「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む : 2024年07月

2024年07月

2024年07月30日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「アニメに出てくる日本の水道水がおいしそうに見えるんだけど……」「日本の水も別に安全というわけではないから二次元だけの話にしておいた方が良いよ

ありがたいことに食べ物飲み物ネタ？を教えていただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品に出てくる日本の日常生活や飲食の描写が何かと注目されていますが、中には中国の知識や感覚で見ると引っかかるものもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の水道水」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

アニメに出てくる日本の水道水がおいしそうに見えるんだけど……
学校の蛇口から飲む描写とか妙においしく見えてしまう

日本は水を直接飲めるのを自慢にしているけど実際どうなんだろうね
私は積極的に飲む気にはならない

日本の水も別に安全というわけではないから二次元だけの話にしておいた方が良いよ

日本のアニメやマンガで水道水をそのまま飲むのって、安全衛生面を気にしない雑な人間という描写だろう
作画のおかげで結果的にそれが上手そうな描写になるのはちょっと面白い

味に関しては日本の水道水は浄水器も影響するけど、水道管の距離や設備も影響すると聞く

それはあるね。家に引き込むまでの距離や集合住宅の貯水槽によってまずくなる。
俺は日本で一戸建てに住んでる知り合いの所で飲んだ水道水が当時自分の住んでいた部屋の水道水より美味しくて驚いたこともある。

塩素臭が場所によって変わるから味に差が出るんだっけ？

日本の水も有害物質混じってるし寄生虫のリスクだって普通にあるからそのまま飲まない方が良い

そもそも地球上に生水を安全に飲める場所なんてないからな

飲んですぐにどうにかなるものでもないけどね
小学校の頃は私も私のクラスメートも水道水そのまま飲んでた
さすがに大人になったらもうできないけど

外人は湯冷ましを飲む習慣が無い
積極的に飲むのは国内で昔から教育している我が国だけ

外国人は煮沸した水の代わりに酒を飲む！

いや外国人も普通に沸かして飲んでるぞ？ミネラルウォーターや炭酸水買うだけじゃない。
ウチの国は湯冷ましを宣伝しているから何かと意識されるけど、それ以上に特徴的なのは花茶などの茶葉を放り込んだボトルお湯に入れてそれにお湯をつぎ足しまくる、味も香りも消えても飲み続けることじゃないかと

料理に使う水まで煮沸してから使う地域もあるからな
中国料理は油を使うので高温調理になるしそこまでやる所は滅多にないはずだけど

その手のリスクを気にしたらキリがないけど、日本は普通に生活している分には水道水の安全性は十分ではある
歯を磨くときやうがいにそのまま使っても問題ないレベルだしね

設計上はそうなっていてもちょっとね

やはり飲む、口の中に入れるなら蒸留水じゃないと……

同意する。
どこまで信用できるか分からないし、ダメージが来るのはまず自分の身体なわけだしね。

上でも言われているけど、水道水そのまま飲むのは雑な性格を表現する演出という側面もあると思う
方向に関しては3秒ルールとか、細かいことを気にしないとか作品の意図次第だろうけどね

日本だと有害物質の含有量が少ないから身体ダメージも許容範囲という形で飲んでるんじゃないの？
蒸留水の方が良いけど蒸留水だって蒸留から運搬の過程や容器の清潔さ、開封後の劣化とかリスク考えたらきりがないし、妥協するラインをどこに設定するかの違いなのでは。

日本の水の飲み方には習慣的なものもあると思う
俺も沸かすのがめんどくさくてら直接水道水飲んじゃうことあるしな

うむ。渇きをどうにかする方が優先と飲んでから髪の毛が抜けないか心配になるやつだな！

日本では視聴者からのツッコミないし学校の日常描写で何気なく挿入されるから、本当に日本では水道水を直接飲むことに抵抗無いんだろうな……

日本の作品では水道水を蛇口から直接飲むのが特別な演出ではない、いやフェチズム強調の特別な演出っぽいのはあるが概ね普通の風景として描かれているし、雑な性格の演出なのかは疑問がある

日本は水道水が直接飲めるのは間違いないしのどが渇いていればおいしいだろう。他にも水道水が直接飲める国は北欧などいくつかあるしアメリカも都市によっては飲めたはず。
でも基本的にはミネラルウォーターを飲むのが無難だね。

浄水器を取り付けても濾過機能は劣化していくし雑菌も繁殖していくから結局は煮沸で湯冷ましが一番よ

ざっと思いつくだけでも水道管の汚染、蛇口の汚染、そこまでいかなくても水道管の錆びがあるし、水源の汚染や寄生虫問題があるわけだが、水道水が飲める地域はこの辺りのリスクが総合的に低いんだろう
水道管から錆びた色の水が出るとか日本だと滅多にないらしくて、大学で知り合った日本人留学生が苦労話のネタにしていたのがなんだか印象に残っている

それは設備が新しいからじゃないの？

そういうのってたまたま設備を新しく作った場所に住んでいただけだよ
日本に中国のように水道管を交換できる金があるわけない

同意する。経済が落ち込んでいる地域が都市水道システムをずっと最新の良質なまま維持できているわけがない。
アメリカでもハッキリと壊れなければ使い続けられているし鉛中毒問題のような事態がどこでも発生している。

設備の劣化はどこの国の水道も変わらない
いずれ日本も水道水は飲めなくなるし飲み続けていると金属中毒を起こすようになる
日本もそのうち水道水の健康被害の事件が社会問題化して自慢の幻想は壊れるだろう

既にその幻想は壊れているよ
日本人の血液を調べたら有機フッ素化合物の血中濃度が基準を超えていたという結果が出たので日本の水道水も普通に危険

水がどれだけ綺麗だと言われても水道管が不衛生なら意味ないしね
日本は水が飲める、水が綺麗だというくらいなら毎月水道管を交換してから言ってくれ

そう頻繁に変えるものじゃないけど東京で自分が住んでいた地域は定期的に水道管やガス管掘り起こしていたぞ。工事の告知や車両迂回の看板は割と見かけた。
あと日本の街は道を歩いていても基本的に下水やどぶの嫌な臭いがしないから飲むかどうかは別として水回りが清潔なのは確かだ。

日本で問題になっているのはインフラ設備の地域格差だろうな。これは水道に限った話ではない。
東京のように金がある地域は水道管や下水道の設備が継続的に増改築されていてこっちで良い所探しで無理やり言うようなのではないガチで黒科学レベルで作られているけど、金が無い地方政府の所は維持整備が遅れがちで今後社会問題化するとされている

市政府管理の水道管、浄水設備は問題があってもすぐに交換してくれるものではないし、水を止めて整備と清掃をするわけにもいかない。
水道水の大元は良くても長い水道管を通っているうちにどうなるか、何が混ざっているか分からないから自前の浄水設備でもない限り水道水は飲めない。こういう感覚が普通だろう。

ウチの家は浄水器良いの入れたので理屈ではそのまま飲めるんだけど、やっぱり直接飲むのは抵抗あるんだよね……
アニメの描写はやはり二次元だから、大まかに見ればアニメで描写される食い物がおいしそうだけど実際に食べるとそうでもないというのと似たようなものかもね
水の場合は味以上に安全の問題だけど

とまぁ、こんな感じで。
現在の中国の水や設備に関する感覚、水道水に関する認識だけでなく現在の中国で自国のインフラに対するイメージが透けて見える話などイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「こう言っては何ですが中国では日本の水は汚染されていて飲むのは危険だというイメージがあります。想像できるものは基本的に中国で手に入る中国語の情報と中国の日常生活による体験なので、日本の街並みや水の清潔さというのは実際に日本である程度の期間生活してみなければ分からないと思います」

「中国では水道水をそのまま飲むのは抵抗があります。安全だと言われても、沸騰させた水か買った水や他の飲料、ウォーターサーバーでないとなんだか嫌な気分になります。大丈夫だという知識はあってもなんだか不安になるのです」
などといった話もありました。

私は中国留学中にすっかり水分補給は水を直接飲むのではなくお湯を沸かしてお茶（と出がらし）という習慣になってしまいましたが、日本に帰ってくると水回りの清潔さがやはり何かと楽で快適だと実感することになりましたね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月28日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「暴力系ツンデレヒロインは時代についていけないのだろうか？最近のロシデレ関連でもツンデレヒロインに対する批判が目に付く……」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「ロシア系ヒロインのお色気サービス作品だと思ったら淫夢作品だった……」
に関連した追加のネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」は中国で配信されている今期の新作アニメの中では一二を争う人気となっているそうで、そこから更に話題が広がって盛り上がったりもしているとのことです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「現代の環境に暴力系ツンデレヒロインはついていけないのか？」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

暴力系ツンデレヒロインは時代についていけないのだろうか？
最近のロシデレ関連でもツンデレヒロインに対する批判が目に付く……

ツンデレヒロイン自体が既に流行らなくなってしまってから長い
更に女性の暴力は普通に嫌われるようになったから過去のツンデレのテンプレ構成が現代では嫌われがちになっているとすら言える

今はツンデレによる主人公に対する理不尽な対応を見るだけでキャラデザの魅力まで消える時代だ

今期の「ロシデレ」を見ると現代版ツンデレの難しさを感じる
あれでもヒロインの好き嫌いが分かれているし今は本当にツンデレ属性は厳しいんだろうな

でもあの作品の構造は上手いよね
ロシア語という英語教育の日本の学生にとっては遠い外国語を使って、デレの感情を主人公にだけ伝えるようにする設定は現実的にどうなのかはさておき「納得できる」現代社会の特別なツールに思えるわけで

現代だと主人公に対して当たりが強めくらいでも厳しいからね
そして暴力が出るのは論外

昔はルイズ、大河、アリアと暴力ツンデレヒロインが大人気だったのにね

ツンデレは地の文で十分な心理描写ができるラノベはともかく、量に制限のあるアニメやマンガでは難しい
ラノベでツンデレ系ヒロインが人気になった時期が長いのは環境による条件の違いもあるはず

「無職転生」のエリスが結構人気高いし暴力系ツンデレが完全にダメなわけではないだろう
エリスの場合は凶暴さの後にすぐデレ部分と主人公の活躍を見せてくる展開が良かったわけだしよく言われるように結局は見せ方次第
しかし俺も他の人気属性と違って見せ方を考えなければならない時点で厳しいのを否定はしない

ツンデレは変化を描写しないといけないのが現代の環境、需要では明らかに不利だよ
今は最初から糖分を大量にぶち込んでくる作品と競争しなければならないので、ツンによる厳しい印象から徐々にデレになるツンデレ系ヒロインは評価される部分になる前に負けてしまう……

デレの感情が提示される、それが見ている側に納得されるものでなければそれは嫌がらせ、不快な暴力になってしまうのだよ

他には主人公が暴力的なツッコミ受ける理由がある場合かな？
しかし現代の作品は主人公が有能に、不快なムーブをしなくなってきているので昔の好色主人公やラッキースケベ主人公と違って主人公が暴力振るわれる落ち度が無いケースも増えてしまった

ラブコメのコメディ部分による補正も消えていったからツンデレ関連の攻撃、肉体的精神的なものが普通にヒドイ、やり過ぎに感じられるようになったのも難しい所だ
「フルメタル・パニック」の相良軍曹のように本人のやらかしがヒドイ、身体能力的にヒロインと明確な差があるのでギャグで済む辺りがどうにか許容される範囲じゃないかな

分かる
だから「ロシデレ」では男主人公に上から目線のツッコミ所とかも作っているんだろう。でも急にぶっ叩いてくるのはやはり引く。

恋人になったわけでもないのにぶっ叩いてくるヒロインは単純に不快だ
しかもそれが他のヒロインのことを考えたとかのやきもち程度では……

ロシデレのヒロインはキャラデザ以外魅力が無い、テンプレの集合にしか見えない
そんなのが人をぶっ叩くなだから嫌悪感しか出てこない

しかし「ロシデレ」のような描写は昔の作品のツンデレではありがち、相対的に見れば穏当な方ではあるんだよね……

主人公が空飛んで行くとか周辺環境の破壊も無いからな。
時代が変わったということなんだろうけど、昔のラブコメでは男女の関係が確定するまでにゴタゴタが発生するし主人公がヒロインに平手打ちされるのも起伏を作る手法の一つだった。そして男女関係が確定したらその時点で話は終わりでエンディング、後は大まかな後日談くらい。

今の作品は主人公の人気や爽快感も重視している。だからルイズとサイトみたいにサイトの方もかなりダメで考えが足りない言動をしているような展開は見なくなった。
「ロシデレ」は原作の時点でその辺をあえて古い方に寄せている節があるから、アニメも割り切った一昔前のテンプレをやってきているようにも感じられる。

EDのカバーからして昔のオタク向けだよね
「高木さん」は昔のJ-POPカバーで昔の作品が好きなアニメ視聴者向け、「ロシデレ」は現在のオタクの主流世代より上の世代のオタク向けという気がする
こっちでの高評価は昔のラノベ読みなオタクなどの観客が集まってきたからというのもありそう

今の時代は見るものがたくさんある、昔と違って合わない作品を我慢して見る、良い所を探して見続ける必要がなくなった
しかし日本の新作アニメに関しては正規ルートで簡単に見れるものは少なくなった
個人的にはこういった背景が見た作品の嫌いな部分が強調して語られるようになった原因ではないかと考えている
新番のランキングで上位に来るのでツンデレヒロインの作品が嫌いなら見なければいい、自分の好きなものを見ればいいというわけにはいかない

何となく同意できる話だ
今のウチの国のオタクって選べるものが多過ぎると同時に選べるものが少な過ぎる

俺は今の観客は主人公に強く感情移入して見る人が増えているのもツンデレの凋落に影響しているように思う
ツンデレキャラって基本的に主人公に対して最初キツイ対応、暴力やヒドイ態度で接してくるから嫌な印象になるしそれがそのままヒロインに対するヘイト、作品への嫌悪感につながっているのではないかと

そういうタイプが求めるのって主人公中心の爽快な体験だからツンデレとは相性が悪いし、ヒロインに求めるのは舞台装置的な役割だったりするからねえ

ウチの国と日本の受け止め方の違いも原因だと思う
ウチの国だと二次元のキャラを現実に持ち込んで考えたがるが、日本だと二次元は二次元だと割り切って考える

あー……確かにウチの国だと様々な場面で「現実でこんなことをするなんてあり得ない」みたいな作品やキャラ批判は多いな
暴力系ツンデレヒロインに対する批判でもよく見かけるし

日本が二次元を割り切っているのは「ロシデレ」が批判はあってもアニメ制作、放映できていることからも感じられる
日本とロシアの関係や現在のドンパチを考えると、こっちの感覚ならとっくの昔に作品自体が消されていたはず

作品環境の変化もあるだろうけど、現実の環境や作品の罪化左縁見ている側のヒロインの好みが変化したのもあると思う
現在のオタクが求めているヒロインはツンデレではなく魂で分かり合える仲間、趣味を一緒に楽しめる、オタクだったら一緒にゲームしたりアニメ見て語ったりできるような相手、価値観が高いレベルで共通するような存在だ

近年の日本のオタク界隈の流行も男友達的な距離のヒロインだしな
きちんと付き合うとかではなく、共通する趣味があって日常の時間をだらだらと共有する感じだろうか？
ヘンな言いかになるが「男にとって都合の良い」ことの内容もかなり変わったよね

とてもよく分かる
現代社会ではツールが便利になったので男は他と比較される、女にどうアピールするかで苦労すんだから二次元くらい楽な距離の彼女が欲しいと思ってしまうのも当然だ
本当の自分を理解してくれる相手ではなく、本当の自分のままだらけていても許容してくれる相手が良い！

相手を理解できない、理解しても合わせるとか要求に応えるのが難しいというのがあるしね……考えてみれば近年存在感を増している貞操逆転世界のネタは男の価値が高い男にとって都合の良い世界であると同時に、女の考え方や行動原理が容易に想像できる気楽さも良い設定だからあんなに広まったのかもしれない

男友達のような距離……ついに来たか……幼馴染ヒロインの時代が！！

いや、残念ながらそれはちょっと違う
男友達的な距離、価値観を共有できるヒロインの最前線は恐らくＴＳヒロインだ
仲のいい、趣味も共有できる男友達がそのままＴＳしてしまえばいいと

なぜそうなる！？ＴＳなんて幻想の中でもかなり極端なジャンルなのに！
男だと思っていた幼馴染が実は女だったでいいじゃないか

そこはＴＳの方がより安易に極端に飛び越えられるということなのかもな。上でも言われているけど、日本では二次元は二次元で割り切って楽しむオタクが多いようだし。それから……
現実から目をそらすんじゃない！幼馴染な彼女だって幻想だ！！

とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「私は暴力ツンデレヒロインに関しては個別の描写次第、例えば高橋留美子作品の空気なら大丈夫くらいの考え方ですが、現在の中国では嫌う人は本当に嫌う、作者の価値観がおかしいといった批判をするようになっていますね……」
などといった話もありました。

私が昔バカ話をしていた中国オタクの面々の中には「高橋留美子作品の吹っ飛ばされ方」を一発芸にするようなのもいたのですが、そういうのも今の中国オタク界隈では厳しくなっているのでしょうかね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月26日19:16

カテゴリ

中国オタク「アニメやマンガで大量のおにぎりや米の飯が並ぶシーンがあるけどあれは日本人なら嬉しい、興奮する描写なのだろうか？」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

近年の中国では食べ物関連の話題が上から下まで定番になっていますし、中国オタク界隈でも普段の食事や日本の作品に出てくる食べ物、食習慣などに関する話題で何かと盛り上がっているそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「大量のおにぎりや米の飯の描写から受け取る印象」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

アニメやマンガで大量のおにぎりや米の飯が並ぶシーンがあるけど、あれは日本人なら嬉しい、興奮する描写なのだろうか？俺は肉、せめて魚を……とか思ってしまうのだけど

日本には一般庶民は白米だけでテンション上がる時代もあったらしいが……
最近だと「鬼滅の刃」とかにもあったけど確かにあまり嬉しくはない

江戸患いだったかな？
日本人は白米の大量摂取でビタミン不足からの脚気が流行した時期もあるので白米好きはかなり危険なレベルだと思われる

それに関しては日本人自身が遺伝子に刻み込まれている嗜好だとネタにしている模様

あいつら現代でも餃子があるのに米を食わないとダメだし、米に関する特別な何かはあるんだろうなあ

おにぎりばかりだとせめて何かタンパク質を……とかおにぎりに具があるとはいっても、全部肉なわけはないし仮に全部肉や魚でも割合的に考えて少ない……などと思ってしまう

ついでに聞きたいんだけど、ああいうアニメやマンガのおにぎりって中に肉が入っているんじゃないの？

日本のおにぎりってこっちのちまきとは違って米の部分がかなり多い。それから防腐目的も兼ねて梅干しを入れることが多いのでコンビニで売っているものならともかく、アニメやマンガに出てくるような手作りだと特別な描写がなければ肉入りでは無いはず

おにぎりの具に肉を使うのが普及したのは比較的最近の話だから現代を舞台にした作品ならともかく、明治時代や大正時代でも梅干しくらいしか期待できないはずだよ

俺は米好きじゃないから、昔の時代設定の作品でおにぎりがたくさんみたいな食事描写は同じ時代の奴隷の方が良いもの食ってんじゃないの？くらいに考えてしまうことがあるよ

米（糖分）によって大量のエネルギーを摂取して血糖値を急上昇させることによる快楽はあるが……たぶん違うよね？

日本人の米に対する妙なこだわりは日本人の日本刀に対するこだわりに通じるものがあると思うんだ

日本で米が貴重なのは武士の給料が米の石高払いだったなどからも見て取れるが、こっちの感覚だと具体的な所が分からないんだよなあ

おにぎり、米が「良いもの」「喜ばれるもの」として描写されるのって昔の日本では米が肉より高価だったからでは

さすがに近代以前に主食扱いの農作物が肉より高いってことはないだろ……

貴重なのは精製した白米だな
肉より高いというのはないけど、農民や都市部以外の住民は食べる機会が無かった
時代や地域によっては制度的に禁止されていたとかもあったはず
だから白米のおにぎりが大量にあるというのは嬉しいという扱いになるのではないかと

日本人が精製した白米を食べるようになったのって最近のことだから、それが貴重なイメージにつながっているんだよ

精製の高さの違いはあるだろうけど白米自体は普通に平安時代の貴族でも食ってたぞ

米の精製って人力でやるには手間がかかるからね
価格的にかなり割高になるので近代以前は庶民が食べるのは難しかった

日本の庶民は精製する手間をかける余裕が無かったし生産量も低かったから長い間味より栄養と量重視で精製しない玄米、或いはそれに雑穀を加えたものを主食にしていた
白米を大量に食うようになったのは米が余った江戸時代の江戸からだな

米だけで満足することもだけど、日本人ってタンパク質も脂質も足りないのによく社会を維持できるくらいに生きてられたな……

非精製の玄米だと大量に食えばある程度はタンパク質やビタミンまでカバーできるんだよ。この辺はジャガイモを大量に食ってビタミンまでなんとかしていた欧州と共通するかも。
もちろん豊富というわけではないから肉食を放棄してから日本人の体格は小さくなっていったし、白米だけは大量に食えた江戸では脚気が蔓延したが

昔の日本では米に関しては高価なもの、食べる機会が貴重なものではあったんだろう
おにぎりじゃなくて白米に関してだが「ドラえもん」のミニドラ主役の外伝映画で戦国時代ののび太の先祖達が白米食べて感動するという描写があったし、貧しい時代の贅沢としては定番のものなのではないかと

酒は肉食わない地域でも「楽しい食事」の要素としては存在するのでは？

少年少女の年代のキャラが中心で視聴者も青少年層だから酒は扱いが難しいのだよ

肉に関してはこっちでも昔は大して食えなかったし、昔の時代が舞台になっている作品の食事を現代の目線で評価するのは何か違う気がする

「酒池肉林」みたいな言葉が成立したのも、それだけ肉や酒が希少なものだったということでもあるわけだしね

でも例えば上の方で出ていた「鬼滅の刃」の大正時代の日本では既に肉食ってなかったっけ？

食べている。例えば二次元だと「るろうに剣心」のように牛鍋が出ているね。
もっとも明治維新後は肉食を政府が広めようとしていたけど一般庶民にとっては白米を大量に食べるのが贅沢だった時代が結構長く続いていた。

日本軍は毎日白米が食べられるから軍に来た人間も多かったらしい
ただそのせいで白米食をなかなか変更できず、日本軍全体で脚気の被害がひどいことになったとか
鬼滅の頃の大正時代はどうかわからないけど、日露戦争は日本軍に脚気で数十万の被害が出ている

陸軍ではなく海軍なら食事の種類も豊富だしアイスクリームだって食べられたのに！

アイスクリームまで完備されているのはアメリカ軍だな……日本の海軍はラムネや羊羹、それも艦船の基本装備ではなく給糧艦が来た時じゃないと食べられなかった
それでも陸軍よりは良かったし、白米大量摂取の脚気の問題も比較的早い段階で解決した

話を戻すけど、アニメやマンガでおにぎりが大量に描かれるのって描きやすい、分かりやすいというのもると思う
もちろんその描写で納得する日本人独自の感覚というのもあるんだろうけどね

描きやすい、分かりやすいというのは確かに重要だ
現代の作品では珍しくなったけど中国系の舞台の日本の作品だとおにぎりの代わりに包子とラーメンが並んでいた

言われてみればそんな感じだったね。「ドラゴンボール」とかはもうちょっと豪華だったけど、私も日本の作品の食い物描写は基本的にラーメンと包子みたいなのだった印象はある

とまぁ、こんな感じで。
時折迷走しながらもイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「私はセブンイレブンなどのコンビニでおにぎりを買って食べていますし、アニメやマンガの中のおにぎりをおいしそうだと感じることもあります。ただ自分の好みと日本の一般的な好みがどこまで一致しているかはよく分かりません。例えば私は日本の習慣のように冷蔵されたおにぎりを電子レンジなどで温めずに食べるのはあまり好みではありません」
などといった話もありました。

現在の中国ではおにぎりを食べる機会は幾らでもあるはずですし、中国オタク界隈でも味が想像できないような人はそんなにいないはずですが、おにぎりの絵からイメージするものに関しては日中で結構な違いがあるのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月24日19:18

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「オタクをやっていると日本の声優の引退情報が聞こえてくるけど、日本の声優って引退した後どうしてるの？何をやるの？」

ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の声優も何かと憧れの存在になっているようで、声優個人だけでなく声優の仕事や業界に関しても何かと話題になっているのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「引退した声優はその後どうするのか？」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

オタクをやっていると日本の声優の引退情報が聞こえてくるけど、日本の声優って引退した後どうしてるの？何をやるの？
私は日本社会の事情を知らないのでどうも想像できなくて……

そういうのはどこの国でも基本的には別の仕事をする、転職するという流れだろうね
私も日本で声優業界、芸能や舞台関係の人間がどういう仕事に流れることが多いかまでは知らないけど

日本の声優と言えど、一線級でなければ声優だけで食っていくのは難しいし兼業が多いと聞くし、声優引退後は兼業している仕事を本業にしていくとかでは

確か「SHIROBAKO」のキャラに駆け出しの声優がいたけど、バイトしながらオーディションを受け続けるという形だったし声優をやめたらバイトを本業にするか、普通に就職先を探す或いは探しておくということでは

「アイドルを目指したけど成功しなかった」などの話と似たようなものでは

他にも「漫画家をやめたらその後どうなるか」などと一緒で、夢の途中であきらめた後は現実に戻って普通に仕事をするのでは

声優ってほとんどが兼業で夢を追っているだろうし、引退して普通に仕事する方が楽なこともありそう……

自分の知識は「SHIROBAKO」くらいだけど、あの作品のメインキャラでは作画と声優目指すのが一番厳しそうだと感じたね
声優引退して普通に仕事を探す方が生活は楽になりそうだい、引退したらどこかに就職するとか故郷に帰って仕事を探すとかじゃないの？

変わった職業に転職する声優もいる
例えば稲田徹は声優引退してプロレスラーだ

稲田徹は引退してないし今も普通に声優やってるぞ
なおプロレスラーは数年前に引退した模様

なんとなくだけど自分の中では引退した声優はコンビニ店員やってるようなイメージがある
日本のコンビニ店員はウチの国ほどイメージ悪くないそうだし！

アニメやマンガのキャラみたいに居酒屋やコンビニでバイトしながら声優を続けているというのは少なくないらしい
人気声優からも売れる前はそういう場所でバイトしながら声優をやっていたという話はよく出てくる

声優をやめたらどうするかって？社畜になるのさ……

引退後の仕事ではなく現役の話だが、確かブシロードの事務所は仕事が少ない声優には自社系列の会社の仕事、例えばトレカのパック積めのバイトとかを斡旋するらしい
声優の仕事に配慮してもらえる職場なので突然オーディションが入るなど時間が不規則になりがちな声優側にとってもかなり助かるということだった

そもそも声優の仕事で稼げる、それで食っていける人は少ないはず
トップレベルになれば家も車も豪華に揃えられるようだが、それはごく一部の成功者だけだろう

収入としてみたら声優の方が副業になっている声優も多いだろうし、もっと稼げる普通の仕事に移っていくんだと思う。
声優を続けるということはオーディションやレッスンに時間も金もかかるわけだし、一般人と比べて稼げないしキャリアも積めないわけだからね。

現在の環境だとVtuberでもやった方が稼げそうな気がするし売れない声優に見切りをつけて引退後そっちに転身する声優も少なくないと思うんだが

いやいや、Vtuberは喋りや視聴者の扱いの上手さが必須だから声だけで成功はできないよ
そっちに転向して成功した声優がいないわけじゃなさそうだけどね

ネット配信では元声優或いは声優経験者みたいな肩書を見かけるし、日本だと声優引退して転職する人は毎年それなりに出ているのだろう

日本は学歴獲得して会社に入るとか会社を立ち上げるとかしないでもそれなりの生活をおくれるから、声優で成功しなかったら人生終了で別の道が無いみたいなことにはなるとは限らないし、引退＝その後は絶望的というほどではないよ
楽なルートではないだろうけど、少なくともウチの国よりはまともに生きていける環境なのは確かだ

女性声優だったら主婦になるというルートもあるんじゃないか？
昔と比べて元声優というのはある種のステータスになってきているから

一般の方との結婚！そう、結婚してしまうんだよ……

兼業って希望が無いように感じるけど、日本だとバイトでもそれなりに稼げるからウチの国と比べて安全に兼業できるだろうとは思う

名前を変えてエロアニメやBLに出る……

BLは現役の一線級の声優も普通に出ているんだけど？

私はそっちの声優業界事情詳しくないけどエロアニメやBLってブレイク前の声優が稼ぐためにやっていたり、有名な現役声優が「名声」を使ってさらに稼ぐための仕事であって引退したあとにやることではないと認識していたんだが

勘違いしている人がいるけど、日本ではエロアニメやBLもちゃんと業界があるし事務所通すし仕事が余っているわけでもないから引退後に稼げる仕事ではないと思われる

声優業界の仕事ってアニメや吹替だけでなくメディアや広告のナレーションや様々な場所の放送業務などもあるけど、目立てる仕事や稼げる仕事は奪い合いだろうからな……

近頃はASMRとかもあるし稼ぐなら引退しない方が良いだろう
声優の引退は本当に声優という仕事をやめるということになるのだと思う

声優業は半引退だけどプロデューサーや音響方面で業界に関わり続ける声優もいると聞く

声優の仕事はそんなに多くないはずだけど、声優学科の講師をやっている声優もいたはずだし、業界に関わる仕事を続けているとかもありそう
ただこの場合は明確に引退宣言はしないケースか？

声優って人気商売だから正式に引退を表明する声優よりもっと多くの仕事が来なくて実質引退状態な声優がいるのだろうね

とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈におけるイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「自分がなれるとは全く思っていませんが、私も日本の声優に関しては憧れていますしなんとなく自分が声優になって活躍して……などという妄想してしまう時があります。でも現実は厳しいのでしょうね」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月23日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

「自殺」や「ハーレム」という言葉は使えない？中国の2024年7月新作アニメ公式配信状況

今回もかなり遅くなりましたが、中国で配信されている日本の7月新作アニメの現時点での状況についてまとめさせていただきます。

bilibili
ATRI -MY DEAR MOMENTS-
異世界スーサイド・スクワッド
かつて魔法少女と悪は敵対していた。
疑似ハーレム
THE NEW GATE
ダンジョンの中のひと
天穂のサクナヒメ
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
暴食のベルセルク
望まぬ不死の冒険者
菜なれ花なれ
夜桜さんちの大作戦

また1シーズン遅れで
黒執事 -寄宿学校編-
の配信も始まった模様です。

8/16追記：
「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦Season II」
「小市民シリーズ」
の配信が行われているそうです。情報ありがとうございました

9/4追記：
「逃げ上手の若君」
の配信が8月末から始まったそうです。情報ありがとうございました。

以上が私の方で確認できた、現時点で配信が始まっている或いは配信予告のある作品になります。
7月の新作に関しては7月中旬を過ぎた時点で10作品を超えているので、ここしばらくの状況を考えると比較的良い方ではあるようですが現地の期待作がカバーされているわけではありませんし、現地の方でも「何とも言えないラインナップ」という評価になっているとかなんとか。

それから今回の作品の中国語タイトルに関して

「疑似ハーレム」が「百変的七倉同学」
「異世界スーサイド・スクワッド」が「X特遣隊的奇幻之旅」

になっていたのはちょっと興味深いですね。（簡体字は日本の漢字に変換しています）
確か「Suicide Squad」は中国語で直訳した「自殺小隊」と呼ばれることもあったはずですが、やはり正規ルートでは現在の中国の規制基準的にアウトになるようです。

今回の情報に関して教えてくれた方からは
「正規配信の中国語タイトルでは正しい中国語が要求されるので『異世界』のように中国語ではない日本語の単語をそのまま使うのはダメです。それから悪い言葉も使えません。死や殺すという字が入る言葉、例えば『暗殺』などもダメです」
などといった話もありました。

作品タイトルの翻訳に関してはどの言葉でも苦労する話ですが、中国には規制の問題が何かとあるのも厳しいですね。ただ使える言葉の不自由さはさておき「異世界スーサイド・スクワッド」に関しては日本語のタイトルの時点でカタカナ言葉の混じるふわっとした印象になっているようにも感じられますし、厳密な直訳でなくても構わない気もします。

とりあえず、こんな所で。
日本からは現地での配信状況に関して把握しきれない部分も多いので、いつも以上にツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月21日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「近頃はエロ要素を前面に出しているのに見ごたえのある作品が増えているように感じるんだが」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国でもぼちぼちオタクの世代が重なっていることもあってか、作品や環境などに関して今と昔の違い、変化などの話題で盛り上がることも増えているそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「近頃はエロ要素があるのに見ごたえのある作品が増えている気がする」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

近頃はエロ要素を前面に出しているのに見ごたえのある作品が増えているように感じるんだが
10年くらい前も雑なお色気アニメがたくさんあったけど当時の作品とはずいぶん印象が違うような気がする

原作に良い作品が増えたのでは？
例えばその方向で何かと話題になった「魔法少女にあこがれて」は原作がエロ除いても評価が高い
特にマジアベーゼというキャラは他の作品にない特徴だった

マジアベーゼは10年前のオタクとオタクを取り巻く環境では生まれなかった、新しい形のキャラだよね
それはともかく、エロ要素があるのに面白い作品が増えたのに関しては作者、アニメ制作サイドが性癖を前面に出して売れるようになってきたからとか？
そしてやりたいことをやった結果、視聴者にとって当たりとなる面白い作品も増えたのでは

「エロがあるのに面白い」だったら昔はエロゲーが分かりやすい存在だったけど、今はアニメがそういうポジションも担当するようになってきたのだろうか？
エロゲー分野が衰退した原因の中にはエロ要素を含んだコンテンツが一般化して特殊性が薄れたからというのもあったし

でも昔のエロゲーは「エロがあれば何をやっても良い」感じだったけど、今は「このエロでこのキャラ子のシチュエーションを描きたい」感じなのでエロゲーとはまた違う印象も……

そういう作品なら昔も「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」みたいなのはあったので何とも言えない

そもそもエロをアピールして売っていたら「ダメな作品」扱いされていたのが納得できない

でも昔はエロで売る粗製濫造な作品が多かったのも間違いないわけで……

昔の作品はエロに限らず過激な描写が前面に出ていたので印象が異なるのもあるのかな……例えば「ガンダムSEED」だって単純なエロ描写はかなり強めでOPからして裸体が宇宙に舞っていたのだから

昔のネットはもっと開放的で上からの規制もなく、エロい作品でも批判されなかった。だからエロ作品は逆に目立たなかったのさ。
「魔法少女にあこがれて」や今やっている「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」とか、エロが貴重なので評価されるだけで作品が豊富な昔の環境だったらあっさり埋もれて消えていた。

昔は批判されていたではなく、評価されなかった無視されていたんだよ
エロどころか萌豚向けというだけでオタクの見る作品ではない扱いされていた「名作之壁」こと「IS」の第一期とかこっちの評価と日本のオタク界隈での評価や影響の違いを見ると時代の変化を感じるよ
（訳注：「名作之壁」とは「IS」のディスク販売数が非常に高いこと、この作品を超えられる売上の作品がなかなか無いことから転じて生まれた、「ハーレムやお色気などによって売れた特に秀でたものが無い作品」或いは「販売数という実績で超えられない壁」を指す中国オタク用語だそうです）

現在も昔のようなエロで売る作品は少なくないし、僧侶枠のような昔の18禁アニメレベルの作品も出ているから全体的には増えているのかもしれない
そういう意味では昔のエロゲー市場、多くのエロ目的の作品の中からエロだけじゃない面白い作品が発生していたのと似ているのかもね

俺は今のエロ作品が昔作られていたらもっとクオリティ高かったはずだと思っているんだが……日本の現在の縮小したアニメ業界では昔だったらその他大勢レベルの作品しか作れない

それは記憶を美化しているのか知らないのか。2010年代アニメの作画崩壊、雑なつくりになっている部分は今の感覚で見るとかなりアレだぞ？
更に昔なら18禁アニメで妙に高クオリティな作品もあるけど、その当時の日本の一線級のアニメーターが参加した特異な作品なので「普通の作品」ではないぞ。

私も細かい不満はあるけど、近年は全般的にクオリティ向上しているのが強いと感じられるね。
「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」とかテンプレの集合体ではあるが10年前の作品を考えると明らかにレベル上がっている

「あの作品は10年前なら大したことない。規制の厳しい今だから価値が出ているだけ」みたいな話も流れてくるけど、本当に昔の状況を知っているのか記憶を維持しているのか怪しい。

10年前の粗製乱造なお色気アニメを体験していたらそんなこと言えない……あのラブコメの空気やネタを今のアニメのクオリティでやってくれることの価値を理解していない

そういった認識に関しては「昔は規制が無くてエロが好きに見れた」という話から来る錯覚もあるんじゃないか？
今はそういうのを探すのが難しい、ネットに流れていたリソースが消えているというのはあるが個別のクオリティや画質は時代と共に上がっているから昔のを思い出補正なしで見ると結構厳しい

昔は主に露出の多さや下着見せるとかだったしね
今は性癖、フェチが明確に強調されるようになった
あとは……「良い印象」に関しては作画が良いシーン、キャプ画像だけが記憶に残っているケースもあるかな？

その意見に同意する。
今のエロさは単純な露出の多さだけでない。そういうのが見たければ18禁アニメを見ればいいから、差別化とあえて一般向けでやる熱意みたいなものが出るようになった。

「エルフさんは痩せられない」とかも、性癖の合う合わないは別として嗜好を真正面から描いている、そしてアニメの質も高いのは良いことだよな

このテーマでイメージされるような作品に関しては、日本で一般向けと深夜枠が分かれていった結果ではないだろうか？
当初は分かりやすいお色気での広い範囲に対する集客だったのが、子供向けを意識しなくてよくなったので内容が大人向けになりフェティシズムを前面に出すようになっていった

それに関しては日本のアニメに関してAT-Xで有料規制解除版が放映されるようになったのも影響してそう
過激に作って問題があっても規制版で流せるし、過激な部分は有料の売り物にできる

見る側の考えが変わった部分もあるような気がする
ここ最近のその影響なのか「クロスアンジュ」の評価が上がっているのは嬉しいけど少し複雑

その気持ちは俺も理解できる
ウチの国だと「クロスアンジュ」はエロ、悪趣味というだけでバッサリやられていたからな……スパロボに出ても評価は微妙なままだったのでずっと変わらないものだと思っていた

この話題に関しては私はこっちのオタク界隈の環境の変化の大きさもあると思う
昔はストーリーのロジックや王道の展開重視、合理性による議論が活発だった。しかし日本ほどではないけど、今は良くも悪くも娯楽性が評価されるようになっている。

昔と比べて王道というかテンプレに対する飽きが来ている、最初に広げた世界観とストーリーの収拾に対する諦めの空気はあるかも
俺自身もそうだが龍頭蛇尾で終わるストーリーのアニメ体験が多過ぎて、ストーリーに期待するくらいならエロ方面のサービスがあって気楽に楽しめる作品の方が良いと考える人は少なくない！

そういえばエロ要素と組み合わせるネタも変化している気がする。昔はエロと合わせたえぐい背景設定でキャラに深みを持たせたいとか鬱展開との組み合わせみたいなのが多かったけど、今は「爽快感とエロ」「気楽な日常とエロ」みたいになってきているから印象も変わってきている。

昔のやり方でも今のやり方でも「そのエロ設定や要素いる？」みたいな考えは浮かんでくるが、今の方が欲望に関してポジティブにやっているから見ている側としても印象は良くなりそうだ

上でも言われているけど「ガンダムSEED」くらいの時期がそういう実はえぐいエログロ要素や背景設定が……みたいなの多かった気がする
例えば「無限のリヴァイアス」とか俺も嫌いじゃないけど設定は一般作品としてはやり過ぎだと思っている

「School Days」のような作品もあったからな。
安全な気分で楽しめるエロ作品が増えているのも昔と今の違いか？

悪趣味な方に行くかと思いきや下品でバカな方向に突き進んだ「クロスアンジュ」という作品もあるし、以前もエロ要素を前面に出していて見ごたえのある作品というのはある
ただエロと組み合わせる要素、世界観やそういうのを爆発させるタイミングが昔と今では違うから印象も評価も変わってくると

こっちのオタクに関しては昔と違ってエロいコンテンツを楽しむ自分、好色さを隠すのではなく共有する空気、感覚が出ていると思う
そしてその結果、評価されるエロ要素のあるアニメが増えた（認識されるようになった）というのはあると思う

なるほど
好色関係は今では動画サイトの弾幕コメントやSNSでのアピールとかにつながるしな……

国内のオタク界隈で笑いに出来るエロ要素は増えた気がするな
昔は下ネタとして小便大便ネタが繰り返されていたけどその一部が今はエロ関係のネタになってきているような？

エロくて面白い作品が増えるのはとても嬉しい
でも国内のネットだと規制が厳しくてそういう作品を見れる場所も、皆で見ながらバカらしい話を語れる場所もなくなっているのを考えると何とも言えない気分になる

とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国オタク界隈の見方や環境の変化なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「現在は中国国内のアニメ配信の規制が増え作品数も減少しているので、以前と比べてbilibiliなどで正規配信される作品が見やすいので注目される、話題になるので有利という環境ではなくなっています。そして相対的に中国国内向けでは配信できないような非主流の作品に対する注目が集まるようになっています……私も最近は国内向けの配信ではなく、外の中国語字幕配信があるサイトに見に行ったりしています」
などといった話もありました。

近頃の状況を考えると、中国国内におけるアニメ配信環境の変化による人気や話題性の変化というのにも注意していく必要がありそうですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月19日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「「らんま1/2」がアニメでリメイク！しかも声優がほぼ変更無しで！」「倫理基準的には大丈夫なんだろうか？」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

先日「らんま1/2」のアニメのリメイクに関する情報が立て続けに出てきましたが、ありがたいことに
「らんま1/2のアニメリメイクに関する中国の反応は？」
という質問や、その件に関するネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

完全新作的アニメ「らんま1_2」公式サイト

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「らんま1/2のリメイク版アニメ」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

「らんま1/2」がアニメでリメイク！しかも声優がほぼ変更無しで！

あまり話題にはならなかったけどリメイク版「うる星やつら」は悪くなかったし、同じくらいのクオリティでやってくれるのを期待

メインの声優陣が現代のアニメとは思えない……私は山口勝平好きだし今でもいけるとは思うが、他の作品の事例を考えると声優変更無しで大丈夫かという気持ちにもなる

でも高橋留美子作品で山口勝平が主役だとなんだか安心する
あと乱馬の性格ってクズな部分もわりと混じっているから今の時代だとツッコミ受けそう

確かに……乱馬は現代の感覚で嫌われがちな好色キャラではないが、武術と勝ち負けに関してはかなり手段を択ばないクズな面はあった。

乱馬は自分が女になった方がその辺の女よりカワイイ。だから好色な方にいかないという特殊なタイプだったからね！

旧作声優は全員+35以上だから心配になる気持ちは理解できる。既にお亡くなりになった方もいるしね。
でもPVを見た感じでは山口勝平は今でもイメージから外れていないと感じた。本人が強い思い入れがあると言っている初主演なキャラだけある。

高山みなみがコナン以外の声優やってるイメージがわかないんだが
PVみてもコナンにしか聴こえない

天道なびきは名探偵コナンをやる以前の高山みなみの代表作の一つなんだけどね。原作者からも非常に評価が高い。
でも個人的にはPVで高山みなみの声に不安を感じた。長年の演技で声がコナンで固定されちゃったのだろうか。キキみたいな女性キャラの演技もやっているはずだが……

なんだか生きていく楽しみが出来た。まだ死ねない。
しかし昔の作品なので倫理基準的には大丈夫なんだろうか？現代社会では昔のようないわゆるサービスシーンの放映はかなり難しいと思うのだが……

そこは修正入るだろうけどあまり気にしないで大丈夫だろう。
「うる星やつら」のリメイクも何とかできた。

現代の潔癖な感覚に個人的な好みを潜ませて昔の作品を批判する人間は珍しくないし俺は不安だ

そもそもこっちで配信されるのかが分からない
Netflix独占作品はそこそこ入ってきているけど現在の国内の規制基準でどうなるかは……「うる星やつら」も結局ダメだったようだしね

俺がガキの頃は海賊版マンガの「らんま1/2」がそこら中で売られていたんだけどなあ……

「らんま」の露出の多さを考えるとこっちではまず無理だろう
正規版のマンガはこっちでも出ているけど検閲と手続きがしっかりしている書籍と違って、アニメは修正の問題に加えて国内のネット配信が今はとても厳しいから

「半妖の夜叉姫」は時代による倫理観の変化を考慮せずに初動失敗したけど、あれは高橋留美子原作無しで実質オリジナルだったわけだし……大丈夫だと思いたい

昔の作品で多用されたラッキースケベ展開は現代だともうダメだろ

「らんま」はラッキースケベ展開以上に女乱馬がおっぱい露出担当だったからちょっと違うような……当時の日本では元が男なら裸見せても良いという判定だったとも聞くが、考える方も判定する方も凄い時代だと思ったよ！

「らんま」は主人公がサービス担当、今でいうTSを当時の良い子達に植え付けた罪深い存在だしね！

難しそうなのは八宝斎とかのセクハラ（と言えるレベルを超えているが）だと思う。八宝斎のやることは普通に犯罪レベルで当時も嫌う人はかなり嫌っていた。
そしてそんなキャラが作中最強級で明確な懲罰が困難というのが、現代の主人公が俺TUEEEEEな作品を見ている人の感覚と合わなそうで心配。

八宝斎は当時でも突出したスケベジジイキャラだけど、今の時代だと全方位から批判の嵐が巻き起こりそうだな
八宝斎、それから女らんまのおっぱい描写はさすがに自粛だろう

ところでストーリーはどうするんだ？
旧作ではかなりオリジナル部分が多かったわけだが

現時点では何とも言えないが、「らんま1/2」に限らず昔はアニメ放映時に原作が未完結でアニメの話数も多いのでオリジナル展開を入れていたという事情がある
現代のアニメの話数が減っている環境ではオリジナルを入れる余地はなさそうだし、心配するならエピソードやキャラを削るかだろう
八宝斎よりはマシに思えるけど五寸釘とか今の時代大丈夫なのかね

八宝斎で思い出したが二ノ宮ひな子のエピソードまでアニメ化できるのだろうか？

PVを見たが、なんていうか昔のアニメっぽいと感じた
質が低いという意味ではないんだが

MAPPAが作るなら作画はとりあえず問題ないだろう
周辺で炎上するリスクはとりあえず見ないでおく
リメイク版の「うる星やつら」を見た感じでは「らんま1/2」をこの方向でリメイクするのは間違いではないと思う

比較のためにアニメ旧作版を見たけど旧作もかなり良いな！？
前世紀に流行っていた絵柄という印象は受けるが、今見ても厳しいとは感じない。

声優は昔のままだけどキャラデザはかなり変えているね。高橋留美子の絵柄というほどでもないし、なぜこんな絵柄にしたのだろう。

旧作アニメ版よりは高橋留美子の絵柄に寄せているよ。旧作アニメ版は当時のアニメにありがちな「完全にアニメ版独自の絵柄」だから単純な良い悪いの判断は難しい。

そうか……正直に言えば旧作版のアニメの絵柄の方が自分は好みだと感じるのだが。

「らんま」のアニメが放映されていたころって日本のセル画のアニメが一番活発だった時代だし、「らんま」のように当時のトップクラスの作品は現代の感覚で見ても良い、凄いと感じられる部分がかなりある

昔はキャラクターデザインの中嶋敦子の絵柄が強く出ているから、現代でリメイクするならそこは真っ先に変わる所だろうね

旧作版アニメは中嶋敦子の画のイメージが強いから、ウチの国のオタクが見ても違和感あまり無いのかもしれない

確かに中嶋敦子の関わった作品だと「逮捕しちゃうぞ」はこっちのテレビでも放映されていたし、中島敦子の絵柄のグッズ（当時の状況を考えると絶対海賊版）もかなり出ていたからな
中嶋敦子は「薄桜鬼」とかのキャラデザもやっているし、国内でも男性向け女性向け問わ意識せずに慣れ親しんでいたオタクは多いだろう

自分が子供の頃に売られていた日本のアニメの海賊版グッズの中で「らんま1/2」のグッズは「絵が豪華でキレイ」という印象があったよ
当時の自分はそのアニメ絵？の下敷きのイラストのシャンプーに惚れていたけど、今考えてみると中嶋敦子キャラデザの絵だった気がする

古いファンとしては、今の時代にまた「らんま1/2」で語り合えるというだけでもうかなり満足できそう
PVにあった最初の登校で襲い掛かってくる運動部のシーンを見てテンション上がってきたよ

とまぁ、こんな感じで。
昔の中国の事情も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「実は私自身は犬夜叉以前の高橋留美子作品のアニメはあまり見ていないので、らんまの再アニメ化はそういう意味でも楽しみです」
などといった話もありました。

考えてみれば中国でも「らんま1/2」の知名度は高いものの、アニメではなく主に海賊版マンガで広まったこともあってか世代ごとの思い入れの差が激しい作品になっています。恐らく「うる星やつら」よりは中国におけるファンの数は多いと思われますが、それでもアニメ経由の思い入れというのはあまり無いようです。
私が中国に留学していた時に通っていた高校では、日本のアニメマンガ好きなクラスメートの間で猛虎開門破や猛虎落地勢が流行ったこともあるのですが……

この辺は以前アキバ総研様の方の記事でも書いた「ドラゴンボール」のアニメに関する事情と似たような所があるかもしれませんね。
実はドラゴンボール空白地帯なのかもしれない中国の状況と古参のオタクにとっては残念な中国の4月新作アニメ事情【中国オタクのアニメ事情】（アキバ総研）

それからここまで書いていて、15年前に北京で開催された山口勝平さんと成田剣さんをお招きしてのイベントの際に山口勝平さんがサービスでふってくれた「男溺泉（ナンニーチュアン）を探しに来た」というネタが不発になってしまう事件？があったのを思い出しました。
当時の北京で声優イベントに来るような人は中国でもかなり濃いオタク、濃いファンだったのですが、その層が分からないということは中国で「らんま1/2」のアニメを見ていて思い入れがあるような人はかなり少ないのではないかと。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2011年の記事ですが、現在の中国オタク界隈でのキャラ人気や評価はどうなっているんでしょうかね。
中国オタク「らんま1/2で誰が好きだった？」

2024年07月17日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「ロシア系ヒロインのお色気サービス作品だと思ったら淫夢作品だった……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国国内向けの正規配信も行われている
「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」
ですが、中国では作中に出てくる淫夢ネタにも注目が集まっているそうです。

ご存知の方もいるかと思いますが、中国ではいわゆる淫夢動画や関連するネタが若い世代の間でかなり広がっているという話もありますし、新作アニメの淫夢ネタが刺さる（？）人も少なくないのかもしれません。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさんに淫夢ネタが出ている」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
（なお原文では結構な勢いで中国語の淫夢語録らしきものが飛び交っていましたが、管理人は日本語版の用語の把握すら怪しいので誤訳やネタと気づかずにスルーしてしまった部分があると思います。どうかご容赦ください）

「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」がロシア系ヒロインのお色気サービス作品だと思ったら淫夢作品だった……

まさかそっちから来るとはな
しかしこれは盛り上がる

確かに。俺は「810」や「114514」はもうそういうネタでしか見れなくなった！

1210円のラーメンが1145.14円に日本の消費税をかけた数字だというのは笑った

よく分かったな
普通に感心するわ

やりますねぇ！

ホモ特有の鋭い観察眼

ホモ特有の連想能力

不自然な数字があるのに気づけば、そこからはDNAに刻み込まれた淫夢で分かるものらしいゾ

あのさぁ…

他にも各所に散りばめられている淫夢ネタ
言われなければ気づかなかったのに、気づいてしまったらもうそういう目でしか見れない

実妹が寝ている主人公の上に乗って起こしてくるシーン、野獣先輩の例の画像との比較のせいで妄想としか見れなくなった！

なお日本人にはウチの国が淫夢に汚染されているのが既にバレている模様

この作品が共産圏に対する「最臭兵器」とかネタにされているようだしなあ

実際日本文化が濃縮された淫夢文化は凄まじい
ウチの国だけでなくロシアの方も侵略されているし反同性愛な国に対する影響は深刻だ
この間の角川に対する攻撃も淫夢の拡散がどこぞの上層部を刺激したのが原因ではないかというネタがあるくらいだし、偶然なんだろうけど解釈できるネタがかみ合い過ぎて困る

新作アニメの秘策が淫夢ネタだとは
これもうわかんねぇな

見るかどうか迷っていたというか、後回しにして見ないまま終わってしまいそうだったが、こんな話を聞いたら見ないわけにはいかないじゃないか！(歓喜)

しかしエロ描写、暴力描写、歴史政治ネタがダメな現在の環境においては極めて有効なネタなのは間違いない……弾幕コメントで盛り上がれるネタとして強過ぎる

お約束的な萌えの積み重ねだけどクオリティは高い、そこにこんなネタをぶち込まれたら見てしまうよ

しかしこれはどこまでbilibiliが意図したものなんだろう？
こっちのアニメ視聴者向けのネタとしてはかなり有効なのは間違いないが

エロは規制で難しい、ハーレムも価値観やフェミニズム関係で批判されがち、しかし淫夢ならネットユーザーのネタとして盛り上がれる
更にロシア関係だから上の風向き的には規制が緩くなっている方面だろうしね

アニメでこっちに来るのはさすがに予想外では
ウチの国で今はロシアネタが規制されにくいという計算はあったかもしれないが、淫夢は注目のされ方次第では普通に危ない

でもこれ、作者が淫夢厨の作品らしいな

いや作者どころかアニメスタッフも声優も淫夢厨だという話が流れてきている……

ところで淫夢ネタのついでに気になったんだけど、日本の価格表示ってどうなってるの？
消費税を含んだ価格表示が一般的なの？

基本的には消費税込みの表示だった……はず。

日本では数年前から税込みの価格表示が義務化されている。
日本で税別の本体価格を強調して表示するのは意図的に騙そうとしている店だよ。

なるほど
淫夢ネタを追いかけながら日本社会の税制度まで勉強できるとか、もしや教育的にも良い番組なのでは？

このアニメはとてもニコニコ動画で見たい
早く復活してくれ！！

とまぁ、こんな感じで。なんだかぎこちない翻訳になってしまい申し訳ありません。
中国オタク界隈でも特定の層の人にとっては非常に盛り上がる作品になっているようでした。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国ではその時の国際関係で規制の傾向が変わります。現在は比較的ロシアに近い空気なので、『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』は現在の中国で一般的なレベルでエロシーンの修正をしておけば問題ないような規制され難い作品と言えそうです。そして既に一般的な修正が行われている格好なので、そこに淫夢ネタが組み合わさっても規制され難いと思います（急に規制される可能性も常に存在します）」

「今期の新番では他にも『逃げ上手の若君』が中国で注目されていますが、過去に同じ原作者の『暗殺教室』が規制の対象になっていますし、日本の歴史作品で更に登場人物に天皇が出てくるのは確定しているので中国での配信は難しそうです」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月15日19:19

カテゴリ: アニメ

中国オタク「評価が低い、駄作扱いされているけど自分は好きな作品について語ってみよう」

ありがたいことに以前
「中国ではオタクも人気作品高評価作品を追いかけるスタンスの人が多く、一度低評価がついた作品はずっと叩かれ続けるという印象がありますが、低評価でも実は好きな人がいる作品はありますか？あるとしたらどんな作品ですか？」
といった質問をいただいておりましたが、先日それに関係しそうなネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「評価が低い、駄作扱いされているけど自分は好きな作品」
などといったことに関するやりとりを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

評価が低い、駄作扱いされているけど自分は好きな作品について語ってみよう
雑な感想でも構わないのでどんどん言ってみてくれ

こういうテーマならやはり「Re:CREATORS」
瑕疵も多いけど、良い所も少なくない作品だった
私にとっては追いかけているときは普通に楽しんでいた思い出もある作品

「Re:CREATORS」は違う世界観のキャラが集まってのバトルロイヤルという展開がワクワクするし、主人公がダメ過ぎとか上手くまとめられなかったとかで切り捨てるにはもったいない気がする

「ダーリン・イン・ザ・フランキス」
終わり方はともかく、作品が始まる前からの盛り上がりや本編開始直後のわくわくした気持ち、ヒロインに対する心のときめきは忘れられない

俺もその気持ちは理解できる
ウチの国だと終盤失速する、期待外れの展開になるとそれで評価が落ちて固定される傾向が強い
そこが日本や欧米との作品評価の違いに影響しているんだろうね

「ダーリン・イン・ザ・フランキス」はエヴァになれなかった作品だけどキャラは良かったし、エヴァ以上の終盤のグダグダを除外すれば普通に良い作品だし自分は嫌いになれない

「僕だけがいない街」はもうNTRや批判的な方向でしか語られていないけど、俺は非常によくまとまっている、綺麗に終わった作品だと評価したい。

自分もこのテーマで最初に思い付いたのは「僕だけがいない街」だった

「仮面ライダーゼロワン」
ビルド、ジオウと比べて何かと厳しい評価だが私はゼロワンが大好きだ

こっちのファン界隈で言うとヒドイことになりそうだけど、実は私は「劇場版ガンダムSEED」は娯楽作品として面白いし日本で大ヒットしたのも当然だと思っている

「甲鉄城のカバネリ」はキャラデザ良かったし、最初ものすごく盛り上がった
そしてその後の落差や配信停止のゴタゴタ……今となっては興味深い記憶だしあれはあれで楽しめた

「異世界のんびり農家」
読者の雑な欲望と妄想に従ったような作品だから評価されていないけど、おっさんが良い暮らしするのを楽な気持ちで見ていられるアニメなので俺は大好き

「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」
俺TUEEEEEで雑な作品なのは否定できないが、自分が昔妄想したような内容がアニメになっているので見ていて楽しかった。今でも気楽に楽しめる作品としてたまに流している。

「ワンダーエッグプライオリティ」は嫌いだとか何がやりたかったのか分からないとか言われるのも無理はないが私は終わりも含めてかなり好きだったよ

俺にとっては「フリップフラッパーズ」だと言おうと思ったが、ダメな作品というよりマイナー作品だと気づいて思いとどまった

実は「カウボーイビバップ」の実写版は結構好きだった
他にも一般的にはダメな評価のアニメ実写化作品だけど自分は楽しめた作品が幾つかある……

ここだけの話だがアニメ版「月姫」は俺が本格的にアニメを見始めたばかりの頃に見た作品なのでかなり楽しめたし個人的に結構好きな作品になっている
この体験のおかげで国内の「原作党」とは違う考え方になれたので、そういう意味でも好きな作品

型月だと「Fate/Apocrypha」が自分にとってはテーマに合致する。自分にとっては初めて買った型月の小説で普通に楽しめたしネットの型月界隈に行くまでこの作品の評価がズタボロなのは知らなかった。

「Apocrypha」はギャルゲー要素が「Zero」の影響が大きかった当時の中国のファン界隈との相性最悪だったし東出が始皇帝の件で大炎上した事件の影響で東出が書いているというだけで批判された時期もあるからな……

この手の話題だと自分は結局「ギルティクラウン」と言うことになる
今でいう中二病要素に免疫のなかった自分にとって未体験のカッコよさに感じられた記憶が忘れられない

定番でいいなら俺は「Charlotte」を挙げよう。終わり方がダメな作品としてよく名前を聞くが俺は結構良いと思っている
俺がまだオタクになるかならないかの時に見た作品だから評価が甘いのも否定はしない

「Charlotte」も「ギルティクラウン」がオタクの入口になった人は案外いるように感じる
ちなみに私にとっては「アブソリュート・デュオ」がオタク初心者だった頃に見てハマった作品なので周りの作品評価を知っても嫌いにはなれない

何度でも言う！俺はダンガンロンパの「3」も「V3」も好きだ！
精神的続編の新作ゲームも期待している！

「アルドノア・ゼロ」は確かにダメな作品、ダメな終わり方をした作品だというのは認める。
でも男主人公二人は今でも大好きなキャラなので俺は作品も普通に好き。

「アルドノア・ゼロ」はNTR展開でトラウマを植え付けられた人間が多過ぎて冷静に語ることはできない……！

「マクロスデルタ」
劇中歌の「いけないボーダーライン」以外についても語りたいんだが、なかなか話せる人がいない

「マクロスデルタ」は歌が良いだけで十分に評価できると思う

NTR評価関係だと、俺は「さよならの朝に约束の花をかざろう」は大好きだし映画館で見れてよかった作品になっている。
今考えてみると、あの頃は岡田麿里の評価が急落して負のイメージついていたのもダメな評価が増える原因になっていた気がする。

「ID:INVADED」は結構好きだった

「ID:INVADED」は龍頭蛇尾が批判されているけど、評価急落するほどではなかったしこのテーマに該当するような駄作扱いの空気はないと思うぞ。今でも評価サイトの点数落ちてないしな。

なんかウチの国のロボアニメファンの間では悪趣味でバッサリか、存在を無視されている節があるけど俺は「クロスアンジュ」が大好き

「クロスアンジュ」はグダグダな所はたくさんあるし悪趣味な展開も多い
しかし勢いの凄さ、見終わった後の爽快感はとても良いと思う

「魔法少女育成計画」は悪趣味な展開のために作られた作品とか言われているけど、ダークな雰囲気が好きな自分にとってはとても良かった！

あの頃の悪趣味な魔法少女系作品も一定の需要はあると感じる
もっとも当時は「魔法少女育成計画」みたいに「不可抗力的なことにより配信中止」な作品もでちゃっていたし、国内向けに配信してファン層が拡大するとかは無理だろうなあ

ガンダムだと「鉄血のオルフェンズ」と「水星の魔女」は批判されている部分についてはほぼ同意するけど、それとは別に自分にとってはかなり好みに合った作品だったわ

私はロボなら「革命機ヴァルヴレイヴ」が大好きだと宣言させてもらう！

「革命機ヴァルヴレイヴ」は作品の評価を知ってから見ると粗が意識されて厳しいと思う
でもBGMがとても良かったしリアルタイムで追いかけているときにはかなり楽しめたね

近年の作品だと「水星の魔女」
まとまりのない作品だしロボアニメとしての盛り上がり的にどうなのかというのは分かるが、メインストーリーはきっちり完結しているし言われるほど悪くない、個人的には内容の方でも成功している作品だと思っている

ここまで出ていないけど「IS」
ハーレム作品、そしてキャラの属性もメカの属性も私の好きなものが盛られた作品なので実は大好き
装着者が見える形のメカとしては自分の中で最上位に入っている

私も「IS」だね。第一期はハーレム系作品として全方位的に完成度が高いと思う。
「名作の壁」と他作品を売上でバカにするネタとして使われるだけなのはちょっと悲しい。

とまぁ、こんな感じで。
近頃の中国オタク界隈の感覚で語られる話がイロイロと出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国のオタクにとって不満な終わり方になると、作品の評価も急落しますし作品関連の話題もそればかりになってダメな作品、駄作のイメージで固定されてしまう傾向があります。そして中国国内ではアニメ以外の関連商品や別メディア作品はほぼ意識されないので、ダメな作品のイメージが修正されることもほぼ無いのです……」
などといった話もありました。

ちなみに今回の反応をまとめていて私が思いついた作品はアニメではなくゲームになりますがPCエンジン版の「イースⅣ」でした。PCエンジン版「イースⅣ」はファルコムではなく当時のハドソンが開発した続編でストーリーもその後のシリーズにつながらない独自展開で過去作のキャラの扱いもなかなかにアレな作品でして……
現在は正史から抹消され黒歴史になっているようでファルコムクロニクルに載ってなかったのを見ても仕方が無いと思ってしまう作品でした。

ただ当時のPCエンジンのARPGとしてはかなり良い出来で、CD音源の音楽とARPGに不慣れな自分でも何度か挑めばクリアできたバランスはかなり良かった記憶がありますし、何度もクリアしてサントラを買ってしまうくらいには好きなゲームでしたね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

似たような話題の5年前の記事ですが当時と重なる部分も変わった部分もあるようですね。
中国オタク「好きだと公言すると批判されるが、やはり好きな作品について」

2024年07月13日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「二次元のロシア人キャラが白髪な定番設定はどこからきているのだろうか？新作アニメで久々にロシア系ヒロインを見て改めて気になってきたんだが……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国の方でも7月新作アニメの配信がぼちぼち始まっているそうですが、現在中国国内向けに正規配信されている新作アニメの中の話題作に「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」があるそうです。
そしてこの作品の内容に加えて、日本のアニメやマンガの定番ネタに関しても盛り上がったりしているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二次元のロシア人キャラが白髪な定番設定はどこからきているのか？」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

二次元のロシア人キャラが白髪な定番設定はどこからきているのだろうか？
今期は新作アニメで久々にロシア系ヒロインが出たのを見て改めて気になってきたんだが……

あれは日本語だと「銀髪」、ロシアだけでなく北欧の国、スラヴ系のキャラに関するテンプレだと聞いたことがあるけど、確かにどこから始まったんだろうな
昔はロシア系のテンプレも金髪キャラだったはず

白髪系が大好きと言われる中国において人気の高いロシア系ヒロインがすぐには出てこないレベルだし、ロシア人＝白髪のテンプレが成立したのは比較的最近の話なのでは？

昔の俗なテンプレの集合体といえそうな「IS」だと白髪担当はドイツ人だしな
ロシア代表が日本人で青髪でCV 斎藤千和なのは覚えている

「ラブライブ」の絢瀬絵里はロシア系だけど金髪です！

ロシア、北欧などの白髪キャラは中国人キャラのお団子頭、チャイナドレスみたいなものだろう
しかし言われてみればお団子頭とチャイナドレスのように昔からあったような印象も無いな……

テンプレが成立して量産された属性というのは分かるが、テンプレの成立過程は俺も知らない

髪の色は影響力の高い人気キャラからの模倣というのは明確に出ないからテンプレの基礎となったキャラや作品を確定するのは難しい気がする

そこはロシア系ヒロインが流行りだしたのが比較的最近の話だというのもあるんじゃないか？
逆に中国系ヒロインは前世紀に大流行していた

あの白髪はロシアの雪に覆われた寒さ土地というイメージから形成されていったのではないかと

私もその辺りから形成されたテンプレだと思っている。寒さと雪と白髪のイメージは結び付きやすい。でも現実のロシア人って黒や茶が多いんだよなあ

二次元の白髪ってアルビノから来ているものだと考えていたが、そうじゃないのもあるんだね

現実のロシア人には金髪少ないし、モンゴロイド系もいるのになぜ白髪がテンプレなのか

そんなこと言いだしたらイギリスもフランスも金髪少ないという話になるよ
二次元だと典型的な金髪キャラの国籍なのに！

このテーマで参考になるのは影響の大きなキャラやテンプレの成立した時期と背景であって、「現在の現実」がどうなのかはあまり関係ないぞ

ロシア人は現実のイメージの反映もあると思う。こういうのは割合ではなく印象の強さだ。
俺は大学にいた時にスラヴ系の留学生に家族の写真を見せてもらったことがあるんだけど、その中に髪の色も肌の色も本当に薄い人がいた。
あの僅かに金髪の色が見えるような髪から二次元の白髪美形キャラが出てくるのも分かる気がしたよ。

ロシア、極寒のシベリアと積もる雪から白髪のイメージになるということ自体は皆理解できるわけだし、定着したことに関して疑問はないのだけど。うーん。

「IS」よりさらに昔の作品のネオロシア代表の髪の色は茶と緑だったぞ！

「Gガンダム」は反則だと思ったが、当時の日本人の雑な外国イメージに関しては意外に参考になるから困る

その辺の時代だと「ストリートファイター」のザンギエフなんかも該当しそう
私の知っている中で一番古いロシア系の二次元キャラは「聖闘士星矢」の氷河だけど、彼は普通に金髪、アニメでも原作カラーでもいわゆる「黄髪」のキャラだし昔はロシア系に白髪のテンプレは無かったと思われる

「サクラ大戦」のマリアが金髪
1990年代はまだロシア系や北欧系と白髪美少女キャラは結び付いていなかったんだと思う

単純な美少女美女キャラではないが「BLACK LAGOON」のバラライカは白髪よりの金髪と見てもいいし、その後のロシア人キャラに対する影響も大きかったはずだ

そもそも古い時代の白髪ヒロインの人気キャラっていうのが思い浮かばない
ただ日本の二次元はエロゲー界隈からの影響も意外に大きいと聞く
そこからの影響なら私にはほぼ分からない！

うーむ……Key系なら立華かなでや坂上智代がいるけど、さすがに前世紀の作品ではないし……「東方」の十六夜咲夜っていつ頃から出ていたっけ……

自分の知っている最古の白髪系ヒロインは水銀燈

どんどんロシアから離れているな。
白髪ヒロイン自体は日本には「雪女」という伝統的なジャンルが存在するので個別の影響はあまり考慮しないでも良いと思う。日本で雪と白い髪が結びつくのは昔からだ。
それに白黒マンガで見る分には金髪系キャラは記号として脳内変換しなければ全部「白髪」になるわけだしね。

上の方で「IS」のドイツ系ヒロインの話が出ているけど、私は以前アニメやマンガではドイツ人キャラに白髪が多いというイメージがあった
ロシア系＝白髪美少女のテンプレ形成の流れも気になるが、ドイツ系＝白髪のテンプレの有無、有るとしたら期間はどうなっていたのかについても気になる

日本の二次元だと寒い場所＝白髪の美形がいるというイメージになっていると思う
ロシア以外にもフィンランドとかスウェーデン系のキャラはそんな感じになる

「ストライクウィッチーズ」ではフィンランドのエイラとロシアのサーニャがどっちも白髪キャラだ
国や地域と明確にイメージが結びつく人気キャラで自分が遡れるはここまでだった

FGOのアナスタシアは典型的な二次元白髪美少女のキャラデザだな
残っている現実の写真からするとたぶん茶色の髪だけど、サーヴァント化の際に髪の色は二次元的に設定された模様

ロシア、北欧キャラが白髪になりがち
その中でロシア系は髪以外のテンプレネタが豊富だし味方でも敵でも恋愛の相手役でも出せるから何かと目立つのだろう

私が思いついたのは「艦これ」の「響」「ヴェールヌイ」だけど、艦これのキャラにはテンプレを反映させた量産という側面もあるので、この時点で既にロシア系に白髪というテンプレは成立していたと思われる

ミリタリー擬人化分野だとソ連、ロシア系兵器の存在感があるのでロシア系が白髪というイメージは強まりそうだな
ソ連の兵器と戦場なら雪は付き物だ

ふと思いついて調べてみたが「ガルパン」のプラウダ高校は白髪いない……

ロシア人学生キャラで色の薄い金髪はいたはずだよ。うろ覚えだがグロリアーナやサンダースの金髪キャラより薄い色になっていたような？

偽ロシア人説が有力なカチューシャ（金髪）とノンナ（黒髪）、明確に「留学中のロシア人」で声優もロシア人なジェーニャ（薄い色の金髪）だね
色合い的にジェーニャは二次元の白髪キャラに入れても問題ない

なるほど、二次元の白髪が淡い色の金髪の表現であることの証拠という見方もできそう。

俺もイメージ形成の過程はなんとなく想像できる
寒い場所、クール系が反映されたキャラデザなら白髪になるのも自然な流れだ

これに関してはキャラの区別で白に近い薄い色を使えるのが便利だから定着したのも理由の一つだと思う
日本のアニメやマンガは髪の色でキャラを区別させるから印象に残って区別しやすい白髪系の設定は歓迎されるだろう

日本人キャラでもカラフルな髪の色しているわけだからな……そして設定上は金髪、或いは銀に近い色の薄い金髪ということなんだろうね
ラノベでも挿絵ではカラフルな髪の色なのに本文では茶色と書かれているような作品も珍しくない

白髪ヒロインは金髪ヒロインのレアさが消失したことから需要が発生した部分もあると思う
日本の白黒マンガではどっちも白で描写されるしカラー化した時にどう彩色するかは市場や視聴者の動向を見て決めているはずだしね

とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における見方がイロイロと出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国人は銀髪好きというネタが定着していますが、銀髪のロシア人ヒロインが中国で大人気になれるかは分かりません。キャラデザが良ければ普通の人気は獲得できると思いますが。それとは別に今期新作の『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』は良いですね！修正が入るとはいえこういうサービスの多い作品が今の国内で配信できるというのは意外でした」
などといった話もありました。

それにしても銀髪で北欧やロシア系のキャラはいつ頃から珍しくないような扱いになったんでしょうかね。私の中では昔の銀髪キャラは「エヴァ」の渚カヲルや「フルメタル・パニック」のテッサのような人間離れしたキャラに多かった印象もあるのですが。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月11日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「私は今猛烈にアニメやマンガで大学生の恋愛モノが見たい。恋愛がメインでなくても、ラブコメ要素がある作品とかでも良いので教えてくれないか？」

PCのディスプレイに縦線が入るようになってしまったので買い替えないといけなくなりそうですが、保証期間がついこの間終わったばかりというのが何ともモヤモヤした気分にさせられます。
それはさておき、ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国では本格的にオタクを始められるのは概ね大学受験後なこともあってか、オタクの中心となっているのは大学生だと言われています。
そしてそういった背景があるので
「大学生が主人公の作品を見たい」
という需要も日本と比べて高いそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「アニメやマンガで大学生の恋愛モノが見たい」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

私は今猛烈にアニメやマンガで大学生の恋愛モノが見たい。恋愛がメインでなくても、ラブコメ要素がある作品とかでも良いので教えてくれないか？

ウチの国で現実的に恋愛を考えられるのは大学になってからだし、現実に合わせて妄想したいのも大体その辺の年代になるからな……お前の気持ちは理解できる
とはいえ、俺もすぐに思いついたのは「シュタインズ・ゲート」くらいだ

既に見ているかもしれないが、気楽に見れるのが良ければ「ぐらんぶる」
ダメな男の大学生達の全裸飲酒大学生活、たまに混じる海とダイビングのサークル活動とラブコメ！

文芸方面の空気とキャラデザになるが「四畳半神話大系」
しかし大学生で恋愛がテーマの中心というのは思いつかない……

恋愛要素はそんなにないけど「四畳半神話大系」も「夜は短し歩けよ乙女」も大学生活を舞台にした作品としては非常に良い作品だと思う

まぁ大学生の恋愛って高校みたいに限定的な環境にできないし、何かと学校外の社会と連動しているからあまり現実と離れられないし年齢的に肉体関係の絡む話もあり得るからな
二次元における創作としてはあまり使いやすいシチュエーションではない

ラブコメなら「宇崎ちゃんは遊びたい！」があるぞ
大学生活の描写よりもバイト先の描写が多い気もするが

あまりにも有名なのでこの手の話題の時に皆が忘れている「ああ女神さまっ」

大学生と恋愛なら「ハチミツとクローバー」は押さえておかないと！

では私は「虚構推理」を……

好みに合うかは分からないが「とらドラ」の原作者が書いていた「ゴールデンタイム」

「ゴールデンタイム」は大学生、大学を舞台にした二次元作品の例としては定番だよな。それから主人公とヒロインの一部ということでもよければ「パパのいうことを聞きなさい!」もそうだ
好みに合うかは別として、恐らくアニメ化してないラノベ作品にも大学生主人公は探せばそれなりに見つかると思う
作者も編集も他作品とのネタ被りを避けようと変わった設定にしようとするだろうし、定番の高校ではなく大学でというのも企画としては少なくないはず

大学生の恋愛なら国産マンガや国産ソシャゲ探すのも一つの手だよ
ただその場合、恋愛描写が二次元的なものから離れがちだけどね

「喫茶ステラと死神の蝶」は大学生の恋愛のギャルゲー
Steam版も出てる

やはりここは「WHITE ALBUM2」を！
日本の高校の環境って言ってみればこっちの大学みたいなものだしあまり「大学生」にこだわらなくてもいいと思うのだけど
日本は高校の時点で卒業後は就職するという進路をかなり意識するし、創作においてもその進路に進むキャラは少なくない

内容的にはこっちの大学を舞台にした恋愛モノと、日本高校を舞台にした恋愛モノはそんなに変わらない気がする

確かに受験が最重要、学校や親からは「早恋」として恋愛は原則排除なこっちの高校とは違うけど、日本の高校は現実社会と距離を置ける独特な世界観だし、登場人物も基本的には未成年だからやはり大学とは違うと思う
それから丸戸史明がシナリオ書いたギャルゲーは大学生主人公も結構ある。ただ昔の作品を今の環境で遊ぶ、中国語対応やパッチを求めるのは難しいかも……

昔の作品でいいなら「Memories Off」は「3」「4」「5」と大学生主人公、ヒロインも大学生の割合が高かったはず
考えてみれば当時中国語版も出ていたギャルゲーの中でこういう部分が設定的にかなり「中国向け」だったのかもしれない

「NHKにようこそ!」みたいな大学中退キャラの作品はテーマ的にありだろうか？

このテーマなら「げんしけん」でも良いよね
アニメはともかく、日本の漫画界全体で見れば大学生主人公の設定は少なくはない。むしろありふれた設定扱いされるレベル。

少ない、見つからないと感じられるのはアニメ中心で探している、それから「日本の高校」と比べて「日本の大学」は恋愛の舞台として相対的に不便だからなどが原因として考えられる。
高校はクラス、休み時間、部活があるし日本特有の全員参加の運動会や学園祭があるし、夏休み冬休みの学校の人間関係によるイベントだってできる。
大学はそういうので縛れないし、校外の人間関係や活動もあるから高校と違って大学に舞台を限定するための設定、キャラクターが集まる定番のイベントを作る、作中で説明することからやらないといけない。

日本は大学行かない、行けないこともあるから大学という舞台の汎用性があまり無い
だから高校を舞台にした作品と比べて相対的に作品数は少なくなるし、アニメ化される作品も目に付かなくなるのだよ

日本の作品だと大学行かないルートも魅力的に描かれるからな。日本も大卒の方が基本的には有利だけど高卒でも成功の目はあるといった環境だ。それが日本の二次元作品にも何かと反映されている。
こっちだと学校に行く以上大学に行かなければ負け、創作のキャラに使える待遇ではなくなるけど、日本の作品、日本の読者にとってはそうではない。だから大学を舞台にすることに関して日本ではあまり魅力がなくて作品も少なくなっているのではないかと。

一昔前にこっちのオタク界隈でも話題になっていた「源君物語」のように男の欲望を満たす雑なハーレム系も結構あるんだけど、アニメ化まで行く作品は少ないのかね

ラノベだと「ぼくたちのリメイク」はどうだろう
私は大学生主人公で恋愛のある作品は探せばあるけど、気合入れて探さないと見つからないものだと感じている

最近のだと「理系が恋に落ちたので証明してみた」のような作品も大学が舞台の作品は無いわけじゃないけどやっぱり少ないよね

こういう話をする人はまずアニメ化作品、主流の少年マンガを探す
でも主人公が大学生の作品は日本だと青年マンガになることが多い
だから見つからないと感じるのでは……

少年マンガなら「彼女、お借りします」が大学生主人公で少年マガジン連載だ
でもこれは少年マンガだと比較的珍しい設定かも？

厳密には大学生ではないけど、原作がかなり昔の青年漫画で近年アニメ化された「イエスタデイをうたって」はどうだい？
主人公は大学卒業後にまともな就職できずに迷っている青年、メインヒロインは高校中退の学生、サブヒロインが主人公の大学での同級生だった学校教師

「イエスタデイをうたって」は大学生ではないけど、大学生くらいの年代の恋愛ということならいいと思う。その年代のキャラの恋愛モノにありがちなドロドロさ、肉体関係からのぐだぐださは無いし。
ただサブヒロインの方は……なんていうか知れば知るほど嫌われるある意味では現実的ですごいキャラだった……

大学生を主人公にして恋愛モノをやる場合、日本でも実写の方が強いからアニメにはならない
キャラの年齢によって生じる演じられる役者の問題がほぼ無くなるし、実写恋愛モノの方が一般向けで稼げるという事情があるのよ

その意見には私も同意する。日本市場でも恋愛系は女性がターゲットになるし大学生キャラだとアイドルも出演させやすいからアニメ化よりも実写化になるのだろう

上手くやっているのはいたけど、実際の大学生活も恋愛と無縁な人間も多い
俺の大学時代はどいつもこいつも授業以外は宿舎でゲームやるか外でバスケやるか、たまに集まって遠出をするかくらいで恋愛の時間どこにあるんだよみたいな状況だったわ

そして大学を出たら結婚しろと言われる
私はまだ妄想していたいというか、現実での恋愛が難し過ぎるからそのままでいたいというかな気持ちになっているよ

大学生になれば恋愛もできる。しかし結局は恋愛も性生活も両極端になるのだよ……

既に言われているけど、中国の大学生活と違って日本の大学生活は恋愛モノとして使いにくいんだよ。
こっちの大学だと学生はほぼ宿舎に住むし生活のかなりの部分で同じ時間と場所を共有するけど、日本の大学の学生は大学の宿舎ではなく大学の近くに部屋を借りる、地元出身なら家から通うことも多い。
そして授業は高校までと違って常に同じクラスではないから特定の学生が同じ時間と場所を共有する機会は高校に比べて格段に減少する。

なるほど……ラブコメに限らずそれは前提条件がかなり変わってくるな
高校という舞台の方がストーリーやイベントを作りやすいのは理解できる

こういう話だと「日本人は大学に行かない、大学進学率が低いから」、「作者は大学に行っていないから大学が描けないから」という見方がよくでるけど、そもそも大学生活と恋愛ってそんなに相性よくないんだよね
学部が違えば大学生活も全然変わってくるし、主人公とヒロインの行動が重なる、時間を共有させる展開にするのも一苦労だ
それに対して高校は学年やクラスや部活を同じにすれば良いだけ！或いは一般社会で同じ会社、同じ部署にする方が簡単！

とまぁ、こんな感じで。
中国の大学生活の感覚などイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では大学に入ると親から離れて学生宿舎に入って同年代の学生との共同生活になるので、同学との共有時間が中学高校の時より増える人も多いです。大学でも授業や研究の難しさはありますが、それでも中国の若者にとって大学や大学院は厳しい受験を突破した後の、楽しい気分で過ごせる時間になっていますし、その時期と場所を舞台にした作品を見たいという気持ちになる人は多いです」

「しかしこの数年は就職問題のせいで楽しい気分でいられる時間は減っている、楽しい時間の記憶を共有した人に連絡が取れなくなることも増えているという話が……」
などといった話もありました。

上のやり取りにもありますが、中国では基本的に学生寮暮らしになる大学の方が学生同士で過ごす時間というのは多くなるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月09日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「日本の作品においては溶岩の威力の評価が妙に高くないか？温度的には炎の方がトンデモナイことにできるのに」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品の定番要素、お約束などに関して何かと話題になっているそうですが、戦闘関連や強弱の描写についての話題は特に盛り上がるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の作品は溶岩の威力の評価が高い」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

日本の作品においては溶岩の威力の評価が妙に高くないか？
温度的には炎の方がトンデモナイことにできるのに

日本の作品だと溶岩は火属性の上位攻撃になるがちだよね

自分も何となくそう考えていた
溶岩は粘りがあって重いので火よりも逃げたり防御したりが難しい印象はあるけど、温度的にはそんなに変わらないのに

「ONE PIECE」の火よりマグマが強いというのも正直納得できなかった

溶岩は描写が簡単で映える、自然災害として直感的に分かる脅威なのも大きいのではないかと

溶岩は温度は低いけど熱量としてみれば単純な火より上になるし、何より質量を伴うわけで

カーズみたいなのもいるが、あれも溶岩が効果ないくらい凄い生物という描写だからね
溶岩の恐ろしさが前提として存在する

普通の火もそんなに強いわけではないだろう
近年の創作では扱いが悪くなっている属性だし

炎の温度がファンタジー的に際限なく上がるなら融点の高いファンタジー鉱物を出しても良いわけだし温度はそこまで関係ないような……

炎の色による温度を描写している作品も結構あるのを考えたら、一般的な炎攻撃は溶岩とそこまで温度の差が無い可能性もあるぞ

溶岩は持続的なダメージという効果もあるけど、こっちはあまり描写されないから火の方が強く感じられるのかも
火は燃やすものがなくなれば消えるけど、溶岩は冷却される過程でも熱や質量によるダメージはある

溶岩の他に溶鉱炉もあるから、イメージ的にそっちが重なるのもあるのでは
「ターミネーター2」のラストはあまりにも有名

地域によるんじゃないかな
日本以外でもイタリア辺りならポンペイという火山で壊滅した遺跡の街が存在するしイメージしやすいと思う

炎は雑に数字を盛りやすいという強みはあるな
一億度とか一兆度とか、宣言するだけでインフレ可能

温度も一要素ではあるが溶岩の威力は温度だけじゃないんだよ
津波を温度が低いから威力が無いとは言わないだろ？

そもそも1000度の液体が来たら人間は普通に死ぬんだけどね……

これは中日の日常生活で接する情報、環境による印象の違いによるところもあるだろう。
日本は頻繁に地震が発生する地域で火山と溶岩も天災の一つとして常に意識させられるものになっている。だから溶岩には普通の「火」よりも強烈なイメージがつく。

火属性、火炎攻撃がありふれたものになった結果、その強化版として登場した面もあると思う
溶岩は温度の他にも物質的なダメージも追加されるので単純な火よりも強いとかで

でも土属性で土石流攻撃や地震攻撃って弱いよね。現実では上位に来そうな怖さの自然災害なのに。

うーむ……考えてみれば火山に関して自分の中では溶岩よりも噴石の方がなんか怖そうという印象はあるかも
知識としては土石流とか非常に危険なのはわかっているのだけど

創作における扱いに関しては単純に日本には大きな火山がたくさんあるからじゃないか？
危険な地形、危険な災害として分かりやすい

日本は活火山が多いから溶岩の怖さが記憶に刻み込まれているんだろう
富士山だって活火山だ

日本は山登りに行ったら噴火が始まって大量の犠牲者が出た事件が最近もあったからね
火山の災害としてのイメージは強そうだ

日本は自然災害として地震だけでなく火山もかなり意識される環境
そして実際に何十年に一回くらいのペースで数十人かそれ以上の規模の犠牲者が出る火山関連の災害が発生している

活発な噴火の兆候は無かった、普通に観光地になっている山が突然噴火っていうのも怖いよな……
中国だと観光地になっている火山って長白山くらいかな？

火山はこの世の終わりみたいな風景を作り出すし、実際大絶滅の原因になってるからな

西側の創作でも溶岩が高威力、恐ろしい扱いになっているし火山のある地域だと溶岩の強烈なイメージが根付くんだろう。
上でも言われているようにポンペイは西洋だと火山災害、溶岩の怖さの象徴になっている。

ああいうのを見ると火山と溶岩は人間の遺伝子に刻まれた怖さなんじゃないかと考えてしまうね

自然災害系は中国の作品がむしろ過小評価しているような気もする

ウチの国だと自然はなんだかんだで克服、コントロールできるものという扱いだからねえ

あくまで乗り越える対象でしかない、脅威によって全滅するようなことはない、ヒーローや指導者しかるべき組織によって対処されるもの扱いだよね
なお近頃よく発生する百年に一度レベルのなんとかは……

分かるよ。SF的なレベルになってようやく「どうしようもない」というレベルになるというか。
中国のディザスタームービーはなんていうかモブは派手に死ぬけど次々襲い来るピンチでも主人公達は補正かかって無事だから自然災害もなんとかなる娯楽っぽい空気あるよね

災害ドキュメンタリーを見ると溶岩はかなり怖いけど、娯楽関係の印象で考えると確かに軽い

まだ出ていない溶岩の扱いの良さとしては火山の加工に落とすっていうのはキャラも物も「不明」にするのに便利だというのがある
これは「ロード・オブ・ザ・リング」とかでも使われている伝統的なネタ

とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈のイメージなどイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「被災地の情報をずっと報道するわけではないのでこちらでは自然災害の影響に関してはかなり軽い印象になっているかもしれません。正直に言えば、私は日本の報道で被災地のニュースがずっと続けられる、周年単位で報道されているのを見ると知識としてはともかく、感覚的に日本は災害復興が遅いと感じてしまうこともあります……」
などといった話もありました。

それにしても中国特有の環境で怖いイメージのある災害って何があるんでしょうかね。
私は子供の頃に読んだ三国志（児童書版、横山光輝版など）の影響か中国の蝗は怖いみたいなイメージが妙に強くなっていますが、現代の環境だとそういうのはあまり意識されないでしょうし。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月07日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「日本人にとって『夏の大三角』って特別なものなの？様々な作品に出てくる印象があるのだが……」

ありがたいことに季節ネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品によく出てくる物、イベントなどに関する考察で盛り上がったりしているようですがその中には夏の定番イベントやその中のやり取りに関する話題もあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本人にとって夏の大三角は特別なものなのか？」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

日本人にとって「夏の大三角」って特別なものなの？様々な作品に出てくる印象があるのだが……

日本における夏の大三角の知名度に関しては何か大きな影響を与えた作品が過去にあったんじゃないか？二次元系に限った話ではなく実写とかでも。
こっちで「三体」の影響でプロキシマ・ケンタウリに関する知識が爆発的に広まったように。

ウチの国でも国産子供向けアニメのネタになっているし、百科事典とか課外読書などのルートで得られる知識もそこかしこに存在するけど、日本みたいな扱いにはなっていないわけで
そこは考えてみれば不思議

俺の通った学校では天文課の授業もやっていたね
それがどれだけ影響あったかは分からないけど

昔は中国にも天文愛好者向けの雑誌はあったはずだけど、今はどうなっているのやら……

確かまだ残っていたような？科学普及雑誌としての扱いがあるし、ウチの国は古い雑誌だと逆に消えない。

中国人なら「牛郎織女」（牽牛織女）の知識はほぼあると見ていいけど、それが実際の星空と連動していないように思う
夜空を見てもどれがどれだけ分からないし、そもそも見る気にならない

少なくとも学校の授業でも実習でもプラネタリウムでも強調する部分だというのは本当らしい
全員ではないだろうけど結構な割合の日本人にとっては共通認識、知識になっているのではないかと

夏の大三角は知識があればわかるんだろうけど、無ければ分からないと思う
明るい星ではあるが、冬のオリオン座の三つ星みたいにすぐに分かるものではない

星を覚えるとしたらせいぜい北斗七星と北極星くらいな気がする
しかし俺は北斗七星はともかく北極星はすぐに分からないかも

夏の大三角は日本のソシャゲでも定番イベントだよね
俺も「牛郎織女」は知っているけど星空までは意識しないし、実際に見ても分からない

日本は空気が綺麗だから星が見えると聞くし、普段から意識することになるのでは？
天体観測も趣味、それから学校の部活としての天文部として間接的に存在を意識させられる話が少なくない

中国国内は学校の部活、サークル生活が普及していないから広まっていないのではないかと

そもそも趣味としての扱いが違うような……上で言われている影響を与えた作品で思い出したが、BUMP OF CHICKENがブレイクしたきっかけの初期ヒット曲に「天体観測」というのがある
そして歌詞を見た感じではこの曲の影響によってではなく、この曲が普通に受け入れられるくらい日本社会では天文趣味が普及しているのではないかと思われる

夏の大三角ネタで個人的に印象に残っているのは「化物語」かな

そう言えば化物語で思い出したが、日本人は大体「あれがデネブアルタイルベガ」とやれるという話は本当なんだろうか？

日常的に話題にする、ネタにする機会が無いのが違いを生み出しているのかな？
しかしこっちの教科書にも夏の大三角は載っているはずなんだが……

載っていたね
小学校の時の教科書で星座や何等星の概念も学んだ
でも学んだ直後ならともかく、その後私が夜空を意識して見ることはずっとなかったかも

今思いついたんだが、日本の夏のイベントと連動しやすいからという説はどうだろう？
花火などの屋外イベント→夜空を見るといった流れが日本の夏にはある
そして冬の大三角もあるのにあまり出てこないのは冬には外に出ない、日本の冬の夜空を見上げるイベントが無い……とかで

他の季節にも大三角はあるのに、夏の大三角だけが特別な意味を持っているような扱いなのは不思議だよね
作品で扱われる頻度、テンプレ要素的な扱いを考えると日本人は夏に対して特殊な感情を抱いているのではという話もあるが、夏の大三角はその中の要素の一つなのだろうか？

どの作品か忘れたが「春の大三角」とかも出ていたね
それで秋は無いかと調べたら秋は「四辺形」というのがあった……

日本の夏の天候は星空を見るのに向いているんだよ
夏の大三角は都市部からも普通に見えるので、北斗七星と同レベルの知名度だとか
それに「牛郎織女」の故事は日本でも有名

日本は高温多湿な温帯～亜熱帯気候だけど山間部へのアクセスが容易だし、大気汚染が少ないから天文趣味には向いているのかね
都市の景観維持条例とかもあると聞くから光害に関してもこっちよりマシだろうし

日本は島で海風があるし光害が少ないから星がよく見えるはず
中国でも海南島に行くと綺麗な星空が見れる

日本の作品だとすぐに「夏の大三角」を示して、特に説明もないシーンが多いから前提として夏の大三角がどれかというのは基礎知識として多くのキャラに持たせても問題ないレベルなのは察せる

ウチの国でも夏の大三角なら光汚染のヒドイ街でも見つけられるよ
大体それしか見えないとも言えるが！

中国の都市は明るすぎるから星が見えない……

それは否定しないけど、中心部でなければ夜道の暗い所はいくらでもあるしそういう場所から空を見てもあまり星は見えないのでまぁそういうことなんだろう

北方の夜空だとかなり目立つし、分かる人には分かるレベルではある
ただ二次元的なイベントで使うのはあまり思いつかない方向だ

俺は上海在住だけど、天気次第な所はあるが星が綺麗に見れることはあるよ
個人的には国内の学生が星を見る習慣が無い、あと近眼率高過ぎるというのも原因になっているんじゃないかと思う

結局は天体観測、星を見る文化が日本には濃厚にあるということでは
こっちにも星を見る文化はあるけど何かと薄い

星を見る、目立つ星や星座に思いをはせること自体はどこの国にもあるから特殊な文化ではないはず
しかし習慣や日常生活の違いからくる認識や体験の違いはあるだろうな……

日本は趣味としての天体観測がかなり発達しているんだよ。光学分野も発達しているから設備面でも発達を支えている。
それに対してウチの国は趣味としての天体観測分野は弱いし、国内の都市化の動きが激し過ぎて人も環境も星を見る雰囲気じゃないし、星を見る場所も手頃な所にない

確かにウチの国の人間は天体観測に興味がないというのもありそう
夏の大三角は夜空で特に目立つ明るさだから光汚染がひどい街中でも注意して見れば見つかるはず

私は昔天体望遠鏡を買ったけど、家からきちんと見えるのは月くらいだった
しかも半年後に窓の向かいにビルが出来て月すらもまともに見れなくなった……

他に考えられるのは中国の学校は進学、受験の圧力が強過ぎて天体観測を教えるとか体験させてくれる学校は大都市の「凄い学校」くらいだろう。予算があって教員の質も生徒の質も高ければ受験勉強以外のことをやる余裕、点数以外の価値の獲得ができる。
この辺は「中国の高校にだって部活動はある」みたいな話と共通するね。

私がまだ小学生だった頃は暇なときに親と涼みに外に出て天気が良ければ「あれは何の星だよ」と教えてもらった
でも今の子供は日付が変わる頃まで宿題、勉強だから日常の中で星を見る余裕とか無いよね

とまぁ、こんな感じで。
現在の中国におけるイメージや各種状況も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では子供や若者が夜空を見上げる習慣があまり無いのかもしれません。私も若いときは意識して夜空を見上げた、星を探した記憶がありません。月が出ているくらいは認識していましたが」
などといった話もありました。

個人的には中国から日本に一時帰国すると日本の空はよく星が見えるというのを何かと意識することになりましたが、今の中国の夜空ってどうなっているんでしょうかね。私が留学していた時期と比べればかなりマシになったとも聞くのですが。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月05日19:05

カテゴリ: オタクin中国

中国オタク「純愛とハーレムは両立できるのだろうか？皆の意見を聞いてみたい」

夏の暑さにへたばっている今日この頃ですが、ありがたいことにネタのタレコミをいただいたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では恋愛要素に関しては良くも悪くも盛り上がる話題になっているそうですが、恋愛要素で出てくるジャンルの定義や概念に関する捉え方の個人差から議論が熱くなってしまうこともあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「純愛とハーレムは両立できるのか？」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

純愛とハーレムは両立できるのだろうか？皆の意見を聞いてみたい

定義次第ではあるが、最近またなんか荒れる話題になっているな……俺は両立というか、混ぜても良いネタだと思っているが

それを拒否する、純愛に行くと思ったらハーレム展開だったとかハーレム的な決断をした主人公が気に食わないみたいな人は結構いるようだね

俺は純愛というのは好きなのは一人だけ、そこに第三者は入らないという認識だからハーレムも逆ハーレムも純愛には入らないと思っている
ただハーレムの中で愛情があるのは主人公とメインヒロインの一組だけみたいなのはあり得るので絶対に成立しないとは思っていない

私もそんな感じで認識している
ただそれを認められない人が多いので純愛とハーレムの境界線、特定の作品を純愛扱いするかどうかで何故ここまで燃えるのだろうか……

自分はもうざっくりと感情が通い合っているハーレムなら純愛、そうでなければ違うという考えだよ。18禁とかでは特に！

この問題に関しては道徳による判定も混じるので個人差が出るんじゃないかと
私は元々創作の話、そこでのハーレムや逆ハーレムで愛の形が純愛だったみたいなのは成立すると思うけどね　

道徳が関連するというのは何となく理解できるし、だからこそウチの国の環境だと非常に相性が悪いテーマだと思ってしまうよ
日本の作品をざっと見た感じだと純愛タグとハーレムタグが両方ついている作品はそこまで珍しくないし、兼用可能なテーマ扱いのようだが……

「失礼だな純愛だよ」と言う女誑しみたいに作中のネタとしては嫌いじゃない
でも主人公の恋愛の展開として純愛っぽいのからハーレムENDみたいになったらキレるという気持ちはわかる

確かに日本の作品は普通に「純愛」と「ハーレム」のタグがついているのがあるな

凄いのだと「NTR」と「純愛」というのもあった

結局純愛の定義という問題に戻りそうだ
NTR展開でも主人公視点だとNTRだけど寝取られる恋人側視点では純愛に目覚めたなんて解釈もあり得るし、寝取られても愛を捨てない純愛みたいな解釈だってあり得る

純愛とハーレムも、純愛とNTRも共存できると思う。そこはストーリーと感情描写次第だ。
ただ普通のラブコメとしてそういう作品を出されたらブチ切れる人がかなり多いのも間違いない。

「純愛」の反対語を「ハーレム」だと考える人もいれば「純愛」の反対語を「NTR」だと考える人もいる
厄介なのは普段「純愛」について語っている際にそういうのは意識されない、作品がそういう展開になった際に爆発する火種になることだ

純愛とハーレムか……これって最後に一人だけを選ぶ日本の作品にありがちな「偽後宮」も純愛と言ってしまえるのでは？
過程がハーレム、最後が純愛なら純愛と解釈することもできなくはない気がしないでもない

以前某ジャンルでは異性愛と比べて同性愛は純愛とか言っているのもいたし、純愛の定義とは一体

相思相愛が純愛だとか、互いに二心が無く他人の愛が入り込まないのが純愛だとか考えている人も少なくないよね。
でもそうなっていく過程或いは途中過程で発生して消滅するそういった関係についてどう判断するかはハッキリしていない。
あとハーレム、逆ハーレムは対等な関係ではないという時点で純愛ではないという見方もあるが……

俺はハーレム系作品は好きだし俗な欲望を満たせる作品は大歓迎だが、それとは別に恋愛要素、純愛と言っていいか分からんが「美しい愛」に関しても好みはある。
だから純愛とハーレムは一緒にされたくない。

作品の恋愛要素は容易に価値観や道徳の問題になっていくし、そうなると自分の正しさを掲げて自分と意見の違う人間を攻撃する、作品を通報するようになるのがね
個人的にはジャンル分けでしかないけど荒れるのでハーレムと純愛は分けた方が良いと考えている

作品を持ち上げる、布教するときに「純愛」というタグを使いたがる、その評価で作品を見始めた人間が別の感じ方をしてキレるという流れもある
他にも自分の期待した展開ではなかった際の批判の口実という側面もあるな

ハーレムと純愛をわざわざ組み合わせるのはどうかと思うし、ハーレム系作品、世界観も倫理観も違う異世界系作品をわざわざ見に行って作品や作者の価値観がおかしいみたいな批判をするのはどうなんだろうと思わなくもない

ハッキリ言ってしまえばそこは自分の嫌いな作品が人気になる、評価されているのが許せないという感情もあるのだろう
我が国のオタクは自分の思い通り期待通りにならないことに対して存在を許せないという感情を爆発させがち

最近またゴタゴタしている「無職転生」2期の終わり方に関しては、愛よりも家族の形成が大きなテーマになっている作品だし愛で止まる評価に対して、私は正直あまり面白くないと感じてしまう

ウチの国のオタクはずっと似たようなことやってるよ
でも十数年前に「ヴァンパイア騎士」が純愛かどうかで騒いでいた自分からは何も言えない……

昔から繰り返されているけど、昔と比べて今はフェミニズムが入るようになってしまったので更にヤヤコシイことになった気がする
ハーレムを攻撃する理論武装に純愛が使われているようなことも目にする

作品としては「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」みたいなのが出てきた時点でジャンル分けのタグとしての意義はともかくハーレムと純愛を厳密に区別する意味は薄れたような気もするんだけどね

そもそもの問題として、「一対一の恋愛」が「純愛」というのはどこから来た定義なのか

毎度毎度定義、正しさ、そうあるべきだという話になりがちだけどその辺は曖昧だよね
ただ一般的な認識として「ハーレム」と「純愛」が「≠」なのも確かだろう

純愛が一対一というのは日本の作品の純愛の定義とは違うし、よく考えるとウチの国の主流の考えでもないような……

でも普通は「ハーレム」のタグがあったら一対一の関係だとは思わないし、「純愛」のタグがあったら一対一の関係でNTRとかも発生しないと受け止めるものだろう？

俺は日本の純愛の扱いに関してはアニメやマンガ、それからギャルゲーくらいしか知らないが、心から湧き出るもの、利益などと切り離された純粋なものが純愛扱いされているという印象だね
だからハーレムと純愛も衝突する概念ではなく、ハーレムであっても主人公とその相手（互いの性別も不問）が「一緒にいたい」と心から願うような関係ならそれは純愛として扱われるのではないかと

うーむ……私はぼんやりと「死が二人を分かつまで」みたいなのが純愛だと思っていたんだが二次元界隈でも結構違う意見があるようだしなんだか自信がなくなってきたぞ？

そこはもう個人差があると割り切るしかないだろう
私は非主流なのは分かっているが、NTRではない普通の恋愛関係ならば純愛くらいの考えだし、ハーレムは純愛のサブ属性くらいに考えている

ハーレムと純愛に関してはハーレムにNTR要素が無いということをアピールするための組み合わせという話も聞いたことがある
ヒロインがたくさんいる＝ハーレムだけどヒロインが全て主人公に感情を向けている、ヒロインに別の男の関係が無い発生しないとは限らないということで

何事も例外はあるし「純愛」と「ハーレム」に関しては様々な異論がある。でも例えば「純愛」と「鬼畜」に比べたらまだ許容しやすいだろ？
あまり気にし過ぎない方がいい

すまない、私にとっては純愛と鬼畜の両立の方が分かりやすいんだが……

とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈における空気や見方などイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「ご存知の通り中国では期待通り、事前の予想通りの展開を求める傾向が強く、自分の好みから外れた展開になった場合、作品への攻撃や自分と意見の違う人に対する攻撃が発生することが多いです。そして恋愛要素に関しては昔から炎上しやすいテーマでしたが、最近は価値観や道徳の問題に加えてフェミニズム関係の衝突の原因にもなるので難しいものになっています……」
などといった話もありました。

当ブログでは中国の恋愛ネタに関しては若者の「早恋」関連については何度か扱ってきましたが、近年の中国において荒れがちな恋愛要素に関する反応を見ていると、今回の純愛だけでなく浮気の扱いや、ハーレム関係の扱いに関してもイロイロと日中の違いがありそうな雰囲気ですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

中国オタク「ウチの国で少年少女は『好き』と愛を囁くことはできない……字幕で感謝や良い人認定の言葉にされてしまう」

2024年07月03日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「牛丼は二次元によく出てくる食べ物で実際に食べるのが容易だけど、皆にとって牛丼はどんな食べ物？」

ありがたいことに食べ物ネタを教えていただきましたので、今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品に出てくる食べ物が何かと話題になっていますが、そんな中で実際に食べるのが簡単な料理の一つが「牛丼」だそうです。

中国では吉野家が1990年代から進出していますし、その後すき家も進出しているので都市部に住んでいれば比較的簡単に食べに行けるものとなっているのだとか。
値段は少し前までは牛丼の並が単品20元（約450円）くらい、セットで30元（約670円）くらいだったような？

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「皆にとって牛丼はどんな食べ物」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

牛丼は二次元によく出てくる食べ物で実際に食べるのが容易だけど、皆にとって牛丼はどんな食べ物？

こっちはドリンクなどと一緒のセットメニューが基本だけど、アニメやマンガだと単品で食べているのが多いからこっちのイメージと比べて日本では更に低級、ジャンクな食い物になっているのではないかと考えている

自分にとってはそこまで安いわけではないけど外さないという食べ物だな

俺はあの価格のわりには量が足りないと感じる
味は可もなく不可もなく

積極的に食いに行くほどではないが、腹が減った時にちょうど目の前に店があったら入るくらいかなあ

吉野家は俺の住んでる三線級の都市にもあるくらいだからそれなりに身近な食べもの？
日本と同じ味かは分からないが

私は牛丼については詳しくない……最近ようやく「吉野家」と「食其家」（すき家）が別の系列のチェーンだと知ったくらいだ
でも嫌いではないかな、あと自分が好きなのはすき家の牛丼

普通、本当に普通のレベル
ウチの地元だと結構高めなお値段なのでそこまで積極的に行く店じゃないかなあ

私も「普通」以外に言いようがない
個人的には日本版の沙県小吃みたいなもんだと考えているけど、牛丼はアニメやマンガにそれなりの頻度で出てくるので二次元でも重要なアイテムだと感じている

100点中70点くらいの普通レベル
日本の作品での扱いを見ると、安くて量が多い扱いなんだろうけど中国国内の吉野家は高過ぎるし値段に見合った味には思えない
すき家はアレンジ版の牛丼や牛丼以外のメニューもあるので行くならすき家だね
もっとも俺はそこで牛丼を食うとは限らないが！

私は日本の牛丼が気になって日本旅行の時にわざわざ吉野家に行ったが、実際に食べてみたら凄い普通の味だった
もちろん作品経由で蓄積されたイメージで勝手に期待していた私が悪いのだけど正直ガッカリした

一応中国の吉野家は日本とちょっと味が違う
現地化している理由は、紅ショウガがこっちの好みに合わないのと辣椒酱（唐辛子みそ）があることかな？

自分のように中国ではあまり見かけない甘い味付けのおかずがご飯に乗っているのが合わないという人もいるので、そういう方向に関する現地化もあると思われる

俺は吉野家は一度食べてみたが口に合わなかった。あの甘くて苦い汁がダメだったよ……

体感的に中国だと高過ぎるから微妙な評価になるのは避けられないと思う
一線級の都市でもなければ同価格帯にもっといい店がある
逆に都市中心部で高めの店ばかりの所にあると無難な選択肢にもなり得る

鉄道の駅とかにあると助かるよね
街中で自分がどこにどんな店があるか把握しているような場所なら味は普通で割高

座って食べるファストフードとしては悪くないけど、持ち帰りの食事としてはコスパ悪いと感じる

ところで日本人にとっての牛丼ってどんな感じなんだろうか？
自分は作品経由の知識しかないのでよく分からない
いわゆる焼きそばパンみたいなものなんだろうか？

焼きそばパンよりはちゃんとした食事だけど、大衆向けな食事、普通は女性一人で食べることは無い食事くらいの扱いらしい
ちなみに二次元的には焼きそばパンと違って女の食べ物ではないという側面がかなり強調される食べ物だ
だから二次元でガールズバンドのキャラが食べるのもある種のキャラ付けになる

日本だと牛丼が二次元によく出てくるのは過去に「キン肉マン」の社会現象レベルの人気で盛り返した食べ物だということも理由の一つだ
「キン肉マン」のアニメには吉野家（当時本当に潰れかけていた）が出ていて、会社が復活できたのにはキン肉マンの影響もあると言われている
なお吉野家はその後キン肉マンの作者を侮辱して縁が切れて、現在はすき家となか卯が主なキン肉マンのコラボ先になっている模様

個人的にはすき家のアレンジが入った牛丼の方が好み
温玉牛丼と麻婆豆腐牛丼はよく食べる

日本だとこっちの感覚よりかなり安い
値上がりした現在でも500円いかないし、昔はもっと安かった
だから日本の作品で女キャラがそれを食べるというのは金が無い、或いはおしゃれを捨てて食欲を満たすだけの女みたいな描写にもつながる

元々「丼」や「ラーメン」は日本の労働者の腹を満たす料理として成立したものだし、日本だと安くて腹が膨れる食べ物という扱いだ
中国国内だと日本料理枠だからあまり安くはならないけど、外国の料理が高くなるのはどこでも似たようなものだ

牛丼は典型的な労働者の食事イギリスのフィッシュ＆チップス、こっちで言うなら広州や深センの猪脚飯（豚足煮込み丼）みたいなものかな？
ただこういうのって外国に行くと高級化と現地化されて「現地の人間にとっておいしい」ものになりがちなのに牛丼はこっちで食っても日本で食ってもそんなに変わらない味なのは珍しいと思う

味はさておき、注文して席に座ったらもう出てくるような速さは凄い
あのシステムは本当によくできていると思う

改めて考えてみたけど、自分にとっては大学や近くの食堂で食べたいものが無いときに食べに行くものだな
ファストフードで安くないが高くもない悩まずに済む食い物、それが自分にとっての牛丼

ところで友達は牛丼はみりんで味付けする、或いは牛丼のたれで作れば同じ味のを安く簡単に作れるといっていたが……

肉をたくさん食べたい、コスパの良い牛丼を食べたいなら自分で作る方が良いぞ
牛肉と玉ねぎと砂糖、料理酒で簡単にもっとおいしいのが作れる

ネットで売ってる吉野家の「タレ」を使えばもっと簡単だぞ。すき焼きのタレを使っても良い。
ただ牛丼にとてもハマっているとか、普段から料理をしていてタレを別の料理に流用できるとかでなければ「自分で材料と調味料を揃えて一人分作って洗い物までやる」というのは金と時間両方で割に合わないと感じる
結局は店で食べるのが楽なファストフードということになりそう

とまぁ、こんな感じで。
現在の中国におけるイメージなどイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「吉野家の牛丼は昔の中国では実際に食べにいける日本料理として価値がありました。しかし現代では中国の一般的なレストランの味のレベルも全体的に向上していますし日本料理の店の選択肢が増え、現地化された日本料理を食べることもできるので『特別な価値』はほぼ消えています」

「現代の中国では吉野家は普段の食事として食べるには高いけど、ちゃんとした食事としてはそこまでおいしいものではないというイメージになっていると思います。でも安いし外さないので自分の場合は一人か二人でなら食べに行ってしまう、よく分からない店が多いときに安全性で選んでしまうお店ですね」
などといった話もありました。

私は高二から北京で一人暮らしを始めたのですが当初は自転車で行ける距離にあった吉野家にかなり助けられました。あの頃の中国で吉野家はまだ珍しかったファストーフードスタイルと綺麗な店舗などから「ちょっとカッコいいお店」扱いされていたように思います。
しかし私が一人暮らしを始めた1990年代後半ならともかく、様々なジャンルと価格帯の店が増えて出前も整備されている今の中国で牛丼が競争するのはかなり厳しそうだと感じてしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

2024年07月01日19:05

カテゴリ: オタクin中国; アニメ

中国オタク「なぜ魔法使い系キャラは体を鍛えないのか？接近戦をできるようにしないのか？」「ウチの国だと魔法使いに仙人のイメージが混じるからこの手の疑問が出てくるのかも」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「勇者、英雄であっても全ては守れない展開或いは強大な敵が弱点地域や後方を攻撃しない矛盾を解決して爽快感を維持するにはどうすればいいのか」
に関係しそうなネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「なぜ魔法使い系キャラは体を鍛えないのか？接近戦をできるようにしないのか？という疑問について」
などといったことに関するやり取りを、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

なぜ魔法使い系キャラは体を鍛えないのか？接近戦をできるようにしないのか？という疑問について聞きたい。
二次元作品を見ている際にこういった疑問は頻繁に出てくるし、私もそういう疑問を感じることは少なくないんだが、どういう風に納得するのが良いんだろう？

普通のキャラは全能力を高レベルにできない、専門職専門分野の強さという風に解釈するのが良いのでは
でも頂点に立つヒーローとしては夢が無いという意見は私も否定しない

あれは世界観による制限、リソース分配の問題とかが理由だったりするけどそういう制限が明確ではない作品、チート能力を持っているタイプのキャラだと違和感あるよね

世界観と設定のバランスというのもあるからそこは作品次第としか
実際、仙人とか中華ファンタジー的なバランスは西洋系ファンタジーのバランスとはかなり違うわけで

同意する。仙人と魔法使いは違う。
ウチの国だと魔法使いに仙人のイメージが混じるからこの手の疑問が出てくるのかも。

でも専門分野が強いからって接近戦できないという短所を放置するのもどうかと思うんだけどね
俺は魔法使いなら接近戦対応や距離を維持する魔法或いは魔法の装備があっても良いはずと考えてしまうかな

二次元でも最近は接近戦出来ない術能力だけ特殊能力だけ伸ばしたみたいなのは減っているけどね

その辺については昔から一流の魔法使いは二流三流の戦士には対応できるけど一流の戦士、接近戦能力持ちには対応できないくらいの設定が多かったような
「スレイヤーズ」でもリナをはじめ作中の一流の魔道士は武器による接近戦ができないわけではない、魔法障壁や即発動できる低級魔法で雑魚は処理できる、しかしガウリィのような一流の相手は難しい（そして魔族は特殊な攻撃以外無効）というバランスだった

昔は魔法使いカテゴリ扱いされていたような能力、特殊能力体系があるキャラ同士のバトルも増えている
「NARUTO」の忍者も「呪術廻戦」の呪術師も「FAIRY TAIL」の滅竜魔導士も実際は格闘戦ができる魔法使いみたいなもんだ

日本の二次元だと強キャラ同士の戦いでは自分の専門分野の強みを相手に押し付けようという戦いになることが多いし、俺TUEEEEE系作品のようなチートによる明確な格差があるとかでなければ魔法使い系の接近戦能力で対応するのは困難、結果的に「魔法使いは接近されると弱い」という展開になる
もちろんそこで「実は対応できた」というカードを発動させてアピールすることもあるけどね

国内のいわゆる「修仙」系作品は専門分野よりも格の上下が重要なのでファンタジー世界とはロジックが違うんだ……

国内作品の強キャラってどの能力も高い、綺麗な五角形や六角形のパラメータのキャラになりがちで西洋系ファンタジーによく出てくる尖っていびつなパラメータは珍しい
そういった認識の違いが「この世界の魔法使い弱すぎ」みたいな印象につながるのではないかと

日本の二次元もそんな感じというか、日本は一転特化型が強いというお約束が多い
型月も特化型、だがここに例外あって万能の強キャラを倒すことになるね

「修仙」系作品って主人公が万能で良くも悪くも仲間が不要になってしまうのが好みが分かれるし、国外に受け難い理由になっていると思う
寿命の制限、時間やリソースの問題がないからレベルを上げて強さで圧倒する展開になりがちなので俺TUEEEEEをやるには良いけど主人公以外に価値のあるキャラ、価値のある舞台をなかなか生み出せない

何でもできるキャラって動かしにくい、話を膨らませにくいというのはあるからね……

キャラで売る現代のコンテンツと修仙系作品は相性が悪いと思うんだ

ゲームだとリソース分配の問題が常についてまわるし、キャラごとの役割分担も必要になるから魔法使いが魔法特化で白兵戦できないみたいなイメージとして受け入れやすいんだろう

現実ベースでも特殊部隊みたいになんでもできるキャラがつよく好まれるのは中国特有の傾向なのかもしれない

こっちでは主人公中心で主人公の爽快な活躍を見たいという好みがあるのだろう
だからネット小説の主人公は何でもできる、解決できる万能性が求められるし、それが崩れる展開になると批判が殺到、炎上したりする

尖った能力のキャラはストーリーの起伏を作るのには良いけど、長期連載には向かない
逆に万能型の主人公は長期連載というか話を引き延ばしやすい
だから中国のネット小説、古くは講談と相性が良く定着したという見方はどうだろう？

読者側に想定される最終的な目標の違いというのもあるかな？中国のネット小説は大体神になる至高の存在になる、不老不死、全てを掌握する超越的な存在になるというのが目的や着地点だ。それなのに不得意分野がある、誰かと協力して攻略するみたいなのは何の冗談だという話になる。
外国の作品だと強くなるのは目的達成のための手段で最強になるのが目的とは限らない。

ゲームの話が出ているけど、D&Dの魔法使いとかは使える魔法もたくさんあって容易に万能キャラにできる
強い、有利なキャラはどんどん強くなり何でもできるゲームも多い

尖った能力バランスって結局はゲームバランス上の制限なわけで創作における強キャラに妙な制限をかけるのは意味が分からない
ああいうのはリアリティを勘違いしているよ

最近の作品だと「葬送のフリーレン」くらいのバランスなら皆納得できるようだが……

でもフリーレンは普通に接近戦だってこなせるし、昔と比べて魔法使いが武器の距離で戦えないケースはかなり減っていると思う

確かに。
考えてみれば近頃の作品では「このすば」のめぐみんのように、ネタとしての極端なビルドでなければ魔法だけしかできないキャラは見なくなった気がする。

フリーレンの場合、不得意分野（専門職よりは不利）があってもその対応策を持っている強キャラだからね
別にフリーレンが接近戦でヒンメルより強い必要があるとはみんな思っていないけど、アウラの軍勢に囲まれても問題無いくらいの余裕、「最低限はできる」のが強キャラには欲しい

今は魔法使いも接近戦やる方がカッコイイという空気だし、魔法少女も接近戦をする……いやむしろ顔をアップにできるから魔法少女こそ接近戦をするべきということになっているのではないかと

尖った能力の主人公では安全な空気を作り難いからね
国内の作品って主人公に無敵さ、突出した戦闘力が求められる
逆に主人公（＝読者の没入対象）が無敵ではない＝自分を害する存在があるということで非常に警戒するし、弱点そのままで特化するのがまずヒーローとしてありえない

そうそう。弱点部分の対処を他人に委ねる時点でね……
修仙系に限らず国内の作品だと敵の頂点のボスがいると主人公はそれを上回る必要があるから必然的に全部強いキャラになる
二次元系だと能力で上回らないでもいい、攻略法や特化した何かをぶつけて倒せばいいとなる

それなんだがむしろ国外がゲーム的な思考過ぎるのでは？
特化したキャラを使って攻略するのはゲーム的な考えだ

俺はゲームの方が魔法使いは万能になると思うんだがな……もちろん特化した部分では他の職業に負けるけど大体何でもこなせて魔法という専門のある強キャラになる
今は大学でもジェネラリストの方向で育成しているし社会に出てからの仕事でも得意分野だけやってればいいなんてことは無い

それは専門的な知識や技術、専攻分野などの存在を全く無視してないか？
まぁウチの国は伝統的に特化した人材は「使われるもの」で、上にいる人間はそれを使う側であればいいという考えになっていたわけだが……

今の時代だからこそスペシャリスト（とその人材が活躍できる環境）は必要なんだけどね
ただ俺TUEEEEE作品を読むような人間が感情移入できるのはスペシャリストではなくふわっとした「何でもできる」だから弱点のある特化型の強キャラに関して納得しない人が出るのも分かる

とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の見方も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では伝統的なヒーローである仙人や武侠が人間の枠を超えた万能パワーをもった凄い存在ですし、超常的な能力も仙人の能力や武侠の軽功や内功のイメージが強いので、遠くから撃つだけの接近戦が弱い魔術師というのはファンタジー的な存在としてあまり納得できないという感覚がありますね！」
などといった話もありました。

日中のファンタジー世界ネタでの妄想の方向性、妄想する際に感情移入しやすい強キャラの能力の違いみたいなものも気になりますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ＆情報提供お待ちしております。

百元籠羊

十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子（中華クレープ）でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com （「at」を@にかえてください）の方にメールを送ってくださいませ。

北京の漫画喫茶B3

このブログのまとめ+αな本「オタ中国人の憂鬱　怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」が出ています。

ちなみに「中國宅宅的憂鬱：日本萌力，平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。

「日・韓・中トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。

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北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている･･･のかしらん？

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