「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2025年06月

中国オタク「作品のストーリーの良さと玩具やグッズの売上げにはどれくらいの関係があるんだろう?ストーリーの評価が高い作品はグッズも高く売れるものなの?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では作品の人気や勢いを判断する指標の一つとして作品関連グッズの売り上げがイロイロな意味で話題になっているそうですが、その数値が中国国内から見た日本のものだったりすることも多いので何かと歪んだり混乱したりすることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「作品のストーリーの評価と玩具やグッズの売上げにはどれくらい関係があるのか」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ふと気になったんだけど、作品のストーリーの良さと玩具やグッズの売上げにはどれくらいの関係があるんだろう?
ストーリーの良い作品、評価が高い作品はグッズも高く売れるものなの?

お前もなんとなく実感として分かっていると思うが、ストーリーの良い作品はグッズも売れる傾向があるけど、ストーリーが良いからグッズが売れて作品が儲かるという分かりやすい相関関係ではない

安定したクオリティと需要があるガンプラやMETAL ROBOT魂みたいなシリーズ化されたハイブランド商品は別として、関連グッズは質の良し悪しもかなり影響する
ストーリーの良さだけで全てが決まるわけではないね

玩具は特にそうだよね
ストーリー評価が高くても玩具の売上げが微妙だから方針転換するのはありがち

玩具の売上げの良し悪しって結局はバンダイがどれだけ推してくれるかじゃないの?
バンダイの計画というのも正直よく分からないけど、評価の高い作品でもグッズに力入れないから売上げはパッとしないとかその逆はよくあるだろう

ストーリーが良くて売れるとは限らないが、ストーリーがダメで売れないというのはある
この作品のガンプラ、出来は良いのに……みたいな事態はよく見かける

「AGE」や「鉄血」はそういう所もあるよね
プラス方面についてはハッキリしないが、ストーリーがダメだと関連グッズも盛り上がらなくなるというのはあると思う

玩具とガンプラは購買層も販売ルートも違うから一概に言えないと思う
特に現代のガンプラはある種の投機対象にもなっているからね
逆に特撮玩具は1年で玩具売り場が作品ごと入れ替わるので作品人気が反映されがち

「遊戯王」とかはアニメの出来、ストーリーの良さと売上げは関係ないように思う
「ポケモン」はアニメはわりと頻繁にやらかすけどグッズは売れているしやはりストーリー関係ないかも?

「ポケモン」はゲームが本体だしそこで活躍した、良い印象になったポケモンのグッズは売上げ良くなるよ

ストーリーの質はあまり関係ないけどストーリーの熱さは関係すると思う
煽りも含めた購買欲の熱に影響するからね

活躍したキャラ、機体が売れるというのはある
古い話になるが、確か「SEED」の時は当初不人気だったバスターがディアッカの活躍が増えて売れるようになったはず

影響が無いわけではないが、中心的な要素かと言われると俺もよく分からん
例えば昔の人気作品の復刻商品が売れた、プレミア値段になったような場合、ストーリーの影響はどのくらいあるのだろうか

現代ではコラボ展開の売れ行きみたいなのもあるから、ストーリーの良さがどこまで重要なのかが見えにくいんだよな
「呪術廻戦」とか日本でいまだに大人気でグッズやイベントも大盛況と聞くし

ストーリーというより作品の盛り上がり、熱量じゃないかと
ストーリーの後半で失速した作品であっても途中まで盛り上がって大人気だった作品なら関連商品も売れる

最近のガンプラだと「ジークアクス」関連、赤いガンダムとかは値下がり激しいようだけど、どうなんだろうね?
ストーリーの評価自体は悪くないと聞くが

ジークアクスのMSは顔がキモくて売れないよ
売れるのは「SEED」〜「UC」くらいの範囲
そういう意味では「水星の魔女」はストーリーが微妙でもガンプラは歓迎された例かな

ヤヤコシイのはガンプラとかでは流通している価格が下がる=不人気とは限らないことだね
国内では特に顕著だが、同じMSの上位版、例えばMETAL ROBOT魂が出る、或いは出そうだという情報が流れると業者も末端の個人も放出や買い控えに走るのでガクッと下がる

国内のテンバイヤーはそういうのに本当に敏感だからなあ
ここ数年は本当に「値段が高い=人気があって売れている」のかがよく分からない

今は完成品のグッズだと特に値上がり激しくなるから、俺は売れているから人気があるではなく業者が煽っているとしか見えなくなってきたよ……

でも関連グッズに関しては最初に作品人気が無いと厳しいから、そういう意味だとストーリーの良さは有効だと言えなくもない

個人的な印象では玩具にしろ関連グッズにしろ需要と売行きはストーリーの良さよりもカッコ良さ、キャラ人気が大きく作用していると思う
だからストーリーはそこまで重要ではない

「トランスフォーマー」のグッズ見ているとそう言うのを感じるね
あとストーリーは最初の需要には影響するけど、売り方によっては嫌われて売れなくなることも……

同じキャラ、同じロボのマイナーアップデート、グレードアップな別バージョンや豪華版を繰り返されるとファンからは罵倒されるようになるからね……「トランスフォーマー」はそういうのが多い

グッズ全体でどうなのかは分からないけど、玩具に関しては玩具の出来の良さがかなり影響する
小さいお友達が遊びたいと思わせることができるかはとても重要

分かる
「仮面ライダー」では作品の出来と玩具の売上げが一致しないことも多いので、ファン界隈では売上によるマウントと作品評価のマウントが混在する不毛な戦いが絶えない!

ウルトラマンだと「トリガー」や「デッカー」、仮面ライダーだと「ゼロワン」はストーリー評価はそんなでもないが商業的には大成功の部類なんだっけ?

「ゼロワン」に関しては玩具の出来が良くてカッコいい、良い感じに遊べるというのも理由としてあると思う
俺も幾つか買ってしまったが、あれは人気が出て売れるのも分かる

更にヤヤコシイのがストーリー評価が中国国内と日本では違うのも珍しくないということだな
こっちで評価が高いのに日本では微妙、或いはその逆もある
そういった作品の場合、グッズ売上げと作品人気、評価の関係が分からなくなってくる

日本のガンプラの人気と市場の動向の相関性はさておき、中国国内市場は主役系MSが突出して売れる傾向があったりするので「玩具の売れ行き」ということでは単純に参考にするのもどうかと思う

国産ロボ模型も主役系のロボばかりで量産型は出るたびに爆死している感があるしなあ

そもそも国産ロボ模型って今は本当にロボだけ、背景設定もストーリーもないから、ある意味では「プラモの売れ行きとストーリーの良し悪しにそれほど影響しない」ということの証明になるかもしれない……

ストーリー、設定に関して国産はコトブキヤのフレームアームズ系なんかとも違うんだよな

結局ストーリーの良さは玩具やグッズにも影響する
しかし分かりやすく比例するものではないし、ストーリーが迷走する或いはストーリー要素自体が薄くても売れないわけではないといった所なのでは

私はストーリーの影響は否定するつもりはないけど、それ以上に外見の良さの影響が大きいと感じている
自分の財布から金を出す時はストーリーが良い作品のあまりカッコイイと思えないグッズよりも、ストーリー自体は普通だがカッコイイと思えるグッズの方ばかりになっている……

言いたいことは理解できるな。オタク界隈ではあまり強調されないけど、実際グッズの外見はかなり影響する。
フィギュアもロボも安いわけでないし簡単に手に入るとは限らないものだから、その手の障害を越えても欲しいと思わせるようなカッコ良さやエロさは重要



とまぁ、こんな感じで。
実体験も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに上のやり取りにもちょっと出ている中国国産のオリジナルロボのプラモデルやフィギュアですが、以前中国オタクの方から以下のような話を教えていただきました
「中国国産のオリジナルロボは尖って何か背負ってる主役系デザインのロボしか売れないんですよ……日本のオタクショップにたまに流れてくるようなのは中国で売れなかった、人気が無かった量産型系のが多いですね」

「そして売れる路線を狙って主役系ロボが作り続けられているわけですが、人気があるとされる方向は限られている(SEEDやUC系のMSやその時期のロボ)のでそんなにバリエーションを出せません。シリーズで展開しても3機目くらいからはかなり『どこかで見たような』デザインになりがちです」

「でも1機目は十分以上に中国人好みのロボが出てきますし、予約でも転売でも高値で売れるのでまだまだ市場はあるという見方になっています。これから落ちていくのか上がっていくのか維持できるのかは何とも言えませんが、まだ勢いはあると思います」
などといった話もありました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「『ジークアクス』の最後に出てきた金髪の女はどういう存在なの?ガンダムに詳しい人は納得しているようだけど作品内では初めて出てきたキャラだよね?」

今週はジークアクスの最終回の後いつも以上に夜更かしをしてしまいぐだぐだな状態になっていますが、ありがたいことにまたジークアクス関連のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でもジークアクス関連で新しいファンが増えているそうで、ガンダム関連のコミュニティに新人が入って来る、その新人からの質問で盛り上がるといったことも増えているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ジークアクスのラストに出てきた金髪のキャラは誰?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(作品のネタバレが含まれておりますので一応お気を付けください)


「ジークアクス」の最後に出てきた金髪の女はどういう存在なの?
ガンダムに詳しい人は納得しているようだけど、ジークアクス内では初めて出てきたキャラだよね?

あれはシャアの妹のアルテイシアだな
緑のおじさんがシャアを要らない、死んでもらうという考えができる根拠

自分もついでに聞きたい。あれだけ被害が出て指導者全滅で混乱しているのにそれをどうにかできるようなキャラなの?

そこは分からない
宇宙世紀だとシャアの妹はほぼ政治に関わってないし、急に緑のおじさんが言い出した話だから古参のファンも困惑している

シャアの妹は顔は出てきていないけど、劇場版から出ていたキャラではあるんだよ
シャアがソロモンでうっかり生き埋めになる前に戦った軽キャノンのパイロットが彼女

シャアの妹なので当然彼女もジオンの正統な血統だから女王になる権利はある
ただアムロのような最強エースというわけでもないし、兄であるシャアからのバックアップや指示があるわけではないから上手くやれるかは分からない
原作世界線とは経験も思想も違うだろうしね

ガンダム世界だし、傀儡になって新たな火種になりそうではある

一緒にランバ・ラル(ダイクン派残党で数少ない政治もできるネームド忠臣)がいたし緑のおじさんも準備してあったからシャアがネオジオンを立ち上げるより楽な気はする

気になるのは原作だとシャアの妹は隠居して政治に関わろうとしなかったことだけど、ジークアクス世界線だと上手くいくのだろうか?

俺もそれは気になる
シャアと同じように数年経てばめんどくさくなって投げ出す、逆襲とかやるんじゃないの?

存在が言及される程度だったシャアの妹とランバが出た最後のあのシーンは12話の大団円(強引過ぎるのはさておき)を補強する記号としての意味もあるんだよ。ガンダムでは貴重な真っ当な組織運営ができそうで、戦場以外でも生きていける有能なキャラだ。
復讐やダイクンの息子の呪縛から解放されたシャアが最後にララァと出会うように、旧来のファンが見ればあの二人ならその後のジオンというか宇宙の統治は上手くいきそう、希望が持てるものであると感じられる。
ただそれとは別に、ダイクン系の統治がストーリー補正無しの場合、バンダイの商業的な理由で作られる続編における戦争の火種の可能性としてどうなのかを妄想するのは面白いよね

正史だとシャアの妹はザビ家に対する復讐とホワイトベースを守るという意識があってそれが果たされた後は隠遁生活に入ったわけだが、あの世界線ではどういう思想なのか意図的に描写されていないし上手くいくのか、そもそも続くのかも分からない

正史だとセイラはホワイトベースに対する仲間意識や兄に対する愛情込の複雑な感情はあるけど、ザビ家に対する復讐の意思はそんなに強くないぞ。
むしろダイクンの娘として持ち上げられるのは苦手としていた。
ただ上でも言われているように、ジークアクス世界だとシャアをぶっ殺しにソロモンで襲撃かけているので政治に関わろうとしない考えなのかは不明。

アルテイシアは建国の父ジオン・ズム・ダイクンの娘なのでたぶんシャアが自身の血統を明かして指導者になるのと同じくらい有効だろう
あの世界だとザビ家のミネバが出るより説得力がありそう

そうだ、ついでに聞きたいんだけどミネバじゃダメなの?
政治ができないシャアの妹をトップにするより、ドズルの遺児のミネバをトップにしてザビ家をまとめた方が良さそうに思えるんだが……

ザビ家はスペースノイドの味方でも憧れでもないのでミネバを担ぎ上げたら内乱不可避だよ
正史だと敗れたザビ家はスペースノイドの象徴になったけど、一年戦争の時点でコロニー住民虐殺してコロニーを地球に落としたりするなど親ジオン以外のコロニーに対して地球連邦とは別方向にヒドイことやっているし、ジークアクス世界線でも勝者として嫌われている描写があるからね

ハマーン・カーンがいてさえアレだったからな……ミネバの後ろ盾になれそうなドズルとドズル派閥は一年戦争で消えているし作品内では5歳か6歳なミネバがトップだとほぼ確実に長期の傀儡政権+いつものジオンの内紛だ

ジークアクス世界におけるセイラの功績を考えると、クワトロがまともな手段で政治家になったルートにも思えてくる

それより明らかに良いだろう。
シャアはいつも自分がリーダーとして全てをやらなければいけない状態になるが、セイラ政権ではランバ・ラルや緑のおじさんなどの頼りになる大人がいて脇を固めている。

シャアの妹は原作の世界線では木馬のメンバーで初代終了後も資産運用で富豪になったり「ZZ」でジュドーの妹を裏で助けていたりと有能ムーブしているから安心感はあるんだよね

ジークアクスだとドズルを撃破した連邦のエースがアルテイシア
アルテイシアは連邦における名声とコネがあって更に簒奪者のザビ家を自らの手で打倒したプリンセスになるから「UC」終了後のミネバよりは楽そう

シャアの妹はNTが危険視されて正当に評価されなかった正史のアムロよりも扱いが良さそうな地球連邦の英雄、自分の手でドズル・ザビを倒したダイクンの娘
ザビ家はずっとギレンとキシリアが対立中
あの世界線だとジオンの女王になるのを期待されるのも当然だ

この話題を見てそういえばセイラが最後に出てきたなと言うのを思い出した……私は急に出てくる昔のままのジオン公王庁の存在感に意識を持っていかれたのであまり気にしてなかった
ガンダムもザクもデザイン変えたしコロニー内部の生活描写も現代に寄せてきたのにあの建物だけは変わらなかった

予備知識が無いと分かり難いと言えば、最後にシャリア・ブルがシャアを殺すために探していたのが判明する点もそうだと思うけど、あそこは初心者にとってどうなんだろう?

あそこは勢いで結構流せるみたい
ガンダム知らない私の知り合いもそこはスルーしていた

アルテイシア政権のためにシャアを殺す、というのは突然過ぎるけど緑のおじさんのシャアに対する重い感情は変わらないからね
そもそもジークアクスは「後で調べればいい」部分が多いから……

あのシーンはシャアが絶対逆襲のシャアルートみたいなのをやらかすという宇宙世紀ファンが皆納得する解釈による行動だから、ある意味では作中で最もシャアを理解しているが故の言動でもある!

ジークアクスのシャアは作中であれだけのことをやった挙句に暗躍を楽しんで最後だけ出てくるとか、シャリア・ブルにガチで怒られるのも仕方が無いし、あれくらいやるのもセーフな気がしてくる

スレ主が話題にしているエンディングの金髪さん、隣にランバ・ラルもいるからね。あの組合せってジオン系の統治体制としてはある種の理想的なものなんだよ。
血統があり有能なアルテイシアに支持層(ランバ・ラルが率いるダイクン派)もあるという状態だから、ファンとしては有能だし義務である程度までは仕事するがどこかで個人的な感情に走って爆発するシャアはいらない、お前なんかララァと幸せになってろ!ということになる

0093にシャアがやったことを考えると、少なくともあれよりはマシだと思えてしまうからな……

だから邪魔でリスクになるシャアを殺す、そのために探していたというのは納得でき過ぎるし、シャア自身も突然の話に驚いていたのには笑ってしまった
そしてシャアはシャアでついでにキシリアを敬礼砲撃でぶっ殺して自分の復讐を終えスッキリして去っていくのにも笑うわ



とまぁ、こんな感じで。
新しいファンの質問にテンションが上がる古参のファンも出ているようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「私が若い頃の中国オタク界隈ではどの作品でも新人に対して『そんなことも知らないのか』とバカにするオタクが多かったですし、私自身にもそういう部分がありました。でも現在では新人が来てくれるだけで嬉しいという気持ちになることも増えました」

「もちろん現在でも新人に厳しい古いオタクは少なくありませんが、ジークアクス関連ではいわゆる新人が来たから囲んで質問に答えよう!というテンションの人がかなり多いと感じられます。中国ではロボアニメはおじさんの好きなジャンルというイメージもありますし、私も新人が来るとテンションが上がってしまうのは理解できます」

「私の記憶では『閃光のハサウェイ』の時も新人が増えましたがまだ新人のファンに対して厳しい空気がありました。例えばファンネルミサイルの意義が分からないといったロボのお約束に関する質問に対して知識や理解の不足を指摘する厳しい答えが返ってきたりするなど、質問者にあまり優しくなかったですね。『ジークアクス』では世界観や正史シリーズとの比較など古いファンが気軽に答えやすい質問が多いのと、まだ未公開な設定がたくさんあるので古いファンも正直に或いはネタで『庵野監督や鶴巻監督のせいで分からない』と言えるのが良いのかもしれません!」

などといった話もありました。

消費期限が近そうなネタは終わりましたがジークアクス関連ではまだ他にもネタのタレコミをいただいておりますので、そのうちまた取り上げさせていただこうかと考えております。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「シャアはガルマに対して友情を感じていたのだろうか?」

中国オタク「日本の作品では夜にコーヒーを飲む描写をよく見かけるんだけど、あれは日本では一般的な習慣なんだろうか?」

ありがたいことに飲食関係のネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

日本と中国では様々な飲食習慣の違いがありますが、中国オタク界隈では日本の作品の中に出てくる日本社会の描写からその違いを感じてちょっとした話題になることもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の作品では夜にコーヒーを飲む描写が多い」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の作品では夜にコーヒーを飲む描写をよく見かけるんだけど、あれは日本では一般的な習慣なんだろうか?

確かにゲームのキャラが夜にコーヒー飲んでいるシーンは多いね
眠れなくなるのもだけど、次の日に影響しないのかも気になる

そのまま徹夜とかなら別に不思議ではないんだけど、特にそういった理由もなくコーヒー飲むよね

理由はあるけど、落ち着いた日常の表現するためのアイテムという感じかなあ
夜にカフェインやって興奮する、眠くならないためという感じではないのは確かだろう

夜型の人間の場合は普通ということでは

夜のコーヒーも一息入れるための刺激と思えば合理的ではある
昼間はそうでもないけど、夜になって疲れがたまってくるとカフェインに頼りたくなるのよ

コーヒー飲み過ぎると効かなくなるし、そういう部分は意識されなくなっているくらいコーヒーが日常的に飲まれているということ……かも?

私は毎日コーヒー飲んでるのもあってか、コーヒーで眠れなくなるとかは無いし、言われるまで気にしたことなかったわ

夜のコーヒーが気になるのも理解はできるが、ウチの国でも今は夜にミルクティーを飲む人は少なくないし現実的にはそんなに気にするほどのものではないと思う
作者の意図としては単なる飲み物の一種くらいのものだろうしね

飲み方や量によってはカフェインとカロリーに関してはミルクティーの方が多くなりそうだしな

日本のコーヒーは焙煎方式が違うからカフェインがそんなに含まれていない
だから夜でも飲める

日本人は本当にコーヒー好きだし、特別な理由はなく日常生活の描写で夜にコーヒーを飲むキャラを描いているだけでは?

日本人はコーヒーにこだわる人間が多いから、アニメやマンガ、ゲームでもコーヒーの出番が多い、昼でも夜でもコーヒーを飲むと聞いたことがある

同意する。日本人向けの作品だとキャラクターの描写としてコーヒーは便利なんだよ。
コーヒーにこだわるキャラとして演出できるし、こだわり方も自分で豆を挽くとか高い機械を買うとかでこだわりの方向からキャラを掘り下げられるしストーリーのフックにもできる

気にする人は気にしているはず
俺が以前読んだ薄い本ではカフェインが無い「デカフェ」を飲むという描写にしていた
まぁそのコーヒーにカフェインは無くても睡眠薬は入っていたんだけどな!

現代だと夜にエナジードリンクやってる人間がたくさんいるし、コーヒーくらいなら問題にならない気がしないでもない

エナジードリンクとか夜眠れないとか考えずに、なんとなく飲物として飲んでたりするよね……知識として良いことじゃないのは分かるんだが、つい……

慣れてくると効かなくなるしね……俺はレッドブルみたいなエナドリは好きで飲んでいるけど、特にテンションが上がるような効果はないし、そいうのを飲むときに期待もしていない

カフェインが効かないと思っている人は、時々常飲して慣れているのとは違うカフェイン飲料を試してみると良い。紅茶とコーヒーと緑茶の間でも違ってくるし、茶葉の質でも変わるから、カフェインの効き方が変わるので眠れなくなるのを味わえるはずだ。
私は旅先で飲んだ烏龍茶が効き過ぎて眠れなくてスケジュールがぐだぐだになったことがある

あまり良いことではないけど、身体に悪いという程ではないと思う
夕食の時に飲むくらいなら眠れないというのは無いだろう

コーヒーを飲みなれているならカフェインの効果は個人差があるとしても大体2〜4時間くらいだろうし、そこまで気にしないでも良さそうではある

日本の作品の場合、夜に飲むコーヒーは単純に飲み物として便利な小道具というだけな気もする
もっとも、そういう描写が成立する背景として日本では夜にコーヒー飲むのもそんなに気にならないという認識はあるのだろう

カフェインの効果は個人差や慣れもあるし、描写が気になる人とそうでない人の違いも結構ありそうだ
私は夜になってからも飲みたいからコーヒーいれて飲むことはあるし、日本の作品の描写は特に気にしたことなかった

コーヒーではないけど、俺も夜にお茶を飲むことがある
のどが渇いたけど水は飲みたくないし味のついた飲み物も……ということでお茶になるし、飲みなれているので眠れないということもない

世界的に見たら夜にコーヒーを飲む所はわりとあるみたいだよ
中東は夜でも飲んでたはず

そうだね
俺は昔ルームメイトが中東系だった時があるんだけど、彼が夜にコーヒーを飲むので俺も一緒に飲んだりしていた

日本の飲食店のセットメニューの食後の飲み物にコーヒーはほぼ必ずあるし、日本人が夜にコーヒーを飲むのに抵抗が無いのは間違いないと思う

カフェインもだけど糖分もちょっと気になるな……ある種のカロリー爆弾なわけで、そう言うのを夜に飲むのは

日本人はコーヒーをかなり飲むけど無糖で飲む人も多い
作品内に出てくるコーヒー好きのキャラは甘いもの好きの描写がない

日本人はカフェイン耐性が高めだと聞くし、日常的に砂糖なしのお茶やコーヒーを水代わりに飲んでいるからコーヒーの効果がそんなに無いんじゃないかな

シチュエーション次第だけど、徹夜までいかなくても夜まで仕事している人間の場合はコーヒーでも飲まなきゃやってられない、或いはコーヒーを飲んでも効果が無いくらいに飲んでいるという描写もあるかと

確かにそれもありそうだね
私も大学時代の忙しい時は夜でもカフェインに頼りきりだったし、先輩にはコーヒーの効果が無いとぼやく人もいた

これは言ってみれば日本人が身体に悪いのに冷めた弁当やお茶漬けを愛好するといった、明らかに有害なのに日本社会で一般化して好まれている飲食習慣の一種なのでは

さすがに弁当ほど強い違和感は無いだろう
夜にカフェインの含まれたもの飲み食いする人も普通にいるし「なんとなくやめた方が良いと思う」くらいのものでは?



とまぁ、こんな感じで。
自分自身へのコーヒーやカフェインの効果も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では自分の体調によって判断するのではなく、専門家や医学的なエビデンスによる、どのような飲食習慣が正しいかというルールに従う傾向が強いと思います。私の感覚でも、夜に飲むコーヒーもですが日本人の方が自分の経験則で組み合わせた飲食習慣を押し通すのはちょっと危なそうに感じてしまいますね」
などといった話もありました。

私自身は夕食後にお茶を飲んだりすることは結構あります。ただ夜遅くだと飲むのは炭酸水かホットの麦茶になりますし、夜にコーヒーというのは外食か仕事が忙しい時くらいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国人「お茶漬けってどんな害があるの?」

中国オタク「器の小ささで逆に印象に残っているボス敵っていない?」「実はシャアはガンダムの敵では器の小ささが人気の理由になるだけマシな方」

ありがたいことに以前
「中国ではキャラクターの扱いで『格』を気にする人が多く、人気キャラの格が下がったという形での作品批判もよく見かける気がします。そんな中国で格が低くて意識される、ある種の人気があるようなキャラは誰がいますか?」
といった質問をいただいておりましたが、先日これに関係しそうな話を教えていただくことができましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「器の小ささで逆に印象に残っているボス敵は?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


器の小ささで逆に印象に残っているボス敵っていない?人気が出る器の大きなボス敵の逆の例を知りたい

これは難しいかもしれないぞ
最後まで格が落ちないボスは貴重だが、器が小さく格の高さを感じられないボスというのも珍しい

俺は「鬼滅」の無惨くらいしか思いつかないな
少年マンガだと器の大きなボス扱いされていても、実は個別のイベントでは器が小さめだったり、出てきた当初はストーリーもキャラも固まっていない、作者の絵も下手だから器が小さく見えるということはわりとよくあるが、ずっと器が小さくてボスとして君臨するとなると……

作品内で自分が唯一認める宿命のライバルに「貴様ほどの男がなんて器の小さい」と言われちゃったシャアはまず確定では

シャアは器の小ささもネタにされている、人気の理由になっているキャラだという評価があるよね

最初の女をずっと引きずって自分を理解してもらえると思ってライバルと戦うために組織を作って政治交渉して新技術をライバルに流して、小惑星を地球に落とす……と言うのを考えると器が大きいのか小さいのか分からなくなるな

ガンダムはシャアより器の小さいボスキャラは普通にいるぞ
実はシャアはガンダムの敵では器の小ささが人気の理由になるだけマシな方

ガンダムだとNTRでボスになったカロッゾ・ロナも印象的だけど、作品内ではそこまで説明が無いからこのテーマに合うかは微妙?

ガンダム系は意図的に器の小さい側面が目立つボスが結構いる
「クロスボーン」のクラックス・ドゥガチは政略結婚した地球出身のはるかに年下の娘が優しくて夫に尽くしてくれる良い妻だったことに劣等感刺激されて地球破壊しようとした器の小ささ

リボンズも最終局面で強調される器の小ささはキャラを印象付けるという意味でも効果的だったと思う
シャアという明確な比較対象がいるから器の小さいキャラにしてもファンからの批判はそんなに出ないと予測できただろうしね

「ジョジョ」は作者が意図的にボスキャラの器は小さくしているという話があったはず
ディオも初期は器が小さい悪役だったし、今のように存在が大きくなってしまったのは計算外なのかもしれない

初期のディオは本当に器が小さいよな
だから面白いキャラになっているんだが

実写だけど「リーガル・ハイ」の三木長一郎は器が小さい敵キャラだが、沙織に関する真実はあまりに小さい話で逆に感心してしまった

推理系作品だと動機から器の小ささが見えてしまう犯人は多いが、ボスキャラだと案外思いつかない

上の方でも言われているが近年の作品だとやはり「鬼滅の刃」の鬼舞辻無惨だろう
明確に器が小さい、強いだけのボスキャラになっていた

無惨は徹底的に器が小さい、存在そのものが害悪というボスキャラだったよね
あれはあれで気分よく憎める悪役で良かったけど

いつの間にか作品の人気ヒロインで上半身担当みたいな扱いになっているけど、新条アカネも器の小さいボスキャラだったな……

特撮系作品だと駄々をこねる子供のような精神のボスキャラは結構いるけど、新条アカネは最新版なこともあってかそういった面がかなり誇張されていたね
元々前作「電光超人グリッドマン」のボスの片割れがわがままで嫌な性格の子供だったわけで、キャラデザの良い女性キャラにすれば器が小さいボスでも一定の人気は獲得できるという事例になったわけで、そういう意味でも印象に残る存在だ

面白いとかではなく本当に印象に残っているだけだし器の小ささとはちょっと違ってくるかもしれないが、「20世紀少年」のともだちの動機にはガッカリしたな
まぁこれに関しては長編で引っ張った挙句のガッカリな正体も影響してそうだが

「史上最強の弟子ケンイチ」のオーディーンは子供の頃に主人公とバッジを取り合って喧嘩して勝ちを譲られたことに屈辱を覚えて闇落ちしたというエピソードには器小さ!?と引いたな

ボス敵の器の小ささをギミックとして上手く使うと印象が強くなるから使い方次第では有効なんだよな
私は「ドラゴンボール」のレッドリボン軍総帥をいまだに覚えているくらいだし

世界征服なんていつでもできるから自分の身長を伸ばすためにドラゴンボールを集めていたというのが判明、失望した部下に裏切られて死亡は印象に残るよな

「からくりサーカス」のラスボスは器の小ささによる動機で突き進むのが逆に怖い存在になっていたな

白金は恨みつらみの原因が「僕が最初に好きになった」だからな
そして「自分を信じて夢を追い続けていれば、夢はいつか必ず叶う」というセリフの邪悪さときたら

ジョジョのボスとかもそうだけど、印象に残る器の小さいボスキャラって弱いわけではなくむしろ強い方が多い気がする
だから理解したくない邪悪さ、気持ち悪さも際立つ

同意する。そしてそういうボスの方が悪いヤツとして憎めるし、倒したときに爽快感が強くなると。
例えば俺は「クロスアンジュ」のエンブリオは嫌いなキャラだけど、それとは別にキャラの造形や使い方は上手いと思っている

作中では突出した強キャラなのに、作品視聴後は器の小ささしか思い出せなくなるエンブリヲは凄いキャラだと思う

女を操るひどい男だとか、女を理由に暗躍するボスキャラというのは昔からいるけど、エンブリヲの器の小ささは凄いよね

そういったことを考えると、最初の方にシャアはまだ自分の器の小さい所を認識している、自嘲するような所もあるからマシな方だろう
もちろんそれでネタにされるのを回避できるわけではないが

有能なキャラが自分の器の小ささ、我慢できない部分を自覚して自嘲するのは明らかに萌えポイントだけど、このテーマで出てくるようなキャラはの器の小ささの見せ方はそんなレベルではない
しかしそれと同レベルで語れるシャアというキャラはやはり不思議な存在に思える



とまぁ、こんな感じで。
思い付くままにイロイロな話が出ているようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国のオタクは格の高いキャラ、有能なキャラはずっとそのままでなければ怒ります。ただ『人設崩壊』などといって過去の描写や設定との矛盾を批判する人が認識している正しい設定にはその人の脳内設定や中国のファンの間で形成された二次創作的なイメージが混じっていることも少なくないので完全に納得させるのは簡単ではないですね。だから私は既存のファンの知識がほぼ通用しない最初から分岐するIF展開にしたジークアクスは良いやり方だと感じています」
などといった話もありました。

今日の夜は「ジークアクス」の最終回ですが、中国オタク界隈でもこの作品をきっかけにイロイロなジャンルの話が出てきましたし、話題作が出るというのはやはり楽しいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「サムライトルーパーの続編が制作されるらしい」「嬉しいけど同時にあんな作品まで復活させるのかという驚きもある」

ありがたいことに
「サムライトルーパーの続編の情報に関する中国の反応は?」
という質問や関連するネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

「鎧真伝サムライトルーパー」公式サイト

「サムライトルーパー」は昔中国のテレビで放映されていたこともあり、上の世代の中国オタクの面々にとっては思い出の作品の一つになっているそうですし、続編の情報に中国オタク界隈の一部がざわついている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「サムライトルーパーの続編が制作される」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


サムライトルーパーの続編が制作されるらしい……

本当だった。どういう意図で制作される作品なのだろうか?

嬉しいけど同時にあんな作品まで復活させるのかという驚きもある

昔の人気IPを現代向けに再利用するのはよくある話だが「サムライトルーパー」が来るのは完全に予想外だった
あの鎧型装備は今の時代に見てもカッコいいとは思うが

輝煌帝は本当にかっこよかった
しかし後の方では輝煌帝以外戦力にならないバランスなのは子供心に正直どうかと思ったな
続編だとそのバランスも変わるのだろうか?

懐かしい作品だ
主題歌が良かったね

私が小さい頃に見ていた作品だけど独特な武装や戦闘場面がかなり印象に残っている

「サムライトルーパー」は悪くない作品だけど、続編が作られるようなIP価値とストーリーだとは思っていなかったなあ
ニュースを聞いた時は何のネタかと思った

メインの5人は全員交代するのだろうか?

キャラも声も全とっかえじゃないか?声優も昔みたいな主役の若者を演じるのは厳しい。
草尾毅はちょっといけそうな気はするが

数十年ぶりの続編ということだしさすがにメインキャラは入れ替えだろう
「聖闘士星矢Ω」みたいなことをやるのかな?

現代の続編?再アニメ化?でも流行の元ネタである星矢と同じ路線を歩むのかね

前作の5人は皆恋人のいない独り身だったし前作キャラの子供による新世代というのではなく、血縁関係なしの新主人公チームになりそう

「聖闘士星矢」と違って最後はOVAで全員死んだんじゃなかったか?続編はまた違ってくると思うが

そこはOVAを黒歴史化して死んでない別世界線にする可能性も考えられるが……

いや、OVAはぐだぐだになって終わったけど死んではいないはず
全滅ENDというのは最後に自分達の墓参りがどうこうというセリフがあるので恐らくそこから広がったネタかも……?

こっちで作ったソシャゲ版「ラングリッサー」のサムライトルーパーコラボで盛り上がったのはもう5年前になるが、今の作品人気ってどうなんだろう?
日本では商業的に大成功したIPだという話は聞くが

聖闘士星矢から流行した装着系作品の中で大成功した作品なのは間違いないし、この作品から声優のアイドル化が加速したという話もある
ただ作品自体の評価は濃いファンがいるけど一般的に大人気というのは難しい……といった所かなあ

監督は藤田陽一か
「おそ松さん」やってた監督だっけ

「銀魂」の後半の監督もやってる
ウチの国では「銀魂」の方が見ている人は多いだろう

私は迦遊羅みたいなヒロインが出てくれるならとても嬉しい!頼む!!

迦遊羅いいよね……キャラデザが変わるのは仕方が無いとはいえ、迦遊羅に関しては昔とあまり変えないで欲しいと強く願ってしまう

だが日本市場向けの作品だと女性向け要素が強くなるだろうから迦遊羅のようなキャラに関してはあまり期待し過ぎない方が良いと思う
過去の日本における商業的な成功の原動力は男子ではなくオタクの女子人気だったから

今考えてみると迦遊羅は二次元全体でも珍しい女性キャラだったよね
キャラデザや演出も良かったが、メインの五人と同じかそれ以上の格と強さを持つ敵の女キャラはなかなかいない

女性向けもあるだろうけど、バンダイが玩具を売るために復活させるという側面もあるのでは
続編があること自体は嬉しいが何かと不安だ

現代でまた作るのか!?伝説の超弾動を!!

それにしてもこっちでも子供の頃の思い出になっているような作品の続きがどんどん出てくるね
俺は「サムライトルーパー」の続編まで制作されるなら「サイバーフォーミュラ」の続編も出てくれるのではと期待してしまう

「サイバーフォーミュラ」は福田夫妻が監督脚本やっていた作品だからもう無理なのでは?

両澤千晶が脚本やったのはOVAからなので制作自体は可能なはず。ただ福田己津央が劇場版の「SEED」で名誉挽回したから仕事埋まってそうだし、そもそも「サイバーフォーミュラ」はOVAでやり尽くした感もあるから難しいんじゃないかな……

「サイバーフォーミュラ」も世代交代なら続編いけそうだけど、現実のモータースポーツがパッとしないし玩具需要も無さそうだから厳しいのでは
去年の新作アニメにあった「HIGHSPEED Etoile」も盛り上がらなかった

そう考えると「サムライトルーパー」はバンダイ的にちょっと期待できる作品ということなのかな
現代でも男が鎧を装着して戦う作品なら需要はあるだろうし
それに私が昔見ていた時は知らなかったけど日本ではこの作品の声優音楽ユニットも大人気になったそうだし、アニメ以外の展開も狙ってそう

「サムライトルーパー」の続編制作があるなら、「テッカマンブレード」の続編も期待して良いよね!?思いでのアニメの続編が制作される流れ

「テッカマンブレード」はタツノコの現状がアレだから無理じゃないかなあ

「テッカマンブレード」はOVAがわりとヒドイことになっていたので仕切り直して欲しいけど、Dボゥイにこれ以上つらい目にあって欲しくないという思いもある……



とまぁ、こんな感じで。
中国で昔放映されていた日本のアニメの記憶も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「サムライトルーパーの続編は私にとっても予想外で驚きました。中国では昔テレビで放映されていたアニメの中ではクオリティが高くキャラや装備のデザインも良かったので思い出の作品になっていますが、日本では一般的な人気はそんなに高くないと聞いていたので。中国国内向けの配信や作品展開があるのかは分かりませんが、私自身は楽しみにしています」
などといった話もありました。

中国オタク界隈では「サムライトルーパー」関連の話題と一緒に昔のアニメの記憶、当時の思い出などの話も出てくるので当ブログ的にも引き続き追いかけていきたいですね。


去年の記事ですが、コメントの方で日本の放映当時の作品関連の空気や楽しみ方の話など何かと参考になる情報もいただいております。

中国オタク「中国で昔『サムライトルーパー』が大人気で伝説の作品扱いされることもあるようだけどなんで大人気だったの?人気になった理由がわからない……」

中国オタク「日本語の「ぁ」や「ぅ」って便利そう。中国語だと文字にできない発音が少なくない……」

ありがたいことに日本語関連のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日常的に日本のアニメやマンガ、小説などに接していることから日本語と中国語の違いを意識する機会も多いようで、時折日本語が関連する愚痴や議論などで盛り上がることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「音を文字で表現するのに日本語は便利そう」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本語の「ぁ」や「ぅ」って便利そう
中国語だと文字にできない発音が少なくない……

言いたいことは分かる
音を文字で表現する

俺も脳内の音をどう書けばいいか悩んだことはあるしな
でも実際に使うとそれはそれでめんどくさそうな気もする

日本人の脳内というか、日本語思考がどうなっているのかちょっと気になる
例えば「キラキラ」という言葉が日本人の脳内ではどういう印象になるのかとか

確かに。文字で書かれた擬音から受けとる印象はネイティブかそうでないかで結構違うようだからな。
しかしそれはそれとして、中国語で表記すると違和感が強くなる音というのはかなりあるのが……アルファベットで表記するとしてもそれはそれで別の違和感が……

使いこなすのは難しそうだけど、俺も「お」や「っ」とか見てると語気の表現で日本語は便利そうと感じたことはある

私も中国語は便利な言葉だと思ってはいるけど、「使いやすい」読音が少ないのは漢字を覚える必要があるのと並ぶ弱点なのではないかとも思う

日本語は擬態語?も面白いよね
俺は「スヤスヤ」という言葉がなんか好き
でもあれをそのまま中国語の音にしても原語の表現を分かっている人以外はきちんと把握できない

「きらら」と「きらきら」の違いを短い言葉でどう説明すればいいのか……

そういう擬音は雑に訳して漢字を重ねるか、そのまま日本語の文字を残しておくかになるな……

これは文字としての表現関係になるけど、中国語は漢字の画数が多いから小さい字にする表現に限界があるし、崩して変形させるのも難しくなる
日本語は「あ」「ド」「プ」のように簡単な構造の一文字で良いのに、中国語だと「啊」「嘟」みたいになるからマンガ表現にある種の制限がかかる

私は「ううん」という否定の言い方が可愛さもあって好きなんだけど、この語気と使い方を翻訳するのは困難だ
中国語の漢字では近い発音にするのが難しいし、字面で印象が固くなる

オタクが日本語の擬音語、擬態語について知るならボカロ曲の「アカリがやってきたぞっ」が良いと思う

あれ凄い曲だよね。擬音語、擬態語だけで曲が作れてしまうという。
完全に理解するのはネイティブじゃないと難しいかもしれないが、動画で見ると各種動作が見れるしノリの良い中毒性のある歌だから日本語学習的にも実は悪くないのではないかと

中国語は汎用性高いし情報量も多いから便利だとは思うけど、その汎用性ゆえに細かい表現向きじゃないからね

語気とは違うけど、私は全部カタカナで表記することによって「硬い言葉」にする手法は面白いと思う

例えば何気なく出てしまう声、こっちでいう「啊……」みたいなのが日本語だとイロイロなシチュエーション、語気の強弱など微妙な違いを表現できる
こういう所は小説などで便利だろうな

中国語は文字で正しく書くのが難しい擬声語も多い
この部分に関しては確かにもどかしさがある

音素だけなら中国語の方が日本語より多いんだけどね
日本人が中国語を学ぶ時は中国語の子音の多さや発音の違いで苦労すると聞く

音素が多くても使い勝手が良い、思った通りの音を表現できているわけじゃないからな
中国語だと脳内の音と字の読み方が違い過ぎるけどこれで妥協するしか……みたいなことも少なくない

その辺理に関しては中国語に無いわけじゃないよ
いわゆる標準漢語、普通話になる過程で消えた言葉でもある
方言には曖昧な語気表現、口調に対応した言葉はあるよ

確かに
広東語はそういうのがまだ残っているし字幕でも使われるよね

評価の高い字幕組は日本語に限らず外国作品の翻訳し難い微妙なニュアンスは方言使うこともあった
だがこの手法は公式翻訳では使えないし、それが通じない人も少なくないから使いやすいものではないね

ウチの国で「ギャグマンガ日和」が大人気になってその後の様々なコメディ作品に影響を与えたのも方言混じりの翻訳、正確さよりも面白さ重視な翻訳だったからというのがあるからな……

そういった言葉消えたのは朱元璋のせいという説が
ハゲ関係以外もたくさん言葉消した

方言には様々な擬声語もあったりするけど地方ごとに違うし使い方も広まっていない
何より「普通話」に反映されていないので普通の視聴者にとってはどんどん馴染みが無い言葉になっているので使い難いのがな

例えば普通話にも語気を表すためにつける「啦」があるけど、普通話ではほとんどのニュアンスにそれを使うので別の漢字や発音で表現されていた呼びかけの強さや範囲、問いかけが混じるなどの表現が消えてしまっている
普通話の便利さは分かるけど、創作だと微妙な気持ちになる場面にぶつかるね

好みは分かれるだろうけど、私は日本語の小説の文字表現の自由さは面白いと感じている
個人的に凄い表現だと思っているのはハートマークで感情表現すること

あれは私も感心した。特に♥を喘ぎ声にしてエロ表現に落とし込むとか……

言語の違いで正しく翻訳するのが難しいネタの一つだな!
いつの間にかそれで興奮できるようになった自分自身も不思議だが、理解しておくと非常に捗る。



とまぁ、こんな感じで。
実体験も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「日本語の擬声語、擬態語は翻訳するときに苦労する部分です。ローマ字表記でそのまま書いてしまうやり方はファン同士、或いは翻訳を管理する上の方が分かっているなら使うこともありますが、正式な翻訳ではダメなことがほとんどです。ジークアクスで何度も言及される『キラキラ』は『kirakira』で雑に使っていますが抽象的な擬態語の翻訳は本当に悩みます」

「中国の視聴者、読者の中には中国語の文章に漢字以外の文字が入るのを嫌う人もいます。全て漢字でなければ正しくないという考えの人もいます。これはオタクの中でもそれなりにある考えで、一般向けだと更に強くなります。だから正規ルートで展開される商業作品ではアルファベットを使った翻訳は避けるのが無難です」

などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「結局『ジークアクス』のシュウジが惚れられた理由は何なの?説明はありそうなの?」「あれはロボと一緒に降って来た美少女だと考えれば分かりやすい」

ありがたいことに「ジークアクス」関連のネタのタレコミをいただいておりますが、話が進むごとに話題が入れ替わるのであっさり消費期限切れになってしまいそうなのがなんともかんとも。とは言え私の方も近頃はあまり余裕が無いのでどうか御容赦を。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ジークアクスのシュウジが惚れられた理由」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


それで結局「ジークアクス」のシュウジが惚れられた理由は何なの?残りの話で説明はありそうなの?

いわゆる電波が合った、NTだからで良いんじゃないの?
そもそもきちんとイベント、感情の積み重ねを描く作品も多くはないし……

話の展開が急過ぎて予想外の要素が多過ぎてシュウジに惚れた理由とかあまり意味が無くなってきたし、説明があるとしたら終了後の設定資料やスタッフインタビューとかでになりそうな気がする

顔が良いキャラで「自分には理解できないけど凄そうなこと」をやっている男に惚れる思春期の少女ということなら別に不思議ではない
それがそのままNT能力や宇宙世紀の関係での暴走につながっているから頭痛がしてくるだけで

あの三人の関係が本当によく分からんし、そこがキモチワルイ作品だと思う

私はそこまでひどくはないけど、ニャアンがシュウちゃんと言い出した感情がどこから始まったのかが分からないのは引っかかる
ストーリー展開的にはもうそれどころじゃないし、現代の環境で人気になる作品だというのは理解できるが

シュウジが入るとハッキリしなくなるけど、マチュとニャアンに関してはそれなりに描写が積み重なっているので、一度シュウジを外して見てみるのも良いかもしれない

皆がよく言っている「電波」だと思えばいい
ガンダム、特に宇宙世紀系のNTが絡む関係だと昔からよくある関係だ

初代でもシャアとララァの関係に急にアムロが高レベルNT能力で割り込んで関係が深まったりしているからね
俺はその辺はもうあまり深く考えないことにした

アムロの時は視聴者が感情移入した特別な主人公だから受け入れられたけど、シュウジはそう言うの無くてマチュもニャアンもマイナス面ばかりが目に付くキャラだから何かと厳しいことになってしまうのだろう

「キラキラ」を象徴としてはいるけど視聴者にはよく分からない、描写されない当人達にとっては天上の快楽みたいなものがあるんだろ

キラキラというドラッグにハマった状態で得られたと思った特別な関係、そこからの暴走と転落
ジークアクスと言う作品は「ドラッグは危険です」というのが裏のテーマなのだ!

あまり難しく考えないでいいのでは?
雑に言えば顔が良いキャラ、プレイボーイにのぼせ上った女というのは物語上でも現実でもありふれたものだ
アニメファンがガンダムに期待していた主人公ではないだけで

更に言えば不思議なアーティストだからな
現実でもモテそうな組み合わせではある

少年マンガ的な熱血冒険アニメだったら「不思議な力を持った女の子」のために世界を救う、日常世界を破壊する戦いに身を投じるといった展開はある

そういうのって普通は前提となる部分、ヒロインが大事な存在であること世界の無常さを強調するエピソードを積み重ねるものでは?
道徳的な問いかけすら無しに急に発生した関係だけ押し付けるのはダメだろう

そもそもガンダムの宇宙世紀という既に枠組みが固まっている世界の中でそれをやるとバカな子供の暴走にしか見えてこないし、本人達の行動が理解できなくなる

この件で騒いでいるのは恋愛したことが無いとか、現実の人間関係を構築した経験が無い人間だろう
一目ぼれというのは不思議じゃないし、友好関係にしてもイベントなどの段階を踏んでロジカルに構築されるものではない

結局はNTだからロボが動かせる、NTだからすぐに恋愛関係になるってことじゃないの?
制作側に説明する気が無いんだから考えても仕方が無い

ストーリーが短すぎるのが悪いのか、短いストーリーで感情描写とそれに伴う行動をやりたがるのが悪いのか
どちらにしろ強引に理由をこじつけるしかなさそう

あれはロボと一緒に降って来た美少女だと考えれば分かりやすい

確かに……キャラデザがポケモンっぽいのと男女逆だから引っかかる所もあるけど、要素だけ抜き出してみるとロボアニメ系ヒロインの典型的なパターンではあるんだよね

まぁストーリー上の表現やシュウジとマチュ、ニャアンのエピソードが深く描写されていないから引っかかる人が出るのは分かる
ただC.C.がいまだにベストヒロインな自分としては好みではなくてもテンプレとして否定はできない気もしてくる

シュウジはあれだ、三無少女系ヒロインでストーリー開始時点でロボのパイロットだったキャラと思えば設定上は理解できるのではないかと
そこに巻き込まれた熱血系かヤサシイ系の男主人公が絡んで話が転がる
(訳注:中国オタク用語の「三無少女」とは「無心」「無口」「無表情」なキャラを指す言葉だそうです。ちなみに「無心」の部分は日本語の意味からちょっと離れているようで、「無感情」から「感情を表に出さない」「感情が読めない」「感情表現が下手」といった辺りまで幅があるようです)

つまりシュウジはMSを上手く操縦できる綾波レイ……?

シュウジみたいな設定、生活力が無くて世間から外れた芸術家な綾波レイが出てくる同人作品とか探せば出てきそう
もっともセントラルドグマを降りていったのはニャアンの方だったがな!

シュウジに関してはレントンとエウレカみたいな描写をやってる話数はないし、それやってたら今ほど人気も話題も盛り上がらなかったろうからなあ

この話題を追いかけていて、シュウジに関して少しだけだが、ガンダムで例えるならティファが近いかもしれない気もしてきたな……
あと「ジークアクス」は元エウレカな声の妹キャラの出番や描写は多いね!あっちのカップリングは関係が深まるのも納得できる描写が行われているのは対照的

実際、シュウジが女で声が紫婆だったら受け入れるヤツは出そう

シュウジは意味不明に好かれているのにエグザベは嫌われているのはなんだか納得できないものがある

エグザベは手料理食わせろと言ってるのに対してキシリアは手料理を食わせてあげた
その違いは大き過ぎる……!

あれはエグザベが距離感と言葉の選択を間違えているからな
まずは仕事的な関係構築に徹すれば良いのに若い女の子のプライベートに踏み込んだりしているので、相手によっては反発される
そもそもニャアンは難民として底辺の生活してきた少女だから組織内の付き合いの必要性も方法も知らないのに対しエグザベは主席のエリートだから社交的な意図や受け取り方が食い違う

エグザベは最初の方は比較対象がシャリア・ブルで出番はともかく活躍はできていないし、その後のニャアンとのやり取りを見ても余計なこと言って失敗する妙にリアルな男からの好感度は高いけど……なキャラになっているのが何とも言えない

これは豆知識なんだけど庵野秀明はプロになる前からとてもモテたらしい
だからシュウジみたいなキャラがモテるのもカラー内部では違和感を覚えないのでは



とまぁ、こんな感じで。
良くも悪くも様々な方向で盛り上がっているようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「人気になり注目を集めた作品は作品が好みに合う人だけでなく、自分の好みではない、その作品が人気なのが許せない人や自分の期待した方向に進まないのが許せない人も集まります。日本ではそれでも問題無いのでしょうけど、中国のネットでは価値観や子供への悪影響というレッテルと通報システムによる非常に攻撃力の高いコンボが使えるので大人気になるのも良いことばかりではありません」

「しかしジークアクスは話題の転換が速過ぎるので批判が高まる前に次の話題に移ってしまうので、結果として作品批判が炎上まで成長しないようです。ただ作品に引っかかりを覚えた人の不満はずっと残っているので最後まで行ったときにどうなるかは分からないですね」

などといった話もありました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「昔の日本のサッカーをテーマにした作品で中国が強いという扱いになっているのを見ると複雑な気持ちになる……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国においてサッカーは人気は高いものの、近頃は国内リーグや代表チームの迷走などからファンが何かと複雑な気持ちになってしまうといった話も聞こえてきます。
また日本のサッカー系の作品に出てくる国際試合のエピソードや作中における言及などを見て何かと考えてしまう人も出ているのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「昔の日本のサッカーをテーマにした作品で中国が強いという扱いになっているのを見ると複雑な気持ちになる」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


昔の日本のサッカーをテーマにした作品で中国が強いという扱いになっているのを見ると複雑な気持ちになる……

あれもある種の二次元補正というやつだな

待て、昔はそれでも間違いではなかったんだよ!

当時のウチの国のチームは実績も実態もあるアジアの強豪だったのよ

スレ主が言っているのが「キャプテン翼」なのかその後のJリーグで作品が増えた時代なのかは分からないけど、「キャプテン翼」の頃は中国の方が格上という見方もできたくらいだったのは確かだ
1982年W杯予選では中国が日本に勝っているしね

ちょっと前に新人とサッカーの話をしていて「自分が生まれる前の中国代表はW杯出たくらい強かったんですよね」とか言われて負った心の傷がまだ回復していない私向けの話題だな

昔は日本のサッカーの強さも今ほどではなく日本代表にとってW杯最終予選は上手くいけば勝てるくらいだった
今は中国代表からすれば予選で日本と同組になったら引き分けにできないかな……と最初から考えてしまうくらいだが、昔の日本は楽な相手ではないけど韓国や中東の強い所よりマシ?くらいなイメージだった
まぁ昔は昔、今は今だとしか言えないけどね

昔の中国代表はあと少しでW杯行けたくらいだからな

あと少しではなくちゃんと行けたよ!
ガチの死の組入って3戦全敗で終わったけど

昔は弱くなかったんだよ
アジアカップのベスト4や2位も「当然」、「あと少し」くらいに受け止めていた
今はグループリーグも危ない

昔の日本のサッカーマンガを見ていると当時の強国のイメージが出ていて面白いよね
Jリーグ以降の作品だと中国は出てくる時はそれなりに存在感あるけど、強敵として意識されているのは中東や韓国
これに関しては日本のサッカー界が1994年W杯の最終予選を直前で逃した「ドーハの悲劇」がある意味伝説になっていたからだという話を聞いたことがある

そう言えば「俺達のフィールド」だと98年のW杯が舞台になるけどそこでの相手は韓国、イラン、サウジアラビアだったな
この時期になると日本における中国のイメージは最終予選の敵チームに入れないくらいだったのかも

「俺達のフィールド」の同時期の「キャプテン翼」のワールドユース編の中国はわりと目立つ存在だったけど、アジアの最終予選リーグで日本、サウジの下の3位で予選落ちだからそんな所だろうな

「キャプテン翼」の最初のシリーズはラスボスが西ドイツでスペイン、イギリス、ブラジルといった普通は出てきそうな国が出てこないのも今の感覚で見ると興味深いよね
ただ高橋陽一があまりサッカーに詳しくないまま描いたという背景もあるので、意図的なのか作者の情報が抜けていたのか判断に迷う所もある

前世紀、まだJリーグができる前は日本より中国の方が強いくらいの評価だった時代もあったとは聞くが……

確かにあったね。そして更に前の「キャプテン翼」の最初のシリーズくらいの時期だと日本はまだ中国より弱い、中国に追いつけ追い越せくらいのレベルだ

サッカーではいつの時代も中国より強い「世界の前の壁」として手頃な国があるので出番はそんなに多くないはず。でも話題に出るときはそれなりに厄介な敵くらいの扱いはされていたし、ドキュメンタリー系作品でも格は低くないといった印象。
しかしそれがどうして今のような状態になっちゃったんだろうな?
中国ではサッカーが儲からないからか?

サッカーは稼げない、破産したみたいな話が飛び交っているけど以前はかなり儲かっていたし、むしろ国内リーグで稼げ過ぎる、ヨーロッパリーグに行くモチベが消えたのがダメだったという話もある
国内のサッカーは儲かる方向だけに進んで国際的な強さは育たないままだった

腐敗、汚職
代表チームに選手が入るだけで金になる環境
勝たなくても「よくやった」「次がある」と言ってもらえてそのまま変わらないでいたら周りが強くなって国内も金が無くなったのが今だ

日本のサッカー選手は上を見ているからね
昔見た香川真司などの日本人選手のインタビューではみんな上を意識していたし謙虚だった
国内で王者になって成功を満喫しているのとは違う

そもそも中国のサッカーではなく江蘇のサッカーの時点で

育成失敗を十数年も続けたらそうなるよ
国内はサッカー関係のシステム全体がグダグダで優秀な人材が育たない、優秀な人材が上に行けない

1980年代ならアジアにおける中国のサッカーの実力は上の方だし日本もまだ強くなかったから当時の日本のサッカー作品で言及されるなら扱いは良くなるだろう
日本の実力が伸び始めた1990年代もそんなに悪くないし2002年のW杯までならどうにかといった所かな
そしてその後はずっと落ちていく……

今は世界レベルの勝負になると身体能力や才能の前に育成体制と競技環境、国際試合に勝つための経験を積む機会とバックアップ体制が必要だけど、ウチの国はそれを構築できなかったからね
そして他の国も「攻略法」に沿って強化してくるからこっちが足踏みしている間に追い抜いてくる

資金を使うにしても長期的な投資、短期的な結果よりも基礎を作るというのができなかったのがなあ

以前知り合いの日本人からも「なんで中国のサッカーはそんな状態になっちゃったの?」と言われたことがある
俺達だってそう思っているんだよ、なぜなのかと

今は文化、体育、娯楽の戦略的なプロジェクトはほぼ放棄されているから「あの頃」のような環境は期待できないのだよ
どうすれば良いのか私だって知りたい

話を戻すが昔の日本の作品だと中国チームは主人公達日本チームがちょっと苦戦してから活躍してみせる相手としてはちょうどいいポジションだったんだろうというのは何となく想像できる

前世紀はアジアのサッカーレベルが低いというか、欧州や南米との差が非常に大きかったしどこが先に欧州レベルに追いつくかみたいな夢もあったのさ
今の日本のサッカー作品だとW杯予選ってどうなっているんだろう?ちょっとした苦戦含めて長めに描くと逆に説得力無くなりそう

昔の日本は弱かったし中国もそこそこ強かったけど、今は日本が強くなって周りの国も強くなって中国は弱くなった……

1990年代の中国代表は強いというか、希望を持てるチームだった
今になって考えてみると日韓ワールド杯に「間に合った」だけ良かったのかもしれない

当時怖かった韓国も昔ほど強いとは感じられないが、中国はそれ以上にもう……

日本は部活もだけど、その前の段階で少年マンガやそれを原作にしたアニメで子供のサッカー熱を作ってその後の選手層の拡大と育成につなげる好循環があるのが良いよな

ウチの国も子供向けのサッカー作品で大人気作品が出ていたら、もしかして……

バスケは「スラムダンク」の影響で日本より強くなったなんて話もある
しかしこっちも現代ではかなりの勢いで落ちているわけで

そもそもこっちではスポーツをテーマにした娯楽作品を作るのも、人気を獲得して市場を作るのも簡単ではない
それだったら直接選手を育てる方がまだ確実だよ



とまぁ、こんな感じで。
昔の思い出や印象などイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「今の中国ではサッカーに関して昔のような熱はありませんし、賭けの対象としての熱の方が目立つのではないかという声もあります。でも昔の中国サッカーが盛り上がった時代を体験している世代にとってはやはり夢を見てしまうのですよね……」
などといった話もありました

私が中国に留学していた時期は中国がW杯出場を決めた時とも重なっていたのですが、当時は凄かったですね。街中は大盛り上がりで北京では禁止されていたはずの爆竹が出回りそこら中で鳴り響いていたのを覚えています。
あと今回の記事をまとめる時に郝海東の近況や中国のサッカー界隈では名前を言ってはいけないあの人扱いされているのを初めて知りました。当時私の周りの日本人留学生の間ではちょっと昔のビートたけしに似ていた馬明宇と共によく知られている選手だったんですが、今あんなことになっていたとは。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「強人(ギャン)ってビグザムを倒すような強いMSだったの?自分の中ではネタ系の大したことないMSだったんだけど……」

ありがたいことにガンダム関連のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

近頃は「ジークアクス」に関連してガンダム関連の情報の密度が何かと上がっていますが、その影響は中国オタク界隈にも出ているそうで、これまであまり注目されなかったようなガンダムのキャラやMSに関しても話題が増えているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「ギャンというMSの強さ」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


強人(ギャン)ってビグザムを倒すような強いMSだったの?自分の中ではネタ系の大したことないMSだったんだけど……

弱くはないよ
設定上はゲルググと比較されるくらいには優秀

原作だと確かガンダムも参考に作られたけど接近戦用のビームサーベルしか使えるようにできなくて、ビームライフルとビームナギナタの両方が使えるゲルググにコンペで負けて消えた機体だっけ?

そうそう。
今はどういう設定になっているかは知らないけど、昔の原作世界線だとマ・クベの乗った試作機しか実機は存在しない機体だった。

「ジークアクス」のギャンは普通にビーム撃って遠距離戦もこなしてきたのは「良いのか?お前は近接特化の機体で宣伝してたんじゃないのか!?」と思ってしまった

IF設定にはギャンキャノンという本末転倒な機体もあるので……なおゲルググの方にもゲルググLというそれならギャンで良いのではというバージョンがある

私もビグザムを集団で串刺しにするのには驚いた
でも言っては何だが「鉄血」のダインスレイヴみたいな納得し難いものを感じた

あれ自体は合理的な描写ではあるんだよ
ビグザムはIフィールドでビーム射撃は効かないし装甲があるので実弾射撃も効果が薄いし、脚の爪を飛ばす対空防御もある
そしてジオンのMSで対ビグザムを考えるなら高機動で格闘戦向きなギャンが一番向いている

劇中の設定だと量産機としてのゲルググはジムになっているし親衛隊にギャンが配備されているのもあり得なくはない設定ではある

ギャンがビグザムを狩るシーンはあの世界のキシリア側が以前からギレン暗殺の準備をしていた証拠にもなるな
金が無いというのに改良型?のギャンを親衛隊に揃えて運用していたわけだから

ゲルググはジムに名前を奪われ、ギャンが量産された世界か……

ギャンも弱くはない
ゲームだとたまにギャンの方がゲルググより強いバランスになっている作品もあるからね!

「ギレンの野望」をやっているとギャンの派生機はたくさんあるという印象になるが、アニメだけ見ているとそうでもないか……

ジークアクス世界ではギャンもどれだけ量産されてるかは分からんぞ
元々の試作機3機だけよりは確実にマシだろうけど

ギャンをあんなに活躍させるとは思ってもみなかった
元々はほとんど存在感のないMSだったのに

劇場版だと登場自体が消されたからな……ただビルドシリーズではキャラも含めて目立っていたし、SEEDでも劇場版でギャンが元ネタのMS出たから今のガンダム界隈だと存在感自体はわりとある方だと思われる

1機がTV版のあれで、残りがエーオースに改修されたんだっけ?

ギャンの血統はR・ジャジャに残るからギャンシリーズとしてはそれなりに残る

ゲームだとゲルググと対になる開発系譜ということでギャンのバリエーションは少なくないんだけど大体はIF或いは開発プランだけあったという設定だね
実際に存在するギャン系列はギャン・エーオースとギャン改、設計思想的な後継機のR・ジャジャくらいだったはず

ガルバルディシリーズもあるからギャンの血脈は消えてないと言えなくもない
あとジークアクス版のギャンは実質ギャン・エーオースみたいなものだしアニメの北宋の壺専用機より強いと思う
槍がビーム砲兼ブースター付きの補助動力になっていた

ギャンは初代に出た時は純接近戦用の機体で攻撃手段も刺突サーベルだけだった
ジークアクス版のギャンはそれが長いランスになっている上に射撃も可能だから武装面ではかなり変化しているのも間違いない

ギャンのビーム砲撃可能なランスはとても「現代的」な改修点とも言える
その後のMSの進化では主武装に盾ごと敵を切れる、突き刺せる強力なビーム格闘兵器を持たせた機体も出てくる

クロスボーン系MSとかそんな感じだよね
時代がギャンに追いついたのかも?

ギャンの評価は昔よりも上がっている
昔は北宋の壺専用機のネタMSだったけど、今は北宋の壺でもアムロのガンダムと戦えるくらい良い機体という評価も目立つようになった

ギャンに関しては盾に弾薬を仕込むという意味不明な設定がネタとして強過ぎてなあ

「ジークアクス」のギャンはその問題が修正されていて、盾にカバーがついていて射撃時に開いて発射しているのにはちょっと笑った
ギャンは実弾も装備しているのも対ビグザムに向いている所だろうね

SEEDから入った俺としてはギャンだけなぜ盾に武器搭載でネタにされるのかがイマイチわからない
盾に危険物搭載どころか盾無くしたら武器が無くなるガンダムだっているのに

ギャンは盾なのにミサイルむき出しなのがツッコミ所。
盾なのに敵の攻撃防いで自爆しそうだから解釈によっては盾ではなくミサイルコンテナ扱いされることもある。
盾にミサイル搭載することは「Z」時代のガンダムMk2やパラス・アテネとかでもやってるし宇宙世紀系でやったらダメなこと扱いではない。

ゲルググはアレンジされ尽くしたし、エース用の機体としては特別なのがあるからギャンの方が扱いは良いような気がしないでもない

自分の中では一年戦争だと連邦側は陸戦型ガンダム、ジオン側はイフリートの改修が主人公専用機になるイメージでゲルググやギャンはそこまで多くないような?

ギャンはなんだかんだで設定が固まっているから時期的に地球上での戦いに出し難いというのもありそう。
あとこれは私の推測でしかないが、ギャンはゲルググよりも現代的なカッコイイデザインにしやすいという強みがあるからその後の派生作品では案外生き残っているのだと思う
ゲルググは顔が豚なのと背中に置く盾が邪魔なのに対してギャンは騎士路線でアレンジすれば良いわけで



とまぁ、こんな感じで。
脱線しながらイロイロなMS談義が行われていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「私は若い時に昔の翻訳版でガンダムの名詞を覚えたので、今でもとっさに昔覚えた方の名前が出てしまいますね。特にブライトさんはキャラデザと現地化された名前に違和感がないのもあってか、私の中では『布莱徳諾亜』ではなく『林有徳』の方が先に出てきます」
などといった話もありました。

それから本題から外れますが、ガンダムのMSの中国語名は基本的に音訳になっているようですが、初代ガンダムに出てきたMSやキャラの名前に関しては現地での放映時期の関係などから現地化されたものも多く、「強人」(ギャン)に限らず今でもそれがそのまま使われていることが少なくありません。そのため「ジークアクス」関連の話題も独特な訳の固有名詞が飛び交うのでちょっと面白い所もありますね。

音訳ではない現地語化されたガンダムの機体名称で比較的メジャーなのは
勇士(ゲルググ)
魔蟹(ズゴック)
戦蟹(ゴッグ)
双面魔蟹(ゾック)
鉄球(ボール)

といった辺りでしょうか。
他にも音訳寄りですが「力克大魔」(リック・ドム)とかも個人的になんだか好みの名前ですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本のアニメや漫画の中国系キャラで違和感の無い名前のキャラって誰?」

中国オタク「『魔神』という言葉って外来語なんだろうか?」「二次元系作品ではよく使われる言葉ではあるし日本語の意味で使われがちな言葉ではあるが」

ありがたいことに言葉関連のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク用語の中には日本語漢字表記のまま入ってそのまま使われているものがそれなりにあります。またそういった中には「異世界」や「二次元」のように何気なく使っているものの、よく考えたら中国語には無さそうな言葉もあり、中国オタク界隈では時折外来語系オタク用語(?)の定義や使われ方に関して話題になったりすることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「『魔神』という言葉はどこから来たのか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「魔神」という言葉って外来語なんだろうか?
日本語の「魔神」の使われ方と近いようだし「二次元」みたいに日本語から入ってきた言葉なんだろうか?

どうだろう……?
二次元系作品ではよく使われる言葉ではあるし、日本語の意味で使われがちな言葉ではあるが

私も気になってちょっと調べたが現代漢語詞典や古代漢語字典には無い言葉なのだけは確かだ

日本語の辞書にはあるけど、用例を見ると日本語でもそんなに古いものではないように見える。うーむ……

俺も幾つか辞書を調べてみたが「魔神」という言葉は無いね
「魔」と「神」の解釈は一般的なものだしそのそれが重なった「魔神」は容易に意味を想像できる言葉ではあるのだが

コンテンツ関係で出てくる言葉の中には日本語の漢字単語を便利だからそのまま持ってきて使って定着したものも少なくないからね
「魔神」は中国語で言うなら「邪神」や「悪神」とかだろうか?

英語を見ても国産ゲームの「魔神」の訳は一定しないし、日本語の「魔神」の方は更に不安定で「Majin」で訳しているケースを見たこともある
意味も使い方もなんとなく分かるけど背景がハッキリしなくてモヤモヤする言葉だ……

「神」という能力や概念になる言葉に「魔」という属性や凄さを表す言葉をくっつけるのはどこから来たんだろうね
実際に見たら納得できる組合せだけど、最初にこの組み合わせが出てくるきっかけや使われ方は気になる

「魔王」という言葉があるなら「魔神」という言葉があっても構わないとか考えてしまうが、これは現代の感覚によるものだしなあ

「魔王」は仏教用語にあるから由来は分かる
あと「魔王」と同格或いは上位なのは「天魔」で「魔神」ではないはず

昔からありそう、でも具体的にいつから何からというのは分からない
善神や邪神などの言葉と比べて引っかかる

コトバンクを調べると例文に松尾芭蕉の和歌が出てきたが、日本だと江戸時代から使われてはいたのかね

中国語だと神と魔は並べるもので一緒にするものではないし、「魔神」という言葉は不思議な使い方に思える

中国語だと「邪神」や「悪神」というハッキリとした言葉があるから「魔神」のようなあやふやな言葉は出てこなかったんじゃないの?

「魔神」はあえて言うなら「邪神」に近い意味だと思うけど、いわゆる邪悪な存在、邪悪な生物ではなく「神」に近い存在という印象になるかな
それが現代の創作の中では使いやすく魅力的な言葉になると

「とある魔術の禁書目録」だと魔法の神が魔神というシンプルな意味だったので逆に印象に残っている

確かゲームの「サガスカーレットグレイス」も魔法の神だったね
日本語でもわりと好き勝手に使われている言葉なんだろう

しかし考えてみれば「魔神」というのは雑な使われ方をする言葉だ
魔界の神や悪魔的な神などの悪役、敵対的な超越存在などの字面の印象通りのもあれば「魔神Z」(マジンガーZ)からのロボットネタまで範囲が広い

ロボット関係だと「レイアース」の魔神もある
ファンタジー系ロボの呼び方としても便利

ロボを「魔神」と呼ぶのは日本語環境だと更に違和感ないと聞く
「ましん」「まじん」が「machine」を連想させる音になるとかで

「魔神」は漢字の組合せ的には分かりやすいし使いやすい言葉だけど、いつから使われるようになった言葉なのかはよく分からない
日本語の方も自分の調べられる範囲ではよく分からなかった

俺が見つけた中で一番古い日本の作品は「大魔神」だったけど、これは1960年代の特撮映画なのでそんなに昔ではない
上で出ている松尾芭蕉の和歌が日本の古典文学では最古の出典のようだけどその他に使われていたのかはハッキリしないし……

手塚治虫の初期の作品に「魔神ガロン」というのがあるから、その時点で日本では一般的な言葉になっていたのでは
今調べたら1959年連載開始の作品だった

「アラビアンナイト」の「ランプの魔神」のように訳語として使われているから、明治維新以降に出てきた新しい意味の言葉という可能性も考えられる

ヤヤコシイのは日本語だと「魔人」も「魔神」も同じ発音だから表記が一定しないことだよ
「アラビアンナイト」の訳に関しても「ランプの魔神」「ランプの魔人」の両方の表記がある

逆に言えば、日本の作品にありがちな同音異義語や発音の近い言葉の意味を強引に載せて複数の解釈ができるようしやすい言葉でもある
二次元では定番の「魔神=machine」のようにね

私も日本語を学んでから意識するようになったけど、「魔神=machine」を思い付いたのは本当に凄いと思う
このアイデアによってロボ系作品のイメージ、力の象徴やファンタジー要素との組み合わせなどの範囲が格段に広がった

とても理解できる話だ
そういう面でも永井豪は天才だと感じられるよね

それにしても「魔神」という言葉は適用できる範囲が本当に広いというか、範囲を決めるのが難しいというか……
神であるけど悪でも良いし、魔鬼や魔法の神でも良い、正義や善と対立する存在でも良い
共通するのは神レベルの強大な存在というだけだ

神にも悪魔にもなれるのが魔神
これはまさにマジンガーZ



とまぁ、こんな感じで。
魔神という言葉の使い方やイメージなど、イロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「『魔神』という言葉は『異世界』のように意味は分かるけれど、よく考えたら中国語の語感ではなんとなく引っかかる言葉かもしれません。オタクをやっていると慣れてしまい違和感も消失してしまいますが!」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
今回のネタに関しては私もよく分からない所があるので、いつも以上にツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「二次元特有の中国語的に意味不明な日本語由来の漢字単語やズレた使い方の言葉について語ろう」

中国オタク「日本の旅行の移動手段で夜行バスってどうなの?」「横になれない日本の夜行バスはかなり腰に来る」「興味だけで使うのはやめておいた方が良い」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品に出てくる日本社会の事情や物事に関して何かと意識されているようですし、中国と共通する部分がある物に関しては特に盛り上がったりするのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の夜行バス」
等に関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の旅行の移動手段で夜行バスってどうなの?
日本のアニメやマンガに出てくる話だと、疲れるけど楽しそうな印象も受けるし、新幹線とかと比べて安いようだが

旅行でも普段の移動手段でも興味だけで使うのはやめておいた方が良い
バスの座席で寝るのってたぶんお前が想像しているよりはるかに疲れる

若い時は良いかもしれないが、社会人になっているなら夜行バスはやめた方が良い
横になれない日本の夜行バスはかなり腰に来る

同意する
車の長距離移動、それも狭い座席での移動により蓄積するダメージは若くなければ耐えられない

少なくとも旅行で使うものではないね
肝心の観光するための体力を消耗してしまう

汽車の補助ベッドで寝るのはキツイとよく言われるけど、夜行バスはあれより更につらい
交通手段として使えないわけじゃないだろうけど興味本位で使うようなものでもないと思う

夜行バスって狭いベッドが並ぶから「奴隷船」という表現がぴったり過ぎる
暇だし眠れないしで本当につらい

私が昔乗った時の感想はただただ「苦痛」だったな……

日本の夜行バスはベッドじゃなくて座席だからこっちの夜行バスより更にキツイという説もある

横になれない夜行バスとか恐ろし過ぎる……バスよりもまだ足を延ばせる座席の夜行列車でさえきつ過ぎた自分には無理そう

俺は漠然と日本の夜行バスのつらさってこっちの昔の列車の硬座(訳注:中国の列車の一番安い座席です)くらいじゃないかと思っているんだけど
眠れたら儲けもの、乗ると腰が痛いではなく死ぬ

日本の夜行バスは座席が後ろに動くし満席でも人と物の密度はそんなでもないからピーク時の硬座よりはマシ……かな?
だが好きな人訓練された人でもなければ旅行で乗って楽しい物ではないのも確かだ

日本の夜行バスの座席は後ろに動かせるけど、それでも快適に眠れるわけではない
ただ安さが目的で使うのは私もおススメしないけど、乗り換えが多いとか特急でいけない場所とかに行ける路線ならバスもアリだとは思う

横になれば楽というわけじゃない。結局は体が動かせるか、周囲との空間があるかになるし、日本のバスは車内に置かれる荷物は少ないから案外楽
そう言えば国内の夜行バスって今どうなってるんだろう?
昔大きな事故があってから運行取消になる所が続出みたいなニュースは見た覚えはあるんだが

まだ残ってはいるよ
上海と他都市のバスの動画とか探せば普通に出てくる
ただどこも基本的には衰退していて10年前のおんぼろ車両とかも珍しくない

こっちの夜行バスは大事故と高速鉄道への移行でほぼ消えてるからな
設備更新やメンテも今の環境では厳しいし

かなり少なくなったけどまだ残ってるよ
高速鉄道はかなり高いしピーク時はチケットがとれないこともある
それに高速鉄道でカバーされていない地域の直通バスとかもあるから、当面の間は消えることは無い……はず

ウチの国で夜行バスが消えて困ったのは庶民よりも小売りの業者だという話もあるな。大荷物持った業者の連中を詰め込んで移動する夜行バスは過去のものになっているとか。
まぁその手の業者は輸送手段以上に大手プラットフォームのネット通販に駆逐されているから、時代の変化を感じてしまうね

夜行バスが日本ではまだ存在感があるというのはノスタルジー的な良さみたいなものをちょっと感じる
そう言えば以前逆に日本だと寝台列車がほぼ消えているから、中国の鉄道の寝台列車が良さそうに見えるマニアがいると聞いたこともあるな

そもそも日本の夜行バスってそこまで安くならないはず
使うなら時間だけは余裕がある時や若い時、高速バスと目的地が近い或いは次の交通手段との連絡が良い時くらいしか……

一泊する分の金が浮くと思えば十分安いと思うが

そういう言葉の出てくる若さっていいね!
経験者として言わせてもらうと、長距離バスは言ってみれば移動する棺桶だよ
歳をとるとそこから回復するのに時間がかかる

あれに乗って「一泊分の金が浮いた」と考えられるのは訓練された人間だけだよね
「ホテル代わりにすれば金も時間も節約できる」みたいなアピールを信じてはならない

日本の夜行バスって座席が多少動かせる程度で姿勢を変える余裕が無いから腰にきそうだし、そんな体勢で寝るのは……

そもそも日本旅行がまず金のかかる遊びなんだから、そこで少しの金をケチって体力と時間を消費するのは割に合わないと思う
節約するにしても夜行バスの使用はやめておけ

事故のリスクもあるからあまりおススメはしない
さすがにこっちのバスよりは設備良いだろうけど低価格で競争している会社が設備や人員に金をかけているわけがないし、陜西の高速トンネルで発生した大事故みたいなのは日本でも定期的に発生している

あの事故の影響でウチの国の大型バスは深夜に高速乗れなくなったりしたんだっけ?その規制強化が夜行バスの減少の原因の一つだと聞いたこともある

俺は留学していた時に夜行バス乗ったけど、確か東京〜京都で5千円くらいで新幹線の1/3よりちょっと高いくらいだったかな?
快適とは言えないが、こっちのバスほど狭くも臭くもなかったし充電設備もあったからそんなに悪くは無かった
ただ眠りは浅くなるから旅行で使うのは体力が無いとダメだとは感じたし、今もう1回乗るは避けたいな……それに渋滞したらあっさり1〜2時間は遅れるからスケジュールが厳しい旅行向けではないと思う

現地で観光するのではなくライブとかのイベント目的なら夜行バスはアリだと思う。俺は一回使ったことがあるけど疲れて寝落ちして起きたらもう到着直前だった
個人的に厳しそうだと感じたのは座席の幅かな?
豪華なバスだと座席も広くなるらしいけど、安いバスだと太っていたら死にそう

日本の夜行バスにも暗黙の了解、ルールがあるし、面倒ごとを避ける意味でも単に楽しそうだからで使うのはやめた方が良い
周りの日本人に恨まれるし、日本人の同行者がいた場合は仲がこじれることもある

そういうのあるな……これはこっちが悪かったんだが、昔コミケに参加した時一緒に行った奴の中から「コミケは徹夜で参加するのが良い」というのが出て「やめた方が良い」という声を無視して徹夜で並びにいくのが出た
後で知ったが日本のオタクにとってコミケの徹夜参加はかなりのマナー違反だったようで、その時に世話をしてくれた日本人からも個人的な交流はともかく、イベント参加などに関してはウチのサークル単位だと警戒されるようになってしまった

マナーもだけど、そもそも安いのが強みのサービスを我慢して使っている人が多い所に遊び気分で入るのはやめた方が良い
動画配信の連中がそういう所に入っていってトラブル起こしてるのを考えれば想像つくと思う

どちらにしろ、興味本位で旅行中に使うものではないだろう
人間が数十人隙間なく詰め込まれた箱の中で快適に睡眠できるわけがないし、ダメな人にとっては本当に苦行や災難になりかねない

同意する
私は昔の国内の夜行バスにも昔の列車の硬座にも乗っていたけど、あれはまだ若かったのとそれしか無かったからだ
今の時代にわざわざ体験したいとは全く思えない



とまぁ、こんな感じで。
中国の長距離バス事情も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「完全に不満が無いわけではありませんが、中国国内の交通は昔と比べて便利で快適になっています。私自身も昔の緑色の列車の硬座で長距離移動する時代には戻れません。快適さの問題は中国で夜行バスが淘汰される理由の一つだと思います」
などといった話もありました。

私が中国に留学していた当時は地方出身の人から
「帰省はしたいけど大混雑の列車に乗るのが嫌で憂鬱になる。休みが近くなると切符がとれるか不安になる」
といった話はちょくちょく聞きましたし、私自身も混んでいる時期の中国国内の移動は可能な限り避けたかったですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「乗ってるロボの性能が意識されがちだけど、実は操縦が上手いキャラについて知りたい」

ありがたいことにガンダムと言うかロボ関連のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタクではロボアニメファンは比較的年齢層が高いジャンルなのもあってか、他のジャンルと比べて設定を把握した上で行われる濃い議論も多くなっているそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「乗ってるロボの性能が意識されがちだけど、実は操縦が上手いキャラ」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


乗ってるロボの性能が意識されがちだけど、実は操縦が上手いキャラについて知りたい
ロボアニメってロボが強いか、逆にシャアやアムロのようにパイロットが凄いかで語られがちだがどっちも凄いみたいなのもあるよね?

「SEED」でいうならアスランみたいなキャラか?

アスランは機体も強いけどそれ以上にパイロットとして最強扱いだから違うだろう
「SEED」であえて言うならシン・アスカの方?いやでもあいつも結局はデスティニーじゃないと万全じゃないし、メンタル次第で弱くなるしな……

言いたいことは理解できる
ロボアニメって設定上のスペック或いは勝ち負けの上下関係で語られがちで上手い下手はなかなか話題にならないからな
あと「SEED」は設定よりも演出とストーリー重視で勝ち負け決まりがちなのでキャラの強さは論じ難いし、ガンダムなら宇宙世紀の方がこのテーマには合ってそう

アムロに関して最初はガンダムが強い、途中からガンダム以上にアムロが強い、最後は成長したアムロの能力が凄過ぎてガンダムでは全力を発揮できないというように演出が変化して、その最後のイメージで固定されているから非常に「強い」イメージになっている
逆に言えばその過程の途中で終わったような作品があれば「意識されないけど実はパイロットも凄い」になるのかな?

「V」のウッソはヒゲみたいな反則級を除けば宇宙世紀最強と言われるMSに乗っているけど、パイロット自体が非常に上手いという印象になるね
V2に乗り換える前、Vガンダムでの戦い方が他のパイロットとは明らかに違う特別なものだった

兜甲児はパイロットとしての技術、機転どちらもかなり高い
「マジンガーZ」がスパロボアニメの始祖なこともあり、原作だと戦闘スタイルも強さのバランスも固まってないからロボの性能だけでなくパイロットの強さも感じられる話になっている

兜甲児は「マジンガーZ/INFINITY」の時はまさに熟練パイロットという戦いぶりだったな
マジンガーZも強いけど兜甲児が乗るから強いといった印象を与える戦い方と敵の数だった

マジンカイザーとかもスペックが何かと強調されるけど、兜甲児の操縦だから強いロボだよね

「INFINITY」もこの間の「グレンダイザーU」でも兜甲児の操縦は上手いよね

最近の作品だと水星の狸もパイロットとして優秀だけどあれは演出からして機体もパイロットも異常な強さという感じだったからこのテーマ的には違うかな?

ロランは∀と月光蝶のヤバさがよく言われるけど、本人も普通に上手いパイロットだね

機体性能が意識されがちといえば「ゼオライマー」
スパロボでの最強機体のイメージも強過ぎるけど木原マサキもトンデモナイレベルの強キャラ

「W」のヒイロ・ユイはどうだろう?
ウイングに乗っている時はゼクスのリーオーに負けたりバスターライフルの演出ばかりだけど、ウイング以外のガンダムに乗っている時やリーオーに乗っている時はかなり強いパイロットになる

確かにヒイロのリーオーは強かったな……

ゲッターもスペックが強調されがちだけどゲッターチーム自体が非常に優秀
初期のスパロボ作品はロボットも強いけど敵も強いので原作を見ているとパイロットの強さもかなり感じられる

このテーマって意外に難しいかもしれない
「SEED」以前のリアル系作品だと少年少女主人公がチートで俺TUEEEEEにはならないから特別な機体の特殊能力はともかく、パイロットとして優秀な主人公は珍しくなる
それに対して技術のあるエース、熟練パイロットは基本的に性能よりも腕前が強調されるからこのテーマのようなことにはならない

リアル系は「マクロス」のマックスや「オーガス」の桂木桂のように強いパイロットは機体よりもパイロットの方で語られがちなのには同意

初代ガンダムは別として、それ以降のリアル系ロボが流行っていた1980年代〜90年代くらいって当時のリアリティ路線による敵が強い、苦戦しがちだから原作アニメを見ていると主人公と主人公ロボがそんなに強い印象にならない
それでもロボに関してはスパロボ補正や設定を見れば強い印象にはなるけど主人公は原作を見るとなかなか勝てない、強くないという印象になりがち

「フルメタル・パニック」の相良宗介はロボの特殊システムが強いけど相良宗介自身も一流パイロットだし、敵の方が何かと機体性能は上なので作品見てるとパイロットとしての上手さ有能さの印象も残るかと

宗介は有能だけどパイロットとしてはマオやクルツの方が上だと本人が言ってなかったか?
もちろん優秀なパイロットではあるがあの世界の専門家の中で最上位級というわけではないと思われる

「UC」のバナージもパイロットとしてはかなり優秀なんだっけ?
劇中ではリディより上だし、「UC」終了後の時期はトップクラスの強さになっていたようだし

バナージはアニメだと本人と機体の特殊能力がスゴイ!みたいな印象になりがちだけど、小説版だと優秀なパイロット感がかなりあるね
「NT」に出てきた時も強キャラと言う扱いになっていた

ガンダムだとNT能力があれば優秀なパイロットになれるし操作方法も現実より簡単なようだから、最初は機体性能、システムに頼ってばかりでも作品終了時には経験積んで強くなっているという解釈はできる
精神崩壊とかしなければだけどね!

このテーマに合うキャラについては迷うが、完全に逆のパターンになるのが「00」第一期の刹那ではないかと
優秀ではあるけどあの世界のトップエースには及ばない、ガンダムの力あっての大活躍というのが第一期の刹那だった

第二期以降の刹那はパイロットとしての実力も上がっているけどそれ以上に機体が強い、コラボ先でも機体性能が強調されがちなので、ここのテーマに合う「パイロットの優秀さがあまり意識されていない」キャラでもあると思う

碇シンジはシンクロ率の高さを除いてもあの世界における優秀な操縦者だと思う
その実力を発揮させてもらえない、敵が特殊、味方とされる側によるデバフがかかり過ぎているだけで……

シンジはよくネタにされた「初号機の暴走で勝ってばかり」というわけでもないんだよね
逆にアスカはTV版だと天才少女という設定を感じられるほどの活躍ではなかったりする

ガンダム系だとジュドーがそうじゃないか?
ZZのスパロボ的な異物としての強さは語られるけどジュドーの強さはあまり話題にならない

ジュドーの強みってNTとは別の精神力の強さじゃないの?
そもそもZZは敵パイロットが新兵ばかりでZ時代より難度落ちてるから比較し難い

「ZZ」の劇中ではジュドーが乗るとどのMSも明らかに強くなるからな
百式とかクワトロ時代は相手が悪いとはいえTVアニメ版ではジュドーが乗っている時の方がカッコよく活躍できているような所もあるからな……ビーチャやモンドが乗っている時はZの時はあり得ないような醜態も発生したが

ジュドーに関しては最後がハマーンのキュベレイという強パイロット+旧型MS相手だからそんなに強くないと判断されがちだけど、作中で明確に負けたのはサイコMk2と乗り換えイベントのハンマ・ハンマくらいで他はずっと優勢に戦っている
苦戦が多かったカミーユや後半相手のパワーが強過ぎて活躍できなかったショウ・ザマなどとは別の演出にするという意図も感じられるような安定した強さだった

ところでキラ・ヤマトはどうかな?

キラはチート能力が強い、機体が強いタイプだろう
俺も嫌いじゃないけど相手と同じ場所で戦ってないからパイロットの能力比較系では推し難い

間違いなく強いけど機体の性能を十分に発揮できるタイプの強さだからこのテーマ的には怪しい

以前はパイロットとしても優秀だと言われてはいたが、劇場版でラクスと二人乗りで最強ロボに乗るという展開で勝ったから最強の存在という言い方はできても最強パイロットと言うのはちょっと難しそう



とまぁ、こんな感じで。
ガンダムを中心に主に中国で濃いファンが多いとされる作品に関してイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国のオタクは世代と環境などの理由から、リアルタイムでロボ作品を視聴できた人は多くありません。そのため先にスパロボやネットのまとめ情報やで知ってから実際に原作を見る流れになることも珍しくないのですが、昔の作品のロボと主人公が思っていたより強くない、なかなか話が進まない、戦いに決着がつかないので困惑してしまうこともあります。これもスパロボ補正の影響と言えるのではないでしょうか」

「私も例えば『エルガイム』を見た時はヘビーメタルのデザインやFSSへの影響など歴史的な価値は凄いと思いましたがストーリーに関してはあまり面白いとは感じませんでした……」

などといった話もありました。

「ジークアクス」の影響などから最近中国オタク界隈におけるガンダムのキャラの評価がイロイロと変動しているという話も聞こえてきますし、中国オタク界隈において認識されている強キャラ事情についても機会があれば調べてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「近頃は槍で戦うキャラが増えてきた気がする。特に中国産の作品は刀や剣よりも多いのでは?」「剣では力強さが足りないんだよ」

ありがたいことに当ブログの昔の記事
中国オタク「中国のシンボル的な武器って何だ。日本にとっての日本刀みたいな、イメージに直結するような武器はあるのだろうか?」
に関連したネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では創作に出てくるカッコいい武器、定番の武器などに関する話題で日々盛り上がっているそうですが、近頃の中国の作品の傾向として槍で戦うキャラ、それもカッコイイ槍使いキャラを目にする機会が増えているといった話があるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「近頃は槍で戦うキャラが増えてきた?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


近頃は槍で戦うキャラが増えてきた気がする。特に中国国産の作品は刀や剣よりも多いのでは?
槍で戦うキャラの増加にはどんな理由があるのだろうか?

今はどの作品にもイケメンや美女の槍使いキャラが必ずいるような感じだし、全般的に槍の扱い良いよね

槍は剣より強いからね
そして剣より槍の方がカッコイイからだろう

創作だと剣や刀の方がネームド武器多いから強いという説もあるが
槍は誰が使うかで有名にはなるけど、武器単体で強いのは剣と比べて多くないし特に中国産だと少ない

中国の武器といえば槍と弩みたいなイメージあるし、国産作品の世界観や戦い方使いやすいというのもあるのかね
日本の刀やヨーロッパの剣みたいな感じで

槍は世界的に汎用性が高いから中国のシンボル的な武器ではないと思う
でも人気がある、よく使われる武器なのも間違いない

リアルな方向に来たということでは
銃火器以前の戦場では長い方が有利でずっと槍が主力で剣は補助、権威の象徴的な武器だった

私もまずそう考えた
リアリティ志向になって槍の地位が上がったからではないかと

しかし作品内に出てくるのは槍と言っても短め、現実で使われた長槍使いはほぼいないけどね
陣を組んでの集団戦用ではなく個人戦用といってもやはり短い

創作の武侠キャラが持っている槍って2mくらいだよね
3mくらいになるとキャラに持たせたらバランスが悪くなるし、描き難くなるのは何となく想像できる

どの武器でもあまり長く大きくするとキャラの身体が相対的に小さくなるという問題があるから……
現実の槍だと2mでは短くて、2.5〜3.5mくらい、騎馬で使う槍だと更に長くて4m超えも普通だったかな
現実だと人でも馬でも使えるパワーがあるなら長くしない理由は無い、でも長くすると槍が細く見えて力強さの印象が薄れるので創作だとある程度短くなる

そこで剣ではなく槍が有力な選択になっているのは興味深いと思う
3D系のアクションゲームだと昔から槍が有力な武器だったし、今の国産アニメはCGモデル使うのが普通だから槍でも問題無くなったのかな?

現代の作品においてはリアリティ考えるよりもカッコ良さ、使いやすさ、それから好まれる設定として槍が選ばれているのではないかと
武侠系は槍使いが多いから原作小説がそうなっているというのもありそう

アニメに白実写に白ウチの国の映像作品ってネット小説原作が多いからその影響がいよいよ定着してきたのでは?
ネット小説系の作品では元々槍使いな流派が多くて主人公の使う武器も刀より槍が多い

剣の方が持ち運びしやすいから多彩なシチュエーション、場面で使えるから創作では強いと思っていたが、考えてみればネット小説の俺TUEEEEEだとそういうの気にしなくていいな……

剣では力強さが足りないんだよ
スピード系は現代の俺TUEEEEE系作品の需要が高い環境では不遇

槍、棹状武器などの長い武器はパワーがあるように見えるし、データ的な数値の凄さとビジュアル面のカッコ良さが強調される現代の国内娯楽市場では槍が剣より優位になるのは当然の流れではある

中華ファンタジー世界観だと剣は御剣飛行などインフラ的な便利さはあっても強いイメージないのがね
パワーのある武器といえば両手持ちの大剣や青龍偃月刀などもあるけど、大剣は修仙系世界観とは合わないし青龍偃月刀は関羽のイメージが強過ぎるから出番は少ない、だから槍になるのではないかと

今の流行は爽快感重視だし主人公の強みとして強調される獲得したチート能力や装備が制限されるのは嫌われるからな
常にカッコよく、勝てる戦場が準備されるしから槍の長さや持ち運びなど現実で槍が使われない原因がデバフになることはほぼない

今はスピード感も槍の方が描きやすいと思う
槍というか棹状武器だとジャンプ動作や方向転換、どれだけ意味があるのかは分からんが車輪のように回転させて攻撃したり勢いつけたりする動作が何となくスタイリッシュにできる
地形や建造物も活用して立体的に動きながら戦うとか、一対多で全方位に戦うような場面は剣より槍がカッコよくなるのも強い

剣の動作はカッコ悪いんだよ……振って振って最後にビームや衝撃波を飛ばすとか、突いて刺してだからな……
槍や棹状武器は振り回してスタイリッシュに戦えるので剣よりもかなりアニメ向き

槍だとある程度距離を離して描写できるし、エフェクトや動きの勢いで流せるからあまり複雑なモーションを使わずに済むというのもありそう

ようは槍でのバトルは強大なパワーの激しいぶつかり合いみたいなのにしやすいからカッコイイ、ということなのでは

顔が大きく映るような近距離が続く剣や刀の戦いは見せ方を工夫しないと変な印象を与えることになりがち
剣だと近距離になるから、昔の2Dアニメや顔の部分に手間をかける日本のアニメみたいな作品とは相変わらず相性が良いと思う

私も剣より槍の方がカッコイイから槍が増えているんだとは思うが、それと同時に槍をカッコよく描写できる環境になったという背景もあると思っている
3Dモデルのパーツとして槍は剣より見栄えが良いのではないかと

伝統演劇だと槍や双剣が人気の武器だったけど、それをアニメの手描きでやるのは難しかったし下手な描写したらツッコミを受けてネタにされてしまうリスクもある
言ってみればアニメのキャベツみたいなものか?

何となく同意したくなる見方。武器無し、剣での近距離戦をカッコよく描写するのは簡単じゃないというのはあるかもね。
槍と違って双剣キャラはあまり増えていない……俺としては双剣キャラがもっと増えて欲しいのに。

国産作品でも武侠要素の強いゲームだと刀剣は象徴的な扱いになることも多いから概ね槍よりも良い扱いになっているけど、アニメだと槍や棍の方が印象に残りやすいというのはありそう

剣は法器として飛ばすとか制御するとかならカッコいいけど、持って戦うスタイルだと微妙になってしまう
それに主人公を剣に合わせたデザインにするとチビになってカッコ悪くなりがちだし、槍の方が何かと主人公向き

剣の戦いをきちんと描写できている作品って少ないし剣気をぶっ放すか空間を斬る(それか剣の一斉射撃)みたいなワンパターンになりがちですぐに飽きられる
技を使った戦いとしては槍の方がビジュアル的にも強い

修仙系でなければ剣の技を描写する作品もあるけど、近年の作品は修仙ベースが基本だから剣で戦うキャラの強そうな動作は「魔法の杖」的なものになってしまうか

修仙系だと剣は持って戦うよりも制御して戦うものだからね
飛剣もカッコいいけど、武術的に戦うならやはり長槍だ

カッコいい描写の作りやすさということなら槍使いはモーション役の人を探しやすい、実写の動作をカッコよく使えるというのもあると思う
剣や刀は創作ではよく出てくるけど、過去の作品に出てきたようなカッコイイとされる動きと中国武術の演武の動きはちょっと違う

確かに
演舞だと槍の方が剣よりカッコいいからなあ

既に言われているけど今は槍がカッコイイ、カッコ良く描写できるようになったということなのかもね
あと私は現代の環境では画質が上がって画面が大きくなったから遠めの視点でも粗が出ない、判別できるような描写ができるようになったというのも理由の一つだと思う



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈のイメージなども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国の作品で槍の方が強そうな描写になるのは、中国の作品の昔からの描写も影響しているかもしれません。中華ファンタジー系世界観の作品では武器の衝撃力は強調されますが、切断力や貫通力はあまり強調されません。強調される威力次第で戦い方の描写は変わりますし、私はそれが現在の作品における剣と比べて槍や棍が強そうでカッコ良い理由の一つになっていると考えています」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本系のキャラはなんで剣持ってる時に片手を空けないんだ?」

中国オタク「中国のシンボル的な武器って何だ。日本にとっての日本刀みたいな、イメージに直結するような武器はあるのだろうか?」

中華ファンタジーで見かける桃白白みたいに剣に乗って飛ぶ技「御剣飛行」とは

中国オタク「優しくて誰からも好かれるといった無難な設定のヒロインは嫌われがちで扱いが難しいのではないだろうか?」「マシュは嫌われてNTRキャラとして有名になっているしね」

ありがたいことに以前FGOの新シナリオ関連の話もあるネタを教えていただいたのですが、ネタバレに引っかかるかもしれないと様子見していたらいつの間にか次のシナリオが実装されるような時期になってしまいましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「優しくて誰からも好かれるといった無難な設定のヒロインは好きになってもらい難い、嫌われがちで扱いが難しいのでは」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ふと思いついたんだけどヤサシイ無難な設定の主人公は嫌われるけど、優しくて誰からも好かれるといった無難な設定のヒロインも好きになってもらい難い、嫌われがちで扱いが難しいのではないだろうか?
近年のFGO界隈のマシュの人気を見ていて思い付いたのだけど……

やさしいキャラ、無垢で純真なキャラって作る側が配置する上では便利だけど人気になれるかは別問題

マシュは嫌われてNTRキャラとして有名になっているしね
そういうキャラは否定的なネタが有名になりがち

マシュの「獅子夫人」ネタってシナリオきちんと読めば違うの分かるけど、レッテル貼ってネタにするのが多くてどうにもならんな……

「獅子夫人」は煽りネタ情報で炎上した後、第二部第六章の強烈なシナリオで押し流されて訂正される機会が無いまま名前とイメージだけが残ってしまったのがな
しかしマシュに限らずそういうキャラってよほどキャラデザが良いとかでもなければ不人気になるか、嫌われるかだと思う

動かして人気になるとは限らないからね
逆に尖ったキャラだとその尖った性格や能力を中心に描けばいいし、人気になるかはさておき記憶に残る存在にはなれる

私はずっと疑問に思っているんだけど、優しい性格のヒロインが好きな人ってそんなに多いの?
嫌われないかもしれないけど好きだという人も多くはなさそうに感じるのだけど

「魅力的なキャラ」にはならないよね。
実際、作品内で他に特徴のあるキャラがいたら人気が出るのはそっちの方

エロゲー系の作品だとマシュの他に「ランス」のシィルもこのテーマの例としては分かりやすい所かな?
だがどっちも便利なキャラだけど人気キャラというわけではない気がする

いわゆる誰にでもやさしい、それで問題が発生したら他人が解決してくれて責任もとらない聖母キャラ的な扱いをされることが少なくないしね

昔はそれでも成功したんだよ
例えば深く解釈されない時期のラクス・クラインとか、言ってはなんだが活躍する主人公にとっての成功の象徴になる美女美少女
しかし現代の環境ではそういう記号的なキャラは別の濃いキャラに押しのけられることになりがち

やさしい性格というだけの平凡なキャラは嫌われる要素が出てきたらその評価が強調されるし、それまで形になっていなかった「なんか気に食わない」印象もそこに加算される

やさしい心があるとされるけど他に尖った所のないヒロインを前面に出して活躍させるのは難しい
途中加入のサブヒロイン、主人公と一緒に戦う戦友女キャラの方が人気出やすいのにはそういう理由もある

私はそういうやさしいヒロインに関してはストーリーの中盤くらいで犠牲になる、主人公の心の傷として消費するのが良いのではないかと思うようになった

その見方に同意する
壮烈な死に様、価値のある死などによってある種の葬礼イベントを作るのは良い手段だ

死ななくてもそれに近い、存在を消される形での退場は悪くない
例えば「ランス」のシイルのように主人公の行動原理にもなる
こういうので個人的に上手いと思ったのは「ARMS」のヒロイン
その後の救済があっての話ではあるが救えたと思ったのに救えなかった展開は良いものだ……

俺はやさしいキャラ、無垢で純真なキャラより作者の価値観、自己投影が強いキャラの方がキツイ
そういうキャラって作品内では扱いが良い、安全で上から語れるポジションになりがちだしね

やさしいヒロインって主人公とセットでイベントを動かすようになりがちだし、現代の人気作品、特に主人公が圧倒的に活躍するような作品で人気を出す、嫌われないようにするのは難しい
嫌われなくても存在感は消える

そういうキャラが成長していけば人気は出ると思うが、上手くいったケースがなかなか思いつかいないな……

平凡なキャラが変化していく成長していくというのは人気要素ではあるけど、それはテンプレから外れることでもあるので実は簡単ではない
キャラ自身の変化だけでなく、周りのキャラからの反応が見ている側にとって納得できないものとなり嫌われることもある

そういう所は最初からいる作者にとっての王道ヒロインよりも、サブヒロインで出したキャラの方がファンに好かれて人気になるのと共通する部分があるかもしれないな

作者がやさしいだと純粋だとかな描写を積み重ねても見ている側は冷めてしまうこともある
特に現代の環境では聖母的な言動をするとすぐに矛盾を指摘される

今は周囲のキャラから優しいキャラだ、それが良いと言わせるのも上手くやらないと作品ごと叩かれる原因になるよね

この手のキャラはストーリーにおけるアップダウン、キャラの感情の爆発から外れた位置になってしまいがちなんだよ
イベントの渦中にあって主人公と一緒に傷つく、立ち向かう他のヒロインに人気や読者の好意を持っていかれるのは仕方が無い

話を戻すがFGOの新シナリオでマシュだけを嫌う新キャラとしてリリスを出してきたけど、あれは上手いやり方だと思った

あれに関して私は「きのこがインタビューで言っていた『それをやっていいんだ』案件はこれか!」と思ったね。
なお1か月麻雀コラボとか宗教ネタとかラストバトルとかカドックとアナスタシアの扱いの確定とかラストで提示されたハッピーエンドへの道筋とか該当しそうなのが多過ぎて今ではもう分からなくなった。

新シナリオの反応を見ているとマシュの扱いに関する違いを感じる
こっちではもう「獅子夫人」のNTRばかりだよ

あれは言ってみればマシュだけ割を食ったシナリオだったし、FGOやってない人間や後の方のストーリーをきちんと見てない人間がマシュを口実に作品を揶揄して盛り上がる上でも恰好のネタになってしまったのがね

FGOユーザー内でもマシュに関してはあまり人気ないから自分の推しとは別にマシュは獅子夫人ネタでバカにするのが結構いるから第二部第六章の影響って実はかなり難しいものがあると思う
マシュとは別にキャストリア、オベロン、モルガン、メリュジーヌやバー・ヴァンシーといった新キャラは一気に評判が上がって現在も人気なわけだしね

元々特徴が無い、語りやすいネタが無かったところにNTRネタが来たからFGOユーザー以外もそのネタで語るようになったのが近頃の状況という見方もできる
上の方でも言われているように特徴のない優しい、純粋なキャラというのは負のネタが出てきた時にそれで染まり切ってしまうというリスクもある

理解できる。例えば「BLEACH」の織姫もキャラ自身とは関係ない所でルキアと比較されて嫌われるキャラになっていた。
あとマシュは知名度だけは高いけど人気はそんなでもない、ゲーム内では強制参加で足手まといになりがちという問題もある。
そこを新シナリオではかなり変えて強くしてきた……と思ったら最終戦で敗北条件にして嫌な印象与えてくるのがいかにもFGOだ。

メインストーリー以外のイベントにおける面白キャラの要素や他のキャラとの交流については、界隈に投下される同人ネタで知識が自然と深まる日本と違ってこっちでは広まりも深まりもしない
だから奏章4でのリリスの扱いは結構な衝撃になったわけでもあるが

マシュの扱いや人気になっている部分からネタキャラ化させて、イベントキャラにして終わるのかと思ったらわざわざ掘り下げてきたからな
普通はリスクがあるし他の人気キャラもいるからこの手のヒロインにそんなにリソースは割かないと思う

マシュに関しては妖精国での掘り下げ、感情移入があまり上手くいかなかったからそれを考慮して再度掘り下げた、終わる前にやるべきタスクを果たしたという印象も受けた

これは俺の個人的な見方だが新シナリオはきのこはマシュの描写のリベンジ、東出はジャンヌの描写のリベンジな所があるのではないだろうか?
FateのジャンヌはApoでは恋愛脳過ぎたしFGOではネタ属性ついて人気は実質新キャラのオルタが持っていったからFate作品内の掘り下げは微妙だったわけだが、そこにジャンヌベースの堕落とぐだの関係を描いてきたのは上手いと思った

マシュに関しては本編だけだと微妙だけど、本編の小ネタや公式のギャグ系別作品を見ると割と印象変わって来る
リヨぐだ子の方の公式マンガだと、マシュは今はFGO開始前に飛んでオフェリアを口封じでボコったり、ベリルを背後からボコって「こんなに脆いならもっと早くやっておけばよかった」とか言っている……!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における認識を含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「日本ではFGOのマシュに関して二次創作やぐだぐだシナリオでの活躍などから面白いネタキャラの側面も意識されていると思いますが、中国ではそういう盛り上がりが無くユーザーから好かれる理由があまりありません。近頃は妖精国のイベントでついたNTRネタ、獅子夫人のレッテルばかりが意識される、すぐにその話題にしてバカにする人が出るので良い印象のキャラにはなれませんね・・・」
などといった話もありました。

FGOは冠位戴冠戦が始まったので新キャラが出ても厳しいし、引く意欲もあまり出ないだろうと思いきや奏章、今回のイベントとえぐいピックアップが来て困りますね。自分に近頃当たりが来ていなのに諦められず、また石がすっからかんになりました……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「二次元の作品には男性キャラが実質的に『ヒロイン』みたいな話が出る作品も少なくないようだけど、その『ヒロイン』って美形じゃなくても問題無いのか……?」

ありがたいことに以前
「中国のオタクは男性キャラでも美形キャラデザでなければ嫌がる人が少なくないという話を聞きましたが、主人公の親友的なサブキャラ、良い所で活躍する仲間キャラに関してはどうなんでしょうか?賑やかし担当も兼ねるキャラはあまり美形なデザインではないことも多いので気になります」
という質問をいただいておりましたが、先日これに関係しそうなネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「実質ヒロインな男性キャラは美形じゃなくてもいいのか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元の作品には男性キャラが実質的に『ヒロイン』みたいな話が出る作品も少なくないようだけど、もしかしてその『ヒロイン』って美形じゃなくても問題無いのか……?
そういうネタにされる作品を見ていくと、美形の方が少ない気がしてきて

それはあるかも
この手のネタだと「NARUTO」のサスケや「ソードアート・オンライン」のユージオとかがすぐに思いつくけど、実は美形キャラが多数というわけではないのかも

例としては「ポケモン」のタケシとか?
でも美形ではないがカッコ悪いわけではない難しいライン……

美形でなくても構わない事例として分かりやすいのは「ケンガンアシュラ」の山下一夫だろう
作品を見ればすぐに把握できるし、公式的にもヒロイン扱いされている

「リゼロ」のオットーに関して作中でそう言うネタがあったし、二次元ではわりと定番になっているネタなのかね

「ジョジョ」のブチャラティは絵柄に慣れると美形に見えてくるからセーフ

メインキャラ全員男だと必然的にヒロイン的なポジション、助けられる側の役割になるキャラが出るのでヒロインっぽい印象になったりする
ところでスティール・ボール・ランのジョニィはこのテーマ的にはどうなの?

ジョニィは「ジョジョ」の中ではカッコいい方だし、そもそもあれは実質ダブル主人公だろう
強引に解釈するとしてもストーリー前半だけだ

アニメの「ポケモン」のタケシとか妙なヒロイン感があるんだよな……本人は女好きだし、サトシにもシリーズごとのヒロインはきちんといるはずなんだが……

タケシは一行のお母さんポジションになってたり、サトシのやりたい事をすぐに察して動けたりするなど、人間キャラの中では最もサトシとの絆を感じられるキャラかもしれない
ヒロイン扱いも分からなくはない

そういうキャラって主人公との付き合いが長い、イベントも多いので説得力のある信頼関係が構築できるからね。慣れているうちに気にならなくなる。
主人公を振り回すタイプとか、いるだけ、下手すれば足手まといなヒロインキャラよりも見ている側の好感度は高くなりがち

男性ヒロインということで見に来たが、これって「∀ガンダム」のロランなんかとは違う話かな?

この場合はいわゆる偽娘主人公、偽娘親友キャラとは別の話になるな。それにそっちのキャラはほとんどが美形なデザインだ。

「真のヒロイン」みたいな言われ方もするヤツか
「呪術廻戦」の東堂葵にもそんなネタがあったなあ

このテーマみたいなキャラは「遊戯王」にたくさんいる
別に普通の女性キャラのヒロイン人気が無いわけではないんだが
そういうキャラはストーリーの積み重ねによって形作られていくわけだし、美形でなくても不快でなければ問題ないのでは?

このテーマにとても合いそうなキャラは「トリコ」の小松だろう
明らかに美形ではないのにファンからはヒロイン扱いされてる

小松に関しては「確かに」としか言えない……
あのでかい鼻の穴とか普通に気持ち悪いのになぜかヒロインと言われる

小松は設定もトリコとの関係も非常に良いのは確かだ
唯一にして最大の欠点がキャラデザのキモさ
あれが美少女キャラ、そうでなくともかわいいショタだったら売上げもきっと跳ね上がったろうに

「トリコ」は作者の絵柄からしてダサい、美形キャラがいないタイプだから小松のキャラデザは気にならないのでは?

「トリコ」は美少女キャラ一人もいないからな
俺も読んでいて小松に限らず、常駐する美少女キャラが一人でもいればもっと人気が跳ね上がるだろうに……とか思っていたよ

男性向け作品における男性ヒロインと言われるキャラって、最初からある程度狙ってキャラをデザインするブロマンス系作品や女性向け作品と違って、ストーリーを積み重ねているうちにそうなってしまったケースが少なくない
そして相棒、賑やかしなサブキャラは主人公との対比のために美形にデザインされていないことも多いというわけだ

でも美形の方が人気は出るだろうけどね
例えばグリフィスとか!

あれはむしろガッツの方がヒロインでは……?

特撮系は実質ヒロインみたいな男性キャラ多い……と思ったが、今は仮面ライダーはコスプレに見えても演じている人は普通にカッコイイな……

ウチの国だと美形、少なくとも整ったキャラデザが無いと厳しいけど日本の同人の傾向を見るとあっちでは美形かどうかはそんなに重要ではないようだ
同人で耽美系のキャラに変換されている絵も見るし美形の方が良いというのはあるようだが

美形じゃないキャラを脳内で美形に変換する、同人で美化するというのはよく聞く話だな

主人公がモブ扱いということでよければ、作品の看板となる女性ヒロインの方が主人公っぽい言動をするので主人公の男性が引っ張られて実質ヒロインという扱いになっているみたいなラノベは多いと思う
まぁキャラデザは自称平凡だけど悪くない顔立ちだったりするが

男性ヒロイン的なキャラってその作品をずっと追いかけていたファンの間で形成される認識という側面もあるから、キャラデザの美形度合いはそれほど問題にならないのではないかと
あるとしてもその作品の絵柄で統一された中での相対的な評価だ

慣れてくると気にならないというのは私も理解できる
顔以外でも例えば蘭姉ちゃんの髪形のようにファン以外からすればヘンな髪形でもファンにとっては気にならないみたいなものもあるし

バトル系作品の親友キャラや相棒キャラはピンチに陥って主人公に救われる、主人公ために自己犠牲を発揮する、敵に倒されて主人公が激怒してパワーアップするなどの展開がよくあるし、出番が多いから主人公との感情的な交流も多くなるのでヒロインに見えてしまうというのは何となく分かる
そしてそういう相棒キャラが美形ではないことも多いし、結果として美形ではない男性ヒロインも多くなるのだろう

「ドラゴンボール」でも孫悟空が本気で怒ったのはクリリンを殺された時だからなあ
オリジナル展開だが「GT」でもクリリンが真のヒロインみたいに感じられたし

そういう実質的ヒロインな男性キャラに相方となる女性キャラがいないわけでもないのが事態を複雑にする
一般視聴者はそういう概念を知らないのでオタクのネタにショックを受ける事件も発生してしまう

上の方で言われている小松もリンとの結婚式で出した料理が全部トリコと小松の思い出だし次の日にはまたトリコと一緒に旅立つし……初めてそのエピソードを見た時は何のための結婚式なのかと呆然とした覚えがあるが、その後「トリコのヒロインは小松」というネタを見てなんだか腑に落ちた



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では癖のあるキャラデザのキャラは第一印象で嫌われがちですし、男同士の友情や仲の良さはゲイ方面の話に流れがちなので、男性ヒロインネタの話題で気分良く盛り上がれる人が集まることはそんなに多くないかもしれません。分かる人と話せたら面白くなる話題何ですけどね」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「もしかして美形じゃないのに人気、評価が高い悪役って少ないのだろうか?」

中国オタク「男から見ても美形だと評価されて人気になったキャラって誰がいるだろうか?皆の客観的な評価を教えてくれ」

中国オタク「『魔女の宅急便』のカボチャとニシンのパイを届けたシーンを皆はどう思う?あの女の子の方を弁護する人もいると聞くのだけど」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国ではジブリアニメの評価が日本以上に高いような所もあるようで、近頃は中国国内で上映された新作が大ヒットしたり旧作のリバイバル上映がヒットしたりしていますし、中国のテレビで日本のアニメが放映できなくなって以降も公式ルートで扱える数少ない日本のアニメ作品だったという話もあります。学校の授業で見た経験があるという話もよく聞きますね。

そんな背景もあってか、中国オタク界隈でもジブリアニメ関連の話題で盛り上がることもあるそうです。
中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「魔女の宅急便のかぼちゃとニシンのパイ」
などに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「魔女の宅急便」のカボチャとニシンのパイを届けたシーンを皆はどう思う?あの女の子の方を弁護する人もいると聞くのだけど。

あれは子供の時と大人になってからでは見え方が変わるシーンの一つだよね

確か宮崎駿はあの女の子の方を気に入っているんだっけ?

言っては何だけど、私は小さい頃から食卓で親や祖父母が「これ好きでしょう」「これおいしいから」などと言って押し付けてくる食べ物が苦手だった
なんで聞きもしないのに自分の好きなものが分かるんだ?それ別に大好きなわけじゃない、むしろ嫌いな方なんだけど?とか思いながら我慢して食べていたのであの女の子を嫌うことができない

俺はあの女の子みたいなのは本当に嫌な人間だと思ってしまう
人が大雨の中苦労して持ってきてくれたのにあの態度、自分が好き嫌い関係なく他人に迷惑かけるなよという話だ
それに年上の人が好意からやってくれていることなんだから、自分が好きなものでなくても付き合いとして受け入れれば良いのに
あれはいかにも日本人の作る嫌なキャラだよね

食べなくてもいいけど、普通なら受け取るだけは受け取るし余計なことも言わないよな

子供の好みがずっと同じだと思っている親や祖父母というのもあのくらいの年頃の子供にとっては鬱陶しいだろうし、もうちょっと大人になれば取り繕えるようになるのかもしれない
それはそれとして雨の中配達したキキに対しての態度はヒドイけど

現実だと言う人は言うからね……でも創作でそれを描写するのも……

青春時代の子供にはありがちなものじゃないの?うちの国の子供にもいそうなリアリティがあるし、現実を考えたら暴れないだけマシみたいに思えてしまったりする

あのくらいの歳ならまぁ……中二病的な方向でブチ切れて「大人はみんな嫌いだ!」とか言い出して暴走して気が付いたら大気圏突入しているわけでもないし、「嫌な感じの子」くらいで流せる
その後の描写でも普通のモブキャラ的に描かれているし、別のシーンではキキとトンボを応援しているから配達員の仕事が想像できない程度には子供だし、キキの方も仕事に夢を見過ぎる子供だった

リアルで考えると配達員を人間扱いしないとか、金払えば配達された物に何やっても良いという人間がたくさんいるのであの女の子は適度に創作向けに調整された嫌な子供、舞台装置キャラだろう
私はキャラよりも喜ばれない好意の押し付けという妙にリアリティのあるイベントに対して、何とも言えないモヤモヤしたものを感じてしまう

第一印象とその後で見え方が変わる、女の子の方もだけど、婆さんの方も、実は全員嫌な所があると感じられるシーンだと思う
うちの婆さんが本当にあんな感じで、私が好きじゃないとか無駄遣いしないでもいいからと言っても、私が言ってることは本気じゃないと変換して次また同じことをしてくる
目の前で全く食べない(無駄にして……)ようにしてようやく止まった
しかし次に会う時に再開しているのではいう不安は消えない

職場で年上の人が好意からくれる嫌いな食べ物、いらない食べ物を付き合いのために断れない、たまに好きな物を食べるためにカロリー計算してイロイロと我慢しているのに、それを台無しにされて嫌な気分になる自分にとっては何かと考えてしまうシーンだ

さすがに口に出すことはないけど、俺も年上の押し付けてくる食べ物に関しては相手が傷つくから言わないだけで内心あの子が言ったようなことは考えている
あそこは主人公に感情移入するか、距離を置いてみるかで印象が変わる

それを我慢して食べるのも、放置して悪くなったのを捨てるのも俺の仕事にならなきゃ構わないんだけどな
良い顔して受け取った親は食べないで、美味しいからとかせっかく贈ってくれたんだからとこっちに食べさせようとしてくる

あれはカボチャとニシンのパイの好みよりも大雨の中苦労して持ってきてくれた配達員に対して罵倒する方がどうかだと思うのだが

あのシーンに関しては翻訳によってセリフの訳が異なっているので、それによっても印象が変わると思う
日本語だと「嫌い」だから食べ物の好き嫌い程度で済んでいるけど昔私が見た香港版?とか臭い魚とかそんな感じのヒドイ言い方だったので驚いたよ

あれは宮崎駿は嫌な考えしてるけど上手いと思ってしまうシーンだよ
誰かのために大雨の中でも頑張って荷物を運んだ、だけでは済まない

それは分かる。そして私が宮崎駿や彼の弟子の作品が嫌いな理由でもある。
作中で少年少女が頑張った所に心を折るようなイベントを突き付ける。

でも細田守や庵野秀明よりはマシじゃないか?
細田守は価値観のズレで、庵野秀明は故意の悪趣味で嫌な気分にさせてくるし、その後のフォローも無かったり有ってもおかしなものだったりする

あのシーンは薄給で働かされるアニメーターとその頑張った作業を嫌いだからと切り捨てる宮崎駿を表しているというネタを見てちょっと納得してしまった
宮崎駿が女の子の方を肯定するのも当然だな!

言っては何だけど、私はあの子供は何の資格があって贈り物を拒絶するのかという話だと感じたね
大人、それも祖母が「子供のために」「子供を愛しているから」とやったことを子供は嫌いだから著拒否してはならないし、親が子供のために費やした努力を嫌いだからと拒絶するのはダメだろう

私は親がずっとやってくるなら文句言うのも分かるけど、離れて住んでいる祖父母なら嫌いでも、食べなくても喜んだふりして受け取ってしまうだろうな

親や親戚だからこそ言っても変わらないこともあるのがね
ずっとこっちが子供のまま、親の管理下にある存在だと思って接してきたりする
厄介なのは一度行っても次の機会では忘れている、前の記憶からリカバリーして上書きしているパターンだ

あるある
私も子供の頃に親や親戚が食事の時に料理を勝手に自分の飯茶碗の上に盛る、それこそ箸をつける場所が分からないくらい盛るのが嫌で、何度言ってもやめないから盛られたものを移す皿を準備して、盛られたものはそっちに移して食べないアピールをするようになった
それをずっと繰り返したおかげでようやく止まったけど、上の世代が好意のつもりでやってくる嫌なことに対してはそれこそ物理的に「訓練」してやらないとダメだというのが自分の中に経験として蓄積された

そもそも、嫌いならお婆さんに直接言えばいいのになんでキキに対して文句言うんだよ

それをやらない程度には嫌な意味で成熟している子供ということだろ
直接言って親も本人も得することがないからそこは我慢するけど関係ない配達員には文句を言う

中国の「酒桌文化」だとありがちな話
大人は勝手に子供が喜ぶだろうと思って子供の嫌いな物を押し付けてくるけど、直接嫌いだと言って拒否できるのは少ないし、実際にやったら子供の方が悪いということにされるわけで

あまり会う機会の無い親戚だとそんなもの。こういうのは距離、付き合いの関係もある。
例えば長期休暇で実家に帰った後に、親が地元の果物(もちろん学校の近くで普通に買える)とかを持たせて来るのはめんどくさいし余計な荷物になるけど我慢できる。
でもあまり付き合いのない親戚や、友人に押し付けられたものは嫌な気持ちが強くなってあの女の子みたいなことを言ってしまう。

大人になった今では、別に配達員が気にすることじゃないと思ってしまう
ああいう嫌な気分になる言葉を全方位にぶつける客は珍しくない
……嫌な大人になってしまったなあ

あのシーンの女の子の言葉はキキが配達員という記号としてしか見られていないので飛び出たものだろう
その前にキキが雨の中苦労して荷物を守りながら届けるシーンがあるから嫌な気持ちになるけど、現実では俺達も出前や配達の人員をシステムの一部、独自で考えて動く人間として認識しない時はあるわけで

言ってみればあの子供にとってキキとお婆さんの関係は知らないし、仕事で配達してきた配達員に対して気を使って何の得になるのかという話だ
礼儀のなっていない子供ではあるけどね

実際にそういう仕事してると、「あたしこのパイ嫌いなのよね」とか言われても何も感じなくなる
むしろ特殊な反応が出ただけ面白くなったりすることも

大人になってからあのシーンを見ると、恐らくあの婆さんが元気なうちは繰り返される誰も幸せにならないやり取りなんだろうな……というのが見て取れるので嫌な気分にさせられる

お婆さんだけは満足感を得られるから、お婆さんだけ得して子供が我慢するシーンじゃないか?

そういう見方もできるけど、私は相手に喜ばれないプレゼントを贈ってしまった失敗経験もあるので婆さんの方にも感情移入してしまうのさ……

嫌いな物であっても大雨の中届けてくれた配達員に当たるのは道理としてありえない
せめてありがとうと言って受け取ってから「行方不明」にするべき
お婆さんと一緒に住んでいないことからして簡単に解決できる関係ではないだろうし、問題を全て解決する必要もないしね

楽しいパーティの最中に呼び出されて出てみたらなんか知らない子供が自分の嫌いな物を運んできた
良い子ではないけど現実のクソガキを考えたらまだマシなレベル
結局は誰が悪いわけでもなく、間が悪いとでも言うような案件だろう

小さい頃の私はカボチャも魚も好きじゃなかったのもあってか、あのカボチャとニシンのパイはジブリ作品に出てくる食べ物の中では数少ない美味しそうに思えない食べ物だったし、近い時期に「欲しかったものじゃないプレゼントを贈られる」イベントも体験していたのでお婆さんとキキをかわいそうだとは思えなかったな……
さすがに今では頑張ったキキがかわいそうだとかお婆さんが気の毒だという見方も強くなっているけどね



とまぁ、こんな感じで。
中国の親や親戚との付き合いの空気なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「今の中国の若い世代は上の世代に利益を独占されている、苦労を押し付けられているという考えが強いので仕事を頑張ったのにヒドイ対応をされたキキの方に感情移入する人が多いと思います」

「中国は親戚がよく集まりますし、食事をしていて自分の皿に年上の親戚が自分の好きではないものを載せてくるという経験をした人は多いと思います。好意からやっているのは理解できても、嬉しくない、どちらかと言えば嫌なものを食べなければならなくなるのはつらいんです……でも強く拒絶すると子供の方が悪いことにされてしまうので……」
などといった話もありました。

中国は一人っ子政策の影響で子供一人にかかる親や祖父母の好意、期待が強めなので子供にとっては有難迷惑な事態も少なくないといった話は私もちょくちょく聞きます。
また大人になってから期待される親孝行や結婚も一人でこなさなければいけないので何かと重くてきついようで、中国オタクの方々からも結婚願望ではなく結婚に対する義務感の強さを感じることが結構ありますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「スタジオジブリの作品って本当に子供向けなんだろうか?ホラーな部分が多過ぎるのでは?」

百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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日本からだと存在そのものを疑われる事も有った北京の漫画喫茶B3は現地の制度変更や地価高騰の影響で伝説の彼方の存在となってしまいましたが、中の老板は相変わらず活発に動いてらっしゃいます。このブログもここのコンテンツの一つということになっている・・・のかしらん?

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