「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2024年11月

中国オタク「日本でグリフィンドールの剣が刀狩りに遭ったらしい」

ありがたいことに手頃なネタ的な話を教えていただきましたので今回はそれについてを。

ワーナーブラザース スタジオツアー東京で販売されていたゴドリック・グリフィンドールの剣のレプリカが銃刀法違反の疑い有りということで回収になっているそうですが、この件が中国でもちょっとした話題になっているそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本でグリフィンドールの剣が刀狩りに遭った」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本でグリフィンドールの剣が刀狩りに遭ったらしい

えーと……日本のハリポタテーマパークで売っていたグリフィンドールの剣が日本の法律に引っかかったということか
写真を見た感じだと確かに良い感じだしファンは買ってしまいそう
こっそり持っておくのはダメなの?

日本の「銃刀法」関連なのでこっそり持っておくのはダメ
所持がバレたら普通に逮捕される

それじゃあグリフィンドールの剣じゃなくてアズカバンの剣になってしまう

でも懲役か罰金を払えば持ったままでいられる!

そこは普通に没収されるだろ……というか没収された上に罰を受けることになるのでたぶんこっちで考えているより重大な事件になっていると思われる

日本は銃刀法関連で定期的に逮捕者が出ているし重点取締りキャンペーン的なことも行われている
漫画家とかイラストレーターが資料(コレクション)として持っていた銃のせいで逮捕されたというニュースは昔からある

これは剣じゃなくて杖だから……武器じゃなくて美術品だから……

そういう言い訳全部ダメらしいぞ
日本の過去の判例で有罪とされたステンレス製の剣状のものに合致してしまうから取締りを受けたらまず有罪
切れない状態であっても研磨すれば切れるようになる材質の時点でダメ

日本の法律だと日本刀なら美術品扱いできるけど剣等他の武器はダメだから美術品アピールもできない

日本の銃刀法はかなり厳しくて田舎の家から古い日本刀が出てきた時とかめんどくさいらしい
以前知り合いの日本人から聞いたんだけど、その人の実家から古い日本刀が出た時は警察呼んで処分してもらってとかなり手間がかかったという話だった
私が許可をとって保管しておくか売れば良いのでは?と言ったら「有名な刀ではない手入れされていない錆びた刀に価値はないし、手入れするには高い費用がかかるから損するだけ、結局は処分するのが費用と手間を考えても一番楽」という浪漫の無い話が返ってきたよ

しかし日本では魔女狩りではなく刀狩りで魔法使いを排除するとは……

日本だと魔法使いは廃刀令で大変だったというのが証明されたわけか

ホグワーツを廃刀令で縛れるわけがない!

うっかり本物が混じってしまったので強制的に回収するために魔法省が事件にしたという説、とてもいいなあ

結局これは大したことない事件を意図的に燃え上がらせた案件じゃないの?
警察が手柄稼ぎに大げさにやるのはありがちな話だ

全くだ。日本の警察は死喰い人に浸透されているに違いない!

実際、法律逃れや売り方が問題視されて大きな話にされた節もあるとか
台座で固定されているように見える剣を外して使えると現場でアピールして売っていたなど、グレーゾーンから黒に踏み越えるようなやり方していたのが悪質だとされたなんて話もある

こっちみたいに包丁の販売を厳しくするようなことはやってないけど日本は武器、刃物に関してはかなり厳格に処罰が来るんだよ
昔小畑健がキャンプ用のナイフを持っていて逮捕されているし見せしめも含めて容赦がない

日本の武器系グッズが意図的に玩具っぽくしている理由が銃刀法
グリフィンドールの剣はステンレスで作られているのが日本の法律だと明確にアウトらしい

日本では銃火器や刃物でなくても武器に関してはかなり管理が厳しい
「ウルトラマン」とか特撮の新装備をリアルに作らない、ファンの要求に応えないのはなぜかという話があるけど、リアルに作ったらこの宝剣みたいなことになってしまうんだよね

玩具っぽくするにしてもバンダイのPROPLICAシリーズみたいにやれば……

イメージされるのが二次元ではなく実写だから玩具っぽいアレンジだと売れないんじゃないか?
PROPLICAはせいぜい2万円だけどグリフィンドールの剣はそれよりも高い3万円で売られていたので玩具ではない本物っぽさが必要だったはず

しかし買ってしまった人はどうするんだ?
大損だろう

えーと……没収される前に日本国外で売りさばくとか……

日本の法律でダメなんだから輸送過程で見つかったら没収されないか?税関通るはずだから普通に無理そう

日本国外は普通に日本以外から公式ルートで買った方が安いのでは
あの剣は元々日本国内ではリアルに作られたものは手に入らない、外国から輸入しようとしても日本の法律の関係で税関で止められるアイテムだったから注目されていたグッズなんだよ

売った側に販売の記録残っているはずだし返金になるだろう。警察への提出手続きにかかる手間についての保証があるかは分からないが。
そういう意味では大きなニュースになった方が良かったのかもしれないな



とまぁ、こんな感じで。
ある種の面白ニュース的な形でも受け取られているようでした。

ちなみにグリフィンドールの剣は中国語だと
「格蘭芬多宝剣」
となるそうです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本では呂布が謎に人気が高いし呂布の出る作品も多い。でも『呂布みたいなキャラ』って実は少ない気がする」

近年の中国では三国志関連コンテンツの増加もあってかネットにおいて三国志関連の話題が増え、議論の内容も広く深くなっているそうです。
そんな三国志関連でありがたいことに以前の記事
中国オタク「日本で呂布の人気が高いのは知ってはいるけど、日本の二次元では呂布や呂布をモデルにしたキャラが多過ぎないか?」
に関係しそうなネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の二次元作品で呂布本人ではなく呂布のようなキャラは誰?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本では呂布が謎に人気が高いし呂布の出る作品も多い。でも本当に「呂布みたいなキャラ」って実は少ない気がする
日本の二次元で呂布みたいだと感じられるキャラについて皆の意見を聞きたい

あれ?意外に難しいかも……呂布をそのまま出すことや呂布という名で独自の改変をしているキャラは少なくないんだが……

俺も似たようなことは考えたことがあるけど呂布のような形で属性を集めたキャラを狙って出すケースは少ないと思う
強くてカッコいい、そして悪いヤツ、ボスキャラ、みたいなのはいるけど無軌道な悪さというかあまりの徳の低さで台無しというキャラとなるとなかなかいない

日本の作品には俺達が気付かないだけで呂布モチーフのキャラは結構いるのではないだろうか?
日本だと武力最強で頭が悪いキャラ、裏切るキャラが呂布扱いされがちのようだし

あえて言うなら「鬼滅」の鬼舞辻無惨だろうか?
恵まれたキャラデザやCV、作中で圧倒的な強さでありながら薄っぺらい悪のボスキャラ

鬼舞辻無惨に関しては同意する
強くてカッコいいデザインなのに人格的魅力のないクズさで打ち消されるという珍しいタイプのキャラだけど呂布のイメージに重なる所も多い

難しいのはカッコイイ、その世界観における最強で公認のtier0という所だと思う
裏切り続けるキャラだけなら珍しくないけど、人気が出る要素を打ち消すような人品のひどさで嫌われているキャラを意図的に最強として活躍させるのは簡単ではない

私が思いついたのはギルガメッシュ
「Zero」ではなく「stay night」の方の

「stay night」のギルガメッシュは武力も外見も言動も、そして最後のダサい死に方も呂布感あるよね、そういうキャラだから「Zero」から入るとかなり戸惑うことになる。
そして呂布そのものは型月ではロボなので更に混乱する……!

私欲で裏切るタイプ……スタースクリームみたいなのは最強じゃないし案外珍しいのかね

俺は「トランスフォーマー」のメガトロンが呂布と思ったが裏切り成分はスタースクリームの方が濃いな

日本でどうなのかは知らないけど、ウチの国では「コードギアス」のスザクは嫌われた挙句に呂布で例えられていたな

スザクは当時「朱奉先」とまで言われていたよね

呂布のキャラの一面、最強属性などをモチーフにしたであろうキャラや「呂布を名乗る美少女」みたいなキャラであればそれなりにいる
例えば「一騎当千」の呂布のようにエロくてカッコ良くて強いけど「呂布」な感じはあまりない

最初は呂布みたいに悪くて強いキャラでも、出番が長くなると風格が出て活躍も積み上がりキャラの評価が上がって呂布とはズレが生じることになる
例えば「ジョジョ」のディオは後の方では人気のボスキャラになっている

まぁ演義の呂布も前期、後期でかなり印象が違うからな……
呂布は後の方の印象が悪過ぎる

呂布のように最強アピールした後に裏切りの果ての没落となるキャラは二次元だと普通にいそうなものだが、俺は具体的な所が思いつかない……

インフレに取り残されるパターンはあるよ
例えば呂布モチーフではなく呂布そのものだけど「龍狼伝」では呂布は後の方では戦力アピールの踏み台のような扱いにされていた

人格ゴミクズな強キャラはそこそこ出てくるけどその世界観における最強キャラというのが条件として厳しい
それにバトル系作品は戦闘力がインフレするものだしずっと呂布的な強さを誇れるキャラにするのはストーリー上のバランスとしても難しいだろう

呂布は頭が悪いわけじゃないが考えが近視眼的で裏切りを繰り返し、更に酒食に溺れるというキャラだ
でもこれだけだと二次元だと典型的な雑魚、やられ役の性格になってしまうんだよね

かと言って日本の二次元によくいる戦いが好きで仕方が無い戦闘狂というのも呂布とは違うからなあ

不仁にして不義みたいなのではない、言ってみれば仁義忠孝全てが無いというタイプだよね

このテーマに合いそうなのは「リゼロ」のレグルスだろうか
最強の実力と最低の人品は呂布っぽいと感じた

「リゼロ」だとパンドラも呂布っぽい気がする
こっちはキャラデザとCV補正で人気が高くなる方の呂布

二次元だと自己中心的で他者の価値観を考慮しない最強キャラを探せば出てくるんじゃないか?

俺は一人用ゲームで勢力をその時その時の気分で好き勝手に移動するプレイスタイルの時の主人公はとても呂布だと思ったことがある

無理やりだがシリーズ前半頃のランスは呂布っぽいと思う
本来の元ネタはアドルらしいが、それだけにある程度カッコイイ外見でもある

呂布のように悪くて魅力が薄くて最強のヤツ……二次元だと案外少ないんだよね。強いというだけでキャラが立つし、作中での扱いや人間関係も良くなるから。
それに加えて道徳的な問題行動をしっかり描写することは少ないので、強くてカッコよく見える悪人は多いけど多方面での人間のクズみたいなのは珍しくなる。

理解できる話だね
二次元作品ではずっと「呂布」のような扱い、キャラクター性ではいられない
それが許されるのは「呂布」本人のキャラだけだ

日本だと強くて人格ゴミクズでも不思議と人気が出たりするので、余計に呂布っぽいキャラが分かり難くなっているようもに見える
最近でも「呪術廻戦」の禪院直哉も女性人気が妙に高くなっていたしね

日本ではその人気から二次元作品、創作の中では一般的な嫌われ者のイメージの呂布をそのまま活用することは少ないのかもね。
あと呂布に関しては国内でも最近は肯定的な評価は増えているよ。呂布も逆張りな解釈、一面を拡大解釈すれば良い感じに魅力的なキャラにもできるし、漢王朝視点なら忠臣みたいな解釈だってある。

演出による見せ方で呂布のような行動をしていても呂布のように見えないキャラというのもいる。実は作中での行動だけを見ていくと「SEED」のアスランはわりと呂布だという説が……
周囲との義理とか放り投げてあっさり離反を繰り返しているので神の視点でなければわりとヒドイ

そういえば父親も裏切っているし見方を変えればそうなるのか!?
アスランは裏切る組織や個人が悪側で、キラとラクス側が正義だと強調されているから許容されているキャラなのかもね



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

11/29追記:
noteに中国における呂布のイメージに関する記事を書きましたのでよろしければご参照ください
中国では美形悪役な側面もある呂布、そして呂布が中国で全面的に嫌われる理由等

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「近頃の中国では三国志に詳しい人間が爆増しています。娯楽コンテンツにおける三国志キャラクターの活用が急増し百度百科などネットの情報が整備されているので普通にネットにいるだけで三国志の知識は入ってくるようになっています。そして若い世代における曹操の人気もそうですしこれまでの定説的な評価や人気が崩れつつあります。呂布の評価も昔とは違って肯定的に見る人も出ています」

「ただ中国の呂布の評価は日本のように愛嬌のある、人間的な魅力もある悪役という捉え方はあまりないですね。ご存知の通り三国演義の呂布は中国で嫌われる要素をフル装備しているので基本的に嫌われる存在となっていますし、評価に関してもこれまでの定説や定番の評価を否定するという方向が多いようです」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「皆はアニメの黄金時代っていつだと思う?」「日本のオタクにとってのアニメ黄金時代っていつなんだろうね」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でも「昔と比べて今の作品は」「あの頃は良かった」などといった話はちょくちょく出ているようですが、その際にイメージされる「良かった時代」が徐々に変化しつつあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「皆が認識しているアニメの黄金時代はいつか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆はアニメの黄金時代っていつだと思う?主観客観どちらでも構わない
近頃の話題を見ていると、オタクの認識しているアニメの黄金時代が昔とは変化しているのを感じるんだが考えてみれば黄金時代の認識にも世代や個人で違いがあるわけだし、皆の認識している黄金時代について知りたい

主観でも構わないなら私は2010年代後半くらいだと認識している
今の主流の作品はちょっと合わなくなってきている

ロボアニメ好きな自分にとって、黄金時代ははるか昔だ……「ガンダムSEED」〜「コードギアス」くらいだから2000年代半ばから2010年後半くらいまでだろうか

言われてみれば昔の二次元の黄金時代のイメージと今の二次元の黄金時代は同じじゃないな
黄金時代扱いされる時代が変わるということは、オタクも世代交代しているということなんだろうか

そういうことだろう
話題の中心、比較の基準になる名作や思い出の作品が変わるわけだしね

客観的に見るなら今が日本のアニメにとっては黄金時代、過去最大に上昇している。日本を中心としてアジア地域をアニメで染めているしアメリカでも過去に無いレベルで伸びている。
もっとも、近年の日本のアニメは業界を代表するような新進気鋭のクリエイターは出ていないし「日本のアニメは終わった」と言い続けられているし、自分が追いかけていた作品もグダグダに終わってばかりだから日本のアニメが黄金時代という実感は全く無い……!

こんなにアニメとかの二次元の話題を一般社会で出来るような時代はこれまでなかったし、国内でオタクやっている場合でも今が黄金時代だという説は理解できる
でも国内だと規制がどんどん厳しくなって過去の人気ジャンルも幾つか消滅しているし、ファン界隈は炎上と通報でギスギスしてばかりだから今が黄金時代という実感はあんまり……

国内では娯楽ジャンル全体が息苦しくなっているというのはあるな
コンテンツの量は過去に類を見ないほど豊富だけど自分の楽しみたいものが理想の形で出てくる、或いは「新しい理想形」を教えてくれることも無い

公式ルートが出来て安定供給される作品の量が増え、2Dアニメではないとはいえ国産作品も盛り上がっている
何より中国語版がある作品、公式中国語字幕がある作品が昔とは段違いに増えているので楽しめる娯楽の量は明らかに現代が一番良いはず……なんだけど今が国内のアニメの黄金時代という印象が皆無なんだよね

いずれ今の時代もかつての黄金時代になるのかね。
その場合は「鬼滅の刃」や「SPY×FAMILY」が象徴的な作品になりそう。あと思い出という意味なら「呪術廻戦」も入るかな?

それはありそうだな
私はハーレム系ラブコメが大好きだったから、黄金時代は2000年代だね。今の時代も「五等分の花嫁」のような作品はあるし異世界系とかでの供給はあるけど勢いや何を追いかけるか迷えて嬉しかった時代は過去のものになった

個人的には00年代半ば頃、鬱展開の作品がたくさん作られた時代が黄金時代だな
今はあまり同意してもらえないのは分かっている

言いたいことは分かる
00年代の悲劇、鬱展開作品って破滅的バッドエンドな展開の作品とはまたちょっと違って興味深い
感性が合う人にとってはあの時代が唯一無二なんだろう

アニメの内容の流行り方に関しては前世紀末のSF非日常系が流行ったあとに日常系が来るとか、更にその後にダーク系が来るとかしているし主観的な黄金時代には好みも含めた個人差あるだろうな
現代なら現代で異世界系が圧倒的に強くて評価が分かれているしね

俺には「serial experiments lain」や「今、そこにいる僕」などの1990年代後半の抑圧された空気が大好きなのに最近はそういうのが無い、つまらないと言っているオタクの知り合いがいるけど、彼にとっての黄金時代は二十年以上前なんだろうなあ

コミュニティの参加者が歳をとっていくと「最近の作品は面白くないのばかり」みたい話題が増えて、自分のイメージする黄金時代を語りだすけどその「良かった時代」も変化しているよね

あと黄金時代扱いする時代に関して、名作以外にたくさんあったダメな作品は無かったことにされがち

それは全く否定できない……その当時の大多数であったはずの平凡な作品、ダメな作品は現代の記憶にはなかなか残らない
でも近頃は記憶や記録に残る名作は大量の駄作の中から生まれてくるというのを何かと実感するよ
成功した名作という前例の踏襲や規制も含むコントロールで良いものだけを作ろう、伸ばそうとしても上手くいかないし、たまに上手く出現した名作も瞬間的な爆発だけで消えてしまう。

今のネット上では2018年くらいが良かった、みたいな空気になっているような気がする

分かる。その辺はbilibiliが上り調子で空気も良かった頃だし配信される作品も多かったのもあるんじゃないかな

2017〜2018年頃はオタク界隈の空気も良かった。
その前の数年は国内の規制強化が発動したり、新作アニメの前評判で「最強のラインナップ」みたいに持ち上げた後に失速するのが繰り返されるなど何かと混乱していたのが落ち着いていった頃だ。
そして国内の規制もまだ「理解できる」という範囲だった

その意見には同意するけど、他にもその頃の体験をしている人は今のオタクの主流ではなくなっているのも影響していると思う
実際こっちの動画サイトが版権とって配信した作品を見ていくと、作品の種類や「積極的な選択」に関してはその前、2010年代半ばくらいの方が良かったりする

そんなこと言いだしたら俺は2000年代後半が一番良かった、勢いがあったみたいなこと言い出しちゃうぞ。

そして更に「エヴァ」が……とかになるわけか

作品ではなく社会的な背景を考えると、日本社会のバブル経済の恩恵を受けていた時期が一番黄金時代っぽくなりそうなものだが
具体的にはOVAがたくさん作られていた時代

OVA時代は投げっぱなしも多いから今の感覚で見ると評価に迷うね
作品解説に当時では新奇なアイデアで作られた作品、後の作品に影響が……みたいな話があっても視聴体験としてはそんなに良くなかったりする
たぶんこれは俺の黄金時代の作品を今の若い世代が見て感じるのと似たようなものなのだろう

バブル時代、或いはバブルがはじけた後のバブル時代の金で作品を作れていた頃が黄金時代……分からなくもないかな?
1990年代のアニメ作品、「エヴァ」辺りからの流れは黄金時代感あるしね
しかし日本のオタクにとってのアニメ黄金時代っていつなんだろうね……考えてみたらかなり難しい

アメリカの場合はカートゥーンの最盛期、1960年までの間だという定義があるようだけど日本だとよく分からんな
日本のアニメ業界は定期的に盛り上がっているし業界のビジネスモデルも変化しているしで

市場規模が爆発的に増えたのは2010年代だとか、社会的な影響力が大きかったのは1990年代だとか、黄金時代扱いとその理由の話も聞こえてくるが正直よく分からない!

上の方でも言われているが大衆に対する影響力ということなら現代がまさにアニメの黄金時代だろうね。でも良くも悪くも大衆娯楽としての地位と勝ちなので、作品の芸術的な面での黄金時代ということなら二十世紀の八十年代九十年代の方が尖っていて評価できるかもしれない。

主観的な話になると大体は自分が一番オタクとして楽しかった時期が黄金時代になるのでは
オタクとして楽しいというのはそれだけ自分にとって面白い、楽しい作品があったということだろうから

そういうことだろうね
だから自分が現在の作品のターゲットとなる主流世代でなくなったと気付いたら中心から距離を置くのがいいんだろうな
それを静かに、「今の作品は〜」みたいに妙なアピールをせずにやるのが難しいんだが!

上の話題を見た感じでは、ウチの国だと今はbilibiliでアニメ見るのが楽しかった、二次元ジャンルの空気が良かった思い出のある数年間になってるようだが、環境の変化や世代交代によって「思い出の時代」も変わっていくわけか

そこは皆歳をとっていくという面もあるんだよ
若いときしか楽しめない、体力と精神に余裕がないと楽しめないような作品は少なくない

体力もだけど時間もね……子供の時に学校から帰ってきてテレビをつけるとかアニメのディスクを再生してアニメのOPが始まるのをワクワクして待っている時の気分や、深夜に配信開始を待ってネット上で時間を潰すときの空気は若い時にしか体験できない

まだ知識がそんなに無い、娯楽に飢えていた時が一番二次元を楽しめていた気はするね
満腹になるほど作品が溢れている時代になってみるとそれを痛感するよ



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国はオタクが成立してからまだ20年程度なのでオタクが意識するアニメの黄金時代は日本と比べて最近の時代になります。昔は『涼宮ハルヒ』や『Fate/Zero』が放映されて盛り上がっていた時代が意識されていましたが、近頃はbilibiliが商業化して上昇を続けていた2010年代後半が意識されています」

「これに関しては最近のbilibiliが一般向け重視に方針転換していることに対して二次元路線を軽視している、過去に支持したユーザーを軽んじていると感じる人が増えているのも原因の一つかもしれませんね」

などといった話もありました。

それにしても中国オタク的な黄金時代というのは私もなかなか迷いますね。
個人的に楽しかったのは2000年代半ばの中国でオタク層が形成されていく黎明期ですが、オタク関連の活動の盛り上がりや二次元文化の形成に関してはその後の時期になりますし、規制と規制の間で思わぬ盛り上がり方をした時期もあったりするので……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「昔アニメに出てくるチーズを甘い食べ物だと思っていた」「私もなんとなくチーズは甘いものだというイメージがあったな……」

書いているうちに長くなってしまったnoteの記事を更新しましたのでよろしければご参照ください。
2015年頃の中国で配信されてその後に影響を与えたりしたアニメ作品その4

それはさておき、ありがたいことに食べ物に関するネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

アニメやマンガに出てくるおいしそうな食べ物を実際に食べてみたら自分の中で想像していたのと違った……というのはわりとよくある話ではないかと思いますが、中国オタク界隈でもそういった想像の味と違った食べ物の思い出に関する話題で盛り上がることがあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「子供の時にアニメで見たチーズを甘い食べ物だと思っていた」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


私は昔アニメに出てくるチーズを甘い食べ物だと思っていた
大きくなってから実は同じように思っていた人が少なくないのを知ったけど、なんでそうなったんだろう?

そう言えば私もなんとなくチーズは甘いものだというイメージがあったな……
チーズをそこまで頻繁に食べないから今でもそのイメージがたまに出てくる

俺はアニメのチーズは蒸しパンみたいに見えたから、甘いものだと考えてた気がする

自分も以前はチーズを甘いものだと思っていたなあ
色や形からケーキやプリンみたいな感じの食べ物だと考えていた

皆が想像するチーズは大体が穴あきのアレ、日本の二次元よりも主に「トムとジェリー」みたいな欧米系アニメから来ているものだと思うけど、作品内で概ね「おいしいもの」として描写されている
そして子供にとっておいしいものとは甘いものだ!

黄色で柔らかそうなら普通甘い味を連想するよね……

外国に行って甘いチーズを探したけどどこにも売ってなかったなんて話も聞いたことがあるな!

甘いのってチーズケーキとかから来ているのかね
今はお茶系ドリンクにも甘いチーズ味があるけど、昔はそういうの無かったはずだし

私もよく分からないんだが、アニメの中のチーズってケーキみたいな切り方になっていることが多いし、もしかするとそこから甘い方を連想したのかもしれない……

スーパーで売ってるお菓子のチーズ味もチーズ風味で甘かったりするので、ウチの国ではそういうイメージが結構あるんじゃないかな

外側或いは中身が白いチーズみたいに見えるチョコレート菓子もあるから、そっちからの連想もありそう?
あとウチの国ではチーズそんなに食べないから子供は味を想像するしかないという事情も理由として考えられる

ウチの国でも栄養のために乳製品をとるという考えはあるけど、牛乳やヨーグルトだしね。あとはミルクタブレットとかだろうか?

中国人は日常的にチーズを食べる習慣が無いし、牛乳とかの乳製品は基本的に甘い味付けになるからね
「甘い」イメージに引っ張られるのは当然だ

牛乳はともかくヨーグルトも普通は甘くなっているし乳製品=甘いみたいなイメージはある

同意する
スーパーで安いヨーグルトを買ったらそれが砂糖入って無いやつで、普段自分が食べているヨーグルトがどれだけ砂糖使っていたかを知るなんて話もわりと聞く

私もそれをやって捨てるのもったいないし栄養補給だと頑張って食い切ったことがあるよ……なお後から欧米ではそういうヨーグルトはジャムやハチミツを加えて食べるという話を知った

自分は人から自作ヨーグルトをもらってそういう事態に直面した
砂糖足してもなかなか甘くならないのでどんどん足しているうちにヨーグルト入り砂糖みたいな感じになって最初意識していたヨーグルトは健康に良いという言葉は行方不明になった

乳製品は甘いという認識は私も理解できる
私は小さい頃から甘酸っぱい味のヨーグルトを食べ続けていて「プレーンのヨーグルト」は日本に留学した時に初めて食べた。最初は微妙に感じたが蜂蜜を加えると問題なく食べれたし自分の好みの甘さに調整できるのも良いと感じるようになったし慣れの問題もあるんだろう。
そして逆に中国国内のヨーグルトは甘過ぎると感じてしまうようになったりも……

たぶん幻想の中のチーズの味に比較的近いのはクリームチーズじゃないかな?甘さに関してはこれでも足りない可能性はあるが
ブルーチーズみたいなマニア向けのは初心者は絶対にやめておけ……チーズは値段で選ぶものじゃない

その話、もっと早く知りたかった
私は小さい頃チーズに関してなんとなく甘い、おいしいものというイメージがあったしいつか食べてみたいと思っていた
大人になってからホテルのレストランで食べたチーズによってその夢は崩壊した

上でも言われているけど、私はチーズって何となくチーズケーキみたいな味なんだろうと思っていたな

私は小さい頃に食べてチーズはしょっぱいものだと知っていたけど、みんなの話を聞くとそうでもないのか

こういうのは一度食べれば分かるんだけど、案外機会が無いんだよね
それから国内で食べるチーズ、或いはチーズをアピールする食べ物が大体甘いというのもある

製作過程で塩を使うんだからしょっぱい味になるのが当然なんだけど、子供の頃はそんなの知らないし大人になってからも機会が無ければあえて調べないので子供の頃のイメージが残っている人も結構いるはず

ハンバーガー食べる時にチーズはしょっぱいものだと感じないか?
そこから考えればチーズを甘いものだと考えることはないと思うが

逆にウチの国ではチーズバーガーくらいしか手頃なチーズ体験が出てこないとも言えそうだ
ピザを食べるとか、チーズバーガーのチーズ部分だけを意識して食べれば分かると思うが機会が無い人は無いし、やらない人はやらないのだろう

改めて考えてみたけど私が子供の時から今までに接してきた乳製品のヨーグルト、ミルクキャラメル、ミルクティーとかは全部甘かった
だから昔の私はチーズもそういうものだろうと考えてしまったんだと思う

その方向から実はチーズが酸っぱくてしょっぱい味とか思いつくのは難しいな!

私は初めて普通のチーズ(食べやすいサイズに切り分けて個別に包装されている)を買って食べたとき、これは悪くなっているのでは?とつい思ってしまった。
牛乳の発酵食品だしそのままで甘くなるはずがないという知識はあったんだけどね。

チーズに限らず発酵食品系は慣れていない人間が「本当」のを食べても口に合わないことも多いのでは
俺は外国人の先生に食べさせてもらった本場の味に近いというチーズはすっぱい独特の匂いできつかったし、その外国人の先生は中国の臭豆腐ダメだったからな

よく分かる
私はこれが「トムとジェリー」の憧れのチーズか……と子供の頃の憧れを思い出したながら食べてみたら「甘くない……変な味……」となってしまったよ

アニメに出てくるような穴あきチーズって味も匂いも「濃い」からね
中国人からすればしょっぱいだけでなく苦い、そして雑巾くさいと感じるかも
というか私は初めて穴あきチーズの塊を見た時に「本当にアニメみたいなチーズがあったんだ!」と驚くと同時にその臭さに絶望した

私の地元の内蒙古では乳製品がかなり出回っているけど、どれも甘いか甘酸っぱいかだし奶豆腐(牛乳で作ったデザート)とかもチーズ扱いだったからチーズに関してもずっと甘いイメージがあった
自分がしょっぱいチーズを初めて意識したのはたぶんチーズバーガーを食べた時だったと思う

料理の材料としては甘いチーズは使い難いしチーズを使った料理を食べる、或いは作ればチーズは普通甘くないのというのは分かる
しかし考えてみればチーズを使った料理とか中国の家庭ではほぼ作らないな……

中国の料理ってほぼチーズを使わないから食べる機会が無い人は本当に無い
知識だけの食べ物になりがちだし、昔はピザも今ほど簡単に食べられなかったので昔の子供にとっては想像するしかない食べ物になっていたのではないかと

そうなんだよ。実は俺は人生で一度もチーズを食べたことが無い。
何かに混ざっていたかもしれないが少なくとも意識して食べたことはないので、本当のチーズがどんな味かは知らない



とまぁ、こんな感じで。
中国の乳製品事情や昔の思い出などイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「私も子供の頃はアニメのチーズは甘いものだと考えていました。中国では家庭料理でチーズを使いませんしチーズをつまみに酒を飲む人も少ないので一般家庭の冷蔵庫にチーズが入っていることは少ないはずです。ただ今の中国ではピザなどもかなり食べているので昔と違ってチーズの味は一般常識になっています」

「中国では買い食いするような飲食物に関しては甘い方が売れますしチーズ系も甘さが期待されます。私の感覚としてはむしろ甘くないお茶が大きな市場になっている日本が不思議に感じられますね」

などといった話もありました。

考えてみれば食材の幅が非常に広い中華料理でもチーズはほとんど使わないようですし、中国では子供の頃にチーズを食べるような機会は少ないのかもしれませんね。
今回の記事を書いていて駐在員として昔の北京にいたご家族から聞いた
「90年代前半くらいの北京ではチーズを売っている所が本当に少なくて、外国人向けの友誼商店まで買い出しにいかないと手に入らなかった」
といった話も思い出しました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「皆の地雷だろうと分かっているのにそれでも踏みに行った作品について聞きたい」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本以上に作品を見る前に評価を調べて外れをひかないようにするる、場合によってはネタバレを知ってでも外れをひきたくないという傾向があるそうです。
しかしそんな中国オタク界隈でも「たぶんダメだろうと分かっていても作品やイベントに手を出してしまう」という人はいるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「地雷だろうと分かっているのにそれでも踏みに行った作品」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


皆の地雷だろうと分かっているのにそれでも踏みに行った作品について聞きたい
俺はなぜか時間を無駄にするはずなのに異世界系作品を見に行ってしまうんだが、そういう謎の行動を選んでしまうことってないかい?

何となく理解できる話だね
私は赤坂アカの作品は中盤くらいまで楽しんだらあとは離れた方が良いと分かっているはずなのに、「推しの子」でも最後までぐだぐだと……

ネタとして踏みに行くのでも、分かっているのに踏みに行くのでも、どちらでも良いんだね?

もちろんどちらでも問題ない!
でも彩票(宝くじ)買うとかではなく二次元関連で頼むよ!

そっちの方面で二次元関係だと「エヴァ」のコラボだな
おまけのグッズが欲しくてつい手を出してしまう

「けものフレンズ2」はあまりにボロボロな評価なので逆に怖いもの見たさで見てしまった

「けものフレンズ」は人が集まってぐだぐだ語りながら見るという楽しみ方もあるようだ
極まった地雷は逆にネタとして楽しめてしまうというか

仮面ライダーはシリーズの中でファンから地雷扱いされている作品、自分にとって地雷要素がありそうな作品でも実際に見るまで分からないのでとりあえず突撃することにしている

こういうのは面白かった作品が地雷化したケースもあるかと
例えば「呪術廻戦」が期待するような展開にはならないのだろうと分かっていても追いかけてしまう人は少なくなかった

ウチの国のアメコミファンは大体そんな感じで追いかけてるな!

どれがというわけではないけど好きな絵師が手掛けているギャルゲーは手を出してしまうことが少なくない
ストーリーもキャラも自分に合わない地雷なのに最後まで頑張ってしまう

俺は大河内一楼が関わる作品は見た後に愚痴るんだろうな……と思いながらも見てしまうな

「デジモンアドベンチャー」の「tri」は絶対に地雷だろうと思っていたが諦められなかった
子供の頃の思い出があると「もしかしたら」と考えてしまう

過去にハマった作品、好きだった作品の象徴的なスタッフが関わる作品はダメだろうと分かっていても見てしまう人はいる
私にとってそれは「ひぐらしのなく頃に卒」だった

なら俺は「ニューダンガンロンパV3」で

「罠でもいい!罠でもいいんだッ!!」
という某ポプテピピックのネタは笑えるけど笑えないよな

分かっていて見に行ったのは「鉄血のオルフェンズ」の第二期
確かに第一期からどうしてこうなったという展開だったね
ただ制作側の考える「正しいリアリティ」の暴走という意味では興味深かったし収穫はあった

自分は「鉄血のオルフェンズ」はバルバトスが本当にカッコイイからつい見てしまった
個人的には見て損したとは思わなかったが地雷扱いされるのも理解できた

ゲームは買ってみるまで分からんのが怖い。一応今は返品操作が可能とは言え制限はあるしね。
そして自分の場合、「ドラゴンズドグマ」がたぶん地雷だろうな……と思ってやはり地雷だった案件。カプコンのゲームは遊ぶ前から地雷に見えるの多いけど中には妙に遊べるのがあるのがなあ

軌跡シリーズの「黎の軌跡」とかは自分に合わなそうなのにシリーズ追いかけているからと手を出して後悔したよ

軌跡シリーズはばっさり別れるタイミングを逃しがち
かつて感動した記憶が残っているし、時間が空くと地雷の記憶よりも感動の記憶の方が強くなっていく

軌跡シリーズのユーザーは出る前にどうせダメだろうと思って、出たのを遊んでみてやっぱりダメだったと確かめて、次回作もどうせダメだろうと予約する俺のような人間がたくさんいるよ!

「遊戯王ARC-V」とかずっと追いかけているシリーズの作品だとダメそうでも追いかけてしまう……!

「遊戯王ARC-V」は作品としてはぐだぐだなんだけどキャラはとても俺の好みだから困るんだよなあ

オリジナルアニメは大体地雷だろうと思いながら見ているな
面白かったら儲けものくらいで

分かる。私は最近だと「僕らの雨いろプロトコル」をそんな気持ちで追いかけていた

私はNTRが嫌いなはずなのに、なぜかNTR作品を求めてしまう
ウチの国のそっち方面の需要や人気を考えると、同じような衝動を抱いている人も少なくないのではないかと

スレ主のように俺も異世界系は評価が悪い、設定がテンプレみたいなのでも何となく見てしまうことが多いんだが、「進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜」は自分の覚悟の上を行く地雷だったな

俺はエヴァの新劇場版は地雷だろうと思って見たら名作だったという成功体験があるので地雷にしか見えない作品に関しても諦めきれない

考えてみればゲームはそういうの多いかもな
過去シリーズに自分にとっての大当たり作品があると続編にもついてを出してしまう

新作ゲームで地雷を踏んだ場合、経済的損失と精神的損失のどちらを選ぶか悩むことになる
昔は経済的損失の方が嫌だったけど、歳とってゲームを遊べる時間が減ったら精神的損失の方が嫌になってきた。
ただそれ以上に損失を恐れて昔と比べて冒険しなくなってしまった気がする。

ソシャゲに関しては「人気が爆発する作品を初期から追いかけたい」などといった欲望もあるからつい新作に手を出してしまう
でもソシャゲに手を出すこと自体が地雷を踏む行為なのかもしれない

そもそもガチャのあるゲームが地雷だ!
俺はなぜ手を出してしまうのか……



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でも好きだったシリーズを諦めきれない人は少なくないようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「オタクは皆子供の頃の思い出の作品や、オタクになるきっかけになった作品は地雷だと分かっていても続編での成功を諦めきれません。そして予想通りの失敗を体験して炎上、続編制作側に対する攻撃が激しくなるのです……」

「中国ではネット小説も分かっていて地雷を踏みに行ってしまう人が少なくないジャンルだと思います。中国のネット小説に費やされるのは時間に加えて課金もあるので、追いかけている作品の展開が自分にとって好みではなくなり今後持ち直すことが無いだろうと分かっていても、自分が使ったリソースを考えると諦めきれないという考えになってしまいます」

「私は中国のネット小説でよく炎上、通報攻撃が発生するのは作品が自分の期待を裏切ったと感じた人が出る時に、費やした金と時間を諦めきれなかった自分に対する怒りも転嫁され攻撃性が高くなっているからではないかと考えています」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本ではハーレムや百合なアニメと比べてBL的なアニメがあまり作られないように感じられるのはなぜだろう?自分が知らないだけなのか、実際に少ないのか……」

例年通りの気温になってきたとはいえこのところ急に寒くなり体調がぐだぐだになっている今日この頃です。
ありがたいことに以前教えていただいたネタに関して追加でまた情報をいただいたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でも女性向け要素やいわゆるBL的な内容に関しては良くも悪くも話題になっているそうですが、そういった要素のある作品の扱いや日本市場の動向といった背景に関する討論で盛り上がることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「百合的なアニメと比べてBL的なアニメが少ない?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本ではハーレムや百合なアニメと比べてBL的なアニメがあまり作られないように感じられるのはなぜだろう?自分が知らないだけなのか、実際に少ないのか……詳しい人教えて!

少年マンガである程度需要が満たされるからだろうか?

日本では女性のBLファンはアニメを見ない、或いは少年マンガ系アニメは見てもBLアニメは見ないみたいなデータや事例でもあるんだろう?

日本でもBL系アニメの需要はあるみたいなんだけどね
「魔道祖師」が日本で一番ヒットした国産アニメみたいなことになっているし

この間ちょっとこっちで異世界BLアニメとざわついた「異世界の沙汰は社畜次第」みたいな作品もあるので作られないわけではないはず。
その手の作品がこっちに入ってこないとか、話題になる場所が違うという可能性もあるだろう。実際俺も普段そっちのジャンル意識していないしね。

「百合」ではなく「腐」を売り物にする作品……自分の見ている範囲だと確かに多くはない印象だな
普段「女性向け」とネタにされがちな作品も基本的には少年マンガ、女性向けサービス「もある」一般向けという作品だ

日本語で言うなら「BLアニメ」或いは「やおいアニメ」でいいんだろうか?そういうの案外思いつかないもんだね。
例えば「ユーリ!!! on ICE」や「ブルーロック」みたいな女性向け扱いの作品は思いつくのだけど

西洋的なLGBT山盛りの「アーケイン」がこっちでも評価高いけど日本でBLがないのは考えてみれば不思議かも?
あとウチの国って案外BL需要高いのか?

「アーケイン」に関しては国内配信で露骨なシーンがカットされているから皆幸せに見ていられるという事情も……
ただ中国国内でも実写ブロマンス作品は定期的にヒットが出ているし混ぜたら絶対にダメというほどではないと思う

同意。
私は「ブロークバック・マウンテン」とか当時国内で凄い人気だったのを覚えている。

国内の需要はそりゃあるだろう
こっちだとポルノ規制回避で手軽に稼げる、女性からの支持も受けられるとBL路線は実写も二次元も一時期大人気だったわけで
まぁ例によってやり過ぎて男性向けエロと同じような道をたどることになったようだが

ドラマだと男のアイドルを自然に多用できるのも大きいだろう
ウチの国でも規制入る前はたくさんBLドラマが制作されたし人気にしたい各所のランキングの上位を占めていた
その結果上の方から禁止されて制作中、審査中、制作審査終わって配信開始待ちの作品が片っ端から死ぬ事態になったが

そういえばそうだったな
二次元作品に男性アイドルを使うのは女性アイドルを使うのより抵抗が少ないのかね

普通に抵抗はあるけどアニメより売りやすいし企画が通りやすいんだよ
出演するアイドルのファン層が固定の客として非常に強力だからね

アニメは目立たないように感じられるかもしれないけど日本ではBL産業も先進的で完備されている
テレビドラマは毎シーズンおススメ紹介ができるくらいで更に映画だって供給されているし、役者に関しても特撮作品のメインキャラを演じたような役者が出演するのが珍しいことではない
あとBLがテーマの場合は同じ作品の実写化とアニメ化では概ね実写化の方が良い数字になるなどドラマ>>アニメなのがデータとして出ている
こっちでもそういった作品の話題に関しても実写の方が何かと多い

非日常的なテーマでBLアニメ作るよりも、少年マンガ系作品でBL的なサービスを入れた方が良いということなのかね

だって百合好きは二次元にこだわるけど、BL好きは二次元も二次元以外もいけるから……二次元の百合好きが許容できる非二次元は声優やVtuberの百合営業くらいでは?

スレ主が言っているような作品って青年マンガに多いのではないかと
青年マンガ系作品もアニメ化よりも実写化される方が多い

マンガだと例えば「メタモルフォーゼの縁側」のようなBLをテーマにした意欲的な作品が出ているんだけど、これも映像化は実写の方だったからね
アニメはターゲットとなる層や制作スタッフの空きの問題で作るの難しいとかでは

アニメ化される作品も前提に実写化の成功があるように感じる
私が追いかけているBL漫画家(一般向けも描く作家)も人気作品は実写化の後にアニメ化される流ればかりだ

自分の見ているのは話題作とこっちで配信されている作品程度の範囲でしかないが、その中ではイケメンキャラをたくさん出す、友情を強調してBL解釈的なサービスを行う作品は珍しくないけど百合のようなキャラ関係を目立たせるBLサービスってのは少ない気はする

「世界一初恋」や「純情ロマンチカ」みたいにガチめのBLアニメが少ないというのには同意
今千秋監督は一時期かなり注目されていたっけ

「純情ロマンチカ」はこっちでも正規配信されている時期があって当時はランキング上位に来てたこともある
いつの間にか消えたということはそういうことなんだろう

単純にここ数年は男性向けカップルがメインになる作品で当たった作品が出ていないというのもあるのではないかと
昔は「純情ロマンチカ」や「世界一初恋」のように、男のオタクでも「自分は見たことないけど名前は見聞きしたことがある」作品があったけど、近年はそういうのが出ていないのは確かだ

そういえば10年くらい前まではBL的なアニメも主流な作品みたいな空気はあったな
私も「世界一初恋」や「今日からマ王!」とか、見たことはないけどタイトルはよく聞くみたいな作品があった

国内ではyoukuが二次元で女性向け特化の方向に行くくらいには人気も需要あったよね。
ただyoukuは版権獲得に関して少年マンガ系でBL方面の人気も高い作品の方にいった感じだし、BL作品でガチなのはあまり見なくなった気はする

そもそも百合もBLもライトなアニメはそれなりにあってもガチ目のは一般向けではあまり作られないと思うのだが

確かに百合もライト百合な作品が中心でガチな百合アニメは年に数本あるかというレベルだ。しかしBLの方が伝統が長く規模も大きいのにライト百合の方がライトBL(と言えばいいのか?)より多いのは不思議

BL系作品でアニメにできるような量のある人気長編作品が少ないとか?
私の個人的な印象でも6〜7話くらいで終わるような短編作品が多いジャンルだと感じているけど

短編が多いから実写になっているという事情もありそうだなあ

その短編にしても人気作、話題作が映像化されるとは限らないのがまた……まぁこっちで感じられる人気に関しては日本市場とは違うだろうし、映像化に関しては作品人気だけでなく出版社の事情も関係するのでこっちの感覚で予想するのは難しいのだろうけど

メインキャラ全部女性、メインキャラ全部男性みたいな作品は毎シーズン普通にある
ただ昔と比べて百合ファンが増えて一般向け作品のBL解釈な話題が目立つようになった分、相対的にBL作品は目立たなくなっているのかもしれない



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「近年は中国国内でもBL関係に対する規制が強まっていますし、それとは別にフェミニズム関係の炎上が度々発生してオタクの間でも男女間の対立が深刻になっているので女性向け作品を平和に語るのが昔と比べて難しくなっています……」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
今回の内容に関しては私も守備範囲外なのでいつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「男性向け作品に百合好き男性キャラを出す価値や意味はあるのだろうか?腐女子キャラに比べて百合好き男子キャラがいない」

中国オタク「二次元にたまに出てくるドリル型の不思議な髪形について知りたい。あれはどこら辺から広まったものなんだろうか?」

ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品の定番要素や表現などに関して何かと話題になっているそうですが、その中には「お約束の成立した背景」に関する議論もあるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「ドリル型の髪形が現在のような扱いになった背景」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元にたまに出てくるドリル型の不思議な髪形について知りたい。あれはどこら辺から広まったものなんだろうか?

俺には分からない
いかにも二次元的で好みの髪形ではあるが!

キャラの識別に便利な髪形だけど流行って定着した背景について、言われてみれば私も知らないなあ

ネタ系お嬢様キャラに比較的多い髪形かな?
でも重音テトみたいなキャラもいるのでそれに限った髪形というわけでもないようだが

私も以前は大金持ちキャラの髪形だと感じていたが、近頃はそういうキャラに限ったデザインではなくなっているよね

あの髪形か……武装のドリルとして活用できるネタもたまに見かけるが、あれは追加されたネタ属性だよね?
最初からドリルがモチーフなんてことはないよね?

なぜお嬢様キャラの特徴の一つになったのかは私も知りたい
金持ちの装いが複雑化するのは理解できるが、なぜお嬢様属性と紐づけられたのか

ベースは巻き髪でそれが極端に誇張された結果だろうけど二次元の歴史における具体的な流れは分からない……

ヨーロッパの肖像画だとドリルっぽい巻き髪はあるね
ただ横よりも後ろ寄りが多いように感じる

横、もみあげの延長みたいなスタイルは二次元特有なのではないだろうか?

ああいう絶対にセットするのがめんどくさい髪形は自分ではやれない、地位と金のある人間の象徴ということでお嬢様キャラの記号になったのでは
そして現代では背景が省略されていきドリルパーツだけが残り、キャラデザに使われるようになったのでは……

現代の道具や整髪剤を使えば可能なのかもしれないが、一見しただけだと日常的ではない、貴族じゃなければあんなに髪を長くしてきちんとセットするのはできないと考えてしまうよね

でも実はお嬢様キャラ総動員な「マリア様がみてる」では分かりやすいドリルな髪形のキャラはいなかったりする

「マリア様が見てる」だと松平瞳子がドリル的な髪形の範疇だろう
オタク向けに萌えで誇張されない場合、あのくらいが普通のドリル型の髪形なのでは

同意
私が最初に接したあのタイプの髪形はドリルというより螺旋、或いは大螺旋という感じだった

日本だと元々は「縦ロール」と呼ばれていた髪形だな
かなり昔の作品にもこの系統の髪形の女性キャラは出ているので、ネタとして定着したのもかなり古いと思われる

「ダンガンロンパ」の安広多恵子もそういう髪形なので、私はお嬢様よりもゴスロリ系の髪形という印象の方が強い

俺はドリルは元々「∀ガンダム」のキエル・ハイムのような髪型から変化したと思っていたが違うのだろうか?

ドリルは特撮、特にイギリスの「サンダーバード」の影響が大きいらしいが髪形にはその流れはない……はず

二次元ではお嬢様が装備している髪形、記号という側面があるからさすがにロボや武装は後付けだろう

「縦ロール」といわれる髪形だね
検索してみれば分かると思うが、欧州貴族の髪形の一種が元になっている模様

二次元に関しては「描きやすい」髪形だからでは
貴族キャラの髪形ってどれも作画の手間がかかるものだし、ドリルパーツをつければいいだけなのは相対的にかなり楽だと言える

それはありそう
上でも少し言われているが二次元的な進化というのはありそう。
二次元の髪形は基本的に前〜斜めから見た時に目立つ、キャラの区別がつくようにする形でデザインされているから巻き髪のドリル化、そしてドリルパーツの装着箇所も後ろ側、下側から横側、上側に移動していったのではないかと

後は識別の容易さも
あの髪形は子供でも一目で分かる、覚えられるデザインだし特徴を真似して描くのも比較的簡単

言われてみれば私はドリル髪形でツインテールの亜種みたいな配置をまず思い付いたな……

「リゼロ」のベアトリスみたいなツインドリルヘアーも多いね
こっちになるとお嬢様系から不思議系になるような?

ツインドリルだとより武器みたいな、変わった髪形という印象になるので元ネタが分からなくなる気がする

ドリルの元は少女マンガじゃなかったっけ?
ヨーロッパのルネッサンス的なデザインが人気で多用されたという話をどこかで見たことがある

私もそういう風に認識している
少女マンガでは本当に古くからこの髪型が出てくる作品があって、少なくとも1970年代の「ベルサイユのばら」には出てくるし、同時期のヨーロッパの貴族的な女性キャラの象徴だった
そして誇張が進んでドリルが出現したのだろう

でも少女マンガだとああいう髪形見かけないぞ?
オタク向けの作品の萌え系デザイン、言ってみればアホ毛のカテゴリに感じられるが

半世紀くらい昔の少女マンガにはああいったタイプの髪形のヒロインが結構出てくるよ
昔は流行っていたのが分かる

ドリルヘアーは女性向けだと淘汰されてしまったんだよ
女性向けジャンルは「ファッション」「女性の憧れ」的な所も強いアピールになるので、その時代に流行している、現代社会で人気のある髪型が取り入れられてアップデートされていく

男性向けマンガでもその時その時で人気の役者や芸人を元ネタにしたキャラデザは出るけど、女性向けの方が変化は速いし古いデザインもどんどん消えていく。
だからファンタジー系作品でさえドリルは消えた。
女性向けでドリルっぽいのが残っているのは古いテンプレを意識してネタにするようなタイプの作品くらいじゃないか?

私はドリルヘアーは恐竜的進化を遂げた結果の髪形だと思っている
現代に残っているのは古代の化石、シンボル的な遺産

言ってみればドリル、その元になった縦ロールは女性キャラ版の「昭和の髪形」だね
昭和時代はあのドリル(現代のように明確なパーツではないけど)をつけるのが金持ちキャラ、お嬢様キャラのテンプレだった
ちなみに主人公キャラと対立するライバル、敵キャラに多い髪形なので現代の悪役令嬢のキャラデザで使われやすいものでもある



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「現代の中国のオタクは男性向け、女性向けを区別する傾向が強いので少女マンガが眼中に無い人も多くなっています。それでも評価の高い作品なら知っているオタクもいますが、昔の少女マンガや少女マンガの歴史などは把握していません」

「海賊版マンガ時代は子供が使えるお金も限られていましたし、海賊版とは言え出回っている作品の数も現代と比べてかなり少なかったので読めるマンガがあれば少女マンガとか気にせずに読んでいたのですが。私の周りでもCLAMP作品が当時の男のクラスメート達の間でも人気でしたし、読むものがなくなったら『王家の紋章』などの昔の少女マンガ作品にも手を出していました」

などといった話もありました。
私も少女マンガ系はほぼ守備範囲外なので、中国オタク界隈における少女マンガの広まり方に関しては抜けている部分は多そうですね・

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「ドラクエ3は何故神作扱いされているの?全くドラクエ遊んでいない自分が遊んでも楽しめる?」

またnoteの方の記事を更新しましたのでよろしければご参照ください。
Fate[UBW]の中国における地味で大きな影響 2015年頃の中国で配信されてその後に影響を与えたりしたアニメ作品その3
今回は主にアニメの「FateUBW」や中国のfate事情に関する内容になりますが昔没になった話とかを思い出してイロイロ書いていたら長くなってしまいました……

それはさておき誘惑に負けてドラクエ3を買ってしまったのと、ありがたいことにドラクエ3に関するネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ドラクエ3が高評価なのはなぜか」
「ドラクエ未経験者がドラクエ3を楽しめるか」

などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ドラクエ3は何故神作扱いされているの?全くドラクエ遊んでいない自分が遊んでも楽しめる?
日本でリメイク版が大きな話題になっているし、スコアも高めなので気になっている

ドラクエは良くも悪くも典型的なJRPGだけど、「3」は昔の作品過ぎるから現代のRPGに慣れていると厳しいと思う

実はドラクエ3はシリーズの中でもやや特殊な存在
ストーリーはあるけどストーリーに沿った強制進行的な部分がその後のシリーズ作品と比べて少ない
そこを自由度が高いと評価されたから当時の神作扱いされることになった

「3」はあの時代に出た中では非常に高クオリティだったから高評価なのでは
ただドラクエシリーズで見た場合、画質気にならないのであれば「4」「5」「6」が個人的には良いと思うし他人に薦めるなら「10」のオフラインか「11」だな

俺は「DQ11」は2周したけど「DQ3」はちょっと遊んで放置してしまった
あと個人的にはあの時代の高評価なゲームを今遊ぶなら「DQ3」より「FF6」とかの方が良いと思えたり……

「DQ3」 と「FF6」では時代が違うよ
1988年発売と1994年発売の間に6年間空いているが、これはPSで言えば4から5に移行するくらいの期間だ

「DQ3」はSFC版も出ているけど基本はFC版で完成している
そして「DQ3」の名声も概ねFC時代に築かれたものだから今となっては「歴史的な評価」となる部分が多い
当時は「神作」という言葉すら存在しなかった時代さ

私の主観的な話になるけど「3」の評価は主にJRPGのシステムや世界観を完成させた功績による評価だと思う。
今の日本の二次元で量産されている異世界系作品の世界観、職業のベースは概ね「3」だ。もちろん冒険者ギルドのように後からテンプレに付け足されたと思われる個所もあるが、根幹となる「勇者」を主人公とした冒険は「3」からだし日本産コンテンツに対する影響は非常に大きい。

「3」はまだ「ウィザードリィ」の影響が非常に強い
今の「伝統的なJRPG」のイメージに近いのは「4」だろう
「3」の大成功で「4」が作られたわけだからJRPGの歴史上の価値が無いわけではないが

DQの神作というなら「3」よりも「4」「5」「6」の天空三部作だと思う
特に「5」は結婚相手にだれを選ぶかでいまだに日本人が戦っているレベル

自分の体験で言わせてもらえば、「3」はとめんどくさいわりに内容は薄い
レトロゲーとして遊ぶにしてもオススメなのは「4」や「5」だね
それが面白ければ「6」もやってみるといい

ドラクエシリーズで最初に遊ぶとしたら「11」じゃないか?
「3」はレトロゲー好き或いは思い出補正がある人間でなければあまり楽しめないと思う

ストーリー重視な好みなら「3」はまず候補から外れるだろうね
ドラクエに限らずFC時代のゲームは基本的にストーリーも会話もあっさりしているけど「3」までは特にそれが顕著だ

「11」はドラクエの集大成的な作品だからね
突出した作品ではないけど完成度の高いJRPGになっている
あと世界観やキャラクター、音楽などから「3」をベースにシリーズ各作品の要素を載せているのも見て取れる

「3」はシステム的には当時の先端だったのかもしれないが、現代の視点で見てしまうと職業も装備もキャラも未完成に思えてしまう
この辺は「4」以降で強化されていくけど、例えば「3」の武闘家と「4」のアリーナを比べてみれば理解してもらえると思う
他にもNPCの役割もセリフも舞台装置的過ぎるなどキャラもテキストも全般的にボリューム不足だ

HDリメイク版は旧作に職業と特技追加されてバランス変わってキャラクターのセリフがリライトされてボイスもついているらしいよ
ただ「11」的なモノではないようだし、どこまで変化しているのかは分からないが……

とりあえず今の時点では「3」のHDリメイク版の評価を様子見しておくのがいいんじゃないか?
ドラクエ未経験なら先に「11」を遊べばいい。「11S」は安いし実質的な完全版だしね。

細かい所をバージョンアップして画面綺麗にしたけど大幅な改修というのは無いよ
言っては何だが「3」は古過ぎるからリメイクするなら完全にやるべきだったし、HDリメイク版「3」はリメイクとしては失敗作だね
俺も「ドラクエを遊びたい」だけなら「11S」とかを遊ぶ方がいいと思う

私もついでに質問させてもらいたい
確か1,2,3でストーリーがまとまっていると聞いた覚えがあるんだけど、ストーリー的にはいきなり「3」から遊び始めても大丈夫?理解できる?

123はロト三部作ではあるが「3」から始めても何の問題もないよ
時系列的には312だし、当時の日本も「3」でファン人口が爆発的に増えたので「3」から始めた人間が多かった

「3」は「1」の前の話ではあるけど設定上のつながりはあってもストーリー的なつながりはほぼ無い
「2」も主人公達は「1」勇者の子孫で世界の一部が共通するくらいで単独で遊んでも理解できないというのは無い
ただ「3」には「1」を知っていたらノーヒントで攻略できる過去作ユーザーに対するサービスみたいな所はある

ドラクエはシリーズのどれから遊んでも問題無い、外伝作品から遊び始めたっていいというのは近頃の作品と違う所かな
だから「3」に興味があるなら予習無しですぐに遊び始めて良いという利点もある

「DQ3」は当時の家庭用ゲーム機RPGの最先端でその後のJRPGの基礎を築いた作品だから評価が高い
こっちだとJRPGはFFや軌跡シリーズの方がイメージ強いけど日本だと王道はDQ、FFは王道とは違った特徴のある大作という扱いだった

「DQ3」はストーリー性もキャラクター性も薄いので現在のJRPGのイメージで遊ぶとガッカリするかもしれない
逆にキャラメイクから楽しめるタイプなら相性が良いかもしれない

「DQ3」の発売当時はファルコムが「イース2」を出したくらいの頃でRPGというジャンルが日本ではまだ一般的ではなかった。ファルコムのRPGも「イース」が初心者向け、簡単(当時の基準で相対的に)だということで話題になったくらい高難度ジャンルだった
そんな中でゲームに慣れていない一般大衆まで含めて遊べるRPGとして大人気となったのが「DQ3」でこの作品が日本にRPGを本格的に定着させたとも言える
評価の高さにはゲーマー層以外の、日本の社会的な支持による背景もあるんだよ

ストーリー的には「7」も評価高いんじゃなかったっけ?

「7」は冗長過ぎるしシステムが不親切過ぎて……「11」以外でこっちの感覚でも悪くなさそうなのは「8」だろう。
古さはあるが「11」に近い感覚で遊べるし、PS2版は昨今話題のポリコレが強化される前の作品だからドラクエの伝統的なお色気サービス、昔の子供がこっそり楽しんでいたエロさも把握できるぞ!

「3」のストーリーは今の感覚で見ると薄めだけど、商人が街を作って牛耳った後に無産階級革命起こされるというイベントとか所々に面白いストーリーがあったりする

確か「3」は世界が入れ替わるというギミックがある作品だったはず
今はありふれた展開だけど、そういうのを最初にやった(或いは広めた)作品ということなら評価は高くなるだろうしリアルタイム世代でなければ理解できない良さ、当時の新鮮さというのもあるのだろう

リアルタイムでの「3」の凄さは、作中のモブキャラとの会話で手に入る断片的な情報と自分の冒険によって見える世界が広がっていく体験だろう
これは攻略情報が広まり正解のある効率プレイが普通になった現代では体験し難いものだ

そういえば「3」当時の日本のメディアではネタバレ情報に関してもほぼコントロールできていたという話には驚く
信じられなかったので日本人のゲーマーに聞いたことがあるんだけど、当時は攻略本や関連作品含めて裏の世界に関して表立って扱われることはなくて小説版で書かれる程度の公然の秘密だったらしい
そういう状況で魔王を倒した後に裏の世界と大魔王が出てくるのを体験できたなら強烈な記憶と評価になるだろうな……

世界の切り替え、もう一つの世界というのはドラクエでよくある展開だけど、それも「3」から始まったと考えたらシリーズにおける重要な作品になるわけだ

重要な作品が今の感覚で遊んで楽しいとは限らない。
上の方でも言われているけど俺はドラクエ初心者なら「11」から入るのをオススメする。システムも完成されているしセールも頻繁に行われる。
あとは「10」のオフライン版もこっちで遊べたかな?キャラメイク要素は「3」と共通するしこっちでも良いかもしれない。

「3」はFC時代の日本で社会現象レベルの人気になった作品だ
これは言い方を変えればリアルタイムで知っているかドラクエ文化に浸かっている人間でなければ理解し難いとも言える
だから現代の中国のゲーマーにとっては「ゲーム体験」では高評価にならないと思われる

「DQ3」の評価ってゲーム史における重要性という部分もかなりあるので現在の視点で見ると混乱するのかも
俺の知り合いの日本人も「子供の頃に遊んでいたから絶対に買う」「でも今の若い世代には面白くないかも」と言っていた

なまじ遊べるプラットフォームがsteamまであるから現代のゲームと比較して分からなくなるのかもね……「3」の評価に関しては明らかに普段PCゲームを遊ぶ層ではない所からの支持が入っているように見えるし



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈のドラクエに関する認識なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「日本における『ドラクエ3』の人気に関しては子供の頃に遊んだ記憶、ノスタルジーも加わった人気の高さだと聞きますが、それは恐らく私にとっての『仙剣奇侠伝1』のようなものなのでしょうね」
などといった話もありました。

それにしても私がドラクエ3をきちんと遊ぶのはファミコン以来なので、今回のリメイク版は細かい所をかなり忘れている上に追加要素もイロイロとあって楽しいですね。
こんなに攻撃魔法使えたっけ?ルーラをなかなか覚えない?魔物使い入れてみたけど戦闘で殴る以外の役割はいったい……などと曖昧な記憶や学習能力の無さと共に進めております。

なお管理人はファミコン版のプレイ時にはバハラタの洞窟のギミックが分からずにつまって楽しめるのがレベル上げしかなくなり、ダーマ付近でギガデインまで覚えるというポンコツプレイをしていました……当時はレベル上げだけでもなんだか楽しかったんですよね

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「中国に入った日本のオタクに関係しそうな作品で一番凄いことになったのって何だろう?」「昔はともかく現代では明らかにウルトラマンでは?」

ありがたいことに以前
「今までに中国に入った日本のコンテンツで一番凄い人気になったのはなんですか?現地の人の認識も知りたいです」
といった質問をいただいておりましたが、先日これに関係しそうなネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国に入った日本のオタクに関係しそうな作品で一番凄いことになった作品は」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


中国に入った日本のオタクに関係しそうな作品で一番凄いことになったのって何だろう?作品でもIP単位でも構わないので知りたい

個別の作品だと「スラムダンク」じゃないか?
この間の劇場版も国内市場で大成功していたし

たぶん「ウルトラマン」だろう。すべての年代で人気が高い。
「スラムダンク」は確かに瞬間的には凄かったけど金を持っている上の世代の支持による人気という印象が

新海誠はある種のブランドだからIPみたいなものだと見なしてもいいような気がするのだけど

最初に思い付いたのは「ドラえもん」だけど毎年劇場版は安定して入ってきているが、それだけでもあるな……

もっと昔であれば例えば「NARUTO」「ドラゴンボール」「ポケモン」「ドラゴンボール」等々複数の候補が出てきたけど、現代の状況だと明らかに「ウルトラマン」だろうと感じる

俺は「名探偵コナン」を思い付いたが言われてみれば「ウルトラマン」があったか

「名探偵コナン」も国内のテレビで放映されていて劇場版も国内市場で成功しているけど今の子供は見てないからな
それに対して「ウルトラマン」の新作は今の子供も見ている
親戚の子はティガしか見ていない私よりよほど詳しかったりする

個人的には像まで作られるガンダムと言いたいが「一番」ならウルトラマンだと言わざるを得ない

国内ではロボ系作品は元少年のおっさんしかファンがいない……!
ウルトラマンは全年齢に対して売れるし今でも新規で下の世代が入っているのが強過ぎる

ガンプラの人気は高いし国内のオタクの趣味として定着したが、それでも関連商品の種類や流通量として考えると圧倒的にウルトラマンだしね

オタクに影響があるではなく「オタクに関係する」だったら「ウルトラマン」だろうね。私は「ウルトラマン」ほど中国で長く、幅広い年代から支持されているIPを知らない。
これより上は四大名著とかそういうレベルになるのではないかと。

「ウルトラマン」の人気はとっくの昔に過ぎ去っていると思うが……昔流行った子供向け作品だけど今の環境では微妙だろう

私もウルトラマンに関してはテレビ放映も無い現代でどうやって子供に人気になるのか疑問だ。
今は動画アプリで見るくらいしか無いのに。

だから強いんだよ……今の子供はテレビ見ないでアプリやスマートテレビで配信見てる
そこでウルトラマンは常に上位のコンテンツだから自然と人気になる

「ウルトラマン」って確か国内では一時期社会的な批判と規制の対象になってなかったっけ?私は学校で先生から「ウルトラマンなんか見てはいけない」と繰り返し言われた
そのイメージがあるから私は「今の子供にも大人気」だとか言われてもしっくりこない

一時期は国内で規制入ったし円谷が中国進出して失敗したりしているけど、バンダイ傘下に入った現在は中国市場を順調に攻略している模様
最近も2021年に「ティガ」が突然配信中止になってその後規制強化版に切り替わった事件があったけどね

現代でどれくらい人気なのかと言えば親戚の子が俺の知らない新世代ウルトラマンの光線技を出してくるレベル
その家に遊びに行くとウルトラマンの玩具だらけで家庭がウルトラマンに染まっているような状態だ

小学校の近くの文房具屋でウルトラマンの文房具や玩具を売ってるし、それがかなり売れている
いつぞやトレカが発売された時とかちょっとした社会問題レベルになっていたくらいだ

「ウルトラマン」ってスーパーにいけば文房具やお菓子やカードといった正規の関連商品が簡単に手に入るからね

正規かどうかはよく分からんが、田舎でもウルトラマンの関連商品は普通に売っているし里帰りした時に親戚の子供にねだられる
大学の中や会社との往復だけだと意識しないかもしれないが、ウチの国って実はかなりウルトラマンに「覆われている」気がする

ならポケモンもいけるのでは……?と思ったがウチの国だと日本みたいなルートが無いから厳しそうだな
アニメもファンが高齢化していた所に新主人公になって脱落しちゃう人が結構出ているし

同意する。tiktokのウルトラマン関係の再生数合計で千億余裕で超えてるからな

あの辺の数字で恐ろしいのはウチの国で人気が高くファンも多いとされるティガやゼロとは別の、小さいお友達が主力となっての数字ということだよね
あのレベルのIPは国産作品でも無いと思う

「ウルトラマン」が凄いのは昔も今も子供に大人気なことだろう
これができるIPは希少だ

しかしウルトラマンって凄い数字を持っているのにいまいち評価されない、尊敬されていない空気があるのはなぜなのか

ウチの国のオタクは長いこと昭和ウルトラマンを「子供向け」だと下に見ていたし、今でも幼稚なイメージがついて回っている
実際は昭和ウルトラマンがウチの国では平成になっても放映されていて、当時最新の平成の日本アニメが入ってきてそれと比較され昔のクオリティの低さが強調されてしまったという背景もあるのだが

ウチの国では昔は「ウルトラマン」とオタクの見る作品は別という扱いだったんだよ。だから「ウルトラマン」は「一部の世代のオタクにだけ人気が無い」という見方もできる。
今は「ティガ」とかを小さいときに見て育った抵抗のない世代もオタクになっているし、そこまで多くはないけど近頃は「レオ」などの昭和ウルトラマンを評価する、楽しむ動きは出ているので徐々に空気も変わっていると思う。

私の周りの子供の間でもウルトラマン大人気だよ
こっそり仮面ライダーを混ぜて英才教育しようとしてもなぜかウルトマランばかり見たがる……俺が頑張って編集した爽快バトル大集合特別版でもダメだった……

それお前の趣味がオタクに偏り過ぎていたのでは……?
それはともかく「ウルトラマンZ」からまた盛り返したし、親子で楽しんでいる家庭も少なくないと聞くね

バンダイとしてはライダーの方が稼いでいるらしいが、中国国内だと完全にウルトラマン>ライダーだよね
オタクの人気や評価はライダーの方が高いけど、今の子供世代が上がって来た時にどうなるかは何とも言えない

「ウルトラマン」は昔繰り返し国内でTV放映されて全国に知れ渡っているし、その後も新規、若い世代を取り込めるような良作が出続けているからIPの人気が維持されている。
それから現代でも国内で新作が安定して配信されて中国語吹き替え版も完備、オフラインでは関連商品がたくさん流通している。
これは最初の方で言われている有名作品ができていないことだ。「ドラえもん」ですらね。「ウルトラマン」は作品の質が良いとか安定しているとか以外の所で圧倒的に強いんだよ。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国のウルトラマン関連の空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国市場ではノスタルジーを刺激して過去に中国で大人気になった日本の作品を売ろうとすることが少なくありません。最近リバイバル上映されているジブリ作品もそうでしょうし、子供向けのアニメ映画には昔作品を見ていた親を攻略しようという意図があります。もちろんウルトラマンにも親の世代のノスタルジーを刺激する戦略はありますが、現代の中国国内でも子供の方が普通にウルトラマン好きなことも多いですね。それが他の過去に中国で大人気になった名作との違いに思えます」
などといった話もありました。

今回の記事をまとめていて思い出しましたが、以前中国のオタクから教えていただいた昭和のウルトラマンに関する中国独自の事情には
「現在の中国オタク界隈ではbilibiliでの正規配信が残っていたウルトラマンレオの知名度が高く関連するネタもよく知られている」

「中国に入った昭和のウルトラマンでオタクの評価が高いのは『80』で、これは後の時代に作られたので演出が相対的に新しくてカッコよく見えたから」

というのもありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「なぜ我が国で仮面ライダーはウルトラマンのような人気にならないんだろう。同じ特撮なのに!」「基礎的な背景が違うんだよ……」

中国オタク「どうやらティガの配信は復活したようだが……やはり削除部分は少なくないか」 中国でウルトラマンティガの配信、修正削除追加で復活した模様

10年以上前の記事ですがウルトラマンに関してこんな空気の時期もありました
中国オタク「ウチの国のテレビでアニメやウルトラマンをやっていたというのが信じられん」

中国オタク「二次元の日常的な描写と中国は相性が悪いのではないかと考えてしまう。何かしら違和感が出るし批判の声も目立つ」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「私は中華ファンタジー系作品でメートルとかの現代的な単位が出ると楽しめなくなるんだが、皆はどう感じてる?」
に関して、追加で「中国で現実を意識させられてさめるネタ」を教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二次元の日常と中国の相性は悪いのでは?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


この所の作品を見ていると、二次元の日常的な描写と中国は相性が悪いのではないかと考えてしまう。何かしら違和感が出るし批判の声も目立つ。

私も近頃は日本の二次元に中国の描写や中国人が出るたびに何かしらダメ出しで盛り上がるのは感じるなあ

俺は日本のアニメに出てくる中国の学校や学生に違和感を覚えてなんか見るのをやめてしまったことはある
この間の「ラブライブ!」の上海回もあまり評価良くなかったし似たような経験のある人も少なくないと思う

日本人向けに作られているアニメだから構わないだろうなどといった意見は出ているが、注目を集めた時点でツッコミネタになってしまう、笑いものにされるのは避けられないのがね

かと言って中国人が作ればいいというものではないのがまた……現実社会は時代や地域、経済状況によって知識、共通の体験というのが案外重ならないので「共有できるイメージ」が現代の日常ネタだとそこまで多くない

「ラブライブ」は上海ならアレで正しいのでは?という擁護を上海人が否定するというグダグダ展開もあるのが尚更めんどくさい

個人的には制服をこっちでよくあるようなデザインに寄せるとか頑張っていると思ったんだけどね

俺も「ラブライブ」の上海の学校描写は頑張っていたと思うよ
ただああいうのは「上履きはこっちの学校には普通無い」という一点で台無しになるから……

自分は中学高校と北京の学校だったけどあの学校描写で概ね問題ないと感じた
大まかな印象では気にならないレベルだし、国内の作品の学校描写だって自分の学校生活とは違う所があるし許容範囲に思えたりするのだが

二次元の「中国の描写」に関しては一度引っかかるとそこから違和感探しになってしまうからね
例えば「ラブライブ」の場合は教室の描写でも「揃った上履き」の他に机の上も横も物が少ない、カバンが無い、壁や扉が開放的過ぎるのにのぞき窓はついていないとか、探せばいくらでも違和感は出てきてしまう
そして結局「日本のアニメの描写を無理やり中国の名前で呼んでいるだけ」みたいな印象になってしまう

ああいうのは中国の学校生活を送るか、実際に中国の学校に取材に行かないと無理だろう
さすがに「負けヒロインが多すぎる!」みたいなことは無理だろうし、そもそも国内は時代や地域で学校もかなり違うから取材してもそれを正しいと認識してもらえるかは分からない

ストーリー自体に関係しない部分だから気にしなくていいという理屈は分かるんだが日本の二次元に中国が出てくるとどうしても現実を意識することになる……俺も二次元ネタでやるなら舞台は日本やファンタジーが向いているというのには同意する

「正しくない」というのもだけど、それに加えて「リアリティがない」という批判が出てくるのにも二次元と現代中国ネタの組合せの難しさは感じる

二次元にも現実と同じリアリティを求める問題はどこの国どこのジャンルにもあるけど、ウチの国では特に大きい気がするな
これはネット環境が原因なのか、それとも人間が原因なのか

どちらも影響していると思う
ウチの国の通報完備で批判や炎上による攻撃側が非常に有利なネット環境、そこでとりあえず正しそうな理屈を武器にやたらとマウントとりたがる志向は独特なものがある

常に審査と上の要求を意識しなければならない環境によって、いつの間にか「間違っていない正しさ」や「現実的であること」を武器にして攻撃するようになってしまったのかね
つまらないとか気に入らなない内容なら見なければいいのにわざわざ粗探しするのはどうなのかと

日本を舞台にした作品に関しては日本だと架空のアニメやマンガだからと割切って見る空気、共通認識があるから問題ないし、そういう作品がこっちに入ってきたら「日本社会の話だから」で済む
しかしそこで中国が舞台になると「日本だから」が使えなくなるので一気に不満が出てくる

アニメやマンガだからという割り切り、現実と切り離して見る傾向は日本の視聴者というか日本市場の強みなのかもね
近頃の作品では例えば「チ。」とかは日本で結構ツッコミ入ったし地動説により真実を求める姿勢を強調するテーマの作品がテーマのために科学史をねじまげるのはどうなの?とみたいな批判はあるけど作品そのものに対する正しくない、現実的じゃないという批判はあまり目立っていない

この話題を見て考えてみたけど、中華ファンタジーやサイバーパンクなら問題ないのに日常的な場面が入ると急に引っかかるのは我ながら不思議

ああいうのは現実の現代中国の都市を使っていない、日常生活描写が無いのも良いんじゃないかな
中国要素だけなら問題にならない、むしろ歓迎される

現代が舞台ではないけど「薬屋のひとりごと」がアニメになって評価急落したし、視覚的な情報で現実とは違う、それも間違った中国を突き付けられると冷める人が多いというのもありそう

そういう意味では共有されるイメージの問題も原因になっているのだろう
そして現代の日常生活描写に関して共有されるイメージについては国外からは分かり難いから違和感のある描写になりがちなのではないかと

例えば現代の中国国内で魔法少女をやる場合は肉体的にも社会システム的にも人知れず活動するというのは難しいとなってしまうし、不思議なチートを使ってテストで良い点を取る受験を成功させるとかでも上手くやるには具体的にどうればいいのかを考えだすと難しくなるのでそういうツッコミが入る
そういった意見自体は構わないが、作品の感想や動画コメントの所で出るのがめんどくさい

魔法少女系作品とかアイドル系とかウチの国が舞台では難しいという話はあるからね……

アイドル系は夢を強調できる日本の二次元以外では成立しないと思うが、魔法少女は一応国産シリーズあったし結構続いた

「巴啦啦小魔仙」か……あれは今で言う特撮扱いだったような?シリーズの中には実写だけでなくアニメもあったけど
今考えてみるといわゆる「子供向け」カテゴリなのも良かった気がする

言いたいことは分かるよ。オタクが見る作品だと話題がめんどくさいことになる。
あとそういう作品に関しては昔の作品、昔の環境だから問題にならなかったという面もあるかと。

確かにオタクが見る、或いは大人が視聴者になるような作品の場合、現代のネット環境で議論の的になるからどうしてもリアリティの追求の話が出てくる

子供向け枠の作品だと批判でも「子供向け」「幼稚」だけで済む、そして実際に好きで見る人間はそれを知った上で見ている
ある意味では上で言われているような「割り切る」「現実と切り離して見る」ことのできるジャンルというわけか……

上の方でも言われている「アニメやマンガだからという割り切り」に関しては社会的に蓄積され共有されているお約束の有無というのも原因になっていると思う
日本では順番にお約束が成立していった背景があるけど、ウチの国では背景無しに新しい作品、お約束ネタをベースにアレンジされたオタク向け作品から始まることが多いので受け止め方の個人差が大きく出る
魔法少女だって日本だと赤塚不二夫や横山光輝からの蓄積があるけどこっちでは断続的に入った魔法少女作品はあるけど現在のアニメファンの多くはそういう作品を見ていないし、「まどか☆マギカ」辺りの「極端な」所から始まることも多いからな

共有されるイメージ、お約束の類は難しい所だ
そして日常描写は各国特有のお約束が特に強く出るから外国の作品に違和感が出るのは避けられない
日本のクリエイターに中国の日常を描写する経験はないし、お約束も知られていない
これは現代だろうが古代だろうが同じ

そもそもアニメで外国の日常を描写するのが難しいんだよ
小説は文章だけでいいし、ソシャゲはイラストとテキストだけでいい
実写作品は中国なら中国人を起用するとか中国で撮影するとかですればいい
しかしアニメは全部描いて動かさないといけないから作り手の認識、お約束ベースにならざるを得ないし、そのお約束の外にいる人間が見るとどうしても違和感が出るのだろう

国産二次元ソシャゲが日本で成功した理由がそれかもね
翻訳の問題はあっても描写の違和感はそんなに強く出ない



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識や受け止め方なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「私自身も挿絵なら問題無かった日本の中華ファンタジー作品が、アニメ化されたら何だか見ていられなくなった経験はあります。でも更に昔の『ふしぎ遊戯』や『彩雲国物語』の頃の中国要素の描写に関して当時の私は問題なかったんですよね……」

「現代では国産コンテンツの増加とネット環境などによってたくさんの作品常に見ることができます。そのため現代の視聴者の中では中国の日常生活描写、中国古代の宮廷の描写、中華ファンタジー世界の描写などに関するのイメージがかなり確固たるものになっています。だから日本の作品の中国描写、中華ファンタジーの描写に引っかかってしまうのかもしれません。例えば私は日本の作品の宮廷が小さい、何かと距離が短いといった部分には引っかかることが多いです」

などといった話もありました。

外国の描写に関しては昔と比べて参照できる資料が整備され作品側の出来ることも増えましたし、視聴者側も知識が増え議論の場所も広がっていますから昔と比べてふわっとした描写で済ませられなくなっているのは感じられますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本で織田信長の人気が一番高いのは分かるけど、豊臣秀吉と徳川家康はどっちが人気高いの?」

昔の中国で配信された話題作に関するnoteの記事を更新しました。タイトルがnoteには長過ぎるというアドバイスありがとうございます。
2015年頃の中国で配信されてその後に影響を与えたりしたアニメ作品その2
2015年の中国では日本のアニメに対する規制強化やブラックリスト発表という事件があったので作品以外の事情も書いているとやはり長くなってしまいますね。

それはさておき、ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国では昔から徳川家康の人気が高くイロイロな意味で「日本よりも評価が高い戦国武将」といった話も聞きます。そんな徳川家康ですが日本の戦国時代に関して詳しい中国オタクの面々にとっては日本における評価や扱いに関しても何かと気になるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本では豊臣秀吉と徳川家康はどちらの人気が高いのか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で織田信長の人気が一番高いのは分かるけど、豊臣秀吉と徳川家康はどっちが人気高いの?

言われてみればちょっとハッキリしない所もあるな
ウチの国だと明確に徳川家康>豊臣秀吉だから入ってくる日本の関連情報が正負どっちでもバイアス強めにかかるだろうし

日本での人気に関しては秀吉の方が高いよ
晩年のやらかし、侵略行為を除けば日本史上最大の成功者だから
もっとも秀吉に家康にしろ有名なだけあってヒドイ扱いをされる作品はいっぱいある

ゲームでも大体はサルの方が良くも悪くも出番は多い

日本では明治維新と軍国主義史観の影響で徳川家康の評価はずっと低いままだ
運だけでのし上がった陰謀化にして偽君子という評価はいまだに根強いし、徳川幕府も封建社会の負の象徴

さすがに現代日本ではその辺りの影響は無い、あったとしても大きくはないはずだが

徳川家康は徳川幕府を作ったから倒幕、その後の新体制では悪役になり日本社会ではイメージが悪くなり人気も一人負けになった
逆に言えばもし織田幕府や豊臣幕府みたいなのが成立していたら織田信長も豊臣秀吉もイメージは悪くなったのではないかと

これは昔からハッキリしていて、日本ではサルの方が人気が高い
そして亀の方は日本だと人気が無くて悪役扱いされがち

私も日本人は家康をヒドイ扱いにするのを好むという印象があるね
日本の作品では徳川家康に主人公補正や味方キャラ補正、作者のひいき補正的なものがある作品は珍しい

「影武者徳川家康」は……と言おうとして、徳川家康に成り代わる影武者が主人公だから本人いきなり死ぬ展開だったのに気付いた!

日本だと「亀」じゃなくて「狸」があだ名の時点で扱いが悪いのはハッキリしている
日本の作品で狸がカッコよく描かれることはほぼ無い

日本だと狸は狡知、のろまという属性が付くし、それに合わせて美形ではなくデブなキャラデザになりがち
まぁ猿、ハゲ鼠というあだ名がある秀吉も不細工なキャラデザになることは少なくないが

日本だと秀吉は猿、家康は狸というあだ名で呼ばれるけど、日本の民間伝承や童話などで狸は狡猾なキャラとして扱われるのでずっとそういうイメージがついて回っている
やはり自分で天下をとるのではなく、天下が手中に転げ落ちてくるのを待っていたのがイメージ良くないのでは
ウチの国でも司馬家がそんなイメージだしな

サルはずっと上昇していく平民の武士というのが人気の面で強過ぎる
日本国内すべてと戦って全てに勝っているようなものだし、織田信長の実質的な後継者でもある
朝鮮出兵に関しても信長が死ななかったらやっていたことだろうと言われているし、日本では失敗ではあるけどそこまで大きなマイナスにはなっていない
ちなみに汚点扱いで特に大きいのは豊臣秀次の粛清と一緒に女子供を含むあまりにも多くの関係者を処刑したことだがこの事件は創作ではあまり描写されないので影響はそんなに大きくない模様

秀吉は本人の立身出世もだけど、戦国時代の中心で活躍していたというのも人気や評価の面で何かと有利なんだよ
日本の戦国時代に転移や転生する作品で、信長や秀吉のポジションに収まる、或いはその近くにいて活躍するという話は少なくないが、家康関係ではそういうのがほぼ無い
家康の周りにいても戦国時代の重要イベントが発生しないし関われないから

秀吉は農民、無名の雑兵から天下人だからな……その経歴だけで人気が出るのは容易に想像できる
そして信長には本能寺バーベキューという劇的な死亡イベントがある
それに対して家康は勝者だけどエピソードは地味

徳川家は倒幕から始まった日本の近代化で薩長から悪役にされているので徳川家康の扱いも必然的に低くなる
現代の日本社会で徳川家康が人気になるのはその背景からして非常に困難なのだよ

倒幕の影響によるマイナスは間違いなくあるけど、大政奉還が穏やかに進んだこともあってかこっちの王朝滅亡後ほど悪い印象はついていないみたいだよ
もちろんそれで良い印象になるわけでもないが

日本では魔王が一番人気でその次がサル、最後が亀だね
亀は長編ストーリーならともかく、エピソードを膨らませる上では面白みがない

現代日本では活躍の華々しさとそれによる創作における扱いやすさの違いがそのまま秀吉と家康の人気の差につながっているようにも見えるな
織田信長、豊臣秀吉は天下への道が分かりやすく派手、特に織田信長は最後が劇的だ
それに対して徳川家康は苦戦して成功と失敗を繰り返しながら徐々に上がっていき、その中で周りが落ちていくことによって最終的な勝者になったので相対的に面白くない

徳川家康は中央の舞台に上がるのが遅かったのが人気の面では厳しい
信長の手下、秀吉の下にいる同盟相手といったポジションが続き老人になってようやく天下に関わるようになった
しかし関ヶ原と大阪城の戦いになると今度は豊臣方の悲劇、敗者の美学というのが強調されるので主人公扱いされないしイケメン枠的な創作補正もつかないデブな老人キャラにされるから人気になるのは難しい

個人的な印象だが日本の創作では秀吉の方が何かと扱いは良くクリエイターに好かれている印象がある

同意する
この間の大河ドラマでは家康が主人公だったけど、私は見ていて脚本は家康が別に好きなわけではない、家康のことを掘り下げて描きたいわけじゃないというのが感じられたし人気無いんだろうな……とは思った

徳川家康は戦国三英傑の他二人の全盛期と重なる時期に良いエピソードが無いのがなあ
無能ではないけど一向宗にやられて危機だとか、武田信玄に負けて脱糞だとかそんな話ばかりが目立つ……

史実の評価はさておき、エピソード的には信長は明確に格上、秀吉には小牧長久手で勝ったけど、外交で負けて秀吉の方が格上みたいな扱いだから人気も一番下になっている模様

言ってみれば徳川家康って日本の戦国時代の勝者ではあるけど主人公ではないんだよ
信長や秀吉は主人公属性にできるエピソードが豊富
信長と秀吉が日本の中央で華々しく活躍しているときに、家康は地方で地味に勝ったり負けたりしながら勢力を広げている

戦国三英傑以外でも徳川家康は武田信玄とか真田家とかにボコられるなど主人公ではなく引き立て役扱いされがち

日本の戦国時代ネタのゲームで徳川家康が主人公の作品はとても少ない
「戦国BASARA」が徳川家康を主人公にしたけど、あの極端な誇張をするシリーズでさえも徳川家康を主人公にして面白いストーリーやキャラの関係性が作れずに失敗したわけだし、話を膨らませる娯楽作品では使い難いんだろうね

ウチの国でよく言われているように、徳川家康は司馬懿のような存在だ
そして司馬懿がマニアックな人気はあっても一般人気が無いのを考えれば徳川家康の人気に関しても想像できるはず

徳川家康は日本の司馬懿と言われているけど、長生きして徳川幕府を築き200年以上平和な時代を維持したのだから、八王の乱とその後の五胡乱華を発生させてしまった司馬家よりも統治者としては上だろ……

徳川家康に関してはこっちで言われているほど日本で人気が無いわけじゃない
いつだったか見た日本のテレビのランキングだと織田信長が1位で徳川家康は5位その下に豊臣秀吉、武田信玄と続いていたし

近年の日本では秀次事件などの負の側面が広まって秀吉の人気が下がり、長期間にわたる平和で安定した江戸時代を築いた徳川家康の評価が高まっているという話も聞く(それでも信長は別格)
それにこういうのは時代によって違うし、大阪なら豊臣秀吉の人気が圧倒的に高くなるなど地域による違いもあるだろう

なるほど
言われてみれば関西では秀吉、関東では家康になりそうだな

日本で特に徳川家康人気が高いとされているのは静岡県らしい
地元の偉人として扱われているので関東地区よりよほど人気が高いとか

家康の関東での人気はどうなんだろう?
北条好きな俺からするとそこまで好きにはなれない
まぁ秀吉と比べればマシだけどね!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「中国では山岡荘八の小説の影響で昔から徳川家康の人気が高いです。また近頃はゲーマーから広まったという『亀』のあだ名で呼ばれていてこれは日本で『狸』と呼ばれるのと比べてかなり良いイメージになります」

「そもそも豊臣秀吉は侵略者として中国の歴史の教科書にも載っているのでイメージが悪過ぎますね。当然ながらそれを倒した徳川家康に対しては好意的な印象になりますから中国では徳川家康の人気が圧倒的に高くなっています」

などといった話もありました。

当ブログの2011年の記事
中国オタク「なんで家康が主人公のゲームって無いの?」
を書いた当時の中国オタク界隈ではまだ家康に対する「烏亀」(亀)や「老烏亀」(老亀)などのあだ名は使われていなかったような記憶もあるので、中国における徳川家康の扱いや独自のイメージというのも一昔前から変化している部分があるのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「私は中華ファンタジー系作品でメートルとかの現代的な単位が出ると楽しめなくなるんだが、皆はどう感じてる?」

歴史やファンタジー関連の創作ではたまに
「この時代のこの地域にトマトやジャガイモはないはず」
「異世界なのにサンドイッチという名称はどうなのか」
「異世界における各種単位をどうするか」
などといった設定考証にどこまで正しさを求めるかに悩むことがあるかと思いますが、中国でも似たような問題は発生しているそうです。

そんな訳で以下に中国オタク界隈で行われていた
「中華ファンタジー世界観の作品に現代的な単位が出るのをどう感じるか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


私は中華ファンタジー系作品でメートルとかの現代的な単位が出ると楽しめなくなるんだが、皆はどう感じてる?
単純に他の人の感じ方を知りたいだけなので、気軽に語ってみてくれ

中華ファンタジーや古代にメートルは無い、というのは分かっているがアニメやマンガなら気にしないかな

基本的には気にしないし戦闘シーンみたいな勢いのある所なら概ねスルー出来るけど、場面やキャラによっては強調され過ぎると萎えることはある

俺は気にしないけど気にする人がいるのは分かる

「メートル」もだけど「秒」もだね
しかし古代の時間単位は短いのが無いという創作における現実的な問題が存在する!

昔は十二時辰だっけか
確かにたった1秒、数秒みたいな表現ができないのは結構めんどくさいな

十二分割だし、卯だとか辰だとか言われてもとっさには分からんよね
現代の言葉でも使われている「午」でさえそれだけ言われたらすぐに理解できるとは思えない

極端な例えになるけど、これって現代の繁体字中国語字幕みたいなものでは
昔は皆それを使っていたから特に問題なかったけど、現代では簡体字幕が主流なので繁体字字幕を見る際には一瞬だけど「頭の中での変換」が必要になるから理解が遅れる、見ていて疲れやすいといった人の方が多いから、慣れれば問題ないけど一般向けではなくなるだろうし、娯楽作品だとターゲットとなる層によってはマイナスになりかねない

現実或いはリアリティ的には間違っていたとしても、アニメやマンガといった作品ならアリかな
現代的な単位を使うことによる分かりやすさは大事だ
もちろん実写で重厚な空気の作品のようにそういった部分を雑にされると興醒めになる作品もあるけどね

一つの場面だけなら「歩数」や「一息」「瞬く間」みたいな表現をすればいいけど、様々な場面で使う場合はもうメートルや秒使ってしまった方が良い気がしないでもない
俺も正しい表現を重視するべきだとは思うが、分かりやすさ作りやすさを考えると……

作品の設定や雰囲気次第?
中華ファンタジーで仙人の凄さを表現するために数百万「キロ」みたいに言われたらさすがにもうちょっと考えてくれと思ってしまう
もちろん現代伝奇モノならキロでも構わない

昔読んだ作品で中華ファンタジーで仙人パワーが飛び交う世界観なのに現代の物理公式が唐突に出てくるのがあったけど、さすがに気分がさめてしまったなあ……

「異世界おじさん」みたいに単位も含めて言葉をネタにするような作品ならこだわる方がいいだろうけど、俺TUEEEEEを楽しむような作品だと視聴者は分かり難くなる制作者は作り難くなるといった負の影響の方が大きくなりそうだし「正しさ」を重視しないでも良いのではないかと

そもそもの話として、全て古代の単位にしても理解できる人間はどれだけいるんだ?
一丈、一里がメートル換算でどれくらいなのか分かるのか?

ちょっとスマホに聞くから待ってくれ!
というのはさておき、創作なら見ている側が何となく長さや重さがイメージできればいいんじゃないかという気もする

個人的には世界観にあった単位を使うべきだと思う
作中では具体的なスケールではなく大小、特に物凄い大きいとか物凄い小さいみたいなのを雰囲気で伝えられたら問題ない
俺は欧米の作品で使われるヤードとポンドとか、調べないと具体的な長さは分からないけどふわっとした理解で見ているよ

私も武侠系作品で尺寸とか昔の単位で表現されている所は雑な計算で把握して終わりだわ。

そもそも古代中国では同じ字の単位でも時期や場所によって長さや重さが違う
政治的な理由計量機器な理由で一定しない
そういう正しさにこだわっても話は面白くならないし、俺は雰囲気で昔の単位を使う、或いは気にせずに現代基準の単位で表現してしまえばいいと思うよ

結局は作品を作るのも見るのも現代の人間だからな

そもそも正しさにこだわった場合、歴史系で転移したら中国国内でもまず言葉が通じないという問題が……

「古代人の話をお前は聞き取れるのか?」
とかよく言われるよな

言葉は時代もだけど地域でも違うからね
普通話(標準語)が普及した現代でさえ地方ごとのなまりで言葉が通じない、南方は実質別の言葉な状態だけど昔は更に違いが大きかった

直接は言い難いけど老人世代の言葉がなまっていて分からないみたいなのは皆体験しているはずだ

その辺は古代中世どころか近代でも残る問題だから、中華ファンタジー系世界観において「中国語」に関しては心の薄目を開けておくしかない

逆に言えば言葉の問題があるから私はメートルくらいなら気にしなくなってしまうな
作品が大事なのはどの部分の考証にこだわるかだし

そこを分かって考えられる人なら良いんだけど、メートルにツッコミ入れるような人の好きな作品がかなり雑で矛盾のある世界観、歴史考証の話だったりするのを目にすると何とも言えない気分になってしまうよ

分かっている人同士でツッコミ入れてネタにするならともかく、普通に楽しんでいる人がいる場所ならツッコミ入れずに離れておくのがベターなのかもね

ロボアニメ好きな自分は古代でメートルや秒を使ってるくらいならスルーしておく
人型ロボもだし、地球関係ないスペオペな世界でメートルや秒を使ってることもあるしね……

こういうのはリアルさ、正しさにこだわり過ぎてもダメだから娯楽性や爽快感を重視した上で分かりやすさを優先するのも間違いではない
長さや時間の単位の他にも例えばチート展開で結構使われる飲食物も正確にやろうとすると結構難しい
古代には存在しない飲食物だとか、存在したとしても時代によって名称が変わったり、同じ名称でも別物だったりするケースは少なくない
だから飲食チートを厳密にやろうとすると非常にめんどくさくなる

酒生産チートも定番だが古代から白酒に相当するものはあったとされるけど、現代の白酒とどこまで重なるか、時代や地域によってどのような名称だったかなどについては明確でなかったりするしな

しかしあまりに雑にやられると引っかかって……
私は現実ベースな部分の目立つ世界観の作品でアメリカ原産の植物が出てくるとお前のとこの世界はどうなっているんだと気持ちが冷めたことがある

言葉の問題とかまで考えると、定番の詩吟チートも使えないから気にし過ぎても仕方が無い!
(訳注:中華ファンタジー系作品の世界観では詩吟能力が高く評価されるので、現代で知られている有名な詩や詞を転移転生先で発表してSUGEEEEEとしてもらうのがある種のテンプレとなっているそうです。中国の学校では日本の国語に相当する語文の授業で古文の詩や詞を暗唱しなければならないので現代中国の学生なら古典の有名な詩を諳んじるのは基礎能力と見做されているのだとか)

こういうのはターゲットとなる層やジャンルも関係するからなあ
歴史系でも娯楽特化だとメートル使うとかはあり得る話だ

分からない人は分からないし、気にしない人は本当に気にしない部分だからね
どこに合わせるかが難しい



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみにこのネタを教えてくれた方からは
「日本で〇〇警察と呼ばれるような、設定の正しさにこだわるような人は中国にもいます。これは私の個人的な印象ですが設定とストーリーを重視する中国では日本以上にそういう人の割合が高いように思えます。それに加えて、自分の好きではない作品を批判する際に設定が『現実的ではない』『不正確』だと集中的に攻撃する人も珍しくありません……」
などといった話もありました。

正確さに関してどこをこだわって、どこを分かりやすさ重視にするかは作り手側の事情に加えて受け手側の事情も関係しますしどこの国でも簡単にはいかない話なのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国ネット小説事情補足 ドワーフには白酒、エルフには茶

中国オタク「まどか☆マギカで歯茎を描いたらキモくなるのは何故だろう?」「妙な違和感、気持ち悪さのある画になっていたよね」

ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただきましたので、今回はそれについてを。

中国でも「まどか☆マギカ」の人気やその影響は大きく、現在の中国オタク界隈でも何かと話題になっています。
そして先日公開された「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉」の第二弾PVにも注目が集まっているそうですが、PV中のほむらがはぐきを見せる描写に関して中国オタク界隈でもちょっとしたざわつきが起こっているそうです。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』特報第2弾:SIDEほむら(YouTube)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「アニメキャラが見せる歯茎の違和感、気持ち悪さ」
といったことなどに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「まどか☆マギカ」で歯茎を描いたらキモくなるのは何故だろう?
そんなことないと思ったが、私も実際にPV見たらかなりキモいと感じてしまった

劇場版PVのあれか
確かに実際に見てみると一瞬なのに妙な不快感が来るほむらだったなあ

妙な違和感、気持ち悪さのある画になっていたよね
パーツを個別に見るとそうでもないんだが、全体的に見るとなんだかおかしい

恐らく制作側は意図してやっている演出だろう
歯茎を描いたらキモいみたいなネタは昔からあったし、TV版の口の描写は歯を描かない、特に下の歯は絶対に描かないみたいなルールになっていたはず

同意する
猟奇的な印象を出すためにわざと描いているんだろう
しかしそれだけであんなに印象が変わるとは……

見る前にキモチワルイPVだという評価は聞こえていたが俺は二次元で省略される鼻の描写をリアルに描いたくらいだろうと思っていたが……予想以上に怖い画になっていた

身体が棒人間で顔だけまともに描くというネタ画像の違和感ともまた違うぞわっと来るものがある
確かにキモチワルイ

これではホラー作品の描写じゃないか!

「まどか☆マギカ」は元々キャラと絵柄で騙してくる実態はホラー、バイオレンスな作品では……
この作品の影響で二次元における魔法少女という職業が完全に危険で救いのないものになってしまったわけで

そうそう
虚淵玄と新房昭之の関わった品ならこういうのもアリだ

二次元だと歯茎は発狂キャラの描写や、顔の皮がはがれるグロ展開の描写などで描かれるものだと思っていたが、こういう使い方もあるなんて私は考えもしなかったよ

PVに散りばめられたシーンを見ると他にもえぐい描写はあるのが察せられるし、歯茎の露出は「ストーリー上では」そんなに怖くないものなのかもしれない

「まどか☆マギカ」は猟奇的、ダークな作風の作品だからこの表現自体は作品に合っていると思う。ただ自分が受け取る印象が不思議で興味深いのも確かだ。

「ヘンな絵になっている」「作画がおかしい」といったアニメでたまに出てくるおかしな描写というわけではないんだよね

二次元のキャラは基本的に簡略化されたものだし、歯を細かく描いても印象は良くならない。だからキャラの口の中の歯は省略されがちだし、歯を描いたとしても「つながった」状態であることが多い。
なぜ二次元ではきちんと歯や歯茎を描かないのかという疑問への答えがあのPVだ!

四頭身くらいのデフォルメの効いたキャラなのに、急に写実的なパーツを混ぜる、それも口元とかそりゃ怖くなるよ!

絵柄ごと変える、背景だけ実写にするといった手法があるし普段はあまり意識されないが、二次元の画風、特に萌え系の画風は自由度が低いしリアル描写を混ぜて調和させるのは難しい
そしてそれを実際にやってしまうとあの歯茎になるわけだな

もふもふのぬいぐるみの中からリアルな生肉が出てくるような、二次元の皮の下に「肉」があることを意識させる演出になっているのでは
現実でさえ皮の下の肉を実際に目にするのは厳しいんだから二次元、それも「まどか☆マギカ」のキャラデザで突き付けられたら悪趣味な威力になるよ

現実でも歯茎むき出しは人間も動物も変な印象になるから二次元で急に出てきたらある種のグロシーンになってしまうのでは
これは現状の倫理基準をスルー出来る故意のグロ表現だろう!

元々描く必要が無い部位で、描ける場合でも普通は省略されるものだよね
私もちょっと考えてみたが、雛見沢症候群を発症した時くらいしか思いつかなかったよ

確かに二次元だと歯茎の露出、強調ってかなり珍しい
凶悪なキャラのデザインとして歯、獣のような牙を強調することはそれなりにあるけど歯茎までは強調されない

日本の二次元作品は抽象化、簡略化を推し進めて絵の情報量をコントロールしていく傾向がある
そこに一部だけ情報量の多いリアルな絵柄、それも生々しい肉体パーツの描写だから嫌な印象になるということなのでは

俺が思い付くのは「進撃の巨人」かな
全身かなり悪趣味だが、あの顔の描写によって特に悪趣味で印象的になっているわけだし

「まどか☆マギカ」のキャラデザってかなり極端な二次元の絵柄なので、そこに写実的な歯茎が出るとギャップで異様に見えてしまうのではないかと

二次元キャラの顔は鼻も唇も省略するし、最初からリアル路線ならともかく、デフォルメの効いた絵柄に急に歯茎は脳が混乱するのかも

歯茎がキモいキャラか……「ギャグマンガ日和」にいたな

あのペンギンか!
すぐに思い出せるくらい印象に残っているしやはり二次元の歯茎はキモいのだろう

アニメキャラの顔は抽象的に美化されたものだから、リアリティのある人体構造の部分、それも普段は表に出ていない部分が出てくると見ている側はパニックになってしまうのではないかと

アニメで歯茎まで描いても良い感じに思えるキャラは普通にいるはずだが「まどか☆マギカ」のキャラとは特に合わなそう

シャフトは歯磨き描写で話題になった過去があるから、そこで歯茎に関する正負療法面の効果を把握したのかもしれない……!

でも俺もうろ覚えだけど物語シリーズの歯磨きは上下の歯は見えるけど歯茎の描写は少ない、或いは見せない描写になっていたような?
だから「まどか☆マギカ」の歯茎は明らかに故意だろう

俺は流れてきた画像は初見だと顔の皮がはがれる猟奇的なシーンかと思ってしまったが、絵柄とのギャップを突き付けられたからというのが大きいのかもしれない
例えばあれが「ベルセルク」や「進撃の巨人」だったら大して気にならなかったと思う



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の受け止め方などイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国で配信する場合、出血の描写は規制の対象となるでしょうけど歯茎の露出はたぶん規制されないでしょう……」

「ギャグマンガ日和は中国で人気が高く、中国の二次元関連分野に与えた影響はかなり大きいです。中国では上の世代のオタクであればギャグマンガ日和のネタは基礎知識ですし、ネット上でもかなり広い範囲に対して通じるネタになっています。私もキモイ歯茎キャラではあのペンギンをすぐに思いつきました」

などといった話もありました。

アニメ表現による違和感に関しては日中で共通するものとそうでないものがあるようですし、その辺りの事情に関しても機会があれば調べてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の作品は雲に乗って飛ぶけど剣には乗って飛ばない」「日本の二次元で「御剣飛行」をするキャラっているの?」

先日note方に中華ファンタジーの定番飛行方法である「御剣飛行」に関する話を書かせていただきましたが、ありがたいことに以前御剣飛行に関するネタを教えてもらったものの「御剣飛行とは何か?」という説明が難しくて後回しにしていたのを思い出したので今回はそれについてを。

御剣飛行に関してはよろしければnoteの記事などもご参照ください。
中華ファンタジーで見かける桃白白みたいに剣に乗って飛ぶ技「御剣飛行」とは

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の作品で御剣飛行をしたキャラは?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の二次元で「御剣飛行」をするキャラっているの?こっちでは定番の飛行方法だけど、日本の二次元では見た記憶が無い。
日本の二次元作品には昔から中国要素自体はかなりあるんだけど……

日本の作品は雲に乗って飛ぶけど剣には乗って飛ばない

似たようなのだと桃白白がいるけど……剣じゃなくて柱だからなあ
中国系世界観の時の「ドラゴンボール」でさえこの程度だから、日本では一般的に知られていない能力なんだと思う

「YAIBA」で最後に主人公が草薙の剣で飛んでいくシーンがある
これはかなり御剣飛行的なスタイルに近い

移動のイメージとしては「天空戦記シュラト」や「テッカマンブレード」なんかが近い気がする

「テッカマンブレード」なら、元ネタの「テッカマン」も入るのかな?
私は「テッカマン」は作品見ていないので分からないけど……

ロボの乗り物としては御剣飛行じゃなくてサーフィンからの影響では

私もそうだと思う。
そしてその方向だと「エウレカセブン」に至るのでは。

特撮だと「牙狼」の中にそれっぽいのがあった気がする

装備している武器に乗ること自体は剣に限った話ではないし、珍しいものではないから類似する事例は探せば出てくるとは思う
しかしそれが御剣飛行との関係が明確に存在するケースはそんなに無いだろうなあ

ロボだとでかい武器に移動機能がついていることも多いからね

「バーチャロン」のテムジンの特殊技は剣に乗ってたっけ?剣で加速していたっけ?
細かい所がうろ覚えだ……

二次元で一番有名な剣で飛ぶ描写はDAICON 4の動画だろう

同意する。
バニーガールが剣に乗って飛ぶ、爽快に動きまくるのはとても印象に残るしその後の作品でも度々パロディが出ているね

DAICON FILMのアレは御剣飛行よりも生身で怪獣やロボと戦うバニーガールの方がインパクトあって……

ガイナックスはその後「フリクリ」で剣ではなくギターに乗るセルフパロディやってるな
二次元においてギターは武器だ!

DAICONのは中国の武侠の影響なのかはよく分からない

あれは文化輸出の影響だろ
1980年代は香港映画が日本で大人気だった

当時の香港映画は日本の影響を受けて作ってそれがまた日本に入って影響して……みたいなのがあるので単純な一方向の文化輸出ではない可能性もある

上で出ている「ドラゴンボール」の桃白白はキャラの元ネタが香港映画の「スネーキーモンキー蛇拳」だし、何かと影響があったのは間違いないんだが御剣飛行については分からん
そもそも当時の香港映画だと今のような飛び方はしていないはず

御剣飛行の初出の「蜀山剣侠伝」の映画版も光の剣はあっても飛行は普通の飛び方だしな。

DAICON FILMはサーフィンとサーフボードが元ネタでは?
剣も中華系ではなく西洋ファンタジー、ストームブリンガーらしいし

DAICONの動画が作られた時期は香港映画の影響が強い時代だから、制作サイドが香港の武侠ムービーを見て知識を得ているのは間違いないと思うがそれをどう活用したかとなると……

身も蓋も無いが剣よりもサーフィンの方がそれっぽい所はあるんだよね……御剣飛行の解釈とは動作も違うし

私がすぐに思いついた元ネタになってそうな作品は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」だったが調べたら「DAICON 4」は1983年なのでさすがにDAICONの飛行の方が古かった

御剣飛行というか元ネタになる「蜀山剣侠伝」が二十世紀の前半に出てから中国文化圏の各所に影響を与えた作品なので現代になってから直接的な影響を確定するのは難しいと思う

でも「剣に乗って飛ぶ」現代的な御剣飛行は結構新しい表現なのも確かだ。
「蜀山剣侠伝」の剣仙による御剣飛行は光と同化して飛ぶようなスタイルで、剣の上に乗るのとは違う

元ネタははっきりしているが、現在の御剣飛行のスタイルがいつごろ確立されたかはあまりハッキリしていない
ゲームの「仙剣奇侠伝」の影響が大きいとは思うのだが

私も最近のスタイルの御剣飛行を最初に見たのは「仙剣」だった気がする

日本の二次元に限らず、御剣飛行が外国作品に普及しないのには「正しい」御剣飛行ってカッコ良くないという問題が考えられる
DAICONの板野サーカスみたいな動きをやるのは使い手のレベルが低いということになるから
(訳注:正しい御剣飛行に関してはnoteの方の記事をよろしければご参照ください)

同意。
それがあるからこっちでもゲームで使われるまでメジャーではなかったわけだしな。

御剣飛行の姿勢もわりと一定しないからな
個人的には横座りが好きだけど、これも正しさ的にはちょっと微妙っぽいんだよね



とまぁ、こんな感じで。
御剣飛行の定義や変化に関しては中国オタク界隈でも一定しないな所もあるようでした。

ちなみに御剣飛行関係の話を教えてくれた中国オタクの方からは
「武侠系は評書(講談)により広まった面もあるジャンルですが、短打物(バトル系作品)では観客を飽きさせないためにライブ感重視で進めるので戦闘力のインフレは不可避です。そして人気が出たので終わらせられないからインフレが更に進み、普通の武術ではなく妖怪や仙人などの人外パワーバトルになってしまうことも珍しくありません」

「『蜀山剣侠伝』にも出ている剣仙は本来そのようなインフレの産物であり、インフレにより作品本来の世界観が崩れた最終段階で出てくる存在です。『蜀山剣侠伝』が革命的だったのはその剣仙がメインとなって活躍できる世界観を構築したことでしょう」

「日本で武侠系ジャンルは1950年代から始まった金庸などに代表される『新派武侠』が有名だと思いますが、これはロボアニメで例えるなら『マクロス』や『ガンダム』などのリアルロボット路線です。『旧派武侠』は『マジンガーZ』的なスーパーロボット路線で『蜀山剣侠伝』は旧派のブームの末期に出てきた『イデオン』のような存在です」

「武侠系作品はカンフー映画やドラマなどの映像作品によりジャンルは盛り上がりましたが小説の需要は徐々に減っていきました。また『マトリックス』などの作品の出現によりカンフー要素が独り歩きしていくのに伴って武侠系世界観の必要性も急激に減少していくなど、1950年頃から始まった『新派武侠』は2000年頃になると没落が目立つようになります」

「その時代の中国国内ではPCゲームが盛り上がり現在も続いている大人気国産RPG『仙剣奇侠伝』シリーズが出ましたが、これは新派武侠ではなく『蜀山剣侠伝』などの旧派武侠路線の影響が大きい作品です。2000年代になってようやく時代が『蜀山剣侠伝』に追いついたとも言えます」

「ロボアニメネタで例えるなら『蜀山剣侠伝』と『仙剣奇侠伝』の関係は『イデオン』をモチーフにして作られた『エヴァ』のようなものです。そして『エヴァ』からセカイ系ブームが広まったように中国国内では『仙剣』に触発されてネット小説における仙侠小説のブームが広まったとも言えます。さらに仙侠小説から修真小説や玄幻小説など中国のネット小説業界の重要ジャンルが生まれています。現代の中国のネット小説では、『蜀山剣侠伝』の革命的な世界観をベースに武侠小説が仙侠小説となって起死回生を成し遂げたとも言えましょう」

などといった中国の武侠作品の変遷、立ち位置などについての詳しい話も教えていただきました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「仙人が題材の作品って日本人には理解できないんじゃないの?」「日本人は修仙で何やるかも知らんだろ」

11/5修正:誤字脱字を修正して訳注を追加しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「少年マンガの人気作品は最初のヒロインとくっつかないという話を聞いたが真偽や皆の解釈を知りたい」

以前書いたものの使う所がなくなってしまったネタをnoteの方にアップしましたのでよろしければご参照ください

中華ファンタジーで見かける桃白白みたいに剣に乗って飛ぶ技「御剣飛行」とは

それはさておき、ありがたいことに手頃なネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。
中国オタク界隈では良くも悪くも作品の恋愛要素が大きな話題になっているそうですし、推しヒロインを決めてヒロインレースをしながら作品を追いかける「党争」という楽しみ方も定着しているそうです。

しかし作品内の恋愛要素が中国オタクの面々の望んだ通りに進むことはなかなか無いらしく、嘆きや愚痴混じりの話題が盛り上がってしまうこともあるのだとか。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「少年マンガの人気作品は最初のヒロインとくっつかない」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


少年マンガの人気作品は最初のヒロインとくっつかないという話を聞いたが真偽や皆の解釈を知りたい
私は「NARUTO」や「BLEACH」を思い浮かべたし、「ONE PIECE」も怪しいと思ってしまったのだが……

最近終わった「ヒロアカ」も「呪術廻戦」もそんな感じだったよね
「呪術」はともかく「ヒロアカ」には期待していた人もいただろうに

ヒロイン交代以前にヒロインとくっつかない、そういう話が無いというのも少なくないと思う

少年マンガが強調するのは友情努力勝利であって地位美女勝利ではないのだよ

少年ジャンプ系作品だとヒロインキャラが戦闘で活躍する、存在感を発揮することってほぼ無いからね
必然的に感情面の描写も少なくなり恋愛方面のイベントも作品本編では発生しないからくっつくイベントが起こらないのだろう

友情努力勝利は少年ジャンプの掲げるもので、他の雑誌だとそうとは限らないが……「進撃の巨人」とかを見るとやはり普通にヒロインとくっつくのは少ないのかとも考えてしまう

元々そういう描写をしない作品もあれば、作者がそういう方向にするのを嫌ったと思われる作品もあるな
どちらにしろ少年マンガだと最初からヒロイン固定で最後にくっつくのが珍しいのは間違いないと思う

そんな中で輝くのが公式カップリングを推してくれる「FAIRY TAIL」の安心感
ジャンプ系じゃないけど

何となく言いたいことは理解できる
主人公が結婚することはあっても最初のヒロインキャラではなかったりするし、私は若い頃悟空とブルマとくっつかなかったのにずっとモヤモヤしたものを感じていた

「鋼の錬金術師」はカップリングも含めて王道で終わったし、最初のヒロインとくっつく少年マンガ系人気作品も探せば出てくる
ただ有名な作品には少ない傾向も感じられるのは確かだ

少年マンガにおける恋愛要素って話題性はあるけど実際の需要、雑誌の読者や単行本買う層に対する効果は限定的
そっちに重点置いて描いたらランキングは下がるし編集者も止めるだろう
それならまだエロで釣った方がいいけど現代の環境では永井豪みたいな「攻略法」は無理だ

とは言え、ヒロインとくっつけないまま終わるのは日本の作品の独特な所ではあると感じる
ウチの国でそういう展開るなら最初からヒロイン出さないで「ヒロイン無し」をアピールした方が良いということになるのに

ヒロイン無しをアピールして効果があるウチの国もかなり独特だと思うぞ……
そうなった原因の一つが恋愛描写で引き伸ばしてキャラも話もグダグダになる作品が多発したからだし、私は日本の少年マンガでヒロインとくっつく描写を優先しないのも分かる気がする

日本の作品は冒険の報酬に財宝と美女を求めない、無私或いは俗な欲が無いのが典型的なヒーロー像だけど、見ている分にはもっと冒険や戦いにうまみがあっても良いと思ってしまうよ!

「遊戯王」みたいに代表的な所ではくっついていないけど、シリーズを通してみるとくっついている作品の方が多いような作品もある。

現代の環境では初期ヒロインと予定調和的にくっつく展開が飽きられているから王道作品でもその部分にこだわらなくなっているのでは?

少年マンガでこのテーマのような形で男主人公とヒロインをくっつけるのは前世紀の作品に多かった。例えば「るろうに剣心」や「地獄先生ぬ〜べ〜」のような作品だ。

待て、「ぬ〜べ〜」は典型的な人気が出た女二号(サブヒロイン)の昇格で「NARUTO」と同類だ。
あと前世紀の作品もそうとは限らないよ。例えば桂正和作品もラブコメに特化した作品でなければメインヒロインと明確にくっつく描写なかったりするしね。

最近実写化された「ウイングマン」とかも最後はメインヒロインとくっつかずに読者の想像に任せる的な終わり方だったからな

この話題を見てから記憶を探ってみたけど、俺も少年マンガ系作品で恋愛メイン要素が薄い作品だと大体くっつかない印象はあるな
高橋留美子やあだち充など、ラブコメが明確な特徴となっている作家だとそうでもないのだろうけど

こういう話をする場合、「BLEACH」のヒロインが織姫ではなくルキアという前提で語る人ばかりなのを見ると、作者の想定するヒロインとファンのヒロイン認識がズレてこのテーマのような認識になっている作品もあるように思えてくるのだけど……

日本の少年マンガの主人公には女に興味あるのか分からんキャラも多いし、恋愛関係のエピソードにつなげるのが難しいというのもある
あまり押し付けるとヒロインが邪魔なキャラになってしまうわけだしね

少年ジャンプ系の王道人気作品って女性キャラは旅の仲間扱いが多いし、最初に出てくるヒロインと恋愛や結婚をさせる必要はないことが多い
私もそういう話を期待する気持ちは理解できるけど、期待し過ぎても無駄になるのは明らかなジャンルだと思う

恋愛モノでなければ男性主人公とヒロインの恋愛関係での単独エピソードに一話〜数話も使うことは少ないだろうし最後までくっつかないのも仕方が無いのでは
エピローグでどの相手にしろ主人公の結婚描写があれば十分以上のサービスだろう

結局は需要の問題が大きい
少年マンガ、バトルや冒険の作品では恋愛感情の描写は重要じゃないし、読者の大多数が望んでいるというわけでもない
それに作者が恋愛要素描きたいとも限らないわけだしね

日本の作品はクリエイターの嗜好が強めに出る傾向があるから、作者が恋愛を描きたいタイプだとしても、次にその過程がドロドロしていないか、ハッピーエンドになる方向なのかなど描写や価値観が合うかどうかという問題が出てくるので、現状のバランスくらいで妥協する方が良いような気もする

それで思いついたんだが、最初のヒロインと違ってサブヒロインからメインヒロインに昇格したキャラには明確に読者の人気という背景がある
だから作者側も需要のある展開としてサービスとしてカップリングやエンディングでくっつくような「読者サービス」を意識するようになるのでは?

少年マンガだとカップリング扱いされる人気の高い女性キャラが戦友、相棒的なポジションなので恋愛方面に繋ぎにくいという問題もある
ただいるだけ、或いは戦いの足手まといになるようなヒロインは人気にならないし存在感も出番も消えていくからくっつくことも無くなる

カップリングで人気になるのは大体が冒険や戦闘に参加して活躍する、主人公と濃厚な関係が構築される女性キャラだからね
現代を舞台にした学校やオフィスでの恋愛のように扱うのは簡単ではないし、そっちを掘り下げる需要もそんなに重要ではない

和月伸宏作品みたいに作者が最初からヒロインとの恋愛を意識している作品でもなければ期待できない気がする
しかもそういう作者でも作品評価を気にして恋愛要素を悲劇にしたりバッドエンドにしてしまうことがあるし……

王道と言えば、日本の少年マンガの王道作品は伝統的に恋愛の代わりに友情を強調するから、恋愛要素を求めて見るにはあまり向いていないジャンルだと思う。
そういうのが見たければ最初からラブコメ、カップリングを前面に出している作品を探した方が良い。

その結果がBL方面のカップリングだからなあ
ナルトの相手はサスケ、孫悟空の相手はベジータが有力だし、他のカップリング相手も何かと豊富だ

そういう組み合わせだと途端に重量級になる男主人公は少なくない!

考えてみれば王道少年マンガ系のヒロインって主人公からの感情は信頼する戦友みたいなことになりがちだし、ファンの妄想ならともかく本編ストーリーで恋愛、カップリング的な決着をつけるのはあまり期待してはいけないのかもね

俺もそう感じている
昔の少年マンガは友情路線だし、現代の少年マンガはスポーツ系ジャンルなど意識してヒロインを消すから最初に出てくるヒロインに見えるキャラをカップリング相手として認識して語り始めるのではなく少し様子を見た方が良いと思うのだが

これに関してはウチの国のオタクがカップリングを意識し過ぎているのもあるのでは
日本の読者にもカップリング需要があるのは確かだけど、いわゆるこっちの党争的なヒロインレースで炎上するような争いにはあまりならない

私はたまに現在のウチの国のオタク界隈ではカップリングが話題として強過ぎるのが困ると思ってしまう時があるよ
恋愛はいらないという話をする人間も、自分の追いかけている作品のヒロインの扱いに関しては自分の期待通りでないと批判しだしたりするし何とも難しい所だ。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国の読者にある『ヒロインはいらない』という考えは、恋愛を書くのが下手な作者が恋愛を書くと話が迷走したり主人公のキャラが崩壊したりする危険性が高まるのでヒロインも恋愛も最初から無しにしてほしいというものです。これは国産ネット小説作品などでガッカリした経験からくるものでしょう」

「それとは別に、アニメやマンガでヒロインを出すと語りやすい煽りやすいということでカップリングネタばかり語る、別の話題にもカップリングネタで割り込む人が出てきますし、作品の展開によっては炎上の原因にもなるのでヒロインはいらない、男キャラだけで良いという考えになる人もいます」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

それからnoteの方の記事ですが、具体的なペースは特に決めていないのですがブログとは別に7日〜10日に1回くらい更新出来たらなどと考えております。ただやって見ないと分からないのであまり期待せずにお待ちいただければ幸いです……

中国オタク「主人公交代はそれなりに聞くがヒロイン交代する作品ってどんなのがあるかな?」

中国オタク「私は日本語の「バカ」ってかなり攻撃力の低い言葉だと感じられるんだけど、それで合ってる?」

質問をいただいていたアキバ総研様の方で連載していた中国オタク事情記事についてですが、noteの方に昔書いたものなどを見ながら、当時の中国オタク事情やその後の変化などをまとめていこうかと考えております。
更新は不定期になりそうですがそちらの方もよろしければご参照ください。
とりあえず最初の回アップしました。

2015年頃の中国で配信されて人気になった話題になったその後に影響を与えた作品その1

それはさておき、ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国では昔から抗日ドラマや映画に出てくる日本兵が
「八嘎牙路」(バカヤロウ)、「米西米西」(めしめし)
などといった謎日本語を叫ぶのがお約束になっていることもあってか、「バカ」という罵倒は耳慣れたものとなっているという話もあるそうです。

また中国オタク界隈では日本の作品内でも様々な場面で「バカ」という言葉が出てくるので「バカ」という言葉の使われ方や語感に関する認識が独自のものになってきているとかなんとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本語のバカという言葉の攻撃力」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


私は日本語の「バカ」ってかなり攻撃力の低い言葉だと感じられるんだけど、それで合ってる?

概ね合っていると思う
二次元系作品でも何かと汎用性の高い言葉だけど攻撃力が低いから汎用性を獲得しているとも言えるのではないかと

二次元だと「バカ」はツンデレのセリフみたいなイメージまであるな!

現実の日本社会でどうなのかは分からんが、創作だと恥ずかしがりながら「バカ」と言ったりもするし何かと攻撃力低そうな印象はあるなあ

一般的には「バカは「笨蛋」と翻訳されるけど、この言葉は比較的攻撃力が低い罵倒だし、それによる印象もあるのかな……?

俺は「八嘎牙路」の元ネタの「馬鹿野郎」は日本語の中では攻撃力の高い罵倒だという話を聞いたような覚えがあるのだけど

そもそも日本語の罵倒はあまり強烈なものが無い
「バカ」に限らず日本語の罵倒には下半身関係の言葉が少ないし、中国語とも欧米圏の言葉とも違う独特なものを感じる

スラングの翻訳はどの言語同士の翻訳でも難しい
しかし中国のゲームを日本語に翻訳する動画なんかでは罵倒系のスラングが上手く翻訳できていない、ごまかしているのが目立つように感じられる

実際、私も翻訳で日本語の罵倒語彙の少なさに悩んだことはあるよ。
直訳では意味が通じないことが多いし、かといって似たような意味、強さの言葉も無くてね。

「バカ」は語感的には子供が使う悪口みたいなものなんじゃないか?

バカに関しては汎用性が高い、様々な場面で使われ過ぎているので攻撃力が落ちている面もあるのでは

それは確かに。例えばこっちの「笨蛋」も色んな所で見たり聞いたりするので皆慣れてしまい攻撃力が落ちた感はあるしね。

今でこそ軽めに使われてはいるが、昔の「笨蛋」はそんなに軽い、冗談で流せるような言葉ではなかったからな

二次元においては釘宮病によって「バカ」、「ヘンタイ」、「ウルサイ」という言葉に対する抗体が広まっていると思う。特定の世代では特に顕著だ。

「八嘎」、「八嘎牙路」は日本語だと「馬鹿」、「馬鹿野郎」と書くが元々は馬と鹿の区別もつかないという意味だし攻撃力が低いのも当然ではある

あれ元ネタは史記の趙高の「指鹿為馬」だからもうちょっと複雑で皮肉がきいている言葉だよ
でも中国語だと「馬鹿」はワピチを指すわけだから余計に攻撃力が低そうに感じられる

日本語には攻撃力の高い罵倒語が少なくて上で言われている下半身系の他に、他の言語では母親関連の罵倒語も日本語には少ないし、何に対しても「バカ」を使ってしまうのだろう
もっとも直接的な言葉による攻撃が弱いから、陰険さや慇懃無礼さといった方面での攻撃が激しいとかなんとか

日本は明治維新の時に罵倒語を削除したから現代日本語では罵倒語が少ないんだよ
下半身関係の悪口とか他国の言語と比べて明らかに少ないのはそういうこと

日本語は陰険さというか、裏の意味がある罵倒がきつい
例えば母親関係の悪口では「お前の母ちゃんでべそ」というのはあるが、これは一見母親をバカにするというだけの悪口に思えるが、実は「お前の母親のへそがどうなっているかくらい俺は知っている」という非常にえげつない罵倒だったりする

いわゆるmother fu○ker系の罵倒というわけか……うーむ

その「お前の母ちゃんでべそ」という言葉自体は日本語の古語が由来なので、古代の日本語はもっと強烈な罵倒語が多かった可能性もあるね
明治維新で言葉を消したのかは私も知らないけど、罵倒語が少ない言語になった原因は興味がある。

中国人は抗日ドラマや映画で「八嘎牙路」(バカヤロ)に慣れているからアニメに出てくる「バカ」という言葉の攻撃力に関して日本よりさらに低く感じているという話は何だか説得力があるような……無いような……

確かに「バカ」が飛び交う抗日神劇みたいなのを見ていると、攻撃力低く感じるようにはなるな
やられ役のネタセリフみたいになっているわけだし

日本語の罵倒で攻撃力が低いのは「阿呆」(アホ)だよ
「バカ」は日本人同士だとそれなりに攻撃力はある語感の言葉だ

「阿呆」は発音からして攻撃力無さそうに感じられるな

「阿保」は日本の関西地区では標準的な罵倒語らしい
俺は以前関西語圏では「阿呆」が弱攻撃で、「バカ」を言ったらわりと本気の攻撃になるという話を見たことがある

関西の方だと「バカヤロウ」はかなり本気で罵倒していると受け止められるので、こっちの抗日ドラマネタのノリで「バカヤロ」と言ってはいけないらしいな

「バカ」に関しては元々攻撃性が薄い悪口だった所に日本語の罵倒語の少なさから多用されるうちに攻撃性が薄まったというのもあると考えられる
現代日本社会では慇懃無礼さや嫌味など悪意のあるシチュエーションを加えなければ罵倒としての威力を発揮できないような言葉になっているはず

二次元というか日本のコンテンツ(18禁含む)において罵倒がご褒美になりやすいのは日本語の悪口の攻撃力が比較的やさしめなのもあるのではないだろうか?

うーむ……妙に納得できてしまう説だ
外国語だというのを差し引いても日本語の罵倒ってそんなに強くない、一般的に使われるレベルだと特定の強烈なワードの組み合わせがないようだからね

これは自分の知っている範囲だけど、日本語の罵倒で強烈だとされるのは特定の階級や文化圏に由来するので汎用性が無いと感じられる
だから言葉を聞いた時点でブチ切れるような言葉ない、シチュエーションを意識して考える余裕があるからご褒美になるというか

「バカ」もだけど「最低」(さいてい)とかも日本の声優の声と演技で言われたらご褒美だよね……!



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「私の中では日本兵の『八嘎牙路』と二次元の『バカ』は別の言葉として認識しているかもしれません。二次元のバカという言葉に関しては萌え、ご褒美と連想されるようにもなっています……」
などといった話もありました。

中国語は悪口も豊富でそういった言葉を辞書で調べるのも面白かったりするのですが、私は昔中国の本屋で見かけた「中国罵語詞典」(だったような?)という悪口専門の辞書を買わなかったのを今でもたまに思い出しては後悔することがあります……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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このブログの親玉やネタ元

北京留学日中交流

日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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