「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2024年02月

中国オタク「セフィロスが食わせようとする油で揚げた豆腐が入っているカップ麺ってどんな味なの?おいしいの?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

セフィロスがどんぎつねになるという日清の「どん兵衛」と「FF7リバース」のコラボCMが流れていますが、中国オタク界隈にも結構な衝撃を与えているそうでCM内でセフィロスが持っているどん兵衛に関しても注目が集まっているとのことです。

日清のどん兵衛「片翼のどんぎつね 篇」(日清食品グループ)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「カップうどんの味や具の油揚げの味」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


セフィロスが食わせようとする油で揚げた豆腐が入っているカップ麺ってどんな味なの?おいしいの?FF7とのコラボがあるくらいだから日本では有名なブランドだと思うが

あれは日本の「うどん」のカップ麺だね
いわゆるラーメンのカップ麺とは味も食感も違うし好みは人によるかなあ

俺は昔食べたことがあるけど、甘くて好みじゃなかったな……

私にとってはあの油豆腐?豆腐泡?はかなり美味しかったよ。麺とスープの方は……普通?

あの具は日本だと「油揚げ」と言われているものだね。プレーンな豆腐を揚げたもので、これが入っているのは「きつねうどん」と呼ばれる定番のうどんだ
ただ油揚げは甘い味付けになっているので知らないで食うとかなり戸惑うと思う。

うどんに関してはセブンイレブンのおでんのスープで刀削面を食うというのが近いかな?
油揚げ以外にもある色んな具も独特なので説明が難しいな……

あのカップ麺の麺は刀削麺よりもフォーに近いような気もする……あまり特徴のある麺ではないけど。
それよりも麺が少ない割には高いのが自分にとってはマイナスだ。あの油豆腐とスープは美味しいがスープ全部飲まないと満腹感が出てこないのは塩分の量的に不安。

あのカップ麺に入っている豆腐はおいしい
他は普通

ウチの国の人間が食べたら甘い味付けに引っかかる人も多そうだ

あのカップ麺の豆腐に関しては日本料理店で「稲荷寿司」を食べたことがあるなら想像しやすい。基本的にはあの味だ。
それが大丈夫なら普通に美味しく食べられるかと。

既に言われている通り、甘い油豆腐の味をどう感じるかだろうね。
麺の方はクセは無いしスープはあっさり系でうまみが強めの無難な味で悪くない。

俺はダメだったな……日本に行った時に某作品のコラボキャンペーンやってたから買ったけど甘い豆腐が受け付けなかった。

まぁ言ってみればネトゲとやたらコラボしているウチの国のカップ麺みたいなもんだよ
広告が本体で味はそこそこ、無理して買わないといけないものでもない

昔日本人から聞いた話だと、あのカップうどんは確か「金八先生」の武田鉄矢がずっとCMやっていたはず
最近はアニメ版にしたりネットで有名な芸人使ったり色んな方向になっているようで、その最新版がFF7でセフィロスがコスプレとうどんでクラウドを精神的に追い詰めるアレ

日清はカップ麺のCMもネタに走ったのが多いからな。ゲームだけでなくニコ動ネタやマスコットの短編アニメシリーズもある。

なお日本のニュースによると狐のコスプレをするキャラに関して当初はエアリスだティファだユフィだと激論が飛び交っていたらしいがセフィロスの名前が出て結論になった模様
ザックスではダメなのか……

広告の元ネタになる素材がゲームだからダメだろ
リメイク版はようやく第二部発売だし

このカップ麺のCMシリーズでは以前に「バキ」の範馬勇次郎に狐コスプレさせていたから最強キャラにコスプレを指せるという意図があるのかも……いや、たぶん無いな!

おでんのスープのようなあっさりの味がかなり良かった。甘い油豆腐も問題無かったし個人的にはかなり好みのカップ麺。
でもカップ麺的にはあまり安くないのがちょっとね。

味は悪くないんだよ……問題は量だ
少な過ぎる

同意する。まずいわけじゃないけど、俺もカップ麺としては値段に見合った味ではないと感じた。
スーパーやコンビニでの扱いからしてうどんを日常的に食べる日本人にとってはあれで問題ないんだろうけど……

確か「ペルソナ4」でも食べていたはず。
日本のニュースで被災地の支援物資にも入っているのを見たことがあるし日常的に食べられているカップ麺なのは間違いないだろう。

「どん兵衛」は一つではお腹いっぱいにならないのは自分としては無視できない欠点だ。
他人からもらう分には嬉しいけど自分では買わない。

確かに。私は親戚が日本旅行に行った時にお土産と一緒に買ったけど食べなかったカップ麺をもらった時にようやく食べたな。

以前食べたことがあるけど、自分は甘い大豆製品という時点でなんか変な感じだった。甘い豆乳ならいけるんだけど……

あの甘い味に戸惑うのは理解できる。
しかし恐らく日本人に不意打ちで臭豆腐で作った方の油豆腐を食わせるよりはさすがに衝撃が小さいのではないだろうか?

味の好みはさておきあの豆腐の食感は他に無い。カップ麺に入っているのは驚きだ。でも値段が。

そうそう。カップ麺食うならコスパと満足感的にやはり康師傅とかの国産系になる。

値段が高めだし甘い味が合わないかもしれないので他人に薦めるのはちょっと考えてしまうよな。俺にとってはあの油豆腐を噛んだ時にスープと混じって染み出す甘い味はこたえられない美味さなんだが。

カップ麺一つに20元超えというのはさすがに……近年の物価高でもさすがに他のカップ麺の方を選んでしまう

日本だともうちょっと安くて、日清の普通のカップヌードルより少し高いくらいかな。私の記憶だと150〜200円くらいだったはずなのでレート次第だが大体10元くらいだと思う

私が買ったときは十数元だったかな?割引でそこから更に安くなったけどいくらだったか……さすがに10元以下にはならなかったはず

日本での安売り価格は分からないが、あのうどんのカップ麺は日本市場特化な商品だから物価の違いを考慮してもこっちで買うと日本と比べて高くなるだろうな

あの価格帯のカップ麺を買うなら私は油豆腐のうどんよりも天ぷら入りの蕎麦の方を買うわ

俺もあのタイプだと天ぷら入りのが好き
食べる時に気を付けなければならないのが、てんぷらは麺にお湯を注ぐ時に別にしておいて後から入れなけれならないことだ……一緒に入れても食えなくは無いがサクサクな食感は消えてしまう

このカップ麺の恐ろしいのはあっさりした味だから夜食に食べても罪悪感がそんなに無いことだと思う!
量も少ないからそんなに問題無いと、つい



とまぁ、こんな感じで。
味の好みや量、値段などイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「甘い油揚げは中国には無い味と食感の組み合わせなので初めて食べた時は驚きました」
などといった話もありました。

私はもうカップうどんを夜食に食べたらダメな歳になってしまったので、貯蔵する場所は普段見えない所にしています……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本のアニメやマンガにおける異世界系作品の定義が分からなくなってきた」「ファンタジー作品との区別はどこですればいいんだろう?」

ありがたいことに
「中国では日本のなろう系作品などに多い転生やトリップ系の作品に対して『異世界』というジャンル名を呼称しているようですが、今の中国オタク界隈における定義はどのような感じなんでしょうか?」
という質問をいただいておりましたが、先日それに関係しそうなネタや話を教えていただきましたので今回はそれについてを。

いただいた質問にもある通り近年の中国オタク界隈では「異世界」という言葉がジャンルの呼称として使われるようになっていますが、「異世界」という言葉は中国語には無い日本語から持ってきてそのまま使っている言葉だそうです。そのため漢字から大体の意味は分かるものの細かい認識に関する個人差もあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「異世界系作品の定義」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメやマンガにおける異世界系作品の定義が分からなくなってきた
いわゆる転生、トリップ要素があるのが異世界系だと思っていたがウチの国でも日本の宣伝やタグ分けを見ても現地キャラが主人公の作品も異世界系作品、異世界系アニメだと分類されていることがある……

プラットフォームや広報関係者が雑に扱っているだけじゃないの?
ジャンルに詳しくない人が担当してツッコミを受けるのはありがちな話だ

実は俺も雑に使っているのでちゃんとした定義には自信がない
ファンタジー作品との区別はどこですればいいんだろうか?

自分は元々の世界からの移動、転移や転生が無ければ「異世界」ではないだろうと考えている

舞台が現実世界ではなければ「異世界」で良いんじゃないか?
元々の日本語の意味からすればおかしくはないだろう

それだと二次元、アニメや漫画の世界全部異世界になってしまう。
ここでの問題はオタク向けの広告やプラットフォームで使われる言葉としてどうなのかということだ

元々「異世界トリップ作品」と書いていたのが短縮されて異世界になった可能性は高いと思う

私も「異世界」に関してはよく分かってないいのでついでに聞きたいんだけど、例えば「ソードアート・オンライン」って異世界系なの?

あれはネットゲームが舞台だから違う。ネットゲーム系はさすがに異世界じゃないよ。

ゲーム系は境界が曖昧だけど「SAO」の場合は主人公達の生活の基礎は現実世界にあるから異世界系ではないと思う

そういう解釈なのか。
私はゲーム世界という「異なる」世界で冒険するから異世界系なのか?と思っていた。

創作の世界の時点で現実では無いから異世界な気もするし、定義を広げだすとキリがないジャンルなのかも

最近のアニメだと例えば「シャングリラ・フロンティア」はゲームだから異世界ではない。
ゲームベースの異世界に転移してゲーム知識で俺TUEEEEEするとか、自分のゲームのキャラになってしまうとかは異世界だろうけど……

俺は「異世界」に関してはあまり難しく考える必要無いと思っているけどこだわる人もいるからな……
個人的には「ドラゴンクエスト」などの影響を受けたいわゆるJRPG系世界観のネット小説、かなりの部分でテンプレ的な部分を共有、活用している作品が異世界系作品くらいに考えているかなあ

最近の日本の扱いだと「葬送のフリーレン」も異世界系になるように思えてしまう。

さすがに「フリーレン」は異世界じゃないだろう。勇者のいるJRPG系世界観だけど現地出身のキャラによるストーリーで異世界出身キャラは混ざらない。

日本のラノベには異世界ファンタジージャンルはあるけど、「ソードアート・オンライン」はこのジャンルに含まれてはいない
概ねVRMMOジャンル或いはtagの方に含まれている

「ソードアート・オンライン」は日本での扱いだと現在の日本のネット小説の元祖の一つとして扱われているから勘違いするのも分からなくも無いが、あれは異世界系じゃない
あれを異世界にするとサイバーパンク系作品すら異世界系作品扱いになってしまう

私が見たのだとSF的な未来世界で異世界系扱いだったし、たぶん日本ではサイバーパンク世界でも異世界扱いになるのではないかと

「ソードアート・オンライン」の凄い所は昔の作品なのに異世界系的な内容をSFベースでやったことじゃないかな
それによって取り込めるファンの範囲がかなり広まったし影響を受けて作られる作品も増えた

同じ作者の「アクセル・ワールド」の方が設定では異世界っぽいけど、作品の中舞の印象は「ソードアート・オンライン」の方が異世界系だと感じられるのは不思議。

私は「ソードアート・オンライン」は異世界系だと思う。
別に現実世界に戻ってこれるから異世界系というわけではない。例えば二次元作品だと「ダンバイン」が異世界系の開祖の一つだけど、この作品だって異世界召喚から現実世界に戻っている。

「異世界」という言葉は中国語に無い言葉ではあるが、漢字を見れば分かりやすいし定義を拡大しやすい言葉でもあるから受け取り方の個人差も大きくなるようだ……

俺は別の世界を舞台にしているだけでは異世界系にはならないと思う。
異世界系で重要なのは異世界を舞台にすることではなく、主人公が地球の現代知識や高めの精神年齢による有利さや転生や転移の際に獲得するチート能力によって異世界で活躍することだ。

いつの間にか「異世界」という言葉は広まっていたけど、中国語的にはやはり問題なのか商業作品のタイトルでは「異世界」をそのまま使うことは無いからな。
「異世界おじさん」も正規配信のタイトルは「奇幻世界舅舅」に変更されたし。

異世界系作品の多くは日本のネット小説出身の作品でライトな層向けの量産作品だから主要なファン層は異世界系の範囲に関してはあまり気にしない
それに現代のファンタジー系アニメ作品で異世界系作品とそうじゃない作品の区別は一見して分かるものでは無いから「異世界」という用語の使い方もズレていくんじゃないかな
例えばガンダムのMSの区別がファン以外にはつかないようにね

近頃は「日本産ファンタジー」=「異世界」みたいな認識も広まっているようにも感じるかな……

個人的な印象だけど日本では恐らく「異世界」をウチの国と違って明確なジャンルとしては使っていない
伝統的にファンタジー系という扱いはあるけどその中に「異世界」というカテゴリは無く、こっちで「異世界」扱いされるのは「転生系」みたいに主人公設定でカテゴリ分けされることが多い

それは私も感じた。日本では異世界とファンタジー世界の使われ方の違いはわりと曖昧だしウチの国のオタクの方が厳格に区別しようとしている感もある。
私が日本の作品の売り方や広告を見た印象では現実ベースでなければSFサイバーパンクでも異世界扱いされていると感じる。
とりあえず私が言えるのは日本だと「ファンタジー」よりも「異世界」の方が適用範囲は広そうだということくらいだね。

俺も中国国内の方が明確な意図をもって多用されている気はするね。でも近頃は「異世界」と「ファンタジー」が雑に混ざってきている。
過去の幾つかの有名オタク用語のようにいつの間にか中国独自の用語になっていくのだろうか?

「日式奇幻」よりも「異世界」の方が良い安いし入力しやすいしカッコイイからな……!

ついでに聞きたいんだけど、異世界系って西洋系世界観のファンタジー世界観の作品を指すように感じられるのだけど、例えば「十二国記」のような中国系の世界観の世界に転移するのって異世界系に入るの?

日本語の「異世界」ベースで考えるなら入るよ。
そもそも日本の「ファンタジー」ジャンル自体がかなり曖昧で基本的には西洋のファンタジーを指すけど「中華ファンタジー」や「和風ファンタジー」「歴史ファンタジー」などといったジャンルも存在するので、異世界転移先が西洋系ファンタジー世界観である必要はないようだ



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈における認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「近頃の日本のファンタジー作品に対してよく使われる『異世界』ですが、今後別の意味が加わる或いは別の意味の方が強くなる可能性もあります」

「過去にはアニメやマンガなどの日本系コンテンツやその影響を受けているコンテンツ全般に対して使われる「二次元」や、おたく族から御宅→宅と変化して現在では引きこもりやインドア趣味の意味でも使われるようになった「宅」のような言葉があります。『異世界』も現地化と共に日本語由来のオタク用語或いは一般用語として使われていくのかもしれません」

などといった話もありました。

中国オタク界隈における「異世界」に関してはジャンルや作品としての人気だけでなく、中国オタク用語としてもちょっと追いかけてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2/28修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「CLANNAD主人公の電気工事士の仕事って実は待遇かなり良いのでは?昔はヒロイン要素以外下に見ていたけど今は普通に羨ましいよ!」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

近頃の中国はまた景気や社会的な環境が大きく変わっているようですが、それにより中国オタク界隈の空気も何かと変わっているそうです。
そしてその変化は現在の作品だけでなく、昔の作品に対する受け止め方にも影響しているのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな昔とは受け止め方が変わった作品に関する話題の一つとして、
「CLANNAD AFTER STORYの主人公の境遇や仕事環境はかなり良い」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


CLANNADの岡崎朋也の電気工事士の仕事って実は待遇かなり良いのでは?
昔はヒロイン要素以外下に見ていたけど現在は普通に羨ましいよ!

朋也は不幸キャラではあるけど降りかかるイベントを除くと案外悪くない待遇だよね
昔はなんとなくその辺のサービス業くらいで全然稼げないだろうというイメージだったが、改めて考えてみると三人家族で食っていけるという時点でかなり良いような?

あれで一家三人食っていけるんだからオフィスで働いているより稼いでるよな
日本では現場技術の価値が相対的に高いとか子供の将来の教育とか考え出したらキリが無いけど、高卒であの生活レベルでと考えるとかなり良いと感じてしまう

言いたいことが理解できてしまう
二次元と現実を比べてどうするという話もあるけど、現実を見て昔の記憶と比べるとどうしてもね!!

ウチの国だと二人とも働いて稼がないとかなり厳しいシチュエーションなのにね……

日本は電気工事士の給料高いから朋也は一家を養える
それに渚が全く何もしない稼がないわけでもない

日本で待遇が良いのは上級資格持ちだから岡崎朋也みたいなのは給料自体は日本でも安いはずだよ
ただ日本は収入に比べて生活費は安いし給料未払い問題がこっちと比べて少ないのでそういう意味で電気工事士のような仕事でも安定感はある

ウチの国でも下請けの底辺とかでもなければ電気工事は食っていける仕事になってる
CLANNADのように地方都市で堅実な所だと特に

プログラマーの仕事をやめて配達員になるネタが昔と違ってネタに出来る空気ではなくなってしまったし、サービス業の従業員は更にひどくなってるしな……

朋也はkeyの泣きゲー展開に入らずに普通に熟練して資格とっていけば良さそうなのがね
ああいう小さい街だと現場技術者少ないから失業の心配もないだろうし

現実の自分がやれるともやろうとまでは思わないが、そこに飛び込んで仕事を続けられている状態自体は悪くないと感じるのも確かだな
昔は朋也ってストーリー展開だけでなく境遇もとことん不幸な主人公みたいに感じていたのだけどねえ

「CLANNAD」の展開自体は進学できずに良い仕事が得られず苦労するという定番の話なんだろうけど、現実の方が大学に行っても仕事が見つからない学費と時間を無駄にするような状況になってきたから見え方も変わって来ると

朋也は優しい嫁さんとかわいい娘、義理の父母は近くでパン屋経営で仲の良い友達もたくさんいて給料もそんなに悪くないブルーカラー……実は条件良過ぎるしかなり盛り過ぎな気もしてくるが、よく考えたらこいつギャルゲーの主人公だったわ!

本編だとkeyの作品にありがちな急な悲劇的展開と最後のハッピーエンド或いは鬱エンドになるわけだし、実際逆の主人公補正かかるタイプではある
しかし仕事や家族関係に関する受け止め方が学生の時とは違うので、今では設定自体は普通に羨ましいと感じられるな

同意。昔は嫁さんと子供が「勝ち」の要素だったのにね!

社会に出てからは朋也の職場環境が良さそうなのが特に羨ましいと感じるようになったなあ

ハードな肉体労働で疲れる仕事という点を除けば人生の勝ち組では……

問題というか潜在するリスクは本人の父親くらいか?
原作でも問題発生したし、現実の日本でも身内の不祥事はとても大きな問題になると聞く。

現実的な所だと保険や年金も気になるが、悪い方向で解釈しなければ親が自営業でパン屋をやってるからそこまでヒドイことにはなって無さそう

美人の嫁もだけど男が家も車も買わないでいい、挙式費用も彩礼もいらない結婚という時点で既に羨まし過ぎるわ!

日本も男性の負担はあるんだろうけど、中国の男性側の負担が重すぎるよな……彩礼と家のローンが無いし無駄遣いしない分かっているパートナー、嫁の親のサポートもあるんだから電気工事の一馬力で一家を養えるよね……
(訳注:「彩礼」は中国で結婚の際に男性側から女性側へ贈る結納金のようなものです)

うろ覚えだがストーリー的には自分の父親関係の問題で出世できずに嫁が死産で育児放棄で5年間ぐだぐだになっていたんだっけ?
でも逆に言えば問題はそれくらいということでもある。

その辺はゲーム的な都合もある話だから。確か小説だとその後朋也は出世しているし汐も成長して一人で外国にいく優秀な子供になっている。

あの展開、当時は否定的に見る人も多かったしKey作品特有の逆ご都合主義のバッド展開にいろいろとストレスはたまるが今だと現実の方が何かとひどいしなあ

勉強しない、ドロップアウトした不良はああいう仕事にしかつけないし苦労して幸せにもなれない……というギャルゲーなのに妙な現実重視で作中の演出としてもその方向だが設定だけ見ると悪くないのでは?と感じてしまうのが何とも言えない気分になるよ!

渚ルートは悲劇的なイベントが発生してはいるけど、実は仕事も人間関係も安定しているんだよね
それと比べて智代ルートはかなり厳しいし仕事も安定していない

岡崎朋也に関しては当時のダメなギャルゲー主人公によくある大事なもののために必要なことを真面目に調べれば周りに聞けば良かった、肝心な時に逃げる等々褒められたものじゃない部分は多過ぎるが、それとは別に電気工事士やって一家三人養えてたのは悪い事じゃないように思えるよね

「CLANNAD」のアニメはもう15年前か。
当時はヒドイ境遇、進学できなくて人生に失敗した展開にするのはさすがにどうなのかと考えていたけど、その後のウチの国の現実は結婚も子供もどんどん難しくなって今では普通に非現実的なものになってしまった。AFTER STORYの朋也の設定もどう受け止めれば良いのか迷うよ。

日本社会で住居、良好な関係の嫁父母がいて安定した稼ぎがあるという時点でかなり良い
日本に関してはこっちのニュースだと主に問題点が流れてくるが、なんだかんだでアジア屈指の治安で物価も安く給料も安定しているし仕事もあるわけだからな

大学生の頃に追いかけていた頃は「CLANNAD」って先進国の底辺の幸福といった感じで受け止めていたけど、今はそれが更に強く感じられるようになった。

社会に出た後の岡崎朋也に関しては主に本人のやらかしと親の問題による負の影響があるけど、それでも環境由来のどうしようもなさ、何も変わらない先に待つのは絶望みたいな状況ではない
今の感覚で見るとなんだかんだで割と余裕がある(だからこそ彼が家族がいるのにダメ人間やれたわけだが)

岡崎朋也はリアルタイムだとウチの国はどんどん景気良くなる、投資で稼げるという空気の頃だったからバカにされたし否定されたという面もある
そして現在の状況と比べると逆にかなり良く見えてしまうわけだな

今は公務員でさえ厳しいというか、逃げられないからボーナス遡って返納どころか債権買わされたりするからな……金銀鉄の飯椀とか言われていた時代もあったのに……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国の空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「CLANNADに関して、当時の中国オタク界隈では主人公が進学校にいる主人公が大学に行かずにブルーカラーになるというのはあり得ない、理解できないと感じる人が多かったですね。当時の中国ではブルーカラーの給料は相対的にかなり安く生活も安定しないものでした。また国内の景気が良かったので進学しないにしても、もっと稼げる仕事を探すべきだろうという考えになりました」

「当時の中国のオタクは現在と比べて大学生の割合がかなり高く、将来に対する自信と希望もあったのでこの予想外な展開によって、CLANNADは自分達にとって違う世界の話になってしまったと感じる人も多かったと思います。しかし現在の中国社会の先が見えない状況で考えると高校を出て結婚もできて食べていける岡崎朋也の幸せは昔よりもかなり眩しいものになっているかもしれません……」

などといった話もありました。

年齢や環境の変化によってキャラや作品の印象が変わるというのはよくある話ですが、中国は社会的なアップダウンが激し過ぎますし現在の感覚で見た昔の作品に対する印象が大きく変わるといった話もよく聞きます。
そういった印象の変化で好き嫌いが変わるのか、或いはそれでも割り切って楽しめるのかというのも気になりますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「二次元作品の子供キャラを子供の声優が演じる、特にショタキャラをリアルショタが演じることってどれくらいあるの?」

例年通り春節後のネタ不足期間な今日この頃ですが、ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「子供のキャラに子供が声をあてるのはとても珍しい?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元作品の子供キャラを子供の声優が演じる、特にショタキャラをリアルショタが演じることってどれくらいあるの?
自分の中では滅多にないくらいの印象なんだけど

欧米は知らないけど、二次元だとウチの国でも日本でもわざわざ子供に声優やらせることは滅多に無い気がするな……

子供の声優ってちゃんとレッスンをした大人の声優と比べて下手だし、声の質も単独で聴くと荒いことも多いからね
それに変声期もあるので不安定で使い難い

ようは色んな意味で「手間がかかるわりに効果が期待できない」ということになるんだよな。子供をそのまま出す必要のある実写と違って二次元は声だけあれば良い。
そして二次元の声優の層の厚さを考えると普通に子供の声の演技ができる大人の声優を使った方が良いということになる、

声優ではない芸能人の起用は宣伝効果があるけど子供だと単純に下手なだけになりがち
もちろん「子供が演じている」という話題性を演出することは不可能ではないけど芸能人起用と比べて簡単ではない

日本は劇団所属の子役がそのまま声優やることもあるらしい
こっちだとあまり知っている人はいないけど増田裕生は子役の時にアニメの主役として声優デビューして活動を続けている

木村昴は15歳で声優デビューだがルックスと演技的に若くしてデビューという感じでショタという感じではないかな……

子供の範囲にもよるかな?
小学生以下と中学生では演技力の経験が違うし活動できる時間や範囲も変わるので10代前半くらいに声優デビューしてそのまま活動する声優は珍しいけど滅多にないレベルではない……はず

アニメで子供の演じる子供キャラは悪い方向で目立ってしまうんだよ
「名探偵コナン」の劇場版は子供の声優が演じたキャラがそれなりにいるけど、どれも棒読みで声の調子も引っかかる

「名探偵コナン」は声優体験企画による日本のファン向けのサービス、話題作りだからこのテーマの子供の声優とはちょっと違うし上で言われている宣伝コスト的にはアリということなのでは
でも「ベーカー街の亡霊」とかひどかったな……

子供の声優の起用に関しては監督、演出の意図次第だろう
コスト的にも子役という役者層が存在するからそこまで高くはならないはず

私もそう思う。
しかし商業作品に求められるプロのスキルという面では厳しいし、そういうことをやりたがるのはプロの声優嫌いな宮崎駿くらいでは。

まぁそうなるか
確か「崖の上のポニョ」はメインキャラにも子供の声優がいるし主題歌も子供だったよね。あと「千と千尋」のメインの二人は収録当時十代前半だったはず。

個人的な好みは別として、探せば案外出てくるし「滅多にない」という程ではない気がする
例えばショタキャラではないけど「ちいかわ」のハチワレの声優の田中誠人は小学生の頃から声をあてていたはず

「ちいかわ」のメインキャラは小さなお友達的な年代の声優が声をあてているな。更にうさぎの声優が小澤亜李だというのに驚くまでが定番の流れ。

探せば出てくるのには同意。でも「どろろ」とかダメな印象が先に来るかな……

子供の声優の成功例が無いわけではない
私が見た中で「ばらかもん」は子供が演じる子供キャラとしてかなり良かった

日本のアニメってロリキャラに女子中学生が声をあてることがそれなりにあるけどアニメで聴くと声が濁っているというか、声優の演じる偽のロリキャラ演技の方が本当っぽく感じられるんだよね……

現在の日本では芸能関係でも子供が仕事に出られる時間帯が法律で制限されるようになったから子供の声優が使い難いという事情もあるらしい(当然一般的な学校と宿題だってある)
だから昔のアニメの方が子供の声優が演じている子供キャラは多い

「甘々と稲妻」のメインキャラが子役声優で結構良かったけど、その後すぐに大人になって子役時代の演技の強みも消えてしまった。そういう意味でも子供の声優というのは難しいのだろう。

声変わりが来るのは避けられないわけだしね。
ショタ声優時代も含めて有名なのが浪川大輔。「ポケットの中の戦争」のアルを演じていた時はリアルにショタな年齢でその後声変わりを経ても一線級の声優として活躍している。
さすがにアルの声は出なくなったけど、大人になったアルというシチュエーションでバーニィに語り掛けるCMがDVD版、BD版発売の時にそれぞれ制作され演技も変化している。

宮崎駿だけでなく新海誠も子供の声優を使うことが多い気がする
変態的なこだわりのある監督は子供を声優に使うという説はどうだろう?

「すずめの戸締まり」のダイジンが子供の声優だったけど、あれは悪く無かったね。「君の名は。」のヒロインの妹もキャラ設定よりやや年上だけど子役声優だっけ?

国産のアニメ映画でも「深海」とかで子供の声優を起用していたはずだし、演出の意図としてはそこまで珍しいものでは無いと思う
ただ一般的な二次元作品だとやはり珍しい印象にはなるかな

二次元の子供キャラと三次元の子供って違うから、子供の声をそのまま使えば良いというものではないし子供の声と演技を上手く活用するには明確な意図が必要になるんだと思う。

上でも言われているけど劇団出身で子役から活動している声優を見ると子供時代に声優経験があることも珍しくない
例えば悠木碧は小学生時代に「キノの旅」に出ている

その話を見て宮野真守がショタ時代に声優やってないか調べに行ってしまった!やはり無かった!!

何かと大人気な花澤香菜も声優デビューは子役時代で「LAST EXILE」の女の子だった。
その頃の演技と今の上手くなった演技と比べると「訓練されたプロの声優には出せない子供の声」に求められるものが何となく分かる気はしたが、同時に汎用性のあるものではないなーとも感じたよ。

畠中祐はショタの頃から声優やってると聞いた覚えがあるが……

畠中祐は「遊戯王ZEXAL」の時は十代後半だったはず。ただその前に映画の吹き替えをやっていて声優デビューは2006年で12歳だからショタと言えなくもない?

結局上手い演技のできる子供の声優は少ないし、できたとしても数年で声変わりして大人になり希少性は消える
上でも言及されている浪川大輔のような活動ができる声優は珍しい

長編作品の最中に変声期が重なると難しいだろうしね。男性が極端だけど女性だって変声期はある。
映画に子供の声優が多いのはこれも理由かな?TVアニメは長期の活動になることが多いし、声が不安定だと使い難いから宮崎駿みたいに子供が大好きでなければ難しいと。

ここの議論だけでもそれなりの数の実例が出ているし子供キャラを子供の声優が演じるのは「一般的ではないが探せば出てくるレベル」、オタク向け作品でも「滅多にない」とまではいかない気がする
「コードギアス」の天子がロリキャラより下の年齢のロリ声優が声をあてていると当時一部で話題になったのを思い出した

そんな所だろうね。
もっとも二次元的の声優はリアリティのある子供キャラ(リアルとは限らない)を演じられるし、制作スタッフに明確な意図が無ければやらない。だから多くなることもないのだろう。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈で広まっている声優の知識やイメージなどイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国のアニメファンで日本の声優を意識してアニメを見ている層は日本の一般的なプロの声優の声や演技を期待するので子供の声優を喜ぶことはありません。また基本的に字幕を意識している人でも子供の声は異物として感じられることも多いので良い印象になることは無いようです」
などといった話もありました

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「劇場版でシン・アスカとデスティニーの強さってどうなったの?デスティニーは強いという話が妙に流れてくるんで現在の評価を教えて欲しい」

ありがたいことに
「劇場版ガンダムSEEDに関する中国の反応は?」
という質問や関連しそうなネタのタレコミを複数いただいております。

しかし私自身が公開前のタイミングでインフルエンザをもらってしまい、あまり悪化せずに済んだもののセキだけがなかなか治らず様子見しているうちに確定申告シーズンに突入して見に行く余裕が無くなってしまいまして……
先日ようやく劇場版を見に行けたので、遅れましたが今回はそれについてを。

教えていただいた情報によると現在の中国オタク界隈では
「劇場版ガンダムSEEDに関しては日本滞在組の中国オタクからの情報や日本のネット上の情報は入っているが現時点では伝言ゲーム的な所も少なくない」
「内容に関する話題についてはやはり局地的なものになっている。上映前に発生した機体情報や動画の流失騒動の時と比べると話題性は弱い」

などといった状況になっているようです。

とりあえず以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「劇場版ガンダムSEEDのデスティニーとシン・アスカの強さ」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(今回は劇場版のネタバレ全開なのでお気を付けください)


劇場版でシン・アスカとデスティニーの強さってどうなったの?
近頃デスティニーは強いという話が妙に流れてくるんで現在の評価を教えて欲しい。ネタバレは気にしないから。

それは俺も知りたい。デスティニーとシンが関連作品で強化されることはあるけど、結局ジャスティスとアスラン相手に何もできずに負けたMSというイメージは変わらないままだったわけだが……

劇場版の活躍が考慮されるようになった結果、「DESTINY」の時だとアスランは終盤でメンタル万全、それに対してシンはメンタルズタボロだから負けて当然という評価になった模様

劇場版で判明したのは精神的なデバフがかかっていない万全のシンとデスティニーがヤバイということであって、逆に言えばデバフかかってたらかなり能力落ちる
まぁキラやアスランも精神的なデバフかかってたら能力落ちるし、あの世界のネームドエースは精神的なコンディションの影響大き過ぎではあるが

しかし「SEED DESTINY」を見てシン・アスカに反感を抱かない人間はいないし、常にアンチを作り続けているのによくシン・アスカを持ち上げる気になったな
SEEDの監督はわりと大衆の反応を見て内容を決めるタイプだと思っていたのに

活躍するシン・アスカというだけで違和感を感じる情報だし、デスティニーがGガンダムの如く分身するという話になると違和感強過ぎだ
あいつはアロンダイトで突っ込むけど何も成し遂げられず咽び泣くキャラだろうに

日本だとシンとデスティニーのファンもかなりいるんだよ。最大勢力がキラとフリーダムなのはウチの国と変わらないけど2番手或いは3番手としてシンとデスティニーに堅実な支持層がついている。
スパロボなどのコラボ作品でデスティニーの扱いが良いことは多いし立体化商品も売れている。立体化商品だけで考えるとデスティニー>ジャスティスだしね。

デスティニーが凄いと言われているのもよく分からん
言っては何だがデスティニーの持っているものってストライクフリーダムはほぼ持っているし、ストライクフリーダムは更にドラグーンがついて活躍の場面も圧倒的
そして接近戦、機動力ならインフィニットジャスティスの方が強いし実用的
エネルギー効率もパワーダウンしないフリーダムとジャスティスの方が良い
ゲームでもSDガンダムではデスティニーは中途半端なゴミ性能だ

デスティニーは前格だけは間違いなく強いと皆が認めているだろ!

劇場版だと敵の黒之騎士団(原文ママ)の機体がフリーダムやジャスティスをメタった能力+新型性能だったからフリーダムが苦戦したというのがあるので、単純に遠距離特化のフリーダム、近距離特化のジャスティスがデスティニーの上位版という感じではなくなったね

劇場版ではフリーダム、ジャスティスより強力な敵新型に有効な武器が対艦刀、掌ビームだったこともありデスティニーだけはずっと安定して戦えた
まぁ決め手になったのはよく分からん分身能力とステラの悪霊だけど

デスティニーに関しては設定と作品内の扱いの矛盾(それも負の方向に)がたくさんあり過ぎたとも言えるからね
失ったというかアニメ初登場時から持っていなかった主人公補正をデスティニーは劇場版でついに獲得したとも言える

デスティニーの掌ビーム役に立ったの?接触するくらいで使わないとダメという間抜け過ぎる設定なのに腕を失って使えなくなる飾りにしかなってない武器だったのに……

ビームサーベルの鍔迫り合いが出来ない世界だし、デスティニーの手はぶった切られて足しか使えなくなって更にボッコボコだからなあ……

デスティニーは腕が無くなったら戦えなくなるのが弱点という長年の評価に、そもそも万全の状態なら腕を無くすのが難しいくらい強いというのが判明したのには笑う

議長が開発費を着服したせいでデスティニーは予定通りのスペックを発揮できなかった説がネタではあるがわりと有力視されていたくらいだからなあ

劇場版の情報が入った最新バージョンだとデスティニーはパイロットの精神状態に問題無けれ「そもそもあのバケモノMSの両腕をどうやって落とすんだ?」というレベルになっている模様

上でも言われているようにゲームで無理矢理活躍させていた掌ビームも有効な武器として活用できるのが判明したしね
謎の分身はいまだによく分からんが

あの分身なんなんだよ……非科学的過ぎる
いくらなんでも設定を無視し過ぎだ

まぁシンって宇宙世紀で言えばカミーユのポジションだから謎のパワーが使えるということで?
今回精神攻撃するコーディネーターの上位種も出てきたしな
あらかじめ対策として童貞くさい妄想(さすがにアスランは童貞ではないと思うが……)を浮かべて対処するアスラン、何も考えないのとステラの悪霊で対処するシンという感じでキャラの方向性の違いも出ている

劇場版でデスティニーにだけ無いと判明したのは頭についている必殺武器だな!

デスティニーの頭にはインパルスに補給する装置ついてるから!スパロボでもレベル上げに使えるかもしれないんだぞ!

敵と戦況が違うとはいえ、劇場版だとフェイズシフトダウンするのがフリーダムでルナマリア機へのエネルギー補給までこなすのがデスティニーなのは制作側もイメージ修正考えていたんだろうな

劇場版でハッキリしたのはTV版だとシン・アスカに各種のデバフがかかっていたこと、特に精神的なデバフの影響が大きかったということだね
それが無ければデスティニーとの組み合わせは強いというのが描写された

劇場版によってTV版の頃のシン・アスカとデスティニーは戦い方も精神状態も悪かったし相手も悪かったというのが改めて証明されたと言える。
逆に劇場版の後半はキラに認められて頼られてオーブを守るための戦いでシンの精神はかつてないほどの絶好調
「20年を経て証明されたデスティニーの強さ」というのはネタではなく本当のこと

シンはトダカを殺しちゃった辺りからストーリー的にも作品外の扱い的にも全く救いが無かったからね
こっちではあまり意識されていない、嫌われキャラ扱いだったけど日本では同情を集めて派生作品では扱いが良くなっていったという話もある
劇場版の分身とか明らかにそういうデスティニーの扱いが良い作品、スパロボなどからネタを持ってきて公式で更に極端に調理したように見える……!

それで結局、誰が最強みたいなのはハッキリしたの?シンとデスティニーが強いと言う話は出てもキラやアスランと比べての扱いがよく分からん

ネタも込みで「最強はアスラン・ザラ」で確定だよ。個人戦闘でも圧倒的。ただしコミュニケーション能力に関してもダメな方向で圧倒的というのが確定。
あとCE世界だとエースは精神的なバフデバフ次第という認識になってきているので、勝ち負けは戦う時の状態次第。そういう意味で「DESTINY」時代のシンは最初の時点で既に精神デバフ状態、話が進むごとに悪化していったのでアスランに勝てないのも当然。

キャラはバフデバフ次第になってきたが、機体の強さと活躍に関して相性やシチュエーションの影響が描写されたことも無視できないかな
ブラックナイトの機体は遠距離ビーム攻撃無効+物理耐性なのでフリーダムやジャスティスはかなり不利だった

最強は愛の発動したマイティーストライクフリーダムだろうけど、シチュエーション次第で有利不利みたいなのは普通にありそうなんだよね
あと主人公側の機体で強さにちょっと疑問が出てきたのがジャスティス。弱いわけではないけどむちゃくちゃ強かった理由が「アスランが乗っていたから」という説が。
更にアスランはフリーダムをドラグーン込みで普通に使いこなせるというのも判明したのでいよいよ「アスランは何に乗っても強い」ということに……

シンが「ジャスティスだから負けたんだ」という責任転嫁するやられ役みたいなこと言い出してその通りの展開にしたのはさすがにどうかと思った

劇場版だとシンはジャスティスに乗っていた時は雑魚相手でもターゲット変更に手間取るような遅さ(キラの非殺を真似して不向きな戦い方をしていたのもあるらしいが)が所々にあったけどデスティニーだと動きが一気に速くなって敵を片っ端から殲滅していた
少なくともデスティニーとシン・アスカの組み合わせに関しては議長が正しかった模様

公式の機体人気投票、中間発表でジャスティス系は最高が9位のインフィニットジャスティスだし人気の変動もかなり出ているようだね
ただ4位にズゴックなのでアスラン機の人気が落ちているというわけでもない

ジャスティスがズゴックに負けているのには笑ってしまう

劇場版ではズゴックの活躍凄いしカッコイイんだよ!
あのデザインなのに乗っているアスランはシリアスさを維持しているからギャップが物凄いことになってむちゃくちゃ印象に残る。

劇場版では明らかにズゴックの方がジャスティスより活躍しているし、見終わった後のアスランの機体のイメージとして真っ先に出てくるのもズゴックになるんだよ……でもズゴックをジャスティス系として良いのか迷う……

人気投票は中間発表の時点でフリーダムの方がストライクフリーダムより人気が高いのもちょっと意外だな

恐らく劇場版での活躍から日本のストライクフリーダム支持層がマイティーストライクフリーダムに移っている
それに対してフリーダムは昔から支持層が堅固

そしてデスティニーSpec2が中間1位と……ただフリーダム系の票は5機?に分散しているから何とも言えない所はあるな
今回の劇場版ではフリーダムの乗り換えが隠し要素かと思いきやズゴックとデスティニーSpec2+新装備を隠しきったし、そういう意味でもデスティニーの扱いは良かったと思う。事前の情報流出の嵐に管理体制ぐだぐだじゃねえかと思っていたが、後から考えると実際はさておきダメージコントロールが上手かったと錯覚してしまう……



とまぁ、こんな感じで。
現時点では作品を実際に見て語れる人が少ないのもあってか、認識や印象に関してはまだ個人差も大きいようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「昔の中国では海賊版ディスクや字幕組動画のダウンロードによってSEED、SEED DESTINYをまとめてみる人が多かったのでDESTINYのキャラはあまり人気がありません。これはTV放映でDESTINYから入る人もいた日本との違いだと思います。DESTINYに関しては当時の中国オタク界隈の環境、特に議論の環境からシン・アスカがとても嫌われるキャラになっていましたし、デスティニーも作品内での扱いが悪いのでやられ役の敵MSくらいの印象になっていたように思います。劇場版で20年を経てついに活躍するシンとデスティニーに対する興奮というのは中国のガンダムファンにはあまり無いかもしれません」

「劇場版SEEDに関して中国のガンダムファンは設定を無視した能力が多過ぎて反発を覚える人が少なくないようです。しかし劇場版は娯楽向けに振り切っている内容なので中国のロボファンではなく一般層も含む中国のSEEDファンに届けば人気になるかもしれません」

などといった話もありました。

そう言えば私がリアルで会ったことのある中国オタクの面々でガンダムを語れる人の中にシン・アスカが好きだという人はいなかったような……
中国オタク界隈を探せばシンやデスティニーが好きだという人も出てくるとは思うのですがファンの規模についてはどうなんでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「昔と比べてアニメのOPの存在感が無くなっているという話を聞いてなんだか納得してしまった。大ヒット曲はあるのに……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈でもアニメのOPやEDは昔から何かと話題になっていましたし、OPがきっかけで作品を追いかけるようになる人もたくさんいたそうですが、近頃はそのアニメのOPに関する印象yや話題の方向性が変わってきているという話もあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「昔と比べてアニメのOPの存在感が無くなっている」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


昔と比べてアニメのOPの存在感が無くなっているという話を聞いてなんだか納得してしまった。大ヒット曲はあるのに、昔みたいなオタク界隈に広まって記憶されるOPがあまり無いというか……
このモヤモヤについて皆と語りたい

数字的に見ると存在感のあるアニソンはむしろ現代の方が多いだろ
例えば去年は「推しの子」の「アイドル」が大爆発していたし

ちょっと違うんだ。アニソンという意味ではなくアニメのOPやEDとして見ての話。
もちろん年寄りの自分が見ている範囲が現代の流行とズレているというのもあるんだろうけど、動画サイトのランキングを見ても昔のようなアニメOPを素材にした動画が目立たなくなっているのも確かだと感じてね。

ふーむ……確かに今ではアニメのOPは飛ばすものになっているしOPよりもアニソンやそのアーティストの方が話題になっている感はあるかも?

オタク界隈にとどまらない大人気のアニソンは増えているように感じられるのにね

アニメのOP使われる曲としてなら相変わらず良い曲は多いと思えるのだが……
個人的には「葬送のフリーレン」とかOPもEDも大好きになった

米津玄師やYOASOBIが大活躍しているので存在感のあるアニソンは多いが、アニメ作品のイメージが先に来るようなアニソンは少なくなったかもしれない

むしろYOASOBIが活躍し過ぎてアニソンというイメージが薄れているような気がしないでもない

オタク界隈で定番ネタになってリピートされるアニソンは昔と比べて少なくなっている印象はあるが、これは視聴環境の変化やアニメの作品提供の変化も影響して僧

「フリーレン」の他にも最近また「マッシュル」のOPがバズっているしOPの存在感は相変わらずだと思うが?むしろ昔より高くなっているように思う。

しかし人気の寿命は明らかに昔より短くなってないか?
再生数やランキングなどの数字として見れば昔よりはるかに大きいのだけど

「マッシュル」の第二期OPで考えてみると、今の人気OPって特定の層には深く刺さるけど、オタクであっても知らない人はほぼ知らない意識されていないのが昔との違いかもね。

昔のことを知らないから正直何とも言えない
でも去年の「推しの子」関連のニュースの中でOP曲が大人気というのは頻繁に見かけた覚えはある

オタクの共通の話題、共通の記憶になるような作品、OPは昔からそんなに多くないし昔の記憶が美化され拡大している可能性も?
ただそれとは別に昔と比べてオタクの作品を見る範囲が狭くなっている、ファンコミュニティが閉鎖的になってきているというのも原因として思い付くな

俺はアイドル系作品が流行り出した頃からファンコミュニティとそれ以外で知っている「人気のアニソン」に明確な違いが出てきたようには感じている

なるほど
そう言えば私も近年高評価だと聞く「MyGO」の歌も更にその元ネタのバンドリの歌もほぼ知らないわ

昨年は「推しの子」一昨年は「チェンソーマン」とすぐに思いつくくらいの大人気OP、オタク界隈を飛び出したアニソンというのは出てくるんだが……

個人的には「推しの子」に関してはOPが作品以上に人気、話題性のある存在になっていたという印象がある
しかしオタクの共通の話題なのかというと少し悩む……「超電磁砲」とかの時代と現代では空気が違うのは否定できないし

根本的な問題として昔のアニソンが好きな人間が好むようなOPが減っている、最新の好みとズレているという事情もあるだろう

今の人気の高いOPっておっさんおばさんにとっては歌うのが難しい曲が少なくない
世代間の感覚や好みの違いというのもあると思うぞ?

世代もだけど環境自体がかなり変化している。1クールアニメが増えたし、1話全部を正規に高画質で見れるようになったからね。
字幕組、ダウンロード時代のようにOPを手軽に見れる共通のコンテンツとして繰り返し視聴することは無くなった。

昔動画サイトでOP動画を再生しまくってコメント付けていたような層って今はソシャゲ周回しているんじゃないか?
そしてソシャゲは狭い範囲の話題性は強いが拡散力は弱いのでその界隈から外れると流行りの勢いが感じられなくなる

昔と比べてアニメのOPが低くなったように感じるのはそういうことなのかもな……
そういう意味でも「推しの子」のOPは化物だった気がする、ゲッターによる他ジャンルへの拡散力も含めて完璧だった

通信環境が良くなってアニメのOPにとって代わる動画が増えた結果だと思う。言ってみればアニメのOPのようなコンテンツが昔は少ない、アニメOPがある種の独占状態だった。
現代では情報量の多い動画が増えているし、アニメのOPに関してもバズるとOPそのものではなく曲+ダンスやら動物やらの動画が作られて話題も移動する。tiktokとかでバズるのはアニメのOPそのものではない。結果的にアニメのOP自体の存在感は縮小する。

今はOPって自動的にスキップされがちだし、アニメ自体も新作期間が終わるとすぐに話題性が落ちるからな……「マッシュル」のOPの話題が長く続いているように感じられるのは中国国内の配信が遅れた結果、国外の流行と国内の流行にずれが生じた結果でもあるし

昔と比べてOPが本体みたいな作品が減ったというのはあるかもね
本編微妙だけどOPだけで記憶されているような作品が近頃は無い。

現代の環境ではダメな作品はOPが良くてもそのまま埋もれていくから、結果として存在感のあるOPが少ないように感じられるという見方はどうだろう?

このテーマについて改めて考えてみたけど、俺はアニソンとJ-POPの境界が曖昧になった結果だと思った。

自分の中でYOASOBIとかはアニソンではなくJ-popの方に記憶されているな……

言ってみれば昔はバズるコンテンツが少なかったんだよ。
今はネットでバズるコンテンツが多い、バズろうとする仕掛けが上手いからどんどん話題のコンテンツが入れ替わっていく。
昔の有名な、話題になったコンテンツは盛り上がった期間が長いので記憶に残っているけど実は瞬間的な熱は今と比べてそんなに高くない。

存在感については私も何とも言えないけど昔と比べてOPが本体みたいな作品、OP詐欺やED詐欺みたいに言われるような作品が減ったという意見には同意したくなるね。
そういう作品だと、自分の中で思い付くのは……「マクロスΔ」が最新かな?

作品が先に来るかどうかは人それぞれだけど「推しの子」や「鬼滅の刃」は作品本体のパワーが年度代表級以上だからOPだけの作品ではないよね。

今はOPを繰り返し見るよりも倍速三倍速で作品の方を追いかける方が重要といった空気になっている
何が良いか悪いかはさておきOPを消費するのではなく、作品の方を消費するようになった結果という見方もできそう

私の中の印象だと、「鬼滅の刃」辺り(恐らく詳しい人はもっと前から把握していたのだろうけど)から日本のメインカルチャーの音楽がアニソン分野に近付くようになり、結果としてOPやEDの音楽の質はかなり向上していった
現代ではそういうアニソンが大人気になれば広い層からの支持につながるので人気や再生数という面では圧倒的になるけど、中心から外れてしまえば熱さが実感し難くなるなどズレみたいなものが生まれるのでは

今はJ-POP的なアニソンが主流だし広い範囲でバズるのもそういったアニソンだよね。ただそういう曲って討論の話題になることは少ない、すぐに次の話題に取って代わられるようにも思う。
これに関して私は上で言われているようにJ-POP的になり「二次元」的な所が無くなっているのも影響しているのでは……と考えられる部分もある

個人的にはやはり環境の変化が大きいと感じるね。今はアニソン以外にも面白い、話題にしやすいものがたくさんあるからアニソンというかアニメのOPEDを狂ったように再生し続けることは無くなった。
当時は本当にそればかり延々と繰り返し再生していた気がする



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「昔は皆アニメのOPの動画をPCで再生していた、動画サイトで繰り返し見ていましたが、今はスマホで動画サイト、それもショートムービーを見ている人が増えています。またアニメも話題のために中身を飛ばして見る、ネタになる部分だけを再生することも多いのでアニメのOPを見る機会は相対的にかなり減っているはずです。アニメのOPEDの話題性が落ちるのも仕方がないと思います」
などといった話もありました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「二次元で日本人はしゃがんで花火をするイメージなのは何故だろう?あれって危なくない?」

中国は春節休みが花火、爆竹のシーズンとなっていますが、ありがたいことに季節ネタ?になりそうな花火関連の話を教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二次元によくあるしゃがんで花火をするシーン」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


花火の爆発音でふと思いついたんだけど、二次元で日本人はしゃがんで花火をするイメージなのは何故だろう?
あれって危なくない?

ああやって描くのが構図的には良く見えるからでは?
二次元というのは誇張、見栄え重視だ

二次元における夏の女子高生の理想の構図の一つだよね!

今年も爆竹が鳴り響く季節になったけど、確かにああいうのをしゃがんでやれるのは二次元特有の嘘だよなあ

考えてみれば私もしゃがんでやる花火というのは二次元作品で見るまで意識しなかったスタイルかもしれない。

一応日本の作品にも立って花火をやる、掲げるように持っているイラストも探せば出てくるよ
定番はやはりしゃがみポーズだろうけどね

アニメでもないとか遠め、横長のシーンとかだと立って花火するシーンになるな

そっちの構図はあまり無いよね……立って振り回す、振り回して字を書くような遊び方が楽しいと思うんだが

「サマーゴースト」とか、立って花火をやる構図もあるよ
しゃがんでやる花火の構図と比べて相対的に少ないけど

日本の二次元の花火は美少女を強調するものでもあるから、動きのある楽しさアピール的なシーンはあまり使い勝手が良くないんだよ

ああいったシーンで重要なのは花火じゃなくて女の子、特にその脚だからね!

ああやって描けば綺麗に見えるから模倣され定番化していったんだろう。
あおりの構図で脚の描写もできるから多方面にアピールできるし。

花火に限らず二次元作品だとしゃがむポーズ、動作はよく使われるしね。
立った状態と比べて同じ画面内で顔と身体を拡大して描写できるし、スカートをはいた女性キャラなんかは特にそうだ。浴衣で花火というのも露骨過ぎない萌える構図という意味で強い。

結局は二次元なんだから見栄え優先、現実のことを気にするのは野暮ということか

それは理屈としては分かる
でもしゃがんで花火をするのって無理な態勢だし疲れそうに見えて……

立ってやるよりは疲れない、椅子があるわけでもないから座らずにしゃがむということだろう

二次元だとしゃがんで仙女棒のような花火をやるのは定番描写なのは間違いないが、現実ではどうなんだろう?
こういうのは二次元的な強調構図とはいえ、ある程度現実に元ネタが存在すると思うのだが

日本だと花火に関しては火災防止の意識が強いというのもある
日本では花火をやる際にまずバケツを準備して事故防止をするくらいだし、しゃがんで花火をするのも燃え広がることや火傷のリスクを避けるのにつながっている

しゃがんでやる方が火傷のリスク高くならないか……?
浴衣の女の子とか大体素足だしいくら二次元とは言え心配になるようなイラストもある

服に火が付きそうな距離で花火持っているキャラとかいるよね
あれは心配になる

火力次第だけど、風よけにもなるからしゃがんでやる花火というのも合理的な所はあると思う

俺がああいう花火の餅方をするのは他の花火にも火をつける時くらいだな

そうそう、着火の時にしゃがむことはある

俺は小さい頃にそれやって他の花火全部に着火しちゃって大事になったことがある
だからしゃがんで花火をするのは個人的にはちょっとしたトラウマを呼び起こすシーンだったり……

仙女棒系の花火って立ってても座ってても遊べるけど、二次元的にはしゃがんでいた方が見栄えが良いということなんだろう
美観優先だと美少女はしゃがんでいた方が近い距離で綺麗に描写しやすい、

あの花火ってウチの国の花火とは違うんじゃなかったっけ?

日本の作品に出てくるような、しゃがんでやる花火は大体「線香」と言われている種類だね。仙女棒とかだと思っている人もいるようだが、あれと比べるとかなり火力は小さい。

日本人も火力強めのとか飛ぶような奴はさすがに立ってやるはず。
昔エンドレスエイトの検証で繰り返し見たから俺は詳しいんだ。

しゃがんでやるのは基本的には風よけだろうね。現実の日本でも花火を誰が最後まで火を維持できるかという遊びをしていてあの態勢に行きつく模様。

あの態勢なら灰や燃えカスが服に付くということも少ないだろうからね。
私は昔仙女棒タイプで遊んだ時に外れのが混じっていてヒドイ目に遭ったことがあるよ……



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では日本のアニメの花火シーンに出てくる花火が日本の花火の定番である線香花火だと認識している人はそれほど多くありません。同じような形で火が出る仙女棒などの手持ちの花火だと思う人が多いと思います」

「中国の花火はお祝いなどで派手にやるものなので、日本の線香花火のような過行く夏、夏休みはもう残り少ないとか、君と夏の終わりや将来の夢を忘れないみたいなシーンを演出するアイテムではないですね」

などといった話もありました。

近頃の中国では春節の花火、爆竹が緩和ムードになっているとも聞きますが、私が中国に留学していた頃は都市部での花火、爆竹禁止がかなり徹底されていた時期で、私自身も郊外まで出てやりたいという程ではなかったので、中国国内で花火や爆竹をやる機会はほぼ無かったですね。
そんな訳で上のやり取りにも出ている「仙女棒」に関してもよく分からない所があったりします。仙女棒は日本の花火で例えるなら手持ち花火のスパーク系のものが近いらしいのですが……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「中国の龍は英語でloongと訳すという動きが活発になっている。これは素晴らしい事だよな!」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国では以前から中国の龍を西洋のdragonと混同されることに関する不満が何かと見受けられましたが、今年は辰年なのもあってか龍関係の話題も多くその中には
「中国の龍は英語でloongと訳すべき」
といった意見もかなり盛り上がっているそうです。

中国のニュースに関してはコチラコチラなどをご参照ください(どちらも中国語)

中国オタク界隈でもこの話題に関してはちょっとした盛り上がりになっているそうなので、以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国の龍は英語でloongと訳す方が良い」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


中国の龍は英語で「loong」と訳すという動きが活発になっている。これは素晴らしい事だよな!

非常に合理的な話だし、俺も支持する!

これに関してはもっと早くからやるべきだったよね
なぜもっと熱心にやってこなかったんだ?

西洋の龍と東洋の龍は共通点皆無なのになぜ一つの言葉で訳してしまったのか

一応西洋の龍も「dragon」というのは通称で細かく亜種が分かれてはいるぞ?
中国の龍を西洋の龍と一緒にされるのにモヤモヤするのは私もよく分かる話だけどね

龍とdragonは別モノだから英語はloongにするのが良いことなのは間違いない

中国の龍は神格を備えた存在なのに西洋の悪龍と一緒にされるのはね……

しかし他の中国文化要素ネタでもあるように「loong」の定義がハッキリしないのはちょっと考えてしまうかな
龍の造形、イメージは国や時代で変わったり混ざったりしているわけで、国内だけに限っても王朝や地域次第で違ったものになるし現代の個人個人のイメージも違うから国内でも火種になる予感が

蛇ベースの幻想生物で龍っぽいのは世界各地にあるしねえ
現代ファンタジー系はあまり気にしても仕方がない気もするが、こういう区別を強調するとそっちを気にする人が増えるのは避けられない

この「loong」って別に今年になって始まったわけでもないのになんでこんなに話題になっているんだ?
かなり前にぶち上げられたけど、そのうち聞かなくなっていったような?

そうそう。「loong」という言葉を作って広めよう、正そうというのは昔からあった話だ。ただ今年の春節晩会のマスコットの英語名とか上の方が強調しだしたというのは何かあるんだろう。

私が中学の時に英語の教師がこのネタを喋っていた記憶がある

とりあえず今年は辰年で龍に関連した文化関係のテーマが増えているからというのはありそう。
しかし十年以上やっていたはずなのに外国に定着していないどころか中国人も「loong」使ってないのを見ると今回もどうなるやら。

昔と違って現代だと文化関係で押し切るならやってやれないことは無いかも?
あとはカテゴリを強調して発信し続けるとかかな……animeとcartoonの他に中国のアニメを「donghua」で宣伝しているような感じ?どこまで定着するかは知らん。

良いことだとは思うんだが、言葉を変えても英語圏での扱いが変わるかは何とも言えない
現在でも一応「chinese dragon」という言い方はあるけど、そう言われている龍の認識がきちんとしているわけではないし「dragon」と区別されているわけでもないしで

もし「loong」で完全に別物扱いするなら中国語の「龍」の扱いも変える必要が出てくるのだろうか。「dragon」を「龍」と訳して良いのかという疑問もある

考えれば考えるほど混乱して来る
個人的には「西洋の龍」は最初に「dragon」の音訳で訳す、例えば「多拉貢」「抓根」とかにするべきだったと思うな!

中国に限った話ではなく、東洋の龍と西洋の龍の関係にはヤヤコシイ部分がかなりあるから中国の龍を「loong」とすればいいという話ではないような
それにしても中国との関係を強調するならピンイン表記そのままの「long」で良かったんじゃないか?

一応理由としては龍の目を二つのoで強調するとか、「long」を更に伸ばすことによって中国の龍の長さを強調するとか理由は出ている

19世紀初め頃の宣教師の文書に出ているという話もあるけど、アピールする上で中国人にとっても慣れない言葉持ち出しているし、意見が統一されていないからぐだぐだですよ
長くするというのが良いなら徹底的に伸ばしてやろうぜというコラ画像が出るのもそういうことだし、個人的には英訳で迂回的に主張するよりピンインの英文表記そのままを主張した方が欧米に対しては伝わると思うんだがね

現代の創作における龍って様々な概念や文化、ネタが混じっているから「dragon」という呼び方が合っているとも言えるし、「loong」の使い所はあまり多くないようにも思える

創作では中国の龍なのか西洋の龍なのか分からん、そもそも意識されていないようなのも珍しくないからな
中国の龍要素がどの程度混じっていたら「loong」にするべきなのか、純正や文化的なもの以外は「loong」にしてはダメなのか?など気になる点はある

中国語や中国人が使う分には強制執行で良いんだろうけど、世界中にたくさんある派生形ドラゴンをどうするのかという問題は浮かんでくる
二次元界隈だけでもいったいどのくらいあるのやら……

こういうのは自分が納得するようにやれば良い。外国のゲームでの用語にすぐ影響が出るわけでもないし。
しかし外国のゲームの英語版の表記で荒れるのだろうというのは何となく想像できる

中国国外でこの「loong」が定着するかどうかに関しては中国の龍が出てくる英語或いは英語に翻訳されるコンテンツが出てくるかどうかというのも影響すると思うが……中国の龍系のキャラでカッコイイ、活躍するのって最近どんなのがあったろうか?

言いたいことは分かるし私も基本的には良いことだと思うけど、間違ったら批判や通報を受けるような事になりかねないのがウチの国の現状なのでめんどくさいというのも浮かんでくる

理解できる話だ。私は「天龍」という言葉の使い方に対するツッコミとかを思い付いたよ

「天龍」だと元がナーガだからインドの龍扱いになるか……
中国の龍と言っても完全に独立したものではないのが混じるから正しい定義という時点で混乱が発生しそう

中国の龍は仏教の影響が大きいし、そもそも神話や伝説というのは一方的ではなく相互に影響を受けるものだからね
皆なんとなく中国の龍という凄い存在扱いのものを「dragon」と雑に扱われるのは気分が良くないくらいなんだろうけど厳密に考えていくとややこしい事になる

うーむ……「loong」で中国の龍を「dragon」と区別すること自体は肯定的に考えられる。しかし今の環境だと言葉の使い方に関する不安も出てくるという感じかなあ

ウチの国では言葉の使い方で作品や個人に対する批判、解釈で追い詰めていくのも伝統だし、今のネット環境は通報の攻撃力高い。
そして文化関連の批判は極めて使い勝手が良い。

ハゲの皇帝がいる時代とか大変でしたね……

それにしてもこれは東方の龍は「loong」に訳すべきだが、逆の西洋のdragonは全部「龍」で訳すけどという話になるのか?
文化的な主張という路線なら分からなくも無いが……うーむ

西洋ファンタジー好きな自分としては「dragon」にもたくさん種類があるので細かく区別しだしたら大変なことになると言いたくなる
ドレイクやワイバーンやワイアームなど中国語訳が安定しないし

「dragon」も亜種が多いからね。もういっそ「外国龍」とでもするべきか。

今回の件で日本人が龍とドラゴン、ドラゴンの亜種を漢字とカタカナで使い分けているのが良いな……と思えてきたよ!

個人的には「龍」と「loong」と「dragon」に関してはあまり気にしてない。
しかし「鳳凰」と「phoenix」の混同は許せない……それから「鳳凰」と「朱雀」を混同するのも許せない!



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国における認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国の龍をdragonとは別の言葉で訳すということに関しては基本的には賛同する人が多数ではないかと思います。中国の龍がdragonと混同され雑に扱われることに関する不満は私も理解できます」

「しかし言葉や正しい扱いを要求するようになってくるとその正しさを誰がどうやって決めるのかという疑問も出てきます。漢服などのように中国国内でさえ明確にイメージが統一されていない、正しいとされていたものが別ルートで批判されるといった事件が少なくありません……」

などといった話もありました。

中国のソッチ系のサイトを巡回している際にも中国における龍に対するこだわり、文化的な象徴としての誇りといった話は良くも悪くも盛り上がる話題になっていますし、訳語やモチーフとしての扱いに関しては今後も何かと注目されていくのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の二次元のどんどん太くなる太股ってどうなの?あれは本当に好む人間いるのか?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では二次元分野の流行も何かと話題になっているようですが、その中には日本の流行との感覚のズレに関するものもあるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の二次元のどんどん太くなる太股」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の二次元のどんどん太くなる太股ってどうなの?
あれは本当に好む人間いるのか?

売れているということは需要が有ることの証明になるはず
好みの問題は自分の感覚だけで判断しても理解し難い……

以前私は二次元における太股増強路線は露出によるエロ描写が何かと制限されるようになった現代の環境によるものだと思っていたが、最近は普通に性癖の需要なのでは?と考えるようになってきた。

近頃はあまりに太くなった「SSSS.GRIDMAN」の宝田六花に関してデザイナーが謝罪する事件が起こったけど、あれは好きな人とダメな人の比率が日本で具体的にどうなっているのかとても気になる
自分はあそこまでいくとダメな方だが、他人の萌えと性癖に関しては分からん

反対に腰はどんどん細くなる……

腰が細くなるのは尾田栄一郎くらいじゃないか?
あっちも既に独自領域になっている気がするけど。

でも欧米と比べたら欲望に正直になれる日本の二次元は良いと思う。
絵柄と一緒で性癖にも流行り廃りはあるしこの数年の間は重戦車化する太股ということなんだろう。

日本の1990年代のオタク向け作品を見ると現代の感覚だと目が大き過ぎるし脚に関してもやたらとハイレグで強調をしているなど昔は昔で極端な方向に走っていたりするからね

そういうキャラデザにするのは好みだとしても、あまり極端なものになったらネタにされる、ツッコミを受けるのも避けられないと思う

難しいな……個人的には太股が太くなるのは歓迎だが最近はそういうイラストやキャラデザに対して最初から批判的攻撃的な人が増えていて嫌な気持ちになったりもする。

二次元でチャイナドレスの脚とかを見て育った自分としては、日本のオタクの性癖が実は自分と違ったというのを思い知らされている
いや、俺が勝手にそう思っていただけなんだろうけど同好の士だと思っていたんだよ……

脚フェチの方向性の違いは感じるよね

初音ミクでさえ近年大幅に太股が太くなっている情報を聞いて私は絶望した

なんだかんだで日本は肉感的なキャラの方が需要は高いんだろう
ロリキャラが強いとされる時代もフィギュアは巨乳が売れていた

確かに。
こっちのソシャゲはおっぱい強調するキャラが増えてスキンも出しても人気投票上位はロリキャラという話と一緒に考えると、根底にある二次元の好みの感覚は所々ズレているのかもしれない。

これってたぶん国産ソシャゲの一部で巨乳が奇形化状態になっているのと似たようなものだと思う
奇形化についていく、需要を生み出して話題にする層はいるけど一般層は段々とついていけなくなるのとね

日本の二次元の太股はもう一般大衆の審美眼から外れ過ぎなんだよ
デザイナーが謝罪した宝田六花はもうバランスが崩壊している

しかしあの宝田六花は立体化確定しているようだし需要はあるみたいなんだよね……

太くなり続ける太股に関しては批判も支持もあるし批判の方が目立つ気がするくらいだけど、金を出すのは性癖を満たされる方だしこの太股重装化の傾向は当面続くんじゃないかな?

「SSSS.GRIDMAN」に限らず同じ絵師とか同じIPで太股を強調するタイプのキャラを追いかけていくと、数年前よりも明らかに太くなっているのでどこまで行くのか不安になる
俺の好みのラインは既に突破しているのが多くなってきているし……俺はもうついていけないようだ……!

最近の太股、現実的にあり得ないレベルの奇形にするのはさすがにどうかと思う……

待て待て待て
「現実的にあり得ない」は二次元の髪形や目や服装など全てに対して返って来る言い方だぞ

私は支援系サイトで課金プランに入って追いかけていた絵師の人が反応やチップが良いからと?巨乳化という名の奇形ばかりになるとかリョナ系や排泄系などの特殊な方向の性癖ばかりになるとかで自分の好みから外れてしまった経験がある。だから近頃の太股に関してもあまり他人事に思えない。

理解できるよ。ああいうのはたぶん反応の多さに加えて更新のネタ切れもあるんだと思う。
その経験があるから俺は推しの絵師が昔のままな方向の絵をアップしてくれたらチップを投げるようにしているが、そういう最初のままな作品だと概ね反応が減っていくしライトな好みのファンはあまり積極的に発言しない。たぶん描いている側(或いはIP持ってる公式)は「極端にするのが正しい」と感じてしまうのではないかと。

分かりやすい反応、分かりやすく商売になる方向に行ってライト層が離脱するのは二次元分野でありがちだからな
そして次の流行が来る(我に返るのか新しい流行に乗るのかは分からないが)

二次元では昔から奇形な巨乳はあったけど、太股はあまり無かったよね?少なくとも主流になるほどではなかったはず
太股に関しては今まで発見されていなかった二次元の鉱脈が出てきたとも言えるし、この傾向はまだ続くだろう

盛る方向でもバランスが良ければ問題ない。フィギュアの中には太股の肉感的なのが良い造形のもある。
問題はバランスが崩壊しているのだよ……宝田六花のアレはさすがに

個人的には短足で太すぎるのは受け入れられないと感じる
宝田六花は最初のキャラデザなら良かったのに!

「SSSS.DYNAZENON」を経由して太くするのが正しいと学んでしまったから……!

初期のキャラデザに関しては俺も「健康的で良い、二次元は細いキャラが多過ぎするからね」とか思っていたが今は太すぎて不健康に見えてしまうんだよね

バランスの問題なのかな?もう一人の太股系の代表的なキャラであるライザはそこまで極端な批判は出ない。
ゲームの方はこっちでもかなり人気があるし需要の存在も感じられる。

好きな人、嫌いな人の他に私のような「そんなに気にしない」タイプもいるぞ
私は顔のキャラデザが好みかどうかがまず最初に来るし、身体の太さはそこまで気にしない

結局は他人が好きなものを気にしても仕方がない、自分の好きなものを追いかければ良いということにならないか?

それは正解なんだが、現実は難しい。例えば自分の好みが流行から外れて供給されなくなった時とかね。
アトリエシリーズで言えば岸田メル時代のキャラも、桜瀬琥姫のキャラもいなくなって今はトリダモノのライザばかりだ。

アトリエシリーズはまだ過去作のキャラ出している方だと思うよ。それにキャラデザイは昔から定期的に変わっている。
ライザが目立つのは斜陽のシリーズを復活させる大当たりを出したことによるもので、それ自体は別に問題視するほどではないかと。

今の時代、AIに学習させて作らせるという手段もあるから昔と比べて絶望するほどではないと思うが公式の供給や、盛り上がる新作が自分の好みのデザインであって欲しいとは思うよね

俺は盛る方向の改変は薄い本で頻繁に体験しているので、日本の公式はまだブレーキが効いていると思っていた
しかしこの話題を追いかけていて自分の感覚の方がズレている疑惑が出てきてちょっと心配になってきたかも……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では二次元系メディアとしての影響力があるのはアニメとスマホのゲームですが、スマホゲーは限定的な閉じた世界になりがちです。人気作品の関連商品や版権イラストの広まり方は日本と比べてかなり限定的ですし流行の先端を追いかけている人、流行の変遷を体験している或いは知識を蓄えている人は昔より減っているように感じられます」

「これは太股に限った話ではありませんが、近年の中国オタク界隈では突然流行の先端をぶつけられて自分の審美センスとの違いに戸惑う人、先端の方が間違っていると感じる人が目立つようになっています」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「うる星やつらのリメイク版アニメの評価がイマイチなのは何故だろう?近年のリメイクの中では上位に来る誠実に作られた作品だと思うんだが……」

ありがたいことに節分に合わせられそうなネタを教えていただいたのに、管理人がインフルエンザでぐだぐだになり忘れてしまったネタがありますので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「うる星やつらのリメイク版アニメの評価」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


うる星やつらのリメイク版アニメの評価がイマイチなのは何故だろう?
近年のリメイクの中では間違いなく上位に来るような、予算があって誠実に作られた作品だと思うんだが……

さすがに元ネタが古過ぎたのかね
クオリティ的には間違いなく良いしリメイクアニメの中でも運の良い方だと思うんだが

ウチの国のオタクに関しては「うる星やつら」は知識として知っていても実感のある人間がいないという問題が
アニメが始まったのって1981年、原作は更にその前だからウチの国のオタクの一番上の世代がようやく生まれたかどうかだぞ?

いないわけじゃないけど、オタクとしての認識、知識があるのって概ね80後以降の世代だからね
昔々だと香港のTVでやっているのを見た人がいるかも?くらいかな

時代を考えていくと「うる星やつら」を見て影響を受けた日本のクリエイターの作品とかをオタクになる際に見ているとかで、直接的な体験や感情移入は無いと思う
あまりにも有名な作品とキャラだから知らない人はないだろうけどね。うろ覚えだが、そもそも露出度高過ぎて海賊版マンガもあまり売られてなかったような気がする(同じ作者の作品なら「らんま1/2」の方が人気高かったというのもありそうだけど)

高橋留美子作品の場合、こっちだと「作品を追いかけた経験がある」大人気作品は「犬夜叉」からなのであまり盛り上がらないのは理解できるけど、日本でもそんなに盛り上がってない或いは好意的な意見を見かけないのは正直意外だった

作品評価はともかく、今の時代に「うる星やつら」の主人公を気に入る人は少ないだろうし新作枠として目立つような人気と盛り上がりを期待するのは無理だと思う

中国国内で人気にならない方が良い
諸星あたるのようなキャラは社会的な批判でつるし上げになりかねん
「無職転生」のパウロの大炎上は皆まだ覚えているだろう?

日本はまだマシだよ
中国は本当に深刻な熱量不足だ……「封神演義」のアニメ化を待ち望んでいる俺からしてみればなんて贅沢なんだと文句言いたくなる!

日本のネットだとそれなりに話題になっているし、新聞に大きな広告を出すなど公式の動きも活発だからね。なんだかんだで日本の国民的なIPとして扱われているのは見て取れる。

こっちだと女性作者でハーレム系作品というだけで見る人間いなくなるからね。

おーい……高橋留美子先生の作品は「らんま1/2」も「犬夜叉」も大人気になっているんだが?ただ「うる星やつら」は昔過ぎてネタやキャラが古いと感じてしまう所はあるかも……

日本では公式の宣伝は目立つんだけど評価は微妙。
リメイク版「うる星やつら」に関してはむしろウチの国の方が評価は高い気がするな……「理想的な高品質のリメイク」とか言われているし。

ウチの国だと正規配信結局無しだったから話題の多さに関してはどうにもならんが、マニア層でわざわざ見に行っている連中の評価は高いと思うよ。
リメイクってわけじゃないが「半妖の夜叉姫」と比べると「うる星やつら」を羨ましく感じることもある

しかし正規ルートで配信した場合は批判によってヒドイことになりそうだしなあ
知名度は間違いなく高いし一般向けという意味ではこっちでも強そうだったのに……

満ち足りた経費で作られた画面に豪華な声優陣、リメイクアニメとしてはある種の理想形だよね
昔の作品なのに現代の審美眼でも普通に見れる

しかし新作版は綺麗過ぎるというか、原作にあった混沌さが消えているような……悪い部分は無いけど現代向けとして尖った部分が無いし盛り上がりに欠けるのも何となく理解できてしまう

俺も知り合いの濃いオタから「ビューティフル・ドリーマー」からのイメージを期待していると肩透かしを食らうという評価は聞いたが……

リメイク版は声優を一新しちゃったせいで印象が薄くなったのでは。旧作のアニメは声優の特徴や暴走によるパワーもあったわけだし。

声優の評価自体はリメイク版も悪くないし、かなり旧作の演技に寄せている。恐らく昔の声優そのまま継続した方が失敗していたと思う。

同意。例えば旧作の方では田中真弓が男装ヒロインの藤波竜之介演じてたりするけど、たぶん私が今の感覚で聴いたらルフィと混ざって萌えられない可能性が高い……

アニメの出来は良いし原作を尊重した作りになっているし悪い作品ではないはず
しかしなんだか乗り切れない感じはあるんだよな……うーむ

「盛り上がりに欠ける」という点に関してはやはり話題性の不足、続きが分からないことによる考察や討論の余地がないのは厳しいと思う
それに加えて原作の古さというマイナスも加わるわけだからね。

新作版「うる星やつら」に関しては極端な言い方をしてしまえば現代のアニメ視聴者にとっては「退屈」な作品なんだと思う
これは「うる星やつら」に限った話ではなく、後世に大きな影響を与えた作品は多かれ少なかれフォロワー的な作品や表現の増加によってその後の時代の作品と比べて洗練されていないありふれた物になってしまうわけだからな

しかし昔の名作のリメイクでも現代で普通に高評価を獲得することはあるんだよね。例えば「寄生獣」とかがそうだったし、私は運というか巡り合わせによる所もかなりあると思う。

寄生獣は中国では評価高いけど日本ではパッとしない感じだったね。実写版も中国国内画上映されていたし当時の扱いはかなり良かった気がする。
「うる星やつら」も「寄生獣」のような展開のされ方だったなら……?

どうだろう?
「寄生獣」のアニメも10年近くの話になる。当時と今ではアニメ視聴者の方向性もネット環境もかなり変わっているから何とも言えない。

「うる星やつら」のようなドタバタラブコメ作品が現代ではあまり需要が無いというのはあるかな?
日常系とは違うしツッコミ系でも無い。個人的には嫌いじゃないけど需要が見えない。

リメイク作品の人気や評価に関して新規ファンを獲得できるかと、古参ファンからの評価が良いかという二つの要素がある。「うる星やつら」は古参ファンからの評価がパッとしないのが問題
これは恐らく思い出補正が強過ぎるのと、昔過ぎてIPの支持者がオタクとしての元気がないというのが原因ではないかと

「ダイの大冒険」でも旧作ファン世代はかなり歳をとっていたし「うる星やつら」だと更に前、80年代だからな。正直に言えば俺も具体的には想像できないくらいの年代だ。

例えとしては庵野秀明がアニメーターの活動を始めたくらいの時期だね
庵野秀明は大学生時代に初代マクロスのアニメから現場に参加していたらしい
確か「うる星」のアニメの作画にも参加していたはず

以前リメイク版は原作重視し過ぎて守りに入っているという評価を見たが、何となく俺はそれに納得してしまった
原作の評価が高い上にアニメの魔改造が許容されないというのも元気の無さにつながっているのでは
ただ旧作版の押井守みたいなことを今の時代にやるわけにもいかないだろうし、もし現在の押井守にやらせたとしても成功しそうにないからなあ……

テンプレ展開、萌え属性の原典みたいなキャラはいるんだけど現代だとそれが更に複雑化して、感情を揺さぶる追加要素が入っているからね
現代の感覚で見ると萌えの薄さを感じるのは仕方がない

ラムのビキニも昔は衝撃的だったんだろうけど、今の感覚で見るとそこまでの衝撃は無いし、落ち物系美少女としての歴史的価値は分かっても感情的な萌えの衝動はそんなでもない
言っては何だが自分にとっては「勉強のために見る」アニメになっているかもしれない



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈における見方も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「うる星やつらは中国でも非常に有名な作品ですし、露出度が高過ぎるヒロインが分かりやすく出てきますし、主人公のあたるの好色な性格も現代中国では何かと価値観の問題に引っかかります」

「実際に見たらそうでもないというのは理解できるのですが、批判する人は作品をきちんと見て理解しようとはせずに動画などで誇張された話題に乗っかるので作品が理解してもらえるのは期待できません……言ってみればうる星やつらは中国国内では批判されるリスクだけはとても高い作品になってしまうと思います」

などといった話もありました。
やはりと言うかなんというか、「うる星やつら」に関して現在の中国では何かと難しくなってしまうのでしょうね……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本のファンタジーにおけるコボルドの地位ってどうなの?大活躍のゴブリンと比べて全然目立たない」「萌えキャラ扱いになっていることも多い」

近頃は「葬送のフリーレン」や「ダンジョン飯」のアニメが人気になっている影響もあってか中国オタク界隈では日本産ファンタジーの世界観や設定に関する話題が増えているそうで、そういった中にはファンタジー種族の設定や扱いなどもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本産ファンタジーにおけるコボルドの扱い」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます、


日本のファンタジーにおけるコボルドの地位ってどうなっているのだろう?大活躍のゴブリンと比べて全然目立たない印象なんだが……

ゴブリンと比べて中途半端に人間より、地位が高めなのが創作においては使い難いんじゃないか?

コボルドは妖精系の扱いもされるから悪役としてはパッとしないと書こうとしたが、よく考えたらゴブリンも元ネタは妖精だったわ

日本産ファンタジー以外でもコボルドの扱いって微妙だよね
辺境の蛮族くらいの扱いで、ゴブリンに比べると大勢力を築くような脅威にはなり難い

微妙ではないと思う
ある種の萌えキャラ扱いになっていることも多いので扱いとしては悪くないとも言える

日本産ファンタジーではノールに比べるとまだ雑魚敵としては有名だと思う

コボルドはゴブリンに比べたら身体能力が高めで大きく見えるだろうし自前の毛皮もあるから、自前の装甲無しで子供並みの体格のゴブリンと比べて最初の雑魚敵としてはちょっと厳しい印象になるのだと思う

雑魚敵としての使いやすさはありそうだ
同じ人型で体格も人間の大人並みかそれ以上になるリザードマンやワーウルフは駆け出しのキャラでは強過ぎるだろうし

日本産ファンタジーにおいてゴブリンはFFシリーズの最初期に遭遇する雑魚敵としてJRPGにおける雑魚敵としての知名度を獲得していたのが強い
コボルドも雑魚敵扱いされることはあったようだが、FFにおける雑魚敵の地位と比べるとさすがにね

ゴブリンは純粋な悪役、人間に害をなす種族という描写を徹底できるのが近年の雑魚敵としての勢力拡大につながっているけどコボルドはそういう汎用性が無いんだよ

薄い本でも活躍できるゴブリンさんは確かに便利だよな……ファンタジー系R18の定番シチュとしても成立しちゃっている感があるし

雑魚敵として扱う場合、あまり極端に性能の変わらない上位種族がすぐに出せるのもゴブリンの使い勝手につながっている
コボルドの場合、上位種族ってすぐに出てこないよね?

コボルドは高貴なる龍の末裔だぞ!ゴブリンなんかと一緒にするのは許されない!!
……そしてその結果出番と存在感が減るのは、まぁ……

たぶんその設定、D&Dはともかく現在の日本産ファンタジーだと消えてる
近頃のラノベを見ると犬属性が強調されがちで、誇り高さに関しても犬方面での意識ばかり

コボルドの上位種族はアヌビスがいるけど、そっちになると一気に格が上がるから使い難いんだよね……少なくとも駆け出しキャラが遭遇する中ボスとかに出すのは無理

アヌビスになると名前まで一気にカッコ良くなるからなー

ゴブリンは雑魚のテンプレ、派生種族もあるから便利なんだよね
アヌビスになるとヒーローユニットの方に寄るので雑に使えない

しかしアヌビスはウチの国だと雑に扱われ過ぎな気がしないでもない
恐らく中国語だと「狗頭人」と翻訳された影響もありそうだが、コボルドとアヌビスは元ネタも元ネタの格も全然違うから一緒にするのは設定にこだわる人間からすると引っかかる部分

「狗頭人」だと辺境地区に出てくる化物くらいの印象になるしね

コボルドってベースが犬だとゴブリンよりも組織的に脅威になりそうなのに、ファンタジー系作品ではなぜか見るとゴブリンのように脅威にはらない種族だよね

だって人類の脅威、そして「狗頭」ということなら上位存在として狼男もいるから……パーツ的なイメージでも歴史や創作によって積み上げられた背景的にも差があり過ぎる

私はファンタジー系の歴史には詳しくないけど、コボルドに関してはたまにトカゲ頭が混じる西洋系に対して犬頭で分かりやすく統一されている日本系になっているのは興味深いと感じている

そこはD&D系の作品か、或いはD&Dの設定をどれだけ取り入れているかの違いもある
上でも言われているようにD&Dのコボルドはゴブリンに龍の血が混じっている種族だから、犬要素は外見の例えでしかない
妖精ネタとして見た場合、コボルドとゴブリンは下手すれば混同されるレベル

D&D系だとドラゴンとゴブリンの交雑種だから、普通に雑魚敵キャラだとゴブリン出した方が良いとなってしまう

興味深いのは犬系コボルド自体も実はD&Dからの影響が大きいのは間違いないということだ
元ネタでは「犬のような頭部」という形容をされていたせいで爬虫類よりも犬要素が強調されるデザインで広まったらしいということだ

日本のファンタジーでコボルドの地位や存在感が微妙に思えるのって狡猾さや残虐さがゴブリンと比べて弱いというのが主な原因になっていると思う。
貪欲、鉱物好きの設定ではゴブリンの役割は奪えないし、犬系で萌えに行くのも無理はない。(エロ方面での出番も無いしね!)

作品によってはゴブリンとコボルドの区別があまり無いような作品もあるけど、私の見た範囲の日本産ファンタジーではどれも明確に区別されていて行動がもう別物だからな……
ゴブリンは女!女!でコボルドは犬的な方向の獣

それから外見も。デザインは作品次第だけどゴブリンはテンプレが存在するけどコボルドは一定しない。
イラストやマンガで描く場合、コボルドはゴブリンに比べて描き難いという制作上の問題もあるはずだ。作画コスト高いし設定面でも他の獣人系との区別、コボルドでなければダメな理由があまりない。

それにしても……この話題を見るまで俺はゴブリンだけが活躍していると思っていたが、コボルドも意外な方向で伸びているという見方もできそうだな

上の方でも言及されているけど、日本産ファンタジーで本当に微妙なのはノールだと思う
D&D系なのにノールだけは日本産ファンタジーで定着できなかったようで、ノールベースの種族は滅多に出てこない

それに関してはD&D系のオリジナル設定だと他の作品では出せないという問題もあったかな?これで有名なのがBeholderで90年代に日本の色んな作品がD&Dオリジナルだと知らずにうっかり雑にパクったら怒られて封印されたり改名及びデザイン変更されたりしていて、その中には「FF」まであった。
ちなみにゴブリンやコボルドは元ネタが妖精だから出すこと自体は問題無い。

ノールもD&Dオリジナルでは無いから出すこと自体は問題無いはず
もっとも現代の日本産ファンタジーに定着していないのを見ると、日本では需要も人気も無かったということなのだろう

D&Dのコボルドは爬虫類系だけど、上位にリザードマンがいるからあまり使いやすい種族ではない。しかし日本では犬属性を獲得というか強調する方向で変化していきそれなりの地位を築いているのはゴブリンとは別の方向で興味深いね。

日本ではコボルドは西洋ファンタジーが輸入される際に有名なイラストレーターが犬系でデザインした結果、犬系獣人(或いは妖精)になっているからゴブリンと比べて醜いイメージが大幅に減少しているといった事情もある
それが現在の独自路線につながったとも言えそうだ

確か「Wizardry」経由だったよね。日本産ファンタジーのネタではあるが、直接的な影響の大きい作品が実はJRPGではない。
ちなみに以前調べた時に面白かったのが、日本産ファンタジーのコボルドに関しては「ドラゴンクエスト」の影響が無い、「ドラゴンクエスト」のコボルドはいわゆるゴブリン的なデザインになっているということ。

日本産ファンタジーでは犬属性を獲得しているのが悪役とは違った独特な地位につながっているのだろうね。
ペットとしての犬のイメージが投影されているようだし、人間との交流交易が可能なモフモフ種族的な扱いも目に付く。

私の個人的な印象でも日本産ファンタジーだとコボルドは雑魚敵扱いはあっても、悪辣な敵対種族ということは珍しい気がする
恐らくディードリットのエルフに対する影響ほどではないけど、日本産ファンタジーにおける初期のイラストの影響による歪みと蓄積の結果が現在のコボルドの扱いに影響しているのではないかと

犬系獣人だから現代の環境で完全な悪役になるのはもう無理だろう。犬モチーフになると萌え寄りのデザインになる。
そして犬系獣人ということはR18系での活躍も何かと難しいだろうし、ゴブリンの地位を脅かすこともなさそう。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈のイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国語ではコボルドを『狗頭人』と訳すので日本語の『コボルド』よりも適用範囲が広く、作品や元ネタごとの設定の区別が曖昧になっているかもしれません」
などといった話もありました。

ファンタジー用語に関しては中国独自の翻訳や使われ方の蓄積もありますし、日本の感覚で見ていると思わぬ所で勘違いに気付くこともありますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2/11修正:誤字脱字誤訳を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「なぜ中国の声優はアニメだと日本の声優と差があるように感じるのか?ゲームだと中国語の方が好みだと思うことも珍しくないのに」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では昔から中国の声優に対するある種の不信感、抵抗感のようなものがあるそうです。こういった感覚については近年の国産二次元コンテンツの盛り上がりもあってか徐々に縮小してはいるものの、今でも何かと話題になる問題ではあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトでおはそんな話題の一つとして
「中国語ボイスはゲームでは良いのにアニメだと微妙に感じる」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なぜ中国の声優はアニメだと日本の声優と差があるように感じるのか?ゲームだと中国語の方が好みだと思うことも珍しくないのに

確かになんでアニメの声は中国語だと微妙なんだろうね。ゲームだと中国語ボイスでもかなり評価が高いこともあるし、その声優がアニメにも出演していたりするのに……

アニメの声優の伸び悩みを見ると、イラストよりもこっちが先にAI化直撃しそうという印象になってきたり……

分かりやすい所では編集や音響監督の問題があるかな
声優よりもスタッフの方が人材不足は深刻だという話も否定できない

アニメの場合、良い演技もあるけど悪い演技の下限が突き抜けて印象に残ってしまうという問題もあるのではないかと
ディズニー系とか資金潤沢なゲーム系アニメとかの中国語演技は概ね悪くない

個人的には日本と違って現場に声優が集まらないのが地味に影響していると思う
日本は現場で音響監督の指導と共に掛け合いで変化していくし、現場による台本からの改変も行う
それに対して国内で多いのは音響監督と声優の一対一の形式で、声優がやるのは基本的に自分のパートの対話だけだから、音響監督なり声優なりが解釈を失敗した際の問題も深刻になりがち

ゲームの評価が高いのは戦闘シーンなどでBGMと一緒に比較的短いフレーズで喋るので粗が目立たないというのもあるかと
複数キャラによる会話のやり取りになると、演技の相対的な良し悪しも目立ちやすい

ゲームのボイスとアニメのボイスは耳に入る環境も声優側の演技する環境も違う
掛け合いが微妙なのは現場と声優どちらも経験不足というのもあるかと

以前見たニュースによると日本の声優業界でも長編アニメの減少や新型コロナ以降広まった別撮りの影響で、若手声優が上手くなる機会が減っているという悩みはあるらしい

中国国内の業界はこの分野の蓄積が無いし、蓄積する機会も無いのでたまに大当たりは出ても全体的なレベルの向上は難しいのではないかと思ってしまう

でもさすがに現代では中国語ボイスでも無茶苦茶な棒読みは減ったよね
もっとも「とても良い」と印象に残るのもそんなに多くは無いけど

日本も現代の環境では普通に別撮りは珍しくないと聞くが……今日本で話題の劇場版ガンダムSEEDもメインキャストに別撮りがあったはず

ベテランはそれで問題なくても、若手〜中堅は別撮りだと厳しい
当然ながらキャラの把握は現場に入った方が良いしシリーズを通しての上達にもつながるから、日本の声優は長編作品に出演すると一気に上達することも多い
有名な日本の声優が若手の時の棒読みがネタになることもあるけど、それが長編作品だった場合は終盤の演技の向上とセットで見るのもオススメだ

評価する声を否定するつもりはないが、二次元系ゲームの中国語ボイスが「どれも」良いというイメージで語られがちなことについてはちょっと言いたくなることはある
二次元系ゲームにもダメなボイスはかなりあるから

極端な演技にして強い違和感が出たり、逆に授業で教科書読んでいるんじゃないんだからさ……というのも珍しくないな

結局はリソースの問題になるんだと思う
ボイスに関しては重視されない、予算でもスケジュールでも後回しになりがちだから当然失敗も増える
そしてアプリ配信後、アニメ放映後に不満の声が急速に蓄積される

ボイスはわざわざ効かない、テキストや字幕で見るという人も多いから問題が大きくなり難いので対策はどうしても後回しになるんだよね
国内では標準的な中国語放送でも基本的には字幕表示になるから最悪字幕でいいやとなるわけだし

昔から言われているけど、別に中国の声優のレベルが低いわけではないんだよね。方言の関係から中国は吹替えの仕事が他の国よりも多いし、昔から国内のアニメ以外でずっと活躍しているベテラン声優のレベルは高い
これは二次元界隈の若い声優がなかなか及ばないレベルだ

昔から映画の吹き替えはレベル高かったし、お金がある所にはちゃんとした人材がいた。問題が発生しがちなのはアニメや子供向けで、二次元界隈もなかなか浮上できない

アニメ向けの演技ができる声優の不足は相変わらずだけど、昔の子供向け作品にありがちな一本調子でずっとやるような演技は減っているし、娯楽コンテンツの中国語ボイスは昔と比べてかなり良くなっている
この分野も進歩はしているんだよ、難しいのは比較対象に日本の声優がいて娯楽に関する要求もインフレしていることだな

上でも少し言われているけど、個人的には声優のレベルに加えてスタッフの問題もありそうだと感じている
二次元系の声優は層が薄いから別のソシャゲでも声優がかぶりまくることがあるのに、片方のゲームはボイスが評価されもう片方はズタボロなんてことも発生しているからね

俺は中国語のボイスもネットで言われているほど悪いものでは無いと思うが、やはり日本の声優のように基本的に声の好み以外は気にしないでいられるほど安心はできない……

作画崩壊と似たような感じでネット上で切り抜きを繰り返し再生されて判断されることによるイメージの悪化もあるのでは?
俺が子供の頃にテレビで放映されていた日本のアニメの吹替え版について、当時は特に問題を感じなかったしね

いや、さすがに昔のテレビで放映されていたアニメの吹き替えよりは今の方がレベル高いよ
当時のテレビでは「子供向けの演技」に合わせてやらなければならなかった。国内はビデオが普及していなかったので当時のリソースは少ないが、現代でも残っている動画を視聴すると子供の頃の思い出補正無しでは厳しいと感じられる

昔よりも中国の声優のレベルが向上しているのは間違いないが、コンテンツが増えたせいで雑な仕事が目に付く場面も増えている
音響の問題、セリフ自体の問題とかもアニメのセリフの印象に影響する

セリフ自体が変な感じになっていることもあるよね
ゲームのボイスの古風な言い回しなら問題無いのに、現代的な言い回しになるとなんか違わない?という微妙な印象になったりとか
テキストの質と現場での変更に関する裁量の問題は影響してそうだ……

ゲームでも演技以前にテキストがおかしい作品は存在する。特に初期のゲーム立ち上げの頃はテキストの質が不安定になりがち、ゲーム自体は高評価でもテキストが日本語も中国語がまざったような変な言い回しになってしまっていたケースはあった
そしてボイスの印象もぐだぐだに……!

日本のアニメの吹き替えとかではなく、最初から中国向けに中国人が作っているはずの作品でも怪しいテキストは出てくるからな……
そして日本のアニメの吹き替え版に関しては中国語ではなく日本語を中国語に直訳したようなセリフにより演技以前の問題になっているケースにも結構ぶつかる

中国語の脚本としての翻訳とアニメの字幕翻訳は違うし、そっちの方の人材は字幕組関係を使っても厳しい分野なのかもしれない
昔のファンサブ系中国語吹替えも声だけでなく脚本に職人芸的な所があった

今でも非公式吹替えで無茶苦茶高評価なのが出てくることはある
質の悪い脚本に雑な演技の公式中国語版をやめてこっちにしろというようなのが

理解できる話だ……そういうのを聴くとセリフの質や口調の重要さが分かる。しかし現代の環境でそういうの数少ない大当たりを全ての作品に対してできるわけではないからな……特に音声は画像よりも更に感覚的な評価になりがちだし、音声が良いから売れるという場面も少ない。

確か福山潤が出演したbilibiliの動画で、もらった台本が直訳のセリフ多過ぎで声も演技も良いのに妙な印象になってしまうある種のネタ動画があったな

「流浪地球2」のアレか……ルルーシュっぽい良い声で喋るのに、「移山計画」を日本語で「山移り計画」とかにしているからツッコミ所になってしまっていたな
日本語でも「愚公移山」は通じるから名詞としては「移山計画」で音読みにする、或いは中国語の発音を日本語のカタカナ表記にするなどが妥当なはずだが……

中国国産アニメが日本で放映される際に、硬くてヘンな日本語訳が障害になることも多かったし、翻訳の質もあまり軽視してはいけないんだろうね……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国語のゲームのボイスやアニメの吹き替えはアニメの作画以上に雑な仕事が横行しているかもしれません。中国人に対するアピールで最も効果的な『豪華さ』を演出する上で音声の価値は相対的に低く、一般人に対して通用する分かりやすい凄さというのもありません。アイドルやネットの有名人は特定層には強くてもアンチ層もいるので話題性はともかく評価という面では難しいです」

「そもそも音声の所にまで回って来る資金などのリソースはそんなに多くないです。ゲームなどはアニメと比べて頑張っている、結果を出している方だと思います」

などといった話もありました。

作画と違って声に関しては失敗、質の低さが分かり難い、分かるのに時間がかかるものですし、中国語のボイスに関してはいつの間にか負のイメージが積み重なっていたような部分もあるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「皆の男性向けと女性向けの判断基準を知りたい。例えば『葬送のフリーレン』は女性向けだという声も少なくないがどうなんだろう?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

中国オタク界隈では作品のカテゴリ分けとして男性向け、女性向けが強めに意識される所もあるそうですが、その判断基準に関して個人差があるこ都も珍しくは無いそうで、出てきた人気作品に関して
「あれは男性向けなのか?女性向けなのか?」
「そんなのどっちでも良いだろう?」
「しかし気になるのも確かだ」

などといった堂々巡りの話し合いになることもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「男性向けと女性向けの判断基準」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆の男性向けと女性向けの判断基準を知りたい。例えば「葬送のフリーレン」は女性向けだという声も少なくないがどうなんだろう?
キャラなどを中心に見ていくと女性向けだと判断されやすい傾向があるようだし、実際アニメで有名になる前は女性向けっぽいから見ないという人もそんなに珍しくなかった

「フリーレン」は少年マンガだけど女性も見ているタイプの作品だと思うが……

言われてみればフリーレンは女性向けという声はたまに見かけたな
私は魔族だとかなんだが出てきて戦いが中心に来ている、ジジイが最後は殴り合いで挑むような女性向けは無いと思っていたが

女性向けネット小説的な作品→女性向けみたいな流れは見かけた
メインキャラは女性だし、主人公が女エルフで最強キャラだしそこに注目すれば分からなくもないかな?

「葬送のフリーレン」は男性ファンもいる「薬屋のひとりごと」とは逆のようで微妙に違うのが興味深い
「薬屋」の方は絵柄もキャラ設定も雰囲気も男性向きと判断されることは無いのに

日本ではどうだか知らないけど、こっちでは女性主人公だと女性向けに、男性主人公でもイケメンなら女性向け、イケメンでなければ男性向け扱いな傾向があるよね

男の描き方で男性向けと女性向けの違いは分かる
イケメンが目立つ、特に馬面的なバランスの顔で細い目が出てくると女性向け

少年マンガ系でもラノベ系でも美形キャラデザの主人公は珍しくないし、女性人気の高い作品の主人公、例えば「家庭教師ヒットマンREBORN!」なんかは明らかにカッコイイ系ではないぞ?

女性から無茶苦茶叩かれて大炎上した「無職転生」も一応主人公やその関係者はイケメン枠ではあるしキャラデザとしても悪く無かったりするのだが

こういうのって基本的に一般向で男女どちらのファンが多いかみたいな話であって明確に男性向け、女性向けで区切っていることは無いと思うんだが

そこで結局男性向けか女性向けかを分けようとするのが現在の環境なわけで
あと結果的に男女どちらのファンが多くなるかとは別に、日本では掲載媒体の関係上メインターゲットを男女、年代別に想定するから「特定ジャンル向け」というのがほぼ存在するとも言える

俺は「フリーレン」も「薬屋」も普通に楽しんでいたけど、この話題を見るまで両方とも女性向け作品だと思っていた……

設定や出てくる画像を見るとそう見えてしまうのも無理はないか
ただ「フリーレン」に対しては熱血度合いやバトル要素がもっと欲しいみたいな話は出るしファンの空気はずっと男性向けっぽかった

「フリーレン」はハード目のファンタジージャンルだし、日本ではずっと男性向け扱いだな
「薬屋」は2種類のコミカライズは女性向け路線でデザインされているけど、ネット小説時代は男性読者層の獲得もかなり意識していた節がある女性向けだった。

「薬屋のひとりごと」って日本のネット小説の恋愛ベースの女性向けとは毛色がちょっと違うし、基本的には女性向けで良いんだが「男性読者も読める」所は設定も描写も計画的だと感じられる

アニメ化されるレベルの作品の場合、原作の掲載媒体を見れば男性向け女性向けはある程度機械的に分別できる
女性向け扱いされがちな美形男子のスポーツ系作品でも、掲載誌が少年ジャンプなら当然男性向けになる

そういう意味では話題になっている「葬送のフリーレン」は週刊少年サンデーという伝統的な少年マンガ雑誌連載だから男性向けになるということか

そうだね。しかしこの分け方は男性向け女性向けが混在するオタク向けマンガ雑誌になると使い難くなるし、現代では掲載雑誌と単行本でターゲットが違うということも珍しくないから……

掲載媒体のみで判断した場合、「薬屋のひとりごと」は最初の商業化ラノベが男性向けのヒーロー文庫、コミカライズがオタク向けのビッグガンガンと男性向けのサンデーGXなのでどちらかと言えば男性向け作品ということになってしまうといった問題もあるな

日本では男性向け、女性向けは連載雑誌や出版社で分けるので実は個別の中身に関してはそこまで影響しなかったりする
しかし国内だとこの分け方はされないし、伝言ゲーム的に情報が広がるから男性向け女性向けの認識に個人差が生じたりしている印象もある
そしてネットでの情報が入口になるから男性向け女性向けの分け方の影響の大きさが目立つことに?

なぜそんなことを気にするのか
男性向け女性向けなんてのはジャンル分けでしかないのだから結局は自分の好きなものを見れば良いだろうに

私もその原則に間違いはないと思うけど、現実では男性向け女性向けで見るのを決める人は多いし、それによって作品を批判する人も目立つからね……

「男性向け」「女性向け」「一般向け」「子供向け」については日本との微妙な違いを感じることもある
そしてこっちのカテゴリ分けはあてにならないし、日本の雑誌を見ても近年では男女どちらかはハッキリしないことが少なくない

掲載媒体がターゲットとして想定している層は存在するけど、実際のファン層と一致するとは限らないし、私は媒体で男女向けを判断するのは違うと思う
国産ネットネット小説でも男性向けのはずの作品だったはずが、いつの間にか女性ファンの方が目立つ作品になっていたケースだってある

そして商業展開、アニメ化が明らかに女性向けに偏って従来の男女どちらもいた支持層が偏って失速の原因になったりすると
この辺は日本の二次元だと少年マンガのスポーツ系作品がすぐに女性向けになるのと似たようなものかもしれない

それにしても世界観重視のファンタジー系でバトル要素があるのに女性向け扱いされがちな「フリーレン」って考えてみれば不思議な作品だ

フリーレンは女性主人公でその主人公中心に話が進んで大活躍するわけだし典型的な女性向け作品だよ
設定やバトル要素などじっくり話を見ないと分からない部分はあまり関係ない

女性主人公作品に関しては「スレイヤーズ」の頃から男性向けに存在するぞ?
それに「クロスアンジュ」のような女性向けの設定を混ぜつつ基本は癖の強い展開、ロボという男性向けジャンルで成功した作品だってある

大人気になるような作品は男女どちらのファンも付くことが多い
ロボ系だって「ガンダムSEED」や「コードギアス」のようにリアルタイムでは男女どちらからもファンがついていた大人気作品があるし、単純に男女どちら向けかを判定するのは難しい

話を戻すけど、男性向け女性向けは大まかなジャンルもだけど、絵柄もかなり影響すると思う
例えば耽美系の絵柄の男性向けというのは珍しいし、男性向けの媚びた萌えデザインの女性キャラが出てくる作品で女性向けというのも珍しい

萌え系の絵柄で女性向けになっているのは少ないな
「フリーレン」なんかは萌え系じゃない絵柄なのが女性向け扱いされる原因の一つな気がする

この男性向け女性向けは人によって捉え方や必要とするものが違うのがヤヤコシイ
上の方にもあるように男性向け女性向けで区別するのは意味が無い、男性だけ女性だけしか見てはならないわけではないのに……というのは正論だ

別に誰が何を見ても良いという意見には同意だけど、自分の場合は個人的な地雷避けとしての情報という意義もある
読み進めているうちに自分の好みではないのに気付いた、恋愛描写の価値観が違ったなどの地雷は避けたいといった感じで

こういうテーマって原則、理想論ではなく現実的に個人の好みやジャンル分けでどうなっているのかという問題だから二極化させる意味は無いという発言に意味が無い事態になるのかもな……

男性向けだと思って追いかけているうちに女性向け要素が露骨になって来るようなのは避けたいので、最初から男性向け女性向けをハッキリさせてほしいが、国内プラットフォームの公式配信もオタク系フォーラムの作品紹介もイマイチ信用し難い

ウチの国のファン界隈のゴタゴタを見ていると恋愛関係の扱いに関する火種がかなり大きいので、そっち方面での男性向け女性向けの区別は必要だと感じる

私も読んでいくうちに男性同士のコミュニケーションの距離感、肉体的接触の多さでなんか違うぞ?→ぐああああ!?みたいな経験がある
この辺はキャラデザでは判断が難しいかな。例えば男性が頻繁に赤面するのは女性向けの手法だけど、今ではそちらのジャンル出身で男性向け作品を描いている作家もいるし。

同意
例えば「その着せ替え人形は恋をする」は男性向けか女性向けか判断に迷う。最初は内向的な男がギャルに惚れられる男のオタク向け作品かと思ったが、追いかけているうちにオタク気質のギャル女が男子に支えられる展開になっている……

私も恋愛要素に関連しなければ男女どちら向けでも気にしないが、恋愛や性的な関係に関する描写については「合わない」と感じることも多いので、事前の情報の一つとして結構意識することになるね。



とまぁ、こんな感じで。
近頃の作品を中心にいろいろな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では雑誌連載がある日本と違って直接ネットで作品を探すことになるのでカテゴリの影響はかなり大きいですし、自分の読みたいものから外れる要素や展開を嫌う人も多いので男性向け女性向けなどの分け方は必要だと思います……」
などといった話もありました。

中国オタク界隈における作品の広まり方や受け止められ方に関しては中国独自の要素も何かと影響していますが、その中の一つに接する環境、入り口の違いといったものもあるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「原作者が怒った、不満を表明したアニメ化作品について知りたい」

インフル後の体調がなかなか本調子に戻らないのが何とも厳しいですが、ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「原作者が怒った、不満を表明したアニメ化作品」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


原作者が怒った、不満を表明したアニメ化作品について知りたい
実写化についてはよく分からないが、アニメに関しては原作党の話と一緒にそういう話もよく見かけていたし改めて聞いて見たくなった

探すなら主に昔のアニメだろうね
今は実写化はともかくアニメ化なら他人の作品を借りているのに自己表現やる人間は少ないが昔のアニメはそういうの多かったというか、やって当たり前だった

比較的最近の作品だと「あひるの空」のアニメは作者の不満が爆発していたな
あれはもしかして「黒子のバスケ」の大成功を見ての雑な企画だったりしたのかね

「惑星のさみだれ」に関しては原作者の不満に関する情報もファンの嘆きも後ろのゴタゴタに関する話も流れてきていたが、単純に出来の悪いアニメ化だったから納得しかなかった。

アニメ改変のやらかしの代表的な例と化している「くまみこ」
原作になりオリジナル要素やアニメ制作側の解釈によるアレンジが失敗すると作品にも作者にもダメージが出る

世界的に有名な原作者が怒ったアニメ化は宮崎駿の息子がアニメ化した「ゲド戦記」だろうな

ジブリ系は実は作者が不満を述べているケースが少なくない。ほぼ宮崎駿の解釈で作られてしまうから。
「魔女の宅急便」とかも作者が不満案件だったような?しかしその後の実写化が喜ばれたかとなると……

京アニ作品は原作を粉砕してアニメ視聴者に大好評な作品を作るから原作者によっては消化しきれない不満、ダメージを受けるとか言われているけど、私はジブリアニメの方が作者的に大変なことになっているのではないかと考えることもある

アニメ化の際の魔改造による失敗ではなく「作者が不満」か……それだと「チェンソーマン」はちょっと分からないか

昔の作品はそれが当然だったこともあってか、作者の不満が表に出てくることが少ないという事情もあるから「魔改造」は分かっても作者の気持ちというのはすぐに出てこないこともある。特に中国からは分からないケースも多い
例えば「スラムダンク」のアニメに対して作者の不満が非常に強いという情報が知識としてきちんと広まったのはわりと最近の話

こういう情報って作者側の発言力や発言の機会の有無も影響するからな
たぶん一番有名なのは高橋留美子の劇場版「うる星やつら」だろう

確かに。
押井守も小学館も好きにやった結果、ファンからの評価は高いけど原作者からは……という例としてあまりにも有名だ。

「ビューティフル・ドリーマー」は小学館含む関係者からの意見も押井守は馬耳東風だった上にファンからの支持も強かったという時代的な背景もあって成立した作品だよ

高橋留美子は「ビューティフル・ドリーマー」に対して激怒しているわけではないよ
元ネタとされるSF作家の平井和正との対談で「あれは押井守さんのうる星やつら、私のじゃない」と言って距離をとっているだけ
しかし原作者による別物扱いというのは、ある意味では激怒よりも怖いかも……

魔改造によって原作者からの別物扱いされるアニメ化というのは手塚治虫原作の「海のトリトン」など昔から途切れることが無い
ちなみに「海のトリトン」のアニメはハゲの初監督作品でたぶんウチの国のテレビで初めて放映された富野作品でもある

私はオタクになってから「セーラームーン」の旧作版アニメに対して原作者の武内直子は不満があったと聞いて少し驚いたが、監督が幾原邦彦だったのを思い出して納得した

私がすぐに思いついたのは「HELLSING」だな

「ヒャッコ」は予算不足なのかなんとも雑で貧しいアニメだな……といった印象になったが後で原作者がアニメにかなり不満だったと聞いて納得したな

「銀河戦国群雄伝ライ」は作者がアニメの内容に激怒してアニメの影響を消すためにその後のストーリー展開変えたというレベルだと聞いたことがある

「鋼の錬金術師」の最初のアニメ化がまだ出ていない

「鋼の錬金術師」は何か文句言う所あったの?新旧どちらも面白いし高評価なのに。

怒っているという程ではないけど「鋼の錬金術師」の最初のアニメ化は牛おばさんの少年マンガ的な思想と合わないことなどから不満が表明されている。
もっともそういった部分が当時のウチの国のオタクにはかなり刺さっていたわけだし、この話題は単純に良い悪いという判断は難しい。

確か吉崎観音はアニメに対して不満が多い原作者だと聞いた覚えがあるが

「けものフレンズ」の原作者と見るならそうかもしれないが、吉崎観音は元々言動がめんどくさいタイプだし「けものフレンズ」だけでなく「ケロロ軍曹」関連や「VS騎士ラムネ&40炎」の話も混じっているから正直よく分からん。

「GUNSLINGER GIRL」は作者が不満な第一期の方が、作者自ら関わった第二期と比べてファンの評価が高いのがややこしい

あれは原作者の思い通りにやった第二期が散々な評価で爆死するという原作、原作者重視が正解とは限らないという例になってしまっているからな。別メディアの作品にする以上、原作者側もどの程度まで「理想通りにはならない」かは考えなければならないのだろう。
しかし現在日本で問題になっている実写化に関する事件は映像化側が最初の約束を守らなかった、原作者側に責任転嫁したというのが炎上の原因になっているしメディアやプラットフォーム側をどこまで信頼できるかという問題も付いて回る。これだから問題発生時に原作者の負担とダメージが大きくなるのも当然か。

昔と違って今は漫画家がアニメ制作の現場もやるみたいなのは難しいだろうしな……今でも青山剛昌みたいに劇場版の原画担当するような原作者はいるけど、結局一般的にイメージされるようなアニメの現場に参加する原作者は手塚治虫くらいだったのでは。

同意する。藤子不二雄達も手塚治虫のような形を目指してスタジオ作ったけどアニメ制作は維持できなかったからな。
ちなみに「ドラえもん」は最初のアニメ化は原作に無い勝手な改変やキャラ追加をしたのに不人気で打ち切り、藤子不二雄にとっても強い不満の残るアニメ化になり、その時の失敗も踏まえて再度アニメ化されたのが今でも続いている方の「ドラえもん」だ。
もっとも藤子不二雄は別に原作改変を全て嫌っていたわけではないし、原作わずか3巻の作品を10年近く続く長寿アニメにした「キテレツ大百科」などはかなり高く評価していたとのこと。

アニメの魔改造作品に関しては当たりもあるから結局は映像作品になってみなければわからない所がある。
ただ最近問題になっているのは原作者に対するダメージで、原作者が意図しない形の魔改造やそれに関連した周囲の攻撃により最悪のダメージを受けるような映像化が許されるのかという問題でもある……

良い悪いとは別の話として、日本のマンガ、ラノベは個人作家による作品が主流というのも作者の意図しない原作改変による原作者への影響の大きさにつながっているのだと思う
ネット小説だってチーム執筆が基本な国産ネット小説と違って個人作家が多いと聞くし

映像化失敗で作者が怒るということなら「進撃の巨人」もあると思うんだけど

「進撃の巨人」はアニメ第一期のミカサが作者にとっては不満なんだっけ?ファンの評価は良かったのに

「進撃の巨人」は魔改造実写化として散々な評価の実写劇場版の方が作者にとっては高評価とか、映像化という意味でもよく分からない

あれは作者の方は喜んでいたのか……まぁ最後の展開をあんなのにしたくらいだからセンスが一般と違う作者ということなのか……

アニメ化の際の改変に関してはアニメ側もだけど作者次第な所もあるからな
「とある魔術の禁書目録」なんかは原作者もかなり許容しているようだし

近年はアニメ化が魔改造されると原作者の連載モチベーションにかなり影響するのが明確になってきたので原作改変に対して慎重になっているし、ファンもアニメ化を喜ばないケースも珍しくないらしい

アニメ化の出来が悪い、魔改造されたから作者のモチベが切れて続きが出ないとされている作品も少なくないよね

そう言えば作者がアニメ化の出来に怒ったせいで「十二国記」は続きが出なくなったとこっちのファン界隈ではかなり言われていた時期もあったけど実際はどうだったんだろう……

「しろくまカフェ」は作者が怒って連載まで止まってしまったケースだね
日本だと連載中止というカードが原作者側にあるので連載中の作品の方が関係者は丁寧にアニメ化を進めるといった話もある
それでもダメなときはダメなのは皆も知っての通りだが

この手の話で有名な「くまみこ」はあのアニメ最終回&炎上なのに連載が続いて最近完結したのはスゴイと思う
そして改めて調べてみたらウチの国のオタクが持て囃している「ウマ娘」の第二期の構成、脚本が「くまみこ」最終回の脚本だったのを発見してアニメ制作の難しさと無情さを感じてしまった

どこまで本当か分からないが、世の中には作者が知らないうちにアニメ化の企画が進んでいたという事件もあるらしい。あとエロ漫画原作のアニメには実際にアニメ化まで行ってしまったケースもあると聞く。
しかしそういうのってウチの国の作品にもありそうだな……

国産ネット小説原作アニメだとそういう話は流れて来るね
国内だとネット小説サイトでまず稼ぐからその時点での契約的にプラットフォーム側が圧倒的に強くなるし法律的にはセーフなのかもしれないが、ファンも作者も公式扱いしていないアニメ化作品なんてのも普通にある



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では日本の青年マンガや少女マンガ、女性向けマンガを意識する機会は相対的に少ないのに加えて、実写化による影響というのも中国では間接的なものになりますから実写化魔改造による作者やファンへのダメージというのを中国のオタクはきちんと把握できていないかもしれません。実写化されるような作品、特に女性向けの場合はドラマの方から入ることになる人多いでしょう」

「そもそも中国では実写化の時点で原作通りにやってもらえない、魔改造されるのは確定ですし成功のためのルートとして作者側もビジネスとして割り切るどころか積極的にやろうとすることも多いので……」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「昔のアニメは原作と違う展開が多過ぎない?なぜあれが許されていたの?ファンも原作者も怒らなかったの?」

中国オタク「アニメ化の際に原作改変して成功した作品ってどんなのがあるんだろう?」

中国オタク「二刀流の描写が正しくない作品が多過ぎて気になる。本来は長短の組み合わせだろ!?」

仕事のゴタゴタの中、インフルまでもらってしまいぐだぐだな状態です。幸いあまり悪化はせずに済みましたがセキをすると頭に響く状態なのはちょっと厳しいですね。
そんな訳で今回はありがたいことに以前教えていただいた簡単なネタで一つ。

以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二次元作品における正しい二刀流描写」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二刀流の描写が正しくない作品が多過ぎて気になる。本来は長短の組み合わせだろ!?

あれは別にどっちでも良いのでは……?
創作にまず必要なのはカッコ良さだしあまり極端な間違いでなければ心の薄目で見ればいい。

まぁそうなんだけどね。でも宮本武蔵の元ネタ的にそこは拘るべきだろうとも考えてしまうんだよ。国産どころか日本の二次元作品でもその辺は雑過ぎて

そんなこと言い出したら宮本武蔵は基本的に一刀流だった説にまでこだわらなければいけなくなる……!

長いの二本な二刀流があまり現実的ではないというのは何となく分かる
そもそも日本刀って長さも重さも両手で使う前提の武器だしね

二次元のキャラの身体スペックは現実とは違うし、単純に両方長い方が強そうということになるのでは?

ゲームの影響も考えられる
二刀流で武器を二つ装備可能な場合、プレイヤーは普通数値と特殊能力で判断するし長さは意識されない

一応こだわりのある作品だともう片方に装備できるのはマインゴーシュのような短剣のみということもあるが……

そういうのに拘り過ぎると
某キリトさんのような二刀流だけど刀ではなく剣使っているキャラはどうすれば良いんだ?という話も出て来るぞ!

宮本武蔵は二刀流キャラではあるが、二刀流キャラが元ネタ宮本武蔵ってわけではない

二次元だと無双シリーズの劉備とかもなぜか二刀流だしね。

一応、無双シリーズの宮本武蔵はちゃんと長短での組み合わせではあった。

ふと思いだしたんだけどSD三国伝の劉備ガンダムも二刀流だったが、あれは日本の二次元では劉備が二刀流キャラとして認識されているからなのだろうか?

実は二刀流に関しては様々な流派で技術としては存在する
しかし練習はともかく実戦での二刀流というのは難しくて、成功例として宮本武蔵が有名になり現代では代名詞的存在になっている

恐らく世界で最も実戦的な二刀流って剣と盾だからな!
盾も武器になるし刃物だってつけられる。

創作で効率優先しても面白くないし、そこはリアルよりもカッコ良さアピールで良いんじゃないかなあ

三刀流や四刀流に六刀流や七刀流が出てくる二次元で正しい二刀流に拘らないでも良いと思う
元ネタの宮本武蔵だって二刀流は対鎖鎌の戦法で他の戦いでは基本的に一刀流だ

剣道の竹刀の場合、どっちも長くても良いという話がある
軽いから二刀流でも問題無く戦えるとか

剣道だと二刀流強過ぎるから禁止なんだっけ?
防具付けての軽い武器によるポイント制の戦いならそりゃ手数増える方が有利だよな……

ついでに聞きたいんだけど、二刀流をやらないなら結局短い方の刀って何に使うの?
介錯や切腹に使うという話も聞いたけどわざわざ持ち歩くとは思えないし

脇差はサブウェポンでメインの長い方が壊れる、使えない場所で使う
あと武士の身分じゃなくても所持が許可されていた武器で、武士に切り捨て御免攻撃されるときに百姓でも脇差なら反撃しても良いというルールがあったとか

脇差は手持ちの武器としても使うが手裏剣の大きいやつみたいな感じで投げたりもする

両手に一本ずつ武器を持つ技術体系は日本の武士の武術流派に限った話ではない。中国でも短めの武器になるが双武器の武術はあるしヨーロッパにも双剣の技術体系はある。
だから二刀使いが皆宮本武蔵スタイルだと断定するのもそれはそれで違うと思う。

結局は二天一流なら長短の組み合わせだが二刀流が二天一流とは限らないということだよ

同意する
武士キャラとしても、別流派という話にできるだろうからね

でも宮本武蔵の影響のあるはずのキャラでも長短の組み合わせになってないことがあるような……?

日本の二次元では二刀流で居合攻撃するキャラもいるし、二刀流の正しさとかあんま気にして無さそう
元ネタが宮本武蔵だと思われるキャラでさえそんな感じ

型月の宮本伊織は二刀流で抜刀して燕返しやって納刀するからすごい手の形になってしまった……

宮本伊織のアレは日本でもツッコミが多かったらしくてFGOに実装される時には修正された模様。宮本伊織に限らず二刀流の描写って日本の作品でも描写の密度を上げると苦戦しがちだ。

二刀流で構える分には良いんだけど、カッコ良く動かし続けて戦うのは簡単じゃないからね。そういう意味でも「Fate/Samurai Remnant」の宮本伊織は多少気になる部分はあるが概ね良い感じの二刀流戦闘スタイルのキャラだと思う。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識や知識なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「宮本武蔵は二刀流の武士として中国でも有名です。国産のソシャゲでもキャラとしての宮本武蔵や、宮本武蔵をモチーフにしたキャラや技が出てきます。そして宮本武蔵の実際の活躍を調べてみると参加した戦争ではあっさり気絶していたりするのを知ってガッカリした人も少なくないです」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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