日本でも7月26日から公開される
カンフー・パンダ(公式サイト)
ですが、公開後の中国での反応はどんな感じか、という質問を頂きましたので今回はソレをネタにさせていただきます。

とりあえずざっとネットの評価を見た限りですが、カンフー・パンダは中国としては少々反応に困る作品となっている模様です。
カンフー・パンダは見ての通り思いっきり中華的なテーマの作品です。
中国公開前から
「中国の伝統文化を剽窃して利益を得ている」
といったような感じで規制運動が持ち上がったりしましたが、
公開中の現在では規制うんぬんの勢いも鈍っており、
かなりの人気を博しているようです。
面白い作品と認めるのにやぶさかではないものの、中国人としては
「なんでこの題材でウチの国はいいものを作れなかったんだ」
「またアメリカに先にやられた」

と嘆かざるを得ないといった感じの様です。

中華的なテーマで世界的にヒットした作品は以前にも「ムーラン」が有りましたが、それに続いて今度は「カンフーパンダ」にしてやられたという所なんですかね。

作中の中華要素の描写は、中国人からすると細かいツッコミ所は結構有るみたいですが、全般的には非常にうまく描写していると思われているようです。
「中国的要素をエッセンスにしているが、内容はハリウッドの作品になっている」
というのを評価せざるを得ないという声も見かけました。

この作品を見て、中国では

中国的な要素をちゃんと活用している。これが我が国ではなぜ出来ない。

中国の最近のアニメ作品では中国的要素を重視しているが、結局表層的な利用だけだ

中華的なアイテムやキャラを出すだけでは意味が無い。万里の長城を出すだけとか、それではダメだ。ちゃんとそのアイテムやキャラがいる意義や活躍する内容を描写しなければ……

キャラも設定も中国だ。しかし、我々はなぜこのレベルの作品を作れない?


といった感じで、何と言うか反省大会になっていますな。
「面白い、しかしある意味残念」
といったところでしょうか。
中国ネタで真っ向勝負されてしまったのがかなり厳しかったみたいです。

中国には豊富な歴史文化をはじめとする様々なネタが有るというのは誰もが認めるところかと思いますが、それを活用して面白い作品を作るというのはまた別の話となっている様です。

私の個人的な印象ですが、
中国においては「パンダ」はあくまで「パンダ」であり、
「三国志」等の古典もあくまで「三国志」等でしかなく、
それをいじって別の物を作り出すのはなかなか想像し難いみたいです。

また更に、社会的な感覚では伝統文化や伝統的なものをいじるのは悪い事だと思われている様に感じます。
しかし、伝統文化や昔の名作をそのまま流用すれば面白いコンテンツができるわけでもないですし、実はかなり難しい環境なのかもしれません。

さすがに、
登場武将を全員美少女にしてGO!
というのまで突っ走らないでもいいとは思いますが、
今後中国で何かしらの面白いアレンジを加えた作品が出てこないもんかと思っております。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国で出たカンフーパンダへの抗議について

アニメ版「恋姫†無双」への中国オタクの反応