「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2024年01月

中国オタク「印象的なキャラがたくさんいたけど、自分にとって収穫だったのはテスカトリポカ」中国版FGO第二部第七章への反応

中国版FGOでは1/25から第二部第七章後編
「空想樹海紀行 オルト・シバルバー」
が実装されているそうですが、ありがたいことに関連したネタのタレコミと質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

中国版FGO公式告知ページ(中国語)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国版FGO第二部第七章」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(例によってネタバレ前提の話題なのでお気を付けください)


FGO第二部第七章、面白かったけど置いてきぼりにされたような気分にもなった。

先が気になって一気にプレイするくらいには楽しかった。ただ前半のどうするんだ、どうなるんだ感が何だかよく分からないうちに終わったのでちょっと戸惑ったが、FGOのシナリオは大体こんなもんだというのを思い出して納得した

ディノス関係はちょっとついていけない所があったけど、トラロックもカマソッソもニトクリスも良いキャラしてたな

期待し過ぎたのか、第二部第六章に比べるとやや劣るくらいに感じた。
突出した所がなかったのが自分には微妙だったかも。

私はなんとなく暖かな気分で終われたので終わってみれば良い印象になっているかも。第二部第六章は妖精のえぐさとかもあってスゴイ話なのはともかく後味が……

中盤までの盛り上がり、死者が出る展開やぐだ達の無力感をどう受け止めるかというのもありそう
第二部第六章は本筋にカルデアが関わらないまま終わったのに対して、第二部第七章は良くも悪くもカルデアが話の中心だったからね。

内容が分散し過ぎて取っ散らかり深堀されないのはどうなのかと思ったよ。特に後半に入ってからはU-オルガマリーの存在感が消えたのは残念だったし、ククルカンやニトクリスとか終盤の自己犠牲アタックも含めてあまり心が動かなかったわ

私も神話と恐竜に関する説明やキャラ描写が多過ぎるとは感じたな
特にディノス関係はそれ必要なの?と思ったよ……珍しさの方に割り振り過ぎてテペウを除くとこれまでの異聞帯のなかでもかなり意味が無い方の住民になってたような……

ディノスを出した意義に関しては最後のマシュとテペウの対話が分かりやすいし、他にもディノスという存在と汎人類史の対比など考えさせられるものはあったと思うがなあ

そこら辺は好みの問題もあるだろう。
私は群衆キャラや最後にディノスが立ち上がって武器を改造して挑む展開とかが非常に良かった。ほら、前の異聞帯の群衆って本当にロクでもないのばかりだったから……

第二部第七章は描写や哲学的な話に関して好みの問題が結構出るだろうし、戦闘がめんどくさいので合わない人は何かと不満がたまっている印象

ストーリーの整合性、伏線の回収ということに関しては第二部で一番良かったかもしれない
ただキャラの活躍中心で追いかけると消化不良な所があるかもしれない

ストーリー展開に関しての説明は多かったけど余計なものが無い、広げた話を綺麗に回収していた。
ディノスに関してはかなり狙ってああいう書き方にしたんだろうし、きのこの中の戦いのない世界や種族に対するイメージが出ていて興味深かった。それに人類との対比や最後の種族全体で滅びに挑む展開へのもっていき方も上手かったね。過去にカマソッソとカーン王国の存在が提示されたのも。

先行実装の日本の反応を見ていると、ストーリーの重さや方向性が合わない人でも散りばめられている古参型月向けのネタやキャラのネタ解釈で楽しんでいられたようだが、こっちではそれが無いから合わないとかなり厳しそうだ
ORTが出現したことに関する反応とかでもそういうのがハッキリ出ていた

ストーリーの全体的な評価はさておきキャラに関してはカマソッソが最も熱く、哀しいキャラであったことは間違いないだろう

同意する。
彼はモルガンとは何かと対照的だったな……君民の心が一つになっていたが、敵はあまりにも強く民を救うために全ての民を犠牲にしなければならなかった王。以前から勇者王というネタは聞いていたがこんなに重いものだったとは。

カマソッソに関して俺は最初はトリックスター的な妨害キャラだと思っていたから後半で明かされた過去にはとても引き込まれた。二次元では不死、長寿キャラがなぜ不幸なのか哀しいのかという話題はよく出て来るけどカマソッソはその回答の一つだとも感じたよ。
「戦士達よ!市民達よ!命を捧げるほどの王だったのか?家族を捧げるほどの国だったのか?であれば!であるのならばああ!!」という叫びがもうね

あの慟哭は私の心に深く刺さった
檜山修之の演技が本当にハマっていた

考えてみればカマソッソは第一部第七章のギルガメッシュと似たような状況でもあったんだよね。そしてカマソッソの方が更に厳しい条件だったと……FGOって本当にこうい激烈で絶望的な戦いが好きだな!

第二部第七章の異聞帯だと人類に対するバフが無いし、第一部第七章の時はぐだ達の増援もあったわけだが、カマソッソは本当に全てを失いたった一人で最終決戦しているのがね
型月の強さランキングで上位に入ってきたというのも分かる

最初は何だこのキャラと思っていたのにまさかこんなにカマソッソを好きになってしまうとは……そして実装の可能性を調べたら日本でもわりと諦められているのが悲しい……!

カマソッソの二次創作を探しているんだがカマソッソとニトクリスのカップリングがなかなか見つからない
薄い本でなくてもいいんだ、少しでも甘さが欲しいんだ……

カマソッソはデザインが複雑過ぎて二次創作自体が少な目?
型月で入墨が難しいと言われるキャラはアンリマユなどもいたけど、あっちは最初のファンディスから出ているので同人創作も蓄積されているし、カマソッソも気長に待つしかないだろう

俺の記憶では日本版が実装された直後に探したらそこそこ見つかった
ニトクリスは既にカップリング相手が多いからカマソッソとのカップリングはあまり目立たないのかもね

ところで皆に聞きたいんだけどオルト・シバルバー戦ってどうだった?
個人的にはなんか盛り上がらずに終わってしまった感が……

オルト・シバルバー戦は攻略を見て戦う作業にしてしまうとダメなのかもしれない
しかし第二部第七章は戦闘のギミックがめんどくさいから攻略を見るなというのも……

攻略見なくてもよく分からないうちに殺されるまくるので微妙な気分になった俺みたいな人間がいる

第二部第七章最大の問題は戦闘のギミックのめんどくささではないだろうか?正直に言えば、俺は戦闘がめんどくさくてトラロックに対する好感度も下がった。

オルト・シバルバー戦の印象に関してはORTという存在に関する思い入れの有無がかなり影響するのだろう
日本だとORTが型月最強キャラとして初期の頃からずっと知られていたが、こっちだとFGOが広まるまで、わりと長い間なんとなく金ぴかが最強という認識だったしORTを出されても付いていけない人も少なくなかったかと

第二部第七章は古参の型月ファン向けのサービスが多いらしいので、それが日本の盛り上がりとの差にもなっているのでは
例えばペテウの直視の魔眼に関する温度差を見ても、国内のFGOユーザーに刺さるネタで月姫関連はあまり無いというのを感じるね

あれも知っている人はいるはずだが、ラストアークのエフェクトを覚えていてすぐに反応できるほどやり込んでいて、更にそれをすぐに話題に出来るような人となると難しいな!

なんだかんだで印象的なキャラがたくさんいたけど、自分にとって収穫だったのはテスカトリポカ。イラストはいまだに慣れないがキャラとして非常に印象に残っている

テスカトリポカはストーリー上のキャラとしては久々に人間の思考とは別の存在、概念というのが出てきて面白かったよね。元ネタに忠実で、全能の神という印象を与えてくれるのも良かった。
ただ先にネットで広まっていたようなネタ要素はプロフィールやそこから派生した二次創作による所が多いのでそっちの空気を期待すると肩透かしになるかも?いまだに慣れない人はいるようだし

改めて聞きたいんだけど、テスカトリポカの人気ってどうなの?
fesに行ってきたけどテスカトリポカがコスプレイヤーも含めて大人気で写真撮ろうとする人もたくさんいたんだけど……

fesの召喚スペースでもテスカトリポカをひこうとする人ばかりでニトクリスオルタはガラガラ

テスカトリポカはイラスト意外に欠点の無い男だし、イラストも慣れるとか最終形態にしておけばそんなに気にならないから……

テスカトリポカは強いことによる人気と、イラストの微妙な印象による批判混じりのネタ、コスプレのしやすさなどが混ざって妙な人気になっているとは感じる

近頃のファン界隈で一番注目集めているのは間違いない
俺は友達に中国版FGOでいま最も人気がある男性キャラだよ!と教えている

それはどうなんだろう?
いやでも、第二部第七章をやったあとにビジュアル面で一番印象に残っているのは間違いではないか?



とまぁ、こんな感じで。
例によって長文感想も飛び交っている中で比較的紹介しやすい所をピックアップさせていただきました。
中国は今春節前の時期ですし、広州で1/26〜1/28に開催された中国版FGOFesの影響もあってかイロイロな話題が飛び交っている模様です。
中国版FGOfes告知ページ(中国語)

会場内地図(中国語ですがイラストあり)
イベント施設紹介(上のやり取りに出ている召喚の写真に関してはたぶんこれだと思います)

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「日本版の情報による『千里眼』でテスカトリポカが強いというのは知られているので、ガチャに突撃して爆死している人の割合は日本より高いと思います。逆にテノチティトランの湿度の高さはあまり意識されていない感じですね。最後のロボ展開についての反応からもスパロボファンと中国のFGOユーザー(≠型月ファン)はあまり重ならないような気がします」
などといった話もありました。

テノチティトランに関して中国オタク界隈では現在「雨神」というあだ名で呼ばれることも多く上のやり取りでも「雨神」は「トラロック」と訳しましたが、言われてみればテノチティトランの側面に関してはまだあまり広まっていないようにも感じられます。
中国オタク界隈で今後テノチティトラン関連の話題やあだ名が出てくるのか?というのもちょっと気になりますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

テスカトリポカが日本版で実装された当時の反応です。
中国オタク「なぜFGOはテスカトリポカをあんな絵にしちゃったの?明らかにダメに見えるのに」

中国オタク「日本産のエルフは一般的に肉を食わない設定があると聞いたけど本当?」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「日本の二次元の男性エルフキャラは鬼畜キャラというイメージが自分の中に生まれているのに気付いたんだけど……」
に続いて日本のファンタジーにおけるエルフの扱いや設定についてのネタをいただきましたので、今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の作品のエルフの肉を食べない設定」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本産のエルフは一般的に肉を食わない設定があると聞いたけど本当?
イメージ的に理解できるけど最近見た作品ではそうではなかったりするし、この話はどういった作品の影響なんだろう?

確かに私の中にもそういうイメージはあるな
しかしフリーレンもマルシルも肉を普通食っていたはず

フリーレンはハンバーグ作って食べいたよね
考えてみれば異世界でハンバーグの名称をそのまま使う問題も気になったけど、エルフから肉料理が出てくる違和感も多少はあったな

「ダンジョン飯」のような環境が舞台の作品で菜食主義者のエルフがいても困るし、マルシルだけが特別な可能性は?それにマルシルは種族としてはエルフではなくハーフエルフなはずだし

二次元のシャーマンに多く混じっているドルイド要素の関係とか?
しかし宗教的な戒律とは別のものにも思えるし……うーむ

私もエルフは肉食わないネタに関しては昔からあったように記憶しているが、どうなんだろうね。確か映画の「ホビット」では緑の野菜を求めるエルフの描写はあったが原作までは知らない

「異世界食堂」ではエルフが肉を食べられない(肉も魚も卵も乳も)という設定が明確に出ているので、この作品がネット小説として出てきた2013年以前の作品になるはず。

エルフが肉を食わないという認識は中国国内にも何となく広まっているイメージと言える……本当にどこから来たんだ?個人的には初期のネット小説の影響が大きそうに思えるのだけど。

どうだろう?私はエルフが肉を食わないとか初めて聞いた気がする。

日本産ファンタジー以外でもエルフは肉を好まない描写は少なくない
D&Dでも肉を好まないエルフがいたし、「ロード・オブ・ザ・リング」の映画でも菜食主義だった

国産ネット小説を遡っていくと「ゼロの使い魔」の影響を受けたトリップ系ジャンルのように、エルフに関しても日本の作品から影響を受けた部分もありそうだ……

私はウチの国のネット小説でもエルフが肉食わない的な設定を見た記憶はある
エルフは森に住む種族で自然を保護している菜食主義者というのが美形で長寿で高慢な性格、弓術に優れるといったイメージと一緒に存在している

日本の作品における「エルフ=菜食主義者」の広まり方はイメージと実態は違うギャップネタにすることもあるレベルだね
「異世界のんびり農家」とかでも見た

考えてみれば弓使いなのに巨乳になっている問題のように、狩猟生活なのに肉を食わないというのはよく分からない話だよね
何のために狩りをするのかと

現代的な環境保護活動のテンプレ的なイメージが混ざったとか?
あと動物との交流や使役能力があるから友達は食べないみたいに扱う流れ?

昔の西洋ファンタジー作品ってエルフが肉を食べないみたいな描写はなかったようだし、近年の欧米社会で拡散定着しているビーガンとかの影響がありそう

国内だと「精霊」という言葉の影響も考えられるが、日本語の「エルフ」がどういう語感なのか分からん
こっちだと明らかに良い印象になる言葉だから自然を愛する友好的な種族というイメージになって野蛮な事や肉食から遠ざかるというイメージになっていくのは想像しやすい
実はハードなファンタジー作品を見ていくと好戦的暴力的で世界的な危機を生み出すような「狂った」エルフも珍しくないのが分かるけど、ふわっとしたファンタジー設定を使うならそういうのは意識されない……!

新作アニメが始まった「ダンジョン飯」のエルフも狂乱の魔術師とか世界を管理しようとする武力集団みたいな感じでやべえのがいる類のエルフだしな

エルフは平和を愛する争いを嫌う種族というのが殺生をしない、肉を食わないになったのかね
しかし自分の見てきた作品だと平和を愛するというよりも排他的で交流を拒否する、他種族の争いを野蛮だと見下し上位存在として武力介入するう種族なことが多いかな……肉食に関しても野蛮な習慣として避けているといった感じで

エルフに関しては「あまり食事が必要ない」という設定の作品もあったはず
大気中のマナを吸収しているとか、大自然の化身的な存在だったり植物から進化した存在だったり等々

D&Dでは肉を食わない宗派のエルフもいたけどそれがエルフの全てでは無かったし、分かりやすく極端な方のイメージが拡散したのかもしれない

D&Dに限らずTRPGには菜食主義者のエルフという設定もあったような?
そもそも日本のファンタジーの原典的な「ロードス島戦記」のエルフってどうだっけ?

ディードリットは肉を食べていないはず

うーむ……ディードリットは菜食主義者的なスタンスだったけど種族的にはどうだか分からん。あとディードリットはハイエルフなのであの世界の一般的なエルフとは別の部分もあるから……

TRPGベースなロードス島戦記の世界観で冒険者をやるエルフが肉を食わないというのはちょっと考えられないし、たぶん普通に食っているはず
菜食主義者に限らず食事制限はそれなりに大きい「不利な特徴」だからね。

剣と魔法のファンタジー世界のネタに関しては国内でネット小説が盛り上がる以前に「ロードス島戦記」の影響を受けた日本産ファンタジー、の影響を受けた日本のラノベやアニメやゲーム、を経由して国内に広まっている部分もかなりある。
だからこの手のファンタジーテンプレに関しては遡ればロードス島戦記かその前のD&Dに元ネタになりそうな部分が見つかるんだが「肉を食わないエルフ」に関してはそれが見つからない。これは興味深いネタかもしれない。

エルフのイメージに関しては映画の「ロード・オブ・ザ・リング」の影響もかなり混ざっているから元ネタを正確に遡るのは結構難しい
例えば現代のエルフの食事に関しては映画に出てきたレンバスなどのイメージもかなり影響しているはずだ

「ロード・オブ・ザ・リング」の映画版の影響もありそうだね
エルフの菜食主義的な部分は原作にはない描写で映画の方で付け足されたものだ

エルフと菜食主義者の組み合わせってイメージ的にしっくり来る設定だから創作を通じて広まりやすいのは何となく分かる
エルフは大自然に溶け込んだ生活をしている森林の守護者だから森林の動物の保護や環境破壊行為(伐採や焚火とかも)の排除も行う、そういった設定から肉を食わないというイメージも付いてくるのでは

人間冒険者の焚火を怒る→火を使った調理をしない→肉は食わないというイメージになったという説がある
俺が今思い付いたものだが

エルフに普通デブはいない(ネタキャラならいるかも)のも菜食主義的な食生活っぽいイメージを強めている気がする

改めて考えてみると自分の中にもエルフは肉を食わない、金属を使わない、森林を傷つけないというイメージがあるな
冶金と自然環境維持は対立するから金属を使わないというのは分かるが、考えてみたら食物連鎖のある自然環境的に肉を食わないというのはおかしい……

日本の作品はさておき、中国国内だとあの辺のファンタジー種族を翻訳では「精霊」で雑に括っていることも影響しているのでは
「spirit」「fairy」の方は食事の概念が薄い或いは無い存在も多いし、それが「elf」と混ざった影響はあるはずだ

国内の初期のネット小説や外国産ファンタジーからの影響ということなら、仙人要素が混じった可能性もあるのでは
肉どころか食事があまり必要なさそうなのは仙人と重なる部分もある



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈におけるイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

それにしても改めて現在のエルフの定番設定はどうなっているのか、昔と違う部分は何かというのを考えてみるとハッキリしない所も少なくないです。

すぐに思いつく昔のエルフの種族的な特徴としては精霊魔法能力(と鉄系金属鎧の装備不可)、弓使い、動物会話、暗視能力(赤外線視覚)などでしょうか。
暗視はドワーフとの差別化なのか、いつの間にか見かけなくなっていったように思いますし、鉄系金属鎧の装備不可というのも職業や種族による装備制限の境界が曖昧になるにつれて目立たなくなっていったような気もしますが……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の実写化はなんで変な髪型や変な色の髪まで真似するの?出来の悪いコスプレにしか見えなくなってしまうのに」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

マンガやアニメ原作の実写化については中国オタク界隈でも何かと話題になっているようですが、実写化されることによって生じる原作との差異などに関する話題も多いのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の実写化作品に出てくる原作再現の髪形」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の実写化はなんで変な髪型や変な色の髪まで真似するの?
出来の悪いコスプレにしか見えなくなってしまうのに

そこに拘ってどうするみたいな再現の仕方になっている実写版キャラも少なくないよね……「逆転裁判」の実写版で成歩堂龍一の髪形再現するのはどうかと思った記憶が浮かんできた

最近は衣装や撮影場所に拘って画像も加工しまくるコスプレのレベルが上がっているし、公式実写化の方がパチモノに見えてしまうこともある

こういうのってやらかした作品の方が記憶に残るというのもあるからある程度割り引いて考える必要があるのは分かっているつもりだけど……それにしたって変なことになっている作品少なくない気がする

国産の実写化作品だと例えば仙侠系などのファンタジー要素強めであっても長髪や歴史ファンタジー特有の髪形のキャラはいるがヘンな色でヘンな髪形のキャラはあまりいないからね
映像や衣装のチープさ、脚本のダメさや原作魔改造でファン激怒案件はあってもダメなコスプレ感はそこまで強くはならない

日本の視聴者向けだからあれが正解ということなのでは
日本は二次元文化の空気が濃いし日常生活にも溶け込んでいるのにああいう髪形が出てきてもそんなに違和感が無いのだろう

うーむ、どうなんだろう?
私も実写版の名作と言われている「るろうに剣心」のような髪の色なら違和感ないんだが……剣心は口調もかなり原作通りのが多いけど実写で見ても違和感が無い、大成功の実写化作品としてよく名前が挙がる

日本の実写化に謎コスプレ含むダメな魔改造のイメージが強いのって原作まで把握されている作品が少ないというのもありそうだ

例えば「ぐらんぶる」のように再現にあまりこだわらない実写化というのもあるんだが、そういうのはあまり話題にならないんだよね。原作もアニメも評価が高い「ぐらんぶる」でさえこうなんだから把握されていない原作による実写化作品は少なく無さそうだ。

あのヘンな髪はキャラの識別と二次元世界だというお約束を強調するための誇張なんだよ。そういう世界なんだと納得させるために必要なものだ。
そもそも二次元も顔がほぼ一緒なキャラデザを髪形と髪の色で別キャラと認識させているなんてのは珍しくないわけで。

ヘンな髪は仕方がないんだよね。髪形が変わったら誰がどのキャラか分からなくなるから……
それはそうと実写版「遊戯王」をどこかでやってくれないものだろうか。あの作品なら逆にヘンな髪形でなければファンは納得しないだろう。

日本の二次元系で髪がアニメ色でも失敗していない作品はある。私がこの数年で見た作品の中だと「銀魂」の実写版は良かったよ。格好もそこそこだし、なにより演技が銀魂っぽかった。

こっちでポスターに対してツッコミが多発した「斉木楠雄のψ難」の実写版のように、実は設定が関係しているケースもあるからな……

ギャグ系(たまにギャグ要素が混じるとかではなく)の作品ならともかく、シリアスなストーリーの実写化でヘンな髪形が出るとツッコミしたくなる感情が先に出てしまう

ギャグ系でもきついのはあるぞ
日本のコスプレ実写版もある程度見続けているうちに慣れる作品もあるが、最初のハードルが高いんだよね……現実に引き戻されてしまうのもあるし、場合によっては原作を見る気すら失せてしまうことすらある

コスプレの出来だけで見るなら某TMAの方が頑張っていて原作再現度も高いなんてことも多いからな

日本ではマンガ原作の実写化が定期的に当たっているからジャンルが廃れることは無いんだろうね

私が知っているだけでも「東京ラブストーリー」から続いている流れだからな……ただ良い作品になるのはやはり「仁」や「のだめカンタービレ」のようにコスプレ感が無いというか、必要ない作品が多いと思う

実写化に関してはコスプレが地雷要素なのはマシだぞ?
本当に見ていてダメージが来るのはストーリーとキャラ改変、特に妙なラブストーリーにされた時だ

「ハコヅメ」とかはアニメの方が実写より評価低いし、題材次第ではあるんだろうね。そして我々が普段追いかけているような少年マンガ系の実写化との相性は……

二次元の少年マンガ系でも現実ベースの作品、例えば「金田一少年の事件簿」とかならヘンな髪形にはならないし成功している。
ヘンな髪形の再現に拘る作品が出続けている以上、日本ではファン向けとして需要があるんだろうけど具体的にどのくらい効果があるのかこっちからはよく分からないし困惑ばかりが蓄積する。

あの謎のコスプレ再現はファン向けで必要なものなんだよ。
キャラくらい再現しないとファンは見に行かない。ターゲットになっている層からリアルさは求められていない。

でも日本のファンからも実写化でヘンな色の髪のキャラが出たら不満が出るのをよく見かけるが……

そこで文句言うのはターゲットのコアなファンではないということだよ
マンガを見ているというレベルは熱心なファンではない

実はこういう格好のキャラも2.5次元の舞台で見る分にはそれほど違和感はない
しかし実写ドラマや映画になるとすごい引っかかる

舞台と実写映画の違いか……そう言えば日本では宝塚で二次元原作の舞台をやる分には昔から評価が高いらしいが

私も宝塚の二次元作品舞台化は成功例が多いと聞いたことがある。「るろうに剣心」も作者が感動して本編にキャラ設定を逆輸入したし最初の方で出ている「逆転裁判」も宝塚で人気になってシリーズ化している模様。

宝塚の「逆転裁判」は実写ドラマのキャラと違って宝塚的なアレンジの方が強いようだが御剣だけは原作そのままの格好で違和感無くてすぐ分かるのは面白いな

俺は外見だけとはいえファンにアピールできそうな要素を入れるのは悪い事じゃないと思ってしまう
もしウチの国でIP買って実写化した場合、ほぼ確実に謎のアイドルドラマになるしキャラやストーリーも原作無視の魔改造になるぞ?

キャラの再現だけに注目した場合、アメコミは現実に元ネタの特徴を付与して長期間活躍できる辺りキャラもそれなりに生み出しているけど、日本は創作を現実にそのまま再現しようとして偽物っぽくて生活感もないコスプレ集団と化してしまい長期間活躍する実写化キャラがなかなか出てこない……

実写化で長期間活躍するキャラがいないわけじゃないよ。例えば「孤独のグルメ」の井之頭五郎は10年以上続いている長寿キャラだ。
もっとも「孤独のグルメ」は最初から作品コンセプトは維持するがキャラ再現は狙わないという方針だったから今ではほぼ松重豊の演技によるキャラになっているけどね。

シリーズ化される二次元系実写化作品だと、俺は「岸辺露伴は動かない」が最近の期待作になっている。二次元系でも良い感じの実写化は探せば出てくる。

やはり制作側のこだわりもだけど原作に二次元だから許容できるヘンな色でヘンな髪形のキャラがいるかどうかも大きいのでは?
最近の実写映画だと「ゴールデンカムイ」の評価が高いと聞くけど、あの作品は題材的に日本の環境や映画の素材と日本人の役者で再現しやすいというのも良かったのではないかと

金髪キャラだけでも微妙になりがちだからな。二次元の金髪キャラと現実の染めた金髪は違うわけだし。

謎のコスプレに関しては問題もあるが、アニメやマンガが原作である以上は原作要素、少なくとも原作が人気になった理由になっている特徴を再現する姿勢は重要だと思う。
そういったものまで放棄してしまった「聖闘士星矢」がどうなったかは記憶に新しい。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「二次元作品の実写化に出てくるコスプレキャラに関して、中国では日本のファンはあれで納得しているのか?反発しているのはファンなのか一般人なのか?ファンだとしたらどういった層なのかといった疑問があります。正直に言えば私もよく分かりません。作品ごとにファン層の傾向も違いますから……」
などといった話もありました。

私も中国のネット小説やゲーム原作の実写化作品の評価や受け止められ方に関してはよく分からない所の方が多いですし、外国の実写化作品がどの層をターゲットにしているのか、どういった所が評価されているのかといった話を把握するのは難しいですよね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本のマンガ原作の実写化作品にはアメコミのようにキャスト変更で何度もリメイクされた作品ってある?」


1/27修正:「金田一少年」が「金第一少年」になっていました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「皆が最後に紙の本を手に取って読んだのはいつになる?」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「日本の電子書籍はなぜあんなに高くても売れるのか。実本と同じ値段で商売になるというのが分からない」
に関連したネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「最後に紙の本を手に取って読んだのはいつになるか?」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ちょっと聞きたいんだけど、皆が最後に紙の本を手に取って読んだのはいつになる?
この間久々に実本のマンガを買ったんだけど、数年単位で紙の本を読んでなかったのに気が付いた。だから他の人がどうなのか気になってね。

2週間くらい前かな?言われてみれば手に取る機会は減っている。
学生時代から買っているマンガ本は数百冊あるけど仕事するようになってからは掃除するついでに手に取るくらいになっているかも

先月久々に「銀魂」を1巻から読み始めた自分にとって複雑な気持ちになる話題だ……ここは紙の本を読む人間が比較的多いフォーラムだとは思うが、それでもしばらく触ってないという人は結構いるだろうね

私も昔は実本をかなり買っていたけど気が付いたらその機会も減っている
最後に読んだのはたぶん2年くらい前に買った東方シリーズのマンガかな?

1年以上手に取ってないな……手頃な場所にある書店も無いし

実本は去年の夏休みに買ったきりだし最近はずっとスマホで読んでるから紙の本を手に取ってない期間は1年以上ありそう

考えてみたら俺も半年くらい紙の本は読んでいない
現代の環境だとコレクション趣味がある人でもなければ実本で持ってないだろうし、学校卒業したら本当に手に取る機会が減る

実本だと最後に買ったのは「ジョジョ」の第七部全巻セットでそれ以降1年半くらいは実本買ってない……読む方に関しても日常的にはあまり読んでないし2ヶ月くらい実本読んでないかも?本棚にはあるんだけどね。

FGOの「カルデアスクラップ」を買った時だからずっと前ってわけではないかな?
私は追いかけている作品の簡体字中文版が出たら必然的に手に取ることになるので長期間手に取らないということは無いはず

この話題で5年?もしかしたら10年?とか考えたが私もFGO の公式マンガ買ってるからそんなに間は空いてなかったわ!

暇な時に「鬼滅の刃」とかをだらだら読んでいるので紙の本を読まない期間はそんなに無いね。手元にあればなんとなく読むという人は今でも結構いるんじゃないか?

現時点で1週間ほど手に取ってないが、5日以内に「葬送のフリーレン」の簡体字中国語版が届く予定なのでたぶん2週間にはならないと思われる

買ったけどコレクションなので包装といてないし読んでもいないみたいなのはこのテーマ的に大丈夫かな?

ダメだろ……最低限読まないと

高校の時に学校の近くの本屋で読んでたマンガ雑誌が最後だから8年位経ってしまうかなあ
まさか「名探偵コナン」がまだ終わっていないなんて

最近簡体字版の「さよなら絵梨」を買ったし私はまだ実本手に取ってない時間があるという状態にはなっていないかな

この間の独身の日のセールでまとめ買いした本を暇な時に読んでいるので実本を手に取らない期間が続くことは無いね
(訳注:中国では11月11日が独身の日ということで大規模セールが行われています)

俺は基本的に毎日読んでるし、コレクションの本も数百冊くらいになってきたので当面紙の本から離れることはなさそう

近頃は紙の本の出版は日本で発売されてから4〜5ヶ月くらいで安定しているし、なかには「ダンジョン飯」みたいに台湾の繁体字版より先にこっちで簡体字版が出るような作品もあるから自分の場合は紙の本を買う機会も読む頻度も増えているな

今の時代翻訳書籍は買わないと途切れるし買える時に買わないとコレクションアイテムとしても良いのが無くなるしね……

理解できるよ。俺は「よふかしのうた」や「シャングリラ・フロンティア」はそんな感じで飼い続けている所もある。

日本での刊行すら怪しくなっている場合はどうすれば?
俺は「ファイブスター物語」を日本から取り寄せているが、これはまだマシな方だ。追いかけている作品の新刊や関連書籍が出なくなると実本を買う機会も読む機会も減るね。
私は気が付いたら1年ほどの間実本を読んでいない

作品自体は追いかけていても実本となると……思い出せる最後の記憶は「NARUTO」だから「読む」ことについては10年くらいないかも……

そこまではいかないけど、私も5年くらいはマトモに紙の本を読んでいない。何となく手に取ったことはあるはずだが。

ここにいるようなオタクなら、小さい頃に「ポケットモンスターSPECIAL」とかを買っていたという人は多いはず。

確かに。でも大きくなってからは紙の本、特にマンガとかは買わなくなる。
私も「ONE PIECE」をセットで買ってなければ紙の本読まなくなっていた可能性を否定できない。

私は新型コロナで引きこもっているうちに読もうと考えていた本がまだたくさん積んであるので当面の間は紙の本から離れることは無さそう

10年はまだ経っていないかな……この際だから言ってしまうが、個人的にファンサブ翻訳をして広めたくなるほどハマった作品があってその作品を保存用と読書用と布教用とファンサブスキャン用で4セット揃えたけど翻訳作業に途中で挫折してしまい知り合いに全て譲ってから実本は読んでない……

薄い本は「紙の本を手に取って読んだ」うちに入りますか!?
そもそもの問題として、最近はマンガも薄い本以外あまり読まなくなっている。忙しい、精神的な余裕がないと重い作品を読むのは厳しくて。

作品の評価が高いのは分かっていても、読むのに気合が必要な作品ってあるよね……俺は紙の本は買い続けているけど買った後にシュリンクを外さないでコレクション行きになっている作品が増え続けている。

この間実家で自分の部屋を掃除した時に出てきた本をたくさん読んだ
ちなみに掃除の作業はサッパリ進まなかった



とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国オタク界隈の状況も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「現在の中国では日本のマンガの中国語翻訳版に関しては会員になればタダで読める作品、有料会員向けの読み放題で読むことも多く、昔と比べて正規ルートは増えています。しかし昔と比べて『本を買う』という熱意は減っているような気もします」
などといった話もありました

私自身も気が付いたら本を買う時はまず電子書籍版を探すようになっていましたし、中国オタク界隈でも実本を買う、読むといった環境は激変しているのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

配信作品数は少ないが期待作はある?中国の2024年1月新作アニメ公式配信状況

例によってかなり遅くなってしまいましたが、中国で配信されている或いは配信予定の日本の1月新作アニメの現時点での状況についてまとめさせていただきます。

毎年1月の新作アニメに関しては学期末〜春節期間と重なることもあってかあまり盛り上がらないのですが、今年は中国国内の娯楽方面の規制や経済の冷え込みもあってか例年と比べても微妙な空気になっているといった話も聞こえてきますね。
以下、現在中国の動画サイトで配信されている1月の新作アニメになります。


bilibili
異修羅
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 第2期
ダンジョン飯
メタリックルージュ


現時点で配信が始まっているのは上の4作品です。
それから10月の新作ですが

鴨乃橋ロンの禁断推理

の配信も始まっているとのことです。
近頃のbilibiliでは新作アニメ配信に関する予告が出ないことも多く10月のシーズンも11月以降に配信開始となった作品がかなり出ましたし、1月の新作アニメについても今後の動向を見ていきたいと思います。

3/3追記:教えていただいた情報によると以下の作品の配信が始まっているそうです。
青の祓魔師 島根啓明結社篇
からかい上手の高木さん
マッシュル-MASHLE- (第二期)


「からかい上手の高木さん」は過去に第一期がiqiyi、第二期と第三期がbilibiliで配信されていたようですがbilibiliで第一期〜第三期に加えて劇場版が配信されるようになったとのことです。


iqiyi
「MONSTERS 一百三情飛龍侍極」


中国オタクの方の話によるとnetflix系のアニメに関してはどこで配信されるのかが一定しないそうで、思わぬ時期に思わぬサイトで配信されることもあるとのことです


以上です。
10月開始の2クール作品や、遅れて始まった以前のシーズンの新作アニメの更新が続いていることもあってか「新作アニメ」枠の作品ラインナップに関してはそれほど悪くはないようですが、現時点での1月新作アニメの配信数が少ない、情報も出ていないことに関しては不安に感じる人も出ているとのことです。

後から配信が始まった10月の新作アニメに関しては過去記事の
ウマ娘第三期とゲームの配信が計画通りにいっていれば……中国の2023年10月新作アニメ公式配信状況
などもよろしければご参照ください。

ちなみに1月新作に関する情報を教えてくれた中国オタクの方からは
「最近の配信状況を考えると審査の関係で配信告知が出来ない、或いは遅れている作品があることが考えられますし、今後配信が急に始まる作品が出てくる可能性もあります。しかし内容的に今の中国ではまず無理だろうという作品もあります」

「1月新作で衝撃的なダークホース扱いもされている『勇気爆発バーンブレイバーン』などは自衛隊が出ているのでたぶん無理だと思います。日本の軍事関係では過去に『ハイスクール・フリート』が配信中止になった事件もありますし軍事以外でもバーンブレイバーンは『敏感』な内容が多過ぎます……」

などといった話もありました。

「ハイスクール・フリート」の配信中止の件については当ブログの過去記事
中国オタク「『はいふり』はやっぱり配信無くなっちゃったみたいだね……」
などもよろしければご参照ください

とりあえず、こんな所で。
日本からは現地での配信状況に関して把握しきれない部分も多いので、いつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「気持ち悪い勇者ロボと主人公達が歌いながら脱ぐEDが出現した……!」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「日本で広告詐欺ロボアニメが出現した模様。事前の情報ではリアル系だったのが始まってみたら無茶苦茶スーパー系で勇者ロボだ!」
に関連したネタのタレコミや質問を複数いただいております。
「勇気爆発バーンブレイバーン」は中国国内向けの正規配信が無さそうなので当ブログ的には後回しに……などと考えていましたが、とりあえず周辺の反応を中心に紹介させていただこうかと思います。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「勇気爆発バーンブレイバーン第二話と衝撃のED」
などに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


俺達の予想を裏切りまくってくれた「バーンブレイバーン」だが第二話でも早速裏切ってくれた。気持ち悪い勇者ロボと主人公達が歌いながら脱ぐEDが出現した……!

鋼の魂ってちょっと間違ったら気持ち悪くなるんだなあ

そしてあのED……キャラが歌い出すまでは問題なかったが脱ぎだしてあの形の握手……脳が固まる状態というのを体験できた

いや本当に、なぜ脱ぐ!?
しかもなぜ男同士で「十指相扣」をするんだ!?

スーパー系とリアル系が共存するスパロボ的なOPの後にリアル系世界観な拷問シーンと気持ち悪い発言を繰り返すロボ、そしてEDで歌いだしたと思ったら脱ぎだす主人公達
私は一体何を見たんだ?

自分の記憶と印象に自信が持てなくなるよな
俺はなんか凄いスーパーロボットアニメを見ていたという感覚はあるのに、記憶にあるのは気持ち悪いハンサム顔のロボとホモEDだけだ……

ロボとは鋼の魂とは男の世界!
……いや私はそういう意味で言ってたのではないんですが?

ゲイネタをぶち込んできてはいるが、すごい作品なのは間違いないから評価に迷う
基本的には燃える王道展開なのだが

間違いなく1月新作でもっとも露出が多い、乳首がハッキリ見える作品になったな!あのEDは光が飛び交う某魔法少女アニメにも勝てそう。
しかし1月新作は「ダンジョン飯」で頼れる男なのに友達にはなりたくない絶妙な活躍と行動をする主人公とか、定番から外れる面白主人公多くない?

こっちで配信無いしまだ見ていないけどなんかロボ好きの友達が物凄いテンション上がってるから衝撃的な作品なんだろうと思ったら流れてくる情報が意味不明過ぎて怖い

落ち着いて考えてみると、王道の組み合わせと予想外の展開はやはりCygamesのアニメだ。鬱展開など妙なリアル系に進まずにこのまま突き進んでくれたら嬉しいね。

ロボアニメの定番の一つに「三角関係」があるけどロボ→男主人公1→男主人公2→ロボな関係になっているのも関係描写がここまでヒドイのも初めてだよ……!

この話の脚本を書いたのはいわゆるロボBL同人誌を把握している人間なのでは?セリフやネタが本職くさい

第二話の脚本も「ウルトラマンブレーザー」の小柳啓伍だから「本職」なのは間違いないだろうな……

クールで機械のような軍人かと思いきや怯える、ロボに乗りたくないとわめく不幸な主人公だった
金髪の主人公その2の方は少女を拾う方の王道展開になりそうなのに

これもやっぱり自衛隊じゃないと無理だね
ああいう無様さもだけど、拷問シーンも描けない

しかしリアルで考えたら拷問されるのも無理はないと考えてしまうのがまた……普通に戦死者出て基地もボロボロ、「世界の敵かもしれない」というのも理解できなくはない

リアル系世界観なら「あのイカれたロボットはなんだ?」とか尋問されるよな。そしてイサミからしてみれば本当に答えようがないのもかわいそう。

そういう意味でも訓練を受けた軍人が主人公というのは話を描きやすいんだろうね。あれがよくある少年主人公だったら組織の正統性や周囲の人間に対する信頼が全て崩壊する。
あと今後の展開次第ではあるけどあのにこやかに拷問をやったジジイが罰を受ける展開を強く望む気持ちがあまり湧いてこないのは我ながら不思議
普通の作品だったらあんなキャラやそれを許容した組織に対して報いが無いのは許せないというストレスになりそう

拷問から金髪に救われた後の緊迫のシーンもロボが「生理的に無理」だと金髪の搭乗を拒否するというギャグ展開、そしてあのEDだったから……王道展開やロボ定番の構図と一緒に飛び交う言葉のヒドさがもうね

ロボの言葉として出てくる「生理的に無理」
内部に搭乗させるから理屈は分からなくもないがあの言葉のせいで意志を持ったロボに乗るキャラ全般が「生理的にOKだから乗っている」みたいに考えるようになってしまったよ!

日本では早速主人公がかわいそうだと話題になっている模様
「イサミかわいそう」がトレンド入り

主人公が最後に椅子でうつむくシンジみたいになっていたが強制キャストオフで全裸のマッチョなのでより哀しさを感じる

冷静に考えると碇シンジよりヒドイ扱いになってそうなロボ作品主人公なんだが、それとは別に理不尽な王道ロボ展開を混ぜる面白さがあるので言葉にしにくい面白さもある
しかしあのロボにはオイルで駆動する構造もあるようだし本当になんなんだろうな……

鈴村健一が楽しそうなのは良かった!
紫のロボは杉田智和だし今後出てくるロボもロボ関連で有名な声優が起用されるのか気になってきたね

無口な三白眼でやる時はやる系の軍人キャラかと思ったら不幸な目に遭う巻き込まれ系主人公パイロットだったとは……シンジだってミサトやアスカと同居というサービスはあったのに
自分のパイロットが拷問受けているのにキショイ自分語りで気持ち良くなっているスーパーロボットとか初めて見たぞ!?

まだだ……まだ各ロボットの中には女の子が内蔵されている可能性が残っている!

そう信じたいのも理解できるけど無駄な期待に終わる気がする……だって主人公1と2でハッキリとした対比があった方が面白いからね?
ストーリー的にも商業展開的にもホモロボとカップルのイサミの方が当たりではあるけどキャラの幸せ的には謎の少女との出会い(もしかしたら別れも?)のスミスの方が当たりというギャップが生まれるのがおいしいのは俺でも分かる

紫の機体の名前がスペルビア(superbia)だから「傲慢」、OPに出てくる6つのシルエットからして毎度の七つの大罪ネタ、ブレイバーンはそこから離反した元七つの大罪でかつての仲間と戦うのではと予想されているけど概ねブレイバーンは色欲担当だろうと見做されているのには笑う
もちろん俺も同感だが

「テッカマンブレード」みたいな背景がありそうだが悲劇よりもロボの気持ち悪さが先に来るな……まぁ爽快感がある分にはそういうネタでも問題は無いんだがEDを思い出すと何とも言えない気分になるよ

EDのノンテロップ版がすぐにアップされたのもだが一緒に前世紀の画質再現のTVCMもアップされたのには公式サイドの本気さを感じる
しかし全裸キャラや全裸シルエットが出てくるOPやEDはそんなに珍しくないけど歌いながら脱ぐEDは初めて見たような……前例がたくさんあっても困るが……

日本のファンの話を見た所によると、あれは30年くらい前のTVCMを「ビデオで録画」した画質を再現したものらしい
俺にはそこにこだわる理由や当時の実体験がある人にとってどうなのかまでは分からないけど、制作側がかなり熱く楽しんでやっているのは興味深い

この作品の勇者ロボ系?かと思いきや全く先が読めない作品は内容だけでなく周辺事情も本当に面白い

良い意味で予測できない、予想を裏切られる作品の素晴らしさを感じるな
これはネタバレをできる限り避けたい作品だ

内容以外では今の時代にこんなに大きなネタを仕込みながら、今の所ネタバレや情報流失なしでやれているのも凄いと思う
ロボ系作品だと「ガンダムSEED劇場版」とかネタバレ情報どころか一部動画の流出までしていてネタバレ許容派な俺でさえさすがにどうなのかと思うレベルなのに、こっちは本当に情報が出てなかった

同意する。過去に「名探偵コナン」が試写会情報で炎上した事件などを考えると私も不思議に感じるよ。
「バーンブレイバーン」も一般的なアニメのように1か月前だかに先行上映会とかやっているはずなのにね。リアル系と見せかけて勇者ロボとか歌って脱ぐゲイEDとか少しでも情報が出たら連鎖的にひっくり返るネタなのにそれが出なかった。

作品ごとのファンの規模や方向性の違いはあるんだろうけど、それにしたって現代環境でこれだけ大きな仕掛けのネタを情報流出やネタバレなしで放映まで持たせることができたという面でも驚きの作品だな

「バーンブレイバーン」のスパロボ参戦が更に楽しみになってきた
俺はこの気持ち悪いロボが他のロボやパイロットとコラボする展開をとても見たい……!

勇者ロボと少年のアレに見えてしまう交流は「ジェイデッカー」が有名らしいけど「バーンブレイバーン」はその辺をネタにして爆発させたと聞く
俺もスパロボで他のAI人格持ちのロボとの交流を見たい……あの気持ち悪い自分語りはボイス付きでやってくれそうだと考えてしまうよ!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でも衝撃を受けた人は少なくないようです。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「私はバーンブレイバーンの昔の録画画質を再現したCDのTVCMを見て少し不思議に感じました」

「昔の中国でもビデオデッキは販売されていましたが当時の中国では機械もテープも高価で一般家庭に普及はせず、普及していたのは海賊版が安く買えるVCDでした。しかしVCDは録画ができないので日本と違ってTV番組を個人が録画して見る習慣は無く昔の番組やCMの動画もあまり残っていません」

などといった話もありました。

昔の作品の再現ネタに関しては当時の日本の環境特有のものもありそうですし、そういった部分に関する中国オタク界隈の受け止め方も気になりますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の二次元の男性エルフキャラは鬼畜キャラというイメージが自分の中に生まれているのに気付いたんだけど……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品に関するお約束ネタが何かと話題になっていますが、その中には中国に入った作品や中国語翻訳などの影響により中国独自のイメージが蓄積されているものもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の作品に出てくる男性のエルフキャラ」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の二次元の男性エルフキャラは鬼畜キャラというイメージが自分の中に生まれているのに気付いたんだけど……皆はどう思ってる?同意してもらえる所もあると思うんだが。

ふーむ、何となく子安武人の演じる悪役にありそうなイメージはあるかな
たぶん「ソードアート・オンライン」のオベイロンからの影響が大きいのでファンタジー経由では無さそうなのが我ながら微妙な話だが

男性のエルフ=敵或いは味方ではないようなイメージはあるね。自分の場合はCV石田彰になっているが

現在の二次元エルフのイメージに関してはオベイロンのイメージが強過ぎるんだよ
例のキャプ画像や同人イラストが大量に流通しているからどうしようもない

同意せざるを得ない
あいつ中身人間のゲームキャラだし日本語では「妖精」種族だからエルフというわけでは無いのにね……

SAOのオベイロンのエルフ扱いに関しては日本語の「エルフ」が中国語に訳されると「精霊」になるのも問題だったのかもしれない
日本だと「エルフ」と「精霊」と「妖精」が区別して使われているけどこっちはわりと雑に「精霊」で括っているから耳が長ければどれもエルフ扱いだ

日本の異世界系作品はサブヒロインにおっぱいの大きいエルフが出てくるのは知っているが、男のエルフはすぐに思いつかない……いないわけではないはずなんだが

「最果てのパラディン」には男のハーフエルフがメインキャラにいるな

「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」にもまともな方の男エルフキャラ出ていたよ
村人やメインキャラの関係者としては探せば出てくるんじゃないかな

でもやはり日本の二次元の男エルフと言えば金髪長寿で子安武人

なお黒髪、長髪、子安武人な異世界おじさん
子安武人は異世界だと鬼畜系の敵キャラかセガ好きおじさん

扱い的にはもう二次元だと耳が長くてゴブリンじゃなければ大体エルフ?

ジャンルによる扱いの悪さという意味で男エルフはゴブリンと似たようなカテゴリに入るかもしれない
男性エルフって敵か主人公或いは仲間の妨害をするような存在にされがちだしね

「ダンジョン飯」のように世界観のしっかりした作品ならメインキャラにはいなくてもサブキャラとして存在感のある男エルフキャラは存在するかと

男性エルフの場合、種族的に美形が基本装備なのが日本の二次元系作品とは相性が悪いんだよ
近年はハーレム系が減ったとはいえラノベ系作品の俺TUEEEEEな主人公がヒロインの感情を独占するという展開に関しては相変わらず需要が有るし、主人公と別のキャラを天秤にかけるようなキャラも好まれない
だから美形の男エルフは敵や問題のあるキャラにされがち

確かに。
日本のファンタジーでも硬派な方だと普通にエルフの男性キャラ出ているしね。私がすぐに思いつくのは「ゼルダの伝説」くらいだが。

「ダンまち」には男の黒エルフがいたけど重度の社交恐怖症で中二病という残念キャラだったな……主人公との関係も含めて扱いはかなり良い方ではあるのだけど

逆に女性主人公作品で攻略対象に男性エルフが出てくる作品のアニメって何かあったっけ?
エルフが異世界ファンタジーな学園に通うとか宮廷に混じっているというのがあまりイメージできないんだが

すぐに作品は出てこないけど教師キャラならいた気がする
しかし探せばあるとは思うが男子学生だと私も見た記憶がないかも……

日本の二次元系作品では男性エルフキャラで印象に残るキャラが少ない。女性向けでもエルフキャラは長命なので人間と同じ時間感覚での生活を共有し難いという問題がある。そして吸血鬼のような独特な特殊能力や背景設定も無いのであまり使いやすくはない。
普通にアニメ見ているくらいではイメージが蓄積されるほどではないし、結果としてどぎつい悪役のイメージがまず出てくることになっているのでは?

母数が少ないからヘンなのが代表的なキャラになってしまっているのはあるだろうな
俺も男エルフキャラで名前と性格まで合わせて思い付くのはそんなに多くない

「オーバーロード」の男の娘キャラみたいなのはいるぞ!

そういえば「オーバーロード」の原作に出てきたエルフの王もヘンタイ的なキャラだったな……

ラノベ系作品でもモブキャラ、メインキャラの関係者の男性エルフは結構出ているんだけどね。例えば「ゴブリンスレイヤー」の妖精弓手の家族とか。

女性向けファンタジーがもっと広まっていれば違うんだろうけど、男性向けの異世界系作品だと男性エルフって対立する存在になりがちだからね
ヒロインとして一定の地位を獲得しがちな女性エルフとは違う

ポジティブな方の男性エルフって「ゼルダの伝説」のリンクくらいしか私は思い付かない
そのリンクにしてもゲームやってない人はすぐに思いつかないだろうしね

男性エルフのイメージが負の方向になっているのって「フリーレン」のヒンメル以前は男でまともな勇者のイメージが無かったのと似たようなものかもね
勇者のように今後何かのアニメで主人公出なくてもカッコイイ、真っ当な方向で描かれる男エルフのキャラが出たら二次元における代表的なイメージも変わるのかもしれない

真っ当な方向……うーむ、比較的有名な男エルフで味方側のだと「異種族レビュアーズ」のゼルとか?
しかしこいつは鬼畜ではないがヘンタイ枠だしなあ

上でも言われているように作品的には主人公ではない勇者が悪役じゃないといけないように、美形エルフは裏側のある悪人や高慢で嫌な奴でなければダメなんだよ
美形で長命で能力が高くてというキャラをそのままでは俺TUEEEEEな作品の需要と噛み合わない

まぁね。画面の前のオタクからしてみれば……という話は俺も何特理解できてしまう

実写だと「ロード・オブ・ザ・リング」という正統派が存在するのに……!

全くだ。私もちょっと考えてみたけど、自分の中でもやはり男のエルフは日本の二次元だと須郷のようなヘンタイ、欧米系の作品だとレゴラスのような強キャラといった印象があるかな

大体そんな感じか。自分も「葬送のフリーレン」に出てきたクラフトは男エルフで濃いキャラなのは珍しいと、始めて見た時ちょっと驚いた記憶がる
そういえばあいつもCV子安武人だったような……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈に漂っている空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに上の方でも出ている日本の作品の「エルフ」の中国語訳の問題、
「『エルフ』が中国語では『精霊』や『小妖精』など翻訳が一定しない、耳が尖っていて人間サイズのキャラは大体エルフという認識になっているかもしれない」
といった事情に関しては以前の記事
中国オタク「日本産のエルフキャラで有名、影響の大きいキャラを知りたい」「とりあえず思い付くのはディードリットになってしまうかも」
の後ろの方にある話などもよろしければご参照ください。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

それから中国国内向けの正規配信が無さそうなので当ブログ的には後回しに……などと考えていた「バーンブレイバーン」についてですが、ありがたいことに新たな展開やあのEDに関するネタのタレコミや質問を複数いただいておりますので近いうちにやらせていただこうかと考えております。

中国オタク「日本の地方を舞台にした作品で出てくるキャラによくある東京に行きたい、憧れているという感情はどれくらい現実と重なっているのだろうか?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

近頃は中国オタク界隈にも日本の地方を舞台にして御当地ネタが出てくる作品がイロイロと入って話題になっているそうですが、そういった作品を見ていると日本の地方と東京の距離感や憧れのようなものに関しても気になって来るのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「アニメやマンガに出てくるキャラの東京に行きたい、憧れている感情はどれくらい現実と重なっているのか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の地方を舞台にした作品で出てくるキャラによくある東京に行きたい、憧れているという感情はどれくらい現実と重なっているのだろうか?
転校生(主人公或いはヒロイン)が東京から来て当地の人間から羨ましがられる、東京に憧れた質問をされるという展開はありがちだけど実際はどうなのか。

東京から来た転校生が東京とその地域のギャップを体験して驚く、現地特有の習慣や意識をネタにする御当地ネタの日常系作品も結構あるよね
個人的には北海道や愛知県や静岡県のが印象に残っているけど、各作品に出てくる東京に対する憧れの誇張の程度は確かに気になる

それは私も知りたいね。
ああいった展開に関して私は以前から疑問があった。中国だとある程度の大きさの都市に住んでいれば上海や北京に行きたいという強い感情あまり無いのにね。

待ってくれ。都会、一線級の都市に行きたいという感情はウチの方が露骨だろう。なぜ東京だけなのかというのはともかく、東京(国際的な大都市)に行きたいという感情自体は普通に理解できないか?

わざわざ大都市に行かないで良いと考えるのは良い環境にいるか、良い環境を知らないかだろう。最近のネットの環境だと都市部のリスクや高いコストの情報だけ意識しているとかもあるかな?
良い仕事や環境、娯楽の多さを求めるなら北京上海広州深センを目指さないとダメだという感情が湧いてくると思うよ

キャラデザの良い男女が好意的に対応してくれるというのは二次元的な誇張だけど、日本だったら東京に行きたがるのは普通のことでは。
ただ俺は学生の頃は上海に憧れたが今となっては大都市よりも二〜三線級の都市の方が良いと思うようになってきているかな。旅行先もそっちの方を選ぶようになってきているし。

ウチの国でも北京上海広州に行きたい、そこで暮らしたいという人は普通に多い。そういう場所にいった体験が無い若い時は特にそうだろう。
歳をとると現実的な理由で大都市以外に自分にとって良い場所をみつけられたり妥協で諦めたりしていくが、もし可能ならば……という考えは残ったりする。

昔と違って流動人口が減っている、都市部が労働力不足になっているのは条件が悪いからであって中国の田舎の農村の人間も大体は北京上海広州深センに行きたがっているぞ

北方では特に大都市に行きたがる傾向が強い
「人生のどこかで天安門には行っておかねば」みたいな考えの人は今でもかなり多いよ

個人的な経験では一度行ったら憧れや夢は落ち着いたけど、それまでは上海や北京に対する憧れはかなり強かったね
学生時代ならアニメに出てくるような反応は主人公関連イベント補正を除けばそこまで違和感のあるものではないと思う

日本の作品でこの手の話題がなぜ東京ばかりなのかというと、日本では東京が圧倒的な差をつけて一位の都市だという事情がある
ウチの国のように北京上海広州重慶深センといった比較的近い規模の大都市が幾つかあるわけではない
大阪や名古屋も大きいけど東京とは明確に差があるので憧れるならまず東京ということになる

俺は日本に留学中だけど東京に行きたいと強く感じているし周りの日本人からも東京に対する良くも悪くも特別な感情を感じるので二次元作品の東京に対する憧れネタはわりと現実的なものだと思う

私は北海道に留学していたけど北海道は小さな都市や村が点在している環境だし東京どころか本州に行ったことが無い人もいるので東京との距離感は北京上海広州と地方都市どころじゃなかった。
一応札幌はそこそこの都市だけど東京と比べたらオタク向けのイベントやライブは少ないし若い世代が住むには娯楽が少ないと感じたよ。

ライブもだけど創作活動は東京とそれ以外の格差が大き過ぎるという話は日本のオタクから聞いたことがあるな
娯楽産業というのは人が多い所にまず集中するし、ネットがあっても結局は受け取る機会も発表する場所も東京とそれ以外で全然違うので東京にいないと厳しいのだとか

日本旅行で私は東京とそれ以外の街はかなり違うと感じた
東京と比べるとどこも田舎に感じられる所があったし、東京から千葉に出るだけでも風景が都市から田園に変わったような印象を受けた

東京は人の多さもだけど活力も違う。大阪と京都に留学している知り合いからも東京だけは「別」だという話を聞く。
日本では経済的な意味と歴史的な意味で隔絶しているのをネタにしている言葉として「東京以外は全部田舎」という話と「京都以外は全部田舎」というのもある。

東京は徳川家が江戸時代を通じて参勤交代制度により日本全土の富を吸い上げて作った都市だから現代においても他の地方との差が凄いことになっているのだよ

大都市に憧れる感覚は分かるけど、同時に人口の流動が中国より少ない日本でそんなに東京が憧れられているのか?という疑問も残るんだよね。
日本は大学に行くとかでも無ければずっと地元にいる選択も珍しくないようだし。

日本の人口流動が少ないように見えるのは大都市の外側にベッドタウンと呼ばれる居住の役割の衛星都市があるというのも理由になっている
東京に住まないで千葉や埼玉から東京に通うような生活が日本では成立しているので恐らく都市部に住むという感覚が中日で結構違う

日本語には東京に移住するという意味になる「上京」という言葉があるくらいなので、東京を目指す意識は昔からかなり強かったんだろう

それにしても大都市への憧れか……昔よりマシになったとはいえウチの国も大都市と地方都市、農村の差は激しいからなあ
俺も「北京の戸籍欲しい?」と聞かれたら迷わず欲しいと答えてしまうだろう

河南や河北の人間からは軽いのから重いのまで北京の戸籍が欲しいという話はよく聞いたな……

理解できる話だ
俺も出張で地方にいくと同僚との雑談が北京に行きたい上海に行きたいばかりになるから日本の作品の東京からの転校生の扱いもそんな感じなんだろうな……と思っている

こういうのは逆に考えてみるのも一つの手段
例えば北京に住んでいて親の仕事で河北省に引っ越さなければならないというとき普通はどうする?
子供が学生の場合、親としても子供としてもまず北京に残れる方法を模索するだろ?誇張はあっても転校が普通に扱われているだけ日本の方が大都市に対する感情は小さいといった見方もできる

日本の人口密度の分布を見ると東京のえげつなさが分かる
実際観光で日本の田舎の都市に行ってみると人が少ないのが分かる。平日の昼間なのを考慮しても十数分歩いて10人ともすれ違わなかったのが自分の中ではかなり印象に残っている

ウチの国は百万クラスの人口の都市が各地にあって田舎でも人口数十万の都市がそれなりにあるけど、それは世界的に見たら珍しい
日本は人口減少の影響がハッキリ出ている国だから分かりやすいけど、日本に限らず地方は衰退するけど大都市が更に栄えて憧れるようになっていくのは自然な流れ

日本が目立つけど大都市一極集中って別に日本に限った話ではない
イギリスやフランスでも首都圏から外れるとすぐに田舎、農村になるぞ

ウチの国でも昔と比べて大都市と地方の格差が明確になってきているし……国内だと100万いかない小さな都市、それより更に人口が少ない周辺の農村みたいなことになってきている
そういう街で暮らしていると夜は人通りがないというのを実感することになる

以前一緒に仕事した日本人からは大都市の方が良い仕事や良い学校だけでなく公共設備やサービスが整っているから地方の人口が大都市に移ってしまうという悪循環になっているという話も聞いたことがある
災害時の対応も結局は大都市の方が良いらしい

こっちの注目されない農村ほどではないようだが日本の田舎の災害は救助復旧が遅れがちになるようだしね……この間の輪島と珠洲の大地震もインフラの弱さが救助復旧作業にかなり影響しているというニュースを見た
自分も周囲の設備も歳をとっていくわけだし、災害を経験してみると分かるがネットと通販があれば問題無いと思える時期って意外に少ない……

そういうのって普段はあまり意識されないけど重要だよね
辺鄙な農村なんて断水しようが停電しようが後回しにされがちだし

日本の農村って本当にいわゆる昔の農村の生活形態なんだよ。中国の大都市近郊の農村と比べ物にならないほどの田舎で何もないし東京に対する憧れが強くなるのも当然ではある。

それは中国国内の農村を甘く見過ぎだ……あと日本の農村もなんだかんだで都市部との流通的には近いし住宅などのインフラ整っているから居住環境や生活レベル自体は都市と比べてそんなに劣っているわけではないよ。
違いとしては娯楽や教育関係、あと物価だろうね。日本の農村は土地や家賃は安いが物価や燃料費は高いので都市部(東京の中心ではなく周辺地域)の方が全体的な生活費としては安くなる。

私もこっちの大都市が拡大して開発が入っている近郊の地名だけ村な地域を普通の農村扱いするのは何か違う気がする
内陸の農村や小さな都市で暮らしてみれば厳しい方の田舎暮らしや大都市に憧れないわけがないといった背景が少しは分かると思う

しかし日本の農村が綺麗だけど何もないというのも確かだ
私は佐賀県に行ったけど、これはアイドルが出ても救うのは難しいと感じる農村ぶりだった

1980年代でさえテレビも無くてラジオも無くて車もそれほど走ってないという歌が流行するくらいには日本の農村は厳しいらしいぞ

あれはさすがに当時の日本でもネタ扱いだろ!
歌手の吉幾三が元ネタにした出身地の青森県から「そんなに田舎じゃねえよ!」と激怒の抗議を受けた
実際は1950〜60年代の体験をもとにした歌なので全部嘘ではないがわりと誇張されているのも間違いないのだとか



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国の大都市に関するイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国も昔と比べて流動人口の勢いは小さくなっていますし人が集まる所は更に栄えてその周辺は寂れています。観光地など分かりやすい所には人が集まりますが、日常生活や仕事に関しては昔ほど人がたくさん、余るほどはいない……と感じることもありますね」
などといった話もありました。

中国の人口動態も一昔前とはかなり違ったものになっているようですし、大都市と地方の関係も変わり続けているのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ドラゴンボールではブロリーが大人気らしいがどうしてそうなったの?原作にいない私が全く知らないキャラなので困惑している……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

昔と比べてアニメの人気事情に関しては日中の違いが縮小していることもあってか近頃の中国オタク界隈では「日本での作品やキャラの人気が理解できない」ことはかなり減っているそうですが、人気の背景に中国からは見え難い要素がある場合はやはり困惑することもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「ドラゴンボールのブロリーの人気の高さ」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


近年の「ドラゴンボール」ではブロリーが大人気らしいがどうしてそうなったの?原作にいない私が全く知らないキャラなので困惑している……

ブロリーはアニメ劇場版で人気になったキャラだから原作の知識だけだと戸惑うのは理解できる

ブロリーに関しては国内のファン界隈でも人気キャラによくある「好きな人」と「そんなに好きじゃない人」「嫌いな人」ではなく、「好きな人」と「知らない人」に分かれている感があるね

ブロリーはアニメオリジナルの作品内最強キャラ(強さに上限が無いとされている)というのが人気の理由の一つ。
「ドラゴンボール」に限らず最強扱いされる、最強だと解釈できるキャラには人気が出るものなんだよ。

私も正直に言ってブロリーの人気はよく分からない
敵キャラとして出た中では第3位の人気だし日本ではかなり人気高いみたいだが

たぶん同じランキング見ていると思うけどあのランキングって1位がベジータ、2位がフリーザという突出して大人気な敵キャラだからどれだけ参考になるかよく分からないような……

ブロリーは突出して強いから人気なんだよ。努力や修行で強くなるキャラとは違う、作品内の「強キャラ」の概念の象徴みたいなものだ。
他の作品のキャラで例えるなら範馬勇次郎みたいなキャラとして受けているのでは

それは少し違う。ブロリーは範馬勇次郎と違って作品内で普段意識されない最強だから人気が高い。皆も知っての通り「ドラゴンボール」って出番が多いとインフレに巻き込まれて強キャラではいられなくなるわけだがブロリーにはそういうのが無い、出番自体は少ないけど出番がある時は扱いが良い神秘的な強さを持った敵キャラになっている。
敵としてはストーリーの御都合主義で強引に倒されるので最強という格が傷つくこともないしファンとしても安心して感情移入や妄想ができる。

自分は新作のブロリーしか知らないが確かに見ていて爽快感のあるキャラになっているし、人気があるのは分かる。旧作の方ではどうだったの?

旧作だとなんかマッチョになってカカロットと叫びまくる設定が固まっていない超サイヤ人?

旧作の方だとトランクスと違って筋肉爆発で超強いド迫力キャラ。色が変わり続ける変化よりシンプルに強さを感じられるキャラになっていたかな。

ブロリーに関しては新劇場版以降で特に人気が高いと聞いたね
旧作版ブロリーは劇場版で出番が多かったけど現在のように他の原作人気キャラと比べても人気が高いというほどではなかったらしい

ゲームでは出番が多いし扱いも良いからアニメや原作マンガではなくゲームで追いかけている人にとっては慣れ親しんだ最強キャラ
個人的にはスパロボ補正と似たような所もあると感じている

旧作の方のブロリーも悪くはないよ。純粋な戦闘民族にして伝説の超サイヤ人という強敵で強さの表現も非常に迫力があって昔から好きな人はいた。
ただ孫悟空の活躍を期待して見たファンにとっては興覚めなアニメオリジナル要素だったのも否定できない。今のブロリーの大人気ぶりに関しては現代の新作劇場版のクオリティで見たことによる加点があってのものだと思う。

「ドラゴンボール超」劇場版はストーリー的には大したことないけどバトルシーンはファンにとって「これが見たかったんだ!」というクオリティになっているからね。

「ドラゴンボール超 ブロリー」の中国国内興収は微妙だが見た人からの評判は良い
あの劇場版を見ればブロリーの人気が高くなるのも理解できるはず

ウチの国の「ドラゴンボール超 ブロリー」の興収に関しては原作の知識とイメージで見に行って反発が出てしまった所もある。
たぶんウチの国ではブロリーが大人気になる過程を体験する機会が無く、現在の「ドラゴンボール」のブロリー人気を把握し難くなっているのだろう。

原作だけ見ている人にとっては原作世界観を壊すアニメオリジナル最強キャラだし受け入れ難い、人気の理由を理解し難いと感じるのではないかと
ただドラゴンボールという作品って実はファンのイメージと違って強さに関してかなり雑に扱っている作品なのであまり気にしても仕方がない気も……

旧作版のブロリーは当時のドラゴンボールの戦闘力の誇張の極致と言えるキャラとして存在感があったし日本ではブロリーMADなどもあり非常に人気が高かった。
新作の方は旧作版のような独特の悪の魅力は無くなったけど、受け入れやすい上に分かりやすい戦闘力の高さと最強ぶりで大人気になっている。

ブロリーは新作で設定と演出が刷新されて成功したキャラの一人だろう。
旧作版のブロリーは強さが際限なく上昇するという設定だったから最強解釈から大好きになる人が出るのも当然ではある。ただ旧作映画版って作りが雑なのであまり面白いわけじゃない、原作読んだ方が良いやとなってしまうのがね……

新作版の展開はフリーザのようにキャラや戦闘力設定の崩壊が激しいのもいるから相対的にブロリーがよく見える、受け入れやすくなっている所もあるのかな?

確か旧作版はスタッフからは大人気、しかし当時の日本ではそもそも「ドラゴンボール」という作品自体の人気が低調になっていて……という感じだったはず
「聖闘士星矢」の終盤よりはマシだったようだが

ブロリーの人気は時代やメディアの事情も絡む背景があるので単純に作品を見るだけでは分からないのがヤヤコシイ
比較的分かりやすい部分としては原作終了後の派生作品、特にゲーム分野ではその時その時の設定に合わせた最強級のキャラとしての形態が設定されていたので派生作品もずっと追いかけているファンにとっては馴染み深い存在になっていったこと
それに加えて日本ではブロリーMADが作られたことによりサブカル的なキャラクター人気も獲得することになったし、欧米でのファンによる同人創作世界観においても何かと活躍するなど一般のファンが見ているのとは違う所で不思議な人気を獲得していたことだろうか

ブロリーに関して私は以前制作側(原作者の鳥山明ではなく東映のアニメスタッフ)の寵愛を受けたキャラという評価だという話を見たことがあるけど、現在の状況を見ると新作では普通にファンからの評価も高いしリブートに成功したという見方ができそうだね

旧作版のブロリーは知らないけど今のブロリーは全てを破壊する天災のような最強の存在としてかなり良いキャラになっていると感じられる。
あと旧作版と違ってある程度普通の交流もできるキャラになったのも良い方向に働いたと思う。

ブロリーの人気の背景については長年の二次創作による積み上げもあって、特に欧米では以前から人気が高かったはず
これは原作の影響は何かと大きいがアニメがあまり入らず関連作品も比較的最近まで入らなかった中国国内では分かり難い

欧米のファン界隈は勝手に続きや超サイヤ人の新形態作っちゃうから原作あまり気にしてないし、感情移入する対象のオリキャラとしてブロリーが大人気になっていたとは聞いたことがあるな

以前のブロリー人気に関しては「同人でサブキャラをある種のオリキャラにして妄想と一緒に活躍させられるから人気になっている」という背景もあったのでは……

ブロリーはアニメオリジナルキャラとしてかなり特殊。
上でも言われているが原作では出てこないけど、ゲームとかの関連作品においては頻繁に隠しボスとしての出番や、独自の超サイヤ人形態などが追加されて公式?のパワーアップも続いたから最強さと人気が維持されてきた不思議な位置のキャラだ。
そしてそういった裏の方で続いていた人気と原作公式展開の人気が「ドラゴンボール超」の劇場版で合流した

ブロリーに関してはどこの国でも「ドラゴンボール」をアニメで追いかけていたファンの間では人気がとても高い
しかし中国国内ではテレビで放映されたアニメはごく一部だし、原作党が多いのでアニメに関してはゴミ扱いが続いていたから……

それはあるね。中国国内では原作党が強いし、設定にもこだわるからブロリーはあまり意識されなかった。
ブロリーの人気に関する認識の違いは国外との環境の違いが目に見える形で出てきた例の一つだろう。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国ではドラゴンボールのアニメで『Z』時代以降の作品が入っていません。それに加えてゲームでも中国ではSFCが広まった時代がほぼ無いので『ドラゴンボール』のゲームで評価が高い作品の体験がほぼ無いです。これが中国国内におけるブロリーの人気の無さに影響していると思います」

「ドラゴンボールに関しては最近の新作で過去に中国のファンの間で蓄積されていた戦闘力、強さの関係が崩れるような展開が多く日本語で言う『公式が解釈違い』と受け止めて熱が冷めてしまう人も出ています。最近はドラゴンボールに関する外国との温度差を感じることも増えています」

などといった話もありました。

ブロリーに関しては私も昔の劇場版で見たきりだったので最近の人気や評価の高さに関しては驚くこともありますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「国内に限って言えばNARUTOとドラゴンボールじゃ格が違う」 中国で公開された「ドラゴンボール超 ブロリー」の興収に関する反応など

中国オタク「日本で広告詐欺ロボアニメが出現した模様。事前の情報ではリアル系だったのが始まってみたら無茶苦茶スーパー系で勇者ロボだ!」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

始まってみたら事前情報には全く出ていなかったスーパーロボット展開を投げ込んできた
「勇気爆発バーンブレイバーン」
ですが、中国の方でもこの情報に衝撃を受ける人が出ているそうです。

Cygamesが贈るロボットアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』第1話が放送、大張正己監督デザインのブレイバーンが初お披露目(電ファミニコゲーマー)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「勇気爆発バーンブレイバーン」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で広告詐欺ロボアニメが出現した模様。事前の情報ではリアル系だったのが始まってみたら無茶苦茶スーパー系で勇者ロボだ!
公式サイトや広報内容もガラッと入れ替わっているらしい

あれはやっぱりスーパー系だったのか……タイトルの「勇気爆発」とモブ兵士向けっぽいロボがかみ合ってなくておかしいとは感じていたが……

「勇気爆発バーンブレイバーン」というスーパー系なタイトルだから何かしかけがあるとは思っていたが、ここまでひっくり返してくるのも勇者ロボになるのも予想できなかった
俺達もエルドラン系作品を見ていたはずなのに!

明らかに「絶対無敵」「熱血最強」「元気爆発」とかの流れのタイトルだったわけだしな

初見の時にリアル系の機体に「勇気爆発」というスーパー系タイトルという変な組み合わせなので気になっていたけどいつのまにか忘れていた……トンデモナイ情報でネタバレくらったわ

俺は最初のPV的にはなんて言うか「ガサラキ」みたいな雰囲気になるのかと思っていたが、こんなものが隠されていたとは……

自分はメカ的には「攻殻機動隊」、戦いの方向性は「惑星強襲オヴァン・レイ」や「フロントミッション」っぽいと聞いていた。しかし今調べたらめちゃくちゃ勇者ロボみたいになってる?

現代兵器とリアル系ロボの中にスーパー系が出現!
これは確かに興味がわいてくる

私も言っては何だがゲームにありそうなミリタリー系のロボアニメくらいに受け止めていた
名前については企画側が迷走したんだろうか?と

制作側を見たらCygamesが入ってるし「ゾンビランドサガ」を思い出すべきだったのかもしれない

設定で自衛隊とアメリカ軍が明確に出ているので国内配信は無いだろうし評価が良ければ考えようと後回しにしていたけど、俄然気になる存在になってきたかも

自衛隊ネタだったからね……俺も第一話を知る前は「男主人公二人が自衛隊とアメリカ軍所属で合同演習?その辺の宣伝になるような内容だと扱い難くなるからあまりそっちを強調しないでくれたら助かるんだが……」とか考えていた
しかし第一話を見て「これは自衛隊所属の日本人が主人公じゃないとダメだわ。突然現れた謎の喋るロボに乗り込んで一緒に必殺技を叫ぶのにつきあえる軍人は世界中で自衛隊にしかいない」と感じた

俺は「ありがちだけど現実ベースの装備は面白いしリアル系ということはたぶん人型ロボがわざわざ戦場で使われる設定もあるんだろうな……金髪の方の主人公はリディ少尉っぽいけどまさか闇落ちして敵に回る主人公その2か?」くらいに思っていたよ
なお現在は完全に予想外の展開に混乱中

調べたらロボが完全に大張正己じゃねえか!?
放映前のティザー情報に出ていたリアル系量産機どうなったんだ

あの量産型は後半になったら謎の敵ロボのバリアーに攻撃が通じずにやられたよ……日本のオタク界隈も衝撃を受けているようだしスーパー系の要素は本当にしっかり隠されていたようだな……

これは伝説の昭和ロボアニメ!
2024年になって新作アニメに新たな勇者ロボが出るとか、去年の自分に伝えても信じなかったろう

今慌てて情報を調べているけど、事前に出ていた情報だと男くさい戦場の話にしか見えない。
メカニックやスタッフ、謎の白髪少女といった女性キャラの情報は出ていたようだけど現在のメインビジュアルで前に出てくるような扱いではなかったようだ。

なるほど、鈴村健一は勇者ロボになっていたから劇場版で新型ガンダムもらえなかったのか。主題歌CDのジャケットでロボ(CV鈴村健一)がマイク持ってるのは笑うしかない。

昨年10月にPVと一緒に発表されたキャストに鈴村健一の名前はなかったはず。ロボが喋るタイプなのも含めて隠していたわけか……やられたぜ!

第一話で提示された作品の方向性をロボで例えるなら「ラーゼフォン」「アクエリオン」っぽいけど、シリアスでハードなのか熱血勇者なのか、ギャグが入って来るのか……大張正己が監督だから予想し難い。「グラヴィオン」とかもスパロボ系っぽい外見だけど戦闘バランスもストーリーも妙な方向に行ったし。

大張はロボデザインでは信用できるが話を作るということに関しては信用し難いからなー

同意
メカデザインや原画が大張だとテンション上がるけど「監督」だと急に不安になってくる

シリーズ構成が「ウルトラマンブレーザー」の小柳啓伍なのを信じるんだ!

ギャグというかツッコミ所は意識して作ってネタにしているんじゃないか?過去のロボアニメのお約束ネタで笑わせに来ている。
第一話後半の熱血ロボな主題歌が流れる決めのシーンで操縦席の主人公がそのBGMにツッコミを入れて「作品内の現実世界でもアニソン流しながら戦っている」事実が判明したのには大笑いした

主人公が困惑して怯えている描写だったし、話が通じないけど主人公への好感度はやたらと高い勇者ロボというのもツッコミ所なんだろうな

とても良い感じだけど一つだけ残念だったのは歌がJAMじゃなかったことだな。あのロボの名前を叫びまくる昔の、熱い昭和風ロボアニメソングも悪いわけじゃないんだが。

第一話の演出がJAMだと無理だから仕方がない。歌っているのが鈴村健一ではなくあの勇者ロボという設定だから。

なるほど……そっちのネタも込められていたのか。戦場で実際にロボが主題歌(自分で歌っている)を流しながら戦っているとあのシーンが更に強烈な味のあるものに思えてきたね。

二か月前のPV第一弾と放映後のPV第二弾やOPを比べると笑える。嘘はついていないけど伝えていないことが多過ぎるタイプの作品だった。
「喰霊零」ほど大がかりではないが故意にやっている部分がたくさんあって楽しそう。

方向は逆だけど「ハイスクール・フリート」に近いと思う。「はいふり」から「ハイスクール・フリート」になったネタは当時のウチの国だと翻訳と伝わるタイミングの問題もあってあまりネタが伝わらなかったけど「勇気爆発」の方は分かりやすい。

Cygamesが作ってるから恐らく勇者系を含む過去のロボ系作品のパロディになるだろうし、ロボ系のネタは出てきても昔の勇者ロボ系作品とは違ったものになりそう。そういう意味でも今後の展開が気になる作品だね。

Cygamesはプリコネやウマ娘といったソシャゲ原作アニメのイメージが強いけど実はかなり頭の悪いアニメを作る所だよね。この作品もヘンな方向に暴走してくれることを期待する。

なるほど……俺が課金した金でスーパー系ロボが作られたんだと思うと少しだけ爆死が許せそうな気もしてきた



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でもかなり驚かれているようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国オタクのロボアニメのイメージはスパロボの影響が大きいので勇者シリーズのロボのデザインや演出のネタは把握している人は多いのですが、アニメを見ていないと分かり難い勇者ロボの世界観や勇者ロボの人間関係のお約束ネタに関して把握している人は多くないかもしれません」

「ガオガイガーに関してはかなり詳しく、マイトガインのネタも理解できると思いますがジェイデッカーになると怪しいです。中国のテレビでも90年代後半に勇者シリーズのエクスカイザー、ファイバード、ジェイデッカーが放映されていたことはあるそうですが、それを見ていた人はあまりいないようです。私も見た記憶があるのはエクスカイザーの一部だけです」

「昔の中国国内で放映されたロボアニメで『子供の頃の思い出』として中国のオタクの記憶に残っているのはゴッドマーズ、魔神英雄伝ワタル、絶対無敵ライジンオー、魔道王グランゾートなどです」

などといった話もありました。

昔中国のテレビで放映されていた日本のロボアニメに関しては過去の記事
90年代前半に中国のテレビで放映された日本のアニメ オタ中国人の憂鬱アップデート

90年代後半から00年代前半にかけて中国のテレビで放映された日本のアニメ オタ中国人の憂鬱アップデート
などもよろしければご参照ください。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「皆の中で孫悟空の人間形態はショタと青年どっちになってる?友達と話していて解釈の違いが判明したので皆の意見を聞きたい」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

「西遊記」の孫悟空と言えば中国で最も人気のあるヒーローの一人ですし、一般向けコンテンツだけでなくオタク向けのコンテンツでも何かと出番があることから様々な解釈が生まれているそうです。そしてその結果、中国オタク界隈で議論が盛り上がることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「孫悟空の人間形態のイメージ」
などといったことに関するやり取りは行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆の中で孫悟空の人間形態はショタと青年どっちになってる?
この間友達と話していてこの件に関する解釈の違いが判明したので皆の意見を聞きたい。ちなみに私の中ではショタの方。

変身能力だからショタと美青年どっちでもいけるみたいなのでも良い?

全く問題無い。良い悪いとか関係なく単純に知りたいだけなので気軽に頼む。

西遊記の方ならずっと猿のままで、変化するなら虫とかのイメージだな
擬人化の需要は理解しているが、そっちの認識はあまり強くない

哪吒とのライバル関係もあるので自分の中ではショタなイメージが強いかもしれない

私の中でも合法ショタになっているかも

「王者栄耀」のスキンにあったような青年キャラ
金髪にもできるので傲慢なイケメンっぽい系になりそうなイメージかなー

頼りがいのある成熟したキャラであって欲しいので青年だな
ショタは自分の中だと何か違う

変身するなら普通に青年や女や虫じゃないか?原作でショタになったことってどれくらいあったっけ?

孫悟空の人間状態のイメージは結構好みが分かれているような……単純に性癖や萌えではなくカッコイイキャラであって欲しいという考えもあるからね

原作だと12歳くらいの和尚になったこともあるはず。しかし自分の中では元が300歳超えの猿だからショタになってもそれは目的に合わせた変身で基本は青年〜みたいな考えになるかも

西遊記の原著では人間よりはるかに長く生きているのだし若いはずがないと思う

原著通りにとか言い出したら老猿を自称しているしジジイキャラで決まりそうだしこの場で語るならあまりそういうのを気にしないでも良いと思うが。

私は原著ベースで考えるなら数字ではなく相対的な違いで考えるべきだと思う。そして西遊記で孫悟空より若い妖怪って紅孩児くらいなので、概ね少年〜青年形態くらいでジジイキャラにはならないと感じている。

合法ロリやショタがいる二次元界隈でそんなの気にしても仕方がない
まぁ私も孫悟空は猿の方が良いと感じているので擬人化年齢についてはその場の方便で可変式説でいきたい所ではあるが

傲慢な性格というイメージはあるけど、外見に関しては猿が本性で人間形態はその場その場の使い捨てでショタでもおっさんでもジジイでも美女でも構わないみたいなイメージだな……

理解できる話だ。自分の中でも孫悟空は車遅国の三大仙とのエピソードで道士に変身もしているので目的に合わせた変身という感じだな

ちょっと考えてみたが俺の中ではショタだけは解釈違いのようだ
巨大化するのも小さくなるのも便宜的なものだし人間になるのもアリだと感じてはいるのだが

西遊記の孫悟空が最初に長寿を求め出したのはミドルエイジ・クライシスからだという現代解釈を見たのと「大聖帰来」(邦題「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」)を見てから生きるのに疲れた中年のイメージが強くなっている……

そもそもウチの国だと擬人化無しが最大の党派では?

それはあるかもね。しかし猿のイメージが現代では微妙で国産作品でも同誇張するかで迷走しているのも確かだ。私の見ている範囲では擬人化させるかゴリラで巨大化させるかになっているように感じられるね。

今更なんだけど孫悟空を擬人化方向で考える必要ってあるのか?
元々猿の擬人化キャラなわけだし。

現代の娯楽コンテンツにおいては古典的な猿のままでは厳しくなっているんだよ。現代では猿状態が相対的にカッコ良くないというか、強く無さそうというイメージに……

2010年制作の国産アニメの西遊記の孫悟空はほぼ人間な少年マンガ系主人公のデザインだったしかなり人間寄りのデザインになる、実質擬人化みたいになってる作品というのもあるね

二次元界隈だと何でも擬人化したがるから仕方がないのさ!

二次創作で個人或いは趣味の集団でやる分にはイケメンだろうが老人だろうが好きにやれば良いと思う。
しかし一般人に対してそれを見せるのは厳しいだろうね。私も子供の頃の思い出が壊されるようなアレンジは厳しい。

私は西遊記が目覚めさせてそうな性癖はショタよりも性転換や男性の妊娠、丸呑みなどではないかと考えております!

どちらかと言えば少年キャラかな。西遊記の孫悟空って子供っぽい所があるし。

大人キャラとしては二郎神がいるから、対比として若くなる或いは少年になるという感じかもね
単独で出る場合は青年状態になることもありそうだけど

俺は少年キャラではあるけどショタではないと思っている
ショタ枠なら紅孩児

俺の場合、若いとかチビなのは許容できるけどショタは解釈違いだ
少年っぽさがあるキャラ、年齢で言うなら16〜17歳くらいだろうか

孫悟空のようなキャラでも個人的なイメージの差、理想像って結構違いがあるもんだね。
私は……改めて考えてみたが老成した口調の金髪ショタが良いと思った。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈における様々なイメージの羽ばたきが出ているようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「私の友人には西遊記の登場人物に関して最遊記のイメージが非常に強くなっているオタクがいます……」
などといった話もありました。

ちなみに私は孫悟空の人間形態というと「ドラゴンボール」から離れるのが難しいので、猿の状態が基本で人間形態は目的に合わせた変身という感じで特定のイメージは無いような気がします。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「西遊記の孫悟空が巨大ゴリラ形態で戦うようになった原因はやはりあの作品なのだろうか?」

中国オタク「最近のラノベ系アニメは戦闘力インフレが極まっていて萎える。なんだよ即死チートって……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

1月の新作アニメで何が中国国内で配信されるかはまだハッキリしませんが、以前のシーズン初めの時期と同じように、今期も中国オタク界隈では新作アニメ関連の話題や情報がイロイロと飛び交っているようです。
またそういった話題の中で「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」の設定や主人公の特殊能力である即死チートに関して何かと注目が集まっているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「即死チート」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近のラノベ系アニメは戦闘力インフレが極まっていて萎える。なんだよ即死チートって……

元々戦闘力はインフレしがちだったけど、ついにここまで来た感はあるな
強さとは数字ではなく哲学概念?

雑な素人考えのチートは理詰めでロジック構築されると最強ではなくなるし引っかかる人もいるんだろう

強さ比較やっている人間としては日本のラノベはまだそこまで極まってない、娯楽レベルだと思っていたが……

現代の日本のラノベはネット小説出身の作品も多いから、ネット小説的な戦闘力インフレが発生しているのかもしれない
戦闘力に限らず様々な分野で昔のラノベの感覚は通用しない

アメコミやSCP、ネット小説でたまにあるトンデモ系と比べたらまだ納得できる、ネタとして楽しめるレベルではあるかと。
あまりそういう方向に行くとネタにし難いし何が面白いのかという話になってしまうから。

チートを活用して俺TUEEEEEする作品ってストーリーも設定もガバガバだから気にするほどではないと思うんだが……

こういう情報が入って来ると雑に「最強」「好き勝手やれる」と信じられなくなるのが厳しいんだよ

近頃話題の「即死チート」はその辺の最強比べをネタにしているのが良くも悪くも現代向けだと感じる

あれをネタとして楽しむか、自分の妄想に対する嫌がらせと受け取るかといった個人差が結構出ているのは興味深いな

その作品だけの話だから気にしないで構わないのでは……?という簡単な話ではないんだろうな

同人のクロスオーバーとか強さ比較とかもあるし意識してしまう人は出る
ネタ自体は面白いんだけど、強さ比較なんかの議論にも進出して来るネタだから困った存在だというのは自分でも何となく分かる

本編だけ見ていたら異世界召喚で召喚する側、召喚されて成功した側が悪役というテンプレ的な構造、それをアホみたいなチートで潰していくという構造だからネタとして楽しめるんだが情報だけ来るとモヤモヤしたものを感じてしまうのではないかと。

概念レベルの即死がどうこうのアレは異世界チート版銀魂みたいな空気でツッコミ入れまくる作品だぞ
テンプレを故意に積み上げ過ぎてラノベではちょっとないレベルの強さになっているし真面目に受け取らずに気楽に考える方が良いぞ

俺は例の即死チートに関してネットで流れてくるネタでしか知らないんだけど、殺意に反応するカウンター系即死ということで良いの?
それだったら偶然とか範囲系で何とかなりそうに思えてしまうのだけど

殺意が無くても、主人公に被害を与えそうな攻撃は全部カウンターで死ぬし他者を操作するとか独立した分身とかでも関係性から本体に遡って死ぬ模様

なるほど、ならば思いつく大規模MAP攻撃で巻き込むみたいなすぐに思いつく攻略方なんかは対処可能になってるのかな

某最強キャラを殺した本人の意識外からの瞬間発動系の攻撃、空間切断攻撃とかもダメか?

誤射や範囲攻撃に巻き込む、瞬間も時限式もダメだな。殺意、主人公を害する効果になった時点で発動、因果逆転的なのもある。
そういうネタを敵が思い付いて実行して即死チートにやられるのがあの作品の基本的な流れ。ラノベで十数巻分よく続いたと思う。

敵で出て来るなら意外な攻撃、慢心で死ぬパターンだろうけど主人公補正かかってるし作品内で後出しできるから厄介

即死チート持っている主人公の方が死の定義を決めているから不死種族だとかも意味ない
この手の最強ビルドに関しては過去の作品にネタとして出ているわけだし、作者が認識しているネタであれば作品内では効かないことにされるんだろう

あれって現在の異世界チート系のテンプレに対するカウンターを極端にしたネタという背景があるようだ
自動反応系は認識範囲外、反応する定義外からの攻撃で破るのが定番だろうけど無理なんだろうなあ

恐らく強さ比較、最強談義が好きな作者が書いた作品なんだろうね
ウチの国にあるその手の議論をする場所はどこの国にもあるだろうし……

作者が最強談義大好きっぽいという意見はちょくちょく見かける
意味が無いとは分かっていてもそういうのを語ってしまう戦力痴の心を持った人間はどこにだっているのさ!

「即死チート」の作者は過去にこの手のテンプレをネタにする作品で書いてきた作家なので慣れているというのもあるし、日本には長年続いている最強議論のスレとかがあるのでそういう所の議論も参考にしていると思われる。

あの作品の原作者は過去に中二病ネタ系主人公最強モノを書いているが最強に徹することができない爽快感不足な展開に進んで打ち切りになっている
このシリーズはその失敗をふまえてずっと最強に徹したのかもね

即死チートは極端な例だが、過去のラノベにも最強談義を意識して設定されたようなキャラは度々出現しているよ。
確か「劣等生」の司波達也もその辺の最強議論を参考にして構築されたキャラだという話を見た覚えがある。最強議論のネタに関してもテンプレ化して陳腐になって、更にインフレしてというのが繰り返されてきたのだろうね。

こういうのって結局は小学生のやる反射だ無限だの繰り返し後出しになりそうな気がする。無効化を無効化の繰り返しとか……

強さ比較ネタを見ていると概念系の能力だって最終的にどっちが優先されるかでこじつけ勝負の比較になってくるし、面白くなるかは結局設定の強さではなく作者次第だろう

ネットの情報だけだと「即死チート」能力以外はよく分からないが実はあの作品の世界観は多元世界で情報生命体とかのSFネタも突っ込まれている。舞台となっている世界もテンプレ構成ではあるがふわっとした異世界ではなく簡単に人が死ぬしチート持ちや桁が違う高レベルのが上から下までいて一般人に価値は無いハードというかナイトメアなバランスだ。

あの作品の設定やノリに関してはチート的なインフレが一回りして「文字通り」のチートになっているのが笑える
真面目に考えたら負けという作品だが現代の環境だと扱いについて(持ち込むのも真面目に反論するのも)は要注意なのかも

あの作品が面白いのはチート能力ではなく、敵側があの手この手(ある種のテンプレ的な強攻撃)で即死チートを攻略して主人公を殺そうとするのに逆にあっさり殺される展開だ
そして最近こっちのフォーラムの住人が即死チートを潜り抜けて主人公を殺す方法を考えるたびに、作品の後ろの方まで把握している人間から否定されては作者を罵倒して消えていくどこかで見たような展開が多発しているのにも何とも言えない面白さがある

理解できる。
そしてチートが極まった作品が出現したことにより最強を論じることが、作品の面白さや楽しむことにつながらないという教訓を実感させてくれるというのは非常に興味深い。

まぁ「はい全知全能〜」みたいに出されて萎える気持ちも理解できなくはないけどな。
特定の作品で俺TUEEEEEな妄想している時だと自分が楽しんでいるもの、気分よく浸っているものを邪魔する悪意みたいに感じてしまう……

戦闘力に拘り過ぎると話が面白くなくなるし、個人的には全知全能的な方向なら「涼宮ハルヒ」くらいにして欲しい

特撮を追いかけていると最強キャラであっても玩具を売るという資本主義的な意思には敵わないのがよく分かるよ!
ラノベ読者も気楽に構えていればいいのだよ

二次元におけるインフレに関しては伝奇系作品追いかけているといつの間にか慣れてしまう。強さに関しても例えば正田崇作品で数字や設定によるインフレが極まってしまったから逆に気にしなくなる

慣れると最強ではないが、最強を崩せる強者みたいな方向で妄想できるようになるよ!
型月だと最強を何とかする、概念的に対抗するというのがイロイロとあるから妄想の解釈しやすくて良いぞ

型月は奈須きのこが定期的に最強の妄想の基礎をぶっ壊すような設定の後出しをしてくるからね……インフレした後にセファールやヴェルバーが出現して既存の最強キャラでは全部ダメみたいになった時は私もモヤモヤしたけど、そこから更に最強格キャラや概念の追加でひっかき回して何となく妄想できる環境にしているし今では上手いやり方だったと感じている

強さ比較はネタで済んでいるうちは良いんだが、キャラの格の比較みたいになってくるとめんどくさい
そういう意味ではインフレし過ぎて気にするのが馬鹿らしくなるのも悪い事ではないように思える
作品内では登場人物に見合った難度の問題、障害が発生してそれを解決するキャラが魅力的に感じられればいいのであって最強である必要はないのだから

最強設定並べているだけではフリーザの戦闘力53万、三回の変身のような絶望感は出てこないわけだしな。
話題になっている「即死チート」も原作の最初のタイトルでそれをネタにしていたけど、ネタで扱うなら割り切って極端にするのも一つの手なんだろう。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国ではキャラの格の高さを重視する人が多く、格の高さの根拠となる強さ、特に最強であることに対するこだわりは強いので即死チートのようなネタは良くも悪くも意識してしまいます」

「中国では二次元のキャラクターの強さ比較に関しては死火海(BLEACH、NARUTO、ONE PIECE)が大人気だった頃から行われていましたし、ウルトラマンなどの特撮でも盛り上がって荒れるネタになっています。日本の最強談義のようにランキング分けしたまとめのようなものもあります」

などといった話もありました。
誰が強いか何が強いかの泥仕合は中国オタク界隈でもありふれたものになっているのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「薬屋のひとりごとのマンガが日本で売れまくっているのはなぜだ」「実は女性向けの中二病作品として見ると非常に強いのが分かる」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「『薬屋のひとりごと』の影響で日本で中国風の作品が大幅に増加した、ジャンルが生まれたという話を聞いたんだがどこまで本当なんだろう?」
に関連したネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「『薬屋のひとりごと』が日本でとても売れているのはなぜか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「薬屋のひとりごと」のマンガが日本で売れまくっているのはなぜだ。あんなにツッコミ所の多い作品なのに……

そう言えばラノベだけでなくマンガも売上ランキングの上位独占な時もあったな
中国要素部分をスルーしてヒロイン中心で見れば結構面白い作品だし、俺は日本で人気になるのもそんなに不思議ではないと思ったが

ウチの国でもオタクが文句つけまくる、ツッコミ入れまくるようなドラマが大人気になったりするし、オタクの好みと一般の好みは違う。
ましてやスレ主が気にしている「薬屋のひとりごと」の売上に関しては中国人のネットユーザーと日本人のラノベ読みの違いなんだから、人気に理解できない部分が出るのは当然だ。

「薬屋のひとりごと」はアニメ化のクオリティではなく視覚情報が増えて評判が落ちた珍しい作品だけど、ストーリーやキャラ自体はかなり良い作品だぞ?

国内では宮廷モノはありふれ過ぎているけど外国では中国の宮廷モノが新鮮で大人気なんだろう。日本の作品は欧米系の異世界ファンタジーばかりなわけだし。

「薬屋のひとりごと」が日本であんなに売れているのは女性向けラノベの選択肢が少な過ぎるからだよ
男性向けラノベなど他のジャンルと比べて良い感じの当たり作品が来たら一気に売れるし、マンガでもその流れで一気に売れる

日本の女性向けラノベの市場は日本のオタク関連市場では大きい方だし選択肢も少なくはないぞ?乙女向けもBLも商売として成立している。日本最大手のネット小説サイトでも女性向けの方が強いくらいだ。
日本のラノベでは「薬屋のひとりごと」のような中華ファンタジーが定番ジャンルになっていると聞くから、強いジャンルで強い作品が出たようにも見える。

マンガ版の売れ行きについては私も詳しい所は分からないが、ラノベに関しては最近のランキングを見ると女性向け(或いは男性ファンもいる女性主人公作品?)2に対し男性向け1くらいの割合だから日本の女性向けラノベ市場はそれなりに大きいよ
そして「薬屋のひとりごと」はこういった近年の女性向けラノベの流れにおける代表的な作品の一つでアニメ化前からかなり人気が高かったしコミカライズの待遇も良い。日本で売れているのもおかしくはない。

小説やマンガの時点ではウチの国でもわりと評価高かったのを思い出そう
元々作品のパワーはかなり高い

「薬屋のひとりごと」の中国語版、俺の地元の小さな街の図書館にもあったからな

あの作品は言ってみれば中華宮廷で名探偵コナンやるようなものだ
こう考えたら人気に納得できないか?

こっちのネットの評価と一緒にアニメから入った場合は「薬屋のひとりごと」の好調な売上に関して不思議に思えるかもしれないが、原作から追いかけているとそんなに不思議ではないよ

原作小説の人気はずっと高いしマンガ版も二つあって好みの方を追いかければ良いという好待遇
それに見合った需要はあるのだろうね

あの作品は別に最近急に売れ出したわけではなく、ずっと売れていた作品だよ
人気が高いのになぜかアニメ化されない作品としてよくネタになっていたくらいだ

そうそう。アニメ化前の時点で売上ランキング常連だったからアニメ化されたら更に売れる。
原作ラノベだけでなくコミカライズも売れまくるのはちょっと珍しいかもしれないが、アニメ化で原作と関連書籍が売れること自体は少年マンガ系でもよくある展開だよ。

宮廷描写を除けばアニメのクオリティ自体は悪くないから、日本では普通に新規ファンを獲得しているのではないかと
原作はネット小説出身のラノベだけど、国産ネット小説のように量で勝負するタイプではないからすぐに面白い部分に入れるのも強いと思う

私は「薬屋のひとりごと」は面白いと思っている。中身が濃いのが良い。国産ネット小説は文字数で稼ぐために中身スカスカになりがちだし、初めて読んだ時は中身が濃くて娯楽性もあってというのが結構な衝撃になった。

あの作品に関してはこっちで公式配信無いからネットの評価やツッコミまとめ動画、キャプ画像のイメージで語られる所もあるからな……マンガ版の「薬屋のひとりごと」がマンガが本体な「葬送のフリーレン」より売れているのがおかしいという話は俺も見かけた

私は「薬屋のひとりごと」のアニメも普通に楽しめているんだけどそういう声は埋もれている……

別に皆が皆きちんとした宮廷モノを見ている、求めているわけではない。こっちでも普通に楽しんでいる人はいる。
しかしアニメになると一般層が増えて「合わない」「受け入れられない」人間の絶対数は増えるしアクセス稼ぎで燃やそうとするのが入って来るから現在の環境だと難しくなるのも否定できない。

国内の宮廷モノはどんどん極端になっているからついていけなくなったけど「薬屋のひとりごと」は久々に楽な気分で見れる宮廷モノだったので楽しんでいる自分のような人間もいるよ

「葬送のフリーレン」は良い作品だけどあまりライト層、若い世代向けではないから売り上げ的には大爆発は無さそう
資料集とかも明らかにライト層向けではないネタに走っているし、こっちの空気とはかなり違うのがそこかしこに見て取れる

「フリーレン」の「お宝の書」は作っているのが子供向けアニメ特撮雑誌なので子供向けな狙いもあるらしいぞ……あっちもどこに向かっているのか、どこに人気なのかは分からん

俺は「薬屋」も「フリーレン」も実本買い揃えているが、一般ウケするのは「薬屋」の方だと思っていた。「フリーレン」がこっちでも人気爆発したのは正直意外。
それはさておき、「薬屋のひとりごと」は日本の若い女のオタク、ラノベ読みにすごい刺さっているらしい

正直に言えば私の好みからはややズレる作品だけど人気が出そうな要素の集合体なのは理解できる。キャラ描写は良いしカップリング的にも楽しめるから盛り上がってそう。

私は「薬屋のひとりごと」に関してはテンプレばかりそうなので避けていたんだけど、実際に読んでみたらテンプレを上手く活用して構成された作品で普通に楽しめてしまったよ

「薬屋のひとりごと」はストーリー展開は古いテンプレ的だけど私はキャラクター、特に猫猫に関してはかなり「狙った」設定で作ってきているのが現代向けだと感じる
自分は前に出ないで周りの人が動く或いは動かされる、イケメンリア充とは距離を置く、特殊技能持ちで専門分野で評価される、そして「本当は美人だけど化粧で不細工にしている」という女性向け中二病要素が山盛り

私もその意見に同意する。あの主人公キャラの造形はかなりそういう所を意識しているように感じる。
中国要素に関するツッコミで見過ごされがちだが、実は「薬屋」は女性向けの中二病作品として見ると非常に強いのが分かる。

あー……なるほど、これは若い子は大好きになるか
男性の読者でも心当たりがあるネタだ

実力を隠していて一部の重要人物には評価されている、いざという時に力を披露するのは俺TUEEEEEの基本だしな

言っては何だけどある種の真の実力(容姿含む)を隠したムーブだからね……私も若い時に出会っていたら感情移入や自己投影していたかもしれない



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の作品イメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国ではネット小説が主に男性向けで稼ぐ市場として発展してきたので、日本のネット小説における女性向け作品の多さや需要の高さを想像するのは難しいです」

「中国では日本のラノベを表紙の傾向や主人公の性別で男性向け、女性向けで雑に分けてしまう傾向があります。またそれによって『自分とは関係が無い作品』という認識になる人も少なくありませんし、自分の推している作品と比較して不満に感じてしまうこともあるようです……」

などといった話もありました。

中国のソッチ系のサイトを巡回しているとたまに意外な作品が女性向け或いは男性向け扱いで括られているのを見かけますし、その辺りに関しても日本における人気や認識とズレている作品があるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の中華料理って結局何なんだろう?中国料理とどれくらい違うのか、ウチの国の地方ごとの違いより大きいのか?」

ありがたいことに食べ物ネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

近年の中国では美食ブームもあってか何かと食事関係の話題が増えていますが、中国オタク界隈でも食の好みや食文化の話題がよくも増えているそうですし、その中には日本関連の話題もちょくちょく出てくるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の中華料理と中国料理の違い」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の中華料理って結局何なんだろう?中国料理とどれくらい違うのか、ウチの国の地方ごとの違いより大きいのか?

中国の感覚で食うとかなり戸惑う、ショックを受けるのもある。
よくネタにされる甘い麻婆豆腐味をはじめとして日本人好みにとろみをつけた甘い味になっている料理が目立つのと、香辛料がかなり減っているのが特徴かな。
あと店や料理人によるんだろうけど、私が食べたのは油を使う量も中国より少なくなっている印象だった。

日本の中華料理って、言ってみれば「日本的な特色のある」「中国風」料理だ。
もちろん俺達がいつも食べている中国料理との関連性はあるが、実際はかなり日本化されているのでそこまで大きな関係ではない。

日本の中華料理は餃子定食のように炭水化物系主食が大人気なのが特徴
メニューでも主食ページがこっちより明らかに多い
セットメニューも主食主食主食主食……!

日本の中華料理と中国料理(全体像)の違いは、国内各地の料理の違いよりは小さいのでは……我が国の料理は菜系ごとの違いが大き過ぎる

そこは違いをどのように捉えるかだろうね
日本の中華料理はこっちと同じ名前で別物が出てくるので違いが際立つような所もあるし

日本の中華料理は四川料理や東北料理の影響が強いと聞くし、その辺りの料理と比べたら麻婆豆腐のようなトンデモ改変が出てきそう

四川の影響って麻婆豆腐くらいでは?
私は日本の中華料理がとろみを付けたがるのは広東系、甘酸っぱい味付けにしたがるのは上海系の影響を感じる。ルート的にも日本に伝わりやすい所の料理なわけだし。

日本の中華料理は日本で現地化した中国料理だから、こっちの料理とはそれなりに違いがある
言ってみればアメリカのパンダエクスプレスみたいなものだ

同意
日本語は漢字をそのまま使えるから同じものに見えるかもしれないが、実はかなり日本での現地化や創作も混じっている

皆が初見で戸惑う謎の料理「天津飯」
(訳注:中国に天津飯はありません。過去の記事などもよろしければご参照ください。中国オタク「天津飯って食い物だったの!?混乱しているから天津飯に詳しい人いたら教えてくれ!」

天津の友達が日本に行って初めて天津飯の存在を知り困惑した話は大笑いさせてもらったな

日本の中華料理の現地化の度合いに関しては「日本のラーメン」が中華料理の最大ジャンルなことを考えれば分かりやすい

自分の中の「日本の中華料理」に関するテンプレイメージは焼き餃子、ラーメン、炒飯、麻婆豆腐で炒飯以外は味がこっちと違うといった感じだな
あとラーメン炒飯は主食だが餃子はおかずとしてそれらと一緒に食べる。

日本の中華料理よりもパンダエクスプレスの方がちゃんとした中国料理に近いと思う。パンダエクスプレスも現地化してはいるが日本の中華料理は現地化され過ぎだ。

アメリカの中国料理も甘くてとろみをつけるのがテンプレ的な所があるけど、日本よりもきちんとした中国料理になっているね

パンダエクスプレスの創始者は中国料理のきちんとした料理人だから日本の改変されまくりな中華料理とは違うのだろう

日本の中華料理はこっちの料理との違いが本当に大きい
あんな甘い麻婆豆腐が食えるとか日本人の味覚はおかしい

確かに違いは大きいけど日本の中華料理は南方の人間にとってはわりと口に合うのが多いぞ

勝手に主語を大きくするなよ
俺はあんな甘い料理は食えたもんじゃない

他の地域の料理が現地化されて別の味になるのは避けられない
ウチの国でもピザや寿司の定番の中には本場の人間に見られたら怒られそう、ゲテモノ扱いされそうなのがあるしな

中国人が日本の中華料理に関して感じる微妙さって俺が北京で食ってる四川料理に対して感じる微妙さと似たような所もある
こういうのは現地の人間とは嗜好が違うと割り切ればいいし、食べる機会があるなら食べられるものを食べればいいんだよ
日本人も中華料理が本場の中国料理とは別物だと認識していると聞くしね

今は日本にも普通の中国料理(中国人経営で中国人コック)の店があるのでそっちを探せばいい
日本の中華との区別で「マジ中華」「ガチ中華」などと言われている

中国人が多い地域、例えば池袋の北口や川口の辺りには中国人経営の中国人向けの料理屋が結構ある。その辺で普通にやってる日本人向け中華料理屋とは違う普通の中国料理が食える。

店員は中国語しか話せない、メニューも中国語だけで日本語の文字は一切無しみたいな店もあるな
別に中国人向けだからって安いとか特別美味しいというわけではないが、落ち着く味ではある

皆は甘い甘いというけど、私が日本で食べた麻婆豆腐はどれも悪くなかった。味の違いはあったけど豆板醤使ってあったので辛さはそれなりだったし許容範囲だった。

日本は花椒が一般的ではないから「麻」な辛さを期待して日本の中華料理を食べるとほぼ裏切られるし辛さ自体もこっちの感覚より概ね控えめだ。それに加えてとろみを付けたがる傾向もある。
そこが気にならなければ普通に楽しめると思う。

その見方には同意する。
俺は近くにある日本の中華料理屋に通っているうちにラーメン餃子から揚げのセットでビールをやることを覚えてしまった。
日本の餃子は主食として考えなければ良い感じだぞ。

自分は日本の中華料理版麻婆豆腐は問題無くいけたけど、回鍋肉がダメだったな
あと肉系でこっちの普通の味付けを予想して口に入れたら甘酸っぱい味付けが不意打ちしてくるのも恐ろしかった

私は天津飯(実は天津と全く関係ないらしいが!)が好きなので日本の中華料理もかなり「アリ」だと考えている。
麻婆豆腐に関しては普通に出てくるのは甘い或いはしょっぱいのだけど、辛さを強調している場合は普通に辛い味付けで出てくるよ。花椒使った「麻辣」な味付けかは店によるけどね。
それにチェーン店でなければ「辛い麻婆豆腐が食べたい」と言えば対応してくれる所もある。

日本の中華料理はなんだかんだで中国人の手が入っているんだけど、なかには名古屋人が作った謎の「台湾ラーメン」のように中国関係無いのがいかにも中国関係みたいな名前で混じっていることもある。
ちなみにこの台湾ラーメン、更にそのバリエーションとして「台湾ラーメンアメリカン」や「台湾ラーメンイタリアン」というのも存在する模様。

名古屋の台湾ラーメンは一応最初に台湾人が関わってはいたような……でもさすがにアメリカもイタリアもほぼ関係無いらしい

ウチの国でも本場以外の所で食べたら味が現地化されているのは珍しくない。寿司もマヨネーズやチーズを多用するとか、北京ダック寿司や豚の脳みそ寿司のように日本人からゲテモノ扱いされそうなのあるしね。
俺は地元で食べる別の地方の料理が好みは別として「正しい料理」だとは思っていないし、日本の中華料理も似たようなものだと考えれば問題無い。
自分にとって好みの味の料理があるなら食ベれば良いだけさ



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「現在の中国では日本の中華料理に大きな影響を与えたとされる陳建民氏に関しては知られていません。恐らく料理の鉄人に出ていた息子の陳健一氏についても日本の中華料理との関係で意識されることはないと思います」
などといった話がありました。

上のやり取りにも出ているように、近頃の中国には現地化された日本料理がイロイロとあるようなので私も機会があれば試してみたいですね。自分の中で「中国の日本食」がかなり昔のイメージで止まっているのは間違いないので……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の二次元でも十二支ネタで龍はほぼ強キャラになっていると見ていいんだろうか?」

ぼちぼち通常更新に戻っていきたいと思いますので、ありがたいことに昨年いただいたお正月っぽいネタで。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の作品に出てくる干支モチーフのキャラで龍はほぼ強キャラになっているのか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の二次元でも十二支ネタで龍はほぼ強キャラになっていると見ていいんだろうか?

基本的に扱いは悪くないはず
例えばこっちのテレビでもやってた「十二戦支爆烈エトレンジャー」では強キャラだった

少なくとも最強級扱いにはなるはず
ただ明確に最強というのはそんなに多くないかな?

「HUNTER×HUNTER」の十二支んは龍と猪が強いという感じだったな

十二支だけで考えた場合、他は実在する動物なのに龍だけは幻想動物だから基礎部分でまず比較にならない。
しかし十二支モチーフになると話は変わる。龍という明確に強いイメージをどう扱うかは作者次第になる。

国産アニメだとタイトルに龍が入っていて当然主人公が龍担当るのが幾つかあったし主人公、強キャラ扱いになるのが普通なイメージだけど日本の作品ではどうなんだろうね。

「大神」は犬が最強だったけど、主人公が犬だから当然の話かな

日本でも龍、ドラゴンが強種族なのは変わらないし扱い自体は悪くないはず
しかし十二支ネタで龍モチーフキャラが主人公属性になることは少ない気がする

日本の作品だと主人公属性はネズミになる気がする。
こっちの武侠小説だとネズミが最強なのもあった。あと自分の印象だと龍は出番が遅くなる或いは消えたりすることもあるので設定はともかく強さを実感できないことが少なくない。

日本の二次元だとセオリー通りにならないことも少なくない
例えば「十二大戦」では牛が最強、龍はそれなりレベルという扱いだった

「十二大戦」は西尾維新の作品だしテンプレ、視聴者の予想外しを重視した作品だから参考にするのはちょっと違うと思う!

敵側だけど特撮の「獣拳戦隊ゲキレンジャー」でも十二支モチーフの幻獣拳の龍がボスキャラ扱いだった。これは四神も混ざっていたようだけどね。

龍は変身能力がある時点で強キャラになる、イベント対応ができるモチーフだから弱くするのは逆に難しい気がするが……

日本の二次元だと強い属性が強いままでいることは多くないよ
ギャップ演出を狙いがち

理解できる話だね。
龍は干支の中で唯一のファンタジー生物だしそのままで出すならまず最強、他の干支を最強にするなら何かしら工夫や例外ネタと合わせる必要がある。
しかし二次元作品ってキャラを強調するために工夫するのが普通で強い属性がイメージ通りに強くて戦ったら最強というのは面白くないから龍が普遍的な強キャラになれるかは疑問だ。

「えとたま」では十二支にない猫が一番で、次がネズミだったよね

そう言えば十二支なのに猫が混じっていることもあるし、わざわざ足すのだから扱いも良い……

「デジモンテイマーズ」の十二支だと最強は味方側になった兎だったはず

あれか……「デジモンテイマーズ」の十二支の龍はなんて言うか恥さらしな龍だったね……

なんだかこの話題で出ていた実例を見ていると、日本の二次元の十二支で龍が最強なのか怪しくなってきたな
弱いキャラになるというわけではないようだが

やはり中日で結構違うのかな。ウチの国では龍が皇帝の象徴だし社会的な扱いも良いから龍キャラも当然格が高くて強くなるのだけど。

日本の作品では十二支、十二神将は種類が出せて何かと便利なネタ扱いされている
「グラブル」で毎年新年に一人出してもうすぐ1周しそうなのは結構スゴイと思う。ただ「グラブル」のようなソシャゲだと龍が突出して強いということはなさそう。

カードゲームでもそんな感じだよ
「遊戯王」に十二獣シリーズがあるけど龍より牛が強かったはず

日本では十二支の伝説ベースで設定されることが多いという見方はどうかな?
伝説ベースで考えると順番としてはネズミが一位だが、能力的には牛が最強になるし、実際牛担当の強キャラがいる。

自分の中では牛は強キャラ或いはネタ切れしてのやっつけかで扱いが極端になる印象だ
とりあえずたくさん種類を出したいから十二支モチーフで……みたいな考えの場合、龍は概ね問題無いけど干支によっては「この辺でネタが尽きてきたな」というのが分かってしまうケースもある

ネタで思い出したが龍に関しては西洋龍を使うのは十二支的にどうなんだと思ってしまう……自分が細かすぎるのも分かっているんだが

龍は強キャラ扱いではあるけど強過ぎて出番が少なくなる傾向もあるかと
それに基本的に十二支でセットのグループだから、その上位存在が出てきたら扱いが悪くなることも珍しくない
あくまで十二支内での強キャラでしかない

そもそもメインキャラだけで12人というのが多過ぎだから、龍担当は格が高い、強いキャラになったとしても舞台装置的なキャラになりがちだ
それに日本の二次元だと龍は主人公担当にはならない気がする

国産作品でも龍が突出した最強キャラではない、ストーリー上の印象だと別の干支が強そうみたいなることもある
国産CGアニメの「十二生肖総動員」でも設定上は最後に出てくる龍が強いとされているが、ファンの間では龍と牛どっちが強いという議論になっている模様

国産作品でも龍や虎がパッとしない作品はあるよ
分かりやすく強いというのはクリエイター側としては意外に使い難い、面白くするのが簡単ではないのかもしれない

設定上は強キャラで後の方にならないと出番が来ない、強キャラとして登場したけどもっと強いキャラ(敵味方問わず、敵なら作品独自世界観のボスなど)が出る、成長型の他の干支キャラがもっと強くなるので強さの印象が薄れる
「エトレンジャー」でも最初は龍が最強だったけど後半はねずみが最強キャラになっていた

二次元作品だと十二支で一グループ扱いになりがちだが、世界観的にそのグループだけが戦力の全てでは無いことも多い
だから十二支の龍担当のキャラ(敵味方問わず)がそのまま強キャラ、カッコイイキャラになれるとは限らないのだろう

そもそも二次元作品では龍が十二支の独占属性ではないことの方が多い
そういう環境だと十二支の龍はキャラかぶりで微妙な扱いになるんだろうね

二次元でモチーフになる場合、十二支グループ内における他の干支との戦力差や扱いの差は意外に小さい
例えば二次元における十二星座の階級格差と比べれば十二支はかなりマシ

十二星座の格差は大体「聖闘士星矢」のせいじゃないかな……



とまぁ、こんな感じで。
中国の感覚も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「『エトレンジャー』は昔中国のテレビで放映されていたので、日本のアニメの中ではかなり有名な方だと思います。『テッカマンブレード』ほどではないですが終盤の展開が鬱なアニメとしても知られています」
などといった話もありました。

「十二戦支爆烈エトレンジャー」は私も中国のソッチ系のサイトを巡回している際に思い出の作品などの話題でよく見かける名前ですし、上の世代のオタク層の間では日本よりもかなり知名度が高いのかもしれませんね。


それから中国で最近妙に話題になっている「勇者」ネタとその背景などについて、アキバ総研様の方でちょっと長めの年末年始版記事にまとめさせていただきました。よろしければご参照ください。

中国でも通じる日本のRPGのお約束と、ゲーム以外から学んだ「勇者」の概念【中国オタクのアニメ事情】 - アキバ総研

アキバ総研様の方で書かせていただいているコラムでは他にも中国における日本の作品、配信されている日本のアニメの動向や各シーズンの人気の傾向などについてまとめておりますので、よろしければそちらもご参照ください。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2023年後半 よりぬき日中オタ活動

前回に引き続き2023年下半期のオススメ記事、良い評価や比較的大きな反応をいただいた記事などをまとめさせていただきます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨日は非常に大きな地震がありましたが、被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。


中国オタクとオタク文化

中国オタク「なんで日本のアニメでは海に着いた時だけ『海だーーー!』と叫ぶの?他のレジャーではそういう叫びはあまり無いよね?」

中国オタク「よく考えたらスポーツ系の作品の男キャラに彼女がいないのはリアルではないのでは?なぜ日本のアニメではそこを非現実的にしているのだろうか?」

中国オタク「近頃の二次元作品で目立つ母親キャラ、母親的なヒロインの人気と需要や関連するネタはどこから流行り出したんだろうか?」

中国オタク「日本の異世界ファンタジーの定番パーティ構成は何だろう」「3人ではなく4人PTが多いようなのも気になる所だ」

中国オタク「日本の作品の学生キャラには楽器のできる人間が妙に多いように思える。これは創作の誇張なのか、実際にそうなのか……」

中国オタク「サイバーパンク系の作品では妙な魔改造日本要素が混じっていることが多いように感じるんだが何故なのか?詳しい人いたら教えてくれ!」

中国オタク「二次元の勇者は世界を救った後に王にならないことが多いけど、なぜだろう?魔王を倒して救った国の王になるというのも定番の展開だと思うのだけど……」

中国オタク「アニメの歴史上たまに出てくるオタク業界を変えたような作品を教えてください!」

中国オタク「皆日本の作品のヤサシイ性格の主人公を嫌っているけど具体的には誰のどんな所が嫌いなんだ?」

中国オタク「日本の作品っていじめ展開が多過ぎない?学校が舞台になったらいじめの描写が出てくるような気もしてきた……」

中国オタク「自分がずっと好きな作品を『私が小学生の頃の作品ですよね』と悪気なく言われた時に自分が年寄りになったと実感した」


中国オタクとアニメと漫画とゲームとラノベ

中国オタク「昔よりも社畜ネタが理解できる、感情移入できるようになってしまった」「二次元では社畜でなければ異世界転移は難しいのだろうか?」

中国オタク「ピカチュウの中の人がメスガキを演じている……!それもポケモンで!」

中国オタク「エヴァのアスカが大人気だった理由が私には分からない。当時の人気の理由を知っている人がいたら教えてもらえないだろうか?」

中国オタク「日本では五条悟より対魔忍の方が強いという判定が出ているらしい……」

中国オタク「JRPGでDQとFFの地位がとても高い理由を教えて欲しい。一応遊んでみたけど普通のJRPGという印象にしかならなくて……」

中国オタク「『薬屋のひとりごと』の影響で日本で中国風の作品が大幅に増加した、ジャンルが生まれたという話を聞いたんだがどこまで本当なんだろう?」

中国オタク「ニンジャスレイヤーみたいなネタを中国でやるとしたら忍者の位置に入るのは何があるだろう?皆の意見を教えてくれ」

中国オタク「なぜいまだにフルボイス作品は増えないんだろう?高騰する開発費の中で相対的にボイスのコストは下がり容量も増えているはずなのに」

中国オタク「葬送のフリーレンの日本アニメ史における評価ってどんなもんなの?最近は進撃の巨人レベルみたいだとか言う人もいるようだけど……」

中国オタク「日本の二次元でリメイクやリブートに成功した作品を知りたい。リメイク作品は批判されてばかりな気がするけど成功例があるからこんなに繰り返されるはず」


その他諸々

中国オタク「日本の二次元作品内でよく出てくる『偽善』だけど、意味の把握に自信が無くなってきた。『偽君子』とは微妙に違うということで良いの?」

中国オタク「釣りって日本人の趣味としてどんな扱いなの?妙に扱いが良いのはやはり日本の環境が理由?」

中国オタク「なぜ日本では姜子牙を太公望と呼ぶの?どの作品でもほぼ太公望と呼ばれていて姜子牙と呼ぶ作品は見たことが無い」

中国オタク「実は日本のアニメやマンガが元ネタだったんだという言葉」「天竜人は使いやす過ぎる」

中国オタク「なぜ日本では推理小説が現在も人気ジャンル、商業的な市場として成立しているのだろうか?」

中国オタク「日本人にとってインドのカレーってどういう扱いなの?人気や需要はどの程度なの?ラーメンのようにカレーもかなり改造が入っているようで気になる」

中国オタク「日本の主食+主食の炭水化物たくさんな食習慣で太らずにいるのはかなり厳しいのではないだろうか?」「日本人が炭水化物爆弾の食生活でデブにならないのは不思議に思う」

中国オタク「いわゆるノリと勢いでやってるような抗日ドラマの舞台って小さいよね……なぜ兵数が十万以上の規模が大きな戦いで大勝利!みたいな作品が無いの?」


中国オタク界隈の動向、アニメ公式配信状況など

予告された期待作は本当に配信できるのか?中国の2023年7月新作アニメ公式配信状況

ウマ娘第三期とゲームの配信が計画通りにいっていれば……中国の2023年10月新作アニメ公式配信状況

中国オタク「日本の電子書籍はなぜあんなに高くても売れるのか。実本と同じ値段で商売になるというのが分からない」

中国オタク「ウマ娘が突然ダウンロード停止、予想以上に早かったなぁ……」

中国オタク「キタサンブラックのサポカは来たけどiOSのウマ娘ダウンロードは復活しない……」

中国オタク「中国版FGOで呼延灼は吾綽で実装、根拠はあるらしい」「女体化中国サーヴァントだから絶対改名されると言われていたしな……」

中国オタク「中国国産マンガがカラーやめたらもう少し質が上がったりしないだろうか?最初は良くても中盤以降作画もストーリーもダメになる作品が多いのは何とかならないものか」


昨年後半は中国の景気後退がかなり明確になっていきましたが、中国の娯楽関連分野だけでなく中国オタク界隈でもその影響が何かと感じられました。
個人レベルでも何かと厳しい話が聞こえてくる、音信不通になるといった事例が聞こえてくるので今年は一体どうなるのか……などとも考えてしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
今年もぼちぼちと続けていけるように頑張ります。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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