「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む

記憶が薄れる前に書いておこうと、北京において行った「文化交流」という名のオタク活動やその方面のネタを適当に綴っております。

2026年05月

中国オタク「回転寿司って日本だとかなり下等な扱いだったりするの?日本の作品やイラストでの扱いを見るとあまり良いものではないように感じられるのだけど」

ありがたいことに食べ物ネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国国内にも日本の回転寿司が進出するようになってからかなり経っていることもあってか、中国オタク界隈でも「回転寿司」はかなりイメージしやすいものになっているそうです。
ただ日本における回転寿司の扱いやアピールポイントなどに関しては把握し難い所もあるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の回転寿司店と普通の寿司店の扱いの違い」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


回転寿司って日本だとかなり下等な扱いだったりするの?
日本の作品やイラストでの扱いを見るとあまり良いものではないように感じられるのだけど

私の住んでる所で食べられるちゃんとした寿司は回転寿司だけなんだけど……そんなにダメなんだろうか?

日本だと普通の寿司は高級料理、それに対して回転寿司は明確に大衆料理扱いなので階級が違う
しかし中国国内だ回転寿司の方がヘンな日本料理店の寿司より良かったりするんだけどね!

日本人はあえて「回らない寿司」という言い方をするぐらい、普通の寿司と回転寿司は別物だという認識が強い

確か普通の火鍋と回転火鍋のような関係ではないんだよね
料理としても別カテゴリ扱いになるとか
(訳注:回転火鍋は一人用の火鍋スタイルで、回転寿司のようなレーンを具材が回っているのでそれをとって火鍋にします)

火鍋で例えるならその辺のセルフサービス系の所と海底捞の違いみたいなものじゃないか?

味の好みはさておき、道端の屋台とホテルのレストランでは同じ名前の料理でも扱いや値段が違うようなものでは

こっちだと珍しさや日本料理ブランドなどによって何となく価値が出ているけど、日本国内だと回転寿司は「安い店」なんだよ
それだけで扱いとしては何となく分かるだろ

回転寿司って寿司の中では最も安い寿司という扱いだからね……

日本では回転寿司の下にスーパーやコンビニの寿司というのがあるよ!
あと回転寿司はハンバーグや唐揚げなど動物系の肉を使った寿司や麺類などの寿司以外の主食、スイーツなどもある
普通の寿司店はそういうのを入れない、伝統的なスタイルの所だから本物ではない扱いをされることもあるとか

日本の回転寿司ってアニメとのコラボも多いし、かなり軽い扱いなのは何となく分かる

こっちだと「回転寿司」という形式が日本っぽくてなんかカッコイイ扱いになるけど、日本だとそういう補正が無い、単純に大衆向けになるんだろうね

この際だから聞いてみるけど、スシローやはま寿司って日本ではどういう扱いなの?
こっちで行くなら一人当たりの予算は普通の日本料理屋とは変わらないが、日本だと扱い悪いの?
以前私が日本旅行に行ったときは日本のTVでCMを結構見たんだが

その二つは日本だとどちらも典型的な回転寿司チェーン店
ファストフード系のチェーン店としては有名だけど、個別の店の地位は日本版マクドナルドみたいなもの

スシローとかこっちだと別に安くない、キャンペーン中でなければ行くのは躊躇うくらいの値段の店なんだけどね……

中国国内のスシローは日本のスシローより高い
以前日本人の同僚が「中国でやっているから仕方ないけど日本と比べて高いので相対的に微妙な味に感じてしまう」と愚痴っていた
その人が言うには、スシローは日本だとファミリーレストランみたいなものらしい

回転寿司ではない寿司店には高い所もあれば庶民向けの所もあるよ
でも高い所は本当に高い、日本料理店でも最高ランクになる
なお自分のソースは主に「将太の寿司」なので現在の日本の寿司事情に関してはよく分かってないと思う

回転寿司の寿司ネタ、例えばサーモンやマグロは代用品だし、本物の材料を使う本当の寿司店とは違うということだ
でも俺は回転寿司を普通に楽しんでいるので、コンビニや街角のスタンドで買うハンバーガーの形をした食い物ときちんとした洋風レストランのハンバーガーほどの違いは無いと思いたい

日本だと普通のレストランで刺身定食を食べるなら3000円くらいになる
それに対して回転寿司は一皿500円以下なのでかなり安いんだよ

一皿が安い回転寿司でも10皿くらい食べると日本料理店の定食よりも高くなるんだけどね……

日本のチェーン店系の回転寿司だと100円200円のからあるよ
最近は物価上がっているから分からないけど、私が留学していた時期は1000円くらいで満足できる量を食べられた

日本だと回転寿司と正式な寿司の差はかなり大きい
回転寿司は一皿200円くらいだけど、正式な寿司の店で「おまかせ」をやると一人数千どころか数万も普通だ

レストランのシステムとしてはセルフサービスとファストフードの組合せだと考えれば店としての格がどの辺になるかは想像できるかと
俺は歩いて好きな時にいける回転寿司で十分だけどな!

材料と作り方が違うから値段に差が出る
回転寿司は冷凍の刺身や具材を料理用の機械で固めた米に乗せて出すシステムだから料理人が調理して出す正式な寿司屋とは全く違う

専門の寿司職人がいるような店って毎日魚市場まで行って新鮮な魚を仕入れて客の目の前で調理してみせるわけだから、冷凍を使った作り置きとは別者扱いになるのも当然ではある

その場で切って人が握るから値段が違うんだろうけど、それがどこまで味に影響するのだろうか?私には分からない……

値段に関しては分かりやすく言えば原材料と人件費の違い
逆に国内だと仕入れのルートや資本力の関係から回転寿司の方が普通の寿司より上になっている部分もあるかと

でも国内の回転寿司も別に新鮮ではない気がするんだが……私が以前食べた時は貝類がちょっと嫌な予感がするべたつきを感じた
問題は無かったけどその後は回転寿司を何となく警戒するようになっている

「名探偵コナン」だと回転寿司をバカにする記者が被害者になっていたけど、そいつの暴言的に回転寿司と普通の寿司には結構距離があるんだろうとは感じた

あったね
被害者が回転寿司を罵倒しまくってたし、容疑者がみんな気の毒で被害者に全く同情できない回だった

店の方向性がかなり違うんだよ
普通というか正式な寿司屋って常連と一緒に行くとか、何度か通って認められないと良いネタを出してくれないとか、値段も時価ばかりで知識が無いと想像できないなどの不文律があるので富裕層向けの「難しい」店だ
それに対して回転寿司はネタは見れば分かるしメニューもハッキリしていて、値段も皿の色で簡単に分かるなど一般人向けに特化した商売になっている

元々は大衆向けの料理だった寿司が高級化して、その反動でまた大衆向けのビジネスモデルとして出現したのが回転寿司
だから日本人の間でも肯定派否定派がいて結構ややこしい



とまぁ、こんな感じで。
中国国内の回転寿司のイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「回転寿司のシステムは中国の飲食店にもかなり影響を与えました。最近の中国国内では『おひとり様』の食事の需要が急速に高まっていますが、一人で食事をするのは寂しい、嫌だという人も多いです。また基本的な問題として中国料理は普通の店だと一人向けの量の料理の選択肢がとても少ないという事情があります。回転系レストランは周りに一人で食べている人がたくさんいるので一人で入って食事をしても寂しくない、回転する料理は見ていて楽しい、そして好きなものを選んでコスパの良い食事ができるシステムとして成功しています」

「恐らく最も分かりやすい成功例は回転火鍋ですが、他にも様々な回転系レストランがあります。火鍋や串焼きなどの調理する具材だけでなく料理が回転している店も増えていて、例えば最近は回転四川料理などが話題になっていました」

「でも私が実際に行った店だと冷めて味が落ちるので冷菜や火鍋の具材みたいなもの以外は難しそうだと感じました……中国料理には回転寿司システムに向いていないものも多いと思います」

などといった話もありました。

近頃の日本では様々な理由から回転寿司があまり回転しない、注文して流れてくる形になってきているようですが、中国では回転が新たな需要と結びついているかもしれないのはちょっと面白いですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「名探偵プリキュアが名探偵コナンとコラボ?本当の話……?」「プリキュアが死神とコラボしていいのかよ!?」

「名探偵コナン」と「名探偵プリキュア」がコラボをするそうですが、ありがたいことにこの件に関する質問とネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

「名探偵コナン」と「名探偵プリキュア!」がコラボ、コナンとキュアアンサーが共演(コメントあり) (コミックナタリー)

中国では「名探偵コナン」が昔から大人気の定番作品になっていますし、今期の「名探偵プリキュア」は中国オタク界隈でもキュアアルカナ・シャドウが大きな話題になっているのもあってか今回のコラボも結構な話題になっている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「名探偵プリキュアが名探偵コナンとコラボ?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます


名探偵プリキュアが名探偵コナンとコラボ?本当の話……?

てっきり同人ネタだと思ったらちゃんとアニメの予告の画像が流れてきた
私は今とても混乱している

プリキュアが死神とコラボしていいのかよ!?
プリキュアは殺害禁止アニメじゃなかったの?

一応コナンは怨恨ではない、犯人も容疑者も死なない、みたいなパターンはあるから……

一方向ではなく双方向でのコラボか……現代ベースだしやってやれないことはないということか

パロディでネタをやるとかではなく、本当のキャラが登場するのか
しかもどちらの作品でも作画を合わせてくるとは

年代的には1999年だから意外に相性はいいのか?

予告の動画でコナンの声が聴こえて凄い!と思ったが、よく考えたらプリキュアに高山みなみ出てたな

うむ、敵役ではあるがダークプリキュアで「ハートキャッチプリキュア!」に出ている
まぁ日本の一線級の女性声優はサブキャラを含めれば大体どこかでプリキュアには出ていると思う

プリキュアの方の蘭にきちんと大きな角がついていて笑った後に、山崎和佳奈さんがお亡くなりになったのを思い出して少し悲しくなった

私もそうだ。声優の訃報に接するのはつらいよ

以前の「クレヨンしんちゃん」コラボと比べたら、「コナン」はジャンル的には分かりやすいし、驚くようなものではないと思うんだが……

いや、コラボとしては「名探偵コナン」はかなり有り得ないレベル
「プリキュア」と「クレヨンしんちゃん」はTV局が同じだから版権処理的には難しくないけど、「コナン」と「プリキュア」はTV局が違うので版権が別でかなり難しい
こういうのは内容よりも権利問題の方がはるかに大きい

「プリキュア」と「コナン」ってTV局だけでなく制作会社も出版社も違うから接点が全く無いんだよね
制作スタッフの交友関係から調整したんだろうか?

そういえば映画も東映と東宝でライバルか……よくやれたなあ
過去の「コナン」のコラボとしては「ルパン三世」はTV局が同じだからやれたとも言われていたはず

私は昔pixivかどこかの同人絵でコラボネタを見たけど、その絵が投下された時期に企画としては既に動いていたようだ
なんだか不思議な気持ちになるなあ

「コナン」の世界にはファンタジー能力が無いのにプリキュアが来て大丈夫なのか?
戦闘力にしても上限は京極真レベルでしかないし

「コナン」世界の戦闘力や各種装備がファンタジー能力ではないと……?

プリキュアの方が強いとは思うが、コナン世界の戦える連中も明らかに普通の人間レベルじゃないし、プリキュアやプリキュアの敵とやり合う事はできるのでは?

そもそも日本の推理系作品の登場人物ってトリックを成立させる際に明らかに超人的な肉体能力が必要なケースも結構あるから、分かりやすい特殊能力を持っていない人間だからといって侮ってはならない!

怪力乱神的なアレコレについてはコラボするときは能力削除版にするんじゃないの?
「まじっく快斗」もコナン世界だと魔法無しになっていたし

「コナン」は「YAIBA」と世界観が共有されているし、同作者コラボは既にやっているからプリキュアの魔法パワーが出てもそこまで有り得なくはないだろう

ところで、プリキュア世界で麻酔銃とか通用するの?

当たれば効く……はず
問題はプリキュアってドラゴンボールとか仮面ライダーとかそういうレベルで戦闘力を語られることが多いので当たるのかと
あとコンプライアンス的に子供に麻酔銃撃っても良いのかという問題が

「名探偵プリキュア」の1999年ならコナンの麻酔銃もまだ控えめだからきっと大丈夫さ!

それよりも気になるのは幼児向け作品の世界観に殺人事件を出しても良いのかということだよ

そこは殺人事件ではなく怪盗の方にするんじゃないか?
探偵系作品のテンプレ的なやり方にもイロイロなものがある

なるほど
しかし死神小学生が来るのと米花町に行くのではどっちが危険なんだろうか?

確実な殺人事件と高リスクの大規模爆発事件どっちがマシかみたいな話になりそう

この調子で「金田一少年」とのコラボは……

「金田一少年」だと死人回避できないし犯人がヒドイ人間ばかりなので子供向けではさすがにダメだろ

「金田一少年」だと被害者やモブどころか仲間でも死ぬからな
「コナン」はそういう意味でも安心ではある

「コナン」は「金田一少年」にも「プリキュア」にも合わせられる内容なのが長寿の理由の一つなのかもしれない

プリキュアが勝つか死神が勝つか、これは楽しみだ



とまぁ、こんな感じで。
驚きと共にイロイロな話が飛び交っているようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国からは日本の作品のコラボの難しさというのはよく分かりません!中国のネット上で日本のアニメはまず『日本の作品』というジャンルになりますし、日本で作品を放映しているテレビ局を意識する機会はほとんどありません。日本とほぼ同じタイミングで配信開始できた時期は放映時間を調べるためにテレビ局情報も把握していた人が少しだけいたこともありますが、本当に少しの期間だけのことでした」

「それに作品の出版社についてもほぼ意識することはないので、作品の版権をどこが持っているかまで把握している人は少ないでしょうね。ですから中国オタク界隈では日本の作品間のコラボ展開が簡単な組み合わせと難しい組み合わせ、コラボが難しくなる条件というのはあまり理解されていないでしょう。もちろん私も自分が理解している自信はありません!」

などといった話もありました。

外国の作品の権利関係や関係者のつながりというのは作品を射かけているだけでは分からないことも多いですし、認識のズレが生じやすい分野なのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「本編未登場の黒いプリキュアが大人気になっているらしいけど、何が理由でこんな大人気になってるの?」

中国オタク「キャラデザの力だけで人気になったような作品は何があるだろうか?近頃プリキュアがキャラデザだけで話題を集めているような事例を知りたい」

中国オタク「新選組が普通の悪役で出てくる作品ってあるの?新選組って幕府側なのに悪役ではなく肯定的な扱い、好意的な解釈がほぼ入る不思議な存在だ」

ありがたいことに新選組関連のネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈で人気の高い日本の歴史の時代は戦国と幕末で、幕末の人気の中心は新選組だという話があります。
しかし好みとは別に日本における新選組の扱いに関して、中国の感覚からすると引っかかる部分もあるようで時折そういった方向で話題が伸びることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「新選組が普通の悪役で出てくる作品はあるのか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


新選組が普通の悪役で出てくる作品ってあるの?
新選組って幕府側なのに悪役ではなく肯定的な扱い、好意的な解釈がほぼ入る不思議な存在だ

新選組は面白い集団ではあるが、史実を調べると「なぜこんなに優遇されるのか?」という疑問が出てくるよね……

倒幕側、新政府側の視点の作品だと新選組は普通に悪役になるよ
ただ沖田総司を雑に悪役扱いするような作品は私も見た記憶は無いかも

新選組は徳川幕府に忠誠を誓った組織、ロジック的には天皇の敵ではある
しかし幕末は天皇側とされる組織が変わりまくるので単純に悪者扱いもできないんだよ

基本的には新選組が創作の中で使いやすいから出番が増え、肯定的なイメージが蓄積されていったからだろう
そして現代の娯楽作品ではキャラとして人気のある歴史人物をわざわざ悪者にしてヘイトを買うなんてことはやらないので人気作品には「無い」

「忠臣蔵」の赤穂側が肯定的に解釈されるどころから正義扱いされるのと比べたらまだ新選組の個別のキャラの方が肯定的に描かれる、人気出るのは分かりやすいと思うが

新選組が悪役になる=維新政府側が主人公という構図になるんだけど、今の日本では維新政府側の人気が無いから……使いやすいキャラも少ないし……

明治維新以降の日本の転げ落ち方を考えれば幕府側の集団の人気が高くなるのは当然だ
今の日本政府は敗戦によって明治維新を否定する側になっているわけだしね

私は以前新選組の日本での人気に関してはいわゆる日本の「もののあわれ」「敗者の美学」に合致した集団だからと聞いたことがあるけど

旧政権に殉じた忠臣というイメージが強いのでなかなか悪役にはできないのでは
日本は悲劇の英雄が大好きだし、現実社会では新政府側からの評価も高かったから悪く描くのもそんなに簡単ではなかったし、それが今でも続いている

そもそも新選組どころか徳川幕府系の人材がかなり新政府側に入っているし、明確に旧王朝の賊軍というわけではない
新選組は人気が高いだけあって見る側も知識があるから雑に悪役にしたらツッコミを受けることになる

斎藤一も別に例外じゃないんだよね
そして新政府側も西南戦争で西郷隆盛と薩摩藩系の武士が反乱起こして討伐されているので全部を肯定するのもまた難しいという……
むしろ日本で描きにくいのは明治維新政府側だ
大久保利通なんかは西郷隆盛を陥れたということで善玉としての描写が難しい時代がわりと最近まで続いた模様

新選組は京都の治安維持組織でもあったから当時の民間の人気は高かった
尊王攘夷志士とは言っても実態はかなりの人間が今でいうテロリストだし、対テロでの活躍が意識される現代だと「肯定的に描かれる部分」が基本設定についてくる

私も新選組が良いもの扱いになる理由は分かるけど、新選組が悪役扱いされないのもちょっと不思議ではある
前の王朝の弾圧組織なんて真っ先に悪役扱いされるはずでは?

中国ではスルーされがちだけど、日本の明治維新って王朝が変わったわけではないんだよ
天皇はそのままなので臣下の権力闘争という解釈もできるし、負けた側が壊滅というわけではない
そして新政府側も全てが良いものというわけではないし、徳川幕府を支持する感情も残っていて日本の創作における新選組はそれが投影され続けてきたから単純な悪役扱いは「浅い」と批判される

第二次世界大戦前の作品だと新選組は悪役扱いが多いらしいよ
良くて近藤勇がカッコいい悪役、人気のある悪役レベルだったとか

「鞍馬天狗」が作品によっては新選組が特撮の悪の組織の戦闘員みたいに出てきたはず

新選組は明治〜大正時代は今ほど扱いが良くなかったらしいが、昭和の中期位から急に出番が増えて扱いも良くなるという不思議な組織

それは司馬遼太郎、特に「燃えよ剣」の影響が大きいと言われている
昭和中期〜現代の幕末系作品、新選組や維新志士のキャラクターに関しては良くも悪くも司馬遼太郎の大衆娯楽小説の影響が残っているという評価もある

司馬遼太郎の作品で新選組が若者による青春群像劇の側面を獲得したという話もあるね
それ以前は上でも言われているように極端な言い方をすれば幕府の手下の戦闘員みたいな扱いだったとか

二次元におけるキャラとしての土方歳三と沖田総司は司馬遼太郎の影響、斎藤一は和月伸宏の影響と言ってもそんなに間違いではないと思います!

そういうのを考えると、今の日本のクリエイターが新選組をカッコイイ扱いにする作品を見て育っているというのも理由の一つだろうね
どこかで逆張り的なヒット作とその影響が出ないと「普通の悪役の新選組がいない」という流れは変わらないと思う

確かに今の環境だと新選組を単純な悪役にするのは無さそうに思える
キャラ解釈が多面的になるし、単純に善悪で処理できるキャラにはされないし、人気の面でも出す以上は扱いを気にする必要があるだろうし

歴史研究が進んで実像が判明したことから、昔の日本では幕末の人物としてはトップクラスの人気、憧れの英雄扱いだった坂本龍馬の評価がかなり変わってきているというし、新選組に関してもどこかで変わる可能性はある
もっともそういう変化が起きても二次元にまで影響が出るのはかなり先だろうけどね
「FGO」の坂本龍馬も実装時にはいくらFateで好きに解釈できるとしてもさすがに古いという批判が出ていたが、結局はそれで押し切ったという例もあるから

倒幕側が主人公の作品でも、新選組は不思議とカッコイイ悪役みたいなポジションになるからなあ

薩摩藩が主人公側な「だんドーン」だと幕末の騒動の初期から話が進むのもあってか、新選組が途中から入ってきた武士の感覚を共有できない危ない連中みたいな扱いになってたような?

「だんドーン」は田中新兵衛を武士になりたかったが故に時代と環境に翻弄された人物として描写しているし、理想の武士に憧れて時代に取り残されたという肯定的な描写が多い新選組の扱いがどうなるのか気になる

結局のところ、日本では幕府側がこっちで認識されているほど逆賊扱いされていない、それが創作における新選組の扱いにも影響しているということなんだろう
それに現代の視点から見ると日本を半植民地な状態にせず明治政府に交代したというのはとても大きい

むしろ薩長側の方が派手に外国勢力、外国資本を引き込んでいるくらいだからな
よくあそこから独立状態を維持して勢力拡大にできたよな……

新選組が肯定定的に描かれる、全てが悪ではないキャラになるのは集団や個別のキャラとしての使いやすさが影響している所も間違いなくあると思う
いわゆる滅びの美学、若者の成功と挫折というモチーフとして使えるし、最後は死ぬの確定だから盛っても怒られるリスクが低い

実は幕府側で最後まで抵抗し幕府と一緒に死んだ幕末の主要人物は多くない
北海道での旧幕府軍の抵抗も、土方歳三は北海道で死んだけど指導者の榎本武明は生き残って二年間投獄の後に赦免されて新政府に起用されている
こういう所からも新選組は分かりやすい存在として肯定的に描かれるのでは

そもそも徳川幕府側は徳川慶喜が無血開城しているし抵抗側がかなりぐだぐだ……

日本の明治維新後に徳川慶喜が長生きしている、死んだのが大正時代だから明治天皇よりも長生きしていたというのには驚く
そういう環境なら昔から新撰組を良い方向に解釈して登場させるのも可能だったのでは

新選組って存在感があるのに加えて負け方もきちんとドラマがあるんだよ
敗走の中である程度組織だって動き、副局長が最後まで活躍して戦死している新選組は創作に出す上でも補正がかかるのではないかと



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国の感覚だと明治維新をなんとなく王朝の交代や辛亥革命のようなイメージで考えたりするので、細かい部分を調べて驚くこともありますね。私も幕臣が新政府の官僚になっているという事実を知って驚いたことがあります。短期間で内戦が終結して両陣営の人材が新政府に集合して統治を進めているのは、現実の話のはずなのに納得できない、どうしてこうなったと感じてしまいました」
などといった話もありました。

幕末〜明治維新関係は思わぬところで日中の認識の違いが出てきますし、新選組以外にもイロイロと面白いネタが潜んでいるのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
以下の記事は今回と似たようなテーマですが、今回とはちょっと違う話も出ているのでよろしければご参照ください。

中国オタク「現代日本の作品で新選組の扱いが良い、主人公扱いされるのは何故だろう?幕府側組織としての活動や背景を見ると普通は悪役で確定に思えるのだが」

中国オタク「FGOで新選組の主要メンバーが沖田総司以外女にならずにすんだのは意外だ。言っては何だがなぜそれが可能だったのか……」


5/26修正:タイトルと誤字脱字を修正しました。ご指摘ありがとうございます。

中国オタク「日本の作品って不幸な双子、不幸になる双子キャラが多いと思うんだが、日本社会で双子は嫌がられるものなの?」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品に出てくる定番の設定に関する考察で盛り上がることがあるそうですが、その際に前提となる社会的な背景も含めた議論になることも多いそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の作品には不幸な双子、不幸になる双子キャラが多い」
といったことなどにk名するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の作品って不幸な双子、不幸になる双子キャラが多いと思うんだが、日本社会で双子は嫌がられるものなの?

伝奇的なネタがどこまで本当かは知らないけど双子を忌み子扱いする作品って多いよね

確かに日本の作品の双子キャラって不幸な設定、完全になるには片方が消えなければならないみたいなのが目に付くかも
完全な存在が分割されたのが双子なので、力や精神も分割されているので片方が消えてもう一つに吸収されるのが正しいみたいな扱い?

最近だと「呪術廻戦」の禪院が有名だし、ホラー系の作品だとちょくちょく出てくるよね

欧米でも双子はホラー系作品に出てくるけど、その存在自体が怖いという扱いだし日本の作品とは違うんだよな

あれって昔は貧しくて双子を同時に育てるのは困難な家があった、貧困地域で片方を捨てるための口実として成立した文化じゃなかったか?
しかし昔の中国の双子の扱いってどうなっていたんだろう?なんだか気になってきた

国内だと概ね双子は縁起が良いという扱いになっているはずだが、国内でも貧困地域は双子が間引きの対象になった、不吉とされるような地域はあったと聞くし、場所や時代によって双子の扱いは結構違うようだ

日本は家の継承問題に影響するので双子が嫌がられるという背景があると聞いたことはある

日本社会は「家」の弱体化につながるので兄弟による土地や財産の分割を嫌うから、双子は「家」の分裂につながりかねない厄介な問題になるんだよ
昔の日本社会は武士も農民も長子が総取りでそれ以外の兄弟は予備、他家に養子にいければ運が良い方で、それが無ければ部下や使用人の身分に落とされた
これが兄弟ならまだ分かりやすいけど双子だと区別が難しく争いの火種になるから片方は……となっていった模様

ウチの国は双子は双喜とかかるし、現代だと一人っ子政策時代に二人子供がいるという良さもあったから基本的には肯定的な扱いじゃないか?

中国は双子に関してどっちが兄かは重要だけど、逆に言えばそれが決まれば後は処理可能だからね
分家して財産分配して一族扱いにすればいいから、問題が発生しないわけではないが日本の家督継承ほど大変なことにはならない

そこは土地と人口増加、戦争などの環境次第なんだろう
中国も明代以降の人口爆発で旧来の均等な財産分配では上手くいかない時代になり、一族内の差が顕在化して紛争が増加していったようだ

自分の中で印象に残っている日本の作品の双子キャラは「零 紅い蝶」の主人公姉妹だね
既に言われているけど日本のホラー系の双子は独特な存在だ
「つぐのひ 霊刻の踏切り」も双子モチーフだったね

日本の作品だと「ロードス島戦記」とかのファンタジー系でも昔から双子キャラが不吉、特殊な扱いをされがちな印象があるな

双子でなくても、兄弟が自分と同じ存在、片割れでそれを失ったことにより強くなる、完全になるパターンは多いよね
「NARUTO」のサスケとイタチもそんな感じだったし

日本の二次元以外でも並行世界の同一存在みたいなのはすぐに思いつくが、双子のキャラや関係性ネタで有名なのがあまり思いつかないのは不思議

同一存在なら李連杰(ジェット・リー)の映画で李連杰対決やらせるのとかあったよね

双子に対する迷信は様々な文化、地域にありそうだけど考えてみればウチの国の古代の双子に関する扱いは自分もよく知らないな……歴史上の故事も有名なのはなさそうだし……

ウチの国の古典作品だと兄弟キャラは結構いるけど双子キャラって思いつかないよな
最近の作品だと天命による関係を背負った双子や、運命によって引き裂かれた別の環境になった双子とかはあるけど

そもそも国産作品だと双子は扱い難いので出番が少ない
上下関係がややこしくなるので兄弟、義兄弟と比べて出番が無い

最近の作品でも需要があるのは同格キャラでは無く上下、差がある関係のキャラ、それを上っていく、ひっくり返す展開の方だから双子はあまり好まれる素材にはなっていないかと
双子を出す以上、どこかで同格なのを強調することになるわけだしね

武侠系だと双子で有名なのは古龍の作品にあるくらいだったはず
最近の中華ファンタジー系には探せば見つかるけど大人気レベルなのは珍しい気がする

日本の作品の双子って根底では同格、ある種の特別な関係性を強調することが多いと思う
その辺は独特だ

日本は同じ存在からの対比、キャラとしてのセット運用など独自の使い方も目立つよね
双子キャラがそっくりの存在と見せかけて……のギャップ萌え、二人一組で動かせるのが有効なのは自分にも分かる

そこに同じままではいられない不幸や片方の消失イベントを載せるのが日本の二次元?

欧米系作品だとどうなんだろう?
たまにファンタジー作品でも双子の片方が闇落ちみたいなのは出てくるけど

舞台設定的にはどこの文化圏でも使われるネタだろう
例えばヨーロッパ文化圏だとローマの建国神話が双子なわけだし

私が日本の作品の双子の扱い方で思いついたのは「タッチ」だった
あれも片方死んでるな……

考えてみれば日本の作品の双子って死亡フラグなこともかなりあるな!

日本の双子キャラって同じ顔と身体なのに中身、性格が違うというギャップを強調する、或いは分身的な存在だからこその特殊な関係、ある種の依存などがついてくる
言ってみればある種の特殊な関係性のためのツールなのではないかと

俺は「リゼロ」のラムとレムなどを思い出して日本には双子萌えが多いとか雑に考えていたけど、皆かなり深く考えているんだな……

「空の境界」の両儀式も日本的な双子キャラの亜種なのかな
最終的には片方が死ぬ、消えることによって完全になるが、残された方にとってはある種の喪失感が付きまとうといったパターンはよくあるし

そっちは双子ではなく二重、多重人格の方じゃないか?
型月というか奈須きのこは多重人格キャラが好きだけど双子はそこまで重視していないと思う

きのこは「月姫」のヒロインに双子のメイドを出しているし、双子も普通に好きだと思うぞ

その方向で認識するのも分からなくはない
日本の作品の双子キャラはその関係を壊す、壊した後の残された側の新キャラ、新しい精神と関係性が強調されがちなので「双子であること」がキャラの魅力になる

こっちの作品の双子はストーリー上の扱いとしては別に双子でなくても成立しそうなことが多いけど、日本の作品の双子は双子でなければならない或いは双子であった方が良いストーリーや関係性なことが多いと思う



とまぁ、こんな感じで。
迷走しながらイロイロな方向の話が出ているようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国は伝統的に兄弟が増えたら一族が増えるというシステムなので、双子が生まれてもそこまで難しい問題にはならなかったようです。中国の分家は弟側にもそれなりの財産が分配されますし、祭祀を行う本家は重要ですが日本のような本家と分家の絶対的な上下関係は無いです。ただ上下関係が無いからこその一族内の激しい勢力争いが発生することもあったようですが……」

「一人っ子政策時代の双子は合法的に子供を二人もてるということで他の家庭からすればちょっと羨ましい存在でしたし、子供からすれば親戚ではなく本当の兄弟姉妹がいるということでもちょっと憧れる存在でしたね。またそれと同時に露骨ではないものの『本当の双子なのか?』『何か抜け道を使ったのでは?』と疑われることも少なくなかったようです」

などといった話もありました。

創作における家督継承問題や一族内の争いの扱いに関しては国ごとの社会的な背景も出てくるでしょうし、その辺りについてもどこかで掘り下げてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「大変だ!Fantiaが規則変更でモザイクが大幅強化だ!」「日本は我々が思っているほどエロが野放しな国ではないんだよ……」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

先日Fantiaが作品における修正基準の厳格化を発表し、作者側は短い時間で過去作品も含めての修正対応を迫られるなどかなり混乱しているそうですが、この件が中国オタク界隈でもちょっとした話題になっているとのことです。

Fantia、「修正・モザイク基準」の厳格化を発表、25日より実施。過去の作品も修正が必要に(電ファミニコゲーマー)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「Fantiaが修正規則変更でモザイクが大幅強化」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


大変だ!Fantiaが規則変更でモザイクが大幅強化だ!

これはとても残念だ
モザイクがあると異物感が出て作品の印象が悪くなってしまう

そうだ、印象が悪くなるんだ!
決してエロいのを見たからとかだけでなくアートとしての価値というかそんなものが!

まさか海苔でも許されなくなるなんて

海苔でもいいけど、本当に真っ黒にしないとダメらしいね
薄かったり細いのたくさんみたいなのはダメ

「聖剣」になるのは勘弁してほしい
(訳注:中国のネットのスラングで危ない個所を白い帯や光線のようなもので隠すような修正で、修正範囲が大きいものを「聖剣」と呼ぶことがあるそうです)

私が入っているファンクラブの作者さんからも通知来たな
過去作品全部が対象なのに1週間しか時間が無いので、修正が間に合わない所は全部一時的に作品を下げるし、修正がかなり増えるから必要なら今のうちにローカルに保存しておいてとのことだった

俺は今、絶望しながら保存作業を行っている

結局はアメリカの禁酒法みたいなことになるだろうに……正規ルートを規制で潰せば違法ルートに走るのが急増して裏社会の資金源になる、社会の混乱を助長するだけだ

酒の禁止ではなくモザイクだから無いと耐えられないまではいかないんじゃないか?
AVだってモザイク版と無修正版があったとして、無修正版じゃなければ絶対にダメという人間ばかりではないはず

無修正版は昔から日本の裏社会の資金源の一つではあるが、主力にして大儲けできるものではなかったらしい

現代だと商業プラットフォームに載せられない方がダメージ大きいから禁酒法のように単純な結果にはならないだろう

今はカード会社が許さなかったら作品が消されるから実質大幅な規制強化が進行中だしね……

結局、今回の規制もカード会社からの圧力なのか?

そっちもあるかもしれないけど、今回の規制は主に日本の法律による規制じゃないかと言われている
AVと同じような規制が厳格に適用されたからだということだった
実写作品がきっかけで、二次元絵も一緒に規制強化の流れっぽい

あー……そっちか……AVよりモザイク薄い作品多かったんだろうな……日本の司法の面子も関係するだろうし慌てて対応に走るわけだ

ちょっと前にコスプレ作品の収益を受け取る際に日本国内の身分証じゃないとダメみたいなのが話題になってたんだっけ?
エロも金の流れも厳格になってきているのかね

KYC(本人確認)はどこも厳格になっているけど、今回のfantia規制はそれとは違う……のだろうか?

こういうことやっても国内でありがちなパターン、別の迂回ルートを使うだけだろ
人類の知恵でなんとかなる

結局は作る側がプラットフォーム変えるだけじゃないか?
patreonで集金してdiscordのチャンネルに呼び込む、大きなファイルは外部のストレージにアップするとかはありがち

オンラインストレージに乗っかるやり方は潰される時はあっさり潰されるぞ
別の場所にアップしているからBANされないわけではないし、ストレージ側の規約でも引っかかるリスクはある
特に最近はAIで調査コスト下がっているわけで

AIについてはAIで作品が増えたからプラットフォームもストレージも監視が急激に厳しくなっていると聞くし「バレないようにやる」方針はリスク上がっていると思う

どこのプラットフォームも通報されたらあっさりBAN入るからね
ポルノ関連の通報を無視して大事になると著作権関連よりもプラットフォーム本体へのダメージが大きくなるから対応が速くなっている模様

そういう分散型のやり方ってリスク分散しているように見えて一つがBANされると全体に影響するから大手になるとやらなくなると聞く
現代の環境で商売するなら結局は各プラットフォームの規制基準、カード会社の規制基準に合わせてやっていくしかないのだろう……

金の流れの方は仕方ないけど、二次元方面のエロは許してくれないかな……patreonは修正なしでいけるけど内容に関して予想外な所で規制、BANが発動するから不安定だし

欧米はロリ系全部ダメになるぞ
あと兄弟姉妹や親子関係、「不同意」な合体もダメ

欧米は実写じゃないと危ない
二次元系は欧米基準だと全部ロリに見えるから、欧米のプラットフォームでやる場合は貧乳キャラを出せなくなる
巨乳以外はロリ判定でBANされるんだよ

二次元関係はpatreon、fantia、fanboxの三つが定番になってきているようだが、内容や支払い過去作品閲覧などそれぞれリスクや不便な所があるんだよなあ

モザイクをかけるという欺瞞的な行為、エロを売っているのにモザイクをかけるとか恥知らずな行為をなぜするのか!?

エロは日本の主力産業なのになぜそれを自ら潰そうとするのだろう
わけが分からない

日本は我々が思っているほどエロが野放しな国ではないんだよ……
規制のラインを超えると見せしめも圧力もきっちりやってくる

AVやパチンコがあるから取り締まっていないというわけではないんだよな
管理や取締り方法は違うけど、日本も実はエロや賭博ドラッグ関連はわりと厳しい

世界的に何かと厳しくなってはいるので変化が少ない日本がよく見えるけど、日本は元々実写だけでなく二次元の規制も強かった国だからね

日本ではネットの同人プラットフォームが大きくなってという非商業を口実としたグレーゾーンが消えつつあるから、規制も一般基準を適用してくるということなんじゃないかな

私もそう思った
AVも大手ではない業界団体に入らないメーカーがモザイクの小ささを売りにして稼いだ時代があったけど、ライン超えのは定期的に取り締まられてモザイク関連のアピールは目立たなくなっていった

AVと比べて実在するものではないのになぜ規制するのか
こっちのエロ小説規制みたいなことをやるなんて

エロ関連は社会的に見れば細かく区別されないし、それは日本も変わらない
創作は現実には存在しない、被害者がいるわけではないといっても規則を作って規制する側からすればどれもポルノ扱いになってしまうのさ



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国国内の昔の感覚で上に政策有れば下に対策有りをやれば、規制逃れをすればいいのにと考えてしまう人はいまだに多いです。国内が厳しくなった以上に外国が厳しくなっている、国内でまだ使えるような抜け道や見逃してもらえるやり方まで潰されるようになってきているというのは想像しにくいのですよ。恐らく今の中国オタク界隈では現代の環境、特に西側の国のプラットフォームで違法な行為をした場合の厳しい対応やその後のペナルティに関しては分かっていない人も少なくないでしょう」

「中国では画像修正に関して日本の『謎の光』のようなものを『聖光』と呼んでいました。そして『聖光』が更に拡大してしまったものが『聖剣』ですね。この『聖剣』は胸の谷間や下半身の際どい部分などの肌色箇所に対して雑に、不自然に発動します!」

などといった話もありました。

こういった修正関連の話題を追いかけていると、修正関連の中国語スラングの知識も入ってくるのですがそういった部分からも時代の変化が感じられるような気がしないでもないです。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「主人公が負け続けるとかヒドイ目に遭い続けるけどなんか良い感じの空気、良い感じに終わる作品を知りたい」

ありがたいことに
「現在の中国では主人公の曇らせ展開が嫌われる、負け展開が続いたり有能ムーブをやらなかったら炎上するように感じられますが、今の中国でも受け入れられている曇らせ作品は何かあるのでしょうか?」
といった質問をいただいておりましたが、先日これに関係しそうな話を教えていただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「主人公が負け続けるとかヒドイ目に遭い続けるけどなんか良い感じの空気、良い感じに終わる作品を知りたい」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(イロイロとネタバレが含まれたやり取りになっていますので一応お気を付けください)


主人公が負け続けるとかヒドイ目に遭い続けるけどなんか良い感じの空気、良い感じに終わる作品を知りたい
最近の作品は主人公がヒドイ目に遭うと炎上するので「守られている」主人公が多いけど、それとは別に主人公がヒドイ目に遭い続ける展開でも成功した作品はあるはずと思ってね
例えば「サイバーパンク:エッジランナーズ」のようなのが

ハッピーエンドじゃなくても良いんだよね?

そうだね、見終わった後の印象が良い感じならそれで良い
もちろんハッピーエンドでも良いよ

勝ち続けているのに爽快感が無い、最後もスッキリしない作品が結構あるし、逆のも何かありそうだよね

ループ系の作品には何かあるんじゃないか?
基本的に失敗、敗北からのやり直しになるから負け続けるのが前提
私は「STEINS;GATE」を思い付いたけど、よく考えたら日常パートはそんなにヒドイわけじゃない、むしろ良い感じの空気だから違うか?

ループ系も終わりがきっちり見えているなら良いんだけどね
「リゼロ」とか昔のイメージならこのテーマに該当したけど、今となっては……

終わり方や引き延ばしの影響を考えると結構難しくないか?
例えば「チェンソーマン」も第一部だけならこのテーマに合うと思うけど、最後の力を失う、それまでやったこと全部無しというのはどうやっても爽快な印象にはならないだろ

「魔法少女にあこがれて」はどうかな?
推しの活躍、勝利を近くで見たいから敵になってるタイプは負け続けだが精神的には常に大きな収穫があるので良い空気になるかと

「天体戦士サンレッド」のように悪側が主人公でお約束重視の世界観だと「負け続ける」のに良い感じの空気になりそう

「東京喰種」は主人公の虐待が続くけど最後は一応幸せな終わり方……でいいのかな

五条悟関係で何かと言われ続けてはいるけど、「呪術廻戦」はこのテーマに合っている作品だと思う

ネタとして広まるレベルになると、鬱展開や負け続ける展開にある種の笑いと爽快感が出てくることもある
最近よく見かける「インビンシブル」関係の良くも悪くもネタっぽくて軽い空気もコレじゃないかな

ヒドイ目に遭い続ける、負け続けるだけで良いなら「トムとジェリー」みたいなスラップスティックコメディ、ギャグ系の作品を探せばあるけど、そういうのじゃないんだよね?

そういうので良ければ「キルミーベイベー」とかオススメ

私は古い作品だけど「サイバーフォーミュラ」を薦めよう。古い作品だけあってか主人公の風見ハヤトにはレースの内外で様々なトラブルが降りかかってくる。そしてOVA版になると更に苦難や鬱展開、本人の性格の問題が爆発していく。
同じ監督、脚本の「SEED」のキラ・ヤマトとその境遇は生死の危機があるとはいえ、まだ分かりやすく爽快な方だったと思えてきたりもする。
それなのにレースになると熱く爽快な戦いが繰り広げられる勝利していくので楽しめるんだ……

負け続けるといえばアニメの「ポケモン」
肝心な所で負け続ける主人公の話だけど、全体的に漂うのは気楽な空気

サトシはポケモンや仲間との交流や冒険におけるポケモンバトルではずっと良い空気で進むしどうなんだろう?
負け続けているといっても、優勝できないだけで勝率自体はそれなりに高いし

でもいつの間にか話題になるのはサトシが負ける、勝てないばかりになっていったよな

主人公がヒドイ目に遭い続けるというなら「この素晴らしい世界に祝福を!」とかは?
基本的なストーリー展開として、主人公本人による原因もあるがそれ以上にヒドイ目に遭ってばかりだ
それに加えて実はあの世界かなり闇が深くて、カズマ達の周辺以外に目を向けたらわりと救いが無いことに気付くことになる

「このすば」って実は世界観がひどいからな……初見殺しが多過ぎるし、カエルやキャベツまで一般人を殺せるような世界だ

「からかい上手の高木さん」も人によってはそうかもしれない

「ドロヘドロ」とかはどうかな?
見ていないなら是非見て欲しい

「ドロヘドロ」は敵が自分より強いのばかりだけど、出てくるキャラが刹那的なのばかりでカラッとした世界観だから楽しい気分で見てられるんだよね
未来に希望が無くても悲観的ではないキャラやストーリーというのは爽快さに関して重要なのかもしれない

「ちいかわ」は良いぞ!
作者がカワイイ生き物がヒドイ目に遭う話をしたいという欲望で描いている作品だからね
ヒドイ目に遭わせるけど、それと同時にカワイイ生き物が暮らせる世界観は壊さない

ちいかわって作品の空気は良いけど、転生先とかには絶対にしたくない世界だよね
夏に公開予定の劇場版で扱う長編エピソードとか本当にえぐい

作者の狙いが出ているというなら「ヘヴィーオブジェクト」とかも
作者の試験的な手法から1巻ごとに完結、最初の巻を読めばあとはどの巻から読んでも良い構成になっているのでヒドイ話ばかりだが敵も1巻ごとにきっちり死んで引きずったり伏線になったりしないのエピソードが終わるごとの爽快さはある

ポケモンの話で思いついたが「妖怪ウォッチ」はどうかな?
ウチの国では「ポケモン」のような人気が無いからこういう時も話題にならないけど、話は基本的にはまず負けてそこから問題解決の流れになっている
それから主人公も続編では大人になって結婚して子供もいるけど、妖怪はもう見えなくなって忘れてしまっているというある種のバッドエンドにも見える話が判明するが、それはそれとして悪い空気ではなかったりする

「ハイスコアガール」の主人公はヒロインにずっと勝てないし、テストでも進学でもずっと上手くいかない
主人公にとってゲームは大事なものであると共に鬱々とした世界からの逃避先でもあるというのも強調されている
しかし話のアップダウンやキャラの魅力で妙な爽快感があるし、最後はなんかとてもハッピーエンドな終わり方だったような気分になる不思議な作品

押切蓮介作品は悲惨な終わりになる作品もあれば、「サユリ」のようにホラーでも良い感じに終わることがある
あと作者のエッセイ的な作品だとダメな作者のひどい話ばかりなのになんか妙に良い空気が漂っている

「ピンポン」
ペコとスマイルどちらに感情移入するかで印象も変わるけど、負け続けるペコの方を追いかけても爽快に見れるし、負けていったキャラ達のその後も良い

よし、なら俺はガンダムの「サンダーボルト」をオススメしよう

あー……主人公二人とも対照的だけどスッキリ終わる感はあるな……
連邦側の主人公は終わり方だけを見ればガンダム主人公の中でも上位に来るハッピーエンドかもしれない
そう、中間の過程は除いて終わり方だけならね!

ジオン側の主人公は元ネタ的に小説版アムロみたいに戦場の無常さで死亡するのかと思っていたら、ヒロインが彼の逃避して楽な方に流れていた部分を全部言語化してしっかりぶつけて自覚させてから……という展開になるのは驚いたけど、心残りが無くなる上手いやり方だったと思う

「ドラえもん」は概ねのび太がヒドイ目に遭う、調子に乗って道具でやらかすの繰り返しだがとても楽しい空気で見ていられる作品だしこのテーマにも合致していると思うよ!



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における作品のイメージも含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では主人公が強くて有能で格が高い、爽快に活躍する展開が好まれるのは間違いありませんし、いわゆる曇らせ展開が嫌な人が多いのも間違いありません。しかし単純に曇らせ展開、鬱展開が出るだけで強い批判、炎上までいくことは少ないです。炎上までいくのはそれまでのストーリーやキャラの関係の積み重ね、キャラの頑張りが無意味だったというのを突き付けられた場合です。観客側からすると、それまでに使った時間や感情移入した気持ちのコストを裏切ったな!作者は自分達をあざ笑っている!となってしまうのですね」

「今の中国では現実が厳し過ぎるのでせめて創作の中では努力が報われてほしい、努力が報われない作品は見たくないと思っている人が多いです。敗北や悲劇はまだ我慢できますが、努力したことに意味が無い、報われず何も残らないのは我慢するのが難しいのです。ですから創作の中で主人公の努力が無意味だったと強調されるのは、その主人公に感情移入した自分をバカにされたという気持ちにつながります。意表を突いた展開ではなく、作者による悪趣味な嫌がらせだと認識されてしまうことも少なくありません。」

などといった話もありました。

中国オタク界隈で求められているものや、ストレス展開で我慢できる部分とできない部分に関してはこの数年でまたかなり変化しているようですし、機会があればその辺りについても追いかけてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

後ろの方に最近の中国オタク界隈での主人公の扱いに関する需要の話が出ていますのでよろしければご参照ください。
中国オタク「なぜ今のオタクはヒロインを老婆(嫁)と言わずにママと呼ぶのか。昔は冗談交じりではあったが老婆(嫁)呼びの方が普通だったのに」

中国オタク「主人公が勝てない、負けてばかりなのに人気を維持できる作品ってあるの?」

中国オタク「日本の弁当に野菜が少ないのは何故だろう?二次元でも現実でも肉の強調はあっても野菜の強調は無いように感じるんだけど……」

急に暑くなってきたので料理と保存の意識を切り替えていかねばと少々混乱中の今日この頃ですが、ありがたいことに食べ物ネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国では日本の弁当が何かと話題になっていますし、
また近年の中国の都市部ではアプリの外売(出前)による食生活が定着していることもあり、日本の弁当との違いが話題になることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「日本の弁当に野菜が少ない理由」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の弁当に野菜が少ないのは何故だろう?二次元でも現実でも肉の強調はあっても野菜の強調は無いように感じるんだけど……

日本は野菜と果物が高いんじゃなかったっけ?
スイカとかがよく話題になるけど日本は野菜も国内の感覚からするとかなり高い
日本の物価を考慮した上で肉と相対的に比べても高い

日本にはモヤシ以外に安い野菜が無いのは有名

でも日本の野菜って高いことは高いけどそこまで極端に高くはないような?
私が日本に行ったときに見て回ったスーパーでも、野菜がちょっと高いな……くらいだった
もちろん中にはこっちよりもかなり高い野菜はあったし、果物は全般的にとても高いと感じたけど、野菜を弁当にたくさん使えないほどではないと思った

日本の果物は甘いけど高いんだよな
安いのはバナナくらい?私は日本に留学していた時に自分で買う果物分はジュースくらいで、生の果物はゼミでおすそ分けしてもらったものくらいだったな

国によっては野菜が肉より高いとか、乳製品が安いから野菜ではなく乳製品で必要な栄養素を摂取している場合もあるが、日本ではどうなんだろう?
自分の知識だと日本の食生活は味が甘めで炭水化物が多いくらいのふわっとしたイメージしかないが

言われてみれば野菜が目立つ日本の弁当って見た記憶が無いかも
手作りに関しては分からないけど、工場生産で電子レンジ加熱という形態だと新鮮な野菜が使いにくいというのは何となく分かる

そもそも野菜アピールするよりも肉アピールした方が売れるし、野菜入れなければ安くできるしね
国内の外売(出前)だって安いのは野菜が少ない、あっても使いまわしの出来合いで新鮮なものではないとかになる

こっちでも新鮮な野菜を安くたくさん食べるのは難しい、今は麻辣湯にでも行くしかないわけで……中国料理は野菜多めの定番メニューが多いけど、競争が激しい価格帯になると野菜は削られがち
日本の弁当も競争と肉アピールが影響している部分があるのではないかと

個人消費で「ちょっと高い」野菜は商売レベルになると「かなり高い」野菜になる
そういえば日本で楊国福とかこっちの麻辣湯チェーン店が伸びている理由の一つに安くたくさん野菜が食べられるというのがあるとか

私が日本で暮らしていた時は冷凍のブロッコリー、野菜ジュースで何とかするような感じだったなあ
日本の弁当は価格競争と人気競争に勝つために野菜よりも量や肉をアピールするから、野菜が目立つ弁当は少なくなるようだった
野菜中心の弁当は高級路線でコンビニとかでは少ない、野菜は別売りのサラダなどを欲しければ追加で買うスタイル

冷凍野菜はそこそこ安いけど種類によっては味がかなり落ちるから避けたい
日本の弁当では冷凍野菜を保冷剤として使うテクニックがあるらしいしそれを使うと野菜の割合増えてそうだけど、二次元の作品のテンプレ的な弁当には出てこないようだ

外国で暮らしてみると国内の食い物が安い、特に野菜が安いのを実感してしまう
高くなったと言われてもまだ外国に比べて安い、良い好きなものをコスパよく食べられる

逆に外国のチェーン店が国内に来ると野菜関連のアピールが通用しなくなって厳しいらしいね
例えばサブウェイなんかは外国だと野菜が多くて健康的でカッコイイみたいなイメージがあるらしいが国内だと比較的健康志向、ハンバーガーよりはマシくらいになってしまう

国内だと野菜はかなり安い、バイキング系の所でも野菜は安物扱いだ
外国のバイキング系の所は野菜を食べに行くみたいな客も多いと聞くのに

どこの国も野菜が高いのと、野菜を多くしても値段を高くできないという事情がある
日本でも基本的には肉を食べたい人間が多いし、アピールになるのは野菜ではなく肉だ
唐揚げ弁当やトンカツ弁当はあっても「野菜弁当」みたいなのは滅多にない

相対的な価格差というのもあるはず
日本のスーパーの豚肉の値段は国内とそこまで変わらない、鶏肉は冷凍輸入だと国内より安い?みたいなのもあるから弁当の主力にしやすいはず
高いのはやはり野菜と果物だから主力として計算し難いし、逆にスイーツだと高級路線での用途が出る

日本は政府に価格統制されているから野菜や果物の値段が高いんじゃなかったっけ?
肉は価格統制が無く輸入も多いのでそこまで高くならない

中国人が野菜を好む、たくさん食べるのは調理方法も影響している
油たっぷりの炒め物だからたくさん食べられるんだよ
サラダや煮ただけの野菜とかそんなに食えないだろ?
手間をかけて煮れば美味しくすることができても、そういうのは普通の商売としての弁当には使えない

それはありそうだ
ここで話題にしているのは「外売」(出前)ではなく日本の弁当だから野菜の料理は不向きなことも多い
そもそも日本の料理は油を使うことが少ない

なるほど
こっちの今の外売(出前)だと食堂の料理そのまま持ってくるから日本の弁当とはかなり条件が違うな……

ホテルの朝食とかは野菜や卵中心で肉少なめだったりしたし、場所や価格帯によるんじゃないか?
私がホテルで食べたのは宿泊にセットでついてくる朝食券のだったが、後から考えてみるとかなり良いサービスの食事だった気がする

野菜の値段は輸送コストもかなりかかるから日本の都市部の弁当で使うような野菜はそりゃ高いよ
こっちでも産地の近くと上海のスーパーでは5倍以上値段が違うなんて話はあるわけで

野菜の値段、それから弁当特有の料理方法だろう
弁当みたいに数時間放置して冷めてからも味が劣化しない野菜料理って少ない
コンビニなどの大手流通だと冷凍というやり方もあるが、そっちはそっちでコストが上がるし使える調理方法も限定される

中国料理は油使った高温調理だから野菜の質や衛生面をそんなに気にせずに使えるという利点があって、それも国内で野菜料理が安く多く提供できる理由の一つだろう
日本料理だけでなく他国の料理だとそうはいかないし、サンドイッチに挟む野菜やサラダとかの生野菜系は新鮮さだけでなく衛生面のコストもかかるから大衆向けの弁当で野菜が少なくなるのは仕方が無い

自分が日本に行って一番驚いた野菜の値段は冷やしたキュウリの値段
キンキンに氷で冷やしてあるとはいえ1本300円とか……

水分がわりと考えれば安いということらしいからこっちのスイカみたいなものかもしれないが、それにしたって高いし欲しいとは思えないよなあ

あれはさすがに日本の野菜の値段と比較すると高い、特殊なものらしいぞ
大体はイベント用の価格で普通に生活しているときには買わないと知り合いの日本人も言っていた

単純に日本では野菜が高いんだろう
山が多いから人口と比べて耕地面積が少ないし輸入に関しても基準が厳格だからコストは上がる

そもそも現在の中国は野菜が安過ぎるという事情もある
他の国の野菜はこんなに安くない

収入が上がった割に野菜の値段は上がってないし、流通も整備されたからね。この数年で急に高くなっているけど外国と比べたらまだまだ安い
80〜90年代は都市部への食糧供給、都市近郊での食糧生産関連のプロジェクトがよくニュースにになっていたし、ウチの国も昔から好きに野菜を食えたわけではないんだが

「糧票」での実質的な配給という時代もあったからな
国内も今はまた食費が上がって野菜を食べる量が減ってるから今後どうなるやら
まぁウチの国では世界的に見て野菜が割安で手に入る、野菜を常食する国なのは確かだし、日本に限らず他国の食事で野菜が少ないと感じるのは仕方が無い所はある

流通の変化は大きいね
昔は季節の野菜は安かったけど冬になると東北ではそもそも野菜が無い、保存加工したものしかなかったという時代もあるから、近年の生産量と流通環境で他国の食生活や自国の昔の食生活を語るとヘンな勘違いが生まれたりする

結局、野菜の多さに関して現在の中国国内の環境はかなり特殊ということだ。
野菜の値段も流通コストも低いし、調理方法や外売(出前)ベースの食生活の普及など外国にも似たようなものはあっても、ここまで特化した構造にはなっていない

今は昔と違ってコスパの良い主食、満足感につながる味の濃さと油分、そこにプラスして甘い飲み物だからカロリー過多が怖い
それに現在の人が安いからできる安価な出前の食生活がいつまで維持できるかという不安はある
国内産業って便利になる時だけでなくダメになる、環境が変わる時は一気に変わるし

カロリー過多もだけど、実はウチの国の野菜たっぷりの料理が健康に良いとは限らないんだよな……
基本的に油分と塩分過多だから、野菜食った部分の健康に対する効果を打ち消すような食い方になっている場合も少なくないので歳とってからが結構怖い



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の感覚も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国の野菜料理は味が濃いので肉が無い、少なくても満足感が高いんですよ。もちろん中国でも肉があると嬉しいですし肉たっぷりはごちそうだと感じられますが、日本と比べるとアピール力は低いです。肉が無い或いは少ないことによるガッカリ感はそこまで強くないです」

「中国の炒め物は調味料とたくさんの油、そこにニンニクなどが加わります。油がラードだったら更に満足感が向上しますしうま味調味料も低コストで味、満足感をパワーアップさせます。近年の中国で大人気の四川料理は、辛さの刺激とうま味調味料の相性の良さによって安価に出せる強烈なおいしさが大きな強みになっています。これは私も日本で生活して気が付いたのですが、日本料理の野菜は美味しいし健康的ですが食事としての満足感がちょっと足りない……と感じてしまいます」

「肉の有無の感覚の違いについては、例えば『カウボーイビバップ』の肉無し青椒肉絲に対して日本の感覚だと金が無いことによる寂しさが強く意識されると思いますが、中国の感覚だと金が無いのは分かるが金が無くても肉無しだと青椒肉絲じゃないよ!というツッコミ所が強く意識されると思います」

などといった話もありました。

日本で意識して野菜多めにする場合はお値段高めになってしまいがちですし、私も安い時はキャベツやたまねぎ、高い時は冷凍野菜に頼り切りですね。特にキャベツは油がきつくなってきた自分の身体にとっても頼みの綱になりつつあるような……

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の炭水化物で炭水化物を食う習慣、実は悪くないのでは?日本式ラーメンにご飯のセットと出会って私の食生活は変わってしまった」

中国オタク「ガンダム50周年の『少年とガンダム』良いよね……」「日本にはガンダムを50年楽しんでいる家庭が有り得るわけか」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

先日ガンダム50周年プロジェクトの始動が発表されましたが、その中で公開された
「少年とガンダム」
が中国オタク界隈でもちょっとした話題になっているそうです。

『少年とガンダム|機動戦士ガンダム50周年 -Road to 50- プロローグムービー』(YouTube)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「少年とガンダム」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ガンダム50周年の「少年とガンダム」良いよね……

全て新規作画!最高だ!
ガンダムが受け継がれる作品なのは知識としては分かっていたが、こういいう形で改めて目にすると感動する

好きなものが受け継がれていくというのはとても良い
それが自分も知っているものなら尚更だ

移動中に知って、チラ見だけするつもりなのが全部じっくり見てしまった
本気になったサンライズはやはり恐ろしいぜ

コンセプトとしても作画としても物凄いPVだよね

あまりガンダム詳しくない、きちんと通して見ているのはUCくらいの自分でもかなりぐっとくるものがあった

私もそうだった
MSやガンダム関連の名場面ネタを自分が意外に知っているのに気付かされるし、MSと自分が楽しんだ記憶が結びついていてそれを刺激してくる素晴らしい動画だと思う

最後の歴代主役機とパイロットが出てくる部分は本当に良い!大好き!

あそこは本当にカッコイイよね
でも私は初見ではヒイロも刹那も笑顔だったのに意識を持っていかれた

良いものを見せてもらった!
そしてシン・アスカはやっぱり主人公じゃなかったのを確認!

私はシン・アスカもデスティニーも好きなんだけどねえ……

最初に感動して、もう一回見てシン・アスカがいないのに気付いて笑ってしまった

PVに出ているキャラ、これが現在の公式が認定している「主人公」の集まりなんだろうな

シャアも主人公だった……?

それはシャアが別格ということなんだろう
アムロも初代と逆シャアで2回出ているしね
それに「ORIGIN」ではシャアが主人公扱いだったし問題にはならないだろう

アムロとシャア以外は基本的にキャラの方は一シリーズ一人を代表ということになると、「SEED」はストライクに乗ったキラになるのが当然ではあるかと
それに機体の方はフリーダムもデスティニーもジャスティスも出ている

そういうことだろうね
「AGE」から出ているキャラもフリットだけだし、作品の代表になるキャラを一人選出しているのだろう

シンはむしろ出さない方が目立つというか思い出してもらえるのではないかと

「G-SAVIOUR」はさすがに無いか……!

3D系は出ないだろ
最近の「復讐のレクイエム」も出てないようだし

でも「IGLOO」のビグ・ラングは出てたぞ?
選出基準は有名だとかファンの思い入れがあるだとかじゃないか?

「クロスボーン」は出てるかな……と探したがどうやら出てない?ムーンガンダムが出ているからアニメ化されていない作品が出ないわけじゃないんだろうけど……

クロスボーンはF91とシーブックが出ているから外されたのでは
終わりの方の空に浮かぶたくさんのMSとMA、全部分かる人もいるんだろうなあ

Ez8の後ろの方にX型バーニアのMSがいるのでそれがクロスボーンっぽい

「G」を見て驚愕する初代から追いかけている元少年の父親というのが面白かった
時代の変化を強く感じたんだろうなあ

やはり日本のガンダムファンも「Gガンダム」の初見は驚いていたのか

彼は最初の「0079」から十数年追いかけていたわけだし、こっちで宇宙世紀見た後に「G」を知って驚くよりもはるかに強烈な驚きだと思われる

今でこそ「G」もそういうものだと受け入れられているけど、放映当時の日本ではガンプラ扱っている模型店から関係者の精神状態を本気で心配されるレベルだったらしいからな

小学生時代に下校するシーンで、戦艦から出撃した後のジャンプの動作ってガンダムネタでそこそこ見るけど、公式がやるほどのネタだったのね

元ネタが「V」のOPだから公式も取り上げやすいんだと思う
思わぬところに後の時代の作品のネタが混じっていたりするので油断できないアニメだ

GWXから振り返ってVとF91の時にウッソとシーブックがそのポーズやってるね
演出も含めて細かい所まで考えられているから一時停止しまくりだ

たぶん全部元ネタがあるんだろう
しかし高校時代のテレビ画面に出ているのがどの作品か分からない……どこかで見たような記憶はあるんだが……

「ZZ」のEDじゃないか?その前がZZとキュベレイの対決だし、「ZZ」のEDはこのPVのようにRX-78から歴代ガンダムが描かれる演出だし

私も考えてみれば20年以上ガンダムを見ているし、周りには30年追いかけているなんて人もいる
あのPVのようにこれからも受け継がれていくことを望む

それにしても日本にはガンダムを祖父から始まり50年楽しんでいる家庭が有り得るわけか
アニメと一緒に改めて意識すると、なんとも言えない感動が押し寄せてきた

言っては何だがウチの国だと人気作品はファンの世代が違うと対立するから、好きな作品や感動が家族、別の世代でも共有できるのにはちょっと憧れる

背景のモブに混じってハゲが出ているぞという情報を聞いて何度も見返してしまった……



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々にとってもイロイロと心に響くものがあるようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「日本ではPVのように一家で、三世代で同じ作品を楽しむ、好きな作品を受け継ぐというのが現実的な話に思えるのかもしれませんが、中国ではまだそういうのは難しいですね。三世代にわたって続く人気娯楽作品というのがまだ出ていませんし、世代ごとに体験した娯楽の環境やそれに基づいて出てきた世代独自の文化と作品解釈に違いがあり過ぎます。昔よりは親子で共有できる娯楽が増えてはいるのですが」

「なお三国志や西遊記などの古典名著は現代中国において最も世代ごとの解釈が共有されないジャンルになっているかもしれません。現代の環境では三国志や西遊記は共有されるストーリーと設定がありネットで関連知識を参照しやすい、誰もが語れる作品になっています。そして分かりやすいけど極端な解釈の動画も多いです。ですから現代の中国で三国志や西遊記は楽しさを共有する作品よりも、自分の解釈、価値観の正しさを主張して戦う素材になっているという見方もできます。議論の場所にいる人達は、ガンダムで例えるならUC世界ではなくCE世界の人間みたいになっているかもしれません!」

などといった話もありました。

私も中国オタク界隈を巡回していると世代やコミュニティごとの感覚の違いや距離の遠さのようなものを感じることは少なくありませんし、中国では世代を超えた人気作品と世代ごとに違う楽しみ方や作品の解釈というのは結構難しいのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「今の学生が『90後(1990年代生まれ)の人間には二次元文化を理解できない』と言うネタがあるけど、その世代の自分は何だか引っかかる。一面では真実ではあるが」

中国オタク「大成功によってシリーズや会社を救ったと言われる作品について知りたい。ネタなのかどこまで本当なのかも教えてくれたら助かる」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国のネットでは良くも悪くも誇張された話が飛び交っていますがそれは中国オタク界隈も同じだそうで、日本のネット以上にネタ半分に誇張された話が広まりいつの間にか真偽不明で何となく定着してしまうこともあるそうですし、それが後になって議論の的になることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトではそんな話題の一つとして
「大成功によってシリーズや会社を救ったと言われる作品について知りたい」
などといったことに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


大成功によってシリーズや会社を救ったと言われる作品について知りたい
ネタなのかどこまで本当なのかも教えてくれたら助かる
例えば私は「SEED」はガンダムを救った、バンダイを救ったという話は聞いたことがあるけど、実際はどうだったの?

実際どうなんだろうね?宇宙世紀系のファンからはあまり肯定されていない話でもあるが

何かと言われる作品ではあるけど「SEED」がガンダムの復活、新規開拓の起点になったのは間違いないよ
「SEED」の前にも「W」みたいなアナザー系の人気作品はあったけど若い世代にガンダムを大きく広めた、その後のシリーズ展開にもつなげられたのは「SEED」の功績

女性ファンの同人がガンダムを救ったという話については?

それは半分ネタかな……売上は大きいけどシリーズへの影響という意味では功罪相半ばというか……

「SEED」はその時点のガンダムファンとは違う層からの新人も大幅に増えたのが大きいんだよね
あとガンダム関連だと「ガンダムエース」も実は影響が大きい
自前の媒体となる雑誌をもつことによって外伝作品の展開や設定の補強調整が格段にやりやすくなり長期的な展開も容易になった

この話題なら「ペルソナ3」
アトラスを救ったし、現代までペルソナも女神転生も続くようになったのは確かだ

それで思い出したが「龍が如く」はセガを救ったという話もある
なお現実的な意味で救ったのはパチンコ会社のサミー

「ポケモン」が任天堂を救ったという伝説
DSやWiiの成功もポケモンあってのもの……というのはさすがに厳しいか

PSとSSが主戦場でN64が苦戦していた時期にも任天堂をポケモンのIPが支えていたというのはあるし、「ポケモンGO」のようにスマホにまで拡大する足掛かりになった大成功などもあるが、ポケモン単独で任天堂を救ったというのは厳しそう

初代ポケモンが携帯ゲーム機市場を救ったとかは言っても良いと思う
あの時期は携帯ゲーム機が断絶の危機にあった

ポケモンに関してはアニメだろう
ポケモンのゲームは最初そこまで売れなくて、アニメ版の人気爆発が無ければ打ち切りになっていた

アニメの成功がポケモンの売上げを一気に加速させたのは確かだけど、アニメ化の前の時点で評価は高くて上昇傾向にあったから大成功に導いたというならともかく、危機を救ったみたいな解釈は違うと思うぞ

「ウルトラマンギンガ」が円谷を救ったという伝説も……

あれはまさにある種のネタが伝わっているうちに変化したものでは
断絶から復活、路線変更での成功の象徴となる作品ということで分かりやすい伝説だから広まったのも分かるけどね

「ウルトラマンギンガ」に関してはニュージェネレーションの成功から逆算した評価だし、そもそも「ギンガ」の前に円谷は死んでいるし、その時期は既に財団Bの資本が入っているからな

言っては何だがバンダイナムコの資本と流通、企業戦略があっての復活というのはあまり面白くないというか……

シリーズを救ったという見方で一番しっくりくるウルトラマンは「ティガ」じゃないかなあ

古い話だと「遊戯王」がコナミを救ったという話は聞いたことがあるな
物凄い利益になったらしい

コナミに関してはゲームではなくパチンコ或いはスポーツ事業が会社を救ったという話もあるが、数字を見ると会社の主要産業はずっとゲーム
そして今はパワプロのソシャゲがトンデモナイ

データを見ると実際にどれだけ効果があったかが分かるし、「救った」ネタの誇張部分も何となく見えてくる
例えば「バイオハザード」は「7」に救われたという話があるが、実は「6」も評価は分かれたが売り上げ自体は悪くない

「ランス」はエロゲー業界を何度も救っている!!

いや……さすがにそれは違うと思うぞ
確かにエロゲーの最高傑作の一つではあるけど、エロゲー業界の流れを変えるような作品ではなく衰退していく中で続いた人気作品くらい?

「ランス」はウチの国のオタクがエロゲーに対する認識を書き替えられた衝撃の作品ではあるが、何かを救ったってことはないんじゃないかな……アリスソフトも結局はfanzaのソシャゲで食っているわけだし……

「原神」は国産ゲーム業界、娯楽分野を救った

それはガチ過ぎて逆にネタにしにくい

短い間だったけど、昔は「けものフレンズ」が角川を救ったという伝説があった
今となっては全てが刻の涙だ

国内だと「けものフレンズ」はリアルタイムでは評価されていなかったんだよね
あれはその後の大爆死も合わせて語られていたし、今考えてみると日本での高評価の情報が入って盛り上がった所に「2」の大爆死で「1」が再評価されて伝説になったように思う

この際だから聞きたいんだけど、「ニンジャスレイヤー」のアニメが原作小説を救ったという話はどこまで本当なんだ?

「忍殺」はマニア向けではあるが堅実な人気作品だったから救われる必要が無い
あえていうなら影響はマンガの方じゃないか?あれは本当にクオリティが高い
アニメの方は当初の評価は「手抜きアニメ」とかで叩かれまくったし、原作の評価が無ければ切られていた方ではないかと

Flashの演出とか大不評だったなあ…・…今はついていける人間が残っているので演出面も肯定的に見られているけど、アニメなのに一般向け、新人を獲得できるものではなかったよね

アニメはハマるファンの選別という意味での効果はあるけど、シリーズを救うような方向ではないと思うわ

一応今はクオリティの高いアニメ回の存在も分かっているし、ニュービー向けの作品にはなっている……かな?でも一話が短いから原作かなり削っているし……

この手の話題で今でももめているのがアニメの「サイバーパンク:エッジランナーズ」が「サイバーパンク2077」本体も会社も救ったという伝説
実際、アニメから入った人間はそう信じている人も少なくないが……

影響はあったけど、結局は大型バージョンアップとDLCじゃないの?

アニメの「エッジランナーズ」以前の「2077」の評価は延期にバグに誇大広告とネガティブなものばかりで、「エッジランナーズ」のアニメで評価が反転して接続者数も新記録になったりしたから、ゲーム側だけでの復活は難しかったと思う

「エッジランナーズ」がユーザーが戻るきっかけになったのは間違いないし、それが無ければパッチ2.0でもそんなに伸びなかったと思われる
アニメが全てではないけどきっかけとしてはかなり大きい

その人気作品がシリーズや会社を「救った」のかどうかについては人気や収益もだけど、旧来のファンが戻るのに加えて多くの新人を獲得できたかに注目すると分かりやすいと思う
新人の獲得はそのままシリーズの長寿化につながるわけだからね

集英社を救った「鬼滅の刃」を救ったのがufotable
集英社はともかく後ろ半分はガチ

それは逆じゃないか?
アニメ会社としてのufotableはずっと中堅クラスだったし、クオリティは高いが評価されるのは主にオタク界隈からで日本の一般社会における知名度はそんなでもなかった
それが「鬼滅」の社会現象級の成功で一気に日本最高クラスのアニメ会社みたいなイメージを獲得した

社長の脱税とか本来は致命傷だったはずなのに「鬼滅」の大ヒットのおかげで罰金などの処罰的にも会社のイメージ的にも何とかなった節があるしね

あれは全盛期のガイナックスの次に規模が大きい脱税だったから本来は会社の大ピンチだったはずだよね
ところで「エヴァ」がガイナックスを救ったというネタを思い付いたんだけど、これはどうだろう?

「エヴァ」がヒットして版権収入が入るまでのガイナックスは経営危機が続いていたし間違いではないだろう
でもエヴァが成功し過ぎなければガイナックスの初期メンバーの人間関係が今ほどヒドイことにならなかったのでは?とも考えてしまうね



とまぁ、こんな感じで。
信じられているものからネタ扱いされているものまで、イロイロな話が出ているようでした。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国オタク界隈では話題の広まりやすさ、ネタとしての面白さと分かりやすさから市場環境や企業の戦略よりもIPの変化、復活となる起点に注目する傾向が強いです。ですから日本よりも『あの作品が会社を救った』というネタが広まりやすいのです」

「これに関しては中国の方で日本の昔の評価やデータなどを調べて検証するのは難しい環境がずっと続いていたのも影響していると思います。分かりやすさとネタとしての面白さによって広まって、それが定着する流れが繰り返されていました」

などといった話もありました。

昔の作品に関しては日中の認識の違いや、作品に関して固まったイメージのズレのようなものが時折出てきますし、何か面白い話があればまた追いかけてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「国産3Dアニメのキャラの顔の区別って難しくない?特にヒロインとか美形だけど顔だけ並べてみると混乱するときがある」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「近頃の日本の二次元は極端な髪型が減ったよね」「日本の二次元の髪形は落ち着いていくのに対しウチの国の二次元の髪形は長髪ばかりに」
に関連したネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「国産3Dアニメのキャラの顔の区別は難しい?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


国産3Dアニメのキャラの顔の区別って難しくない?
特にヒロインとか美形だけど顔だけ並べてみると混乱するときがある

3Dだと崩れないのが強みだけど、ある程度モデルの使いまわしが行われているし違いに乏しい所はあるからなあ

こういうのは慣れの問題だし、作品を見ていればそのうち慣れる
初見で区別がつかないのは仕方が無い!

日本の作品でも慣れてないとキャラの区別がつかないなんて話はあるが

私は武内崇のキャラが大好きだが、全部顔同じじゃないか?と言われても反論はしない
違いについて語れなくはないが慣れていない人が一目で分かるものではないというのも分かっているから……

顔だけ見るなら日本の作品の方が区別つかないこともある
まぁこっちは複数の作品を並べて区別がつかない、日本の作品は同じ絵師のキャラを並べて区別がつかないみたいな話だけどね!

武内崇の他にも例えばあだち充顔もキャラの区別つかないというネタはあるし、実際キャラだけ出されるとどの作品のどのキャラか分からなくなるんだが、3Dアニメの顔が並ぶ時の「区別がつかない」とは何かが違うんだよな
我ながらうまく言葉にできない感覚なんだが

髪形と髪の色が違うと分かりやすいんだけど、国産3Dは世界観やバランス重視でそういうのやらないからな
別にそれが悪いわけではないが、しばらく見ないでいると認識が混乱するようになるのは何と言うか

作者の絵柄、癖とかではなく全部AIとか同系統モデルだというのが感じられるからとかだろうか?

正直に言えば俺も作品自体は楽しめてるけど、急に顔だけ出されると誰が誰だか分からなくなったりはする
服装や動きと一緒でないと区別するのは難しくなる

数が少ないうちは気にならなかったけど、国産3Dアニメの作品数が増えてくるとこの女キャラどこの作品だっけ?となることも増えたな
そこは国産3Dアニメ特有の部分ではないかと思う

日本のアニメでもキャラの区別とかつかないだろう
どれも目がでかい、ヘンな色の髪だから慣れないと同じに見える

それでも別の作品と並べたらわりと区別つくし、同じ作品の中だとかぶるデザインは少ないかと
日本の作品だと量産型日常系アニメでも髪の色や体形とかで一目見ての区別はつくというか、意識して差別化しているから識別性についてはかなり高いよ

国産3D作品の美形キャラの顔による識別性は確かにイマイチかもしれない
絵柄、いわゆる昔の二次元作品でよくいわれる「ハンコ絵」とも違うんだよね
モデルから大きく変わらないというか、差分にとどまりがちというか

ウチの国の好みとして整った美形が好き、大きく崩すのが嫌いという傾向があるし、美男美女キャラの違いがある程度の範囲内に納まるのは当然な気もする

そういうあまり変化のない美形顔が好まれる、それで人気が出ているのだから別に間違いではない
元々外国に売る作品ではなく、国内市場で稼ぐための作品なんだから需要に応える方向でやるのが正解だ

欧米の3Dモデルだと不細工な方向で違いが大きい
しかしそれだったら自分は美形で違いが少ない方が良いかなあ

別の作品のキャラでも頭の装飾を外すと区別をつけるのは難しいとかはあるかな……昔の2Dアニメだと作品が違ったら絵柄も変わるからそういうのはあまり無かったんだが

最近の3Dアニメとはまた違う話だけど、昔の作品でも時代が同じ、流行りの絵柄だと区別がつかないことはあったけどね

並べてみると分かる、髪の色の便利さ
国産アニメの美女キャラは髪の色が黒が多くてたまに白、紫や青系だから余計に分かり難い
何かと言われるけど日本のアニメが極端な髪の色でキャラを描くのは有効な手法だと思う

世界観重視だと髪の色を極端にできないからね
中華ファンタジー系は実写ドラマの影響もあるし、極端な色を出すと作品に入り込めない人が出てしまうという問題もある

同じ顔というほどではないんだけど、特徴が無い美形という方向では一致しているので顔の区別がつかなくなる時はある

ヒロインを並べてみると、どれも同じくらいの年齢という印象になる
日本のアニメやマンガも登場キャラは大体高校生のはずだけど、印象に関しては年齢というか子供〜大人の幅がかなりある
これは3Dモデルの影響なのかね

国産作品のヒロインにはロリキャラがいない、それから国産アニメのいわゆる古風系ヒロインのテンプレで量産されているというのも理由だろう

極端な言い方をすると、韓国の女性アイドルの顔が並んだ時の印象に近いかも……3Dアニメの女性キャラでそう言うと複雑な気持ちにもなるが

ネットのインフルエンサー顔とも言えそう
でも見ている分にはそこまで気にならないんだけどね
個人的に心配なのは顔のデザインよりも話や設定の区別があまりつかないことかもしれない

商業的にそうなるのは分かるんだけど、10年以上国産アニメを盛り上げようと上から下までいろいろとやってきた結果がインフルエンサー顔に落ち着いたのを見ると何とも言えない気持ちになってきたり

顔だけに注目するから余計なこと考えてしまうのだよ
キャラ全体で見れば識別性もかなりあるぞ!

動いて喋っているのを見れば普通に区別はつくしな
中国の国産3Dアニメって顔以外の情報量、違いの強調は日本や欧米の作品より多い傾向があるのでそれを無くして顔だけで判断しろというのは不利過ぎる条件だ

正直に言えば自分は顔だけでなく服装とかもわりと飽きが来ている
次の流行が出れば変化するのか、それとも実写との関係からずっと古装劇路線でいくのか……

どのキャラも漢服系装飾の長衣系のロングドレスで脚を見せるスタイル
もちろん私もそれが嫌なわけではないし細かい所を見ればデザインの違いやスリットの位置や脚の見せ方などに違いがあるのも分かってはいるけど、そればっかりだと食傷気味になるのは確かだ

そもそも国産3Dアニメってキャラの顔で区別するのはそんなに重視していない、雰囲気が良い感じの美形であれば良いというくらいだ
区別する材料は主には装飾、動作や表情の変化の大きさや速さだ
顔だけ抜き出すと慣れていても咄嗟の判別は結構難しい……!

国産3Dアニメって言ってみれば極端なデザインにより一目で分からせるのではなく、全体像で識別させるスタイルなんだよ
慣れれば国産3Dでも日本のアニメやマンガでもいけるようになるけど、片方だけに慣れていてもう片方を見ると混乱すると思う



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の実感も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国では美形キャラは整った、統一感のある美形が好まれます。ですから同じジャンルだとテンプレ的な美形が増えますし、観客もそれが良いと感じています。日本の作品のようにキャラごとに極端に顔が変わる、頭身が変わるというのは違和感を覚える人も少なくないのですよ。例えば日本の作品の同じ学生キャラなのに一人だけギャグ体系みたいなのは激しいツッコミが入るようになりますね」

「現在の国産3Dアニメ、特に中華ファンタジー系作品は効率面からモデルの流用をしていくことになります。分かりやすい形で顔や体形の違いを出すのは難しい、キャラの違いを出すのは装飾や服装頼みになりがちという事情もあります」

「見分けるコツは顔面や髪の色ではなく装飾です。特に髪飾りと髪形の組合せはキャラ属性を表現するアイテムにもなるので重要です。身体の方も表示されているなら服装や装飾、それから長髪や布の動きの表現でもキャラごとの違いが出るので判断材料に出来ると思います」

などといった話もありました。

現在の中国国産アニメはキャラの違いを出すために強調する部分やその手法が独自進化をしているという話も聞きますし、その辺りに関しても機会があれば追いかけてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「二次元界隈で純粋に推理要素を求めている人って少ないのだろうか?探偵は出てくるけど推理要素はそこまで多くない」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので粉期はそれについてを。

中国では日本の推理小説の人気が高いですし、中国オタク界隈でも昔からミステリー要素のある作品が人気になっていたり、作品のミステリー要素に関する話題で盛り上がったりしていました。
しかし近年は作品の受け止め方やファンの方向性が変化しているようで、そういった事情に関する議論が行われたりするようにもなっているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「二次元で純粋に推理要素を求めている人って少ないのだろうか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


二次元界隈で純粋に推理要素を求めている人って少ないのだろうか?
探偵は出てくるけど推理要素はそこまで多くない
「名探偵コナン」のように推理要素の入った大人気作品はあるし、今年の「プリキュア」も探偵モノだけど今の人気の主な理由は推理要素じゃないよね?

元々そんなに推理ファンって多くないと思う
それに現代ではどこの国でも厳しいし、いわゆる「昔は人気があった」ジャンルの一つかと

二次元界隈では探偵キャラがまだ生き残っているだけマシな方だよね

二次元で純粋に推理を求めている人は少ないけど、一般向けで推理を求めている人はもっと少ないぞ

推理要素が入っているけど、ジャンルとしては別物みたいな作品が多いと思う

「逆転裁判」や「ダンガンロンパ」は推理要素入っているけど、推理系作品扱いにはならないしね
でもこの作品が好きなのは普通に推理要素を好む層と見ても良いと思うのだが

推理系作品に共通する問題として、気が付けばどの作品もカップリングでファンの熱が維持されるようになっているという問題もある
推理要素について語られる機会も場所も案外少ない

推理要素について語るにはネタバレ前提になるからね
それが現代では議論に参加するハードルが高い、大っぴらに語ると嫌がられるので不利だ

それはありそう
逆に言えば最後まで見ればトリックについては語れるから感想ベースで語りやすい、考察のための知識もそんなにいらないということで、小規模少人数で語る分には語りやすい、昔はライトなオタクでも参加しやすいジャンルだった

推理系作品って見ていて頭使うから大量消費が前提の現代環境においては不利だ
それでもゲームの方は時代と共にシステム的な補助の進化で楽になっているけど、アニメやマンガだと相変わらず記憶して推理してをやりながら作品を追いかけなければいけないので相対的に初心者向けではないジャンルになってしまった

ファン界隈がカップリングの話題ばかりになるのは作品という燃料が供給不足だからというのも原因だ
「逆転裁判」も「ダンガンロンパ」も既にかなり昔の作品でシリーズの動きも少ないし、精神的続編はなんか違うとなっている

結局は推理モノが好きな人間は少ないってことなのでは?
俺の大学の推理系作品の愛好サークルにいる知り合いが、今年は二次元好きの新人しか入って来ないとぼやいていた

とりあえず自分の知っている推理系作品好きの連中は全員古い二次元系の人間でもあった
逆のパターンは……うーむ……

日本の推理系作品に手を出しているような人は大体二次元好きではあるね
でもイベント参加している層は推理小説に手を出す層ではない
ただ「名探偵コナン」の劇場版のようにイベント的な盛り上がりになれば見ることもあるので、推理要素を拒否しているわけでもないと思う

そもそも今は小説読む人間が少ない!

二次元はずっとアニメがメインだったし、最近ではソシャゲだからね
推理小説との接点がいよいよ無くなっている

日本の作品の情報を調べると推理小説のコミカライズが結構売れているケースもあるんだけど、異世界系と比べて推理小説のコミカライズはあまり入ってこないように思う
こういうのも影響しているのかも

日本は現代で珍しい推理小説が商業的に生き残ってネタとしても活用されている国だし、二次元関係は日本の作品に直接的にも間接的にも接触することになる
だから少なく見えても一般と比べたら二次元界隈の推理要素好きな人間の割合はかなり高い

二次元界隈は推理系作品そのものではなく、推理系の要素を活用した作品から入る、そこで止まる人が多いのも「推理好きが少ない」と感じる原因になっているのでは
異世界系が好きな人の多くが「ロード・オブ・ザ・リング」の小説まで読んでいるわけではないのと似たようなものかも?

二次元と推理ネタは相性が悪いんだよ
推理にはリアリティが必要なので二次元のファンタジーとは本質的な部分で衝突する

そうか?日本だとファンタジー世界でも伝奇世界でも推理ネタぶち込んでくるぞ?
型月だって事件簿シリーズを成功させているし、推理ネタは二次元でも上手くやれば飯の種にできる

実は「新本格」のジャンルでも推理のリアリティはそこまで重視されていないしね
重要なのはロジックであってリアリティではない
トリックの構造が現実で再現できるかは実はそんなに関係ないのでよく考えたら物理的に超人過ぎる犯人とか普通に出てくる

この流れで言うのはちょっと悪い気がするけど、私は推理要素のある二次元系作品、例えば「コナン」や「ダンガンロンパ」は好きだけど、二次元要素が無い推理作品は興味がわかないんだ……

大多数はそんな感じだろうね
俺は逆に二次元+推理作品から入って自分がみたいのは推理の方だと気付いて二次元要素が無い作品を求めるようになったけど、その方向で話せる知り合いの数は少ない

昔の環境だと推理系作品はキャラ設定やストーリーのフックなど、「売れる」作品を作るのに有効な要素をたくさん持っているジャンルだったけど、今の環境ではそれが有効ではなくなってしまった
今の推理界隈は新人が入ってこないのでそれが「推理好きが少ない」という印象にもつながっているのではないかと

1話二十数分できっちり推理やるスタイルで長く続けるのってほぼ無理だからね……爽快さ重視で話を積み上げていくのが人気につながる今の環境で、数話使って考えさせてとやるのは厳しい

推理系作品も長いこと続けているとネタ切れするし、キャラの人間関係がややこしくなって初心者向けではなくなってくる
長編との相性が悪いのは現在の二次元では厳しい

同意する
推理系も結局は設定や能力のインフレからは逃れられない……戦闘力系と違って構造的な対処も難しい

不動高校も米花町もよく考えたらヒドイ場所になっているからな
推理系作品が人気を保つにはそういうのをスルー出来るような作品の空気とファンが必要になる

推理メインでは厳しいけど、長編作品内の移植のエピソードや外伝作品に推理要素を混ぜるのは今でも有効だと思う
読者が飽きないようにできるし、バトル要素が中心な作品でも推理要素を入れれば単純なインフレをせずに済む

推理ネタでやると話作りやすい、キャラをたくさん出しやすいというのはあるけどそれをメインにして続けるのは難しい
そして現代の環境だと話数、長さが必要なので使いまわしのきかない推理系はついていけないのだよ

「コナン」も一般向けで大人気になって続けられているのはアクションとカップリングという軸があるからだ
推理メインを引きずらずに方針転換したから今の人気がある

二次元界隈、特に日本の二次元ではクリエイター側に推理系作品好きが多い、ある種の基礎知識になっているから推理要素或いは関連するネタやキャラの出てくる頻度が高いし、推理要素が好き、楽しめる人間自体は今でもかなりいるよ
でも今の時代に推理要素メインで大ヒットする作品は少ないし、推理要素自体を求めている人はそこまで多くないのも間違いないだろう



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の空気も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「長い間中国では推理系作品は比較的安全な作品が多く、安心して追いかけられる、内容に関して語れるジャンルになっていました。だから作品のファン界隈も長く続いている所が多いですね。もちろん中国には推理や考察をしながら作品を追いかけるのが好きな人が多いのもファン界隈が維持されてきた主な理由になっていますが、安心して追いかけられるジャンルだったというのも大きいです」

「推理系作品は大体人が死ぬのでそこを批判されることもありますが、バトル系作品の死人が出そうで出ない、たまに本当に死ぬレベルの暴力描写と比べればマシです。それに加えて推理系作品は事件解決によって悪は裁かれます。この事件解決により秩序が回復されるという構造が中国では規制の対象から外れる効果を発揮します」

などといった話もありました。

中国のミステリ系作品のファン界隈は作品の人気だけでなくキャラクターの人気、カップリング論争の息も長いなどの特徴もありますし、機会があれば中国独自の人気事情などについても追いかけてみたいですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「なぜ日本では推理小説が現在も人気ジャンル、商業的な市場として成立しているのだろうか?」

中国オタク「『都市伝説解体センター』に関して語ろう。良い作品だけど欠点も目に付くので皆の意見を聞いてみたい」

中国オタク「日本の『国民的アニメ』の基準って実はかなり厳しくないか?こっちで日本の『国民級』アニメ扱いしていた作品の多くが日本では『国民的』な作品ではないらしい」

ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。
中国では大人気ぶりを表す言葉の一つとして
「国民級」
というのがありまして、中国オタク界隈では日本の「国民的〇〇」と同じだと認識されているような所もあるそうです。しかし中国の「国民級」と日本の「国民的」にはそれなりに違いがあり、それに関する議論が盛り上がったりすることもあるのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「実は日本の国民的アニメの基準はかなり厳しい」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の「国民的アニメ」の基準って実はかなり厳しくないか?こっちで日本の「国民級」アニメ扱いしていた作品の多くが日本の基準では「国民的」な作品ではないらしい
日本人にとっては「ドラえもん」や「サザエさん」くらいしか国民的アニメ扱いされないらしい

こっちの「国民級作品」と日本の「国民的作品」って実は違いがある
私も以前「NARUTO」が日本では国民的アニメ扱いではないというのを知って驚いたことがあるよ

最近の大ヒット作品だと「鬼滅の刃」も実は国民的アニメ扱いではないらしい
確か理由としては人気になった時間が短過ぎるということだったかな?
日本の「国民的」には期間の長さも基準になるらしい

でも「国民的アイドル」に関しては活動期間そんなに長くないぞ?
「鬼滅の刃」は連載開始の時期から考えると既に山口百恵の活動期間より長く続いているIPだ

恐らくアイドルとアニメは影響の範囲が違う
アニメは長く続かないと広い世代に伝わらないので必然的に長寿作品であるのが条件になるとかでは

一応pixiv百科事典にの「国民的アニメ」の項目には社会現象級の人気で誰もが名前を知っている作品は「国民的アニメ」扱いということだけど、日本のネットを見ていると社会現象級の人気だけだと「広義では入るのだろう」くらいの扱いになっている節もある

私は「呪術廻戦」の全盛期に日本人のオタクから「人気はとても高いけど国民的アニメ扱いする作品ではない」という評価を聞いたことがある
「ドラえもんやサザエさん」とは違う」とも

日本人の感覚で「ドラゴンボール」や「名探偵コナン」は入るのだろうか?

その2作に関しては入らないわけではないが、話した感じだと「ドラえもん」よりは下という感じだったね。「ONE PIECE」や「エヴァ」も人気は間違いなく高いが……というくらい。
どちらにしろ日本人の感覚では少年マンガ系に対する国民的アニメの基準は意外に厳しいようだった

日本の「国民的」という評価で重要な基準の一つが全年齢向けだということだ
小さい子も老人も国民だから当然それらの世代からの支持も必須
「ドラえもん」や「サザエさん」が入るのはまさにそういう所が大きいし、最近の大人気作品の血も身体も飛び散るような作品が入り難いのもそういう所が原因だ

どれだけの人が見ているか、どれだけの市場規模があるかが重要で映画の興収は判断材料としてはあまり大きくない、参考になるデータの一つくらいだろうか
昔の作品だったらディスク枚数と言い換えても良い
だからランキングや売り上げ、興収で作品の人気を語りがちなこっちのオタク界隈の感覚では分かり難い

日本は高齢化社会で老人の割合が高いので、老人から支持されないと国民的作品扱いしてもらえないんだよ
ネットで見えるような若者の影響力は日本社会ではそこまで大きくない
決定権は老人にあるという言い方もできる

具体的にはどのくらいの人数が知っていれば良いのだろう?
日本の人口の10%くらいで考えたら一千万くらいの日本人が知っている、見たことがあるくらいで良いのか?

アニメの話数がとても多い作品かどうかで考えればあまり難しく考えずに済むぞ
話数が多い作品はそれだけ長く続いた、広い世代にファンがいる作品であることの証明になる
ちなみに「サザエさん」は現時点で8000話以上な

想像以上に大きい数字が来たな……国内の「喜羊羊」や「熊出没」でもまだそこまではいってない
「藍猫」は終盤雑に話作りまくっていたけどそれでも8000あるとは思えん

「喜羊羊」は2400〜2500話くらいだったかな?
日本のアニメは週一放映だからこっちよりも話数の積みあがるペースは遅いはずだがそれでもそんな数字になるのか

確か「藍猫淘気三千問」は話数だけなら現時点ではまだ「喜羊羊」より多いらしい
ただ粗製濫造、ジャンル拡大し過ぎで人気が急落したから、思い出の作品ではあるけど国民的アニメというイメージは無くなってしまったね
最盛期は国内市場を壟断しているような状態だったしこっちの国民級人気アニメと言っても間違いではないと思うのだが

こっちでの「国民級」な評価についてはアニメも基準緩いけど、ゲームはもっと緩い気がする
「荒野行動」や「第五人格」がこっちのコミュニティで「日本では国民級の大人気になっている!」と豪語されている

日本のランキングを見た感じでは間違いなく人気だった時期はあるんだろうけど……実際どうなんだろう?

ソシャゲは影響範囲が狭いから日本での「国民的」な人気は難しい
「国民的」を「広い世代」とかに言い換えてみると想像できると思う
それに日本だと比較対象になる国民的人気のゲームはたぶん「マリオ」や「ポケモン」など任天堂の主力だ……

日本語の「国民的」という言葉はまず国民ならみんな知っているくらいの話になるし、オタクなら誰もが知っているくらいではダメ
いわゆる「出圏」するような作品でも若い世代の一般層が中心だからまだ足りない

言ってみればその辺を歩いている人に聞いても知っているレベルだと思う
ソシャゲ系はそういう知られ方は難しいので実はかなり「国民的」レベルにはなり難いジャンルだったりする

ウチの国だと本当の意味で世代を跨ぐ人気作品、思い出が共有される作品というのがまだ出てないからな……「国民的な人気」という言葉の扱いが本質的にイメージできていない

それはありそうだ
こっちの認識って結局は「人気が高い」だけなんだよね
それも無意識に「若者の間」での人気になりがち

日本社会における体感的なものはこっちからは分からない
明確な基準があるものではないだろうからそこが難しい

しかし結局は売上という「成績」を見れば大体の所は分かるんじゃないか?
売上というのは結局人気や知名度で決まるものだし、一定以上の規模になると特定世代だけでない、全世代からの収益が必要になるわけだから

そうとは限らない
「成績」に関しては数字だけなら現代のグローバル的な収益が加わる作品が格段に強くなるし、現代ではIPがソシャゲのように数字が膨らみやすい収益構造に関わっているかもかなり影響するので日本社会における「国民的」という意味では更に分からなくなる

商業的な成功と日本社会における「国民的」扱いは重なる部分は多いけど「=」ではない
例えば「ガンダム」は日本では国民的作品扱いされないし、日本人ファンも概ねそれに納得している模様

私も国内の二次元系フォーラムでの「この作品は国民級IP」みたいな話とか、日本で人気になった国産作品に対して使われる「国民級」の基準はかなり緩いと思っている
私達は日本に住んでる日本人じゃないから作品関連の空気は体験できないし、数字で間接的に判断するから仕方のない所もあるのだろうけどね

「国民級」という言葉については国が認めた、国が後押しする作品だという認識になっている人もいるしな

それは何となく分かる
自分も昔は国家の承認を獲得して、そこから大衆の支持を受けて拡大していくパターンかと思っていた
実際国内だと芸能関係のスターはそんな感じだったし、アート系の分野も一定のレベルを超えると政府の承認の有無で作品の広まり方が決まるわけだしね

俺もスレ主と似たようなことは調べたことがある
こっちだと数字くらいしか判断基準が無いし、日本人の感覚は分かっていないとは思っていたが、国民的アニメの範囲が予想以上に違っていたのにかなり驚いた

言いたいことは理解できるよ
私もこっちで「日本の国民級アニメIP」みたいな言葉を使うニュースやアカウントを見ると、これ日本では国民的扱いされていないのでは?大人気ではあるがかなり大げさに言っているのでは……と思う時が結構ある

上でも言われているように日本の国民的アニメってアニメを見る習慣がある層以外でも知られている、見ている人がいるような作品だから、原則としてとても長く続いている作品以外は条件を満たせない
何シーズンか続いて大人気になった!ネットで話題になった、今でもネタになる!くらいでは足りないんだよ

そもそも私たちのイメージする外国人って概ねネット経由、ネットユーザーだからなあ
そこでの知名度や話題性と現実の日本社会の知名度や話題性には一致しない部分もかなりあるかと

日本は本当の意味での長寿作品があるし、アニメを見る習慣がほぼ全世代にあるから特定の集団に爆発的な人気というだけでは国民的アニメにはなれないんだよな
その辺りに注目すると映画の興収でアニメが上位独占するようになっている背景も見えてくる

ウチの国でかつて国民級アニメ扱いされていた「喜羊羊」はいつの間にか人気が落ちて過去の作品マイナー作品扱いされるようになっているし、「喜羊羊」を追い落とした「熊出没」は数字は良いけど評価はや思い出という意味では「喜羊羊」とぶつかって微妙なのでやや厳しいという……

今の子供は「喜羊羊」を知るルートが無いし、上の世代の思い出作品になっているから「国民的アニメ」から転落したのは否定できないな
日本の基準だと人気の流行り廃りがあってもずっと続く、作品が供給され続けて知名度も維持されている作品でなければ「国民的」扱いにはならないというわけだ

ところで劇場版アニメ、例えば宮崎駿や新海誠作品は日本の国民的アニメに入るの?実写映画に混じって日本映画の興収記録を叩き出しているし、知名度も人気も間違いなく高いはずだ

宮崎駿は「国民的アニメ監督」だろうけど代表作は劇場版作品なので「国民的アニメ」ではないかと
新海誠はまだ活動期間も作品が人気になった世代も狭いから厳しい

宮崎駿作品は国民的アニメ扱いだよ
日本では毎年特定の時期にジブリの名作アニメをテレビで放映するしそれがある種のイベントになっている
「千と千尋」「ラピュタ」「トトロ」などは全世代の共通の記憶になっていると聞くしね

日本では宮崎駿監督作品、ジブリ作品が国民的アニメ扱いされているのは間違いないと思う
私が以前日本の職場でムスカの「目が!目があああああ!!」のネタをやったら、たまにアニメの話をする同僚だけでなくアニメなんて全く見ないのだろうと思っていた爺さんやおばさんにまで大ウケしたことがある



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国のメディアやオタク界隈でよく使われる『国民級』というのは他を圧倒する人気といった空気のある言葉なので、日本の『国民的人気アニメ』とはちょっと違う言葉になっていますね。たぶんオタク用語で近いのは『覇権作品』辺りではないかと」

「中国語にも『国民』という言葉はありますが、一般人が日常的に使う言葉ではなく、どちらかと言えばメディア用語です。そのような語感の違いから中国では『国民級』は市場の大きさ、国家が認めているのを強調する印象も与えますし、日本の『国民的』のような好感度の高さの印象はそんなに無いかもしれません。感じられるのは商業的な成功と支持の高さですね」

などといった話もありました。

当ブログでも原文で「国民级」と書かれている部分を雑に「国民的」と訳してしまうことも多いので、もっと気を付けないといけませんね。
過去記事で「国民的な人気」となっている所については概ね管理人のイイカゲンな訳でしょうからニュアンスがおかしい時は脳内で修正していただけると助かります。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「マンガに出てくる日本の武士の食事は貧相なのに凄い体格なキャラばかりなのがちょっと引っかかる。食事描写が無ければ気にならないんだが……」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「ロリコンと言われながらも相手とくっついて勝利したキャラを知りたい。こっちでは扱いが難し過ぎるジャンルだから……」
と関連しているのかもしれないネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「マンガに出てくる日本の武士の食事は貧相なのに凄い体格なキャラばかりなのがちょっと引っかかる」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


マンガに出てくる日本の武士の食事は貧相なのに凄い体格なキャラばかりなのがちょっと引っかかる。食事描写が無ければ気にならないんだが……

麦飯とみそ汁、大根だけだったりするしな……タンパク質はどこ?

考えてみれば俺も武侠キャラのように肉食って酒食ってな武士は見た記憶が無いかも

だって昔の日本は肉食禁止だから
一応玄米を食べれば基本的な栄養素は摂取で来ていたらしい
タンパク質も現代基準では少ないが、足りないというわけでもなかったとか

ヨーロッパで大量にジャガイモだけ食べてればビタミンもある程度摂取できていたようなものが

俺が見た作品だと玄米ではなく麦飯だったな
麦飯も栄養価は高いんだっけ?

麦飯は白米よりタンパク質がある。調理しにくいし普通に調理するだけだと米より美味しくないだけで。
米や麦に限らず昔の食事は現代と比較するとあまり精製されていないのが多いので、昔は主食だけ食べていても何とかなっていた。
しかし生きていくのはともかく、良い体格を作るにはやはりタンパク質などが十分ではないのでキャラの体格に関しては創作の都合優先の描写と割切っておくのが良いと思う。

作中の食事描写は貧しくても、創作に出てくるような武士は別の所で普通に魚食ってるんじゃないの?

俺もそう認識している。
日本人は作品を見る際にそういう風に脳内補完しているんじゃないか?昔の日本は仏教の影響による法律で肉食はダメだったが、魚や鳥などの抜け道は存在したはず

日本人の感覚だと質素な暮らしをしている達人というのが創作では定番らしいから、そこまで気にならないのでは?
食生活は質素な暮らしの記号として使いやすいだろうし

まぁ栄養学的なツッコミや、栄養学的に正しい描写なんてのはこっちでも最近の話だからな……

昔だったら寺の方が豆腐を食ったりする分体格は良さそう
日本は僧兵が強い時代が長い

戦国時代の寺は知らないけど、現代の日本の寺はお布施として受け取った肉や肉料理も普通に食べる(むしろ残したらいけない)ので、日々の修行と合わせて一般人よりマッチョなのが多いらしい

日本の作品だとその辺は創作の中の話、リアリティは気にしないと思う
食生活とその影響に焦点を合わせた作品ならともかく、強い武士を描くような作品ではテンプレ的な食事という以上の意味は無いかと

キャラの大きさは作者のスタイルと演出次第な所もあるから気にしても仕方が無い
あと主食の米か麦飯、大根の漬物、みそ汁は昔の日本の「贅沢ではない食事」のテンプレだから作者もそこまで気にして描いてないことが多いと思われる

日本の二次元では栄養と体格の関係についてはあまり気にしてないぞ
そういうのにこだわる業界なら世界が核の炎に包まれた後に筋肉肩パッドバイクの集団が暴れたりしない!

それを言われると納得してしまう
「北斗の拳」の世界のキャラの肉体ってどこから来た栄養で作られているんだろうな……主要キャラだけでなく雑魚も筋肉だし……

日本の作品の食事風景が貧しく見えるのは、日本でカッコイイとされる武士の描写が影響している
日本の武士って欲を表に出してはならないというお約束があるんだよ

そもそも日本の作品では食欲をそのまま表に出すのはあまり良いことだとされない
これは武士キャラに限った話ではないが、日本の作品では大食い属性=食欲は笑いのネタ、ギャグ方面の扱いなどと合わせて使われがち

こっちは酒と肉をがつがついくのが強い主人公や強キャラの記号だけど、私は日本だとそれが微妙な印象を与える場合もあると聞いたことがある
あと食欲とは逆に日本では色欲方面に関しては許容される範囲が広い
こっちだと色欲はヒーローキャラにとってはあってはならないレベルでダメな要素だけど、日本の作品では愛嬌のある魅力的な欠点扱いされていることも少なくない

日本の武士でもアウトロー寄り、浪人とかになると酒と女がセットになるし、そこは武侠とは違うようだ

牛や豚は食べていないだけで、猪や鶏は食べていたみたいだし、武士はこっちのイメージよりも肉食っていた模様
しかし江戸時代の旗本は仏教の教えや当時の規範から肉を食わないのも多く、武芸を使う場所もない(鍛錬もしない)ということで戦国時代の武士と比べると貧弱なのが多かった

鷹狩りなどの狩りもしていたし、武士は猪や鳥、熊なんかは食べていたんじゃないか?

そりゃ全く食べないわけではないけど、食べるなという法律の社会的な影響は大きかったし日本では仏教の影響が強い時代は身長が世代を重ねるごとに低くなっていった

徳川将軍も家康直系は代を重ねるごとに貧弱で低身長になって七代目で終わったし最後の方は120〜130cmくらいだったという説もある
八代目将軍は紀伊徳川家から来た徳川吉宗だけど、身長180cmで当時の感覚だと現代よりもかなり巨人な扱いだったはずだ
なお徳川吉宗はライダーの劇場版にゲスト出演してライダーと一緒に戦えるくらい日本では強い将軍というイメージがある模様

その徳川吉宗が食生活は質素倹約スタイルで、玄米をたくさん食べて肉や魚を食べなかったという記録がある
こういった元ネタがあるから、「タンパク質が少ないように見える食事をする身体の大きな武士」が出ても許容されるのでは

いつの時代も突然変異的な人間はいるからな……

創作だと水しか飲んでないような暮らしのはずなのにムキムキなキャラとかいるし、それを考えれば玄米や麦飯で強靭で巨大な肉体が作れるというのはまだマシなのかもしれない

薩摩藩では「えのころ飯」という犬肉を食う習慣があったし、地域や時代によって実は肉を食っていることもある
あとタンパク質に関しては卵や豆腐を結構食べていたという話もあって、実際江戸時代には「卵百珍」や「豆腐百珍」といった料理本がベストセラーになっている

結局は時代や地域、そして階層による体格の違いはあるし、創作で極端な巨漢が出ても「ありえなくはない」くらいになるかと
リアリティだなんだと言いだしたら、どこの国の作品でも昔の下層階級出身のキャラの体格が良いというのがまずおかしいという話になってしまう

戦国時代も豊臣秀頼が190cm以上あったというからね
でも正直に言えば、本多忠勝の身長160cmにはちょっとガッカリした
当時の日本では160cmでもわりと高い方だったらしいが

豊臣秀吉は150cmに満たないというサルのイメージ通りで、織田信長は170cm、徳川家康が160cmに満たないくらいだったか
日本の戦国時代は甲冑が残っているので身長の数字がわりと正確に判明している

昔の日本人の身長が中国の一般的なレベルとくらべて低かったのは確かだ
しかしそれとは別にその暴れっぷりを考えるとあいつらの武器と戦術がどれだけヤバかったのかと考えてしまう

戦国時代だと大体150〜160cmくらいだっけ?
以前私が調べた時は倭寇の「倭」からイメージされるほど低くは無いが、こっちの三国志武将ほど高くはないような印象になったかな

有名な戦国武将で実際に身長が高いのは前田利家で、彼は180cmくらいだったとか
そして前田利家を踏み台にしてカッコ良く描写されがちな前田慶次は実は身長160cmくらいで当時の武将の標準程度
現実では前田利家の方が「北斗の拳」スタイルに近かったらしい



とまぁ、こんな感じで。
食事描写と体格の話からイロイロな方向に話が広がっていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国の武侠キャラの食事といえば酒と肉です。もちろん質素に麺を食べるようなキャラもいますが、やはり強者なら酒と肉ですね!でも酒色におぼれる、特に「色」におぼれるようなキャラに対する感覚は日本よりもかなり厳しい、これはダメなやつだ、主人公の属性ではないということになります。酒での失敗はまだ許されますが、女での失敗は絶対にダメで許されません」

「武侠など中国の作品の主人公は大食いと大酒のみはあっても良い、むしろ力の象徴としてあった方が良いくらいですが色欲はあってはならないのですよ。もちろん恋愛描写自体はあっても良い、人気になるには必要な要素ですが、関係性や精神性を重視するものでなければなりません。色欲が表に出るような形ではいけません」

「こういった方面における武侠キャラと武士キャラの違いに関しては日本の武士は江戸時代という安定した時代のシティアドベンチャーで活躍していて遊郭など色事の遊びも武士にとっての教養として扱われていたのに対して、中国では遊郭などの色事遊びは文人系の分野で武人系や武侠系とは切り離されていたというのも影響しているかもしれません。中国で武侠が活躍するのは不安定な時代動乱の世界なので色ごとにハマるのは隙になる、遊んでいるなら修行しろとなるのでキャラの魅力的な部分と認識されることはないでしょう」

などといった話もありました。

私は以前中国オタクの方から
「日本の飲む打つ買うで中国の主人公的なキャラが持っていて良いのは『飲む』だけで、『打つ』も『買う』もカッコイイ主人公のエピソードにしてはダメ」
「女関係は見せ方次第な所はあるけど、賭博は本当にダメ」
といった話を聞いたことがありますが、この辺りも日中の主人公キャラ観の違いや中国の武侠キャラと日本の任侠キャラの違いになっているのでしょうかね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「日本の昔の作品には妙に『女性的』な形状なロボがいるのはなぜ?人型までは分かるが、女性にするというのが分からない」

ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

最近の日本のニュースでも報道されているように、近頃の中国では人型ロボットが何かと注目されています。
また一時期ほどではないですが、中国オタク界隈では上の方の世代を中心にロボット系の作品は定番、ある種の基礎知識になっています。しかしある程度掘り下げていくと日本との違いが意識される所も出てくるようです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本の昔の作品に妙に女性的な形状のロボがいるのはなぜか?」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本の昔の作品には妙に「女性的」な形状なロボがいるのはなぜ?
人型までは分かるが、女性にするというのが分からない

おっぱいのついているロボといえば日本産だよね

現代までの影響はないけど、あれはどこから来たアイデアなのだろうか?

昔のSFに混じるセクシー要素がロボにも混入したのだろう

SF、ミリタリー系の美少女要素に関してはこっちの二次元にもよくあるけど、概ね擬人化タイプだよな
日本のようにロボなのにおっぱいついててミサイルになるようなのは無い

あれは大体永井豪が原因では……

日本のロボの初期のデザインにおっぱいつけた女性型がいるのは永井豪の悪趣味な部分が出たからだな

永井豪はスーパーロボットの生みの親とも言える存在だけど、後世に伝わったものもあれば見なかったことにされたものもある……!

アフロダイAはまだ良いけど、ゲッターロボの女性パイロットスーツのデザインはさすがにどうかと思うわ
なんで乳首つけたの?

エロくするためだろうとは思うんだが、ゲッターのパイロットスーツもおっぱいミサイルも現代の感覚で見るとよく分からない……当時の日本はあれが興奮できるデザインだったのか?

永井豪はお色気漫画家、エロと暴力で人気になった漫画家だし、その成功経験が初期のロボアニメにも活用されている

今の感覚で見ると悪趣味に見えるかもしれないけど、それとは別に当時アレを出して大当たりさせた永井豪の商業的なセンスは凄かったという見方もできる

「デビルマン」になると悪魔のおっぱいが強調されるというか、成人向けになると更に凄いデザインになってエログロになるし、ロボットのおっぱいミサイルくらい気にしないでも良いのでは?と思ってしまう自分がいる

永井豪と石川賢に関してはロボよりも女性キャラの服装や扱いの方が危険だし、女性型ロボに関してはまだ一般向けを意識して気を使った方だと思うよ
そしてそれがデザインだけでなく思想的な面でもその後の日本の「女性型ロボ」に影響を与えた

日本の二次元におけるロボジャンルの作品も初期はロボットの役割も一定していなかったし、サブ的なエピソードではロボットであっても普通の人間の男女キャラの動かし方をやろうとしていた節もある。
そういう試行錯誤を永井豪が初期にやっていたのは凄いことなのでは。

「マジンガーZ」くらいの時期だと女性ロボを出すなら極端なデザインで分かりやすくしないとダメだったというのもありそう
それを現代の感覚で見ると「なぜここまでやったのか」と驚くことになる

当時はまだ女性型ロボをどう描けばいいか、どう描けば人気になるかモ分からなかっただろうしね

永井豪の女性型ロボは言ってみれば初期型の机(機)娘だと思う

永井豪の影響は確かに大きいけど、それ以前にも「鉄腕アトム」で女性型ロボは出ていたし、急にノーベルガンダムみたいなのが出てきたりするから日本の二次元において女性型ロボの遺伝子は様々な所に潜んでいると思われる

日本は八百万の神の考え方から無機物にも人格を見出すし、創作でもその手のネタは少なくないし中にはロボとの恋愛とか愛玩対象とするパターンもある
言ってみれば女性型ロボもある種の需要と供給の関係になっているのだろう

日本の作品だとAIではなくAIとロボの身体になるのも特徴の一つだ

そのAIもこっちだと基本的には道具でしかないから、感情の対象にはなり難いよね
近頃はこっちでもAI人格との恋愛に関する意識が変化しているように感じられるけど、まだまだ日本のような扱いにはなっていない

擬人化ならともかく、ロボだと道具感が強いし恋愛要素が絡むと倫理的な問題がどうしてもね

ウチの国だとロボを女性型にして萌えや恋愛の対象にするのは引っかかる人が多いけど、日本はそうでもないようだ
ウチの国もSF要素の入った女性キャラ、造られた命みたいなのは人気になるけど、ロボやロボをベースに人間に近付ける形だと拒否されやすい傾向がある

その辺りはたぶん人間の延長線上かどうかが引っかかる基準になっているのではないかと
SFジャンルを見ていると中日の考え方がたまに噴出するのは

日本の二次元の女性型ロボは昔に限った話ではないぞ
昔のように露骨なおっぱい強調型はさすがに見なくなったけど、シルエットを女性に近付けるとか、ツインテール型やロングヘア型の頭部パーツにするロボは定期的に出現する

女性型は今はスカート、ドレスっぽいパーツになっていることが多いと思う
おっぱい強調系はネタ系のロボでなければ見なくなった
アニメ作品だと「ゴーダンナー」が最後じゃないか?

でもさすがに近年はほぼ出ていないんじゃないか?
ロボジャンル自体が衰退しているし、それに加えて今はスパロボが普通に美少女化される企画もあるからし、ロボットの時点で女性寄りにしないでもいいということになっているのでは

今はエロいパイロットスーツの女性キャラを乗せていればそれで十分というか、ギャップを強調するなら普通に強そう、ごつそうなロボに女性パイロットを乗せた方がいいというか……

「ガン×ソード」という例があるし、「コードギアス」も劇場版の方で女性体形型のロボは出ている
たぶん今でも女性パイロットの乗るロボを探せばそこそこ見つかると思うよ
さすがにおっぱいミサイルは無いだろうけど

それにしても永井豪のおっぱいにミサイル搭載というのがどこから出てきたアイデアなのか分からん

尻からマシンガン撃つロボットがいて、胸からブレストファイヤーだから、胸からミサイルも……なのかな?

「ゴーダンナー」のコアガンナーのおっぱい機関銃のスパイラルスティンガーは悪ノリというのが分かるが、やはり最初におっぱいにミサイル搭載した存在が無ければ出てこないネタだろう

この話を見ながら改めて自分の知っている女性型ロボを思い出してみたが、「バーチャロン」の女性型ロボみたいなのはやはり日本からじゃないと出てこない気はする

自分の中ではフェイ・イェンと初音ミクのコラボは衝撃的だった
初音ミクというバーチャルアイドルと女性型ロボが合体して更に独自展開、スパロボにも参戦と自分の中の境界線、ジャンル分けが大きく動いた

今の日本のロボのエロは合体、操縦による一体化じゃないかな
これを強調すると「ブレイバーン」みたいなスゴイのが出てくる

考えてみれば「ゴーダンナー」や「ダーリン・イン・ザ・フランキス」の頃は露骨過ぎて逆にスルーされがちだったが、「ブレイバーン」はその辺をネタとして上手く扱っていた気はするな……



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の認識も含めてイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国の二次元では美少女キャラを設定上はロボ、機械になっていると言い張るやり方や、ミリタリー系擬人化などは人気が出るので量産されていますが、ロボの形で女性型というのは無いですね。ガンダムなどのリアル系ロボならば普通に人気はあるのですが……」
などといった話もありました。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


それから記事本編とは関係ありませんが、以前当ブログに記事を寄稿してくださった
寄稿記事: 「中国における藤子不二雄漫画単行本の出版状況およびアニメ状況について」 その1その2フギョウさんによるnoteでの日本語版の投稿が、中国ロボ事情に関してとても参考になると思います。

投稿されている記事では中国の文化も含めた考察が行われていますし、特に現代中国語における「机器人」という言葉の成立についてや、オタク用語の「机甲」の背景や意味の変化に関して昔の資料にもあたってまとめ上げた記事はスゴイですね。
機器人の語源はロボットではありません

メカ(日)→Mecha(英)→機甲(中)意味がズレて大混乱、文脈を整理してスッキリしたい!

中国オタク「なぜ今のオタクはヒロインを老婆(嫁)と言わずにママと呼ぶのか。昔は冗談交じりではあったが老婆(嫁)呼びの方が普通だったのに」

ありがたいことに以前の記事
中国オタク「ロリコンと言われながらも相手とくっついて勝利したキャラを知りたい。こっちでは扱いが難し過ぎるジャンルだから……」
に関連したネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「なぜ今のオタクは老婆(嫁)と言わずにママと呼ぶのか」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なぜ今のオタクはヒロインを老婆(嫁)と言わずにママと呼ぶのか
昔は冗談交じりではあったが老婆(嫁)呼びの方が普通だったのに
(訳注:中国語では嫁のことを年齢に関係無く「老婆」と言ったりします)

今のオタクは昔よりも子供になっている、退行しているということじゃないの

どうなんだろう?
正直に言えば退行したのか進んだのかは判断に迷う

以前は私もママと呼ぶ方が興奮できる連中が増えてしまったからだと思っていたが、最近の広まりぶりを考えるとそれだけではないように思える

そういう分かりやすいものではないだろう
昔と今では求められている、理想とする方向が変わった

流行りのネタではあるはずだが、流行った理由受け入れられた理由というのもあるはずだからね

あれは母性を求めるのではなく、理想の母親のような役割を求める方向でネタになっている節があるので、「オタクがロリキャラに母性を求める」という単純なネタではないな

今は本当に結婚、恋人というものに関して希望がもてないし、妄想の中でも単純に考えられないのでママに逃げるのは分からなくもない

ここ数年は結婚が恐ろしくなる、そんなに苦難の体験をしてまで結婚しないといけないのか……となってしまうニュースばかりだしね……

俺も人気キャラ、ロリキャラが出るとママ呼びが目立つと感じている
最近話題のプリキュアも皆るるかママとか呼んでいるようだし

昔は我老婆(俺の嫁)とほざく気持ち悪い人間多過ぎ!みたいに思っていたこともあるのだが、気が付いたら消えていた

今は嫁にするよりもママに面倒見てもらいたい人が多いんだよ!

単純な疑問なんだけど、昔「俺の嫁」と叫んでいた人は同じヒロインに今では「ママ」と叫んでいるのだろうか?

そこはさすがに変更無し
ただ昔はあまり意識されていなかった部分が注目される、拡大解釈されてママ属性獲得するケースはあるかな?例えばC.C.とかは続編の描写も含めてママ属性獲得していると思う

ロリコンヒロイン好きはいても、二次元で妹や後輩好きは結構減ったな
そしてロリ系はママ属性つきになりがち

嫁と言わなくなったのではなく、嫁にしたいキャラをママと呼んでいる、そういう関係を求めるようになっているのでは?

「俺の嫁」ってある種の排他的な言い方だし、今は「俺の嫁」というとKYみたいな印象を与えるのでは?という不安がある
「ママ」はそういった不安があまり無い

そこを気にするのか
自分のオタクとしての価値が落ちる、周囲にバカにされるという心配ではないのが昔との違いかもな

「俺の嫁」と叫んでいる時点でバカにされるも何もない
それなら空気を壊さない方が良い

周りへの意識も、ヒロインに求めるものも時代とともに変化しているのだよ
今の日本のオタクはTSした自分とか、男友達系彼女みたいなのがジャンルとして確立されてきているし、関係性に対する安心感を求める傾向自体はこちらと似ている
しかし現実的なコスト、希望の有無といった辺りはやはり違うようにも感じられる

言ってみれば「ママ」は「俺の嫁」がレベルアップしたようなものだ
日本で人気の男友達系ヒロインとは違った方向で「俺の嫁」から強化されたのがこっちのオタクの「ママ」だ
誤解を恐れずに言えば、みんな自分だけを愛してくれる、暖かな愛が欲しいんだ!

言ってることは気持ち悪いが完全に否定もし難いな……二次元の「ママ」ってある種の万能スキル持ちみたいな存在でもあるし

愛されるということに関しては妻より母の方が良い、安心できる信用できるみたいなのはある
現実では恋人との恋愛に関するネガティブなニュースが多過ぎるしね
あと既に言われているように、今のオタク界隈では「俺の嫁」という言葉に関してはあまり良い顔をされない空気がある

うーむ…・…個々の話を見るまでは最近はやりのロリママだなんだはロリコンネタだと思っていたが、そうでもないのか……

昔はあまり表だって叫ばれない性癖だったしね
ウチの国のヒロインの人気の傾向として上位存在、支配者系が強いというのがあるけど、その嗜好の中身で表立って言えない、後ろ向きで依存的な部分が「ママ」というネタやママ呼びされるヒロインに投影されているのではないかと考えてしまうかな

単純に歳下キャラ、子供キャラ(男女問わず)とママの組合せはギャップから語りやすい、ネタにしやすいというのがある
これは恐らく過去にママ属性として話題になっていた秋子さんや鳳翔さんとはちょっと違う

ネタにしやすいということについては、シャアの影響も間違いなく大きいだろう
あいつが象徴になっているのでママ呼びをネタとしてやりやすい

これに関してはシャアが自らを犠牲にしてもたらしてくれた平和なのではないだろうか?

今は恋愛にコストがかかるのが嫌がられるんだよ
年下の甘えてくるタイプなんかは気が付けば不人気嫌われ属性だ

恋愛にリソースを支払うのがコスパ悪過ぎる、高過ぎる、でも結婚しないといけない恋愛しないといけないプレッシャーがあるからね
だから二次元の中では楽になりたいんだ!

こう言っては何だけど責任を負いたくない、責任を負ってもらいたいというやつだな
よく分かる

ソシャゲもベタベタしてくるキャラではなく忠誠を捧げてくれるキャラ、そしてキャラ同士は勝手に友好関係を構築してくれるというのが定番だ
こういうのを見てもコストの高い恋愛は避けられているのが感じられるな

国産のネット小説を見ても年下で恋人なヒロインよりも自分を導いている超越者的なヒロイン、師匠ポジのヒロインが人気高い鉄板属性になっている

お前の嫁はお前を愛してくれないかもしれない、他の男も愛するかもしれない
しかしお前のママはきっとお前を最も愛してくれる
というファンタジー

極論になるけど、ウチの国ではもうよほど上手くやらないと「ヒロインを守る主人公」は好まれないよね。
みんなヒドイ現実の中で疲れているのになぜ創作の中でまで……となっているし、「主人公を守るヒロイン」(精神的なものでも物理的なものでも構まわない!)を欲しがっている。
ロリママネタはそういう身も蓋もない欲求を上手い具合にネタにして叫べるからウチの国のオタク界隈で「俺の嫁」よりも広い範囲に定着しているという見方もできるのでは。



とまぁ、こんな感じで。
現在の中国オタク界隈の好みや各種イメージなどイロイロな話が出ていました。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「近年の中国では主人公守ってくれる、導いてくれる主人公に対してだけ特別なヒロインの人気が高いですが、それをそのまま『強いヒロインに特別扱いされて甘えたい』というのはやはり恥ずかしいんですよね。中国のオタクにとって『妈妈』(ママ)はそういう気持ちをネタとして言える便利な言葉でもあります」

「中国の作品では主人公が一番重要です。主人公の邪魔になる、格を落とすようなヒロインはいらない!それならヒロイン無しの方が良い!という考え方もあります。出てきた女性キャラが主人公に負担をかけるリスクのあるキャラというだけで警戒されますし、厳しい反応が出てくるので、今の中国ではヒロインのキャラ設定に関してもかなり計算されています。これは中国国産の二次元ソシャゲの女性キャラを見れば分かると思います」

などといった話もありました。

近頃の中国ではストレスの原因になるキャラは敵味方関係なく嫌われるような所がありますが、ヒロインに関しても主人公の負担にならない、主人公にとって何らかのプラスになるようなキャラでなければ厳しいといった話も聞きます。
こういった好みの変化と現実の中国社会の影響の関係などについてもイロイロと気になってしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

これは2018年の記事ですが、この頃とはかなり感覚が変わっている模様です。
中国オタク「最近キャラを『我老婆』(俺の嫁)と言う人間が増えすぎてないか?」

中国オタク「日本の男性向けラノベで『ヒロイン無し』を売りにする作品はあるの?日本のネット小説を見てもあまり無いように感じるんだけど……」


5/3修正:タイトルなどの誤字脱字を修正しました。

中国オタク「今の学生が『90後(1990年代生まれ)の人間には二次元文化を理解できない』と言うネタがあるけど、その世代の自分は何だか引っかかる。一面では真実ではあるが」

ありがたいことに
「中国のオタクのジェネレーションギャップ的なネタはないか?」
という質問をいただいていたのですが、先日これに関する話を教えていただくことができました。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「今の学生が90後(1990年代生まれの人間には二次元文化を理解できないと言う」
などといったことに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


今の学生が「90後(1990年代生まれ)の人間には二次元文化を理解できない」と言うネタがあるけど、その世代の自分としては何だか引っかかる
一面では真実ではあるが……

理解できるよ
私もそのネタを言っている画像を見て心にちょっとしたダメージを受けた

別に気にすることでもないと思うが?
世代が違うと文化が違うのはありがちな話だし、特に国内では変化が速いからね

ようこそ、こちら側へ……!
80後(1980年代生まれ)の自分は君達の世代に似たようなことをよく言われたものさ!

昔は「80後には今のオタク文化は理解できない」とか言われてたな

90後世代の考える「二次元」って作品ジャンルなどのいわゆる狭義の部分で認識されがちだし、今の若い世代のふわっとした二次元文化とは認識が違うのは確かだろう

これは分かってしまう話だ
私の親戚の子供は10後(2010年代生まれ)で私と同じくオタクやっているけど、普段追いかけるジャンルも時間の使い方もかなり違うからね
一緒に遊ぶ時も同じ作品を良いと語り合う時もあるけど、基本的な所がちょっと違う

そもそも90後の人間も自分達が一番理解している、他の世代に理解できるとは思ってない節もあるから単純に文句も言えないのでは?

それは否定できない
個人的な経験だが親戚の集まりでリアル中学生の子がbilibili見て楽しんでると言った時はちょっと驚いてしまった
それと同時に、クラスメートは「今の二次元」を語っているけど「昔の二次元」を分かる人はいないとも言っていたがこっちは自分のイメージ通りだったので複雑な気持ちになった

今の中高生は10後が中心だろうし、その年代だと大人が自分の好きなものを理解できているとは思わないだろう

中高生からすると、10歳、20歳上なんて分かってない大人に見えてしまうのも無理はない
特に趣味関係は自分が見つけたもの、自分にとってカッコイイものという認識が強いだろうからね

むしろ90後はいつまで自分達が若いつもり、二次元系作品を理解できているつもりなのかと言いたくなる
俺達も普通に30代を超えているんだぞ?

90後って自分達が成長するのと二次元界隈が成長して国内の大ジャンルとして成長するのが重なっている世代だからなあ
それにネットが便利になったことで体験と記憶が共有されるようになっていった世代でもある
これが80後だと体験の個人差や作品の密度の薄さからもう少し距離がある

体験の共有ということなら今は作品や趣味ごとに集団が細かく分かれているけど中身に関して昔より濃くなっているから、共有される経験という意味では逆に昔より小規模になっているのかもしれない

今は追いかけている作品、遊んでいるソシャゲごとに空気が違うからな……しかしそれでいて所属する集団同士の戦いは昔よりも激しくなっているのが複雑だ

そっちはそっちで通報システムが整備されちゃったし、動画とかで煽れば稼げるようになったし、価値観や倫理観という使いやすい口実が増えてしまったのがね
昔よりも我慢しない、様子を見ることが無くなっているとも言えそう

まぁ90後も「ACG文化」みたいな言葉はいつの間にか使わなくなっているし、そういう言葉を見かけなくなった後、「二次元文化」だけになった環境で育つと考え方も認識も違うよね

90後と00後(2000年代生まれ)でもかなり感覚が違うのは昔から言われていたし、そこから更に10年広がるとさすがに

当時の流れを振り返ってみると「宅文化」みたいなのも使わなくなって、「二次元文化」に統合されていった感はある
あとボトムアップ的に広まった「ACG」や「宅」と違って「二次元」は商業や政府関係でも使える言葉になっていったし、国産ソシャゲなどの公式が積極的に使っていたから90後と00後では「二次元」という言葉への触れ方がかなり違うし互いに理解できないのも不思議ではない

今の00後の言う「二次元」はソシャゲと国産アニメ中心だ
00後はここで分かりやすく言うなら「FGOが国内に入ってきた時期が青春時代に重なる連中もいる」くらいだしその後は国産二次元ソシャゲに流れているはず

今の「二次元」も遡れば日本のアニメやマンガ、ゲームにたどり着くかもしれないが、使われ方としては主流ではない小規模な趣味全般みたいな扱いだ
昔の日本系作品やその影響を受けた作品、ネタとは違ってきているし同じようには語れないだろうね

現在の二次元市場で活動している作者は90後、80後ばかりなのだが……「90後の人間には二次元文化を理解できない」と言っている本人達は意識していないのかもしれないが

とは言え、環境が昔と今ではかなり違うわけで
PCとスマホ、回線速度、プラットフォーム、オタクが中国語で楽しめる作品の量など環境が別物だから感覚だって別物だろう

今の環境だと体験が良くも悪くも短く濃いものになってるからねえ
ソシャゲやショートームービーに浸り、アニメも全体ではなく切り取りでネタにする時代だ

そもそも二次元文化の定義が今となってはよく分からないし……日本系の作品の空気があるアニメやマンガから、今では国産作品の大ジャンルみたいになってきている
昔からあるフォーラムやコミュニティの所は昔から続く「二次元」の空気も残っているが、ソシャゲ系のコミュニティは「二次元市場」など国内で商業的に再定義していった方の「二次元」になっているから同じ言葉でも認識は異なる

昔は二次元と言えば「宅」なイメージだったけど、今は二次元と言えばリア充的に騒ぐ連中みたいなイメージが……

今は二次元文化という形で自分達の文化を強調するようになっているのが昔の「二次元」との違いの一つに思える
昔も「ACG文化」などとは言っていたがマイナー勢力だから、見逃してもらえるから使っている所もあった
それに対して今は商業的な場面でも上の関連機関が出るようなイベントでも「二次元市場」と一緒に「二次元文化」が使われているし現在の「二次元」は良くも悪くも「上の方から」使える言葉になっているのではないかと

その感覚は分かる
今はソシャゲ、アニメ系デザインのキャラが出るソシャゲ全般を指すみたいな空気もあるし、国産文化系の文脈でも使えるからね
日本のアニメやマンガの流れを今の若い世代は意識していないのでは

今の時代、「二次元」と言ったら国産の二次元ゲームが真っ先に出てくるし、イベントに行ってもそんな感じだから「二次元文化」も世代で全然違うし相互理解は困難に思える
どっちも自分の方が正しいと心の底では思っているだろうしね!

仕事でならともかく、趣味では世代が違う人間が一緒にイベントに行くとかはやめた方が良い
90後の私も昔80後の知り合いが行ってみたいというのでイベントに連れて行ったら、今のイベントはなっちゃいない。萌豚向け作品関連のものばかりだ!みたいに愚痴られて困ったことがあるし、私も無意識に下の世代にそういうことやってないか不安になる時がある

90後世代が追いかけていた昔のIPが現代でもトップクラスに稼いでいるのが、90後の世代が二次元の主流を自分は把握していると勘違いする、今の下の世代のことまで分かっていると考えてしまう原因の一つだろう
実際は下の世代は全然別の所の作品にハマっているし、独自の文化を構築している
確かに数字では昔のIPが相変わらず強いけど世代を超えた影響力という意味ではそんなでもなかったりする

10後から見れば90後なんて自分の親とそんなに歳が変わらない印象になる
「90後の人間には二次元文化を理解できない」
というネタが引っかかる人は、自分の親に自分の二次元趣味が理解してもらえたのか?昔の自分が理解してもらえると考えていたのか?というのを思い出してみるといいよ
私は親に止められる、捨てられるのが分かっていたから隠していたし大学に入って寮住まいになってからようやく二次元系の作品に安心してハマれるようになった

こういう話はいつの時代も繰り返されるが、「理解できない」という部分以外で語られがちな内容が違うのは面白い
娯楽環境と人気作品、ネタの変化を考えると00後と10後(2010年代生まれ)の違いは更に大きくなってそうだし、実際その手の話はよく目に入る



とまぁ、こんな感じで。
90後世代もぼちぼち若者とのギャップを強く意識するようになっているのかもしれません。

ちなみに今回のネタを教えてくれた方からは
「中国のオタク、特に90後世代はオタク文化の成長を体験している、二次元関連の成長を全て見てきたという認識がどこかにあると思います。ですから若者に『理解できないだろう』と言われるのはムカつく人も少なくないでしょうね。しかし現実的に考えて、今のスマホゲームが中心となった国産二次元市場を、使える時間も体力も少なくなった90後世代がきちんと把握するのは困難です」

「逆に今の若者は中国国内の一般向けに調整された二次元、政治的にも商業的にも整った国産の二次元文化と市場が最初から存在したなかで育っている世代なので、昔の中国には面白い作品が無くて非正規ルートで入ってきた作品の面白さ、外国文化としての価値やカッコ良さが強烈だったことや、それを翻訳しながら自分達の理解できるものに落とし込んでいった流れとその楽しさは想像しにくいと思います」

などといった話もありました。

ついでにちょっと昔のメモなどを調べてみたのですが、日本語から来ている「二次元」という言葉自体は中国でかなり早い段階、オタク文化が確立されていく時期にはもう使われていたようです。
当ブログの過去記事を見ても、2008年の記事には既に出ていましたし、当初はニコ動関連でかなり使われていたような?
その流れでbilibiliなどの弾幕コメント文化圏でも定着していたような記憶があります。

それから2008年に清華大で行われた同人イベントは現地の雑誌「二次元狂熱」とのコラボでしたし、この時期にはもう現地のオタクの間では普通に使われていましたね。
中国の清華大学の同人イベントに行ってきました

ただ「二次元」を「二次元文化」として「文化」も強調するような扱いになったのは比較的最近の話ではないかと思われます。当ブログでも2019年頃から使われるようになっているのが見て取れますし、それ以前は「宅」、更に前は「ACG」と文化を組み合わせるのが多かったような……
中国オタク「ウチの国の二次元ジャンルにアメコミって入るの?なんか違う気もするんだが」

こういった変遷を追いかけていくと、現在積極的に動いている世代から上の世代に対して「理解できないだろう」という言葉が出るのは仕方が無いのかもと、どうにか80後に引っかかっている管理人は考えてしまいます。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。
百元籠羊
十数年の中国生活をとりあえず終えて帰国。のんべんだらりと生息中。
中国でのエネルギー源は刀削麺と煎餅果子(中華クレープ)でした。最近は日本でも刀削麺の美味しいお店が増えてきて嬉しいです。

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このブログのまとめ+αな本 「オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力」 が出ています。
ちなみに「中國宅宅的憂鬱:日本萌力,平息中國人的怒氣」というタイトルで中国語繁体字版も出ております。 こちらの記事で書籍内容についての簡単な紹介をさせていただきました。
「日・韓・中 トンデモ本の世界」で、中国オタク事情に関するコラムを2本書かせていただきました。

ブログではまとめたり詳しく書いたりするのが難しい内容を書く機会をいただけたのはとても有難かったですし、トンデモ本シリーズなので読者層も濃いということで「ある程度濃い方向で書いてもOK」と、昔出したブログのまとめ本よりもツッコんだ内容を書けたのも楽しかったです。
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