ありがたいことに前回の記事
中国オタク「少年マンガ作品でたまにメインキャラが死んでもあまり荒れない、人気に影響が出ないように感じられる作品があるけどなぜだろう?」
に関連した質問やネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈では日本と比べてキャラの敗北や死亡に関して敏感、反発が出やすいといった話があります。しかし当然ながら中国オタク界隈でも納得できるキャラの負け方や死に様というのはあるそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「カッコイイと思った強キャラの負け方死に方」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
お前らが納得した、カッコイイと思った強キャラの負け方死に方について教えてくれ
今は某五条悟に納得いかない人がたくさんいるようだが逆にどんなキャラの負け方や死に方なら良いと思った、格が落ちないと感じたのかが知りたい。敵味方や師匠などキャラのポジションは問わないができれば見ている側を感情移入させるようなキャラで頼む
「デスノート」のLは死んでも全く格が落ちなかったし理想的なボスキャラとしてずっと扱われているね
キルヒアイスやヤンなど全盛期の田中芳樹はバンバン殺すけどキャラとしてはカッコ良く殺していたな
キルヒアイスのように死んでから更に評価が高まる展開は大好きです
最近の作品なら「葬送のフリーレン」の南の勇者のように雑に死んだキャラと思いきや実は最強級だった、凄くて意味のある戦いをしていたという展開も大好きです
スレ主の考えているのとはちょっと違う気もするが「カウボーイビバップ」のスパイクは死亡エンドまで含めてカッコ良かった
私は主人公死亡エンドはあまり好きじゃないんだがスパイクに関してはあれが良いと思ってしまう
少年マンガ系だと「NARUTO」の自来也はわりと良かったかな。
自来也に関してはリアルタイムだとそこまで評価が高いというわけではなかったが、その後の作品で負けてキャラの印象がわるくなる、格が落ちるキャラが出る度に負けても格が落ちないキャラの好例として評価が上がっていった気がする。
敵側だけど「鋼の錬金術師」のブラッドレイは負けたけど格が落ちないキャラという話題の時にはほぼ必ず名前が出てくるね
そういうのなら「Fate」のギルガメッシュはどう?
実は負け展開の方が多いキャラだと言われているが
いや金ぴかは負けた時は無様だし格が落ちまくっているので金ぴかファンからは拒絶反応が出てるぞ?ウチの国ではZeroから入ったファンが多かったし。
それでも人気が維持されているのは不思議だが……
金ぴかに関してはそれ以上に活躍しているのと負ける時に慢心という汎用性の高いハッキリとした理由があるので気持ちの整理が容易。
それから出番が多い、カッコ良く活躍する場面も多いので格に関しても復活する。
Fateという作品は状況や相性が悪くて負ける相手が普通にいる、サーヴァントという存在なので一度負けたら終わりではない世界観なのでファンをやっていると「好きなキャラの負け」に慣れるという事情がある。
あとギルガメッシュに関しては近年のFateで敵の強さを強調するための便利な相手になっている節もあるのに格も人気も維持しているのが負けの扱い以上にかなり珍しい。
「HUNTER×HUNTER」のネテロはどうかな?
ジジイな強キャラは最初から退場を想定されていることも多いからか、カッコ良く散ることが多い気がする
中には山本元柳斎重國みたいなガッカリ敗北もあるが
「ヴィンランド・サガ」のアシェラッドは死にざまも含めて俺の大好きなキャラだ
「ワンパンマン」のボロスは良かったね。
世界観やキャラのバランスを崩さずに上手くまとめたと感じたよ。しかしこのキャラが上手くいったからガロウで難しくなったんだろうとも感じる。
「キングダム」の王騎はとても良い。イロイロとツッコミ所ばかりな作品だけど、あのキャラに関しては認めざるを得ない。
オタク界隈では何かとネタキャラになりがちなアニメの団長キャラの中で特にカッコ良く死んだと言われている「進撃の巨人」のエルヴィン団長
「進撃の巨人」はエルヴィン団長は良いけど兵長の方の終盤の展開(死んではいないけど戦闘力低下)はアレだったから同じ作品でも当たり外れがあるのが珍しくないというのを実感する……
理解できるよ。人気キャラがそのハズレになると大炎上する、作品のイメージや評価に対する大きなダメージが発生することになる。
ルルーシュみたいに普段から策に失敗して顔芸付きの醜態を晒しているので負けても格が落ちない、カッコイイ所はカッコイイと感じられるキャラはどうかな?
設定やあらすじを見ると微妙に見えても、実際に作品で見たらなぜか妙にカッコイイ印象になるキャラいるよね
FFのセフィロスも出る度にクラウドにやられてカッコ悪い事になっているのに例のBGMと一緒に出てくるたびにカッコ良さが復活する
強キャラが負ける、死ぬときのあっけなさや無様に関してはキャラがぶれている、強さや特殊能力の設定が崩れているという批判はよく聞くけど設定無視でもカッコイイ印象になってしまうキャラはいるからね。特に最期を上手く描けば印象が良くなる
例えば「Gガンダム」の方の東方不敗は登場からずっとキャラも設定もぶれているしドモンがGガンダムに乗り換える時とか典型的な悪党ムーブしているけど皆の心の中に残っているのは暁に散る師匠だ
「ONE PIECE」の白ひげと書こうとしたが、そういえば今ではやらかし評価が主流になっているエースもリアルタイムで見ている分には感動した人が多かったし話の描き方見せ方というのは重要なんだろうな……
近頃のゴタゴタで更によく名前が出てくるようになった「鬼滅の刃」の縁壱
最強の終わり方、格が落ちない展開として非常に上手い
縁壱はまさに最強のまま負けた、死んだキャラだよね
最近の騒動に関してはこのキャラの記憶がまだ残っている時期だったのも厳しかったように思う
「七つの大罪」のエスカノールは制限付きの作中最強で、最後は命を燃やし尽くして最強のまま退場するというキャラだった。最強のまま死亡退場というのもやれなくはないんだよね。
今回のゴタゴタを見てから改めて自分の記憶を振り返ってみたけど、作品にしろキャラにしろ印象に関しては終わり方がとても大事なのだと実感したよ
それは確かに。
だから強敵として相応しい強さの演出が行われるライバルキャラ、敵の大ボスキャラに「負けているのに格が落ちたと感じられない」ようなキャラが多くいるのだろう。
味方側、特に出番の多いキャラだと積み上げた設定や印象と負け展開の折り合いをつけるのが難しいんだと思う
師匠キャラや強いジジイキャラにそういう問題があまり無いのは出番が少ない、退場前提のキャラとして扱われているからという面もありそうだ
とまぁ、こんな感じで。
ここで名前が挙がっているキャラに関して中国オタク界隈では何かと良い方向で語られることが多いように感じます。
ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「今では評価が高くなっている死亡退場したキャラも当時の死亡回は中国のファン界隈がかなり荒れて、不満や批判をする人が少なくなかったです。しかし良い死に方をしたキャラは少し経てば落ち着いて評価が上がっていきますし、不満や批判がたくさん出た死に方のキャラは話題の量は減りますし出てくるネタも負の方向ばかりになります」
などといった話もありました。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
中国オタク「少年マンガ作品でたまにメインキャラが死んでもあまり荒れない、人気に影響が出ないように感じられる作品があるけどなぜだろう?」
に関連した質問やネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈では日本と比べてキャラの敗北や死亡に関して敏感、反発が出やすいといった話があります。しかし当然ながら中国オタク界隈でも納得できるキャラの負け方や死に様というのはあるそうです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「カッコイイと思った強キャラの負け方死に方」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
お前らが納得した、カッコイイと思った強キャラの負け方死に方について教えてくれ
今は某五条悟に納得いかない人がたくさんいるようだが逆にどんなキャラの負け方や死に方なら良いと思った、格が落ちないと感じたのかが知りたい。敵味方や師匠などキャラのポジションは問わないができれば見ている側を感情移入させるようなキャラで頼む
「デスノート」のLは死んでも全く格が落ちなかったし理想的なボスキャラとしてずっと扱われているね
キルヒアイスやヤンなど全盛期の田中芳樹はバンバン殺すけどキャラとしてはカッコ良く殺していたな
キルヒアイスのように死んでから更に評価が高まる展開は大好きです
最近の作品なら「葬送のフリーレン」の南の勇者のように雑に死んだキャラと思いきや実は最強級だった、凄くて意味のある戦いをしていたという展開も大好きです
スレ主の考えているのとはちょっと違う気もするが「カウボーイビバップ」のスパイクは死亡エンドまで含めてカッコ良かった
私は主人公死亡エンドはあまり好きじゃないんだがスパイクに関してはあれが良いと思ってしまう
少年マンガ系だと「NARUTO」の自来也はわりと良かったかな。
自来也に関してはリアルタイムだとそこまで評価が高いというわけではなかったが、その後の作品で負けてキャラの印象がわるくなる、格が落ちるキャラが出る度に負けても格が落ちないキャラの好例として評価が上がっていった気がする。
敵側だけど「鋼の錬金術師」のブラッドレイは負けたけど格が落ちないキャラという話題の時にはほぼ必ず名前が出てくるね
そういうのなら「Fate」のギルガメッシュはどう?
実は負け展開の方が多いキャラだと言われているが
いや金ぴかは負けた時は無様だし格が落ちまくっているので金ぴかファンからは拒絶反応が出てるぞ?ウチの国ではZeroから入ったファンが多かったし。
それでも人気が維持されているのは不思議だが……
金ぴかに関してはそれ以上に活躍しているのと負ける時に慢心という汎用性の高いハッキリとした理由があるので気持ちの整理が容易。
それから出番が多い、カッコ良く活躍する場面も多いので格に関しても復活する。
Fateという作品は状況や相性が悪くて負ける相手が普通にいる、サーヴァントという存在なので一度負けたら終わりではない世界観なのでファンをやっていると「好きなキャラの負け」に慣れるという事情がある。
あとギルガメッシュに関しては近年のFateで敵の強さを強調するための便利な相手になっている節もあるのに格も人気も維持しているのが負けの扱い以上にかなり珍しい。
「HUNTER×HUNTER」のネテロはどうかな?
ジジイな強キャラは最初から退場を想定されていることも多いからか、カッコ良く散ることが多い気がする
中には山本元柳斎重國みたいなガッカリ敗北もあるが
「ヴィンランド・サガ」のアシェラッドは死にざまも含めて俺の大好きなキャラだ
「ワンパンマン」のボロスは良かったね。
世界観やキャラのバランスを崩さずに上手くまとめたと感じたよ。しかしこのキャラが上手くいったからガロウで難しくなったんだろうとも感じる。
「キングダム」の王騎はとても良い。イロイロとツッコミ所ばかりな作品だけど、あのキャラに関しては認めざるを得ない。
オタク界隈では何かとネタキャラになりがちなアニメの団長キャラの中で特にカッコ良く死んだと言われている「進撃の巨人」のエルヴィン団長
「進撃の巨人」はエルヴィン団長は良いけど兵長の方の終盤の展開(死んではいないけど戦闘力低下)はアレだったから同じ作品でも当たり外れがあるのが珍しくないというのを実感する……
理解できるよ。人気キャラがそのハズレになると大炎上する、作品のイメージや評価に対する大きなダメージが発生することになる。
ルルーシュみたいに普段から策に失敗して顔芸付きの醜態を晒しているので負けても格が落ちない、カッコイイ所はカッコイイと感じられるキャラはどうかな?
設定やあらすじを見ると微妙に見えても、実際に作品で見たらなぜか妙にカッコイイ印象になるキャラいるよね
FFのセフィロスも出る度にクラウドにやられてカッコ悪い事になっているのに例のBGMと一緒に出てくるたびにカッコ良さが復活する
強キャラが負ける、死ぬときのあっけなさや無様に関してはキャラがぶれている、強さや特殊能力の設定が崩れているという批判はよく聞くけど設定無視でもカッコイイ印象になってしまうキャラはいるからね。特に最期を上手く描けば印象が良くなる
例えば「Gガンダム」の方の東方不敗は登場からずっとキャラも設定もぶれているしドモンがGガンダムに乗り換える時とか典型的な悪党ムーブしているけど皆の心の中に残っているのは暁に散る師匠だ
「ONE PIECE」の白ひげと書こうとしたが、そういえば今ではやらかし評価が主流になっているエースもリアルタイムで見ている分には感動した人が多かったし話の描き方見せ方というのは重要なんだろうな……
近頃のゴタゴタで更によく名前が出てくるようになった「鬼滅の刃」の縁壱
最強の終わり方、格が落ちない展開として非常に上手い
縁壱はまさに最強のまま負けた、死んだキャラだよね
最近の騒動に関してはこのキャラの記憶がまだ残っている時期だったのも厳しかったように思う
「七つの大罪」のエスカノールは制限付きの作中最強で、最後は命を燃やし尽くして最強のまま退場するというキャラだった。最強のまま死亡退場というのもやれなくはないんだよね。
今回のゴタゴタを見てから改めて自分の記憶を振り返ってみたけど、作品にしろキャラにしろ印象に関しては終わり方がとても大事なのだと実感したよ
それは確かに。
だから強敵として相応しい強さの演出が行われるライバルキャラ、敵の大ボスキャラに「負けているのに格が落ちたと感じられない」ようなキャラが多くいるのだろう。
味方側、特に出番の多いキャラだと積み上げた設定や印象と負け展開の折り合いをつけるのが難しいんだと思う
師匠キャラや強いジジイキャラにそういう問題があまり無いのは出番が少ない、退場前提のキャラとして扱われているからという面もありそうだ
とまぁ、こんな感じで。
ここで名前が挙がっているキャラに関して中国オタク界隈では何かと良い方向で語られることが多いように感じます。
ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「今では評価が高くなっている死亡退場したキャラも当時の死亡回は中国のファン界隈がかなり荒れて、不満や批判をする人が少なくなかったです。しかし良い死に方をしたキャラは少し経てば落ち着いて評価が上がっていきますし、不満や批判がたくさん出た死に方のキャラは話題の量は減りますし出てくるネタも負の方向ばかりになります」
などといった話もありました。
とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。