなり見落としが出るのだろうね

ロックと言えば、この作品に関する話を見ていて疑問が出てきたんだが、もしかして「けいおん!」の歌ってロックではなかったりするの?
皆の話題や評価を追いかけているとそんな風に感じるんだが……俺は10年以上勘違いしていたのか?

ロックの定義はさておき、「ぼっち・ざ・ろっく!」はファンの話題で楽曲の評価関連で人気だけでなくロックとしてどうなのかとかでもゴタゴタしているのが結構珍しいな

この作品の歌に対するロック好きの評価を見ると自分の好きになった「ギターと孤独と蒼い惑星」よりも「あのバンド」の方が評価高いとされている。どうやら俺は良いロックの曲は好きじゃなかったようだ……

場所によってはどっちの曲が良いか、ロックなのかで荒れたりしているから気になるのかもしれないが、好みの違いくらいのもんじゃないかなあ
そういうのは話す時期や話す人とかでいくらでも変わるから気にしないでいい

俺の中のロックのイメージなんて長髪の男が大音量のメタルサウンドと共に叫んでいるというレベル、日本のロックと欧米のロックの違いも全く分からないけど普通に楽しめているから大丈夫だ!

私はロック好きだし個人的には「ギターと孤独と蒼い惑星」と「あのバンド」だと「あのバンド」の方が好みだったけど、明確な差があると感じたわけでは無く好みの差くらいだったからそんなに気にしないでも……それにロックの定義はかなり広いものだから好みに合わない曲=ロックが合わないと決めつけないでも良いと思うよ

そもそもロック要素に関しては音楽以外ではキャラや犬の名前の元ネタが数少ないロック要素に思えるレベルだから作品側もそんなにハッキリと狙っているわけでは無いかと

「ぼっち・ざ・ろっく!」の楽曲の歌詞を見てみるとわりとロックに思える
ただ日本ではネタとして傍若無人な行動、奇行を「ロックだ」と言ったりするのでかなり雑に扱って良い概念っぽいし、「摇滚」(ロック)の定義を重視するこっちの考え方とは何かと違う気がしないでもない

オタクは正統性や上下にこだわりたがるんだろうけど「ロック」の範囲は複雑で広いから決着をつけるのは難しいんじゃないか
そもそも「正しいロック」を求めるのってロックの精神に反すると思うんだが……

ロックについてはさておき、楽曲を「けいおん!」的に考える、「God knows」、「Don't say "lazy"」の流れとかで理解しようとするのも作品評価が混乱する原因になってるな
あと二次元的な題材として学校の部活はまだ良いんだが、ライブハウスになると知識と実感の間がかなり遠くなるように感じる

ウチの国では学校でバンドやる、それが大人気になると周りにチヤホヤされるというのが実感としてよく分からないからね
高校でそんなことやってる暇ないし、大学受験失敗したら人生ドロップアウトだから高校でクラスメートに人気になってもすぐに意味が無くなるというのが頭に浮かんでしまう

南方だと違うのかもしれないが、俺の地元だと学生のバンド活動に関しては全く縁がないし俺の中には雑知識によるイメージしかない

昔「我為歌狂」というバンドネタの国産アニメが作られたこともあったんだけどね……ウチの国だとそういう場所もだけどロック自体が規制受けて一度ほぼ消えてしまったから今の学生にとっては遠いものになっているのだろう

オタクにも世代交代が発生しているし知識が継承されているとは限らない。「けいおん!」はもう13年前で「涼宮ハルヒ」のアニメは15年以上前だ、あの当時ウチの国のオタクの間に広まった日本の学生とバンドに関する知識はかなり消えてしまった

そうなんだよ……だから「ぼっち・ざ・ろっく!」の受け止め方、ロックの受け止め方の違いがそこかしこで発生するのも当然なのかもしれない
それにしても二次元経由でこっちに入ってくる日本のロックは政治性が無いから安心して楽しめるのは良いんだが、しよく考えたら何とも言えない気分になる



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の作品の受け止め方に関する話がイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方とのやり取りでは
「バンドについては問題無いのですが主人公のぼっちネタが分かり難いです……」
などといった話もありましたしその後
「ぼっちネタに共感し難いのは中国のオタクは日本のオタクと比べて積極的な人の割合が高いからなのかもしれません。中国でも社交能力の欠如やリア充ではない自分を嘆く声は多いのですが」

「押しの強さ、積極性に関しては中国社会と日本社会の違いもあるかもしれません。他にも中国ではオタク文化が外国から来た若い世代の先進的なカルチャー的な扱いだった時期が長いので、中国のオタクは自信をもって積極的に動いてアピールする人の割合が高くなっている可能性も考えられます」

などといった話もありました。

人気になった作品は反応の数も多くなるので中国独自の反応も目立つようになったりするのですが、「ぼっち・ざ・ろっく!」に関しては他の人気作品と比べても独自の反応が出ている部分が多いように感じられます。作品と一緒にその辺りについても引き続き追いかけていきたいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「現代の二次元では大和撫子属性ってどれくらい人気あるのだろうか?この属性の人気キャラというのがなかなか思いつかない……」

朝起きたら日本がスペインに勝って予選リーグ突破という予想外な状況に混乱しましたが、今日はW杯関連のニュースを追いかけるのに忙しくなりそうなので以前教えていただいた手頃なネタで更新を……

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「現代の二次元作品における大和撫子の人気や扱い」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


現代の二次元では大和撫子属性ってどれくらい人気あるのだろうか?この属性の人気キャラというのがなかなか思いつかない……

大和撫子って知らない人はいないレベルの有名属性だし過去に人気キャラはいたはずだけど今はパッとしないよね。

有名なのは現実で使われる用語、実写や文芸方面など二次元以外での扱いの多さも理由じゃないか?
オタク用語というかオタクの概念が出る以前から使われていた言葉なわけだし

私も二次元とは別の影響を考慮するべきだと思う。現代社会では表立って言うのは難しくなったが大和撫子というのは男が妄想する結婚相手の理想像の一つではあるからね。
しかし二次元では属性を強調して扱うから大和撫子は現代の環境では相対的に不利だろう。

実際、三次元だと現代でもかなりの強属性なのは誰もが認めるだろう

大和撫子は人気属性の集合体でもあるから、近年の二次元で圧倒的な人気属性になるのは逆に難しいんじゃないか?まぁ俺は大好きだけどさ

特定年代の流行の頂点ではないだろうけど、黒髪ストレートロングは今でも人気だし、キャラデザの一種として大和撫子は現代でも強いと思う

大和撫子系キャラの人気については確かによく分からない
例えが古いが「サクラ大戦」の真宮寺さくらはキャラデザはともかく、性格的には上位の人気は厳しそうだし……

藤島康介のキャラならベルダンディーの方がそうじゃないの?

うーむ……確かにそうかも。
真宮寺さくらは嫉妬やコミカルな部分が強過ぎてよく考えると大和撫子という印象が薄れてくる

「艦これ」の大和はどうかと思ったが、艦これは二次創作で作られたキャラ付けも多くて本体のキャラ自体は薄いから何とも言えないか

大和撫子って例えば「物語シリーズ」の千石撫子のように嫉妬、ヤンデレを含みがちな属性だからそれも現代ではマイナスになりそう

ヤンデレはどうなんだろう?千石撫子は名前からしてその属性を極端にして歪めるのを狙っているキャラだとも考えられるが……

近年は大和撫子キャラをそのまま出す作品が無い
イロイロ考えて見たが、強引にあてはめて「冴えない彼女の育てかた」の加藤恵とか?同時期の二次元では人気キャラとしても一位ではないが上位にはいたはず

近年の作品で少なくなったのは日本の現実社会で大和撫子な人が減った、評価されなくなったということなんだろうね。

日本社会で減っているのは確かだろうけど二次元の属性に「現実にいる」は関係無いと思うが。尖った非現実的なのも多いのだし

うーむ……二次元における代表的な大和撫子キャラというのをなかなか思いつかない自分に気付いてしまった。社会現象レベルの人気キャラだったという「タッチ」の浅倉南とかになるか?

浅倉南はかなり男を振り回すタイプだし、私の認識している大和撫子属性とはちょっと違うような気がする。
私はあだち充のヒロインだと鹿島みゆきや古賀春華が大和撫子属性だと感じる。

現代の二次元では少々厳しいかもしれないが、過去に大人気になったキャラがいないわけではないぞ。
「藍より青し」の桜庭葵とか20年位前だが大人気だった。

昔か……かつて「まもって守護月天!」という作品もあってね……

受動的な言動のキャラになりがちだから一昔のヤサシイだけが取り柄のハーレム主人公との相性は良いけど、現在の俺TUEEEEE的な主人公とは相性悪いんじゃないかな

大和撫子の扱いはツンデレのようなものだろう
現代二次元環境だと単独では戦えないものの、他の属性と混ざって強力な存在を生み出し続けている

上でも言われているけど大和撫子属性自体が混合属性っぽいから複合属性の一要素となっていったツンデレと同じに扱うのはどうなんだろう

大和撫子属性が変化していった、他と混ざっていったこと自体は間違いないと思う。俺は母性のあるキャラに大和撫子属性が混ざっていると感じることも多い。

確かに。母親キャラや姉キャラに備わっている要素の一つといった印象もある。

ツンデレのようにネガティブな評価も付いて回るようになったわけじゃないが、二次元における流行はかなり昔な気がする。
この数年で探すと人気キャラ見つからないのも無理はない

十年……いや二十年でも無理だろ

20年前なら上で出ている「藍より青し」があるね
ただ当時の流行は暴力ヒロインだったから……

「犬夜叉」の桔梗や「NARUTO」のヒナタもいるから広義的な方向で見ていけば二十年前でも見つかると思うよ
しかし誰もが納得しそうな大和撫子キャラのベルダンディーとか初出は1980年代だから昔の流行ということ自体は全く否定できない!

「乙女はお姉さまに恋してる」や「月に寄りそう乙女の作法」はとても理想的な大和撫子キャラが出ている。本当だよ!

一番重要な性別に言及しないのはどうかと思う!
でも二次元なんだから偽娘キャラを探すのも一つの手か……?

伝統的な受け身で男に救われるのを待つような大和撫子は二次元ではもう人気出ない。
今出るのは有能だとか戦えるだとか、孤高だとかツンデレだとかも備えているタイプの大和撫子だ。重要なのは大和撫子的外見と家庭能力のスペックで性格面は現代のオタク属性的を取り入れているということ。

堂々巡りになるけど、それ「サクラ大戦」の真宮寺さくらの時点でかなり満たしてないか?
「サクラ大戦」は第一作が1996年だ

「FF7」のティファだって評価としては大和撫子だというのがあるからな
戦える大和撫子自体は新しい概念ではないだろうね

現代では大和撫子は外見(容姿或いは表面的な言動や趣味)からの印象に活用されて、ギャップ萌えを演出する素材になっているような気がする
皆から大和撫子だと思われていたキャラが実は……みたいにね

理解できる。現代の二次元の環境において単純な属性ではもう厳しいのだろう
上で言われているようにツンデレと同じに扱うのはちょっと違うが、変化の経緯や現代の環境での扱われ方についてはツンデレと重なるものがあると思う。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈における大和撫子キャラのイメージに関してイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「現実の親しくない人もいる場所で言うことはありませんが中国では大和撫子を理想の一つだと考えている人は今でも少なくないです」
などといった話もありました。
こういった中国オタク界隈における好みとその受け止め方の変化については引き続き追いかけていきたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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