「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2025年08月

中国オタク「日本のアニメやマンガで諸葛亮コスプレがよく出てくるのが不思議だ。あれって普通は日本で有名な戦国武将の軍師にするものじゃないの?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の三国志人気、キャラの扱いに関して定番のネタレベルで知られていたりもするそうですが、それでも時々中国の感覚で理解できない、背景事情が気になる日本の三国志ネタというのが出てくるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本のアニメやマンガで諸葛亮コスプレがよく出てくるのが不思議」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメやマンガで諸葛亮コスプレがよく出てくるのが不思議だ。
あれって普通は日本で有名な戦国武将の軍師にするものじゃないの?

日本に諸葛亮ネタはどこまで浸透しているのかというの気になるが……日本の軍師でああいうネタをやるとしたら誰になるんだろう?
竹中半兵衛?

俺も諸葛亮的なネタをやるなら竹中半兵衛だと思った
竹中半兵衛は日本の戦国武将における諸葛亮ポジションのキャラに見えるしね

日本だと竹中半兵衛は人気あるけど実績としての評価はそんなに高くないぞ
創作補正がかなり強い

竹中半兵衛は「今孔明」と言われているけど、その例えが出る時点で諸葛亮より格が落ちるんじゃないか?
サルが竹中半兵衛を登用するときの伝説も三顧の礼が元ネタにされているという説があるし、それなら諸葛亮そのまま使った方が良さそう

竹中半兵衛に関しては演義で例えるなら郭嘉だろうと思ってしまうのだが

そこは日本における知名度の差だろうな
今孔明、今張飛は通じても今郭嘉は一般の日本人には通じないのだろう

ウチの国でも魏の武将の評価が上がったのってこの十数年だしね
諸葛亮も演義補正はあるけど、日本では三国演義が基本だから諸葛亮はその補正で語られる、圧倒的な存在としてのイメージが確立されているのではないかと

日本人には天才軍師ネタで竹中半兵衛ネタと諸葛亮ネタ、どっちがどのくらい通じるのかという疑問も……考え出すとキリがないな

言っては何だが竹中半兵衛は優れた戦績、実績はない
サルの軍師なら黒田官兵衛の方が上だろうし、そもそもサルは勝者の側だからその軍師もキャラとしてちょっと弱い
諸葛亮は理想と共に逆境、強敵に立ち向かった浪漫と悲劇の英雄という側面もあるからキャラが立っているわけで

諸葛亮は出師表という文学作品まで残っているから、演義以外の補正も何かと強い
日本の下手な軍師キャラよりよほど使いやすいというのは何となく理解できる

軍師的な日本の武将だと細川頼之とかは実績もあって良いんだが、戦国時代ではないし太平記でもメインの時代に活躍していないから創作に出てくることは少ない……

諸葛亮は知名度も影響力も突出しているからね
あと日本の歴史の軍師キャラなら実績からして竹中半兵衛ではなく黒田官兵衛だと思う
日本の作品を見ても諸葛亮モチーフキャラはたくさんいるし、たまに黒田官兵衛モチーフっぽいキャラは出るけど竹中半兵衛モチーフっぽいキャラは見た記憶が無い

実際の所、竹中半兵衛の秀吉への貢献って黒田官兵衛と比べてかなり劣る
しかし黒田官兵衛は腹黒陰謀家のイメージがあって美形のイメージや夭逝による創作補正もないので軍師キャラのネタとしてはあまり使いやすいものではない
そしてこの二人以外では戦国時代のメインとなる織田、豊臣、徳川の勢力拡張に関係する分かりやすい軍師的な武将がいない

太原雪斎はフラグ立てて死ぬし、山本勘助は上杉謙信の踏み台だしね

日本に限らず軍師の立場で活躍して評価されて歴史に残る人物というのは案外少ない
戦争では指揮官の武力、前線統率力がそのまま強さに直結する時代が続いたから知略にも優れた名将は多いが知略を前面に出して活躍した名軍師はそんなにいない
そして多くは無い軍師系武将の中で突出してキャラもビジュアルもハッキリしているのが諸葛亮だ
概ねジャンルで一番有名な存在だから創作でも諸葛亮ネタが多用されるのだろう

日本でも軍師といえば諸葛亮というくらいではあるらしい、張良や姜子牙(太公望)よりも上という話も見たことがあるので感覚的にはこっちと大きな違いはなさそう
こっちでも蜀を叩くのは多いし諸葛亮を否定的に解釈する流れも定期的に発生するがそれでも軍師キャラとしては圧倒的な人気と存在感が続いている

日本ではオタクというかマンガ読む人間の間では諸葛亮は有名な存在になっている
日本の伝統的なネットミームの一つに「孔明の罠」というのがあるくらいだ

あれは横山光輝版三国志のコマだったな
司馬懿が「待てあわてるなこれは孔明の罠だ」という
あれがずっとネタにされているくらいの定番ということか……

他に日本の二次元で有名そうな軍師キャラは……誰だろう?ヤン・ウェンリー?

ヤン・ウェンリーは現代の商業作品だし明らかに危ない
日本の二次元には元ネタヤン・ウェンリーっぽいキャラも少なくないのは確かだが
そういう意味でも歴史上の人物である諸葛亮は日本の二次元にとって便利な存在なのかも?

諸葛亮はビジュアル面が分かりやすい、最低限羽扇を持たせれば諸葛亮アピールできるのがアニメやマンガでは便利なんだよ
これが日本の戦国武将だったら明確なモチーフが無い

日本の戦国武将なら家紋があるのでは?

織田や徳川や武田といった有名所でもなければ一般人には通じないらしいし、家紋=個人ではないからそんなに使いやすくない
ゲームでずっと見ているならともかく、急に出てきても通じない

確かに、そういう意味でも諸葛亮は分かりやすいし使いやすいな
これが竹中半兵衛や黒田官兵衛だと家紋も兜の形もよく分からん

黒田官兵衛はお椀かぶってる兜だし黒田長政は兜に長い角やヘンな鉄板ついてるから分かりやすいぞ
しかし俺も竹中半兵衛の兜はすぐに思い出せない
ヘンな仮面付きは「戦国BASARA」だけだろうし

黒田家の兜は分かりやすいけど二次元キャラにコスプレさせるにはカッコ悪いと思う
その点に関してもやはり諸葛亮は優秀……!

日本がまたキャラに諸葛亮のコスプレさせてるなあ……と思ったら現代に転生した諸葛亮がコスプレしてプロデューサーになる作品まで出してくるという

日本の二次元ではどんな絵柄でも羽扇持たせれば一発で諸葛亮と分かるから使いやすい模様
「Fate」でも諸葛亮がサーヴァントになる前、最初の作品から諸葛亮コスプレは立ち絵付きで出ていた

それはそれでスゴイ話だな……そんなに定着しているのか
しかしあいつら羽扇からビーム撃てるとか考えるし、どういう認識になってるのかいまだによく分からない……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の日本の戦国武将知識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「竹中半兵衛の日本での人気はどれくらい高いのでしょうか?創作で出番があると良い役割をもらうことが多いように思えますし、ゲームでの能力も高いです。しかし日本の戦国時代の主要なイベントに関わらないのもあってか出番がない時は全くないので、日本社会での知名度や人気に関してはよく分からないのです」
などといった話もありました。

中国オタク界隈ではゲーム経由で日本の戦国時代を把握していく人も多いですし、そちらのイメージで考察が進むこともよく見かけます。またそれとは別に、人気作品をきっかけに日本ではマイナーな武将の知識が急に蓄積され良いイメージになっていくこともたまにあるのも興味深いですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

8/31修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「日本のネットで『CCさくら』の親の結婚年齢が議論の的になっているらしいが、やはり現実の日本社会で16歳での結婚は一般的ではないのだろうか……?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈には様々なルートで日本のネットの話題が入ったりしているようですが、それがそのまま中国オタク界隈で新たな話題になって盛り上がることもあるのだとか。

先日、そんな話題の一つとして
「CCさくらの主人公の両親の結婚年齢と、それが現実の日本社会ではどういう印象になるのか?」
などといったことが中国オタク界隈でちょっとした議論になったそうです。
教えていただいた話によると話題のきっかけの一つは以下のまとめだろうとのことでした。

『カードキャプターさくら』主人公の父親は25歳のとき、16歳の主人公の母親と結婚していて顔が引き攣る「CCさくらは恋愛に関しては多様性すぎる」(Togetter)

そんな訳で中国のソッチ系のサイトで行われていたこの件に関するやり取りを、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のネットで「CCさくら」の親の結婚が議論の的になっているらしいが、やはり現実の日本社会で16歳での結婚は一般的ではないのだろうか……?

最近まで日本の法律では16歳から結婚できたんだっけか
こっちの婚姻法だと男は22歳以上、女は20歳以上が結婚可能な年齢だし、学生をやっている期間を考えると16歳というのはかなり低く感じられるよね

日本は2022年までは16歳でも条件付きで結婚できたはず
今は18歳以上が条件に改正された
それでもやはり低く感じられる年齢ではあるが

これは私も知りたい
「推しの子」にも未成年で未婚でアイドルで妊娠というスキャンダルのうち、日本ではどれがどれだけ衝撃的なのかは気になったし

現実の日本社会だと16歳で結婚するのはさすがに珍しいし、年齢差があるとロリコン扱いされる模様

どこまで信じていいか俺も分からないが、以前仕事先の日本人から聞いた話だと女性が十代〜二十代で男の方が十歳くらい年上だとロリコンとして周りにひかれるということだった

ふーむ、それはまさに「CCさくら」のケースだな
藤隆は25歳で新米教師の時に、生徒で16歳の撫子と結婚したという設定のはずだから年齢差は9歳だ

16歳で結婚できる法律自体はそこまで珍しいわけでもないとは思うが
香港やマカオも16歳で結婚できたんじゃなかったっけ

香港は男女共に16歳から結婚できるね
ただ21歳未満は保護者の同意が必要だから、創作のように流れに任せた結婚というのも簡単ではないし現実は晩婚傾向が進んでいる

「CCさくら」は作品内で進んでいた小学校教師の寺田と生徒の佐々木利佳の方が明らかに危険な話だったし、さくらの親に関しては背景設定だから作品を追いかけていた当時はそこまで気にしてなかった……

9歳差で片方が10代だと引いてしまう
これが20と29とかなら気にならなくなるんだが

二次元では逆に男が10代、女が1000歳以上みたいなケースもあるので気にしても意味がないように思えるが、現実の感覚は違ってくるし商業作品だと編集が入らざるを得ない

日本だって商業媒体、特に子供が見るアニメ作品だと規制は入るよ
確か「CCさくら」も寺田先生と利佳はアニメ版だと恋愛関係がほぼ消えている
だから日本社会では「高校生と大人の結婚」は「小学生と大人の結婚」よりも普通のものとして扱われているはず

小学生と高校生だけでは参考にならん!
年齢差のある結婚に関する疑問は残る!

女性が16歳で結婚するのは日本でもかなり珍しいだろう
「花よめは16歳」は1980年頃に作られたドラマだけど、ドラマのネタにできるほど新奇な設定だったという見方もできるわけで

CLAMPの作品は「CCさくら」に限らず日本のファン界隈でも昔から倫理的にはアウトな作品だと言われ続けているぞ
昔は今ほど厳しくなかった、ネットによる話題の拡散が今ほどではなかったのと、女性向け作品ということで問題視され難かっただけでは

寺田先生と利佳のことを考えるとさくらの両親はそんなに問題無い気がしてくるし、CLAMP作品だと「X」の方がもっとヤバいことになっているので見ているこっちの感覚が麻痺しているというのもありそう

年齢差に驚くけど、実はさくらの両親に関しては「CCさくら」で一番まともな恋愛関係かもしれない
他のキャラの恋愛関係は多様性が過ぎるし主人公カップルだって小学生の恋愛なのでかなり危ない

さくらと小狼のカップルは日本だと問題になるようなものではないんだよ……日本に限らず早恋を問題にしない国も多い
なお日本では小学生同士の恋愛は許容されているものの、さすがに小学生と大人の恋愛は明確にアウトで法律的にも捕まる
((訳注:中国の社会には「早恋」という青少年の恋愛はよろしくないという概念があります)

日本の少女マンガは小中学生の恋愛もメインテーマの一つだしね
ただCLAMPは極端な方ではあるけど、1990年代の日本の少女マンガ作品では高校で教師や年上のカッコイイキャラと結婚して子供を産む展開はそこまで珍しくないのには驚く

これは同い年のカップルだったけど「彼氏彼女の事情」も成績トップの主人公二人が高校卒業して即結婚していたな
しかも男の方は進学しないで就職、女の方は子供を産んでからまた大学進学したけど今考えてみると夢があるんだかないんだかよく分からない進路だ

もっと昔になるけど日本の実写ドラマでも「金八先生」とか学生の妊娠が事件としてよく扱われていたし、昔はそういう時代と流行だったというのもありそう
「名探偵コナン」の新一も母親が20歳の時に結婚して産まれたという設定だ

年の差のある恋愛、「忘年恋」はどこの国の作品でも使われるテーマだろうけど、結婚までいくと国ごとに話が変わって来るような気もする

ネタと本気の混じり具合の判断迷うが、日本で高校生キャラが結婚、出産する作品が少なくないのは日本の出生率を上げるためだという話も聞いたことがある

それでも日本の出生率は下がり続けた
まぁこっちは日本からフェミニズムが入ってきてもっと出生率下がってるという話もあるが!

気が付いたらウチの国より日本の方が出生率や高齢化社会などについて、相対的に見たらマシな状態になってきているからな……

CLAMP作品か……そう言えば大人になってからきっちり読み込んでいくと恋愛関係スゴイんだよな
当時すでに公式のBLカップリングになっていたとか

CLAMP作品はロリと結婚とかBLとかよりも元ネタが大体「ジョジョの奇妙な冒険」だという方が情報としては怖い

……どういうこと?詳しく教えて?

CLAMPの活動の原点の一つが同人サークルとして承太郎と花京院のカップリング本を出していたことで、彼女達の商業作品のキャラにも大体は承太郎と花京院の外見や設定をモチーフにした部分がある
例えば「コードギアス」だとルルーシュが承太郎要素の担当で、カップリング候補だったC.C.、カレン、ナナリー、スザク全員に髪形や髪の色、失明などの設定に花京院要素が混じっているという解釈がある

ネタのつもりで追いかけた話題で本当に衝撃的なネタが来てしまった……つまり、あの頃俺達が萌えていた「コードギアス」のヒロインは花京院だったと……?

「CCさくら」は女性の年齢もだけど、教師が在学中の生徒と結婚したのが現実の日本社会的にかなりまずいはず
師生恋は学校としてもかなり問題になりそうに思える

私もそう認識していた
以前日本人の知り合いに聞いたことがあるけど、16歳は非現実的で実例は効いたことが無いということだったな
それに対して二次元でよくあるし、現実でも無いわけじゃないのが教師と生徒の結婚ということだった
でもこれは実際にやった教師に対して社会的にかなり厳しい空気になるという話もあった

私も日本で学校の教師と生徒の結婚は無いわけじゃないけど、実際はかなり引く話だと聞いたことがある
言われてみれば当然ではあるが、教育者としても大人としてもどうなのか?という見方をされるらしい

教師と生徒の結婚は現実の日本社会でネガティブな要素ではあるんだろうけど、実際どこまでダメなのか判断に迷う
名作の「めぞん一刻」だってその設定があるわけだし、自分としてはある程度は許容されるものだと思いたいのだが……

私が昔読んだ少女マンガにも16歳で教師と結婚とか、自分の主治医と結婚みたいな話はあったね
その後の展開については作者ごとに違ったけど

教師と生徒の恋愛や結婚って二次元に限らず創作の中ではわりとありがちな話ではあるんだけど、現実で考えたら社会的な倫理や職業的な倫理からわりと問題あるのは確かだからな

「月曜日のたわわ」みたいなのはやはり現実社会だとダメなのか?

あれは憂鬱な週の初めの気分を男にとって都合の良い妄想で忘れさせるというのが狙いなので、リアリティとかを考えてはいけない……!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「私は教師と生徒の恋愛、結婚というのは妄想のネタとして大好きです。でもあれは妄想の中、二次元だから良いんでしょうね。現実的に考えると中国では早恋の問題もありますし、もし高校で教師と生徒の恋愛が発覚したら大問題でしょう。中国の婚姻法で女性は20歳にならないと結婚できませんし、法律的にも倫理的にも責任を取るという意味でも大変なことになると思います!」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国で放映された際に恋愛要素が修正削除された日本のアニメに関しては当ブログの過去記事もよろしければご参照ください。中国オタク界隈で伝説になっている「CCさくら」の君は良い人事件についても言及されています。
中国オタク「ウチの国で少年少女は『好き』と愛を囁くことはできない……字幕で感謝や良い人認定の言葉にされてしまう」

中国オタク「カワイイ外見なのに嫌な印象の方が強烈になるキャラって誰がいるかな?人気キャラだとクズな性格でも活躍や関連グッズ展開で良い印象になりがちだし意外に思いつかない」

ありがたいことに前回の記事
中国オタク「現代の二次元世界で喫煙は人気要素、萌える属性になるのだろうか?昔は普通に人気になる属性の一種だったが、喫煙が嫌われる今ではどうなんだろう?」
に関連して、キャラの好みに関するネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「カワイイ外見なのに嫌な印象の方が強烈になるキャラ」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


カワイイ外見なのに嫌な印象の方が強烈になるキャラって誰がいるかな?
人気キャラだとクズな性格、言動でも活躍や関連グッズ展開で良い印象になりがちだし意外に思いつかないんだ

確かに難しい話かも
「SSSS.GRIDMAN」の新条アカネみたいにヒロイン級はキャラデザが良くて出番も継続して存在するし、作品の売上げに影響するから嫌なイメージのまま終わらせることってないからなあ

敵キャラの中から探すと見つかりやすそう
例えば「キルラキル」の針目縫とか

同意する
あいつは自分にとってある種のトラウマキャラになっている……

俺もこのテーマで最初に思い付いたのは針目縫だったわ
こういうのってクズな性格だけで嫌な印象のキャラになるわけではないのが興味深い

徹底した悪役でも良い感じに倒されたら人気になったりするからね
最近だと「フリーレン」のアウラが分かりやすい例だろう

竜騎士07作品のキャラは外見はカワイイけど中身はヒドイのばかりな気がする

「うみねこのなく頃に」の古戸ヱリカは特にそうだった気がする
AVGのえぐいストーリーだとそういう印象になるキャラは少なくないかも

深く同意する
あいつは萌えを押し付けて嫌な気分にさせるキャラの代表例だ……

ホラー系の作品には最初はやさしい、友好的な態度で接してくるカワイイキャラが話が進むと突如態度を変えて顔芸をして脅してくるパターンは少なくないが、似たような演出も多いのでまずジャンル内で勝つ、共通のネタになるような人気にならないとその手のキャラとして記憶されない

作品を見る以外に、遊んだ体験による嫌な印象というのもある
そしてポケモンを遊んでいるとそういう印象になるキャラがたくさん出る!
私の場合はラッキーとかがすぐに思いつくし、最近はイッカネズミがわりとトラウマ

とてもよく分かる
俺の中でモロバレルは本当に嫌なキャラになっている

私はエルフーンを許すことができそうにない

「クレヨンしんちゃん」のぶりぶりざえもんは子供心に嫌な奴だと思っていたよ
今では嫌いではない、むしろ好きなキャラになっているが

「ガンダム00」のネーナ・トリニティ
キャラデザもCVも良いけど性格も作中の所業も本当にヒドイ
でもこいつは嫌いだが某新シリーズの同じCVのNTの娘の暴走で大変な目に遭うごく普通の母親キャラに関して前世が悪かったからああなったというネタはちょっと好き

「ダンガンロンパ」のモノクマとその中身、両方とも
よくあんなポップで嫌なキャラを作ったものだと感心する

最近の作品だと「忍者と殺し屋のふたりぐらし」はこのテーマに合ってそう
キャラデザや設定だけで作品を見始めて合わない、作品批判にまわる人がかなり出たように思う

あの作品はそこを乗り越えればまた面白くかんじられたりするんだが、今の環境だと我慢して壁を乗り越える人はあまり出ないのだろうね

外見はカワイイけど中身や所業のせいで嫌な印象になるか……「アカメが斬る!」はそういうキャラ多かったなあ……

作品単位で語るなら「メイドインアビス」は外せない

「メイドインアビス」は婉曲に言って気の毒なことになるキャラがたくさんいるが、可愛さと嫌な印象が混在するキャラとは少々違うような気がしないでもない

「このすば」のアクアはこのテーマに合いそう

理解できるよ
アクアをどれだけ許容できるかであの作品を楽しめるかまであるからな
合わない人は本当に合わない

アクアはカワイイヒロインではなくそういうマスコットだと思うのが良いと思う

マスコットで思いついたが「まどか☆マギカ」のキュゥべえはどう?

あいつは最初から不気味さを伴ったキャラだからこのテーマとは違うと思う
そもそも作品自体が不穏な空気が常に漂っている作品だったわけだし

そういえば、魔法少女系作品にはそういうキャラがたくさんいそうなのに案外思いつかない
嫌な印象のキャラはいるけど、カワイイキャラデザは好みで……というのと結びつく強烈な印象になるようなキャラを私はすぐに思いつかないわ

魔法少女系作品は登場キャラがどれもカワイイ方向でデザインされるから、突出して印象に残るカワイイ魔法少女或いはマスコットというのが相対的に少なくなるのでは
そこで印象に名残らないと「カワイイ外見で嫌なキャラ」にはならない

それはありそうだね
この話題で予想通りすぐに出てきた針目縫もあの作品の世界観、キャラクター達の中で出てきたああいうキャラデザと立ち位置のキャラだから強烈な印象を刻み付けられた面もあるはず

全体的にキャラデザが整っていると「カワイイ」で印象に残らなくなるのは分かる
「リゼロ」はゴミのような性格の女キャラ多いけどこのテーマのような印象の残り方はあまりしない気がする

実写だけど「仮面ライダーガヴ」の主人公はそんな印象になったかも
前半は光の少年という感じだったが、後の方だと食べる要素が強調され過ぎてちょっと

まだ出ないのだと「オーバーロード」のアウラとマーレ

「オーバーロード」ならシャルティアも
考えてみたらアインズの手下ってセバス以外はそんなのばかりだが

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の荻原沙優
設定を見るとキモイ話のラノベだと思うかもしれないが、話が進むごとにヒロインがアレな存在だと気付くことになる

話が進むごとに嫌な部分が際立ってくると言えば「イエスタデイをうたって」の森ノ目榀子
作者も声優もこいつはずるい、ヤバイと言うレベル

「魔女の家」とか、高評価の尖った内容のインディーズゲームにはこのテーマに合うようなキャラは結構いるような気がする
個人的には「魔女の家」とかオススメ

二次元でホラー系の要素がある作品はカワイイキャラを前面に出して実は……とやってくることが多いからね
そして名作扱いされるような作品は大体がカワイイ、そして強烈に嫌なキャラがいたりするわけだ



とまぁ、こんな感じで。
複数の発言で言及があったキャラを中心にピックアップしましたが、今回出てきたキャラに関しては現在の中国オタク界隈で比較的知名度の高いキャラという面もあるかと思われます。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では外れをひかないためにネタバレ情報を調べてから見ようとする人も少なくないので、嫌なキャラに対する心の準備が出来ている状態で作品を見ることになる人もかなりいると思います。言い方を変えれば、作品知識無しで見始めて、カワイイキャラに出会ってその負の側面を知って嫌な気持ちを自分の心に刻み込めるのは貴重な経験なのかもしれませんね」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「現代の二次元世界で喫煙は人気要素、萌える属性になるのだろうか?昔は普通に人気になる属性の一種だったが、喫煙が嫌われる今ではどうなんだろう?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

現実で出会ったら嫌、めんどくさい要素の中には創作の中だと良い扱い、人気になる要素になるものがあるかと思いますが、中国オタク界隈でもそういった要素に関する話題で盛り上がることがあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「現代の作品内で喫煙は人気要素になるのか?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


現代の二次元世界で喫煙は人気要素、萌える属性になるのだろうか?
昔は普通に人気になる属性の一種だったが、喫煙が嫌われる今ではどうなんだろう?主観的な物で構わないから皆の意見を聞きたい

自分は好きじゃない
日常的に副流煙を吸わされている身としては良い印象にはならないよ

今は二次元なら他人に迷惑かけないので問題ない……というわけではない空気だからなあ

それで済むなら二次元のキャラに対してこんなに価値観だなんだの批判はでないよ
作品内でも道徳的に問題のある行為があったら批判する人や嫌う人が出るのは避けられない
そもそも作品批判でよく言われるのが「子供に悪影響を及ぼす」なわけだしね

俺はまさにその「二次元だと自分には影響しない」から萌えとして楽しめる方だね
女性キャラも男性キャラもタバコはキャラ付けや感情表現手段としてアリだと思っている

私は吸わないけど自分の周りはほぼ喫煙者だし、特に問題はない
二次元だと相変わらず「ちょっとカッコイイ」、萌え要素という認識はある

うーむ……昔どうだったかは思い出せないが今の感覚だと二次元の飲酒キャラは気にしないが、喫煙キャラは引っかかるな
私は酒もタバコもやらないんだが

それは人間関係など酒によるある種の利益がまだあるからじゃないか?

酒は酒乱レベルにでもならなければ他人の迷惑にはならないけど、タバコはどうやっても副流煙の害や嫌な臭いが他人の迷惑になるからな
俺は普通に酒飲んでる人間なら近くにいても許容はできるけど、タバコ吸っている人間には近付けない

酒は一定量を飲まなければ周りの迷惑にならないというイメージがある
まぁ身内に酒を飲んでの失敗を繰り返すとか、アルコール中毒のがいて介護しなければならないとかになると話は変わってくるのだろうけど

「他人に迷惑かけないなら許容する」というのは、実際の所自分が好意的に受け取っているものに対しての話になりがちだし、喫煙が嫌われている現代社会で創作の喫煙が肯定的に見てもらうのは難しい

私は二次元の煙は三次元を燻すことはできないので気にしないし、好きでも嫌いでもないという感じかな

燻すことはできないけど嫌な印象は与えてくるわけだし、俺は嫌い

日本の二次元だと学生キャラが多いし、その年代のキャラが喫煙しているというのはなんかイメージ悪い気はするね
現実でも学生の飲酒と比べて学生の喫煙は印象がかなり悪いし

男キャラはともかく、女性キャラの喫煙とかどこが萌えになるんだよ……

「エヴァ」や「カウボーイビバップ」、「ブラックラグーン」辺りが参考資料になるかな?
昔は女性の喫煙がカッコイイ扱いもあった

二次元キャラの喫煙を嫌う人ってキャラクターデザイン、背景設定と一緒に考えることってできないのだろうか?
俺は喫煙は年齢や経歴と合わせてキャラの描写を深めるツールになると思うのだが。
まぁ特に理由もなく若過ぎるキャラが喫煙するのは萌えも何もないとは思うが

私は年齢や背景関係なく、喫煙しているというだけで印象が悪くなるから設定や経歴を見る以前の段階でダメになるかな
第一印象にマイナス補正がかかる

設定として考えても、周りを気にせず常に副流煙を出し続けるようなキャラだと思うと……本人の肺がどんな状態になろうと関係ないが、そういう考えのキャラという時点で冷める

ヒロインにいきなり喫煙させていた、伝説のラブコメ作品「きまぐれオレンジロード」は今の時代に出たらどういう反応になったろう
90年代の中国の学生で鮎川まどかに心を奪われた者は少なくないのだが

鮎川まどかは喫煙をやめた、良い方への変化があったからセーフ!
現代の感覚から見て問題なのは鮎川まどかの喫煙よりも、それを見て主人公が「丈夫な赤ん坊を産めなくなる」と言う方ではないかと
あれは今の感覚だとキモいしフェミニズムにも引っかかりまくるので喫煙どころではない最悪の第一印象になりそう

自分の中ではキャラの年齢次第
男女問わず人生経験豊富そうなキャラがタバコを吸っている分にはアリ
タバコを吸うようになった背景とかがあればなお良し

喫煙は今のネットだと三観問題に引っかかるものだし、萌えで語るのは難しい
二次創作のイラストで喫煙描写の無いキャラに喫煙を付け加えると強烈な反発が出たりするし、ネタとしても厳しくなったと感じる
(訳注:中国のネットで批判の基準にされがちな「三観」は世界観、人生観、価値観を指すことが多いそうです)

ここまでタバコが嫌われるのもなんだか不思議な話ではある
極端な例えになるが、二次元だとロリコンはキャラ属性としてありふれているけど現実だとそれを表に出したら完全にアウトだ
そしてロリコンに比べてタバコの方がはるかに軽い、問題にならないものなのは明らかだがネットで叩かれがちなのはタバコの方

二次元では好まれるけど現実ではアウトなもので分かりやすいのは殺人などがある
でも殺人は現実だと言っては何だが少々遠くて軽いもので、喫煙のように身近で実感を伴った不快感は無い
そういう現実的な想像、実体験の有無というのも影響しているのではないだろうか

改めて考えてみたが、俺の中では喫煙に関して「銀魂」みたいなネタにする分にはいける
カッコ良さについてはちょっと分からなくなってきた

喫煙は臭いもだけど歯が黄色くなる見苦しさもある。中にはタバコ吸ってても歯が白い人はいるらしいが、一般的に見かける喫煙者の歯はキレイじゃない。

二次元にはタバコのにおいも黄色くなった歯も無いはずなんだけどな……それで批判されるのは正直ちょっと納得し難いものがある

昔はタバコの臭いがそこら中に溢れていたから皆慣れていたけど、今は慣れる前の嫌な臭いで止まり身体に対する有害さの情報は昔より蓄積されているから最初から負の補正がかかるのは避けられないと思う

今の環境で喫煙はヤンデレみたいに否定的な方向で好き嫌いが分かれるようになった、リスクの高い萌え属性だと思う

俺の個人的な好みは別として、商業作品で扱い難くなるから喫煙属性のリスクはサイコパス属性よりも高いと感じられる

タバコに関しては下の世代は良いイメージになる機会や情報源が無い或いは偏っているから喫煙に萌えを感じられる人は少ない
どんな属性もその人の中に悪いイメージがあると萌え属性にはならないわけで

現代は主人公や活躍するキャラに正しさ、品行方正さが求められるから喫煙でカッコ良く見せるは厳しいと思う
それに近年の作品ではアウトローでカッコイイキャラにタバコを吸わせることがないから、タバコに悪い或いはダメ人間だけどカッコイイみたいな属性がつかなくなっている
ゴロツキ仕草みたいになってきているので、見る側が萌えやカッコ良さを感じ取ってくれるのは期待できなそう

今度アニメ化される「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」がまさにタバコを吸う男女を萌えにした作品だし、今の時点ではまだ喫煙は萌え属性だと思う
しかし今後どうなるかは分からん

昔も別に喫煙キャラだから人気になるわけではなかったが、良いキャラデザの第一印象や活躍した時に喫煙が加点要素にはなっていたんだよね
今は第一印象から減点要素になっているし、空気の変化を何かと感じる

喫煙と違って飲酒も一時期よりイメージが悪化したとはいえ相変わらず人気要素、萌え属性になっているのは飲酒キャラは二次元に限らず生産され続けているというのも大きいだろう
日本の二次元系異世界でもこっちの国産中華ファンタジーでも飲酒がダメだと主人公も主人公のチートによる成果もかなりダメになるので困る

考えてみれば喫煙は転生やトリップの俺TUEEEEEにはあまり関係ないな
そういうのも創作における飲酒と喫煙のイメージの差の原因になっているのかもしれない

シャーロック・ホームズのように昔は薬物中毒が萌え属性だった時代もあるから10年後、50年後、100年後にどうなるかは分からない
現代では酒も怪しくなっているけど、それとは別にエナドリを大量に飲んでいるといった別の中毒ネタが出てきたわけだし、将来別の中毒リスクのある嗜好品が出てくるかもしれない

ホームズで思いついたが現代の紙巻きタバコや電子タバコではないパイプでの喫煙なら時代背景が違う、古典的なアイテムということならいけるかもしれない

でも皆は今でも屋上やベランダで青い空と雲の下でタバコを吸う美男や美女みたいな組み合わせ、嫌いじゃないよね?

うむ、それは否定できない



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国のネットの空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「今の中国の若い世代の間では飲酒と喫煙に良いイメージは無いですし、創作の中の扱いも非常に厳しくなっています。それでも飲酒に関してはまだ冗談、ネタで扱える空気はあるのでrすが、喫煙に関しては本当に悪いイメージになっていますね」

「若い世代にとっては飲酒や喫煙も上の世代に強制される、人間関係や仕事関係のために押し付けられる嫌で有害で無駄な金を使わされる物といったイメージになっているかもしれません」

などといった話もありました。

昔の中国ではタバコがお土産として無難だった時代もありましたが、変われば変わる物ですね。
もっとも昔のタバコのお土産には転売可能な換金アイテムとして歓迎されていた側面もありましたし、当時様々な場所で飛び交っていたお土産のタバコのうちどれだけが実際に嗜好品として歓迎され、吸われていたのかは今でもちょっと気になります。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

2021年の記事ですが、この頃からも結構変わっているようです。
中国オタク「私は二次元のタバコを吸っている女性キャラが好きなんだけど、近頃の作品ではあまり見かけない気がする」

中国オタク「日本の二次元に結構出てくる『シャングリラ』だが、多用される理由はなんだろう?中国のシャングリラ県と何か関係あったりするの?」

今回は、ありがたいことに以前教えていただいたものの後回しになっていたネタについてを。

中国オタク界隈では日本の作品でよく見かけるキャラ名や地名に関してちょくちょく話題になっています。またそれが中国でもよく聞く、或いは作品でよく使われるものであれば日本の作品における扱いとの違いに関する議論が盛り上がることもあるのだとか。

そんな名称の一つが「シャングリラ」だそうで、中国の雲南省には2000年代初頭に中甸県から改名した香格里拉(シャングリラ)県が存在することもあってか、中国オタク界隈の感覚だと作品を見ていて引っかかることもあるそうです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の作品でよく見かけるシャングリラとは」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の二次元に結構出てくる「シャングリラ」だが、多用される理由はなんだろう?背景のようなものがあれば知りたい
中国の香格里拉(シャングリラ)県と何か関係あったりするの?

「シャングリラ」か……地名やタイトル、主題歌になったりと結構聞くな
自分もあまり深く考えたことはなかったが、気になると言えば気になる

中国のシャングリラ県に関しては元ネタが一緒というか、こっちがシャングリラ人気にあやかって改名したというか……

シャングリラは外国の作品ではいわゆるユートピア、地上の楽園的な意味で使われる概念だね
元になったのはイギリスのオリエンタリズム小説だったかな
日本の作品に出てくる「シャングリラ」も概ねユートピアやエデンといった存在と似たようなものでいいかと

雲南のシャングリラは改名したものだからシャングリラのジャンル的にはかなり新しい方ではないかと

そうだったのか……普通に地名だとばかり

シャングリラって元々はイギリスの昔の小説で有名になったものだけど、作者は雲南に行ったこともないし、時代的にほぼ伝聞と想像で書かれているはず

元ネタ的にはそもそも雲南じゃなくチベットじゃなかったっけ?

そうだね
こっちで雲南省の県が香格里拉(シャングリラ)県に改名したのは2001年だけど、西洋の幻想の中のシャングリラのモデルはチベットで、雲南にあるあそこは背景まで考えると結構アレな都市名だったりする

今は慣れてしまっているけど、言ってみれば「アトランティス県」みたいなものだからな……
そして日本の二次元にシャングリラがよく出てくるのもイギリスの小説のファンタジー混じりのイメージで使われているはず
言ってみれば日本の二次元のシャングリラは、こっちのシャングリラができる前の時代に枝分かれしたシャングリラ概念

確かに。
「ZZ」の頃は中国にシャングリラ県は無い……!

雲南のシャングリラ県、今は市になっているが、旅行産業のために知名度を活用しようとして改名したはず。
元々は中甸県というパッとしない名前だった

そうなんだよね
俺は「シャングリラ」に関しては雲南の中甸県が「香格里拉県」の名前を勝ち取って観光地としてアピールしていく過程を見てきたから、自分の中で観光ビジネスのイメージが非常に強い言葉になっている

雲南省のシャングリラは元ネタ経由で決まったという口実はあるが、「シャンバラ」ではなく「シャングリラ」にしている時点で流行りに乗った感はかなりあるよな

実は私は昔某ZZの「シャングリラチルドレン」に関して、日本の作品の主人公チームの通称と雲南に何の関係があるんだ?と不思議に思っていた。

ZZの最初の舞台になる古いコロニーの名前がシャングリラだからそういう通称になったんだよな
俺は作品をよく知らなかった頃は、「シャングリラは天国みたいな意味だから天国に関係した何らかの意味がある呼び名なのだろう」と妙な勘違いをしていた

この際だから言ってしまうが、俺は某ファフナーに関して「なんでこの鬱展開ロボアニメが雲南省の都市を目指すのか……」と不思議に思っていた時期はある!

私もそうだった
昔の国内の流行歌にサビでチョモランマと歌うのがあったから、そんな感じなのかなーと勝手に納得していたよ

「ファフナー」は「竜宮城」が日本の伝説的な理想郷で、創作におけるシャングリラと重なる場所でもあるから知っていれば分かりやすいけど、知らなければ分からん組み合わせにはなるか

「シャングリラ」は中国で言うなら「桃花源」と似たような概念だろう
ある種の理想郷で創作でもその名前、存在に対して様々なものが投影されている

なるほど……ついでに気になったんだが日本には桃花源の伝説も伝わっているのにそっちはあまり出てこないのは何故なんだ

シャングリラは西洋で作られた東洋ファンタジー的なユートピアだから日本産ファンタジーの混じる二次元と相性が良いのではないかと

言っては何だが流行と中二病じゃないかな……ガンダムとか名作扱いされているけど放映当時はかなり当時の流行とノリで作っていたシリーズだす

シャングリラの元ネタの「失われた地平線」は典型的なオリエンタリズム小説なんだけど、それによって西洋人の中に虚構のユートピアとしてのシャングリラが広まった。
そして上でも言われているようにその場所はチベットであって、雲南とは関係ない
だから二次元のシャングリラに関する「雲南と何の関係が?」という疑問の背景はわりとめんどくさいことになっているという……

考えてみれば元の「シャンバラ」を使うケースはほぼ無いし、「シャングリラ」ばかりだから元ネタではなく「シャングリラ」という創作で形成されたイメージを活用したいというのが大きいのだろうな

「シャンバラ」は「鋼の錬金術師」の劇場版タイトルで見たことがある
ただ私の知っている範囲の日本のアニメやマンガだとそれしか知らないな……

実は「シャングリラ」という言葉の背景を考えるとこっちで使うにはちょっと難しい所があるんだが、昔地名にしたのとある種のイメージ戦略があるので国内で雑に使えるようになっているというのは間違いなくある

それは理解できる
外国作品だとこっちとは言葉のイメージが違う、ある種の宗教的な空気が漂う言葉になっているような所もあるからね

でもガンダムのメインシナリオに関わるレベルで出てくるのは考えてみれば不思議

そうでもないぞ。
ガンダムの地名や機体名は仏教由来のものも多いし、「逆襲のシャア」時代の地球連邦首都がラサにあったりする。

「アーガマ」とかも仏教由来の名称だから「シャングリラ」を使うのも不思議ではない
ガンダムは宇宙以外のNT能力は主にインド系だったりと雑なファンタジー部分も少なくないし、当時の流行りの言葉を何となく使っている節も見受けられる

近現代の外国の作品ではチベットが何かと神秘の地みたいな扱いだからね、それが日本の作品にも影響している
一昔前の作品を見ると、剣と魔法の西洋ファンタジーの主流とはちょっと違う神秘要素のモチーフとしてチベットやシャングリラが出てくる
例えば「ジョジョ」の波紋はチベット発祥の技術だし、牡羊座のムウだってチベット出身の聖闘士だ

恐らくこっちの感覚と日本の二次元界隈ではシャングリラに関して地理的、ファンタジー的な扱いなど何かとズレが生じているのだろう……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈におけるイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「私が以前見た話には『シャングリラ』という単語は日本語の語感では中二病的なカッコイイ響きがあるとのことでしたが、実際はどうなのでしょうか?『ユートピア』よりも『シャングリラ』の方がカッコいいという話もあったような気がします」
などといった話もありました。

今は中国とチベットの関係や扱いに関して気楽に考えることは難しくなっていますし、流れている情報の違いから中国国内外での認識の違いは一昔前と比べていよいよ大きくなっているという話も聞こえてきます。
そういった部分が今後どうなっていくのか、それによって創作に出てきた際の印象がどうなっていくのかは当ブログ的に結構気になる所ですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「今年の夏コミに出現した消臭ブースがスゴイ。あれはこっちのイベントにも欲しい!」

ありがたいことにコミケ関連のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

今は日本の一般ニュースでコミケが取り上げられることも珍しくなくなっていますが、この時期はそういった日本のコミケ関連ニュースが中国にも伝わってちょっとした話題になることも多いようで、その中の一つに
「コミケに消臭ブースが出現した」
というのがあったそうです。
臭いで倒れた参加者も…運営も頭を悩ますコミケの激臭問題にアプローチ、消臭スプレーを噴きかけまくる「消臭防衛隊」に密着(ライブドアニュース)

「コミケにいる全オタクへ 企業ブースのここに3回くらい行け」ワカヤマという会社が設置した『消臭ゲート』のインパクトが強い(Togetter)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本のコミケに消臭ブースが出現」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今年の夏コミに出現した消臭ブースがスゴイ
あれはこっちのイベントにも欲しい!

消臭剤を噴霧するのと、コスプレ美女のセットか
良いなコレ!

確か去年の夏コミにもこのブースはあった
どこの企業でどの作品かと思ったら消臭効果アピールで大笑いしたあと、これは歓迎されるやり方だと感心したよ

夏のイベントの臭いはヤバイからなあ

遊戯王とかTCGの大会にも欲しい
嫌な盤外戦が消えてくれるはずだ!

この間広州のイベントで参加者皆汗だくで会場の空気もヒドイことになっていたし、こういうのは本気で欲しいね

このアイデアはとても良い!潜在的な需要もかなりあるのではないだろうか?
それ以前に各人の衛生概念をもっとしっかりするべきではあるが

最近の夏は30度どころか35度超えたりするのが珍しくないし汗をかくのは避けられないんだから、出かける前に体洗って香水使うべきだ
そうやれば概ねマシになる

出かける時に香水や消臭剤使っても汗で流れて意味が無くなってしまうのも確かだから、中でこういうブースがあったら嬉しいわ

コミケでは香水使っている人も多いと思われる女性向けジャンルも独特で厳しい臭いになっているので香水で簡単に解決できる問題ではない気もする……

個人レベルで解決するのは難しいというのには同意するが、それでも体を洗ってちゃんとした服着てるだけでかなり違う

汗が出るのは仕方がない
しかし汗と合わさると強烈で危険な臭いを発するようになる服着てるヤツは服なら何とかできるんだから何とかしてくれ

夏のイベントは臭いが気になるし、俺も香水を持ってイベントに行っているよ

香水も大量の汗と混じる、大量に使っていると他者にとっては悪臭レベルになるので実は使い方を考えないといけない
しかもこの手のイベントでは多数の人間が混じるので香水は香水で悪臭の元になったりするという……

人の多いイベントだと通路でも肩がぶつかるくらいの距離になるし、すれ違う人間が臭いと本当にキツイんだよね
こういうブースはたくさん欲しい

体臭に関しては個人的な体質などが関係することもあるし日常生活ではあまり問題にするべきではないと思うが、大規模なイベントだとそういうの関係なく一律で対処しないとヒドイことになる
だからこっちのイベントにもこのブース欲しい!!

オタクと臭いのネタといえば遊戯王プレイヤーが定番だが、コミケもやはりヒドイことになっているんだね

カードショップの大会とか本当に理解できない臭さが漂うからな……

私は大型イベントには行ったことないけど、昔友達に連れられて行ったカードショップで空調が効いている空間なのに十数人の客や店員の汗によって発生している凄まじい臭さを経験したことがある
あれからオタクに対して高い香水を買う必要は無いけどせめて制汗剤くらいは使ってくれと思うようになった……

どこの国のイベントでもこの手の問題は存在する
アメリカのイベントでも「身体を洗え」的な提示があるのを見たことがある

日本の夏コミの臭いは本当にきつい、なんだかもうイロイロなものが混ざり過ぎている
こっちの夏の室内イベントの空気も臭いけど、日本の夏コミの空気は独特過ぎる

参加者の汗でコミケ会場の上に雲ができるというネタだか伝説だかがあるくらいだからなあ

俺は夏コミは臭過ぎると聞いたことがあるので冬コミにしか行ったことが無い
ちなみに冬コミでは寒過ぎるのを実感したぜ!

私は日本のコミケには行ったことがないんだが、どれだけヤバいんだ?

場所によるけど室内に臭気がこもるから鼻で息ができなくなる
単純な汗臭さではない、異様な臭いの空気になるんだよ……

本を探しているうちにある程度は慣れるけど、風通しの良い場所に出て慣れがリセットされるとまた臭さを意識することになる苦行が繰り返される
ただ個人的には単純な暑さの方が夏は厳しかったね
入場する前、日差しの中で並ぶのが最も疲れた

この消臭ブースは確かに良い試みではあると思うけど、そもそも空調もっと動かせば良いんじゃないの?
規模的に空調ケチるようなイベントではないだろうに
あと参加者がちゃんと風呂入れば良いのでは

空調については私も疑問に思った
空調強くしまくるのではダメなの?

会場内の人口密度が高過ぎて空調つけても追いつかないんだよ
人口密度の低い所に行くとか、サークル入場で早い時間の会場にいると空調の効きが分かる

夏コミは入場前の時点でかなり並ぶので全員汗だくになる
そしてそれが数万人規模で一気に入るわけで……一応企業ブースは空調が効いてるけど、行ったり来たりすると温度差と空気の臭いでダメージをうける

コミケ会場は内外の移動経路がかなり空いているし、空調で冷やしてもすぐに外気が入って暑くなる
外で撮影しているコスプレイヤーの人とか凄いよね

コミケ会場の空調は全力稼働しているはずだが人が多過ぎるので空調のパワーが追い付かないんだよ
ビジネスで使う分には十分冷える会場ではあるんだが

一応コミケ会場も普通に空調は稼働してはいるけど、人が多過ぎるのとシャッターが開いているのであまり効いてない
恐らく夏コミ会場の独特な臭いは空調の影響も加わっていると思う

もちろん事前にしっかり風呂に入っておくというのは大事だけど、コミケの会場の臭さはそれだけで解決できる問題ではないと思われる
単純に人が多過ぎる、人口密度も高過ぎる

人気のサークルの付近とか人が集まって大変なことになる
ただ壁サークルだと近くに屋外へのルートがあるから場所によっては臭いがマシになったりもする
ただしそういう場所だと今度は暑さ寒さの問題が発生する模様



とまぁ、こんな感じで。
コミケの実体験や中国のイベント体験なども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国のイベントでも地方や季節、会場の空調設備次第ではにおいがヒドイことになります。しかしコミケ級の人口密度になるイベントはほぼ無いですし、私はコミケのような苦しい空気のイベントは中国国内で経験したことはありません」

「私は昔お土産を頼まれて買い物にいった日本のドラッグストアの店内で売られている消臭剤、制汗剤の多さに驚いたことがあります。しかしそういう専用装備を活用している人が多くてもコミケの会場の空気はヒドイことになっていましたし、コミケ会場は本当に過酷で特殊な環境なんでしょうね……」

などといった話もありました。

私は今年も夏コミは不参加となってしまいましたが、近頃は電子書籍版を頒布してくださるサークルが増えてとても助かりますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本には玉兎伝説が伝わってるの?」「日本の月ネタはかぐや姫だと思っていたが、玉兎もあるのかね」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「何かと言われる二次元の中国人キャラのテンプレだが、結局何だったら良いのだろうか?」「チャイナドレスも背景を考えると今では中国人キャラには使い難い」
に関連しそうなネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

昔と比べて大人しくなったとはいえ、中国オタク界隈では今も日本のFGO関連の動向が何かと注目されているようですが、今年の夏イベントの新キャラとして玉兎(両儀式)が実装されたのがちょっとした話題になっているそうです。
そしてそこから更に別の話題で盛り上がったりもしているのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「玉兎伝説の日本における広まり具合」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本には玉兎伝説が伝わってるの?FGOで急に出てきて驚いた

日本には玉兎伝説無いぞ
兎関連の伝説は主に因幡のうさぎだろう

日本でも月に兎がいる伝説は有名なはずだし、玉兎は伝わっているんじゃないの?

両儀式が猫ではなく兎のコスプレするのは昔からあるネタではあるが、玉兎に組み合わせるのは意外だった

両儀式の兎コスプレの元ネタはゲームからだっけ?

元々はエイプリルフールの聖闘士星矢十二宮編パロディのゲームに出たネタだな
兎の黄金聖闘士で弓塚さつきどころか当時の設定的に実質中身セイバーな謎のヒロインXまで首切って圧倒した型月公式の最強級ヒロイン
「Wizardry」の敵のVorpal Bunnyの影響で日本の古い世代のゲーマーの間では兎=首切りでキャラを即死させるネタが定着していたので両儀式の直死の魔眼と組み合わせたらしい

日本の月ネタはかぐや姫だと思っていたが、玉兎もあるのかね

日本のかぐや姫関連の画像を探してみると分かると思うが、かぐや姫は兎とセットになっていることが多い
確かあれが玉兎の影響だったかな?

東方でも永遠亭キャラは月の伝説関係だし、鈴仙・優曇華院・イナバは「因幡」が入るから勘違いされがちだけど元ネタは玉兎だ

鈴仙の種族設定を見るとちゃんと「月兎」になってるんだよね……

まーた日本が文化を盗んだのか

こういう時に文化輸出ではなく盗んだという発言が出てくるのを見ると、どういう形であれば認められるんだろうと思ってしまう

月兎は日本だと中秋節と結びついて、月見イベントのメインキャラみたいになっているのが面白い
中国の文化輸出という意味ではガチの実例だと思うが、漢字と同じで盗んだ案件になりがちなのはなあ

そういうので求められているのは自分の目にする現代の中国文化の輸出だから……
今の環境だと現地化した昔の中国要素を出すと盗んだ判定するのが出るから中国ネタが使い難くなっているようにも感じる
あとめんどくさいのが作品ファンに中国由来なのを否定したがるのがいて更に荒れる場合も少なくないということだ……

「自分が発見した名作」に中国の影響で作られたみたいに言われるのを嫌うのをこじらせた結果なんだろうけど、日本人に聞くとラーメンと同じように「あれの元ネタは中国から来た」みたいにあっさり返って来るのがまたなんとも言えない気分になる
この月兎関係も日本のwikiや伝承紹介ページを見ても普通に中国から伝来したイベントと出ているし、おとぎ話でも中国の伝説がどうこうという話はセットだ

ややこしいのが「月の兎」は世界各地に伝説があるし、有名なのだと玉兎以外にも仏教、インド系の伝説も混じるので月野うさぎ=中国由来と完全に断定することはできないという……

FGOの両儀式に関しては明確に「玉兎」という名前を最初に出してきたから、中国の玉兎が元ネタで確定だ
これがそのまま受け入れられるくらいには現代日本社会、或いはオタク界隈に玉兎ネタは広まっていると見て良いだろう

日本の二次元キャラって装備のデザインや背景設定に仏教や道教要素の影響が結構入るし、型月というか奈須きのこはそういうの好きだからな……
しかし「型月のネタで使われている」だと逆にどの程度日本社会で広まっている概念なのかが分からなくなる

道教の影響は陰陽師とかでもちょくちょく出てきて調べたら中国由来なのが判明したりして面白い

両儀式の「両儀」も太極から来ているわけだし、空の境界の元ネタはかなり中国要素多いんだよね

ところで玉兎が知られているなら嫦娥はどうなんだろう?

日本の作品に名前は出てくるし、作品にそのまま出せる程度の知名度はあると思われる
ただ一般常識レベルなのかは何とも言えない

嫦娥は東方シリーズにも出てくるけど、日本の作品でそのままキャラとして出てくることは少ないように感じる
例えば伏羲や女カはキャラとして或いは元ネタとしてそれなりに出てくるわけだが、それと比べたら嫦娥の出番は明らかに少ない

日本では玉兎伝説はかなりしっかりと根付いている
例えば「セーラームーン」の月野うさぎの名前の元ネタが玉兎なわけだしね

どの作品かすぐに出てこないけど、古いアニメやマンガには付きで兎が餅をついているという話を何度か見た覚えはあるな
中国の玉兎と微妙に違うのが不思議に感じた

以前どこかで日本の月の伝説に兎があるのは確定だけど、それが玉兎で確定なのかは怪しいという話も見た覚えがある
どうなんだろう?

日本の月にいる兎の元ネタは玉兎で間違いないよ。杵と臼という道具も共通している。
違うのは薬ではなく餅を作っていることだね。そこが日本のアニメやマンガに出てくる月の兎キャラの特徴としてかなり大きい。

金瘡薬とかじゃないのか
それはかなりイメージ違ってこない?

月にいる兎の伝説は韓国とかにもあるらしいし、東アジアで月面の形がある程度共通して見える地域には玉兎伝説広まってるんじゃないか?
あと日本での扱いがかなり物語的なのは独特なものを感じる

玉兎と餅の組合せは江戸時代に広まったネタらしい
その結果、庶民的というか童話的なイメージを獲得したという説もある



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国ではオタクの間でも各作品ファンによる主流争い、日本語で言うマウントの取り合いの強化版のような紛争が発生します。その中で中国要素や元ネタが中国の伝説から来ている設定というのは少々扱いが難しいものになっています。中国の影響で作られた、或いは中国要素をパクって作ったというのは作品に対する否定的なイメージを出せるので攻撃する側は積極的にレッテルを貼ります」

「それ以外にも、作品のファンにとっては『外国の作品は中国の作品とは違うものであってほしい』『自分の好きな作品が唯一無二の特別な存在であってほしい』という願望もあるので、一部のファンには自分の推し作品に中国要素が入っているのを単純に認めたくない空気もあるようです」

などといった話もありました。

創作における中華要素の扱いに関しては外国の作品だけでなく、今では大量に作られている中国国産作品でも昔とは別の方向で空気を読む必要性が見え隠れしている、それが今後どうひぇん化していくのは何かと気になってしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

それから管理人のFGOガチャに関する質問もいただいておりますが、配布された石1000個は夏に消えました、はい。
一応久々の狙いに行って期待値よりマシな引きではあったのですが、あれだけあると勢いで使ってしまいますね。

中国オタク「何かと言われる二次元の中国人キャラのテンプレだが、結局何だったら良いのだろうか?」「チャイナドレスも背景を考えると今では中国人キャラには使い難い」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではお団子頭+旗袍(チャイナドレス)のいわゆる中華系キャラのテンプレは何かと批判されがちで特にお団子頭に関しては好意的に見られることは少ないそうです。
しかしそんな中華系キャラのテンプレに関する議論が繰り返されているうちに、中国オタク界隈における中華系キャラテンプレに関する認識も変化しているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二次元の中国人キャラのテンプレはどうすればいいのか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


何かと言われる二次元の中国人キャラのテンプレだが、結局何だったら良いのだろうか?
よく考えてみたら日本のアニメやマンガのテンプレ中国人キャラデザインは理解できなくもないし、そこまで嫌わなくても良いのではないだろうか?チャイナドレスもお団子頭さえなければいけると思うのだが

テンプレを全て拒絶する必要は無いんだよな
特に創作ではテンプレを使わないという制限は結構厳しいものになる

チャイナドレスも背景を考えると今では中国人キャラには使い難いと思う

テンプレも新時代に合わせたテンプレがあるべきだろう
中華民国が死んでから80年経ってるのになんでまだその時代のテンプレなのかと

問題は現代中国、現代の中国人にテンプレとなり得るようなイメージが無いことかな……
現代中国要素のアピールが少ないし、そもそも西洋化された現代のテンプレに染まっているから固有のイメージが無い

化粧っ気が無くて所々飛び跳ねてる真ん中分けの黒髪、大きめの実用的な眼鏡の女は大体中国人学生みたいな深く同意したくなるネタはあるが、二次元でそれを表現するとか有効活用できるものではないしなあ

一目で中国人だと分かる特徴って案外難しい
テンプレやめろという意見は分かるが、それに従って成功させるのは簡単じゃない

この話になると、いわゆる「国風」って何だ?という話になってしまう
日本の作品の中国人キャラのテンプレであるお団子頭とチャイナドレスって香港人や中華民国関連で広まったイメージなわけだが、現在の大陸の民族的な要素ってどこにどういうのがあるの?となる

もう十年、或いはそれ以上の期間「中国風」に関して議論されているけど、結局新しい中国風美術要素のテンプレは構築できていないし、外人がイメージするのはチャイナドレスと功夫のまま、残っているのは香港風ばかりなのがね……

チャイナドレスはいまだに有効だし、設定次第で受け入れられるものではある
例えば「一勝千金」の柚巴・リーのように金のためにコスチュームとして着ている、普段はそんな恰好じゃないみたいなやり方は上手いと思う

今の二次元系だと……龍娘系のデザインは中国的で悪くなさそう
ただこれも現代キャラや他のキャラのスキンにするのは使い勝手がよくない

えーと、では緑の人民服と帽子におさげ髪を一つか二つというテンプレで

間違いじゃないけど今の時代にやっても喜ばれない、めんどくさいことになりそうな方のテンプレじゃねえか

パールミルクティーを持って、カードじゃなくてスマホで決済するのが大好き!みたいにするとか?

でもそういうヒロインや主人公が見たいかというと……表紙やトップ画像にいたら一目で撤退されそうなキャラ作っても……

パールミルクティー飲んでる女性に一瞬納得しそうになったが、よく考えたら紅茶はイギリスでパールミルクティーも香港や台湾だ!
そういう人はよく見かけるが、それを実際にやると更にヤヤコシイことになりそう

中国人テンプレが嫌われる理由として「お団子頭のデザインが嫌」と「チャイナドレスが中国人のイメージなのが嫌」といった二つの主な理由が存在するのもめんどくさい
それで結局テンプレ全否定が無難な選択になってしまう

中国人テンプレに関しては本当にお団子頭だけがヘンだと思う
チャイナドレス的なデザイン、衣装の服装はたまに見かけるし太極拳やってる人がいるから功夫的な要素に関しても現実感はある
お団子頭だけが中国で見たことが無い、私が見たことがあるそれっぽいのはセイバーのコスプレくらいだ

お団子頭は春麗の影響が大き過ぎて……

春麗以前からあった組合せだぞ
春麗に限らず「ストリートファイター」のキャラはどれも当時の日本のテンプレイメージの利用で作られたキャラだから、それ以前に日本では既にあのお団子頭とチャイナドレスのテンプレが浸透、成立していたのは間違いない

同意
これに関しては1980年代頃までの香港と台湾からの影響が極めて大きかったということでもあるし、だからこっちではいよいよ馴染みがない、妙な組み合わせに感じてしまうわけだな

探してみるとお団子頭キャラは昔の哪吒のコスチュームに出てきたりするので全くないわけではないけど、現代中国だと本当に馴染みが無いんだよな
こっちで流れている古装劇や実写の仙侠キャラは他の国には無いし、そのまま出しても中国人としか思われないと思うんだが、外国の作品にはほぼ伝わってない……

この中国人キャラのイメージに関しては「文化輸出」という言葉と一緒に考える人が多いけど、文化輸出を意図的にやるのはかなり難しい
現在目にする文化輸出の成功例って、そのデザインが外国で好まれ、アレンジされてボトムアップ的に広まったものばかりだ
チャイナドレスにしたって言っては何だが分かりやすくて描きやすくてエロいから国内国外問わず流行ったという部分も直視する必要がある

その意見には同意せざるを得ない
こっちの伝えたい綺麗でカッコイイ部分だけを輸出するのは不可能だ
そして綺麗な部分以外を使うのに抗議して攻撃し続けると関連モチーフや文化全体を「使わない方が安全」という扱いにされてしまう

お団子頭は私も好きではないけど、中国人キャラテンプレなら昔の作品によくあった語尾につける「アル」が気になる
このテンプレはかなり引っかかるのでは?

そういえばあったね
でもあの謎口癖はチャイナドレスなどと違っていつの間にか消えたし、翻訳で消える要素だから自分はそんなに意識したことはなかった気もする

でもこっちのオタクもなんだかんだで「ガンダム00」の王留美は印象に残っているしそこまで嫌いじゃないよね

王留美はテンプレのキャラデザ、こっちの感覚では古過ぎる中国人名と中国人キャラテンプレの集大成感があって逆に悪くないと思えたりする
(訳注:中国語だとアメリカが「美国」なので「留美」はアメリカ留学という意味にもなります)

結局分かりやすい中国っぽさがあってアレンジしやすく色気もあるチャイナドレスが強過ぎるんだよ
漢服や唐装はアレンジに関するルールも厳しいから中国っぽい衣装としては使い難い
チャイナドレスみたいに部分的なパーツを活用するのが難しいし、二次元で動かすのも現実で着用して動くのも簡単ではない

「現代漢服運動」とかあるけどその最初期から常に存在する「和服と間違われる」問題がいまだに解決できていない時点で文化輸出の段階にはないと思われる

これは俺の個人的な意見だが、現代では中国人キャラはチャイナドレスを失ったことにより「武器」を一つ失ってしまったのではないだろうか?
現代は中国人キャラのシンボル的な服装はチャイナドレスから漢服に移行しつつあるが、漢服は定義もデザインもあいまいだし、現代を舞台に出すのも簡単ではない

言いたいことは分かる
現代だとチャイナドレスって中国人キャラ以外のコスプレ衣装みたいな扱いにもなっているからな
背景やエロサービス的な批判を考えたら中国人キャラに着せるのを避けるようになるのも当然ではあるが、それはそれとして人気や存在感という面で有効な属性が減るのも確かだ

でも中華民国時代の水商売用魔改造作業服というイメージを持ってしまった二次元系チャイナドレスを中国人キャラに使うのはリスク高いし仕方が無い
あれは満族が着ていた旗袍とは別物だから中国人キャラ以外には使えても中国人キャラには使い難くなっている

漢服コスプレするキャラはなかなかいないけど、チャイナドレスコスプレをするキャラは今でも供給されているのがまた複雑な気持ちになる

チャイナドレスが依然として二次元で人気がある、流行っている理由は分かりやすい
上の方でも言われているように特徴があって描きやすいからだ
漢服、特に女性の古装系衣装は描き難いし略式な衣装も無い

漢服にはヨーロッパの宮廷衣装を簡略した西洋風ドレスとか、和服を簡単にした浴衣みたいなのが無いんだよね

チャイナドレスも功夫も現代では一般的ではないし、別に現実にこだわらなくても良いのでは?
現代日本人が日本刀を使うわけでもないし、現代アメリカ人がカウボーイでガンマンでハンバーガー食ってるわけでもない

現代ではそうだが創作の中ではまた違うだろ
日本人キャラは伝統的に学生服や巫女服で日本刀をふりまわすし、異世界に行っても現地でわざわざ制作した日本刀を振り回すぞ

結局は現代の設定、キャラと組み合わせられるシンボルの有無という見方もできそう
功夫はあるけど国内だとそこまで人気無いし求められているのは武侠や仙人関係の特殊能力だから、お団子頭ほどではないが需要としてはイマイチだ



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の中国人キャラのテンプレに関するイメージなども含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「お団子頭は中国では嫌われるデザインで、春麗などの昔からずっと出番のあるキャラを通じて『またお団子頭のテンプレだ』という認識が維持されています。しかし実は最近の日本の作品にはあまり出てこないデザインになっている、出たとしても『コスプレ』的な扱いになりがちなのを意識していない中国のオタクは少なくないかもしれません……」
などといった話もありました。

中国オタク界隈における中華系キャラのテンプレに関する議論は終わりそうにありませんが、昔とは変化している所も出ているので引き続き追いかけていきたいと思います。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「二次元の中国人キャラにお団子頭ではなく今風の髪形を出してほしいと考えたんだが……具体的にはどうすればいいんだろうか?」

中国オタク「日本人は冷たい麺を好むというはどのくらい本当なんだろうか?料理についても身体への影響についても気になる」

今回は食べ物ネタで。
ありがたいことに以前
「中国人は冷たい料理を拒絶するという話を聞きますし、実際日本のお弁当に拒否感を示す中国人も多いようですが、中国人は冷たい料理を食べないのでしょうか?中華料理屋に行くとメニューの冷菜カテゴリにはかなりの種類があるのですが」
という質問をいただいておりましたが、先日これに関係しそうなネタを教えていただくことが出来ましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本人は冷たい麺を好むらしい」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本人は冷たい麺を好むというはどのくらい本当なんだろうか?料理についても身体への影響についても気になる

日本のアニメの中だと皆ラーメン食ってるようなイメージがあるけど……

日本人が大好きなのはラーメンだろ?どこに冷たい麺の入る余地があるんだ?
スープ系の麺は冷めてもおいしく食べられるものはほぼ無いし、ラーメンはつけ麺でも熱くして食べるものだ

「NARUTO」とかを見たらそういう印象になるだろうけど、昔の作品だと冷たい麺を食べてるキャラは結構いるよ
大体は冷たい麺を冷たいつゆにつけて食べていた

ウチの国でも涼麺好きな人は結構いるし日本人も冷たい麺くらい食べるだろ

日本の冷麺って韓国系の料理が広まったものじゃないか?
冷麺はウチの国でも場所や季節によってはかなり人気だしね
私が吉林で食べたのはとてもおいしかった

日本でも朝鮮冷麺は人気だけど、他にも日本で昔から食べられていた冷麺がある
これについては料理の名前が翻訳を通すと一定しなくなるので混乱する……

日本語で冷麺と言ったら大体は朝鮮冷麺を指すし、普通の冷たい麺は名前に「冷やし」「冷や」が付く
しかし翻訳を通すとどれも冷麺呼びになったりする
もちろん蕎麦やうどんなど麺の種類で区別はされるが、雑に冷麺になることも

混ぜ麺系は冷たい麺も結構あるし、夏場は冷たくして食べてる気がする

中国でも冷たい麺を食べる地域はあるぞ
ウチの地元もそうだし、四川辺りは拌面(混ぜそば)が一般的だろう

今はウチの国でも冷たい麺を食べることが増えてるよね
安くて量もあるから需要が高いのも分かる

今ほどしっかりとしたものではなかったけど、昔も冷たい麺は食べていたはず
俺の実家の方だといつも夏は冷たい麺、冬は鍋でそれを温めた麺を食べているしね

日本の冷たい麺は常温の冷たさではなく氷などで冷やす、ガチで冷たい麺だからこっちの冷たい麺とは別カテゴリな気もする
どちらかと言えば朝鮮冷麺に寄っているのではないかと

日本の冷たい麺はいろいろとあるが、一般的なのは冷やし蕎麦と流しそうめんだね
ちなみに冷やし蕎麦の麺は蕎麦粉を使っているけど朝鮮冷麺とは配合や作り方が違うし具も汁も違うのでほぼ別物だ

日本の麺料理だとうどんも日本では冷たくして食べることがある
日本の麺料理で有名なのには大体冷やしたバージョンがある

もしかして冷やしラーメンというのもあるの?

あまり一般的ではないがあるらしい
でもラーメンの麺で作る冷たい麺としては「冷やし中華」という独立したカテゴリがあって、こっちはラーメン屋で普通に出てくる冷たいラーメン

冷やし中華は「孤独のグルメ」の原作マンガで食べてたね
こっちの涼拌面(冷やし混ぜそば)に似ていると感じたが……

冷やし中華は私も食べたことがあるけど、外見から来る印象とかなり違う甘酸っぱい味で戸惑った
上海冷麺も酢は使うし、朝鮮冷麺も甘酸っぱいけど、食べた時に感じる味は結構違う
別にまずいわけではない、それなりに美味しいものだったけどね

日本の冷麺は「冷やし中華」だな
中国語にすると「中華冷麺」になるが、この名前から実際の料理を正確に想像できる人は少ないだろう

日本の冷麺には二種類があって、一つが冷やし中華、もう一つが冷やした蕎麦麺だね
冷やし中華は朝鮮冷麺を日本で改造したもの

冷やし中華と冷麺は別ルートで成立した料理だぞ。麺の種類も調理方法も根本的に違う。
冷やし中華に影響があるとしたら中国の涼拌面からとされているが涼拌面との違いも大きいし、そもそも近代になってから出てきた料理なので日本の中華料理店で編み出されたという説が有力

麺は共通するけど他の部分がラーメンとも別系統で中華そば(日本のラーメンの昔の通称)と違い過ぎるので日本人も「冷やし中華」の名称に対して「中華」の定義とは一体……?みたいにツッコミ入れるらしいな

日本人が冷たい麺(本当にキンキンに冷やす!)を好むのは気候や食習慣的に日本では冷たい食事が好まれるということだろうな
それにアイスクリームや冷たい飲み物をたくさん摂取している現代で今更冷たい麺は気にするようなものではないだろう

漢字が同じでも料理に使う際の「涼」や「冷」に関して、中国料理と日本料理では違う
こっちだと熱々ではない、常温くらいだけど日本料理でその漢字を使ったら冷蔵や氷投入レベルになる
ウチの国でも現代の夏は普通に冷たい麺を食べるが、冷たいレベルの違いはまだありそう

私は上海冷麺や四川涼麺はかなり好きだし朝鮮冷麺もよく食べる
日本の流し素麺も食べてみたいのだが……

流し素麺はそんなにおいしいものではないぞ?あれは体験を楽しむものだから
あと日本人も流し素麺はそんなに食べてなくて、ゆでて冷やした素麺を氷水で希釈した麺つゆで食べるのが一般的なはず
日本のアニメやマンガに出てくる簡単な冷たい麺はこの素麺なことも多い

俺は日本の冷やし蕎麦が大好きだが、家ではなかなかあの味が出せないんだよな……

たぶん「ざる蕎麦」のことだと思うが、美味しい店はともかく大衆向けレベルなら日本の蕎麦乾麺と麺つゆで良いやつ(蕎麦は古いのは消費期限内でも味が落ちるので注意!)を買うのと、茹でた後に迅速に水→氷水で洗うのを意識すれば良いと思う
洗う水は鍋に乾麵を入れる時に準備しておいた方が良いかと

日本の冷たい麺は甘さが強くて好みが分かれる
辛い四川料理でさえも日本では甘くなったし、日本人の甘さの追求、足せる所があればなんでも加糖して甘さを味のメインにするのは何なのだろうね

日本料理もさすがに何にでも加糖するというほどではないだろ
だが私も料理の外見から予想できない甘さが飛んでくると厳しいとは思う
冷やし中華は自分が食べたのだと醤油?味(これも甘さ強めの甘酸っぱさ)は微妙だったけど、別のごまだれ味のは美味しかったよ



とまぁ、こんな感じで。
中国の麺の食べ方、昔と比べて増えているという常温の混ぜそば的なものも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「現在の中国では常温くらいの冷たい料理、冷菜のようでボリュームのある料理、主食的な料理が増えていますが、これは昔と比べて衛生状態や保存技術が向上したというのも理由になっていると思います。油がかたまるのでさすがに氷を入れて冷やすようなことは少ないですが」

「それから麺は出前に向いているというのもありますね。一品で安くたくさん食べられるので人気のメニューになりますし、出前する側にとっても他の料理と比べて常温の冷たい麺+具や調味料のセットは運びやすいです。今は安い店が少なくなりましたし、出前の方が安く簡単に食べられるので出前で冷たい麺を食べる人も多くなっています。特に最近の若い世代にとっては思い出の味になっているのではないかと思います」

などといった話もありました。

それにしても現在の中国の夏の食事、夏バテ向きの食事ってどうなっているんでしょうかね。
昔の(美味しんぼが人気の時代更にその前だったような?)中国の食事情に関する本やエッセイでは「中国人は夏バテになりそうなときは日本人のように冷たいものを食べたりせずに熱い粥を食う」みたいなことが書かれていた記憶がありますが、現在の中国の動画などで見かける夏向きの料理には涼しげなものも多いように感じられますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本料理の流し素麺について知りたい。日本人はあれに衛生的な不安を感じないのか?そもそも美味しいのか?」

中国オタク「少女マンガ原作アニメはどこへ行ってしまったのだろうか?昔はあんなにたくさんあったのに最近は本当に見かけなくなった」

少し時間に余裕が出てきたので、今回はありがたいことに以前教えていただいたものの後回しになっていたネタについてを。

中国オタク界隈でも今と昔のオタク事情を比較してどうこういった話から議論が盛り上がることは多いそうで、なかでも「昔の作品はこうだった」「昔はこんな作品があった」といった方向のものはよく目に付くのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「少女マンガ原作アニメを近頃は見かけなくなった」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させて伊t抱きます。


少女マンガ原作アニメはどこへ行ってしまったのだろうか?
昔はあんなにたくさんあったのに最近は本当に見かけなくなった
昔は男性のオタクも少女マンガ原作アニメを見て普段見ないジャンルを知る機会になっていたけど、そういうのが今は無くなっているのも残念

「夏目友人帳」は俺も大好きな作品だけど、いつまでもその続編ばかりというのは厳しいし、「セーラームーン」のリメイクも必要なのは分かるが楽しめるかというと……

同人の女性向けジャンルは相変わらず活況を呈しているし、女性向け或いは女性ファン多い作品自体は出続けている
でも少女マンガ原作アニメやその作品によるジャンル形成ということになると、私も最近見た記憶がないかも

日本市場でどうなのかは俺もよく知らないけど、近頃はこっちのオタク界隈で話題が盛り上がるような少女マンガは見かけない
「呪術廻戦」のように女性人気が高い少年マンガは常にあるんだが

こっちだとアニメにならないとまず話題が伸びないしね
そして少女マンガ原作アニメの話題作が近頃は出ていない

「その着せ替え人形は恋をする」は女性作家で少女マンガ的な作風ではあるが男性向けだから違うか
「カードキャプターさくら」は続編だけど久々の少女マンガ系での大きな動きだと感じたけど、逆に言えばそう感じてしまうだけの状態ということでもある

毎シーズン少女マンガ原作アニメ、正統派な少年少女の恋愛アニメはある
しかし人気になることはなくて、最近の流行は悪役令嬢とかだ

自分が思いつくのだと「月刊少女野崎くん」や「黒執事」とかまで遡ることになってしまうな……

俺なんかすぐに思いつくのが「しゅごキャラ!」や「桜蘭高校ホスト部」だぞ
その後に「ちはやふる」や「俺物語」が出てきたけどこれも古い

今でも続いている作品だと「プリキュア」があるけど、これは「セーラームーン」のようなマンガ原作は無いんだよな
そして「しゅごキャラ」は原作の続編が昨年始まったけど、こっちではあまり話題になっていない

「プリキュア」もマンガ版はあるがこれは東映原作なので実質的にはアニメが原作という関係だね
あと「セーラームーン」は明確に原作マンガとアニメ版の関係ではなく、武内直子が原案として企画に関わるという形の、共通する部分はあるが各メディアの作品の内容自体は独立して進行した作品
明確な少女マンガ原作アニメは「セーラームーン」の前に同枠で制作されていた「きんぎょ注意報!」だね
このアニメが成功したから次の企画として「セーラームーン」が制作された

時代に沿って思い出していくと、ウチの国でそれなりの人気になった少女マンガ原作アニメってかなり前になりそう
「妖狐×僕SS」や「ヴァンパイア騎士」の制作された時期を見てちょっと頭痛が……もうそんなに前になるのか

現在の日本のマンガ業界では女性漫画家で力のある作家はそのまま少年マンガの方に行くからだろう
近年最大のヒット作「鬼滅の刃」だって女性漫画家の作品だ

既に言われているように無いわけじゃないんだけどね
7月新作にも「ブスに花束を。」のように少女マンガ原作はあるけど話題にならない

7月新作だと「薫る花は凛と咲く」の方が少女マンガ的な作品だと評価されていて話題になっているような気がするが、あれは少年マンガだという人もいるし、昔のようにはっきりとした少女マンガ原作のアニメというわけではないか?
他にも「アオノハコ」とか少年マンガ系アニメで少女マンガ的な絵柄、手法が入った人気作品が出ているから旧来の少女マンガ作品は難しいことになっているのではないかと

アニメ版は何かと批判されているけど、「薬屋のひとりごと」はなんだかんだで最近の大ヒット少女マンガ作品じゃないか?
国内におけるネタとしての話題性も強力だ

よく議論になるけど「薬屋のひとりごと」って伝統的な少女マンガ出身の作品ではないから、単純に少女マンガ系アニメとするのはちょっと難しいんだよ
原作はネット小説だし商業化のレーベル、マンガ版の掲載雑誌は少年マンガの方だったから少年マンガ作品という解釈すらできてしまう

ウチの国のオタク界隈では「少女マンガ」と「女性向けマンガ」の区別がハッキリしないし、肯定否定問わず議論が食い違うことも多い……

この際だから聞きたいんだが「少女マンガ」の定義ってどうなってるの?
俺は少年マンガ=熱血、冒険、バトルの男性一般向け、少女漫画=女性向けくらいのイメージしかないのだが

昔は掲載雑誌で判断されてたけど、今はネタではなく自分が少女マンガとレッテルを貼ったもの=少女マンガな状態
自分の好みに合わない、見ていて楽しめないけど人気が高くて女性ファンが目立つような作品=少女マンガ扱いにされることも少なくない

こっちのフォーラムだとある種の蔑称として使うヤツもいるからな……「少女マンガ」と「少女マンガなんかを見ている人間」ということで
俺は少年ジャンプ連載作品で主流の少年マンガなはずの「ウィッチウォッチ」を少女マンガ扱いしていたのも見たことがあるし……逆に「のだめカンタービレ」は男性キャラ視点ばかりだから絶対に少女マンガではないというのもいた

今でも「少女マンガ」の定義として雑誌と出版レーベルは大きな判断材料の一つではあるよ。あとは基本的には恋愛がテーマで女性主人公の作品が多いというくらい?
個人的には「薬屋のひとりごと」は少女マンガで良いと思っているけど、異論があるのも認める。

日本では少女マンガの恋愛ではもう稼げないんだよ
読者が求めるのは耽美系、或いはBL的な妄想ができる少年マンガだ

少女マンガが特定世代の恋愛モノに特化し過ぎて他の作品が出なくなったからでは?
近年の少女マンガは「天は赤い河のほとり」や「王家の紋章」みたいな少女マンガ作品を見なくなった

理解できる話だ
例えばウチの国で界隈を飛び出す大人気になった「月刊少女野崎くん」だって恋愛部分以外の所が大ウケする理由だったわけだし

「CLAMP」も今では少年マンガ系の方の活動も多いからな……俺は少女マンガ的な世界観でやる中二病、異世界みたいなのが見たいのに……

少女マンガ原作アニメが出なくなったのは映像化が実写中心になったからだろう
例えば「青空エール」は同じ作者だから「俺物語!!」のようにアニメ化するのかと思ったら実写化になってそっちでヒットした

少女マンガの「良い原作」は実写化が優先されることが多い
現代のオタク向けビジネスに合わせて作られているオタク向け作品と違い、少女マンガ作品は関連商品で稼ぐのが難しいのでアイドルとタイアップできて一般層から稼げる実写版、特に劇場版が優先される
アイドル側も原作の知名度や人気、成功したストーリーを活用できるので企画が通りやすい

自分の中では日本の少女マンガ或いは女性向けマンガ作品は実写化の方が盛り上がっていてアニメはほぼ無いという印象だ
たまに特撮作品にも出ている役者が出ていたりするのが自分としては面白い

昔の少女マンガ雑誌は恋愛を描けばどんな題材を描いても掲載したけど、今は他の雑誌の編集部も読者も許容範囲が広がって少女マンガで恋愛によってごまかさないと商業的にやれないような題材はほぼ無くなっている
逆に現代の環境だと少女マンガは恋愛を強調しなければならないのがある種の縛り、不利な要素にもなっている
現代の環境では描きたいものがあって実力のある女性漫画家は少女マンガではなく最初から最大の市場である少年マンガに作品を投入した方が成功できる

日本だと女性向け作品の市場は大きいけど少女マンガの市場はどんどん減っていると聞いた覚えがある
若い世代はスマホで動画に流れて、上の世代はオタク向けや実写に流れるので少女マンガ雑誌の売上げが昔と比べてかなり落ちているとか

少女マンガ原作アニメ的な作品は今でもあるし昔の作品の続編やリメイクもあるけど、少女マンガ自体の勢いが昔と比べてかなり落ちているのは間違いない。現在の日本市場では少女マンガ雑誌の売上げは電子化の影響を考えても大きく落ちている。

上でも言われているけど近年の日本の少女マンガ界隈は恋愛中心の作品なのに恋愛観、恋愛を絡めたテンプレ展開のアップデートができていないという話は聞くね
こういった感覚は男性向けと比べてかなりシビアだし、主流から外れると一気に他の作品、メディアに持っていかれる

それで思い出したが異世界系に吸収されているというのもありそうだ

悪役令嬢系作品は昔の少女マンガ系作品と見ていいのでは
世界観、テンプレは少女マンガの影響がベースになっているわけだしね

自分の日本の人気の傾向は知らないけど国内だと伝統的な恋愛関係、少女的な恋心やときめきを描くようなストーリーは需要が無くなっているというか排斥されている
でも戦いや政治闘争をガチでやりたいわけではないし、結局はキャラとストーリーが良い感じの少年マンガに女性ファンが流れ込むといった状態だな

「セーラームーン」や「CCさくら」のような世代を代表するレベルではないがそれなりの人気の作品、例えば昔の「神風怪盗ジャンヌ」のようなポジションの作品が近頃は思いつかないのが厳しい
例えば異世界系作品だと探せば熱心なファンもいるような作品は毎シーズン出てくるんだが……

ウチの国のテレビで放映されたのに恋愛要素が結構残っていて当時の子供の恋愛観に影響を与えた「怪盗セイントテール」という作品があってね……今ではこういう作品は商業的に無理なのだろうか

昔の女の子向け作品を調べてみると少女マンガ原作の多さに驚くよ
子供の頃に見ていた「ムカムカパラダイス」に原作マンガがあるのは知ったのは私が大人になってからだ

結局は人気アニメの原作になるような人気の少女マンガが出ていないということなのではないかと
その背景には他のジャンル、主に男性向けな作品であっても積極的に女性ファンの獲得を狙うようになったことや、少年マンガジャンルに有力な女性作家が入り好きな作品を描けるようになったこと、昔は有効だった少女の恋愛中心のストーリーが現代では効果が薄くなっていることなどが考えられる
過去の名作IPがあるし上の年代の支持層もいるから少女マンガというジャンルが消えることはないだろうけど、当面は厳しい状態が続きそうにも見えるね



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈におけるイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国のオタクの間ではどの作品が少女漫画に関する明確な定義はなく、女性向けの作品か?対象年齢は高過ぎないか?絵柄は?などといった主観的な要素で判断されがちですね。しかしそのような主観的で『女性向けに感じられたら少女漫画』くらいの雑な見方でも最近は少女漫画原作アニメが見当たらないと感じてしまう人は少なくありません」
などといった話もありました。

現在の中国における男性向け、女性向けによるジャンル分けや認識に関するややこしさについては当ブログの過去記事
中国オタク「皆の男性向けと女性向けの判断基準を知りたい。例えば『葬送のフリーレン』は女性向けだという声も少なくないがどうなんだろう?」
などもよろしければご参照ください。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の作品にも人魚は出てくるけど欧米と比べて独特なものを感じる」「日本の作品の人魚って妖怪だからな」

ありがたいことに夏向けのネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では創作の定番要素、モチーフが日本の作品に出た場合にどうアレンジされるかといったネタで盛り上がることもあるそうで、そこから更なる議論につながることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の作品に出てくる人魚の独特さ」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の作品にも人魚は出てくるけど欧米と比べて独特なものを感じるが、日本の二次元の人魚ネタやその背景について教えてほしい。
詳しい人がいたら助かる!

日本の人魚の独特さに関しては私も理解できる。
日本の人魚は今でもかなり怪物感が強い。萌え作品でもたまにそういう部分が出てくる

日本の作品の人魚キャラは探せば出てくるけど欧米の人魚キャラ大好きぶりと比べたら少ない、目立たない印象はある

それでもウチの国よりは人魚、或いは人魚モチーフのキャラは人気も出番もあるとは思う
扱い的には独特なものがあるように感じられるが

宮崎駿に「人魚姫」モチーフで作らせたら出てきたのが「崖の上のポニョ」だからな……あれは有名な日本の人魚アニメの一つと言えるが……

古い作品に「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」という作品があってね……これは正統派な人魚アニメだった
私が他に思い付いたのは「瀬戸の花嫁」だがこれも昔の作品か

ウチの国ではあまり知られてないけど、実は「ドラゴンクエスト」にはほぼ全てのシリーズ作品に人魚キャラや人魚モチーフのネタが存在する

西洋文化圏だとある種の伝統文化的なモチーフだから当然人気あるだろうし、それを考えたら日本は東洋文化圏なのに人魚人気が高いという見方もできる
でもなんか西洋の人魚とは違う……

日本の作品の人魚って妖怪だからな
二次元作品でもヒロインとしてではなく妖怪をテーマにした作品の人魚エピソードを探せばたくさん出てくるかと

雑に言ってしまえば「文化の違い」な案件だろう
日本の人魚だけでなく中国の鮫人も基本的には妖怪の一種だ
ファンタジーの妄想としては扱い難い怪物になるのも無理はない

日本の人魚は中国に比べるとまだ人気のモチーフになっているように感じられる
しかし同時に隠しきれない妖怪っぽさを持っている…・・・!

西洋系の人魚は大航海時代の影響もあるんじゃないか?

それは同意したくなる見方だな
海洋関係のモンスター、ファンタジー要素は帆船時代のイメージが重なるし

大航海時代だけでなくギリシャ神話やケルト神話にもあるが、船乗りを誘惑して海に引きずり込むとか破滅させる存在で恐怖と同時に美しさが強調されていた
それが近世でアンデルセンやディズニーのイメージが重なって美しいヒロインキャラ扱いになっていったと思われる

私はFGOでケルト神話のメリュジーヌがFGOだと人魚要素消えてつよつよドラゴンになり、分かりやすく人魚属性獲得したのは殺生院キアラだというのは珍しいと感じたな

水着殺生院キアラもアンデルセンとの関係かと思いきや、日本の人魚要素を盛るという意外な方向になってたよね

日本の二次元の人魚キャラって外見は西洋の人魚だけど、中身は日本の妖怪というパターンが多い気がする

西洋系作品で人魚が良いイメージになっているのはそこから来る肯定的なファンタジー要素もありそう
日本は竜宮城や八百比丘尼の持つ不気味さ、不条理さが重ねられるから癖のあるキャラになりがちなのでは

西洋の人魚も元ネタ自体は不吉、人間に害をなす存在だぞ
現代のイメージに関しては「人魚姫」などの童話経由で構築された面もあるのでは

現代の西洋系人魚は「Mermaid」と「Siren」が混ざっているし、美女美少女要素を持ったキャラとしての出番も多いからイメージは肯定的になっている
それに対して日本の二次元だとなんか妖怪要素が付きまとっているように感じられるのは何故だろう

「パイレーツ・オブ・カリビアン」とかを見ると、西洋系も近年は美しい外見をした怪物という解釈が復活しつつあるようだが、それでもやはり善良な存在的な解釈がかなり残っているよね
それに対して日本は善良なタイプでもどこか人間の理屈が通じない怪異的な存在に描かれがち

作品制作事情から考えると、人魚はキャラとしては目立つが基本的に海があってこそのキャラだから日本の作品だと案外使い難いのではないかと

人魚が目立つ作品って「波打ち際のむろみさん」や「瀬戸の花嫁」のように人魚ヒロインに特化させた設定を作らないと上手くいかない、ヒロインの一人くらいだと出番が少ない

人魚は陸地では不便過ぎるし、ヒレではなく脚に変化させたら人魚属性が消えてしまう
かといって水中を舞台の中心にしたら他のキャラが活躍できない

創作における人魚の活躍に関してはゲッター3が活躍できるかというネタを考えてみると良い
日本の一般向け作品ではまだ人魚は強いけど、オタク向けのモンスター娘ではラミアの方が人魚より強くなっている
そして海なら海で定番過ぎてイカ娘みたいなのに立場を奪われるというリスクもある!

陸上では活躍できない、脚で歩けるようにするなら人魚姫的なデバフが必要になるなど難しさがあるのは確かだ
「モンスター娘のいる日常」の人魚は陸上だと車椅子で動くというのは上手い設定だと思うが、それでもストーリーに参加する機会は減るからね

陸上で活動するために設定を考えなければいけないということは、日本の作品で定番の学園モノでの出番が減るということでもある……

それは否定できない話だ
学校に通うのが難しい、教室にそのままいられないだけで日本の二次元ではかなりのデバフだ

他にも日本の作品の人魚は食べる対象にもなっているという特徴がある
これは日本人は魚をよく食べるから人魚に関しても食材という連想が強くなるのではないだろうか……

うーむ……日本人は生で魚を食べるし、やはり人魚に対しても食材という印象が先に来るのだろうか?

でもあの「ダンジョン飯」では人魚は出ても食べていなかったような?

日本の作品だと人魚は伝統的に「食べる」ものだぞ
しかも不老不死になれる効果だから、「人魚の涙」よりもある意味ではえぐい話になりがち

日本の伝統的な人魚って食べたら不老不死になる怪物という側面もあるから、アンデルセンやディズニー的な方向と混ざった際に目立つ要素になるのだと思う。
ちなみにその「人魚を食べる」というテーマなら高橋留美子の人魚シリーズがおススメだ。日本の人魚に対する怪異感、独自の認識が強く出ている。

人魚シリーズは確かに興味深い作品だった
日本の二次元の人魚は欧米の外見に日本産の人魚要素が混じったりするので、怪物としても欧米の海の捕食者とは違った怖さが混じるんだよね

「人魚」と「食う」関係のネタなら日本のマンガには人魚姫が陸に上がって海鮮料理店にいって仲間の死を悼みながら食事を楽しむという凄いグルメ作品がある

「人魚姫のごめんねごはん」だな
確かに人魚は伝統的に捕食者側ではあるが、凄いネタとストーリーを考えたものだと感心したわ

手塚治虫の「海のトリトン」があるし近年のプリキュアにだって出ているから、日本の二次元でも昔から人魚は人気のあるモチーフだったと思われる
しかし海や海洋生物に関する日本の感覚が反映されるし、定期的に出てくる和風伝奇、和風ホラーの人気作品ネタの影響も加わるから、欧米とは違った人魚のイメージが構築されていったのではないかと



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「日本の人魚って単純なヒロインになることは少ないように思います。童話的なヒロインではなく、大体は背景に闇があったりする印象です。中にはクトゥルフっぽいアレンジもあった気がしますし、西洋の人魚とは違う日本的な海に対する恐怖が投影されているのでしょうか?」
などといった話もありました。

現代の作品で正統派人魚ヒロインを出すのは逆に難しいでしょうし、アレンジのやり方に文化やジャンルごとの違いが出たりするのでしょうかね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「昔ウチの国のTVでも放映されてたミニ四駆のアニメは玩具が商業的に失敗したからアニメも終わってしまったという話は本当なんだろうか?」

今回はありがたいことに以前教えていただいたものの後回しになっていたネタで。

ミニ四駆は昔の中国でもちょっとしたブームとなっていまして、中国オタク界隈でも昔中国のテレビでも放映されていたミニ四駆アニメの「ダッシュ!四駆郎」と「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」と一緒に子供の頃の思い出になっている人は少なくないのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんなミニ四駆アニメについて
「ダッシュ!四駆郎が終わったのは玩具が商業的に失敗したからなのか」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


昔ウチの国のTVでも放映されてたミニ四駆のアニメは玩具が商業的に失敗したからアニメも終わってしまった、昔はそんな作品が多かったという話は本当なんだろうか?
古い方の「ダッシュ!四駆郎」が特にそうだと聞いたんだけど、詳しい人いたら教えて!

玩具によって事情は違うけど玩具の宣伝のために作られたアニメが売れ行き不振で打ち切られること自体はよくある話ではある

「ガンダム」や「ウルトラマン」みたいに玩具の売れ行き不振でもシリーズは続くという作品の方が少ないからね

いや「ガンダム」も初代は玩具が売れないから打ち切りになってしまった作品だぞ。その後にバンダイにIPが移ってガンプラが成功して復活した。
スパロボ系には他にも「レイズナー」など玩具が売れなくて打ち切られた作品はわりとある。

玩具が商業的に爆死したからアニメも終わった、或いは路線変更して更にヘンなことになる作品はあるはず

ミニ四駆はアニメの宣伝も含めて成功した方じゃないか?
私が子供の頃は「ダッシュ!四駆郎」も爆走兄弟レッツ&ゴー!!」のどちらも作品に出てくる模型がかなり活発に売られていた記憶がある
私も天皇巨星(エンペラー)とか買った

これは日本市場での失敗の話では?当時の中国国内は経済が発展する前の時代だし、海賊版も多かったから日本のIPに影響が出るとは思えない。

ウチの国では玩具が失敗したというよりも人気が無くなったから終わったという方だとは思うけどね。
そういえば昔持っていた原始天皇巨星(プロトエンペラー)はどこいったのかな……捨てた記憶はないんだが……

ミニ四駆って遊べるように見えてそんなに遊べる所がない、作るのも実はそこそこ難しい玩具だからな
その後のヨーヨーやベイブレードといった子供向けに新しく調整された玩具に淘汰されたのも納得できてしまう
安さだけでずっと成功できる商品ではなかったのだろう

「ダッシュ!四駆郎」って全26話しかないし、当時としては短いから俺も打ち切りだと思っていたが……
あとウチの国のTVでも放映されて人気になったアニメだと「サイバーフォーミュラ」が玩具が商業的に失敗して打ち切りになって、その後はオタク向けOVA路線になったというのがある

今考えてみると「サイバーフォーミュラ」と比べて「ダッシュ!四駆郎」はヘンなアニメだったな
でもミニ四駆という玩具はそんなに遊べるものではなかったけど当時はかなり売れていた
「サイバーフォーミュラ」はそもそも玩具が出回ってない勝手に画像使ったと思われる文房具などのグッズが出回っていたくらいだった

「ダッシュ!四駆郎」はレースの理念自体は真面目だったけど、一緒に走ってスティックで操作するというシュールな絵面になっていたのがな
いくら昔のこととはいえよく作れた、よく人気になったものだと思ってしまう

玩具アニメは大体そんなもんだよ
大人が現代の環境で動画サイトやフォーラムとかに集まって見ると夢から覚めてしまうけど、昔の子供がテレビの前で見ている分にはツッコミ入れる部分をスルーして楽しめる、ある種の「幻想」と一緒に楽しめる作品だ

言っては何だが「遊戯王」だって知らない人から見ればツッコミ所だらけなわけだし、玩具アニメは如何に視聴者を作品の空気、お約束に取り込めるかだと思う
それはさておき玩具の広告としてのアニメって、本体の玩具が売れていればアニメがコケてもシリーズは続くけど、玩具が失敗する、或いはスポンサーやメディアが別の玩具を推そうとするようになるとアニメも終わってしまう
ミニ四駆のアニメはスポンサーの方針転換が大きかったと思われる

子供向け玩具宣伝アニメの理屈は分かるがさすがに「ダッシュ!四駆郎」は作品自体のクオリティが厳しくないか?
その後の「爆走兄弟レッツ&ゴー」ならともかく、「ダッシュ!四駆郎」は偽物っぽさがひど過ぎて子供を騙せないと感じてしまう

ミニ四駆って最初のアニメが失敗したあとに「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」で成功させたIPじゃなかったっけ

いや、アニメで見ると後の「爆走兄弟」の方が成功しているように見えるけど、ミニ四駆自体は日本市場で第一次ブーム、第二次ブームがあってどちらも大成功しているし「ダッシュ!四駆郎」もアニメに登場するミニ四駆が人気シリーズとして売れている。
実際当時の中国国内でも海賊版が売れまくる、正規版に価値が出るくらいのレベルだったわけだしね

今となっては調べるのは難しいけど、中国の最初のミニ四駆熱に関してはこっちのテレビでも放映していた「ダッシュ四駆郎」による所はかなり大きい
それがあったから「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の人気も出た

同意する。でも当時ミニ四駆を買った子供達でアニメから受け取るイメージのような感じで楽しめたのは少なかったし、商業的に失敗した印象になるのも無理はないのでは……

私が以前見た作品解説によれば、アニメ制作の権利を持っていた東急エージェンシーが当時ミニ四駆ブームは衰退期に入ったから絶対に続編制作を許可しないという方針になって打ち切りになったということだったが

それちょっと違っていて、広告代理店の東急によってアニメ終了となったのが当時の日本では市場縮小というイメージになり、日本の第一次ミニ四駆ブーム衰退を決定的にしたという流れ
だからどちらかと言えばアニメ関連で失敗したから玩具市場も終わったという感じだ
実際、原作はアニメ終了後も続いたしアニメの特別編も作られているので作品自体の寿命はそこそこ長い

なるほど、玩具の失敗ではなくアニメの失敗?の影響で玩具のブームが衰退したわけか

日本のネットで調べて出てくるソースを見てもそれが定説みたいだね
それにアニメに関しても人気自体はあったようだから、いわゆるアニメの爆死とかではなく権利者側の戦略ミスということだったのではないかと
そしてその時に損害受けたタミヤと原作掲載雑誌のコロコロコミックが再びしかけて成功させたのが「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」

ミニ四駆は第一次ブームの時はアニメとの連動が上手くいかなかった
第二次の時はアニメ単体でも面白い作品にしてアニメもシリーズとして成功させた

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」は敵キャラも敵キャラのマシンにもカッコいいのがたくさんいたし、主人公チームのマシンも進化タイプが準備されていたのがワクワクしたね
あと音声入力で必殺技が出るし、今考えてみるとかなりロボアニメなノリだった気もする

「ダッシュ!四駆郎」はコース設計がヘンな方向にインフレしてちょっとミスしたらマシン破壊どころか並走している人間まで死にそうなものになっていったのは子供心にもさすがに無いと思ったわ

コースが非現実的になっていくのは「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」も同じだけど、「ダッシュ!四駆郎」はもう玩具で遊べるレベルじゃなくなっていたし、玩具の宣伝のためのアニメとしてはどうだったんだろうな

そもそも「ダッシュ!四駆郎」はストーリーが崩壊しまくっていたから続編作りようが無かったと思う

あれは玩具が商業的に失敗したのが確定したからヤケクソでヒドイ話になったという説も聞いたことがあるが……
それはともかく、俺はあれだけ作品内で持ち上げられていたホライゾンが全然大したことなかったのだけは恨んでる

それでもガキの頃の自分はなんだか楽しんでいた記憶はあるし、不思議なアニメだったな
今となっては自分が具体的に思い出せるのは幾つかのマシンと主人公が某カカロットみたいだったということだけだ

その印象は間違いではない。恐らくアニメ制作側もかなりそのイメージ利用していたと思われる。
実は日本版は声優も「ドラゴンボール」の孫悟空と一緒で似たような演技で叫びまくっている。

ミニ四駆は日本では売り方間違えたんじゃないか?
アニメのレースと商品がきちんと組み合わさっていなかったし、中途半端に遊べるものにしようとして作品の夢が壊れるようなガッカリ商品になっていた
ガンプラの商業モデルと比較すれば明らかなように、あれでは本体のマシン+関連商品を売って稼ぐ商売も上手くいかなかっただろう

日本ではタミヤが公式で大会やっていて、ポケモンみたいなブームを起こしたらしい
その大会(公式規定コースを使ったレース)で有利になるようなパーツ、ミニ四駆本体に装着するタイヤやローラーといった改造パーツがミニ四駆の関連商品だからガンプラとは売り方が違うはずだよ
聞いた話では日本市場ではミニ四駆は第一次、第二次ブームがそれぞれの世代で「子供の頃の思い出」扱いになっているということだった

日本では子供向けレース大会、それも全国大会が夏休みに開催されていて子供向けの雑誌でも特集されるなど、リアルと連動する玩具だったらしい
実際「ダッシュ!四駆郎」と「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」が作品として生きていた時期に12年間連続で開催され、その後も断続的に開催されている模様
感覚的には今の大会があるカードゲームのレベルの「玩具」だったのではないかと

逆に言えばこっちだとそういうレースが無かった、或いはあったけど広がらなかったから「遊べない玩具」になっていたとも言えそうだ

ミニ四駆ってすぐに壊れるし、飾るならガンプラの方が良いとなってしまったよな

「ダッシュ!四駆郎」の時期のミニ四駆はウチの国だと地域によって印象がかなり違う
俺の地元だと大きな店ではコース作ってレースをやっていたし憧れの場所にもなっていた
でも参加できる人数に限りがあったから結局は外や家の中で直接走らせて遊ぶことが多かったしぶっ壊すことも多かった

「ダッシュ!四駆郎」がこっちに入ってきた時代ってまだ所得も低かったし「ミニ四駆を買う」というのは結構な贅沢だった
でもミニ四駆ってそれ以外の部分、パーツやコースを買わないと本当の意味で楽しむことができないものだったから当時のウチの国の子供で本当の意味でミニ四駆を楽しめたのはごく僅かだったろう
でもミニ四駆のデザインやアニメなど、国内の子供にとっては非常に新鮮でレースができなくてもかなりの吸引力があったのも間違いない



とまぁ、こんな感じで。
アニメの印象だけでなくミニ四駆関連の昔の記憶や体験談などイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「私は小さい頃にミニ四駆を走らせてビルの階段から落として壊しました。友達は外で走らせて道路にミニ四駆が飛び出して壊しました。私のミニ四駆は走らせなければ見ていられるくらいの状態に修理できましたが、友達のは粉砕状態で修理できずしばらく落ち込んでいましたね」
などといった話もありました。

中国では1990年代半ば頃に「ダッシュ!四駆郎」系のミニ四駆が流行っていまして、私の見た範囲だけでも海賊版ミニ四駆がかなり出回っていましたね。
当時の北京で働いていた日本人のご家庭で現地校に子供が通っている方からは
「子供の学校でミニ四駆大会をやったそうだけど、コースを使うのではなくグラウンドで一斉に並べて走らせたらしい。そしてやはり事故が多発したらしい」
などといった話を聞いたこともあります。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


以前の記事ですが、「ダッシュ四駆郎」や「レッツ&ゴー」のミニ四駆の中国語名も出ていますのでよろしければご参照ください。

中国オタク「ダッシュ!四駆郎や爆走兄弟レッツ&ゴー!!ってあったよね。ミニ四駆の」

中国で大手日本アニメ海賊版サイト運営者に有罪判決が確定 中国オタク「やはり捕まっていたのか」

先日、CODAから中国国内の日本アニメの海賊版サイト運営者に対する有罪判決についての記事が出ました。ありがたいことにこの件に関する質問やネタのタレコミをいただいておりますので、今回はそれについてを。

中国国内向け日本アニメの海賊版サイト「櫻花動漫」運営者に有罪判決が確定(CODA)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「中国の大手アニメ海賊版サイトの管理者が捕まっていて有罪判決が出た」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「櫻花動漫」の管理者が捕まって懲役2年3ヶ月、罰金1万5千元(約31万円)の有罪判決が出たとのこと
あそこが捕まって有罪判決というのは時代が変わったのを改めて実感する

結構前に入れなくなったという話は出ていたけど、やはり捕まっていたのか

ちょっと前に風車動漫の字幕組が捕まったというニュースもあったし、この手の際とも過去の存在になっていくのかね
私が学生の頃は凄い勢いがあったはずだが

昔は海賊版アニメの動画で勢いがあった所はいくつもあったよね
投資が入って正規配信ルートを構築したbilibiliも扱いとしては似たようなものだった

弾幕コメント文化があったとはいえ、昔はbilibiliも違法なアニメばかりだったのに、今では随分と差がついたものだ

他のサイトからすればbilibiliだって他人の作品を盗んで儲けていたのに今では通報して捕まえさせる側になるとか納得できないという感情になるのかもしれない
しかし投資が入ったか、投資で正規版ルートに転換できたかというのは明らかな違いだし、今でも海賊版サイトとして稼いでいたら捕まるのもね……

それで儲けていたらどうしようもないよな
大手になるとそれで利益を得る構造になるので「愛で発電」というスローガンはいつの間にか口先だけのものになるし、そもそも昔だってコスト的に割に合わないから権利者からはスルー、手軽な手段が無く金も無いからユーザーも目を瞑っていたわけだし

こういう所って結局は字幕組の血を吸って儲ける、他所からもってくるだけのサイトだし歴史の中に埋もれていくのだろう

営利目的でオンライン配信、削除要請にも応じないんだからまぁどうしようもないな
そもそも正規ルートが国内にある或いはこっちからもアクセスが難しくない中国語の正規配信が行われている現代では正当性を主張するのは無理だ
それでもやり続けたんだからこの結果も仕方が無い

久しぶりに聞いた懐かしい名前
そしてご冥福をお祈りします?

アニメもゲームも今やってる所は自前で準備するのではなく転載でやってるのがほとんどだから割とどうでもいい

この判決って日本の?それとも国内の?

情報ソースは日本の組織の発表だけど、判決自体は中国国内で訴えたのは国内企業だな

やはりダメだったのか
しかし振り返って考えてみると昔の「正規」はどこまで正しかったのかよく分からなくなる
ここもアプリとかでは正規プラットフォームアピールしていたような……

昔は香港マカオ台湾のだから問題無い!みたいに言っている所もあったと思う
もちろん問題はあったんだろうが昔の環境ではコスト的な問題で中国国内まで来て裁判やろうとする所は無かったし、そもそも外国から中国国内の状況を正確に把握するのが難しかったからな

櫻花動漫ってどの櫻花動漫?
なんか調べたらたくさん「櫻花動漫」という名のサイトが出てくるんだけど

この手の有名なサイトは国内だと似たような名前で釣るパクリサイトがたくさんあるし検索しても本家が上に来るとは限らないからな……ある意味では「櫻花動漫」も不滅の存在さ!

流れてきたニュースが機械翻訳でよく分からない部分もあったので日本語のソース見てきたが、これは国内で捕まって四川で判決が出た、昔日本で字幕組関係者が捕まった案件とは別ルートの事件

ニュースによると国内の正規配信プラットフォーム二社からの訴訟か……

この手の情報は国内のネットだと外国のニュースが一番確定情報として扱いやすいのが何とも言えない

国内だとデマが混じったり余計な情報がくっつく或いは一部の情報が削れて印象が変わったりすることもあるからな
まぁ外国のニュースも機械翻訳でヘンなことになったりすることもあるけどね

国内で捕まったのが2023年で最近まで裁判やっていたというわけね

しかしこの手の取締りの結果、昔みたいにbilibiliで海賊版を見る流れが復活しているのは何なのだろう

でもbilibiliの動画も消えるし再生数も弾幕もそんな伸びてないのを見ると勢いは落ちてるのを感じる
字幕組も昔と比べたら生きている所がかなり減っているし、他所の正規版字幕配信を持ってきて流すだけみたいなのもいるし……

一般層がショート動画や版権とった所に流れてしまい、うるさいのが騒ぐだけになっているし、字幕組側もやる気なくしてAIで手を抜くし、それがまた文句言われてやる気なくしての悪循環になってる節もある

こっちで正規配信できないようなお色気アニメを見れた所なので、捕まることに関しては複雑な気持ちになる
現在の環境でも続けていたのだから捕まるのは避けられなかったとも思うが

今課金するならどこが良いんだ?国内はbilibiliでも規制多いわ配信不安定だわであまり課金する気にならない

台湾のバハムート辺りが中国語字幕では良いという評価になってるな
昔は台湾は制度的にアニメ配信が遅れがち、こっちの方が快適に見れる!くらいの状態だったのに、今では完全にひっくり返って昔のこっちより良いまである

それにしても昔の大手はどこも終わった、存在感が無くなったように感じられるね

身も蓋も無いが、ああいう所は既に旧時代の存在だ
今はアプリでその手のことをやれるからね

俺も昔は櫻花を使っていたけど忙しくなったのと他が便利になったからこの数年はすっかり忘れていた。久々に意識したのがこのニュースだよ。

自分も小学生の頃は入り浸っていた所だし、あのサイトが正しいとは言わないけど、何とも言えない寂しさを感じてしまうよ



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「海賊版サイト、字幕組のファンサブ動画に関しては、古いオタクは皆見ていた経験があるので、言っては何ですがサイトの取締りに関してはなんだか寂しさを感じてしまう人も多いはずです。私自身もそういった感情があるのは否定できません。それと同時にここ数年の間にゲーム系の大手サイトの関係者が捕まったりサイトが潰れたりもしているので『またか』という気持ちにもなります」

「広告や有料会員などで稼いでいるサイトを『愛をエネルギーに頑張っている』存在などと擁護するのは字幕組を擁護するよりも更に困難ですし、サブスクなどで正規版の配信が存在する今の時代に『正規版は高過ぎる』という言葉は通用しません。ですから現代の環境でまだ海賊版の配信をやめない所が版権側に通報される、捕まって罰金や賠償金を課されるのも不可避だったと思えます」

「でもそれとは別に、審査の手続きや規制の問題があるとしても金払っているユーザーにも配信の有無やスケジュールの情報を出さない、配信されても修正削除多過ぎる正規版はひどいと思ってしまいますがね!!」

などといった話もありました。

2016年頃に日本で字幕組の逮捕者が続出した時の反応と比べると、今の反応は淡々としていますし中国オタク界隈の空気も昔とはかなり違ってきているのでしょうね。
近年は中国国内におけるCODAの取組みや成果が分かりやすく出てきている感もありますし、h現地の反応も含めて引き続き追いかけていきたいと思います。

以下は当ブログの2016年〜2018年頃の記事になります。
中国の大手古参字幕組の人間が日本で捕まり、中国にも衝撃が走っている模様

中国オタク「また字幕組が日本で捕まった……」

中国オタク「翻訳するだけで捕まるの!?」 「漢化組」の逮捕でまた中国に衝撃が

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

8/7修正:誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「昔の日本のラノベに出てくるような学生主人公って能力を積極的に鍛えることが少ないのが独特に思えたんだが、あれにはどんな背景があったんだろう?」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「日本人にも異世界系作品で魂が入る前の肉体の持ち主の人格や家族との関係を気にする人はいるらしい」
に関連して別のネタを教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「昔の日本のラノベに出てくるような学生主人公は能力を鍛錬しない」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介せていただきます。


昔の日本のラノベに出てくるような学生主人公って能力を積極的に鍛えることが少ないのが独特に思えたんだが、あれにはどんな背景があったんだろう?
ファンの感覚や社会的な背景などがあれば知りたい

イメージ的には「とある魔術の禁書目録」とかでいいのかな?
確かにあの時代の日本のラノベの主人公は修行しない印象はある

こっちのネット小説だと特殊能力獲得したら次の日には訓練開始だが、日本の学生主人公はスポーツは訓練するけど特殊能力は訓練しない

そう言えば私が読んだ「ストライク・ザ・ブラッド」の主人公も最強の吸血鬼の力を獲得した後は積極的に鍛錬することはなかったな
近接戦闘は昔やってたバスケの技術で何とかみたいな感じだったし

鍛錬せずに日常的なイベントだけで強くなっていくのがカッコイイとされたからでは
まぁ俺がすぐに思いついた例は花山薫だけど!

言ってみれば仕事と趣味で取り組む姿勢や投入する時間の優先順位が違うという話だ
ラノベの学生主人公にとって基本的に戦うのは学校生活を彩る一要素で、不本意に獲得した能力や強さという設定も多かった
これは異世界学園モノでも変わらない

当時の日本ではスポコン、修行で努力する系作品が当時の日本では廃れていたのと、転生チートで能力を獲得する以前の、能力覚醒系作品が流行っていた頃だからね
少年マンガでも修行するエピソード自体が少なくなっていて、修行シーンをカットすることも増える時期だった

でもスポーツ系は鍛錬の描写、鍛錬する際の理屈などが変わっただけで、鍛錬自体はしっかりやる、むしろ最近の作品になればなるほどがトレーニング部分をきちんと描写するようになっていると思う
それに対して能力バトル系は鍛える描写が無いまま進む

そもそも作品の世界観、設定的に学生主人公は鍛錬する時間が無い!

平日は学校、部活にほとんどの時間をとられるし残った時間でメインストーリーを進めてラブコメ展開もやって、挿絵的においしいイベントもこなさいといけないからな
どこに修行の時間があるのかと

学生生活がベースになっていると一つのエピソードが終わったらすぐ次のエピソードだし、次の戦いに関するイベントが始まるから修行の時間をたくさんとるというのは世界観的に難しいのだよ

日本のラノベ主人公の接敵ペースはかなり速い
日本の作品の修行としてイメージしやすい「ドラゴンボール」のように時間をとるのは厳しいし、安易に精神と時の部屋のような設定を導入すると今度は世界観のバランスがややこしくなる

「禁書目録」の上条当麻のスケジュールをきちんと考えてみると、あいつは本当に余分な時間が無いのが分かると思う

「デート・ア・ライブ」とか精霊が多過ぎて交流するだけで一日が終わるみたいなネタを作者がやってたしな

「ソードアート・オンライン」のキリトはゲームの中という特殊な環境を設定してようやく学生の間(作中で最初のエピソードは14歳〜16歳)ようやく「ずっと鍛錬していられる環境」を可能にしたという見方もできる

学生主人公の場合、学校のスケジュールに合わせたイベントを行うのが見ている側に感情移入させる、ファンを獲得する上で強かったというのもあるのではないかと
鍛錬している間に中学、高校生活終わりましたじゃ困るんだよ
学校を舞台にするんだから学生や教師ヒロインとのラブコメイベントの方に力を入れないと!

昔のラノベは「美少女の挿絵を売っている」とネタ混じりで言われていたように、美少女が出てくるイベント、美少女と交流するイベントが人気の上では重要なんだよ
主人公の一人語りで修行して能力が上がるのは文字だけのネット小説ならともかくラノベでは売り物にし難い

文字数に制限が無くて長ければ長いほど課金につながる、月額チケットのお得感アピールができるこっちのネット小説と違って、実本で売られる昔の日本のラノベはページ数という制限があるからな
当時の日本のラノベは修行描写を長々とやっていると濃くて面白いイベントをやってる他の作品との競争に負けてしまうという環境だった

大昔の日本の作品では修行、練習のスポコンが流行っていたけど、1980年頃からそれが否定されていき、修行のやり方や描写が変化していったという事情がある。
日本のアニメやマンガにおける修行のイメージに大きな影響のある「ドラゴンボール」も実は修行の描写を工夫、削減していった世代の作品。そして能力バトル系ラノベが流行っていた頃のは修行の否定が特に顕著になっていた時代でもある
例えば「NARUTO」や「ONE PIECE」「BLEACH」などを見ても修行してレベルアップした、時間が経過した描写はあるけどそれ以前の作品と比べて修行で話数を稼ぐことは少なくなっている
ちなみに現代はネット媒体の出現で量を稼げる修行描写が日本の作品に復活しつつあるという話もある

鍛錬の苦労をずっと描写しても話は面白くならないし読者が見たいのは結果と活躍の方だからね
主人公が目覚めた特別な能力とそれを活用する機転で勝ち続けていく話にするのも手段としてはアリだ

学生主人公だとストーリー内の時間的にも修行させるのは現実的ではないし、新たな能力に目覚める方向で進めるのが無難
こっちのネット小説ではさらっと数十年や数百年の修行をするし、二三年の修行とか軽く考えがちだが学生主人公でそれやったら学生生活終わるし事件によっては世界が終わる

年齢の問題は無視できない。
あまり修行に時間を割くと学生ではなくなってしまうからメインとなる学生の読者に感情移入してもらえなくなってしまうのだよ。

三か月も鍛えれば百戦錬磨な強さ!(代償は一応あることにしている)といったウチの国のネット小説でありがちなパターン、逆方向に極端なのも世界観と合わなそうだしな……

日本の伝奇ラノベってバトル要素があってもそれが中心ではないことが多い
特殊な空間で現実の何倍、何十倍もの時間をかけて訓練できるみたいな設定を作れなくはないが、そういうのをやって主人公が強くなって強敵と戦ってインフレして……というのをやっても大ヒットはしない

ラノベではないが日本のラノベ全盛期と同時代の「魔法先生ネギま」が修行してバトル路線に行って作品の人気が縮小したという事例もあるからね
特殊能力を獲得して活躍するストーリー、ヒロインといちゃいちゃするのが主流でバトルはあくまでその手段だ

概念攻撃が飛び交うような世界観だと普通に鍛えてどうにかなるバランスではないというケースもある
「物語シリーズ」の阿良々木君とかどうやって日常的な鍛錬で怪異に対応しろというのか

例えば上条当麻の場合、能力消去というレベルアップで強くなるタイプとは別物の概念能力だし、近接能力を鍛えるにしても物理系の相手は大体強過ぎる、現代社会の訓練では追いつけないという事情があるな

現代の学生生活ベースの世界観だと設定的に鍛錬の時間を作り難いしラノベのストーリーの構造的にも鍛錬で時間を作るのが難しいんだよな
ヒロイン達の前からしばらく消えて、成長した姿で再登場するみたいな展開もあるが何回も使えるものではないし、主人公の連続性が消えてキャラも変わってしまうので読者がそれを受け入れるかどうかは賭けになる

「ハイスクールD×D」のように学校そのものが特殊な組織の場合、夏休みなどが修行エピソードになることもあった
なお修行という名のサービス、水着、温泉回になることも多かった模様

これは読者に対するサービスの問題とも言える
努力しない平凡な人間が空からヒロインが降って来る、突然眠っていた能力や才能に目覚めるというギミックが良いのであって、努力して頑張ってようやく強くなるのは違うんだ

それに関しては読者にとってチート能力、強さを獲得する上で都合が良い、納得しやすいのは何かという話にもなりそうだね

妄想する上で手軽な方向に行った結果というのはありそう
その方向でどんどん強化されていくと今の日本のラノベの転生の際に才能と努力できる性格を獲得するテンプレになるのではないかと
今のラノベ主人公は最初から強いか、チート能力の新たな使い方を開発するというのが多い
中には鍛錬するのもいるけどJRPG的な経験値とレベルアップで分かりやすく見せる形だ

昔の能力バトルなラノベだと、鍛錬する人間は主人公にやられる役割になっていた
流派としての歴史を積み重ね個人としての鍛錬も積み重ねた敵を、特殊な能力を持つ主人公が能力の相性や機転でやっつけるのが良いとされていたんだよ
上でも言われている「禁書」の上条当麻は全ての能力を消す能力が特徴なので鍛錬して強さを競うのは敵と同じ基準になり主人公の特別さが消えるということでもあるから、作品の人気のうえで積極的な鍛錬は逆効果になる可能性もある

今の日本のラノベだと転生チートを獲得したらすぐに訓練する傾向はあるし、日本のラノベだけで考えても結構変化している。
この辺に関しては昔の出版ルートが全てだったラノベと、今のネット小説から商業化ルートも多いラノベの文字数や更新ペースの違いもあると思う
ネット小説だと文字数制限が無いし、特殊能力を使いこなす過程で周りに対して俺TUEEEEEもできるから文字数稼いで速い更新ペースを保てるから人気獲得の上でも便利

当時の作品、特殊能力系は鍛えて何とかなる設定ではないことも多かった
成長しない能力前提の相性、特殊な活用による騙し合いなどが見せ場になっていたという事情もある

パワーアップする場合は感情の爆発などの特殊イベントでの覚醒だったよね
経験を積んでレベルアップできる世界観ではないこともあるし、そもそもどうやって訓練、修行すれば良いのかハッキリしない世界観なこともある

自主的にかかわっていくスポーツと違って伝奇系主人公って巻き込まれて話が進む、特殊能力が主人公自身にとっては迷惑なものになっているパターンも多いし、そうなると鍛錬しなくなるのも理解はできる
しかし見ている側としてはもどかしくてイラつく

日本のラノベも最近はチート獲得してそれを鍛える描写が増えているし、ラノベ以外でも近年大当たりした作品、「鬼滅の刃」や「葬送のフリーレン」などでは修行関連のストーリーが入るようになっている
特別な能力とそれに関する鍛錬の扱いに関しても一昔前とは変わってきているし、「呪術廻戦」とかは特殊な学校にして鍛錬の描写も混ぜ込んでいたから学生主人公の扱いも今後更に変化していくんじゃないかな



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈のイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国のネット小説でも定番のいわゆる仙人関係の修行では世界観的にいくらでも時間をかけられるような所があるので修行の内容や時間もインフレします。ですから現代ベースの世界観の主人公とは時間の使い方に関する考えも違うものになりますね」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「20年前の中国でFateのセイバーってなぜ大人気になったんだろうか?俺は昔から人気が高いという印象しかないので教えてほしい」

FGO10周年でいきなり石が1000個降ってきましたが、これだけあると何に使うかよりもどこで自分は溶かしてしまうのかが不安になってきたりも。
それはさておき、ありがたいことにFate関連のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国で「Fate」やそのキャラクターは昔から人気が高く、長い間日本のコンテンツの看板的存在にもなっています。
しかし近頃は中国のFateファンも世代が積み重なり、昔の中国のFate事情を知らない人も増えているそうで世代間のギャップが話題になることも増えているのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「20年前に中国でセイバーが大人気になった理由は?」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


20年前の中国でFateのセイバーってなぜ大人気になったんだろうか?俺は昔から人気が高いという印象しかないので教えてほしい

あの時代では突出したキャラデザの良さ、新奇な組み合わせだった
鎧を装備した美少女金髪キャラというのが衝撃的だったのよ

当時の国内レベルによるキャラデザの衝撃があったのと、優雅で強い武装美少女というのも「新しかった」

アニメやマンガにおける金髪女騎士の代表格だったからじゃないか?
象徴となるキャラはジャンルの拡大と共に人気や評価にブーストがかかる

呆毛(訳注:「呆毛」は「アホ毛」を指す中国オタク用語で、セイバーのあだ名でもあります)の人気の期間を考えると、いわゆる薄い本的な人気だけではないよね

エロ関係が無いとは言わないし、何なら初期のフックはエロCGというのもあったろうけど人気の期間や18禁同人創作の需要を考えるとそれだけではないというのは確かだろう

キャラデザの良い金髪碧眼の女性キャラであればそれなり以上に人気になるのは分かるが、それがずっと続いているのは考えてみれば不思議
自分が見た印象では後ろでまとめる髪形がちょっと珍しい、優雅で良いくらいだ

言いたいことは分かる
私も赤セイバーは大好きだけど青セイバーはそんなに……

日本のオタクにとってどうだったのかは知らないが、昔の中国のオタクというかアニメマンガ好きにとってセイバー以前にセイバーのようなキャラは存在しなかった
初見殺しにやられた部分はかなりあるかと

あの頃のセイバーの吸引力はエロ画像ではなかったな
キャラデザの良さ、設定、作品世界観による完璧な美しさがあった
当時の国内にあの完成度のキャラをぶつけられたらそりゃあね……

今の二次元関連コンテンツが溢れている環境に慣れた状態で見ると突出したキャラには見えないだろうけど、昔はそんなの無かったからね。
何も知らなかったというか、時代遅れの環境に最新の人気キャラが殴り込んできたような感じかな?私も昔、アニメ雑誌の表紙のセイバーとエクスカリバーの美しさにやられた人間だ。

俺もそうだったな……当時様々な所で見かけるセイバーの存在に目を惹かれたよ。
似たようなのだと「艦これ」からのミリタリー系擬人化もそうだと思う。
「艦これ」はキャラが多かったし国産フォロワーも大量生産されたけど、セイバーに関しては当時完全に一人に人気が集中していた上に国内の同人も商業もまだ活発ではない時期だったので国産作には雑なパクリが多くまともなフォロワー的なキャラ出なかったので唯一の地位、存在感を築いたのではないかと。

セイバーは昔からの大人気キャラで当時の人気ランキングだと常に最上位級ではあったけど、別に国内のオタクが全員好きだったわけではないよ
大好きな人もいれば、好きでも嫌いでもないという人もいたし、俺も友人がハマりにハマっていたのが印象に残っているくらいだ
しかし当時の人気キャラでセイバーのように今でも現役の人気キャラというのはほぼいない、大体は若い頃の思い出のキャラ扱いになっているからそこは間違いなくトンデモナイとは思う

自分はリアルタイム世代だけど、なぜ大人気になったかはよく分からない
ただ昔の自分が彼女の剣と必殺技は好きだったのは確かだ

エクスカリバーがカッコイイというのもあったな
剣の一撃でビームと共に薙ぎ払うという「必殺技」は当時としては非常に珍しい演出だった
金ぴかの王の財宝は設定は驚きだったが演出自体は武侠モノにある剣の投射攻撃だからそれなりに馴染み深いものを感じたが、エクスカリバーはそういうやり方があるのか!と驚いたよ

同意だ。エクスカリバーは本当に衝撃的だった。
ああいった演出の「大招」をエクスカリバーで初めて見たという人も多かったはず。

装備、特に剣は今までにない特徴的なものだったし印象に残りやすかったというのがある
今度中国版FGOと支付宝のコラボで長さ約25cmのエクスカリバー型の全国共通交通カードが出るのも、かつてエクスカリバーがウチの国に対して与えた影響の結果と言えそうだ

人気の維持に関しては実は食いしん坊キャラであることのギャップ萌え、「呆毛」(アホ毛)というネタにしやすい、呼びやすいあだ名が定着したのもあるかな
ネタ寄りではあるが「土狼」のようなネガティブではないあだ名は長期的なキャラ人気に関してはかなり重要だった
(訳注:「土狼」は昔の中国オタク界隈で嫌われまくっていた衛宮士郎の蔑称の一つです。これに関しては当ブログの過去記事中国オタク「衛宮士郎の蔑称『土狼』って昔とてもよく使われていたらしいがどんな感じだったの?」などもよろしければご参照ください)

簡単に言えば、それ以前に存在しなかったタイプのキャラだったから
現代ではテンプレ、フォロワーキャラが増えすぎて平凡に見える、絵柄も現代の高密度な挿絵と比べたら簡素に見えてしまうので昔の人気は分かり難い

セイバーというかFateが入ってきた当時のウチの国のオタク界隈には本当に情報が無かった
二次元という言葉どころか「御宅」という言葉すらきちんと意識されていなかった時代に、日本のオタク文化の象徴として入ってきた高クオリティで前例のないキャラというのが衝撃的だったわけだな

入ってきたタイミング的には「涼宮ハルヒ」の直前〜その後くらいだからね
テレビで放映されたアニメ、一部の海賊版や断片的な情報を紹介するアニメ雑誌くらいの所に急に入ってきた強力なキャラクター
今の時代なら「FFT」や「魔界転生」の影響を受けたみたいなのは分かるが、当時は皆そんなの知らなかった、調べようが無かったから急に来た怪物的コンテンツ、聖杯戦争などの概念と共に登場したヒロインだったのよ

スタジオディーン版アニメはお世辞にも褒められた出来ではないが、セイバーというキャラと萌えは当時の中国のオタクに対して非常に深く刻み込んだのは否定できない
逆に衛宮士郎はそれ以降長期間にわたって中国では人間のクズなキャラとしてヘイトを集めまくったのとは対照的だったのは今になって考えてみると興味深い現象だ

スタジオディーン版はセイバーの萌えキャラとしての描写は良かった、
敵に立ち向かう態度とマスターに対する態度や、美少女の外見でありながら凛々しい騎士王としての精神があるといったギャップ萌えが燃料としては役に立ったという話がある
それに加えて昔のアニメ視聴者はオタク向けコンテンツが飛ばしてくる萌えに対する抵抗力が無かったという事情も……

「Fate」とセイバーはウチの国の二次元(当時はこの言葉自体がまだ無かったが)に新たな人気ジャンルを構築したんだよ
そしてフォロワーキャラが量産されていったことにより、今となっては「平凡な存在」に見えてしまう
もっとも、アルトリアというキャラ自体はランサーで成長した状態を出したり、原作の闇落ち死亡ルートのキャラを長編シナリオで活躍させたり、別世界線別人格の最優キャスターとしてFGOでの相棒になっていたりといまだに現役なんだよね……

当時の空気として、日本のオタク界の頂点の作品とその象徴となるキャラという補正が極めて大きかったというのもある
だからその空気が無い現代の視点で2006年のディーン版アニメだけ見てなぜ当時の中国国内で「Fate」とセイバーが人気になったのか分からないのは理解できる
そして「Zero」だけを見てセイバーがなぜここまでの人気や評価になったのか分からないのも理解はできる

「Fate/Zero」を見てFateや金ぴかが国内で大人気になったのは理解できてもセイバーの人気と評価は分からんだろうな

「Zero」だけ見ると悲劇の皇帝の娘化版くらいの印象だからな
でも「Zero」以前から「Fate」のキャラだけは大人気だったのも確かだ
Fateの原作ゲームはきのこの文章の癖と単純な文章量の多さから、ファンサブの中国語化パッチが出回るのもかなり遅れていたのに

昔は本当にスタジオディーン版がある程度量のある、まともな「Fate」の情報ソースみたいな時代が結構長く続いた……
そういった中でもセイバーがある種の象徴として大人気キャラであり続けたのは、キャラデザや設定の強さと分かりやすさ、そして型月のブランドによる所もあったのかもしれない
そしてその後はオタクをやるならFate(/Zero)の知識は必須という時代があって、その中でセイバーは基礎知識の一つとして人気を保ち続け、そしてFGOにつながったら今度はランサー版が出てきて更に人気の寿命が延びた

今ではランサーアルトリアの方がイラストでは先に来る、皆そっちでイメージするようになっているから昔の国内における大人気やその背景に関して余計に分からなくなっている気もする

それはある
私は昔のアルトリアは知らなくて、ランサーアルトリアが好きなだけだ!

やはりキャラデザ、性格、設定など様々な要素に前例のない存在だったからだろう
今ではアルトリアのようなキャラデザはファンタジー系女性キャラ、女戦士キャラのテンプレの一つくらいになっているが、当時の中国のオタクにとっては他に類を見ないキャラとして刺さるキャラだった

ここまで出ていない要素だと、女騎士の格好の他に現代的なスーツを着る、でかいバイクを乗りこなすというのも非常に印象的だったかな
神話伝説キャラのバトルに現代的なカッコイイアイテムが組み合わさるのは非常に新鮮な描写だった

自分の知らなかった話も多くて面白い。ついでに聞きたいんだけど、アルトリアってアーサー王の「娘化」なわけだが、性別転換の時点でかなり人気は限定的なものになりそうなのになぜ大人気になれたんだろう?
昔は娘化ジャンルが今ほど受け入れられていなかったのに、なぜアルトリアは問題なかったの?

アーサー王伝説は知名度が高くても、アーサーに関する知識が豊富でアーサーに感情移入しまくっているような人はそんなにいなかったからね

当時はセイバーの方が「Fate」と一緒にそれに過去のアーサー王のイメージと重ならない独自のビジュアル、武装で先に大人気になっていたし、後からアーサー王が元ネタと聞いても同一視されることはあまり無かったかな。
もっとも昔は歴史上の人物、神話伝説上の人物の「娘化」に対する反発が今よりも更に強かったのは間違いない
例えば当時だと日本の作品で定番な三蔵法師の娘化に関しては受け入れられない、日本人は気持ち悪いという反発が主流だったよ。

「娘化」、歴史上の人物の性転換ネタに関してはセイバーが先に大人気になっていたから国内でも受け入れられやすくなっていったのはあるだろうな



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の昔の記憶も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「現在の中国のネットではアルトリアはセイバーではなくランサーの画像の方が貼られることが多く、下の世代の間ではランサーのアルトリアの方を先に想像する人が多くなっているようです。言っては何ですがセイバーの絵柄は今の若い中国オタクにはそれほど効果的ではないと思います」

「しかしランサーアルトリアという現代向けの豊満なバージョンはとても効果的です。セイバーに限らず、型月の旧キャラの活用、現代向けに新たなデザインと新たな解釈で出すやり方は本当に凄いと思います」

などといった話もありました。

考えてみれば私が大学に入ってから出会った(大体2000年代前半頃です)本格的な中国オタクの方々、それも大学の動漫サークルのオタク活動を活発化させコミケ参加などもした初期メンバーの中にもセイバー好きな人がいましたね。

今となっては懐かしいセイバーの邪神像は2006年の話ですし、
中国のアニメ雑誌付録にセイバーのフィギュア…大陸に邪神降臨?
中国でもアンテナが高い、濃いオタクの人はかなり前からセイバーの存在を意識していたようです。
そんな訳でセイバーは中国でも20年程人気を保ち続けているキャラという見方もできそうです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「衛宮士郎の蔑称『土狼』って昔とてもよく使われていたらしいがどんな感じだったの?」

中国オタク「日本でアーサー王や円卓の騎士ってどういう風に広まったの?Fate以前にも知られてはいたんだよね?」

中国オタク「日本人にも異世界系作品で魂が入る前の肉体の持ち主の人格や家族との関係を気にする人はいるらしい」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国ではいわゆる異世界や過去の歴史に転移転生する作品が「穿越」という大人気のジャンルになっていることもあり、転生系作品のテンプレやそれに関する議論も昔から活発に行われているそうです。
またそういう背景があることから、日本の転生系作品に関する話に関しても興味を持つ人は少なくないのだとか。

少し前に日本のネットで「異世界転生先の子供の家族が気の毒」というのが話題になっていましたが、それが中国オタク界隈の一部でもちょっとした話題になっているそうです。

異世界転生もの、自分の子供の中身が得体の知れないやつになっていた両親が気の毒…「無職転生」「本好きの下剋上」など元の体の持ち主に言及した作品も(Togetter)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたこの件に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本人にも異世界系作品で魂が入る前の肉体の持ち主の人格や家族との関係を気にする人はいるらしい。議論になったりもする模様

いわゆる「魂穿」問題か
確かに日本の異世界系でもその手の問題に関係しそうな導入の作品はあったね

引っかかる部分なのは確かだし、人気の作品は大体問題を回避する方向になっている気がする
例えば国内の作品だと死んでから時間が経っていない、まあ暖かい死体に入る、わずかに残った魂を吸収なり同化するなりして記憶をのぞき、その世界の事情と元の持ち主の背景を知るとかね

こっちでも昔から議論になるネタだよね
結局は「そんなこと気にしてどうするの」ということになりがちだが

しかし批判の口実になるとめんどくさいし、競争の際のリスクにはなるから作者側もそれなりに気を付けているポイントではあると思う

日本でもこの手の議論はあるのか……やはり引っかかる人はどこの国にもいるんだな

日本の作品だと例えば「本好きの下克上」はどうだったっけ?
あれも確か周りに魂の入れ替わりを気付かれたケースだったように思うが

あれは描写とは別に設定上は前世の記憶と人格が覚醒する形だな
ただ倫理的にはクリアーしていても元々の子供の人格が変化、実質的に消えるという親兄弟からすれば血のつながりはあってもわりとキツイ展開なのは確かだし、覚醒後の本人の性格もわりとアレだから何の問題もないとは断言し難い

「本好きの下克上」はちょっと特殊な例だね
当初は主人公自身が憑依して体を奪ったと認識しているけど家族は娘がちょっと変になったと思っているだけ、幼なじみは身体を乗っ取ったと見ている(主人公と同じ認識)状態、しかし後になって前世の記憶を思い出して人格が前世中心に再形成されただけ、憑依ではなく転生という設定が出てくる
ただこれに関しては読者からのツッコミが出たことによる後付けという見方もあるのでヤヤコシイ

そういう変遷があるということは、やはり日本でも問題視される部分ではあるんだろうな……韓国の作品もこの手の転生は多いし、どこの国でも問題になっているのかね
転生要素が神話にもたくさんあるインドではどういう認識になっているのか気になってきた

ウチの国では昔から語られている話題だし、日本でも昔の少女マンガの「ぼくの地球を守って」にそういう話があったから転生ネタを使うとついて回る話なんだろうな

俺が読んできた国産作品にも、他人の身体を乗っ取ったのではなく実は前世の記憶を思い出しただけ、現世が前世の記憶と人格を消化しただけという形でこの手の問題を回避しようとしている話はあったな

個人的にはテンプレ活用した作品でそこまで気にしないでも良いと思うんだけどね……
作者も読者もそういうものだと割り切って俺TUEEEEEなどを楽しむのがほとんどだろう

普通に生活している現地人に憑依するのは気にする人が出るし、国内だと憑依は胎児や死者スタートになりがち

国産作品だといわゆる転生前の「孟婆湯」を飲まなかったので前世の記憶を取り戻すというテンプレがあるけど、日本の作品で記憶を失わずに転生するテンプレって何があるんだろう?
私はトラックにひかれて神様に同情される、補償されるくらいしか知らないのだけど

この手の問題は死産した嬰児や植物人間状態の人間などに入るのが無難だろう
さすがに普通の日常生活している人間に憑依するのは問題だが、そのままでは死ぬ或いは死んだような状態なら介入しても気にならなくなるはず

憑依先が魂の無い体でも倫理的な面で憑依を悪意がある、気持ちが悪いと感じる人はいるんだよ
例えば死んだ子供、死産する子供への憑依は言ってみればある種の乗っ取り、家族視点でみれば子供の死体を利用され下品で醜悪なことをされるわけだし、極めて強い悪意があるとしか思えなくなる

「無職転生」とかではそういう批判するのもいたけど、作品自体が気に食わない人の口実になっている節もあったからなあ
そういう空気だとどんな設定でも価値観で批判されるからどうしようもない

死んだ悪人に憑依するという手もある
人間関係バッサリやれるし、主人公がその体のやった悪事の影響に巻き込まれるといった話のフックにもできるからね。

悪人憑依はあまりよろしくないという意見がある
まず悪人自身に対する懲罰、悪事の結果を受けないまま、主人公が替わりに「良いこと」をする「良い人」になってしまうし、被害者も悪人に対する気持ちの持っていきようが無くなりかねない
そして場合によっては主人公の魂が入る前の悪人に被害を受けた「良い人」、良い人になり成功した主人公を恨む、嫌がらせをする悪人という逆転状態、死んだ悪人が死後評価されまくるというヒドイ状態になりかねない

この話題で気になってきたんだが「推しの子」みたいなのはどういう扱いなんだ?

「推しの子」は神の主導による転生だからこのテーマとは別扱いだと思う
もちろん個人の好き嫌いはあるだろうけどね

結局、この手の作品で問題になるのは憑依していること、憑依前の人格や生活が存在するのを見ている側に意識させる展開をやり過ぎる、繰り返して強調することなのでは
意識されなければ問題にはなり難いわけで

それも道理だね
主人公の魂が入る以前の状態、人間関係を強調し過ぎて失敗した作品はウチの国のネット小説でも珍しくない

利己的な主人公であれば他人の身体を乗っ取るのも問題無いと思うが、見ている側は主人公に付きまとう倫理的な欠点を嫌うし、他所に足を引っ張られる原因にもなるからな
問題はできるだけ減らしておくべきなのだろう

近頃の国産作品で憑依展開やる場合、元の身体の持ち主は何らかの原因で死んだ設定がほとんどじゃないかな
これなら引っかかる人も少なくなるのは確かだ

雑な思い付きの質問ですまんが、なぜ憑依というリスクの高い展開を採用する作者が今でも多いんだ?
この問題って転生させれば大体は回避できるように見えるのだけど

大きな理由としては書きやすさ、分かりやすさがある
人格や感情、知識、能力といったものを維持したまま別の世界へ行くというのが納得しやすいし、メインストーリーにもすぐ入っていける
転生して子供からやると描写が怪しくなるし、話も長くなって矛盾が増えるリスクが上がるから成長過程で稼ぐ構想でもなければ憑依の方が有利な部分も多い

リスクがあると言っても書き方次第で回避できる
例えば最近の日本のアニメだと「悪役令嬢転生おじさん」は元のキャラを意識している、最終的には身体を返却すること前提で動いていたのは面白かった

「無職転生」は死産した子供に入るパターンだから問題は無くても気になる、主人公の精神状態や前世の経験も含めて親との関係が難しくなる、それが前半ストーリーの主軸にもなるというのが面白かったね

国産作品を見た感じでは冷たくなった死体や人の形になる前の胎児に入るとかならそこまで問題視されないし、リスク回避だけを理由に憑依展開にしないというのはあまり良い選択ではないと思う

結局はテンプレ的な導入部分でしかないからね。
本当に大事なのは本編のパワーの方だし、それがなければどれだけ炎上しないように気を使っても意味がない

これに関しては人間関係を気にする人が多いから、そこを強調しなければいいんだよ
例えば孤児にすれば概ね問題無くいける

創作界隈だと「孤児になったら親の心配をしないでいい」というブラックジョークがあるくらいだからな

元の魂が残っているか、残っていたとして吸収されるか主人公の魂と交流するのかで変わるし、死体の家族や友人知人との交流があるかでも話は変わって来るんだよね

でもそういうのってストーリー的には評価する人がいても爽快感、作品人気や課金につながるかは結構怪しいから力を入れる作品はそこまで多くない気がする

この間アニメ化が決まった「悪役令嬢の中の人」はこの憑依する元の魂が話の鍵になっていたな
現代人善人キャラに憑依されその愛によって救われた悪役令嬢人格が、貶められた現代人キャラのために「ヒンメルならそうした」とばかりに現代人善人キャラの言動を模倣しながら復讐をしていくという構造が面白い作品だった

これまで見た作品から考えると孤児、死んだばかりの遺体、胎児、あとは家族から虐待されているキャラとかが無難な所だと思う
あとは作者が書きたい内容、書きやすいテンプレ次第だ!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における見方や無難とされる展開などイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国国産ネット小説は課金が一般的な環境なので、作者は読者の反応、特に読者に嫌われないことをとても気にします。憑依転生する身体の憑依転生前の人間関係や善悪に関しても、大部分の読者からすればどうでもいいことですが、一部の読者から批判される、人気になってから価値観問題などで叩かれたら怖いので作者側は意識しないわけにはいきません」

「この問題の場合、中国では孤児に転生するのが何かと安全ですが日本の作品では孤児に転生する作品は多いのでしょうか?私が知っている範囲だと『幼女戦記』などがありますが、他に有名な作品はありますか?」

などといった話もありました。

日本のネット小説系作品のテンプレ要素には中国のネット小説にも似たようなものがあることも多いですし、何か面白いものがあれば追いかけてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本の異世界系作品によくある自称最弱職業で本当に弱いのってあるの?どれも実は強くなれる職業だよね?」「最弱の職業は日本で人気の追放系と相性が良い」

中国オタク「日本の作品は補助やタンク追放し過ぎ」「日本のゲーマーは補助やタンクの役割を重視しないという話はどこまで本当なの?」

百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

中国に広まっちゃった日本のオタク文化や、中国のオタクな若者達に関する質問、更には当ブログへのネタ提供にツッコミなど大歓迎でございます。

コメントに書くのは何だというのでしたら、baiyuanlongyang「at」gmail.com (「at」を@にかえてください)の方にメールを送ってくださいませ。
このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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